| ZZT-980601 廃盤 |
ヨハン・ゴトフリート・エッカルト(1735-1809): フォルテピアノのためのソナタとメヌエット集 6つのソナタ Op.1(1763) より[第3曲/第4曲]/ 2つのソナタ Op.2(1764)〜第1曲/ エグソデのメヌエットによる変奏曲(1764)から |
アルトゥール・ショーンデアヴルト(Fp) |
| エッカルトはピアノをパリに導入して大流行させ、パリで最初にピアノ・ソナタを作曲、若き日のモーツァルトにも影響を与えた作曲家だが、残された作品は少なく、録音も非常に少ないのでこのアルバムは貴重。 | ||
| 行け、恩知らずな女 〜16世紀-17世紀、イタリア、スペイン、ネーデルラントの音楽 セルマ・イ・サラベルデ、カバニーリェス、ユイジャンス ファルコニエーリ、モンテヴェルディ、オルティス、イダルゴ、 他(教皇領、ナポリ副王国、スペインで活躍した作曲家たち)の作品 |
Ens.ラ・プリマヴェーラ ヨハネッテ・ツォマー(S) ロベルト・エクスペルト(CT) | |
| ZZT-990701 (2CD) 廃盤 |
ジャカン男爵家での夕べ、1787年4月24日 モーツァルト: バセットホルン協奏曲ト長調 断章 K.621b (クラリネット協奏曲 K.622 第1楽章の初稿) アダージョ ヘ長調 K.580a/アダージョ変ロ長調 K.411(484a) アダージョ ヘ長調 K.410(484d)/アレグロ ヘ長調 断片 K.484e アレグロ・アッサイ変ロ長調 断片 K.411(484a) ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調 K.498 ピアノ連弾ソナタ ハ長調 K.521 「愛らしい二つの瞳が」 K.439/「愛しい光りよ、麗しい光りよ」 K.346(439a) 「数多くの恋人たちの間にも」 K.549 「ああ、われらが人生のあまりに短くて」 K.228 「いとしのマンデル、リボンはどこなの?」 K.441/「黙して嘆こう」 K.437 「いとしい人よ、おまえが遠くにいると」 K.438 「今こそあのむごい時が来た」 K.436 「おやすみ、おまえはほんとうのおばかさん」 K.561 |
ジル・トーメ(Cl、 バセットホルン、監修) キアラ・バンキーニ(Vn)指揮 アンサンブル415 アンサンブル・ラルモニー・ボエミエンヌ エミリオ・モレーノ(Va) アルトゥール・ショーンデアヴルト(Fp) サンドリーヌ・ピオ、 ヴァレリー・ギャヴェイユ(S) フレデリク・キャトン(Br)他 |
| ジャカン男爵家は、モーツァルトがバセットホルンとクラリネットの名手アントン・シュタートラーとの交友を結んだ場所。バセットホルン協奏曲断片の録音が非常に貴重。モーツァルトは当初、当時一般に用いられていたA管バセットホルンより低音を拡大した、テオドール・ロッツ作のG管バセットホルンのために協奏曲を書き始めたのであった。トーメは現存するロッツ作の楽器を探し求め、最後にはG管バセットホルンをみずから製作してこの録音に望んだ。この過程はドキュメンタリーTV番組として日本でも放映された。 | ||
| ハイドン:ソナタ集 ロ短調 Hob.XVI:32/ト短調 Hob.XVI:44/ハ長調 Hob.XVI:48 ハ短調 Hob.XVI:20/変ロ長調 Hob.XVI:41/ニ長調 Hob.XVI:42 |
マーシャ・ハジマーコス (クラヴィコード) | |
| ハジマーコスはアメリカに生まれ、インマゼールに師事、1995年にはハイドンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を催した。 | ||
| シューベルト:ピアノと弦楽のための室内楽作品集 Vol.1 五重奏曲イ長調 D.667「ます」 三重奏曲「ノットゥルノ」 変ホ長調 Op.148 D.897 アダージョとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調 D.487 |
ナタリー・ ジュショール=パレオッティ(P) ダヴィド・ルフェーヴル(Vn) クリストフ・ゴギュエ(Va) ギヨーム・パレオッティ(Vc) エクハルト・ルドルフ(Cb) | |
| ルイジ・ロッシ氏の手稿譜〜17世紀前半のナポリの音楽 フランチェスコ・ランバルド:トッカータ ペーリ:おまえは眠り、甘い夢を見る ジョヴァンニ・デ・マック:ストラヴァガンツァ第1番/第2番 レ・ファ・ミ・ソによるカプリッチョ ジェズアルド:カンツォーナ・フランチェーゼ バッサーニ:ある日スザンナは(ラッススによる) 愛しきわが人生(デ・ヴェルトによる) モンテヴェルディ:オリンピアの嘆き/アリアンナの嘆き トラバーチ:Ancidetem pur(アルカデルトによる) ファブリツィオ・フィリマリーノ:半音階的カンツォーナ 作曲者不詳:美しき東洋より |
マリオン・フリキエ指揮 Ens.ポイエーシス [マリオン・フリキエ(Hp) クリスティーナ・プレスッティ(S) リュシアン・カネル(T) マルティン・バウアー(Vg) パウリーナ・ファン・ ラールホーフェン(リローネ)] | |
| バッハ:オルガン作品集 われ汝に別れを告げん BWV736/フーガ ロ短調 BWV579 主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ BWV655 前奏曲とフーガ ト長調 BWV550/おお愛する魂よ、汝を飾れ BWV654 前奏曲イ短調 BWV569/トリオ・ソナタ変ホ長調 BWV525 コラール前奏曲「おお汚れなき神の小羊」 BWV618 いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV717/同 BWV715/同 BWV711 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549/キリストは死の絆につかせたまえり BWV695 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552 |
フランシス・ジャコブ(Org) カロリーネ・マーガルヘス(Ms) フィリップ・フレーリンガー(T) | |
| 北アルザスの村に新造されたベルナール・オーベルタン製オルガンを使用。 | ||
| 2本の対等なフルート ミシェル・ド・ラ・バール:対話風前奏曲/組曲第5番ト短調 フィリドール:組曲第3番ニ短調 モンテクレール:コンセール第4番イ短調 ブラヴェ(ラモー原曲):「エベの祭典、または抒情詩の才人」による二重奏曲 「優雅なインドの国々」から「未開人」抜粋 「ゾロアストル」から「ミュゼの対談」/ガヴォット ロ短調〕 クープラン:コンセール第13番ニ長調 オトテール:組曲ト長調「幸せな時」/組曲ロ短調 |
ヴァレリー・バルサ、 ジャン・ピエール・ピネ(Ft) | |
| ジャン=ジャック・メルツェ製オトテール・フルート使用。 | ||
| ラモー:クラヴサン作品全集 クラヴサン曲集第1巻(1706)/同第2巻&第3巻(1724) 新クラヴサン曲集(第4巻&第5巻;1728)/王太子妃(1747) コンセール用クラヴサン曲集から抜粋された5曲(1741) |
ブランディーヌ・ランヌー(Cemb) ヴァレリー・バルサ(Ft) カトリーヌ・ジラール(Vn) | |
| イル・セミナリオ・ムジカーレ(レーヌ主宰)のメンバーとして活躍し、ルセと「王宮のコンセール」の録音(Harmonia Mundi)で共演したランヌーが満を持して発表した録音で、大好評を得た。 | ||
| ZZT-010401 廃盤 |
シューマン:ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集 [おとぎ話の挿絵 Op.113/おとぎ話 Op.132 幻想小曲集 Op.73/3つのロマンス Op.94 アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70] |
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(Va) フロラン・エオ(Cl) アンヌ=リーズ・ガスタルディ(P) |
| 録音:2000年7月3日-7日、ボン・セクール教会、パリ。ZZT-2010401で再発されました。 | ||
| 何よりもまず人生 ヤナーチェク: 弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」/ 弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」 |
ベルセアSQ [コリーナ・ベルセア(Vn) ラウラ・サミュエル(Vn) クシシトフ・ホジェルスキ(Va) アラスデール・テイト(Vc)] | |
| 録音:2001年3月5日-9日、ポンセクール教会、パリ。 2001年10月から、ヴィグモア・ホールのレジデント・カルテットであるベルセア四重奏団は、1994年、イギリスで結成された若い世代の弦楽四重奏団。アルバン・ベルク四重奏団の元でなお研鑽を積みつつ、特に1997年以降数々のコンクールで入賞し、ヨーロッパ各地とニューヨークでコンサートを開き高い評価を得ている。 | ||
| 民俗風で〜鏡に映った ラヴェル:ヴァイオリンとリュテアルのための 「ツィガーヌ」(演奏会用狂詩曲)(*) クライスラー: ジプシー女(#)/ジプシー奇想曲(#)/ ウィーン奇想曲Op.2(#)/ 美しきロスマリンOp.55-4(#)/愛の悲しみ(#)/ 古いリフレイン(#)/タンゴ(アルベニス作)(#)/ スペイン舞曲(グラナドス作)(#)/ スペイン舞曲(ファリャ:「はかなき人生」より)(#) エマニュエル:ギリシャ民謡組曲Op.10(#) エネスコ:ヴィオリン・ソナタ第3番 イ短調(#)/ 「ルーマニアの民俗風で」Op.25(#)/ 「子供の印象」Op.28(#) |
パトリック・ ビスミュート(Vn) アン・ゲイルズ (リュテアル;*/P;#) | |
| 録音:2001年1月21日&22日、ブリュッセル楽器博物館(*)/2001年1月29日-2月8日、ボン・セクール教会、パリ(#)。 リュテアルは、1918年-1922年頃、オルガン建造家のジョルジュ・クレタンス(ベルギー出身)によって発明された、4本のストップ(低音クラヴサン、高音クラヴサン、高音ハープ音色、低音ハープ音色)の操作による音色調節のメカニズムをグランド・ピアノの中に組み込んだ楽器。短命に終わった楽器だが、ラヴェルが「ツィガーヌ」と「子供と魔法」で用いたため、音楽史に名を残している。 1924年、サル・ガヴォーでの「ツィガーヌ」初演の際に使われた楽器は、火災によって失われてしまったが、1980年頃ヴァイオリニスト、テオ・オロフの調査で、1922年に製造されたリュテアルがブリュッセル楽器博物館に非常に状態が悪いながらも残っていることが判明。オランダでピアノ工房を営むエヴァート・スネルがこの楽器を修復し、同時にイタリアのファツィオーリ製グランド・ピアノにメカニズムのコピーを組み込み復元した。 その後、オリジナル楽器も、博物館側の継続的な修復によって、実際の演奏に支障がないほどの修復された。現在まで2種類出ている録音はその復元楽器を用いたものだが、音質の調整がクラヴサン的な音のみで全曲を通している。しかし、当盤で初めて録音に使われたこのオリジナルの楽器からは、ストップの組み合わせでツィンバロンのような音色やプリペアード・ピアノを思わせる音色が出てくるなど、「ツィガーヌ」の音色に関する部分で新たな発見がある。 カップリングされた曲は「民俗風で」という表題の下に集められた同時代のヴァイオリンのための佳作の数々。ビスミュートは、これらの曲を特徴付ける「民俗」的要素を追求し、非西欧的であるがゆえに前衛性にも通じる特徴をうまく引き出している。 | ||
| チャイコフスキー:ロマンス集 涙はふるえる Op.6-4/灼熱の灰のあるごとく Op.25-2/ 私の甘ったれやさん Op.27-6/ 私の守り神、私の天使、私の友(1860頃)/ 私は窓を開けた Op.63-2/子守歌 Op.16-1/ ドン・ファンのセレナード Op.38-1/ 祝福あれ、森よ Op.47-5/なぜそんなに Op.16-5/ 信じるな、わが友よ Op.6-1/ ただあこがれを知る者だけが Op.6-6/待て Op.16-2/ 返事も、言葉も、あいさつもなく Op.28-5/ それは早春のことだった Op.38-2/ 騒がしい舞踏会のなかで Op.38-3/ 私から離れないで Op.27-3/ 眠れ、悲しむ友よ Op.47-4/ ふたたび、前のように、ただひとり Op.73-6/ そんなに早く忘れて(1870)/ 私はおまえと一緒に座っていた Op.73-1 |
スレン・ シャヒ=ジャンヤン(B) クロード・ラヴォワ(P) | |
| 録音:2000年8月22日-25日、オトゥイユ改革派教会、パリ16区。 アメリカ出身のシュヒ=ジャンヤンは故郷で学んだ後パリで学んだ。1996年にはエリーザベト王妃コンクールでファイナリストとなり、1998年以後ヨーロッパを中心に活躍している。深みと優しさを感じさせる彼の声質は、今回録音されたロマンスなどな曲種にぴったり。同じくパリで学んだ中堅の女性ピアニスト、ラヴォワの伴奏が歌をうまく支えている。 | ||
| バルトークとストラヴィンスキー 〜ヴァイオリン、ピアノとクラリネットのための作品集 バルトーク: コントラスト Sz.111(1938)/ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117(1944) ストラヴィンスキー: 兵士の物語(ヴァイオリン、クラリネット、 ピアノのための;1919)/ クラリネット独奏のための3つの小品 |
ダヴィッド・ ルフェーヴル(Vn) フロラン・エオ(Cl) マリー=リーズ・ ガスタルディ(P) | |
| 「鏡に映った」という意味のコレクション「アン・ミロワール」第2弾。1枚目にバルトーク、2枚目にストラヴィンスキーを収め、合わせ鏡のように、それぞれの作品に共通する特徴、対照的な特徴を映し出す。演奏者3人はモナコ六重奏団のメンバーで、中堅世代の実力か派として知られている。 | ||
| C.P.E.バッハ: ロンド ト長調 Wq.59 No.2/ホ長調 Wq.58 No.3/ 幻想曲 ヘ長調 Wq.59 No.5/性格小品集 |
マーシャ・ハジマーコス (Fp/クラヴィコード) | |
| 使用楽器:1790年ホフマン製ハンマーフリューゲル、1772年フーベルト製に基づくT.シュタイナー複製クラヴィコード。 ハジマーコスによる前作であるハイドンのソナタ(ZZT-990901)に続く、少人数向け音楽の親密な雰囲気を十全に表現した演奏。 | ||
| バッハ:フランス組曲 BWV.812-BWV.817 | ブランディーヌ・ランヌー(Cemb) | |
| 使用楽器:アントニー・サイディ(1942年、イギリス生まれ)製作。 ランヌーの当レーべル第2作。 | ||
| アントン・ルビンシテイン:チェロ・ソナタ全集 チェロ・ソナタ第1番ニ長調 Op.18/ チェロ・ソナタ第2番ト長調 Op.39/ メロディー Op.3 No.1(F.リンデン編曲) |
アントニー・ルロワ(Vc) サンドラ・ムバラク(P) | |
| 録音:23001年12月3日-7日、ボン・セクール教会、パリ11区。 ドイツ系ユダヤ人としてロシアに生まれたルビンシテインは、ロシアの民族主義的はドイツ・ロマン主義の傾向が強い作曲家だった。「メロディー」は当時も今も人気の高い名曲で、もとはピアノ曲だが当時からさまざまな楽器のために編曲されていた。 | ||
| アペルギス:室内楽作品集 エスペルーとチェロのための5つの小品(1994)(*)/ 偽りの楽章(1995)(+)/ 秘められた要素(1998)(#)/ ひそやかなレクイエム(1998)(**)/ 冒頭の夜(2000)(++) |
フランソワーズ・リヴァラン (エスペルー;*/拍子木;**/ Perc;++)音楽監督 アンサンブルS.I.C. [エレナ・アンドレーエフ(Vc;*/+/++) アンヌ・メルシェル(Vn;+/**/++) ジル・ドリエージュ(Va;+) ヴァンサン・ルテルム(P;#/++) ソフィー・デゼーヌ(Fl;++) ピエール・ドゥトリュー(B−Cl;++) ドナティエンヌ・ミシェル=ダンサク (S;++)] | |
| 録音:2001年6月11日-15日、ヴァル・ド・マルヌ県アルフォルヴィル。 アペルギスは1970年代後半からシアター・ミュージックの旗手として活躍を始めた作曲家。1990年代、シアター・ミュージックが音楽・言葉・音楽行為そのものに内在する演劇性の発掘へと向かい、従来それが持っていた小規模なスタイルを放棄して行くと、アペルギスは室内楽の分野でシアター・ミュージックで培った資質を開花させた。収録されているのは注目作ばかり。エスペルーはアペルギスらによって創作された新楽器で、書見台のような三角柱の一面に金属弦をヴィオラ・ダ・ガンバのように二重に張り、弓奏または撥弦して発音するというもの。 | ||
| ピリオド楽器によるヨハン・シュトラウス ヨハン・シュトラウスII: トリッチ=トラッチ・ポルカ/ 喜歌劇「こうもり」R.530〜 [序曲(No.1)/チャルダーシュ(No.2)]/ 北海の絵 R.390(ワルツ)/突進 R.348(ポルカ・シュネル)/ 新ピツィカート・ポルカ R.449/ 無窮動(音楽の冗談;第2稿) R.257 No.2/ 春の声 R.410(ワルツ)/ 喜歌劇「ジプシー男爵」序曲 R.511 No.1/ 美しく青きドナウ R.314(ワルツ)/エジプト行進曲 R.335/ ハンガリー万歳 R.332(ポルカ)/狂乱のポルカ R.260 |
ジョス・ファン・ インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| 録音:1999年9月16日-18日、フランス、モーゼル県メス。 インマゼールはごく最近まで、ヨハン・シュトラウスの音楽を、楽しげだが少々安っぽい、無価値、なぜブラームスが賞嘆していたのかわからないというように、否定的に見ていた。しかし、べーレンライター社が取り扱うシュトラウス・エディションの、ミヒャエル・ロートによる新校訂版に出会ったことで、その譜面から音楽的価値を見出し、その見方を180度変え、今回の録音に至ったという。 演奏法の点では、1929年から最近までのVPOによるウィンナ・ワルツの録音を比較し、いわゆるウィーンなまりの3拍子(ズタッ、ター)ではなく、シュトラウスが生きていた当時のウィーンのものと推定し得る通常の三拍子を採用。楽器は、シューベルトからブラームスに連なる、シュトラウスが好んだ19世紀後半の(形の)ものを採用している。このように様々な角度から検証され修整されたヨハン・シュトラウスの音楽は、これまでになく新鮮なものとして響くに違いない。 | ||
| ジュゼッペ・ヴァレンティーニ(1681-1753): 合奏協奏曲 Op.7 より [第1曲 イ短調(4つのヴァイオリンのための)/ 第7曲 ト長調/第2曲 ニ短調/第3曲 ニ短調/ 第1曲 イ長調/第10番 イ短調] |
キアラ・バンキーニ(Vn)指揮 アンサンブル415 オリヴィア・チェントゥリオーニ(Vn) オディール・エドゥアール(Vn) ダヴィド・プランティエール(Vn) ステファニー・プフィステル(Vn) ダヴィド・クルヴォワジェ(Va) ヘンドリーケ・テル・ブルッヘ(Vc) | |
| ヴァレンティーニはコレッリの影響を受けたローマ楽派のコンポーザー・ヴァイオリニスト。高いポジションの用い方に独創性を発揮した興味深い作品を収録。 | ||
| バッハ: 無伴奏チェロ組曲第5番 ト短調 BWV.1011/ 無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV.1010/ 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV.1012 (以上、テオルボのための編曲版) |
パスカル・モンテイエ (テオルボ) | |
| 録音:2001年9月10日、11日、12日、14日、サル・アディヤール、パリ。 名手モンテイエが、リュートの低音域を拡大した楽器テオルボでバッハの「無伴奏チェロ」後半3曲を弾いた注目盤。 | ||
| モーツァルト: ヴァイオリン伴奏付き フォルテピアノのためのソナタ集 Op.2 より [第3曲 ヘ長調 K.377/第6曲 変ホ長調 K.380 第5曲 ト長調 K.379/第1曲 ヘ長調 K.376]/ ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.481/ ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454/ ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K.526 |
ジョス・ファン・インマゼール(Fp;*) ミドリ・ザイラー(Vn;+) | |
| 録音:2000年5月7日-12日、ベルギー。使用楽器:アントン・ヴァルター製に基づく1988年クリスファー・クラーク(フランス、クルニュー)複製(*)/18世紀イタリアの無名作者製ヴァイオリン、1999年ユッタ・ヴァルヒャー(ロンドン)製弓(+)。 1990年代から指揮者としての活動が目立っていたインマゼールだが、Northwest Classicsから発売されたチェンバロ&ヴァージナルのアルバムとともに、ここではフォルテピアニストとしての録音に復帰した。鍵盤楽器奏者としての彼のファンにはうれしいことだろう。 ヴァイオリニストのミドリ・ザイラーは、日本でもよく知られるミュンヘン出身のピアニスト、エルンスト・ザイラーと彼の初婚の相手であった故・小曾根美枝との間の娘。ピリオド・ヴァイオリンの専門家で、現在はベルリンに住みヴァイマール大学で教えている。ベルリン古楽アカデミーと共演したテレマンの作品集(Harmonia Mundi)で高い評価を受けた。 | ||
