HYPERION

価格帯記載無し
 特記以外 1枚あたり¥2520(税抜¥2400)


価格帯D:1枚あたり¥3780(税抜¥3600)
(DVD盤)

価格帯S:1枚あたり¥3150(税抜¥3000)
(ハイブリッドSACD盤)



 イギリスの有名レーベルHYPERION。1980年の創業で、25年を経る間にCHANDOSと並びかの国の2大インディペンデント・レーベルとなった。大事業としてはレスリー・ハワードによるリスト「ピアノ作品全集」、グレアム・ジョンソンが伴奏したシューベルトやシューマンの「歌曲全集」など、大きな話題となった労作も手がけ、評価を高めた。1999年には廉価レーベルHELIOSも開始、他にも幾つかサブ・レーベルを擁し、生長を続けている。
 *以下リストは一部旧譜を除き、基本的に1998年当店創業以降に発売されたアイテムを掲載しています。また、説明文の多くは発売当初の物を使用しており、内容が古くなっている場合もございます。
 #レーベルで廃盤になった商品のうち、流通在庫が尽きたものはレーベル・オフィシャル製のCD-R製盤品でのお届けとなります(CD-R製盤品については、国内代理店での扱いはございません)。これらのCD-R製盤品の内、レーベルでブックレットの在庫が尽きたものは、オンデマンド印刷による二つ折り形式ジャケットでの供給となり、その場合はブックレットの内容が添付されていません(レーベルの公式サイトにてPDFファイルをダウンロード可能)。これらの各状況について、判明した情報に関しては下記リストに反映させていますが、アナウンスがレーベルや代理店からは成されなかったり、商品到着まで不明な点もございますので、「プレス盤」「ブックレット内容付き」等をご指定頂いての御注文はお受け致しかねますので、御了承下さい。
 ##当レーベルにおける廃盤&再発売一覧は、こちら (http://www.hyperion-records.co.uk/n.asp?n=4&vw=dc/欧文のみ) から閲覧可能です。
 **当ページには沢山のアイテムを掲載しているため、読み込みには時間がかかります。

CDA-66031

[CD-R]
イギリスのクラリネット協奏曲集 Vol.1
 アラン・ロースソーン(1905-1971):クラリネットと弦楽オーケストラのための協奏曲
 ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):クラリネットと弦楽オーケストラのための小協奏曲
 アーノルド・クック(1905-1971):クラリネットと弦楽オーケストラのための協奏曲
 シア・キング(Cl) アラン・フランシス指揮シアトル・ノースウェスト室内o.
 録音:1981年2月、ホーリー・ネームス・アカデミー礼拝堂、シアトル、アメリカ。HELIOS で再発売(CDH-55069)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
神の息のかかった翼〜
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):セクエンツィアとヒムヌス集

 鳩はじっと見つめていた/アヴェ、高潔なお方/おお、聖霊の火よ/おお、エルサレム/
 おお、聖エウカリウス/おお、青々とした枝よ/おお、忠実な町の舞いの長/おお、教会よ
  エマ・カークビー(S) クリストファー・ペイジ(ディレクター)
  ゴシック・ヴォイセズ
   [エミリー・ヴァン・イーヴラ、ポピー・ホールデン、ジュディス・スティル(S)
    マーガレット・フィルボット(A) アンドルー・パロット、ハワード・ミルナー(T)
    ドリーン・マスケット(シンフォニア)、ロバート・ホワイト(リード・ドローン)]
 録音:1981年9月14日、ハムステッド聖ユダ教会、ロンドン。
 英グラモフォン誌 1983年度アーリー・ミュージック部門年間最優秀賞。ヒルデガルト・フォン・ビンゲン復興のきっかけとなった名演。ゴシック・ヴォイセズのディレクターをつとめるクリストファー・ペイジが、自らビースバーデンのヘッセン州立図書館の写本に基づき楽譜を校訂し用いた。
CDA-66047

[CD-R]
ハワード・シェリー〜
 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ全集

 ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調Op.28/
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.36(改訂版)
ハワード・シェリー(P)
 録音:1982年1月24日-25日、ADD。レコーディング・エンジニア:トニー・フォークナー。
 後にリストの「ピアノ作品全集録音」という前人未到の偉業を成しとげる、シェリー若き日の録音の一つ。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
シア・キング〜
 ブラームス:クラリネット五重奏&三重奏曲

  クラリネット五重奏曲 ロ短調Op.115(*)/
  クラリネット三重奏曲 イ短調Op.114(#)
シア・キング(Cl)
ガブリエリSQ(*)
[ケネス・シリトー、
 ブレンダン・オライリー(Vn)
 イアン・ジュウェル(Va)
 キース・ハーヴィー(Vc)]
カリーネ・ゲオルギアン(Vc;#)
クリフォード・ベンソン(P;#)
 録音:1983年1月24日-25日、聖バーナバス教会、北フィンチュリー、ロンドン、DDD。デッカの名エンジニア、ケネス・ウィルキンソンが録音エンジニアを担当している。
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
 モテット「なんと栄光に満ちた」/
 ミサ「なんと栄光に満ちた」/
 ミサ「めでたし海の星よ」
デイヴィッド・ヒル指揮
ウェストミンスター
 大聖堂聖歌隊
 録音:1983年11月2-4日、ウェストミンスター大聖堂、ロンドン。
 英グラモフォン誌 1985年度アーリー・ミュージック(中世&ルネサンス)部門年間最優秀賞。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.1

 弦楽四重奏曲第7番(1977)/弦楽四重奏曲第8番(1979)
デルメSQ
 録音:1983年11月9日-10日。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.2

 弦楽四重奏曲第9番
  「ハイドンの主題による32の変奏曲とフーガ」(1982)
デルメSQ
 録音:1984年3月15日-16日。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905
CDA-66139

[CD-R]
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):
 弦楽四重奏曲第3番「グロスタシャーにて」
ジョージ・ダイソン(1883-1964):
 3つのラプソディ
ディヴェルティメンティ
 録音:1984年12月13日&14日、ロズリン・ヒル・チャペル、ロンドン。HELIOS で再発売(CDH-55045)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ヴィヴァルディ(1678-1741):リュート&マンドリン協奏曲集
 2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV.532/
 リュートとヴァイオリンのためのトリオ・ソナタ ト長調 RV.85/
 マンドリン協奏曲 ハ長調 RV.425/リュート協奏曲 ニ長調 RV.93/
 リュートとヴァイオリンのためのトリオ・ソナタ ハ長調 RV.82/
 ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲 ニ短調 RV.540
  ポール・オデット(リュート/ソプラノ・リュート/マンドリン)
  ロビン・ジェフリー(マンドリン) ロイ・グッドマン(Vn/Vaダモーレ)指揮
  ピーター・ホルマン(室内Org)指揮パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
 録音:1984年12月1日-2日。ピリオド楽器使用。
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):ピアノ四重奏曲集
 [第1番 ハ短調Op.15/第2番 ト短調Op.45]
  ドーマス[スーザン・トムズ(P) クリシア・オソストヴィッチ(Vn)
       ロビン・アイルランド(Va) ティモシー・ヒュー(Vc)]
 録音:1985年2月25日-26日、ロズリン・ヒル・チャペル、ハムステッド。
 英グラモフォン誌 1986年度室内楽部門年間最優秀賞。
モーリス・デュリュフレ(1902-1986):
 レクイエム(*)/
 グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット
アン・マリー(Ms;*)
トマス・アレン(Br;*)
マシュー・ベスト指揮
コリドン・シンガーズ
イギリスco.(*)
モーツァルト(1756-1791):
 クラリネット協奏曲イ長調 K622(*)/
 クラリネット五重奏曲イ長調 K581(#)
シア・キング(バセットCl)
ジェフリー・テイト指揮(*)
イギリス室内o.(*)
ガブリエリSQ(#)
 録音:1985年3月25日-26日、7月10日-11日、以上 セント・バーナバス教会、ロンドン。
CDA-66225

[CD-R]
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.3

 弦楽四重奏曲第10番「平和のために」(1983)/
 弦楽四重奏曲第11番(1984)
カウルSQ
 録音:1986年6月9日-10日、聖オーガスティン教会、カーディフ。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
エマ・カークビー・コレクション
 モンテヴェルディ:主よ汝に告白せん
 キャンピオン:今花を持ち
 パーセル:あの草原を奪え
 モンテヴェルディ:
  あの軽蔑した目つき/面影よ、のろわれよ/生きる望み
 ディンディア:あの涙私の涙/ディアナ
 ダウランド:泉よ、そう湧きいそぐな/時間は静止して
 マショー:フォワ・ポルテル
 ビンゲンのヒルデガルト:鳩を見よ
 バッハ:羊は安らかに草を食み
 ローズ:ひばり
 キャンピオン:拍子をそろえて歩こう
 ヘンデル:軽蔑の針をみがけ
 イースト:夜のみすぼらしい美人たちよ
エマ・カークビー(S)
さまざまな
 アーティストたち
CDA-66269

[CD-R]
モンドンヴィル:モテット集
 [ヴェニテ・エクスルテムス/レグナ・テレ/
  イン・デカコルド・プサルテリオ/
  デ・プロフンディス/ベネファク・ドミネ]
ジリアン・フィッシャー(S)
スティーヴン・ヴァーコー(B)他
エドワード・ヒギンボトム指揮
ロンドン・バロック、
オックスフォード・
 ニュー・カレッジ聖歌隊
 録音:1987年7月13日&14日。HELIOS で再発売(CDH-55038)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
 弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18/
 弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36
ラファエル・アンサンブル
ロバート・シンプソン(1921-1997):交響曲全集 Vol.1
 交響曲第6番(1977)/交響曲第7番(1977)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
ロイヤル・リヴァプールpo.
 録音:1987年9月3日-4日、フィルハーモニック・ホール、リヴァプール。
CDA-66291

[CD-R]
ヒューバート・パリー(1848-1918):九重奏曲
 (フルート、オーボエ、イングリッシュホルン、
   2つのクラリネット、2つのファゴットと2つのホルンのための)
チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード(1852-1924):九重奏曲 Op.95(1905)
 (フルート、クラリネット、ファゴット、ホルン、
   2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための)
 カプリコーン
 録音:1987年11月26日-27日。HELIOS で再発売(CDH-55061)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
フォーレ(1845-1924):
 レクイエムOp.48(1893年版)/ラシーヌ讃歌Op.11/小ミサ曲/
 タントゥム・エルゴOp.65 No.2/アヴェ・ヴェルム・コルプスOp.65 No.1
  メアリー・シアーズ、イザベル・プルナール(S) マイケル・ジョージ(Br)
  マシュー・ベスト指揮イギリス室内o.、コリドン・シンガーズ ジョン・スコット(Org)
 録音:1987年11月20日-21日、1988年1月25日、1989年2月10日、以上 セント・ジュード=オン=ザ=ヒル教会、ハムステッド、ロンドン。
 1973年にマシュー・ベストによって結成され、合唱王国イギリスでもトップ・クラスであり続けたコリドン・シンガーズによる代表的名盤。
ジョヴァンニ・バティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
 スタバト・マーテル/サルヴェ・レジナ イ短調/
 アンティフォン「天国にて」
ジリアン・フィッシャー(S)
マイケル・チャンス(CT)
ロバート・キング指揮
キングス・コンソート
CDA-66298

[CD-R]
16&17世紀のフルート音楽
 クレメンス・ノン・パパ/カベソン、
 アルカデルト/オルティス、ゼンフル、
 ホフハイマー、フェスタ、セルミジ、
 ゴンベール、ローレ/ロニョーニ、
 クレキヨン/エネストローサ、ジェルヴェーズ、
 エイク、リッチオ、フレスコバルディ、
 カステッロ、マリーニの作品
ナンシー・ハデン(Fl-tr)
アンドルー・
 ローレンス=キング(Hp) 他
 HELIOS で再発売(CDH-55096)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロバート・シンプソン(1921-1997):交響曲全集 Vol.2
 交響曲第9番(1987)/
 シンプソンによる当作品の解説(約18分)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
ボーンマスso.
 録音:1988年2月7日-8日、プール芸術センター・ウェセックス・ホール、ドーセット。英グラモフォン誌 1989年度コンテンポラリー部門年間最優秀賞。「ブルックナー交響曲第9番の1楽章以降、これほど大聖堂が荘厳な響きに満ちたことはなかった」とまで言われる交響曲。
CDA-66327

[CD-R]
スペイン音楽の黄金時代(1600-1700)
 作曲者不詳:フォリア/パバーナ/パサカッレ/サラバンダ/ヴィラーノ舞曲
 ガスパル・サンス:ルヘーロ/バラデータス/牛/タランテラ/カナリオス/グランデュケ
 マリン:迷いからさめ/歌のない娘/あの山脈の積雪/乾草もないメンギュリア
 イダルゴ:パッサカリア、たしかにメンギュリアの乾草
 ゲラウ:マリツァバロス/ハチャス(古いイスパニアの踊り)/フォリア/道化役者
 セリス:メンギュリア、私は死ぬ
 リバヤス:愛の回廊/くりかえし/サラバンド/スペイン風の/シャコンヌ
  マリア・デル・マー・フェルナンデス・ドヴァル(S)
  ジョージ・ウェイガンド指揮エクステンポリ弦楽アンサンブル
 録音:1988年9月16日-18日。HELIOS で再発売(CDH-55098)されたが、そちらも廃盤となっている。
 「活気と確信に満ちた演奏」(米ファンファーレ誌)との批評通り、黄金時代のスペインの熱気を彷彿させる演奏。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
 4つの戴冠アンセム
 [司祭ザドク/わが心は満たされ/
  汝の手は強くあれ/王は喜びを与えられ]/
 王宮の花火の音楽
ロバート・キング指揮
キングス・コンソート、
オックスフォード・
 ニュー・カレッジ聖歌隊
CDA-66376

[CD-R]
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.4

 弦楽四重奏曲第3番(1954)/
 弦楽三重奏曲「前奏曲、アダージョとフーガ」(1987)/
 弦楽四重奏曲第6番(1975)
デルメSQ
 録音:1989年7月19日-21日。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.5

 弦楽四重奏曲第2番(1953)/弦楽四重奏曲第5番(1974)
デルメSQ
 録音:1989年10月25日-27日。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905。
Spem in alium & other choral works〜トマス・タリス(1505頃-1585):合唱作品集
 おお、救い主なるいけにえよ/断食し、嘆きつつ/世の救い主よI/主よ、御身が手に/
 世の救い主よ II/エレミアの哀歌I/おお、聖なる宴/おお、光より生まれし光/
 光の消ゆる前に/エレミアの哀歌II/御身よりほかにわれは(40声のモテット)
  デイヴィッド・ヒル指揮ウィンチェスター大聖堂聖歌隊
 録音:1989年7月5日-7日、ウィンチェスター大聖堂、イギリス。
CDA-66401

[CD-R]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
 〔Op.18 Nos.1, 2〕
新ブダペストSQ
CDA-66402

[CD-R]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.2
 〔Op.18 Nos.3, 4, 6〕
新ブダペストSQ
CDA-66403

[CD-R]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.3
 〔Op.18 No.5 /Op.59 No.1 〕
新ブダペストSQ
CDA-66404

[CD-R]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.4
 〔Op.59 Nos.2, 3〕
新ブダペストSQ
CDA-66405

[CD-R]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.5
 〔Ops.74, 131〕
新ブダペストSQ
CDA-66406

[CD-R]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.6
 〔Ops.95, 132〕
新ブダペストSQ
CDA-66407

[CD-R]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.7
 〔Op.130 /大フーガ〕
新ブダペストSQ
CDA-66408

[CD-R]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.8
 〔Ops.127, 135〕
新ブダペストSQ
 以上9点、録音:1989年-1991年。HELIOS でセット化再発売(CDH-55021)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-66414

[CD-R]
シャルル・ケクラン(1867-1950):
 フルート作品集

 フルートとピアノのための14の小品 Op.157b/
 2つのフルートのためのソナタ Op.75/
 ピアノとフルートのためのソナタ Op.52/
 リリアンのアルバム 第1巻 Op.139/
 リリアンのアルバム 第2巻 Op.149〜
  フルートとピアノのための4つの小品/
 初見視奏曲
フェニック・スミス(Fl)
マーティン・アムリン(P)
 録音:1989年。HELIOS で再発売(CDH-55107)されたが、そちらも廃盤となっている。
 多作だったケクランの、フルートとピアノのための作品をほぼ網羅的にカバーしたディスク。エスプリ溢れる作風がスミスのフルートの澄み渡る音色と相俟って小気味よい。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.6

 弦楽四重奏曲第1番(1951)/弦楽四重奏曲第4番(1973)
デルメSQ
 録音:1990年2月22日-24日。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905。
ヴォーン・ウィリアムズ
 音楽へのセレナード/5つの神秘的な歌/
 クリスマス・キャロルによる幻想曲/組曲「野の花」
マシュー・ベスト指揮
コリドン・シンガーズ、
イギリス室内o.
 録音:1990年2月18日-19日、6月4日。
J.S.バッハ:オルガン作品集(Vol.2)
 トッカータとフーガ ニ短調BWV.565/トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564/
 トッカータとフーガ ヘ長調BWV.540/トッカータとフーガ ニ短調「ドリア調」BWV.538/
 パッサカリア ハ短調BWV.582
  クリストファー・ヘリック(Org)
 録音:1990年5月6日-8日、ゾーフィンゲン市教会(スイス)/使用オルガン:メッツラー社、1983年製作。
 ヘリックによるJ.S.バッハ:オルガン作品全集(BOX: CDS-44121/36〔廃盤〕)の第2弾(第1弾:トリオ・ソナタ集 CDA-66390〔廃盤〕)だった物だが、全集 BOX &分売とも、半数以上が廃盤となってしまっている。
CDA-66449

[CD-R]
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 ブラス作品集

 ブラスバンドのための交響的習作「エナジー」(1971)/
 4つの気質(1983)/ヴォルテックス(1989)/
 ブラスバンドのための交響的習作「ヴォルカノ」(1979)/
 マックス・レーガーの低音部による序奏とアレグロ(1987)
ジェイムズ・ワトソン指揮
デスフォード・カリアリー・
 キャタピラー・バンド
 録音:1990年8月3日-5日、ラターワース中等学校(グラマー・スクール)、レスターシャー。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
グランヴィル・
 バントック(1868-1946):管弦楽作品集 Vol.1

  ケルティック交響曲
   (弦楽オーケストラと6つのハープのための)/
  アトラスの魔女/海の略奪者/ヘブリディーズ交響曲
ヴァーノン・ハンドリー指揮
RPO
 録音:1990年8月。
 生粋のロンドン子でありながら、ケルト音楽の旋法を用いて作曲されたケルティック交響曲はエンヤやチーフタンズの登場から半世紀以上前にも、辺境ケルトに対する音楽的な興味と関心を喚起した人がいたことを知らしめるもの。ヘブリディーズ交響曲は、あの「フィンガルの洞窟」で有名なスタッファ島があるスコットランドのヘブリディーズ諸島がモティーフになっている。このCD、リリース時には圧倒的な反響を呼んだ。CDレヴュー誌は「これまでのわれわれの記憶の中で最も素晴らしいバントック」と絶賛。以降hyperionのバントック・シリーズが継続されてゆくことになる。
CDA-66454

[CD-R]
スペイン宮廷歌曲集〜クリストファー・コロンブスの時代の音楽
 フアン・デル・エンシナ、バダホス、フランシスコ・デ・ラ・トレ、フランチェスコ・ダ・ミラノ、
 ホアン・アンブロシオ・ダルサ、ヴィンチェンォ・カピローラ、ガブリエル、作曲者不詳の作品

  マーガレット・フィルポット(A) シャーリー・ラムゼイ、
  クリストファー・ウィルソン(ビウエラ/リュート/G)
 録音:1991年5月21日&22日。HELIOS で再発売(CDH-55097)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ラフマニノフ:晩祷Op.37
 マシュー・ベスト指揮コリドン・シンガーズ
 録音:1990年9月21日-23日、セント・オールバンズ教会、ホルボーン、ロンドン。イギリスの作曲家イヴァン・ムーディ(1964-)の校訂譜を使用。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.7

 弦楽四重奏曲第12番(1987)/
 1楽章の弦楽五重奏曲(第1番)(1987)(*)
カウルSQ
ロジャー・ビグリー(Va;*)
 録音:1991年5月22日-24日。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905。
ロバート・シンプソン(1921-1997):交響曲全集 Vol.3
 交響曲第2番(1955/56)/交響曲第4番(1970/72)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
ボーンマスso.
 録音:1991年11月8日-9日&1992年7月29日、プール芸術センター・ウェセックス・ホール、ドーセット。
CDA-66510

[CD-R]
ロバート・シンプソン(1921-1997):交響曲全集 Vol.4
 交響曲第10番(1988)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
ロイヤル・リヴァプールpo.
 録音:1991年2月4日-5日、フィルハーモニック・ホール、リヴァプール。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ウィリアム・バード(1540頃-1623):鍵盤楽器のための作品集
 わが窓より立ち去れ BK79/おお、何と誉れある王国 EKM48/鐘 BK38/ミゼレーレ(T)BK66/
 ミゼレーレ(U) BK67/御者の笛(変奏曲) BK36/パヴァンとガリアード変ロ長調 BK23/
 プレリュード BK12/ファンタジア イ短調 BK13/戦い BK94〜トランペット/
 勝利によせるガリアード BK95/パヴァンとガリアード「喜び] BK5b/
 ウォルシンガム(変奏曲) BK8/パヴァーン ト長調 第6番(2声の単純カノン) BK74/
 ネヴェル夫人のグラウンド BK57/光なり日なるキリスト BK121(2版)/
 ショート・グラウンド ハ長調 BK43/ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ ヘ長調 BK58
  デイヴィット・モロニー
   (Cemb/Org/室内Org/クラヴィコード/ミュゼラー・ヴァージナル)
 2000年のGramophone Awardを受賞した鍵盤作品全集(CDA-66551/7)からの分売。構想に15年をかけ、世界初の単独アーティストによる全曲録音として実現したこの企画では、録音に6種類の楽器が用いられた。ミュゼラー・ヴァージナルはこのレコーディングのために特注されたもの。
バッハ=ブゾーニ Vol.1
 バッハ/フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)編曲:
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565/
  コラール「われらは汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639/
  カプリッチョ 変ロ長調「最愛の兄の旅立ちに寄せて」 BWV.992/
  コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV.659/
  オルガン前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」 BWV.522/
  コラール「いざ喜べ、愛するキリストのともがらよ、もろともに」 BWV.734/
  トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564
 ニコライ・デミジェンコ(P)
MCDA-66566

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 録音:1991年8月。
 まさにデミジェンコの記念碑的録音の一つ。「トッカータとフーガ」BWV.565のブゾーニ版ピアノ編曲は3度、6度、そしてオクターヴが重層的に連なる編曲だが、デミジェンコは一点の曇りもなく易々と弾いてのける。そして一転してしとやかな「コラール・プレリュード」を経て「トッカータ、アダージョとフーガ」の壮麗な演奏で締めくくられている。
 このアルバムがリリースされてからのち、ブライトコプフから8巻にわたって刊行されている膨大なバッハ=ブゾーニ編曲作品集が様々なピアニストに取り上げられるようになった。つまりバッハ=ブゾーニ編曲の多彩さを世に知らしめる役割を果たしたのがこのアルバムと言っても過言ではないだろう。グールドが「ゴルトベルク変奏曲」を復権させたのと同様、デミジェンコはブゾーニの作品に、新たな地平を開いたのかもしれない。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.8

 弦楽四重奏曲第14番(1990)/
 クラリネット、バス・クラリネットと
  弦楽三重奏のための五重奏曲(1983)(*)
 弦楽四重奏曲第15番(1991)
ヴァンブルーSQ
ジョイ・ファーラル(Cl;*)
フィオナ・クロス(バスCl;*)
 録音:1992年8月17日-19日。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905。
グランヴィル・バントック(1868-1946):
 管弦楽作品集 Vol.2

  異教徒の交響曲/
  緑日広場のフィフィネ/2つの英雄的なバラード
ヴァーノン・ハンドリー指揮
RPO
 「異教徒の交響曲」はバントックの作品の中でも最も充実した力がみなぎっている。特にギリシャ神話のファウヌスとサテュロスを描いたといわれるスケルツォ楽章は白眉とされる。緑日広場のフィフィネ(市のフィフィネ)はトマス・ビーチャムのレパートリーとして人気があった作品。
J.S.バッハ:
 音楽の捧げ物 BWV.1079より
  [3声のリチェルカーレ/6声のリチェルカーレ]/
 4つのデュエット BWV.802-805
  [第1番 ホ短調BWV.802/第2番 ヘ長調BWV.803/
   第3番 ト長調BWV.804/第4番 イ短調BWV.805]/
 フーガの技法 BWV.1080
タチアナ・ニコラーエワ(P)
MCDA-66631/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5460(税抜\5200)
 録音:1992年。解説:ハワード・スミス(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲(1984)/
 ホルン、ヴァイオリン、
  チェロとピアノのための四重奏曲(1975)
リチャード・ワトキンズ(Hr)
ポーリーン・ロウバリー(Vn)
クリストファー・
 グリーン=アーミテージ(P)
キャロライン・ディーンリー(Vc)
 録音:1993年10月4日-6日、12月20日&21日。
ロバート・シンプソン(1921-1997):交響曲全集 Vol.5
 交響曲第3番(1962)(*)/交響曲第5番(1972)(#)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
RPO
 録音:1994年2月14日(#)&1994年5月24日(*)。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1984)(*)/
 ヴァイオリン、
  チェロとピアノのための三重奏曲(1988/9)(#)
ロウバリー・ピアノ・トリオ(#)
[ポーリーン・ロウバリー(Vn;*)
 ウルスラ・スミス(Vc)
 エリザベス・バーリー(P)]
クリストファー・
 グリーン=アーミテージ(P;*)
 録音:1993年10月4日-6日、12月20日-21日。
アンジェラ・ヒューイット
 J.S.バッハ:
  2声のインヴェンション BWV.772-786/
  3声のシンフォニア BWV.787-801/
  幻想曲 BWV.906/
  半音階的幻想曲とフーガ BWV.903
アンジェラ・ヒューイット(P)
PCDA-66746

国内仕様盤
日本語解説書付
\2999(税抜\2857)
 録音:1994年1月、ベートーヴェンザール、ハノーヴァー。国内盤は以前MCDA-66746という番号でも発売されていたが、そちらは廃盤となっている。
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
 ピアノ五重奏曲第1番 ニ短調Op.89/
 ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調Op.115
アントニー・マーウッド(Vn)
ドーマス
 録音:1994年7月9-11日。
 英グラモフォン誌 1995年度室内楽部門年間最優秀賞。旋律の横の流れが流麗でありながら、和声や縦の線もピシリと決まった名演。この時参加していたゲスト・ヴァイオリンのマーウッドと、ドーマスからのレスターとトムズの3人が後にフロレスタン・トリオとなる。
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
 マニフィカト RV610a/
 エルサレムよ/主をほめたたえよ RV609/
 キリエ RV587/クレド RV591/
 ディクシト・ドミノス RV594
ロバート・キング指揮
キングス・コンソート 他
CDA-66774

[CD-R]
トマス・ムーア(1779-1852):
 アイルランドのメロディ

 [庭の千草(夏の最後の薔薇)/他](全31曲)
インヴォケイション
[ジュリア・グッディング(S)
 アナ=マリア・リンコン(S)
 ルーファス・ミュラー(T)
 クリストファー・パーヴェス(B)
 フランセス・ケリー(Hp)
 ギレス・レヴィン(フィドル)
 ティモシー・ロバーツ(キーボード)]
 録音:1995年1月17日-19日。
 アイルランドの大詩人、トマス・ムーアが民謡などから編作曲した作品。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.11
 フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924):
  ピアノ協奏曲第4番 ヘ短調Op.82
 エミール・フォン・ザウアー(1862-1942):
  ピアノ協奏曲第1番ホ短調
スティーヴン・ハフ(P)
ローレンス・フォスター指揮
バーミンガム市so.
 録音:1994年12月18-19日、ダッドリー・タウン・ホール、イギリス・ウォ リックシャー州。
 英グラモフォン誌 1996年度大賞&協奏曲部門年間最優秀賞。
シャルル・ヴァランタン・アルカン(1813-1888):
 大ソナタ「4つの時代」 Op.33/ソナチネ Op.61/
 舟歌 Op.65-6/イソップの饗宴 Op.39-12
マルク=アンドレ・アムラン(P)
PCDA-66794

国内仕様盤
日本語解説書付
\2999(税抜\2857)
 国内盤は以前MCDA-66794という番号でも発売されていたが、そちらは廃盤となっている。
ヴィヴァルディ:宗教曲集 Vol.5
 渦巻く海で RV.627/草原ではなく RV.641/
 スターバト・マーテルRV.621/
 おお、天にても地にても清きものRV.631/
 神よ、あなたの勇士たちのRV.612/
 主よ、わたしはあなたに感謝しますRV.596
スーザン・グリットン(S)
ジーン・リグヴィ(A)
ロビン・プレイズ(CT)
チャールズ・ダニェルズ(T)
二一ル・デイヴィス(B)
ロバート・キング指揮
キングス・コンソート
ヴィヴァルディ:教会音楽集 Vol.6
 主を恐れるものは幸いなり RV795/サルヴェ・レジナ RV617
 ラウダーテ・ドミヌム BWV606
 イスラエルの民はエジプトを出て RV604
 主が家を建てるのでなければ RV608
スーザン・グリットン(S)
ナタリー・ストゥッツマン(A)
ヒラリー・サマーズ
アレクサンドラ・ギブソン
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
 ストゥッツマンがハイペリオンに初登場!
CDA-66810

[CD-R]
グランヴィル・
 バントック(1868-1946):管弦楽作品集 Vol.3

  交響曲第3番「キプロスの女神」/
  ヘレナ(HFBの主題による管弦楽のための変奏曲)/
  交響詩「ダンテとベアトリス」
ヴァーノン・ハンドリー指揮
RPO
 バントックの晩年と初期の作品が対照的にならべられたディスク。 交響曲「キプロスの女神」はバントック晩年に当たる1938〜39年の作品で、この作品も異国趣味が素直にあらわれている。作曲家としてのデビューからすでに近代的な管弦楽法を会得していたバントック。したがって初期作品である「ヘレナ」と「ベアトリス」も決して聞き劣りしない傑作との評価。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ヴィヴァルディ:教会音楽集 Vol.7
  われ、喜べり RV607
  子らよ主をたたえよ RV601
  汝らが神の王子 RV633
  愛すべき人々よ、喜びの叫び声をあげよ RV639
  グローリア RV588
スーザン・グリットン、
キャロリン・サンプソン(S)
ナタリー・ストゥッツマン(A)
チャールズ・ダニエルズ(T)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート
 定評あるシリーズ。今回はシュトゥッツマンの参加にも注目したい。
ロバート・シンプソン(1921-1997):ピアノ独奏作品全集
 ピアノ・ソナタ(1946)/
 ハイドンの主題による変奏曲とフィナーレ(1948)(*)/
 マイケル・ティペット、彼のミステリー(1984)
 ベートーヴェンの主題による変奏曲とフィナーレ(1990)(#)
レイモンド・クラーク(P)
 録音:1995年5月14日&15日。
 (*)はハイドンのピアノ・ソナタ イ長調Hob.XVI-26 第2楽章開始部に、(#)はベートーヴェンの「アレグレット ロ短調WoO.61」による。
CDA-66829

[CD-R]
ヴィヴァルディ:宗教音楽集 Vol.8
 モテット「私は嵐の真っただ中にいる」ヘ長調 RV.632/
 詩篇第112篇
  「主の僕たちよ、主をほめたたえよ」ハ短調 RV.600/
 「グローリア」の導入歌「なぜ矢を」変ロ長調 RV.637/
 讃歌「神聖な功績」ハ長調 RV.620/
 アンティフォナ「サルヴェ・レジーナ」 RV.616
スーザン・グリットン(S)
トゥーバ・
 セミングセン(Ms)
ナタリー・
 シュトゥッツマン(A)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ヴィヴァルディ:宗教音楽集 Vol.9
 主の僕たちよ、主をほめたたえよ イ長調
   RV.602(詩篇112[113])/
 サルヴェ・レジナ(めでたし元后)RV.618
  (アンティフォナ)/
 喜ばしき聖母よ、昇天したまえ イ長調 RV.635
  (ディクシット・ドミヌスへの導入歌)/
 ガウデ・マーテル・エクレシア
  (喜べ、母なる教会よ)RV.613(讃歌)/
 あなたがたの光輝は山々を越えて イ長調 RV.634
  (モテット)/
 主の僕たちよ、主をほめたたえよ イ長調〜
  グローリア・ピュエリ
   (栄光あれ、僕たち)RV.602a
キャロライン・サンプソン、
スーザン・グリットン、
ジョアン・ラン(S)
ジョイス・ディドナト(Ms)
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
 聖職者ヴィヴァルディの真の姿を明らかにする画期的なシリーズ。1994年にスタートしたこのシリーズ、平均年に1作というゆっくりとした歩みながら、着実に評価されている。重要な役割を担う声楽ソロイストもますます充実。スーザン・グリットンやシュトゥッツマンがキングズ・コンソートの活気あふれる器楽陣と一体となって水際立った歌唱を聴かせてくれる。最新の研究成果をふまえ網羅的に録音されているのもセールス・ポイント。冒頭におさめられた詩篇第112篇については、一部変更された楽章「グローリア・ピュエリ」RV.602aも別トラックに収録している。
CDA-66840

[CD-R]
ヨゼフ・ミズリチェク(1737-1781):ヴァイオリン協奏曲第4番 変ロ長調
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824):ヴァイオリン協奏曲第22番 イ短調G.97
フランツ・シューベルト(1797-1828):ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調D.438
ルイ・シュポア(1784-1859):ヴァイオリン協奏曲第8番 イ短調Op.47

 エリザベス・ウォルフィッシュ(Vn)
 ロイ・グッドマン指揮ブランデンンブルクo.
 HELIOS で再発売(CDH-55157)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ヴィヴァルディ:宗教音楽全集 Vol.10
 グローリア RV.589/
 ニシ・ドミヌス(主ご自身が建ててくださる
  のでなければ)RV.803/
 グローリアへの導入歌
  「深紅色で描かれた女」RV.642
ジョヴァンニ・マリア・
 ルッジェーリ(1690-1720頃活動):
 グローリア RV.Anh.23
キャロリン・サンプソン、
ジョアンヌ・ラン(S)
ジョイス・ディドナト、
ヒラリー・サマーズ、
トゥヴァ・セミンゼン(Ms)
ロビン・ブレイズ(CT)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
 キングズ・コンソートのヴィヴァルディ:宗教音楽全集が、スタートから10年がかりで、ついに完結を迎えた。全10巻、ディスク11枚に渡るこのシリーズは、最新の校訂報告と研究成果を反映、他の古楽団体の追随を許さぬ網羅的な全集として、愛好家にとっても研究者にとっても大きな価値を持つものである。ロバート・キングとキングズ・コンソートのメンバーは、レコーディングと並行して、自ら校訂した演奏用譜面(実用譜)の出版・販売も実施(キングズ・コンソートのWebサイト: http://www.tkcworld.com/ にて購入可能)。出版メディアまで巻き込んだ一大プロジェクトに発展したこのシリーズは、パーセルやヘンデルのプロジェクトと並んで、キングズ・コンソートの真価を大きく世界にアピールするものとなった。これまでのVol.1からVol.9はGramophone誌のCRITICS' CHOICE、Sunday Times紙のCD of the Weekなど、イギリス本国のレコード賞を多数獲得している他、Vol.1とVol.6がイタリアでアントニオ・ヴィヴァルディ国際最優秀ディスク(PREMIO INTERNA-ZIONA-LE DEL DISCO ANTONIO VIVALDI)に輝いた。さらにはフランスのDIAPASON D'OR、ドイツのECHO AWARDなど、多くの国際レコード賞も獲得している。「グローリア」や「スターバト・マーテル」以外は決して取り上げられる機会が多いとはいえないヴィヴァルディの宗教作品だが、これはそうした状況を見直させるだけのパワーを持った全集なのである。
 フィナーレを飾るこの巻の聴きどころは多い。まず、かつてコルボの名演で有名になり、現在ではアマチュアの団体が取り上げる機会も多い名作「グローリア」。導入歌となる「深紅色で描かれた女」RV.642も取り上げられているのはもちろん、ヴィヴァルディと同じ時期にヴェネツィアで活躍したジョヴァンニ・マリア・ルッジェーリの「グローリア」も収録。ルッジェーリのこの曲がかつてはヴィヴァルディ作とされていたこともあったようだが、今日までの研究により、ヴィヴァルディが同名曲を作曲した際、同じ歌詞が用いられているこの曲を参考にしたにすぎない、と判明しているという。
 そして、さらに注目なのが世界初録音となる「ニシ・ドミヌス」RV.803。ヴィヴァルディには、同じタイトルを持つ詩篇曲(RV.608)もあるが、それとはまったくの別ものである。2003年にイギリスの音楽学者マイケル・タルボットが、ドレスデンのザクセン州立図書館で、ガルッピの作品として分類されていたものを再鑑定、これがヴィヴァルディが1739年に作曲し、散逸してしまった「5つの晩課詩篇(Vesper Psalm)」の中の1曲であることを発見したのだ。この「5つの晩課詩篇」は、ヴィヴァルディの「最後の作」とされているもので、その1曲が遂に見つかったとなると、センセーショナルなことこの上ない。海外のサイトには、この発見に関する詳しい記事があちこちに見られるが、中でもAndante.Comの9月13日の記事はかなり詳細なもので、大変参考になる(http://www.andante.com/Article/article.cfm?id=22212 )。
 この作品、早速新しいリオム番号(RV.803)が振り当てられ、初演が2003年12月7日、ドレスデンで行われた。3人の女声ソロイストに振り当てられたアクロバティックなフレーズ、5つのソロ楽器の並はずれた活躍など、聴きどころは盛りだくさん。中でも、「トロンバ・マリーナ・ヴァイオリン」という特殊な楽器に振り当てられたオブリガートは、「18世紀のモダン・ジャズ・ヴァイオリン」とでも形容したくなるほど、自由闊達な書法で書かれている。
 初演では発見場所に敬意を表してかドレスデン・バロック・オーケストラが演奏したが、一方のキングズ・コンソートは「世界初録音」の栄誉を担った。来る2004年3月には楽譜がRicordiから出版されることになっているのだが、キングズ・コンソートは、それに先駆け、すでに演奏用の譜面(スコア&パート譜)をweb上で販売している。「われわれこそ、21世紀のヴィヴァルディ演奏のパイオニア」とでもいわんばかりで、なんだか微笑ましい。
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集 Vol.1
 [第2番 ハ短調Op.16/第3番 ハ長調Op.26]
ニコライ・デミジェンコ(P)
アレクサンデル・ラザレフ指揮
LPO
 Vol.2:CDA-67029
CDA-66868

[CD-R]
ブリティッシュ・ライト・ミュージック・クラシックス Vol.1
 エリック・コーツ:コーリング・オール・ワーカーズ
 ジェフリー・トイ:幽霊舞踏場
 アントニー・コリンズ:ヴァニティ・フェア
 ロバート・ファーノン:ジャンピング・ビーン
 シドニー・ベインズ:運命
 フレデリック・カーゾン:ブルヴァールの散歩者
 ウィルヘルム・マイヤー・ルッツ:パ・ド・キャトル
 ロナルド・ビンジ:水車
 チャールズ・ウィリアムズ:悪魔のギャロップ
 アームストロング・ギブズ:たそがれ
 エドワード・ホワイト:パッフィン・ビリー
 アルバート・ウィリアム・ケテルビー:牧場をわたる鐘
 チャールズ・ウィリアムズ:オールド・クロックメイカー
 アーチバルド・ジョイス:ドリーミング
 ロナルド・ビンジ:エリザベス朝のセレナード
 ヴィヴィアン・エリス:コロネーション・スコット
 チャールズ・アンクリフ:喜びの夜
ロナルド・コープ指揮
ニュー・ロンドンo.
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-66887

[CD-R]
モーツァルト:管楽セレナードと序曲集
 歌劇「フィガロの結婚」序曲/
 セレナード第11番 変ホ長調 K.375/
 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲/
 セレナード第12番 ハ短調 K.388/
 歌劇「魔笛」序曲
イングリッシュ・
 コンサート・ウィンズ
 録音:1996年2月14日-16日、ブリストル。HELIOS で再発売(CDH-55092)されたが、そちらも廃盤となっている。
 イングリッシュ・コンサート・ウィンズはイギリスの各オーケストラの首席奏者たちによって1973年に結成された。メンバーそれぞれがピリオド楽器のスペシャリストとしても知られ、ソリストとしても幅広く活動している。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロバート・シンプソン(1921-1997):交響曲全集 Vol.6
 交響曲第1番(1951)(*)/交響曲第8番(1981)(#)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
RPO
 録音:1996年7月16日-17日。
グランヴィル・
 バントック(1868-1946):管弦楽作品集 Vol.4

  前奏曲と9つのフラグメント「サッフォ」
    (ソプラノと管弦楽のための)(*)/
  サピックの詩(チェロと管弦楽のための)(#)
スーザン・ビックリー(S;*)
ジュリアン・
 ロイド・ウェッバー(Vc;#)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
RPO
 ワーグナー、シュトラウス、チャイコフスキー、シベリウス、エルガーから影響を受け、後期ロマン派の最後の花を咲かせたバントック最良の独奏・独唱付き作品2点。一部の楽器だけが突出することを嫌がったせいで協奏的作品は全く書かなかったとも伝えられるバントックだが、「サピックの詩」はもともとピアノとチェロのために書かれた作品を編曲したものだという。ジュリアン・ロイド・ウェッバーの、静かに歌い上げるチェロの響きが美しい。そして「サッフォ」で歌っているソプラノ、スーザン・ビックリーの豊かな表現力も特筆して置きたい。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.9

 クラリネットと弦楽四重奏のための五重奏曲(1968)(*)
 弦楽四重奏曲第13番(1989)/
 弦楽五重奏曲第2番(1991-1994)(#)
シア・キング(Cl;*)
クリストファー・
 ヴァン・カンペン(Vc;#)
デルメSQ
 録音:1997年2月16日-19日。
 ハーバート・ハウエルズに学んだシンプソンは、ブルックナーとニルセンに影響を受けたと公言してはばからず、20世紀を生きた作曲家としては時代錯誤とさえ思える重厚長大な交響曲を11曲も生み出し、一方で弦楽四重奏曲も15曲残したり、バッハの「フーガの技法」を弦楽四重奏用に編曲(CDA-67138)するなど、室内楽の分野でも多くの作品を残した。1992年に卒中で倒れたが、作曲中だった弦楽五重奏曲第2番(#)は、後遺症で麻痺が残る中1994年に完成させ、これが最期の作品となった。弦楽四重奏曲の番号:CDA-66117/66127/66225/66376/66386/66419/66503/66626/66905。
CDA-66936

[CD-R]
ラトランド・ボウトン(1878-1960):
 谷間の風景/丘の上からの風景/サタイア/丘の歌/
 弦楽四重奏曲第1番/
 弦楽四重奏曲「ギリシャ民謡による」/
 オーボエ五重奏曲
サラ・フランシス(Ob)
ラズモフスキーSQ
 HELIOS で再発売(CDH-55174)されたが、そちらも廃盤となっている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ジョン・ラッター(1945-):
 レクイエム/光の創造主への讃歌/わが心の中の神/ゲール人の祝福/カンターテ・ドミノ/
 わたしの目を覚まさせよ/セント・パトリックの祈祷/コラール・ファンファーレ/
 甘い夜の誘い/わが真の愛はわが心に/神は汝を賛美せし
 ローザ・マニオン(S) スティーヴン・レイトン指揮
 ポリフォニー(cho.)、ボーンマス・シンフォニエッタ
 録音:1997年1月7日-9日、ラムジー修道院、ハンプシャー。
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):ピアノ作品集 スティーヴン・ハフ(P)
 録音:1996年7月22-23日、聖ヨハネ教会、イギリス・ブリストル。
 英グラモフォン誌 1998年度器楽曲部門年間最優秀賞。ハフの演奏は「静かなる革命児」モンポウ独自の個性的なピアノ作品群に対して客観的にアプローチ。彼ならではのクールなタッチを堪能できる。
CDA-66983

[CD-R]
デオダ・ド・セヴラック(1873-1921):歌曲集
 リトゥルネル/復活/山羊飼い/沈み行く太陽/ミュゼット/
 梟/ Ne dérangez pas le monde /空は屋根のかなたで/
 王は太鼓を打たせた/夢/角笛/雪の時/
 王たちの一日のために/子馬のための歌/不実/フィリス/
 永遠の夜の歌/薔薇色のコティヨン/ブレジーヌの歌/
 過ぎ越しの目覚め/バ・ベ・ビ・ボ・ブ!/
 ジャックの歌/献呈/かわいい人形/クリスマスの歌/
 オバド/山の夜明け
フランソワ・ル・ルー(Br)
パトリシア・ロザリオ(S)
グレアム・ジョンソン(P)
 録音:1997年5月19日-21日。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
レーガー:
 バッハの主題による変奏曲とフーガ/
 5つのユモレスク/
 テレマンの主題による変奏曲とフーガ
マルク=アンドレ・アムラン(P)
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 合唱作品&オルガン作品全集

 ブラスのためのカンツォーナ(1958)/
 In media morte vita sumus (1975)/
 Tempi (1988)/
 オルガンのための「けれどもそれは動く」(1985)(*)
  [リチェルカール/パッサカリア]
イアン・クイン(Org;*)
マシュー・ベスト指揮
クロイドン・シンガーズ、
クロイドン・ブラス・アンサンブル
 録音:1997年10月4日-6日、聖ジュード・ハムステッド・ガーデン、ロンドン郊外/1998年1月13日&14日、ウィンチェスター大聖堂(*)。シンプソンは1997年11月21日に死去したため(*)以外が、おそらく存命中に行われた最後の録音であろう。
フランク・マルタン(1890-1974):
 2つの合唱のための無伴奏ミサ曲/
 オルガンのためのパッサカリア
イルデブランド・ピッツェッティ(1880-1968):
 レクイエム/深き淵より
ジェイムズ・
 オドンネル(Org)指揮
ウェストミンスター
 大聖堂聖歌隊
 録音:1997年7月7-11日、ウェストミンスター大聖堂、ロンドン。
 英グラモフォン誌 1998年度大賞&合唱部門年間最優秀賞。
CDA-67019

[CD-R]
エルガー:合唱作品集
 2つの合唱歌Op.71〔驟雨/噴水〕/愛する人は北の地にありてOp.18-3/
 ギリシャの詩集による5つのパート・ソングOp.45/丘陵地の死Op.72/行け、わが歌/
 さすらい人/Zut, zut, zut/2つの合唱歌Op.73〔愛の嵐/セレナーデ〕/
 4つの合唱歌Op.53〔快い音楽がある/精神への没頭/強い西風よ/Owls (an Epitaph)〕/
 The Reveille Op.54/The Herald/Weary Wind of the West/Evening Scene/The Prince of Sleep
  ヴァーノン・ハンドリー指揮ロンドン・シンフォニーcho.
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-67024

[CD-R]
スタンフォード:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番/
 ヴァイオリン・ソナタ第2番/哀歌/
 5つの性格的小品
ポール・バリット(Vn)
キャスリン・エドワーズ(P)
 アイルランドの首都ダブリンで生まれたスタンフォードのヴァイオリン作品。自身ヴァイオリニストでもあった彼のヴァイオリン・ソナタは高貴でロマンティック。第1番こそ1枚競合盤があるが、ここまでヴァイオリン曲を集めたアルバムはない。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-67025

[CD-R]
ヒューバード・パリー(1848-1918):オラトリオ「ヨブ」 ピーター・
 コールマン=ライト(B;ヨブ)
トビー・スペンス(T;サタン)
ニール・デイヴィス
(Br;ナレーター)
ジェイム・モーゲン・
 ヒッチコック
(トレブル;羊飼いの少年)
ヒラリー・デイヴァン・
 ウェットン指揮RPO、同cho.
 エルガーの「ジェロンティウスの夢」などに影響を与えながら、これまで一度も録音されることのなかったパリーの大作が遂に登場。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
 [第14番/第21番/第10番(未完)]
スティーヴン・ハフ(P)
 アムランと並ぶHYPERIONの看板ピアニスト、ハフ。天国的な美しさの第21番といっしょに、ほとんど知られていない未完の第10番をいきなり演奏するあたりは、やはりただものではない。
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集 Vol.2
 〔第1番 変ニ長調Op.10/
  第4番 変ロ長調Op.53/第5番 ト長調Op.55〕
ニコライ・デミジェンコ(P)
アレクサンデル・ラザレフ指揮
LPO
 Vol.1:CDA-66858
ルクレール:ソナタ集 Vol.1
 ヴァイオリン・ソナタ集第3巻 Op.5 より
  [第3、4、6、10、11番]
コンヴィヴィウム
 旧「ロカテッリ・トリオ」が「コンヴィヴィウム」に名を改め、ハイペリオンとして初めてのルクレールをリリース。
サン=サーンス:練習曲(全曲)
 [6つの練習曲Op.52/6つの練習曲Op.111/
  左手のための6つの練習曲Op.135/
  主題と変奏Op.97]
ピアーズ・レーン(P)
 ピアノ愛好家だけではなく、学習者にも探している方の多いサン=サーンスの同作品群だが、以外と録音は少なく、このレーンの録音は定番として喜ばれよう。
エルサレム〜ヴィジョン・オヴ・ピース
 12〜13世紀の歌曲と聖歌集、
 十字軍王国の聖なる墓地の
  教会での復活祭のミサからの音楽
クリストファー・ペイジ指揮
ゴシック・ヴォイシス
スティーヴン・ハフ
 〜ニュー・ピアノ・アルバム

 シューベルト:
  音楽の夜会(リスト編)/楽興の時 ヘ短調/
  朝の挨拶(ゴドフスキ編曲)
 ゴドフスキ:古きウィーン
 モシュコフスキ:火花
 パデレフスキ:メロディ
 シャミナード:「6つのバレエの調べ」〜昔
 カールマン:くちづけせぬバラの唇は(ハフ編)
 ハフ:音楽の宝石箱/演奏会用練習曲
 ロジャース:
  ハロー・ヤング・ラヴァーズ/
  カルーセル・ワルツ(ハフ編)
 民謡:ロンドンデリーの音楽(ハフ編)
 ラフマニノフ:ユモレスク/メロディー
 チャイコフスキー:
  ユモレスク/ドゥムカ/
  4羽の白鳥の踊り(ワイルド編)/
 「眠りの森の美女」パラフレーズ(パブスト&ハフ編)
スティーヴン・ハフ(P)
 アムランと並ぶ超絶技巧を誇るハフ。過去の偉大な作品を中心に、ハフの編曲による作品、さらにハフ自身の作品も織り交ぜて贈るヴィルトゥオーゾ・アルバム。
ヒューバード・パリー(1848-1918):
 「イギリス叙情歌集」抜粋(30曲)
スティーヴン・ヴァーコー(Br)
クリフォード・ベンソン(P)
コンスタント・ランバート:
 ボモナ(1幕のパレエ)/
 ティレジアス(3場のパレエ)
デヴィッド・ロイド・ジョーンズ指揮
イングリッシュ・ノーザンpo.
 世界初録音。フランス、ロシア音楽の影響を受け、ディアギレフのすすめでバレエ音楽を書いたランバートの出世作「ポモナ」。そしてその四半世紀後に作られ大好評だった「ティレジアス」。今回はBの委嘱によって手直しされた改訂版が使用されている。
ベートーヴェン:歌曲集
 歌曲集「遥かなる恋人に寄す」Op.98/他
シュテファン・ゲンツ(Br)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
 録音:1998年3月13-14日、9月7-9日、テイエ・ヴァン・ゲースト録音スタジオ、ドイツ・サンドハウス。
 英グラモフォン誌 1998年度声楽部門年間最優秀賞。「フィッシャー=ディースカウの後継者」との呼び声が高いシュテファン・ゲンツによる、正統派リート・レパートリー。
CDA-67057/8

(2CD)
[CD-R]
スクリャービン:前奏曲全集
 前奏曲ロ短調 Op.2/左手のための前奏曲 Op.9 No.1
 24の前奏曲 Op.11/6つの前奏曲 Op.13
 5つの前奏曲 Op.15/5つの前奏曲 Op.16
 7つの前奏曲 Op.17/4つの前奏曲 Op.22
 4つの前奏曲 Op.31/4つの前奏曲 Op.33
 3つの前奏曲 Op.35/4つの前奏曲 Op.37
 4つの前奏曲 Op.39/前奏曲変ホ長調 Op.45 No.3
 4つの前奏曲 Op.48/前奏曲ヘ長調 Op.49 No.2
 前奏曲イ短調 Op.51 No.2
 前奏曲変ホ長調 Op.56 No.1/前奏曲 Op.59 No.2
 2つの前奏曲 Op.6/5つの前奏曲 Op.74
ピアーズ・レーン(P)
 録音:2000年1月26-28日、6月14-16日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール。
 すでにハイペリオンからスクリャービンのエチュード全集(CDA-66607)をリリースしているレーンによる前奏曲全集。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
シューマン(1810-1856):ピアノ三重奏曲集
 〔第1番 ニ短調Op.63/第2番 ヘ長調Op.80〕
フロレスタン・トリオ
[アントニー・マーウッド(Vn)
 リチャード・レスター(Vc)
 スーザン・トムズ(P)]
 録音:1998年5月2日-4日、セント・ジョージ教会、ブランドン・ヒル、ブリストル、イギリス。
 英グラモフォン誌 1999年度室内楽部門年間最優秀賞。フロレスタン・トリオは旧ドーマスのメンバーから枝分かれして1998年に結成された。
フォーレ:ピアノ作品集
 3つの無言歌〜第3番/即興曲第2番/即興曲第3番/
 舟歌第1番/舟歌第5番/
 「夜想曲集」より[第1、3、4、6、13番]/
 8つの小品
キャスリン・ストット(P)
 ピアノ作品全集(CDA-66911/4 4CDs)からの抜粋。
イギリスのオーケストラ伴奏歌曲集
 パリー、スタンフォード、ガーニー、フィンジの作品
クリストファー・マルトマン(Br)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 そのほとんどが世界初録音。素朴な抒情あふれるイギリス歌曲の中からオーケストラ伴奏によるものをセレクション。
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.2
 [第2番/第3番/第6番/第7番]
コンヴィヴィウム
 ヴァイオリンの名手ウォルフィッシュを中心に、元ロカテッリ・トリオのメンバーが集まったコンヴィヴィウム。元舞踏家だったルクレールの華やかで、優美な世界。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.20
 イグナーツ・ブリュル(1846-1907):
  ピアノ協奏曲第1番 ヘ長調Op.10(*)/
  アンダンテとアレグロOp.88(*)/
  ピアノ協奏曲第2番 ハ長調Op.24
マーティン・ロスコー(P)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 (*)は世界初録音。
 オーストリア生まれのブリュル。15歳で作曲され、初演されるや大反響を呼んだ第1番、20代前半に作られたヴィルトゥオーゾ要素たっぷりの華やかな第2番と、ピアノ・ファンを楽しませてくる。
CDA-67073

