PODIUM "LEGENDA" ジャケットにも "Meister des Bogens" とあり、文字どおり往年の名ヴァイオリニストたちによる演奏を、プルジーホダやクーレンカンプの演奏を中心に、放送録音からSP音源まで幅広く復刻するシリーズ。 装丁等も含め全面的に丁寧な仕事が成されているが、当レーベルの SP 復刻は基本的に1920年代以前の物が多く、音質には物理的な限界がある、その旨あらかじめご了承下さい。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.1 ヴィエニアフスキ: ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.22(*)/ グノーの「ファウスト」による 幻想曲 イ長調 Op.20(#)/ スケルツォ・タランテラ ト短調 Op.16(#) パガニーニ: ロッシーニ「タンクレディ」の 「こんなに胸騒ぎが」による 序奏と変奏曲 Op.13(#) メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 より(+) [アンダンテ/ アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ] ドヴォルジャーク: スラヴ舞曲 イ長調 Op.72 No.7 (**)/ ワルツ イ長調 Op.54 No.1 (#) スーク/オンドジーチェク編: ドゥムカ Op.7 No.5 (##) モーツァルト: ディヴェルティメント ニ長調K.334 〜メヌエット (**) プルジーホダ:古い様式によるメヌエット(++) バッツィーニ:妖精の踊り Op.25(***) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) 不明指揮者と管弦楽団(*) シャルル・セルネ(P;#) オットー・アイゼン(P;+) ブルーノ・ザイドラー= ヴィンクラー(P;**) アスタ・ ドウブラヴスカー(P;##) ミヒャエル・ ラウハイゼン(P;++) オットー・アルフォンス・ グレーフ(P;***) | |
録音:1924年頃(*/#)/他。元々LPでは発売があったが、CD化されたのは2000年頃。そのため国内の代理店から流通するのは2006年が初めてだった。それ以前には「Vol.1は無いのか」というお問い合わせを結構頂くことが多かったアイテム。なお、録音年代相応の音質なので、当プルジーホダ・シリーズを初めて聴かれる方は、他アイテムから聞き初められたほうが良いだろう。 録音年代を考えるといたしかたないが、かなりのノイズが演奏にかぶさって来る。しかし、驚きなのは、その雑音を越えて届くプシホダの音のなんと艶かしいこと。まるで水晶に水飴を垂らしたようなつややかな音を、なんのためらいもなく響かせている。ドヴォルジャークの小品では、音と音の間にさらに音符の連なりが見えるような滑らかな奏法をみせ、プシホダにしか描き出せない不思議な雰囲気を漂わせる。1920年代に若きプシホダが遺した貴重な記録といえるだろう。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.2 モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調K.216(#) ドヴォルジャーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調(*) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) ハンス・ミュラー=クライ指揮 南ドイツ放送so. | |
録音:1953年3月12日(#)/1956年3月9日(*)。南ドイツ放送による放送録音。(*)はもちろん有名なケンペン指揮のDG録音(1943年;GREENDOORからの復刻[GD-2021]が、音質&入手容易性などから御薦め)とは異なる後年の演奏。 このモーツァルトではプシホダは圧力の強いボーイングを見せ、コーガンを思わせる推進力をもって曲をリードしていく。しかし卓越したテクニックに支えられた荒々しさのいっさいないその音は、滑らかな大河の水面のようにきらきらと輝きながら過ぎていく。一転してドヴォルジャークでは、女流ではないかと思う程繊細な音を奏でる。第2楽章の謡い方は見事と言う他なく、女性以上に女性らしい悲しい程の優しさをみせてくれる。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.3〜 北ドイツ放送録音集 1949 ドヴォルジャーク: 4つのロマンティックな小品 Op.75(*) ドヴォルジャーク/クライスラー: スラヴ舞曲 ホ短調 Op.46 No.2(#) スメタナ:わが故郷から(*) パガニーニ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6 〜アダージョ(*)/ ソナチネ ホ短調 ホ短調 Op.3 No.6(##)/ 「ネル・コル・ピウ」(虚ろな心)による 変奏曲(**) サラサーテ:スペイン舞曲 Op.22 より(#) [第1番/第2番] チャイコフスキー:憂鬱なセレナード Op.26(#) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) リディア・ベフトルト(P;*) オットー・アルフォンス・ グレーフ(P;#/##) | |
録音:1949年12月8日(*/**)/1949年5月18日(#)、以上、北ドイツ放送局、ハンブルク。裏インレイの表記に少々混乱があり、(##)は録音日が、(**)は伴奏者が、それぞれ記されていない(ただし状況からすると、おそらく録音日ごとの伴奏者と思われる)。 南イタリアの暖かい空気のような、なんともいえない懐かしい音がする小品。ドヴォルジャークでは、相変わらず音と音の行間に意味を持たせたような不思議な奏法で艶やかさを香らせているが、パガニーニになると、突然自らのテクニックを誇示するかのような、超絶的な奏法が披露される。しかし、そこにも焦りや緊張の様子はなく、サラッとこなしているようにしか聞こえない。なんというテクニック! | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.4 チャイコフスキー: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35(*) サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22 No.1(#) ドヴォルジャーク:ソナチネ ト長調 Op.100(#) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) リチャード・オースティン指揮(*) ハンブルクNDRso.(*) マリア・ベルクマン(P;#) | |
録音:1949年12月4日-5日、ムジークハレ、ハンブルク、ライヴ(*)/1951年3月16日、SWF 放送局、バーデン=バーデン(#)。 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の中でも、マニア中のマニアが好む名演。彼には珍しいレパートリーだが、この大胆なポルタメントも聞くことのできる自由闊達な演奏は、一度でも耳にしたリスナーの心をとらえて離さない。艶のある美しいボウイングによって、音と音の間にある音楽を奏でるその奏法は、チャイコフスキーのロマンティックなメロディーを一層強調して胸に響かせる。タクトを担うオースティンはイギリスの人(1903-1989)。 サラサーテでは踊り子がダンスのステップを踏むような華麗な音が流れ出す。ドヴォルジャークでは、やはり思い入れが深い作曲家なのだろう、自由な音楽作りはそのままに、非常に丁寧な演奏で、彼の誠実さが伝わって来る。後半2曲で伴奏を務めるベルクマン(1918-2002)は、日本ではあまり馴染みがないが、シュトゥットガルト放送に2000回近く録音したという南ドイツの大物ピアニスト(ドイツの様々なレーベルへ録音も多く残している)。ここでもプルジーホダの奔放さにぴたりとついて行っているのはさすが。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.5 ドヴォルジャーク: 4つのロマンティックな小品 Op.75 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ ソナタ第3番 ハ長調BWV.1005 より [アダージョ/フーガ] パガニーニ: ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6 〜アダージョ [ピアノ伴奏版/オーケストラ伴奏版]/ ソナチネ ホ短調 Op.3 No.6 ヨゼフ・マルクス(1882-1964): ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調「春」(1945)(+) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) ヴェルナー・ シュミット=ベールケ指揮 バイエルン放送so. オットー・アルフォンス・ グレーフ(P) | |
録音:1952年-1954年/1954年4月2日(+)。 (+)のソナタは世界初録音&2007年時点で唯一の音盤で、ドイツ近現代作品のファンも見逃せない逸品。なお、ヨゼフ・マルクス協会のサイトによると「当盤の(+)の作曲年代、調性等には誤記がある」(第1番のソナタと取り違えている?/PODIUMレーベルのサイトでは、調性は正しく記載されている)とのこと。 優しさと優雅さが見事にとけあったドヴォルジャークを聴くだけでもこのCDは価値があるといえるだろう。神の慈悲にみちた陽光のようなこの演奏は、心の冷たい部分を確実に暖めてくれる。続くバッハも実に率直な表現で、かえってプシホダの思索の深みを伺わせる秀演となっている。何の脚色もないのそストレートな音は、バッハの音楽そのものが既に優れた芸術品であることを改めて認識させる。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.6〜 1949年、バイエルン放送録音集 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ パルティータ第2番 ニ短調BWV.1004〜シャコンヌ(*) モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調K.454(#) ドヴォルジャーク: スラヴ舞曲第2番 ハ短調 Op.46 No.2 (#)/ ソナチネ ト短調 Op.100 (+) チャイコフスキー:憂鬱なセレナード Op.26(#) R.シュトラウス/プルジーホダ: 「ばらの騎士」〜ワルツ(#) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) オットー・アルフォンス・ グレーフ(P;#/+) | |
録音:1949年7月29日(*/+)/1949年5月8日(#)、以上、バイエルン放送局スタジオ、ニュルンベルク。 ついにシャコンヌの登場。ヴァイオリンではなく、ホール全体を鳴らし切ろうとするかのような圧倒的な迫力は、この曲の持つ無骨ともいえる原始的な哲学を暴きだす。一転してモーツァルトでは、女性的な優しさを含んだ演奏で、心のリラックスを誘う。本当にこのシャコンヌを弾いた同じ人間なのかと思うほどの変化なのだ。そしてシュトラウス、プシホダ以外にはなし得ない、妖艶な音の虹が目の前に広がっていく。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.7〜 アルマ&アルノルト・ロゼー 民謡/ヤコブ・コペル・サンドラー(1853?-1931)/ ヴァーシャ・プルジーホダ(1900-1960): エイリ、エイリ(*) ドヴォルジャーク(1841-1904): ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53(*) J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 BWV.1001〜アダージョ(+)/ 2つのヴァイオリンの ための協奏曲 ニ短調BWV.1043(**)/ ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880): 華麗なるポロネーズ第1番 ニ長調 Op.4(##) ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1835-1880): ロッシーニ「オテロ」のモティーフによる 幻想曲 Op.11(抜粋版)(++) サラサーテ: スペイン舞曲第8番 Op.26 No.2(***) スペイン舞曲第4番 Op.22 No.2(###) 民謡/サンドラー/プルジーホダ: エイリ、エイリ(###) |
