ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集ディアベッリ変奏曲
ジョルジュ・プリュデルマシェール(P) | ||
録音:1998年7月-8月、ランス、フランス。「ランス夏の音楽祭」ライヴ。使用楽器:スタインウェイ、specially 4th pedal system。 | ||
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ BWV.1001-BWV.1006
ダヴィッド・グリマル(Vn) | ||
録音:1999年7月-8月、ランス、フランス。「ランス夏の音楽祭」ライヴ。 | ||
モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 〔第1番 K.423/第2番 K.424〕 ハイドン: ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 〔第1番−第6番 Hob VI: 1-6〕 |
ギヨーム・シュトル(Vn) ミゲル・ダ・シルヴァ(Va) | |
録音:2000年7月-8月、ランス、フランス。「ランス夏の音楽祭」ライヴ。 #廃盤のため入手出来ない可能性があります。 | ||
エリック・タンギー(1968-): イントラーダ(1998)〔激しく/3つの謎/軽快に〕 |
パスカル・ロフェ指揮 フランス国立o. | |
録音:1999年1月、ラジオ・フランス「サル・オリヴィエ・メシアン」。「プレゼンス99音楽祭」ライヴ。収録時間:約17分。タンギーはパリ音楽院出身の作曲家。 | ||
ブルッフ: ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲 ホ長調 Op.88 (*) / ヴィオラと管弦楽のためのロマンス ヘ長調 Op.85 (#) / ピアノ、ヴァイオリンとヴィオラのための8つの小品 Op.83 (+) ギョーム・シュトル(Vn;*/+) ミゲル・ダ・シルバ(Va;*/#/+) ブリュノ・フォンテーヌ(P;+) シュテファン・ザンデルリング指揮ブルターニュo.(*/#) | ||
録音:2001年7月-8月、ランス夏の音楽祭、ライヴ。シュトルとダ・シルヴァは、共にパリ音楽院で優秀な成績を収めた若手。 | ||
エリック・タンギー(1968-):ピアノ作品集 パッサカーユ/ソナタ/前奏曲集/ 練習曲〔第1番/第2番〕/ソナタ |
ヴァハン・マルディロシアン(P) | |
録音:2001年7月。マルディロシアンは1975年アルメニアに生まれ、1996年パリ音楽院ピアノ部門第1位および室内楽賞を獲得、高学位のディプロマを受けた。作曲家タンギーとは協力関係にある。 | ||
サルデーニャの名手フィロメーナ・モレッティ、鮮やかなクラシックギターの世界 バッハ/R.キエーザ編曲:前奏曲、フーガとアレグロ BWV.998 / ダウランド:ファンタジア ムダラ:第10ファンタジア / ロドリーゴ:3つのスペイン小品集〔ファンダンゴ/パッサカリア/サパテアード〕 ファリャ:ドビュッシーを讃えて/「三角帽子」〜粉屋の踊り/「恋は魔術師」〜狐火の踊り バリオス:森に夢見る / アルベニス:セビリャ / タレガ:ホタ / アルベニス:アストゥリアス フィロメーナ・モレッティ(G) | ||
録音:2001年12月20日、ヴェルディ音楽院ホール、トリノ、ライヴ。使用楽器:アンドレア・タッキ、1998年製。フィロメーナ・モレッティは1973年サルデーニャ島(イタリア)生まれのギタリスト。サッサーリ音楽院で1等を獲得したのち、1990年前後にカリアリ、ストレーザ、ローマのソル・コンクールやサッサリのプジョル・コンクールなど各地の名だたるギター・コンクールを次々と制覇していった強者である。イタリア人タッキ氏の銘器を携えてのこのライヴでは、ムダラからバリオスまで幅広いレパートリーを、時に力強く、時にやわらかく、人間味溢れる豊かな演奏で仕上げてゆく。聴衆の心の機微が伝わるような静かなホールに広がるモレッティの楽音は、ギターが彼女の体のつづきであるかのよう。静謐感とグルーヴ感の交錯する豊かで不思議な演奏が終わり、ふと気づいたように沸き上がる拍手もライヴ感を高めてくれる。 ライヴであるにもかかわらず、危険要素に満ち満ちたクラシック・ギターという楽器で「息をするように自然に歌う」かのような境地を易々と体現してしまう彼女。バッハにはじまりルネサンス曲からスペイン近現代ものまで自由自在に、静かに情熱をたぎらせながら歌い上げてゆく幅広い芸術性が如実にあらわされたアルバム。 あくまでライヴ演奏にこだわるTRANSARTならではの、ヴィヴィッドなギター・アルバムといえるだろう。 | ||
ラフマニノフ:ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36/ 幻想小品集 Op.3 〔エレジー 変ホ短調/前奏曲 嬰ハ短調/ メロディ ホ長調/ポリシネル 嬰ヘ短調/ セレナーデ 変ロ短調〕/ 前奏曲集 Op.23 より 〔第1番/第3番/第5番/第6番/第7番〕/ 前奏曲集 Op.32 より〔第5番/第12番/第10番〕 |
ロール・ファヴル=カーン(P) | |
録音:2002年8月、ランス(フランス北東部)、フラヌリ・ミュジカル音楽祭。ライヴ。 | ||
カタリナ・ヨヴァノヴィチ〜ソプラノ・リサイタル ブラームス:若き母親の不幸 Op.69-9/おとめの歌 Op.85-3/若い娘 Op.95-1/大急ぎの誓約 Op.95-5 R.シュトラウス:憩いたまえ、わが魂よ Op.27-1/ツェツィーリエOp.27-2/聖なる誘い Op.27-3/あした Op.27-4/ 約束しても、守られず Op.36-3/おそろしい時 Op.69-5 シューベルト:若い尼僧 D.828/死者の日の連祷 D.343/星 D.939/あなたのそばに! D.866/ はじめての失恋 D.226/休まらぬ恋 D.138/岩の上の羊飼い(*) カタリナ・ヨヴァノヴィチ(S) ブリュノ・フォンテーヌ(P) フロラン・オー(Cl;*) | ||
録音:2002年7月、フラヌリ音楽祭。ライヴ。 新ユーゴスラヴィア(現セルビア共和国)からパリに亡命して活躍しているソプラノ歌手、カタリナ・ヨヴァノヴィチが聴かせるドイツ・リートの数々。ここでも伴奏は鬼才ブリュノ・フォンテーヌがつとめている。彼女はプッチーニの「修道女アンジェリカ」のタイトルロールやシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」などの名唱が高く評価され、亡命後はおもにパリとロンドンを中心に幅広い活躍を見せている。ヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」、ドヴォルザークの「スターバト・マーテル」などでの独唱でも大きな賞賛を得た。フランスでは2003年、最も権威ある音楽賞のひとつ「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク」(音楽の勝利賞)外国人新人歌手部門にノミネートされたのも記憶に新しい。 このリサイタル盤、何といってもライヴならではの迫真の緊張感と、それが切れたときに堰を切ったように広がる拍手、といった緩急の空気感がたまらない。ブリュノ・フォンテーヌのピアノの響きもよく捉えられている。ライヴ録音にこだわるTRANSARTならではの逸品といえるだろう。 | ||
