# Google, Yahoo, Goo, Bing 等の検索サイトから当ページへ直接アクセスされた方は、当店のトップページへどうぞ(別ウィンドウ、または別タブで開きます)

マイナー・レーベル
2023年12月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




国内マイナー・レーベル






輸入マイナー・レーベル




primTOM (独) 特記以外1CDあたり¥4400(税抜¥4000)

 当店独自にご案内するドイツのレーベル。2000年代の創業と思われ、おそらく廃盤を含めればすでに60点以上をリリース(2023年現在の入手可能盤は、おそらく15点前後)、珍しく後の2012年から出版事業も開始している(ドイツの小レーベルは、出版社が発展して音楽レーベルになる場合が多い)。レーベルの自己紹介文の機械翻訳&当店簡易校正:『プリムトン・レーベルは、主にクラシック音楽に焦点を当て、特に地方にゆかりのある興味深いアーティストやプロジェクトを対象としている。しかし、ドイツ国内外の録音もライセンスしている。』
pT-1341
buyボタン
(2CD)
荒木紅、バッヒッシモ [Bachissimo] 〜J.S.バッハ:
 組曲 ホ長調 BWV.1006a (原曲:リュート)(*) /組曲 ホ短調「ラウテンヴェルクで」 BWV.996 (*) /
 平均律クラヴィーア曲集第2巻〜前奏曲とフーガ(第3番) 嬰ハ長調 BWV.872 (*) /
 ソナタ ニ短調 BWV.964 (ヴァイオリン・ソナタ イ短調 BWV 964 〔とあるが、 BWV.1003 〕に基づく)(*) /
 組曲 ト短調 BWV.995 (原曲:リュート)(#) /
 平均律クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲とフーガ(第21番) 変ロ長調 BWV.866 (#) /
 前奏曲 ハ短調 BWV.999 (原曲:リュート)(#) /
 組曲(第2番)ハ短調 BWV.997 (原曲:リュート)(#) /
 前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV.998 (原曲:リュート)(#)

 荒木紅(ラウテンヴェルク〔リュート=チェンバロ〕
  使用楽器:クリスティアン・フックス、フランクフルト・アム・マイン、2010年制作
 録音:2012年8月(*) /2021年8月(#) 、ともに使徒アンデレ〔聖アンドレアス〕教会、ヴァンゼー、ベルリン| (*)は録音が少し前になるが、少なくとも商業初出と思われる| (P) 2022 。
 おそらく荒木 紅〔あらき・べに〕初のバッハ独奏録音。彼女はは東京生まれ。4歳からピアノを始め、17歳でチェンバロに転向。桐朋学園大学で鍋島元子(チェンバロ)、有田正弘、有田千代子、本間正史(以上室内楽)に師事、卒業後渡欧し、オランダのアムステルダム市立スヴェーリンク音楽院でアネケ・アウテンボッシュ〔アンネケ・ウイッテンボッシュ〕(チェンバロ)、ベルギー王立音楽院にてジョス・ファン・インマゼール(チェンバ&とフォルテピアノ)とスタニスラス ドリーマーケル(オルガン)の各氏に師事。グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)と、ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(オルガン)のマスタークラスも受講、1995年ブルージュ国際古楽コンクール 入選。以降ベルリンを本拠地としてヨーロッパ各地で活躍し、2011年にはローマ法皇ベネディクト16世御前演奏を行った。おそらく2023年現在ベルリン芸術大学講師。 録音でもE.T.A.ホフマンの室内楽作品集、フランツ・クサヴァー・ゲーベルのチェロ・ソナタ、ショパン&ヨーゼフ・エルルネルのピアノ三重奏曲集(以上 Profil)、アルブレヒト・マイアーのバッハ・アルバム(DG)等に参加している。

DOREMI (加) 特記以外 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)

 旧譜はこちらから
クリスティアン・フェラス・ライヴ Vol.2
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (*)
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 (#)
 ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」(+)
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ Op.28 (**)
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ〔変ロ長調 K.454 (**) /イ長調 K.526 (##) 〕
  クリスティアン・フェラス(Vn) シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.(*)
  オイゲン・ヨッフム指揮フランス国立放送o.(#)
  パウル・クレツキ指揮ベルリン放送so.(+) ピエール・バルビゼ(P;**/##)
 録音:1959年3月7日、ボストン(*) /1964年4月9日、パリ(#) /1956年4月23日、ベルリン(+) /1955年3月16日、ハンブルク、NDR 、放送用ライヴ(**) /1957年4月12日、フランクフルト、ヘッセン放送、放送用ライヴ(##) |既出CD, CD-R: St-Laurent Studio [CD-R], YSL-T-606 (#), YSL-T-608 (*) / Radio France, FRF-020 (8CDs) (#) / Rhine Classics, RH-023 "CHRISTIAN FERRAS - à la mémoire d'un ange" (5CDs) (+) / melo Classic, mc-2001 (##), mc-2043 (**) 。フランスの名ヴァイオリニスト、クリスティアン・フェラスによる貴重なライヴ録音集。ボストン、パリ、ベルリンでの協奏曲ライヴに、盟友バルビゼとのデュオを併録。
初出&含・初音盤、ラドゥ・ルプー・ライヴ Vol.2 〜オールドバラ音楽祭/他、
  なんとモーツァルトの独奏ソナタ、ハイドンとバルトーク!

 モーツァルト:ピアノ・ソナタ(**)〔第8番 イ短調 K.310 /第16番 ハ長調 K.545 〕
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 Op.78, D.894 (*)
 ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob XVII: 6 (##) /
      ピアノ・ソナタ第50番 ニ長調 Hob XVI: 37 (##)
 バルトーク:戸外にて Sz.81 (##)
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 (#) /
        楽興の時 D.780 〜第3番(#) /2つのスケルツォ D.593 (+)
 ラドゥ・ルプー〔ルプ〕(P)
 録音:1970年6月7日、第23回オールドバラ音楽祭(*/**) /1971年6月24日、第24回オールドバラ音楽祭(#/##) /1971年10月17日、クイーン・エリザベス・ホール、ロンドン|おそらくすべて初出音源| (**/##):おそらくルプーによる〔 (##):作曲家レヴェルでの〕初音盤作品。
 ルプーはモーツァルトも得意とし、協奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、2台ピアノ作品、ピアノと木管のための五重奏曲等はセッション録音したが、なぜか独奏用のピアノ・ソナタは1曲も商業用の録音を残さなかった。演奏会では第8番、第10番、第14番、第16番(第15番)程度と曲数は少ないがながらも、1988年の東京公演など少なくとも1990年代まで時折弾いたが、録音が登場するのはおそらく曲を問わず当盤の2曲が初。特に16番は既知中唯一の録音と思われる。またハイドンも1980年代まで、バルトークは2010年代までの演奏記録があるが〔判明した限りでは、2009年にピアノ協奏曲第3番、2013年に同じく協奏曲第2番を弾いている〕、これら2人の作曲家に関しては、曲を問わずセッション録音は一切残されなかった。 DOREMI レーベルより始まったラドゥ・ルプーの秘蔵ライヴ・シリーズ、第2集はオールドバラ音楽祭でのリサイタルを中心に収録。モーツァルトやシューベルトの名作ソナタが味わえる70年頃の貴重音源、レーベル情報ではすべて初CD化とのこと。
含・初出&初CD、ラドゥ・ルプー・ライヴ Vol.1 〜
  ワールト、ミラノヴァ、プレヴィンとの共演

