コジマ録音
菅野 潤（Ｐ）
菅野潤（かんのじゅん）：パリを拠点とし近年ますます国際的に活躍するピアニスト。桐朋学園大学音楽学部卒業。三浦浩、御木本澄子、高良芳枝、安川加壽子の各氏に師事。その後オリヴィエ・メシアン夫妻の招きにより、パリ国立高等音楽院に学び、ピアノ科、室内楽科にそれぞれ一等賞を得て卒業。イヴォンヌ・ロリオ、ヴラド・ペルルミュテル、ゲオルギー・シェベックらの各氏のもとで研鑚を積む。数々の国際コンクールに上位入賞後、演奏活動を始める。パリ・シャンゼリゼ劇場、及びサル・ガヴォー、東京・サントリーホール、及び紀尾井ホール、ロンドン・セントジョンズ、ローマ・テアトロギオーネ、ザルツブルク・ミラベル宮、その他ジュネーヴ、バルセロナなど各地の主要ホールでの演奏会のほか、ミュンヘンso.、ポーランド国立クラクフso.、NHKso.、日本po.などと共演。室内楽の分野では著名な演奏家の信頼を広く集め、ウィーン弦楽四重奏団、ザルツブルク・モーツァルテウム四重奏団、またウェルナー・ヒンク、ピエール・アモワイヤル、ヴラディミール・メンデルスゾーン、ダニエル・グロギュラン、フランク・シュタートラーの各氏らと、欧州各国および日本で定期的に共演し、いずれも高い評価を得ている。ロンドン、ポルト、メシアンなどの国際コンクールの審査員として、またマスタークラスや夏期講習の講師としても世界各地に招聘されている。これまでに、バッハからメシアンまでのレパートリーを収めたCDがフランス、スイス、及び日本でリリースされている。
ドレスラーの行進曲による９つの変奏曲 WoO 63 /スイス歌曲の主題による６つの変奏曲 WoO 64 /
リギーニのアリエッタ「愛の神よ、私は来た」による24の変奏曲 WoO 65 /
ディッタースドルフのジングシュピール「赤ずきん」のアリエッタ「昔々おじいさんが」による変奏曲 WoO 66 /
ハイベルのバレエ「邪魔された結婚」の「ヴィガノ風メヌエット」による12の変奏曲 WoO 68 /
グレトリの歌劇「リチャード獅子心王」のロマンス「燃える情熱」による８つの変奏曲 WoO 72 /
サリエーリの歌劇「ファルスタッフ」の二重唱「まさにその通り」による10の変奏曲 WoO 73 /
ヴィンターの歌劇「妨げられた奉献祭」の四重唱「子よ、静かにおやすみ」による７つの変奏曲 WoO 75 /
創作主題による６つの変奏曲 Op.76/「わたしには小さな小屋があるだけだ」による８つの変奏曲 Anh.10 /
２つのロンドOp.51 /ロンド・ア・カプリッチョ「失われた小銭への怒り」Op.129 /
ロンド ハ長調 WoO 48 /ロンド イ長調 WoO 49 /ロンド 変ロ長調 Anh.6（Ｌ．Ａ．コジェルフ作曲）
山根弥生子（Ｐ）
エンリケ・グラナドス(1867-1916)：わら人形/組曲「ゴイェスカス」～恋に落ちたふたり
松村未英（Ｐ）
松村未英〔まつむらみえ〕：３歳よりピアノを始め、堀川高校音楽科（現・京都音楽高校）卒業後渡米。インディアナ大学を経てニューヨーク・ロチェスター大学イーストマン音楽大学、並びに大学院で学士、修士号を修得する。卒業時に優秀な演奏家に贈られるパフォーマーズ・サーティフィケート賞受賞。アウワ―バック国際ピアノコンクール、イーストマン・コンチェルトコンクール、キングスビル国際コンクール等に優勝・入賞する。カーネギー・ワイル・ホールを始め、フランス・ムーラン・ダンテ音楽祭、カナダ・バンフ音楽祭、別府アルゲリッチ音楽祭等、世界各地で演奏する。日本では九州so.、室内楽ではNHK首席ヴァイオリン奏者岡山潔氏らと共演。NHKのFM名曲リサイタル出演。ナタリア・アントノヴァ、練木繁男氏、故ミッシェル・ブロック、故江戸弘子氏に師事。またマルタ・アルゲリッチ、故ジョージ・シェボック、ナタリア・トュルリからもアドバイスを受ける。