クーラウ:ピアノ作品集 Vol.3 大ソナタ/主題と七つの変奏/ 序奏、主題と九つの変奏/序奏とロンド |
トーメス・トロンハイム(P) | |
ヒルダ・セーステ(1858-1936): トランペットのための組曲 アクセル・ヨアンセン(1881-1947): トロンボーンのための組曲 トーヴァル・ハンセン(1847-1915): トランペット・ソナタ ライフ・ティボ(1922-): トランペットとトロンボーンのための協奏曲 |
クリステンセン(Tp) スヴェンベア(Tb) H.V.クリステンセン指揮 オールボーso. | |
ヴァウン・ホルムボー(1909-1996): フルートのための室内楽作品集 四重奏曲 Op.90/フルート・ソナタ Op.71/ ソナチナ・カプリチョーサ Op.27b/ 六重奏曲 Op.114 |
クラウス・ エトルップ・ラーセン(Fl) アネッテ・ セアゴー・イェンセン(Cl) アンタル・モイセル(Fg) エルッキ・パロラ(Vn) アツソ・レート(Va) キルスティ・ ヴァユリネン(Vc) レオニード・マクシモフ(P) | |
ニルセンにもその才能を認められたデンマークの作曲家ホルムボー。交響曲が代表作として知られているが、室内楽曲など小編成の作品でも素晴らしい作品を残している。このアルバムの主役であるフルート奏者ラーセンはデンマーク王立歌劇場管、オールボー響の奏者を歴任。ソリストとしてもチボリ響やヘルシンキ・フィルと共演を果たすなど第一線で活躍中のアーティスト。 | ||
ヴィクトー・ベンディクス(1851-1926): ソナタ/8つの小品 |
シーヴライト(P) | |
コペンハーゲン生まれのベンディクスには傑作の交響曲第2番などもあるが、一般的には優雅で均整の取れたピアノ曲で知られる。リストやワーグナー、ゲーゼなどの影響を見ることができる。 | ||
金管アンサンブルのための作品集 ジャイルズ・ファーナビー(1565-1640):空想/おもちゃ/夢 ヴィクトル・エワルド(1860-1935):金管五重奏曲第3番 バーバー:アダージョ プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000): トランペット、ホルンとトロンボーンのための三重奏曲 ジョー・ザビヌル(1932-):バードランド |
デンマーク王立歌劇場 金管五重奏団 | |
デンマーク王立歌劇場管弦楽団のメンバーによって結成された金管五重奏団。チューバではなくユーフォニアムを使用しているという点が興味深い。北欧の管楽器奏者のレベルの高さは折り紙付きだが、ここでも煌びやかな演奏を聴かせる。 | ||
ラッパを吹き鳴らせ ジャン・ジョゼフ・ムレ(1682-1738):「組曲第1番」〜ロンド ヘンリー・パーセル(c.1659-1695): ラッパを吹き鳴らせ/トランペット・チューン ペドロ・デ・アラウホ(1610-1684)戦いの場 ジェレマイア・クラーク(1673-1707): デンマーク皇太子の行進(トランペット・ヴォランタリー) トマゾ・アルビノーニ(1671-1751) (レモ・グラッツォート編):アダージョ ト短調 トマゾ・アルビノーニ:協奏曲 ハ長調 ゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681-1767): 「協奏曲 ニ長調」〜アダージョ ジャン・フランソワ・ダンドリュー(1682-1738): 大きな音をたてたミショー(オルガン独奏のための) J.S.バッハ: イエスはわが喜び/G線上のアリア/羊はやすらかに草をはみ/ アリア「汝わがそばにあらば、喜びもてわれは行く」BWV.508 シャルル・グノー(1818-1893):アヴェ・マリア レオポルト・モーツァルト(1719-1787):組曲 ヘ長調 モーツァルト: 「ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467」〜「第2楽章 アンダンテ」 モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」K..165(158a)〜アレルヤ ニルス・W.ゲーゼ (1817-1890): 「主たる神の支配に心安らぐものは」によるオルガン・コラール 「天のもっとも高きところより」によるオルガン・コラール メンデルスゾーン:おお、鳩の翼のために アドルフ・アダン(1803-1856): クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」 |
ケティル・ クリステンセン(Tp) オーラヴ・ プロウ=ヨアンセン(Tp) イェンス・E. クリステンセン(Org) | |
北欧のトランペットの名手2人とオルガンによる、リサイタル・プログラム。