ヴィルヘルメニア・フェルナンデス〜ディーヴァ! フラヌリ音楽祭ライヴ ガーシュウィン:「ポーギーとベス」〜サマータイム/ 「トレジャーガールズ」〜アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー/ 「ゴールドウィンの大愚行」〜ラヴ・ウォークト・オン サミュエル・バーバー:4つの歌 Op.13 レナード・バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」より 〔アイ・フィール・プリリィ/トゥナイト/サムウェア〕 アーロン・コープランド:パストラーレ/心〜私たちはかれを忘れてしまうだろう/それはずっと昔のこと リチャード・ロジャース&オスカーハマースタン2世: 「南太平洋」〜こいつは俺の手に落ちたも同然だった/ 「サウンド・オヴ・ミュージック」〜すべての山に登れ 黒人霊歌:深き川の流れ/川にて(コープランド編)/ ザイオンの壁(伝J.G.マガリ/コープランド編)/ささやかな贈り物(ベイトマン編) ヴィルヘルメニア・フェルナンデス(S) ブリュノ・フォンテーヌ(P) | ||
録音:2002年7月、フラヌリ音楽祭。 既に1990年前後からベルリン・オーパーやハンブルク歌劇場といったドイツの錚々たる歌劇場でアイーダやカルメンの役を歌ってきたヴィルヘルメニア・フェルナンデス。フランスでも知名度を上げつつあり、これは北フランスのランスで夏に行われるフラヌリ音楽祭に出演したときのライヴ録音。徹頭徹尾アメリカの偉大な現代作品をあつめ、伴奏はフランスの多芸なる鬼才ブリュノ・フォンテーヌがつとめている。 独特の魅力がつまったインテンスな歌声、繊細でアクティヴなピアノ伴奏がうつくしい。ライヴの緊迫感と興奮をそっくりそのまま捉えきったフレデリク・ブリアンの名録音にも注目したい。 | ||
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 〔第1番/第6番/第22番/第23番〕 |
ジョルジュ・ プリュデルマシェール(P) | |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3 〔第3番/第10番/第21番〕 |
ジョルジュ・ プリュデルマシェール(P) | |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.5 〔第13番/第18番/第19番/第20番/第26番〕 |
ジョルジュ・ プリュデルマシェール(P) | |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.7 〔第9番/第14番/第25番/第27番/第30番〕 |
ジョルジュ・ プリュデルマシェール(P) | |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.9 〔第5番/第8番/第25番/第32番〕 |
ジョルジュ・ プリュデルマシェール(P) | |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.10 ディアベッリ変奏曲 |
ジョルジュ・ プリュデルマシェール(P) | |
以上、全集(TR-101; 10CDs)からの分売だが、なぜか6枚しか発売されていない。 | ||
マット・ハイモヴィッツ〜協奏曲ライヴ ハイドン:チェロ協奏曲 〔第1番 ハ長調/第2番 ニ長調〕/ モーツァルト:チェロ協奏曲 ニ長調 K.314 (285d) (原曲:オーボエ協奏曲/ジョージ・セル編曲)(*) |
マット・ハイモヴェッツ(Vc) シュテファン・ザンデルリング指揮 ブルターニュo. | |
録音:2002年8月、ランス(フランス北東部)、フラヌリ・ミュジカル音楽祭。ライヴ。(*)は世界初録音。なんとモーツァルトのオーボエ協奏曲のチェロ版が登場。ドイツ・グラモフォンから天才少年としてデビュー、古典派から現代音楽にいたる幅広いレパートリーで驚異的な名演奏を聴かせてくれたマット・ハイモヴェッツがフラヌリ・ミュジカル音楽祭に出演したさいのライヴ。しなやかで一本筋の通ったハイモヴェッツの名技をライヴで堪能できるというだけでも嬉しいところだが、今回はなんと、モーツァルトのチェロ協奏曲をお届け! もちろんオリジナルではなくオーボエ協奏曲からの編曲なのだが、編曲者がすごい。なんと往年の大指揮者ジョージ・セルなのである。最近めきめきと技をあげている2世のひとり、シュテファン・ザンデルリングとブルターニュ管弦楽団の繊細な伴奏にも注目したい。 | ||
エリック・タンギー(1968-):管弦楽作品集 シンフォニエッタ/弦楽合奏のためのアダージョ/ インカント(魅惑)/月蝕 |
シュテファン・ザンデルリング指揮 ブルターニュo. | |
東ドイツの大指揮者クルト・ザンデルリングの息子のひとりシュテファン・ザンデルリングが手兵ブルターニュ管弦楽団を率いて、フランスの若い世代を代表する作曲家のひとり、エリック・タンギーの作品を演奏。すでに(TR-104)(17分ほどのシングルサイズCD)「イントラーダ」でなじみやすい作風をフランス現代音楽ファンに知らしめているタンギーはデュディユーを敬愛する若い作曲家。このCDの収録作品もタイトルのとおり、比較的「クラシックな」彼の作風があらわれている(シンフォニエッタにはシベリウス、バルトーク、ラドゥレスク、デュサパンらからの影響が指摘されている)。「インカント」はブルターニュ管弦楽団によってリンカーン・センターで初演され、アダージョはシュテフォン・ザンデルリングに献呈されている。「月蝕」は1999年、ランスのフラヌリ音楽祭のために作曲された作品。 | ||
ショパン:ワルツ集 〔第3番 イ短調 Op.34 No.2 /第4番 ヘ長調 Op.34 No.3 /第6番 変ニ長調「子犬」Op.64 No.1 / 第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 /第8番 変イ長調Op.64 No.3 /第9番 変イ長調「告別」Op.64 No.1 / 第10番 ロ短調Op.64 No.2 /第11番 変ト長調 Op.70 No.1 /第13番 変ニ長調 Op.70 No.3 / 第14番 ホ短調 Op.posth (1830) /第2番 変イ長調 Op.34 No.1「華麗なるワルツ」/ 第12番 ヘ短調 Op.70 No.2 /第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大ワルツ」 /第19番 イ短調 Op.posth (1830) 〕 ロール・ファヴル=カーン(P) | ||
録音:2002年8月、フラヌリ音楽祭音楽堂、ランス。ライヴ。 | ||
モーツァルト:ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ 〔第11番 K.331「トルコ行進曲つき」/ 第13番 K.333/第15番 K.545〕/ 幻想曲 ハ短調 K.475 |
ブリュノ・フォンテーヌ(P) | |
マルディロシアンに劣らずヴェルサティルなフランスのピアニスト、フォンテーヌ。軽快かつアクセントのきいた独特のタッチで、現代音楽や伴奏、ジャズ、はてはヴァリエテ(現代シャンソンというか、フランスのポップスのこと)までこなしてしまう鬼才で、ここではトルコ行進曲をはじめとする名曲で、少々エキセントリックかつエキサイティングな演奏をきかせてくれる。 | ||
J.S.バッハ:往年のピアノ・トランスクリプション集 幻想曲とフーガ BWV542(*)/オルガン・コラール「私はあなたに向かって叫ぶ、主イエス・キリストよ」 BWV.639(#)/ クラヴィーア独奏のための協奏曲 ニ短調 BWV.974(A.マルチェッロのオーボエ協奏曲による)/ オルガン・コラール「来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV.659(#)/「無伴奏チェロ組曲第6番」からの3つの楽章(+)/ オルガン・コラール「立ち上がれ、と我らに呼ぶ声あり」 BWV.645(#)/ 無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ BWV1004 No.5(#)/ 「トッカータ、アダージョとフーガ」BWV.564〜トッカータ(#)/ 長男W.F.バッハのための前奏曲集〜前奏曲 ロ短調(**) ヴァハン・マルディロシアン(P) | ||
