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マイナー・レーベル
2022年6月新譜情報


・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。



輸入マイナー・レーベル




ACTE PREALABLE (波) 特記以外 1CDあたり¥2970(税抜¥2700)

 旧譜はこちらから
AP-0511
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[注目盤]
カーロイ・アクハージ(1855-1918):ピアノ作品集
 ハンガリーの夜会〔第1番/第4番/第5番〕/小さなラプソディ Op.12 No.1 /
 容易なラプソディ第4番/ハンガリー舞曲、作業歌 Op.11 No.3 /ノクターン Op.6 /
 熱狂 Op.8 /月光で Op.42 No.1 /おとぎ芝居 Op.42 No.3 /
 3つの小品 Op.33 〔前奏曲/ノクターン/ワルツ即興曲〕/
 前奏曲とフーガ Op.41 No.4 /ロマンス Op.29 No.1 /リート(ハイネによる) Op.16 No.7
  スワヴォミル・ドブジャンスキ(P)
 録音:2021年4月21日、マケイン・オーディトリアム(*以外) /2021年6月20日、全宗派チャペル(*)、すべてカンザス州立大学、マンハッタン、カンザス州、 US 。
 カーロイ・アクハージ〔アグハージ〕は後期ロマン派ハンガリーの作曲家・ピアニスト。ウィーンでブルックナー他に、ブダペストでリスト他に師事。1878年パリに移住し、ヴァイオリニストのイェネー・フバイ(1858-1937)とのデュオで演奏活動を展開。1883年ベルリンに本拠を移し教職に就いた後、1889年ハンガリーに帰国、ブダペスト音楽院教授を務めた。作曲家としてはオペラの他、室内楽曲、ピアノ曲を多く書いた。
AP-0512
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[注目盤]
カロル・コンツキ(1815-1867):室内楽作品集
 弦楽四重奏曲〔第1番 ニ長調 (1862) /第2番 ハ短調 (1862) 〕/
 弦楽五重奏曲 ト短調 Op.26 (1856) (*)
  トノSQ [アクニェシュカ・サヴィツカ(Vn1) グジェゴシュ・ヴィテク(Vn2)
       ベアタ・ラシェフスカ(Va)  ウーカシュ・トゥジェシュ(Vc)]

  アレクサンデル・マザネク(Cb;*)
 録音:2021年1月31日、シロンスク・フィルハーモニー、シロンスク(*以外) /2021年6月28日、聖ヤン教会、ミクルフ、(*)、すべてポーランド。
 アントニ・コンツキ〔コントスキ〕はクラクフの音楽一家に生まれたポーランドのピアニスト・作曲家。幼時よりピアノの才能を発揮し国内外で演奏。モスクワでジョン・フィールド(1782-1837)に作曲とピアノを、ウィーンでジーモン・ゼヒター(1788-1867)に作曲、ジギスモント・タールベルク(1812-1871)にピアノを師事。ヴィトゥオーゾ・ピアニストとして国際的に活躍し、晩年にはアメリカ合衆国西海岸や極東・日本を含むツアーも敢行した。彼の作品の多くは演奏に高度な技巧を要するピアノ曲で、室内楽作品が演奏されることは極めて稀。
フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928):オルガン作品集 Vol.2
 パストラーレ=オフェルトリウム(1883) /オルガン曲集第2巻 Op.33 (1890-91)
  〔第1集「演奏会用幻想曲」/第2集「ソナタ第2番」/
   第3集「あるコラールによる変奏曲/アンダンティーノ」/第4集「パストラーレ/結婚行進曲」/
   第5集「交響的詩曲第1番 クリスマス/交響的詩曲第2番 聖金曜日/祝婚歌」/第6集「エレジー/荘厳行進曲」〕/
 6つのヴァーセット(1884) /トッカータ 変イ長調 (1883)

 スタニスワフ・マリイェフスキ(Org)
 録音:2021年2月25日-26日、5月20日-21日、福音記者聖ヨハネ&洗礼者聖ヨハネ大聖堂、ルブリン、ポーランド|使用楽器: Homan & Jezierski 、1935年製。
 フェルナン・ド・ラ・トンベルはフランスのパリに生まれたオルガン奏者・作曲家。アレクサンドル・ギルマン、テオドール・デュボワに師事。1986年から1904年までスコラ・カントールムの初代和声法教師を務め、ブランシュ・セルヴァ、デオダ・ド・セヴラックらを輩出した。
AP-0519
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[注目盤]
ルネ・ド・ボワデッフル(1838-1906):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.3
 ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第1番 Op.12 (1872) (+) /
 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための3つの四重奏曲 Op.64 (1898) (*)
  〔エコー=メディテーション/エレジー/セレナード〕/

 ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 Op.23 (1892) 〔ロマンス/カンツォネッタ〕/
 ヴァイオリンとピアノ伴奏のためのメロディ Op.6 (1868) /
 ヴァイオリンとピアノのためのカンツォネッタ Op.39 No.8 (1904)
バンジャマン・ゴダール(1849-1895) /ルネ・ド・ボワデッフル編曲:
 マズルカ第2番 (Op.54) (ヴァイオリンとピアノ伴奏のための版) (1887)
 アンジェイ・カツプシャク(Vn) アンナ・ミコロン(P)
 クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(Va;*) アダム・ガルネツキ(Vc;*)
 録音:2020年10月13日(+)、2021年7月8日-9日(+以外)、グダンスク音楽アカデミー、グダンスク、ポーランド。
あなたが愛してくれるなら〜ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):歌曲集
 優しい女/野ばら/不確かなこと/乙女の夢/ジヴィアの歌(歌劇「古代の物語」から)/私の歌が飛んで行く/金魚/
 最後のばらが枯れたとき/涙が流れた/私の歌が飛翔する/3つの歌 Op.19から〔第2番 つばめ/第3番 涙〕/
 ソンチから来るヤシェクのこと/私の運命 /牧草地や畑から/子供がパイプを持って歩いていた/願い/歌が戻って来る/
 鳥が木にとまる/パイプの上で/非神曲から/白樺/舟歌(2声) (*) /おやすみなさい(3声) (+)

 カタジナ・ドンダルスカ(S) ピオトル・クシェヴィチ(T;*)
 トマシュ・クシシカ(T;*/+) ミハウ・ランドフスキ(P)
 録音:2021年6月4日-5日、7月15日-17日、シュチェチン芸術アカデミー(ポモジェ宮殿内)、シュチェチン、ポーランド。
カジミェシュ・プシェルヴァ=テトマイェルの詩による歌曲集
 ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):幻滅/蒼白のばら/私は彼女を見る
 ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909):黄葉/私は覚えている、静かで明るい黄金の日々を/もっと私に話しかけて
 カロル・シマノフスキ(1882-1937):私はときどき夢見心地で/私はあなたの声を聞いたと思った・・・ /巡礼者
 ヘンリク・オピェンスキ(1870-1942):私の魂の音楽/私は覚えている、静かで明るい黄金の日々を/私は彼女を見る
 ヤン・スクシドレフキ(1867-1943):
  そしてそんな神々しさがあなたを取り囲んでいる/私はあなたを愛している/静まれ、大地よ
 ラウル・コチャルスキ(1885-1948):
  幻滅 Op.68 No.8 /もっと私に話しかけて Op.68 No.10 /あなたは私の魂の翼の上に Op.69 No.8
 ヴィトルト・フリーマン(1889-1977):素敵な目/五月の夜/たったひとつの夢がある Op.51 No.4
 フランティシェク・マクラキェヴィチ(1915-1939):私はあなたを愛している/願い/幻滅

