・国内盤マイナー・レーベル |
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輸入盤の新譜は、基本的には御紹介月の翌月〜翌々月中にリリースされますが、 極端に発売日が遅れることや、初回生産が少なく次回プレスにまわされることがあり、入手に時間がかかるものもございます。 また、発売より時間の経ってからご注文の場合、 中には廃盤や入手不能の商品が出ている場合がありますので、その節は何卒御了承下さい。 |
ALM コジマ録音 | ||
通崎睦美〜 1935 フランス民謡/ H.ギース/松園洋二編:アマリリス 中山晋平/野田雅巳編:しゃぼん玉 G.ディニク/ J.ハイフェッツ/松園洋二編: ホラ・スタッカート B.ブルック/石若雅弥編:ジー・ウィズ V.モンティ/金澤恭典編:チャールダーシュ 本居長世/野田雅巳編:赤い靴 ロシア民謡/ 平岡養一/松園洋二編: ロシアン・ジプシー・メロディーズ 日本俗謡/ 山田耕作/松園洋二編:お江戸日本橋 日本俗謡/野田雅巳編:お江戸日本橋 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンの ためのパルティータ第3番〜ガヴォット ショパン/松園洋二編: ノクターン 嬰ハ短調(遺作) G.マリー/野田雅巳編):金婚式 モーツァルト/松園洋二編: アイネ・クライネ・ナハトムジーク 〜第1楽章 G.エネスク/ 平岡養一/L.ロサート版/松園洋二編: ルーマニアン・ラプソディ第1番 平岡養一:おやすみなさい |
通崎睦美(木琴) 京都フィルハーモニー 室内合奏団 | |
「平岡養一と通崎睦美、何十年へだてた二つの時代が二重うつしになって、けれども濁らずに見えてくるすてきな音楽体験だ」(林光・作曲家)。 NHK「きょうの料理」のテーマ音楽の演奏者として、また日本人初のカーネギー・ホール出演者としても知られた往年の名木琴奏者、平岡養一(1907-1981)が愛用した木琴(1935年製;アルバムのタイトルもこの年にちなむ物で、このレコーディングには、マレットも平岡の遺品が使用されている)を譲り受けた通崎睦美が自らプロデュースした渾身の作品。平岡もレパートリーとしていた一昔前の懐かしい「お茶の間名曲」たちに、着物コレクター&デザイナーとしての活躍も知られる通崎ならではのチャーミングで粋なエッセンスが加わり、新鮮で魅力的な世界をつくりだす。日本人の心の琴線に触れる1枚。 通崎睦美:京都市生まれ。5歳よりマリンバを始める。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。91年デビューコンサート以降、自身でコンサートをプロデュースし、毎回新しい試みに取り組んできた。常に作曲や編曲の委嘱を活発に行い、独自のレパートリーを開拓、ピアノ、ヴァイオリン、アコーディオン、筝、三絃をとする様々な楽器やダンスとのデュオ、マリンバ・トリオ、室内楽やオーケストラとの共演など、多様な形態で演奏活動を行なっている。また、2005年2月、東京フィルハーモニーso.定期演奏会(指揮/井上道義)で、平岡養一が初演した紙恭軸「木琴協奏曲」(1944)を平岡氏の木琴で演奏したことがきっかけで、その木琴と500曲以上にのぼる楽譜やマレットを譲り受けた。以後、彼の軌跡をたどりながら、木琴の新たな可能性を探る活動も始める。2007年7月林光「木琴協奏曲」初演。(下野竜也指揮京都市so.)。青山音楽賞、大阪文化祭賞、京都府あけぼの賞、藤堂音楽褒賞を受賞。一方、2000年頃よりアンティーク着物の着こなしが話題となり、コレクションやライフスタイルが様々なメディアで紹介される。ゆかたブランド「メテユンデ」のプロデュースも手がける。 | ||
久元祐子〜 青春のモーツァルト モーツァルト: ピアノ・ソナタ ニ長調 KV.311(284c)/ ピアノ・ソナタ ハ長調 KV.309(284b) J.C.バッハ: ピアノ・ソナタ イ長調 Op.17-5 モーツァルト: ピアノ・ソナタ イ短調 KV.310(300d) |
久元祐子(P) | |
録音:2007年4月11日-14日、茅野市民館。 「心温まる、純粋なモーツァルトだ。透明な美音の戯れを楽しむうち、われわれはそこから、青春のさまざまな思いや感受性のドラマが響き出していることに気づく。だがそれらは音楽の前に出ることなく、様式の枠内に留まって、ひそやかな味わいを発し続ける」(磯山雅) モーツァルトに関する著作も多く、モーツァルトのレクチャー・コンサートシリーズも定評もあるピアニスト久元祐子のモーツァルト・ソナタ集第1弾。モーツァルトに大きな影響を与えたと言われるクリスティアン・バッハの作品も収められている。透明感のあるタッチで、若き日のモーツァルトのソナタを瑞々しく描いている。 久元祐子:東京芸術大学音楽学部器楽科(ピアノ専攻)を経て、同大学院修士課程を修了。東京フィル、日本フィル、ラトヴィア国立so.、札幌so.、テレマン室内o.、ベルリン弦楽四重奏団等と共演。また、NHK-FMリサイタル、名曲リサイタル、NHK「ラジオ深夜便」などの放送番組にも出演。CD「ピアノ名曲による花束」「ノスタルジア」「ベートーヴェン:テレーゼ、ワルトシュタイン」「リスト:巡礼の年第2年「イタリア」」などリリースし好評博す。モーツァルトのレクチャーリサイタルは朝日新聞の「天声人語」にも紹介されたほか、「モーツァルトのクラヴィーア音楽探訪」(音楽乃友社)「モーツァルトはどう弾いたか」(丸善出版)「モーツァルト〜18世紀ミュージシャンの青春」(知玄舎)「作曲家別演奏法」(ショパン)など執筆の分野でも活躍中。 | ||
25th Anniversary〜 横浜クラリネット合奏団 チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 Op.11 〜第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 芥川也寸志: 絃楽のための三楽章「トリプティーク」 マスカーニ: 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 〜間奏曲 モンティ:チャールダーシュ バルトーク:ルーマニア民族舞曲 パッヘルベル: 3声のカノンとジーク ニ長調〜カノン モーツァルト: ディヴェルティメント K.136 J.S.バッハ:G線上のアリア (管弦楽組曲第3〜第2楽章アリア) |
横浜クラリネット合奏団 [高瀬千恵子、小田島有紀、 杉山千賀、三瓶信哉、 副島譲二、原哲哉、 前田玲美、村田満紀、 伊藤正太郎、杉本毅、 木津陽介、 吉川英幸(Cl)] 音楽監督:吉川英幸 | |
