ヤナーチェク(1854-1928): 弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」/ ヴァイオリン・ソナタ (*)/ 弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」 |
プラジャークSQ ヴァーツラフ・レメシュ(Vn;*) 萱原祐子(P;*) | |
録音:1997年5月-6月、プラハ。仏ディアパソン誌「ディアパソン・ドール」獲得盤。レメシュはプラジャークSQの団員。 2011年現在で、既に発売から15年近く経過している盤ですので、お早めに。 | ||
ヒンデミット:弦楽四重奏曲全集 〔第1番 ヘ短調Op.10/第2番 ハ長調Op.16/第3番Op.22/ 第4番Op.32/第5番 変ホ長調/第6番 変ホ長調〕 |
コチアンSQ | |
旧PRD-250113の再発売だが枚数が1枚減り、更にお買い得価格となった。ヒンデミット激動の四半世紀が込められた6曲が、コチアン四重奏団の鮮やかなボウイングで綴られる。 | ||
シュポア:ミサ曲Op.54/3つの詩編Op.85 メンデルスゾーン:3つの詩編Op.78 |
ヤロスラフ・バイチ指揮 プラハ・フィルハーモニーcho. | |
パヴェル・ハース:弦楽四重奏曲全集 | コチアンSQ | |
ハースは、ドイツ軍のチェコ占領によってテレジンに送られ、アウシュヴィッツでガス室送りになった悲劇の作曲家。彼の弦楽四重奏曲は、優れた旋律、和声、リズムに彩られた素晴らしい作品。第2番にはパーカッションを加えるという斬新な発想も見られる。 #海外在庫払底状態。今後入荷する可能性が極めて低い商品です。 | ||
シェーンベルク:ピアノ・デュオ集 5つの小品/室内交響曲(作曲者編曲)〔第1番/第2番〕 |
プラハ・ピアノ・デュオ | |
ウィーンの8つの弦楽四重奏曲 モーツァルト:弦楽四重奏曲〔第21番 ニ長調 K.575/第22番 変ロ長調 K.589/第23番 ヘ長調 K.590〕 ハイドン:エルデーディ四重奏曲〔第1番 ト長調 Op.76 No.1 Hob.III-75 / 第2番 ニ短調 Op.76 No.2 Hob.III-76「5度」/第3番 ハ長調 Op.76 No.3 Hob.III-77「皇帝」〕 シューベルト:弦楽四重奏曲〔第13番 イ短調「ロザムンデ」 Op.29 D.804/第14番 ニ短調「死と乙女」 D.810〕 プラジャークSQ | ||
ジャン・フランセ: 管楽五重奏曲第1番/管楽五重奏曲第2番/ ビアホールの音楽「恋人に都合の良い時間」/ 陽気なパリ |
プラハ管楽五重奏団 | |
#流通在庫払底のため高額。 | ||
ボッケリーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ集 〔第6番/第14番/第8番/第3番/第16番/第9番/第17番〕 |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロスラフ・トゥーマ(Cemb) ペトル・ヘイニー(Vc) | |
スメタナ: 弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番/ 我が故郷より〜2つの二重奏曲 |
プラジャークSQ 萱原祐子(P) | |
#流通在庫払底のため高額。 | ||
PRD-250130 廃盤 |
ベルク: ピアノ・ソナタ/室内協奏曲/ 弦楽四重奏曲Op.3(ピアノ・デュオ編曲版) |
ジャン=フランソワ・ エッセール、 マリ=ジョセフ・ジュード(P) ペーテル・チャバ(Vn) ヴラディーミル・ヴァーレク指揮 チェコ・ウィンド・ソロイスツ |
PRD-250131 廃盤 |
ラフマニノフ: 2台のピアノのための組曲第2番/ 死の島(タウプマン編;2台ピアノ版)/ 交響的舞曲 |
プラハ・デュオ |
ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737-1781): 2つのチェロと通奏低音のための6つのソナタ |
ミハル・カニュカ、 フランティシェク・ホスト(Vc) イジー・フデツ、 ヤロスラフ・トゥーマ(通奏低音) | |
最近出版されたプラハ大学所蔵の草稿による世界初録音。いすれもオペラやオラトリオからの編曲になるが、モーツァルトもときにかなわなかったその独創的な美しさ、豊かさはここでも健在。 | ||
PRD-250133 廃盤 |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.6 [第15番/第16番] |
プラジャークSQ |
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ〔第1番/第2番〕 | ペテル・チャバ(Vn) ジャン=フランソワ・ エッセール(P) | |
ペテル・チャバは、スウェーデンのムジカ・ヴィテやフィンランドのヴィルトゥオージ・ディ・クフモのリーダーを務めている。辛口の演奏。 | ||
PRD-250136 廃盤 |
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 〔第12番「アメリカ」/第14番〕 |
プラジャークSQ |
モーツァルト:初期弦楽四重奏曲集 〔第1番−第6番〕 |
コチアンSQ | |
モーツァルト: アイネ・クライネ・ナハトムジーク/ ディヴェルティメント[K.136-K.138]/ アダージョとフーガK.516 |
コチアンSQ | |
PRD-250139 廃盤 |
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番/チェロ・ソナタ(*)/ピアノ五重奏曲(*)
プラジャークSQ ヤロミール・クレパーチ(P;*) | |
シューベルト: 弦楽三重奏曲第2番/ 九重奏曲「F.シューベルトの葬式」D.79(*)/ 弦楽四重奏曲第14番(#) |
コチアンSQ チェコ九重奏団(*) プラジャークSQ(#) | |
録音:1995年/1999年。2000年 PRAGA カタログ付。 | ||
PRD-250141 廃盤 |
フランク:弦楽四重奏曲ニ長調 ラロ:弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.45(改訂版) |
コチアンSQ |
PRD-250142 廃盤 |
モーツァルト/グリーグ編曲(第2ピアノ付): ピアノ・ソナタ第5番/ ピアノ・ソナタ第15番/ピアノ・ソナタ第18番/ 幻想曲 K.475/ピアノ・ソナタ第14番K.457 |
プラハ・ピアノ・デュオ |
マルティヌー:チェロとピアノのための作品集 アリエッタ H.188B(1930)/小組曲 H.192(1930) 4つのノクターン H.189(1930) 7つのアラベスク(リズムの練習) H.201(1938) ロッシーニの主題による変奏曲 H.290(1942) スロヴァキア民謡による変奏曲 H.378(1959) |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレバーチ(P) | |
年代順に配列され、前衛的作風から民族的作風への変化をたどることができるアルバム。カニュカはプラジャークSQのチェリスト。 | ||
PRD-250144 廃盤 |
ベートーヴェン:ピアノを含む三重奏曲全集 Vol.5 「クラリネット、チェロ、 ピアノのための三重奏曲」変ロ長調 Op.38 (七重奏曲 Op.20 による)(*) 交響曲第2番 ニ長調 Op.36(ピアノ三重奏版 1804) |
パスカル・モラゲス(Cl;*) グァルネッリ・トリオ・プラハ |
PRD-250145 (2CD) 廃盤 |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.3(ラズモフスキー・セット) 〔第7番 ヘ長調 Op.59 No.1 /第8番ホ短調 Op.59 No.2 /第9番 Op.59 No.3 〕 プラジャークSQ | |
ボッケリーニ:チェロ・ソナタ全集 Vol.2 G.4,2B,5,13,18,15 |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロスラフ・トゥーマ(Cm) ペテル・ヘイニー(Cemb) | |
カニュカはプラジャークSQのチェロ。 | ||
ブラームス:ホルン・トリオ/セレナーデ第1番 | イヴァン・クラーンスキー(P) チェコ九重奏団 | |
録音:2000年1月。第1版をもとに九重奏に再構成したセレナードに注目。チェコ九重相談の見事な技術が光る。ホルン・トリオも密度の濃い演奏。 | ||
PRD-250149 廃盤 |
シュニトケ:合奏協奏曲/レクイエム | ヤロスラフ・ブリフ指揮 プラハ・ フィルハーモニーcho. |
コダーイ: 無伴奏チェロ・ソナタOp.8/ VnとVcのための二重奏曲/ チェロ・ソナタOp.4 |
ミハル・カニャカ(Vc) パヴェル・フーラ(Vn) ヤロミール・ クレバチ(P) | |
録音:1999年10月/2000年1月。プラジャークSQのメンバーで、ピアティゴルスキーやナヴァラ等の巨匠に教えを受けたカニャカが熱演。 | ||
PRD-250152 廃盤 |
レーガー:ヴィオラ・ソナタ集 〔第1番/第2番/第3番〕 |
ヨゼフ・クルソニュ(Va) 萱原祐子(P) |
チェコのヴァイオリン・ソナタ集 ドヴォルジャーク:ソナチネ Op.100 スメタナ:わが故郷より ヤナーチェク:ソナタ ナルティヌー:ソナタ第3番 H.303 |
ヴァーツラフ・レメシュ(Vn) 萱原祐子(P) | |
録音:1997年6月、1999年1月、2000年5月、9月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ。レメシュはプラジャークSQのメンバー。 | ||
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集 〔第1番ニ短調 Op.49/第2番ハ短調 Op.66〕 |
プラハ・ グァルネリ・トリオ | |
録音:2000年12月8-10日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ。グァルネリ・トリオは1986年創設、スーク・トリオの後継者と見なされており、 すでにベートーヴェンとドヴォルジャークの弦楽四重奏曲全集を完成、近くモーツァルトとショスタコーヴィチの全集も完成予定とのこと。 | ||
PRD-250155 廃盤 |
マルティヌー:弦楽器のための二重・三重奏曲全集
パヴェル・フーラ(Vn) ヨゼフ・クルソニュ(Va) ミハル・カニュカ(Vc) | |
PRD-250156 廃盤 |
フロラン・シュミット: リートとスケルツォ Op.54(ホルンと木管九重奏のための)/ ロカイユ趣味の組曲 Op.84(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとハープのための)/ 木管めぐり Op.97(オーボエ、クラリネット、ファゴットとピアノのための)/ シャンザリゼ Op.125(木管五重奏のための) プラハ木管五重奏団 チェコ九重奏団メンバー ペテル・ドゥーダ(Hr) カテジナ・エングリホヴァー(Hp) ダニエル・ヴィエスネル(P) | |
吹奏楽界における「ディオニュソスの祭り」の人気にもかかわらず、録音に恵まれなかったフロラン・シュミットの管楽作品が、高水準の演奏でまとめて登場。いずれも難曲(ことにシャンザリゼ)ながら印象主義的味わいがあり、隠れた名品といえるだろう。 | ||
PRD-250157 廃盤 |
ハイドン:ロプコヴィツ弦楽四重奏曲集 〔第81番 ト長調/第82番 ヘ長調「雲が行くまで待とう」/第83番 Op.103〕 コチアンSQ | |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.3 〔第3番 ニ長調 Op.18 No.2/第2番 ト長調 Op.18 No.2/第6番変ロ長調 Op.18 No.6〕 プラジャークSQ | ||
録音:2000年6月20、26、28日、2001年4月5日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ。プラジャークSQはコンサートと並行して録音を行い、2004年に全集を完成させる予定。 | ||
PRD-250159 廃盤 |
ドヴォルジャーク: 弦楽五重奏曲第3番変ホ長調 Op.97 (*) / 弦楽五重奏曲第2番 Op.18(1875;オリジナル版)(+) |
コチアンSQ ヨゼフ・クルソニュ(Va;*) イジー・フデツ(Vc;+) |
録音:2001年1月、プラハ福音教会。後出: PRD-350034 〔廃盤〕。 | ||
PRD-250160 廃盤 |
シュポア: 九重奏曲 Op.31 (*) /八重奏曲 Op.32 (+) |
チェコ九重奏団 B.マトゥシェク(Vn;+) |
PRD-250161 廃盤 |
ベルク: 弦楽四重奏曲 Op.3/抒情組曲/ 抒情組曲〜第6楽章(ソプラノ独唱付き異版)(*) ヴェーベルン:弦楽四重奏曲 Op.28 |
ヴァンダ・タベリー(S;*) プラジャークSQ |
PRD-250162 廃盤 |
ショスタコーヴィチ: ピアノ三重奏曲〔第1番Op.8 /第2番Op.67 〕/ チェロ・ソナタ ニ短調Op.40 |
プラハ・グァルネリ・トリオ |
録音:2001年6月、プラハ。ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲は、チャイコフスキー、ラフマニノフの系譜を引き継ぎながら、ベートーヴェン、ブラームス流の様式美も兼ね備えた名作。 チェロ・ソナタではロストロポーヴィチに師事したイェリエがスケールの大きなアプローチを聴かせる。 | ||
ベートーヴェン:チェロ作品全集 Vol.1 チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調Op.5-1/ チェロ・ソナタ第2番 ト短調Op.5-2/ ヘンデルの「ユダ・マカベア」の「見よ、勇者は 帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調WoO.45/ モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」 の主題による7つの変奏曲 変ホ長調WoO.46/ モーツァルトの「魔笛」の「恋人か女房が」 の主題による12の変奏曲 ヘ長調Op.66 |
ミハル・カニュカ(Vc) イヴァン・ クラーンスキー(P) | |
プラハで結成された「グァルネリ・トリオ」のピアノと、同じく「プラジャーク四重奏団」のチェロという顔触れで聴くベートーヴェン第1弾。 | ||
PRD-250166 廃盤 |
ブラームス: 弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18/ 主題と変奏 ニ短調 (弦楽六重奏曲第1番第2楽章の編曲) |
コチアンSQ ヨゼフ・クルソニュ(Va) ミハル・カニュカ(Vc) ジャン=フランソワ・ エッセール(P) |
PRD-250167 廃盤 |
シューマン:室内楽作品集 アンダンテと変奏曲 変ロ長調 (2台のピアノ、2つのチェロとホルンのための)WoO.10(1843)(*) / 民謡風の5つの小品集(チェロとピアノのための)Op.102(1849)(#)/ アダージョとアレグロ(ホルンとピアノのための)Op.70(1849)(+)/ 幻想小曲集(ピアノ・トリオのための)Op.88(1842-50)(**) プラハ・グァネリ・トリオ団員[イヴァン・クラーンスキー(P;*以外) チェニェク・パヴリーク(Vn;#/**) マレク・イェリエ(Vc;#/**)] プラハ・ピアノ・デュオ(*)[ズデンカ・フルシェル、マルティン・フルシェル(P)] ヴラダン・コチー、シモーナ・ヘチョヴァー(Vc;*) ヴラディミーラ・クラーンスカー(Hr;*) ラデク・バボラーク(Hr;+) | |
PRD-250168 廃盤 |
マーラー:ピアノ四重奏曲(未完成)(*) シェーンベルク:弦楽四重奏曲第0番 ニ長調(+)/弦楽三重奏曲 Op.45 (+) ピアノ伴奏付きヴァイオリンのためのファンタジー Op.47 (#) プラジャークSQ(*) ヴラスティミル・ホレク(Va;#) 萱原祥子(P;*/#) | |
PRD-250169 廃盤 |
ハイドン:「弦楽四重奏の芸術」 [第36番 イ長調Op.20-6(「太陽四重奏曲」より)(*)/ 第67番 ニ長調「ひばり」Op.64-5(#)/ 第77番 ハ長調「皇帝」Op.76-3(+)] |
プラジャークSQ |
マルティヌー: カンタータ「泉開き」 H.354(フランス語ナレーション版)(*)/ ミロスラフ・ブレシュの詩による4つのカンタータ(1955-1959)(+) 〔泉開き H.354 /ジャガイモの煙の伝説 H.360 /タンポポのロマンス H.364 /山のミケシュ H.375〕 ウラディミール・ヤフォルスキ(ナレーター;*) タン・シュタストニ(ナレーター;+) ヤロスラフ・ブリシュ指揮プラハ・フィルハーモニックcho. | ||
(*)世界初録音。「泉開き」は、1955年に子供の頃の友人であった詩人ブレシュから受け取った短いテキストが作曲のモチーフとなった作品。チェコの伝説に基づくこの詩は、17年間も故国を離れていたマルティヌーにとっては強く心を締めつけられるものであった。当時チェコスロヴァキアはソヴィエトのくびきの下にあり、民族のルーツに訴えかかえるこのカンタータは大成功を収めた。マルティヌー版「フィンランディア」ともいえるこの第1作に引き続き、四季折々に捧げられたカンタータは最終的に4曲が完成した。当盤にはオリジナルのチェコ語版を含む全4曲に加え、フランス語版を収録。これは、当盤がフランスにおけるチェコ共和国年を記念してリリースされたため。 | ||
PRD-250172 廃盤 |
ベートーヴェン:チェロと鍵盤楽器のための作品全集 Vol.2 チェロ・ソナタ集〔第3番 イ長調Op.69 /第4番ハ長調 Op.102 No.1 /第5番 ニ長調 Op.102 No.2 〕 ミハル・カニュカ(Vc) イヴァン・クラーンスキー(P) | |
録音:2002年1月7日-8日。プラジャーク四重奏団のチェリスト、カニュカの演奏。 | ||
ドヴォルジャーク: ボヘミアの森より Op.68/伝説 Op.59 |
プラハ・ピアノ・デュオ(P) | |
プロコフィエフ: 弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.92「カバルダの主題による」/ チェロとピアノのためのバラード Op.15 / バレエ「シンデレラ」からのアダージョ/チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119 プラジャークSQ ヤロミール・クレバック(P) | ||
録音:2001年9月、2002年5月、プラハ。 | ||
ドヴォルジャーク: ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.5 / ピアノ五重奏曲 イ長調Op.81 |
イヴァン・クラーンスキー(P) プラジャークSQ | |
録音:2002年6月16日&17日、プラハ。 | ||
PRD-250177 廃盤 |
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集 [第1番 ヘ短調 Op.120 No.1(*)/ 第2番 変ホ長調 Op.120 No.2(*)] シューマン:おとぎの絵本 Op.113(+) |
ヨゼフ・クルソニュ(Va) 萱原祐子(P) |
シューベルト: ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」 D.667(1819) フンメル: ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.87(1802) |
ジャン=フランソワ・ エッセール(P) パヴェル・フーラ(Vn) ヨゼフ・クルソニュ(Va) ミハル・カニュカ(Vc) イジー・フデツ(Cb) | |
録音:2002年1月7日〜8日、プラハ。 シューベルトの名曲と、その成立に影響を与えたとされるフンメルの同編成作品を並べた興味深いカップリング。フーラはコチアンSQ、クルソニュとカニュカはプラジャークSQ、フデツはチェコpo.のメンバー。 | ||
PRD-250179 廃盤 |
ライヒャ〔レイハ〕: ピアノ五重奏曲 ハ短調(パリ、1826)/ 3つのチェロのための三重奏曲 変ホ長調 (ウィーン、1807)(*) |
ヤロスラフ・ トゥーマ(Fp) ミハル・カニュカ(Vc) ペトル・ヘイニー(Vc;+) コチアンSQ |
PRD-250180 廃盤 |
チェコ「頽廃音楽」シリーズ Vol.3 〜ヴィクトル・ウルマン: 弦楽四重奏曲第3番 Op.46 (*) / ピアノ・ソナタ集(+)〔第5番 Op.45(1943)/第6番 Op.49(1943)/第7番(1944)〕 コチアンSQ(*) ラドスラフ・クヴァピル(P;+) | |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.5 〔第12番 変ホ長調 Op.127/第14番 嬰ハ短調 Op.131〕 |
プラジャークSQ | |
録音:2002年5、6月。 | ||
PRD-250182 廃盤 |
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 (*) ミャスコフスキー: チェロ・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12(+)/ チェロ・ソナタ第2番 イ短調 Op.81(+) |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレパーチ(P) |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.1 第1番 ヘ長調 Op.18 No.1 / 第4番 ハ短調 Op.18 No.4 / 第5番 イ長調 Op.18 No.5 |
プラジャークSQ | |
録音:2002年12月20-21日、2003年1月10-11日、4月5日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ。CD・2チャンネルSACDハイブリッド。 既発売の第2、3、6番(PRD-250158)と合せてロプコヴィツ四重奏曲集全6曲が完結。 | ||
バルトーク: 中国の不思議な役人 Sz.73(2台ピアノ版)/ 2つの映像 Op.10 Sz.46(ゾルターン・コチシュ編)/ 2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110 |
ジャン=フランソワ・ エッセール、 マリー=ジョゼフ・ジュード(P) フロラン・ジョドゥレ(Perc) ミシェル・セルッティ(Perc) | |
バルトークならではの傑作「中国の不思議な役人」の作曲者自身による四手ピアノ版には何故かあまり録音が無い。 作曲にあたってバルトークは「春の祭典」の四手ピアノ楽譜を熱心に研究していたと伝えられており、それを意識しての作品である事がうかがえる。エッセールとジュードのピアノは、 複雑に織込まれた音楽の中から物語に熱中しているバルトークの興奮を見事に再生している。コチシュ編曲の2つの映像も貴重なもの。 当盤は、フランスのディアパゾン誌で「音叉5つ」を獲得するなど絶賛されている。 | ||
エルネスト・ブロッホ: ピアノ五重奏曲第1番 ハ長調(1921/1923)/ ピアノ五重奏曲第2番(1957) |
イヴァン・クラーンスキー(P) コチアンSQ | |
一環して自身のルーツであるユダヤのカラーを鮮明にしていた作曲家ブロッホにとって、室内楽は重要な位置を占めるジャンル。これらのピアノ五重奏曲は、情念の深さにかけては最右翼にあるフランクのそれにも劣らない作品。 | ||
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 [第9番 ニ短調Op.34/第8番 ホ長調Op.80] |
コチアンSQ | |
録音:2002年8月27日、28日、31日&9月1日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。 ドヴォルジャークの弦楽四重奏でも、よく演奏されるのは独自のスタイルを確立した第8番以降の7曲。スラヴの香りをふんだんに吸い込んだセンチメンタルな旋律的魅力や充実した書法など、名作「アメリカ」につながる要素が揃っている。2002年に結成30周年を迎えたコチアン四重奏団の演奏は瑞々しさを湛えて絶品。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 〔第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」/ 第2番 イ長調 OP.100/第3番 ニ短調 Op.108〕 |
ペーテル・チャバ(Vn) ジャン=フランソワ・ エッセール(P) | |
ハンガリー出身のペーテル・チャバが弾くブラームス。さすが弦の国の人だけあって、伸びのある美音に吸い込まれそう。 | ||
PRD-250188 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
リムスキー=コルサコフ: ピアノと木管のための五重奏曲 変ロ長調(*)/ 弦楽六重奏曲 イ長調(#) |
イヴァーン・ クラーンスキー(P;*) プラハ木管五重奏団(*) ヨゼフ・クルソニュ(Va;#) ミハル・カニュカ(Vc;#) コチアンSQ(#) |
PRDDSD-250189 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
作曲者編、連弾用「新世界」と「モルダウ」 ドヴォルジャーク(作曲者編): 交響曲第9番「新世界より」 スメタナ(作曲者編):モルダウ |
プラハ・ピアノ・デュオ |
バルトーク:ヴァイオリン作品集 Vol.2 狂詩曲 第1番(オリジナルと改訂版2種のフリスカ付)/ 狂詩曲 第2番(初稿と第2稿の2種コーダ付)/ 10のハンガリー民謡集(1947)(ヴァイオリンとピアノのための/ザトフレツキー編曲)/ 9つのハンガリー民謡集(1931)(ヴァイオリンとピアノのための/オルサーグ&バルトーク編曲)/ 7つのハンガリー民謡集(1927)(ヴァイオリンとピアノのための/シゲティ&バルトーク編曲)/ ソナチネ(ヴァイオリンとピアノのための/ジェルトレル編曲)/ ルーマニア民俗舞曲(6曲)(ヴァイオリンとピアノのための/セーケイ編曲) ぺーテル・チャバ(Vn) ペーター・フランクル(P) | ||
録音:2002年6月8日&9日、リランクス・スタジオ、マルセイユ。SACD/CDハイブリッド仕様。 ヴァイオリン・ソナタ集(PRD-250135)に次ぐ同コンビのバルトーク作品集第2弾。編曲作品は、シゲティ、セーケイらハンガリー系名手が自らコンサート・ピース用にと用意したもの。ハンガリー民謡集は、ピアノ曲「こどものために」からアレンジ。 | ||
PRDDSD-250191 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
シューベルト: 弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956(*) 弦楽四重奏曲第7番 ニ長調 D.94 |
プラジャークSQ マルク・コッペイ(Vc;*) |
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 フンメル: チェロ・ソナタ イ長調Op.104/変奏曲 ニ短調Op.54 |
ミハル・カニュカ(Vc) 伊藤ルミ(P) | |
録音:2002年8月&2003年1月、プラハ。 チェリストのための重要レパートリーとなったシューベルトの名作と、同時期に書かれたフンメルの作品を収録。プラジャークSQのカニュカと、 ヨーロッパでパール・トリオのメンバーとして活躍する神戸出身の伊藤のデュオ。 | ||
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲集 [第2番Op.15/第3番Op.19] |
コチアンSQ | |
旧品番:PR-250092。 | ||
ベートーヴェン: ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調Op.16/ 七重奏曲 変ホ長調Op.20 |
イヴァン・ クラーンスキー(P) チェコ九重奏団 のメンバー | |
録音:2002年11月23日-26日、プラハ。 | ||
ロシアのチェロ・ソナタ Vol.2 ボロディン:チェロ・ソナタ ロ短調(*) プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119(+) ストラヴィンスキー:イタリア組曲(#) |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレバーチ(P) | |
録音:1993年3月(*)/2002年6月(+)/2003年1月(#)、プラハ。 ラフマニノフ&ミャスコフスキー(PRD-250182)に次ぐ、このコンビによるロシアもの第2集。(*)はバッハの「無伴奏ソナタ第1番」のフーガを転用。(+)はロストロポーヴィチへの献呈作品。(#)はバレエ「プルチネッラ」からの編曲で、ヴァイオリン版も有名。 | ||
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(鍵盤楽器版;1787)
ヤロスラフ・トゥーマ(Fp) | ||
録音:2003年8月。使用楽器:ウィーンのワルター社1806年製のコピー。 ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」には様々なヴァージョンがある。元は教会での演奏を想定した小オーケストラのためのもの(1785)だったが、その後弦楽四重奏曲、鍵盤楽曲、そして大規模なオラトリオまで変貌を遂げた。ここで演奏されている1787年の鍵盤楽器版はハイドン自身が監修&校訂を施し、出版社に対し「とても上質で配慮の行き届いた作業が成された」ことに礼を述べている。 | ||
マーラー/ブルーノ・ワルター編曲: 交響曲第1番「巨人」(ピアノ4手連弾版) |
プラハ・デュオ [ズデンカ&マルティン・ フルシェル(P)] | |
マーラーの愛弟子ワルターによる編曲版。2001年に岡城千歳が「ピアニスティックでない」という理由でピアノ独奏版に書き換えて録音したが、オリジナル版での録音はこれが世界初。
これで、ほんとうにピアニスティックでないか確認できるのは興味深い(ワルターがピアニスティックたることを求めていたかは別問題ともいえるが)。 #海外在庫払底状態。今後入荷する可能性が極めて低い商品です。 | ||
PRDDSD-250198 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ドヴォルジャーク: 弦楽四重奏曲第11番 ハ長調 Op.61/ 糸杉(弦楽四重奏版) |
プラジャークSQ |
PRDDSD-250199 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.74「ハープ」/ 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95 「セリオーソ」 |
プラジャークSQ |
PRDDSD-250200 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
モーツァルト: クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581(*)/ クラリネット三重奏曲 変ホ長調 K.498 「ケーゲルシュタット・トリオ」(#) |
パスカル・モラゲス(Cl) プラジャークSQ(*) フランク・ブラレイ(P;#) ウラディミル・ メンデルスゾーン(Va;#) |
PRDDSD-250202 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ペンデレツキ: 弦楽三重奏曲(1990-1991) カデンツァ(ヴィオラ独奏のための) スラヴ風に(チェロ独奏のための;1986) ディヴェルティメント(同;1994) [セレナード/スケルツォ/ノットゥルノ] 六重奏曲(2000) |
プラジャークSQ団員
萱原祐子(P) ミシェル・ルティエク(Cl) プシェミスル・ヴォイタ(Hr) |
PRDDSD-250203 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
エルヴィン・シュールホフ(1894-1942):室内楽作品集 弦楽四重奏のための5つの小品/ フルート(ピッコロ)、ヴィオラ、コントラバスのための小協奏曲/ ヴァイオリンとチェロの二重奏曲/弦楽六重奏曲 プラジャークSQ コチアンSQ イジー・フデツ(Cb) ヴァーツラフ・クント(Fl) | |
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォルジーシェク(1791-1825): ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.5/ ヴァイオリンとピアノのためのロンド Op.8/ チェロとピアノのための変奏曲 Op.9/ 弦楽四重奏のためのロンド Op.11 |
コチアンSQ イヴァン・クラーンスキー(P) | |
録音:2003年12月。 ヴォルジーシェクはプラハの北東の町ヴァンベルクに生まれ、ウィーンで亡くなった鍵盤奏者、作曲家で、ベートーヴェンの友人としても知られている。作風には同世代のウェーバー(1786年生)に近い明るさと軽快さがあり、 弦楽四重奏のためのロンドなど軽いリズムの弾みが実に楽しい。コチアン四重奏団のメンバーがソロを担当。 | ||
ボフスラフ・マルティヌー: 弦楽四重奏曲集〔第2番/第4番/第5番〕 |
コチアンSQ | |
マルティヌーは大変多作な作曲家で、6つの交響曲をはじめ様々な楽器のための30近くもの協奏曲、11のオペラ等あらゆる分野で作曲を行い、7曲の弦楽四重奏曲も残した。マルティヌーの音楽は独特の素朴なリズム、土俗的な響きが特徴。 コチアン四重奏団はスメタナ四重奏団の指導のもと創設され、プラハを拠点に活動している。鮮やかで生気に満ちた演奏は作品に新たな息を吹きかけるものとなっている。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.7 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130(大フーガ付き)/ 弦楽四重奏曲第13番の新たなフィナーレ |
プラジャークSQ | |
録音:2003年12月。 プラジャーク・カルテットのベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集も大詰めが近くなって来た。今回は晩年の傑作、第13番。プラジャーク・カルテットはあえてフィナーレをオリジナルの大フーガに戻し、 ベートーヴェンが本来意図したような、長大な第1楽章とフィナーレの間に短い楽章を置くという構成を明確にしている。もちろん通常の新しいフィナーレも収録されているので、お好みによって選択可能。 プラジャーク・カルテットの潤いのある美音、自然体で豊かな演奏はここでも最高。初心者からカルテット通の方まで安心して聞くことが出来る。 | ||
フィリップ・マヌリ(1952-): ピアノ・ソナタ第1番「都市」(2002) |
ジャン=フランソワ・ エッセール(P) | |
録音:2003年12月21日-22日、マルセイユ|現地発売:2004年|収録時間:36分22秒代理店アナウンスに『 Multi-ch Stereo 』と記載。フランスの現代作曲家フィリップ・マヌリは2001年の10月にチェコのプラハを訪れた。夕暮れに旧市街を歩いていると、急に忘我の状態となり、頭に音楽が鳴り響いた。それはリストのピアノ・ソナタの一節と思いきや、マヌリの妄想は次々と展開され、プラハの街から生まれた新作として産声をあげた。全体は19の短いエピソードから成り、最後はフーガとなる。エッセールに捧げられ、彼により世界初演された。都市と音楽のコラボ、ひとつのスタイルの誕生。 | ||
PRDDSD-250208 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調/ ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10 |
パルカニSQ |
PRDDSD-250209 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ハイドン: チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1/ チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb-2/ 交響曲第22番 変ホ長調「哲学者」(初稿) |
プラハ室内o. ミハル・カニュカ(Vc) |
アントン・ルビンシュテイン: チェロとピアノのための作品全集 チェロ・ソナタ第1番 ニ長調Op.18/ チェロ・ソナタ第2番 ト長調Op.39/ 3つの小品Op.11-2 |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレパーチ(P) | |
名門プラジャークSQのチェロ奏者カニュカがロシア音楽の父アントン・ルビンシュテインのチェロとピアノのための作品を全て録音。2つのソナタはいずれも30分を越える大作で、 どの曲にも美しく魅力的メロディがふんだんに使われており、ロシア音楽ファン必携のアイテムと言える。 | ||
ハイドン:アポニー弦楽四重奏曲 Op.74 〔第72番 ハ長調 Op.74-1 Hob.III-72/第73番 ヘ長調 Op.74-2 Hob.III-73/ 第74番 ト短調 Op.74-3 Hob.III-74「騎手」〕 コチアンSQ | ||
ハイドンは1793年に作曲した6曲の弦楽四重奏曲を二つに分けて出版(作品71と74)、アポニー伯爵に献呈されたためこれらをアポニー弦楽四重奏曲と呼ぶ。ここに収録された作品74の3曲は、既にロンドンで大成功をおさめたハイドンの確たる自信に満ちた傑作。 コチアン四重奏団は、高い技術水準と緻密なアンサンブルを武器にしつつ、あくまでアプローチは正攻法。正に理想的演奏といって良い。 | ||
PRDDSD-250213 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
レオポルト・コジェルフ(1747-1818):4手ピアノのための協奏曲 PIV.8(*) ヤン・ラジスラフ・ドゥシーク(1760-1812): 2台のピアノのための協奏曲 変ロ長調 Op.63(*)/ 2台のピアノのためのソナタ へ長調 Op.26(+) プラハ・ピアノ・デュオ[ズデンカ・フルシェル、マルチン・フルシェル(P)] レオシュ・スヴァーロフスキー指揮パルドゥビツェ・チェコ室内po.(*) | |
PRDDSD-250214 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
カニュカ&クラーンスキー〜 ブラームス:チェロ・ソナタ集 〔第1番 ホ短調Op.38/第2番 へ長調Op.99〕/ スケルツォ ハ短調WoO.2 (ヴァイオリン・ソナタ 「F.A.E.ソナタ」の編曲) |
ミハル・カニュカ(Vc) イヴァン・クラーンスキー(P) |
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 〔第3番 ホ短調 Op.30/断章 変ロ長調〕 |
パルカニSQ | |
録音:2003 年12月15-17日。 パルカニ四重奏団(旧オルランド四重奏団)のPRAGA録音第2弾は、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲の中でも最も崇高な美しさに溢れた第3番。友人の名ヴァイオリニスト、フェルディナント・ラウプの突然の死を悼んで作られたこの曲は、静かな悲しみに満ちている。前身から数えて2006年で結成30年を迎える四重奏団だけに、4つの楽器が滑らかに溶けたアンサンブルで、チャイコフスキーの嘆きを、時に美しく、時にこみ上げるように歌い上げている。 | ||
プロコフィエフ: 4つのファゴットのためのユーモラスなスケルツォ Op.12 / 古典交響曲 Op.21(寺嶋陸也編曲/2台ピアノ版)/ ユダヤの主題による序曲 Op.34 /五重奏曲 ト短調 Op.39 / 組曲「ロミオとジュリエット」(タルクマン編曲/木管八重奏版) チェコ九重奏団 プラハ木管五重奏団 マルティン・フルシェル、イリーナ・コンドラチェンコ(P) | ||
管楽器を中心としたプロコフィエフ作品集。古典交響曲は寺嶋陸也がアルゲリッチのために行なった名編曲。オリンピックのフィギュアスケートでも有名になった「ロミオとジュリエット」はアンドレアス・タルクマンによるクラリネット、ホルン、ファゴット各2、オーボエ、イングイッシュホルンの八重奏版。いずれもカラフルで親しみやすく、プロコフィエフの世界を満喫できる。 | ||
PRDDSD-250217 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ドヴォルジャーク: セレナード ホ長調 Op.22(4手ピアノ版)/ セレナード ニ短調 Op.44(4手ピアノ版) チャイコフスキー: セレナード ハ長調 Op.48(4手ピアノ版) |
プラハ・ピアノ・デュオ [ズデンカ・フルシェル、 マルチン・フルシェル(P)] |
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト長調 Op.15 スーク:ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.2/哀歌 Op.23 ルボシュ・フィシェル(1935-1999): ピアノ三重奏曲(1978) |
プラハ・グァルネリ・トリオ | |
録音:2004年6、9月。 スメタナ、スーク、フィシェルとチェコの室内楽の伝統を眺めることができるアルバム。スメタナとスークのピアノ三重奏曲はいわずとしれた傑作。フィシェルはどちらかというと「彗星に乗って」といった映画音楽で知られているが、クラシックにも多数の名作がある。ピアノ三重奏曲では抉りのきいた暗い情熱が映えている。プラハ・グァルネリ・トリオの熱の入ったアンサンブルが三者三様の個性を引き出しつつ、そこからしっかりチェコの伝統の連なりを感じさせてくれるのがまた見事。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・デュオ作品集 交響曲第7番 イ長調 Op.92 (ウルリヒ編曲、ピアノ・デュオ版)/ ピアノ連弾のためのソナタ ニ長調 Op.6/ 「君を思う」の主題による6つの変奏曲 WoO.74/ 3つの行進曲 Op.45/ ワルトシュタイン伯爵の 主題による8つの変奏曲 WoO.67 |
プラハ・ピアノ・デュオ [ズデンカ&マルティン・ フルシェル(P)] | |
ベートーヴェンには意外にもピアノ・デュオ作品が少なく、オリジナル作品はこのアルバムに収められているもので全部。いずれも可愛らしく、気楽に楽しめる。注目はフーゴ・ウルリヒ(1827-1872)が4手連弾用に編曲した交響曲第7番。連弾編曲家としてのウルリヒの手腕は、当時クララ・シューマンも高く評価していただけあって期待を裏切らない。ワルター編曲によるマーラーの「巨人」やドヴォルジャーク、チャイコフスキーのセレナードのCDで注目されるプラハ・ピアノ・デュオが香り高い演奏を繰り広げている。 | ||
ブラームス: 弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op.67/ ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34(*) |
プラジャークSQ イヴァン・クランスキ(P;*) | |
いずれ劣らぬ名技の持ち主プラジャーク四重奏団と、イヴァン・クランスキの清新なピアノの共演。弦楽四重奏曲第3番では、ブラームスの傑作における見事な音楽性、作品の本質を見事に浮かびあがらせる、深い広がりを感じさせる渋い演奏を聴かせる。ピアノ五重奏曲は緻密に作曲されたスケールの大きい作品。ピアノは非常に難易度が高いが、クランスキの演奏は音楽に深い内容と充実感を与えている。 | ||
