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輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
コジマ録音 | ||
ベートーヴェン:歌曲集「はるかな恋人に」Op.98 シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」D957 |
ジョン・エルウィス(T) 渡邊順生(Fp) | |
録音:2010年11月4日-6日、武蔵野音楽学園、シューベルトホール。使用フォルテピアノ:ナネッテ・シュトライヒャー、ウィーン、1818年。英国を代表するテノール、ジョン・エルウィスと日本のフォルテピアノ界の重鎮、渡邊順生によるシューベルト歌曲集三部作シリーズの最終回。シューベルト最後の歌曲集「白鳥の歌」に、ロマン派歌曲集ジャンルの出発点ともいえるベートーヴェンの連作歌曲「はるかな恋人に」を併録し、言葉と音楽が融合する世界を一層深く辿ってゆく。ベートーヴェンの意図で開発された楽器で当時の様式の最高峰であるナネッテ・シュトライヒャー(1818年)のフォルテピアノの陰翳に富んだ音色が、エルウィスのリリカルな歌声と相まって、理想的な音世界を描き出す。歌詞対訳つき(独・日・英)。 | ||
イタリアへの夢II〜イタリア・バロック室内楽の妙技 G.B.ヴィヴィアーニ(1638-c.1693):ソナタ第2番 M.ロッシ(1601/2-1656):ロマネスカによるパルティータ F.ロニョーニ(? -1626以前):「丘や野は春の装い」によるディミニューション M.ウッチェリーニ(1603-1680):シンフォニア第2番「戦い」 G.P.チーマ(c.1570-1630):教会コンチェルト集〜ソナタ G.B.フォンターナ(? -c.1630):ソナタ第3番 A.ベラルディ(c.1636-1694):カンツォン第6番「室内カプリッチョ」 G.サンマルティーニ(1695-1750):ソナタ第21番 変ロ長調 G.B.ボノンチーニ(1670-1747):室内ディヴェルティメント第6番 ハ短調 D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ト長調 K.144〜カンタービレ P.B.ベッリンツァーニ(c.1690-1757):ソナタ第12番〜「フォリア」 太田光子(リコーダー) 平井み帆(Cemb) | ||
録音:2010年10月1日-3日、相模湖交流センター。使用楽器:リコーダー:すべて平尾重治製作〔 Ganassi alto 1996年 440Hz / Ganassi tenore 2008年 440Hz/Bressan alto 2004年 415Hz/Stanesby alto 1994年 415Hz 〕/チェンバロ(イタリアン):野神俊哉製作、2003年。国内外で活躍するリコーダーの太田光子とチェンバロの平井み帆のデュオによるイタリア・バロック作品集第2弾。太田のあざやかな超絶技巧が光るロニョーニのディミニューションやベッリンツァーニの「フォリア」、作品の個性を最大限に引き出す平井の通奏低音など聴きごたえたっぷり。初期バロックから18世紀前半まで、時代や地域ごとの個性が際立つ、イタリア・バロックの劇的で多様な世界を堪能できる。 | ||
ウィーンの宝石箱〜音楽の都の歴史を彩ったヴァイオリン小品の妙趣 ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50 / モーツァルト/クライスラー編曲:ロンド モーツァルト/ヘルマン編曲:アダージョ ホ長調 KV261 / シューベルト:セレナーデ シューベルト/ヴィルへルミ編曲:アヴェ・マリア / ブラームス:ソナタ断章「スケルツォ」 ハ短調 クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2/愛の喜び/愛の哀しみ/シンコペーション アイルランド民謡/クライスラー編曲:ロンドンデリーの歌(さらば、クークレインよ) クライスラー:ジプシーの女 / リムスキー=コルサコフ/クライスラー編曲:歌劇「サトコ」〜インドの歌 クライスラー:中国の太鼓 / ゴドフスキー/ハイフェッツ編曲:なつかしきウィーン ポルディーニ/クライスラー編曲:踊る人形 / ドルドラ:思い出 / クライスラー:ウィーン風小行進曲 ホイベルガー/クライスラー編曲:喜歌劇「オペラ舞踏会」〜真夜中の鐘 椙山久美(Vn) 上田晴子(P) | ||
録音:2010年7月17日-19日、三鷹市芸術文化センター。20年以上にわたって国内外で豊かなキャリアを積み重ねてきたヴァイオリニスト椙山 久美〔すぎやまくみ〕3枚目となるアルバム。ウィーン国立音大で研鑽を積み、ウィーン楽友協会ホールでのデビューを皮切りとして活動してきた椙山ならではの選曲で、クライスラーの珠玉の名作群を中心にウィーンゆかりの小品を多彩に収録。名共演者 上田晴子との絶妙なアンサンブルから、それぞれの作品に凝縮されたドラマがあざやかに描き分けられていく。薫り高い叙情と闊達な躍動が交錯する音楽の愉悦を満喫できる一枚。 | ||
ザ・ステップ〜フルートコンサート III ホルスト/岡本謙 編曲:組曲「惑星」より〔水星/木星〕 モーツァルト/野口博司 編曲: ピッコロ四重奏曲 ト長調 K.370(368b)(原曲:オーボエ四重奏曲 ヘ長調) J.S.バッハ/岡本謙 編曲:小フーガ ト短調 BWV578 ベルトミュー:猫 / ボザ:夏山の一日 ラヴェル/岡本謙 編曲:「ダフニスとクロエ」第2組曲 レスピーギ/佐藤昌子 編曲: 「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲〜イタリアーナ ザ・ステップ(フルートアンサンブル) [野口博司、岡本謙、西田紀子、横山由布子、金野紗綾香、 前田美保、池邊昇平、赤木香菜子、向井理絵、松本千穂(Fl)] | ||
録音:2010年9月14日-15日、南大沢文化会館。2003年の退団まで15年以上にわたって東京都so.首席フルート奏者をつとめた野口博司とその門下生によって96年に結成されたフルートアンサンブル「ザ・ステップ」によるシリーズ3作目。10人のメンバーによる様々な編成で幅広い演奏形態を取り入れたプログラムを収録。人気の高い「夏山の一日」「猫」などのフルート四重奏の妙技から、馴染みの名曲のオリジナルアレンジまで、立体的なサウンドが目まぐるしく変化する様は圧巻。特に、十重奏は、メンバーによる編曲で各演奏者の個性を生かしたアレンジとなっており、「ザ・ステップ」でしか聴けない魅力のひとつとなっている。 | ||
カメラータ・トウキョウ | ||
グッド・モーニング・オペラ〜フルート・オペラで過ごす朝 モーツァルト:「フィガロの結婚」より 〔序曲/伯爵様、踊りをなさりたければ/もう飛ぶまいぞ、この蝶々/愛の神よ、安らぎを与えたまえ/ 恋とはどういうものかしら/さあ行進曲だ、行きましょう/恋人よ早くここに〕/ 「ドン・ジョヴァンニ」より 〔奥さん、これが恋人のカタログ/たがいに手をとりあって、あちらへ(お手をどうぞ)/ 酒が廻るまで(シャンパンの歌)/ぶってよマゼット/もしもあなたが、おりこうさんに/ああ、ご主人様、後生〕/ 「魔笛」より 〔序曲/俺は鳥刺し/かわい子ちゃん、お入り/何と素敵な鈴の音/復讐の心は地獄のように燃え(夜の女王のアリア)/ 私たちは、もう会えないの?/恋人か女房があれば〜間もなく朝を告げ知らすため〕 ヴォルフガング・シュルツ(Fl) ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団 ウィーン弦楽四重奏団メンバー | ||
録音:2001年-2006年、ウィーン。おそらく既出アルバムからのコンピレーション。モーツァルトの名作オペラをフルートと弦楽三重奏が奏でる本作。オペラの歌唱パートを担当するのはフルート。その美しい音色は1日のはじまりをより楽しく、よりエレガントに演出。演奏するのは世界トップ・レベルの実力を誇るウィーン・フィルのメンバーたち。オペラ・ビギナーから上級者の方まで、誰もが楽しめる名曲を多数収録した。朝食の時間や朝の散歩タイム、通勤・通学のBGMにもぴったりな1枚。 | ||
モーツァルト/ヨハン・ヴェント編曲: 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(フルート四重奏版) 〔序曲/僕のドラベッラには、そんなことは出来ない/ああ、妹よ、ご覧/この足は、あなたの前に進み出ようとしない/ 軍隊生活楽しいぞ!/いとしき人の愛のそよ風は/麗しのデスピーナ/今や私にとって人生は苦しみで一杯だ/ 女が15にもなれば/あの髪の褐色の方をとるわ/このハートをあなたに贈りましょう/恋は盗人/早くやって皆さんがた〕 ヴォルフガング・シュルツ(Fl) ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団[ペーター・ヴェヒター(Vn) トビアス・リー(Va) タマーシュ・ヴァルガ(Vc)] | ||
