・国内盤マイナー・レーベル |
・輸入盤マイナー・レーベル |
・輸入盤 歴史的アイテム |
・映像アイテム |
・高音質アイテム |
輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
蘭メンゲルベルク協会 [Willem Mengelberg Society]
2014年にヴィレム・メンゲルベルク協会 [Willem Mengelberg Vereniging] からすべての業務を引き継いだという引き継いだというヴィレム・メンゲルベルク協会財団 [stichting Willem Mengelberg Society] (名誉会長:リッカルド・シャイー)が2021年?からリリースを開始したと自主レーベルを初案内。 | ||
メンゲルベルク〜J.S.バッハ: マタイ受難曲 BWV.244(当時の慣例に伴うカットあり)/ ◆ボーナス 管弦楽組曲第2番 BWV.1067 (#) ヨー・フィンセント〔ジョー・ヴィンセント〕(S) イローナ・ドゥリゴ(A) カール・エルプ(T;福音史家) ルイ・ファン・トゥルデル〔ルイス・ヴァン・トゥルダー〕(T) ヴィレム・ラヴェッリ(B;イエス) ヘルマン・スヘイ〔シャイ〕(B) ルイ〔ルイス〕・ツィンマーマン(Vn) フーベルト・バルヴァーザー(Fl) ゲオルク・ブランシャール(Obダ・モーレ) W.ペデモルス(Obダ・カッチャ) ピート・ファン・エフモント(Org) ヨハネス・デン・ヘルトフ(P/Cemb) ヴィレム・メンゲルベルク指揮コンセルトヘボウo.、ヴィレム・ヘスペ合唱指揮 トーンキュンスト〔トーンクンスト〕cho.、「ザンギュルスト」少年cho. | ||
録音:1939年4月2日(無印)、1931年6月2日(#)、コンセルトヘボウ、アムステルダム、ライヴ(無印)、セッション(#) 、おそらく共に擬似ステレオ|初出: Philips (無印) 〔収録:おそらく AVRO (Algemene Vereniging Radio Omroep/一般社団法人ラジオ放送協会)〕|原盤: Columbia (#) |現地発売:2024年3月。 「マタイ」は Naxos Historical 盤や Tower Records/Universal Decca (Philips) の国内盤がある中の新リマスタリング盤。現地では2024年3月にリリースされたものの大評判となって初回プレス盤が完売、再プレスは4月になったという。なおこの録音は、1999年に Philips の Duo シリーズで2枚に切り直した盤が出たが、これは元々残っていた音源(約163分強)へさらにカットを加えたものだった。80分以上のCDも時折見られる今日でも、この「マタイ」の残された録音すべてを2枚に収録するのは、曲間などの都合上困難だと思われる。『メンゲルベルク協会による新リマスター・シリーズ第3弾。』 | ||
メンゲルベルク〜ベートーヴェン: 交響曲第7番 イ長調 Op.92 (*) /ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」(#) / 「エグモント」 Op.84 序曲 /交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」(+) コル・デ・フロート(P;#) トー・ファン・デル・スルイス(S;+) スゼ・ルヘル〔スーゼ・ルーヘル〕(A;+) ルイ・ファン・トゥルデル 〔ルイス・ヴァン・トゥルダー〕(T;+) ヴィレム・ラヴェッリ(B;+) ヴィレム・メンゲルベルク指揮コンセルトヘボウo.、 トーンキュンスト〔トーンクンスト〕cho.(+)、オランダ王立オラトリオ協会cho.(+) | ||
録音:1940年4月25日(*) /1940年5月2日(+) /1942年5月9日(#) /1943年4月29日(無印) 、コンセルトヘボウ、アムステルダム、すべてライヴ 、おそらく擬似ステレオ|初出: Philips (*/+) / Archive Documents (#) / Music and Arts (無印) 〔収録:おそらく AVRO (Algemene Vereniging Radio Omroep/一般社団法人ラジオ放送協会)〕|現地発売:2023年。#輸入業者アナウンスにはないが、レーベルによると『一部の録音には、ハンス・ファン・イスペレン [Hans van Ispelen] (1947-2014) による従来の復刻(訳注:蘭メンゲルベルク協会からダウンロード販売のみ成されていた)が使用されている』とのこと。『メンゲルベルク協会による新リマスター・シリーズ第1弾(おそらく第2弾の誤記)。』 | ||
メンゲルベルク〜マーラー、R.シュトラウス マーラー: 交響曲第5番 嬰ハ短調 〜第4楽章 アダージエット(*) / 交響曲第4番 ト長調(**) / 歌曲集「さすらう若人の歌」(***) リヒャルト・シュトラウス: 交響詩「死と変容」 Op.24 (#) / 交響詩「ドン・ファン」 Op.20 (##) |
ヨー・フィンセント 〔ジョー・ヴィンセント〕(S;**) ヘルマン・スヘイ 〔シャイ〕(B;***) ヴィレム・メンゲルベルク指揮 コンセルトヘボウo. | |
録音:1926年5月1日(*) /1939年11月9日(**) /1939年11月23日(***) /1940年12月12日(##) /1942年4月14日(#) 、コンセルトヘボウ、アムステルダム、ライヴ(**/***/##) 、セッション(*/#) 、おそらくすべて擬似ステレオ|初出: Philips (**/##) / Recital Records [LP] (***) 〔収録:おそらく AVRO (Algemene Vereniging Radio Omroep/一般社団法人ラジオ放送協会)〕|原盤: Columbia (*) / Telefunken (#) |復刻:ハンス・ファン・イスペレン|ディジタル・リミックス:ヨーフェム・ヘーネ、2020 |現地発売:2021年?。『メンゲルベルク協会による新リマスター・シリーズ第1弾。』 | ||
APR (英) 特記以外 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)旧譜はこちらから。 | ||
ヴィルヘルム・バックハウス〜アコースティック録音全集 + 初期電気録音セレクション ◆グラモフォン・カンパニー、ロンドン[アコースティック収録](#〔除・##〕) ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3 No.2 / リスト:愛の夢第3番 S.541 No.3 [1908年9月29日] グリーグ:通りゆく婚礼の行列 Op.19 No.2 / パガニーニ/リスト編曲:ラ・カンパネッラ S.141 No.3 ショパン:前奏曲第1番 ハ長調 Op.28 No.1 /練習曲第1番 ハ長調 Op.10 No.1 ヘンデル:調子の良い鍛冶屋 / ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番 Op.24 〜無窮動 ショパン:幻想即興曲 Op.66[以上、1908年10月19日] J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ第3番 嬰ハ長調 ショパン:練習曲集 より〔嬰ト短調 Op.25 No.6 /変イ長調 Op.25 No.1 「エオリアン・ハープ」/ 変ニ長調 Op.25 No.8 /変ト長調 Op.25 No.9 「蝶々」/変ト長調 Op.10 No.5 「黒鍵」〕 [以上、1909年2月19日] ゼーリンク [Hans Seeling] (1828-1862):12の演奏会用練習曲〜第12番 変ホ短調 Op.10 No.12[1909年7月9日] グリーグ:ピアノ協奏曲 ハ短調 Op.16 (除・第2楽章&短縮版)(*) 〔第1楽章/第3楽章〕[1909年7月15日] シューマン:ノヴェレッテ ホ長調 Op.21 No.7 [1910年7月12日] ショパン:ワルツ〔第5番 変イ長調 Op.42 /第11番 変ト長調 Op.70 No.1 / 第14番 ホ短調 Op.posth.〕[1911年6月13日] スメタナ:チェコ舞曲集第1巻〜第3番 ポルカ ヘ長調 D.