イーヴァル・ハルストレム(1826-1901):歌劇「山の王の花嫁」
独唱者たち アラン・ハッカー指揮 トミー・B.アンデション指揮(*;3幕最終部2トラックのみ) ウメオso. | ||
録音:1987年(*以外) /1997年12月11日、ウメオ(*) 。スウェーデン・ロマンティシズムの作曲家。 | ||
ヤーコブ・アクセル・ユーセフソン(1818-1880): 交響曲(*)/祝典行進曲(*)/セレナード(#)/ 歌え、歌え、素晴らしい歌を(#)/ 幸福を信じてはいけない(#)/星明かり(+)/解氷(**) |
B.トミー・アンデション指揮 スウェーデン王立音楽院o.(*) エリーザベト・ セーダーシュトレーム(S;#) ヤン・エイロン(P;#) エーリク・セデーン(Br;+) スティグ・ヴェステルベリ(P;+) エーリク・エーリクソン指揮 オルフェイ・ドレンガル (男性cho.)(**)、 ヤヴレ放送o.(**) | |
自国の音楽発展に多大なる貢献を果たし、オルフェイ・ドレンガルを世界有数の男声合唱団にしたてたユーセフソン。メンデルスゾーンやリンドブラードを賞賛し、影響を受けた。すべて初CD化。 | ||
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927): ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.1 (クット・アッテルベリ再構成版構築による)(*) ピアノ曲集「晩夏の夜」Op.33(+) |
イレーネ・マンヘイメル(P) シャルル・デュトワ指揮 ヨーテボリso. | |
録音:1977年9月16日-17日、エーテボリ・コンサート・ホール(*)/1989年3月3日、スウェーデン・ラジオ第3スタジオ(+)。 レーベルで長期品切れとなっていたデュトワの指揮によるステーンハンマルがジャケット&ブックレットを新装して2005年に再発売。 | ||
アードルフ・フレードリク・リンドブラード(1801-1878):交響曲第2番 ニ長調(1855) [マッツ・リリエフォシュ指揮イェヴレso./録音:1996年1月12日-14日] ペール・アウグスト・オーランデル(1824-1886):交響曲 変ホ長調(1868頃) [ハリー・ダムゴー指揮ヴェステロスso./録音:1977年10月8日] | ||
ともにスウェーデンの作曲家。 | ||
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):交響曲集 〔第1番 変ロ長調「軍旗」(1889-1903, rev. 1932-1933) /第5番 ロ短調「孤独」(1932-1933) 〕 レイフ・セーゲルスタム指揮ストックホルム王立o. | ||
録音:1997年6月2日-4日。残念ながら続編は録音されなかったが、P=ベリエルの交響曲(全5曲)は録音自体が珍しく、他のCDはCPOから出ているM.ユルロフスキ指揮の全集 (777 160-2, 5CDs) 位しかないと思われる。 | ||
ヤーコブ・ アードルフ・ヘッグ(1850-1928):管弦楽作品集 交響曲 変ホ長調 Op.2 「北欧」 (1870/1890 or 1871/1899) [ヨーラン・W.ニルソン指揮イェヴレso./録音:1981年]/ 演奏会用序曲〔第1番 Op.28 (1870) /第2番 Op.26 (1871) 〕/アメリカ祝典音楽 [マッツ・リリエフォシュ指揮イェヴレso./録音:1996年] | ||
演奏会用序曲の番号と作品番号が逆転しているが、これで正しい模様。ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼの弟子で将来を嘱望されたが、精神を病んで1880年から1895年まで入院を余儀なくされた作曲家。 | ||
グスタフ・ベンクトソン(1886-1965): 交響詩「 Vettern 」(1949)(*)/ 交響曲第1番 ハ短調Op.6(1907-08)(*)/ 3つの音画「 I Vadstena kloster 」(#) |
マッツ・リリエフォシュ指揮 イェヴレso. | |
録音:1997年1月30日&31日、6月4日、イェヴレ、スウェーデン。(*)は世界初録音/(#)は世界初CD録音。 べンクトソンはライプツィヒ、パリなどで音楽家として活動。交響曲、協奏曲、管弦楽曲などさまざまなジャンルに作品を残している。 | ||
ストックホルム王立歌劇場の序曲集 ヤコポ・フォローニ(1825-1858):序曲第3番 イ長調(1850頃) (*) フランス・ベールヴァルド(1796-1868): 喜歌劇「仕立て屋 [Modehandlerskan] 」(1845) 序曲(*) / 喜歌劇「 Jag går i kloster [I enter a Monastery] 」(1842) 序曲 ルードヴィーグ・ヌーマン(1831-1885):祝典序曲(1882) アンドレアス・ランデル(1806-1864):序曲「ヴェルムランドの人々」(1846) アウグスト・セーデルマン(1832-1876):喜歌劇「悪魔の試み [Hin Ondes första lärospån / The Devil’s First Try] 」(1856) 序曲 ユーセフ・マッティン・クラウス(1756-1792):歌劇「プロセルピネ」(1780) 序曲 マッツ・リリエフォシュ指揮サンクトペテルブルク・エルミタージュo.(*) スティグ・ヴェステルベリ指揮ストックホルム王立歌劇場o.(*以外) | ||
クット・アッテルベリ(1887-1974):交響曲集 〔第1番 ロ短調 Op.3 (*)/ 第4番 ト短調 Op.14「小さな交響曲」(+)〕 |
スティグ・ヴェステルベリ指揮(*) スウェーデン放送so.(*) ステーン・フリュクベリ指揮(+) ノールショーピングso.(+) | |
録音:1986年11月3日-5日(*)/1976年9月9日(+)。(+)は LP 時代に BIS から発売されていたようだが、BISからはCD発売されていない。 アッテルベリは20世紀のスウェーデンを代表するロマン派指向の作曲家。当アイテムは廃盤アイテムが2003年に一度復活した物だが、約5年で再度入手不可能となっていた。# CD-R製版と思われます。 | ||
ナタナエル・ベリ(1879-1957):管弦楽作品集 組曲「ビルギッタ」(*)/ピアノ協奏曲(#)/交響曲第4番(+) |
ペール・ブーリン指揮 ロイヤル・ストックホルムpo.(*) ヤコブ・モスコヴィッツ(P;#) スティグ・ヴェステルベリ指揮 スウェーデン放送so.(#) ヨーラン・W.ニルソン指揮 スウェーデン放送so.(+) | |
獣医として従軍したこともあるが、素人作曲家というわけではなく、スウェーデン音楽家協会を創設しその会長になったベリ。ただスウェーデン民族主義とは一線を画し、R.シュトラウスにも似た、国際的で劇的なロマンティシズムを身につけている。 | ||
オスカル・ビューストレム(1821-1909): 管弦楽作品集 交響曲/序曲/アンダンティーノ/ オーケストラのためのワルツ第1番/ オーケストラのためのワルツ第3番 |
カルロス・シュピーラー指揮 ヤヴレso. | |
大尉にまでなった職業軍人でもあるビューストレム。ベルワルドの影響を受け、かなり心酔していたようだが、ビューストレムの交響曲のほうがベルワルドのものより魅力的かもしれない。 | ||
クット・アッテルベリ(1887-1974):交響曲集 交響曲第7番「抒情交響曲」/交響曲第8番 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 マルメso. | |
当時は時代遅れといわれていたが、貴重なスウェーデン正統派ロマンティック・シンフォニストとして再評価されるようになったアッテルベリ。第7番は世界初録音。第8番は初CD化。 | ||
ハンス・フーバー(1852-1921): 交響曲第5番「ロマンティック」/セレナード第2番「夏のセレナード」 イェルク=ペーター・ヴァイグレ指揮シュトゥットガルトpo. ハンスハインツ・シュネーベルガー(Vn) | ||
スイスを代表する作曲家フーバー。ドイツ・ロマン派の影響が色濃い。 | ||
アンドレアス・ハレーン(1846-1925): クリスマス・オラトリオ |
B.トミー・アンデション指揮 スウェーデン放送so. | |
ルーベンソン: 演奏会用序曲「ドラパ」/交響曲/ 交響的間奏曲/3つの交響的小品 |
ロイ・グッドマン指揮 ウメオso. | |
スウェーデン音楽界におけるベールヴァルトとペッテション=ベリエルの橋渡しとなる、ルーベンソン。交響曲は牧歌的な優しい作品。ストックホルム音楽院の理事であったが、 その作品はほとんど演奏されることはなかった。指揮にイギリス古楽界の重鎮グッドマンを迎えている。 | ||
アウグスト・セーデルマン(1832-1876): カトリック・ミサ/ケヴラールへの巡礼 |
ペール・ブーリン指揮 ストックホルム音楽院so.&cho. | |
MUSICA SVECIAE からLPで発売されていた録音のCD化発売。 | ||
エドゥアルト・ブレンドレル(1800-1831) (オスカル王子(1799-1859)補筆完成): 歌劇「リーノ」(あるいは武者修業の男) |
ルーネ・セッテルストレム(B) アンデシュ・ルンドストレム(T) アンデシュ・ヴィクルンド指揮 イェーテボリso. | |
知られざるスウェーデン・ロマン派の作曲家ブレンドレルが30歳でなくなる直前まで書きつづけたオペラ。2年後にオスカル王子によって完成され、翌年初演されたという立派なロマン派作品。 | ||
エルンスト・ミエルク(1877-1899): 交響曲/フィンランド民謡によるピアノと管弦楽の小品 |
リーサ・ポヒョラ(P) ハンヌ・リントゥ指揮 トゥルクpo. | |
ミエルクは22歳で夭折したフィンランドの天才作曲家。これまで全く紹介されたことが無かったが、いかにも北欧的でありながら独創的な抒情も感じさせてくれる。 | ||
アルヴェーン: カンタータ「世紀の変わり目に」Op.12(1899)(*)/ 1917年ウップサラ宗教改革祭のための カンタータOp.36(1917)/ バラード「鐘」Op.13(1900) |
リーナ・ヘル(S;*) カール=マグヌス・ フレドリクソン(Br) ステファン・パークマン指揮 イェヴレso.、 ストックホルム王立 フィルハーモニックcho. | |
正にスターリングの本領発揮のアルバム。北欧音楽好きの方には言うまでもない。 | ||
ハンス・フーバー(1852-1921):交響曲第3番「英雄的」(*) /交響曲第6番
バルバラ・バイアー(S;*) シュテファン・ロイトホルト(Org;*) イェルク・ペーター・ヴァイグレ指揮シュトゥットガルトpo. | ||
ルードヴィグ・ヌールマン(1831-1885): 交響曲第1番(1857-59) /交響曲第3番(1881) |
ミカ・アイケンホルス指揮 南アフリカso. | |
ダニエル=フランソワ=エスプリ・ オーベール(1782−1871): 歌劇序曲集&バレエのための管弦楽作品集 歌劇「ジェニー・ベル」序曲(*)/ 歌劇「放蕩息子」序曲(+)/ 歌劇「セイレーン」序曲/ バレエ「Vend me en Espagne」(1823)より [ボレロ/第2のバレエのためのアリア(*)]/ 歌劇「神と踊り子」 より[序曲(+)/バレエ(+)]/ 歌劇「ポルティチの唖娘」〜5つのバレエ/ 歌劇「幸福の第一日」序曲(+) |
B.トミー・アンデション指揮 イェーテボリ・オペラo. | |
(*)世界初録音、(+)初CD録音。 | ||
リヒャルト・ヴェッツ(1875-1935): 交響曲第3番変ロ長調 Op.48 |
エーリヒ・ペーター指揮 ベルリンso. | |
リヒャルト・ヴェッツは、遅く来たドイツ・ロマン派の作曲家の一人。ブルックナーを熱烈に崇拝していたことは有名で、1922年にはブルックナーに関する著書も出版した。20世紀初頭の印象派の台頭や、ストラヴィンスキーが「春の祭典」を発表し、センセーションを巻き起こしていた新しい時代の台頭には目もくれず、黙々とロマン主義とその基本形式を貫き通したという。交響曲は3曲あるが、特にこの第3番は何も知らなければ「新発見のブルックナーの交響曲」と言われれば信じそうな曲。信じられないほどブルックナー・イズムが随所に染みこんでいる。曲の冒頭から、小刻みな弦楽合奏によるドイツの森の描写、そしてホルンや金管楽器のフレーズはこれでもかというくらいブルックナー的だ。 | ||
ハンス・フーバー(1852-1921): 交響曲第1番ニ短調「テル」 Op.63/ 交響曲第7番ニ短調「スイス」 |
イェルク・ペーター・ヴァイグレ指揮 シュトゥットガルトpo. | |
ライプツィヒ音楽院で学んだフーバーはシューマン、シュトラウス、ブラームス、リストを模範とし、ロマン漂う作風を常とした。バーゼル音楽学校長も務めた彼の作品は、スイスの聴衆からも幅広く支持され、特にバーゼルの音楽協会が積極的に演奏した。新作の依頼も多く、それが書き上がればすぐに出版されたという。今回の2曲のうち、交響曲第1番は合唱曲「パンドラ」とともにフーバーの出世作と言えるもので、この作品により彼の名声はスイス中に広まった。 | ||
イーヴァル・ハルストレム(1826-1901) &コンラード・ヌードクヴィスト(1840-1920): バレエ「スコットランドの冒険」(1875) (アンデシュ・ヴィークルンド校訂) イーヴァル・ハルストレム: バレエ田園詩「ある夢」(1871) (アンデシュ・ヴィークルンド校訂) |
ミカエル・バートシュ指揮 マルメ・オペラo. | |
「ある夢」、「スコットランドの冒険」と、ここにはおさめられていないが「メルーシナ (Melusina)」(1882)の3作品は、スウェーデンの作曲家が作曲した最初のバレエ作品といわれる。
それまでスウェーデンでは、指揮者が作曲するオペラや劇中のバレエ場面の音楽を除けば、すべてアダンやドリーブら外国の作曲家による作品が上演されていた。「ある夢」はハルストレムが単独で、「スコットランドの冒険」はハルストレムとヌードクヴィストが共同で作曲したもの。 イーヴァル・ハルストレムは、オペラ「山の王の花嫁」(STERLING CDO-1001/2-2)で知られるスウェーデン・ロマンティシズム作曲家。コンラード・ヌードクヴィストは、音楽アカデミーで学ぶとともに、フランス・ベルヴァルドに、そして後にはルードヴィーグ・ヌーマン(1831-1885)にも師事。1862年から王立オペラのバレエ音楽の指揮をまかされ、1892年には首席宮廷指揮者に任命された。 「スコットランドの冒険」(1875) は、スコットランドの高地地方を訪れたフランスのバレエ団の一行と、そのプリマ・バレリーナに好意を寄せるふたりの男をめぐる話。ふたりの作曲家がそれぞれ7つのナンバーを担当し、最終的にヌードクヴィストが全体のオーケストレーションをチェックしたとされる。メンデルスゾーンやロベルト・シューマンの音楽を思わせる優雅なロマンティシズムのハルストレムの音楽。豊かで色彩的な管弦楽の使い方が特徴的なヌードクヴィストの音楽。そこにスコットランド高地の素朴な彩りが加わり、いやでもロマンティックな雰囲気が強まる。第5曲「スコットランドの歌」の原曲は、ロバート・バーンズ (1759-1796) が採集し、歌詞をつけた「Ye Banks and Braes of Bonnie Doon(なんじら美しきドゥーンの堤と丘)」。ソプラノのマリー・マクラフリンが素敵な歌を聴かせる『スコットランドの歌』(HYPERION CDA-67106) にも収録されている。 「スコットランドの冒険」に先立つ「ある夢」(1871) は、収穫祭をむかえたフランスの村を舞台に、ひと組の恋人に妖精たちが絡んで話が進む。「冒険」ほど筋立ては入り組んでいない。プロット同様、旋律もすっきりしており、ロマンティックな味わいは控え目で、音楽の性格としては古典的。40回以上公演にかけられたが、最後の上演は1902年と伝えられる。 マルメ・オペラのオーケストラを指揮するミカエル・バートシュは1965年生まれの若手。マルメとストックホルムの音楽大学を卒業。1996年王立オペラ主催の指揮者コンペティションで2位となり、王立オペラ製作のモーツァルトの「偽の女庭師」やアルバン・ベルクの「ヴォツェック」などを指揮。エーテボリ、マルメ、ノルランドのオペラとストックホルムのフォークオペラ、スウェーデン放送so.をはじめとする国内のオーケストラを指揮。フランクフルトのアンサンブル・モデルンのコンサートにも定期的に招かれている。 カール・ウナンデル=シャリンの歌劇「愚者の王」(CAPRICE CAP-22046)が代表的録音。 | ||
ユーセフ・オット・アフ・シレーン(1859-1951): ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(*)/ 交響曲第3番 ホ短調 |
クリスチャン・ ベリクヴィスト(Vn;*) ヨーラン・W.ニルソン指揮 イェヴレso. | |
録音:2001年9月10日-14日、イェヴレ・コンサート・ホール、スウェーデン。 ユーセフ・オット・アフ・シレーンはスウェーデン・ロマンティシズムの作曲家の一人。ヴァイオリン協奏曲は、レオポルド・アウワーにヴァイオリンを習った、娘のグレータ・アフ・シレーン・ルースに献呈されたが演奏されず、今回の録音が初演となるようだ。交響曲第3番は1937年に初演された。ブックレットに引用されている初演時の新聞評はおおむね好意的。 | ||
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):劇場のための音楽 お気に召すまま/夢の劇(ヒルディング・ルーセンベリによる演奏会用編曲)/ ロメオとジュリエット(ヒルディング・ルーセンベリ編曲) ペーテル・ブーマン(Br) ヘレーン・フィンベリ、カロリーネ・シェーベリ(S) マグヌス・ニルソン(Fg) カール・アンデション(Ob) ヘードヴィーグ・ラーゲルクヴィスト、トマス・ウンゲヴィッテル(朗読) アルヴォ・ヴォルメル指揮ヘルシングボリso. | ||
演奏会用に編曲された「夢の劇」は幻想曲風の作品。導入部には、フィンガルの洞窟での古代インドの戦の神インドラと彼の娘の対話が含まれる。「ロメオとジュリエット」は5曲からなる組曲(パストラール、コレンテ、ガヴォット、ピーターの笛、サラバンド)。このうち3つの舞曲は、ステンハンマルが書いたオリジナルのオーケストレーションがそのまま残されている。「お気に召すまま」は、全24曲からなる大曲。ここではその中の14曲が演奏されている。 | ||
ドイツ・ロマン派 Vol.2 ブルクミュラー、シュテールの作品 |
Piollet指揮 Kassel STO | |
ハンス・フーバー(1852-1921): 交響曲第8番 ヘ長調(1920)/交響曲第4番 イ長調「アカデミッシュ」(1918)(*) マティアス・ヴェヒテル、ラミン・トルンペルマン(Vn;*) ナタリア・ヴェヒテル(Va;*) マティアス・ニューペルト(Vc;*) レイナルド・シュヴァルツ(Cb;*) スコット・フェイゲン(P;*) シュテファン・ロイトルド(Org) イェルク=ペーター・ヴァイグレ指揮シュトゥットガルトpo. | ||
ハンス・フーバーはスイスの作曲家、ピアニスト、教師。幼少の頃から音楽を学び、聖歌隊員、教会オルガニストとして活躍した後、ライプツィヒ音楽院に入学。在学中に作曲した作品はすぐに世間に認められ、若くして作曲家としての名声を得た。その後、フランスのアルザスで数年過ごし、1877年にスイスに帰国。ピアニスト、作曲家、音楽教師として活動したフーバーは特に作曲に精力を注ぎ、交響曲第1番を発表。この作品はバーゼルの音楽協会にも認められ、フーバーの名はスイス中に広まるようになった。「交響曲第8番」はフーバーが亡くなる1年前に作曲され、亡くなる1カ月ほど前の1921年10月29日にバーゼルで初演された。フーバー最後の交響曲となったこの第8番は彼の友人や同僚たちに捧げられた作品。「交響曲第4番」でフーバーはピアノ、オルガン、2つの弦楽オーケストラという通常の交響曲には見られない編成を考案。いわゆる合奏協奏曲のフォームを模した交響曲である。 | ||
パウル・ビュートナー(1870-1943):英雄的序曲(*)/交響曲第4番 ロ短調(#)
ハンス=ペーター・フランク指揮(*) ゲルハルト・プフリューガー指揮(#) ベルリン放送so.(*/#) | ||
録音:1974年(*)/1965年6月26日(#)。(#)は初CD化。 ドイツ・ロマンティシズム・シリーズ第3作目。ビュートナーはドレスデンの生まれ。8才の時にヴァイオリンをはじめ、オーボエとヴィオラ、作曲を学ぶためドレスデン音楽院に入学した。1899年に交響曲第1番を作曲し、話題を集めたが、妻がユダヤ人であったためナチ政権になってから教員などすべての地位を剥奪されるという不運にあった。ビュートナーの作品はオーケストラ作品がほとんどであり、同時期に活躍したリヒャルト・シュトラウスとともに後期ロマンチシズムの様式が色濃く溢れている。 | ||
ハインリヒ・シュルツ=ボイテン(1838-1915): 交響曲第5番 Op.36「宗教改革」 (大管弦楽とオルガンのための)/ 交響詩「死の島」/ 黒人の歌と踊り Op.26/別れの響き Op.28 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. アナスタシア・ シデルニコワ(Org) | |
録音:2002年8月。 ドイツ・ロマンティシズム・シリーズの第4作目。ボイデンはシレジア(ヨーロッパ中部の地方)生まれの作曲家。「交響曲第5番」はメンデルスゾーン、シューマン、リストといった作曲家たちの影響を受けて作曲された。指揮者であり作曲家でもあるアドリアーノは普段無視されている交響曲を積極的に取り上げて録音しており、今までにMarco Polo等から数多くのCDを発売し評価を得ている。 | ||
