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2011年12月新譜情報

・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。





国内マイナー・レーベル




コジマ録音

ALCD-92
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\2750(税抜\2500)
12/7発売
テトラクロニー〜作曲家 丹波明の肖像
 ヴァイオリン協奏曲第1番(1963)[ルネ=フランス・フロマン(Vn)
   マニュエル・ロザンタール指揮フランス放送po./録音:1963年6月21日]/
 ヴァイオリン協奏曲第2番「アドゥバイター」(1984)
  [数住岸子(Vn) 外山雄三指揮NHKso. /録音:1984年9月5日]/
 ピアノと弦楽三重奏のための「テトラクロニー」(2008)
  [ジャン・ピエール・ラクール(Vn) ドゥニ・ブーエーズ(Va)
   フランソワ・ミシェル(Vc) アンヌ・ガエル(P;+)/
   録音:2009年4月4日、ヴェルノン、フランス]
 メシアンに師事し、その独特の美学に貫かれた作品がフランスでも高い評価を得ている丹波明。これは、半世紀にわたって孤高の作曲家が追い求めてきた創造と思考の記録。
 『フランス政府給費留学生として渡仏以来、丹波明のフランスでの生活は既に50年を超えた。弦楽を意識して編まれたこのアルバムは、彼が自らの書法を模索しつつ歩いた半世紀にわたる格闘の記録であり、ほぼ20年ごとの隔たりを持って作曲されたこれら三作品を並べ聴くと、作曲者の音楽的・人間的魂の遍歴が浮かび上がってくる。』(角篤紀 氏 ライナーノートより)
 丹波 明(たんば あきら):1932年生まれ。東京藝術大学作曲科卒業後、60年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学し、O.メシアンに師事。作曲で一等賞、楽曲分析で二等賞、リリー・ブーランジェ賞、ディヴォンヌ・レ・バン作曲賞等を受賞。64〜67年フランス国立放送研究所にて具体音楽研究に従事。68年フランス国立科学研究所哲学(美学)科に入り、98年主任研究員に就任。
 CDは、コジマ録音より「音の干渉第一番〜第四番」(ALCD-3076)をリリース。他レーベルからも数多くリリースしている。
 音楽学の分野では、71年『能音楽の構造』によりソルボンヌ大学より音楽博士号、日本翻訳家協会文化賞、84年『日本音楽理論とその美学』により同大学よりフランス国家博士号を授与される。日本国内で出版された著書には『創意と創造』、『序破急の美学』(いずれも音楽之友社刊)がある。
ALCD-9111
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\3080(税抜\2800)
12/7発売
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集(ピアノ伴奏版)
 〔第3番 ト長調 KV216/第4番 ニ長調 KV218/第5番 イ長調「トルコ風」KV219〕
    Cadenza: 第3番 Sam Franko /第4・5番 Joseph Joachim
 島根恵(Vn) 碓井俊樹(P)
 録音:2011年7月20日-22日、稲城市立iプラザ。教育面にも力を注ぎ、ヴァイオリン学習者に必須の教材を流麗な美音と安定したテクニックで数多くリリースしてきた島根恵が、様々なオーディションやコンクール等でも演奏されることが多いモーツァルトの三大協奏曲をピアノ伴奏で収録。モーツァルトの自筆譜に向き合い、当時の楽器仕様や奏法も視野に入れながら研究を重ねたヴァイオリンの演奏は、学習者向けの実践的な指標になることは勿論、愛好家にも満足のいく充実の内容。
LMCD-1947
レーベル
扱い終了
入手不能
清瀬雅子 オルガン・リサイタル
  清瀬雅子(Org)
 原盤・LP品番:JECKLIN (Swizerland), Jecklin 213 / (P) 1982。おそらく国内外初CD化。使用楽器。ラングナウカトリック教会、マティス・オルガン(*)/ラングナウ改革派教会、ミューライゼン・オルガン(#)。
LMCD-1944/45
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(2CD)
\3190(税抜\2900)
12/7発売
浜松市楽器博物館コレクションシリーズ37
 ジャック・デュフリ(1715-1789)全集II〜18世紀フランスの雅

 クラヴサン曲集第2巻 (1748)
  〔ヴィクトワール ニ長調(快活に)/ドゥ・ヴィルロワ ニ長調(勇ましく)/フェリクス ニ短調(気高く)/
   ドゥ・ヴァートル ニ長調(勇ましく)/ランツァ イ長調(気高く、生き生きと)/
   「鳩」ロンド イ短調(優しく)/ダマンジー イ長調(快活に)/「ドゥ・ブゼヴィル」ロンド ホ長調(優しく)/
   デリクール ホ長調(気高く、生き生きと)/ガヴォット ホ長調& ホ短調(優しく)/
   メヌエット ホ短調& ホ長調(優しく)/ドゥ・ルドゥモン ト短調(勇ましく)/
   ドゥ・カズ ト長調/ドゥ・ブリサック ト短調(陽気に)]/

 クラヴサン曲集第3巻(1758)
  〔序曲 へ長調(荘重に‐速く‐遅く;*)/「ドゥ・メ」上品なロンド へ長調(*)/
   修道院長マダン へ長調(陽気に;*)/フォルクレ ヘ短調/シャコンヌへ長調/
   メデ ヘ短調(快活に、そして激しく)/三美神 ニ長調(優しく)/ドゥ・ブロムブル ニ短調(快活に)/
   メヌエット ニ長調& ニ短調/ドゥ・カゾーボン ト長調(快活に;*)/
   デュ・タイイ ホ短調(上品に、そして朗らかに;*)/ドゥ・ヴァルマレット(陽気に;*)/
   ドゥ・ラ・トゥール ト長調(快活に)/ドゥ・ギヨン ホ長調(上品に、軽やかに)/メヌエット ホ短調& ホ長調/
   「ドゥ・シャムレ」 上品なロンド イ長調/「ドゥ・ヴィルヌーヴ」ガヴォット(優しく)〕

 中野振一郎(Cemb) 上野美科(バロックVn;*)
 録音:2011年4月19日-21日、6月27日-29日、アクトシティ浜松音楽工房ホール。使用チェンバロ:フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2世 1765年 パリ A=400Hz、浜松市楽器博物館所蔵。使用ヴァイオリン:フィリップ・クイケン作(ニコラ・アマティ1666年作による)2009年、演奏者所蔵。浜松市楽器博物館のシリーズ37は、シリーズ36と連続して、18世紀フランスの作曲家ジャック・デュフリの「クラヴサン曲集」(全4巻)を博物館の至宝ブランシェ・チェンバロで全曲録音する大プロジェクト。後編となる当盤には、デュフリの名声が頂点を極めた「第2巻」とその彼が満を持して世に送り出した「第3巻」を収録。ヴァイオリン助奏付きの曲を含めるなど「第3巻」には種々の新しい試みもみられる。名手中野振一郎の華麗な指さばきからは、18世紀フランスのロココ趣味を彩った優美な調べが現代に甦る。デュフリと同じ時代を生きたオリジナルの楽器で「18世紀のフランス」そのものを堪能できる博物館の集大成企画。

カメラータ・トウキョウ

CMCD-10003/7
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(5CD)
\5028(税抜\4571)
ヒンク&遠山〜モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集〔HRカッティング〕
 〔第36番 変ホ長調 K.380 (374f)/第32番 ヘ長調 K.376 (374d)/第29番 イ長調 K.305 (293d)/第30番 ニ長調 K.306/
  第40番 変ロ長調 K.454/第41番 変ホ長調 K.481/第34番 変ホ長調 K.378 (317d)/第28番 ホ短調 K.304 (300c)/
  第42番 イ長調 K.526/ト長調 K.301 (293a)/変ホ長調 K.302 (293b)/ハ長調 K.303 (293c)/ト長調 K.379 (373a)/
  ハ長調 K.296/ヘ長調 K.377 (374e)/ハ長調 K.403 (385c)(断片)/ヘ長調 K.547〕

