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QUINDECIM
1CDあたり¥3300(税抜¥3000)


 メキシコのレーベルで、2004年に始めて日本国内へ案内された。結構多くのアイテムがあるが、現時点では国内代理店が案内して来たアイテムのみを御紹介中。
 当レーベルは2004年-2006年に国内代理店が数回案内して以降、次の新譜案内が2009年、さらにその次が2011年末という状態で、この間の旧譜入荷も2〜3回あったかどうかという状況です。 当店では様々な手を尽くして入手を試みますが、このまま日本国内では入手困難となって行く可能性があります。


メキシコの打楽器四重奏曲
 ヘンク・デ・フリーガー:トッカータ
 ラウル・トゥドン:カルテット2
 ポール・バーカー:3楽章の4つのカルテット
 エドゥアルドソート:コラソン・スール
 サンチャゴ・オヘダ:ザッパロアパン
 他、西アフリカの伝統ジャンベ音楽
タンブーコ
 タンブーコは1993年結成のメキシコのパーカッション・アンサンブル。ここでは打楽器四重奏と銘打ってあるが、当然四声ではなく、 四人があれこれ楽器を操り多彩な世界を作り出している。ヘンク・デ・フリーガーはヨハン・デ=メイの「指環物語」のオーケストラ版を作成した人物として日本でも知られているだろう。 ジャンベは西アフリカの民族打楽器。
Música Japonesa para percusiones
 西村朗(1953-): Ketiak 〔彩色打楽〕 / 近藤譲(1947-): A Volcano Mouth 〔火口〕
 清水武仁(1966-): Critical Point / 武満徹(1930-1996): Rain tree 〔雨の樹〕
 安倍圭子(1937-):Conversations in the Forest 〔森の会話〕
 タンブッコ〔タンブコ〕
 [アルフレッド・フリンカス、ラウル・トゥドン、リカルド・カシャルド、イバン・マンツァニラ]
 録音:1995年。なお、人名は基本的に代理店表記ママ〔カデンツァ注:2011年現在のメンバーとは一人異なっている模様〕。1993年の結成以来グラミー賞に4回ノミネートされるなど大きな注目を浴び、打楽器界を牽引する世界屈指のアンサンブル「タンブッコ」が、日本現代音楽を世界に発信してきた活動を評価され、2011年国際交流基金賞を受賞した。何よりの魅力は、卓越した演奏技術によって生み出される躍動感あふれる音楽。民族的な音楽から前衛音楽までに至る幅広いレパートリーとオリジナリティあふれるプログラムで、常に打楽器の可能性を広げてきた。当CDは日本の現代音楽作品のみを収録した物。打楽器の多彩な音色と壮大な響き、そして何より日本の現代音楽作品の魅力が詰まった一枚。
スペインのチェロとピアノのための音楽
 カサド:愛の言葉
 ファリャ:
  メロディア/ロマンス/7つのスペイン民謡〜6曲
 モンポウ:橋
 ホアキン・ニン(1879-1949):スペイン組曲
ヒメナ・ヒメネス・カッチョ(Vc)
イレネウシュ・ヤグラ(P)
 録音:1997年。
 ニンはキューバに生まれバルセロナ、パリで育ったピアニスト・作曲家。カッチョはメキシコ生まれの女性チェリスト。
キューバのピアノ音楽
 エルネスト・レクオーナ(1895-1963):
  エル・エスコリアルの前で/ついに君に会えた/
  ニャニゴの踊り/菊/ラ・コンパルサ/昔風に/
  4分の3拍子で/アンダルシア/コルドバ/
  ヒタネリアス/マラゲニャ
 マヌエル・サウメル(1817-1870):
  ニナ・ボニータ/ゴッツチョークの思い出/
