ヤーコブ・アクセル・ユーセフソン(1818-1880): 交響曲(*)/祝典行進曲(*)/セレナード(#)/ 歌え、歌え、素晴らしい歌を(#)/ 幸福を信じてはいけない(#)/星明かり(+)/解氷(**) |
B.トミー・アンデション指揮 スウェーデン王立音楽院o.(*) エリーザベト・ セーダーシュトレーム(S;#) ヤン・エイロン(P;#) エーリク・セデーン(Br;+) スティグ・ヴェステルベリ(P;+) エーリク・エーリクソン指揮 オルフェイ・ドレンガル (男性cho.)(**)、 ヤヴレ放送o.(**) | |
自国の音楽発展に多大なる貢献を果たし、オルフェイ・ドレンガルを世界有数の男声合唱団にしたてたユーセフソン。メンデルスゾーンやリンドブラードを賞賛し、影響を受けた。すべて初CD化。 | ||
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927): ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.1 (クット・アッテルベリ再構成版構築による)(*) ピアノ曲集「晩夏の夜」Op.33(+) |
イレーネ・マンヘイメル(P) シャルル・デュトワ指揮 ヨーテボリso. | |
録音:1977年9月16日-17日、エーテボリ・コンサート・ホール(*)/1989年3月3日、スウェーデン・ラジオ第3スタジオ(+)。 レーベルで長期品切れとなっていたデュトワの指揮によるステーンハンマルがジャケット&ブックレットを新装して2005年に再発売。 | ||
アードルフ・フレードリク・リンドブラード(1801-1878):交響曲第2番 ニ長調(1855) [マッツ・リリエフォシュ指揮イェヴレso./録音:1996年1月12日-14日] ペール・アウグスト・オーランデル(1824-1886):交響曲 変ホ長調(1868頃) [ハリー・ダムゴー指揮ヴェステロスso./録音:1977年10月8日] | ||
ともにスウェーデンの作曲家。 | ||
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):交響曲集 〔第1番 変ロ長調「軍旗」(1889-1903, rev. 1932-1933) /第5番 ロ短調「孤独」(1932-1933) 〕 レイフ・セーゲルスタム指揮ストックホルム王立o. | ||
録音:1997年6月2日-4日。残念ながら続編は録音されなかったが、P=ベリエルの交響曲(全5曲)は録音自体が珍しく、他のCDはCPOから出ているM.ユルロフスキ指揮の全集 (777 160-2, 5CDs) 位しかないと思われる。 | ||
ヤーコブ・ アードルフ・ヘッグ(1850-1928):管弦楽作品集 交響曲 変ホ長調 Op.2 「北欧」 (1870/1890 or 1871/1899) [ヨーラン・W.ニルソン指揮イェヴレso./録音:1981年]/ 演奏会用序曲〔第1番 Op.28 (1870) /第2番 Op.26 (1871) 〕/アメリカ祝典音楽 [マッツ・リリエフォシュ指揮イェヴレso./録音:1996年] | ||
演奏会用序曲の番号と作品番号が逆転しているが、これで正しい模様。ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼの弟子で将来を嘱望されたが、精神を病んで1880年から1895年まで入院を余儀なくされた作曲家。 | ||
グスタフ・ベンクトソン(1886-1965): 交響詩「 Vettern 」(1949)(*)/ 交響曲第1番 ハ短調Op.6(1907-08)(*)/ 3つの音画「 I Vadstena kloster 」(#) |
マッツ・リリエフォシュ指揮 イェヴレso. | |
録音:1997年1月30日&31日、6月4日、イェヴレ、スウェーデン。(*)は世界初録音/(#)は世界初CD録音。 べンクトソンはライプツィヒ、パリなどで音楽家として活動。交響曲、協奏曲、管弦楽曲などさまざまなジャンルに作品を残している。 | ||
ストックホルム王立歌劇場の序曲集 ヤコポ・フォローニ(1825-1858):序曲第3番 イ長調(1850頃) (*) フランス・ベールヴァルド(1796-1868): 喜歌劇「仕立て屋 [Modehandlerskan] 」(1845) 序曲(*) / 喜歌劇「 Jag går i kloster [I enter a Monastery] 」(1842) 序曲 ルードヴィーグ・ヌーマン(1831-1885):祝典序曲(1882) アンドレアス・ランデル(1806-1864):序曲「ヴェルムランドの人々」(1846) アウグスト・セーデルマン(1832-1876):喜歌劇「悪魔の試み [Hin Ondes första lärospån / The Devil’s First Try] 」(1856) 序曲 ユーセフ・マッティン・クラウス(1756-1792):歌劇「プロセルピネ」(1780) 序曲 マッツ・リリエフォシュ指揮サンクトペテルブルク・エルミタージュo.(*) スティグ・ヴェステルベリ指揮ストックホルム王立歌劇場o.(*以外) | ||
クット・アッテルベリ(1887-1974):交響曲集 〔第1番 ロ短調 Op.3 (*)/ 第4番 ト短調 Op.14「小さな交響曲」(+)〕 |
スティグ・ヴェステルベリ指揮(*) スウェーデン放送so.(*) ステーン・フリュクベリ指揮(+) ノールショーピングso.(+) | |
録音:1986年11月3日-5日(*)/1976年9月9日(+)。(+)は LP 時代に BIS から発売されていたようだが、BISからはCD発売されていない。 アッテルベリは20世紀のスウェーデンを代表するロマン派指向の作曲家。当アイテムは廃盤アイテムが2003年に一度復活した物だが、約5年で再度入手不可能となっていた。# CD-R製版と思われます。 | ||
ナタナエル・ベリ(1879-1957):管弦楽作品集 組曲「ビルギッタ」(*)/ピアノ協奏曲(#)/交響曲第4番(+) |
ペール・ブーリン指揮 ロイヤル・ストックホルムpo.(*) ヤコブ・モスコヴィッツ(P;#) スティグ・ヴェステルベリ指揮 スウェーデン放送so.(#) ヨーラン・W.ニルソン指揮 スウェーデン放送so.(+) | |
獣医として従軍したこともあるが、素人作曲家というわけではなく、スウェーデン音楽家協会を創設しその会長になったベリ。ただスウェーデン民族主義とは一線を画し、R.シュトラウスにも似た、国際的で劇的なロマンティシズムを身につけている。 | ||
オスカル・ビューストレム(1821-1909): 管弦楽作品集 交響曲/序曲/アンダンティーノ/ オーケストラのためのワルツ第1番/ オーケストラのためのワルツ第3番 |
カルロス・シュピーラー指揮 ヤヴレso. | |
大尉にまでなった職業軍人でもあるビューストレム。ベルワルドの影響を受け、かなり心酔していたようだが、ビューストレムの交響曲のほうがベルワルドのものより魅力的かもしれない。 | ||
クット・アッテルベリ(1887-1974):交響曲集 交響曲第7番「抒情交響曲」/交響曲第8番 |
ミハイル・ユロフスキ指揮 マルメso. | |
当時は時代遅れといわれていたが、貴重なスウェーデン正統派ロマンティック・シンフォニストとして再評価されるようになったアッテルベリ。第7番は世界初録音。第8番は初CD化。 | ||
ハンス・フーバー(1852-1921): 交響曲第5番「ロマンティック」/セレナード第2番「夏のセレナード」 イェルク=ペーター・ヴァイグレ指揮シュトゥットガルトpo. ハンスハインツ・シュネーベルガー(Vn) | ||
スイスを代表する作曲家フーバー。ドイツ・ロマン派の影響が色濃い。 | ||
アンドレアス・ハレーン(1846-1925): クリスマス・オラトリオ |
B.トミー・アンデション指揮 スウェーデン放送so. | |
ルーベンソン: 演奏会用序曲「ドラパ」/交響曲/ 交響的間奏曲/3つの交響的小品 |
ロイ・グッドマン指揮 ウメオso. | |
スウェーデン音楽界におけるベールヴァルトとペッテション=ベリエルの橋渡しとなる、ルーベンソン。交響曲は牧歌的な優しい作品。ストックホルム音楽院の理事であったが、 その作品はほとんど演奏されることはなかった。指揮にイギリス古楽界の重鎮グッドマンを迎えている。 | ||
アウグスト・セーデルマン(1832-1876): カトリック・ミサ/ケヴラールへの巡礼 |
ペール・ブーリン指揮 ストックホルム音楽院so.&cho. | |
MUSICA SVECIAE からLPで発売されていた録音のCD化発売。 | ||
エドゥアルト・ブレンドレル(1800-1831) (オスカル王子(1799-1859)補筆完成): 歌劇「リーノ」(あるいは武者修業の男) |
ルーネ・セッテルストレム(B) アンデシュ・ルンドストレム(T) アンデシュ・ヴィクルンド指揮 イェーテボリso. | |
知られざるスウェーデン・ロマン派の作曲家ブレンドレルが30歳でなくなる直前まで書きつづけたオペラ。2年後にオスカル王子によって完成され、翌年初演されたという立派なロマン派作品。 | ||
エルンスト・ミエルク(1877-1899): 交響曲/フィンランド民謡によるピアノと管弦楽の小品 |
リーサ・ポヒョラ(P) ハンヌ・リントゥ指揮 トゥルクpo. | |
ミエルクは22歳で夭折したフィンランドの天才作曲家。これまで全く紹介されたことが無かったが、いかにも北欧的でありながら独創的な抒情も感じさせてくれる。 | ||
アルヴェーン: カンタータ「世紀の変わり目に」Op.12(1899)(*)/ 1917年ウップサラ宗教改革祭のための カンタータOp.36(1917)/ バラード「鐘」Op.13(1900) |
リーナ・ヘル(S;*) カール=マグヌス・ フレドリクソン(Br) ステファン・パークマン指揮 イェヴレso.、 ストックホルム王立 フィルハーモニックcho. | |