 フランスの歌「泉のほとりで(ああ、私は恋人を失くした)」
  の主題による6つの変奏曲 K.360 (374b)
 ウェルナー・ヒンク(Vn) 遠山慶子(P)
 録音:1991年-2007年、ウィーン、他。ウィーン・フィルの元コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクと遠山慶子がモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの録音を開始してから2011年でちょうど20年。その節目の年に、これまで発売した5枚のアルバムを高音質CDのBOXセットで発売。2010年に第51回毎日芸術賞を受賞、各方面で絶賛されたふたりにしか表現できない極上のモーツァルトを存分にご堪能頂きたい。当CDは、ビクタークリエイティブメディア株式会社が新たに開発した高解像度マスターをCDへダイレクトにカッティングする新技術、『HR(ハイレゾリューション)カッティング』を採用し、従来のCDと比べより高解像度なCDの製作を実現した。「HRカッティング」によるCDは、全てのCDプレイヤーで再生可能。
 ウェルナー・ヒンク(Vn): VPOの元第1コンサートマスター。ウィーン弦楽四重奏団およびウィーン八重奏団のリーダー。1943年、ウィーン生まれ。ウィーン市立音楽院でヴァイオリンを専攻した後、ウィーン・アカデミー(現 ウィーン音楽・表現芸術大学)でフランツ・サモイル教授の教えを受け、1962年、最優秀にて卒業。1964年にウィーン・フィルの第1ヴァイオリン奏者、1968年には第1ヴァイオリンの首席奏者となり、1974年から2008年まで同オーケストラのコンサートマスターとして活躍した。1964年、ウィーン・フィルのメンバーとなった年に「ウィーン弦楽四重奏団」を同オーケストラ・メンバーと結成、コンツェルトハウス弦楽四重奏団の活動を事実上引き継ぐ形で、ウィーン楽友協会等のコンサートに登場する。ウィーン弦楽四重奏団は、1973年よりRCA、カメラータでレコーディングを始め、50枚をこえる録音を残している。シューベルトの「死と乙女」では、1982年に音楽之友社のレコード・アカデミー賞を受賞した。その演奏の成果は、ヒンクのソロ・ヴァイオリンに負うところが大きい。2007年には、息子のマティアス・ヒンク(Va)とのデュオで「ミヒャエル・ハイドン&モーツァルト:6つのデュエット」をカメラータからリリースした。ヒンクはまた、ソリストとしてもヨーロッパを中心に活躍している。ソロ活動は15歳から始め、今までにモーツァルト、バッハ、ヴィヴァルディの「四季」などをウィーン・フィルの定期演奏会で演奏している。1992年には、ウィーン・フィルとハイドンの協奏交響曲をザルツブルクのモーツァルト・フェスティヴァルで演奏しているほか、リンツ・ブルックナーo.ともブラームスの「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」を演奏した。
 遠山慶子(P):東京に生まれる。幼少の頃より井上定吉に師事。アルフレッド・コルトー来日の際(1952年)に認められ、同氏の招きにより渡仏、パリ・エコール・ノルマル高等音楽院修了。その在学中、3年間にわたりアルフレッド・コルトー氏のもとで研鑽を積む。1963年、フランス、パリでデビュー以来、主にヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行っており、日本でもリサイタル、オーケストラとの協演などで活躍、特に室内楽の分野では高く評価されている。1978年に行ったリサイタルに対して日本ショパン協会賞を授与された。現在に至るまで、その活動は国内外で多岐にわたり、巨匠カルロ・ゼッキ、シャーンドル・ヴェーグをはじめとする名指揮者との共演、ロン・ティボー、ゲザ・アンダ等国際コンクールの審査員、また毎夏に開催される草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルでは第1回から講師、演奏家として参加している。録音の分野でもカメラータから多くのCDを発売。2009年には元VPOコンサートマスター、ウェルナー・ヒンクとのデュオによる『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集』(全5枚)の全曲録音が完結。同シリーズは各方面で絶賛され、翌2010年の第51回毎日芸術賞を受賞した。ウィーン弦楽四重奏団とは30年以上にわたり共演を続けている。
CMCD-10008/16
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(9CD+BONUS)
\8800(税抜\8000)
12/20発売
限定盤
アイヒホルン&リンツ・ブルックナー管〜ブルックナー:交響曲選集
 〔第2番 ハ短調〔2種(*)、W.キャラガン校訂による1872年稿&1873年稿)/
  第5番 変ロ長調(ノーヴァク校訂)/第6番 イ長調(ノーヴァク校訂)/
  第7番 ホ長調(ノーヴァク校訂)/第8番 ハ短調(ノーヴァク、1890年版)/
  第9番 ニ短調(ノーヴァク校訂/
         終楽章(*)〔サマーレ、フィリップス、マッツーカ、コールス校訂〕付)/
 BONUS DISC
  交響曲第2番 ハ短調〜第4楽章
   (W.キャラガン校訂による1872年稿、一部アイヒホルンによる変更)/
  録音風景:交響曲第2番 ハ短調
   〔第1楽章(1872年稿)/第2楽章(1872年稿)/第3楽章(1872年稿)/第4楽章(1872年稿)/第1楽章(1873年稿)〕
 クルト・アイヒホルン指揮リンツ・ブルックナーo.
 録音:1990年-1994年、リンツ。(*)は録音当時の世界初録音。長らく品切れしていた巨匠、クルト・アイヒホルン/リンツ・ブルックナーo.による「ブルックナー:交響曲選集」を、この度装いを新たに再リリース。ビクタークリエイティブメディアが開発した最新技術「HRカッティング」を採用し音質をさらに向上(本作は、24bit/176.4kHzの高解像度マスターによるCD)。W.キャラガンやJ.A.フィリップスなど、著名なブルックナー研究家/校訂者が書き下ろした解説、多数の譜例、資料等を掲載した130ページを越える豪華解説書に加え、キャラガン校訂による交響曲第2番のセッション録音風景と抄訳、アイヒホルンにより一部変更された交響曲第2番の終楽章別録音を収録した特典CDを含む豪華仕様となっている。
 また、購入特典として、交響曲第9番第2楽章の録音風景を収録した特典動画のダウンロードIDをプレゼント〔動画ダウンロードに関する詳細はBOX内に案内を封入/特典動画はマスター・テープに起因する映像の乱れあり/内容は変更になる場合がありますので、予めご了承下さい〕。
 クルト・アイヒホルン:1908年、ミュンヘンに生まれ、ヴュルツブルクで音楽活動を始める。その後、ビーレフェルト、テープリツ=シェーナウ、カールスバートを経て、ドレスデンでは市立オペラを設立、ドレスデンpo.の指揮者となる。1945年以降は、ミュンヘンpo.の指揮者を務め、バイエルン国立歌劇場も指揮した。1956年、ミュンヘンのゲルトナー・プラッツ劇場と契約を交わしたが、これが彼の生涯を方向付けることとなった。バイエルン放送so.の首席指揮者としても大きな成功をおさめた。彼の「日曜コンサート」は今なお忘れがたいシリーズ。
 数々の録音は彼の多方面にわたる音楽活動を物語っているが、とりわけカール・オルフの作品で示される正統的な解釈は傑出した物。他方、ミュンヘン音楽大学の教授として、次代の指揮者の育成にも従事した。
 クルト・アイヒホルンはリンツ・ブルックナーo.とともに、数々の名演を残してきた。例えばモーツァルトの「魔笛」「後宮からの誘拐」、リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」、アントン・ブルックナーの交響曲第8番と第9番などがあるが、第9番はウィリアム・キャラガンの補作になるフィナーレとともに演奏された。彼はこのオーケストラを率いて幾度か演奏旅行を行い、ドイツ、ブルガリア、エジプトの各地で大成功をおさめた。1991年3月18日、クルト・アイヒホルンはブルックナー音楽のために活動した功績が認められて、オーバーエスターライヒ・ブルックナー連盟より金メダルを授与され、1993年9月16日、より同連盟名誉会長を務めた。1994年6月29日、ミュンヘン郊外のムルナウにて永眠。
CMCD-28238
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\3080(税抜\2800)
プーランク:ピアノのための作品集 I
 3つのノヴェレッテ(1927/1928/1959)/ナポリ(1922-1925)/主題と変奏(1951)/3つの常動曲(1918)/即興曲集(1932-1959)
  碇山典子(P)
 録音:2011年8月、名古屋。フランス6人組の作曲家、プーランクの軽快、軽妙なピアノ作品を収めた。ピアニスト・碇山典子がフランス留学時代に自身で感じたパリの空気を作品解釈に溶け込ませ、ストレートに表現している。生粋のパリっ子だったプーランクのユーモア溢れる「エスプリ」の世界が広がる。
 碇山典子(P):神戸女学院大学音楽学部ピアノ科卒業。同研究生修了後、フランスへ留学。パリ・エコール・ノルマル音楽院ピアノ科、室内楽科を審査員満場一致で卒業。マスターコースではミカエル・ヴラドコフスキーの下、現代音楽奏法を学ぶ。また、ジャック・ルヴィエに弟子入りし、コンサート・ピアニストとして鍛えあげられた。師のジャック・ルヴィエに「フランス人以上にフランスらしい演奏をするピアニスト」と言わしめた洗練された色彩感と華のある演奏スタイルで、辛口で知られるパリでも聴衆を魅了する実力派。得意のフランス音楽のみならず、バロックから近現代まで幅広いレパートリーを誇る一方、特に現代音楽・新作においては、その深い洞察力に裏付けられた的確な楽曲理解と圧倒的な超絶技巧で絶賛され、現在第一線の作曲家たちから厚い信頼を寄せられている。いずみホールのレジデントオーケストラ「いずみシンフォニエッタ大阪」には、2000年の創設時から参加して異才を放ち、以後数多くの新作初演に貢献している。アンサンブル・ソロ演奏の両面で活躍するピアニストとして、今や様々な音楽シーンで欠かすことのできない存在となっており、多方面の注目を集めている。2005年「オパール光のソナタ/碇山典子プレイズ西村朗」07年「ラ・カンパネッラ」(いずれもカメラータ)をリリース。第35回ブルーメール賞受賞。
CMCD-28246
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\3080(税抜\2800)
12/20発売
吉松隆
 夢詠み Op.110 (2010)〔壱ノ夢/弐ノ夢/参ノ夢/四ノ夢/五ノ夢〕/
 昴の舞(1986/2006)
 〔5月の夢の歌/11月の夢の歌/緑の円舞曲/過去形のロマンス/真夜中のノエル/
  前奏曲の記憶/さりげない前奏曲/球形のロマンス/東に向かう舞曲〕/
 水幻譜 Op.38 (1989)〔泉/沢/淀/溪/流〕/夢返し(1994)〔聖歌/祝歌〕
  吉村七重(二十絃箏/十三絃箏) 田村法子(二十絃箏)
  福田輝久(尺八) 山口多嘉子(Perc)
 録音:2011年5月、埼玉。これはもはや邦楽ではない。20本の絃が静かに凛と詠むのは幻想四次元の宇宙に響く星たちの夢だ。2012年大河ドラマ「平清盛」の作曲家、吉松隆が二十絃箏の第一人者、吉村七重と再び共演。吉松隆の世界が日本伝統楽器によって幻想的に響く。ドラマの最後「紀行」コーナーで流れる音楽「夢詠み」オリジナル版もカップリング。
 吉松隆(作曲):1953年東京生まれ。少年時代は手塚治虫のような漫画家か、お茶の水博士のような科学者になろうと思っていたが、中学3年の時に突然クラシック音楽に目覚め、慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかはロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。以後いわゆる「現代音楽」の非音楽的な傾向に異を唱え、調性やメロディを復活させた「新(世紀末)抒情主義」および「現代音楽撲滅運動」を主唱、交響曲5曲や協奏曲10曲を始めとするオーケストラ作品を中心に、「鳥のシリーズ」などの室内楽作品、「プレイアデス舞曲集」などのピアノ作品のほか、ギター作品、邦楽作品、舞台作品など数多くの作品を発表。その作品は国内および海外で数多くCD化され、1998年からはイギリスのシャンドスとレジデント・コンポーザーの契約を結び全オーケストラ作品が録音されるなど、クラシックというジャンルを越えた幅広いファンの支持を得ている。
 評論・エッセイなどの執筆活動のほか、FM音楽番組の解説者やイラストレイターとしても活躍中で、著書に「図解クラシック音楽大事典」(学研)、「夢みるクラシック交響曲入門」(筑摩書房)、編著書に「クラシックの自由時間」(立風書房)などがある。
 吉村七重(二十絃箏):従来の古典箏曲と共に1971年から新しい表現を求めて二十絃箏を手掛け日本を代表する演奏家として活躍。この楽器のスペシャリストとして、独奏曲からオーケストラとの協奏曲まで多くの作曲家との共同作業を展開し100曲を超える作品を初演。特に同年代の作曲家、西村 朗、吉松 隆、また湯浅譲二、木下正道など幅広い年代の作曲家の協力を得て1988年からはじめた委嘱作品によるリサイタル・シリーズは高い評価を受け、1992年文化庁芸術祭賞、1993第三回出光音楽賞、1994第一回日本伝統文化振興賞、1999中島健蔵音楽賞、2010年には第19回朝日現代音楽賞、平成21年度芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞。
 1986年国際交流基金他の助成による海外でのコンサートを皮切りに、現在に至るまでヨーロッパ、北、中、南アメリカ、アジア、中東諸国での音楽祭等にソリストとして招聘され、日本文化の紹介、国際交流に大きな貢献を果たしている。プラハの春音楽祭、ISCM世界作曲家会議、多くの現代音楽祭、カーネギー・ホール100周年への出演、ゲヴァントハウス管200年祭などオーケストラとの共演も展開している。
 古典から現代まで多くのCDがカメラータ・トウキョウ他からリリースされており、2000年からはcelestial harmonies社(U.S.)「The Art of KOTO Nanae Yoshimura」を Vol.4まで発売。
 日本現代箏曲研究会代表として「邦楽展」演奏会他を企画、若手演奏家の育成と新作の開発に努め、成果をあげている。
CMCD-28252
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\3080(税抜\2800)
偲琴〔しのびごと〕〜二十五絃箏完成二十周年記念盤
 松村禎三:冬日抄〜二十五絃箏のための(2005)
 浦田健次郎:五段幻想〜二十五絃箏による(2005)
 廣瀬量平:浮舟〜水激る宇治の川辺に〜二十五絃箏のための(2004)
 西村 朗:偲琴〜二十五絃箏と低音二十五絃箏のための(2009)(*)
  野坂操壽(二十五絃箏) 小宮瑞代(低音二十五絃箏;*)
 録音:2011年9月、他、名古屋。箏の新たな音を求め試行錯誤し創作された二十五絃箏の完成から20年。二十五絃箏奏者として第一線で活躍する野坂操壽が、日本現代作曲界を代表する作曲家4人が二十五絃箏のために書き下ろした作品を収めた。豊かな音色を奏でる二十五絃箏の高雅な響きを、野坂操壽の品格高い演奏で披露する。
 野坂操壽〔そうじゅ〕(二十五絃箏):初代野坂操壽から手ほどきを受け、9歳で加藤柔子氏に古典箏曲・地歌三絃を師事。東京藝術大学修士課程修了。1965年:第1回リサイタル、日本音楽集団団員(1982年迄)。1969年:二十絃箏を開発。芸術祭奨励賞。1971年:芸術祭優秀賞。1975年:メニューヒン・フェスティヴァルで招待演奏後、1981年と合わせ欧米にて22回のソロ・リサイタル。1986年:小劇場ジァンジァンを拠点に、自作曲のライヴツアーを3年間継続。1991年:二十五絃箏発表。1992年:松尾芸能賞優秀賞。1994年より伊福部昭氏に師事。1996〜2006年迄8年間、東京藝術大学非常勤講師。2000年:ミュージック・ペンクラブ賞(1999年度最優秀コンサート・パフォーマンス賞)。2002年:芸術選奨文部科学大臣賞。2003年:紫綬褒章、二代・野坂操壽襲名。2006年:中島健蔵音楽賞、エクソンモービル音楽賞。2007年:全ての演奏活動を「野坂操壽」で行うこととする。2009年:旭日小綬章。2011年:日本藝術院賞。現在:桐朋学園芸術短期大学教授、公益社団法人日本三曲協会常任理事、生田流協会常任理事、東京国際ギターコンクール常任審査員、渋谷区文化芸術振興推進協議会委員。生田流箏曲松の実會主宰。
 小宮瑞代(低音二十五絃箏):幼少より祖母、野坂操壽(生田流筝曲松の実會初代家元)より箏の手ほどきを受ける。米国、バークリー音楽院・ニューイングランド音楽院に留学。二十五絃箏で民族音楽・作曲等を学ぶ。第3回賢順全国筝曲コンクール奨励賞。1997年より地歌三絃を深海さとみ氏に3年間師事。パシフィックムーンより2枚のソロCD「彩─Color─」「童─Lullaby─」をリリース。2007年「小宮瑞代二十五絃箏コンサートvol.2」を開催。同年、セルフプロデュースによるCD「ZUMIK MUSIC」をリリース。現在、公益社団法人日本三曲協会参与、生田流協会評議員。二十五絃箏を主に作曲・演奏活動を行うと同時に、古典曲を演奏する際には野坂惠璃として活動。
CMCD-28253
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\3080(税抜\2800)
12/20発売
北ヨーロッパのバロック・オルガン名作集〜スウェーリンクからバッハまで
 スウェーリンク:トッカータ ニ調/我が青春の日々は終わりぬ
 シャイト:In te Domine speraviによるトッカータ / ラインケン:バビロンの流れのほとりで
 ブクステフーデ:来たれ、聖霊、われらが神よ BuxWV199 /トッカータ ニ短調 BuxWV155
 J.S.バッハ:主イエス・キリスト、我らを顧みたまえ BWV709 /前奏曲とフーガ ホ長調 BWV566