トゥール・アウリン(1866-1914): ヴァイオリンと 管弦楽のための演奏会用小品 Op.7 ヴァイオリン協奏曲第2番 イ短調 Op.11 ゴトランド舞曲 Op.28 スウェーデン舞曲 Op.32 |
トビアス・リングボリ(Vn) ニクラス・ヴィーレン指揮 イェヴレso. | |
フランス・ベールヴァルド(1796-1868):管弦楽作品集 ライプツィヒの戦い(*)/2つのヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲(*)/ 歌劇「ゴルコンダの女王」より〔序曲/行進曲/婚礼の行列/他〕/ ヴァイオリンと管弦楽のための主題と変奏(*)/ 歌劇「ソリアのエストレッラ」より〔序曲(*)/ポロネーズ(*)〕 ヨハンネス・ロースタード、アンドレアス・ハーグマン(Vn) ニクラス・ヴィーレン指揮マルメ歌劇場o. | ||
ヘルマン・ズーター(1870-1926):交響曲 ニ短調 Op.17 ハンス・イェルモリ(1877-1936): 管弦楽のための3つの小品 〔前奏曲/抒情的間奏曲/輪舞〕 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
ピエール・モーリス(1868-1936): 管弦楽作品集 喜歌劇「夜の猫はみな同じ顔」Op.35 アイスランドの罪深き男 Op.8 交響詩「フランチェスカ・ダ・リミニ」 前奏曲「ダフネ」/組曲「ペルセポネー」 弦楽のためのフーガ Op.20 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
ピエール・モーリスはスイスの作曲家。パリ音楽院でマスネに師事し作曲技法を習得した。モーリスの多くの作品にはマスネやフォーレの影響が見られるがドイツ音楽に対する関心も深く、特にオペラにおいてはワーグナーの影響を強く受けている。 | ||
アウグスト・クルークハルト(1847-1902): 管弦楽のための演奏会用序曲Op.45 /オーケストラのための組曲「さすらいの旅に」Op.67 [ヴィリー・シュタイナー指揮北ドイツ放送po.]/ オーボエと管弦楽のための協奏的小曲Op.18 [ロルフ・ユリウス・コッホ(Ob) クルト・クレーマー指揮ケルンWDRo.]/ チェロ協奏曲 イ短調Op.59 [ホルスト・ベッケンドルフ(Vc) ハンス・ヘルベルト・イェリス指揮北ドイツ放送po.] | ||
録音:1975年-1980年。 ドイツ・ロマンティック・シリーズ Vol.5。クルークハルトはドイツの指揮者、作曲家。ワーグナーに感銘を受けオペラ、管弦楽、合唱曲、室内楽、歌曲などを作曲。ここに収録されている作品では「チェロ協奏曲」が大成功を収めた。 | ||
フレデリック・クリフ(1857-1931): 交響曲第1番 ハ短調Op.1/絵画的管弦楽曲「雲と日光」 |
クリストファー・ ファイフィールド指揮 マルメ歌劇場o. | |
当店未案内旧譜。クリフはイギリスのピアニスト、オルガニスト、作曲家、教師。幼少より音楽的才能を発揮し、6歳でピアノを見事に弾きこなしたという。教師として知られ、作曲家としての作品数は極めて少ないが、ここに収録されている「交響曲第1番」は当時高い評価を得たという。 | ||
ハンス・フーバー(1852-1921): ピアノ協奏曲第1番 ハ短調Op.36 (1878)/ ピアノ協奏曲第3番 ニ長調Op.113 (1899) |
ダン・フランクリン・スミス(P) ミハイル・ユロフスキ指揮 シュトゥットガルトpo. | |
録音:2003年7月21日-25日、グスタフ=ジーグレ=ハウス、シュトゥットガルト。スイス生まれの作曲家、フーバーの珍しいピアノ協奏曲集。 | ||
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950): 舞踏組曲/アルプスの詩/ スイスの有名な歌 「美しいスイス」の主題による13の小変奏曲 バレエ組曲 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
ジャック=ダルクローズはスイスの作曲家で、音楽教育家としても著名な人物だった。 | ||
ヒゥーゴ・アルヴェーン(1872-1960): カンタータ集 Vol.2 黙示録カンタータ Op.31/ ウプサラ大学創立450年記念カンタータ Op.45 |
ペーテル・ブースマン(B) フレードリク・ セッテルストレム(Br) アルヴォ・ヴォルメル指揮 マルメ歌劇場o.団員&cho. ペール=ウーヴェ・ ラーション(Org 他 | |
「黙示録カンタータ」はアルヴェーンの2作目のカンタータ。ストックホルム近郊、サルトシェーバーデンの黙示録教会の献堂式のために作曲された。 | ||
フリッツ・ブルン(1878-1959): 交響曲第3番 ニ短調 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
フリッツ・ブルンはスイスの作曲家。 | ||
クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924): 序曲/交響曲 ハ短調 Op.60/ アンダンテ・レリジオーソ Op.46 |
クリストファー・ファイフィールド指揮 ヤヴレso. | |
ベルナルト・ズウェールス(1854-1924): 演奏会用序曲「サスキア」(*) 交響曲第2番 変ホ長調(+) 劇付随音楽「ヘイスブレヒト・ファン・エームステル」 からの組曲(#) |
ジャン・フルネ指揮(*) アントニ・ヴィト指揮(+) ルーカス・ヴィス指揮(#) オランダ放送po.(*/#) オランダ放送so.(+) | |
オランダの作曲家ズウェールスの珍しいレパートリー。 | ||
バーデン=バーデンからの挨拶 ミロスラフ・ケーネマン(1826-1890): Der Fremersberg (1853) ジャック・オッフェンバック: 歌劇「トレビゾンドの女王」序曲 コンラディン・クロイツァー(1780-1849): 歌劇「グラナダの野営」序曲 ジャン=バティスト・アルバン(1825-1889): 「ヴェネチアの謝肉祭」による幻想曲と変奏曲 J.シュトラウスII: ポルカ「舞踏会のかわいらしい花束」/ ポルカ・マズルカ「女性讃歌」 グノー:歌劇「鳩」前奏曲 |
マティアス・へーフス(Tp) ヴェルナー・シュティーフェル指揮 バーデン=バーデンpo. | |
録音:1994年/1995年/2003年。 バーデン・バーデンフィルによる管弦楽小品集。「ヴェニスの謝肉祭」で華麗な演奏を披露するのはハンブルク州立o.ソロ・トランペット奏者であり、ドイツの誇るブラス・アンサンブル「ジャーマン・ブラス」のメンバーであるマティアス・へーフス。 | ||
グスタフ・ベンクトソン(1886-1965): ヴァイオリン協奏曲 ロ短調(*) チェロ協奏曲 イ短調(+) |
トビアス・リングボリ (Vn:*)指揮(*) マッツ・ロンディン(Vc:+)指揮(+) マルメ・オペラo. | |
べンクトソンはライプツィヒ、パリなどで音楽家として活動。交響曲、協奏曲、管弦楽曲などさまざまなジャンルに作品を残している。 リングボリはジュリアード音楽院でL.カプランの下で音楽を学んだ後、ソリストとしてロジェストヴェンスキー、オラモら一流指揮者と共演。ロンディンは7歳からチェロを弾きはじめ、ロストロポーヴィチらの下でさらなる研鑚を積んだ。2人とも現在のスウェーデンで最も注目されている若手演奏家。 | ||
アウグスト・ハルム(1869-1929): 交響曲 イ長調(1924) |
ペール・ブーリン指揮 ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクpo. | |
録音:2004年6月2日&3日、ロイトリンゲン、ドイツ。南西ドイツ放送局との共同製作。 ドイツの作曲家ハルムはブルックナーの弟子だが、教育者・音楽学者としても高名でありフーガとソナタの融合を試み音楽理論の改革に大きな功績を残し、ベートーヴェンやブルックナーに関する著書もある。おそらく当曲も世界初録音。ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルは飯森範親が音楽監督をつとめているオーケストラ。 | ||
エミル・ジャック=ダルクローズ(1865-1950): ジャニー/悲劇的印象「1914」/ロマンズの絵画 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
エミル・ジャック=ダルクローズは19世紀後半から20世紀中期にかけてスイスで教育者、作曲家として活躍した人物。ダルクローズは作曲家としてだけでなく音楽教育法リトミックを考案。現在のリトミック教育の基礎を築いた教育者として知られている。 | ||
ヘレーナ・ムンクテル(1852-1919): 交響詩「奇跡の海」Op.19/大管弦楽のための組曲/ ワルプルギスの炎 Op.24/ダラー組曲 |
トビアス・リングボリ指揮 イェヴレso. | |
19世紀中期から20世紀初頭にかけて活躍したスウェーデンの作曲家ヘレーナ・ムンクテル。ペトリ・サカリが音楽監督をつとめるスウェーデンのイェヴレ交響楽団は1912年に設立されたオーケストラ。今回の録音ではロマンティックなスウェーデンの作品を質の高い演奏で聴かせる。 | ||
オスカル・リンドベリ(1887-1955):管弦楽作品集 3つのダーラナ地方の絵 Op.1/祝典ポロネーズ Op.13/ 交響詩「Hemifran」Op.34/レクサンド組曲 Op.41/ 交響詩「イエスンダ」Op.54 |
ミカエル・バートシュ指揮 イェヴレso. | |
録音:2005年3月14日-17日、イェヴレ・コンサート・ホール、スウェーデン。 スウェーデン民謡を用いた作品を多数残したオスカル・リンドベリの没後50年を迎えるにあたって制作されたアルバム。指揮者のバートシュは1965年生まれ。スウェーデン期待のオペラ、管弦楽指揮者として活躍中。イェヴレso.は1912年に創設され、長い歴史を持つスウェーデンのオーケストラ。 | ||
ベルナルド・ズウェールス(1854-1924): 交響曲第1番 ニ短調(1881)(*) ダニエル・デ・ランゲ(1841-1918): 交響曲第1番 ハ短調 Op.4 (+) |
エド・スパニャールド指揮(*) アンソニー・ハルステッド指揮(+) オランダ放送co. | |
「交響曲第2番」を収録した前作(CDA-1061-2)が反響を呼んだ19世紀オランダの作曲家ズウェールス作品集の続編が登場。アムステルダムに生まれたズウェールズは1881年から1883年までライプツィヒで作曲を学び、1895年から晩年の1922年までアムステルダム音楽院で作曲の教師を務めた。「交響曲第1番」にはハイドン、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの影響が色濃く見られ、第2楽章の美しく流れるようなアダージョは逸品。 ダニエル・デ・ランゲは同じオランダの都市ロッテルダムの音楽一家に生まれ、1875年にはライデン音楽合唱団を創設、1894年には仲間と共にアムステルダム音楽院を創設するなど、教育者としてもオランダ音楽の歴史に名を残す音楽家である。 リンブルフ交響楽団の首席指揮者スパニャールド、現在は指揮者として活躍中のホルン奏者ホルステッドがそれぞれ指揮。 | ||
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942): 音楽喜劇「最後の審判の予言者」(抜粋) ミカエル・サムエルソン(Br) ソルヴェイグ・ファリンゲル(S) トーマス・スンネガード(T) ウルフ・セーデルブロム指揮スウェーデン放送so./他 | ||
録音:1984年1月。 ペッテション=ベリエルは19世紀後半から20世紀前半にかけて作曲科、音楽評論家として活躍したスウェーデンの音楽家。代表作であるピアノ小品集「フローセの花」が最も有名であるが、交響曲やオペラなどの大作の作曲も手がけており、ロマンに満ちた作品の数々は北欧ファンのみならず人気を集めている。「最後の審判の予言者」は3幕からなる音楽喜劇。このディスクには各幕から聴き所を集め、抜粋としている。 | ||
アンドレアス・ハレーン(1846-1925): ヴァイオリンと管弦楽のための「ロマンス」Op.16/ グスタフ・ヴァーサ伝説/ 宇宙の音楽2つの抒情的小品「秋について」Op.38/ 黄昏にOp.40-2 |
ピーター・オロフソン(Vn) クリストファー・ ファイフィールド指揮 イェヴレso. | |
スウェーデンの人気レーベル、Sterlingの最新盤にロマンティシズムあふれた逸品が登場。アンドレアス・ハレーンはライプツィヒでライネッケに、ミュンヘンではラインベルガーに作曲を師事し、ドイツ音楽と密接な関係を築いた19世紀スウェーデンの音楽家。スウェーデンのヴァーサ王朝を題材とした「グスタフ・ヴァーサ伝説」やヴァイオリンのための「ロマンス」を始めとする収録の5作品は、どれもスウェーデン・ロマンティシズムを音楽で表現した感動的な作品。ファイフィールド&イェヴレ響の洗練された演奏が作品の魅力を更に深めており、期待に違わぬ素晴らしいディスクとなっている。北欧音楽ファン必携! | ||
フィリップ・ルートヴィヒ・ シャルヴェンカ(1847-1917):管弦楽作品集 交響詩「 fruhlingswogen 」Op.87/ 管弦楽のための 「アルカディア組曲」 ロ長調Op.76/ 管弦楽のための幻想的小品「愛の音楽」Op.40 |
クリストファー・ ファイフィールド指揮 イェヴレso. | |
シャルヴェンカ兄弟の兄、フィリップ・ルートヴィヒ・シャルヴェンカの貴重な管弦楽作品集。ギリシャのアルカディアを題材とした組曲、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」をベースとした優美な「愛の音楽」など、弟に劣らぬ才能を窺い知ることが出来る。 ファイフィールド&イェヴレ響のコンビは、既にこのシリーズで弟のフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの管弦楽作品(CDS-1060-2)を取り上げている。 | ||
ベルンハルト・ヘンリク・ クルーセル(1775-1838): クラリネット、ホルンとファゴットのための 協奏交響曲 ロ長調Op.3 / 葬送行進曲 フランツ・クロンマー/クルーセル編曲: 2本のクラリネットのための協奏曲 変ホ長調 |
オーロフ・ブーマン指揮 オーショッタ・ シンフォニック・ ウィンド・アンサンブル | |
作曲家としてだけでなく優れたクラリネット奏者としても高い名声を誇ったフィンランドの音楽家クルーセルの代表的作品の1つ「シンフォニア・コンチェルタンテ」や、クルーセルの編曲によるクロンマーの作品。オーショッタ・シンフォニック・ウィンド・アンサンブルはスウェーデンを代表する吹奏楽団の1つ。 | ||
フランツ・クサヴァー・シュニーダー・フォン・ ヴァルテンゼー(1786-1868):管弦楽作品集 序曲 ハ短調/交響曲第3番 変ロ長調「軍隊交響曲」 |
クリストファー・ ファイフィールド指揮 ロイトリンゲン・ ヴュルテンベルクpo. | |
後期古典派から初期ロマン派にかけてのスイスで、アルペンホルン独奏作品や優れた声楽作品を生み出したシュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーの管弦楽作品集。希望していたベートーヴェンへの弟子入りはかなわなかったが、スイスだけでなくウィーンとドイツにも足跡を残している。作風は典型的な初期ロマン派で、シューベルトとハイドンからの影響を感じさせるもの。南ドイツの名門ヴュルテンベルク・フィルがこの知られざる初期ロマン派の天才作曲家を現代に伝えてくれる。 | ||
デュカ: 序曲「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」(1883)/ 序曲「リア王」(1883)/交響曲 ハ短調(1896) |
ファブリス・ボロン指揮 ロイトリンゲン・ ヴュルテンベルクpo. | |
その代名詞となっている交響詩「魔法使いの弟子」や「ピアノ・ソナタ」などの現存作品についてはもちろん、晩年に自らの作品の大半を破棄したという完璧主義者としてのエピソードでも知られるフランスの大作曲家ポール・デュカ若書の管弦楽作品集。演奏は、2008-2009シーズンからフライブルク歌劇場の音楽監督に着任するフランス人指揮者ボロンとヴュルテンベルク・フィル。「交響曲」での優れた作曲技法はもちろんのこと、序曲のみが1995年に発見された「リア王」や「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」からも完璧を求めたデュカの類希なオーケストレーションを聴きとることができる。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): ヴァイオリンと管弦楽のための性格的な演奏会用小品 「愛の妖精」Op.67/ ヴァイオリンと管弦楽のための組曲Op.181/ ヴァイオリン協奏曲第1番Op.161(原典版) |
トビアス・リングボリ(Vn) アンドレア・クイン指揮 ノールランド歌劇場so. | |
スイスのチューリヒ近くに位置する町ラッヘンで生まれ、ドイツで活躍したラフの作品は、長年に渡り不当に忘れられていたが、近年再評価の気運が一気に高まっている。11曲の交響曲に代表される大規模な作品から室内楽作品まで多くの傑作が見受けられるラフだが、今回収録された「ヴァイオリン協奏曲第1番」は1870年に作曲された原典版によるもの。アウグスト・ウィルヘルミに献呈された難曲で、スウェーデンのヴィルトゥオーソ、リングボリが熱演している。2005年11月からノールランド歌劇場響の音楽監督の任にあるイギリスの女流指揮者アンドレア・クインのタクト。 | ||
ヘルメル・アレクサンデション(1886-1927): 管弦楽作品集 序曲 ハ短調/交響曲第2番 ト短調 |
パウル・マギ指揮 ウプサラ室内o. | |
録音:2006年1月10日-12日、ウプサラ大学、ライヴ。世界初録音。 "スウェーデンのチャイコフスキー"と称されながらも41歳で死去、その後長く忘れ去られていた後期ロマン派の作曲家アレクサンデション。生前は1912年ストックホルム五輪の公式マーチに採用された「オリンピック・マーチ」で知られ、また、スウェーデンの有名なローダ・クヴァーン(Röda Kvarn)劇場のシネマo.の演奏者としてもスウェーデンの音楽史に足跡を残している。今回の二作品は、「交響曲第2番」では第3楽章のピチカートがまさにチャイコフスキーの交響曲第4番を彷彿とさせ、「序曲 ハ短調」はトランペットのメロディが印象に残り、さらにグレインジャーやドヴォルザークの作品を連想させる。 | ||
フリードリヒ・フォン・フロトウ(1812-1883): ピアノ協奏曲集&管弦楽作品集 ピアノ協奏曲[第1番 ハ短調/第2番 イ短調]/ 祝典序曲/ ホワイトホールの ヴィルヘルム・フォン・オラーニエン |
カール・ペッテション(P) ハンス・ペーター・ ヴィースホイ指揮 ピルセンpo. | |
歌劇「マルタ」の作曲家、フリードリヒ・フォン・フロトウのピアノ協奏曲! 父がプロイセンの騎兵隊長という、メクレンブルクの由緒ある家柄に生まれたフロトウは音楽を学ぶためパリに留学、グノーやオッフェンバックと交友を深め、この事が後の作曲活動に大きな影響を与えた。歌劇「マルタ」以外はほとんど知られていないが、華やかな冒頭と旋律が印象的な第1番とウェーバーからの影響が感じられる第2番の2曲のピアノ協奏曲を始め、優れたオーケストレーションは当盤からも聞き取れる。ハイペリオンのRPCシリーズのファンにも御薦めしたい。 | ||
リヒャルト・フランク(1858-1938):管弦楽作品集 交響的幻想曲 Op.31 /ヴァイオリンと管弦楽のためのセレナーデ イ長調Op.25 (*) / 管弦楽のための組曲 ニ長調Op.30/愛と魂 ホ長調Op.40 / チェロと管弦楽のためのセレナーデ ハ長調Op.24 (#) /演奏会用序曲 ホ長調Op.2 ファビアン・ヴェッツシュタイン(Vn;*) ティム・ストレープル(Vc;#) クリストファー・ファイフィールド指揮ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクpo. | ||
録音:2008年3月25日-27日、WPR スタジオ、ロイトリンゲン、ドイツ。メンデルスゾーンの弟子で、ピアニストや教育者としてシューマンからも高く評価されたエドゥアルト・フランクと、その息子でライネッケらに学んだ当盤の主役リヒャルト・フランクの作品は、ドイツの AUDITE レーベルが盛んに録音しているが、リヒャルトの作品のうち、これまでに発売されたのは室内楽曲だけで、管弦楽作品集は発売されていなかった。 彼は当時ベートーヴェンの作品の演奏家としても一目置かれ、その音楽を追い続けたといい、作品からもその影響を感じることが出来る。 | ||
フィリップ・ルートヴィヒ・シャルヴェンカ: 管弦楽作品集 Vol.2 森と山の精 Op.37/劇的幻想曲 Op.108/ 2つのポーランド民族舞曲Op.20 |
エーリク・スレーン指揮 アルテンブルク=ゲラpo. | |
録音:2008年2月18日-21日、Konzertsaal der Bühnen 、ゲラ県、ドイツ。Vol.1:CDS-1071-2。ポーランドとドイツ両国の流れを汲むシャルヴェンカ兄弟の兄、フィリップ・ルートヴィヒの管弦楽作品集に第2集が登場。彼は弟クサヴェルと共にシャルヴェンカ音楽院を創設し院長も務めた。指揮のスレーンは、2005年にガブリエル・フェルツの後任としてチューリンゲン州立歌劇場の音楽監督となったスウェーデンのマエストロ。 | ||