 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (*)
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(#)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37 (+)
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784 /4つの即興曲 Op.90, D.899
  ラドゥ・ルプー〔ルプ〕(P) エド・デ・ワールト指揮 BBC so.(*)
  ストイカ・ミラノヴァ(Vn;#) アンドレ・プレヴィン指揮 LSO (+)
 録音:1970年8月25日〔、ロイヤル・アルバート・ホール〕、ロンドン(*) /1972年2月21日、セント・ジョンズ、スミス・スクエア、ロンドン(#) /1970年9月17日〔サラ・パラトゥルイ(王宮劇場) [Sala Palatului] 〕、ブカレスト〔、ジョルジェ・エネスク国際音楽祭〕(+) |1969年9月19日、リーズ〔とあるが、おそらく1969年9月、BBC スタジオ?、リーズ、 BBC 放送用〕(無印) | (*/+):おそらくともに初出音源| (無印):おそらく初CDフォーマット化|既出LP, CD-R: St-Laurent Studio [CD-R], YSL-T-1335 (#) / BBC [LP], REB 57S, REB 85S (無印) / VARAgram (HOLLAND) [LP], REB 85S (無印) 〔以上、 St-Laurent Studio 盤を除き廃盤〕。
 晩年は体調が優れず2019年に引退、2022年4月に76歳で死去したルーマニア出身のピアニスト、ラドゥ・ルプー〔ルプ〕(1945.11.30-2022.4.17)のアイテムが、当レーベルからも登場。 (#)はラジオ放送されたものらしいが、このリサイタルの1曲目はベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 Op.96 で、これは放送には含まれず録音の有無も不明らしい。 (無印)のシューベルトは確かに1969年の録音と考えられているが、ルプーがリーズ国際ピアノ・コンクールの覇者となった際のセミ・ファイナルでのライヴとされる1969年9月19日、リーズ・タウン・ホールでの演奏〔シューベルト: D.899 + ベートーヴェン:ヴァルトシュタイン|2023年現在おそらく未発売〕とは曲目が異なる。このシューベルトのソナタ D.784 が入った方は、コンクールの後に放送用としてセッション収録されたものと言われており、日付は判明していない。 また、放送局配布用?として作られた「リーズ国際ピアノ・フォルテ・コンクール 1969 」と題された LP 2枚の、それぞれ片面の1トラック?にソナタと即興曲が別々のディスクに収録されている〔2枚とも他曲は同コンクールの他入賞者、プルーデルマッハー(プリュデルマシェ)、モレイラ・リマ、ペトルシャンスキー、ケフェレックによる演奏〕。特にオランダでのリリース〔このレーベルも VARA 放送協会 [Omroepvereniging VARA (= Vereeniging van Arbeiders Radio Amateurs) |直訳:労働者アマチュア・ラジオ放送協会 ] の配布用と言われる)は BBC 盤と品番や内容は同一なのだが、1曲しか含まれていないルプーの全身画像がジャケットに使われており、一見市販盤であるように見える。 数々の秘蔵ライヴ音源をCD化しているDOREMIレーベルより、ラドゥ・ルプーのシリーズが始まった。第1集はエド・デ・ワールトとのブラームス、プレヴィンとのベートーヴェンや、オイストラフに師事したブルガリアの女流ヴァイオリニスト・ミラノヴァとのフランクなど驚きの内容。レーベル情報ではすべて初CD化とのこと。
DHR-8211/2
buyボタン
(2CD)
2.5CD価格
含・初出、マルタ・アルゲリッチ・ライヴ Vol.17 〜ヨッフム、フレイレとの共演
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調 K.456 (*)
 ◆ネルソン・フレイレとのアムステルダム・リサイタル 1980 より(#)
  ルトスワフスキ:2台のピタののためのパガニーニ変奏曲
  シューベルト:4手のためのロンド イ長調 D.951
  ラヴェル:2台ピアノのためのラ・ヴァルス
  モーツァルト:4手ピアノのためのアンダンテと変奏曲 K.501
 ◆ヴェネツィア・リサイタル 1969 より(+)
  ドビュッシー:版画
 ◆ミラノ・リサイタル 1982 より (**)
  バッハ:トッカータ ハ短調 BWV.911
  シューマン:クライスレリアーナ Op.16
  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
  D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.141, L.422
 ◆ロサンゼルス・リサイタル 1978
  バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80 (##)
 マルタ・アルゲリッチ(P)
 オイゲン・ヨッフム指揮バイエルン放送so.(*) ネルソン・フレイレ(P;#)
 録音:1973年6月22日、ヴュルツブルク(*) /1980年5月17日〔、コンセルトヘボウ〕、アムステルダム(#) /1969年2月10日、ヴェネツィア(+) /1982年11月21日〔、サラ・ヴェルディ、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院〕、ミラノ(**) /1978年10月21日〔と記載されているが、1978年2月21日の可能性あり〕、ロサンゼルス(##) | (#/**/##):おそらく初出音源|既出CD, CD-R: Meteor, MCD-032 (*) 〔外装に時期記載無し〕/ VIP [CD-R], VCD-5003 (*) 〔1970年代と記載〕/ Re! Discover [CD-R], RED-48 (*) 〔1970年代と記載〕/ BR Klassik, 900701 (403571900701) (*) 〔1973年6月22日の記載〕/ Exclusive EX92T65 (+) 〔データ記載無し〕【以上、 BR Klassik 盤を除き廃盤、入手不能】。#当盤は代理店から「発売直後に廃盤になった」との連絡があり、実際に海外でも流通が停止されました。当店では少数を確保していますが、完売次第入手できなくなります。ご了承下さい。
  (#)は、フレイレとのジョイント・リサイタルとしては既知中最古の録音(セッションでは、1973年 Erato へのストラヴィンスキーのバレエ「結婚」で共演しているほか、1977年〔他データ不明〕とされるブラームス:ハイドンの主題による変奏曲もあった〔当盤の日付1980年5月17日にもこの曲の未発売録音があり、ひょっとすると同一演奏ではないだろうか〕)。(**)の日には他に、ラヴェル:夜のガスパールも録音されたと言われるが未発売。会場録音らしいので、音質が良くないのかもしれない。 (##)は、この日付ならばマニア間のディスコグラフィでも一切記載がなかったものだが、1978年2月21日、ドロシー・チャンドラー・パヴィリオンでの物とされる未発売リサイタル録音があり、これの可能性があるように思われる。 (#)と同日の演奏は、バッハ:イギリス組曲第2番、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番、シューマン:子供の情景が当シリーズ Vol.11 (DHR-8191/2) に収録〔他にプロコフィエフのソナタ第7番も演奏されたが、これは2023年現在廃盤〕。 マルタ・アルゲリッチの貴重ライヴ音源集第17弾。ソロ・リサイタルに加え、ヨッフムとのモーツァルト協奏曲、フレイレとのデュオも収録。
含・初出、マルタ・アルゲリッチ・ライヴ Vol.16
 ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVII: 11 (*)
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26 (#)
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(+)
 ◆アムステルダム・リサイタル 1979 (**)
  ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
  ヒナステラ:アルゼンチン舞曲 Op.2 No.2
  D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 L.422, K.141
 ◆ベルガモ・リサイタル 1967 〜ショパン:(##)
  舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 /夜想曲 ヘ長調 Op.15 No.1 /
  マズルカ〔ハ長調 Op.24 No.2 /イ短調 Op.59 No.1 /変イ長調 Op.59 No.2 〕/
  夜想曲 変ホ長調 Op.55 No.2 /
  スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39 /練習曲 嬰ハ短調 Op.10 No.4
 ◆アムステルダム室内楽リサイタル 1977
  バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110 (++)
 マルタ・アルゲリッチ(P)
 ロンドン・シンフォニエッタ〔リーダー:ノーナ・リデル〕(*)
 クラウディオ・アバド指揮フランス国立o.(#)
 シャルル・デュトワ指揮ローザンヌ室内o.(+)
 スティーヴン・コヴァセヴィチ(P;++)
 ウィリ・ガウドスワールト、ミカエル・デ・ロー(Perc;++)
 録音:1980年6月6日、ミラノ(*) /1969年11月12日、パリ(#) /1959年1月19日、ローザンヌ(+) /1977年5月8日(++)、1979年4月22日(**)、アムステルダム(**/++) /1967年6月5日、ベルガモ(##) | (*/**/++):おそらく初出音源|既出CD, CD-R: Radio France, FRF-020 (#) / Cosentino [Irco Video] (ARGENTINA), IRCO 275 (+) / IDIS, IDIS-6626 (+) / Hunt (Arkadia), HUNTCD 574 (CDHP 574.1) (##) / Fone, 91 F03 CD (##) / AS Disc, AS 122 (##) / Legend, LGD 110 (##) 〔以上、 IDIS 盤を除き入手不能〕。
  (**)の日には、他にバッハ:パルティータ第2番、プロコフィエフ:ソナタ第7番とラヴェル:ソナチネも演奏されたが、これら3曲は2000年に EMI から「コンセルトヘボウ・ライヴ [Live From The Concertgebouw] 1978 & 1979 」(2CD分売)として初出になっている。1977年5月8日 室内楽リサイタルの他曲は、下記当シリーズ Vol.15 に収録(ただし、一部データ未整合曲あり)。マルタ・アルゲリッチの貴重ライヴ音源集第16弾。協奏曲とソロ、そしてバルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」のライヴ演奏が聴ける。
含・初出、マルタ・アルゲリッチ・ライヴ Vol.15
 ショパン:ピアノ協奏曲集〔第1番 ホ短調 Op.11 (*) /第2番 ヘ短調 Op.21 (#) 〕
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 (+)
 ◆アムステルダム室内楽リサイタル 1977 (**/##) 〔とあるが(##)はデータ疑問|後述〕
  モーツァルト:アンダンテと変奏曲 ト長調 K.501 (**) / ドビュッシー:白と黒で(**)
  シューマン:アンダンテと変奏曲 Op.46a (##)
 ◆ニューヨーク、メトロポリタン美術館リサイタル 1973 より (++)
  リスト:3つの演奏会用練習曲S.144 〜第2番 軽やかさ
  ドビュッシー:「版画」〜第3曲 雨の庭 / ラヴェル:水の戯れ
 マルタ・アルゲリッチ(P) ルイ・マルタン指揮スイス・ロマンドo.(*)
 クラウス・テンシュテット指揮北ドイツ放送so.(#/+)
 スティーヴン・コヴァセヴィチ(P;**) アレクサンドル・ラビノヴィチ(P;##)
 フリードリヒ・ドレシャル、ミッシャ・マイスキー(Vc;##)
 マリー=ルイーズ・ノイネッカー(Hr;##)
 録音:1959年9月25日、ジュネーヴ〔代理店インフォでジェノヴァと誤記〕(*) /1979年6月18日、キール(#) /1980年5月12日、シュトゥットガルト(+) /1977年5月8日、アムステルダム(**/##) 〔と記載されているが、(##)はこの顔ぶれならばおそらく1990年8月22日、ザルツブルク〕/1973年4月7日〔代理店インフォで1973年4月17日と誤記〕、メトロポリタン美術館、ニューヨーク(++) | (**/##/++):おそらく初出音源|既出CD, CD-R: Cosentino [Irco Video] (ARGENTINA), IRCO 275 (*) / IDIS, IDIS-6626 (*) / Galileo, GL 8 (#) / Topazio, TP 2604.4 (#) / Sounds Supreme [CD-R], 2S-056 (#), 2S-090 (+) / En Larmes [CD-R], ELS-02-242/3 (#), ELS-02-267 (+) / Memories, ME-1077 (#/+) / St-Laurent Studio [CD-R], YSL-T-1063 (#/+)〔以上、 IDIS, En Larmes と St-Laurent Studio の各盤を除き入手不能〕 。
 1977年5月8日には他にバルトークの2P&打楽器ソナタも演奏され、上記当シリーズ Vol.16 に収録。また同日には、確かに(##)も演奏された記録があるが、演奏者の顔ぶれが異なっている〔コヴァセヴィチ(P)、コリン・カー、ハロ・ルイセナース(Vc)、ジュリア・スチューデベイカー(Hr)〕。1990年8月22日の演奏は、日本でも複数の FM 局で放送されたことがあるようだが、実際に当盤へどちらが収録されているのかは不明。 (++)と同日の演奏は、シューマン:ピアノ・ソナタ第2番が当シリーズ Vol.10 (DHR-8187/8) に収録。 DOREMI のアルゲリッチ貴重音源集第15弾クラウス・テンシュテットとの協奏曲やニューヨークでのリサイタルなどを収録。
含・初出、マルタ・アルゲリッチ・ライヴ Vol.14
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15 (*)
 チャイコフスキー:
  ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (#)
 ◆1977年、チューリヒ・リサイタル
  バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80 (+)
  シューマン:幻想小曲集 Op.12
  ラヴェル:夜のガスパール
  ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 /
       夜想曲 ハ短調 Op.48 No.1 /
       スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
  ラヴェル:水の戯れ
  スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.141, L.422
マルタ・アルゲリッチ(P)
モーシェ・アツモン指揮(*)
北ドイツ放送so.(*)
シャルル・デュトワ指揮(#)
スイス・ロマンドo.(#)
 録音:1976年8月23日、ハンブルク(*) /1973年10月24日(、ヴィクトリア・ホール)、ジュネーヴ〔代理店インフォでジェノヴァと誤記〕(#) /1977年10月9日、チューリヒ(+/無印)| (*/+以外):おそらく初出音源|既出CD, CD-R: Exclusive, EX92T48 (+) 〔録音データ記載無し〕/ Galileo, GL 11 (+) 〔外装に録音データ記載無し〕/ Live Supreme [CD-R], LSU-1045-2 (*) 〔1974年と誤アナウンス〕/ FKM [CD-R], FKM-CDR695/6 (*) 〔1976年8月23日の全曲?/放送用セッションとのアナウンス〕【以上、 FKM-CDR695/6 以外廃盤、入手不能】。 DOREMI のアルゲリッチ貴重音源集第14弾。70年代のライヴ。協奏曲2種と、チューリヒでのリサイタルを収録。
イダ・プレスティ&アレクサンドル・ラゴヤ録音集 Vol.2
 イサーク・アルベニス:入江のざわめき Op.71 No.6 (*) [1937年4月8日、あるいは1937年10月18日]
 ホアキン・マラツ:スペインの印象〜スペインのセレナータ(*) [1937年6月4日]
 フェデリコ・モレノ・トロバ:ソナチネ第1番 イ長調〜アレグレット(*) [1937年12月9日]
 パガニーニ:グランド・ソナタ〜ロマンス(*) [1938年3月2日]
 ポンセ:メキシコ民謡 より(*) 〔第2番/第3番〕[1942年7月17日]
 グラナドス:スペイン舞曲第5番 アンダルーサ(*) [1942年7月17日]
 ドメニコ・スカルラッティ/セゴビア編曲:
  ソナタ イ短調 K.481〜アンダンテ・カンタービレ(#) [1969年7月20日]
 マッテオ・カルカッシ:練習曲 Op.60 No.3 (#) [1969年7月20日]
 パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための協奏的ソナタ(#/vn) [1969年7月20日]
 ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4番 ニ長調(#/sq) [1969年7月20日]
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:2つのギターのための協奏曲 Op.201 (*/#/+) [1962年、世界初演]