  松居直美(Org)
 録音:2011年7月、埼玉。日本を代表するオルガニスト松居直美が、16〜17世紀の変わり目にアムステルダムで活躍した作曲家のオルガン作品を収録。スウェーリンクに始まり、その弟子シャイト、さらに孫弟子ラインケンとブクステフーデを経て、ヨハン・セバスティアン・バッハに至る、北ヨーロッパのオルガン作品の歴史をたどりながら、北ヨーロッパのバロック・オルガン名作を聴く。
 松居直美:国立音楽大学オルガン科、同大学院修了。西ドイツ国立フライブルク音楽大学の国家演奏家コースを卒業。在学中から国内外のコンクールで優勝。帰国以来、リサイタルおよび国内外の著名なオーケストラとの共演など、活動は多岐にわたる。また、日蘭通商400年記念事業(2000年)、イギリスにおけるジャパン・イヤー(2001年)など、アジアやヨーロッパでも活動の幅を広げている。2001年秋には文化庁海外特別派遣生としてオランダで研修。ソニー・レコードその他より多数のCDをリリース。2011年にカメラータからリリースした「ライプツィヒ時代のバッハ」は、レコード芸術の特選盤に選ばれた。
 1993年より所沢市民文化センター・アドバイザー、2004年よりミューザ川崎シンフォニー・ホール・アドバイザーとして、オルガンの企画、啓蒙活動にも積極的に取り組む。日本キリスト教団小金井教会オルガニスト。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。聖徳大学音楽学部教授。
CMCD-28254
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\3080(税抜\2800)
12/25発売
ミロシュ・ボク(1968-):
 クレド 嬰ヘ短調/聖霊讃歌(オーケストラ版)/夢見るクリスマス・キャロル(オーケストラ版)
 パヴラ・ゾバロヴァー(S) カテジナ・ヤロフツォヴァー(A)
 ミロスラフ・ペリカーン(T) パヴェル・ヴァンチュラ(B)
 プシェミスル・クシィツァ(Org) ミロシュ・ボク指揮チェコ・ソリストso.
  [ラデク・バボラーク(Hr) オンジェイ・ロスコヴェッツ(Fg) マレク・ズヴォラーネク(Tp)他]
 ウスティー・ナド・ラベム児童cho.、プラハ・カレル大学cho.、パルドゥビツェ大学cho.
 録音:2006年5月、チェコ共和国。おそらく国内外初出の音源。音楽評論家・諸石幸生氏激賞!「時代を超え、民族を超え、世代を超えて、耳を傾ける者すべての心と魂に語りかける」
 チェコの孤高の作曲家ミロシュ・ボクは、作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍する奇才。共産党政権時代に表現の自由を奪われ、音楽家としての活動を虐げられていたボクの音楽は、苦しみや悲しみを乗り越え、喜びや感謝、平和への祈りが込められている。人類愛、世界平和的スケール感で奏でられる大編成の音楽は、大きなエネルギーとなって聴き手の心へと伝わり、勇気や希望、そして安らぎを与える。ラデク・バボラーク(元BPO)、オンジェイ・ロスコヴェッツ(チェコ・フィル)、マレク・ズヴォラーネク(プラハ放送so.)など、一流の演奏家たちが共演する超必聴音源。「祈り」の音楽がここにある。

