・国内盤マイナー・レーベル |
・輸入盤マイナー・レーベル |
・輸入盤 歴史的アイテム |
・映像アイテム |
・高音質アイテム |
輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
ALM コジマ録音 | ||
空飛ぶ笛 II ハチャトゥリアン/江崎浩司編:剣の舞 C.パーカー/江崎浩司編:オー・プリヴァーヴ ベートーヴェン/江崎浩司編:エリーゼのために 福田和禾子/江崎浩司編:北風小僧の寒太郎 J.S.バッハ/江崎浩司編: プレリュードとフーガ第10番 BWV.855 (平均律クラヴィーア曲集第一巻より)/ バディネリ(管弦楽組曲第2番より) シューマン/江崎浩司編: トロイメライ(「子供の情景」より)/ 鬼ごっこ(「子供の情景」より) グルック:精霊の踊り サティ/江崎浩司編:ルラーシュ(本日休演) サティ:グノシエンヌ第5番 ドリーブ/江崎浩司編:ピッチカート (バレエ組曲「シルヴィア」より) パガニーニ/江崎浩司編:カプリース第24番 チャイコフスキー:10月「秋の歌」(「四季」より)/ メロディ(「なつかしい土地の思い出」より)/ 6月「舟歌」(「四季」より) グリーグ:蝶々(抒情小曲集第3集より) |
江崎浩司(リコーダー) 長久真実子(Cemb) | |
録音:2007年8月8日-9日、秩父ミューズパーク音楽堂。 リコーダー、オーボエ、ファゴット、サックス等さまざまな管楽器のプレイヤーとしてマルチな活躍を続ける江崎浩司のリコーダー・アルバム第2弾。江崎ワールドは、チャイコフスキーのピアノ曲からジャズ、果ては「北風小僧の寒太郎」に至るまで実に幅広い。アイデア満載のアレンジもさることながら、あらゆる奏法を駆使した抜群のテクニックとニュアンスに富んだ吹きっぷりはまさに圧巻。チェンバロの長久真実子との息のあったデュオも聴きどころの一枚。 | ||
カメラータ・トウキョウ | ||
この道〜ふるさとの歌/河野克典 荒城の月(瀧廉太郎/土井晩翠) 赤とんぼ(山田耕筰/三木露風) かやの木山(山田耕筰/北原白秋) 鐘が鳴る(山田耕筰/北原白秋) この道(山田耕筰/北原白秋) 待ちぼうけ(山田耕筰/北原白秋) 砂山(山田耕筰/北原白秋) 砂山(中山晋平/北原白秋) 「沙羅」より(信時潔/清水重道) [丹澤/北秋の/沙羅/鴉/行々子/ゆめ] 浜辺の歌(成田為三/林古渓) 椰子の実(大中寅二/島崎藤村) 初恋(越谷達之助/石川啄木) 栗問答(平尾貴四男/梅木三郎) たあんきぽーんき(中田喜直/山村暮鳥) 馬車(中田喜直/三好達治) 蝉(中田喜直/三好達治) 沙上(中田喜直/三好達治) わが耳は(中田喜直/三好達治) つくだ煮の小魚(中田喜直/井伏鱒二) 結婚(中田喜直/山之口 獏) 木兎(中田喜直/三好達治) ふるさと(高野辰之/岡野貞一) |
河野克典(Br) 浅野真弓(P) | |
録音:2007年7月、山梨。 ドイツ・リートの第一人者、バリトンの河野克典による日本の名曲を集めた心温まるアルバム。リート歌手として培った歌詞への探究心や発声法などが、存分に生かされている。収められた作品は、今までも、そしてこれからも歌い継がれていく名曲ばかり。日本語の美しさ、日本歌曲の質の高さにあらためて気づかされる。大人も子供も含め、多くの人に是非とも手にとっていただきたい1枚。 河野克典(Br):山口県出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。ドイツ政府給費留学生(DAAD)としてミュンヘン国立音楽大学へ。ウィーン国立歌劇場研究員として研鑽を積む。数々の賞に輝く。ヨーロッパ各地でのリサイタルをはじめ、オーケストラ、宗教曲の公演に数多く出演。マーラーのオーケストラ歌曲や宗教曲、「カルミナ・ブラーナ」等の曲に定評がある。 歌曲の演奏会に力を入れており、「リサイタル・シリーズ」では、清水和音、横山幸雄、小山実稚恵の各氏らと共演による「歌・三夜一夜物語」やシューベルト3大歌曲「白鳥の歌」「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」を野平一郎、小林道夫の各氏と共演。現在は10回シリーズで「新・歌物語」を企画・公演。第2回「ヴォルフの世界」(ピアノ:野平一郎)では、平成15年度芸術祭優秀賞を受賞。その実力と構成力は高く評価されている。 | ||
旋回舞踊〜超絶技巧ソロ 佐藤俊介プレイズ西村朗〜 西村朗:弦楽器作品集【西村朗作品集12】 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ [I「呪文」(2005)/II「霊媒」(2005)/ III「炎の文字」(2007)]/ モノローグ ─ ヴァイオリン・ソロのための(1995)/ 無伴奏ヴィオラ・ソナタ [I「旋回舞踊」(2005)/ II「C線のマントラ」(2007)]/ 「鳥の歌」による幻想曲(2005)/「悲歌」(1999) |
佐藤俊介(Vn/Va) | |
録音:2007年3月、ウィーン。使用楽器:1846年パリ製オーギュスト・ベルナルデル。 「ここに収録された8曲は、私がこれまでに作曲した無伴奏のヴァイオリン曲とヴィオラ曲の全てである。いずれも高度な技巧を要求するものとなっている。2004年頃に佐藤俊介さんのヴァイオリンとヴィオラの演奏を聴いた私は、その類まれな音楽性と驚嘆に値する卓越した技巧に熱く魅せられ、彼に捧げる独奏曲を連作したいとの押さえ難い衝動をおぼえた。そして直ちに実行。作曲中、何かに押されたように筆が動くのを感じた。彼の発散する神秘的な力のようなものが作用したのかもしれない。不思議な体験であった。」(西村朗) 日本現代作曲家を牽引するひとりである西村朗の新しい作品集は、ヴァイオリンとヴィオラのための作品を収めたアルバム。新進気鋭のヴァイオリニスト、佐藤俊介に捧げられた作品を中心に選曲されている。佐藤俊介が醸し出す、神秘的世界と息を呑むような超絶技巧と表現力が、西村作品と出会うことにより、さらなる神秘的世界をもたらしている。 佐藤俊介(Vn):1984年東京生まれ。4歳から父親の米国留学のため渡米。ジュリアード音楽院プレ・カレッジにてドロシー・ディレイと川崎雅夫の各氏に師事。その後、カーティス音楽院にて、ジェイミー・ラレドに師事し、室内楽をギャリー・グラフマン、ジョーゼフ・シルヴァースタイン、オーランド・コールに学ぶ。12歳でニューヨークのヤング・コンサート・アーティスツのキャリアサポートを授与され、北米での演奏活動を開始する。2003年よりパリに在住。パリ市芸術大学およびエコール・ノルマル音楽院にて特別奨学生に選ばれジェラール・プーレのもとで研鑽を重ね現在に至る。近年ではヨーロッパを中心に活躍の場を広げている。 これまでに全米音楽団体連合、スターリング財団、サードナ財団、ニューヨーク市日米協会、サロン・ド・ヴィルティオーシ/ソニーフェローシップから奨学金を受ける。また、潟Vンギュラー・コムキャスト・ケーブルヴィジョンから「2000年最優秀青少年賞」(以上北米)を受賞。2005年3月には、第15回出光音楽賞を受賞。2005年9月に江副育英会のスカラシップ器楽部門第6回生に選ばれる。 録音においては、イザイのほかに2006年春にヴァイオリン小曲集「前奏曲集」、2007年秋にはグリーグのヴァイオリン・ソナタ集がナミ・レコードよりリリース。このグリーグのソナタ集CDは第62回文化庁芸術祭レコード部門で大賞を受賞した。 | ||
ドビュッシーの時間 ドビュッシー: 「忘れられた映像」より [ゆっくりと/ 「もう森へ行かない」による諸相]/ 「版画」より[パゴダ/グラナダの夕/雨の庭]/ 「12の練習曲」より [5本指のための(チェルニー氏に倣って)/ 3度のための/4度のための/6度のための/ 8度のための/8本指のための/半音階のための/ 装飾音のための/反復音のための/ 対比音のための/アルペッジョのための/ 和音のための] |
