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2010年3月新譜情報

・国内盤マイナー・レーベル
・輸入盤マイナー・レーベル
・輸入盤 歴史的アイテム
・映像アイテム
・高音質アイテム


輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。





国内マイナー・レーベル




コジマ録音

ALCD-81
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
南聡(1955-):作品集
 鏡遊戯 Op.18(1989/90)/歓ばしき知識の花園 Op.15(1986-92/2004)/
 彩色計画X(東京ヴァージョン)Op.35(1996/98)
  吉村七重、田村法子、三宅礼子(筝) 十束尚宏指揮 木ノ脇道元(Fl)
  甲斐史子(Vn) 大須賀かおり(P) 金庸太(G) 桐朋学園o.
  小松一彦指揮 黒田亜樹(P) 東京so.
 作曲家南聡が3つの作品を通して示す音楽の多次元的方向性。
 作品構成の諸要素に歪んだ「鏡像」が仕掛けられた筝三重奏のための「鏡遊戯」、ニーチェの「悦ばしき知識」の文字列を原素材とする、完成に20年近くを要した「歓ばしき知識の花園」、夢幻能の様式から転化した大曲「彩色計画X」の3作品を収録。音楽は細胞のように変容を繰り返しながら増殖し、散開したり収斂したりしながら複雑な層をなして物語るが、ここに収められた3作品もまた、小細胞から特異な全体へとそれぞれに固有の音楽的物語を展開し、アルバムの全体像へと至っている。
ALCD-1114
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
欧羅巴風琴紀行
 カザルスホールのアーレント・オルガン

 J.S.バッハ:小フーガ ト短調BWV.578
 スウェーリンク:大公の舞踏会
 作曲者不詳:
  カーリー夫人のドンプ/ラ・ミ・レに基づいて
 デュ・コーロワ:
  「若い娘」にもとづく5声のファンタジー
 ムファット:チャコーナ
 ブルーナ:聖母のための連祷によるティエント
 フレスコバルディ:トッカータ第4番
 ブクステフーデ:われは神より離れじ BuxWV.220/
  われは神より離れじ BuxWV.221
 ラインケン:トッカータ ト長調
 J.S.バッハ:われは神より離れじ BWV.658/
  協奏曲 ニ短調 BWV.596
  (原曲:ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ短調 RV.565)
椎名雄一郎(Org)
 録音:2009年9月2日-4日、日本大学カザルスホール。さようならカザルスホール。椎名雄一郎が弾きおさめるカザルスホールのアーレント・オルガン。
 日本を代表する若手第1番オルガニスト椎名雄一郎が演奏するのは、2010年春閉館するカザルスホールのアーレント・オルガン。ルネサンスからバロックにかけて花開いたヨーロッパのオルガン音楽で、英・仏・伊・西・蘭から独まで欧州をひとめぐりする。ホールの建設段階から設置が構想された銘器アーレント・オルガンの誇るべき多彩な音色と豊かな響きを伝える貴重な一枚。
ALCD-3090
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
パリのフルート音楽〜フレンチ・スクールとその周辺
 ボザ:アリア
 ゴーベール:フルート・ソナタ第1番 イ長調
 ビゼー/矢代秋雄編:歌劇「カルメン」〜間奏曲
 タファネル:アンダンティーノ/アレグレット/
       アンダンテ/アレグロ
 シャミナード:スペインのセレナーデ
 ヴィドール:フルートとピアノのための組曲 Op.34
出口清子(Fl)
藤田雅(P)
 録音:2009年8月18日-20日、三鷹市芸術文化センター。パリの人々を魅了した巨匠たちが残した瀟洒にして華麗なフランス近代フルート音楽の花束。
 「ベル・エポック」と呼ばれた19世紀末のフランスで、パリ国立音楽院を中心に花開き、現代に至るフルート演奏の主要な潮流を生み出したフレンチ・スクール(エコール・フランセーズ)の巨匠たち。本アルバムでは、色彩感に満ちた和声と華麗な奏法を駆使したゴーベールのフルート・ソナタとヴィドールのフルート組曲の間に魅力あふれる小品が散りばめられて、プリズムのような光が放たれる。フランス近代のレパートリーを最も得意とする出口清子の初のソロ・アルバム。
ALCD-7141
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
シューマン:ピアノ作品集VI
 子供の情景 Op.15/クライスレリアーナ Op.16/
 アラベスク Op.18
小林五月(P)
 録音:2009年11月4日-6日、響ホール(山形 庄内町)。シリーズ第6弾。天性の「シューマン弾き」小林五月が映し出すシューマン作品の深遠な内奥。
 小林五月のシューマン・ピアノ作品全曲録音シリーズ第6弾。シューマン作品と格別の「共鳴」を見せるピアニストが、大胆な解釈と秀抜なテクニックで作曲家の「内なる世界」に迫る。シューマンの珠玉の3作品「クライスレリアーナ」「子供の情景」「アラベスク」を収める本アルバムは必聴の一枚。
ALCD-9093
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
フルート・イン・ブルー
 サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」
  〜あなたの声に私の心は開く
 タクタキシヴィリ:フルートとピアノのためのソナタ
 ボラン/斎木隆編:
  フルートとジャズピアノのための組曲第1番より
 タファネル:歌劇「ミニヨン」の主題による幻想曲
 モンティ:チャルダーシュ
 マウアー/斎木隆編:ソナタ・ラティーノ
角家道子(Fl)
斎木ユリ(P)
斎木隆(P)
 録音:2009年9月10日-11日、彩の国さいたま芸術劇場。
 カーネギー・ホールでのデビュー・リサイタルがニューヨークのレビュー誌より「もう一度聴きたい」と喝采を浴びてから10年。とどまることなく進化を続けるアーティスト角家道子の「いま」を凝縮した1stアルバムが誕生。とくに、ジャズ・テイストがふんだんに織り交ぜられた作品の数々によって、角家道子の明快で小気味よい感性とニューヨーク仕込みのテクニックが一層の魅力を放つ。まさに「くり返し聴きたくなる」魅力の一枚。
ALCD-8033
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\3080(税抜\2800)
3/7発売
高関健&札響〜カール・オルフ:カルミナ・ブラーナ
 針生美智子(S) 高橋淳(T) 堀内康雄(Br)
 高関健指揮札幌so. 長内勲合唱指揮札幌cho.、札幌アカデミーcho.、HBC少年少女cho.
 録音:2009年6月13日、札幌コンサート・ホールKitara、ライヴ。「札響」&高関健の初CD。ほとばしる熱狂と圧倒的大迫力にみちた躍動のライヴ。
 「札響」の愛称で広く親しまれている札幌so.と当団の正指揮者を務める高関健による2009年6月のライヴ録音。透明なサウンドとパワフルな表現力で雄大な北海道から世界へ発信するオーケストラとして評価を高める「札響」と北海道に縁の深いソリスト陣が繰り広げる迫力の演奏には、20世紀の傑作「カルミナ・ブラーナ」にふさわしい沸き上がる推進力と高揚感にあふれ、ライヴならではの熱気と迫力に充ちた大編成オーケストラの臨場感で聴く者を圧倒する。