PRDDSD-250221 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
メンデルスゾーン: 弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20/ ピアノ六重奏曲 ニ長調 Op.110(*) |
J.クレパーチ(P;*) プラジャークSQ コチアンSQ |
PRDDSD-250222 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ボロディン: 弦楽四重奏曲第1番 イ長調/ 弦楽五重奏曲 ヘ短調(*) |
コチアンSQ ミハル・カニュカ(Vc;*) |
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ Op.21 イェネー・フバイ:ロマンティック・ソナタ Op.22 カール・ゴルトマルク:ヴァイオリン・ソナタ Op.25 |
ペーテル・チャバ(Vn) ペーター・フランクル(P) | |
ハンガリー出身のヴァイオリニスト、ペーテル・チャバ。数多くの名手を輩出しているハンガリーだが、彼の繊細な陰影を湛えたクリアな音色はさすが。 ブラームスと同じ頃ウィーンで活躍した作曲家ゴルトマルク。ヴァイオリン協奏曲が有名だが、オペラなどの作品も高く評価されている。自身もヴァイオリニストであったため、このソナタは独創性に溢れた作品となっている。演奏される機会は少ないが、ペーテル・チャバの美しい演奏で珠玉の作品に仕上がっている。 | ||
PRDDSD-250224 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ギデオン・クライン(1919-1945): 弦楽四重奏曲 Op.2(1940-41)/弦楽三重奏曲(1944)/ 弦楽四重奏のための4つの楽章(1938)/ ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲(1940)/ ヴィオラのための前奏曲(1940)/ ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(1938-40)/ 弦楽四重奏のための幻想曲とフーガ(1942-43) |
コチアンSQ |
PRDDSD-250225 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
バルトーク:弦楽四重奏曲〔第5番/第6番〕 | パルカニSQ |
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集 〔第3番 ト長調 K.496/ 第5番 ホ長調 K.542/第6番 ハ長調 K.548〕 |
グァルネリ・トリオ・プラハ [イヴァン・クラーンスキー(P) チェネク・パヴリーク(Vn) マレク・イェリエ(Vc)] | |
モーツァルトのピアノ三重奏曲は、彼の他分野に比べると多少地味ながら、魅力の点では少しの遜色もない。ことに第5番ホ長調はファンが多く、かのショパンもピアニストとしてたびたび愛奏したとのこと。アンサンブルのみならず、独奏でも数々の名演を世に送り出しているクラーンスキーが弾く年代物のベーゼンドルファーの響きが絶美。 #海外在庫払底状態。今後入荷する可能性が極めて低い商品です。 | ||
PRDDSD-250227 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ブラームス: 弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51 No.1 クラリネット五重奏曲 変ロ短調 Op.115 |
パスカル・モラゲス(Cl) プラジャークSQ |
バルトーク: 弦楽四重奏曲第3番 Sz.85/ 弦楽四重奏曲第4番 Sz.91 レオー・ヴェイネル:パストラル、幻想曲とフーガ (弦楽四重奏曲第3番 ト長調)Op.26 |
パルカニSQ | |
パルカニ四重奏団によるバルトーク全集シリーズ完結篇。1927年から28年にかけて相次いで生み出された第3番と第4番は、2年半にわたる創作の休止期を経てここに新境地を開いた点で、全6曲中でも真の傑作とされるもの。すなわち、もっとも無調的、半音階的、不協和的であるこの2曲は、バルトークの作風の基調である、ハンガリー固有の民謡旋律に拠りながらも、当初の直截的な表現は影をひそめ、はるかに多彩かつ高度に扱われている。また、様式上は2楽章による第3番に対して、第4番は全5楽章をシンメトリカルに配置しているのも注目すべき特徴。名門オルランド改め、パルカニ四重奏団のバルトークは、第5番&第6番(PRDDSD-250225)、第1番&第2番(PRDDSD-250235)も高い評価を得たが、ここでも作品の持つ野性的なリズムの面白さと躍動感を明らかにしている。なお、カップリングには、バルトーク第4番から10年後の1938年、バルトーク幼少期の友人でもあり、ショルティやドラティそしてクルタークの師であったヴェイネル作最後の四重奏を収録している。 | ||
ショパン:チェロ・ソナタ Op.65/ 序奏と華麗なポロネーズ Op.3 グリーグ:チェロ・ソナタ Op.36 |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレパーチ(P) | |
プラジャークSQのチェロ奏者を務めるカニュカとライヒャ・トリオのピアノ奏者を務めるクレパーチの共演。つややかでしっとり落ち着いた大人の音楽を聴かせてくれる。 | ||
ブラームス:ピアノ三重奏曲集 [第1番 ロ長調 Op.8/第3番 ハ短調 Op.101] |
プラハ・グァルネリ・トリオ | |
音の溶け合いに円熟を感じさせるグァルネリ・トリオの最新アルバムはブラームス。雄渾な主題から楽聖ベートーヴェンを意識させずにおかないOp.8。奇数楽章と偶数楽章間の短調と長調との交替が、ほかに類を見ない効果をあげている。また、1886年の夏トゥン滞在中の作Op.101では、スイスの大自然をほうふつとさせる雄大さと情熱のほとばしりが聴かれる。 | ||
自演を含むドホナーニEMI録音集SACD化 エルネー・ドホナーニ: 童謡の主題による変奏曲 Op.25(1914)(*)/ チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調Op.12(1904-05)(#)/ ピアノ協奏曲第2番 ロ短調Op.42(1946)(*) |
エルネー・ドホナーニ(P;*) エイドリアン・ボールト指揮(*) RPO(*) ヤーノシュ・ シュタルケル(Vc;#) ワルター・ジュスキント指揮(#) フィルハーモニアo.(#) | |
録音:1956年9月、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ。原盤: EMI。リマスタリング:2008年。 貴重な音源がSACDハイブリッドになって再登場。 | ||
ショスタコーヴィチ:室内交響曲 ハ短調 Op.110a バーバー:弦楽のためのアダージョ |
アントニーン・ ウラディル(リーダー) プラハ室内o.(指揮者なし) | |
ショスタコーヴィチの室内交響曲は、ナチスの犠牲となったユダヤ人の追悼のために作曲された弦楽四重奏曲第8番の編曲。追悼の音楽であると同時に、ショスタコーヴィチ自身の自伝のような作品は、抗いがたい魅力と壮絶な感情に満ちている。カップリングのバーバーも、この世ならざる美しさ。 | ||
PRDDSD-250233 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集Vol.2 〔第4番 変ロ長調 K.502/第7番 ト長調 K.564/ 第1番 変ロ長調 K.254(ディヴェルティメント)〕 |
プラハ・グァルネリ・トリオ |
PRDDSD-250234 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
シェーンベルク: 弦楽四重奏曲第4番 Op.37/ 弦楽六重奏曲「浄夜」Op.4 |
ヴラディーミル・ ブカツ(Va) ぺトル・プラウゼ(Vc) プラジャークSQ |
バルトーク:弦楽四重奏曲全集 Vol.2 〔第1番 Op.7,Sz.40/第2番 Op.17,Sz.67〕 |
パルカニSQ | |
第5番&第6番(PRDDSD-250225)につぐ、パルカニ四重奏団によるバルトーク全集第2弾。習作時代の明けた1908年作の第1番は、ドイツ後期ロマン派やフランス印象派の影響、さらにハンガリー民謡や舞曲などが混然とした内容ながらも、のちの個性の萌芽が感じ取れる出世作。1915年から17年にかけて書かれた創作過渡期の第2番は、その美しさにおいて全6曲中随一ともいわれる作品。1984年結成のアンサンブルによる演奏は、リズムの面白さと美しさを過不足なく表現している。 | ||
ブラームス: 弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op.51-2/ 弦楽五重奏曲 ト長調 Op.111(*) |
プラジャーク弦楽四重奏団 ウラジミール・ブハッチ(Va;*) | |
名曲、ブラームスの弦楽四重奏曲第2番は、冒頭の弦のすすり泣くような旋律からノックアウト。演奏、録音、ともに申し分ないもの。ヴィオラにターリヒ四重奏団のヴィオラ奏者をむかえての弦楽五重奏曲も、弦楽四重奏曲とは違った明るく抜ける音色が魅力。 | ||
PRDDSD-250237 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
エルネー・ドホナーニ: 弦楽三重奏のためのセレナード ハ長調 Op.10(*)/ 弦楽四重奏曲第2番 変ニ長調 Op.15(#)/ 六重奏曲 ハ長調 Op.37(+) |
ヴラディーミラ・ クラーンスカー(Hr;+) アレシュ・ フストレシュ(Cl;+) ヤロミル・クレパーチ(P;+) コチアンSQ(#) ベートーヴェン 弦楽三重奏団(*/+) |
ハイドン:弦楽四重奏曲集 [第39番 ハ長調 Op.33-3, Hob. III:39「鳥」/ 第38番 変ホ長調 Op.33-2 Hob. III:38「冗談」/ 第41番 ト長調 Op.33-5] |
パルカニSQ | |
録音:2007年7月4日-7日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ。 バルトーク・アルバム(PRDDSD-250225、PRDDSD-250235)が高い評価を得ているパルカニ四重奏団による最新アルバムは前2作から一転してハイドン。ロシア四重奏曲と呼ばれる作品33のなかでも、人気の高い表題つきのナンバーを含む3曲を収録している。第1楽章の第2主題や、第2楽章のトリオの旋律がそれぞれ鳥のさえずりを思わせる第39番、短調の哀感こもったラルゴで名高い第41番。そして「冗談」(Gli Scherzi)という名の由来となったスケルツォを第2楽章に置く第38番。ハイドンみずから“まったく新しい特別の方法で作られた "という宣伝文句を用いたように、民謡風の主題、明確な様式、明るいムードがそれまでとは違う新しい何かを感じさせる内容。 オルランド四重奏団のメンバー3名が、1984年に新しくチェリストを迎えてスタートさせたパルカニ・カルテット。伸び伸びとして美しい演奏で聴かせる。 | ||
インドジフ・フェルト(1925-): 弦楽四重奏曲第4番 J.61(1965)/ クラリネット五重奏曲 J.194(1999)/ チェロとピアノのための 2つの小品 J.22(1954-55)/ ヴィオラと大管弦楽のための 協奏曲 J.208(2003-04)(*) |
プラジャークSQ ヤン・マフ(Cl) ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・ クレパーチ(P) ラファエル・オレグ(Va) ウラディミール・ ヴァーレク指揮 プラハ放送so. | |
録音:2006年7月、9月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ/2006年5月7日、ディジョン・オーディトリウム、ライヴ(*)。 十二音技法やセリー技法による洗練された作風で知られる現代チェコの作曲家フェルト。多作家である点がマルティヌーに似て、その精神的な後継者ともいわれている。このアルバムには、なかでもかれの才能が適しているとされる異なる時代の器楽作品が収められている。 現時点で6曲を数える弦楽四重奏はみな、初期に傾倒したバルトークを規範としている。ヴラフ四重奏団に献呈され、スメタナ四重奏団によって初演された第4番。バルトーク・ピチカートが多用され、繊細な弱音と耳をつんざくような喧騒が交替するなか、どこかベルクあたりをおもわせる冷え冷えとした抒情が浮かび上がる。 演奏時間30分弱とアルバムの半分を占めるヴィオラ協奏曲。若い頃に自らが弾き特性を知り抜いた楽器から、独特のノスタルジックな色合いを引き出している。すべて録音がきわめて優秀なため、響きにまかせてどっぷりフェルトの世界に浸れる。 | ||
PRDDSD-250240 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
シューベルト: 弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887(*)/ 弦楽三重奏曲 変ロ長調 D.471(#)// 弦楽三重奏曲 変ロ長調 D.581(#) |
プラジャークSQ(*) ベートーヴェン弦楽三重奏団(#) |
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲集 [第2番 ニ長調 Op.8「セレナーデ」/ 第3番 ト長調 Op.9-1/第5番 ハ短調 Op.9-3] |
ベートーヴェン 弦楽三重奏団 | |
19世紀から現代の作品をレパートリーの中心に据える、見通しのよいアンサンブルが魅力のグループ。プラジャーク弦楽四重奏団のメンバーなどによって構成される。 | ||
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 [第15番 ニ短調 KV.421 / 第17番 変ロ長調 KV.458「狩り」/ 第19番 ハ長調 KV.465「不協和音」] |
プラジャークSQ | |
2007年結成35周年を迎えたプラジャーク四重奏団が手掛けるモーツァルトの室内楽シリーズ。「プロシャ王セット」(PRD-250026/廃盤)、名手モラゲスとのクラリネット五重奏(PRDDSD-250200)などを経て、有名な「ハイドン・セット」にいよいよ着手する。第1弾は快活優美で人気の「狩り」、大胆に“不協和音 "を響かせる特徴的な序奏がニックネームの由来となった第18番、そして全6曲中唯一の短調による第15番の3曲。チェコ屈指の名門アンサンブルが奏でる音楽は香りと味わい豊か。“SACDのプラハ "が培ったこれまでの豊富な経験が蓄積された優秀録音であることも大きなポイントといえるだろう。 | ||
フンメル(1778-1837):作品集 序奏(アダージョ)、主題と変奏 Op.102 (オーボエ&オーケストラ)/ 七重奏曲 Op.74(1816)/ ファゴット協奏曲 ヘ長調 |
ヴラディスラフ・ボロフカ(Ob) イヴァン・クラーンスキー(P) パヴェル・ラングパウル(Fg) パヴェル・フーラ指揮 チェコ・ノネット(九重奏団) プラハ・カメラータ | |
フンメルは、幼少の頃モーツァルトにも音楽の指導を受けた人物で、ヴァイオリンや鍵盤楽器に大変な才能を発揮した人物だった。交響曲を除くほとんどのジャンルに作品を残しており、初期ロマン派への道筋を作った人物ともいわれる。そんな彼による七重奏曲は、ピアノを中心に、それぞれの楽器が大活躍する作品。ファゴット協奏曲は、うるわしの管弦楽の序奏に続き、ファゴットと管弦楽との美しいかけあい、そしてところどころに散りばめられた技巧が光る名曲。 | ||
アントニーン・ライヒャ(1770-1836): 八重奏曲 変ホ長調 Op.96/ ファゴットと弦楽四重奏のための変奏曲/ ホルンと弦楽四重奏のための “グラン・クインテット "Op.106 |
ヴラディーミラ・ クラーンスカー(Hr) パヴェル・ラングパウル(Fg) チェコ九重奏団 | |
ハイドンの弟子でベートーヴェンの友人でもあったボヘミア出身のライヒャは、彼が生きた18世紀前半当時最大の作曲家と目されていた。また、パリ音楽院で教授を務めたこともある彼は、「高等作曲理論」を著すなど有数の理論家としても知られている。 このアルバムには、重要なポジションを占める室内楽作品のなかでも、特に木管楽器にスポットライトをあてた3曲を収めている。前ロマン派の室内シンフォニーに近く、1807年ウィーン作の八重奏は、弦楽四重奏にファゴット、ホルンのほか4種の木管楽器が加わるもの。1818年パリで書かれたファゴット変奏曲、そして同じくパリで1828年に書かれたグラン・クインテット。いずれも弦楽四重奏つきで、どこか卓越したソロのための協奏曲といった感さえして聴き栄えがする。こうした内容は名手ぞろいで知られるチェコ九重奏団にもってこいといえ、あたたかくやわらかい音色そのままの魅力を届く。まさに楽興の時という趣きで、愉しげなムードにあふれている。 | ||
フランス・ロマン派のチェロ・ソナタ集 サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番 ハ短調Op.32 レオン・ボエルマン:チェロ・ソナタ イ短調Op.40 C.フランク:ソナタ イ短調(チェロ編曲版) |
ミハル・カニュカ(Vc) イヴァン・クラーンスキー(P) | |
フランスのロマン派時代に書かれたチェロ・ソナタ集。サン=サーンスとフランクの名曲に挟まれているボエルマン作品は、哀愁漂う名曲。どこか哀愁が漂うような、それでいて土臭いような薫りが時折感じられる独特の和声感が魅力的。カニュカは、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもおなじみのプラジャーク弦楽四重奏団のチェリスト。抜群の安定感と熱さで聴かせる。 | ||
シューベルト/マーラー編曲: 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810 「死と乙女」(弦楽合奏版)/ シューベルト/カサド編曲: アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821 (チェロ&弦楽オケ編曲版) |
ミハル・カニュカ(Vc) パヴェル・フーラ指揮 プラハ・カメラータ | |
マーラー編曲で人気を集める「死と乙女」と名手カサド編曲の「アルペジオーネ・ソナタ」。ともにシューベルトの傑作を弦楽オケ用に編成を拡大した結果、そこに現われたのはゾクゾクするような怖さとかなしさ。編曲作品の成否は手掛ける人も一流でなくてはさまにならないものだが、これらはみごとな成功例といえるだろう。 | ||
ウェーバー:ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ第3番 ニ短調 Op.49/ 舞踏への勧誘 Op.65/ ピアノ・ソナタ第2番 変イ長調 Op.39 |
ジャン=フランソワ・ エッセール(P) | |
使用楽器:1874年製エラール。ウェーバーのピアノ曲は、彼一流のオペラ的旋律美に富み、ロマン的な雰囲気に満ち、華麗な技巧を駆使した逸品ばかりだが、残念なことにあまり演奏されない。かねて待たれていたピリオド楽器によるディスクがついに登場した。それもフランスの名手エッセールの演奏となると、期待するなという方が無理だろう。夢にあふれた「舞踏への勧誘」、大規模なソナタなど、軽やかなパッセージはさらに軽やかに、歌わせるところはよりたっぷりと、何とも華に満ちた世界を繰広げている。 | ||
シュニトケ:室内楽作品集 ピアノ三重奏曲(1992)/ア・パガニーニ(1982)/ マドリガル(1990)/ピアノ・ソナタ第1番(1987) |
ヤナーチェク・トリオ [ヘレナ・イジーコフスカー(Vn) マレク・ノヴァーク(Vc) マルケータ・ ヤナーツコヴァー(P)] | |
シュニトケの作品集。ア・パガニーニの鬼気迫る感じ、ピアノ・ソナタの極限まで研ぎ澄まされた感じ、極寒の見渡す限り地平線の大地に取り残されたような錯覚をおぼえる一枚。 | ||
ドホナーニ(1877-1960):室内楽作品集 ピアノ五重奏曲第1番 ハ長調Op.1/ チェロ・ソナタ 変ロ短調Op.8/ ピアノ五重奏曲第2番 変ホ長調Op.33 |
コチアンSQ ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレパーチ(P) | |
ハンガリーの国民楽派の要素と、ブラームスに代表されるドイツ・ロマン派のスタイルが渾然一体となったドホナーニの作品集。どのパートもソリストのように語らせる手法は見事。現代チェコの至宝とも称されるコチアン弦楽四重奏団による演奏は、押し寄せるうねりと、熱く薫る叙情がなんとも魅力。 | ||
PRDDSD-250250 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
マルティヌー: ピアノ四重奏曲H.287(*)/ ピアノ五重奏曲 [第1番H.229(#)/第2番 H.298(+)] |
イヴァン・クラーンスキー(P) コチアンSQ |
PRDDSD-250251 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ハイドン:弦楽四重奏曲集 [Op.50-3 変ホ長調/ Op.50-5 ヘ長調「夢」/ Op.50-6 ニ長調「蛙」] |
プラジャークSQ |
モイセイ〔ミェチスワフ〕・ヴァインベルク: 室内楽作品集 弦楽三重奏曲 Op.48/ チェロ・ソナタ[第1番 Op.21/第2番 Op.63]/ 無伴奏チェロ・ソナタ第1番 Op.72 |
ミハル・カニュカ(Vc) ミゲル・ボルヘス・コエーロ(P) ベートーヴェン弦楽三重奏団 | |
最近各社からリリースが相次いでいる、ポーランド生まれで旧ソ連にて活躍した作曲家ミェチスワフ・ヴァインベルク。ついにPragaレーベルも参戦した。プラジャークSQの名チェロ奏者カニュカがピアノ伴奏付きの2篇のソナタと無伴奏ソナタに挑戦、実に味わい深い美演を繰り広げている。注目は世界初録音の弦楽三重奏曲。弦の国チェコならではの響きを満喫させる。 | ||
マルティヌー:弦楽四重奏曲集 [第6番 H.312(*)/第3番 H.183(*)/第1番 H.117(#)] |
プラジャークSQ(*) ツェムリンスキーSQ(#) | |
録音:2008(#)/2009年(*)。マルティヌーがその生涯に残した弦楽四重奏曲は全部で7曲。ここにはそのうちの3曲が収録されている。充実した対位法、流麗な旋律などマルティヌーの魅力のエッセンスがギュッとつまった1枚。 | ||
PRDDSD-250255 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
モーツァルト:フルート四重奏曲集&協奏曲 フルート四重奏曲(*)/ フルート協奏曲 ト長調K.313(285c)(1778)(#) |
大嶋義実(Fl) コチアンSQ(*) パヴェル・フーラ指揮(#) プラハ・カメラータ(#) |
マルティヌー:室内楽作品集 ピアノ三重奏曲第2番 ニ短調H.327/ ベルジレット H.275/ ピアノ三重奏曲第3番 ハ長調H.332/ ピアノ三重奏曲第1番「5つの短い小品」 |
キンスキー・ピアノ・トリオ | |
録音:2008年9月/2009年2月。 1998年に結成された中堅アンサンブルによるマルティヌー。職人芸的に書き込まれた作品を明快に演奏。 | ||
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」 シベリウス: 弦楽四重奏曲第4番 ニ短調「親愛なる声」/ アンダンテ・フェスティーヴォ (弦楽四重奏のための)JS34a |
コチアンSQ | |
録音:2009年4月。 1972年に結成されたコチアン弦楽四重奏団はさすが熟練、大曲スメタナの「わが生涯より」を完全に手中に収めている。つづくシベリウスでも清澄な世界を聴かせ、アンダンテ・フェスティーヴォも息の長い歌いまわしが見事。 | ||
メンデルスゾーン:室内楽作品集 弦楽五重奏曲第2番 変ロ長調 Op.87 (*)/ フーガ 変ホ長調 Op.81 No.4/ 弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.13 |
コチアンSQ ヨゼフ・クルソニュ(Va;*) | |
録音:2008年12月。(*)は早すぎた死により、自身気に入っていなかった終楽章を直す猶予を与えられなかった作品。 なお、代理店の案内には『ヨセフ・クルソン』なる奏者が記載されているが、上記の誤り。 | ||
PRDDSD-250259 (2 HYBRYD_SACD) 廃盤 |
ドヴォルジャーク:ピアノ三重奏曲(全曲) | プラハ・グァルネリ・トリオ |
ハイドン:弦楽四重奏曲集 [ロ短調 Op.33-1 Hob.III; 37/ ニ長調 Op.33-6 Hob.III; 42/ 変ロ長調 Op.33-4 Hob.III; 40/ ニ短調 Op.42 Hob.III; 43] |
パルカニSQ | |
録音:2009年6月。ハイドンの「古典」のエッセンスがぎゅっと詰まった作品33のカルテット集。 | ||
PRD-250262 (2CD) 廃盤 |
ヴィクトル・カラビス(1923-2006):弦楽四重奏曲全集 | コチアンSQ(*) ツェムリンスキーSQ(#) |
シューベルト: 幻想曲 ヘ短調 Op.103 D940(4手)/ ロンドー ニ長調 Op.138 D608(2P)/ アンダンティーノ ロ短調 Op.84 D823-2(2P)/ フランスの歌による8つの変奏曲 ホ短調 Op.10 D624/ アレグロ イ短調「 人生のあらし」Op.144 D947 |
プラハ・ピアノ・デュオ [ズデンカ・フルシェル、 マルティン・フルシェル(P)] | |
録音:2007年4月。熟練のピアノ・デュオによるシューベルト新録音の登場。「人生のあらし」冒頭の息のぴったりと合った和音は迫力満点。 | ||
PRDDSD-250264 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ショスタコーヴィチ: チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40/ バレエ組曲「牧神と羊飼いの娘」Op.2 より [アダージョ/スプリング・ワルツ]/ ソナタOp.147(原曲:ヴィオラ) |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレパック(P) |
シューマン: ピアノ五重奏曲 変ホ長調/ 弦楽四重奏曲第1番 イ短調 |
エフゲニー・コロリオフ(P) プラジャークSQ | |
コロリオフが参加した、2010年が記念年のシューマンの名作五重奏曲。骨太で良く鳴るピアノでシューマンならではの輝かしさ満点。弦楽四重奏曲第1番とともにシューマンの情熱が迸り出る熱演。 | ||
PRDDSD-250266 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ヤナーチェク:ピアノ作品集 ソナタ1905年10月1日(1/X/1905)/ 草陰の小径第1集(1901-1908)/ 草陰の小径第2集(1902-1911)/ 思い出/霧の中で |
スラーヴカ・ ピエホチォヴァー(P) |
メンデルスゾーン: 弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.44-2/ カプリッチォ ホ短調 Op.81-3/ 弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.80 |
ツェムリンスキーSQ | |
メンデルスゾーン自身の新婚旅行の折に書かれた ホ短調の弦楽四重奏は、大絶賛をもって世に迎えられ、後のシューマン、ブラームス、スメタナ、ドヴォルジャークらの同ジャンルの作品の雛型的存在となった。Op.80 ヘ短調のカルテットは姉のファニーの死に際して書かれた物。冒頭から激しい慟哭を思わせる切迫した表情だが、ツェムリンスキーSQの面々は見事なアンサンブルで展開していく。 | ||
ドホナーニ: ハンガリー牧歌(チェロとピアノ版)Op.32d/ 弦楽四重奏曲 [第1番 イ長調 Op.7/第3番 イ短調 Op.33] |
コチアンSQ ヴァーツラフ・ ベルナーシェク(Vc) ヤロミール・クレパーチ(P) | |
ドホナーニの弦楽三重奏は名作の誉れ高いものの、四重奏は3篇ありながら、注目されず残念な限り。人好きのするメロディに満ち、友人のバルトークやコダーイよりも温和でロマンティックな味わいが魅力。『録音の良さも特筆』とのこと。 | ||
メンデルスゾーン: 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.44-1/ アンダンテOp.81-1/スケルツォOp.81-2/ 弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 Op.44-3 |
ツェムリンスキーSQ | |
録音:2010年5月31日、6月1日、16日、17日、プラハ。弦楽四重奏曲第1番+弦楽五重奏曲第1番(PRDDSD-250252)、弦楽四重奏曲第4番、第6番(PRDDSD-250267)に続く、ツェムリンスキー四重奏団のメンデルスゾーン弦楽四重奏曲集第3弾。第3番と第5番はベートーヴェンの弦楽四重奏曲の影響が濃い作品。1994年に結成されたツェムリンスキー四重奏団は、緻密なアンサンブルで構成感をしっかり生かしつつ、スピード感ある清流の迸りのような爽やかな演奏で音楽の魅力を引き出している。 | ||
PRDDSD-250270 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ショスタコーヴィチ: ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57/ 弦楽四重奏曲 [第7番 嬰ヘ短調 Op.108(*)/ 第8番 ハ短調 Op.110] |
エフゲニー・コロリオフ(P) プラジャークSQ パヴェル・フーラ(Vn;*) |
曲と演奏者の対比は代理店記載ママ。 | ||
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):チェロ作品集 ユダヤ人の生活から/ニーグン/ヘブライの瞑想曲/ 荒野の叫び/幻影と予言/無伴奏チェロ組曲第3番 |
ミハル・カニュカ(Vc) ミゲル・ボルヘス・コエリョ(P) | |
録音:2010年2月11日、3月27日-28日、プラハ。「シェロモ」で有名なブロッホ。「荒野の叫び」は交響詩として知られているが、これはチェロとピアノのためのオリジナルの形態。「幻影と予言」はそのうちの5楽章をピアノ独奏用に縮小した物。「ニーグン」はヨーゼフ・シュースターによるピアノ伴奏版。いずれもどこか寂しげな郷愁を感じさせる音楽を、チェコの名チェリスト、ミハル・カニュカが豊かに歌い上げている。 #おそらくレーベル品切。今後入荷するかどうかは不明です。 | ||
ハイドン:3つの弦楽四重奏曲集 Op.54「第1トスト四重奏曲集」 〔ト長調 Op.54-1 Hob.III-58/ハ長調 Op.54-2 Hob.III-57/ホ長調 Op.54-3 Hob.III-59〕 パルカニSQ | ||
録音:2010年5月17日-19日、プラハ。「ロシア四重奏曲集」からの3曲(PRDDSD-250238)に続く、パルカニ四重奏団によるハイドン。トストとは、エステルハージ家の宮廷楽団のヴァイオリニストの名前。1788年頃の作品で、交響曲だと第90番あたりの時代。ハイドンの充実ぶりが感じられる名曲。前進であるオルランド弦楽四重奏団から数えると2011年で結成35年を迎えるパルカニ四重奏団(しかもチェロ以外の三人は結成時のまま)が、ベテランの技と味を遺憾なく発揮した演奏。 | ||
ブラームス: ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87(*)/ ピアノ三重奏曲 イ長調(#) |
プラハ・グヮルネリ・トリオ | |
録音:2010年8月(*)/2009年6月(#)。第2番の濃密な歌の絡み合いはさすが長年のトリオだけあって、各人の音楽の振幅が見事にマッチ、増幅したうねりとなって見事な迫力で迫って来る。 | ||
グリーグ:弦楽四重奏曲第1番 ト短調 Op.27 ヨハン・スヴェンセン:弦楽八重奏曲 イ長調 Op.3 |
コチアンSQ M.ノスティッツSQ | |
録音:2010年4月、5月、9月。ノルウェーのロマン派の室内音楽作品集。グリーグのどこか民謡の雰囲気をただよわせた名作弦楽四重奏曲第1番は、哀愁感たっぷりに魅力的に響く。スヴェンセンは規模の大きな管弦楽作品などを特に好んで作曲した人物だけに、八重奏曲も驚くべき豊かな響き。2弦楽四重奏団のコラボレーションも見事に息が合っている。 | ||
R.シュトラウス: ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13 (1884-85) / チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.16 (1882-83) / カプリッチョ/弦楽六重奏曲への序奏 ヘ長調(1940) |
プラジャークSQ ミハル・カニュカ(Vc) ミゲル・ボルゲ・コエーリョ(P) ペトル・ホルマン(Va) ウラディーミル・ ホルティン(Vc) | |
録音:2011年1月-2月。R.シュトラウス20代前半のピアノ四重奏曲とチェロ・ソナタ、そして晩年のカプリッチョというカップリング。ピアノ四重奏曲は色彩豊かな情景が次々と変遷を遂げながらロマンあふれる魅力の作品。精気に満ちたチェロ・ソナタは絶品。カプリッチョでは複雑に絡み合う旋律がえもいわれぬ空気を醸し出している。 | ||
PRDDSD-250276 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
シェーンベルク:月に憑かれたピエロOp.21 /組曲 Op.29
アルダ・カイエッロ(シュプレヒシュテンメ) プラジャークSQ ヤロミール・クレパーチ(P) ヴァーツラフ・クント(Fl) ミラン・ポラーク、 カレル・ドーナル、ヴィト・スピルカ(Cl) パヴェル・ヒューラ指揮 | |
PRDDSD-250277 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ツェムリンスキー(1871-1942): 弦楽四重奏曲第2番 Op.15 No.2 (1914) / 弦楽四重奏曲第4番 Op.25 No.4 (1936) / 弦楽四重奏のための二つの楽章(1927) |
ツェムリンスキーSQ |
カバレフスキー:ピアノ・ソナタ全集 〔第1番 ヘ長調 Op.6/第2番 変ホ短調 Op.45/ 第3番 ヘ長調 Op.46〕 |
クリストフ・ドルゼ(P) | |
代理店の案内に記載は無いが、品番等からするとSACD盤と思われる。カバレフスキーは自身がピアノの名手でもあったため、非常に流麗で効果的なピアノ曲を数多く残している。ピアノ・ソナタは、スクリャービン風な習作の第1番、ギレリスに捧げられたボルテージが高く重厚で技巧的な第2番、軽快ながら毒を孕み、ホロヴィッツも愛奏した第3番と、いずれも魅力的。単に急速で爽快なだけでなく、独特の叙情性とメロディに満ちているのも特徴。以前パヴァーヌ・レーベルからカバレフスキーの「24の前奏曲」のCDを出していたクリストフ・ドルゼはロシア物を得意とし、大柄な技巧が光る。 | ||
フェルステル(1859-1951):ピアノ三重奏曲 変ロ長調 Op.38 ノヴァーク(1870-1949):三重奏曲 ニ短調 Op.27「バッラータ風に」 ヤナーチェク(1854-1928):おとぎ話(オリジナル4楽章版) フィビフ(1850-1900):三重奏曲 ヘ短調 プラハ・キンスキー・トリオ | ||
録音:2010年。 | ||
グラズノフ: 弦楽四重奏曲第3番 ト長調 Op.26「スラヴ」/ ホルンと弦楽四重奏のための「牧歌」/ 弦楽四重奏曲第4番 イ短調 Op.64 |
ツェムリンスキーSQ クリストフ・エス(Hr) | |
録音:2011年9月、11月。グラズノフは色彩的で華麗な管弦楽法を駆使したバレエ音楽や交響曲が代表作だが、弦楽四重奏にも心血を注ぎ、生涯に10以上の作品を残している。そのなかで第3番は「スラヴ」という副題を持つ民族的なもので、祭を描いた終楽章などにグラズノフの楽天主義が良く現れていて魅力的。驚くほど美しいメロディにあふれていて、癒しの効果も抜群。カップリングのホルンと弦楽のための「牧歌」は瑞々しい抒情と旋律にあふれていて、気が変になるほどの美しさ。バンベルク響の首席奏者エスの美音が光る。弦の国チェコを代表する名弦楽四重奏団ツェムリンスキーSQが豊かな響きを聴かせてくれる。 | ||
PRDDSD-250282 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ボロディン:室内楽作品集 Vol.1 弦楽四重奏曲第2番 ニ長調/ チェロ・ソナタ ロ短調/ピアノ五重奏曲 ハ短調 |
プラジャークSQ ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレパーチ(P) |
シューマン:謝肉祭 Op.9 ショパン: バラード第3番 変イ長調 Op.47/ 夜想曲第13番 ハ短調 Op.48 No.1/ スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54/幻想曲 ヘ短調 Op.49 |
スラヴカ・ペチョコヴァー(P) | |
録音:2011年1月-2月。スラヴカ・ペチョコヴァーはプラハ・ピアノ・デュオの一人で、マルティン・フルシェルおよび巨匠モラヴェッツに師事した人。 | ||
ツェムリンスキー(1871-1942): ソプラノと弦楽六重奏のための「いたるところに咲く五月の花」/ チェロ・ソナタ イ短調/弦楽五重奏のための2つの小品/チェロとピアノのための3つの小品 ルチエ・ハジコヴァー(S) ツェムリンスキーSQ プラジャークSQ団員 | ||
ツェムリンスキー若き日の作品集。ブラームスの影響が色濃く見られる。デーメルの詩によるやや病的な「いたるところに咲く五月の花」は、8分に満たない短い作品ながら、心を波立たせる。 | ||
リムスキー=コルサコフ(1844-1908): ピアノ三重奏曲 ハ短調(1897) アントン・アレンスキー(1861-1906): ピアノ三重奏曲 ニ短調(1894) |
キンスキー・ピアノ・トリオ | |
録音:2011年9月。師弟関係にあったリムスキー=コルサコフとアレンスキーのピアノ三重奏曲。聴き比べてみると、リムスキー=コルサコフの中にブラームスの影響が、アレンスキーの中にシューマンやメンデルスゾーン、チャイコフスキースラヴ民謡の影響が強く出ており、これらの作品が作られた当時の時代精神を感ずることができる。キンスキー・ピアノ・トリオは、1998年に結成されたチェコの代表的な室内アンサンブル。全員の非常に息の合ったタイミング、美しい音色、深い音楽的抒情性を湛えたその演奏は、ヨーロッパ全土から注目を集めている。 | ||
ラヴェル: ヴァイオリン・ソナタ ト長調/フォーレの名による子守歌/ハバネラ形式のエチュード/ ツィガーヌ/ヴァイオリンとチェロのためのソナタ/ヴァイオリン・ソナタ(遺作) サーシャ・ロジェストヴェンスキー(Vn) ジョシアン・マーフルト(P) ミハル・カニュカ(Vc) | ||
録音:2011年7月23日-27日、プラハ音楽院。イェフディ・メニューインやイヴリー・ギトリスなど往年の名手達も絶賛するヴァイオリニスト、S.ロジェストヴェンスキー。今、ロシアの若手演奏者の中で最も注目を浴びる奏者の1人といっても過言ではないだろう。2010年に来日公演を行って以来、日本においても高い注目を集めている。若きヴィルトゥオーゾが今回収録に臨んだのはラヴェルのヴァイオリン作品集。技巧的な作品から、ラヴェル特有の深い音楽表現に富む作品まで、ラヴェルの魅力が詰まった1枚と言えるだろう。若手演奏家として同じく期待を集める名手マーフルト、カニュカらとの卓越したアンサンブルは必聴。若手らしいエネルギッシュな音色だけでなく、甘美で物憂げな音色も美しい名演。 | ||
ハイドン:弦楽四重奏曲第77番 ハ長調 Op.76-3「皇帝」(*) モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K.465「不協和音」(*) ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.18-6(#) ツェムリンスキーSQ[フランティシェク・ソウチェク、ペトル・ストジージェク(Vn) ペトル・ホルマン(Va) ウラジミール・フォルチン(Vc)] | ||
録音:2011年1月30日-31日(*)、3月9日-10日(#)、マルチネク・スタジオ、プラハ。ターリヒ、プラハ、コチアンSQの指導を受け、その伝統を受け継ぐツェムリンスキー弦楽四重奏団は今や自他ともに認めるチェコを代表するカルテット。作曲家、指揮者、教育者として16年間かの地の音楽文化の発展に貢献したツェムリンスキーをグループ名に戴いている。2010年ボルドー室内楽コンクール1位をはじめ多くの国際賞を獲得。四人の際立ったテクニック、知的なプログラミング、チェコ伝統のアンサンブルの精神により、すでに最も信頼に値するカルテットと評価されている。今回のアルバムでは、弦楽四重奏曲というジャンルを確立したハイドン、言葉のないオペラの世界を創造したモーツァルト、室内楽という枠を超える表現力のベートーヴェン・・・という今日に至るまでこのジャンルの規範である傑作群を、少しも気負うことなく自然体で演奏しているのがかえって新鮮。聴き手を瞬時に幸せにする安心印の演奏といえるだろう。 | ||
PRDDSD-250288 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ボロディン(1833-1887):室内楽作品集 Vol.3 ピアノ三重奏曲 ニ長調(1862/未完) /弦楽六重奏曲 ニ短調 (1860) / チェロと2つのヴァイオリンのための弦楽三重奏曲 〔第3番 ト短調「ロシアの歌 How did I grieve thee による変奏曲」 (1855)/ ト長調 (1855)〕/ 弦楽四重奏のためのスペイン風セレナータ (1886) プラジャークSQ キンスキー・ピアノ・トリオ ヤン・ピエルシュカ(Va) | |
ハイドン:3つの弦楽四重奏曲 Op.71「アポニー弦楽四重奏曲集」 〔第1番(第69番) 変ロ長調(*) /第2番(第70番) ニ長調(#) /第3番(第71番) 変ホ長調(+) 〕 プラジャークSQ | ||
録音:2012年3月17日(*)、2011年10月15日(#)、2012年6月28日(+)、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。1972年にプラハの若手音楽家たちによって結成、2012年で結成40周年を迎えたプラハを代表する名門、プラジャーク四重奏団によるハイドン。円熟したアンサンブルでますますの活躍を見せている。これまでハイドンの四重奏曲に数多く取り組んできたプラジャーク四重奏団が今回収録したのは、ロンドンで大成功を収めたハイドンがウィーンに帰った頃に作曲した3つの四重奏曲。機知に富んだ旋律と洗練されたアンサンブルが美しく、全体的にディヴェルティスマン気質あふれる愉しいハーモニーが絶品。柔和な音色と繊細かつ綿密に組み上げられたアンサンブルで高い評価を得ているプラジャーク四重奏団の演奏は、気品あふれる四重奏曲にまさに適役。軽やかな部分では溌剌とした瑞々しい演奏を聴かせてくれる一方、ゆったりとした部分では楽器そのものの響きを十分に活かした厚いハーモニーを聴かせている。「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」(PRDDSD-250291)で魅せた深みのあるハーモニーとはまた違った、軽妙洒脱な演奏で愉しませてくれる。 | ||
チェレプニン:チェロとピアノのための作品全集 チェロ・ソナタ〔第1番 ニ長調 Op.29 (1924) /第2番 Op.30 No.1 (1925) /第3番 Op.30 No.2 (1919-26) 〕/ オード(1919) /平均律チェロ曲集 Op.38(全12曲)(1925-6) / 聖史劇 Op.37 No.2 /歌と踊り Op.84(全4曲)(1953) ミハル・カニュカ(Vc) ミゲル・ボルジェシュ・コエーリョ(P) | ||