青柳いづみこ(P) | |
録音:2007年9月、他、三重。 ピアニストとして、また執筆者としても大活躍の青柳いづみこが、ドビュッシー没後90周年を記念して、ドビュッシーのピアノ作品集を発売する。このニュー・アルバムのリリースのほかに、「ドビュッシー・シリーズ ふたたび」と題した計4回にわたるコンサートも同時にスタート。さらに、著書「ドビュッシーの時間」(春秋社)も発売予定。彼女のドビュッシーへのさらなる探究心と深い愛情を感じさせる。 今回の収録では、「忘れられた映像」、「版画」そして「12の練習曲集」を収録。CDタイトルからも察せられるように、「時間」に焦点をあて青柳いづみこ独自のドビュッシーの解釈を披露する。ドビュッシー自身も「音楽というのはますます“色彩 "と“律動する時間 "のように思われてきた」と語るように、音楽、時間、色彩という3つの言葉をキーワードに、お聴きいただきたいアルバム。 | ||
CAMERATA "Swing Bros" (JAZZ) | ||
【クラシック・イン・ジャズ】シリーズ ベートーヴェン・イン・ジャズ〜 レイ・ケネディ・トリオ 交響曲第9番「合唱」〜第4楽章「歓喜の歌」/ 交響曲第3番「英雄」〜第2楽章「葬送行進曲」/ ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」〜 [第1楽章グラーヴェ: アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ/ 第2楽章アダージョ・カンタビーレ/ 第3楽章ロンド:アレグロ]/ ロマンス第2番/メヌエット イ長調/ 交響曲第5番「運命」〜第1楽章/ エリーゼのために/ ピアノ協奏曲第5番「皇帝」〜第1楽章/ ソナチネ ト長調/交響曲第7番〜第2楽章 |
レイ・ケネディ・トリオ [レイ・ケネディ(P) トム・ケネディ(ベース) マイルス・ ヴァンディヴァー(Dr)] | |
録音:2008年1月、ニューヨーク。大ヒット企画「モーツァルト・イン・ジャズ」、「バッハ・イン・ジャズ」、「バロック・イン・ジャズ」の続編。誰もが知ってる美しいメロディーをスインギーに楽しくアレンジ。ピアノ・トリオによる本格派ジャズ・アルバム。 レイ・ケネディ(P):ジャズの伝統が強く残るセントルイス出身。父親の影響で幼少の頃からジャズに慣れ親しむ。14歳にしてジャズ界の巨人ディジー・ガレスピーのギグに飛び入り参加するという幸運に恵まれる。大学進学後からニューヨークに活動の場を移した今日まで、ソニー・スティット、ウディ・ショウ、エディ・ハリス、ジェイムズ・ムーディといったジャズ界のトップ・ミュージシャン達と共演。さらにデイヴィッド・サンヴォーン、デイヴ・ウェッケル、ナット・アダレイ、バディ・デフランコなど様々なミュージシャンと色々なジャンルでの40作以上のレコーディングにも参加。またレイ・ブラウンとの共演作など5枚の自身のリーダー作も発表している。ジョン・ピザレリ(ボーカル、ギター)とのコンビは10年以上に及ぶ。ピアニストとしてだけでなく、クリスティーナ・アギレラ、モーリス・マクガヴァンのような種々のアーチストの音楽監督を務めたり、作曲家、アレンジャーとしても幅広く活躍している。 「モーツァルト・イン・ジャズ」「バッハ・イン・ジャズ」のヒットで彼の演奏、アレンジの才能が日本中に広く知れ渡った。2007年秋の『富士通ジャズ・フェスティヴァル2007』で再来日し、同時期に発売した「バロック・イン・ジャズ」のプロモーションを行なった。 | ||
FONTEC | ||
藤田正典:作品集 「いにしえの空から・・・」(仮題) マリンバ独奏のための 「リネアール・シュピール」(*) 尺八独奏のための「幽曲II」(#) ピアノ・ソロのための「オーロラIV」(+) 打楽器とマリンバのための「一如」(**) オーケストラのための「いにしえの飛鳥へ」(##) オーケストラのための「輪廻」(++) |
藤井むつ子(マリンバ;*) 山口賢治(尺八;#) 野澤佐季子(P;+) 藤井はるか(打楽器;**) 藤井里佳(マリンバ;**) 本名徹次指揮(##) オーケストラ・ニッポニカ(##) 石井眞木指揮(++) 新so.(++) | |
野村国際文化財団助成「現代日本の作曲家シリーズ」第34弾。藤田正典は1967年より作曲を故入野義朗に師事し、1970年には日独現代音楽作曲コンクール第1位入賞。同年ベルリン国立音楽大学(現在のベルリン芸術大学)にて4年間作曲を故イサン・ユン(Isang Yun)に師事した。現在ヨーロッパを中心に、日本はもとよりアメリカ、東南アジアにも活躍の場を拡げている。また1998年の長野冬季オリンピック入場行進曲の第3章は藤田の手によるもの。 今回収録の「いにしえの飛鳥へ」は2007年11月ヴェトナムにおける世界初演の記録、「輪廻」は日本初演の録音になる。そして「オーロラIV」は1982年の第一回入野賞受賞作品。 | ||
フルネ〜都響30年の軌跡シリーズ モーツァルト: 交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」(*) 交響曲第39番 変ホ長調 K.543(#) 交響曲第40番 ト短調 K.550(+) |
ジャン・フルネ指揮 東京都so. | |
録音:1991年11月22日、サントリー・ホール(*)/1994年12月21日、サントリー・ホール(#)/1982年4月9日、東京文化会館(+)、以上ライヴ。 | ||
フルネ/都響30年の軌跡シリーズ ベートーヴェン: 交響曲第2番 ニ長調 Op.36(*) 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(#) |
ジャン・フルネ指揮 東京都so. | |
録音:1986年5月6日、東京文化会館(*)/1998年12月10日、サントリー・ホール(#)、以上ライヴ。 | ||
フルネ/都響30年の軌跡シリーズ ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲(*)/夜想曲(*)/海(#) |
ジャン・フルネ指揮 東京都so. | |
録音:1999年4月16日、東京芸術劇場(*)/1997年11月17日、サントリー・ホール(#)、以上ライヴ。 | ||
仙台フィル ライヴ・シリーズ第3弾 モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201(186a) R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40 |
山下一史指揮 仙台po. 伝田正秀(Vn独奏) | |
録音:2007年10月12日、13日、仙台市青年文化センター・コンサートホール、ライヴ。 パスカル・ヴェロ指揮によるフランス音楽(FOCD-9296)、小泉指揮ベートーヴェン・ベルリオーズ(FOCD-9299)に続く仙台フィル・ライヴ・シリーズ第3作。今回は指揮者、山下一史の登場。 山下は1986年におこなわれたニコライ・マルコ国際指揮者コンクールでの優勝以来ヨーロッパで着実に実績を重ねた。近年は本格的なオペラ・プロジェクトへ取り組み、その活動は大きな注目を集めている。 繊細な音色を奏でるモーツァルト、若きコンサートマスター伝田正秀の妙技とオーケストラ音楽の醍醐味を示す「英雄の生涯」。日本を代表するオーケストラへの道を歩む仙台フィルの「現在」を伝える1枚。 | ||
第75回(平成20年度)NHK全国学校音楽コンクール課題曲 小学校の部(作詞:森絵都、作曲:大田桜子) 中学校の部(作詞・作曲:アンジェラ・アキ、編曲:鷹羽弘晃) 高等学校の部(作詞:五木寛之、作曲:信長貴富) | ||
協力:NHK、発行:NHKサービスセンター。8月から始まる「NHKコンクール」課題曲の合唱・カラピアノCD。小学校の部、中学校の部、高等学校の部をまとめて1枚に収録。 | ||
