カメラータ・トウキョウ
チェロ・ソナタ第１番 変ロ長調 Op.45/
無言歌 Op.109/
チェロ・ソナタ第２番 ニ長調 Op.58
岡田博美（Ｐ）
恵まれた環境に育ち、作曲家としてだけではなく、優れた器楽奏者であり、指揮者でもあり、さらに素晴らしい画家でもあったメンデルスゾーン。彼は生涯で２曲のチェロ・ソナタを残した。情熱的で躍動感あふれる２つのチェロ・ソナタは、チェロだけでなくピアノも聞かせどころの多い作品。ノージュと岡田のダイナミックな演奏で、メンデルスゾーンの２つのチェロ・ソナタをお聴き頂きたい。
ローベルト・ノージュ（Ｖｃ）：1966年ハンガリー生まれ。6歳からチェロの手ほどきを受け、12歳にしてハンガリー・ジュニア・コンクール第１位に輝く。ブダペスト・リスト音楽アカデミーのチャバ・オンツャイ、ミクローシュ・ペレーニに師事。在学中にポッパー・コンクール第１位・グランプリを受賞。直後にもヴェネツィアで「国際フローリアン賞」を獲得。同じ頃クラウディオ・アバド指揮のグスタフ・マーラー・ユーゲントo.で独奏チェロ奏者としても活躍。1989年、リスト音楽アカデミーの演奏学科と教育学科を優秀な成績で卒業。引き続きウィーン音楽・表現芸術大学でヴォルフガング・ヘルツァーに師事し、研鑽を重ねる。
1990年、ニーダーエステライヒ・トーンキュンストラーo.のソロ奏者、1992年からウィーン国立歌劇場o.団員、その後VPOのメンバーとして活躍。2005年には、VPO第1チェロ奏者となる。また、2009年秋より、ウィーン音楽大学の教授として後進の指導にあたっている。
さらに、ソリストや室内楽奏者としてもヨーロッパを中心に活躍し、放送、録音の分野にも積極的に参加している。
岡田博美（Ｐ）：富山県出身。安藤仁一郎、森安芳樹、マリア・クルチオの各氏に師事。桐朋学園大学在学中、第48回日本音楽コンクールで第１位優勝。桐朋学園大学を首席で卒業後、1982年の第28回マリア・カナルス国際コンクールで第1位（スペイン音楽解釈賞を併せて受賞）、1983年、第２回日本国際音楽コンクールのピアノ部門第１位、1984年の第２回プレトリア国際コンクールにて第１位（リサイタル賞を併せて受賞）と、次々に優勝を果たし注目を集める。1984年よりロンドン在住。翌1985年、ロンドンでデビュー・リサイタルを行い、「まさしく来るべきスター」（デイリーテレグラフ紙）、「図抜けて確かなテクニックで、創造力に富む情熱的な音楽性」（タイムズ紙）と絶賛された。1993年のショパン・エチュード全曲演奏に対して第20回日本ショパン協会賞を受賞。オーケストラとの協演も多く、古典から現代曲までの幅広いレパートリーを持つ。各地の音楽祭へもたびたび出演しており、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティヴァル（フランス）、グレイト・ロマンティクス・フェスティヴァル（カナダ・ハミルトン）、イスタンブール国際ピアノ・フェスティヴァル、シュタインバッハ音楽祭（オーストリア）、東京の夏音楽祭、草津音楽祭などに出演している。
死と乙女（弦楽合奏版/原曲：
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810 「死と乙女」）
シューベルト：
アンダンテ〜弦楽四重奏曲/
第13番 イ短調 D.804 Op.29-1「ロザムンデ」より/
５つのドイツ舞曲 D.90
ディ・ペルージャ
シューベルトの「死と乙女」は弦楽四重奏曲として知られているが、この名作には、マーラー編曲による弦楽合奏版も残されている。コントラバスのパートも加えられ、オリジナルの弦楽四重奏版よりも響きに厚みが増し、よりドラマティックに聞こえてくる。ペルージャを本拠地とする弦楽合奏団「イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ」によるエネルギッシュで心揺さぶられる「死と乙女」は必聴の１枚。