録音:2011年11月、2012年5月、プラハ音楽院。興奮のアルバムの登場。伊福部昭、松平頼則、江文也らを教え、近代日本音楽の発展に多大な寄与をしたロシア出身の作曲家アレクサンドル・チェレプニンのチェロとピアノのための作品全集。同種のものにChandosレーベルのイワーシキン盤もあるが、当盤は「聖史劇 Op.37 No.2」も含めた完全版。彼のチェロ曲は、1953年の「歌と踊り」を除き、すべてが初期パリ時代、タンスマンやマルティヌーらと「エコール・ド・パリ」を結成していた時期の産物。ロシアの伝統をフランス風に洗練させた作風で、「チェロ・ソナタ」と銘打ちながらほとんどピアノ主役でプロコフィエフばりに疾走する第1番など痛快の極み。チェレプニンは当時袋小路に陥っていた西洋作曲界に出口を見出そうとした。そのひとつとして、独自の9音音階(ド・レ♭・ミ♭・ミ・ファ・ソ・ラ♭・ラ・シ)を考案し作品に応用。このアルバムでは12曲からなる「平均律チェロ曲集」もこの音階に基づいていて、不思議な音響世界を作り上げている。プラジャークSQのメンバーでもあるミハル・カニュカは「歌と踊り」の被献呈者ピアティゴルスキーの弟子ということもあり、自在かつ雄弁な演奏を聴かせてくれる。ロシア音楽、日本音楽のファン必携の1枚。 | ||
PRDDSD-250291 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Op.51
プラジャークSQ | |
PRDDSD-250292 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ドヴォルジャーク(1841-1904):弦楽四重奏曲集 〔第9番 ニ短調 Op.34 (1878) /第13番 ト長調 Op.106 (1895) 〕 ツェムリンスキーSQ | |
Rococo Cello Variations ベートーヴェン:モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」による変奏曲 WoO.46 / モーツァルト「魔笛」の「娘か女か」による変奏曲 Op.66 イジー・ゲムロト(1957-): ルートヴィヒの挨拶(ベートーヴェンの主題による変奏曲)(2009) / ドヴォルジャークの主題による変奏曲(2011) マルティヌー:スロヴァキア民謡による変奏曲/ロッシーニの主題による変奏曲 ジェレミー・フィンドリー(Vc) ペール・ルンドベリ(P) | ||
録音:2011年8月、10月、聖ヴァヴィジェニネツ教会(プラハ)。チェロとピアノのための古今の変奏曲を集めたアルバムだが、タイトルから想像されるチャイコフスキーの作品は収録されていない。現代チェコの作曲家イジー・ゲムロトの「ルートヴィヒの挨拶」はベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ第1番」のロンド主題に基づく変奏曲。ジャズ風の変奏があるのも今風。「ドヴォルジャークの主題による変奏曲」はドヴォルジャークの「チェロ協奏曲 イ長調」の主題に基づくもので、ドヴォルジャークの作風模倣が興味津々。ジェレミー・フィンドリーはトロント出身で、かのノリントンも絶賛する若手。世界中でひっぱりだこの、今後人気者となりそうな逸材。 | ||
グリンカ:大六重奏曲 変ホ長調(*) / チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 ニ長調(#) グリンカ:ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」の主題による華麗なディヴェルティメント ルカーチ・クラーンスキー(P;*) パヴェル・ネイテク(Cb) プラジャークSQ | ||
録音:2012年3月、プラハ音楽院(無印) /2012年6月28日、ドモヴィナ・スタジオ(#)、以上 プラハ。2012年で結成40周年を迎えたプラハの名門アンサンブル、プラジャーク四重奏団によるグリンカとチャイコフスキー。ロシア音楽の祖ともいわれるグリンカだが、今回収録された2曲はいずれも留学先のイタリアの影響を色濃く感じる作品で、明るく軽快な曲調が魅力的。イタリア随一の避暑地、コモ湖への旅行中に作曲された大六重奏曲は、湖畔の美しい景色を思わせる抒情的な旋律の数々が美しく、ピアノと弦楽器が織り成す爽やかなアンサンブルが見事。室内楽的に掛け合うところもあれば、ピアノ協奏曲のようにピアノ・ソロが際立つ部分もあり、一言で表しきれない多彩な聴き所を内包した作品。ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」の主題を用いたディヴェルティメントとともに、チェコ期待の若手ピアニスト、L.クラーンスキーが若さあふれる溌剌としたタッチで力強くも軽やかに魅せてくれる。コントラバスを担当するのはチェコ・フィルで30年以上にわたって活躍し、パノハ四重奏団との共演でも知られ、室内楽ジャンルにおいてチェコ屈指のコントラバス奏者として活躍する名手パヴェル・ネイテク。チェコを代表する往年の名手らと俊英ピアニストとのアンサンブルは安定感抜群。チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番では、プラジャーク四重奏団ならではの柔和な音色と共に、抒情性あふれる憂愁の旋律の数々を存分に堪能出来る。有名な第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」はもちろんのこと、ロシアの民俗舞曲を思わせる第4楽章の鮮烈な掛け合いも聴き所。結成40年を迎えてなお成熟し続ける名手らの妙技に聴き入る1枚。 | ||
Spain Through Strings アリアーガ:弦楽四重奏曲第3番 変ホ長調 / トゥーリナ:闘牛士の祈り Op.34 トルドラ:海への眼差し / カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター五重奏曲 Op.143 (*) ツェムリンスキーSQ ミリアム・ロドリゲス・ブリュロヴァー(G;*) | ||
録音:2012年12月5日-6日、プラハ。スペインの作曲たちの弦楽四重奏曲集。夭折の天才作曲家アリアーガの「弦楽四重奏曲第3番」。『スペインのモーツァルト』と呼ばれるアリアーガらしい活き活きとした情熱溢れる作品。フランス近代音楽の影響を受けながらも、抒情豊かなスペイン風味の音楽が魅力のトゥーリナ。「闘牛士の祈り」は元々リュート四重奏曲として書かれ、後にトゥーリナ自身が弦楽四重奏曲→弦楽合奏曲に編曲した。闘牛士の緊張と不安が描写されたトゥーリナ特有のほの暗く美しい旋律が魅力的な作品。またトルドラの「海へのまなざし」は繊細で色彩豊かな曲。そしてテデスコのギター五重奏曲は、ツェムリンスキーQの面々がギターを上手く引き立てて、ギターも爽快に自然な表現で、センチメンタルで美しい旋律が繰り広げられる。 | ||
ワインベルク: ピアノ五重奏曲 Op.18 / 弦楽四重奏曲第10番 Op.85 / 弦楽四重奏曲第13番 Op.118 |
ニキータ・ムンドヤンツ(P) ツェムリンスキーSQ | |
録音:2015年4月-5月、マルティネク・スタジオ、プラハ。代理店アナウンスに『 Multi-ch 』と記載。近年リリースの多いワインベルク作品だが、またまた上質の新録音が登場。初期の傑作「ピアノ五重奏曲」は作曲者自身とボロディンSQによる決定的名演が残されているが、ここでは1989年生まれのニキータ・ムンドヤンツがピアノ・パートを担っている。彼はソ連の名ピアニスト、アレクサンドル・ムンドヤンツの息子で、モスクワ音楽院でニコライ・ペトロフに師事した。作曲者自作自演のような凄みはないが、より客観的で爽やかな好演となっている。2篇の弦楽四重奏曲のうち10番は、後の妻となったオリガへの「音による愛の告白」といわれている。自己の人生や、歴史の惨たらしさに対する非難を込めた作品が主流のワインベルク芸術の中で、珍しく恋する男性の気持ちに満ちている。ツェムリンスキーQがほほえましく演奏している。 | ||
PRDDSD-250297 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ブラームス:弦楽六重奏曲集〔第1番 変ロ長調 Op.18 /第2番 ト長調 Op.36 〕
プラジャークSQ ペトル・ホルマン(Va) ヴラディミール・フォルティン(Vc) | |
モーツァルト:ピアノ協奏曲集(室内楽編成版) 〔第12番 イ長調 K.414 /第11番 ヘ長調 K.413/第13番 ハ長調 KV.415 スラーヴカ・ピエホチォヴァー=ヴェルネロヴァー(P) プラジャークSQ パヴェル・ネイチェク(Cb) | ||
録音:2013年1月。チェコが生んだ名クァルテット、プラジャーク弦楽四重奏団が伴奏するモーツァルトのピアノ協奏曲。ソリストにキンスキー・トリオのピアノ奏者も務めるピエホチォヴァー=ヴェルネロヴァーを迎え、また、コントラバスを加えた編成。メンバーが奏でる颯爽とした音楽にのって、ピエホチォヴァーの堅実なピアノが光る、室内楽編成ならではの親密な雰囲気による珠玉の協奏曲。 | ||
PRDDSD-250299 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
サティ: 舞踏への小序曲/グノシエンヌ〔第1番−第5番/第7番〕/「真夏の夜の夢」のための5つのしかめ面/ ジムノペディ〔第1番−第3番〕/太った木の人形のスケッチとからかい/いやな気取り屋の3つのワルツ/ バラ十字軍の最初の思想/風変わりな美女 より〔行進曲「フランス〜月世界」/ワルツ「眼の中の神秘的なキス」〕/ ジュ・トゥ・ヴ/冷たい小品/エンパイア劇場のプリマドンナ/サラバンド第3番/自動記述法/バレエ「バラード」(#) クリストフ・ドゥルーズ(P;無印) マニュエル・ロザンタール指揮フランス国立o.(#) | |
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 〔第12番「アメリカ」 ヘ長調 Op.96 B179 / 第14番 変イ長調 Op.105 B193 〕/ テルツェット Op.74 B148 |
ツェムリンスキーSQ | |
録音:2013年5月。1994年に結成されたツェムリンスキー弦楽四重奏団。結成20周年を目前にし、ドヴォルジャークの名曲の堂々のリリース。「アメリカ」も第14番も、完全に手中に収めた、という感じの練り上げられた音楽に圧倒。テルツェットは、ドヴォルジャークがモーツァルトへのオマージュとして書いた作品で、ヴィオラ奏者でもあったドヴォルジャークが好んで友人と演奏したという。 | ||
PRDDSD-250301 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲全集 〔第1番「クロイツェル・ソナタ」/第2番「ないしょの手紙」〕/コンチェルティーノ(#) プラジャークSQ ミラン・ポラーク(Cl;#) ルカーシュ・コジーネク(Fg;#) ヤン・ヴォボジル(Hr;#) スラーフカ・ヴェルネロヴァー=ピェホチョヴァー(P;#) | |
ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲(ザックス&シェーンベルク編曲/室内楽版)(*) / チェロ・ソナタ(#) /夢想(フルニエ編曲/チェロとピアノ版)(#) /ヴァイオリン・ソナタ(*) / 亜麻色の髪の乙女(ハイフェッツ編曲/ヴァイオリンとピアノ版)(+) /ピアノ三重奏曲 ト長調(**) プラジャークSQ キンスキー・ピアノ・トリオ(**) ヤロミール・クレパーチ(P;#) スラーフカ・ヴェルネロヴァー=ピェホチョヴァー(P;*/+/**)他 | ||
録音:2013年6月12日-14日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。プラジャークSQを中心としたドビュッシーの室内楽曲集。注目はシェーンベルクの「私的音楽協会」のため1920年に編曲された室内楽版の「牧神の午後への前奏曲」。フルート、オーボエ、クラリネット、ハルモニウム、ピアノ、サンバル・アンティーク、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの11人奏者のためのもので、これまでシェーンベルクの編曲とされてきたが、今日では弟子ベンノ・ザックスがシェーンベルクの指示のもと行なった仕事と判明している。原曲にひけをとらぬ色彩感と表現力で興奮させられる。ヴァイオリン・ソナタはパヴェル・フーラ、チェロ・ソナタはミハル・カニュカといずれもプラジャークSQの名手が独奏。若書きのピアノ三重奏曲はキンスキー・ピアノ・トリオによるのも期待出来る。 | ||
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 弦楽四重奏曲第8番 ホ長調 Op.80 B.75 / ミニアチュア Op.75a B.149 /糸杉 B.152(全12曲) |
ツェムリンスキーSQ | |
録音:2013年8月24日-25日、マルティネク・スタジオ、プラハ。Pragaレーベルが続けるドヴォルジャークの室内楽シリーズ。今回はツェムリンスキーSQの演奏による弦楽四重奏曲第8番が注目。15篇ある彼の弦楽四重奏曲のなかでも、1875年作のこの作品で弦楽四重奏作家としての主体性を確立したとされる名作。長調ながら憂いをおびた独特の世界にひたることが出来る。また、ドヴォルジャークの激しい恋心が反映された歌曲に基づく「糸杉」も非常な美しさ。チェコの団体ならではのつややかな弦の響きを存分に堪能出来る。 #レーベル品切。今後は入荷しないと思われます。 | ||
ヤーノシュ・シュタルケルの思い出に マルティヌー:チェロ協奏曲第1番(1955/第3版) プロコフィエフ:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.58 (#) ドホナーニ:コンツェルトシュトゥック Op.12 (#) |
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc) ジョン・ネルソン指揮(無印) チェコ放送so.(無印) ワルター・ジュスキント指揮(#) フィルハーモニo. (#) | |
録音:1990年3月19日、プラハ、ライヴ(無印) /1956年7月14日-16日、ロンドン(#)。 代理店アナウンスに『 純正 STEREO 』と記載。 『2013年に89歳の生涯を終えたハンガリー出身の名チェロ奏者ヤーノシュ・シュタルケル。彼の録音のなかから、20世紀のチェロ協奏曲を集めた好企画。有名な作曲家の作品ながら、意外に聴く機会のない3篇なのも大歓迎。マルティヌーのチェロ協奏曲第1番は1930年の初版が小管弦楽で、1939年に大管弦楽に直し、さらに晩年大改訂を加えました。ここではその最終稿を聴くことができます。★プロコフィエフはピアノやヴァイオリンの協奏曲が人気なのに比べ、チェロ協奏曲はあまり馴染みがありません。第1番はソ連帰国後1938年の作で、「ピーターと狼」やバレエ音楽「ロミオとジュリエット」と同時期のもの。しかし独奏部の異常な難しさと西欧的感覚が不評で、いわば封印された作品となり、晩年に「交響的協奏曲」へ改作しました。シュタルケルは貴重なオリジナル稿で演奏。切れ味満点で、プロコフィエフならではのスリリングな音楽に興奮させられます。★シュタルケルの同胞ドホナーニ初期のコンツェルトシュテュックも聴きもの。ドホナーニのメロディ・メイカーとしての才の光る作品で、どことなくリヒャルト・シュトラウスのオペラを思わせます。これもシュタルケルがとびきりの美しさで奏でています。』 | ||
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 Vol.8 〔第10番 変ホ長調 Op.51 /第11番 ハ長調 Op.61 〕 |
ツェムリンスキーSQ | |
録音:2014年2月15日-16日、マルティーネク・スタジオ、プラハ。 #このディスクには、バックインレイ(裏側)とブックレット表4に第11番が記載されず、代りに『第13番』との誤記があります(ジャケット表と側面は正しい表記)。この部分の正常印刷は成されない模様ですので、あらかじめご了承の程お願い致します。 | ||
ショスタコーヴィチ: 弦楽四重奏曲〔第14番 嬰ヘ長調 Op.142 /第15番 変ホ短調 Op.144 〕/弦楽四重奏のための2つの小品(1931) プラジャークSQ | ||
録音:2014年5月15日-16日、7月1日、2日、9日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。ショスタコーヴィチは番号付きの弦楽四重奏曲を15曲残しているが、ここでは最晩年の14番と15番にプラジャークQが挑戦。いずれも謎めいた引用に満ちていて、想像力をかきたてられる。ショスタコーヴィチが手掛けた最初の弦楽四重奏曲は1931年の「2つの小品」。第1曲「エレジー」は、歌劇「ムツェンスクのマクベス夫人」第1幕のカテリーナのアリア「わかったわ、もう寝る」、第2曲「ポルカ」はバレエ音楽「黄金時代」の「ポルカ」の編曲。シリアスで悲痛な前者と、人を小馬鹿にしたような後者いずれもショスタコーヴィチの個性に満ちさすが。プラジャークQ が絶妙な演奏を繰り広げ、アルバム全体が何かの暗号のような様相を呈する。 | ||
パスカル・モラゲス〜モーツァルト&ウェーバー モーツァルト:クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲「ケーゲルシュタット」K.498 (*) / クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 (#) ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34 (+) パスカル・モラゲス(Cl) プラジャークSQ ヴラディミル・メンデルスゾーン(Va;*) フランク・ブラレイ(P;*) | ||
録音:2002年1月13日(#)、2003年2月17日(*)、マルセイユ/2001年1月15日-16日、パシー福音教会、パリ(+) 。旧品番: PRDDSD-250200 (HYBRID_SACD) (*/#) に PRD-250164 [PRD-350025] からの(+)を足した編集盤CD。『10年程前にSACDハイブリッド盤として発売されたパスカル・モラゲスのモーツァルト(PRDDSD250200)が、今回通常CDで再発売。別売されていたウェーバーのクラリネット五重奏曲が新たにカップリングされているのも嬉しい限り。モラゲスにとって初のモーツァルト録音で、その清新な演奏が発売時に話題となりました。「ケーゲルシュタット・トリオ」のピアノ・パートはフランク・ブラレイなのも豪華です。』 | ||
ノイマン&イーレク〜ヤナーチェク: 「死の家から」より〔前奏曲(*) /組曲(**) 〕/カンタータ「アマールス」(#) / 「利口な女狐の物語」組曲(タリフ&スメターチェク編曲(+) ヴィエラ・ソウクポヴァー(S;#) ヴィレム・プシビル(T;#) ヴァーツラフ・ノイマン指揮(**以外)、フランティシェク・イーレク指揮(**) チェコpo.、プラハ・フィルハーモニーcho. | ||
録音:1974年3月28日(*/#)、1988年3月3日(+)、1979年4月12日(**)、すべて スメタナ・ホール、ライヴ。旧品番:PR-250100〔当店未案内、廃盤〕。『ノイマンのヤナーチェクは、さすがお国物ならではの絶品ですが、壮年期のライヴが登場します。カンタータ「アマールス」はヤナーチェク自身の幼少期を反映させたもので、主人公アマールス少年の気の毒な生涯は涙なくしては聴けません。ヤナーチェクの色彩的なオーケストラをチェコ・フィルが最高に描いています。』 | ||
エミール・ギレリス・イン・プラハ モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533+494 (*) ブラームス:4つのバラード Op.10 (#) / 幻想曲集 Op.116(全7曲)(+) |
エミール・ギレリス(P) | |
録音:1973年5月24日、芸術家の家、プラハの春音楽祭(*/+)、1978年5月10日、チェコ放送(#)、全てライヴ。(#)は日付が正しければ初出だが、1978年2月9日記載の演奏が当レーベルから既出で、同一演奏の可能性が高い。旧品番: PR-250039(#/+|(#)は1978年2月9日の記載)|他出CD: SUPRAPHON, SU-3778 (*) 。『旧ソ連の巨匠エミール・ギレリスが、最盛期にプラハの春音楽祭で行ったコンサートのライヴ。これまでモーツァルトのソナタとブラームスの幻想曲集の一部がCD発売されていましたが、今回幻想曲集Op.116は全7曲収録。音質の良さでギレリスの鋼鉄のタッチはもちろん、微妙なニュアンスまで聴き取れ魅了されます。ギレリスといえば超絶のテクニックによる強靭な演奏のイメージがありますが、モーツァルトの温かみやブラームス晩年の深い諦念と無限の闇を絶妙に表現。20世紀最高のピアニストのひとりだったことを実感させてくれます。』 | ||
シューベルト:ピアノ三重奏曲集 〔第1番 変ロ長調 Op.99, D.898 (*) / 第2番 変ホ長調 Op.100, D.929 (#) 〕 |
プラハ・グァルネリ・トリオ [イヴァン・クラーンスキー(P) チェネク・パヴリーク(Vn) マレク・イェリエ(Vc)] | |
録音:2003年3月25日-26日〔初出盤では2003年6月24日-25日〕(*)、2003年6月22日-23日〔初出盤では2003年6月25日-26日〕(#)、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。 代理店アナウンスに『 STEREO 』と記載。初出・旧品番: PRDDSD-250201 〔 HYBRID_SACD [2ch.], 製造中止?〕の CD 再発。 チェコの名門グァルネリ・トリオのシューベルトは、心を躍らせる歌が溢れかえり思わずうっとりする美しさ。映画でよく使われる第2番アンダンテなど、響きの深さとみずみずしさが印象に残る。通好みの名手クラーンスキーのピアノが充実度満点。 | ||
シューベルト: 弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 (*) / 弦楽三重奏曲第1番 変ロ長調 D.471 (#) / 弦楽三重奏曲第2番 変ロ長調 D.581 (#) |
プラジャークSQ マルク・コペイ(Vc;*) パヴェル・フーラ(Vn;#) | |
録音:2002年9月1日(*)、2007年11月4日(#)、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。旧品番: PRDDSD-250191 (HYBRID_SACD) 〔廃盤〕からの (*) と PRDDSD-250240 (HYBRID_SACD) からの (#) で組んだ編集盤CD。『。プラジャークSQ に名手マルク・コペイを加えた弦楽五重奏曲が充実の名演。さらに2篇しか残されていない弦楽三重奏曲もこのレベルでの登場は貴重。SACD 発売時は「ベートーヴェン三重奏団」と表記されていましたが、当盤では人名のみとなっています。』 | ||
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調(*) ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調(*) バルトーク:弦楽四重奏曲第4番 Sz.91 (#) |
パールカーニSQ | |
録音:2003年12月、ドープヘジンデ教会、オランダ(*) /2008年6月3日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ(#)。 旧品番: PRDDSD-250208 (HYBRID_SACD) (*) に PRDDSD-250228 (HYBRID_SACD) からの(+)を足した編集盤CD。『1976年に創設され各国のコンクールでのきなみ優勝したオルランドSQ。そのうち3名のメンバーにより1984年に創設されたパールカーニSQ。驚くべき精密なアンサンブルと深い音楽性で近代の名作3篇を聴かせてくれます。』 | ||
モーリーン・フォレスターの思い出に〜マーラー:歌曲集 子供の不思議な角笛(全13曲)(*) /リュッケルトによる5つの歌曲(#) モーリーン・フォレスター(A) ハインツ・レーフス(B;*) フェリクス・プロハスカ指揮ウィーン祝祭o.(*) フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン RIAS so. (#) | ||
録音:1963年5月27日-31日、ウィーン(*) /1956年(となっているが、おそらく1958年9月16日、イエス・キリスト教会)、ベルリン(#)。代理店アナウンスに『純正 Stereo 』と記載。原盤(当店推定): VANGUARD (*) / DG (#) 。特に1950年代から1960年代にかけて、マーラー歌手として一世を風靡したカナダの名アルト、モーリーン・フォレスター(1930-2010)。彼女が若さと張りに満ちた時期に巨匠と共演したものからの歌曲集。深々とした声質、劇的な表現の凄まじさなど、往年の巨匠たちから認められた才能を堪能出来る。 | ||
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集(既出全集からのカップリング変更) 〔第8番 ホ短調「ラズモフスキー第2番」 Op.59 No.2 (*) /第15番 イ短調 Op.132 (#)〕 プラジャークSQ | ||
録音:1999年3月、8月-9月(#)、2000年10月(*)、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。代理店アナウンスに『純正 Stereo 』と記載。旧品番: PRD-250145 ( 2CDs/全集 Vol.3 )(*), PRD-250133(全集 Vol.6 )(#) 〔共に廃盤〕からのカップリング変更盤。収録時間ぎりぎりのお得盤。プラジャークの演奏は覇気と真摯な迫力に満ち感動的。 | ||
初出あり〜左手のための名作集 Vol.1 ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲[サンソン・フランソワ(P) アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院o./録音:1959年8月3日、サル・ワグラム] スクリャービン:左手のための前奏曲 Op.9 No.1 (*) [アンドレイ・ガヴリーロフ(P)/録音:1978年5月17日、プラハ、ライヴ] プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第4番 変ロ長調 Op.53 [ルドルフ・ゼルキン(P) ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo./ 録音:1958年2月2日、フィラデルフィア] バルトーク:左手のための練習曲 BB.71 No.1 (*) [ガーボル・ガボシュ(P)/録音:1965年1月20日、ブダペスト、ライヴ] ブリテン:ディヴァージョンズ Op.21[ジュリアス・カッチェン(P) ベンジャミン・ブリテン指揮 LSO /録音:1955年7月3日-4日、ロンドン] | ||
代理店アナウンスに『純正 Stereo 』と記載。(*)はおそらく初出音源。さまざまな理由から、右手での演奏が困難になったピアニストのために書かれた作品を集めたシリーズ第1弾。このジャンルといえばパウル・ヴィトゲンシュタインの依頼で作曲されたラヴェル、プロコフィエフ、ブリテンの協奏曲があがるが、それらの定評ある豪華演奏陣音源をメインに、何とガヴリーロフが弾くスクリャービン、ガボシュが弾くバルトークという、おそらく未発売の未知小品演奏を収めた魅力的なラインナップ。いずれも作曲者たちがピアニズムのトリックと職人芸を駆使して両手以上の効果をあげている。 | ||
初出あり〜左手のための名作集 Vol.2 「オタカル・ホルマンに捧ぐ」 J.S.バッハ/ブラームス編曲:シャコンヌ BWV 1004 [ヴァルター・クリーン(P)/録音:1964年12月2日、ウィーン、ライヴ] マルティヌー:コンチェルティーノ(ディヴェルティメント)H 173 [ジークフリート・ラップ(P) ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター指揮 ゾンダースハウゼン低地地方o./ 録音:1962年12月4日-6日、クルーツィス教会、ソンダースハウゼン、ドイツ] ヤナーチェク:カプリッチョ[イヴァン・クラーンスキー(P) トマーシュ・コウトニーク指揮アンサンブル/ 録音:1999年7月3日-4日、プラガ・ディジタル・スタジオ] リヒャルト・シュトラウス:家庭交響曲余禄 Op.73 [タチアナ・ニコラーエワ(P) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 モスクワ放送so./録音:1966年2月2日、モスクワ、ライヴ] | ||
1960年代収録の3曲は初出か。代理店アナウンスに『 STEREO 』と記載。副題のオタカル・ホルマンは、第1次世界大戦で右手を負傷し、左手ピアニストとして活躍したチェコのピアニスト。当盤収録の内、ヤナーチェクとマルティヌーは彼の委嘱作。ブラームスが左手用に編曲したバッハのシャコンヌは、日本とも縁の深い名手ワルター・クリーンの演奏。カチッとしながらも味わい深く絶品。感動させられる。リヒャルト・シュトラウスの「家庭交響曲余禄」は、タイトル通り「家庭交響曲」の続編。ラヴェルの左手協奏曲と同じくパウル・ヴィトゲンシュタイの依頼で作曲され、交響曲とは別の息子の急病と治癒までのエピソードを左手ピアノとオーケストラで私小説風に描いている。ニコラーエワがとりあげていたとは狂喜。若きロジェストヴェンスキーの統率力も驚異的。 | ||
1曲を除き初出〜ギドン・クレーメル・イン・プラハ シューベルト:華麗なロンドD.895 / フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(*) ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ〜第2楽章「ブルース」(#) バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 SZ.76 (+) / シュニトケ:モーツ=アルト(**) ギドン・クレーメル(Vn) タチアナ・グリンデンコ(Vn;**) オレグ・マイセンベルク(P) | ||
録音:1974年6月1日(#)、1976年5月16日(**)、1978年2月14日(無印/*)、1978年3月24日(**)、すべてドヴォルジャーク・ホール、プラハ、ライヴ。代理店アナウンスに『純正 Stereo 』と記載。(*)を除き初出音源。前出・旧品番:PR-250024 (*), PR-50024 (*) 〔共に廃盤、入手不能〕。『かつて Pragaレーベルから発売され、ベストセラーとなったクレーメルによるフランクのヴァイオリン・ソナタ。長く入手困難となっていましたが、待望の復活となります。さらに嬉しいのは、カップリングもクレーメルとマイセンベルクのプラハ・ライヴが集められていること。いずれも過去にリリースされたことのない貴重な音源ばかり。当時 20 代後半だったクレーメルの鋭さと異常なエネルギーが驚愕。バルトークのボルテージは後年の録音とは比較にならない兇暴性を示しています。また、朋友シュニトケの当時出来たてのほやほやだった「モーツ・アルト」を当時の夫人だったエレーナ・クレーメルと共演。クレーメル・ファン必聴のアルバムです。』 #レーベルのミスに依り、(**)の共演者が初掲載時と異なっています。以下に国内代理店からの訂正文を掲載いたします(上記コメントは誤りを含む初アナウンス時の物をそのまま掲載しています)。『 PRD 250317 ギドン・クレーメル・イン・プラハ ですが、・シュニトケ:モーツ・アルト [1976年5月16日/ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)] の共演者を当初のレーベルからの案内のとおりエレーナ・クレーメル(Vn)と表記しておりましたが正しくはタチアナ・グリンデンコ(Vn)であることが判明しました。ここに修正させていただきます。内容紹介文も以下のように訂正させていただきます。(誤)〜(前文略)また、朋友シュニトケの当時出来たてのほやほやだった「モーツ・アルト」を当時の夫人だったエレーナ・クレーメルと共演。(正)〜(前文略)また、朋友シュニトケの当時出来たてのほやほやだった「モーツ・アルト」をシュニトケ作品を得意とするタチアナ・グリンデンコと共演。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。潟Lングインターナショナル』『TEL 03-3945-2333 FAX 03-3945-4806 』 | ||
ベートーヴェンSQ 〜ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 〔第10番 変イ長調 Op.118 (*) /第11番 ヘ短調 Op.122 (#) / 第12番 変ニ長調 Op.133 (#) /第13番 変ロ短調 Op.138 (+) 〕 ベートーヴェンSQ [ドミートリー・ツィガーノフ、ニコライ・ザバヴニコフ(Vn) フョードル・ドゥルジーニン(Va) セルゲイ・シリンスキー(Vc)] | ||
録音:1966年1月10日(*)、1969年3月25日(#)、モスクワ(*/#) /1971年1月27日、レニングラード(+)、すべてライヴ。一部初出か。『★ショスタコーヴィチの15曲ある弦楽四重奏曲のうち、第1番と15番以外の13曲のを世界初演したベートーヴェン四重奏団。ショスタコーヴィチの私小説か日記のような存在である弦楽四重奏曲を共同制作者級に熟知する彼らの演奏は、ちょうど交響曲におけるムラヴィンスキー盤のように、このうえなく貴重。ここでは第2ヴァイオリンがザバヴニコフに代わってからのコンサートから4曲。CDの表示によれば、1966年から71年までの放送用ステレオ・ライヴとのことですが、11番と13番はメロディアから発売されているものと同一演奏。10番と12番は初出と思われます。構築性と説得力はその後のどの団体も真似のできない凄さ。ショスタコーヴィチ・ファン必聴のアルバムです。』 | ||
コシュラー、オイストラフ、スメタナSQ 〜ショスタコーヴィチ: 交響曲第9番 変ホ長調 Op.70 [ズデニェク・コシュラー指揮チェコpo./1967年5月26日]/ ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67 [オイストラフ・トリオ/1961年5月26日]/ 弦楽四重奏曲第3番 ヘ長調 Op.73 [スメタナSQ /1961年1月20日](+) | ||
録音:[/内]、すべて ドヴォルジャーク・ホール、ライヴ。『 Genuine Stereo 』と記載。既出CD: PRAGA (+以外) / SUPRAPHON (+)〔共に入手不能〕。『★いずれもチェコ、ドヴォルザーク・ホールでのライヴ。コシュラーの9番とオイストラフ・トリオはPragaレーベルから、スメタナSQはスプラフォンから発売されていましたが、今日入手困難なため大歓迎。ことにピアノ三重奏曲第2番はオイストラフのヴァイオリン、オボーリンのピアノ、クヌシェヴィツキーのチェロによる神業的名演。ここに収められた3篇は第2次世界大戦末から終戦直後に産みだされたもので、アルバムは「戦禍の跡」と題されています。 | ||
プラハのオイストラフ バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.21 (*) / ハンガリー民謡〜「子供のために」より第6、13、18番(シゲティ編曲)(#) ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ〜第2楽章「バラード」(#) イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」 Op.27 No.3 (*) プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35b (+) / ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調(+) ダヴィド・オイストラフ(Vn) フリーダ・バウエル(P) | ||
録音:1966年5月18日(+)、1969年5月19日(#)、1972年5月17日(*)、ドヴォルジャーク・ホール、ライヴ。代理店アナウンスに『 Genuine Stereo 』〔本物のステレオ〕と記載されているが、下記代理店コメントとは矛盾があるようにも思われる。『旧ソ連の大巨匠ダヴィド・オイストラフがチェコのプラハで行った貴重なライヴ集。壮年期のプロコフィエフとラヴェルのテクニックも素晴らしく、また死の2年前1972年のバルトークとイザイもまさにお宝と申せましょう。ことにイザイの無伴奏ソナタはステレオ録音で、鬼気迫る演奏に金縛り状態。オイストラフならではのつるつるした美音も魅力です。』 | ||
オイストラフ〜ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集 F. A. E ソナタ〜スケルツォ[1968年12月8日](*) / ヴァイオリン・ソナタ〔第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」[1972年5月17日](#) / 第2番 イ長調 Op.100[1972年3月29日](*) / 第3番 ニ短調 Op.108 [1966年5月18日](#) 〕 ダヴィド・オイストラフ(Vn) スヴャトスラフ・リヒテル(P;*) フリーダ・バウエル(P;#) | ||
録音:[内]、モスクワ(*)、プラハ(#)、すべてライヴ。代理店アナウンスに『 Genuine Stereo 』〔本物のステレオ〕と記載されている。『かつてPragaレーベルからリリースされながら、今日入手困難となっているオイストラフのブラームスのヴァイオリン・ソナタ、プラハ・ライヴが待望の復活。さらに嬉しいのが、リヒテルとの共演による第2番とF.A.Eのソナタのスケルツォをカップリングして、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集という超魅力的なアルバムとなりました。オイストラフのつるつるした美音と切れ味鋭い技巧に圧倒されますが、とりわけリヒテルと共演した第2番の深々とした音楽性と歌ごころが絶品中の絶品の神業。ブラームスのヴァイオリン・ソナタのアルバムとして必携の一枚と申せましょう。』 | ||
オイストラフ〜ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 〔第5番 ヘ長調 Op.24「春」(*) /第6番 イ長調 Op.30 No.1 (#) / 第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」 (+) 〕 ダヴィド・オイストラフ(Vn) スヴャトスラフ・リヒテル(P;#) フリーダ・バウエル(P;#以外) | ||
録音:1969年5月19日、プラハ(*) /1967年10月29日(#)、1967年1月1日(+)、モスクワ(#/+)、すべてライヴ。『 純正 Stereo 』と記載。『オイストラフのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタといえば、オボーリンとの名演が有名ですが、こちらはプラハ・ライヴ及び、モスクワ放送からチェコ放送にへ提供されたテープをマスターにリマスタリング。リヒテルとの共演は第6番ですが、ピアノの雄弁さに聴き惚れます。フリーダ・バウエルとの「春」と「クロイツェル」は、オボーリンとの共演盤以上にオイストラフの自由な演奏が魅力的。説得力満点です。』 | ||
ボロディンSQ 〜ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集 〔第1番 ハ長調 Op.49 (*) /第2番 イ長調 Op.68 (#) /第5番 変ロ長調 Op.92 (+) 〕 ボロディンSQ [ロスチスラフ・ドゥビンスキー、ヤロスラフ・アレクサンドロフ(Vn) ドミートリー・シェバリーン(Va) ヴァレンチン・ベルリンスキー(Vc)] | ||
録音:1964年8月4日-5日(*)、1966年1月4日(+)、6日(#)、7日(#)、10日(+) 、すべてモスクワ、ライヴ。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。『オリジナル・ブックレットによれば、モスクワで行われたライヴ音源を、当時チェコ放送が提供を受けたものによるとのこと。ボロディンSQによる1960年代のショスタコーヴィチ録音は今日入手困難で、ファンには朗報と申せましょう。ドゥビンスキーならではの歌ごころが独特の魅力を放っています。』 | ||
プリムローズの芸術 モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364[ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) アイズラー・ソロモン指揮 RCA ビクターso./録音:1956年10月2日、ニューヨーク] ベルリオーズ:イタリアのハロルド〜第3楽章「セレナード」 [シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso./録音:1958年3月31日、ボストン] バルトーク:ヴィオラ協奏曲[ティボル・シェルイ指揮新so./録音:1951年] ウォルトン:ヴィオラ協奏曲(オリジナル版)[ウィリアム・ウォルトン指揮 フィルハーモニアo./録音:1946年7月22日-23日、ロンドン] ウィリアム・プリムローズ(Va) | ||
『★CDジャケット、解説書、盤面には「 GENUINE STEREO (正真正銘ステレオ)」と明示されていますが、年代から見てもオリジナルはモノラル。ヴィオラを主役楽器として認識させた名手プリムローズの貴重な録音を集めたアルバム。モーツァルトとベルリオーズはRCA原盤、ウォルトンはEMI原盤ですが、入手容易となって大歓迎と申せましょう。ウォルトンは作曲者自身、バルトークは補筆完成者が指揮を受けもっているのも貴重です。』 | ||
オイストラフ生誕60年記念コンサート チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.35 (#) シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 (*) / 2つのユモレスクOp.87 (*) 〔ニ短調/ニ長調〕 ダヴィド・オイストラフ(Vn) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 モスクワpo.、ソヴィエト国立放送so.(*) | ||
録音:1965年7月23日(*) /1968年9月27日、オイストラフ生誕60年記念コンサート、ライヴ(#) 、全てモスクワ。『 純正 Stereo 』と記載。原盤・既出 CD : Melodiya, 74321-34178-2, MELCD-10-00740〔共に廃盤、入手不能〕。 | ||
アニー・フィッシャー〜協奏曲録音集 モーツァルト:ピアノ協奏曲 〔第21番 ハ長調 K.467 (*) / 第23番 イ長調 K.488 (#) 〕 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番(+) |
アニー・フィッシャー(P) ヴォルフガング・ サヴァリッシュ指揮(*) エイドリアン・ボールト指揮(#) フィルハーモニアo.(*/#) フェレンツ・フリッチャイ指揮(+) バイエルン放送so.(+) | |
録音:1958年2月(*)、1959年4月(#)、ロンドン(*/#) /1960年11月24日、ヘラクレスザール、ミュンヘン、ライヴ(+) 。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。『モーツァルトの2作はブゾーニのカデンツァ使用。モーツァルトはEMI、バルトークはオルフェオから既出のライヴ音源によると思われます。モーツァルトは絶品で、フィッシャーの語り口の巧さに魅せられますが、バルトークの3番がまさにモーツァルト調。厳しさの中にも優美さが光ります。サヴァリッシュやフリッチャイの伴奏も素晴らしいのひとことに尽きます。』 | ||