[CD-R]
ヴィヴァルディ:様々な楽器のための協奏曲集
 ヴァイオリン、2つのオーボエ、ファゴット、
  2つのホルンと弦楽のための協奏曲 ヘ長調RV574
 オーボエ、シャリュモー、ヴァイオリン、3つの
  ヴィオールのための葬送協奏曲 変ロ長調RV579
 2つのオーボエ、2つのホルンと
  弦楽のための協奏曲 ニ長調RV562
 ヴィオラ・ダ・モーレ、2つのホルン、2つの
  オーボエとファゴットのための協奏曲 ヘ長調RV97
 2つのトランペットと弦楽のための協奏曲 ニ長調RV781
 2つのリコーダー、オーボエ、シャリュモー、
  2台のチェンバロと弦楽のための協奏曲 ハ長調RV555
 2つのリコーダー、2つのオーボエ、ファゴット、2つ
  のヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調RV566
ロバート・キング指揮
キングス・コンソート
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロマンティック・ヴァイオリン・・コンチェルト Vol.1
 サン=サーンス:
  ヴァイオリン協奏曲全集[第1番−第3番]
フィリップ・グラファン(Vn)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト」シリーズの好評を得てスタートしたシリーズ。難曲と知られるサン・サーンスのヴァイオリン協奏曲は、突出して人気が高い第3番を除くと意外に録音は少ない。ヴァイオリンは、パリ音楽院を16歳で卒業してしまった天才グラファン。今後いっそうの飛躍が期待される若手のホープ。
4月の夕べのすべてのもの〜イギリス合唱曲集
 ロバートン、ヴォーン・ウィリアムズ、バントック、
 パーセル、モーリー、ベネット、バード、
 グラント、パリー、エルガー、ワーロック、
 スタンフォード、サリヴァンの作品(全24曲)
マイケル・ブリューワー指揮
ラウディバス
 ラウディバスはナショナル・ユース合唱団から選び抜かれた22人の精鋭からなる合唱グループ。
フレデリック・ジェフスキ:
 「不屈の民」変奏曲/北米のバラード
マルク=アンドレ・アムラン(P)
 この難物をレパートリーとしているアムランが、いつこの曲をリリースしてくれるのか、ファンの間ではずっと話題だった。 超前衛作曲家ジェフスキーが実験的手法を捨て民族的素材によって新たな境地を見出そうとして作り上げた「不屈の民」変奏曲。チリの革命歌を主題とした政治的楽曲であるが、 現在ではその存在は20世紀最高のピアノの難曲として知られる。現在でもこの曲を完璧に弾きこなしうるピアニストは数えるほどしかいない。
ジョン・マッケイブ:弦楽四重奏曲集
 [第3番/第4番〜第1楽章/第5番]
ヴァンブルグSQ
 イギリスの現代作曲家を代表するマッケイブの生誕60周年を記念して発売されるアルバム。すべて世界初録音。
リスト:ソナタ、バラードとポロネーズ集
 2つのポロネーズ S.223
  [憂鬱なポロネーズ ハ短調/ポロネーズ ホ長調]
 バラード第1番変ニ長調 S.170/第2番ロ短調 S.171
 子守歌 S.174(第1版)/ソナタ ロ短調 S.178
スティーヴン・ハフ(P)
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.21
 テオドール・クラク:ピアノ協奏曲
 アレクサンダー・ドライショク:ピアノ協奏曲
ピアーズ・レーン(P)
二クラス・ヴィレーン指揮
BBC スコティッシュso.
 クラクはプロイセン宮廷のピアニストに任命されシュテルン音楽院を設立した教育家。シャルヴェンカやモシュコフスキーは彼の生徒である。ドライショクはボヘミアでトマシェクに学び、師の教えとは反対にヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしてヨーロッパ中で活躍。「彼には左手がない。右手が2本ある」と評され、自身の高度な技術を披露するために作った作品は、当然難易度の高い超絶技巧ピアノ作品ばかりである。
イングリッシュ・アンセム Vol.7
 スタンフォード、ゴース、サムション、ラッター、
 ベアストー、ウォルトン、パリー、アトウッド、レイトン、
 ハウエルズ、ブリテン、ルイス、ウッド、ムーアの作品
ジョン・スコット指揮
セント・ポール大聖堂聖歌隊
CDA-67088

[CD-R]
宮廷のバス・ヴァイオール
 (バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 パーセル:シャコンヌ
 ヒーリー:ソナタ第1番
 ゴートン:組曲
 フィンガー:
  ソナタ第2番/組曲/「パストラーレ」
 コレッリ:ソナタ ト長調
 ヘンデル:ソナタ[ニ短調/ト短調]
 ドラーギ:イタリアのグラウンド
 コンティ:恩知らずの残酷な女中
 ボッキ:ソナタ ニ短調
パリー・オヴ・インストゥルメンツ
 17世紀中ごろまでイギリス音楽の主流を占めていたヴァイオルも、ヴァイオリンの出現により一気に人気が凋落した。このアルバムはパーセルを始めとして、現存する数少ないヴァイオルのための作品を集めたもの。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ジョン・マッケイブ(1939-):
 交響曲第4番「時と川」/
 フルート協奏曲
エミリー・バイノン(Fl)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
Bso.
 世界初録音。交響曲はBの委嘱によって作られ、またフルート協奏曲はゴールウェイのためにロンドンso.の委嘱によって作られた。
CDA-67090

[CD-R]
カトワール:ピアノ作品集 マルク=アンドレ・アムラン(P)
 フランス系ロシアの作曲家カトワール。ワーグナーに影響を受け、ペテルブルグではリムスキー=コルサコフやリャードフらに師事するが二人の師に失望し独学で勉強を続け、その後モスクワ音楽院の作曲法教授の役職につき、終生その地位にあった。彼が残した作品はそれほど多くないが、都会的で洗練されたハーモニーを持ち印象派との接点もうかがわせる。これまでほとんど紹介されてこなかったが、アムランのおかげでこうして日の目を浴びることとなった。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
アームストロング・ギブス:
 前奏曲とアンダンテとフィナーレ/
 ダールとフェル/
 ワルター・デ・ラ・メアのための哀歌/
 春の花飾り/アルマイン/弦楽のための組曲
ロバート・ソルター指揮
ギルドフォール・ストリングス
 1889年イギリス生まれの作曲家ギブスはケンブリッジ大学で音楽と歴史を学んだが、商業的に彼の「作品集」が世に出るのは当盤が初めてだった。
イギリスのクライスラー〜
 アルバート・サモンズ(1886-1957):ヴァイオリン作品集

 ダンス・カプリスOp.15/子供の夢Op.10/ブーレOp.12/
 小さな歌/バガテルOp.3/農園の踊りOp.24/子守歌
 ユモレスクOp.13-2/悲しみのメヌエットOp.17-1/
 子守歌Op.6/ルーマニアの歌とジプシーの踊りOp.23/
 無言歌Op.13-2/間奏曲Op.21/ゆりかごの歌/
 カンツォネッタOp.20/気まぐれな思いOp.9/朝の歌Op.4
 春のセレナードOp.5/バレエの歌Op.17-2/忠実な鳥
ポール・バーリット(Vn)
キャスリン・エドワーズ(P)
 歴史的録音ファンなら名前はご存じであろう、今世紀前半のイギリスの名ヴァイオリニスト、アルバート・サモンズの作品集が登場! サモンズは社交界の花形としても活躍し、クライスラー同様、自分でもサロンのための気の利いた小品を作曲しては演奏していた。企画的にはライト・ミュージックが大受けしている現在のイギリスならではの物ともいえるが、実はこのあたり、結構聴いてみると面白いものが多い。サモンズ・ファンだけでなく、小品集ファンにもお勧め。
CDA-67097

[CD-R]
ショーソン(ダンディ補筆完成):弦楽四重奏曲
ダンディ:弦楽四重奏曲第1番
チリンギリアンSQ
 作曲者の事故による急死のため、第3楽章がその親友ダンディにより完成されたショーソンの弦楽四重奏曲と、生涯に3つの弦楽四重奏を書いたダンディ自身の第1番を並べたアルバム。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-67098

[CD-R]
マスターズ・オヴ・ザ・ロール〜
 13世紀-14世紀イギリスの様々な作曲家たち
(全22曲)
クリストファ−・ペイジ指揮
ゴシック・ヴォイセズ
 「マスターズ・オヴ・ザ・ロール」とは、14世紀イギリスの、名を知られていない作曲家を指した言葉。それらの作曲家による作品(=作者不祥の作品)を集めた物。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
サン=サーンス:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番/
 三部作/エレジーOps.143 & 160/
子守歌
フィリップ・グラファン(Vn)
パスカル・ドヴァイヨン(P)
 ベートーヴェンの「クロイツェル」に影響を受けた第1番はハイフェッツも演奏したが、リストを思わせる第2番はあまり知られていない。サンサーンスのヴァイオリン曲を楽しむには最高の1枚。
CDA-67103

[CD-R]
スヴェーリンク:カンツィオ・サクラ集 Vol.1
 [第1番−第21番]
リチャード・マーロウ指揮
トリニティ・カレッジ礼拝堂聖歌隊
スヴェーリンク:カンツィオ・サクラ集 Vol.2
 [第22番−第37番]
 初期バロックにおいてフレスコバルディと並んで最高のオルガン作曲家であったネーデルランドのスヴェーリンク。一方、鍵盤作品に比べてほとんど演奏されることの無い声楽作品であるが、代表作カンツィオ・サクラは、彼の鍵盤作品以上に初期バロックにおいては重要な作品。
 #67103はレーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロシア歌曲集(全22曲) ワシーリー・サヴェンコ(B)
アレクサンドル・ブロク(P)
 ワシーリー・サヴェンコが1994年にウィグモア・ホール・デビューを果たしたときの再現。
CDA-67108
(CD)
廃盤
ボッケリーニ:スターバト・マーテル
ダストルガ:スターバト・マーテル
スーザン・グリットン(S)
ピーター・ハーヴェイ(B)
ロバート・キング指揮
キングス・コンソート&cho.
SACDA-67108

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 1743年生まれのボッケリーニと1680年生まれのダストルガという、一世紀離れたふたりのイタリア作曲家による宗教曲。まずボッケリーニの宗教曲はきわめて珍しい。ペルゴレージによる傑作を意識しての作曲ながら、哀愁帯びた楽章を持つ注目すべき作品。ダストルガは150曲以上の室内カンタータでイタリア全土に広く知られた作曲家で、当作は作曲の時期は明確ではないものの、イタリア・バロックを代表するスターバト・マーテルのひとつといえる。
CDA-67109

[CD-R]
アダルベルト・ギロヴェツ(1763-1850):3つの弦楽四重奏曲 Op.44
 〔ト長調 Op.44 No.1/変ロ長調 Op.44 No.2/変イ長調 Op.44 No.3〕
 ザロモンSQ[サイモン・スタンデイジ、ミカエラ・コンバーティ(Vn)
       サイモン・ジョーンズ(Va) ジェニファー・ウォード・クラーク(Vc)
 ピリオド楽器使用。ボヘミア生まれの作曲家ギロヴェツは50以上の弦楽四重奏曲を残した。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-67110

[CD-R]
ファニー・メンデルスゾーン:歌曲集
 フェリックス・メンデルスゾーン:イタリア
 ファニー・メンデルスゾーン:
  熱望/遠い過去/バラの花輪/古い墓
  5月の夕べ/5月の夜//他(全28曲
スーザン・グリットン(S)
ユージン・アスティ(P)
 メンデルスゾーンの姉であり、ロマン派史上最も優れた女性作曲家でもあったファニーの歌曲集。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
フランスのピアノ三重奏曲集
 フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.120
 ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト短調
 ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
フロレスタン・トリオ
[アントニー・マーウッド(Vn)
 リチャード・レスター(Vc)
 スーザン・トムズ(P)]
 録音:1999年3月10日-12日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。
CDA-67115

[CD-R]
一番清らかな島〜イギリス国民唱歌集(全15曲) パーセル、アーン、フック/他
 キャサリン・ボット(S) ジョセフ・コーンウェル(T)
 ピーター・ホルマン指揮パーリー・オブ・インストゥルメンツ
 イギリスの素朴な国民唱歌を作曲・編曲当時のスタイルで本格的に演奏したもの。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
グリーグ:弦楽四重奏曲
 〔第1番/第2番〕
チリンギリアンSQ
 グリーグは弦楽四重奏曲を3曲作曲したが、最初の曲は紛失、最後の曲は未完で終わった。俗に第1番「ノルウェー四重奏曲」と呼ばれているト短調は、もっと演奏されるべき情感豊かな美しい作品。また第2番は第2楽章までしか残されていないが、当CDでは奇才チリンギリアンが3、4楽章を作曲して完成させ全曲版として演奏している。
ゴッツチョーク(ゴットシャルク):
 ピアノ作品集 Vol.4
(全15曲)
 鳩/刈り取る女/夏の夜の夢/詩的な思い/火花/
 キューバの想い出/ジプシー娘/死!!/幸運な幽霊/
 記憶、夜想曲、瞑想、ロマンス/過去の反映/他
フィリップ・マーティン(P)
 19世紀のアメリカを代表する作曲家ということで知られるゴッツチョークだが、その詳しい生涯はあまりあきらかではない。ショパン的ピアニズムとラグタイムを先取りしたような独特のリズムを持っている。
CDA-67119

[CD-R]
アンティーク・ブラス
 アントニオ・サリエリ:4つのトランペットのための「衛兵交替」
 ジギスムント・ノイコム(1778-1858):四重奏曲
 ベルンハルト・クルーセル(1775-1838):ヴァルトホルン協奏曲 ヘ長調〜第1楽章
 ジョアキーノ・ロッシーニ:3つのホルン二重奏曲
 カール・ブラウン(1788-1835)/ベルンハルト・クルーセル編曲:アダージョとポロネーズ
 フランツ・ラハナー(1803-1890):七重奏曲 ト長調
 ジギスムント・ノイコム:
  スライド・トランペット、ホルンとトロンボーンのための3つの小品
 オットー・ニコライ:2つのホルンのためのソナタ第1番 ヘ長調
 ベートーヴェン:七重奏曲Op.20〜アダージョ・カンタービレ
 カール・フリードリヒ(1783-1849):
  ヴェルトハイム・ハルモニームジークのための音楽/主題と変奏 変ホ長調
 ベルンハルト・クルーセル:
  スウェーデン第一近衛騎兵隊バンドのための4つの小品/行進曲 ヘ長調/
  ワルツ ヘ長調(キー付きビューグル、3つのホルン、2つのトランペットとバス・トロンボーンのための)/
  アンダンテ ト短調(2つのキー付きビューグル、2つのホルン、狩猟ホルンとバス・トロンボーンのための)/
  狩猟のために ヘ長調(キー付きビューグル、3つのホルン、2つのトランペットとバス・トロンボーンのための
 クリストファー・ラーキン指揮ロンドン・ガブリエリ・ブラス・アンサンブル
 ブラス・アンサンブルのための音楽は実用音楽や機会作品であることが多かったため、大作曲家のものであっても埋もれてしまうことが多い。クリストファー・ラーキンは大英博物館やパリ国立博物館などからそのような作品のスコア見つけ出し、当時のタイプの楽器を用いて復活させた。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
アムランのシューマン、第2集
 シューマン:蝶々 Op.2(*)/幻想小曲集 Op.12(*)/
        謝肉祭 Op.9(#)
マルク=アンドレ・アムラン(P)
OCDA-67120

国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
 録音:2002年8月29日&30日(*)/1999年12月21日(#)、以上、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:ミッシャ・ドナート(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 アムラン自身2度目の録音となるシューマン。ピアノ・ソナタ第2番などを取り上げた1作目(CDA-67166/MCDA-67166)はグラモフォン誌、ガーディアン誌、ファンファーレ誌などで絶賛された。ほとんど知られていないレパートリーの達人というイメージの強いアムランだが、2005年9月に行われた来日公演では素晴らしいベートーヴェンを聴かせるなど、主要レパートリーのパフォーマンスも抜群。
 ちなみに「幻想小曲集 Op.12」では1935年に出版された第9曲は収録されておらず、1838年に出版された8曲が録音されている。スーパー・ヴィルトゥオーソとしての高い技術と豊かな音楽性に裏打ちされた期待のシューマン。アムランにとって久々のポピュラーなレパートリーなだけにピアノ・ファンにとっては注目度大。
J.S.バッハ:フランス組曲
 [第1番−第6番 BWV.806-811]/
 小前奏曲集 BWV.924-928, 930, 933-943
アンジェラ・ヒューイット(P)
MCDA-67121/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5460(税抜\5200)
 録音:1995年8月、ベートーヴェンザール、ハノーヴァー。日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕。
スタンフォード:歌曲集 Vol.1
 無慈悲な美女/歌曲集「スペインのジプシー」より(8曲)/歌曲集 Ops.4 & 7 より「ハイネの詩による8つの歌」/
 歌曲集「アイルランドの古い50の歌」より(2曲)/歌曲集「エリンの歌」より(2曲)/
 歌曲集「アントリムの峡谷」より(6曲)/歌曲集「レインスターの歌の束」より(3曲)/ヘラクリトゥス

  スティーヴン・ヴァーコー(Br) クリフォード・ベンソン(P)
スタンフォード:歌曲集 Vol.2
 悲劇Op.14-5/十二夜Op.65〜3つの道化師の歌/ピーブロックOp.157-1/ポイベOp.125-3/
 海の歌集Op.91(全6曲)/永遠にわたしのもの/風の強い夜Op.30-4/子守歌Op.19-2/バラにOp.19-3/
 忠誠の歌集 第2集Op.97〜より第4曲&第6曲/妖精の入り江Op.77-2/トム・レミン/芝火事Op.39(全7曲)

  スティーヴン・ヴァーコー(Br) クリフォード・ベンソン(P)
 19世紀末のイギリス音楽ルネサンスの立役者としてV.ウィリアムスやハウエルスらを導いたスタンフォード。そのブラームスばりの堅固でしかも甘い抒情性は、歌曲集にも如実に表れている。英語歌曲のスペシャリスト、ヴァーコーの歌唱にも注目。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.23
 ジョセフ・ホルブルック(1878-1958):
  ピアノ協奏曲第1番
   「グウィン・アプ・ニースの歌」Op.52
 ヘイドン・ウッド(1882-1959):ピアノ協奏曲 二短調
ヘイミッシュ・ミルン(P)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 録音:1999年6月4日&5日、ケアード・ホール、ダンディー。
 ホルブルックはエドガー・アラン・ポーなどに刺激され、多くの文学的な音楽を作った。ピアノ協奏曲第1番も「グウィン・アプ・ニースの歌」という作者不詳の詩に則した作品で、もともと交響詩として作られていたようだ。ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスに刺激されて、バントック、ブライアンと3人で「大オーケストラによる壮大な作品を作るグループ」を結成し、とんでもないスケールの作品を連発した。スクリャービンやブライアンなどと並ぶ誇大妄想的作曲家。
 一方のヘイドン・ウッドは、実はヨアヒムやサラサーテを驚嘆させたヴァイオリニスト。美人ソプラノと結婚して彼女に贈った多くのバラッドで有名になったという抒情派である。後半生はどちらかというと軽音楽的作品が作曲の主となるが、この作品は本格的ロマン派作品。ただ1951年以降演奏されたことがなく、もちろん世界初録音。
ヘンデル
 歌劇「ロタリオ」より[序曲/ Scherza in Mar ]/
 歌劇「パルテノペ」〜Io ti levo /
 歌劇「エツィオ」〜Caro padre /
 歌劇「メディア王ソザルメ」より
  [ Dite pace / Vorrei ne pur saprei ]/
 歌劇「アタランタ」序曲/
 歌劇「クレタ島のアリアンナ」〜 Sol qual stanco /
 歌劇「アルチーナ」〜 Ah! Ruggiero /
 歌劇「エジプト王妃ベレニーチェ」〜 Chi t'intende? /
 歌劇「デイダミア」より
  [序曲/ M'hai resa infelice ]
エマ・カークビー(S)
ロイ・グッドマン指揮
ブランデンブルク・コンソート
イングランドとブルゴーニュの婚礼
 作曲者不詳(ウォルター・フライ?):
  ミサ・シネ・ノミネ
 アントワーヌ・ビュノワ(1430頃-1492):
  レジナ・チェリT/レジナ・チェリU
 ウォルター・フライ(?-1474):
  ミサ・スンメ・トリニターティ
 作曲者不詳(アントワーヌ・ビュノワ?):
  O pulcherrima mulierum/Girum coeli circuivi/
  Incomprehensibilia firme/Praeter rerum ordinem
アンドルー・カークマン指揮
バンショワ・コンソート
 ファーガス・マクラスキー、
 ロビン・タイソン(CT)
 ジェイムズ・ギルクリスト、
 クリストファー・ウォトソン(T)
 ダミアン・オキーフィー(Br)
 ロブ・マクドナルド(B)
 録音:1999年8月10-12日、2000年1月12日、グロスターシャー、トディントン、聖アンドルー教会。1468年に挙げられた、イングランド王エドワード4世の姉妹であるマーガレット・オヴ・ヨークと、ブルゴーニュのシャルル豪胆公の婚礼を祝う音楽。実は何が演奏されたかはわかっていないのだが、 「ブルゴーニュ宮廷の写本」に収められた楽曲がそれに関係していと推測されている。ビュノワはシャルル豪胆公の宮廷音楽家であった。フライはイングランドの作曲家で、ブルゴーニュ楽派に大きな影響を与えたとされている。
CDA-67130

[CD-R]
ヴォルフ:ゲーテ歌曲集
 ガニュメート/めぐり来る春/羊飼い/花の挨拶/似たもの同士/とりすました娘/心とけた娘/
 アナクレオンの墓/聖ネポムク祭前夜/ミニョンT「語れとは言わないで」/
 ミニョンII「ただ憧れを知る者だけが」/ミニョンIII「この姿のままで」/フィリーネ/
 ミニョン「あの国をご存じですか」/善人夫婦/主顕祭/パリアへの感謝/
 悲しみの聖母の祈りの像に進むグレートヒェン/わたしがユーフラテス川を舟で渡った時/
 しらふでいる限り/もうおまえを逃がさない/現象/あなたの恋が幸せであるように/さすらい人の夜の歌

  ジェラルディン・マクグリーヴィー(S) グレアム・ジョンソン(P)
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
アムラン〜
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集
マルク=アンドレ・アムラン(P)
OCDA-67131/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5599(税抜\5333)
 録音:1995年6月25日-29日。国内仕様盤のみ日本語解説書付。OCDA-67131/2は、以前発売されていた国内仕様盤(MCDA-67131/2; 廃盤)の品番変更再発売。
素晴らしい音楽!〜エマニュエル・シャブリエ(1841-1894):歌曲集
 子供(*)/リート(+)/セレナード(#)/スゾンの別れ(+)/鳥の歌(*)/暗い小道(+)/ガリア人のロンド(#)/
 マリエットの歌(*)/おお、小さい悪魔(+)/ジャン王の軍隊の足跡(#)/陶酔(*)/旅への誘い(*/##)/
 ルイ・ブラスのセレナード(*)/無礼な警告(#)/愛のクレド(+)/スペイン(*)/お前の青い瞳(*)/リート(#)/
 ジャンヌに寄せる歌(#)/Duo de l'ouvreuse de l'Opera Comique et de l'employe du Bon Marche(**/++) /
 Les plus jolies Chansons du pays de France
  [メタモルフォーセス(*)/Entrez、la belle、en vigne(+)/Nique nac no muse!(#)/La mie du voleur(*)/
   Les filles de trente ans(*)/脱走者(+)/ボルドーの若者(#)/Sur le bord de l'ile(*)/
   Que les amants ont de la peine!(#)/ブルネの死(+)/金色の花(#)/消えた松明(*)/愛されて(+)/
   羊飼いと猟師(*)/かわいい竜(+)/Marion s'en va-t-a l'ou(*)/太った七面鳥のバラード(#)/
   小さなあひるのヴィラネル(*)/赤い豚の牧歌(*)/蝉(*)/すべての花(+)/幸福な島(*)/音楽のオード(**/***)]

 フェリシティ・ロット(S;*) ジェラルディン・マクグリーヴィー(S;**)
 ウィリアム・バーデン(T;+) トビー・スペンス(T;++)
 スティーヴン・ヴァーコー(Br;#) グレアム・ジョンソン(P)
 ウルスラ・ルヴォー(Fg;##) スティーヴン・レイトン指揮ポリフォニー(***)
 ハイペリオンの「フレンチ・ソング・エディション」第14作目。19世紀のフランスにおいて最も創意に富み、色彩豊かな作品を書いた作曲家の一人であるシャブリエはオペラ、オーケストラ曲、ピアノ曲、声楽曲と幅広いジャンルにわたって作品を残した。音楽のみならず絵画や詩にも多大な興味を持っていたシャブリエが生み出した歌曲には、フランスのエスプリを凝縮したような美しく叙情的な旋律の中にウイットや風刺、ユーモアといった様々な要素が盛り込まれたものが多い。シャブリエの歌曲を録音したものはこれまでにもいくつかあるが、このCDには世界初録音となる「Les plus jolies Chansons du pays de France]が収録されている。彼の歌曲を知る上ではこれ以上ない録音といえるであろう。フェリシティ・ロットをはじめとする歌手も最高だ。
ジョン・マッケイブ(1939-):
 バレエ「エドワード2世」(1993-1994)
バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・バレエ・シンフォニア
 イングランド王エドワード2世(1307-1327在位)を題材とするバレエ(1995年、シュトゥットガルト・バレエ初演)の音楽。
メンデルスゾーン:歌曲とニ重唱曲集 Vol.2
 恋する女の手紙Op.86-3/歌の翼にOp.34-2/夜ごとの夢にOp.86-4/小舟にて/3つの民謡〜第3曲「舟旅」/女友達の歌/
 ズライカOp.34-4/朝の挨拶Op.47-2/おお青春よOp.57-4/3つの民謡〜第2曲「夕べの歌」/
 2つの歌〜第2曲「私は鳥の声を聞く」/遠く離れた人にOp.71-3/小舟Op.99-4/花束Op.47-5/
 木の葉が聞き耳を立てていたOp.86-1/穀物の実った畑Op.77-2/収穫の歌Op.8-4/シンチェレンが鳴り響く/
 秋の歌Op.84-2/日曜の朝Op.77-1/冬の歌Op.19a-3/新しい愛Op.19a-4/捨て去られし者/羊飼いの歌Op.57-2/
 「ルイ・ブラス」からの歌Op.77-3(未完の歌劇より)/春の歌Op.100-3/待って(ロマンス)Op.9-3/
 ラインへの警告/船乗りの別れの歌

  ソフィー・デーネマン(S) スティーヴン・ロジス(Br)
  ウェジェーヌ・アスティ(P)
CDA-67138

[CD-R]
ロバート・シンプソン(1921-1997):フーガの技法 デルメSQ
 バッハの「フーガの技法」をイギリスの大作曲家シンプソンが弦楽四重奏用に編曲。「フーガの技法」はもともと一部の曲を除いて楽器指定がなく、今までにオーケストラ版をはじめ、さまざまな楽器編成のための編曲版が発表されているが、弦楽四重奏のための版は珍しい。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-67140

[CD-R]
聖と俗〜ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):無伴奏合唱曲集
 5つの花の歌 Op.47/A.M.D.G.(G.M.ホプキンズ 詩)/聖処女讃歌/
 「グロリアーナ」からの合唱舞曲集/
 フランスの古いキャロルによるコラール(W.H.オーデン 詩)/聖と俗 Op.91
  スティーヴン・レイトン指揮ポリフォニー(cho.)
 録音:1999年10月6日、2000年4月26-27日、ロンドン、テンプル教会。英グラモフォン誌 2001年度合唱部門年間最優秀賞。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ブゾーニ:ピアノ協奏曲 マルク=アンドレ・アムラン(P)
マーク・エルダー指揮
バーミンガム市so.
 アムランによる名演、ブゾーニのピアノ協奏曲。彼の手にかかるとこの難曲が如何に簡単に聞こえてしまう事か。
オルガンの夢 Vol.2
 テオドール・デュボワ:
  イン・パラディズム(新しい10の小品No.9)
 ブリッジ:3つの小品〜アダージョ ホ長調
 ギルマン:オルガン・ソナタ第7番〜夢
 エルガー:晩課のためのヴォランタリー集Op.14
 ハウエルズ:荘厳な儀式のためのシチリアーノ
 シューマン:練習曲変イ長調Op.56-4
 バーバー(スティックランド編):アダージョ
 リスト:システィーナ礼拝堂へのエヴォカシオンS.658
 ウェスリー:12の小品とヴォランタリー〜Nos.5/8/9/11
クリストファー・ヘリック(Org)
 リポン大聖堂のオルガンを使用。
ヤナーチェク:ミサ曲 変ホ長調
コダーイ:ミサ・ブレヴィス/
      ラウデス・オルガニ(オルガン讃歌)
ジェイムズ・オドンネル指揮
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
 ヤナーチェクは、1908年頃に書き始めたミサ曲を途中で中断した。そして20年後に彼はこの未完成作品のほとんどの部分をグラゴル・ミサに取りこんだが、その後の改訂作業でまた取り除いてしまった。その幻の「ミサ曲」は破棄されてしまったと思われていたが、弟子の一人が保管しており1972年に出版された。今回の「ミサ曲 変ホ長調」は、その出版譜と「グラゴル・ミサ」第一稿に基づくもので、ヤナーチェク専門家のポール・ウィングフィールドがさらに補筆完成させたものである。CHANDOSからその「グラゴル・ミサ」第一稿(同じポール・ウィングフィールドによる校訂)がマッケラスの指揮でリリースされているので、両者を比較してみるのもよいかもしれない。
 一方コダーイのラウデス・オルガニはコダーイが完成させた最後の作品。「勝利の喜びに満ちたフィナーレはハンガリー合唱音楽史上最大の作曲家のキャリアの幕引きにふさわしい」と語られている。
ブリティッシュ・
 ライト・ミュージック・クラシックス Vol.3
(全20曲)
 ヘイドン・ウッド:モンマルトル
 リチャードソン:メロディ・オン・ザ・ムーヴ
 ストレイチー:イン・パーティー・ムード
 ダンカン:コルシカから来た少女
 モンクトン:公園の兵士たち
 ゴディン:9月のワルツ
 ビンジ:ミス・メラニー
 ケテルビー:ペルシャの市場にて
 E.コーツ:どこでも音楽/他
ロナルド・コープ指揮
ニュー・ロンドンo.
 イギリスのクラシカルな軽音楽をリヴァイヴァルさせるシリーズの第3弾。「9月のワルツ」は映画「タイタニック」の挿入曲にもなっていた。
ハイドンと彼のイギリスの友人たち
 ハイドン(1732-1809):
  芸術が表現するもの/6つのイギリス詩篇―ヤコブの神の御名をたたえよ/
  万物の創り主、わが砦たれ/おお、われに名誉を行わせよ
 ジョン・スタフォード・スミス:不正なる一族の末期は恐ろしい
 チャールズ・バーニー:われら教えておくれ、おお女よ
 ハイドン:皇帝の賛歌
 ハイドン/レイチェスターのウィリアム・ガーディナー編曲:神にわれらの感謝の歌を捧げん
 サミュエル・ウェッブ・シニア:主よ、わが逃げ所はいずこに見つかるや
 ウィリアム・シールド:わが神、喜ばしきわが王
 ヨハン・アーノルド・ダーメン:わが祈りを聞きたまえ、おお神よ/
  おお、汝等は天国の一番高きところに住み/Ye winged inhabitants of the grove
 ハイドン:6つのイギリス詩篇―長い生命がイスラエル王に与えられるであろう/
      いかに神の慈悲に満ちて/全能の王なる神が言われた
 ジョン・フォスター:主と呼ばれる神の神
  ピーター・ホルマン指揮サーモディ(声楽Ens.)、パーリー・オブ・インストゥルメンツ
 ハイドンは2度(1791-2、1794-5)にわたってロンドンを訪れた際に、多くの作品を書いている。その中でも交響曲や弦楽四重奏曲などは良く知られており、録音も数多くあるが、 ここに収録されている「6つのイギリス詩篇」はほとんど知られていない。その世界初録音とともに、ロンドンでのハイドンの音楽仲間たちの作品を収録。
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
 〔第2番/第3番〕
サンクトペテルブルクSQ
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.2
 〔第4番/第6番/第8番〕]
サンクトペテルブルクSQ
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.3
 〔第5番変ロ長調 Op.92/第7番嬰ヘ長調 Op.108/
  第9番変ホ長調 Op.117〕
サンクト・ペテルブルグQ
CDA-67156

[CD-R]
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.4
 〔第10番 変イ長調 Op.118/第12番 変ニ長調 Op.133/
  第14番 嬰ヘ長調 Op.142〕
サンクト・ペテルブルクSQ
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.5
 〔第11番 ヘ短調 Op.122/第13番 変ロ短調 Op.138/
  第15番 変ホ短調 Op.144〕
サンクト・ペテルブルクSQ
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.6
 ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67/
 弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.49/
 ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57
サンクト・ペテルブルクSQ
イーゴリ・ウリャーシュ(P)
 BBCミュージック・マガジン誌上で「断固として推薦するだけの価値があり、次のリリースまでじっと我慢できないほどのショスタコーヴィチ」とまで批評せしめた若きロシアのホープ、サンクト・ペテルブルク弦楽四重奏団のシリーズ。1985年結成、旧 全ソビエト弦楽四重奏コンクールで優勝し、その後全世界で活躍している。
ニコライ・カプースチン(1937-):
 ピアノ・ソナタ第1番Op.39「ソナタ幻想曲」/
 ジャズ・スタイルによる24の前奏曲Op.53 より
  Nos.3, 7, 15, 13, 19, 5, 18, 17, 23, 11, 12, 10, 9
 ピアノ・ソナタ第2番Op.54
スティーヴン・オズボーン(P)
MCDA-67159

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 録音:1999年9月10日-12日、ヘンリー・ウッド・ホール。解説:スティーヴン・オズボーン(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 マルク=アンドレ・アムランは語った。「カプースチンはわたしにとって20世紀のピアノ音楽の巨匠作曲家の一人で、ひょっとすると最も偉大な "知られざる作曲家" かもしれません。」
 カプースチンはモスクワ音楽院で学んだ作曲家で、とくにピアノのために数多くの作品を書いている。彼のスタイルはクラシックとジャズの融合、すなわちジャズ的なメロディとリズムのクラシック的構築を特徴としている。すでに10曲のピアノ・ソナタが発表されているが、今回の2曲はともに1989年の作で、カプースチンのスタイルの典型を示している。シンコペーション、ウォーキング・ベース、スウィング、ブギウギなどのジャズ的諸要素が巧みにコントロールされ、ソナタ形式の枠組みのなかで展開されていく。タイトルがいかにもそそる前奏曲は各曲ごとにブルース、バラッド、ジャズ・ワルツを表現した作品。
 イギリスの若きピアニスト、スティーヴン・オズボーンは、アムラン同様カプースチンに心酔し、苦労の末ロシアから(曲によっては作曲者自身から)スコアを取り寄せ、このレコーディングのために徹底的に研究を重ねた。このようなピアニストが居るとは、頼もしいことである。そして、ハイペリオンの着眼の良さと懐の広さに、また感嘆させられるのである。また、オズボーンによるメシアン「幼子イエスにそそぐ20の眼差し」(CDA-67351/2 国内仕様MCDA-67351/2)は、朝日新聞紙上で吉田秀和氏から「若々しさに溢れた演奏」と称賛された。
ジョゼ・ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948):
 ピアノ協奏曲イ長調(1887)/
 ピアノ独奏のためのバラード Op.16(1905)/
 ピアノと管弦楽のための劇的幻想曲(1893)
アルトゥール・ピザロ(P)
マーティン・ブラビンズ指揮
グルベンキアンo.
 録音:1999年7月12、13日、リスボン、カルーステ・グルベンキアン博物館、大オーディトリアム。ロマンティック・ピアノ協奏曲シーリーズ Vol.25。このシリーズでポルトガルの作品が取り上げられるのは初めて。ヴィアンナ・ダ・モッタはリストの最後の弟子の一人でブゾーニの親友、そして非常に優秀なピアニストであった。ベルリンで長く活躍した後ポルトガルに帰国してリスボン音楽院院長に就任、教育者としての活動を中心にしながら歌曲、室内楽、交響曲などの作曲を続けた(かなり変った人物であったという話もある。だが、その残された数少ないピアニストとしての録音からは確かなピアニズムが伝わってくる。DANTEから復刻が出ていた[HPC-028;廃盤])。当盤に収録された2つのピアノ協奏作品はいずれも初期のもので未出版、協奏曲イ長調にいたっては作曲者の生前から一度も演奏されたことがなく、当レコーディングの直前に行われた演奏会において世界初演をみた。協奏曲は珍しい2楽章構成だが、第2楽章が2組の変奏曲になっており、それぞれ緩徐楽章と終楽章の役割を果たしている。劇的幻想曲は3楽章構成で、こちらのほうがむしろ協奏曲らしい。1893年に作曲者自身によって初演された。2曲とも作曲当時らしい和声語法が用いられているが、同時に個性も際立っている。古典的な協奏曲書法に代わってピアノの管弦楽の統合が曲の大部分において試みられ、抒情的な楽想が逝かされているされている半面、作曲者のピアニストとしての卓越した技巧を示す部分にも欠けてはいない。バラードはヴィアンナ・ダ・モッタが自身のもっとも優れたピアノ曲だと述べていた作品である。
マルク・ロジェ・ノルマン・クープラン:
 クラヴサン曲集
(全57曲)
デヴィッド・モロニー
(Cemb/
 イタリアン・ヴァージナル)
 ご存知フランスの音楽一族クープラン家。その中の知られざるクープラン、マルク・ロジェ・ノルマンがこのアルバムの主役。フランソワ&ルイの甥にあたる。これまでまともに紹介されたことは無く、もちろんこうして1枚のCDに彼の作品ばかりが収められたのは初めて。
ロマンティック・ピアノ協奏曲シリーズ Vol.25
 エドワード・マクダウェル(1861-1908):
  ピアノ協奏曲第1番イ短調 Op.15 (*) /
  モダーン組曲第2番 Op.14
セタ・タニエル(P)
マーティン・ブラビンズ指揮(*)
BBCスコティッシュso.(*)
 2000年9月14-15日、ダンディー、ケアード・ホール 12月17日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール。
 アメリカ人作曲家としてヨーロッパで最初に認められたマクダウェルのピアノ協奏曲第1番は、同じイ短調によるグリーグの作品と比べても遜色のない名曲。
シューマン:ピアノ作品集
 幻想曲ハ短調 Op.17(*)
 ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22(+)
 交響的練習曲 Op.13(+)
マルク=アンドレ・アムラン(P)
 録音:1999年8月25日(*)、12月20-21日(+)、ロンドン・ヘンリー・ウッド・ホール。
 ピアノの鉄人アムランが、「正統派」ドイツ・ロマンティック・レパートリーに挑戦。シューマンのピアノ曲には、性格的小品集(「謝肉祭」、「子供の情景」など)と抽象的な大規模曲の2種があるが、今回アムランが選んだのは後者である。彼はこれら3曲に長年親しんでおり、特に「幻想曲」はコンサートでも頻繁に演奏し、多方面から高く評価されてきた。その詩的でロマンあふれる感覚は、今回のレコーディングでもみごとにとらえられている。シューマンのピアノ曲には演奏が非常に難しいパッセージがあり、「幻想曲」第2楽章のコーダや「交響的練習曲」のなかのいくつかのヴァリアントにその例を見ることができるが、アムランは持ち前の超絶技巧で苦もなく演奏してしまうので、聴き手は技術的な面に気をとられることなく、音楽そのものに集中することができる。彼ならではの澄んだ音色、明快な旋律線、そして心のこもった表現力が、シューマンの詩情を余すところなく伝えきるのである。とかく演奏技術面に偏った評価をされてきたアムランだが、このようなレコーディングによって、21世紀を代表するピアニストの一人に数えられていくであろう。
アンドレア・ガブリエリ(c1510-1586):
 ミサ・パーテル・ペッカーヴィ
  (ミサ「父よ、われは罪を犯せり」)/
 深き淵より、おお聖なる宴、小さなジャケ/
 たとえ立ち去っても/
 第1旋法による4声のリチェルカーレ/
 第6旋法による4声のリチェルカーレ/
 第12旋法による4声のルチェルカーレ/
 第7旋法によるリチェルカーレ/
 8声の合奏のためのリチェルカーレ
ティモシー・ロバーツ指揮
ヒズ・マジェスティーズ・
 サグバッツ・アンド・コルネッツ
ヒズ・マジェスティーズ・
 コンソート・オヴ・ヴォイシズ
 ルネサンス後期におけるもっとも高名な作曲家一人で、ヴェネツィア楽派の巨匠、ジョヴァンニ・ガブリエリの叔父アンドレア・ガブリエリの作品をたっぷり収録。ミサ曲の各章のあいだに器楽曲が演奏される。16世紀ヴェネツィアの最高の芸術を味わえる一枚。
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):歌曲集
 無情な美女/3つのロンデル(テナーまたはソプラノ、2つのヴァイオリンとチェロのための)/
 2つのイギリス民謡〔仔羊を探して/弁護士〕/
 ブレイクの詩による10の歌
  〔子供の喜び/毒の木/笛吹き/ロンドン/仔羊/羊飼い/ああ,ひまわりよ/残酷には人の心がある/神の似姿/永遠〕/
 野を渡って(声とヴァイオリンのための)/ウェンロック・エッジにて(テナー、ピアノ、弦楽四重奏のための)
  ジョン・マーク・エインズリー(T) ナッシュ・アンサンブル
 イギリスを代表するヴォーン・ウィリアムズの歌曲を名テナーであるエインズリーが叙情豊かに歌い上げる。
シュトラウス父子:ワルツ、ポルカ、ギャロップ集
ヨハン・シュトラウスI:
 カチューシャ(ギャロップ) Op.99/サロン・ポルカ Op.161/中国人(ギャロップ) Op.20/
 ティヴォリ小旅行(ワルツ) Op.39/若者の情熱(ギャロップ) Op.90/
 アイゼレとバイゼレ、飛躍(ポルカ) Op.202/ローレライ、ラインの響き Op.154/
 アンネン・ポルカ Op.137/ウィーン情緒(ワルツ) Op.116/
 ジプシー(ギャロップ) Op.108/エクゼター(ポルカ) Op.249/ため息(ギャロップ) Op.9
ヨハン・シュトラウスII:温泉(ワルツ) Op.245/愛の歌(ワルツ) Op.114/
            冗談(ポルカ) Op.72/レモンの花咲くところ Op.364
  ゴーディア・アンサンブル
 ダンス・ホール風小アンサンブルによる演奏。
レナード・バーンスタイン(1918-1990):
 交響曲第2番「不安の時代」
  (ピアノとオーケストラのための)
ウィリアム・ボルコム(1938-):
 ピアノと大オーケストラのための協奏曲
マルク=アンドレ・
 アムラン(P)
ドミトリー・
 シトコヴェツキー指揮
アルスターo.
 幅広いレパートリーを持つアムランであるが、ハイペリオンからアメリカ音楽を発売したのはジェフスキーのみ。アメリカの現代音楽にも深い造詣を持つアムランは、ボルコムの「12の新しい練習曲」を NEW WORLD レーベルから発売(録音は1987年)、ピューリツァー賞を受賞している。バーンスタインは交響曲を3つ書いているが、ピアノとオーケストラという編成はこの第2番のみ。W.H.オーデンの小説である『不安の時代』を基に1947−49年にかけて書かれたこの曲は、宗教的な内容を持ちつつもジャズ的な要素も併せ持つ興味深い作品。初演は1949年にボストンで行われた。ボルコムはアメリカの作曲家、ピアニストで早くから作曲活動を行い、パリでミヨーとメシアンに師事した。その後、アメリカで教鞭をとり、ニューヨーク大学芸術学校の専属作曲家に就任した。1976に作曲された「ピアノと大オーケストラのための協奏曲」は、アメリカのポピュラー歌曲からの引用も見られるが、彼の作品の特徴のひとつでもあるアメリカに対する皮肉も込められている。
シューマン:
 ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.110/
 幻想小曲集 Op.88/
 ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
フロレスタン・トリオ
トマス・リーブル(Va)
 大成功を収めグラモフォン賞を獲得したピアノ三重奏曲第1番&第2番(CDA-67063)に続き、当盤の第3番で全集が完成。
エイトール・ヴィラ=ロボス:
 3人のマリア/
 『赤ちゃんの一族』〜組曲第1番「赤ちゃんの家族」/
 『赤ちゃんの一族』〜組曲第2番「小さな動物たち」/
 野性の詩
マルク=アンドレ・アムラン(P)
 これまでハイペリオンから発売されたアムランのアルバムは、ロシア音楽が多く北方志向がうかがえたが、今回、南米ブラジルに急転回、アムランの万能ぶりがまたもや示されることとなろう。メイン・プログラムである「赤ちゃんの一族」は、かなり不思議なタイトルだが、ブラジルの子供が持っている人形やおもちゃの動物たちを、大人の視点から描いた組曲。よほどのピアノ・ファンでも全曲聴いた事のある人は少ないだろうから、ぜひこの機会に。何せアムラン、悪いはずがない。
CDA-67178

[CD-R]
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
 悲しみの三重奏曲 第1番 ト短調(1892)
 チェロとピアノのための
  2つの小品 Op.2(前奏曲/東洋的舞曲)
 ヴァイオリンとピアノのための
  2つの小品 Op.6(ロマンス/ハンガリー舞曲)
 悲しみの三重奏曲 第2番 ニ短調 Op.9
モスクワ・ラフマニノフ・トリオ
[ヴィクトル・ヤンポルスキー(P)
 ミハイル・ツィンマン(Vn)
 ナターリャ・サヴィノワ(Vc)]
 録音:2000年1月10、12日、2月8、9日、3月22、24日、モスクワ、国営放送局スタジオ1。ラフマニノフの室内楽作品の多くは初期に書かれたもので、当盤に収録された4曲はその代表的なものである。すべて1892年から93年にかけて、すなわち20歳そこそこで書かれたにもかかわらず、ラフマニノフ的特徴はすでに明らか。チャイコフスキーが亡くなった1893年10月25日の夜、訃報を知って大きなショックを受けたラフマニノフは彼を記念するために「悲しみの三重奏曲 第2番」を書き始め、12月15日に書き上げられた。モスクワ・ラフマニノフ・トリオはラフマニノフの内面に踏み込んだ、深い解釈を聴かせる。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):
 コントラバス協奏曲ニ長調
  (カデンツァ;伝ヨハン・マティアス・シュペルガー作)
カール・ディッタース・
 フォン・ディッタースドルフ(1739-1799):
  コントラバス協奏曲第1番ニ長調(Krebs171)
   (カデンツァ;ヨハン・マティアス・シュペルガー作)
  コントラバス協奏曲第2番ニ長調(Krebs172)
   (カデンツァ;ヨハン・マティアス・シュペルガー作)
  コントラバス協奏曲第2番ニ長調(Krebs172)
   〜第1楽章 アレグロ・モデラート
     (カデンツァ;チ=チ・ンワノク作)
チ=チ・ンワノク(Cb)
ポール・グドウィン指揮
スウェーデンco.
 録音:2000年3月6-10日、スウェーデン、オレブルー、コンサート・ホール。ソロ楽器は1631年クレモナのニコラス・アマーティ製だがピリオド・タイプの弦・弓を使用しているかは不明。 オーケストラはモダーン楽器使用と思われる。1739年にそれぞれボヘミアとウィーンで生まれたヴァンハルとディッタースドルフによる生気あふれる協奏曲。二人ともウィーン楽壇の大物となり、 ハイドンとディッタースドルフのヴァイオリン、モーツァルトのヴィオラ、ヴァンハルのチェロで弦楽四重奏を演奏したことも少なくとも1回はあったという。収録の3曲はコントラバスのレパートリーとしては比較的よく知られているが、ディッタースドルフ2曲を収めたCDは他にないようだ。ンワノクはロンドンの数多くのピリオド楽器演奏団体に参加しており、オーケストラ・オヴ・ジ・エイジ・オヴ・インライトゥンメントでは首席コントラバス奏者を務めているが、ソロ・レコーディングは今回が初めてである。彼女ははじめ100メートル走選手として活躍していたが、ひざのけがで断念、趣味でピアノを弾いていたことから音楽の道に進み、18歳でコントラバス奏者になることを決意、ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック、さらにローマのフランコ・ペトラッキのもとで学んだ。現在、ロンドンのトリニティ・カレッジ・オヴ・ミュージックのコントラバス科教授、ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージックの特別研究員を務めている。
シューマン:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番/第2番
  3つのロマンス
アントニー・マーウッド(Vn)
スーザン・トムズ(P)
 フロレスタン・トリオのメンバー2人によるシューマン。シューマンのピアノ三重奏曲ですばらしい演奏を聴かせてくれていただけに、デュオでも期待できる。
ジョスカン・デ・プレと同時代の音楽
 ジョスカン・デ・プレ?:女より生まれし者のうちにて
 ジョスカン・デ・プレ:ダビデは嘆き(*)
 ニコラウス・クラーン(?-1507):トタ・プルクラ・エス
 アドリアン・ヴィラールト(c1490-1562):善き言葉よ
 ジョスカン・デ・プレ/マトゥリン・フォレスター:
  来たりたまえ、精霊よ
 ジョスカン・デ・プレ/ニコラス・キャンピオン:深き淵より
 ジョスカン・デ・プレ/ニエル・ボドウェイン:
  めでたし、生け贄となりたまいしキリストよ
 ジョスカン・デ・プレ?:聖母よ思い起こしたまえ
 ジョスカン・デ・プレ/ペテル・ノステル:アヴェ・マリア
アンドルー・カークマン指揮
バンショワ・コンソート
 「〜とその時代」シリーズで、まさかジョスカンが取り上げられるとは!と思った人はすくなくないはず。ルネッサンス時代における最高の音楽家、ジョスカンは偽作も多く出回ってしまった人であり、ここでは(*)をのぞきすべてジョスカンの偽作と判明したか、または研究者によって疑わしいと証明されたもの、確証がないが疑惑の目が向けられている作品を取り上げている。注目に値するCD。
オードブル
 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
  「から騒ぎ」Op.11〜ホーンパイプ/
  ロマンス・アンプロンテュ 変ホ長調
 パーシー・グレインジャー(1882-1961):
  サセックスの役者たちのクリスマス・キャロル
 シベリウス:「5つの小品」Op.11〜ロンディーノ/
        「6つの小品」Op.79〜子守歌
 レオポルド・ゴトフスキー(1870-1938):
  「12の即興曲」〜ラルゲット・ラメントーソ
 ヨゼフ・ヨンゲン(1873-1938):ワルツ/ハバネラOp.86
 クサヴァー・モンテサルヴァージ(1912-)
  (リドストレム編):カント・ネグロ
 エルネスト・アルフテル(1905-1989)
  (モーリス・ジャンドリン編):ハバネラ
 エルンスト・ジョン・モーラン(1894-1950):前奏曲
 フリッツ・クライスラー(1875-1962)
  (ラフマニノフ&リドストレム編):愛の喜び
 スクリャービン(リドストレム編):
  詩曲 嬰ヘ長調Op.32-1/ロマンス イ短調
 マルティヌー:アラベスク第1番
 ポール・トルトゥリエ(1914-1990):
  演奏会用練習曲第5番「ピシュネット」
 ヤコブ・アドルフ・ヘーグ(1850-1928):
  アンダンテ/アルバムブラット
 レノックス・バークレー(1903-1989):
  アンダンティーノOp.21-2a
 マッツ・リドストレム(1959-):
  チェロ独奏のためのエレジー「花の海は高みに」
 ラモー(1983-1764)(リドストレム編):
  「レ・ボレアデス」〜Torture d'Alphise
 フランシス・ルーカス・ティーレ(1712-1772):
  「ラモーのトンボー」〜クーラント
 オッフェンバック(1819-1880):
  スーヴェニール・デュ・ヴァル(ロマンス)Op.29-1
 フォーレ(1854-1924):チェロのための小品Op.29-1
 ウィルヘルム・ステンハンマー(1871-1927)
  (リドストレム編):「5つの歌」Op.20〜アダージョOp.20-5
マッツ・リドストレム(Vc)
ベンクト・フォシュベリ(P)
 ストックホルムに生まれ、今はロンドンを拠点に活動するリドストレムの評価も高まってきている。 ゴダールとベールマンのソナタを取り上げたCD(CDA-66888)、ケックランとピエルネの作品をおさめたCD(CDA-66979)、サン=サーンスのチェロのための作品集(CDA-67095)に続く4枚目。リドストレムの自作や、編曲も聴くことができる。 アンネ・ゾフィー・フォン・オッターの伴奏等でお馴染みのフォシュベリも、 かなり上手い人だけに聞き物。
ラトランド・バウトン(1878-1960):
 3つの民俗舞曲/アイルスベリー・ゲイムズ
 フルートと弦楽のための協奏曲ニ長調
 弦楽のための協奏曲
エミリー・ベントン(Fl)
ロナルド・コープ指揮
ニュー・ロンドンo.
 録音:2000年3月22、23日。イギリス音楽ファンなら歌劇「不滅の時」の作曲家として記憶しているかもしれないバウトンの管弦楽作品集。
CDA-67186