平成19年度こども音楽コンクール〜合唱編「小学校合唱編1」 | ||
平成19年度こども音楽コンクール〜合唱編「小学校合唱編2」 | ||
平成19年度こども音楽コンクール〜合唱編「中学校合唱編1」 | ||
平成19年度こども音楽コンクール〜合唱編「中学校合唱編2」 | ||
平成19年度こども音楽コンクール〜合奏編「小学校合奏編1」 | ||
平成19年度こども音楽コンクール〜合奏編「小学校合奏編2」 | ||
平成19年度こども音楽コンクール〜合奏編「中学校合奏編1」 | ||
平成19年度こども音楽コンクール〜合奏編「中学校合奏編2」 | ||
2008年、TBS系「こども音楽コンクール」優秀校の演奏。 | ||
FONTEC当店未案内旧譜。 | ||
RESOUNDING SPHERE 1 星の死 菅野由弘:作品集 弦楽四重奏曲(1976)(*) 星の死〜ヴァイオリンとピアノのための(1983)(#) 透明な鏡〜ハープのための(1987)(+) 聲明による「綴れ織りI」〜電子音楽(1988/90) |
ニューアーツSQ(*) [小林健次、平尾真伸(Vn) 江戸純子(Va) 苅田雅治(Vc)] 小林健次(Vn;#) 蛭多令子(P;#) 木村茉莉(Hp;+) | |
RESOUNDING SPHERE II 砂の都市 菅野由弘:作品集 砂の都市(1991)(*)/風鐸(1992)(#) 光の残像I(1992) 時の鏡I〜風の地平(1986/1993)(**) |
ダニエル・レンツ・グループ(*) 木村まり(Vn;#) 山口恭範(Perc;#) 大竹紀子(P;+) 岩亀裕子(龍笛;**) 宮田まゆみ(笙;**) |
MARTHA BRICKMAN 1CD¥2420(税抜¥2200)カナダのチェンバロ奏者、ブリックマンの自主制作盤。 | ||
18世紀バロックの宝石 F.クープラン(1668-1733): クラヴサン第26組曲 嬰ヘ短調 ヘンデル(1685-1758): 組曲第5番 ホ長調〜エアと変奏曲 J.S.バッハ(1685-1750): パルティータ第6番 ホ短調 D.スカルラッティ(1685-1757):3つのソナタ [K.490/K.491/K.492] |
マーサ・ブリックマン(Cemb) | |
録音:2003年、ブルー・ウェイヴ・スタジオ、ヴァンクーヴァー。 モントリオール生まれのブリックマンは、ローマでフェルッチョ・ヴィニャネッリに、モントリオールでケネス・ギルバートにそれぞれチェンバロを学んだ。カーネギー・ホールでもリサイタル経験があり、1987年以降ヴァンクーヴァーを拠点に活躍、2001年にはメキシコでフルート奏者のオラシオ・フランコと共演、2002年にはコリン・ティルニーの協奏曲コンサート・ツアーにも加わった。 | ||
STEFANO FRANZONI 1CD¥2420(税抜¥2200)イタリアのマンドリン奏者、フランツォーニの自主製作盤。 | ||
マンドリンとピアノのための3つの協奏曲集 ラッファエーレ・カラーチェ(1863-1934): 協奏曲第1番Op.113 「ジュゼッペ・ペッティーネ讃」 ジュゼッペ・ペッティーネ(1875-1966): 協奏曲第1番Op.46 シルヴィオ・ラニエリ(1882-1956): 協奏曲 ニ長調 |
ステファノ・フランツォーニ (マンドリン) アンナマリア・マッジェーゼ(P) | |
録音:2005年3月18日、6月22日、11月25日、以上 アジア(集落名)、サン・ピエトロ・イン・カザーレ、ボローニャ、イタリア。 | ||
GMMC RECORDS 1CDあたり¥2420(税抜¥2200)アメリカのレーベルだが、おそらく指揮者ジョンテリル・プルメリの自主レーベル。プルメリ(生年未公開、11月28日生まれ)は元コントラバス奏者で、マンハッタン音楽学校でNYPのコントラバス首席だったロバート・ブレナンドに教えを受けた後にワシントン・ナショナル響で活躍した。また、作曲と指揮をかの大指揮者アンタル・ドラティに学び、15年間で55の映画音楽を作曲、日本でも知られる「運命の銃爪」(1992) のオーケストレーション担当など、幅広い活動で知られている。また、テリー・プルメリという名前で1970年代からジャズ・アーティストやポピュラー系の作曲家としても活躍しており、ハービー・ハンコック、クインシー・ジョーンズ、フランク・シナトラ、ウッディ・ハーマンら多くの有名演奏家たちと共演、日本ではこちらの活動の方が知られているようだ。当レーベルには彼の「クラシック」&「ジャズを含むそれ以外」のディスクがあるが、全点を御紹介。 | ||
GMMC "CLASSICAL" | ||
プルメリ・コンダクツ・プルメリ〜自作自演衆 ジョンテリル・プルメリ: オーボエと管弦楽のための音詩「アネモネ」/ 交響的音詩「ボルティモアの誇り」 |
サラ・ワトキンズ(Ob) ジョンテリル・プルメリ指揮 モスクワpo. | |
プルメリ&チャイコフスキー チャイコフスキー: 交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」 ジョンテリル・プルメリ: ファゴット協奏曲 |
ケネス・パスマニック(Ob) ジョンテリル・プルメリ指揮 モスクワpo. | |
当盤の発売は1997年のため、「悲愴」は下記選集とは別の録音ということになる。 | ||
チャイコフスキー:後期交響曲集 [第4番 ヘ短調Op.36/第5番 ホ短調Op.64/ 第6番 ロ短調Op.74「悲愴」] |
ジョンテリル・プルメリ指揮 モスクワpo. | |
録音:2005年9月、モスクワ。ブックレットにはオケのメンバー一覧も記載されている。 | ||
GMMC "JAZZ", etc | ||
テリー・プルメリ: 「 Nate and the Colonel 」サウンド・トラック |
テリー・プルメリ指揮 モスクワpo. | |
Blue In Green Beautiful Love / Blue In Green / Autumn Leaves / Gentle Rain / Dolphin Dance / Corcovado / Footprints / 'Round Midnight |
テリー・プルメリ (ベース) ジョー・ラ・バーベラ (ドラムス) デイヴィッド・ ゴールドブラット(P) | |
He Who Lives In Many Places Underwater / He Who Lives In Many Places / Timeworn / Dayspring America / Bees |
テリー・プルメリ (ベース) ジョン・アバークロンビー (電子G) ハービー・ハンコック(P) マイケル・スミス (ドラムス/Perc) エリック・グラヴァット (Perc) | |
録音:1971年。 | ||
Water Garden Bornless One / Ongoing / Gypsy / Water Garden / Laura Rose / Rush Hour / Dusk |
テリー・プルメリ (ベース) ジョン・アバークロンビー、 ラルフ・タウナー(G) マーク・コープランド(P)他 | |
初発売:1978年。 | ||
OLGA HARRIS 1CD¥2420(税抜¥2200)アラム・ハチャトゥリアン最期の生徒だったというハリスの自主制作CD。 | ||
オリガ・ハリス:クラリネットとピアノのための音楽 ピアノのための組曲/ クラリネット独奏のためのソナタ幻想曲/ クラリネットとピアノのためのソナタ |
イリーナ・キリフチェンコ(P) セルグイ・ゴンチャロフ(Cl) | |