 マウゴジャタ・トロヤノフスカ(S) ロベルト・マラト(P)
 録音:2021年4月、ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー・コンサートホール、ポドラシェ、ポーランド。
 カジミェシュ・プシェルヴァ=テトマイェル(1865-1940)はポーランド南部タトラ地方に生まれた詩人・小説家・劇作家。「若きポーランド」時を代表する一人で「タトラの詩人」とも称された。
AP-0523
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[注目盤]
イグナツィ・フリードマン(1882-1948):歌曲全集
 3つの歌 Op.1 〔なぜ今、私にはできないのか/私の歌が飛翔する/松〕/クラコヴャク Op.3 /
 3つの歌 Op.4 〔私たちの間には何もない/花また花 /私の歌が飛んで行く〕/
 3つの歌 Op.5 〔池のほとりで乙女が歌う(*) /羊飼いの歌/子供の歌〕/
 2つの歌 Op.17 (*) 〔早婚/ハンナ〕/2つの歌 Op.23 〔気分/私は涙を流した〕/
 2つの歌 Op.25 (*) 〔春の朝/高麗うぐいすのように/牧草地や畑から・・・〕/
 3つの歌 Op.35 〔路上で/黄樺の葉 /トルバドゥールの歌〕/
 5つの歌 Op.41 〔警告/お前は無駄に野に吹きつけている/さざめく木立/三艘の舟/幻滅〕/
 4つの歌 Op.55 〔強盗の行進/私の歌は死んでしまった/ロザリオ/悲しい〕/
 4つの詩(1905) 〔前奏曲/ああ、来ておくれ/「カジミェシュ大王」からの抜粋/天国のような奇妙な夢の中で〕/
 3つの歌(1910) 〔露の後に/幻滅 /前奏曲〕/民謡 (1917)

 シェン・アジャージュ(S;*) シモン・ホイナツキ(B−Br;*以外)
 ヤクプ・トホジェフスキ(P)
 録音:2021年8月11日-13日、コロセウム・フェストザール、リューベック、ドイツ。
 ユダヤ系ポーランドの名ピアニスト、イグナツィ・フリードマン。作曲家として少なからぬ数のピアノの小品を発表したが、歌曲は当盤に収録されたものがすべてで、聴ける機会は極めて稀。
アルトゥル・チェシラク(1968-):オラトリオ「独立」
   (ソプラノ、テノール、バスバリトン、朗読、混声合唱と室内管弦楽のための)
(2018/21)
 ヨアンナ・ティルコフスカ=ドロジ(S) トマシュ・クシシツァ(T)
 ヤヌシュ・レヴァンドフスキ(B−Br) グジェゴシュ・ペルティス(朗読)
 バルバラ・ハレツ合唱指揮シュチェチン芸術アカデミー室内cho.
 ノルベルト・トフルチンスキ指揮シュチェチン芸術アカデミー器楽アンサンブル
 録音:2021年6月22日-24日、シュチェチン芸術アカデミー、シュチェチン、ポーランド。
 2018年のポーランド独立100周年祝賀のために書かれたオラトリオ。ポーランドのシュチェチンに生まれたアルトゥル・チェシラクはレギナ・スメンジャンカ(1924-2011)、イェジ・ロマニュク(1943-) 門下のピアニストだったが、1990年代に作曲家へ転向した。
アンジェイ・モズガワ(1975-):
 突撃(無伴奏混声合唱のための)/ベム将軍追悼ラプソディー(無伴奏混声合唱のための)/
 呪われた Kwatera Ł のためのカンタータ(混声合唱と室内管弦楽のための) (*)

  カタジナ・ソバス指揮 ジェシュフ大学アカデミーcho.、プシェミスル室内o.(*)
 録音:2021年4月24日-25日、7月18日、ストシジュフ初等音楽学校コンサートホール、ストシジュフ、ポーランド。
 アンジェイ・モズガワはポーランドの作曲家・指揮者・音楽教育者。 Kwatera Ł [Kwatera na Łączce/クワテラ・ナ・ウォンチツェ] は1945年から1956年にかけてポーランド共産主義政権により殺された被害者たちが埋葬されたワルシャワ軍事墓地内の一区画のこと。
AP-0532
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[注目盤]
ルネ・ド・ボワデッフル(1838-1906):ピアノのための作品全集
 ピアノ四手連弾のための組曲 Op.44 (*) 〔舞曲形式の前奏曲/バレエのエール/オリエンタル/ワルツ〕/
 2台のピアノのためのスケルツォ=セレナーデ Op.9 (*) /
 無言歌集 Op.1 /無言歌集 Op.2 /2つの小品 Op.7 〔ロマンス/セレナード〕/
 12の小品 Op.38 から
  〔第6番 ヴィラネル/第7番 スケルツェット/第8番 カンツォネッタ/第10番 ピエレット - バレエの情景〕/

 小川のほとりで(ピアノとオルガンのための) Op.52 (+)
  アンナ・ミコロン(P) ラファウ・レヴァンドフスキ(P;*)
  スタニスワフ・マリイェフスキ(Org;+)
 録音:2021年4月1日(*)、11月17日(無印)、12月1日(+)

CAvi−MUSIC (独) 1枚あたり¥3300(税抜¥3000)

 2020年から国内代理店変更。これまで品番は "4260085-5xxxxx" という表記でしたが、新代理店は頭五桁の "42600" (ほぼ全アイテムで同一)と末尾一桁をカットしてハイフンを省き "855xxxx" という形式(本体に記載されているもの)で管理しており、当店もそれに倣います(例: 4260085-534746 → 8553474 )。# "855xxxx" 形式の品番表記(従来の形式では 4260085-5xxxxx )は、NAXOS レーベルにほぼ同じ品番のもの(2桁目にピリオドが入るかどうか)がありますので、ご注意下さい。旧譜はこちらから
クリスマス・ソングス
 伝承曲:高く戸を上げよ/船がやってくる/羊を見守っている/マリアは茨の森を歩み/世界に告げよ/ Ein Kind geborn /
    Es wird scho glei dumpa /馬槽のかたえにわれは立ちて/ベツレヘムに生まれたもう /来たれ羊飼いたち /鳥の歌
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン: Frondens / マルティン・ルター:高き天より我は来たれり
 ジョセフ・モール(1792-1848):きよしこの夜 / ヘンデル/ベートーヴェン:よろこべやたたえよや
 アドルフ・アダン(1803-1856):さやかに星はきらめき / 伝承曲:3人の王の行列

 ヴィオロンチェッロ・ア・ドゥ[ウタ・シュリヒティヒ(Vc) ビルギット・ハイネマン(Vc/Vo)]
 ヴィンセント・ティンバ(G/ジャンベ/Cb/スレイベル)
 録音:2021年3月、ドイツ。これまでのアルバムでものクラシック以外の幅広いジャンルの中から選曲し、私たちの耳を楽しませてくれたチェロ二重奏「ヴィオロンチェッロ・ア・ドゥ」からのクリスマス・プレゼント!2020年のクリスマス、ドイツはロックダウン中で歌うことも許されなかったとのことで、クリスマス・アルバムの構想が生まれたということ。人間の声に近い楽器といわれるチェロが、クリスマスの夜に寄り添うように響く。ヴィオロンチェッロ・ア・ドゥの二人は、デュオ活動の他にもソリストや、ケルン弦楽六重奏団のメンバーとしても活動している。
リスト:歌曲集 Vol.2
 5つの歌曲〔 S.278b / S.297b / S.306b / S.279c / S.280c 〕/4つの後期歌曲 S.331-334 /
 7つの歌曲(後期版|1849-60出版)〔 S.287b / S.272b / S.290b / S.311b / S.289b / S.309b / S.273b 〕/
 3つの後期歌曲 S.336-338