 イダ・プレスティ(G;*) アレクサンドル・ラゴヤ(G;#)
 アンドルー・ドース(Vn;vn) オーフォードSQ (sq)
 ワルター・ジュスキント指揮トロントso.(+)
 録音:[内]。フランスが生んだ伝説的ギタリスト、イダ・プレスティ(1924-1967)とアレクサンドル・ラゴヤ(1929-1999)の貴重な音源集。ふたりはデュオを組み世界中で活躍したが、このCDはソロとしての録音がメインでこれまた貴重。最後のテデスコの2台ギター協奏曲はふたりの演奏で、世界初演時のもの! 第1集: DHR-8059 。

BIDDULPH (英) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 『ビダルフ・レコーディングズは1987年(カデンツァ注:多くの資料で1989年となっているが、最初のCDリリースは1988年)、弦楽器商として名高いピーター・ビダルフと弦楽器専門誌「 Strad 」の元編集者であるエリック・ウェンの共同で設立された、歴史的音源専門のCDレーベルである。弦楽器に精通した2人によって名だたるヴァイオリニストたちの復刻が次々と発売されたが、それらはたちまちにして弦楽器愛好者を虜にしてしまった。また、ルッジェーロ・リッチを起用して多数のカデンツァを収録したベートーヴェンとブラームスのそれぞれヴァイオリン協奏曲の新録音は、このレーベルならではの傑作として記憶されている。その後、発売のレパートリーは指揮者、ピアニスト、室内楽に拡大され、併せて新録音も行われていたが、近年ではその活動が途絶え気味だった。(後略)』(平林直哉)
 ビダルフ・レコーディングズはイギリスの弦楽器商ピーター・ビダルフが1989年に創設したレーベル。主に歴史的録音復刻CDを製作・発売していたが、2010年代に入って活動休止状態だった。2016年から久々に国内代理店が誕生したが、2021年から世界的に配給ルートが変更された模様。