[CD-R]
愛の歌曲集
 グラナドス:愛の歌曲集/ドロローサのマハ
 ロドリーゴ:
  聖なる羊飼い/ベレンの小歌/5月に/アデーラ/決闘の歌
 ホアキン・ニン(1879-1949):20のスペイン歌曲〜
  アストゥリアーナ/ムルシアの布/エル・ヴィート
 カルロス・グァスタビーノ(1912-2000):
  ばらと柳/会う約束/ラ・パロミタ
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):
  もの忘れの木の歌 Op.3 No.2/5つのアルゼンチン民謡
ベルナルダ・フィンク(Ms)
ロジャー・
 ヴィニョールズ(P)
 スペインとラテンアメリカの愛にまつわる歌曲集。
 ベルナルダ・フィンクはブエノスアイレスに生まれ、同地で音楽を学んだ後、1985年にヨーロッパに移住。ウィーン・フィルハーモニック、ロンドン・フィルハーモニック、チェコ・フィルハーモニックなど一流オーケストラとの共演、そしてリサイタルで名声を高め、世界的な歌手としての地位を確立した。ハイペリオンでは「ヴォルフ:アイヒェンドルフ歌曲集」(CDA-66909)をすでに発売。今後もっとも注目されるメゾ・ソプラノの一人である。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
アーサー・ブリス:歌曲集(全24曲)
 謎の結び目/心の天使たち/4つの歌曲/
 放浪者たち/悲しきソネット/他
ジェラルディン・マクグリーヴィ(S)
トビー・スペンス(T)
ヘンリー・ハーフォード(Br)
カストン・ストゥロック(P)
マーティン・ブラビンズ指揮
ナッシュ・アンサンブル
 世界初録音を多数集めた、ブリスの初めてと言っていい歌曲集。ブリスはその生涯すべての時期において歌曲を多く書いており、作品の重要な位置を占めている。
J.S.バッハ:6つのパルティータ
 [第1番−第6番 BWV.825-830]
アンジェラ・ヒューイット(P)
MCDA-67191/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5460(税抜\5200)
 録音:1996年6月、1997年1月、以上 ベートーヴェンザール、ハノーヴァー。解説:アンジェラ・ヒューイット(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
ペトル・エベン(1929-):オルガン作品集 Vol.1
 ラウデス/ヨブ/ブクステフーデへのオマージュ
ハルゲイル・シアゲル(Org)
 使用楽器:ストックホルム、ヘードヴィグ・エレオノーラ教会のオルガン。
 エベンは現代のチェコにおけるもっとも重要な作曲家の一人で、「ラウデス」と「ヨブ」は彼の代表的なオルガン作品。
ペトル・エベン(1929-):
  ファウスト(1976)/4つの聖書の踊り
ハルゲイル・シアゲル(Org)
 ペトル・エベンはチェコの作曲家で、シュレジェン地方の民謡への関心と中世音楽への興味が結び付いた新古典的な作風を持つ。ユダヤの家系に生まれたエベンは1943年、ナチスによりブッヘンワルドの強制収容所に抑留されるという厳しい体験をしている。戦後作曲家として頭角をあらわし、1978年からはイギリスのマンチェスター王立音楽院教授を務め、西側諸国での活動を活発化しつつある。今回収録された「ファウスト」はウィーンのブルグ劇場で上演されたゲーテの「ファウスト」のために書かれた。
ペトル・エベン(1929-):オルガン曲集 Vol.3
 ヘンリー・パーセルへのオマージュ/10のコラール前奏曲/
 オルガンのためのモーメント/
 「受けたる賜物 献げまつる」に基づく
   小コラール・パルティータ/
 ヴァーセット/2つの祝祭前奏曲/交換所
ハルゲイル・
 シアゲル(Org)
 エベンはチェコの作曲家。シュレジェン地方の民謡への関心と中世音楽への興味が結び付いた、新古典的な作風を持つと言われているが、音を聞く限りかなりの前衛ぶり。ユダヤの家系に生まれたエベンは1943年、ナチスによりブッヘンヴァルトの強制収容所に抑留されるという厳しい体験を持っている。戦後作曲家として頭角をあらわし、 1978年からはイギリスのマンチェスター王立音楽院教授をつとめ、西側諸国での活動を活発化しつつある。
ペトル・エベン(1929-):オルガン作品集 Vol.4
 祝典のヴォランタリー/コラール幻想曲/
 2つのコラール幻想曲(1972)/
 プロテスタントのコラール/日曜の音楽
ハイゲイア・シアゲル(Org)
 現代チェコを代表する作曲家・オルガン奏者の一人であるエベン。彼のオルガン作品は伝統的な教会音楽の旋律や現代の手法などを取り入れている。シアゲルは1955年ノルウェー生まれ。現在はオスロにあるグレフセン教会のオルガン奏者をつとめている。
ペトル・エベン(1929-):オルガン作品集 Vol.5
 オルガンと打楽器のための「パトモスの風景」/プレリュード I/
 グローリア(プレリュード II)/三部作/ Campanae gloriosae/
 トランペットとオルガンのための「窓」
ハルゲイル・シアゲル(Org)
エイリック・ラウデ(打楽器)
ヤン・フレデリク・
 クリスチャンセン(Tp)
 現代チェコを代表する作曲家の一人であるエベン。オルガン奏者でもある彼のオルガン作品には、伝統的な教会音楽の旋律から現代の手法までが取り入れてられている。
 シアゲルは現在オスロのグレフセン教会のオルガニストを務めている1955年生まれのノルウェーの奏者。
フランツ・リスト(1811-1886):
 ミサ・コラーリス S.10
  (混声合唱、独唱とオルガンのための;1865)
 十字架の道行き(混声合唱、独唱とオルガンのための、
           受難の14の段階;1866-78)
マシュー・ベスト指揮
コリドーン・シンガーズ
トマス・トロッター(Org)
 録音:2000年3月24-26日、ロンドン、ホルボーン、聖アルバン教会。教会音楽の作曲が軽視されていた19世紀中盤、リストはあえてこのジャンルに積極的に取り組み、改革を図った。「ミサ・コラーリス」はグレゴリオ聖歌やパレストリーナのミサ曲からインスピレーションを得ながらも半音階的和声など独自の表現に富んだ作品。「十字架への道行き」は、十字架を背負わされたキリストが処刑場の丘まで歩かされた道行きにおける、14の場面に集中した特異な作品。カトリック教会にはそれらの場面を描いた壁画や模型などがよくあるが、リストは、もし小編成で演奏するのであれば、教会内を移動しながらそれら一つ一つの画や模型の近くで歌うよう指示している。
アントン・ブルックナー(1824-1896):
 交響曲第3番「ワーグナー交響曲」
  (レオポルト・ノヴァーク校訂
    1877年版+1876年版のアダージョ)
オスモ・ヴァンスカ指揮
BBCスコティッシュso.
 録音:2000年6月8-10日、スコットランド、East Lothian、ハディントン、聖メアリー教会。ブルックナーの第3番は少なくとも8種類の版が存在するやっかいな交響曲だが、当盤の演奏で使用されているのは、1877年の第3版(初演に使用され「初版」として出版された)と、1873年のオリジナル稿(未出版)からのアダージョである。シベリウスのスペシャリストとして頭角を現し、このところどこで何を指揮しても評判のよいヴァンスカのブルックナーに期待したい。
CDA-67204

[CD-R]
フランス「6人組」のアルバム〜フルートとピアノのための作品全集
 フランシス・プーランク:フルート・ソナタ(1957)
 ジョルジュ・オーリック:アリア(1976)/想像I(1968)
 ジェルメーヌ・タイユフェール:パストラール(1942)
 「6人組のアルバム」(ピアノ小品集;1920)(*);
  オーリック:前奏曲/デュレイ:無言のロマンス Op.21
  オネゲル:サラバンド/ミヨー:マズルカ(1914)
  プーランク:ワルツ/タイユフェール:パストラール
 ルイ・デュレイ:ソナチネ Op.25/2つのディアローグ Op.114(+)
 アルテュール・オネゲル:牝山羊の踊り(+)/ロマンス(1953)
 タイユフェール:フォルラーヌ
 ダリュス・ミヨー:ソナチネ Op.76
  エミリー・ベイノン(Fl;*以外) アンドルー・ウェスト(P;+以外)
  録音:2000年4月20-22日、ロンドン・ヘンリー・ウッド・ホール。
 フランスの「6人組」が実質的に連携していたのは1920年から21年にかけてだけであったが、その間に彼らが共作したのが、バレエ「エッフェル塔の花嫁よ花婿」(1921)と、収録された「6人組のアルバム」である。その後彼らはそれぞれの道を歩むことになるのだが、彼らの作風の相違点と共通点を、フランス音楽らしさがよく表されるフルート作品で聴くことができるというのはアルバムの大きなメリットであるといえよう。収録作品のうち一般に聴かれる機会が多いのはプーランクのソナタくらいなので、レパートリーの面でも貴重である。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロシアの印象 Vol.2
 グリンカ:旅の歌/スタンザ/疑い
 チャイコフスキー:
  涙は震える Op.6-4/狂おしい夜 Op.60-6/
  わたしの守り神、わたしの天使、わたしの友
 アレンスキー:夢 Op.17-3/わたしは死を見た Op.27-6/
         魅惑の歌は遠い昔のこと Op.49-5
 タネーエフ:
  うっそうとした森 Op.26-5/
  そして敵たちは震えながら立っていた Op.26-8/冬の旅
 メトネル:
  たそがれ Op.24-4/予期せぬ雨 Op.28-1/祈り Op.29-7
 ラフマニノフ:
  美しい人よ、わたしのために歌わないでOp.4-4/
  ミューズ Op.34-1/アリオン Op.34-4
 アレクサンドル・モソロフ(1900-1973):3つのロマンス
ワシーリー・サヴェンコ(BーBr)
アレクサンドル・ブローク(P)
 グリンカから「鉄工場」で知られるモソロフまで、世代を追った構成で、1830年代から1940年代まで、すなわち国民楽派、ロマン主義、革命前の「白銀の時代」、そしてソ連時代へと続くロシア歌曲&ロマンスの系譜を概観できる。
ペーター・コルネリウス(1824-1874):合唱曲集
 レクイエム/祖先の墓 Op.19/3つの合唱曲 Op.11/
 聖三博士 Op.8 No.3/愛/3つの連作合唱曲 Op.18/
 老兵 Op.12 No.1/3つの詩篇歌 Op.13/
 これほど柔らかく、暖かく/葬送歌 Op.9/
 望みなく涙にくれ Op.14
スティーヴン・レイトン指揮
ポリフォニー(cho.)
CDA-67207

[CD-R]
トマス・タリス(1505頃-1585):
 ミサ・サルヴェ・インテメラータ
デイヴィッド・ヒル指揮
ウィンチェスター大聖堂cho.
フィリップ・スクリヴン(Org)
 録音:2000年5月22-25日、ウィンチェスター大聖堂。ミサ各章間に単旋律聖歌をふんだんに挿入し典礼形式に近づけた演奏。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロマンティック・ヴァイオリン協奏曲 Vol.2
 スタンフォード:
  ヴァイオリンと管弦楽のための組曲 Op.32
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.74
アントニー・マーウッド(Vn)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBCスコティッシュso.
 フロレスタン・トリオのメンバー、マーウッドがソロ・レコーディング・デビュー。
ヴィクトル・デ・サバタ(1892-1967):管弦楽作品集
  交響詩「プラトンの夜」(1923)
  交響詩「ゲッセマネ」(1925)
  交響詩「ユヴェントゥス」
アルド・チェッカート指揮
LPO
 イタリア・オペラ最高の解釈者、デ・サバタが亡くなった1967年の時点で、彼が作曲家でもあったということはすでにヨーロッパ人の記憶からさえ薄れていた。確かにデ・サバタが指揮者として、あまりにも比類なき存在だったことは、マリア・カラスと共演した「トスカ」などの歴史的な名盤を引き合いに出すまでもなく、疑う余地などない。しかし、今回リリースされるディスクを聴けば、後期ロマン派の系譜にデ・サバタも作曲家として名を連ねているのだ、という事実を認識することになるだろう。
 デ・サバタはジュゼッペ・ヴェルディ音楽院の作曲課程で学んでおり、1917年には24歳の若さでミラノ・スカラ座の委嘱になるオペラ作品「砂岩」を作曲、上演している(第二次大戦の爆撃でフル・スコアは焼失)。デ・サバタはまず作曲家としてミラノの聴衆に認識されたようだ。トスカニーニは「若き作曲家」デ・サバタを積極的に後押しし、1925年にはこのディスクにもおさめられている交響詩「ユヴェベントゥス」を自らの手で再演している。
 デ・サバタは1919年から指揮者としても活動を始めるが、キャリア初期はまだ「指揮もする作曲家」だったようだ。1930年になると、スカラ座での「トリスタン」上演でセンセーショナルな成功をおさめ、完全に指揮活動の方へ比重が移るが、それでも生涯作曲の筆を折ることはなかった。1931年に書いたバレエ音楽「千一夜物語」に、死の前年に当たる1966年、健康を害してすでに指揮者としては引退していたデ・サバタは自らの手で改訂を加えている。
 デ・サバタの管弦楽作品の特徴は、レスピーギ、R・シュトラウスなどと同じく、極限にまで拡大された編成が用いられていること。その筆致も、そのサウンドもゴージャズ極まりないもので、まさに後期ロマン派の音世界なのである。
 「プラトンの夜」はギリシャの哲学者で数学者でもあったプラトンの、祝宴の様子を描いた交響詩。「ゲッセマネ」とは新約聖書に登場するキリスト受難の地のことで、キリストの受難劇が交響詩として描かれる、ありそうでなかった作品。グレゴリオ聖歌から転用した主題が用いられており、それはデ・サバタの先達、レスピーギもよく用いた手法である。「ユヴェントゥス」という語は当然ながらセリエAのサッカー・チーム名ではなく、「青年」を表すラテン語(輸入元によればイタリア語)である。
 ハイペリオンはこの録音にLPOを起用したわけを以下のように説明している。「第二次大戦後すぐ、デ・サバタは敗戦国イタリアからロンドンに指揮者として招かれました。それは終戦後、旧同盟国から旧連合国に、一番初めに演奏家が招かれたケースだったのです。そのときデ・サバタを招聘したのが、ここで演奏しているロンドン・フィルハーモニック。デ・サバタとロンドン・フィルハーモニックのコンビはDeccaのためにベートーヴェンの「英雄」とシベリウスの「エン・サガ」を録音しました。これも歴史的な演奏の一つです。その後、このコンビはロイヤル・アルバート・ホールでベートーヴェンの交響曲サイクルを開催しました。今のロンドン・フィルハーモニックにそのときのメンバーは残っていないだろうけれども、デ・サバタゆかりのオーケストラのひとつが、何十年もの時を経てイタリアの指揮者を指揮台に迎え、作曲家としても傑出していたデ・サバタの、壮大な交響詩を復活させることができたのです。」
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.26
 アンリ・リトルフ(1818-1981):
  ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.45
  ピアノ協奏曲第5番ハ短調 Op.123
ピーター・ドノホー(P)
アンドリュー・リットン指揮
BBCスコットランドso.
 フランスでピアニスト兼作曲家として活躍したアンリ・リトルフの協奏曲第2番、第4番はすでにこのシリーズで、オーケストラ以外すべて同じ顔ぶれによりリリース済み(CDA-66889)。ピーター・ドノホーは1982年のチャイコフスキー・コンクール優勝者で、EMIなどへの録音も多いヴェテラン。ブゾーニのピアノ協奏曲を弾きこなすなどそのテクニックには定評がある。イヴォンヌ・ロリオに師事したドノホーのフランスものに対する評価は高い。
CDA-67213/4

(2CD)
[CD-R]
バッハ:オルガン作品集 Vol.9
 クラヴィーア練習曲集より/
 教理問答書コラール/27のコラール/他
クリストファー・
 ヘリック(Org)
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
バッハ:ノイマイスター・コラール集(全36曲) クリストファー・ヘリック(Org)
 18世紀にノイマイスターが編纂したバッハ「コラール・プレリュード集」が発見されたのは1985年。その中でバッハの初期作品と確定されたものを集めたアルバム。ヘリックによるバッハ「オルガン大全集」の一環。
ジョン・タヴナー(1944-):
 ザ・ワールド(弦楽四重奏とソプラノのための;1997)
 ディオディア(弦楽四重奏曲第3番)
 メニー・イヤーズ
  (チャールズ皇太子生誕50周年のために;
    ソプラノと弦楽四重奏のための;1998)
 アフマトーヴァの詩による歌曲集
  (ソプラノと弦楽四重奏のための)
パトリシア・ロザリオ(S)
ヴァンブラQ
 「ザ・ワールド」は優れた詩人であり学者でもあるキャスリーン・レインの90歳の誕生日を記念して、彼女の詩を基に作曲。初演は1999年、ウェスト・コーク室内音楽祭でパトリシア・ロザリオとヴァンブラQによって行われた。「メニー・イヤーズ」はタヴナーの友人でもあるチャールズ皇太子のために作曲された。ちなみにメニー・イヤーズという言葉は正統派(宗教上)の国々では挨拶として使われている。「ディオディア」はカリフォルニアの修道士であるセラフィム・ローズ神父の同タイトルの本にインスパイアされて作曲された、スケールの大きな作品。「アフマトーヴァの詩による歌曲集」は、もともとはタヴナーがもっとも気に入っているソプラノのパトリシア・ロザリオとチェリストのスティーヴン・イサーリスのために作曲されたが、ナッシュ・アンサンブルの委嘱により弦楽四重奏版に編曲された。
アルカン
 ピアノ独奏のための「シンフォニー」 Op.39 No.4-7/悲劇的な3つの小品 Op.15/
 アレルヤ Op.25/ピアノのためのパラフレーズ「貧しき者の亡骸に幸いあれ!」 Op.45/
 ピアノのためのパラフレーズ「バビロンの川のほとり」 Op.52
  マルク=アンドレ・アムラン(P)
 アルカンの「ピアノ独奏のためのシンフォニー」は、「短調の12のエチュード」(Op.39)と題された12曲からなる作品の第4曲から第7曲までにあたる。謎に満ちた作曲家アルカンは、作品にも謎のタイトルを命名することで知られている。まだロマン主義全盛の時代に、作曲家の総決算としての意味合いが強い「シンフォニー」形式を、練習曲集のなかに盛り込んでしまうという特に風変わりなこの作品、アムランは昨年、フーズム音楽祭など重要なコンサートがあるたびにこの作品を取り上げている。いわゆる「勝負曲」としていたようだ。
 アルカンはフランス音楽史上でもっとも謎の多い人物である。神童と形容された少年期、ショパンと交遊があった青年期、時々コンサートを開き、シューマンやリストからも恐れられたヴィルトォーゾぶりを発揮した時代まではまだともかく、徐々に内気で人間嫌いの傾向が表れてからは、20年も隠匿生活を送ったり、一切の公の職に就かなかったりで、その間の記録も残っていない。ユダヤ教の厳格な信者であり続けたアルカンは、地味で時代遅れな聖職者風の服を着て、訪れる人をおじけさせていたという。ときどき思い出したように出版されるピアノ作品は、どれも野心的で型破り。表題はどれも抽象的で、解釈の手助けにはならない。そして演奏者にまったく気を使わない書法(三重♯を平気で書き込むなど)を用い、指使いへの配慮も一切なしの作品ばかりだった。技巧、体力ともに最高の資質を持ったピアニストだけに挑戦の権利が与えられると言われている怪作揃いなのだ。
 アムランは、アルカンのグランド・ソナタ(CDA-66794)で世界中の賞を総なめにしたが、この「シンフォニー」はそのグランド・ソナタにも匹敵するアルカンの傑作。作曲者の生前には、1回きりしか公の場で演奏されることはなかったという。何人かのピアニストによってこの「シンフォニー」が録音されてはいるが、アムランの余人を寄せ付けない華麗なテクニックによって、出版以来140年、初めて作品の真の姿が明らかにされることだろう。
ジェームズ・マクミラン(1959-)ミサ、宗教作品集
  新しい歌/ミサ/キリストの勝利
  すべての者よ、主に向かいて喜べ(オルガン・ソロ)
  聖母マリア/子供の祈祷/変革
マーティン・ベイカー指揮
ウェストミンスター大聖堂cho.
アンドルー・レイド(Org)
 今、イギリスで最も注目されている若手作曲家の一人、マクミランはスコットランド民族主義者であり、時には政治的なメッセージを発する硬派。熱心なカトリック教徒でもある彼は1990年代から集中的に宗教作品を発表、ここにおさめられたミサもそうしたものの一つで、西暦2000年の、ミレニアムの祝典のために書かれたもの。このミサの作曲を委嘱したのは、ここでも歌っている英国の名門、ウェストミンスター大聖堂合唱団。この他、マクミランの近作の宗教作品が収められている。どれも強いメッセージ性を持つ音楽。
ゴルトマルク、ワルター:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集

 ブルーノ・ワルター(1876-1962):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 カール・ゴルトマルク(1830-1915):
  ヴァイオリンとピアノのための組曲ニ長調 Op.11
フィリップ・グラファン(Vn)
パスカル・デヴォヨン(P)
 大指揮者ブルーノ・ワルターの作品は多くないので、これは注目に値するだろう。また、グラファンのヴァイオリンはかつて日本でブームになったローラ・ボベスコと同様、典型的なフランコ=ベルギー楽派の奏法で、世界の主流(ガラミアン門下あたり)とは音色も節回しも違う。
CDA-67221/4

(4CD)
3CD価格
メットネル:ピアノ・ソナタ全集
 ソナタ ヘ短調Op.5/2つのお伽話Op.8/
 ソナタ三部作Op.11/ソナタ ト短調 Op.22/
 お伽話ソナタ ハ短調Op.25-2/
 ソナタ ホ短調Op.25-2「夜の風」/
 ソナタ=バラーダ 嬰へ長調Op.27/ソナタ イ短調Op.30/
 忘れられた調べ第1集Op.38(全8曲)/
 忘れられた調べ第2集Op.39(全5曲)/
 ソナタ 変ロ長調Op.53-1「ロマンティックなソナタ」/
 ソナタ ヘ短調Op.53-2「風のソナタ」/
 牧歌風のソナタ ト長調Op.56
マルク=
 アンドレ・アムラン(P)
 現代最高のテクニシャン、アムランが放った大作。今だその真価が認められているとは言い堅いメットネルのピアノ曲に新たな境地を切り開いた。 価格もお買い得で、ピアノ・ファンなら是非手元に置いておきたい。
サルヴェ・レジナ〜モンテヴェルディとヴェネツィアの同僚たちの教会音楽
  ジョヴァンニ・ロヴェッタ(1595頃-1668):サルヴェ・レジナ(1647)
 アレッサンドロ・グランディ(?-1630頃):アモ・クリストゥム(1629)/
                     アヴェ・マリス・ステラ(1629)
 ビアージョ・マリーニ(1587頃-1665):2つの弦楽器のためのソナタ(Op.8;1626 から)
 フランチェスコ・マリア・マリーニ(17世紀前半):優しきイエスよ(1637)
 ダリオ・カステッロ(17世紀前半):エクスルターテ・デオ(1626)
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):聖母の嘆き(1641)
 ジョヴァンニ・アントニオ・リガッティ(1615-1649):
  クム・インヴォカーレム(1646)/ヌンク・ディミティス(1646)
 ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1680):
  ソナタ ト長調「ラ・ぺッツォーリ」(Op.4;1656 から)/
  オー・ミランドゥム・ミステリウム(Op.17;1692 から)
 ヨハン・ローゼンミュラー(1619頃-1682):
  アシェンデンス・クリストゥス・イン・アルトゥム
 ロビン・ブレイズ(CT) ピーター・ホルマン指揮パーリー・オヴ・インストルメンツ
 録音:2000年6月27-29日、ロンドン、ハムステッド、セント・ジュード=オン=ザ=ヒル教会。
 バッハ・コレギウム・ジャパンにも招かれ日本でも人気が出てきたブレイズが「モンテヴェルディとその周辺」を歌う。モンテヴェルディによって本格的に教会音楽に導入されたモノディー楽曲を集めた好企画である。
C.P.E.バッハ(1714-1788):
  フルート協奏曲イ長調 H.438(Wq168)
  フルート協奏曲ニ短調 H.425(Wq22)
  フルート協奏曲ト長調 H.445(Wq169)
レイチェル・ブラウン(Ft)
ロイ・グッドマン指揮
ブランデンブルク・コンソート
CDA-67227

[CD-R]
この島国で〜イギリス歌曲集
 パリー:アルミーダの庭/わたしの心は歌う小鳥のよう
 スタンフォード:サン・マルシェの貴婦人
 ウォーロック:歌曲集「リリーゲイ」
 ロジャー・クィルター:
  喜びに満ちた美しい家 Op.12 No.7/
  わたしの人生の喜び Op.12 No.2
 フィンジ:わたしたちの愛していたので
  わたしの人生の喜び/日の出のなかで横たわる
 イヴォール・ガーニー(1890-1937):眠り
 ハウエルズ:ダヴィデ王
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  静かな午後/澄んだ大気の中のひばり/潅木とイバラ
 カレル・ドロフナトスキ:歌曲
 ブリテン:歌曲集「この島国で」 Op.11
リン・ドーソン(S)
マルコム・マルティヌ(P)
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
オルガン・ファイヤーワークス Vol.9
 パトリック・ゴーウェルズ:アン・オケイジョナル・トランペット・ヴォランタリー
 バルトーク/クリストファー・ヘリック編曲:6つのルーマニア民謡 Sz56
 バッハ/レーガー編曲:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
 スヴェレ・エフテスタル:ノルウェー民話「鐘の音」をもとにした7つの寓話的絵画
 ジャン・ラングレ:グレゴリオ聖歌による3つのパラフレーズ Op.5
 ウィリアム・ヴォルステンホルメ:ボヘメスク
 ノエル・ロースソーン:舞踏組曲〜ラインの踊り
 シャルル=マリー・ヴィドール:オルガン交響曲第5番〜トッカータ
  クリストファー・ヘリック(Org)
シューベルト:オペラ・アリア集
 歌劇「双子の兄弟」〜嵐、雷、稲妻になれ!/最愛の、母なる大地/
 歌劇「悪魔の悦楽城」〜私は湿原の国をどうすれば?/
 歌劇「アルフォンソとエストレッラ」〜ごきげんいかが、おお太陽よ/狩人の休息/
 歌劇「サラマンカの友人たち」〜男はとても幸せ、そしてとても自由/
 歌劇「グライヒェン伯爵」〜おお天国よ、わたしにほほえんでもらえるか?/
 城は私の祖先、家族の礎(*)/
 歌劇「アドラスト」〜もし伯爵自身が祈りを捧げるなら(*)/歌劇「人質」より(*)
  オリヴァー・ヴィドマー(Br) ヤン・シュルツ指揮ハンガリー国立po.
 (*)世界初録音。歌曲王シューベルトのオペラは、アバドが指揮した「フィエラブラス」など後期の作品がいくつか全曲録音されてはいるが、とても広く一般に認知されたとは言い難く、ヨーロッパでも上演の機会は決して多くない。シューベルトのオペラやジングシュピール(音楽芝居)は台本が凡庸なわりに筋が複雑、かつ舞台装置も半端でないくらい大規模なものを揃える必要がある作品ばかりで、なかなか公演に踏み切れないでいるオペラ・ハウスが多いらしい。シューベルトの歌曲全集を完結させたHYPERIONにふさわしい、こうしたこだわりの企画が今回実現したのは、シューベルトの膨大な作品群の中でもっとも手がつけられていないジャンルにも果敢に踏み込んでゆこうとするフロンティア・スピリッツに他ならない。歌曲同様、魅力的で美しいアリアの旋律は、このジャンルがシューベルトの作品の中で決して軽視できないものだということを、あらためて知らしめる。最晩年の作で、草稿のみに終わってしまった「グライヒェン伯爵」からのアリアなど、「冬の旅」や「白鳥の歌」にも通じる、哀愁に満ちた旋律が多くの人の胸を打つことだろう。
CDA-67230

[CD-R]
ナポリタン〜ペルゴレージ、デュランテ、レーオの音楽
 ペルゴレージ:コンチェルト 変ロ長調
 フランチェスコ・
  デュランテ(1684-1741):コンチェルト第2番 ト短調
 ペルゴレージ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 レオナルド・レーオ(1694-1744):コンチェルト ニ長調
 デュランテ:コンチェルト第8番 イ長調「狂気」
 ペルゴレージ:
  シンフォニアヘ長調/コンチェルト第5番 イ長調
エリザベス・
 ウォルフィッシュ(Vn)
ニコラス・クレーマー指揮
ラグラン・
 バロック・プレイヤーズ
 18世紀ナポリの空気をいっぱいに詰め込んだ好企画。オペラ・ブッファ(喜歌劇)というジャンルを成立させるのに重要な役割を果たしたにもかかわらず、わずか26才で早世してしまったペルゴレージの霊感に満ちた作品は、有名な「奥様になった女中」や「スターバト・マーテル」ばかりではない。ここに収録された器楽作品もまたナポリの太陽の輝きを連想させるような明るさに満ちた傑作ばかりだ。ペルゴレージの師にあたるデュランテの作品や、スカルラッティの後継者としてナポリの宮廷礼拝堂楽長の任についていたレーオの作品は他に録音も少なく貴重。名手エリザベス・ウォルフィッシュのディスコグラフィーに、また新しく魅力的な一枚が加わった。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
リスト:ピアノ独奏曲全集 Vol.52
 ハンガリーのロマンツェ詩集S.241a(1853)(全18曲)、
 2つのハンガリー風行進曲S.693(c.l840?)
レスリー・ハワード(P)
 リストの未出版の手稿にハワードが手を加えたもの。世界初録音。
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):
 7つのソナタ Op.1 BuxWV.252-258
コンヴィヴィウム
[エリザベス・
  ウォルフィシュ(Vn)
 ポール・ニコルソン
 (Cemb)
 リチャード・
  タニクリフ(Vc)]
 デンマーク生まれのドイツ作曲家ブクステフーデは優れた声楽曲とオルガン曲を書いたことで知られており、ことオルガン曲に関してはバッハやヘンデルに多大な影響を与えた。多数の声楽曲、オルガン曲を書いたブクステフーデだが、生前に出版されたものはごくわずかで主要な出版物としてはここに収録されている「7つのソナタ」をはじめとするいくつかの室内楽曲集くらいである。「7つのソナタ」と題される作品は2つあり、ここに収録されている Op.1は1694年頃に作曲された。ヴァイオリン、ガンバ、チェンバロによるこのソナタの編成は北ドイツの室内楽曲の伝統に倣った編成で、当時トリオ・ソナタを多く創出していたイタリア作曲家たちがトリオのためのソナタに用いた編成(2つのヴァイオリンと通奏低音)とは異なる。
 当盤はコンヴィヴィウムのハイペリオン・レーベル第5作目。以前ロカテッリ・トリオとして活動していた時から彼らの評判は高く、現在のイギリスにおける重要なピリオド楽器アンサンブルの一つである。
ブラームス:
 ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5/4つのバラード Op.10
スティーヴン・ハフ(P)
 打鍵のパワフルさにおいて他に比類のないハフだから、ソナタ第3番のような作品に本領を発揮するのは当然だとしても、このオーソドックスな選曲は近年のハフの自信をうかがわせるものだ。
17世紀のヴァイオリンの巨匠たち
 ビーバー(1644-1704):パッサカリア ト短調
 シュメルツァー(1620/23頃-1680):
  ソナタ第4番 ニ長調(ウォルフィッシュ編曲)
 ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705):
  6つの無伴奏ヴァイオリン組曲 より
   [第1番/第2番/第4番/第5番/第6番]
 ニコラ・マッテイス(?-1695頃):
  音楽の墓(ウォルフィッシュ編曲)/
  アンダメント・マリンコニコ(ウォルフィッシュ編曲)/
  ファンタジア 変ロ長調/
  アルマンダ・ファシル(ウォルフィッシュ編曲)/
  スカラムチア(ウォルフィッシュ編曲)
エリザベス・
 ウォルフィッシュ(Vn)
 17世紀にチェコ、オーストリア、ドイツ、イギリスで活躍したコンポーザー=ヴァイオリニストたちの作品を集めたもの。ビーバーはボヘミアの作曲家で傑出したヴァイオリニスト。彼の作品は変則的調弦によるものと通常の調弦によるものがあるが、ここに収録されている「パッサカリア」は通常の調弦による作品。シュメルツァーはウィーンの宮廷礼拝堂の指揮者を務めたヴァイオリニスト。当時オーストリアでは天才ヴァイオリニストとして評されていた。ヴェストホフはドイツの作曲家、ヴァイオリニスト。ヴァイオリン奏法においては特に左手のテクニックに優れ、当時ドイツでは第1級のヴァイオリニストと称された。イギリス作曲家、ヴァイオリニストのマッテイスもまたヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとして活躍した人物。このCDに収録されているシュメルツァーとマッテイスの作品はオリジナル・スコアでは多数の楽器のための作品であるが、ここではウォルフィッシュがソロ・ヴァイオリン用に編曲した版で演奏されている(マッテイスの「ファンタジア」を除く)。
ウォルトン:「ファサード」(追加曲含む)
コンスタント・ランバート:劇付随音楽「サロメ」〜組曲
エリナー・ブロン、
リチャード・スティルゴー
 (ナレーター)
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ
 指揮ナッシュ・アンサンブル
ミヒャエル・プレトリウス(1571?-1621)編纂:「テルプシコーレ」(1612)の音楽
 フランシス・カルベル:パッサメッツォ=ガイヤルド=ガイヤルド/ブランル/単純なブランル
 ニコラス・ヴェレ:戦いの神マルス
 ミヒャエル・プレトリウス:スパニョレッタ/国王ルイ13世のバレット/村のブランル/
              クーラント「愛の光」/クーラント「グリムシュトック」/
              クーラント「パッキントンのパウンド」/料理人のバレット
 ジョン・バティスタ・ブザール:大公の舞踏会−幼い少女−村のブランル
 ジョン・ダウランド/ミヒャエル・プレトリウス編曲:
  クーラント「Mistris Winter's Jump」
 トマス・キャンピオン/ミヒャエル・プレトリウス編曲:
  クーラント「I care not for these ladies」
 ピーター・ホルマン指揮パーリー・オブ・インストゥルメンツ・
  ルネサンス・ヴァイオリン・バンド
 バロック初期に現れたドイツ音楽最大の理論家で作曲家だったミヒャエル・プレトリウスの器楽作品「テルプシコーレ」は、プレトリウスの時代の舞曲旋律を4声−6声へ器楽編曲したもので、全317曲からなる。曲集には自作の器楽作品に加え、フランスの宮廷ヴァイオリニスト、カルベルや、キャンピオンなど当時流行の作曲家の作品も収められている。
 ホルマンとパーリー・オブ・インストゥルメンツはウェストミンスター大聖堂合唱団と「クリスマス音楽集」(CDA-66200)をリリースしており、これが2枚目のプレトリウス作品集となる。今回はパイプやタブラー、バグパイプも加わり、生き生きとした演奏を繰り広げている。もともとテルプシコーレ(テレプシコラ)とはギリシャ神話の9人のムーサ(ミューズ)の一人で、合唱と舞踏をつかさどる神のこと。
セヴァーン川の牧草地〜アイヴァー・ガーニー(1890-1937):歌曲集
 古い様式の墓碑/あなたは私の空/すべての月夜/慰められる愚行/棺桶台のそば/セヴァーン川の牧草地/
 フランダースにて/そんな時間に/ハナッカーの水車/パンとさくらんぼ/聖なる夜/春の願い/9つの時計/
 ゆりかごの歌/歌曲集「5つのエリザベス朝の歌」〔オルフェウス/涙/緑の森の木の下で/眠り/春〕/
 エピタフ/広々とした野原/サリー・ガーデンを下って/天国の布/歌手たち/父と一緒に耕しに行く

  ポール・アグニュー(T) ジュリアス・ドレイク(P)
 イギリスの作曲家で詩人でもあったガーニーの歌曲集。第一次大戦時、兵役に招集され参戦したガーニーは1917年に毒ガス攻撃を受けたことによる神経症で入院、大戦後には作曲に没頭できた時期がわずかにあったが、やがて戦争のショックと作曲家として認められない焦りなどが重なって精神に異常をきたし、入院してそのまま亡くなることになる。しかしその晩年、フィンジ、ハウエルズ、ファーガソンなどの友人が一致して協力し、ガーニーの作品を出版。非常な人気を博した時期があったという。
CDA-67244

[CD-R]
フランスのチェロ音楽
 アルベリク・マニャール(1865-1914):
  チェロ・ソナタ イ長調 Op.20
 シャルル・ケクラン(1867-1950):
  ブルターニュの歌 Op.155 No.13-21
 シャルル・マリー・ヴィドール(1845-1937):
  チェロ・ソナタ イ長調 Op.80
マッツ・リンドストレーム(Vc)
ベンクト・フォシュベリ(P)
 フランスのチェロとピアノのための珍しい作品を収録。中でも注目すべきは初録音となるケクランの「ブルターニュの歌」。ブルターニュの民族舞曲をケクランが編曲したことはあまり知られておらずスコアも今まで見つかっていなかったが、今回ケクランの家族が所有するコレクションの中から手稿譜が見つかり録音に至った。
 マッツ・リンドストレームは以前、ロイヤル・フィルハーモニックo.チェリストとして活躍、現在は演奏、録音のほかロンドンのロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージックで教鞭もとっている。ベンクト・フォシュベリはスウェーデンを代表する歌手アンネ・ソフィ・フォン・オッターの伴奏者としても活躍した名ピアニスト。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ジョン・ラッター(1945-):クリスマスのための音楽
 Shepherd's Pipe Carol / Nativity Carol / There is a Flower / Sans Day Carol / What Sweeter Music /
 I wonder as I wander / Jesus Child / Wild Wood Carol / The very best time of year / Away in a Manger /
 Angel Tidings / Christmas Lullaby / Dormi Jesu / Love came down at Christmas / Star Carol / Mary's Lullaby /
 Carol of the Children / Silent Night / Angels' Carol / Candlelight Carol / Second Amen / Donkey Carol

  スティーヴン・レイトン指揮ポリフォニー(cho.)、シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
 ブリテンのアルバムでグラモフォン賞を獲得した名合唱団、ポリフォニーの通算3枚目となるラッター。
CDA-67246

[CD-R]
モーツァルト:
 ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
  ディヴェルティメント 変ホ長調K.563/
 ヴァイオリンとヴィオラのためのニ重奏K.424
レオポルド弦楽三重奏団
[マリアンヌ・トルセン(Vn)
 スコット・
  ディッキンソン(Va)
 ケイト・グールド(Vc)]
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
バッハ・アルバム〜バッハ/ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ編曲:
 シンフォニア BWV.29 No.1より/「深き悩みの淵より、われ汝に向かいて呼ばわる」 BWV.686より/
 同 BWV.38 No.1より/BWV.687/BWV.38 No.6より/BWV.715a/14のカノン BWV.1087/「わが魂は主をあがめ」 BWV.648より/
 「おお、イエス・キリスト、わが生命の光」 BWV.118/「われら悩みの極みにありて」 BWV.432/BWV.641より/
 われいまや汝の御座の前に進みい出」 BWV.668より/ 「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」(第1節)BWV.659より/
 同 BWV.36 No.8より/BWV.660より/BWV.62 No.6より/BWV.661より/「讃美と誉れと栄光」BWV.29 No.7より

  ヒズ・マジェスティーズ・コンソート・オヴ・ヴォイセス
  ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ
MCDA-67247

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 解説:エドワード・ブラックマン/日本語訳&解説:木幡一誠(国内仕様盤のみ)。
 バッハ作品のバッハ自身による編曲は概ねよく知られ、資料も残っているが、ここでは、ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツによる編曲が取り上げられている。すでに本国イギリスのコンサートで大成功を収めた作品ばかりだ。
 アルバムの冒頭を飾る「シンフォニア」の原曲はカンカータ「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」BWV.29のシンフォニアだが、この曲自体、バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ ホ長調」第1楽章の有名な旋律を、バッハ自らが編曲したものである。もちろん2曲目以降も素晴らしい作品が続く。特に注目すべきは、ゴルトベルク変奏曲のテーマをもとにした「14のカノン」。1974年、バッハ自身の使用していたゴルトベルク変奏曲の楽譜の未使用ページに書かれているのが発見されたものだ。そして美しいコラール「おお、イエス・キリスト、わが生命の光」が、ここでは、バッハ自身が弦楽、オーボエ、通奏低音用に編曲する以前の、原曲のままのスタイルで演奏される。
 今やロンドンの古楽界において、並ぶもののない金管アンサンブル、ヒズ・マジェスティーズ・サグバッツ&コルネッツ芸術の頂点というべきバッハ演奏。これまでに聴いたことがない、このうえなく美しく、豊かで新鮮な音楽として楽しめることは、まさに貴重な体験と言えるだろう。
ルイ・モロー・ゴットシャルク(1829-1869):ピアノ作品集 Vol.5
 ため息(詩的なワルツ)/マルガリータ(華麗なる大ワルツ)/演奏会用練習曲「バタイーレ」/
 私にこたえて(キューバ風ダンス、カプリース・ブリランテ)/ソリチュード/9階のバラード/
 演奏会用大練習曲「トレモロ」/グランド・ポルカ「オルファ」/
 エル・ココヤ(グランド・カプリース、キューバのブラヴーラ)/
 ポルカ・デ・サロン/レーヨン・ダジュール(ポルカ・デ・サロン)/ジュネ・アンリの狩り(演奏会用小品)

  フィリップ・マーティン(P)
 このシリーズもついに5作目。1980年代までは、ゴットシャルクの作品がこんなに録音されるようになるとは思いもよらなかったものである。
グランヴィル・
 バントック(1868-1946):管弦楽作品集 Vol.5

  「雅歌」への前奏曲/
  「オマル・ハイヤーム」への前奏曲/
  「オマル・ハイヤーム」〜らくだのキャラバン隊/
  「2つのヘブライの海の詩」
    〜第1番「キャリスティオーナ」/
  「管弦楽のための2つの情景」〜第1番「行列」/
  破壊者サラバ
ヴァーノン・ハンドリー指揮
RPO
 ハンドリーとロイヤル・フィルによるバントック管弦楽作品集もこれでもう第5作目となる。指揮者としてキャリアをスタートさせたバントックは、シベリウスを最も早くからフィンランドの外で取り上げ、イギリスにおける北欧音楽ブームの火付け役のような役割を果たした。インドの文官勤務を目指す教育を受けたバントックは、東洋、北欧といった異国の文化に高い興味と関心を抱いていたのだ。これはバントック自身の作品タイトルを見てもよくわかる。今回収録された「オマル・ハイヤーム」とは11世紀ペルシャの天文学者兼数学者兼詩人のこと。そのハイヤームが多く書き記した四行詩をフィッツジェラルドが自由な形で英訳、それにバントックが曲をつけたもの。そしてこのCDのタイトルにもなっている焉u破壊者サラバ」はアラブ民族の古い伝承物語。悪魔オクバによって家族全員を殺され、復讐の戦いへと向かう男サラバだが、最後には慈悲の心を持って敵を許すという物語が交響詩として描かれる。「ティル」のようなはっきりとしたストーリーを持つプログラム・ミュージック。時節がら、物語の意味を考えさせられる作品である。
 シュトラウス、ワーグナー、チャイコフスキー、シベリウスといった作曲家の影響――後期ロマン派と異国情緒をスパイスに、管弦楽を主なフィールドとして生涯に多くの作品を生みだしたバントックもまた、エルガーやヴォーン・ウィリアムズとはまた違う意味でイギリス近代音楽史上における重要な人物だったことを、職人指揮者ハンドリーが見事に証明してくれている。
プーランク:室内楽作品全集
 六重奏曲/ヴァイオリン・ソナタ/
 2台のクラリネットのためのソナタ/
 ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ/
 チェロ・ソナタ/クラリネット・ソナタ/
 ギター独奏のためのサラバンド/
 ピッコロとピアノのためのヴィラネッラ/
 オーボエ・ソナタ/
 ホルンとピアノのためのエレジー/
 ピアノ/オーボエ/ファゴットのための三重奏曲/
 クラリネット・ソナタ/フルート・ソナタ
ナッシュ・アンサンブル
CDA-67257

[CD-R]
ルイ・デュレ(1888-1979):歌曲集
  エリック・サティへのオマージュ/バスク地方の歌 Op.23/
  動物の彫刻 Op.17a/ロマンティックな2つの歌 Op.20/
  ペトロンの3つの詩 Op.15/神政政治のエピグラム Op.13/
  オーランジェの墓碑路 Op.16/クルーゾーの印象 Op.11
フランソワ・ル・ルー(Br)
グレアム・ジョンソン(P)
 シェーンベルクの影響から出発し、フランス六人組に参画するも、まもなく脱会、独自の音楽を作り上げたルイ・デュレの珍しい歌曲集。セヴラック(CDA-66983)、サン=サーンス(CDA-66856)の歌曲集でもみごとな演奏を聴かせてくれたル・ルーとジョンソンのコンビによるフランス歌曲集第3弾。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
レイナルド・アーン(1875-1947):ピアノ五重奏曲
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):ピアノ五重奏曲 Op.42
スティーヴン・クームズ(P)
チリンギリアンQ
 104曲にも及ぶ歌曲が有名なアーンだが、室内楽にもいいものがあることを教えてくれるディスク。旋律の美しさは歌曲の世界そのまま。ヴィエルヌはオルガニストらしく、構成的な作風。
ジョン・ラッター(1945-):宗教音楽集
 グローリア/おお愛する神よ、降りて来たもう(*)/
 主よ、われをあなたの平和の道具となされよ/
 何事にも時期がある(*)/
 わたしはわたしを最も愛する(*)/主をたたえよ/
 われは眼差しを上げ/選ばれた花婿/クレアの祝祷(*)/
 主はわが光にしてわが救済者/
 世界に向かって旅立つ/汝の完璧なる愛/テ・デウム
スティーヴン・レイトン指揮
ポリフォニー(cho.)
シティ・オブ・ロンドン・
 シンフォニア
ウォーレス・コレクション
 世界初録音(*)。すでに20世紀の名作宗教作品として評価を確立した感のあるジョン・ラッターの「グローリア」。
アイアランド:
 宗教的歌曲と世俗的歌曲(全32曲)/
 放浪者の歌(全37曲)
リサ・ミルン(S)
ジョン・マーク・エインズリー(T)
クリストファー・モルトマン(Br)
グレアム・ジョンソン(P)
 スタンフォードに師事したイギリスの作曲家アイアランドの歌曲集。
CDA-67263

[CD-R]
バッハ作とされていたオルガン曲集
 小前奏曲とフーガ 第1番ハ長調 BWV553 /身を飾れ、おお愛する魂よ BWV759 /
 小前奏曲とフーガ 第2番ニ短調 BWV554 /イエスよ、わが魂を BWV752 /
 暁の星のいと麗しきかな BWV763 /おお主なる神、汝の天与の言葉は BWV757 /
 小前奏曲とフーガ 第3番ホ短調 BWV555 /ああ神にして主なる者よ BWV692 /
 ああ神にして主なる者よ BWV693 /小前奏曲とフーガ 第4番ヘ長調 BWV556 /
 天にましますわれらの父よ BWV760 /天にましますわれらの父よ BWV761 /
 小前奏曲とフーガ 第5番ト長調 BWV557 /深き淵よりわれは呼ぶ BWV745 /
 キリストはよみがえりたまえり BWV746 /小前奏曲とフーガ 第6番ト短調 BWV558 /
 わが愛する神に BWV744 /神なる父よ、われらのもとに住みたまえ BWV748 /
 フーガ ト長調 BWV581 /小前奏曲とフーガ 第7番イ短調 BWV559 /
 いまやすべての森は憩い BWV756 /主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ BWV749 /
 主イエス・キリストよ、わが生命の光りよ BWV750 /甘き喜びのうちに BWV751 /
 小前奏曲とフーガ 第8番変ロ長調 BWV560 /いと高きところでは神にのみ栄光あれ BWV771
  クリストファー・ヘリック(Org)
 録音:1999年4月13日-15日、スイス、カイステン、聖ミカエル教区教会。使用楽器:メツラー製。ヘリックによるバッハ:オルガン作品シリーズの最終巻。いわゆる「偽作」集。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-67266

[CD-R]
古典派トランペット協奏曲集
 ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調
 ミヒャエル・ハイドン:トランペット協奏曲 ハ長調
 レオポルド・モーツァルト:トランペット協奏曲 ニ長調
 ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):
  トランペット協奏曲第1番 変ホ長調
 フンメル:トランペット協奏曲 ホ長調
クリスピアン・
 スティール・パーキンス(Tp)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート
 スティール・パーキンスの名前は知らなくても、ピリオド楽器によるアンサンブルに頻繁に登場する人物なので知らぬ間にその音を耳にした人は多いはず。今やロンドンを代表するフリーランスの名トランペッターだが、独奏録音は決して多くなかったので、やきもきしていたファンは多い。トランペット協奏曲としてもっとも一般的によく知られる作品を網羅したこの録音は、これから長くスタンダードとなることだろう。
 日本からスティール・パーキンスに師事する学生も多い。彼らが異口同音に、スティール・パーキンスのテクニックの素晴らしさをたたえるのに加え、その高邁な音楽性にも感嘆の声を口にするのはなぜか、このCDでとくとご確認あれ。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
スティーヴン・ハフのイングリッシュ・アルバム
 アラン・ロースソーン:バガテル
 スティーヴン・レイノルズ:
  ディーリアスの思い出に捧げる2つの詩
 スティーヴン・ハフ:エニグマ(謎)のワルツ第1番/
             エニグマ(謎)のワルツ第2番
 エドワード・エルガー:スミルナにて
 スティーヴン・レイノルズ:
  フォーレの思い出に捧げる2つの詩
 グランヴィル・バントック
  (スティーヴン・ハフ編):封印された歌
 ヨーク・ボーウェン:
  愛の夢 Op.20-2/シリアスな踊り Op.51-2/
  ポルデンへの道 Op.76
 フランク・ブリッジ:しずくの妖精/気楽な心
 ケネス・レイトン:
  6つの練習曲(練習用変奏曲)より(5曲)
スティーヴン・ハフ(P)
 今やイギリスを代表するピアニストに成長したハフ。そのイギリス近代音楽プログラム。「スティーヴン・ハフのニュー・ピアノ・アルバム」(CDA-67043)が好評を博し、その続編として企画された。ハフ自作の「エニグマ・ワルツ」のあとにエルガーをもってくるあたり、気がきいている。
さあ行こう、慎重に〜トマス・キャンピオン歌曲集
 トマス・キャンピオン(1567-1620):
  ある夏の日に/こういうご婦人は嫌い/
  かわいいイザベラ/汝の苦しみは長く続き/
  火よ!火よ!火よ!火よ!/非の打ちどころのないご婦人/
  今やフローラは憩いの場を離れ/コンフェス氏のコラント/
  さあ行こう、慎重に/ロード・ヘイの仮面/
  夜の暗いとばりが下りて/幻想/すべてが見た塀/
  そしてあなたは分かれて/休まれ私の心、そして死/
  彼女に求婚し、彼女を手に入れよ/むしろ私は結婚したい/
  美しい人よ、あなたがほしい/
  第2のロードの仮面劇の踊り/生意気な態度を恨む/
  あなたの音楽はあなたの心に戻り/
  明かりを作った人/暴風雨に打たれる帆
ロビン・ブレイズ(C−T)
エリザベス・ケニー(Lute)
ディヴィッド・ミラー(Lute)
ジョアンナ・レヴァイン(Gamb)
マーク・レヴィ(Gamb)
 ダウランドと並び称された歌曲作曲家キャンピオンの作品は以外にまとまったものがないだけに貴重。今この手の歌曲を歌わせたらロビン・プレイズの右に出るものはいないだろう。
“冥王星”付き「惑星」
 ホルスト:組曲「惑星」(*)
  ヴィオラと小オーケストラのための抒情的断章(+)
 コリン・マシューズ(1946-):冥王星−再生をもたらす神
ティモシー・ポーリー(Va;+)
マーク・エルダー指揮
ハレo.
ハレo.女声cho.(+)
SACDA-67270