 コンスタンティン・クリンメル(Br) ダニエル・ハイデ(P)
 録音:2020年12月、マルクス・ジティクス・ホール、ホーエネムス、オーストリア。アンドレ・シュエンとダニエル・ハイデによって録音された第1集 (8553472) の続編。ヘルムート・ドイチュ歌曲国際コンクール第1位の若手バリトン歌手、コンスタンティン・クリンメルが歌うリストの歌曲集!出版されているものが少なく、遺品やオークションで発見されることも多いリストの歌曲。独自の世界へと進んでいった後期の作を含む珍しい作品を丁寧に集め録音している。
アレクサンダー・ガジェヴ〜プロコフィエフ、A.&N.チェレプニン:ピアノ作品集
 プロコフィエフ:風刺〔サルカズム〕 Op.17 /束の間の幻影 Op.22
 アレクサンドル・チェレプニン:
  ピアノのための8つの小品 Op.88 /12の前奏曲 Op.85 より〔第1曲 アダージョ/第9曲 アレグロ〕/
  4つのノスタルジックな前奏曲 Op.23
 ニコライ・チェレプニン:プーシキン「漁師と魚の物語」への6つの音楽的イラストレーション Op.41

 アレクサンダー・ガジェヴ(P)
 録音:2021年2月、ヴァイマール、ドイツ。イタリア/スロベニアの新星、アレクサンダー・ガジェヴは、2015年に浜松国際ピアノ・コンクールで優勝&聴衆賞受賞を果たしており日本での根強いファンも多い他、2018年モンテカルロのワールド・ピアノ・マスターズと2021年シドニー国際ピアノ・コンクールでも優勝。そして、かつてないほどの大きな盛り上がりを見せた2021年第18回ショパン国際ピアノ・コンクールでは、堂々の第2位+「最優秀ソナタ賞(クリスティアン・ツィメルマン賞)」を獲得し大ブレイク中のピアニスト。 BBCラジオ3の新世代アーティスト2019-2022にも選ばれているガジェヴが、英BBCラジオ3とドイチュラントラジオ・クルトゥーア(ドイツ公共放送の文化プログラム)の共同プロデュースによってレコーディングした最新アルバムが、ドイツのC'Avi-musicより登場!プロコフィエフのピアノ小品集「風刺」と「束の間の幻影」に、プロコフィエフの師でもあるニコライ・チェレプニン(1873-1945)とその息子アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)のピアノ小品集をカップリングするという極めて意欲的なプログラムに挑戦。A. チェレプニンはロシアで生まれ学び、ジョージア経由でパリへ亡命し(ラヴェルやフランス6人組とも交流)、日本や中国を含むアジアを旅し(日本での教育者としての功績もあり、夫人は中国人)、戦後はアメリカへ渡り国際的に活動した。彼の作品からは初期から後期までの3つのサイクル(1つは抜粋)が選ばれており、プロコフィエフの影響から、東洋文化、フランスの色彩、グレゴリオ聖歌、ジョージアの民族音楽など、様々な要素が取り入れられ、自身の音楽的表現に変換されている。プロコフィエフの日記に「オーケストラについてはリムスキー=コルサコフよりもチェレプニンから学んだ」と書かれ、サンクトペテルブルク音楽院で指揮の教師やロシア・バレエ団(バレエ・リュス)の指揮者としても活躍したN. チェレプニンの作品からは、プーシュキンの童話「漁師と魚の物語」(「金のさかな」のタイトルや、グリム童話版「漁師とおかみさん」としても知られるおとぎ話)に基づく音楽物語を選び、欲張りな漁師の妻がエスカレートして最後は元の木阿弥になってしまうという象徴的な作品でアルバムの最後を締めている。残酷で皮肉に満ちた「風刺」と、幻想的で神秘的な「束の間の幻影」とあわせ、アレクサンダー・ガジェヴの才気煥発なピアニズム、ショパンとは違った奥深い内面を感じさせるアルバムとなることだろう。
ヒンデミット、プーランク、バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集
 ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ Op.11 No.1 (1935)
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ(1942/43) / バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1921)

 エリアス・ダヴィッド・モンカド(Vn) ハンスヤーコプ・ステームラー(P)
 録音:2021年5月、ミュンヘン、ドイツ。2021年のヴァルセージア国際音楽コンクール(ヴァイオリン部門)とウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を受賞した期待の若きヴァイオリニスト、エリアス・ダヴィッド・モンカドのデビュー・アルバム!「アーティストとして、作曲家たちが全体主義体制や迫害、抵抗、亡命などの時事問題にどう対処したかを観察するのはとても興味深い」と語るモンカドは、「歴史の中で最もスリリングでドラスティックな時代」である20世紀に焦点を当て、デビュー盤としては少々ハードともいえるヒンデミット、プーランク、バルトークの3作品を取り上げ、見事な演奏・解釈を繰り広げている。『プーランクのソナタには、隠された情熱、厳しい残忍性、圧倒的な苦痛が感じられる。ヒンデミットのソナタでは、物悲しさ、舞踏的、そして英雄的な要素が対比され、並置されている。バルトークの音色は信じられないほど精巧で、作品全体に苦悩のムードが漂っている』(エリアス・ダヴィッド・モンカド)
クララ&ローベルト・シューマン
 クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.22
 ローベルト・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105 /
             ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.94 /
 ディートリヒ、R.シューマン、ブラームス共作:ヴァイオリンとピアノのための「 F. A. E. ソナタ」
 ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865):「夏の名残のばら」による変奏曲

 ソフィー・ワン(Vn) フロリアン・グレムザー(P)
 録音:2019年3月、 b-sharp スタジオ、ベルリン。10歳でのバーデン=バーデン音楽祭へのデビュー以来、国際的な注目を集める若手ヴァイオリニスト、ソフィー・ワンが、シューマンに傾倒するドイツ生まれのピアニスト、フロリアン・グレムザーとの共演で奏でるシューマン夫妻の作品集。ソフィー・ワンは1999年台湾出身。ライナー・クスマウル、イゴール・オジム、ボリス・クシュニールの下で学び、ハンス・アイスラー音楽大学にてニン・フェンに師事した。台湾の主要なコンサートホールに登場しているほか、ドイツでも数々のオーケストラや音楽祭に定期的に招待されており、2016年にはラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン・ハイムバッハ室内音楽祭にもデビューするなど着実にその名声を高めている。今回選曲されたのはローベルト・シューマンがクララ・シューマンへのクリスマス・プレゼントとして贈った「3つのロマンス」、またそれをきっかけとして今度はクララ・シューマンがブラームスへのクリスマス・プレゼントとして贈ったといわれる「3つのロマンス」、クララ・シューマンがヨーゼフ・ヨアヒムと何度も演奏したローベルト・シューマンの「ヴァイオリン・ソナタ第1番、ローベルト・シューマンがアルベルト・ディートリヒ、ブラームスと共に作曲した「F. A. E. ソナタ」など、シューマン夫妻がデュッセルドルフに滞在していた1849年から1854年にかけて生まれた物。夫妻がアルベルト・ディートリヒ、ブラームス、ヨーゼフ・ヨアヒムらの友人たちと絶えず交流しお互いを刺激し合っていた時期に作曲された、親密で充実した作品の数々。
8553233
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(2CD)
J.S.バッハ
 平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV.870-893
ルカ・グリエルミ(Fp)
 録音:2017年5月、モンテ・カルメロ聖母教会、イタリア|使用楽器:ケアスティン・シュバルツ複製、ゴットフリート・ジルバーマン 1749年モデル。1977年トリノ生まれの指揮者、作曲家、そして鍵盤楽器奏者と多才な音楽家であるルカ・グリエルミによるJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集第2巻」。グリエルミはチェンバロをトン・コープマンやパトリツィア・マリサルディに師事し、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレでのオルガンなど、アンサンブルのメンバーとしても活躍している。またジョルディ・サバールとの関係も深く20年に渡り共演を繰り返している。「第1巻」(8553232)のレコーディング時には、バルセロナ音楽博物館に所蔵されているクリスティアン・ツェル製作のオリジナル・チェンバロ(1737年ハンブルク)を使用していたが、今回はニュルンベルクのドイツ国立博物館に所蔵されている1749年ゴットフリート・ジルバーマン製作のフォルテピアノをケアスティン・シュバルツが複製した楽器が使用された。バッハも使用したジルバーマンのフォルテピアノの音色でお楽しみ頂きたい。
イン・サーチ・オヴ〜4手または2台のピアノのための作品集
 ドヴォルジャーク:スラブ舞曲集 Op.72 より〔 No.1 ロ長調/ No.2 ホ短調/ No.5 変ロ短調/ No.7 ハ長調〕/
 ブラームス:ハンガリー舞曲集 WoO.1 より
  〔 No.2 ニ短調 / No.11 ニ短調/ No.4 ヘ短調/ No.6 嬰ニ長調 / No.1 ト短調〕  チャイコフスキー/ニコラス・エコノム編曲:組曲「くるみ割り人形」 Op.71a (2台ピアノ版)
 オウスハン・バルジ:4手ピアノのための「螺旋」(世界初録音)