 #CD-R製版の物があります。当店や代理店がCD-R製版である事を確認出来たアイテムは品番欄にその旨記載しますが、記載無しのアイテムも再プレス分からCD-R製版に切り替わる可能性があり、プレス盤を指定しての御注文はお受けできません。
 旧譜(国内代理店未案内の物は価格が異なり、入荷しない可能性もあります)はこちらから
新譜もプレス数が少ないようで、
2021年リリースのアイテムにすでに廃盤が出ています。お早めにご入手ください。
ミッシャ・エルマン〜
  モーツァルト&パガニーニ/他、 RCA ビクターへの最後の録音集

 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454 [1951年2月13日、16日| RCA, LM 1208 ]
 パガニーニ/エルマン編曲:カプリス第24番[1951年4月3日| RCA, LM 1208 ]
 ゴセック/ブルメスター編曲:ガヴォット 二長調(歌劇「ロジーヌ」より)
  [1949年4月18日| 10-1492 in RCA, DM 1328 ]
 ベートーヴェン/ブルメスター編曲:メヌエット ト長調 WoO.10 No.2
  [1951年4月19日| 10-1492 in RCA, DM 1328 ]
 キュイ:オリエンタル Op.50 No.9 [1951年4月18日| 10-1491 in RCA, DM 1328 ]
 アレンスキー/エルマン編曲:セレナーデ ト長調 Op.30 No.2
  [1951年4月19日| 10-1493 in RCA, DM 1328 ]
 ドリゴ/アウアー編曲:セレナーデ(バレエ「アルレキナーダ〔百万長者のアルルカン〕」より)
  [1951年4月18日| 10-1491 in RCA, DM 1328 ]
 ドルドラ:思い出[1951年4月19日| 10-1493 in RCA, DM 1328 ]
 エルマン:タンゴ[1951年4月5日| 49-3658 in RCA, WDM 1625 ]
 ブラーガ:天使のセレナーデ (#) [1951年| RCA, WDM 1703 ]
 デル・リエーゴ:涙を乾かして (#) [O dry those tears] [1951年| RCA, WDM 1703 ]
 オッフェンバック:「ホフマン物語」〜舟歌(ホフマンの舟歌)(+) [1951年12月29日| RCA, WDM 1703 ]
 マスネ:エレジー Op.10 No.5 (+) [1951年12月29日| RCA, WDM 1703 ]

 ミッシャ・エルマン(Vn) ヴォルフガング・ロゼー(P;+以外)
 ジャン・ピアース(T;#)
 リーサ〔リーゼ〕・スティーヴンズ(S;+) ブルックス・スミス(P;+)
 録音|原盤、初出:[内]、すべてモノラル、セッション|復刻プロデューサー:エリック・ウェン|復刻エンジニア:デイヴィッド・ハーマン|マスタリング: Rick Torres | (C) & (P) 2023 。#代理店によると『ブックレットでトラック6から10(カデンツァ注:ベートーヴェン〜ドルドラ)の録音年が1951年となっていますが正しくは1949年です。』とのこと。上記はブックレット記載ママになっています。 このCDに収録されているのは、1950年代初頭に、現在はRCAビクターとなった同社のためにヴァイオリニストが行った最後の録音である(エルマンは Decca と Vanguard レーベルでレコードを作り続け、最後の LP は1967年にステレオで録音された)。 また同時に、エルマン初の LP からの2曲が含まれることにもなる:モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454と、パガニーニのカプリス第24番をヴァイオリニスト自身が編曲したものである。既知の通り、 US Columbia が開発し1948年に初発売された LP に RCA は45回転のいわゆる EP で対抗したが、収録分数の短さはいかんともしがたく、1950年 RCA もついに LP のリリースを開始した。前述の2曲はこの際にリリースされたものである。モーツァルトは、エルマンがこれまでに録音した唯一のモーツァルトのソナタで、ゆったりと愛情を込めて演奏されている(この録音の RCA オリジナル盤で、この作品がモーツァルト「ソナタ第40番」となっているのは不不可解だ!)。エルマン版パガニーニは短いピアノの序奏で始まる。パガニーニによるオリジナル変奏曲の最初の10曲はそのままだが、変奏曲11の代わりに、エルマンは4つの新しい変奏曲を自作、さらに新しいコーダを用意している。当CDのトラック5から10(ゴセック〜ドルドラ)に収録されている6つの小品は、エルマンのキャリアを通して特に彼自身と関わりの深く、彼お気に入りの曲が含まれている。これらはエルマンが RCA ビクターに録音してきた40年間を祝う「40周年記念」アルバムに収録された。 エルマン自身のタンゴは、 RCA からリリースされたパガニーニ24番カプリス45回転盤のカップリング曲としてリリースされた。彼はこの曲をリサイタルのアンコールで好んで演奏し、録音も3回行っている。このCDの最後を飾るのは、エルマンがヴァイオリンのオブリガート伴奏で演奏する4つの愛唱歌である。エルマンは1920年代初頭、伝説的なテノール歌手エンリコ・カルーソーとソプラノ歌手フランシス・アルダの、オブリガート伴奏パートナーとして注目された。ここでは、トスカニーニとの共演や MET での活躍で知られるアメリカのテノール歌手ジャン・ピアース(1904-1984)、ウィーン国立歌劇場や MET で活躍し、1961年に引退したメゾ・ソプラノのリーサ〔リーゼ〕・スティーヴンズ(1913-2013)と共演している。この二人の歌手は1951年、フリッツ・ライナーの指揮する「カルメン」の伝説的録音 (RCA Victor/BMG/SONY) でも記憶されている。(以上、Wayne Kiley による当CDブックレット解説を元に当店再構成)
含・初出?、ジ・アウアー・レガシー Vol.2 〜本格的な初復刻、
  キャスリーン・パーロウ、 HMV 録音全集&米 Columbia 録音集 1909-16

 ◆ HMV 録音集 (1909) [ピアノ伴奏|1909年6月10日]
  パガニーニ:無窮動 Op.11 (*/**) [ HMV, 3-7917 (matrix. 10263e) ]
  J.S.バッハ/ヴィルヘルミ編曲:G線上のアリア (*)[ HMV, 3-7918 (matrix. 10264e) ]
  ハルヴォルセン:モザイク Verk 35 (1898) 〜第4番 ヴェズレモイ (*)[ HMV, 07920 (matrix. 3132f) ]/
          (3つの?)ノルウェー舞曲〜第2番 (*) [ HMV, 07920 (matrix. 3132f) ]
  ショパン/ヴィルヘルミ編曲:夜奏曲 二長調 Op.27 No.2 (*)[ HMV, 07919 (matrix. 3133f) ]