録音:2003年7月。(*):リスト編曲/(#):ブゾーニ編曲/(+):ラフマニノフ編曲/(**):シロティ編曲。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.1 〔第24番 ハ短調 K.491/第26番 ニ長調 K 537「戴冠式」〕 |
パウル・ バドゥラ=スコダ(P)指揮 プラハ室内o. | |
録音:2001年6月9-11日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。使用楽器:ベーゼンドルファー。 | ||
ゲルバー〜ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30 |
ブルーノ・レオナルド・ ゲルバー(P) イサーク・カラブチェフスキ指揮 スイス・イタリア語放送o. | |
録音:1997年11月14日、ルガーノ議事堂ホール、スイス。ライヴ。 ゲルバー待望のレパートリーが、堂々ライヴで登場。もはや説明不要の注目盤。そもそもこれ以上、なにか説明する必要があるだろうか? ゲルバーはかつて来日公演でもこの大作をとりあげ目覚ましい成功を収めているが、録音となるとあまり見かけない。これがTRANSARTの優秀ライヴ録音で登場するという嬉しさ。ゲルバーの完璧なタッチ、揚々たる音楽性、隅々まで磨きぬかれた解釈を余すところなく味わえるうえ、ライヴならではの興奮もじかに伝わってくる。指揮のカラブチェフスキはブラジル出身、ヴェネツィアのフェニーチェ座などでオペラ指揮者として活躍し、現在フランスを中心に活動している若い名匠である。同じラテンアメリカ出身のゲルバーの気持ちを汲んでの伴奏ということであれば、まさしくうってつけの指揮者だろう。これだけはぜひ聴いておきたい、重量級の必聴盤。 | ||
ドビュッシー:前奏曲・練習曲全集 前奏曲集第1巻/練習曲集第1巻 練習曲集第2巻/前奏曲集第2巻/喜びの島 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
録音:2003年7月、ライヴ。使用楽器:スティーヴン・パウリーリョ製作。珠を転がすような流麗さ、深く思い沈む芸術性。名手プリュデルマッハー、満を持して臨んだ耳に快く、かつひたすらに味わい深いドビュッシー。 | ||
エリック・タンギー(1968-):室内楽・器楽作品集 弦楽四重奏曲第2番/チェロとピアノのための夜想曲/ 無伴奏クラリネットのための奇想曲/ 無伴奏チェロのための前奏曲とロンド/ 無伴奏フルートのための「ファザー」/ 無伴奏ヴァイオリンのためのエレジー/ ヴァイオリンとピアノのための 「メランコリー」/ 無伴奏チェロのための3つのスケッチ/ 無伴奏ヴァイオリンのための短いソナタ |
ロザムンデSQ ヴァハン・マルディロシアン(P) アンリ・ドマルケット(Vc) マリーナ・シシュ(Vn) シルヴィア・カレドゥ(Fl) ニコラ・バルデルー(Cl)他 | |
エスケシュ、デュサパンとともに今、最も注目されているフランス新世代の“聴きやすい”作曲家タンギー。躍進めざましい名手ばかりを集めての、充実の室内楽曲集。 | ||
TR-130 (8CD) 廃盤 |
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 | ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) |
録音:2001年9月、2002年9月、フランス、ランス国立音楽院フラヌリー音楽祭音楽堂。使用楽器:スタンウェイ、第4ペダル(ハーモニー・ペダル)付。 | ||
ヴィルヘルメニア・フェルナンデス、黒人霊歌を歌う わたしはどんな時でも聖霊を感じます/おお、なんと美しい町よ!/イエスが私と歩いてくれたら/ やかまし屋も最後には家に帰るさ/わが歩みを導いてください/こっちに降りてきて、天使たち/ イエスよ、頭を風にかざしてみて/馬にまたがれ、王者イエス/その名はやさし/ 誉れあれ、死にゆく羊に誉れあれ/誰かを助けられるのなら/私を正してください、イエスよ/ 「誰もこの苦しみを知らない」による即興演奏/深き川/かれは口ごもったりはしない[磔刑]/ いっしょに歩こう、子供たち/かれは全世界を手中におさめる ヴィルヘルメニア・フェルナンデス(S) ブリュノ・フォンテーヌ(P) | ||
軽快さのうちに切なさの漂う歌い口に、鬼才フォンテーヌのタッチが絡む…なんと高雅なライヴ。「本物」かつ「一味違う」ユニークな黒人霊歌集。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.2 〔第17番 ト長調 K.453/第19番 ヘ長調 K.459〕 |
パウル・ バドゥラ=スコダ(P)指揮 プラハ室内o. | |
録音:2003年6月、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。使用楽器:ベーゼンドルファー。 ピリオド楽器演奏をへて、あえてベーゼンドルファー・ピアノと現代楽器集団でモーツァルトに立ち返るバドゥラ=スコダの協奏曲録音第2弾。 | ||
J.S.バッハ:ギターによるリュート組曲集 組曲 BWV1006a (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番)/ 組曲 BWV995 (無伴奏チェロ組曲第5番)/ 組曲 BWV996(編曲・監修:R.キエーザ) |
フィロメーナ・モレッティ(G) | |
録音:2004年7月、ライヴ。使用楽器:アンドレア・タッキ製作、COCLEA2000。ここまで完璧に、ここまで深遠に...磨きぬかれたテクニックと音楽性による稀代のギターによるバッハ、有無をいわせぬ超名演。 | ||
エリック・サティ(1866-1925):ピアノのための作品集 6つのグノシェンヌ/ワルツ=バレエ(1885)/3つのジムノペディ/ジュ・トゥ・ヴ)/ いやらしい気取り屋の3つの高雅なるワルツ/最後から2番目に思ったこと/ひからびた胎児/ 3つの夜想曲/ふとった木の人形のスケッチとからかい/官僚的なソナチネ/ピカルディ(1904)/幻想的ワルツ(1885) マルセラ・ロジェリ(P) | ||
録音:2004年8月。しっとりと、潤いを帯びた仕上がり。アルゼンチンから来た異才マルセラ・ロジェリ、夏の夜の艶やかさを思わせるユニークなサティ解釈。 | ||
ナウム・シュタルクマンのチャイコフスキー チャイコフスキー: ワルツOp.40-9/ワルツOp.50-4/ワルツOp.50-6/ ややショパン風にOp.72-15/夜想曲Op.16(1873)/ 12の小品集「四季」Op.37bis/ 創作主題による変奏曲Op.19-6 |
ナウム・シュタルクマン(P) | |
録音:2004年7月、ライヴ。「音の詩人」と讃えられ、ロシア・ピアニズム伝統の豊かな叙情と完璧な技巧を伝えた、知る人ぞ知る名手ナウム・シュタルクマン(1927-2006)が、当レーベルへ唯一録音したもの。 | ||
21世紀からバッハまで〜無伴奏ヴァイオリン傑作集 ミロスラフ・ミレティチ(1925-):無伴奏ヴァイオリンのための舞曲 ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニコロ・パガニーニ(1782-1840):カプリスOp.1 より〔第1番/第13番〕 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ウジェーヌ・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Vn) | ||
録音:2005年7月。ララドゥロヴィチ20歳の時の才気迸る熱狂ライヴ。シゲティばりの無骨さと迫力、しかもテクニックは完璧!の一言。セルビアから突如あらわれたこの鬼才ヴァイオリニストに、そもそも伴奏など必要だろうか?! | ||