 ギュルル・エンサリ、ヘルベルト・シュフ(P)
 録音:2021年3月-4月、シュトゥットガルト南西ドイツ放送局放送スタジオ、ドイツ。トルコに生まれたギュルル・エンサリと、ルーマニアに生まれたヘルベルト・シュフによる夫婦ピアノ・デュオ。二人の生まれた国やルーツに違いはあるが、お互いの子供時代の思い出に共通点を見出すことが出来た。その共通点が今回のアルバムのプログラム構成のきっかけとなった。ハンガリーの隣国ルーマニアで育ったシュフは、直接ハンガリーとのつながりはないものの、幼少期より身近に感じていたといい、自宅で流れていたのもハンガリーの音楽だった。一方イスタンブールで育ったエンサリは、西洋音楽の影響を幼い頃から受けており、自宅ではブラームス、ドヴォルジャーク、チャイコフスキーなどの音楽に囲まれて育ちました。そのような二人の思い出を、コロナ禍にじっくりと練られて録音された今作。最後にエンサリのルーツであるトルコの作曲家オウスハン・バルジから二人に捧げられた作品を含めて、夫婦デュオならではの息の合った演奏を聞かせる。
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.4
 〔第4番 ハ長調 K.157 /第6番 変ロ長調 K.159 /
  第7番 変ホ長調 K.160 /第19番 ハ長調 K.465 「不協和音」 〕

 アルミーダSQ
 録音:2020年3月、2021年3月、ベルリン、ドイツ。アルミーダ弦楽四重奏団は2012年にミュンヘンの国際ARDコンクールで1等賞と聴衆賞更に6つの賞を受賞しカルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせた。2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれている。また前作の Vol.3(8553032)は、BBCミュージック・マガジンで「Instrumental Choice」に選ばれ高い評価を得ている。その続編となる今作でもモーツァルトの作品を徹底的に吟味し探求する姿勢は全く変わっていない。彼らが弾くとモーツァルトの作品はより新鮮さと刺激に溢れた物になり、これらの作品の新たな魅力を伝えてくれる演奏になっている。
フォークト親子〜シューマン& R.シュトラウス:メロドラマ集
 シューマン:2つのバラード Op.122 (*) 〔荒野の少年のバラード Op.122 No.1 /亡命者 Op.122 No.2 〕
 R.シュトラウス:メロドラマ「イノック・アーデン」 Op.38 (#)

 イザベル・フォークト(朗読) ラルス・フォークト(P)
 録音:2018年6月17日、ハイムバッハ(*) /2020年6月27日、ベルリン(#)、すべてドイツ、ライヴ。1970年ドイツ生まれ、1990年のリーズ国際ピアノ・コンクールで第2位に入賞し、シュパヌンゲン音楽祭の主催者としても活躍するドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークト。ラルス・フォークトが、演劇やナレーションの世界でプロフェッショナルに活動する娘のイザベル・フォークトと共演し、シューマンとR.シュトラウスのメロドラマ(ピアノ伴奏付きの朗読)集を演奏したライヴ(シュパヌンゲン音楽祭2018& 2020)の録音がリリース。2020年のシュパヌンゲン音楽祭は、COVID-19パンデミックのため無観客の「ゴースト・フェスティヴァル」として開催されている。イザベル・フォークトは2002年ベルリン生まれ、4歳の頃から演劇と朗読に携わり、2013年からベルリンのゴールドニー演劇学校に通い、現在はそこで教えている。ドイツで数多くの劇場公演に参加し、SkyとAmazon Primeが製作したテレビ・シリーズにも出演。また、ドイチュラント・ラジオのラジオ番組にはナレーターとして出演している。父親の影響など音楽的背景から、朗読と音楽とのメロドラマ・プログラムにも特別な関心を持っており、ラルス・フォークトによるエモーショナルなピアノに乗せて、シリアスな雰囲気の多いこれらのメロドラマを表情豊かに朗読している。音楽が単なるBGMではなく、テキストと結びついて相互作用で影響を与え合うメロドラマの不思議で魅力的な世界をご堪能頂きたい。
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ルール・ピアノ・フェスティヴァル Vol.40 〜ライヴ・レコーディングス 2021
 スクリャービン:24の前奏曲 Op.11 [エヴァ・ゲヴォルギヤン(P)]
 ラフマニノフ:前奏曲 Op.23 より Nos.6, 5, 3, 4 /コレッリの主題による変奏曲 Op.47 [ロマン・ボリソフ(P)]
 ラフマニノフ:リラの花 Op.21 No.5 /ムソルグスキー「ソローチンツィの定期市」〜ホパーク
 リャードフ:舟歌 Op.44 /オルゴール Op.32 / ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
 クララ・シューマン:ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20 [パラヴィ・マヒダラ(P)]
 キット・アームストロング(1992-):ピアノ三重奏曲「むきになって」(アルフレート・ブレンデル
    90歳の誕生日のために|ルール・ピアノ・フェスティヴァル委嘱|世界初録音)
  [キット・アームストロング(P) アンドレイ・ビエロフ(Vn) エイドリアン・ブレンデル(Vc)]
 「ジャズライン」[ア・ブー(P)]
   ア・ブー:プレリュード/インプロヴィゼーション〔1/2/3〕/ボッサ ト長調/バラード ホ長調/アリア
   カプースチン:夜明け Op.26 / フランク・チャーチル:いつか王子様が / 中村健吾:ララバイ
   ファッツ・ウォーラー:浮気はやめた / キース・ジャレット:ペイント・マイ・ハート・レッド
 録音:2021年9月-10月、ライヴ。ドイツ、ルール地方各地で毎年行われているドイツ最大級の音楽祭の一つ、ルール・ピアノ・フェスティヴァル。アルゲリッチやラン・ラン、ツィメルマン、キーシン等超豪華ピアニストが世界中から集まる他、有望な若き逸材が多数参加することでも知られている。C'Avi-musicがリリースしてきたライヴ録音シリーズ第40弾には、2021年10月に行われた第18回ショパン国際ピアノ・コンクールでもファイナリストとなり、17歳とは思えない程の高い安定感と深い音楽性で話題となったロシア/アルメニアの才女、エヴァ・ゲヴォルギヤン(ルール・ピアノ・フェスティヴァル2020のスカラーシップ保持者)が参加!その他、2002年生まれのロマン・ボリソフ(ロシア)、1988年生まれのパラヴィ・マヒダラ(インド/アメリカ)など若きタレントたちのライヴを収録。また、作曲家としても活動するキット・アームストロング(1992年アメリカ生まれ)はアルフレート・ブレンデルの90歳を記念して書いた自作のピアノ三重奏曲を息子エイドリアン・ブレンデルらとの共演で演奏。さらにCD3には、1999年北京生まれのジャズ・ピアニスト、ア・ブー(A;Bu /ルール・ピアノ・フェスティヴァル2019のスカラーシップ保持者)が、自作と即興、そしてジャズ・スタンダード・ナンバーやジャズ・テイストなクラシカル作品であるカプースチンなど組み合わせた素敵なジャジー・プログラムを披露する。
モーツァルト:ピアノと木管五重奏のための編曲集
 モーツァルト/ウルフ=グイド・シェーファー編曲:
  歌劇「劇場支配人」序曲 K.486 (木管五重奏版)/
  ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453 (ピアノと木管五重奏版)/
  交響曲第26番 変ホ長調 K.184(木管五重奏版)
 モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
  マルクス・ベッカー(P) マーロット木管五重奏団
   [ステファニー・ヴィンカー(Fl) シビル・マーニ(Hr) クリスティアン・ヴェッツェル(Ob)
    フォルカー・テスマン(Fg) ウルフ=グイド・シェーファー(Cl)]
 録音:2021年3月-4月、ドイツ。前作(8553110)では「ベートーヴェンのピアノ協奏曲"第0番"」のアレンジで話題を呼んだ、マルクス・ベッカーとマーロット木管五重奏団による新録音。モーツァルトの交響曲と序曲を木管五重奏版に、ピアノ協奏曲をピアノと木管五重奏版に編曲するという、非常に興味を掻き立てられるアレンジ集。元々無駄のないモーツァルトの音楽が、マーロット木管五重奏団のクラリネット奏者であり様々な木管アンサンブルへのアレンジ作品でも知られるウルフ=グイド・シェーファーによる見事な編曲で、また違った魅力を引き出されている。華麗なモーツァルトのサウンドが、より気品あふれるエレガントな音楽として演奏され、とはいえ華美になりすぎずにモーツァルトの音楽の本質を伝えているのは、マーロット木管五重奏団の鋭い洞察力と確かな技術によるものだと言えるだろう。ピアノはドイツ音楽の鬼才、マルクス・ベッカー。数々のレーベルからリリースされているそのCDは、ドイツの「ECHO Klassik賞」や「ドイツ批評家賞」、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」などを受賞し、高い評価を得ている。特にレーガー作品が有名だが、今回のモーツァルトでもその実力をいかんなく発揮し、マーロット木管五重奏団と見事なアンサンブルを聴かせている。マーロット木管五重奏団は1986年に設立されて以来、世界をリードする室内アンサンブルのひとつとして活動を続けている。フルートのステファニー・ヴィンカーは、2014年までライプツィヒ・ゲヴァントハウスo. の首席奏者として活躍した他、その他のメンバーもオーケストラ奏者としての活動、そして現在では教育者としても活躍している。
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
 イブ・ハウスマン(Cl) アマティス・トリオ
  [レア・ハウスマン(Vn) サミュエル・シェパード(Vc) メンジー・ハン(P)]
 録音:2018年4月、SWRスタジオ、カイザースラウテルン、ドイツ。クラリネット奏者のイブ・ハウスマンは、エヴァルト・コッホとメナヘム・プレスラーに師事し、ジェルジュ・クルターグの影響を強く受けている。20歳でライプツィヒ放送so. の首席クラリネット奏者、22歳でベルリン国立歌劇場の首席クラリネット奏者になった。ソリストとして演奏する一方で、ジャズ・ピアニストのミヒャエル・ヴォルニーと共演、様々なジャンルで活躍している。アマティス・トリオ(アマティス三重奏団)は、ドイツのヴァイオリニストレア・ハウスマン、イギリスのチェリストサミュエル・シェパード、オランダ/中国のピアニストメンジー・ハンによって2014年にアムステルダムで結成。2016-2018のBBCの新世代アーティスト、2018/2019のECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール機構)のライジング・アーティストに選ばれ、2019年夏にはBBCプロムス・デビューも果たしている。2020年にはC'Aviレーベルからデビュー・アルバム(8553477)をリリースしている。
R.シュトラウス:歌曲集
 献呈 Op.10 No.1 /見つけたもの Op.56 No.1 /出会い WoO.72 /ひそやかな誘い Op.27 No.3 /
 バラのリボン Op.36 No.1 /目覚めたバラ WoO.66 /幸せがいっぱい Op.37 No.1 /赤いバラ WoO.76 /
 したしき幻影 Op.48 No.1 /夜に Op.10 No.3 /セレナード Op.17 No.2 /たそがれの夢 Op.29 No.1 /
 明日の朝 Op.27 No.4 /ダリア Op.10 No.4 /もの言わぬものたち Op.10 No.6 /ツェツィーリエ Op.27 No.2 /
 ぼくの頭を君の黒髪で覆い Op.19 No.2 /森の幸せ Op.49 No.1 /冬の霊感 Op.48 No.4 /
 万霊節 Op.10 No.8 /わが魂よ /憩え Op.27 No.1 /解き放たれた心 Op.34 No.4