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ：イ・ムジチ合奏団で知られるピーナ・カルミレッリの愛弟子パオロ・フランチェスキーニを中心に、ピリオド楽器の演奏でも有名なペルージャの音楽院の教授らにより2001年の初めに結成された、イタリアの音楽作品を中心レパートリーとする弦楽アンサンブル。イ・ソリスティ・ディ・ペルージャは、イタリア古典派の室内楽奏法に基づきながら、独創的で新鮮味あふれる作品への幅広い解釈を試みている。その試みは、作品の細部にまで目を向け、潜在する作品の魅力を見つけ出し、そしてその魅力を演奏によって表現すること。
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャは、イタリア国内のクラシック界では中心的存在であり、その存在の重要性はさらに国境を越えて認められるようになっている。
2001年より毎年、草津夏期国際音楽アカデミー＆フェスティヴァルに招待されており、また2002年にはギリシャで行われた「イタリア共和国記念祝典」において演奏した。今後の活躍が大いに注目されるアンサンブル。
第２番 変イ長調「華麗なる円舞曲」Op.34-1/
第13番 変ニ長調 Op.70-3/第11番 変ト長調 Op.70-1/
第10番 ロ短調 Op.69-2/第１番 変ホ長調「華麗なる大円舞曲」Op.18/
第15番 ホ長調/第３番 イ短調「華麗なる円舞曲」Op.34-2/
第14番 ホ短調/第19番 イ短調/
第４番 ヘ長調「華麗なる円舞曲」Op.34-3/第12番 ヘ短調 Op.70-2/
第７番 嬰ハ短調 Op.64-2/第16番 変イ長調/
第９番 変イ長調「別れ」Op.69-1/第６番 変ニ長調「小犬」Op.64-1/
第８番 変イ長調 Op.64-3/第17番 変ホ長調/
第18番 変ホ長調/第５番 変イ長調 Op.42］
バラード第１番 ト短調 Op.23/
ワルツ第17番 変ホ長調 遺作/
バラード第３番 変イ長調 Op.47/
ロンド 変ホ長調 Op.16/前奏曲 変イ長調 遺作/
バラード第２番 ヘ長調 Op.38/
パガニーニの思い出/前奏曲 嬰ハ短調 Op.45/
コントルダンス 変ト長調/
バラード第４番 ヘ短調 Op.52
エドワード・アウアーは、1965年のショパン・コンクールでアメリカ人として史上初入賞、1967年、ロン＝ティボー・コンクールで第１位となって一躍、世界的なピアニストとしてそのキャリアをスタート、最近ではコンクール審査員としても活躍している。長年にわたってショパンを愛し、最も得意とする作曲家として弾き続けてきただけに、この２枚でもショパンの心を余すところなく出しきっている。なお、このアルバムを共に担当したマックス・ウィルコックスは、ショパンの名演奏家ルービンシュタインの全レコードを手掛けた名プロデューサー。
ショパン：
練習曲 ハ短調 Op.10-12「革命」/
夜想曲 嬰ハ短調（遺作）
（レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ）/
ポロネーズ 変イ長調 Op.53「英雄」/
スケルツォ第１番 ロ短調 Op.20/
ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/マズルカ イ短調 Op.17-4/
バラード第１番 ト短調 Op.23
弱冠18歳でショパン・コンクールに入賞したポーランド出身のオレイニチャク。演奏はもちろんのこと、ソフィー・マルソー主演で制作された映画にショパン役で出演、同じくNHKとポーランド国営放送局が共同制作した番組でもショパン役を演じるなど、ショパンを語る上で切っても切れない演奏家と言えるだろう。映画「戦場のピアニスト」の劇中音楽を担当し、話題を集めたのは記憶に新しいところ。そんな彼が26歳の時に録音したショパン・アルバム。ショパンの真髄を聴かせる。
天使は歌う/私の彼氏/四月の想い出/スタッフィー/
ミスティ/いい娘を見つけた/
ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア/