ヴァーシャ・プルジーホダ (Vn;*/#/###) シャルル・セルネ(P;*) ハンス・シュミット= イッセルシュテット指揮(#) ハンブルクNDRso.(#) オットー・アルフォンス・ グレーフ(P;###) アルノルト・ロゼー (Vn;+/**/##/++/***) アルマ・ロゼー(Vn;**) 室内o.(**) | |
録音:1929年(*)/1950年5月16日、ハンブルク、NDR (#)/1928年(+/**)/不祥(##)/1909年(++)/1900年5月(***)/1951年3月11日、ケルン、WDR (###)。当盤に含まれるプルジーホダの録音4曲中、(#)は当盤が初発売だった放送用の録音。(###)も放送録音のため、初出かもしれない。一時期プルジーホダの妻であったアルマ・ロゼー(ロゼ)と、その父でウィーン・フィルのコンサート・マスターを57年も務めたアルノルト・ロゼーについては、POL-1011-2(アルノルト・ロゼーと彼の弦楽四重奏団 Vol.1)の項目をご参照下さい。 時代の波に翻弄された天才ヴァイオリニスト、アルノルト・ロゼの無伴奏と、そして悲劇の死を遂げた娘のアルマとのバッハの協奏曲。けっして完全な音質とは言えないが、高潔ともいえる確実な歩みを示すロゼ親子が遺した音楽をしっかり確かめることが出来る。 プシホダのドヴォルジャークもいつもにまして哀愁を漂わす悲しい響きをたたえているのは、二人の演奏とのカップリングのせいだろうか。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.8 アンリ・ヴュータン(1820-1881): ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ短調 Op.31(*) ショパン(1810-1849)/プルジーホダ(1900-1960)編: 夜想曲 ニ長調 Op.27 No.1(#) パガニーニ(1782-1840): ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.6 〜アンダンテ・エスプレッシーヴォ(#) ドヴォルジャーク(1841-1904): ロマンス ヘ短調 Op.11(#)/ スラヴ舞曲 ホ短調 Op.46 No.2(#)/ 交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 〜アダ−ジョ(プルジーホダ編)(#)/ ユモレスク 変ト長調 Op.101 No.7(#) バンジャマン・ゴダール(1849-1895): En regardant le ciel (#) ベートーヴェン(1770-1826)/ アウアー(1845-1930)編:トルコ行進曲(#) R.シュトラウス(1864-1949)/プルジーホダ編: 「ばらの騎士」〜ワルツ(#) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) フランツ・マルスツァレク指揮(*) ケルン放送so.(*) オットー・アルフォンス・ グレーフ(P;#) | |
録音:1954年6月3日、ライヴ(*)/1951年3月11日(#)。 憂いのある線の細い表現を駆使して描き上げるヴュータンの協奏曲は、プシホダの暗い面を強調するような深遠な冷たい暗闇を見せてくれる。一見すると細い音が、その細さゆえ刃物のように鋭くなっていることに、触れた者の血が流れるまで気づかせないのでいるという冷酷さなのだ。続くショパンも繊細で静かな音作りをしている。ただし、こちらは少し暖かい。ドヴォルジャークの小品は、夕焼けに染まる懐かしい街並が浮かんでくるような哀愁を漂わせた演奏で涙が溢れて来る。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.9 ドヴォルジャーク:ユモレスク Op.101 No.7(*) リヒャルト・トルンク(1879-1968): ロマンス Op.8(#) ショパン:夜想曲第8番 Op.27 No.2(#) プルジーホダ:スラヴのメロディ(*) フバイ:そよ風 Op.30 No.5 (1889)(*) ヨゼフ・スク(スーク):愛の歌 Op.7 No.1(*) サラサーテ:スペイン舞曲第4番 Op.22 No.2(*) ドヴォルジャーク:ソナチネ ト長調 Op.100(#) J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ ソナタ第2番 イ短調BWV.1003 より(#) [アダージョ/フーガ] |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) ミヒャエル・ラウハイゼン(P) | |
録音:1942年(*)/1943年6月17日(#)、以上ベルリン。レーベルによると「おそらく初発売音源」とのこと。 録音の音質のせいもあるのだろうが、優しく暖かみのある演奏だけを集めて来たかのようなまとまりがある。艶やかなプシホダの音がストレートに伝わってきて、ゆったりとした気分で楽しめる。最後のバッハは、ややぎこちない部分があるものの、全体として楽曲の内容よりも演奏そのものを楽しんでいるかのような明るささえ感じさせる演奏になっている。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.10〜 エジソン録音全集 1921年&1922年 アントニオ・バッツィーニ:妖精の踊り Op.25(*AD) ドヴォルジャーク/ マルザク Mařak 編:ワルツ Op.54 No.7(*AD) ドニゼッティ/ St. Lubin 編: 「ランメルムールのルチア」 Op.56 による 六重奏曲(#AD) パブロ・デ・サラサーテ:ホタ・デ・パブロ Op.52(#AD) ヨゼフ・スク(スーク): 小品集 Op.7 〜第5曲「ドゥムカ」(+AD) ヤロスラフ・コチアン:ユモレスク Op.17 No.2(+AD) ドヴォルジャーク/ヴィルヘルミ編: ユモレスク Op.101 No.7(**AD) クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2(**AD) ドヴォルジャーク/パウエル編: 我が母の教え給いし歌 Op.55 No.4(##AD) ズデニェク・フィビヒ/ヤン・クーベリック編: 「ムード、印象、そして追憶」 〜詩曲 Op.41 No.14(##AD) メンデルスゾーン/アクロン編:歌の翼に(##AD) アンリ・ヴュータン: ヴァイオリン協奏曲第4番 Op.31より [ Adagio Religioso / Allegro ](++OE) チャールズ・ロバート・ヴァルデス: ジプシーのセレナード(***OE) ファビアン・レーフェルト: スペイン舞曲 Op.58 No.1(***OE) メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 より [アンダンテ/ アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ](###OE) ラロ:「スペイン交響曲 Op.21」〜アンダンテ(+++OE) マッテゾン/ブルメスター編: 組曲第5番 (1714)〜エア (****OE) ベートーヴェン/アウアー編: 「アテネの廃墟」〜トルコ行進曲(****OE) リムスキー=コルサコフ/クライスラー編: 「金鶏」〜太陽への讃歌(****OE) ニコロ・パガニーニ:魔女たちの踊り Op.8(****OE) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) アスタ・ ドウブラヴスカー(P;AD) オットー・アイゼン(P;OE) | |
録音:1921年1月24日(*)/1921年2月9日(#)/1921年2月16日(+)/
1921年3月2日(**)/1921年3月23日(##)/1921年11月1日(++)/1921年11月7日(***)/1921年11月28日(###)/1922年4月11日(+++)/1922年4月12日(****)。なお、録音年代相応の音質なので、当プルジーホダ・シリーズを初めて聴かれる方は、他アイテムから聞き初められたほうが良いだろう。 雑音がある録音を質が悪い、という基準からするとこれらの録音は失格といえるかもしれないが、ノイズの向こうから聴こえる演奏の艶やかさは、むしろ現在の録音が失ってしまったものが多いことを教えてくれる。プシホダの溌剌としたボーイングが楽しめる小品集だが、メンデルスゾーンの「歌の翼」では、彼がその若さにもかかわらず、既に神々しいほどの包容力を持ち合わせていたことが確認出来る。 | ||
アルノルト・ロゼーと彼の弦楽四重奏団 Vol.1 パブロ・デ・サラサーテ(1844-1908): グノー「ファウスト」の 主題による幻想曲(抜粋版)(*) カール・ゴルトマルク(1830-1915): ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.28 〜アレグロ・モデラート(*) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64〜アンダンテ(#) ダーヴィト・ポッパー(1843-1913): 夜想曲 Op.22(*) ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793): ソナタ第7番 より(+) [ラルゲット/ロンド・アレグロ] パブロ・デ・サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン Op.20(短縮版)(**) ベートーヴェン(1770-1827): ロマンス第2番 ヘ長調(##) ルイジ・ケルビーニ(1760-1842): 弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調 〜第3楽章「スケルツォ」(++) ハイドン(1732-1809): 弦楽四重奏曲第17番 ヘ長調 〜アンダンテ・カンタービレ(++) ベートーヴェン(1770-1827): 弦楽四重奏曲第5番 イ長調 Op.18 No.5 〜アンダンテ・カンタービレと変奏曲(++)/ 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 Op.18 No.4(***) リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 歌劇「ばらの騎士」 〜Überreichung der Rose(###) |
アルノルト・ロゼー (Vn;*/#/+/**/##/###) ロゼーSQ(++) カール・アルヴィン指揮(***) VPO(***) | |
録音:1909年10月4日(*)/1910年7月7日(#)/1910年11月7日(+)/1902年(**)/1909年5月(##)/1922年頃(++)/1927年(***)/1931年6月(###)。(###)は各種ディスコグラフィにも載っていない物なので、当盤が初登場となる、おそらく放送音源。 ルーマニアに生まれ、1881年から1938年という実に57年間、ウィーン・フィルのコンサート・マスターを務めた(現在では定年制となったため、最長不倒記録)アルノルト・ロゼー(ロゼ;1863-1946)と、彼が結成した弦楽四重奏団の録音を集めるシリーズの第1弾。マーラーの妹と結婚したことでも知られる彼だが、録音では弦楽四重奏団としての活躍が目立ち、ソリストとしての録音は今日では稀少。また、ユダヤ人だったため、ナチの台頭により自らはロンドンへ亡命し、同じくヴァイオリニストだった娘のアルマ(一時プルジーホダと結婚していた)がアウシュヴィッツで非業の死を遂げるなど、晩年は決して恵まれていたとはいえない。 当アイテムの収録曲は ARBITER から発売されていた「アルノルト・ロゼー〜 First Violin of Vienna 」(ARB-148|廃盤)と重なる物もあるが、ともに各盤でしか聴けない貴重な録音を含んでおり、どちらのアイテムも所持して置きたい所。 弦楽四重奏曲の演奏の深みにはまる演奏。オーケストラのような音の厚みがあるのに、クリアーに重なり合う音の粒が全てはっきりと聴き取れるこの不思議な感覚は、当時の四重奏団しか実現できない極致ともいえる至芸のみがなし得たものだろう。ノイズの向こうに高貴な雰囲気をたたえた演奏者たちの笑顔が見えるような充実感に満ちた録音集。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します アルテュール・グリュミオー Vol.1、初出 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100 [1952年9月14日] フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調[1951年4月18日] プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94a [1954年3月10日] バルトーク:6つのルーマニア民族舞踊[1952年9月14日] ホアキン・ニン:7つのスペインの歌〜グラナダ[1953年9月15日] イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.27 No.3 [1953年1月10日] アルテュール・グリュミオー(Vn) ハンス・アルトマン(P) | ||