2007年、創設25周年を迎えた横浜クラリネット合奏団。本ディスクには長い歴史の中でも常に多くの聴き手から賞讃を受けた定番のレパートリーが収められている。の響きをより重厚なものにするため、コントラバスという弦楽器を組み合わせた演奏スタイルをとっている。バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」などオリジナル作品とはまた異なったクラリネット編曲版ならではの魅力を堪能できる。 「フル編成オーケストラでの各楽器の特性やパート・バランスなどに関する知識と経験から、同属楽器アンサンブルの響きのバランスと音色コントラストを精緻に表現するといった基本姿勢の厳しさこそ、横浜クラリネット合奏団のポリシーであり、また伝統になっていると言ってよいだろう。」(平野昭氏) 横浜クラリネット合奏団:1982年、クラリネット奏者の故・池松和彦氏の提唱で結成された。年2回の定期演奏会をはじめ地方公演や招待演奏、そして度々のNHK-FMへの出演など意欲的な演奏活動を行なっている。1986年にはアメリカ・シアトルで開催された国際クラリネット協会コンファレンスに招待され、国際的にも名声を高めている。そのレパートリーは、バロック音楽から現代の作品にまで至り、オルガンやピアノ曲から管弦楽曲までの幅広いジャンルに亘っている。現在は指揮者を置かないゾリステンとして、クラリネットの音楽表現の可能性を限りなく広げ続けている。 | ||
カメラータ・トウキョウ | ||
ドメニコ・ツィポリ(1688-1726): オルガンとチェンバロのための作品集 第1巻;トッカータ、ヴェルソ、カンツォーナ、 オッフェルトリオ、聖体奉挙唱、 前聖体拝領唱、パストラーレ [ニ調によるトッカータ/ 4つのヴェルソ/カンツォーナ/ ハ調による4つのヴェルソとカンツォーナ/ ヘ調による4つのヴェルソとカンツォーナ/ ホ調による4つのヴェルソとカンツォーナ/ ト調による4つのヴェルソとカンツォーナ/ 聖体奉挙唱(I、ヘ調)/ 前聖体拝領唱(ヘ調)/ 聖体奉挙唱(II、ハ調)/ オッフェルトリオ(ハ調)/ パストラーレ(ハ調))] 第2巻;プレリュード、アルマンド、 クーラント、サラバンド、 ジーグ、ガヴォット、パルティータ [ソナタ ロ短調(プレリュード、 クーラント、アリア、ガヴォット)/ ソナタ ト短調(プレリュード、 クーラント、サラバンド、ジーグ)/ ソナタ ハ長調(プレリュード、 アルマンド、サラバンド、 ガヴォット、ジーグ)/ パルティータ ハ長調/ ソナタ ニ短調(プレリュード、 アルマンド、ガヴォット、メヌエット)/ パルティータ イ短調] |
クラウディオ・プリツィ (クラヴィオルガン) ミケーレ・ マンガネッリ(T)指揮 アンサンブル 「サルヴェ・フェスタ・ ディエス」 [マウリツィオ・ ヴェルディ(T) マウロ・プレサッツィ(B) マッティオ・ フェッラールデスキ(B)] | |
録音:2006年6月 他、イタリア。イタリアの教会の中で正にミサを聴いている感覚になるような、神聖な雰囲気あふれるCD。でも、それだけではない。ツィポリの鍵盤楽器作品全集をグレゴリオ聖歌や二声、三声のカントと組み合わせることによって、オルガン音楽だけでなく、カントの世界も堪能できる非常に貴重な録音。 イタリアのトスカーナ地方に生まれ、ローマの教会でオルガニストを務め、その後はイエズス会の伝道師としてコルドバへ渡り、その地で生涯を遂げたイタリア・バロックを代表する作曲家の一人、ドメニコ・ツィポリ(Domenico Zipoli)。彼の名前は、日本ではまだそれほど広くは知られていないが、ツィポリは当時、オルガン奏者として、また作曲家として活躍していた。 そのツィポリの鍵盤楽器作品をイタリアのオルガニスト、プリツィが得意のクラヴィオルガンと共に装飾豊かな音と即興でドラマティックに演奏。さらに、イタリアの修道士等が中心メンバーの合唱アンサンブルによる穏やかで瞑想的な歌声がそこに加わるという、これまでにない斬新なアイデアで構成されている。 流麗で荘厳なオルガンとスピリチュアルな歌声。これらがバランス良く配置され、見事な調和と一体感を作り出している。 | ||
マルサリスの共演と自作、 おそらく国内外初出音源 ストラヴィンスキー:兵士の物語(*) ウィントン・マルサリス: ファゴット五重奏曲「Meeelaan」(#) |
アンドレ・ デ・シールズ(語り手;*) デイヴィッド・シフリン(Cl;*) ミラン・トゥルコヴィッチ(Fg) ウィントン・マルサリス(Tp;*) デイヴィッド・テイラー(Tb;*) アイダ・カヴァフィアン(Vn;*) エドガー・メイヤー(Cb;*) ステファン・ハリス(Perc;*) オライオンSQ(#) [ダニエル・フィリップス(Vn) トッド・フィリップス(Vn) スティーヴン・ テネンボム(Va) ティモシー・エディー(Vc)] | |
録音:1998年5月、ニューヨーク、ライヴ(*)、他。(#)は世界初録音。(*)は英語版、対訳付き。海外録音だが、国内外含め初商業発売となる音源ではないかと思われる。 (*)のライヴは天才トランペッター、ウィントン・マルサリスを迎え、クラリネットにシフリン、ファゴットにトゥルコヴィッチ、そして重要な役割を果たすナレーションには、デ・シールズが一人三役(兵士、悪魔、ナレーター)、など、実力派のアーティストたちを迎えてお届けする。 セリフはフランス語ではなく英語によるもので、聴いているだけでも兵士や悪魔の様子が目に浮かぶほど臨場感たっぷりに語っている。デ・シールズは日本では知られていないかもしれないが、アメリカではTVドラマや舞台、ミュージカルで活躍する俳優。この素晴らしいナレーションをさらに盛り立てるのは、マルサリス、トゥルコヴィッチ、シフリン、など錚々たる豪華共演者たち。また、最後に収録されているファゴット五重奏曲は、マルサリスがトゥルコヴィッチのために作曲した作品。タイトルの「Meeelaan(ミィ〜ラァ〜ン)」とは、マルサリスがトゥルコヴィッチの名前を呼ぶときの発音を表現したものだそうで、この作品が完成するエピソードをトゥルコヴィッチ自らがブックレットの中で語っている。 現代のジャズ界をリードするマルサリスとクラシック界のトップ奏者たちによる豪華版「兵士の物語」、さらにマルサリスのオリジナル作品(初録音)が収録された超オススメ必聴音源。 | ||