正にスターリングの本領発揮のアルバム。北欧音楽好きの方には言うまでもない。 | ||
ハンス・フーバー(1852-1921):交響曲第3番「英雄的」(*) /交響曲第6番
バルバラ・バイアー(S;*) シュテファン・ロイトホルト(Org;*) イェルク・ペーター・ヴァイグレ指揮シュトゥットガルトpo. | ||
ルードヴィグ・ヌールマン(1831-1885): 交響曲第1番(1857-59) /交響曲第3番(1881) |
ミカ・アイケンホルス指揮 南アフリカso. | |
ダニエル=フランソワ=エスプリ・ オーベール(1782−1871): 歌劇序曲集&バレエのための管弦楽作品集 歌劇「ジェニー・ベル」序曲(*)/ 歌劇「放蕩息子」序曲(+)/ 歌劇「セイレーン」序曲/ バレエ「Vend me en Espagne」(1823)より [ボレロ/第2のバレエのためのアリア(*)]/ 歌劇「神と踊り子」 より[序曲(+)/バレエ(+)]/ 歌劇「ポルティチの唖娘」〜5つのバレエ/ 歌劇「幸福の第一日」序曲(+) |
B.トミー・アンデション指揮 イェーテボリ・オペラo. | |
(*)世界初録音、(+)初CD録音。 | ||
リヒャルト・ヴェッツ(1875-1935): 交響曲第3番変ロ長調 Op.48 |
エーリヒ・ペーター指揮 ベルリンso. | |
リヒャルト・ヴェッツは、遅く来たドイツ・ロマン派の作曲家の一人。ブルックナーを熱烈に崇拝していたことは有名で、1922年にはブルックナーに関する著書も出版した。20世紀初頭の印象派の台頭や、ストラヴィンスキーが「春の祭典」を発表し、センセーションを巻き起こしていた新しい時代の台頭には目もくれず、黙々とロマン主義とその基本形式を貫き通したという。交響曲は3曲あるが、特にこの第3番は何も知らなければ「新発見のブルックナーの交響曲」と言われれば信じそうな曲。信じられないほどブルックナー・イズムが随所に染みこんでいる。曲の冒頭から、小刻みな弦楽合奏によるドイツの森の描写、そしてホルンや金管楽器のフレーズはこれでもかというくらいブルックナー的だ。 | ||
ハンス・フーバー(1852-1921): 交響曲第1番ニ短調「テル」 Op.63/ 交響曲第7番ニ短調「スイス」 |
イェルク・ペーター・ヴァイグレ指揮 シュトゥットガルトpo. | |
ライプツィヒ音楽院で学んだフーバーはシューマン、シュトラウス、ブラームス、リストを模範とし、ロマン漂う作風を常とした。バーゼル音楽学校長も務めた彼の作品は、スイスの聴衆からも幅広く支持され、特にバーゼルの音楽協会が積極的に演奏した。新作の依頼も多く、それが書き上がればすぐに出版されたという。今回の2曲のうち、交響曲第1番は合唱曲「パンドラ」とともにフーバーの出世作と言えるもので、この作品により彼の名声はスイス中に広まった。 | ||
イーヴァル・ハルストレム(1826-1901) &コンラード・ヌードクヴィスト(1840-1920): バレエ「スコットランドの冒険」(1875) (アンデシュ・ヴィークルンド校訂) イーヴァル・ハルストレム: バレエ田園詩「ある夢」(1871) (アンデシュ・ヴィークルンド校訂) |
ミカエル・バートシュ指揮 マルメ・オペラo. | |
「ある夢」、「スコットランドの冒険」と、ここにはおさめられていないが「メルーシナ (Melusina)」(1882)の3作品は、スウェーデンの作曲家が作曲した最初のバレエ作品といわれる。
それまでスウェーデンでは、指揮者が作曲するオペラや劇中のバレエ場面の音楽を除けば、すべてアダンやドリーブら外国の作曲家による作品が上演されていた。「ある夢」はハルストレムが単独で、「スコットランドの冒険」はハルストレムとヌードクヴィストが共同で作曲したもの。 イーヴァル・ハルストレムは、オペラ「山の王の花嫁」(STERLING CDO-1001/2-2)で知られるスウェーデン・ロマンティシズム作曲家。コンラード・ヌードクヴィストは、音楽アカデミーで学ぶとともに、フランス・ベルヴァルドに、そして後にはルードヴィーグ・ヌーマン(1831-1885)にも師事。1862年から王立オペラのバレエ音楽の指揮をまかされ、1892年には首席宮廷指揮者に任命された。 「スコットランドの冒険」(1875) は、スコットランドの高地地方を訪れたフランスのバレエ団の一行と、そのプリマ・バレリーナに好意を寄せるふたりの男をめぐる話。ふたりの作曲家がそれぞれ7つのナンバーを担当し、最終的にヌードクヴィストが全体のオーケストレーションをチェックしたとされる。メンデルスゾーンやロベルト・シューマンの音楽を思わせる優雅なロマンティシズムのハルストレムの音楽。豊かで色彩的な管弦楽の使い方が特徴的なヌードクヴィストの音楽。そこにスコットランド高地の素朴な彩りが加わり、いやでもロマンティックな雰囲気が強まる。第5曲「スコットランドの歌」の原曲は、ロバート・バーンズ (1759-1796) が採集し、歌詞をつけた「Ye Banks and Braes of Bonnie Doon(なんじら美しきドゥーンの堤と丘)」。ソプラノのマリー・マクラフリンが素敵な歌を聴かせる『スコットランドの歌』(HYPERION CDA-67106) にも収録されている。 「スコットランドの冒険」に先立つ「ある夢」(1871) は、収穫祭をむかえたフランスの村を舞台に、ひと組の恋人に妖精たちが絡んで話が進む。「冒険」ほど筋立ては入り組んでいない。プロット同様、旋律もすっきりしており、ロマンティックな味わいは控え目で、音楽の性格としては古典的。40回以上公演にかけられたが、最後の上演は1902年と伝えられる。 マルメ・オペラのオーケストラを指揮するミカエル・バートシュは1965年生まれの若手。マルメとストックホルムの音楽大学を卒業。1996年王立オペラ主催の指揮者コンペティションで2位となり、王立オペラ製作のモーツァルトの「偽の女庭師」やアルバン・ベルクの「ヴォツェック」などを指揮。エーテボリ、マルメ、ノルランドのオペラとストックホルムのフォークオペラ、スウェーデン放送so.をはじめとする国内のオーケストラを指揮。フランクフルトのアンサンブル・モデルンのコンサートにも定期的に招かれている。 カール・ウナンデル=シャリンの歌劇「愚者の王」(CAPRICE CAP-22046)が代表的録音。 | ||
ユーセフ・オット・アフ・シレーン(1859-1951): ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(*)/ 交響曲第3番 ホ短調 |
クリスチャン・ ベリクヴィスト(Vn;*) ヨーラン・W.ニルソン指揮 イェヴレso. | |
録音:2001年9月10日-14日、イェヴレ・コンサート・ホール、スウェーデン。 ユーセフ・オット・アフ・シレーンはスウェーデン・ロマンティシズムの作曲家の一人。ヴァイオリン協奏曲は、レオポルド・アウワーにヴァイオリンを習った、娘のグレータ・アフ・シレーン・ルースに献呈されたが演奏されず、今回の録音が初演となるようだ。交響曲第3番は1937年に初演された。ブックレットに引用されている初演時の新聞評はおおむね好意的。 | ||
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):劇場のための音楽 お気に召すまま/夢の劇(ヒルディング・ルーセンベリによる演奏会用編曲)/ ロメオとジュリエット(ヒルディング・ルーセンベリ編曲) ペーテル・ブーマン(Br) ヘレーン・フィンベリ、カロリーネ・シェーベリ(S) マグヌス・ニルソン(Fg) カール・アンデション(Ob) ヘードヴィーグ・ラーゲルクヴィスト、トマス・ウンゲヴィッテル(朗読) アルヴォ・ヴォルメル指揮ヘルシングボリso. | ||
演奏会用に編曲された「夢の劇」は幻想曲風の作品。導入部には、フィンガルの洞窟での古代インドの戦の神インドラと彼の娘の対話が含まれる。「ロメオとジュリエット」は5曲からなる組曲(パストラール、コレンテ、ガヴォット、ピーターの笛、サラバンド)。このうち3つの舞曲は、ステンハンマルが書いたオリジナルのオーケストレーションがそのまま残されている。「お気に召すまま」は、全24曲からなる大曲。ここではその中の14曲が演奏されている。 | ||
ドイツ・ロマン派 Vol.2 ブルクミュラー、シュテールの作品 |
Piollet指揮 Kassel STO | |
ハンス・フーバー(1852-1921): 交響曲第8番 ヘ長調(1920)/交響曲第4番 イ長調「アカデミッシュ」(1918)(*) マティアス・ヴェヒテル、ラミン・トルンペルマン(Vn;*) ナタリア・ヴェヒテル(Va;*) マティアス・ニューペルト(Vc;*) レイナルド・シュヴァルツ(Cb;*) スコット・フェイゲン(P;*) シュテファン・ロイトルド(Org) イェルク=ペーター・ヴァイグレ指揮シュトゥットガルトpo. | ||
ハンス・フーバーはスイスの作曲家、ピアニスト、教師。幼少の頃から音楽を学び、聖歌隊員、教会オルガニストとして活躍した後、ライプツィヒ音楽院に入学。在学中に作曲した作品はすぐに世間に認められ、若くして作曲家としての名声を得た。その後、フランスのアルザスで数年過ごし、1877年にスイスに帰国。ピアニスト、作曲家、音楽教師として活動したフーバーは特に作曲に精力を注ぎ、交響曲第1番を発表。この作品はバーゼルの音楽協会にも認められ、フーバーの名はスイス中に広まるようになった。「交響曲第8番」はフーバーが亡くなる1年前に作曲され、亡くなる1カ月ほど前の1921年10月29日にバーゼルで初演された。フーバー最後の交響曲となったこの第8番は彼の友人や同僚たちに捧げられた作品。「交響曲第4番」でフーバーはピアノ、オルガン、2つの弦楽オーケストラという通常の交響曲には見られない編成を考案。いわゆる合奏協奏曲のフォームを模した交響曲である。 | ||