録音:[内]/現地発売:2011年。おそらく初出音源。収録〔推定〕:バイエルン放送。 | ||
POL-1013-2 再プレス未定 |
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.11 モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調K.216(*) ドヴォルジャーク: ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53(#) パガニーニ:「ネル・コル・ピウ」による変奏曲 (カプリッチョ) ト長調 M.S.44 (+) サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20(**) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) オトマール・ヌッシオ指揮(*) レオポルド・カゼッラ指揮(#) ルガノ放送so.(*/#) オットー・アルフォンス・ グレーフ(P;+/**) |
録音:1953年6月5日(*)/1954年3月18日(#)/1938年3月17日(+)/1935年(**)。(*)と(#)はスイス・イタリア語放送への放送用録音で、おそらく当盤が初発売。 端正としか表現しようの無い、整った美しさを湛える(*)は、ヴィブラートを多用することなく、楽器の響きによって音の消え方を調整するプシホダの手法が手に取るようにわかるほど良好な音質で、観賞用として楽しむことができるのはもちろん、資料としても貴重な存在。(+)と(**)では、その超絶テクニックを惜しげもなく披露している。 #2017年10月以降2024年現在、レーベル品切中&入荷時期未定。今後再プレスされない可能性もあります。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.1 リヒャルト・フルーリー(1896-1967): ヴァイオリン協奏曲第3番(*) モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第7番 ニ長調K.271i(#)/ アダージョK.261(+) |
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) クルト・ ローテンビューラー指揮(*) ベルン・スタジオo.(*) アルトゥール・ローター指揮(#) ベルリン放送so.(#) ハンス・シュミット= イッセルシュテット指揮(+) BPO(+) | |
録音:1946年2月2日、スタジオ・ベルン、ベロミュンスター放送(放送日:1946年2月18日)(*)/1943年(#)/1936年6月25日(+)。(*)はベロミュンスター放送への放送用録音で、当盤が初発売。 孤高ともいえる高貴さで他を寄せ付けない音を出すクーレンカンプの協奏曲集。オーケストラをバックに気高く歌う彼の演奏は、ヴァイオリンがいかに優れた楽器であるかと諭しているかのようにも聞こえる。(*)では流れるようなテクニックを、そしてモーツァルト2曲では、音の始めから終わりまで衰える事の無いつややかさを一音一音誇示するかのように、堂々とした演奏を楽しませてくれる。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.12 ニコロ・パガニーニ: 魔女たちの踊り Op.8(*) / ソナチネ ホ短調(イ短調?) Op.2 No.6 (*)/ 「ネル・コル・ピウ」(虚ろな心)による 変奏曲(プルジーホダ編)(*) モーツァルト/シャルル・セルネ編: ピアノ・ソナタ第11番 K.331〜トルコ行進曲 (ヴァイオリンとピアノのための版)/ ヴァイオリン協奏曲第4番K.218 〜アンダンテ・カンタービレ (ヴァイオリンとピアノのための版) ヴァーシャ・プルジーホダ: 悲歌的なロマンス (#) シューベルト/ヴィルヘルミ編:アヴェ・マリア D.839 エルガー:愛の挨拶 Op.12 サラサーテ: スペイン舞曲集第2番 「ホタ・ナバーラ」 Op.22 No.2 / 序奏とタランテラ Op.43 ラロ:スペイン交響曲 Op.21 より (#) [第4楽章「アンダンテ」/第5楽章「ロンド」] ショパン/シャルル・セルネ編: 子守歌 変ニ長調 Op.57(原曲:ニ長調)(#) ドヴォルジャーク/プルジーホダ編: ワルツ第7番 ニ短調(+) |
ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) シャルル・セルネ(P) | |
録音:1926年(*)/1925年10月24日-25日(#)/1927年(+)。印が無い曲の録音年は記載されていない。 好評のプルジーホダ(プシホダ)・シリーズ、第1集(POL-1001-2)に続くSP復刻集。 小鳥のつぶやきのような弱音から教会のパイプオルガンのような厚みのある音まで、自由にその音楽を操るプルジーホダによる小品集。パガニーニで見せる艶やかさ、モーツァルトでの楽しさ、シューベルトの歌、様々な表情を見せながらもそこにはプルジーホダにしかなし得ない高潔な気品が漂い、芸術家が自らの品格に自信を持っていた良き時代の音楽が聴こえてくる。 戦前録音特有のノイズが混入する箇所があるが、録音年代の古さにもかかわらず PODIUM は今回も丁寧なリマスターによって彼の演奏を良好な質感をもって現在に蘇らせている。 | ||
#POL-1016-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.13 ベルント・ブッフビンダー(19世紀-20世紀):プルジーホダ=セレナード リッカルド・ドリゴ:バレエ「百万長者の道化師」(1900)〜セレナード クライスラー:愛の悲しみ マスネ/マルシック編曲:「タイス」〜瞑想曲 メンデルスゾーン/セルネ編曲:無言歌集第6集 Op.67〜第6曲「子守歌」 ラフ:6つの小品 Op.85〜第3番「カヴァティーナ ニ長調」 シューマン:「子供の情景」 Op.15〜第7曲「トロイメライ」 バンジャマン・ゴダール:オペラ「ジョスラン」 Op.100〜子守唄 プルジーホダ:カプリス ホ長調(1926) アナトーリ・プロヴァズニーク(1887-1950): 女の「気まぐれ」(女のカプリス? [Caprice d'une femme] ) シューベルト:「ロザムンデ」〜バレエ音楽(クライスラー編曲)/子守歌 D.498/ 楽興の時 Op.94 No.3(クライスラー編曲) ドヴォルジャーク/ヴィルヘルミ編曲:ユモレスク Op.108 No.7 チャールズ・ロバート・ヴァルデス(バルデス?):ツイガーヌによるセレナード カール・ゴルトマルク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.25〜アンダンテ カール・プロハスカ:アリエッタ / シャルル・セルネ:セレナーデ ヴァーシャ・プルジーホダ:ワルツ ドヴォルジャーク: ヴァイオリンのためのソナチネ ト長調 Op.100〜ラルゲット「インドのラメント」 フリッツ・クライスラー:ウィーン奇想曲 ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) シャルル・セルネ(P) | ||
録音年等はバックインレイに記載されていないが、おそらく1920年代-1930年代の録音。裏インレイ部分には一ヶ所 "Vol.12" という誤記がある。 1曲目の作曲家ブッフビンダーは生没年不祥だが、1906年頃、現在もウィーンで成業中のドプリンガー出版社から、当CDに収録されたセレナードを含む楽譜が発売されていた記録があり、20世紀初頭の人気作曲家だったようだ。名女流エリカ・モリーニも、この作曲家の "Harlekinade" (1925; 「茶番」「道化」の意味)という作品をレパートリーにしていたという。 プルジーホダの丸く艶やかな音質と伴に、宝石箱をひっくり返したような煌めきを持った小品が溢れ出て来る。聴き慣れた曲が多くセレクトされているせいもあるのか、聴き進むにしたがって、心の底に忘れかけていた懐かしい物たちへの思い出を徐々に蘇らせてくれる不思議な力にみちた小品集。シューベルトやクライスラーを始め多くの曲でいつものプルジーホダの気品溢れる演奏スタイルを十分堪能出来るが、このCDではなんといってもシューマンを聴くべきだろう。現代の凡庸な演奏家によって陳腐化されてしまったそのメロディが、何とも気高く情感豊かな響きを持って演奏されている。 古い録音に聴かれる単発的なノイズが所々に混在しているが、全体としては丁寧なリマスタリングのおかげで聴きやすい音質が維持されている。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ヴァーシャ・プルジーホダ Vol.14 〜 + ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー パガニーニ/アウグスト・ヴィルヘルミ編曲:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20 モーツァルト/ヴィリー・ブルメスター編曲: ディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334 〜メヌエット ドヴォルジャーク/クライスラー編曲:スラヴ舞曲 ホ短調 Op.72 No.7 パガニーニ/ヴァーシャ・プルジーホダ編曲:ソナチネ ホ短調 Op.3 No.6 サラサーテ:スペイン舞曲第3番 Op.22 No.1 「アンダルシアのロマンス」 コレッリ:ソナタ ニ短調 Op.5 No.12 「ラ・フォリア」 ワーグナー/アウグスト・ヴィルヘルミ編曲:アルバムの綴り ハ長調 フランティシェク〔フランツ〕・ドルドラ:ギターの調べ Op.88 タルティーニ/クライスラー編曲:コレッリの主題による変奏曲 民謡/ヴァーシャ・プルジーホダ編曲:さやかに星はきらめき(*) /きよしこの夜(*) ヴァーシャ・プルジーホダ(Vn) ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(P;*以外/Org;*) | ||
録音:外装・レーベル資料に記載無し〔1900年代-1910年代?〕/現地発売:2011年。おそらく多くが初 CD フォーマット化。(*) はロルフ・リヒター [Rolf Richter] という偽名で発売された物だという。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.2 タルティーニ: ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 Op.10 No.10「捨てられたディド」 ピッツェッティ:アリア ニ短調 / イベール:遊戯 [ Jeux, Animé et Tendre ] ドビュッシー/ポール・バズレール(1886-1958)編曲:夜想曲(1892) イェネー・フバイ:そよ風 Op.30 No.5 / ウジェーヌ・イザイ:子供の夢 Op.14 サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43 パガニーニ:24のカプリス より Nos.13, 20, 24 ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」から[第2楽章/第3楽章](*) ベルン放送局の放送終了アナウンス(*) ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ヴィリー・ギルスベルガー(P) | ||