ベルンハルト・ヘンリク・ クルーセル(1775-1838):管楽器のための作品集 ベートーヴェン/クルーセル編: 七重奏曲 変ホ長調Op.20(木管楽器版) クルーセル:スウェーデンの旋律による幻想曲 |
オーロフ・ブーマン指揮 オーショッタ・シンフォニック・ ウィンド・アンサンブル | |
フィンランド(当時はスウェーデン領)で生まれ、クラリネットの名手&作曲家として活躍したクルーセル、「シンフォニア・コンチェルタンテ」(CDS-1072-2)に続く当レーベルからは2枚目となる作品集。 | ||
ロベルト・ヘルマン(1869-1912):交響曲集 [第1番 ハ長調Op.7 (1895)/ 第2番 ヘ短調Op.11 (1905)] |
クリストファー・ ファイフィールド指揮 ロイトリンゲン・ ヴュルテンベルクpo. | |
録音:2008年/2009年。 ロマン派時代を生きたスイスの知られざる作曲家。ベルンに生まれ、ジュネーヴで音楽教育を受けたヘルマンは、1893年から1894年にかけてフンパーティングに作曲を師事。直後の1895年に交響曲第1番を完成させる才能の持ち主だったが、43歳という若さでこの世を去ってしまったため、約200年間歴史に埋もれていた。 | ||
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):歌劇「アルンヨート」(1910/抜粋)
エルランド・ハーゲゴード(Br) カーリン・ランゲブー(S) エディット・ターラウグ(Ms) ビョルン・アスケル(Br)他 オッコ・カム指揮ストックホルムpo.、ストックホルム・フィルハーモニー合唱団男声cho. | ||
録音:1973年5月16日-18日、ストックホルム・コンサート・ホール。 アイスランドの詩人・政治家だったスノッリ・ストゥルルソン(1178 or 1179-1241)が著したノルウェー王のサガ集「ヘイムスクリングラ」に含まれる「聖オーラーヴ王のサガ」を題材とし、スウェーデンの国民的オペラとして人気を博した作品。 | ||
シグムント・ノスコフスキ(1846-1909): 管弦楽作品集 Vol.1 序曲「 Morskie Oko 」(*)/ 交響曲第1番 イ長調(#)/ 序曲「 Pan Zolziliewicz 」(+) |
ガブリエル・フムーラ指揮(*) スワヴェク・ ヴルブレフスキ指揮(#) ジグムント・リヘルト指揮(+) ポーランド国立放送so. | |
録音:2001年-2004年。 ポーランドのロマン派を代表する作曲家、ノスコフスキは2009年が没後100周年。交響曲作曲家、ポーランド初の音楽劇の作曲家としてだけでなく、カルウォヴィチやシマノフスキら次世代の作曲家たちを育て、教育者としてもポーランド音楽に多大な貢献を果たした。タトラ山脈の Morskie Oko [Morské oko] 〔モルスキエ(モルスケー)・オコ〕湖を描いた (*)での美しく切ないオーボエ・ソロ、「交響曲第1番」第2楽章アダージョ・カンタービレ等、聴きどころも多い。 | ||
アイヴィン・アルネス(1872-1932):交響曲集 [第1番 ハ短調Op.7/第2番 ニ長調Op.43] |
テリエ・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
録音:2008年7月31日-8月1日、Reforma Baznika, リガ。 ノルウェー・ロマン派の歌曲王アルネスの交響曲集は、スウェーデンのレーベル Sterling にとって初となる隣国ノルウェーの作品集ともなった。アルネスは留学先のライプツィヒでライネッケから作曲を学び、帰国後は大聖堂のオルガニスト、ノルウェー作曲家協会会長、ノルウェー音楽著作権協会会長などの重要ポストを歴任、ノルウェー国王金メダル、聖オラフ勲章なども授与されている。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): ピアノと管弦楽のための組曲 変ホ長調Op.200 (1875) (*) / コミック・オペラ「嫉妬」 序曲/ 歌劇「アルフレート王」 序曲/ いばら姫(眠れる森の美女)WoO.14より [前奏曲/間奏曲]/ 歌劇「サムソン」WoO.20〜第3幕への前奏曲 |
グエン・ビック・チャ(P;*) ローラント・クルティヒ指揮 ノルランド歌劇場so. | |
ヴァイオリン協奏曲集(CDS-1075-2)に続く同レーベルからの、スイスで生まれドイツで活躍したロマン派作曲家ラフの作品集第2弾となるもの。グエン・ビック・チャは「アジアオーケストラウィーク2008」にホーチミン市so.のソリストとして来日したベトナムの若手女流ピアニスト。 | ||
オーレ・オルセン(1850-1927): 交響詩「アスゴールの騎行」Op.10/ 交響曲 ト長調 Op.5/ 弦楽オーケストラのための組曲Op.60 |
テリエ・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
録音:2009年7月28日-29日。 アイヴィン・アルネスの交響曲集(CDS-1084-2)に続くノルウェーの作曲家第2弾。オーレ・オルセンはグリーグの同世代人。ノルウェーのトロンヘイムでリンデマン、ライプツィヒでダーヴィットやライネッケらに師事、存命当時はノルウェー国民楽派を代表する作曲家の1人として名声を築いた。中でも「交響曲」の第3楽章(アンダンテ)の優美で流麗な旋律は、歴史に埋もれさせたままではあまりにも惜しい。 #当初は2010年の初出時は SACD ハイブリッド盤でしたが、2020年の再プレス時に CD-R 製版盤へ変更されました。SACD盤は廃盤となる上、品番を等を含め流通上の区別が一切なされておらず、指定してのご注文はお受けできません。 | ||
テオドール・グヴィ(1819-1898): 交響曲第2番 ヘ長調 Op.12/ 交響的パラフレーズOp.89/交響的幻想曲 |
トーマス・カルブ指揮 ヴュルテンベルクpo. | |
録音:2008年3月、7月、9月。 近年再評価されつつある作曲家グヴィは、フランスとドイツの国境付近にあるロレーヌのゴフォンテーヌで生まれた人。フランスではベルリオーズから称賛され、ドイツではメンデルスゾーンの音楽と比較され、両国で高く評価されながらも時代の流れとともに忘れられてしまった。 | ||
ベルナルド・ズヴェールス(1854-1924): 交響曲第3番「我が祖国」(1890) |
ハンス・フォンク指揮 ハーグ・レジデンティo. | |
録音:1977年8月24日-26日、ハーグ新教会(オランダ)。 フルネ指揮の第2番/他(CDS-1061-2)、スパニャールド指揮の第1番(CDS-1068-2 + デ・ランゲの第1番)に続く、同レーベルのズヴェールス交響曲シリーズ完結編は、今は亡きオランダの名匠、フォンクが指揮した1977年の録音。 ズヴェールスはヤダスゾーンの門弟で、オランダ独自の音楽様式を発展、開拓させることを目指した。「我が祖国」と名づけられた第3番交響曲は、楽章に「オランダの森で」「田舎で」「海辺で」「都会で」という副題が付けられ、音楽でオランダという国そのものを表現している。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):作品集 Vol.3〜合唱、ピアノと管弦楽のための作品 合唱、ピアノと管弦楽のための「1日のうつろい」Op.209 (1877) / 朝の歌 Op.186a/眠れる人々 Op.186b/カンタータ「星」WoO.53 アンドレア・クイン指揮ノールランド歌劇場so. ソングクラフト室内cho. グエン・ビック・チャ(P) | ||
録音:2009年12月14日-18日、ウメオ・オペラ・ハウス(スウェーデン)。スウェーデンのノールランド歌劇場によるラフの作品集第3弾。 | ||
パウル・グレーナー(1872-1944): ウィーン交響曲 Op.110/ フルートと室内オーケストラのための組曲 「サンスーシ宮殿のフルート」(*)/ 鐘楼守りの歌 Op.107/フルート協奏曲 Op.116(#) |
アンドレアス・ヌープ(Fl;*) コルネリア・グローマン(Fl;#) エーリク・スレーン指揮 アルテンブルク=ゲラpo. | |
録音:2009年3月16日-19日、ゲラ市立歌劇場コンサートホール(ドイツ)。 グレーナーは新ウィーン音楽院の作曲科講師を務め、1911年から1913年にはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院の院長となり、レーガーの後任として1920年から1927年までライプツィヒ音楽院の作曲科教授となった作曲家。有名な弟子としては、アイスランドの作曲家ヨーン・レイフス、アメリカで活躍したルーマニアの指揮者ジョネル・ペルレアがいる。今日全く忘れられているのは、ナチスの信奉者だった事(ナチスの会員番号が判明している)と、没年(おそらく生前)に、自宅が爆撃により破壊され、自筆譜が全て失われた事が影響しているようだ。 | ||
ヤコポ・フォローニ(1825-1858):歌劇「スウェーデン女王クリスティーナ」(1849)
リーネ・カールソン(S;クリスティーナ) アン=クリスティン・ユーネス(Ms;マリア) コスマ・ラヌエル(Br;アクセル) イヴァル・ベリクヴィスト(T;エーリク) ダニエル・ユーハンソン(T;ガブリエーレ) フレードリク・セッテルストレム(Br;カール) トビアス・リングボリ指揮イェーテボリ歌劇場o.&cho. | ||
録音:2010年8月3日-7日、10日-13日、イェーテボリ大学(スウェーデン)。世界初録音。イタリア・ロマン派の作曲家フォローニは1849年にスウェーデンへ渡り、ストックホルム王立歌劇場で活躍したがコレラによって急逝してしまった。当作はスウェーデン・ヴァーサ朝最後の王、クリスティーナ女王(1626-1689/在位:1632-1654)の生涯を描いた大作。彼女は聰明で王位に固執せず(ヴォルテールが『国民の上に君臨するよりも学者たちと語り合うことを好み』と記している)、政府との軋轢もあって若くして自ら退位、1668年以降は作曲者フォローニの母国でもあるイタリアで暮らした。 | ||
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):管弦楽作品集 Vol.2 交響曲第2番 ハ短調「哀歌」/記念の音楽/創作主題による変奏曲 ホ短調 ウカシュ・ボロヴィチ指揮ポーランド放送o. | ||
録音:2009年3月、ポーランド放送ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ。19世紀末ポーランドの代表的作曲家で、カルウォヴィチ、シマノフスキ、ヴィエニャフスキ、ルジツキらを育てた名教師ノスコフスキ。コンスタンツのボダン合唱協会音楽監督に就任した1876年頃はノスコフスキの全盛期であり、この時期に作曲された「交響曲第2番」は、ポーランド・ロマンティシズムにあふれた秀作。 | ||
クラリネット、バセットホルンとオーケストラのためのイタリア作品集 ブゾーニ:コンチェルティーノ 変ロ長調 Op.48 / ヴィヴァルディ:協奏曲 へ長調 RV.455 ドニゼッティ:コンチェルティーノ 変ロ長調 / ロッシーニ&ペスナー:ディヴェルティメント ロッシーニ:序奏、主題と変奏 / ロッラ:バセットホルンとオーケストラのための協奏曲 ヘ長調 ベッリーニ:協奏曲 変ホ長調 シュテファン・ジーゲンターラー(Cl/バセットHr) カスパール・ゼンダー指揮カペラ・イストロポリターナ | ||
録音:2011年1月。1989年から1995年までスイス・ビールso.のソロ・クラリネット奏者を務めたスイスのクラリネット奏者シュテファン・ジーゲンターラーは、1995年に医療機器関連企業の共同創設者へ転身し成功を収めたが、2002年から再びクラリネット奏者となり、2008年にはルツェルン音楽大学の学長に就任したという異色の経歴を持つ。 | ||
ルードヴィグ・ヌールマン(1831-1885):ピアノと管弦楽のための演奏会用小品 Op.54 トゥーレ・ラングストレム(1884-1947):ピアノと管弦楽のためのバラード アドルフ・ヴィークルンド(1879-1950):ピアノと管弦楽のための演奏会用小品 Op.1 マリア・ヴェルバイテ(P) B.トミー・アンデション指揮ノールランド歌劇場so. | ||
録音:2011年7月7日-10日。ウェーデンの3人の作曲家たちによるピアノと管弦楽のための小品集。マリア・ヴェルバイテはスウェーデンの女流ピアニスト。 | ||
アウグスト・クルークハルト(1847-1902): 交響詩〔交響曲第2番〕 ニ短調 Op.27 「レノーレ」 [マンフレート・マイヤーホーファー指揮アンハルトpo. /2002年10月14日、ライヴ] フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):交響詩「ある劇へ」Op.82 [クラウス・アルプ指揮カイザースラウテルン SWR 放送o. /1995年7月6日] | ||
クルークハルトはワーグナーからの影響を受け、デッサウの宮廷音楽監督を務めた19世紀後期ドイツの指揮者・作曲家。ゲルンスハイムはブラームスの影響を受けケルンとロッテルダムで活躍、フンパーディンクの作曲の師でもある。 | ||
ハインリヒ・ホフマン(1842-1902):管弦楽作品集 劇的序曲 Op.28 /交響曲 変ホ長調 Op.22「フリシオフ」(#) /ハンガリー組曲 Op.16 エーリク・スレーン指揮アルテンブルク・ゲラ歌劇場o. | ||
録音:2009年11月30日-12月3日。当初はピアニストとして活動したドイツの作曲家、H.ホフマンによる管弦楽作品集。(#)は1300年頃のアイスランドで成立した「フリシオフ〔フリチオフ〕のサガ」を主題とするもので、19世紀後半のドイツではよく演奏された作品だと言う。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): テ・デウムWoO.16 (*) /深き淵より Op.141 (*) /主の祈り WoO.32 (#) / アヴェ・マリアWoO.33 (#) /4つのマリアの交唱 WoO.27 (#) スサンナ・アンデション(S) ヘンリク・シェーファー指揮ヨーテボリ歌劇場o.(*) ブー・アウレール指揮(#) カールスタッド室内cho.、ストックホルム・シンガーズ | ||
録音:2011年10月16日-18日、2012年5月25日。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): オラトリオ「世界の終り、審判、新世界」 Op.212 〜管弦楽のための間奏曲/ ベルンハルト・フォン・ザクセン=ヴァイマルの劇のための付随音楽 WoO.17 リスト/ラフ編曲:「鎖を解かれたプロメテウス」序曲 WoO.14A ヘンリク・シェーファー指揮ヨーテボリ歌劇場o. | ||
録音:2012年6月。ヘンリク・シェーファーはアバドのアシスタントとして研鑽を積み、スウェーデン、ヨーテボリ歌劇場の音楽監督として活躍する指揮者。 | ||
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):管弦楽作品集 Vol.3 交響曲第3番 ヘ長調「春から(翌)春まで」(1903/初演:1904) (*) / From the life of the nation / 歌劇「リヴィア・クィンティッラ」〜第2幕への前奏曲/エレジアク・ポロネーズ ホセ・マリア・フロレンシオ指揮ポーランド国立放送so. (*) ウカシュ・ボロヴィチ指揮ポーランド放送o. | ||
録音:2012年5月28日-6月1日、グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサートホール、カトヴィツェ、ポーランド。19世紀末ポーランドの代表的作曲家&名教師ノスコフスキの管弦楽作品集第3巻。1903年に作曲、1904年に初演された交響曲第3番は副題通り春夏秋冬が楽章ごとに描かれている。同時期に著されたポーランドの作家ヴワディスワフ・レイモントのノーベル文学賞受賞作「農民(Chłopi)」(1904-1909) と同様のコンセプト。 | ||
マヌエル・ポンセ(1882-1948):ピアノ協奏曲全集 〔第1番「ロマンティコ」(*) /第2番(未完)(*/#) 〕/繋がれた前奏曲/ フェリアル、ディヴェルティメント・シンフォニコ(*) /4つのメキシコの踊り ロドルフォ・リッター(P) サエス・リッター指揮サン・ルイス・ポトシso.(*) | ||
録音:2012年12月14日、テアトロ・デ・ラ・パス、サン・ルイス・ポトシ、メキシコ。(#)は世界初録音。 | ||
パウル・ユオン(1872-1940):管弦楽作品集 Vol.1 デンマーク民謡による幻想曲 Op.31 / 交響曲 イ長調 Op.23 |
クリストフ・エッシャー指揮 モスクワso. | |
録音:2011年9月。 | ||
パウル・ユオン(1872-1940):管弦楽作品集 Vol.2 5楽章形式の組曲 Op.93 /交響曲 嬰ヘ短調 Op.10 (*) |
クリストフ・エッシャー指揮 スイス・イタリアーナo.、 モスクワso.(*) | |
録音:2011年9月。パウル・ユオンはモスクワ出身でタネーエフ、アレンスキー、バルギールに作曲を学び、ロシア、後にドイツ、晩年はスイスで活躍したロマン派の作曲家。 | ||
ヴォルデマール・バルギール(1828-1897):管弦楽作品集 交響曲 ハ短調 Op.30 /序曲「メデア」 Op.22 / 管弦楽のための間奏曲 Op.46 /悲劇への序曲 Op.18 ホセ・ミラモンテス・サパタ指揮サン・ルイス・ポトシso. | ||
録音:2014年6月。クララ・シューマンの異父弟にあたり、シューマンやブラームスとも親交の深かったドイツ・ロマン派の作曲家ヴォルデマール・バルギールは、ゴドフスキーなどの次世代を育成をした名教師、楽譜校訂者としても知られる。演奏はメキシコの指揮者&オーケストラ。 | ||
ヴォルデマール・バルギール(1828-1897): 交響曲 ハ長調 Op.30 /間奏曲 Op.46 / 「メデア」への序曲 Op.22 /ある悲劇への序曲 Op.18 |
ホセ・ミラモンテス・サパタ指揮 サン・ルイス・ポトシso. | |
録音:2014年6月27日、29日、テアトロ・デ・ラ・パス、サン・ルイス・ポトシ、メキシコ、ライヴ。 クララ・シューマンの異父弟で、シューマン夫妻やメンデルスゾーン、ブラームスとも親交が深かった19世紀ドイツの作曲家ヴォルデマール・バルギール(1828-1897)。ロマン派寄りではなく、ベートーヴェンを彷彿とさせるドイツ古典派的な作風が特徴であり、保守的なスタイルを貫いた作曲家。メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州を本拠とするオーケストラと、19世紀ドイツ、バルギールの管弦楽作品との組み合わせ。 | ||
リカルド・カストロ(1864-1907):ピアノ協奏曲 Op.22 /チェロ協奏曲/交響詩「オイトナ」
ロドルフォ・リッター(P) ウラディミール・サガイド(Vc) ホセ・ミラモンテス・サパタ指揮サン・ルイス・ポトシso. | ||
録音:2014年1月23日-26日、メキシコ。マヌエル・マリア・ポンセのピアノ協奏曲集(CDS-1102-2)に続き、メキシコのピアニスト、ロドルフォ・リッターが参加したメキシコ・ロマン派の協奏曲。リカルド・カストロはメキシコの作曲家、ピアニスト。 | ||
フリアン・カリジョ(1875-1965):管弦楽作品集 交響曲第1番 ニ長調(1901) / 管弦楽のための主題と変奏 Op.2 (1899) (*) / 管弦楽のための組曲第1番 Op.1 (1896-99) (*) |
ホセ・ミラモンテス・サパタ指揮 サン・ルイス・ポトシso. | |
録音:2015年1月29日、31日、テアトロ・デ・ラ・パス、サン・ルイス・ポトシ、メキシコ。(*)は世界初録音。 これまで、「マヌエル・ポンセ(CDS-1102-2)」や「ヴォルデマール・バルギール(CDS-1105-2)」、「リカルド・カストロ(CDS-1106-2)」など、メキシコの知られざる管弦楽作品を紹介してきたSterlingから新たに発売されるのは、フリアン・カリージョの管弦楽作品集!メキシコの作曲家、指揮者、ヴァイオリニストのフリアン・カリジョ(1875-1965)は、微分音や数学的アプローチなどの音楽理論家としても知られているが、ここに収録されている交響曲と管弦楽のための作品(いずれも20代の頃に書かれたもの)はそういった現代音楽的要素はほとんどなく、またメキシコの民族的要素も少なく、シューマン、ブラームス、ブルックナーといったドイツ後期ロマン派の影響が大きい、濃密で情熱的な管弦楽作品。 | ||
ステーンハンマル:楽劇「ソールハウグの宴」 Op.6
ペール=ホーカン・プレクト(T) カロリーナ・アンデション(S) マティルダ・パウルソン(Ms) フレードリク・セッテルストレム、エーリク・ルンド(Br) マティアス・サカリアセン(T)他 ヘンリク・シェーファー指揮ノールショーピングso. & cho.、音楽協会室内cho./他 | ||
録音:2015年8月、ノールショーピング。 Sterling の「スウェーデンのロマンティック・オペラ」第7作。ヘンリク・イプセンの作品としては初めてノルウェー以外の国で上演された戯曲「ソールハウグの宴」に基づく3幕の抒情的楽劇。ステーンハンマルの音楽にワーグナーの影が色濃く反映していたころ、1892年から1893年にかけて作曲された。 | ||
ラーシ・ボルデマン(1921-1969):童話歌劇「黒を白と皇帝は言った」
