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マイナー・レーベル
2023年11月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。




国内マイナー・レーベル






輸入マイナー・レーベル




GRAND SLAM 特記以外 1CDあたり¥2970(税抜¥2700)

 CD-R仕様のSERENADEと共に、音楽評論家 平林 直哉氏の個人レーベル。旧譜はこちらから
GS-2302
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限定盤
新規テープ&さらにリファイン、ワルター「2トラ38」〜
 マーラー
:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ブルーノ・ワルター指揮
コロムビアso.
 録音:1961年1月14日、21日、2月4日、6日、アメリカン・リージョン・ホール、カリフォルニア、セッション、ステレオ|ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ〔新規入手テープ使用〕)|原盤: Columbia/CBS/SONY |当レーベル既出: Grand Slam [CD], GS-2105 [(P) 2014] 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)〉〔廃盤、入手不能〕| (P) 2023 。
 これも「田園」同様、当レーベルのワルター・アイテムとして高い人気を誇ったもの。 GS-2105 の初回プレスは発売年内で完売、翌年にも再プレスされたが、既に入手不能になっている。
 ■制作者より『ワルターのステレオ録音の中でも、マーラーの交響曲第1番「巨人」は今日でも絶大な支持を得ています。当シリーズでも2014年に2トラック、38センチのオープンリール・テープから復刻したGS-2105を発売しましたが、今回新規に入手したテープはGS-2105のそれよりもさらに状態が良いものでした。そのテープを全工程プロ用の機器でマスタリングしたのですが、その瑞々しさ、響きの豊かさ、ダイナミック・レンジの広さは信じがたいほどで、とても1961年に行われたステレオ録音とは思えないほどです。とにかく、今回の音質には大いに自信を持っています。』(平林直哉)
 #2023年11月上旬発売予定。
GS-2301
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限定盤
含・初「2トラ38」&さらにリファイン〜
  フルトヴェングラー& BPO

 シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120 (*)
 J.S.バッハ:
  管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068 (#)
 ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93 (+)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1953年5月14日、イエス・キリスト教会、ダーレム、セッション(*) /1948年10月24日(#)、1953年4月14日(+)、ティタニア・パラスト、ライヴ(#/+)、すべてベルリン、モノラル| ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ(*/#) & 19センチ(+) )| (#):当レーベル&関連レーベルからは初復刻|原盤: DG (*) |初出LP: フルトヴェングラー協会(#)/ワルター協会(+) |当レーベル既出: Grand Slam [CD], GS-2020 [(P) 2007] (*) 〈復刻ソースLP: Deutsche Grammophon (West Germany). KL 28 (KL 27/32 in set) 〉, GS-2184 [(P) 2018] (*) 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)〉, GS-2198 [(P) 2019] (+) 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、19センチ)〉, GS-2257 [(P) 2022] (*) 〈復刻ソースLP: Deutsche Grammophon (West Germany). 139 971 (未刊行テスト・プレス|疑似ステレオ)〉〔2023年現在、GS-2257を除き、すべて廃盤、入手不能〕 | (P) 2023 。
 ■制作者より『不滅の名演、シューマンの交響曲第4番については、もはや説明不要でしょう。GS-2184(2018年)以来の最新リマスターで、新規のテープを使用し、最善の方法で復刻しました。バッハは当シリーズ初登場です。ベートーヴェンのみ2トラック、19センチのテープを使用しており、GS-2198(2019年)以来のリマスターですが、他の2曲同様、プロ用機器の威力がいかんなく発揮されています。とにかく、フルトヴェングラー&ベルリン・フィルの濃密さが1枚に凝縮されたディスクです。』(平林直哉)
 #2023年10月下旬発売予定。
GS-2300
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限定盤
ついに当レーベル初復刻、フルトヴェングラー「2トラ38」〜 1953.5.31 の「第9」
 ベートーヴェン
:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」
 イルムガルト・ゼーフリート(S) ロゼッテ・アンダイ(A)
 アントン・デルモータ(T) パウル・シェフラー(B)
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO、ウィーン・ジングアカデミー
 録音:1953年5月31日、楽友協会大ホール、ウィーン、ライヴ、放送用収録、モノラル|ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)|当レーベル&関連レーベルからは初復刻|既出CD: DG, Altus 〔ともに1953年5月30日の記載〕/他|初出LP: ワルター協会| (P) 2023 。
 この際の演奏(29日にゲネプロ? 30日と31日〔昼と夜の2回|31日の録音は夜の部のものとされる〕に本番演奏)については、「1953年5月30日の別録音がある( Dreamlife, ICA 等から既出〔ともに廃盤| ICA 盤は、原テープを所持しているはずの ORF からではなく、なぜか Dreamlife からライセンスを得るといった不可解な状況が散見された〕)」や「(一般に知られるこの演奏の ORF 所蔵)録音テープ裏書き等に1953年5月30日とあり、1990年代に DG から出たCDや Altus のCDなどは当盤 (GS-2300) と同演奏ながら1953年5月30日と記載されている」「30日はソプラノ歌手が異なるはずだが、2種?の録音はすべてゼーフリートの歌唱」等々、2023年現在でも諸説・諸事情が入り乱れている。 Dreamlife 盤を宇野功芳氏は絶賛したが、平林氏は「1953年5月30日の別演奏」とされるものは、少し異なる部分こそあるが、演奏者のミスなどに不自然な部分が散見される状態である以上偽装も疑われる改変録音と考えられ、大部分は今回リリースされる一般に「31日」とされる演奏と同一であり、基本的には1種しか無いとしている(「 Google 検索:盤鬼のつぶやき 第4回 奇々怪々、新発見の『第9』)。
 ■制作者より『1953年1月23日、フルトヴェングラーはウィーン・フィルとの第9公演の第3楽章の途中で意識を失い、倒れてしまいました。計3回の公演はキャンセルされ、フルトヴェングラーは入院しました。同年5月末の第9はその振り替え公演であり、フルトヴェングラーは立派にリベンジを果たしたのです。当シリーズでこの第9を発売するために何年もかけて準備をし、音も含めて資料性の高いものを目ざしました。まず、フルトヴェングラーが倒れたその時に会場にいた人の貴重な証言、キャンセルされた公演のプログラム、5月31日のプログラムとチケット、サナトリウムに入院しているフルトヴェングラーを捉えた珍しい写真等、現時点で揃えられるものはすべて投入しました。これらの資料を最も有効な形にするために、このCDを制作したと言っても過言ではありません!。』(平林直哉)
 #2023年10月中旬発売予定。
GS-2299
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限定盤
新規テープ&さらにリファイン、トスカニーニ
  「2トラ38」〜ローマ三部作

 レスピーギ:交響詩「ローマ三部作」
  〔ローマの松(*) /ローマの噴水(#) /ローマの祭(+) 〕

 リハーサル風景(「ローマの噴水」より)
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC so.
 録音:1953年3月17日(*)、1951年11月17日(#)、1949年12月12日(+)、カーネギー・ホール、ニューヨーク、セッション(*/#/+) /1950年(無印) 、すべてモノラル| ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ〔新規入手テープ使用〕)(*/#/+) / Morgan Records [LP], 1 MOR A 001 (無印) | (無印):当レーベルからは初復刻|原盤: RCA Victor (*/#/+) |当レーベル既出: Grand Slam [CD], GS-2027 [(P) 2008] (*/#/+) 〈復刻ソースLP: RCA (U.S.A.) LM 1768 (*/#)、LM 1973 (+) 〉, GS-2143 [(P) 2016] (*/#/+) 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)〉〔ともに廃盤、入手不能〕
 ■制作者より『永遠の名盤、トスカニーニ指揮、NBC交響楽団によるレスピーギの「ローマ3部作」は当シリーズでも2016年に GS-2143 として発売しました。今回は高品質のテープを使用した2トラック、38センチのオープンリール・テープを新規に取り寄せ、マスタリングの全工程をプロ用の機器で行い、最善を尽くしました。本編も目の覚めるような音ですが、短いながらも最後のリハーサルも聴き物です。解説書にはサミュエル・アンテックの著した「 This was TOSCANINI 」( The Vanguard Press )の一部を翻訳して掲載しています。アンテックは1937年から1954年までNBC交響楽団のヴァイオリニストとして活躍しており、その内容はトスカニーニの身近にいた人でなければ書けない、まことに鮮烈で生々しい証言です。これを読むと、この「ローマ3部作」の演奏がますます好きになってしまいます。』(平林直哉)
GS-2298
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限定盤
含・初「2トラ38」&さらにリファイン、
  フルトヴェングラー& BPO