 ◆ 米 Columbia 録音集 (1912-16)
  シューベルト:楽興の時第3番(第1回録音)
   [管弦楽伴奏|1912年4月23日| American Columbia, A 1199 (matrix. 19863-1) ]
  ドリゴ/アウアー編曲:火花のワルツ [Valse Bluette] (第1回録音)
   [管弦楽伴奏|1912年4月23日| American Columbia, A 1241 (matrix. 19864-1) ]
  クライスラー:愛の喜び[管弦楽伴奏|1912年4月23日| American Columbia, A 5431 (matrix. 36379-3) ]
  ショパン/サラサーテ編曲:夜奏曲第2番 Op.9 No.2 (第1回録音)
   [管弦楽伴奏|1912年5月17日| American Columbia, A 5431 (matrix. 36391-1) ]
  ベートーヴェン/ブルメスター編曲:メヌエット ト長調(第1回録音)
   [管弦楽伴奏|1912年5月28日| American Columbia, A 1199 (matrix. 19910-2) ]
  アイルランド民謡/トマス・ムーア詩:夏の名残のばら〔庭の千草〕(第1回録音)
   [管弦楽伴奏|1912年5月29日| American Columbia, A 1241 (matrix. 19913-2) ]
  ドヴォルジャーク:ユモレスク ト長調
   [管弦楽伴奏|1912年5月29日| American Columbia, A 5412 (matrix. 36392-2) ]
  アントン・ルビンシュテイン:メロディ ヘ長調
   [管弦楽伴奏|1912年5月29日| American Columbia, A 5588 (matrix. 36393-1) ]
  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ短調 BWV.1006 〜ガヴォット(#)
   [1914年3月| American Columbia, A 5588 (matrix. 36920-2) ]
  アレンスキー:セレナーデ Op.30 No.2 (#)
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1914年3月| American Columbia, A 5588 (matrix. 36920-2) ]
  ドリゴ/アウアー編曲:セレナーデ
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年2月19日| American Columbia, A 5798 (matrix. 48604-2) ]
  マスネ/マルシック編曲:瞑想曲
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年2月19日| American Columbia, A 5843 (matrix. 48606-1) ]
  ドヴォルジャーク/クライスラー編曲:
   ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 Op.100 〜 Indian Lament (第2楽章?)(**)
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年2月19日| American Columbia, A 5798 (matrix. 48607-4) ]
  クライスラー:中国の太鼓 Op.3 (**)
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年2月21日| American Columbia, A 5819 (matrix. 48608-2) ]
  ヴィエニャフスキ:グノー「ファウスト」の主題による幻想曲 Op.20 〜庭園の情景 [Garden Scene]
   [管弦楽伴奏|1916年3月28日| American Columbia, A 5908 (matrix. 48662-4) ]
  マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜間奏曲
   [管弦楽伴奏|1916年3月28日| American Columbia, A 5908 (matrix. 48663-3) ]
  メンデルスゾーン:ヴィオリン協奏曲 ホ短調〜アンダンテ
   [管弦楽伴奏|1916年3月29日| American Columbia, A 5843 (matrix. 48665-1) ]
  チャイコフスキー/アウアー編曲:メロディ 変ホ長調 Op.42 No.3
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年4月5日| American Columbia, A 5412 (matrix. 48675-2) ]
  スヴェンセン:ロマンス ト長調 Op.26 (**)
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年4月19日| American Columbia, A 5819 (matrix. 48700-2) ]
  サラサーテ:ビゼー「カルメン」のハバネラによる幻想曲
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年4月19日| American Columbia, A 5992 (matrix. 48705-1 ]
  ベートーヴェン/ブルメスター編曲:メヌエット ト長調(第2回録音)
   [管弦楽伴奏|1916年4月5日| American Columbia, A 2162 (matrix. 46684-2 ]
  シューベルト:楽興の時第3番(第2回録音)
   [管弦楽伴奏|1916年4月5日| American Columbia, A 2121 (matrix. 46685-1 ]
  アイルランド民謡/トマス・ムーア詩:夏の名残のばら〔庭の千草〕(第2回録音)(**)
   [管弦楽伴奏|1916年4月6日| American Columbia, A 2121 (matrix. 46692-1 ]
  ドリゴ/アウアー編曲:火花のワルツ [Valse Bluette] (第2回録音)
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年4月18日| American Columbia, A 2162 (matrix. 46722-2 ]
  ショパン/サラサーテ編曲:夜奏曲第2番 Op.9 No.2 (第2回録音)
   [チャールズ・アダムス・プリンス(P)|1916年4月19日| American Columbia, A 5992 (matrix. 48706-2 ]

 ◆放送録音(おそらくカナダ CBC | 1941, 57 )
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 (全3楽章)(**)
   [ジェフリー・ワディントン指揮 CBC so.|1941年5月13日、放送]
  グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13 〜第1楽章 (+)
   [アーネスト・マクミラン(P)|1941年11月13日、放送(あるいは録音:1941年10月13日)]
  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003 〜第3楽章 アンダンテ(##) /
          無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004 (全5楽章)(##)
   [1957年1月15日、放送]