ハウ・カム・ユー・ドゥー・ミー・ライク・ユー・ドゥー/
サマータイム/マイ・カインド・オブ・タウン/
ヤング・アンド・フーリッシュ
［ハリー・アレン（テナーＳａｘ）
ロッサノ・スボーティエロ（Ｐ）
ジョエル・フォーブス（ベース）
チャック・リグス（Ｄｒ）］
バラード中心にメロディアスな選曲。スウィング感に満ちたテナー・サックス・サウンドの魅力が横溢。ツアー・ステージでの演奏予定曲目を収録。
ＦＯＮＴＥＣ
ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784 Op.143/
楽興の時 D.780 Op.94/３つのピアノ曲 D.946
「ピアノ・ソナタ第14番」は中期の作品だが、特に内向的な傾向で、前後の13番、15番に比べると演奏される機会の少ない作品だが、シューベルトの内面を深く覗き込むような魅力がある。
「楽興の時」は洗練された小曲集で、ドイツ・リートの作曲を得意としたシューベルトならではの歌心が感じられる名曲。
「３つのピアノ曲」はシューベルトの没年に作られたもので、没後暫くの間忘れられていたが、ブラームスによって再発見され、現在の曲名となった。ブラームスは非常にシューベルトを高く評価しており、シューベルトの旧作品全集の監修者となったほどだった。そして周知の通りブラームスとシューマンの関係は密接なものがあり、この曲において、シューベルト、シューマン、ブラームスの繋がりが垣間見える。そしてシューマンのピアノ作品全曲を録音した伊藤恵による演奏は、この曲の新たな魅力に気付かせてくれる。
伊藤恵によるシューベルトの演奏は曲本来の姿を表現し、沁みこむような静寂管を湛えながらも、常に温かさが感じられる物。
「エフゲニー・オネーギン」より
［ポロネーズ/ワルツ］/
マンフレッド交響曲 ロ短調 Op.58
九州so.
マンフレッド交響曲はバイロンの劇詩「マンフレッド」に基づく標題交響曲として、1885年に作曲された。唯一の標題交響曲であり、同時に番号付けのないただ一つの交響曲でもある。時期としては第４番と第５番の間に作曲され、大変ドラマティックで華麗な大作。
歌劇「エフゲニー・オネーギン」はプーシュキンによる同名の小説が原作となっている。チャイコフスキー自身もあえてオペラではなく、叙情的情景と呼んでいた。まさに登場人物の心理を繊細に描写するような音楽。本CDではその中からポロネーズとワルツを収録する。
秋山の指揮による九州so.の演奏は、時に厳しく、時に流麗に両曲の個性を表現しており、音楽を聞く歓びを再確認させるような名演。
寄席「若竹」最後の日
芝浜/終演後の会見
2009年10月29日、惜しまれつつこの世を去った五代目・三遊亭圓楽。彼が十八番としていた演目のひとつが、古典落語の中でも屈指の人情噺、「芝浜」。
彼が一門と落語界の発展のため、私財を投げ打ち、多額の借金をして設立した寄席「若竹」（昭和60年3月21日〜平成元年11月25日）閉場の日、最後の高座で挑んだ演目もやはり「芝浜」だった。
万感の思いが込められた「芝浜」、まさに円熟の極みにあった名人・圓楽の芸に圧倒される。
同時収録された終演後の会見では、落語界の次代を担う若手への苦言・期待など、落語に対する大きな愛情と、誰にでも愛され、尊敬されたその人柄がしのばれる。
2010年3月の六代目圓楽の襲名にあわせ、歴史的にも大変貴重な音源が初CD化。五代目・圓楽「芝浜」の定番となること間違いなし。
三遊亭鳳楽のメッセージをブックレットに掲載。
つばめのように/澄んだ心のままで/未来見つめて/
星めぐりの歌/またね・・・/夕日の向こうに/
サッカー大好き！/分岐点/ありがとう ともだち/
未来への地図/We are the one/たからものはなあに/
歩きだそう/けっして忘れない/流れゆく雲を見つめて/
友がいるならLet's brgin/
心から（合唱組曲「こ・こ・ろ」から）
ことのみ児童cho.
遠藤直子（Ｐ）
三輪 裕子指揮
練馬児童cho.
小野真理子（Ｐ）
榊原哲 指揮
船橋さざんか少年少女cho.