スカルラッティ:ソナタ〔ヘ長調 K.525, L.188 /ト長調 K.523, L.490 〕[以上、1911年6月28日] リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調 S.244 No.2 (##) / シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調 D.780 No.3 シューベルト/リスト編曲:きけきけ雲雀 S.558 No.9 ショパン:練習曲第7番 ハ長調 Op.10 No.7 /ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64 No.1「子犬」[以上、1913年5月20日] ◆グラモフォン、ベルリン[1916年、アコースティック収録](+) ショパン:ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64 No.1 「子犬」/ 練習曲〔イ短調 Op.10 No.2 /ヘ長調 Op.25 No.3 /ヘ短調 Op.25 No.2 〕 ルビンシテイン:ポルカ ト長調 Op.82 No.7 /ロマンス 変ホ長調 Op.44 リスト:ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調 S.244 No.12 ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 (短縮版) ショパン:練習曲第11番 イ短調 Op.25 No.11「木枯らし」/ポロネーズ第3番 イ長調 Op.40 No.1 「軍隊」 ◆ HMV 、ヘイズ、ロンドン[アコースティック収録](#) モーツァルト/バックハウス編曲:ドン・ファンのセレナーデ / ドリーブ/ドホナーニ編曲:ナイラ・ワルツ リスト:愛の夢第3番 S.541 No.3 / スメタナ:チェコ舞曲集第1巻〜第3番 ポルカ ヘ長調 [以上、1923年10月15日] シューマン/リスト編曲:献呈 S.566 ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」(短縮版)/ワルツ第5番 変イ長調 Op.42 モシュコフスキ:スペイン奇想曲 Op.37 [以上、1923年11月15日] ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 [1924年12月5日] ◆ HMV 、ロンドン[電気収録] ショパン:前奏曲第1番 ハ長調 Op.28 No.1 / 練習曲〔ハ長調 Op.10 No.1 /イ短調 Op.10 No.2 /ハ短調 Op.10 No.12 「革命」/ ヘ長調 Op.25 No.3 /ハ長調 Op.10 No.7 〕[以上、1925年11月2日]/ 練習曲 ハ長調 Op.10 No.1 [1933年10月30日]/ 子守歌 変ニ長調 Op.57 (#) シューベルト: 楽興の時第3番 ヘ短調 D.780 No.3 (#)[以上、1927年1月28日、クイーンズ・ホール]/ 楽興の時第3番 ヘ短調 D.780 No.3 /即興曲 変ロ長調 D.935 No.3 [1928年1月4日、小クイーンズ・ホール]/ ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894 〜メヌエット[1928年6月18日、小クイーンズ・ホール]/ 楽興の時第6番 変イ長調 D.780 No.6 [1936年1月27日、小クイーンズ・ホール] グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 (**) [1933年10月23日、アビー・ロード第1スタジオ] ヴィルヘルム・バックハウス(P) ランドン・ロナルド指揮新so.〔ロイヤル・アルバート・ホールo.〕(*) ジョン・バルビローリ指揮新so.(**) | ||
録音:[内]|復刻エンジニア:アンドルー・ハリファクス(#/+以外)、セス・ウィナー(#)、リック・トーレス〔当盤にはなぜか氏名未記載〕(+) |追加修復:アンドルー・ハリファクス(#/+) |既出CD: Pearl, GEMS 0102 (#) / Biddulph, LHW-038 (+) 〔ともに廃盤、入手不能|各ライセンサーより許諾を受けて当盤に収録| (##)は Pearl 盤に含まれているが、新復刻〕| (P) (C) 2023 。なお「アコースティック録音全集」とされているが、1曲当盤未収録のものがあるらしい。1909年2月19日に録音されたショパン:ワルツ 変イ長調 Op.42 (マトリックス No. 2836 f |マトリックスとしては彼の録音中最若番になる|1911年録音や1923年録音とは別)で、片面ディスク 05515 としてリリースされたようだが、 APR の人脈を持ってしてもディスクを発見できなかったらしい。一般的な各種ディスコグラフィにも記載がなく、少なくとも LP 以降の復刻盤は皆無と思われる。また1913年のリスト:ハンガリー狂詩曲第2番(##)は Pearl 盤にも収録されていたが、際立って音が悪かったためマルコム・ビンズのコレクションを使用して新復刻された。ただ、それでも音は良いとは言えず、元々のマスターに問題があったと推測されるとのこと。 先にリリースが開始された(ものの1枚づつのリリースかつ後年のものも含むため、アコースティック全集としては当盤が先行してしまった) St-Laurent Studio 盤(の同レーベル・シリーズ Vol.9 [YSL78-1453] 以降)をご紹介していたもの。当セットは多くが既出盤のトランスファーを使用したものではあるが、元々が評判の高かった復刻の再利用なので、まとまったアイテムとして保有する価値がある。新復刻に当たる St-Laurent Studio 盤共々所持しておきたい所。 レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正:『20世紀の偉大なピアニストの一人であるウィルヘルム・バックハウス(1884-1969)を紹介する必要はないだろう。彼は1908年から亡くなるまでほぼ継続的に録音を行ったが、このセットは彼の初期の録音に焦点を当て、 グラモフォン・カンパニー/ HMV に残したソロと協奏曲の全作品を網羅したものである(既出の APR-6026, APR-6027, APR-5637 もご覧頂きたい)。これら初期のディスクは、バックハウスが後にドイツ古典派の地味な演奏家となるのではなく、エキサイティングな若きヴィルトゥオーゾであったことを明らかにしている。』 | ||
シューラ・チェルカスキー〜 78回転盤録音全集 1923-50 ◆ Victor 録音集、キャムデン、ニュージャージー州 (*)[1923-24年のみアコースティック収録] ベートーヴェン:6つのエコセーズ WoO.83 メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ Op.35 No.1 〜前奏曲 ホ短調/スケルツォ ホ短調 Op.16 No.2 [以上、1923年10月31日、アコースティック] チェルカスキー:悲愴前奏曲[1924年3月20日、アコースティック] メンデルスゾーン:無言歌集〜狩の歌 Op.19b No.3 [1925年7月29日] ショパン:ワルツ ホ短調 Op posth [1925年8月25日] ラモー/ゴドフスキ:ルネサンス第1巻〜タンブーラン[1925年6月26日] マナ=ズッカ:前奏曲 Op.73 [1925年8月25日] ベートーヴェン:6つのエコセーズ WoO.83 [1928年5月2日] メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ Op.35 No.1 〜前奏曲 ホ短調/スケルツォ ホ短調 Op.16 No.2 [以上、1928年4月4日、アコースティック] チェルカスキー:悲愴前奏曲[1928年5月2日] ◆ US Columbia 録音、ニューヨーク (*) ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 [マルセル・ユベール(Vc)|1934年12月27日、1935年1月10日] ◆ US Vox 録音集 (#) グリンカ:タランテラ イ短調 / ウラディーミル・レビコフ:クリスマス・ツリー Op.21 