よく知られた名曲を中心に構成されているのは、教会での活動を手がける彼ら3人の活動10周年を記念してリリースされたCDだからのようだ。 トランペットのケティル・クリステンセンは1952年生まれ。19才ですでにデンマーク王立管弦楽団とデンマーク放送交響楽団、両方の首席に選ばれ、天才と謳われた。精力的なコンサート活動を展開していて、国際的な知名度も高い。53年生まれのプロウ=ヨアンセンも、ヴィボウの皇太子近衛管楽バンドのメンバー、デンマーク・バロック・ソロイスツの独奏トランペット奏者をつとめる名手。オルガンのイェンス・E.クリステンセンは1946年生まれで、マリー・クレール・アランの生徒の一人。現在は、デンマーク王立音楽アカデミーで教えながら、クリスチャンサン(ノルウェー)、リガ(ラトヴィア)、ロンドン王立音楽アカデミーでもマスタークラスを開催している。北欧の教会に、トランペットとオルガンが美しく響きわたる、素晴らしいCD。 | ||
キム・ヘルヴェ(1956-): トランペット協奏曲/ ジョヴァンニのマドリガーレ/ バレエ:「ドン・ファンの帰還」組曲 |
ケティル・クリステンセン(Tr) ミカエル・ションヴァント指揮 コレギウム・ムジクム | |
モーツァルト&グノー:管楽アンサンブルのための作品集 モーツァルト: セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」 K.361/370a シャルル・グノー:小交響曲 変ロ長調 |
ミカエル・ションヴァント指揮 コペンハーゲン・ コレギウム・ムジクム | |
コペンハーゲン・コレギウム・ムジクムはコペンハーゲンのオーケストラの管楽器奏者たちによって結成された現代楽器によるアンサンブル。結成以来、国際的に活躍するミカエル・ションヴァントが音楽監督をつとめている。指揮者ありのアンサンブルなので、これら9人〜14人編成の曲が演奏される時によく用いられるコの字型配置ではなく、通常オーケストラのようなニ列配置で収録がなされたようだ。北欧の管楽器らしい、シャープな音色が特徴。なかなかセンスのよい録音で、ホールの残響が非常に美しくとらえられている。 | ||
剣と王冠〜吹奏楽曲集 エドワード・グレグスン(1945-):剣と王冠 ヨハン・デ・メイ(1953-): T-ボーン・コンチェルト(*)/ラ・クインテセンツァ ディヴィッド・ギリンガム(1947-): 4つのパーカッションとウインド・アンサンブルのための協奏曲 ヤン・ヴァン=デル=ロースト(1956-): ホルン、吹奏楽とパーカッションのための狂詩曲(+) |
イェスパー・ ユール・ソアンセン(Tb;*) ラッセ・マウリツェン(Hr;+) ヨアン・ミッサー・イェンセン指揮 デンマーク・コンサート・バンド (吹奏楽) | |
「剣と王冠」は日本の吹奏楽界でも非常に人気のある曲。 | ||
モーツァルト(ヨゼフ・トリーベンセ(1772-1846)編): 「ドン・ジョヴァンニ」ハルモニームジーク |
デンマーク管楽八重奏団 | |
録音:1996年、ライヴ。 ドン・ジョヴァンニのハルモニームジークはいくつか版があるようだが、18世紀に活躍したボヘミアの作曲家兼オーボエ奏者、ヨゼフ・トリーベンセの編曲が一番ポピュラーなものであり、ここで用いられているのもその版。しかし、ダブルリード楽器にとってけっこう大変な細かい音の刻みが要求されるなど、テクニック的には大変な編曲である。 デンマーク管楽八重奏団は王立デンマーク管弦楽団の首席オーボエ奏者、ヘンリク・ゴルトシュミットを中心に1987年に結成されたアンサンブル。 メンバーとしてエーテボリ交響楽団、コペンハーゲン・フィルハーモニックの奏者たちが参加している。 | ||
クラリネットとピアノのための作品集 アーノルド・バックス(1883-1953): クラリネット・ソナタ ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲 フレミング・ヴァイス(1898-1981): クラリネット・ソナタ タデウシュ・バイルト(1928-1981): 2つのカプリース カールハインツ・シュットクハウゼン(1928-): クラリネットのための5つの小品 |
ラース・オーボ(Cl) セミョン・バルシェム(P) | |
ラース・オーボは1983年にデンマークでデビューしたクラリネット奏者。セミョン・バルシェムはウラディミール・ナタンソンに師事し、1968年にソリストとしてデビューしたロシア生まれのピアニスト。 このCDで注目されるのは、ほとんど知られていないデンマーク作曲家ヴァイスや、バックス、シュトックハウゼンの珍しい作品が収録されている点。 | ||
モーツァルト: セレナード第10番 変ロ長調 K.361 「グラン・パルティータ」 |
デンマーク管楽八重奏団 | |
デンマーク管楽八重奏団はデンマークのオーケストラ(デンマーク王立o.、コペンハーゲンpo.など)で活躍する演奏家たちによって1987年に結成された。 凄腕ミュージシャンたちによる演奏は、デンマークのみならずヨーロッパ各国でも絶賛され高い評価を得ている。既発売の「モーツァルト:ディヴェルティメント&セレナード」(RCD-8336)は1993年デンマークのグラミー賞を受賞した。 | ||