| ギョーム・ド・マショー(1300頃-1377):モテット全集 第1番「とてもつらい;愛と美;わたしのところに」/ 第2番「わたしはため息をつく; ため息をつくつらい心;すべての者」/ 第3番「なぜ、わたしは死んでしまわなかったのか; わたしの心を痛めつける至上の愛; おお、死よ、おまえはどれほど嫌われているか」/ 第4番「わたしは依り頼みます;甘き露;よき望み」/ 第5番「御心が行われますように; より愛す人は;ある人々が」/ 第6番「喜ぶことになる;もし愛の神がすべての恋人を; もしだれもいなかったら」/ 第7番「わたしはあなたのために死にましょう; ああ、わたしは死ぬ運命にある;わたしの心を大いに」/ 第8番「助けてくれる者はいない; ああ、運命の女神よ、わたしはあまりに離されている; 君は運命の女神の約束」/ 第9番「野獣が;おお、ねたみよ;あらゆる高慢の源泉」/ 第10番「死に至るまで従順で;ああ、どこで; 助けて、助けて、火が」/ 第11番「繊細で優しい心(テノール); 繊細で優しい心;恋人よ、わたしは耐え忍べる人間です」/ 第12番「わたしを解き放ってください; 悲しみの心で;ああ、どうして」/ 第13番「破滅;恋人の前に; かくも優しくわたしを引き付けた」/ 第14番「わたしは恋に病んでいますから; わたしの苦しみ;わたしの心を押し殺し」/ 第15番「わたしは主を見た;見せかけに;力持てる愛の神」/ 第16番「どうして夫はわたしをぶつの; こんなにも誠実な君を愛している; ああ、どうして忘れられよう」/ 第17番「すべてに勝る尊いおかた; おお、最も確かな連なり;真実の愛が」/ 第18番「よき羊飼い(テノール);よき羊飼い; よき羊飼いギョーム」/ 第19番「誉れ高きキリスト; 心から求め;殉教者たちの尊き崇拝」/ 第20番「とても信じられない; 価値に満ちた美;あのかたはさらに美しい」/ 第21番「苦難が近づき; 来てください、創り主よ;光なるキリストよ」/ 第22番「大盾と盾を取り立ち上がってください; 嘆け、王国の;あなたは支配者の群を」/ 第23番「わたしたちはあなたを慕い; 傷のない;幸いな処女は」 作曲者不詳:ロンド「どうして夫はわたしをぶつの」 |
アンサンブル・ ムジカ・ノヴァ | |
| 録音:2002年4月7日-13日、オート=コルス県ピニャ、コルシカ島。 マショーの時代のモテット(モテトゥス)は、重なり合う各声部の独立性が高い(歌詞も違う)という特徴を持っている。当録音の大部分は全声部を同時に歌ったものだが、いくつかは全声部を器楽で演奏、あるいは一つの声部のみを演奏するなど、考え得る当時の演奏法にしたがってさまざまな形態での再現を試みている。コンサートでレーベルのプロデューサー陣を魅了したアンサンブル・アルス・ノヴァによるこの全集は、決定盤としての地位を築きそうだ。 | ||
| リカルド・ビニェスに捧ぐ ドビュッシー:ベルガマスク組曲/ 前奏曲集第2巻 より[ヒースの草むら/ ラヴィーヌ将軍−風変わりな/花火]/ 前奏曲集第1巻〜帆 ラヴェル:ソナティナ/鏡〜道化師の朝の歌 アルベニス: 12の性格的小品集 Op.92〜朱色の塔(セレナータ)/ スペイン組曲 Op.47〜 [セビーリャ(セビリャーナス)/ カディス(カンシオン)]/ イベリア 第2集〜 [アルメリア(タランタ舞曲のリズムによる)/ トリアーナ(セビーリャの町はずれ)] ファリャ:スペインの4つの小品/ ベティカ(アンダルシア)幻想曲 |
フアン・ミゲル・ ムラーニ(P) | |
| 録音:2002年1月22日-25日、28日-31日、ボン・セクール教会、パリ。 スペインに生まれ若くしてパリに出、20世紀最初の30年間その地で活躍したピアニスト、リカルド・ビニェス(1876-1943)は、その類稀なテクニックと豊富なレパートリーによって時代をリードする第一人者であった。ドビュッシーやラヴェルらの作品の初演をたびたび務めた彼の交際範囲は広く、前二者の他サティ、グラナドス、アルベニス、セヴラックといった作曲家、ピカソ、コクトー、マックス・ジャコブらの名が挙げられる。 ビニェスの演奏技術の高さの一面は、彼の弟子として高名なプーランクが「現代のピアノ音楽に不可欠な要素であるペダル用法の技術を、彼ほど有意義に教えてくれた人はいなかった」と回想したとおり、ペダルの使い方にあったが、他にも指使いなどを含む広範な領域において影響を残した。また、「展覧会の絵」、「イスラメイ」などの初演を通じてロシア作曲家の作品をフランスに紹介する役割をも担い、同時代の思潮の形成にも寄与した。当盤で真摯な演奏を見せるムラーニは1966年生まれ。 | ||
| シュッツ: 復活祭オラトリオ Op.3 SWV.50(1623) 小宗教的コンチェルト集〜 私は常に主をほめたたえる SWV.306/ おおイエス、優しき御名 SWV.308/ われは臥して眠り目覚める SWV.310/ 鹿が求めるように SWV.336 宗教的合唱曲集〜おお、愛する主なる神 SWV.338 ドイツ語のマニフィカト SWV.494 |
フランソワーズ・ラセール指揮 アカデミア | |
| 録音:2002年1月6-11日、パリ16区、オートゥイユ改革派教会。 ドイツ・バロック音楽の最初の巨匠シュッツの初期・中期・晩年の代表的作品を選び、音楽伝記的に構成したアルバム。アカデミアはアレッサンドリーニ指揮の録音にも参加している注目の合唱団。 | ||
| インマゼールのチャイコフスキ− チャイコフスキー: 交響曲第4番 ヘ短調Op.36/ バレエ「くるみ割り人形」Op.71a |
ジョス・ファン・ インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| 録音:2000年9月6日、ブリュッセル。ライヴ。ピリオド楽器使用。 シュトラウスのワルツ集に続く、インマゼールとアニマ・エテルナのZig Zag 第2弾。なんとびっくりのチャイコフスキーで、ピリオド楽器によるチャイコフスキーは、CD初の試みだった。大オーケストラで演奏されるのが常のこれらの曲を、わずか58人でこなしたこの演奏、4番冒頭の金管の響きの違い、脂ぎっているはずのフィナーレのさわやかさと、予想以上に異なった表現に驚かされる。ムラヴィンスキーやスヴェトラーノフらによるロシア伝統的解釈の対極にあるこの演奏、聴く人のチャイコフスキー感が大きく覆されること間違いなしの問題作。 | ||
| ヘンデル:リコーダー・ソナタ全集 [イ短調 HWV.362 Op.1 No.4/ ヘ長調 HWV.369 Op.1 No.11/ ト短調 HWV.360 Op.1 No.2/ ハ長調 HWV.365 Op.1 No.7/ ニ短調 HWV.367 Op.1 No.9/ 変ロ長調 HWV.377]/ ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV.371 Op.1 No.13 (リコーダーによる) |
アンサンブル・ フィッツウィリアム [ジャン=ピエール・ニコラ (リコーダー) ミシェル・テヴェリテ(Cemb) ブリュノ・コセ(Vc) パスカル・モンテイエ (テオルボ)] | |
| 録音:2002年4月15-19日、ヴェルサイユ、サント・ジュヌヴィエーヴ校礼拝堂。 ヘンデルの作曲したリコーダー・ソナタは6曲とも真作であることが確認されており、音楽史的重要性も広く認められている。HWV.371はヴァイオリンのために作曲されたが、当時からリコーダーで演奏されていた。これらの作品を長年演奏してきたアンサンブル・フィッツウィリアムの表現は自然体で好感が持て、独奏を務めるニコラの技術と音楽性も冴える。 | ||
| ブラームス、レーガー:クラリネット・ソナタ集 ブラームス: 第1番 ヘ短調 Op.120 No.1/ 第2番 変ホ長調 Op.120 No.2 レーガー: 第1番 変イ長調 Op.49 No.1/ 第2番 嬰ヘ短調 Op.49 No.2/ アルバムの綴り |
フロラン・エオ(Cl) パトリック・ジグマノフスキ(P) | |
| 録音:2002年6月25日-28日、7月1-4日、パリ11区、ボン・セクール教会。 シューマン、バルトーク&ストラヴィンスキーの室内楽作品集で好評を得たエオ。このアルバムは、ブラームスと、彼の熱烈な信奉者であったレーガーの作品を組み合わせることで、19世紀末のドイツのクラリネット・ソナタの一つの流れがわかるよう意図されている。同コンビによる「19−20世紀フランスのクラリネット曲集」(LYRINX)と対を成すともいえそうだ。 | ||
| バッハ:イギリス組曲(全曲) | ブランディーヌ・ランヌー(Cemb) | |
| 録音:2002年9月16日-20日、23日-27日、パリ11区、ボン・セクール教会。 「フランス組曲」(全曲)に続くランヌーのバッハ。前作同様、ニュアンスに富んだ色彩感を持った清新かつ流麗で格調高い演奏。 | ||
| モーツァルト: 交響曲 第39番/交響曲 第40番/ 交響曲 第41番「ジュピター」/ ファゴット協奏曲 K.191(*) |
ジェイン・ゴーワー(Fg;*) ジョス・ファン・インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| ピリオド楽器使用。インマゼール指揮によるモーツァルトというと、CHANNEL CLASSICSでのピアノ協奏曲全集がその美しい伴奏もあいまって有名だが、 ついに待望の交響曲が登場。予想通りこれ以上なしといった具合の美しい演奏で、滑らかで繊細な弦、暖かみのある木管、心地よいリズム感、きれいなメロディーの歌わせ方など「これ以上の美演は他にない」 と代理店が言い切る名演。(*)は比較的地味な曲だが、3楽章テーマでの包み込まれる様な旋律美が陶酔的であり、聴きものと言える。録音も大変良く、解像度が高いのにあたたかな風合いのあるクリヤーな音質。 | ||
| ハイドン: ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI-49/ ピアノ・ソナタ 変イ長調 Hob.XVI-46/ ピアノ・ソナタ ハ短調 Hob.XVI-20 |
エレーヌ・クヴェール(P) | |
| 録音:2002年12月17日-21日、パリ11区、ボン・セクール教会。 パリ音楽院修了後、ジャック・ルヴィエ、レオン・フライシャー、アリシア・デ・ラローチャなど錚々たる顔ぶれに師事し、ジュリエット・ユレル、フランソワ=フレデリク・ギィ、他の伴奏活動と共にソロ活動を展開するクヴェールの当レーベル初録音だったもの。彼女のピアノは優雅さと気品に溢れ、ハイドンの高潔な持ち味を引き出している。 | ||
| コルンゴルト: ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.6 R.シュトラウス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18 |
ダヴィッド・ルフェーブル(Vn) アンヌ=リズ・ガスタルディ(P) | |
| 録音:2002年11月11日-15日、パリ11区、ボン・セクール教会。 R.シュトラウスとコルンゴルトが若き日に書いたヴァイオリン・ソナタをカップリングしたこの録音は、各々の作品が持つ瑞々しい味わいが一番の聴き所。ルフェーブルの奏でるヴァイオリンの美音と、ガスタルディのニュアンスに富んだ適切なサポートが魅力。 | ||
| リード片に湧き起こる波 ピアソラ/モロー編曲:アヴェ・マリア バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンの ためのパルティータ第2番から) ベリオ:セクエンツィア XIII(1995)/他 |
ジャン=マルク・ファビアーノ (アコーディオン) | |
| 録音:2003年2月17日-21日、パリ11区、ボン・セクール教会。 南仏とスウェーデンで研鑚を積み、マルセイユ音楽院で教鞭をとるかたわら演奏家としてもヨーロッパを中心に活躍するファビアーノの初ソロ・アルバム。有名作品のみならず、格好良い曲が盛りだくさん。クラシック、ジャズ、タンゴと現代音楽の要素が融合された彼のヴィルトゥオジックな演奏は、感性の海に遊びつつ、力強くストイックに響き、聴くものの魂に音楽の呼吸と光を煌めき響き渡らせる。 | ||
| C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ集 ソナタ イ長調/ 2挺のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調「多血質と憂鬱質」W161a(H579)(1749)/ ソナタ イ短調/ソナタ ハ長調 W147(1731/47) |
レ・ニエス・ド・ラモー [フロランス・マルゴワール(Vn) アリス・ピエロ(Vn) マリアンヌ・ミュレ(Gamb) アリーヌ・ジルベライク(Cemb)] | |
| 録音:2002年10月21日-25日、パリ11区、ボン・セクール教会。 後期バロックから古典派様式へと移り変わる室内楽作品において、C.P.E.バッハは、クラヴィーア・パートに主導的ないし協奏的な役割を持たせることを除いて、保守的な側面を強く示していた。他の分野では数多く用いていた多感様式も室内楽では少なく、「多血質と憂鬱質」は、その数少ない例の1つ。中堅として活躍する、実力派の女流演奏者たちが集まったレ・ニエス・ド・ラモーは、これらの作品が持つ保守性を肯定的にとらえ、その美点を十全に引き出す。 | ||
| メンデルスゾーン: 弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調Op.80/ 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調Op.44-1 |
プソファスSQ [田中綾子(Vn) ブルーエン・ル・メートル(Vn) セシル・グラッシ(Va) イングリッド・ショーンロブ(Vc)] | |
| 録音:2003年5月26日-30日、パリ11区、ボン・セクール教会。 メンデルスゾーンの作品群の中でも、姉ファニーへのレクイエムの意味合いで書かれ、その内面的な深さと情熱的な表現で格別の位置を占める第6番と、メンデルスゾーンらしい若々しさと勢いあふれる第3番の組み合わせ。伝統あるエヴィアン国際コンクールを引き継ぐ2001年の第4回ボルドー国際コンクールにおいて、全7賞のうち5つを独占するという快挙を成し遂げたプソフォス四重奏団は、メンバーたちがリヨン高等音楽院への在学中に結成され、イザイ・クワルテットやワルター・レヴィン(ラサール・クワルテット)などに師事し研鑽を積んできた、受賞当時、設立4年の若い団体。第1ヴァイオリンを務める田中綾子はティボール・ヴァルガ・アカデミーでヴァルガに師事した後、リヨン国立高等音楽院に首席で入学し、首席で卒業した逸材。他の3人もリヨンのほか、パリ、ケルン、ニースの音楽院で首席を取ったり、青少年グスタフ・マーラー管弦楽団で活躍したりという、優れた経歴の持ち主。 | ||
| ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747): セレナータ「恋の敵」(1693) |
アドリアーナ・フェルナンデス(S;クローリ) マルティン・オロ(CT;ティルシ) フリオ・ザナージ(Br;フィレーノ) キアラ・バンキーニ指揮 アンサンブル415 | |
| 録音:2002年10月7日-12日、フランス、フランシュ=コンテ地方オート=ソーヌ
県、フラーヌ=ル=シャトー教会。 ボノンチーニはイタリアのモデナに生まれ、国内で活躍した後ロンドンに渡り、ヘンデルのライヴァルとなった作曲家。「恋の敵」は彼のローマ時代を代表する作品。この時代のセレナータは宮廷や貴族社会における特別な機会を祝うため、夜に主として野外の特別会場で演奏された大規模な擬似演劇的カンタータを指す。これが後に器楽によるセレナードにとって代わられたわけである。 | ||
| ハイドン:エルデーディ弦楽四重奏曲Op.76 [ト長調Hob.III-75/二短調「五度」Hob.III-76/ ハ長調「皇帝」Hob.III-77/ 変ロ長調「日の出」Hob.III-78/ ニ長調「ラルゴ」Hob.III-79/変ホ長調Hob.III-80] ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテルOp.9 |
エリゼSQ [クリストフ・ジャヴァニネッティ(Vn) マルク・ヴィエイユフォン(Vn) ディミトリー・フレプトセヴィッチ(Va) イーゴル・キリチェンコ(Vc)] | |
| 録音:2002年1月14日-18日、2月18日-22日、3月4日-8日、ノルマンディー地方オルヌ県アランソン市オーディトリアム。 弦楽四重奏曲を確立したハイドンとその最終局面に位置するウェーベルンの作品を組み合わせたこの録音で、演奏者たちは意識的にハイドンの四重奏曲を挟む形でウェーベルンのバガテルを配し、弦楽四重奏という演奏形態がたどった変遷を実感できるように仕向けている。イザイ・クァルテットで活躍したジョヴァニネッティによって1995年に組まれたエリゼ四重奏団は、1音1音の美しさが非常に印象的な団体。その確かな技術と、メンバー各々の音楽性の深さが心に響く。 | ||
| ブクステフーデ:オルガン作品集 トッカータ 変ヘ長調 BuxWV157/甘き喜びのうちに BuxWV197/ コラール「甘き喜びのうちに」/パッサカリア 二短調 BuxWV161/ 3声と器楽のためのカンタータ「わが心は喜ぶ」 BuxWV72/ フーガ 変ロ長調 BuxWV176/ オルガン・コラール「いざ、我ら聖霊に願う」 BuxWV209/ 平安と喜びをもって BuxWV76/ 前奏曲 ホ短調 BuxWV142/前奏曲 ト短調 BuxWV150/ コラール「今ぞ喜べ、汝ら愛するキリストのともがらよ」/ コラール幻想曲「今ぞ喜べ、 汝ら愛するキリストのともがらよ」 BuxWV210/ 「ああ神にして主なる者よ」 BuxWV177/ イエス・キリストよ あなたはほむべきかなBuxWV189とコラール/ コラール「輝く明けの明星はいかに美しいことか」/ コラール幻想曲 「輝く明けの明星はいかに美しいことか」 BuxWV223/ オルガン・コラール 「人よ、至福に生きるを願うか」 BuxWV206/ コラール「人よ、至福に生きるを願うか」/ 第1旋法のマニフィカト BuxWV203 |
フランシス・ジャコブ(Org) クリステル・ボワロン(S) ユルゲン・ バンホルツァー(CT) ヴォルフ・マティアス・ フリードリヒ(B) | |
| 録音:2002年9月2日-7日、シャンパーニュ地方マルヌ県ヴェルテュ、サン・マルタン教会。ベルナール・オーベルタン製オルガン使用。 前作、バッハのオルガン作品集で好評価を得た、アルザス出身の若手オルガニスト、ジャコブによるブクステフーデのオルガン作品集。今回は11世紀に起源を遡る由緒ある教会に1995年に設置されたばかりの、北ドイツ様式のバロック・オルガンを用いて、バッハに大きな影響を与えた作曲家に挑戦。若手らしい、彼の率直なアプローチとブクステフーデが弾いていたのと同じ様式のオルガンを用いることによって、清々しいと同時に曲の持つ内面的な深みを出すことに成功している。 | ||
| スクリャービン:前奏曲集 24の前奏曲Op.11(1888-96)/ 前奏曲 ロ長調Op.2-2(1889)/ 6つの前奏曲Op.13(1895)/ 5つの前奏曲Op.15(1895-96)より/ 5つの前奏曲Op.16(1894-95)/ 7つの前奏曲Op.17(1895-96)より/ 4つの前奏曲Op.22(1897)/ 2つの前奏曲Op.27(1900)/ 練習曲 嬰ハ短調Op.2-1(1887)/練習曲Op.8(1894)/ 左手のための前奏曲 嬰ハ短調Op.9-1(1894) |
ラハ・アロダキ(P) | |
| 録音:2003年2月10日-14日、パリ11区、ボン・セクール教会。 シリア出身のピアニスト、ラハ・アロダキは13歳でパリ音楽院に入学、1988年ロシア政府奨学金を得てモスクワ・チャイコフスキー音楽院に留学し、ニコラエワ他の薫陶を受けてフランスに帰国後演奏活動を開始。1993年からはペライアに師事して、さらに研鑽を積んだ。ル・モンド紙で、高名な評論家ジャン・ロワも述べているように、彼女の演奏の魅力は、技量と知性、感性が、バランスよく演奏を支えている点にある。短い中にも濃厚な表現が詰まったこれらの曲を、アロダキは清々しく弾きこなす。 | ||
| インマゼール&シェヴァリエ〜 2台のピアノのための作品集 サン=サーンス: 死の舞踏 Op.40/ ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18 インファンテ: 3つのアンダルシア風舞曲(1921) プーランク: 悲歌−互いの同意のもとに(1959)/ シテール島への船出(1951)/ 「仮面舞踏会」によるカプリッチョ(1952) |
ジョス・ファン・ インマゼール(P;*) クレール・ シュヴァリエ(P;+) | |
| 録音:1999年7月12日-15日、ブリュッセル、ルナ劇場。使用楽器:1897年(*)、1904年(+)、パリ、エラール社製。 19世紀末から20世紀前半にかけて、世界の芸術の都として君臨したパリ。かつてその都を彩ったエラール製ピアノによる、2台ピアノのための作品集。保存状態が非常によく、ほとんど手を加えられずに録音に用いられたこれらの楽器の音色は、非常に繊細であると同時に力強さを感じさせ、盛時の雰囲気を今に伝えてくれる。 インマゼールの相方を務めるシュヴァリエは、1969年リヨン生まれの若手。あらゆる歴史的フォルテピアノに通暁し、すばらしい調律の腕前を持つ彼女は、10代のころから幅広い演奏活動を展開すると同時に、様々な場所で教鞭を取っている。曲によって第1奏者と第2奏者の弾き手を入れ替えているが、そんなことを気にさせない息の合った二人の素晴らしい演奏は、かつてのパリを思い起こさせると同時に、曲が持つ新しい側面に気づかせてくれる。 | ||