パウル・ビュートナー(1870-1943):英雄的序曲(*)/交響曲第4番 ロ短調(#)
ハンス=ペーター・フランク指揮(*) ゲルハルト・プフリューガー指揮(#) ベルリン放送so.(*/#) | ||
録音:1974年(*)/1965年6月26日(#)。(#)は初CD化。 ドイツ・ロマンティシズム・シリーズ第3作目。ビュートナーはドレスデンの生まれ。8才の時にヴァイオリンをはじめ、オーボエとヴィオラ、作曲を学ぶためドレスデン音楽院に入学した。1899年に交響曲第1番を作曲し、話題を集めたが、妻がユダヤ人であったためナチ政権になってから教員などすべての地位を剥奪されるという不運にあった。ビュートナーの作品はオーケストラ作品がほとんどであり、同時期に活躍したリヒャルト・シュトラウスとともに後期ロマンチシズムの様式が色濃く溢れている。 | ||
ハインリヒ・シュルツ=ボイテン(1838-1915): 交響曲第5番 Op.36「宗教改革」 (大管弦楽とオルガンのための)/ 交響詩「死の島」/ 黒人の歌と踊り Op.26/別れの響き Op.28 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. アナスタシア・ シデルニコワ(Org) | |
録音:2002年8月。 ドイツ・ロマンティシズム・シリーズの第4作目。ボイデンはシレジア(ヨーロッパ中部の地方)生まれの作曲家。「交響曲第5番」はメンデルスゾーン、シューマン、リストといった作曲家たちの影響を受けて作曲された。指揮者であり作曲家でもあるアドリアーノは普段無視されている交響曲を積極的に取り上げて録音しており、今までにMarco Polo等から数多くのCDを発売し評価を得ている。 | ||
トゥール・アウリン(1866-1914): ヴァイオリンと 管弦楽のための演奏会用小品 Op.7 ヴァイオリン協奏曲第2番 イ短調 Op.11 ゴトランド舞曲 Op.28 スウェーデン舞曲 Op.32 |
トビアス・リングボリ(Vn) ニクラス・ヴィーレン指揮 イェヴレso. | |
フランス・ベールヴァルド(1796-1868):管弦楽作品集 ライプツィヒの戦い(*)/2つのヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲(*)/ 歌劇「ゴルコンダの女王」より〔序曲/行進曲/婚礼の行列/他〕/ ヴァイオリンと管弦楽のための主題と変奏(*)/ 歌劇「ソリアのエストレッラ」より〔序曲(*)/ポロネーズ(*)〕 ヨハンネス・ロースタード、アンドレアス・ハーグマン(Vn) ニクラス・ヴィーレン指揮マルメ歌劇場o. | ||
ヘルマン・ズーター(1870-1926):交響曲 ニ短調 Op.17 ハンス・イェルモリ(1877-1936): 管弦楽のための3つの小品 〔前奏曲/抒情的間奏曲/輪舞〕 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
ピエール・モーリス(1868-1936): 管弦楽作品集 喜歌劇「夜の猫はみな同じ顔」Op.35 アイスランドの罪深き男 Op.8 交響詩「フランチェスカ・ダ・リミニ」 前奏曲「ダフネ」/組曲「ペルセポネー」 弦楽のためのフーガ Op.20 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
ピエール・モーリスはスイスの作曲家。パリ音楽院でマスネに師事し作曲技法を習得した。モーリスの多くの作品にはマスネやフォーレの影響が見られるがドイツ音楽に対する関心も深く、特にオペラにおいてはワーグナーの影響を強く受けている。 | ||
アウグスト・クルークハルト(1847-1902): 管弦楽のための演奏会用序曲Op.45 /オーケストラのための組曲「さすらいの旅に」Op.67 [ヴィリー・シュタイナー指揮北ドイツ放送po.]/ オーボエと管弦楽のための協奏的小曲Op.18 [ロルフ・ユリウス・コッホ(Ob) クルト・クレーマー指揮ケルンWDRo.]/ チェロ協奏曲 イ短調Op.59 [ホルスト・ベッケンドルフ(Vc) ハンス・ヘルベルト・イェリス指揮北ドイツ放送po.] | ||
録音:1975年-1980年。 ドイツ・ロマンティック・シリーズ Vol.5。クルークハルトはドイツの指揮者、作曲家。ワーグナーに感銘を受けオペラ、管弦楽、合唱曲、室内楽、歌曲などを作曲。ここに収録されている作品では「チェロ協奏曲」が大成功を収めた。 | ||
フレデリック・クリフ(1857-1931): 交響曲第1番 ハ短調Op.1/絵画的管弦楽曲「雲と日光」 |
クリストファー・ ファイフィールド指揮 マルメ歌劇場o. | |
当店未案内旧譜。クリフはイギリスのピアニスト、オルガニスト、作曲家、教師。幼少より音楽的才能を発揮し、6歳でピアノを見事に弾きこなしたという。教師として知られ、作曲家としての作品数は極めて少ないが、ここに収録されている「交響曲第1番」は当時高い評価を得たという。 | ||
ハンス・フーバー(1852-1921): ピアノ協奏曲第1番 ハ短調Op.36 (1878)/ ピアノ協奏曲第3番 ニ長調Op.113 (1899) |
ダン・フランクリン・スミス(P) ミハイル・ユロフスキ指揮 シュトゥットガルトpo. | |
録音:2003年7月21日-25日、グスタフ=ジーグレ=ハウス、シュトゥットガルト。スイス生まれの作曲家、フーバーの珍しいピアノ協奏曲集。 | ||
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950): 舞踏組曲/アルプスの詩/ スイスの有名な歌 「美しいスイス」の主題による13の小変奏曲 バレエ組曲 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
ジャック=ダルクローズはスイスの作曲家で、音楽教育家としても著名な人物だった。 | ||
ヒゥーゴ・アルヴェーン(1872-1960): カンタータ集 Vol.2 黙示録カンタータ Op.31/ ウプサラ大学創立450年記念カンタータ Op.45 |
ペーテル・ブースマン(B) フレードリク・ セッテルストレム(Br) アルヴォ・ヴォルメル指揮 マルメ歌劇場o.団員&cho. ペール=ウーヴェ・ ラーション(Org 他 | |
「黙示録カンタータ」はアルヴェーンの2作目のカンタータ。ストックホルム近郊、サルトシェーバーデンの黙示録教会の献堂式のために作曲された。 | ||
フリッツ・ブルン(1878-1959): 交響曲第3番 ニ短調 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
フリッツ・ブルンはスイスの作曲家。 | ||
クサヴァー・シャルヴェンカ(1850-1924): 序曲/交響曲 ハ短調 Op.60/ アンダンテ・レリジオーソ Op.46 |
クリストファー・ファイフィールド指揮 ヤヴレso. | |
ベルナルト・ズウェールス(1854-1924): 演奏会用序曲「サスキア」(*) 交響曲第2番 変ホ長調(+) 劇付随音楽「ヘイスブレヒト・ファン・エームステル」 からの組曲(#) |
ジャン・フルネ指揮(*) アントニ・ヴィト指揮(+) ルーカス・ヴィス指揮(#) オランダ放送po.(*/#) オランダ放送so.(+) | |
オランダの作曲家ズウェールスの珍しいレパートリー。 | ||
バーデン=バーデンからの挨拶 ミロスラフ・ケーネマン(1826-1890): Der Fremersberg (1853) ジャック・オッフェンバック: 歌劇「トレビゾンドの女王」序曲 コンラディン・クロイツァー(1780-1849): 歌劇「グラナダの野営」序曲 ジャン=バティスト・アルバン(1825-1889): 「ヴェネチアの謝肉祭」による幻想曲と変奏曲 J.シュトラウスII: ポルカ「舞踏会のかわいらしい花束」/ ポルカ・マズルカ「女性讃歌」 グノー:歌劇「鳩」前奏曲 |
マティアス・へーフス(Tp) ヴェルナー・シュティーフェル指揮 バーデン=バーデンpo. | |
録音:1994年/1995年/2003年。 バーデン・バーデンフィルによる管弦楽小品集。「ヴェニスの謝肉祭」で華麗な演奏を披露するのはハンブルク州立o.ソロ・トランペット奏者であり、ドイツの誇るブラス・アンサンブル「ジャーマン・ブラス」のメンバーであるマティアス・へーフス。 | ||
グスタフ・ベンクトソン(1886-1965): ヴァイオリン協奏曲 ロ短調(*) チェロ協奏曲 イ短調(+) |
トビアス・リングボリ (Vn:*)指揮(*) マッツ・ロンディン(Vc:+)指揮(+) マルメ・オペラo. | |
べンクトソンはライプツィヒ、パリなどで音楽家として活動。交響曲、協奏曲、管弦楽曲などさまざまなジャンルに作品を残している。 リングボリはジュリアード音楽院でL.カプランの下で音楽を学んだ後、ソリストとしてロジェストヴェンスキー、オラモら一流指揮者と共演。ロンディンは7歳からチェロを弾きはじめ、ロストロポーヴィチらの下でさらなる研鑚を積んだ。2人とも現在のスウェーデンで最も注目されている若手演奏家。 | ||
アウグスト・ハルム(1869-1929): 交響曲 イ長調(1924) |
ペール・ブーリン指揮 ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクpo. | |
録音:2004年6月2日&3日、ロイトリンゲン、ドイツ。南西ドイツ放送局との共同製作。 ドイツの作曲家ハルムはブルックナーの弟子だが、教育者・音楽学者としても高名でありフーガとソナタの融合を試み音楽理論の改革に大きな功績を残し、ベートーヴェンやブルックナーに関する著書もある。おそらく当曲も世界初録音。ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルは飯森範親が音楽監督をつとめているオーケストラ。 | ||