 ミロシュ・ボク(作曲/指揮):1968年プラハ生まれ。作曲家、指揮者、ピアニスト、合唱団指揮者、パイプオルガニスト、音楽教師。弱冠12歳でプラハ音楽院ピアノ科に入学し、18歳で「ミサ・ソレムニス」、翌年には「ミサ・ブレヴィス 変ホ長調」を作曲。1988年に音楽院でヤロミール・クジージェにピアノを師事し、同年度の学院の「最優秀生徒」に選ばれる。同年秋、プラハ音楽アカデミーに入学。ヨゼフ・パーレニーチェックの最後の生徒となり、1991年に彼が死去するまでの2年半師事した。1991年から93年までプラハ音楽院に戻り指揮を学ぶ。この間、国内外のピアノ・コンクールで計6つの賞を獲得。ラジオやテレビにも作曲家として出演多数。CD録音も多数にのぼる。1987年からは各地の小学校で子供の音楽教育にも力を入れている。1998年に友人と共にエルガー・アート・ソサイティーを設立。1999年には「ミサ・ソレムニス」がカーネギー・ホールで演奏され、聴衆から絶賛された。2006年には法王ベネディクト16世から作曲家としての仕事を讃えられる手紙をいただく名誉に与っている。
CMCD-28255
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\3080(税抜\2800)
12/25発売
ライヴ・イン・ジャパン2010
 モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201 (186a) /ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 (*)
 シューベルト:音楽に寄す D.547 (#) / J.シュトラウスII :春の声 Op.410 /浮気心 Op.319

  アルベナ・ダナイローヴァ(Vn独奏;*) ローベルト・ノージュ(Vc独奏;#)
  ハンス・ペーター・オクセンホファー指揮
  フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン「モーツァルティステン」
 録音:2010年6月、神奈川、ライヴ。2010年にVPO初のコンサートミストレスに就任した、アルベナ・ダナイローヴァのデビュー盤。就任直後、ウィーン・フィルの精鋭たちを集めたアンサンブル「フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン "」と共に来日し、その卓越した演奏を日本で初披露した。このアルバムはそのコンサートの音源を収めた物。ダナイローヴァの巧みなテクニックと歌心にあふれるヴァイオリンは、今後のウィーン・フィルを牽引するにふさわしい見事な演奏で、会場の聴衆を魅了した。また、カップリングには、チェロとオーケストラに編曲されたシューベルトの「音楽に寄す」、さらに「ウィーン・フィルの真骨頂」ともいうべきシュトラウスの名作2曲が収められている。最新技術の「HRカッティング」による高音質CDで、本場ウィーンの響きをお聴き頂きたい。
 アルベナ・ダナイローヴァ(Vn):ブルガリアの音楽一家に生まれる。ソフィアで育ち、ネリー・ジェレヴァ、ドラ・イワノワ両教授の下で演奏家としての研鑽を積む。1995年にドイツへ移り、ロストック音楽大学とハンブルク音楽大学でペトル・ムンテアヌ教授に師事。イダ・ヘンデル、ヘルマン・クレッバース、ルイス・カプラン、アンドレアス・ライナー、シュテファン・ゲオルギュのマスタークラスを受講して音楽教育を修了する。
 2001年、バイエルン州立歌劇場o.の第2ヴァイオリン奏者として活動中にディプロマを取得。2003年には第1ヴァイオリン奏者となり、その後第1コンサートミストレスとなる。また、2003年から2004年にかけてロンドンpo.のコンサートミストレスを務める。2008年9月からウィーン国立歌劇場o.のコンサートミストレスに就任。
 ソリスト、室内楽奏者としてはブルガリア、ドイツ、アイルランド、アメリカの音楽祭で活躍し、ハンブルク・モーツァルトo.、北ドイツ放送so.
ソフィア・ソロイスツ、ソフィア・フィルハーモニーなどのオーケストラと共演。また、ドイツ・ラジオ、北ドイツ放送、祖国ブルガリアのテレビ放送向けの録音も行なう。コンクールでも数多くの受賞歴を持つ(シェーンタール修道院国際ヴァイオリン・コンクール第2位、ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール特別賞、チャイコフスキー国際コンクール・セミファイナリスト、ヴィットリオ・グイ国際室内楽コンクール第1位、同コンクールのピアノとのデュオ部門第1位)。
 フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン「モーツァルティステン」:2005年、指揮のハンス・ペーター・オクセンホファーをはじめ、ウィーンの芸術界をリードする人々の働きかけにより創設。このアンサンブルの目的は、室内楽におけるクラシックのレパートリーはもちろん、現代曲のレパートリーを演奏すること。例えば、ウィーンで2005年2月12日にクルト・シュヴェルトシクの“Compagnie Masquerade "を初演した。
 編成は、弦楽オーケストラから木管楽器のみによるアンサンブルまで自由自在で、基本的に13人のウィーン・フィル・メンバーと、必要に応じ、ウィーンの第一線で活躍する音楽家を招いて演奏活動を行なっており、その際、ウィーンの音楽芸術の伝統を守り、「オーストリア訛り」を継承していくことを最重要課題としている。
 このアンサンブルの音楽監督兼指揮者は、ハンス・ペーター・オクセンホファー。自らも長年ウィーン・フィルのメンバーであり、ウィーン弦楽四重奏団のメンバーなどで室内楽の経験も豊富で、現在ウィーン大学音楽学部ヴィオラ科の教授を務めている。
CAMERATA "Swing Bros" (JAZZ)
CMSB-28032
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\2933(税抜\2667)
11/25発売
ブルース・フォー・プレス・アンド・テディ
 オール・オブ・ミー/恋のとりこ/ルイーズ/スターダスト/
 明るい表通りで/ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー/時さえ忘れて/
 恋のチャンス/アイム・コンフェシン/恋をしてみたい/わが恋はここに/
 ブルース・フォー・プレス・アンド・テディ/あなただけを
ハリー・アレン・カルテット
[ハリー・アレン(TーSax)
 ビル・チャーラップ(P)
 ピーター・ワシントン(ベース)
 デニス・マックレル(Dr)]
 録音:2011年3月、ニュージャージー。ヴァーヴ・レーベルの名盤「プレス・アンド・テディ」を最適のメンバーにて今に再現。メインストリーム・ジャズの真髄がここに。