  ペパの目/君の微笑み/テデスコ
 イグナシオ・セルバンテス(1847-1905):
  3つの衝撃/冷たいシャワー/素敵な娘/
  お通夜/さらばキューバ/失望/即興的に
イレアナ・バウティスタ(P)
 録音:1998年3月、メキシコ。
 キューバのクラシックの作曲家三世代のピアノ曲を集めたアルバム。 サウメルはハバナ出身で、キューバのクラシック作曲家の始祖的存在。セルバンテスはパリ音楽院で アルカンに学んだピアノの名手。20世紀に活躍したレクオーナ(1895-1963)は最近日本でも人気が高い。
グラウン:リコーダー、ヴァイオリン、
   弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調
ヴィヴァルディ:
 フルート協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」RV.428/
 モテット「正しき怒りの激しさに」RV.626/
 ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV.444
サンマルティーニ:フルート協奏曲 へ長調
ヴィルヘルム(伝ペルゴレージ):
 コンチェルト・アルモニコ第6番
ラファエル・マチャード(Vn)
エウヘニア・ラミレス(S)
オラシオ・フランコ(リコーダー)指揮
カメラータ・アグアスカリエンテス
 ラファエル・マチャードはキューバ出身のヴァイオリニストで、カメラータ・アグアスカリエンテス(熱湯カメラータ!?)のリーダー。
スペインとメキシコのピアノ音楽
 グラナドス:アスレーホス
 アルフテル:6つの小品
 アリシア・ウレータ(1935-1986):ダメロス1
 モンポウ:2つの歌曲と舞曲
 マリオ・ラビスタ(1943-):シムルグ
 ミゲル・ベルナール・ヒメネス(1910-1956):
  古都バリャドリッド
 サルバール・モレーノ:夜想曲/秘密
 カストロ:2つの協奏練習曲
 カルロス・スリナッチ(1915-):3つの歌曲と舞曲
アルマンド・メリーノ(P)
 録音:1999年。
 アルベニスやアルフテルといった著名な作曲家から、メキシコのウレータ、ラビスタ、ヒメネス、スペインのモレーノ、スペイン生まれで後にアメリカに移住したスリナッチの作品を集めたアルバム。アルマンド・メリーノはメキシコに生まれ合衆国で学んだピアニスト。
ファイブ・フォー・タンゴ
 〜バンドネオンと弦楽四重奏によるピアソラ

   ピアソラ:
    天使の死/天使のミロンガ/フーガ9/
    ファイブ・タンゴ・センセイションズ/
    ディヴェルティメント9/
    フォー・フォー・タンゴ
セサル・オルギン(バンドネオン)
クアルテト・ラティノアメリカーノ
[アロン・ビトラン(Vn)
 サウル・ビトラン(Vn)
 ハビエル・マンティエル(Va)
 アルヴァーロ・ビトラン(Vc)]
 昨今のピアソラ・ブームはとどまるところを知らないが、このアルバムはバンドネオンと弦楽四重奏という編成がユニーク。 クラシック音楽の基本とも言われる弦楽四重奏の緻密な音楽にバンドネオンの哀愁が彩りを添え、大変に格調高いピアソラとなっている。特に「天使のミロンガ」冒頭の有名なフーガ、 弦の絡みからバンドネオンが浮かび上がってくる美しさは絶妙。
シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):
 管弦楽作品集

 コロネーリス/会話のための音楽/小道/トロカ/バティク/
 網(映画音楽からの組曲;エーリヒ・クライバー編)
ホルヘ・ペレス・ゴメス指揮
モラヴィアpo.