録音:1999年8月10日、モスフィルム・スタジオ、モスクワ。 ハリスはモスクワに生まれ、モスクワ音楽院でハチャトゥリアンとキリル・ヴォルコフに5年間作曲を学んだが、ハチャトゥリアンに学んだ最後の生徒だったという(ブックレットにはモスクワ音楽院在学中の物と思われる、ハチャトゥリアンからの賛辞も掲載されている)。また音楽院を1980年に卒業したというから、1960年代初めの生まれだろうか。1993年にはアメリカへ移住し、2008年現在テネシー州立大学の音楽教授。クラリネットとピアノのためのソナタは、ピアノがJ.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集」の前奏曲を奏でる中、クラリネットが様々に変化しそのうちにピアノも追随する。 | ||
MMC RECORDINGS 1CD¥3300(税抜¥3000)アメリカはアマサチューセッツ州リーディングに本拠を置くレーベルで、作曲家のウィリアム・トーマス・マッキンリー(1938-)によって1992年に創設された。なかなか他では紹介されにくい、アメリカの地方作曲家たちによる現代音楽を得意としているようだ。 | ||
カレン・ドレイファス ジャッキー・T.ガーベル(1949-):鯨の狩の夢 ヘスケル・ブリスマン(1923-): ヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲 フィリップ・コプロウ(1943-): ヴィオラと管弦楽のためのエレジー 「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア」 フランク・グレアム・ステュアート(1920-): ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(1994) |
カレン・ドレイファス(Va) イェジ・スウォボダ指揮 シレジアpo. | |
発売:2000年。 | ||
フランク・グレアム・ステュアート(1920-)の音楽 短い序曲 [Overture Brevis] (1997)(*)/ ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(1994) (#)/ 管弦楽のための幻想曲(1994)(*)/ Bフラット管クラリネットと 管弦楽のための協奏曲(1993)(+)/ 管弦楽のためのスケルツォ(1998)(**) |
ジェラード・ シュワルツ指揮(*) ニューヨーク室内so.(*) カレン・ドレイファス(Va;#) イェジ・スウォボダ指揮(#) シレジアpo.(#) リチャード・ストルツマン(Cl;+) ジョージ・マナハン指揮(+) ワルシャワ国立po.(+) ヴラディーミル・ ヴァーレク指揮(**) チェコ放送so.(**) | |
発売:2002年。HDCD 仕様。 | ||
イゴール・コーナイトチョウク(1956-): ヴィオラ協奏曲 「 Coaxing the Shadows to Move of Their Own Volition 」(1982 rev.1995)(*)/ Everything that Rises Must Converge (1995)(#)/ The Disqualification of Harry Semantix as Trial Juror for East County (vers. 1996) (+) ウィリアム・トーマス・マッキンリー(1938-): 管弦楽のための協奏曲第2番 (1993) (#)/ タンゴ、インテルメッツォとダンス (1999)(**) |
カレン・ドレイファス(Va;*) ヴラディーミル・ ヴァーレク指揮(*) チェコ放送so.(*) ジェイムズ・ロメロ(Sax;+) アンドルー・ コウジ・テイラー(Vn;**) ジェラード・ シュワルツ指揮(#/+/**) シアトルso.(#)、 ニューヨーク室内so.(+/**) | |
発売:2002年。HDCD 仕様。 | ||
モーツァルトとマッキンリーの音楽 モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン、ヴィオラと 管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調K.364 ウィリアム・トーマス・マッキンリー(1938-): 演奏会用変奏曲(+) |
グレン・ディクテロウ(Vn) カレン・ドレイファス(Va) カール・セント・クレア指揮 ワルシャワ国立po. | |
発売:2002年。HDCD 仕様。 | ||
ビシャイとマッキンリーの音楽 ウィリアム・トーマス・マッキンリー(1938-): ヴィオラ協奏曲第2番 (1995) (*) パトリック・ビシャイ(1975-): 骨格 X (2005) (#)/ 交響曲第2番「変容」(2003)(#) |
カレン・ドレイファス(Va;*) イェジ・スウォボダ指揮(*) シレジアpo.(*) ヴィト・ミツカ指揮(#) モラヴィアpo.(#) | |
発売:2006年。 | ||
ドレイファスの「アメリカン・ジャーニー」 ヘレン・スタンリー: ヴィオラと管弦楽のための 「コンチェルト・ロマンティコ」(*) ニュートン・ストランドバーグ(1921-2001): ヴィオラと管弦楽のための協奏曲(#) アルフレッド・フーズ(1918-):小旅行(#) ウィリアム・トーマス・マッキンリー(1938-): 演奏会用変奏曲(+) |
カレン・ドレイファス(Va) グレン・ディクテロウ(Vn;+) ヴラディーミル・ ヴァーレク指揮(*) チェコ放送so.(*) イェジ・スウォボダ指揮(#) シレジアpo.(#) カール・セント・クレア指揮(+) ワルシャワ国立po.(+) | |
発売:2006年。 | ||
PRO ORGANO 1CD¥3520(税抜¥3200) | ||
ベートーヴェン「交響曲第1番」オルガン版! WHAT A CLASSIC! チャイコフスキー(1840-1893)/ トーマス・ヘイウッド(1974-)編: 組曲「白鳥の湖」Op.20 より [ゴブレットの踊り/情景/白鳥の踊り/ワルツ] ヨハン・クリスティアン・ハインリヒ・ リンク(1770-1846)/ ウィリアム・トーマス・ベスト(1826-1897)編: フルート協奏曲Op.55 No.182 ベートーヴェン(1770-1827)/ トーマス・ヘイウッド編: 交響曲第1番 ハ長調Op.21 ドヴォルザーク(1841-1904)/ フレデリック・ジョージ・シン(1867-1950)編: 交響曲第9番 変ホ短調Op.95「新世界より」 〜ラルゴ アーサー・サリヴァン(1842-1900)/ トーマス・ヘイウッド編: 「ペンザンスの海賊」序曲 |
トーマス・ヘイウッド(Org) | |
録音:DDD。発売:2006年。使用楽器:ミネソタ州聖アンドルー・ルター派協会のカサヴァント・オルガン、1927年製。 | ||
TOBIAS WERNER 1CD¥2420(税抜¥2200)アメリカ? のチェロ奏者、ワーナーの自主製作盤。 | ||
バッハ:無伴奏チェロ組曲 選集 [第1番 ト長調BWV.1007/第3番 ハ長調BWV.1009/ 第4番 変ホ長調BWV.1010] |
トビアス・ワーナー(Vc) | |
録音:2003年、セント・ルーク協会、マクリーン、ヴァージニア州。2008年現在、他の3曲は発売されていない。 | ||
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 | トビアス・ワーナー(Vc) ヴィクトル・サンティアゴ・ アスンシオン(P) | |
アスンシオンはフィリピン生まれ。仮番号829757-000000でご案内していた物。 | ||
OSTBLOCKET (スウェーデン) 1CD¥2750(税抜¥2500) | ||
オストブロケット〜ギフト V.D./ヘイ・ソ・ランゲ/リレ・ヴァン ウスティ・ウスティ・バボ/ハッピー・コセク コックム・キオチェク/ミシュ・ファディラク ミネト・アヴ・エット・アナート・ランド スル・コセク/スヴェリゲ‐ルマニエン,エト・リカ ヴァンピレン/マネン・フロン・ザラゴザ テュティ・フルティ/アモーレ |