FONTEC

FOCD-2568
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\2669(税抜\2427)
3/21発売
音と詞の時空〜塩見允枝子:作品集
 もし我々が五角形の記憶装置であったなら[コレギウム・ヴォカーレ・ケルン]/
 時の戯れ Part II 〜高橋アキに捧げる
  [高橋アキ、野平一郎(P) 村田健司(Br) 苅田雅治(Vc)]/
 ピアノの上のビリヤード
  [塩見允枝子(P) 満田昌平、古川功(ビリヤード) 藤枝守(コンピューター)]/
 月食の夜の寓話第一話
  [井上郷子(P) アンドルー・メルヴィン(語り) 橋爪恵一(Cl)]
 塩見允枝子[しおみ みえこ]は東京芸術大学楽理科卒、音楽理論を柴田南雄に、作曲を長谷川良夫に師事。在学中より小杉武久らと「グループ・音楽」を結成し、即興演奏やテープ音楽の制作を始めた。64年ニューヨークへ渡り、当時前衛芸術家集団フルクサスの活動に参加。帰国後は、インターメディア的パフォーマンス作品を発表。以後、ことばを中心にした多数の室内楽を作曲。90年代は電子テクノロジーに興味を持ち、藤枝守、佐近田展康氏らと共に活動。長年にわたり音楽、パフォーマンス、視覚作品など、ジャンルを越えた創作活動を続けている。本CDは塩見の作品群のなかから代表作を厳選した。
FOCD-9455
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\2640(税抜\2400)
3/21発売
SONATA
 ブローウェル:ソナタ
 ヘンデル/福田進一編:ソナタ イ長調 Op.1-15
  (原曲:ヴァイオリンと通奏低音のための)
 ソル:ソナタ Op.15-2
 トロバ:幻想的ソナタ
益田正洋(クラシックG)
 録音:2009年6月29日-7月1日、12月15日-17日、秩父ミューズパーク。
 『技巧においても、表情性の点でも、つねに1本の筋は通っている。しかし、それと同時に、そこには個性的なアイディアや感性の綾も絶えず明滅しており、いや応なく聴きての耳と心とを惹きつける。そのような、言わば「生きもののように」柔軟な奏楽を、彼ほどに聴かせてくれるギタリストは日本に、否世界中にも、おそらく稀であろう・・・。』(濱田滋郎ライナーノーツより抜粋)
 今や日本を代表するギタリストとなった、益田正洋によるフォンテック第5弾CDがついに登場。2009年は益田にとって、「ヴィラ=ロボス:ギター作品集」(FOCD-9420)CD発売、B→C(バッハからコンテンポラリーへ)や「ヴィラ=ロボス没後50年記念演奏会」(ともに東京オペラシティ)への出演、ディズニー・オン・クラシック2009(全国27公演)出演など、正に大車輪の活躍を見せた1年だった。多彩な活動によってさらにその演奏に磨きをかけた益田が皆様にお届けするのは、バロック〜現代までの「ソナタ」集。
 鮮烈な曲調で人気の高いブローウェル、福田進一の編による、原曲の魅力を損なわず「音楽」を感じさせるヘンデル、クラシックギターの王道といえるソル、邦人ギタリストでは初録音(日本初演も益田)となる、壮大なドラマを想起させる圧巻のトロバ。益田にしか表現できないギター・ソナタの世界をご堪能頂きたい。
FOCD-9458/9
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(2CD)
\3666(税抜\3333)
4/20発売
アルミンク&新日本フィル〜
 フランツ・シュミット
:7つの封印を有する書
 ヘルベルト・リッペルト(T;ヨハネ) 増田のり子(S) 加納悦子(A)
 吉田浩之(T) クルト・リドル(B) 室住素子(Org)
 クリスティアン・アルミンク指揮新日本po. 栗山文昭指揮栗友会cho.
 録音:2009年7月10日、11日、すみだトリフォニーホール、ライヴ。
 クリスティアン・アルミンク指揮による新日本フィルの第5弾は、フランツ・シュミット晩年の大作。
 1874年にウィーン近郊のブラチスラヴァに生まれ、ウィーン宮廷歌劇場にチェリストとして在籍したこともあるシュミット。同じ年に同地で生まれたシェーンベルクが世界中に名前が知られるようになったのに対し、シュミットはある意味でウィーンの人々との繋がりを深めてきたと言える。この曲は1938年に学友協会の創立125周年記念で初演されてから、現在に至るまでウィーン・フィルや、アーノンクールなどのウィーンに縁のある指揮者達によって、毎年のように繰り返し演奏されてきており、まさにウィーン人々にとって特別な曲と言える。そしてアルミンクもそんなウィーン出身の指揮者の一人。
 この曲は新訳聖書「ヨハネの黙示禄」を題材にした、オラトリオの形を取っている。シュミットはこの謎めいていて、壮大なテキストに相応しい曲を付け、他に類をみない大規模な音楽を作りだした。実はキリスト教の典礼音楽では今まで用いられることのなかった「ヨハネ黙示禄」。この大作はそれをテーマにした史上初の試みなのだ。
 アルミンクが新日本フィルの音楽監督に就任して2010年で7シーズン目になる。そのあくまで自然な演奏スタイルはさらに洗練され、本CDでの演奏も、スケールの大きさと重量感を感じさせながら、繊細で明晰な音楽になっている。ソリストも素晴らしい顔ぶれで、ヨハネ役を演じたリッペルトは2000年のアーノンクールとウィーンフィルの同曲収録の際、テノール・ソロを好演した経歴を持つなど、万全の態勢。そして日本では演奏される機会の少ないこの作品を、正統的な素晴らしい演奏で紹介した意義は計り知れない物。
FOCD-20078/9
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(2CD)
\3142(税抜\2857)
3/21発売
モーツァルト:
 クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ