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 2000年5月11日、ハレ管弦楽団が本拠を置くマンチェスター・ブリッジウォーター・ホールは、歓喜と興奮に包まれた。音楽監督ケント・ナガノの指揮でホルストの組曲「惑星」に加えられた新たな楽章「冥王星」が、初演されたのだ。ホルストが「惑星」作曲当時まだ天文学上発見されていなかった「冥王星」を、今回新たに作曲して書き加えたのは、1946年生まれで現代イギリスの気鋭の作曲家として人気が高いコリン・マシューズ。マシューズとホルストはこれまでにも接点があり、ホルストの歌曲集「夢の都市」H.174の編曲をマシューズが手がけているし、さらに2曲ある吹奏楽のための組曲の校訂を行ってもいる。マシューズはもともとオールドバラ音楽祭などを通じてホルストの愛娘イモジェン女史とも交流があり、ホルスト協会の理事も務めている。
 新たに書き加えられた「冥王星」は、「海王星」の最後の女性コーラスを引き継ぐように始まり、やがて「火星」をさらに荒涼とさせたような、まるで宇宙の果てを思わせるような音楽になる。ホルストの「惑星」自体、決して単なるスペクタキュラーな効果を狙っただけの外面的なものでなく、サンスクリットなどの東洋思想、神秘主義、民謡復興運動、占星術など多くの思想や要素が混ざり合わさって生まれた作品だということが、徐々に語られるようになってきている。マシューズの今回の試みでは作曲当時のホルストの思想、作曲スタイルなどがあらためて議論となるだろう(ホルスト自身はスコアにいかなる変更が加えられることも許さない、という遺言を残したことも含めて)。さらには、「惑星」以外はまだ市民権を得たとは言い難いホルストの、作曲家としての全体像が見直されるきっかけとなるかもしれない。この録音には、多くの問題提起が込められているのだ。
 ここで指揮をしているマーク・エルダーは、2000/2001年のシーズンからケント・ナガノの後を受け継ぎ、このオーケストラのシェフに就任した。1981年、バイロイトでの「マイスタージンガー」を振って注目され、以後は長くイングリッシュ・ナショナル・オペラなどで活躍したヴェテラン指揮者。アムランと組んだブゾーニのピアノ協奏曲など、音盤上での活躍も近年充実しつつある。バルビローリ、ロッホランなど英国の名匠によって育まれたこのオーケストラに新たな伝統を築きあげるものと期待されている。
シューベルト:
 ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調D.898/
 夜想曲 変ホ長調D.897/
 ピアノ三重奏曲断章 変ロ長調D.28
フロレスタン・トリオ
 フロレスタン・トリオはスタープレイヤーが集まる「お遊び型」ピアノ三重奏とは異なる志の高いアンサンブル。 今回のシューベルトはブラームス、シューマンと続いたドイツ・ロマン派シリーズの最新作。第二弾も2002年リリース予定。
英国の詩、露西亜のロマンス
 アントン・アレンスキー:
  リコレクション
   〜ナウ・ザ・ラスト・デイ・オブ・メニー・デイズ/
  私たちは松林を放浪する/アルバムにて/他
 リムスキー=コルサコフ:眠らない太陽/ズレイカの歌/他
 グリンカ:イネジラ/私はここに/他
 バラキレフ:ヘブライのメロディ
 ムソルグスキー:「皇帝サウル」〜戦いの前のサウルの歌
 セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):
  小鳥/私が考える始まりと終わり/他
 ラフマニノフ:小鳥
 ボリス・リャトシンスキー(1895-1968):時が長く過ぎて
 ショスタコーヴィチ:王の作戦/ソネット
 カバレフスキー:
  ソネット第27番/ソネット第153番/ソネット第8番
ヴァシーリー・
 サヴェンコ(B−Br)
アレクサンダー・ブロック(P)
カレイドスコープ(万華鏡)〜マルク=アンドレ・アムラン
 エドナ・ベンツ・ウッズ:幻想的ワルツ / セルゲイ・ラフマニノフ:V.R.のポルカ
 ヨーゼフ・ホフマン:夜想曲/カレイドスコープ(万華鏡)
 マルク=アンドレ・アムラン:練習曲第3番(パガニーニ/リスト「ラ・カンパネラ」に基づく)
 フェリクス・ブルーメンフェルド:左手独奏のための練習曲
 ヤコブ・ギンペル:「海兵隊賛歌」による演奏会用パラフレーズ
 マルク=アンドレ・アムラン:短調による練習曲第6番(ドメニコ・スカルラッティを讃えて)
 ジュール・マスネ:狂ったワルツ / モリツ・モシュコフスキ:練習曲変イ短調
 フランシス・プーランク:間奏曲変イ長調 / レオポルド・ゴドフスキー:古きウィーン
 アレクサンドル・ミハウウォスキ:ショパンの「即興曲第1番」変イ長調に基づく練習曲
 アーサー・ルリエ:ジーグ / エミール・ブランシェ:古い後宮の庭で
 アルフレート・カゼッラ:2つのコントラスト〔グラツィオーソ(ショパンを讃えて)/反グラツィオーソ〕
 ジョン・ヴァリアー:トッカティーナ
 アレクサンドル・グラズノフ:小アダージョ(バレエ「四季」から)
 ニコライ・カプースチン:トッカティーナ
  マルク=アンドレ・アムラン(P)
MCDA-67275

\2730(税抜\2600)
国内仕様盤
 原盤:HYPERION。録音:2001年2月2日-4日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:ジェレミー・ニコラス(国内仕様盤のみ、高久暁 訳)。
 このディスクはアムランならではのアンコール・ピースで、彼にしか弾けないような難易度の高い作品が含まれている。たとえばアムラン自作の練習曲第3番は、パガニーニ/リストの「ラ・カンパネラ」を複雑にしたもの。リストの原曲より難易度もはるかに高い。演奏時間は3−4分だが、有名な旋律だけに初めてこの編曲を聴いたらびっくりするだろう。ギンペルは、ケンペとEMIに録音したブラームスのピアノ協奏曲第1番がファンには知られているが、この「海兵隊賛歌」はホロヴィッツ版「星条旗よ永遠なれ」の伝統を踏襲したかのような派手なパフォーマンスが聴きもの。録音では実直な演奏が多いギンペルだが、晩年はアメリカで過ごしたようなので、このような曲も書いたのだろうか。マスネの「狂ったワルツ」は昨年、一昨年のアムラン来日公演でのアンコール曲目。それこそ「狂ったように」難しい曲。ゴドフスキーばりのショパン作品編曲にも注目。最後のカプースチンの作品はロック・リズムを大胆に導入した小トッカータ。カプースチンの自作自演CDがすでにリリースされているが、アムランは作曲者本人と親交がある数少ないピアニストの一人でもある。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.29
 イグナツ・モシェレス:
  ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調 Op.56/
  ピアノ協奏曲第3番 ト短調 Op.58/
  スコットランドを見越して Op.75
ハワード・シェリー(P)
タスマニアso.
 モシェレスはベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」のロンドン初演の指揮者であり、またシンドラーの「ベートーヴェンの生涯」英語版の翻訳・編集者でもあった。また、若い頃には「フィデリオ」全曲をピアノ用に編曲したこともあったという。ショパンのような華麗な技巧に背を向け、あくまで古典的な形式に固執したモシェレス。8曲あるピアノ協奏曲は、モシェレスの作品の中核をなすもので、第7番が「悲愴」、第8番が「田園」と名付けられていることからも、いかにベートーヴェンからの影響が大きかったかがわかろうというもの。ここにおさめられた作品の中でも、特に協奏曲第3番はモシェレスの代表作とされる。  このCDは、オーストラリアのそばのタスマニア諸島に根を下ろして活動するタスマニアso.のHYPERIONへのデビュー作。すでにCHANDOSレーベルで、ライネッケの交響曲を指揮していたハワード・シェリーがここでは弾き振りを披露している。
ヘンデル:フルート・ソナタ全集
  フルート・ソナタ ロ短調 HWV.376 (ハレ・ソナタ第3番)
  フルート・ソナタ ホ短調 HWV.375 (ハレ・ソナタ第2番)
  フルート・ソナタ イ短調 HWV.374 (ハレ・ソナタ第1番)
  ソナタ ホ短調 Op.1 No.1a HWV.379
  ソナタ ト長調 Op.1 No.5 HWV.363b
  ソナタ ホ短調 Op.1 No.1b HWV.359b
  ソナタ ロ短調 Op.1 No.9 HWV.367b
  ソナタ ニ長調 HWV.378
リザ・ベズノシュク(Fl)
リチャード・タニクリフ(Vc)
ポール・ニコルソン(Cemb)
 1980年代から90年代半ばまでの録音の再編集盤。とはいえイギリス古楽界の重鎮、ベズノシュクの演奏だから、 決してあなどれない。ノリントン、ガーディナーのタクトの下で聞こえるフルートはすべて彼女だった、という時代があったことはフルートに興味のある方ならご存じのことだろう。 ブリュッヘンと18世紀o.による、室内楽編成を採用したことで話題になったバッハ:管弦楽組曲(PHILIPS)でフルートを吹いていたのもベズノシュクである。
CDA-67280

(2CD)
[CD-R]
アーサー・サリヴァン(1842-1900):カンタータ「黄金伝説」
 ジャニス・ワトソン(S) ジーン・リグビー(Ms) マーク・ワイルド(T)
 ジェフリー・ブラック(Br) ローランド・コープ指揮ニュー・ロンドンo.、ロンドンcho.
 「ギルヴァート&サリヴァン」の喜歌劇コンビで知られるサー・アーサー・サリヴァンの、これはシリアスなカンタータ。サリヴァンは喜歌劇の作曲家としての名声はたいへんなものだったが、シリアスな作品が生前に成功した例はほとんどない。しかし近年この作品は、ヘンデルの「メサイア」にも匹敵する、といわれるほど再評価の機運が高まっているという。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ヘンデル:合唱曲「快活の人、沈思の人、温和の人」 スーザン・グリットン(S)
ロバート・キング指揮
キングス・コンソート&cho.
ヴァイオリンとピアノのための珍しい編曲集
 サン=サーンス:華麗なるカプリス
 ショパン/サン=サーンス:編曲:
  夜想曲第18番 ホ長調 Op.62 No.2
 サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲によるカプリス
 ショパン/サン=サーンス:
  夜想曲第16番 変ホ長調 Op.55 No.2
 ショパン/ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
  ワルツ ホ短調 Op.posth/バラード第1番 ト短調 Op.23
 サン=サーンス:
  ウェーバーの「オベロン」による
   ヴァイオリンとピアノのための幻想曲/
  振り子時計のアリア/
  ヴァイオリンとハープのための幻想曲 Op.124
フィリップ・グラファン(Vn)
パスカル・ドヴォヨン(P)
 ショパンとサン=サーンスの作品をヴァイオリンとピアノのための版で演奏した珍しい録音。これらの編曲版のスコアはプライヴェート・コレクションとしてあちらこちらに保管されており、今まで公表されていなかったものであるが、今回フィリップ・グラファンが精力的に調査した結果、遂に発見し、今回の録音に至った。これらのスコアの一部にはなんとワシントンDCの米国議会のライブラリーに保管してあったものも含まれている。
 1964年生まれのフランスの若きヴァイオリニスト、グラファンは16歳でパリ音楽院を首席で卒業した天才。今までにhyprionでは7枚のCDを発売しているが、いずれも絶賛されており、ヨーロッパ、アメリカなどでは演奏会のオファーが絶えないほどの人気。日本でも是非、ブレイクさせたいヴァイオリニストだ、とは輸入元の弁。
CDA-67286

(2CD)
1CD価格
国王ジョージ2世の戴冠式
 ウェストミンスター寺院の鐘の音  <準備>
  トランペット・ファンファーレ/太鼓の行進/ヴィヴァントトランペット・ファンファーレ
  ウィリアム・チャイルド(1606-1697):おお主よ、偉大なる王が長くあらんことを
 <行列>
  ヘンデル:器楽合奏による堂々とした行列
 <入場>
  ヘンリー・パーセル(1659-1695):アンセム「彼らの言いたる時、われ喜ぶ」 Z.19
 <承認>
  ゴッド・セイヴ・ザ・キング・ジョージ/トランペット・ファンファーレ
  ヘンデル:戴冠式アンセム「汝の御手は強くあれ」HWV.259
 <連祷>
  トマス・タリス(1505頃-1585):おお神よ、天国の父よ
 <聖別>
  ジョン・ファーマー(1591-1601頃活動):来たれ聖霊よ
  ヘンデル:戴冠式アンセム「祭司ザドク」 HWV.258
 <叙任>
  トランペット・ファンファーレ
  ジョン・ブロウ(1649-1708):アンセム「神よ、私たちが盾とする人を御覧になり」
 <即位>
  トランペット・ファンファーレ/ゴッド・セイヴ・ザ・キング
  ヘンデル:戴冠式アンセム「主よ、王はあなたの力によって喜び」 HWV.260
 <テ・デウム>
  オーランド・ギボンズ:テ・デウム(第2サーヴィスより)
 <インスロニセーション>
  トランペット・ファンファーレ
 <忠誠の誓い>
  ジョン・ブロウ:アンセム「神は幻によって語る」
  太鼓/トランペット・ファンファーレ/ゴッド・セイヴ・ザ・キング・ジョージ
 <女王の戴冠>
  ヘンデル:戴冠式アンセム「わが心はうるわしい言葉にあふれ」 HWV.261
 <退場>
  トランペット・ファンファーレ
  ヘンデル:行進曲
  トランペット・ファンファーレ/太鼓の行進/ロンドンの鐘の音

 ロバート・キング指揮キングズ・コンソート、キングズ・コンソートcho.
 イギリス史上の歴史の一コマ――1727年、ジョージ2世の戴冠式における、「戴冠式アンセム」初演の模様をリアルに再現!  これは要するにヘンデルの名作「戴冠式アンセム」(全4曲)のディスクだ。しかしそれだけではつまらないということで、 1727年、このアンセムが作曲されるきっかけとなったイギリス国王ジョージ2世の戴冠式の「式次第」すべてを音で再現してしまおう、というものである。HYPERION らしい超こだわりの企画である。 この頃のヘンデルはロンドンに居を構えすでに14年が経過していた。「リナルド」から始まり「ラダミスト」、「オットーネ」、「ジュリアス・シーザー」、「タメルラーノ」、 「ロデリンダ」など、ヒット作を次々と連発し、オペラ作曲家として不動の地位を築き上げていたヘンデルは、ちょうどこの戴冠式があった年にイングランドへの帰化を果たしている。 帰化後ただちに王室礼拝堂付作曲家、および宮廷作曲家となったヘンデルにとって、その4ヶ月後のジョージ2世の戴冠式は初の大仕事だった。 オペラ作家として国民的な人気を得ていたヘンデルの新作!それも国家的行事である、新国王戴冠式用のアンセム! 一般聴衆のヴォルテージが上がったのも当然である。 戴冠式に先立ち行われた公開リハーサルは、混乱を恐れて日程を公表しなかったらしい。にもかかわらず、口づてのウワサだけでとんでもないくらい多くの群衆が押しかけ、 ウェストミンスター寺院始まっていらいの人出を記録したという。演奏者そのものも相当な数であったらしい。ヘンデルの伝記にもこの公開リハーサルの記述がある。 「合唱は40人、オーケストラはヴァイオリン、トランペット、オーボエ、ティンパニとそれに見合った低音とでおよそ160人。さらに、祭壇の後方にはオルガンが一台据えられている。」 (東京書籍「ヘンデル」/クリストファー・ホグウッド著・三澤寿喜訳)。 しかしながら、直前に戴冠式の式次第が変更されたことによる混乱などから、本番の演奏そのものはあまりうまくいかなかったらしい。それでもヘンデルのアンセムの1曲「祭司ザドク」は、 冒頭の霊感豊かなクレッシェンドと、トランペットを伴う、息をのむような7声の合唱の登場により、多くの人の心をつかんだという。そしてこれ以降、戴冠式の際に必ず演奏される曲として定着した。
 この18世紀の一大ページェントを音で再現するためにHYPERION はこれ以上ないほど思い切りこだわった。たとえば、冒頭の18世紀ウェストミンスター寺院の鐘の音を再現するため、 1727年当時の記録にある鐘と同じ種類の鐘を持つ教会を探索し、当時の響きにもっとも近い音を収録したという。たった50秒の鐘の音にそこまでこだわる――まるでカルショーの「ニーベルンクの指環」 効果音収録のための数々の逸話を思わせるようなエピソードである。
 そして、このディスクは通常盤だけでなく、1ビットによる2チャンネル&5.1チャンネルのサラウンド音響を持ったハイブリッドスーパーオーディオCDとしても発売される。 イギリス音楽史上空前の一大ページェントが、300年の時を経て、サラウンド音響でよみがえる。テクノロジーの変革期には、こだわりの企画があっていい。
CDA-67287

[CD-R]
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
 弦楽五重奏曲 ホ長調G.275/弦楽五重奏曲 ヘ短調G.348/
 弦楽五重奏曲 ト長調G.351
リチャード・
 レスター(Vc)
ヴァンブラ・
 クヮルテット
 ハイドンやモーツァルトと同時代人でありながら、その生涯については謎の部分も多いボッケリーニだが、優れたチェリストでもあったことは間違いなく、チェロのために残した作品も多い。そしてこの弦楽五重奏は第1チェロの技巧的難易度が非常に高いことでも知られている。
 チェロ二重奏や、チェロとコントラバスの二重奏形式で書かれたチェロ・ソナタ集(CDA-66719)でも流麗な演奏を聴かせたリチャード・レスターとヴァンブラ・クヮルテットの組み合わせによる新録音だけに、これは期待していいだろう。
 なお、弦楽五重奏曲G.275は有名な「ボッケリーニのメヌエット」が含まれた作品。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
モーツァルト:
 ファゴット協奏曲 変ロ長調K.191(K.186e)
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
 コンチェルティーノ 変ロ長調
カール・シュターミツ(1746-1801):
 ファゴット協奏曲 ヘ長調
カルロ・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
 ハンガリー風アンダンテとロンド/
 ファゴット協奏曲 ヘ長調
ローレンス・パーキンス(Fg)
ダグラス・ボイド指揮
マンチェスター・カメラータ
 ローレンス・パーキンスは、1974年からハレ管弦楽団の首席奏者をつとめるイギリスのヴェテラン・バスーン奏者。ここで演奏しているマンチェスター・カメラータの首席奏者も兼務している。ソロイストとして日本で来日公演をおこなった経験もあるようだ。カデンツァはすべて自作のものを使用。
わが父が教えたまいし歌〜トマス・アレン(Br)愛唱歌集
 エドワード・パーセル:通り過ぎて
 民謡(ィリス・テイト編):雲雀は揚がる
 アーサー・サリヴァン:私の切ない気持ち
 ウィルフリッド・サンダーソン:やがて
 ハイドン・ウッズ:愛しい薔薇の園
 民謡(ロジャー・クィルター編):私に乾杯
 ハイドン・ウッズ:とても小さな庭
 J.M.カペル:汝にのみ語る愛
 アリソン・トレヴァーズ:気分
 アーサー・A.ペン:スミリンのために
 アーサー・サリヴァン:失われた心
 スティーヴン・アダムス:聖なる街
 ジャック・ロブソン:チェビオット丘陵
 ポール・ドレッシャー:ウォバシュ川のはるかに
 ハイドン・ウッズ:茶色い小鳥は歌う
 フランク・ランバート:彼女は遙かな国に
 グレアム・ペール:ブレドンのサマータイム
 J.エアリー・ディックス:トランペット吹き
 ハイドン・ウッズ:鳥の聖なる愛
 フランク・ランバート:神の庭
 アイヴォール・ノヴェッロ:少年が帰ってくるまで
 オスカー・ラスバック:樹木
 フレデリック・オコーナー:古い家
 エリック・コーツ:夕まぐれの鳥の歌
 アラン・マレー:私はあなたの横についていく
トマス・アレン(Br)
マルコム・
 マルティノー(P)
 ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場など、 世界のオペラハウスを股にかけて活躍するイギリス出身のバリトン、サー・トマス・アレンのプライヴェートな思い出から選曲されたアルバム。アレンの父の思い出に捧げられている。アルバム・タイトルは「母が教えたまいし歌」(ドヴォルザーク)のもじりらしい。
セシル・コールス(1888-1918):
  序曲「コメディー・オブ・エラーズ」/
  フラ・ジャコモ(バリトンと大管弦楽のための)/
  スケルツォ イ短調/
  4つのヴェルレーヌの歌(ソプラノと管弦楽のための)/
  スコットランドの高地より/
  ビハインド・ザ・ラインズ
   (小管弦楽のための組曲;現存する楽章のみ)
サラ・フォックス(S)
ポール・ウェラン(Br)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBCスコッティシュso.
 セシル・コールスはスコットランド生まれの作曲家。エジンバラ大学、ロンドン・カレッジ・オヴ・ミュージック、モーリー・カレッジ(ここではホルストと親交を深めた)で音楽を学んだ。シュトゥットガルトでさらなる音楽の研鑚を積んだ彼は、シュトゥットガルト・ロイヤル・オペラ・ハウスのアシスタント・コンダクターに就任し、様々な楽曲のタクトを振り好評を博したが、第1次世界大戦が始まる寸前にイギリスに戻り、作曲家としての活動にいそしんだ。ビハインド・ザ・ラインズ(直訳すれば「境界線の後ろ」とでもなろうか)は、2楽章のみが現存。第1楽章は北フランスの田園風景を描写、第2楽章は軍隊での葬送行進における英雄を描いている(ちなみに第2楽章はマーティン・ブラビンズのオーケストレーションによる)。スコットランドの知られざる作曲家の注目作。
アレクサンドル・グレチャニノフ:
 ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調Op.38/
 チェロ・ソナタ ホ短調Op.113/
 ピアノ三重奏曲第2番 ト長調Op.128
モスクワ・
 ラフマニノフ三重奏団
 [ヴィクトール・
   ヤンポルスキー(P)
  ミハイル・シンマン(Vn)
  ナターリャ・
   サヴィノワ(Vc)]
 グレチャニノフの室内楽作品ばかり入ったCDはおそらく初めて。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.39
 フレデリック・ディーリアス(1862-1934):
  ピアノ協奏曲 ハ短調(1904年原典版)
 ジョン・アイアランド(1879-1962):
  伝説/ピアノ協奏曲 変ホ長調(1930)
ピアーズ・レーン(P)
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ
 指揮アルスターo.
 ディーリアスとアイルランドのピアノ協奏曲という、イギリス音楽ファンにとって目の離せないプログラミング。特にディーリアスの「ピアノ協奏曲」は現在1楽章形式で演奏されている1906年版ではなく、3楽章形式として作曲されたオリジナル・ヴァージョンとなる1904年原典版を収録というから要注目。アイアランドの「ピアノ協奏曲」もクリフォード・カーゾンやアルトゥール・ルービンシュタインが演奏したこともある注目作。
 これまでにもHyperionでエキサイティングな演奏を披露してきたピアーズ・レーンとロイド=ジョーンズ&アルスター管のパートーナーシップによる聴き応え十分の演奏。
アルフレード・シュニトケ(1934-1998):
 合唱協奏曲/自然の声/ミンネザンク
スティーヴン・
 レイトン指揮
ホルスト・シンガーズ
 シュニトケの合唱協奏曲は40分を超える大作で、1985年に発表された。いわゆる宗教曲ではなく、アルメニアの神秘主義者グリゴリー・ナレチカの「悲歌の書」の詩篇を歌詞に持つ無伴奏合唱曲で、中世・ルネサンス的な部分もあれば、不協和音が突き刺さるように響く部分もありながら、全体は一貫した雰囲気を保っている。ワーグナーのタンホイザーや、R.シュトラウスのグントラムに通じる官能性に、シュニトケならではの詩的な雰囲気を付け加えた作品で、日本でも合唱関係者を中心に人気が高いようだ。
 52声のための「ミンネザンク」はとんでもない難曲だといわれているが、2001年度のグラモフォン・アウォーズ受賞団体であるレイトンとホルスト・シンガーズの歌唱は徹底的に磨き抜かれている。
ジョージ・フレデリック・ヘンデル(1685-1759):
 「ヘラクレスの選択」(*)
モーリス・グリーン(1696-1755):
 われに耳を傾けたまえ、聖なる子らよ(#)
スーザン・
 グリットン(S;*)
アリス・クート(Ms;*)
ピーター・
 ハーヴェイ(B;#)
ロビン・ブレイズ(C−T)
チャールズ・
 ダニエルズ(T)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
 ロンドンで「メサイア」をはじめとするオラトリオや室内楽曲などを多数発表し、成功を収めていったヘンデルだった、偉大な作曲家としての地位を確立していくにつれて、いわゆるヘンデル支持派とヘンデル不支持派の間で次シーズン(1751年)の上演についての対立が高まるようになった。結果としてはヘンデル支持派たちが勝利し、ヘンデルの再編物が次シーズンで上演(「エステル」、「マカベウスのユダ」、「アレクサンダーの饗宴」など)されることになった。ヘンデルは、自分を支持してくれた人たちのために「アレクサンダーの饗宴」に新たな一幕を付け加えることを考え、そして作曲したのが「ヘラクレスの選択」である。この曲はもともとは付随音楽「アルチェステ」のために書かれた音楽であるが、結局使われなかった音楽に新たな歌詞をつけたもの。ギリシャ神話に登場する英雄ヘラクレスを題材に1750年の夏に作曲し、1751年のシーズンで上演された。
 モーリス・グリーンはイギリスの作曲家、オルガニスト。ヘンデルと同時期に活躍した作曲家でヘンデルとは親交もあったとされている。生涯にわたって声楽曲を中心に多数の作品を書いたグリーンの当時の名声は高く、1735年には国王付き楽団の楽長の地位を得、イギリス全土にその名を轟かせた。作風は優雅で気品に溢れたもので、その旋律の美しさはイギリスの教会音楽作曲家の中でも群を抜く存在であった。
 1960年生まれのロバート・キングは世界的に有名なケンブリッジのセント・ジョーンズ・カレッジ聖歌隊に入隊し活躍した後、ケンブリッジ大学でさらなる音楽の研鑚を積み、1980年にピリオド楽器のオーケストラ、キングズ・コンソートを設立した。創設以来、バロック音楽を主とした作品を次々と発売(Hyperionでの発売数はおよそ70タイトルにも及ぶ)、いずれも高い評価を得ている。
中世セント・アンドルースの聖歌
 「スコットランドの聖母ミサ」

  作曲者不詳:キリエ、グローリア、アレルヤ、
    アニュス・デイ、サンクトゥスなど全15曲
レッド・バード
 最近発見されたという中世スコットランド、セント・アンドルースで演奏されていた作曲者不詳の聖歌「スコットランドの聖母ミサ」をHyperionが録音を行った貴重なタイトル。
 レッド・バードは新たに発見された作品やパレストリーナ、バード、モンテヴェルディ、パーセルなどを主に取り上げている声楽グループ。アメリカ、フランス、スペインなど世界中で活動を行っておりこれまでにもHyperionからCDのリリースを行っている。
レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):
 ピアノ・ソナタ ホ短調/
 パッサカリア(シューベルトの「未完成」冒頭主題
         による44の変奏曲、カデンツァとフーガ)
マルク=アンドレ・アムラン(P)
MCDA-67300

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 アムランに刺激されたせいか、多くの技巧派ピアニストが取り上げる兆しが見え出してきたゴドフスキーの作品。ショパン・エチュードによる53の練習曲を始め、 シュトラウス・パラフレーズなど、編曲作品を中心に、かつてLP時代にはなかなか聴く機会のなかった作品が聴ける時代になった。編曲が大家ゴドフスキーにはオリジナル作品も多く、かつてアムランがカナダCレーベルに録音していた「ジャワ組曲」や、ハイフェッツが楽譜出版の際に序文を寄せた「ヴァイオリンとピアノのためのワルツ」など、その総数は46点に及ぶという。ここに収録された2曲はその中でも最大規模を誇る壮絶極まりない作品。ゴドフスキーが死して60年あまり、いまだに多くのコンサート・ピアニストたちを震え上がらせる驚異のピアニズムは、オリジナル作品にも、これでもかといわんばかりに詰め込まれている。ここにおさめられた2作品は、決してあの「ショパンのエチュードに基づく53の練習曲」にもひけをとらないだろう。
 しかし、ゴドフスキーがアメリカに渡る前の1911年に発売された「グランド・ソナタ」は規模こそ巨大だが、決して先進的な作品ではない。ハーモニー、リズム、構成、といった要素は20世紀初頭のソナタと比較してそう新味があるわけではないのだ。その意味ではプロコフィエフのソナタ第2番(1912年)、ラフマニノフの第2番(1913年)といった、ほぼ同時期にあらわれた作品と比べようもない。しかし、このソナタはそんな表面的なことをまるであざ笑うかのように威風堂々としているのもまた事実。特に長大な第1楽章と終楽章は「マンモス」と形容されるだけであって、それぞれ20分もかかる。全5楽章、トータルで1時間のソナタなんて、ほかに誰が書くだろうか。なにしろ、ピアノの楽譜で56ページ、1003小節である!もちろん長ければいいというものではない。音楽そのものも充実している。全くの独学でピアノを習得したゴドフスキーならではの自由な発想が目一杯詰まっているのだ。特に終楽章、バッハの名(B-A-C-H)をモティーフにした壮大なフーガからコーダまでは、ピアノ音楽史上類を見ない、雄大なスケールの音楽だ。
 アムランは「グランド・ソナタ」の異名を持つ二つの作品ーアルカンとゴドフスキーの同曲を、ついにこれで両方とも制覇することになる。
 「未完成」交響曲の冒頭、低弦で静かに奏されるあのメロディーをもとに、ゴドフスキーが創造した曲が「パッサカリア」。この作品は、シューベルト没後100年を記念して1927年に作られたものであり、これも16分もかかる大作である。複雑な技法を駆使したとてつもない編曲を盛んに発表したゴドフスキーらしい、「未完成」の主題による44の変奏、そしてカデンツァを経て、最後はフーガで壮大に締めくくられる。
アンジェラ・ヒューイット〜
 J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第1巻
アンジェラ・ヒューイット(P)
OCDA-67301/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5599(税抜\5333)
アンジェラ・ヒューイット〜
 J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第2巻
アンジェラ・ヒューイット(P)
OCDA-67303/4

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5599(税抜\5333)
 「現在彼女がモダン・ピアノでバッハを演奏することにかけて傑出したピアニストの一人であることを証明した」(Vol.1の批評)。旧国内品番:MCDA-67301/2MCDA-67303/4 は共に廃盤。
 #2008年の再録音盤は CDA-67741/4。
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 アンジェラ・ヒューイット(P)
 録音:1999年8月28日-9月1日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。使用ピアノ:スタインウェイ。
 ハイペリオンのバッハ・ピアノ・チクルスを一手に引きうけ、堅実に名演を残してきたヒューイット。その彼女が最も敬愛している「ゴルドベルク」。当盤より前はドイツでのレコーディングだったが、当盤では特別にロンドンにスタジオを移し、プロデューサーやピアノ技師も呼び寄せ、徹底した調整の元、彼女自身満足する録音ができたという。
J.S.バッハ
 イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971 /
 カプリッチョ 変ロ長調
  「最愛の兄の旅立ちにあたって」 BWV.992 /
 カプリッチョ ホ長調
  「ヨハン・クリストフ・バッハをたたえて」BWV.993 /
 4つのデュエットBWV.802-805 /
 フランス風序曲 ロ短調BWV831
アンジェラ・ヒューイット(P)
 録音:2000年10月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。2000年のバッハ・イヤーを機に、人気が爆発したヒューイット。当盤ではバッハが「クラヴィーア練習曲集」と題して出版したうち第2部と第3部に収められている作品から選曲されている。
J.S.バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲集 I
 チェンバロ(ピアノ)協奏曲
 〔第1番 ニ短調 BWV.1052/第7番 ト短調 BWV.1058〕/
 ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050(*)/
 三重協奏曲 イ短調 BWV.1044(*)
アンジェラ・ヒューイット(P)
アリソン・ミッチェル(Fl;*)
リチャード・トネッティ(Vn;*)
 指揮オーストラリアco.
SACDA-67307

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
OCDA-67307

国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
J.S.バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲集 II
 チェンバロ(ピアノ)協奏曲
 〔第4番 イ長調 BWV.1055/第3番 ニ長調 BWV.1054/
  第2番 ホ長調 BWV.1053/第5番 へ短調 BWV.1056/
  第6番 へ長調 BWV.1057(*)〕
アンジェラ・ヒューイット(P)
アリソン・ミッチェル、
エマ・ショル(Fl;*)
リチャード・トネッティ指揮
オーストラリアco.
SACDA-67308

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
OCDA-67308

国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
 録音:2005年2月、シドニー音楽院フェアブリュッヘン・ホール、オーストラリア。使用ピアノ:ファツィオーリ。解説:アンジェラ・ヒューイット(日本語訳:SOREL;国内仕様盤のみ)。
 アンジェラ・ヒューイットによるJ.S.バッハ「独奏作品集」はピアノ小品集(CDA-67499)をもって完結となったが、今回、協奏曲集が一挙2枚のリリースとなった。
 共演のオーストラリア室内管弦楽団は多彩な演奏スタイルやプログラミング高い評価を受けている世界有数の小編成オーケストラ。芸術監督トネッティらがソリストとしてヒューイットと繰り広げる協奏曲でのパフォーマンスも楽しみなところ。また、ヒューイットは今回の録音の通奏低音の使用に関して独自の工夫を加えており、解説の中でも次のように述べている。
 「このレコーディングでは、多少珍しいことをやっている。独奏パッセージとトゥッティ・パッセージを明瞭に区別するために、伝統的な通奏低音の役割を果たす部分には、ハープシコードを用いているのである。(中略)賢明に使えば、ハープシコードは独奏パートをまったく邪魔することなく、オーケストラに適切な色彩を加えることができる。」アンジェラ・ヒューイット(訳:SOREL)
バッハ・アレンジメンツ
 バッハ/ヴィルヘルム・ケンプ編曲:
  シンフォニア ニ長調(カンタータ第29番「神よ、われら汝に感謝す」BWV29より)/
  シシリアーノ ト短調(フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031より)/
  いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659(さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール集 より)/
  目覚めよと呼ぶ声あり BWV645(シューブラー・コラール集 より)/
  主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV639(オルゲルビュヒライン より)
 メアリー・ハウ編曲:羊は安らかに草をはむ(世俗カンタータ「楽しき狩りこそわが喜び」BWV208 より)
 マイラ・ヘス編曲:主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番「心と口と行いと命もて」BWV147 より)
 アンジェラ・ヒューイット編曲:
  われら悩みの極みにありて BWV641/古き年は過ぎ去り BWV614(共に オルゲルビュヒライン より)
 ロード・バーナーズ編曲:甘き喜びのうちに BWV729(27のコラール より)
 ウィリアム・ウォルトン編曲:わが心の切なる願い BWV727(27のコラール より)
 ジョン・アイアンド編曲:わが魂は主をあがめ BWV648(シューブラー・コラール より)
 ハーバート・ハウエルズ編曲:おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け BWV622(オルゲルビュヒライン より)
 ハリエット・コーエン編曲:汝の慈愛によりて、われを死なしめたまえ
  (カンタータ第22番「イエスは12使徒を引き寄せたまえり」BWV22 より)
 ハロルド・バウアー編曲:イエスの手に抱かれて魂は安らぐ
  (カンタータ第127番「まことの人にして神なる主イエス・キリスト」BWV127 より)
 オイゲン・ダルベール編曲:パッサカリア ハ短調 BWV582
 アンジェラ・ヒューイット編曲:人みな死すべきもの BWV643(オルゲルビュヒライン より)

  アンジェラ・ヒューイット(P)
 ケンプ、マイラ・ヘス、ウォルトン、ダルベール、そしてヒューイット自身の編曲作品から見えてくる、「ピアノによるバッハ」。
 音楽性とヴィルトゥオーゾ性によって、アンジェラ・ヒューイットは世界じゅうの聴衆の心を捉え続けている。1985年にトロントで開催された国際バッハ・ピアノ・コンクールに優勝して以来、ヒューイットは、「同世代では群を抜いたバッハ・ピアニスト」(ザ・サンデイ・タイムズ紙、ロンドン、1999年)、「今後長きにわたって、ピアノによるバッハ演奏を決定づけるピアニストにほかならない」(ステレオファイル誌、1998年)など、各方面で絶賛されている。日本でも最近のHYPERIONの録音に対する評価は高く、グールドを日本に初めて紹介した吉田秀和氏による絶賛批評(朝日新聞、レコード芸術)により、多大な注目を集めた。
 オタワの教会のオルガン奏者の娘として、音楽一家に生まれたヒューイットは、3歳でピアノの勉強を始め、9歳のときには、トロントの王立音楽院で最初のリサイタルを開いている。この音楽院では、彼女はアール・モスとマートル・ゲレーロに師事している。その後はオタワ大学でフランスのピアニスト、ジャン=ポール・セヴィリヤに師事し、18歳で音楽士の資格を得ている。
 ゴルドベルク(CDA-67306/国内盤 MCDA-67306)、イタリア協奏曲(CDA-67305/国内盤 MCDA-67305)により、アンジェラ・ヒューイットのバッハ弾きとしての実力は日本でも注目を集めているのはご承知の通りだが、このリリースはこれまでのヒューイットの盤歴からは完全に意表をついた「編曲作品集」。ピリオド奏者の活躍が目立つ昨今、「なぜ21世紀になってもピアノでバッハなのか?」というアンチテーゼに対する、ヒューイットなりの解答がここに表明されることとなるだろう。
 曲目リストを一見して気づくのが、バッハのピアノ編曲といえば定番になっている、ブゾーニ編曲版があえて採用されていないこと。「目覚めよと呼ぶ声あり」はブゾーニ版の編曲もあるが、ケンプ版の方がより重厚なのも、この編曲が採用された理由かもしれない。
J.S.バッハ:トッカータ集
 トッカータ ハ短調 BWV.911/
 トッカータ、アダージョとフーガ ト長調 BWV.916/
 トッカータ 嬰ヘ短調 BWV.910/トッカータ ホ短調 BWV.914/
 トッカータ ニ短調 BWV.913/トッカータ ト短調 BWV.915/
 トッカータ ニ長調 BWV.912
アンジェラ・ヒューイット(P)
MCDA-67310

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 2002年5月12日に水戸芸術館でただ一度行われた日本公演は、御大 吉田秀和氏を始めとする多くのクリティーク、音楽ジャーナリスト、各地から駆けつけたファンで満員の盛況。その多くの聴衆が注目する中で、まず弾かれたのがバッハ。今後長く語り継がれるであろう感動的なリサイタルを聴けた人はわずか数百人だったわけだが、会場でのCD即売は水戸芸術館の開館以来、最高記録を塗り替えたという。
 これであと大きな独奏のための曲集といえば「イギリス組曲」を残すのみとなった。トッカータ7曲すべてがCD1枚に収まっているのもうれしい。
ヴォルフ:メーリケ歌曲集
 苦悩から癒えて希望に寄せる/子供と蜜蜂/夜明け前の楽しいひと時/狩人の歌/鼓手/時は春/捨てられた娘/めぐりあい/
 飽くことを知らぬ恋/散歩/エオルスの竪琴に/隠棲/春に/アグネス/旅先にて/妖精の歌/庭師/4月の黄色い蝶/真夜中に/
 クリスマス・ローズにI/同II/ため息/古い絵に寄せて/明け方に/眠る幼な児イエス/聖週間/新しい年に/祈り/
 眠りに寄せて/新しい愛/どこに慰めを求めよう/愛する人にペレグリーナ〔I/II〕/問いと答え/さようなら/郷愁/
 風に寄せる歌/思いみよ、おお心よ/狩人/乙女の初めての恋の歌/恋する男の歌/火の騎士/葦の根の精/ヴァイラの歌/
 ムンメル湖畔の精霊/こうのとりの使い/いましめに/ことづて/ある婚礼にのぞんで/打ち明け話/別れ

  ジョーン・ロジャーズ(S) シュテファン・ゲンツ(Br)
  ロジャー・ヴィニョールズ(P)
 全集が完結したシューベルト、現在進行形のシューマンに続き、ヴォルフにまで及ぶHYPERION の歌曲プロジェクトは全盛期のEMI、DGにかわるものと言っても過言ではないであろう。 当盤の演奏者も、2001年新年にエリザベス女王からCBE勲章を授与されたジョーン・ロジャーズ、ベートーヴェンの歌曲集(CDA-67055)でグラモフォン賞を獲得したゲンツ&ヴィニョールスという注目の布陣。
ヴォーン・ウィリアムズ:室内楽作品集
  山脈の中の湖/イギリス民謡による6つの練習曲/
  幻想的五重奏曲/ヴァイオリン・ソナタ イ短調(1952)/
  弦楽四重奏曲第2番イ短調「ジーンの誕生日に寄せて」
ナッシュ・アンサンブル
 ヴォーン・ウィリアムズの作品は交響曲だけでなく様々なジャンルに注目が集まっているだけに、こうした企画はありたがたい。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.28
 シジスムンド・ストヨフスキ(1870-1946):
  ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調Op.3/
  ピアノ協奏曲第2番 変イ長調
   (序奏、スケルツォと変奏曲)
ジョナサン・
 プロウライト(P)
マーティン・
 ブラビンス指揮
BBC スコティッシュso.
 ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ最新刊は、ポーランドに生まれ、アメリカで没したストヨフスキのピアノ協奏曲。 ワーグナーのようなドイツ・ロマン派的な雰囲気が根底にあり、そこにサン=サーンスやフランクのテイストを加えた感じの作品であり、ソロ・ピアノ・パートは技巧的で華麗。
 これがHyperionではデビュー盤となるイギリスのピアニスト、ジョナサン・プロウライトは、1983年に王立アカデミー音楽院でゴールド・メダルを受賞、 以降ヨーロッパ・ピアノ・コンクールで優勝するなど着実にキャリアを積んでおり、 自らホームページも運営している(http://www.jonathanplowright.com/)。伴奏のブラビンスは、今のイギリス指揮界で成長注目株No.1との呼び声も高く、イギリスの若手同士のフレッシュな演奏は澄み渡る空のようにヌケきっている。
オヴ・レディース・アンド・ラヴ〜歌曲集
 ベートーヴェン:
  アデライーデ Op.46/憂いの歓び Op.83 No.1/
  アリエッタ「くちづけ」 Op.128
 シューベルト:
  慰め−エリーザへ D.97/ピアノを弾くラウラ D.388/
  シルヴィアに寄す D.891/泉のほとりの若者 D.300
 リスト:ペトラルカの3つのソネット
 ラヴェル:5つのギリシャ民謡
 フォーレ:
  ネル Op.18 No.1/別れ Op.21 No.3/
  シルヴィ Op.6 No.3/捨てられた花 Op.39 No.2/
  リディア Op.4 No.2
 R.シュトラウス:
  ツェツィーリエ Op.27 No.2/献呈 Op.10 No.1/
  ひそかなる誘い Op.27 No.3/何も知らない Op.10 No.2
ミヒャエル・シャーデ(T)
マルコム・
 マルティヌー(P)
 ウィーン国立歌劇場のモーツァルト上演で、今やなくてはならない存在となったミヒャエル・シャーデ初のソロ・アルバム。
CDA-67316

[CD-R]
くじゃくのパイ〜イギリスのピアノ小協奏曲集
 ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):
  ピアノと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ
 アームストロング・ギブス(1889-1960):
  ピアノと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ Op.103
 シリル・ルーサム(1875-1938):
  弦楽合奏とピアノのための小組曲
 ロビン・ミルフォード(1903-1959):
  ピアノと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ ホ長調
 アームストロング・ギブス:
  くじゃくのパイ(弦楽合奏とピアノのための組曲)
 マデレーヌ・ドリング(1923-1977):
  ピアノと弦楽のための祝典的スケルツォ
マーティン・ロスコー(P)
ギルドホール・
 ストリングス
 イギリス伝統の「ライト・ミュージック」カテゴリーに属する作品。ピアノ協奏曲の体裁をとっているが、それほど規模の大きいものではない。エルガーやディーリアスを思わせる優しい旋律がこころよい。このアルバムの標題にもなっているギブスの「くじゃくのパイ」、もとはウォルター・デ・ラ・メアの詩集からとられた。日本語訳も瑞雲舎から1998年に出版されている。エドワード・アディゾーの挿絵がこの世のものとは思えないほど美しいので、興味のある方は是非ご一読を。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
オルガン・ドリームズ Vol.3
 エドウィン・ルメア:アンダンティーノ 変ニ長調 Op.83 No.2
 ケテルビー:修道院の庭で
 スヴェーレ・エフテストール:君の父親への舞曲
 オスカル・リンドベリ:Gammal Fabodsalm fran Dalarna
 カール・ニールセン:前奏曲第3番 ホ長調/第11番 ト長調/
  第15番 イ長調/第27番 嬰ヘ短調/第28番
 ギルマン:教会の2つの歌のための行進曲 Op.44 No.3
 ハウエルズ:ラプソディ 変ニ長調 Op.17 No.1
 パーシー・ホワイトロック:民謡(5つの短い小品より)
 ブラームス:11のコラール前奏曲 Op.122
クリストファー・ヘーリック
 (Org)
ジャン・シベリウス(1865-1957):歌曲集
 夕べ Op.17-6/ユダヤの少女たちの歌 Op.51/
 6つの歌 Op.36/私は一本の木 Op.57 No.5/
 水の精 Op.57 No.8/5つの歌 Op.37/
 だれがお前をここへ連れてきた Op.90 No.6/
 北方 Op.90 No.1/6つの歌 Op.50/
 春はいそぎすぎゆく Op.13 No.4/
 岸辺のもみの木の下で Op.13 No.1
カタリナ・
 カルネウス(S)
ジュリアス・ドレイク(P)
 ストックホルム生まれのソプラノ歌手、カルネウスはロンドンのトリニティ・カレッジで音楽を学び、1994年にクリスティーヌ・ニルセン賞を受賞。1995年にはカーディフ・シンガー・オブ・ザ・ワールド・コンペティションで優勝している。今作がハイペリオンへのデビュー盤。
レオ・オーンスタイン(1892/3-2002):ピアノ作品集
 飛行機に乗って自殺/ア・ラ・シノワ(中国風に) Op.39/
 未開人の踊り Op.13 No.2/1917年の詩 Op.41/
 アラベスク Op.42/テムズ川の印象 Op.13 No.1/
 ピアノ・ソナタ第8番
マルク=アンドレ・アムラン(P)
MCDA-67320

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 録音:2001年8月、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール。
 3世紀をまたがって生きたオーンスタインも偉大なコンポーザー=ピアニストの系譜につらなる一人。長寿だったこととか、「濃い」音楽というだけではオーンスタインの音楽の内容はまったく伝わらないだろう。レオ・オーンスタインは1892年または1893年にウクライナに生まれた。反ユダヤ政策のツァーリズムを逃れて1906年に家族とともにアメリカに逃れた際に、出生を記録した書類を紛失したため、生年月日ははっきりわかっていない。オーンスタインはピアノの天才児として早くから注目され、12歳のときにはヨーゼフ・ホルマンの推薦でサンクト・ペテルブルグ音楽院に入学するが、正式に入学を求められる年齢に達していなかったため、父親が年齢を詐称した。これもまた、彼の生年不詳の原因となった。音楽院では、後にホロヴィッツの師ともなったウラディーミル・プチャルスキーにピアノを師事し、グラズノフに作曲を学んでいる。
 オーンスタインの作風は独自のもので、ピアノを打楽器のように用い、野蛮なリズムと凶暴とも言えるほどのクラスターによって、原始のエネルギーに溢れている。まさに狂気がそのまま音になったような音楽だが、オーンスタイン自身はまったく狂ってなどいなかった。シェーベンルクとはまったく違う方法で無調を探求し、ストラヴィンスキーの「春の祭典」を知ることもなく原始的リズムを探求したオーンスタインは、20代で作曲家としての名声を築いた。ブゾーニも彼のことを認め、グレインジャーは彼をドビュッシー、ラヴェル、シュトラウス、シェーンベルク、ストラヴィンスキーと同列で論じている。
 ピアニストとしても大胆なプログラミング(アメリカでの初コンサートは、シェーンベルク、ストラヴィンスキー、ドビュッシー、ラヴェル、バルトーク、コダーイの作品だった)で名声を築き上げたオーンスタインだが、1922年にはコンサート活動を停止して教職活動に入り、1953年に引退している。しかし作曲活動はその後も続け、数多くのピアノ作品、オーケストラ作品、歌曲、室内楽作品を生み出している。リリカルなチェロ・ソナタ第1番は、ラフマニノフのチェロ・ソナタにも匹敵する名曲で、ピアノ四重奏曲は傑作と言われている。
 オーンスタインは2002年2月24日に亡くなった。年齢は109歳と推定される。老齢になっても彼の頭脳は明晰で、記憶も鮮明だった。最後のインタビューも、死の3週間前に行われている。 ここに収められたピアノ・ソナタ第8番は作曲者100歳のときの、最後のピアノ・ソナタだが、音楽のエネルギーはまったく衰えていない。
 オーンスタインは、作曲をしてもなかなか楽譜に書き留めることをせず、ときには記譜するまでに何年も間を置くことがあった。頭のなかでは細部まで音楽ができあがっており、それを自信を持って演奏することができたからだ。仕方なく妻が書き留めた曲も多いという。オーンスタインのピアノ作品を全集としてまとめたのは、息子のセヴェーロで、現在もピアノ曲以外の作品をまとめる作業を続けている。アムランが今回取り上げた作品は、狂気に満ちた超絶技巧曲が揃うオーンスタイン作品の中でも、譜面をみるだけでもぞっとするような、異常なまでに難易度の高い曲が取り上げられている。まさに「スーパー・ヴィルトゥオーゾ」アムランの名に恥じない完成度を誇るディスク。オーンスタインの音楽以上に強烈極まりないエネルギーを放射するアムランには、ひたすら脱帽である。
エルネスト・ショーソン(1855-1899):歌曲集
 蝶々 Op.2 No.3/最後の一葉 Op.2 No.4/
 魅惑 Op.2 No.2/イタリアのセレナード Op.2 No.5/
 エべ Op.2 No.6/隣の女の窓掛け sn7/
 あほうどりsn10/夜 Op.11 No.1(二重唱)/
 セレナード Op.13 No.2/目覚め Op.11 No.2(二重唱)/
 愛し合いましょうsn19/歌sn2/木霊sn3/
 リラの花咲く頃/悲しい春 Op.8 No.3/
 ノクターン Op.8 No.1/わたしたちの思い出 Op.8 No.4/
 昔の愛 Op.8 No.2/せみ Op.13 No.4/ナニー Op.2 No.1/
 はちどり Op.2 No.7/キャラヴァン Op.14/
 告白 Op.13 No.3/亡き人々 Op.17 No.1/
 雨 Op.17 No.2/和らぎ Op.13 No.1/
 温室 Op.24[温室/倦怠の温室/疲労/疲れた野獣/祈り]/
 カミーユ・モクレールの3つの歌 Op.27
  [時間/バラード/冠]/
 聖母信仰あつい船乗りたち sn27/
 魅惑と魔法の森で Op.36 No.2/
 ヴェルレーヌの2つの詩 Op.34
  [いとも甘い歌/不運な騎士]
 シェイクスピアの3つの歌 Op.28
  [道化役者の歌/愛の歌/オフェ-リアの歌]
 妻への讃歌 Op.36 No.1/果てしなき歌 Op.37
フェリシティ・ロット(S)
アン・マレー(Ms)
クリス・ぺドロ・トラカス(Br)
グレアム・ジョンソン(P)
ジェラルディン・
 マクグリーヴィー(S)
チリンギリアンSQ
 録音:1999年6月30日、7月1-2日、11月9-11日。ドイツ・リートだけでなくフランス歌曲にも力を入れるハイぺリオンがついにショーソンをリリース。
ジャン・フランセ(1912-1997):管弦楽作品集
 交響曲 ト長調/セレナード/序曲「アナクレオン」/
 生ける天才のためのパヴァーヌ/バレエ「バレエ学校」
ティエリー・
 フィッシャー指揮
アルスターo.
 フランス人作曲家フランセは、フランスの印象派音楽を大成したドビュッシーやロシア的民族主義を持ちつつ20世紀の音楽の方向を決定的にしたストラヴィンスキー等の影響を受け、新古典的様式に現代的感覚を取り入れた都会的で上品な作品を数多く作曲した。「セレナード」はニューヨークのシティ・バレエのために作曲。序曲「アナクレオン」は戦争のない世界を描写した作品。「生ける天才のためのパヴァーヌ」はラヴェル没後50周年を記念し、ラヴェルへの敬意をあらわした曲。「バレエ学校」は1幕のバレエでボッケリーニの音楽が基となっている。オペラ、協奏曲、室内楽曲、器楽曲、声楽など幅広いジャンルにわたって作品を残したフランセだが、ここに収録されている管弦楽曲は彼の作品の中でも最もドラマティックで魅力的なものである。
 北アイルランドの首都であるベルファストを拠点に活動するアルスターo.は1966年に創設された。ヴァーノン・ハンドリーやブライデン・トムソンといった名指揮者のもとで高い評価を得た同管弦楽団は、ごく短期間のうちにイギリスを代表するオーケストラとなる。2001年8月からスイスの指揮者ティエリー・フィッシャーが首席指揮者兼アーティスティック・アドバイザーに就任した。
バッハ=ブゾーニ Vol.2
 バッハ/フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)編曲:
  幻想曲、アダージョとフーガ BWV.906、BWV.968、BWV.906(ブゾーニ補筆完成版)/
  コラール「来たれ、神にして創造主なる御霊よ」 BWV.667/
  コラール「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」 BWV.645/前奏曲とフーガ〔ホ短調 BWV.533/ニ長調 BWV.532〕/
  コラール「主なる神、いざ天の御門を開かせ給え」 BWV.617/
  コラール「アダムの堕落によってみな朽ちぬ」 〔BWV.637/BWV.705〕/
  コラール「あなたのうちに喜びがある」 BWV.615/コラール「われらが救い主、イエス・キリスト」 BWV.665/
  シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番から)

 ニコライ・デミジェンコ(P)
MCDA-67324

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 解説:ニコライ・デミジェンコ。
 ニコライ・デミジェンコは1976年のモントリオール国際コンクール、78年のチャイコフスキー国際コンクールを征し、以来、その驚異的な技巧と広大なレパートリーで常に世界からの注目を浴びてきた。スカルラッティからグバイドゥーリナに至る広大なレパートリーを、類いまれなヴィルトゥージティで弾いてのけるこの男、今やコンサート・チケットがヨーロッパで最もとりにくいアーティストの一人だという。1990年、モスクワからロンドンに居を移してからはHyperionに多くのレコーディングを実施、実演でもさらに幅を広げ、協奏曲のソロイストとしての活躍も目立つことになる。デミジェンコはこの録音までに Hyperion から21タイトルの録音を出しているが、中でも1991年に収録されたバッハ=ブゾーニ・ピアノ編曲作品集Vol.1(CDA-66566)は、この希代のヴィルトゥオーゾの代表的なレコーディングのひとつである。
 10年ぶりとなったこの続編でも聴きどころは多い。中でもコラール前奏曲第1巻からの抜粋は、ブゾーニ版の「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」BWV.645が含まれているだけに注目だ。
 そして、この第2巻の末尾を飾るのはあのブゾーニ版「シャコンヌ」。ブゾーニによるバッハ編曲の代名詞となっている作品だけに、他の録音も多い。バッハに厳格なアプローチをしていたことで知られるニコラーエワも、この編曲だけは特別だったようで、レコーディングまで残した。多くのピアニストは、音符が敷き詰められたこの華麗な編曲を、効果的なオープニング曲目と考え、プログラムのアタマに持ってくることがほとんどだが、あえてこれをアルバムの締めくくりに持ってきたデミジェンコの真意や如何に?
CDA-67325
廃盤
太陽王のための音楽
 ミシェル・リシャール・ドラランド(1657-1726):
  テ・デウム・ラウダームス S.32(1684)/
  パニス・アンジェリクス(天使の糧)S.74
  王宮の大曲 S.161
キャロリン・サンプソン
ナタリー・
 クリフトン=グリフィス
ジェームズ・ギルクリスト
ポール・アグニュー
ジョナサン・ガンソープ
ジェイムズ・マスタード
ジェフリー・スキッドモア指揮
エクス・カシドラ・バロックo.
エクス・カシドラcho.

