・国内盤マイナー・レーベル |
・輸入盤マイナー・レーベル |
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・高音質アイテム |
輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
コジマ録音 | ||
J.S.バッハ:ラウテンクラヴィーアのための音楽 組曲 ホ短調 BWV.996 / ソナタ ニ短調 BWV.964(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調の鍵盤用編曲)/ 組曲 ヘ短調 BWV.823 /プレリュード、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV.998 / プレリュード ハ短調 BWV.998 /パルティータ(組曲) ハ短調 BWV.997 渡邊順生(ラウテンクラヴィーア〔リュートCemb〕) | ||
録音:2011年6月15日-17日、秩父ミューズパーク音楽堂。使用楽器:キース・ヒル、マンチェスター(米ミシガン州)、2000年製作。16世紀以来ヨーロッパ各地で製作され、多くの作曲家たちを魅了したにもかかわらず最近まで実物が残っていないとされてきた幻の楽器「ラウテンクラヴィーア〔リュートチェンバロ〕」。ガット弦を使い、止音装置〔ダンパー〕を持たないこの「鍵盤のついたリュート」は、その豊かな響きによってバッハが真の大作曲家として道を歩む重要な契機ともなった。バッハ自身がラウテンクラヴィーアのために作曲し、あるいは自ら奏でた作品に挑むのは、2011年サントリー音楽賞を受賞したチェンバロ界の雄、渡邊順生〔わたなべよしお〕。歴史にわすれられた幻の響きが、300年の時を経て今ここに蘇る。 | ||
Melodioso サン=サーンス:ロマンス 変ニ長調 Op.37 ライネッケ:フルート・ソナタ ホ短調「ウンディーネ」Op.167 フォーレ:コンクール用小品 / ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.32 No.14 プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.94 松尾麻里(Fl) 小林五月(P) | ||
録音:2011年8月31日、9月1日-2日、稲城市立iプラザ。ソリストとしてドイツで国家資格を持ち、国内外のオーケストラとのコンチェルト、室内楽、そしてジャズミュージシャンとの共演まで幅広く活躍するフルーティスト松尾麻里のファーストアルバム。「Melodioso〔メロディオーソ〕」のタイトルのもとに選ばれたのは、19世紀後半から20世紀にかけてフランス、ドイツ、そしてロシアで生まれた、あふれでる旋律の美しさが印象的な5作品。旋律楽器としてのフルートの多面的な魅力を存分に引き出す名曲が、柔軟な音楽性を持つ松尾麻里のフルートと小林五月のピアノによって瑞々しく奏でられる。 | ||
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」 | 小松英典(Br) 荘村清志(G) | |
録音:2011年3月8日-9日、杜のホールはしもと。日本人で始めてドイツ政府より永久プロフェッサーの称号を授与されたドイツ歌曲の第一人者 小松英典〔こまつひでのり〕と、ギター界の重鎮 荘村清志〔しょうむらきよし〕が、シューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」に新たな光をあてる。ライフワークとしてシューベルトに取り組む小松のナチュラルで繊細な語り口と、ギター編曲も手がけた荘村の雄弁なギターが共演を重ねた末に録音に込めたのは、滋味に満ちた円熟の薫り。 | ||
カメラータ・トウキョウ | ||
高橋アキ〜シューベルト: ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 Op.53 D.850 / 幻想曲 ハ長調 Op.15 D.760「さすらい人幻想曲」 |
高橋アキ(P) | |
録音:2012年1月、三重。高橋アキによるシューベルト・シリーズ第3弾がついに完成。 本アルバムでは難曲2曲を収録。「さすらい人幻想曲」は、その難しさゆえにシューベルト自らも「こんな曲は悪魔にでも弾かせてしまえ」と演奏をやめてしまったと言われるほどの難曲。この2つの大曲を、高橋アキは音楽と一体となりながら、作品への深い理解と共感をもってあらたなシューベルトの世界を表している。 高橋アキ(P):鎌倉生まれ。5歳より母・高橋英子にピアノを習う。東京藝術大学付属高校、大学を経て同大学院修了。大学院ではゲオルク・ヴァシャヘーリに師事した。1970年、初リサイタルを開催。1972年にはじめてヨーロッパに渡り、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開き好評を博す。 73年には昭和48年度芸術祭優秀賞を、内外の現代作品20曲を収録した『高橋アキの世界』(東芝EMI、3枚組レコード)により受賞。75年より『エリック・サティ連続演奏会』(12回)を企画構成の秋山邦晴とともに開催し、「サティ再発見」の大きな契機となった。『サティピアノ全集』(全音)全13巻を校訂、また『サティピアノ音楽全集』(東芝EMI全8枚)をリリース。 1980年以来アメリカに数多く招かれ、演奏活動を行うとともに、1984年にはカリフォルニア芸術大学客員教授を務めた。 1983年、第1回中島健蔵賞、1986年には第1回京都音楽賞・実践部門賞を受賞。さらに2002年から東京の浜離宮朝日ホールで開始された「ピアノ・ドラマティック」シリーズの成果により、2003年には第21回中島健蔵賞を受賞した。 レコーディングにも意欲的に取り組んでおり、数多くのCDをリリースしている。現代音楽を代表する世界の作曲家たちに、ビートルズ・ナンバーを主題とする作品を委嘱した『ハイパー・ビートルズ』シリーズ(東芝EMI)をみずから企画制作・演奏し、CD4枚を完成。その1枚は英米でも発売され、ニューヨーク・タイムズ紙で1990年ベストCDに選ばれた。2006年春にはベルリンの音楽祭“メルツムジーク "にピアニスト・イン・レジデンスとして招かれた。また同年ニューヨークでのフェルドマン作品によるリサイタルが、ニューヨーク・タイムズ紙で2006年度のベスト・コンサートのひとつに選ばれた。08年2月ケネディ・センターの日本フェスティヴァルでリサイタル他、世界各地で公演。 CD「シューべルト:ピアノ・ソナタ集」、「モートン・フェルドマン:トリオ」の演奏で、平成19年度(第58回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。またCD ジョン・ケージ「危険な夜」が平成20年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。平成23年(2011年)秋の紫綬褒章を受賞。 | ||
一柳慧: 弦楽四重奏曲(1956-57) (室内オーケストラ版?)/ ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム〜室内オーケストラのための (2001) / トリオ・インターリンク〜ヴァイオリン、ピアノ、打楽器のための(1990) / レゾソナント・スペース〜クラリネットとピアノのための(2007) / 交響曲第8番「リヴェレーション2011」(室内オーケストラ版)(2011) 一柳慧(P) 板倉康明 指揮東京シンフォニエッタ | ||
録音:2011年12月、東京、ライヴ。 東日本大震災を機に創作された交響曲8番「リヴェレーション2011」。リヴェレーションとは、「黙示録」「今まで分からなかったことを明らかにする」という意味があり、一柳はこの作品を通じて、自然と文明、自然と人間、人間と文明との共存のあり方を提示している。 「西欧文明の普及によって葬り去られ、忘れられつつある古来からの特異性の上に育まれてきた日本固有の考え方や、生きるための知恵や経験を、これからどう受け継き、再生させてゆけるか」、と自ら問いながら書き上げた本作からは、新しい一柳慧の音楽的境地が垣間見られる。 一柳慧(作曲/ピアノ):神戸出身。作曲家、ピアニスト。10代で2度毎日音楽コンクール(現日本音楽コンクール)作曲部門第1位受賞。19歳で渡米、ニューヨークでジョン・ケージらと実践的音楽活動を展開し1961年に帰国。偶然性の導入や図形楽譜を用いた作品で、様々な分野に強い影響を与える。これまでに尾高賞を4回、フランス文化勲章、毎日芸術賞、京都音楽大賞、サントリー音楽賞、紫綬褒章、旭日小綬章など受賞多数。作品は文化庁委嘱オペラ「モモ」(1995)や、新国立劇場委嘱オペラ「光」(2003)、神奈川県文化財団委嘱オペラ「愛の白夜」(2006)の他、7曲の交響曲、8曲の協奏曲、室内楽作品、電子コンピューター音楽、他に「往還楽」「雪の岸、風の根」「邂逅」などの雅楽、声明を中心とした大型の伝統音楽など多岐にわたっており、音楽の空間性を追求した独自の作風による作品を発表し続けている。作品は国内のオーケストラはもとより、フランス・ナショナル、イギリス・BBC、スイス・トーンハレ、ノルウェー・オスロフィルなどにより世界各国で演奏されている。現在、財団法人神奈川芸術文化財団芸術監督。また、正倉院や古代中国ペルシャの復元楽器を中心にとしたアンサンブル「千年の響き」の芸術監督。2008年より文化功労者。 | ||