録音:2006年6月、ウィーン。フルート四重奏曲で聴くモーツァルトの珠玉オペラ作品シリーズ第4弾。ラストを飾るのは「コシ・ファン・トゥッテ」。オリジナルでは男声・女声がバランスよく配置された美しいアンサンブルが魅力のひとつだが、本アルバムでは、ウィーン・フィルの4人の名手たちがフルート四重奏で室内楽の魅力を最大限に披露する。オペラ・ファンからフルート愛好者まで幅広く愛聴いただける、愉悦を覚えるアルバム。 ヴォルフガング・シュルツ(Fl): VPOの首席フルート奏者。 現在、世界で最も著名であり、また活躍しているフルート奏者のひとり。その活動範囲は、ソリストとしてだけでなく、室内楽のメンバーとしても活躍し、またデビュー当時よりザルツブルク音楽祭、ウィーン音楽週間など、数多くの音楽祭にも参加。1983年以来、VPOとBPOのメンバーで構成されている管楽アンサンブル、アンサンブル・ウィーン=ベルリンのフルート奏者としても活躍している。 1979年よりウィーン国立音楽演劇大学の教授を務めるほか、彼自身の音楽への深い愛情と豊かな音楽経験を充分に活かし、フルート教育における後進の指導にも情熱を注いでおり、世界各国でマスター・クラスを定期的に開催している。 ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団は、VPOの名ヴァイオリニストであり、室内楽の名手でもあるペーター・ヴェヒターが、ウィーン・フィルの優れた若手奏者を集めて1994年に創設した。長年演奏されないまま埋もれていた弦楽三重奏曲を優れたメンバーによって蘇らせ、弦楽三重奏曲の魅力をあますところなく伝える事を目指している。 | ||
ロマン派のオーボエ協奏曲集2 H.シュンケ:オーボエ協奏曲 イ短調 F.W.フェルリンク:オーボエ協奏曲 ニ短調 Op.5 ベッリーニ:オーボエ協奏曲 ト長調 ドニゼッティ: イングリッシュ・ホルン小協奏曲 ヘ長調 ライヒャ(レイハ):イングリッシュ・ ホルンとオーケストラのための場面 ヘ長調 |
トーマス・インデアミューレ (Ob/イングリッシュHr) ミラン・トゥルコヴィッチ指揮 エストニア国立so. | |
録音:2009年2月、ウィーン。名匠インデアミューレのロマン派オーボエ協奏曲集シリーズ第2弾。第1作目(CMCD-28158)と同じく、名ファゴット奏者としても知られる指揮者トゥルコヴィッチ率いるエストニア国立so.(ERSO)との息のあった演奏を披露する。ロマン派の名曲や秘曲を、名匠インデアミューレの技と美しい音色、そしてトゥルコヴィッチ/エストニア響の名演でお聴いただける必聴盤。 トーマス・インデアミューレ(Ob/イングリッシュHr):1951年、スイス(ベルン)の音楽一家に生まれる。フライブルク国立音楽大学でハインツ・ホリガーに師事し、パリでモーリス・ブルグに学んだ。その後、数年にわたりアムステルダムのオランダ室内o. ロッテルダムpo.のソロ・オーボエ奏者を務めた。1974年、プラハの国際コンクールに入賞、1976年、ミュンヘンの国際ARDコンクールに優勝した。以後、ソリストとしてヨーロッパ各国をはじめ、アメリカ、カナダ、日本、韓国、オーストラリアで演奏活動を行っている。自ら主宰する「アンサンブル・クープラン」では指揮者、また教師としても熱心に活動を続けている。1984年からチューリヒ音楽大学でオーボエのクラスを持ち、1989年から、カールスルーエ国立音楽大学に教師として招かれている。CDも多数発売されている。 ミラン・トゥルコヴィッチ指揮:オーストリア系クロアチア人の家庭に生まれ、現在はウィーンを拠点に活動している。これまでにウィーンso.、ウィーン放送so.、ウィーン室内o.、カメラータ・ザルツブルク、大阪センチュリーso.などのオーケストラを率いてきた。ファゴット奏者としてはアンサンブル・ウィーン=ベルリンに創設メンバーとして参加し、現在もウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとリンカーン・センター室内楽協会に所属。ソリストとしての活動歴も豊富で、世界の主要都市ほぼすべてにわたる幾多の著名so.に招かれている。アメリカ合衆国では、ウィントン・マルサリスとのツアーも行った。マルサリスは、ファゴットと弦楽器の五重奏曲「ミィーラァーン」をトゥルコヴィッチに捧げ、このライヴ演奏はカメラータ・トウキョウのCDに収録されている。著書も3冊執筆しており、うちウィーン・コンツェントゥス・ムジクスに関する1冊は、2006年に日本語訳が出版されている。 エストニア国立so.:エストニア国立so.(ENSO/ ERSO)は1926年、小さな放送オーケストラとして生まれた。レパートリーには、バロック期の音楽から現代作品の初演まで含まれる。交響作品に加え、オラトリオ作品もしばしば取り上げている。エストニア国立響は、アルヴォ・ペルト、エルッキ=スヴェン・トゥール、エドゥアルド・トゥビン、レポ・スメラ、トヌ・コルヴィツ、トイヴォ・トゥレヴなど、世界的に著名なエストニアの作曲家の作品を初演してきた。これまでの首席指揮者は、オラフ・ルーツ、ロマン・マツォフ、ネーメ・ヤルヴィ、ペーテル・リリエ、レオ・クラマー、アルヴォ・ヴォルメルが務め、2001年からはニコライ・アレクセーエフが就任している。2002年初めよりパーヴォ・ヤルヴィが芸術顧問として活動、2007年からはオラリ・エルツが首席指揮者に就任し、現在に至る。 | ||
チェロのために編曲された名ソナタ集(仮題) ブラームス/パウル・クレンゲル編:ソナタ ニ長調 (原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78) シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821 ベートーヴェン:チェロ(またはホルン)・ソナタ ヘ長調 Op.17 タマーシュ・ヴァルガ(Vc) フェレンツ・ボーグナー(P) | ||
ウィーン・フィルの首席チェリスト、タマーシュ・ヴァルガ待望のニュー・アルバム。ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス等の「チェロのために編曲されたソナタ」を収録。歌心にあふれる演奏は、チェロの豊かな音色によりさらに引き立てられ、まさにヴァルガの真骨頂を発揮している。また、同じくハンガリー出身のピアニスト、ボーグナーとの初共演は、まさに実力派同士の胸に響く演奏。 タマーシュ・ヴァルガ:ブダペストで1969年に生まれ、チェロを7歳から学ぶ。リスト音楽院でラースロー・メゼー、フェレンツ・ラドシュ、ジェルジー・クルタークらに師事し、1992年に名誉学位を取得。ミクロシュ・ペレーニ、メナヘム・プレスラー、および奨学生として彼をテルアヴィヴのルービン音楽院に受け入れたウズィ・ヴィーゼルなどの演奏家からも多大な影響を受けた。 VPOおよびウィーン国立歌劇場o.の首席チェロ奏者。ウィーン・フィルとソリストとしても定期的に共演、ジュゼッペ・シノーポリ、ズービン・メータ、小澤征爾、クリストフ・エッシェンバッハの指揮で演奏。室内楽奏者としても精力的に活動し、アンサンブル・ヴィエナ・コラージュおよびウィーン室内合奏団のメンバーとして定期的にヨーロッパのコンサート・ホールに登場。 | ||
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.11 ボロディン:弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 シュトイデSQ[フォルクハルト・シュトイデ(第1Vn) ホルガー・グロー(第2Vn) エルマー・ランデラー(Va) ヴォルフガング・ヘルテル(Vc)] | ||