2004年よりスペイン在住。スペインの作品と出会う。2007年5月フラメンコ界の最高峰の舞台であるセビリャのロぺ・デ・ベガ劇場にて、フラメンコとスペインのクラシック音楽の出会いを描いた“セレナータ・アンダルーサ "を初演。アルバ公爵夫人も臨席した。“壮観なタッチ "（ABC新聞）、“彼女はフラメンコの感情を楽譜にしみ込ませることを知っている "（Web雑誌デフラメンコ）と批評家から絶賛される。以来へレス・フラメンコ・フェスティヴァル、マドリッド・スーマ・フラメンコ、フラメンコ・ビエネ・デ・スール等のフェスティヴァルに出演、ダンサーのアントニオ・カナレス、アレハンドロ・グラナドス、ホアキン・グリロ、ラファエル・カンパージョ等と共演。マドリッドのカナル劇場、へレスのビジャマルタ劇場等のフラメンコ界の最高峰の劇場に出演し、主演アーティストとしてこれらの連続する劇場に登場した初めてのスペイン人以外のアーティストとなる。2011年にはマドリッドの国立音楽堂でスペインの作品だけのプログラムでリサイタルを行い大成功をおさめる。ここでスペイン人以外の外国人がオール・スペイン・プログラムで行うのは初めての事であった。“複雑なパッセージの透明度や色彩は彼女の強みであり、彼女は完璧なリズム感を持っている "（ムンド・クラシコ）と絶賛される。現在、スペイン音楽のスペシャリストとしてラジオ・ＴＶ出演等も行い精力的に活躍している。
イギリス・ソナタ～ブロードウッド・ピアノ 新世紀の響き
デュセック：ソナタ 変ロ長調 Op.23
ハイドン：イギリス・ソナタ ハ長調 Hob.XVI; 50
フィールド：ソナタ 変ホ長調 Op.1 No.1
クレメンティ：ソナタ ロ短調 Op.40 No.2
ベートーヴェン：
ソナタ ハ長調 Op.53「ヴァルトシュタイン」
産業革命を背景に、鍵盤楽器が大きな変革期を迎えていた18世紀末。物理学者や音響学者の意見を取り入れたピアノ製作に取り組んだイギリスのブロードウッド社の楽器は、まさに飛ぶ鳥も落とす勢いでヨーロッパ中を席巻し、当時の音楽家たちの憧れの的となった。当盤に収められたのは同社の楽器から新鮮なインスピレーションを受けた作曲家たちが1793年から1804年の間に書き上げた名曲群。楽器の性能をフルに活かした小倉貴久子のスケールの大きな演奏によって、科学技術の最先端にあった当時のイギリスの誇りが映し出される。
淡野太郎（福音史家） 浦野智行（イエス） 春日保人（ピラト/ペトロ）
淡野弓子 指揮ハインリヒ・シュッツcho. ・東京
ＦＯＮＴＥＣ
交響曲第９番 ニ長調
九州so.
〔第１番 ハ長調 Op.21/第７番 イ長調 Op.92/第８番 へ長調 Op.93/
第３番 変ホ長調 Op.55「英雄」/第４番 変ロ長調 Op.60/第５番 ハ短調 Op.67/
第２番 ニ長調 Op.36/第６番 ヘ長調 Op.68「田園」/第９番 ニ短調 Op.125「合唱」(*) 〕
澤畑恵美（Ｓ;*） 竹本節子（Ｍｓ;*） 福井敬（Ｔ;*） 福島明也（Ｂｒ;*）
尾高忠明 指揮札幌so.、長内勲 合唱指揮札響cho.(*)、札幌放送cho.(*)、札幌アカデミーcho.(*)
ソナタ〔第10番 ハ長調 KV330/第11番 イ長調 KV331「トルコ行進曲付き」〕/幻想曲とソナタ ハ短調 KV475, 457
平井千絵（Ｆｐ）
ベートーヴェン：
ヴァイオリン・ソナタ第７番 ハ短調 Op.31 No.2
シューベルト：幻想曲 D934, Op.post.159
伊藤恵（Ｐ）
シューマン：アラベスクOp.18
ショパン：マズルカ イ短調 Op.67 No.4 /子犬のワルツ 変ニ長調 Op.64 No.1 /
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