エミル・ジャック=ダルクローズ(1865-1950): ジャニー/悲劇的印象「1914」/ロマンズの絵画 |
アドリアーノ指揮 モスクワso. | |
エミル・ジャック=ダルクローズは19世紀後半から20世紀中期にかけてスイスで教育者、作曲家として活躍した人物。ダルクローズは作曲家としてだけでなく音楽教育法リトミックを考案。現在のリトミック教育の基礎を築いた教育者として知られている。 | ||
ヘレーナ・ムンクテル(1852-1919): 交響詩「奇跡の海」Op.19/大管弦楽のための組曲/ ワルプルギスの炎 Op.24/ダラー組曲 |
トビアス・リングボリ指揮 イェヴレso. | |
19世紀中期から20世紀初頭にかけて活躍したスウェーデンの作曲家ヘレーナ・ムンクテル。ペトリ・サカリが音楽監督をつとめるスウェーデンのイェヴレ交響楽団は1912年に設立されたオーケストラ。今回の録音ではロマンティックなスウェーデンの作品を質の高い演奏で聴かせる。 | ||
オスカル・リンドベリ(1887-1955):管弦楽作品集 3つのダーラナ地方の絵 Op.1/祝典ポロネーズ Op.13/ 交響詩「Hemifran」Op.34/レクサンド組曲 Op.41/ 交響詩「イエスンダ」Op.54 |
ミカエル・バートシュ指揮 イェヴレso. | |
録音:2005年3月14日-17日、イェヴレ・コンサート・ホール、スウェーデン。 スウェーデン民謡を用いた作品を多数残したオスカル・リンドベリの没後50年を迎えるにあたって制作されたアルバム。指揮者のバートシュは1965年生まれ。スウェーデン期待のオペラ、管弦楽指揮者として活躍中。イェヴレso.は1912年に創設され、長い歴史を持つスウェーデンのオーケストラ。 | ||
ベルナルド・ズウェールス(1854-1924): 交響曲第1番 ニ短調(1881)(*) ダニエル・デ・ランゲ(1841-1918): 交響曲第1番 ハ短調 Op.4 (+) |
エド・スパニャールド指揮(*) アンソニー・ハルステッド指揮(+) オランダ放送co. | |
「交響曲第2番」を収録した前作(CDA-1061-2)が反響を呼んだ19世紀オランダの作曲家ズウェールス作品集の続編が登場。アムステルダムに生まれたズウェールズは1881年から1883年までライプツィヒで作曲を学び、1895年から晩年の1922年までアムステルダム音楽院で作曲の教師を務めた。「交響曲第1番」にはハイドン、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの影響が色濃く見られ、第2楽章の美しく流れるようなアダージョは逸品。 ダニエル・デ・ランゲは同じオランダの都市ロッテルダムの音楽一家に生まれ、1875年にはライデン音楽合唱団を創設、1894年には仲間と共にアムステルダム音楽院を創設するなど、教育者としてもオランダ音楽の歴史に名を残す音楽家である。 リンブルフ交響楽団の首席指揮者スパニャールド、現在は指揮者として活躍中のホルン奏者ホルステッドがそれぞれ指揮。 | ||
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942): 音楽喜劇「最後の審判の予言者」(抜粋) ミカエル・サムエルソン(Br) ソルヴェイグ・ファリンゲル(S) トーマス・スンネガード(T) ウルフ・セーデルブロム指揮スウェーデン放送so./他 | ||
録音:1984年1月。 ペッテション=ベリエルは19世紀後半から20世紀前半にかけて作曲科、音楽評論家として活躍したスウェーデンの音楽家。代表作であるピアノ小品集「フローセの花」が最も有名であるが、交響曲やオペラなどの大作の作曲も手がけており、ロマンに満ちた作品の数々は北欧ファンのみならず人気を集めている。「最後の審判の予言者」は3幕からなる音楽喜劇。このディスクには各幕から聴き所を集め、抜粋としている。 | ||
アンドレアス・ハレーン(1846-1925): ヴァイオリンと管弦楽のための「ロマンス」Op.16/ グスタフ・ヴァーサ伝説/ 宇宙の音楽2つの抒情的小品「秋について」Op.38/ 黄昏にOp.40-2 |
ピーター・オロフソン(Vn) クリストファー・ ファイフィールド指揮 イェヴレso. | |
スウェーデンの人気レーベル、Sterlingの最新盤にロマンティシズムあふれた逸品が登場。アンドレアス・ハレーンはライプツィヒでライネッケに、ミュンヘンではラインベルガーに作曲を師事し、ドイツ音楽と密接な関係を築いた19世紀スウェーデンの音楽家。スウェーデンのヴァーサ王朝を題材とした「グスタフ・ヴァーサ伝説」やヴァイオリンのための「ロマンス」を始めとする収録の5作品は、どれもスウェーデン・ロマンティシズムを音楽で表現した感動的な作品。ファイフィールド&イェヴレ響の洗練された演奏が作品の魅力を更に深めており、期待に違わぬ素晴らしいディスクとなっている。北欧音楽ファン必携! | ||
フィリップ・ルートヴィヒ・ シャルヴェンカ(1847-1917):管弦楽作品集 交響詩「 fruhlingswogen 」Op.87/ 管弦楽のための 「アルカディア組曲」 ロ長調Op.76/ 管弦楽のための幻想的小品「愛の音楽」Op.40 |
クリストファー・ ファイフィールド指揮 イェヴレso. | |
シャルヴェンカ兄弟の兄、フィリップ・ルートヴィヒ・シャルヴェンカの貴重な管弦楽作品集。ギリシャのアルカディアを題材とした組曲、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」をベースとした優美な「愛の音楽」など、弟に劣らぬ才能を窺い知ることが出来る。 ファイフィールド&イェヴレ響のコンビは、既にこのシリーズで弟のフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの管弦楽作品(CDS-1060-2)を取り上げている。 | ||
ベルンハルト・ヘンリク・ クルーセル(1775-1838): クラリネット、ホルンとファゴットのための 協奏交響曲 ロ長調Op.3 / 葬送行進曲 フランツ・クロンマー/クルーセル編曲: 2本のクラリネットのための協奏曲 変ホ長調 |
オーロフ・ブーマン指揮 オーショッタ・ シンフォニック・ ウィンド・アンサンブル | |
作曲家としてだけでなく優れたクラリネット奏者としても高い名声を誇ったフィンランドの音楽家クルーセルの代表的作品の1つ「シンフォニア・コンチェルタンテ」や、クルーセルの編曲によるクロンマーの作品。オーショッタ・シンフォニック・ウィンド・アンサンブルはスウェーデンを代表する吹奏楽団の1つ。 | ||
フランツ・クサヴァー・シュニーダー・フォン・ ヴァルテンゼー(1786-1868):管弦楽作品集 序曲 ハ短調/交響曲第3番 変ロ長調「軍隊交響曲」 |
クリストファー・ ファイフィールド指揮 ロイトリンゲン・ ヴュルテンベルクpo. | |
後期古典派から初期ロマン派にかけてのスイスで、アルペンホルン独奏作品や優れた声楽作品を生み出したシュニーダー・フォン・ヴァルテンゼーの管弦楽作品集。希望していたベートーヴェンへの弟子入りはかなわなかったが、スイスだけでなくウィーンとドイツにも足跡を残している。作風は典型的な初期ロマン派で、シューベルトとハイドンからの影響を感じさせるもの。南ドイツの名門ヴュルテンベルク・フィルがこの知られざる初期ロマン派の天才作曲家を現代に伝えてくれる。 | ||
デュカ: 序曲「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」(1883)/ 序曲「リア王」(1883)/交響曲 ハ短調(1896) |
ファブリス・ボロン指揮 ロイトリンゲン・ ヴュルテンベルクpo. | |
その代名詞となっている交響詩「魔法使いの弟子」や「ピアノ・ソナタ」などの現存作品についてはもちろん、晩年に自らの作品の大半を破棄したという完璧主義者としてのエピソードでも知られるフランスの大作曲家ポール・デュカ若書の管弦楽作品集。演奏は、2008-2009シーズンからフライブルク歌劇場の音楽監督に着任するフランス人指揮者ボロンとヴュルテンベルク・フィル。「交響曲」での優れた作曲技法はもちろんのこと、序曲のみが1995年に発見された「リア王」や「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」からも完璧を求めたデュカの類希なオーケストレーションを聴きとることができる。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): ヴァイオリンと管弦楽のための性格的な演奏会用小品 「愛の妖精」Op.67/ ヴァイオリンと管弦楽のための組曲Op.181/ ヴァイオリン協奏曲第1番Op.161(原典版) |
トビアス・リングボリ(Vn) アンドレア・クイン指揮 ノールランド歌劇場so. | |
スイスのチューリヒ近くに位置する町ラッヘンで生まれ、ドイツで活躍したラフの作品は、長年に渡り不当に忘れられていたが、近年再評価の気運が一気に高まっている。11曲の交響曲に代表される大規模な作品から室内楽作品まで多くの傑作が見受けられるラフだが、今回収録された「ヴァイオリン協奏曲第1番」は1870年に作曲された原典版によるもの。アウグスト・ウィルヘルミに献呈された難曲で、スウェーデンのヴィルトゥオーソ、リングボリが熱演している。2005年11月からノールランド歌劇場響の音楽監督の任にあるイギリスの女流指揮者アンドレア・クインのタクト。 | ||
ヘルメル・アレクサンデション(1886-1927): 管弦楽作品集 序曲 ハ短調/交響曲第2番 ト短調 |
パウル・マギ指揮 ウプサラ室内o. | |