録音:1946年6月25日(*以外)/1946年(*)。Vol.1:POL-1014-2。 現在の演奏家の多くが失ってしまった絶対的な気品が溢れ出してくる、クーレンカンプによる小品集。聞いている私たちに対してうやうやしく献上されているかのようなその演奏からは、クーレンカンプの楽曲への尊敬も聞き取ることができて、小品ながらもそれぞれに表情の豊かな曲想がはっきりと浮かんでくる。特にピッツェッティのアリアやサラサーテなどは、彼の奏法が完全に曲と一致しており、クーレンカンプがヴァイオリンではなくて自らの声で歌っているかのような自然な錯覚を感じさせる。 このCDでもPODIUMは繊細なリマスターを施すことに成功しており、録音年の古さを感じさせない艶やかな音色を再現している。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.3〜小品集 Vol.2 ジャン=アントワーヌ・デプラーヌ〔ジョヴァンニ・アントニオ・ピアーニ〕(1678-1757) / ティヴァダール・ナへース〔ナシェ〕(1859-1930)編曲: イントラーダ(アダージョ)NN[1935年頃] クライスラー:ボッケリーニの様式によるアレグレットFR[記載無し] フランソワ=ジョセフ・ゴセック(1734-1829)/ヴィリー・ブルメスター(1869-1933)編曲: 歌劇「共和制の勝利」(1785 or 1786)〜タンブーランFR[1934年] マリア・テレジア・フォン・パラディース(1759-1824)/ サミュエル・ドゥシュキン(1891-1976)編曲:シシリエンヌNN[1935年頃] リュリ/ヴィリー・ブルメスター(1869-1933)編曲:ガヴォットとロンドーFL[1938年6月] J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ホ長調BWV.1006 〜ガヴォット&ロンドー[1937年12月] モーツァルト/リース編曲:ドイツ舞曲第1番 ハ長調FR[1934年11月3日] シューベルト/ヴィルヘルミ編曲:エレンの歌第3「アヴェ・マリア」FR[1934年6月] フランソワ・シューベルト(1808-1878): 12のバガテル Op.13〜第9曲「ミツバチ」FR[1934年11月3日] スヴェンセン(1840-1911):ロマンス ト長調 Op.26FL[1938年6月22日] チャイコフスキー/ヴィリー・ブルメスター編曲:ナポリの踊りFR[記載無し] ヴィエニャフスキ:マズルカ ニ長調 Op.19 No.2NN[記載無し] ドヴォルジャーク/クライスラー編曲:ソナチネ ト長調 Op.100〜ラルゲットNNO[記載無し] ポルディーニ/クライスラー編曲:7つのマリオネット〜第2番「踊る人形」FR[記載無し] ブラームス/ヨアヒム編曲:ハンガリー舞曲第5番 ト短調FR[記載無し] フランツ・リース(1846-1932):カプリチョーザHH[記載無し] クライスラー:中国の太鼓 Op.3WR[1933年頃] アルベニス/クライスラー編曲:スペイン Op.165〜第2曲「タンゴ」FR[1933年頃] ラヴェル/ロック編曲:ソナチネ〜メヌエットHH[記載無し] イべール:たわむれ (1926)NN[記載無し] コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.5 No.12「ラ・フォリア」SM[1931年] ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) 無名氏(P;NN) フェルディナント・ライトナー(P;FL) H.ホッペ(PHH) 無名指揮者&管弦楽団NNO フランツ・ルップ(P;FR) セルマー・マイロヴィツ指揮管弦楽団SM ヴォルフガング・ロゼー(P;WR) | ||
録音:[内](記載無しのものは、おそらく録音年不祥)。後年名指揮者として知られたライトナー20歳前後という若き日の伴奏録音も聴ける。 POL-1019-2に続く小品集で、クーレンカンプの世界はさらに深みを増していく。ヴィロードのカーテンを前に演奏しているような、柔らかく豊かな音質で奏でられる小品の数々は、ヨーロッパの短編映画をみているかのように短くも意味深い印象を心に残していく。ラヴェルやコレッリの糸を引くような息の長いフレージングや、バッハやブラームスに見られる独特の間のとり方から、音の一つ一つの意味を大切にしたクーレンカンプの頑なまでのまじめさが伺える。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.4〜小品集 Vol.3 (ヴァイオリンとピアノ、またはヴァイオリンと管弦楽のための小品集 Part 3) ベートーヴェン: ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番 ト長調 Op.40AR[1939年4月6日] アルフレート・ダンブロジオ(1871-1914):カンツォネッタ第1番 Op.6NN[記載無し] アドルフ・アダン:おお、聖夜(クリスマスの賛美歌)NNO[記載無し] J.S.バッハ/ヴィルヘルミ編曲: 管弦楽組曲第3番 BWV-1068〜エア(G線上のアリア)HSI[記載無し] グルック(1714-1787)/クライスラー編曲: 「オルフェオとエウリディーチェ」〜メロディNN[記載無し] モーツァルト:アダージョ ホ長調K.261FR[記載無し] フランツ・リース(1755-1846):カプリチョーザFR[1928年] シューベルト(1797-1829 [1734-1829と誤記] )/ヴィルヘルミ編曲: アヴェ・マリアFR[matrize 1259 GS 8 D] シューマン:12の連弾曲集 Op.85〜第12曲「夕べの歌」FR[記載無し](#) ブラームス/ヨアヒム編曲:ハンガリー舞曲第7番 イ長調FR[記載無し] スメタナ:わが故郷から〜第2番「モデラート」NNO[記載無し] ドヴォルジャーク/クライスラー編曲:ユモレスク第7番 Op.101 No.7NNO[1928年] アドルフ・アダン:気高き夜FR[記載無し] グルーバー(1841-1904):きよしこの夜[記載無し] シリル・スコット(1879-1970):前奏曲集 Op.57〜第1番「舞曲」(1914)[1928年] ベートーヴェン: ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 ヘ長調 Op.50GK[1932年6月7日] ゲオルク・クーレンカンプ(Vn)指揮BPOGK 無名氏(P;NN) アルトゥール・ローター指揮ベルリン国立歌劇場o.AR 無名指揮者&管弦楽団NNO フランツ・ルップ(P;FR) ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮BPOHSI | ||
録音:[内](記載無しのものは、おそらく録音年不祥、年号ではないものはマトリックス番号か)。レーベルの案内には「 Teil noch nie auf LP oder CD erschienen sind. 」(全曲、LPとCDでは未発売?)と記されている。また、(#)の曲の最後にはリースの生没年(1755-1846)が誤記載されている。 クーレンカンプによる小品集第3弾。ベートーヴェンなど比較的録音状態の良い音源が集まっているようで、クーレンカンプの音の豊かさを堪能出来る。グルックやシューベルトなど優しさの溢れる選曲のせいもあるのだろうが、暮れ残りの頃に聴くと昔の色々な思いが溢れ出てくるような、心に響く1枚となっている。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.5 シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(*) J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのための パルティータ第3番BWV.1006(#) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(+) |
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ハンス・シュミット= イッセルシュテット指揮(*/+) BPO (*/+) | |
録音:1937年12月20日(*)/1938年1月(#)/1935年4月4日(+)。原盤:Telefunken 0022686-0022691 (*) / 022726 (#) / 020741-020747 (+) 全てテレフンケン音源だが、その音質の豊かさにまず驚かされる。2つのコンチェルトでは、クーレンカンプの緻密な音楽の構築力を改めて知ることになる。一聴して非常に劇的な音楽の波を感じるが、聴き進めるにつれてその波が見事に計算されコントロールされたものであることに気づく。荘厳な伽藍が正確な石組みでできているように、彼のコンチェルトも計算された音楽の積み重ねで成立している。珍しい彼のバッハは、うっすらと艶が滲むやはり彼らしい端正なパルティータ。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.6 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.23(*) シュポア:ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調 Op.47「劇場の形式で」(#) グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82(+) |
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ヨーゼフ・カイルベルト指揮(*) ハンス・シュミット= イッセルシュテット指揮(#) BPO(*/#) トール・マン指揮(+) スウェーデン放送so.(+) | |
録音:1942年6月(*)/1935年(#)/1948年3月30日(+)。 壮大なイメージのコンチェルトを集めた熱い一枚。ブルッフではカイルベルトの指揮が冴え、オーケストラのすばらしさが目立つが、徐々にクーレンカンプの音がそれを超えて雄大さを増していく。シュポアでは、まさにオペラのような劇的音楽が繰り広げられ、色彩に溢れた音が飛び交う。クーレンカンプの音は、その中で主役が放つベルカントのように際立っている。グラズノフでは連なる山々に響き渡るこだまのようなヴァイオリンの音が印象的。POL-1022-2に収められた作品とは趣の異なった、感情を表に出したクーレンカンプの演奏が楽しめる。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.7〜 マックス・レーガー(1873-1916):作品集 ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.101(*)/ 7つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.91 (1905)〜第1番(#)/ 組曲 Op.103a (1908) 〜第1番(+) |
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ヴィレム・ ファン・オッテルロー指揮(*) コンセルトヘボウo.(*) H.ホッペ(P;+) | |
録音:1944年1月16日(*)/1936年11月(#)/1926年(+)。原盤:Telefunken E 2078 (#) / Polydor 95018 (+)。 流れるようなコンチェルトも傾聴すべき多くの特徴を備えているが、なんといってもヴァイオリン・ソナタの凄まじさを感じて頂きたい一枚。音の揺れが多少気になるが、淡々と演奏されるソナタの流れに見え隠れする深い底なしの淵が見えたとき、この曲の持つ絶望的な冷たさを知ることになるだろう。クーレンカンプは、何気ない風を装いながら、平然とその意味を突きつける。組曲は録音の古さもあってか少し音質に難があるが、その中にも艶を失わないクーレンカンプの音の力を知るには十分な記録。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.8 グリーグ: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45(*) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(#) ルディ・シュテファン: ヴァイオリンと管弦楽のための音楽 (1913) (+) |
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ジークフリート・ シュルツェ(P;*/#) エドゥアルト・ ファン・ベイヌム指揮(+) コンセルトヘボウo.(+) | |