FONTEC

FOCD-9538
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\2640(税抜\2400)
12/7発売
ロシア・ピアノ作品集〜カバレフスキー Vol.3
 24の前奏曲 Op.38 /24の小品集 Op.39/
 やさしい変奏曲集 Op.40
有森博(P)
 録音:2011年2月17日-19日、富士見市民文化会館キラリふじみ、セッション。教材として需要も高いながら入手できるCDが少ない「カバレフスキー」シリーズは、今作で第3弾。カタログとしての価値は言うまでもなく、有森の演奏が作品の音楽的充実ぶりを浮き彫りにしている。
FOCD-9539
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\2640(税抜\2400)
12/7発売
ロシア・ピアノ作品集〜チャイコフスキーにつつまれて
 チャイコフスキー:四季 Op.37b /即興曲「抒情的な時」/子守歌 Op.16 No.1
 パプスト:
  チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」による演奏会用パラフレーズ/
  チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」による演奏会用パラフレーズOp.81
 有森博(P)
 録音:2011年3月22日-24日、富士見市民文化会館キラリふじみ、セッション。2010年リリースの「カバレフスキー2」(FOCD-9446)、「ロシア・バレエの誘惑」(FOCD-9447)に続く、有森博の録音2タイトル同時リリース。単なる「チャイコフスキー作品集」にとどまれぬあたり、モスクワと日本を往復しながらロシア音楽に継続的に取り組む有森ならではの、こだわりの選曲が光る。
FOCD-9544
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\2095(税抜\1905)
12/21発売
NHK ラジオ深夜便「こころのエッセー」
 第1回−第5回大賞受賞作品集
加賀美幸子、
榊寿之(朗読)
 1990年からスタートした「NHKラジオ深夜便」。多くのリスナーを抱えた人気番組の一つ。その中で「こころのエッセー」がスタートしたのは2006年。以降毎年「感動の名作」を生み出している。その年齢も10代から90代迄。今回は第1回から第5回迄の大賞13作品を収録する。ベテラン加賀美幸子さん、榊寿之さんの朗読で贈る「リスナーが綴る感動のエピソード」。一人でも多くの方に聴いていただきたい一枚。
FOCD-9546
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\2619(税抜\2381)
12/7発売
スタジオジブリ名曲選〔監修・編曲・演奏:江崎浩司(各曲カラピアノ付)〕
 さんぽ「となりのトトロ」より/崖の上のポニョ「崖の上のポニョ」より/
 海の見える街「魔女の宅急便」より/人生のメリーゴーランド「ハウルの動く城」より/
 ナウシカ・レクイエム「風の谷のナウシカ」より/もののけ姫「もののけ姫」より/
 君をのせて「天空の城ラピュタ」より/風の谷のナウシカ オープニング/
 となりのトトロ「となりのトトロ」より/風のとおり道「となりのトトロ」より/
 Arrietty's Song「借りぐらしのアリエッティ」より/さくらんぼの実る頃「紅の豚」より
  江崎浩司、伊藤麻子(リコーダー) 長久真実子(P)
 誰もが知っているスタジオジブリの名曲を、リコーダー・アンサンブルで収録。演奏は2000年にブリュージュ国際コンクール、アンサンブル部門で第2位と聴衆賞を受賞、NHKテレビの「名曲アルバム」やNHKFMの「名曲リサイタル」に出演、演奏者としてシルク・ド・ソレイユに抜擢されるなど、多方面で活躍している江崎浩司を中心としたメンバー。軽やかで、どこか素朴なリコーダーの音色は、ジブリの親しみ深い曲たちとの相性も抜群で、どなたでも楽しんでいただけるCDになった。カラピアノも収録されているので、ヤマハミュージックメディアから刊行されている楽譜と合わせて、気軽に演奏して頂ける。
EFCD-25281/2
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(2CD)
\3300(税抜\3000)
12/21発売
第78回(平成23年度)NHK全国学校音楽コンクール〜小学生の部
 #当初、EFCD-25276という品番でしたが、変更されています。
EFCD-25277/8
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(2CD)
\3300(税抜\3000)
12/21発売
第78回(平成23年度)NHK全国学校音楽コンクール〜中学生の部
EFCD-25279/80
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(2CD)
\3300(税抜\3000)
12/21発売
第78回(平成23年度)NHK全国学校音楽コンクール〜高等学校の部
 2011年も全国コンクールの熱演がCDに。小学校、中学校、高等学校の部、すべての学校の課題曲と自由曲の演奏が収録される。

アクースティカ

PPCA-617
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\2933(税抜\2667)
深碧のラヴェル〜大崎結真
 ラヴェル(1875-1937):
  夜のガスパール/水の戯れ/ソナチネ/
  ラ・ヴァルス/亡き王女のためのパヴァーヌ
大崎結真(P)
 録音:2011年6月7日-9日、三重県総合文化会館大ホール。『「まさに深碧い(あおい)、変幻の音列」大崎結真さんの前作ショパン・ライヴは、「ショパンの名盤」に入るほどのクオリティーの高さだと思う。あれだけの音色と表現力を持った若手はそう見当たらず、尚かつまだ多くの可能性も感じさせる。そして第2弾がモーリス・ラヴェル(1875-1937)。それは彼女が10代のうんと若い頃に出逢った作曲家で、以来、自信の羅針盤とも言える鋭い感性で作品は温められて来た。技巧は冴え、純粋無垢な音で語ったり、かと思うと妖艶な笑みを浮かべて突然ガッ!と牙をむくような音列を放ったり、その時々で鋭敏なタッチは画家の絵筆のように作品を描く。タイトルにある「碧」は、ラテン語やギリシャ語で「神秘」や「大地」の意味を持ち、その色合いは石英の奥に潜むようなサファイア色である。まさに、である。大崎さんの色香を持った音は耳を離さず、じわりじわりと幻想の世界へ聴き手を引き込む。このラヴェルのディスクは、美しきアリ地獄とも言える。ならば喜んでのまれよう。』(上田弘子・音楽ジャーナリスト、ライナー・ノートより)
 大崎結真(おおさき・ゆま)略歴:2000年東京芸術大学附属高校卒業後、イモラ音楽院に入学、2001年パリ国立高等音楽院大学院に入学、2007年パリ・エコールノルマ音楽院コンサーティスト課程入学、2009年同大学院卒業。「リーズ国際ピアノコンクール」3位、「ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリスト賞、「パリ・オートモービル・クラブ国際ピアノコンクール」優勝。その他多くのコンクールに入賞を果たしている。

FINE NF

NF-23003
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(CD)
\3142(税抜\2857)
バッハとイザイ〜新しい旅のはじまり
 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調(J.シゲティに)/
     無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番 ト長調(M.クリックボームに)
 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1003
 ・エクスト・トラック
  ジョセフ・リン:ヴァイオリンとコントラバスのための「シェーズ [陰影] 」(*)
 ジョゼフ・リン(Vn) 黒木岩寿(Cb;*)
NF-53003
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(SACD)
[NOT HYBRID]
\4189(税抜\3809)
 録音:2009年6月1日-3日、ミューズアークホール、所沢市民文化センター、埼玉。シリーズ第3作&完結編、文化庁芸術祭参加作品。すでにガラスCD(Extreme HARD GLASS CD)で2011年5月末に発売され、レコード芸術で特選盤を得た録音。バッハとイザイの無伴奏を組み合わせた全曲録音シリーズは世界初の試みと思われるが、「魂のシャコンヌ〜和声を介した連続の旅」(NF-63001)、「バッハとイザイ〜円を描く音楽の旅」(NF-53002)に続く完結編が登場。今回は所沢ミューズアークホール(2000人収容)で収録された。前作の「バッハとイザイ・・・」(すみだトリフォニーホールで収録)と同様、一部を公開して収録された。ジョセフ・リンは今回もこの録音のためにだけに来日し、万全の体制で3日間のセッションに臨んだ。なお、ジョセフ・リンは、2010年12月(2010年)に伝統あるジュリアード弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者となった。ジュリアード弦楽四重奏団は10月26日、からの日本公演を行った。
 ジョセフ・リン [Joseph Lin] (Vn):台湾系アメリカ人。78年米国メンフィスに生まれる。4歳からヴァイオリンをはじめ、ジュリアード音楽院プレカレッジを経てハーバード大学比較宗教学部(00年優等賞を以って卒業)に学んだ、特異なキャリアを持つ音楽家。96年、アメリカ合衆国大統領芸術奨学生となる。99年プロ・ムジシス・インターナショナル・アワードを最年少の21歳で受賞。04年にはフルブライト奨学生として中国に渡り、中国音楽学院で古琴をはじめとする中国音楽を研究した。
 これまで、ボストン響、新日フィル、キエフ国立フィル、フィルハーモニア台湾などと共演。コンセルトヘボウ(アムステルダム)、シンフォニー・ホール(ボストン)、ウィグモア・ホール(ロンドン)、サル・コルトー(パリ)、ケネディ・センター(ワシントンDC)、ヴァイル・リサイタルホール(ニューヨーク)、サントリーホール(東京)などに出演し、マルボロ、シアトル等の音楽祭にも定期的に参加している。室内楽では、フォルモサ・クァルテットの創立メンバーとして06年ロンドン国際弦楽四重奏コンクールに優勝。11年からはジュリアード弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者として、世界各地で活躍している。
 近年は教育活動にも力を注いでいる。07年から11年にかけてコーネル大学で准教授を務め、11年からはジュリアード音楽院で後進の指導にあたる。

