・国内盤マイナー・レーベル |
・輸入盤マイナー・レーベル |
・輸入盤 歴史的アイテム |
・映像アイテム |
・高音質アイテム |
輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
AURIS SUBTILIS (独) 1枚あたり¥4950(税抜¥4500)#2020年1月を持って国内代理店が撤退済ですので、入荷までにはお時間がかかります。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します ヨッヘン・コヴァルスキの朗読新録音 アルノルト・ヴィンターニッツ(1872/74-1928)/ヨッヘン・コヴァルスキ(1954-)編曲: メロドラマ「小夜啼鳥」(ハンス・クリスティアン・アンデルセンのテキストによる)(*) / メロドラマ「ヒキガエルの呪い」 [Der Fluch der Kröte] (グスタフ・マイリンクのテキストによる)(#) ■ボーナス プッチーニ:「蝶々夫人」〜かわいい坊や(+) ヨッヘン・コヴァルスキ(朗読;*/#) ベルリン・シュターツカペレ「ウンター・リンデン」サロンo.(*) カール=マリア=フォン=ヴェーバー・ベルリン国立歌劇場合奏団(#) マルタ・ヴィンターニッツ=ドルダ(S;+) フリードリヒ・カルク指揮パルロフォン・シュトゥーディオo.(+) | ||
録音:2023年8月30日-31日、オーケストラ・リハーサルザール [Orchesterprobensaal (OPS)] 、国立歌劇場、ウンター・デン・リンデン、ベルリン(*) /2018年4月6日、聖ペーター&パウロ教会、ポツダム、ライヴ(#) /1911年(+) |原盤: PARLOPHON, P 437 (+) | (C) (P) 2024 。 1980年代から1990年代にかけて、バッハやヘンデルなどを始めとする宗教曲からシューベルトやシューマンなどの歌曲まで幅広いレパートリーを録音、母国のドイツではポップ・スター的な扱いを受け、日本においても一世を風靡したカウンター・テナーのヨッヘン・コヴァルスキ(1954-)。オペラ歌手としては2022年に引退したそうだが、約二十数年ぶりとなる新発売音源の登場。といっても歌唱ではなく、ドイツの忘れられた作曲家ヴィンターニッツによるメロドラマを朗読したもの。 余白にはドイツとオーストリアの歌劇場で活躍、1903年にアルノルト・ヴィンターニッツと結婚し1933年に引退、「ドルダ」の愛称で知られたソプラノ歌手マルタ・ヴィンターニッツ=ドルダ(1880-1958)の歌唱曲を収録。彼女は現代音楽を好み、マーラー「千人の交響曲」やシェーンベルク「グレの歌」の世界初演に参加していたという。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します Música Poética – Manfred Kullmann 〔ムジカ・ポエティカ − マンフレート・クルマン〕 01 Walk in Paradise – mit diesem Thema lade ich zu einem Spaziergang ein – im Paradies eines jeden 02 Algarabia – wie ein Stimmengewirr zu Musik wird 03 Way up north – längs der Fjorde Richtung Arktis 04 Spanish Fantasy – Spanien aus der Ferne 05 Hipnotico – ein tanzendes Blatt im Wind 06 Sleep Walker – Schlafwandler-Blues 07 Molinos de viento – Windmühlen auf Mallorca 08 Con los pies en la tierra – euphorisch nach einem Erfolg, aber mit beiden Beinen auf der Erde bleiben 09 Tramuntana – die kontrastreiche, sanfte wie auch wilde Gebirgslandschaft Mallorcas 10 Pathétique – Adagio 11 Pathétique – Rondo 12 Sicilienne 13 Bolero 14 Introduction To Take the A-Train alle Kompositionen: Manfred Kullmann 15 Morning has broken (Stevens/Kullmann) マンフレート・クルマン(P|使用楽器:ヤマハ・ディジタル・グランド・ピアノ「グランタッチ」、 GT1 ) | ||
録音:2020年| (C) (P) 2023 。レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正『マンフレート・クルマンはドイツのジャズ・シーンにおける偉大なピアニストの一人である。スタン・ゲッツ、アーニー・ワッツ、ビリー・コブハム、チック・コリア、フィリップ・カテリーンらと共演し、リー・コニッツ、シャーリー・バッシーら世界的スターのピアノ伴奏も務めている。マンフレート・クルマンの即興演奏の楽しさと卓越したヴィルトゥオジティは、学生時代にすでに注目されていた。1983年から1999年まで、フランクフルト・アム・マインのヘッセン放送ビッグバンドでピアニスト兼アレンジャーを務めた。その後、サウンド・スタジオとディジタル・ピアノを設置したボートでヨーロッパから地中海まで旅した。現在、マンフレート・クルマンはパルマ・デ・マヨルカに住み「ピアノの天才 [„El genio del piano“] 」として熱狂的に賞賛されている。彼のピアノ演奏は非常に洗練され、複雑である。彼の表現力豊かな演奏は、ロマンティックなコンセプトとコンテンポラリー・ジャズのハーモニーやリズムを融合させ、独創的な解釈と限りない名人芸を駆使している。』 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 巡礼の旅 [Un pellegrino in cerca] 〜リスト:「巡礼の年」抜粋 巡礼の年第1年「スイス」より〔ヴァレンシュタットの湖にて/郷愁〕/ 巡礼の年第2年「イタリア」より〔婚礼/物思いに沈む人/ペトラルカのソネット第123番〕/ 巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」(全3曲)/ 巡礼の年第3年より〔エステ荘の糸杉に II /心を高めよ〕 セバスティアーン・オーストハウト(P) | ||
録音:2020年6月、協会コンセルトヘボウ [Concertgebouw de Vereeniging] 、ナイメーヘン、オランダ| セバスティアーン・オーストハウト [Sebastiaan Oosthout] (1966-)は、オランダのナイメーヘンに生まれ、1989年に初のCDをリリース( Lime Tree, MCD 0029 |廃盤、入手不能) 、その後合衆国のニュー・イングランド音楽院へ留学したピアニスト。2020年代に入ってからはヴァイオリニスト&ピアニストのコルヤ・レッシングとシェーンベルク・プロジェクトを企画、さらにダンス・カンパニーとの共演やアルゼンチン・タンゴにも意欲を示している。 | ||