スヴェン・ニルソン(B;皇帝) グニッラ・スレッテゴード(S;少年) ライラ・アンデション(S;王女) トゥード・スレッテゴード(T;王子) コニー・セーデシュトレム(T;医者) パウル・ホーグルンド(Br;愚者) スヴェン・エーリク・ヴィークストレム(T;僧正)、スヴェン=エーリク・ヤコブソン(B;衛兵) グンナル・ドラーゴ(T;筆記者) ユーセフ・グリュンファルブ(Vn独奏) カール=エーリク・ヴェーリン(Org) カール=オトー・ヴァレンティン(エレクトロニクス) ペール・オーケ・アンデション指揮王立歌劇場o., cho.&バレエ団 | ||
録音:1965年1月1日、王立歌劇場、ストックホルム、スウェーデン、初演時ライヴ。ラーシ・ボルデマンはヘルシンキのドイツとフィンランドの家系に生まれ、ミュンヘンで亡くなるまで、スウェーデンで作曲家、音楽教師として活動した。この「黒を白と皇帝は言った」は30回を超すカーテンコールに迎えられた初演のライヴ録音。 | ||
マルティン・シェルバー(1907-1974): 交響曲第1番 ニ短調(1938) /ゲーテの詩による7つの歌(1930) (*) / なんと美しかったことか, あの時間(1950) (*) /2つの歌曲(1946) (#) / 歌曲集「子供の歌」(#)〔正編(1930) (+) /続編(1937) 〕/3つの歌曲(1937) (#) アドリアーノ指揮ブラチスラヴァso. トーマス・ハイヤー(T;*/#) ラース・イェンソン(P;*) ヘダイェット・ジェディカー(P;#) ラウラ・クロム(Vn;+第1曲) | ||
録音:2014年8月16日-17日、スロヴァキア放送第1スタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(無印) /2009年4月6日-7日(*)、2016年3月9日-10日(#)、14日-15日(#)、フランクフルト音楽舞台芸術大学大ホール、フランクフルト・アム・マイン、ドイツ(*/#) 。おそらく全曲世界初録音。 孤高の作曲家と看做されているマルティン・シェルバーはニュルンベルク生まれ。幼少期からヴァイオリンとピアノを弾き、1922年にピアニストとしてデビュー。翌1923年に最初の作品を発表、第2次世界大戦に従軍後は音楽教育と作曲に専念した。交響曲は3曲。「子供の歌」をはじめとする歌曲集と単独の歌曲を1930年から1937年にかけて作曲している。交響曲第1番は、後の2曲と同じく一楽章で書かれ、「主題」とみなされる楽想を基本にしたアレグロ、アダージョ、スケルツォ、フィナーレの4つの部分から構成される作品。「第1交響曲の世界は私の心に近く、はっきり言うと、この世界のなによりも私が大切に思う作品」(シェルバー) | ||
ユリウス〔ジュラ〕・ベリツァイ(1835-1893): 管弦楽作品集 交響曲第1番 ニ短調 Op.45 / セレナーデ ニ短調 Op.36 |
タマーシュ・ガル指揮 MAV ブダペスト・コンサートo. | |
録音:1995年、ブダペスト。 スウェーデン Sterling の中核シリーズ、ロマン派オーケストラ・シリーズより、ハンガリー・ロマン派、ユリウス・ベリツァイの管弦楽作品集が登場!ユリウス・ベリツァイは、19世紀後半の数少ないハンガリーの作曲家でありながら、各国の主要な音楽家と交流を持ち、国内外で高い知名度を誇った作曲家。音楽家と同時に数学者でもあり、鉄道会社の技師としても功績を残し、後年は教師としてもハンガリーの音楽文化に貢献している。シューマンの影響を大きく受けたベリツァイの堂々たる交響曲第1番は、レア・シンフォニー・マニア必聴! | ||
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950):管弦楽作品集 Vol.3 ソプラノと管弦楽のための7つの抒情的情景「愛の悲劇」(1906) (*) / 世俗オラトリオ「夜明かし」〜田園組曲(1900)/抒情喜劇「サンチョ」序曲(1897) エレーナ・モシュク(S) アドリアーノ指揮ブラチスラヴァso. | ||
録音:2016年9月2日-4日、スロヴァキア放送第1スタジオ(*以外) /2017年4月27日-29日、スロヴァキア放送第2スタジオ(*)。「スイス・ロマンティシズム」シリーズ。 エミール・ジャック=ダルクローズは、ウィーンに生まれ、ブルックナーとパリ音楽院のマティス・リュシーに学んだ。音楽教育の研究も行い、音楽教育の手法「リトミック」を開発、発展させたことで知られる。「舞踊組曲第1番」や「アルプスの詩」などを収録した第1集(CDS-1057-2)、悲劇的印象「1914年」や管弦楽組曲「ロマン地方の絵」などの第2集(CDS-1065-2)につづく管弦楽作品集。「戻ってきたのね、私の愛しい人」「扉を開けたままにしておいた…」「待ったのに、誰も来なかった」「あの男(ひと)にまた会った」「夜に泣き、昼に笑う」「歓びの今宵」「扉を開けたままにしておいた…」の「7つの抒情的情景」の「愛の悲劇」。「田園組曲」は、世俗オラトリオ「夜明かし」から抜粋した「窓辺で)」「老人たちが踊る…」「森が語る…」「妖精たち」の4曲の組曲。「サンチョ」は、第2集に「前奏曲」が収録された音楽牧歌劇「ジャニー」の成功を受けてジュネーヴ大劇場から委嘱された、ドン・キホーテを題材に採った抒情喜劇。 | ||
ニルスのふしぎな旅〜トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000): 映画音楽「ニルスのふしぎな旅」組曲(1962) (*) / ラジオ劇付随音楽「ヨースタ・ベーアリングの物語」組曲(1966) トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト指揮 王立ストックホルムpo.団員、ベルカントcho.(*) | ||
録音:1962年6月1日-2日、Europafilm スタジオ(*) /1966年12月3日、スウェーデン放送スタジオ(無印)、ともにストックホルム。スウェーデンの作曲家トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000)の音楽。交響曲第3番「シンフォニア・ドロローザ」と第4番「シンフォニア・エコロジカ」(CDM3004-2)に続き、彼が映画とラジオ放送のために書いた音楽による「組曲」がリリースされる。「ニルスのふしぎな旅」組曲は、1906年と1907年に出版されたセルマ・ラーゲルレーヴの同名の小説(日本では1980年にアニメ化もしている)が、1962年、シェンネ・ファント監督により実写映画化された際、ルンドクヴィストが作曲したフィルムスコアの音楽。空中撮影を駆使した上映時間95分のカラー作品の16のエピソードが「組曲」にまとめられ、スウェーデン映画として初めての「サウンドトラック」アルバムとしてリリースされた。「ヨースタ・ベーアリングの物語」組曲は、1820年代のヴァルムランド、地主館に住む少佐夫人と男性たちを描いたラーゲルレーヴの小説を原作とするスウェーデン放送の連続ラジオ劇のために書かれた音楽。 | ||
スウェーデンのロマンティック・オペラ Vol.8 〜 ペール・アウグスト・オーランデル(1824-1886):歌劇「ブレンダ」 カーリン・インゲベック(S;ベリンダ) マッティアス・エルメダール(T;ハラルド) ラーシュ=エーリク・ユーンソン(T;ユーハン) スティーグ・テュスクリンド(B;枢機卿) イェスペル・トーブ(Br;国王スヴェルケル) フレードリク・セッテシュトロム(Br;ニルス・ドッタ) ラグナル・ブーリーン(T;騎士カール) ミケール・アクセルソン(Br;スヴェン・グラーテ) ラグナル・ブーデーン(B;司教) ミケール・バットシュ指揮スウェーデン放送so. & cho. | ||
録音:1997年、ベールヴァルドホール、ストックホルム|原語(スウェーデン語)と英語の全リブレット付き。ペール・アウグスト・オーランデル Per August Olander は、1824年、リンショーピングのオルガン奏者の子に生まれた。1844年、ウプサラ大学に進み、下宿先だった大聖堂オルガン奏者のユーハン・エーリク・ヌードブルムに支えられ、音楽に励む学生生活を送った。卒業後、ストックホルムに移り、税関に勤務しながら、作曲家、ヴァイオリン奏者、著述家、音楽批評家として活動。弦楽六重奏曲 ニ長調、歌曲、「ダビデの詩編121番」「荘厳ミサ曲」などの宗教的声楽曲、オペレッタ「Master Placide och hans elev(プラシーデ親方と見習い)」「交響曲 変ホ長調」(Sterling CDS-1005-2)といった作品を発表した。1864年に王立音楽アカデミーの会員に選出、1886年にストックホルムで没した。「ブレンダ」は、オーランデルの唯一のオペラ。12世紀、スウェーデン南部スモーランド地方を舞台に、国王スヴェルケルの子ユーハンがデンマークの貴族の娘を連れ去ったことから起きたスウェーデンとデンマークの戦争でヴェールンドの少女軍団を率いたブレンダを主役にしたルードヴィグ・ユーセフソン Ludvig Josephson (1832-1899)とエルンスト・ヴァルマルク Ernst Wallmark (1834-1910)の劇に基づく作品。オーランデルは原作の5幕を4幕に改変。19世紀のロマンティックな空気を反映した「マイアベーア風の大がかりな作品」とみなされる作品に仕上げた。1876年4月25日、ストックホルムの大劇場(現、王立スウェーデン歌劇場)で初演。オスカル二世のコンテストで賞を獲得しながら、大きな成功を収めることはなかったと言われる。アンデシュ・ヴィークルンドAnders Wiklund (1947-)校訂版による演奏の録音。 | ||
ハルベリ&デンテ:交響曲集 ベンクト・ヴィルヘルム・ハルベリ(1824-1883):演奏会序曲第2番 ヘ長調(*) /交響曲 ヘ長調(#) ユーセフ・デンテ(1835-1905):交響曲 ニ短調(1887) (+) ペール・エングストレム指揮マルメso.(*/#) ウーラ・カールソン指揮スウェーデン放送so.(+) | ||
録音:1984年6月4日(#)、5日(*) /1992年2月28日(+) 。ベンクト・ヴィルヘルム・ハルベリは、1824年、スウェーデンのスコーネ地方、アスムンドトルプの生まれ。亡くなった父の後を継いで1836年から町のオルガニストを務め、王立スウェーデン音楽アカデミーの音楽院でオルガン、教会音楽、作曲を学んだ。1849年から2年間、フランス・ベールヴァルドに私的に学んだ後、スコーネに戻り、ランツクルーナの教区オルガニストに就任。1872年に地元の音楽協会を設立、1883年に没した。「レクイエム」と教会のための音楽、手稿譜の残る弦楽六重奏曲、5曲の弦楽四重奏曲、2曲のピアノ三重奏曲を作曲している。C.M.ベルマンの「フレードマンの手紙」の第82番「この泉のほとりで休息を」を素材のひとつに使った「演奏会序曲第2番」。「交響曲へ長調」は、「アレグロ」「メヌエット・スケルツァンド」「アダージョ」「スケルツァンド・エ・モルト・ヴィヴァーチェ」の4楽章で書かれた、「ベールヴァルド風」とも呼ばれる曲。ユーセフ・デンテは、ストックホルムの軍楽隊長の家に生まれた。王立o. のヴァイオリニストだったエドゥアルト・ドベール、作曲家ベールヴァルド、ブリュッセルのユベール・レオナールに学び、ヴァイオリニスト、宮廷指揮者、作曲家として活動。1876年から1882年まで音楽院の対位法、管弦楽法、作曲法の教師を務め、オット・オールソン、ペッテション=ベリエル、ステーンハンマル、イーヴァル・ヴィデーンたちを教えている。「交響曲 ニ短調」は、「アンダンテ-アレグロ、マ・ノン・トロッポ」「スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ・エ・コン・ブリオ」「アンダンテ」「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の4楽章の作品。 | ||
フォーグラー:歌劇「グスタフ・アドルフとエバ・ブラーエ」(1787)
ライラ・アンデション=パルメ(S;エバ・ブラーエ) ヨニ・ブラン(T;グスタフ・アドルフ) ハンス・ユーハンソン(T;ヤコブ・デ・ラ・ガルディ) マルガレータ・ハリーン(S;クリスティーナ王妃) ドリト・クレイメット(S;マルタ・バネール) ビョーン・アスケル(Br;ラーシュ・スパッレ) マルガレータ・ベリストレム(Ms;カタリーナ) アルネ・テューレン(B;ユーハン) グニッラ・スレッテゴード(S;シーグリド) ロルフ・ビョーリング(T;エーリク) ブスク・マルギット・ユーンソン(S;マリア) トゥード・スレッテゴード(T;スヴェン) コーゲ・イェールランデル(T;武装騎士) グンナル・ルンドベリ(Br;廷臣、従者) チャールズ・ファーンコム指揮王立スウェーデンo. &cho. | ||
録音:1973年6月7日、ドロットニングホルム宮廷劇場、ストックホルム、ライヴ。国王グスタフ三世(在位1771年-1792年)の時代は、スウェーデンがもっとも豊かな文化を享受した時代のひとつと言われる。グスタフ三世は文芸を推奨、自身も戯曲を執筆し、1775年にはスウェーデンで最初の歌劇場をストックホルムに設立した。ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」の題材となった暗殺事件でグスタフ三世の治世が幕を閉じるまで、フランチェスコ・アルガロッティやグルックのオペラの他、王立歌劇場の音楽監督を務めたイタリアのフランチェスコ・アントニオ・ウッティーニ(1723-1795)、ドイツから渡ったヨハン・ゴットリープ・ナウマン(1741-1801)、ユーセフ・マッティン・クラウス(ヨーゼフ・マルティン・クラウス)(1756-1792)といった作曲家の新作も上演され「グスタフ時代のオペラ」としてスウェーデン音楽史を飾った。「アベ・フォーグラー」の名で呼ばれたドイツのゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749-1814)は、1786年から1799年までストックホルムに滞在し、王立歌劇場の音楽監督と指揮者を務めた。国王グスタフ二世アドルフ(在位1611年-1632年)と愛人のエバ・ブラーエの物語を題材とする歌劇「グスタフ・アドルフとエバ・ブラーエ」は、ユーハン・ヘンリク・シェルグレーンがグスタフ三世の書いた戯曲に基づいて執筆した台本による「3幕の抒情劇」。ロココの様式に沿った音楽にスウェーデンの民俗音楽を織りこんで作曲され、1788年1月24日に初演された。Sterlingレーベルからリリースされる演奏は、1973年6月7日にドロットニングホルム宮廷劇場で行われた最初の現代リバイバル上演のライヴ録音。 | ||
Returning Home (全17曲)〜エレーナ・ヤングフェルト=ヤクボヴィチ: もう一つの夏が過ぎ/アンナ・アフマートヴァの100年/家路へ/フライトフル・イズ・ビューティ/ エヴァ/ザ・テスタメント/ザ・レールウェイ・コーチ/リリー・マルレーン/他 エレーナ・ヤングフェルト=ヤクボヴィチ(歌/G) ヴャチェスラフ・ゴルスキー(P/シンセサイザー) アレクサンドル・マルチェンコ(G) ワレーリー・アナニシェフ(アコーディオン)他 | ||
その名の通りアーティストを取り上げていくシリーズ「ARTIST」第1弾。はロシア圏で絶大な人気を誇る性ヴォーカル、エレーナ・ヤングフェルト=ヤクボヴィチ。純粋なクラシックというよりもワールド、ジャズの要素が色濃く反映された内容。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 第2番 イ長調 Op.100/第3番 ニ短調 Op.108/ 第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」 |
トビアス・リングボリ(Vn) アンデシュ・シルストレム(P) | |
スウェーデン気鋭の演奏家たちにスポットを当てるシリーズ「Artist」。スウェーデンのトップ・ヴァイオリニストであり指揮者としての活動も活発に行っているリングボリと、ニコラーエワの下で学んだ経歴を持つシルストレムのコンビが潤いに溢れたブラームスを聴かせる。 | ||
シューベルト:歌曲集「冬の旅」Op.89 | ジョン・サックス(Br) ヴィクトル・アスルンド(P) | |
スウェーデンの人気レーベルSterlingの新シリーズ「ARTIST」の最新盤にスウェーデン期待の若手バリトン歌手が登場。ジョン・サックスはストックホルム王立歌劇場やヨーテボリ歌劇場などスウェーデンの名門歌劇場を中心に活躍中。イケメン系のルックスもさることながら、美しさの溢れる歌声による「冬の旅」からは十分な貫禄と様々な情景を感じ取ることが出来る。 | ||
心の歌〜スウェーデンの歌曲集 グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):Hjartats sanger トゥーレ・ラングストレム(1884-1947): メロディ/楽園の時間/牧神/夜の翼/夜への祈り アドルフ・ヴィークルンド(1879-1950): 太陽の歌/Som mandelblom/セレナード/繻珍の沓 ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960): わが心を汝が御手に/静かな時に/森は眠る ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942): スウェーデン民謡の歌詞4編 エミル・シェーグレン(1853-1918): タンホイザーからの6つの歌 |
レイフ・アルン=ソレーン(T) ヴィクトル・アスルンド(P) | |
ストックホルム音楽院出身で現在は特にオペラ、オラトリオの分野で活躍中のテノール歌手ソレーンのスウェーデン・アルバム。 | ||
ヨハン・ゴットリーブ・ナウマン(1741-1801): ソナタ第2番 ニ短調/ソナタ第5番 ト短調/ソナタ第6番 ホ長調 ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792): フォルテピアノのための3つの変奏曲 ユーハン・ヴィクマンソン(1753-1800): ディヴェルティスマン ニ長調/フラグメンツ イ長調/ ソナタ ハ長調 より[メヌエット/終曲] ユーハン・アグレル(1701-1765): ソナタ第5番 ニ長調〜メヌエット/ ソナタ第6番 ト短調〜第4変奏 オロフ・アールストレム(1756-1835): ソナチネ第2番 ト長調/牧歌 ト長調 |
スティグ・リッビング (スクウェアP/Fp/ Org/クラヴィコード) | |
録音:1968年。1970年にスウェーデン放送からリリースされた2枚のLPをまとめてCD化。 ストックホルム王立音楽院などでも教鞭を執ったスティグ・リッビング(1904-2002)がストックホルム音楽博物館に所蔵されている貴重な楽器を用い、収録した録音。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ Vol.1 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 [シクステン・エールリング指揮ストックホルムpo./録音:1963年9月25日] フランク:交響的変奏曲 [スティグ・ヴェステルベリ指揮スウェーデン放送so./録音:1978年8月29日] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 [シクステン・エッケルベリ指揮スウェーデン放送so./録音:1963年2月15日] シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 [ジェイムズ・デプリースト指揮ストックホルムpo./録音:1990年10月31日] 以上、ラーシュ・セッレルグレン(P) | ||
リレ・ブルール・セーデルルンド(1912-1957): 歌曲集「 Kosteliga Ting 」 |
トルステン・モスベルク(T) アンデシュ・カールクヴィスト(P) | |
トルステン・モスベルクは歌手であるとともに医師でもある変りだね。セーデルルンドは、主にストックホルムとダーラナ地方で活躍したスウェーデンの作曲家。 | ||
暗闇をこわがらないで〜アドヴェント、ルチア、クリスマスの音楽 レンキスト:Var inte radd for morkret(暗闇をこわがらないで)/ 伝承曲: Goder Morgen i denna / Sal Staffanspotpurri / Guds Son ar fodd / Det ar en ros utsprungen /Bereden vag, for Herran / Valkommen, O Jesu コットラウ:サンタ・ルチア / オールソン:アドヴェント/ Det brinner en stjarna ヒッレルード: Veni Emanuel / レーガー:マリアの子守歌 シベリウス:クリスマスの歌 / ボッシ:カンターテ・ドミノ/他 アンデシュ・コールデン指揮 ペール・オロフソン指揮 オスカー室内cho. | ||
録音:2006年7月-8月、オスカー教会、スウェーデン。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ Vol.2 〜J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 |
ラーシュ・セッレルグレン(P) | |
録音:1999年。スウェーデンの演奏者たちにスポットを当てた「Artist」シリーズ。ラーシュ・セッレルグレン(1927-2008)は、ストックホルムとウィーンでピアノを学び、1957年にはストックホルム・トリオを結成、スウェーデン鍵盤音楽界の重鎮・ベテラン奏者。丁寧で深みがあり、落ち着いた円熟を感じさせるバッハ。 | ||