MOLTO FINE

MF-25501
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(CD)
\2933(税抜\2667)
宮田 大〜FIRST
 ポッパー:ハンガリー狂詩曲 / ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ / リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
  宮田 大(Vc) 柳谷良輔(P)
 録音:2011年4月21日、22日、軽井沢大賀ホール。チェロ界期待の超大型新人宮田大の初アルバム。宮田大は、若干25歳の将来を嘱望されるチェリストで、一2010年、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われるパリ市主催の第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで優勝し、世界からも注目される存在に一気に駆け上がった。収録曲目はすべて宮田本人の選曲。ドキュメント番組「カルテットという名の青春」でもわかるように、宮田 大は多感な時期にヨーロッパに留学までしてカルテットに打ち込み、国際コンクール優勝後はソリストとしても世界の舞台を数多く経験してきただけに、すぐに大賀ホールの特性をつかみ、名前に負けないスケールの大きな音楽を奏でて、隅々までホールを鳴らしきっている。使用楽器は、故齋藤秀雄(1902-1974)の愛器だったテストーレ(1746年製)、齋藤秀雄の直弟子や孫弟子に貸与されてきたチェロの銘器。12月20日、題名のない音楽会に出演し、2012年(2012年)1月には小澤征爾指揮水戸室内o.と共演、オーケストラとの共演も数多く予定されている。
 『チェロは技とか効果ではごまかせない楽器。かっこつければ、逆にダサい。あくまで地球の引力に逆らわず、自然に弾くのが一番です」。宮田の演奏の魅力は、本人の言葉がすべて言い表している。策を弄せず、作曲家の懐に飛び込み、心理や時代背景にも十分のアンテナを張り巡らし、感じたままを奏でている。2年前から共演を続けるピアニスト、柳原良輔とは「お互い刺激し合いながら自然と、同じ方向を目指せる」と、理想のデュオを究める。ポッパーやシュトラウスの冒頭を聴けば、ピアノの素晴らしさも納得できるはずだ。』〔ライナーノーツより/池田卓夫(音楽ジャーナリスト・日本経済新聞社文化部編集委員)〕

 宮田大(みやただい):1986年栃木県宇都宮市に生まれる。第74回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、同時に増沢賞(全部門を通じて最も印象に残った演奏)、徳永賞(チェロ部門最優秀賞)、岩谷賞(聴衆賞)を受ける。第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞、ドイツでは方伯モリッツ・フォン・ヘッセン賞を受賞。09年、4年に一度開催され、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われるパリ市主催の第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初の優勝という快挙を成し遂げる。10年第20回出光音楽賞を受賞。第35回江副育英会奨学生。出身地の栃木県での受賞歴も華やかで文化部門では初めての栃木県知事特別賞を受賞、栃木大使に任命される。桐朋学園音楽部門特待生を受け、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。'09にジュネーヴ音楽院を卒業、現在はクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソン氏に師事している。これまでにチェロを宮田豊、倉田澄子の各氏に、室内楽を東京クァルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、フェルメールカルテットのリチャード・ヤング、ジュネーヴ音楽院でガボール・タカーチ=ナジの各氏に師事する。また、ミケランジェロカルテット、ジュリアードカルテット、ゲバントハウスカルテット、バルトークカルテット、上海カルテットなどに指導を受ける。Jupiter Quartet Japanのメンバーであり、CHE TRIOでも活動した。16歳で小澤征爾指揮で協奏曲を演奏。サイトウ・キネンオーケストラに参加している。室内楽では、リン・ハレル、ギドン・クレーメル、ユーリー・バシュメットや、日本を代表する演奏家と共演する。 ソロでは第22回「東京の夏」音楽祭、クロンベルグ・チェロ・フェスティヴァル、武生国際音楽祭、ベートーヴェン音楽祭(ボン)、イタリアのクレモナで開催された第1回「ヴィルトゥオーゾ」に招待される。サンクトペテルブルクでは数回音楽祭に参加し、日本の曲を初演する。協奏曲をパリo.、フランクフルトシンフォニエッタ、栃木県so.、セントラル愛知so.、新日本po.、日本po.、東京po.、東京都so.、読売日本so.、関西po.等と共演している。

K.A.C〔コリア・アーツ・センター〕

 KKW-1は代理店未案内の旧譜。
KKW-4/5
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(CD+DVD)
\4191(税抜\3810)
伝説の舞姫〜崔承喜〔チェ・スンヒ〕の芸術世界
 CD:「崔承喜の歌と舞踊音楽」
  郷愁の舞姫/祭りの夜/イタリーの庭/草笠童(なわとび)/アリラン調/荒浪を超えて/
  散調舞/壁画の舞姫/長短と舞/羽調舞/真珠の舞姫/巫女の舞/牧童と乙女/高句麗乙女/剣の舞

 DVD:「崔承喜の舞踊世界」
  民族歌劇「コンチパルチ」より〔水がめの踊り/臼つきの踊り/他〕/バラ/長鼓の舞/扇の舞
 20世紀朝鮮半島出身の音楽家たちシリーズ Vol.2。生誕100周年記念。韓国併合(1910年)の翌年に生まれた崔承喜(1911.11.24-1969.8.8)は、生まれたときから宿命的に日本とその植民地下にある朝鮮という二つの国に関わって人生を歩まなければならなかった。後に崔承喜自身も「私には、いつも二つの国があった……」と語っている。崔承喜は、16歳で日本を代表する著名な現代舞踊家石井漠に師事し、17歳のとき「セレナーデ」でデビューし、その美貌と舞踊テクニックでたちまちのうちに人々を魅了し、宗主国である日本で作家の川端康成はじめ多くの文化人・知識人の支持を得た。川端康成は当時、「……崔承喜の踊りは朝鮮舞踊をそのまま踊るのではなく、昔のものを新しく、弱いものを強く、なくなったものを甦らせる芸術だ」と評している。デビュー以来人気は急上昇し、朝鮮半島を代表する舞踊家という意味で「半島の舞姫」といわれ、東洋を代表するという意味では「東洋の舞姫」、そしてアメリカ、ヨーロッパをはじめ世界各地での公演が評価され「世紀の舞姫」と人々は評した。パリでの公演を観た世界的画家ピカソは、「……本当の芸術家は時代の夢と理想を創造的に表現しなければならない。朝鮮のバレリーナ崔承喜がその芸術家だ。驚いた!」と賞賛した。
 #古い SP 原盤音源・作品等のため、雑音・お聴き苦しい箇所・修復困難なフィルム退色や傷・音声ノイズ&ディジタルノイズ等が発生する箇所がありますがご了承ください。
KKW-1
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[NKCD-6508]
(CD)
\3142(税抜\2857)
蘇る幻の名テナー〜永田絃次郎〔金永吉〕、生誕100周年記念
 20世紀朝鮮半島出身の音楽家たちシリーズ Vol.1 (発売:2010年?)