MU 〔ミュウ〕MÜ(ミュウ)は、マネジメント会社、ミュージシャンズ・パーティのレーベル。クラシックをこよなく愛し、後世に伝えていきたいという想いを持つ一流の演奏家・音楽家が集った本物の演奏を お届けするとともに、クラシックと聴衆との距離をより縮めた場の提供を目指している。この度所属するアーティストのCDを発売することになった。 | ||
山本裕康〜情景 宮川彬良:随想曲第3番(委嘱新作) / サン=サーンス:白鳥 ゴダール:ジョスランの子守歌 / カタルーニャ民謡/P.カザルス編曲:鳥の歌 岡野貞一/(大橋晃一編曲:故郷 / ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65〜第3楽章 パラディス:シチリアーノ / ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19〜第3楽章 フォーレ:夢のあとに Op.7 No.1 / J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番〜サラバンド ヘンデル/大橋晃一編曲:歌劇「リナルド」〜私を泣かせて下さい / シューマン:トロイメライ 大橋晃一編曲:カッチーニのアヴェ・マリア / ブルッフ:コル・ニドライOp.47g 山本裕康(Vc) 諸田由里子(P) | ||
録音:2011年9月22日-24日、山梨県山梨市花かげホール。エンジニア:宮下雄二。ブックレット寄稿文:宮本文昭(指揮者)。山本裕康から安らぎの贈り物。緩やかな曲ばかりを14曲収録した。こんな時代だからこそぜひ聴いて欲しい一枚。 山本裕康(Hiroyasu Yamamoto Cello):愛知県出身。桐朋学園大学在学中、第56回日本音楽コンクール第1位入賞。その他、第1回淡路島国際室内楽コンクール第2位、第1回日本室内楽コンクール優勝など数々の受賞歴を持つ。同大学を首席で卒業後、桐朋学園研究科、室内楽研究科及びイタリア(キジアーナ音楽院)にて研鑽を積む。東京都so.首席奏者、広島so.の客演ソロ・チェロ奏者を経て、1997年より神奈川po.の首席チェロ奏者に就任、現在に至る。また、東京藝術大学、洗足学園音楽大学で後進の指導にあたるなど、活動範囲は多岐に渡る。神奈川フィル以外での演奏活動も目覚ましく、宮崎国際音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティヴァルへの参加、オーケストラMAP'S主要メンバーとして欠く事の出来ないチェリストとして活躍している。2011年には下野竜也氏指揮神奈川po.定期演奏会でF.グルダ作曲「チェロとブラスオーケストラのための協奏曲」を演奏し好評を博す。今回のアルバムは自身3枚目となるソロ・アルバム。日本音楽界における次世代のリーダー的存在。 | ||
KIIN響85周年記念シリーズ第3弾第1期、全て初CD化!『大好評のNHK交響楽団85周年記念ライヴ・シリーズ。お待ちかねの第3弾となります。契約の関係で今回は厳選の5タイトルずつ2回の発売となります。第1期5タイトルはいずれも初CD化。記憶に新しいあの名演もCD登場致します。みなさま御自身が名演の証人として再確認する贅沢な体験をお楽しみ下さい。*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。』(第3弾第1期発売時レーベル・コメント)#第1弾8点(KKC-2001〜2016)、第2弾12点(KKC-2017〜2046)発売時のレーベル・コメントも、参考のため再掲致します。下記コメント内では「今年=2011年」「来年=2012年」です。 第2回発売時レーベル・コメント:『今年10月5日に創立85年を迎えたNHK交響楽団。それを記念した記念ライヴ・シリーズ第1弾は非常な好評で迎えられました。第2弾も魅惑の12タイトルをご用意させていただいております。いずれも伝説の名演を初CD化。お客様からのリクエストにも可能な限りお応えしました。噂の演奏をご自身の耳で実感できます。第3弾は来年3月を予定致しております。ご期待下さい。*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点がございます。予めご了承下さい。』 第1回発売時レーベル・コメント:『日本を代表するオーケストラNHK交響楽団は、2011年10月5日に創立85年を迎えます。それを記念して、過去の名演の中から選りすぐりを初CD化。他では手に入りません。いずれも伝説となった公演だけに、それを耳にできることは信じ難い嬉しさと申せましょう。マスタリングはALTUSが担当。また、それぞれの演奏についての「音楽の友」誌あるいは「音楽芸術」誌に掲載された、当時の批評を採録。高名な評論家が褒めたり貶したりしているものを読みつつCDに耳を傾けることで、文章と実演を自身で確認できるという新しい試みです。さらに2CDで約1枚価格というのもうれしい限りです。第1弾は全8タイトル。第2弾は12月、第3弾は来年2月を予定致しております。ご期待下さい。』 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.21 〜 ヴァルター・クリーン〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集 〔第20番 ニ短調 K.466 (*) /第24番 ハ短調 K.491 (#) / 第23番 イ長調 K.488 (+) /第27番 変ロ長調 K.595 (**) 〕 |
ヴァルター・クリーン(P) ホルスト・シュタイン指揮(**以外) 若杉弘 指揮(**) NHKso. | |
録音:1980年2月9日、東京文化会館(*) /1983年3月2日(#)、1977年12月9日(+)、1989年12月1日(**)、NHKホール(*以外)。全て初出音源。 ウィーンならではの優雅なピアニズムを日本に伝えてくれた名手ヴァルター・クリーン(1928-1991)がNHKso.と共演したモーツァルトの協奏曲。水晶のようにクリアなタッチと清潔な音楽性はモーツァルトにぴったりなうえ、ホルスト・シュタインがまた絶妙な伴奏を施している。(**)では、歌曲「春へのあこがれ」をモチーフにしたカデンツァも披露していて、当時非常な話題となった。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.22〜コンスタンティン・シルヴェストリ 1964 ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」(*) リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34 (*) エネスク:ルーマニア狂詩曲第1番 イ長調 Op.11 No.1 (#) チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36 (+) アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番 Op.19「夏至の徹夜祭」(+) ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第1番 ハ長調 Op.46 No.1 (+) コンスタンティン・シルヴェストリ指揮NHKso. | ||
録音:1964年4月5日(*)、1964年3月21日(#)、1964年5月2日(+)、すべて 東京文化会館。初出音源。 ルーマニア出身の巨匠コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-1969)は1964年にNHKso.と共演しているが、その伝説の演奏が日の目を見た。彼得意の民族色豊かな作品が並べられているが、期待通りの爆演。物凄い推進力とエネルギーでラプソディックな絵巻物が描かれている。定評高いドヴォルジャークの「新世界」も非常に感動的な演奏となっている。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.23 〜ヴァーツラフ・ノイマン 1978 スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲(*) ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」(*) ヤナーチェク:シンフォニエッタ(#) /タラス・ブーリバ(#) ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21 (#) ヴァーツラフ・ノイマン指揮NHKso. | ||