 録音:1999年、チェコ。
 最近のメキシカン・クラシックの立役者といえるレブエルタスだが、彼の管弦楽作品をまとめたCDは意外なほど少ないので、このアルバムは貴重。「網」はレブエルタスの没後、1943年に組曲に編まれたが、あのエーリヒ・クライバーの手になるものとは驚き。
ヘスス・エチェバリア(1951-):
 ワステカ組曲/タラスカ組曲
ルシアン=アメリカンSQ
 録音:2000年11月。
 エチェバリアはメキシコ生まれの作曲家。どちらの作品もバロック風の明快な音楽にメキシコの 民族色が豊かに混ぜられていて、聴いているとなぜか平和な気持ちになってくる。
アクア〜フルートと電子音のための作品集
 エスクエル:オクトゥム
 フェルトフルズ:口紅
 ガリンド:俳句2
 ロカ:蝉の声
 スカラーニ:死の幻影 その1−カラベラス
 フエンテス:ウィット
 ウォーターズ:
  アクア・ブルーとスカーレット・レッドの夢
アレハンドロ・エスクエル(Fl)
 フルートにサンプリング音や電子音をかぶせた作品を集めたアルバム。「蝉の声」は日本で作曲された。
メキシコとキューバの弦楽四重奏曲集
 ホセ・ホワイト(1836-1918):キューバの美しさ
 アマデオ・ロルダン(1900-1939):祈りと行列
 エルネスト・レクオーナ(1895-1963):謝肉祭の合唱
 イグナシオ・セルバンテス(・カワナ)(1847-1905):
  6つのキューバの舞曲
 ガブリエラ・オルティス(1964-):弦楽四重奏曲第1番
 エドゥアルド・ガンボア(1960-):カナンブ
 アルトゥーロ・マルケス(1950-):ジスモンドを敬して
ホセ・ホワイトSQ
 [シルビア・サンタ・マリア、
 サンドラ・ディアス(Vn)
 セルヒオ・カリージョ(Va)
 オルランド・エスピノーサ(Vc)]
 録音:2000年9月。
 ホワイトはキューバ生まれでパリに没した。ロルダンは逆にパリで生まれハバナで没したアフリカ系キューバ人。セルバンテスもキューバの作曲家で、パリに留学した。レクオーナはもはや言うに及ばず。残りの3人はいずれも現役の作曲家。
アメリカの1920、30年代
 ガーシュウィン:
  ソングブック〜[ス・ワンダフル/
   ドゥ・イット・アゲイン/私の愛した人/
   アイ・ガット・リズム/リアルト・リプルズ]
 レブエルタス:レタブロ
 レクオーナ:アンダルシア組曲
 チャベス:ブルース/狐
 ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集
アルマンド・メリーノ(P)
 広義のアメリカ(北・中・南米)のピアノ作品集。ガーシュウィンの スウィングする音楽はもちろん、中南米系作曲家のラテン・リズムも気分爽快。
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV.1006〜前奏曲/
 無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV.1013/
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番BWV.1003〜アレグロ/
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV.1004 より
  [ジーグ/シャコンヌ]
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV.1001 より
  [アダージョ/プレスト]/
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番BWV.1005 より
  [フーガ/アレグロ・アッサイ]
オラシオ・フランコ
(アルト・リコーダー/F管/D管)