 #契約の関係からか、CD-Rでのオンデマンド販売もなされていません。
セルゲイ・ミハイロヴィッチ・リャプノフ(1859-1924):
 ピアノ協奏曲第1番 変ホ短調 Op.4(*)/
 ウクライナの主題による狂詩曲 Op.28/
 ピアノ協奏曲第2番 ホ長調 Op.38
ヘイミッシュ・ミルン(P)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.30。(*)世界初録音。
 リャプノフはロシアの作曲家、ピアニスト。優れたピアニストであった母からピアノの手ほどきを受けた後、モスクワ音楽院に入学し、クリントヴォルト等にピアノを、チャイコフスキー、タネーエフ等に作曲を学んだ。1883年に同音楽院を卒業したリャプノフは新ロシア楽派の作品に見られる民族主義的な音楽に惹かれ、当時、国民音楽の代表的作曲家であったバラキレフに師事。バラキレフの教えはその後のリャプノフの作品に多大な影響を与えることとなった。
 ここに収録されている3曲はいずれも色彩豊かなオーケストレーションと民謡の旋律にインスパイアされたメロディーが印象的であり、バラキレフの影響が少なからずも現われている作品である。また、ピアノ・パートに関してはリャプノフ自身がコンサート・ピアニストであり、リストの影響を受けていることから難易度の高いフレーズが多く、ピアニストへの高度な技巧が要求される。
 CRD、Chandos、Danacordなどでもお馴染みのヘイミッシュ・ミルンは録音だけでなく、オーケストラとの共演やソロ・リサイタル、または室内楽奏者との演奏など幅広い活動をしているピアニスト。日本でも2002年9月に来日し公演を行った。現在はロンドンのロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージックの教授としても活躍している。
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.1
 [第5番 ニ長調 Op.70 No.1「幽霊」/
  第6番 変ホ長調 Op.70 No.2/
  第8番 変ロ長調 WoO.39]
フロレスタン・トリオ
[アンソニー・
  マーウッド(Vn)
 リチャード・
  ラスタ(Vc)
 スーザン・トムズ(P)]
 1999年の Gramophone Awards 室内楽部門受賞グループとして英国ナンバー・ワン・ピアノ三重奏団の地位を築いたフロレスタン・トリオ。そんな彼らが、絶賛を博したシューベルトのピアノ三重奏曲全集に続いて、新たなプロジェクトに乗り出す。これから2〜3年計画で、ついにベートーヴェンピアノ三重奏曲全集をリリースしていくというのだ。完成すればCD4枚分になるこのプロジェクトの特長は、おなじみの有名作品は当然のことながら、あまり知られていない作品番号なしの断片も収録していくという点。第1作となる当盤は、「幽霊」トリオを含む作品70の2作品のほか、1812年に作曲された変ロ長調のアレグレットWoO.39を収録。ベートーヴェン・トリオ演奏の新しいスタンダードが、生まれつつある。
CDA-67328

[CD-R]
アナトリー・アレクサンドロフ:ピアノ作品集
  6つの前奏曲 Op.1/ソナタ第4番 Op.19/
  長く忘れられた狂気 Op.6/3つの練習曲 Op.31/
  ロマンティック・エピソード Op.88 No.6/10
  ソナタ第3番 Op.18/光景 Op.111/悲歌と円舞曲 Op.89
ハーミッシュ・ミルン(P)
 HYPERIONのピアノ企画にまたスゴイものが登場した。「ラフマニノフ、スクリャービンやメットネルが好きなら、この作曲家も絶対に必聴アイテムとなるだろう」というのはレーベル側のコメント。ロシアン・ピアニズムを受け継ぎ、それをさらに極彩色で染め上げたような音楽だ。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
魂と風景
 テューレ・ラングストレム(1884-1947):
  メロディー/夏の夜/最後の時/風と木/
  新しい月の下の少女/パン/
 ウィルヘルム・ステンハンマル(1871-1927):
  アダージョOp.20-5/メロディー(1917)/
  森にて(1885)/月光Op.20-4/
  真夏の夕暮れOp.4-2/娘は尋ねたOp.8-2/
  少女は恋人と会ってやってきたOp.4-1
 エミル・シェーグレン(1853-1918):
  ユリウス・ヴォルフの
   「タンホイザー」による6つの歌曲Op.12
 ヨスタ・ニューストレム(1890-1966):
  歌曲集「魂と風景」(1950)/
  歌曲集「岩礁にて」(1949)/
  「海の交響曲」(1948)〜それがすべて
ミア・ペアション(S)
ロジャー・
 ヴィニョールズ(P)
 スウェーデンのソプラノ、ミア・ペアションは1998年から国外でも主にオペラの分野で活躍している注目の逸材。持ち役を見ると「フィガロの結婚」のスザンナ、「ヘンゼルとグレーテル」のグレーテル、「薔薇の騎士」のゾフィーとあり、主にドイツ・オペラを中心に活躍しているようだ。hyperionへのデビュー盤であり、ソロとしてのデビューでもある本作では故郷スウェーデンの美しい歌曲をセレクト。
ウォルトン:戴冠式テ・デウムと合唱曲集
 女王のファンファーレ/戴冠式テ・デウム/リタニー(第1版)/12(キリストの12使徒)/
 私を刻みつけてください/マニフィカト/ヌンク・ディミティス/
 音楽は生まれてどこへ行くのか?/ユビラーテ・デオ/ミサ・ブレヴィス/太陽の頌歌/
 リタニー(第2版)/われらこの祝祭を喜び/ヘロデド王とコック/
 オール・ディス・タイム/ホワット・チアー/リタニー(第3版)/アンティフォン
  スティーヴン・レイトン指揮ポリフォニー(cho.)、ウォーレス・コレクション
 ウォルトン生誕100周年とエリザベス女王2世戴冠50周年を記念して発売されるCD。
 少年期のウォルトンは、美声の持ち主であり歌唱力もあったことから、オックスフォードのクライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊に入隊し活躍した。この頃からすでに音楽的才能を発揮したウォルトンはかなりの数の無伴奏合唱曲、独唱曲などを作曲し、声楽家であった両親をはじめ、周囲を驚嘆させた。ここに収録されている作品の多くは彼の中期に書かれたものが多く、円熟した作曲技法による官能的で知的な合唱曲が集められている。アルバム・タイトルである「戴冠式テ・デウム」はオーケストラ、オルガン、合唱のための作品。オルガンと合唱の掛け合いを主とした曲で、ちょっと大げさでドラマティックなウォルトンならではの個性が十二分に反映されており、数あるイギリスの合唱曲の中でも傑出した作品といえる。
 ポリフォニーはスティーヴン・レイトンによって1986年に創設された声楽アンサンブル。イギリスで大成功を収めた後、フランス、スペインをはじめとするヨーロッパ各国でも高く評価され、さまざまなフェスティヴァルに出演し好評を得ている。録音も精力的に行い「ブリテン:合唱曲集」(CDA-67140)は2001年のグラモフォン・アウォーズでコーラル部門賞を獲得した。
 エリザベス・ウォルフィッシュはイギリスを代表する女流ヴァイオリニスト(ピリオド楽器を使用)。その抜群のテクニックと豊かな音楽性は他の演奏家たちからも一目置かれる存在。ソロおよび自身のグループであるコンヴィヴィウムでの活動のほか、一流アーティストとの共演も数多い。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.27
 カミーユ・サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集

  [第1番 ニ長調Op.17/第2番 ト短調Op.22/
   第3番 変ホ長調Op.29/第4番 ハ短調Op.44/
   第5番 ヘ長調Op.103]/
  ワルツ・カプリース「ウェディング・ケーキ」/
  ラプソディ狂詩曲Op.73/アレグロ・アパッショナートOp.70/
  ピアノと管弦楽のための幻想曲「アフリカ」Op.89
スティーヴン・ハフ(P)
サカリ・オラモ指揮
バーミンガム市so.
MCDA-67331/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5460(税抜\5200)
 録音:2000年1月&9月、バーミンガム・シンフォニー・ホール。(国内仕様盤のみ、解説:谷戸基岩)。録音完了以来、外誌でハフとオラモの絶妙のコンビネーションがリリース前から話題になっていたもの。1978年から2007年までの「英グラモフォン誌年間最優秀ディスク」の中から選出された最高の1枚に贈られる「ゴールド・ディスク賞」に輝いた、文字通り名盤中の名盤。
 サン=サーンスのピアノ協奏曲全集はここ10年ほど、ほとんど新録音がなかった。それは、曲の性格がどれも大きく異なり、一筋縄で押し切れる作品ではないせいでもあるだろう。小気味よいテンポで駆け抜けるハフのピアノと、若くしてラトルの後任となったオラモによるアイディアいっぱいの演奏、両者の対話は雄弁で、かつ変化に富んでいる。
 この録音のセッションが成功裏に完了したことが2000年中に英誌で伝えられるなど、既にイギリスでは発売前から注目されていた。知性派ハフはこのロマンティック・コンチェルト・シリーズに3回目の登板。これまでのシャルヴェンカ&ザウアー(CDA-66790)、メンデルスゾーン(CDA-66969)も高い評価を得ている。なお、ラトルの後任としてバーミンガムに着任した注目の逸材、サカリ・オラモが起用されたことも注目に値する。
フォーレ:歌曲全集 Vol.1
 水夫たち Op.2 No.2/ただひとり! Op.3 No.1/
 漁師の歌 Op.4 No.1/舟歌 Op.7 No.3/
 タランテラ Op.10 No.2/河のほとりで Op.8 No.1/
 ゆりかご Op.23 No.1/墓地で Op.51 No.2/
 涙 Op.51 No.1/歌曲集「ヴェネツィア」Op.58/
 黄金の涙 Op.72/伴奏 Op.85 No.3/
 波にただよう花 Op.85 No.2/歌曲集「幻影」Op.113/
 それこそ平和 Op.114/歌曲集「幻想の水平線」Op.118
フェリシティ・ロット、
ジェニファー・スミス、
ジェラルディン・マクグリーヴィー、
ステッラ・ドゥフェクシス(S)
ジョン・マーク・エインズリー(T)
クリストファー・モルトマン、
スティーヴン・ヴァーコー(Br)
グレアム・ジョンソン(P)
 世評高いシューベルト歌曲全集(完結)、シューマン歌曲全集(進行中)のみならず、フランス芸術歌曲の分野におけるhyperionの意気込みも尋常ならざるもので、すでにコンプリートなセットだけでも、シャブリエ、ショーソン、デュパルク、デュレ、セヴラックがある。また、全集ではないもののビゼー、グノー、アーン、サン=サーンスの歌曲もカタログにある。
 そんな流れから当然出てくるだろうと思われたフォーレの第1弾。1970年代前半に行われたアメリング、スゼー&ボールドウィンの全集を過去のものとするべく組まれた布陣もロット、ヴァーコーを中心とした強力なもの。また「現代のジェラルド・ムーア」と形容される名伴奏者グレアム・ジョンソンの参加もhyperionなら当然。なお、フランス語の詩の解釈者としても一家言あるジョンソンが各曲ごとに注釈コメントを書いている点も貴重といえる。
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):歌曲全集 Vol.2
 5月 Op.1-2/この世のすべての魂 Op.10-1/
 ある僧院の廃墟で Op.2-1/リディア Op.4-2/
 君なくて Op.5-3/秋の歌 Op.5-1/悲しみ Op.6-2/
 夢のあとで Op.7-1/旅人 Op.18-2/ただひとり! Op.3-2/
 秋 Op.18-3/歌を教える妖精 Op.27-2/降誕祭 Op.43-1/
 月の光 Op.46-2/憂鬱 Op.51-3/生まれ給うた聖なる御子が/
 祈りに/牢獄 Op.83-1/9月の森で Op.85-1/
 歌 Op.94/歌曲集「閉じられた庭」 Op.106
ジェニファー・スミス(S)
ジェラルディン・マクグリーヴィー(S)
フェリシティ・ロット(S)
ステッラ・ドゥーフェクシス(S)
ジョン・マーク・エインズリー(T)
ジャン=ポール・フシェクール(T)
クリストファー・モルトマン(Br)
スティーヴン・ヴァーコー(Br)
グレアム・ジョンソン(P)
 第1巻(CDA-67333)が大きな反響を呼び、音楽雑誌等でも高い評価を獲得するなど素晴らしいスタートを切ったフォーレ歌曲全集、第2巻。
 今回も第1巻同様フェリシティ・ロット、スティーヴン・ヴァーコー、そして名伴奏者グレアム・ジョンソンといった強力アーティスト陣は健在。
フォーレ:歌曲全集 Vol.3
 私は口づけをしたから/オリンピオの悲しみ/
 讃歌 Op.7 No.2/シルヴィ Op.6 No.3/
 歌曲集「ある1日の詩」Op.21/ネル Op.18 No.1/
 二人の愛 Op.23 No.2/秘めごと Op.23 No.3/
 愛の歌 Op.27 No.1/捨てられた花 Op.39 No.2/
 贈り物 Op.46 No.1/「シャイロック」組曲 Op.57/
 町人貴族のセレナード/歌曲集「優しい歌」Op.61/
 山鳩 Op.87 No.2/沈黙の贈り物 Op.92
フェリシティ・ロット、
ジェニファー・スミス(S)
ジョン・マーク・エインズリー、
ジャン=ポール・フシェクール(T)
クリストファー・モルトマン、
スティーヴン・ヴァーコー(Br)
ロナン・オホーラ、
グレアム・ジョンソン(P)
 Vol.1(CDA-67333)、Vol.2(CDA-67334)の発売以来、豪華演奏者陣による素晴らしいパフォーマンスが大きな反響を呼び高い評価を獲得しているシリーズの。今回もこれまでと同じくフェリシティ・ロット、スティーヴン・ヴァーコー、ジェニファー・スミス、そして名伴奏者グレアム・ジョンソンといったHyperionならではの強力アーティスト陣が名を連ねている。
フォーレ:歌曲全集 Vol.4
 蝶々と花 Op.1 No.1/愛の夢 Op.5 No.2/
 ある僧院の廃墟で Op.2 No.1/あけぼの/罪の償い Op.8 No.2/
 朝の歌 Op.6 No.1/この世で Op.8 No.3/夜明け Op.39 No.1/
 夢の国 Op.39 No.3/イスファハーンのばら Op.39 No.4/
 夜想曲 Op.43 No.2/ばら Op.51 No.4/夕暮れ Op.83 No.2/
 消えない薫り Op.76 No.1/アルペッジョ Op.76 No.2/
 劇音楽「ペレアスとメリザンド」Op.80〜メリザンドの歌/
 もっとも心地好い道 Op.87 No.1/ヴォカリーズ=エチュード/
 歌曲集「イヴの歌」Op.95
フェリシティ・ロット、
ジェニファー・スミス、
ジェラルディン・マクグリーヴィー(S)
ジャン=ポール・フシェクール(T)
スティーヴン・ヴァーコー(Br)
グレアム・ジョンソン(P)
 世界一流の歌手たちの歌声による演奏が絶賛され、大きな反響を呼んできたフォーレの歌曲全集も今回の第4巻で遂に完結。今回のアーティスト陣もフェリシティ・ロット、ジェニファー・スミス、スティーヴン・ヴァーコー、そしてHyperionの誇る名伴奏者グレアム・ジョンソンなど超一級の演奏家ばかり。
 ブックレットには原語であるフランス語による歌詞とグレアム・ジョンソンによる英語訳の歌詞を併記。また全4巻に収録されている楽曲のインデックスも記載されており、演奏同様充実の内容と仕上っている。
アームストロング・ギブズ(1889-1960):歌曲集
 鐘 The Bells Op.14 No.2/
 夜じゅう口笛を吹いて過ごす人へ/夏の夜/
 野原にいっぱい/気をつけて、未熟な心/
 私が21だったとき/樺の木/子守歌/
 眠れる森の美女/夏の水のバラード/
 トム・オベドラム/狂った王子/鬱病患者/
 怠惰な月!/拒まれた恋人/威張ったパピー/
 航海の帰路/オニユリ/みごとな滝/
 タイターニア/デーンジャー島/
 暗闇がやってくる/シルバー/ヤドリギ/
 雄牛たち/高地にて/ビアサイドにより/
 アラビア/アンのゆりかごの歌/5つの眼/
 さまよう人/氾濫した小川/
 狂った船長の4つの歌
ジェラルディン・
 マクグリーヴィー(S)
スティーヴン・
 ヴァーコー(Br)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
 指揮者サー・エイドリアン・ボールトの強いすすめで作曲家になったといわれるイギリス・エセックス生まれのアームストロング・ギブズ。合唱付きの交響曲など大規模な作品もある人だが、絶妙な味わいを見せる歌曲の方がより重要とされている。
ボルトキエヴィチ:
 交響曲第1番 Op.52/交響曲第2番 Op.55
マーティン・ブラビンズ指揮
BBCスコットランドso.
 ロシア生まれでウィーンに移ったボルトキエヴィチのチャイコフスキー的な交響曲。2曲とも初録音。イギリス指揮界の成長株、ブラビンズの演奏で。
シューベルト:
 八重奏曲 ヘ長調 D.803
ゴーディエ・アンサンブル
  ナッシュ・アンサンブルと並んで、イギリスを代表する室内楽グループに成長したゴーディエ・アンサンブル。hyperionにはこれが8枚目となる。 イギリスの団体らしい透き通ったハーモニーがみずみずしい。
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
 ピアノ四重奏曲/
 無名作家の愛(テノールとギターのための)/
 「ファサード」〜ワルツ(ピアノ独奏のための)/
 パッサカリア(チェロ独奏のための)/
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ナッシュ・アンサンブル
 ウォルトンの個人的なつきあいから生まれた小品ばかりが収められた粋な企画。「無名作家の愛」はピーター・ピアーズとジュリアン・ブリームのコンビのために、 「パッサカリア」はロストロポーヴィチのために書かれたもの。ウォルトンの格調高い管弦楽作品とは違った、肩の力が抜けた作品が聴き手を楽しませてくれる。ナッシュ・アンサンブルの演奏はいつもながら極上。
ラヴェル:ピアノ独奏作品全集
 [古風なメヌエット/亡き王女のためのパヴァーヌ/
  ソナチネ/高雅にして感傷的なワルツ/クープランの墓/
  グロテスクなセレナード/水の戯れ/夜のガスパール/
  ハイドンの名によるメヌエット/前奏曲/
  ボロディン風に/シャブリエ風に/鏡]
アンジェラ・ヒューイット(P)
OCDA-67341/2

国内仕様盤
日本語解説書付
\5599(税抜\5333)
 録音:2000年3月20日-23日、ライトシュタッデル、ノイマルクト、ドイツ/2001年8月11日-14日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:アンジェラ・ヒューイット(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。国内盤は MCDA-67341/2(廃盤)という型番でも発売されていた。
CDA-67343

[CD-R]
ヴォルフ:ハイネ&レーナウの詩による歌曲集
 ハイネの詩による歌曲
  [彼らは今日、夕べにつどう/私は暗い夢の中で/
   吹きすさぶ風/私の大きな悩みから/
   私は王の子を夢みた/私の恋人よ、共に座して/
   青色の驃騎兵の吹奏/君は花のよう/
   君の瞳をのぞきこむと/赤い唇の乙女/
   暗闇に囲まれ/かつて老いた王がいた/
   黒い帆かけて/晩秋の霧/春はたけなわ/
   月の影がゆれる時/金色の足の星/
   旅に疲れたものがたどり着く]
 ニコラス・レーナウの詩による歌曲
  [・・・・・・に/寂しい道/夜ごとのさすらい/
   秋/訊かないで/秋の決意/夕暮れの情景]
シュテファン・ゲンツ(Br)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
 グラモフォン・アウォード受賞の黄金コンビが放つヴォルフ歌曲集最新作。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
バッハ・トランスクリプションズ3
 バッハ/
 パーシー・グレインジャー(1888-1961)編曲:
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
 イグナツ・フリードマン(1882-1948)編曲:
  コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.599
 ウィリアム・マードック(1888-1942)編曲:
  協奏曲ニ短調(ヴィヴァルディ原曲)
 イグナツ・フリードマン編曲:
  カンタータ第66番 BWV.66〜喜べ、汝らもろびとの心よ
  ブランデンブルク協奏曲第3番/朝の歌/
  ヴァイオリンのためのパルティータ第2番〜ブーレ/
  世俗カンタータ「狩りこそがわが喜び」BWV.208 〜
   アリア「羊は安らかに草をはみ」/
  ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ〜
   ガヴォット(ロンドー)
 パーシー・グレインジャー編曲:
  平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第20曲 フーガ イ短調/
  平均律クラヴィーア曲集第2巻〜第6曲 フーガ ホ長調
 イグナツ・フリードマン編曲:
  フルート・ソナタ第2番〜
 パーシー・グレインジャー編曲:楽しい鐘の音
   (世俗カンタータ「狩りこそがわが喜び」BWV.208 の
   アリア「羊は安らかに草をはみ」に基づく
   フリー・ランブル)
 イグナツ・フリードマン編曲:
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
ピアーズ・レーン(P)
 「バッハ・トランスプリクションズ」がシリーズ化。「ブゾーニ篇」に続く「フリードマン、グレインジャー&マードック篇」。
 19世紀半ば、ロマン派の揺籃期(偉大な作曲家たちがあらためてバッハを再認識した時代)から、第2次大戦後までバッハのオルガン、合唱、管弦楽作品に対して、様々なピアノ・トランスクリプションのアプローチがなされてきた。その数はなんと数千にも及ぶといわれている。Hyperionは好評を持って迎えられたデミジェンコによるブゾーニ編盤の成功を受けて「バッハ・トランスクリプションズ」のシリーズ化を実施、様々な作曲家たちによるバッハ再創造の試みを体系化してゆくという。
 ヒューイットの「バッハ・アレンジメンツ」(CDA-67309/国内仕様 MCDA-67309)が一昨年のhyperion年間ワールド・セールス・チャートのトップに輝いたことは、以前にもお伝えしたとおり。ニコライ・デミジェンコによる2つの「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ」(Vol.1;1992年リリース、CDA-66566/国内仕様 MCDA-66566/Vol.2:2002年リリース、CDA-67324、国内仕様 MCDA-67324)も世界で大好評を博した。かつてグレン・グールドの寡占状態が長く続いたレコード業界の「ピアノによるバッハ」は、いまやhyperion勢がその王座奪取を虎視眈々とうかがうほどの勢いを持つ、といってもあながち誇張にはならないだろう。今回再スタートした「トランスクリプションズ」シリーズに起用されたのは、当代きっての知性派ピアーズ・レーンその人。アムラン、ヒューイット、デミジェンコ、ハフ、オズボーンといった名手揃いのhyperionのピアニストの中でもとびきり端正なアプローチで、違いの分かるコアなファンを唸らせている。これまでサン=サーンス、スクリャービン、ダルベールの演奏でみせた一陣の風のようなタッチを武器にトランスプリクションズの華麗な舞いを見せてくれることだろう。
 ロマン派の揺籃期に生を受け、20世紀半ばまで生きたフリードマン、マードック、グレインジャーは、非ドイツ語圏のコンポーザー=ピアニストという共通項でも括ることができる。ポーランドのクラコフに生まれ、「ショパンの詩情とリリシズム」を受け継いだといわれるフリードマンは、ヨゼフ・ホフマンと並び称されるほどの、ヨーロッパでも指折りのショパン弾きだった。オーストラリアのメルボルンに生まれ、18歳でロンドンに渡ったマードックは、レコード・ファンにとってはハミルトン・ハーティと組んでベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を世界初録音したピアニストとして長く記憶されるべき人物。そして、同じくメルボルンに生まれ、8歳で渡欧、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍する一方、作曲、民謡収集とその編曲、自動演奏機械の製作、執筆活動など、あらゆる場面で持ち前のヴァイタリティーを発揮したグレインジャーは古楽復興運動にもまた熱心だった。グレインジャーのバッハ・トランスクリプションズはこのCDにすべて収められているのだ。ピアーズ・レーンは、生まれこそロンドンだが、現在オーストラリア国籍を保持し、ブリスベンに居を構えている。今回レーンが起用されたのはグレインジャーに敬意を表する意味もあったかもしれない。
 トラックリストを見ればわかるように、このCDでは、主としてフリードマンとグレインジャーのコントラストに焦点が当てられている。それは、有名な「トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565」の「グレインジャー版」が冒頭に置かれ、12曲を経て同じ曲の「フリードマン版」で締めくくられるところに象徴されている。
新発見のリスト Vol.1
 フランツ・リスト:
  「マリー・ツー・ザイン・
    ウィットゲンシュタイン王女のアルバム」より(1847)
    [アルバムの綴り S.166n/リリー S.166m-1/
     ハルヤ Hrya S.166m-2/マツレク Mazurek S.166m-3/
     クラコヴィアク Krakowiak S.166m-4]/
  ツィゴイネル叙事詩 S.695b(ca.1848)
   [第1番 ハ短調/第2番 ハ長調/第3番 変ニ長調/
    第4番 嬰ハ長調/第5番 変ニ長調/第6番 ト短調/
    第7番 イ短調「ラコッツィ行進曲」/
    第8番 ニ長調/第9番 変ホ長調/
    第10番 ヘ長調/第11番 イ短調]/
  ハンガリーの有名な旋律 S.243a(1866以降)/
  「巡礼の年第3年」〜3つの初期の草稿/
  アンジェラス、守護天使への祈り
    S.162a/1bis(第1版の第2草稿)/
  ものみな涙あり S.162d(中間版)/
  後奏曲「スルスム・コルダ
       (心を高めよ)」(第1草稿)/
  悲しみのゴンドラ S.199a(ヴェネチアでの初稿)/
  3つのアルバムの綴り
   [変ヘ短調 S.163/イ長調「フリスカ」S.166k/
   ト長調(ダンテ交響曲の発展形)]/
  おお、愛しうる限り愛せ! S.540b
レスリー・ハワード(P)
 まだまだ続く!!! ハワードのリスト。CDにして全95枚、編曲ものも含めたリストのピアノ作品の完全な全集を録音するという前人未踏の偉業を成し遂げたレスリー・ハワード。hyperionがハワードにつけたキャッチは「飽くなき挑戦を続ける男」だが、その挑戦には続きがあった。新たに発見された遺稿、草稿を丹念に拾い、それをすべて録音してしまうという。これはその第1弾。「マリー・ツー・ザイン・ウィットゲンシュタイン王女のアルバム」「ツィゴイネル叙事詩」など新発見の作品もさることながら、名作の誉れ高き「巡礼の年第3年」「悲しみのゴンドラ」の草稿ヴァージョンまで加わった、興味津々の逸品。もちろんすべて世界初録音。
シューベルト:
 ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D.929/
 ピアノ三重奏曲第2番
  〜フィナーレ;アレグロ・モデラート(初版)
フロレスタン・トリオ
[スーザン・トムズ(P)
 アンソニー・
  マーウッド(Vn)
 リチャード・レスター(Vc)]
 シューベルトが亡くなる1年前の1827年に作曲され、1828年に出版された「ピアノ三重奏曲第2番」は、シューベルトの室内楽曲の中でも最も特徴的な作品のひとつである。それは強烈なリズムを持った第1楽章、スウェーデンの民謡を思わせるメロディーが印象的な第2楽章、優しいワルツと力強いダンスを融合したような第3楽章、歌心あふれる第4楽章、とそれぞれの楽章がシューベルトの晩年の感情をあますところなく表現しているからだ。ピアニスト、スーザン・トムズは今回のレコーディング・セッションで「私たちのレパートリーの中でも最も記念碑的な作品である」と語ったという。それは長い間、多くのピアノ三重奏曲を演奏してきた彼女にとって最重要曲であることを意味するものだ。そしてこの録音では第4楽章のファースト・ヴァージョンが収録されていることが注目される。この作品を出版する際にシューベルトは第4楽章から98小節をカットしている。オリジナル版と従来演奏されている版が両方聴けるこの録音は貴重だ。
 イギリスを代表する名手たちによって1995年に結成されたフロレスタン・トリオは瞬く間に「世界第1級のピアノ・トリオ」と称され、ウィグモア・ホールをはじめ世界各国で公演(日本へも2000年に来日し、素晴らしい演奏を披露した)。その演奏力の高さと表現力は世界の音楽誌、批評家からも絶賛され、Hyperionから発売された「シューマン:ピアノ三重奏曲」(CDA-67063)は1999年度のグラモフォン・アウォーズ、チェンバー部門賞に輝いた。トリオの中心人物であるスーザン・トムズは以前ドーマス(ピアノ五重奏団)を主宰し、約15年間活動(ちなみにこのドーマスが発売したフォーレ:ピアノ五重奏曲(CDA-66766/MCDA-66766)もグラモフォン賞を受賞している、現在はフロレスタン・トリオの主宰者、ソリスト、教授として活躍している。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.34
 ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):
  ピアノと管弦楽のための作品全集

  ピアノ協奏曲 ハ短調 Op.12
  詩的交響曲 Op.37/幻想的バレエ Op.6
  スケルツォ=カプリス Op.25
スティーヴン・クームズ(P)
ロナルド・コープ指揮
BBC スコットランドso.
 ピエルネが「ロマン派」かという議論はさておき、ここに収録されている曲目はOp.12の協奏曲を除いて、ほとんどインターナショナルなカタログから抜け落ちてしまっているので、こうしたまとまった形で出るとなれば、フランス音楽ファンなら見逃せない。
ルイス・モロー・ゴッチョーク(1829-1969):
 ピアノ作品集 Vol.6

  ヴェニスの謝肉祭 Op.89/葬送行進曲 Op.64/
  ヴィジョン・エチュード(遺作)/
  悲しみのカプリス Op.56/春の愛のマズルカ Op.40/
  2つのマズルカ Op.6〜金の首飾り/
  オシアン舞曲 Op.12/空気の精のダンス Op.86/
  Le Sourire d'une jeune fille/
  ジュネス(青春時代)Op.70/
  ドニゼッティの「ファヴォリータ」による大幻想曲
フィリップ・マーティン(P)
 19世紀のアメリカ生まれのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ゴッチョークのピアノ作品をまとめた世界初の全集も、好評のうちに6作目を迎えた。 ラテン・アメリカ風の親しみやすいメロディがゴッチョークのトレードマークといえるが、今回は彼が学んだヨーロッパの影響が色濃く残った作品を集めた、シリーズの中でも異色の1枚といえる。
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
 幼な児イエスに注がれる20の眼差し
スティーヴン・オズボーン(P)
MCDA-67351/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5460(税抜\5200)
 hyperionレーベルが、その誇る強力なピアノの布陣 ―― アムラン、ヒューイット、ハフ、デミジェンコ ―― に続けとばかりに強力プッシュしているのが、このスティーウン・オズボーン。カプースチンのピアノ作品集(CDA-67159)もロングセラー。
CDA-67353

[CD-R]
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・
 パレストリーナ(1525-1594):
  来たれ、聖霊よ/
  聖霊降臨祭の夕食礼拝(モテット集第1巻より)/
  聖霊降臨祭の夕食礼拝のミサ
  [グローリア/クレド/サンクトゥス/
   ベネディクトゥス/アニュス・ベイ]/
  アレルヤ/来たれ、聖霊よ/来たれ、創造主たる聖霊よ/
  来たれ、聖霊よ/聖霊は家全体を満たした/
  6声のマニフィカト
マーティン・ベイカー指揮
ウェストミンスター
 大聖堂cho.
 マーティン・ベイカーとウェストミンスター大聖堂cho.の初共演盤として成功を収めた昨年の「マクミラン:ミサ曲」に続く第2作。今回は、ルネサンス期のイタリアを代表する作曲家で 「教会音楽の父」としておなじみパレストリーナの、特に聖霊降臨祭にちなんだ音楽をまとめた1枚。ベイカーの得意中の得意ともいえる分野での録音とあって、前作を上回るクオリティに仕上がった。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロマンティック・ピアノ協奏曲シリーズ Vol.31
 ローベルト・フックス(1847-1927):
  ピアノと管弦楽のための協奏曲 変ロ短調 Op.27
 フリードリヒ・キール(1821-1885):
  ピアノ協奏曲 変ロ長調 Op.30
マーティン・ロスコー(P)
マーティン・
 ブラビンズ指揮
BBC スコットランドso.
 ロマン派ピアノ・コンチェルトの隠れた名作を次々と掘り起こすこのシリーズの31枚目。フックスはブラームスの友人であり、またウィーン音楽院の教授としてマーラー、シベリウス、フランツ・シュミット、シュレーカー、ヴォルフ、ツェムリンスキーを育てた人物だけにあなどれない。
ロシア歌曲集
 ムソルグスキー:歌曲集「子供部屋」
 プロコフィエフ:5つの詩 Op.27
 ショスタコーヴィチ:
  S.チョールヌイの詩による5つの風刺 Op.109
 ブリテン:
  歌曲集「詩人のこだま」Op.27(プーシキンの詩による)
ジョーン・ロジャーズ(S)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
 2001年にCBE勲章を授与されるなど、イギリスで絶大な人気を誇るロジャーズの歌曲アルバム第4弾。ロシアものとしては1992年に録音されたチャイコフスキー歌曲集(CDA-66617)以来12年ぶり。
天のエルサレム
 〜ビクトリア朝時代のヴォランタリーと賛美歌、
   コラール、讃歌を基にした
    オルガンのための演奏会用小品

 メンデルスゾーン(W.T.ベスト(1826-1897)編):
  オラトリオ「聖パウロ」の序曲
 エドワード・シラス(1827-1909):
  聖アンの賛美歌によるファンタジアOp.93
 ジョージ・アレクサンダー・
  マクファーリン(1813-1887):
   「ウィンザー」の讃歌旋律によ変奏曲
 オリヴァー・キング(1855-1923):
  レントのためのプレリュードOp.10-2
 ウィリアム・スパーク(1826-1897):
  古い夕べの讃歌(主題、変奏とフーガ)
 チャールズ・ステッガール(1826-1905):
  ポストリュード(天のエルサレム)
 チャールズ・ウィリアム・ピース(1858-1928):
  シンフォニック・ポエムOp.27より
グレアム・バーバー(Org)
 オルガンのための非常に珍しい作品集。
ドビュッシー:歌曲集
 星月夜/麦の花/春が来た/マンドリン/
 ボードレールの5つの詩
 [バルコニー/夕べの調べ/
  噴水/黙想/恋人たちの死]/
 夕べの鐘/ロマンス/鐘/
 3つの歌曲(ヴェルレーヌの詩による)
  [海はさらに美しく/角笛の音は悲しく/
   垣根のつらなり]/
 艶なる宴 第2集
  [無邪気な人たち/牧神/感傷的な会話]/
 フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード
  [恋人に捧げたヴィヨンのバラード/
   母の願いにより聖母に祈るために
   ヴィヨンが作ったバラード/
    パリの女のバラード]
クリストファー・
 マルトマン(Br)
マルコム・
 マルティノー(P)
 「ボードレールの5つの詩」などの、ドビュッシーおなじみの名曲に加え、1880年から90年代に書かれた初期の知られざる名曲をバランスよく収録した1枚。特に1880年、ドビュッシーが18歳の時に初めて出版された作品として知られる「星月夜」も聴けるのがうれしいところ。スタイリッシュな歌唱が持ち味のバリトン歌手マルトマンが、ここでは歌詞の1字1句に対して敏感に反応し、きわめて繊細な世界を奏でている。マルコム・マルティノーの好サポートも聴きどころ。
イタリアのバロック音楽
 〜2本のトランペット、弦楽と通奏低音のための音楽

   アレッサンドロ・メラーニ(1693-1703):
    5声のソナタ ハ長調
   マウリツィオ・カッツァーティ(c1620-1677):
    4声のソナタ ト短調「ラ・センピエーラ」
   アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):
    セレナータ「船遊び」〜シンフォニア ニ長調
   ジュゼッペ・マリア・ジャッキーニ(c1663-1727):
    5声のソナタ ニ長調
   ジョヴァンニ・バティスタ・
    ヴィターリ(1644-1692):
     ソナタ イ短調「サッサテッリ」Op.5-10
   フェルディナンド・アントニオ・
    ラッツァーリ(1678-1754):6声のソナタ ニ長調
   ジョヴァンニ・レグンツィ(1626-1690):
    ソナタ ホ短調Op.10-17
   アンドレア・グロッシ(17世紀後半):
    5声のソナタ ニ長調Op.3-10
   ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):
    ソナタ ニ長調G7
   アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
    4声のソナタ第1番 ヘ短調
   アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
   2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調RV.537
アリソン・バルサム(Tp)
クリスピアン・スティール・
 パーキンス(Tp)
ピーター・ホルマン
(Org/ディレクター)
パーリー・オヴ・
 インストゥルメンツ
 イギリスの新進女性トランペット奏者、アリソン・バルサムのデビュー・レコーディング。ギルドホール音楽演劇学校で学び、さらにパリ音楽院を2001年に首席で卒業、1998年Bのヤング・ミュージシャンズ・コンペティション第1位、2000年モーリス・アンドレ国際コンクールで「最も美しいサウンド」部門のプリミエ・プリを獲得。今回のレコーディングではイギリス古楽界の大御所、クリスピアン・スティール・パーキンスがサポートしているのも注目。バルサムはイギリス古楽のトランペットをしょって立つ存在になるかもしれない。
CDA-67360

(2CD)
1CD価格
ロビン・ホロウェイ(1943-):金色のゴルトベルク ミカレフ=イナンガ・
 ピアノ・デュオ
 イギリスの現代作曲家、ロビン・ホロウェイによる「現代版」ゴルトベルク変奏曲! 本物のゴルトベルク同様、アリアに始まりアリアに終わるわけだが、間に挟まれる変奏曲はかなり凝っていて、スカルラッティ、ダウランド、ブラームス、シューマン、バルトークなどなど、様々な作曲家のオマージュ(パロディ?)がびっくり箱のように飛び出す、痛快無比な作品。イギリスのコンサートでは大ウケだったという。作曲者自身はこの曲のことを「ゴルトベルク・アドヴェンチャー」と呼んでいる。むべなるかな、という感じ。王立音楽アカデミーの同窓生2人、ジェニファー・ミカレフとグレン・イナンガからなるピアノ・デュオはこのCDがデビュー盤。
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
 セレナータ「セーヌ川に祝う」RV.693(*)/
 セレナータ「グロリアとヒメネオ」
  (別名:我が素晴らしき王宮にて)RV.687
キャロライン・
 サンプソン(S)
ヒラリー・サマーズ(A)
アンドルー・フォスター=
 ウィリアムス(B)
チャールズ・
 ダニエルズ(T)
ロバート・キング
(ディレクター)
キングズ・コンソート
 &cho.
 (*)は完全版による初録音。キングズ・コンソートによるヴィヴァルディの宗教音楽作品全集のリリースはすでに8巻を数えている。 これまでだれも本格的には手を付けなかった意義ある仕事だけに、派手な動きではないものの、古楽・バロック・ファンの関心はリリースのたびに盛り上がりをみせている。今回のディスクは、 その宗教音楽のシリーズとはまた別もの。これまであまり顧みられなかったセレナータを本格的に取り上げた。セレナータとは様式的にはカンタータとオペラの中間に位置するもので、ある出来事や特定の人物を祝うためにつくられたものだという。「セーヌ川に祝う」は、一言でいうならヴィヴァルディ版「水上の音楽」とでもいうべき機会音楽。この作品、楽譜に失われた部分があり、完全な演奏は今まで存在しなかった。 これはロバート・キングが補筆・改訂したもので、フィナーレに到達する前に終わってしまっていたこれまでの録音とは比較にならないほど大規模(約85分)でちゃんと完結したものだ (OPUS111のアレッサンドリーニ盤はCD1枚分)。オーケストレーションも鮮明で、通奏低音はリズムと生命力にあふれている。この新しい版では、ロバート・キングにより、 カラフルな管楽器セクションが復元され、加えられている。「グロリアとヒメネオ」はルイ15世の結婚を祝うために書かれた作品。これもめったに録音されないだけに、ヴィヴァルディ・ ファンにとって貴重な録音となることは間違いない。 この2曲のセレナータが書かれた1725年から26年というのは、「調和の霊感」「ラ・ストラヴァガンツァ」「和声の創意と試み」(「四季」が含まれている)がヨーロッパ全土で話題になり、当時としては珍しく、 次々と楽譜出版がなされた時期のすぐ後にあたる。創作活動の絶頂期だった頃のヴィヴァルディの作品も、掘ればまだまだ宝の山なのだということを実感させてくれるディスク。
エドワード・エルガー(1857-1934):
 オルガン・ソナタ第1番 ト長調 Op.28
 エニグマ変奏曲 Op.36(キース・ジョン編曲)
キース・ジョン(Org)
 1980年代の初頭からCD時代の到来とともに、「展覧会の絵」や「威風堂々」など、つまり「オーケストラル・ショウピース」と呼ばれる作品をオルガンで演奏する試みがちょっとしたブームになったことを覚えておいでの方もいるだろう。イギリス・グロースター生まれのキース・ジョンもそうした作品を自ら編曲していたオルガニスト。彼は「展覧会の絵」、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」、ヘンデルの「水上の音楽」から、シューマンの「トッカータ」、さらにはバッハ/ブゾーニの「シャコンヌ」までレパートリーにしている。今回の「エニグマ変奏曲」は、キースが教会で演奏しているところをたまたま電話で聴いた合唱団ポリフォニーの指揮者スティーヴン・レイトンが驚き、その強い勧めで録音される運びになったという。もともとオルガン的な旋律やハーモニーが頻出するエルガーの作品だけに、これは要注目。ちゃんとエルガー自身のオルガン・ソナタをカップリングしているのはインテリジェンス漂うhyperionらしいところ。
C.P.E.バッハ(1714-1788):
 オラトリオ「イエスの復活と昇天」
ウタ・シュワベ(S)
クリストフ・ゲンツ(T)
ステファン・ゲンツ(B)
シギスヴァルト・クイケン指揮
ラ・プティット・バンド
エクス・テンポレ
 シギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンド、hyperionに登場。1972年に結成されたラ・プティット・バンドは、国際的なピリオド楽器奏者が多く参加した、このジャンルのパイオニア。DHMに録音した名盤の数々はあまりにも有名で、今さら説明するまでもないだろう。hyerionを舞台に新たなスタートを切るラ・プティット・バンドがその第1弾に選んだのがエマヌエル・バッハ晩年の大作オラトリオ。バロックから古典派への橋渡しをしたといわれるこの作品、すでに父親(ヨハン・セバスティアン)ゆずりの対位法は陰をひそめ、ベートーヴェンに連なるエモーショナルな気分に満ちている。CD時代になってエマヌエルの作品は急に見直されるようになったが、こうした大規模声楽作品の録音はまだまだこれから。「イエスの復活と昇天」はヘレヴェッヘくらいしか主たる録音がなかっただけに、大いに歓迎される。
ロマンティック・ピアノ協奏曲シリーズ Vol.33
 クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924):
  ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.56/
  ピアノ協奏曲第3番 嬰ハ短調 Op.80
セタ・タニエル(P)
タデウシュ・ストルガワ指揮
NDRハノーヴァー放送po.
 録音:1996年。Collinsからリリースされていた音源の移行再発売。タニエルがhyperionを拠点に活動するようになったので、このシリーズに組み込まれた。ハフが演奏した第4番もこのシリーズでリリースされていたので、4曲あるシャルヴェンカのピアノ協奏曲はこれで第1番を残すのみとなった。ポーランド生まれのシャルヴェンカはヨーロッパだけでなく、ニューヨークにも活動の拠点をかまえて精力的に活動していた。そのため特に英語圏での支持率が高い作曲家でもある。ラフマニノフにもひけをとらないロマンティックな作風は意外に多くのファンがいる。
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
 アーメンの幻影(1943)(*)
 ポール・デュカスのトンボー(墓)のための小品(1935)
 ロンドー(1943)
 ファンタジー・ブルレスク(滑稽な幻想曲)(1932)
スティーヴン・オズボーン(P)
マーティン・ロスコー(P;*)
 「幼な子イエスにそそぐ20の眼差し」(CDA-67351-2/国内仕様MCDA-67351-2)が「深い詩情と魅惑的な色合いを伴う堂々としたヴィルトゥージティ(英グラモフォン誌)」と絶賛された気鋭のピアニスト、スティーヴン・オズボーンの最新作。前作から2年を経て、ついにメシアン・ファン待望の第2弾が登場。名作「アーメンの幻影」は先発の「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ−4/フェインベルク編(CDA-67468)」でも見事な演奏を聴かせてくれたマーティン・ロスコーとのコンビネーションが話題。
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト Vol.3
 イェネ・フバイ(1858-1937):
  ヴァイオリン協奏曲第3番ト短調 Op.99/
  ヴァイオリン協奏曲第4番イ短調 Op.101
   「コンチェルト・オール・アンティカ」/
  ハンガリーの主題による変奏曲 Op.72
ハガイ・シャハム(Vn)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコットランドso.
 hyperion名物ロマンティック・ピアノ・コンチェルトに呼応すべく企画されたヴァイオリン・コンチェルト・シリーズ、これが早くも第3弾となる。ハンガリー系の演奏家たち(オーマンディ、ティボール・ヴァルガ、カール・フォン・カラグリ・・・など)のプロフィールには、「フバイに師事」という一行が出てくる。19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍し、多くの後進を育てたヴァイオリニスト兼作曲家フバイのコンチェルト作品集。第3番は作曲の師リストのピアノ協奏曲からの投影が色濃く残る作品。第4番は擬似バロック・コンチェルト。伝統的なバロックのスタイルを用い、フバイならではの色づけを加えたもの。変奏曲はハンガリーの民族色が色濃くにじみ出た作品。
 イスラエルのヴァイオリニスト、ハガイ・シャハムはたしかギル・シャハムの弟だったと思われる(プロフィールには明記されていないが)。すでにヨー・ヨー・マやスターンと共演するなど、国際的なキャリアも豊富。これがhyperionへのデビュー盤。
CDA-67368

[CD-R]
デュファイ:ミサ「わたしは見たので」
 ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474):
  ミサ「わたしは見たので」
 ロワゼ・コンペール(1445頃-1518):
  オムニウム・ボノルム・プレナ
 作曲者不詳:コンセデ・ノビス・ドミネ/
  サルヴェ・マリス・ステラ
 ギヨーム・デュファイ:
  アヴェ・レジナ・チェロールム
アンドルー・カークマン指揮
バンショワ・コンソート
 15世紀のフランスを代表する作曲家デュファイはヨーロッパの音楽の中心地の多くで重要な地位を保持し、当代随一の音楽家として崇められていた。生涯にわたって数多くの教会音楽を作曲したデュファイであるが、現在残されている写譜の中にはデュファイの作品かどうかはっきりしない曲も数多く存在する。ここに収録されているミサ「私は見たので」も実はデュファイの作品であるという確かな証拠はない。このことは当時あまりにもデュファイが偉大であったため、彼の作でないものにもデュファイの名がつけられていたためであろうと推測されている。
 男性8人で構成されるア・カペラ・グループ、バンショワ・コンソートは1995年に結成された。アーリー・ミュージックをレパートリーとする彼等はこれまでhypeionから5枚のCDを発売。そのいずれもが、ディアパゾン・ドールをはじめとする数多くの賞に輝いている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ベートーヴェン:
 ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」/
 アレグレット 変ホ長調 Hess.48/
 ヴェンツェル・ミュラーの歌劇より
  「私は仕立屋カカドゥ」の主題による変奏曲
   (カカドゥ変奏曲)Op.121a
フロレスタン・トリオ
 フロレスタン・トリオのベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集第2作。「大公」はルドルフ大公への献呈作。ベートーヴェンがオーストリア皇太子のルドルフにピアノを教えるようになったのは、1803年頃から。やがて友情が芽生え最大のパトロンとなった、というのは有名な話。
アムランのリスト!
  パガニーニによる大練習曲 S.141(1851)
  [ト短調「トレモロ」/変ホ長調「オクターヴ」/
   嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」/ホ長調「アルペッジョ」/
   ホ長調「狩り」/イ短調「主題と変奏」]
  シューベルトによる3つの行進曲
   [葬送行進曲/アレグレット・フオコーソ/騎兵隊行進曲]
マルク=アンドレ・
 アムラン(P)
MCDA-67370

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 録音:2002年2月。
 フランツ・リストは、1832年、パリでヴァイオリンの名手パガニーニの超人的技巧と悪魔的容貌に接し、「ピアノにおけるパガニーニ」になることを決意したという逸話が有名だ。その若きリストの思いがストレートに出たのがこの「パガニーニ大練習曲」だと言われる。リスト初期の成功作となったこの作品、実質的には「24のカプリース」をとことん技巧的にピアノ編曲したもの。有名な第3番「ラ・カンパネッラ」のみヴァイオリン協奏曲第2番から編まれている。「リスト弾き」といわれる人でも、特に有名なこの「ラ・カンパネッラ」のみを弾くことが多いこの曲、デジタル録音時代になって録音こそ増えたが、今ひとつ決定盤に欠けていた。
 空前絶後の技巧で不滅の金字塔を打ち立ててきたアムランの、これが待望の最新作。アムランにとってCD一枚丸ごとリスト作品というのは、1996年録音のライヴ盤「プレイズ・リスト」(CDA-66874/国内仕様MCDA-66874)以来となる。今回入念なセッション・レコーディングだ。
 今考えればアムランは「パガニーニ・エチュード」全曲録音のための伏線も、実はしっかり張り巡らしていたのだった。2001年2月に録音された「万華鏡(カレイドスコープ)」(CDA-67275/国内仕様 MCDA-67275)でアムラン自作のエチュード第3番「パガニーニ=リスト:ラ・カンパネッラによる」を入れていた。このアムラン流・超絶技巧てんこ盛りの「ラ・カンパネッラ」は、明らかに今回のアルバムへとつらなる道しるべだったのだ。
 コンポーザー=ピアニストにこだわり続けるアムランの評価はヨーロッパでもこのところますます鰻登りだ。前作のゴドフスキー:ピアノ・ソナタ ホ短調/パッサカリア(CDA-67300/国内仕様 MCDA-67300)はhyperionの数あるニュー・リリースの中でも空前のセールスを記録した。持ち前の超絶技巧に加え、音楽的にも深みを増しつつある、アムランの躍進ぶりには目を見張るばかり。 パガニーニ=リスト=アムラン、という3人のコンポーザー=ヴィルトゥオーゾの時空を越えた邂逅は、聴く者に最高のカタルシスを与えてくれるだろう。
ショパン:夜想曲&即興曲全集
 夜想曲;
  嬰ハ短調 Op.posth/ハ短調 Op.posth/
  変ロ短調 Op.9 No.1/変ホ長調 Op.9 No.2/
  ロ長調 Op.9 No.3/ヘ長調 Op.15 No.1/
  嬰ヘ長調 Op.15 No.2/ト短調 Op.15 No.3/
  嬰ハ短調 Op.27 No.1/変ニ長調 Op.27 No.2/
  ロ長調 Op.32 No.1/変イ長調 Op.32 No.2/
  ト短調 Op.37 No.1/ハ短調 Op.48 No.1/
  嬰ヘ短調 Op.48 No.2/ヘ短調 Op.55 No.1/
  変ホ長調 Op.55 No.2/ロ長調 Op.62 No.1/
  ホ長調 Op.62 No.2/ホ短調 Op.72 No.1/
 即興曲;
  第1番 変イ長調 Op.29/第2番 嬰ヘ長調 Op.36/
  第3番 変ト長調 Op.51/
  幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調 Op.66
アンジェラ・ヒューイット(P)
SACDA-67371/2
(2 HYBRID_SACD)
廃盤
OCDA-67371/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5460(税抜\5200)
 録音:2003年11月16日-20日。解説:アンジェラ・ヒューイット(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 バッハ独奏作品全集を完結させたヒューイット。初のショパンだった当アルバムは、よくある「名曲集」ではなく、夜想曲と即興曲を網羅した2枚組。ヒューイットはこれまでの録音で一貫してスタインウェイを用いていたが、このショパンでは新しく購入した現代イタリアの銘器ファツィオーリを用いている。
モーツァルト(1756-1791):ピアノ四重奏曲集
 [第1番 ト短調 K.478/第2番 変ホ長調 K.493]
ポール・ルイス(P)
レオポルド弦楽三重奏団
 録音:2002年12月6日-8日、ポットン・ホール、サフォーク。ブレンデルの弟子ポール・ルイスは、1994年のロンドン国際ピアノコンクール2位受賞をきっかけに成功を収め、新世代を代表するピアニストと賞賛、近年はHMFを中心に積極的な録音を行っている。レオポルド弦楽三重奏団はすでに3枚のCDをハイペリオンから発売。モーツァルト:ディヴェルティメントK.563 &424(CDA-67246)はサンディ・タイムズをはじめとする各メディアで絶賛されている。
わが父が教えたまいしさらなる歌
 タイン川の水(伝統曲)/
 私はあなたの歌うのを聴いた
  (エリック・コーツ/ロイデン・バリー)
 私と一緒に行く?(アラン・マーレー/
   H.J.ブランドン&P.パーク)
 子守歌(メリー・シェルドン/パドライク・コルン)
 眠りのための歌(ロード・ヘンリー・サマセット)
 ソマーセットの緑の丘
  (コーツ/フレッド・E・ウェザリー)
 山岳愛好家(W.H.スクエア/ウェザリー)
 アラビアの歌を歌ってあげよう
  (フレデリック・クレイ)
 マザー・マクリー(C.オルコット&
   E.R.ボール/A.ジョンソン・ヤング)
 ピアカデリーのバラ
  (ハイドン・ウッド/ウェザリー)
 There's a long, long trail a winding
  (ゾー・エリオット/ストダード・キング)
 古き軍隊(オドアルド・バリー/ウェザリー)
 Yes! Let me like a soldier fall
  (W.ヴィンセント・ウォーレス)
 ビコーズ(ガイ・ハーデロット/
   エドワード・テシェマハー)
 ラヴズ・オールド・スウィート・ソング
  (J.L.モロイ/G.クリフトン・ビンガム)
 神の星(コーツ/ウェザーリー)
 わが友(ウィルフォード・サンダーソン/
   ウェザーリー)
 サイモン・ザ・セラーラー
  (J.L.ハットン/W.H.ベラミー)
 タイム・トゥ・ゴー
  (W.サンダーソン/ウェザリー)
 エコー(ロード・H・サマセット/
   クリスティーナ・ロゼッティ)
 今日の歌(スターンダール・ベネット/
   ベレスフォード・ロード)
 Just a‘wearyin’for you
  (カリー・ジェイコブス・ボンド/
   フランク・スタントン)
 サリー・ガーデンへ下りて
  (ハーバート・ヒューズ/W.B.イェーツ)
 オルフェウスと彼のリュート
  (アーサー・サリヴァン/シェイクスピア)
 カシミリの歌
  (エミー・ウッドフォード・フィンデン/
   ローレンス・ホープ)
 夕暮れに
  (アニー・フォーテスキュー・ハリソン/
   メタ・オレッド)
 ダウン州の星(伝統曲)
 完璧な日(カリー・ジェイコブス・ボンド)
 シー・ムーヴド・スロー・ザ・フェア(伝統曲)
トマス・アレン(Br)
マルコム・マルティノ(P)
 『わが父が教えたまいし歌』(CDA-67290)の続編。イギリス生まれの世界的バリトン歌手トマス・アレンが幼少の頃から親しんでいたポピュラー曲をメローな歌声でしっとりと聴かせる。
トリオディオン
 アルヴォ・ペルト:
  勝利の後(*)/シメオンの頌歌(*)/息子はどこへ.../
  我は真なる葦/ルトルモア・トラクトゥス/
  トリオディオン/高地にある私の心/
  サルヴェ・レジナ(聖母マリア讃)(*)
デイヴィッド・
 ジェームズ(CT)
クリストファー・バワーズ・
 ブロードベント(Org)
スティーヴン・レイトン指揮
ポリフォニー
SACDA-67375