録音:1978年12月1日(*)、1978年12月7日(#)、NHKホール。初出音源。 日本にもたびたび客演しておなじみのチェコの巨匠ヴァーツラフ・ノイマン。1978年の公演では母国を代表する3人を採り上げ、NHKso.から濃厚なボヘミア色を引き出している。特に十八番の「新世界交響曲」は格別で、しみじみとした味わいは感動的。珍しいのベートーヴェンの交響曲第1番では、ノイマン節のユニークな世界に浸れる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.24 〜ホルスト・シュタイン〜ベートーヴェン:交響曲集 〔第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」(*) /第5番 ハ短調 Op.67「運命」(#) / 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(#) /第7番 イ長調 Op.92 (+)〕 ホルスト・シュタイン指揮NHKso. | ||
録音:1985年11月6日、NHKホール(*) /1992年4月26日、サントリー・ホール(#) /1989年2月3日、NHKホール(+)。初出音源。 NHKso.と最も縁の深い指揮者のひとりホルスト・シュタイン。ワーグナーやブラームスをはじめ、幅広いレパートリーを聴かせてくれたが、ベートーヴェンの交響曲の名演ぶりが今日でも語り草となっており、発売を希望される声の多さに今回4曲をラインナップ。これが予想以上の凄さで、さすがドイツ本流のシュタインならではの重厚さと迫力、息つく暇もなく全曲を聴き通させてしまう充実ぶり。数あるシュタインの録音中でも白眉。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.25〜ウラディーミル・アシュケナージ 1975 & 2004 モーツァルト:ピアノ協奏曲集(*)〔第21番 ハ長調 K.467 /第22番 変ホ長調 K.482 〕 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47 (#) /バレエ「黄金時代」〜ポルカ(#) ウラディーミル・アシュケナージ(P;*)指揮NHKso. | ||
録音:1975年5月26日、東京文化会館(*) /2004年7月10日、コンセルトヘボウ、ブルージュ〔ブリュッセル〕(#)。初出音源。 アシュケナージ、ピアニストとNHKso.首席指揮者両方の顔を見ることが出来るアルバム。ピアノ協奏曲は、当時38歳のアシュケナージが弾き振りしたもので、若きアシュケナージならではの輝かしいモーツァルトを聴くことが出来る。ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、NHKso.が2004年7月に行ったベルギー、ブリュッセルでの公演で、非常な熱演のうえ、当地の聴衆の反応も興味津々。貴重な記録の復活。 | ||
「N響85周年記念シリーズ」第1弾&第2弾発売分〔再掲〕 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.1〜〜ギーゼキング、ギレリス、ヴェス、ロイブナ− ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(*) D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380 (L.23) (+) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (#) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 (#) ヴァルター・ギーゼキング(P;*/+) エミール・ギレリス(P;#) クルト・ヴェス指揮(*) ヴィルヘルム・ロイブナー指揮(#) NHKso.(*/#) | ||
録音:1953年3月21日、日比谷公会堂(*/+)/1957年10月12日、共立講堂(#)。モノラル、初出音源。 今や伝説と化した2大ピアニストのN響出演。ギーゼキングは当時58歳。自然かつ繊細な円熟の巨匠芸を聴かせてくれる。弱音の美しさは古い録音を通じても鳥肌が立つほど絶品。ギレリスは当時41歳。初来日時の公演で、世界中で評判となっていた「鋼鉄のタッチ」と曖昧な所のまるでない楷書風な演奏に驚かされる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.2〜スターン、ヴェス、マルティノン モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 (*) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (*) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (#) アイザック・スターン(Vn) クルト・ヴェス指揮(*) ジャン・マルティノン指揮(#) NHKso.(*/#) | ||
収録:1953年9月24日(*)/1953年10月28日(#)、以上 日比谷公会堂。モノラル、初出音源。 当時33歳、まだ若々しいアイザック・スターンとN響の共演。さらにベートーヴェンの協奏曲はジャン・マルティノンがバックを務めるという超豪華版。スターンは的確なテクニックとヒューマニズムあふれる演奏はいつもながら、覇気に満ちた熱演を満喫出来る。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.3〜ミケランジェリ、グルダ、サヴァリッシュ、マタチッチ ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(*) / リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124 (*) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲〔第1番 ハ長調 Op.15 (#) /第4番 ト長調 Op.58 (#) 〕 アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P;*) フリードリヒ・グルダ(P;#) アレクサンダー・ルンプフ指揮(*) ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮(#) ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮(#) NHKso. | ||
録音:1965年4月3日、1965年5月31日(*)/1967年2月22日、1969年5月2日(#)、すべて 東京文化会館。ステレオ、初出音源。曲毎の詳細な演奏日と、グルダ演奏の2曲における指揮者詳細は記載されていない(記載順か?)。 個性的な2大ピアニストが、ともに記念すべき初来日時にN響と共演した記録。ミケランジェリは当時45歳。当演奏を聴いた日本の評論家と聴衆で、ショックを受けなかった人はいなかったとまで言われる伝説となっている。グルダは当時37歳。やはりその清新な演奏は今日でも衝撃。余人の真似できぬ至芸を聴かせてくれる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.4〜ローゼンストック、ロイブナー ボロディン:交響曲第2番 ロ短調(*) チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」(*) シューベルト:「ロザムンデ」序曲(#)/交響曲第9番 ハ長調「グレイト」(#) / 「ロザムンデ」〜バレエ音楽第2番(#) ジョゼフ・ローゼンストック指揮(*) ヴィルヘルム・ロイブナー指揮(#) NHKso. | ||