 [K.6-9, 26-31]
浦川宣也(Vn)
粟田口節子(Cemb)
 録音:2008年4月17日-19日、秩父ミューズパーク。「ロンドン・ソナタ全6曲」(FOCD-20055)に続く、浦川宣也、粟田口節子によるモーツァルト初期作品集の第2弾。本作によって「クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ」と呼ばれるK.6〜K.31の作品群全ての録音が完成する。
 浦川は、1964年ミュンヘン国立音楽大学を首席で卒業、1965年からはハンブルクso.のコンサートマスターに就任。1969年からはソリストとして、ヨーロッパ各地で活躍。粟田口節子はウィーン国立音楽大学卒業後、アムステルダム・ウェーリンク音楽院で、チェンバロをトン・コープマンに師事した。
 「クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ」の全16曲は、幼少の作として意外に耳にする機会が少なく、録音を多くはないが、実際に聞いてみれば、これが6歳の幼児によって作られたものとはとても感じられない。浦川と粟田口の丁寧な演奏は、モーツァルトの新鮮な一面に気付かせてくれる。
EFCD-25255
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\2669(税抜\2427)
4/20発売
平成21年度こども音楽コンクール〜小学校合唱編1
EFCD-25256
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\2669(税抜\2427)
4/20発売
平成21年度こども音楽コンクール〜小学校合唱編2
EFCD-25257
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\2669(税抜\2427)
4/20発売
平成21年度こども音楽コンクール〜中学校合唱編1
EFCD-25258
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\2669(税抜\2427)
4/20発売
平成21年度こども音楽コンクール〜中学校合唱編2
EFCD-25259
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\2669(税抜\2427)
4/20発売
平成21年度こども音楽コンクール〜小学校合奏編1
EFCD-25260
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\2669(税抜\2427)
4/20発売
平成21年度こども音楽コンクール〜小学校合奏編2
EFCD-25261
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\2669(税抜\2427)
4/20発売
平成21年度こども音楽コンクール〜中学校合奏編1
EFCD-25262
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\2669(税抜\2427)
4/20発売
平成21年度こども音楽コンクール〜中学校合奏編2

MOLTO FINE

MF-22202
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\2933(税抜\2667)
バッハ・アット・カザルスホール〜オルガン作品の精髄
 J.S.バッハ(1685-1750):
  前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532/
  「愛するイエスよ、我らここにありて」BWV.731/
  協奏曲 イ短調 BWV.594/
  前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.539/
  コラール変奏曲
   「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」BWV.768/
 ・ボーナス・トラック
   カタルーニャ民謡/カザルス編曲:鳥の歌
水野均(Org)
 録音:2009年8月15日-17日、日本大学カザルスホール。
 日本大学カザルスホールのオルガニスト・イン・レジデンスを10年にわたって務めてきた 水野均が、2010年3月末に迫るホールの使用停止を前に、「アーレントオルガンatカザルスホール」に次ぐ2枚目のCD「バッハ at カザルスホール」を molto fine レーベルよりリリースする。
 日本大学カザルスホールのオルガンは、20世紀最大の名匠ユルゲン・アーレントの手になる北ドイツ・バロック様式の楽器。パイプ1本1本の音色の気品ある美しさ、オルガニストの要求に鋭敏に応える表現力が際だつ銘器。1997年に建造されて以来、国内外の多くのオルガニストに愛され、大切に育まれて円熟を加えてきた。
 オルガンの音色は、オルガニスト次第でまったく変わる。アーレントオルガンの息に合わせた絶妙なタッチでパイプを鳴らすことにかけては並ぶ者がないのが、水野 均。いくつもの音が複雑に絡み合うフーガでも、音色は決してにごることがなく、各声部はあくまでもクリア。また、曲にあわせた音色の組み合わせ(レジストレーション)も、楽器を知り尽くしたオルガニストならでは。ことにコラール変奏曲では、定石を超えた色彩豊かな音色が次々と繰り出される。2009年のアーレントオルガンを記録に留める、ベストの演奏。
 このCDには、バッハのオルガン作品各ジャンルを代表する作品を集めた。コラールをもとにした前奏曲と変奏曲、純粋に器楽的な「前奏曲とフーガ」、そして当時の音楽家にとっては憧れの地であったイタリアの音楽をアレンジした、協奏曲。特に協奏曲は、イタリアで研鑽を積んだ水野均の十八番。難曲を軽々と鮮やかに弾きこなしている。バッハに最適の楽器で、オルガン作品の精髄をお楽しみ頂きたい。