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 録音:2003年1月2日-5日、テンプル教会、ロンドン。8曲中5曲(*)は世界初録音。作曲者臨席のもと収録されたアルバム。
 レイトン&ポリフォニーのコンビによるペルトはこれで2枚目(前作は「ベルリン・ミサ」他4曲が収められていた CDA-66960)。
ラフマニノフ:
 前奏曲Op.2 No.1/東洋風舞曲Op.2 No.2/
 チェロ・ソナタ ト短調Op.19
フランク:
 シルフOp.73(*)/天使のパン(*)/
 チェロ・ソナタ イ長調Op.8
  (ヴァイオリン・ソナタより編曲)
スティーヴン・
 イッサーリス(Vc)
スティーヴン・ハフ(P)
レベッカ・エヴァンス(S;*)
PCDA-67376

国内仕様盤
日本語解説書付
\2999(税抜\2857)
 録音:2002年8月23日-25日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:スティーヴン・イッサーリス(国内仕様盤のみ;+ 木幡一誠/訳:木幡一誠)。
 チェロの名手スティーヴン・イッサーリスとヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして世界のピアノ・ファンを魅了するスティーヴン・ハフがハイペリオンで初めて共演したCD。
 スティーヴン・イッサーリスは1958年ロンドン生まれ。10歳でチェロをはじめた彼は、その類いまれな才能で瞬く間にイギリスを代表するチェリストとなった。確かな技巧と幅広いレパートリーを持つイッサーリスは、1993年に米国ピアティゴルスキー賞、また英国のロイヤル・フィルハーモニック協会からは年間最優秀器楽演奏家賞を受賞するなど世界の栄誉ある賞を数多く受賞。まさに世界的チェリストとして国際的に認められている。伴奏を務めるスティーヴン・ハフはイギリスを代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。Chandosで発売された「フンメル:ピアノ協奏曲」(CHAN-8507、国内仕様盤 MCHAN-8507)はグラモフォン・アウォーズのコンチェルト部門賞、またhyperionから発売された「サン・サーンス:ピアノ協奏曲全集」(CDA-67331/2、国内仕様盤 MCDA-67331/2)は2002年度のグラモフォン・アウォーズでコンチェルト部門賞&年間最優秀賞を受賞している。
 #以前発売されていた国内盤:MCDA-67376 は2011年4月で廃盤となり、上記 PCDA-67376 にて再発売されています。
シャルル=ヴァランタン・アルカン(1813-1888):
 エスキース(スケッチ集)
  (4つの組曲による48のモチーフ)Op.63/
 神を讃えん
スティーヴン・オズボーン(P)
MCDA-67377

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 録音:2002年7月28日-30日、ヘンリー・ウッド・ホール。解説:スティーヴン・オズボーン、ミッシャ・ドーナト(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 アルカンのこれら全曲ディスクにはNAXOS( 旧 Marco Polo )のローラン・マルタン演奏のCD(8.555496)があるだけに、このリリースはいっそう注目に値する。この曲集の聴きどころは多い。まるでアルカン自身の性格を投影したような〈頑固 Inflexibilite 〉(第28曲)、弦楽四重奏の音を見事な正確さで模した〈四重奏の冒頭部 Debut de quatuor〉(第31曲)、タイトル通り、荘厳な管弦楽をともなったピアノ・コンチェルト演奏の風景をたった1分程度の曲で表現してしまった〈古いジャンルの協奏曲のテュッティ Tutti de Concerto dans le genre ancien〉(第15曲)など。そして組曲全体の最後を締めくくる後奏曲として作曲されたわずか36小節の〈神を讃えん Laus Deo〉は、短いながらも感動的。
 なお、国内仕様盤ではスティーヴン・オズボーン自信の解説と、音楽ジャーナリスト兼ラジオ・プロデューサーであるミッシャ・ドーナトの長大な解説を、完訳にて所収。
旅の歌
 アーサー・ソマーヴィル(1863-1937):
  A BROKEN ARC (Robert Browning)
 ウィリアム・デニス・ブラウン(1888-1915):
  To Gratiana Dancing and Singing/
  Diaphenia/Epitaph on Salathiel Pavy
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  旅の歌
 ジョージ・バターワース(1885-1916):
  Bredon Hill/他
クリストファー・
 モルトマン(Br)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
ニュー・ワールド・シンフォニー〜ラテン・アメリカのバロック合唱音楽
 作曲者不詳:Hanacpachap kusikuynin (Ritual,1631)
 ジュアン・グティエレス・デ・パディリャ(1590-1664):
  ミサ「われはシャロンの花」より〔キリエ/グロリア〕
 ガスパル・フェルナンデス(1570-1629): Xicochi conetzintle
 ジュアン・グティエレス・デ・パディリャ:ミサ「われはシャロンの花」〜クレド
 ジュアン・デ・アラウホ(1648-1712):星の仲間の兄弟は
 ジュアン・グティエレス・デ・パディリャ:
  ミサ「われはシャロンの花」より〔サンクトゥス/ベネディクトゥス〕
 アロンソ・ロボ(1555頃-1617):モテット「わが竪琴は悲しみに」
 ジュアン・グティエレス・デ・パディリャ:ミサ「われはシャロンの花」〜アニュス・デイ
 エルナンド・フランコ(1532-1585):サルヴェ・レジナ
 作曲者不詳: Qhapaq eterno Dios (Symbolo Catholico Indiano, 1598)
 ジュアン・デ・アラウホ: Ut queant laxis
 ドメニコ・ツィポリ(1668-1726):ミサ・サン・イグナシオ より〔キリエ/グロリア〕
 ジュアン・グラシア・デ・セスピデス(1619-1678): Convidando esta la noche
  ジェフリー・スキッドモア指揮エクス・カシドラ
 録音:2002年10月10日-12日、オール・セインツ教会、ロンドン。
 かつてはマヤ・アステカ文明やインカ文明など、高度の神殿文化を生み出しながら、16世紀以降、外部からの征服に従属してきたラテン・アメリカ諸国。その発端となったスペイン・ポルトガルからの侵略、続く植民地支配の時代から急激にヨーロッパ文明も流入することとなり、それはやがて現地の文化と交配を重ね、ラテン・アメリカ独自の独自の芸術を生み出す原動力となった。そうした事例は音楽分野においても例外ではなかったことを検証できるのがこのディスク。1590年スペインのマラガに生まれ、後にヌエバ・エスパーニャ(現在のメキシコ)に渡ったジュアン・グティエレス・デ・パディリャの名作ミサ「われはシャロンの花」を軸に、スペイン、ポルトガル、イタリアからラテン・アメリカ諸国に渡り、そこで没した作曲家たちの珠玉の作品をちりばめたこのディスクは、中世音楽史ジャンルに興味を持つ人たちにとって大いに注目に値するものといえるだろう。デビュー作『ラランド:太陽王の音楽』(CDA-67325)がすばらしかったロンドンの声楽&器楽アンサンブル、エクス・カシドラによるみずみずしい演奏。
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:初期室内楽作品集
 ピアノ五重奏曲 ハ短調(1903)(*)/
 弦楽四重奏のためのノクターンとスケルツォ(1906)(*)/
 フルートとピアノのためのバレエ組曲(1913 1924?)/
 ヴァイオリンとピアノのための
  ロマンスとパストラル(ca.1914)/
 ヴィオラとピアノのためのロマンス(ca.1914)/
 弦楽四重奏曲 ハ短調(1898)(*)/
 クラリネット、ホルン、ヴァイオリン、
  チェロとピアノのための五重奏曲 ニ長調(1898)(*)/
 弦楽四重奏のためのスケルツォ(*)/
 ウェールズの賛美歌による3つのプレリュード
  (ハウスホールドの音楽)(弦楽四重奏のための)(#)
ナッシュ・アンサンブル
 (*)は世界初録音、(#)はこの版による初録音。 生前から録音が多かったヴォーン・ウィリアムズにまだ録音されていない曲がたくさんあった事自体驚きだ。こういう企画の時、ちょっと変わった編成にもフレキシブルに対応できるナッシュ・アンサンブルは、まさにうってつけの起用だ。
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
 チェロ五重奏曲集 Vol.2

 [第46番 ハ長調 G.310(Op.28 No.4)/
  第85番 ハ長調 G.349(Op.42 No.2)/
  第86番 変ロ短調 G.350(Op.42 No.3)/
  第89番 ニ長調 G.353(Op.43 No.2)]
リチャード・レスター(Vc)
ヴァンブーラSQ
 これらの五重奏曲におけるの独奏チェロは、もともとチェリストであったボッケリーニ自身が演奏するためのものであり、技術的、音楽的に難易度が高い。彼のパトロンであったプロイセンの王子フリードリッヒ・ヴィルヘルムへの献呈作品であり、自らもチェロを演奏する王子はこれらの作品を非常に気に入っていたという。Vol.1:CDA-67287。
ジャン・フランセ(1912-1997):管弦楽作品集
 バレエ音楽「ソフィーの不幸」(1948)/
 ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ ヘ長調(*)
 シテーレ島のバスク
フィリップ・カッサール(P;*)
ティエリー・フィッシャー指揮
アルスターo.
 自作自演を除けば、木管五重奏曲あたりが実用的な意味で取り上げられる傾向が強かったフランセ。近年、そのディスク・カタログの充実に貢献しているのがhyperionで、前回フランセ唯一の交響曲(CDA-673223)を取り上げたコンビ=フィッシャー&アルスター管が起用されており、おそらく今回も充実した演奏を聴かせてくれることだろう。バレエ音楽は、ストラヴィンスキーと新古典主義の影響を如実に受けていたフランセにとって、特にこだわりのあったジャンル。セギュール伯爵夫人の童話をもとに書かれた「ソフィーの不幸」はパリ・オペラ座で初演された作品で、33分ほどかかる大規模な作品。ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノは9分弱の短い曲だが、名曲として知られている。この新録音は、作曲者の娘クロードがドラティ指揮ロンドン響と組んだ古いレコーディングがあったが、それ以来久々に登場した新録音となると思われる。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.32
 〜イグナツ・モシェレス(1794-1870)

 ピアノ協奏曲第1番 ヘ長調Op.45/
 ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調Op.90「幻想的」/
 ピアノ協奏曲第7番 ハ短調Op.93「悲愴」
ハワード・シェリー(P)指揮
タスマニアso.
 モシェレスはチェコ生まれのドイツのピアニスト。幼少の頃からピアノ演奏に非凡な才能を発揮させた彼は、当時多くの作曲家たちが暮らしていたウィーンに移住。その類いまれな技巧により、ウィーンで最も有名なヴィルトゥオーゾ・ピアニストと呼ばれるようになった。モシェレスは1819年から1838年の約20年の間にピアノ協奏曲を8曲書いている。第1番は1819年の作で、敬愛していたベートーヴェンの影響が見られる。第6番、第7番は1830年代にロンドンで作曲された。これら後期の協奏曲は、初期のものに比べるとベートーヴェンの影響は薄くなり、より独自性を強く持った協奏曲へと変化している。世界初録音となるこの3曲はピアノ・ファン必聴盤といえるであろう。
 Chandosでもお馴染みのハワード・シェリーによるモシェレス第2弾。第1弾(ピアノ協奏曲第2番、第3番;CDA-67276)はデイリー・テレグラフをはじめ、世界各国のメディアで絶賛を博した。そしてベートーヴェン全集のリリースが話題となったタスマニアso.の好サポートぶりにもあらためて注目が集まりそうだ。
モーツァルト:
 ディヴェルティメント第10番 ヘ長調 K.247
 ディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334
ゴーディエ・アンサンブル
 シューベルト、ベートーヴェンなどで、イギリスらしい透んだハーモニーを聴かせてくれているゴーディエ・アンサンブルの最新盤。この2曲はともにホルン2本に弦楽アンサンブルという編成。
オイゲン・ダルベール(1864-1932):
 復活祭への序曲 Op.8
フレデリック・ラモンド(1868-1948):
 交響曲 イ長調 Op.3/スコットランド高地からの序曲/
 剣の踊り(「スコットランド高地での生活」から)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 スコットランドに生まれた2人のピアノ・ヴィルトゥオーゾ、ダルベールとラモンドの管弦楽作品を取り上げた企画。ダルベールとラモンドはグラスゴーの「歩いていける距離」に住んでいた幼なじみ。ともにドイツに渡り、リストの弟子となっている。ラモンドの交響曲は作曲者21歳(1885年)に書き始められ、1993年に出版された。ベートーヴェンとマーラーの間を埋める作品がここにも。
メンデルスゾーン:歌曲と二重唱曲集 Vol.3
 フェリクス・メンデルスゾーン:
  挨拶 Op.19a No.5/日曜日の歌 Op.34 No.5/
  あきらめ Op.9 No.11/星が見ている Op.99 No.2/
  古いドイツの歌 Op.57 No.1/
  ズライカ Op.57 No.3/月 Op.86 No.5/
  夕べの歌 Op.8 No.9/朝の歌 Op.86 No.2/
  春に Op.9 No.4/ロマンス Op.8 No.10
 ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847):
  尼僧 Op.9 No.12(フェリクスの曲集に収録)
  春の歌 Op.34 No.3/憧憬 Op.9 No.7
  葦の歌 Op.71 No.4/夜の歌 Op.71 No.6
   他(全26曲)
ソフィー・デインマン(S)
サラ・コノリー(Ms)
マーク・パドモア(T)
シュテファン・ロージス(Br)
ユージン・アスティ(P)
 シューベルト、シューマンなどドイツ歌曲のコンプリート企画で他のレーベルの追随を許さないhyperionの中では比較的目立たないシリーズだが、前2作も評価が高かっただけにあなどれないのがこのメンデルスゾーン。フェリックス名義だが実際には姉ファニーが作曲したと伝えられている「尼僧」Op.9 No.12まで選ばれているあたり、歌曲ファンへのにくい心遣いである。
ロマンティック・ヴァイオリン協奏曲集 Vol.4
 ミエチスワフ・カルヴォヴィチ(1854-1925):
  ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.8
 モリツ・モシュコフスキ(1876-1909):
  バラード ト短調 Op.16 No.1/
  ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Op.30
タスミン・リトル(Vn)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 Chandosからリリースされた管弦楽作品集(2タイトル)が好評を博しているカルヴォヴィチだが、Hyperionからのリリースはこれが初めて。タスミン・リトルもHyperion初登場。2003年のプロムスでラトル指揮ベルリン・フィルと共演するなど、今最も輝かしい成功を収めているヴァイオリニストの一人だ。
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778−1837):
 ピアノ・ソナタ集

 嬰ヘ短調 Op.81/ニ長調 Op.106/ヘ短調 Op.20
スティーヴン・ハフ(P)
 CD時代になって復権著しいフンメル。ウィーン古典派の芸術が「ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン」という図式だけでは語れなかったことが次第に明らかになるのは喜ばしい。3度にわたってグラモフォン・アウォードを受賞しているハフだが、1回目に当たる受賞はフンメルの協奏曲集だった(Chandos)。あれから15年を経て、ハフならソナタでも画期的な演奏を聴かせてくれるだろう。
マーラー:歌曲集
 「若き日の歌」から/「さすらう若人の歌」/
 リュッケルト歌曲集/「亡き子をしのぶ歌」
シュテファン・ゲンツ(Br)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
 ポスト・フィッシャー・ディースカウの呼び声高いゲンツが、その真価を問うマーラー。「さすらう若人の歌」はご存じF=Dの十八番だったレパートリー。リート・ファンでなら見逃せない。
ベートーヴェン:ピアノ三重奏作品全集 Vol.3
 第1番 変ホ長調 Op.1 No.1/
 第2番 ト長調 Op.1 No.2/
 変ホ長調 WoO.38(第9番)
フロレスタン・トリオ
 [アントニー・マーウッド(Vn)
 リチャード・レスター(Vc)
 スーザン・トムズ(P)]
 この全集は番号付きの曲だけでなく、ピアノ三重奏の形態で書かれた曲すべてを収録する予定なので、他の全集よりも枚数は増えることになりそう。今回、幻の「第9番」もしっかり収録されている。
グランヴィル・バントック(1868−1946):
 ギリシャ悲劇への序曲
 オラトリオ「荒野のキリスト」〜荒野と孤独な場所
 ピエロ・オヴ・ザ・ミニット
 雅歌〜3つの情景
エリザベス・コンネル(S)
キム・ベッグレイ(T)
ウィリアム・ブリドー(Br)
ヴァーノン・ハンドリー指揮
RPO
 ボールト、トムソン亡き後、ヒコックスと並んでイギリス音楽の守護神とまで言われるハンドリー。彼のバントック・アルバムもこれで第6作目となる。指揮者としてキャリアをスタートさせたバントックは、シベリウスを最も早くからフィンランドの外で取り上げ、イギリスにおける北欧音楽ブームの火付け役のような役割を果たした。そもそもインドの文官勤務を目指す教育を受けていたバントックは、東洋、北欧といった異国の文化に大きな興味と関心を抱いていたのだ。エルガーやヴォーン・ウィリアムズとは違うバントックのエキゾチックなムードは、これらオーケストラ歌曲にも反映されている。
降臨祭とクリスマスのための音楽
 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・
  パレストリーナ(1525/26-1594):
   今日キリストは生まれたまいぬ/
   ミサ曲「今日キリストは生まれたまいぬ」/
   おお、大いなる神秘/
   オッフェルトリウム「天と地は御身にあり」/
   オッフェルトリウム
    「御身、神よ、われらをかえりみ」/
   おお、驚くべき所産/トランペットを吹き鳴らせ/
   恵み深き救い主の御母/
   すべての者の救い主なるキリストよ、御父より/
   第1旋法のミサ曲
マーティン・ベイカー
(ディレクター)
ウェストミンスター
 大聖堂聖歌隊
 伝統あるウェストミンスター大聖堂聖歌隊のパレストリーナも、これで通算7枚目となる(ちなみにビクトリアもこれと同数のアルバムがある)。
CDA-67397

[CD-R]
ウィリアム・バード(1543-1623):コンソート歌曲集
 主に喜べ/ああ、おろかな魂よ/年老いたご婦人が/
 ああ、いとしい命のひとよ/悲しみよ永遠にわれに来たれ/
 恋をしたいと思っている誰が/
 おお、希有で率直なそれを通じて/世界はすべて海のよう/
 聖なるミューズたちよ(トマス・タリスの死を悼むエレジー)/
 貞淑なペネローペ/ああ神よ、汝は輝ける太陽を導き/
 おやすみ、かわいい子/
 死ぬべき人間がする苦労というのは何とむなしい
ロビン・ブレイズ(CT)
コンコルディア
 レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
メンバランス
 グレゴリオ聖歌:主よ、永遠の憩いを
 ジェフリー・バーゴン(1941-):シメオンの頌歌
 トマス・タリス(1505頃-1585):世の救い主よ
 ジョン・アイアランド(1879-1962):至上の愛
 ユベール・パリー(1848-1918):日没と宵の明星
 チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード
  (1852-1924):永遠の父 Op.135 No.2
 賛美歌:主よ、わが助けよ
 ヤコブ・ハンドル(1550-1591):
  見よ、正しきものの死を
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):
  わが祈りを聞きたまえ
 ヨゼフ・ジェリノー(1920-):詩篇23
 キエフ民謡:おお、キリストよ休息を与えください
 フォーレ:慈悲深き主イエスよ
 モーリス・デュリュフレ(1902-1986):
  愛と慈しみのあるところ Op.10 No.1
 賛美歌:日暮れて四方は暗く
 シューベルト:サンクトゥス
 マーク・ブラッチリー(1960-):
  フォー・ザ・フォーレン
 ウィリアム・ハリス(1883-1973):
  ホーリー・イズ・ザ・トゥルー・ライト
 イアン・ケラム(不明):神の子羊
 モーリス・デュリュフレ:楽園にて
ジョン・スコット指揮
セントポール大聖堂cho.
ヒュー・ウィリアムズ(Org)
 「この新しい録音のために選ばれた音楽が慰めになることを熱く希望する」−ジョン・スコット(解説より)。このディスクは、スコットとセントポール大聖堂合唱団による、2001年9月11日の同時テロによる犠牲者への追憶、並びに2003年2月に亡くなったHyperionの創始者で、オーナーでもあったテッド・ペリー氏に対する哀悼を込めて制作されている。
カロル・シマノフスキ(1882-1937):マズルカ全集
 5つのマズルカ Op.50/
 ロマンティックなワルツ/
 4つのポーランド舞曲/
 2つのマズルカ Op.62
マルク=アンドレ・アムラン(P)
MCDA-67399

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 解説:マーティン・アンダーソン(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 カロル・シマノフスキの晩年は、当時全盛を極めた印象派からの影響色濃い作風からガラリと趣を変え、民族主義に傾倒した時代だ。1920年、40歳だったシマノフスキは療養も兼ねてタトラ山麓ザコパネ地方に移住。そこにはポトハレ音楽という民族音楽があり、それは刺繍模様のある民族衣装を着た山人たちが地声で叫ぶような歌だったり、ヴァイオリンやドュディと呼ばれるバグパイプのアンサンブルであったらしい。決して格調高い音楽ではないが、野生的で神秘に満ち、飾り立てない「原石」の美しさを湛えていたという。シマノフスキはそれに魅せられた。奇しくもかつての仲間だった作曲家カルヴォヴィチが遭難したザコバネで、民衆の創造のなかに泉のごとく沸き上がる芸術の原点を見、新たな響きとの邂逅を果たし、新たな霊感を得たのだ。このディスクに収められた作品はすべてそれからのもので、新しい響きを用いてピアノ作品だけでなく、バレエ、オペラ、コンチェルトの大作を次々と発表し、ポーランド民族楽派の旗手としての名声を確立したシマノフスキの個性が最も輝いていた晩年時代の集大成と呼べるものになっている。
 シマノフスキの親友、アルトゥール・ルービンシュタインに捧げられた「5つのマズルカ Op.50」は、当のルービンシュタインが全20曲のうち4曲しか録音を残せなかった作品。ほかのピアニストの録音なら折に触れて出ていたとはいえ、当代きってのヴィルトオーゾであるアムランが遂に全曲録音を果たしてくれたわけだから、これからはこの演奏が世界標準となること請け合い。ピアノ演奏史に末永く語り継がれる予感さえする。
 なお、ピアノの楽譜で有名な春秋社が1993年に「世界音楽全集 ピアノ篇/シマノフスキ全集1〜4(伊達純、岡田敦子−編集・校訂・運指)」を刊行して、シマノフスキのピアノ作品は日本のピアノ教育現場でも着々と静かなブームを呼んでいる。この春秋社版全集は作品が年代順に収められているため、その第4巻に収められた楽譜はこのCDの収録内容とピッタリ一致する。
ブリティッシュ・
 ライト・ミュージック・クラシックス Vol.4

  マーシャル・ロス:マーチング・ストリングス
  ピーター・ホープ:二輪馬車
  トレヴァー・ダンカン:ハイ・ヒール
  フレデリック・カーゾン:仲間はずれの腕白小僧の踊り
  ジョン・フォールズ:ケルトの哀歌
  チャールズ・ウィリアムズ:レールの上のリズム
  エリック・コーツ:羊飼いラグーンの踊り
  アーサー・ベンジャミン:ジャマイカのルンバ
  アルバート・W.ケテルビー:修道院の庭園にて
  チャールズ・ウィリアムズ:静かな散歩
  パーシー・フレッチャー:乙女の人名
  ジャック・ビーヴァー:若い行列
  フレドリック・バイコー:エリザベス朝の仮面
  H.バルフォー・ガーディナー:羊飼いフェネルの踊り
  チャールズ・アンクリフ:スリル
  フレデリック・ロッセ:総督行進曲
  サミュエル・コールリッジ=テイラー:演奏会用小組曲
ロナルド・コープ指揮
ニュー・ロンドンo.
 ライト・ミュージック・クラシックスはアメリカ編とヨーロッパ編が1枚づつ、英国編が3枚リリースされており、これはその続編にあたるもの。
リスト:ピアノ独奏曲全集 Vol.53a
 〜ピアノとオーケストラのための作品 Vol.1

 [ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調S.124/
  ベートーヴェンの「アテネの廃墟」による幻想曲S.122/
  死の舞踏(最終版)S.126ii/
  ベルリオーズの「レリオ」の主題による交響的大幻想曲S.120/
  呪い ホ短調S.121/ピアノ協奏曲 変ホ調S.125a(c1836-39)/
  演奏会用大独奏曲S.365/ヘクサメロンS.365b/
  華麗なポロネーズS.367]
レスリー・ハワード(P)
カール・アントン・
 リッケンバッハー指揮
ブダペストso.
CDA-67403/5

(3CD)
2CD価格
リスト:ピアノ独奏曲全集 Vol.53b
 〜ピアノとオーケストラのための作品 Vol.2

 [ピアノ協奏曲第2番 イ長調S.125/
  深き淵より(オーケストラとピアノによる器楽詩篇)S.691/
  さすらい人幻想曲 S.366/悲愴協奏曲 ホ短調S.365a/
  ウェーバーのコンツェルトシュトゥック
  (リストによるソロ・パート)S.367/
  死の舞踏S126i(1849)/ハンガリー幻想曲S.123/
  ハンガリーのジプシー旋律S.714(弟子の
   ゾフィー・メンテル(1846-1918)との合作?)]
 最後の「ハンガリーのジプシー旋律」は、リストが晩年彼の世話をしたメンテルのために独奏曲として書き、彼女はそれを自作と称し、チャイコフスキーにオーケストレーションを依頼した、ともいわれる。ここでは、そのチャイコフスキーによる編曲版が収録されている。いつもながら全体にかなり珍しい版が多く、世界初録音も多い。
リスト:ピアノ独奏曲全集 Vol.54
 〜リスト・アット・ジ・オペラ VI

   オベール「許婚」のティロリェンヌ
    による大幻想曲(第1版)S.385i/
   ヴェルディ「エルナー二」の主題に基づく
    漬奏会用パラフレーズS.431a(ハワード補筆)/
   マイヤーベーア「ユグノー教徒」による
    追想(第2版)S.412ii/
   ベッリー二「夢遊病の女」の愛好された
    動機による幻想曲(第1版)S.393i/
   グリンカ「ルスランとリュドミラ」より
    チェルケッスク行進曲(第1版)S.406i/
   「ルチア」と「パリジーナ」の2つの動機による
    カプリッチョ風ワルツ(第1版)S.401/
   ワーグナー「タンホイザー」序曲S.442/
   ベッリー二「清教徒」による迫想(第2版)S.390ii/
   ウェーパー「魔弾の射手」の主題による
    幻想曲S.451(ハワード補筆)/
   ラ・スカラの迫想(主にメルカダンテによる
    イタリア・オペラより)S.458(ハワード補筆)
レスリー・ハワード(P)
 「リスト・アット・ジ・オペラ」の最終巻。例によってそのほとんどが世界初録音。
CDA-67408

(3CD)
リスト:ピアノ独奏曲全集 Vol.55
 パガニーニ「鐘」による華麗な大幻想曲&
 第1草稿と第2草稿の作品集/他(全26曲)
レスリー・ハワード(P)
レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):
 ショパンのエチュードに基づく練習曲「全曲」
マルク=アンドレ・
 アムラン(P)
 録音:1998年8月-1999年10月。ピアノ・マニアならもちろん御存知のこの世で最も難しいといわれるピアノ曲ゴドフスキー版ショパンのエチュード。 アムランならではの華麗なるピアニズムが十分に発揮された佳演が繰り広げられる。
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996):
 室内オーケストラのための音楽

  弦楽のためのシンフォニエッタ/室内交響曲/
  オルガンと弦楽オーケストラのためのエチュード/
  前奏曲「鐘」(オーケストレーション:
          ピョートル・クリモフ)
リュドミラ・ゴルブ(Org)
アレクサンドル・ルジン指揮
ムジカ・ヴィーヴァ室内o.
 ショスタコーヴィチの弟子の一人で、96年に亡くなったボリス・チャイコフスキーの見直しもこれから進んでいくことだろう。その意味で、初期の作品「シンフォニエッタ」から、生涯最後の曲「鐘」までをバランスよく並べたこのディスクは、彼の作風の変遷を端的に集約しているといえるだろう。
CDA-67414

(4CD)
リスト:ピアノ独奏曲全集 Vol.56
 レアリティーズ、キュリオシティーズ、
  アルバム・リーヴズ、&フラグメンツ
(全81曲)
レスリー・ハワード(P)
 小品、断片からなる大全集第56弾。これまでの巻で収録し切れなかったものを一気にかきあつめ、70曲以上が世界初録音。貴重極まりない。
リスト:ピアノ独奏曲全集 Vol.57
 〜ハンガリー狂詩曲 全曲
レスリー・ハワード(P)
 全57巻、ハワードが15年の歳月をかけたリスト大全集の完結編。
ロマンティック・ヴァイオリン協奏曲 Vol.5
 サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912):
  ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.80
 アーサー・サマヴェル(1863-1937):
  ヴァイオリン協奏曲 ト短調
アントニー・マーウッド(Vn)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 コールリッジ=テイラーは作曲をスタンフォードに師事し、作品に黒人の題材、旋律や民謡を積極的に取り入れたイギリスの作曲家。ヴァイオリン協奏曲も多数の民謡を用いて作曲され、ドヴォルザークやエルガーに匹敵する作品に仕上げられた。
 歌曲の作曲家として有名なサマヴィルもコールリッジ=テイラーと同じくスタンフォードのもとで作曲を学んだ。1930年に作曲されたヴァイオリン協奏曲は牧歌的で心温まる旋律を持った作品であり、この録音が世界初録音となる。
 フロレスタン・トリオのメンバーであるイギリスの名手マーウッドはVol.2(スタンフォード)に続いて2度目の登場。
CDA-67421/2

(2CD)
[CD-R]
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク
 (1562-1621):オルガン作品集

 半音階的ファンタジア/緑なす菩提樹のもとで/
 みどりごがわれらのために生まれ/
 パラティーノのやりかたで/
 天にましますわれらの父よ/大公のバッロ/
 おお、主なる神よ、私を憐れんでください/
 それはマルスの神/
 キリストよ、光にして、日なるかた/
 ライン川に濯ぎいでて/愚かなシモン/
 詩篇第116番「われは神を愛す」/
 ポーランド舞曲の踊り/
 BACHの名によるファンタジア/イギリスの定め/
 わが青春は終わりぬ/フィリプスのパヴァーヌ/
 トッカータ/涙のパヴァーヌ/
 高きところの神にのみ栄光あれ/
 主イエス・キリストよ、われは汝を呼ぶ/
 スペインのパヴァーヌ/
 今ぞ喜べ、汝ら愛するキリストのともがらよ/
 エコー・ファンタジア/リチェルカーレ
クリストファー・
 ヘーリック(Org)
 スヴェーリンクは、当時最も有名なオルガニスト、教育者の一人であり、同時にネーデルランド楽派の黄金時代の最後に位置する最も重要な作曲家。彼は、アムステルダム市に雇われた専属オルガニストで、鍵盤楽器の即興名手として広く知られ「アムステルダムのオルフェウス」との呼び名で親しまれていた。「エコー・ファンタジア」は、スヴェーリンクの他のファンタジアとは別種のもので、基礎となる主題を持たない自由な曲である。同一音型を高音域と低音域で反復するオクターヴでのエコーや別鍵盤上で反復する音色上のエコーの手法が広範に用いられている。彼の作品は大規模な幻想曲から、小さな舞曲まで多岐にわたる。バッハのオルガン作品全集を完結させ、「オルガン・ファイヤーワークス」というユニークなシリーズもあるヘーリックが世俗曲、宗教曲のどちらにも精通していたスヴェーリンクのレパートリーを手がけた、期待度の高いディスクだ。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
アーサー・サリヴァン(1842-1900):
 オラトリオ「放蕩息子」(1869)
 ボーア戦争のテ・デウム(1900)
クレア・ラッター(S)
キャサリン・デンリー(Ms)
マーク・ワイルド(T)
ゲイリー・マギー(Br)
ロナルド・コープ指揮
ニュー・ロンドンo.
ロンドンcho.
 サリヴァンにこのようなオラトリオがあったとは驚き。
リスト:
 巡礼の年 第1年 スイス S.160
 グノー/リスト編曲:
  別れ S.409/ファウストのワルツ S.407/
  Les sabeennes S.408(歌劇「シバの女王」より)
スティーヴン・ハフ(P)
 ラフマニノフのピアノ協奏曲全集(CDA-67501)、スティーヴン・ハフ・ピアノ・コレクション(HOUGH-1)の大好評で勢いを増したスティーヴン・ハフが挑むのはリストの作品集。第2作目となる今回のリストでは「巡礼の年 第1年 スイス」を全曲録音。ハフ自身も今回の録音でリストの作品へ新たなるアプローチを行うなど並々ならぬ意欲を感じさせる。カップリングであるグノーのオペラからの編曲3作品でも見事な技巧と抒情的な感情を使い分けるなど円熟味溢れる一枚に仕上っているという。ハフの快進撃に期待したい。
ショスタコーヴィチ:
 ピアノ協奏曲第1番 ハ短調Op.35/
 ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調Op.102
ロディオン・シチェドリン(1932-):
 ピアノ協奏曲第2番(1966)
マルク=アンドレ・
 アムラン(P)
アンドルー・リットン指揮
BBC スコットランドso.
MCDA-67425

(CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
SACDA-67425

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 録音:2003年3月31日-4月1日、ケアード・ホール、ダンディー、イギリス。解説:デイヴィッド・ファニング(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 稀代のスーパー・ヴィルトゥオーゾ、アムランのショスタコーヴィチ!というだけでファンには鳥肌もの。指揮者アンドルー・リットンは「ピアニスト」としてこの2曲をすでに録音したことがあり、第2番(弾き振り)はまだ現役(Delos)。弦楽オーケストラと打楽器によるバレエ組曲版「カルメン」がよく知られているシチェドリンのピアノ協奏曲は、独奏ピアノと管弦楽どちらも輝かしい書法で書かれた、実に楽しめる作品とのこと。終楽章にはカプースチンばりにジャズ・トリオ(ピアノ+ヴィヴラフォン+ドラムス)の書法まで登場する。
 年間100タイトルもの新録音をリリースするhyperionからはこのディスクについて「One of our records of the year !(われわれのレコード・オヴ・ザ・イヤー・ディスクのひとつ!)という自信に満ちたコメントが出ている。
フランク・ブリッジ(1879-1941):
 初期室内楽作品集

 弦楽六重奏曲 変ホ長調(1906/1912)/
 2つのヴィオラのためのラメント/
 弦楽五重奏曲
ラファエル・アンサンブル
 [ジェイムズ・クラーク、
 デイヴィッド・アダムズ(Vn)
 ルイーズ・ウィリアムズ、
 アスディス・
  ヴァルディマルスドッティル
  (Va)
 アンドレア・ヘス、
 ティム・ギル(Vc)]
 特に注目されるのは「ラメント」だろう。ヴィオラ演奏もたしなむブリッジが伝説の名手ライオネル・ターティスと共演するために作曲したもの。楽譜は出版もされず、自筆譜は散逸したとされていたが、ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックのライブラリーに完全な形でスケッチが残っており復元が可能になったという、いわく付きの曲。
 初期作品の中でも最も豊かな肌触りと広がりを感じさせる弦楽六重奏曲、ブリッジがまだ21歳で、スタンフォードから作曲の手ほどきを受けていた時代の弦楽五重奏曲もなかなか聴けない作品だけに、イギリス音楽ファン注目。
ピエール・ド・ブレヴィル(1861-1949):
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 嬰ハ短調
ジョゼフ・カントルーブ(1879-1957):
 組曲「モンターニュ風の踊り」
フィリップ・グラフィン(Vn)
パスカル・ドヴォヨン(P)
 ヴィオッティを開祖にロート、クロイツェル、グリュミオー、ボベスコへと受け継がれていったフランコ=ベルギー楽派のヴァイオリニスト、フィリップ・グラフィンの最新作。フランスの作曲家ブレヴィルのヴァイオリン・ソナタはエネスコが初演している。永らく埋もれていた曲だが、フォーレやショーソンに通じるリリシズムが秀逸。カントルーブはもちろんあの「オーヴェルニュの歌」の作曲者。
モンテヴェルディ:宗教作品全集 Vol.1
 詩篇109「主は言われた」
 詩篇110「われ、主に感謝せん」
 詩篇111「主を恐るる者は幸いなり」
 詩篇112「しもべらよ、主をたたえよ」
 詩篇116「すべての国々よ、主をたたえよ」
 すべてのものの贖い主なるキリストよ
 4声の無伴奏ミサ曲
キャロライン・サンプソン、
レベッカ・アウトラム(S)
ロジャーズ・
 カーヴィー=クランプ、
ニコラス・マルロイ(ハイT)
チャールズ・ダニエルズ、
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ピーター・ハーヴィー、
ロバート・エヴァンズ(B)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
SACDA-67428

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 リストのピアノ作品全集、シューベルト歌曲全集、ヴィヴァルディ宗教作品全集、ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズなど、hyperionが総力をあげて行う網羅的なプロジェクトの評価は常に高い。今回スタートするモンテヴェルディ宗教作品全集も注目に値する企画といっていいだろう。1990年代以降、それまでにも増してスゴ腕のメンバーが集うようになったといわれるキングズ・コンソートの充実ぶりがうかがえる、みごとな演奏に仕上がっていることだろう。集められたソロイストも、「モンテヴェルディ歌いとして定評のある歌手たちを一同に集めた」というコメントがhyperionから出ているだけに、相当の実力派揃いなのは間違いないところ。クリスマス・シーズンのリリースということで、時節柄にふさわしいキリスト関連の作品やミサなどが選ばれている。録音エンジニアはLINNレーベルでもお馴染み、フィリップ・ホッブス。
エルネー・ドホナーニ(1877-1960):
 弦楽三重奏のための「セレナーデ」 ハ長調 Op.10
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):弦楽三重奏曲 Op.45
ボフスラフ・マルチヌー(1874-1951):弦楽三重奏曲第2番
レオポルド弦楽三重奏団
 ドホナーニ、シェーンベルク、マルチヌーといった19世紀後半から20世紀にかけて活躍した作曲家の弦楽三重奏曲を集めた1枚。
 民謡の旋律などを引用して作曲されたドホナーニのセレナーデとマルチヌーの弦楽四重奏曲の間に12音技法を駆使し傑作と名高いシェーンベルクの弦楽三重奏曲を置くといったプログラミングも面白い。レオポルド弦楽三重奏団はこれまでにHyperionよりベートーヴェン、モーツァルトのCDを計4枚リリース。中でもモーツァルトのディヴェルティメント集(CDA-67246)、ピアノ四重奏曲集(CDA-67373)は高い評価を受けている。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.36
 〜イグナーツ・モシェレス(1794-1870) Vol.3

  ピアノ協奏曲第4番/ピアノ協奏曲第5番/
  アイルランドの想い出
ハワード・シェリー(P)指揮
タスマニアso.
 ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第36集はハワード・シェリーによるモシェレスの協奏曲集第3弾(残るは第8番のみ)。モシェレスはチェコ生まれ。幼少よりピアノ奏者として将来を渇望されていた彼はウィーンに移住後ヴィルトゥオーゾとして大活躍、そのピアノ奏者としての経験を活かし、彼は1819年から1838年の間に8曲のピアノ協奏曲を作曲している。今回収録の第4番、第5番はモシュレス独自の作風を確立し始める中期の作品となる。今回も第1集&第2集と同じくハワード・シェリー、タスマニア交響楽団のコンビが担当。
サン=サーンス:室内楽作品集
 七重奏曲 変ホ長調 Op.65/
 フルート、クラリネットと
  ピアノのためのタランテラ イ短調 Op.6/
 ファゴット・ソナタ ト長調 Op.168/
 ピアノ四重奏曲 変ロ長調 Op.41/
 ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.14/
 オーボエ・ソナタ ニ長調 Op.166/
 クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
 ピアノ、フルート、オーボエとクラリネットのための
  デンマークとロシアの歌による奇想曲 Op.79
ナッシュ・アンサンブル
 これまでにもプーランク、スーク、ヴォーン・ウィリアムズ等多数の録音を行い、室内楽作品の演奏に定評のあるナッシュ・アンサンブル。管楽器のためのソナタからピアノを加えたアンサンブルや七重奏曲までといった幅広い編成の作品を収録しており、リスナーだけでなく管楽器奏者にもお勧めしたいアルバム。
ニコライ・カプースチン(1937-):ピアノ音楽集
 変奏曲 Op.41/8つの演奏会用エチュード Op.40/
 バガテル Op.59 No.9/古い形式による組曲 Op.28/
 ソナタ第6番 Op.62/ソナティナ Op.100/
 異なるインターヴァルによる5つのエチュード
マルク=アンドレ・アムラン(P)
OCDA-67433

国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
 録音:2003年6月23、24、26日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:ジェド・ディスラー(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 ロシア伝統のヴィルトゥオーゾ・ピアニズムと、ジャズ(特にバップ系)が融合したカプースチンの音楽は、自作自演のリリースや、ニュース・ステーションでのTV 紹介で、次第に一般的にも認知されるようになっている。クラシック音楽の構造とジャズのイディオムを融合させようと考えたのはなぜかと問われたカプースチンは、「そんなことをしたという話を聞いたことがなかったからだ。いったん始めてみたら、それが現実にあり得るものだということがわかった。友人たちに聴かせると、みなとても興奮していたので、正しい道を歩んでいると思ったのだ(訳:SOREL)」と答えている。どちらかといえば自作自演盤がジャズ的なスタイルで演奏されているのに対し、アムランの演奏はよりクラシカルなアプローチであり、その路線による最右翼に位置づけられるのは間違いないところ。ピアノ・ファンのみならず、一般音楽ファンまで巻き込むこと必至の大注目作!
スタンフォード(1852-1924):
 弦楽四重奏曲第1番 Op.44/同第2番 Op.45
 ホルン五重奏のための幻想曲 イ短調(*)
スティーヴン・スターリング(Hr;*)
ヴァンブラSQ
 イギリス音楽の近代化へ多大な役割を果たしたスタンフォードの弦楽四重奏曲集。ヴァンブラSQは1998年ロンドンで開かれた弦楽四重奏国際コンクールで優勝を果たしたヨーロッパでも有数の弦楽四重奏団。ホルンのスターリングはシティ・オブ・ロンドン・シンフォニアで首席奏者を務め、ソロや室内楽でも活躍中。
マルカントワーヌ・
 シャルパンティエ(1645頃-1704):
 サルヴェ・レジナ/4つの合唱のためのミサ
 待降節の聖歌集/聖ペテロの否認
ギヨーム・ガブリエル・ニヴェール(1632頃-1714):
 聖母マリアの昇天(+)/めでたし海の星(+)
ジェフリー・スキッドモア指揮
エクス・カシドラo.&cho.
 エクス・カシドラは1969年にジェフリー・スキッドモアによって創設され、イギリスのバーミンガムを本拠地として活動している。デビュー作であるドラランド:「テ・デウム」(CDA-67325)、第2作「ラテン・アメリカのバロック合唱音楽」(CDA-67380)のどちらのアルバムもスキッドモアのこだわりが感じられるすぐれたものだったが、今回も「4つの合唱のためのミサ」に(*)を挿入するなど、往時の演奏の復元に注意が払われている。
オルガン・ドリームス Vol.4
 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
 デュリュフレ:シシリエンヌ
 アルカン:祈り
 リスト:前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
  他(全9曲)
クリストファー・へリック(Org)
 録音:スウェーデン、ハルムスタード、聖ニコライ教会。
シジスムンド・ストヨフスキ(1870-1946):
 ピアノのための音楽

  2つの心の音楽Op.1/2つの東洋風Op.10/
  ピアノのための4つの即興曲Op.26より(2曲)/
  幻想曲Op.38/「憧れ」Op.39より(4曲)/
  オリジナル主題による変奏曲とフーガOp.42
ジョナサン・プロウライト(P)
 ポーランドのロマン派作曲家ストヨフスキのピアノ・ソロ・アルバム。hyperionは既にロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでも協奏曲1&2番をリリースしており(CDA-67314)、起用されたピアニスト=プロウライトも共通することから、それと対をなす企画と見ることもできる。ワーグナーのようなドイツ・ロマン派的な雰囲気にサン=サーンスやフランクのフレンチ・テイストを加えたようなストヨフスキのピアノ作品。その復権に大きな役割を果たすであろうアルバムの登場となる。イギリスのピアニスト、ジョナサン・プロウライトのこれまでのディスコグラフィーを眺めてみると、定番曲のリサイタル盤以外に、パデレフスキの作品を集めた凝ったアルバムが目を惹く。東欧系の作品にも大きな関心を抱いているピアニストのようだ。
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
 宗教音楽全集 Vol.2

 天はわきかえり天使は喜ばん(1629)/
 来たれ、汝ら渇ける者よ/人々よ、馳せ来たれ/
 われは眠りたれども/
 4声の合唱とオルガンのためのミサ(1650)/
 カンターテ・ドミノ(主に向かいて新しき歌を歌え)/
 おお、めでたき道/主をたたえよ/
 祝福されし聖母のためのリタニア
キャロライン・サンプソン、
レベッカ・アウトラム(S)
ロジャーズ・
 カーヴィー=クランプ、
ニコラス・マルロー、
ダニエル・オーチンクロス(ハイT)
チャールズ・ダニエルズ、
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ピーター・ハーヴィー、
ロバート・エヴァンズ(B)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
SACDA-67438

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 「聖母マリアの夕べの祈り」、「倫理的・宗教的な森」など、傑作にこと欠かないモンテヴェルディの宗教作品だが、1つの団体が宗教関連作を全集化させるべく録音を進めるという試みは他に例を見ない。ルネサンスのポリフォニー様式から、より感情を強く打ち出すモノディー様式を経て、半音階進行や不協和音まで用いたモンテヴェルディの「作風の変遷ぶり」はピカソやストラヴィンスキーにも例えられよう。生涯関わってきた宗教作品には変遷の軌跡が鮮明に刻印されているから、全集完成の暁には、一貫した演奏によって示される意義は大きい。
 1650年に刊行された「ミサ」と、同じ曲集に収められていた「祝福されし聖母のためのリタニア」が今回のメイン。イギリス古楽界の総力を結集した、素晴らしい演奏がくりひろげられることだろう。
ブロッホ:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番/同第2番「神秘の詩」
 メロディー/エキゾチックな夜/アボダー
ハガイ・シャハム(Vn)
アーノン・エレツ(P)
 フバイの作品集で大好評を博したイスラエルのヴァイオリニスト、ハガイ・シャハムのHyperionへのレコーディング第3作。Hyperionはブロッホのヴァイオリンとピアノのための作品をCD2枚に収めるとのことで、これはその第1弾にあたる
ティク−トク−ショック
 〜フランソワ・クープラン(1668-1733):鍵盤音楽集 Vol.1

 クラヴサン曲集第1巻 より
  第6組曲
   [収穫をする人々/心地よい恋やつれ/さえずり/
    ベルサン/神秘的なバリケード/
    牧歌(ロンドー)/おしゃべり女/羽虫]/
  第18組曲
   [ヴェルヌイユの女(アルマンド)/
    ヴェルヌイユの娘/修道女モニク/騒がしさ/感動/
    ティク・トク・ショック、
     またはオリーヴしぼり機/
    片足の不自由な元気者]/
  第8組曲
   [女流画家/女流詩人(アルマンド)/
    クラント1/クラント2/
    風変わり(サラバンド)/ガヴォット/
    ロンドー/ジグ/パッサカリア/ラモン嬢]
アンジェラ・ヒューイット(P)
MCDA-67440

国内仕様盤
日本語解説書付
\2730(税抜\2600)
 録音:2002年12月16-19日、ロンドン、へンリー・ウッド・ホール。アンジェラ・ヒューイット、画期的なクープラン・オン・ピアノの試み。
 すでに2002年からヒィーイット自身がインタビューなどで語っていたとおり、「ピアノによるクープラン」は全部で3枚のCDがリリースされることになっている。その第1弾となる本作、 ヒューイットの新たな試みに大きな注目が集まること必至。
 われわれはバッハ、スカルラッティ、ヘンデルの偉大なチェンバロ作品はピアノによる演奏でも耳にすることができる。しかしなぜ大クープランの作品にはまとまったピアノ演奏アイテムがなかったのだろうか? まあ、この問いはさておき、アンジェラ・ヒューイットが今回取り組み始めた新たな領域へのアプローチは、彼女のバッハをはじめとするバロック・レパートリーに宝石のようなフランス小品集が加わったということになる。ラヴェルやメシアンの演奏にもひとかたならぬ演奏を聴かせるヒューイットが、時代をさかのぼってフランス音楽の新たな側面を、前例にとらわれずピアノで表現した画期的なディスクの登場。
 クープランのクラヴサン曲集は組曲を構成する小曲にそれぞれユニークな標題が付いていることでも知られている。今回演奏された3つの組曲の中にはその中でもよく知られた「修道女モニク」「ティク・トク・ショック、またはオリーヴしぼり機」「神秘的なバリケード」「パッサカリア」などが含まれており、シリーズのファースト・リリースにふさわしい、華やかなものとなっている。
イェネー・フバイ(1858-1937):
 チャールダーシュの情景 第1番−第14番
 6つのハンガリーの詩
 新・6つのハンガリーの詩
ハガイ・シャハム(Vn)
アーロン・エルツ(P)
 ヴァイオリン・ファン必聴のディスク。20世紀初頭のヴァイオリンの歴史を今の時点からふりかえる意味からも注目に値する。
 フバイはハンガリーのヴァイオリン奏者だった父親(カール)から手ほどきを受け、幼少より才能を発揮、11才で演奏会にデビューした神童。13才でベルリンの高等音楽学校に入学、18才までヨアヒムに師事。リストの推薦により1878年にパリでデビュー。そこでヴュータンに認められ師事する。1882年にブリュッセル音楽院の教授に就任するが,1886年にはブダペスト音楽アカデミーの教授となり、その後、同ブダペスト・アカデミー音楽院の校長として、後進の指導に当たっている。門下からシゲティ、ヴァルガ、ヴェチェイ、マルツィ、テルマニー、レナー、オーマンディ、セーケイ、フランシス・ダラニー、エルダリング(ブッシュの師)などを輩出。20世紀の偉大なヴァイオリニストたちが並ぶこれら門下生リストは壮観の一言に尽きる。作曲家として4つのヴァイオリン協奏曲、オペラ、バレエ、交響曲、室内楽曲を残しているフバイ。近代ヴァイオリン奏法の開祖ともいえるフバイだが、ルーツはやはりハンガリーのジプシー音楽。その旋律がナマにあらわれているのがここに収められたヴァイオリンとピアノのための3つの曲集というわけ。コンプリートな形で収録されるのは世界初だけに、これは大注目。H・シャハムも前作の協奏曲録音(CDA-67367)が素晴らしかっただけに大いに期待できる。
イングランドのオルフェウス Vol.49〜
 キリスト降誕(イングランドの
  グレゴリオ聖歌からクリスマスの歌)
ピーター・ホルマン指揮
パーリー・オヴ・
 インストゥルメンツ
サーマディー(cho.)
ロビン・ミルフォード(1903-1959):
 月明かりで釣りOp.96(ピアノと管弦楽)/
 ミニチュア・コンチェルト ト長調 Op.35
  (弦楽オーケストラ)/
 哀愁の瞑想Op.83(ヴィオラと弦楽)/
 2つの管弦楽のためのインターリュード
  (フルート、弦楽、ピアノ)/
 組曲「ゴー・リトル・ブック」Op.18
  (フルート、ソプラノ、弦楽)/
 ジェームズ・スコットのためのエレジー
  (弦楽オーケストラ)/
 インターリュード(フルート、弦楽)
ジュリアン・スペリー(Fl)
ジュリアン・ミルフォード(P)
クララ・フィニモア(Va)
カリース・レーン(S)
ロバート・ソルター(ディレクター)
ギルドホール・ストリングス
 ロビン・ミルフォードはホルスト、ヴォーン=ウィリアムズ、R.O.モリスに師事した作曲家で、作曲に専念できる環境にあったため、大規模なオペラ、オラトリオ、交響曲をはじめとするあらゆるジャンルに多くの作品を残しているという。とはいえ民謡旋律に多大な影響を受けた作曲家だけに、こうした小品が最も本領を発揮できる分野だっただろう。なお、ピアニストとして参加しているジュリアン・ミルフォードは作曲者の親戚筋(甥の息子)。
CDA-67445

(2CD)
1CD価格
リスト:詩的で宗教的な調べ S.173
 [祈り/アヴェ・マリア/孤独な中の神の祝福/
 死者の追憶/主の祈り/
 眠りから覚めた御子への讃歌/葬送曲/
 パレストリーナによるミゼレーレ/
 アンダンテ・ラグリモーソ/愛の讃歌
スティーヴン・オズボーン(P)
 2002年にリリースされたメシアン:「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」(CDA-67351/国内仕様 MCDA-67351)で英Gramophone誌から「hyperion史上最強のレコーディングのひとつ」と絶賛され、BBCミュージック・マガジンでは "Best of 2002" に選出、さらにデイリー・テレグラフの "Best of the Year"にも選出されるなど、イギリスでセンセーションに近いブームを巻き起こしたスティーヴン・オズボーン。日本でも同年のN響定期への客演、吉田秀和氏をはじめとするクリティークの記事により、着々とピアノ・ファンにその名が浸透。2003年のアルカン:「エスキス」全曲(CDA-67377/国内仕様 MCDA-67377)も高く評価された。オズボーン初のリスト作品だけに注目度は高い。大作「詩的で宗教的な調べ」の全曲盤はレスリー・ハワードのかつての録音(CDA-66421;1989年)も発売当時評判になったが、世界のインディペンデント・レーベルを見渡しても、「詩的で宗教的な調べ」の全曲録音を2回も行っているところは、そうそうないはず。2枚組で1枚分価格の設定は、hyperionの期待の大きさの 表れかもしれない。
CDA-67446