録音:2006年1月10日-12日、ウプサラ大学、ライヴ。世界初録音。 "スウェーデンのチャイコフスキー"と称されながらも41歳で死去、その後長く忘れ去られていた後期ロマン派の作曲家アレクサンデション。生前は1912年ストックホルム五輪の公式マーチに採用された「オリンピック・マーチ」で知られ、また、スウェーデンの有名なローダ・クヴァーン(Röda Kvarn)劇場のシネマo.の演奏者としてもスウェーデンの音楽史に足跡を残している。今回の二作品は、「交響曲第2番」では第3楽章のピチカートがまさにチャイコフスキーの交響曲第4番を彷彿とさせ、「序曲 ハ短調」はトランペットのメロディが印象に残り、さらにグレインジャーやドヴォルザークの作品を連想させる。 | ||
フリードリヒ・フォン・フロトウ(1812-1883): ピアノ協奏曲集&管弦楽作品集 ピアノ協奏曲[第1番 ハ短調/第2番 イ短調]/ 祝典序曲/ ホワイトホールの ヴィルヘルム・フォン・オラーニエン |
カール・ペッテション(P) ハンス・ペーター・ ヴィースホイ指揮 ピルセンpo. | |
歌劇「マルタ」の作曲家、フリードリヒ・フォン・フロトウのピアノ協奏曲! 父がプロイセンの騎兵隊長という、メクレンブルクの由緒ある家柄に生まれたフロトウは音楽を学ぶためパリに留学、グノーやオッフェンバックと交友を深め、この事が後の作曲活動に大きな影響を与えた。歌劇「マルタ」以外はほとんど知られていないが、華やかな冒頭と旋律が印象的な第1番とウェーバーからの影響が感じられる第2番の2曲のピアノ協奏曲を始め、優れたオーケストレーションは当盤からも聞き取れる。ハイペリオンのRPCシリーズのファンにも御薦めしたい。 | ||
リヒャルト・フランク(1858-1938):管弦楽作品集 交響的幻想曲 Op.31 /ヴァイオリンと管弦楽のためのセレナーデ イ長調Op.25 (*) / 管弦楽のための組曲 ニ長調Op.30/愛と魂 ホ長調Op.40 / チェロと管弦楽のためのセレナーデ ハ長調Op.24 (#) /演奏会用序曲 ホ長調Op.2 ファビアン・ヴェッツシュタイン(Vn;*) ティム・ストレープル(Vc;#) クリストファー・ファイフィールド指揮ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクpo. | ||
録音:2008年3月25日-27日、WPR スタジオ、ロイトリンゲン、ドイツ。メンデルスゾーンの弟子で、ピアニストや教育者としてシューマンからも高く評価されたエドゥアルト・フランクと、その息子でライネッケらに学んだ当盤の主役リヒャルト・フランクの作品は、ドイツの AUDITE レーベルが盛んに録音しているが、リヒャルトの作品のうち、これまでに発売されたのは室内楽曲だけで、管弦楽作品集は発売されていなかった。 彼は当時ベートーヴェンの作品の演奏家としても一目置かれ、その音楽を追い続けたといい、作品からもその影響を感じることが出来る。 | ||
フィリップ・ルートヴィヒ・シャルヴェンカ: 管弦楽作品集 Vol.2 森と山の精 Op.37/劇的幻想曲 Op.108/ 2つのポーランド民族舞曲Op.20 |
エーリク・スレーン指揮 アルテンブルク=ゲラpo. | |
録音:2008年2月18日-21日、Konzertsaal der Bühnen 、ゲラ県、ドイツ。Vol.1:CDS-1071-2。ポーランドとドイツ両国の流れを汲むシャルヴェンカ兄弟の兄、フィリップ・ルートヴィヒの管弦楽作品集に第2集が登場。彼は弟クサヴェルと共にシャルヴェンカ音楽院を創設し院長も務めた。指揮のスレーンは、2005年にガブリエル・フェルツの後任としてチューリンゲン州立歌劇場の音楽監督となったスウェーデンのマエストロ。 | ||
ベルンハルト・ヘンリク・ クルーセル(1775-1838):管楽器のための作品集 ベートーヴェン/クルーセル編: 七重奏曲 変ホ長調Op.20(木管楽器版) クルーセル:スウェーデンの旋律による幻想曲 |
オーロフ・ブーマン指揮 オーショッタ・シンフォニック・ ウィンド・アンサンブル | |
フィンランド(当時はスウェーデン領)で生まれ、クラリネットの名手&作曲家として活躍したクルーセル、「シンフォニア・コンチェルタンテ」(CDS-1072-2)に続く当レーベルからは2枚目となる作品集。 | ||
ロベルト・ヘルマン(1869-1912):交響曲集 [第1番 ハ長調Op.7 (1895)/ 第2番 ヘ短調Op.11 (1905)] |
クリストファー・ ファイフィールド指揮 ロイトリンゲン・ ヴュルテンベルクpo. | |
録音:2008年/2009年。 ロマン派時代を生きたスイスの知られざる作曲家。ベルンに生まれ、ジュネーヴで音楽教育を受けたヘルマンは、1893年から1894年にかけてフンパーティングに作曲を師事。直後の1895年に交響曲第1番を完成させる才能の持ち主だったが、43歳という若さでこの世を去ってしまったため、約200年間歴史に埋もれていた。 | ||
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):歌劇「アルンヨート」(1910/抜粋)
エルランド・ハーゲゴード(Br) カーリン・ランゲブー(S) エディット・ターラウグ(Ms) ビョルン・アスケル(Br)他 オッコ・カム指揮ストックホルムpo.、ストックホルム・フィルハーモニー合唱団男声cho. | ||
録音:1973年5月16日-18日、ストックホルム・コンサート・ホール。 アイスランドの詩人・政治家だったスノッリ・ストゥルルソン(1178 or 1179-1241)が著したノルウェー王のサガ集「ヘイムスクリングラ」に含まれる「聖オーラーヴ王のサガ」を題材とし、スウェーデンの国民的オペラとして人気を博した作品。 | ||
シグムント・ノスコフスキ(1846-1909): 管弦楽作品集 Vol.1 序曲「 Morskie Oko 」(*)/ 交響曲第1番 イ長調(#)/ 序曲「 Pan Zolziliewicz 」(+) |
ガブリエル・フムーラ指揮(*) スワヴェク・ ヴルブレフスキ指揮(#) ジグムント・リヘルト指揮(+) ポーランド国立放送so. | |
録音:2001年-2004年。 ポーランドのロマン派を代表する作曲家、ノスコフスキは2009年が没後100周年。交響曲作曲家、ポーランド初の音楽劇の作曲家としてだけでなく、カルウォヴィチやシマノフスキら次世代の作曲家たちを育て、教育者としてもポーランド音楽に多大な貢献を果たした。タトラ山脈の Morskie Oko [Morské oko] 〔モルスキエ(モルスケー)・オコ〕湖を描いた (*)での美しく切ないオーボエ・ソロ、「交響曲第1番」第2楽章アダージョ・カンタービレ等、聴きどころも多い。 | ||
アイヴィン・アルネス(1872-1932):交響曲集 [第1番 ハ短調Op.7/第2番 ニ長調Op.43] |
テリエ・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
録音:2008年7月31日-8月1日、Reforma Baznika, リガ。 ノルウェー・ロマン派の歌曲王アルネスの交響曲集は、スウェーデンのレーベル Sterling にとって初となる隣国ノルウェーの作品集ともなった。アルネスは留学先のライプツィヒでライネッケから作曲を学び、帰国後は大聖堂のオルガニスト、ノルウェー作曲家協会会長、ノルウェー音楽著作権協会会長などの重要ポストを歴任、ノルウェー国王金メダル、聖オラフ勲章なども授与されている。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): ピアノと管弦楽のための組曲 変ホ長調Op.200 (1875) (*) / コミック・オペラ「嫉妬」 序曲/ 歌劇「アルフレート王」 序曲/ いばら姫(眠れる森の美女)WoO.14より [前奏曲/間奏曲]/ 歌劇「サムソン」WoO.20〜第3幕への前奏曲 |
グエン・ビック・チャ(P;*) ローラント・クルティヒ指揮 ノルランド歌劇場so. | |
ヴァイオリン協奏曲集(CDS-1075-2)に続く同レーベルからの、スイスで生まれドイツで活躍したロマン派作曲家ラフの作品集第2弾となるもの。グエン・ビック・チャは「アジアオーケストラウィーク2008」にホーチミン市so.のソリストとして来日したベトナムの若手女流ピアニスト。 | ||
オーレ・オルセン(1850-1927): 交響詩「アスゴールの騎行」Op.10/ 交響曲 ト長調 Op.5/ 弦楽オーケストラのための組曲Op.60 |
テリエ・ミケルセン指揮 ラトヴィア国立so. | |
録音:2009年7月28日-29日。 アイヴィン・アルネスの交響曲集(CDS-1084-2)に続くノルウェーの作曲家第2弾。オーレ・オルセンはグリーグの同世代人。ノルウェーのトロンヘイムでリンデマン、ライプツィヒでダーヴィットやライネッケらに師事、存命当時はノルウェー国民楽派を代表する作曲家の1人として名声を築いた。中でも「交響曲」の第3楽章(アンダンテ)の優美で流麗な旋律は、歴史に埋もれさせたままではあまりにも惜しい。 #当初は2010年の初出時は SACD ハイブリッド盤でしたが、2020年の再プレス時に CD-R 製版盤へ変更されました。SACD盤は廃盤となる上、品番を等を含め流通上の区別が一切なされておらず、指定してのご注文はお受けできません。 | ||
テオドール・グヴィ(1819-1898): 交響曲第2番 ヘ長調 Op.12/ 交響的パラフレーズOp.89/交響的幻想曲 |
トーマス・カルブ指揮 ヴュルテンベルクpo. | |
録音:2008年3月、7月、9月。 近年再評価されつつある作曲家グヴィは、フランスとドイツの国境付近にあるロレーヌのゴフォンテーヌで生まれた人。フランスではベルリオーズから称賛され、ドイツではメンデルスゾーンの音楽と比較され、両国で高く評価されながらも時代の流れとともに忘れられてしまった。 | ||
ベルナルド・ズヴェールス(1854-1924): 交響曲第3番「我が祖国」(1890) |
ハンス・フォンク指揮 ハーグ・レジデンティo. | |