ドビュッシー：月の光/夢 / ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ
スクリャービン：前奏曲 イ短調 Op.11 No.2 /エチュード 嬰ハ短調 Op.42 No.5
ブラームス：間奏曲 ホ長調 Op.116 No.4 / リスト：愛の夢第３番
ワーグナー/リスト編曲：イゾルデの愛の死
伊藤恵（Ｐ）
伊藤 恵による可憐な小品集が装いも新たに再発売。初出以来３回目の発売という、この種のアルバムとしては大変な人気を誇る物で、ロマン派の名作を中心とする「物語」を感じさせる選曲。ピアノの響き、そして伊藤の魅力を堪能できるアルバム。
雨の樹素描(1982) /閉じた眼(1979) /フォー・アウェイ(1973) /
ピアノ・ディスタンス(1961) /遮られない休息(1952/59) /２つのレント(1950)
藤井一興（Ｐ）
ラジオ・ドラマ「ガン・キング」～小さな空(*) /映画「最後の審判」～三月のうた(*) /
ギターのための12の歌/映画「ホゼー・トレス」～訓練と休息の音楽(*) /海へ(#) /
映画「どですかでん」～どですかでん(*) /映画「写楽」～青春群像
鈴木大介（Ｇ） 渡辺香津美（Ｇ;*） 岩佐和弘（アルトＦｌ;#）
ＩＳＯＤＡ
フバイ：歌劇「クレモナのヴァイオリン作り」～間奏曲 / グリーグ/アクロン編曲：抒情小曲集～パックOp.71 No.3
ヴィエニャフスキ：無言歌と優雅なロンドOp.9 / ゴドフスキ/ハイフェッツ編曲：なつかしきウィーン
キュイ：タランテラ / ジンバリスト：リムスキー＝コルサコフの「金鶏」による演奏会用幻想曲
チャイコフスキー/プレス編曲：６つの小品～感傷的なワルツOp.51 No.6 / ブルッフ：ロマンス イ短調 Op.42
ヴェイネル：ディヴェルティメント第１番 Op.20 より〔ハンガリーの踊り/きつねの踊り/農夫の踊り〕
ラヴェル/カトリーヌ編曲：ハバネラ形式の小品 / Ｊ．ウィリアムズ：「シンドラーのリスト」テーマ
ヴァレ/ハイフェッツ編曲：26の前奏曲～たき火のそばで
トゥーリナ：アンダルシアのミューズたち Op.93～エウテルベ / サラサーテ：ホタ・アラゴネーサOp.27
辻井淳（Ｖｎ） 藤井由美（Ｐ）
ベートーヴェン：弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132 (1825)
コルンゴルト：弦楽四重奏曲第２番 変ホ長調 Op.26 (1933)
マイ・ハートSQ［辻井淳（第１Ｖｎ） 釋伸司（第２Ｖｎ）
沖田孝司（Ｖａ） 雨田一孝（Ｖｃ）］
ジェイズ・ミュージック
菅野祥子（Ｓ） 平野玲音（Ｖｃ） 呉睿然〔ウー・ルェイラン〕（Ｐ）
「春なのに」を推す（音楽評論家 浅岡弘和）：『遠く離れた異国で活躍するメゾ・ソプラノ歌手菅野祥子が昨年の大震災で壊滅した故郷を想い、ウィーン在住の友人たちの協力を得て作成したＣＤが今回いよいよ一般市販されることになった。』
菅野祥子：作詞・作曲者でありこのCDでも歌唱を担当する。陸前高田市出身。管野の母校高田高校も地震と津波で大きな被害を受けたという。東京芸術大学声楽科卒業後、ウィーン留学。知的で怜悧な歌唱に優れ、プラハ国立歌劇場ソリストをはじめ内外でオペラや多数のコンサートに出演している。現在ウィーン在住。ウィーン少年合唱団のヴォイストレーナーとしても活動中。
平野玲音：現在ウィーンで研鑽を積む若手チェリスト。近頃成長著しい期待の新鋭で山崎伸子、藤原真理両女史にチェロを師事した本格派ながら、東京大学でも表象文化論を修めたという異色のチェリスト。味の小雑誌『百味』に ウィーンの音楽や文化と食にまつわる軽妙洒脱なエッセイを連載中。