ブラームスにピアノを教えた マルクスゼンの作品集 エドゥアルト・マルクスゼン(1806-1887): 歌曲とピアノ作品集 この涙はなんなの(作詞者不詳)(*)/ 涙(シャミッソー詩)(*)/ 涙(シャミッソー詩)(*)/無言歌集 Op.37/ 山の声(ハイネ詩)(#)/ 漁師の娘(ハイネ詩)(#)/ わたしの窓辺を(作詞者不詳)(*)/ たとえぼくにものを生み出す力が (作詞者不詳)(*)/ 3つのはなかい作品 Op.31〜アレグロ (急速に、そして騒々しく)(#)/ 漁師が漁に出た(作詞者不詳)(#)/ 荒野の妖精の踊り(作詞者不詳)(#)/ 悲しみのラビ(ヴィール詩?)/ 夜の歌(アイヒェンドルフ詩)(*)/ フィンランド民謡「カンテレ弾きの女」 による15の変奏曲 Op.67-2/ 風見(ミュラー詩)(#)/ 郵便馬車(ミュラー詩(#)/ おやすみ(作詞者不詳)(*) |
アレクサンドラ・ チョーク(S;*) マルコス・フィンク (B−Br;#) アントニー・シビリ(P) | |
録音:2006年9月、ウィーン。ウィーン楽友協会アーカイヴ館長オットー・ビーバ博士の協力により、作曲家マルクスゼンの歌曲作品とピアノ作品を録音。この度、CD化が実現した。なお、上記各曲の邦題は変更となる可能性があります。 マルクスゼンはハンブルクを中心にピアニスト&作曲家として活躍した人。最も有名な弟子にブラームスがおり、そのブラームスから彼のピアノ協奏曲第2番Op.83の献呈を受けている。マルクスゼンの歌曲作品が作曲された年代は、ちょうどシューベルトとシューマンの間に位置する。その作品は非常に魅力にあふれ、また、シューベルトからシューマン、そしてブラームスへ至る歌曲の変遷を知る意味でも興味深く、新たな珠玉作品と出会えた喜びを感じさせる。 今回収録された作品には、ハイネやアイヒェンドルフ、シャミッソー等シューベルトやシューマンが好んで作曲した著名な詩人の作品による歌曲も含まれている。 さらに、今回はピアノ作品を3曲収録。これら3作品はいずれも作者存命中に出版されている。8分の5拍子であったり、ひとつの作品の中で短調と長調を行ったり来たりしたり、フィンランドの民謡を取り入れたり、同時代の他の作曲家たちの作品ではあまり見られない興味深い作品が収められている。 | ||
CAMERATA "エルンスト・ヘフリガー追悼盤" 2007年3月17日、87歳で永眠したテノールの巨星ヘフリガーが、カメラータと草津音楽祭に遺した名演3点を追悼発売。すべて JVC 開発による K2 システムによってリマスタリングされ、最高の音質を実現。ジャケットも新装。 | ||
初出音源、ヘフリガー最後の「ヨハネ」 J.S.バッハ:「ヨハネ受難曲」 BWV.245 |
エルンスト・ヘフリガー (T;福音史家) ウルスラ・フィードラー(S) 栗林朋子(A) 波多野均(T) 大島幾雄 (B;ペテロ、ピトラ) 三原剛(Br;イエス) イェルク・エーヴァルト・ デーラー指揮 フェスティヴァルo. 栗山文昭合唱指揮 草津アカデミーcho. | |
録音:1997年8月、群馬、ライヴ。初商業発売となる音源。 バッハの「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」の名エヴァンゲリストとして、カラヤンをはじめとする数々の名指揮者たちと共演してきたヘフリガーだが、1983年から2004年まで毎夏、講師として招かれた草津の音楽祭での、合唱コンサートのソリストとしては最後の公演で選んだ曲が「ヨハネ受難曲」だった。このCDはその時の公演のライヴ録音。 ヘフリガーの万感を込めた名演は、会場に集まった人々に大きな感動を与えたが、これは今も語り種になっている。そして、この演奏は、くしくもヘフリガー最後の「ヨハネ」となった。 草津音楽祭を応援して下さる友の会会員へ向けた、プライヴェートCDに収録されていた音源だが、今回初めて、一般発売する事となった。 | ||
ヘフリガーの「詩人の恋」他 モーツァルト: 宗教劇「第1の戒律の責務」K.35 より(*) [シンフォニア/ 第1曲「悲しみつつ 私は眺めねばならぬ」] シューベルト:3つの歌曲(#) (マイヤホーファーの詩による) [アイスキュロスよりの断章D.450/ アティスD.585/夜の曲D.672] シューマン:歌曲集「詩人の恋」Op.48(+) |
エルンスト・ヘフリガー(T) ローランド・バーダー指揮(*) 草津フェスティヴァル 室内o.(*) カール・エンゲル(P;#) 岡田知子(P;+) | |
録音:1986年9月、群馬 他。旧品番:25CM-115。 「『詩人の恋』は、シューマンの青春の記念碑であり、それ以上に永遠の青春芸術(ユーゲントクンスト)としてドイツ・リートの象徴のような作品だが、それをドイツ精神の深い表現としてうたったホッターの演奏に感動するとともに、もっと直接にその青春の声をつたえてくれるヘフリガーのテノールの声に、この音楽の本来の世界が託されていることも、まちがいない。 ヘフリガーは、70歳に近づいてもその声を見事に保っている。そこにはほとんどシューマンの肉声のようなものがきこえるといってもよいが、その奥にあるのは、やはり彼の芸術家としての無垢な魂にちがいない。 これほど気品のある、しかも気迫にあふれた音楽をきくのは、いまは稀なことになってしまった。」(遠山一行/ライナー・ノーツより) | ||
ヘフリガーの「マゲローネのロマンス」 ブラームス:歌曲集 「美しきマゲローネのロマンス」 Op.33 (ティーク詩) |
エルンスト・ヘフリガー(T) 松本理佐子(S) 岡田知子(P) | |
録音:1992年12月、富山。旧品番:CMSE-247/8(2CDs)から朗読部分を省き、1枚とした物。 「ティークの『マゲローネ』によるロマンスは、ブラームスが書いた唯一の連作歌曲。ドイツ民謡風の歌曲を300曲以上書いたブラームスは、この歌曲集に自ら『ロマンス』(Romanzen)と名付けたのだ。私はこの歌曲集の魅力を広く知ってもらうためには、まずその「物語」が有名にならなければならないと考え、そのためには日本語とドイツ・リートを結びつける難しさを承知の上で、『ドイツ・ロマン派全集』でティークによるマゲローネの物語を完訳された佐藤恵三先生に、CDのために新たな朗読の訳をお願いした。したがって、初出CD(2枚組CMSE-247/8)は加藤剛の朗読付きで世に出たが、今回は歌とピアノだけの本来の歌曲集での再登場である。 この録音は、1992年、ヘフリガーが来日した時に、ゆっくり時間をとって地方で録音したいとの本人の希望に添ったもので、先生の声の調子もよく、初冬の日本海に面した北陸の澄んだ空気の中でじっくり仕事をしたという充実感はうれしかった。」(井阪鉱/プロデューサー) | ||
FONTEC | ||
野田マリカ〜 ラヴェル:ピアノ・ソロ作品全集 鏡(ピアノのための5曲)/前奏曲/ 高貴で感傷的なワルツ/ ボロディン風に(ワルツ)/ エマニュエル・シャブリエ風に/ソナチネ/ クープランの墓(ピアノのための6曲) ハイドンの名によるメヌエット/ 水の戯れ/古風なメヌエット/ 亡き王女のためのパヴァーヌ/ 夜のガスパール |
野田マリカ(P) | |