| シャッリーノ: パジーネ [ジェズアルド: マドリガーレ「行け、わがため息よ」/ 同「私はおまえを殺す」 バッハ:フゲッタ「これぞ聖なる十戒」/ キリエ「永遠の父なる神よ」 D.スカルラッティ: ソナタ イ短調 K.532/同 ホ長調 K.206 モーツァルト: グラン・パルティータ K.361〜アダージョ コール・ポーター: アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン 作曲者不詳(アルス・ノヴァ期): シャス「おお、輝く聖処女」/同「とても甘き不平」] パジーネ 補遺 [ガーシュウィン:フー・ケアーズ? D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.120] D.スカルラッティのカンツォネッタ集 [ソナタ;イ長調 K.208/ヘ長調 K.350/イ短調 K.404/ イ長調 K.209/ハ長調 K.255/ニ長調 K.359] D.スカルラッティのカンツォネッタ集 補遺 [ソナタ ト長調 K.153] |
XASAX [セルジュ・ベルトッシ (S-Sax) ジャン=ミシェル・グリ (A-Sax) ピエール・ステファン・ムージュ (T-Sax) マルクス・ヴァイス (Br-Sax)] | |
| 録音:2003年4月12日-13日、ブロワ修道院。 HatArtレーベルに現代音楽の録音を行ってるサクソフォン四重奏団 XASAX の ZIG ZAG デビュー盤だった物。「パジーネ」は中世から現代に至るまでの協和音を基本とする諸作品を再構成したもので、従来のシャリーノの作風とはかなり異なる。聴けば原曲はすぐにわかるが、曲の構造に手が加えられ、フレーズの扱いも現代的手法で処理されるなど、単なる編曲のレヴェルを超えた作品ということができる。 | ||
| クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): 「倫理的・宗教的森」(1641)〜 聖マルティネスの晩課と荘厳ミサ(再構成、抜粋)/ 告解の晩課と無伴奏ミサ(再構成)/ 洗礼者聖ヨハネのための荘厳ミサ(再構成) |
フランソワーズ・ラセール指揮 アカデーミア | |
| 録音:2000年5月22日-26日、2002年2月11日-15日、12月7日-14日、フランス、アルザス地方オ=ラン県、リボヴィル教会堂。 「倫理的・宗教的森」のうちラテン語歌詞による楽曲を、3つの晩課のための曲を集成したものであるととらえ、再構成した演奏。 | ||
| わがヘンデル氏の数声部のためのソナタ集 ヘンデル: トリオ ハ短調 HWV.386A/同 へ長調 HWV.389/ 前奏曲 ト短調 HWV.572/ソナタ ト短調 HWV.404/ トリオ ト短調 HWV.393/ソナタ ニ短調 HWV.359A/ 前奏曲 ニ短調 HWV.562/ ソナタ ト長調 HWV.252、HWV.324より再構成) |
ラッサンブレ・デ・ オネスト・キュリュ [アマンディーヌ・ペイエ、 アルバ・ロカ(Vn) アントワーヌ・ トランチク(Ob) シャオ=ビン・ クォ(Cemb) バルトロメ・ バルチエラ(ガンバ)] | |
| 録音:2003年3月17日-21日、パリ11区、ボン・セクール教会。 資料があまり残されていないため原点の研究が難しいヘンデルの器楽曲のうち、トリオ・ソナタを取り上げたアルバム。若き名手を揃えたラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュはイタリアにおける音楽コンクールにおいて部門第1位を獲得したうえ、委員長を務めたレオンハルトから特別賞も授与された実力派。 | ||
| わが嘆息を聞くあなたがた ディンディア:「音楽」〜 [すみれのごとく青白き/わが嘆息を聞くあなたがた/ 私は地上に天使を見た/一日中泣きぬれて/ 誰よりも美しいドーリ/ ああフィッリ、お前に口づけしたいけど/ ばかなことに私には信じられなかった/ それどころか、青白く陰鬱であってさえ/ おお、春よ/なんと快いことでしょうか/ さあ、フィッリ/友よ、あなたの勝ちだ/ 奥様は嘆くが、私は/墓にたどりついて/ わが心が愛の虫によって/見よ、光が/ 天と地と風が沈黙し] トラバーチ:トッカータ第2番 作曲者不詳:リチェルカーレ ギマラエス=ペレス:前奏曲(即興) |
マリオン・フルキエ指揮 アンサンブル・ポイエーシス | |
| 録音:2002年5月6日-10日&2003年7月3日、パリ11区、ボン・セクール教会。 ペトラルカやタッソ、グァリーニなどの詩にディンディアが作曲した曲集からの選集。当時のさまざまな様式を融合しバランスよく作り上げたディンディアの作品を、フルキエ率いるアンサンブル・ポイエーシスは、それぞれの特徴をよく捉え、適正な表現で、作品の美点を引き出している。 | ||
| メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品集 ソナタ第2番 ニ長調 Op.58/協奏的変奏曲 Op.17/ ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45/3つの歌曲/ アルバムの綴り |
アントニー・ルロワ(Vc) サンドラ・ムバラク(P) | |
| 録音:2003年9月8-12日、パリ11区、ボン・セクール教会。 メンデルスゾーンが19歳の時に書いた協奏的変奏曲、抒情あふれるソナタ第1番、晩年(といっても34歳だが)の、劇的緊張と反駁が凝縮されたソナタ第2番。ルロワとムバラクのデュオは、前作のルビンシテインのチェロ・ソナタ全集でデビューした若手コンビ。一回り成長した彼らを聴かせるこの録音では、その清冽さと情熱的雰囲気、そしてテクニックがバランスよく組み合わされ、メンデルスゾーンの美点が余すところなく引き出されている。 | ||
| ピッチニーニ(1566−1638頃): 「リュートとキタローネのための タブラチュア曲集第1巻」(1623) [トッカータ、コッレンテ、ガリアルダ、 パルティータ、チャッコーナ、 ロマネスカ、他(全32曲)] |
レ・リベルタン [パスカル・モンテイェ (テオルボ) モニカ・プスティルニク (ルネサンスG) ジャン=マルク・ エーム(Org)] | |
| 録音:2003年6月9日-15日、フランス、ヴォークリューズ県リュベロン地方メネルブ、サン・リュック教会。 16世紀末から17世紀にかけて活躍した作曲家・リュート奏者ピッチニーニは、最初フェッラーラでエステ家に兄弟たちと共に仕えた後、ボローニャで枢機卿に仕えた。収録の曲集はリュート音楽史上重要なもので、収められ各曲は、スペイン、フランス、オーストリアの影響下にあった当時のイタリアを象徴するように、各国の音楽の影響を受けると同時に、それらを昇華した作品に仕上げられている。 | ||
| ラウル・レ(1964-): 生命(シェイクスピアの「マクベス」による;1997)(*) 「銀の手の乙女」組曲(2003)(+) さすらいの歌(ハイネの詩による シューマンの「詩人の恋」より着想;2002)(#) 秘密の賞賛(1999)(**) |
リチャード・リトルマン(Br;*/+) アガタ・ミメルスハイム(S;+) ブリジット・ペイレ(S;#) ラウル・レ指揮(*/+/#) アンサンブル・テレマク(*/+/#) ヤン・ル・ル(Vn:**) ナタリー・ネグロ(P;**) | |
| 録音:2003年3月17日-21日、パリ、ボン・セクール教会。 ラウル・レはマルセイユ生まれの作曲家・指揮者。バクリ(ZZT-040303)と同世代で、現代的調性世界を基盤に作品を生み出している。現代音楽を専門とする演奏団体を数多く指揮してきた経験は作品にも活かされており、調性と無調の際をバランス感覚抜群にすり抜ける作品を得意としている。 | ||
| ハイドン: 交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」/ ピアノ協奏曲第11番 ニ長調(*)/ 交響曲第45番 嬰へ短調「告別」 |
ジョス・ファン・インマゼール(Fp;*)指揮 アニマ・エテルナ | |
| 録音:2003年6月11日、12日、14日、ブリュージュ、コンセルトヘボウ。 アルゲリッチやミケランジェリも愛奏し録音した(*)にインマゼールがフォルテピアノで挑む。交響曲にも要注目。 | ||
| ジェミニアーニ:12の合奏協奏曲集 (コレッリの Op.5に基づく;1726-1727) |
キアラ・バンキーニ(Vn)指揮 アンサンブル・415 | |
| 録音:2003年9月14日-18日フランス、フランシュ・コンテ地方オート=ソーヌ県、フラーヌ=ル=シャトー教会[第1曲−第6曲]/2003年2月2日-7日、パリ11区、ボン・セクール教会[第7曲−第12曲]。 師コレッリと比べ、より豊かな響きと半音階的な和声や旋律を特徴とするジェミニアーニがイギリス趣味も取り入れ作曲したこの合奏協奏曲集は、コレッリを賞賛し、同時に、一つの表現手段を別のものへ適応させるという試みであった。特に最終曲「フォリア」は迫力を増し、豊かな表現を獲得しており、ジェミニアーニの企図が成功している曲の一つといえる。 ハルモニア・ムンディ・レーベルで1989年に録音したコレッリの Op.5から14年を経てジェミニアーニのこの作品を録音したバンキーニ。これは、彼女本人が述べているように、25年を越えた彼女のバロック音楽の演奏活動において、コレッリが原点であり、常に共にあることの証である。特に「フォリア」の演奏はそのことを心深く感じさせる。 | ||
| フランソワ・サラン(1972-): 「地獄(ちょっとした詳細)」〜室内楽作品集 CRWTH(ミスタンゲット版)(+)/ イン・リスパイト(**)/ボボーク(#)/ 地獄(ちょっとした詳細)(*)/ スリープ・ダート(フランク・ザッパ作曲/サラン編曲)(#)/ 百科事典(*)/ピルエット(*)/ エスキス第3番(+)/ ブラック・ページ(フランク・ザッパ作曲/サラン編曲)(#) |
CRWTH(*) [Hp、Hr、G、Vc、Vo、 Vn、Cl、エレクトロニクス] フランソワーズ・リヴァラン指揮(+) S.i.c.(+) [Vc、Va、Fl、Cl、 Vn、P、Vo、Perc] ロザモンドSQ(#) トニー・グレイ(P;**) | |
| 録音:2003年9月-10月、パリ。 サランはルーアン生まれの、舞台作品で知られる作曲家で、アルバム・タイトルになっている収録曲「地獄」が代表作。「ボボーク」はドストエフスキーの短編小説の題名から影響を受けた作品。ザッパ作品の弦楽四重奏編曲版も注目される。 | ||
| ニコラ・バクリ(1961-):クラリネットのための作品集 ディヴェルティメント Op.37b(1991-1992)/ 室内協奏曲 Op.61(1999)/ モンドルフ・ソナティナ第2番 Op.58(1997)/ 民謡風に Op.43(1994)/夜の音楽 Op.73(2001)/ 2つの小狂詩曲 Op.21b(1979) |
フロラン・エオ(Cl) ダヴィッド・ルフェーブル(Vn) シリル・メルシェ(Va) ティエリ・アマディ(Vc) ロラン・ケネル指揮 ユーロピアン・カメラータ | |
| 録音:2003年1月2日-6日、27日-29日、パリ16区、オトゥイーユ改革派教会。 バクリはパリ生まれ。収録作品は彼の言うところの「拡張された調性」に基づいて作曲されたもので、古典派・ロマン派とは一味違う現代的な調性世界を聴かせる。 フロラン・エオ(1968年生まれ)はフランスを中心に活躍する実力派。躍動的な作品においても静謐な作品においても、曲の特徴をじゅうぶん引き出しながら自分の持ち味も発揮し、バランスの取れた音楽を仕上げている。 | ||
| F.クープラン:クラヴサン曲集 「クラヴサン奏法」の8つの前奏曲(全曲)/ クラヴサン組曲より(各組曲より抜粋) 第1巻〜第3組曲/ 第2巻より[第6組曲/第7組曲]/ 第3巻より[第13組曲/第15組曲/第17組曲/ 第18組曲/第19組曲]/ 第4巻より[第21組曲/第23組曲/第24組曲/ 第25組曲/第27組曲] |
ブランディーヌ・ランヌー(Cemb) | |
| 録音:2003年9月22日-26日、29日-10月3日、パリ11区、ボン・セクール教会。 クープランの著書「クラヴサン奏法」の中の8つの前奏曲と、クープランの様々な側面を含んでいるということで、ランヌーがクラヴサン曲集全4巻から抜粋した各曲による録音。一つ一つの前奏曲毎に抜粋した曲をまとめ上げており、8つの組曲を聴いているような錯覚に陥らせるほどバランスのよい構成となっている。ランヌーの繊細なタッチは、クープランのクラヴサン曲が持つインティメットな側面を引き出し、聴く者の魂を魅了すると同時に、音楽への敬虔な気持ちを湧き上がらせてくれる。 | ||
| 二調の組曲〜独奏ヴィオラ・ダ・ガンバ曲集 バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV1006 (ヴィオラ・ダ・ガンバのための編曲 ニ長調)(*)/ テレマン:ソナタ ニ長調(#)/ K.F.アーベル:ソナタ 二短調(#) |
マリアンヌ・ミュレ(Gamb) | |
| 録音:2003年7月7日-11日、パリ11区、ボン・セクール教会。使用楽器:(ドイツ=イギリス様式に基づくピエール・ジャキエ製6弦ヴィオラ・ダ・ガンバ(*)/17世紀フランス製の基づくピエール・ジャキエ製7弦ヴィオラ・ダ・ガンバ(#)。 ミュレはヴィーラント・クイケンに師事、その後ソロ活動と同時にシャペル・ロワイヤルやエスペリオンXXなどの団体でも活躍している。独奏曲独特の、聴衆との親密で濃密な関係を堪能させてくれる演奏。 | ||
| シューベルト&リスト:歌曲とトランスクリプション集 シューベルト、シューベルト(リスト編) [各1枚に以下の原曲とその編曲を収録]: 若き尼D.828(*)/「白鳥の歌」〜第4曲「セレナード」(*)/ 糸を紡ぐグレートヒェン(*)/水の上で歌うD.774(*)/ 憩いなき愛D.138(*)/鱒(*)/ 「白鳥の歌」より[第5曲「わが宿」/第11曲「都会」]/ 「美しき水車小屋の娘」より [第2曲「どこへ」/第14曲「狩人」/ 第17曲「いやな色」/第19曲「水車屋と小川」]/ 魔王 |
マチェイ・ピクルスキ(P) エロディ・メシャン(Ms;*) リオネル・パントル(Br;#) | |
| 録音:2003年3月24日-27日、パリ11区、ボン・セクール教会/2003年2月8日-10日&4月28日-29日、パリ16区、オートゥイユ改革派教会。 シューベルトの歌曲とリストのトランスクリプションを、同じ曲ばかりそれぞれ1枚のCDに集めてCD2枚セットとした好企画盤。このように同じ奏者の手によって聴き比べてみると、それぞれの曲の表情があまりにも違う事に改めて驚かされる。 | ||
| オルフェウスの至宝〜 17世紀フランスのヴィオールと声のための音楽会 L.クープラン:ヴィオルのファンタジア アントワーヌ・ド・ボエセ(1586-1643): わが双眸よ期待すな/わが欲望の容赦なき暴君 デュ・モン(1610-1684): 3つのヴィオルのためのアルマンド・フーガ/ 3つのヴィオルのための荘重なアルマンド/ 3つのヴィオルのためのパヴァーヌ/ 4つのヴィオルのためのサンフォニー/ わが究極の愛について決して語ら ニコラ・メトリュ(1610頃-1663頃): ファンタジー第9番 ピエール・ゲドロン(1570頃-1619頃): ある日、愛しきシルヴィーは ムリニエ(1600頃-1670頃): ヴィオルのための4声のファンタジア第2番 ニコラ・ヴァレ(1583頃-1642頃):前奏曲 ジョアシャン・ティボー・ド・クルヴィル(?-1581): 人知れぬ苦しみに思い悩むなら ル・ジュヌ(1528頃-1600): ファンタジア第1番/私は見放された(6声)/ 今晩は、ご機嫌いかが デュ・コロワ(1549-1609): 「幼い少女」によるファンタジア (3声;第29−32番、5声;第33番)/ 「私は見放された」によるファンタジア(第42番) フランソワ・ロベルデ(1624-1680): フーガ第6番と同一主題によるカプリス (4声のフーガとカプリス から) ピエール・カデアック(?-1556頃): 私は見放された(シャンソン) |
カロリーヌ・ペロン(S) グイード・バレストラッチ指揮 アンサンブル・ラモローゾ | |
| 録音:2003年11月24日-28日、パリ11区、ボン・セクール教会。 16世紀後半から17世紀にかけての、特にルイ13世治下のフランスで活躍した作曲家の作品を中心に、17世紀の音楽会で取り上げられたであろうヴィオルと声のための楽曲を集めたアルバム。録音を聴けばすぐ、映画「めぐり逢う朝」を思い出す方も多いと思われる優雅さを持っており、それぞれの作曲家の代表作を中心に構成されている。初期バロックの華やかながら親密な雰囲気の音楽世界を垣間見せてくれる好企画盤。 | ||
| ロベール・ド・ヴィゼ(1658/60-1732頃): アルマンド ト長調/マスカラード/ サラバンドとメヌエット イ長調/ 組曲第8番 ニ短調/メヌエット ニ長調/ フランチェスコ・コルベッタ氏のトンボー/ メヌエット ハ長調/サラバンド ト長調/ミュゼット ジョリヴェ:ロベール・ド・ヴィゼのトンボー(*) |
クリスチャン・リヴェ(G) | |
| 録音:2003年5月19日-23日、パリ11区、ボン・セクール教会。使用楽器:2000年、スティーヴン・マーフィー複製(モデル:ストラディヴァルディ)/1987 年、ダニエル・フリードリヒ製(*)]。 クリスチャン・リヴェは、ホプキンソン・スミスとアレクサンドル・ラゴヤに師事した俊英で、現代音楽と古楽を活動の柱にしている演奏家。この録音は、20世紀フランスを代表する作曲家ジョリヴェがヴィゼを主題としたトンボーと、そのヴィゼがコルベッタを主題としたトンボーを中心に構成されている。ちなみに、フランチェスコ・コルベッタはイタリア、オーストリア、フランスやイギリスで活躍し、ヴィゼ以前の当代随一の名手と讃えられたギタリスト兼作曲家。1681年にパリで没している。 | ||
| バッハ父子のトリオ・ソナタ集 J.S.バッハ: ソナタ ニ長調 BWV.1028/同 ト長調 BWV.1039 C.P.E.バッハ: ソナタ ト長調 Wq.86(H.509)/同 ホ長調 Wq.162(H.580) W.F.バッハ: 2つのフルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調 |
ア・ドゥー・ フリュースト・エガール [ヴァレリー・バルサ、 ジャン=ピエール・ ピネ(Fl)] アジェ・スペテール= アナナ(Vc) ブランディーヌ・ ランヌー(Cemb) | |
| 録音:2003年2月24日-25日、27日-28日、5月1日、パリ11区、ボン・セクール教会。 まるでバッハ家の音楽会に訪れているような気になる録音。時代にすると後期バロックから前古典派にかけての作品が集められているが、各作品の相違よりも同質性の方に耳を奪われる。トリオ・ソナタという親密な雰囲気を特徴とするジャンルの本質が聞き取れる録音である。 | ||
| アダン・ド・ラ・アル: ロバンとマリオンの劇 モテット(5曲)/ロンド(4曲)/ エスタンピー(3曲)/シャンソン(1曲) |
アンサンブル・ミクロログス | |
| 録音:2003年6月、ペルージャ、サン・アントニオ教会。 北フランスのアラスに生まれたトルヴェール、アダン・ド・ラ・アルが、シチリアで王シャルル1 世に仕えていた頃(1285年頃)に作曲した「ロバンとマリオンの劇」を、アンサンブル・ミクロログスが熱演。中世フランスを代表する名作として知られるこの作品に加え、モテット、ロンド、エスタンピー、シャンソンも収録されており、アダン・ド・ラ・アルの多様な音楽世界が楽しめるようになっている。 | ||
| ビーバー:ロザリオのソナタ | パトリック・ビスミュート(Vn)指揮 ラ・テンペスタ | |
| 録音:2003年4月5日-14日ヴェルサイユ、サン・ジュヌヴィエーヴ校教会。 マンゼがハルモニア・ムンディ・フランスに録音するなど、最近録音が増えつつあるビーバーの「ロザリオ」に、新たな名盤が加わった。演奏は、ボーマンやレーヌとの共演で知られるラ・テンペスタ。率いるビスミュートは、古楽から現代まで広いレパートリーを誇っており、エネスコとラヴェルをジグ=ザグ・レーベルに録音している。用いられたスコラダトゥーラが曲の内容と関連付けられていることで知られるビーバーの代表作を、ビスミュートは鮮やかな技巧と深い音楽性で清冽に響き渡らせ、作品が内包する祈りの雰囲気をわれわれに伝えてくれる。 | ||
| シャッリーノ: 「ねずみは恐竜を飲み込むことができるか?」(*) (J.S.バッハッハ:トッカータとフーガ ニ短調; フルートのためのエラボレーション;1993) 3つの様式の習作 (D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調 L.418(K.443)/ 同 ハ長調 L.439(K.255)/同 イ長調 L.238(K.208)/ 同 イ短調 L.239(K.188)/同 ニ長調 L.448(K.359)/ 同 ヘ長調 L.230(K.350);1999) 人形オペラのための音楽 「ヴェノーザ公と愛しきマリアの恐るべき悲惨な物語」(+) (ジェズアルド:「お前は私を殺す、おお。残酷な人」 [マドリガーレ集第5巻第15曲;1999)(#) A.スカルラッティの 「2つのアリア・ノットゥルネ・ダル・カンポ」(2001)(**) |
マリオ・カローリ(Fl;*) プロメテオSQ(+) ロスト・クラウド・ サクソフォー四重奏団(#) カーラ・ゲイ(声;#) ジョナサン・ファラッリ (Perc;#) アルダ・カイエッロ(S;**) | |
| 録音:2001年9月5日(*)/2002年4月29日-30日、カステッロ市大聖堂(+)/2001年5月10日-11日、カステッロ市サウンド・スタジオ(#)/2001年8月24日(**)。 | ||