STUDIO LYRIC

LCD-071001K
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\2094(税抜\1904)
J.S.バッハ:2声のインヴェンションBWV.772-786
チェルニー:技法の練習曲(30番練習曲)Op.849
岡田照幸(P)
 録音:2007年10月11日-14日、日本海拠点館。国内外において幅広い演奏活動を行う傍ら、音楽教育にも積極的な活動を見せるピアニスト岡田照幸が、ピアノ練習曲のバイブルともいえる2曲を収録。ピアノを習っている方で、この曲を課題として取り組んだ方は多いのではないだろうか。15曲からなるバッハの2声のインヴェンションは長男の練習曲用に作られた物。一方、チェルニーはその多作な中でも実用的な練習曲を多く生み出したことでしられる音楽家。「チェルニー30番」はインヴェンションと並び、現在もなお教本として愛用されている。ピアノを習った事のある方々は二度と聴きたくない曲だが、意外にも深い音楽性と技巧性を備え、聴き応えは十分。驚くのはその凄まじい速さ。これこそチェルニー指定のテンポでこうして聴くとアルカンの超絶技巧曲のように聴こえる。この2曲について、「良薬は口に苦し」のことわざに例え、「チェルニー&インヴェンションは、口に苦し!」と述べた岡田照幸。上級者も奥の深さを痛感するという2曲の魅力を堪能できる1枚。
LCD-100806K
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\2200(税抜\2000)
Allievo Recorder Orchestra
 ブクステフーデ/H.ニューマン編曲:ミサ・ブレヴィスより〔キリエ/グローリア〕
 磯崎敦博/牧野光洋編曲:虫の謝肉祭 / R.ロジャース/牧野光洋編曲:私のお気に入り
 桑田佳祐/牧野光洋編曲:サザン・オールスターズ・メドレー
 C.F.グノー/D.ブラッドワース編曲:小交響曲 変ロ長調〜第4楽章
 久石譲/牧野光洋編曲:となりのトトロメドレー / 中山晋平/牧野光洋編曲:シャボン玉
 E.ヴェルディン:ユーゴスラヴィア舞曲組曲 / チャイコフスキー/牧野光洋編曲:弦楽セレナード〜第4楽章
 V.ウィリアムズ/D.ブラッドワース、牧野光洋編曲:リコーダーための組曲

  アッリエーヴォ・リコーダーo.
 録音:2010年8月6〜8日、日本海拠点館あじがさわ3Fホール。全日本リコーダーコンテストにおいて10年連続で金賞受賞しただけでなく、数々のコンテストで賞に輝くなど、アマチュアながら大いに注目を集める団体アッリエーヴォ・リコーダーオーケストラ。1996年に結成されて以来リコーダー演奏へ熱い情熱を向けてきた団体が、ついに初のホール録音によるアルバムをリリースした。クラシックの名曲からポップス、映画音楽、童謡など幅広いジャンルの演奏を収録。とりわけ、最後に収録された弦楽セレナードの演奏にはリコーダーの認識を改めさせてしまうような迫力がある。軽やかな音色を中心としながらも、リコーダーが持つ多彩な音色を堪能できる1枚。

LES MENESTRELS

 フルート界の貴公子 瀬尾和紀 自主レーベルLes Ménestrels第2弾。第1弾(ギーゼキング:室内楽作品集 Vol.1/LM-001)はこちらから
LM-002
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\3142(税抜\2857)
11/23発売
ヴァルター・ギーゼキング(1895-1956):室内楽作品集 Vol.2
 弦楽四重奏のためのセレナード/3つのヴァイオリンのための小音楽/
 クラリネットと弦楽四重奏のためのディヴェルティメント/
 オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットとピアノのための五重奏曲
  アレクサンドル・ガテ(Ob) ニコラ・パルディルー(Cl)
  アントワーヌ・ドレイフュス(Hr)
  ジュリアン・アルディ(Fg) ローラン・ヴァグシャル(P)
 フルーティスト瀬尾和紀と彼を巡る仲間たち。今作でも緊密なアンサンブルを聴かせる。今作ではフルートの出番がないのが残念と語る瀬尾さんだが、彼のギーゼキングにかける熱い思いはこのアルバムからも強く伝わって来る。
 『作曲家ヴァルター・ギーゼキングを正しく評価しようという気運が、今後は世界的に高まっていくのではないか。その契機をもたらすアルバムが完成に至ったと書きつけても、決して大げさにはあたるまい。彼に捧げた、この上なく似つかわしいオマージュ』(木幡一誠)



輸入マイナー・レーベル




LIMEN (伊) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)

J.S.バッハ:「おお神よ、汝義なる神よ」に基づくパルティータ
E.ポッツォーリ:主題と変奏曲 / A.クシャコフ:ソナタ第1番
G.ヴェルリンジェリ:シフト / H.ブレーメ:パガニーニアーナ
 コッラード・ロジャク(アコーディオン)
 録音:2010年、ミラノ。古典からロマン派の超絶技巧まで熱演。アコーディオンの冴え渡った音色による、バッハの洗練された解釈と、ブレーメによる編曲版のパガニーニアーナは特に必聴。コッラード・ロジャクはイタリアのトリエステ生まれ。イタリアのアコーディオン奏者として初めて国立音楽院でディプロマを取得した。その卓越したテクニックと火花が飛び散るような音楽性には定評があり、レパートリーも古典から現代まで幅広い。また、作曲家としても活躍しており、国際フェスティヴァルなどで初演されている他、電子音楽とのコラボレーションにも積極的に関わっている。
ブリテン:ラクリメOp.48
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ へ調 Op.11 No.4
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
ダニロ・ロッシ(Va)
ステファノ・
 ベッツィッケーリ(P)
 録音:2011年、ミラノ。ヴィオラ特有の渋さと艶を生かし、朗々と歌い上げるヴィオラの音色が心に沁みる。特に、交響曲第5番でお馴染みのショスタコーヴィチによるソナタは、憂愁を帯びたロシア特有の重厚感に溢れ、ショスタコファンにとっては欠かせない一枚となるだろう。ダニロ・ロッシは、ディーノ・アショッラ、ピエロ・ファルッリ、ユーリー・バシュメットらに師事。20歳の若さでリッカルド・ムーティにミラノ・スカラ座o.のソリスト、第1ヴィオラ奏者に任命。同オケの歴史上最も若い第1奏者となった。伴奏を務めるステファノ・ベッツィッケーリは1988年からダニロ・ロッシとコンビを組み、イタリア国内やヨーロッパ各地でコンサートを行っている。
CDVD001-C001
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(1CD+1DVD
[PAL])
1.5CD価格
ハイドン:ソナタ ホ短調 XVI: 34
リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」/
    メフィスト・ワルツ第1番
ラフマニノフ:楽興の時 Op.16
タチアナ・ラリオーノワ(P)
 録音:2009年、ミラノ。ピアノ音楽の始まりから、技術面において特に大きな転換点となったリスト、さらにラフマニノフまで、ピアノ全体の歴史を網羅した一枚。トラックを追うごとに、まさに悪魔的といえるようなヴィルトゥオジティーが増していく。タチアナ・ラリオーノワは、ロシアを代表する実力派のピアニスト。モスクワ音楽院で名ピアニスト且つ名教授メルジャーノフに師事、数々の権威あるコンクールで優秀・入賞を果たしている。現在はイタリアに在住、スカラ座のメンバーとの室内音楽に従事する傍ら、音楽アカデミーでの後進の指導にも力を入れている。
 #DVDはPAL方式のため、国内の通常映像機器では再生出来ません。また、パソコン等での再生保証もございません。
CDVD004-C004
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(1CD+1DVD
[PAL])
1.5CD価格
イヴァン・フェデーレ
 エチュード「南」(2002-03) /セレナーデ(2008) /カデンツァI - III (1993) /
 カデンツァ IV - IX (2005) /エチュード「北」(1990) /トッカータ
  チーロ・ロンゴバルディ(P)
 電子音楽を得意とするイヴァン・フェデーレだが、実は彼のキャリアはピアノからスタートした。本CDは、ピアノに精通した彼の本領を発揮するものであり、またピアノとエレクトロニクスのためのセレナーデなど、ピアノと他の様々な楽器とのコラボレーションが楽しめる。メカニカルでディジタルなフェデーレの超現代音楽観をお楽しみ頂きたい。いわゆる現代音楽につきものの、なじみにくさはなく、あくまでもピアノ音楽の伝統に基づいているので、非常に聴きやすい。
 チーロ・ロンゴバルディは、主に現代音楽をレパートリーとするイタリアのピアニストであり、即興なども得意とする。1994年、ロッテルダムで行われた国際ガウデアムスコンクールでファイナリストとなり、最優秀ピアニスト賞及びクライニッヒシュタイナー音楽賞を授与された。以来、イタリアの現代音楽作曲家の作品を中心に世に紹介している。歯切れのよいリズム感と、絶妙な間の感覚を持つ、素晴らしいパフォーマー。

 #DVDはPAL方式のため、国内の通常映像機器では再生出来ません。また、パソコン等での再生保証もございません。

MELBA (濠) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000) 〔SACD盤も同一の価格〕

 ご案内済旧譜はこちらから
MR-301131
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(HYBRID_SACD)
アルカディア・ロスト
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  揚げひばり/組曲「野の花」/ウェンロック・エッジ
 ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
マイケル・ダース(Vn)
ロジャー・ベネディクト(Va)
カンティレーション、
スティーヴ・ダヴィスリム(T)
ハマーSQ
マーク・ウィグレスワース指揮
シドニーso.
 録音:2009年10月、2010年2月、イワキ・オーディトリウム、シドニー・オペラハウス。英連邦オーストラリアで制作された純イギリス的な香りのアルバム。ヴォーン・ウィリアムズは1908年にパリでラヴェルに短期間師事するが、組曲「野の花」は音響面でその影響を色濃く受けている。ハープとチェレスタ、ヴォカリーズの合唱を含む編成で、エキゾチックな東洋色が不思議な魅力。ヴィオラのソロも妖艶。
蓮の花開く
 ツェムリンスキー:クラリネット、チェロ、ピアノのための三重奏曲 Op.3
 メシアン:世の終りのための四重奏曲
 アンサンブル・リエゾン[デイヴィッド・グリフィス(Cl)
       スヴェトラーナ・ボゴサヴレーヴィチ(Vc) ティモシー・ヤング(P)]
 ウィルマ・スミス(Vn)
 録音:2009年6月、12月、イワキ・オーディトリウム。オーストラリアから期待の団体が登場。2006年結成のアンサンブル・リエゾン。気のあった仲間ならではの緊密な合奏能力と、フレッシュな感性が魅力。メシアンの難曲「世の終りの四重奏曲」では、メルボルンso.のコンサートマスター、ウィルマ・スミスも加わり、感動的な演奏を繰り広げる。