〜ワルツ チャイコフスキー:四季 Op.37b 〜10月 / リャードフ:音楽玉手箱 Op.32 スクリャービン:左手のための前奏曲 嬰ハ短調 Op.9 No.1 / メトネル:おとぎ話 Op.34 No.2 プロコフィエフ:悪魔的暗示 Op.4 No.4 / ハチャトゥリアン:トッカータ 変ホ短調 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲集 Op.34 より〔嬰ハ短調 Op.34 No.10 /ニ長調 Op.34 No.5 〕 [以上、1946年] リスト:ハンガリー狂詩曲集 S.244 より[1947年] 〔第5番 ホ短調 S.244 No.5 /第6番 変ニ長調 S.244 No.6 /第11番 イ短調 S.244 No.11 / 第15番 イ短調「ラーコーツィ〔ラコッツィ〕行進曲」 S.244 No.15 〕 ◆スウェーデン Cupol 録音集 (#) [1949年10月24日、ストックホルム音楽アカデミー] リスト:2つの演奏会用練習曲 S.145 〜小人の踊り / ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」 フランツ・ベーア/ラフマニノフ編曲: W. R. のポルカ / プーランク:3つのピアノ小品〜トッカータ モートン・グールド:前奏曲とトッカータ/ブギウギ練習曲 ◆コンサート・ホール録音[1946年、ロサンゼルス] チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Op.44 (ジロティ版) [ジャック・ラフミローヴィチ指揮サンタ・モニカso.] ◆ HMV 録音 (+) [アビー・ロード第3スタジオ、ロンドン] ショパン:夜想曲 ホ短調 Op.72 No.1 [1950年5月31日]/マズルカ ニ長調 Op.33 No.2 / 練習曲 嬰ハ短調 Op.10 No.4 /幻想曲 ヘ短調 Op.49 サン=サーンス:6つの練習曲 Op.52 〜前奏曲とフーガ ヘ短調[以上、1950年6月1日] リスト:コンソラシオン(慰め)第3番 変ニ長調 S.172 No.3 [1950年5月31日] シャミナード:6つのユーモラスな小品 Op.87 〜第4曲 かつて [Autrefois] [1950年6月1日] シューラ・チェルカスキー(P) マルセル・ユベール(Vc) ジャック・ラフミローヴィチ指揮サンタ・モニカso. | ||
録音:[内]|コンサート・ホール録音のチャイコフスキーのみ、おそらく初CDフォーマット化|復刻エンジニア:セス・ウィナー|既出CD: Biddulph, LHW 034 (*) / Pearl, GEM 0138 (#) / Ivory Classics, 72003 (#/+) 〔以上すべて廃盤、または入手困難〕 | (P) (C) 2023 。 神童として知られ生涯に渡り演奏活動を継続、日本への登場は遅かったものの1988年以降は没年まで毎年来日して聴衆に親しまれたチェルカスキー(1909-1995)。ただそのCDリリースは1950年代〜晩年のものがほとんどで、これまで若き日のもの(1923年-24年録音は彼14歳時)が復刻されたのは、 Biddulph, Pearl と Ivory Classics からの3種だけで、基本的に入手不能( Ivory Classics 盤はレーベルに在庫こそあるようだが、国内〔&海外も?〕代理店が撤退し直販しか入手法がなく、本体はそれほど高くないものの送料が本体の2倍かかるような状態になっている)。 1曲を除きCD既出ではあるものの、基本的に入手困難な音源ばかりで、これまたマニアならば必携と言える。 レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正:『晩年のシュラ・チェルカスキー(1909-1995)は、20世紀初頭のいわゆるピアニズムの「黄金時代」を彷彿とさせる最後の「ロマン派」の一人とみなされていた。ヨーゼフ・ホフマンの弟子として、彼は非の打ちどころのない血統を持っていたが、彼の長いキャリアによって、彼がすでにその「黄金時代」に演奏し録音していたことは忘れられがちである。そこで、アコースティック時代の若き天才の1923年のビクター盤から始まる初期の録音を初めて完全収録する。レパートリーの多くは、彼のディスコグラフィの中でもユニークなもので、彼唯一の室内楽録音であるラフマニノフのチェロ・ソナタも含まれている。チャイコフスキー協奏曲第2番は、チェルカスキーの最初期の協奏曲録音であり、これまで再発されたことはなく、36歳の彼のヴィルトゥオーゾとしての絶頂期を見ることができる。』 | ||
オルガ・サマロフ〜録音全集 + フランク・ラ・フォージ〔ラ・フォルジュ〕〜独奏録音全集 ◆オルガ・サマロフ〜 Victor アコースティック録音 1921-24 (*) ベートーヴェン/ルビンシテイン編曲:トルコ行進曲[1921年4月21日] ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9 No.2 [1923年1月25日]/ バラード第3番 変イ長調 Op.47 [1923年10月9日、1924年3月10日]/ ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58 〜第4楽章[1923年4月28日] メンデルスゾーン:春の歌 Op.62 No.6 [1922年5月4日] シューマン:飛翔 Op.12 No.2 [1923年10月8日]/ロマンス 嬰ヘ長調 Op.28 No.2 [1924年3月10日] ブラームス:間奏曲 変ホ長調 Op.117 No.1 [1923年1月26日] パガニーニ/リスト編曲:ラ・カンパネッラ S.141 No.3 [1922年6月3日] リスト:愛の夢第3番 S.541 No.3 [1921年5月4日]/ ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調 S.244 No.12 [1923年10月9日、1924年3月10日] ワーグナー/アーネスト・ハッチンソン(1871-1951)編曲:ワルキューレの騎行[1922年6月3日] グリーグ:ノクターン Op.54 No.4 [1922年5月31日] モシュコフスキ:花火 Op.36 No.6 [1921年5月4日] / ドビュッシー:月の光[1924年5月5日] パウル・ユオン:春のナーイアデス [Najaden im Quell][1923年1月26日] ◆オルガ・サマロフ〜 Victor 電気録音 1930 (*) J.S.バッハ/サマロフ編曲:フーガ ト短調 BWV.578 / ドビュッシー:沈める寺[以上、1930年6月19日] チャールズ・グリフス:白孔雀[1930年10月24日] レクオナ:スペイン組曲「アンダルシア」〜マラゲニャ[1930年6月19日] ◆フランク・ラ・フォージ〔ラ・フォルジュ〕〜 Victor アコースティック録音 1907-13 + Victor 電気録音 1930 (#) マクダウェル:演奏会用練習曲 Op.36 [1907年11月19日、フィラデルフィア] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」〜アダージョ(第2楽章短縮版) (+) [1912年10月2日、キャムデン] ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27 No.2[1911年5月24日、キャムデン]/ 子守歌 変ニ長調 Op.57[1913年9月24日、ニューヨーク] グリーグ:蝶々 Op.43 No.1 [1911年5月23日、キャムデン]/ ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 〜第2楽章(++) [1911年6月2日、キャムデン] リスト:愛の夢第3番 S.541 No.3 [1911年5月24日、キャムデン]/ ハンガリー幻想曲 S.123 〜ヴィヴァーチェ(+++) [1912年10月2日、キャムデン] ゴッツチョーク:風刺(カプリス) Op.59 [1912年10月1日、キャムデン] シャミナード:へつらう女 Op.50 [1911年5月23日、キャムデン]/森の精 Op.60 [1913年9月29日、ニューヨーク]/ スカーフの踊り Op.37 No.3 [1912年9月27日、キャムデン]/ クレオールの踊り Op.94[1912年10月1日、キャムデン] カリサ・ラヴァレー〔カリクサ・ラヴァレ〕(1842-1891):演奏会用練習曲「蝶々」[1908年1月6日] フランク・ラ・フォージ〔ラ・フォルジュ〕: ガヴォット[1908年1月6日]/ウィーンの思い出[1911年5月23日、キャムデン]/ ロマンス/演奏会用ワルツ[1925年5月2日] オルガ・サマロフ(P;*) フランク・ラ・フォージ〔ラ・フォルジュ〕(P;#) ウォルター・ロジャーズ指揮(++) 不明指揮者(+/+++) ビクターo.(+/++) 管弦楽団(+++) | ||
