レーガー:ピアノ四重奏曲集 [ニ短調 Op.113/イ短調 Op.133] |
ミヒャエル・クリスト(P) ペーター・タンフェルト(Vn) ヨアヒム・クリスト(Va) チョ・ヨンチャン [조영창/ Young-Chang Cho ](Vc) | |
発売:1995年。 | ||
イン・メモリアル〜デュオ・リバール ペーター・リバールの芸術 エディション Vol.1〜 プライヴェート録音で聴く名演集 ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793):ソナタ ニ長調 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 アルミン・シプラー(1920-1986): 7つのダンス・コンチェルタンテOp.38 (1953) シューマン:幻想小曲集Op.73 ユリウス・レントヘン(1855-1932): Dans uit Terschelling クライスラー(1875-1962)編曲:ロンドンデリーの歌 ファリャ:「はかなき人生」〜スペイン舞曲 スメタナ:我が故郷より マルティヌー:2つのスラヴ舞曲[ホ短調/ト長調] ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ マルティヌー:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ドヴォルザーク:カヴァティーナ ヨゼフ・スク(1874-1935):ブルレスケ |
ペーター・リバール(Vn) マルセル・リバール(P) | |
録音:モノラル。 | ||
ハイドン:チェロ協奏曲第1番/同第2番 |
チョ・ヨンチャン [조영창/ Young-Chang Cho ](Vc) テロス・アンサンブル・ケルン | |
小林 秀子〜レーガー、バッハ&コダーイ レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲 Op.131d [第1番 ト短調/第2番 ニ長調/第3番 ホ短調] J.S.バッハ/コダーイ編曲: 半音階的幻想曲 BWV.903(#) |
小林 秀子(Va) | |
録音:1995年11月/発売:1997年。裏インレイで (#) の作品番号が "BWV 9003" と誤記されていますが(おそらく初回発売以降ずっと)、そのまま供給されています。 | ||
ホアキン・ソリアーノ〜ピアノ・リサイタル マヌエル・デ・ファリャ: アンダルシア(ベティカ)幻想曲 フェデリコ・モンポウ: 魔法の歌/ Suburbis / El carrer el guitarrista i el vel cavall / ジタン(ジタンヌ;ジプシー)/ La cegueta / L'home de l'aristo リカルド・ビニェス(1875-1943): ピアノのための4つのオマージュ [メヌエット・スペクトラル(1937-1938)/ En Verlaine mineur(1938-1939)/ 哀歌、または古い葬送曲(1927)/ Crinoline o La Waltz au tempts de la Montijo(1927)] |
ホアキン・ソリアーノ(P) | |
ブーレーズ:ノタシオン/ピアノ・ソナタ第3番 バラケ:ピアノ・ソナタ |
パイ・シェン・チェン(P) | |
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ (全曲)[BWV.1001-1006] |
ヴェセリン・ パラシュケヴォフ(Vn) | |
録音:1996年6月、テロス・スタジオ/初発売:1998年。 | ||
ヴィヴァルディ:「四季」 | ヴェセリン・ パラシュケヴォフ(Vn) テロス・アンサンブル・ケルン | |
チャイコフスキー: ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」 アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 Op.32 |
チョー・ピアノ・トリオ | |
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/ 憂鬱なセレナード/ワルツ・スケルツォ |
ヴェセリン・ パラシュケヴォフ(Vn) エミール・タバコフ指揮 ソフィアフィル | |
アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲 シューベルト=マーラー:「死と乙女」 |
エドアルド・シュミーダー指揮 イ・パルピティ室内o. | |
録音:1997年6月29日、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ライヴ。 | ||
バッハ:フルートとチェンバロのための五つのソナタ |
ジャン・ミシェル・タンギ(Fl) クリスティアン・ ニキスト(Cemb) | |
#2010年の新代理店アナウンス以降レーベル品切が続いており、2012年現在一度も入荷していません。このまま廃盤となる可能性が高いように思われます。 | ||
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲/ 弦楽のための交響曲第9番 |
クリスティアン・ ルートヴィヒ(Vn) フロヴァイン指揮 ケルン・シンフォニエッタ | |
ブラームス:幻想曲 Op.116/間奏曲 Op.117/ ピアノ小品集 Op.118/同 Op.119 |
ヴォルフガング・マンツ(P) | |
アンジェイ・モクリ/ギター・リサイタル ブロウエル:キューバ民謡〜 [クレオールの田舎者/足踏み踊り]/ 3つのアプンテス ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲 バリオス:ワルツ/マドリガル・ガヴォット ヒナステラ:ギター・ソナタOp.47 |
アンジェイ・モクリ(G) | |
ニコラス・フーバー(1939-): プレゼント、めまいの力、開始と粉砕 |
室内Ens. | |
録音:1990年代。ケルン放送によるプロダクト。演奏メンバーにはケルン放送響のメンバーを含む。 | ||
エルガー:オルガン作品全集 カンティーク/オルガン・ソナタ第1番/同第2番/ 晩課のヴォランタリー/ロッホバロウ/追憶の鐘 |
ミヒャエル・ガスマン(Org) | |
ルートヴィヒ・テュイレ(1861-1907): ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.1 (1879) (*) / 歌曲「万霊節」Op.4 (1880)(ヴァイオリンとピアノのための編曲)(*) R.シュトラウス(1864-1949): ヴァイオリン・ソナタOp.18 (1887)/ ヴァイオリンとピアノのための編曲集 [8つの歌曲Op.10 (1882)〜万霊節(*)/ ピアノ独奏のための「4つの情緒のある風景」Op.9 〜さびしい泉のほとり (1882-84)(フーゴー・フォン・シュタイナー編曲)/ 3つの歌曲Op.29 (1895)〜たそがれの夢(イェネー・フバイ編曲)(*)/ 歌劇「ばらの騎士」(1911)〜ワルツ(ヴァーシャ・プルジーホダ編曲)] インゴルフ・トゥルバン(Vn) ギッティ・ピルナー(P) | ||
録音:1998年9月、テロス・スタジオ。(*)は曲自体が、または当編曲による世界初録音。 | ||
ウェーバー:クラリネット五重奏曲 モーツァルト:クラリネット五重奏曲 |
ディリク・シュルトハイス(Cl) テロス・アンサンブル | |
NU インプロヴィゼーション・ライヴ | イザベーラ・ボイマー(Vo) ヴィンコ・グロボカール(Tb) | |
録音:1998年4月22日、ライヴ。 作曲家のグロボカールのトロンボーンとボイマーの歌ったり喋ったり(超早口言葉みたいなものや変な声を出したのもある)雑音を出したり、とにかく2人でできることをやりまくり。聞き手は選ぶが、楽しめる人なら。 | ||
ペーター・リバールの芸術/ エディション2(マルティヌー名演集) マルティヌー: 2つのヴァイオリンのための デュオ・コンチェルタント(*)/ 弦楽四重奏曲 Op.6(#)/室内協奏曲(#) |
ペーター・リバール(Vn) ホーレンシュタイン指揮(*) チューリヒ・トーンハレo.(*) クルト・コンツェルマン(Vn;*) ヴィンターハウザーSQ(#) (リーダー:ペーター・リバール) | |
ユルグ・バウル(1918-):ピアノ作品集 格言/ブルレスケ/奇想曲/ヘプタメロン/即興1960/ 東プロイセン組曲/ロンド/ 古いスタイルによる3つの小品/変奏曲1956 |
オリヴィエ・ドレシェル(P) | |
ハイナー・ライツ(1925-):作品集 Vol.1 ヴァイオリンのための12の奇想曲/ チェロのための12の奇想曲 |
インゴルフ・トゥルバン(Vn) ウェン・シン・ヤン(Vc) | |
ハイナー・ライツ:作品集 Vol.2 フルートのための12のカプリース ギターのための12のカプリース |
ペーター・ルーカス・ グラーフ(Fl) アンドレイ・モクリー(G) | |
録音:1999年。チューリヒ生まれのライツがパガニーニのカプリースを意識して書いた作品。 | ||
ハイナー・ライツ(1925-):作品集 Vol.3 Florianaden(ピアノのための)/ 気晴らし(2つのフルートのための)/ 驚愕三重奏曲(ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)/ 悲歌(ヴィオラとピアノのための)/ 変奏曲(ヴァイオリンとチェロのための)/5つのピアノ曲/ 三重奏曲第2番(フルート、ヴィオラとギターのための) |
マルクス・ベルハイム(P) アントニー・フリント(Vn) ペーター・ ルーカス・グラーフ(Fl) ヨアヒム・クリスト、 クラウス・マルクス(Va) アンジェイ・モクリ(G) ハイナー・ライツ、 ジャン=ミシェル・タンギュイ(Fl) インゴルフ・トゥルバン(Vn) フランソワーズ・ヴィンダル、 ウェン=シン・ヤン(Vc) | |
ライツはチューリヒに生まれ、ヴァイオリンとピアノを学んだ。Telosレーベルからは作品集 Vol. 1(ヴァイオリンのための12の奇想曲/チェロのための12の奇想曲)、Vol.2(フルートのための12の奇想曲/ギターのための12の奇想曲)が発売されている。グラーフ、トゥルバンら名手が演奏陣に名を連ねている。 | ||
モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調(*) (カデンツァ:ダヴィド・オイストラフ)/ ヴァイオリン協奏曲第5番(#) (カデンツァ:ヨアヒム) シュニトケ:モーツ・アルト・ア・ラ・ハイドン(+) |
スザンナ・ グレゴリアン(Vn)指揮 ソフィア・ゾリステン(*) フィルハーモニー・ デア・ナチオネン(#/+) | |
録音:2001年9月27日(*)/1999年12月6日(#)/1999年5月9日&10日(+)。 グレゴリアンはアルメニア出身の女流ヴァイオリニスト。 | ||
ヴァイオリン二重奏作品集 マルティヌー:二重奏曲第1番/オネゲル:ソナチネ シュルホフ:二重奏曲/ドルナー:二重奏曲 |
クリスティアン・ルートヴィヒ、 ヨハン・ルートヴィヒ(Vn) | |
ミュンヘン楽派 Vol.1 ルートヴィヒ・テュイレ(1861-1907): ヴァイオリン・ソナタ Op.30 プフィッツナー: ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.27 ルーディ・シュテファン(1887-1915): ヴァイオリンとピアノのためのグロテスケ |
クリストフ・ シッケンダンツ(Vn) ベルンハルト・ フォグラッシャー(P) | |
The World of Geatles ビートルズの曲、「威風堂々」、悲しきワルツ、 イパネマの娘、他(全19曲) |
ヴォルフガング・ギュトラー・ ベース・オーケストラ | |
コントラバス合奏による作品集。 | ||
ディートリヒ・エルドマン(1917-): シロフォン、メタロフォンとギター・マンドリン・オーケストラのための協奏曲/ ヴィオラとギター・マンドリン・オーケストラのためのコンチェルティーノ/ マンドリンとギターのためのデュエッティーノ/ オマール、ヘルデル、シレシウスの詩による3つの歌 ゴセック(1734-1829)/テヴェス編曲:交響曲第6番 デトレフ・テヴェス(マンドリン)指揮ミュールハイム・ギター・マンドリンo. マルティン・ホフマン(Va) パスカル・ポンス(Perc) ステファニー・テヴェス(A) ダグマール・テヴェス(G) | ||
独特な味わいのあるギター・オーケストラ。エルドマンはヒンデミットに学んだ作曲家で作品は親しみやすい。オーケストラを率いるデトレフ・テヴェスはラトル、シノーポリ、レヴァインら名立たる指揮者たちとも共演している。なぜか「ガヴォット」で有名なゴセックの作品が、編曲版ながら1曲含まれている。 | ||
ヒンデミット:主題と変奏「4つの気質」(*) ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲(#) ラデルマッハー(1924-):ピアノ協奏曲第2番(+) |
ヴォルフガング・マンツ(P) ジョルジュ・オクトール指揮(*) ワロニー王立室内楽団(*) ベルンハルト・クレー指揮(#) NDRハノーヴァー放送po.(#) ジークフリート・ケーラー指揮(#) ケルン放送so. | |
録音:1994年-1996年。 マンツは、1960年生まれのピアニスト。アルテ・ノヴァやシャンドス、トロフォンなどにも録音がある。ベルンハルト・クレー指揮曲が含まれる点も見逃せない。 | ||
クシェネク:ピアノ独奏曲集 舞踏組曲/5つのピアノ組曲/8つのピアノ組曲/ ミニチュア/11章のピアノ組曲/オーストリアの反響 |
マルク・レイショフ(P) | |
戦後の比較的聴きやすい作品が中心。 | ||
イーゴリ・シューコフ・エディション Vol.1 スリャービン:ピアノ・ソナタ全集/幻想曲 |
イーゴリ・ジューコフ(P) | |
録音:1999年-2000年、メッケリニヒ、TELOS 録音スタジオ。 ジューコフによる2回目の全集(前回はメロディア)。ライナーノーツも自筆。渋い音色は以前のままに、シューマン的な詩情のうえにスクリャービン独特の悪魔的幻想も加えた解釈は、スペシャリストならではである。 | ||
イーゴリ・ジューコフ・エディション Vol.2 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 フランク:前奏曲、コラールとフーガ |
イーゴリ・ジューコフ(P) | |
録音:2000年11月19日-20日。近年円熟味を増したと評価の高いジューコフの、メロディをぶつ切りにすることも辞さない音楽に対する激しい探求が聞き物。 | ||
ジューコフ・エディション Vol.3 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110 メトネル: ピアノ・ソナタ ト短調 Op.22/ ピアノ五重奏曲 ハ長調遺作 WoO.5 |
イーゴリ・ジューコフ(P) クリストフ・シッケンダンツ、 ゾヤ・ネヴゴドフスカ(Vn) ヨアヒム・クリスト(Va) シュテファン・ブライト(Vc) | |
録音:1980年2月、2002年5月。 メトネルはロシアに定住したドイツ人の家系で、ピアノ奏者として活動を始めた。作品は後期ロマン派の作風を踏襲しており、ピアノ曲が重要。ロシア的な憂愁も漂うこのソナタは1楽章形式で書かれている。 大きな広がりを感じさせる輝かしいピアノ五重奏曲は、心臓発作に苦しんでいた晩年に完成した。ジューコフはギレリスやネイガウスに学び、ロン=ティボー・コンクールで優勝したヴェテラン。 | ||
ヨアヒム・ブルーム(1923-):室内楽作品集 「無」ヘの祈り(1977) フルートのためのモノローグ(1979) アニマ・マリス (フルートと8つの弦楽器のための音楽;1985) ピアノのための比喩(1982) クラリネット五重奏曲(1981) |
ウルリヒ・コッホ(Va) フリードリヒ・テレガント指揮 南西ドイツco. ティニー・ビルツ(P) フランツ・ ミュラー・ホイザー(Br) ヴィルヘルム・ヘッカー(P) フランツ・クライン(Cl) イーゴリ・オジム(Vn) ギュンター・ルートヴィヒ(P) カール・ ベルンハルト・ゼボン(Fl) | |
音源:ケルン放送、ザールラント放送。 | ||
ヨアヒム・ブルーム(1923-):オルガン作品集 オルガン・ソナタ [第2番(1970)/第3番(1974)/ 第4番(1990)/第5番(1993-1995)] |
ヴォルフガング・ シュトックマイヤー、 クレメンス・ガンツ(Org) スザンネ・ヴィル(S) ミョン・スー・リー(Ms) パル・ケロ(Perc) | |
ステファン・リトウィン・プログラムス Vol.1〜 トランス...スクリプション ワーグナー(ビューロー編): 楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲 シェーンベルク:ピアノ組曲 Op.11 No.2 シェーンベルク(エドゥアルト・ストイアマン編): 室内交響曲第1番(*) シェーンベルク(ブゾーニ編):ピアノ組曲 Op.11 No.2 リスト:暗い雲 ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1 ワーグナー(リスト編): 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死 |
シュテファン・ リトウィン(P) | |
ステファン・リトウィン・プログラムス Vol.2〜 ピアノ・ソスペーソ リスト:悲しみのゴンドラ 第1番 ノーノ:苦悩に満ちながらも晴朗な波 リスト:悲しみのゴンドラ 第2番 サルヴァトーレ・シャリーノ: Perduto in una citta d'acque リスト:リヒャルト・ワーグナーの墓へ/ リヒャルト・ワーグナー・ヴェネチア ハウベンシュトック・ラマティ:ノーノの思い出に リスト:暗い雲/不運 | ||
ステファン・リトウィン・プログラムス Vol.3〜 ピース・オヴ・レジスタンス アイヴズ:1930年代と1940年代の反堕胎主義者 ショパン:練習曲 ハ短調 Op.10 No.12 リスト:旅人のアルバム「リヨン」 ステファン・リトウィン:切口上「リヨン」1943 デッサウ:ゲルニカ シュテファン・ヴォルペ:右翼の良き精神 エーリヒ・イトール・カーン:戦時のシャコンヌ シュルホフ:2つの練習曲 ドビュッシー:英雄の子守歌 高橋悠治:光州1980年5月 | ||
#2010年の新代理店アナウンス以降レーベル品切が続いており、2012年現在一度も入荷していません。このまま廃盤となる可能性が高いように思われます。 | ||
ステファン・リトウィン・プログラムス Vol.1-3 Vol.1〜Vol.3 [TLS-042, 043, 044] のセット | ||
以上3枚分、すべてディジタル録音。世界初録音となるVol.1の(*)は、意義ある仕事というばかりでなく、最も魅力的なピアノ音楽の誕生と言っても過言ではないすばらしい作品。Vol.2と Vol.3でリストの「暗い雲」をまったく演奏スタイルを変えて演奏している所や、リストの作品とノーノやシャリーノといった現代曲を交えている所にはセンスが感じられる。リトウィンはメキシコ・シティ生まれで現代音楽に強い名手。TELOSの優秀録音でその真価が明らかになった。 | ||
ウルリヒ・シュトランツ(1946-): 弦楽四重奏曲集 [第1番(1976)/第2番(1980/81)/ 第3番(1993)/第4番(1998-2000)] |
カザルSQ | |
録音:1997年-2000年。 使用する音符は少ないながらスル・ポンティチェロやハイ・トーンなど刺激的なサウンドを多用した初期作品から徐々に調性を取り戻しつつある近作まで。現代の弦楽四重奏曲の見本市のような作品集。 | ||
ベートーヴェン: ピアノとチェロのための作品集 チェロ・ソナタ[第1番−第5番]/ ヘンデルの主題による12の変奏曲 WoO45/ モーツァルトの主題による7つの変奏曲 WoO46/ モーツァルトの主題による12の変奏曲 Op.66 |
チョ・ヨンチャン(Vc) ベネディクト・ケーレン(P) | |
録音:2001年3月、8月。 チョは1958年ソウルで生まれ、カーティス音楽院とボストンのニュー・イングランド音楽院で学んだ後、ロストロポーヴィチにも師事した。1985年パブロ・カザルス・コンクールで第2位となり、ロストロポーヴィチ国際コンクールにも入賞した。TELOSへはレーベルの第1作から録音しており、姉弟ピアノ三重奏曲「チョ・トリオ」としても録音している。近年はチョン・ミュンフンの主宰する「セヴン・スターズ・ガラ・コンサート」やN響、東京フィルなどにたびたび招かれている。 | ||