 サラ・ヴェゲナー(S) ゲッツ・ペイヤー(P)
 録音:2020年11月。サラ・ヴェゲナーは古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇るソプラノ歌手。これまでにケント・ナガノやキリル・ペトレンコなどとたびたび共演をし、高い評価を受けている。これまでにもC'Aviからゲッツ・ペイヤーとCDをリリースしており今回も息の合った演奏で、パワフルでありながら、色彩豊かな歌声を披露している。
フランス6人組〜ありがとう、そしてさようなら、クロード
 サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167 (1921) / ドビュッシー:第1狂詩曲(1909/10)
 オネゲル:クラリネット・ソナチネ(1920) / ミヨー:クラリネット・ソナチネ Op.100 (1927)
 プーランク:クラリネット・ソナタ(1962) / フランセ:主題と変奏

 セルジオ・ピリス(Cl) 秋元孝介(P)
 録音:2021年2月、エッタースブルク城、ヴァイマール、ドイツ。数々の国際コンクールで10以上の賞を受賞している1995年生まれのクラリネットの俊英セルジオ・ピリスと、葵トリオのメンバーであり、2018年に開催された権威あるARDミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で日本人初の優勝という栄誉に輝いた秋元孝介のピアノによる、20世紀フランスのクラリネット作品集が登場! 19世紀から20世紀にかけて、フランスの音楽は独自の地位を築き、国際的にも広く認められるようになったが、その成功に大きく貢献したのがカミーユ・サン=サーンスやクロード・ドビュッシー、そしてフランス6人組のメンバーといった、本アルバムに登場する象徴的な音楽家達だった。彼らの美学的傾向は異なっており、例えば普仏戦争の敗北後に自国の音楽の普及を目指して「国民音楽協会」を創設したサン=サーンスは、数十年後にフランス6人組のことを激しく拒絶したが、後期ロマン派の大げさでワーグナー的な哀愁のある音楽から脱却する必要性については、後輩たちと意見が一致していた。ドビュッシーが亡くなった3年後に書かれたサン=サーンスのソナタ(同時期にフランス6人組の若い作曲家たちがまったく新しい音楽の道を歩んでいたことを感じさせない作品)から、国民音楽協会創設のおよそ100年後に作曲されたフランセの軽やかで生き生きとした変奏曲まで、ドビュッシー以降のフランス音楽が目指したひとつの方向性を俯瞰することのできる優れたプログラム。

NIFC 1枚あたり¥3080(税抜¥2800) 〔含映像商品〕

 Narodowy Instytut Fryderyka Chopina(ポーランド国立ショパン協会)が発行する自主レーベル。
 旧譜はこちらから
NIFCCD-647/648
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小林愛実〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ〜ショパン
 夜想曲第14番 嬰ヘ短調 Op.48 No.2 (*) /練習曲第23番 イ短調 Op.25 No.11「木枯らし」(*) /
 スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54 (*) /4つのマズルカ Op.30 (#) /24の前奏曲集 Op.28 (#) /
 幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61 /バラード第2番 ヘ長調 Op.38 /
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 /ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 (+)