録音:1977年2月16日、1977年2月4日、ステレオ (*)/1964年1月19日、モノラル(#)、すべて NHKホール。初出音源。ローゼンストック指揮の2曲における曲毎の詳細演奏日は記載されていない(記載順か?)。 N響を育てた大恩人ローゼンストックとロイブナー。ともに歴史上の人のような印象を受けるが、前者は1977年にも矍鑠たる演奏を披露していた。曲はボロディンとチャイコフスキーの交響曲。まさに巨匠風の大きな演奏を聴かせてくれる。ロイブナーは得意のシューベルト。優しい人柄を反映するような、典雅極まりない演奏を聴かせてくれる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.5〜 スウィトナー、ブルックナー:交響曲集 〔第2番 ハ短調(*)/ 第4番 変ホ長調「ロマンティック」(#)〕 (共にノヴァーク版) |
オトマール・スウィトナー指揮 NHKso. | |
録音:1971年12月6日、東京文化会館(*)/1980年11月27日、NHKホール(#)。ステレオ、初出音源。 1973年以降N響の名誉指揮者に任命されたスウィトナー。その記念すべき初来日時の貴重な音源が日の目を見た。曲はブルックナーの交響曲第2番。堅実かつ端正な演奏はスウィトナーならでは。N響から滋味あふれる音楽を導き出している。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.6〜シュタイン ワーグナー:「神々の黄昏」より(*)〔ジークフリートのラインの旅/葬送行進曲〕/ 「ジークフリート」〜森のささやき(*)/ 「ローエングリン」より(*)〔第1幕への前奏曲/第3幕への前奏曲〕/ 「リエンツィ」序曲(*)/「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死(*) ハチャトゥリアン:組曲「仮面舞踏会」(#) リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35(#) ホルスト・シュタイン指揮NHKso. | ||
録音:1973年2月5日、1975年2月21日、1975年2月26日、東京文化会館(*)/1990年2月2日、NHKホール(#)。ステレオ、初出音源。ワーグナーにおける曲毎の詳細演奏日は記載されていない。 当時「ベームを継ぐ唯一の逸材」と称され、その来日を待ち望む人の多かったシュタインの、記念すべき初来日時の貴重な音源が日の目を見た。1975年以降N響の名誉指揮者に任命されたシュタイン、期待にたがわぬ見事なワーグナーを聴かせてくれる。円熟期の「シェエラザード」も堂々とした巨匠風演奏に酔わされる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.7〜ハイドシェック、イゾワール、デルヴォー モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491(*) ヘンデル:チェンバロ組曲第7番 ト短調 HWV.432〜パッサカリア(+) サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」(#) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/「夜想曲」より〔雲/祭〕 デュカ:魔法使いの弟子 / ラヴェル:道化師の朝の歌/ボレロ エリック・ハイドシェック(P;*/+) アンドレ・イゾワール(Org;#) ピエール・デルヴォー指揮NHKso.(+以外) | ||
録音:1978年11月8日、1978年11月15日(*/#/+)/1978年11月17日(無印)、すべて NHKホール。ステレオ、初出音源。印付き3曲における曲毎の詳細演奏日は記載されていない。 ドイツ的な傾向の強いN響も、デルヴォーが振るとフランス的な色彩感あふれるのに感心させられる。注目は若きハイドシェックとの共演によるモーツァルトのピアノ協奏曲第24番。ハイドシェックならではの生気と色彩感に酔わされる。また、名手イゾワールをゲストとしたサン=サーンスの交響曲第3番も力演。NHKホールのオルガンの音に圧倒される。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.8〜ヴァント シューベルト:交響曲第9番 ハ長調「グレイト」(*) ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1890年版)(#) |
ギュンター・ヴァント指揮 NHKso. | |
録音:1979年11月9日(*)/1983年12月15日(#)、共に NHKホール。ステレオ、初出音源。 現在の日本の音楽ファンに最も人気の高い指揮者といえばギュンター・ヴァント。その人気がブレイクする直前にN響と共演した貴重な記録。曲がブルックナーの交響曲第8番というのも嬉しい限り。期待にたがわぬ演奏を楽しめる。また、シューベルトの交響曲中最もスケールの大きな「ザ・グレイト」とカップリングも最高。ヴァント幻の音源が日の目をみる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.9〜ケンプ&森正 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 〔第1番 ハ長調 Op.15 (*) /第2番 変ロ長調 Op.19 (*) / 第3番 ハ短調 Op.37 (*) /第4番 ト長調 Op.58 (#) / 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(#) 〕 |
ヴィルヘルム・ケンプ(P) 森正 指揮 NHKso. | |
録音:1970年4月7日(*)/1970年4月9日(#)、以上 東京文化会館、ライヴ。ステレオ、初出音源。 日本にもファンの多い巨匠ヴィルヘルム・ケンプ。その彼が1970年、5度目の来日をした際にN響とベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を連続演奏した。当時75歳、枯淡の境地で近寄りがたい崇高さに満ちた感動的名演。これほど精神的深みのある演奏は今日聴くことが難しい貴重な記録。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.10〜 リヒテル&ベルマン、共に初来日ライヴ モーツァルト:ピアノ協奏曲集(*) 〔第22番 変ホ長調 K482 /第27番 変ロ長調 K595〕 チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (#) スクリャービン:2つの練習曲(+) 〔変ロ短調 Op.8 No.11 /嬰ニ短調 Op.8 No.12 〕 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3 No.2 (+) ベートーヴェン/ルビンシテイン編曲:トルコ行進曲(+) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P;*) ラーザリ・ベルマン(P;#/+) ルドルフ・バルシャイ指揮(*) 岩城宏之 指揮(#) NHKso.(+以外) | |
録音:1970年9月15日、東京文化会館(*)/1977年10月6日、NHKホール(#/+)、以上 ライヴ。すべてステレオ、初出音源。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.11〜ギレリス、ゲルバー、サヴァリッシュ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(*) J.S.バッハ/ジロティ編曲:前奏曲 ロ短調(#) ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 (+) エミール・ギレリス(P;*/#) ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(P;+) ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮NHKso.(#以外) | ||
録音:1978年4月19日(*/#)/1980年4月9日(+)、以上 NHKホール、ライヴ。すべてステレオ、初出音源。 ギレリスとゲルバー、2大巨匠がN響と共演した貴重なライヴ。どちらもそのスケールの大きさと円熟ぶりで聴衆に強い感銘をあたえ、今日でも語り草となっている。一点も曖昧にしないギレリスの完璧さ、独特のナイーヴな煌めきに満ちたゲルバー、ともに絶品。その幻の音源が初登場。サヴァリッシュ指揮のN響ともども、まるでヨーロッパのオーケストラを聴いているような感にとらわれる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.12〜シュヒター ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」(*) レスピーギ:交響詩「ローマの松」(+) ドヴォルジャーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88 (#) スメタナ:交響詩「モルダウ」(#) ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第10番 ホ短調 Op.72 No.2(#) ヴィルヘルム・シュヒター指揮NHKso. | ||