 水野 均 [Hitoshi Mizuno]:東北学院大学経済学部在学中から、廣野嗣雄氏にオルガンを師事。卒業後、国立音楽大学器楽科オルガン専攻に進んで吉田實氏に師事、1990年首席で卒業・矢田部賞受賞。1992年に同大学院音楽研究科器楽専攻修了。1996年ミラノ市立音楽院ピリオド楽器科に留学、ロレンツォ・ギエルミ氏に師事。
 帰国後、1997年に盛岡市民文化ホールの初代オルガニストに就任、2002年までコンサートやオルガン講座などに積極的に取り組み、同ホールのオルガン企画の土台を作った。1999年には、2代目のカザルスホール・オルガニスト・イン・レジデンス*に就任。以後、現在まで10年以上にわたってアーレントオルガンを日常的に演奏し、オルガン企画に携わり、保守管理などオルガン全般に目を配ってきた。そのかたわら、2004年に東京藝術大学音楽学部大学院音楽研究科後期博士課程を修了、16世紀ヴェネツィア・サン・マルコ寺院のオルガンとその音楽に関する論文で博士号(音楽)を取得している。
 日本におけるコンサート・デビューはサントリーホールで、以後たびたび同ホールのコンサートに出演しているほか、日本国内の主要なコンサートホールのほとんどで演奏している。また、イタリア、スイス、ドイツ、オーストリアなどヨーロッパ各地でソリストとして演奏活動を行っているほか、オーケストラ、室内楽、合唱など、さまざまなアンサンブルでも定評がある。
 現在、桐朋学園大学音楽部門ピリオド楽器科講師、盛岡市民文化ホールオルガン・アドヴァイザー、日本基督教団早稲田教会オルガニスト。日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会員。
 *オルガニスト・イン・レジデンス:ホールのオルガニスト。ホールのコンサートで演奏するだけでなく、企画・楽器の保守管理など、オルガン全般に目を配る役割をもつ。カザルスホールはレジデント・クァルテットをもっていたことから、ホールのオルガニストの名称もこのようなものになった。
 室内楽の殿堂、カザルスホールのあゆみ:日本初の室内楽専用ホールとして1987年に誕生。室内楽を愛し、若い才能を育てることに全力を尽くしたパブロ・カザルスの精神を讃えて、その名を戴いている。レジデント・クァルテットを置き、「ヴィオラスペース」を成功させるなど独自の企画による自主事業を数多く展開、優れた音響と相まって国際的にも高い評価が定着した。2002年に主婦の友社から日本大学に所有に変わり、日本大学カザルスホールとしてあらたな歩みを始めたが、日大駿河台キャンパスの再開発に伴い、2010年3月末をもって幕が一応閉じられる。今後のホールとオルガンの処遇は未定。
 アーレントオルガンについて:1997年、カザルスホール創立10周年を記念して設置された。製作は20世紀最高のオルガンビルダーとして国際的な尊敬を集める、ドイツの名匠ユルゲン・アーレント。17世紀末ハンブルクの名高いオルガン建造家アルプ・シュニットガーの楽器に構想を得た、北ドイツ・バロック様式で造られている。
 カザルスホールと「鳥の歌」:「鳥の歌」は、もともとはクリスマスの時期にキリストの降誕を祝って歌われるスペインのカタルーニャ地方のキャロル。1971年の国連デーにニューヨークの国連本会議場に招かれた94歳のパブロ・カザルスが、「故郷カタルーニャの鳥たちは、ピース(平和)、ピース、ピースと歌うの」と言って、演奏したことでよく知られている。カザルスホールの開演ベルのメロディとしても親しまれ、舞台でもたびたび演奏されて、ホールのテーマとも言える。またホールのシンボルマーク(安野光雅作)も、「鳥の歌」をモティーフとしている。ボーナストラックは、アーレントオルガンによる「鳥の歌」を、カザルスホールに永年の感謝を込めて捧げている。

DISC CLASSICA

DCJA-21014
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\2619(税抜\2381)
ソングス
 こころ(金素雲/沢 知恵)/木兎(三好達治/中田喜直)/甃のうへ(三好達治/香月 修)/
 木の洞(三木露風/山田耕筰)/鳩笛の唄(清水みのる/中田喜直)/
 夢の雨(林 望/青島広志)/物語/乳母車(三好達治/木下牧子)/小さな空(武満 徹)/
 葬送歌(本願寺第八世釈蓮如/大谷千正)/薤露歌(加藤由美子)/
 山がすき海がすき(うらさわこうじ/伊藤幹翁)/
 今日もひとつ(星野富弘/なかにしあかね)/家路(江崎とし子)/道標(福山雅治)
  大畑理博(Br) 山本佳澄(P)
 録音:2009年10月22日、23日、相模湖交流センター多目的ホール、収録時間:約60分。
 大畑 理博:富山県立山町出身。富山県立呉羽高等学校普通科音楽コースを経て、東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。東京ミュージック&メディアアーツ尚美コンセルヴァトアールディプロマ修了。第21回富山県新人演奏会において北日本新聞音楽奨励賞。第56回・58回全日本学生音楽コンクール東京大会入選。第3回旭川"雪の降る街を"音楽祭中田喜直記念コンクール金賞、内村直也賞。第7回全国「叱られて」歌唱コンクールサンアゼリア賞。第11回日本クラシック音楽コンクール全国大会大学の部審査員特別賞。2006年12月、2007年3月、2009年9月、11月に富山と東京にてソロリサイタルを開催。ベートーヴェン「第九」をはじめ、モーツァルト、フォーレ「レクイエム」、ヘンデル「メサイヤ」等のバスソリストを務める。「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」、「カルメン」、「黒船」、「不思議の国のアリス」等のオペラの他、新作の音楽劇やミュージカルにも出演。レパートリーは母国語の日本語で歌う「日本のうた」。日本歌曲、童謡、唱歌、こどもの歌、歌謡曲と多岐にわたる。(社)日本歌曲振興会 声楽会員。国際芸術連盟 専門家会員。 これまでに毛利 準、高階由美、直野 資、黒田 博、黒崎隆憲、在原美江子、日本歌曲分野を塚田佳男、青山恵子の各氏に師事。現在、演奏活動をしながら、専門学校の講師をはじめ、都内ヴォーカルスクール等において、ヴォイストレーナー、ヴォーカルトレーナーとして後進の指導にも当たる。
 「嘈々(ソウソウ)と歌え、切々と語れ」(林 望[作家・国文学者])