ヴィルヘルム・ ペッテション=ベリエル(1867-1942): フリドリンの歌/フリドリンの楽園/ Vildmarks / 4つの陽気な歌/ヴァグランツの歌/歌曲集「秋の角笛」 |
ヘルゲ・ブリリオート(T) スヴェン・アーリン(P) エルランド・ ハーゲゴール(Br) ヤン・エイロン(P) | |
作曲家としてだけでなく音楽評論家としても活躍したスウェーデンの音楽家ペッテション=ベリエル。美しい旋律が印象に残るスウェーデン民謡を題材とした歌曲の数々を収録。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ Vol.3 ベートーヴェン:33の変奏曲 ハ短調WoO.80[録音:1977年4月5日] シューマン:交響的練習曲Op.13[録音:1981年5月14日] リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調[録音:1979年4月27日] ショパン:練習曲第12番 ハ短調Op.10-12「革命」/バラード第1番 ト短調Op.23/ 夜想曲第5番嬰 ヘ長調Op.15-2/ポロネーズ第6番 変イ長調Op.53「英雄」[録音:1966年1月11日] ドビュッシー:前奏曲集第1巻[録音:1978年4月20日]/水の反映[録音:1975年3月12日] ラーシュ・セッレルグレン(P) | ||
スウェーデンの演奏者たちにスポットを当てた「Artist」シリーズ。ラーシュ・セッレルグレン(1927-2008)は、ストックホルムとウィーンでピアノを学び、1957年にはストックホルム・トリオを結成した、スウェーデン鍵盤音楽界の重鎮。 | ||
地中海からの音楽 スカッラッティ: ソナタ ト長調/同 ホ長調/同 ニ短調/ トッカータ(ソナタ ニ短調) ドビュッシー:2つのアラベスク ラヴェル:水の戯れ パパンドプーロ: イグラ/スケルツォ・ファンタスティコ ファリャ:火祭りの踊り アルベニス:組曲「スペインの歌」Op.232 |
マリア・キールグレン(P) | |
作曲家にではなく、スウェーデンのアーティストにスポットをあてる「ARTIST」シリーズ。マリア・キールグレンは、16歳からスウェーデンのエーテボリ音楽大学でピアノを学び、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番でデビューを飾ったスウェーデンの女流ピアニスト。スウェーデンだけでなく、北米、南米へのコンサート・ツアーを精力的にこなしており、コロンビアの第11回ブカラマンガ国際ピアノ・フェスティヴァルでは大成功を収めている。地中海沿岸諸国の作曲家によるピアノ作品を集めた「地中海からの音楽」。特にアルバム冒頭のスカルラッティは地中海の風を感じさせるような爽やかな演奏。 | ||
ユングヴェ・ショルド(1899-1992):室内楽作品集 チェロとピアノのための詩曲/チェロ・ソナタOp.27/ ホルンとピアノのための組曲Op.71 (*) |
ヨン・エーデ(Vc) カール=アクセル・ ドミニク(P) イブ・ランスキ=オトー(Hr) ヴィルヘルム・ ランスキ=オトー(P) | |
録音:1999年11月/1975年6月(*)。 ストックホルムのスウェーデン音楽情報センター・アーカイヴで司書を務めた作曲家、ユングヴェ・ショルドの室内楽作品集。ヘンルシンボリ響の首席チェリストを務めていたヨン・エーデ、ストックホルム王立歌劇場管やストックホルム・フィルで活躍したコペンハーゲン生まれのホルニスト、イブ・ランスキ=オトーらによる演奏。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ Vol.4 モーツァルト: ピアノ・ソナタ第8番 イ短調K.310[録音:1958年12月22日]/ ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調K.304 [マヌーグ・パリキアン(Vn)/録音:1959年11月3日]/ 幻想曲 ハ短調K.475/ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調K.457[録音:1963年5月5日]/ ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調K.459 [コリン・デイヴィス指揮スウェーデン放送so./録音:1961年4月29日]/ ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466 [カール・ルーネ・ラーション指揮ストックホルムpo./録音:1969年5月27日] 以上、ラーシュ・セッレルグレン(P) | ||
1993年までストックホルム王立音楽院で教授を務め、2008年惜しくも亡くなったスウェーデン鍵盤界の重鎮、ラーシュ・セッレルグレン(1927-2008)のシリーズ第4巻は、モーツァルトばかりを集めたアルバム。 通好みのヴァイオリニスト、パリキアンとの共演や、コリン・デイヴィスの客演も含まれており、ヒストリカル・コレクターも要注目。 | ||
シューベルト:即興曲 変ト長調 ショパン: 夜想曲第13番 ハ短調Op.48-1/ ポロネーズ第2番 変ホ短調Op.26-2/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39 リスト:軽やか/ラ・カンパネッラ グリーグ: アリエッタ Op.12-1/ 孤独なさすらい人 Op.43-2/小人の行進 Op.54-3 ラフマニノフ:楽興の時 Op.16 より [第3番 ロ短調/第4番 ホ短調] バラキレフ:イスラメイ |
マリア・フェルバイテ(P) | |
1992年にリトアニアのカウナスで生まれ、2歳の時に家族とスウェーデンに移住、カウナスの国際ピアノ・コンクールで優勝、パリの第6回ニコライ・ルビンシテイン国際コンクールでも優勝した、2009年現在16歳の若き女流、マリア・フェルバイテのファースト・アルバム。 | ||
エミール・シェーグレン(1853-1918):歌曲集 私が好きなら/初めての素晴らしい出会いは/イプセンとビョルンソンの4つの詩 Op.1/ ホルガー・ドラクマンの「タンホイザー」からの7つの歌 Op.3/岩よ、おお波よ/ エアンスト・フォン・デア・レケの4つの詩 Op.2/ ユリウス・ヴォルフの「タンホイザー」からの6つの歌 Op.12/ エアンスト・フォン・デア・レケの4つの詩 Op.13 カタリーナ・ピロッティ(S) クリスティーナ・バルステット・ティレニウス(P) | ||
録音:2009年11月14日-2010年1月30日、オレブロ大学コンサート・ホール(スウェーデン)。 | ||
ゴドフスキー: ジャワ組曲〜フォノラマ〜ピアノのための音紀行 サン=サーンス/リスト&ホロヴィッツ編曲:死の舞踏 |
カール・ペッテション(P) | |
録音:2010年7月5日-6日、クラクフ音楽アカデミー・コンサート・ホール(ポーランド)。カール・ペッテションは1981年、スウェーデンのルンドで生まれた北欧期待のピアニスト。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ・ベートーヴェン〜ピアノ・ソナタ集 〔第1番 ヘ短調 Op.2-1[1982年3月26日]/第2番 イ長調Op.2-2[1982年3月26日]/ 第3番 ハ長調 Op.2-3[1982年3月27日]/第15番 ニ長調Op.28「田園」[1957年12月20日]/ 第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」[1977年4月7日]/第31番 変イ長調 Op.110[1988年12月8日]〕 ラーシュ・セッレルグレン(P) | ||
2008年に他界したスウェーデン鍵盤音楽界の重鎮セッレルグレンの名演を復刻するシリーズの第5集。 #CD-R製版品です。 | ||
ロマン派のクラリネット五重奏曲集 ローベルト・フックス(1847-1927):クラリネット五重奏曲 変ホ長調 Op.102 フェルディナント・ティエリオート(1836-1919):クラリネット五重奏曲 変ホ長調 シュテファン・ジーゲンターラー(Cl) プラハ・スタミツSQ | ||
録音:2005年12月。ブラームスから賞賛されたフックスと、ブラームスの弟弟子にあたり(師が同じエドゥアルト・マルクスゼン)親交もあったティエリオート〔慣用表記:ティエリオ〕による2曲。特に後者の作品は貴重と思われる。 | ||
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):歌曲集 若い詩人は恋人を思う/ノクターン/雨/森の幸せ/夢の冠/イタリア歌曲集第1巻より/イタリア歌曲集第2巻より マティルダ・パウルソン(Ms) ベンクト=オーケ・ルンディン(P) | ||
録音:2011年3月。マティルダ・パウルソンはロンドンとストックホルムで学び、2008年に「ばらの騎士」のオクタヴィアンでスウェーデン王立歌劇場へデビュー、大成功を収めマッケラス、ドゥダメルやハーディングら世界的指揮者との共演を重ねているスウェーデンのメゾ・ソプラノ。 | ||
銀色の調べ〜フルートとオルガンのための音楽 フォン・コック:銀色の調べ / ラングレ:5つの小品 / リード・トーマス:天使の涙と大地の祈り ドビュッシー:シランクス / リーバーマン:アリアOp.106 / ルーマン:フルート・ソナタ ト長調 レーヴベリ:フルート・ソナタ〜コラール / グルック:メヌエットと精霊の踊り ヒルデガルド・フォン・ビンゲン/ヴァルガ編:おお、永遠なる神よ エリヴィ・ヴァルガ(Fl) オーレ・ラングストレム(Org) | ||
録音:2011年7月20日-22日。使用楽器:ブランネン・クーパー。エリヴィ・ヴァルガはスウェーデンとハンガリーをルーツとするアメリカの女流フルーティスト。一部は無伴奏フルーと曲だとの事。 | ||
クラリネットとピアノのためのレア・レパートリー集 グレゴリー・メイソン:クラリネット・ソナタOp.14 / メシンガー:ソナチナOp.65 トーヴィー:クラリネット・ソナタOp.16 / J.S.バッハ:ソナタ ト短調 BWV.1030b シュテファン・ジーゲンターラー(Cl) コンスタンティン・リフシッツ(P) | ||
録音:2011年10月27日-28日。ビールso.のソロ・クラリネット奏者、ルツェルン芸術工科大学の教授を務めたスイス・クラリネット界の重鎮、シュテファン・ジーゲンターラーによる、アメリカのメイソン、イギリスのトーヴィー、スイスのメシンガー、そして大バッハのレア・レパートリー集。 | ||
アッラン・ペッテション(1911-1980):歌曲全集 6つの歌/24の裸足の歌
トルステン・モスベリ(T) アンデシュ・カールクヴィスト(P) | ||
録音:2005年8月12日-13日。 | ||
リンデ&ラーション:歌曲集 ブー・リンデ(1933-1970):アンナの物語 Op.2 /40の春の歌 Op.40 /夏休み Op.34 ラーシュ=エリク・ラーション(1908-1986): 9つの歌 Op.35 より Nos.2-4, 7 /8つの歌 Op.52 より Nos.2, 3 /12の歌〜 No.11 リサ・グスタフソン(S) モッテン・ランドストレム(P) | ||
録音:2009年1月。20世紀スウェーデンのコンポーザー=コンダクター、ラーションと、彼に作曲を学んだリンデの歌曲集。 | ||
ロマンティック・シルエット シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1 /幻想小曲集 Op.12 より〔夕べに/飛翔/なぜに/気まぐれ〕 リスト:愛の夢第3番/ハンガリー狂詩曲第6番 / レーガー:シルエット Op.53 / シェック:2つのピアノ小品 マリア・シールグレン(P) | ||
録音:2012年3月-4月。シールグレンは16歳からヨーテボリの音楽アカデミーで学び、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番でデビューしたピアニスト。 | ||
ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):クラリネットを伴う室内楽作品集 ピアノ、クラリネットと弦楽のための四重奏曲 Op.1b / ホルン、クラリネットと弦楽のための四重奏曲/声、クラリネットと弦楽のための宗教的歌曲 コーラ・イルゼン(P) シュテファン・ジーゲンターラー(Cl) オリヴィエ・ダルベレイ(Hr) コーリャ・レッシング(Vn) マルク・ゴトーニ(Va) ウルリク・アイヒェナアウアー(Va) ペーター・ヘール(Vc) アンナ・マリア・パンマー(S) | ||
録音:2005年3月14日、2012年5月14日。カミンスキはバロックの対位法に感銘を受けた近代ドイツの作曲家で、作品はワルター、フルトヴェングラー、ブッシュら世界的名指揮者から支持された。 | ||
スウェディッシュ・ロマンティック・ソング 1850-1930 リンドブラード:夜のすみれ/エーリク14世のための子守歌/ある夏の日/夏の朝 ショーベリ:長い日/静かな夕暮れ/月が昇る/妖精のささやき/音色 ステーンハンマル:孤独な思考による7つの詩 ラングストレム:メロディ/夜風/夏の夜/瞬間/ヴィレモ/叙情曲/ガチョウの移住/老人/ 苦悶に/木々の死/夜への懇願/告別/風と木/遠くから来た少女 トルステン・モスベリ(T) アンデシュ・カールクヴィスト(P) | ||
録音:2012年11月22日-23日、2006年10月19日、2007年4月28日。医者と物理学者の経歴を持つというデュオによる、1850年-1930年に活躍したスウェーデンの作曲家による歌曲集。 | ||
ロマン派のクラリネット五重奏曲集 Vol.2 エヴァルト・シュトラッサー(1867-1933):クラリネット五重奏曲 ト長調 Op.34 アンリ・マルトー(1874-1934):クラリネット五重奏曲 ハ短調 Op.13 シュテファン・ジーゲンターラー(Cl) プラハ・スタミツSQ | ||
録音:2011年11月9日-10日、プラハ。これまでも様々なクラリネットのためのレア・レパートリーを録音してきた、スイス・クラリネット界の重鎮シュテファン・ジーゲンターラーによる、フックス&ティエリオのクラリネット五重奏曲集(CDA-1674-2)に続く第2弾。ドイツのシュトラッサー、ヴァイオリニストとしても高名なフランス出身のマルトーによる2曲。 | ||
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集 〔第1番 ヘ長調 Op.8 /第2番 ト長調 Op.13 /第3番 ハ短調 Op.45 〕 クリスティアン・スバルブァー(Vn) ヘルゲ・ヒェクスフース(P) | ||
録音:2012年10月29日-30日、スウェーデン。1982年、スウェーデンの音楽一家に生まれ12歳でデビュー、ストックホルム王立音楽院やジュリアード音楽院で研鑽を積んだヴァイオリニスト、クリスティアン・スバルブァーによるグリーグのソナタ集。 | ||
ヴァルテンゼー、フーバー、アンドレーエ:声楽作品集 フランツ・クサヴァー・シュナイダー・フォン・ヴァルテンゼー(1786-1868): ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バス、クラリネットとピアノのための「平安 [Der Friede] 」 ハンス・フーバー(1852-1921):ミルザ・シャフィの13の歌 Op.13 より/合唱と4手ピアノのための愛の歌 Op.72 フォルクマール・アンドレーエ(1879-1962):歌曲集 Op.10 /歌曲集 Op.15 /歌曲集 Op.16 からの歌曲 ミカエラ・クレーマー(S) ディーター・クレッカー(Cl) ヘルムート・ドイチュ、竹沢絵里子(P) ニコラウス・インドレコーファー指揮カールスルーエ大学室内cho./他 | ||
スイスの作曲家による声楽作品集。 | ||
フロトウ&オッフェンバック:ピアノとチェロのための作品集 フリードリヒ・フォン・フロトウ(1812-1883):シジュウカラ/グリニッジからのワルツ/召使のギャロップ/ 庭の千草(夏の最後の薔薇)/おお、敬虔な/カモンイスの奴隷 フロトウ&オッフェンバック:チェロとピアノのための6つのメロディー カール・ペッテション(P) エステラ・ライニツカ(Vc) | ||
録音:2012年3月10日-11日、スウェーデン。スウェーデンのルンドで生まれた北欧期待のピアニスト、カール・ペッテションによる、ピアノ協奏曲集(CDS-1077-2)に続くフロトウ(1812-1883)の作品集。代表作、歌劇「マルタ」からの編曲や、アイルランド民謡「庭の千草(最後のバラ)」など、魅力的なチェロ作品、ピアノ独奏作品などが紹介されている。チェロのライニツカは1989年ポーランド生まれ、デンマーク音楽アカデミーで学んだ若手女流奏者。 | ||
J.S.バッハ&レーガー:オルガン作品集 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565 / コラール「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV.654 /幻想曲 ト長調 BWV.572 レーガー:幻想曲とコラール Op.40 No.1 /52の易しいコラール前奏曲 Op.67 〜3曲/ オルガンのための12の小品 Op.59 〜ベネディクトゥス/BACHの主題による幻想曲とフーガ Op.46 エーリク・ブーストレム(Org) | ||
録音:2013年6月3日-4日、8月22日-23日、オスカル教会、ストックホルム。使用楽器:マルクッセン製。ブーストレムは1947年スウェーデン生まれ。ストックホルム王立音楽院で学び、オリヴィエ・メシアンに師事、師メシアンのオルガン作品全集も録音、1984年よりオスカル教会のオルガニストを務めている。 | ||
北欧のチェロの魂〜シベリウス、リードホルム、グリーグ シベリウス:アンダンティーノ ハ長調/アンダンティーノ・モルト ヘ短調/ テンポ・ディ・ヴァルス「ルル・ワルツ」 嬰ヘ短調/無伴奏チェロのための主題と変奏 イングヴァル・リードホルム(1921-):チェロとピアノのための4つの小品 グリーグ:間奏曲 イ短調/チェロ・ソナタ イ短調 Op.36 / アレグレット(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.45 より) ハンプス・リンデルホルム(Vc) マッツ・ヤンソン(P) | ||
録音:2013年6月1日-2日、エレブルー大学コンサートホール、スウェーデン。フィンランドのシベリウス、ノルウェーのグリーグ、スウェーデンのリードホルムによる作品を集めた、北欧のチェロ作品集。ハンプス・リンデルホルムは、ストックホルムの芸術家の家庭に生まれ、ヨーテボリ歌劇場o.の副首席奏者、エレブルー大学教授、ノルウェー音楽アカデミー客員教授等を務める。 | ||
シヴ・ヴェンベリ、偉大なるプリマドンナ Vol.1 〜ロマンス モーツァルト:夕べの想いK.523 / メンデルスゾーン:ズライカ Op.34 No.4 /歌の翼に シューベルト:夜と夢/夜曲/アヴェ・マリア / ステーンハンマル:森の中で グリーグ:ソルヴェイグの歌/子守歌/プリンセス/君を愛す / アルヴェーン:森は眠る/君に焦がれて R.シュトラウス:ときめく胸 / グリーグ:希望 ペッテション=ベリエル:夕暮れどきの太陽は優しく / R.シュトラウス:献呈 シヴ・ヴェンベリ(S) ヤン・エイロン(P) | ||
録音:1986年7月1日、貴族会館 [Riddarhuset] 、ストックホルム。スウェーデンのソプラノ、シヴ・ヴェンベリの貴重録音集第1弾。 | ||
ライムライト&ライムストーン〜ア・シンギング・ジャーニー ラングストレム:ヤルマル・グッルベリの詩による5つの歌 / ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」〜マッダレーナのアリア「亡くなった母を」 ヴェルディ:歌劇「運命の力」〜レオノーラのアリア「神よ平和を与えたまえ」 プッチーニ:歌劇「トスカ」〜歌に生き、恋に生き / ハルストレム:歌劇「山の王の花嫁」より R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」〜アリアドネのモノローグ ソレンソン:ソプラノとオルガンのための「カンティクム・アナエ」 マルガレータ・デレフォース(S)/他 | ||
録音:1963年-1972年、ライヴ。デレフォースはスウェーデンのソプラノ。 | ||
クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲集 クルーセル:四重奏曲 ニ長調 Op.7 モーツァルト:四重奏曲 ヘ長調 K.370 フンメル:四重奏曲 変ホ長調 |
シュテファン・ ジーゲンターラー(Cl) ルツェルン弦楽三重奏団 | |
録音:2013年5月。使用クラリネット:シュヴェンク&ゼッゲルケ、バンベルク、ドイツ。 | ||
グリーグ:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7 / オネゲル:7つの小品 ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66 /夜想曲 ヘ長調 Op.15 No.1 / 練習曲 ハ短調 Op.10 No.12 フルメリ:シャコンヌ ハ長調 Op.8 / リスト:ため息/葬送曲 マリア・シールグレン(P) | ||