| [CD] クセナキス: オホ(3つのジャンベのための)/ ルボン[跳ね返り]B(打楽器「セット」のための)/ ルボン[跳ね返り]A(打楽器「セット」のための)/ プサッファ(打楽器「セット」のための) [PAL DVD] メイキング(9:30)/ 、 メイキング(英語字幕付きヴァージョン)(9:30)/ ルボン[跳ね返り]B・クリップ集(5:40) |
ペドロ・カルネイロ、 マシュー・リッチ、 スティーヴン・ジョン・ギブソン (Perc) | |
| 録音:2004年3月22日-26日、5月18日-19日、パリ11区、ボン・セクール教会。 数学的物理学的アプローチで作品を構築するクセナキスが打楽器のみで構成したリズムの饗宴。アスリートのように無心に演奏する奏者が紡ぎだす音の数々は、打楽器らしい泥臭さと同時に、不思議な透明感を感じさせる。なお「オホ」で用いられているジャンベとは、マンゴーの木とヤギの皮で作ったアフリカ(特に西アフリカ)のゴブレット型片面皮の太鼓のこと。 ディスクは1枚1層両面でA面がCD(約36分)、B面が「PAL方式の」DVDとなっています。テレビ方式が異なりますので、DVD面は日本国内の通常DVDプレーヤーでの再生ができませんのでご注意ください。映像で話されている言葉はフランス語です。 | ||
| リスト:晩年の作品集 夜 Sz.699(1866)/ 墓場の子守歌(エレジー第1番)Sz.195a(1874)(*)/ 子守歌 Sz.198(1881)/ エレジー第2番Sz.131(1877)(*)/ 灰色の雲 Sz.199(1881)/ 忘れられたロマンス Sz.132(1880)(*)/ リヒャルト・ヴァーグナーの墓に Sz.202(1883)/ 尼僧院の僧房 (ノンネンヴェルトの僧房) Sz.382(1883)(*)/ 執拗なチャールダーシュ Sz.225 No.2(1884)/ 別れ Sz.251(1885)/ 悲しみのゴンドラ Sz.134(1885)(*)/ 凶星!(不運)Sz.208(1886) |
ジョス・ファン・インマゼール(P) セルゲイ・イストミン(Vc;*) | |
| 録音:2004年1月24日-28日、ブリュージュ、コンサートホール(コンセルトヘボウ)。使用楽器:1886年、パリ、エラール社製コンサート・グランド・ピアノ(*以外)/1897年、パリ、エラール社製、セミ・グランド・ピアノ(*)、18世紀末、ボヘミア地方、無名者製チェロ(*)。 演奏家としてのキャリアの初期(1824)にエラールの新作グランド・ピアノを経験したリストは、エラール社と密接な関係を持つようになり、工場まで出向いて、楽器製作上のさまざまなアドバイスをしたことが知られている。今回インマゼールは、リストの晩年とほぼ同時期に製作されたエラール製ピアノ2台を独奏と伴奏で使い分け、リストが和声的発展を遂げた晩年の1874年-1886年の作品及び、この和声的発展へとつながる、1866年の1曲によってアルバムを構成している。またこの晩年の作品群には、ワーク・イン・プログレスの祖先ともいえるものがあり、その傾向をうかがわせるチェロとピアノのための版が収録されていることも非常に興味深い。 | ||
| ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第1番へ短調 Op.2 No.1/ 第13番 変ホ長調 Op.27 No.1/ 第28番 イ長調 Op.101] |
エレーヌ・クヴェール(P) | |
| 録音:2004年4月19日-23日、パリ11区、ボン・セクール教会。 古典的様式感、個人様式の成熟度、作品の未来性といった、前中後期各々の特徴をよく表している作品が選ばれたアルバム。パリ音楽院でメルレとイヴァルディに、テオ・リーフェン国際ピアノ財団でフライシャー、シュタイアー、ラローチャに師事したクヴェールの演奏は、清冽さを感じさせると同時に、各作品の特徴をバランスよく表現している。 | ||
| サルヴァトーレ・ランツェッティ(1710頃-1780頃: チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op1 Nos.7-12 |
ガエターノ・ナシッロ(Vc) サラ・ベンニーチ(通奏低音Vc) アンドレア・マルキオル(Cemb) | |
| 録音:2004年4月26日-30日、コルシカ島、オート=コルス県、ピーニャ、オーディトリアム。 ランツェッティはナポリに生まれトリノで没したイタリア後期バロックの作曲家・チェロ奏者。一世代あとのボッケリーニ(1743-1805)に先駆け、ランツェッティは、通奏低音楽器から独奏楽器へとチェロを解放しており、それがこのソナタ集の意義を高めている。ヴェネツィア楽派のヴァイオリン協奏曲とほとんど同水準の運弓法の技量を必要とするこの曲集は、ボッケリーニの作品と比べるとよりバロック的要素が濃い。それだけにチェロの名手として知られるナシッロの熱演が光る。 | ||
| ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):クリスマス物語 クライネ・ガイストリッヒェ・コンチェルト第2部〜 [汝、慈愛に満てるイエス SWV.309/ めでたしマリア SWV.333]/ イエス・キリストの喜ばしき降誕の物語 (クリスマス物語)SWV.435/ マニフィカト SWV.468/来たれ、聖霊よ SWV.475/ ダヴィデの詩篇 Op.2〜 アレルヤ、主をほめたたえよ SWV.38 |
ヤン・ヴァン・エルサッカー (T:福音史家) フランソワーズ・ラセール指揮 アカデミア | |
| 録音:2004年1月5日-9日、パリ5区、リバン教会。 1660年に上演されたと考えられるウプサラ大学図書館のデューベン・コレクション版、作曲家の前言を付けてドレスデンで刊行された1664年版、1671年の最終版(ベルリン版)と3つの版を照合することによって演奏が可能になることが知られているシュッツのクリスマス物語。アカデミアは、この3つの資料を詳細に研究し、時間軸に沿ってどのように発展したか細かくたどり、録音に臨んだ。特に福音史家を務めるエルサッカーの歌唱は見事で、この曲の持つ内面性を丁寧に掘り下げている。また「アレルヤ、主をほめたたえよ」の演奏も非常に情熱的で、シュッツの特徴をよく捉えた佳演となっている。 | ||
| リスト: 「死の舞踏」(*)/ハンガリー狂詩曲第1番 ヘ短調/ 交響詩「前奏曲」/ハンガリー狂詩曲第3番 ニ長調/ 交響詩「ゆりかごから墓場まで」/同「マゼッパ」 |
リアン・デ・ワール(P;*) ジョス・ファン・インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| 使用楽器:1886年エラール製(*)。 快進撃を続けるインマゼールとアニマ・エテルナ。リストのオーケストラ作品の録音は少なくないものの、これほど刺激的な演奏はかつてなかったであろう。ピリオド楽器の音が立体的に強烈に飛び交う、リストの野心満々の音楽がこれまでになく明瞭に。名曲「前奏曲」も本来のエネルギーを取り戻し、おそらく誰も名曲とは思っていなかった「ゆりかごから墓場まで」までもがワクワクさせられる。 | ||
| 新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲集 ウェーベルン:弦楽四重奏曲(1905) シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番(*) ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3 |
マンフレートSQ マリーケ・コステル(S;*) | |
| 録音:2004年6月14日-18日、パリ11区、ボン・セクール教会。 現在ディジョンを拠点に活躍するマンフレート弦楽四重奏団は1986年の創設。結成当初、ピエール・ヴェラニー・レーベルで録音したシェーンベルクの弦楽四重奏曲第1番で賞を獲得し、演奏会で積極的に作品を取りあげるなど、新ウィーン楽派の作品と長く向き合って来た。その彼らが満を持して録音した演奏は、過激に走らず、といって保守的でもない、作品の本質を見事に描き出した仕上がりとなっている。また、アムステルダム音楽院卒でバロックから現代まで広いレパートリーを持つ、マリーケ・コステルの歌も、マンフレート弦楽四重奏団の演奏とぴったり軌を一にしており、その実力の高さが窺い知れる。 | ||
| ベートーヴェン: 三重奏曲 変ロ長調 Op.11(1797) 三重奏曲 変ホ長調 Op.38(1803?) |
フロラン・エオ(Cl) ジェローム・デュクロ(P) アンリ・ドマルケット(Vc) | |
| 録音:2004年6月21日-25日、パリ11区、ボン・セクール教会。 現代音楽、東欧、近代フランス、ドイツ・ロマン派などの作品を録音してきた名手エオが、満を持して古典派の作品を録音。最初に取り上げたのはベートーヴェンの初期の2作品。Op.11はベートーヴェンのパトロンであったリヒノフスキー公爵とラズモーフスキイ伯爵の義母にあたるマリア・ヴィルヘルミーネ・フォン・トゥーン伯爵夫人に献呈されたもの。また、Op.38は皇后マリア・テレジアに献呈された「七重奏曲 Op.20」を編曲したもので、帝国中枢の要職を務めていたヨハン・アーダム・シュミット教授に献呈された。ウィーンの貴族階級とベートーヴェンの関りをうかがわせるこれらの作品は、モーツァルトの作品といわれても信じてしまいそうな古典派特有の美しさを持ち合わせており、エオはその美しさを存分に引き出す。 | ||
| ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705): ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 (1694、ドレスデン刊) [第1番 イ短調/第2番 イ短調/第3番 ニ短調/ 第4番 ニ短調/第5番 ト短調/第6番 ト短調] |
レ・プレジール・デュ・パルナッス [ダヴィッド・プランティエ(Vn) マヤ・アムラン(Vc) アンドレア・マルキオル(Cemb) 野入志津子(アーチリュート)] | |
| 録音:2004年4月4日-9日、フランシュ・コンテ地方、オート=ソーヌ県、フラーヌ=ル=シャトー教会。 ヴェストホフはドレスデン宮廷に仕えた後ワイマール宮廷に仕えた作曲家・ヴァイオリニスト。大学で近代語の教授を務め、宮廷での教師・秘書も務めた彼は当時、ビーバーと並ぶヴァイオリンの名手として有名で、ドイツ・ヴァイオリン音楽特有の特徴を示すことで知られる無伴奏ヴァイオリンのための曲と、イタリア様式の影響が強く彼の革新性が良く出た、このソナタ集で知られている。 ヴァイオリンのダヴィッド・プランティエ率いるレ・プレジール・デュ・パルナッスは、当時非常に高く評価されながら今忘れられているこの作曲家の真価を問う熱演を繰り広げ、ビーバーと並ぶ名手として評価されていたことを証明するのに成功している。 | ||
| マッティーオ・ランポッリーニ(1497-1553): ペトラルカの2つのカンツォーネ カンツォニエーレ第37番(カンツォーネ) 「わが重い人生を支える か細い糸よ」/ カンツォニエーレ第331番(カンツォーネ) 「あの頃、わが生命の泉を離れ」 |
マリオン・フルキエ (ダブルハープ)指揮 アンサンブル・ポイエーシス | |
| ランポッリーニはフィレンツェに生まれ活躍した作曲家。トスカーナ大公コジモにも仕え、彼の婚礼の宴のための曲も作曲した。収録の2曲はこのコジモ大公に献呈された「作品集第1巻」に収められている。この曲集は、作曲者不詳のものを除き全てペトラルカの詩によるもので、各節の声部数に関して新しい連作形式を取っていることでも知られている。 アンサンブル・ポイエーシスは、前作ディンディアに続き今回の録音でも、イタリア・マドリーガレの世界を探求しその特徴を描き出すことに成功している。 | ||
| デュファイ:花の中の花〜聖母マリアに捧げられた作品集 デュファイ: めでたし、トスカーナ人の花/祝福されしエルサレムの町/ 花の中の花/めでたし、天の女王/天使たちの女主人/ めでたし海の星/知られたる海の星/わが魂は出て行く/ イエスよ、処女らの花冠/讃えられん、天にいます処女よ/ 喜びたまえ、キリストの御母なる処女よ 単旋聖歌:めでたし、天の女王 作曲者不詳: めでたし、女王、治癒者[世界の女王/治癒者、マリア) |
ムジカ・ノヴァ | |
| 録音:2004年5月10日-14日、ローヌ県モルナン市、サン=ジャン=ド=ネール教会。 本国フランスをはじめ各国で非常に高い評価を得た前作、マショーのモテット集に続くムジカ・ノヴァの新録音は、聖母マリアに捧げられたデュファイの作品集。その清冽な響きは魂を揺さぶり、聴く者に感動を与える。ムジカ・ノヴァは聖母マリアに捧げられた作品を通してデュファイの内面に迫り、この録音の目標の一つである、彼の音楽的肖像を描く。 | ||
| チェロのためのナポリ風協奏曲集 フィオレンツァ(?-1764): チェロ協奏曲 ヘ長調/同イ短調 ニコラ・ポルポラ(1686-1768):チェロ協奏曲 ト長調 レオナルド・レオ(1694-1744):チェロ協奏曲 イ長調 ニコラ・サバティーノ(1705頃-1796): チェロ協奏曲 ト長調 |
ガエターノ・ナシッロ(Vc) キアラ・バンキーニ(Vn)指揮 アンサンブル415 | |
| 録音:2004年5月31日-6月4日、フランシュ・コンテ地方、オート=ソーヌ県、フラーヌ=ル=シャトー教会。 ランツェッティのチェロ・ソナタに続くナシッロの録音。ナポリ様式がヨーロッパを席巻した18世紀前半の、チェロのヴィルトゥオジテ溢れる傑作なのに、録音がほとんどない(おそらく世界初録音の)作品が集められている。バンキーニ&アンサンブル415のサポートも万全で、若き名手ナシッロの妙技をしっかり支えている。 フィオレンツァはナポリ宮廷に仕えたヴァイオリニスト・作曲家。協奏曲と交響曲が主たる作品で、近年、再評価が進む作曲家の一人。サバティーノもフィオレンツァとほぼ同様の経歴の持ち主。レオはナポリで活躍した作曲家。特に劇場音楽と教会音楽にすぐれていたが、オペラの序曲や協奏曲が前古典派の交響曲の発展に重要な役割を演じたことでも有名。ポルポラは有名なカストラートのファリネッリを育てた教師として知られる作曲家。オペラをはじめとする声楽作品に数多くの傑作を残しており、器楽作品は珍しい。収録曲はロンドンに滞在していたとき(1734-1737)に書かれたと思われる典型的なナポリ様式の傑作で、今回の収録作品の中でも特筆すべき仕上がりとなっている。 | ||
| クリストフ・シャフラート(1709-1763): ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集 ヴィオラ・ダ・ガンバのための二重奏曲 ニ短調/ ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調/ ヴィオラ・ダ・ガンバと チェンバロ伴奏のためのソナタ イ長調/ ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリン、 チェロとチェンバロのためのソナタ イ長調 |
グィード・バレストラッチ (ヴィオラ・ダ・ガンバ) アマンディーヌ・ベイェ(Vn) マルティン・ツェラー(Vc) マッシミリアーノ・ ラシェッティ(Cemb) | |
| 録音:2004年11月15-19日、パリ11区、ボン・セクール教会。 ドイツの作曲家・チェンバロ奏者シャフラートは、フリードリヒ大王に仕え、器楽曲、特にソナタにおいて優れた作品を残したことで知られている。おそらくこの録音が世界初となる可能性が高い、これらのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタは、この楽器のための曲としては最後の輝きであると同時に、古典派につながる形式や様式を感じさせながら、チェロとの表現特性の違いを悟らせてくれる。 俊英バレストラッチは、シャフラートのガンバ作品が持つ独特の形式感や様式感を踏まえ、楽器の特性を生かしつつ曲の魅力を最大限引き出す。 | ||
| ハインリヒ・シュッツ(1585-1672): マタイ受難曲 SWV.479(1666) キリストの魂が私を浄め SWV.325(1639) 主よ、私の言葉に耳を傾け SWV.61(1625) 主よ、私はあなたに祈り SWV.62(1625)/連祷 SWV.458 |
ヤン・ヴァン・エルサッカー(福音史家) フランソワーズ・ラセール指揮 アカデミア(cho.) | |
| 録音:2004年11月8-12日、パリ12区、シルヴァネ修道院。 前作「クリスマス物語」に続くラセール&アカデミアのシュッツ。シュッツ作品の中で最高峰に位置付けられる「マタイ受難曲」は、劇的な起伏が多い叙述を反映し、対比と陰影をはらむドリア調によるドラマとして作曲されている。この録音では、受難曲の歴史、特にバッハのマタイ受難曲を念頭に、冒頭に導入部を、「主の晩餐」(26章29節)の後にSWV.325 を、「ペトロの否認」(26章75節)の後にSWV.61と62を、終曲の後にSWV.458を挿んで、このドラマの構造を完成させている。 | ||
| J.S.バッハ:トッカータ BWV.910-916 | ブランディーヌ・ランヌー (Cemb) | |
| 録音:2005年1月3-8日、ブリュッセル、ラジオ・フラーヘイ、スタジオ1。 デビュー録音のラモーを皮切りに、大バッハ(フランス組曲、イギリス組曲)、F.クープランと好評を博してきたランヌー。パリ音楽院で学んだ後、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でボブ・ファン・アスペレンに師事してその才能を開花させた。このトッカータも、かつてこんなにも生き生きとして輝く演奏を聴いたことがあったろうかと思わせるほどの素晴らしい熱演。 | ||
| リムスキー=コルサコフ: 交響組曲「シェエラザード」Op.35(*)/ 序曲「ロシアの復活祭」Op.36 ボロディン: 交響詩「中央アジアの草原にて」/ 歌劇「イーゴリ公」〜だったん人の踊り |
ジョス・ファン・インマゼール指揮 アニマ・エテルナ ミドリ・ザイラー(Vnソロ;*) | |
| 録音:2004年6月1日-3日、ブリュージュ、コンサートホール(コンセルトヘボウ)。 インマゼールの「シェエラザード」は、切れ味は鋭く、甘美なところはとことん甘く、そしてとてつもない爆発力で聴き手を釘付けにする。アニマ・エテルナとのコンビによるロシアものはチャイコフスキーの交響曲第4番以来。弦はピリオド奏法特有のノンヴィブラートによる短く刈り込んだフレージング。オリジナル楽器のオーボエやクラリネットの味わい深い音色。皮の感触まで聴き取れるティンパニの放つ音響は刺激的。加えてザイラーのチャーミングなソロがまたこよなく可憐。まさしくこれまでのイメージを一新する、まったく聞いたことの無い世界が拡がる。なお、カップリングの「だったん人の踊り」もショッキングな演奏。録音も抜群。 | ||
| ハイドン:フルート・ソナタ集 変ホ長調(弦楽四重奏曲 Op.76 No.6 Hob.III:80 による)/ ト長調(弦楽四重奏曲 Op.77 No.1 Hob.III:81 による)/ ハ長調(弦楽四重奏曲 Op.74 No.1 Hob.III:72 による) |
ジュリエット・ユレル(Fl) エレーヌ・クヴェール(P) | |
| 録音:2005年2月7日-11日、パリ11区、ボン・セクール教会。使用楽器:ベーム式木製フルート、1903年エラール製ピアノ。 「フォル・ジュルネ」にも参加し華麗な演奏と人間的な魅力を感じさせたユレルの、当レーベル初録音。パスカル・デュサパンの協奏曲を録音(MONTAIGNE)するなど現代音楽にも通じている彼女は、ゲルギエフの棒の下、普通のフルートでロッテルダム・フィルのプリンシパルを務めると同時に、18、19世紀の作品演奏にはベーム式木製フルートを使用するなど、非常に柔軟な思考、洗練された演奏と卓越した技術が魅力の演奏家。パユと同世代のユレルは、学生だった1995年以来クヴェールと息の合ったコンビを組んでおり、彼女たちの奏でる古典派ハイドンは、春の午後、柔らかい日差しの中で、貴婦人たちが、宮中の香気あふれる典雅でロココ的な雰囲気を楽しむ情景を思い浮かばせる格調高いもの。しかしながら、同時に気軽に触れることのできる心安さも持ち合わせている。 | ||
| シャコンヌ ブゾーニ(1866-1925):シャコンヌ(*) ルッツ(1951-):シャコンヌ(*) ブラームス(1833-1897):シャコンヌ(*) J.S.バッハ(1685-1750):シャコンヌ (無伴奏ヴァイオリンのための パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004 から) |
エドナ・スターン(P;*) アマンディーヌ・ベイェ(Vn;+) | |
| 録音:2005年1月17日-20日スイス、ボスヴィル教会。 バッハの名曲「シャコンヌ」をピアノ用に編曲した3曲と原曲を収録したこのアルバムは、その峻厳な精神世界の柔軟さと広さを感じさせてくれる好企画盤。ブラームスの作品は、元々右手を痛めたクララ・シューマンに送られた曲で、最近よくテレビで放映される舘野泉氏の左手のみによる再起の象徴にもなっている名編曲。ルッツはエドナ・スターンのピアノの師で、この曲は彼女に捧げられたもの。超絶技巧で知られるブゾーニは、バッハの簡素さとは正反対の雄弁によって、その峻厳な精神世界を、別角度から聴かせる。ピリオド楽器を使用したベイェの見事な演奏による原曲でアルバムが締めくくられる。 | ||
| ウジェーヌ・イザイ(1858-1931): 紡ぎ車に寄す(ヴァイオリン&ピアノ版) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.27 No.1 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 Op.27 No.4 3つのマズルカ Op.11〜遠い昔(No.1) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」Op.27 No.3 |