録音:1977年8月24日-26日、ハーグ新教会(オランダ)。 フルネ指揮の第2番/他(CDS-1061-2)、スパニャールド指揮の第1番(CDS-1068-2 + デ・ランゲの第1番)に続く、同レーベルのズヴェールス交響曲シリーズ完結編は、今は亡きオランダの名匠、フォンクが指揮した1977年の録音。 ズヴェールスはヤダスゾーンの門弟で、オランダ独自の音楽様式を発展、開拓させることを目指した。「我が祖国」と名づけられた第3番交響曲は、楽章に「オランダの森で」「田舎で」「海辺で」「都会で」という副題が付けられ、音楽でオランダという国そのものを表現している。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):作品集 Vol.3〜合唱、ピアノと管弦楽のための作品 合唱、ピアノと管弦楽のための「1日のうつろい」Op.209 (1877) / 朝の歌 Op.186a/眠れる人々 Op.186b/カンタータ「星」WoO.53 アンドレア・クイン指揮ノールランド歌劇場so. ソングクラフト室内cho. グエン・ビック・チャ(P) | ||
録音:2009年12月14日-18日、ウメオ・オペラ・ハウス(スウェーデン)。スウェーデンのノールランド歌劇場によるラフの作品集第3弾。 | ||
パウル・グレーナー(1872-1944): ウィーン交響曲 Op.110/ フルートと室内オーケストラのための組曲 「サンスーシ宮殿のフルート」(*)/ 鐘楼守りの歌 Op.107/フルート協奏曲 Op.116(#) |
アンドレアス・ヌープ(Fl;*) コルネリア・グローマン(Fl;#) エーリク・スレーン指揮 アルテンブルク=ゲラpo. | |
録音:2009年3月16日-19日、ゲラ市立歌劇場コンサートホール(ドイツ)。 グレーナーは新ウィーン音楽院の作曲科講師を務め、1911年から1913年にはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院の院長となり、レーガーの後任として1920年から1927年までライプツィヒ音楽院の作曲科教授となった作曲家。有名な弟子としては、アイスランドの作曲家ヨーン・レイフス、アメリカで活躍したルーマニアの指揮者ジョネル・ペルレアがいる。今日全く忘れられているのは、ナチスの信奉者だった事(ナチスの会員番号が判明している)と、没年(おそらく生前)に、自宅が爆撃により破壊され、自筆譜が全て失われた事が影響しているようだ。 | ||
ヤコポ・フォローニ(1825-1858):歌劇「スウェーデン女王クリスティーナ」(1849)
リーネ・カールソン(S;クリスティーナ) アン=クリスティン・ユーネス(Ms;マリア) コスマ・ラヌエル(Br;アクセル) イヴァル・ベリクヴィスト(T;エーリク) ダニエル・ユーハンソン(T;ガブリエーレ) フレードリク・セッテルストレム(Br;カール) トビアス・リングボリ指揮イェーテボリ歌劇場o.&cho. | ||
録音:2010年8月3日-7日、10日-13日、イェーテボリ大学(スウェーデン)。世界初録音。イタリア・ロマン派の作曲家フォローニは1849年にスウェーデンへ渡り、ストックホルム王立歌劇場で活躍したがコレラによって急逝してしまった。当作はスウェーデン・ヴァーサ朝最後の王、クリスティーナ女王(1626-1689/在位:1632-1654)の生涯を描いた大作。彼女は聰明で王位に固執せず(ヴォルテールが『国民の上に君臨するよりも学者たちと語り合うことを好み』と記している)、政府との軋轢もあって若くして自ら退位、1668年以降は作曲者フォローニの母国でもあるイタリアで暮らした。 | ||
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):管弦楽作品集 Vol.2 交響曲第2番 ハ短調「哀歌」/記念の音楽/創作主題による変奏曲 ホ短調 ウカシュ・ボロヴィチ指揮ポーランド放送o. | ||
録音:2009年3月、ポーランド放送ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、ワルシャワ。19世紀末ポーランドの代表的作曲家で、カルウォヴィチ、シマノフスキ、ヴィエニャフスキ、ルジツキらを育てた名教師ノスコフスキ。コンスタンツのボダン合唱協会音楽監督に就任した1876年頃はノスコフスキの全盛期であり、この時期に作曲された「交響曲第2番」は、ポーランド・ロマンティシズムにあふれた秀作。 | ||
クラリネット、バセットホルンとオーケストラのためのイタリア作品集 ブゾーニ:コンチェルティーノ 変ロ長調 Op.48 / ヴィヴァルディ:協奏曲 へ長調 RV.455 ドニゼッティ:コンチェルティーノ 変ロ長調 / ロッシーニ&ペスナー:ディヴェルティメント ロッシーニ:序奏、主題と変奏 / ロッラ:バセットホルンとオーケストラのための協奏曲 ヘ長調 ベッリーニ:協奏曲 変ホ長調 シュテファン・ジーゲンターラー(Cl/バセットHr) カスパール・ゼンダー指揮カペラ・イストロポリターナ | ||
録音:2011年1月。1989年から1995年までスイス・ビールso.のソロ・クラリネット奏者を務めたスイスのクラリネット奏者シュテファン・ジーゲンターラーは、1995年に医療機器関連企業の共同創設者へ転身し成功を収めたが、2002年から再びクラリネット奏者となり、2008年にはルツェルン音楽大学の学長に就任したという異色の経歴を持つ。 | ||
ルードヴィグ・ヌールマン(1831-1885):ピアノと管弦楽のための演奏会用小品 Op.54 トゥーレ・ラングストレム(1884-1947):ピアノと管弦楽のためのバラード アドルフ・ヴィークルンド(1879-1950):ピアノと管弦楽のための演奏会用小品 Op.1 マリア・ヴェルバイテ(P) B.トミー・アンデション指揮ノールランド歌劇場so. | ||
録音:2011年7月7日-10日。ウェーデンの3人の作曲家たちによるピアノと管弦楽のための小品集。マリア・ヴェルバイテはスウェーデンの女流ピアニスト。 | ||
アウグスト・クルークハルト(1847-1902): 交響詩〔交響曲第2番〕 ニ短調 Op.27 「レノーレ」 [マンフレート・マイヤーホーファー指揮アンハルトpo. /2002年10月14日、ライヴ] フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):交響詩「ある劇へ」Op.82 [クラウス・アルプ指揮カイザースラウテルン SWR 放送o. /1995年7月6日] | ||
クルークハルトはワーグナーからの影響を受け、デッサウの宮廷音楽監督を務めた19世紀後期ドイツの指揮者・作曲家。ゲルンスハイムはブラームスの影響を受けケルンとロッテルダムで活躍、フンパーディンクの作曲の師でもある。 | ||
ハインリヒ・ホフマン(1842-1902):管弦楽作品集 劇的序曲 Op.28 /交響曲 変ホ長調 Op.22「フリシオフ」(#) /ハンガリー組曲 Op.16 エーリク・スレーン指揮アルテンブルク・ゲラ歌劇場o. | ||
録音:2009年11月30日-12月3日。当初はピアニストとして活動したドイツの作曲家、H.ホフマンによる管弦楽作品集。(#)は1300年頃のアイスランドで成立した「フリシオフ〔フリチオフ〕のサガ」を主題とするもので、19世紀後半のドイツではよく演奏された作品だと言う。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): テ・デウムWoO.16 (*) /深き淵より Op.141 (*) /主の祈り WoO.32 (#) / アヴェ・マリアWoO.33 (#) /4つのマリアの交唱 WoO.27 (#) スサンナ・アンデション(S) ヘンリク・シェーファー指揮ヨーテボリ歌劇場o.(*) ブー・アウレール指揮(#) カールスタッド室内cho.、ストックホルム・シンガーズ | ||
録音:2011年10月16日-18日、2012年5月25日。 | ||
Returning Home (全17曲)〜エレーナ・ヤングフェルト=ヤクボヴィチ: もう一つの夏が過ぎ/アンナ・アフマートヴァの100年/家路へ/フライトフル・イズ・ビューティ/ エヴァ/ザ・テスタメント/ザ・レールウェイ・コーチ/リリー・マルレーン/他 エレーナ・ヤングフェルト=ヤクボヴィチ(歌/G) ヴャチェスラフ・ゴルスキー(P/シンセサイザー) アレクサンドル・マルチェンコ(G) ワレーリー・アナニシェフ(アコーディオン)他 | ||
その名の通りアーティストを取り上げていくシリーズ「ARTIST」第1弾。はロシア圏で絶大な人気を誇る性ヴォーカル、エレーナ・ヤングフェルト=ヤクボヴィチ。純粋なクラシックというよりもワールド、ジャズの要素が色濃く反映された内容。 | ||
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集 第2番 イ長調 Op.100/第3番 ニ短調 Op.108/ 第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」 |
トビアス・リングボリ(Vn) アンデシュ・シルストレム(P) | |
スウェーデン気鋭の演奏家たちにスポットを当てるシリーズ「Artist」。スウェーデンのトップ・ヴァイオリニストであり指揮者としての活動も活発に行っているリングボリと、ニコラーエワの下で学んだ経歴を持つシルストレムのコンビが潤いに溢れたブラームスを聴かせる。 | ||
シューベルト:歌曲集「冬の旅」Op.89 | ジョン・サックス(Br) ヴィクトル・アスルンド(P) | |
スウェーデンの人気レーベルSterlingの新シリーズ「ARTIST」の最新盤にスウェーデン期待の若手バリトン歌手が登場。ジョン・サックスはストックホルム王立歌劇場やヨーテボリ歌劇場などスウェーデンの名門歌劇場を中心に活躍中。イケメン系のルックスもさることながら、美しさの溢れる歌声による「冬の旅」からは十分な貫禄と様々な情景を感じ取ることが出来る。 | ||