カレドニアの調べ [Strains of Calednia] メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 Op.26 [ジョージ・セル指揮クリーヴランドo./1963年1月、クリーヴランド] ブルッフ:スコットランド幻想曲 Op.46 [ダヴィド・オイストラフ(Vn) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 ソヴィエト国立so./1960年12月24日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ] メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」 [レナード・バーンスタイン指揮 NYP /1964年1月13日、ニューヨーク] | ||
録音:[内]、アムステルダム、ライヴ(無印/*) /パリ(#) /アビーロード・スタジオ、ロンドン(+) 。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。『カレドニアとはグレートブリテン島の北部、つまりスコットランドあたりを指すといわれています。この地の風物を題材とした名作3点を集めました。驚きは超ド級の演奏陣。』『あまりの美しさと名演の連続に気を失いそうになるほど魅力的です。』 | ||
ストラヴィンスキー: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調[ダヴィド・オイストラフ(Vn) ベルナルド・ハイティンク指揮ラムルーo./1963年6月2日-3日、サル・ワグラム]/ バレエ組曲「プルチネッラ」[オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニアo./ 録音:1963年2月18日、5月14日-18日、ロンドン]/ バレエ音楽「カルタ遊び」[イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮バイエルン放送so./ 1957年10月4日、ミュンヘン・ドイツ博物館、ライヴ]/ ピアノと管弦楽のためのムーヴメンツ[マルグリット・ウェーバー(P) フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン放送so./1961年10月5日、ベルリン] | ||
録音:[/内]。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。 『★大物演奏家によるストラヴィンスキー作品集。現在入手困難なものが多く大歓迎と申せましょう。最盛期のオイストラフが西側で録音した奇跡のストラヴィンスキー。スピード感あふれる魅力的な音楽となっています。またクレンペラーの「プルチネッラ」は、ストラヴィンスキーよりも原曲のバロック的要素が強く出た個性的名演。ストラヴィンスキー自身が「かるた遊び」を振ったドイツ・ライヴ、前衛音楽調の「ムーヴメンツ」をフリッチャーが手掛けているのも貴重。』 | ||
ストラヴィンスキーのソ連自作自演公演 1962 /他 バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」(全曲)(*) /バレエ音楽「オルフェウス」(#) / オード(#) /幻想曲「花火」(+) /ヴォルガの舟歌(編曲)(#) エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.(*) イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮(*以外) ソヴィエト国立so.(#)、モスクワpo.(+) | ||
録音:1965年9月26日(*)、1962年9月28日(#)、1962年10月2日(+)、すべて モスクワ音楽院大ホール、ライヴ。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。『1962年、80歳のストラヴィンスキーは革命後初の里帰りを果たしました。その際、指揮者として自作を披露した音源から4篇。さらに早くからソ連でストラヴィンスキー作品をとりあげていたムラヴィンスキーが、「ミューズを率いるアポロ」全曲を振った1965年9月のライヴ録音を収録。ストラヴィンスキーの里帰りは、フルシチョフの政治的なもくろみがあったとされますが、その結果歴史的な記録が残りました。さすがに彼の音楽を肌で理解できるロシアのオーケストラ、ストラヴィンスキーの意図を十二分に理解しています。』 | ||
ボロディンSQ 〜ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集 〔第4番 ニ長調 Op.83 /第6番 ト長調 Op.101 /第9番 変ホ長調 Op.117 〕 ボロディンSQ [ロスチスラフ・ドゥビンスキー、ヤロスラフ・アレクサンドロフ(Vn) ドミートリー・シェバリーン(Va) ワレンチン・ベルリンスキー(Vc)] | ||
録音:1966年1月、11月、モスクワ、ラジオ放送用。#ブックレットの録音時期が外装と異なっているようですが、このまま供給されます。オリジナル・ブックレットのトラック表示によれば、モスクワ放送でオンエアされた1966年録音の音源と受け取れるが、同解説書中には別の記述も ありはっきりしない。いずれにしてもボロディンSQ による1960年代のショスタコーヴィチ録音は今日入手困難で、ファンには朗報。ドゥビンスキーならではの歌ごころが独特の魅力を放っている。 | ||
若き日のブーレーズ [Young Composer and Conductor Pierre Boulez] ストラヴィンスキー:交響詩「ナイチンゲールの歌」[1960年2月25日] バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番[1966年6月29日](*) ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」[1961年7月6日] ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲(#) / 12楽器のためのコンチェルティーノ(#) [1962年] ブーレーズ:カンタータ「水の中の太陽」[1964年9月27日](+) ピエール・ブーレーズ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウo.(無印/*)、 ドメーヌ・ミュジカル(#)、BBCso. & cho.(+) イェフディ・メニューイン(Vn;*) ジョゼフィーヌ・ネンディック(S;+) ルイ・ドヴォ(T;+) バリー・マクダニエル(Br;+) | ||
録音:[内]、アムステルダム、ライヴ(無印/*) /パリ(#) /アビーロード・スタジオ、ロンドン(+) 。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。2016年『1月に90歳で亡くなったブーレーズ。その彼が30代に残した貴重な音源を集めました。いずれも今日入手困難なもので、ことに自作のカンタータ「水の中の太陽」は超貴重。若き日のブーレーズは、作曲家的な分析力はもちろんながら、若々しいエネルギーも満ちていて意外な力演を聴かせてくれます。メニューインを独奏者としたバルトークの第1番もお宝と申せましょう。』 | ||
ハンス・ロウバウト讃〜指揮者、ピアニスト ベルク:管弦楽のための3つの小品 Op.6 ヴェーベルン:管弦楽のための6つの小品 Op.6 シベリウス: 悲しきワルツ(#) /交響詩「タピオラ」 Op.112 (#) バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ(+) |
ハンス・ロスバウト (P;+)指揮(+以外) 南西ドイツ放送so.(無印)、 BPO (#) マリア・ベルクマン(P;+) ヴェルナー・グラビンガー、 エーリヒ・ザイラー(Perc;+) | |
本体に Genuine Stereo とあるが、おそらくモノラル。 『現代音楽の旗手として名高かったオーストリアの指揮者ハンス・ロスバウト(1895-1962)の名演集。「Genuine Stereo」をうたっていますが、オリジナルはモノラル音源で、メインのベルク、ウェーベルン、シベリウスはDG音源と思われます。このアルバムの注目はバルトークの「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」。何とロスバウトがピアノ演奏を披露しています。歌曲の伴奏の録音はいくつかありますが、難曲で知られるバルトーク(第2ピアノの方)を手掛けるほどの自信が感じられます。2台のピアノと各種打楽器のアンサンブルによるこの曲、ロスバウトが実質上の指揮者を務めていて、張りつめた緊張感と精密なアンサンブルでこの作品屈指の名演と言えます。』 | ||
ショスタコーヴィチ:最晩年の3作 交響曲第15番 イ長調 Op.141 [エドゥアルド・セロフ指揮チェコpo./1976年5月26日、プラハ、ライヴ]/ ミケランジェロの詩による組曲 Op.145 〜8曲[セルゲイ・コプチャーク(B) フランティシェク・ヴァイナル指揮プラハ放送so./1980年5月、プラハ]/ ノヴォロシースクの鐘[アルヴィド・ヤンソンス指揮モスクワ放送so./ 1960年9月27日、ノヴォロシースク] | ||
録音:[内]。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。『ショスタコーヴィチは1975年に69歳の生涯を閉じますが、最晩年の作品はシンプルで透明になりながら、驚くほどの複雑さを内面に含んでいます。このアルバムには、その中から最後の交響曲をメインに、1974年作の「ミケランジェロの詩による組曲」のなかから8曲、作品番号のない珍しいオーケストラ曲「ノヴォロシースクの鐘」を収められています。第2次世界大戦の激戦地だったノヴォロシースクの無名戦士の墓に捧げられた曲で、マリスの父アルヴィド・ヤンソンスが指揮しているのも興味津々です』 | ||
ロストロポーヴィチ・プレイズ・プロコフィエフ チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119 [アレクサンドル・デデューヒン(P)/ 交響的協奏曲 ホ短調 Op.125 (#) /チェロと管弦楽のためのコンチェルティーノ Op.132 (+) [ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 ソヴィエト国立so.(#)、モスクワ放送so.(+) ] ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc) | ||
録音:1964年2月25日(+以外)、1964年5月13日(+)、モスクワ音楽院。 バックインレイに "Remastered from original broadcasting sessions (1964)" と記載。 | ||
パガニーニ変奏曲のすべて [L' Arte Della Variazione: Paganini & Beyond - Critics' choice] パガニーニ:カプリス第24番 イ短調 Op.1 [マイケル・レビン(Vn)/1958年9月9日、ロサンゼルス] リスト:パガニーニ練習曲第6番 イ短調[ゲザ・アンダ(P)/1954年、初出ライヴ](*) ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35(全曲) [ゲザ・アンダ(P)/1953年、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン] シマノフスキ:パガニーニの3つのカプリス Op.40 〜第3曲 イ短調 [トーマス・ツェートマイヤー(Vn) ジルケ・アヴェンハウス(P)/1995年4月、プラハの春音楽祭](*) ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲[プラハ・ピアノ・デュオ/2002年4月7日、プラハ、初出ライヴ](*) ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 [アルトゥール・ルービンシュタイン(P) フリッツ・ライナー指揮シカゴso./1956年1月16日、シンフォニー・ホール、シカゴ] ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲 Op.26 [フェレンツ・フリッチャイ指揮 RIAS so. /1952年10月、イエス・キリスト教会、ベルリン] | ||
録音:[/内]。レーベルと代理店によると、(*)は初出音源だとの事。 代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。『パガニーニの無伴奏ヴァイオリンのための「24のカプリス」最後のイ短調作品の主題は、作曲家たちの変奏意欲をくすぐるものがあるらしく、古今の大作曲家たちが名変奏曲を残しています。それらを集めた好企画。何よりも凄いのは演奏者たち。ゲザ・アンダのリストやツェートマイヤーのシマノフスキ、プラハ・ピアノ・デュオのルトスワフスキは存在すら知られなかった音源。もうひとつの凄さは、作品全曲を収めていること。ルービンシュタインとライナーのラフマニノフやフリッチャイのブラッハーもカットなしに堪能できます。』 | ||
アニー・フィッシャー〜協奏曲集 モーツァルト:ピアノ協奏曲 〔第20番 ニ短調 K.466 [エイドリアン・ボールト指揮フィルハーモニアo./1959年2月、ロンドン]/ 第22番 変ホ長調 K.482[ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮フィルハーモニアo./1959年4月、ロンドン]〕/ ロンド第1番 ニ長調 K.328 [エルヴィン・ルカーチ指揮ハンガリー放送so./1965年2月、ブダペスト、ライヴ] シューベルト:即興曲 ヘ短調 D.935 No.4[1959年4月、ブダペスト、ライヴ] アニー・フィッシャー(P) | ||
バックインレイではシューベルトでもオケが伴奏している事になっているが、誤り。 代理店アナウンスに『純正 Stereo 』と記載されている。 『モーツァルトの協奏曲とシューベルトは EMI 音源、ロンドはフンガロトン音源。いずれも入手困難なものなので大歓迎。アニー・フィッシャーならではの溌剌とした楷書的演奏を堪能できます。』 | ||
ボストンのストラスブール人〜シャルル・ミュンシュ ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op.17 〜マブ女王のスケルツォ [1961年4月23日] フランク:交響詩「のろわれた狩人」 [1958年2月19日] サン=サーンス:歌劇「黄色い姫君」序曲 Op.30 [1951年1月15日、ライヴ] / 交響詩「オンファールの糸車」 Op.31 [1957年11月4日] ドビュッシー:「夜想曲」〜祭 [1962年] / フォーレ:歌劇「ペネロープ」序曲 [1959年12月12日、ライヴ] ラヴェル:ラ・ヴァルス [1961年4月23日] / ルーセル:組曲 ヘ長調 Op.33 [1958年3月8日、ライヴ] シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso. | ||
録音:[内]。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。『ミュンシュが1951年から61年までボストン交響楽団を指揮したフランス作品集。「純正ステレオ」と銘打っていますが、さすがに1951年録音は違うと思われます。ほとんどがRCA原盤で、アレクンサンドラ・エヴラールがリマスタリング。フォーレの美しい「ペネロープ」序曲、日本を題材としたサン=サーンスのオペラ「黄色い姫君」の序曲など、フランス音楽の魅力を満喫させてくれます。』 | ||
ロシアの交響曲集 リムスキー=コルサコフ:交響曲第1番 ホ短調(*) ストラヴィンスキー:交響曲第1番 変ホ長調 Op.17 (#) /幻想的スケルツォ Op.3 (+) ボリス・ハイキン指揮モスクワ放送so.(*) イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮(*/+) コロムビアso.(#)、 CBC so.(+) | ||
録音:1966年3月26日、モスクワ(*) /1965年5月2日、ハリウッド(#) /1962年12月1日、トロント(+) 。 リムスキー=コルサコフとストラヴィンスキーという近代管弦楽の大家の最初のオーケストラ曲を集めた一枚。とは言っても、リムスキー=コルサコフの交響曲第1番は、後に作曲者が大改訂した版で、円熟期のオーケストレーションを堪能出来る。ハイキンの明るい響きが魅力。興味深いのはストラヴィンスキーの「作品1」の交響曲。23-5歳の作で40分の大曲。グラズノフを思わすみずみずしいロシア色に満ち、作曲者の名を伏せたならば、誰もストラヴィンスキーの作とは思えない。ロシア音楽好きなら気にいること間違いなし。 | ||
マリア・ユーディナの肖像 ベートーヴェン:エロイカ変奏曲 Op.35 [1961年4月] ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1 [1964年6月10日] / ストラヴィンスキー:セレナード [1962年3月2日] バルトーク:ミクロコスモス〜第128、132、137、142、144、146、149番 [1964年1月8日] ストラヴィンスキー:ピアノと管楽オーケストラのための協奏曲[1962年9月](*) マリア・ユーディナ(P) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送so.(*) | ||
録音:[内]。バックインレイに "Remastered from original broadcasting sessions (1961-1964)" と記載。 | ||
String Idylles ワーグナー:ジークフリート牧歌[ブルーノ・ワルター指揮コロムビアso./1959年2月27日、ハリウッド]/ シェーンベルク:浄夜 / マーラー:交響曲第10番 嬰ヘ長調〜第1楽章[ジョルジュ・セバスティアン指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo./1965年9月、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ]/ ベルク:叙情組曲〜第3楽章「アダージョ・アパッショナート」 [ロバート・クラフト指揮ラムルーso./1963年6月2日-3日、サル・ワグラム] | ||
録音:[/内]。代理店アナウンスに『純正 Stereo』と記載。# CD 背の記号番号が「 PRD-250343 」となっていますが誤植で、正しくは「 PRD-250344 」です。訂正されないまま流通しますので御了承下さい。『★ワーグナーから後期マーラー、初期シェーンベルクとベルクの「アダージョ」集。すべての作品の共通テーマは「愛」。ワーグナーは愛妻コジマの誕生日のサプライズ・プレゼントとして作曲した「ジークフリート牧歌」。とはいえ友人ハンス・フォン・ビューローから略奪した女性。シェーンベルクの「浄夜」は好きでもない男の種を身籠った女性。マーラーの交響曲第10番は、愛妻の不義を疑い妄想のとりこになった作曲家の狂気。ベルクの叙情組曲も不倫女性を描くなど、作曲家たちの女性と創作の関係を示してくれます。戦前のソ連で活躍したジョルジュ・セバスティアンの演奏を堪能できます。』 | ||
ショーソン:交響曲 変ロ長調 Op.20 (*) / 愛と海の詩 Op.19 (#) ドビュッシー:交響組曲「春」(*) |
シャルル・ミュンシュ指揮(*) ボストンso.(*) キャスリーン・フェリアー(A;#) ジョン・バルビローリ指揮(#) ハレo.(#) | |
録音:1962年2月26日、シンフォニー・ホール、ボストン(*) /1951年3月9日(放送)(#)。(#)は第1曲「水の花」の 129-133 小節が欠落(マスター起因)。 シャルル・ミュンシュ&ボストンso. のショーソンの交響曲は、LP 時代に同曲の決定盤とされていた名演中の名演。あくまでもフランス音楽ながら、ワーグナー風な影があり内省的なショーソンの音楽性はミュンシュにピッタリ。ボッティチェリの名画「春」からインスピレーションを受けて作曲されたといわれるドビュッシー初期も陶酔的な美演。ショーソンの「愛と海の詩」はキャスリーン・フェリアーとバルビローリの共演ライヴ。1951年3月9日の放送を個人がアセテート盤に録音していた ものをマスターとしているが、第1曲「水の花」の 129-133 小節が欠落している。音の状態は良くないが、絶頂期のフェリアーの妖気漂う歌唱は、あたかも天上から聴こえてくるようだ。 | ||
シャブリエ: 狂詩曲「スペイン」(*) /園組曲(全4曲)(*)歌劇「いやいやながらの王様」〜スラヴ舞曲(*) / ブレー・ファンタスク(2種)〔ピアノ版(#) /管弦楽版(*) 〕/10の絵画風小品(#) ポール・パレー指揮デトロイトso.(*) ジャン=ジョエル・バルビエ(P;#) | ||
録音:1960年11月、デトロイト(*) /1965年、シャンゼリゼ劇場(#)。 シャブリエの代表作を集めた嬉しい一枚。人気作「スペイン」や「田園組曲」などをパレーの洗練された演奏で聴くことが出来る。さらに「田園組曲」のオリジナル「10の絵画風小品」、オーケストラ版と併録されている「ブレー・ファンタスク」のピアノ版は名手バルビエの粋な解釈にひたることが出来る。 | ||
ハスキル&フリッチャイ〜 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 〔第19番 ヘ長調 K.459 (*) / 第13番 ハ長調 K.415 (#) / 第20番 ニ短調 K.466 (+) 〕 |
クララ・ハスキル(P) フェレンツ・フリッチャイ指揮 BPO (*)、ベルリン RIAS so.(#/+) | |
録音:1955年9月(*/+)、1953年3月(#)、ライヴ(#/+)、ベルリン。#ブックレット等に「ステレオ」等の誤記がある可能性がありますが、このまま供給されます。 | ||
ブダペストSQ 〜ブラームス:弦楽四重奏曲&弦楽五重奏曲集 弦楽四重奏曲(*) 〔第2番 イ短調 Op.51 No.2 /第3番 変ロ長調 Op.67 /第1番 ハ短調 Op.51 No.1 〕/ 弦楽五重奏曲(#) 〔第1番 ヘ長調 Op.88 /第2番 ト長調 Op.111 〕 ブダペストSQ ワルター・トランプラー(Va;#) | ||
録音:1963年11月-12月(*)、1958年1月(#)、ニューヨーク。 | ||
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」 Op.11 (*) /カンタータ・プロファーナ(#)
ジュディス・ヘルヴィヒ(S;ユーディト;*) エンドレ・コレー(Br;青ひげ公;*) リチャード・ルイス(T;#) マルコ・ロートミュラー(Br;#) ウォルター・ジュスキント指揮ロンドン新so.&cho. | ||
録音:1953年6月、キングズウェイ・ホール。原盤: Bartók Records 。板起こし復刻か。 #2017年9月上旬以降発売予定。 | ||
ルドルフ・ゼルキン モーツァルト:ピアノ協奏曲 〔第27番 変ロ長調 K.595 [ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo./ 1962年1月、フィラデルフィア]/ 第12番 イ長調 K.414 [アレクサンダー・シュナイダー指揮マールボロ音楽祭o./ 1962年10月、マールボロ音楽祭、ライヴ〕 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 [ジョージ・セル指揮コロムビアso./1962年4月、クリーヴランド] ルドルフ・ゼルキン(P) | ||
録音:[/内]。 | ||
リヒテル・プレイズ・シューベルト ピアノ・ソナタ〔第9番 ロ長調 Op.147, D.575 [1965年4月15日、カーネギー・ホール ]/ 第11番 ヘ短調 D.625 [1978年7月23日、ヘラクレスザール]/ 第14番 イ短調 Op.143, D.784 [1979年2月6日、東京文化会館]/ 第18番 ト長調 Op.78, D.894 [1978年5月3日、モスクワ]/ 第19番 ハ短調 D.985 [1972年4月、ザルツブルク]〕 アレグレット ハ短調 D.915 [1962年10月23日、テアトロ・コムナーレ、フィレンツェ](#) スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
録音:[内]、全てライヴ。既出CD, CD-R: DOREMI、JVC、OLYMPIA、BRILLIANT、ST-LAURENT STUDIO 。(#)は初のプレス盤だと思われる。 リヒテルのシューベルトはどれも神業の評価で多数のディスクがあるが、ここではJVCや個人所蔵音源など今日入手困難なものを集めた好企画。充実のひとときを堪能出来る。 | ||
カラヤン、ロンドンでシベリウスを演奏する シベリウス:交響曲〔第2番 ニ長調 Op.43 (*) / 第4番 イ短調 Op.63 (#) 〕 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニアo. | |
録音:1960年3月、おそらくステレオ(*)、1953年7月、おそらくモノラル(#)、キングズウェイ・ホール、ロンドン。代理店アナウンスに『純正 Stereo 』とあるが、(#)については誤り。『交響曲第2番はステレオですが、第4番は時代的にもモノラル。カラヤン壮年期の貴重な録音で、音楽を美しく彫琢する美学は後年と共通するものの、若々しいエネルギーに満ちていて魅力的です。』 | ||
カラヤン:シベリウス:交響曲集 Vol.2 〔第5番 変ホ長調 Op.82 (*) /第6番 ニ短調 Op.104 (#) /第7番 ハ長調 Op.105 (#) 〕 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニアo. | ||
録音:1960年9月(*)、1955年7月(*)、キングズウェイ・ホール、ロンドン、セッション。原盤: EMI (Warner Classics) 。代理店記載: 『 Mono 』。第2番&第4番: PRD-250354 。 82分半の長時間収録CD。カラヤン壮年期の貴重な録音で、後年のような彫琢こそないものの、若々しいエネルギーに満ち魅力的。 | ||
ショスタコーヴィチ: 交響曲第1番 ヘ短調 Op.10 [イジー・コウト指揮チェコpo./1967年、プラハ、ライヴ]/ 交響曲第2番 ロ長調 Op.14「十月革命に捧げる」/付随音楽「ハムレット」 Op.32 (2曲) [イーゴリ・ブラジコフ指揮レニングラードpo.、クルプスカヤ学院cho./ 1965年11月1日、レニングラード、ライヴ|1967年、モスクワ]/ 交響曲第3番 変ホ長調 Op.20「5月1日」〔第1楽章−第3楽章(*) /第4楽章(+) 〕 [ヴァーツラフ・スメターチェク指揮プラハ放送so.(*) /1974年9月、プラハ| キリル・コンドラシン指揮モスクワpo.、ユルロフ記念国立アカデミーcho.(+) /1972年2月、モスクワ]/ クルィロフによる2つの寓話 Op.4 /管弦楽組曲「鼻」 Op.15a /付随音楽「南京虫」 Op.19a〜アンダンテ/ ドレッセルの「貧しいコロンブス」のための序曲 Op.23 /バレエ組曲「ボルト」 Op.27a(4曲) [ガリーナ・ボリソワ(S) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト国立so.、モスクワpo.、 チェコpo.、レニングラードpo. 他/1967年、モスクワ&レニングラード|1973年、プラハ]/ 弦楽八重奏のための2つの小品 Op.11 [スークSQ 、ドレジャルSQ /1981年2月2日、プラハ]/ バレエ組曲「黄金時代」 Op.22(3曲)[ジャン・マルティノン指揮 LSO /1958年9月、ロンドン] 5つの断章 Op.42[エドゥアルド・セロフ指揮レニングラード室内o./1965年4月26日、レニングラード、ライヴ] | ||
録音:[/内]。 ショスタコーヴィチの作品のうち、代表作でない尖った作品を集めた好企画。交響曲第1番を除くと、なかなか聴く機会のないものが多いけでなく、演奏陣も超豪華。ショスタコーヴィチのマニア作品を存分に堪能出来る。 | ||
ヴェーグSQ 〜バルトーク:弦楽四重奏曲全集 〔第1番 Sz.40 /第2番 Sz.67 /第3番 Sz.85 / 第4番 Sz.91 /第5番 Sz.102 /第6番 Sz.114 〕 |
ヴェーグSQ | |
録音:1954年9月-10月。原盤: Columbia (UK), Angel (US) 。ソース:初期 Columbia LP 。既出CD: Music and Arts, MUA-1169 。#本体に『ステレオ』という表記がある模様ですが、誤りの場合でもこのまま供給されます。 ヴェーグ四重奏団はバルトークの弦楽四重奏曲全集を2回録音しているが、これは最初の方。リーダーで第1ヴァイオリンのシャーンドル・ヴェーグはハンガリー人で、作品の民族色と激しい感情を見事に表現。Praga 社のインフォメーションによると、1954年コロムビア初期盤から板起こし復刻した とのことで、60年以上経ながら物凄いエネルギーが伝わって来る。 | ||
ケンプ・プレイズ・モーツァルト: ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491 (*) ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331 「トルコ行進曲付」/ ピアノ協奏曲第8番 ハ長調 K.246 (#) / 幻想曲 ニ短調 K.397 (385g) |
ヴィルヘルム・ケンプ(P) フェルディナント・ ライトナー指揮(*/#) バンベルクso.(*)、 BPO (#) | |
録音:1960年4月、バンベルク(*) /1961年1月(無印)、1962年1月(#)、ウファ・トーンスタジオ、ベルリン(*以外)。 | ||
ブダペストSQ 〜モーツァルト・弦楽四重奏曲集 〔第14番 ト長調 K.387 /第18番 イ長調 K.464 /第19番 ハ長調 K.465「不協和音」/第15番 ニ短調 K.421 / 第16番 変ホ長調 K.428 /第17番 変ロ長調 K.458「狩」/第20番 ニ長調 K.499「ホフマイスター」(*) / 第21番 ニ長調 K.575 (*) /第22番 変ロ長調 K.589 (*) /第23番 ヘ長調 K.590 (*) 〕 ブダペストSQ [ヨーゼフ・ロイスマン、ジャック・ゴロデツキー(*以外)、 アレクサンダー・シュナイダー(*)(Vn) ボリス・クロイト(Va) ミッシャ・シュナイダー(Vc)] | ||
録音:1953年5月(*以外)、1955年5月(*)、クーリッジ講堂、ワシントン議会図書館、ライヴ、モノラル。 "Remastered from studio stereo recordings (1953-1955)" と記載。 名演の誉れ高いコロムビア原盤によるブダペストSQのモーツァルト。そこから後期の弦楽四重奏だけを集めた魅力Boxの登場。即物的とまで評された端正な造形美はモーツァルトにぴったり。現在でもその輝きを失っていない。 | ||
リムスキー=コルサコフ: 弦楽六重奏曲 イ長調 [パヴェル・フーラ、ミロシュ・チェルニー(Vn) ズビニェク・パドウレク、ヨセフ・クルソニュ(Va) ヴァーツラフ・ベルナーシェク、ミハル・カニュカ(Vc)/録音:2003年1月31日、プラハ、セッション]/ ピアノと木管のための五重奏曲〜第2楽章「アンダンテ」 [プラハ木管五重奏団団員 イヴァン・クラーンスキー(P)/録音:2003年1月22日、プラハ、セッション]/ 交響組曲「シェエラザード」 Op.35 [ピエール・モントゥー指揮 LSO /録音:1957年9月、ロンドン、セッション、ステレオ。原盤: DECCA ] | ||
既出盤からのコンピレーション。 | ||
バラキレフ:交響曲集 〔第1番 ハ長調[ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニアo./ 1949年11月、キングズウェイ・ホール、ロンドン、モノラル]/ 第2番 ニ短調[ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送so./ 1966年5月、モスクワ放送、ステレオ]〕 | ||
録音:[/内] 『バラキレフの交響曲第1番は完成に33年もかかった力作で、あざやかなロシア色に満ちた44分の充実した作品。これを41歳のカラヤンが録音していたのは、まさにロシア音楽の至宝と申せましょう。有名な録音ではありますが、語り口の巧さはもちろんながら想像以上の凄さで、ロシアの指揮者顔負けの爆演を聴かせてくれます。残念ながらカラヤンは第1番しか録音を残していないため第2番はやはり若き日のロジェストヴェンスキーによるものが収録されています。この当時のロジェストヴェンスキーの統率力は神業で、加えて盛りあがる箇所はロシアの伝統をたっぷり聴かせてくれて最高です。』 | ||
グレゴール・ピアティゴルスキー讃 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102 (*) サン=サーンス:チェロ協奏曲 イ短調 Op.33(#) / ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」(+) グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc) ナタン・ミルシテイン(Vn;*) フリッツ・ライナー指揮RCAビクターso.(*/#) シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.(+) | ||
録音:1961年6月、ニューヨーク(*/#) /1957年1月30日、ボストン(+) 。原盤: RCA/BMG/SONY 。 | ||
ドヴォルジャーク: 交響曲第7番 ニ短調 Op.70 (*) / カンタータ「白山の後継者たち」 Op.30 (#) / 交響詩「野鳩」 Op.110 (+) / 交響詩「水の魔物」 Op.107 / 交響詩「真昼の魔女」 Op.108 / 交響詩「金の紡ぎ車」 Op.109 / 交響詩「英雄の歌」 Op.111 (**) |
ズデニェク・コシュラー指揮(*/#) ズデニェク・ハラバラ指揮(+/無印) チェコpo.(**以外) アロイス・クリーマ指揮(**) プラハ放送so.(**) | |
録音:1964年10月12日-14日(*/+)、1972年1月(#)、1961年9月19日-20日(無印)、ドヴォルジャーク・ホール(**以外) /1961年10月、スタジオ1、チェコ放送(**) 。# (*/#/+) の代理店記載録音データには矛盾〔 (+)の日付はハラバラ死去後〕がありますが、詳細不明です。 ドヴォルジャークの作品のなかから、とりわけボヘミア的なテーマのものを集めたアルバム。「白山の後継者たち」は1872年、ドヴォルジャーク29歳の出世作。1620年11月にプラハ近郊の山で起きたハプスブルク軍とボヘミア貴族のカトリック対プロテスタントの宗教戦闘となっている。交響詩はいずれもエルベンの民話み基づ来るが、内容は暗く残酷なものが多いのが意表をつきる。往年のオペラ指揮者ズデニェク・ハラバラ(1899-1962)最晩年の録音が貴重。ボルテージの高い演奏を楽しめる。 | ||
モーツァルト:弦楽五重奏全集 〔第2番 ハ長調 K.515 /第3番 ト短調 K.516 /第5番 ニ長調 K.593 / 第4番 ハ短調 K.406 /第1番 変ロ長調 K.174 /第6番 変ホ長調 K.614 〕 ブダペストSQ [ジョセフ・ロイズマン、アレグザンダー・シュナイダー(Vn) ボリス・クロイト(Va) ミッシャ・シュナイダー(Vc)] ワルター・トランプラー(Va) | ||
録音:1965年12月11日-12日、1966年2月21日-25日、12月14日-19日、ニューヨーク、ステレオ。原盤: Columbia US / CBS / SONY 。 ソニーの名盤、ブダペストSQによるモーツァルトの弦楽五重奏曲全集は、非の打ちどころのない完璧すぎる世界。この至宝はこれまで3枚組だったが、2枚となった。モーツァルトの哀しみをここまで表現できた演奏はないといわれてきた。 | ||
ドヴォルジャーク: セレナード ホ長調 B.36(初稿/八重奏版)(*) / 弦楽セレナード ホ長調 Op.22, B.52 (#) 管楽セレナード ニ短調 Op.44, B.77 (+) |
チェコ九重奏団(*/+) ネヴィル・マリナー指揮(#) ASMIF (#) | |
録音:1998年9月(*)、10月(#)、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ(#以外) /1965年11月、セント・マーティン=イン=ザ=フィールズ教会、ロンドン(#) 。既出盤からのコンピレーション。ドヴォルジャークの作品のなかでもとりわけ美しく人気の高い「弦楽セレナード」。わずか12日間で書きあげたとされるが、実は原作があったとされる。それはクラリネット、ホルン、ファゴット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、ピアノの八重奏で、ニコラス・イングマンが復元した。現行版のこころにしみいるようなつややかな音色と異なる、素朴で軽い感覚が魅力。もちろんオリジナル版も収録。マリナー指揮アカデミー室内管の美演を楽しめる。 | ||
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集 チェロ・ソナタ〔第1番 ヘ長調 Op.5 No.1 /第2番 ト短調 Op.5 No.2 /第3番 イ長調 Op.69 / 第4番 ハ長調 Op.102 No.1 /第5番 ニ長調 Op.102 No.2 〕/ モーツァルト「魔笛」の「恋を知る男たちは」による7の変奏曲 WoO.46 / モーツァルトの「魔笛」の「女か娘か」による12の変奏曲 Op.66 / ヘンデルの「マカベアのユダ」の「見よ勇者は帰る」による12の変奏曲 WoO.45 パブロ・カザルス(Vc) ルドルフ・ゼルキン(P) | ||
録音:1952年-1953年、プラド。原盤: Columbia/SONY 。 ベートーヴェンのチェロ・ソナタの決定的名盤とされるカザルスとゼルキンによる録音の登場。すべてフィリップス音源で、アレクサンドラ・エヴラールがリマスタリング。鮮明な音質に生まれ変わった。 | ||
レオニード・コーガン〜ロシアの音楽を弾く ハチャトゥリヤン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 [ピエール・モントゥー指揮ボストンso./1958年1月12日、シンフォニー・ホール、ボストン]/ ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ(#) プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63 (+) [キリル・コンドラシン指揮ソヴィエト国立so./ 1964年11月11日、ロンドン、セッション(*)|1961年、モスクワ、ライヴ(+) ] フレンニコフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ハ長調 Op.23 [エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立so./1977年1月5日、モスクワ、ライヴ] ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.67 [キリル・コンドラシン指揮モスクワpo./1961年9月、モスクワ、セッション] デニーソフ:パルティータ(J.S.バッハ「パルティータ第2番 BWV.1004 」による) [パーヴェル・コーガン指揮器楽アンサンブル/1981年9月5日、モスクワ、ライヴ] レオニード・コーガン(Vn) | ||
録音:[/内]。 レオニード・コーガンはオイストラフと並ぶソ連の大ヴァイオリニストで、ムローヴァや佐藤陽子の師としても知られている。1982年に58歳の若さで亡くなったが、ロシアのヴァイオリニストとしては明るい音色で、ヴァイオリンの美しさを堪能させる。残された録音はいずれも逸品だが、現在入手困難なものが多いので大歓迎のリリース。ハチャトゥリヤンの協奏曲は作曲者指揮による盤もあるが、こちらはコーガンの初訪米時にモントゥーの指揮でセッション録音された貴重な記録。モントゥーの推進力に満ちた伴奏も素晴らしく、さすが「春の祭典」初演者の面目躍如たるものがある。ハチャトゥリヤンの「コンチェルト・ラプソディ」はコーガンのために書かれ、録音もされたが、指揮者コンドラシンが亡命したため、音源は長くお蔵になっていた。同じくワインベルクの協奏曲もコーガンのために書かれ、ロジェストヴェンスキー指揮の世界初演時のライヴはCD化されているが、コンドラシンとの決定盤は入手困難となっていた。近年CDが次々に発売されている作品だが、コーガンの凄すぎる演奏の前に霞んでしまう。もうひとつ注目なのが、ソ連現代作曲家デニーソフがJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004」に室内オーケストラの伴奏を付けた珍品。前衛的なものではなく、アルビノーニの「アダージョ」のようなものものしい濃厚さで色彩豊か。コーガンが最晩年に愛息の伴奏で演奏している。 | ||
ボロディン:交響曲全集 〔第1番 変ホ長調(*) /第2番 ロ短調(#) /第3番 イ短調(未完)(+) 〕 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送so.(*) パウル・クレツキ指揮フィルハーモニアo.[デニス・ブレイン(Hr)](#) エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立so.(+) | ||
録音:1966年1月(*)、1983年2月(+)、モスクワ(*/+) /1954年2月3日、12日、キングズウェイ・ホール、ロンドン(#) 。 | ||
ズデニェク・コシュラー讃 スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲[チェコpo./1979年3月] ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)[チェコpo./1977年3月7日-10日] プロコフィエフ:スキタイ組曲「アラーとロリー」 / バルトーク:舞踊組曲[チェコpo./1979年3月] ボシュコヴェツ:スタート[プラハ放送so./1973年4月] オネゲル:ピアノ小協奏曲(*)[プラハso./1970年5月、チェコ放送、ライヴ] ヤナーチェク:シンフォニエッタ[プラハ放送so./1977年4月] ミヨー:交響曲第10番 Op.382[プラハ放送so./1970年4月20日、ライヴ] マルティヌー:寓話(第1、2曲)[プラハ放送so./1979年9月5日、ライヴ] ボリス・クライニー(P;*) ズデニェク・コシュラー指揮 | ||
録音:[/内]、ドヴォルジャーク・ホール(*以外)。 ズデニェク・コシュラー(1928-1995)は、東京都so. の客演指揮者としてたびたび来日していたため、日本でもおなじみのチェコの実力派。彼の魅力をCD2枚でたっぷり味わえる。1枚目は舞曲を集めているが、スメタナ以外は現代の過激なものばかり。コシュラーのリズムの冴えが光る。2枚目はチェコの作曲家を中心としているが、パヴェル・ボシュコヴェツ(1894-1972)の「スタート」はスポーツをオーケストラで描いた珍しい作品。また日本でも人気のあるヤナーチェクの「シンフォニエッタ」、意外に録音のないオネゲルのピアノ小協奏曲など貴重。 | ||
ストラヴィンスキー:2台のピアノのための作品集 ロシア風スケルツォ(作曲者編曲/1954)(*) /2台のピアノのための協奏曲(*) / タンゴ(バビン編曲)(*) /春の祭典(ジョン=パトリック・ミロウ編曲/2台ピアノ版)(#) / 5つの小品(連弾)(#) /3つの小品(連弾)(#) /2台のピアノのためのソナタ(+) ヴィーチャ・ヴロンスキー、ヴィクター・バビン(P;*|使用楽器:スタインウェイ) ベルナール・ヨープ、ジョン=パトリック・ミロウ(P;#|使用楽器:ベーゼンドルファー) アロイス・コンタルスキー、アルフォンス・コンタルスキー(P;+|使用楽器:スタインウェイ) | ||