ソフィア・バーグ=ボーム(Vo) オストブロケット | |
疾走するスウェーデンのジプシー・ブラス! 力強く、また艶やかな女性ヴォーカル、「バーグ=ボーム」のヴォーカルとスウェーデンのジプシー・ブラス・バンド「オストブロケット」とのコラボレーションがアルバムの中心となっており、ジプシー、東洋、クレツマー、ブルガリアの音楽などの要素を取り入れた民族色の色濃いパフォーマンスが満載。どちらかと言えばワールドミュージックのカラーが強いアルバムだが、冒頭の「V.D」などではオストブロケットが単独で超絶テクニックを炸裂させるなど聴きどころは尽きない。ワールミュージックとブラス。血潮が沸き立つ興奮のクロスオーバー・アルバムがスウェーデンから登場。 | ||
ROMEO & JULIA KOREN (スウェーデン?) | ||
うるわしの乙女 マショー:Dame se vous m'estes 作曲者不詳(15世紀): Pusique je suy amoureux de vous ジャヌカン:ある日奥さんが眠っていた時 ジョスカン・デ・プレ: はやく私にキスしておくれ、スカラメッラ ジャヌカン: ヴェルノンの粉ひき娘は/愛と死と人生は ダウランド:来たれ深き眠り/羊飼いが木蔭で J.ファーマー:美しいフィリス 作曲者不詳:Amor Mi Fa Cantar A La Francesca Eh vatene segnor mio J.バスケス:De los akamos vengo スザート:パッサ・メディオ |
ブノワ・マルムベリ指揮 ロメオ&ジュリエットcho. ピエール・ノルダール (リュート/打楽器) ラウリ・アンティラ (ダブルベース) | |
ストックホルムを拠点に活動中のマルンベリ&ロメオ&ジュリエット合唱団がアレンジしたマショーやジョスカン、ダウランドなど14世紀-16世紀の作品集。 | ||
VANGUARD MUSIC BOULEVARD | ||
アンナ=レーナ・ラウリン(1962-): 沈黙からの小品 (*)/ 弦楽四重奏曲第1番(#) |
ペール=オット・ ユーハンソン指揮(*) マルメ歌劇場o.(*) アニアラSQ | |
スウェーデン南部のハルムスタッドで生まれたラウリンはモナコで行われたジャズの国際作曲家コンクールで3位に入賞し、ジャズ・ミュージシャンやヴォーカリストの活動に止まらず、アルバムのリリースも手懸ける女流アーティスト。日本風の旋律やジャズのテイストが盛り込まれた「沈黙からの小品」は、ラウリンのクラシック・コンポーザーとしての才能と可能性を窺い知ることができる興味深い管弦楽作品。 | ||
GEBHARDT 1CDあたり¥1980(税抜¥1800)旧譜はこちらから | ||
ヨゼフ・メッテルニヒ(Br)〜初出を含む貴重録音集 アリア集(15曲)とデュエット(3曲) マイアベーア、ロルツィング、ヴェルディ、チャイコフスキー、レオンカヴァッロ、 R.シュトラウス、ヒンデミット、コルンゴルト他 [マリアンネ・シェヒ(S)/1948年-1957年] ヴェルディ:歌劇「椿姫」〜第3幕/歌劇「オテロ」〜第1幕から1場面 [エルフリーデ・トレッチェル、ペーター・アンデルス、ヨゼフ・グラインドル フェレンツ・フリッチャイ指揮RIASso./1951年1月] ヴェルディ:歌劇「オテロ」〜2つの場面のハイライト [ベルント・アルデンホフ フェレンツ・フリッチャイ指揮バイエルン州立歌劇場o./1956年] R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」〜デュエットと最終シーン [アンネリース・クッパー リヒャルト・クラウス指揮バイエルン放送so./1957年] ワーグナー:楽劇「パルジファル」〜 アンフォルタス王のモノローグ/アンフォルタス王の嘆き/他 [ハワード・ヴァンデンブルグ(パルジファル) オイゲン・ヨッフム指揮バイエルン国立歌劇場o./1957年] ヨゼフ・メッテルニヒとの対談集[with T.Schneider /2001年5月4日収録/44分] ベルリン国立歌劇場について/カラヤンについて/ショルティについて/ ハンブルク州立歌劇場について/ウィーン国立歌劇場について/ レオ・ブレッヒについて/メトロポリタン歌劇場について(ドイツ語)/他 | ||
ヨゼフ・メッテルニヒ(1915-2005)はケルン生まれのバリトン。1950年代にベルリン、ウィーンを中心に活躍し、ワーグナーの他ヴェルディ、R.シュトラウスに定評がある。 今回はボーナス・トラックとして2001年に収録された対談(ドイツ語)を収録されている。CD解説は対談した T. Schneider によるもの。音質は、総じて聴きやすく、記念すべき集大成。 |
DENON DVD | ||
アンドレ・リュウ・イン・ワンダーランド [ゲスト:ウィーン国立歌劇場バレエ団/ The International Dance Theatre / Berlin Folk-Music Sparows] DVD Tracks: Thus Spake Zarathustra / Salome / Sabre Dance / Air of the Magician / O Isis and Osiris / I've Got Plenty of Nothing / Concerto Pour Une Voix / Solveig's Song / The Impossible Dream / Cinderella Waltz / Tara's Theme / Second Waltz / Little Brother Dance With Me / Where Each Child Lays Down His Head / Swan Lake (Moderato) / Some Day My Prince Will Come / Fanfare / The Old Castle / Somewhere Over the Rainbow / This Land is Mine / What a Wonderful World CD Tracks: Heigh-Ho! / Florentine March / Waltz Medley / Carnaval Festival / The Only Thing I Care About / Lasst den Kopf nicht hängen | ||
オランダ最大のテーマパーク、エフテリング [Efteling] で行われたアンドレ・リュウのライヴ・コンサート。いつにもましてファンタジーあふれるショーが繰り広げられた。おとぎ話のキャラクターの登場シーンもある。エフテリングはオランダの人気絵本キャラクターなどが登場するおとぎの国。豊かな自然に囲まれた環境で50年以上も親しまれている、幅広い年齢層に人気のアミューズメントスポット。 | ||
UNIVERSAL DVD 特記以外1枚¥3960(税抜¥3600) | ||
DG | ||
ブラームス: ドイツ・レクイエム Op.45 | グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S) ジョゼ・ヴァン・ダム(B=Br) ウィーン楽友協会cho. [合唱指揮: ヘルムート・フロシャウアー] BPO ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 | |