 唐の白楽天の『琵琶行(ビワコウ)』という長詩に、
  大絃(タイケン)ハ嘈嘈(ソウソウ)トシテ急雨(ムラサメ)ノ如シ
  小絃(ショウケン)ハ切切(セツセツ)トシテ私語(ササメゴト)ノ如シ
 というところがある。低音絃はズンズンとしたたかに弾き鳴らし、高音絃は密かな囁きのごとくに聞かせるということである。これは、琵琶の音を叙したもので人の声にいうのではないが、私は、このCDを聴きながら、ふとこの句々を思った。
 日本人が母語の日本語で日本の歌を歌う。それは、イタリア人がイタリア歌曲を歌い、ドイツ人がドイツリートを歌うというのと同じことの筈なのだが、実際には、決してそうはなっていない。私自身、日本歌曲を愛することひとかたならず、自分でももうずいぶんたくさんの詩を新しい日本歌曲のために作りもした。また、歌曲のCDを極力蒐集して聴き比べて考えるということも常々心がけてきたのだが、日本歌曲の音源は、独伊仏英等西欧の歌曲音源にくらべると、まだまだ貧しい現状に止まっていることを、いつも遺憾に思っていた。
 一つには、音源が極端に偏っている。日本歌曲のCDは、八割九割は女性歌手、とりわけソプラノ歌手のそればかり多くて、男性歌手のものは極端に少ない。その寂しいことは、唖然とするほどであった。これは西欧のテノールやバリトンの名手たちが、必ずといっていいほど、見事な歌曲の音源をリリースしているのと著しい対照である。歌手の実力として、日本の男性歌手が西欧に劣るということは決してない。見事な声と表現力を持った歌手はいくらもいるのに、どういうものだか、彼らはほとんどCDを出さない。いや、日本の音楽出版業界の志の低さがその一因でもあって、出したくても出してもらえないというのが当っているかも知れぬ。
 しかし、私の信ずるところは、歌曲には男声のほうが向いているということである。こう言っては申し訳ないことながら、クラシックの発声上の仕組みから言って、とくにソプラノのように響きを優先して言葉の明確な「聞こえ方」を二の次にする歌唱法は、詩人としての立場から言って不満が残る。はっきりと「ことば」が聞こえてこないソプラノ的歌唱では歌のもっとも根源的なところが欠落してしまうように思うのである。
 これに対して、男声のアドヴァンテージは、言葉が明確に聞き取れるということである。それゆえ、「詩を歌う」ことを本意とする歌曲の世界では、どうしても男声の音盤がもっともっと現れてくれないと困る。
 その意味で、日本歌曲に特別の思いを持つ、若きバリトン大畑理博が日本歌曲のCDを出すことには、特段の意味があり、それを実現してくれたクラシカ・ジャパンの見識にも深甚の敬意を表したいと思う。
 もう一つは、現在までに出ている音源の、収録曲目のヴァラエティの貧しさである。山田耕筰、橋本国彦、中田喜直、大中恩・・・と毎度おなじみの作曲家の、毎度おなじみの曲ばかりが並んでいる。こうした現状を見ると、新しい、現代の歌曲などは、いっこうに作られていないかのごとくである。もちろんそんなことはない。新しい作曲家が、つぎつぎと新しい歌曲を世に問うてはいるのだが、いかんせん録音に乏しいのだ。たとえばイギリス歌曲の英国音盤などと比較してみると、いかに彼にあって豊かで、これにあって貧しいかが痛感される。
 こういう意味で、この大畑理博の新盤は、従来の固定観念を覆す「チャレンジ」であったと私は思っている。
 まずは曲目の新しさに注目されたい。『葬送歌』『薤露歌』『山がすき海がすき』など、新しい歌ども。こういう曲を挑戦的に世に問うという姿勢には、彼の志を読むことができる。また、『こころ』『道標』『家路』など、ポピュラーの世界から導き入れた新しい血、古典的な日本歌曲でも『木の洞』のように、従来は録音されることが殆どなかった曲もある。
 かくて結果的には、ほんとうに新しく、かつ画期的な曲目が揃ったと思う。これには、さまざまに変化する歌唱法、多彩な技量を要求されるわけだが、大畑はよく健闘している。山田耕筰や中田喜直らの本格的な歌曲は、彼のエネルギー溢れる声を以て、まさに「嘈々と」歌い上げているし、いっぽうまた、たとえば『小さな空』や、ポップス由来の曲などは、「切々と」語りかけるように歌っている。一本調子に、ただ朗々と歌い上げていれば事足れりとした行き方とは明らかな一線を読むべきであろう。  まったく瑕瑾がないわけではないが、それは誰が歌っても同じことである。それよりも、積極的に彼の、前へ向いて進んでいく歌への熱い思いを、ぜひよく聴いて欲しいものと思うのである。
 最後に一言、是非とも述べておきたいことは、ピアノ伴奏の山本佳澄の演奏の見事さである。「玲瓏たる響き」と言ったら、もっとも適切であろうか。十分に歌を歌わせて邪魔にならず、しかし、ピアノはピアノで、これまた嘈々切々とその音楽を表現している。こういうことを過小評価してはいけないと、私は思う。最近の若いピアニストには、こうした国際的に見て十分評価しうるに足る、素晴らしい音楽を持った人が現れてきているので、これも是非注意深く見守っていきたいと思うのである。さらに、このなかで『小さな空』などの編曲を担当した深見麻悠子の、心温まるような仕事ぶりにも、ぜひ注目していただきたいと思う。
 かれこれ、東京芸術大学が生んだ若い音楽家たちの、この意欲作を、これからの愛聴盤の一つに加えていただければ幸いである。

FLORESTAN

FLCP-21008
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\2933(税抜\2667)
クラリネット・パラフレーズ
 バッシ:
  歌劇「リゴレット」の旋律による演奏会用幻想曲
 ロヴェーリオ:
  歌劇「椿姫」の旋律による演奏会用幻想曲
 ジャン・ピエリ:ヴェニスの謝肉祭
 カプア:オー・ソレ・ミオ
 バルトーク:ルーマニア民族舞曲
 長生 淳:萬情の鳥
 ホロヴィッツ:
  「楽しき農夫」の主題によるダイヴァージョン
 マルティーニ:愛の喜び
小倉清澄(Cl)
白石光隆(P)
 録音:12月21日、22日、秩父ミューズパーク音楽堂。前人未到の超絶技巧作品集。圧倒的な技巧もさることながら、甘美な音色で歌う旋律は絶品。白石光隆の好サポートにも注目。
 小倉清澄(Cl):中学入学と同時に吹奏楽部でクラリネットをはじめる。1984年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。第2回ヤマハ新人演奏会に出演。1985年1月より東京佼成ウインドオ―ケストラの団員となる。これまでに故フレデリック・フェネル氏をはじめ、内外の指揮者と同オーケストラで多くのソロ曲を共演。第79回同オーケストラの定期演奏会にもソリストとして出演しバーンスタイン「プレリュード、フーガ&リフス」を演奏した。楽団員としてレコーディングしたレコード、CDのタイトル数は100を超えている。
 ソロ活動では東京、横浜、名古屋、仙台、盛岡、熊本、久留米など各地でリサイタルを行い、東京駅コンサート、NHK-FMにも出演。ソロCD「オフィーリア」、「三つの伝説」、「クラリネットのためのカラオケCD」を発売。また東京クラリネット アンサンブルのメンバーとしても10枚のCDをリリースしている。委嘱作品として磯崎淳博氏作曲、吹奏楽とソロクラリネットのための「予祝歌」、長生 淳氏作曲、クラリネットとピアノのための「オフィーリア」、「萬情の鳥」がある。
 吹奏楽の分野では全国各地においてクラリネットクリニック、合奏指導を行い小学生から社会人まで吹奏楽愛好者の指導にも熱心。各地の中学校、高校、大学、一般の吹奏楽部の演奏会にゲストとして招かれソロ演奏を行っている。吹奏楽コンクール審査員も多数務めている。
 楽器開発の協力プレイヤーとしてクラリネットをヤマハ株式会社に、リード、リガチャーをリコ社(アメリカ)にアドバイスしている。
 現在、上記オーケストラ クラリネット奏者、東京セレーノクラリネットオーケストラコンサートマスター。クラリネットを藤井一男、故大橋幸夫、故三島勝輔の各氏に師事。大分県出身。
FLCP-21010
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\2933(税抜\2667)
メンデルスゾーン:ピアノ・トリオ第1番 ニ短調
ハイドン:ピアノ・トリオ第39番 ト長調「ジプシー風」
崎谷直人(Vn)
新倉 瞳(Vc)
沼沢淑音(P)
 録音:2010年2月20日、21日、東京エレクトロン韮崎文化ホール。
 20代前半の次代を担う若きアーティスト3人によるピアノ・トリオ。このメンバーで先ごろ開催されたルーマニア国際音楽コンクール室内楽部門で第1位を獲得、高い音楽性、表現力を評価された。人気、実力共にフレッシュで最高のトリオ誕生。
 それぞれソリストとしても活躍しているが、若さに似合わず、外面的なパフォーマンスではなく、室内楽の限りない表現の深さとアンサンブルの緻密さを追求しつつも、ほとばしる感性溢れる演奏に期待。
 ピアノ・トリオの最もポピュラーなメンデルスゾーンと室内楽の原点とでも言うべきハイドンとの組み合わせも室内楽ファンの心をくすぐる。