録音:1961年-1962年、ニューヨーク(*) /1982年6月18日、1991年2月9日-10日、パリ(#) /1962年11月、ミュンヘン(+) 。 『ストラヴィンスキー自身の編曲による連弾版「春の祭典」は、昨今大物ピアニストたちの人気レパートリーとなっていますが、ここではジョン=パトリック・ミロウが35年前に自身で2台ピアノ用に編曲、録音した貴重な音源が収められています。ミロウは高度な技巧とフレッシュな感覚にあふれたフランスのピアニストでしたが、1996年に43歳の若さで急逝しました。より複雑な2台ピアノ版「春の祭典」と、技術的にはわりと平易なオリジナル連弾作品をミロウの演奏で堪能できます。さらにロシア出身でアメリカで人気となったピアノ・デュオのヴロンスキー&バビンの往年の録音から、ジャズ・バンドのために書いた「ロシア風スケルツォ」のストラヴィンスキー自身による2台ピアノ版やバビン編曲の「タンゴ」も大歓迎。また意外にシリアスな「2台のピアノのためのソナタ」はコンタルスキー兄弟の名演で楽しめます。』 | ||
ジャクリーヌ・デュ・プレ讃 ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VII :1 [マルコム・サージェント指揮ロイヤルpo./1967年4月] ディーリアス:チェロ協奏曲[ダニエル・バレンボイム指揮イギリス室内o./1965年1月] エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.65 [ジョン・バルビローリ指揮 LSO/1965年8月] ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc) | ||
録音:[/内]。原盤: EMI (Warner Classics) 。 | ||
ブダペストSQ 〜ベートーヴェンの最初と最後の室内楽 弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29 (*) /ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.16 (#) /大フーガ Op.133 (+) ブダペストSQ ワルター・トランプラー(Va;*) ミェチスワフ・ホルショフスキ(P;#) | ||
録音:1965年12月6日-7日(*) 、1962年11月11日(#) 、1961年5月21日(+) 、ニューヨーク。原盤: Columbia US (CBS/SONY) 。 1796年の「ピアノと木管のための五重奏曲」を1801年にベートーヴェン自身がピアノ四重奏に書き直した版と1826年の「大フーガ」の両方をブダペスト弦楽四重奏団の演奏で聴くことができるぜいたくなアルバム。前者はピアノをホルショフスキが担当しているのも注目。 | ||
Hospodine! |ヴァーツラフ・ノイマン〜ヤナーチェク: 主よあわれみたまえ [ヤドヴィガ・ヴィソチャンスカー(S) マリエ・ムラーゾヴァー(A) ベノ・ブラフト(T) ダリボル・イェドリチカ(B) ペトル・ソヴァディナ(Org)/1964年3月28日]/ 消えた男の日記(全22曲)[ミロスラフ・フリドレヴィチ(T) ヴェラ・ソウクポヴァー(A) パヴェル・キューン室内cho. ラドスラフ・クヴァピル(P)/1970年5月]/ グラゴル・ミサ[ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S) ヴェラ・ソウクポヴァー(A) フランティシェク・リヴォラ(T) カレル・プルーシャ(B) ヤン・ホラ(Org) チェコ・フィルcho./1978年1月5日] ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコpo. | ||
録音:[/内]、ドヴォルジャーク・ホール。 | ||
ビゼー: 交響曲 ハ長調(*) /組曲「ローマ」(全4曲)(#) / 子供の遊び(全5曲)(+) |
ズデニェク・コシュラー指揮(*/+) チェコpo.(*/+) フアト・マンスロフ指揮(#) モスクワ放送so.(#) | |
録音:1986年11月、プラハ(*/+) /1961年10月5日(#)、1967年1月日(+)、モスクワ、ライヴ(#) 〔注:以上、録音データには『1967年1月日』を筆頭に様々な矛盾があるが代理店記載ママ〕。 | ||
リスト:交響詩集 Vol.2 〔ハンガリー/ハムレット[マルク・エルムレル指揮ソヴィエト文化省so./1989年1月、1988年11月]/ オルフェウス[トマス・ビーチャム指揮ロイヤルpo./1958年3月]/ プロメテウス[スタニスラフ・マツラ指揮プラハ放送so./1975年12月14日]/ フン族の戦い[エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo./1959年11月]〕 | ||
録音:[/内]。 第1集(PRDDSD-350124/SACD)からかなり長期間をおいての第2弾が発売。今回は通常 CDだが、エルムレルからビーチャム、はてはアンセルメまで多彩。ボルテージの高さ満点で、まさに肉食系音楽の醍醐味を味わえる。 | ||
ロッシーニ:弦楽ソナタ集 〔第1番−第6番〕 |
ネヴィル・マリナー指揮 ASMIF | |
録音:1966年6月、1968年1月。原盤: Argo/Decca 。 ロッシーニの弦楽ソナタは少年時代の作ながら、美しいメロディとはつらつとした生気で人気となっている。マリナーとアカデミー室内管によるアーゴ音源を使用。つややかな響きに魅せられる。 | ||
ブダペストSQ 〜シューベルト: ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」(*) / 弦楽四重奏曲〔第12番 ハ短調 D.703 (#) /第13番 イ短調 D.804 / 第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」/第15番 ト長調 D.887 〕 ブダペストSQ ミェチスワフ・ホルショフスキ(P;*) ジュリアス・レヴァイン(Cb;*) | ||
録音:1962年1月8日-11日(*)、1934年4月4日(#)、1953年5月13日(無印) 。 | ||
ギレリス、チャイコフスキーを弾く ピアノ協奏曲〔第1番 変ロ短調 Op.23 (*) /第2番 ト長調 Op.44 (+) 〕 自作の主題による変奏曲 ヘ長調 Op.19 No.6 (#) エミール・ギレリス(P) カレル・アンチェル指揮チェコpo.(*) キリル・コンドラシン指揮ソヴィエト国立so.(+) | ||
録音:1954年、「プラハの春」音楽祭、ライヴ(*) /1950年6月(#) /1959年12月23日、モスクワ、ライヴ(+) 。CD既出レーベル: PRAGA (*), MK (+), URANIA (*) 。協奏曲2曲は久々の再発と思われる。 チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番はギレリスの十八番ながら、アンチェルとの1954年の共演は、長らく入手困難となっていた。当時38歳のギレリスの物凄いテクニックに仰天させられる。さらにうれしいのが、コンドラシンと共演した第2番。ギレリスの演奏で聴くと、想像以上に魅力的な作品と気づかされる。ピアノ独奏のための変奏曲も、やはりチャイコフスキーならではの旋律の美しさに満ちていて聴き惚れる。 | ||
マルティヌー: 2群の弦楽合奏とピアノ、ティンパニのための二重協奏曲(1938) [ヤン・パネンカ(P) ヨセフ・ヘイドゥク(ティンパニ) カレル・シェイナ指揮チェコpo./1958年9月15日]/ 3つのリチェルカーレ(1938)[イジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコpo./1989年6月13日]/ フランチェスカのフレスコ(1955)[ラファエル・クーベリック指揮ロイヤルpo./1957年1月]/ 交響的幻想曲(交響曲第6番)(1951-53)[シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso./1956年4月23日]/ 交響曲第4番(1945)[マルティン・トゥルノフスキー指揮プラハso./1992年10月20日]/ トッカータと2つのカンツォーナ(1946) [ヤロフラフ・シャロウン(P) イジー・ビエロフラーヴェク指揮プラハ室内o./2000年11月24日]/ 寓話集(全3曲)(1958)[カレル・アンチェル指揮チェコpo./1962年1月] | ||
録音:[/内]。#バックインレイに PRD/DSD という誤植がありますが、SACDではなくCDです。 | ||
ブダペストSQ 〜ブラームス:五重奏曲集 ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34 (*) / クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115 (#) |
ルドルフ・ゼルキン(P;*) デイヴィッド・ オッペンハイム(Cl;#) ブダペストSQ | |
録音:1963年9月8日-9日、ギルフォード、ヴァーモント州、ライヴ(*) /1961年3月3日、コロムビア・レコード・スタジオ、セッション(#) 。代理店記載: 『 Stereo 』。 ブダペスト四重奏団がゲストを招いてブラームスの五重奏曲2篇を奏した豪華アルバム。ピアノ五重奏曲は壮年期のルドルフ・ゼルキンがヴィルトゥオーゾぶりを発揮。またクラリネット五重奏曲のデイヴィッド・オッペンハイムはクラリネット奏者としてバーンスタインからソナタを献呈された人だが、敏腕プロデューサーとしてカザルスのドキュメンタリーでイタリア賞を受賞したり、グールドを見出してコロムビア・レコードと契約させるなど手腕を振るったことで有名。 | ||
初CD? 他〜ブダペストSQ 、アメリカ議会図書館ライヴ メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.44 No.1 (*) シューマン:弦楽四重奏曲第1番 イ短調 Op.41 No.1 (#) / ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44 (+) ブダペストSQ ルドルフ・ゼルキン(P;+) | ||
録音:1959年11月13日(*/+) 〔国内代理店記載。(+)は誤りの可能性有〕、1961年10月5日(#) 、クーリッジ講堂、アメリカ議会図書館、ワシントンD.C.、ライヴ|初出: Columbia Odyssey [CBS/SONY] LP, Y 34603 [(P) 1977] (*/#) 。
(*/#) はおそらく初 CD フォーマット化で、元々は1977年に初出となったライヴ。(+)は、記載の日付とライヴであることが正しければ初出だが、議会図書館演奏会記録録音〔おそらく議会図書館所蔵〕に該当しそうな物が見つからない
(1959年11月13日の曲目は、メンデルスゾーンの第3番(*)、モーツァルトのディヴェルティメント K.563 、ラヴェルの弦楽四重奏曲で、ゼルキンは参加していない。ゼルキンとブダペストSQ が議会図書館で共演したのは1956年4月21日、1956年4月22日、1956年4月6日の3日間で、いずれもシューマンの Op.44 が演奏されているが、当盤の外装録音データは「 Recorded live in Washington, Library of Congress (1959-61) 」で、3日共 該当しないことになる)。
この顔合わせによる同曲は、有名な1963年9月10日-11日、ギルフォード、ヴァーモント州でのセッション録音があるため、これが収録されているのではないだろうか。 #当レーベルは過去に、既出の録音を初出ライヴだと虚偽記載したことが複数回あります。商品記載と収録内容が異なる場合でもレーベル側での訂正は成されず、交換、返金、返品等も お受け出来ません。予めご了承下さい。 | ||
リヒテル・プレイズ・スクリャービン 練習曲 嬰ハ短調 Op.2 No.1 /練習曲集 Op.8 より Nos.5, 11 /練習曲集 Op.42 より Nos.2-5, 11 / 3つの練習曲 Op.65 /2つの舞曲 Op.73 [1952年1月14日、モスクワ]/ 前奏曲集 Op.11 より Nos.2-3, 5, 9-12, 15-18, 24 /前奏曲 ハ長調 Op.13 No.1 /4つの前奏曲 Op.37 / 前奏曲集 Op.39 より Nos.3-4 /詩曲 Op.52 No.1 /ピアノ・ソナタ第9番 Op.68 「黒ミサ」/ 前奏曲 Op.74 No.4 [1972年10月27日、ワルシャワ]/ ピアノ・ソナタ〔第2番 嬰ト短調 Op.19 /第5番 嬰ヘ長調 Op.53〕[1972年9月24日、プラハ]/ マズルカ ホ短調 Op.25 No.3[1952年4月4日、モスクワ]/ 幻想曲 ロ短調 Op.28 /前奏曲 Op.59 No.2 / ポエム=ノクチュルヌ Op.61 /焔に向って Op.72 [1992年10月28日、ニーメヘン]/ 交響曲第5番「プロメテウス」 Op.60[1988年4月12日、モスクワ]/ ピアノ・ソナタ〔第6番 Op.62[1955年6月20日、モスクワ]/ 第7番 Op.64「白ミサ」[1964年12月30日、モスクワ]〕 スヴャトスラフ・リヒテル(P) エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立so. | ||
[内]、全てライヴ。『リヒテルが得意としたスクリャービンを2枚に収めたアルバムで、ほぼすべてのレパートリーを聴くことができます。盤と演奏は素晴らしいものの、意味不明な録音データ等、若干の問題がございます。予めご了承ください。』 | ||
カラヤン& BPO ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 Op.93 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 BPO | |
録音:1961年11月/1966年11月、イエス・キリスト教会、ベルリン(レーベル記載)。『CDブックレットには「運命」を「1961年11月イエス・キリスト教会録音」としていますが、1962年3月のDG音源と思われます。またショスタコーヴィチはバックカバーとブックレット表4に「in D minor Op.112」と表示されていますが、実際は「in E minor Op.93」です。あらかじめご了承ください。』 | ||
エミール・ギレリス〜ロシア「第3番」協奏曲集 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30 (*) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26 (#) カバレフスキー:ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 Op.50 (+) エミール・ギレリス(P) キリル・コンドラシン指揮(*/#) ドミートリー・カバレフスキー指揮(+) モスクワ放送so.(*/#/+) | ||
録音:1949年(*)、1955年(#)、ライヴ(*/#) /1954年12月24日(+) 。 | ||
メンデルスゾーン: 真夏の夜の夢 より(*)〔序曲/スケルツォ/妖精の行進/合唱付きの歌/間奏曲/夜想曲/ 結婚行進曲/葬送行進曲/道化役者たちの踊り/終曲〕 [エディット・マティス(S) ウルズラ・ベーゼ(A) ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送so.&cho./1964年2月、ヘラクレスザール、ミュンヘン] 最初のワルプルギスの夜 Op.60 (#) /演奏会用アリア「不幸な女よ!」 Op.94 (+) [アンネリーズ・ブルマイスター(A;#) エーベルハルト・ビュヒナー(T;#) ジークフリート・ローレンツ(Br;#) ジークフリート・フォーゲル(B;#) エッダ・モーザー(S;+) ライプツィヒ放送cho.(#) クルト・マズア指揮(#/+) ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.(#/+) /1969年3月〔おそらく1973年9月〕、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ] | ||
原盤: DG (*) / Edel (#) 。 クーベリックはドイツ・グラモフォン音源。音質がさらに鮮明になった。マズアは1969年3月録音と記されているが、1973年9月録音のEdel 原盤と思われる。メンデルスゾーンゆかりのゲヴァントハウス、ライプツィヒ管の音色が見事の一言につきる。 | ||
ザラ・ネルソヴァ讃 ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調[エイドリアン・ボールト指揮 LPO /1953年11月24日] バーバー:チェロ協奏曲 Op.22[サミュエル・バーバー指揮ロンドン新so./1960年12月] ブロッホ:荒野の叫び声[エルネスト・アンセルメ指揮 LPO/1955年3月3日] ザラ・ネルソヴァ(Vc) | ||
録音:[/内]、キングズウェイ・ホール。原盤: DECCA? 。 名女流チェリスト、ネルソヴァのほぼ生誕100周年を祝うアルバム。バーバー自身が自作の指揮を受け持っているのが貴重。第2楽章ではバーバーならではの感動的なアダージョが繰り広げられる。ブロッホは彼女を「マダム・シェロモ」と呼ぶほど自作品の演奏者として高く評価していた。 | ||
ウェーバー:舞踏への勧誘&序曲集 舞踏への勧誘 Op.65(オリジナル・ピアノ版)[ジャン=フランソワ・エッセール(P)/2007年11月19日、パリ] 舞踏への勧誘 Op.65(ベルリオーズ編曲)[カレル・アンチェル指揮チェコpo./1964年12月、プラハ] 歌劇「ペーター・シュモル」序曲/歌劇「アブ・ハッサン」序曲/劇音楽「プレチオーザ」序曲/ [ヘルマン・シェルヘン指揮パリ・オペラ座o./1959年5月、パリ] 序曲「聖霊の支配者」 Op.27 /祝典序曲 Op.59 [ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮フィルハーモニアo./1958年7月、ロンドン] 歌劇「魔弾の射手」序曲/歌劇「オイリアンテ」序曲/歌劇「オベロン」序曲 [オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニアo./1960年5月、9月、ロンドン] | ||
ギレリス、ロシア音楽を弾く スクリャービン:5つの前奏曲 Op.74 [1984年1月26日]/練習曲 嬰ハ短調 Op.2 No.1 [1977年12月24日] ストラヴィンスキー/作曲者&サーントー編曲:ペトルーシュカからの5章[1962年4月9日] ストラヴィンスキー/作曲者編曲:バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」〜アダージョ[1959年1月22日] プロコフィエフ:トッカータ Op.11 [1954年10月3日]/ 束の間の幻影 Op.22 より Nos.1, 3, 5, 7-8, 10-11, 17 [1967年10月18日] プロコフィエフ/作曲者編曲:3つのオレンジへの恋 Op.33 〜行進曲[1967年10月18日] ハチャトゥリヤン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調[1963年3月15日] / バラキレフ:イスラメイ[1950年3月3日] エミール・ギレリス(P) | ||
録音:[内]、全てモスクワ、ライヴ。ギレリスはベートーヴェン演奏が特に人気だが、彼の「鋼鉄のピアニズム」は母国ロシアの作品に最も向いている。ここではロシアと旧ソ連の魅力的なピアノ曲が集められている。大半が恐るべき技巧の要求される難曲で、プロコフィエフのトッカータやバラキレフのイスラメイは、さすがギレリスと惚れぼれするような名演。またストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」は、ストラヴィンスキー本人による3章にテオドル・サーントーによる2篇を加えた5章版。さらにハチャトゥリヤンの「ピアノ・ソナタ」はギレリスに献呈され、彼が世界初演を行った大作。出版譜とは異なる初版であるのも貴重。 | ||
ザラ・ネルソヴァ Vol.2 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 (*) レーガー:無伴奏チェロ組曲第2番 Op.131c (#) コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8 (+) |
ザラ・ネルソヴァ(Vc) アルトゥール・バルサム(P;*) | |
録音:1955年4月4日-5日、ロンドン|原盤: DECCA 。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 〔第7番 変ロ長調 Op.97「大公」/ 第3番 ハ短調 Op.1 No.3 〕 |
ミェチスワフ・ ホルショフスキ(P) シャーンドル・ヴェーグ(Vn) パブロ・カザルス(Vc) | |
録音:1958年9月、ベートーヴェンハウス、ボン|原盤: Universal (Philips)。 三大名手による至高のベートーヴェン。当時カザルスはすでに高齢だったが、淡々としたなかに滋味あふれる世界はまさに神業。名盤がさらに鮮明な音質で蘇った。 | ||
ヴァレーズ: アメリカ(原典版)(*)[モーリス・アブラヴァネル指揮ユタso.]/ オフランド/アンテグラル(積分)[フリードリヒ・チェルハ指揮アンサンブル・ディー・ライエ]/ アルカナ[ジャン・マルティノン指揮シカゴso.]/ エクアトリアル(*) /ノクターナル(未完)(*) [アリエル・バイビー(S) ユタ大学市民cho.、バス・アンサンブル] | ||
録音:1966年、ソルトレイク・シティ(*)/他|原盤: Vangard /他。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 第1番 変ホ長調 Op.1 No.1/第2番 ト長調 Op.1 No.2/ 第3番 ハ短調 Op.1 No.3/第4番 変ロ長調 Op.11(*)/ 第5番 ニ長調 Op.70 No.1「幽霊」/ 第6番 変ホ長調 Op.70 No.2/ 第7番 変ロ長調 Op.97「大公」/ 第8番 変ロ長調 WoO.39/第9番 変ホ長調 WoO.38/ 第10番 変ホ長調 Op.44(創作主題による14の変奏曲)/ 第11番 ト長調 Op.121a(「私は仕立て屋カカドゥ」の 主題による変奏曲とロンド)/ 断章 変ホ長調 Hess-Verz.48/ ニ長調(交響曲第2番より編曲)/ 変ホ長調(七重奏曲 Op.20より編曲)(*) |
グァルネリ・トリオ パスカル・モラゲス(Cl;*) | |
旧品番:PRD-250124〔旧 PRD-250120, 250121, 250122, 250123, 250144 のセット〕。 1986年に設立されたグァルネリ・トリオ最初の偉業がこのベートーヴェンのピアノ・トリオ全集であった。通常全集に収められる11曲だけでなく、断章、編曲まで含めた本当の全集。もちろん演奏の質の高さもイヴァン・クラーンスキのピアノを中心にガッチリとチームがまとまっている。またクラリネットにパスカル・モラゲスが参加しているのも豪華。紙製ボックス装丁。 | ||
PRD-350012 廃盤 |
モーツァルト:弦楽五重奏曲集 〔第5番 ニ長調 K.593/第4番 ト短調 K.516〕 |
プラジャークSQ ハット・バイエルレ(Va) |
PRD-350013 (7 HYBRID_SACD) 廃盤 |
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 [第1番−第16番/第13番の大フーガ&新たなフィナーレ〕 |
プラジャークSQ |
PRD-350014 (3CD) 廃盤 |
最も有名なチェコの四重奏曲集
プラジャークSQ 萱原裕子(P;*) | |
チェロとピアノのためのロシア作品集 ルビンシテイン:チェロ・ソナタ〔第1番 ニ長調 Op.18/第2番 ト長調 Op.39〕 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19 ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ〔第1番 ニ長調 Op.12/第2番 イ短調 Op.81〕 ボロディン:チェロ・ソナタ ロ短調 / ストラヴィンスキー:イタリア組曲 プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119/バラード Op.15/バレエ「シンデレラ」のアダージョ ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ Op.40 ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレパーチ、 マレク・イェリエ、イヴァン・クラーンスキー(P) | ||
ロシア音楽ならではの息の長いメロディは弦楽器、わけても低音に向いているので、チェロはまさにうってつけの楽器。このセットはロシアのチェロ作品を4枚に網羅した好企画で、これだけ持っていれば十分なお買い得盤。プラジャークSQの名チェロ奏者カニュカの美音が光る。美麗箱外装。 | ||
PRAGA "名盤10タイトル" | ||
ルージイチコヴァ&スク(スーク)のバッハ J.S.バッハ: チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのための ソナタ BWV.1027-29(ヴァイオリン編曲版)/ オブリガート・チェンバロとヴァイオリン (フルート)のためのソナタ ト短調 BWV.1020/ オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのための ソナタ ヘ長調 BWV.1022 |
ヨゼフ・スク(Va) ズザナ・ ルージイチコヴァ(Cemb) | |
旧品番:PRD-250103。ヨゼフ・スク(スーク)によるバッハの貴重なソナタ集。30年間以上にわたってスクとアンサンブルと組んでいたルージイチコヴァは、フルニエからも厚い信頼を寄せられていた名手。女史のチェンバロは技巧や過度な装飾に走ることなく、抜群の安定度。そのチェンバロにのってスクが奏でる旋律もまたシンプルなものだが、不思議なあたたかみと深さが聴く者に染み渡る。 #流通在庫払底のため高額。 | ||
PRD-350017 廃盤 |
ラロ: ヴァイオリン協奏曲第3番「ロシア協奏曲」Op.29/ スペイン交響曲 Op.21 |
ジェラール・プーレ(Vn) ウラディミール・ヴァーレク指揮 プラハ放送so. |
録音:1994年1月5日-6日。旧品番:PRD-250062〔廃盤〕。 | ||
ルーセル: 眠りの精 Op.13/ハープのための即興曲 Op.21/ セレナード Op.30/ ファゴットとコントラバスのための二重奏曲/ ディヴェルティメント Op.6/ フルート三重奏曲 Op.40 |
チェコ・ノネット (チェコ九重奏団) カテルジーナ・ エングリホヴァー(Hp) | |
旧品番:PR-250089。残響もちょうどよいこの録音は、ハープの魅惑の響きも確実にとらえられたもの。ルーセル独特の、色彩豊かに色づけされた調性と、ちょっと夢幻的な響きがたっぷりと堪能できる名曲ぞろい。 | ||
PRD-350019 廃盤 |
ハイドン:弦楽四重奏曲集 [「5度」Op.76-2/「皇帝」 Op.76-3/ 「日の出」 Op.76-4] |
プラジャークSQ |
ガーシュウィン:2台ピアノによる作品集 ラプソディ・イン・ブルー/ヘ調の協奏曲/ 「アイ・ガット・リズム」変奏曲/ パリのアメリカ人 |
プラハ・ピアノ・デュオ | |
録音:2000年12月11日、2001年1月5日&14日、2月25日、以上プラハ。旧品番:PRD-250163。 今もっとも注目株のデュオ、プラハ・ピアノ・デュオによるガーシュウィン。2人の息がぴったり合っていることは言うまでもなく、その均衡のとれたテクニック、ニュアンスの薫らせ方など、今聴いても実に見事。 | ||
PRD-350021 廃盤 |
ドヴォルジャーク: 八重奏曲「セレナード」 ホ長調Op.22 (弦楽セレナードOp.22の八重奏版;作曲者編曲)/ スラヴ舞曲第2集Op.72 より [第2番 ホ短調/第3番 へ長調/第8番 変イ長調] (複金管五重奏版;V.マレシュ編曲)/ 管楽のためのセレナード ニ短調 Op.44 (弦楽セレナード Op.44の九重奏版; F.ヘルテル編曲) |
チェコ・ノネット (チェコ九重奏団) イヴァン・クラーンスキー(P) パヴェル・フューマ(Vn) ヴラディミール・ クラーンスキー(Vn) ペトル・ドゥダ(Hr) オンドジェイ・クカル指揮 プラハ管楽五重奏団 |
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18 チャイコフスキー: 弦楽六重奏曲 ニ短調「フィレンツェの思い出」 Op.70 |
コチアンSQ ヨゼフ・クルソニュ(Va) ミハル・カニュカ(Vc) | |
録音:2001年5月23日、25日、2002年1月、以上プラハ。旧品番:PRD-250116。 ブラームスとチャイコフスキーによる弦楽六重奏曲。どちらも濃厚なロマンティシズムに満ちており、浸りたい方にはぴったりの一枚。スラヴ的な特色を的確にとらえた演奏。クルソニュとカニュカはともにプラジャークSQのメンバー。 | ||
モーツァルト: ディヴェルティメント第11番/ オーボエ四重奏曲 へ長調 K.370/ アダージョ K.580/ ホルン五重奏曲 K.407 |
ユーリ・クレーチ(Ob) ヴラディミーラ・ クラーンスカー(Hr) チェコ・ノネット (チェコ九重奏団) プラジャークSQ | |
旧品番:PR-250095。チェコの名手たちによる、モーツァルト名曲集。ホルンのクラーンスカーなど、あらためてそのうまさにうならされる。 | ||
シューベルト: ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」 D.667(1819)(*)/ 弦楽三重奏曲 変ロ長調D.581(#)/ 九重奏曲「フランツ・シューベルトの葬式」(+) |
ジャン=フランソワ・ エッセール(P;*) パヴェル・フーラ(Vn;*) ヨゼフ・クルソニュ(Va;*) ミハル・カニュカ(Vc;*) イジー・フデツ(Cb;*) コチアンSQ(*) チェコ九重奏団員(+)/他 | |
録音:2002年1月7日-8日、プラハ(*)/他。旧品番:PRD-250178(*)&PRD-250140からのカップリング変更再発。 「フランツ・シューベルトの葬式」は、ホルンとファゴットの重奏から始まるが、その音程を合わせるのは至難の業といわれている。ここでの演奏は危なげないアンサンブルで、安定して聴ける。曲自体は暗いがクオリティは最高。エッセールのピアノによる「ます」も、リズム感のきわめて卓越した優秀な演奏。 | ||
パスカル・モラゲス 〜ウェーバー:クラリネットのための室内楽作品集 クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34(*)/ 大協奏的二重奏曲 変ホ長調 Op.48/ 歌劇「ジルヴァーナ」の主題による7つの変奏曲 Op.33 |
パスカル・モラゲス(Cl) 出羽真理(P) プラジャークSQ | |
旧品番:PRD-250164。パリo.のスター的ソロ奏者、パスカル・モラゲスによるウェーバー作品集。ウェーバーのこれら一連の作品は、名手ベルマンのために書かれたものだけに、奏者に要求されるテクニックは半端なものではない。モラゲスによる、クラリネットとは思えないような甘やかな音色はまるで天上から降ってくるかのような美しさ。モラゲスを支える弦楽四重奏もピアノも極上。日本人ピアニスト出羽真里は、日本内外で特に管楽器の奏者のピアニストとしてひっぱりだこの存在。 | ||
ドヴォルジャーク: ピアノ三重奏曲 Op.90「ドゥムキー」 ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲 Op.97「大公」 |
プラハ・ガルネリ・トリオ | |
「ドゥムキー」は2007年ラ・フォル・ジュルネ音楽祭公演曲目。もの悲しい旋律に彩られたムード、時折みせる穏やかで楽しげな表情が魅力のドヴォルジャークの名曲を、大ベテランのトリオが奏でるとやはり空気が違う。熱いなかにもどこかもの悲しい、郷愁をさそう名演。 | ||
ゲオルク・アントン・ベンダ (イジー・アントニーン・ ベンダ;1722-1795):鍵盤のソナタ 全集 [第1番−第12番/第12a番/第13番−第17番] |
シルヴィア・ ゲオルギエヴァ(Cemb) | |
ゲオルク・アントン・ベンダ(イジー・アントニン・ベンダ)の鍵盤のためのソナタ集が全曲録音で初登場。チェコの音楽名門一家、ベンダ一族の中でも特にその名を知られるこの作曲家は主にドイツで活動し、教会音楽に加え「ナクソス島のアリアドネ」といった舞台音楽も手がけた。モーツァルトも彼の舞台音楽を聴き、父あてに書いた手紙の中でも絶賛している。 そんな彼の遺した鍵盤のためのソナタの数々が、このたび初めて全集として録音された。後に若き日のベートーヴェンにも影響を与えたというこれら17曲は、シンプルなものからロマンティックなもの、半音階を多用したものなど、実にヴァラエティ豊かな宝箱のような音楽。演奏はブルガリア出身の若手、シルヴィア・ゲオルギエヴァ。ロシアに留学してピアノやオルガンを学んだ後、1989年からチェコに在住し、プラハ音楽院でルージイチコヴァにチェンバロを、ミラン・シュレフタにオルガンを、それぞれ学んだ。その後バッハや、モーツァルトと同時代の作曲家達の作品を中心に演奏活動を行っている。小林研一郎作曲「パッサカリア」(チェコ・フィル)の録音にも参加したこともある演奏家。 | ||
アントニーン・ドヴォルジャーク:初期弦楽四重奏曲集 弦楽四重奏曲 [第1番/第5番/第7番/第2番/第3番/ B.120(断片)/第6番/楽章 B.41a/第4番]/ 2つのワルツ/弦楽五重奏曲第1番 |
ツェムリンスキーSQ ヨゼフ・クルソニュ(Va) | |
名人そろいのツェムリンスキー弦楽四重奏団による、ドヴォルジャークの初期弦楽四重奏曲集の登場。今回はヴィオラを二人必要とする弦楽五重奏曲のために、2007年5月のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日して話題になったプラジャーク四重奏団から、クルソニュが参加し、さらに練り上げられた演奏となっている。 室内楽の多作家ドヴォルジャークの初期の弦楽四重奏曲を中心に集めたものは貴重。ドイツ・ロマン派の影響を残しつつもドヴォルジャーク特有の憂愁とあたたかさを聴くことが出来る。 ツェムリンスキー弦楽四重奏団(以前はペンギン・カルテットという名称)は99年のベートーヴェン国際コンクール第1位をはじめ、数々の賞を勝ち取ってきた。最近では2006年のロンドン国際弦楽四重奏コンクールで第3位の成績を残すなど、いまだ勢い衰えない期待の四重奏団。 | ||
ツェムリンスキー(1871-1942): 弦楽四重奏曲[第1番 Op.4/第3番 Op.19] |
ツェムリンスキーSQ | |
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも来日し、その切れ味鋭くかつ的確で知的なアンサンブルで人々を魅了したツェムリンスキー弦楽四重奏団。名を冠したツェムリンスキー作品だけに気合も充分、濃密な世界を展開している。 #なお代理店の案内には記載がありませんが、SACDハイブリッド盤だと思われます。また、既にレーベルでは廃盤扱いで、流通在庫限りです。入手出来無い場合はご容赦下さい。 | ||
シューベルト(1797-1828):初期弦楽四重奏曲集 弦楽四重奏曲 [第1番 D18/第2番 ハ長調 D32/ 第3番 変ロ長調 D36/第4番 ハ長調 D46/ 第5番 変ロ長調 D68/第6番 ニ長調 D74/ 四重奏断章 ハ短調 D103/第7番 ニ長調 D94/ 第8番 変ロ長調 D112/第9番 ト短調 D173/ 第10番 変ホ長調 Op.125-1, D87/ 第11番 ホ長調 Op,125-2, D353/ 四重奏断章 ハ短調 D703 (*)+アンダンテ] |
ツェムリンスキーSQ | |
1815年までに、10代のシューベルトは少なくとも10の弦楽四重奏曲を書いたといわれている。最初の7曲ほどは、サークルのたのしみのために書かれた家庭用音楽的要素が強いものだったが、次第に専門の演奏者を意識したものが書かれるようになった。どの作品も、若きシューベルトの才能を感じさせる、自然で美しい旋律に満ちている。(*)は、細かく動くほの暗いトレモロに始まる密度の濃い内容が、熟慮された構成の中で展開されていて、やはり胸を打たれる。この第2楽章にあたる未完のアンダンテ(41小節)も演奏されており、充実の初期作品4枚組。 | ||
PRD-350031 廃盤 |
ヤナーチェク:室内楽曲集 | チェコ・ノネットと プラハ木管五重奏団 のメンバーたち |
PRD-350032 廃盤 |
ドヴォルジャーク: スラヴ舞曲集 Op.46&Op.72(全曲) |
プラハ・ピアノ・デュオ [ズデンカ・フルシェル、 マルティン・フルシェル(P)] |
マルティヌー:弦楽器のための二重・三重奏曲全集 ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番(1927) 弦楽三重奏曲第2番(1934) ヴァイオリンとヴィオラのための3つのマドリガル(1947) ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲(1950) ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第2番(1958) 2つのチェロのための小品(1959) |
パヴェル・フーラ(Vn) ヨゼフ・クルソニュ(Va) ミハル・カニュカ(Vc) | |
録音:2000年6月20、26、28日、2001年4月10日、プラハ、聖ヴァフジネツ教会。旧品番:PRD-250155。PRAGA "Praga da camera"(プラハ室内楽名盤選シリーズ)。フーラはコチアンQのリーダー、クルソニュとカニュカはプラジャークSQのメンバー。 | ||
PRD-350034 廃盤 |
ドヴォルジャーク: 弦楽五重奏曲第3番変ホ長調 Op.97(*) 弦楽五重奏曲第2番 Op.18(1875;オリジナル版)(+) |
コチアンSQ ヨゼフ・クルソニュ(Va;*) イジー・フデツ(Vc;+) |
録音:2001年1月、プラハ福音教会。旧品番:PRD-250159。 | ||
インドジフ・フェルト(1925-2007): 弦楽四重奏曲第5番 J.126(1929)/ 弦楽五重奏曲 J.87(1972)/ 弦楽四重奏曲第6番 J.181(1993) |
プラハ市SQ スメタナSQ ヤン・ターリヒ(Va) プラジャークSQ | |
たまらなくドライな和声。弦楽イ四重奏曲第5番の冒頭から、不気味に下降を繰り返し、その後も錯綜する各声部に、聴き手の精神は早くも不安の絶頂に達する。その後複雑なフーガ風な曲想へと変化していくが、いつも何かに追い立てられているような焦燥感漂う作品。 | ||
PRD-350038 廃盤 |
エルネスト・ブロッホ: ピアノ五重奏曲第1番 ハ長調(1921/1923)/ ピアノ五重奏曲第2番(1957) |
イヴァン・ クラーンスキー(P) コチアンSQ |
PRD-350039 廃盤 |
リムスキー=コルサコフ: ピアノと木管のための五重奏曲 変ロ長調(*)/ 弦楽六重奏曲 イ長調(#) |
イヴァーン・ クラーンスキー(P;*) プラハ木管五重奏団(*) ヨゼフ・クルソニュ(Va;#) ミハル・カニュカ(Vc;#) コチアンSQ(#) |
マルティヌー:室内楽曲集 弦楽四重奏曲第7番「コンチェルト・ダ・カメラ」H.314(*) 2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ H.213(#) 弦楽六重奏曲 H.224(+)/九重奏曲 H.374(**) |
プラジャークSQ(*) パヴェル・フーラ(Vn;#) ヤン・オドストルチル(Vn;#) ボリス・クライニー(P;#) コチアンSQ(+) チェコ九重奏団(**) | |
旧品番:PRD-250097(当店未案内;廃盤)。 PRAGA "Praga da camera"(プラハ室内楽名盤選シリーズ)。本場チェコ勢によるマルティヌーの室内楽アルバム。パリ時代のトリオと弦楽六重奏から、世を去る1959年の九重奏までを収めている。わずか一週間で書き上げられた弦楽六重奏は、クーセヴィツキーらが審査員に名を連ねるワシントンのクーリジ・コンクールに入賞した出世作。3楽章からなり、音色がカノン風に次々と折り重なってゆく美しさは独特の魅力。たいへん多作で様式が目まぐるしく移り変わった作曲家マルティヌーをよくあらわした内容と言える。 | ||
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(*) ミャスコフスキー: チェロ・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12(+)/ チェロ・ソナタ第2番 イ短調 Op.81(+) |
ミハル・カニュカ(Vc) ヤロミール・クレパーチ(P) | |
録音:2001年9月(*)/2002年5月&6月(+)、プラハ(*/+)。旧品番:PRD-250182。 PRAGA "Praga da camera"(プラハ室内楽名盤選シリーズ)。プラジャークSQのカニュカとクレパーチのコンビによる、マルティヌー作品集(PRD-250143)に続く第2作だったもの。 | ||
PRD-350042 廃盤 |
シューベルト: 弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956(*) 弦楽四重奏曲第7番 ニ長調 D.94 |
プラジャークSQ マルク・コッペイ(Vc;*) |
PRD-350043 廃盤 |
ラフマニノフ: 晩祷 Op.37/ 聖ヨハネ・クリソストモスの典礼 Op.31〜第6,8,12曲 |
ヤロスラフ・ブリフ指揮 プラハ・ フィルハーモニックcho. |
シュニトケ: 無伴奏合唱のためのコンツェルト/レクイエム |
ヤロスラフ・ブリフ指揮 プラハ・フィルハーモニックcho. | |
無伴奏合唱のためのコンツェルトは、雪に覆われた極寒のロシアを思わせる分厚く、どこか荒涼とした響きが印象的な作品。レクイエムは、静かに始まるが、曲ごとに、効果的な不協和音、トーンクラスターのような効果などがみられる。また、「怒りの日」では、打楽器やオルガンがかき鳴らされるなど、変化にとんだ作品となっている。 | ||
プラジャーク・カルテット・イン・コンサート 国際エヴィアン賞受賞より30年 ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調Op.50-6「蛙」(*) マルティヌー:弦楽四重奏曲第3番 H.26(*) フェルト:サクソフォン五重奏曲 J.194(#) ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調Op.135(*) |
ラーフ・ヘッケマ(Sax) プラジャークSQ | |
録音:2008年3月14日、アムステルダム、コンセルトへボウ・小ホール、ライヴ(*)/2006年11月27日、リヨン・オペラ座、ライヴ(#)。 どの曲も終演後に拍手が入る。 | ||
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 [第10番 変ホ長調Op.51, B 92/ 第11番 ハ長調Op.61, B 121 |
プラジャークSQ | |
既出:PRD-250102(第10番)、PRDDSD-250198(第11番)よりの組み替え再発。 | ||
PRD-350048 廃盤 |
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲集 [第14番 変イ長調Op.105, B 193/ 第13番 ト長調Op.106, B 192] |
プラジャークSQ |
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調Op.18-4(*)/ 弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調Op.95「セリオーソ」(#) シューベルト:弦楽四重奏曲第8番 変ロ長調D.112(*) |