フライベルク大聖堂のクリスマス〜ろうそくの灯りによる聖歌隊とオルガンの演奏会 フライベルク大聖堂の銀の鐘(1496年製) J.S.バッハ:コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV.659 いざ来たれ、異教徒の救い主よ (Vers 1-5) 〔 Vers 1: Kurrende in unisono / Vers 2: Kurrende in canone / Vers 3-5: Domchor im Satz (ギュンター・ラファエル(1903-1960) による)〕 ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:トレッリ氏による協奏曲 二短調 アンドレアス・ハマーシュミット: Machet die Tore weit / Dein König, Zion, kommt zu dir ゲオルク・ベーム: Gelobet seist du, Jesu Christ ミヒャエル・プレトリウス: Es ist ein Ros entsprungen ディートリヒ・ブクステフーデ: In dulci jubilo BuxWV.197 / Vom Himmel hoch, da komm ich her ミヒャエル・プレトリウス: Geborn ist der Emanuel ヨーゼフ・フェルディナント・ノルベルト・ゼーガー:トッカータ(パストラーレ)とフーガ ト長調 ウルリッヒ・シヒャ: Joseph, lieber Joseph mein カール・リーデル: Kommet, ihr Hirten ゲオルク・フリードリヒ・カウフマン: O Jesulein süß J.S.バッハ:われここ汝の飼葉桶の側に立ち (BWV.469?) ミヒャエル・プレトリウス: Der Morgenstern ist aufgedrungen ディートリヒ・ブクステフーデ:暁の星のいと美しきかな BuxWV.223 ゼトゥス・カルヴィジウス〔ゼト・カルヴィジオ〕: In dulci jubilo J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541 フライベルク大聖堂の鐘の音 アルブレヒト・コッホ(Org/カントル)指揮フライベルク大聖堂聖歌隊 モニカ・ベンツ、ティルマン・ゼンカー、フリーデマン・クレンケ(ソロ) ベルンハルト・ヘントリヒ(Vc) アンネ=カトリン・ティートケ(リュート) ヤンニク・ゲルデス(通奏低音Org) | ||
録音:2022年5月、フライベルク大聖堂|使用オルガン:ジルバーマン製| (C) (P) 2022 。レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正『エルツ山地(エルツゲビルゲ)はクリスマス(に飾られるおもちゃの木彫人形)の地域として世界中に知られているが、その中にあるフライベルク大聖堂は、その長く偉大な音楽の伝統を誇っている。毎年、アドベントの数週間、フライベルク大聖堂の合唱団、子どもたちや若者たち、そしてジルバーマン・オルガンが中心となって、数多くの特に華やかなコンサート、音楽、教会礼拝が行われている。バッハのクリスマス・オラトリオや、何百本ものキャンドルの輝きの中でのオルガン・コンサートは、何年も前から観客を惹きつけてきた。(クリスマス・)イブのクリスマスの祈りでは、合唱団と信徒が何千回も「キリストは生まれた」と歌う。多くのクリスマス・キャロルは、エルツ山地地方をはじめとする無数の人々に子供の頃から親しまれ、親近感を呼び起こしている。とりわけ、宗教改革の時代から教会の礼拝やコンサートで歌い継がれてきた「エルツ山地のクレンデン [Kurrenden des Erzgebirges] 」と呼ばれる(木彫りの)児童合唱団は、アドベントの音楽大使である(訳注:クーレンデは元々18世紀頃まで「家々を回って寄付を集めていたプロテスタント学校の年少聖歌隊」を指していたが、現在ではドイツ各地で形態が様々に異なる)。木彫りの彼らは、数え切れないほどのクリスマス・パーラーに飾られ、頬を赤らめてイエスの誕生の知らせを伝えている。フライベルクなどのクーレンデも、伝統的な上着と襟をつけ、毎年この美しい物語を人々に歌っている。アドベントとクリスマスは、平和の時である。フライベルク大聖堂の音楽とともに、このメッセージは多くの家庭に伝わり、同時に招待状となるはずだ:古い鉱山の町フライベルクと500年以上の歴史を持つ大聖堂で、私たちを迎えて頂きたい。』 | ||
台北市立交響楽団 自主製作盤 特記以外 1CDあたり¥2970(税抜¥2700)#初回限りの輸入になる可能性が高いレーベルです。お早めにどうぞ。『初回限定入荷』 国内に初案内される、台北市立交響楽団〔臺北市立交響樂團/ Taipei Symphony Orchestra ( TSO 。欧文表記には「市立」が入っていない)〕の自主製作盤。『桂冠指揮者インバルのベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーが聴ける!』 当項目内『内』、代理店記載ママ 『台北市立交響楽団のご紹介(原文のまま) 1969年に創立された台北交響楽団は、半世紀以上にわたって素晴らしい芸術性をもって進化し続けてきました。私たちの使命は、音楽の美しさを分かち合い、台北の最も美しい音を表現することです。私たちは音楽で対話を生み出し、台湾のサウンドを世界に届けたいと考えています。TSOは、ソプラノ歌手のアンジェラ・ゲオルギュー、ヴァイオリニストのマキシム・ヴェンゲーロフ、チェリストのヨーヨー・マ、指揮者のユーリ・ハトゥエヴィチ・テミルカーノフ、作曲家のタン・ドゥンなど、常に世界中の著名なアーティストと共演してきました。長年にわたり、TSOはフェリックス・チウセン・チェン、アンドラーシュ・リゲティ、ギルバート・ヴァルガといった著名なマエストロたちによって指揮され、TSOを音楽芸術の頂点へと導いてきた。2019年から2022年にかけて、TSOはマエストロ・エリアフ・インバルが首席指揮者を務め、マーラーの交響曲全曲を演奏した。これらの公演は批評家から絶賛された。2023年には、マーラー、ショスタコーヴィチ、ブルックナーの作品の解釈で世界で最もよく知られた指揮者の一人であるマエストロ・インバルが、桂冠指揮者に招かれた。彼の指導の下、TSOは新たな章を歩み始めている。1979年、TSOは台北音楽祭を立ち上げた。それ以来、TSOのレパートリーは45を超え、大きな注目を集め、オペラ愛好家にとって必見のイベントとなるとともに、台湾における西洋オペラの発展に重要な役割を果たしている。国内公演に加え、TSOは定期的に20以上の国や都市で世界ツアーを行っている。同楽団は、台北市を代表して文化外交を推進する音楽大使の役割を担っており、若い世代の音楽家を育成し、一般の人々の音楽鑑賞を高めることに力を注いでいる。