プルーデルマッハー(プリュデルマシェール) 〜ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 〔第1番 ハ長調Op.15/第2番 変ロ長調Op.19/ 第3番 ハ短調Op.37/第4番 ト長調Op.58/ 第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」〕 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) モーシェ・アツモン指揮 ブルターニュo. | |
名手プリュデルマシェール、おそろしいほどの求心力で迫るフランス最先端のベートーヴェン! 4ペダル・ピアノからよどみなく溢れ出る雄弁なる音楽が、気鋭管弦楽団をぐいぐい引っ張る! | ||
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ギターのための作品集 ギターのための五つの前奏曲/ギターのための12の練習曲/ブラジル民謡組曲 フィロメーナ・モレッティ(G) | ||
録音:2004年7月、ライヴ。2005年のバッハ・アルバム以来絶えざる人気を誇るサルデーニャ出身の超・名手が送る。適性は抜群、パッション豊かに展開される秀演! | ||
ゴッツチョーク(ゴットシャルク) 〜19世紀中盤、大西洋をまたにかけたヴィルトゥオーゾ ルイ・モロー・ゴッツチョーク(ゴットシャルク;1829-1869): 演奏会用奇想曲「アンダルシアの思い出」Op.22/奇想曲「かわいい君、許しておくれ」Op.44/ 華麗なる奇想曲「クリオーリョのまなざし(キューバ舞曲)」Op.37/ 演奏会用練習曲「マンチェガ」Op.38/哀歌「彼女が死んだ!」Op.60/奇想曲「ぼくだよ!」Op.45/ 感傷的なマズルカ「ラ・シンティッラ」Op.21/舞踏曲Op.33/バラード第6番Op.83/大スケルツォOp.57/ 詩的なワルツ「ため息」Op.24/演奏会用パラフレーズ「ユニオン」Op.48/トーナメント・ギャロップ ロール・ファヴル=カーン(P) | ||
録音:2003年7月。才気煥発技巧派ファヴル=カーンによる "欧" と "米" を魅了した華やかなヴィルトゥオーゾ音楽。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.3 〔第14番 変ロ長調 K.449/第16番 ニ長調 K.451/ 第27番 変ロ長調 K.595〕 |
パウル・ バドゥラ=スコダ(P)指揮 プラハ室内o. | |
録音:2004年4月、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。使用楽器:ベーゼンドルファー。 | ||
D.スカルラッティ(1685-1757):ピアノによるソナタ集 〔イ長調 K.322/ロ短調 K.27/ハ短調 K.11/ハ長調 K.159/ニ短調 K.9/ホ長調 K.380/ ト長調 K.55/ヘ短調 K.466/ト長調 K.146/ハ長調 K.132/ヘ短調 K.519/ロ短調 K.87/ ト短調 K.8/ニ短調 K.32/ニ短調 K.64/ト長調 K.125/ニ長調 K.29/ト長調 K.427〕 マルセラ・ロジェリ(P) | ||
録音:2005年7月。サティ盤でみせた妖艶さから、すっきりと洗練された「大人のノーメイク」調に。淡々としつつも変幻自在、深夜にしっとり聴きたい極上スカルラッティ。 | ||
ふれる、つらなる〜J.S.バッハ(1685-1750):トッカータとパルティータ パルティータ第6番 ホ短調 BWV830/トッカータ ニ長調 BWV912/パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825/ トッカータ ホ短調 BWV914/教会カンタータ第147番〜コラール「主よ、人の望みの喜びよ」(フォンテーヌ編曲) ブリュノ・フォンテーヌ(P) | ||
録音:2004年7月。フォーレ、モーツァルト、スピリチュアル...楽曲の通念をくつがえし続けてきた フランスの異端児が「意外なセンス」で「真正面から」取り組んだ清らかなバッハ。 | ||
プルーデルマッハー(プリュデルマシェ)〜ラヴェル:ピアノのための作品集 古風なメヌエット/亡き王女のためのパヴァーヌ/鏡/ソナチネ/夜のガスパール/ ハイドンの名によるメヌエット/高雅にして感傷的なワルツ/シャブリエ風に/ ボロディン風に/プレリュード/クープランの墓/ラ・ヴァルス(作曲者によるピアノ独奏版) ジョルジュ・プルーデルマッハー(P) | ||
録音:2003年7月、ライヴ。使用楽器:ステファン・パウリェーロ製作。生前のラヴェルと関わりの深かったジャック・フェヴリエに師事、引き継いだ“秘伝 "を惜しみなく盛り込んだというプルーデルマッハー入魂の作品集。新たな境地で21世紀に伝えられる伝統の高雅さ。ピアノ版「ラ・ヴァルス」にも御注目。 | ||
モーツァルト:歌劇序曲集 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 KV.527/歌劇「フィガロの結婚」序曲 KV.492/ 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」序曲 KV.588/歌劇「ポントの王ミトリダーテ」序曲 KV.87/ 歌劇「ルーチョ・シッラ」序曲 KV.135/歌劇「イドメネーオ」序曲 KV.366/ 歌劇「偽の女庭師」序曲 KV.196/歌劇「見てくれの馬鹿娘」序曲 KV.51/ 歌劇「アルバのアスカーニョ」序曲 KV.111/歌劇「牧人の王」序曲 KV.208/ 歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲 KV.621/歌劇「後宮からの逃走」序曲 KV.384/ 歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」序曲 KV.50/ 歌劇「劇場支配人」序曲 KV.486/歌劇「魔笛」序曲 KV.620 プラハ室内o.〔コンサートマスター:アントニン・フラーディル(Vn)〕 | ||
あの“指揮者なし "の楽団が大真面目に取り組んだ 興奮必至、序曲だけのプログラムによるアルバム!シンフォニーとしての序曲の面白さをじっくり堪能。 | ||
モーツァルト(1685-1750): ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調KV.216/ ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 KV.218 「軍隊、またはストラスブール協奏曲」/ ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 KV.219「トルコ風」 |
オリヴィエ・シャルリエ(Vn) プラハ室内o. | |
録音:2006年7月。きりりと引き締まったヴァイオリン、がっちり付いてくる精鋭集団。やるべきことはきっちりと、プラスアルファは「みずみずしい精気」。 フランスきっての隠れ実力派、ついに王道レパートリーを問う。とんでもなく上質のモーツァルトをどうぞ。 | ||
モーツァルト(1756-91): オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンと 管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調KV.297b / クラリネット協奏曲 イ長調KV.622 |
フローラン・エオー(Cl) ジルベール・オーダン(Fg) ノラ・シスモンディ(Ob) ミシャ・クリケノワ(Hr) プラハ室内o. | |