録音:2005年5月、スタジオ・ソフレソン。 野田マリカは1972年以来、日本だけでなくヨーロッパ、パリのサル・カヴォーにおいても、数多くのリサイタルを行なっている。東京に生まれ、父は彫刻家、母は音楽家という芸術家一家に育つ。10歳の時から、様々なコンクールで入賞し、桐朋学園で学んだ後フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院でヴラド・ペルルミュテルに師事する。ぺルルミュテルは、20世紀のピアノ黄金時代を代表する偉大な芸術家のひとりであり、モーリス・ラヴェルから直接、演奏解釈について意見や指示を受けたピアニストの一人でもある。野田マリカはその他に、ジャック・フェブリエのもとで研鑽を積み、ヴィオッティ国際コンクール等で入賞する。 彼女は系譜に忠実でありながらも、師匠の模倣に陥ることなく、また、自らの感性を放棄することもない。野田マリカがスカルラッティから現代作曲家に至るまでの幅広いレパートリーをこなせるのは、彼女自身の感性ゆえなのだ。ラヴェルのピアノ作品を、ラヴェル自らの定めた枠の中で今日伝えることのできる、数少ない演奏家のひとり。 「・・・野田マリカは、いろいろな点で非常に魅力的な音楽家。その稀にみる芸術的な廉直さは特筆すべき点で、しかも華麗で色彩感に富み、管弦楽的な音量を持ったピアニストとしての彼女は、又、曲に整然とした統一感を与えるセンスをもかねそなえている・・・」(ヴラド・ペルルミュテル) | ||
Like - s - Miles Likes Miles / Starlight Desert / The Change / A Long Distance / Boptizm / How Long Has It Been / Chopstics / HB / Westland Avenue |
PENTAGON [滝継夫(P/Kb) 宮崎明生(Sax) 江森孝之(G) 河本奏輔(ベース) 高井亮(Dr) 渡辺修身(Perc)] | |
録音:2007年3月、KRSスタジオ。 かつてアメリカ留学時代に知り合った仲間により結成されたユニット「 PENTAGON 」が、2000年にファーストアルバム「Mosquito Road」を発売してい以来、ライヴ、コンサート等地道な活動の中で望まれた、待望のアルバム第2弾「 Like-s-Miles 」が遂に完成。それぞれのオリジナル曲は、美しく、激しくスピード感溢れ、それを緻密なアンサンブル、白熱のソロプレイでライヴ感漂うスケールの大きな音楽を生み出している。 次の時代のジャズを創造しようとする意気込みを充分感じさせる今作品、日本のコンテンポラリージャズをリードする「PENTAGON」の演奏で是非、お聴き頂きたい。 | ||
赤渋楽譜出版愛知県岡崎市は「純情きらり」や八兆味噌だけではなかった! 赤渋町にブラスアンサンブルの録音、楽譜出版をするレーベルが誕生。ラッパ好きは目が離せない! | ||
ブラスアバカス ウィリアム・シュミット: 金管五重奏のための組曲第一番(*)/ 金管三重奏のためのブラスアバカス(#)/ 金管五重奏のための ヘキサコードによる7つの変奏曲(+) ルイス・レイモンド: 金管四重奏のための小組曲(+) コン・ハンフリーズ: 金管五重奏のための5つのショーケース(**) フィッシャー・タル: 金管五重奏のためのエキシビジョン(+) アービング・ローゼンタール編曲: 金管五重奏のための茶色の小瓶(+) ライナー・ブラウン: 金管五重奏のための組曲第一番(**) アンソニー・プログ: 金管五重奏のための小組曲(+) |
ニューヨーク・ ブラスソサエティ(*) パシフィック・ ブラスクインテット(**) ファインアーツ・ ブラスソサエティ(+) WIMブラストリオ(#) | |
録音:1971年12月10日(*)/1972年(**)/1972年9月18日(+)/1980年2月19日(#)。 ブラス大国アメリカを代表するアンサンブル作品集。1959年以来、現在までアメリカンブラスの中核を担っているウェスタン・インターナショナル・ミュージック社(通称WIM)の歴史がここに蘇る。演奏は、ニューヨークブラス、パシフィックブラス、ファインアーツブラスなど、アメリカを代表する演奏家が集結。LP時代アメリカ国内及び、ヨーロッパへの輸出がメインだったため、日本ではその演奏を聴く事は出来なかったが、今回ディジタル・リマスター版としてついに発売開始! | ||
ウッドウインド・クインテット 朴守賢:木管五重奏曲「アイロニー」 河合比呂美:木管五重奏のための 「ノウブル・リニエッジ」 青山温子: 木管五重奏のための「4つの心象」/ 木管五重奏のための「舞曲」 (河合和貴編曲) 河合和貴:木管五重奏のための「雪虫」 相川宏達:5つの管楽器のための コンチェルティーノ 鈴木宏司:フルートとピアノのための 「パラレルワールドII」 |
スウェディッシュ・ チェンバー・ウィンヅ | |
スウェーデン放送o.首席メンバー「スウェディッシュ・チェンバー・ウィンズ」(注:上記団体表記と異なりますが、代理店記載ママ)による木管五重奏作品集。音響機材による残響は一切使用せず、首都ストックホルムの空気をそのまま収録。様々なスタイルを持つアジアの作品は、彼らの演奏とともに、欧米でも高い評価を受けている(ブックレットは輸出仕様のため英語表記)。スウェディッシュ・チェンバー・ウィンズ&アジアン・コンポーザーズ、世界最高水準の北欧の演奏と、新しい時代をリードするアジアンミュージックが楽しめる素晴らしいCD! | ||
宇都宮三花 | ||
ZMM-0709 廃盤 |
MIKA UTSUNOMIYA モーツァルト: ピアノ・ソナタ第11番 K.331 「トルコ行進曲付き」(*) リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(#)/ 愛の夢第3番(#) ショパン:夜想曲 嬰ハ短調 遺作(*)/ 練習曲 Op.10-3「別れの曲」(*) シューベルト:楽興の時第3番 Op.94-3(*) シューマン:トロイメライ(*) |
宇都宮三花(P) |
録音:2007年2月20日、 三鷹市芸術文化センター(*)/2006年9月3日、東京文化会館小ホール(#)。 |
ACOUSTICA 1CD¥2750(税抜¥2500) | ||
スウェーデンの色彩 ブー・リンデ(1933-1970):ソナティナ Op.15-2 ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985): 組曲 ニ長調 Op.13 アッラン・ペッテション(1911-1980): 2つのエレジー/ロマンス (Romanza) ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942): 組曲 Op.15 エミール・シェーグレン(1853-1918): ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 Op.19 リレ・ブルール・セーデルルンド(1912-1957): カンツォネッタ |