 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543 (*)
 チャイコフスキー:
  交響曲第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」(#)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1942年または1943年、ベルリン(*) /1951年4月19日、または1951年4月22日、カイロ(#)、ともにラジオ放送用収録、モノラル|ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)| (*):当レーベル初「2トラ38」復刻|初出LP : DG |当レーベル既出: Grand Slam [CD], GS-2027 [(P) 2008] (*) 〈復刻ソースLP: Eterna (East Germany). 720158 〉, GS-2187 [(P) 2018] (#) 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)〉〔ともに廃盤、入手不能〕
 ■制作者より『ともに2トラック、38センチ、オープンリール・テープからの復刻となりますが、モーツァルトの交響曲第39番は当シリーズ初登場となります。これはいまだに録音日が特定されていませんが、戦後のテープ録音のようなしっかりした音質で鳴り渡るので、驚いてしまいました。モーツァルトらしからぬ重厚な解釈ですが、これこそがフルトヴェングラーの魅力です。一方、「悲愴」はGS-2187(2018年、廃盤)以来のリマスターですが、全工程をプロ用の機器で行い、全体の情報量は大幅にアップ、感激もひとしおです。』(平林直哉)
GS-2297
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限定盤
最終形、さらにリファイン〜ワルター「2トラ38」
  晩年の傑作「田園」当レーベルより4回目の復刻!
 ベートーヴェン
:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
ブルーノ・ワルター指揮
コロムビアso.
 録音:1958年1月13日、15日、17日、アメリカン・リージョン・ホール、カリフォルニア、セッション、ステレオ|ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)|原盤: Columbia/CBS/SONY |当レーベル既出: Grand Slam [CD], GS-2035 [(P) 2009] 〈復刻ソースLP: Colmubia (US), MS 6012 〉, GS-2055 [(P) 2010] 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、4トラック、19センチ)〉, GS-2115 [(P) 2014] 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)〉〔すべて廃盤、入手不能〕| (P) 2023 。
 おそらく当レーベルの単体ベスト・セラー録音。第1回復刻(板起こし)の GS-2035 は約半年、続いて発売されたテープ復刻の GS-2055 も約1年、さらに「2トラ38」復刻の GS-2115は何と約3ヵ月で、それぞれ完売となってしまった。 2115 は2018年に、当レーベルとしては極めて珍しく再プレスされたが、これも短期間で完売している。これらはみな音質の違いからそれぞれ人気があり、2023年現在既出3種とも、この手のアイテムとしては異例と言えるほど中古市場で揃って高値がついている。
 そのような中、ついに平林氏が「最終形」と豪語するアイテムの登場。当レーベルの既出盤をお持ちでない方はもちろん、すべて持っているマニアも聞かざるを得ないであろう特選盤と言ってよいだろう。当盤も最終的に完売になることは必至で、是非お早めのご入手を!
 ■制作者より『2014年8月に発売したGS-2115以来、9年ぶりのリマスターで再登場です。今回復刻に使用したのはGS-2115と同じくアメリカから入手した2トラック、38センチ、オープンリール・テープの「 Safety copy 」ですが、当GS-2297では音採りから最終調整まですべてプロ用の機器でマスタリングを行い、めざましい効果を獲得しました。今度こそ、本当の〈最終形〉です。解説書は内容を刷新し、このLPの国内初出に関連した情報を限りなく収集しました。国内盤に関する情報こそ、日本のレーベルの仕事であると認識しています。』(平林直哉)
GS-2296
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限定盤
さらにリファイン〜フルトヴェングラー
  1952.12.7 「英雄」 + 1951 リハーサル
  史上最長収録&対訳(邦文/英文)付き!
 ベートーヴェン