録音:2010年9月、ウィーン。ウィーン・フィルのコンサートマスター、フォルクハルト・シュトイデ率いるシュトイデ弦楽四重奏団による待望のニュー・アルバムが完成。四重奏団メンバー全員がウィーン・フィルの団員で、まさにウィーン・フィル室内楽の伝統を継承する正統派弦楽四重奏団。チャイコフスキーとボロディンの親しみのある旋律をエレガントに、そして詩情豊かに歌い上げる。 フォルクハルト・シュトイデ(第1Vn):1971年生まれ。VPO(以下ウィーン・フィル)のコンサートマスター。ベルリンにてヴェルナー・ショルツに、ウィーンでアルフレート・シュタールにそれぞれ師事する。オーストリア内外で室内楽及びソロ活動を活発に行っており、ウィーン・フィルのメンバーにより結成されたウィーン・ヴィルトゥオーゼンのリーダーを2001年より務める。 ホルガー・グロー(第2Vn):1976年ヴァイツ(オーストリア)生まれ。グラーツのヨハン・ヨーゼフ・フィクスコンセルヴァトリウムで学ぶ。卒業後はアルフレッド・スター、ライナー・キュッヒル、ティボール・ヴァルガ諸氏の元で研鑽を積む。11歳で州立青少年コンクール優勝。コンコルソ・インターレギョナーレ2位。2000年にグラーツso.第1コンサートマスターに就任。 '06年VPOに入団。他にウィーン・ヴィルトゥオーゼン、ウィーン弦楽ゾリステンのメンバーとしても活躍している。 エルマー・ランダラー(Va):1974年生まれ。ウィーン・フィルのヴィオラ奏者。ウィーンにて、ミヒャエル・シュニッツラーとペーター・オクセンホファーに師事。様々な室内楽活動を行っており、ベルヴェデーレ三重奏団、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンのメンバーでもある。 ヴォルフガング・ヘルテル(Vc):1975年生まれ。ウィーン・フィルのチェロ奏者。グラーツでヒルドグント・ポッシュに、ウィーンでヴォルフガング・ヘルツァーにそれぞれ師事し、優秀な成績で卒業。2000年まで、ウィーン・フォルクスオーパーの首席チェロ奏者を務めた。 | ||
フルート三重奏曲集 ウェーバー:フルート三重奏曲 ト短調 Op.63 フンメル:「美しいミンカ」の主題による アダージョ、変奏曲とロンドOp.78 メンデルスゾーン:フルート三重奏曲 ニ短調 Op.49 |
ヴォルフガング・シュルツ(Fl) フランツ・バルトロメイ(Vc) フェレンツ・ボーグナー(P) | |
録音:2009年2月、ウィーン。ウィーン・フィル首席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツと首席チェロ奏者フランツ・バルトロメイが豪華共演。ピアノのボーグナーは、室内楽のピアニストとして評価の高いヴェテラン奏者。ウィーン・フィル名手2人とヴェテランのピアニストの円熟の技が光るまさにフルート・トリオの至芸。 ヴォルフガング・シュルツ(Fl): VPOの首席フルート奏者。 現在、世界で最も著名であり、また活躍しているフルート奏者のひとり。ソリストとしてだけでなく、室内楽のメンバーとしても活躍。ザルツブルク音楽祭、ウィーン音楽週間、ヴェンナ音楽祭、ルツェルン音楽週間など数多くの音楽祭にも参加。ピアニストのへルムート・ドイチユ、エリーザベト・レオンスカヤ、アンドラーシュ・シフ、シュテファン・ヴラダーなど、多くの音楽家たちと共演。1983年以来、VPOとBPOのメンバーで構成されている管楽アンサンブル、アンサンブル・ウィーン=ベルリンのフルート奏者としても活躍している。 フランツ・バルトロメイ(Vc):ウィーンに生まれる。ウィーン音楽・表現芸術大学でリヒャルト・クロチャック教授に師事し、エマヌエル・ブラベック教授から個人指導を受ける。これまでに1963年のブダペスト、1966年のモスクワ、1967年のウィーンなどで数多くの賞を受賞している。現在、VPOの首席チェロ奏者を務めているが、同楽団の所属は、ソロ・クラリネット奏者だった祖父、ヴァイオリン奏者だった父に次ぎ3代目。ソロおよび室内楽でも国際的に活動しており、ウィーン・ゾリステン・アンサンブル、ウィーン・ゾリステン・トリオ、アンサンブル“Do You Know? "、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンに所属している。ソロとしては、バーンスタイン、レヴァイン、バレンボイム、プレヴィン、ハイティンク、ヤンソンス、ラトルほか数々の巨匠と共演。室内管弦楽の共演者にはマイセンベルク、バレンボイム、アルテンブルガー、オイストラフ、ペルガメンシコフ、シャハム、ヴラダー、マクニール、ボニー、ノーマン、ハンプソンといった著名演奏家が名を連ねている。さらに、2004年以降は、クラウディオ・アバド率いるルツェルン祝祭o.でも首席チェロ奏者を務めている。現在使用しているチェロは、ダヴィッド・テヒラー製、1727年ローマ。 | ||
CAMERATA "コンテンポラリー・クラシックス" 第3弾 カメラータ・トウキョウでは、日本の現代作曲家による優れた音楽作品をこれまでに数多く紹介してきました。時を経た現在でも、これらの作品は輝きを失うことなく私たちに感動を与えてくれます。この第一級の傑作の数々を、「カメラータ・コンテンポラリー・クラシックス」シリーズとして、お求めや すい価格で再発売いたします。 | ||
池辺晋一郎: 交響曲第4番(1990)/ 交響曲第7番「一滴の共感へ」(1999)/ 悲しみの森〜オーケストラのために(1998) |
岩城宏之指揮 秋山和慶指揮 NHKso. | |
録音:1999年6月、他、東京、ライヴ。旧品番:28CM-614(当店未案内)。 | ||
別宮貞雄:
管弦楽のための2つの祈り(1956)〔痛ましく/雄々しく〕/ ピアノ協奏曲(1981) (*) /交響曲 第5番(1999) (#) |
神谷郁代(P;*) 若杉弘指揮 東京都so. | |
録音:2001年3月7日、サントリーホール、ライヴ/2001年12月、埼玉(#)。旧品番:28CM-665。 日本作曲界の大御所、別宮貞雄の新作交響曲を含む、人間愛にあふれた真に美しい管弦楽の傑作集。3曲共に2001年3月7日にサントリーホール(大)で開かれた若杉と都響による「別宮貞雄 管弦楽作品個展」で演奏された曲目だが、その時が初演だった(#)は別にレコーディング・セッションを組んで録音されている。ベートーヴェンを敬愛し、また自ら理論物理学を学んだ別宮らしく、いずれも堅固な構成力をもち、近代的な調性技法を取り入れた別宮ならではの美しく壮大な音楽世界を表出した傑作。 | ||
星辰譜〔せいしんふ〕〜八村義夫 I ピアノのためのインプロヴィゼーションOp.1 (1957) / ヴァイオリンとピアノのための インプロヴィゼーションOp.4 (1964) / 一息ごとに一時間 Op.3 (1960)〜 8人の奏者のためのコンチェルト/ エリキサOp.10-2 (1974)〜 フルート、ヴァイオリンとピアノのための/ 星辰譜 Op.5 (1969)〜ヴァイオリン、ヴィヴラフォン、 チューブラ・ベルとピアノのための |
松谷 翠、高橋アキ(P) サシュコ・ガヴリロフ、 篠崎功子、植木三郎、 瀬戸瑤子(Vn) 中川昌巳〔昌三〕、野口 龍(Fl) 村井祐児(Cl) 武藤賢一郎(テナーSax) 菅原 淳、山口恭範、 吉原すみれ(Perc他) 増田睦美(S) 八村義夫指揮 小松一彦指揮 | |
録音:1984年7月、埼玉/1981年7月、群馬/他。旧品番:30CM-56, 25CM-56。46年の短い生涯に作曲家としての全魂を凝縮して残した16曲の傑作のうち、最初期〜中期までの5作品を収録。いずれも八村が全精力を傾け完璧主義を貫いた逸品。 | ||
ブリージング・フィールド〜八村義夫 II 彼岸花の幻想Op.6 (1969)〜ピアノのための/ マニエラOp.14 (1980) 〜フルートのための/ ドルチシマ・ミア・ヴィタOp.16 (1981) 〜パーカッション・ソロのための/ ブリージング・フィールドOp.15 (1981-82) 〜フルート、クラリネット、ハープ、 パーカッションとピアノのための |
高橋アキ(P) 中川昌巳(Fl) 吉原すみれ(Perc) サウンド・スペース・アーク [小泉 浩(Fl) 鈴木良昭(Cl) 篠崎史子(Hp) 山口恭範(Perc) 高橋アキ(P)] | |
録音:1984年7月、2001年12月、埼玉/他。旧品番:30CM-57, 25CM-57。こちらは中期〜後期に至る、年若くして円熟を極めた4作品を収録。 | ||
パガニーニ・パーソナル〜一柳 慧の宇宙 I パガニーニ・パーソナル〜 マリンバとピアノのための(1982) / 夏の花〜ハープとピアノのための(1982) / 二つの存在〜2台のピアノのための(1980) / シーンズII〜ヴァイオリンとピアノのための(1979) / 雲の表情〜ピアノのための(1985-87) |
木村かをり、 一柳 慧(P) 岩城宏之(マリンバ) 木村茉莉(Hp) 数住岸子(Vn) | |
録音:1988年3月、埼玉/他。旧品番:25CM-52(当店未案内)。 | ||
星の輪〜一柳 慧の宇宙 II シーンズIII〜独奏ヴァイオリンのための/ 雲の経〜独奏オーボエのための/ 星の輪〜独奏笙のための/ タイム・シークエンス〜ピアノのための |
藤原浜雄(Vn) ジェイムズ・P. オストリニック(Ob) 宮田まゆみ(笙) 志村 泉(P) | |
録音:1985年6月、埼玉。旧品番:25CM-53(当店未案内)。 | ||
一柳 慧 1960's & 1990's〜一柳 慧の宇宙 III 電気メトロノームのための音楽(1960)/ 弦楽器のために、ピアノ音楽第4番(1960) + ピアノ音楽第6番(1961)〔同時演奏〕/ デュエット(1961)/パラレル・ミュージック(1962)/ 交響曲第5番「熟成する時間」(1997) (オペラ「モモ」のテーマによる)/ ピアノ協奏曲第3番「分水嶺」(1991)/ 弦楽四重奏曲第3番 「インナー・ランドスケープ」(1994) |