録音:[内]| (#):初CDフォーマット化録音、(+)などの世界初録音に当たるものを多く含む|既出CD: Opal (Pearl), OPALCD-9860 (*) 〔廃盤、入手不能〕| (P) (C) 2024 。 (+++)は、APR レーベルのサイトにある「 A catalogue of 78rpm Piano Recordings of Classical Pianists 」よると、 International Piano Archive (IPA) が所蔵する未発売のテスト・プレスが現存するだけだという。# (+/++/+++)の伴奏については、 SP 自体に記載がなかったり、当盤の各国アナウンスでも情報が錯綜しているため、当商品本体の記載と上記当店記載が異なる可能性があります。 パリ音楽院でマルモンテルとドラボルド(シャルル=ヴァランタン・アルカンの私生児)に学び、ストコフスキー夫人(1911-1923)としても知られたサマロフ(1880-1948)と、レシェティツキに学び歌曲伴奏に注力、「伴奏のレパートリーは5000曲ある」と豪語したラ・フォージ(1879-1953)による珍しい録音。後者の録音がこれだけまとめてリリースされるのは LP 期以降初になる。 サマロフはストコフスキーと結婚した当初は彼より有名だったが、彼の不貞により離婚、1926年(資料によっては1925年)に転倒して肩を痛めてしまい、演奏活動からの引退を余儀なくされた。それ以降の彼女による録音は、当盤に含まれる1930年のセッションのみではないかと思われ、既知のライヴ録音も皆無と思われる。その後はジュリアード音楽院での教師活動に専念し、リチャード・ファーレル、ブルース・ハンガーフォード、ウィリアム・カペル、レイモンド・ルーエンサール、ユージン・リスト、ロザリン・テューレック、アレクシス・ワイセンベルクらを輩出、他に作曲家のヴィンセント・パーシケッティ、指揮者のトマス・シッパーズも彼女の弟子にあたる。1948年に心臓発作でなくなったその日まで、弟子にレッスンを行っていたという。 ラ・フォージはウィーンでレシェティツキに学び、1906年からビクターへの録音を開始した。特に歌曲伴奏に注力、伴奏レパートリー5000曲と豪語したのは前述のとおりだが、マルセラ・ゼンブリヒ、マリアン・アンダーソン、ローレンス・ティベット、リチャード・クルックス、リリー・ポンスら、当時の合衆国における著名歌手たちと多くの共演・録音をしており、あながち誇大というわけではない。1953年、1930年代から参加していた音楽家クラブのディナー・リサイタルで、演奏中に死去。 レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正:『オルガ・サマロフ(1880-1948)とフランク・ラ・フォージ(1879-1953)は、アメリカのビクター・レーベルに最も早く録音したピアニストにあたり、両者ともほとんどのディスクを1925年以前のアコースティック録音時代に残している。サマロフはパリ音楽院で、ラ・フォージはウィーンでレシェティツキに学んだ。サマロフは、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」の有名な録音で聴くことができるように、より優れたヴィルトゥオーゾであったが、1926年(資料によっては1925年)に転倒した後、ジュリアード音楽院で教職に就き、同様に成功を収めた。ラ・フォージは伴奏に傾倒し、ビクターへ何百枚ものディスクを録音した。ソリストとしての彼のディスクには、協奏曲の録音を試みた初期のものも含まれている。』 | ||
ミッシャ・レヴィツキ〜 HMV 録音全集 1927-33 ショパン: 24の前奏曲集 Op.24 より[1929年11月21日] 〔第1番 ハ長調 Op.28 No.1 (ほぼ全曲を繰り返して演奏)/第7番 イ長調 Op.28 No.7 / 第23番 ヘ長調 Op.28 No.23 (ほぼ全曲を繰り返して演奏)〕/ ワルツ〔第11番 変ト長調 Op.70 No.1 /第8番 変イ長調 Op.64 No.3 〕[1928年11月19日]/ バラード第3番 変イ長調 Op.47 [1928年11月22日]/ 夜想曲〔第13番 ハ短調 Op.48 No.1 [1929年11月21日]/第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2 [1928年11月19日]〕/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39 (#) [1929年10月31日]/ ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」[1933年3月16日] D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.113 [1928年11月22日] グルック/ブラームス編曲:「アウリスのイフィゲニア」〜ガヴォット ベートーヴェン/ダルベール編曲:エコセーズ WoO.83 [以上、1927年12月15日] シューベルト/タウジヒ編曲:軍隊行進曲第1番 二長調 D.733 No.1 (#) [1928年11月22日] ルビンシテイン:練習曲 ハ長調 Op.23 No.2 「スタッカート・エチュード」 (#) [1927年12月16日] メンデルスゾーン:ロンド・カプリツィオーソ ホ長調 Op.14 (#) [1933年3月16日] シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22 (#) [1933年3月10日] リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124 (*) [1929年11月11日(**)、 1929年11月14日(***) ] J.S.バッハ/リスト編曲:前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543, S.462 No.1 [1927年12月16日] リスト:3つの演奏会用練習曲〜第3番 変ニ長調 ため息[1928年11月21日] パガニーニ/リスト編曲:ラ・カンパネッラ S.140 No.3 (2種)[1927年12月16日(#)、1928年11月22日]/ リスト:ハンガリー狂詩曲集 S.244 より (#)[1927年12月15日(+)、1933年3月16日(++) ] 〔第6番 変ニ長調 S.244 No.6 (+) /第12番 嬰ハ短調 S.244 No.12 (++) /第13番 イ短調 S.244 No.13 (++) ] モシュコフスキ:女道化師 Op.52 No.4 (#) [1927年12月16日] ラフマニノフ:前奏曲第5番 ト短調 Op.23 No.5 (#) レヴィツキ:ワルツ イ長調 Op.2 「愛のワルツ」 (#) [以上、1929年11月21日] ミッシャ・レヴィツキ(P) ランドン・ロナルド指揮 LSO (*) | ||