 ラテンのノリで吹きまくられるバッハ。フランコはかなりの美男子で、メキシコでは有名な奏者らしい。来日したこともある。 フランコのサイト:http://www.horaciofranco.com/
C.P.E.バッハ:シンフォニア Wq.183 No.1
ヘンデル:合奏協奏曲 Op.3 No.2
ヴィヴァルディ:
 リコーダ協奏曲 イ短調/
 2つのオーボエ、
  2つのホルンと弦楽のための協奏曲 ニ長調 RV.562
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番 へ長調 BWV.1047
ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」
オラシオ・フランコ
(リコーダー)指揮
カペラ・プエブラ
 録音:2003年。
 カペラ・プエブラはメキシコ随一のバロック・アンサンブルで、ラテン的な攻撃力が痛快。ブランデンブルク協奏曲第2番では珍しく、クラリーノではなくホルンを使用。
ドリーミング・メキシコ
 ドリーミング・シュリー/コーリング・ザ・スピリッツ/
 ウドゥ・ウドゥ/アタルデセル(日没)/
 アグア・アルディエンテ(熱い水)/赤道の時間で/
 トラクスカラ・ウォーク
シェイズ・オブ・タイム
[スティーヴ・ゴルン
 (ボンスリ/ソプラノSax)
 ラウル・トゥドン(マリンバ/Perc)
 ゲオルク・ホフマン(ドラムス/Perc)]
 録音:2002年4月。
 クラシックというよりはフリー・セッションといった感じの演奏。
アヴェ・マリア サンクタ・マリア
 〜メキシコのアカペラ

   伝承:ラス・ポサダス
   ブラス・カリンド:アルージョ
   ホセ・ガルヴァン:メキシコのクリスマス
   伝承:レターニア(大祈願祭)
   トマス・ルイス・デ・ビクトリア:
    アヴェ・マリア/
   エルナンド・フランコ:
    サンクタ・マリア/ナシミエント
     (クリスマスの飾りもの)/他
ボス・エン・プント
[ソニア・ソロルサノ、
 クリスティーナ・ソロルサノ、
 アンドレア・カラヤ(S)
 ラモン・レオン(T)
 ホセ・ガルバン(Br)]
 メキシコを愛するヴァイオリニスト、黒沼ユリ子氏が大絶賛しているのがこの5人のアカペラ、ボス・エン・プント(Voz En Punto)。 アカペラに不可欠な正確な音程と密なアンサンブルはもちろんだが、彼らの強みはどんなに緻密に演奏していても無邪気に戯れているような自由さに溢れていること、そしてインターナショナルな洗練を持ちつつも、 強烈にメキシコをアピールするカラーがあること。アカペラで高名なグループは数あれど、 彼らの個性は全くの無二で、この優秀さはただごとではない。
 「きっと両手のひらを真っ赤に染めて、周囲の聴衆と一緒にスタンディング・オーヴェイションの列に加わっているご自分を発見してビックリなさることでしょう。(黒沼ユリ子)」
作者不詳:ラ・ブルーハ(魔女)
エルピディオ・ラミレス・ブルゴス:シェリト・リンド
ホセ・アルフレド・ヒメネス:騎手/月が出たら
マリア・グレヴェール:アシ
ジュディス・レイエス:ラ・パランダ・ラルガ
アンヘル・カブラル/エンリケ・ディエソ:
 誰も私の悩みを知らない
デニス・デ・カラフェ:君を忘れる
アリエル・ラミレス/フェリックス・ルーナ:
 アルフォンシーナと海
アントーニオ・フエンテス:ラ・ムクーラ
ホセ・ドミンゲス:マヤブの歌
メヒカリア
[ロレーナ・バランコ、
 リリアーナ・バラデス(S)
 ラウラ・ロペス(Ms)
 ジュルマン・ロボス(T)
 ウリセス・マイナルド(Br)
 サルヴァドール・グィサール(B)]
 こちらもメキシコのアカペラだが、六重唱の団体。
コロンビア
 アレクサンドラ・カルデナス:騒音の時間の
 レオポルド・ノヴォア:どうだか知っている?