収録:1978年3月22日、祝祭大劇場、ザルツブルク(復活祭音楽祭/ライヴ)。 20世紀を代表する指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン。2008年には生誕100年を迎える(2009年2009年は没後20年)。このアニヴァーサリーを祝い、世界各地では様々なイヴェントが企画されている。また、遺された録音や映像など、アーカイヴの発掘・リリースも進められているのはご存知の通り。当DVDもその一環としてリイシューされたもの(以前LDで出されており、その後1度DVDでリリースしている)。収録されているのはブラームスの「ドイツ・レクイエム」。カラヤンはこの作品を公式・非公式併せて10回以上録音しているほど偏愛しており、DGだけでも、BPOとの64年盤、ウィーン・フィルとの83年盤、そしてこのBPOとの78年盤の3種が遺されている。この78年盤はザルツブルク復活祭音楽祭で行われたコンサートをライヴ収録したもので、カラヤン70歳の記録でもある。ソリストは共にカラヤンのお気に入りの2人で、特にヴァン・ダムはこの後の録音でもずっと起用され続けたので、他の年の演奏でカラヤンやオーケストラだけでなく、ヴァン・ダムを聴き比べることも可能。BPOは、コンサート・マスターのミシェル・シュヴァルベのもと、厚く重厚な響でブラームスの音楽を十全に表現している。 | ||
カラヤン・イン・コンサート ベートーヴェン: 序曲「コリオラン」/「エグモント」序曲 ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲 ヴェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲 ドビュッシー:交響詩「海」/牧神の午後への前奏曲 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 ラヴェル:ダフニスとクロエ第2組曲 ポートレイト: ヘルベルト・フォン・カラヤン/インプレッションズ |
監督:ヴォイチェフ・ヤスニー BPO ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 | |
収録:1975年、ベルリン。 カラヤン生誕100年のメモリアル・イヤーを飾るリリース・シリーズのひとつ。「カラヤン・イン・コンサート」と題したこの2枚組DVDは、オペラなどの序曲や協奏曲、さらに独特の香を振りまく管弦楽曲などを集め、彼の演奏のマジックをヴァラエティ豊かに視聴させる。これらの演奏は、作品の構成を見事に演出す聴かせ方の巧みさや、ドビュッシー、ラヴェルらの特有の官能的な響を引き出すことに格別の手腕を発揮するという、カラヤンの天才振りを再確認させることだろう。この時代のBPOらしいきわめて高い機能性と、低い重心で厚くゴージャスに鳴らされる響もこの上なく素晴らしいもの。 | ||
ポピュラー・プッチーニ プッチーニ:歌劇「トスカ」 [ライナ・カバイヴァンスカ(S;トスカ) プラシド・ドミンゴ(T;カヴァラドッシ) シェリル・ミルンズ(Br;スカルピア) ブルーノ・バルトレッティ指揮ニュー・フィルハーモニアo.] 歌劇「蝶々夫人」 [ミレッラ・フレーニ(S;蝶々夫人) プラシド・ドミンゴ(T;ピンカートン) クリスタ・ルートヴィヒ(Ms;スズキ) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮VPO] 歌劇「ラ・ボエーム」 [ミレッラ・フレーニ(S;ミミ) ジャンニ・ライモンディ(T;ロドルフォ) アドリアーナ・マルティーノ(S;ムゼッタ) イーヴォ・ヴィンコ(B;コルネーリ) ジャンニ・マッフィオ(Br;ショナール) ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ミラノ・スカラ座o.&cho.] | ||
プッチーニ(1858-1924)の生誕150周年アニヴァーサリーを祝い、この作曲家の数あるオペラの中でも最も愛されている3作をまとめたDVDセット。有名作品というだけではなく、映像と演奏が双方共にきわめて質が高く、DGのアーカイヴの中でも最もポピュラーな定番的地位を誇っている名盤3枚で構成されている。歌手には、ドミンゴ、フレーニ、ルートヴィヒなど、トップ・クラスばかりが揃えられ、カラヤンやウィーン・フィル、スカラ座管など器楽部門もこの上ない充実振り。艶やかな音でダイナミックにうねる情熱的な歌の悦びに浸っていただけることだろう。 なお、「トスカ」の演出を務めたのはジャンフランコ・デ・ポジオ。第1幕はサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会、第2幕ではファルネーゼ教会、第3幕ではサンタンジェロ城というように、セットではなく実際に存在する建物で撮影し、より映画的に作り上げたことが何よりも特徴的な点。ジャン=ピエール・ポネルが演出した「蝶々夫人」では、まず障子を突き破って登場するドミンゴが印象的。舞台となるのは、西洋人のイマジネーションが創造した幻想としての日本。「ラ・ボエーム」ではフランコ・ゼッフィレッリが演出を担当。彼については説明不要だろう。そして何と言ってもミミと言えばフレーニ。ミミとロドルフォが歌い交わす第1幕後半はあまりの名旋律にたちどころに時間が過ぎて行く。 | ||
レオシュ・ヤナーチェク:歌劇「死の家より」(全曲) | オラフ・ベーア エリック・シュトクローサ シュテファン・マルギータ ペーター・シュトラーカ ヴラディーミル・チメロ イジー・スルジェンコ ハインツ・ツェドニク ジョン・マーク・エインズリー アルノルト・シェーンベルクcho. [合唱指揮: エルヴィン・オルトナー] マーラー室内o. ピエール・ブーレーズ指揮 演出:パトリス・シェロー | |
収録:2007年7月、プロヴァンス、フランス。 ヤナーチェク最後のオペラ「死の家より」は、1927〜28年に作曲され、没後の30年にブルノで初演された。完成したのは作曲者の没年。台本はドストエフスキーの『死の家の記録』に基づいている。 当DVDに収められた上演は、2007年に、ヴィーン芸術週間とエクサン=プロヴァンス音楽祭とで共同制作され、両音楽祭で公開されておおいに評判となったプロダクション。制作協力としてオランダ音楽祭とメトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座がクレジットされているので、引き続き上演されてゆくことになっている(2009年11、12月にはメト、さらに2010年1月にはスカラ座が予定している)。 当盤の魅力は、ヤナーチェクの貴重なオペラの映像記録というだけに留まった。まず何よりも、バイロイトでの「ニーベルングの指環」で一世を風靡したピエール・ブーレーズとパトリス・シェローのコンビが3度タッグを組んだというだけで、見逃すわけにはいかないだろう。この才長けたコンビが今度はどのようなショックを与えてくれるのか、是非ご覧いただきたいもの。また、マーラー・チェンバー・オーケストラがピットに入り、ブーレーズのもと精緻で活き活きとした音楽を生み出しているので、ヤナーチェクのスコアの魅力が一層身近なものとなるに違いない。 | ||
DECCA | ||
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」(全曲) | ルチアーノ・パヴァロッティ (T;ネモリーノ) ジュディス・ブレゲン (S;アディーナ) セスト・ブルスカンティーニ (Br;ドゥルカマーラ)他 メトロポリタン 歌劇場o.&cho. ニコラ・レッシーニョ指揮 | |