録音:1990年10月31日-11月2日、スウェーデン放送第3スタジオ。 | ||
R.シュトラウス:歌劇「影のない女」 Op.65
ビルギット・ニルソン、シヴ・ヴェンベリ(S) バルブロ・エーリクソン(Ms) マッティ・カストゥ(T) ヴァルター・ベリー(B−Br)他 ベリスラフ・クロブチャール指揮(ストックホルム)王立o. | ||
録音:1975年12月13日、ライヴ。 | ||
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847): 12のピアノ小品/4つのローマのピアノ小品 |
スールヴェイ・ヴィークマン(P) | |
録音:2014年、ダル・セーニョ。スウェーデンの女流ピアニスト、スールヴェイ・ヴィークマンは、2005年にもファニー・メンデルスゾーンのピアノ組曲集「一年」(nosagCD-228)を録音、女性作曲家の作品にフォーカスをあてて活動しており、ここではファニーがイタリア旅行からインスピレーションを得た16の小品を収録している。 | ||
グラモフォン 1899〜スウェーデンの初グラモフォン録音集 Wadman:Min lilla vra bland bergen Trad:Ingen annan har jag kar/Re'n i hafet Dannstrom:Klara stjarna med ogon snalla Floja:Till Osterland vill jag fara /他 | ||
スウェーデンで行われた最初期の「録音」からのコンピレーション。声楽曲、民謡等、幅広く収録されている模様。スウェーデン・ナショナル・アーカイヴズとの共同製作。 | ||
アクセル・クリンコウストレムの シリンダー式フォノグラフ(1899〜1912) |
様々なアーティスト | |
1900年前後のフォノグラフからの復刻。当時の語りや歌などに加えて「1991年&1992年の演奏であるステンハーマルとルーゼンベリの演奏が収められている」とのこと(「」内代理店記載ママ、詳細不明)。 | ||
シヴ・ヴェンベリ〜偉大なるプリマドンナ Vol.4 ワーグナー、R.シュトラウス、ヴェルディ、プッチーニ:オペラ・アリア集 シヴ・ヴェンベリ(S) エストニアso. デトロイトso. オスロpo./他 | ||
録音:1971年-1992年。スウェーデンのドラマティック・ソプラノ、シヴ・ヴェンベリ(1944-)の芸術をライヴ録音により紹介するシリーズ。 | ||
シヴ・ヴェンベリ〜偉大なるプリマドンナ Vol.6 ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」 |
シヴ・ヴェンベリ(S)他 エリ・クラス指揮 スウェーデン王立歌劇場o./他 | |
録音:1985年12月16日、ライヴ。スウェーデンのソプラノ、シヴ・ヴェンベリの貴重な録音集第6弾。 | ||
シヴ・ヴェンベリ〜偉大なるプリマドンナ Vol.5 マスカーニ:「カヴァレッリア・ルスティカーナ」〜ママも知るとおり ヴェルディ:「ドン・カルロ」〜むごい運命よ/「マクベス」より〔 Ambizioso spirito /いつまでも一つの汚れが〕 プッチーニ:「マノン・レスコー」〜捨てられ、ひとり寂しく / ウェーバー:「オベロン」〜海よ、巨大な怪物よ ラングストレム:戦の女神 / ベートーヴェン:シェーナとアリア「ああ不実な者よ」 / ステーンハンマル:森で シベリウス:葦よそよげ Op.36 No.4 /逢い引きから帰ってきた娘 Op.37 No.5 /音詩「大気の娘」 Op.70 シューベルト:水の上で歌う D.774 /ズライカ1 D.720 /音楽に寄す D.547 /ミューズの子 D.764 グリーグ:挨拶 Op.48 No.1 /白鳥 Op.25 No.2 /ある夢 Op.48 No.6 R.シュトラウス:ダリア Op.10 No.4 /夜のそぞろ歩き Op.29 No.3 /セレナード Op.17 No.2 / 私の思いのすべて Op.21 No.1 /ツェツィーリエ Op.27 No.2 マーラー:5つのリュッケルトの歌 / ロッシーニ:ヴェネツィアの競艇 シヴ・ヴェンベリ(S) グンナル・ステルン、エリアフ・インバル、オイヴィン・フィエルスタ、 カルロ・フェリーチェ・チラーリオ指揮 スウェーデン放送so.、ヨーテボリso.、王立o. ダーグ・アカーツ〔ダグ・アシャツ〕、ラッセ・シリアクス(P) | ||
録音:1972年-1989年。スウェーデンのドラマティック・ソプラノ、シヴ・ヴェンベリ(1944-)の芸術をライヴ録音により紹介するシリーズ。 | ||
ライラ・アンデション=パルメ〜夜の女王からエレクトラまで 伝承曲:十四歳だったかしら / グリーグ:春 / ダルドロ:なぜならば ステーンハンマル:逢い引きから帰ってきた娘/聖ヨハネの夕べに糸を結ぶ娘 ラングストレム:風と木/新月の下の乙女/ヴィッレモ/昔の踊りのリズム リヒャルト・シュトラウス: わが子に/夜/私の父は言った/15ペニヒで/あすの朝/満ち足りた幸せ/ 楽劇「ばらの騎士」第3幕〜三重唱(スウェーデン語歌唱)/ 楽劇「エレクトラ」〜エレクトラのモノローグ「ひとりになってしまった」/ 楽劇「サロメ」〜サロメのモノローグ「ヨカナーン、あなたは私のくちづけを拒んだ」 モーツァルト:歌劇「魔笛」より(スウェーデン語歌唱)〔若者よ、恐れるな/復讐の心は地獄のように胸に燃え〕 ヘンデル:歌劇「忠実な羊飼い」〜アマリッリのアリア ワーグナー:楽劇「ヴァルキューレ」第3幕フィナーレ プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」より(スウェーデン語歌唱)〔ある晴れた日に/かわいい坊や〕/ 歌劇「トスカ」〜歌に生き、恋に生き ヴェルディ:歌劇「マクベス」〜夢遊の場「ここにまだ染みがある」(スウェーデン語歌唱) ベルク:歌劇「ヴォツェック」より〔マリーのアリア(第1幕)/マリーのアリア(第3幕)〕(スウェーデン語歌唱) ライラ・アンデション=パルメ(S) シルヴィア・リンデンストランド(Ms) ブリット=マリー・アルーン(S) ライフ・ローア(Br) エイナル・ラルフ(T) ヤン・エイロン(P)他 | ||
録音:1964年-1996年。 ソプラノ歌手、ライラ・アンデション=パルメは、スウェーデン、ブレーキンゲのローセン生まれ。1963年にストックホルムの王立劇場でデビューし、モーツァルトの諸役、マダム・バタフライ、「ラ・ボエーム」のムゼッタ、「ラインの黄金」のフライア、「カルメン」のミカエラなどをレパートリーに王立劇場とドロットニングホルム宮廷劇場の舞台を中心に活躍した。シュトラウスの「サロメ」のタイトルロールで大きな成功を収め、メトロポリタン歌劇場ではラインスドルフ指揮の「影のない女」の皇后役を歌っている。1996年5月、王立劇場でエレクトラを歌い、オペラのステージから引退した。 | ||
カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト(1793-1866):ピアノ作品集 ルーヴェ・アルムクヴィスト/マリー・ルイーズ(FF I)/ルードヴィーグ・カール・ヴィルヘルム/母の思い出/ 父との別れ(FF XVIII)/ヴェンデラの黒い巻き毛(FF X)/リカルド・フールム/ニューニアンネの声/ 森の香り(FF XVII)/レオナルドから/幻想曲「心の祈り」/グッルハナの踊り(FF XIX)/聖霊降臨祭の朝(FF XXI)/ ジプシー祭り(Songs XXX)/ラ・カラッファ/ニアクンのポルスカ/ニコリーネ/セシーリアの疑問 レッナールト・ヘードヴァル(Fp|使用楽器: Johan Soderberg, 1806 & Johan Soderberg, 1813 ) | ||
録音:1982年、1985年、1993年。 カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト(1793-1866)は、スウェーデンの作家、ジャーナリスト、教師、聖職者、作曲家。ストックホルム生まれ。ウプサラ大学に学び、ルソーの精神に沿った農村生活をヴェルムランドで体験した後、1839年、ストックホルムの「Aftonbladet」紙の記者からジャーナリスト、作家のキャリアをスタートされた。1851年、個人的なトラブルからアメリカに逃亡。1865年にドイツに移り、翌年、ブレーメンで没した。著作集『Tornrosens bok(野バラの本)』に収められたフィクション、詩、戯曲の創作のほか、ピアノ曲、歌曲、合唱曲のジャンルに作品を残している。 | ||
シヴ・ヴェンベリ〜偉大なるプリマドンナ Vol.7 ペッテション=ベリエル:待つときほどいいことは(2種) / アードルフ・ヴィークルンド:絹靴は金の型から グリーグ:はじめての出会い Op.21 No.1 /そして恋人を手に入れよう Op.60 No.5 (2種)/挨拶 Op.48 No.1 / ある夢 Op.48 No.6 /歌曲集「ハウグトゥッサ」 Op.67 /忠告に感謝す Op.21 No.4 R.シュトラウス:二人の秘密をなぜ隠すのか Op.19 No.4 /ひそやかな誘い Op.27 No.3 ヴェルディ:「ドン・カルロ」〜エリザベッタのアリア/「運命の力」第2幕〜レオノーラのアリア プッチーニ:「トスカ」〜歌に生き、恋に生き/「マノン・レスコー」〜この柔らかなレースの中で ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜自殺! / ミレッカー:「デュバリ伯爵夫人」〜私はただ一人に心を ローベルト・シュトルツ:「お気に入り」〜君はわが心の皇帝/「絹をまとったヴェヌス」〜あなたのヴァイオリンを テオ・マッケベン:映画「故郷」〜 Eine Frau wird erst schon durch die Liebe レハール:「パガニーニ」〜愛は地上の天国/「ジュディッタ」〜私の唇はあなたに熱いキスをした シェーグレン:愛の歌 Op.50 /美しいものはすべて君のもの/ばらは贈らないで/明るい星/わが歌を春に捧ぐ Op.1 No.2 ニルセン:りんごの花 FS 18-1 /花よ、ただ頭をしずめなさい FS 42-4 /初めてのひばり FS42-5 ユリヨ・キルピネン:わが幸せは りんごの木に咲く Op.19 No.4 /日の光 Op.47 No.2 /プロローグ Op.15 No.1 シヴ・ヴェンベリ(S) ダーグ・アカーツ〔ダグ・アシャツ〕、ラーシュ・ルース(P) | ||
録音:1992年-1993年。スウェーデンのドラマティック・ソプラノ、シヴ・ヴェンベリ(1944-)の芸術をライヴ録音により紹介するシリーズ。 | ||
シヴ・ヴェンベリ〜偉大なるプリマドンナ Vol.8 ペッテション=ベリエル:暗い森をひとり歩くと Op.5 No.1 /空にある星のように Op.5 No.3 / 夕暮れどきの太陽は優しく Op.12 No.2 /アスポケルのポルスカ グリーグ:君を愛す Op.5 No.3 /春 Op.33 No.2 / ラングストレム:セメレ/ヴィッレモ/パン/戦の女神 シベリウス:初めてのくちづけ Op.37 No.1 /葦よそよげ Op.36 No.4 /黒いばら Op.36 No.1 プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜私のいとしいお父さん/「トスカ」〜歌に生き、恋に生き ヴォルフ:庭師/ねずみとりのおまじない/夜の魔法/ミニョンの歌「君よ知るや南の国」 R.シュトラウス:歌曲集「6つの歌」 Op.69 /クリスマスの想い WoO.94 /クリスマスイブの歌 Op.1 /4つの最後の歌 ベートーヴェン:自然における神の栄光 Op.48 No.4 / シェルルフ:わたしの心と竪琴 スティーヴン・アダムズ:聖なる都市 / グノー:悔悟 / アダン:クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」 ワーグナー:「ローエングリン」〜寂しい日々に神に祈った / シベリウス:私には富も名声もいらない Op.1 No.4 シヴ・ヴェンベリ(S) ベンクト・ヴェンベリ、アンデシュ・ヴァーデンベリ、 マイケル・ウィルソン(P) マルクス・トレーン(Org) | ||
録音:1986年、1991年、2000年、2004年。スウェーデンのドラマティック・ソプラノ、シヴ・ヴェンベリ(1944-)の芸術をライヴ録音により紹介するシリーズ。 | ||
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
ライラ・アンデション=パルメ(S;ブリュンヒルデ) エリオット・ペイリー(T;ジークフリート) マーグレーテ・ダニエルセン(Ms;ヴァルトラウテ) エヴァ・ヨハンソン(S;グートルーネ) ラース・ヴォーエ(Br;バリトン、グンター) オーウ・ハウグラン(B;ハーゲン) ヤーアン・クリント(Br;アルベリヒ) フランチェスコ・クリストフォリ指揮オーフスso. | ||
録音1987年9月6日、オーフス・コンサートホール、オーフス、デンマーク、ライヴ、 ADD 。 「夜の女王からエレクトラまで」(CDA-1806/07-2)に続く、スウェーデンのソプラノ歌手、ライラ・アンデション=パルメ(1941-)の第2弾リリース。コペンハーゲンのデンマーク国立オペラが毎夏オーフスで行っている特別公演におけるこの演奏は、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」がデンマークで上演された1912年のプロダクション以来となる1987年の「指輪」の第3夜のライヴ。アメリカ、ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれのテノール、エリオット・ペイリー(1948-)がジークフリート、その他の主要な役はデンマークの歌手が歌っている。 | ||
ノーヴォサックス〜ミンモのための偉大なる作曲家たち レンディーネ:カントゥス / バカロフ: Tanghitudes 4 / フェッレーロ:カントリー・ライフ シャイー:私の湖 / トゥティーノ:ザ・ゲーム・イズ・ソフト / ダークイラ: Zona 167 ベッタ:カントゥ・デル・アルバ / モリコーネ:ノットゥルノとパッサカリア ピオヴァーニ:ラ・メロディア・ソスペーザ / ソッリマ:スパシーモ・フラグメンツ ミンモ・マランドラ(ソプラノSax) マルコ・チッコーネ(P) | ||
録音:2016年6月。 現代イタリアを代表する作曲家たちが、ミンモ・マランドラのために手懸けたソプラノ・サクソフォンのための作品集。 | ||
セシリアに〜スウェーデンの愛の歌 ヤルマル・カッセルマン(1891-1967): ベアトリス・アウロレ/なんといっても、歩くあなたがとても好き/マダムはとても可愛く/夜の星/ 紫のチューリップ/歌/私たちの再会は、まったくの偶然だった/花屋の外で/両の手 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):あした Op.27 No.4 エヴェルト・トーブ(1890-1976):海がこれほど美しく光ることは/小さな星のように/ 愛しい人、あなたはバラの花のよう/愛と風/マーロのマイ ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960):わが心を汝〔な〕が御手に Op.54 リレ・ブルール・ソーデルルンド(1912-1957):花を残していってもいいか トリニ・ビョルク(1938-):民謡の調子で / グンナル・テューレソン(1906-2001):秋のメロディ レオ・フェレ(1916-1993): Snurra min jord / モニカ・ドミニク(1940-):献呈 ロルフ・フォーゲルストレム(1912-1992):ビューバッカのワルツ/スヴェア=ウッレのワルツ ペール=エーリク・モレウス(1950-):コッポンゲン グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):あなたが私の目を閉じると Op.27 No.1 トシュテン・モッスベリ(T) スティーナ・ヘルベリ・アイバック(Hp) ユーナス・イーサクソン(G) アンデシュ・カールクヴィスト(P) | ||
録音:2017年3月11日-12日、3月25日、ナンナ小学校講堂、ウプサラ/2017年8月1日、ベアテルンド・ゴード、フォーフェンガン、インガロー島、スウェーデン。 「歌の国」スウェーデンのラブソング・コレクション。プログラムは、スウェーデン国王の専任医を務め「バラードの友協会」の創設会員でもあった医師ヤルマル・カッセルマンが、ハリエット・ローヴェンイェルムやヴィルヘルム王子、グッルベリたちの詩に作曲した9曲。シンガーソングライター、エヴェルト・トーブの人気曲「海がこれほど美しく光ることは」など5曲。詩、戯曲、児童書、翻訳と幅広く手がけスウェーデン・アカデミー会員にも選ばれた作家ラーシュ・フォシェル(1928-2007)がスウェーデン語歌詞を作り、スウェーデンの歌手たちに歌われるようになったレオ・フェレのシャンソン。フォシェルの書いた歌詞にジャズ・ミュージシャンのモニカ・ドミニクが作曲した「献呈」は、彼女のピアノとザ・リアル・グループの共演(Phono Suecia PSCD42)で録音され、人気を集めた。ペール=エーリク(ペッラ)・モレウスの「コッポンゲン」は、合唱曲にも編曲され、クリスマスの季節を中心に広く歌われている曲。テノールのトシュテン・モッスベリは、麻酔科学と集中治療学が専門の医師。声楽をエステル・ルールサイツ、エヴァ・ピラット、ビョーン・テューリンに学び、バラード、ロマンス、キャバレーソングを主なレパートリーに歌手としても活動、リレ・ブルール・ソーデルルンドの歌曲を歌った「尊いもの」(CDA-1657-2)など4つのアルバムをSterlingレーベルに録音している。ギター、ハープ、ピアノの共演、曲によって楽器を変えて歌っている。 | ||
詩的な歌、ロマンティックな歌 カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト: ひとりぼっちで歩いてはいない/耳を傾けるマリア/マリアの驚き/なぜ牧場に来たのだ/心の花/ティントマラの歌 アドルフ・フレードリク・リンドブラード: 夏の日/どうして?/ああ、そうか!/少女の思い出帳に/報われない恋/夕べに/近くに/夜に/決意/信頼/ 少女の朝の瞑想/夕べ、秋の宵/カーリン・モンスドッテルがエーリク十四世に歌う子守歌/わたしの家はどこだ/ 初めて失ったものアーレンセーにて/慰め/眠るアモール トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト: 外では夏の風が吹き/小さな鳥も楽しそうに歌っている/カササギが教会の屋根にとまっている インゲマル・リリエフォシュ:鏡の歌/問いと答え/日の出 / スヴェン=エーリク・ユーハンソン:沈黙/民謡2000 スヴェン=エーリク・ベック:三つの中国の詩 / シェシュティン・イェプソン:女性の歌 イーヴァ・ソーレンソン(S) レッナールト・ヘードヴァル(P) | ||
録音:1982年3月24日-25日、4月27日、5月25日、音楽博物館/1984年12月19日-20日、1986年3月1日-2日、スウェーデン放送(SR)第2スタジオ、すべてストックホルム。 イーヴァ・ソーレンソン(1946-)は、スウェーデンのヨーテボリ生まれ。ヨーテボリとケルンの音楽大学で歌唱法を学び、コンサート歌手としてデビュー。ヨーテボリ大学のオペラ学部を卒業後、マルメの音楽劇場を経て、1979年から2001年までストックホルム王立歌劇場のソリストを務めた。 | ||
クルト・ヴァイルの肖像 〜ベルリンからニューヨークへ 「三文オペラ」より〔快適な生活のバラード/ヒモのバラード/タンゴ・バラード/ これが人生の唄/海賊ジェニー/人の努力の至らなさを歌うバラード〕/ 「マハゴニー市の興亡」〜アラバマの歌/「ハッピー・エンド」〜ビルバオの歌/ 「ベルリン・レクイエム」〜ポツダムのウンター・デン・アイヒェン通りに/「永遠の道」〜ルースの歌/ 「石油ブーム」〜マルガーテの貝殻/フランスの歌 より〔あんたを愛してはいない/セーヌの嘆き〕/ 「ニッカーボッカーの休日」より〔それがあなただったことはない/セプテンバー・ソング〕/ 「闇の女」より〔わたしの舟/生まれ変わったような気分〕/ 「ヴィーナスの接吻」より〔愚かな心/恋を語るなら声をひそめて〕/歌劇「街の風〜孤独な家/ 「ラブ・ライフ」〜ここにあなたといよう/「ハックルベリー・フィン」〜アップル・ジャック/ 「星空に消えて」より〔小さな灰色の家/何千マイルも/元気でいてね/星空に消えて〕 シーア・ニューベリ(S) カーリン・ヒュルテンベリエル(A) トシュテン・モスベリ(T) スティーナ・ヘルベリ・アグバック(Hp) クット・ヘードルンド、アンデシュ・カールクヴィスト(P) ヤン・ベリネール、 ハッセ・ラーション(ベース) ラーシュ=オーロフ・ノレーエン・トリオ | ||
録音:2016年4月、6月、ウプサラ。 アメリカのジャズやミニストレル・ショー、ユダヤのクレズマーなどから影響を受け様々な特徴的な歌を書いたクルト・ヴァイル(1900-1950)。代表作「三文オペラ」を始めとするオペラ、オペレッタのアリア、ミュージカル・ソング、キャバレー・ソングなどを年代順に収録し、ベルリンからパリ、ニューヨークへと移動したクルト・ヴァイルのポートレートをスウェーデンの歌手たちが表現する。 | ||