カール=ウーヴェ・ マンベリ(Vn) ベンクト・フォシュベリ(P) | |
ストックホルム・フィルのコンサートマスターなどを歴任した重鎮マンベリと国際的な名声を勝ち得たピアニスト、フォシュベリのデュオによるスウェーデンの作品集。 | ||
C−Y Contemporary 1CD¥2750(税抜¥2500) | ||
カリガリ博士 マッツ・ラーション=ゴーテ:カリガリ博士 アルベルト・シュネルツァー: ソリチュード/フローズン・ランドスケープ ステファン・クラヴェルダル: デュアル・チャント/ ロンギング・オブ・ユーリディーチェ ベンジャミン・スターン:ロンリー・ワン ダニエル・ヒョルス:モダル・ムーヴ |
ビョルン・クライマン(Vn) デイヴィッド・ワーン(P) | |
ヴァイオリンとピアノのための現代作品。 | ||
FYLKINGEN 1CD¥2750(税抜¥2500) | ||
ミクローシュ・マロシュ(1943-): レゲ/マニプレイション [ I - IV ]/ ムーヴメンツ/オスティナート/ヴィオラ・ソナタ |
ミクローシュ・ マロシュ(電子楽器) イオナ・マロシュ(S) アッティラ・ボドル(Va) イングリド・ガブリエルソン (ツィター) クヌート・ センステフォルト(Fg) ペーター・シューバック(Vc) | |
ミクローシュ・マロシュは、コダーイの高弟だったルドルフ・マロシュを父に持つハンガリーの作曲家。アコースティックと電子音楽の融合による作品集。 | ||
ダン・フレベリ:15の歌曲 | 様々なアーティスト | |
エーテボリ、昆明、ニューカッスルなどで収録したサウンドソースを題材として作られた作品。少女の笑い声で始まる冒頭部分には驚かされる。 | ||
JAMI PRODUCTION 1CD¥2750(税抜¥2500) | ||
ラーシュ=エーリク・ラーション(1908-1986): カンタータ(抒情組曲)「偽装の神」Op.24/他 |
ヒレーヴィ・ マルティンペルト(S) トーマス・ランダー(Br) ゴラン・スシャン指揮 カンテムス&コーラス・ カントルム/他 | |
VNP 〔VEST−NORSK〕 (ノルウェー) 1CDあたり¥2750(税抜¥2500)
当レーベルの旧譜を含みます。#当レーベルは2005年以降新譜が発売されておらず、入荷までには年単位でお時間がかかることがあります。 | ||
ライフ・オーヴェ・アンスネス、16歳の録音集 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58 スメタナ:演奏会用練習曲Op.17 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調Op.110 |
ライフ・オーヴェ・ アンスネス(P) | |
録音:1987年。CD発売/リマスタリング:1991年。LP:VNP 0087-14 のCDヴァージョン。 今やEMIの看板アーティストの一人となったアンスネスがまだ10代半ばだった頃の、おそらくデビュー録音。メジャー・デビューとなった Virgin レーベル時代初期のジャケットを知る方ならよくご存知の、長髪姿のイラストがジャケットにあしらわれている。 | ||
ノルウェーのロマンス集 ヴァルデマー・トラーネ(1790-1828): ノルウェーの山の歌 ハルフダン・シェルルフ(1815-1868): 道を知っていたのかOp.3 No.5/ 魅惑の調べOp.3 No.6/ ヴェネヴィルOp.6 No.6/ イングリードのバラードOp.6 No.4/ 海辺でOp.14 No.4 グリーグ: ソールヴェイの子守歌Op.23 No.26/ パウルセンの5つのOp.26 クリスチャン・シンディング: ヴァンニェのヴァルムOp.50 No.6/ ケシの畑を歩く娘Op.50 No.5/ 五月の夜Op.22 No.3/琥珀Op.19 No.2 スヴェッレ・ヨルダン(1889-1972): 歌え、ぼくのフィドルOp.41 No.3/ 明るい日は過ぎて/ そして、ごらん、娘は若者のほうへやってきた/ 入江Op.18 No.6 ウーレ・オルセン(1850-1927):日没の歌 エイヴィン・アルネス(1872-1932)編曲: ほんとに早く床についた アンネ・パウルセン(1849-1936): ノルウェーの子供の頃の思い出 |
アン・クリスティン・ ソルヴォーグ(S) アウドゥン・カイセル(P) | |
平和主義者 2000年〜アンジェイ・ウォズニコフスキーと友人たち フレデリク・ショパン(1810-1849): 前奏曲 Op.25 No.4(コントラバスとピアノのための) 練習曲ホ長調 Op.10 No.3(コントラバスとピアノのための) ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889): 大二重奏曲(クラリネット、コントラバスとピアノのための) 悲歌 ニ長調 ラヨス・モンターグ(1906-): エクストレーム(コントラバスとピアノのための) アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713): サラバンダ(コントラバスとチェンバロのための) エンリケ・グラナドス(1867-1916): 間奏曲(コントラバスとギターのための) ヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812): ロマンス 嬰ハ短調(コントラバスと弦楽四重奏のための) ジョヴァンニーノ(17世紀): ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943): ヴォカリーズ Op.34 No.12(コンチラバスとピアノのための) ジョヴァンニ・ボッテジーニ: 「わが心、もはや虚ろになりて」による主題と変奏 |
アンジェイ・ ウォズニコフスキー (Cb) アウドゥン・カイセル(P) ラース・クリスチャン・ ホルム・ブリニルセン(Cl) スタイン=エーリク・ オルセン(G) ハンス・クヌート・スヴェーン (Cemb) リカルド・オドリオソーラ(Vn) | |