齊藤涼子（Ｐ）
田中知子（カラピアノ）
小学校の部 「いのちのいっちょうめ」（作詞：里乃塚玲央/作曲：横山裕美子）
中学校の部 「Ｉハート×××（アイ・ラヴ）」（作詞・作曲：愛/編曲：上田真樹）
高等学校の部 「いのち」（作詞：谷川俊太郎/作曲：鈴木輝昭）
（全音楽譜出版社刊）完全準拠
神野明、渚智佳、藤原亜美（Ｐ）
ＩＳＯＤＡ
3004のみ新譜、残りは代理店未案内の旧譜。ドヴォルザーク(1841-1904)：
ピアノ五重奏曲 イ長調Op.81 (1887)
コルンゴルド(1897-1957)：
ピアノ五重奏曲 ホ長調Op.15 (1920)
［辻井 淳（第１Ｖｎ）
釋 伸司（第２Ｖｎ）
沖田孝司（Ｖａ）
雨田一孝（Ｖｃ）］
藤井由美（Ｐ）
三位一体とはこのこと！せつなく、親しみやすい旋律が国籍や時代を超え、人々の胸を打つドヴォルザーク。爛熟したロマンの香りが濃く、甘美だが多彩な響きの表情をみせるコルンゴルド。聴き手の関心を一瞬もそらさない、緊密なアンザンブルを繰り広げるマイ・ハート弦楽四重奏団と藤井由美。
モーツァルト：
弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調「狩」
シューベルト：
弦楽四重奏曲第13番 イ短調「ロザムンデ」
［辻井 淳（第１Ｖｎ）
釋 伸司（第２Ｖｎ）
沖田孝司（Ｖａ）
雨田一孝（Ｖｃ）］
ヴィヴァルデイ：ヴァイオリン協奏曲集「四季」
バッハ：ヴァイオリン協奏曲第２番 ホ長調
マイ・ハート室内o.
ＨＡＲＭＯＮＹ
ＫＩＩ
ドビュッシー：亜麻色の髪の乙女［クラーラ・ケルメンディ（Ｐ）］
モーツァルト：フルートとハープのための協奏曲〜第２楽章（抜粋)
［イジー・ヴァーレク（Ｆｌ） ハナ・ムレロヴァー（Ｈｐ） カペラ・イストロポリターナ］
Ｊ．Ｓ．バッハ：羊は安らかに草をはみ［フィルハーモニー交響楽団］
ショパン：ノクターン第２番［アレクサンダー・コブリン（Ｐ）］(*)
ベートーヴェン：スイス民謡による変奏曲［アイステ・バリューニテ（Ｈｐ）］(*)
バダジェフスカ：森のこだま［ユリア・チャプリーナ（Ｐ）］(*) / ショパン：蝶々［イディル・ビレット（Ｐ）］
モーツァルト：フルート四重奏曲第４番〜第１楽章
［ジャン・クロード・ジェラール（Ｆｌ） ヴィラ・ムジカ・アンサンブル］
ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ（抜粋）［スロヴァキア放送so.］
サティ：ジムノペディ第１番［エリック・ハイドシェック（Ｐ）］(*)
グリーグ：「ホルベアの時代より」〜前奏曲［カメラータ・カッソヴィア］
アンダーソン：そりすべり［白石光隆（Ｐ）］(*) / チャイコフスキー：こんぺいとうのおどり［スロヴァキア放送so.］
ルロイ・アンダーソン：サテンを着た少女［白石光隆（Ｐ）］(*)
フート：「大きな古時計」による変奏曲［工藤淳子（Ｆｇ） 白石光隆（Ｐ）］(*)
シューマン：炉辺で［エリック・ハイドシェック（Ｐ）］(*)
マスネ：初見用小品(1881年用）［難波薫（Ｆｌ） 沼尻竜典（Ｐ）］(*)
ヴィヴァルディ：冬〜第２楽章［西崎崇子（Ｖｎ） カペラ・イストロポリターナ］
ショパン：雨だれの前奏曲［アレクサンダー・コブリン（Ｐ）］(*) / ドビュッシー：月の光［スロヴァキア放送so.］
『●森ガール。「森にいそうな女の子」で、ゆるくてふんわりしたイメージ、気取らずに、自分らしさや心地よさを追求する、ファッションや生活スタイルが、大きな話題となっています。そんな森ガールたちへ贈る、森イメージのクラシック音楽コンピレーション。
●クラシック音楽の、まさに巨匠たちによって紡ぎだされた、エバー・グリーンのメロディの数々が、世代を超えて人々のこころを安らぎの世界に誘う、まるで、森林浴をしてるかのような、時間と空間を体験できる、マジカルな音楽CD が誕生しました！！！
●「ノクターン」、「月の光」などこころ安らぐクラシックの名曲から、「森のこだま」などの、森に関連した曲などが収録された充実の全20トラックは全てデジタル録音です。』とのこと。