ゴドフスキー:ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ ホ短調/ジャワ組曲/ 3つの小品 [あこがれ/カプリチオ・パテティコ/哀歌]/ パッサカリア |
ミハエル・シェーファー(P) | |
録音:2001年&2002年。 ドビュッシーのエキゾチシズムとエロティシズムを更に濃厚にしたゴドフスキーのピアノ作品がたっぷり2枚分堪能できるアルバム。 | ||
クラウス.K.ハブラー: ヴァイオリン・ソナタ(1978)/ チェロ・ソナタ(1999)/シャンソン(1978)/ ヴィオラのための3つの作品(1978) |
クラウディア・ヌース(A) ディーク・シュルトハイス(Cl) マティアス・ブッフホルツ(Va) スザンナ・リックミュラー(Vc) マイケル・アラン(P) | |
録音:2002年3月、TELOSスタジオ。 | ||
ミュンヘン楽派 Vol.2 ルートヴィヒ・テュイレ(1861-1907): ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.20/ チェロ・ソナタ ニ短調 Op.22 |
ベルンハルト・ フォグラッシャー(P) インゴルフ・トゥルバン、 クリストフ・ シッケンダンツ(Vn) ヨアヒム・クリスト(Va) ウェン=シン・ヤン(Vc) | |
録音:2002年1月8日-10日。 TLS-030に続く「ミュンヘン楽派シリーズ」第2集。19世紀末から20世紀にかけてミュンヘンで活動していた、新古典主義や調性の崩壊に反対するグループがミュンヘン楽派と呼ばれているが、多様な傾向が含まれていて明確な定義をすることはできない。ここに属するのは代表者と見なされているテュイレのほか、プフィッツナーやオルフなどで、ブルックナーやワーグナーの後期ロマン派和声を保持した現代様式を確立しようとした作曲家たち。テュイレはミュンヘンの音楽院で教えることに時間を費やしたため作品は多くないが、オペラは生前大変成功を収めた。「ピアノ五重奏曲」はロマン的な感情の大きなうねりを抑制せずに余すところなく表現しており、「チェロ・ソナタ」はこれと対照的に静かな作品。 | ||
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963): ピアノ作品集 小組曲第1番/小組曲第2番/ トッカータ/フーガ/ソナチネ/ ソナタ第1番 [トッカータ/ゆっくりした舞曲/終曲]/ ソナタ「1945年4月27日」 |
ベネディクト・ケーレン(P) | |
録音:2004年-2005年。 近年再評価の著しいカール・アマデウス・ハルトマンは管弦楽曲、弦楽四重奏曲など多作だがピアノ作品だけを集めたCDは珍しい。作風は無調、厳格な対位法、ジャズなど多様なイディオムの折衷がクルシェネクあたりを思い出させる。ピアノのケーレンはゲザ・アンダらに師事した。ハルトマンの他、ヤナーチェク、ストラヴィンスキー、アンタイル、サティなどもテロス・レーベルに録音している。 | ||
チェロ・トリオ ベートーヴェン: 三重奏曲 ハ長調 Op.87(原曲:管楽三重奏曲) コダーイ:トリチニアからの7つの三重奏曲 リヒャルト・クレム:3つのチェロのための組曲 レーデル:3つのチェロのためのバガテル Op.33 フォークト:カノン ストラデッラ:教会のアリア テレマン:トリオ・ソナタ ハ長調 |
ヴォルフガンク・ ベトヒャー(ベッチャー)(Vc) アンスガー・シュナイダー(Vc) ウェン=シン・ヤン(Vc) | |
録音:1999年12月20日-22日。 チェロの深々とした響きは、アンサンブルになると不思議なまでに優しい温もりのある表情を見せてくれる。チェロだけの三重奏のCDは珍しいだろうが、音楽的には単なるもの珍しさの勝るものではなく、いずれも極めて高度な曲である。クレムの「組曲」など、チェリストが三人集まったらぜひとも弾きたくなるような曲だろう。 ベルリン・フィルの首席チェリストを長年勤め、ソリストとしも高名なベトヒャー、彼の弟子でシュトゥットガルト放送響首席のシュナイダーというドイツ人の二人に、やはりベトヒャーに学びバイエルン放送響の首席チェリストでARTSレーベルに多数録音している台湾系スイス人のウェン=シン・ヤンの三人は、いずれも見事な音色とアンサンブル能力の持ち主である。 #2010年の新代理店アナウンス以降レーベル品切が続いており、極端に入荷率が悪いアイテムです。このまま廃盤となる可能性もございます。 | ||
シューマン:ピアノのための練習曲全集 パガニーニの奇想曲による練習曲 Op.3/ パガニーニの奇想曲による演奏会用練習曲 Op.10/ フリッケン男爵の主題による幻想曲と終曲 (交響的練習曲の草稿、作品番号なし No.6)/ 交響的練習曲 Op.13/ ベートーヴェン練習曲 作品番号なし No.31 (3通りの版)/ ペダル・ピアノのための練習曲: カノン形式による6つの小品 Op.56(独奏用編曲)/ ペダル・ピアノのためのスケッチ Op.58(独奏用編曲) |
レフ・ヴィノクール(P) | |
録音:2002年1月-2月。 「交響的練習曲」の草稿は、シューマンの作曲過程を窺うことのできる興味深い。ヴィノクールはこの作品の録音を前にして、どの版を使うか、遺作の変奏曲を演奏するべきか迷っていたとき、ベルギーの家庭に保管されていた草稿を見る機会を得た。そこには未完の変奏曲も含まれ、速度表示も異なるものがあった。これも録音することが彼が待ち望んでいた解決であった。そしてシューマンの全練習曲を録音するのが理にかなっていると考えるに至り、このCDが企画された。 歯切れの良いタッチで力強い演奏をしているヴィノクールはモスクワで生まれ、1996年ドイツに移住し東京クァルテットと共演し、横浜のピアノ・フェスティヴァルに出演した。 | ||
ギュンター・ラファエル: 室内楽曲集 クラリネット五重奏曲 Op.4/クラリネット・ソナタOp.65-3/ クラリネットのためのロマンス/クラリネット、ピアノ、チェロのためのトリオOp.70 ディーク・シュルトハイス(Cl) テロス・アンサンブル | ||
録音:2005年-2006年、TELOSスタジオ。 | ||
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト: ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.6 クルシェネク:ヴァイオリン・ソナタ |
クリストフ・シッケダンツ(Vn) ベルンハルト・ フォグラシャー(P) | |
ここに収録されている2曲は、共に作曲家初期の作品でほとんど知られていない。コルンゴルトは10代初頭から劇場で作品が演奏され、天才作曲家と評判になったが、このソナタでは既に、その特徴的な歌劇風語法が形成されている。クルシェネクがこのソナタを作曲した頃はまだレーガーの影響下にあり、自身「この作品には良い点は少ししかない」と後に述べているが、それでもここには天才のひらめきを感じることができる。 | ||
J.S.バッハ: ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052 ケージ:プリペアド・ピアノと 室内管弦楽のための協奏曲(1951) ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 |
オレン・シャニ(P) リオル・シャムバダル指揮 ブダペストso. | |
ケージ作品は、ピアノ・パートを除き、この時期の特徴である「音響音階」(個別音、和音、音群、騒音など、あらかじめ準備形成された音響的素材から成る)に基づいて作曲されたもの。 シャニ(1977-)はテル・アヴィヴで生まれ、18歳の時イスラエル放送でバッハのゴルトベルク変奏曲を録音、1997年以後、ルビン・アカデミー・コンクールなどイスラエル国内のコンクールに入賞、2000年にはポジタノのマスター・クラスでジョン・オコーナー、スイスのエンゲルベルクのマスター・クラスでアレクシス・ワイセンベルクに教えを受け、後者では講師と聴衆の熱烈な反応により特別賞を受賞した。2001年にはスイスのヴェルビエ音楽祭とドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭で演奏している。 | ||
ジョルシュ・エネスク: ヴァイオリン・ソナタ〔第1番 ニ長調/第2番 ヘ短調/第3番 イ短調「ルーマニア民俗風」〕/ 幼年時代の印象 Op.28/ヴァイオリン・ソナタ断章「トルソ」 イ短調(1911)/ ヴィオラとピアノのための演奏会用小品 ローラン・アルブレヒト・ブロイニンガー(Vn/Va) トーマス・デュイス(P) | ||
録音:2003年2月、2005年1月。『ボロイニンガー』『デュース』という代理店表記があるが、誤記。クライスラー、ティボーなどとともに20世紀を代表するルーマニア生まれのヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスクが作曲したヴァイオリンそしてヴィオラのための作品集。エネスコの作品はルーマニアの民俗音楽に影響され、民俗的要素を取り入れ、特にヴァイオリン・ソナタ第3番「ルーマニア民俗風」などでは微分音を多用し独特の世界に引き込まれる。演奏のアルブレヒト・ブロイニンガーは1997年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位を受賞したドイツのヴァイオリニスト(母がフランス人なので、ファーストネームがフランス風。ドイツ語読みすればラウレントだが、来日公演時の表記に従った)で、ヨーロッパーを中心に演奏活動を積極的におこなっている。 | ||
4手のためのピアノ作品集 レーガー:6つのワルツ Op.22 シュールホフ(1894-1942):皮肉 Op.34 ゴードン・シャーウッド: ブルースによるソナタ Op.66 ドビュッシー:バラード メンデルスゾーン: アンダンテと アレグロ・アッサイ・ヴィヴァーチェ Op.92 |
マティアス・ファイト、 ヘニング・ルツィウス(P) | |