録音:1959年3月21日(*)/1959年8月7日(+)/1959年(#)、ステレオ(*/+)/モノラル(#)、以上 NHKホール、ライヴ。すべて初出音源。 1959年から62年までN響の常任指揮者を務めたドイツの指揮者ヴィルヘルム・シュヒター(1911-1974)。その厳格さ、怖さは群を抜き、完全に出来あがるまで指揮台を降りようとしなかったと伝えられるが、おかげでN響は驚くべき成長を遂げた。ここに収められた「新世界交響曲」は1959年3月、シュヒターのお披露目演奏会。これとレスピーギの「ローマの松」は何とステレオ録音。シュヒターの指揮能力は意外な驚き。シューリヒトを思わす楷書的で推進力と迫力に満ちた音楽の、ファンになる方も多いに違いなく、凄さを再認識出来る。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.13〜マタチッチ ウェーバー:「魔弾の射手」序曲(*) ワーグナー:「リエンツィ」序曲(#)/「さまよえるオランダ人」序曲(+)/ 「タンホイザー」序曲(+)/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(+) ヤナーチェク:シンフォニエッタ(**) / コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」(**) ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)(**) ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮NHKso. | ||
録音:1969年5月27日(*)、1973年12月27日(+)、1975年12月4日(#)、東京文化会館、NHKホール/1973年12月5日、14日、NHKホール(**)、以上 ライヴ。すべてステレオ、初出音源。 重量感あふれる巨匠風指揮ぶりで、日本でも人気の高いロヴロ・フォン・マタチッチ。名誉指揮者であるN響とはブルックナーの交響曲の名演で伝説となっているが、ヤナーチェクのシンフォニエッタやストラヴィンスキーの「火の鳥」なども空前の名演として多くの方々の記憶に残っている。それらをすべて初CD化。迫力と彫の深さはもとより、聴き手を圧倒する感動に満ち溢れた、まさに巨匠の芸術を満喫出来る。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.14〜〜サヴァリッシュ ブラームス:交響曲全集 〔第1番 ハ短調 Op.68(*)/第2番 ニ長調 Op.73(#)/ 第3番 ヘ長調 Op.90(+)/第4番 ホ短調 Op.98(##)〕/ 悲劇的序曲 Op.81(+) |
ヴォルフガング・ サヴァリッシュ指揮 NHKso. | |
録音:1973年6月23日、NHKホール柿落し公演(*)/1971年5月8日、東京厚生年金会館(#)/1972年4月19日、東京文化会館(+)/1975年4月23日、NHKホール(##)、以上 ライヴ。すべてステレオ、初出音源。 ドイツの伝統を今日に伝える巨匠サヴァリッシュ。歴代のN響常任指揮者のなかでも、とりわけ関係が良く、最もN響に愛され、日本の聴衆にもお馴染みの存在。そのサヴァリッシュが40代後半の精力的に活躍していた時期のブラームス交響曲全集。N響とのブラームスの交響曲が全曲揃うのは非常に魅力的。若々しさみなぎるスピード感も心地よく、ブラームスならではの重厚さも兼ね備えた名演。交響曲第1番は1973年6月23日、NHKホールの柿落し公演の貴重な記録。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.15〜スウィトナー マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」(*)/交響曲第2番 ハ短調「復活」(#) 曽我栄子(S) 辻宥子(Ms) オトマール・スウィトナー指揮NHKso.、国立音大cho. | ||
録音:1973年1月12日、東京文化会館(*)/1979年1月12日、NHKホール(#)、以上 ライヴ。ともにステレオ、初出音源。 スウィトナーはマーラーに特化した指揮者ではないものの、N響との演奏は今日でも語り草となっている。それらがついに日の目をみた。スウィトナーがN響の名誉指揮者号を授与された1973年の演奏で、デモーニッシュさより優美さとしなやかさに酔わされ、感動させられる。「復活」の声楽の美しさも特筆。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.16〜シュタイン シベリウス: 交響曲第2番 ニ長調 Op.43 (*) / トゥオネラの白鳥 Op.22 No.2 (#) / フィンランディアOp.26 (+) / 交響曲第1番 ホ短調 Op.39 (+) / 交響曲第7番 ハ長調 Op.105 (**) |
ホルスト・シュタイン指揮 NHKso. | |
録音:1975年2月26日(*)、1981年2月6日(#)、東京文化会館(*/#)/1987年11月18日(**)、1990年2月8日(+)、NHKホール(**/+)、以上 ライヴ。すべてステレオ、初出音源。 ホルスト・シュタインは意外にもシベリウス作品を得意としていて、スイス・ロマンド管との録音もあるが、N響との演奏も非常な充実ぶり。シュタインのシベリウスの特徴は音が厚く、すべてが明快に鳴り響く。またフィンランディアや交響曲の急速楽章などでの迫力も物凄く、聴き手を圧倒する。北欧的なシベリウスとは一線を画した個性的名演。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.17〜ブロムシュテット マーラー:交響曲第4番 ト長調(*) / 交響曲第5番 嬰ハ短調(#) |
中嶋彰子(S) ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 NHKso. | |
録音:2001年4月28日(*)/1985年12月5日(#)、以上 NHKホール、ライヴ。ともにステレオ、初出音源。 ブロムシュテットのマーラーは世紀末的な情感よりも、古典的なスタイルと構成感に特徴がある。清明な第4番はうってつけで、精緻な演奏を聴かせてくれる。清澄ななかにリリコの魅力を込めた中嶋彰子の歌唱も絶品。また第5番のアダージョの流麗な美しさもブロムシュテットならでは。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.18〜ノイマン スメタナ:連作交響詩「わが祖国」(全6曲)(*) ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲集 〔第1集/第2集〕(全曲)(#) |
ヴァーツラフ・ノイマン指揮 NHKso. | |
録音:1978年12月13日(*)/1990年11月9日(#)、以上 NHKホール、ライヴ。ともにステレオ、初出音源。 チェコの名匠ヴァーツラフ・ノイマンが最初にN響を指揮したのは1978年、日本のオーケストラへの初客演だった。その際演奏されたのがスメタナの「わが祖国」全曲。これが稀有の名演で、N響からチェコの香りが立ち昇ったといわれる。また、晩年の1990年来日時のドヴォルジャーク「スラヴ舞曲」全曲演奏も貴重。独特のリズム感で、活き活きした演奏を繰り広げる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.19〜ライトナー ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」(*) / 交響曲第7番 イ長調 Op.92 (#) / レオノーレ序曲第2番 Op.72a (+) / 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(**) |
フェルディナント・ライトナー指揮 NHKso. | |
録音:1983年7月8日(*)/1981年3月14日(#)/1981年3月18日(+)/1986年5月7日(**)、以上 NHKホール、ライヴ。すべてステレオ、初出音源。 ドイツの巨匠ライトナーによる正統派ベートーヴェン。全体に遅めのテンポで悠然と進め、終始落ち着いた気分を崩さぬじっくり味わえる演奏となっている。団員との息もぴったり合い、楽器のソロも見事な統率がとれているのも注目。ライトナーのバトン・テクニックの凄さを再認識させる。 | ||