アンジェイ・ウォズニコフスキーはポーランド生まれのコントラバス奏者。シマノフスキー音楽アカデミーでヴィクトル・ガジンスキーに師事し、1966年にシュレジェンpo.の第2首席奏者に就任。1972年から3年間、ヴェネズエラのマラカイボso.のソロイストを務めた後、シュレジェンpo.に復帰。1980年にベルゲンpo.のメンバーとなった。このCDではグリーグ・アカデミーの同僚たちと気の合った演奏を聴かせている。 | ||
グリーグ:スロッテル(ノルウェー農民舞曲) ゲイル・トヴェイト(1908-1981):ハルダンゲルの50の民謡 |
トルゲイル・ シンネ・スールスヴィーク(P) | |
ノルウェー、ハルダンゲル地方生まれのピアニスト、スールスヴィークによるグリーグとトヴェイトの民謡を素材にした作品集。 | ||
シェテル・ヴォースレフ(1939-): クラリネット五重奏曲 スヴェッレ・ベルグ(1915-1980): ノルドロークの主題によるエピグラム ケネト・シヴェルトセン(1961-):石の庭 |
ラース・クリスチャン・ ブリニルセン(Cl) ハンサSQ | |
ヴォースレフは20世紀ノルウェーを代表する作曲家ハラール・セーヴェルーの息子。生気に溢れ、機知に富んだ作品を書くことで知られており、「クラリネット五重奏曲」は彼の最も重要な室内楽作品。 | ||
シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960/ 楽興の時 D.780 |
アウドゥン・カイセル(P) | |
プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第4番 ハ短調 Op.29「古い手帳から」 ニコライ・メトネル(1880-1951): ピアノ・ソナタ ハ短調 Op.25 No.1「おとぎ話」 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-): ベートーヴェンの「バガテル Op.126」の反映 Op.113 グリーグ:抒情小曲集 第3集 Op.43 |
クリスチャン・ イ―レ・ハドラン(P) | |
内省〜エドヴァルド・ハーゲルプ・ブル(1922-): 室内楽作品集 エピローグ Op.26「失われた世界の記憶への オマージュ」(1961;弦楽合奏のための)(*) ヴァイオリンとピアノのための 二重奏曲第2番 Op.44c(1973)(+) カッサシオン ヴァイオリンとピアノのための 二重奏曲第1番 Op.18a ソナタ・コン・モート Op.51b |
リカルド・オドリオソラ (Vn;+)指揮(*)co.(*) アイナル・ロッティンゲン(P) 他 | |
ロマンス〜北欧の歌 グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949): リンダギュルの王冠/昔むかし/ ダールブーの調べ/吹き寄せる雪 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907): 詩 Op.18 No.5/アンデルセンの詩による「心の歌」Op.5/ イプセンの6つの詩 Op.25/他 |
ロルフ・ニークマーク(Br) アウドゥン・カイセル(P) | |
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV.1009/, 同第4番 変ホ長調 BWV.1010/同第5番 ハ短調 BWV.1011 |
セバスティアン・ドルフラー(Vc) | |
オーストリアに本部を置く国際児童支援組織 SOS-Kinderdorf International(国際組織SOS子どもの村)がスポンサーとして制作を行ったCD。 |
MAWA DVD | ||
アンドレ・リュウ〜 The Best of Live DEIN IST MEIN GANZES HERZ/WIENER BLUT HAVA NAGH.A/TEA FOR TWO/LARA`S THEME POLIUSHKO POLIE/KALINKA FUNICULI FUNICULA/LA VIE EST BELLE SALOME - SABREDANCE AN DER SCHONEN BLAUEN DONAU RADETZKY MARSCH/BOLERO/THE SECOND WALTZ SIRTAKI (ZOBRA`S DANCE)/AMAZING GRACE AULD LANG SYNE |
アンドレ・リュウ(Vn)指揮 | |
収録:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール、ライヴ/ベルリン、ヴァルトビューネ、ライヴ。 2007年9月27日-29日、東京国際フォーラム来日演奏予定のアンドレ・リュウ&ザ・ヨハン・シュトラウス・オーケストラ。 | ||
UNIVERSAL DVD 特記以外1枚¥3960(税抜¥3600) | ||
DG | ||
ポゴレリチ In レアレ・ディ・ラッコニージ城 ショパン: ポロネーズ ハ短調Op.40-2/夜想曲 変ホ長調Op.55-2/ 前奏曲 嬰ハ短調Op.45/ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58 ハイドン:ピアノ・ソナタ 変イ長調Hob.XVI: 46 モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ長調K331 「トルコ行進曲付き」 |
イーヴォ・ポゴレリチ(P) 監督:ホラント・ H.ホールフェルト | |
収録:1987年4月、レアレ・ディ・ラッコニージ城、トリノ。ユニテル映像の再発。 彼がショパン・コンクールで落選したことに対し、アルゲリッチが抗議して審査員を辞した有名な事件(1980年)から、はや30年弱が経過。そのスタイルは過去とまったく同じではないものの、彼流の透徹した論理から読み解かれる斬新な解釈という点では、現在でもその演奏が与えてくれる知的刺激に変わりない。2007年1月の来日公演でもおおいに物議を醸したのは記憶に新しいところ。しかし、ポゴレリチを聴くということは、強烈な彼の個性にただ身をひたすだけでなく、作品について今一歩突き詰めて考えてみる試みでもある。なお、映像としては、前半が暗(着ている服も黒)、後半が明という演出が施されている。 | ||
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)〜モーツァルト・ボックス ヴァイオリン協奏曲集(073 421-0)/ヴァイオリン・ソナタ集(073 421-3)/ ピアノ・トリオ集(073- 21-6)のセット化 | ||
2006年「モーツァルト・イヤー」に企画された「ムター/モーツァルト・プロジェクト」の集大成。これまでにリリースされた3作品を一つにコンパイルしたDVD5枚組ボックス。ボックス・セットならではのお買い得価格にてご提供。 | ||