録音:[内]、後述以外スタジオC、小クイーンズ・ホール、キングズウェイ・ホール(**)、クイーンズ・ホール(***)、アビー・ロード第3スタジオ(1933年録音)、すべてロンドン|既出: APR-7020 [(P) (C) 1992] | (#):新復刻|復刻エンジニア:ブライン・クランプ(#以外)、アンドルー・ハリファックス(#) | (P) (C) 2024 。 1990年代から2000年代初頭にかけて当レーベル、 Biddulph 、 Naxos Historical 等から盛んにCD復刻されたミッシャ・レヴィツキ(1898-1942) 。自宅で心臓発作を起こして活動最盛期の42歳で急死したこともあってか、残された録音は30分弱の放送音源を入れてもCDにして3枚分しかなく、残念ながら2024年現在実商品として入手できる音源は当盤のみとなってしまっている。端正で技巧に偏りすぎず、かと言って感情的表現も十分でバランスの取れたピアニズムは、当時大人気を博したことを裏付けるものと言える。ミハウォフスキに学んだショパン直系の弟子であり、ピアノ演奏史を語る上でも欠かせない人だけに、一部が新復刻されていることも相まって、嬉しい再発。 レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正:『ミッシャ・レヴィツキ(1898-1942)は、祖国に帰化したアメリカ人の両親のもと、キーウ近郊で生まれた。ミハウォフスキ、ストヨフスキ、ドホナーニの弟子であり、1920年代にはすぐに主要な新星としての地位を確立した。実際、早くに亡くなっていなければ、間違いなく今世紀を代表するピアニストのひとりとみなされていただろう。ここに紹介するHMVの録音(1927年から1933年にかけて録音された)は、彼のわずかな録音遺産の中で最も重要な部分を形成している。これは、現在フィジカルCDとして入手可能なレヴィツキの唯一の録音である。』 | ||
ロベール・ロルタ、録音全集〜ショパン: 24の前奏曲集 Op.28 (*) /14のワルツ集(#) / 12の練習曲 Op.10 (**) /12の練習曲 Op.25 (**) / 3つの新練習曲 (**) / ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」 (エミール・フォン・ザウアー版)(+) |
ロベール・ロルタ(P) | |
録音:1928年5月5日(*) /1929年10月3日-4日、7日、11月14日、1930年11月8日(**) /1931年5月12日(#) |復刻エンジニア:ウォード・マーストン|既出・後出CD, CD-R: Dante, HPC 025 (**), HPC 032 (#), HPC 037 (*/+) 〔すべて廃盤〕/ Doremi, DHR-7994/5 / St-Laurent Studio, YSL78-1489 (**/+), YSL78-1509 (*/#) | (P) (C) 2023 。 先に後出の St-Laurent Studio 盤(ロルタと当録音詳細は YSL78-1489 のコメント欄に)をご紹介してしまっているが、当盤もウォード・マーストンの復刻ということで侮れない。マニアならば、2023年以降のリリースに当たる2レーベル計4枚分は所持しておきたい所。 レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正:『本作は、20世紀前半の非常に特徴的なフランスの演奏スタイルを代表する、忘れられがちなピアニストたちの重要な録音を紹介することを目的とした、 APR の継続的な「フレンチ・ピアノ・スクール・シリーズ」の第10弾である。ロベール・ロルタ(1885-1938)は、第一次世界大戦の従軍後、持病(従軍中にマスタードガスに暴露したことによる)に悩まされ、早逝することがなければ、間違いなくもっと多くのレコーディングを行い、20世紀最高のフランス人ピアニストのひとりとして記憶されていただろう。彼はフォーレやドビュッシーを含む幅広いレパートリーを見事に演奏したが、ショパンは彼の芸術の中心であった。彼は1912年、5回のコンサートで初めてショパンの全作品を記憶して演奏した。ロルタは、ショパンのエチュード全集を録音したピアニストとして、1928年のバックハウスによる全集 (APR-6026) に次ぐ2人目にあたり、コルトーによる全集録音に先駆けてのものであることは、ロルタの演奏がフランスで高く評価されていたことを示している。これまでロルタの録音は、オリジナルの78回転盤からのトランスファーが非常に悪かった。マーク・オバート=ソーンによるこの新しいトランスファーによって、新たな、そしてはるかに改善された光が当てられることを期待している。』 | ||
キャスリーン・ロング〜デッカ・ソロ録音集 1941-45 作曲者不詳/レスピーギ:シチリアーナ(リュートのための古風な舞曲とアリアより)[1941年10月27日] D.スカルラッティ:8つのソナタ 〔嬰ハ短調 K.247 /ト長調 K.201 /ハ短調 K.84 [以上、1943年5月3日]/嬰ヘ短調 K.447 [1943年11月29日]/ イ長調 K.62 /変ロ長調 K.47 /ヘ長調 K.366 /ト長調 K.235 [以上、1945年3月5日]〕 パラディース:ソナタ第6番 イ長調〜トッカータ / J.S.バッハ:幻想曲 ハ短調 BWV.906 J.S.バッハ/アルベール・レヴェック編曲:カンタータ BWV.208 〜羊は安らかに草を食み[以上、1942年2月20日] シューベルト:ピアノ・ソナタ 〔イ短調 Op.164, D.537 [1941年9月18日]/変ホ長調 Op.122, D.568 [1944年11月20日]〕 グリーグ:抒情小曲集 より[1942年9月3日(*)、1943年2月5日(#) ] 〔蝶々 Op.43 No.1 (*) /羊飼いの少年 Op.54 No.1 (*) /夜想曲 Op.54 No.4 (#) /スケルツォ Op.54 No.5 (*) / 農民の歌 Op.65 No.2 (*) /その昔 Op.71 No.1 (#) /夏の夕べ Op.71 No.2 (*) /パック Op.71 No.3 (*) 〕 フォーレ:舟歌第2番 ト長調 Op.41 /夜想曲第6番 変ニ長調 Op.63 [1944年10月16日]/ 主題と変奏 Op.73 [1943年9月20日、11月29日] ドビュッシー:前奏曲集第2巻 全曲[1941年9月16日、10月27日] キャスリーン・ロング(P) | ||
録音:[内]|フォーレ3曲を除き おそらく初CDフォーマット化、かつシューベルトのソナタなど おそらく世界初録音作品を含む|トランスファー&マスタリング:アンドルー・ハリファクス| (P) (C) 2023 。 今日あまり語られることのないイギリスのピアニスト、キャスリーン・ロング(1896-1968) 〔フランスの名ピアニスト、マルグリット・ロン(1874-1966)と同綴りの同姓であることも不遇点なのだろうか?〕。1964年に引退するまで、母校の王立音楽院で44年間教鞭をとったことでも知られる。音楽家の多い家系に生まれ(ただし父母は音楽家ではなかった)、8歳で初公開演奏、1910年、14歳で王立音楽大学の奨学金を得た。ロングはデビュー当時から、リサイタルでフランス音楽を多く演奏、ことにロンドンを訪れていたモーリス・ラヴェル本人より「夜のガスパール」からの「オンディーヌ」のレッスンを受けたことがあるのだという。ただ彼女はラヴェルを「あたたかみのない小さな男で、知的で興味深かったが、共感はできなかった [a dry little man, intellectual and interesting, but not sympathique] 」と、何故か酷評している。第一次世界大戦後の厳しい時期にも、多彩なプログラムで演奏活動を続け、「バランスが取れており、控えめで洞察力があり成熟している」と評されたた彼女は、フランスとイギリスの同世代音楽を積極的に紹介するとともに、特にモーツァルト、ドビュッシー、ラヴェルとフォーレの音楽に精通、フランス音楽の紹介によってフランス政府から「教育功労章」を授与された。彼女は晩年までロンドンで演奏活動を続けたが、録音は多数残してはいるものの、CD期以降復刻されたのは、当盤を入れても全体の半数程度だろうか。当盤は1945年までのものなので、1940年代後半-1950年代のものや協奏曲(モーツァルトは本家から1曲、Dutton から2曲がCD化済、他に後者へフォーレなども収録)、室内楽は含まれておらず、さらに HMV 系列や他のレーベルへのものも未CD化音源が残っている。 彼女の独奏復刻としては Pristine Classical が CD-R で4枚をリリースしているが、分数にすると160分強しかなく、まだ復刻の余地がある。繊細な演奏であったと言われる彼女のピアニズムに触れるには最適のリリースと言えるだろう。 レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正:『イギリスの音楽シーンでは目立たない存在であり、自称「野心に欠けていた」にもかかわらず、キャサリン・ロング(1896-1968)は最高の音楽家だった。ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで44年間教鞭をとり、デッカの主要アーティストとして20年間活躍した。彼女の初録音は1928年で、デッカの初録音(モーツァルトのピアノ協奏曲 K.449 と K.450 )は1935年である。彼女の最初のデッカ・ソロ録音は、このリリースに収録されているものである。ディスクでは、モーツァルトの協奏曲やソナタを初録音し、スカルラッティやフォーレでも有名である。フランス音楽への貢献が認められ、「アカデミー・フランセーズ」名誉会員となった。』 | ||