録音:2006年7月。さすがは「管の国」フランス。ZigZagレーベルでクセモノ名盤を連発していたエオーが、いともフランス的な側面を鮮烈に打ち出し、ひたすら薫り高いモーツァルトを聴かせる。ジルベール・オーダン (!!) のバソン他、共演陣もフランスきっての首席奏者ばかり。 | ||
バッハ:ギターのための作品集Vol.2 J.S.バッハ(1685-1750)/ルッジェーロ・キエーザ編曲: リュートのためのプレリュード ハ短調BWV999 /リュートのための組曲第3番 ハ短調BWV997/ J.S.バッハ/フィロメーナ・モレッティ編曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調BWV1001/ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調BWV1004 フィロメーナ・モレッティ(G) | ||
録音:2005年5月。使用楽器:コクレア・モデル、アンドレア・タッキ2000年製。今やもうおなじみ。ギター界の新しいスター、ふたたびバッハに立ち戻っての名演。ライヴならではのエモーション&ライヴとは思えぬ完成度で描き上げられる圧巻の「シャコンヌ」や無伴奏ソナタ第1番の長大なフーガなど、全ての音楽ファン必聴。 | ||
フランツ・リスト(1811-1886): 巡礼の年第2年「イタリア」〜ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」/ 巡礼の年第1年「スイス」〜ヴァレンシュタインの湖/ 「詩的で宗教的な調べ」〜葬送/夜想曲「夢のなかで」/ 演奏会用練習曲「森のささやき」/演奏会用練習曲「小人の踊り」/灰色の雲/ 交響詩「死の舞踏」(フォン・ビューロー編曲) モーツァルト/リスト編曲:「レクィエム」〜涙の日 マリラン・フラスコーヌ(P) | ||
ネマニャ・ラドゥロヴィチやロール・ファヴル=カーンを世に送り出したTransartから、またもやとんでもない技量のピアニストがあらわれた。“深遠系 "のリスト作品群で無辺に広がる音楽性を印象づける。フォン・ビューロー版『死の舞踏』にもご注目あれ。 | ||
ショパン(1810-1849): 24の前奏曲集 Op.28/ 2つのポロネーズ Op.26〔第1番/第2番〕/ 前奏曲第25番 Op.45 |
ロール・ファヴル=カーン(P) | |
録音:2005年8月、ライヴ。 | ||
チャイコフスキー(1840-1893): ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 ショパン(1810-1849): ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 |
ロール・ファヴル=カーン(P) グジェゴシュ・ノヴァーク指揮 ブルターニュo. | |
録音:2006年7月。 | ||
エリック・タンギー(1968-):作品集 | ||
単売:TR-106、TR-122、TR-129 のセット。 | ||
アントニオ・ソレル(1729-1783): ファンダンゴ ニ短調/ ソナタ 〔ニ長調 R84/ハ調 R18(*)/ト短調 R87/イ短調 R118/ニ短調 R49/ト長調 R45/嬰へ長調 R78/ニ調 R104(*)/ ニ短調 R24/ハ調 R48(*)/変ニ長調 R88/ ハ調 R100(*)/ニ調 R15(*)〕(*)はドリア旋法 マルセラ・ロジェリ(P) | ||
録音:2006年8月、ランス・フラヌリ音楽祭、ライヴ。最終トラックのみ拍手入。アントニオ・ソレルは、スペインの作曲家・聖職者。聖歌隊学校で学んだ後、57年からはエスコリアル修道院の楽長となった。王室一家は、毎年秋をこの修道院で過ごす習慣があり、この毎年秋の期間に、王室付きの音楽家であったドメニコ・スカルラッティらに学ぶ機会を得たとされている。ソレルは120ほどのソナタ を残した。ここに収められているのは単一楽章のもののみだが、ほかに複数楽章をもつソナタ も残している。楽器もチェンバロではなく(フォルテ)ピアノを念頭に置いて作曲されている。どの作品も、イベリア的舞曲を思わせる独特の魅力に溢れている。 マルセラ・ロジェリは、ブエノスアイレス出身、ゲルバーに薫陶を受けたピアニスト。独特の熱を帯びた表現と、推進力のあるリズム感が魅力。このスペイン趣味の魅力に満ちた瞬発力を要されるソレルの世界を鮮やかに聴かせる。当時のスペインで大流行した「ラ・フォリア」と同じ和声進行を繰り返しながら次第に熱を帯びて盛り上がるファンダンゴは圧巻。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.4 〔第21番 ハ長調 K.459/第12番 イ長調 K.414〕 |
パウル・ バドゥラ=スコダ(P)指揮 プラハ室内o. | |
録音:2006年9月、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。使用楽器:ベーゼンドルファー。ピリオド楽器奏法を知りながらも、あえてベーゼンドルファーに戻ってきたウィーンの巨匠が“旧友 "プラハ室内管と弾き振りで織り上げる、ひたすらに美しく、筋の通ったモーツァルト。 | ||
ガーシュウィン(1898-1937): ラプソディ・イン・ブルー/ピアノ協奏曲 ヘ長調/ 「ポーギーとベス」による交響的絵画 |
ブリュノ・フォンテーヌ(P) デイヴィッド・ロウ指揮 リル国立o. | |
録音:2007年7月。生粋のエンターテイナー!ブリュノ・フォンテーヌが、日本でも待望のレパートリーをついに。フランス気鋭陣が、極上のシックさとエスプリで描き出すガーシュウィン。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.1-3 〔第24番 ハ短調 K.491/第26番 ニ長調 K 537「戴冠式」/第17番 ト長調 K.453/ 第19番 ヘ長調 K.459/第14番 変ロ長調 K.449/第16番 ニ長調 K.451/第27番 変ロ長調 K.595〕 パウル・バドゥラ=スコダ(P)指揮プラハ室内o. | ||
録音:2001年-2004年、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ。使用楽器:ベーゼンドルファー。 単売:TR-126、TR-132、TR-140 のセット。 | ||
ヴィヴァルディ(1678-1741): 協奏曲集「和声と創意の試み」Op.8〜「四季」 〔ホ長調「春」Op.8-1/ホ短調「夏」Op.8-2/ヘ長調「秋」Op.8-3/ヘ短調「冬」Op.8-4〕/ 協奏曲集「調和の霊感」Op.3 より〔イ短調 Op.3-6/ニ長調 Op.3-9〕 オリヴィエ・シャルリエ(Vn) オーヴェルニュ室内o. | ||
録音:2008年6月、ライヴ。モダーン楽器使用。 | ||
シューマン: チェロ協奏曲 イ短調 Op.129/ ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 |
マット・ハイモヴィッツ(Vc) ロール・ファヴル=カーン(P) グジェゴシュ・ノヴァク指揮 ブルターニュo. | |
録音:2007年7月、ライヴ。ハイモヴィッツはイスラエル出身のチェロ奏者。1984年、13歳のときにデビューをかざって以来、CDやコンサートで世界的に活躍している。バネのある音色と、時に甘く、時にさびしげな語り口の巧さが光る。ファヴル=カーンは日本でも確実にファンを増やしている美貌のピアニスト。モデルとしての仕事の依頼も殺到するほどの彼女のピアノの腕前も物凄いものがある。1976年南仏生まれ、ブルーノ・リグットに師事し、17歳でパリ音楽院をプルミエ・プリで卒業。12歳でCDデビュー以来、コンサートに録音に大活躍。ここに収録されたシューマンのピアノ協奏曲は深いタッチ、第1楽章で再現部に戻る前のただならぬ間のとりかたの巧さ、第2楽章での愛らしくも気品漂う歌心、フィナーレの迫力など、ファヴル=カーンの熱い魅力に満ちあふれた演奏。ロンドン・フィルの首席アソシエイト・コンダクターもつとめるノヴァクとブルターニュ管のたしかなアンサンブルに支えられた、今充実の若手演奏家二人の魅力をご堪能頂きたい。 | ||