録音:2001年9月7-9日。 「6つのワルツ」には後のレーガーの複雑な和声はまだ見られず、簡潔な様式を示している。シュールホフはユダヤ人で、ナチスの犠牲となったが、6曲から成る「皮肉」は舞曲やジャズの要素も含む活気のあるコミカルな作品。 「ブルースによるソナタ」はブルースの要素を取り入れたソナタで、第3楽章はブルースそのもの。「バラード」はドビュッシーの初期の、神秘的な雰囲気を持つ作品で、ピアノ独奏曲から編曲。 「アレグロ」はメンデルスゾーン特有の軽快で流麗な書法で書かれた作品。 溌剌とした演奏をしているファイトとルツィアスは、ドイツを中心として伴奏・室内楽の分野でも演奏、教授を行っている。 | ||
ヨゼフ・ヨアヒム(1831-1907): ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 Op.2 クララ・シューマン(1819-1996): ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.22 ヨゼフ・ヨアヒム:ロマンス ハ長調 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108 |
カタリーナ・シュミッツ(Vn) オリヴァー・トリエンドル(P) | |
ヨアヒムは宮廷楽団のコンサート・マスターや指揮者、ベルリン高等音楽学校長を務めた大ヴァイオリニストで、管弦楽曲やヴァイオリン曲を作曲した。ブラームスと親交があり、ヴァイオリン協奏曲を献呈されている。シューマンは若いブラームスの才能を認め音楽雑誌で紹介。妻クララはシューマンやブラームスの作品を演奏したほか、室内楽曲やピアノ曲などを残した。 | ||
モーツァルト:ピアノのための幻想曲集 幻想曲[ハ短調 K.475/ハ短調 K.457]/ 幻想曲(前奏曲)とフーガハ長調 K.394/ 前奏曲 ハ長調 K.284/ 幻想曲[ニ短調 K.397/ハ短調 K.396] |
ティニー・ヴィルツ(P) | |
ヴィルツは1946年からケルン高等音楽学校で学び、ギュンター・ヴァントの指揮でベートーヴェンの協奏曲第2番を演奏してデビュー。第二次大戦後の新しい音楽の先駆者と見なされ、アロイス・ツインマーマンのピアノ曲を初演・録音し、ヒンデミットの「4つの気質」をヴァントの指揮で初演(?)した他、ヘルマン・シュレーダーのピアノを含む作品も初演した。1963-1994年ケルン高等音楽学校でピアノを教え、日本を含む多くの大学のマスター・コースでも教えた。 | ||
レオシュ・ヤナーチェクと カミラ・シュテスローヴァ ヤナーチェク: 弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」/ 弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」 |
ヤナーチェクSQ | |
ヤナーチェクの晩年約10年間の創作力の高まりの原動力の一つは、1917年から親しくなった若い人妻カミラであった。二人はそれぞれの結婚生活を壊すつもりはなく、精神的恋愛を貫いたが、彼らが書いた手紙はヤナーチェク約800通、カミラ200通余りが残っている。1枚目のCDにはドイツ語とチェコ語による二人の手紙の朗読が収録されている。「クロイツェル・ソナタ」はトルストイの同名の小説に抗議して書かれ、「内緒の手紙」には彼女への作曲者の思いが込められている。 | ||
オリヴァー・シュニーダー〜 ショパン・リサイタル(全15曲) エチュード ハ長調Op.10-1/夜想曲 ハ短調Op.48-1/ エチュード 嬰ハ短調Op.10-4/ 幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66/ ワルツ 変ニ長調Op.64-1/スケルツォ第1番 ロ短調/ マズルカ イ短調Op.17-4/他 |
オリヴァー・シュニーダー(P) | |
録音:2006年。 シュニーダーは1973年生まれのスイスのピアニストでレオン・フライシャーに学び、その後、ヨーロッパの数々のコンクールに優勝、ヨーロッパ、アメリカ、そして東京、大阪でもリサイタルを行うなど、幅広い活動を行っている。「別れの曲」「幻想即興曲」「黒鍵」「子犬のワルツ」などの名曲ばかりを集めた。ルバートや過剰な表情づけを一切廃し、スリムで筋肉質、現代的なショパンとなっている。 | ||
ハイドン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集 ソナタ [ニ長調 Hob.XVI:24/変ホ長調 Hob.XVI:25/ イ長調 Hob.XVI:26]/ ディヴェルティメント 変ロ長調 Hob.XV:38/ ソナタト長調 Hob.XV:32 |
ミヒャエル・ダルチュ(Vn) モニカ・チュルル(P) | |
ハイドンが初めからピアノとヴァイオリンのために作曲したソナタはト長調 Hob.XV-32だけで、これにはピアノ三重奏曲版もあり、この作品とディヴェルティメントはハイドンの作品目録ではピアノ三重奏曲(Hob.XV)に分類されている。他の3曲はピアノ・ソナタにヴァイオリン・パートを加えた改作。 ダルチュは1964年ドイツのマイエンで生まれ、ケルン高等音楽学校でヴァイオリンを学び、ケルン大学で教育学博士号を取得。その後バロック・ヴァイオリンをモニカ・ハジェットらに師事した。19931-1996年ケルン大学でヴァイオリンを教えた後、1996年にザールブリュッケンの高等音楽学校の音楽教育学教授に就任。最近は二重奏に力を入れ、チュルルと長年共演している。 | ||
ソロ・トゥルバン!〜無伴奏超絶技巧作品集 パガニーニ:パイジェッロの「水車屋の娘」の 「わが心うつろになりて」による変奏曲 カミロ・シヴォリ(1815-1894): 狂詩曲 変ロ長調 Op.25 No.5 ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ(1801-1866): 狂詩曲 ト長調 Op.87 No.3 サン=リュバン(1805-1850): ドニゼッティの「ルチア」の主題による幻想曲 オットー・ゾルダン: ヴァイオリン独奏のための四重奏曲 ト長調 Op.2 クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ Op.6 グリーグ/ヨッヘン・ブルッシュ編曲:蝶々 ビゼー/トゥルバン編曲:カルメン奇想曲 民謡/ルッジェーロ・リッチ編曲: スペインのバラード ニ短調(禁じられた遊び) ロドリーゴ:奇想曲 ト短調 アクロン(1886-1943):民謡「おお、かわいい オーガスティン」による音楽の冗談 メンデルスゾーン/トゥルバン編曲:結婚行進曲 ボリス・メルソン(1921-): モーツァルトの「兄弟たちよ、手に手を取って」 による古典的様式の技巧的変奏曲 ト長調 |
インゴルフ・トゥルバン(Vn) | |
録音:2003年。 弦楽器で多声部を弾くことは困難だが、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータを初めとして、それに挑戦する作品も作られてきた。トゥルバンはこのアルバムで、自身による編曲を含め、そのような技巧的な作品を鮮やかに演奏している。 トゥルバンはミュンヘンで生まれ、21歳でチェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルのコンサート・マスターに就任したが、3年後に辞任、以来してソリストとして世界中で活動している。60余りのオーケストラと共演し、現在はシュトットガルト国立音楽院教授も務めている。 | ||
エーリヒ・イトール・カーン(1905-1956):作品集 ネニア [Nenia Judaeis Qui Hac Aetate Perierunt](1940-41) [ルーカス・フェルス(Vc) ジャン=ピエール・コロー(P)]/ 弦楽四重奏曲(1953)[レオナルドSQ]/ ゲラのテンポによるシャコンヌ(1943)[ステファン・リトウィン(P)] | ||
録音:1995年-2003年。カーンはまさに時代に翻弄されたドイツのユダヤ人ピアニストで作曲家。始めはピアニストとして名をあげ、1928年フランクフルトの音大を卒業したあと南西ドイツ放送so.でハンス・ロスバウトのアシスタントを務めたが、ナチスが台頭すると職を失い、フランス時代を経て1941年アメリカに移るも1956年に亡くなった。作風はシェーンベルクの影響が大きく、ダイナミックなもので聴き応えがある。 | ||
ルドルフ・ケレル J.S.バッハ/ブゾーニ編曲: シャコンヌ(パルティータ ニ短調 BWV.1004 から)/ フランク:前奏曲、コラールとフーガ ショパン:24の前奏曲 Op.28 他 |
ルドルフ・ケレル(P) | |
録音:1998年9月28日、モスクワ。 ケレルは1923年グルジア共和国に生まれ、同地の音楽院に入学したが、1941年、第二次大戦のため音楽教育を中断させられた。1954年タシケント音楽院に編入し、1961年モスクワの全ソヴィエト・ピアノ・コンクールで優勝、同年モスクワ音楽院教授となり、1990年からチューリヒに移住しワイマールやウィーンで教えている。1973年に初来日した。 | ||
鐘〜ステファン・リトウィン・プログラム Vol.4 ドビュッシー:沈める寺 ミヒャエル・ギーレン(1927-): 7つのピアノ小品「鐘のリサイクル」(2001) ラヴェル:「鏡」〜鐘の谷 ステファン・リトウィン(1960-): エドガー・アラン・ポーによる 語りとピアノのためのメロドラマと死の舞踏 「鐘」(2006)(*) リスト:鐘(カリヨン)(1876) |
ステファン・リトウィン(P) ダヴィド・モス(語り;*) | |
録音:2007年。 久々の発売となる同シリーズ第4集は、鐘に因んだ近現代のピアノ作品を収録。著名な指揮者ミヒャエル・ギーレンの「鐘のリサイクル」は鐘の音を模したピアノの低音が終始響くなか、高音が時折きらめく。リトウィンは1960年メキシコ・シティ生まれのピアニストで現代作品のスペシャリストとしてドホナーニ、ギーレン、準メルクルらと共演している。ここでは語りが入ったシアトリカルな自作を披露している。 | ||
モルゲンシュテルン・トリオ〜 ピアノ三重奏曲集 Vol.1 ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第5番「幽霊」Op.70-1 ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調Op.87 |
モルゲンシュテルン三重奏団 | |