高橋悠治(P/パフォーマンス) 小林健次(Vn/パフォーマンス) アンサンブル・ノマド 一柳 慧、木村かをり(P) ニューアーツSQ 岩城宏之指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢、 東京po. | |
録音:1998年9月、千葉/他。旧品番:25CM-552/3(当店未案内)。 | ||
コゥオペレーション〜篠原 眞:作品集 三味線のための「流れ」(1981)/尺八奏者とハーピストのための「求道 B」(1973)/ メゾ・ソプラノと12人の楽器奏者のための「たびゆき」(1984)〜芭蕉の俳句による/ 十七絃のための「十七絃の生まれ」(1981)/ 8人の邦楽器奏者と8人の洋楽器奏者のための「コゥオペレーション」(協力)(1990) 西潟昭子(三味線) 三橋貴風(尺八) 木村 莉(Hp) 小川明子(Ms) 中川昌巳〔昌三〕(Fl) 辻 功(Ob) 高橋知己(Cl) 岡崎耕治(Fg) 大和田浩明(Hr) 北村源三(Tp) 村田厚生(Tb) 永曽重光(Perc) 植木三郎(Vn) 中小路淳美(Va) 勝田聰一(Vc) 小室昌広(Cb) 菊地悌子(十七絃箏) 赤尾三千子(笛) 八百谷 啓(篳篥) 石川 高(笙) 福永千恵子(箏) 上田純子(琵琶) 吉澤昌江(胡弓) 渋谷淑子(P) 小松一彦指揮 | ||
録音:1994年3月、東京、ライヴ/他。旧品番:30CM-375(当店未案内)。 | ||
電子音楽の領域〜篠原 眞:作品集 II 「ヴィジョンI」(幻影I)(1965)/「メモワール」(回想録)(1966)/ 「ペルソナージュ」(人物)(1973)/「シティ・ヴィジット」(都市訪問)(1979) | ||
録音:1965年-1979年。旧品番:30CM-455(当店未案内)。 | ||
現代ヴァイオリンの領域 高橋悠治:七つのバラがやぶにさく〜独奏ヴァイオリンのために H.ホリガー:4つの無言歌〜ヴァイオリンとピアノのための 尹 伊桑:ガーサ(歌詞)〜ヴァイオリンとピアノのための(1963) M.カーゲル:クラングヴェルフェ〜ヴァイオリンとピアノのための 辰巳明子(Vn) 高橋悠二(P) | ||
録音:1989年、群馬、他。旧品番:32CM-112(当店未案内)。 | ||
CAMERATA "Swing Bros" (JAZZ) | ||
元気が出るジャズ〜Cheer Up! 夢であいましょう/モーニン/レッツ・ダンス/ マイ・シェリー・アモール/菩提樹/スマイル/ リカード・ボサノヴァ/愛は海よりも/ ビゼー:「カルメン」〜闘牛士の歌/ ユー・センド・ミー/旅愁/ ベートーヴェン:「合唱」〜歓喜の歌/ 見上げてごらん夜の星を |
岸ミツアキ、 ウォーレン・ヴァシェ、 ハリー・アレン、 レイ・ケネディ、 ルイス・ナッシュ、 深津純子、 モンティ・アレクザンダー、 ロッサノ・ スポーティエロ・トリオ、 ニューヨーク・フォー/他 | |
あの日以来、何か抜けてしまったような虚脱感、そんな心の隙間を埋めてくれる様なジャズ演奏を。張り切り過ぎないよう、でも聴いているとじわーっとやる気がにじみ出てくるような曲を収録。ジャズ・ピアノ、サックス、コルネットやフルートの優しくて暖かな音色、心地よい4ビート、ボサノヴァのリズムで元気回復。曲タイトルをみても雰囲気が感じられる、そんな曲を集めた。 | ||
クール・ボッサ〜涼風ジャズ 虹を追って/あなたはしっかり私のもの/風のささやき/フォトグラフ/愛はすべてを越えて/ アルビノーニのアダージョ/波(ウェイヴ)/ジス・ガイ/あなたに夢中/幻想即興曲/ ユア・アイズ・オンリー/ローマの秋/ドゥ・アイ・ラヴ・ユー/雨だれ/カーニヴァルの朝(黒いオルフェ) ハリー・アレン=トリオ・ダ・パズ、岸ミツアキ・カルテット、 ハリー・アレン・カルテット、レイ・ケネディ=ルイス・ナッシュ、 レイ・ケネディ・トリオ、深津純子 | ||
おそらく既出音源からのコンピレーション。うだる暑さに爽やかなメロディが吹き抜ける。静かなジャズ・ボサノヴァを選曲。ジャズ・ピアノ、ギター、サックスやフルートの優しくて心地よい音色にうたた寝を誘う涼風が・・・ | ||
FONTEC | ||
リスト:ファウスト交響曲
福井敬(T) ザ・カレッジ・オペラハウスcho.、びわ湖ホール声楽アンサンブル 小泉和裕 指揮日本センチュリーso. | ||
録音:2011年4月18日-20日、びわ湖ホール、セッション/2011年4月21日、ザ・シンフォニー・ホール、ライヴ。日本センチュリーso.(旧大阪センチュリーso.)は、初代常任指揮者にウリエル・セガル(現名誉指揮者)を迎え、大阪府民に親しまれて誇りとなるオーケストラをめざし、大阪府文化振興財団の運営により1989年に活動を開始した。自治体運営オーケストラとして、通常のコンサート以外に地域密着型の活動もおこない、小学生を練習場へ招き、演奏を聴かせるだけでなく楽器に直接触れさせる「タッチ・ジo.」の開催など、教育プログラムを他のオーケストラに先駆けて実施したことは特筆すべきだろう。2008年からは小泉和裕を音楽監督、沼尻竜典を首席客演指揮者に迎え、創立20周年となる2009年度には両指揮者による記念公演をおこなった。多方面で報道された大阪府からの補助金打ち切りという局面に際し、2011年4月、公益財団法人移行ととみに日本センチュリーso.に改称し、より開かれた活動を目指す。 本CDは新生センチュリー響の記念すべき「初定期」となった「リスト生誕200年」を祝す第160回定期公演と、それに先立っておこなったびわ湖ホールでのセッションによる物。構想から完成形に至るまで、数十年に渡ったリスト畢生の大作「ファウスト交響曲」。複雑な構成と先駆的な響き、そして絢爛豪華なオーケストレーションは、ピアノ音楽にとどまらないリストの桁外れな才能を知らしめる。大規模作品の演奏に高い評価を得ている現音楽監督小泉和裕。楽章ごとの登場人物の心理描写を明快に紐解き、豪放にして緻密な構築感溢れる演奏を導いている。終結部は福井敬と関西を代表する合唱団による十全の逆風に敢然と立ち向かう小泉/センチュリー響、順風満帆のスタート。 | ||
つながれ心 つながれ力 がんばれ仙台フィル ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93(*) シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120(#) ラヴェル:ラ・ヴァルス(+) |
小泉和裕 指揮(*) 山下一史 指揮(#) パスカル・ヴェロ指揮(+) 仙台po. | |
既出:FOCD-9299 (*) / FOCD-9456 (#) / FOCD-9296 (+)。東日本大震災で未曽有の被害を受けた東北地方を活動拠点にしている仙台フィル。多くのホールが損傷したことにより、被災から3ヶ月の間に予定していた公演のほとんどは開催できなくなった。しかし、「音楽の力による復興センター」を立ち上げ、震災の2週間後には復興コンサート「鎮魂、そして希望」を開催。「つながれ心、つながれ力」を音に込め、その後、避難所・学校・街角などで150回以上の演奏をおこない、被災された人々に寄り添い、癒し・潤いそして希望を届け、復興に向けた絆を紡いでいる。本CDは、現指揮者陣であるパスカル・ヴェロ、山下一史、小泉和裕による仙台フィル選りすぐりの名演を収録。 # 本CDの売上は、仙台フィル「音楽の力による復興センター」事業へ寄付されます。 | ||
FINE NF | ||
ブルックナー:交響曲第8番(ノヴァーク版第2稿) |
ユベール・スダーン指揮 東京so. | |