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64/ ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(1822) |
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Vn) プラハ室内o. | |
録 音:2007年7月、ライヴ。ラドゥロヴィチ第2弾アルバム。曲目は「超王道」のメンデルスゾーン ホ短調、さらにユーディ・メニューイン御大が再発見したことで知られる隠れ名曲、若書きの ニ短調協奏曲も収録。これほどの名手が手がける例となれば俄然、注目せずにはおれないオーケストラは“指揮者なし "コンサートマスター主導で半世紀やってきた実力派集団プラハ室内管。彼らが“指揮者なし "でロマン派を手がける、というのがまたレア。 | ||
パウル・バドゥラ=スコダ〜ベスト・コンサート・ライヴ集 1965-1983 ラヴェル:水の戯れ[1974年3月]/ソナチネ[1970年10月]/夜のガスパール[1974年3月]/ 「クープランの墓」〜トッカータ[1974年3月] ベルク:ソナタ Op.1[1983年、プラハの春音楽祭、ライヴ] ショパン:夜想曲 ホ短調 Op.72 No.1/スケルツォ第3番(*) 練習曲〔ハ長調 Op.10 No.1/イ短調 Op.10 No.2/変イ長調 Op.10 No.10/変ホ長調 Op.10 No.11 (*)/ ハ短調 Op.10 No.12(*)〕[1974年3月、フィラデルフィア(無印)/1965年3月、マディソン郡(*)] パウル・バドゥラ=スコダ(P) | ||
バドゥラ=スコダ(1927-)自身が選んだ「ベスト」の演奏会ライヴ。彼がラヴェルを知ったのは1946年、ジュネーヴ・コンクールにおける課題曲だったという。結局このコンクールでスコダは成果を上げることはできなかったが、その後ラヴェルを大切に演奏するようになったと語る。気品溢れる独特の世界が実に巧みに再現されている。アルバン・ベルクも、ラヴェルやマルタンと並んで彼が最も愛する20世紀の作曲家。無調と調性の間をさまようような情熱的な半音階に満ちたソナタ を熱く高貴に響かせる。ショパンのスケルツォ第3番の最後のコーダのもっていきかたは圧巻。ショパンの練習曲の典雅で軽やかな世界も見事。人間味溢れるテクニックに酔いしれる1枚。 | ||
グバイドゥーリナ:ピアノのための作品集 シャコンヌ/音楽のおもちゃ(14の小品)/ ピアノ・ソナタ/ トッカータ=トロンカータ (断ち切られたトッカータ)/ インヴェンション |
マルセラ・ロジェリ(P) | |
録音:2007年8月。シュニトケと双璧をなす「西側でも愛される“ソ連 "の作曲家」それがグバイドゥーリナ。自らピアニストとして活躍した彼女の、具象的でわかりやすい音楽のエッセンスはやはりピアノ曲でこそ生きるゲルバーの愛弟子たる異才ロジェリによる、絶妙の解釈で。 | ||
ショスタコーヴィチ(1906-1974): 24の前奏曲 Op.34/ピアノ五重奏曲 Op.57 |
ダヴィド・カドゥーシュ(P) アルデオSQ | |
録音:2008年7月。 | ||
アストル・ピアソラ(1921-1992):歌曲集 Aire de la zamba niña /セ・ラムール/言葉にならないミ/ロンガ/オブリビオン/ アルフレード・ゴッビの肖像/迷子の小鳥たち/アヴェ・マリア/ヴァルシシモ/孤独の歳月/ 天使のミロンガ/天使の死/ある狂人へのバラード/いつもブエノス・アイレスに帰る マガリ・レジェ(S) マルチェラ・ロッジェリ(P) | ||
録音:2008年7月。 | ||
アルゼンチンのメロディ〜カルロス・グァスタビーノ(1912-2000): Bailecito (1940) (*)/ Rosita Iglesias /パンパマパ/ La rosa y el sauce / Encantamiento / Gato (1940) / Tonado y cueca /ソナチネ ト短調(*)/ Se equivocó la paloma, Abismo de Sed / エル・サンペドリノ/クラリネットとピアノのためのソナタ/ Pueblito, mi pueblo, Cancion Argentina (1957) フロラン・エオ(Cl;*以外) マルセラ・ロジェリ(P) | ||
録音:2008年7月。アルゼンチンを代表する作曲家の一人グァスタビーノの作品集。フロラン・エオはフランス出身、マスタークラスや演奏会でしばしば来日もしており、その完璧なテクニック、圧倒的な巧さで人気がある。ロジェリはブエノスアイレス出身で、ゲルバーに師事した。様々なシーンで世界的に活躍しているが、ヴィラ=ロボス、ヒナステラ、グァスタビーノ、そしてピアソラにかけては、彼らに対する思い入れの強さ、そして作品への深い共感などの点で、他の追随を許さない。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.5 〔第18番 変ロ長調 K.456 (カデンツァ:モーツァルト)(*) / 第22番 変ホ長調 K.482 (カデンツァ:バドゥラ=スコダ(2008))(#)/ 第22番の終楽章(別演奏)(*?)〕 |
パウル・ バドゥラ=スコダ(P)指揮 プラハ室内o. | |
録音:2008年(*/#)、スタジオ(*)/ランス夏季音楽祭(フラヌリ・ミュジカル)、ライヴ(#)。巨匠、ますます深まりゆく。バドゥラ=スコダ81歳にして録音された「あえて現代楽器で」2006年から08年にかけて録音されたモーツァルト協奏曲シリーズ。プラハ室内管も精妙・才気煥発。今回は、ボーナストラックで別演奏も収録した豪勢企画。 使用楽器は第22番がスタインウェイ、第18番は「ウィーンのピアノ」ベーゼンドルファー。そして嬉しいことに、最後にボーナストラックで、同じスタジオで収録された第22番終楽章の別解釈まで収録するサービスぶり…アンサンブルの引き締まり方、ソロの微妙なニュアンスの違いの聴き比べも、オツなもの。 | ||
ファヴル・カーン〜ダンス バルトーク:6つのルーマニア舞曲 / リスト:即興ワルツ / グラナドス:アンダルーサ ブラームス:ハンガリー舞曲〔第11番 ニ短調/第7番 ヘ長調〕 / ドビュッシー:ボヘミア舞曲 ハチャトゥリヤン:「仮面舞踏会」〜ワルツ / ヒナステラ:アルゼンチン舞曲第2番 ヘンデル:組曲第11番〜サラバンド / チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51 No.6 ピアソラ:さらばパリ/コントラバヘアンド / スクリャービン:ワルツ 変イ長調 Op.38 ショパン:マズルカ〔イ短調 Op.14 No.4 /ヘ短調 Op.7 No.3 /ヘ短調 Op.68 No.4〕 / ファリャ:火祭りの踊り ロール・ファヴル=カーン(P) | ||
録音:2010年7月18日、ランス大劇場、ランスの夏音楽祭、ライヴ。かつて ProPiano レーベルからレイナルド・アーンのピアノ曲集をリリースして評判となったロール・ファヴル=カーン。当アルバムはダンスと題された小品集。彼女はこれまで同じ音楽祭でのライヴCDを4枚リリースしたが、いずれも高評を博している。彼女はそのパリジェンヌ然としたクールな容姿から想像できない世話好きで人情あふれる「熱い」性格の持ち主。音楽にもその一本気さが表れている。浅田真央が用いて人気となったハチャトゥリヤンの「仮面舞踏会」のワルツをはじめ、オシャレの極みながら民族色の濃い作品は絶品の巧さ。 | ||