 小林愛実(P) アンドレイ・ボレイコ指揮ワルシャワpo.(+)
 録音:2021年10月7日(第一次予選)(*)、10月12日(第二次予選)(無印)、10月16日(第三次予選)(#)、10月20日(決勝)(+)、すべてワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール、ワルシャワ、ポーランド、ライヴ|使用ピアノ:スタインウェイ D 611479 。 2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。コンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)より、ハイレベルな演奏が次々に披露された今大会の中でも特に聴衆に深い感銘を与え、第4位入賞という快挙を成し遂げた小林愛実の演奏が緊急リリース! 優勝者のブルース・リウ、第2位の反田恭平、アレクサンダー・ガジェヴ、第3位のマルティン・ガルシア・ガルシア、JJ.ジュン・リ・ブイ、エヴァ・ゲヴォルギアン、ハオ・ラオの「17歳トリオ」や、前回大会、前々回大会のファイナリストであるゲオルギス・オソーキンスやシモン・ネーリング、ニコライ・ホジャイノフなど、世界各国から優れたピアニストたちが見事なショパンを聴かせてくれた第18回大会の中で、一際存在感を放った小林愛実。前回大会(第17回/2015年)のファイナリストでもあった小林愛実は、この数年間での飛躍的な成熟を第一次予選から本選の全てで披露し、ワルシャワの聴衆、動画配信を通じて世界中の視聴者を魅了してくれた。ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホールで披露された小林愛実の第18回ショパン国際コンクールでの「ショパンの世界」が今、ここに蘇る。
 #2022年6月中旬〜下旬発売予定。 NIFC レーベル側の意向により、6月初旬より行われる日本でのコンサートにおいて会場先行販売が成される予定とのこと。
NIFCCD-645/646
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マルティン・ガルシア・ガルシア〜
  第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ〜ショパン

 練習曲(*) 〔第16番 イ短調 Op.25 No.4/第4番 嬰ハ短調 Op.10 No.4 〕/夜想曲第16番 変ホ長調 Op.55 No.2 (*) /
 バラード第1番 ト短調 Op.23 (*) /ワルツ第2番 変イ長調 Op.34 No.1 (#) /バラード第3番 変イ長調 Op.47 (#) /
 即興曲第3番 変ト長調 Op.51 (#) /スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31 (#) /
 ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」(#) /
 前奏曲〔第17番 変イ長調 Op.28 No.17 /第19番 変ホ長調 Op.28 No.19 /第23番 ヘ長調 Op.28 No.23 〕/
 ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58 /3つのマズルカ Op.50/8 /前奏曲 嬰ハ短調 Op.45 /
 ワルツ第4番 ヘ長調 Op.34 No.3 /ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 (+)

 マルティン・ガルシア・ガルシア(P) アンドレイ・ボレイコ指揮ワルシャワpo.(+)
 録音:2021年10月6日(第一次予選)(*)、10月11日(第二次予選)(無印)、10月15日(第三次予選)(#)、10月19日(決勝)(+)、すべてワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール、ワルシャワ、ポーランド、ライヴ|使用ピアノ:ファツィオリ。 2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。コンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、第3位入賞と「コンチェルト賞」に輝いたスペインのマルティン・ガルシア・ガルシアが登場! 個性的な様々なタレントが集結した第18回ショパン・コンクールの中でも、ひときわ強い異彩を放ち、審査員の中で賛否ありながらも圧倒的な魅力で決勝まで勝ち進み、見事上位入賞を果たしたガルシア・ガルシア。厳格なショパン像が求められるとされてきたショパン・コンクールにおいても、自由奔放な解釈、歌うような表現と文字通り歌いながら弾く楽しそうなショパンで全世界のオンライン視聴者の間でも話題を席巻し、審査が進むにつれ審査員の評価も上昇。ファイナルでは選択されることの少ない ヘ短調の協奏曲(第2番)を選び、「最優秀コンチェルト演奏賞」の栄誉に輝いた。1996年スペインのヒホンに生まれ、スペインとニューヨークの音楽院で研鑽を積んだマルティン・ガルシア・ガルシア。2021年8月クリーヴランド国際ピアノ・コンクールで優勝し、2か月後のショパン国際ピアノ・コンクールで第3位入賞して国際的にも一躍有名に。2022年5月末〜6月にかけて待望の初来日公演も予定している。
 #2022年6月中旬〜下旬発売予定。 NIFC レーベル側の意向により、6月初旬より行われる日本でのコンサートにおいて会場先行販売が成される予定とのこと。
NIFCCD-643/644
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反田恭平〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ〜ショパン
 夜想曲第17番 ロ長調 Op.62 No.1 (*) /練習曲(*) 〔第1番 ハ長調 Op.10 No.1 /第22番 ロ短調 Op.25 No.10 〕/
 スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31 (*) /ワルツ第4番 ヘ長調 Op.34 No.3 (#) /
 ロンド・ア・ラ・マズル ヘ長調 Op.5 (#) /バラード第2番 ヘ長調 Op.38 (#) /
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 (#) /3つのマズルカ Op.56 /
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」/ラルゴ 変ホ長調 Op.posth「神よ、ポーランドをお守り下さい」/
 ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 (+)

 反田恭平(P) アンドレイ・ボレイコ指揮ワルシャワpo.(+)
 録音:2021年10月4日(第一次予選)(*)、10月9日(第二次予選)(#)、10月14日(第三次予選)(無印)、10月18日(決勝)(+)、すべてワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール、ワルシャワ、ポーランド、ライヴ|使用ピアノ:スタインウェイ D 611479 。 2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。コンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、アレクサンダー・ガジェヴと同率の第2位を受賞し、1970年の内田光子の受賞に並ぶ歴代日本人最高位に登り詰めた反田恭平のライヴ録音もついにリリース決定! 今回のライヴ盤も、第一次予選からファイナルまでコンクール全体を俯瞰する充実の2枚組。繊細なヴィルトゥオーゾ性を実現した第一次予選のノクターンやエチュード。印象的な速いテンポで魅せた第二次予選のワルツや「華麗なる」様式を輝かせたロンド・ア・ラ・マズル(マズルカ風ロンド)。第三次予選は「葬送ソナタ」と「英雄ポロネーズ」はもちろん、めったに聴くことのない遺作の「ラルゴ(神よ、ポーランドをお守り頂きたい)」にも注目。多彩なリサイタルやオーケストラとの共演の他、自身のオーケストラや会社の設立、若手音楽家のための音楽サロン運営など、極めて精力的な活動を繰り広げる反田恭平がワルシャワで築いた雄姿に刮目あれ!
 #2022年6月中旬〜下旬発売予定。 NIFC レーベル側の意向により、6月初旬より行われる日本でのコンサートにおいて会場先行販売が成される予定とのこと。
NIFCCD-641/642
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エヴァ・ゲヴォルギアン〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ〜ショパン
 夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.27 No.1 (*) /
 練習曲(*)〔第23番 イ短調 Op.25 No.11「木枯らし」/第16番 イ短調 Op.25 No.4 〕/
 スケルツォ第4番 ホ長調 Op.54 (*) /バラード第3番 変イ長調 Op.47 (#) /
 ワルツ(#) 〔第2番 変イ長調 Op.34 No.1 /第3番 イ短調 Op.34 No.2 /第4番 ヘ長調 Op.34 No.3 〕/
 ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44 (#) /幻想曲 ヘ短調 Op.49 /4つのマズルカ Op.17 /
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 (+)