デニス・ゴールドフェルド(Vn) ワディム・ゴールドフェルド(P) | |
| 1974年生まれのデニス・ゴールフェルドが、かねてからの夢であり目標であったというイザイの難曲無伴奏ソナタに挑戦、またワディムとの兄弟デュオも実現した。あまり知られていないかもしれないが、イザイも弟であるピアニストのテオと兄弟デュオを組んでいたことがあった。 | ||
| ランディーニ:甘美なる花 私は嘆きの音楽-かつては-誰もが望む (3声のマドリガーレ)/ この心にかかるはなんという苦しみか (バッラータ、器楽演奏)/ かく物思いにふけり(カッチャ)/ いとしきわが婦人よ/愛らしい少女(器楽演奏)/ わが魂は泣く/語る喜びに/おお、陽気な娘よ/ この心にかかるはなんという苦しみか/愛よ、この娘が/ 信じてはいけない、ご婦人よ/さあ、気高き魂たちよ/ 哀れみを持つことはあるまい(器楽演奏) (以上バッラータ)/ 優しいご婦人よ、さらば(ヴィルレ) |
アンサンブル・ミクロログス | |
| 録音:2001年4月、2004年11月、イタリア、アッシジ、サン・グレゴリオ通りのサンタ・マリア・イン・アルチェ教会。 前作、アダン・ド・ラ・アルの「ロバンとマリオンの劇」に続くミクロログスの新録音は、14世紀イタリアを代表するランディーニの作品集。彼らは、かつてOpus111レーベルからリリースした「14世紀フィレンツェの音楽」というアルバムに、ランディーニのバッラータ「わが苦しみのまなざし」と同「徳に満ちあふれ」の2曲を収録したことがあるが、録音全てランディーニの作品というのは今回が初めて。中世音楽を得意とするミクロログスらしい落ち着いた演奏は、期待に違わない、素晴らしい仕上がり。なお、タイトルの「甘美なる花」は、今回収録されていないが、ランディーニの作品の題名から採られたもの。 | ||
| J.S.バッハ: ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ BWV.1014-1019 |
フロランス・マルゴワール(Vn) ブランディーヌ・ランヌー(Cemb) | |
| 当レーベルに数多く録音しているランヌーと、レザール・フロリサンのソリストを務めるヴァイオリニスト、マルゴワールの注目の共演。 | ||
| J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3部 [前奏曲 変ホ長調 BWV.552a/ 教理問答集コラール BWV.669-689/フーガ 変ホ長調 BWV.552b] |
フランシス・ジャコブ(Org) | |
| 使用楽器:パリ、サン・ルイ教会、2004年、ベルナール・オーベルタン製。 当レーベルからJ.S.バッハとブクステフーデのオルガン作品集を録音しているジャコブが、設置されたばかりのオルガンを弾いた第3作。 | ||
| C.P.E.バッハ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 変ロ長調 H.513 Wq.77/ハ短調 H.514 Wq.78/ ト短調 H.545(フルート・ソナタ BWV.1031)/ロ短調 H.512 Wq.76 |
アマンディーヌ・ベイエ(Vn) エドナ・スターン(P) | |
| アルバム「シャコンヌ」(ZZT-050601)で共演した二人。雰囲気や感情の突然の変化や劇的展開を伴うエマヌエル・バッハの音楽は、大胆さと繊細さを併せ持つペイエにぴったりといえる。なお、スターンの弾く楽器は「ピアノフォルテ(Pianoforte)」と表記されているが詳細は不明。 | ||
| アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713): ソナタ集 Op.5 Nos.7-12(「ラ・フォリア」を含む) |
フィッツウィリアム・アンサンブル [ジャン・ピエール・ニコラス (アルト・リコーダー) ミッシェル・デュヴェリテ (Cemb、Org) ブリュノ・コクセ(Vc) 今村泰典(テオルボ、G)] | |
| コレッリはイタリアが生んだ最初のヴァイオリン音楽の巨匠とも言われ、なかでも「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.5」全12曲中の最後を飾る単一楽章の「ラ・フォリア」は特に有名。「ラ・フォリア」はイベリア半島起源とされる古い舞曲である、ここではヴァイオリンではなくリコーダーでの演奏。ジャン・ピエール・ニコラスの素朴なリコーダーの響きが、華やかな作品と相まって独特の雰囲気を演出し、フィッツウィリアム・アンサンブルはムラなく心地よい情熱を醸し出しています。テオルボ&ギター担当の今村泰典は、ソリストとして、また通奏低音奏者としてヨーロッパ各地の音楽祭に招かれ、活発な演奏活動を行っている。 | ||
| モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211(*) 交響曲第29番 イ長調 K.201 ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216(*) |
ミドリ・ザイラー(Vn;*) ジョス・ファン・インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| 録音:2004年2月23日-25日、ブリュージュ(ブルッヘ)、コンセルトヘボウ。 大きな話題を呼んだ三大交響曲集(ZZT-030501)に続く第2弾は、ザルツブルク時代、1774-1775年の代表作3曲。コンサートミストレスのザイラーのソロは新鮮にして優美。録音も優秀。なお、このアルバムは、2006年のモーツァルト・イヤーに向けてリリースされた協奏曲シリーズの第1作。 | ||
| ブリジット・レーヌ再構成:「トリスタンとイズー」 | ブリジット・レーヌ指揮 アラ・フランチェスカ | |
| 中世の傑作恋愛物語「トリスタンとイズー」。そのレ(lai;中世の小物語詩)を再構成・音楽化したアルバム。17曲の音楽は、歌あり、ハープ、笛、ヴィエール、シターン、ギター、各種打楽器など、非常に多彩で刺激に満ちた内容となっている。なお、レーヌとアラ・フランチェスカは「薔薇物語」も再構成・録音していた(Naive OP-30303)。 | ||
| モンテヴェルディ:マドリガーレ集 タンクレーディとクロリンダの戦い(第8巻)/ ニンファの嘆き(第8巻)/さえぎられた希望(第7巻)/ 他の者は愛の神について歌えばよい(第8巻)/ 今や天も地も(第8巻)/ 他の者は軍神マルスについて歌えばよい(第8巻)/ 唇よ、何とかぐわしく匂うことか(第7巻) |
フランソワーズ・ラセール指揮 アカデミア ヤン・ヴァン・エルサッカー (T:語り手) ギュメット・ロランス (Ms:クロリンダ) エルヴェ・ラミ(T:タンクレーディ) | |
| モンテヴェルディの「倫理的宗教的森」抜粋(ZZT-031101)で大きな話題をさらったラセールとアカデミアによるモンテヴェルディ続編は、後期マドリガーレ集第7巻・第8巻からの選曲。とりわけ傑作「タンクレーディとクロリンダの戦い」では、名歌手3人が勢ぞろい。ラセールが生み出すのは、柔らかく明るい、自然な優しさ溢れる陽光のようなモンテヴェルディ。モンテヴェルディ本来の生命力を十全に引き出した見事な演奏だ。 | ||
| ロベール・ド・ヴィゼ(1655頃-1732):テオルボ組曲 | パスカル・モンテイエ(テオルボ) アマンディ−ヌ・ベイェ(Vn) アメリ・ミッシェル(Fl) マリアンヌ・ミュラー (ヴィオラ・ダ・ガンバ) | |
| 数々の有名古楽アンサンブルにも参加しているフランスのリュート奏者パスカル・モンテイエの、当レーベルへの最後の録音。ヴィゼはフランスのギター&リュート奏者兼作曲家。ルイ14世の宮廷に伺候して一目置かれる存在となり、王の身近でギターを演奏し、王のギター教師も務めていたこともあった。リュートを大型化し低音部を拡大した楽器。モンテイエの豊かな音量で奏でられるヴィゼの音楽には強い求心力がある。 パスカル・モンテイエの旧譜:「J.S.バッハ:組曲第4−6番(ZZT-020901)、「ピッチニーニ:リュートとキタローネのためのタブラチュア曲集第1巻」(ZZT-040201) | ||
| ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747): ヴァイオリンと通奏低音ためのソナタ集〜リュリ氏のトンボー、他 |
アマンディ−ヌ・ベイェ(Vn) | |
| 「四大元素」でお馴染みのジャン=フェリ・ルベル。音楽家一族に生まれ、リュリに師事した後、宮廷音楽家として活躍。彼の作品は斬新な響きで同時代の人々を驚嘆させた。ルベルの才能が最も反映されているのは室内楽作品で、このアルバムに収録されている「リュリ氏のトンボー」もその一つ。亡くなって間もない師に捧げられた作品(トンボー=死者に捧げられる曲)。 典雅的な作風による美しい作品集を、アマンディ−ヌ・ベイェは音楽を注意深く描き出し流麗な音楽に仕上げている。 | ||
| J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲 BWV.1007-1009(ヴィオラ版) 18のライプツィヒ・コラール集〜 [バビロン川のほとりで BWV.653/ 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ BWV.655/ いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV.659](*) |
ジャン=マルク・アパップ(Va) テルプシコルドSQ(*) [ジローラモ・ボッティリェーリ、 ラヤ・ライチェヴァ(Vn) カロリーネ・ハース(Va) フランソワ・グリン(Vc)] | |
| ジャン=マルク・アパップは幅広い音楽を取り入れた革新的なヴィオラ奏者。このアルバムでは自由なアプローチでバッハの音楽の普遍性に挑んでいる。チェロよりオクターブ高いヴィオラの音楽に艶が加わり、豊かな響きを感じさせてくれる演奏。また、無伴奏組曲の合間に収録されたライプツィヒ・コラール集の編曲は、このアルバムに絶妙なコントラストを描き出している。 テルプシコルド四重奏団は2001年ジュネーブ国際音楽コンクールで第一位を獲得している。 | ||
| モーツァルト: 2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365 フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447 |
フランク・トゥンス(Fl) マルヤン・ド・ヘール(Hp) ウルリヒ・フュブナー(Hr) 金子陽子(P) ジョス・ファン・インマゼール(P) 指揮アニマ・エテルナ | |
| 録音:2005年2月27日、3月1日、ブルージュ、コンセルトヘボウ。 諏訪内晶子などの伴奏者、またガブリエル・ピアノ四重奏団の創立メンバーでもあるパリ在住のピアニスト、 金子陽子とインマゼールによる2台のピアノのための協奏曲では、柔らかく透明感のある音色と軽快な演奏が絡み合い生き生きとした音楽が展開される。フルートとハープのための協奏曲は、ソリストとオケとの絶妙なバランスに唸らされる演奏。ホルン協奏曲の傑作第3番は伸びやかで優雅さに溢れたホルンの特徴を存分に披露した作品で、流麗でかつ躍動的なホルンと洗練されたオーケストラのサンウンドが印象的。 | ||
| D.スカルラッティ:ピアノ・ソナタ集 K.466 ヘ短調/K.193 変ホ長調/K.32 ニ短調/K.1 ニ短調/ K.247 嬰ハ短調/K.208 イ長調/K.209 イ長調/K.9 ニ短調/ K.213 ニ短調/K.427 ト長調/K.87 変ロ短調/K.474 変ホ長調/ K.457 イ長調/K.481 ヘ短調/K.159 ハ長調/K.462 ヘ短調/ K.551 変ロ長調/K.30 ト短調 |
ラハ・アロダキ(P) | |
| シリア出身のピアニスト、ラハ・アロダキは1988年ロシア政府奨学金を得てモスクワ・チャイコフスキー音楽院に留学、その後フランスに帰国しペライアの下でさらに研鑽を積んだ。「スクリャービン:前奏曲集」(ZZT-030902)でも見せたバランスの良い音楽性を彼女はこのアルバムでも披露している。ピリオド楽器の演奏ではなくスタンウェイのグランドピアノで演奏することにより、ピリオド楽器が持つ力を超える音楽性でスカルラッティの世界にアプローチしている。 | ||
| モーツァルト: 2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K.190 カッサシオン ト長調 K.63 セレナード 第6番 ニ長調 K.239「セレナータ・ノットゥルナ」 |
キアーラ・バンキーニ(Vn)指揮 アンサンブル415 | |
| 若き日のモーツァルトの作品集。「2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ」は熱心なモーツァルト・ファンには人気のある作品。「カッサシオン」はザルツブルク大学の学生たちが教授たちを表敬する恒例の式典のために注文した「フィナールムジーク」。7つの楽章からなり、第5楽章にはモーツァルト初のヴァイオリン協奏曲が含まれている。初期のモーツァルトの作品の評価は難しいが、バンキーニは作品を真摯に受け止め、完成された実に深い演奏を披露する。 | ||
| ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764): ヴァイオリン・ソナタ集第4巻 Op.9 |
ヴァレリー・バルサ(Fl) パトリック・ビスミュット(Vn) 指揮ラ・テンペスタ | |
| フランス・バロックの巨匠ルクレール。ヴァイオリン・ソナタ第4巻は彼の音楽の真髄といって良いであろう。第2番はフルート用もあり、ここではヴァレリー・バルサが演奏。また「民俗風で〜鏡に映った」(ZZT-010801)や「ビーバー:ロザリオのソナタ」(ZZT-040801)で鮮やかなヴァイオリン・ソロと指揮をみせたパトリック・ビスミュットの演奏にも注目です。ビスミュートは古楽から現代と幅広いレパートリーを持ち、音楽への理解は非常に深く作品の核に迫る演奏を聴かせる。 | ||
| シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ集 第2番 イ短調 D.385/第1番 ニ長調 D.384/ 第3番 ト短調 D.408/第4番 イ長調 D.574 |
ミドリ・ザイラー(Vn) ジョス・ファン・インマゼール(Fp) | |
| ピアニスト、エルンスト・ザイラーの娘である日系の古楽ヴァイオリニスト、ミドリ・ザイラー。ベルリン古楽アカデミーのメンバーとして数々の録音に参加し、またアニマ・エテルナのコンサートミストレスとしても活躍している。彼女の演奏はクールでありながらも豊かな音の陰影が魅力的。このアルバムでもシューベルトの抒情と哀愁を見事に表現している。また、インマゼールの独創的な音楽性、冴え渡る技巧も聴き所。シューベルトの音楽の複雑な味わいと叙情的な美しさが際立ったアルバムである。 | ||
| フランチェスコ・ヴェントゥリーニ(1675頃-1745): ソナタ第2、5、6、8、11番/室内協奏曲 |
ダヴィッド・プランティエ(Vn)指揮 ラ・チェトラ・バロック | |
| フランチェスコ・ヴェントゥリーニは18世紀にハノーファーの宮廷で活躍していた作曲家。彼の室内協奏曲は1715年頃アムステルダムで出版された、イタリア様式とフランス様式の混合を試みた「趣味の融合」として知られる様式で作曲された革新的な作品。フランス風の堂々とした序曲とイタリア風の見事な協奏曲、そしてオーケストレーションはラモー、バッハ、テレマンのような色彩感覚を持ち合わせている。 ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(HMC-905262)のようにあまり知られていない作曲家の録音を積極的に進めているデイヴィッド・プランティエとラ・チェントが、魅力あふれる音楽を聴かせる。 | ||
| Universi populi[すべての民よ]〜 13−16世紀のプラハの聖歌集 |
ブリジット・レーヌ指揮 ディスカントゥス | |
| プラハの聖イジー教会で、13世紀から16世紀にかけてのいくつかの交唱聖歌、行列聖歌の楽譜が発見され、プラハのパリ=フランス協会とサブレ・フェスティヴァルの発案で、音楽学者のマリー=ノエル・コレットによるかなり大掛かりな研究プロジェクトがスタートした。こうしたことを受け、Zig-Zag Territoiresはブリジット・レーヌとディスカントゥスとのコラボレーションを実現。豊かなメロディー、華麗な装飾、ポリフォニーの革新的なスタイル、中世のヨーロッパでのボヘミア音楽の豊かさを示す音楽であり、演奏である。 | ||
| シューマン:弦楽四重奏曲 Op.41 No.1/同 Op.41 No.3 | ルノワールSQ [レーヌ・コルレット、 フローラン・ブランヌー(Vn) ファニー・クーペ(Va) エマニュエル・ゴゲ(Vc)] | |
| ピアノ曲を中心に作曲していたシューマンは、30代にはいると室内楽作品でも傑作を多く生み出した。弦楽四重奏曲 Op.41もその一つで、多彩な感情表現を含んだ叙情的な作品である。ルノワール弦楽四重奏団は2003年ボルドー国際四重奏コンペティションで受賞経験のある若手実力派。 | ||
| マラン・マレ(1656-1728):ヴィオール曲集 より 「第2巻」より [スペインのフォリアによる変奏曲/ 組曲 ホ短調 (サント・コロンブ氏に捧げるトンボー)]/ 「第4巻」〜迷宮 |
マリアンヌ・ミュレ指揮(Gamb) アンサンブル・スピラーレ [シルヴィ・アブラモヴィッチ(Gamb) ヴィオレーヌ・コチャール(Cemb) シャルル・ エドワール・ファンタン(バロックG) クレーヌ・アントニーニ(テオルボ)] | |
| 録音:2005年10月。 2006年はヴェルサイユ宮廷で活躍したヴィオ-ルの名手マラン・マレの生誕350年でもあった。マレの代表的な作品は5巻にわたるヴィオール集。その中でも1701年マレが45歳の時に刊行された第2巻は18分に及ぶ大作の「ラ・フォリア」や「サント・コロンブ氏に捧げるトンボー」がおさめられ取り上げられる機会の多い作品集。 エスペリオンXXなどの団体で活動もするガンバ奏者マリアンヌ・ミュレが率いる新鋭の古楽奏者を集めたアンサンブル・スピラーレの冴え渡る音色と多彩な音楽表現を見せている。この録音は2005年惜しくもこの世を去ったガンバ奏者ソフィー・ワティヨンに捧げられている。 | ||
| インマゼールのラヴェル ラヴェル: ボレロ/亡き王女のためのパヴァーヌ/ラ・ヴァルス 左手のためのピアノ協奏曲/スペイン狂詩曲 |
クレール・シュヴァリエ(P;*) ジョス・ファン・インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| 使用楽器:1905年エラール製(*)。 コンサートでロマン派の作品を取り上げセンセーショナルな演奏で聴き手を魅了しているインマゼール&アニマ・エテルナだが、今回はラヴェルの作品。インマゼールのボレロと聞いただけで興味が湧く、その期待を裏切ることのない極めて個性的な演奏が繰り広げられている。色彩美、弾力のある音色、演奏が進むにつれて新鮮な驚きを覚え、これまでに体験したことのないようなボレロに出会うことができる。また左手のためのピアノ協奏曲では、「2台ピアノのための作品集(ZZT-030903)」でインマゼールと息の合った演奏を聴かせたクレール・シュヴァリエが好演。彼女の際立った魅力的な音彩と精緻な技巧を聴かせてくれている。 アニマ・エテルナとインマゼールは2008年にはベートーヴェンの交響曲のリリース予定があり、今後の活躍にますます期待が膨らむ。 | ||
| ヨハン・ヤーコプ・ヴァルター(1650-1717): セレナーデ/ 組曲[第8番/第9番/第14番/第20番]/ パッサカリア第7番 |
ダヴィッド・プランティエ(Vn)指揮 レ・プレジール・デュ・パルナッス | |
| ヴァルターは同時代のビーバーとヴェストフ(ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 ZZT-050201)と並んで17世紀後半のドイツ語圏を代表するヴァイオリン奏者であり、ドレスデンの宮廷ヴァイオリン奏者も務めていた。ヴァルターの作品は当時のヴァイオリン演奏技術の最高峰を行くものだった。プランティエによってまた時代に埋もれた偉大な作曲家の貴重な作品を最高のかたちで私たちのもとに届けられる。 | ||
| ジョゼフ・コスマ(1905-1969):シャンソン集 そのつもりでも/バルバラ/愛し合う子供たち/手廻しオルガン 学校の帰り道/鳥刺しの歌/割れた鏡/そして祭りは続く 美しい季節/のんき大将/蟻/二匹のカタツムリ/伝言/枯葉 他 全30曲 ・ボーナスDVD・ ジョゼフ・コスマ[代理店表記は「コマス」] インタビュー/ 「バルバラ」他、全6曲のクリップ |
フランソワーズ・マセ(S) クリスティーヌ・イカール(Hp) | |
| 録音:2005年5月。ボーナスDVDは日本語字幕付。 「枯葉」が非常に有名なジョゼフ・コスマのシャンソン集。「枯葉」の作詞、映画「天井桟敷の人々」の脚本家でも有名なジャック・プレヴェールの詩による作品を中心としたもの。 プレヴェールとコスマによるシャンソンでは何といっても「枯葉」が筆頭にあげられるが、「枯葉」は、コスマの曲にプレヴェールが後で詞をつけた珍しい作品。ほとんど語るように歌い上げる絶妙なバランス。 また、「バルバラ」と「そのつもり」などの録音風景とコスマのインタビュー等を収録した30分の特典DVD 付き(日本語字幕あり)。 | ||
| ガスパール・サンス (1640-1710): スペイン式ギター指南曲集 |
グザヴィエ・ ディアス=ラトール(G) ペドロ・エステバン(Perc) | |