 ロドルフォ・アコスタ:クラウスのための歌
 クラウディア・カルデロン:アルボレス(夜明け)
 レオナルド・イドブロ:フィグーラス(図形)
 ヨハン・ハスラー:アクロスティコ
タンブーコ
 録音:2002年。
 QP-004では4人編成だった同団体だが、こちらの演奏者は5人。演奏されているのは南米コロンビアの作曲家の作品やコロンビアの由来の音楽。
二世紀間のメキシコ音楽〜ヴァイオリン小品集
 マヌエル・ポンセ(1882-1948):青春/ガヴォット
 ホセ・サブレ・マロキン(1909-1995):
  郷愁/ゆりかごの歌
 シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):3つの小品
 リカルド・カストロ(1864-1907):メロディー
 アルフォンソ・デ・エリアス(1902-1984):悲歌
 マヌエル・エンリケス(1926-1994):組曲
 アルフレド・カラスコ(1875-1945):子守歌
黒沼ユリ子(Vn)
ヨゼフ・オレホフスキ(P)
 19〜20世紀のメキシコのヴァイオリン音楽。メキシコにおけるヴァイオリン教育の貢献で高名な黒沼による演奏が注目される。デジパック&スリップケースという豪華仕様。
デル・ティンゴ・アル・タンゴ(次から次へと)
 ハリスコ風:不幸(メキシコ)
 アルカデルト:マルゴ、葡萄の木を植えてよ(フランス)
 ヴィラ=ロボス:ローザ・アマレヤ(ブラジル)
 ハスラー:踊って、飛び跳ねて(ドイツ)
 ファヴェロ/ベネデッティ:
  あなたが好き(アルゼンチン/ウルグアイ)
 ダウランド:もう一度帰っておいで、やさしい恋人よ(イギリス)
 エリセオ・グレネット:ママ・イネス(キューバ)
 中村八大:上を向いて歩こう(日本)
 ガストルディ:勝ち誇った愛の神(イタリア)
 イエペス/フェーガン:プチカス・カライ(エクアドル)
 黒人霊歌:揺れるよ幌馬車(アメリカ)
 ジョビン:ワン・ノート・サンバ(ブラジル)
 アラネス:チャコーナ(スペイン)
 ガルバン:名誉と栄光(メキシコ)
 モノネン:サトゥマー・タンゴ(フィンランド)
 ガーラント:イン・ザ・ムード(アメリカ合衆国)
ボス・エン・プント
 1990年に結成されたメキシコのア・カペラグループ、ボス・エン・プントが、近世の古典作品からあの坂本九の歌でおなじみの「上を向いて歩こう」まで、文字通り世界の新旧ナンバーを取り混ぜて歌った最高に楽しいアルバム。女声3名・男声2名という構成で、歌唱はもちろん声による打楽器の模倣までア・カペラで可能な表現を最大に駆使し、ルネサンス時代のダンスミュージックからボサノバの名曲までそれぞれの楽曲の魅力をたっぷりと伝える。このグループのバリトン、ホセ・ガルバンのゴスペル調のオリジナル曲も収録されている。また「上を向いて歩こう」では日本語歌唱を披露しているが、これが上手なのにびっくり。
シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):
 管弦楽作品集

 街角(第1版;1931)/同(第2版;1933)/
 波/トッカータ
エンカルナシオン・バスケス(Ms)
ロマン・レブエルタス(Vn)
ホセ・ルイス・カスティージョ指揮
グアナフアト大学so.
 録音:2002年8月。
 メキシコの偉大な作曲家レブエルタス。トッカータ以外はいずれも初録音。「街角」はメゾソプラノのソロを伴う第1版と第2版を収録。ホセ・ルイス・カスティージョはバレンシア生まれのスペインの指揮者。
リカルド・ゾーン=ムルドーン(1962-):燭台
マルロス・ノーブレ(1939-):挑戦
エドゥアルド・マータ(1942-1995):チェロ・ソナタ
リカルド・リスコ(1960-):リクエント
ルイス・ホルヘ・ゴンザレス(1936-):南の境界線
アストル・ピアソラ(1921-1992):レ・グランド・タンゴ
ホアン・エルミダ(Vc)
イトウ・ミサ(P)
 録音:2004年2月27、28日。
 指揮者として高名なエドゥアルド・マータが作曲をしていたとは。このチェロ・ソナタ、悲歌とアレグロの2楽章からなるもので、結構な名曲とのこと。
メヒコ・ミオ〜メキシコの歌曲集
 アルフォンソ・エスパルサ(・オテオ)(1898-1950):
  そうだと言ってくれ/泣かせてください/
  もう愛さないだろう
 マリア・グレベール(1884-1951):告別/誓っておくれ!