収録:1981年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク。2007年9月6日に亡くなった世界的大テノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティのための追悼記念リリース。 歌劇「愛の妙薬」はドニゼッティのコメディ・オペラで、タイトルの「愛の妙薬」とは、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に登場する「惚れ薬」のこと。アヤシイ薬売りの調合したこの薬で、主役ネモリーノが恋人の気持ちを自分に向けさせようとする楽しいドタバタ喜劇で。パヴァロッティはこのネモリーノを当たり役のひとつとしており、舞台で何度も歌ったのはもちろん、これまでに複数のテイクをリリースしてもいる。DGからは、バトル、アップショウ、ヌッチらを共演者にフィーチュアしたレヴァイン指揮による89年録音のCD、および似たキャストによる91年収録のDVD、さらにデッカからはサザーランドと組んだ70年のボニング盤CDなどがある。今回登場するのは81年に収録されたもので、パヴァロッティ40代半ばの、まさに絶頂期の記録。 恋人のアディーナ役にはジュディス・ブレゲン。1970年にメトロポリタン歌劇場にデビューしたアメリカのソプラノ歌手で、DGでは、バーンスタインがウィーン・フィルと録れたマーラー「交響曲第8番」やレヴァインのメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」、ロバート・ショウ指揮によるテラークのフォーレ「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」などを録音していた。 演出はカーク・ブラウニングが担当。彼はニューヨーク生まれのTV映画、オペラ映画の監督で、ルネ・フレミングが主演したアンドレ・プレヴィンのオペラ「欲望という名の電車」のTV映画版(98)も監督していた(その他にも数多くのオペラ映画を手掛けている)。この「愛の妙薬」では、伝統とエンターテインメント性をほどよくミックスさせた舞台が印象的。 なお、当盤はアメリカでのみ先行リリースしていたが、今回ついに世界発売。エクストラ(特典)として、フォト・ギャラリーが付いているのもお楽しみに。 | ||
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」(全曲) [ボストン版] |
ルチアーノ・パヴァロッティ (T;リカルド) カティア・リッチャレッリ (S;アメーリア) ジュディス・ブレゲン (S;オスカール) ビアンカ・ベリーニ (Ms;ウルリカ) ルイ・キリコ(Br;レナート) メトロポリタン 歌劇場o.&cho. ジュゼッペ・パターネ指揮 | |
収録:1980年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク、ライヴ。パヴァロッティを追悼するメトロポリタン歌劇場のシリーズ。今回が初DVD化。 このオペラ「仮面舞踏会」は、17世紀のスウェーデン国王グスタフ3世が、あらぬ不義の嫌疑をかけられ、嫉妬に狂うレナートによって暗殺された事件を扱った作品。しかし、国王暗殺という過激な内容ゆえにナポリで上演拒否にあってしまったため、舞台を独立戦争前でイギリスの植民地時代である1774年のボストンに移し、またグスタフ3世を知事リカルドというように登場人物たちも変更して改訂された。当盤はそのアメリカ版での上演を収録している。 パヴァロッティは、この「仮面舞踏会」も得意な演目としており、デッカからはショルティ指揮ナショナル・フィルとの82年録音(共演はプライス、ブルゾン、ルートヴィヒ、バトル)、DGからはヌッチ(レナート)、クィーヴァー(ウルリカ)らが共演した91年収録のDVD、と複数のテイクを遺している。 当盤は、イライジャ・モシンスキーによる1980年のプロダクションをライヴ収録したもの。モシンスキーは、英国で学んだ演出家で、ドミンゴの「サムソンとデリラ」やショルティの「オテロ」、レヴァインの「ナブッコ」(UCBG-1130)、「オテロ」などのオペラの映像作品、また、映画『終わりよければすべてよし』(80)の監督としても知られるベテラン。2003年には新国立劇場の「オテロ」も担当した。 なお、エクストラ(特典映像)として、パヴァロッティをはじめ、リッチャレッリやレヴァインのインタヴューも併録されており、本編とエクストラで計169分とたっぷり収録されている。 | ||
パヴァロッティ&サザーランドの夕べ ヴェルディ:歌劇「椿姫」/「リゴレット」より抜粋 ドニゼッティ: 歌劇「ランメルムーアのルチア」より抜粋 |
ジョーン・サザーランド(S) ルチアーノ・パヴァロッティ(T) メトロポリタン 歌劇場o.&cho. リチャード・ボニング指揮 | |
収録:1988年、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク。 声の偉大さを圧倒的に認識させてくれた20世紀最高峰のオペラ歌手2名が共演。この2人は、パヴァロッティがサザーランド(とボニング)によってスターダムに駆け上るきっかけを与えられたこともあり、長きにわたって芸術上のパートナーとして活躍した間柄。舞台上での共演はもちろん、録音もいくつも遺している。 当ライヴ盤は88年の収録で、イタリアの傑作オペラから「ランメルムーアのルチア」第1幕と第3幕から、また、「椿姫」第3幕、「リゴレット」第3幕からの計4つの有名なシーンが歌われ、演じられる。オペラのすべてを知り尽くしたサザーランドと、50歳を超え人気を不動のものとしたパヴァロッティによるこれら4つのシーンは、まさに極上の瞬間以外の何ものでもない。その上、イタリアの名バリトン歌手レオ・ヌッチが共演し、さらなる奥行きを与えているという贅沢。指揮を務めるのはサザーランドの夫君リチャード・ボニング。 なお、サザーランドはこの4年後の92年にオペラから引退。彼女の引退記念コンサートにはパヴァロッティやマリリン・ホーンも参加した。 | ||
ピッツェッティ:歌劇「大聖堂の殺人」(全曲) | ルッジェーロ・ライモンディ (大主教トマス・ベケット) パオレッタ・マッロク (第1合唱ソリスト) ソニア・ザラメッラ (第2合唱ソリスト) ルカ・カザリン(伝令) サヴェリオ・フィオーレ、 フィリッポ・ベットスキ、 エリア・ファビアン(司祭) サルヴァトーレ・コルデッラ、 マッシミリアーノ・ヴァレッジ、 アントニオ・デ・ゴッビ、 イシュトヴァーン・ コヴァーチ(騎士) マッシモ・ポルヴェラリ (英国王) ファブリツィオ・バルトルッチ (若き大主教) 映像監督: ティツィアーノ・マンキーニ 演出:ダニエーレ・ドノフリオ バーリ県立so. ピエルジョルジョ・モランディ指揮 | |
収録:2007年、聖ニコラオス大聖堂(バーリのニコラ)、イタリア。 「大聖堂の殺人」は、近代イタリア音楽界で重要な役回りを担ったピッツェッティ(1880-1968)が遺した13のオペラの内のひとつ。T.S.エリオット(1888-1965)が1935年のカンタベリー祝祭のために書き下ろした現代詩戯曲に基づき、ヘンリー2世の騎士たちによるトマス・ベケット殺害が描かれている。亡命先のフランスから英国に戻ってきたベケットの前に4人の誘惑者が次々と現われ、彼の運命を選ばせようとする。そして最後に選んだ運命の通り、4人の暗殺者たちによって殺害されてしまうというこの物語に、ピッツェッティは、ルネサンスやドビュッシー、さらにはオネゲルやヒンデミットといったヨーロッパ同時代作曲家たちの作風をミックスさせたような音楽を書いた。また、パルランド様式(語るようなスタイル)を採用している。このオペラは1958年にスカラ座で初演。録音はその年に作曲者自身が指揮したものがある他、カラヤンが1960年にハンス・ホッターを起用して行ってもいる。しかしながら、映像化されたのは今回が初めてであり、ピッツェッティやイタリア近代のオペラを知る上できわめて貴重な映像資料の登場と言えるだろう。 主役の大主教ベケットをルッジェーロ・ライモンディが演じているのはきわめて重要。何故ならライモンディは、この作品を2000年から定期的に上演してきているので、彼以上に作品を知り尽くした最適なキャストはあり得ないから。また、バーリの聖ニコラオス大聖堂で上演された公演を収めた映像の美しさも特筆もの。イタリアの歴史的建造物に関心のある方にもお薦め。 | ||