TSO青少年室内楽団、TSO吹奏楽団、TSO合唱団の3つの関連団体は、音楽の普及と質の高い音楽教育活動をキャンパスや地域社会で行うことを使命として設立された。"As Music, as Life"(学校コンサート)と "Culture in the Street "は、台北の学生や市民に親しまれている2大イベントである。さらに、TSOは毎年ヤング・タレント・オーディションを開催し、若い音楽家たちが世界的な音楽キャリアをスタートさせる方法として、オーケストラとのコラボレーションを奨励している。TSOには、私たちのビジョンを実現するために懸命に努力する、優秀で名人芸を持つ音楽家たちが集まっている。最近のTSOのアルバムリリースには、2021年11月にマエストロ・インバルが指揮したベートーヴェン交響曲第6番と第7番のライブ録音がある。2023年、TSOは引き続きマエストロ・インバルと協力し、ブルックナーとブラームスの交響曲を録音し、国際的な音楽シーンにおけるTSOの知名度を高める。 インバルの演奏について インバルは台北市立交響楽団の首席指揮者から桂冠指揮者に就任し、今も厳しい目を光らせて指導にあたっております。20世紀、21世紀を通じて希代のオーケストラ・ビルダーだけに演奏能力の向上への貢献は言うまでもありません。同一曲を複数回録音することを好むインバルとしてはブラームス、ベートーヴェンは極めて少なく貴重そのもの。情熱の指揮が実を結び見事な演奏を聴かせております。』 『商品の装丁は極めて豪華です。長年の交渉の末輸入が許可されました。初回限定入荷です。』 『注意事項 @ 商品のバーコードはありますが、商品品番がはっきりせず、弊社で品番を便宜上振っております。 A インバルの2タイトルは正確な演奏日付ですが、その他の台湾作曲家の作品は最新デジタル録音としか現段階でわかっておりません。詳細は順次更新してまいります。 B オーケストラ名は弊社では台北市立交響楽団で統一します。』 | ||
インバル&台北市立響 ブラームス:交響曲第1番(*) ブルックナー: 交響曲第3番「ワーグナー」(1873年版)(#) |
エリアフ・インバル指揮 台北市立so. | |
録音:2023年3月28日、2023年3月31日、中正廳 [Zhongzheng Auditorium] 、(台北)中山堂 [Zhongshan Hall] 〔旧・台北公会堂(臺北公會堂)〕(*) /2023年4月13日、國家音樂廳〔国家音楽庁〕、国家両庁院〔旧・国立中正文化中心〕(#)、すべて台北市、台湾、ライヴ、ディジタル。 | ||
インバル&台北市立響〜 ベートーヴェン:交響曲集〔第6番「田園」/第7番〕 |
エリアフ・インバル指揮 台北市立so. | |
録音:2021年3月5日、中正廳 [Zhongzheng Auditorium] 、(台北)中山堂 [Zhongshan Hall] 〔旧・台北公会堂(臺北公會堂)〕、台北市、台湾、ライヴ、ディジタル。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 錢南章〔 Nan Chang Chien / チエン・ナンジャン〕(1948-): 交響曲第5番「台北」〔第5號交響曲《臺北》〕 #CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します |
簡文彬〔 Wen-Pin Chien / ジェン・ウェンビン〕指揮 台北市立so. | |
録音:2022年、ディジタル。 錢南章は1948年、中国(本土)江蘇省出身で、1949年に家族とともに台湾に渡った(いわゆる「外省人」)。台湾の中国文化学院〔現・中国文化大学〕でピアノを専攻、卒業後ミュンヘン音楽・演劇学校に留学して作曲を専攻。1978年に台湾に帰国後、母校、のちに国立芸術学院〔現・国立台北芸術大学〕音楽学部の専任教員となり、2013年に定年退職した。伝統芸術音楽部門の最優秀作曲家賞であるゴールデン・メロディー賞を4度受賞しているほか、国家文化芸術賞も受賞している。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 交響的台北〔 Symphonic Taipei /交響臺北〕 II 康謳〔 Ngou Kang /カン・オウ〕 (1914-2005): 田園組曲「四季」〔 Pastoral Suite – Four Seasons /鄉村組曲 - 四季〕 史惟亮〔 Wei-Liang Shih /シ・ウェイリャン〕 (1926-1977): 管弦楽のための「百衲」 ョコ和〔 Deh-Ho Lai /ライ・デーフォ〕 (1943-): 管弦楽のための演奏会用序曲「方言 III 」 〔 Dialect III Concert Overture for Full Orchestra /「鄉音 III 」為管弦樂團的音樂會序曲〕 張致遠〔 Chih-Yuan Michael Chang / (マイケル・)チャン・ジーエン〕指揮台北市立so. | ||
録音:2020年、ディジタル。
康謳(1914-2005)は中国(本土)福建省長廷出身。上海美術学院で作曲を専攻し、1949年に家族で台湾へ渡航(いわゆる外省人)、台湾音楽初期の先駆者として活躍した。生涯を音楽教育に捧げ、音楽関連の著書を多数執筆、「大陸音楽辞典」の編集にも携わった。カナダで死去。 「民族音楽のない国は、決して世界音楽の大海に到達することはできない」(史偉良) 史偉良(1926-1977)は中国(本土)遼寧省営口生まれ。10代の頃は抗日運動の中で育ち、1949年、北京の北平芸術学院〔現・中央美術学院〕音楽科で学んでいたが、台湾省師範大学(現・国立台湾師範大学)音楽科2年に亡命学生として編入(いわゆる外省人)、1955年に文部省留学試験に合格、友人の募金に助けられ、スペインのマドリッド音楽院、ウィーン音楽院、ドイツのシュトゥットガルトでそれぞれ作曲を学んだ。台湾に帰国後、国立芸術学院〔現・国立台湾芸術大学〕、国立師範大学、文化学院〔現・文化大学〕で教鞭を執り、台湾初の学術音楽図書館「中国青年音楽図書館」の設立を推進、また民謡収集活動を開始し、アミ族、西夏族、ごく少数の客家族、タイヤル族の民謡を収集した。1973年には台湾省交響楽団の第4代楽団長に就任。1976年、師維良は肺がんで入院、末期は人工呼吸器を付け話ができなかったにもかかわらず、亡くなる3日前まで音楽図書館のことなどを頷きで意思疎通していたという。1977年、52歳で死去。収録作の「百衲」とは、おそらく「百衲本(ひゃくのうぼん)」(漢籍出版の一形態で、異なった版本を寄せ集め、欠落を補うことで完本としたもの)のこと。 ョコ和は当盤の3人の作曲家中では唯一の台湾生まれ(本省人)。彰化県の県轄市に生まれ、苑林実験高校師範科在学中の1958年からオルガンを習い始め、卒業後は(おそらく小学校の)教師をしていたが1964年に国立芸術学院〔現・国立台湾芸術大学〕の理論・作曲科に入学、その後数々の賞を得て認められ台湾省交響楽団の研究部長を務め、1979年にはザルツブルクのモーツァルテウム音楽院へ留学、その後国立台湾芸術大学と国立台北芸術大学で教鞭をとった。