録音:1941年6月(*/#)/1940年1月4日〔と代理店資料に記載されているが、CDのバックインレイには、1944年6月と記載〕(+)。少なくとも(+)は初出音源と思われる。 夢のように優しいソナタとモダーンな協奏作品の組み合わせ。シュルツェの美しいピアノを従えたグリーグとフランクのソナタでは、親密に曲に寄り添った丁寧な音作りがなんともいえない心地よい響きを作り出しており、日当りの良い午後にまどろんでいるかのような幸福な時間が流れる。一転してコンチェルトでは、現代的な音作りに徹して、時折爆発するような劇的な音の変化を作ってみせる。クーレンカンプの新しい一面が楽しめる貴重な演奏。 | ||
#POL-1026-2:2020年現在未発売(プルジーホダの Vol.15 を予定)。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.9 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(*) レーガー: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.91 No.1 (1905)(#) ブラームス: ヴァイオリン協奏曲〜アダージョ(+)/ ハンガリー舞曲集〔第5番(**)/第7番(**)〕 |
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ハンス・シュミット= イッセルシュテット指揮(*) パウル・ファン・ケンペン指揮(+) BPO (*/+) フランツ・ルップ(P;**) | |
録音:1936年8月(*)/1936年11月(#)/1932年(+)/記載無し(**)。(**)のピアニストは欧文で Fritz Rupp〔フリッツ・ルップ〕と書かれているが、おそらく上記が正しいと思われる。 欧文案内に "erstmalig wieder veröffentlicht." 〔初発売〕との記載あり。(*)はこの顔合わせで1937年6月21日に TELEFUNKEN へ SP録音しているが、別録音の可能性がある。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ゲオルク・クーレンカンプ Vol.10 ドヴォルジャーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53 (*) ブラームス:ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための二重協奏曲 イ短調 Op.102 (#) ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) エンリーコ・マイナルディ(Vc;#) オイゲン・ヨッフム指揮 BPO (*) カール・シューリヒト指揮スイス・ロマンドo.(#) | ||
録音:1941年6月23日(*) 、1947年〔おそらく1947年7月8日、放送用セッション〕(#) /現地発売:2011年。原盤: Telefunken (*) /スイス・ロマンド放送? (#) 。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します マーク・ハンブルク Vol.1 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (*) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37 (#) マーク・ハンブルク(P) ランドン・ロナルド指揮(*) ロイヤル・アルバート・ホールo.(*) マルコム・サージェント指揮 LSO (#) | ||
録音:1926年9月28日(*)、1929年11月13日-14日(#)、共に キングズウェイ・ホール、ロンドン/現地発売:2011年。原盤: HMV (Electrola) 。使用楽器:ブリュートナー(*) 。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します マーク・ハンブルク Vol.2 〜小品集 ヘンデル:組曲第5番 HWV 430 〜変奏曲「調子のよい鍛冶屋」[ HMV C 1303 ] ベートーヴェン: パイジェッロの歌劇「水車屋の娘」の二重唱 「わが心もはや虚ろになりて」による6つの変奏曲 WoO.70 [1928年6月15日]/ ピアノ・ソナタ第3番 Op.2 No.3 〜終楽章「アレグロ・アッサイ」[1916年11月24日]/ ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9 No.2 [1932年9月29日]/ ポロネーズ第3番 イ長調 Op.40 No.1「軍隊」[1926年9月14日] メンデルスゾーン:無言歌集 より 〔第1巻 Op.19 〜ヴェネツィアの舟歌第1 ト短調 Op.19 No.6 [1932年]/ 第6巻 Op.67 〜紡ぎ歌 ハ短調 Op.67 No.4[1916年3月3日]/ 第8巻 Op.102 〜タランテラ ハ長調 Op.102 No.3[1927年]/ 第5巻 Op.62 〜春の歌 ニ長調 Op.62 No.6[1927年]〕 リスト:巡礼の年第1年「スイス」 S.160 〜泉のほとりで[1912年]/ ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調 S.244 No.2 [1932年9月30日] シューベルト/リスト編曲:きけ、きけ、ひばり[1929年1月31日] リスト:2つの演奏会用練習曲 S.145(「3つの演奏会用練習曲 S.144 」と誤記) 〜第1番「森のささやき」[記載無し] ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第7番 ホ短調 Op.72 No.2 [1930年7月18日] シャミナード:6つの演奏会用練習曲集 Op.35 〜秋 Op.35 No.2 [1930年9月30日] ドビュッシー:前奏曲集第1巻〜第10曲「沈める寺」[1926年7月2日]/ 版画〜第3曲「雨の庭」[1928年12月18日]/ 牧神の午後への前奏曲[1923年11月2日] ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3 No.2 [1926年9月1日] マーク・ハンブルク(P) | ||
録音、あるいは原盤:[内]/現地発売:2012年。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.11 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(2種の演奏)(*/#) タルティーニ: ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.1 No.1〜フーガ(+) |
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ヴィルヘルム・ケンプ(P;*) ジークフリート・ シュルツェ(P;#) フランツ・ルップ(P;+) | |
録音:1935年5月24日、29日(国内代理店の案内では、日付が24日-25日と記載)(*)、1940年4月21日(#)/記載無し(+)。(+)のピアニストは欧文で Fritz Rupp〔フリッツ・ルップ〕と書かれているが、おそらく上記が正しいと思われる。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.12 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 〔第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(*)/ 第5番 ヘ長調 Op.24「春」(#)〕 ・ボーナス・トラック シューベルト:即興曲 D.899 No.4(+) ショパン:スケルツォ(+) 〔第1番 ロ短調 Op.20/第2番 変ロ短調 Op.31〕 |
ゲオルク・ クーレンカンプ(Vn;+以外) ゲオルク・ショルティ(P;*) ジークフリート・ シュルツェ(P;#/+) | |
録音:1948年7月(*)/1940年(#)/記載無し(+)。 ブックレットには、珍しい写真(スイス時代のクーレンカンプ)と、ピアニスト、ジークフリート・シュルツェの世界初と思われる伝記を掲載。 | ||
#POL-1033-2:2020年現在未発売(エルマンを予定)。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ゲオルク・クーレンカンプ Vol.13 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (*) モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261 (*) J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042 〜アダージョ(#) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26 〜アダージョ(+) ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮(*) パウル・クレツキ指揮(#) パウル・ファン・ケンペン指揮(+) BPO (*/#/+) | ||
録音:1936年6月25日(*) 、1932年6月7日(#)、1932年(+) /現地発売:2012年。原盤: Telefunken 。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します マーク・ハンブルク Vol.3 〜「月光」他、ソナタと小品集 D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.30, L.499 [1913年7月14日] D.スカルラッティ/カール・タウジヒ編曲:ソナタ 〔ホ短調 K.9, L.413 /ホ長調 K.20, L.375 〕[1915年10月19日] グルック/ジョヴァンニ・スガンバーティ編曲:メロディ[1929年9月3日] ゴセック/パーシヴァル・ギャラット編曲:タンブーラン[1930年12月18日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」[1928年6月15日] シューベルト/カール・タウジヒ編曲:軍隊行進曲第1番 D.733 No.1 [1919年12月15日] シューベルト:即興曲集 より〔変ホ長調 D.899 ( Op.90) No.2 [1919年12月15日]/ 変イ長調 D.899 ( Op.90) No.4 [1930年1月30日]/ 変イ長調 D.935 ( Op.142) No.2 [1931年]〕 リスト:ハンガリー狂詩曲第11番 イ短調 S.244 No.11 [1926年] アントン・ルビンシュテイン:練習曲 Op.23 No.1 [1935年12月5日] ジョヴァンニ・スガンバーティ:ヴェッキオ・メヌエット[1931年] ドビュッシー:ベルガマスク組曲〜第3曲「月の光」[1928年12月17日] ファリャ:ベティカ変奏曲[1923年1月26日] エルネスト・フォン・ドホナーニ:ラプソディ ハ長調 Op.11 No.3 [1936年] マーク・ハンブルク(P) | ||
録音:[内]/現地発売:2013年11月。 | ||
#POL-1036-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
#POL-1037-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
#POL-1038-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ジークフリート・シュルツェ Vol.1 〜1973.11.10 ユカイア・ライヴ J.S.バッハ:フランス組曲第6番 ホ長調 BWV.817 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a 「告別」 バルトーク:10のやさしいピアノ小品 Sz.39 〜第10番「熊の踊り」 ドビュッシー:前奏曲集第1巻 より〔西風の見たもの/亜麻色の髪の乙女/パックの踊り〕 モートン・グールド:アメリカ奇想曲「 Fast and bright 」 シューマン:幻想小曲集 Op.12 より〔第1曲「夕べに」/第5曲「夜に」〕 ショパン:夜想曲第4番 ヘ長調 Op.15 No.1 /マズルカ第26番 嬰ハ短調 Op.41 No.1 / 練習曲〔嬰ハ短調 Op.25 No.7 /ホ短調 Op.25 No.5 / ホ長調 Op.10 No.3 /嬰ハ短調 Op.10 No.4 〕/ ワルツ第15番 ホ短調 遺作/練習曲 ヘ長調 Op.25 No.3 (*) ジークフリート・シュルツェ(P) | ||