 キャスリーン・パーロウ(Vn)
 共演者|録音(または放送日)|原盤、初出:[内]、すべてモノラル、セッション(放送用を含む)| (##):おそらく初出音源| (*/#/+/**/##以外):おそらく初CDフォーマット化|既出CD: APR, APRCD-7015 (*) (The Auer Legacy Vol 1 / 2CDs) / Pearl, BVA 1 (#) (The Recorded Violin Vol.1 - History of the Violin on Record / 3CDs) / Analekta [CANADA], AN2-7804 (+)(サー・アーネスト・マクミランの肖像)〔録音:1941年10月13日の記載〕/ Wing Disc (Ken Record) [JAPAN], WCD-59 (**) (カスリン・パーロウの芸術)【以上すべて廃盤、入手不能】|復刻プロデューサー:エリック・ウェン|復刻エンジニア:レイモンド・グラスポール〔英オックスフォードの中古レコード販売店 Glaspole Records オーナー〕、デイヴィッド・ハーマン|マスタリング: Rick Torres | (C) & (P) 2023 。
 なぜかこれまで復刻盤がほとんど存在しなかったカナダ出身のヴァイオリニスト、キャスリーン・パーロウ(1890-1963)が、いよいよ Biddulph から本格的に復刻、それも彼女初のJ.S.バッハ:無伴奏パルティータ第2番全曲(他は抜粋録音のみ)入り! 。彼女の名を冠したCDは過去に日 Wing Disc 盤しかなく、これは広く出回ったものではない上、半数程度が当盤には含まれない日本録音であったため、当盤とは数曲しかかぶらない。さらに今回の復刻はほとんどがLP以降の初復刻と思われるため、マニアにとって待望のリリース。
 彼女の演奏は他に1912年4月-5月、1916年、1928年に Edison へ24面がある(1912年は上記米 Columbia 盤と時期がダブっているが、ピアニストも異なるので並行して録音していた模様)他、1922年来日時、ニッポノフォンへ14面を入れているという(これらの一部は Wing Disc 盤CDに含まれていた)。米コロムビア録音もほぼ全てが当盤に収録されているようだが、例えば当盤で1916年の録音が収録されているチャイコフスキー:メロディ 変ホ長調 Op.42 No.3 には1912年の第1回録音があって、それが抜けていたり(よほどの稀少盤なのだろう)、録音はなされたものの未発売になったものも基本的に含まれていないようだ。演奏上のプレッシャーもあって早期に引退したと言われる彼女、母国カナダで晩年に残された稀少盤、マニアはぜひお聞きいただきたい。
 ブックレット解説の機械翻訳&当店校正『キャスリーン・パーロウは20世紀初頭の最も傑出したヴァイオリニストの一人である。1890年9月20日にカルガリーで生まれた幼いキャスリーンは、早くから音楽の才能を発揮した。その類まれな天賦の才能を十分に開花させるため、5歳のときに一家でサンフランシスコに移り住み、従兄弟のコンラッド・カワードにヴァイオリンを習い始めた。6歳で最初のリサイタルを開いた若き天才は、ルートヴィヒ・シュポアの弟子であった英国人ヴァイオリニスト、ヘンリー・ホームズに師事し、研鑽を積んだ。アメリカ西海岸とカナダで名を馳せたキャスリーンは、14歳で初のイギリス・ツアーを行った。バッキンガム宮殿でエドワード7世の前で演奏した後、LSOとベートーヴェンの協奏曲を演奏し、ベヒシュタイン(現ウィグモア)・ホールでリサイタルを開いた。若きミッシャ・エルマンの演奏を聴いた後、パーロウは魅了され、レオポルド・アウアーにヴァイオリンを師事することを決めた。1906年、彼女はサンクトペテルブルク音楽院のアウアーのクラスに入り、同校初の外国人学生、そして伝説的な教育学者のスタジオに入学した初の女性となった。エルマンやエフレム・ジンバリストとともに、パーロウはアウアーの筆頭弟子のひとりとなった(アウアーは彼女の演奏に魅了され、「スカートをはいたエルマン」と頻繁に呼んでいた)。まだ学生だったパーロウは、サンクトペテルブルク音楽院院長のグラズノフに勧められ、1907年にオステンド音楽祭で(グラズノフの)ヴァイオリン協奏曲をベルギー初演した。アウアーはクリスチャニア(後の1925年にオスロと改名)でサマー・スクールを開いていたため、パーロウは毎年夏をそこで過ごし、ノルウェーで絶大な人気を誇るようになった。1909年、キャスリン・パーロウはJ.&A.ベア(訳注:19世紀から続くロンドンの弦楽器販売店)と、ノルウェー国王ホーコン7世とモード王妃(イギリス国王エドワード7世の末娘)の好意により、グァルネリ・デル・ジェス(1735年製)のヴァイオリンを使用して国王御前演奏を行った。さらに、ノルウェーの裕福なパトロンが、かつてヴィオッティが所有していた1735年製のグァルネリ・デル・ジェスのヴァイオリンをパーロウに買い与えた。パーロウが10代で成功を収めたのは、トマス・ビーチャムやブルーノ・ワルターといった伝説的な指揮者とドイツやオランダで共演したこと、フィンランドでロベルト・カヤヌス指揮ヘルシンキ管弦楽団と5回共演し、そこでシベリウスと出会ったことなどが理由に挙げられる。1909年には、ノルウェーの作曲家ヨハン・ハルヴォルセンがヴァイオリン協奏曲を彼女に献呈し、オランダで初演されて大喝采を浴びた。同年、彼女はカナダに戻り、大規模なツアーを行い、ニューヨークとフィラデルフィアで初演した。カナダ生まれのパーロウはイギリス臣民にあたり、1912年にはイギリスに定住してケンブリッジシャーのメルドレスという村に住んだ。同年、彼女はタイタニック号の生存者のための慈善コンサートに出演した。パーロウは英語圏で特に賞賛され、大西洋を頻繁に行き来した。第一次世界大戦後、パーロウは本格的に活動を再開し、何度か世界ツアーを行い、中東、インド、中国、韓国、日本など遠くまで足を伸ばした。1925年にはイギリスを離れ、サンフランシスコに居を構えた。しかし1920年代後半になると、パーロウはツアーを続けるヴィルトゥオーゾとしての生活に疲れ果て、コンサート活動から引退し、代わりに教えることに専念することを決意した。1936年に一時ニューヨークに移り、1941年にカナダに戻り、1963年に亡くなるまで過ごした。彼女はトロント大学で教鞭をとり、ヴァイオリン演奏における偉大なるアウアーの伝統をすべての生徒に伝えた。彼女はスタジオに師(アウアー)の大きな肖像画を飾り、生涯を通じて感謝の念を抱きながら先生を「パパ・アウアー」と呼んでいた。コンサート・ソリストとしてのフルタイムのキャリアを断念したにもかかわらず、パーロウは時折リサイタルや協奏曲に出演していた。また、チェリストのザラ・ネルソヴァ、ピアニストのアーネスト・マクミランとともにカナディアン・ピアノ・トリオのメンバーであり、パーロウ弦楽四重奏団を結成するなど、室内楽奏者としても活躍していた。このCDは、パーロウがコンサートの舞台から引退した後、CBCのために行った放送の録音を多数収録している。その中には、1941年に録音されたメンデルスゾーンの協奏曲、グリーグのヴァイオリン・ソナタ第2番第1楽章(カナダの著名なピアニスト・指揮者、サー・アーネスト・マクミランとの共演)、記念碑的なシャコンヌを含むバッハのパルティータ第2番 ニ短調全曲などが含まれている。パーロウはコンサート・ソリストとしての活動を休止していたが、これらの録音はパーロウが雄弁な音楽家であり、引退後もその卓越したテクニックを維持していたことを明らかにしている。この2枚組CDの大部分は、パーロウが全盛期にHMVとアメリカン・コロムビアに残した商業用レコードを収録している。彼女は20代半ばで演奏活動を休止したため、パーロウの商業レコードはアコースティック録音しかない。これらのレコードの音域は限られているが、アウアー・スクールの優秀な生徒たちの特徴である、彼女の楽器のテクニックとふくよかな音色を聴くことができる。彼女の流麗で隙のないボウイングは、ある批評家に「まるで9フィートの弓で弾いているかのようだ」と評された。パーロウがまだ19歳だった頃、グラモフォン社(録音用トランペットに耳を傾ける犬を描いたロゴから「His Master's Voice」(HMV)と呼ばれていた)は、ヴァイオリニストに最初の録音を依頼した。さらに、当時最も有名なコロラトゥーラ・ソプラノ歌手であったルイサ・テトラッツィーニと同額の10%の「アーティスト印税」を保証した。彼女が19歳のときにHMVに残した5曲のセレクションを聴けば、10代にしてすでに一流のアーティストであったことがわかる。パガニーニ:無窮動の彼女の演奏は、テンポが最速であるだけでなく、おそらく史上最も正確な演奏であろう。アウグスト・ヴィルヘルミによるバッハ「アリア」のトランスクリプションをG線だけで弾いたパーロウの解釈は、豊かな響きと繊細なフレージングで表現されている。また、彼女が録音したショパンの夜奏曲 変ニ調 Op.27 No.2(ヴィルヘルミが半音上げてDへ移調)を、ほぼ同時期にアウアーの門下生であったエルマンとハイフェッツの録音と比較するのも興味深い。ルバートとポルタメントの類似性は偶然の産物以上のものである(特に、3人とも5小節目でアッチェレランドを行っていることに注意)。1912年、パーロウはニューヨークのコロムビア・レコード社と契約し、伝説的なウジェーヌ・イザイのレコードと並んで、米国レーベルにおける彼女初のレコードが発売された。イザイをアーティストに加えることにより、それまで主に偉大な歌手たちを録音していたコロムビアは、ビクターのフリッツ・クライスラーやミッシャ・エルマンに匹敵するヴァイオリニストを提供することになったが、さらにパーロウと契約した理由は、ビクターの女性スター・ヴァイオリニスト、モード・パウエルに対抗するためであったことは間違いない。当時の偉大なヴァイオリニストの録音と同様、アメリカン・コロムビアからリリースされたパーロウの録音のほとんどは、大衆受けする小品だった。重要なことは、これらの録音のほとんどがピアノだけでなくオーケストラを伴っていたという事実で、これは彼女の地位を証明しているということでもある。』〔ウェイン・カイリー [Wayne Kiley] 〕
ナタン・ミルシテイン〜1953年の協奏曲録音集
 メンデルスゾーン:
  ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 (*)
 ブルッフ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26 (*)
 チャイコフスキー:
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 (#)
ナタン・ミルシテイン(Vn)
ウィリアム・スタインバーグ指揮(*)
ピッツバーグso.(*)
シャルル・ミュンシュ指揮(#)
ボストンso.(#)
 録音:1953年11月28日、シリア・モスク、ピッツバーグ(*) /1953年3月23日、シンフォニー・ホール、ボストン(#) 、すべてモノラル、セッション|原盤・初出: Capitol, P 8243 (*) / RCA, LM 1760 (#) |復刻プロデューサー:エリック・ウェン|復刻エンジニア:デイヴィッド・ハーマン|マスタリング: Rick Torres | (C) & (P) 2023 。
 すべてミルシテインによる第2回の商業セッション録音(その間にライヴ録音が存在する曲もある)で、その後数年でステレオ時代が到来したために彼の録音中では影が薄くなってしまっているもの。しかしこの年代ならではの彼と、その趣に合致した合衆国のオケの相性の良さにより、卓越した演奏を聞くことができる。
ルイス・コーフマン〔カウフマン〕〜ソナタ録音集
 シューベルト:ヴィオリン・ソナタ イ長調 Op.162 「デュオ」 (*) [1954年| Chamber Music Society, CM 5 ]
 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105 (#) [1950年| Capitol, L 8165 ]
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78 (+) [1954年| Chamber Music Society, CM 9 ]
 ブロッホ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 (*) [1954年| Chamber Music Society, H 18 ]