 崎谷直人(さきや なおと):1987年生まれ。4歳でヴァイオリンを始める。98年ノボシビルスク国際コンクールジュニア第1位、00年メニューイン国際コンクールジュニア第3位。02年、当時最年少(15歳)でケルン音楽大学に入学。その後パリ市立音楽院で学ぶ。06年に帰国し、桐朋学園大学ソリストディプロマコースに在籍。高田美穂子、ブロン、プーレ、ドガレイユ、原田幸一郎各氏に師事。これまでに、東京フィル、神奈川フィル、京都市響、ノボシビルスクフィル等とソリストとして共演。また、06年に結成した1stを弾くウェールズ弦楽四重奏団を結成し、軽井沢八月祭、宮崎国際音楽祭、プロジェクトQ他、国内の多数のコンサート、音楽祭に参加。2008年度、松尾学術振興財団より助成を受ける。同年夏には、東京クァルテットの招きにより米国イェール大学の夏季アカデミーNORFOLK CHAMBER MUSIC SESSIONに参加。同年9月、ミュンヘンADR国際音楽コンクールクァルテット部門で、日本人のみで結成されるクァルテットとしては、東京クァルテット以来38年ぶりの3位入賞を果たす。2009年3月に王子ホールにてデビュー。これまでに原田幸一郎、徳永二男、毛利伯郎、山崎伸子、マティアス・タッケ、アンドラーシュ・ケラー、東京クァルテットの各氏に師事。2011年秋よりバーゼル音楽院に在籍し、ハーゲンQの2nd奏者、ライナー・シュミット氏に師事する予定。現在、ウェールズクァルテットを中心に活動している。
 新倉瞳(にいくら ひとみ):1985年生まれ。8歳よりチェロを始める。当時ドイツにて、ヤン・ヴィミスリッキー氏に師事。11歳で帰国後、毛利伯郎氏に師事。2001年桐朋女子高等学校音楽科に入学。室内楽を、毛利伯郎氏、堤剛氏、原田幸一郎氏に師事。IMA音楽賞受賞。アスペン音楽祭に奨学生として参加。宮崎国際音楽祭、鎌倉芸術館ゾリステン、プロジェクトQなどに出演。これまでに、飯守泰次郎指揮東京シティフィルハーモニックo.をはじめ、プロオーケストラ、アマチュアオーケストラと多数コンチェルトを共演。2006年8月、東芝EMI(現「EMI Music Japan」)よりアルバム「鳥の歌」をリリース。各音楽雑誌や新聞、TV等で取り上げられ、好評を得ている。2007年12月、タイ・バンコクにて文化庁認定事業「日タイ修好120周年記念コンサート」にソロ・チェリストとして出演。2008年桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。皇居桃華楽堂新人演奏会にて御前演奏を行なう。同年12月2ndアルバム「トロイメライ」をEMI Music Japanよりリリース。2009年4月より、「ビフィーナ」(森下仁丹株式会社)CMキャラクターとして起用され、「愛の挨拶」編と「歌の翼に」編が全国でOAされている。
 2009年8月第5回ルーマニア国際音楽コンクール室内楽部門にて第1位入賞。10月末、EMI Music Japanより3rdアルバム発売。合わせて2010年1月31日には東京文化会館において発売記念リサイタルを開催。堤剛氏に師事。
 沼沢淑音(ぬまさわ よしと):1987年神奈川県に生まれ5歳よりピアノをはじめる。1998年毎日新聞社主催、第52回全日本学生音楽コンクール東京大会小学校の部第2位受賞。2000年毎日新聞社主催、第54回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部第2位受賞。2003年2月 仙台市で行われた「若草物語 IV」に通過し、外山雄三指揮・仙台po.と共演。2004年3月「第5回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」第3位受賞。2005 3月 桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)ピアノ科を首席で卒業、あわせて桐朋学園音楽部門より特別奨学金を授与される。2005年12月 沼尻竜典指揮によるアンサンブル金沢と、シューマンのピアノ協奏曲を共演。2006年5月第1回野島稔・よこすかピアノコンクール第3位受賞。2007年 NHKFM「名曲リサイタル」出演。2009年 マウロ・パオロ・モノポリー国際ピアノコンクール第3位受賞。これまでに、杉安礼子、故ウラジーミル・竹の内、佐藤辰夫、辻井雅子、広瀬康に師事。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマを経てモスクワ音楽院に留学予定。