録音:2007年7月。 モルゲンシュテルン三重奏団はエッセン・フォルクヴァング音楽大学の学生達により、2005年に結成された若いピアノ・トリオ。2007年にハイドン・コンクール(ウィーン)で一等賞、メルボルン・コンクールで2等賞、ARD音楽コンクール(ミュンヘン)で2等賞と聴衆賞を一気に獲得し、にわかに注目を集めている。このアルバムは同団体による名ピアノ三重奏曲シリーズ第1弾。 | ||
シューマン:謝肉祭 Op.9 ドビュッシー:ベルガマスク組曲 リスト:メフィスト・ワルツ第1番 |
ヴォルフガング・マンツ(P) | |
(C) + (P) 2010 。 | ||
視点1 ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15 |
ステファン・リトウィン(P/講義) ブラッドリー・リュプマン指揮 ザールラント放送so. | |
リトウィン(1960-)はメキシコ・シティで生まれ、メキシコ、アメリカ、スイスでピアノと作曲を学んだ。現代音楽も主要なレパートリーとし、多くの作品を初演している。彼にとって解釈とは音楽的・言語的に意味を明らかにすることであり、そのためリトウィンはレクチャー・リサイタルの形式を好む。当盤はザールラント放送と共同製作したシリーズの第1弾で、ベートーヴェンの協奏曲第1番の演奏と40分の講義が収録されている。リトウィンはこの協奏曲の劇的な内容を、革命期のフランスにヨーロッパ諸国が対抗し結成された「第1回対仏大同盟」(1792-1797)を背景とした「戦線の間の音楽」と解釈している。 | ||
視点2〜 シェーンベルクとシューベルト シューベルト: ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894 Op.78 シェーンベルク:3つのピアノ曲 Op.11 シューベルト: ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 シェーンベルク:6つのピアノ小品 Op.19 |
ステファン・リトウィン(P) | |
録音:2002年、2003年。 1960年メキシコ生まれのピアニスト、リトウィンはドイツで活躍、現代音楽を主要なレパートリーとし、多くの作品を初演している。このシリーズはリトウィンの独自の視点でプログラミングされたもので、今回は19世紀、20世紀と異なる時代にウィーンで活躍したシューベルトとシェーンベルクを集めた好企画。 | ||
3人で〜 ゲオルク・クレル(1934-)作品集 高く波打つ山脈のように…(*)/ もっと愛して〜バンショワへの敬意(*)/ ミによるカプリッチョ(*)/ 短詩〜汝に栄光あれ(*)/ ジル・バンショワの2つのシャンソン(*)/ 敬意(#) |
アンサンブル・ ルシェルシュ(*) ラヴィニア三重奏団(#) [佐々木彩子(P) ライナー・シュミット(Vn) ヘルムート・ メンツラー(Vc)] | |
録音:2003年12月、2004年8月。 クレルはリンツで生まれ、マルタンとツィンマーマンに師事し、ダルムシュタットの夏季講習でも学んだ。手法は現代的だが、クレルは、過去の音楽と、自分の時代や自分の作品との橋渡しをしようと試みていると述べていて、第3曲はフレスコバルディ、第4曲はグレゴリオ聖歌「三位一体に栄光あれ」と関係がある。 | ||
ミヒャエル・デンホフ: ピアノ・サイクルOp.76(1996-2005) |
マルティン・チバ(P) | |
録音:2007年10月20日-21日、TELOSスタジオ。 | ||
モーリス・オアナ:ピアノ作品全集 Vol.1 ソナチネ・モノディーク/3つのカプリース/ 24の前奏曲/ソー・タンゴ |
プロドロモス・ シメオニディス(P) | |
録音:2008年10月24日-26日、TELOSスタジオ。 | ||
モーリス・オアナ:ピアノ作品全集 Vol.2 ピアノ演奏のための12の練習曲
プロドロモス・シメオニディス(P) フリーデマン・ヴェルツラウ(Perc) | ||
録音:2011年3月、TELOSスタジオ。Vol.1:TLS-090。オアナはモロッコ出身で、大戦中に英軍兵士として従軍したが、1947年以後はフランスに移住した。建築学を学んでいたこともあり非常に緻密に構築された曲もあれば、ドビュッシーやバルトークに影響を受けたことから様々な要素をもった曲を作曲している。演奏は第1集と同じシメオニディス。注目は12の練習曲の第11曲にてパーカッションが登場するところ。パーカッションが加わることで打楽器としてのピアノの魅力と旋律美を堪能できる。 | ||
ルドルフ・ケルターボルン(1931-):バス・クラリネットとピアノのための4つの小品(1970) パル・カーロイ(1934-):クラリネットとピアノのための瞑想曲(1967) イェルク・ヴィトマン(1973-):5つの断章(1997) ゾルターン・イェネイ(1943-):無伴奏クラリネットのための謎のカノン(2003)(#)FR バンク・シャーリ(1973-):踊り子(2004)(+) ラースロー・シャーリ(1940-): 3つの小品FR/コロク(2006)(+)FR/クラリネットとピアノのための作品(2007)(++)FR ラヨシュ・ロズマーン(Cl) マルティン・チバ(P) | ||
録音:2008年10月21日(#, +, ++以外)/2009年5月22日(#)/2006年4月2日(+)/2008年4月30日(++)。世界初録音FR。 クラリネットの現代作品集。ロズマーンは1970年のハンガリー生まれ。ブダペストで研鑽を積みリスト・アカデミーを卒業、ナショナル・ウィンド・コンペティション優勝し世界的に有名になった。現代音楽に意欲的に取り組み、演奏会でも多くとりあげている。 | ||
ウジェーヌ・イザイ讃〜 ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):作品集 3つのマズルカOp.11 〜第3番 ロ短調「 Lointaine Passé 」/ 6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27 (*) / 悲劇的な詩Op.12 /パガニーニ変奏曲/ 子供の夢Op.14 / 2つの無伴奏ヴァイオリンによるソナタ(#) / 子守歌Op.20 / 弦楽オーケストラと通奏低音のための 「追放者」Op.25(+) |
インゴルフ・ トゥルバン(Vn)指揮(+) イ・ヴィルトゥオージ・ ディ・パガニーニ(+) コーリャ・レッシング (P;*, #, +以外/Vn;#) | |
録音:2007年9月/2008年5月。発売:2008年。(*)は1曲ごとに別曲を挟み、CD2枚に3曲づつ収録。 チェリビダッケに愛された名手、トゥルバンによるイザイ。外装に「世界初録音」等の記載は一切無いが、最後に収められた「追放者」Op.25 は大変珍しい録音だろう。また、ピアノのレッシングが、(#)ではヴァイオリンを披露している。 | ||
現代中国におけるの前衛的ピアノ作品集 | チー・ハエ・ パウク(P) | |
ダーフィト・フィリップ・ ヘフティ(1975-):作品集 Vol.3 ピアノ三重奏のための 「シャッテンシュピー(ゲ)ル (影絵芝居[影・鏡])」(2006)(*) リトゥス(儀式)〜4つのコラーゲン舞曲(2007)(#)/ 歌曲集「バラの葉」(2007)(+) |
カレイドスコーピオ三重奏団(*) [プリモス・ノヴシャーク(Vn) トーマス・ グロッセンバッハー(Vc;#) 田村径子(P)] ユディット・シュミット(Ms;+) オリヴァー・シュニーダー(P;+) | |
録音:2007年-2008年、スイス放送、チューリヒ。 ヘフティはリーム、クリストバル・アルフテルらに作曲を学び、ルトスワフスキ作曲コンクール、エネスコ作曲コンクールなどに優勝している若手。(*)のザクザクとした軽快なリズムはストラヴィンスキーを思わせて心地よい。(+)は、歌手は語りを含めた歌唱、ピアニストは内部奏法も行う新世紀のリート。 | ||
シューマン:弦楽四重奏曲第1番 Op.41 ヘフティ(1975-):弦楽四重奏曲第1番(2007) ヤナーチェク: 弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」(1928) |
メレルSQ | |
録音:2007年12月9日-12日。 2002年結成の同団体によるデビュー・アルバム。名曲2曲と、スイスの若手作曲家ヘフティの作品。 | ||
ヴァレリオ・サニカンドロ:室内楽作品集 私は照射する(2000)〜 A. Fl, B. Cl, Vc, Pf (prepared), Perc / Repercussio (2002) 〜 Vc, Pf (prepared) / 重点のコバルト(2001/2003)〜 Ob, Cl, Va, Vc / 新しい形(2000)〜Pf / ルネサンス(2000)〜 Vn, Pf (prepared) / 救うためには影で覆いなさい(2002)〜 Fl, Cl, Vn, Vc, Pf (prepared) |
E-Mex 現代音楽アンサンブル | |
録音:2000年-2004年。 サニカンドロはヨーク・ヘラーとハンス・ツェンダーに師事した作曲家。2002年にはダルムシュタット夏期国際現代音楽講習会でも教鞭をとっている。作風は点描的、静謐さ、突然の音響爆発など、ここ20年くらいのヨーロッパ現代音楽界のトレンドを反映している。 | ||
イベリアとアメリカの情熱 グラナドス:ピアノ・ソナタ第1番 アルベニス、ヴィラ=ロボス、ヒナステラの作品 |
ベアトリス・ベルトルト(P) | |
録音:2006年2月。 ドイツのピアニスト、ベルトルトはロシアと南アメリカの音楽で国際的な評価を得ており、定期的に南アメリカで演奏と講義を行い、また、ラフマニノフ、グラナドス、クララ・シューマンのドキュメンタリー番組など、ドイツのテレビ番組にも数多く出演している。ヴィラ=ロボスと共に仕事をしたブラジルのピアニスト、ヤーラ・ベルネッテ(1920-2002)との長年の親交に刺激され、今回スペインと南アメリカの作品が録音された。 | ||
メシアンへのオマージュ メシアン:カンテヨジャーヤー シュトックハウゼン:ピアノ曲第11 クセナキス:エヴリアリ ジョージ・ベンジャミン(1960-):妖術 トリスタン・ミュライユ: マンドラゴラ/告別と微笑の鐘 |
プロドロモス・ シメオニディス(P) | |
録音:2004年12月、2005年11月。 シメオニディスは1972年ギリシャで生まれ、ミュンヘン、ケルン、ベルリンで学び、オリヴィエ・メシアン・ピアノ・コンクールとオルレアン国際ピアノ・コンクールで7つの賞を獲得した。2003年にヴィルクローズ音楽アカデミーでクロード・エルフェに出会ったことは現代音楽の解釈に役立ち、現代音楽の重要な演奏者と認められているが、バロックから最新の音楽まで広いレパートリーを持ち、日本でも演奏している。 | ||