  交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」(*)/
  リハーサル風景(交響曲第7番第2楽章より)(#)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO (*)、ルツェルン祝祭o.(#)
 録音:1952年12月7日、ティタニア・パラスト、ベルリン、ライヴ(*) /1951年8月15日、クンストハウス、ルツェルン、ラジオ放送用収録(#) 、ともにモノラル|ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、19センチ)|初出LP: Rococo or Discocorp (*) / 仏フルトヴェングラー協会(#) | (#)の英訳担当〔旧・ GS-2130 の記載より当店推定〕:ターニャ・ティントナー(ゲオルク・ティントナー夫人)|当レーベル既出: GS-2076 [(P) 2012] (*) 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、おそらく2トラック、19センチ)〉, GS-2130 [(P) 2015] (*/#) 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、19センチ)【 GS-2076 とはおそらく別テープ】〉 〔ともに廃盤、入手不能〕 | (P) 2023 。
 ■制作者より『当 GS-2296 は2015年に発売したGS-2130(廃盤)の最新リマスター盤です。使用したのは前回同様ベルリンで入手した2トラック、19センチのオープンリール・テープですが、全工程をプロ用機器を使用してリマスターした結果、情報量がかなり増しただけではなく、歪み感も大幅に減少しています。従って、特にメインの「英雄」は初めて聴いたような新鮮さがあります。また、リハーサルは前回同様、唯一の対訳付き(英訳も含む)です。わずかではありますが、冒頭部分は他のディスクには含まれておらず、当ディスクが最長の収録になります。また、解説書も増ページし、旧盤との差別化をはかっています。』(平林直哉)
GS-2295
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限定盤
当レーベル初「2トラ38」、
  フルトヴェングラー 1943.12 〜ブラームス

 ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a (*) /
 交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (#)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1943年12月12日-15日、旧フィルハーモニー、ベルリン、ラジオ放送用収録(、ライヴ?)、モノラル|ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)|当レーベル初「2トラ38」復刻|初出LP: Melodiya |当レーベル&関連レーベル既出: Serenade [CD-R], SEDR-2003 [(P) 2003] (*/#) 〈復刻ソースLP: Old Melodiya (U.S.S.R.), 33D-010851/4 (Pink Label) (*), 33D-09867/8 (Toach Label) (#) 【ともに世界初出品番】〉/ Dreamlife (HYBRID_SACD), DLCA-7008 [(P) 2004] (*/#) 〈復刻ソースLP:メロディア希少盤【詳細記載無し】|平林氏監修〉/ Grand Slam [CD], GS-2107 [(P) 2014] (*/#) 〈復刻ソースLP: Old Melodiya (U.S.S.R.), D-010851/4 (Yellow Label) (*), D-09867/8 (Pink Label) (#) 【ともに世界初出品番】〉〔以上すべて廃盤、入手不能〕| (P) 2023 。
 ■制作者より『かつてフルトヴェングラーの放送録音を担当していたフリードリヒ・シュナップは、フルトヴェングラーの演奏で最も素晴らしいのはブラームスだと語っていました。この2曲は複数の録音の中でも最も劇的で振幅の大きな演奏として有名ですが、当シリーズでは2014年にメロディアのLPからの復刻盤(GS-2107、廃盤)を発売しています。そこで、今回は初めて2トラック、38センチのオープンリール・テープからの復刻盤登場です。LP復刻も独特の味わいがありますが、やはり総合的な情報量ではテープ復刻が優っていると思われます。マスタリングはこれまで同様に全工程をプロ用の機器で行い、万全を期しています。なお、解説書には戦時中にヨーロッパ特派員として活躍していた齋藤正躬(さいとう・まさみ 1911-1967 )が、この演奏と同じ1943年にストックホルムでフルトヴェングラーを聴いた際の手記を掲載しています。』(平林直哉)
GS-2294
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限定盤
さらにリファイン〜クナ「2トラ38」〜
 ブルックナー
:交響曲第5番 変ロ長調(改訂版)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
VPO
 録音:1956年6月3日-6日、ゾフィエンザール、ウィーン、セッション、ステレオ| ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ〔 DECCA CS 6114/5 (ZAL 3218/20)、レコード用〕)|原盤: Decca |当レーベル既出: Grand Slam [CD], GS-2047 [(P) 2010] 〈復刻ソース: London (U.S.A.) LCL 80103 (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)|当レーベル初の「テープ音源」復刻〉, GS-2112 [(P) 2014] 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)〉〔ともに廃盤、入手不能〕 | (P) 2023 。
 ■制作者より『 クナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィルによるブルックナーの交響曲第5番は、ステレオ初期の名盤として今なお珍重されています。当シリーズでも2トラック、38センチのオープンリール・テープより復刻したGS-2212(2014年5月)を発売していますが、今回はマスタリングの全行程をプロ用の機器を使用し、めざましい音質改善を獲得しました。使用したテープには「 DECCA CS 6114/5 (ZAL 3218/20)、レコード用」と、番号とマトリクスが添えられていることから、アメリカ・ロンドン盤のLPプレス用マスターかと思われます。そのせいでしょうか、その広がりの豊かさ、そして暖かく新鮮で瑞々しい音色は、とても1956年のステレオ録音とは思えません。きっと、多くの人が改訂版であることを忘れ、この法悦に満ちた音世界にどっぷりと浸かれると思います。』(平林直哉)
GS-2293
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限定盤
さらにリファイン〜フルトヴェングラー「2トラ38」
 ハイドン:交響曲第88番 ト長調 Hob.I: 88 (*)
 シューベルト:
  交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレイト」(#)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1951年11月27日-28日(#)、12月2日(#)、4日(*/#)、5日(*)、すべてイエス・キリスト教会、ベルリン・ダーレム、ドイツ、セッション、モノラル|ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ〔 (#):新規入手テープ使用〕)|原盤: DG |当レーベル既出: Grand Slam [CD], GS-2017 [(P) 2006] (*/#) 〈復刻ソースLP: Deutsche Grammophon (West Germany). LPM 18015/6) 〉, GS-2152 [(P) 2016] (*/#) 〈復刻ソース: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)〉〔ともに廃盤、入手不能〕 | (P) 2023 。
 ■制作者より『この2曲はフルトヴェングラーとベルリン・フィルが戦後に初めて行ったセッション録音であり、今でも伝説的に語りつがれています。同内容のCDはLP復刻のGS-2017(2006年)、2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用したGS-2152(2016年)として発売しました。今回は3度目の正直ではありませんが、GS-2152同様に2トラック、38センチのオープンリール・テープ(シューベルトのみ新規のテープ)を使用、全行程をプロ用の機器でマスタリングを施しました。結果は、驚くほど瑞々しく繊細な音質を獲得出来ましたので、これならばリマスターの意義を感じてもらえるだろうと判断しました。』(平林直哉)

MELODIYA X OBSESSION (露/香港) 特記以外 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)