録音:2010年11月25日、26日、ミューザ川崎シンフォニー・ホール。スダーン指揮東京so.の前作ブルックナー、交響曲第7番は、第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞の「最優秀アルバム賞」(クラシック日本人演奏部門)と「最優秀録音賞」の2つの部門でダブル受賞等々、演奏・録音の両面で高い評価を得たが、第2弾が登場。 『耳を傾けながら、指揮者のことも、オーケストラのことも忘れて、この畢生の交響曲の世界に浸りきり、感謝にも似た気持ちで心の営みに打ち震えた』(諸石幸生) ユベール・スダーンは、13年間にわたるザルツブルク・モーツァルテウムo.の音楽監督を経て、2004年に東京so.の音楽監督に就任した。スダーンはハイドンをその出発点と定め、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典作品を東京so.のプログラムの中心に据え、さらには2008年度のシューベルト・チクルス、2009年度のシューマン&ブラームス・チクルスを展開し、楽団の実力を着実に高めてきた。ブルックナーの交響曲第8番は7番同様、本拠地ミューザ川崎シンフォニー・ホールで2日間にわたりセッション録音された。 スダーン氏が得意とするブルックナーの交響曲の中でも、「8番は最高傑作」と彼がもっとも愛する作品であり、ホールの響きを知りつくした指揮者とオーケストラによって、深い味わいのある熟成した響きがホール空間いっぱいに満たされた。 ユベール・スダーン:オランダ・マーストリヒト生まれ。ブザンソン国際指揮者コンクール優勝、カラヤン国際指揮者コンクール第2位、グィード・カンテルリ国際コンクール優勝に輝いている。メルボルンso.首席客演指揮者、フランス国立放送po.、ユトレヒトso.、パルマのトスカニーニso.、フランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワールo.の音楽監督などを歴任。そして13年間にわたるザルツブルク・モーツァルテウムo.の音楽監督を経て、2004年9月に東京so.の音楽監督に就任、現在に至る。これまでに、BPO、ミュンヘンpo.、LSO、LPO、ミラノ・スカラ座歌劇場o.、ドレスデン・シュターツカペレ、バンベルクso.、ウィーンso.、シュトゥットガルト、ハンブルク、フランクフルトの各放送so.など数多くの主要オーケストラと共演し、オペラの分野でもバスティーユ・オペラや、パルマ、カターニァ、パレルモ、トリエステ、ボローニャなど、多くのオペラハウスで精力的に活動している。2004年7月、ザルツブルク市名誉市民およびオーストリア・ザルツブルク州ゴールデン勲章を授与された。 東京so.(創立65周年):1946年創立。音楽監督にユベール・スダーン、桂冠指揮者に秋山和慶、常任指揮者に大友直人、正指揮者に飯森範親、首席客演指揮者にニコラ・ルイゾッティを擁する。活動の特色の一つに邦人作品を含む現代音楽の初演があり、これまでに文部大臣賞、音楽之友社賞、京都音楽賞大賞、毎日芸術賞、モービル音楽賞、サントリー音楽賞など数々の賞を受賞している。新国立劇場においてもオペラ・バレエ公演を毎年担当。新潟市とは準フランチャイズ契約を結び、1999年から定期演奏会や特別演奏会を開催している。2004年からは川崎市のフランチャイズo.として、ミューザ川崎シンフォニー・ホールで定期演奏会をスタートさせ、活動の場を拡げている。2009年2月、2008年度サントリーホール定期演奏会におけるシューベルト・ツィクルスが「第21回ミュージック・ペンクラブ音楽賞/コンサート・パフォーマンス(日本人アーティスト)部門」を受賞した。 ハイブリッドSACDを2001年創立以来推進してきたfine NFレーベルは、SACDのさらなる発展を期して、2008年9月にSACDとCDを分離して発売することを宣言したが、本作品もブルックナ第7番同様SACDとCDを分離しての発売となる。 ・NF-51203はSACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクで、通常のCDプレイヤーでは再生出来ません。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様はCD盤 NF-21203 をお求め下さい。 | ||
SONARE RECORDS | ||
The Short Story from Daddy エルガー:愛の挨拶 / フォーレ:シシリエンヌ / グラズノフ:吟遊詩人の歌 ラヴェル/マレシャル編曲:亡き王女のためのパヴァーヌ ルビンシテイン/ポッパー編曲:ヘ調のメロディ / ドビュッシー:チェロ・ソナタ サン=サーンス:白 / パラディス/ペイチック編曲:シシリエンヌ フォーレ:エレジーOp.24 / プーランク:愛の小路 ラフマニノフ/ウォルフィッシュ編曲:ヴォカリーズOp.34-14 カサド:愛の言葉 / TEHO; The Short Story from Daddy 植木昭雄(Vc) 佐藤勝重(P) | ||
録音:2011年2月、Hakuju Hall。『やわらかい語り口の植木昭雄のチェロと、それを包み込むような洗練された佐藤勝重のピアノで、愛情の表現や、古きを懐かしむ小品が並ぶ。とても丁寧に、フレーズ一つ一つを愛情を持って奏でてゆくさまは、吟遊詩人を想わせる。』(野平多美/ライナーノーツより) | ||
FLORESTAN | ||
マンドリンスピリッツ 水の旅路/杜の鼓動/虹色の涙/ 花の讃歌〔I: SPROUT/ II; GROWTH/ III; FLOWER/ IV; INHERITANCE〕/ 遠い日/椰子の実/この道/深海/ スピリット・オブ・プラネット/ 願いの叶う本/じょんがら |
堀 雅貴 (プラネット・スピリタ)他 | |
力強くも甘美で、心にしみるマンドリン・サウンド。堀雅貴書き下ろし「水の旅路(Acquavoyage)」収録。 マンドリンのスーパー・プレイヤー堀雅貴(プラネット・スピリタ)が、マンドリン界の若きヴィルトゥオーゾ丸本大悟作品を軸に極めた、新世代のマンドリン音楽。レコーディングのために結成されたプラネット・スピリタマンドリンアンサンブルの豪華な演奏にも注目!ヨーロピアンなマンドリンに、日本の伝統音楽のフレイバーを融合した新しいサウンド誕生。「じょんがら」は堀の技巧の裏に、日本人のスピリットが息づいている。 堀 雅貴 Masataka HorI;2009年11月日本初マンドリンデュオ“プラネット・スピリタ "としてユニバーサルミュージックよりCDデビュー。以来マンドリンの可能性を追求し、ソリストとしてジャンルを越えてギターの村治佳織、ソプラノ柴田智子、ピアノの塩谷哲氏等数多くのアーティストとも共演を続けている。マンドリン系楽器を自由自在に使いこなし、クラシックを軸にオリジナルからポップスまでとレパートリーを広げている。近年では作曲・編曲も積極的に手がけその音楽性は豊かで今回自身のマンドリンアンサンブルの指揮にも取り組む。今までに王子ホール(銀座)、HAKUJU HALL、名古屋宗次ホール、自由が丘オペラ座等で演奏活動を意欲的に行っている。NHK「ミュージック・ガーデン」「J-MELO」「映画音楽に乾杯!」等のテレビやJ-WAVE等のラジオ番組にも出演し好評を得ている。2011年9月より、平成23年度文化庁新進芸術家海外研修員として渡欧予定。また、7月に南フランスで開催される「Rencontres Pince-cordes」に参加し、演奏およびマスタークラスを開講予定。マンドリン・指揮法・和声学を久保田孝氏に師事。(株)T.S.P.I 所属。 |
OPERA AUSTRALIA (濠) 〔含映像商品〕
国内へ新規案内される、シドニー・オペラ・ハウスを本拠地とするオペラ・オーストラリアの自主レーベル。DVDとブルーレイは国内代理店から未だアナウンスされておらず、予価としております。予告無く価格を変更させていただく可能性がありますので、御了承下さい。 | ||
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492
テディ・タフ・ローズ(フィガロ) タリン・フィービッグ(スザンナ) ピーター・コールマン=ライト(アルマビーバ伯爵) レイチェル・ダーキン(伯爵夫人) ワーウィック・ファイフ(ドン・バルトロ) ジャクリーン・ダーク(マルチェリーナ) シアン・ペンドリー(ケルビーノ) カネン・ブリーン(ドン・バジーリオ) パトリック・サマーズ指揮オーストラリア・オペラ・バレエo.、オペラ・オーストラリアcho. | ||
録音・収録:2010年7月29日、シドニー・オペラ・ハウス、ライヴ。映像商品仕様:NTSC|リージョン:ALL。演出:ニール・アームフィールド。 | ||
ドニゼッティ:歌劇「ランメルムールのルチア」
ジョーン・サザーランド(ルチア) マルコム・ドネリー(エンリーコ) リチャード・グリーガー(エドガールド) セルゲイ・バイギルディン(アルトゥーロ) クリフォード・グラント(ライモンド) ロビン・ドナルド(ノルマンノ)他 リチャード・ボニング指揮エリザベス・シドニーo.、オペラ・オーストラリアcho. | ||
録音:1986年2月8日、シドニー・オペラ・ハウス、ライヴ。おそらく以前PIONEERからLDで出ていた映像(DVDではARTHAUSから発売がある[100-242/PAL、リージョン2、5]が、ヨーロッパのみの発売で国内&当店未案内)と同一の演奏と思われるが、CDフォーマットでは初出。 | ||
ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」
ジョーン・サザーランド(ルクレツィア・ボルジア) ロバート・オールマン(ドン・アルフォンソ) マルグレータ・エルキンス(マッフィオ・オルシーニ) ロン・スティーヴンス(ジェンナーロ) リチャード・ボニング指揮エリザベス・シドニーo.オペラ・オーストラリアcho. | ||