含・初CD、エリー・ナイ、ブラームスとシューベルトを弾く ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 (*/#) シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.760, Op.15 「さすらい人」(+) シューベルト/エリー・ナイ編曲:組曲「シューベルトの舞曲から」 〔ドイツ舞曲 D.783 No.1 /ドイツ舞曲 D.783 No.7 /ドイツ舞曲 D.783 No.10 / グラーツのワルツD.924 No.6 /感傷的なワルツ D.779 No.13 /ドイツ舞曲 D.790 No.3 / ワルツ D.365 No.29 /レントラー D.734 No.14 /ワルツ D.365 No.36 /ワルツ D.365 No.33 〕 エリー・ナイ(P) ティボル・デ・マヒュラ(Vc;*/#) マックス・フィードラー指揮(*) アロイス・メリヒャル (あるいはヴィレム・ファン・ホーフストラーテン)指揮(#) BPO (*/#) | ||
録音:1939年6月1日-2日、5日(*)、1940年4月29日(#) /1942年5月21日(+) /1942年5月21日(無印) | (無印):おそらく初CDフォーマット化|原盤: Polydor/Siemens/DG |既出CD: Biddulph, WHL-003/4 (*/#) / Disques Refrain, PMCD 4 (*/#) / Pearl, GEMM CD 9170 (*/#/+) / DG, 459 002-2 (*/#) (第2楽章のみ)〔以上、すべて(*/#)をM.フィードラーの単独指揮と誤記|すべて廃盤、入手不能〕|復刻エンジニア:アンドルー・ハリファクス|ソース・ディスク提供:マルコム・ビンズ・コレクション| (P) (C) 2024 。 ブランズウィック&エレクトローラ 78回転盤録音全集 (APR-7311) に続く、当レーベルのナイ復刻第2弾。 (*/#)はこれまで SP ラベル記載を含め全曲がマックス・フィードラー(1859.12.21-1939.12.1)指揮だとされ「彼が1939年末に急死したため」1939年の録音だとされていた。しかしマトリックス No.が曲順に 1470-4, 1471-2, 1139-3, 1474-4, 1141-4, 1142-4, 1143-3, 1144-3, 1145-3, 1146-4, 1472-1, 1473-4 と1130-1140番代と1470番代に分かれており、1470番代はかなり時間差をおいて取り直されたことが伺えた。そのためディスコグラファーのマイケル・グレイがベルリン・フィルの記録を調査した所、1940年4月29日に「 Deutsche Grammophon と Ney 」と判断できる記載があり、さらに翌30日には Melichar と書かれていた。また、 Deutsche Grammophon の当盤最後の次々のマトリックス No.1475 は、ベルリン・フィルとアロイス・メリヒャルによる録音であることが確認されている(1474に関しては不明)。このため、マトリックス No.1470 番代の指揮者が時期的にマックス・フィードラーでないことは明らかだが、一方でメリヒャルであることの完璧な証左はなく、エリー・ナイの書簡の中に、この取り直し時の指揮者が彼女の夫であったヴィレム・ファン・ホーフストラーテンであることを示唆する文書があるのだという。 (無印)は初出の Siemens レーベルからのリリースでは(+)の最後の1面に収録されていたが、第二次大戦後にリリースされた DG の SP ではなぜかカットされ、この面は空白になっていたのだという。 ナチスを生涯に渡って支持し続け、没後もネオナチのシンボルになるような思想・政治的なマイナス面があるものの、その芸術性に関しては今日でも孤高の地位を保つエリー・ナイの貴重な復刻として見逃せないディスク。 レーベル・アナウンスの機械翻訳&当店簡易校正:『ドイツのピアニスト、エリー・ナイ没後の評判は、ナチス政権との繋がりによって、おそらく正当化される形で貶められてきたが、80年経った今、彼女のピアニズムに焦点を当て、彼女が同世代で最も優れたピアニストの一人であったことを認めることは容易である。以前のAPRからのリリース (APR-7311) では、彼女が幅広い作曲家を録音したことが紹介されているが、彼女は独墺レパートリーの偉大な解釈者の一人として評価されるようになり、ここでは、ベルリン・フィルとのブラームス第2ピアノ協奏曲の記念碑的演奏を含む2つの傑作に取り組んでいる。ブラームスのスペシャリスト、マックス・フィードラーが表向き指揮を務めているが、ブックレット・ノートでは、フィードラーの急逝後にこのプロジェクトを完成させたアロイス・メリヒャルがクレジットされていない指揮者である可能性を状況証拠として提示しており、また最近、この指揮者が彼女の元夫であるヴィレム・ファン・ホーフストラーテンである可能性を示唆する新たな情報を得た。』 | ||
待望の再プレス、 マウリツィ・ロセンタル〔モーリツ・ローゼンタール〕録音全集 マウリツィ・ロセンタル(1862-1946):ヨハン・シュトラウスの主題による幻想曲 [録音:1928年5月8日] ショパン: ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64 No.2 (*) /マズルカ第44番 ト長調Op.67 No.1 (*) /ワルツ第14番 ホ短調 (*) / 24の前奏曲集Op.28 より(すべて各2種)〔第6番 ロ短調/第11番 ロ長調/第7番 イ長調/第23番 ヘ長調〕/ マズルカ(すべて各2種)〔第41番 嬰ハ短調Op.63 No.3 /第16番 変イ長調Op.24 No.3 /第44番 ト長調Op.67 No.1 〕/ ワルツ第5番 変イ長調Op.42「大円舞曲」 /ポーランドの歌第1番(リスト&ロセンタル編曲) / 新練習曲第3番 変イ長調 /練習曲第1番 ハ長調Op.10 No.1 /夜想曲第2番 変ホ長調Op.9 No.2 / 24の前奏曲集Op.28 より(すべて各2種)〔第6番 ロ短調/第7番 イ長調/第5番 変ト長調「黒鍵」〕/ [録音:1928年3月or4月(*)、1929年3月&4月] ポーランドの歌第5番(リスト編曲)/マズルカ第17番 変ロ短調Op.24 No.4 /子守歌 変ニ長調Op.57 / ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64 No.2 /前奏曲第20番 ハ短調Op.28 No.20 /前奏曲第1番 ハ長調Op.28 No.1 / 前奏曲第3番 ト長調Op.28 No.3 /前奏曲第19番 変ホ長調Op.28 No.19 /ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64 No.2 / ワルツ第14番 ホ短調Op.posth /マズルカ第41番 嬰ハ短調Op.63 No.3 /練習曲第5番 変ト長調Op.10 No.5「黒鍵」 / マズルカ第41番 嬰ハ短調Op.63 No.3 /練習曲第5番 変ト長調Op.10 No.5「黒鍵」 / 練習曲第1番 ハ長調Op.10 No.1 /マズルカ第44番 ト長調Op.67 No.1 ドビュッシー:水に映る影 / アルベニス:トゥリアーナ / リャードフ:音楽の玉手箱/前奏曲 変ロ長調Op.46-1 ロセンタル:蝶々/ウィーンの謝肉祭/ヨハン・シュトラウスの主題による幻想曲 [録音:1929年 /1930年&1931年] ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調Op.11[F.