録音:1973年11月10日、ユカイア、カリフォルニア州、US 、ライヴ、おそらくモノラル/現地発売:2012年。(*)はアンコール。現・ロシアのカリーニングラード近郊に生まれたシュルツェ(1897-1989)は、今日フーベルマンやクーレンカンプらの伴奏ピアニストとして名を残している程度だが、 アルトゥール・ルービンシュタイン、ゲンリフ・ネイガウス、ヴィルヘルム・ケンプを輩出したハインリヒ・バルト(その師がハンス・フォン・ビューロウ)に教えを受けた。第二次世界大戦以前はヨーロッパを中心にセル、フォイアマンらとも共演、1950年代以降に居を移したアメリカでも教師活動を中心に活躍したが、手の関節炎に悩まされ、1980年代半ばに演奏活動から引退、以降はほぼ忘れられてしまった。当アルバムはシュルツェのアメリカにおける弟子たちから音源提供を受けている。マイクの設置に制限があったと思しき録音状態は芳しくなく、1950年代と言われても納得してしまいそうだが、その音からでもケンプにも通じるようなピアニズムを感じることが出来る。 | ||
#POL-1040-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
#POL-1041-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します マーク・ハンブルク Vol.4 〜「悲愴」他、ソナタと小品集 J.S.バッハ/カール・タウジヒ編曲:トッカータとフーガ BWV.565 [1929年5月24日] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」[1928年6月15日] シューマン:幻想小曲集 Op.12 〜第2曲「飛翔」[1928年6月25日]/ 子供の情景 Op.15 〜第7曲「トロイメライ」[1928年]/ アルバムの綴り Op.124 〜第16曲「子守歌」[1927年]/ ノヴェレッテ第1番 Op.21 No.1 [1929年12月31日] リスト:グノー「ファウスト」からのマルガレーテのワルツ[1931年]/ ハンガリー狂詩曲第4番[1932年]/愛の夢第3番[1929年9月29日] パガニーニによる大練習曲〜第3番「ラ・カンパネッラ」[1928年6月25日] ドヴォルジャーク:ユモレスク 変ト長調 Op.101 No.7 [1928年] セヴラック: 休暇の日々から第1集〜第6曲「古いオルゴールが聞こえる時」[1921年8月29日] ドビュッシー:ピアノのために〜第1曲「前奏曲」[1918年10月18日] スクリャービン:練習曲 嬰ハ長調 Op.8 No.1 [1916年11月24日] ラフマニノフ:幻想的小品集 Op.3 〜第4番 Op.3 No.4「道化師」 [1928年2月18日]/ 前奏曲第11番 変ト長調 Op.23 No.10 [1916年11月24日] マーク・ハンブルク(P) | ||
録音:[内]/現地発売:2015年2月。多くが初 CD フォーマット化。 生前から今日まで「荒っぽい」「乱暴」とそっけなく評される事が多いハンブルクだが、当シリーズの録音時期を見ると1910年代中頃から1930年代まで、ほぼ休み無く録音を続けていることがわかる。もちろん当時の人気の高さを物語るもので、世評のみを信じて その音楽自体に力を持つピアニズムを体験しないのはもったいない。 | ||
#POL-1043-2:2020年現在未発売、内容未定(マーク・ハンブルク Vol.5 ? )。 | ||
#POL-1044-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ゲオルク・クーレンカンプ Vol.14 + ショルティ〜 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集 〔第1番 ト長調 Op.78 (*) /第2番 イ長調 Op.100 (#) /第3番 ニ短調 Op.108 (+) 〕 ゲオルク・クーレンカンプ(Vn) ゲオルク・ショルティ(P) | ||
録音:1947年2月(*)、1947年6月(#) 〔ジョン・ハントのディスコグラフィによれば、以上2曲は共に1947年1月28日(*/#) | (#) の Pristine Classical 盤表記は 1948年7月 〕、1948年7月(+) 、ラジオ・スタジオ、チューリヒ/現地発売:2013年。原盤: Decca 。他出 CD-R: Pristine Classical, PACM-100, PACM-100AS (*/#/+) / GOODIES "DIRECT TRANSFER", 78CDR-3452 (*) 。 | ||
#POL-1046-2:2020年現在未発売、内容未定(マーク・ハンブルク Vol.6 ? )。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ジークフリート・シュルツェ Vol.2 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11 「街の歌」(クラリネット版)(*) ショパン:スケルツォ 全曲 〔第1番 ロ短調 Op.20 50/11/21 /第2番 変ロ短調 Op.31 50/1/12 / 第3番 嬰ハ短調 Op.39 50 /第4番 ホ長調 Op.54 50/1/12 〕 シューベルト:4つの即興曲集 D.899 40/12/5 シューベルト/レオポルド・アウアー編曲:楽興の時第3番 ヘ短調「ロシアの歌」34/2/5 (#) ジークフリート・シュルツェ(P) ブロニスワフ・フーベルマン(Vn;#) ルイージ・アモーディオ(Cl;*) ハンス・シュラーダー(Vc;*) | ||
録音:1942年7月7日(*) /1950年1月12日50/1/12、1950年11月21日50/11/21、1950年50 /1940年12月5日40/12/5 /1934年2月5日(1935年5月2日?)34/2/5 / (C) (P) 10.2014 /現地発売:2016年? 。原盤(当店推測): Deutsche Grammophon (*) / Columbia (#) 。 | ||
#POL-1048-2:2020年現在未発売、内容未定(マーク・ハンブルク Vol.7 ? )。 | ||
ゲオルク・クーレンカンプ Vol.15 〜 シューマン:ヴァイオリン協奏曲集〜世界初演時ライヴ発掘!&豪華装丁 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO.23 [ゲオルグ・クーレンカンプ(Vn) カール・ベーム指揮 BPO /録音:1937年11月26日、初演時ライヴ]/ ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.127(原曲:チェロ協奏曲) [サシュコ・ガヴリロフ(Vn) ヴァルター・ギレッセン指揮ヴェストファーレンso./ 録音:1987年11月29日、初演時のゲネプロ〔「人の声も入っています」との事〕]/ 12のピアノ小品〜夕べの歌(ヴァイオリン版)[ゲオルグ・クーレンカンプ(Vn) ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮 BPO /録音:1935年]/ ブラームス:ハンガリー舞曲〔第1番/第2番〕 / ヨアヒム:ロマンス [ヨーゼフ・ヨアヒム(Vn)/録音:1903年8月27日] | ||
PODIUM レーベル主宰ヴォルフガング・ヴェンデル氏による99ページ解説付き(全編ドイツ語)。そのため、1枚物だが『豪華 BOX に収納されています』とのこと(紙製クラムシェル・ボックス仕様|既に国内業者の在庫はなく、解説書詳細やクラムボックス等、前記の仕様であることの保証はできません)。 当盤は(国内代理店とは異なる)国内業者が当アイテムのみ2016年末に1度だけ輸入しましたが、既にその業者では在庫がなく今後の入荷予定もないとのことです。当店では独自にルートを開拓し2024年現在もお取り寄せを続けていますが、今後装丁の変更や CD-R 製版化(初回入荷分はプレス盤でした)等の可能性があります。また国外からお取り寄せしますので、紙 BOX 場合は角打ち等、少々の痛みが生じる可能性がありますので、予めご了承下さい。 『シューマンのヴァイオリン協奏曲はヨアヒム(1831-1907)に献呈され、手稿譜もヨアヒムに渡されましたが、ヨアヒムの息子からベルリンの図書館に売り渡された後なぜかシューマンの没後100年まで演奏禁止とされていました。ところがナチスが権力誇示のため100年が経過していないにもかかわらず1937年に初演させました。初演者のクーレンカンプは初演直後にシュミット=イッセルシュテットとの共演でTELEFUNKENにこの作品をセッション録音していますが、この録音は何と初演のライヴをPODIUM社主宰者のヴォルフガング・ヴェンデル氏が放送録音が存在するはず、という推測の元執念で探しだしたものです。当時のドイツの録音技術も素晴らしく、音質も鑑賞に問題はありません。特殊な状況の初演ライヴということで異様な緊張感をたたえており、セッション録音とは一味も二味も違った演奏となっています。カップリングもかなりマニアックです。まずシューマンのチェロ協奏曲のヴァイオリン版。これも楽譜が1987年に新発見されたものでサシュコ・ガヴリロフによって初演されました。この録音はなんとその初演時のゲネプロ(総練習)のものです。ゲネプロの音源のため、途中関係者(指揮者?)の声が聞こえたりしますが、初演の緊張感がかえって伝わってきます。続いてクーレンカンプによるシューマンの珍しい小品でシュミット=イッセルシュテットとの共演です。最後はシューマンのヴァイオリン協奏曲初演者で手稿譜も持っていたヨアヒムによるハンガリー舞曲の演奏です。ブラームスやシューマンと直接親交のあったヨアヒムの貴重な録音。1903年とかなり古い録音ですが、リマスタリングにより意外と聴ける音質になっています。』 | ||
PODIUM PODIUM の一般ラインナップとなる WOW 型番のシリーズ。やはりヴァイオリンが中心だが、ツィンバロンや二胡まで含まれると言う幅広さは、やはり社主の趣味による物だろう。 | ||
イェニー・アーベル、ライヴ Vol.1 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調BWV.1001 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 「 Tirsi Mopso Aristeo 」(1977)(*) ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調 |
イェニー・アーベル(Vn) | |
録音:1979年10月12日、カールスルーエ市教会、ライヴ。(*)は世界初録音。 アーベル(1942-)はマックス・ロスタルとヘンリク・シェリングに学んだドイツの女流奏者。(*)はアーベルのためにかかれた物。 | ||
フリーデマン・アマデウス・トライバー Vol.1 J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調BWV.1004 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ マックス・レーガー(1873-1916): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.91 No.7 |
フリーデマン・アマデウス・ トライバー(Vn) | |
録音:1992年2月、ベーゼンドルファーザール、Schillergymnasiums、オッフェンブルク。当盤は以前 Qualitape というレーベルから ADR-021 という型番で1993年に発売された商品を再利用したようで、ブックレットと盤は元の商品のまま、裏インレイのみが PODIUM 側で簡易的な印刷( Qualitape 時代のインレイへ PODIUM の型番とバーコードを差し替え)のものに差し替えられています。ブックレットとの印刷状態にかなりの差がありますので、御了承のほどお願い致します。 トライバー(1971-)はハンスハインツ・シュネーベルガーらに学んだドイツの奏者。 | ||