 エヴァ・ゲヴォルギアン(P) アンドレイ・ボレイコ指揮ワルシャワpo.(+)
 録音:2021年10月6日(第一次予選)(*)、10月11日(第二次予選)(#)、10月15日(第三次予選)(無印)、10月19日(決勝)(+)、すべてワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール、ワルシャワ、ポーランド、ライヴ|使用ピアノ:スタインウェイ D 611479 。2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。コンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)の第3弾は、ロシア/アルメニアの天才少女と噂され、堂々たるパフォーマンスでファイナルまで勝ち進んだエヴァ・ゲヴォルギアン(ゲヴォルギヤン)が登場! 各地から多彩なタレントが集まった2021年のショパン・コンクールだが、決勝に残ったJJ.ジュン・リ・ブイ、エヴァ・ゲヴォルギアン、ハオ・ラオの「17歳トリオ」も、コンクールの盛況に大きく貢献した要素の1つとなっている。中でもエヴァ・ゲヴォルギアンは円熟さえ感じさせる重厚な表現と鋭い感性、ファースト・ステージからファイナルまで安定したテクニックで多くの聴衆を虜にし、会場と世界中のリスナーを湧かせた。2004年生まれ、これまでに、クライバーン・ジュニア・コンクール第2位、クリーヴランド・ジュニア・コンクール第1位、デュッセルドルフのローベルト・シューマン・コンクール第1位、スイスのヤング / ショパン・コンクール(Jeune Chopin)第1位など、40以上の国際コンクールで受賞し、2019年ICMA(国際クラシック音楽賞)のディスカヴァリー賞受賞、エフゲニー・キーシンによってルール・ピアノ・フェスティヴァル2020のスカラーシップに選ばれたエヴァ・ゲヴォルギアンの前途洋々たる才覚にご注目頂きたい。
NIFCCD-639/640
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アレクサンダー・ガジェヴ〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ〜ショパン
 練習曲(*) 〔第19番 嬰ハ短調 Op.25 No.7 /第8番 ヘ長調 Op.10 No.8 /第22番 ロ短調 Op.25 No.10 〕/
 バラード第4番 ヘ短調 Op.52 (*) /前奏曲 嬰ハ短調 Op.45 (#) /舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 (#) /
 ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44 (#) /ワルツ第5番 変イ長調 Op.42 (#) /バラード第2番 ヘ長調 Op.38 (#) /
 幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61 /3つのマズルカ Op.56 /ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」/
 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 (+)

 アレクサンダー・ガジェヴ(P) アンドレイ・ボレイコ指揮ワルシャワpo.(+)
 録音:2021年10月6日(第一次予選)(*)、2021年10月11日(第二次予選)(#)、2021年10月15日(第三次予選)(無印)、2021年10月19日(+)、すべてワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール、ワルシャワ、ポーランド、ライヴ|使用ピアノ:シゲル・カワイ。2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。コンクールのライヴ録音シリーズ最新巻が、コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより登場!第1位のブルース・リウ(PNIFCCD-638 / NIFCCD-638)に続いてリリースされるのは、反田恭平と並んで第2位に輝き、「最優秀ソナタ賞(クリスティアン・ツィメルマン賞)」も受賞したイタリア/スロベニアのアレクサンダー・ガジェヴ! ガジェヴは2015年に浜松国際ピアノ・コンクールで優勝&聴衆賞受賞を果たしており日本での根強いファンも多い他、2018年モンテカルロのワールド・ピアノ・マスターズで優勝、更にショパン・コンクールの数ヵ月前にオンラインで行われたシドニー国際ピアノ・コンクールでも見事優勝している。ショパン・コンクールでは確かなテクニックやショパンの解釈と同時に、多彩な音色と瑞々しい個性を放ち、「葬送ソナタ」や「ポロネーズ第5番などエモーショナルな表現で聴衆を魅了。反面、ファイナルでは選択されることの少ない第2番の協奏曲を選び、内省的で深いショパンの演奏を魅せてくれた。
レッセル、シューマン、ショパン:室内楽作品集
 フランティシェク・レッセル(1780頃-1838):
  ピアノ、クラリネットとホルンのための大三重奏曲 変ホ長調 Op.4 (1806頃)
 シューマン(1810-1856):クラリネットとピアノのための幻想小曲集 Op.73 (1849)
 ショパン(1810-1849)/ロレンツォ・コッポラ編曲:
  クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲 ト短調 Op.8 (1828 or 1829)

 アンサンブル・ディアローギ
  [クリスティーナ・エスクラペス(P|使用楽器:ブッフホルツ、1825頃-26モデル&グラーフ、1819頃モデル)
  ロレンツォ・コッポラ(Cl) クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(Vc) バルト・アールベイト(Hr)]
 録音:2020年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド。ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による「ショパンの時代の音楽」シリーズから、「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2020」で行われた、アンサンブル・ディアローギのアルバムが登場。アンサンブル・ディアローギは、創設者の一人であるフォルテピアノ奏者のクリスティーナ・エスクラペスと、フライブルク・バロックo. やラ・プティット・バンドなどの世界の主要なバロックo. と共演しているロレンツォ・コッポラ、1991年から2004年までフライブルク・バロックo. のメンバーであったクリスティン・フォン・デア・ゴルツ、そしてフライブルク・バロックo. の首席ホルン奏者のバルト・アールベイトといった凄腕揃いのアンサンブル。2019年には一部メンバーは違うが、来日公演も行っており非常に話題となった。このアルバムでは、ハイドンに師事したポーランドの作曲家フランティシェク・レッセルと、シューマンとショパンの作品を、古楽アンサンブルとは思えないほど表情豊かに演奏している。名手たちが集ったアンサンブル・ディアローギの圧巻の演奏をお楽しみ頂きたい。
モニューシュコ:歌曲集 Vol.2
 渡り鳥1/歌「低地で、高地で」/元気なお嬢さん/若者と少女/クラコヴィアクは決してない/土地を知っているか/
 私の魅惑の人( D. D.へ)/会話1/魔術/魅了/バーシアへ/悪天候/村長/イヴトの王/民間治療師の占い/私の富/
 何のためにため息をつくの?/ニダ川には/哀歌第3番/お母さん、あなたはもういない/太陽の歌/出発/幸福/
 サヴォアの歌/村のハーディー・ガーディー・マン4/ハーディー・ガーディー・マン/軍歌/ビーズ

 マリウシュ・ゴドレフスキ(Br) ラドスワフ・クレク(P|使用楽器:エラール、1849
 録音:2020年6月1日-5日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ポーランド、ワルシャワ。生誕200周年を迎えた2019年にNIFC(ポーランド国立ショパン研究所)から様々な記念リリースが行われ、再発見・再評価の道を辿るスタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)。アニヴァーサリー・イヤーが過ぎてからも主要なオペラをヒストリカル楽器で初録音するなどカタログの充実が進むNIFCから、モニューシュコの新たな歌曲集も登場。前作(NIFCCD-112)に引き続き、ポーランド国内外の多くのオペラ・シーンで活躍し、ドイツ・リート、イギリス・バロックなどもレパートリーとするポーランド有数のバリトン歌手、マリウシュ・ゴドレフスキが歌い、1849年製のエラール・ピアノで当時のサウンドを再現する。モニューシュコの歌曲は、16世紀末ポーランドの詩人ヤン・コハノフスキから、20世紀の変わり目におこった新文学芸術運動「若きポーランド」の先駆けであるアダム・アスニクまで、3世紀にわたる多様な詩をテキストに用い、多彩なスタイルで作曲されている。
ドブジンスキ:交響曲第2番
 ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.22 (1856-62) (+)
 ドブジンスキ:演奏会用序曲 Op.1 /交響曲第2番 ハ短調「性格的」 Op.15 (1831)
 クルピンスキ:クラリネット協奏曲 変ロ長調(1823) (#)