NAT

NAT-09371
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\2933(税抜\2667)
奏鳴曲 [Sonata]
 ヒンデミット:トランペットとピアノのためのソナタ
 アポステル:
  トランペットのための3章によるソナチネ Op.42a
 シュニーダー:ソナタ
 ブラント:演奏会用小品第1番/同第2番
 ベーメ:協奏曲 Op.18
菊本和昭(Tp)
 深層にある、美しさが聴こえる。ベーメ、ブラント、ヒンデミット、アポステル、シュニーダー。ドイツ語圏の国に関係のある、ロマン・近・現代作曲家の作品を集めた。どれも個性的な美しいメロディを持つ格好よい曲たち。



輸入マイナー・レーベル




GOP 1CDあたり¥2200(税抜¥2000)

 イタリアのレーベル G.O.P. [GREAT OPERA PERFORMANCES] は LP 期から発売を続けていた老舗。国内へは2004年まで代理店があったがその後撤退、2008年頃を最後に現地でも新譜発売は成されていないようなので、残念ながら流通在庫限りと思われる。
66-364
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(2CD)
アンゲルブレシュト〜フォーレ:歌劇「ペネロープ」
 レジーヌ・クレスパン、クリスティアーヌ・ゲロー、マドレーヌ・ガニャール、
 フランソワーズ・オジュア、ジュヌヴィエーヴ・マコー、
 ニコール・ロバン、ラウール・ジョバン/他
 デジレ=エミール・アンゲルブレシュト指揮フランス放送o.&cho.
 録音:1956年5月24日、パリ。
 アンゲルブレシュトの同曲にはもう一種、1951年のライヴが MALIBRAN と CANTUS LINE から発売されている。

LABOR RECORDS (米) 1CDあたり¥3520(税抜¥3200)

 ニューヨークに本拠を置き、クラシック、ジャズ、ワールド・ミュージックと幅広く展開しているレーベル。ブラジルのピアニスト、ジュアン・カルロス・マルティンスのバッハ(元々 CONCORD CONCERTO への録音で、その後 TOMATO というレーベルから再発された物)など、日本人好みのアイテムもあるのだが、なぜかアメリカ国外へはなかなか流通せず、入手が難しい。
Music of Tribute Vol.4〜ドメニコ・スカルラッティ
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ト長調 L 486
 ジャン・フランセ(1912-1997):スカルラッティ讃
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ロ短調 L 33
 マルセル・ド・マンジャルリ(1899-1989):スカルラッティ讃
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ 変ロ長調 L 39
 ヴラスティミル・ニコロフスキ(1925-2001):ソナタ ト長調
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ハ短調 L 360
 シャルル=ヴァランタン・アルカン(1813-1888):
  デュエッティーノ(D.スカルラッティ風に)
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ニ長調 L 415
 レイモンド・ルーエンサール(1926-1988):スカルラッティ風トッカータ
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ イ短調 L 134
 マルク=アンドレ・アムラン(1961-):
  ピアノフォルテのための練習曲 [Esercizio per pianoforte] (1992)
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ヘ長調 L 432
 レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):演奏会用アレグロ [Concert-Allegro]
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ホ長調 L 21
 ヴァルター・シュテフェンス(1934-):スカルラッティ讃
 ジェルジ・クルターク(1926-):D.S.讃
  ヴィクトリア・ラキソワ(P)
 録音:2004年6月、ブレーメン放送局ゼンデザール、ブレーメン/発売:2005年。
 D.スカルラッティのソナタと、スカルラッティに捧げられたピアノ作品を交互に収録した企画盤。ゴドフスキー、アムラン、ルーエンサールら、ヴィルトゥオーソ・ピアニストによる作品も収められている。ド・マンジャルリはフランス、ニコロフスキはユーゴスラビア、シュテフェンスはドイツの作曲家。演奏のラキソワはロシアのサンクトペテルブルク出身で、ドイツで活躍するピアニスト。

A.K.MUZIK (トルコ) 1CDあたり¥3080(税抜¥2800)

トルコ音楽における現代の声
 アドナン・サイグン(1907-1991):
  ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.33(1956)
 イルハン・ウスマンバス(1921-): Approximate Duo
  (ヴァイオリンとピアノための)(2003)
 ファジル・サイ(1970-):
  ヴァイオリン・ソナタ Op.7(1997)
 ムハンメル・スーン(1932-):3つの小品(1955)
 メリハ・ドグドュアル(1959-):
  真空(2000)(*)/アンコール(2000/2003)(*)
アッチラ・アルデミル(Vn)
セブキ・カラエル(P)
 録音:2003年12月、ベルリン、RBB。(*)は世界初録音。
 エキゾチックなトルコの雰囲気たっぷりのヴァイオリンとピアノのための作品集。
 サイグンは第1次大戦後のトルコの西洋型音楽文化の発展を担った作曲家の一人で、最も有名なトルコ人作曲家。トルコ各地の民俗音楽の収集研究の中心的役割を担いた。また、ファジル・サイは世界的に活躍する人気ピアニストで、室内楽を中心に作曲家としても有名。5楽章からなるヴァイオリン・ソナタは、彼の代表的な作品で多彩なリズムとヴァイオリンならではの重音が印象的。
 ヴァイオリンのアルデミルは1975年イスタンブール生まれ。ドイツで研鑽を積み、2007年にヨハネス・ブラームス・コンクールで特別賞を、翌2008年には同コンクール、ヴィオラ部門で3位を受賞した新進気鋭の若手ヴァイオリニスト。

BERLIN CLASSICS
 価格帯A:1CDあたり¥3080(税抜¥2800)
 価格帯B:1CDあたり¥1870(税抜¥1700)

 旧譜はこちらから
BC-0016662
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価格帯:A
ショパン:マズルカ選集
 [Nos.1, 2, 4-6, 9, 11, 13-15, 18-21,
    25, 27, 32, 34, 36-38, 40, 45-51 ]
アンナ・ゴラリ(P)
BC-0300014
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価格帯:B
マヨルカ島の冬
 ショパン
  ポロネーズ Op.40 Nos.1, 2/
  マズルカ Op.41 Nos.2, 4/
  プレリュード Op.28 Nos.20, 15 /
  バラード第2番/スケルツォ第3番/
 ジョルジュ・サンド[朗読/独語]:
  マヨルカ島の冬(*)/ Aus meinem Leben (*)
ハンネローレ・エルスナー(語り;*)
セバスティアン・クナウアー(P)
 サンドの作品朗読とクナウアー演奏によるショパン作品。
BC-0300015
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価格帯:B
ショパン、シューマン:練習曲集
 ショパン:練習曲 Op.10
 シューマン:交響的練習曲 Op.13
ラグナ・シルマー(P)