 ルイス・コーフマン〔カウフマン〕(Vn) ピーナ・ポッツィ(P;*)
 アルトゥール・バルサム(P;#) エレーヌ・ピニャリ(P;+)
 録音|原盤、初出:[内]、すべてモノラル、セッション|復刻プロデューサー:エリック・ウェン|復刻エンジニア:デイヴィッド・ハーマン|マスタリング: Rick Torres | (C) & (P) 2023 。
ヴェントリングSQ 〜ドイツ・グラモフォン&エレクトローラ録音全集 1920-34
  付・ヴィッテンベルクSQ 録音全集 1913

 ◆ヴェントリングSQ
  ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76 No.3 「皇帝」〜第2楽章[1929年| Deutsche Grammophon, 27216 ]
  ローマン・ホフシュテッター(1742-1815):弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.3 No.5「セレナード」〜第2楽章
   [1929年| Deutsche Grammophon, 95312 ]
  モーツァルト:弦楽四重奏曲 ト長調 K.387 [1929年| Deutsche Grammophon, 95306/08 ]/
         クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 (*) [1929年| Deutsche Grammophon, DG 95309/12 ]
  シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 〜第2楽章 (#) [1934年3月19日| Electrola, EH 885/86 ]
  レーガー:クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146 〜第2楽章 [1929年| Deutsche Grammophon, 27216 ]/
       弦楽四重奏曲 イ長調 Op.109 〜第2楽章[1934年3月19日| Electrola, EH 886 ]
  ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調 Op.64 No.4 〜第2楽章 (+) [1929年| Deutsche Grammophon, 62299 ]/
       弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.76 No.4 〜第3楽章 (+) [1929年| Deutsche Grammophon, 62298 ]
  ディッタースドルフ:
   弦楽四重奏曲 変ロ長調 Kr.192 〜第2楽章(ト長調に移調) (+)[1929年| Deutsche Grammophon, 65505 ]/
   弦楽四重奏曲 変ホ長調 Kr.195 〜第2楽章 (+)[1929年| Deutsche Grammophon, 65505 ]
  ホフシュテッター:
   弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.3 No.5「セレナード」〜第2楽章 (+) [1929年| Deutsche Grammophon, 655053 ]
  モーツァルト:弦楽四重奏曲 ニ短調 K.421 〜第3楽章 (+) [1929年| Deutsche Grammophon, 62298 ]/
         弦楽四重奏曲 変ロ長調 K.458 〜第2楽章 (+) [1929年| Deutsche Grammophon, 62299 ]
  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 イ長調 Op.18 No.5 より (+) 〔第2楽章/第3楽章〕
    [1929年| Deutsche Grammophon, 65504, 65502 ]
  シューベルト:
   弦楽四重奏曲 ニ短調 D.810「死と乙女」〜第3楽章 (+) [1929年| Deutsche Grammophon, 65503 ]/
   弦楽四重奏曲 ト長調 D.887 〜第3楽章 (+)[1929年| Deutsche Grammophon, 65504 ]
 ◆ヴィッテンベルクSQ (**)
  モーツァルト:弦楽四重奏曲 ト長調 K.387 〜第4楽章
  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 イ長調 Op.18 No.5 より〔第2楽章/第3楽章〕
  メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.12 〜第2楽章 [1913年| Anker, 9845-I/II ]

 ヴェントリングSQ (**以外)
  [カール・ヴェントリング(Vn1) ヘルマン・フーブル(Vn2;無印/*/#)
   ハンス・ミヒャエリス(Vn2;+) ルートヴィヒ・ナッテラー(Va;無印/*/#)
   フィリップ・ニーター(Va;+) アルフレート・ザール(Vc)]

 フィリップ・ドライスバッハ(Cl;*) ヴァルター・ライヒャルト(Vc;#)
 ヴィッテンベルクSQ (**)
  [アルフレート・ヴィッテンベルク(Vn1) ヘルマン・ベーア(Vn2)
   パウル・ヘルマン(Va) ヨーゼフ・メルツァー(Vc)]
 録音|原盤、初出:[内]、すべてモノラル、セッション|復刻プロデューサー:エリック・ウェン|復刻エンジニア&マスタリング: Rick Torres | (C) & (P) 2023 。
 タリー・ポッターによるストラッド誌レヴューの機械翻訳&当店簡易校正:『モーツァルトが主役、ドイツの2つのカルテットによる歴史的録音 ヨーゼフ・ヨアヒムの弦楽四重奏の伝統を受け継いだアンサンブルのうち、2つのアンサンブルによる全録音がここにある。1911年から1947年まで、カール・ヴェントリングがリーダー、アルフレート・ザールがチェリストを務めたグループによる演奏が大半を占めている(一部パートの演奏者は何度か交代している)。珠玉の録音は1929年に録音されたモーツァルトの全曲2曲で、どちらも第1楽章のエクスポジションが繰り返される。ト長調の四重奏曲 K.387 は、メヌエットの切なさをウェントリングがとらえ、アンダンテ・カンタービレはとても自然に展開するが、フィナーレは少しユーモアに欠ける。ガット弦、ポルタメント、控えめなヴィブラートといった過渡期の弦楽器のスタイルが、リキッドなクラリネットによく合っている。2人とも弦楽器奏者としてスタートし、ヴィブラートを使っていた(ブラームスを「ストレート」に演奏する現代のクラリネット奏者には知られていない事実だ)。単一楽章では、レーガーのクラリネット五重奏曲のスケルツォが最も重要で、初演も行ったヴェントリング、ザール、ドライスバッハが、ここでも楽しい解釈を聴かせている。レーガーの偉大な変ホ長調四重奏曲 Op.109 のスケルツォも実にウィットに富んでいる。優秀なヴァルター・ライヒャルトとのシューベルトのハ長調 五重奏曲アダージョの演奏も、ハリウッド/ライヒャルトやタネーエフ/ロストロポーヴィチほどではないにせよ、説得力がある。モーツァルトのト長調四重奏曲のスケルツォはウィーン三重奏曲で終わる! ヴィッテンベルク・カルテットによる1913年の4曲は素晴らしい演奏で、ウェントリングと重なる部分が3曲あり、興味深い比較ができる。4曲目はメンデルスゾーンのカンツォネッタで、非常にスタイリッシュに仕上がっている。第2ヴァイオリンのベーアはアルトゥール・シュナーベルの義弟である。全28曲中、アコースティック・サイドが15曲もあり、Hi-Fi製品ではないが、過去の優れたミュージシャンに興味のある人なら誰でも楽しめるだろう。残念なことに、私が提供したエッセイは短縮され、多くの誤りが現れた。』(タリー・ポッター/ The Strad, 31 OCTOBER 2023 )