禁じられた遊び〜至高のギター・アンコール作品集 フランチェスコ・タレガ(1852-1909): アルハンブラの想い出/ヴェルディの歌劇「椿姫」による幻想曲/アラブ奇想曲 アグスティン・バリオス(1885-1944):ワルツOp.8-4/神の愛に捧ぐもの/大聖堂 J.S.バッハ(1685-1750)/シャルル・グノー(1818-1893):アヴェ・マリア(モレッティ編) ジューリオ・レゴンディ(1822-1872):レヴェリ=ノットゥルノ(夢想/夜想)Op.19 フランツ・シューベルト(1797-1828):アヴェ・マリア(モレッティ編) エンリケ・グラナドス(1867-1916):アンダルシア風 イサーク・アルベニス(1860-1909):マヨルカOp.202(バルエコ編)/朱色の塔(セゴビア編)/グラナダ(バルエコ編) ヴィットーリオ・モンティ(1868-1922):チャルダーシュ(モレッティ編) フェルナンド・ソル(1778-1839):禁じられた遊び(イェペス編) フィロメーナ・モレッティ(G) | ||
録音:2008年11月、ライヴ。南国イタリアの西に浮かぶ、サルデーニャ島出身の完全無比なるギタリスト――その至芸で紡ぎ出される、磨き抜かれた傑作小品の数々。もはや巨匠の風格さえ漂う、圧倒的な余裕、隅々までぬかりのない技量、比類ない情感。 | ||
ブリテン(1913-1976):無伴奏チェロ組曲(全曲) 〔第1番 Op.72 (1964) /第2番 Op.80 (1967) /第3番 Op.87 (1972) 〕 アントワーヌ・ピエルロ(Vc) | ||
録音:2010年7月、フラヌリ音楽祭、ライヴ。使用楽器: Bernardel Father, 1849年製。アントワーヌ・ピエルロは1981年パリ生まれのフランスを中心に活躍する若手チェリスト。2008年からは、クラシック名曲やジャズ、タンゴなどをアレンジして演奏する団体アンサンブル・コントラストのメンバーとして、クラシックにとらわれない活動も展開している。ここに登場するのは2010年のフラヌリ音楽祭でのブリテン無伴奏作品のライヴ録音。楽器が気持ちよく響く。新しいチェロの聖典とされる3作品に、臆することなく、しかし真摯に真正面から向き合った演奏にはさわやかな感動をおぼえる。 | ||
パウル・バドゥラ=スコダ〜ディヌ・リパッティに捧ぐ J.S.バッハ:パルティータ 変ロ長調BWV825 / モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ短調KV310 シューベルト:即興曲集 D899 Op.90 より〔第3番 変ト長調/第2番〕 ショパン:ワルツ〔イ短調Op.34 No.2 /嬰ハ短調Op.64 No.2 /変ニ長調Op.64 No.1「子犬」〕/ ノクターン〔嬰ハ短調Op.27 No.1 /変ニ長調Op.27 No.2 〕/4つのマズルカOp.30 / バラード第3番 変イ長調Op.47 /ノクターン 嬰ハ短調 遺作 シューベルト:12のワルツ、17のレントラーと9つのエコセーズ D145 Op.18 より 2つのワルツ Op.18 Nos.7, 8 パウル・バドゥラ=スコダ(P) | ||
録音:2010年9月16日、ブザンソン国際音楽祭、ライヴ。なお、ショパンのマズルカは国内代理店によると『ハ短調Op.30』『ロ短調』の2曲?とされているが、海外の欧文情報やバックインレイ写真によると上記のとおりOp.30の全4曲となっている。また、国内代理店はバドゥラ=スコダの姓名区切りを間違えており『パウル=バドゥラ・スコダ』と記載されている(以下も含め訂正済)。巨匠バドゥラ=スコダが天才リパッティの思い出に捧げた一夜の演奏会。リパッティが亡くなる2ヶ月前にブザンソンで開催したいわゆる「告別リサイタル」の曲目を組み込んでの記録。『比類なき精確さのテクニックのみならず、このうえない繊細さ、ショパンへの敬意と愛情に満ちた演奏をするピアニストを私はその時に初めて発見した。それ以来、私はリパッティのファンとなった。(中略)リパッティの告別演奏会のレコーディングを聴くたび、私の心は彼に対する憧憬と悲しみの入り混じった感情でいっぱいになる。巨匠であり、ミスなく、めまいがするほどに美しく、そして、敢えて言うが、最期を間近に控えた人間が成し得る「純粋」芸。ブザンソン音楽祭で、この素晴らしき才能に溢れた音楽家の追悼演奏会で演奏する機会を得たことに感謝する。』 バドゥラ=スコダは実際にリパッティの演奏をライヴで聴いたことがあったが(告別演奏会ではない)、あまりに素晴らしく、また、既に病に冒されていたことが誰の目にも明らかで、コンサート後に近寄ることもできなかった、と語っている。夭逝の天才、リパッティの思い出に捧げる巨匠の演奏会、胸に沁みる秀演が展開されている。 | ||
ショパン:室内楽作品集 チェロ・ソナタ ト短調Op.65 /ピアノ三重奏曲 ト短調Op.8
オリヴィエ・シャルリエ(Vn) アントワーヌ・ピエルロ(Vc) アブデル・ラーマン・エル=バシャ(P) | ||
録音:2010年7月、フラヌリ音楽祭、ランス、ライヴ。エル=バシャがピアニストを務める充実のショパン室内楽作品集。確かなピアノが光るチェロ・ソナタは絶品。音楽一家に生まれたチェリストのアントワーヌ・ピエルロは、2009年のヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジーク賞に輝くなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しているチェリスト。エル=バシャという大ヴェテランの胸を借りて、ショパンの名曲を詩情たっぷりに聴かせる。フランス・ヴァイオリニズムの確かな継承者、シャルリエが参加してのピアノ三重奏曲も見事。慟哭のような出だしから密度の濃い空気に圧倒させられ、終楽章も華麗に聴かせる。 | ||
エリック・タンギ(1968-): 地の平和(*) /チェロとピアノのためのエヴォカシオン(#) / 無伴奏チェロのためのインヴォカシオン/ピアノのための4つの間奏曲(+) /ピアノのための詩曲(+) アンヌ・ガスティネル(Vc;+以外) ミシェル・プラッソン指揮フランス放送po.(#) クレール・デゼール(P;#) イゴール・レヴィ(P;+) | ||
録音:2007年-2010年、ライヴ。しなやかな音楽性とたしかなテクニックが魅力のガスティネルをソリストに迎えてのタンギ作品集。「地の平和」は中国を思わせる旋律と、それを彩るオーケストラの色彩感が絶妙にマッチした作品。「エヴォカシオン」は内省的な作品で、こちらもチェロが奏でる旋律はどこかアジアを思わせる。「インヴォカシオン」は、ブリテンのようなエッジの効いた緊張感に満ちながらも、表面では何も爆発は起きず、水面下で様々な感情が入り混じっているような曲。「4つの間奏曲」も「ポエム」も、静謐な空気に貫かれた作品。タンギ独特の、どこかオリエンタルな旋律と静謐な空気、そして美しいハーモニーが魅力の1枚。 | ||
ショパン: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」/4つのマズルカ Op.33 / 即興曲全曲〔第1番 変イ長調 Op.29 /第2番 嬰ヘ長調 Op.36 /第3番 変ト長調 Op.51 /幻想即興曲 Op.66 〕 ロール・ファヴル=カーン(P) | ||
録音:2010年7月、ランス大劇場、ランス夏の音楽祭、ライヴ。かつてProPianoレーベルからレイナルド・アーンのピアノ曲集をリリースして大評判となったロール・ファヴル=カーン。やはり彼女はアーンやショパンといったオシャレな音楽がピッタリで、真似のできぬ魅力的な演奏を聴かせてくれる。「ピアノ・ソナタ第2番」は激しさを秘めた熱演で、聴衆の熱狂ぶりがリアルに伝わって来る。「幻想即興曲」もファッショナブルで、「オトナのショパン」を堪能出来る。 | ||