 香港 Sunrise Music 〔上揚愛樂〕 がロシア Melodiya からライセンスを獲得、新レーベルを発足。 "OBSESSION" は Sunrise Music が世界のレーベルから廃盤になったアイテムをライセンス取得し日本でディスクをプレス、2021年から再発しているシリーズの総称らしい。これまでに Tuxedo, Lodia, Hungaroton からライセンスを得た商品がリリースされているようだが、日本へは案内されていなかった。
 なお、ソヴィエト時代の1964年に設立された Melodiya は長らく国営企業で、ロシア時代になっても同形態で存続していたが、2020年2月に会社は Formax (Formaks) [Формакс] という民間企業に売却された。この会社は2015年に設立され「音楽作品の権利所有者と作品に BGM を使用する企業との仲介役」が業務だというが、 Melodiya の音源そのものに関しては「それ以降も国家としてのロシアが保有している」と読める資料もある。
 レーベル側説明の機械翻訳〔内:原文(簡体字中国語)〕:『世界限定日本プレスCD 〔現推出限量日本壓碟CD〕』『ロシア・ソース・マスター、非圧縮出力、低音着色(おそらく「豊かな低音」といった意味)、オリジナル盤の雰囲気を完全に再現〔俄羅斯源音母帶無壓縮輸出、低音染,原味十足〕』
 ジャケットのデザインは、大きな枠組みの中に縁取りがあり、その中にオリジナルのデザインが配置されている(例:https://sunrisemusic.com.hk/attachment/product/1605693239JfXbV.jpg)。初期のアイテムは "OBSESSION" のロゴに中国語が入っていたが、当 Melodiya のシリーズには入っていないようだ。
 なお上記に関して、国内代理店側の説明ではなぜかほぼアナウンスされておらず、香港のレーベルが企画したことに加え、日本プレスであることも説明されていない( Melodiya 旧譜も、入手可能なものに関しては取り扱うとのことだが、基本的に古いものは含まれていない)。
 国内代理店アナウンスから抜粋『 MelodiyaのCD/LP等の売上がロシア政府や関連企業に到達することが無いことを確認しております』『( Melodiya の)旧譜は完売後の再生産の予定はございません。お早目のご注文をお薦めいたします』『今後の新譜は「Melodiya x Obsession」として順次発売となります』『完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります』『初回受注数が生産数 or 供給量を越えた場合、ご注文数に応じて弊社にて割り当て配分を行い出荷を行わせていただきます。上記と併せまして予めご了承下さい』とのこと。
 #国内代理店が記載していない項目については、香港仕様とその他国向け仕様が異なるなどの可能性がゼロとは言えず、当店でも断言できませんので、ご了承のほどお願いいたします。
含・初出、ジャクリーヌ・デュ・プレ、 BBC 響
  &バルビローリ・イン・モスクワ 1967.1.7