映像新譜




E1 ENT. (KOCH) DVD

E1E-DV-6731
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(4DVD)
\7150(税抜\6500)
レナード・バーンスタイン〜OMNIBUS
 ・ベートーヴェンの「第5交響曲」[放送:1954年11月14日、CBS /33分]
 ・ジャズの世界[放送:1955年10月16日、CBS /45分]
 ・指揮法[放送:1955年12月4日、CBS/48分]
 ・アメリカのミュージカル[放送:1956年10月7日、ABC/76分]
 ・現代音楽入門[放送:1957年1月13日、ABC/49分]
 ・ヨハン・セバスチャン・バッハの音楽[放送:1957年3月31日、ABC/64分]
 ・何がオペラを大きくしているか?[放送:NBC]
 <ボーナス・トラック> ヘンデル:オラトリオ「メサイア」より
  [Advent & Christmas, Hallelujah Chorus /放送:1955年12月25日、CBS/58分?]
 アデーレ・アディソン(S) グロリア・レーン(A)
 デイヴィッド・ロイド(T) ウィリアム・ウォーフィールド(Br)
 レナード・バーンスタイン指揮シンフォニー・オヴ・ジ・エア、スコラ・カントルーム
 1950年代、CBS, ABC, NBCから放送された文化教養講座シリーズ「 Omnibus 」からバーンスタイン特集を収録した4枚組DVD。フォード財団がスポンサーとなり毎週日曜午後に放送、文化、芸術、科学などのトピックをわかりやすく解説し、166話&230時間と教養番組としてはめずらしい長寿番組となった。シリーズを通してホストを務めたのはテレビ・ジャーナリスト、アリステア・クック。1954年に放送された第一回目のバーンスタイン特集では、ベートーヴェンの交響曲第5番が取り上げられ、作曲家の葛藤する姿や性格までを残された譜面から読み取っていく。堅苦しく思われがちのクラシック音楽をバーンスタインならではの新鮮な切り口と、深い洞察力で聴衆を惹き込んだ。4枚目のディスクには、ボーナスとして1955年クリスマスに放送された、ヘンデルのメサイアを収録。

UNIVERSAL DVD 特記以外
 価格帯記載無し[DVD]:1枚あたり¥3960(税抜¥3600)

DG
073 402-2
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(2DVD)
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」
 キャスリーン・バトル(S;ロジーナ) レオ・ヌッチ(Br;フィガロ)
 ロックウェル・ブレイク(T;アルマビーバ伯爵) エンツォ・ダーラ(B;バルトロ)
 フェルッチョ・フルラネット(B;バジリオ)他
 ラルフ・ヴァイケルト指揮メトロポリタン歌劇場o.
 収録:1989年2月、NTSC/Colour/4:3/Region CODE: 0 (worldwide)/PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1/字幕:G, E, F, I, S, Chinese 。初DVD化。
 不世出の名ソプラノ、キャスリーン・バトルの当たり役として知られるMETの「セビリャの理髪師」。ヌッチ、フルラネットら豪華で頼もしい共演者にも恵まれて、METらしい絢爛豪華な歌唱と舞台を繰り広げる。上演から20年以上経っても未だ色褪せない同演奏が、この度待望のDVD化。
073 434-8
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(DVD)
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
 ジュディス・ブレゲン(S;グレーテル)
 ダイアン・キースリング、ベッツィー・ノーデン(S)
 フレデリカ・フォン・シュターデ(ヘンゼル) ジーン・クラフト(Ms)
 ロザリンド・エリアス(A;魔女) マイケル・デヴリン(Br)
 トーマス・フルトン指揮メトロポリタン歌劇場o.&cho.、バレエ団
 収録:1982年12月25日、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク。

WARNER (NVC ARTS) DVD 特記以外
 価格帯記載無し:1枚あたり¥3960(税抜¥3600)
 価格帯B:1枚あたり¥4840(税抜¥4400)

 ご案内済旧譜はこちらから
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」(映画版)
 ロバート・ロイド(青ひげ公) エリザベス・ローレンス(ユーディト)
 アダム・フィッシャー指揮LPO/監督:レスリー・メガヘイ
 収録:1988年/初発売:1989年。原盤:TELDEC (9031-73830)。初DVD化と思われる。
5186-534022
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(4DVD)
2枚価格
グラインドボーン音楽祭におけるモーツァルトの歌劇集
 歌劇「フィガロの結婚」
  フィンリー、ハグリー、フレミング、シュミット/ベルナルト・ハイティンク指揮LPO
 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
  カシュマイユ、ペイジ、マルティンペルト、ピエチョンカ
  ヤコフ・クライツベルク指揮エイジ・オブ・エンライトメントo./他
 歌劇「イドメネオ」
  ケニー、ハドリー、ラングリッジ/ベルナルト・ハイティンク指揮LPO/他
 ドキュメンタリー「ザ・ハウス・ザット・ジョージ・ビルト」
5186-537002
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(2DVD)
1枚価格
ハワード・グッドールの合唱の世界
 作曲家ハワード・グッドールが、世界のさまざまな合唱作品を紹介する。イギリスのテレビ番組用に制作された物で、合唱の歴史などを中心に世界中の知られざる合唱団を取材している。
5051865567325
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[5186-556732]
1.5枚価格
プラシド・ドミンゴ〜マイ・グレイティスト・ロールズ
 プッチーニ:トスカ/マノン・レスコー/西部の娘/より(以上抜粋)
  プラシド・ドミンゴ、キャサリン・マルフィターノ、キリ・テ・カナワ、
  トーマス・アレン、ルッジェーロ・ライモンディ、キャロル・ネブレット
  ズビン・メータ指揮ローマRAIso.、ジュゼッペ・シノーポリ指揮
  ネッロ・サンティ指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場/他
マレク・ドレフノフスキ(P)〜
 ショパン・セレブレーション

  ピアノ協奏曲[第1番/第2番]/12のワルツ
マレク・ドレフノフスキ(P)
アントニ・ヴィト指揮
ポーランド国立放送
 カトヴィツェso.
アダン:バレエ「ジゼル」 アンナ・ツィガンコーワ
ジョゼフ・ヴァルガ
ボリス・グルージン指揮
オランダ国立バレエ


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