2008年に教職は退いたが、その後も作曲活動を続けている。 | ||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・製作のため、無断転載・使用は堅くお断り致します 交響的台北〔 Symphonic Taipei /交響臺北〕 I 徐松榮〔 Sung-Jung Hsu /シュ・ソンヨウ〕 (1941-2012):交響詩「杜十娘怒りて百宝の箱を沈むること」 〔 Symphonic Poem Lady Du Angrily Sinks her Treasure-Chest /杜十娘怒沉百寶箱〕 潘皇龍〔 Hwang-Long Pan /パン・ホアンロン〕 (1945-): 管弦楽のための「五行生剋 IIA 」〔 Wandlungsphasen /五行生剋 IIA 〕 張昊〔 Hao Chang /チャン・ハオ〕 (1913-2003): 交響詩「大理石の花」〔 Symphonic Poem Marble Flower /交響詩「大理石花」〕 盧炎〔 Yen Lu /ルー・エン〕 (1930-2008): 管弦楽のための三楽章〔 Three Movements for Orchestra /管弦樂三章〕 郭聯昌〔 Lian-Chang Kuo /ゴ(グオ)・レンチャン〕指揮台北市立so. | ||
録音:2020年代、ディジタル。
徐松榮は台湾北部の苗栗県頭份郷〔おそらく現・頭份市〕で生まれ、台北師範大学音楽学部を卒業。熱心な音楽教育者として2001年に退職するまで台湾の多くの小学校で教えた。また、熱心な民謡コレクターでソングライターとしても活躍、客家文化の保存に努め、民謡をもとに多くの曲を書き、客家の影響を受けた数多くの作品を生み出した。 「杜十娘怒沉百寶箱」は中国明時代末期の小説家、馮夢竜(1574-1646)による、当時流行していた白話小説を編纂した「三言」という三部短編小説集のひとつ「警世通言」第32巻の題名。遊郭に売られた元・良家の娘 杜十娘は、良い客に出会って足抜け出来そうだったが結局裏切られ、激昂のあまり全財産を収めた「百宝の箱」とともに川へ身投げする、と言った内容。 潘皇龍は台湾南部の南投県埔里郷生まれ。台北師範学校〔現・国立台北教育大学〕音楽学部を卒業、その後スイスのチューリヒ音楽院へ留学して1976年に作曲のディプロマを取得、ドイツのハノーファー音楽演劇大学とベルリン芸術大学で20世紀の音楽を専門に学び、1979年に西ドイツの作曲賞を受賞。1982には台湾に戻り、国立台北大学音楽学部長など要職を歴任している。 盧炎も中国本土の南京出身で1949年に家族で台湾へ渡航(いわゆる外省人)、1954年に台湾師範大学を卒業、1965年にマネス音楽大学に留学するためニューヨークに渡った。その後ニューヨーク市立大学やペンシルヴェニア大学音楽院でも学んで1979年に修士号を取得。その後は30年にわたって台北にある東呉大学音楽学部で教え続けた。2008年に口腔癌のため死去。 | ||
MELODIYA X OBSESSION (露/香港) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)香港 Sunrise Music 〔上揚愛樂〕 がロシア Melodiya からライセンスを獲得し発足したレーベル。 "OBSESSION" は Sunrise Music が世界のレーベルから廃盤になったアイテムをライセンス取得し日本でディスクをプレス、2021年から再発しているシリーズの総称らしい。これまでに Tuxedo, Lodia, Hungaroton からライセンスを得た商品がリリースされているようだが、日本へは案内されていなかった。なお、ソヴィエト時代の1964年に設立された Melodiya は長らく国営企業で、ロシア時代になっても同形態で存続していたが、2020年2月に会社は Formax (Formaks) [Формакс] という民間企業に売却された。この会社は2015年に設立され「音楽作品の権利所有者と作品に BGM を使用する企業との仲介役」が業務だというが、 Melodiya の音源そのものに関しては「それ以降も国家としてのロシアが保有している」と読める資料もある。 レーベル側説明の機械翻訳〔内:原文(簡体字中国語)〕:『世界限定日本プレスCD 〔現推出限量日本壓碟CD〕』『ロシア・ソース・マスター、非圧縮出力、低音着色(おそらく「豊かな低音」といった意味)、オリジナル盤の雰囲気を完全に再現〔俄羅斯源音母帶無壓縮輸出、低音染,原味十足〕』 ジャケットのデザインは、大きな枠組みの中に縁取りがあり、その中にオリジナルのデザインが配置されている(例:https://sunrisemusic.com.hk/attachment/product/1605693239JfXbV.jpg)。初期のアイテムは "OBSESSION" のロゴに中国語が入っていたが、当 Melodiya のシリーズには入っていないようだ。 なお上記に関して、国内代理店側の説明ではなぜかほぼアナウンスされておらず、香港のレーベルが企画したことに加え、日本プレスであることも説明されていない( Melodiya 旧譜も、入手可能なものに関しては取り扱うとのことだが、基本的に古いものは含まれていない)。 国内代理店アナウンスから抜粋『 MelodiyaのCD/LP等の売上がロシア政府や関連企業に到達することが無いことを確認しております』『( Melodiya の)旧譜は完売後の再生産の予定はございません。お早目のご注文をお薦めいたします』『今後の新譜は「Melodiya x Obsession」として順次発売となります』『完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります』『初回受注数が生産数 or 供給量を越えた場合、ご注文数に応じて弊社にて割り当て配分を行い出荷を行わせていただきます。上記と併せまして予めご了承下さい』とのこと。 #国内代理店が記載していない項目については、香港仕様とその他国向け仕様が異なるなどの可能性がゼロとは言えず、当店でも断言できませんので、ご了承のほどお願いいたします。 | ||
含・初出?、ニコライ・ゲッダ・イン・モスクワ 1980.10.6 伝承曲:トロイカ(ほら、郵便トロイカが駆けている) / シドロヴィチ:鐘の音は単調に鳴りひびく 伝承曲:おい、村が見えるぞ / アリャビエフ:夕べの鐘 / ワルラモフ:通りに沿って雪嵐が吹き過ぎる チャイコフスキー:この月夜 Op.73 No.3 /騒がしい舞踏会で Op.38 No.3 /ドン・ファンのセレナード Op.38 No.1 グリンカ:ヴェネツィアの夜 / 伝承曲:おお、親愛なる小さな夜よ / ポポフ:急流に行くには シェバリーン:冬の道 / ナプラヴニク:ウラディーミルのロマンス / グレチャニノフ:アリョーシャの2番目の歌 ラフマニノフ:若きジプシーのロマンス / 伝承曲:おお、広き野よ / ビゼー:耳に残るは君の歌声 ポリャーチェク:祖国 / アリャビエフ:夕べの鐘(アンコール) / グレチャニノフ:子守歌(アンコール) ニコライ・ゲッダ(T) リュドミラ・エルマコワ指揮モスクワ放送交響cho. | ||