心の歌〜スウェーデンの歌曲集 グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):Hjartats sanger トゥーレ・ラングストレム(1884-1947): メロディ/楽園の時間/牧神/夜の翼/夜への祈り アドルフ・ヴィークルンド(1879-1950): 太陽の歌/Som mandelblom/セレナード/繻珍の沓 ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960): わが心を汝が御手に/静かな時に/森は眠る ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942): スウェーデン民謡の歌詞4編 エミル・シェーグレン(1853-1918): タンホイザーからの6つの歌 |
レイフ・アルン=ソレーン(T) ヴィクトル・アスルンド(P) | |
ストックホルム音楽院出身で現在は特にオペラ、オラトリオの分野で活躍中のテノール歌手ソレーンのスウェーデン・アルバム。 | ||
ヨハン・ゴットリーブ・ナウマン(1741-1801): ソナタ第2番 ニ短調/ソナタ第5番 ト短調/ソナタ第6番 ホ長調 ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792): フォルテピアノのための3つの変奏曲 ユーハン・ヴィクマンソン(1753-1800): ディヴェルティスマン ニ長調/フラグメンツ イ長調/ ソナタ ハ長調 より[メヌエット/終曲] ユーハン・アグレル(1701-1765): ソナタ第5番 ニ長調〜メヌエット/ ソナタ第6番 ト短調〜第4変奏 オロフ・アールストレム(1756-1835): ソナチネ第2番 ト長調/牧歌 ト長調 |
スティグ・リッビング (スクウェアP/Fp/ Org/クラヴィコード) | |
録音:1968年。1970年にスウェーデン放送からリリースされた2枚のLPをまとめてCD化。 ストックホルム王立音楽院などでも教鞭を執ったスティグ・リッビング(1904-2002)がストックホルム音楽博物館に所蔵されている貴重な楽器を用い、収録した録音。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ Vol.1 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 [シクステン・エールリング指揮ストックホルムpo./録音:1963年9月25日] フランク:交響的変奏曲 [スティグ・ヴェステルベリ指揮スウェーデン放送so./録音:1978年8月29日] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 [シクステン・エッケルベリ指揮スウェーデン放送so./録音:1963年2月15日] シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 [ジェイムズ・デプリースト指揮ストックホルムpo./録音:1990年10月31日] 以上、ラーシュ・セッレルグレン(P) | ||
リレ・ブルール・セーデルルンド(1912-1957): 歌曲集「 Kosteliga Ting 」 |
トルステン・モスベルク(T) アンデシュ・カールクヴィスト(P) | |
トルステン・モスベルクは歌手であるとともに医師でもある変りだね。セーデルルンドは、主にストックホルムとダーラナ地方で活躍したスウェーデンの作曲家。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ Vol.2 〜J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 |
ラーシュ・セッレルグレン(P) | |
録音:1999年。スウェーデンの演奏者たちにスポットを当てた「Artist」シリーズ。ラーシュ・セッレルグレン(1927-2008)は、ストックホルムとウィーンでピアノを学び、1957年にはストックホルム・トリオを結成、スウェーデン鍵盤音楽界の重鎮・ベテラン奏者。丁寧で深みがあり、落ち着いた円熟を感じさせるバッハ。 | ||
ヴィルヘルム・ ペッテション=ベリエル(1867-1942): フリドリンの歌/フリドリンの楽園/ Vildmarks / 4つの陽気な歌/ヴァグランツの歌/歌曲集「秋の角笛」 |
ヘルゲ・ブリリオート(T) スヴェン・アーリン(P) エルランド・ ハーゲゴール(Br) ヤン・エイロン(P) | |
作曲家としてだけでなく音楽評論家としても活躍したスウェーデンの音楽家ペッテション=ベリエル。美しい旋律が印象に残るスウェーデン民謡を題材とした歌曲の数々を収録。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ Vol.3 ベートーヴェン:33の変奏曲 ハ短調WoO.80[録音:1977年4月5日] シューマン:交響的練習曲Op.13[録音:1981年5月14日] リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調[録音:1979年4月27日] ショパン:練習曲第12番 ハ短調Op.10-12「革命」/バラード第1番 ト短調Op.23/ 夜想曲第5番嬰 ヘ長調Op.15-2/ポロネーズ第6番 変イ長調Op.53「英雄」[録音:1966年1月11日] ドビュッシー:前奏曲集第1巻[録音:1978年4月20日]/水の反映[録音:1975年3月12日] ラーシュ・セッレルグレン(P) | ||
スウェーデンの演奏者たちにスポットを当てた「Artist」シリーズ。ラーシュ・セッレルグレン(1927-2008)は、ストックホルムとウィーンでピアノを学び、1957年にはストックホルム・トリオを結成した、スウェーデン鍵盤音楽界の重鎮。 | ||
地中海からの音楽 スカッラッティ: ソナタ ト長調/同 ホ長調/同 ニ短調/ トッカータ(ソナタ ニ短調) ドビュッシー:2つのアラベスク ラヴェル:水の戯れ パパンドプーロ: イグラ/スケルツォ・ファンタスティコ ファリャ:火祭りの踊り アルベニス:組曲「スペインの歌」Op.232 |
マリア・キールグレン(P) | |
作曲家にではなく、スウェーデンのアーティストにスポットをあてる「ARTIST」シリーズ。マリア・キールグレンは、16歳からスウェーデンのエーテボリ音楽大学でピアノを学び、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番でデビューを飾ったスウェーデンの女流ピアニスト。スウェーデンだけでなく、北米、南米へのコンサート・ツアーを精力的にこなしており、コロンビアの第11回ブカラマンガ国際ピアノ・フェスティヴァルでは大成功を収めている。地中海沿岸諸国の作曲家によるピアノ作品を集めた「地中海からの音楽」。特にアルバム冒頭のスカルラッティは地中海の風を感じさせるような爽やかな演奏。 | ||
ユングヴェ・ショルド(1899-1992):室内楽作品集 チェロとピアノのための詩曲/チェロ・ソナタOp.27/ ホルンとピアノのための組曲Op.71 (*) |
ヨン・エーデ(Vc) カール=アクセル・ ドミニク(P) イブ・ランスキ=オトー(Hr) ヴィルヘルム・ ランスキ=オトー(P) | |
録音:1999年11月/1975年6月(*)。 ストックホルムのスウェーデン音楽情報センター・アーカイヴで司書を務めた作曲家、ユングヴェ・ショルドの室内楽作品集。ヘンルシンボリ響の首席チェリストを務めていたヨン・エーデ、ストックホルム王立歌劇場管やストックホルム・フィルで活躍したコペンハーゲン生まれのホルニスト、イブ・ランスキ=オトーらによる演奏。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ Vol.4 モーツァルト: ピアノ・ソナタ第8番 イ短調K.310[録音:1958年12月22日]/ ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調K.304 [マヌーグ・パリキアン(Vn)/録音:1959年11月3日]/ 幻想曲 ハ短調K.475/ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調K.457[録音:1963年5月5日]/ ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調K.459 [コリン・デイヴィス指揮スウェーデン放送so./録音:1961年4月29日]/ ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466 [カール・ルーネ・ラーション指揮ストックホルムpo./録音:1969年5月27日] 以上、ラーシュ・セッレルグレン(P) | ||
1993年までストックホルム王立音楽院で教授を務め、2008年惜しくも亡くなったスウェーデン鍵盤界の重鎮、ラーシュ・セッレルグレン(1927-2008)のシリーズ第4巻は、モーツァルトばかりを集めたアルバム。 通好みのヴァイオリニスト、パリキアンとの共演や、コリン・デイヴィスの客演も含まれており、ヒストリカル・コレクターも要注目。 | ||
シューベルト:即興曲 変ト長調 ショパン: 夜想曲第13番 ハ短調Op.48-1/ ポロネーズ第2番 変ホ短調Op.26-2/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39 リスト:軽やか/ラ・カンパネッラ グリーグ: アリエッタ Op.12-1/ 孤独なさすらい人 Op.43-2/小人の行進 Op.54-3 ラフマニノフ:楽興の時 Op.16 より [第3番 ロ短調/第4番 ホ短調] バラキレフ:イスラメイ |