 国内代理店インフォメーション:『ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)は、ブラームスをはじめとするドイツ・ロマン派の作曲家たちに大きな演奏を与えたヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストで作曲家。弦楽四重奏というジャンルを重視して熱心に取り組みました。その教えを受けたヴァイオリストたちによる弦楽四重奏の貴重な演奏の復刻です。カール・ヴェントリング(1875-1962)はストラスブール生まれ。ヨアヒムの弟子ハインリヒ・シュスターに学んだ後ベルリンでヨアヒム本人に師事。1897年には、その才能に感服したヨアヒム弦楽四重奏団のヴァイオリスト、エマヌエル・ヴィルトからJ.B.グァダニーニ1757年製のヴァイオリンを譲られます。1899年から1903年にはマイニンゲン宮廷楽団のコンサートマスターを務め、ブラームスを魅了したクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトと繰り返し共演。その後シュトゥットガルトの楽団のコンサートマスターに就任して、ハンス・リヒター指揮のロンドン・ツアーやコヴェント・ガーデンでのワーグナーのリング・ツィクルスにも参加しました。また1902年からはバイロイト音楽祭でもコンサートマスターを務めていました。1907年から09年にかけてカール・ムックの求めに応じて渡米してボストン交響楽団のコンサートマスターを務めましたが、1909年にはドイツに帰国し、シュトゥットガルトで教職に就きます。同年、楽団の首席奏者達と自らの名を冠した弦楽四重奏団を旗揚げし、室内楽演奏に力を入れ始めます。1920年にはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会を初めて行いました。またマックス・レーガーの作品を継続的に演奏し、レーガーからはクラリネット五重奏曲を献呈されています。彼らはやがてドイツを代表する弦楽四重奏団の一つとなり、第2次大戦中も演奏活動を続けましたが、終戦の1945年、ヴェントリングは教職を辞し、1947年には弦楽四重奏団を解散しました。ヴェントリング四重奏団はドイツ・グラモフォンとエレクトローラに録音がありますが、ヴェントリングがナチ党員に登録していたためか、戦後は積極的に言及されることがありませんでした。尚、かつて数年間シュトゥットガルトの楽団の指揮者だったフリッツ・ブッシュは、ヴェントリングがナチス体制下にあって同地の音楽院でユダヤ系の生徒をドイツ人と同じに扱っていたことを讃え、その公正な人間性を擁護する手紙を書いています。ヴェントリング弦楽四重奏団ドイツ・グラモフォン&エレクトローラ録音集ヴェントリング弦楽四重奏団ドイツ・グラモフォン&エレクトローラ録音集(1920-1934)【ヨアヒム直系の弦楽四重奏団による貴重な演奏をCD復刻】ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)は、ブラームスをはじめとするドイツ・ロマン派の作曲家たちに大きな演奏を与えたヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストで作曲家。弦楽四重奏というジャンルを重視して熱心に取り組みました。その教えを受けたヴァイオリストたちによる弦楽四重奏の貴重な演奏の復刻です。カール・ヴェントリング(1875-1962)はストラスブール生まれ。ヨアヒムの弟子ハインリヒ・シュスターに学んだ後ベルリンでヨアヒム本人に師事。1897年には、その才能に感服したヨアヒム弦楽四重奏団のヴァイオリスト、エマヌエル・ヴィルトからJ.B.グァダニーニ1757年製のヴァイオリンを譲られます。1899年から1903年にはマイニンゲン宮廷楽団のコンサートマスターを務め、ブラームスを魅了したクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトと繰り返し共演。その後シュトゥットガルトの楽団のコンサートマスターに就任して、ハンス・リヒター指揮のロンドン・ツアーやコヴェント・ガーデンでのワーグナーのリング・ツィクルスにも参加しました。また1902年からはバイロイト音楽祭でもコンサートマスターを務めていました。ここに聴くヴェントリング四重奏団の演奏は、ヴィブラートを控え目に使う一方、ポルタメントを多用しています。また、クラリネットのドライスバッハはヴィブラートが目立ちますが、ミュールフェルトもヴィブラートを多用していたと伝えられており、この演奏がヨアヒムとミュールフェルトのスタイルに近いのではないかというのが原盤解説者タリー・ポッター氏の見解です。ミュールフェルトとヨアヒムたちがモーツァルトのクラリネット五重奏曲を演奏したら...と想像しながら聴くのも楽しそうです。CD2の余白には同じくヨアヒム門下のアルフレート・ヴィッテンベルク(1880-1952)の演奏が収められており、4曲中3曲が同じ曲目なので聴き比べを楽しめます。ヴィッテンベルクはヴロツワフ(当時はドイツ領ブレスラウ)生まれ。神童として名高く、8歳の時にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏、その8日後にはショパンのピアノ協奏曲を演奏したと伝えられます。やがてヴァイオリンに専心することに決め、15歳でベルリンに行きヨアヒムに師事。22歳でヨアヒムの「ハンガリー風」ヴァイオリン協奏曲でベルリン・フィルにデビュー、1908年にはベルリン・フィルと一晩でモーツァルト(第5番)、メンデルスゾーン、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏しました。1909/10年のシーズンに弦楽四重奏団を旗揚げしましたが、録音はここに収録されたものがすべてです。ユダヤ系だったヴィッテンベルクはナチスの台頭を避けて1939年に上海へ移住、同地の音楽院で教鞭をとりました。』(『内』国内代理店インフォメーションママ)

MIRARE (仏) 特記以外 1枚あたり¥3520(税抜¥3200)

 旧譜はこちらから
ドミートリー・マスレエフ〜チャイコフスキー:四季/他
 チャイコフスキー:四季 Op.37a(全12曲) /  グリンカ:ノクターン「別れ」
 キュイ:アルジャントーにて Op.40 〜セレナード / バラキレフ:ノクターン第3番
 グリンカ/バラキレフ編曲:ひばり / ムソルグスキー/チェルノフ編曲:禿山の一夜

 ドミートリー・マスレエフ(P)
 録音:2022年6月17日-18日、2023年6月28日-29日、モスフィルム・スタジオ1。2015年第15回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門の優勝者ドミートリー・マスレエフによる新録音。

OBSESSION (香港) 特記以外 1枚あたり¥4840(税抜¥4400)

 香港 Sunrise Music 〔上揚愛樂〕 が世界のレーベルから廃盤になったアイテムをライセンス取得し日本でディスクをプレス、2021年から再発しているシリーズ。先にロシア Melodiya からライセンスを得たシリーズを得た CD 商品をご紹介していたが、今回は日本のメモリーテック(当初三菱商事と東京電化の資本で創業、中途でポニーキャニオンとエイベックスが資本参加、2005年に東芝EMIの御殿場工場、翌年には三洋電機系列から光ディスク事業を譲渡)でしかプレスできない HQCD を使用している物が多い(アイテムごとに記載)。
 そのためか、 Melodiya 音源の商品であっても、なぜか高額になっている場合もある。現地でも同傾向の価格であるため、ご了承いただきたい。
 #当レーベルについては全点、国内代理店より『※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。』とアナウンスされています。
SMHQ-002
buyボタン
[HQCD]
Lodia 原盤、カルロス・パイタ〜マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
 カルロス・パイタ指揮ロイヤルpo.
 録音:1976年〔1976年11月〕、キングズウェイ・ホール、ロンドン、 ADD, Phase 4 Stereo Recording |少なくとも香港での流通盤には "HQCD" ロゴと Made in Japan の記載あり|原盤・初出CD: Lodia, LOCD-776 |初出LP: Decca | (C) 2021 Studio Théâtre Alexandre Païta (P) 2021 Sunrise Music 。 Decca 時代、彼が生涯唯一録音したマーラー。フルトヴェングラーが振ったらもしかして・・・と思わせるほど濃厚な演奏。許諾者の Alexandre Païta (1956-) はアルゼンチンのブエノスアイレスに指揮者カルロス・パイタの長男として生まれたフランス人俳優、演劇教師。1971年からジュネーヴ在住。1980年から2000年代初頭にかけては舞台から一時的に離れ、父と共同でロイヤル・フィル、 LPO 、モスクワ・ニュー・ロシア管など13の交響楽団のサウンド・エンジニアと協働、劇場音響へのアプローチを確立させたとのこと。スタジオ・テアトルは2009年、ジュネーヴに共同設立した演劇学校で、そこでディレクター兼演技講師を務めているという。また映画にも進出し、ジャン=リュック・ゴダール監督の「さらば、愛の言葉よ」(2014) でバイロン卿を演じた。フルトヴェングラーに心酔し、その影響を感じさせる解釈と破格の大音響で一部マニアから熱狂的な支持を集めるアルゼンチン出身の指揮者カルロス・パイタ。2015年の末に83歳で逝去し新たな録音の登場に期待することはできなくなってしまいましたが、自身がスイスで立ち上げたレーベル「Lodia」からリリースされていたマーラーの《巨人》(1976年録音)がHQCDとなってObsessionより復刻。豪快でドラマティックな演出、パイタならではの爆発力を伴った音の洪水をHQCD化によって格段に向上した音質で存分に味わうことができます。
チャイコフスキー(1840-1893):
 バレエ「白鳥の湖」 Op.20 抜粋
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
ソヴィエト国立so.
 録音:1988年|原盤: Melodiya |前出・装丁元: MELCD-10-01175 〔全曲CD: MELCD-10-00403 (3CDs)〔廃盤、入手不能〕, MELCD-10-02223 (3CDs) /他からの抜粋|すべて廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2021 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia".
 先にご案内を開始している "MELODIYA X OBSESSION" のCDとは別ラインナップ扱いの模様で、外装表裏に "OBSESSION" の文字やロゴが無い。


トップ・ページへもどる