録音:1980年10月6日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ、ステレオ、 ADD |おそらく初出音源を含む|既出CD 〔一部〕: Olympia (UK), OCD/OCD-244 | (P) & (C) 2023 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: MEL CO 1017 。 #当盤はロシア国内外で既にダウンロード専売品 "MEL CO 1017" (発売:2016年)としてリリースされており、 Sunrise Music 側による当盤の品番もそれを引き継いだ MELC"O" (←シーディーではなくシーオー)記号になっています。 MELCD-10-01017 という品番のCDは別に存在しますので(シューベルト:交響曲第1番&第2番|A.ドミトリエフ指揮)、ご注意ください。 スウェーデンの名歌手ニコライ・ゲッダが、円熟期にモスクワで残したロシアン・ロマンス集 + なぜかビゼー1曲。LP期には9曲、CDになってからは14曲でリリースされていたが、これまでの発売盤はライヴとセッション双方の収録であると記載されていた。ライヴだけで20曲というのは初登場のはずで、必然的に初出音源を含むはず。 | ||
「ロシアン・バラライカのパガニーニ」(ヘルベルト・フォン・カラヤン)〜 ミハイル・ロジュコフ・プレイズ ヴァシリー・アンドレーエフ(1861-1918):バラライカとピアノのための行進曲 ヴァシリー・カリンニコフ(1866-1901):悲歌 ウラディミール・ディテル(1907-1979):バラライカとギターのための変奏曲「行商人」 ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):マズルカ第2番 伝承曲:プレイ・マイ・バグパイプ/レオニード・マラシキン(1842-1902):私はあなたに会った ヴァシリー・アンドレーエフ:バラライカとギターのための変奏曲「月は輝く」 リディア・オカヨモワ:ポーリャンカ〜バラライカ、グースリとバヤンのためのウラルの踊り ニコライ・リゾル(1919-2007):バラライカとピアノのためのロシアの旋律 アレクサンドル・アリャービエフ(1787-1851):ナイチンゲール ボリス・トロヤノフスキー(1883-1951):バラライカとギターのための「 Long and Dancing Song 」 ヴィットーリオ・モンティ(1868-1922):チャールダーシュ マルク・フラドキン(1914-1990):映画「 Простая история [A Simple Story] 」〜愛の歌 伝承曲:山の上のカリーナ [На Горе-То Калина] /バリニャ ミハイル・ロジュコフ(バラライカ) スヴェトラーナ・ソロキナ(P) ゲオルギー・ミニャーエフ(G) ヴィチェスラフ・ガルキン(バヤン) ヴァレリー・ティコフ(グースリ) | ||
録音:1962年、1966年、1971年、1976年|(少なくとも Melodiya 音源を直接使用したものとしては)初CDフォーマット化か| (P) & (C) 2023 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: MEL CO 927 。 #当盤はロシア国内外で既にダウンロード専売品 "MEL CO 927" (発売:時期未詳〔LP発売:1976年〕)としてリリースされており、 Sunrise Music 側による当盤の品番もそれを引き継いだ MELC"O" (←シーディーではなくシーオー)記号になっています。 ヘルベルト・フォン・カラヤンが「ロシアン・バラライカのパガニーニ」と、ヴァン・クライバーンがコンサートを聴き「あなたの演奏がどれほど気に入ったかを表現する言葉はない。バラライカが大好きだ」と叫び、イェフディ・メニューインが「ロシアの魂を体現した音楽家、ミハイル・ロジュコフへ。あなたのおかげで私は人生で最もエキサイティングな出来事を経験した。」とメッセージを伝えるなど、多くの偉大な音楽家たちに絶賛されたロシアの伝説的なバラライカ奏者、ミハイル・ロジュコフ(1918-2018)。ヴォルガ川沿いのニジニ・ノヴゴロドで生まれ、育てられた孤児院の教育者たちが彼の卓越した才能に注目。レニングラードに送られて本格的に音楽を学んだ。戦渦の中でもバラライカを手放さず演奏家、教育者として長く活躍、100歳の誕生日を目前にした2018年に生涯を閉じた。このアルバムはMelodiyaが所蔵するロジュコフの貴重な録音から選りすぐりの15曲を集成。伝統的なロシア民謡から超絶技巧を惜しげもなく披露したモンティの「チャールダーシュ」のアレンジまで、バラライカのレジェンドが楽器の魅力を最大限に引き出した唯一無二の芸術をお楽しみ頂きたい。 | ||
ジュライチス指揮〜ボリショイ劇場管弦楽団のソリストたち チャイコフスキー:「白鳥の湖」 Op.20 より〔第13曲 白鳥たちの踊り〜パ・ダクシオン/ 第20a曲 ロシアの踊り/第19曲 パ・ド・シス〜ヴァリアシオン4〕/ 「眠れる森の美女」 Op.66 より〔第15曲 パ・ダクシオン/ 第25曲 パ・ド・カトル〜アダージョ/第18曲 交響的間奏曲〕/ 「くるみ割り人形」 Op.71 〜第14曲 パ・ド・ドゥ〜ヴァリアシオン2 サン=サーンス:「動物の謝肉祭」〜第13曲 白鳥 / アダン&ドリゴ:「海賊」〜パ・ド・ドゥ − アダージョ ボリス・アサフィエフ:「パリの炎」〜アダージョ / ミンクス:「ドン・キホーテ」〜キトリのヴァリアシオン アンドレイ・アレンツ [Андрей (Генрих) Арендс/ Andrej (Geinrikh/Heinrich) Arends] (1855-1924):「サランボー」〜アダージョ グラズノフ:「ライモンダ」 Op.57 より〔前奏曲/ロマネスクと変奏曲/ワルツ/変奏曲第4番〕 アダン:「ジゼル」より〔パ・ド・ドゥ/アンダンテ〕 アサフィエフ:「バフチサライの泉」より〔ロマンス/アンダンテ〕 アリギス・ジュライチス指揮ボリショイ劇場管弦楽団ソリストたち | ||
録音:1976年、モスクワ、おそらくセッション、ステレオ、 ADD |おそらく初CDフォーマット化| (P) & (C) 2024 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元:不明(後述LPダウンロード品を含む、同品番のロシア発売アイテムなし| LP ジャケットの写真を使用、文字などを変更)。 1976年に 2LP でリリースされたアルバム「 Играют Солисты Оркестра Большого Театра СССР 〔直訳:演奏するソビエト連邦ボリショイ劇場管弦楽団のソリストたち〕」 (33 С 10—07749/52) から、ロジェストヴェンスキーが指揮した2曲を除いて1CDにしたもの。もともとのLPには各曲ごとにソリストが詳細に記載されていたが、当盤においては、少なくとも外装に記載はない。ブックレットには記載されているのだろうか。指揮のアリギス・ジュライチス(1928-1998)はリトアニア生まれ。モスクワ音楽院でアノーソフに師事、ボリショイ劇場の指揮者を1960年から務め、おもにオペラやバレエ畑で活躍した。妻はメゾソプラノ歌手のエレーナ・オブラスツォワ。 | ||