スヴェン・エリク・ヴェルナー(1937-): リビング・メモリー ベント・ロレンセン(1935-):ノアの洪水 ヴァウン・ホルンボー(1909-1996):トリアデ Op.123 トーマス・ダニエル・シュレー(1957-):カンタス ペトル・エベン(1929-):オクナ |
ケティル・クリステンセン(Tp) イェンス・E.クリステンセン(Org) | |
デンマーク放送響などの首席トランペット奏者を歴任しているケティル・クリステンセンとコペンハーゲンで教会オルガン奏者として活躍するイェンス・クリステンセンのオルガンによるトランペットとオルガンのための二重奏曲集。 | ||
T=ボーン・ミュージック ヨハン・デ・メイ:T=ボーン・コンチェルト(*) トルシュタイン・オーゴール=ニールセン: トロンボーンとウィンド・バンドのための カンティレーナ(+) セーアン・ヒュルゴー:北国のラプソディー(#) ラウニ・グレンダール/ ポウル・イヴァン・メラー編曲: トロンボーン協奏曲(**) セーアン・ヒュルゴー:バガテル(#) |
イェスパー・ ユール・セーアンセン(Tp) ヨーウン・ ミッサー・イェンセン指揮 デンマーク・コンサート・バンド | |
録音:2000年3月(RCD-8371と同音源)(*)/2003年5月(+)/2002年7月(#)/2000年11月(**)。 1997年よりデンマーク国立交響楽団首席トロンボーン奏者を務めるイェスパー・ユール・セーアンセンはトゥーロン、ジュネーヴ国際コンクールでの受賞歴を持つデンマークを代表するトロンボーン奏者の一人。デンマーク国内だけでなくシカゴではアーノルド・ジェイコブス、エドワード・クレインハーマーに、パリではジャック・モージェらの元で研鑚を積んでいる。 ラウニ・グレンダールの協奏曲はトロンボーンの重要なレパートリーの1曲であり日本でも頻繁にコンサートやコンクールの課題曲として取り上げられている。吹奏楽伴奏版の録音は少なく今回のリリースは大変喜ばれよう。 リンドベリ、モージェ、そしてアレッシらが挑んできたデ・メイの超難曲「T=ボーン・コンチェルト」でも前出の名手達に負けず劣らずといった素晴らしい演奏を披露。特にラストのハイFは必聴。! セーアンセンをサポートしているデンマーク・コンサート・バンドの演奏も見事。ただの伴奏として埋もれずバランスの良い演奏でセーアンセンのソロを引き立てている。 このディスクをお聴きいただければ北欧のトロンボーン奏者はリンドベリだけではないということを実感できる。ちなみにセーアンセンはトロンボーン奏者としてだけではなく2003年5月にノルウェーで行われたヨーロピアン・コンダクターズ・コンペティションで優勝するなど指揮者としても活躍している。 | ||
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767): 英雄的な音楽 組曲「ドン・キホーテ」TWV.55:G10/ チェンバロ独奏のための幻想曲 ヘ長調 TWV.33:5/ ヴァイオリンと 通奏低音のためのソナタ イ長調 TWV.41:A6/ オルガンのための幻想曲 ニ短調 TWV.33:2/ トロンボーンと 通奏低音のためのソナタ ヘ長調 TWV.41:11/ 英雄のための音楽「英雄的な行進曲」TWV.50:31-42 |
ヴィオロン・バンデン [デンマーク・ ヴィオロン=バンド] | |
ヴィオロン・バンデンは18世紀オーケストラで活躍する2人の奏者、トロルス・スヴェンセン(Vn)とウィム・テン・ハーヴェ(Va) が中心となって結成したアンサンブル。1995年に1枚(RCD-8343)、2001年に1枚(RCD-8363)と、たまにしかCDリリースを行わないため決して目立つ存在ではないが、演奏水準は驚くほど高い。それもそのはず、この団体は前述2人の他にもドロットニングホルム・バロック・アンサンブルやデンマーク放送響で活躍した一流メンバーで固められているのである。今回もテレマン作品集としては屈指の出来映えだ。 全12曲からなる「英雄的な行進曲」は、メロディーとバス声部のみの楽譜しか残されておらず、ハーヴェがテレマンのスタイルを踏襲しつつ2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと通奏低音の編成に書き換えたもの。トロンボーンのソナタは名作として知られているもので、モダーン楽器で演奏される機会も多い曲。ここでは操作至難なバロック・バス・トロンボーンを王立デンマーク音楽院の教授モエンス・アナセンが巧みに吹きこなしている。冒頭に置かれた「ドン・キホーテ」も活気に満ちた演奏。 | ||
オット・モーテンセン(1907-1986): 歌曲とロマンス(全29曲) |
ラース・トズベア・ ベアテルセン(Br) トーヴェ・レンスコウ(P) | |
2007年8月18日が生誕100年となったデンマークの作曲家モーテンセンの歌曲集。 |