歌唱の技術 〜ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ Vol.1 ポンキエッリ(1834-1886):歌劇「ジョコンダ」〜空と海 ヴェルディ(1813-1901): 歌劇「トロヴァトーレ」〜ああ美しい人/歌劇「仮面舞踏会」〜さあ言ってくれ、彼女が忠実に私を待っているかを/ 歌劇「アイーダ」〜清きアイーダ/歌劇「ロンバルディア人」〜私の喜びは呼び覚ます/ 歌劇「リゴレット」〜あれかこれか/歌劇「二人のフォスカリ」〜憎しみだけが、凄まじい憎しみだけが ボロディン(1833-1887):歌劇「イーゴリ公」〜カヴァティーナ「暗い夜はとばりをひろげ」 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):歌劇「サトコ」〜インド人の歌 グノー(1818-1893):歌劇「ロメオとジュリエット」〜ああ、太陽よ昇れ マスネ(1842-1912):歌劇「マノン」より〔夢の歌「目を閉じると」/ああ消え去れ、やさしい面影よ〕 オベール(1785-1871):歌劇「フラ・ディアヴォロ」〜間違いはある、美しいわが子よ アレヴィ(1799-1862):歌劇「ユダヤの女」〜ラシェルよ、主の恵みにより ビゼー(1838-1875):歌劇「カルメン」〜花の歌「おまえが投げたこの花は」 ジョルダーノ(1867-1948):歌劇「フェドーラ」〜愛さずにはいられぬこの思い/ 歌劇「アンドレア・シェニエ」〜五月の晴れた日のように マスカーニ(1863-1945):歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜母への別れ「母さん、あの酒は強いね」 プッチーニ(1858-1924):歌劇「ボエーム」〜冷たい手を / ベートーヴェン(1770-1827):アデライーデ Op.46 シューベルト(1797-1828):シルヴィアに D.891 /ミューズの子 D.764 /夜と夢 D.827 / セレナード D.957 No.4 /全能の神 D.852 /鳩の使い D.965a リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):あした Op.27 No.4 /たそがれの夢 Op.27 No.1 /セレナード Op.17 No.2 / ひそやかな誘い Op.27 No.3 /帰郷 Op.15 No.5 /献呈 Op.10 No.1 グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):海に寄せて / ステーンハンマル(1871-1927):スウェーデン Op.22 No.2 ラグナル・アルテーン(1883-1961):なんじ祝福されし国よ シベリウス(1865-1957):夢だったのか Op.37 No.4 /葦よそよげ Op.36 No.4 /ユバル Op.35 No.1 ロッシーニ(1792-1868):踊り / トスティ(1846-1916):理想の人 ラーシュ・ビョーリング(T) ハッリ・エーベット、ブリタ・リグネル、ヤン・エイロン(P) | ||
録音:1980年-1990年、セッション。アーティスト・シリーズ。 スウェーデン音楽史と世界のオペラ史に名を残すテノール歌手、ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング)(1911-1960)の父、ダーヴィド・ビョーリング(1873-1926)へのオマージュ・アルバム第1作。テノールのラーシュ・ビョーリングは、ユシーの子。父がダーヴィドから受け継ぎ、ビョーリング一家伝統の歌唱スタイルとなった「ベルカント」でオペラ・アリアと歌曲を歌っている。 | ||
ビョルクルンド=ユッランデル:即興、コンサート・エチュード、瞑想 コンサート・エチュード〔第1番 変ホ短調/第2番 変ホ長調/第3番 嬰ハ短調/第4番 嬰ヘ短調〕/ 「この世はうるわし」による5つの異なる流儀の即興〔モーツァルトの流儀で/ バルトーク&ストラヴィンスキーの流儀で/ショパンの流儀で/ドビュッシーの流儀で/リストの流儀で〕/ 「主の道をととのえよ」による即興/「ハッピー・バースデイ」による即興 カール=ミケール・ベルマン:さあ, 君の長生きを願い ビョルクルンド=ユッランデル: 「さあ、君の長生きを願い」のモーツァルト風即興/瞑想 Nos.1-6 / モーツァルトの交響曲第40番第1楽章(合唱とピアノのための編曲版)(*) スタファン・ビョルクルンド=ユッランデル(P) クリスティアン・ユングレーン指揮ニコライ室内cho.(*) | ||
録音:1994年6月13日、グスタフ・アドルフ教会、スンツヴァル/2008年12月、1992年4月28日、ストックホルム大聖堂/2012年1月29日、2017年11月、2004年、2015年、エーリクソン・ホール、ストックホルム。 スタファン・ビョルクルンド=ユッランデルは、1955年、ストックホルム生まれ。ストックホルムの王立音楽大学、イタリア、ハンガリーのリスト音楽院で学び、オルガニスト、ピアニスト、作曲家として活動。2000年からボロースのグスタフ・アドルフ教会の教会音楽家を務め、ピアノやオルガンのための作曲と即興も手がけている。ビョルクルンド=ユッランデルの作品集。4つの「コンサート・エチュード」と6つの「瞑想(Meditation)」。賛美歌やシンガー・ソングライター、ベルマンの「誕生日を祝う乾杯の歌」による「即興」。Bonus CDに収録された「モーツァルトの交響曲第40番第1楽章」の合唱とピアノのための編曲は、ストックホルムのニコライ室内合唱団の中国ツアーに彼が参加した際の演目。2004年、彼がヨーテボリ大学音楽演劇学部の修士号取得のために提出したクラシック・ピアノの即興に関する論文の要約(英語)がブックレットに掲載されている。 | ||
歌唱の技術 -ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ Vol.2 チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜レンスキーのアリア 「どこへ行ってしまったのか、わが青春の黄金の日々よ」(スウェーデン語歌唱) ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より〔わたしのあの娘が攫われた/女心の歌「嵐の中の羽根のように」〕/ 歌劇「運命の力」〜生きることは地獄だ、この不幸な者には モーツァルト:歌劇「魔笛」〜なんと美しい絵姿/歌劇「皇帝ティートの慈悲」〜もしも帝国に、友なる神々よ(*) / 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜いとしい人の愛のそよ風は グノー:歌劇「ファウスト」より〔第1幕プロローグ/挨拶しよう。慎ましく清らかな家よ(第3幕)〕 フロートー:歌劇「マルタ」〜ああ、かくも素直で愛らしい / ビゼー:歌劇「真珠とり」〜あの声は何という混乱を プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」〜見たこともない美しい女 マイアベーア:歌劇「アフリカの女」〜おおパラダイス ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」〜ある日、青空を眺めて チレーア:歌劇「アルルの女」〜フェデリーコの嘆き「ありふれた話」 ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」〜わたしの名が知りたければ コルンゴルト:歌劇「死の都」〜マリエッタの歌 ラフマニノフ:美しい人よ, 私のために歌わないで Op.4 No.4 /そよぐ風 Op.34 No.4 (*) / ミュッセからの断片「孤独」 Op.21 No.6 (*) /ここは素晴らしい場所 Op.21 No.7 (*) / 彼女たちは答えた Op.21 No.4 /夜の静けさに Op.4 No.3 (*) アルヴェーン:森は眠る Op.28 No.6 (*) /セレナード Op.4 No.2 (*) /夕べの気分(家のそばで) Op.21 No.1 / 夏の香り Op.8 No.2 /夕べ R.187 /わが心を汝が御手に Op.54, R.203 /君に想いこがれて Op.28 No.5 ラーシ・ボルデマン:パグ (*) /緑の牧場 (*) /おばと鸚鵡 (*) /ネギと二十日大根(*) オブラドルス:心よ、お前はなぜ… (*) /愛をこめて、お母さま (*) /こよなく柔らかい髪(*) ベッリーニ:マリンコニア/やさしいニンフ /私のフィッレの悲しげな面影 ステーンハンマル:幸せの国への旅 Op.26 No.8 (*) /柵にもたれて Op.8 No.1 (*) / もしも子供にもどれたら Op.37 No.4 (*) /森で/手回しオルガンの歌 Op.38 No.4 シェールリング:夕べの気分 ラーシュ・ビョーリング(T) ハッリ・エーベット、ブリタ・リグネル、 ヤン・エイロン、アヌーシュカ・ムケルジー、セルゲイ・レズニコフ(P) | ||
録音:1975年-2006年、ライヴ(*) &セッション。 Sterlingのアーティスト・シリーズ。スウェーデン音楽史と世界のオペラ史に名を残すテノール歌手、ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング) ユッシ・ビョルリンク(1911-1960)の父、ダーヴィド・ビョーリングDavid Bjorling (1873-1926)へのオマージュ・アルバムの第2作。テノールのラーシュ・ビョーリングLars Bjorlingは、ユシーの子。父のユッシがダーヴィドから受け継ぎ、ビョーリング一家伝統の歌唱スタイルとなった「ベルカント」でオペラ・アリアと歌曲を歌っている。1975年から2006年のセッション録音とライヴ録音によるコレクション。 | ||
マリア!マリア!〜ビルギッタ修道会聖歌の400年 日曜日の聖務日課/月曜日の聖務日課/火曜日の聖務日課/ 水曜日の聖務日課/木曜日の聖務日課/金曜日の聖務日課/土曜日の聖務日課 カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン(芸術監督)アンサンブル・イェンマ | ||
録音:2017年10月20日-22日、ヘムショー新教会、ヴェクショー、スウェーデン。 ビルギッタ修道会は、スカンディナヴィアが起原の唯一の修道会。聖ビルギッタ(c.1303-1373)とシェンニンゲのペトルス・オラヴィが、1350年代にローマで定礎を行い、1384年、最初のビルギッタ会修道院がスウェーデンのヴァドステーナに開設された。「マリア!マリア!」では、ビルギッタ会のグレゴリオ聖歌が、日曜日「マリアにまつわる三位一体の喜び」、月曜日「マリアにまつわる天使たちの喜び」、火曜日「マリアにまつわる家長たちの喜び」、水曜日「マリアの誕生」、木曜日「キリスト生誕と聖母マリア」、金曜日「キリストの苦悩とマリアの同情」、土曜日「マリアの死と昇天」に分けて歌われる。これらの聖歌は、ペトルス・オラヴィの作とされるものの、すべての旋律と歌詞が彼の手によるものかどうかは不明だといわれる。アンサンブル・イェンマは、スカンディナヴィアで作られ、あるいは、スカンディナヴィアに関連した中世の教会音楽を演奏するため、2006年に創設された。芸術監督のカーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーンは、ヨーテボリの音楽演劇大学の出身。グレゴリオ聖歌を中心とする中世の教会音楽を専門に音楽学者、音楽教師、歌手として活動している。オランダ、ウーデンのビルギッタ修道院所蔵の手稿譜コレクションによる初めての録音。録音セッションは、スウェーデンの南部、スモーランド地方の緑豊かな町、ヴェクショーの教会で行われた。 | ||
イェイエル&ランデル:弦楽四重奏集 エーリク・グスタフ・イェイエル:弦楽四重奏曲第2番 変ロ長調 アンドレーアス・ランデル:弦楽四重奏曲 ヘ短調 ノルショーピングSQ [ジョージ・レイモンド、シーロルド・ランドストレム(Vn) アロイス・シェンプニ(Va) トゥーレ・シュンデル(Vc)] | ||
録音:1977年5月9日、スウェーデン放送局、ストックホルム。ノルショーピング四重奏団は、1934年、ノルショーピングso. のメンバーにより結成され、途中メンバーが交替しながら1975年まで活動を続けた。トゥーレ・シュンデルが創設以来チェロを担当、1956年から解散まで、オーケストラの第1コンサートマスターのジョージ・レイモンドが第1ヴァイオリンを受け持った。スウェーデンの作品とコンテンポラリー作品を中心に演奏、リゲティの弦楽四重奏曲の一作をスウェーデン初演している。1977年5月、スウェーデン放送のために彼らが録音したスウェーデン・ロマンティシズム時代の2つの作品。エーリク・グスタフ・イェイエル(1783-1847)は、国会議員、雑誌の編集者など多面的に活動。作曲家としては「小さな炭焼き」や「夜空」といった歌曲(Musica Sveciae MSCD-519)の作者として知られ、2曲の弦楽四重奏曲とヴァイオリン・ソナタ、ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲などの室内楽曲を残した。アンドレーアス・ランデル(1806-1864)は、オスカル王子の助力を得てパリでヴァイオリンを学び、1828年からストックホルムの王立o. で演奏、1861年から1864年までコンサートマスターを務めた。劇のための音楽、フランス・ヴィルトゥオーゾ・スタイルのヴァイオリン協奏曲3曲、ハイドンの後期とベートーヴェンの初期のスタイルの室内楽曲、男声合唱曲、ロマンティックなスタイルの歌曲とロマンスを作曲。3曲の弦楽四重奏曲のうち ヘ短調の作品は、彼の代表作のひとつとみなされ、ウプサラ・チェンバー・ソロイスツによる録音(MSCD-522)が「スウェーデン音楽アンソロジー」のシリーズに収められている。 | ||
J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV.870-893 |
ブレンダ・ ルーカス・オグドン(P) | |
録音:2018年4月、6月、マスター・コード・スタジオ、ロンドン。 鬼才ピアニスト、ジョン・オグドン(1937-1989)の夫人ブレンダ・ルーカス(1935-)による録音。 | ||
歌唱の技術〜ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ Vol.3 ヴェルディ:レクイエム〜われは嘆く(怒りの日 から)(*) / モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618 メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」 Op.70 〜人々よ、お前たちの心を引き裂け…心を尽くして求めるならば/ ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 HWV.56 〜慰めよ、わたしの民を慰めよと…谷はすべて身を起こし(*) / 歌劇「クセルクセス(セルセ)」 HWV.40 〜なつかしい木陰よ(*) / 歌劇「イェフタ」 HWV.70 〜わが娘を高みにあげてくれ、天使たちよ(*) / 歌劇「アタランタ」 HWV.35 〜いとしの森よ/歌劇「セメレ」 HWV.58 〜そなたの赴くところ いずこにも(*) J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244 〜わたしはイエスのそばで目覚めていよう シューベルト:アヴェ・マリア D.839 / グリーグ:大きな白い群 Op.30 No.10 セーデシュトレム:主はわが羊飼い / アダン:クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」 レーガー:マリアの子守歌 / ジョン・フランシス・ウェイド:アデステ・フィデリス(神の御子は今宵しも) フレスコバルディ:あなたは去ってゆく/わたしの太陽よ/わたしを拒まないで下さい、ああ グルック:歌劇「パリーデとエレーナ」〜おお、私のいとしい人よ ロッシーニ:スターバト・マーテル〜嘆き、憂い / ビゼー:神の子羊 シューベルト:魔王 D.328 (*) /野ばら D.257 (*) /万霊節の連梼 D.343 (*) /岩の上の羊飼い D.965 (*) ハイドン:おお、美しい声よ Hob.XXVIa: 42 /さすらい人 Hob.XXVIa: 32 /鋭い目 Hob.XXVIa: 35 ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」 Op.7 より〔ヴィラネル/バラの精/知られざる島〕 ニューストレム:歌曲集「海辺の歌」/海の歌/わたしは海辺に家を//岩礁で ボノンチーニ:お前を賛える栄光のために / カッチーニ:うるわしのアマリッリ / ヴェルディ:日没 コープランド:アメリカの古い歌第1集〜遠い昔 ビーチ:3つのブラウニングの歌 Op.44〜ああ恋人よ, わずか一日で / コーツ:あなたの歌が聞こえた ラーシュ・ビョーリング(T) ハッリ・エーベット、ブリタ・リグネル、 リリアン・カールソン、アヌーシュカ・ムケルジー、カール=オット・エルサミー(P) ウルフ・ヴェスレーン(P/Org) オルガンをともなう小アンサンブル | ||
録音:1975年-2018年、セッション(*)、ライヴ(*以外) 。 Sterling のアーティスト・シリーズ。スウェーデン音楽史と世界のオペラ史に名を残すテノール歌手、ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング)(1911-1960)の子、ラーシュ・ビョーリングが、祖父ダーヴィド(1873-1926)に捧げるオマージュ・アルバムの第3作。 | ||
すべての丘と谷が〜スウェーデンの歌、バラード集 スウェーデン民謡:すべての丘と谷が / 民謡:エリーンにかなり恋してる 北欧民謡(ラッセ・ルシドール(1638-1674)作詞/ トマス・キンゴ(1634-1703)曲):嘆いたりすれば、わたしは愚か者だ グルック(1714-1787):男の子たち / スウェーデン民謡:乾いた春を嘆く歌 グスタフ・デューベン(父)(1628頃-1690):ルストヴィーンは感じるままにガヴォットを踊る スウェーデン・バラード(1825年の三文草紙):火のように / 伝承の踊りゲーム歌:わたしは東を向き カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト(1793-1866):君はひとりで歩いてはいない カール・ゴットフリード・レインホルド・リトマルク(1842-1899):素晴らしいこと グンナル・ヴェンネルベリ(1817-1901):寝てはいけない ニルス・B.セーデシュトレム(1894-1956):エデンは西へ / エヴェルト・トーブ(1890-1976):海の星 ルーベン・ニルソン(1893-1971):これぞ海の男の歌 ビリエル・シェーベリ(1885-1929):フリーダの窓に映る春の夜/春の掃除をするフリーダ ヤルマル・カッセルマン(1891-1967):鳥を狩る / エヴェルト・トーブ:海鷲ワルツ/ニースのタンゴ アンデシュ・ベリエ(1920-1982):では道で待っていよう ウッレ・アドルフソン(1934-2004):望みどおりの人を手に入れた ポヴェル・ラメル(1922-2007):素晴らしいことは束の間 グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):もっとも美しい時は黄昏 トシュテン・モッスベリ(T) スティーナ・ヘルベリ・アイバック(Hp) ユーナス・イーサクソン(G) | ||
録音:2018年5月14日-19日、グリスリンゲ・ゴード、インガロー島、スウェーデン|原語(スウェーデン語)と英語による全歌詞掲載。スウェーデンのテノール、トシュテン・モッスベリTorsten Mossbergのソング・コレクション。「セーデルルンド歌曲集」(CDA-1657-2)、「スウェーデン・ロマンティック歌曲集」(CDA-1682-2)、「セシリアに-スウェーデンの愛の歌」(CDA-1818-2)につづく「すべての丘と谷が」では、中世から現代までのスウェーデンの歌、民謡、三文草紙の歌、バラードが歌われる。スウェーデンのポリフォニー音楽の先駆者といわれるグスタフ・デューベン(父)(c.1628-1690)の「ルストヴィーンは感じるままにガヴォットを踊る」。作家アルムクヴィストの「君はひとりで歩いてはいない」。詩人グンナル・ヴェンネルベリの「寝てはいけない」。カールフェルトの詩にニルス・B.セーデシュトレムが作曲した「エデンは西へ」。「バラードの友協会」の創設会員でもあった医師ヤルマル・カッセルマンの「鳥を狩る」。シンガーソングライター、エヴェルト・トーブは、「海の星」など3曲。そして、チェロ協奏曲や「田園組曲」で知られるグンナル・ド・フルメリの「もっとも美しい時は黄昏」。スウェーデンの人たちの親しんできた歌をモッスベリは、ハープとギターとともに、素朴な語り口で歌っていく。ゆったりとした時の流れるアルバム。 | ||
プッチーニ:歌劇「トスカ」
ライラ・アンデション=パルメ(S;トスカ) ロルフ・ビョーリング(T;カヴァラドッシ) エーリク・セデーン(Br;スカルピア) アンデシュ・ベリストレム(T;アンジェロッティ) ラーシュ・クッレンブー(T;スポレッタ) ブー・ルンドボリ(Br;堂守) ステーン・ヴァールンド(B;シャルローネ) ルドルフ・ダッシー(B;看守) ラーシュ・ベリストレム(ボーイA;牧童)、 カルロ・フェリーチェ・チラーリオ指揮王立スウェーデン歌劇場cho. & o. | ||