フェドセーエフ〜チャイコフスキー:後期三大交響曲集 〔第4番 ヘ短調 Op.36 (*) /第5番 ホ短調 Op.64 (#) / 第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」(+) 〕 |
ヴラディーミル・ フェドセーエフ指揮 モスクワ放送so. 〔現・P.I. チャイコフスキー記念大so.〕 | |
録音:1981年〔1981年6月19日(+)、22日(+)、23日(#/+)、24日(#)、25日(#) 〕(#/+)、1984年(*)、すべてモスクワ放送大ホール、おそらくセッション、ステレオ、 ADD (とあるが、DDD の可能性大)|既出CD: Victor Japan (JVC), VDC-502 (+), VDC-512 (#), VDC-1018 (*), VDC-1029 (+), VDC-1035 (#), VICC-40024/28 (*/#/+), VICC-2172 (+), VICC-2173 (#), NCS-88004/5 (#/+) / MMG, MCD 10028 (+) / Olumpia (UK), OCD/MCD-139 (#), OCD/MCD-142 (*), OCD/MCD-226 (+) / ZYX /他〔以上、 NCS-88004/5 を除き廃盤、入手不能〕|制作総指揮 [Executive Producer]: 金子秀 [Shoo Kaneko] (+) |制作担当 [Recording Producer]: 野島友幸 [Tomoo Nojima] (+), マルガリータ・ホジュコーワ [Margarita Kozhukhova] (+) |鍵音担当 [Recording Engineer]: 服部文雄 [Fumio Hattori] (+), Vladimir Koshchov (*) | (P) & (C) 2024 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元:不明(ダウンロード品を含む、同品番のロシア発売アイテムなし)。なお当盤には ADD とあるが、日本ビクター盤CDやロシア初出LP等の既出盤では(アナログ or ディジタルの記載があるものは)すべてディジタル録音であると記載されていた。 3曲とも、 Melodiya 本家からのCDリリースは初と思われる演奏。少なくとも(#/+)が日本ビクター (JVC) との共同製作だったため、日本においては知名度の高い録音(後に全集へ発展)だが、彼はこの後交響曲全集をもう1回、さらに映像収録を含む個々の曲を複数回録音しているので、特に後のリリースに関しては判別が難しい状況となっている。また、1990年代前後に他レーベルからリリースされたCDもあるようだ。 | ||
ロジェストヴェンスキー〜 チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」 Op.20 |
ゲンナジー・ ロジェストヴェンスキー指揮 モスクワ放送so. 〔現・P.I. チャイコフスキー記念大so.〕 | |
録音:1969年、モスクワ、おそらくセッション、ステレオ( ADD と思われるが詳細記載なし)|既出CD: BMG/Melodiya, 74321-66978-2 /他〔既出盤はすべて廃盤、入手不能〕|(P) & (C) 2024 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: MELCD-10-02693 [(P) (C) 2023] 。 LP からCD中期にかけては定番アイテムとされていた録音だが、1990年代末の発売が最後で以降20年程度入手困難な状態が続いていた。ロシア国内では2023年にCD再発売されたようだが、それと品番を合わせてのリリース。 | ||
含・初CD、オレグ・カガン〜モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集 〔第1番 変ロ長調 K.207 (**) /第4番 ニ長調 K.218 (**) /第2番 ニ長調 K.211 (#) / 第3番 ト長調 K.216 (*) /第5番 イ長調 K.219 (*) 〕/ アダージョ ホ長調 K.261 (#) /ロンド ハ長調 K.373 (#) /ロンド 変ロ長調 K.269 (#) オレグ・カガン(Vn) ダヴィッド・オイストラフ指揮モスクワpo.(*/**) トヴィイス〔トヴィス〕・リフシッツ指揮ラトヴィア・フィルハーモニー室内o.(#) | ||
録音:1970年2月25日(*)、1970年2月28日(**)、1972年(#) 、 ADD 、おそらくステレオ| (#):おそらく初CDフォーマット化|既出CD: Melodiya, MELCD-10-01214 (*), MELCD-10-01215 (**) 〔ともに廃盤、入手不能〕|(P) & (C) 2024 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: MELCD-10-01214 [(P) (C) 2007] 〔文字を当盤曲目と演奏者に合わせ変更〕。# (*)と(**)の録音データは旧盤記載に基づきます。 4曲が師のオイストラフ(1908-1974)指揮で録音されるも、なぜか残りはラトヴィアの指揮者トヴィイス・リフシッツ [Tovijs Lifšics] (1928-2015)に交代して完成された全集。CDではリフシッツ指揮分が無視され、LP と同カップリングで4曲が2枚分売で出ていたが、43歳という若さで死去したカガン(1946-1990)がセッションで残した数少ない全集的録音が、ようやくCDで全曲入手可能になる。 | ||
含・初CD? チャイコフスキー国際コンクールの優勝者たち〜諏訪内晶子、セルゲイ・スタドレル パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.64 (*) ラヴェル:ツィガーヌ M.76 (#) / ショーソン:詩曲 Op.25 (#) サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ Op.28 (#) 諏訪内晶子(Vn;*) パーヴェル・コーガン指揮モスクワ国立so.(*) セルゲイ・スタドレル(Vn;#) ヴラディーミル・ポンキン指揮レニングラードpo.(#) | ||