マリエル・ノールマン&ネマニャ・ラドゥロヴィチ〜夢の後で [Après un Rêve] ショパン:夜想曲 嬰ハ短調(遺作) / カール・オーベルチュール:子守歌 Op.299 /ル・シルフィ(*) チャイコフスキー:「スペードの女王」〜ポーリーヌのロマンス バルトーク/マリエル・ノールマン編曲:ルーマニア民族舞曲 / ラヴェル:ハバネラ形式による小品 マスネ:タイスの瞑想曲 / バリオス・マンゴレ/マリエル・ノールマン編曲:演奏会用練習曲(*) サン=サーンス:幻想曲 Op.124 / フォーレ:夢のあとに Op.7 No.1(原曲:歌曲) ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Vn;*以外/#) マリエル・ノールマン(Hp;+) | ||
2011年6月20日-23日、ティトン寺院、パリ。使用楽器:ヴィヨーム、1843年製作(#) /ライオン&ヒリー(+)。ランパルとの共演でも名高いノールマン(1941-)が、70歳にして久々のリサイタル盤を録音、曲単位での物はともかく、アルバムとしては LYRINX への3枚 (1999年-2001年) が最後だったと思われるので約10年ぶりだが、今回は若手実力派のヴァイオリニスト、ラドゥロヴィチ(1985-)との共演。年の差44年だが、代理店( Nordman の事を知らないらしく、すべて『ノルドマン』と記載しているのは噴飯物だが)によると、『ショパンの名曲などラドゥロヴィチの甘く濃厚な音色のために書かれたかと思うほど。タイスの瞑想曲は絶品。バルトークでのボルテージ全開の演奏など、ラドゥロヴィチの魅力が120%味わえる1枚。』『彼女のソロによるマンゴレの演奏会用エチュードはもともとはギターのための曲だが、ノールマンの技術と音楽性の高さに圧倒される出来栄え。』とのこと。ラドゥロヴィチは1985年セルビア生まれ。15歳でパリ国立高等音楽院に入学、P.フォンタナローザに師事、さらにメニューイン、アッカルドの指導を受けている。コンクールでも優勝多数。圧倒的な存在感で、来日公演も多数。マリエル・ノールマンは、10歳でリリー・ラスキーヌに出会って、ハープ奏者として生きることを決意。その後の活躍は国境を越え、日本のオーケストラでも客演奏者なども務めている。リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールの創設者でもあり、ハープ界のまさに大御所的存在。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 〔第15番 変ロ長調 K450 /第20番 ニ短調 K466〕 |
パウル・ バドゥラ=スコダ(P)指揮 プラハ室内o. | |
録音:2012年12月17日、23日。使用楽器:スタインウェイ、No.569 686〔バドゥラ=スコダ・コレクション〕。録音当時85歳、バドゥラ=スコダが1970年代以降プラハ室内管を弾き振りし、レーベルを渡り歩きつつ、特に後期作品は何度か録音している物もあるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。第20番は同顔合わせで1992年にも録音 (VALOIS) 、クナ&ヘッセン放送響との1962年録音もあるので彼3種目、第15番は初録音作品と思われる。ニ短調協奏曲第2楽章の迷いのない音楽運びや、終楽章の品格に満ちた決然とした表情など、圧巻。 変ロ長調の協奏曲も、終楽章のぴちぴちと刻むリズムなど、非常に活き活きとしている。味わいの極地のピアノを、オーケストラの自然なサポートが美しくささえている。 | ||
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 〔第24番 ハ短調 K491 (*) /第25番 ハ長調 K503 〕 カデンツァ:スコダ(24、25番とも) |
パウル・ バドゥラ=スコダ(P)指揮 プラハ室内o. | |
録音:2012年12月17日-23日(*)、2003年6月9日-15日(無印)、共にスタジオ。2014年6月に最後の来日を控えたスコダの最新盤。もちろん弾き振り、カデンツァも2曲とも自作。24番についてスコダは、「フィガロの結婚」完成直前の時期に書かれたこの協奏曲には、モーツァルトがフィガロでは表現できなかった痛みや悲しみといったものがすべて込められている、と語る。24番は、当TRANSARTレーベルで2001年録音もリリースされているが、いっそう力の抜け切った、純粋なモーツァルトの世界が広がっている。25番は約10年前のレコーディングだが、どこまでも自然な音楽はこび。第3楽章の清らかさは絶品。 | ||
ロドリーゴ:ギター独奏曲全集 Vol.1 スペインの田園で(全3曲)/春の小鳥/ヘレスの地で/遥かなるサラバンド/3つの小品/2つの幻想的小品/祈りと踊り パストラール(ペペ・ロメロ編曲)/セシリアのためのアルバム(ペペ・ロメロ編)(全6曲) フィロメーナ・モレッティ(G) | ||
録音:1998年6月28日-30日、トリノ。初出・前出: STRADIVARIUS (ITALY), STR-33538〔当店未案内/廃盤〕/初発売:1999年。前々代理店アナウンス後、2年程度に現地で品切れになってしまい、再発が待たれていた物。また、第2集以降は未発売に終っていたはずだが、今回も Vol.1 となっているので続編にも期待できそう。フィロメーナ・モレッティは1973年生まれのイタリアの女流ギタリスト。豊かな歌ごころと猛烈な感情移入で多感な演奏を聴かせてくれる。アランフェスの協奏曲ばかりが人気のロドリーゴのギター曲だが、どれも魅力的なものばかりで、スペイン情緒にたっぷりひたることが出来る。 | ||
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 〔第1番 ホ長調 D.157 /第16番 イ短調 D.845 〕 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.2 〔第9番 ロ長調 D.575 /第17番 ニ長調 D.850 〕/ 楽興の時 D.780 〜第3番 ヘ短調(TR-180とは別演) |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3 ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784 / 4つの即興曲 D.935 / 楽興の時 D.780 〜第3番 ヘ短調(TR-179とは別演) |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4 〔第18番 ト長調 D.894 /第13番 イ長調 D.664 〕 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.5 ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調「レリーク」D.840 / 楽興の時 D.780 〜第1番 ハ長調 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.6 〔第19番 ハ短調 D.958 / 第6番 ホ短調 (ロンド ホ長調) D.566 〕 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.7 〔第4番 イ短調 D.537 /第20番 イ長調 D.959 〕/ 楽興の時 D.780 〜第2番 変イ長調 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.8 〔第21番 変ロ長調 D.960 /第7番 変ホ長調 D.568 〕 |
ジョルジュ・ プルーデルマッハー(P) | |
以上8点、すべて 録音:2001年8月、2002年7月、ランス国立音楽院フラヌリ音楽祭音楽堂、ランス、フランス、ライヴ。使用楽器:スタインウェイ、第4ペダル(ハーモニー・ペダル)付。旧 全集 BOX 〔 TR-130|廃盤〕 の分売再発。 |