(2CD)
1CD価格
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):
 受難カンタータ「イエスの死」
ウタ・シュワベ、
インヘファン・
 デ・ケルクホーフェ(S)
クリストフ・ゲンツ(T)
シュテファン・ゲンツ(Br)
シギスヴァルト・クイケン指揮
ラ・プティット・バンド
エクス・テンポレ
 C.H.グラウンは、プロイセンの宮廷楽長をつとめ、フリードリヒ大王の寵愛を受けた作曲家で、ハンブルク市の音楽総監督の地位にあったテレマンと並び称された高名な人物。歌手でもあったグラウンはイタリア語オペラを得意としていた。そして自らも28ものオペラを作曲している。この「イエスの死」はカール・ヴィルヘルム・ラムラーの福音テキストに作曲したものだが、ほぼ同時期にテレマンも同じテキストを用いた作品にとりかかっており、当世風に言えば「競作」になったという。後期バロックの厳格なスタイルを用いたテレマンと、イタリア・オペラを思わせる抒情的でのびのびとした旋律を用いたグラウンの作品とは、際立った対照を示したという。グラウンの作品は1755年に初演、以降100年にわたって毎年受難週間に取り上げられるほどの名作となった。今回、それがS.クイケン&ラ・プティット・バンドの入念な演奏で復活することを喜びたい。
愛の支配〜ジャン・フィリップ・ラモー(1683-1764):
 オペラの愛の歌

  歌劇「優雅なインドの国々」より
  [Fra le pupille, Rigaudon I/Rigaudon II/
   Fuyez, Tambourin I/Tambourin II
   Partez, Regnez, Amour, Tempete
   : La nuit couvre les cieux !]/
  歌劇「遍歴の騎士」〜C'est trop soupirer
  歌劇「プラテー」〜 Soleil, fuis de ces lieux !
  歌劇「ゾロアストル」〜 愛の支配 ( Regne Amour )
  歌劇「ダルダニュス」より
  [Marche pour les differents nations/
   Par tes bienfaits, Air gracieux/
   L'Amour, le seul Amour,
    Si l'Amour coute des soupirs, Tambourin I/
   Tambourin II]
  歌劇「ピグマリオン」〜 Du pouvoir de l'Amour
  歌劇「イッポリートとアリシー」〜 Rossignols amoureux
  歌劇「優雅なインドの国々」〜 Musettes, resonnez
  歌劇「プラテー」
   〜 Honneur a la Folie - Je veux finir - Hymen
カロリン・サンプソン(S)
ジェフリー・スキッドモア指揮
エクス・カシードラ
 ラモーのオペラから愛の歌を抜粋。カロリン・サンプソンはキングズ・コンソートでソロイストをつとめるソプラノ。イギリスの古楽系歌手の中でも特に成長株。 エクス・カシードラも前作のシャルパンティエが素晴らしかっただけに、今回も期待がもてる。
CDA-67448

[CD-R]
ヨゼフ・スク(スーク;1874-1935):室内楽作品集
 ピアノ四重奏曲 イ短調Op.1/
 ピアノとヴァイオリンのための4つの小品Op.17/
 ピアノ五重奏曲Op.8
ナッシュ・アンサンブル
 ドヴォルザークの弟子で娘婿に当たるスークの室内楽。イギリス勢による演奏だけに、大陸勢とは違う、透明感のある合奏が期待できる。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
モーテン・ラウリセン(1943-):合唱作品集
 永遠の光/
 イタリア・ルネサンス時代の詩による
  「6つの炎の歌」〜マドリガル/
 アヴェ・マリア/慈しみと愛のあるところ/
 おお、大いなる神秘
スティーヴン・レイトン指揮
ポリフォニー、
ブリテン・シンフォニア
SACDA-67449

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 イギリス合唱界の誇る黄金コンビ、レイトン&ポリフォニーの新作はアメリカの作曲家、ラウリセンの合唱作品集。
 ラウリセンは、アメリカはワシントン生まれの作曲家(バイオに特に記載は無いが、名字からして北欧系と思われる)。1994年から2001年までアメリカの名合唱団であるロサンゼルス・マスター・コーラルのコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど20世紀の新しい合唱レパートリーの作曲、普及を活発に行っている。 「慈しみと愛のあるところ(Ubi caritas et amor)」はリリカルで優美な旋律を持ち、日本でもアマチュアからプロの合唱団と幅広い団体により演奏されており、「おお、大いなる神秘」はアメリカで吹奏楽に編曲されるなど国、ジャンルを越えて幅広く親しまれている。
 ポリフォニーは1986年にレイトンの呼びかけで結成されて以来、瞬く間にイギリスのトップ・クラスの合唱団の地位を獲得。そのレパートリーはイギリスの作品を中心に中世ルネサンス時代から近・現代作品と多岐に渡っており、その実力はグラモフォン・アウォーズでの合唱部門年間最優秀賞の獲得(2004年、CDA-67375「ペルト:合唱作品集」/2001年、CDA-67140「ブリテン:無伴奏合唱作品集」)や数々のレコーディング、コンサートなどで実証されている。SACDはマルチチャンネル対応。
オルフェウスとリュート〜
 シェイクスピアのための音楽(パーセルからアーンまで)

 ジェレマイア・クラーク(1674頃-1707):
  Overture to Titus Andronicus "Overture" "Minuet"
 ジョン・ウェルドン(1676-1736):
  Take, O take those lips away
 ジョン・エクルズ(1668-1735):
  Can life be a blessing
 トマス・チルコット(1700頃-1766):
  Pardon, goddess of the night
 モーリス・グリ−ン(1696-1755):
  Orpheus with his lute
 トマス・チルコット:
  Orpheus with his lute/ Hark, hark the lark
 トマス・アーン(1710-1778):
  To fair Fidele's grassy tomb
 ロバート・ウッドコック(1690-1728):
  Concerto No 9 in E minor "Vivace" "Largo" "Allegro"
 リチャード・レヴェリッジ(1670/1-1758):
  When daisies pied, and violets blue
 トマス・アーン:
  When daisies pied and violets blue/
  When icicles hang by the wall
 ジョン・クリストファー・スミス(1712-1795):
  You spotted snakes/Full fathom five
 ウィレム・デ・フェッシュ(1687?-1757):
  All fancy sick
 ジョン・ウェルドン:
  Dry those eyes which are o'erflowing
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):Dear pretty youth
 トマス・アーン:
  Honour, riches, marriage, blessing/
  Where the bee sucks there lurk I
キャスリーン・ボット(S)
レイチェル・ブラウン(Fl-tr)
ピーター・ホルマン指揮
パーリー・オヴ・
 インストゥルメンツ
 地味ながら高い評価を受けている『イングリッシュ・オルフェウス』シリーズの第15巻。
バッハ:イギリス組曲第1番−第6番 BWV.806-811 アンジェラ・ヒューイット(P)
MCDA-67451/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5460(税抜\5200)
SACDA-67451/2
(2 HYBRID_SACD)
廃盤
 解説:アンジェラ・ヒューイット(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 「ゴルトベルク変奏曲」(CDA-67305)、「イタリア協奏曲&フランス風序曲」(CDA-67306)、「平均律・第1巻&第2巻」(CDA-67301-2&67303-4)、「フランス組曲」(CDA-67121-2)、「パルティータ」(CDA-67191-2)、「トッカータ」(CDA-67310)まで、一貫した明晰なタッチとしなやかさで内外の多くの称賛を勝ち得たヒューイット。英サンデー・タイムズ紙は、「ヒューイットのバッハは、これまでどんな偉大なチェンバロ奏者も与えてくれなかった、生き生きとした音楽を与えてくれた」と評している。必ずヒューイット自ら記すブックレット解説での、研究・分析・考察もすでにおなじみ。今回も多くのファンの期待に違わぬ素晴らしい演奏を聴かせてくれる。
ファゴットと管弦楽のためのミニチュア集
 ヨハン・ヴィルヘルム・ガングルベルガー
  (1876-1938):ポルカ「私のテディ・ベア」
 エルガー:「ロマンス」Op.62
 ジャン・バティスト・スナイエ(1688頃-1730):
  アレグロ・スピリトーソ
 フォーレ:小品
 グノー:あやつり人形の葬送行進曲
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  イギリス民謡からの4つの練習曲 他
ローレンス・パーキンス(Fg)
ニュー・ロンドンo.
 マンチェスター・カメラータの首席ファゴット奏者であるパーキンスの小品集。熊倉一雄のナレーション&吹き替えでお馴染みのTV番組「名探偵ポワロ」のテーマ曲に使われて有名になった「あやつり人形の葬送行進曲」もパーキンス自身のアレンジで収録されている。
ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-):
 ミサ・パルウラ/ミサ/
 来たれ、創り主なる聖霊よ(オルガン独奏)/
 聖霊降臨祭の夕食礼拝(無伴奏合唱)/
 Reliqui domum meum(オルガン独奏)/
 来たりたまえ、聖霊よ(無伴奏合唱)
ロバート・クィニー(Org)
マーティン・ベイカー指揮
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
新発見のリスト Vol.2
 フランツ・リスト(1811-1886):
  「詩的で宗教的な調べ」へのプレリュードS.171d/
  管弦楽をともなわない協奏曲S.524a/
  アルバムの綴り変ロ短調S.164e;2/
  ハンガリー行進曲変ロ長調S.229a/
  「夜想曲」追憶S.168b/
  4つのアルバムの綴り
  [ニ長調S.164h?/前奏曲S.164j/変イ長調S.166l/S.167h]/
  おお、愛しうる限り愛せS.540
レスリー・ハワード(P)
 ハワードのリスト全集は一旦完結したのかと思ったが、新発見の作品がまだまだあった! これは新シリーズの第2弾となるもの。
ショパン:バラード&スケルツォ集
 バラード第1番 ト短調Op.23/
 スケルツォ第1番 ロ短調Op.20/
 バラード第2番 ヘ長調Op.38/
 スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31/
 バラード第3番 変イ長調Op.47/
 スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39/
 バラード第4番 ヘ短調Op.52/
 スケルツォ第4番 ホ長調Op.54
スティーヴン・ハフ(P)
 スティーヴン・ハフ初のショパン・アルバム。ハフの売れっ子ぶりはすさまじい。彼の個人webサイトをのぞいてみると、2003年だけでもリサイタル22回、協奏曲27回、室内楽2回の本番をこなしているから、平均してほぼ1週間に1回はどこかでコンサートをやっていることになる。そんな中ショパンは長年にわたって頻繁に取り上げていることがわかる。 2003年11月にもショパンのバラード&即興曲を中心としたプログラムによるリサイタル・ツアーを実施、各地で好評を博している。
 ハフはショパンのピアニズムを古典派=フンメルからの延長線上にとらえ、そこにベルカント的な歌心を加えた表現を心がけているという。フンメルの協奏曲やソナタで名演をものしたハフならでは、といえるだろう。長いキャリアを誇るハフだが、ショパンのアルバムは意外にも初録音(最初期のVirginへのオムニバス・アルバムに、リストがショパンの歌曲を編曲したピアノ曲が1曲含まれていた)。満を持したその演奏には、ハフのトップ・フォームが刻まれている。輝かしいピアニズム、鋭い洞察力と知性、美しいサウンドとクリアーなメロディー・ラインはまさにこの人ならではのもの。さらにハフがここでバラードとスケルツォを交互に配置したのは、それぞれが個々に独立した作品ではなく、対で一繋がりのものだと認識し、聴き手にそれを感じて欲しいからだという。
 hyperionのコメントには「真に記憶されるべきディスク、これぞトップ推薦に値する」とある。
ロンドンの誇り〜歌でつづるロンドン祝賀
 モンクトン:
  チョーク・ファームからカマーベル・グリーンへ
 ドリング:ビジネス・ガール
 ガーシュウィン:霧の日
 ウォルトン:ライム
 ノリス:ビッグ・ベンのブルース
 シャーウィン:バークリー・スクエアのうぐいすの歌
 スワン:楽しい騒音
 カワード:ロンドンの誇り 他
キャスリーン・ボット(S)
デイヴィッド・
 オーウェン・ノリス(P)
オルガン・ファイアーワークス Vol.10
 モンス・レイドヴィン・タックル(1942-):
  ブルース・トッカータ
 ジョン・ラッター(1945-):
  復活祭の歌「O Filii et Filii」の
   主題による変奏曲
 デイヴィッド・N・ジョンソン(1922-1988):
  トランペットの調べ ト長調
 モーリス・デュリュフレ(1902-1986):
  組曲〜トッカータ Op.5
 ジャコモ・マイアベーア(1791-1864):
  再洗礼派のコラール
 フランツ・リスト:
  コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・
   ウンダム」による幻想曲とフーガ S.259
  他(全11曲)
クリストファー・ヘリック、
ジェレミー・スパージョン(Org)
この子らはだれか?
 ティペット:少年時代の終わり
 フィンジ:若人の訓戒 Op.14
 ブリテン:
  この子らはだれか? Op.84/
  ヘルダーリンの6つの断章/真夜中に
マーク・パドモア(T)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
 少年を題材にした歌曲を集めたアルバム。
ジェイムズ・マクミラン(1959-):
 十字架上のキリストの最後の七つの言葉
 聖母マリアのお告げ/テ・デウム
スティーヴン・レイトン指揮
ポリフォニー(cho.)
ブリテン・シンフォニア
SACDA-67460

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 現代スコットランド音楽界をリードする作曲家マクミランの宗教的な内容を持つ合唱作品集。「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」はタイトルの通り、キリストが十字架上で語ったとされている最後の言葉を題材とした合唱と弦楽合奏のための作品。日本でも1998年の日本初演以降、度々取り上げられている大作である。「聖母マリアのお告げ」、「テ・デウム」の2曲も貴重な録音。
 1986年に指揮者スティーヴン・レイトンの呼びかけによって結成されたポリフォニー。2度のグラモフォン・アウォーズでの合唱部門年間最優秀賞の獲得(2004年、CDA-67375:ペルト合唱作品集/2001年、CDA-67140:ブリテン無伴奏合唱作品集)などその存在は際立っており、これまでにリリースされたディスクはいずれも絶賛されている。
マイケル・ティペット(1905-1998):
 ピアノのための作品全集

 ピアノ協奏曲/ヘンデルの主題による幻想曲/
 ピアノ・ソナタ
  [第1番/第2番/第3番/第4番]
スティーヴン・
 オズボーン(P)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 俊英オズボーンが弾くティペットのピアノ作品全集。20世紀イギリスを代表する作曲家として特にイギリス音楽ファンから大きな支持を得ているマイケル・ティペット。音楽家としての経歴のスタートは比較的遅かったティペットだが、独創的なリズムと和声を用いた独自色の強い作品を打ち出すことによって評価を確立した。
 1991年にクララ・ハスキル国際コンクールで優勝を果たしたスコットランド生まれの俊英スティーヴン・オズボーンはティペットの権威でもあるそうで、今回の新録音はスペシャリストの名に相応しい一大事業。これだけまとまった形でのリリースは珍しいだけに、オズボーン・ファンとティペット・ファンの両方から重宝されることは間違いない。
ヘンデル:
 聖セシリアの祝日のための頌歌 HWV.76
 カンタータ
  「チェチーリアよ、まなざしを向けたまえ」HWV.89
キャロライン・サンプソン(S)
ジェイムズ・ギルグリスト(T)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート
SACDA-67463

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 パーセル、ヴィヴァルディ、そして最近はモンテヴェルディと、体系的な録音をコツコツと積み重ねているロバート・キング。彼のヘンデルは、これでなんと17作目となる。聖セシリアの祝日のための頌歌はイギリス時代の中期に当たる1739年の作で、ちょうどその頃はオペラから劇的オラトリオへその歩みを変えた時期に当たる。
ウェーバー(1786-1826):
 クラリネット五重奏曲 変ロ長調 J.182
 フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 ト短調 J.259
 ピアノ四重奏曲 変ロ長調 J.76
ゴーディエ・アンサンブル
 これまでにもベートーヴェン、フランセ、モーツァルトやシューベルトの室内楽曲の録音で質の高い演奏を聴かせてくれているゴーディエ・アンサンブル。 ウェーバーの室内楽作品は現在でも頻繁に取り上げられている名作。室内楽のスペシャリスト、ゴーディエ・アンサンブルがどのような解釈を披露してくれるのか注目したい。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.35
 アンリ・エルツ(1803-1888):
  ピアノ協奏曲第1番 イ長調Op.34/
  ピアノ協奏曲第7番 ロ短調Op.207/
  ピアノ協奏曲第8番 変イ長調
ハワード・シェリー(P)指揮
タスマニアso.
 アンリ・エルツは19世紀フランスの作曲家で、ニュー・グローヴ音楽事典によれば、生前は著名で人気のあったヴィルトゥオーゾだったとされる。リストやショパンをはじめとする作曲家たちの合作「ヘクサメロン」にも加わっている。後半生はパリ音楽院でピアノ課の教授をつとめるかたわら、ピアノ製作にも興味を示し、工場への出資、あげくには自分で工場を建設、経営までしていたらしい。ここに収められた3曲のコンチェルトは世界初録音。
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.4
 第3番ハ短調 Op.1 No.3/
 創作主題による14の変奏曲 変ホ長調 Op.44/
 第4番 変ロ長調 Op.11「街の歌」
フロレスタン・トリオ
 シリーズ完結。21世紀最初の全集にふさわしいフレッシュな名演。
CDA-67467

[CD-R]
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
 6つのヴァイオリン・ソナタOp.2

  [第1番 ト短調/第2番 イ長調/第3番 ニ長調/
   第4番 ヘ長調/第5番 ロ短調/第6番 ハ長調]
エリザベト・ウォルフィッシュ(Vn)
リチャード・タンニクリフ(Vc)
マルコム・プラウド(Cemb)
 イギリスのバロック・ヴァイオリニストの中でも、常にその動向が注目を集めるエリザベト・ウォルフィッシュと、そのグループ。イタリアン・ヴァイオリン・ソナタのレパートリーは、これまでにアルビノーニ、コレッリ、ロカテッリ、タルティーニなどがあった。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
CDA-67468

(2CD)
1CD価格
バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ Vol.4
 J.S.バッハ/
  サムイル・フェインベルク(1890-1962)編曲:
  前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.548/
  トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV.529〜ラルゴ/
  13のコラール前奏曲
   [いと高きところ神にのみ栄光あれ BWV.663/
   同 BWV.711/同 BWV.662/
   バビロンの流れのほとりで BWV.653/
   われらが神は堅き砦 BWV.720/
   われ神より離れじ BWV.658/
   ただ神の摂理に任す者 BWV.647/
   イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて BWV.650/
   イエス・キリストよ、われを顧みたまえ BWV.655/
   われらが救い主、イエス・キリスト BWV.665/
   いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV.659/
   ああ、わがもとに留まれ、
    主イエス・キリストよ BWV.649/
   さらば別れを告げん BWV.735]/
  オルガン協奏曲第2番 イ短調 BWV.593
   (原曲:ヴィヴァルディの Op.3 No.8)
マーティン・ロスコー(P)
 2枚の「ブゾーニ編」、グレインジャーなど「オーストラリア編」に続く、ハイペリオン名物バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ最新作。今回はロシアの伝説の巨匠サムイル・フェインベルグに焦点が当てられている。ピアニストとしての活動がリヒテルやギレリスが西側で活躍する前の時期に当たっていたため、レコードも少なく、日本で馴染みがあるとは言いがたいが、注目すべきヴィルトゥオーゾであり、ショパン、リスト、ブゾーニ、ゴドフスキーに連なる「コンポーザー=ピアニスト」の系譜に連なる人物である。チャイコフスキー「悲愴交響曲」の恐ろしいほど難易度の高い編曲があるため、日本の「体育会系」ピアノ・マニアの注目を集めたこともある。また、ロシアにおけるバッハ演奏の開祖とでもいうべき存在でもあった。
 リヒテルは「私以前に平均律クラヴィーア曲集の全曲をプログラムに組み入れていたのはフェインベルグだけだった」という趣旨のコメントをしている。これらバッハのオルガン作品の編曲は、ロシア国内でさえあまり知られていない貴重な楽譜であり、すべて初録音となるものばかりという。最も注目なのは最後に収められたヴィヴァルディ原曲のオルガン協奏曲のピアノ版。ヴィヴァルディの原曲にバッハ流ポリフォニーと和声感覚がミックスされた作品を、ロシアン・ヴィルトゥオーゾの面目躍如たる妥協なき編曲によって、双方の個性を殺すことなく、ピアニスティックに仕上げるという離れ業をやってのけている。またしてもその筋のピアノ・マニアが快哉を叫びそうな内容である。
 今回のピアニストはイギリスのヴェテラン、マーティン・ロスコー。ドホナーニやイグナッツ・ブリュールのピアノ・コンチェルトを華麗に弾ききる技巧派だ。
 全編で90分に及ぶため2枚組となったが、1枚分価格が設定されている。
チャールズ・アイヴズ(1874-1954):
 ピアノ・ソナタ第2番
  「マサチューセッツ州コンコード 1840-1860」
   (コンコード・ソナタ)Op.19(*)
サミュエル・バーバー(1910-1981):
 ピアノ・ソナタ Op.26
マルク=アンドレ・アムラン(P)
ジェイミー・マーティン(Fl;*)
OCDA-67469

国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
 録音:2004年4月5日-6日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:ジェド・ディスラー(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 アムランが「コンコード・ソナタ」を再録音した。アムランがカーネギー・ホール国際ピアノ・コンクールで優勝したのが1985年、前回のNew Worldでの録音はそのわずか3年後のものだったから、「コンコード・ソナタ」はアムランがキャリア初期からレパートリーに組み入れている曲であったといえる。旧録音ではピアノのみのヴァージョンを用いていたが、今回は第4楽章にオプションのフルートが加わる版が用いられている。ジェイミー・マーティンはヨーロッパco.とASMIFの首席奏者。
 このソナタ、レノーア・パーセルが1920年から29年にかけて楽章ごと別々に初演した後、1939年にジョン・カークパトリックが10年もの準備期間を経て全4楽章を通して初演。その後1948年に米Columbiaがカークパトリックの演奏を録音し発売、何ヶ月にもわたるベストセラーを記録したという。カークパトリックはステレオ時代に再録音も行っている。大変な難曲だが、それがアイヴズの代表作のひとつとして急速に認められたのは、レコードという新時代のメディアが大きく作用しているからに他ならない。バーンスタインがラジオ中継されるコンサートでアイヴズの交響曲第2番を取り上げて大きなセンセーションを巻き起こしたのと同様、メディアを通じたアイヴズのポピュラリティー向上を考える上で重要な出来事だ。
 アイヴズが信奉する「超絶主義」(マサチューセッツ州コンコードの4人の哲人によって形成された、性善説に基づく宗教的・哲学的倫理)を骨格に、複調、クラスター、拍子なしのリズム・・・などアヴァンギャルドな要素と、ベートーヴェンの運命交響曲の動機、ハンマークラヴィア・ソナタの様式感とが細胞となって生み出された有機生命体が「コンコード・ソナタ」。来るべき前衛の幕開けを告げるターニング・ポイントとなった重要な作品だけに、これまでにも腕に覚えがあるピアニストたちによって機会あるごとに取り上げられてきてはいる。しかし2度も録音を実施したのは、初演者カークパトリックを除けばアムランしかいないはず。
 バーバーのソナタも、常に長い間“グレイト・アメリカン・ピアノ・ソナタ・ステークス”のトップを走り続けてきた作品。アイヴズとはまったく価値観が異なり、歩んだ道も異なる2人だが、どちらの作品も、力感、流動性、確固たる自信に溢れ、その思想が作品全体に見事に行き渡っている。どちらの作品も、(流儀こそ違うものの)ピアノのダイナミック・レンジと音域を徹底的に探求し、奏者のヴィルトゥオーゾ性とスタミナを試すものとなっている。そしてまた、目的こそ異なるが、どちらの作品も伝統的な調性の概念を超えているのである。キャリア初期の段階から人間離れした超絶技巧を誇ったアムランのさらなる進化が凝縮された演奏となること必至の話題作だ。
パーシー・ホワイトロック(1903-1946):
 オルガン作品集

 ソナタ ハ短調/5つの小品/
 ファンタジー・コラール第1番 変ニ長調
ジョン・スコット(Org)
 42歳で早逝したため、あまり知られることのなかったイギリスのオルガニスト兼作曲家ホワイトロックの名作選。
アムラン初の室内楽作品録音
 〜ブラームス:ピアノ四重奏曲集

 ピアノ四重奏曲第1番 ト短調Op.25/
 ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調Op.60/
 ピアノ四重奏曲第2番 イ長調Op.26/
 3つの間奏曲Op.117
マルク=アンドレ・アムラン(P)
レオポルド弦楽三重奏団
 既にHYPERIONを中心に数多くの録音を行っているアムランだが、新境地開拓となる初の室内楽録音は、評判となったピアノ協奏曲第2番(CDA-67550/OCDA-67550)に続き、ブラームスとなった。3曲のピアノ四重奏曲の中でも第1番は、シェーンベルクの手によって管弦楽編曲が行われるなど特に親しまれている。カップリングとして、神秘的ともいえる晩年作「3つの間奏曲」を収録。
 来日公演でも期待に違わぬブラームスとショパンを聴かせたアムラン。共演のレオポルド弦楽三重奏団も、ヴィオラ奏者のローレス・パワーなど実力者揃いで、これは楽しみな発売だ。
ギヨーム・デュファイ(1397?-1474):
 聖アンソニー・アボットのためのミサ
ジル・バンショワ(c.1400-1460):
 へクトルに打ち勝った者はパリスによって/
 キリエ「単誦祝日に」/サンクトゥス/
 アニュス・デイ/新しい旋律の歌を
アンドルー・カークマン指揮
バンショワ・コンソート
 ギヨーム・デュファイ2番目の“アンソニー・ミサ”である「聖アンソニー・アボットのためのミサ」、ジル・バンショワの合唱曲といったバンショワ・コンソートのならではのレパートリーを収録。
 バンショワ・コンソートはアンドルー・カークマンによって1995年に結成された男声合唱グループ。同じデュファイの「聖ヤコブのための音楽」で1999年グラモフォン・アウォーズ、アーリー・ミュージック部門年間最優秀賞を獲得し、14世紀-15世紀の声楽作品の演奏で高い評価を受けている。
ジョン・タヴナー(1944-):合唱新作集
 Birthday Sleep / Butterfly Dreams /
 The Second Coming / Schuon Hymnen /
 As one who has slept / The Bridal Chamber /
 Exhortation and Kohima / Shunya
スティーヴン・レイトン指揮
ポリフォニー
SACDA-67475

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 「癒し系」の大御所、ジョン・タヴナーの最新作をいち早く収録したディスク。イギリス人ながらギリシャ正教に帰依したタヴナーは、昨今話題になったシャンティクリアのための作品などでは、自身の宗教的信条を全面に打ち出していたが、ここではイェーツの詩を用いるなど、また新たな変節が見てとれるのが興味深い。
イサーク・アルベニス(1860-1909):
 イベリアと後期ピアノ作品集

  組曲「イベリア」(全曲) B.47/
  ラ・ベーガ(草原) B.46
   (組曲「アルハンブラ宮殿」〔未完〕の
     第1曲として作曲)/
  イヴォンヌの訪問 B.48/スペイン(想い出草) B.45/
  ナバーラ B.49
   (ウィリアム・ボルコムによる補筆完成版)
マルク=アンドレ・アムラン(P)
OCDA-67476/7

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5599(税抜\5333)
 録音:2004年4月7日-8日、8月25日-26日。解説:ウォルター・クラーク(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 前作アイヴズ、バーバーに続くアムラン待望の新作は19世紀スペインで活躍し、スペインの音楽史上で最も重要な作曲家の1人と言われる大家イサーク・アルベニスの情熱溢れる後期ピアノ作品集。
 アルベニスの前期作品はリストの影響を受けた技巧的で速いパッセージを持った作品が中心だったが、後期の作品ではそこにスペインの民族音楽を取り入れるなど民族色が色濃くなっている。アルベニス自身も超絶技巧を得意としたピアニストであり、その為かピアノ作品には高度な技巧を必要とする作品が多いが、やはり注目は代表作である「イベリア」全曲。1906年から1909年にかけて4巻に分けて出版されたこの作品は、極めて複雑なピアノ技法と自由で大胆な和声法を用いて作曲された超難曲。また未完の「ナバーラ」B.49は通常、245小節目以降をデオダ・ド・セヴラックが補筆完成させた版が用いられることがほとんどであるが、ここではウィリアム・ボルコムによる補筆完成版を収録しているという点も興味深い。
CDA-67478

[CD-R]
ルイ・モロー・ゴッツチョーク(1829-1969):ピアノ作品集 Vol.7
 水の魂/私を忘れないで/バンジョー 第2番/アンデネス・マズルカ/自由への戦いの叫び/
 妖精の地/万歳ギャロップ/兵士の歌/騎士道の愛/ラ・ブリゼ/マドレーヌ/第7のバラッド/
 ガリーナ(キューバ舞曲)/瀕死の白鳥/ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
  フィリップ・マーティン(P)
 フィリップ・マーティンによるゴッツチョーク(ゴットシャルク)は第1作の録音が1990年だったから、ほぼ2年に1作ペース。息の長いシリーズだ。既発のアイテムは、番号順にCDA-66459、66697、66915、67118、67248、67349(旧譜の曲目詳細は レーベル・サイト[ http://www.hyperion-records.co.uk/composer_page.asp?name=gottschalk ]をご覧ください。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
 アヴェ・レジナ・チェロールム(8声)
 ミサ「アヴェ・レジナ・チェロールム」(8声)
 アヴェ・マリア(4声)/主、わが主にのたもう(8声)
 僕らよ、主を讃めたたえよ(8声)
 主を讃めたたえよ(8声)/われは喜びに満ちたり(4声)
 主が家を建てるのでなければ(4声)
 第7旋法のマニフィカト(4声)/アヴェ・マリア(8声)
マーティン・ベイカー指揮
ウェストミンスター大聖堂cho.
SACDA-67479

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 伝統と格式を備えたウェストミンスター大聖堂聖歌隊のビクトリア第8作は、名作「アヴェ・マリア」を収録。
フランソワ・クープラン:鍵盤音楽集 II
 クラヴサン曲集第4巻〜
  第25組曲[空想にふける女/神秘的な女/
   モンフランベール夫人/勝利したミューズ/
   さまよう亡霊たち〕/
  第21組曲[慕わしき王妃/跳躍/クープラン/
   ハープ型/小さな皮肉屋]/
  第24組曲〜
   [毒槍/二重生活者(パッサカリアの動き)]
  第26組曲[病み上がりの女/ガヴォット/ソフィ/
   とげのある女/パントマイム]/
  第27組曲[上品な女/けしの実/中国風/頓知]
アンジェラ・ヒューイット(P)
OCDA-67480

(CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
SACDA-67480

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 解説:アンジェラ・ヒューイット(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。クープランの「クラヴサン曲集」を収録した3巻シリーズの2枚目にあたるアルバム。
 バッハやスカルラッティのチェンバロ作品はピアノでも演奏する習慣が定着しているのに、クープランでは試みられてこなかった。ヒューイットが長年暖めていたこの企画は、定評あるバッハと同様、高い評価を得ている。「全226曲を前もって検討した後、私は現代のピアノにいちばん合うと感じられたもの、そしてもっとも興味深いと思われたものを選び出した」と語るヒューイット。前回のCD(CDA-67440/国内仕様MCDA-67440)では、クラヴサン曲集の第2巻と第3巻から、組曲を3つ選んで演奏していたが、今回は第4巻から5つの組曲を選択。第24組曲のみ2曲を抜粋、他はすべて演奏している。クープランの最後の出版作品で、1730年、死のわずか3年前に刊行されたものである。この頃には彼の健康状態は急速に衰えていたとされている。
 各曲につけられた奇抜なタイトルは見ているだけで想像力をかき立てずにいられない。クープランは明らかに彼の身近な人物を描いたのだが、具体的なことを明らかにしていないため、謎も多い。ヒューイットによれば、当時の演劇の登場人物、クープランがつきあっていた人たちにしかわからないような、様々な「内輪の冗談」がタイトルに含まれているという。もともと曲に絵画的なあるいは奇抜な題名を付ける伝統は、16世紀末のリュート奏者が始めたものだが、フランスの数多くのクラヴサン奏者が採用するようになった。クープランもその一人だった。後の時代になってこの伝統に倣ったのがエリック・サティ。つまりピアノで聴くクープランはヒーリング・ミュージックの開祖サティの原点を探る旅なのかもしれない。
 ヒューイット自ら書き記す各曲のライナー・ノーツも毎回お馴染みだが、彼女はこの第4巻について「クープランの作品のなかにずっと存在していた憂鬱と神秘性が、以前にも増してはっきりと表明されている」と感じるという。
バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ Vol.6
 J.S.バッハ/ワルター・ルンメル(1887-1953)編曲:
  Ertodt' uns durch dein' Gute(カンタータ第22番より)/
  ああ、いかにはかなき、ああ、いかに空しき
   (カンタータ第26番より)/
  最愛のイエス、われらここにあり BWV.731/
  天にましますわれらの父よ BWV.760/
  神なしたもう御業こそいと善けれ(カンタータ第99番より)/
  古き年は過ぎ去りぬ BWV.614/
  イエス・キリスト、神の御子は(カンタータ第4番より)/
  わたしたちは急ぎます、弱くとも、たゆまぬ足取りで
   (カンタータ第78番より)/
  泣き、嘆き、憂い、おそれ(カンタータ第12番より)/
  私の信仰厚い心(カンタータ第68番より)
  O Menschen, die ihr taglich sundigt
   (カンタータ第122番より)/
  激しい風が荒れ狂い(カンタータ第92番より)/
  世は煙や影のようなものであり(カンタータ第94番より)/
  Zu Tanze, Zu Sprunge(カンタータ201番より)/
  われらあまたの苦難を経て(カンタータ146番より)/
  Dein Name gleich der Sonnen geh(カンタータ第173番より)/
  Lass dich nimmer von der Liebe berucken
   (カンタータ第203番より)/
  Sturze Zu Boden(カンタータ第126番より)/
  Dich hab' ich je und je geliebt(カンタータ第49番より)/
  おお神、汝善なる神よ(カンタータ第94番より)/
  飢えた人々を良い物で満たし(マニフィカト BWV.243より)/
  わが神なる主は讃えられん(カンタータ第129番より)/
  Die Seele ruht in Jesu Handen(カンタータ第127番より)/
  主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め
   (カンタータ第130番より)/
  高き御空よりわれは来れり
   (クリスマス・オラトリオ BWV.248より)
ジョナサン・プロウライト(P)
 デミジェンコの演奏によるバッハ=ブゾーニ編曲集から始まった「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ」シリーズも第6集に到達。本作は20世紀前半アメリカ・ピアノ界の巨匠、ワルター・ルンメルの手による現存する25の編曲全てを収録というハイペリオンならではの興味深い内容。
 ルンメルはゴドフスキーの弟子で、ドビュッシーの友人でもあり、卓越したピアニストとして知られていた音楽家である。収録されている25作品全てがバッハのオルガン作品や器楽曲などからの編曲ではなく、カンタータやマニフィカトなどからの編曲であるという点が今回最大のポイント。
 演奏を務めるジョナサン・プロウライトは、ハイペリオンに録音を行ったストヨフスキのピアノ協奏曲集などでのパフォーマンスが絶賛されたイギリス期待のピアノ奏者。バッハの合唱(声楽)作品がルンメルの編曲とプロウライトの演奏でどのように生まれ変わるのか? 斬新なバッハの姿を聴き、知ることのできる貴重かつ楽しみなリリースとなることは間違いない。
イギリスのアンセム集 Vol.8
 サミュエル・セバスチャン・ウェスリー(1810-1876):
  Praise the Lord, my soul
 スタンリー・ヴァン(1910-):
  Behold, how good and joyful a thing it is
 パーシー・ホワイトロック(1903-1946):
  Glorious in heaven
 クリストファー・ディーンリー(1930-2000):Jubilate
 ジョン・シェパード(1515頃-1558):Libera nos
 オーランド・ギボンズ(1583-1625):
  Great Lord of Lords
 ジョン・ゴス(1800-1880):
  O pray for the peace of Jerusalem
 ジョン・スタイナー(1840-1901):
  They that wait upon the Lord
 エドワード・ベアストー(1874-1946):
  Lord, I call upon thee
 ウィリアム・マッキー(1901-1984):
  We wait for thy loving kindness O God
 チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード
  (1852-1924):Ye choirs of new Jerusalem
 ヒューバート・パリー(1848-1918):
  Lord, let me know mine end
 ヒューバート・ミドルトン(1890-1959):
  Let my prayer be set forth
 ドブリンカ・タバコヴァ(1980-):Praise
 ジョン・スコット(1956-):
  Behold, O God our defender
 ジョン・ラター(1945-):A crown of glory
ジョン・スコット指揮
セント・ポール大聖堂聖歌隊
ヒュー・ウィリアムズ(Org)
ニコライ・ロースラヴェツ(1881-1944):
 室内交響曲(*)/ In the hours of the New moon
イラン・ヴォルコフ指揮
BBC スコティッシュso.
 (*)は世界初録音。ヤナーチェクの管弦楽作品集に続く、イスラエルの若きマエストロヴォルコフと手兵BBCスコティッシュ響のハイペリオン第2弾は、アムランによるピアノ作品集(CDA-66926/MCDA-66926)で再びその名を知られるようになったロシア・アヴァンギャルドの鬼才ロースラヴェツ。彼はロシアにおける無調音楽の創始者で、「ロシアのシェーンベルク」という異名を持っていた。
メンデルスゾーン:
 ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49
 ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66
フロレスタン・トリオ
[アントニー・マーウッド(Vn)
 リチャード・レスター(Vc)
 スーザン・トムズ(P)]
 シューマンのピアノ三重奏曲でグラモフォン・アウォードを獲得するなど、イギリスの常設ピアノ・トリオとして広く認知されているフロレスタン・トリオ。ソリストとしても高い実力と人気を誇るマーウッド、レスター、トムズによるアンサンブルの実力は既述のシューマンやベートーヴェン、ブラームス、フランス作品集の録音で証明されており、メンデルスゾーンの名作でも期待に違わぬ演奏を聴かせてくれるに違いない。
 なお、以前ほぼ同名の団体が DISCOVER (PROFILからメンデルスゾーンのピアノ作品集と共に再発予定)へ同2曲を録音していたが、それはオランダの「フロレスタン・フォルテピアノ・トリオ」という別の団体による物だった。
アーサー・サリヴァン(1842-1900):
 喜歌劇「密輸入者」
 喜歌劇「森の住人」
独唱者たち
ロナルド・コープ指揮
ニュー・ロンドンo.
ロンドン・コーラス
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
 教会音楽集 Vol.3

 主、わが主にのたもう II/聖なるマリアよ/
 イェルサレムよ、主をたたえよ I/思いだしたまえ/
 われ主に感謝せん III/われらはあなたをあがめ/
 サルヴェ・レジナ II/主が建てられるのでなければ I/
 主に向かいて新しき歌を歌え/
 神がととのえたもう宴を見よ/グローリア
キャロライン・サンプソン、
レベッカ・アウトラム(S)
ダニエル・オーチンクローズ、
ロジャーズ・
 カーヴィー=クランプ(ハイT)
チャールズ・ダニエルズ、
ジェイムズ・ギルグリスト(T)
ピーター・ハーヴィー、
ロバート・エヴァンズ(B)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
SACDA-67487

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 最終トラックに収められた7声の「グローリア」はモンテヴェルディの全作品の中でも最も輝かしいもののひとつ。
R.シュトラウス:歌曲全集 Vol.1
 献呈 Op.10 No.1/ゲオルギーネ Op.10 No.4/
 ぼくの頭に君の黒髪を Op.19 No.2/
 二人の秘密をなぜ隠すのか Op.19 No.4/
 幸せに満ち足りて Op.37 No.1/君を愛す Op.37 No.2/
 婚礼の歌 Op.37 No.6/ひそやかな歌 Op.39 No.1/
 解き放たれた心 Op.39 No.4/子守歌 Op.41 No.1/
 カンパーニャにて Op.41 No.2/春の饗宴 Op.56 No.5/
 東の国から来た聖なる3人の王たち Op.56 No.6/
 歌曲集「オリエントの歌」Op.77/万霊節 Op.10 No.8
クリスティーン・ブリュワー(S)
ロジャー・ヴィニョールズ(P)
 シューベルト、シューマン、フォーレなどの歌曲集が好評を得ているHyperionから新シリーズ、リヒャルト・シュトラウス歌曲集がスタート。今後8〜9枚のCDで全歌曲を録音していくとのことで、これまでの実績からもクオリティの高い全集が期待できそうだ。
 ブリュワーはオペラ、リサイタル、レコーディングで活躍中のアメリカ出身のソプラノ。2005年のスケジュールではゲルギエフ指揮ロッテルダム・フィルのマーラーの交響曲第8番にソプラノとして出演を行ったのを皮切りに、クルト・マズア、オスモ・ヴァンスカら大物指揮者たちとの共演を数多く控えている。
ジャン・フランセ(1912-1997):
 バレエ音楽「裸の王様」/バレエ音楽「夜の娘たち」
ティエリー・フィッシャー指揮
アルスターo.
 フランスの作曲家、ジャン・フランセの管弦楽作品集第3集。器楽曲や室内楽曲の作曲家として名を馳せている彼の管弦楽作品を発掘するという、Hyperionならではの意欲的なシリーズ。
マーティン・ピアソン(1572頃-1651):
 ラテン語モテット集

 Deus omnipotens/ Redemptor mundi/
 Pater fili paraclete/ Levavi oculos meos/
 Ecce non dormitabit/ Mulieres sedentes/
 Christus factus est/ Hora nona/ Latus eius/
 O rex gloriae/ Quid vobis videtur/
 O domine Jesus Christe/ Laboravi in gemitu meo/
 Nolite fieri sicut equus/ Multa flagella peccatoris
ジェフリー・スキッドモア指揮
エクス・カシードラ・コンソート
 ピアソンはウィリアム・バードより少し後の世代に属するイギリスの作曲家。セント・ポール大聖堂の楽長をつとめるなどして活躍したが、宗教曲よりも作品はヴァージナル曲で知られることが多かった。これはめったに取り上げられない宗教曲にスポットをあてたCD。
ヘイミッシュ・ミルン〜メトネル:ピアノ作品集
 おとぎ話(全曲)(*)/
 若い人のためのロマンティックなスケッチOp.54
ヘイミッシュ・ミルン(P)
 (*)は、全曲まとめてとしては世界初録音。メトネルの作品を最重要レパートリーとし、1970年代から演奏し続けている世界的権威、ヘイミッシュ・ミルンによる最新録音。メトネルがその生涯に渡って作曲を続け、数ある作品の中でも特に演奏機会には恵まれている「おとぎ話」。ただ、1曲〜数曲単位の録音は数多いが、意外な事に全曲を収録した録音は今回のリリースが初の快挙。加えて、作品番号の付いていない1915年作曲の「おとぎ話」も収録。同曲の決定盤となることは確実だ。
ジョセフ・シュワントナー(1943-):天使の炎
 突然の虹/ヴァイオリンと管弦楽のための「天使の炎」/
 ホルンと管弦楽のための「秋を越えて」/
 オルガン、金管、打楽器、
  ピアノと弦楽のための幻想曲「九月の頌歌」
アン・アキコ・マイヤーズ(Vn)
グレゴリー・フスティス(Hr)
ジェイムズ・ディアズ(Org)
アンドリュー・リットン指揮
ダラスso.
 日本では吹奏楽作品や合唱作品の作曲家として近年急速に評価を高めているシュワントナーの管弦楽作品集がHyperionから登場。アメリカ出身のシュワントナーは神秘的な作風で人気を獲得し、その作品はグラミー賞にノミネートされるなど絶賛を受けている注目の作曲家。
 アーティストもハフとのラフマニノフ・ピアノ協奏曲全集でのハイ・パフォーマンスが記憶に新しいリットン&ダラスso.、ヴァイオリン独奏にはアン・アキコ・マイヤーズを起用するなど豪華な面々が顔を揃える。今までHyperionではあまり見られなかったレパートリーの登場であり、このシュワントナーの作品集でHyperionは新たな境地を切り開いたと言っても過言では無いかもしれない。
CDA-67494

[CD-R]
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):合唱作品集
 聖ミカエルへのシークエンス/
 聖チェチーリアのための讃歌/
 4つの讃歌〜エルサレムの平和を祈れ/テ・デウム/
 ベネディクトゥス/私は麗しき全てを愛す/
 サルヴェ・レジナ/
 マニフィカトとヌンク・ディミッティス(1949)/
 ア・スポットレス・ローズ/子守歌を歌って/
 ここにある小さなドア/
 マニフィカトとヌンクディミッティス(1945)
マルコム・アーチャー指揮
ウェルズ大聖堂聖歌隊
ルパート・ガフ(Org)
 英国国教会の典礼のために多数の宗教曲、合唱曲を作曲したハウエルズ。20世紀イギリスを代表する作曲家の一人ではあるものの中々録音に恵まれていないハウエルズだが、今回合唱曲がまとまった形でリリースされる。マルコム・アーチャーは1996年にウェルズ大聖堂の音楽監督兼オルガン奏者に就任、2004年からはセントポール大聖堂の音楽監督兼オルガン奏者に就任にもしている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
アドルフ・フォン・ヘンゼルト(1814-1889):
 ピアノのための練習曲集

 12の性格的な演奏会用練習曲集 Op.2/愛の詩 Op.5/
 サロンのための12の練習曲 Op.5
ピアーズ・レーン(P)
 サン=サーンス、モシェレス、スクリャービンなど珍しい練習曲集を次々レコーディングしているピアーズ・レーン。誰が呼んだか「エチューディスト」とさえ形容されることもあるという。そんなレーンが今回取り組んだのはヘンゼルト。19世紀ドイツの作曲家で、ワイマールでフンメルにピアノを学んだ後ロシアに渡り、今日まで隆盛を誇るロシアン・ピアニズムの礎を築いた作曲家。古典派とロマン派との架け橋となったヘンゼルト流ピアニズムは代表作とされるエチュードでたっぷり味わえる。
クルト・ヴァイル(1900-1950):
 ヴァイオリンと管楽合奏ための協奏曲 Op.12
ペトリス・ヴァスクス(1946-):
 ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲
アントニー・マーウッド(Vn)指揮
アカデミー・オヴ・セント・
 マーティン・イン・ザ・フィールズ
 20世紀音楽の代表的作曲家の一人クルト・ヴァイルと、ペルトやグレツキと並び賞されるラトヴィアの作曲家ヴァスクスによるヴァイオリン協奏曲。この2曲に挑むヴァイオリンのマーウッドはソロ奏者としてはもちろんのこと、フロレスタン・トリオのメンバーとしてコンサート、Hyperionへのレコーディングで大活躍中のイギリスのトップ・ヴァイオリニスト。
エドワード・ベアストウ(1874-1946):
 合唱作品集

 Jesu, the very thought of thee /
 Blessed city, heavenly Salem /夕べの礼拝 ニ長調/
 主よ、あなたはわれらの避難所である/
 If the Lord had not helped me /
 Let all mortal flesh keep silence /
 夕べの礼拝 ト長調/5つの心の詩/ Save us, O Lord
デイヴィッド・ヒル指揮
ケンブリッジ・セント・
 ジョンズ・カレッジcho.
ポール・プロヴォスト(Org)
ロデリック・
 ウィリアムス(Br)
ブリテン・シンフォニア
 スタンフォードから続く伝統的な形式による教会音楽を残したベアストーは、ウィガン教区教会やリーズ教区教会、ヨーク・ミンスターのオルガン奏者としても活躍したイギリスの作曲家、オルガン奏者、そして指揮者。長い伝統を誇るイギリスの名門合唱団がデイヴィッド・ヒルの見事な統率によって荘厳な歌声を響かせている。
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト Vol.6
 イェネー・フバイ(1858-1937):
  ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調「劇的協奏曲」Op.21
  ヴァイオリンと管弦楽のための組曲 Op.5
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 Op.90
ハガイ・シャハム(Vn)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 ピアノ、チェロと並び好評を博しているハイペリオンの人気シリーズ「ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト」。グラファン、マーウッド、そしてリトルといった世界的アーティストがソリストを務めるこのシリーズ、今回はVol.3に引き続きイスラエル出身の名手ハガイ・シャハムが登場。
 フバイはブダペスト音楽院の教授としてシゲティらを輩出したハンガリーの演奏家であり作曲家。ちなみにハガイ・シャハムはこれまでに「チャールダーシュの情景」(CDA-67441/2)や「ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト Vol.3(フバイの協奏曲第3番&第4番)」(CDA-67367)でフバイの作品の録音を行っている。ヴァイオリン協奏曲集の完結盤となる今回も、ブラビンズ&BBCスコティッシュ管のサポートを受けて絶妙の演奏を披露してくれることだろう。
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
 幻想曲とフーガ イ短調BWV.904/
 イタリア風アリアと変奏 イ短調BWV.989/
 ソナタ ニ長調BWV.963/パルティータ イ長調BWV.832/
 組曲 ヘ短調BWV.823/アダージョ ト長調BWV.968/
 フーガ ハ長調BWV.953/
 コラール「イエス、わが頼り」BWV.728/
 コラール「ただ神の御旨に従う者は」BWV.691/
 幻想曲とフーガ イ短調BWV.944
アンジェラ・ヒューイット(P)
OCDA-67499

国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
SACDA-67499
(HYBRID_SACD)
廃盤
 録音:2004年2月3日-5日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:アンジェラ・ヒューイット(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 ヒューイットのバッハ・シリーズ第11作目。イ長調のパルティータは偽作だと考えられているため、「パルティータ集」(CDA-67191/2)のセットには収録せず、今回のアルバムで取り上げられている。その他今回は偽作の可能性がある作品でも遠慮なく取り上げているのが特徴で「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」第3番のアダージョ楽章であるBWV.968もW.F.バッハの編曲ではないかと推察されている曲だし、3曲の断片からなる組曲 ヘ短調、フーガ ハ長調も偽作の可能性が高いとされている。おそらく話題を呼んだクープランのシリーズと同様、ヒューイット自身がピアノに向いていると感じた作品を、真贋にこだわらず、あくまで音楽性のみで判断し抽出した結果であろうと思われる。長いバス声部の持続音が印象的なフーガBWV.944は後にバッハ自身がオルガン曲(BWV.543)に改作したことで知られる作品。ペルシャ絨毯にも例えられる複雑な対位法を織り込み、いかにもバッハらしい悲劇的な色彩を帯びたこの曲のフーガが、アルバム全体を締めくくる・・・という、いつもながらの見事な構成。ますますヒューイット・ファンの心を熱くしてくれるアルバムの登場だ。
ロバート・シンプソン(1921-1997):
 交響曲第11番
 ニルセンの主題による変奏曲
マシュー・テイラー指揮
シティ・オヴ・
 ロンドン・シンフォニア
 シンプソン交響曲全集完結編。「ブルックナー交響曲第9番の第1楽章以降、これほど大聖堂が荘厳な響きに満ちたことはなかった」とまで言われるシンプソンの交響曲。ブルックナーとニルセンに影響を受けたと公言してはばからず、20世紀を生きた作曲家としては時代錯誤とさえ思える重厚長大な交響曲を11曲も生み出したシンプソン。その作品紹介にひとかたならぬ使命感を持ち続け、1997年に作曲者が亡くなってからは、「シンプソン協会」の設立に奔走したhyperionレーベルの創設者テッド・ペリーも、2003年、ついに鬼籍に入ってしまった。このディスクはそんなテッド・ペリーの思い出に捧げられている。
 交響曲第11番はここで指揮をしているマシュー・テイラーが初演している。彼もヴァーノン・ハンドリーと同様、シンプソンの作品紹介にひとかたならぬ情熱を捧げる人物だ。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集
 第1番 嬰ヘ長調 Op.1/第4番 ト短調 Op.40/
 パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43(*)/
 第2番ハ短調 Op.18/第3番ニ短調 Op.30
スティーヴン・ハフ(P)
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.
OCDA-67501/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5599(税抜\5333)
SACDA-67501/2

(2 HYBRID_SACD)
価格帯:S
 録音:2004年4月-5月(*以外)/2003年6月29日(*)、以上ユージン・マクダーモット・コンサート・ホール、モートン・H.メイヤーソン・シンフォニー・センター、ダラス。解説:スティーヴン・ハフ、デイヴィッド・ファニング(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト」シリーズの成果を見るまでもなく、ロマン派ピアノ協奏曲に対してひとかたならぬ情熱を注ぐハイペリオン・レーベルが、満を持してリリースしたラフマニノフ全集。
 1996年から継続してHYPERIONにレコーディングを行っているハフは、すでに世界で最も権威あるレコード賞であるグラモフォン・アウォードに4度輝くなど、世界のレコード賞を総なめしていることでも知られる。グラモフォン・アウォードに関してはCHANDOS時代のフンメルを含め、コンチェルト部門での受賞が特に目立つ(HYPERIONの2つの協奏曲アルバムはレコード・オヴ・ジ・イヤー[年間最優秀賞]も獲得)。
 ハイペリオンのコメントによればこのレコーディングに関して「ラフマニノフ協奏曲全集にふさわしい指揮者とオーケストラを見つけることがここ数年来の課題だった」とある。その結果、白羽の矢が立ったのはアルドルー・リットンとその手兵ダラス響。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲を弾き振りで演奏してしまうなど、ピアニストとしても比類ない才能を持つリットンは、すでにラフマニノフの交響曲全集を(ピアニストならではの視点を加味して)レコーディングした経験を有し、ダラスso.も、昔ながらの味わいを保ちながら輝かしさをも兼ね備えた、ラフマニノフを演奏するに最適の弦楽セクションを持っている。
 演奏は「パガニーニ狂詩曲」を除き、すべてライヴ録音となった。18日間の間に11回のコンサート(ラフマニノフ・フェスティヴァル)が行われ、各協奏曲を数回ずつ演奏し収録が行われた。蔓延する「ハリウッド的な」センチメンタル・アプローチを排し、作曲家自身の演奏を原点として構築されたハフの演奏は、すでにWeb上での先行レビューで大きな称賛を集めている。中でも、ニューヨークの高名な批評家で、カンヌ・クラシカル・アウォードの議長もつとめるデイヴィッド・ハーヴィッツの絶賛ぶりはすさまじい。
 http://www.classicstoday.com/review.asp?ReviewNum=8115
 ハーヴィッツは、アシュケナージ、ワイルド、コチシュからアルゲリッチ、ルービンシュタイン、ホロヴィッツ、リヒテル、ロドリゲス、そしてリファレンスとされるラフマニノフの自作自演と比較してさえ「ベスト」だと断言するに至ったと述べている。
ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
 テ・デウム ト長調/ミサ ト短調/すべての国人よ/
 真理への雄々しさ/飛行機からのビジョン
ジュディス・ビンガム(1952-):ミサ
マーティン・ベイカー指揮
ウェストミンスター大聖堂cho.
 合唱王国イギリスの中でもトップクラスに君臨するウェストミンスター大聖堂聖歌隊による、教会音楽の重要レパートリーであるヴォーン・ウィリアムズのミサ曲を中心とした作品と、イギリスの中堅作曲家ビンガムのミサ。
 ウェストミンスター大聖堂聖歌隊は中世ルネサンス時代からストラヴィンスキー以降に至る幅広い時代の宗教音楽をレパートリーとしており、さらには新作の委嘱も積極的に手がけるなどまさに宗教音楽のスペシャリスト。
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集
 〔第1番 へ長調 Op.8/第2番 ト長調 Op.13/第3番 ハ短調 Op.45〕
グリーグ/ジョゼフ・アクロン編曲:
 故郷で Op.43 No.3/小さな妖精 Op.71 No.3/孤独なさすらいびと Op.43 No.2/
 即興的スケルツォ Op.73 No.2/おばあさんのメヌエット Op.68 No.2/イェールステルの踊り Op.17 No.5