録音:1990年7月4日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*) /1987年7月、フィルハーモニー協会大ホール、レニングラード、おそらくセッション(#) 、ともにステレオ、 ADD | (#):おそらく初CDフォーマット化|既出CD: Melodiya, SUCD-10-00082 (*) 〔廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2024 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元:不明(ダウンロード品を含む、同品番のロシア発売アイテムなし)。#なお、(*)は「チャイコフスキー国際コンクール優勝者コンサート [Winners concert of the IX International Tchaikovsky Competition] 」での演奏とあるが、国内代理店によると『共演者・演奏曲などを様々な情報と照らし合わせたところ、正しくは「優勝記念コンサート」ではなく、「コンクールのファイナル」のライヴであると思われ』るとのこと。過去に Teldec から諏訪内&ベレゾフスキーの「優勝者コンサート・ライヴ」として出ていたアルバムは録音記載こそ1990年7月だが、曲目はチャイコフスキーの協奏曲で、バックはドミトリー・キタエンコ指揮モスクワ・フィルだった。この記載ママで供給されます。 諏訪内は1990年(第9回)、スタドレルは1982年(第7回|ヴィクトリア・ムローヴァと同率)の当コンクール第1位。後者のコンクール録音も残っているが、なぜか後の録音が選ばれている。スタドレルは1980年代 Melodiya 若手ヴァイオリニストのホープで日本での人気も高かったが、この録音はCDになっていなかったはず。 | ||
キーシン 1984 〜 ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲集 〔第1番 ホ短調 Op.11 /第2番 ヘ短調 Op.21 〕 |
エフゲニー・キーシン(P) ドミートリー・キタエンコ指揮 モスクワpo. | |
録音:1984年3月27日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ、ステレオ、ADD |既出CD: Eurodisc, 259 203 / Victor JAPAN (JVC), VDC-1144 + VDC-1168 / BMG, 09026-68378-2, BVCC-7416 / Revelation, RV-10054 / Melodiya, MELCD-10-00100, MELCD-10-01994 / Brilliant 〔以上すべて廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2024 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: 09026-68378-2, MELCD-10-00100 。# Melofdiya 本家盤と当盤以外に含まれていたアンコールのマズルカとワルツ(計3曲)は、 Melodiya リリース盤2点と当盤には含まれておりません。 10歳でオーケストラと初共演、翌年には初リサイタルを開いたキーシン12歳時、彼による初録音盤と思われるもの。リリース当初からその驚嘆すべき音楽性で話題をさらったもの。 | ||
レオニード・コーガン、ヴァイオリン、チェロ&ギターのための作品を弾く フィリッポ・グラニャーニ(1767-1812): ギターとヴァイオリンのためのデュオ イ長調(*) / ヴァイオリンとギターのためのソナタ ヘ長調(#) / ニコロ・パガニーニ(1782-1840): ヴァイオリンとギターのための6つのソナタ Op.2 より(+) 〔イ長調 Op.2 No.1 /イ短調 Op.2 No.6 (++) 〕 マウロ・ジュリアーニ(1781-1828): ヴァイオリン、チェロとギターのための三重奏曲 イ長調(**) レオニード・コーガン(Vn) アレクサンドル・イワノフ=クラムスコイ(G) フョードル・ルザーノフ(Vc;**) | ||
録音:1950年12月4日(*) /1950年12月1日(#) /1951年8月23日(+) /1951年6月19日(**)、すべてモスクワ、おそらくすべてモノラル(外装に ADD 等の記載無し)|既出CD・当盤装丁元: Melodiya, MELCD-10-00655 / Melodiya (УКРАИНА/UKRAINE/ウクライナ), MCCCD-0007 〔ともに廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2023 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。なお(++)は、旧盤 MELCD-10-00655 では同調性の Op.3 No.4 だと本体に記載されていたが、上記 Op.2 No.6 が正しいようだ。当盤では本体記載も修正されている。 20世紀を代表する名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガン(1924-1982)の数多くの録音は、概してコーガン自身の幅広い芸術的関心が十分に反映されており、ヴァイオリンのための王道的レパートリーから珍しい編成のための作品まで幅広い。その証拠の1つとなるのがこの「ヴァイオリンとギターのための室内楽作品集」。コーガンの録音の中には、18〜19世紀の初頭に作曲されたヴァイオリンとギターのためのイタリアにおける「プレ」・ロマン派音楽という小規模ながらも非常に貴重なレパートリーが存在している。啓蒙時代の古典主義を受け継いだコンポーザー・ギタリストたちは、伝統的な音楽形式を用いた最初期のロマン主義者であり、そのシンプルかつ絶妙な音楽の真価を知るにはコーガンの演奏が打ってつけと言えるだろう。またコーガンと共演した2人の演奏家も名手中の名手。ギターのアレクサンドル・イヴァノフ=クラムスコイは20世紀のロシア(旧ソ連)を代表するギタリスト、そしてチェロのフョードル・ルザーノフはスヴェトラーノフのロシア(ソヴィエト)国立so. の首席奏者と活躍した大物。 | ||
P.コーガン&ロジェストヴェンスキー、 ウィーンの舞踏会〜シュトラウス一家のワルツ、ポルカ、行進曲集 ヨハン・シュトラウス II :「ジプシー男爵」〜入場行進曲(*) /皇帝円舞曲 Op.437 (#) エドゥアルト・シュトラウス:テープは切られた Op.45 (*) ヨハン・シュトラウス II :クラップフェンの森で Op.336 (*) /美しく青きドナウ Op.314 (#) / トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214 (#) /朝刊 Op.279 (*) /雷鳴と電光 Op.324 (*) ヨーゼフ・シュトラウス:女心 Op.166 (*) ヨハン・シュトラウス II &ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ(*) ヨハン・シュトラウス II :ウィーン気質 Op.354 (#) ヨハン・シュトラウス I :ラデツキー行進曲 Op.228 (*) ヨハン・シュトラウス II:猟師ポルカ Op.229 (*) パヴェル・コーガン指揮ソヴィエト国立文化省so.(*) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送so.(#) | ||