| ガスパール・サンスはスペイン国王フェリペ4世の子、ドン・ファン・デ・アウストリアに仕えた音楽家、ギター奏者。サンスのすべての作品を収めた3部からなる「スペイン式ギター指南曲集」は彼に捧げられている。この「スペイン・ギター教本・曲集」はイエペスやロドリーゴが編曲したりとギターを学ぶ人には親しまれている曲集。サンスは当時民衆の間で流行していたスペイン舞曲を取り入れて作曲し、カナリオス、サラバンド、エスパニョレータなど魅力的な作品が数多く含まれている。 演奏のグザヴィエ・ディアス=ラトールはバーゼル・スコラ・カントールムでホプキンソン・スミスに師事、その後バーゼル音楽大学でモダーン・ギターをオスカー・ギリア学ぶ。現在はサヴァール、ヤーコブス、ベルリン古楽アカデミーなどの元で活躍している。 | ||
| インマゼール&シュヴァリエ〜 ラフマニノフ:2台ピアノ&4手のための作品集 組曲第1番「幻想曲」Op.5 (1893)(*) [バルカロール/夜−愛/涙/復活祭]/ 組曲第2番Op.17 (1901)(#) [序奏/ワルツ/ロマンス/タランテラ]/ 6つの小曲Op.11(1894)(#) [舟歌/スケルツォ/ロシアの主題/ ワルツ/ロマンス/栄光] |
ジョス・ファン・インマゼール (第1P;*/第2P#) クレール・シュヴァリエ (第1P;#/第2P*) | |
| 録音:2005年7月4日-8日、11月7日-8日、コンセルトヘボウ、ブルージュ。使用楽器:1897年エラール社製エクストラ・コンサート・グランド・ピアノ(インマゼール)/1905製エラール社製コンサート・グランド・ピアノ(シュヴァリエ)。 リリースの度に注目を集め、最近ではピリオド楽器によるラヴェルの管弦楽集(ZZT-060901)で新感覚の演奏を披露したジョス・フォン・インマゼール。今回のアルバムは、ラヴェルのアルバムでも本人所有の1905年製エラール・ピアノでの「左手の協奏曲」で見事な演奏を聴かせてくれたクレール・シュヴァリエとの、これもまたエラール製のピアノを使用したラフマニノフの2台ピアノと4手のための作品集。作品は演奏に使用されているエラール・ピアノとほぼ同時期に作曲されたもの。ラフマニノフはニューヨーク・スタインウェイのイメージが強いが、若い頃フランスではエラールを弾いたこともあったのだろう。ラフマニノフが本来イメージした音色が再現されているのではないだろうか。柔らかく高音の伸びの良いエラールの音色がこれまでの分厚いラフマニノフの演奏とは一味違った印象を与えている。壮麗で華麗な「ラフマニノフ節」というよりも、ラフマニノフ的な半音階進行による旋律と感情を増幅させる和音、アルペッジョやトリラー風の音型など細部にこだわりを感じさせる演奏で、お互い丁寧に会話をしているような優しい音楽に仕上がっている。 | ||
| J.S.バッハ: ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集 [第1番 ト長調 BWV.1027/ 第2番 ニ長調 BWV.1028/ 第3番 ト短調 BWV.1029]/ トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV.528] |
グィード・ バレストラッチ(Gamb) ブランディーヌ・ ランヌー(Cemb) | |
| J.S.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタは、ガンバとチェンバロが織り成す魅力を最大限に引き出した作品。パオロ・パンドルフォにヴィオラ・ダ・ガンバを師事したパレストラッチは若き俊英ガンバ奏者。驚くべき技巧で難曲を伸びやかにいとも簡単に弾きこなしている。共演のブランディーヌ・ランヌーとの巧みなからみも聴き所。BWV.528はオルガン独奏用トリオ・ソナタとして知られている。第1楽章は「教会カンタータ第76番」から転用したもの。 | ||
| ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816): 歌劇「奥様女中」 |
アントニオ・アベーテ(B) チンツィア・フォルテ(S) アッティリオ・クレモネージ指揮 ラ・チェトラ | |
| 録音:2006年5月、ポワシー劇場。 ジョヴァンニ・パイジエッロは、生涯のうちに、オペラを、セリア、ブッファの両分野にわたって、80曲以上作曲。いわゆるナポリ楽派全盛の18世紀後半のイタリア・オペラ作曲家の中でもっとも成功を収め、かつ影響力の大きかった人のひとり。この「奥様女中」を発表しペルゴレージの名声をかすめてしまったこともあった。 アッティリオ・クレモネージはルネサンスとバロック音楽を専門とするイタリアのチェンバロ奏者・指揮者。アッティリオ・クレモネージの生き生きとした音楽作り、深みのある声で聴くものを魅了するアントニオ・アベーテ、美しい声と容姿、確かなテクニックを兼ね備えたソプラノ、チンツィア・フォルテと絶妙な配役で鮮やかに仕上げている。 | ||
| シューマン:幻想曲 Op.17/交響的練習曲 Op.13 メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ Op.35 |
エドナ・スターン(P) | |
| イスラエル出身のピアニスト、エドナ・スターン。「シャコンヌ」」(ZZT-050601)では安定感のある落ち着いた演奏を聴かせてくれた。今回のアルバムは、シューマンとメンデルスゾーンの難曲。クララとの結婚を反対され、結婚に至る数年のうちに作曲された作品はどれも創作意欲に満ち溢れたものとなっている。「幻想曲」「交響的練習曲」もそうした時期に作曲された作品で、エドナ・スターンはそうした心情を細やかに読み取り音楽を構成している。「交響的練習曲」は内声の聴かせ方など音楽センスを感じる演奏。技巧面でも流麗さをみせ、充実したアルバムとなっている。 | ||
| ブラームス:チェロ・ソナタ集 [第1番 ホ短調Op.38 第2番 ヘ長調Op.99] |
アントニー・ルロイ(Vc) サンドラ・ムバラク(P) | |
| 輝かしいテクニックと、抜きんでた音楽性をあわせもつ若手2人によるブラームスのチェロ・ソナタ。ブラームスらしい陰々とした重苦しい第1番は、アントニー・ルロイの深みのある音楽性、張りのある低音でブラームスの哀愁がたっぷりと伝わって来る。また充実した晩年の作風を表すような明るい第2番も朗々と歌い上げ、サンドラ・ムバラクの繊細な伴奏とも上手く呼応しあっている。 | ||
| C.P.E.バッハ: フルート協奏曲集 [イ長調 H438/ イ短調 H431/ 変ロ長調 H435]/ フルート・ソナタ イ短調 |
ジュリエット・ユレル(Fl) パトリック・ アイルトン(Cemb) ジャン=マリー・ トロトゥロー(Vc) アリ・ヴァン・ベーク指揮 オーヴェルニュ室内o. | |
| 録音:2006年10月25日-28日。 C.P.E.バッハはフルート好きのフリードリヒ大王(2世)の王室楽団員を長年務めていた。C.P.E.バッハの音楽は、バロックと古典派との過渡期の特徴が表れた極めて洗練されたもので、フルート協奏曲はそのどれもが傑作。フルートの技巧と華やかな管弦楽で瑞々しい音楽を聴かせてくれる。 ジュリエット・ユレルは1970年生まれ。1994年にパリ国際室内楽コンクールで第2位、神戸国際フルートコンクールで武満賞を受賞し、その才能が広く知られ、1998年よりオランダのロッテルダム・フィルの首席奏者に就任、ヨーロッパを中心に活動している。ユレルの実力と音楽性はハイドン:フルート・ソナタ集(ZZT-050503)で証明済みだが、またしてもこのアルバムで、高度なテクニックと流麗な音楽性を披露し非常に魅力的な演奏を聴かせてくれる。 | ||
| マルカントワーヌ・ シャルパンティエ(1643-1704):声楽作品集 寂しい荒野よ H.469/ 何も恐れずこの森に H.467/ もう愛してはいない H.455 世俗モテット「シャルパンティエの墓碑銘」H474/ 「ル・シッド」のスタンスによるエール H.457-459/ カンタータ「地獄へ降りるオルフェウス」H.471/他 |
ジェラール・レーヌ (オート・コントル)指揮 シリル・オヴィティ(A) エドヴィン・クロスレー= メルセル(B) イル・セミナリオ・ ムジカーレ/他 | |
| 録音:2006年10月9日-12日。 ジェラール・レーヌとイル・セミナリオ・ムジカーレによるシャルパンティエの声楽作品集。シャルパンティエはイタリア留学中にカリッシミに学びルイ14世時代のフランスの作曲家の中でも、宗教音楽の第一人者。大胆な旋律、洗練されたシャルパンティエの音楽を鮮やかに描き出したレーヌとイル・セミナリオ・ムジカーレ。彼らのこなれた粋な演奏に脱帽。 | ||
| アダン・ド・ラ・アル (1245頃-1287/1306):歌曲集(全17曲) 愛は私を傷つけた(シャンソン)/ 私のいとしい人(ロンドー)/ 愛の慈悲を頂きたい(シャンソン)/ 愛する心から(シャンソン)/ 人はつねに愛がなんであるか問う (シャンソン)/他 |
ル・ジャルダン・ ド・クルトワジー アンヌ・ドラフォッス= クエンティン(S) | |
| アダン・ド・ラ・アルは13世紀のフランス吟遊詩人。音楽史上最後のトルヴェール、ミンストレルとして位置付けられる。作品には3声のロンドー、音楽劇「ロバンとマリオンの戯れ」などがあげられる。色気を感じさせる情念の歌の数々が、聴き手の興味をひく演奏解釈で展開されていく。 | ||
| ステファーノ・ ランディ(1586?-1639):歌劇「オルフェオの死」 |
フランソワーズ・ラセール指揮 アカデミア | |
| 17世紀初期のローマで重要な作曲家のひとりステファーノ・ランディの1619年作品、歌劇「オルフェオの死」。フランソワーズ・ラセール女史アカデミアによる演奏でこの作品の全体像を浮き彫りなった。ランディは歌劇「聖アレッシオ」の作曲者として有名だが、この作品もイタリアで発展したオペラの進化を見る上で大事な作品のひとつ。 | ||
| J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集 [第1番 BWV.1041/第2番 BWV.1042/ BWV.1052(原曲: チェンバロ協奏曲第1番)/ BWV.1056(原曲: チェンバロ協奏曲第2番)] |
アマンディーヌ・ベイェ (バロックVn)指揮 グリ・インコグニティ [アルバ・ロカ、 フラヴィオ・ ロスコ(Vn) マルタ・パラモ(Va) マルコ・ チェッカート(Vc) バルドメロ・バルチェラ (Gamb) アンナ・フォンターナ (Cemb)] | |
| 録音:2007年1月15日-19日。 2つのオリジナルのヴァイオリン協奏曲(BWV.1041、BWV.1042)と2つの失われたヴァイオリン協奏曲(BWV.1052、BWV.1056)が収録されている。BWV.1041、BWV.1042はイタリア様式の影響を受けた華やかなトゥッティと名人芸で聴かせるソロが特徴的な作品。現在はチェンバロ協奏曲として演奏されているBWV.1052、BWV.1056 は、おそらく失われたヴァイオリン協奏曲の編曲であるとされている。アマンディーヌ・ベイェの繊細かつ大胆な妙技を披露し、またグリ・インコグニティの一人一人の高い技術が作品の細かな要素を丁寧に描き出している。グリ・インコグニティは2006年アマンディーヌ・ベイェの呼びかけにより結成されたアンサンブル。 このCDは、1984年から開催されているリビエラ海岸恒例のイベント、「モンテカルロ春の芸術祭」公式アルバム。 | ||
| ウェーベルン: 弦楽四重奏のための緩徐楽章 ベルク:抒情組曲 シェーンベルク:弦楽四重奏曲第4番 |
プソフォスSQ [田中綾子、 ブルーエン・ル・ メートル(Vn) セシル・グラッシ(Va) イングリッド・ ショーンロブ(Vc)] | |
| 録音:2005年11月、2006年3月。 2003年にメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲をリリース(ZZT-030702)、2006年にはラ・フォル・ジュルネで明るく大らかな演奏で聴衆を魅了したプソフォス四重奏団。今回は新ウィーン楽派を取り上げている。彼女たちの表現しえる全ての手段を使ったとも思える勢いのある表現力には圧倒される。(「モンテカルロ春の芸術祭」公式アルバム) | ||
| 浮き世の生活〜歌曲集 マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」 〜浮き世の生活 バルトーク:スロヴァキア民謡 チャイコフスキー:民謡風歌曲 ブラームス:ジプシーの歌 ルトスワフスキ:5つの歌 ヤナーチェク:モラヴィア民謡 |
サロメ・アレール(S) ニコラス・クリューガー(P) | |
| 録音:2006年9月4日-11日。 6ヶ国5ヶ国語での歌唱で多様な民族の旋律を収録したアルバム。これらの作曲家たちは民族の特性、地域性に基づいた詩的な叙情性をここに表している。なので“浮き世の生活 "のすべてが凝集されているといってもよいだろう。1975年生まれのフランス、アルザス地方出身の歌手、サロメ・アレールが力強く歌い上げている。 | ||
| バルトーク(1881-1945):弦楽四重奏曲集 [第2番/第5番] |
パーカーSQ [ダニエル・チョン、 キム・カレン(Vn) ジェシカ・バードナ(Va) キム・ケヒョン(Vc)] | |
| アメリカの若手カルテット、パーカー弦楽四重奏団。2005年ボルドー室内楽国際コンクール優勝、2005年コンサート・アーティスト・ギルド・コンペティション1位などの受賞歴をもち、アメリカの新聞各紙に絶賛され注目を集めている実力派。現在アメリカを中心にコンサート活動を行うかたわら、2002、2003年とニューイングランド音楽院の名誉弦楽四重奏団に選ばれ、同音楽院で学んでいる。 バルトークの第2番の弦楽四重奏曲は第1番から10年後に作曲され、ちょうどバレエ音楽「かかし王子」やオペラ「青ひげ公の城」といった大作を書き上げた時期と重なり、バルトークの作風の転換期となっている。一方、第5番は晩年の様式が顕著に表れた作品。 | ||
| ガブリエル・フォーレ(1845-1924):チェロ作品集 ロマンス Op.69/ヴォカリーズ〜練習曲/エレジー Op.24/ チェロ・ソナタ第1番 イ長調 Op.109/セレナード Op.98/ 蝶々 Op.77/シシリエンヌ Op.78/ チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.117/子守歌 Op.16/ 初見視奏曲 イ長調(*)/夢のあとに Op.7-1/ 3つの無言歌 Op.17 |
グザヴィエ・ ギャニュパン(Vc;#) ジャン=ミシェル・ デイェズ(P;+) ジェレミー・ビエ(Vc;*) | |
| 使用楽器:ガン&ベルナルデル、パリ、1878年製(#)/エラール、1902年製(+)。精妙な美しさに満ちたフォーレのチェロ作品。「エレジー」「シシリエンヌ」「夢のあとに」などに比べて演奏される機会の少ないソナタだが、1番2楽章の甘美で安らかな旋律、2番3楽章の変化に富んだ主題の色彩感など短いながらにフォーレの清香な音楽性を感じ取ることが出来る。深く響き渡るチェロの音色、重厚で艶のあるピアノ、フォーレの切なくも甘美な音楽に心酔。 グザヴィエ・ギャニュパンは、フランスの弦楽四重奏の正当な継承者、美しい音色で定評のあるロザムンデ弦楽四重奏団の一員として高く評価されている。 | ||
| インマゼール&ミドリ・ザイラー〜 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1 [第1番 ニ長調 Op.12-1/第2番 イ長調 Op.12-2/ 第3番 変ホ長調 Op.12-3] |
ジョス・ファン・ インマゼール(Fp;*) ミドリ・ザイラー(Vn;#) | |
| 使用楽器:クリストファー・クラーク製作ワルター(のコピー?)1988年製 (*)/イタリア18世紀中期製(#)。ピリオド楽器使用。 シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ(ZZT-060501)で清冽な演奏を聴かせてくれたミドリ・ザイラー&インマゼールが、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音を開始。また2008年からアニマ・エテルナとインマゼールもベートーヴェンの交響曲全曲録音をスタートさせる予定と、今後のZIG-ZAG Territoires のリリースは大注目。 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの創作は初期に集中しており、このアルバムに収録されている作品12 の1、2、3番までの3曲のソナタはサリエリに献呈されている。この作品群はモーツァルトの影響を強く受けていて、ピアノパートが重視される傾向がみられる。作品群全体としては、ヴァイオリンの明るい色調を前面に出した若々しい陽気な雰囲気に溢れている。第3番はピアノパートが自由奔放、アルペッジョを用いて華やかに聴かせ、優しく美しいヴァイオリンのメロディーを効果的に響かせている。インマゼールの音楽の愉悦感、遊び心も刺激され、ザイラーとの会話も一段と弾んでいるよう。 | ||
| COLORS Grey/Green/Yellow/White/Brown/Orange/ Purple/Red/Blue/Cream 作曲:ブルーノ・アンジェリーニ (Cream のみジャン・フィリップ・ヴィレ) 作詞:ジェラール・レーヌ |
ジェラール・レーヌ(CT) ブルーノ・アンジェリーニ(P) ジャン・フィリップ・ヴィレ (Cb) ラモン・ロペス(Prec) | |
| 音楽界の既成の概念や慣習にとらわれることのない音楽活動を繰り広げている進歩的な4人のミュージシャンによるアルバム。作詞をしているジェラール・レーヌは特異なキャリアをもった歌手。初期はロックミュージシャンとして活動し、後に古楽の大家クリスティ、ヘレヴェッヘとカウンターテナー歌手として共演するなど類稀な才能の持ち主。フランスの個性派ジャズ・ピアニスト、ブルーノ・アンジェリーニ。衝撃のコントラバスジャン・フィリップ・ヴィレなど高名なジャズ・プレイヤーと共演。夏の日差しのような、グリーン、イエロー、オレンジのカラーサウンドが眩しい1枚。 | ||
| ヴィヴァルディ:協奏曲集「調和の霊感」より 協奏曲第1番 ニ長調 RV549/協奏曲第4番 ホ短調 RV550/ 協奏曲第7番 ヘ長調 RV567/協奏曲第10番 ロ短調 RV580/ 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV551/ 4つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV553 |
キアラ・ バンキーニ(Vn)指揮 アンサンブル415 | |
| ZIG-ZAG Territoires 設立10周年を記念盤。ヴェネツィアのピエタ養育院の女生徒楽団のために書かれた作品から12曲をまとめた「調和の霊感」の中から4つのヴァイオリンを中心とした作品を収録。端正な演奏、繊細な表情付けで上品に聴かせるバンキーニ。軽妙なリズム感、緻密な構成、音楽の流れはシンプルでありながら説得力を感じさせる演奏。 | ||
| 秘密のコンサート〜極秘女声アンサンブル 「コンチェルト・デッレ・ドンネ」の音楽 ルッツァスコ・ルッツァスキ、 ルドヴィコ・アゴスティーニ、 ジュリオ・チェーザレ・バルベッタの マドリガーレ集 |
ドニ・レザン=ダドレ指揮 アンサンブル・ ドゥルス・メモワール | |
| イタリア北部の都市フェラーラは13世紀に入るとエステ家が支配するようになっていた。エステ家は代々、芸術・文化を手厚く保護し、数多くの芸術家たちがここに傑作を残している。フェラーラが公国となった15世紀後期からは、華やかなルネサンス文化が花開くこととなった。フェラーラ公エルコレ1世はヨーロッパ中から優れた音楽家を集めていて、ジョスカン・デ・プレもその一人だった。そして16世紀になるとフェラーラはイタリア一華やかな文化都市となり、フェラーラ公で一番の芸術好きのアルフォンソ2世はかつてないほどの規模で音楽家を呼び芸術に享楽していた。その中で彼は3人のソプラノによるアンサンブル「コンチェルト・デッレ・ドンネ・ディ・フェラーラ」を結成。彼女たちはアルフォンソ2世お気に入りの秘密の女声アンサンブルとなり、宮廷内で極秘に演奏を行っていた。その時にルッツァスキ、アゴスティーニなどが彼女たちを指導し作品を提供している。このアルバムはそうした当時の華やかさと、彼女たちの秘密のコンサートを味わうことのできる1枚。 | ||
| オルフェ〜カンタータとエール ランベール、ルイ=ニコラ・クレランボー、 F.クープラン、ラモー、シャルパンティエらの作品 |
シリル・オヴィディ(T) イリアード・アンサンブル | |
| 録音:2007年4月。 ウィリアム・クリスティに見出されバロック界へと転身した若手テノール歌手シリル・オヴィディと2003年に結成された古楽グループ、イリアード・アンサンブル。シリル・オヴィデは美しいフランス語の響きを活かした多彩な歌声と変幻自在な音色を使い分けている。 | ||
| ショパン: ピアノ・ソナタ第3番 Op.58/子守歌 Op.57 リスト:ノクターン「夢のなかに」/ ロ短調ソナタ |
ム・イェ・ウー(P) | |
| 第32回ロン=ティボー国際コンクール(ピアノ部門)入賞の中国期待のピアニスト、ム・イェ・ウーによるショパン、リストの王道プログラム。彼は1985年北京生まれ。5歳でピアノを始め、1994年9歳で香港のピアノ・コンクールで優勝。199年12歳の時に「中国で最も有望な若手演奏家」に選ばれた逸材。演奏は若さに走ることのない落ち着いた演奏で、豊かな歌心が感じられる1枚。 | ||