TALENT (ベルギー) 〔速報版〕
 価格帯記載無し:1枚あたり¥3080(税抜¥2800)(SACDも同一の価格)

 旧譜はこちらから
フランク(1579頃-1639)〔生没年代理店記載ママ〕:ヴァイオリン・ソナタ イ短調(1886)
ルクー(1870-1894):ヴァイオリン・ソナタ ト長調(1891)
イザイ(1858-1931):
 ピアノとオーケストラのためのアンダンテ(ヴァイオリンとピアノ用編曲版)
  ジェルロド・ルーベンスタイン(Vn) ダリア・ウジェル(P)
 ダリア・ウジェルはその驚異的なレパートリーの広さで有名なピアニスト。ルーベンスタインとは過去にも共演し、フォーレのヴァイオリン・ソナタの全曲カバーなどを行ってきた。今回この2人が取り組んだのは、19世紀末を代表する3人の作曲家たち。フランクのソナタはイザイに献呈されたもので、イザイ自身が初演を行った。フランクに師事したルクーは、才能を期待されながらも早くに没した音楽家。その音楽性にはフランクの影響が多く見られる。これら2曲の初演を行ったイザイの作品も含め、互いに関係の深い3人の音楽家たちによる作品の数々を一度に堪能できるCD。
フェルディナン・エロール(1791-1833):ピアノ協奏曲集
 〔第1番 ホ長調/第2番 変ホ長調/
  第3番 ホ長調/第4番 ホ長調〕
アンジェリーヌ・
 ポンドピール(P)
コンラート・ファン・
 アルフェン指揮
ケルン放送o.
 ベートーヴェンとほぼ同時代を生き、オペラ・コミック・ジャンルに不朽の名作を残しているフランスの作曲家、フェルディナン・エロール。今日ではとりわけ歌劇「ザンパ」など舞台音楽で有名だが、ピアノ作品も多く残した作曲家でもある。生前は優れたピアニストとしても活躍し、高い評価を得ていた。本CDでは、今日なかなか演奏される機会の少ないエロールのピアノ協奏曲を全て収録。



書籍新刊




KAMPRAD出版グループ (独)

 CDレーベルとして QUERSTAND を有しているドイツの音楽出版グループ
BOOK-MAHLER
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(BOOK)
\7700(税抜\7000)
ライプツィヒのマーラー
 リッカルド・シャイー:序論 / クラウディウス・ベーム:編集者の序論 / マーラーのバイオグラフィー
 ★マーラーのポートレート(1886-1888)
  コンスタンチン・フロロス:マーラーの交響曲への道 / ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー
 ★歴史的文書:プログラム、ビラ、サイン、楽譜
  ヴェレナ・グロスクロイツ:マーラーと“マジック・ホルン "
  ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラーとその私生活
 ★マーラーのライプツィヒの住まい
  シュテフェン・ヘルド:マーラーとライプツィヒにおけるユダヤ人のコミュニティー
  トーマス・シンケース:シナゴーグとの衝突?
 ★ポートレート:マーラーと交流のあった人々
  ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー、友情と出会い / ハーゲン・クンゼ:3人のウィーンの紳士
 ★歴史的風景:マーラーのライプツィヒ訪問
  ソニヤ・リーデル:ライプツィヒでのマーラー、旅立ちと帰還
 ★風刺画、影絵、スケッチ(指揮をするマーラー)
  アンリ‐ ルイ・ド・ラ・グランジュ:マーラーの音楽についてのエッセイ
  ライプツィヒでのマーラー、出演と作品のリスト
 ISBN 978-3930550821。ドイツ語、英語併記。1886年から1888年に至るまでライプツィヒに滞在していた時のマーラーの資料集。詳細な解説や年譜、文献リスト、プログラム、楽譜、ビラ、写真、研究論文など、マーラー研究家はもちろん、一般のマーラー愛好家にも必須アイテムとなるであろう一冊。知られざるマーラーの素顔、ライプツィヒでの暮らしぶり、人的交流が多様な視点から徹底的に分析されている。さらに、マーラーが活躍していたころのライプツィヒの街や劇場内の写真、音楽室の肖像画からははかり知れない生き生きとしたマーラーのカリカチュアなども満載。特に興味深いのは1886-1888 までのライプツィヒ歌劇場の楽長としてのオペラのリスト。ニキシュと振り分けていて想像力を刺激させられる。たとえば1887年の4月15日、〜21日、までマーラーは連日、「ホフマン物語」「ユグノー教徒」「ホフマン」「ドン・ジョヴァンニ」「ローエングリン」「ホフマン」「ワルキューレ」と精力的に振っていてそのエネルギーに驚かされる。ぜひご覧あれ!



映像新譜




FRA PROD
 1枚物のDVDアイテム:¥4950(税抜¥4500)
 2枚物DVD、1枚物&2枚物のブルーレイ・アイテム:¥6050(税抜¥5500)

 フランスの映像監督フランソワ・ルシヨンが立ち上げた団体 François Roussillon et Associés の映像出版部門。
FRA-006
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(2DVD)
リュリ:歌劇「アティス」
 特典映像:アティスの変容/大居室群(パトリス・コシュティエ制作の衣装について)/
      王の歌劇場/歌劇場の機構/アティスの復活
  ベルナール・リヒター(T;アティス) ステファニー・ドゥストラック(Ms;シベル)
  エマニュエル・ド・ネグリ(S;サンガリド) ニコラ・リヴァンク(Br;セレニュス)
  マルク・モイヨン(Br;イダス) ソフィー・デインマン(S;ドリス)
  ジャエル・アザレッティ(S;メリッス) ポール・アグニュー(T;眠り)
  シリル・オヴィティ(HC;モルフェ) ベルナール・ドレトレ(Br;時)他
  ウィリアム・クリスティ指揮レザール・フロリサン フェト・ガラント舞踊団
  ジャン=マリー・ヴィレジエ(演出) カルロ・トンマージ(美術)
  パトリス・コシュティエ(衣装) フランシーヌ・ランスロ、ベアトリス・マサン(振付)
FRA-506
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(2 Blu-ray)
 収録:2011年5月。リージョン・オール|16:9|195m + 100m|Stereo, DTS 5.1|字幕:仏英独西伊。Blu-ray仕様:HD|PCM 。DVD仕様:NTSC| Dolby digital。クリスティによるリュリ「アティス」がついに映像になった! 1986年暮のフィレンツェ公演の後、ウィリアム・クリスティは1987年、パリでリュリの「アティス」を上演、これは歴史的大成功を収め、1989年、1991年と再演された。1987年のHMFによる全曲録音も各国の権威ある賞を獲得。これによってそれまであまり注目されていなかったリュリを始めとするフランスのバロック・オペラの素晴らしさが再認識され、今日に至るブームを生み出した。まさに歴史的上演だった。
 それから四半世紀後の2011年、クリスティが再び「アティス」を取り上げた。基本的に1987年のジャン=マリー・ヴィレジエの演出の再演。初演当時の上演様式を徹底的に踏まえて作られた舞台は、豪華荘重でありながら実に優美。バロックオペラの現代化演出が当たり前の昨今でも、その素晴らしさには目を奪われるばかり。しかもそれを最新のHD 収録の美麗画像で見ると、音だけでも衝撃的だった「アティス」がなおのこと強烈。
 歌手は、アティスのリヒター、シベルのドゥストラック、サンガリドのド・ネグリを中心に、モイヨンやオヴィティなど、バロック音楽で大人気の若い逸材を積極的に起用。そこにベテランのリヴァンクやアグニュー、ドレトレ、中堅のデインマンらを適材適所に配している。そしてなんといってもクリスティの音楽の素晴らしさ。25年前と比較にならないほど多くのリュリの上演がある今日においてさえ、クリスティの指揮するリュリは比類ない物。常にバロック音楽の最前線に立ち続けたクリスティの集大成的上演は圧倒的。加えて、100分にも及ぶ特典映像が極めて興味深い内容。こちらも見逃せない。


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