イェニー・アーベル、ライヴ Vol.2 J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調BWV.1004 (*) グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ (1958)(*)/ 無伴奏ヴァイオリンのための 4つのカプリッチョ (1968) (*)/ 無伴奏ヴァイオリンのための 「ポーランドのカプリス」(1949)(*)/ 無伴奏ヴァイオリンのための カプリッチョ第2番 (1952) (#) ラルフ・エーミヒ(1959-): カデンツァと幻想曲 「ラ・フェルディナンダ」(+) |
イェニー・アーベル(Vn) | |
録音:1984年9月16日、カルメル派修道院教会 [ Karmeliten-Klosterkirche Springiersbach ](*/#)/1998年11月25日、聖ペテル&パウル教区教会、アンデルマット(#)、以上ライヴ。(#)はCD初録音/(+)は世界初録音。 グラジナ・バツェヴィチの初録音曲が含まれており、ポーランド音楽愛好家も注目されたい。 | ||
イェニー・アーベル、ライヴ Vol.3 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ ソナタ第3番 ハ長調BWV.1005 ヤニス・A.パパイオアヌ(1911-1989): 無伴奏ヴァイオリンのための 「イリス」(1982)(*)/ 無伴奏ヴァイオリンのための 「 Ichomorfes 」 (1975) (*) |
イェニー・アーベル(Vn) | |
録音:1985年7月21日、カルメル派修道院教会 [ Karmeliten-Klosterkirche Springiersbach ]、ライヴ。(*)は世界初録音。 #流通在庫限りの可能性あり | ||
フリーデマン・アマデウス・トライバー Vol.2 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ [第1番 ト短調BWV.1001/第2番 イ短調BWV.1003] ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 「 Tirsi Mopso Aristeo 」(1977 rev.1992)(*) ニコロ・パガニーニ:24のカプリス Op.1 より [第6番/第23番] マックス・レーガー(1873-1916): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.91 No.7 ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865): 大カプリス「魔王」 Op.26 ヴォルフガング・マルシュナー(1926-): 自作の主題によるパガニーニ変奏曲(*) |
フリーデマン・アマデウス・ トライバー(Vn) | |
録音:1998年3月15日、救世主教会、オッフェンブルク、ライヴ。 | ||
ヴィクトル・ピカイゼン、ライヴ ウジェーヌ・イザイ(1858-1931): 6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27 J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調BWV.1001 より(*) [アダージョ/フーガ] パガニーニ:24のカプリス Op.1〜第2番(*) |
ヴィクトル・ピカイゼン(Vn) | |
録音:1988年?、ライヴ。(*)はおそらくアンコール。 ロシア現役の名教師&名ヴァイオリニストとして日本でも名を知られているピカイゼン(1933-)が、おそらくドイツでマスター・クラスを行った際に開催された演奏会での録音。 | ||
カテジナ・ズラトニーコヴァー 〔カテリーナ・ズラトニコヴァ〕 Vol.1〜 プラハのツィンバロン音楽 カテジナ・ズラトニーコヴァー: ツィンバロン独奏のための 「母の思い出」(1989)/ ツィンバロン、琴と サントゥールのための「瞑想」(2000) エウゲン・イリーン(1924-1985): フルートとツィンバロンのための 「チャールストン」(1984) アルベルト・ペク(1893-1972): ソネット第4番(1957)/ リコーダーとツィンバロンの ためのソナチネ(1953)〜アダージョ ヴィクトル・カラビス(1923-2006): フルート独奏のための3つの小品 Op.35(1972) ヤン・カプル(1914-1988): ツィンバロンのためのソナタ (1969) シュテファン・ジルカ(1952-): フルートとツィンバロンのための メルヒェン(1984) スラーヴァ・ヴォルロヴァー(1894-1973): ツィンバロン独奏のための 「 Efemeridy 」 Op.83(1969) |
カテジナ・ズラトニーコヴァー (ツィンバロン/琴/サントゥール) シュテファン・ジルカ(Fl) ゲルハルト・ ブラウン(リコーダー) | |
ズラトニーコヴァー(来日公演時のカナ表記は『カテリーナ・ズラトニコヴァ』)は、生年は不明(経歴からすると1940年代か)だがチェコのプラハに生まれ、現在はドイツを中心に活躍する音楽家。サントゥールはイラン起源で、ツィンバロンと同様の奏法で演奏する楽器。 #2020年現在レーベル品切(再プレス時期不明)。 | ||
カテジナ・ズラトニーコヴァー 〔カテリーナ・ズラトニコヴァ〕 Vol.2〜 独奏、又はフルートを伴うツィンバロン音楽 デジデル・カルドシュ(1914-1991): フルートとツィンバロンのための 6つのバガテル Op.18(*) マルクス・レーマン(1919-2003): ツィンバロン独奏のための 「 Anathesis und Dithyrambus 」 WV 47 (1980) ヴォルフガング・ヒルデマン(1925-1995): フルートとツィンバロンのための 「 Conversatione II. 」(1972)(#) マルクス・レーマン:フルートと ツィンバロンのための「 Epode 」WV 44 (1977) ズビニェク・ヴォストルジャーク(1920-1985): ツィンバロン独奏のための 「 Hieroglyphen 」(1980) ヘルベルト・バウマン(1925-): フルートとツィンバロンのための 「ディアローグ」(1978) ディートリヒ・エルトマン(1917-): フルートとツィンバロンのための 「 Jeu 」(1978)(*) ゲルハルト・ブラウン(1932-): フルートとツィンバロンのための 「夜の小品」(1972)(+) カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-): 「黄道十二宮」(1975)(*) |
カテジナ・ズラトニーコヴァー (ツィンバロン) シュテファン・ジルカ(Fl;*) ヴィリー・ フライフォーゲル(Fl;#) ゲルハルト・ ブラウン(リコーダー;+) | |
カテジナ・ズラトニーコヴァー 〔カテリーナ・ズラトニコヴァ〕 Vol.3〜 弦楽を伴うツィンバロン協奏曲集 ヴォルフガング・シュテファン(1923-1993): ツィンバロン、ハープ、チェンバロと 管弦楽のための 「 Klangsegmente 」 Op.41 (1973/74)(*) マレク・コペレント(1932-): ツィンバロンと管弦楽のための 民謡主題による愛すべき音楽(1977)(#) ローベルト・ヴィッティンガー(1945-): ツィンバロンと室内管弦楽団のための 「星座」 Op.22 (1971) (+) マルクス・レーマン(1919-2003): ツィンバロンと弦楽のための 「 Racconti (Povídky) 」 WV 81 (1995)(**) アルベルト・ペク(1893-1972): ツィンバロンと弦楽のための協奏曲(1957) 〜第1楽章(##) |
カテジナ・ズラトニーコヴァー (ツィンバロン/リコーダー;#) ウルズラ・ホリガー(Hp;*) マルタ・シュスター(Cemb;*) ローター・ツァグロセーク指揮(*) ミヒャエル・ギーレン指揮(+) 南ドイツ放送so.(*/+) アルベルト・ローゼン指揮(#) ブリュッセルBRT po.(#) ヴィリー・マッテス指揮(##) シュトゥットガルト放送o.(##) | |
録音:1974年6月18日、ライヴ(*)/1979年、ライヴ(#)/1971年9月25日、ライヴ(+)/不祥、スタジオ(**)/1972年6月28日(##)。(#/**)はズラトニーコヴァーへの、(+)はズラトニーコヴァーとギーレンへの、それぞれ献呈作品。 #2020年現在レーベル品切(再プレス時期不明)。 | ||
#WOW-010-2:2020年現在未発売(カテジナ・ズラトニーコヴァーVol.4 を予定)。 | ||
Lu Jian Guo 〜二胡 劉天華(刘天华/Tian Hua Liu; 1894-1932): 大晦日[ New Year's Eve ](1927) Fischer's evening song( Yao Kun Zhou 編曲) Hui Qun Yan : Gesang auf gute Jahresernte [Song on Good Yearly Harvest] Wen Jin Liu : Ymjbei Ballade 阿炳(1893頃-1950):二泉映月 Hai Dual Huang : Galoppierende Pferde [Galloping Horses]/ Der Trauernde Fluß [The Mournings River] Jing Shu Wei : Fest in dem Bergdorf [Celebration in the Mountain Village] / Tian Bna bin : Leidende Stimmung [Suffering Tendency] Hai Yong Xiao : Hirtenlied Abschied von dem Freund [Farewell from the friend]( Hui Fen Mm 編曲) Wen Jin bin : Seeds Ravine [Samen Schlucht] |
Lu Jian Guo(二胡) ピアノ伴奏? | |
Lu Jian Guo は上海音楽院に学び、中国中央楽団(おそらく現在の中国国立so.)に入団、映画「ラスト・エンペラー」のサントラではヴァイリン小品を演奏したという。 劉天華は、伴奏楽器とされていた二胡を独奏楽器の域にまで高めた音楽家。幼い頃から、西洋の物を含む様々な楽器に取り組み、演奏だけでなく教育、民族音楽の採譜など幅広く活躍したが、病により急逝した。阿炳(本名は華彦鈞[华彥君])は「中国で最も著名な民間音楽家」とされる二胡と琵琶の演奏家だが、生涯で200曲を作ったとされるその作品は、死去半年前に残された唯一の録音から採譜された6曲しか後世に残されなかった。この「二泉映月」は、1978年に中国を訪れた小沢征爾を感動させ、その時の奏者、姜建華がアメリカへ招かれることとなった事でも知られる。 なお、曲の英語題名に関しては、中国語→ドイツ語→英語と重訳を行っているため、誤りがある可能性があり、念のためドイツ語原文を記載しています。 | ||
ヘルヴィヒ&ベルント・ヘラーテ Vol.1〜 ホアキン・トゥーリナ(1882-1949): ヴァイオリンとピアノのための作品集 (没後50周年記念) ヴァイオリン・ソナタ第2番 「スペインのソナタ」 Op.82/ ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 「 El Poema de una Sanluqueña 」 Op.28/ ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.51/ ヴァイオリンとピアノのための 「スペインのソナタ」(1908) |
ヘルヴィヒ・ヘラーテ(Vn) ベルント・ヘラーテ(P) | |
録音:1999年11月3日、大ホール、ヴュルツブルク音楽大学、ドイツ、ライヴ。 | ||
サシュコ・ガヴリロフ ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30 No.3 ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108 クライスラー: プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ ファリャ:スペイン舞曲第1番 チャイコフスキー:ゆううつなセレナード Op.26 ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ Op.16 パガニーニ:ソナチネ ホ短調 Op.3 No.6 |