録音:データ記載無し〔1987年、おそらく DDD (*) /1963年頃?(#) 〕、おそらくステレオ、 ADD |既出CD: Melodiya, SUCD-10-00069 (*), MELCD-10-00568 (*/#) / Gramzapis, GCD-00069 (*) 〔すべて廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2023 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元:不明(同品番のロシア発売ダウンロード品は、旧 MELCD-10-00568 と同一ジャケット)。 1990年リリースの SUCD-10-00069 (旧題:古きウィーンのメロディ|全13曲)からなぜか4曲をカットし、ロジェストヴェンスキーによる(#)をカップリングしたCD。 (*)のオリジナル盤には、他にヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「水彩画」 Op.258 、かじ屋のポルカ Op.269 、ヨハン・シュトラウス II :ポルカ「蜃気楼」 Op.330 、エジプト行進曲 Op.335 が含まれていた。一方(#)は、1964年頃にリリースされたヨハン・シュトラウス作品集6曲のLPがオリジナルだと思われ、LP時代は盛んに再発されていたようだが、少なくとも Melodiya において他のCDリリースは見当たらない。 | ||
ロストロポーヴィチ〜チェロのための小品とトランスクリプション集 ハンドシキン:ロシアの歌曲による変奏曲 Op.4 No.2 (52/lk) / チャイコフスキー:奇想的小品 Op.62 (49/kk) グラズノフ:チェロと管弦楽のための2つの小品 Op.20 〜第1曲 メロディ Op.20 No.1 (52/na) / 吟遊詩人の歌 Op.71 (49/kk) ラフマニノフ:2つの小品 Op.2 〜第2曲 東洋の踊り Op.2 No.2 (52/ad) / 14のロマンス Op.34 〜第14曲 ヴォカリーズ Op.34 No.14 (57/ad) シャポーリン:チェロとピアノのための5つの小品 Op.25 〜第2曲 ワルツ Op.25 No.2 (57/ad) フォーレ/パブロ・カザルス編曲:3つの歌 Op.7 〜第1曲 夢のあとに Op.7 No.1 (52/vy) ドビュッシー/グリゴリー・ペッカー編曲:前奏曲集第1巻 L.117 〜第12曲 ミンストレル(56/ad) ドビュッシー:ベルガマスク組曲 L.75 〜第3曲 月の光(56/ad) ラヴェル:ヴォカリーズ「ハバネラ形式の練習曲」(56/ad) グラナドス/グリゴリー・ペッカー編曲:アンダルーサ(56/ad) ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc) レオニード・コーガン(Vn;lk) アレクサンドル・デデューヒン(P;ad) ヴラディミール・ヤンポリスキー(P;vy) キリル・コンドラシン指揮モスクワ・ユースo.(kk) ニコライ・アノーソフ指揮ソヴィエト国立so.(na) | ||
録音:1949年(49) /1951年(51) /1952年(52) /1956年(56) /1957年(57)、おそらくすべてモノラル、セッション、 ADD |既出CD・当盤装丁元: Melodiya, SUCD-10-00568 〔廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2024 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。 MELCD 記号のCDはリリースされなかったアイテムで、アルバムとしては30数年ぶりの再発。 | ||
OBSESSION (香港) 特記以外 1枚あたり¥4840(税抜¥4400)香港 Sunrise Music 〔上揚愛樂〕 が世界のレーベルから廃盤になったアイテムをライセンス取得し日本でディスクをプレス、2021年から再発しているシリーズ。先にロシア Melodiya からライセンスを得たシリーズを得た CD 商品をご紹介していたが、今回は日本のメモリーテック(当初三菱商事と東京電化の資本で創業、中途でポニーキャニオンとエイベックスが資本参加、2005年に東芝EMIの御殿場工場、翌年には三洋電機系列から光ディスク事業を譲渡)でしかプレスできない HQCD を使用している物が多い(アイテムごとに記載)。そのためか、 Melodiya 音源の商品であっても、なぜか高額になっている場合もある。現地でも同傾向の価格であるため、ご了承いただきたい。 #当レーベルについては全点、国内代理店より『※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。』とアナウンスされています。 | ||
スピヴァコフ + キーシン ロディオン・シチェドリン(1932-):バレエ組曲「カルメン」(*) (ビゼーの歌劇「カルメン」からの断片によるトランスクリプション) ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 Op.35 (#) エフゲニー・キーシン(P;#) ヴラディーミル・カフェルニコフ(Tp;#) ヴラディーミル・スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオージ国立室内o.(*/#)、 アルメニア国立室内アンサンブル(*)、打楽器アンサンブル(*) | ||
録音:1984年、会場不明、セッション(*) /1986年4月27日、モスクワ音楽院第ホール、ライヴ(#) 、ともにステレオ、 ADD と記載|既出CD: MELCD-10-00618, MELCD-10-02479 〔ともに廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2021 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: MEL CD 10 02479 [(C) (P) 2017] 。 このカップリングでの初出は1998年?初リリース(あるいは2003年。2008年?にも再プレス、再プレス時はデザイン変更)と思われる MELCD-10-00618 。それ以前に(*)は、1987年に Olympia UK から OCD/MCD-108 、1990年に Melodiya 本家から SUCD-10-00102 でCDリリースされていたが、(#)は 00618 が初CDだったかもしれない。この曲は同時期に RCA/BMG へも録音しているが、そちらはデータ上1988年8月とされ、別録音ということになる(さらに Brilliant から1988年12月26日とされる録音も出ていた)。デザイン元の MELCD-10-02479 は2017年のリリースだが、以前の代理店からはアナウンスされず、ロシア国内、香港と中国本土程度の流通にとどまったアイテムのようだ。 |