録音:1977年7月8日、シドニー・オペラ・ハウス、ライヴ。おそらく以前PIONEERからLDで出ていた映像(DVDではOPUS ARTEから発売がある[OAF-4026D/PAL、リージョン0]が、ヨーロッパのみの発売で国内&当店未案内)と同一の演奏と思われるが、CDフォーマットでは初出。 | ||
マイアベーア:歌劇「ユグノー教徒」 ボーナス:サザーランドの引退スピーチ ジョーン・サザーランド(マルグリット) クリフォード・グラント(マルセル) アマンダ・セイン(ヴァランティーヌ) スザンヌ・ジョンストン(ウルバン) アンソン・オースティン(ラウル・ド・ナンジ) ジョン・プリングル(ネヴェール伯爵)他 リチャード・ボニング指揮オーストラリア・オペラ・バレエo.、オーストラリア・オペラcho. | ||
録音:1990年10月2日、シドニー・オペラ・ハウス、ライヴ。おそらく以前PIONEERからLDで出ていた映像(DVDではOPUS ARTEから発売がある[OAF-4024D/PAL、リージョン0]が、ヨーロッパのみの発売で国内&当店未案内)と同一の演奏と思われるが、CDフォーマットでは初出。サザーランドのオペラ引退公演。 | ||
AKORDEONUS RECORDS (ポーランド)2012年2月追記:国内代理店から『取り扱い中止』との連絡が届きました。 ピクチャーズ・フロム・ザ・ストリート(AKD-001)、 ライヴ・イン・ウィーン(AKD-002)、 プレイ・ステーション(AKD-003)、 メトロポリス(AKD-004)、 ショパン(AKD-005)、 の5点とも今後入荷の予定はございません。 | ||
BONEL/YOUNG (英) 特記以外 1CDあたり¥2035(税抜¥1850) | ||
カルロス・ボネル〜マジカル・ミステリー・ギター・ツアー Here Comes The Sun/ Michelle/Strawberry Fields Forever/ Penny Lane/Lucy In The Sky With Diamonds/ Yesterday/Blackbird/ Something/ Eleanor Rigby/ Because/Maxwell 's Silver Hammer/ The Fool On The Hill/ The Long And Winding Road/Here There And Everywhere/With A Little Help From My Friends カルロス・ボネル(G) | ||
THE BEATLESの名作をクラシック・ギター1本で編曲した、イギリス出身の実力派クラシック・ギタリスト、カルロス・ボネルによるカバー作品集。クラシック・ギターならではの柔らかく伸びのある癒しの音色でオリジナル・バージョンの郷愁を喚起し、技巧を凝らした繊細なアレンジと洗練されたギタープレイで魅了する本格クラシック・ギター・アルバム。数あるカバー・アルバムの中でも完成度が高く幅広いファン層の方に愛聴頂ける一枚。BGMとしても最適。心地のよいギター・サウンドを是非ご堪能頂きたい。 | ||
Queen Guitar Rhapsodies | カルロス・ボネル(G) | |
ブライアン・メイも絶賛した2008年発表作。クラシック・ギターをメインにオーケストラとの共演で、名曲「Bohemian Rhapsody」を含むクイーンの名曲17曲が壮大かつドラマティックに甦る。 | ||
WAON RECORDS 特記以外
旧譜はこちらから。 | ||
ヘンデル:フルート・ソナタ集 〔ホ短調 HWV379 (Op.1-1a) (*) /ト長調 HWV363b (Op.1-5) (*) /ロ短調 HWV367b (Op.1-9) (*) / イ短調 HWV374(ハレ・ソナタ第1番;#)/ホ短調 HWV375(ハレ・ソナタ第2番;#)/ ロ短調 HWV376(ハレ・ソナタ第3番;*)/ニ長調 HWV378 (+)〕 福永吉宏(Fl) 上尾直毅(Cemb) | ||
録音:2010年3月30日-31日、4月1日、滋賀県立高島市立ガリバーホール。使用楽器:ヘルムート・ハンミッヒ〔銀管No.436 (#) / 銀管No.12 (*) / 木管No.228 (+)〕(以上フルート)/ Bruce Kennedy, Amsterdam 1993, after Michael Mietke, Berlin (以上チェンバロ)。 『このソロソナタ集は、緩徐楽章における美しい旋律、早い楽章におけるソロとバスの2声で書かれていながらも多声部の教会作品を思わせるような響きを持つ対位法的手法、複数ある楽章のうちの幾つかに舞曲楽章を織り交ぜながら1曲のソナタを形作る方法など、基本的にはコレッリ以来多くの作曲家がすでに行ってきた様々な伝統的なスタイルを踏襲している。しかしながら、それら伝統的な形式の上に成り立つ個々の楽章を観た時、ヘンデル以外に書きようがないこの上もなく甘く切ない旋律や、激しく猛り狂う感情の世界が確かに存在し、さすが劇作品を熟知した作曲家の手によるものだと深く驚嘆させられる。』(〜ブックレットより) 旧東ドイツの名匠ヘルムート・ハンミッヒは生涯に役460本のフルートとピッコロを製作した。彼のフルートは、銀管・木管ともいわゆるモダーン楽器だが、ヘンデルのフルート・ソナタを演奏するのにとてもふさわしい資質を持っている楽器としてここの録音では3本の楽器が曲にあわせて選択・使用されている。芯の太い音質、柔らかなニュアンス、自在な即興演奏を可能にする抜群のコントロール性といった楽器の素晴しい可能性を、名手福永が見事に引き出している。上尾のサポートも光る。音の芯が見事にとらえられた優秀録音ぶりも注目。 福永吉宏(ふくなが・よしひろ):1981年、京都・バッハ・ゾリステンを創立・主宰、バッハの教会カンタータ200曲全曲を20年計画で全曲演奏する連続演奏シリーズは、2005年11月に最終回を迎え完奏、各メディアで報道され注目を浴びた。フルート奏者として活躍する傍ら、各地にてレクチャーコンサート等を開催、その活動は多彩。 上尾直毅(うえお・なおき):上尾は東京芸術大学のピアノ科を卒業してからバロック音楽の学びを深めるため、チェンバロを本格的に始める。チェンバロのほか、フォルテピアノ、ミュゼットやクラヴィコードも得意としている。 | ||
ACOUSENCE 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)旧譜はこちらから。 | ||
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 | ジョナサン・ダーリントン指揮 デュイスブルクpo. | |
録音:2010年9月22日-23日、メルカトル・ホール、デュイスブルク。演奏時間 69:09。デュイスブルグ・フィルは1877年に設立され、レーガーやプフィッツナーと共にその歴史を歩み始めた。1903年にはブルックナー「交響曲第9番」をドイツ初演、1930年代には28歳のオイゲン・ヨッフムが指揮を執っている。ヨッフムの弟ゲオルク・ルートヴィヒ、ローレン・フォスター、アレクサンドル・ラザレフのほか、多彩なゲスト指揮者によって楽団の歴史が作られた。ヨーロッパ各地の劇場指揮者として活躍する1959年生まれのイギリス指揮者ダーリントンを音楽監督に迎え、伝統を守りつつ国際的な楽団としてのレパートリーの拡大を図り、音楽の本来持つダイナミズムを押し出しつつも見通しの良い演奏、音楽造りで多くのファンを確保している。 | ||
BERLIN CLASSICS
旧譜はこちらから | ||
BERLIN IN THE LIGHT〜ドイツの革命的芸術家協会「ノヴェンバーグループ」のピアノ曲集 ハインツ・ティーセン:3つのピアノ小品Op.31 / ヴラディーミル・フォーゲル:3つのピアノ小品 ハンス・アイスラー:8つのピアノ小品Op.8 / フィリップ・ヤルナッハ:3つのピアノ小品Op.17 ハンス・ハインツ・シュトゥッケンシュミット:The Champagne Cobbler and the Green Sun フェリックス・ペティレク:コラール 変奏とソナチネ / シュテファン・ヴォルペ: Standing Music マシュー・ルーベンシュタイン(P) |
FRA PROD
フランスの映像監督フランソワ・ルシヨンが立ち上げた団体 François Roussillon et Associés の映像出版部門。 | ||
リュリ:歌劇「アルミード」
ステファニー・ドゥストラック(S;アルミード) ポール・アグニュー(T;ルノー) ロラン・ナウリ(Br;憎悪) クレア・デボノ(S;栄光/フェニス/リュサンド) イザベラ・ドリュエ(Ms;英知/シドニー/メリッス) ネイサン・バーグ(B;イドラオ) マルク・モイヨン(Br;ユバルド/アロント) マーク・キャラハン(Br;アルテミドル)他 ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサン 演出:ロバート・カーセン 装置・衣装:ギデオン・デイヴィ | ||