ヴォルフガング・リーム:ピアノ作品集 1966-2000 ピアノ曲第1番(1970)/3つのピアノ小品(1966-67)/ 4つのピアノ小品「エレジー」/対談(1999)/ ピアノ曲第2番(1971)/5つのピアノ小品(1969)/ ピアノ曲第4番(1974)/追加の習作(1992-94)/ ピアノ曲第5番「トンボー」(1975)/ 6つの前奏曲(1967)/レントラー(1979)/ もう1枚の紙の上で(2000)/ ブラームスの愛のワルツ(1985)/ ピアノ曲第6番「バガテル」(1977-78)/ ピアノ曲第7番(1980) |
ウド・ファルクナー(P) | |
録音:2004年、スタジオ。 500曲を越える多作家として知られるリームの多様な作風をピアノ曲で俯瞰するアルバム。最近もNEOSレーベルよりリームの2枚組のピアノ作品集がリリースされたが、こちらは3枚組の完全全集版。フォルクナーはワイセンベルクにピアノを、シュトックハウゼンのもとで現代音楽の演奏法を学んだ。 | ||
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106/ ディアベッリのワルツの主題による33の変奏曲 ハ長調 Op.120 シューベルト:ディアベッリのワルツによる変奏曲 D.718 マイケル・レスリー(P) | ||
録音:2008年、TELOSスタジオ。レスリーはオーストラリア生まれで、ドイツに在住するピアニスト。 | ||
ナチスに迫害された作曲家の弦楽四重奏「告白」 エルヴィーン・シュルホフ(1894-1942): 弦楽四重奏曲第1番(1927) ヴィクトル・ウルマン(1893-1944): 弦楽四重奏曲第3番 アドルフ・ブッシュ(1891-1952): 弦楽四重奏曲断章 ロ短調(1924) ハインリヒ・カミンスキー(1886-1946): 弦楽四重奏曲 へ長調(1917) |
カザルSQ [ラヘル・ロジーナ・シュペート、 マルクス・フレック(Vn) ドミニク・フィッシャー(Va) アンドレアス・フレック(Vc)] | |
ドイツ人とスイス人のメンバーから成るカザル四重奏団は、結成以来10年間、あまり演奏されない作品を取り上げてきた。今回録音したのは、ナチスの独裁に苦しんだ作曲家たちの作品。 チェコの作曲家ウルマンは、1942年プラハ北方のテレジエンシュタットに収監され、この四重奏曲はそこで作曲された。1944年にアウシュヴィッツで死去。カミンスキーは宗教合唱曲を多数作曲、ドイツでのバロック音楽復興に寄与したが、この四重奏曲にも揺るぎ無い信仰が感じられる。四重奏団を率いたブッシュは相当数の作品を残しているが、これは伝統的技法によるヴィルトゥオーソ的な作品。チェコのシュルホフの音楽はナチスに退廃芸術の烙印を押され、彼はチェコ合併後逮捕、後に収容所で死去した。四重奏曲第1番はまだ古典の境界内にあるジャズ的で陽気な作品。 | ||
トルコの作曲家ベティン・ギュネス ベティン・ギュネス(1957-): 私はあなたに何か言いたい 尊敬/Clanstr(クラリネット協奏曲)(*) アリ・エクベル・チチェク/ ベティン・ギュネス:ハイダル・ハイダル ベティン・ギュネス:湾 セマル・レシット・レイ/ ベティン・ギュネス:私のトルコ ベティン・ギュネス:Babadapiya |
セルチューク・シャヒノール(Cl;*) ベティン・ギュネス(P)指揮 トルコ室内o. | |
ギュネスはイスタンブールに生まれ、生地とケルンで学び、ケルンではブラニミール・スローカーに師事した。1988年からケルン交響楽団とモンディアル室内弦楽合奏団を指揮、西洋の伝統的音楽と現代トルコ音楽に橋をかけようと、トルコ室内管弦楽団を創設した。ギュネスは一方では気難しい音楽を書き、一方では聴衆の戸惑いを避けようとしている。 | ||
インゴルフ・トゥルバン 〜「巨匠と生徒」 パガニーニ&シヴォーリ作品集 パガニーニ/ホルガー・フライ編: 魔女たちの踊り ニ長調 Op.8/ カンタービレ ニ長調 M.S.109 エルネスト・カミッロ・シヴォーリ(1815-1894): 言葉のないロマンス 変ホ長調 Op.23-1 パガニーニ/ホルガー・フライ編: 「モーセの祈り」によるソナタ 変ホ短調 M.S.23 シヴォーリ: 言葉のないロマンス「祈り」 変イ長調 Op.23-2 パガニーニ/ホルガー・フライ編: ロッシーニ「こんなに胸騒ぎが」による 序曲と変奏曲 イ長調 Op.13/ カンタービレとワルツ ホ長調 M.S.45 シヴォーリ:マドリッドの謝肉祭 T.M.37 パガニーニ/ホルガー・フライ編: ヴェネツィアの謝肉祭 イ長調 M.S.59 |
インゴルフ・トゥルバン(Vn) ヴィルトゥオーシ・ディ・パガニーニ | |
超絶ヴァイオリニスト・トゥルバンのパガニーニ新作。編曲は、ヴィルトゥオーシ・ディ・パガニーニのヴァイオリン奏者ホルガー・フライによる。 パガニーニは独特のヴァイオリン演奏技術に関して極度に秘密主義で、弟子はシヴォーリ以外ほとんどいなかった。シヴォ―リはジェノヴァで生まれたヴァイオリン奏者・作曲家でパガニーニ同様、はなばなしい技術で知られ、リストら当時の作曲家と協力し、編曲も多数行っている。 トゥルバンは1964年ミュンヘンで生まれ、1985年から1988年までミュンヘン・フィルのコンサート・マスターを務めた後、ソリストとして世界中で活動している。60余りのオーケストラと共演し、1995年シュトゥットガルト国立音楽院教授に就任した。TLS-072にシヴォーリの狂詩曲 変ロ長調Op.25-5を録音している。 | ||
カロリン・ヴィトマン〜リフレクションズT ブーレーズ:無伴奏ヴァイオリンのためのアンテームT イザイ:ソナタ第2番〜ジャック・ティボーのために シャリーノ:6つのカプリッチオ イザイ:ソナタ第4番 イェルク・ヴィトマン:エチュードT〜III |
カロリン・ヴィトマン(Vn) | |
録音:2005年。 バッハ以後の無伴奏ヴァイオリン音楽の金字塔イザイのソナタと現代の無伴奏ヴァイオリンの曲を組み合わせたユニークなアルバム。ブーレーズのアンテームは1990年代に入ってからのヴィルトゥオジティを併せ持った新たな境地を示す佳作。ライヴ・エレクトロニクスを伴う版もあるが、ここでは無伴奏のTを収録。シャリーノのイタリアの陽光を感じさせる色彩豊かなカプリッチオはヴィトマンの超絶技巧が必聴!ヴィトマンは多くのオーケストラ、指揮者と共演している注目のヴァイオリニストで大野和士と共演したことがある。 | ||
ゲオルク・クレール(1934-):ピアノ小品集「ピアノのための日記」(1987-)より Nos.1-56, 58, 61-63, 65-67, 69-70, 72-78, 80-103, 105-107, 109, 114, 116, 118, 119, 128, 133-135, 139-140, 143, 145, 148, 150, 153, 155-159, 161, 162, 164, 166-167, 177-180, 201, 229, 242 ウード・ファルクナー(P) | ||
「群衆と権力」(1971)や「眩暈」(1972)等が知られるブルガリアのノーベル文学賞受賞詩人・思想家、エリアス・カネッティ(1905-1994)が残した "The Secret Heart of the Clock" にインスパイアされた作品。 | ||
アコーディオンによるゴルトベルク変奏曲 J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲 |
ヴォルフガング・ディメトリク (アコーディオン) | |
録音:2001年9月。 右手で鍵盤、左手でボタンを操作して2つの鍵盤を弾くように演奏できるアコーディオンが1950年頃から現れた。それぞれの音域は5オクターヴ以上にわたり、ボタンによって3通りまたは4通りの音色を出すことが出来る。「ゴルトベルク変奏曲」が本来書かれた鍵盤楽器の演奏者にとってさえ困難なこの大作を、ディメトリクは鮮やかに演奏している。けれども、この作品に長い間に心を奪われていたディメトリクは、ポリフォニーを演奏できるこの楽器でこの作品に挑戦するのは自分にとって当然なことだと述べている。 ディメトリクは1974年オーストリーで生まれ、グラーツ音楽院とヴュルツブルクのヘルマン・ツィルヒャー音楽院のほか、多くのマスター・クラスで学んだ。ウィーンのファメ・コンクール、グラーツの国内音楽学校コンクールほか多数の賞を受賞し、1998年からバイエルンのアルテティング音楽専門学校で教えている。 | ||
アコーディオンによる ハイドン:ピアノ・ソナタ集 (アコーディオン用編曲) [ニ長調 Hob.XVI-42/へ長調 Hob.XVI-29/ ニ長調 Hob.XVI-33/ 変ホ長調 Hob.XVI-28] |
ヴォルフガング・ディメトリク (アコーディオン) | |
録音:2003年4月。 ハイドンのピアノ・ソナタと現在称される作品のうち初期のものは、チェンバロでもフォルテピアノでも演奏されたが、ここに収録された 1770年代以降の作品は、音量を変化させることのできるピアノを想定して作曲された。一方、上述した型のアコーディオンは、風圧によって音を出すという管楽器の特性を持つと同時に、ボタンによって音色やニュアンスを変化させることが出来る。ディメトリクは、ハイドンのピアノ・ソナタの音の特質や、異なる声部の透明な組み合わせ方によって、アコーディオンに内在する力を発揮させられると考え、これらの作品の新しい解釈を企てたと述べている。 | ||
回転〜 ウロシュ・ロイコ(1954-): アオコーディオンのための作品集 バガテル/フーゴーのための悲歌/ だれの歌/回転/タンゴ I-V |
ヴォルフガング・ ディメトリク (アコーディオン) ザビーネ・クラヒャー(P) | |
録音:2004年4月、2005年5月。 バッハやハイドンの鍵盤楽器作品で好評のアコーディオン奏者ディメトリクが、今回は一転してオリジナル作品を録音した。ロイコはスロヴェニアのリュブリャナで生まれ、当地の音楽院を卒業した後、リゲティにも師事した。1991年ウィーンの国際作曲コンクールや2001年のドイツ音楽会議の合唱曲作曲コンクールでなどで多数の賞を得ている。セリーやポストモダニズムを受け入れず、作曲とは既に存在するものを発見しそれを捉えることであり、音楽は社会的問題と無関係ではあり得ないと考えている。 | ||