  アリョーナ・バーエワ(Vn;+) エリック・ホープリッチ(Cl;#)
  ホセ・マリア・フロレンシオ指揮18世紀o.
 録音:2018年9月7日-9日、コンサート・ホール、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター、ルスワビツェ、ポーランド。ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による「ショパンの時代の音楽」シリーズから、イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867)の交響曲第2番「性格的」をメインにしたアルバムが登場。ドブジンスキは、帝政ロシアの圧政下にあったポーランドのショパンと同世代の作曲家で、ワルシャワでは同時期にユゼフ・エルスネルに師事していたというショパンと繋がりの深い作曲家。同時収録されたロマン派ヴァイオリン協奏曲の傑作、ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880)のヴァイオリン協奏曲第2番では、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(2001)、パガニーニ・モスクワ国際コンクール(2004)、仙台国際音楽コンクール(2007)で優勝、そしてNHKso. との共演で度々来日している(2022年5月にもN響と共演予定!)アリョーナ・バーエワをソリストに迎えている。また、カロル・クルピンスキ(1785-1857)のクラリネット協奏曲では、18世紀オーケストラの首席クラリネット奏者でありヒストリカル・クラリネットの名手エリック・ホープリッチをソリストに迎えている。ホープリッチは2019年にも18世紀オーケストラとの共演でクルピンスキの協奏曲を録音(GCD-921128)しているが、こちらはその約1年前に録音されていた物。指揮は、ブラジル出身のホセ・マリア・フロレンシオ(Jr. )で、彼はワルシャワ音楽院で指揮を学んだ後1985年以降はポーランドに定住し、ウーチ大劇場の指揮者、ヴロツワフ歌劇場やモニューシュコ大劇場の音楽監督、ポーランド放送cho. やポズナン・フィルの芸術監督、ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ大劇場)の常任指揮者など、ポーランドの主要なポストを歴任してきた。その豊富な経験とポーランド音楽に寄せる情熱を活かし、18世紀オーケストラと共に「ショパンの時代の音楽」を再現する。
プレガルディエン〜シューベルト:白鳥の歌
 シューベルト:白鳥の歌 D.957 (1828)
 シューマン:リーダークライス Op.39 (1840)
クリストフ・プレガルディエン(T)
ジュリアス・ドレイク(P
使用楽器:スタインウェイ、D 578221
 録音:2020年11月7日-10日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ、ポーランド、ライヴ。 ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による「ショパンの時代の音楽」シリーズから、ドイツの世界的リリック・テノールである、クリストフ・プレガルディエンによる最新のシューベルトとシューマンの録音が登場。プレガルディエンは、古楽からロマン派のオラトリオまで幅広いレパートリーを誇っており、彼の知的な解釈と明快で正確なその歌唱は世界の巨匠たちからも絶大な信頼を得ている。BPO、VPOといった世界トップクラスのオーケストラにソリストとして出演しダニエル・バレンボイムクリスティアン・ティーレマン、メッツマッハーなどとも共演している。またこれまでの録音は150以上にも及び、数々の賞に輝いている。リート歌手の重鎮の一人であるクリストフ・プレガルディエンと、これまでにも数々の声楽家とシューベルトを演奏してきた名ピアニスト、ジュリアス・ドレイクとの「白鳥の歌」と「リーダークライス」は聴き逃せない注目盤。

ES − DUR (独) 1CDあたり¥4400(税抜¥4000)

 1993年に設立されたハンブルクのレーベル。なお国内代理店は、現地で在庫切れのアイテムも案内してしまっている模様です。当店で気付いた物はアイテムごとに記載していますが他にも、初期のアイテムを中心に入荷しないものがあるかもしれませんので、あらかじめご了承下さい。
展望〜ハープのための作品集
 アナエル・トゥレ(Hp)
ウジェーヌ・ワルキエ(1793-1866):弦楽五重奏曲集
 〔第2番 ハ短調 Op.94 /第4番 イ長調 Op.108 〕
ファベルジェ五重奏団
 録音:2020年、シュトゥーディオ1、 NDR 、ハンブルク、ドイツ。
印象〜ヴィオラのための作品集
 サオ・スーレズ・ラリヴィエール(Va) アニカ・トロイトラー(P)
RECONNECT
 ジョセフィーヌ・オレック(Fl) セリム・マザリ(P)
 アナイス・ゴドゥマール(Hp) クレマン・ペーニュ(Vc)
nine (birds) here
 ラッシャー・サクソフォン四重奏団 フィリップ・アーマン指揮北ドイツ放送cho.
デュオの芸術
 ダヴィド・ゲリンガス(Vc) タチアナ・ゲリンガス(P)

GRAND PIANO (香港?) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800)

 知られざるピアノ作品にスポットを当てることを目的に、2012年に発足したレーベル。発売元は、一時の NAXOS と同じ HNH INTERNATIONAL 名義となっている。世界初録音を含むレアなピアノ作品を中心に、年に15タイトル程新譜がリリースされる予定。
パルムグレン:ピアノ作品全集 Vol.5バック・インレイ PDF
 ヨウニ・ソメロ(P)
パルムグレン:ピアノ作品全集 Vol.4バック・インレイ PDF
 ヨウニ・ソメロ(P)
グレンダール:ピアノ作品集バック・インレイ PDF
 サラ・アイメー・スミセス(P)
GP-900X
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(6CD)
3CD価格
フランスの印象〜ロマン派からニュー・エイジまで、フレンチ・ピアノ・スタイルのポプリ
 【バック・インレイ PDF
GP-899X
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(6CD)
3CD価格
ピアニスト=コンポーザーの黄金時代バック・インレイ PDF
GP-897X
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(10CD)
5CD価格
女性作曲家の3世紀バック・インレイ PDF
GP-896X
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(8CD)
4CD価格
ロシア・アヴァンギャルドの時代〜未来派と伝統派バック・インレイ PDF
コミタス/ V. サルキシャン編曲:ピアノ独奏編曲による歌曲集バック・インレイ PDF
 ユリア・アイラペティアン(P)
エクマリアン:ピアノ作品集バック・インレイ PDF
 ミカエル・アイラペティアン(P)
タイユフェール:ピアノ作品集 Vol.1バック・インレイ PDF
 ニコラス・ホルヴァート(P)
GP-885/86
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(2CD)
H.-A.-M. de N. ド・モンジュルー:ピアノ・ソナタ全集バック・インレイ PDF
 ニコラス・ホルヴァート(P)
シュツェルビンスキ:ピアノ作品全集 Vol.2バック・インレイ PDF
 ジョルジョ・コウクル(P)
バルジャンスキー:ピアノ作品全集 Vol.2バック・インレイ PDF
 ユリア・セヴェルス(P)
フィオリーニ:ピアノを含む室内楽作品集バック・インレイ PDF
 シャーリーン・ファルジア(P) ドミトリー・アシュケナージ(Cl)
 レベッカ・ライモンディ(Vn) シュテファン・クロプフィッチュ(Vc)
シュツェルビンスキ:ピアノ作品全集 Vol.1バック・インレイ PDF
 ジョルジョ・コウクル(P)
GP-875BD
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(Blu-ray)
1.5枚価格
エリック・サティの夜〔映像商品|日本語字幕付〕
 【 BD バック・インレイ PDF】/【 DVD バック・インレイ PDF
 ニコラス・ホルヴァート(P)
GP-874V
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(DVD)
1.5枚価格
バルモーチン:ピアノ作品集 Vol.3バック・インレイ PDF
 クリストファー・ウィリアムズ(P)
バルモーチン: ピアノ作品集 Vol.2バック・インレイ PDF
 クリストファー・ウィリアムズ(P)
20世紀のフォックストロット Vol.4 〜フランス&ベルギーバック・インレイ PDF
 ゴットリープ・ヴァリッシュ(P)
マヌエル・ポンセピアノ作品全集 Vol.3バック・インレイ PDF
 アルバロ・センドヤ(P)

STEINWAY & SONS (米) 1枚あたり¥3080(税抜¥2800) 〔SACD盤も同一価格〕

 1853年にニューヨークで設立されたピアノメーカー "Steinway & Sons" 、いわゆる「スタインウェイ」が、2010年10月に立ち上げたレコード・レーベル。ウテ・レンパーの官能的な歌声や、カナディアン・ブラスの妙技など、ピアノ関連以外のアルバムもリリースしている。
リスト:詩的で宗教的な調べ
 アダム・テンドラー(P) ジェニー・リン(P)
魂の音
 キム・ミンジョン(P)


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