 アグスティン・ラーラ(1897-1970):
  人生に涙する/ハローチョの嘆き/
  お恵みを/僕を想ってくれ
 イグナシオ・フェルナンデス(1894-1968):
  君が懐かしい/酔っ払いの女
エバ・マリア・サンタナ(Ms)
 録音:2004年4月。
 いずれも20世紀前半のよき時代の薫りがする歌曲。伴奏はバンドネオン、弦楽四重奏、ピアノ、サックス,ベース、打楽器、ギターという編成。これが雰囲気にピッタリと合っている。エバ・マリア・サンタナは欧米で活躍するメキシコのメゾソプラノ。
DECO
 ヴィラ=ロボス:金のワルツ
 ドビュッシー:ロマンティックなワルツ
 ビリャヌエーバ:詩的なワルツ
 ミニョーネ:街角のワルツ 第2番
 ビリャヌエーバ:随筆
 ガスタビーナ:バイレシート(小さな踊り)
 ドビュッシー:レントより遅く
 プーランク:愛の道
 サティ:ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)
 カストロ:感傷的なワルツ
 ミニョーネ:街角のワルツ 第10番
 サティ:金粉
 ラヴェル:シャブリエ風に
 クライスラー:愛の歌
 ラヴェル:ボロディン風に
 ヘンデル/ケンプ編曲:ト短調のメヌエット
 ミニョーネ:街角のワルツ 第7番
 プーランク:即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」
 シャブリエ:アルバムの綴り
アルベルト・クルスピエート(P)
 録音:2004年4月。
 タイトルの「DEKO」は「アール・デコ」にちなんだもの。ここに収められた19のピアノ曲はまさに講釈抜きでリスナーを楽しませてくれる平易な、しかし魅力でいっぱいの音楽ばかり。母国メキシコのほかヨーロッパの演奏活動も好評なクルスピエートはすでに26枚のCDをリリースしており、ここでも素晴らしいテクニックに裏打ちされた端正な演奏によって、それぞれの作品の魅力を引き出している。
メキシコのワルツ集
 リカルド・カストロ:憂鬱なワルツ Op.36 No.2
 エルネスト・エロルドゥイ:かわいらしいワルツ
 フェリペ・ビリャヌエーバ:詩的ワルツ
 リカルド・カストロ:
  演奏会用ワルツ/火花のワルツ/優しいワルツ/春のワルツ
 エンリケ・ダバディ:私は夢見た
 ラウル・ラドロン・デ・ゲバラ:新しい感傷的なワルツ
 フェリペ・ヴィリャヌエーバ:愛
 リカルド・カストロ:感傷的なワルツ Op.30 No.1
 マヌエル・マリア・ポンセ:愛情こめて
 ローサス/ロロン編曲:波濤を越えて
ヨゼフ・オレホフスキ(P)
 録音:2004年。
 19世紀中ごろから20世紀初めにかけてのメキシコピアノ音楽の貴重なコレクション。「これ、ショパンの何だったっけ?」と言いたくなるような曲が次から次へと登場するのにまず驚かされる。とりわけカストロ(1866-1907)の語法はあたかもショパンが乗り移ったかのよう。最後に収められている、メキシコのメロディとしてはおそらく一番よく知られている「波濤を越えて」のピアノ・ソロ用の素晴らしい編曲も聴きもの。
 オレホフスキはポーランド生まれで、当然ショパンはお手の物なのだが、日ごろからメキシコのレパートリー紹介にも努めているとあって、まさしくこうした作品内容には最適任者。現時点では知られざる作品集だが、一度耳にしたら忘れられない素晴らしいメロディでいっぱいのお薦め盤。
メキシコのマズルカ集
 エルネスト・エロルドゥイ:ポルカ
 エロルドゥイ:マリア・ルイーサ/黒い瞳/熱情
 フェリペ・ビリャヌエーバ:
  マズルカ第2番 イ短調/同第3番 変ホ短調
 リカルド・カストロ:メランコリック/遺作 ホ短調
 ルイス・G・ホルダ:エロディア/演奏会用小品
 アルフレド・カラスコ:
  マズルカ第3番 ホ短調/同第7番 嬰へ短調/同第8番 変ホ短調