N響85周年記念シリーズ Vol.20〜ヴァント ヘンデル:「王宮の花火の音楽」序曲(*) モーツァルト: セレナード第9番 ニ長調 K.320「セレナード」(#) ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番 Op.72b (#) ヘンデル:オルガン協奏曲第1番(+) モーツァルト: セレナード第7番 ニ長調 K.250「ハフナー」(**) |
リオネル・ロッグ(Org;+) ギュンター・ヴァント指揮 NHKso. | |
録音:1982年4月7日(*)/1979年11月9日(#/+)/1983年12月2日(**)、NHKホール。 ヴァントといえばブルックナーの交響曲に人気があるが、モーツァルトの味わい深さにも勝るとも劣らぬ魅力がある。2篇のセレナードはいずれも大曲で、ヴァントならではの風格あふれる演奏。とはいえ、モーツァルトならではの愉悦感も忘れておらず、たっぷり堪能出来る。スウェーデンの巨匠オルガニスト、リオネル・ロッグを独奏に招いたヘンデルの協奏曲も名人芸にひたることが出来る。 |
EXTREMADURA SYMPHONY ORCHESTRA
スペインの内陸南西部エストレマドゥラ州、ポルトガルとの国境の都市バダホスに本拠を置くエストレマドゥラso.のCDの扱いを開始。オーケストラの自主レーベルではなく、既存の複数のレーベルから発売されている物だが、国内代理店へはエストレマドゥラso.から供給されるため、上記名称でまとめての扱いになるとのこと。 | ||
ブルックナー(1824-1896): 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」 |
ヘスス・アミゴ指揮 エストゥレマドゥラso. | |
録音:2007年1月20日、パラシオ・デ・コングレソス・デ・バダホス・マヌエル・ロハス、バダホス、スペイン、ライヴ。発売元: A & B Master Record。 | ||
ゴルターマン、イェラル:チェロ協奏曲集 ゲオルク・ゴルターマン(1824-1898):チェロ協奏曲第3番 Op.57 (*) ヴィルヘルム・イェラル(1861-1935):チェロ協奏曲 Op.10 (*) フーゴー・ヴォルフ(1860-1903)/ハンス・ガル(1890-1987)編曲:コレヒドル組曲 オルフェオ・マンドゥッツィ(Vc) ヘスス・アミゴ指揮エストゥレマドゥラo. | ||
録音:2006年6月20日-22日、2007年9月11日、パラシオ・デ・コングレソス・デ・バダホス・マヌエル・ロハス、バダホス、スペイン。発売元: XXI-21 Productions(カナダ)。世界初録音と表示されている。 ゲオルク・ゴルターマンはハノーファーに生まれたドイツのチェリスト・指揮者・作曲家。彼の作品は一般にはあまり知られていないが、チェロの演奏技巧がまんべんなく盛り込まれた5つのチェロ協奏曲は、チェロ学習者ならば避けて通れない楽曲とされている。ヴィルヘルム・イェラルはチェコのプラハに生まれたチェリスト・作曲家・教師。 | ||
ショスタコーヴィチ(1906-1975): ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 Op.35 (1933) (*) / ピアノ協奏曲第2番 ホ長調 Op.102 (1957) |
ホルヘ・ルイス・プラツ(P) セルヒオ・ノベリャ(Tp;*) ヘスス・アミゴ指揮 エストゥレマドゥラo. | |
録音:2006年12月16日、ライヴ、2006年9月11日、以上 パラシオ・デ・コングレソス・デ・バダホス・マヌエル・ロハス、バダホス、スペイン。発売元: XXI-21 Productions(カナダ)。 | ||
ジェラール・コセ参加〜 ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988): 交響的序曲第3番 Op.20 / ガリシア歌曲集 Op.54 (*) / 3つの交響的素描 Op.34 /ヴィオラ協奏曲 Op.31 (+) |
マリア・オガン(S;*) ジェラール・コセ(Va;+) ヘスス・アミゴ指揮 エストゥレマドゥラo. | |
録音:2008年5月12日-14日、パラシオ・デ・コングレソス・デ・バダホス・マヌエル・ロハス、バダホス、スペイン。発売元: XXI-21 Productions(カナダ)。 ブラガ・サントスはリスボンに生まれ、リスボン音楽院を中退後個人的にフレイタス・ブランコに師事したポルトガルの作曲家。初めはヴォーン・ウィリアムズやウォルトンらイギリスの作曲家の影響を受けていたが、1950年代後半から当時の先端的手法と民俗的素材を採り入れるようになった。フランスのヴィオラの巨匠ジェラール・コセの参加が注目される。 | ||
AURORA (ノルウェー)
旧譜はこちらから。 | ||
LIGHTS OUT オルヤン・マトレ(1979-):管弦楽のための4つのミニアチュア(2005) エヴァン・ガードナー(1978-):ライツ・アウト(2006) ヨルゲン・カールストレム(1981-):トリスタンフィルターII(2003) ヤン・エリク・ミカルセン(1979-):悪鬼と月(2004) ロルフ・グプタ指揮ノルウェー放送o. | ||
2012年度武満徹作曲賞に3位受賞したヤン・エリク・ミカルセン作品に注目。ノルウェー作曲界新世代の水準の高さを実感させる。 | ||
軌道に乗ったズヴェズドフカ〜チェロとウィンドバンドのための作品集 ヨン・オイヴィン・ネス:軌道に乗ったズヴェズドフカ(2009) (*) フリードリヒ・グルダ:チェロとウィンドオーケストラのための協奏曲(1980) (#) イベール:チェロとウィンドオーケストラのための協奏曲(1925) (+) オラヴ・アントン・トンメセン:チェロと2組の木管五重奏のための小協奏曲「光の幻影」(1990) (+) エルンスト・シモン・グラーセル(Vc) ペーテル・シルヴァイ指揮ノルウェー軍西部音楽隊(ベルゲン) | ||
録音:2010年4月(+)、11月(*)、ライヴ/2011年12月(#)、ベルゲン、ノルウェー。「軌道に乗ったズヴェズドフカ」は、ポピュラー音楽で育った世代のノルウェー作曲家のひとり、ヨン・オイヴィン・ネス(1968-)がグラーセルの委嘱により作曲。芸術音楽をポップスと対話させることに関心をもち、聴き手と自然なコミュニケーションのとれる作品を発表するネスの特色がはっきりと表れている。「ズヴェズドフカ」は「小さな星」を意味するロシア語で、旧ソ連が人工衛星スプートニク5号に乗せた犬の名。 ピアニストとして高名なフリードリヒ・グルダが1980年に作曲したチェロ協奏曲は、「趣味の良さ」はそっちのけで「自分の音楽」に徹したとされる作品。ロック調の「序曲」、レントラーの「牧歌」、シュールなムードの「メヌエット」、街のバンドがスーザのマーチでも演奏しながらパレードする雰囲気の「行進曲風フィナーレ」。「牧歌」と「メヌエット」の間にチェロが名人芸を披露するカデンツァが挟まれる。クラシカル・ベースとジャズ・ベース各1本、ギター、ドラムを加えた編成のウィンドオーケストラがチェロと共演する。 ノルウェーの「今日」を代表する作曲家のひとり、オラヴ・アントン・トンメセン(1946-)の小協奏曲「光の幻影」は、チェロと2組の木管五重奏のためのもので、木管五重奏の1組は通常の編成、もう1組はオーボエの代りにコールアングレを加えた五重奏。チェロは全音域を使い、「決して捕らえることのできない光」を追い求める。 エルンスト・シモン・グラーセル(1975-)は、トロンハイム響とノルウェー国立オペラ管の首席奏者を経て、現在、イェーテボリ響の首席を務めている。ベルゲンに本拠を置くノルウェー軍西部音楽隊(FMKV)は、ノルウェー国軍に所属する5つのプロフェッショナルバンドのひとつ。奏者たちの演奏と表現の技術水準は高く、オスロ、ベルゲン、スタヴァンゲル、トロンハイムのオーケストラとならぶ優れたアンサンブルと評価されている。マリス・ヤンソンスのアシスタント指揮者を3年務め、2010年にはノルウェー作曲家協会から「最優秀演奏家」に選ばれた、ヴィオラ奏者でもあるペーテル・シルヴァイ(1971-)が首席指揮者。ノルウェー海軍がベルゲンに移ってからは海軍の音楽隊となり、ノルウェー海軍軍楽隊(NNB)の名称も持ち、海軍の軍服姿で演奏するようになった。 | ||
DISQUIET (蘭) 〔含映像商品〕
国内へ新規案内される、音楽、演劇、映像と多方面に活躍するオランダの現代作曲家ミシェル・ファン・デル・アーが2010年に設立、自身の作品を中心に(というより、2012年3月現在の発売全4点は自らの作品のみ)前衛音楽を発信しているレーベル。 | ||