  ハガイ・シャハム(Vn) アーノン・エレツ(P)
 リリカルで春を感じさせるフレッシュな「第1番」から北欧の民謡から影響を受けて作曲された「第2番」、エネルギーに満ちた3曲の中で最も高い人気を誇る「第3番」を全曲収録した北欧音楽ファン要チェックのアルバム。カップリングされている6曲のピアノのための小品からの編曲は、バルト三国の小国リトアニア出身のヴァイオリン奏者アクロンによるもの。美しい旋律の数々は心に響くことだろう。
 フバイのヴァイオリン協奏曲集(CDA-67498)でも冴え渡る演奏を聴かせてくれたハガイ・シャハムと、イスラエルの名手アーノン・エレツはブロッホのヴァイオリン・ソナタ集(CDA-67439)に引き続いてのコンビとなる。
CDA-67505

[CD-R]
スタンフォード(1852-1924):
 ピアノ五重奏曲 ニ短調 Op.25
 弦楽五重奏曲第1番 へ長調 Op.85
ピアーズ・レーン(P)
ガース・ノックス(Va)
ヴァンブラSQ
 イギリス音楽の近代化への掛け橋となったスタンフォードの弦楽四重奏曲集(CDA-67434)に続く室内楽作品集第2弾。ヨーロッパでも有数の弦楽四重奏団であるヴァンブラ・クァルテットにレーン、ノックスが加わった演奏者陣は強力。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ Vol.5
 J.S.バッハ:
  前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541(+)/
  前奏曲 ロ短調 BWV.855a(**)/
  カンタータ第35番〜前奏曲(**)/
  前奏曲とフーガ ニ短調BWV539(+)/
  管弦楽組曲第3番 ニ長調〜アリア(**)/
  ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番
   ヘ短調 BWV.1018〜アダージョ(**)/
  フーガ ハ短調 BWV.575(+)/
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調
   BWV.1003〜アンダンテ(**)/
  パッサカリア ハ短調 BWV.582(*)/
  フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調
   BWV.1031〜シチリアーノ(**)/
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538(#)

 ゲオルギー・カトワール編曲(*)
 アレクサンドル・ゲディケ編曲(+)
 ドミトリー・カバレフスキー編曲(#)
 アレクサンドル・ジローティ編曲(**)

ヘイミッシュ・ミルン(P)
 これまでにリリースされている2枚の「ブゾーニ編」、グレインジャーを中心とした「オーストラリア編」、そして前作「フェインベルク編」に続く第5弾は、ロシアの作曲家4人の編曲を集めた「ロシア編」。当時の東欧で一流ピアニストとして評価を受け指揮者としても活躍していたジローティ。作曲家、オルガニストとして活躍しモスクワ音楽院で教鞭をとっていたゲディケ。言わずと知れたロシアの大作曲家カバレフスキー。そのカバレフスキーの師であり、あのアムランも作品を取り上げたカトワール。今作のVol.5にはこの「ロシア」という共通点を持った4人の個性溢れる作曲家達の手によって生まれ変わったバッハが凝縮されており「ロシア」と「バッハ」の融合を聴くことのできる注目タイトルである。
 ヘイミッシュ・ミルンはロシアの作曲家メトネルの世界的なスペシャリストとしても名高く、現在は英国王立音楽院で教鞭を執りながら演奏や録音活動も盛んに行っているピアニスト。Hyperionにはリャプノフをはじめ得意とするロシア音楽の録音を行っており今回の起用はまさにピンポイントといえる。
アントニー・ピッツ(1969-):宗教的合唱小曲集
 アドロ・テ/主の祈り/始まりと終わり/7つの手紙/
 愛/神の知恵/聖域/アーメン
アントニー・ピッツ指揮
トヌス・ペレグリヌス
 2004年のカンヌ・クラシカル・アウォードを獲得するなど、そのパフォーマンスが世界中から注目を浴びているアントニー・ピッツ&トマス・ペレグリヌスのコンビがHyperionに登場。今回取り上げる作品はアントニー・ピッツ自身が作曲を行った聖歌集。収録曲は1997年から2000年に作曲された新しい作品ばかり。レイトン&ポリフォニーのコンビをはじめ世界に名高い合唱団体を多数擁するHyperionにまた1つハイレベルの合唱団が加わった。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.38
 フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924):
  ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.32
 アントン・ルビンシテイン(1829-1894):
  ピアノ協奏曲第4番 ニ短調 Op.70
マルク=アンドレ・アムラン(P)
マイケル・スターン指揮
BBC スコティッシュso.
OCDA-67508

(CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
SACDA-67508

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 録音:2005年2月18日-19日、ケアード・ホール、ダンディー。解説:ジェレミー・ニコラス(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 アムラン自身久々のシリーズ登場となる今回では、シャルヴェンカとアントン・ルビンシテインのが取り上げられている。彼らはともに作曲家であると同時にコンサートホールで大喝采を浴びた19世紀を代表するヴィルトゥオーソ・ピアニストとして知られている。その彼らが書き上げた協奏曲に挑むのが、現代最強のヴィルトゥオーソ・ピアニストであり作曲家であるアムランだというのだから聴き逃す手はない。
 アムランをサポートするオーケストラはお馴染みのBBCスコティッシュ響。タクトを執るマイケル・スターンはあのアイザック・スターンの息子であり今作がHyperion初登場。
ルイス・シュポア(1784-1859):
 クラリネット協奏曲第1番 ハ短調 Op.26/
 ポプリ ヘ長調 Op.80/
 クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 Op.57/
 変奏曲 変ロ長調 WoO.15
マイケル・コリンズ(Cl)
ロビン・オニール指揮
スウェーデン室内o.
 19世紀前半のドイツ音楽に大きな影響を残したルイス・シュポアのクラリネットのための作品集。
 シュポアは作曲家としてだけでなくヴェイオリン奏者、指揮者、教育者としても活躍。その作品は器楽、室内楽のための作品が多数を占め、中でもクラリネット協奏曲は現在も重要なレパートリーとして多く取り上げられる名作。演奏はイギリスを代表するクラリネット奏者マイケル・コリンズ。22歳でカーネギー・ホールにデビューを果たし、これまでに数多くのレコーディングやコンサートを行っている世界的奏者の1人。今回のシュポア作品集がHyperionへの初めてのソロ・レコーディングとなる。
CDA-67510

(2CD)
1CD価格
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
 大司教ジギスムント追悼のための「レクイエム」/
 聖ウルスラのミサ
キャロリン・サンプソン(S)
ヒラリー・サマーズ(A)
ジェームズ・ギルクリスト(T)
ピーター・ハーヴェイ(B)
ロバート・キング指揮
キングス・コンソート&cho.
 ヨーゼフ・ハイドンの弟、ミヒャエル・ハイドンの代表作「レクイエム」がピーター・ハーヴェイら実力派ソリストとキングス・コンソートの演奏により登場。「レクイエム」はパトロンであり当時の大司教でもあったジギスムント追悼のために作曲され、兄であるヨーゼフ・ハイドンの葬儀でも演奏されたほど評価の高い作品。また、この20年後に作曲されたモーツァルト「レクイエム」には同曲との数多くの類似点が見受けられるため、モーツァルトはM.ハイドンの同曲を参考に自らの「レクイエム」に取り組んだという有名な説がある。
ロマンティック・ピアノ協奏曲集 Vol.37
 エドゥアルド・ナプラヴニク(1839-1916):
  交響的協奏曲 イ短調 Op.27/ロシア幻想曲 ロ短調 Op.39
 フェリックス・ブリューメンフェルド(1863-1931):
  演奏会用アレグロ イ長調 Op.7
エフゲニー・ソイフェルティス(P)
アレクサンドル・ティトフ指揮
BBC スコティッシュso.
 ナプラヴニクはほとんどその名を知られていないが、19世紀ロシア音楽界において重要な役割を担った音楽家である。現在も世界有数の歌劇場として知られるマリインスキー歌劇場の指揮者としてチャイコフスキーや五人組の作品を多数手掛けるなど活発な指揮活動を展開していた。ナプラヴニクはその生涯で数曲の交響曲とこのCDに収録されている2つのピアノと管弦楽のための作品を作曲している。ロシア民謡の旋律を採り入れたメロディックな作風である。
 ブリューメンフェルドはあのホロヴィッツ、バレルの師としても知られているロシアのピアニストであり、指揮者、教育者、そして作曲家としても活躍した人物。演奏会用アレグロはグリンカ、ルビンシテインやバラキレフを思わせる東洋の雰囲気が溢れる作品。
 ウクライナのキエフ出身で現在ロンドン在住のピアノニスト、ソイフェルティスがティトフ&BBCスコティッシュ響のサポートを受けて情緒豊かに弾きこなしている。
ゲオルギー・リヴォヴィッチ・
 カトワール(1861-1926):
  ピアノ三重奏曲へ長調Op.14/
  ヴァイオリンとピアノのための「悲歌」Op.26/
  ピアノ四重奏曲イ長調Op.31
ルーム・ミュージック
[スティーヴン・クームズ(P)
 チャールズ・セワート(Vn)
 井上祐子(Va)
 フィリップ・デ・グロート(Vc)]
 アムランもピアノ作品を取り上げた(CDA-67090)ロシアの作曲家、カトワールの室内楽作品集。演奏はレイナルド・アーン室内楽作品集(CDA-67391)でデビュー、好評を博したルーム・ミュージック。
アムラン〜デュカス&ドゥコー
 ポール・デュカス(1865-1935):ピアノ・ソナタ 変ホ短調(*)
 アベル・ドゥコー(1869-1943):月の光(#)
マルク=アンドレ・アムラン(P)
OCDA-67513

国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
 録音:2004年8月26日-27日(*)/2005年12月15日(#)、以上ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:ロジャー・ニコルズ(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。なんとアムランのデュカス!驚嘆のフランス・ワールドを展開!!
 アルベニス、ルビンシュテイン&シャルヴェンカ、シューマン第2弾・・・2005年は続々と多種多様なレパートリーのリリースを行い、聴き手に感動と衝撃を与えてくれたスーパー・ヴィルトゥオーソ、マルク=アンドレ・アムラン。
 「魔法使いの弟子」、「ラ・ペリ」などの代表作で知られるデュカス。パリ音楽院で作曲法、編曲法の教授として後進の育成にあたるなど教育者としての一面も持ち、弟子にはデュリュフレ、メシアンといった大作曲家が名を連ねている。完璧志向の強かったデュカスは大半の作品を破棄してしまい、出版された作品は僅か13曲と非常に少ない。デュカスのピアノ・ソナタは高い技巧を必要とする難曲であるもののロマンティックな作風を持っており、アムランの最も得意とするスタイルの作品であると言える。カップリングはこれまた貴重なレパートリーであるドゥコーの「月の光」。ドゥコーはマスネ、ギルマン、ウィドールらに師事しアメリカでは「フランスのシェンーンベルク」と呼ばれるなど無調音楽の作曲に取り組んだ作曲家である。その作品はほとんど知られておらず、「月の光」が現在演奏される唯一の作品と言っても過言ではない。
 フランスのロマン派的作品と無調音楽の対比。アムランの実力を余すことなく体験できる驚嘆のフランス・ワールドの展開に乞うご期待。
ヒューイットのシャブリエ
 エマニュエル・シャブリエ(1841-1894):ピアノ作品集

 即興曲/田園風のロンド/絵画的な10の小品/朝の歌/踊るように/
 奇想曲/アルバムの綴り/ハバネラ/気まぐれなブーレ
アンジェラ・ヒューイット(P)
OCDA-67515

(CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
SACDA-67515

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 録音:2004年6月19日-22日、クルトゥアツェントルム・グランド・ホテル、ドッビアーコ、イタリア。解説:ジャン=ポール・セヴィラ(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 クープランの鍵盤作品集を完結させたヒューイットが次に取り上げたのは、シャブリエのピアノ作品集。シャブリエは代表作である狂詩曲「スペイン」があまりにも有名なためにスペインの作曲家と思われがちだが、ラヴェルやドビュッシーへの橋渡し的な役割を果たしたフランス人作曲家である。
 53年の生涯を送ったシャブリエは39歳まではフランス内務省で公務員として働いていたサラリーマンであり、脱サラ後にデビューしたプロの作曲家としては14年間と短い期間の活躍であった。短い作曲家生活の中で様々なジャンルの作曲を行ったシャブリエだが、最も力が発揮されているのはピアノ作品であると言われている。
 今回はシャブリエのピアノ作品の代表作である「絵画的な10の小品」などを収録。ラヴェルなどフランス音楽の演奏にも定評ある鍵盤の女神ヒューイットが繰り広げるシャブリエの演奏からは魅惑の世界が広がっていくことだろう。CDとSACDハイブリッド盤が同時発売。
アイヴズ:歌曲集
 野の寂しさ/われらの先祖が愛したもの/思い出/
 ストックブリッジのフートニック河/水泳をする人々/かご/
 最も偉大な人/ブース将軍天国へ行く/リメンブランス/子守歌/
 ウェスト・ロンドン/トムが船出する/
 When stars are in the quiet skies/私の上にとどまれ/
 私は恨まない/Du alte Mutter/鷲が見ることのできない所/散歩/
 黄色い葉/余興/エレジー/ニュー・リヴァー/病みたる鷲のように/
 アン・ストリート/スラッギング・ア・ヴァンパイア/ソロー/
 静けさ/Tolerance/チャーリー・ラトレッジ/1,2,3/
 A Song for Anything
ジェラルド・フィンリー(Br)
ジュリアス・ドレイク(P)
 これまでのリリースがいずれも高い評価を受けているHyperionの歌曲シリーズに、アメリカ音楽の歴史に偉大なる足跡を残したアイヴズの歌曲集が登場。本業は保険業であったアイヴズだが、管弦楽曲、ピアノ曲、声楽曲などを数多く作曲。存命当時は中々日の当らなかったアイヴズの作品も現在ではアメリカ音楽の重要なレパートリーとなっている。今回のアイヴズ・アルバムを歌うのは世界中で活躍中の期待の若手バリトン歌手、ジェラルド・フィンリー。多くの録音やコンサートをこなしているフィンリーだが当盤が初のソロ・アルバムとなる。
レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):管弦楽作品集
 永遠の福音(ソプラノ、テノール、合唱と管弦楽のための)(*)/
 交響詩「ブラニーク山のバラード/
 ヴァイオリン独奏と管弦楽のためのバラード
  「ヴァイオリン弾きの子供たち」/
 管弦楽のための組曲「ブロウチェク氏の旅行」
グウィニス=アン・
 ジェファーズ(S;*)
エイドリアン・トンプソン(T;*)
イラン・ヴォルコフ指揮
BBC スコティッシュso.
エジンバラ祝祭cho.(*)
SACDA-67517

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 ヤナーチェクは現在のチェコ東部に位置するモラヴィア出身の作曲家で、民族音楽の旋律を用いるなどして数多くの名曲を残した。「シンフォニエッタ」、「グラゴル・ミサ」、「タラス・ブーリバ」、「イェヌーファ」などが代表作としてよく知られているが、今回リリースとなるタイトルに収録されている作品はどれも滅多に聴く事の出来ない貴重な作品ばかりである。
 演奏は毎度安定したパフォーマンスを披露してくれるBBCスコティシュ交響楽団。今回の録音でタクトを執るのはイスラエル出身の現首席指揮者イラン・ヴォルコフ。
アンジェラ・ヒューイット
 〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1

  ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調Op.10-3/
  ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調Op.7/
  ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調Op.57「熱情」(*)
アンジェラ・ヒューイット(P)
PCDA-67518

(CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\2999(税抜\2857)
SACDA-67518

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 録音:2005年9月7日-10日、クルトウア・ツェントルム・グランド・ホテル。使用ピアノ:ファツィオーリ。解説:アンジェラ・ヒューイット(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。遂にスタート!鍵盤の女神ヒューイットによるベートーヴェン! SACDはマルチチャンネル。
 ピアノによる当代最高のバッハ弾きとして注目され、近年はショパンやラヴェル、シャブリエ、クープラン、メシアンなど幅広いフランス物でもその才能を発揮したヒューイットの新境地は、ベートーヴェン。掘り下げられた解釈と聴き手の心に響く表現力に支えられた演奏が常に大きな感動を呼んでいることは周知の通り。収録曲の(*)は、2006年10月に予定される来日公演の演奏予定曲目。
 アンジェラ・ヒューイット来日公演スケジュール:2006年10月25日(水) 7:00pm 東京オペラシティコンサートホール。
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
 宗教音楽集 Vol.4

 われ喜びに満てり I/めでたし天の女王/
 主よ、われらを懲らしめたもうなかれ/
 サルヴェ・レジナ I(めでたし天の女王)/
 主、わが主にのたもう II/いざ殉教者らを讃め歌え II/
 われらはあなたをあがめ/主を畏るる者は幸いなり/
 喜び踊れ、シオンの娘よ/マニフィカト II/めでたし元后/
 よろずの国よ、主をほめたたえよ II
キャロリン・サンプソン、
レベッカ・アウトラム、
チェチーリア・オズモンド(S)
ダニエル・オーチンクローズ、
ロジャーズ・
 カーヴィー=クランプ(ハイT)
チャールズ・ダニエルズ、
ジェイムズ・ギルグリスト(T)
ピーター・ハーヴェイ、
ロバート・エヴァンズ(B)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
SACDA-67519

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 Hyperionから数々の宗教作品集をリリースしているロバート・キング&キングス・コンソートと一流のソリストたちによって進められているモンテヴェルディの宗教作品シリーズ。
ヒューイット
 〜フランソワ・クープラン(1668-1773):鍵盤音楽集 III

 クラヴサン曲集第3巻;
  第13組曲〜[花開くゆり/葦/胸飾りのリボン/
   フランスのフォリア、またはドミノ/煉獄の魂]/
  第14組曲〜[恋するうぐいす/おじけた紅ひわ/
   嘆きのほおじろ/ささいなこと]/
 クラヴサン曲集第1巻;第2組曲〜幸せな想い/
 クラヴサン曲集第3巻;
  第15組曲〜子守歌、またはゆりかごの中の愛/
 クラヴサン曲集第2巻;第10組曲〜ラ・メザンジェール/
 クラヴサン曲集第3巻;第19組曲〜ミューズ=プランタン/
 クラヴサン組曲第1巻;第4組曲〜目覚まし時計/
 同;第3組曲〜[お気に入り/茶目っ気な女]/
 クラヴサン曲集第3巻;第16組曲〜[軽率な女/結婚−愛]/
 クラヴサン曲集第2巻;第7組曲〜メヌトゥ嬢
アンジェラ・ヒューイット(P)
OCDA-67520

国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
 録音:2004年9月8日-12日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。
 ヒューイットが並々ならぬ意欲を持って取り組んできたピアノ演奏によるクープラン再発見の試みも、遂に完結となる第3集に到達。
 今回は第1集(CDA-67440、MCDA-67440)、第2集(CDA-67480、OCDA-67480)とは収録曲の傾向が少々異なっている点も興味深い。前2作では組曲単位での収録だったが、今回はクラヴサン曲集第3巻第13組曲を中心として、第1巻−第3巻からヒューイットが組曲の枠にとらわれずにセレクトした小品を散りばめてプログラミングされている。
イグナツ・モシェレス(1794-1870):
 チェロ・ソナタ ホ長調 Op.121
 旋律・対位法練習曲集 Op.137 から Nos.4,8,9
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778-1837):
 チェロ・ソナタ イ長調 Op.104
イジー・バールタ(Vc)
ヘイミシュ・ミルン(P)
 リストが登場する以前のピアノのヴィルトゥオーソとしても名高いモシェレスとフンメルのチェロ作品集。モシェレスの「Op.137」はバッハの平均律クラヴィーア曲集中の前奏曲10曲を編曲したもの。
 次代のチェコを担う若手随一のチェリストと称される名手イジー・バールタがハイペリオン初登場。彼は来日コンサートにおいてもその類まれなる才能を存分に発揮し聴衆を魅了し続けている。ミルンのサポートを得て同郷モシュレスとフンメル(現在のスロヴァキア出身)をどのように仕上げてくるのか。期待を上回るパフォーマンスを披露してくれることは間違いないだろう。
ウェストミンスター大聖堂の
 クリスマスの祈り
(全36トラック)
 スヴェーリンク:Gaude et laetare
 タリス:5声のマニフィカト
 ビクトリア:うるわしき救い主の御母よ
 シュッツ:この日キリスト生まれしぬ
 J.ラングレ:フェテ
 他、交唱や詩篇など
マシュー・マーティン(Org)
マーティン・ベイカー指揮
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
 ロンドンのウェストミンスター大聖堂でクリスマスに歌われる音楽集。
美しき時代のメロディー
 ジュール・クレソノー(1823-1883):旅へのいざない
 レオ・ドリーブ(1836-1891):
  デパール/こんにちはシュゾン/リグレッツ
 シャルル・ルコック(1832-191):
  セミとアリ/La Chauve-souris et les deux Belettes
 エミール・パッサール(1843-1918):薔薇の精/おお私が眠るとき
 ベンジャミン・ゴダール(1849-1895):
  羊飼いの歌/ギター/旅へのいざない/ヴィアン!
 ポール・ピュージェ(1848-1917):
  マドリッド/どうやってと彼らは言った
 ポール・イルマシェ(1852-1933)&
  ルシアン・イルマシェ(1860-1909):ため息/
  私の詩に翼があったなら/旅へのいざない/この世/セレナード
 エミール・パラディーレ(1844-1926):
  プシケ/蝶々/ブロンドの歌/インディアンの踊り
 アンリ・デュパルク(1848-1933):旅へのいざない
ジョン・マーク・エインズリー(T)
グレアム・ジョンソン(P)
 豪華演奏者陣の起用と見事なパフォーマンスで好セールスを記録したフォーレ歌曲全集が記憶に新しい、ハイオペリオンの歌曲シリーズの最新盤。「ハイペリオン・フレンチ・ソング・エディション」と銘打った一連のシリーズの最新作となる今回は「La Belle Epoque(ベル・エポック)」の時代に書かれた作品を集めた歌曲集。「La Belle Epoque」とは「美しき時代」という意味を持ち、19世紀末から第一次世界大戦が勃発する前の時期のことを表している。デュパルクやゴダール、イルマシェといった作曲家たちが、19世紀フランスの詩人であるシャルル・ボードレールの詩を題材とした作曲を行った歌曲「旅へのいざない」を中心に全24作品を収録。
 耳にすることの少ない作曲家による作品も収録されるなど、各方面から絶賛を受けているハイペリオンの歌曲シリーズなだけに期待は高まるばかり。シューベルトやフォーレ、クィルター、ワーロックなどの歌曲集で素晴らしい歌声を聴かせてくれているエインズリーと、もはや右に出るものはいない名伴奏者ジョンソンのコンビによる演奏は高い感銘を与えてくれることだろう。
月、太陽と全てのもの〜ラテンアメリカのバロック音楽 Vol.2
 作曲者不詳:Hanacpachap Cussicuinin/ Dulce Jesus mio
 フアン・グチエレス・デ・パディーラ(1590-1664):
  主よ、早く私を助けに
 フアン・デ・アラウージョ(1648-1712):
  主は言われた/Aqui,Valentones!/Ay,andar!
 ディエゴ・ホセ・デ・サラサール(1660頃-1709):
  Salga el torillo hosquillo
 ドメニコ・ツィポリ(1688-1726):
  幸いなるかな/アヴェ・マリス・ステラ
 ガスパール・フェルナンデス(1570-1629):
  ビバ!イグナシオ!ビバ!
 フランチェスコ・ロペス・カピージャス(1605頃-1674):
  主をほめ讃えよ/マニフィカト/Cui luna,sol et omnia
 エルナンド・フランコ(1532-1585):Dios itlazonantzine
 マヌエル・デ・スマヤ(1678頃-1755):Albricias mortales
 フランチェスコ・エルナンデス(1517-1587):聖マリアよ!
ジェフリー・スキッドモア指揮
エクス・カシドラ(cho.)
SACDA-67524

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 2003年にリリースされたVol.1「ニュー・ワールド・シンフォニー〜ラテン・アメリカのバロック合唱音楽」(CDA-67380)が「Classic fM Magazine」や「Gramophone」で絶賛されるなど高い評価を獲得したシリーズの第2集。収録曲はスキッドモア自らがアメリカ、メキシコ、ボリビアなどを訪れて調査を行い発見した作品だという。演奏は第1集と同じくスキッドモアとエクス・カシドラのコンビが担当。17−18世紀ラテン・アメリカのバロック音楽の歴史を知ることの出来る重要なシリーズとなることは間違いなさそうだ。
 CD盤とハイブリッドSACD盤が同時リリース。
アイヴズ:交響曲全集 Vol.1
 交響曲第2番/交響曲第3番「キャンプの集い」/
 ブース将軍天国へ行く(ジョン・J.ベッカー編曲)
ドニー・レイ・アルバート(Br)
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.&cho.
SACDA-67525

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 Vol.2:CDA/SACDA-67540。
ベートーヴェン:
 クラリネット、チェロとピアノのための
  三重奏曲 変ロ長調 Op.11/
 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16/
 セレナード ニ長調 Op.25
ゴーディエ・アンサンブル
 ウェーバーやモーツァルト、ベートーヴェン、ベールヴァルドなど様々な室内楽作品の録音をハイペリオンに行っているゴーディエ・アンサンブル。
「五重奏曲変ホ長調Op.16」はピアノ付きの木管アンサンブル作品として重宝されている作品。三重奏曲、セレナードも演奏頻度の高い室内楽の重要レパートリーとして親しまれている作品である。
シューベルト:
 ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667「ます」
 弦楽三重奏曲第1番 変ロ長調 D.471(未完)
 弦楽三重奏曲第2番 変ロ長調 D.581「ソナタ」
ポール・ルイス(P)
レオポルド弦楽三重奏団
グレアム・ミッチェル(Cb)
 各メディアから高く評価された「モーツァルト:ディヴェルティメント集」(CDA-67246)など計5タイトルを既にハイペリオンからリリースしているレオポルド弦楽三重奏団のニュー・アルバム。
 メイン・プログラムである「ます」は、1994年の世界ピアノ・コンクールでの演奏がBから賞賛され、更には熱烈なシューベルティアンであるというイギリスのピアニスト、ポール・ルイスとモーツァルトのピアノ四重奏曲集(CDA-67373)に続いての共演。
バーバー:歌曲集
 そんなひばりはいない/物乞いの歌/小暗き松林に/
 世捨て人の歌Op.29/雨は降り続くOp.10-1/
 さあ眠れOp.10-2/軍勢がこの国にOp.10-3/
 メロディ・パサジェールOp.27/ひなぎくOp.2-1/
 わが心は後悔に苦しむOp.2-2/夜想曲Op.13-4/
 この輝ける夜にOp.13-3/ドーヴァー・ビーチOp.3
ジェラルド・
 フィンリー(Br)
ジュリアス・ドレイク(P)
アロノヴィツ・アンサンブル
 多彩なレパートリーで好評を博しているハイペリオンの歌曲シリーズに加わるのは、20世紀アメリカの大作曲家バーバー。「弦楽のためのアダージョ」で知られるバーバーだが、膨大な数の歌曲は20世紀の重要レパートリーとして位置付けられるなどバーバーの最重要分野としての声も多い。このバーバーの歌曲集に起用されたのは世界中から引く手あまたのバリトンジェラルド・フィンリー。作曲者自身も録音を残した「ドーヴァー・ビーチ」などの演奏も楽しみなところ。
ブラームス:チェロ・ソナタ
 〔第1番 ホ短調 Op.38/第2番 へ長調 Op.99〕
ドヴォルザーク:森の静けさ Op.68 No.5/
         ロンド ト短調 Op.94
スク:バラード ニ短調 Op.3 No.1/
     セレナード イ長調 Op.3 No.2
スティーヴン・イッサーリス(Vc)
スティーヴン・ハフ(P)
 録音:2005年5月2日-4日、セント・ジョージ教会、ブランドン・ヒル、ブリストル(イギリス)。
 ブラームスのソナタ2曲は、若き日のイッサーリスが21歳でデビュー・レコーディングした Hyperion 初期のベストセラー(CDA-66159 [廃盤]/ブラームス:室内楽作品全集 CDS-44331/42 に収録)。
 絶賛を受けた旧録音があるだけに、この新録音にはイッサーリス自身、並々ならぬ決意と意欲、そして覚悟を持って臨んだことは想像に難くない。また、ブックレットにはイッサーリス自身のブラームスのチェロ・ソナタへの想いなどが綴られている。
 ピアノ伴奏はラフマニノフのチェロ・ソナタで抜群のコンビネーションを聴かせてくれた盟友スティーヴン・ハフ。
ドビュッシー:前奏曲集 全曲 スティーヴン・オズボーン(P)
 1971年スコットランドに生まれ、1991年にクララ・ハスキル国際コンクールで優勝、一躍世界にその名を轟かせた俊英スティーヴン・オズボーン。アムラン、ヒューイット、ハフやシェリー、ハワード、デミジェンコなど世界に名高い超一流ピアニストを擁するハイペリオンがレーベルを挙げて強力にプッシュしている逸材でもある。これまでにオズボーンはリストを除くとカプースチン、アルカン、メシアンといった比較的珍しいレパートリーのリリースを行ってきたが、今回は王道ドビュッシーに着手。彼の名を更に知らしめるリリースとなるだろう。ちなみに演奏時間約78分で1枚のCDに収録されている。
モンテヴェルディ:
 聖母マリアの夕べの祈り/マニフィカト(6声)/
 ミサ曲「その時イエス入りたまえり」
キャロリン・サンプソン(S)
レベッカ・オートラム(S)
ダニエル・オーキンクロス(ハイ・テノール)
ニコラス・マルロイ(ハイ・テノール)
チャールズ・ダニエルズ(T)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ピーター・ハーヴェイ(B)
ロバート・エヴァンス(B)
ロバート・マクドナルド(B)
ロバート・キング指揮
キングズ・コンソート&cho.
SACDA-67531/2

(2 HYBRID_SACD)
価格帯:S
 豪華ソリスト陣で贈るモンテヴェルディの最高傑作!
モンテヴェルデイの宗教作品の録音に対して非常に高い意欲を持って取り組んできたハイペリオン。そんなハイペリオンが満を持してモンテヴェルディのみならずヨーロッパの教会音楽史上に輝く最高傑作の1つであると同時に、多くの議論や仮説を呼んできた大作「聖母マリアの夕べの祈り」を世に送り出す。
 モンテヴェルデイは「聖母マリアの夕べの祈り」において宗教音楽に当時としては最新の世俗音楽の手法を取り入れ、ゴンベールのモテットによるパロディ・ミサを加えるなど斬新な作曲法を披露している。また「聖母マリアの夕べの祈り」は作曲が行われた経緯や初演、1610年に出版された理由、通常ならば晩歌の典礼に用いられないソナタやモテットが含まれているなど不明な点も多く、現在までに多くの議論が行われてきた作品でもある。
 今回のレコーディングは、キャロリン・サンプソンやジェイムズ・ギルクリスト、ピーター・ハーヴェイといった大物ソリストからハイペリオンが発掘した実力派歌手を余すことなく起用し、キングズ・コンソートの25周年コンサート・シリーズの一環として万全の体制で行われたという。「聖母マリアの夕べの祈り」のライブラリーに決定盤として加わるであろう名演の誕生である。
ウィリアム・バード(1539/40-1623):
 大典礼曲(グレート・サーヴィス)
  [いざ来たりて/テ・デウム/ベネディクトゥス/キリエ/信条/
  マニフィカト/今こそ汝は行かしめたもう]/
 おお主よ、御身のしもべエリザベスが/導きたまえおお主よ/
 ヴォランタリー、ネヴェル夫人のために/深き淵より/
 ファンシー、ネヴェル夫人のために/キリストは死より蘇り/
 神に向かいて喜びもて歌え
ジェイムズ・オドンネル指揮
ウェストミンスター寺院聖歌隊
ロバート・クウィニー(Org)
 ウェストミンスター寺院聖歌隊のHyperion第2弾。16世紀イギリスを代表するルネサンス音楽の大家であったバードの「大典礼曲」は、カトリックであったバードがイギリス国教会のために残した7曲構成の作品。
ショスタコーヴィチ:
 チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
 チェロとピアノのための8つの小品
シュニトケ:
 マドリガル(オレグ・カガンの追憶に)/
 チェロ独奏のための「Klingende Buchstaben」/
 チェロ・ソナタ第1番
アルバン・ゲルハルト(Vc)
スティーヴン・オズボーン(P)
PCDA-67534

国内仕様盤
日本語解説書付
\2999(税抜\2857)
 録音:2005年8月26日-28日、ウィグモア・ホール、ロンドン。解説:ポーリン・フェアクラフ(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。
 「ロマンティック・チェロ・コンチェルト Vol.1」(CDA-67544)で専属アーティストとしてハイペリオン・デビューを飾ったドイツのチェリスト、アルバン・ゲルハルトのソナタ・アルバムが登場。
 1966年よりベルリン・フィルで活躍するヴァイオリン奏者の父と声楽家の母を両親に持つという、絵に描いたようなベルリンの音楽一家に生まれたアルバン・ゲルハルト。16歳でビシュコフ指揮のベルリン・フィルとの共演でデビューを果たした彼は、フィラデルフィア管(コンロン指揮)、ボストン響(ドホナーニ指揮)、サンフランシスコ響(ティルソン=トーマス指揮)といった世界トップクラスの実力を誇る名門へのデビューも果たし、約150にも及ぶオーケストラとの共演を重ねるなど驚異的な活躍を続けている。しかも来る2007年4月には、ティーレマンのタクトによるベルリン・フィル定期演奏会に団員以外のドイツ人チェリストとしては戦後初のソリストとしてシューマンのチェロ協奏曲で登壇予定となっている。
 芸術監督サイモン・ラトルの強い要請で実現するベルリン・フィルとの共演は、ゲルハルトへの尋常ならざる期待と評価の証明であると同時に、その素晴らしき実力と才能が認められた証拠でもある。ちなみにシューマンのチェロ協奏曲は、現在ゲルハルトが最も重要で中心的レパートリーとして取り組んでいる作品。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト Vol.41
 フレデリック・カルクブレンナー(1785-1849):
  ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.61/
  ピアノ協奏曲第4番 変イ長調Op.127(*)
ハワード・シェリー(P)指揮
タスマニアso.
 (*)は世界初録音。大好評シリーズ第41集はフランスで栄華を極めたカルクブレンナーによる世界初録音を含む2曲。
 ドイツ系フランスのピアニストであり作曲家でもあったフレデリック・カルクブレンナーは、ハイドンの指導を受け、1810年末から10年間に渡って活躍したイギリスでは一流ピアニストとしての名声を獲得、プレイエルから絶賛を受けた。そして、続く1825年から1930年代までの約10年間はパリにて人気、実力とも絶頂を極め、様々な勲章を贈られるなどヨーロッパ最高のピアニストとして絶大な評価を受けることとなる。その後、ショパンやリスト、タールベルクといった新世代の名手たちの台頭によってカルクブレンナーの活躍は徐々に陰りを見せ始めるものの、その演奏と作品は19世紀ロマン派音楽に多大な足跡を残した。ちなみにショパンのピアノ協奏曲第1番はカルクブレンナーに捧げられている。今回の演奏もハワード・シェリー&タスマニアso.という強力コンビによるもの。
CDA-67536

[CD-R]
ルイス・モロー・ゴッツチョーク(1829-1869):
 ピアノ作品集 Vol.8

 Home,Sweet Home RO.117(Op.51)/軍歌 RO.48(Op.78)/
 ペンシヴ RO.196(Op.68)/
 Le Chant du martyr Grand caprice religieux RO.49/
 演奏会用ポルカ「彼女の眼」RO.235(Op.66)/
 カヴェリエのパストレッラ RO.190(Op.32)/
 演奏会用大ワルツ「光り輝く」RO.218(Op.72)/
 演奏会用練習曲「最後の恋」RO.73(Op.63)/
 ポルトガルの讃歌による演奏会用変奏曲 RO.290(Op.91)/
 La melancolie etude caracteristique
  d'apres F Godefroid RO.167/
 勝利の大幻想曲「エルサレム」RO.126(Op.13)
フィリップ・マーティン(P)
 経歴は不明な部分が多いものの、19世紀アメリカを代表する作曲家として知られているゴッツチョーク(ゴットシャルク)のピアノ作品集も遂に第8集まで到達。Hyperionは当初第8集でのシリーズ完結を予定していたが、十分ではないとのことで第9集のリリースを予定しているという。フィリップ・マーティンはこのシリーズですべての演奏を担当しているダブリン出身のピアニスト。現在はバーミンガム音楽院等でピアノと作曲の指導を行っている。
 #レーベルで廃盤となっており、CD-R製盤品でのお届けとなります(入荷までには少々時間がかかります)。
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ Vol.40
 アンリ・エルツ(1803-1888):
  ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.87/
  同第4番 ホ長調 Op.131/同第5番 へ短調Op.180
ハワード・シェリー(P)指揮
タスマニアso.
 19世紀フランスの作曲家エルツはヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして人気を得ていた、作曲と演奏の両面で実力を発揮してきた音楽家。また、パリ音楽院でピアノ科の教授をつとめるかたわら、ピアノ製作にも興味を示し自分で工場を建設、経営までしてしまったというのだから驚きである。
 ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第40集としてのリリースとなる今回は、同じくシリーズの第35集としてリリースされ好評を得た前作(CDA-67465)に続くエルツの第2巻となり、収録されている3曲はすべて世界初録音である。
 シェリー&タスマニア響のコンビは、既にエルツのピアノ協奏曲集第1巻やモシュレスのピアノ協奏曲集などで抜群のコンビネーションを披露している。
サン=サーンス:
 ピアノ三重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18/同第2番 ホ短調 Op.92
フロレスタン・トリオ
 ハフのピアノ協奏曲全集(CDA-67331/2)、ナッシュ・アンサンブルによる室内楽作品全集(CDA-67431/2)などリリースされているディスクがいずれも好セールスを記録しているハイペリオンのサン=サーンスの作品集。今回そのラインナップにフロレスタン・トリオの演奏によるピアノ三重奏曲集という強力なタイトルが加わることになった。
 イギリスの常設ピアノ・トリオの代表格として内外に広く認知されているフロレスタン・トリオ。既にハイペリオンからはベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集、ブラームス、シューマン、シューベルト、メンデルスゾーン、そしてフランス作品集と数多くのリリースを行っており、ハイペリオンを代表するピアノ・トリオとして高い評価と名声を誇る。
ピエール・ヴィレット(1926-1998):合唱作品集
 おお、聖なる饗宴よ Op.27/聖母の賛歌 Op.24/
 聞きたまえ主よ Op.45/Notre Pere d'Aix Op.75/
 穢れなく、罪なく Op.66/汝はペテロ Op.29(*)/
 ああ、何と甘美な Op.76/Salutation Angelique Op.20(*)/
 Strophes Polyphoniques Pour Le Veni Creator Op.28/
 天使の糧 Op.80/おお、救いのいけにえよ Op.21/
 アヴェ・ヴェルム Op.3/めでたし元后 Op.5/
 おお、なんと御身の愛すべきことよ Op.71/イエスの面影 Op.78/
 アドロ・テ Op.31/大いなる神秘 Op.53
スティーヴン・レイトン指揮
ホルスト・シンガーズ
ジェームズ・ヴィヴィアン(Org;*)
 20世紀フランスの作曲家ヴィレットによる15曲の無伴奏合唱曲と2曲のオルガン伴奏付き合唱曲を収録。グレゴリオ聖歌や宗教的内容を題材としたヴィレットの作品は、日本の合唱団にもコンサートやコンクールなどで演奏され親しまれている。
 ポリフォニーの指揮者としてお馴染みスティーブン・レイトンとイギリスのヴィルトゥオーソ・タレント集団ホルスト・シンガーズ。その歌声の素晴らしさはハイペリオンやヘリオスからリリースとなっているタイトルで実証済み。
アイヴズ:交響曲全集 Vol.2
 交響曲第1番/交響曲第4番/宵闇のセントラル・パーク
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.&cho.
SACDA-67540

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 Vol.1:CDA/SACDA-67525。現代音楽の実験に取り組み前衛的な作品を多数遺したアイヴズだが、さまざまなアメリカ民謡や民族音楽、カントリー・バンドの旋律を採り入れ、ロマン的な旋律に満ちた作品も書いたという点にはあまり触れられないことが多い。しかし、そんな「アイヴズ=前衛的で難解」という印象や先入観を一掃する見事なアルバムをハイペリオンが送り出す。
 ブラームスやドヴォルザーク、チャイコフスキーなど19世紀後半の作曲家たちの作品を思わせる「交響曲第1番&第2番」。マーラーからも注目され室内交響曲的な特色を持つ「交響曲第3番」。そしてストコフスキによって取り上げられた「交響曲第4番」をリットン&ダラス響が熱演。中でもライヴの「交響曲第2番」は白熱の圧倒的演奏で、圧巻のサウンドに度肝を抜かれること必至。ちなみに同一指揮者&オーケストラによる同種音盤は僅かで、一貫した演奏で作風の移り変わりを聴くことが出来る貴重なリリースとなる。
J.S.バッハ:
 無伴奏チェロ組曲 全曲
BWV.1007-1012/
 無伴奏チェロ組曲第1番〜プレリュード
  (3種の写譜による3種の演奏)
 [アンナ・マグダレーナの筆写譜/
  ヨハン・ペーター・ケルナーの筆写譜/
  ヨハン・クリストフ・ヴェストファル・
   コレクションの筆写譜]
カタルーニャ民謡/サリー・ビーミッシュ編曲:鳥の歌
スティーヴン・
 イッサーリス(Vc)
OCDA-67541/2

(2CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\5599(税抜\5333)
 録音:2005年12月4日-8日、2006年7月17日-19 日、以上ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。解説:スティーヴン・イッサーリス(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。「ミスター・ガット弦」、名手イッサーリス初のバッハ無伴奏。
 2005年にリリースされたブラームス以来となるイッサーリスの最新作は、遂に登場となるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲。多種多様なレパートリーで数多くのコンサートやレコーディングを行ってきたイッサーリスにとっても「バッハは究極の存在」だと言う。
 それはバッハの無伴奏組曲という偉大なる作品と対峙する覚悟、そして決して衰えることのない音楽への情熱が実現させた真の芸術と言えるだろう。響きや音色を重視してスチール弦ではなくガット弦を用い続けているため「ミスター・ガット弦」との異名を持つイッサーリス。単純なモダーン楽器の演奏でもなく、ピリオド楽器の演奏でもない新たなバッハの無伴奏チェロ組曲がここに姿を現すこととなる。
クラウドバースト〜エリック・ウィテカー(1970-):合唱作品集
 神よ、私はこの素晴らしい日に感謝します/我は花の中に自らを潜ませ/眠り/
 I will wade out/行け、美しいバラよ/ダヴィデが聞いたとき/希望、信仰、命、愛/
 クラウドバースト/君の手のユリとともに/この結婚 [This Marriage] /水の夜/
 少年と少女/彼女の聖なる魂が舞い上がる/ルクス・アルムクェ(黄金の光)
  スティーヴン・レイトン指揮ポリフォニー(cho.)
  ロバート・ミレット(打楽器) スティーヴン・ベターリッジ(P)
 録音:2005年1月3日-5日、テンプル教会、ロンドン。
 エリック・ウィテカーは「ラスベガスを食い尽くすゴジラ」、「ゴースト・トレイン」といった斬新な吹奏楽作品などで日本での知名度も非常に高いアメリカ人作曲家。「クラウドバースト」や「Water Night(水の夜)」を筆頭に合唱作品の地位も急上昇中で、彼の作品は全世界で35万部以上のセールスを記録しているという。
 歌うのはハイペリオンが誇る最強コンビ、レイトン&ポリフォニー。ペルトの合唱作品集「トリオディオン」では2003年度のハイペリオン・ワールド・セールスのトップを記録するなど、リリースされたタイトルはいずれも世界中で高い評価を受けている。ポリフォニーの演奏がウィテカーの合唱音楽のファースト・チョイスとなるのは間違いない。合唱ファン必聴。
ロマンティック・チェロ・コンチェルト Vol.1
 エルネ・ドホナーニ(1877-1960):協奏的小品 ニ長調 Op.12
 エネスコ:チェロと管弦楽のための協奏交響曲 変ロ短調 Op.8
 オイゲン・ダルベール(1864-1932):チェロ協奏曲 ハ長調 Op.20
アルバン・ゲルハルト(Vc)
カルロス・カルマー指揮
BBC スコティッシュso.
 ロング・セラーとして根強い人気を持つHyperionの「ロマンティック・コンチェルト」シリーズ。ピアノ、ヴァイオリンに続きチェロのシリーズがスタートする。期待の第1集には、ハンガリーの名匠ドホナーニ、ルーマニア音楽界を代表するエネスコ、グラスゴー出身のダルベールの3人による作品を収録。
 ドイツの若手チェロ奏者アルバン・ゲルハルトは、ソリストとしてのデビューがベルリン・フィルとの共演であったという脅威の経歴の持ち主。シカゴ響、ゲヴァントハウス管などの名門オーケストラとの共演も数多く、レコーディングも活発に行っている。2005年9月にはサンフランシスコ響、10月にはフィラデルフィア管との初共演も行い、多忙を極める期待のチェリスト。
コンスタント・ランバート(1905-1951):
 バレ楽「ロメオとジュリエット」
 エレジー風のブルース−フローレンス・ミルズの追憶に
 ピアノ協奏曲(ピアノ独奏、2つのトランペット、
  弦楽とティンパニによる;1924)
 序曲「バード・アクターズ」/懸賞試合
ジョナサン・プロウライト(P)
デイヴィッド・
 ロイド=ジョーンズ指揮
イングリッシュ・
 ノーザン・フィルハーモニア
 かのディアギレフとロシア・バレエ団によって初めて作品が上演されたイギリス人作曲家であるランバートの作品集。バレエ音楽の作曲家として人気の高かったランバート。中でも「ロメオとジュリエット」は代表作として名高い作品である。カップリングも、特殊な編成で演奏される1924年作曲の「ピアノ協奏曲」(1931年作曲のピアノ協奏曲はCDA-66754に収録)など魅力的。
ヨーク・ボーウェン(1884-1961):
 ヴィオラ協奏曲 ハ短調 Op.25(*)
セシル・フォーサイス(1870-1941):ヴィオラ協奏曲 ト短調
ローレンス・パワー(Va)
マーティン・ブラビンズ指揮
BBC スコティッシュso.
 ヨーク・ボーウェンとセシル・フォーサイスは共に19世紀後半から20世紀にかけて活躍したイギリス出身の作曲家。なかなか取り上げられることの少ないヴィオラ協奏曲の貴重なレパートリーを収録。(*)世界初録音。
 ローレンス・パワーはナッシュ・アンサンブル、レオポルド弦楽三重奏団のメンバーとして活動を行いながらソリストとして世界中のオーケストラと共演を行うなど新世代のヴィオラ奏者として高い評価を受けている。
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):
 ヴァイオリンと管弦楽のための
  「葬送協奏曲」(1959年版)/
 無伴奏ヴァイオリンのための組曲
  [第1番/第2番]/
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
  [第1番/第2番]
アリーナ・イブラギモワ(Vn)
ブリテン・シンフォニア
 芸術家の一家に生まれたハルトマンは、ナチス・ドイツの政権下で国内亡命を余儀なくされながらも作曲活動を続けた20世紀ドイツの作曲家。ナチスの台頭に激しい怒りと深い悲しみを覚えたハルトマンは、第2次世界大戦が勃発した1939年に「葬送協奏曲」を作曲した。
 ハイペリオンにとっても新たなレパートリーへの第1歩となるこのディスクにソリストとして起用されたのは、1985年ロシア生まれの若きヴァイオリン奏者アリーナ・イブラギモワ。才色兼備のアリーナ・イブラギモワはヨーロッパを中心に、ここ日本でも注目度が急上昇中。今後の動向から目が離せない新星がまた1人登場。
タリス生誕500年記念アルバム
 トマス・タリス(1505-1585頃):
  世の救い主なるイエスよ/誉れある神の御母よ/
  天使は優しい言葉で/マニフィカト/
  ヌンク・ディミティス/私にとっていかに/
  ぬぐいさって下さい、主よ/捨て去れ、不信心な者よ/
  さまざまな国の言葉で話した/
  聞いてください、お願いです/おお、光から生まれた光よ
アンドリュー・カーウッド指揮
カージナルズ・ミュージック
 カトリックとプロテスタントとの間で揺れ動いたイングランド、で長きに渡って宮廷音楽家として活躍した大作曲家タリス。これは、2005年がタリスの生誕500年に当るのを記念してHyperionが制作したCDである。
 カーウッド率いるカージナルズ・ミュージックは15年の歴史を持つ合唱グループ。これまでにASV、Gaudeamusから約20枚の録音のリリースを行うなど、実力派団体のひしめく合唱王国イギリスにおいてもその演奏は高く評価されている。今後Hyperionへはウィリアム・バードのラテン語による教会音楽作品集などの録音が予定されている。
喜びの天使たち〜愛、憧れと嘆きの音楽
 不詳(13世紀イングランド):捕虜たちの歌/イングランドの踊り
 ジョン・ベディンガム(?-1459/60頃):おお美しきバラよ
 ベルナルト・デ・ヴェンタドルン(1147頃-1470頃活躍):
  ひばりが羽ばたき
 ジャン・ヴァイヤン(1360頃-1390頃活躍):Par Maintes Foys
 ティエンヌ・ド・モー(13世紀活躍):Trop Est Mes Maris Jalos
 フランチェスコ・ランディーニ(1325頃-1397):麗しき美しさに
 ヨハネス・チコーニア(1335頃-1411):
  ペル・クゥエッラ・ストラーダ/ウナ・パンテラ
 ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474):
  気高く美しいお前/ああ死なんばかりの悲しみ/
  陽の輝きを装われた美しい処女マリアよ
 マッテオ・ダ・ペルージャ(?-1418頃):Le greignour bien
 不詳(スペイン、1300頃):4つのプランクトゥス
キャサリン・ボット(S)
パヴロ・ベズノシュク、
マーク・レヴィ(フィドル)
 デュファイら中世に活躍していた作曲家たちによる歌曲をソプラノとフィドルで演奏したアルバム。今回のレコーディング・プロジェクトはベズノシュクの家での昼食中に始まったという。
 キャサリン・ボットは中世、ルネサンス、バロック時代の作品に精通したスペシャリストとして活躍中のイギリスのソプラノ。ベズノシュク、レヴィはそれぞれバロック・ヴァイオリンとヴィオールの名手として高い評価を受けている。
アムランのブラームス、協奏曲第2番登場!
 ブラームス:
  ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83(*)/
  4つのピアノ小品Op.119(#)
マルク=アンドレ・アムラン(P)
アンドルー・リットン指揮(*)
ダラスso.(*)
OCDA-67550

(CD)
国内仕様盤
日本語解説書付
\2800(税抜\2667)
SACDA-67550

(HYBRID_SACD)
価格帯:S
 録音:2006年1月12日-15日、ユージン・マクダーモット・コンサート・ホール、ライヴ(*)/2006年2月11日、ポットン・ホール、サフォーク(#)。解説:カラム・マクドナルド(日本語訳:SOREL〔国内仕様盤のみ〕)。ブラームスのピアノ協奏曲第2番をアムランが弾く!!
 2006年の第1弾リリースとなったデュカス&ドゥコーのフレンチ・アルバム(CDA-67513)では、予想以上の凄まじい演奏を聴かせてくれた世界最強のスーパー・ヴィルトゥオーソ、マルク=アンドレ・アムラン。続いて世に送り出す最新作は、意外にも、ピアノ協奏曲の名作中の名作であるブラームスのピアノ協奏曲第2番。この作品はその壮大なスケールから「ピアノ付き交響曲」とも呼ばれるなど、ブラームスの代表作の一つとして人気が高い。これまでのアムランの録音からすると、今回の選曲は意外と言えなくも無いが、超絶技巧と研ぎ澄まされた音楽性を必要とするこの作品こそアムランに最も相応しいのではないだろうか。伴奏にはスティーヴン・ハフとのラフマニノフのピアノ協奏曲全集(CDA-67501)で実力を如何なく発揮したリットン&ダラスso.のコンビを起用、冒頭のホルン・ソロから引き込まれる演奏であることは想像に難くない。
 しかもアムランは2006年9月の来日時にこの協奏曲を演奏。まさに必聴盤と言えるだろう。
ハフ&タカーチSQのブラームス
 ブラームス:
  ピアノ五重奏曲 ヘ短調Op.34/
  弦楽四重奏曲第2番 イ短調Op.51-2<