| THE VOICE IN THE VIOLIN G.パオロ・チーマ:宗教的コンチェルトより G.マルコ・ウッチェリーニ: ソナタ、コレンティとアリア集 Op.4より G.バッティスタ・フォンターナ: ソナタ[第2番/第3番] モンテヴェルディ:戦いと愛のマドリガーレ リカルド・ロニョーニ:別れのときは ダリオ・カステッロ: 現代的なソナタ・コンチェルターテ第2巻より カルロ・ジェズアルド:マドリガーレ第5巻より ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカーレ ジローラモ・フレスコバルディ: 歌曲集アリエ・ムジカーリ第1巻〜そよ風ふけば G.アントニオ・パンドルフィ・メアッリ: ソナタ「ラ・チェスタ」 フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ: ウト、レ、ミ、ファ、ソ、ラによるカノン |
エンリコ・オノフリ(Vn)指揮 イマジナリウム [アレッサンドロ・タンピエーリ (Vn) マルグレット・コル(Hp) リカルド・ドーニ (クラヴサン/Org) アレッサンドロ・パルメリ (Vc) マリア・クリスティーナ・ ヴァシ(A)] | |
| 録音:2006年7月20日-22日。 現在、古楽界屈指の気鋭の音楽家エンリコ・オノフリ率いるイマジナリウムによる、17世紀前半イタリアの作曲家によるヴァイオリン作品を中心としたアルバム。17世紀、ヴァイオリンは歌の伴奏から独立したソロ楽器として発展を遂げた期間であり、次々と銘器が誕生した。人の歌う声が演奏の基本とされた歌心に満ちた素晴らしい作品もまた多く生み出された。ヴァイオリンの名手としても知られる作曲家ウッチェリーニやフォンターナなどの作品を鬼才エンリコ・オノフリは深い造詣と鮮烈な解釈で引き締まった美しい演奏を聴かせくれる。 | ||
| バッハ/コルトレーン J.S.バッハ: フーガの技法〜コントラプンクトゥスI (ラファエル・アンベール即興) J.コルトレーン:クレッセント J.S.バッハ: クラヴィーア協奏曲第5番 BWV1056より「ラルゴ」 (オルガン演奏Ver. Sax 演奏Ver.) 黒人霊歌「He nevuh said a mumbalin' word」 J.S.バッハ: 幻想曲 BWV 542(by アンドレ・ロッシ)/ ミサ曲 ロ短調BWV232 "Crucifixus "/ フーガの技法〜コントラプンクトゥス\ (by マンフレッドQ.) J.コルトレーン:Song of Praise/J.S.バッハ: モテット「イエスよ、わが喜びよ」BWV 227/ J.S.バッハ: カンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、魂の愉悦」 R.アンベール:B-A-C-H/J.コルトレーン: The Father, the Son and the Holy Ghost M.ルター:喜びと平安もて我は死なん J.コルトレーン:Revernd King A.ロッシ:コラール J.S.バッハ:カンタータ BWV 45 「人よ、汝に善きこと告げられたり」 |
ラファエル・アンベール(Sax) アンドレ・ロッシ(Org) ジャン=リュック・ディ・フレイヤ (Perc) ミシェル・ペレス(Cb) マンフレッド・クァルテット ジェラール・レーヌ(CT) | |
| 録音:2007年7月。 モダーン・ジャズ史上、最高のサックス奏者ジョン・コルトレーン。2007年の彼の没後40年に録音されたアルバム。フランスのジャズ・サックス奏者ラファエル・アンベールとオルガニストのアンドレ・ロッシの素敵な出会いによりこの企画は生まれた。バッハとジャズが相性の良いのは広く知られたことだが、この演奏はその想像をはるかに上回る面白いもの。 バッハの作品の主要な部分はマンフレッド・クァルテットとアンドレ・ロッシによって演奏され、ジャズ陣営のラファエル・アンベール、ジャン=リュック・ディ・フレイヤ、ミシェル・ペレスらが即興的に聴かせる。逆にコルトレーンのテーマをジャズ・マンが奏でマンフレッド・クァルテットとの親密な対話を繰り広げている。バッハとコルトレーンの祈りの歌をリンクさせ神秘的な曲に仕上げ、幅広いジャンルの音楽を歌いこなすカウンターテナー、ジェラール・レーヌがカンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、魂の愉悦」を官能的に歌い上げるなど、絶妙な選曲と配置で心地よいが強い意志の感じられるアルバム。 | ||
| フェルナンド・ソル:12のセギディーリャス・ボレラス | グザヴィエ・ディアス= ラトール(G) ラベリントス・インジニオソス | |
| 録音:2007年11月13日-16日、カタロニア。 ギター奏者のグザヴィエ・ディアス=ラトールと彼が率いるアンサンブル、ラベリントス・インジニオソスによるスペイン音楽集のガスパール・サンスのギター作品(ZZT-061002)に続く第2弾。古典派ギターの第一人者フェルナンド・ソルのギター伴奏による歌曲、セギディーリャス・ボレラスを収録している。 セギディーリャスはスペインに広く伝わる舞曲の形式。辛らつな歌詞とスペインの伝統的な舞曲はヨーロッパのサロンに取り入れられ流行した。このアルバムは主にギター曲で知られているソルの新たな一面を教えてくれる。ソルはもちろんギター作品で高い評判を得ていたが、このセギディーリャスも大変人気があった作品群。1976年にブライアン・ジェファリ氏の編成により刊行されたギター伴奏による楽譜に基づいた演奏。次回のグザヴィエ・ディアス=ラトールのスペイン音楽シリーズはフランシスコ・ゲラウの作品を録音予定。 | ||
| ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731): オーボエと通奏低音のための組曲 [ ニ短調/ ト短調/ ハ長調/ ニ短調/ ト短調] |
アントワーヌ・ トゥレンチーク(Ob) アルフレード・ ベルナルディーニ(Ob) ラッサンブレ・デ・ オネスト・キュリュ | |
| ピエール・ダニカン・フィリドールは17から18世紀に活躍したフランスの音楽家一族フィリドール家の一員。一族の中ではフランソワ=アンドレ・ダニカン・フィリドールが有名だが、その大叔父ミシェル・ダニカン・フィリドールはオーボエ奏者としても活躍しジャン・オトテールとショーム(オーボエの前身)を元として楽器の改良を行った人物。オーボエ奏者のアントワーヌ・トゥレンチークは、オーボエの発展に大きく貢献したフィリドール家の一人であるピエール・ダニカンの作品に光を当てるべく、このアルバムを発表した。ピエール・ダニカンはオーボエ奏者、フルート奏者としても活躍していたが、宮廷の正式なポストがなかったためヴィオール奏者として在籍していたこともあったとのこと。流麗ながらも悲哀を感じさせる美しい音楽。 | ||
| アントワーヌ・フォルクレ:クラヴサン曲集 [組曲第5番/組曲第2番/組曲第1番/ 組曲第3番/組曲第4番] |
ブランディーヌ・ランヌー (Cemb) | |
| 録音:2007年11月。使用楽器:アンソニー・サイデイ、1988年製、アンドレアス・リュッケルス(1636) /アンリ・エムシュ(1763)モデル。 ヴィオールの名手アントワーヌ・フォルクレのヴィオール曲集をアントワーヌの死後、息子のジャン=バティスト・アントワーヌがクラヴサン用に編曲した曲集。悪魔のようにヴィオールを弾いたと言われるアントワーヌ・フォルクレ。ヴィオールからの編曲ということもあり、典雅なラモーなどの作品と異なり、厚みを増した音域の幅を感じさせる重厚、荘厳といった言葉がぴったりとくるような作品。ブランディーヌ・ランヌーの自由でファンタジーに溢れた独特の演奏が充分に発揮され、静かな情熱を感じさせる魅力的な内容。この録音に使用された楽器の製作者、アンソニー・サイデイは徹底した製作復元で定評のある人物。モデルとなったのは1636年にアンドレアス・リュッケルスが製作したチェンバロを1763年にアンリ・エムシュが大幅改造したもの。美しさと力強さを兼ね備えた音色が印象的な楽器。 | ||
| サント=コロンブのトンボー〜作曲家たちの肖像 サント=コロンブ:プレリュード/ 二つのヴィオールのための協奏曲第1番 マラン・マレ:サント=コロンブ氏を悼むトンボー/ リュリ氏を悼むトンボー/マリアンヌ J.B.フォルクレ:ラボルド/ラモー/ クレール/フォルクレ/クープラン デニス・ゴーチェ:ゴーチェのトンボー ラモー:ラモー/フォルクレ |
マリアンヌ・ミュレ 指揮(Gamb) アンサンブル・スピラーレ | |
| 録音:2007年11月12日-17日。 このアルバムは17世紀フランスのヴィオールの名手サント=コロンブと同時代のフランスの作曲家たちの肖像を描いた内容。17世紀から18世紀のフランスの作曲家たちがトンボーを軸に同時代の作曲家や自身の思い出を作品に残している。マリアンヌ・ミュレ率いるアンサンブル・スピラーレは、このアルバムを「響きの博物館」として偉大な作曲家たちの作品に敬意を評し、彼らたちへのトンボーとして大切に作られた1枚。 | ||
| ショパン: 練習曲 Op.10/ バラード[第1番/第2番/第3番/第4番] ユーグ・デュフール:La ligne gravissant la chute (ショパンへのオマージュ) |
ニーマ・サルケチク(P) | |
| 録音:2008年2月。 イラン出身の25歳若手ピアニストのニーマ・サルケチクは、「パリ国立高等音楽院ジョルジュ・プルーデルマッハフランソワ=フレデリック・ギイらに師事」(鍵カッコ内代理店記載ママ)。研究熱心な注目の若手ピアニスト。デビュー・アルバムは王道のショパン。2008年4月には、フランスの注目のピアニスト、アレクサンドル・タロー、カロリーヌ・サジュマンらとともにショパン・リサイタルを行い、その際にこのアルバムに収録されているフランス現代音楽の中心を担うユーグ・デュフールによるショパンへのオマージュの作品も演奏された。この作品はフランスの画家でもあり詩人のタル・コートの詩から引用されている。 | ||
| インマゼール&アニマ・エテルナ〜 ベートーヴェン:交響曲、序曲全集 序曲「プロメテウスの創造物」Op.43 (4'32)(*) 交響曲第1番 Op.21 (24'56)(**) 交響曲第2番 Op.36 (33'07)(#) 交響曲第3番 Op.55「英雄」 (46'39)(#) 「コリオラン」序曲 Op.62 (6'43)(+) 「エグモント」序曲 Op.84 (7'09)(#) 「アテネの廃墟」Op.113〜 [序曲(4'03)(#)/トルコ行進曲 (2'00)(##)] 交響曲第5番 Op.67 (29'40) 交響曲第4番 Op.60 (32'01)(*) 交響曲第6番 Op.68「田園」 (40'20)(+) 交響曲第8番 Op.93 (24'01)(*) 交響曲第7番 Op.92 (38'29) 「献堂式」序曲 Op.124 (10'53) 交響曲第9番 Op.125 (64'44)(+) |
ジョス・ファン・インマゼール指揮 アニマ・エテルナ アンナ・クリスティーナ・ カーポラ(S) マリアネ・ベアーテ・ シェラン(A) マルクス・シェーファー(T) トーマス・バウアー(B) アニマ・エテルナcho. ミドリ・ザイラー (コンミス;*/+/**) ブライアン・ディーン (コンマス;#) | |
| 録音:2005年12月10日-12日(*)/2006年5月1日-4日(#)/2006年11月13日-16日(+)/2007年4月20日-21日(**)/2007年4月18日(##)、ブルージュ、コンセルトヘボウ。 「ジョス・ファン・インマゼール氏による日本語解説付き/帯付き」とのこと。通常輸入盤形態では、日本では流通しない物と思われる。 本当に素晴らしい全集が完成した。革新的な演奏、斬新な解釈でリリースの度に驚きを提供してくれるインマゼール&アニマ・エテルナによるベートーヴェン:交響曲、序曲全集。シューベルトの交響曲全集(SONY)でピリオド楽器による刺激的な演奏をしていたインマゼールだが、このベートーヴェンの全集もかなり手の込んだこだわりの演奏となっている。スコアはシューベルトの交響曲全集と同様ベーレンライター版を用い、ウィーン楽友協会の史料に基づいたインマゼール自身の独自の研究によるもの。すでに1998-1999年のシーズンに行ったベートーヴェン交響曲全曲演奏会でのセッションで第9、5&6番は録音があるが、インマゼール自身も解説で語っているように、その後も繰り返しベートーヴェンの作品を演奏、研究してきたことによりこの全集は新しい解釈、音色が提示されている。その解説も実に興味深く、楽器、ピッチ、編成、音響、速度など細かく記載してある。テンポについてはベートーヴェンの定めた指示に従って演奏されているので速めに感じるが、楽曲の全体像を掴んだインマゼールだからこそ出来る表現力で、インマゼール&アニマ・エテルナの目指す理想のベートーヴェンを聴くことが出来る。 | ||
| バンキーニ〜タルティーニ(1692-1770):ソナタ集 作者不詳:Lieto ti prendo e poi (Aria del Tasso)(*) ソナタ第17番 ニ長調 作者不詳:Depo Clorinda le sue spoglie inteste(*) ソナタ第24番 ニ長調/ソナタ第13番 ロ短調 作者不詳:Intanto Erminia fra l 'ombrose piante ソナタ(ブレイナードA3) イ短調 パオロ・ロリ:Solitario bosco ombroso(*) ソナタ第2番 ロ短調 タルティーニ: Solitario bosco ombroso |
キアラ・バンキーニ(Vn) パトリツィア・ボヴィ(S;*) | |
| 録音:2006年-2007年。曲目と作曲者が(下記説明文を考慮に入れても)不明瞭な箇所もあるが、代理店記載通り。 バロック・ヴァイオリン界を牽引するキアラ・バンキーニが、難曲「悪魔のトリル」で有名なイタリア後期バロックの巨匠タルティーニのソナタを録音。作品の多くがヴァイオリン・ソナタとヴァイオリン協奏曲で同時代のイタリアの作曲家と異なり宗教音楽やオペラなどの作品はない。ヴァイオリンの奏法に関する著書も残しているなど自身もヴァイオリンの名手であった。キアラ・バンキーニのしなやかなボウイング、鮮やかな技巧をみせ、聴き応えのある1 枚となっている。またイタリアの叙事詩人タッソのアリアを曲間に収録。歌はアッシジ生まれのソプラノ、パトリツィア・ボヴィ。彼女は幼いときから音楽の才能を見出されペルージャの音楽院でセルジオ・ペゼッティに師事。古楽アンサンブル・ミクロログスのメンバー、また各地の音楽祭で引っ張りだこの注目の古楽ソプラノ歌手。伸びやかな息づかい、まろやかな音色が魅力的。 | ||
| モーツァルト: クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581/ クラリネット四重奏曲 変ホ長調 K.380/374f (原曲:ヴァイオリン・ソナタ第36番 K.380)/ クラリネット四重奏曲 変ロ長調 K.378/317d (原曲:ヴァイオリン・ソナタ第34番 K.378) |
フロラン・エオ(Cl) マンフレッドSQ [ルイジ・ヴェッキオーニ(Vn) マリー・ビュロー(Vn) ヴィンシャン・ ベランジェ(Va) クリスティアン・ フォルフ(Vc)] | |
| 録音:2007年3月。 モーツァルトの室内楽の最高峰作品、クラリネット五重奏曲を含むクラリネットの音色を存分に味わうことのできる1枚。フローラン・エオーはフランスの若手のなかでも抜群の腕前とセンスを持ったクラリネット奏者。1991年パリ高等音楽院卒業。同年、トゥーロン国際コンクール優勝。その後ヨーロッパ各地のオーケストラ、フェスティヴァルなどに招かれ、ソリスト、室内楽奏者として活躍。現在、ルュイユ・マルメゾン音楽院教授。 | ||
| ビーバー(1644-1704): 宗教的・世俗的弦楽曲集(全12曲) |
レ・プレジール・デュ・パルナッス [ダヴィッド・ プランティエ(Vn) マーヤ・アムライン(Vc) アンドレア・ マルキオル(Cemb) 野入志津子(Lute)] | |
| 録音:2007年9月。 古楽ヴァイオリン界の寵児ダヴィッド・プランティエ率いるレ・プレジール・デュ・パルナッスの新録音。ヨーロッパを中心に活躍する日本人リュート奏者、野入志津子やスコラ・カントルムで学んだヴィルトゥオーゾにより2004年に結成されたアンサンブル。 17世紀の名匠ビーバーは、ヴァイオリン音楽や室内楽、宗教音楽などに斬新かつ技巧的な手法を用い、なお且つ神秘性や深みもある傑作を書いている。この宗教的・世俗的弦楽曲集もビーバーらしい美しく清らかな旋律としっかりとした楽曲構成が見事に融合した作品。レ・プレジールの演奏も素晴らしく古楽ファン必聴のアルバム。 | ||
| ヴィヴァルディ: 協奏曲集「四季」Op.8 Nos.1-4/ ヴァイオリン協奏曲 RV.578a/ ヴァイオリン協奏曲 RV.372/ ヴァイオリン協奏曲 RV.390 |
アマンディーヌ・ベイエ (バロックVn)指揮 グリ・インコグニティ | |
| 録音:2008年1月14日-18日、レ・グリース・アルマンド、パリ。 フランスの女流バロック・ヴァイオリニスト、アマンディーヌ・ベイエが遂に「四季」を録音。ヴィヴァルディの代名詞でもある有名人気曲「四季」は、それぞれの楽章にソネットが付いており、鳥、犬の声、雷鳴、などの具体的描写を取り込み、多くの聴き手の心を掴む楽曲。それだけに数多くの名演奏、名録音を残しているこの作品を、ベイエはどうアプローチしているのか興味をそそられる。 個性を強調するだけの過激な解釈だけではなく、計算された意外性と多様性を見事に表現。随所にちりばめられたベイエ流のエッセンスが心地よい刺激となっている。この名曲にスマートに切れ込む明晰さとテクニックを兼ね備えた好演がまた一つ生まれた。 | ||
| ピリオド楽器によるヨハン・シュトラウス ヨハン・シュトラウスII: トリッチ=トラッチ・ポルカ/ 喜歌劇「こうもり」R.530〜 [序曲(No.1)/チャルダーシュ(No.2)]/ 北海の絵 R.390(ワルツ)/突進 R.348(ポルカ・シュネル)/ 新ピツィカート・ポルカ R.449/ 無窮動(音楽の冗談;第2稿) R.257 No.2/ 春の声 R.410(ワルツ)/ 喜歌劇「ジプシー男爵」序曲 R.511 No.1/ 美しく青きドナウ R.314(ワルツ)/エジプト行進曲 R.335/ ハンガリー万歳 R.332(ポルカ)/狂乱のポルカ R.260 |
ジョス・ファン・ インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| 録音:1999年9月16日-18日、フランス、モーゼル県メス。通常盤:ZZT-020601 ミヒャエル・ロートによるベーレンライター新校訂版の楽譜に出会い、インマゼールはヨハン・シュトラウスの音楽に新たな音楽史的な価値を見出し、大変新鮮な演奏で私たちを驚愕させた。このアルバムが特別価格、カタログ(2007年?)付きで再登場。初回プレスのみと思われますので、お早めに。 | ||
| ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集 | ブランディーヌ・ランヌー(Cemb) ヴァレリー・バルサ(Fl) カトリーヌ・ジラール(Vn) エマニュエル・バルサ(ガンバ) | |
| 録音:2000年。 ZZT-010301 (4CD) として発売されているラモーのクラヴサン曲集からの単売。編成は四重奏だが、あくまで主役はクラヴサン(チェンバロ)。4枚組に手が出なかったという方々に、まずはこれをおすすめ。 | ||
| ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集 F.クープラン: クラヴサン曲集 |
ブランディーヌ・ ランヌー(Cemb) | |
| ZZT-2040301 と ZZT-040401 のセット。 | ||
| CELEBRATION 〜 The 10 Years Anniversary (レーベル創設10周年記念)
[単売:ZZT-051102] ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):ヴァイオリンと通奏低音ためのソナタ集 より アマンディ−ヌ・ベイェ(Vn) [単売:ZZT-010301(4CD) より抜粋] ラモー:クラヴサン作品全集 〜新クラヴサン曲集(第4巻&第5巻;1728)から(14曲) ブランディーヌ・ランヌー(Cemb) [単売:ZZT-060201] モーツァルト: 2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365/ フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299/ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447 フランク・トゥンス(Fl) マルヤン・ド・ヘール(Hp) ウルリヒ・フュブナー(Hr) 金子陽子(P) ジョス・ファン・インマゼール(P)指揮アニマ・エテルナ 録音:2005年2月27日、3月1日、ブルージュ、コンセルトヘボウ [単売:ZZT-030801] ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):セレナータ「恋の敵」(1693) アドリアーナ・フェルナンデス(S;クローリ) マルティン・オロ(CT;ティルシ) フリオ・ザナージ(Br;フィレーノ) キアラ・バンキーニ指揮アンサンブル415 録音:2002年10月7日-12日、フラーヌ=ル=シャトー教会 [単売:ZZT-051003] モンテヴェルディ:マドリガーレ集(第8巻&第7巻より;7曲) フランソワーズ・ラセール指揮アカデミア ヤン・ヴァン・エルサッカー(T:語り手) ギュメット・ロランス(Ms:クロリンダ) エルヴェ・ラミ(T:タンクレーディ) | ||