録音:1984年9月20日、王立スウェーデン歌劇場、ストックホルム、ライヴ。王立歌劇場で90回以上トスカを歌ったスウェーデンの宮廷歌手、ライラ・アンデション=パルメの貴重なライヴ録音。スウェーデンの宮廷歌手ライラ・アンデション=パルメ(1941-)の「芸術」をアーカイヴ録音で紹介するシリーズ。「夜の女王からエレクトラまで」 (CDA-1806/07-2)とワーグナーの「神々の黄昏」(ブリュンヒルデ)(CDA-1813/16-2)につづくリリースは、王立スウェーデン歌劇場の公演をライヴ収録した「トスカ」。彼女が、1979年1月31日から1997年11月11日、まで、この歌劇場で93回歌ったという、もっとも得意とする役のひとつ。この劇場で30回、彼女と同じ舞台に立ち、彼女から「最高のカヴァラドッシ」と讃えられるロルフ・ビョーリング(1928-1993)の共演。カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(1915-2007)は、アルゼンチン生まれ。オペラ指揮者としてイタリアを中心に実績を積み、1964年、マリア・カラスの希望により「トスカ」を指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビューした。イギリス、アメリカと活動の場を広げ、プッチーニ、ヴァルディ、モーツァルトを指揮して王立スウェーデン歌劇場にたびたび客演。スウェーデン歌劇場の歌手だったホーカン・ハーゲゴードのオペラ・アリア集(Caprice, CAP-21362)の指揮も担当している。 | ||
アルベット・ルーベンソン:歌曲集 ハインリヒ・ハイネの5つの詩6つの歌/ ビョルンスチェーネ・ビョルンソン、イェンス・クリスティアン・ホストロプ、ロバート・バーンズの6つの詩/森で カロリーネ・イェンテレ(S) ヴィクトリア・パワー(P) | ||
録音:2019年2月19日、22日、ストックホルム。ナショナル・ロマンティシズムの作曲家アルベット・ルーベンソン(1826-1901)は、ストックホルム生まれ。1844年から1848年までライプツィヒでヴァイオリンと作曲を学び、ゲヴァントハウスo. でも演奏した。1850年から1851年にかけてストックホルムの王立o. でヴィオラを演奏。作曲家として、交響曲、弦楽四重奏曲、歌曲を中心にシューマンやメンデルスゾーンに倣ったスタイルの作品を手がけた。1872年にスウェーデン音楽アカデミーの会員に選出。ストックホルムで没した。ソプラノのカロリーネ・イェンテレは、1993年から1997年までストックホルムの「オペラ・スタジオ67」で学んだ。1994年夏、スールナの「コンヂフェンセン(ウルリクスダール城劇場)」で上演された「フィガロの結婚」のバルバリーナ役でデビュー。2000年に同劇場で歌った「魔笛」の「夜の女王」役をドロットニングホルム宮廷劇場と王立歌劇場でも歌い、高い評価を受けた。「椿姫」のフローラ、「こうもり」のアデーレ、「劇場支配人」のヘルツ夫人が主な持ち役。共演のヴィクトリア・パワーは、ロンドンの王立音楽大学とストックホルムのエツベリ音楽学校で学び、室内楽のピアニスト、ソリストとしてスウェーデンで活動している。「詳細なライナーノート(スウェーデン語・英語)」と「スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語の歌曲テクストと英訳(ロバート・バーンズは原詩)」の2冊のブックレットが添付されている。 | ||
聖シーグフリッドの聖務日課 Instrumental /交唱第1晩課/第2朝課交唱/第3朝課交唱/ Instrumental /第4朝課交唱/第5朝課交唱/ Instrumental /第7朝課交唱/第8朝課交唱/第2賛歌交唱/第3賛歌交唱/第5賛歌交唱/第5朝課応唱/ Instrumental /第6朝課応唱/第7朝課応唱/第8朝課応唱/ Instrumental /ベネディクトゥス交唱/賛歌聖歌 アンサンブル・イェマ [クリスティン・ユーンソン、ドロテーア・クヌースト、エメリ・ルース、 カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン(芸術監督) ユハンネス・ゲヴォルキアン・ヘルマン(ハーディガーディ)] | ||
録音:2019年10月6日、8日、ヘムショー新教会、ヴェクショー、スウェーデン。スカンディナヴィアに関わる中世の教会音楽を演奏するため2006年に創設、ビルギッタ修道会の聖歌400年のアルバム「マリア!マリア!」をリリースした「アンサンブル・イェマ」の新作。南スウェーデン、ヴェクショー教区の聖人シーグフリッドの祝日、2月11日の聖務日課のため13世紀の変わり目あたりに書かれた聖歌を歌ったアルバム。芸術監督カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン(1971-)を中心とする4人の歌に、王立ストックホルム音楽大学とヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーで学んだミュージシャン、ハーディガーディを得意とするユハンネス・ゲヴォルキアン・ヘルマン(1990-)の演奏をはさんで進められる。前のアルバムと同じヴェクショーの教会で録音セッションが行われた。 | ||
生まれたからには〜カール・ミケール・ベルマン(1740-1795): 「フレードマンの手紙」、「フレードマンの歌」と青年時代の詩 フレードマンの歌第16番「生まれたからには」/フレードマンの手紙第2番「ヴァイオリンの用意だ、スペルマン」/ 詩第17番「あーあ!わたしは70歳になった」/フレードマンの手紙第41番「モルベリはベッドから身を起こした」/ 詩第27番「四階級の求婚の歌」/フレードマンの手紙第27番「わたしも年老い、時計のネジが巻かれた」/ フレードマンの歌第19番「ああ、死は恐ろしい熊だ」/フレードマンの歌第6番「苦しげに鳴る鐘の音を聞け」/ 詩第7番「彼の朝を見よ」/フレードマンの手紙第30番「グラスを飲みほせ、ほら、死がお待ちだ」/ フレードマンの歌第11番「ポルトガル、スペイン」/ フレードマンの手紙第36番「われらのウッラはベッドで眠っていた」/詩第5番「二重あご、ばかでかい腹」/ 詩第27b番「おお、なんと冷たいあなたの手」/フレードマンの手紙第23番「ああ、母さん!あなたは誰を」/ 詩第41番「ノミのことを」/フレードマンの歌第32番 夕べの歌「姿を現せ、夜の神よ」/ フレードマンの歌第56番「酒を飲む銭を手にしたら」/フレードマンの歌第33番「テリエの行政司法官について」/ フレードマンの歌第17番バッコスの暦「一月は」 トシュテン・モッスベリ(T) スティーナ・ヘルベリ・アイバック(Hp) ユーナス・イーサクソン(G/リュート) アンドレーアス・ニューベリ(Vn) | ||
麻酔科学と集中治療学が専門の医師として働くかたわら、歌手としての時間を楽しんでいるトシュテン・モッスベリのソング・コレクション。 | ||
録音:2019年5月28日、9月28日、10月1日、グリスリンゲ・ゴード、インガロー島、スウェーデン。「セーデルルンド歌曲集」(CDA-1657-2)、「ペッテション歌曲集」(CDA-1678-2)、「スウェーデン・ロマンティック歌曲集」(CDA-1682-2)、「セシリアに-スウェーデンの愛の歌」(CDA-18182-)、「すべての丘と谷が」(CDA-1834-2)といったアルバムが、これまでに制作されてきた。新しいアルバムは、18世紀スウェーデンのカール・ミケール・ベルマンの歌曲集。ベルマンは、スウェーデンの国民的吟遊詩人とみなされ、世俗と神聖の詩、パロディ、劇作、翻訳と、幅広く手がけた。彼の作品には、時計職人のフレードマン、音楽家ムーヴィツ、モルベリ伍長、娼婦のウッラといった人物、あるいは、ギリシャ、ローマ、北欧の神話や聖書の人物が登場、後のスウェーデン文学に大きな影響を与えたと言われる。当時流行った歌のメロディを多く借用した彼の「歌」は、親しみやすく、さまざまな編曲や楽器の共演で歌われてきた。代表作は、「フレードマンの手紙」と「フレードマンの歌」。モッスベリは、ベルマンが青年時代に作った歌を加えた多彩なプログラムで歌っている。 | ||
北欧の巨匠作曲家たち グリーグ:バラード ト短調 Op.24 シベリウス:6つの即興曲 Op.5 ステーンハンマル:3つの幻想曲 Op.11 ニルセン:主題と変奏 FS 81 (Op.40) |
マリア・シールグレーン(P) | |
録音:2019年9月29日、10月26日-27日、スウェーデン放送第2スタジオ、ストックホルム、スウェーデン。ピアニスト、音楽教師として活動するスウェーデンのマリア・シールグレーンは、Sterlingから3枚のソロ・アルバムをリリースしてきた。ドメニコ・スカルラッティ、ドビュッシー、ラヴェル、パパンドプーロ、ファリャ、アルベニスを弾いた「地中海の音楽」(CDA-1664-2)、シューマン、リスト、レーガー、シェックの「ロマンティックなシルエット」(CDA-1680-2)、グリーグ、オネゲル、ショパン、フルメリ、リストの作品による「マリア・シールグレーン、リサイタル」(CDA-1695-2)。第4作のアルバムでは、異なる個性をもちながら、音楽様式に共通するところのある北欧の作曲家たちの作品によるプログラムが演奏される。ノルウェーのグリーグ、フィンランドのシベリウス、スウェーデンのステーンハンマル、デンマークのカール・ニルセン。「アイスランドがないけれど」と語る彼女が「空気」を共有する音楽。 | ||
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「サロメ」 Op.54
ライラ・アンデション=パルメ(S;サロメ) ラグナル・ウルフング(T;ヘロデ) バーブルー・エーリクソン(Ms;ヘロディアス) クット・アペルグレーン(Br;預言者ヨカナーン) ヨン=エーリク・ヤコブソン(T;衛兵隊長ナラボート) エーヴァ・ピラート(A;ヘロディアスの小姓) ベリスラフ・クロブチャール指揮王立スウェーデン歌劇場o. | ||
録音:1990年10月3日、王立スウェーデン歌劇場、ストックホルム、「ヨーラン・イェルヴェフェルト追悼」ライヴ。スウェーデンの宮廷歌手ライラ・アンデション=パルメ(1941-)のアーカイヴ録音シリーズ。リヒャルト・シュトラウスの歌劇「サロメ」のタイトルロールは、先にリリースされた「トスカ」(CDA-1857/58-2)とならぶ、彼女がもっとも得意とした役のひとつ。彼女はグラーツでこの役を初めて歌い、ストックホルム歌劇場で23回、1981年春のニューヨークのメトロポリタン歌劇場など国外で55回の舞台に立ってきた。オスカー・ワイルドの戯曲に基づくこの役について彼女は、きわめてドラマティックなエレクトラ役よりもリリカルな部分が多く、「シュトラウスがスコアに指示したピアニッシモに気をつけ、陰影の表現に努めた……指揮者のクロブチャールも、他の多くの指揮者たちのような大げさな音楽作りはやっていない」と語っている。このアルバムに収録されたのは、このプロダクションを演出、前年11月30日に亡くなったヨーラン・イェルヴェフェルトを追悼して行われた1990年10月3日の公演のライヴ録音。ノルウェーのテノール、ラグナル・ウルフング(1927-)のヘロデ、ヴィオラ奏者からバリトン歌手に転向したクット・アペルグレーン(1943-)のヨカナーン。1968年に「ワルキューレ」のフリッカ役でメトロポリタンにデビューしたバーブルー・エーリクソン(1930-)がヘロディアスを歌っている。指揮者のクロブチャール(1924-2014)は、1973年から1977年までスウェーデン歌劇場の首席指揮者を務め、その間、スウェーデン歌劇場がモスクワとコペンハーゲンで上演した「ニーベルングの指輪」も彼が指揮している。 | ||
B.トミー・アンデション(1964-): 管弦楽のための「快楽の園」(2009) / 管弦楽のための舞踏詩「戦士たち」(2010) |
B.トミー・アンデション指揮 ノールランド歌劇場so. | |
録音:2010年12月、2011年3月。B.トミー・アンデションはストックホルムの王立音楽大学でヨルマ・パヌラやエーリク・エーリクソンの薫陶を受けたスウェーデンのコンポーザー=コンダクター。 | ||
われらの時代・・・〜ペーテル・リンドルート: 2つのヴァイオリンのために[デュオ・ジェラン]/ 人の言葉は失われ[クリスティーナ・ホーグマン(S) ニルス=エーリク・スパルフ(Vn) マッツ・ヤンソン(ハルモニウム)]/ Rite now [演奏者表記無し]/ SXII [ストックホルム・サクソフォン四重奏団]/ 夜の音楽[浅原依子(ハルモニウム)、マッツ・ヤンソン(P) ビョーン・マルムクヴィスト(Cb) ブー・ペッテション(Cl) ダーヴィド・スヴェード指揮] | ||
録音:1991年-2016年。ペーテル・リンドルートは、ポップミュージックとロックのバンドのミュージシャンを出発点にさまざまな音楽を経験。ヨーテボリとストックホルムの音楽大学で学び、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレムに師事した。 | ||
トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000):交響曲集 〔第3番「シンフォニア・ドロローザ」(1976) (*) /第4番「シンフォニア・エコロジカ」(1984-85)(初稿)(#) 〕 トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト指揮(*) シクステン・エールリング指揮(#) ヨーテボリso.(*/#) | ||
録音:1982年9月18日(*)、1985年10月3日(#)、ヨーテボリ・コンサートホール、スウェーデン、ライヴ、 ADD (*/#)。 Sterlingの「モダーン」シリーズ。20世紀スウェーデンの交響曲作家のひとり、トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000)のCDになかった交響曲が2曲、ライヴ録音でリリース。ルンドクヴィストは8曲の交響曲の他、管弦楽曲と協奏曲、室内楽曲、歌曲、合唱曲、オペラ、映画と劇場とラジオ番組の音楽、子供のための音楽、モニカ・セッテルルンドやヤン・ユーハンソンといったジャズ・ミュージシャンのための曲と、幅広く手がけた。1986年、スウェーデンのパルメ首相暗殺事件の翌日に作曲を始めた交響曲第7番「人間性-ダーグ・ハマーショルド追悼」(Caprice CAP-21419)が代表作のひとつに挙げられ、ミケール・リンが初演した「風景」(Caprice CAP-21403)も各国のテューバ奏者がレパートリーとしている。交響曲第3番「シンフォニア・ドロローザ」(悲しみの交響曲)は、ルンドクヴィストが交響曲作家として認められるきっかけとなった作品。1970年夏、夫人のマウドを病気で亡くし、山歩きをしている時にアイデアが浮かび、1971年にヤムトランドで作曲に取り掛かり、1975年、ブーヒュースレーンのサルトー島で完成させた。ヨーテボリso. の50周年記念の委嘱作として書かれた交響曲第4番は、ルンドクヴィストが深い関心を寄せる環境と環境破壊という問題への想いを語った作品。副題の「シンフォニア・エコロジカ」(エコロジーの交響曲)は、この作品が政治的メッセージととられることを避けるため、初演に際して撤回。1986年の改訂稿からも削除された。 | ||
ペーテル・リンドルート:ウィルフレッド・オウエン歌曲集 見送り/眺め/そは快くも名誉なり/武器と少年/見ていると彼の丸い口が真紅の色を濃くしていった/ 眠りにつく(*) /チャンス/感覚を失くし(*) /老人と子供のたとえ/次の戦争/プリンセス・ストリート6時/無益 ヨン・エーリク・エレビー(B−Br) マッツ・ヤンソン(P) 浅原依子(P2;*) | ||
録音:2018年12月8日-9日、2019年5月5日、イェッドヴィーケン、ナッカ、ストックホルム。 Sterlingレーベルの「モダーン」シリーズ。ジャズピアニスト、ロックバンド・ミュージシャン、作曲家として活動するスウェーデンのペーテル・リンドルート(1950-)の「われらの時代…」(CDM-3003-2)に続くアルバムは、第一次世界大戦に従軍して戦死したイギリスの詩人ウィルフレッド・オウエン(オーエン)(1893-1918)の詩による歌曲集。オウエンが戦時中、1917年から1918年の間に書いた12の詩を選んで作曲された作品。2007年から2008年にかけて作曲され、2008年11月11日、ヨン・エーリク・エレビーがモッテン・ランドストレムのピアノと共演してストックホルムで初演。2018年11月4日、フランス、オールの村の教会で行われたオウエンの死から100年を記念する集まりの最後にエレビーとヤンソンの共演で演奏された。エレビーは、王立ストックホルム音楽大学とストックホルム・オペラ大学で学んだ、王立スウェーデン歌劇場のバスバリトン歌手。「魔笛」のザラストロや「カルメン」のスニガとエスカミーリョなどの役で舞台に立ち、バッハ、ヘンデル、ハイドン、ブラームスの宗教作品をコンサートで歌っている。リンドルートの作品は、歌曲集「変わらない桟橋から」の録音(nosagCD-133)がリリースされていた。マッツ・ヤンソンは、ハンス・レイグラーフに学び、オレブルー大学の音楽演劇学校でピアノ、室内楽、音楽解釈を教えている。この歌曲集の「Asleep(眠りにつく)」と「Insensibility(感覚を失くし)」は、「3手のピアノ」のセコンドをヤンソン夫人の浅原依子が受けもって録音された。 | ||
トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000):交響曲集 〔第2番「…自由のために」(*) /第9番「生存」(#) 〕 スティーグ・ヴェステルベリ指揮ストックホルムpo.(*) ロイ・グッドマン指揮ウメオーso.(#) | ||
録音:1972年9月27日、フォルケッツ・ヒュース(公民館)、ストックホルム(*) /1999年4月22日、ウメオー公民館イドゥン劇場、ウメオー、初演時(#)、ともにライヴ。Sterlingがリリースする20世紀スウェーデンの作曲家ルンドクヴィストの作品集。交響曲第3番「シンフォニア・ドロローザ」と第4番「シンフォニア・エコロジカ」(CDM-3004-2)、映画音楽「ニルスのふしぎな旅」とラジオ劇付随音楽「ヨースタ・ベーアリングの物語」の組曲(CDS-1117-2)に続く、交響曲を2曲収録したアルバム。交響曲第2番「…自由のために」は、ルンドクヴィストが1956年のハンガリー動乱を機に作曲を始め、多忙のため作業を中断してしまっていた作品。彼は、1968年、ソビエト連邦軍のプラハ侵攻に触発されて作曲を再開し、1971年1月26日、マルメso. をルンドクヴィスト自身が指揮して初演をした。「カンツォーナ」「トリプル」「悲歌」「終曲」の4楽章で構成されている。初演の翌年、ストックホルムpo. がスティーグ・ヴェステルベリの指揮で再演、この演奏を聴いた「ダーゲンス・ヘーテル」新聞の批評家が、「畏敬の念を起こさせる人間性の記録…」と評している。このディスクに収録されたのは、この再演のライヴ録音。第9番は一楽章で書かれた交響曲。ガンに侵されていたルンドクヴィストが、第5番となる予定だった作品の楽譜を見つけ、持てる力をふりしぼって完成させ、一連の治療が成功したことにちなみ「生存」の副題を与えられた。このアルバムの演奏は、スウェーデン放送が放送用に収録した、1999年4月22日、ロイ・グッドマンとウメオーso. による初演の録音。 | ||
トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920-2000):交響曲集 〔第8番「クロウマータ交響曲」 [B.トミー・アンデション指揮マルメso. クロウマータ打楽器アンサンブル/2002年4月18日]/ 第5番「ウィーン風」 [トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト指揮ヘルシングボリso./1980年11月18日]〕 | ||
録音:[/内]。 スウェーデンの作曲家ルンドクヴィストの管弦楽作品シリーズ第4作。交響曲第5番は、スウェーデン南西部の港湾都市、ハルムスタードの室内o. の委嘱で作られた作品。ルンドクヴィストは、依頼を受けた時に作曲中だった第4番がハルムスタードのアンサンブルには大きすぎるため、1952年に作曲してあった室内o. のための「シンフォニエッタ」 を3楽章の交響曲に拡大。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのウィーン古典時代の形式とスタイルを反映する副題をつけた第5番「ウィーン風」とした。1980年春、ハムスタード室内o. により初演。このアルバムには、その秋、ルンドクヴィストがヘルシングボリso. を指揮したスタジオでの録音が収録されている。交響曲第8番は、スウェーデンの打楽器アンサンブル「クロウマータ」を念頭において作曲されたため「クロウマータ交響曲」の副題をもっている。ルンドクヴィストが1960年代に試みた実験的手法と、インドネシアのガムラン音楽の影響のはしりともいえる手法との関連がみられる、3つのブロックに分かれる1楽章の作品。ルンドクヴィストが亡くなった後の2002年にクロウマータとB. トミー・アンデション指揮マルメso. が初演。このアルバムに収録されたのは、スウェーデン放送のアーカイヴに第8番や他の作品とともに保存される、その初演のオリジナル・ドキュメント録音。 | ||
CDS-5000-2 (5CD) 廃盤 |
ハンス・フーバー(1852-1921): 交響曲全集&管弦楽作品集 交響曲第1−第8番/ セレナード第1番 ホ長調 Op.86「夏の夜」/ 交響的前奏曲/ 喜劇序曲 Op.50 |
イェルク=ペーター・ ヴァイグレ指揮 シュトゥットガルトpo./他 |