ミシェル・ファン・デル・アー(1970-): スペース・オブ・ブランク(2007) [クリスティアーネ・ストテイン(Ms) エド・スパンヤード指揮ロイヤル・コンセルトヘボウo.](*) / マスク(2006)[オットー・タウスク指揮アスコ・シェーンベルク](#)/ インプリント(2005)[ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(Vn) フライブルク・バロックo.](+) | ||
録音:2009年3月20日、コンセルトヘボウ、ライヴ(*) /2010年7月3日、ムジークヘボウ(#) /2006年6月3日、ムジークヘボウ、ライヴ(+)、以上 すべてアムステルダム。録音技師、映像や舞台監督としても高い評価を受けているファン・デル・アーが近年作曲した3つの管弦楽曲。収録作品からも彼のマルチな才能を窺い知ることが出来る。スペース・オブ・ブランクはどこか機械的に鳴らされるオーケストラと情感を抑えたメゾ・ソプラノの歌声のハーモニーが、冷たくも美しい響きを生み出している。ユロフスキやアバドなど世界の著名な指揮者と共演し、2012年1月にドゥダメルのマーラー・チクルスでも話題となった歌姫ストテインの柔らかくも研ぎ澄まされた美声にも注目。インプリントではゴルツの卓越したソロに圧倒される。演奏陣も錚々たる顔ぶれ。 | ||
ミシェル・ファン・デル・アー(1970-): ヒヤ・トリロジー ヒヤ「エンクローズド」(2003) (*) / ヒヤ「イン・サークル」(2002) (#) / ヒヤ「トゥー・ビー・ファウンド」(2001) (+) |
クラロン・マクファーデン(S) ペーテル・エートヴェシュ指揮(*) エティエンヌ・ ジーベンス指揮(#/+) オランダ室内o.(*/#/+) | |
録音:2004年4月6日-7日(*)、2005年6月21日-22日(#)、2005年6月23日-24日(+)、MCOスタジオ、ヒルヴェルスム(オランダ)。大作「ヒヤ・トリロジー」は、彼の名を一躍有名にした室内オペラ「One」と同時期に製作された三部作で、「One」と同じく逼迫した孤独感が存分に表現された作品。プレイヤーが壊れてしまったのかと錯覚するほどに何度も繰り返される短い旋律に、焦燥感を掻き立てられる。2曲目の「イン・サークル」からはクラロン・マクファデンの張り詰めたソプラノの歌声によって、曲にさらに緊迫感が与えられる。作曲家だけでなく録音技師としても高い評価を得ているファン・デル・アーの録音&編集技術がフルに活かされた作品と言えるだろう。“自分 " とは何か――ファン・デル・アーの作品の神髄ともいえるコンセプトに迫る作品となっている。演奏者も豪華な顔ぶれ。エートヴェシュはアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督も務めた経験もあり、現代作曲家としても広く知られる指揮者。マクファデンはリームやバートウィッスルなど、現代音楽を得意のレパートリートするソプラノ。一切のブレを見せない卓越した歌唱力は圧巻。前衛音楽に造詣深い名手達の見事な演奏に圧倒される1枚。 | ||
ミシェル・ファン・デル・アー(1970-):室内オペラ「One」(2002)
バーバラ・ハンニガン(S;私) シェイラ・ウィアーサム(年老いた私) ミシェル・ファン・デル・アー(舞台&映像監督、リブレット) | ||
PAL|リージョン・オール|16:9|DD ステレオ、DTS サラウンド|46m。2002年にベルリン、パリ、ワルシャワといった諸都市で相次いで上演されるや否やファン・デル・アーの名を一躍有名にした話題作。彼の代名詞とも言える“自己 " や“孤独 " というテーマが強く反映された作品で、“私とは何か " とひたすら自問自答しながら孤独感に苛まれる女性の姿が、美しくも狂気的に描かれる。舞台の殆どが“私 " の一人演技で構成される本作において、大役である“私 " を演じるのはカナダの名ソプラノ、バーバラ・ハンニガン。体当たりの演技で、“私 " を見事に演じ切っている。また、本作の魅力は随所に施された映像技術にもあろう。舞台と映像が相互的に結びついた、ファン・デル・アー節炸裂の強烈な舞台空間に圧倒される。 #PAL方式のため、国内の通常映像機器では再生出来ません。また、パソコン等での再生保証もございません。 | ||
ミシェル・ファン・デル・アー(1970-):アップ・クローズ(2010)
ソル・ガベッタ(Vc) ヴァキル・イールマン(老女) カンディダ・トンプソン(芸術監督)アムステルダム・シンフォニエッタ ミシェル・ファン・デル・アー(映像&舞台監督、脚本) | ||
収録:2011年3月15日、ムジークヘボウ、アムステルダム。PAL|リージョン・オール|16:9|PCM ステレオ、Dolby & DTS サラウンド|31m。「自分は音符だけで音楽を作っているのではない」と語るファン・デル・アーにとって、「アップ・クローズ」は“聴くこと " と“見ること " を融合した理想の作品。音楽作品としてみればチェロ・ソロと弦楽アンサンブルによる協奏曲だが、舞台左側には大きなスクリーンが置かれ、演奏と並行して映像が流される。演奏者の後ろに映像を置く形態自体は映画音楽の演奏会などでもお馴染みだが、流石はファン・デル・アー、ソリストが演奏中何度も席を立ち、映像の中の“年老いた自分 " と共に演技をする。オーケストラも時に立ち上がり、ソリストを圧迫するように演奏。何とも説明し難い摩訶不思議な舞台空間は、強烈なインパクトがある。ソル・ガベッタはアルゼンチン出身のチェリスト。10歳にしてアルゼンチンのコンクールで第1位に輝き、現在も新進気鋭の若手実力派として世界的に活躍するチェロ奏者。可憐な容姿とは裏腹に、その演奏は力強く情熱的。本DVDでも圧巻の演奏技術と迫力あふれる音色で、作品の雰囲気を見事に表現している。ヴァキル・イールマン演じる“年老いたガベッタ " はまさに適役。孤独に苛まれる老女の姿を狂気的に演じている。 #PAL方式のため、国内の通常映像機器では再生出来ません。また、パソコン等での再生保証もございません。 | ||
ACANTA (独) 1CDあたり¥1980(税抜¥1800)1990年代初頭に倒産した老舗レーベル、ACANTA が MEMBRAN 傘下で復活。 | ||
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
エルナ・シュリュター(S;エレクトラ) アンネリース・クッパー(S;クリソテミス) グスタ・ハンマー(A;クリテムネストラ) ペーター・マークヴォルト(T;エギスト)他 オイゲン・ヨッフム指揮ハンブルク州立歌劇場o.&cho. | ||
録音:1944年。 | ||
ブラームス: 愛の歌、ワルツ Op.52 (18曲)/新・愛の歌、ワルツ Op.65 (15曲)(4声部合唱と4手ピアノ版)/ リートとロマンスOp.93a /5つの歌 Op.104(6声部合唱) マルティン・ガリング、ミヒャエル・ロイシュナー(P) ヘルムート・リリング指揮ゲヒンゲン聖歌隊 | ||
録音:1977年。既出他レーベルCD: ARTS。PROFILからもリリング指揮によるこれらの作品が出ているが、INTERCORD 原盤でピアニストが異なっている。 | ||
オペラ合唱曲集 ベッリーニ:ノルマ、ドニゼッティ:ドン・パスクァーレ、ヴェルディ:ナブッコ、ロンバルディア人、マクベス、トロヴァトーレ、 プッチーニ:蝶々夫人、トゥーランドット、レオンカヴァッロ:道化師、マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ、他より マウリツィオ・アレーナ指揮フィレンツェ5月音楽祭o. | ||
MEMBRAN 特記以外 | ||
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) | ムスティスラフ・ ロストロポーヴィチ(Vc) | |
録音:1955年、プラハの春音楽祭。既出CD:SUPRAPHON、チェコ放送。 | ||
ブルーノ・ワルター〜 Conductor of Humanitiy マーラー:交響曲第5番[NYP/1947年]/交響曲第9番[VPO/1938年]/ 大地の歌[キャスリーン・フェリアー(A)ユリウス・パツァーク(T)VPO/1952年] モーツァルト: 交響曲〔第40番/第41番「ジュピター」〕/アイネ・クライネ・ナハトムジーク/ ヴァイオリン協奏曲〔第3番/第4番〕[ジノ・フランチェスカッティ(Vn)/コロムビアso./1958年-1960年]/ レクイエム[ゼーフリート(S)トゥーレル(A)シモノー(T)ウォーフィールド(B)NYP/1956年] ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」[ルドルフ・ゼルキン(P)NYP/1941年] ワーグナー:「ワルキューレ」第1幕[レーマン(S)メルヒオール(T)リスト(B)VPO/1935年] ブラームス:交響曲第1番[コロムビアso./1959年] メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調[ミルシテイン(Vn)NYP/1945年] | ||