ヴァイスマン指揮ベルリン国立歌劇場o./録音:1930年-1931年] リスト:ハンガリー狂詩曲第2番[カデンツァ:ロセンタル]/愛の夢第3番 変イ長調 ショパン:子守歌 変ニ長調Op.57[録音:1930年4月16日] / ロセンタル:ウィーンの新しい謝肉祭 ショパン: ポーランドの歌第1番(リスト&ロセンタル編曲)/ショパン:ワルツ第5番 変イ長調「大円舞曲」Op.42 / 夜想曲第2番 変ホ長調Op.9 No.2 /練習曲第14番 ヘ短調Op.25 No.2 /新練習曲第3番 変イ長調 / マズルカ第31番 変イ長調Op.50 No.2 /練習曲第5番 変ト長調Op.10 No.5「黒鍵」[録音:1934年&1935年]/ ワルツ第5番 変イ長調Op.42「大円舞曲」 /前奏曲第6番 ロ短調Op.28 No.6 /前奏曲第3番 ト長調Op.28 No.3 / 前奏曲第7番 イ長調Op.28 No.7 /マズルカ第31番 変イ長調Op.50 No.2 /マズルカ第44番 ト長調Op.67 No.1 / マズルカ第25番 ロ短調Op.33 No.4 /ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64 No.2 /夜想曲第2番 変ホ長調Op.9 No.2 / 夜想曲第8番 変ニ長調Op.27 No.2 /ポーランドの歌第1番(リスト&ロセンタル編曲) / マズルカ第31番 変イ長調Op.50 No.2 /マズルカ第23番 ニ長調Op.33 No.2 /マズルカ第39番 ロ長調Op.63 No.1 / マズルカ第44番 ト長調Op.67 No.1 /マズルカ第16番 変イ長調Op.24 No.3 /前奏曲第13番 嬰ヘ長調Op.28 No.13 シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調D.780-3 /音楽の夜会第6番(リスト編曲) ロセンタル:蝶々 /新しいウィーンの謝肉祭[録音:1935年-1937年] / ヘンデル:調子のよい鍛冶屋 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58/ポーランドの歌第5番(リスト編曲)/タランテラ 変イ長調Op.43 [録音:1939年6月&1942年3月]/ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58〜 Largo[録音:1935年3月24日]/ ピアノ協奏曲第1番 ホ短調Op.11〜Romanza; Larghetto[フランク・ブラック指揮NBCso.]/ ロセンタル:ウィーンの謝肉祭[録音:1937年12月19日] マウリツィ・ロセンタル〔モーリツ・ローゼンタール〕(P) | ||
発売:2012年|再プレス:2023年。2012年にリリースされるも5年ほどで完売、5年以上入手不能だった当盤が待望の再プレス。 (*)は2004年にアルゼンチン ODEON 盤 SP が再発見されたロセンタル初の録音で、当盤が初CD。他にも初CD化となる録音あり。ポーランド出身で、ショパンの弟子&校訂者として名高いカロル・ミクリに師事、1878年からは晩年のリストに学んだロセンタルは、なぜか65歳になるまでレコード録音を一切行わなかった(当セットには含まれていない計40分ほどのピアノ・ロールへの録音も1924年から行なったが、いずれにしろ60歳を越えてから)。しかし以降の録音活動は旺盛で、同一曲目を繰り返し吹込んだということもあるが、リストの弟子としてはおそらく最も録音を残した人だろう。これまでも彼のCDは APR、BIDDULPH、PEARL 等から発売されて来たが、全て単発的な物だった上に多くが入手不能となっているので、今回まとまっての発売は大変喜ばしい。なお、代理店によると『日本だけで発売された』盤からの復刻も入っているとのことなので、ピアノ・マニアは必携のアイテムとなりそうだ。 | ||
DIAPASON (仏) 〔簡易制作版〕 特記以外 1枚あたり¥2750(税抜¥2500)同名のクラシック音楽専門誌がチョイスした、新リマスタリングによる復刻シリーズ。 | ||
含・初出、スコット・ロス〜モントルー音楽祭ライヴ 1987.8.30 ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691):組曲(第2番) ト短調(抜粋)(*) 〔 Prélude / Allemande / Courante et double (d’aprés Lully) / Sarabande / Songes agréables (d’aprés Atys de Lully) / Gigue 〕 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764): コンセール形式によるクラヴサン曲集〜第1組曲(*) J.S.バッハ:トッカータ ニ長調 BWV.912 (*) アントニオ・ソレル(1729-1783):5つのソナタ 〔ニ短調 R.49 /ニ長調 R.84 /ニ短調 R.15 /ヘ長調 R.56 /ヘ長調 R.69 〕/ ファンダンゴ ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):2つのソナタ〔イ長調 K.208 /イ長調 K.209 〕 スコット・ロス(Cemb) | ||
録音:1987年8月30日、サン=ヴァンサン寺院 [Temple Saint-Vincent] 、モントルー、第42回モントルー=ヴェヴェイ9月音楽祭、ライヴ| (無印):おそらく初出音源|既出CD 〔当店推測〕: Erato, ECD 75588 〔= Diapason 誌新規購読者特典盤〕 (*), 3984-20910-2 (*) 〔以上、録音記載:1987年、モントルー=ヴェヴェイ音楽祭〕|収録:スイス放送協会 [RTS] |録音エンジニア:ジャン=ピエール・ツォー [Jean-Pierre Tzaud] |現地発売:2024年6月。#当店当項目執筆後、代理店から追加情報があり『スイスの放送局所蔵の初出音源となります。』とのこと。ただし当項目で示した Erato/Diapason 誌特典盤もスイス放送協会傘下の放送局 Espase 2 が放送用に収録したものなので、(*)は既出のように思われる。 バッハまでは収録順は異なるものの、1990年に Diapason 誌新規購読者特典盤として Erato レーベル名で製造された "Hommage à Scott Ross" (ECD 75588) と同一録音と思わるが、 Erato 盤はバッハのあとに同年のモントルー音楽祭での演奏とされる、ロスが独奏者&モザイクSQ との共演による(作曲家は同じながら)D.スカルラッティとソレルの室内楽作品が収録されており、内容が異なる〔この "Hommage à Scott Ross" とほぼ同内容のディスクは、1997年に他録音と併せて 7CDs BOX でリリースされ、これは国内盤も出た (3984-20910-2/WPCS-6165〜71) が、なぜかソレル:鍵盤楽器と弦楽四重奏曲のための五重奏曲第6番が BOX と その単品 3984-20973-2 (品番やバーコードは付いているが、「ボーナスCD/非売品」と記載されている)には収録されていない〕。なお、 Early Music FAQ 内スコット・ロス・ディスコグラフィにある Erato 初回リリース盤 (ECD 75588) の説明には「これは元々、ディアパソン誌新規購読者向けのプライヴェート盤(非売品)であった [This was originally a private issue (hors commerce) for new subscribers to Diapason] 」とある。確かにこの Erato 盤 ECD 75588 のバック・インレイには、「非商用 − 非売品 [ÉDITION HORS COMMERCE - NON DESTINÉE À LA VENTE] 」と記載されている上、この時期にはすでに同レーベルの商品にはすべて付されていたと思われるバーコードが印刷されておらず、この盤が「ディアパソン誌特典盤」であったことを強く示唆している。 (*)も1997年のリリース以降は再発されていないはずで、ロスのマニア、鍵盤楽器愛好家のみならず、広くおすすめできるアイテム。当レーベルは初回プレス限定盤のはずなので、お早めに。 | ||