ウー・ルェイラン：編曲とピアノを担当。フィリピン生まれの台湾のコンポーザーピアニスト。ピアノ以外にもバンドネオン奏者としてタンゴ演奏に関わるなど活動は多岐にわたり、アジアのピアソラとでもいうべき才人。
ＭＯＬＴＯ ＦＩＮＥ
林光：３つの映画音楽〔「裸の島」～裸の島のテーマ/「真田風雲録」～下克上の歌/
「秋津温泉」～ラストシーン・新子の死〕
ヴィヴァルディ：協奏曲集「和声と創意への試み」Op.8～「四季」(*)
長岡京室内アンサンブル（音楽監督：森悠子）
〔独奏Ｖｎ(*)：谷本華子（春）、高木和弘（夏）、青谷友香里（秋）、舘野ヤンネ（冬）〕
2003年1月、長岡京室内アンサンブルは、フランスのナント市のラ・フォル・ジュルネに日本の団体として初めてルネ・マルタンから招かれ「四季」「海の嵐」など３つのプログラムで望みた。その年はイタリアン・バロック（モンテヴェルディからヴィヴァルディへ）がテーマ、ラ・フォル・ジュルネの特色のひとつは同じ曲の競演で、「四季」はビオンディ＆エウローパ・ガランテ、アレッサンドリーニ＆コンチェルト・イタリアーノやシンフォニア・ヴァルソヴィア（サバ指揮）など計６団体の競演となった。「四季」のディスクを300枚も集めているコレクターの男性から「新しい『四季』の誕生おめでとう。景色が見えるような『四季』だった」と長岡京の演奏に大きな賛辞が寄せられ、主宰のマルタン氏の評価も「モダーン楽器なのにバロックのエネルギーを感じさせる」ときわめて高いものだった。「四季」はソネットと呼ばれる詩に沿って音楽が進行するが、その描き方には様々な可能性がある。その可能性にナント以後も長岡京室内アンサンブルは独自の感性で挑みつづけました。ナントから９年、さらに「創意の試み」溢れる「四季」がここに誕生した。
ＤＩＳＣ ＣＬＡＳＳＩＣＡ
忌野清志郎（語り〔日本語〕） 高橋アキ（Ｐ）
ＮＡＴ
ディッタースドルフ：４本のフルートのための（カッサシオ ニ長調）
清水慶彦：アンサンブル・リュネットのための「エイト・レンゼス」
モーツァルト/江戸聖一郎 編曲：オペラ「魔笛」序曲
森本英希：架空のオペレッタ「フィガロの離婚」序曲
森本英希（詞・曲）：眼鏡の歌 / 谷風佳孝 編曲：ダンシング・パルス
モーツァルト/江戸聖一郎 編曲：オペラ「フィガロの結婚」より序曲
ジョンゲン：４本のフルートのための「エレジー」Op.114 No.3
森本英希：オペレッタ「邪笛」より序曲/小フーガ無調 MWV Anh.1
バッハ/森本英希 編曲：小フーガ ト短調 BWV578
谷風佳孝 編曲：ダンシング・パズル
江戸聖一郎（詞・曲）：眼鏡戦隊ミエルンジャー
アンサンブル・リュネット
［森本英希（Ｆｌ/アルトＦｌ/リコーダー/エレキベース） 谷風佳孝（Ｆｌ/バスＦｌ/鍵盤ハーモニカ/バス大正琴）
江戸聖一郎（ｌＦ/ピッコロ/リコーダー/打楽器） 小山真之輔（Ｆｌ/ピッコロ/Ｇ/三線）］
アンサンブル・リュネット：京都市立芸術大学を卒業した４人の男性若手フルーティストによるアンサンブル。フルート４本によるオーソドックスなスタイルはもちろん、フルート以外の多様な楽器と多彩な演出を駆使するエンターテイメント性溢れるステージを作り上げている。
ＦＬＯＲＥＳＴＡＮ
サリーガーデン（アイルランド民謡） / 雨降りお月さん（野口雨情作詞/中山晋平作曲/岩河智子編作）
電話（川路柳虹作詞/山田耕筰作曲） / 赤とんぼ（三木露風作詞/山田耕筰作曲）
この道（北原白秋作詞/山田耕筰作曲） / 揺籃（ゆりかご）の歌（北原白秋作詞/草川信作曲/岩河智子編作）
津軽のふるさと（米山正夫作詞・作曲） / サマータイム（ヘイワード作詞/Ｇ．ガーシュウィン作曲）
さとうきび畑（寺島尚彦作詞・作曲） / 花～すべての人の心に花を～（喜納昌吉作詞・作曲）
故郷（ふるさと）（高野辰之作詞/岡野貞一作曲/岩河智子編作）
薗田真木子（Ｓ） 長町順史（Ｐ）