パルカニSQ | |
録音:1999年12月12日-15日、オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノーレ教会(*)、2001年9月23日-24日、オランダ、デーフェンテル、再洗礼派教会(#)。 ドビュッシー&ラヴェルやバルトークの全集など、リリースするアルバムが熱心なファンのあいだで大きな話題を集めるパルカニ四重奏団。最新アルバムはベートーヴェンとシューベルト。シューベルトが楽聖ベートーヴェンを崇拝していたことはよく知られているが、ここではそれぞれベートーヴェンの第4番(1800年)と第11番(1816年)、シューベルト(1814年)というように、19世紀前半、弦楽四重奏というジャンルが隆盛を迎えた時期に書かれた3曲を取り上げている。 陰影ゆたかな音色とともに、ずば抜けて高い合奏精度を誇るパルカニ四重奏団の演奏は、たとえばベートーヴェンの第4番でにあたかも後期の作品かと見紛う風格を漂わせており、たしかに目が離せないものといえるだろう。 | ||
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集 [第1番 Sz.75/第2番 Sz.76] |
ペーテル・チャバ(Vn) ジャン=フランソワ・ エッセール(P) | |
旧品番:PRD-250135(廃盤)の再発売。バルトークと同郷のハンガリーのチャバが弾くソナタ集。 | ||
フランク:弦楽四重奏曲 ニ長調 ラロ:弦楽四重奏曲 Op.45 |
コチアンSQ(#) | |
旧品番:PRD-250141(おそらく廃盤)の再発売。 | ||
PRD-350052 廃盤 |
ボロディン:弦楽四重奏曲集 [第2番 ニ長調(*)/第1番 イ長調(#)] |
プラジャークSQ(*) コチアンSQ(#) |
何とムラヴィンスキー1959年 モスクワでのステレオ・ライヴ登場! シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」 チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36 |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1959年4月24日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ、ステレオ(と記載)。 # チャイコフスキーは1960年のDG録音を詐称使用しているのではないか、との意見が出ています。代理店からは下記初回案内以降、2012年現在でも新たなアナウンスはありませんので、ご注文時にはその旨御了承のほどお願い致します。 『ムラヴィンスキー未知音源のリリース、それも驚愕のステレオ録音です。1959年4月24日モスクワ音楽院大ホールで行ったレニングラード・フィルのコンサート。同じコンサートのモノラル・ライヴが、かつてRussian Disc から出ていましたが、今回の発売元の Praga digitals によれば、当時駐露フランス大使館の職員が会場で密かに収録した別音源とのこと。』 『日本ムラヴィンスキー協会天羽健三氏著のムラヴィンスキー・ディスコグラフィによると、ムラヴィンスキーは1959年4月下旬から5月にかけてモスクワにいたものの、4月24日にはコンサートを行った形跡がなく、日時が正しいのならばリハーサルの可能性が高いとのこと。また5月に同地で行った同じプログラムのコンサートは、レニングラード・フィルではなくソヴィエト国立交響楽団を指揮しており、当盤と同様の表示をしているRussian Disc 盤に疑問を投げかけています。』 『弊社はこの事実を Praga digitals に伝え、事実確認を求めましたが、表示通りで間違いないという返事を受け取りました。』 『演奏はムラヴィンスキーならではの大きな音楽作り、推進力に満ちていて唸らされます。』(以上『』内、国内代理店の案内文をそのまま掲載) | ||
ヤコフ・ザーク& ザンデルリング・イン・コンサート 1949-1951 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83 (*) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16 (#) |
ヤコフ・ザーク(P) クルト・ザンデルリング指揮 レニングラードpo. (*)、 モスクワ放送so. (#) | |
録音:1949年&1952年(*)/1951年&1953年(#)、ともにモノラル。『イン・コンサート』は欧文題名翻訳ママ。また、題名部分年数と録音年が合っていないが、欧文資料にはさらに『録音:1949年-1950年』とあり混乱している。原盤:おそらくMELODIYA。ソース:おそらくLP 。ともに MAZUR MEDIA (HDC) のザンデルリングBOXでCD化されていた録音と思われるが、2010年現在では入手不能。PRAGAレーベルは先に、ドホナーニの自演を含むEMI録音をSACD化(PRDDSD-250231)していたが、LP起しと思われるながら良好な音質だったため、これが気に入られたリスナーには当盤もお薦め。 1937年に開催された第3回ショパン国際コンクール優勝者にしてアファナシエフやヴィルサラーゼの師として高名ながら、その演奏に接する機会の極めてすくない巨匠ヤコフ・ザーク(1913-1976)。リヒテルやギレリスと同世代で、彼らに勝るとも劣らぬ実力の持ち主ながら、海外公演等を制約され、セッション録音も少ないため正当に評価されていない。そのザークの芸風を堪能できるアルバムの登場。師ネイガウス譲りの深々としたタッチと悠然とした表現で、ロシア・ピアニズム最良の例を聴くことが出来る。2曲とも難曲中の難曲だが、技術的にも余裕。指揮をクルト・ザンデルリンクが務めているのも魅力で、ブラームスはことに絶品。 #当初、SACDハイブリッド盤 PRDDSD-350054 でのリリースとレーベル本家からアナウンスされていましたが、結局通常CDでのリリースへ変更となりました。そのためか、欧米におけるアナウンスではSACDと誤記されている場合が多々ありますが、SACD盤は存在しませんので、御了承のほどお願い致します。 | ||
Russian Season ボロディン(1833-1887):弦楽四重奏曲第2番〜第3楽章「夜想曲」/弦楽四重奏のためのスペイン風セレナード チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第4番〜第2楽章スケルツォ プロコフィエフ(1891-1953): 交響曲第1番「古典」〜ガヴォット(ピアノ・デュオ)/4本のファゴットのためのユーモラスなスケルツォOp.12 / 弦楽四重奏曲〔第3番〜第2楽章アレグロ・ヴィーヴォ/第2番〜第2楽章アダージョ〕/ 五重奏曲 ト短調 Op.39〜第4楽章アンダンテ・エネルジーコ ラフマニノフ(1873-1943):組曲第2番〜第2曲ワルツ / グラズノフ(1865-1936):ホルンと弦楽四重奏のための牧歌 ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタOp.40〜第2楽章アレグロ/ 弦楽四重奏曲〔第8番 Op.110〜第1楽章ラルゴ/第10番〜第1楽章アンダンテ〕 ワインベルク(1919-1996):弦楽三重奏曲 Op.48〜第3楽章モデラート・アッサイ リムスキー=コルサコフ(1844-1908):ピアノ三重奏曲〜第1楽章アレグロ(冒頭) シュニトケ(1934-1998):ピアノ・ソナタ第1番〜第2楽章アレグレット/レクイエム〜第13曲クレド ストラヴィンスキー(1882-1971):チェロとピアノのためのイタリア組曲〜第4曲タランテラ・ヴィヴァーチェ プラジャークSQ ムラヴィンスキー キンスキー・トリオ/他 | ||
おそらく全て既出盤からのコンピレーション。プラハ・レーベルが誇る充実したロシア物録音から選りすぐった名曲集。時代精神を反映させて刻々と変化するロシア音楽の歴史を楽しめる。 | ||
リヒテル〜ラフマニノフ: ピアノ協奏曲〔第1番 嬰ヘ短調 Op.1 (*) /第2番 ハ短調 Op.18 (#) 〕/ 前奏曲集(+)〔嬰ヘ短調 Op.23 No.1 /イ長調 Op.32 No.9 /ロ短調 Op.32 No.10 /嬰ト短調〕 スヴャトスラフ・リヒテル(P) クルト・ザンデルリング指揮(*/#) モスクワ放送so.(*)、レニングラードpo.(#) | ||
録音:1955年2月18日(*)、1959年2月2日(#)、1960年10月28日、ニューヨーク(+)、すべてライヴ、(+)のみステレオ。当レーベルのこれまでの例からすると、LPからの盤起こしではないかと推察されるが、レーベル&代理店は何も記載していない。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番といえば、やはりリヒテルの演奏が不滅の名盤として燦然たる輝きを失わずにいる。それがSACDハイブリッド盤となった。あらためて聴いてみれば、神がかり的に凄い演奏であることが実感される。ラフマニノフ自身でさえ、ここまで圧倒的な演奏は実現できなかったであろうという出来になっている。また、リヒテルの手の大きさと打鍵の強靭さ、鐘のように深く重い音から水晶のように透明な音までが鮮やかに聴こえるのが鳥肌モノの感動。細部まで明瞭なため、一音さえもおろそかにしないリヒテルのピアニズムを存分に堪能出来る。さらに特筆すべきはザンデルリングのバック。何よりムラヴィンスキー時代のレニングラードpo.、ガウク時代のモスクワ放送so.ならではの、いにしえのロシアのオーケストラの咆哮する金管と粘る弦に興奮させられる。ザンデルリングもいつにもまして大きな音楽作りで、リヒテルの巨人的なオーラに少しもひけをとっていないのがさすが。2大巨匠が、甘さや感傷性の全くない「男のラフマニノフ」を聴かせてくれる。 | ||
ストラヴィンスキー: バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)(*)/交響曲 ハ調(#)[クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮(*) ヴァーツラフ・ノイマン指揮(#) チェコpo./1983年5月18日(*)、1970年6月28日-29日、スタジオ(#)]/ 結婚[ブリギタ・シュルツォヴァー(S) ミロスラフ・シュヴェイダ(T) アンナ・バロヴァー(Ms) ダリボル・イェドリチカ(B) ズデニェク・イーレク、ペトル・アダメツ、イジー・ホレナ、 ミラン・マリー(P) ズデニェク・コシュラー指揮プラハ放送so.&cho./1982年2月4日、スタジオ]/ 兵士の物語(**)[ボストン交響楽団室内プレイヤーズ/1980年5月28日]/ 弦楽四重奏のための3つの小品/弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ[東京SQ/1987年2月2日]/ シェイクスピアによる3つの歌 [ミラダ・ボウブリコヴァー(Ms) ムジカ・ノヴァ・プラジェンシス団員/1971年2月2日] | ||
録音:特記以外はライヴ。かつて CD: PR-250054、PR-250063、PR-250073、で出ていた録音からストラヴィンスキー作品だけを抽出してSACDハイブリッド盤としたもの。まず何より演奏陣の豪華さに注目。ドホナーニやノイマンとチェコ・フィルも魅力だが東京クァルテットや、ボストン響往年のコンサートマスター、ジョゼフ・シルヴァースタイン率いる「兵士の物語」などお宝音源の連続。もちろん舌を巻く巧みさ。代理店曰く『1セットは必ず持っていたいアルバム』。 | ||
スヴャトスラフ・リヒテル グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16[キリル・コンドラシン指揮モスクワso./録音:1964年3月23日、モスクワ] ドヴォルジャーク:ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33 [ヴァーツラフ・スメターチェク指揮プラハso./録音:1966年6月2日、プラハ] スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
リヒテルによるグリーグのピアノ協奏曲といえば、マタチッチと共演した1974年録音が決定的名盤とされているが、その10年前にコンドラシンと共演した録音は、まだ40歳代の彼の若々しさがみなぎっていて、より高く評価する向きも多いものだった。それが待望のSACD化。マスター音源に起因する経年劣化はあるが、リヒテルのピアノのニュアンスは過去のどの復刻よりも細かくなり感動的。若々しいスピード感と情熱は独特で、第1楽章終盤のカデンツァの鬼気、さらに乗った時のリヒテルにしか出せない柔らかく純白な美音も震えがくるほど、聴き通さざるを得ない魔力を秘めている。北欧というより、完全なロシアの響きにしているコンドラシンの伴奏も豪快の極み。 リヒテルの十八番、ドヴォルジャークの協奏曲はカルロス・クライバーとの1976年の録音が無二の価値を誇っているが、こちらは本場チェコの演奏家たちとの共演で、国内盤発売の際はレコード芸術誌で激賞(特選)された。マスター音源に起因するキンキンした音がするが、それもすぐに気にならなくなり、リヒテルとスメターチェクの魔術にはまる。クライバー盤より自由なリヒテルの飛躍が味わえ、まさに絶品。 | ||
PRDDSD-350059 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ショスタコーヴィチ: チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107 [ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc) ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo./録音:1959年11月8日]/ ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 Op.102 [レナード・バーンスタイン(P)指揮NYP/録音:1961年11月10日]/ ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.99 [ダヴィド・オイストラフ(Vn) エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo./録音:1956年11月18日] | |
PRDDSD-350060 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ショスタコーヴィチ: オラトリオ「森の歌」Op.81 [ウラジーミル・イワノフスキー(T) イワン・ペトロフ(B) アレクサンドル・ユルロフ総指揮 ユーリー・ウラノフ指揮 モスクワpo.、アカデミー・ロシア共和国cho.、モスクワ国立合唱学校少年cho./録音:1962年3月23日]/ カンタータ「われらの祖国に太陽は輝く」Op.90 [コンスタンチン・イワーノフ指揮ソヴィエト国立so./録音:1961年11月20日]/ 革命詩人による10の詩 Op.88 [グリゴリー・サンドレル指揮レニングラード放送cho./録音:1962年12月19日] | |
プラハのリヒテル〜ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.101 (*) / ディアベッリ変奏曲 Op.120 (#) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1965年6月2日(レーベル側では初出以来この日付としているが、実際には1965年2月6日らしい)、おそらく擬似ステレオ(*) /1986年5月18日、おそらくステレオ(#)、以上 プラハ。初SACD化。旧CD品番:PR-254023(国内仕様盤:KKCC-254〔「レコード芸術」誌特選盤〕), CMX-356020/34 (15CDs)(既出盤はすべて廃盤)。「プラハのリヒテル」シリーズは権利が切れたため廃盤になったというアナウンスが成されていたが、当盤が発売されるということは新たにライセンスを取ったのだろうか。いずれにせよ10年近く入手出来なかった演奏なので、待望の再発売。『あの名盤がSACD化。まるで会場にいるかのような臨場感。ますます凄さを実感できます。』『リヒテルの代表盤のひとつとなっている「ディアベリ変奏曲」のプラハ・ライヴが待望のSACDリマスタリング。「ピアノソナタ第31番」も素晴らしい演奏ですが、この1986年の「ディアベリ変奏曲」、会場のノイズまでがますますリアルになり、リヒテルのほんのわずかなニュアンスの変化さえ伝わってくる鳥肌モノです。まさに会場にいるような臨場感、物凄い推進力で、約50分の大曲を一気に聴かせてしまう魔力、リヒテルの凄さを再認識させてくれます。』(以上『内』、代理店のアナウンスより) | ||
プラハのリヒテル〜ショパン: 練習曲集 Op.10 より〔第4番 嬰ハ短調/第10番 変イ長調/第11番 変ホ長調〕(*) 練習曲集 Op.25 より〔第5番 ホ短調/第8番 変ニ長調/第11番 イ短調「木枯し」/第12番 ハ短調〕(*) / バラード 全曲(#)〔第1番 ト短調 Op.23 /第2番 ヘ長調 Op.38 / 第3番 変イ長調 Op.47 /第4番 ヘ短調 Op.52 〕 夜想曲(+)〔第18番 ホ長調 Op.62 No.2 /第19番 ホ短調 Op.72 No.1 〕/幻想ポロネーズOp.61 (+) スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
録音:1988年7月15日-20日、ステレオ(*) /1960年2月21日、モノラル(#) /1972年10月18日、ステレオ(+)、 以上 プラハ。初SACD化。旧CD品番:PR-254056 (*/+), PR-254060 (#) (国内仕様盤(#のみ):KKCC-339) からのカップリング変更〔PR-254060にも練習曲集が含まれているが、そちらは1960年の録音で曲目も異なる〕, CMX-356020/34 (15CDs)(既出盤はすべて廃盤)。10年近く入手出来なかった演奏なので、待望の再発売。リヒテルのショパン、プラハ・ライヴがオリジナル・テープからSACDリマスタリングを施されて蘇った。どの曲もリヒテルならではの神業だが、1960年 彼がアメリカ・デビューを果たして大騒ぎとなった時期のバラード全4篇の凄さは衝撃的。常に手元へ置いておきたいCD 。また「幻想ポロネーズ」の構成感と語り口は誰にも真似できない大きさで圧倒される。比較的晩年の練習曲も豪快かつ切れ味抜群で、男性的ショパン演奏をお求めの向きに大イチオシのアルバム。代理店によると『SACD 化により、細かい内声まではっきり聞こえ、さらに音色の変化も明瞭となりました。』とのこと。 | ||
プラハのリヒテル、初出あり〜シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960 (*) / 即興曲 変イ長調 Op.90 No.4 (#) / ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D664 (+) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1972年9月24日、ステレオ(*) (レーベル側では初出以来この日付としているが、実際には1972年9月25日らしい)/1956年6月10日、モノラル(#) /1962年6月10日-11日、モノラル(+) 、すべてプラハ。(#/+)は日付が正しければ初出で、(#)はリヒテルの最若時演奏ということになる。 (*)は旧CD品番:PR-254032, CMX-356020/34 (15CDs) で出ていたもの(既出盤はすべて廃盤)。10年近く入手出来なかった演奏なので、待望の再発売。リヒテルのシューベルト録音はいずれも絶品だが、そのなかでも屈指の名演とされているプラハ・ライヴ(*)がSACD化。第1楽章の遅いテンポと緊張感を持続させるテクニックはまさに神業。また初出の(+)第1楽章の歌い回しの絶妙さは陶酔的な美しさで、誰にも真似できない。 | ||
ファリャ:スペインの庭の夜(*) / はかなき人生〜間奏曲と舞曲第1番(#) /バレエ音楽「三角帽子」組曲(#) クララ・ハスキル(P;*) イーゴリ・マルケヴィチ指揮コンセール・ラムルーo.(*) テレサ・ベルガンサ(Ms;#) エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo.(#) | ||
録音:1960年10月(*) /1961年(#)。原盤: PHILIPS, DECCA 。おそらくLPからの盤起こし。当レーベルのこのような復刻物は、使用原盤等の詳細が記載されていないのがネックだが、音質はリスナーから支持されているようで、定期的に発売されているのは嬉しい所。『LPで親しんだ名盤がSACDリマスタリング。驚くほど明快かつ途方もないエネルギーを秘めた新装盤に変身』『「スペインの庭の夜」は、ハスキルのレパートリーの中では異色ながら、マルケヴィチの好サポートとあいまってLP時代から名盤の誉れ高いものでした。テープに起因するヒスノイズは感じられますが、各楽器の解像度が格段に向上してぐっと接近し、物凄いエネルギーまで放つようになったのが驚きです。』『ファリャの「スペインの庭の夜」のピアノ・パートは難技巧と、ギターなどスペイン音楽のイディオムが盛り込まれているため、弾き手を選ぶ音楽と言えます。ハスキルは死の直前の演奏ながらタッチは力強く明快で、大編成のオーケストラと真っ向から張りあっています。ハスキルのピアノは、通常この作品で演じられる濃厚な官能性はなく、端正かつ清明。まるでモーツァルトみたいですが、意外なスペイン気質も感じさせ感動的。マルケヴィチの充実ぶりも素晴らしく、複雑なオーケストレーションを見事に統率、熱き血のたぎる盛り上がりを見せています。』『アンセルメの「三角帽子」もLP時代からの名盤。この作品の世界初演者だったアンセルメ、ゆえ貴重このうえない演奏。いにしえのデッカ特有のマイク多用の効果がSACD化でますます発揮され、スコアが見えるほど各楽器が際立っていますが、少しも人工的でなく、意外にアンセルメがエネルギーあふれる情熱的演奏をしていたことを証明してくれます。』(以上『内』、代理店のアナウンスより) | ||
プラハのリヒテル〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1 〔第27番 ホ短調 Op.90 (*) /第28番 変イ長調 Op.101 (#) /第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」(+) 〕 スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
録音:1965年6月2日(レーベル側では初出以来この日付としているが、実際には1965年2月6日らしい)(*) 、1986年5月18日(#) 、1975年6月(おそらく1975年6月2日)(+) 、全て プラハ。(*)のみモノラル。 初SACD化。旧CD品番:PR-254022(国内仕様盤:KKCC-253〔「レコード芸術」誌特選盤〕), CMX-356020/34 (15CDs)(既出盤はすべて廃盤)。10年近く入手出来なかった演奏で、待望の再発売。なお、初出時は(*)もステレオとされていたが、今回国内代理店が調査した所『「モノラル音源」でしたので本 CD の表記はモノラルとの表記に致しました。』とのこと。本体にはステレオ表記が残っている可能性がありますので、御了承のほどお願い致します。かつて通常盤が国内盤発売され「レコード芸術」特選に輝いたリヒテルによるベートーヴェンのプラハ・ライヴ。3篇いずれも神業だが、なかでも「ハンマークラヴィーア・ソナタ」の第3楽章は、乗っている時のリヒテル最良の例。演奏が進むにつれて音色はますます冴えわたり、17分にわたり聴衆の存在を忘れたかのように、ひとりピアノとの対話に没入するリヒテルを聴くことのできる感動の記録。この深遠は作品の内面世界を示してくれるだけでなく、渋く哲学的なピアノ録音として燦然と輝く宝石。リヒテルの息遣いまでも身近に感じられる、世にも貴いアルバム。 | ||
リヒテル・エディション〜シューベルト Vol.2 ピアノ・ソナタ〔第17番 ニ長調 Op.53 D850 (*) / 第16番 イ短調 Op.42 D845 (#) 〕 |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1956年6月14日、プラハ、ライヴ(*) /1957年3月2日、モスクワ、おそらくスタジオ(#)、共にモノラル。 旧CD: Praga, PR-254031 (*), CMX-356020/34(*)〔共に入手不能〕。原盤:おそらく MELODIYA (#)。リマスタリング:カレル・ソウケニーク。収録の2作はどちらも西側デビュー前の演奏で、当時「幻のピアニスト」と称されていたが、とてつもない凄さ。(*)はライヴ(拍手なし)だが、冒頭から物凄い気迫で、息もつけぬまま彼の世界へ引き込まれる。典型的な「乗っている時のリヒテル」で、まさに神業としか言いようのない奇跡の40分が続く。名エンジニアによるアナログ・テープからのリマスタリングにより、リヒテルしか出せない柔らかく色彩的な音を再現。(#)は様々な形でリリースされているが、リヒテルのデリケートなニュアンスと息遣いが生々しく、こちらも35分身動きもできないまま酔わされる。壮年期のリヒテルの巨人ぶりをあらためて実感出来る。 | ||
ブラームス: ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (*) / ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24 (#) |
クラウディオ・アラウ(P) ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送so. | |
録音:1964年4月24日、バイエルン放送(*) /1963年5月20日、ルガーノ(#)、共にライヴ。代理店アナウンスに『 STEREO BI-CHANNE 』と記載。『CDバックカバーにはバイエルン放送のライヴ音源を、名人カレル・ソウケニークがリマスタリングとあります。アラウとクーベリックによるブラームスのピアノ協奏曲は、Orfeoからリリースされ話題になったものと同音源。さらに鮮明な音で登場しました。ライヴで燃えるクーベリックならではの迫力と推進力が物凄く、ブラームス音楽の魅力を満喫させてくれます。独特なアラウのトーンも見事に蘇っています。「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」は一週間後のライヴがヘンスラーからリリースされていますが、こちらも冴えた演奏で30分近くをあっと言う間に聴かせてしまいます。』 | ||
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (*) / 交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」(#) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1959年7月24日、レニングラード(*) /1956年6月、コンツェルトハウスザール、ウィーン(#)、スタジオ。原盤: MELODIYA (*) / DG (#) 。下記代理店のアナウンスによると『放送用オリジナル・マスター』からの復刻だとの事だが、詳細不明。 LP からの板起こし(あるいは、存在したかどうか未調査だが、当時の市販オープンリール・テープからの復刻)なのではないかと思われるが・・・。『名盤の誉れ高いリヒテルとムラヴィンスキーによるチャイコフスキーのピアノ協奏曲が、放送用オリジナル・マスターからSACD化されました。★これが言葉にできない出来。マスター音源に起因する経年劣化はあるものの、エネルギーとオーラが50年の時を経て、少しも弱まることなく圧倒します。40代半ばだったリヒテルは、若々しいスピード感と情熱あふれ、まさに神業。後のカラヤンとの名盤以上の真摯さとストイックさが凄絶に伝わります。★しかし、それ以上に目を見張らされるのがムラヴィンスキーのバック。リヒテルが相手ながら、全体を完全にムラヴィンスキー節にしてしまう強烈さ。冒頭からこの名作のイメージを一新させられる解釈と雄弁さで、その個性と存在感、大きく筋肉質な音楽作りは今日のどの指揮者も真似できぬレベル。全く甘くない男性的解釈に目から鱗が落ちます。これぞソ連時代の最高水準演奏と言えましょう。★とにかくその凄さは聴けばわかります。この世のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の録音をすべて葬っても良いとさえ思ってしまう、神棚に置くべき音楽史上の宝です。★「悲愴」はユニバーサル音源の名盤中の名盤。B-channelステレオ化で音像も広がり、ますます音楽作りの大きさが映えます。全体をおおう緊張感と異様な雰囲気が増し、センチメンタリズムのかけらもない冷徹さながら、ムラヴィンスキーの人柄あふれる、こちらも音楽史上の至宝。一番の宝物にしたいアルバムです。』(以上『内』、代理店インフォメーション記載ママ)。 | ||
リヒテル・エディション〜シューマン: 交響的練習曲 Op.13(遺作5変奏付;*)/ 幻奏曲 ハ長調 Op.17 (#) / ウィーンの謝肉祭の道化芝居 Op.26 (+) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1956年12月12日(*)、1959年11月2日(#)、プラハ(*/#) /詳細記載無し(+) 。リヒテルの十八番のシューマン3篇。(*/#)はプラハ・ライヴで、当時リヒテルは「鉄のカーテン」で隠され、幻のピアニストとして西側音楽界の伝説となっていたが、この凄さは今日でも驚嘆のレベル。「交響的練習曲」も主題の深く沈んだ表情から、あたかも物語を語り紡ぐように各変奏を描いていく様、センチメンタリズムのみじんもない男のロマン、激しい部分での炎のようなエネルギーいずれも巨人な名にふさわしい芸術。「ウィーンの謝肉祭の道化芝居」は録音年月日の記載がないが、ライヴのノイズが感じられない。演奏は冴えに冴え、長い第1楽章も一気に聴かせてしまうだけでなく、第2楽章ロマンツェの情感とピアノの音色は人間業と思えぬ、まさに奇跡。リヒテルのシューマンを再認識させる。 | ||
ロザンタール〜ドビュッシー: 3つの交響的エスキス「海」/春の挨拶 (*) / 夜想曲〔雲/祭/シレーヌ〕/スコットランド行進曲/祈り(#) /遊戯 マニュエル・ロザンタール指揮パリ・オペラ座o. ナディーヌ・ソートロー(S;*) ミシェル・カロン(T;#) ルネ・アリ合唱指揮ラジオ・フランスcho. | ||
録音:1957年頃-1959年頃。ソース:オープン・リール・アナログ・テープから DSD リマスタリング・編集。ラヴェル最後の直弟子で、指揮者、作曲者として名を残すロザンタール(1904-2003)によるドビュッシー。 #当初、2曲目の(*)を『交響組曲「春」』としておりましたが、代理店のミスで、実際には上記が正しいとの事です。訂正してお詫び申し上げます。 | ||
モントゥー& LSO 〜ラヴェル: スペイン狂詩曲/亡き王女のためのパヴァーヌ/ バレエ「ダフニスとクロエ」(全曲)(#) |
ピエール・モントゥー指揮 LSO | |
録音:1961年12月11日-13日(無印)、1959年4月27日-28日(#)、共にステレオ。ソース:オープン・リール・アナログ・テープから DSD リマスタリング・編集。リマスタリング:カレル・ソウケニーク。ピエール・モントゥー(1875-1964)による比較的晩年のラヴェル。 | ||
フルトヴェングラー〜ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(*) / 交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」(#) |
エトヴィン・フィッシャー(P;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 フィルハーモニアo.(*)、VPO (#) | |
録音:1951年2月19日-20日、EMIスタジオ、ロンドン(*) /1954年2月28日-3月1日、ウィーン楽友協会(#)。音声フォーマット仕様:『 Mono | Bi-channel Stereo 』。『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターするシリーズ。最新盤は、フルトヴェングラーEMIの名盤SACD化第3弾。今回はHMVのLPをマスターとしています。★歪みのなさはもちろんながら、楽器の分離、音場の広がりが感じられます。もちろん盛り上がりのエネルギーも増し、フルトヴェングラーの創りだす世界の壮大さに身動きもとれなくなるほど。フィッシャーのピアノの美しいタッチもゾクゾクするほど魅力的で、ニュアンスの絶妙さまで明瞭に聴き分けられるようになりました。39分を一気に聴かせてしまいます。★フルトヴェングラー・ファン必携のアルバムなだけでなく、フルトヴェングラー入門盤としても最適。偉大さを再認識できます。』 | ||
アルベニス: イベリア(全12曲)[アリシア・デ・ラローチャ(P)/録音:1958年/原盤: HISPAVOX ]/ イベリア(5曲/アルボス編曲オーケストラ版) [マニュエル・ロザンタール指揮パリ・オペラ座o./録音:1959年]/ スペインの歌 Op.232 /スペイン「思い出」〜前奏曲 変ニ長調/マヨルカ Op.202 / 入り江のざわめき[ジャン=ジョエル・バルビエ(P)/録音:1958年2月] | ||
発売から50年が経過し隣接著作権が消滅した名盤を市販音源からリマスター、目の覚めるような音で注目されるシリーズのアルベニス。なお、以下の代理店表記中『オリジナル・ソース』というのはマスター・テープを指す物ではありません。ラローチャによる「イベリア」のデッカ盤は、長く同曲の決定盤とされてきたが、それ以前、ラローチャ35歳の1958年イスパボックス録音は、さらにはじける生気と若々しさに満ちていて、デッカ盤に劣らぬ出来となっている。これがオリジナル・ソースからDSDマスタリングされ、鮮明な音に生まれ変わった。ラローチャの凄さは、このとてつもなく複雑な作品を、澄まし顔で清明かつ正確にこなしていること。近年多くのピアニストがこの曲をとりあげているが、依然としてこのラローチャの演奏が女王の座に君臨している。ロザンタールとパリ・オペラ座管によるオーケストラ版「イベリア」は、ウェストミンスター原盤と思われるが、この復刻も凄いのひとことに尽きる。アルボス編のオーケストラ版「イベリア」はいくつか録音があるが、そのどれよりも派手で豪華、とてつもないエネルギーを放つ。スペインの情景が目に浮かび、人々の熱気が伝わってくるような臨場感に満ちていて興奮させられる。バルビエの小品集は今日入手困難なため大歓迎。アルベニスの作品ながらフランス人バルビエが弾くと、どこかセヴラックを思わせる雰囲気となりまさに絶品。ことに「前奏曲 変ニ長調」はセヴラック風の感情のうねりが心を打つ。「セギディーリャ」の3拍子のリズム感も最高で、アルベニスのピアノ音楽の魅力を最大限に表している。いずれも音質のみならず、演奏のエネルギーとオーラも増し圧倒される。このシリーズ、目が離せない。 | ||
リヒテル、ロシア音楽を弾く ムソルグスキー:展覧会の絵(*) チャイコフスキー: ピアノ・ソナタ ト長調 Op.37a (#) / 「四季」 Op.37b より(+) 〔白夜/舟歌/トロイカ/炉端にて〕 |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1956年11月14日、プラハ、ライヴ(*) /1954年12月6日、モスクワ(#) /1960年10月25日、ニューヨーク(+) 。アナウンスに『 Mono 』『 BI-CHANNEL STEREO 』 と記載。 『 ムソルグスキーの「展覧会の絵」は、1956年11月14日プラハでのライヴ。有名なソフィア・リサイタルより少し前のものですが、丁寧かつ精神的な深みを感じさせる演奏で、リヒテルの凄さを改めて実感できます。SACD化したことで、リヒテルの柔らかいタッチの美しさが際立ちます。★チャイコフスキーのピアノ・ソナタは演奏時間30分、至難な技巧を要求する大作ですが、あまり人気がありません。しかしリヒテルの強靭な技巧と語り口の巧さで、いつの間にか引き込まれてしまいます。この作品の印象を変える演奏と申せましょう。ソナタと同じ作品番号を持つ組曲「四季」をリヒテルが弾いているのも嬉しい限り。彼のディスコグラフィにないニューヨークの録音で、全曲ではなく4篇のみですが人気の「舟歌」や「トロイカ」をリヒテルで聴くことが出来るのは超貴重。これが誰にも真似のできない巨匠芸で、あまりの素晴らしさに唸らされます。』 | ||
サン=サーンス: ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22[エミール・ギレリス(P) アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院o./録音:1954年3月11日、シャンゼリゼ劇場]/ 序奏とロンド・カプリツィオーソ Op.28[アイザック・スターン(Vn) ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo./録音:1957年3月13日、フィラデルフィア]/ チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33[ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc) マルコム・サージェント指揮フィルハーモニアo./録音:1956年3月6日、アビーロード・スタジオ]/ ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 Op.61[アルテュール・グリュミオー(Vn) ジャン・フルネ指揮ラムルーo./録音:1956年6月21日-23日、パリ] | ||
原盤: COLUMBIA UK (EMI), COLUMBIA US (SONY), PHILIPS 。ソース:『オリジナル・ソースより DSD リマスター、バイ・チャンネル処理』( "Bi-channel DSD remastered from stereo analogue and mono original sources." )。リマスタリング:カレル・ソウケニーク(ドモヴィナ・スタジオ、プラハ)。あらためて各巨匠の凄さに脱帽させられる桁違いの名演奏。4巨匠すべてに共通するのは、楷書的なのに、異常なボルテージの高さで妖気を発していること。リマスタリングにより音だけでなく、半世紀以上前のアーチストたちが放つエネルギーまで蘇っていて圧倒される。 | ||
リヒテル〜リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調[1965年5月18日、カーネギー・ホール]/ 超絶技巧練習曲 より〔前奏曲/イ短調/風景/鬼火/英雄/荒野の狩/ヘ短調/夕べの調べ〕 [1956年6月10日、プラハ、1957年4月8日、5月27日、モスクワ]/ 巡礼の年第3年〜エステ荘の糸杉に[1956年2月2日、モスクワ]/ ハンガリー狂詩曲第17番 ニ短調[1958年2月5日、モスクワ]/ 忘れられたワルツ第3番[1958年2月11日、ブダペスト] スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
録音:[/内、全てライヴ。 『リヒテルはソ連映画「グリンカ」で、俳優としてリスト役を演じたこともあるほど縁のある作曲家ですが、これら壮年期の演奏を聴くと、リストの自作自演が発見されたのかと思うほどの凄さです。いずれも生放送音源からSACDリマスタリングが施され、リヒテルの音を再現しました。「ピアノソナタロ短調」は1965年5月18日カーネギーホールでのライヴで、リヒテル自身「本当にうまくいった演奏のひとつ。これはそうないことだ」と述べたとされる貴重な記録。あらゆるピアノ録音のなかでも屈指の名演で、30分間金縛りにあったように動けなくなります。]★他の作品の録音も入手困難なものばかりで貴重。超絶的なテクニックはもちろんながら、すさまじい迫力とエネルギーは誰にも真似できぬ至芸。これほど興奮させられるピアノのアルバムは稀と申せましょう。』 | ||
スヴャトスラフ・リヒテル〜ベートーヴェン Vol.4 〜ピアノ・ソナタ集 〔第3番 ハ長調 Op.2 No.3 (*) /第7番 ニ長調 Op.10 No.3 (#) / 第12番 変イ長調 Op.26「葬送」(#) /第22番 ヘ長調 Op.54 (+) 〕 スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
録音:1975年6月2日(*)、1959年11月1日(#)、プラハ(*/#)、ステレオ(*)、擬似ステレオ(#) /1960年11月25日(+)。原盤・前出 (CD) : PRAGA (*/#) 。(+)は日付が正しければ初出だが、10月中頃から同年末までアメリカ楽旅の真っ最中のはずで微妙、この日の他曲もこれまで記録に無く、PRAGA レーベルから他日付の同曲が発売されたことも無い。かつて通常盤が国内盤発売され「レコード芸術」特選に輝いたリヒテルによるベートーヴェンのプラハ・ライヴ。オリジナル・テープからSACDリマスタリングを施されて蘇った。リヒテルのベートーヴェンといえば、中期のエネルギー溢れるものや、後期の深淵な作品で神業を見せる印象があるが、初期作品での溌剌とした演奏も非常に魅力的。「第3番」は意外と落着いた調子で始まるが、すぐリヒテルならではの推進力に満ちた音楽となり、聴き手をぐいぐい引き込む。音質も良好。「第7番」と「第12番」は録音の古さが目立ちはするが、リヒテルのピアノの音は明瞭に聴こえ、「第12番」第1楽章の透明な叙情の味わい深さは絶品。さらに、第22番もリヒテルの手にかかると、その深さを再認識させる驚きに満ちている。 | ||
リヒテル〜リスト・リサイタル Vol.2 スケルツォと行進曲[1957年5月9日、モスクワ/PARNASSUS]/ メフィスト・ワルツ第1番[1958年2月5日、モスクワ/REVELATION]/アヴェ・マリア[1957年5月9日、モスクワ?](*) / 詩的で宗教的な調べ より 〔死者の追憶[1957年5月9日、モスクワ/PREISER]/葬送[1958年2月5日、モスクワ/REVELATION]/ アンダンテ・ラクリモーソ[1982年9月11日、ブダペスト/BMC](#) ]/ メフィスト・ポルカ[1988年3月10日、ケルン/PHILIPS]/暗い雲[1957年5月9日、モスクワ/PARNASSUS]/ 忘れられたワルツ第2番[1957年2月5日、モスクワ/REVELATION] スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
録音 / CD 初出レーベル:[内]。音声フォーマット仕様:『 Mono | Bi-channel Stereo 』。 なお、(*)はジャケットにおいては「詩的で宗教的な調べ」 S.173 第2曲の「アヴェ・マリア」とされているが、リヒテルのレパートリーには無く、同名の別曲 S.182 だと思われる。また、代理店記載の上記録音年月日も疑問があり、リヒテルがこの曲を演奏したのは1982年のツアー時のみと思われ、(#)と同日だとすれば初出の可能性がある。『WDR(ケルン放送)所蔵のテープからSACDリマスタリングが施され、鮮やかな音色が蘇りました。リストはリヒテルが俳優としてその役を演じたこともあるほど縁があり、ここでも作曲者本人のように説得力あふれる演奏を繰り広げています。大半がリヒテル40歳代前半の演奏で、ボルテージの高さと若々しさにあふれています。「メフィスト・ワルツ第1番」は早いテンポで、あふれる情熱を抑えきれない凄さ。またリストとしては静かで内省的な「詩的で宗教的な調べ」の暗黒の深み、またリスト最晩年の前衛的な「暗い雲」ではロシア・アバンギャルド作曲家を思わす感覚など、いずれも神業。ピアノ音楽の醍醐味を満喫できます。』(以上『内』、代理店インフォメーションより)。 | ||
ダヴィド・オイストラフ〜ベートーヴェン:協奏曲集 ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲 Op.56 (*) /ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.71 (#) ダヴィド・オイストラフ(Vn) スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc;*) レフ・オボーリン(P;*) マルコム・サージェント指揮フィルハーモニアo.(*) アンドレ・クリュイタンス指揮フランス国立放送o.(#) | ||