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」(全曲) | コロシュ・コヴァーチュ (B;青ひげ公) シルヴィア・シャシュ (S;ユーディト) ロンドンpo. ゲオルグ・ショルティ指揮 演出:ミクローシュ・シネタール | |
「青ひげ公」は作曲者30歳の比較的若い時に書かれ、最初の妻マールタに捧げた作品。バルトーク唯一のオペラでもある。ショルティはシカゴso.との「管弦楽のための協奏曲」&「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」の名盤をはじめ、バルトーク作品を好み、その名演に事欠かないオーソリティ。この「青ひげ公」も例外ではなく、今回の映像作品の他に、79年にもLPを録音している。 オペラの元となった青ひげ公の物語は、ヨーロッパにあまねく知れ渡ったもので、多くのヴァリアント(異稿)が存在する。バルトークは、その中からシャルル・ペローが1697年に著わしたヴァージョンをもとに、象徴主義作家のベーラ・バラージュが起こしたリブレットに付曲した。 配役は、青ひげ公と妻ユーディト、そしてプロローグを告げる語り手という僅か3人のみによっており、ユーディトが青ひげ公の秘密が隠された部屋の扉を開け、城に秘められた真相を詳しく知りたがるという物語(男女の間に横たわる巨大で深い淵の問題)が描き出される。バルトークは作曲に当たり、パルランド=ルバート(「話すようなルバート)など、ハンガリーの言語特有の朗読風な抑揚を適用し、新しい音楽語法を生み出そうとしている。ハンガリーの歌手と、同じくハンガリー出身のショルティによる演奏が最適たる由縁でもある。美貌のシャシュがユーディトを演じているのもファンには嬉しい限り。 | ||
R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」Op.79(全曲) | グンドゥラ・ヤノヴィッツ (アラベラ) ベルント・ヴァイクル (マンドリーカ) マルタ・メートル(占い師) ソーナ・ガザリアン(ズデンカ) ルネ・コロ(マッテオ) エディタ・グルベローヴァ (フィアカーミリ) VPO ゲオルグ・ショルティ指揮 監督:オットー・シェンク | |
「アラベラ」は作曲者が「3幕の抒情的コメディ」と称したオペラ。社交界を舞台としたウィーンの情緒溢れる作品で、思いやりや誤解によって登場人物たちが翻弄される愛情物語。ホーフマンスタールとの最後のコラボレーションとなった作品でもあり、「バラの騎士」にも通ずる美しさや魅力を持っている。 ショルティは生前のリヒャルト・シュトラウスに会った思い出を生涯大切にしていたこともあり、この作曲家を自らのレパートリーの中心のひとりに位置付けていた。デッカのカタログを見れば、シカゴ響やウィーン・フィルとの数多くの交響詩やオペラはもちろん、果ては(?)キリ・テ・カナワのピアノ伴奏まで務めているほどの愛着振りは一目瞭然。この「アラベラ」もご多分に漏れず、2種録音している。ひとつは1957年録音のCD、そしてもうひとつは以前にLDとVHDで出ていたもののDVD化であるこの映像版。オケは共にウィーン・フィルで、57年盤では、デラ・カーザ、エーデルマン、デルモータらが出演していた(475 773-1)。この旧盤の香り高い味わいもさることながら、当盤はやはり映像作品として更なる魅力が加わっている。それは、監督のオットー・シェンクがこだわり抜いた19世紀半ばのウィーンを模したセット、伝統的な衣裳。こちらにも要注目。 | ||
マリア〜バルトリ マヌエル・ガルシア:「風の娘」 セミラーミデのアリア 「で、彼は見えない」〜「私は女王」 ジュゼッペ・ペルジアーニ: 歌劇「イネス・デ・カストロ」〜 イネスのアリア「いとおしい日々よ」 メンデルスゾーン:演奏会用アリア「不幸な女よ」Op.94 ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」〜 「不安と涙のうちに生まれ」 歌劇「オテロ」〜 「柳の下に佇んで」〜「ああ、神様お願い」 [柳と祈りの歌] バルフ:歌劇「アルトワの乙女」 フンメル:チロル風アリアと変奏曲 ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」〜 アミーナのアリア 「おお花よ、お前に会えるとは思わなかった」 アミーナのアリア「ああ、この思いを乱さないで」 マリア・マリブラン: ドニゼッティの歌劇「愛の妙薬」のための挿入歌 マリア・マリブラン:ラタプラン マヌエル・ガルシア:「目端の利く詩人」〜 詩人のアリア「私こそ華の密輸入者」 |
チェチーリア・バルトリ(S) スキンティッラo. アダム・フィッシャー指揮 | |
収録:2007年、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ。 圧倒的な歌唱能力とチャーミングな容姿が相俟って、世界中の人気と注目を集め続けているチェチーリア・バルトリ。近年は、『サリエリ・アルバム』やマイナー・オペラのアリアを集めた『禁じられたオペラ』を大ヒットさせ、2007年にも、これまた個性的なテーマを扱った『マリア』を発表し話題を集めた。 タイトルの「マリア」とは19世紀に活躍し、2008年に生誕200年を迎えるスペイン出身の大メゾ・ソプラノ歌手マリア・マリブラン(1808-36)のこと。ちなみに、彼女が活躍した当時は、は男声テノールのジョヴァンニ・ルビーニも登場し、近代声楽が始まったとされる時期に当たる。マリブランは、30歳を前にして落馬のため早世してしまったが、時代を代表する歌手であることに変わりは無かった。その名声はきわめて高く、たとえば、ヴェネツィアにあるマリブラン劇場とはもちろんこの歌手の名にちなんで付けられたもの。また、作曲家ロバート・ラッセル・ベネットは歌劇「マリア・マリブラン」(1935)を書いているし、オペラ好きな映画監督ヴェルナー・シュレーターも『マリア・マリブランの死』(1972)という作品を撮っている。ちなみに、マヌエル・ガルシアはマリブランの父で、「セビリャの理髪師」の初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌ったことでも知られる19世紀前半に活躍した名高いテノール歌手。 バルトリは、このアルバムを、スペインのフラメンコからチロルのヨーデルまで、言語にしてイタリア、フランス、スペイン、英語と実に多彩な作品で構成している。それは、大歌手マリブランにオマージュを捧げるとともに、ベル・カント歌手としての自分のルーツと更なる可能性を探ろうとしているためと言えるだろう。 伴奏のスキンティッラo.とは、チューリヒ歌劇場のオーケストラのこと。但し、その中で、17、18世紀音楽上演用として1996年に特化したピリオド・オーケストラ部門を指する。指揮者は『サリエリ・アルバム』でもタッグを組んだアダム・フィッシャーなので、気心の知れた阿吽の呼吸が約束されていたというわけ。 なお、DVD2枚組の1枚目には、アルバム『マリア』発売を記念し2008年1月〜6月に行われるツアー「リヴォルーツィオーネ・ロマンティカ(ロマン派革命)」の前哨戦として、2007年に行われたバルセロナ公演を収録(ちなみに、マリブランの誕生日である2008年3月24日にはパリでスペシャル・ガラ公演も行われる)。カタルーニャ音楽堂で行われた80分のプログラムでは、『マリア』アルバムからハイライトが歌われた。さらにロッシーニの「柳の歌と祈り」をDVDの特典として収録している。2枚目はバルトリによるマリブランの生涯のリサーチと、アルバム録音の風景が『マリブラン再発見』と題され、約70分収められている。 NTSC方式、リージョン・フリー。DTS 5.1サラウンド。なお、字幕にはカスティーリャ語のみならず、カタラン語(カタルーニャ語)の字幕も付いている。 |