スティング&アバド プロコフィエフ:「ピーターと狼」 |
スティング(ナレーター) ロベルト・ベニーニ(ナレーター) ロイ・ハッド (プロコフィエフ/祖父) ヘンリー・フィギンズ(ピーター) クラウディオ・アバド指揮 ヨーロッパ室内o. | |
「ピーターと狼」は子供のために書かれたファンタジー。ライトモティーフ的な手法を用いて、音楽の聴取の方法をわかり易く伝えてくれる楽しい作品。それをアバドとヨーロッパ室内管が極上のサウンドで仕上げたのがこのDVD。したがって、子供向けなんて言わず、大人もみな楽しんでいただきたい。この作品は、物語の進行を司るナレーション役に多彩なゲストを迎えることが多いのだが、ここでは何と、スティングが参加。おまけに、イタリア語ヴァージョンではオスカー俳優のロベルト・ベニーニが吹替えているという豪華さ。物語は、通常の俳優と扮装した俳優、そしてマペットらによって進行する。アバドやスティングとそっくりに作られたマペットが楽しい。日本にも文楽があるように、ヨーロッパでも人形劇は歴史が深く、現在も専用の劇場で毎日公演が行われており、立派な芸術として根付いている。実際にその動きは実に巧みで、1度観れば驚くこと請け合い。DGから2006年のザルツブルク音楽祭の記録『Mozart 22』が2007年リリースされたが、そこに入っている歌劇「劇場支配人」は同地のマリオネット劇場で収録されているので、こちらもご覧になるのも是非お勧め。なお、この「ピーターと狼」のDVDには、プロコフィエフの交響曲第1番「古典」と「ヘブライの主題による序曲」も併録されている。併せてお楽しみ頂きたい。NTSC方式、リージョン・フリー。 | ||
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」 | ルチア・ポップ (S;マジェンカ) ジークフリート・ イェルザレム (T;ハンス [イェニーク]) カール・リッダーブッシュ (B;結婚仲介人ケチャル) ハインツ・ツェドニク (T;ヴェンツェル [ヴァシェク]) アルフレート・シュラメク (B;クルシナ) ゲルトルーデ・ヤーン (Ms;カティンカ [ルドミラ]) ヴァルター・フィンク (B;地主ミーハ) チェスラワ・スラニア (Ms;アグネス [ハータ]) アダム・フィッシャー指揮 ウィーン国立歌劇場o.&cho. 監督:オットー・シェンク | |
スメタナの歌劇「売られた花嫁」は、チェコのポルカやフリアントといった舞曲や民謡の「語法」をふんだんに用いた傑作喜劇。肝心なのは、単純な旋律の引用をちりばめたのではなく、リズムやスタイルを用いてオリジナルな音楽を創ったという点だろう。それゆえに、当時起きていたチェコの国民音楽運動の中で、このオペラとその成功こそがチェコ音楽の基礎を築いたとして、きわめ高く評価されている。ストーリーこそ、愛し合う2人が別れさせられ、ヒロインはあわや地主の息子と結婚させられそうになるものの、恋人も実はその地主の息子だったため無事解決......という他愛のないものであるが、音楽の魅力で実に楽しく仕上げられている。ここではヒロインにルチア・ポップ、その恋人にジークフリート・イェルザレムが起用され、当時一世を風靡した2人の歌唱を味わうことが出来る。さらに、カラヤンの「ローエングリン」などで名高いバス歌手のリッダーブッシュも出演。 指揮のアダム・フィッシャーは現在、ハンガリー国立歌劇場やハンガリー放送so.、ハイドン・フィルなどの音楽監督を務めるハンガリーを代表する世界的指揮者。ウィーン国立歌劇場とは、70年代にコレペティートルを務めていたこともあり、その付き合いは30年を超える。当DVDはORF(オーストリー放送)との共同制作。NTSC方式、5.1サラウンド、リージョン・フリー。 | ||
ローマのクリスマス パレストリーナ: ミサ曲第13巻〜今日キリストは生まれ給う ヴィヴァルディ:グローリア 他、アネーリオ、カリッシミ、コレッリ、 フレスコバルディ、ジョスカン・デ・プレ、 A.スカルラッティ、ビクトリアらの作品 |
ポール・マクリーシュ指揮 ガブリエリ・コンソート &プレイヤーズ トレヴァー・ピノック指揮 イングリッシュ・ コンサート&cho. | |
ピノック/イングリッシュ・コンサートとマクリーシュ/ガブリエリ・コンソートという、ピリオド演奏のベテランたちによる、イタリアに咲いたルネサンス、バロック音楽の花束。撮影場所に選ばれたのはもちろんローマ。それも「聖母マリアに捧げられし大聖堂」という意味を持つサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。(この大聖堂は)1560年代にパレストリーナが楽長を務めていたことからも、この映像作品の舞台としてまさに最適と言える。監督は、バーンスタインの「ウェスト・サイド・ストーリー」のメイキング映像やアバド指揮のプロコフィエフ「ピーターと狼」のDVD(以上DG)、また、ポール・マッカートニーの「スタンディング・ストーン」DVDでも監督を務めているクリストファー・スワン。DGとダニエルTVとの共同制作。 NTSC方式、5.1サラウンド。 | ||
ヴェルディ:歌劇「椿姫」 | テレサ・ストラータス (S;ヴィオレッタ) プラシド・ドミンゴ (T;アルフレード) コーネル・マクニール (Br;ジェルモン) 演出・監督: フランコ・ゼッフィレッリ ジェイムズ・レヴァイン指揮 メトロポリタン歌劇場o. | |
しばらくカタログから消えていたユニテル原盤の名盤DVDの再発。DGの「椿姫」は、1994年のショルティ&ゲオルギューや、2005年のリッツィ&ネトレプコによるDVDがあるが、当盤はイタリアンの巨匠フランコ・ゼッフィレッリが撮影した映画版『椿姫』。(日本での公開時は『椿姫/1985・椿姫』というタイトルだった)。ゼッフィレッリは通常でも豪華な舞台を作り上げるタイプだが、ここではオペラ映画ということで、よりゴージャスに仕上げられている。ヒロインのヴィオレッタ役を演じるのはテレサ・ストラータス。彼女の醸し出す薄幸のムードは発表当時から高く評価され、ストラータスの代表的な役、および映像作品となった。相手役のアルフレードにはプラシド・ドミンゴが起用されており、四半世紀前の若き名唱を聴くことが出来る。 なお、この映画には何とボリショイのかつてのトップ、マクシーモワやヴァシリーエフらがゲスト出演しており、バレエ・ファンも必見! | ||
DECCA | ||
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」 | キリ・テ・カナワ (S;マリア・ボッカネグラ) アレクサンドル・アガーケ (Br;シモン・ボッカネグラ) マイケル・シルヴェスター (T;ガブリエーレ・アドルノ) ロベルト・スカンディウッツィ (B;ヤーコポ・フィエスコ) ゲオルグ・ショルティ指揮 コヴェント・ガーデン 王立歌劇場o. 監督:ブライアン・ラージ | |