ジョン・ケージ:ある風景の中で(1948)/ One 9 (1991)より Nos.3, 8, 2 / アパートメント・ハウス〜ハーモニー第5番(1976)/ドリーム(1948) ヴォルフガング・ディメトリーク(アコーディオン) | ||
録音:2005年10月17日。 ジョン・ケージ・ファン必聴盤の登場。もともと笙のために作曲された One 9 やピアノのために作曲された「ある風景の中で」などをアコーディオンで演奏。特性を活かし見事な編曲となっておりケージのさらなる魅力に気づかされる。 演奏のヴォルフガング・ディメトリークは1974年オーストリアで生まれ。ウィーンのファメ・コンクール、グラーツの国内音楽学校コンクールほか多数の賞を受賞歴があり、現代最高のアコーディオン奏者。TELOSレーベルより発売されたハイドン:ピアノ・ソナタ集(TLS-121)、J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(TLS-120)はいずれも高く評価されている。 | ||
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K.387/ 弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421 |
カザルSQ [ダリア・ザッパ、 ラッヘル・ ロジーナ・シュペート(Vn) マルクス・フレック(Va) アンドレアス・フレック(Vc)] | |
若干のメンバーと担当の変更があったカザル四重奏団。クリアな音色と、柔らかい弾力の感じられるアンサンブルは、モーツァルトの曲に最適である。CD1に2曲の四重奏曲を収録。CD2では、ウルス・フラウヒガーによる「モーツァルトへのアプローチ」という朗読と、第15番が楽章ごとに収録されている。またブックレットには、第15番の楽譜が載っている。 | ||
ダーフィト・フィリップ・ ヘフティ(1975-):「創始者」 無伴奏ヴァイオリンのための「日記」/ 無伴奏クラリネットのための モザイク「おお、星よ」/ フルート、打楽器とピアノのための 「メランコリア1」/ クラリネット協奏曲「創始者」 |
シュテファン・テンツ(Vn) ヴァレンティン・ヴァンデラー (Cl/バセットHr) フィリップ・ラシーヌ(Fl) マティアス・ ヴュルシュ(Perc) オリヴァー・シュナイダー(P) | |
録音:2003年、2005年、2006年。 スイスで生まれたヘフティは作曲をヴォルフガング・リーム、クラリネットをヴォルフガング・マイアに学び、ジョルジュ・エネスコ・コンクールで1位を受賞した。指揮者・クラリネット奏者としても活躍している。「メランコリア1」はサントリー音楽財団サマーフェスティヴァル2005「Music today 21」で演奏された。この曲名はデューラーが制作した「メランコリア」と題する一連の銅版画のうち、1514年の「メランコリア1」に由来し、そこには魔方陣が描かれている。「創始者」は5連作の第1作で、管弦楽部分は伝統的手法で作られているのに対して、独奏パートには現代的技法が多数用いられている。 | ||
ダーフィト・フィリップ・ヘフティ(1975-):作品集 テネット(2003)[シルヴィア・ノッパー(S) ダーフィト・フィリップ・ヘフティ指揮チューリヒ室内アンサンブル] 音の影(2006)[オリヴァー・シュニーダー(P)] 月の影(2006)[ラヘル・クンツ(Vn) ジャクリーヌ・オット(マリンバ)] おお、星よ II(2004) [ラーシュ・ムレクシュ(Sax) シュテファン・テンツ(Vn)] 鏡(1998)[オリヴァー・シュニーダー(P)] | ||
録音:2006年4月、10月。 スイス生まれの作曲家ヘフティの、TELOSレーベルへの2枚目のアルバム。ヘフティはヴォルフガング・リームの弟子で2005年のサントリー音楽財団サマーフェスティヴァルでも演奏された注目の若手。師匠譲りの無調で厳しい作風。先ごろBMGからメジャー・デビューした注目のピアニスト、オリヴァー・シュニーダーが前作に引き続き参加している。 | ||
シュトックハウゼン(1927-2008):「クラング〔音〕(1日の24時間)」 〜3時間目「自然の持続時間」(ピアノ独奏のための)(2005-06) ウド・ファルクナー(P) | ||
現代音楽を積極的に演奏・録音をしているウド・ファルクナーによる、シュトックハウゼン最後の作品「クラング」から。「自然の持続時間」は全24曲からなるピアノ曲集で、題名は音の減衰時間や演奏者の呼吸などの自然現象を意味する。一部の楽曲には内部奏法や演奏者の発声、補助楽器が登場し、シュトックハウゼン独特の世界で表現されている。 | ||
ルートヴィヒ・テュイレ:ピアノ作品全集 3つの小品 Op.3 /3つの小品 Op.33 / 3つの小品 Op.34 /2つの小品 Op.37 |
ウルリヒ・ウルバン(P) | |
録音:2011年、Telosスタジオ。「ミュンヘン楽派」の一員に数えられたこともあるオーストリアの作曲家テュイレ。交響曲 ヘ長調、ピアノ協奏曲、チェロ・ソナタなどは録音があるが、独奏ピアノ作品は珍しい。いずれも小品集で初期の作品Op.3と作品番号30以降の晩年の作品から成る。いずれもシンプルながらロマンティックなメロディが印象的。演奏はドイツのウルリヒ・ウルバン。バロックから現代までを弾き、多くのCD をリリースしており、誠実な演奏には定評がある。 | ||
アルテュール・ルリエ(1892-1966): 4つの詩曲 Op.10 (1912) /5つの合成 Op.16 (1914) /大気の形(1915) / アップマンズ・スモーキング・スケッチ(1917) /4つの小品(1924-27)〔トッカータ/ワルツ/行進曲/ジーグ〕 ストラヴィンスキー/ルリエ編曲: 弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ/管楽器のためのシンフォニーズ ベネディクト・ケーレン(P) | ||
録音:1992年-1993年、フンクハウス、ケルン放送局、ドイツ。録音はかなり以前の物だが、おそらく当盤が初出。サンクトペテルブルク生まれのロシアの作曲家、アルテュール・ルリエのピアノ作品集。ルリエはサンクトペテルブルク音楽大学に進み作曲をグラズノフに師事した。その後ドビュッシーやスクリャービンの音楽に影響を受け自身のスタイルを確立した。ルリエは最初の未来主義の作曲家であり、画家のG.ヤクーロフや詩人のB.リフシッツとともに誌面上で共同声明を発表しペテルブルクの未来派宣言「我々と西欧」において共同声明を発し、音楽と美術と詩に共通する原理を宣告した。彼は音楽家として作曲だけでなく、当時プロコフィエフと並ぶピアニストの技量の持ち主としても知られていた。ここに収録されたルリエ作曲のピアノ作品は1912-1927までに作曲され、時代と彼の心情が反映された非常に興味深い内容。なかでもパブロ・ピカソに献呈された「大気の形Formes en l'Air」はルリエの傑作と言えるだろう。またストラヴィンスキー作曲の管楽器のためのシンフォニーズは単一楽章の器楽合奏をピアノ編曲したもので「ドビュッシーの思い出のため」という副題がついている。 | ||
ヴィルヘルム・グロース(1894-1939): ヴァイオリン・ソナタ Op.6 /ヴァイオリン・ソナタ「ジャズバンド」 ルイス・グルーエンバーグ(1884-1964):ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.18 クリストフ・シッケダンツ(Vn) ディーター・ラリンガー(P) | ||
いずれもほとんど演奏されないが、エネルギッシュなヴァイオリン・ソナタ集。グロースは45歳で亡くなったオーストリアの作曲者。ナチスを逃れイングランドへ亡命し、1938年にはアメリカに移住した。クラシック音楽の垣根をこえた作風で、代表作はジミー・ケネディとのコラボによる『カプリ島』『夕日に赤い帆』『ハーバー・ライト』などでこれらは世界的な大ヒットとなった。ジャズバンドと題されたヴァイオリン・ソナタからもわかるように即興的な要素がおりこまれたソナタとなっている。一方のルイス・グルーエンバーグはアメリカ生まれ。ベルリン、ウィーンで研鑽をつみ1919年に故郷であるアメリカに戻ってきた。いわゆるカラフル・ミュージックに属す作品を多く作曲した。演奏のシッケダンツはハンブルク音楽大学の教授で、telosレーベルから「コルンゴルト&クルシェネク:ヴァイオリン・ソナタ集」(TLS-060)等が発売されている。 | ||
CHO, LIVE バーバー:チェロ・ソナタ ハ短調 Op.6 / プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34 No.14 / ピアソラ:グランタンゴ(#) チョ・ヨンチャン〔조영창〕(Vc) ゾフィー・ラバンディバル(P;無印) パーヴェル・ギリロフ(P;#) | ||
録音:ライヴ?。1958年ソウル生まれで、わずか12歳でソウル・フィルと共演、カーティス音楽院とボストンのニュー・イングランド音楽院で学んだ後ロストロポーヴィチにも師事、1985年パブロ・カザルス・コンクールで第2位、ロストロポーヴィチ国際コンクールにも入賞し、現在はドイツを中心に活躍するチェリスト、チョ・ヨンチャンによる "LIVE" と銘打たれたアルバム。当レーベルからは姉弟ピアノ三重奏曲「チョ・トリオ」として、チャイコフスキー「偉大な芸術家の思い出」&アレンスキー(TLS-009)を、他にベートーヴェン:ピアノとチェロのための作品集(TLS-051)、ハイドン:チェロ協奏曲第1&2番(TLS-003)等、数多くリリースしている。 | ||
リスト: 巡礼の年第1年「スイス」〜第6曲「オーベルマンの谷」/超絶技巧練習曲集 より〔第8番/第9番〕/ リゴレット・パラフレーズ/巡礼の年第3年〜第4曲「エステ荘の噴水」/コンソレーション第3番 変ニ長調 ヴォルフガング・マンツ(P) | ||
2011年のリスト・イヤーに合わせて録音されたもの。1960年生まれのマンツ1981年リーズ、1983年ブリュセルの各コンクールに入賞、室内楽やピアノ伴奏者としても多くの録音をリリースしている。 | ||
バルトーク: 2台のピアノと打楽器のためのソナタSz 119, BB 115 / 2つの映像 Op.10, BB 59(コチシュ編曲)/2台のピアノのための組曲 Op.4b, BB 122 アドリエンネ・ソーシュ、イーヴォ・ハーグ(P) アンドレアス・ベルガー、クリスティアン・ハルトマン(Perc) | ||