収録:2008年10月、パリ。リージョン・オール|16:9|168m + 31m |字幕:仏英独西伊。Blu-Ray 仕様; HD|Dolby Digital Stereo 5。DVD仕様: NTSC|Dolby Digital Stereo 5.1, DTS 5.1。ブルーレイの音声スペックがDVDより劣っており、誤りと思われるが代理店記載ママ。素晴らしい映像の登場。「アルミード」は、リュリが完成させた最後のオペラで、また名コンビとしてオペラ史上に名高いフィリップ・キノーとの最後の共同作業になった物。題材は、オペラに頻繁に用いられているトルクワート・タッソーの「解放されたエルサレム」に登場する魔女アルミーダ(フランス語でアルミード)と十字軍の騎士リナルド(ルノー)の物語。リュリは十数年に渡る抒情悲劇(トラジェディ・リリク)の経験から得られた音楽を「アルミード」に惜しみなく注ぎ込み、素晴らしい音楽に仕立てている。ことに敵の騎士ルノーを殺そうとして彼を愛してしまい、魔法の力で彼を惹き付けておきつつ、それが真実の愛でないことに苦しみ、しかしリナルドがいなくなることには堪えられないという、複雑なアルミードの心理描写は、まさにキノーとリュリの到達点といえる物。キノーの台本は、およそ90年後にグルックが新たに作曲をしており、こちらも傑作として知られている。 ここに収録されているのは、2008年10月にパリのシャンゼリゼ劇場で上演された舞台。ラモー「レ・ボレアド」、ヘンデル:「アルチーナ」「セメレ」など、数々のヒットを飛ばしたクリスティとカーセンのコンビが、ここでも大きな話題になった。カーセンは時代性と現代化を混ぜ合わせた舞台を作り、シンプルでありながら極めてニュアンス豊か。ことに英国人の美術担当、ギデオン・デイヴィーの衣装が秀逸。リュリに古典的な舞台を求める人も、モダーンな舞台が好きな人も、どちらも楽しめる演出。「アルミード」の成功如何はタイトルロールにかかっている。ここでのドゥストラックのアルミードは、歌、演技、容姿、衣装、すべてが揃った絶品。ドゥストラックは数年前に、やはり激しい気性で愛に苦しむ女メデーの音楽を集めたアルバム(Ambroisie AM-157)が絶賛された。ここでもアルミードを鮮やかな切り口で描いている。クリスティの音楽の素晴らしさは言うまでもない。多くの人たちがリュリを演奏するようになった今日でも、クリスティのリュリは気品ある力強さで頭一つ抜けている。作曲家リュリの集大成「アルミード」の、このような充実した上演を映像で見れれるとは、なんと喜ばしいことだろう。もちろん映像は鮮明、ことにBlu-Rayでは美しさに目を見張らずに入られない。 | ||
写影 | ||
朝比奈 隆&新日本フィル、ブラームス・チクルス〜交響曲全集&協奏曲全集 [DVD 1] 152 ' 交響曲第1番 ハ短調 Op.68[1990年2月5日]/ ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (*)[1990年5月1日]/ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (#)/交響曲第2番 ニ長調 Op.73[1990年4月3日]/ 交響曲第3番 ヘ長調 Op.90[1990年5月1日]/ ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102 (+)[1990年2月5日]/ ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 (**)/交響曲第4番 ホ短調 Op.98[1990年6月1日] ・【特典映像】インタビュー「実相寺昭雄監督と朝比奈隆先生の思い出」〔寺田農(俳優)〕 伊藤恵(P;*) 藤川真弓(Vn;#) 豊嶋泰嗣(Vn;+) 上村昇(Vc;+) 園田高弘(P;**) 朝比奈隆指揮新日本po. | ||
収録:すべてオーチャードホール、ライヴ。リニアPCM|ステレオ|カラー|NTSC|4:3| Region All。 『ブラームスの芸術というのは多分にセンチメンタルなのではないでしょうか。写真では髭をはやして恐そうに写っていますが、人格は非常に抒情的で感傷的な人だったのではないでしょうか。私はセンチメンタルだということはちっとも悪いことではないと思います。年甲斐がないようですが、そういう感情はかえって若い人にはわからないんではないでしょうか。そろそろ人生の灯が消えそうになってきますとね、そういう情緒が非常に大切で、心の中の宝のようになってくるんです。』(朝比奈 隆) 『男の涙とはこのことをいうのである』(宇野 巧芳) 『朝比奈隆歿後10周年記念特別企画 完全限定盤』『映像の巨匠 実相寺昭雄 映像演出』『朝比奈 隆 ブラームス交響曲全集&協奏曲全集』日本が世界に誇る巨匠指揮者、朝比奈隆(1908-2001)が歿後10周年を迎える2011年に、注目の映像作品が登場する。 朝比奈が1990年に新日本フィルを指揮したブラームスの交響曲全集は、このアニヴァーサリーに向けて2010年に先行リリースされた「ブルックナー:交響曲選集」に引き続いて、「映像の巨匠」実相寺昭雄が映像演出を手掛けたもので、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲2曲や二重協奏曲のほか、特典映像もあらたに追加されたたいへん豪華な内容となっている。なお、収録内容の一部曲目については、交響曲第1番と第4番の2曲が過去にソフト化されたことがあるが(『交響的肖像』[廃盤])、こうして完全な形で交響曲全曲が揃うのはきわめて意義深いものがあると言える。 すべての音源制作は朝比奈、新日本フィル両者とゆかりの深いフォンテックが担当。同一音源によるCDはフォンテックより、ほとんどすべてがリリースされているが、ピアノ協奏曲第2番とヴァイオリン協奏曲については映像のみならず、いずれの音源自体が初出というのも注目すべきポイント。 さらに、特典映像も見どころ満載で、朝比奈、実相寺両巨匠と親交のあった名優、寺田農(東海大文学部特任教授)が語るご両人の思い出話が出色。監督については、いわゆる「TBS実相寺事件」をユーモアを交えて明かしており、映像ファンもたいへん興味深い内容。 また、朝比奈については、ブラヴォーとブーイングが相半ばした有名公演「フィデリオ」のエピソードと、その貴重なハイライト映像も収められている。 朝比奈隆と実相寺昭雄、巨匠同士の顔合わせが生んだブラームス・チクルス。ぜひとも、末長くお手元に置いていただきたい、手ごたえたっぷりの内容といえるだろう。 実相寺昭雄(じっそうじ・あきお):1937年東京生まれ。早稲田大学卒。TBS時代「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」などを演出。また、映画監督しても高名で、その作品群は文芸的なものであれ、官能的なものであれ、品格ある情念と独自の映像美に貫かれており、熱心なファンが多い。また、クラシック音楽への造詣も深く、オペラと同時にコンサート作品の演出も多く手掛け、巨匠メシアンにも激賞される。著書多数。2006年歿、満69歳。 | ||
VAI DVD
旧譜はこちらから。 | ||
ロシア・バレエの大スターたち Vol.1 1971-1983 瀕死の白鳥(サン=サーンス/フォーキン振付)[マイヤ・プリセツカヤ(1975)] マズルカ(スクリャービン/ゴレイゾフスキー振付)[エカテリーナ・マクシーモワ(1972)] メロディ(グルック/メッセレル振付)[マリーナ・コンドラチェヴァ、マリス・リエパ(1978)] バヤデレ〜パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ振付)[ナジェジダ・パヴロワ、ヴャチェスラフ・ゴルデーエフ(1979)] 白鳥の湖〜[第2幕のグラン・アダージョ/第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ] (チャイコフスキー/プティパ=イワノフ振付)[マイヤ・プリセツカヤ、ワレリー・コフトゥン(1973)] ナルシスとエコー〜ソロ(N.チェレプニン/ゴレイゾフスキー振付)[ウラジーミル・ワシリエフ(1971)] エスメラルダ〜パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ=ワガノワ振付)[タチヤナ・テレホワ&ニコライ・コフミル(1983)] ドン・キホーテ〜パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付) [ニーナ・チモフェーエワ、アレクサンドル・ゴドゥノフ(1976)] 愛の伝説〜パ・ド・ドゥ(メリコフ/グリゴローヴィチ振付) [リュドミラ・セメニャーカ、アレクサンドル・ボガティレフ(1978)] ロメオとジュリエット(ベルリオーズ/ベジャール振付) [エカテリーナ・マクシーモワ、ウラジーミル・ワシリエフ(1979)] ジゼル〜第2幕のパ・ド・ドゥ(アダン/コラリ、ペロー=プティパ振付) [タチヤナ・タヤーキナ、ワレリー・コフトゥン(1977)] 海賊〜パ・ド・ドゥ(アダン/プティパ振付)[マルガリータ・ドロズドーワ、ワジム・テデーエフ(1975)] | ||