録音:1991年、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ライヴ。ショルティの没後10年と、デッカ録音60周年を記念したシリーズ。 1991年に制作されたロイヤル・オペラ(王立歌劇場)のプロダクションを映像化したもので、スタイリッシュな舞台演出はエライジャ・モシンスキーによるもの。モシンスキーは、中国は上海に生まれたオーストラリア出身の演出家。英国で学び、ロイヤル・オペラやメトロポリタン歌劇場などで活躍している。2003年の新国立劇場での「オテロ」を手掛けたことでも知られている。2007年のサイトウ・キネン・フェスティヴァルで上演される歌劇「スペードの女王」ももともとはモシンスキーの演出したもの。DGからリリースされている「ナブッコ」や「サムソンとデリラ」のDVDなどでも彼の演出を観ることが出来る。 ショルティは、「シモン・ボッカネグラ」を88年にスカラ座で収録しているが、その時のヒロインも今回と同じくキリ・テ・カナワだった。ショルティお気に入りの作品と歌手によるDVDとなる。キリの美声は、純粋な心を持つマリア役に相応しいのは言うまでもなく、さらに今回は映像作品の強みとして、彼女の美貌がマリア役をより意義深く感じさせている。タイトル・ロールを演じたアレクサンドル・アガーケは、2007年のパレルモ劇場の来日公演にも同行していた。キャンセルしたストヤーノフの代役として歌劇「シチリア島の夕べの祈り」でのモンフォルテ役を歌っていたバリトン歌手。マイケル・シルヴェスターはアメリカのテノール。それぞれが見事な役を演じている。付録としてプロモーション映像が収録。 | ||
ゲオルグ・ショルティ〜オーケストラ! オーケストラへの招待/高音弦楽器/木管楽器 低音弦楽器/金管楽器/打楽器/ピアノ/指揮者 |
ダドリー・ムーア(ホスト) ゲオルグ・ショルティ指揮 シュレスヴィヒ= ホルシュタイン祝祭o. | |
ショルティの没後10年を記念してのリリース。また、2007年はショルティがデッカへ初めて録音をしてから60年目にも当たるメモリアル・イヤーでもある(初録音はベートーヴェンの「エグモント」序曲)。 このDVDは、バッハやヘンデルから現在にいたるオーケストラの発展の過程をなぞる試みで、英国の公共放送であるチャンネル4で放送された番組のDVD化。内容は、上記の8つのプログラムで構成されている。ホストにハリウッド俳優のダドリー・ムーアを迎えているのも注目。ムーアは映画『ファール・プレイ』(1978)や『テン』(1979)などで名高い俳優だが、実は元々音楽学校出身のピアニスト兼作曲家。ロイヤル・コート・シアターの座付き作曲家も務めていたり、指揮者としても活躍していたので、この番組のホストとして最適な人材といえるだろう。演奏の質はショルティが保証。その上で世界中から集まった若手音楽家たちが、オーケストラや各楽器を紹介してゆくという、楽しい上に、学習にも最適なセット。付録として、ドキュメンタリー「メイキング・オブ・オーケストラ」も収録。さらには、TVシリーズの音楽を収めたボーナスCD「ヘンデルからルトスワフスキまで」が付いてくるというお得盤。 | ||
サー・ゲオルグ・ショルティ/ザ・マエストロ ロッシーニ:序曲集 歌劇「セビリャの理髪師」/ 歌劇「アルジェのイタリア女」 歌劇「絹のはしご」/歌劇「セミラーミデ」/ 歌劇「泥棒かささぎ」 メンデルスゾーン: 交響曲第3番 イ短調Op.56「スコットランド」/ ヴァイオリン協奏曲 ホ短調Op.35(*)/ 交響曲第4番 イ長調Op.90「イタリア」 ブルックナー: 交響曲第7番 ホ長調WAB107/ 交響曲第6番 イ長調WAB106 ヴァーグナー: 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲/ 歌劇「タンホイザー」序曲/ 楽劇「ニュルンベルクの マイスタージンガー」第1幕への前奏曲/ 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 〜前奏曲と「愛の死」 R.シュトラウス: 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの 愉快ないたずら」 Op.20/ 交響詩「死と変容」 Op.24/4つの最後の歌(#) コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」 バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 ヴェイネル:附随音楽「チョンゴルと悪魔」 〜序奏とスケルツォ ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92 |
チョン・キョンファ(Vn;*) ルチア・ポップ(S;#) ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴso.、VPO | |
ショルティの没後10年と、デッカ録音60周年を記念したシリーズ。 このセットはDVD4枚組で構成され、シカゴso.シェフ時代のショルティの姿をたっぷりと堪能出来る。第1巻は、イタリア・オペラの序曲とメンデルスゾーンで構成され、品よく爽やかな歌の魅力を楽しめる。ヴァイオリン協奏曲のソリストがチョン・キョンファというのも要注目。第2巻はブルックナー。シカゴ響の並外れた能力を誇る金管楽器セクションが壮大な音の伽藍を現前させる。第3巻はワーグナーの歌劇と楽劇の名序曲・前奏曲集。ワーグナーはショルティが最も得意とする作曲家の一人。「ニーベルングの指環」の歴史的録音から晩年に好んだ「ニュルンベルクのマイスタージンガー」まで、名演奏を遺した。それとともに、この巻にはリヒャルト・シュトラウスの交響詩も併録されている。リズムや細部のテクスチュアが複雑に書き込まれ、さらに幅広いデュナーミクを駆使したシンフォニックな響きを要するシュトラウス作品は、技術的に最高峰に位置するシカゴ響の実力発揮にはうってつけといえるだろう。「4つの最後の歌」には今は亡きルチア・ポップの姿も見られるという、まさに最高の布陣。第4巻には、ショルティの故郷ハンガリーの作品を収録。これらは、CD『ハンガリアン・コネクション』にも収められていたものだが、今回は映像なので、ショルティがあの名演を如何なる手綱捌きで実現したのかを観ることが出来る。なお、最後の第4巻にはボーナス・トラックとしてウィーン・フィルとのリハーサル・シーンも収録。 |