録音:1958年5月4日、EMI スタジオ、ロンドン(*) /1958年11月8日-10日、サル・ワグラム、パリ(#) 。原盤: EMI / WARNER CLASSICS 。おそらく板起こし。 『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はオイストラフ。オイストラフの録音のなかでも、クリュイタンス&フランス国立放送管と共演したベートーヴェンは両巨匠の一期一会的名演としてロングセラーとなっていますが、SACDでさらに音が良くなっているのは大歓迎。オイストラフのエナメルのようなツヤのある美音や息遣いまでも再現されます。音楽の大きさと技巧の冴えはもちろんながら、55年前の録音とは思えぬエネルギーが放出され圧倒。身動きもとれなくなる凄さだったことを再認識させてくれます。』『カップリングは三重協奏曲。オイストラフはロストロポーヴィチ、リヒテル、カラヤン&ベルリン・フィルと1969年に録音した無敵のディスクがありますが、こちらは「オイストラフ・トリオ」として活躍したクヌシェヴィツキーとオボーリンとの共演。全員が大将だったカラヤン盤と比べ、こちらは室内楽的なアンサンブルを強く感じさせます。しかし技巧的な完璧さは全くひけをとらず、旧ソ連ならではの超人的演奏を聴かせてくれます。サージェント指揮のオーケストラも、エヴェレストのシリーズを彷彿させる過激なエネルギーに満ちていて驚かされます。』 | ||
リヒテル〜ラフマニノフ: 絵画的練習曲集 Op.33 より Nos.9, 5, 6[1959年4月29日、プラハ、ライヴ]/ 絵画的練習曲集 Op.39 より Nos.1-4, 7, 9[1984年6月2日、プラハ、ライヴ]/ 前奏曲集 Op.23 より Nos.1-2, 4-5, 8, 7[1954年12月4日、モスクワ、ライヴ]/ 前奏曲集 Op.32 より Nos.1-2, 6-7, 9-10, 12[1960年10月28日、ニューヨーク、ライヴ」 スヴャトスラフ・リヒテル(P) | ||
『 Bi-channel Stereo 』と記載。『リヒテルが残したラフマニノフ録音は素晴らしいものばかりですが、今回その数点に SACDリマスタリングが施され、鮮やかな音色が蘇りました。分厚い和音をがっしり掴み鳴らしきる大きな手、超絶的なテクニックなどはリヒテルの真骨頂ですが、センチメンタリズムを一切排除した辛口の悲しみが絶品。また大半が40歳代のコンサート・ライヴで、エネルギーの発散のすさまじさに興奮させられます。』『練習曲「音の絵」はプラハでのライヴ。前奏曲 Op.23(抜粋)はモスクワ、Op.32(抜粋)はニューヨークのカーネギーホールでのコンサート・ライヴ。実演を聴いていた人々が心からうらやましくなる、まさにピアノ音楽史の至宝と申せましょう。』 | ||
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D944「グレート」(*) ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」〜フィナーレ(#) エリーザベト・シュヴァルツコップ(S;#) エルザ・カヴェルティ(A;#) エルンスト・ヘフリガー(T;#) オットー・エーデルマン(B;#) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 BPO (*) 、 フィルハーモニアo. (#)、ルツェルン音楽祭cho. (#) | ||
録音:1951年12月10日-12日、ベルリン、セッション(*) /1954年8月22日、ルツェルン音楽祭、ライヴ(#) 。代理店アナウンスに『 MONO 』『 Bi-Channel Stereo 』と記載。#「合唱」は全曲ではありません。
『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第4弾。今回はターラ・レーベルの主宰ルネ・トレミーヌ追悼に「2つの第9」として捧げられています。★シューベルトの「グレート」は、DGからSACD発売されたもの(今日入手困難)と同じ1951年12月のセッション録音。もともと壮大な作品ながら、フルトヴェングラーの演奏はそれを倍増させる凄さ。それがSACDリマスタリングにより楽器の分離、音場が広がり最高。もちろん盛り上がりのエネルギーも増し、フルトヴェングラーの創りだす世界に圧倒されます。★近年アウディーテ・レーベルからもSACD化された1954年8月22日のルツェルン音楽祭のベートーヴェンの第9。ここではフィナーレのみを収録していますが、アウディーテとは異なるプラハ・レーベル独自のマスタリングが光ります。今年の年末はこれで決まりと申せましょう。』 | ||
コープランド: ピアノ協奏曲[アーロン・コープランド(P) レナード・バーンスタイン指揮NYP / 録音:1964年1月13日、リンカーン・センター]/ エル・サロン・メヒコ[モーリス・アブラヴァネル指揮ユタso./録音:1959年2月10日、 アブラヴァネル・ホール、ソルトレイク・シティ]/ バレエ組曲 「アパラチアの春」[アンタル・ドラティ指揮 LSO / 録音:1961年6月15日-16日、ワトフォード・タウン・ウォール、ロンドン]/ アメリカの古い歌(全10曲)[ウィリアム・ワーフィールド(Br) コープランド指揮 コロムビアso./録音:1962年1月10日-12日、マンハッタン・センター、ニューヨーク] | ||
『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はコープランド。コロムビア、ウェストミンスター、エンジェルの音源をオリジナル・オープンリールからDSDマスターされていますが、1960年前後のアメリカの驚異的録音が再現されています。』『注目はピアノ協奏曲。ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」の2年後、1926年の作で、ニューヨーク風のジャズ色が魅力的。これまでいくつか録音はありますが、何とここではコープランド自身が独奏者を務め、洗練されたタッチと敏捷な指回りの名人芸を披露。さらに豪華なのはバックがバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルなこと。バーンスタイン節全開で、ゴージャスかつ刺激的、驚くほどの充実度。間違いなくこの作品の決定盤と申せましょう。』『さらにコープランドの代表作「エル・サロン・メヒコ」がアブラヴァネル、「アパラチアの春」がドラティの演奏で楽しめるのも注目。録音の良さもあいまって、古き良きアメリカのサウンドを満喫できます。』 | ||
エフゲニー・ムラヴィンスキー バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(*) オネゲル:交響曲第3番「典礼風」(#) / ストラヴィンスキー:バレエ音楽「アゴン」(+) エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo. | ||
録音:1967年5月24日、ドヴォルジャーク・ホール、プラハ(*) /1965年2月28日(#)、1968年10月30日(+)、モスクワ音楽院大ホール(#/+)、全てライヴ。『今回はすべて放送用音源からリマスタリング。』『バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」は同じPragaレーベルから20年ほど前にリリースされ、評判となった演奏。前ディスクではスメタナ・ホールでのライヴとあり、今回はドヴォルザーク・ホールと記されていますが同一音源。この曲はまさにムラヴィンスキー向き。驚異的なアンサンブルの精密さで、冒頭から異様な緊迫感が続き圧倒されます。リマスタリングにより音の情報量が増し、曲の凄さ、恐さを再認識させてくれます。』『オネゲルの交響曲第3番は1965年2月28日のモスクワ・ライヴ。オネゲルの厳しい音楽性がムラヴィンスキーとぴったり合い、素晴らしい出来となっています。』『ストラヴィンスキーの「アゴン」は、ムラヴィンスキーとしては意外なレパートリーですが、ペトログラード音楽院時代の級友ジョージ・バランシンがアメリカで振付けた作品。1965年10月29日のレニングラード・フィルハーモニー大ホールのライヴは知られていますが、この1968年10月30日モスクワ音楽院ライヴはヴィエンナサウンドなるレーベルからしか出たことのない音源。天羽健三氏著「ムラヴィンスキー・コンサートリスト」では、当日レニングラードでベートーヴェンの交響曲公演を行っていることになっています。』 | ||
ディヌ・リパッティ モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467 (*) / シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 (#) シューベルト:即興曲〔第3番 変ト長調 Op.90 No.3 /第2番 変ホ長調 Op.90 No.2 〕 リスト:ペトラルカのソネット104番(**) / ラヴェル:道化師の朝の歌(##) ディヌ・リパッティ(P) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮(*/#) ルツェルン祝祭o.(*)、フィルハーモニアo.(#) | ||
録音:1950年8月23日、ルツェルン音楽祭、ライヴ(*) /1950年9月16日、ブザンソン告別リサイタル、ライヴ(無印) /1947年9月24日(**)、1948年4月9日-10日(#)、1948年4月17日(##)、ロンドン(#/**/##) 。 『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はリパッティ。』『EMIのベストセラー盤の「ブザンソン告別リサイタル」からシューベルトの即興曲2篇と、カラヤンと共演したふたつの協奏曲がSACD化されるのは慶賀の至り。特にシューマンのピアノ協奏曲はウルトラセブン最終話で、モロボシダンがアンヌに素性を告白、アンヌが「ダン!行かないで!」と叫んだ瞬間にかかるのが、まさにこの録音。音楽担当の冬木透氏がそれまでの常識を打ち破り、クラシック作品を子供向けの特撮ドラマで延々とかけました。それがあまりにも映像とマッチしていたため、ここからクラシック・ファンも多く生まれ、音源を突きとめた少年までいたことが「ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた」(青山通著・アルテスパブリッシング)に詳しく述べられています。』『冬木透氏は、不治の病のリパッティのあとのない切迫感が、素性を明かしM78星雲へ帰らねければならないダンの心境を表すのに、これ以上のものはないと選んだそうですが、まさに慧眼。シューマンの音楽がオリジナルの劇伴音楽以上に全国の子どもたちの心をつかんだと申せましょう。そこから離れても、類のない名演で、涙なしには聴けません。』『リストとラヴェルの端正さも絶品。SACD化で微妙なニュアンスも再現され、改めてリパッティの才能に言葉を失います。』 | ||
キリル・コンドラシン ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」 Op.113 (*) プロコフィエフ:十月革命20周年のためのカンタータ Op.74(抜粋)(#) ヴィターリー・グロマツキー(B) キリル・コンドラシン指揮モスクワpo.、 ロシア共和国cho.、ユルロフ国立cho.〔現:ユルロフ記念国立アカデミーcho.〕 | ||
録音:1962年12月20日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(*) /1966年5月5日(#)、すべて モスクワ。『どちらの曲もVenezia盤で入手可能ですが、ここでは放送用オリジナル・マスターからSACD化され、生々しい音質で蘇っているのに注目。』『★ショスタコーヴィチの交響曲第13番はユダヤ人虐殺が行われたウクライナの地名をタイトルに持ち、ロシアに受けつがれる反ユダヤ主義を非難する内容となっています。旧ソ連ではタブーのテーマだったゆえ、反体制的とみなされ1962年12月の初演の際にも演奏者に当局から圧力がかかったとされます。この録音は世界初演の2日後の再演時のライヴ。出演者もほぼ同じで、初演時の緊張が生々しく伝わってきます。客席にはもちろんショスタコーヴィチも臨席し、いわばショスタコーヴィチと一緒に作品を体験できます。』『★「十月革命20周年のためのカンタータ」はプロコフィエフのソ連帰国後1937年に作曲されたロシア革命20周年を祝うカンタータ。滅多に演奏されない大奇作で、500人を要する超大編成の管弦楽に、マルクス、エンゲルス、レーニン、スターリンの論文や演説を歌詞に合唱が絶叫。独裁国家ならではの大プロパガンダ作品となっています。』 | ||
ファリャ:復刻音源集 バレエ音楽「恋は魔術師」(1925年版)[マリーナ・デ・ガバライン(Ms) エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo./1955年/ DECCA ] / クラヴサン協奏曲(#) [ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(Cemb) アタウルフォ・アルヘンタ指揮スペイン国立o./1957年6月/ RCA SPAIN ]/ 7つのスペイン民謡[ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S) ゴンサロ・ソリアノ(P)/1961年12月-1962年1月 / EMI ] 4つのスペイン小品/ベティカ幻想曲 [アリシア・デ・ラローチャ(P)/1958年/ HISPAVOX (EMI) ] | ||
[演奏者/録音/原盤]。国内代理店は(#)を初CD化としているが、スペイン RCA が以前CD化したため、誤り(ただし、2013年現在では廃盤)。また『オリジナルのオープンリール・テープ』から復刻されているとあるが、これは当時一般市販されたオープンリール・テープ商品を示していると思われる。以下内容には誤りを含みますが、代理店記載ママで掲載します。『「恋は魔術師」といえば、いまだに決定盤の誉れ高いアンセルメ&スイス・ロマンド管によるデッカ盤。今回オリジナルのオープンリール・テープから名人カレル・ソウクレニークによるSAリマスタリング。マスターテープに起因するヒスノイズはデジタル録音に比較すれば感じられますが、各楽器の解像度が格段に向上してぐっと接近し、生々しいエネルギーまで放つようになったのが驚き。ファリャの凝ったオーケストレーションがすさまじい効果をあげていて、とても60年近く前の録音とは思えません。ヴェイロン=ラクロワとアルヘンタによるクラヴサン協奏曲は未CD化音源だったため大歓迎。ラクロワの草食的な演奏とアルヘンタの肉食的推進力が不思議な世界を作り上げています。各楽器の名手ぶりも光ります。ロス・アンヘレスとソリアーノによる「7つのスペイン民謡」はEMI音源。スペイン情緒満点で、ロス・アンヘレスの息遣いまで生々しく蘇えりました。ラローチャは1958年のイスパボックス音源。当時35歳の若々しさはじける快演。やはりスペイン音楽はこうした熱い演奏だと格別。誰にも真似できぬ至芸と申しましょう。』 | ||
PRDDSD-350091 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ABM I : IN MEMORIAM ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI (1920-1995) ラヴェル:夜のガスパール (*) /ピアノ協奏曲 ト長調 (#) /優雅で感傷的なワルツ(+) ドビュッシー:子供の領分(**) アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P) エットーレ・グラチス指揮フィルハーモニアo.(#) | |
ロザンタール&アンセルメ〜ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲(*)/映像(*)/ バレエ音楽「おもちゃ箱」(#) |
マニュエル・ロザンタール指揮(*) パリ・オペラ座o.(*) エルネスト・アンセルメ指揮(#) スイス・ロマンドo.(#) | |
録音:1956年10月10日、フィラデルフィア〔注:代理店記載ママ/下記ラロの(#)と同じなので、コピペミス&誤りと思われる〕(*) /1960年5月5日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(#) 。『このロザンタールは凄い。1950年代半ばの録音が、驚くべきクリアさと輝きで再現されました。LP時代に録音の良さを激賞されながらも、CDは全く話題になりませんでした。それが今回、オリジナルのLPを凌駕する高音質ぶりを発揮しています。当時のオペラ座のオーケストラは、まだドビュッシーやラヴェルの時代の響きを保っていますが、これがむしろ今日のピリオド楽器解釈を思わせ新鮮。フランス的に軽やかでオシャレな音色、各楽器の不思議なバランスが眼前に広がります。名作「牧神の午後への前奏曲」はもとより、「映像」のデリケート極まりない楽器法に酔わされます。』(以上『内』、代理店インフォメーション記載ママ)。 | ||
ラロ: 歌劇「イスの王」序曲[エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンドo.](*) / スペイン交響曲 Op.21 [アイザック・スターン(Vn) ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo.](#) / ロシア協奏曲 Op.29 [ジェラール・プーレ(Vn) ヴラディミール・ヴァーレク指揮チェコ放送so.](+) | ||
録音:1960年5月5日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(*) /1956年10月10日、フィラデルフィア(#) /1994年1月5日-6日、プラハ(+) 。『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はラロ作品集。アンセルメ&スイス・ロマンド管「イスの王」序曲は、キングレコードLP時代からのロングセラー。カラフルで明るい響きなだけでなく、深みと奥行きもでて、あらためでの録音の良さに感心させられます。★スターンとオーマンディの「スペイン交響曲」もこの曲の代表的名盤。1956年の録音とは思えぬクリアさと艶。隙のない楷書的演奏ながら、ふたりの個性と盛り上がりが老練ぶりを示しさすが。今日姿を消した往年のフィラデルフィア・サウンドの弦の美しさを、存分に堪能でき、あまりの美しさに失神しそうになります。★日本でもお馴染みのプーレの「ロシア協奏曲」はpragaレーベルから通常盤で発売され評判になっていたもの。ラロの作品中ではあまり有名なものではありませんが、プーレ先生の正確な技巧と明るい美音、さらにフランスならではの洒脱なセンスは独特で、たいへんな名作に聴こえます。★いずれも音質のみならず、演奏のエネルギーとオーラも増し圧倒されます。このシリーズ、目が離せません。』(以上『内』、代理店インフォメーション記載ママ)。 | ||
ミケランジェリ Vol.4 J.S.バッハ/ブゾーニ編曲:シャコンヌBWV1004 [1948年10月27日AS ] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2 No.3 [1941年6月M ] シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26 [1957年5月12日L /レーベル記載ママ](#) ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 [1948年10月28日AS ] アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P) | ||
録音:[内]、アビー・ロード第3スタジオAS、ロンドンAS/L、ライヴL /1941年6月、ミラノM 。原盤: EMI=WARNER [含 FONIT CETRA] (#以外) 。ソース:『ミケランジェリ最初期の EMI の SP 盤』(#)以外 /『放送用テープ』(#) 。すべて『 Bi-channel ステレオ・SACD ハイブリッド化しました』との事だが、元々は全曲モノラル録音で「バイ=チャネル」が擬似ステレオ化を指すのかどうかは不明。また、(#) の上記年月における演奏というのは見当たらず、また同月彼はチェコでの放送録音を残しているため〔皮肉?にも、当 PRAGA レーベルからCD発売された物〕、5月は誤りで3月だと思われるが、12日と言うのも見当たらない。DG から発売された 1957年3月(日付未判明)の BBC 放送用録音か、TESTAMENT から発売された1957年3月4日のロイヤル・フェスティヴァル・ホール・ライヴのどちらかと思われるが、共に LP 期の発売はなく、CD のみのリリースだった物。なお(#)以外の録音は、 SP 期に「 EMI 」のレーベル名で発売された事は無いはずで、使用されているのは HMV 〔含 La voce del padrone (HMV Italiana) 〕の SP と思われる。 『バッハ=ブゾーニの「シャコンヌ」は鮮やかな演奏なものの、これまで録音の古さゆえミケランジェリならではの透き通った美音や色彩感がほとんど伝わってきませんでした。今回 SACD 化したことで、ある時はオルガンのよう、ある時はヴァイオリンのよう驚くべきなニュアンスが伝わってきます。技巧の冴えも驚きです。』『ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第 3 番も1941 年録音とは思えぬ鮮明さ。スピード感と明快なタッチで一気に聴かせてしまいます。シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」も信じがたい名演。SACD 化されたことで、ライヴならではの緊張感と熱気がより伝わってきます。ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」は 1、2 巻からミケランジェリのセンスで並べ替えたもの。正確無比な技巧に唖然とさせられます。』(以上『内』、代理店記載ママ) | ||
イーゴリ・マルケヴィチ ムソルグスキー/マルケヴィチ編曲(*): 農民の子守歌/おなかの白いおしゃべり鳥/夜/小さな星よ、おまえはどこに?/悪童/ドニエプル川にて ムソルグスキー/ラヴェル編曲:展覧会の絵(#) / ストラヴィンスキー:詩篇交響曲(+) ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S;*) イーゴリ・マルケヴィチ指揮 BPO (#) 、ロシア国立so. (*/+)、ロシア国立アカデミーcho. | ||
録音:1962年6月5日-6日、モスクワ(*) /1953年2月21日-25日、ベルリン(#) /1960年6月8日-9日、モスクワ(+)。『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回はDGとフィリップスの名盤をオリジナル・ソースからカレル・ソウケニークがSACD化。いずれもたいへんな名演なうえ、ベルリン・フィルとの「展覧会の絵」は長く入手困難だったため大歓迎。1953年の録音とは思えぬ音質で、フルトヴェングラー色濃厚なサウンドが興味津々です。また、名歌手ヴィシネフスカヤ36歳時の張りのある美声によるムソルグスキーの歌曲が圧巻。伴奏パートがマルケヴィチ自身によるオーケストラ編曲なのも魅力です。』 | ||
PRDDSD-350098 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ミケランジェリ、1961 & 1957 ライヴ〜ベートーヴェン&ドビュッシー ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111 (*) / ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(#) ドビュッシー(+) :映像第2集 より〔そして月は荒れ寺に落ちる/葉末をわたる鐘の音〕/ 映像第1集 より〔ラモーを讃えて/水の反映〕 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P) ヴァーツラフ・スメターチェク指揮プラハso.(#) | |
スターン、バーンスタイン&NYP 〜ベルク&バルトーク:ヴァイオリン協奏曲集 ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」(*) バルトーク:ラプソディ第2番 Sz.80 (#) /ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112 (+) アイザック・スターン(Vn) レナード・バーンスタイン指揮 NYP | ||
録音:1959年2月6日、ニューヨーク(*)、1962年4月16日(#)、1958年1月26日(+)。SACD層仕様: B-channel Stereo 。原盤: COLUMBIA US (CBS/SONY) 。リマスター元の音源は市販 LP or テープと考えられますが、詳細は記されていません。『スターンの端正な美演、バーンスタインの鬼気迫る名盤がSACDで蘇る』『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はスターンとバーンスタインによるベルクとバルトーク。★いずれもソニーからリリースされ、決定盤とされてきた名盤中の名盤。今日多くの名手たちが優れた新録音を送りだしていますが、この盤の凄さは全く色褪せていません。スターンの美しい音色、安定した演奏はまさに巨匠芸。加えてバーンスタインならではの情念と狂気が尋常ならざる雰囲気を醸し出しています。SACD化により、バーンスタインの息遣いまでリアルに感じとれ、当時のアメリカの録音技術の凄さに圧倒させられます。』(以上『内』、代理店記載ママ) | ||
遂に当レーベルから登場、フルトヴェングラー/他〜リヒャルト・シュトラウス: ドン・ファン Op.20 (*) /死と変容 Op.24 (#) / ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯 Op.28 (+) /4つの最後の歌(**) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮VPO (**以外) エリーザベト・シュヴァルツコップ(S;**) オットー・アッカーマン指揮フィルハーモニアo.(**) | ||
録音:1954年3月2日(*)-3日(*/+)、1950年3月21日、23日-24日(#)、ウィーン楽友協会大ホール(**以外) /1953年9月25日、ワトフォード・タウン・ホール〔代理店記載は『ウォルドルフ・タウン・ホール』という珍妙な物〕(**)。『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。ついにフルトヴェングラーが登場、EMIの名盤が待望のSACDハイブリッド化です。』『フルトヴェングラーとウィーン・フィルによるリヒャルト・シュトラウスの交響詩3篇は、演奏の素晴らしさと録音の良さで知られてきました。2011年にEMIが渾身のSACDリマスタリングを施し話題となりましたが、今回はチェコの名人カレル・ソウケニークがマスタリングを担当、いつものプラハ・レーベルならではの明瞭な音世界を創り上げています。「死と変容」のハープのデリケートなニュアンス、「ティル」の鮮烈な響きなど、フルトヴェングラーの神業をあらためて実感させてくれる凄さ。ファン必携の1枚と申せましょう。』『うれしいカップリングはシュヴァルツコップとアッカーマンによる「4つの最後の歌」。こちらもニュアンスの豊かさが増し、シュヴァルツコップ全盛期の凄さに圧倒される、超感動的なひとときをすごせます。』 | ||
リヒテル&ムラヴィンスキー〜ブラームス: ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 (*) / 交響曲第3番 ヘ長調 Op.90 (#) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P;*) エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1961年12月27日(とあるが、おそらく1951年5月14日)、フィルハーモニー大ホール、レニングラード(*) /1972年1月26日(本体記載:1972年1月27日)、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ(#)。前出CD: RUSSIAN DISC (US) (*) / MEMORIA (Switzerland), MELODIYA (BMG JAPAN only), VENEZIA, etc. (#) 。『放送用オリジナル・マスターからSACD化され、高音質で蘇』ったと記載されている。(*)は1993年にロシアン・ディスク社からCDリリースされ話題となった。リヒテルはムラヴィンスキーと同曲を1度しか演奏しておらず、まさに奇跡の録音。ロシアン・ディスク盤は貧弱な音質で、両巨匠の凄さを今ひとつ実感できなかったが、今回はマスター音源に起因する経年劣化はあるものの、エネルギーとオーラが50年の時を経て見事に蘇った。ピアノ協奏曲の冒頭4小節目のホルン(おそらく名手ブヤノフスキー)がひっくり返っているのが、ライヴとはいえ完全無欠のレニングラードpo. としては超お宝。しかしその後のオーケストラのみの経過句は、ムラヴィンスキーならではの筋肉質な音楽作りと大きさで、協奏曲であることを忘れさせられる。当時40代半ばだったリヒテルの豪快なピアニズムも強烈で、ただただ圧倒される。第2楽章のただならぬ緊張感とスケールの大きさ、第3楽章での首席奏者ニキーチンによる美しいチェロ独奏など、いずれもムラヴィンスキー色満載。(#)は1993年にメモリア盤が出た際、それまで録音が世に出ていなかったムラヴィンスキーのブラームスの3番ということで話題となり大ヒットした。当CDでは1972年1月27日、ライヴと記されているが、その日には同曲を演奏していない。こちらはピアノ協奏曲第2番以上にムラヴィンスキー節全開。というより、数あるブラームスの交響曲第3番のディスクの中でも最高の演奏ひとつ。全体に張り詰める緊張感と完璧なアンサンブルながら、人間味あふれるムラヴィンスキーならではの音楽、震えるほどの感動で、まさに音楽史上の至宝。 | ||
ナタン・ミルシテイン ゴルトマルク:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.28 (*) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (#) J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 〜シャコンヌ(冒頭) ナタン・ミルシテイン(Vn) ハリー・ブレック指揮(*) アナトール・フィストゥラーリ指揮(#) フィルハーモニアo.(*/#) | ||
録音:録音:1957年7月4日、7日(*)、1960年6月23日-24日(#)、以上アビー・ロード・スタジオ、ロンドン、セッション(*/#) /1956年8月6日、ザルツブルク音楽祭、ライヴ(無印)。原盤: CAPITOL (EMI/WARNER CLASSICS) (*/#) /前出・初出 CD : ORFEO (無印) 。代理店記載では(*)が『ニューヨーク』での録音となっているが、誤り。EMIからリリースされ、決定盤とされてきたゴルトマルクとブラームスの協奏曲。いずれも50年以上前の録音とは信じ難い生々しさと分離の良さ。ミルシテインの清潔な美音もますます冴えわたる。ゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲第1番はハイフェッツやパールマンなどの録音もあるが、この作品の普及に多大な貢献をしたのはミルシテイン。当演奏も絶品中の絶品で、ミルシテインのしなやかな美音が冴えわたる。ことに第2楽章の陶酔的な美しさはミルシテインの全録音のなかでも白眉、まさに奇跡の一瞬。切れ味鋭い技巧も爽快で、同曲のベスト演奏として不動の地位はゆるがない。フィストラーリとのブラームスも、ミルシテイン最高の演奏のひとつで、全体を貫く緊張感を推進力、澄み渡る美音と超絶技巧で、他の演奏者とは格の違いを示している。カデンツァもミルシテイン自身の作で圧倒的。フィストラーリの堂々とした伴奏ぶりも見事。この演奏を聴かねば本当に損をしていると思える、神業的記録。 | ||
ムラヴィンスキー〜シベリウス、ドビュッシー シベリウス:交響曲第3番 ハ長調 Op.52[1963年10月27日、レニングラード]/ トゥオネラの白鳥 Op.22 No.3[1965年2月23日、モスクワ音楽院大ホール]/ 交響曲第7番 ハ長調 Op.105[1965年10月29日、フィルハーモニー大ホール、レニングラード] ドビュッシー:夜想曲 より〔雲/祭り〕[1960年2月26日、フィルハーモニー大ホール、レニングラード] エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo. | ||
録音:[内]、全てライヴ。Bi-channel Stereo と記載。『シベリウスの交響曲第3番はソ連初演時のライヴで、ALTUSがムラヴィンスキー未亡人の厚意で特別に発売を許されているものと同じと思われますが、出所について何も記されていません。他のシベリウス作品もJVCやメロディアから出ていたもの。新マスタリングで音の透明度が増しています。』 | ||
フルトヴェングラー Vol.2 〜ワーグナー:管弦楽作品集 (EMI 原盤) 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より〔第1幕への前奏曲/徒弟たちの踊り〕/ 「さまよえるオランダ人」序曲[1949年4月4日]/「ローエングリン」第1幕への前奏曲[1954年3月4日]/ 「タンホイザー」序曲[1952年12月3日]/「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行[1954年10月4日]/ 「神々の黄昏」より〔ジークフリートのラインの旅[1954年3月8日]/ジークフリートの葬送音楽[1954年3月2日]〕 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO | ||
録音:[内]、ウィーン楽友協会ホール。『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。ついにフルトヴェングラーの続編が登場、EMIの名盤ワーグナー管弦楽曲集が待望のSACD化です。★このアルバムは凄すぎます。あまたあるフルトヴェングラーの復刻のなかでも、あるいは音に定評のある当Pragaシリーズでもダントツの出来。チェコの名人エンジニア、カレル・ソウケニークの神業的リマスタリングが光り輝きます。★歪みのなさはもちろんながら、楽器の分離、さらには管楽器のニュアンスの変化まではっきり描き出され、ウィーン・フィルの繊細な名人芸にうならされます。もちろん盛り上がりのエネルギーも増し、フルトヴェングラーの創りだす世界のあまりの壮大さに身動きもとれなくなるほどです。「ローエングリン」第1幕への前奏曲の神々しさ、「タンホイザー」序曲の弦の細かな動きの驚くべき雄弁なニュアンス、「ワルキューレの騎行」の迫力等、いずれも初めて聴くような新鮮さです。★フルトヴェングラー・ファン必携のアルバムなだけでなく、フルトヴェングラー入門盤としてもオススメ。偉大さを再認識できます。』とのこと。 | ||
フリッチャイ〜 1952年5月25日シャンゼリゼ劇場におけるフランス・デビュー・コンサートの疑似再現 バルトーク:2つの肖像 Op.5 Sz37 (*) /舞踊組曲 Sz77 (#) / ピアノ協奏曲第2番 Sz95 (+) /弦楽のためのディヴェルティメントSz113 (**) ルドルフ・シュルツ(Vn;*/**) ゲザ・アンダ(P;+) フェレンツ・フリッチャイ指揮 RIAS 放送so. | ||
録音:1951年9月11日(*)、1953年6月10日(#)、1953年9月9日(+)、1952年2月10日(**) 、すべて イエス・キリスト教会、ベルリン。『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回はフリッチャイが1950年代初頭にDGレーベルへ録音したバルトーク作品集。それを単にSACDリマスタリングするだけでなく、彼が1952年5月25日にシャンゼリゼ劇場でフランス・デビューを果たした歴史的コンサートの曲目を演奏順に並べ、疑似再現しています。いずれもほぼ同時期の録音でオーケストラもピアノ協奏曲第2番の独奏(ゲザ・アンダ)も同じゆえ、シャンゼリゼ劇場の聴衆の熱狂と感動を想像体験させてくれます。』『60年前の録音ながら、クリアで物凄いエネルギーに満ちているのはまさに驚き。フリッチャイの演奏も凄まじく、切れ味最高のバルトークを満喫できます。』 | ||
キャスリーン・フェリアー ブラームス: アルト・ラプソディ Op.53[クレメンス・クラウス指揮 LPO &cho./1947年12月18日]/ アルトのための2つの歌 Op.91[フィリス・スパー(P) マックス・ギルバート(Va)/1949年2月15日]/ 4つの厳粛な歌 Op.121[ジョン・ニューマーク(P)/1950年7月12日-14日] マーラー:亡き子をしのぶ歌[ブルーノ・ワルター指揮 VPO /1949年10月4日、ウィーン、ライヴ] グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜何と青い空 [シャルル・ブリュック指揮オランダ歌劇場o./1951年1月9日、アムステルダム、ライヴ] キャスリーン・フェリアー(A) | ||
録音:[/内]、特記以外 ロンドン。『★SACDハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はキャスリーン・フェリアー。★キャスリーン・フェリアーは1953年に41歳で夭折しました。ここに収められた録音は、彼女の晩年とはいえ、30代後半という若さにもかかわらず、老大家のような深みと円熟に驚かされます。いずれも他で入手できる音源ですが、ブラームスの3篇は音質がめざましく向上し、フェリアーの微妙なニュアンスや息遣いまでリアルに伝わってきます。それゆえ、これまでも名演とされてきましたが、そんなレベルではない神業であったことを実感させてくれる凄さ。さらにワルターと共演したマーラーの「亡き子をしのぶ歌」も音色が鮮明になっただけでなく、驚異的なエネルギーを放つ攻撃的な演奏であったことに気付かされます。』 | ||
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」(*) /バラード第1番 ト短調 Op.23 (#) / ワルツ第17番 変ホ長調(+) /幻想曲 ヘ短調 Op.49 (+) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40 (**) アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P) エットーレ・グラチス指揮フィルハーモニアo.(**) | ||
録音:1960年6月3日(*)、1957年5月30日(#)、1957年3月4日(+)、プラハ(*/#)、ロンドン(+)、ライヴ(**以外) /1957年3月10日、アビーロード・スタジオ、ステレオ、セッション(**)。『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。ミケランジェリ、ステレオ最初期の名盤がSACDハイブリッド化。ラフマニノフの協奏曲は、2012年にEMI社がSACDシングルレイヤー盤として限定発売しましたが、今回プラハの名人エンジニア、カレル・ソウケニークのリマスタリングでSACDハイブリッド盤化。よりお手頃な価格でご提供させていただくこととなりました。』『★ミケランジェリは、ラフマニノフ作品録音をピアノ協奏曲第4番しか残していませんが、とてつもない名演として、同曲の決定盤とみなされています。ラフマニノフとしては、メロディの弱さとロシア的な情感の薄さであまり人気のない作品ながら、出だしから驚異的なボルテージの高さで快刀乱麻ぶりを発揮。絶対にミスしない精度の高さはもちろんながら、どんな小さなパッセージにまでも磨き抜かれた音と表現で聴き手を惹きつけ離さず、物凄いエネルギーとオーラがSACDハイブリッドで57年の時を経ても放射されます。その結果、曲の良さを再認識させてくれます。』『★さらに凄いのが、ショパンの「ピアノ・ソナタ第2番」。1960年6月のプラハ・ライヴですが、スピード感と超絶技巧で全曲を一気に聴かせてしまいます。特にフィナーレの驚くべき速さと狂気は誰にも真似のできぬ至芸。またバラード第1番や幻想曲は技巧もさることながら、イタリア・オペラのアリアのようなメロディの歌い回しにミケランジェリがイタリア人だったことを思い出させてくれます。ミケランジェリによるショパンは数種の録音が存在しますが、技術、覇気、若々しさいずれの点からも最高のアルバムと申せましょう。ピアノの凄さをあらためて実感させてくれます。』(以上『内』、国内代理店アナウンスママ) | ||
エフゲニー・ムラヴィンスキー ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (*) チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 (#) |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1961年5月14日、フィルハーモニー大ホール、レニングラード(*) /1982年11月18日、モスクワ音楽院大ホール(#)、共にライヴ。『 Effective - Stereo 』 『どちらもかつてロシアン・ディスクからリリースされ評判となった音源を、名人カレル・ソウケニークがリマスタリング。』『ブラームスの交響曲第4番はムラヴィンスキーが生涯に46回振った得意曲で、今日5種の録音が残されていますが、当演奏は当時58歳のムラヴィンスキーならではの超人的な覇気と、驚異的なアンサンブルの精密さで特筆の名演と申せましょう。リマスタリングにより微妙なニュアンスまで伝わってきて、うならされます。』『チャイコフスキーは1982年11月のムラヴィンスキーとレニングラード・フィルがモスクワ・ツアー中、18日にモスクワ音楽院で行ったコンサートのライヴ。CDブックレットには「レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ」とありますが間違いと思われます。晩年のムラヴィンスキーならではのいぶし銀の芸風を満喫できます。こちらは生涯最多演奏曲で、神業の域に達している凄さ。何のけれん味もなく淡々としているようで、あまりの神々しさにひれ伏したくなる演奏です。』 | ||
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 (*) シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129 (#) / チャイコフスキー:奇想的小品(+) ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc) エイドリアン・ボールト指揮ロイヤルpo.(*) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮(#/+) レニングラードpo.(#)、ソヴィエト国立so.(+) | ||
録音:1957年4月27日、アビーロード・スタジオ(*)、1960年9月3日、ウェンブリー・タウン・ホール(#)、ロンドン(*/#) /1964年5月13日、モスクワ音楽院大ホール(+)。『オリジナル・ステレオ音源からSACDリマスタリングが施され、鮮やかな音色が蘇りました。ドヴォルザークの協奏曲はロストロポーヴィチ30歳の演奏で、若々しいエネルギーとナイーヴさが魅力。今回SACD化され、当時のEMIの録音技術の凄さが実感されます。またロジェストヴェンスキーとの共演2篇も、ロストロポーヴィチの独奏の素晴らしさはもちろんながら、若き日のロジェストヴェンスキーのコントロール力と伴奏の巧さに驚かされます。』 | ||