 ソヴィエト連邦国歌/イギリス国歌
 ハイドン:交響曲第83番 ト短調「めんどり」
 エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85 (*)
 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43 (#)
 ブリテン:青少年のための管弦楽入門 Op.34
       〜 XV. フーガ(+)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
ジョン・バルビローリ指揮
BBC so.
 録音:1967年1月7日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ、ステレオ、 ADD | (*/#以外):おそらく初出音源| (*/#):おそらくステレオでは初出| (+):同日のリハーサルより|既出CD-R: Barbirolli Society, SJB-1102/03 (*) 〔おそらくモノラル〕/ Everlast, EVE-048-M (#) 〔モノラルとのアナウンス〕| (P) & (C) 2023 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: MEL CO 1087 。
 #当盤はロシア国内で既にダウンロード専売品 "MEL CO 1087"としてリリースされており(ブックレットPDF: https://melody.su/upload/iblock/220/22062cebf7dac8393bc22a5ef7ce90a3.pdf |露語・英語|要閲覧ソフト)、 Sunrise Music 側による当盤の品番もそれを引き継いだ MELC"O" (←シーディーではなくシーオー)記号になっています。
Melodiyaの人気シリーズ「ライヴ・イン・モスクワ」から、ジャクリーヌ・デュ・プレ(バルビローリ& BBC響)が登場!「カラヤン・イン・モスクワ」や「グールド・イン・モスクワ」、「ブーレーズ・イン・モスクワ」、「ストラヴィンスキー・イン・モスクワ」、「ミュンシュ・イン・モスクワ」など、東西の音楽史的交流の貴重な記録を遺す人気シリーズ「ライヴ・イン・モスクワ」の最新巻として、「ジャクリーヌ・デュ・プレ・イン・モスクワ」がMelodiya x Obsessionから登場! BBCso. がジョン・バルビローリとピエール・ブーレーズと共に1967年に巡ったプラハ、レニングラード、モスクワのツアーのうち、1967年1月7日にモスクワ音楽院で行われた演奏会(指揮はバルビローリ)の様子を収録。1966年からロストロポーヴィチに学んでいたジャクリーヌ・デュ・プレがモスクワ市民に披露したエルガーのチェロ協奏曲はCDリリースされていたが、開幕のソ連国歌&イギリス国歌から、ハイドンとシベリウスの交響曲、割れんばかりの拍手喝采、リハーサルの様子を伝えるボーナス・トラックまでの演奏会全体が初リリースとなる。
ダヴィド・オイストラフ・エディション Vol.1
 チャイコフスキー:
  ヴィオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 (#)
 シベリウス:
  ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 (*) /
  2つのユモレスク Op.87 (*) 〔ニ短調/ニ長調〕
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
ゲンナジー・
 ロジェストヴェンスキー指揮(*/#)
モスクワpo.(#) 、
ソヴィエト国立放送so.(*)
 録音:1965年7月23日〔資料によっては1965年7月12日〕(*) /1968年9月27日、オイストラフ生誕60年記念コンサート、ライヴ(#) 、すべてモスクワ、ステレオ、 ADD | Remastering: Digital Media Service GmbH, Michael Glaser | Restoration: Eberhard Richter |既出CD: BMG-Melodiya, 74321-34178-2 〔 (P) 1965, 1969 / (C) 1997 〕/ Melodiya, MELCD-10-00740 〔 (P) 1951, 1956 【誤記】/ (C) (P) 2004 〕〔ともに廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2023 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: MELCD-10-00740 。
 おそらく BMG 配給時代の 74321〜 品番のリマスタリングなどをそのまま使用していると思われる。オイストラフによる代表的名盤が復活。当シリーズは BMG 配給時代に全5枚(&セットになった Box)がリリース、提携解消後に Melodiya 本家から全く同一点数(セット Box があるのも同一)&装丁もほぼそのまま再発売された。
ダニール・シャフラン〜アンコール
 シューマン/フリードリヒ・グリュッツマッハー編曲:アダージョとアレグロ Op.70 (*)
 J.S.バッハ/アレクサンドル・ジロティ編曲:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564 〜アダージョ
 ボッケリーニ/マリオ・コルティ編曲:弦楽五重奏曲 ホ長調 G.275 〜第3楽章 メヌエット
 シュニトケ/ダニール・シャフラン編曲:古い様式の組曲〜アレグロ
 ラフマニノフ/アレクサンドル・シュトリメール〔シトリメル〕(1888-1961)編曲:ヴォカリーズ Op.34
 プロコフィエフ/ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ編曲:歌劇「三つのオレンジへの恋」 Op.33 〜行進曲
 シチェドリン/グリゴリー・ジンゲル編曲::歌劇「愛だけでなく」〜カドリーユ
 シチェドリン/アルメン・ゲオルギアン編曲:アルベニス風に
 チャイコフスキー/ヤック・ファン・リール編曲:なつかしい土地の思い出 Op.42 〜メロディ
 チャイコフスキー/S.ギンズブルク編曲:6つの小品 Op.51 〜感傷的なワルツ ヘ短調 Op.51 No.6
 イベール/モーリス・マレシャル編曲:小さな白いロバ
 ドビュッシー/アレクサンドル ルーレンス編曲:月の光
 ラヴェル/ポール・バズレール編曲:ハバネラ形式のヴォカリーズ
 サン=サーンス:白鳥
 ドビュッシー/グリゴリー・ペッカー編曲:ミンストレル
 シューマン/カール・ダヴィドフ編曲:トロイメライ Op.15 No.7