| ZIG ZAG "ZEBRA COLLECTION" ZIG-ZAG Territoires はアーティストを大切にしたアルバム作りによって大きな成功を収めている。新シリーズ "ZEBRA COLLECTION" は、以前発売されたアイテムの中から計20タイトルを選定。価格、装丁を一新したミッド・プライス・シリーズ。なお、第1回10点案内時には、代理店が「レーベル在庫がなくなり次第終了」とアナウンスしていた。 | ||
| ジャカン男爵家での夕べ、1787年4月24日 モーツァルト: バセットホルン協奏曲ト長調 断章 K.621b (クラリネット協奏曲 K.622 第1楽章の初稿) アダージョ ヘ長調 K.580a/アダージョ変ロ長調 K.411(484a) アダージョ ヘ長調 K.410(484d)/アレグロ ヘ長調 断片 K.484e アレグロ・アッサイ変ロ長調 断片 K.411(484a) ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調 K.498 ピアノ連弾ソナタ ハ長調 K.521 「愛らしい二つの瞳が」 K.439/「愛しい光りよ、麗しい光りよ」 K.346(439a) 「数多くの恋人たちの間にも」 K.549 「ああ、われらが人生のあまりに短くて」 K.228 「いとしのマンデル、リボンはどこなの?」 K.441/「黙して嘆こう」 K.437 「いとしい人よ、おまえが遠くにいると」 K.438 「今こそあのむごい時が来た」 K.436 「おやすみ、おまえはほんとうのおばかさん」 K.561 |
ジル・トーメ(Cl、 バセットホルン、監修) キアラ・バンキーニ(Vn)指揮 アンサンブル415 アンサンブル・ラルモニー・ボエミエンヌ エミリオ・モレーノ(Va) アルトゥール・ショーンデアヴルト(Fp) サンドリーヌ・ピオ、 ヴァレリー・ギャヴェイユ(S) フレデリク・キャトン(Br)他 | |
| 通常盤:ZZT-990701。ジャカン男爵家は、モーツァルトがバセットホルンとクラリネットの名手アントン・シュタートラーとの交友を結んだ場所。バセットホルン協奏曲断片の録音が非常に貴重。モーツァルトは当初、当時一般に用いられていたA管バセットホルンより低音を拡大した、テオドール・ロッツ作のG管バセットホルンのために協奏曲を書き始めたのであった。トーメは現存するロッツ作の楽器を探し求め、最後にはG管バセットホルンをみずから製作してこの録音に望んだ。この過程はドキュメンタリーTV番組として日本でも放映された。 | ||
| ハイドン:ソナタ集 ロ短調 Hob.XVI:32/ト短調 Hob.XVI:44/ハ長調 Hob.XVI:48 ハ短調 Hob.XVI:20/変ロ長調 Hob.XVI:41/ニ長調 Hob.XVI:42 |
マーシャ・ハジマーコス (クラヴィコード) | |
| 通常盤:ZZT-990901。ハジマーコスはアメリカに生まれ、インマゼールに師事、1995年にはハイドンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を催した。 | ||
| シューマン:ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集 [おとぎ話の挿絵 Op.113/おとぎ話 Op.132 幻想小曲集 Op.73/3つのロマンス Op.94 アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70] |
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(Va) フロラン・エオ(Cl) アンヌ=リーズ・ガスタルディ(P) | |
| 通常盤:ZZT-010401(廃盤)。録音:2000年7月3日-7日、ボン・セクール教会、パリ。 | ||
| 何よりもまず人生 ヤナーチェク: 弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」/ 弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」 |
ベルセアSQ [コリーナ・ベルセア(Vn) ラウラ・サミュエル(Vn) クシシトフ・ホジェルスキ(Va) アラスデール・テイト(Vc)] | |
| 通常盤:ZZT-010701。録音:2001年3月5日-9日、ポンセクール教会、パリ。 2001年10月から、ヴィグモア・ホールのレジデント・カルテットであるベルセア四重奏団は、1994年、イギリスで結成された若い世代の弦楽四重奏団。アルバン・ベルク四重奏団の元でなお研鑽を積みつつ、特に1997年以降数々のコンクールで入賞し、ヨーロッパ各地とニューヨークでコンサートを開き高い評価を得ている。 | ||
| 民俗風で〜鏡に映った ラヴェル:ヴァイオリンとリュテアルのための 「ツィガーヌ」(演奏会用狂詩曲)(*) エネスコ:ヴィオリン・ソナタ第3番 イ短調(#)/ 「ルーマニアの民俗風で」Op.25(#)/ 「子供の印象」Op.28(#) |
パトリック・ ビスミュート(Vn) アン・ゲイルズ (リュテアル;*/P;#) | |
| ZZT-010801(2CD)からクライスラーとエマニュエルの作品を抜いて1枚とした物。録音:2001年1月21日&22日、ブリュッセル楽器博物館(*)/2001年1月29日-2月8日、ボン・セクール教会、パリ(#)。 リュテアルは、1918年-1922年頃、オルガン建造家のジョルジュ・クレタンス(ベルギー出身)によって発明された、4本のストップ(低音クラヴサン、高音クラヴサン、高音ハープ音色、低音ハープ音色)の操作による音色調節のメカニズムをグランド・ピアノの中に組み込んだ楽器。短命に終わった楽器だが、ラヴェルが「ツィガーヌ」と「子供と魔法」で用いたため、音楽史に名を残している。 1924年、サル・ガヴォーでの「ツィガーヌ」初演の際に使われた楽器は、火災によって失われてしまったが、1980年頃ヴァイオリニスト、テオ・オロフの調査で、1922年に製造されたリュテアルがブリュッセル楽器博物館に非常に状態が悪いながらも残っていることが判明。オランダでピアノ工房を営むエヴァート・スネルがこの楽器を修復し、同時にイタリアのファツィオーリ製グランド・ピアノにメカニズムのコピーを組み込み復元した。 その後、オリジナル楽器も、博物館側の継続的な修復によって、実際の演奏に支障がないほどの修復された。現在まで2種類出ている録音はその復元楽器を用いたものだが、音質の調整がクラヴサン的な音のみで全曲を通している。しかし、当盤で初めて録音に使われたこのオリジナルの楽器からは、ストップの組み合わせでツィンバロンのような音色やプリペアード・ピアノを思わせる音色が出てくるなど、「ツィガーヌ」の音色に関する部分で新たな発見がある。 カップリングされた曲は「民俗風で」という表題の下に集められた同時代のヴァイオリンのための佳作の数々。ビスミュートは、これらの曲を特徴付ける「民俗」的要素を追求し、非西欧的であるがゆえに前衛性にも通じる特徴をうまく引き出している。 | ||
| バッハ: フランス組曲第4番BWV.812(*)/トッカータBWV.913(#)/ イギリス組曲第6番BWV.811(+) |
ブランディーヌ・ランヌー(Cemb) | |
| ZZT-020401(2CD)(*)、ZZT-050501(#)、ZZT-030401(2CD)(+)の、それぞれ全曲録音から採られた新カップリング。 ZIG-ZAGの数々の録音で多彩な才能を見せてくれるランヌー。バッハのこれら名曲に生き生きと健やかな風を吹き込み、さらに優雅に作品の新しい次元を垣間見せてくれる。バッハの世界に心酔出来る名演。 | ||
| アントン・ルビンシテイン:チェロ・ソナタ全集 チェロ・ソナタ第1番ニ長調 Op.18/ チェロ・ソナタ第2番ト長調 Op.39/ メロディー Op.3 No.1(F.リンデン編曲) |
アントニー・ルロワ(Vc) サンドラ・ムバラク(P) | |
| 通常盤:ZZT-020402。録音:2001年12月3日-7日、ボン・セクール教会、パリ11区。 ドイツ系ユダヤ人としてロシアに生まれたルビンシテインは、ロシアの民族主義的はドイツ・ロマン主義の傾向が強い作曲家だった。「メロディー」は当時も今も人気の高い名曲で、もとはピアノ曲だが当時からさまざまな楽器のために編曲されていた。 | ||
| ジュゼッペ・ヴァレンティーニ(1681-1753): 合奏協奏曲 Op.6 |
キアラ・バンキーニ(Vn) 指揮アンサンブル415 | |
| ZZT-020801の(おそらく初回プレス限定)再発売、カタログ付き特別価格。 ヴァレンティーニは優れたヴァイオリニストとして活躍し、室内楽作品を多く残したフィレンツェの作曲家。コレッリの弟子というだけあってその作品はしっかりした構成を持っている。また自身の弟子としてはロカテッリの名があげられる。 キアラ・バンキーニは、スイスのルガーノ生まれのヴァイオリニスト&指揮者。1981年、アンサンブル415を結成、同楽団を率いて演奏旅行に録音にと活躍している。 | ||
| バッハ: 無伴奏チェロ組曲第5番 ト短調 BWV.1011/ 無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV.1010/ 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV.1012 (以上、テオルボのための編曲版) |
パスカル・モンテイエ (テオルボ) | |
| 通常盤:ZZT-020901。録音:2001年9月10日、11日、12日、14日、サル・アディヤール、パリ。 名手モンテイエが、リュートの低音域を拡大した楽器テオルボでバッハの「無伴奏チェロ」後半3曲を弾いた注目盤。 | ||
| ヘンデル:リコーダー・ソナタ全集 [イ短調 HWV.362 Op.1 No.4/ ヘ長調 HWV.369 Op.1 No.11/ ト短調 HWV.360 Op.1 No.2/ ハ長調 HWV.365 Op.1 No.7/ ニ短調 HWV.367 Op.1 No.9/ 変ロ長調 HWV.377]/ ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV.371 Op.1 No.13 (リコーダーによる) |
アンサンブル・ フィッツウィリアム [ジャン=ピエール・ニコラ (リコーダー) ミシェル・テヴェリテ(Cemb) ブリュノ・コセ(Vc) パスカル・モンテイエ (テオルボ)] | |
| 通常盤:ZZT-030201。録音:2002年4月15-19日、ヴェルサイユ、サント・ジュヌヴィエーヴ校礼拝堂。 ヘンデルの作曲したリコーダー・ソナタは6曲とも真作であることが確認されており、音楽史的重要性も広く認められている。HWV.371はヴァイオリンのために作曲されたが、当時からリコーダーで演奏されていた。これらの作品を長年演奏してきたアンサンブル・フィッツウィリアムの表現は自然体で好感が持て、独奏を務めるニコラの技術と音楽性も冴える。 | ||
| インマゼールのチャイコフスキ− チャイコフスキー: 交響曲第4番 ヘ短調Op.36/ バレエ「くるみ割り人形」Op.71a |
ジョス・ファン・ インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| 録音:2000年9月6日、ブリュッセル。ライヴ。ピリオド楽器使用。通常盤:ZZT-030102。 シュトラウスのワルツ集に続く、インマゼールとアニマ・エテルナのZig Zag 第2弾。なんとびっくりのチャイコフスキーで、ピリオド楽器によるチャイコフスキーは、CD初の試みだった。大オーケストラで演奏されるのが常のこれらの曲を、わずか58人でこなしたこの演奏、4番冒頭の金管の響きの違い、脂ぎっているはずのフィナーレのさわやかさと、予想以上に異なった表現に驚かされる。ムラヴィンスキーやスヴェトラーノフらによるロシア伝統的解釈の対極にあるこの演奏、聴く人のチャイコフスキー感が大きく覆されること間違いなしの問題作。 | ||
| ブラームス:クラリネット・ソナタ集 [第1番 ヘ短調 Op.120 No.1/ 第2番 変ホ長調 Op.120 No.2] |
フロラン・エオ(Cl) パトリック・ジグマノフスキ(P) | |
| 録音:2002年6月25日-28日、7月1-4日、パリ11区、ボン・セクール教会。ZZT-030301 (2CDs) からブラームスのみを抜きだした物。 シューマン、バルトーク&ストラヴィンスキーの室内楽作品集で好評を得たエオ。このアルバムは元々、ブラームスと、彼の熱烈な信奉者であったレーガーの作品を組み合わせることで、19世紀末のドイツのクラリネット・ソナタの一つの流れがわかるよう意図されていたものだった。 | ||
| モーツァルト: 交響曲第40番/交響曲第41番「ジュピター」 |
ジョス・ファン・インマゼール指揮 アニマ・エテルナ | |
| ZZT-030501(2CD)から交響曲第39番とファゴット協奏曲を省き、1枚とした物。ピリオド楽器使用。 インマゼール指揮によるモーツァルトというと、CHANNEL CLASSICSでのピアノ協奏曲全集がその美しい伴奏もあいまって有名だが、これは待望の交響曲録音だったもの。予想通りこれ以上なしといった具合の美しい演奏で、滑らかで繊細な弦、暖かみのある木管、心地よいリズム感、きれいなメロディーの歌わせ方など「これ以上の美演は他にない」と代理店が言い切る名演。録音も大変良く、解像度が高いのにあたたかな風合いのあるクリヤーな音質。 | ||
| インマゼール&シェヴァリエ〜 2台のピアノのための作品集 サン=サーンス: 死の舞踏 Op.40/ ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18 インファンテ: 3つのアンダルシア風舞曲(1921) プーランク: 悲歌−互いの同意のもとに(1959)/ シテール島への船出(1951)/ 「仮面舞踏会」によるカプリッチョ(1952) |
ジョス・ファン・ インマゼール(P;*) クレール・ シュヴァリエ(P;+) | |
| 録音:1999年7月12日-15日、ブリュッセル、ルナ劇場。使用楽器:1897年(*)、1904年(+)、パリ、エラール社製。通常盤:ZZT-030903。 19世紀末から20世紀前半にかけて、世界の芸術の都として君臨したパリ。かつてその都を彩ったエラール製ピアノによる、2台ピアノのための作品集。保存状態が非常によく、ほとんど手を加えられずに録音に用いられたこれらの楽器の音色は、非常に繊細であると同時に力強さを感じさせ、盛時の雰囲気を今に伝えてくれる。 インマゼールの相方を務めるシュヴァリエは、1969年リヨン生まれの若手。あらゆる歴史的フォルテピアノに通暁し、すばらしい調律の腕前を持つ彼女は、10代のころから幅広い演奏活動を展開すると同時に、様々な場所で教鞭を取っている。曲によって第1奏者と第2奏者の弾き手を入れ替えているが、そんなことを気にさせない息の合った二人の素晴らしい演奏は、かつてのパリを思い起こさせると同時に、曲が持つ新しい側面に気づかせてくれる。 | ||
| クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): 「倫理的・宗教的森」(1641)〜 洗礼者聖ヨハネのための荘厳ミサ(再構成) |
フランソワーズ・ラセール指揮 アカデーミア | |
| 録音:2000年5月22日-26日、2002年2月11日-15日、12月7日-14日、フランス、アルザス地方オ=ラン県、リボヴィル教会堂。ZZT-2031101 (3CDs) からの抜粋。 「倫理的・宗教的森」のうちラテン語歌詞による楽曲を、3つの晩課のための曲を集成したものであるととらえて再構成した演奏から、上記ミサ部分を抜粋した物。 | ||
| わがヘンデル氏の数声部のためのソナタ集 ヘンデル: トリオ ハ短調 HWV.386A/同 へ長調 HWV.389/ 前奏曲 ト短調 HWV.572/ソナタ ト短調 HWV.404/ トリオ ト短調 HWV.393/ソナタ ニ短調 HWV.359A/ 前奏曲 ニ短調 HWV.562/ ソナタ ト長調 HWV.252、HWV.324より再構成) |
ラッサンブレ・デ・ オネスト・キュリュ [アマンディーヌ・ペイエ、 アルバ・ロカ(Vn) アントワーヌ・ トランチク(Ob) シャオ=ビン・ クォ(Cemb) バルトロメ・ バルチエラ(ガンバ)] | |
| 録音:2003年3月17日-21日、パリ11区、ボン・セクール教会。通常盤:ZZT-031102。 資料があまり残されていないため原点の研究が難しいヘンデルの器楽曲のうち、トリオ・ソナタを取り上げたアルバム。若き名手を揃えたラッサンブレ・デ・オネスト・キュリュはイタリアにおける音楽コンクールにおいて部門第1位を獲得したうえ、委員長を務めたレオンハルトから特別賞も授与された実力派。 | ||
| ピッチニーニ(1566−1638頃): 「リュートとキタローネのための タブラチュア曲集第1巻」(1623) [トッカータ、コッレンテ、ガリアルダ、 パルティータ、チャッコーナ、 ロマネスカ、他(全32曲)] |
レ・リベルタン [パスカル・モンテイェ (テオルボ) モニカ・プスティルニク (ルネサンスG) ジャン=マルク・ エーム(Org)] | |
| 録音:2003年6月9日-15日、フランス、ヴォークリューズ県リュベロン地方メネルブ、サン・リュック教会。通常盤:ZZT-040201。 16世紀末から17世紀にかけて活躍した作曲家・リュート奏者ピッチニーニは、最初フェッラーラでエステ家に兄弟たちと共に仕えた後、ボローニャで枢機卿に仕えた。収録の曲集はリュート音楽史上重要なもので、収められ各曲は、スペイン、フランス、オーストリアの影響下にあった当時のイタリアを象徴するように、各国の音楽の影響を受けると同時に、それらを昇華した作品に仕上げられている。 | ||
| バッハ父子のトリオ・ソナタ集 J.S.バッハ: ソナタ ニ長調 BWV.1028/同 ト長調 BWV.1039 C.P.E.バッハ: ソナタ ト長調 Wq.86(H.509)/同 ホ長調 Wq.162(H.580) W.F.バッハ: 2つのフルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調 |
ア・ドゥー・ フリュースト・エガール [ヴァレリー・バルサ、 ジャン=ピエール・ ピネ(Fl)] アジェ・スペテール= アナナ(Vc) ブランディーヌ・ ランヌー(Cemb) | |
| 録音:2003年2月24日-25日、27日-28日、5月1日、パリ11区、ボン・セクール教会。通常盤:ZZT-040601。 まるでバッハ家の音楽会に訪れているような気になる録音。時代にすると後期バロックから前古典派にかけての作品が集められているが、各作品の相違よりも同質性の方に耳を奪われる。トリオ・ソナタという親密な雰囲気を特徴とするジャンルの本質が聞き取れる録音である。 | ||
| ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第1番へ短調 Op.2 No.1/ 第13番 変ホ長調 Op.27 No.1/ 第28番 イ長調 Op.101] |
エレーヌ・クヴェール(P) | |
| 録音:2004年4月19日-23日、パリ11区、ボン・セクール教会。通常盤:ZZT-041001。 古典的様式感、個人様式の成熟度、作品の未来性といった、前中後期各々の特徴をよく表している作品が選ばれたアルバム。パリ音楽院でメルレとイヴァルディに、テオ・リーフェン国際ピアノ財団でフライシャー、シュタイアー、ラローチャに師事したクヴェールの演奏は、清冽さを感じさせると同時に、各作品の特徴をバランスよく表現している。 | ||
| サルヴァトーレ・ランツェッティ(1710頃-1780頃: チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op1 Nos.7-12 |
ガエターノ・ナシッロ(Vc) サラ・ベンニーチ(通奏低音Vc) アンドレア・マルキオル(Cemb) | |
| 録音:2004年4月26日-30日、コルシカ島、オート=コルス県、ピーニャ、オーディトリアム。通常盤:ZZT-041002。 ランツェッティはナポリに生まれトリノで没したイタリア後期バロックの作曲家・チェロ奏者。一世代あとのボッケリーニ(1743-1805)に先駆け、ランツェッティは、通奏低音楽器から独奏楽器へとチェロを解放しており、それがこのソナタ集の意義を高めている。ヴェネツィア楽派のヴァイオリン協奏曲とほとんど同水準の運弓法の技量を必要とするこの曲集は、ボッケリーニの作品と比べるとよりバロック的要素が濃い。それだけにチェロの名手として知られるナシッロの熱演が光る。 | ||
| ジェミニアーニ:12の合奏協奏曲集 (コレッリの Op.5に基づく;1726-1727)(抜粋) [第1番/第3番/第5番/第8番/ 第10番/第11番/ラ・フォリア] |
キアラ・バンキーニ(Vn)指揮 アンサンブル・415 | |
| 録音:2003年9月14日-18日フランス、フランシュ・コンテ地方オート=ソーヌ県、フラーヌ=ル=シャトー教会/2003年2月2日-7日、パリ11区、ボン・セクール教会。全曲盤 ZZT-040301 (2CDs) からの抜粋。 師コレッリと比べ、より豊かな響きと半音階的な和声や旋律を特徴とするジェミニアーニがイギリス趣味も取り入れ作曲したこの合奏協奏曲集は、コレッリを賞賛し、同時に、一つの表現手段を別のものへ適応させるという試みであった。特に最終曲「フォリア」は迫力を増し、豊かな表現を獲得しており、ジェミニアーニの企図が成功している曲の一つといえる。 ハルモニア・ムンディ・レーベルで1989年に録音したコレッリの Op.5から14年を経てジェミニアーニのこの作品を録音したバンキーニ。これは、彼女本人が述べているように、25年を越えた彼女のバロック音楽の演奏活動において、コレッリが原点であり、常に共にあることの証である。特に「フォリア」の演奏はそのことを心深く感じさせる。 | ||