録音:2011年12月、2012年6月、チューリヒ。バルトークの2台のピアノが活躍する楽曲を集めた1枚。2台のピアノと打楽器のためのソナタはのちにバルトーク作曲の2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲(1940)にされたもので、打楽器とピアノを組み合わせたユニークな作品。また収録された2つの映像 Op.10(花ざかり/村の踊り)は、原曲は管弦楽曲だが、ここではゾルターン・コチシュ編曲によるピアノ・デュオ版が収録されている。 | ||
ヴィラ=ロボス:ヴァイオリンとピアノのための作品集 ソナタ〔第1番−第3番/ブルレスケ/カプリッチョ/エレジー/インプロビゼーション第7番/黒鳥の歌 ローラン・アルブレヒト・ブロイニンガー(Vn) アナ・フラビア・フラザォン(P) | ||
1997年のエリザベート王妃国際音楽コンクール第2位等、華々しい経歴のヴァイオリニスト、ブロイニンガーによるヴィラ=ロボス。Telosレーベルからはこれまでにエネスコのヴァイオリン・ソナタ集(TLS-062)をリリースしている。ヴィラ=ロボスは民俗的音楽の様式を用いた独特の音楽で知られ、作品には伝統的な形式による交響曲、協奏曲からショーロのような新しい形式概念も確立させた。このアルバムに収録されている曲は、いかにもヴィラ=ロボスらしくブラジルの魂がこめられている。 | ||
Crossing boarders アストル・ピアソラ:ブエノスアイレスのマリア〜第2曲「フーガと神秘」/オブリビオン/ タンゴの歴史〜第3曲「1960年代 ナイトクラブ」 セロニアス・モンク:ラウンド・ミッドナイト / ロルフ・クーン:クラリネットと弦楽のコネクション フーベルト・ヌス:リメンバリング・ザ・スタート・オブ・ア・ネヴァー・エンディング・ストーリー エルロ・ガーナー:ミスティ / ベティン・グネス:瀕死の白鳥 チャーリー・パーカー/ハーゲドルン編曲:トリビュート・トゥ・チャーリー・パーカー アンディ・マイルズ(Cl) アウリンSQ | ||
クラリネット奏者、アンディ・マイルズが長年構想をねってきたアルバム。クラリネットの可能性を最大限に生かしその魅力を伝えるに選曲したレパートリーは実に多彩。共演のアウリン四重奏団との息の合った演奏をお楽しみ頂きたい。 | ||
プチ・パティスリー(小さな菓子屋) ルクレール:「プチ・パティスリー」 [リンゴタルト/ロールケーキ/ 3つのクロワッサン/蜂の巣(蜂蜜ケーキ)] ハイドン: トリオ第3番(ロンドン・トリオHob.IV; 1-4より) ボザ:小組曲 バッハ:シンフォニア(3声インヴェンション) レオポルド・モーツァルト: ディヴェルティメント第3番 アレック・テンプルトン(1909-63): バッハ・ゴーズ・トゥ・タウン ピアソラ(水間博明編):ブエノスアイレスの四季 インゴ・ルイス(1961-):トリオ第1番&第2番 エロール・ガーナー(1921-77):ミスティ |
トリオ・ダンシュ・デ・コロン (ケルン放送o.木管トリオ) [吉田智晴(Ob) アンディ・マイルス(Cl) 水間博明(Fg)] | |
録音:2007年12月、テロス・ミュージック・スタジオ。日本語解説つき。 トリオ・ダンシュ・デ・コロンはケルン放送o.のそれぞれ首席奏者を務める3人による木管トリオ。現代音楽や知られざる作曲家の作品を取り上げて木管トリオの新境地を切り拓こうとしている。管楽器ファンにはお馴染みのボザ、ピアソラのブエノスアイレスの四季の編曲版など軽快で楽しい雰囲気に溢れている。 | ||
IMPULSE ゲオルク・カッツァー:アン・ルイス / ヴァレリオ・サンニカンドロ:イントラ・ルミーナ マルティン・マタロン:モバイルズ / ルトガー・ブルーマー:ライン、パズル シドニー・コーベット:アマング・ザ・レミングス / フィリップ・ユレル:前奏曲 ニーナ・センク:エコーII / オリヴィエ・シュネラー: Wu Xing / フローレンス・バシュット:アンテプリマ テードレフ・ホイジンガー:オーボエ・ダ・モーレ、ヴィオラとチェンバロのための三重協奏曲(*) ダニエル・テルッジ: Circling Waters / ルイ・アントゥネス・ペナ: In Hyperventilation ジョヴァンニ・ヴェッランド:The Sinopia of Dulle Griet / トーマス・ミドウクロフト: Peacemaker Tattoo (#) ニコラ・サニー:海景画 / / ロベルト・プラッツ: Blau, See I (#) / アンネッテ・シュランツ: De lonh ルイス・デ・パブロ:ラルゴ / アトリ・インゴルフソン:マニ / イェルク=ペーター・ミットマン: Phantasma ジェフリー・ロバーツ: Shadows of Tang / 伊藤弘之: A Chant from the East ヤコポ・ボドニ・シュリンジ: Natura Phoenix / カヤ・チェルノウィン: Esh エヴァン・クリスト指揮コトブス州立劇場po. サイモン・ストレーサー(Ob;*) カレン・ロレンツ(Va;*) エルンスト・ズベルク(Cemb;*) モザイク・アンサンブル(#) | ||
録音:2009年-2012年。全曲世界初録音。2012年10月、コトブス州立劇場po.の設立100周年記念盤。エヴァン・クリストはアメリカの指揮者。 | ||
ソナタと滅亡〜シュテファン・リトウィン・プログラムズ Vol.5 ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第1番 Op.12 / リトウィン:「ソローの悪夢」 アイスラー:ピアノ・ソナタ第3番 / ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 変ホ長調「1905年10月1日、街頭にて」 シュテファン・リトウィン(P) | ||
作曲者でピアニストのリトウィンによるシリーズ第5弾。1900年代初頭から2000年代に至るまでの戦争やテロなど、それぞれの時代に起こった出来事と強く関係する作品集。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集 〔第1番 ト長調「雨の歌」 Op.78 /第2番 イ長調 Op.100 /第3番 ニ短調 Op.108 〕 アルノー・シュスマン(Vn) オリオン・ワイス(P) | ||
10代の頃からアメリカ国内外で注目され、カーネギー・ホール、エイヴリー・フィッシャー・ホール、ウィグモアホール等名だたるホールでリサイタルを行ない、成功をおさめてきたヴァイオリニスト、シュスマンのブラームス。 | ||
マーラー:歌曲エディション Vol.2 マーラー:大地の歌 (テノール、バリトン、ピアノ伴奏版) |
ロバート・ディーン・スミス(T) イヴァーン・パレイ(Br) シュテファン・マティアス・ ラーデマン(P) | |
ダムラウとパレイによるピアノ伴奏版「子供の魔法の角笛」(全24曲/TLS-1001)に続く第2集。前作「魔法の角笛」は、その独自の解釈によりマーラー協会から2004年トブラッハー特別賞が送られた。 「大地の歌」ピアノ伴奏版は1987年に発見されたが、テノール、バリトン、ピアノという顔合わせでは当盤が世界初録音となる。 スミスはカンザス州出身のドラマティック・テノールで、バイロイト音楽祭、東京を含む世界各地でワーグナー、プッチーニ、ヴェルディなどの歌劇に出演、「大地の歌」はこれまでにロリン・マゼールやエド・デ・ワールトの棒の下共演したことがある。パレイは1979年、南米コロンビアのボゴタ生まれ。主にグルック、モーツァルト、ウェーバー、ヴェルディなどのリリック・バリトン役やドイツ・リートを歌っている。 | ||
モーツァルト:アリア「すでにやさしき春はほほえみ」 シュポア:6つのドイツ語の歌曲 より[二重唱/子守歌] フランツ・ラッハナー(1803-1890):「女の愛と生涯」より シューベルト:序奏とアレグロD.615/「家庭の戦争」D.787 より/ロマンス/岩上の羊飼い ヒェン・ライス(S) アンディ・マイルズ(Cl) ピエトロ・リッゾ指揮ケルン西ドイツ放送so. | ||
録音:2008年5月26日-30日、WDR。 | ||
ハウス・オブ・ミュージック ゴルトマルク:3つの歌曲 / コルンゴルト:3つの歌曲 Op.22/ポリクラテスの指環〜ローラの日常 ブルーノ・ワルター:3つの歌曲 / ビットナー:2つの歌曲 マーラー:春の朝/思い出/ハンスとグレーテ/セレナード/だれがこの歌を作ったのだろう ツェムリンスキー:ワルツ / プッチーニ:太陽と愛 シルヴィア・グリーンバーク(S) ダヴィッド・アロンソン(P) | ||
録音:2008年7月、テロス・スタジオ。 ウィーン国立歌劇場に程近い1902年建築の家に移り住んだグリーンバーク&アロンソン夫婦による歌曲集。この家はかつてブルーノ・ワルターが住んでいた場所で、そのご近所にはコルンゴルト、ゲストにはマーラー、ツェムリンスキーが。 | ||
カルウォヴィチ:12の歌曲 / モニューシュコ:14の歌曲 ショパン:17のポーランドの歌 より[リトアニアの歌/私のいとしい人/かわいい若者/春/願い] ショパン/ヴィアルド=ガルシア編曲:12のマズルカ より(マズルカ Nos.31, 23, 1, 47, 5より) カタジナ・ドンダルスカ(S) ヘルガー・ベルンセン(P) | ||
録音:2007年8月、11月、ドイツ。 | ||
Melodías de (in)dependencia グァスタビノ(1912-2000):4つのアルゼンチンの歌/シタ / ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡集 Op.10 レブエルタス(1899-1940):子供のための5つの歌 / 民謡集:ラ・テンプラネーラ/鳩のあやまち/バラと柳 ガリンド(1919-1993):2つの歌〜第1番「アルジョ」/3つの歌〜第1番「ヒカリタ島」 モレノ(1916-1999):ナランホ・セコによる歌曲/馬にのって/アルバ グレヴェール(1885-1951):デスペディダ / ベラスケス(1916-2005):ベサメ・ムチョ ヘラルド・ガルシアサノ(Br) アレクサンドラ・ゴルビツカヤ(P) | ||
伝統的ヨーロッパのクラシック音楽とアルゼンチンやメキシコの明るい旋律の民謡を融合した歌曲集。 |