  ダニール・シャフラン(Vc) アントン・ギンズブルク(P)
 録音:1991年(とあるが、おそらく1986年、もしくは1980年代)、ステレオ、 ADD |既出CD: Melodiya, SUCD-10-00257 (*のみ) 〔1986年録音と記載| (P) 1977, 1985, 1986 / (C) 1991 〕, MELCD-10-00554 〔1996年録音と誤記| (P) 1996 / (C) (P) 2004 〕/ Aulos (KOREA), AMC2 013 〔題名: Dreaming |録音データ記載無し|発売:2003年〕〔ともに廃盤、入手不能〕| (P) & (C) 2023 Sunrise Music, Licensed from Joint-Stock Company "Firma Melodia". 。当盤装丁元: MELCD-10-00554 。
 ソヴィエト時代を代表するロシアの名チェリスト、シャフラン(1923-1997)。来日の折、小品の演奏にも優れた彼のアンコール曲に魅了された方も少なくないのでは? このアルバムは、チェロ・ファンならば必聴もの。
 ただこれは少々不思議なアルバムで、 LP が出た形跡がない上、どのCDでもアナログ録音を示す ADD あるいは AAD が表示されている。 (*)は1991年にブラームス:4つの厳粛な歌&ショスタコーヴィチ:チェロ編曲版ヴィオラ・ソナタと併せてCDになった際が初出と思われ、そこでは1986年録音だと記載されていた( SUCD-10-00257 |他2曲は別年の録音)。 (*)以外は、その後2000年代になって本家と韓国 Aulos から1枚物として2種がCDになったのが初出と思われる。 一方で MELCD-10-00554 には1996年が初発売であるという意味の (P) 1996 が記載され、ブックレット解説にも「90年代半ば、シャフランと彼の永遠のパートナーである優れたピアニスト、アントン・ギンズブルクがメロディア社でこのディスクを録音した」とあるが、 シャフラン自身、演奏は没前年の1996年まで行っていたことが確認できるとはいえ(死去9ヶ月ほど前の1996年5月13日にロンドンのウィグモア・ホールでリサイタルが行われたらしい。他、 YouTube に1992年の演奏だという映像が UP されている)、さすがに1990年に入るとロシアでもディジタル録音が普通に行われており、 MELCD-10-00554 の年代記載は誤記と捉えたほうが自然に思われる。そもそも一度に収録されたものかどうかもよくわからないが、この顔合わせの各曲が(*)を除き他のアルバムに入ってない以上、すべて同時期の録音であることを否定する要因も見つからない。

MD+G (独) 特記以外 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) 〔SACDも同一価格〕

 当店未案内旧譜。前・代理店の品番表記は「 3桁(アーティストや団体の固有番号) + ハイフン + 3桁(企画?順) + 1桁(CDは「2」、SACDは「6」など)=7桁数字のみ|例:906-21376 」というものだったが、「 MDG + ハイフン + 7桁数字|例:MDG-90621376 」表記となり、当店では下5桁順に並べます。旧譜はこちらから(当分の間、入荷までにお時間がかかり、廃盤の物があるかもしれません)。
MDG-90121186
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ディーナ・ウゴルスカヤ〜ブラームス
 ピアノ協奏曲第1番 二短調 Op.15 (*) /
 3つの間奏曲 Op.117
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
ペーター・ギュルケ指揮(*)
ブランデンブルクso.(*)
 録音:2018年6月12日-14日|トーンマイスター:ヴェルナー・ダブリングハウス| (C) + (P) 2019 。『★アナトール・ウゴルスキを父に持ち、自らも類い稀な才能を持つピアニストのディーナ・ウゴルスカヤ(1973-2019)。ヨーロッパを中心に演奏活動を行い、2016年からはウィーン国立音楽演劇大学のピアノ科教授を務めるなど、さらなる活躍が期待されていましたが、2019年に闘病の末、46歳の若さでこの世を去ってしまいました。父親譲りの正確無比なピアニズムをもつ一方で、その音楽性は非常に繊細でエレガント。「ピアノの哲学者」評されることもありますが、その演奏は、作品に対する深い理解や愛情に溢れ、聴き手を優しく包み込むあたたかさにも溢れています。ウゴルスカヤのレパートリーはバッハにベートーヴェン、シューベルトにシューマンといった、ドイツやオーストリアの作品が中心であり、今回のアルバムも彼女が心血を注いでいたブラームス。《ピアノ協奏曲第1番》は、ブラームスの溢れんばかりの情熱が迫ってきますが、ウゴルスカヤはその情熱を適度にコントロールし、整えていくことで音楽の全体像を誠実に表現しています。カップリングされた《3つの間奏曲》は、弾き手の歌心、音色の美しさ、そして技術の洗練をよりはっきりと感じることができます。』


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