ルドルフ・ショック(T)〜 Echoes of a Much - Loved Voice 魔笛/イドメネオ/後宮からの誘拐/ドン・ジョヴァンニ/ドン・パスクァーレ/椿姫/カルメン/ナクソス島のアリアドネ/ サロメ/死の都/バグダッドの理髪師/マノン・レスコー/ボリス・ゴドゥノフ/ルスランとリュドミラ/スペードの女王/他 歌曲集:R.シュトラウス、ペッピング、ヴォルフ、ブラームス、シューマン、シューベルト、他 | ||
ライプツィヒ・トーマス教会合唱団によるJ.S.バッハ モテット〔歌え、主の御前に新しき歌をBWV.225/御霊はわれらが弱きを助け給うBWV.226/イエス、わが喜びBWV.227/ おそるるなかれ、われ汝とありBWV.228/来たれ、イエス、来たれBWV.229/もろもろの国よBWV.230〕 [ギュンター・ラミン指揮/1951年、1954年、1955年] 教会カンタータ〔われは満ち足れりBWV.82/もろびとよ、歓呼して神を迎えよBWV.51/ 神はわが王なりBWV.71/われ喜びて十字架をになわんBWV.56〕 [アグネス・ギーベル(S) マルガ・ヘフゲン(A) ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(T) ヘルマン・プライ、 テオ・アダム(B) メンネル(Tp) ゲルラッハ(Ob) クルト・トーマス指揮ゲヴァントハウスo./1959年] マニフィカト ニ長調 BWV.243[エリカ・ロキータ(S) ローレ・フィッシャー(A) ハインツ・マルテン(Br) ヨゼフ・グラインドル(B)ゲヴァントハウスo./1944年] ヨハネ受難曲 BWV.245[アグネス・ギーベル(S) マルガ・ヘフゲン(A) エルンスト・ヘフリガー(T) ケルヒ、フーデマン(B)ギュンター・ラミン指揮ゲヴァントハウスo./1954年/ マタイ受難曲 BWV.244[カール・エルプ(T) ゲルハルト・ヒュッシュ(Br) ティアナ・レムニッツ(S) フリーデル・ベックマン(A) ジークフリート・シュルツェ(B) ラミン指揮ゲヴァントハウスo./1941年] | ||
BAYARD MUSIQUE (仏) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) | ||
J.S.バッハ: J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 / 半音階的幻想曲とフーガ BWV 903 |
増永 玲未(P) | |
収録時間:55分55秒。代理店によると『増永さんがBAYARDとの話の中で2011年3月大震災の思いを伝えたところ、この録音が決まりました。』とのこと。 | ||
BERLIN CLASSICS
旧譜はこちらから | ||
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番/三重協奏曲
児玉 麻里(P) コーリャ・ブラッハー(Vn) ヨハネス・モーザー(Vc) ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツso. | ||
Sacred Music for a Whole Year〜宗教曲集 クリスマスのための音楽集/受難節とイースターの音楽/聖霊降臨祭の音楽/悲しみと慰めの音楽集 ドレスデン聖十字架cho. |
KULTUR DVD/Blu−ray
旧譜はこちらから。 | ||
ミンクス:バレエ「ドン・キホーテ」
ルドルフ・ヌレエフ、ロバート・ヘルプマン、ルセット・オルダス/他 ジョン・ランチベリー指揮ヴィクトリア州立o.、オーストラリア・バレエ | ||
初発売:1999年? 122分、カラー。収録:オーストラリア放送 (ABC)。 # DVD:D-1175 はリージョン・コード1のため、国内鑑賞不可です。 | ||
写影 | ||
朝比奈 隆&新日本フィル、ブラームス・チクルス〜交響曲全集&協奏曲全集 分売 Vol.1 交響曲第1番 ハ短調 Op.68[1990年2月5日]/ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (*)[1990年5月1日]/ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (#)[1990年4月3日] | ||
朝比奈 隆&新日本フィル、ブラームス・チクルス〜交響曲全集&協奏曲全集 分売 Vol.2 交響曲第2番 ニ長調 Op.73[1990年4月3日]/交響曲第3番 ヘ長調 Op.90[1990年5月1日]/ ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102 (+)[1990年2月5日] | ||
朝比奈 隆&新日本フィル、ブラームス・チクルス〜交響曲全集&協奏曲全集 分売 Vol.3 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 (**)/交響曲第4番 ホ短調 Op.98[1990年6月1日] ・【特典映像】インタビュー「実相寺昭雄監督と朝比奈隆先生の思い出」〔寺田農(俳優)〕 | ||
以上3点の演奏者:伊藤恵(P;*) 藤川真弓(Vn;#) 豊嶋泰嗣(Vn;+) 上村昇(Vc;+) 園田高弘(P;**) 朝比奈隆指揮新日本po. 収録:すべてオーチャードホール、ライヴ。リニアPCM|ステレオ|カラー|NTSC|4:3| Region All。限定盤BOX:SHHP-C005 (3DVDs/ \13200(税抜\12000) ) からの分売。なお、BOXと分売の違いは特に記されていない。 | ||
新書館 | ||
パリ・オペラ座のバランシン(監督:ドミニク・ドルーシュ) 水晶宮(シンフォニー・イン・C)[指導:ギレーヌ・テスマーモデル:イザベル・シアラヴォラ、エルヴェ・モロー] ナイチンゲールの歌[指導:アリシア・マルコス、エリザベット・プラテルモデル:ミリアム・ウルド=ブラーム] ソナチネ[指導:ビオレット・ヴェルディモデル:モニク・ルディエール] 夢遊病の女[指導:ニナ・ビルボア、ミロラード・ミスコビッチモデル:ミュリエル・アレ、ヴァレリー・コラン] 愛のワルツ[指導:ビオレット・ヴェルディモデル:ルシア・ラカッラ、シリル・ピエール] 出演:ギレーヌ・テスマー、イザベル・シアラヴォラ&エルヴェ・モロー、アリシア・マルコス、 エリザベット・プラテル、ミリアム・ウルド=ブラーム、ビオレット・ヴェルディ、モニク・ルディエール、 ニナ・ビルボア&ミロラード・ミスコビッチ、ミュリエル・アレ&ヴァレリー・コラン/他 | ||
=オリジナル・キャストから現代のダンサーへ・・・・= バランシンの作品が受け継がれていく現場を収めた貴重なドキュメンタリー。彼の原点ともいえる歴史的な劇場、パリ・オペラ座で行われたリハーサルを収録。ダンサーから語られる言葉によって振付の解釈や作品の背景まで見えて来る。クラシック・バレエに大変革をもたらしたバランシンの作品の真髄に迫る。 ジョージ・バランシン(振付家):1904年1月22日、サンクトペテルブルクに生まれる。13年、帝室マリインスキー・バレエ学校に入学し、17歳で帝室マリインスキー・バレエ団に入団する。当時から振付家としても活躍。24年に亡命し、ディアギレフの誘いでバレエ・リュスに振付家として参加する。ここで、「アポロ」「放蕩息子」など初期の代表作を残す。ディアギレフの死後、34年にアメリカに渡り、スクール・オブ・アメリカン・バレエを設立。46年にはバレエ・ソサエティ(現ニューヨーク・シティ・バレエ)を創設し、本格的にアメリカでの活動を始める。音楽の視覚化を図り、物語のないアブストラクト・バレエ(抽象バレエ)の道を切り拓く。バランシンの活躍で現在バレエがアメリカの地で花開いた。83年4月30日、ニューヨークで死去。 ドミニク・ドルーシュ(監督):1931年、パリ生まれ。中等教育を受けながら、ピアニストとしてのレッスンを続ける。後に演劇、クラシック、声楽、建築、絵画、ジャーナリズムなどを学び、映画の世界に入る。54年から59年にかけて、名監督フェデリコ・フェリーニのアシスタントを務め、「道」「カビリアの夜」「甘い生活」の撮影に参加。その後、自分の制作会社レ・フィルム・ド・プレーリー創設し、多くの短編、テレビ映画、長編映画を撮っているが、クラシック・バレエのドキュメンタリー映画監督としてとくに定評がある。また、オペラ、演劇の演出なども手がけている。おもな作品に「ルディエール・オ・ラ・トラヴァーユ〜鳥のように」「愛のデュエット」「エトワールの肖像」「バレエのできるまで」ほかがある。 |