ベートーヴェン:室内楽作品集 Vol.2 ヴァイオリン・ソナタ 〔第1番 ニ長調 Op.12 No.1 [フリッツ・クライスラー(Vn) フランツ・ルップ(P)|1935年]/ 第2番 イ長調 Op.12 No.2 [シモン・ゴールドベルク(Vn) リリー・クラウス(P)|1936年]/ 第3番 変ホ長調 Op.12 No.3 [アドルフ・ブッシュ(Vn) ルドルフ・ゼルキン(P)|1931年]/ 第4番 イ短調 Op.23 [ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn) カール・ゼーマン(P)|1959年]/ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」[イェフディ・メニューイン(Vn) ヘプシバ・メニューイン(P)|1959年]/ 第6番 イ長調 Op.30 No.1 [アルテュール・グリュミオー(Vn) クララ・ハスキル(P)|1957年]/ 第7番 ハ短調 Op.30 No.2 [エリカ・モリーニ(Vn) ルドルフ・フィルクシュニー(P)|1961年]/ 第8番 ト長調 Op.30 No.3 [ナタン・ミルシテイン(Vn) アルトゥール・バルサム(P)|1939年]/ 第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」[ヨーゼフ・シゲティ(Vn) ベーラ・バルトーク(P)|1940年]/ 第10番 ト長調 Op.96 [イェフディ・メニューイン(Vn) ヘプシバ・メニューイン(P)|1938年]〕/ 「フィガロの結婚」の「伯爵様が踊るなら」による変奏曲 WoO.40 /6つのドイツ舞曲 [アーロン・ローザンド(Vn) アイリーン・フリスラー(P)|1961年]/ メヌエット ト調(ブルメスター編曲) WoO.10 No.2 [イェフディ・メニューイン(Vn)ジェラルド・ムーア(P)|1953年]/ ロンド ト長調 WoO.41 [イェフディ・メニューイン(Vn) ヘプシバ・メニューイン(P)|1938年]/ チェロ・ソナタ 〔第1番 ヘ長調 Op.5 No.1 [ピエール・フルニエ(Vc) フリードリヒ・グルダ(P)|1951年]/ 第2番 ト短調 Op.5 No.2 [パブロ・カザルス(Vc) ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)|1951年]/ 第3番 イ長調 Op.69 [パブロ・カザルス(Vc) ルドルフ・ゼルキン(P)|1953年]/ 第4番 ハ長調 Op.102 No.1 [ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc) スヴャトスラフ・リヒテル(P)|1950年]/ 第5番 ニ長調 Op.102 No.2 [ピエール・フルニエ(Vc) フリードリヒ・グルダ(P)|1959年]〕/ ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」の「見よ、勇者の帰還を」の主題による12の変奏曲 [パブロ・カザルス(Vc) ルドルフ・ゼルキン(P)|1951年]/ 「魔笛」の主題による12の変奏曲 Op.66 [ザラ・ネルソヴァ(Vc) アルトゥール・バルサム(P)|1956年]/ 「魔笛」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46 [ピエール・フルニエ(Vc) フリードリヒ・グルダ(P)|1959年]/ ヴィオラとチェロのための二重奏曲 変イ長調 WoO.32 [ウィリアム・プリムローズ(Va) エマヌエル・フォイアマン(Vc)|1941年]/ 弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3 /弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 Op.8 (*) /弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.9 No.2 (*) [ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) ウィリアム・プリムローズ(Va) グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)|1958年、1960年(*) ]/ 弦楽三重奏曲〔ト長調 Op.9 No.1 /ハ短調 Op.9 No.3 〕[レオニード・コーガン(Vn) ルドルフ・バルシャイ(Va) ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)|1960年]/ ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO.38 [レオニード・コーガン(Vn) ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc) エミール・ギレリス(P)|1950年]/ ピアノ三重奏曲〔第1番 変ホ長調 Op.1 No.1 /第2番 ト長調 Op.1 No.2 〕/ ピアノ三重奏曲のためのアレグレット 変ロ長調 WoO.39 / ヴェンツェル・ミュラーのリート「私は仕立屋カカドゥ」によるピアノ三重奏のための変奏曲 Op.121a [アールパード・ゲーレツ(Vn) ヴィルモシュ・パロタイ(Vc) ジョルジュ・ソルシャニー(P)|1960年]/ ピアノ三重奏曲のための14の変奏曲 変ホ長調 Op.44 [トリエステ三重奏団〔レナート・ザネットヴィチ(Vn) リベロ・ラーナ(Vc) ダリオ・デ・ローザ(P)〕|1959年] ピアノ三重奏曲 〔第3番 ハ短調 Op.1 No.3 [ダヴィド・オイストラフ(Vn) スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc) レフ・オボーリン(P)|1947年]/ 第4番 変ロ長調 Op.11 「街の歌」[アレクサンダー・シュナイダー(Vn) パブロ・カザルス(Vc) ユージン・イストミン(P)|1951年]/ 第5番「幽霊」 ニ長調 Op.70 No.1 [アドルフ・ブッシュ(Vn) ヘルマン・ブッシュ(Vc) ルドルフ・ゼルキン(P)|1948年]/ 第6番 変ホ長調 Op.70 No.2 [シモン・ゴールドベルク(Vn) パブロ・カザルス(Vc) ルドルフ・ゼルキン(P)|1954年]/ 第7番 変ロ長調 Op.97 「大公」[ジャック・ティボー(Vn) パブロ・カザルス(Vc) アルフレッド・コルトー(P)|1928年]〕/ クラリネット三重奏曲第4番「街の歌」 変ロ長調 Op.11 [レジナルド・ケル(Cl) フランク・ミラー(Vc) ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)|1950年]/ 「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 WoO.28 [ハンス・カメシュ、マンフレート・カウトスキー(Ob) ハンス・ハダモフスキ(Hr)|1949年]/ ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17 [デニス・ブレイン(Hr) デニス・マシューズ(P)|1944年]/ フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード Op.25 [グリゴリー・マダトフ(Fl) ダヴィド・オイストラフ(Vn) ミハイル・テリアン(Va)|1949年] | ||
芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第31弾として、ベートーヴェンの室内楽作品集第2弾が登場する。クライスラー、ハイフェッツ、グリュミオーなどのヴァイオリニストの他、カザルスからブレインといった各楽器の名手たちの演奏がたっぷりと収録された豪華な11枚組となっている。 |