ムラヴィンスキー〜ストラヴィンスキー: ペトルーシュカ(1947年版)(*) / 妖精の口づけ(全曲)(#) |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1964年10月24日、レニングラード・フィルハーモニー(*) /1983年6月20日(#)、共にライヴ。 代理店アナウンスに『 Effective - Stereo 』と記載。 『CDバックカバーによれば前者が1964年フィンランド放送、後者が1983年モスクワ放送からのエフェクティヴ・ステレオ音源とあり、名人カレル・ソウケニークがリマスタリング。』『★「ペトルーシュカ」は1964年10月24日レニングラード・ライヴ。1947年版はムラヴィンスキー唯一の録音で、驚異的なアンサンブルの精密さと推進力が彼ならでは。リマスタリングにより微妙なニュアンスまで伝わってきて、うならされます。』『★「妖精の口づけ」はかつて同一音源がロシアン・ディスクからリリースされた際、その時期演奏会がなかったことと、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが同曲を1965年に2度演奏したのみであることが指摘されたいわくつきの音源。いずれにしても今日入手困難となっています。42分から成る大曲ですが、メロディーはほぼすべてチャイコフスキーのピアノ曲や歌曲を素材にしていて、親しみやすさ満点でオーケストレーションもチャイコフスキー流。この演奏水準で全曲版のうれしい一枚と申せましょう。』 | ||
ヨッフム〜ブルックナー: 交響曲第5番 変ロ長調(ハース版)(*) /「テ・デウム」〜第1曲「アレグロ」(#) オイゲン・ヨッフム指揮ロイヤル・コンセルトヘボウo.(*)、 BPO (#) 、 ベルリン・ドイツ・オペラcho.(#) マリア・シュターダー(S;#) ジークリンデ・ヴァーグナー(A;#) エルンスト・ヘフリガー(T;#) ペーター・ラッガー(B;#) ヴォルフガング・マイヤー(Org;#) | ||
録音:1964年5月30日-31日、ベネディクト修道院、オットーボイレン、ライヴ(*) /1965年6月、イエス・キリスト教会、ベルリン(#) 。『 Bi-Channel Stereo 』と記載。 ヨッフムが1964年5月30日にロイヤル・コンセルトヘボウo. と行ったブルックナーの交響曲第5番のライヴは、同曲最高の名演と称されることもある歴史的な記録。それがSACD化され、ますます輝きを増した。余白「テ・デウム」の第1曲を置くことで、このカトリック的な交響曲を完結させている。 | ||
エフゲニー・ムラヴィンスキー 1955.6.3 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 Op.93 |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1955年6月3日、スメタナ・ホール、プラハ、ライヴ。代理店アナウンスに『 Bi-channel Stereo 』と記載。 『ムラヴィンスキーのベートーヴェンの交響曲第4番、1955年プラハ・ライヴは、かつて通常盤でリリースされた際に、宇野功芳氏らの大絶賛を受けた名演中の名演。出だしからムラヴィンスキー一流の緊張感と勢いに圧倒され、深い人間性に感動させられます。それが名人カレル・ソウケニークのリマスタリングでSACDに蘇りました。さらに嬉しいのはムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが同日にプラハで行ったコンサートの後半、ショスタコーヴィチの交響曲第10番もSACDハイブリッド・リマスタリングされていること。やはりムラヴィンスキーの緊張感と勢いに圧倒されますが、こちらはどす黒い狂喜を孕んでいて慄然とさせられます。ムラヴィンスキーの凄すぎる芸術をご堪能下さい。 | ||
三大「ロメオとジュリエット」 チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」 [キリル・コンドラシン指揮モスクワpo./1967年1月7日、モスクワ、ライヴ] ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op.17 より [ピエール・モントゥー指揮LSO & cho./ 1962年6月、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール、ロンドン] プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」第2組曲より 〔モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/ 別れの前のロメオとジュリエット/ジュリエットの墓の前のロメオ〕 [エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo./ 1981年12月30日、レニングラード、ライヴ] | ||
録音:[/内]。代理店アナウンスに『 STEREO BI-CHANNE 』と記載。『 いずれも他で入手可能な音源ながら、初SACDなのが魅力。コンドラシンの盛り上がりが迫力満点。メロディの歌わせ方も感動的です。モントクー(カデンツァ注:代理店記載ママ)のベルリオーズとムラヴィンスキーのプロコフィエフは抜粋ですが、前者は合唱が効果的な「愛の場面」が、後者も日本で人気の高い「モンターギュー家とキャピュレット家」がしっかり収録されています。目が覚めるような鮮烈な音質が衝撃的です。』 | ||
ゴロワーノフ〜チャイコフスキー: カンタータ「モスクワ」(*) /交響的バラード「地方長官」 Op.78 (#) / 序曲「1812年」 Op.49 (+) /交響幻想曲「テンペスト」 Op.18 リュドミラ・レゴスタエワ(Ms;*) ダニール・デミヤノフ(Br;*) ニコライ・ゴロワーノフ指揮モスクワ放送so.& cho. | ||
録音:1948年(*/#) /1951年(無印) /1952年(+) 。ソース:『旧ソ連グラムプラストレスト社(メロディアの前身)製 LP からDSDリマスタリング』とのこと。 『圧巻は「1812年」。この演奏にはまると、他が物足りなくなる凄さ。時代的なノイズはありますが、音像がより明瞭になり、金管や打楽器のフォルティッシモで音が割れないのが感激。ゲルギエフやスヴェトラーノフも太刀打ちできない迫力とオーラは、これぞ「ロシア指揮者の魅力」の究極を示していると申せましょう。「テンペスト」も冒頭からゴロワーノフ節満載。こうしたドラマティックな曲はゴロワーノフにピッタリで、ただただ彼の魔力に吸い寄せられ、感動させられます。』『珍しいのは交響的バラード「地方長官」。ゴロワーノフのディスコグラフィになく、ファンにも未知の録音。チャイコフスキーが「くるみ割り人形」以前にチャレスタを用いた作品ですが、あまり聴く機会のない作品だけに貴重。』『カンタータ「モスクワ」と「1812年」は、さらなる資料的意義もあります。前者は1948年、後者は1952年の録音ですが、どちらも暗黒のソヴィエト時代それもスターリン存命中でした。皇帝の戴冠式式典用に作曲され、神が登場するカンタータの歌詞と、「1812年」の最後に現れる帝政ロシア国歌は、チャイコフスキーの本意とは別に改竄され別のものに置き換えられているのが、この録音が貴重な証拠となっています。今後聴くことのない版としての価値は計りしれません。』(以上、誤記も含め代理店記載ママ) | ||
クーベリック、初出あり マーラー:嘆きの歌(第1稿)(*)[ユリア・ハマリ(A) ローゼ・ヴァーゲマン(Ms) デイヴィッド・レンダル(T)/1979年6月8日]/ ブラームス:アルト・ラプソディ Op.53 (#) [グレース・ホフマン(A) インゲ・ボルク(S)/1962年6月18日] シェーンベルク:グレの歌(抜粋)(+) [ヘルベルト・シャハトシュナイダー(T) キート・エンゲン(Br)] ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送so. & cho. | ||
録音:[/内]、バイエルン放送(*/#) /ミュンヘン(+)、全てライヴ。(*)は初出音源で、クーベリックによる同曲初音盤。(#)も日付が正しければ初出(同演奏者による既出 ORFEO 盤は 1962年10月19日)。原盤: DG (+) 。代理店アナウンスに『 MONO STEREO BI-CHANNELE 』と記載。『CDバックカバーには1962年-79年バイエルン放送のステレオ・ライヴ音源を、名人カレル・ソウケニークがリマスタリングとあります。クーベリックのマーラー録音はいずれも決定盤として人気・評価とも最高と言えますが、「嘆きの歌」は初出の珍品。それも79年のライヴで音質も上々。演奏もクーベリック節満載で、同曲の名盤登場となりました。グレース・ホフマンを独唱に迎えたブラームスの「アルト・ラプソディ」は同一演奏家によるオルフェオ盤とは異なる1962年6月18日ライヴ。これも驚きの名演。』『★さらに1965年グラミー賞を受賞したシェーンベルクの「グレの歌」も抜粋ながら登場。これも今日入手困難なため、ファンに朗報と申せましょう。』 | ||
フルトヴェングラー Vol.5 〜シューマン: 交響曲 〔第1番 変ロ長調 Op.38「春」(*)(第4楽章末尾和音欠落) [1951年10月29日、ドイツ博物館コングレスザール、ミュンヘン、ライヴ]/ 第4番 ニ短調 Op.120 (#)[1953年5月14日、イエス・キリスト教会、ベルリン]〕/ 「マンフレッド」Op.115 〜序曲(#) [1949年12月18日、ティタニア・パラスト、ベルリン、ライヴ] ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO (*) 、 BPO (#) | ||
録音:[内]。『 Mono 』『 Bi-Channel Stereo 』と記載。『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第5弾はシューマン。』『交響曲第1番「春」はバイエルン放送所蔵の音源をSACD化。この曲のイメージから遠い、重く暗い情念が倍増され、フルトヴェングラーらしさは第4番以上と申せましょう。交響曲第4番は、DGの1953年5月セッション録音原盤をSACD化。フルトヴェングラー屈指の凄演と評価の高いものですが、PragaレーベルならではのSACDリマスタリングにより楽器の分離、音場が広がりました。もちろん盛り上がりのエネルギーも増し、フルトヴェングラーの創りだす世界に圧倒されます。』 #当盤は上記のとおり、交響曲第1番第4楽章末尾の和音が収録されていないと言う不良が発覚し、国内代理店では廃盤扱いとなりました。当店では海外からのお取り寄せを続けていますが、修正盤は製造されず、収録ミスが残存する状態での供給となります。なお、海外で PRD 280392 という品番で流通している商品も、実際には当商品で同様の不良があります。予めご了承下さい。 | ||
エフゲニー・ムラヴィンスキー ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op.65 (*) スクリャービン:法悦の詩 Op.54 (#) |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1961年2月12日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ(*) /1958年12月22日、モスクワ、セッション(#) 。『これまでメジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回はショスタコーヴィチが放送用オリジナル・マスター、スクリャービンが旧ソ連グラムプラストレスト社(メロディアの前身)製LPからDSDリマスタリングのうえSACD化され、高音質で蘇りました。』『ショスタコーヴィチの交響曲第8番はムラヴィンスキーに捧げられ、その指揮によるレニングラード・フィルにより1943年に初演されました。同コンビによる録音は6種類が残されていますが、この1961年2月12日のライヴは演奏の素晴らしさに比べ、音が不鮮明と言われてきました。今回放送用オリジナル・マスターで、当時の録音技術や経年による劣化ゆえ、最新のようにはいかないものの、ムラヴィンスキーならではの迫力と緊張感が明瞭になり、この演奏のすさまじさを再認識させてくれます。』『スクリャービンの「法悦の詩」は、LP時代から国内盤発売されていた名演中の名演。スクリャービンとムラヴィンスキーは一見ミスマッチのようですが、ムラヴィンスキーが作曲を志望していた頃の作風はまさにスクリャービン風だったので、きわめて自然。トランペットのモチーフも意外に色気たっぷりなうえ、クライマックスでの壮大な盛り上がりなど決して禁欲的ではない演奏が浮かびあがりました。』 | ||
PRDDSD-350121 (HYBRID_SACD) 廃盤 |
ムラヴィンスキー〜プロコフィエフ:交響曲集 〔第5番 変ロ長調 Op.100 (*) / 第6番 変ホ短調 Op.111 (#) 〕 |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. |
ムラヴィンスキー〜ショスタコーヴィチ:交響曲集 〔第5番 ニ短調 Op.47 (*) / 第12番 ニ短調 Op.65「1917年」(#) 〕 |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1965年10月24日、モスクワ音楽院大ホール〔とあるが、実際には1978年6月12日、ムジークフェライン、ウィーン〕、ライヴ(*) /1961年10月1日、レニングラード、世界初演時、ライヴ〔とあるが、実際には1961年、モスクワ放送、セッション〕(#) 。 Bi-channel Stereo と記載。『オリジナル・ブックレットによれば、交響曲第5番はかつてPR-250085で発売されていたもので、1965年10月24日モスクワ音楽院大ホールでのライヴとありますが、同時期にムラヴィンスキーとレニングラード・フィルはモスクワで公演を行っておらず、日本ムラヴィンスキー協会の天羽健三氏の調査により1978年6月12日ウィーン・ムジークフェラインのライヴと特定されました。また、交響曲第12番はかつてPRD-254017で発売されていたもので、1961年10月1日レニングラードにおける世界初演ライヴとありますが、これも天羽氏の調査で、同年に後モスクワ放送のスタジオでセッション録音されたものであると判明しました。ご注意下さい。後者はムラヴィンスキー最後のセッション録音とされ、恐ろしいまでの緊張感と説得力がSACDリマスタリングでさらなる臨場感を増しています。』 | ||
コンドラシン〜ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30 (*) /合唱交響曲「鐘」 Op.35 (#) ヴァン・クライバーン(P;*) エリザヴェータ・シュムスカヤ(S;#) ミハイル・ドヴェンマン(T;#) アレクセイ・ボリシャコフ(Br;#) キリル・コンドラシン指揮(*/#) シンフォニー・オブ・ジ・エア(*)、 モスクワpo.(#)、アカデミー・ロシア共和国cho.(#) | ||
録音:1958年5月19日、カーネギー・ホール、ライヴ(*) /1962年12月、モスクワ音楽院大ホール、(#) 。代理店アナウンスに『 Bi-channel Stereo 』と記載。『ピアノ協奏曲第3番は、クライバーンが第1回チャイコフスキー・コンクールで優勝し、アメリカへ帰国して2日後の凱旋公演のライヴ。BMGからSACDハイブリッド盤が発売されています。コンクール優勝の熱気に包まれながらも、クライバーンのナイーヴなひたむきさが伝わってくる名演です。合唱交響曲「鐘」は独唱、合唱を含む大編成のオーケストラで、最後にはラフマニノフらしからぬオルガンの音が響き渡ります。SACDハイブリッド化により合唱の微妙なニュアンスが蘇りました。』 | ||
リスト:交響詩集 Vol.1 〔前奏曲[フェレンツ・フリッチャイ指揮 RIAS so./1956年9月、ベルリン]/ タッソ、悲哀と勝利[スタニスラフ・マツラ指揮プラハ放送so./1975年12月14日、ドヴォルジャーク・ホール]/ マゼッパ[ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮BPO/1960年9月、ベルリン]/ 理想[ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送so./1974年5月9日、バイエルン放送、ライヴ]〕 | ||
録音:[/内]。先に Vol.2 (PRD-250384/CD) をご案内、その際に代理店は『かなり長期間をおいての第2弾が発売』とし、当品番も記載していたが、まさかの代理店(&当店)未案内商品だった。発売自体は2017年で、 Vol.2 と同一の模様。 | ||
フルトヴェングラー〜ブルックナー: 交響曲第9番 ニ短調(ハース版)(*) / 交響曲第7番 ホ長調〜第2楽章 アダージョ(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
録音:1944年10月7日(*) 、1942年4月7日(#) 、ベルリン、ライヴ。 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第7弾はブルックナー。交響曲第9番は、宇野功芳氏によれば「常軌を逸したアッチェレランド、官能的な弦のヴィブラート、不透明なひびき、どれをとってもドイツ・ロマン派的であり、決してロマン派的でないブルックナーの音楽との間にずれを生じている」とされる。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇った。第7番のアダージョは1942年のもので、フルトヴェングラーの同曲としては最も古い記録。3種ある後年の録音とくらべテンポが遅く、「たおやかさや深みの点で優れている」と宇野氏は述べられている。これも音質向上。フルトヴェングラー・ファン必携の一枚。神棚に置きたくなる名演。 | ||
フルトヴェングラー SACD Vol.6 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492 [ VPO /1953年8月7日、ザルツブルク音楽祭、ライヴ]/ 交響曲第40番 ト短調 K.550 [ VPO / 1948年12月7日-8日、1949年2月17日、ムジークフェラインザール、ウィーン] ハイドン:交響曲〔第88 ト長調 Hob.I :88 [ BPO /1950年6月18日-19日、ベルリン]/ 第94 ト長調「驚愕」 Hob.I :94 [ VPO / 1951年1月11日-12日、17日、ムジークフェラインザール、ウィーン]〕 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 | ||
アナウンスに『 MONO 』『 BI-CHANNEL STEREO 』 とあるが、おそらくモノラル。 『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第6弾はモーツァルトとハイドン。』『いずれもEMIで近年SACD化された名演中の名演ばかり。当アルバムのマスタリングはチェコの名人カレル・ソウケニークが手掛け、古い録音から物凄いエネルギーとオーラを引き出すことに成功しました。どの曲もテンポは早目でひと筆書きのような勢いある芸術を聴かせてくれます。』 | ||
フルトヴェングラー SACD 〜ベートーヴェン: 「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b (*) / 交響曲〔第7番 イ長調 Op.92 (#) / 第8番 イ長調 Op.93 (+) 〕 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
録音:1944年6月2日(*)、1950年6月18日-19日(#)、ムジークフェラインザール、ウィーン(*/#) /1954年8月30日〔本体記載:1954年8月8日〕、ザルツブルク(+)、ライヴ(*/+)、セッション(#) 。 "Bi-Channel Stereo" と記載。原盤: EMI (#) VPOとのベートーヴェン。交響曲第7番は、EMIの名盤中の名盤。宇野功芳氏によれば「スタジオ録音だが、フルトヴェングラー節が強く現れている」、「第1楽章冒頭の凄まじい音、これこそ電気に触れるようなショックである」とされる。その後も大絶賛で、フィナーレも「嵐のような感動的な表現である」と続く。また第8番は、ブックレットに「1954年8月8日、ザルツブルク・ライヴ」とあるが、1954年8月30日の間違いと思われる。「最晩年の透明度を獲得」「フルトヴェングラーの第8の代表盤といえよう」と激賞。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇った。ファン必携の一枚。 | ||
トスカニーニ〜生誕150年記念 メンデルスゾーン:交響曲〔第4番 イ長調 Op.90「イタリア」(*)/ 第5番 ニ短調 Op.107「宗教改革」(#) 〕/ ワーグナー:「パルジファル」より(+)〔聖金曜日の音楽/第1幕への前奏曲〕 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so. (*/#)、 LSO (+) | ||
録音:1954年2月28日(*)、1953年12月13日(#)、カーネギー・ホール(*/#) /1935年6月5日、クィーンズ・ホール(+)、すべてモノラル、ライヴ。 『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回は昨年が生誕150年だったトスカニーニの名盤SACD化。メンデルスゾーンの「イタリア」は名盤の誉れ高いRCAのカーネギーホール・セッションではなく、2月28日のコンサート・ライヴとされます。トスカニーニらしいまばゆい輝きと推進力がSACDでさらに凄みを増しています。1935年ロンドンでの「パルジファル」も貴重。SACD化でトスカニーニならではの強い緊張感がまざまざと伝わってきます。』 | ||
ムラヴィンスキー SACD 〜グラズノフ: 交響曲〔第5番 変ロ長調 Op.55 (*) / 第4番 変ホ長調 Op.48 (#) 〕/ バレエ音楽「四季」 Op.67 より(+) |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
録音:1968年9月28日、ライヴ(*) /1948年3月2日、セッション(#) /1969年9月28日、ライヴ〔おそらく誤記、後述〕(+) 、すべてフィルハーモニー・ホール、レニングラード。アナウンスに『 BI-CHANNEL STEREO 』 とあるが、少なくとも(#)はおそらくモノラル。 『いずれもレニングラードでの放送録音からSACDリマスタリングしたとのこと。★1948年3月2日の交響曲第4番は、かつてメロディアからLP、CDで発売されていたセッション録音と同音源。1968年9月28日の交響曲第5番は、ロシアン・ディスクから出ていたものと同じと思われます。奇妙なのがバレエ音楽「四季」。当ブックレットには「1969年9月28日、バレエ・フェスティヴァル期間中にレニングラードでライヴ録音」とありますが、演奏記録には見当たりません。おそらくロシアン・ディスクから出ていた1969年4月20日のものと同ソースと思われますが、16分半の短縮版となっています。★とはいえ、SACD化されムラヴィンスキーの凄さが倍増。名演の誉れ高い交響曲第4番も微妙なニュアンスに満ちた演奏であることに気がつかされます。とりわけ「四季」は出だしの弦の高音から、ムラヴィンスキー独特のピンと張りつめた透明な音色に魅せられます。「秋」のバッカナールのリズム感と音楽の大きさ、すべて神業と申せましょう。』 | ||
フルトヴェングラー SACD ブルックナー:交響曲第4番(改訂版)(*) ワーグナー:楽劇「パルジファル」 〜聖金曜日の音楽(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO (*) 、BPO (#) | |
録音:1951年10月22日、シュトゥットガルト(*) /1951年4月25日、カイロ(#)、共にライヴ。 "Bi-Channel Stereo" と記載。原盤: DG (*) 。 VPOとのブルックナーの4番は、いわずと知れたDGの名盤。宇野功芳氏によれば、DG盤は不安定な冒頭のホルンを他の音源に差替えているそうだが、この盤はオリジナルのまま。非常に貴重な音源。「パルジファル」の「聖金曜日の音楽」はエジプト公演。宇野氏は「温かい人間的な雰囲気が聴く者の心をとらえてやまない」と評している。 | ||
ワルター「モツレク」 + マーク〜モーツァルト: 歌劇「魔笛」序曲 K.620 /フリーメイソンの小カンタータ K.623 (#) / みんなで腕を組み合おう K.623a (#) /レクイエム K.626 (+) クルト・エクヴィルツ、ルドルフ・ローゼン(T;#) クルト・ラップ(Org;#/P;#) フランツ・エルマー(ボーイS;#) レオ・ホッペ(Br;#) ペーター・マーク指揮ウィーン・フォルクスオーパーo.&cho.(#) イルムガルト・ゼーフリート(S;+) ジェニー・トゥーレル(A;+) レオポルド・シモノー(T;+) ウィリアム・ウォーフィールド(B;+) ブルーノ・ワルター指揮 NYP 、ウェストミンスターcho. | ||
録音:1956年3月10日、12日、ニューヨーク(#以外) /1959年4月、ウィーン(#)。原盤: Columbia-Sony (#以外) / VOX (#) 。 | ||
アレンジメンツ、またはトランスフィギュレーション〜編曲の芸術 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第8曲 変ホ短調 BWV.853 [ヴィルヘルム・ヘンプ(P)/1961年、ウーファ・トンスタジオ、ベルリン] モーツァルト:前奏曲とフーガK.404a 〜第3番 ニ短調[グリュミオー・トリオ/1967年1月、スイス] ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25 〜第2楽章「間奏曲」 〔原曲[アルトゥール・ルービンシュタイン(P) グァルネリSQ /1967年12月30日、ニューヨーク]/ シェーンベルク編曲版[ロバート・クラフト指揮シカゴso./1962年9月、シカゴ]〕 ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のための3つの小品[東京SQ /1987年2月2日、プラハ、ライヴ]/ 管弦楽のための4つの練習曲[アンタル・ドラティ指揮 LSO /1964年7月、ロンドン] ヤナーチェク:管楽六重奏曲「青春」 〔原曲[プラハ木管五重奏団、ズビニェク・チハ(バスCl)/1999年7月、ドモヴィナ・スタジオ] マジャトカ編曲弦楽四重奏版[ツェムリンスキーSQ /2016年9月、マルティーネク・スタジオ、プラハ] | ||
録音:[/内]。外装に記載は無いが、代理店アナウンスに『 Bi-Channel Stereo 』と記載。 『よく知られた名作を全く別の演奏形態に編曲したものを原曲と比較しながら楽しめるユニークな企画。バッハの平均律クラヴィア曲集第1巻の第8曲のフーガをモーツァルトが弦楽三重奏に編曲したものから、近年演奏機会の多いシェーンベルク編によるブラームスのピアノ四重奏曲第1番、ストラヴィンスキーの珍妙な弦楽四重奏曲を大オーケストラ用に自編したものまで、超一級の演奏者で聴くことができるのもぜいたくの極み。さらにヤナーチェクの管楽六重奏曲「青春」を、1972年生まれのチェコの作曲家クリシュトフ・マジャトカが弦楽四重奏用に編曲した最新作も聴きもの。名作弦楽四重奏曲に続く第3番として今後のレパートリーになりうる素晴らしい編曲となっています。』 | ||
フルトヴェングラー〜ブルックナー: 交響曲第8番 ハ短調(ハース盤|2種の演奏) |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO (*) 、BPO (#) | |
録音:1944年10月17日、ムジークフェラインザール、ウィーン(*) /1949年3月14日、ダーレム、ベルリン(#) 。『 Bi-Channel Stereo 』と記載。 フルトヴェングラーの名盤SACD化第10弾はブルックナーの交響曲第8番をVPOとBPO2種収録で聴き比べ。VPOとのものは、1944年、現存するフルトヴェングラーのブル8最古録音。当時 58歳の若々しさが際立つ演奏。BPOとの演奏は、宇野功芳氏によれば「フルトヴェングラーの体臭が存分に出ており、曲が完全に指揮者のものとして消化され尽くしている」とされ、「わけてもアダージョは、フルトヴェングラーのブルックナーの集大成といえよう」と評された名盤。SACDで凄さが倍増している。 | ||
チェコの知られざる巨匠〜 フランティシェク・ストゥプカ、ドヴォルジャークを振る 交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」(*) /交響曲第8番 ト長調 Op.88 (#) フランティシェク・ストゥプカ指揮チェコpo. | ||
録音:1964年1月6日〔1974年1月となっている資料があるが、誤り〕、ドモヴィナ・ホール、ストゥプカ85歳記念ガラ・コンサート(*) /1959年1月8日、スメタナ・ホール(#) 、共にプラハ、チェコ、ライヴ、おそらくモノラル〔代理店のアナウンス(あるいは本体にも) "Bi-channel Stereo" とあるが、誤りと思われる〕。(*)は初 CD フォーマット化。原盤・初出〔当店推定〕: Panton (CZECH), 01 0447-48 [2LPs] (*/#) /2016年現在の原盤保有〔当店推定〕: Supraphon (CZECH) 〔ダウンロード販売のみ〕。他出 CD: Arlecchino [Dante] (FRANCE), ARL 171 "Frantisek Stupka A major Czech Conductor Volume 1" (#)〔廃盤、第1集のみでシリーズ頓挫〕。 ストゥプカ(1879-1965)はチェコの指揮者。ヴァイオリンを名教師オタカル・シェフチーク(1852-1934)に学び、1902年から1919年までロシア帝国オデッサの音楽院でヴァイオリン、室内楽、指揮の教授を務め、チェコでシェフチークの同門だったヤロスラフ・コチアン(1883-1950)らチェコ出身のメンバーのみで弦楽四重奏団を結成し1907年から1910年まで活動注1、同地の歌劇場でも初期にはコンサート・マスターとして、後期には指揮者として活躍した。 1919年にヴァーツラフ・タリフと共にチェコ・フィルの指揮者(第2指揮者)に就任し1946年まで務め、モラヴィア・フィルの創立に尽力して1946年から1956年まで首席指揮者を、ブルノのヤナーチェク音楽アカデミーで1947年から1951年まで教授職を、それぞれ歴任している。ストゥプカは死去の半年程前にあたる1965年4月、スメタナの「わが祖国」を二晩にわたってチェコ・フィルと演奏し、それが最後の指揮となった。 チェコ・フィル第1指揮者だったタリフの影に隠れた感のある人であり、録音も多いとはいえないが、チェコの作曲家による楽曲(残されているのはほとんどがドヴォルジャーク)には、極めて高度な独自の高揚感と構成力が聞き取れる。例えるならば、世代が逆になってしまうがアンチェル(1908-1973)による極めてバランスの取れた芸術を、民族的・情熱的な方向へ強化した物、と言ったら両者に失礼だろうか。当ディスクでも、第8番「イギリス」は80歳とは思えない力溢れる演奏で、それに年齢を重ねた深みと洞察が加わり、爽快感すら感じさせるのだから、悪いはずがない。「新世界」は各楽章1分程度のサンプルのみ試聴したが、彼最高の演奏とも思える序曲「謝肉祭」(2016年現在廃盤)と同日のライヴということもあり、多いに期待してよいだろう。謝肉祭での熱血ぶりは山田一雄を思い起こさせるほどで「イギリス」同様、この年齢(85歳)とは絶対信じられない。チェコ・フィルが彼に応えようと賢明について行っているのが目に浮かぶ。 彼による大曲は、他に SUPRAPHON へのチャイコフスキー「悲愴」(おそらく彼唯一のスタジオ録音|1949年)があり、一度 CD 化された (SU-1909、廃盤) が、弦の扱いが細やかで独特の美しさがあるものの、どこか覇気が無く重い演奏になっていた。復刻が良くない故だとすれば、ぜひ当レーベルからのリリースを期待したい。 注1: 団体の名称は参照出来た複数の資料に記載されていない(The Cambridge Companion to the String Quartet という本が元ネタ?)|翻訳の関係で「チェコSQ 」と解釈出来る場合があるが、ホフマン、スク、ネドバル、ヴィハンが1891年にボヘミアSQとして創設、1918年以降「チェコSQ 」を名乗った団体とは別|国内代理店は『コチアン四重奏団で活躍しますが』といい加減過ぎることを書いているが「コチアンSQ 」は1972年結成の団体が1975年以降名乗っている名称で、ヤロスラフ・コチアンと直接の関係は無い。 #背の部分に "PRD 350134" の誤記(正しくは "PRD/DSD 350134")がありますが、訂正は成されず現状のまま供給されます。 | ||
Tribute to Carlo-Maria Giulini シューマン:「マンフレッド」序曲 Op.115 / 交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」(マーラー編曲版) チャイコフスキー:交響曲第2番 ハ短調 Op.17「小ロシア」(#) カルロ・マリア・ジュリーニ指揮フィルハーモニアo. | ||
録音:1958年6月3日-4日(無印)、1956年9月29日、ロンドン(#) 。原盤: EMI (Columbia UK/Warner) 。 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回はジュリーニとフィルハーモニアo.。EMI音源を名人ソウケニークがSACDマスタリング。ジュリーニは「ライン」を愛奏し、数種の録音が残されているが、マーラーがオーケストレーションを直した版を使用しているのが特徴。チャイコフスキーの交響曲第2番とならべると、似た響きになっているのに驚かされる。当時44歳だったジュリーニの音楽は、後年のロサンゼルスpo.との再録音と比べ若々しく、シューマンの病的さもマーラーの粘着性もない明朗快活な世界を聴かせてくれる。チャイコフスキーの交響曲中ではあまり人気のない第2番も、ジュリーニの手にかかると颯爽としたテンポと推進力で新たな魅力を発見出来る。 | ||
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス フォーレ:レクイエム Op.48 [ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br) アンリエット・ピュイグ=ロジェ(Org) アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ音楽院o.、エリザベート・ブラッスールcho./1963年、サン=ロシュ教会、パリ] ドビュッシー:カンタータ「選ばれた乙女」[キャロル・スミス(A) シャルル・ミュンシュ指揮ボストンso.、ラドクリフ合唱協会/1955年4月11日、ボストン] ラヴェル:歌曲集「シェエラザード」/5つのギリシャ民謡 [ジョルジュ・プレートル指揮パリ音楽院o./1962年2月20日、24日、サル・ワグラム、パリ] ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S) | ||
録音:[/内]。代理店アナウンスに『 Bi-Channel Stereo 』と記載。 『メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回は名歌手ロス・アンヘレスに焦点を当て、クリュイタンスとのフォーレのレクイエムほかを名人ソウケニークがSACDマスタリング。ほかにもミュンシュ&ボストン響とのドビュッシーの「選ばれた乙女」、プレートルとのラヴェルなどSACD化うれしい名演を収録、ロス・アンヘルスの美声と絶妙なニュアンスをたっぷりご堪能いただけます。』 | ||
大物指揮者たちによるルーセル作品集 組曲 ヘ長調 Op.33[ポール・パレー指揮デトロイトso./1957年3月19日]/ 交響曲第3番 ト短調 Op.42[レナード・バーンスタイン指揮NYP /1961年9月25日]/ 「バッカスとアリアーヌ」第2組曲 Op.43b[アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院o./1963年11月5-16日]/ 交響曲第4番 イ長調 Op.53[ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニアo./1949年11月] | ||
録音:[/内]。 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回はルーセルのオーケストラ作品を集めているが、指揮者の顔ぶれに驚かされる。ここでは彼のオーケストラ作品4篇がとり上げられているが、パレー、バーンスタイン、クリュイタンス、カラヤンと凄い面々が並ぶ。演奏も説得力満点で、ルーセルの魅力を再認識させてくれる。 | ||
クナ& VPO ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調(*) ワーグナー:「パルジファル」〜幼な子が あなたの母親の胸に抱かれているのを見た(#) / 「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(+) キルステン・フラグスタート(S;#) ビルギット・ニルソン(S;+) ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 VPO | ||
録音:1954年11月(*)、1955年2月(#)、1958年(+)、ウィーン。 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回はクナッパーツブッシュ。それも1954年にVPOを指揮したデッカの伝説的なセッション録音を SACDハイブリッド化。当時デッカ最先端の録音技術が名人ソウケニークの新マスタリングで凄みを増した。フラグスタートとニルソンを独唱者に迎えたワーグナーも壮絶のひとことに尽きる。 | ||
ジョージ・セル モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」序曲(*) /交響曲第34番 ハ長調 K.388 (#) ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」より(+) 〔序曲/太鼓は響く/間奏曲第1番/間奏曲第2番/喜びに満ち、悲しみに満ち/勝利のシンフォニー〕 シューベルト:「ロザムンデ」より(#) 〔序曲/バレエ音楽第2番/間奏曲第3番&第1番〕 ピラル・ロレンガー〔ピラール・ローレンガー〕(S;+) ジョージ・セル指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウo.(*/#)、 VPO (+) | ||
録音:1954年8月7日、ザルツブルク(*) /1957年12月、コンセルトヘボウ、アムステルダム(#) /1969年12月、ゾフィエンザール、ウィーン(+)。 | ||
シェイナ〜ドヴォルジャーク:交響曲集 〔第5番 ヘ長調 Op.76 (*) /第6番 ニ長調 Op.60 (#) 〕 |
カレル・シェイナ指揮 チェコpo. | |
録音:1967年4月、ドヴォルジャーク・ホール(*) /1951年2月、スメタナ・ホール(#) 。『 Bi-Channel Stereo 』と記載。 | ||
フルトヴェングラー Vol.11 〜序曲集 グルック:歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲[1954年3月8日] ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲 Op.72b [1953年10月13日] シューベルト:「ロザムンデ」序曲[1951年1月17日] ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲[1954年3月5日]/歌劇「オイリアンテ」序曲[1954年3月6日]/ 歌劇「オベロン」序曲[1950年2月1日] ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜ラコッツィ行進曲[1949年3月31日] メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 Op.26 1949年2月15日] ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲[1951年1月18日] ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO | ||
録音:[内]、ムジークフェラインザール、ウィーン、セッション|原盤: EMI |リマスタリング:カレル・ソウケニーク。 | ||
フルトヴェングラー Vol.12 〜舞曲集 リスト:交響詩「前奏曲」[1954年3月3日] / ワーグナー:ジークフリート牧歌[1949年2月] ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a (#)[1950年6月20日] スメタナ:交響詩「モルダウ」[1951年1月24日] チャイコフスキー:弦楽セレナード Op.48 より(+)〔ワルツ/終曲〕[1950年2月2日] ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ[1950年2月2日] ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO (#以外)、 BPO (#) | ||
録音:[内]、ムジークフェラインザール(無印)、ブラームスザール(+)、ウィーン(#以外) /ティタニア・パラスト、ベルリン(#) |原盤: EMI (#以外) |リマスタリング:カレル・ソウケニーク。 | ||
フルトヴェングラー Vol.12 グルック:歌劇「アルチェステ」序曲[1954年3月8日] モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲[1953年7月27日] ケルビーニ:「アナクレオン」序曲[1951年1月11日] シューベルト:「ロザムンデ」間奏曲第3番[1950年2月2日] ブラームス:ハンガリー舞曲〔第1番 ト短調/第3番 ヘ長調〕[1949年3月30日-4月4日] ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜第3幕への前奏曲(*)[1952年6月22日] マーラー:さすらう若人の歌(全4曲)(#)[1952年6月25日] ラヴェル:スペイン狂詩曲[1951年10月22日] ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br;#) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 VPO (*/#以外)、フィルハーモニアo.(*/#) | ||
録音:[内]。 | ||
プラジャークSQ 〜スメタナ: 弦楽四重奏曲〔第1番 ホ短調「わが生涯より」/ 第2番 ニ短調〕/ ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15 (#) |
プラジャークSQ ナターリヤ・ミルシテイン(P;#) | |
録音:2017年10月、マルティーネク・スタジオ、プラハ。 チェコを代表する弦楽四重奏団プラジャークSQ 。2015年に第1ヴァイオリンがスメタナ・トリオのメンバーだったヤナ・ヴォナーシュコヴァーに交替、新生団体としての初録音となる。曲はスメタナの傑作3篇。プラジャークSQは1999年に2篇の弦楽四重奏曲をPragaレーベルからリリースしていたが、18年の熟成が感じられる。Mirareレーベルから「ヴァントゥイユのソナタ」でデビューしたロシア出身のナターリヤ・ミルシテインが華麗な指さばきを披露するピアノ三重奏曲も聴き物。 |