サシュコ・ガヴリロフ(Vn) アルヌルフ・ フォン・アルニム(P) | |
録音:1995年3月、ドルトムント、ドイツ。録音プロデューサー&エンジニア:ヴォルフガング・ヴェンデル。 #2020年現在レーベル品切(再プレス時期不明)。 | ||
ナフム・エーリヒ Vol.1 アンリ・ヴュータン:組曲 Op.43 より [前奏曲/メヌエット/ガヴォット] エルネスト・ブロッホ: ヴァイオリン・ソナタ第2番「神秘の詩」 パウル・ベン=ハイム: ヴァイオリン・ソナタ ト長調 フランシス・プーランク: ヴァイオリン・ソナタ ト長調 |
ナフム・エーリヒ(Vn) ヴェルナー・ゲヌイト(P) | |
録音:1994年10月25日、1994年11月23日、1996年2月20日。(P) (C) 1997, bei VOX Musikservice GmbH (onVox classics). #2020年現在レーベル品切(再プレス時期不明)。 | ||
イオナ・ベントイウ、ロシアのロマンス ムソルグスキー: Mein Stern / Der Taugenichts / Der Waise / Am Ufer den Don / Am Dniepr /ホパーク キュイ: Der Wunsch / "Du" und "Sie" リムスキー=コルサコフ: Die Statue von Zarskoje Sselo /ズライカ/ Meine Stimme neben dir /ヘブライの歌/ Die Sirene / Wie der Himmel / Die Hügel Georgiens ボロディン: 海の女王/ Deine Gcsänge sind von Gift erfülIt / Meiner fernen Heimat entgegen ラフマニノフ: In der Stille der Nacht / KindI Deine Schönheit... / Die Soldatenfrau / Die Fliederbüsche / Die Auferstehung des Lazarus |
イオナ・ベントイウ(S) ミハイ・ウングラヌ(P) | |
録音:1999年4月6日-10日、クラヨーヴァ、ルーマニア。 #2020年現在レーベル品切(再プレス時期不明)。 | ||
アリーナ・ポゴストキン Vol.1〜 無伴奏ヴァイオリン作品を弾く J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調BWV.1003 パウル・ヒンデミット: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.31 No.2 セルゲイ・プロコフィエフ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.115 ウジェーヌ・イザイ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27 〜第3番 Op.27 No.3 ナタン・ミルシテイン:パガニーニアーナ |
アリーナ・ポゴストキン(Vn) | |
録音:2001年1月26日-27日、ラウレンティウス教会、カールスルーエ。 ポゴストキン(1983-)は2001年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位、さらに2005年のヘルシンキ・シベリウス・コンクールでは第1位となった、サンクトペテルブルク生まれの女流奏者。なお、公式サイト(http://www.alinapogostkina.de/ ;ただしドイツ語のみ)では、名字が「ポゴストキナ」とされている(ロシア式の表記ならこちらになるはず)。 | ||
WOW-017-2 [CD-R] レーベル品切 |
左手で!〜ハン・ユギョン [Yoo-kyung Han]、ピアノ・リサイタル |
ハン・ユギョン(P) |
#なお、この WOW-017-2 という品番は、2006年に「カテジナ・ズラトニーコヴァー〔カテリーナ・ズラトニコヴァ〕 Vol.5〜ツィンバロン独奏のための作品集」とご案内したものですが、内容が全面的に変更されました。旧譜ブックレット掲載のリリース一覧中に、当盤がズラトニーコヴァー演奏盤であると記載されたままの場合がありますのでご注意下さい。また、ズラトニーコヴァーの第5集に関する情報は、レーベルのサイトからすべて削除されています。 #2020年現在レーベル品切(再プレス時期不明)。 | ||
イラン・シュナイダー ミハイル・グリンカ(1804-1857): ヴィオラ・ソナタ ニ短調(未完) ローベルト・シューマン(1810-1856): アダージョとアレグロ Op.70 マイケル・ボール(1946-):古風な前奏曲集 ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880)/ ミハイル・クーゲル編曲: 自作の主題による変奏曲 |
イラン・シュナイダー(Va) マリア・メエロヴィチ(P) | |
シュナイダー [Ilan Schneider] (1968-)はリトアニア生まれで、イスラエルで学んだヴィオリスト。 | ||
ヨハン・パウル・フォン・ ヴェストホフ(1656-1705): 無伴奏ヴァイオリン組曲(1696) [第1番−第6番] フリーデマン・アマデウス・トライバー(1971-): 無伴奏ヴァイオリン組曲第2番(1996/7) (*) |
フリーデマン・アマデウス・ トライバー(Vn) | |
録音:2002年6月3日(*以外)-4日(*)。全曲は世界初録音。 ヴェストホフはドレスデン宮廷に仕えた後、1699年からヴァイマル宮廷に仕えた作曲家・ヴァイオリニスト。当時、ビーバーと並ぶヴァイオリンの名手として有名で、ドイツ・ヴァイオリン音楽特有の特徴を示すことで知られる無伴奏ヴァイオリンのためのこの曲と、イタリア様式の影響が強く彼の革新性が良く出た伴奏付ソナタ集(ZIG ZAG ZZT-050201で全曲が発売されている)で知られている。 ヴァイマル宮廷時代、ヴェストホフは1703年に5か月ほど同地で宮廷楽士として働いたJ.S.バッハと交流が有ったのではないかと言われており、当時既に高名だったヴェストホフの「無伴奏ヴァイオリン組曲」(1696)が若き日のバッハに影響を与え、後の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」(1720)へ繋がったのではないか、とする説から作られたのが当盤。加えて、演奏のトライバー作曲による「無伴奏組曲第2番」が収録されている。 "フリーデマン・アマデウス・トライバー Vol.3" とも題されている。 | ||
ヨセフ・リッシン〜幻想曲 ハ長調 シューベルト:幻想曲 ハ長調D.934 シューマン:幻想曲 ハ長調 ミヨー:「屋根の上の牡牛」 〜シネマ・ファンタジー |
ヨセフ・リッシン(Vn) オリガ・ リッシン=モレノワ(P) | |
録音:2003年9月。organo phon (GERMANY) レーベルとの共同製作で、同レーベルの品番(CD 90 130)も併記されている。 | ||
#WOW-021-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
アルフレート・チャマー(1938-2009): 独奏ヴァイオリンと語り手のための創世記第1部と第2部による 7つの絵画的音楽印象「大地の創造 [Die Erschaffung der Erde] 」(1996) アルフレート・チャマー(Vn) クルト=ミュラー・グラーフ(語り) | ||
録音:2004年4月30日、「吹き抜け」、ゲーテ=ギナジウム、カールスルーエ/現地発売:2007年。なお、トラックによっては打楽器(小物を叩いているような音/コル・レーニョではないように思われる)も加わっているが、外装には何も記載されていない。 チャマーはボヘミアのチェスケー・ブジェヨヴィツェ生まれのヴァイオリニスト・作曲家。名教師オタカール・シェフチークに学んだ父のオイゲンから初等ヴァイオリン教育を受け、後にハインツ・シュタンスケ、ブロニスワフ・ギンペル、アンリ・レフコヴィツ、アルベルト・ディートリヒ、リカルド・オドノポソフらに学び、ロマン・トーテンベルク、ナタン・ミルシテインのマスター・クラスにも参加した。長年シュトゥットガルト室内管の第1ヴァイオリン奏者であった他、カールスルーエ室内管の音楽監督を25年間務め、教師としてもマインツのヨハネス・グーテンベルク大学マインツ〔マインツ大学〕・ヴァイオリン科で教えた。語りのグラーフ(1913-2013)はカールスルーエ出身の俳優、プロデューサー。 #2020年現在レーベル品切(再プレス時期不明)。 | ||
#WOW-023-2:2020年現在未発売、内容未定。 | ||
TWOtone 〜打楽器のための室内楽作品集 エックハルト・コペツキ(1956-):ヴィブラフォンとマリンバのための7つの舞曲 アンディ・パーぺ:2人の打楽器奏者のための「 CaDance 」 平 義久(1937-2005):2人の打楽器奏者のための「 Dimorphie 」(1980) アリ・N.アシュキン(1962-):2人の打楽器奏者のための「 Snap / Shot 」 マンフレート・クニール(1951-): マケドニア民謡による2台のマリンバと打楽器のための変奏曲「 Oro 」 ジョン・ケージ(1912-1992):打楽器とピアノのための「我々の信条」(1942) (*) TWOtone [ヘンリク・M.シュミット、クリスティアン・ハルトマン(Perc)] ディルク・モメルツ(P;*) | ||
現地発売:2007年。ピアノのモメルツは2015年現在、フォーレ(・ピアノ)四重奏団団員&ニュルンベルク音楽大学ピアノ科教員。 #2020年現在レーベル品切(再プレス時期不明)。 | ||
狂ったヴァイオリン [Violon fou] 〜ホルガー・フライ、ロマン派の無伴奏ヴァイオリン作品集 オヴィド・ミュザン(1854-1929)/フランソワ・プルーム(1816-1849): ミュザンによる序奏とカデンツァ ト長調付きプルームのアルページュ エルネスト・カミッロ・シヴォリ(1815-1894):アダージョ イ短調(1869) ラインハルト・シュメルツ(19世紀): フモレスケ ハ長調(1892出版) /リート ト長調(1892出版) ユベール・レオナール(1819-1890):ロマンス ハ長調 Op.11 (1847-48) ルイ・エレル(1819-1862):マイアベーア「ユグノー教徒」の 「 Choral et Choeur des Baigneuses 」の編曲 ト長調 Op.6 No.2 (1855頃) ヨハン・ゴットフリート・フーゴー・シュンケ(1823-1909): ワーグナー「さまよえるオランダ人」の「紡ぎ歌」の編曲 イ長調(1901) ラフマニノフ(1873-1943)/ウィリアム・ヘンリー・リード(1876-1942)編曲: 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3 No.2 (1892, arr. 1942) ショパン(1810-1849)/ホルガー・フライ(1970-)編曲: 前奏曲第4番 ホ短調 Op.28 No.4(1838-39, arr. 2007) アルベニス(1860-1909)/シャビエ・トゥルユ(1922-2000)編曲: スペイン組曲第1集 Op.47 〜第5番「アストゥリアス」の編曲 ニ短調(1965出版) メアリー・ノリス(19世紀):G線上の無伴奏ヴァイオリンのための 「窓のヤグルマギク [Der Brummer in der Klemme] 」Op.10 ジョルジェ・エネスク(1881-1955): 管弦楽組曲第1番 ハ長調 Op.9 (1903)〜第2曲「前奏曲」 ルッジェーロ・リッチ(1918-2012):スペインのバラード ニ短調「夜想曲」 エドマント・ジンガー〔エデン・ジンゲル〕(1831-1912): 前奏曲(即興曲) ト長調 Op.5 (1869) ナポレオン・アントワーヌ・ウジェーヌ・レオン・ド・サン=リュバン(1805-1850): ベートーヴェン「アデライーデ」の練習曲形式による編曲 変ホ長調(1848) / ドニゼッティ「ランメルムールのルチア」の主題による 幻想曲、サロンと演奏会用小品 ニ長調 Op.46 (1844) ホルガー・フライ(Vn) | ||
現地発売:2009年。上記で馴染みがない作曲家・編曲家も、ほとんどが当時高名な師から教えを受け、自らも奏者として活躍した人々。フライはコンラート・フォン・デア・ゴルツやインゴルフ・トゥルバンに学んだヴァイオリニスト。 |