リージョンフリー|NTSC|4:3|カラー|MONO|95 ' 00 "。 | ||
ロシア・バレエの大スターたち Vol.2 1955-1991 眠りの森の美女〜バラのアダージョ(チャイコフスキー/プティパ振付) [マイヤ・プリセツカヤ、ボリショイのダンサーたち(1977)] イカルス(スロニムスキー/ワシリエフ振付)[エカテリーナ・マクシーモワ、ウラジーミル・ワシリエフ(1978)] エスメラルダ〜パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ振付)[ニーナ・チモフェーエワ、ユーリー・ウラジミロフ(1983)] ジゼル〜第2幕のパ・ド・ドゥ(アダン/コラリ、ペロー=プティパ振付) [リュドミラ・セメニャーカ、ミハイル・ラヴロフスキー(1974)] ヴァルプルギスの夜(グノー/ラヴロフスキー振付) [エカテリーナ・マクシーモワ、シャミル・ヤグージン、スラニスラフ・ウラーソフ(1974)] 病めるバラ(マーラー/ローラン・プティ振付)[マイヤ・プリセツカヤ、ワレリー・コフトゥン(1978)] ロメオとジュリエット〜ジュリエットの寝室(プロコフィエフ/ラヴロフスキー振付) [ガリーナ・ウラノワ&ユーリー・ジダーノフ(1955)] 白鳥の湖〜第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ(チャイコフスキー/プティパ=グリゴローヴィチ振付) [ナタリヤ・ベスメルトノワ,アレクサンドル・ボガティレフ(1983)] ライモンダ〜第3幕のグラン・パ・クラシック(グラズノフ/プティパ振付) [イリーナ・コルパコワ、ワジム・セミョーノフ(1976)] ジェンツァーノの花祭り(ヘルステッド/ブルノンヴィル振付)[タチヤナ・タヤキナ、ワレリー・コフトゥン(1977)] ラ・シルフィード〜パ・ド・ドゥ(レーヴェンスキョルド/ブルノンヴィル振付) [イリーナ・コルパコワ、セルゲイ・ベレジノイ(1984)] アンガラ川(エシパイ/グリゴローヴィチ振付)[リュドミラ・セメニャーカ、ボリス・アキーモフ(1979)] ドン・キホーテ〜ジプシー舞曲(ジェロビンスキー/ゴレイゾフスキー振付)[ラリサ・トレムボヴェリスカヤ(1974)] ドン・キホーテ〜パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ振付)[リュドミラ・ワシリエワ、イルギス・ガリムリン(1991)] | ||
リージョンフリー|NTSC|4:3|カラー|MONO|93 ' 00 "。 | ||
ロシア・バレエの大スターたち Vol.3 1972-1992 海賊(アダン/プティパ振付)[リュドミラ・ワシーリエワ、イワン・コルネーエフ(1992)] ライモンダ〜グラン・パ・ダクシオン(グラズノフ/プティパ振付) [リュボーフィ・クナコーワ、レジェプ・アブディエフ(1983)] 伝説(ペルゴレージ/ヴェトロフ振付)[ニーナ・チモフェーエワ、ユーリー・ヴェトロフ(1981)] 天地創造(ペトロフ/カサトキナ&ワシリョーフ振付)[エカテリーナ・マクシモワ、スタニスラフ・イサエフ(1981)] 眠りの森の美女〜バラのアダージョ(チャイコフスキー/プティパ振付) [タチヤナ・タヤーキナ、ワレリー・コフトゥン(1976)] 薔薇の精(ウェーバー/フォーキン振付)[ワレリヤ・ツォイ、ウラジーミル・マラーホフ(1991)] シュトラウシアーナ(ヨハン・シュトラウスJr/ブルメイステル振付) [リーリャ・トゥルニナ、オレグ・ミクラシェフスキー(1975)] ノクチュルヌ(チャイコフスキー/エリザレフ振付)[マイヤ・プリセツカヤ、アナトーリ・ヴェルディシェフ(1980)] アダージョ(ラフマニノフ/ヴェトロフ振付)[ニーナ・チモフェーエワ、アレクセイ・ラザレフ(1980)] セレナータ・ノットゥルナ(モーツァルト/カサトキナ&ワシリョーフ振付) [ナディア・サイダコワ、ウラジーミル・マラーホフ(1991)] ジェンツァーノの花祭り(ヘルステッド/ブルノンヴィル振付)[タチヤナ・パリィ、ウラジーミル・マラーホフ(1991)] グラン・パ・クラシック(D.オーベール/グゾフスキー振付) [ヴェーラ・ティマショーワ、アレクサンドル・ゴルバチェヴィチ(1992)] ドン・キホーテ〜パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付) [エカテリーナ・マクシーモワ、ウラジーミル・ワシリエフ(1972)] | ||
リージョンフリー|NTSC|4:3|カラー|MONO|95 ' 00 "。 | ||
ロシア・バレエの大スターたち Vol.4 1968-1992 スパルタクス〜第1幕フィナーレ(ハチャトゥリヤン/グリゴローヴィチ振付)[ウラジーミル・ワシリエフ(1972)] ガイーヌ〜パ・ド・ドゥ(ハチャトゥリヤン/チチナーゼ振付) [マルガリータ・ドロズドーワ、ワジム・テデーエフ(1975)] 決闘(ガヴリーリン/エイフマン振付)[ワレンチナ・モロゾワ、アンドレイ・ゴルデーエフ(1987)] スペイン舞曲(マスネ/チモフェーエフ振付)[ニーナ・チモフェーエワ、ワレリー・アニシモフ(1981)] 白鳥の湖〜第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥ(チャイコフスキー/プティパ=イワノフ振付) [タチヤナ・タヤーキナ、ワレリー・コフトゥン(1977)] バフチサライの泉(アサフィエフ/グーセフ振付)[イリーナ・コルパコワ、ゲンナジー・セルツキー(1981)] 海賊(アダン/プティパ振付)[ナジェジダ・グラチョーワ、アレクサンドル・ヴェトロフ(1992)] グラン・パ・クラシック(D.オーベール/グゾフスキー振付)[タチヤナ・パリィ、ウラジーミル・マラーホフ(1991)] ライモンダ〜第3幕のグラン・パ・クラシック(グラズノフ/プティパ振付) [ガブリエラ・コムレワ、エフゲニー・ネッフ(1983)] イワン雷帝(プロコフィエフ/グリゴローヴィチ振付)[ナタリヤ・ベスメルトノワ、ユーリー・ウラジミロフ(1978)] エスメラルダ〜パ・ド・ドゥ(プーニ/プティパ振付)[タチヤナ・タヤーキナ、ワレリー・コフトゥン(1976)] ロメオとジュリエット〜バルコニー・シーン(プロコフィエフ/グリゴローヴィチ振付) [ナジェジダ・グラチョーワ、ユーリー・ヴァシュチェンコ(1992)] レダと白鳥(マーラー/カサトキナ&ワシリョーフ振付)[リュドミラ・ワシリエワ、ウラジーミル・マラーホフ(1991)] ドン・キホーテ〜パ・ド・ドゥ(ミンクス/プティパ=ゴルスキー振付) [リュドミラ・セメニャーカ、ミハイル・バリシニコフ(1968)] | ||
リージョンフリー|NTSC|4:3|カラー|MONO|97 ' 00 "。ロシアへ行って、一度は観てみたいのがバレエ。技術、美術、演技すべての点で世界最高とされているが、本当に凄かったのはソ連時代だった。しかし、鉄のカーテンに遮られて情報が出なかったのと、記録媒体が限られていたことで、幻のものとされてきた。それらを一挙公開、4巻6時間半に及ぶ貴重な映像を収録した。現在活躍するアイドル・ダンサーはいないものの、振付や教育などで名を残している伝説のダンサーたちの実際の演技にふれられ、非常に興奮させられる。なかでもウラノワ1955年からグラチョーワ1992年の「ロメオとジュリエット」や、全盛期のプリセツカヤ、さらにおなじみのバリシニコフ、ゴドゥノフ、ガリムーリンらのソ連時代の妙技も堪能出来る。ことに若々しいプリセツカヤのテクニックは驚きの連続で、これだけでも持っている価値あり。 いずれも難しいテクニックを要求される見せ場だが、彼らのロボットのように精巧無比なピルエットやスポーツ選手ばりの跳躍、それでありながら舞台俳優ばりの感情表現など恐るべき技巧と、夢のように美しい舞台美術、伝説のダンサーたちが次から次へと妙技を見せてくれる夢のような時間を楽しめる。バレエを学ぶ方必見、無二の宝。 さらに嬉しいのは、あまり音で聴く機会のないエシパイの「アンガラ川」やスロニムスキーの「イカルス」、メリコフの「愛の伝説」などの作品が入っていること。いずれもソ連時代の重要なバレエ音楽で、名のみ高いものの他に音源が出ていない。ロシア音楽ファンも必聴。 今日のロシア・バレエでほぼ絶滅した古き良き伝統を、すべて収めた貴重盤、永久保存されることをおススメする。 |