マリア・フェルバイテ(P) | |
1992年にリトアニアのカウナスで生まれ、2歳の時に家族とスウェーデンに移住、カウナスの国際ピアノ・コンクールで優勝、パリの第6回ニコライ・ルビンシテイン国際コンクールでも優勝した、2009年現在16歳の若き女流、マリア・フェルバイテのファースト・アルバム。 | ||
エミール・シェーグレン(1853-1918):歌曲集 私が好きなら/初めての素晴らしい出会いは/イプセンとビョルンソンの4つの詩 Op.1/ ホルガー・ドラクマンの「タンホイザー」からの7つの歌 Op.3/岩よ、おお波よ/ エアンスト・フォン・デア・レケの4つの詩 Op.2/ ユリウス・ヴォルフの「タンホイザー」からの6つの歌 Op.12/ エアンスト・フォン・デア・レケの4つの詩 Op.13 カタリーナ・ピロッティ(S) クリスティーナ・バルステット・ティレニウス(P) | ||
録音:2009年11月14日-2010年1月30日、オレブロ大学コンサート・ホール(スウェーデン)。 | ||
ゴドフスキー: ジャワ組曲〜フォノラマ〜ピアノのための音紀行 サン=サーンス/リスト&ホロヴィッツ編曲:死の舞踏 |
カール・ペッテション(P) | |
録音:2010年7月5日-6日、クラクフ音楽アカデミー・コンサート・ホール(ポーランド)。カール・ペッテションは1981年、スウェーデンのルンドで生まれた北欧期待のピアニスト。 | ||
ラーシュ・セッレルグレン・プレイズ・ベートーヴェン〜ピアノ・ソナタ集 〔第1番 ヘ短調 Op.2-1[1982年3月26日]/第2番 イ長調Op.2-2[1982年3月26日]/ 第3番 ハ長調 Op.2-3[1982年3月27日]/第15番 ニ長調Op.28「田園」[1957年12月20日]/ 第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」[1977年4月7日]/第31番 変イ長調 Op.110[1988年12月8日]〕 ラーシュ・セッレルグレン(P) | ||
2008年に他界したスウェーデン鍵盤音楽界の重鎮セッレルグレンの名演を復刻するシリーズの第5集。 #CD-R製版品です。 | ||
ロマン派のクラリネット五重奏曲集 ローベルト・フックス(1847-1927):クラリネット五重奏曲 変ホ長調 Op.102 フェルディナント・ティエリオート(1836-1919):クラリネット五重奏曲 変ホ長調 シュテファン・ジーゲンターラー(Cl) プラハ・スタミツSQ | ||
録音:2005年12月。ブラームスから賞賛されたフックスと、ブラームスの弟弟子にあたり(師が同じエドゥアルト・マルクスゼン)親交もあったティエリオート〔慣用表記:ティエリオ〕による2曲。特に後者の作品は貴重と思われる。 | ||
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):歌曲集 若い詩人は恋人を思う/ノクターン/雨/森の幸せ/夢の冠/イタリア歌曲集第1巻より/イタリア歌曲集第2巻より マティルダ・パウルソン(Ms) ベンクト=オーケ・ルンディン(P) | ||
録音:2011年3月。マティルダ・パウルソンはロンドンとストックホルムで学び、2008年に「ばらの騎士」のオクタヴィアンでスウェーデン王立歌劇場へデビュー、大成功を収めマッケラス、ドゥダメルやハーディングら世界的指揮者との共演を重ねているスウェーデンのメゾ・ソプラノ。 | ||
銀色の調べ〜フルートとオルガンのための音楽 フォン・コック:銀色の調べ / ラングレ:5つの小品 / リード・トーマス:天使の涙と大地の祈り ドビュッシー:シランクス / リーバーマン:アリアOp.106 / ルーマン:フルート・ソナタ ト長調 レーヴベリ:フルート・ソナタ〜コラール / グルック:メヌエットと精霊の踊り ヒルデガルド・フォン・ビンゲン/ヴァルガ編:おお、永遠なる神よ エリヴィ・ヴァルガ(Fl) オーレ・ラングストレム(Org) | ||
録音:2011年7月20日-22日。使用楽器:ブランネン・クーパー。エリヴィ・ヴァルガはスウェーデンとハンガリーをルーツとするアメリカの女流フルーティスト。一部は無伴奏フルーと曲だとの事。 | ||
クラリネットとピアノのためのレア・レパートリー集 グレゴリー・メイソン:クラリネット・ソナタOp.14 / メシンガー:ソナチナOp.65 トーヴィー:クラリネット・ソナタOp.16 / J.S.バッハ:ソナタ ト短調 BWV.1030b シュテファン・ジーゲンターラー(Cl) コンスタンティン・リフシッツ(P) | ||
録音:2011年10月27日-28日。ビールso.のソロ・クラリネット奏者、ルツェルン芸術工科大学の教授を務めたスイス・クラリネット界の重鎮、シュテファン・ジーゲンターラーによる、アメリカのメイソン、イギリスのトーヴィー、スイスのメシンガー、そして大バッハのレア・レパートリー集。 | ||
アッラン・ペッテション(1911-1980):歌曲全集 6つの歌/24の裸足の歌
トルステン・モスベリ(T) アンデシュ・カールクヴィスト(P) | ||
録音:2005年8月12日-13日。 | ||
リンデ&ラーション:歌曲集 ブー・リンデ(1933-1970):アンナの物語 Op.2 /40の春の歌 Op.40 /夏休み Op.34 ラーシュ=エリク・ラーション(1908-1986): 9つの歌 Op.35 より Nos.2-4, 7 /8つの歌 Op.52 より Nos.2, 3 /12の歌〜 No.11 リサ・グスタフソン(S) モッテン・ランドストレム(P) | ||
録音:2009年1月。20世紀スウェーデンのコンポーザー=コンダクター、ラーションと、彼に作曲を学んだリンデの歌曲集。 | ||
ロマンティック・シルエット シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1 /幻想小曲集 Op.12 より〔夕べに/飛翔/なぜに/気まぐれ〕 リスト:愛の夢第3番/ハンガリー狂詩曲第6番 / レーガー:シルエット Op.53 / シェック:2つのピアノ小品 マリア・シールグレン(P) | ||
録音:2012年3月-4月。シールグレンは16歳からヨーテボリの音楽アカデミーで学び、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番でデビューしたピアニスト。 | ||
ハインリヒ・カミンスキ(1886-1946):クラリネットを伴う室内楽作品集 ピアノ、クラリネットと弦楽のための四重奏曲 Op.1b / ホルン、クラリネットと弦楽のための四重奏曲/声、クラリネットと弦楽のための宗教的歌曲 コーラ・イルゼン(P) シュテファン・ジーゲンターラー(Cl) オリヴィエ・ダルベレイ(Hr) コーリャ・レッシング(Vn) マルク・ゴトーニ(Va) ウルリク・アイヒェナアウアー(Va) ペーター・ヘール(Vc) アンナ・マリア・パンマー(S) | ||
録音:2005年3月14日、2012年5月14日。カミンスキはバロックの対位法に感銘を受けた近代ドイツの作曲家で、作品はワルター、フルトヴェングラー、ブッシュら世界的名指揮者から支持された。 | ||
スウェディッシュ・ロマンティック・ソング 1850-1930 リンドブラード:夜のすみれ/エーリク14世のための子守歌/ある夏の日/夏の朝 ショーベリ:長い日/静かな夕暮れ/月が昇る/妖精のささやき/音色 ステーンハンマル:孤独な思考による7つの詩 ラングストレム:メロディ/夜風/夏の夜/瞬間/ヴィレモ/叙情曲/ガチョウの移住/老人/ 苦悶に/木々の死/夜への懇願/告別/風と木/遠くから来た少女 トルステン・モスベリ(T) アンデシュ・カールクヴィスト(P) | ||
録音:2012年11月22日-23日、2006年10月19日、2007年4月28日。医者と物理学者の経歴を持つというデュオによる、1850年-1930年に活躍したスウェーデンの作曲家による歌曲集。 | ||
グラモフォン 1899〜スウェーデンの初グラモフォン録音集 Wadman:Min lilla vra bland bergen Trad:Ingen annan har jag kar/Re'n i hafet Dannstrom:Klara stjarna med ogon snalla Floja:Till Osterland vill jag fara /他 | ||
スウェーデンで行われた最初期の「録音」からのコンピレーション。声楽曲、民謡等、幅広く収録されている模様。スウェーデン・ナショナル・アーカイヴズとの共同製作。 | ||
アクセル・クリンコウストレムの シリンダー式フォノグラフ(1899〜1912) |
様々なアーティスト | |
1900年前後のフォノグラフからの復刻。当時の語りや歌などに加えて「1991年&1992年の演奏であるステンハーマルとルーゼンベリの演奏が収められている」とのこと(「」内代理店記載ママ、詳細不明)。 | ||
B.トミー・アンデション(1964-): 管弦楽のための「快楽の園」(2009) / 管弦楽のための舞踏詩「戦士たち」(2010) |
B.トミー・アンデション指揮 ノールランド歌劇場so. | |
録音:2010年12月、2011年3月。B.トミー・アンデションはストックホルムの王立音楽大学でヨルマ・パヌラやエーリク・エーリクソンの薫陶を受けたスウェーデンのコンポーザー=コンダクター。 | ||
CDS-5000-2 (5CD) 廃盤 |
ハンス・フーバー(1852-1921): 交響曲全集&管弦楽作品集 交響曲第1−第8番/ セレナード第1番 ホ長調 Op.86「夏の夜」/ 交響的前奏曲/ 喜劇序曲 Op.50 |
イェルク=ペーター・ ヴァイグレ指揮 シュトゥットガルトpo./他 |