 ホセ・ロロン:マズルカ第5番 Op.12 イ短調
 マヌエル・M.ポンセ:
  マズルカ第1番 ヘ短調/同第2番 嬰ハ短調/同第4番 変ヘ短調/
  同第19番 嬰ハ短調/同第23番(第20番)イ短調/スペイン風に
ヨゼフ・オレホフスキ(P)
 エロルドゥイ(1855-1913)からポンセ(1882-1948)まで、19世紀後半から20世紀中頃までに活躍したメキシコの作曲家たちによるマズルカ集。ポーランド生まれのピアニストの演奏ということも与かって、19世紀ヨーロッパ最良のサロン・ミュージックを楽しめる内容となっている。ショパンがもう少し長生きしていたら書いていたかもしれない、そんな水準の高い作品ばかり。
ブローウェルとキューバの風景を
 ギレルモ・ディエゴ:
  詩的コンチェルタンテ「ブローウェルとキューバの風景を」
 レノン&マッカートニー/ブローウェル編曲:
  イエスタデイからペニー・レインまで
   [エリナー・リグビー/ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア/
   シーズ・リーヴィング・ホーム/涙の乗車券/
   ガット・トゥー・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ/
   イエスタディ/ペニー・レイン]
 ブローウェル/マドリガル編曲:11月のある日
マルチン・マドリガル(G)
ラモン・シャーデ指揮
カメラータ・デ・コアフイラ
 ギターをソロにフューチャーしたカリビアン・サウンドとビートルズ・ナンバーのコレクション。冒頭のディエゴの作品(と代理店インフォにあるが、曲名が書かれていなかった。上記は当店で補完)のみが25分超の大作で、これは声なきミュージカルといった趣きのダイナミックな楽曲。キューバのギター音楽の鬼才、ブローウェルはジュリアード音楽院出身でギター音楽に前衛的手法を導入したことで知られているが、このビートルズ編曲ではクラシック音楽のワザを駆使しつつも決して奇抜な主張をしてはいない。ギター音楽ファン、ビートルズ・ファンといった縛りに関係なく、誰でも楽しんで聴ける曲想、そして演奏。アルバムの最後に収められたブローウェルのオリジナル「11月のある日」ももともと映画用に作られた曲だけに、哀愁に満ちた短調と、雲の切れ目から指す日差しのような穏やかな明るい旋律との明滅が印象に残る佳曲。
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
ポンセ:南の協奏曲
アルカジー・シュテインルート指揮
ペテルブルク音楽院o.
ラウル・ザンブラノ(G)
 ギター協奏曲の最高傑作ロドリーゴの「アランフェス」と南国的な情感とリズミックな楽しさが交差するポンセの「南の協奏曲」、20世紀に作られた2つの代表的なギター協奏曲の好カップリング。
バッハからビートルズまで
 J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ BWV.1034〜
   アダージョ・マ・ノン・タント
 レノン&マッカートニー:マーサ・マイ・ディア
 オトテール:オルレアン公
 レノン&マッカートニー:エリナー・リグビー
 マレ:スペインのフォリアによる変奏曲
 レノン&マッカートニー:
  ペニー・レイン/ザ・フール・オン・ザ・ヒル
 J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ BWV.1034〜
  アンダンテ
 ヴィヴァルディ、テレマンの作品、ルネサンス期の舞曲 (全30曲)
オラシオ・フランコ(リコーダー)
ビクトル・フローレス(Cb)
 録音:2004年11月。
 メキシコを代表するリコーダー奏者とコントラバス奏者の共演によるルネッサンス・バロック時代の音楽とビートルズ・ナンバー。200年以上隔たりのあるバッハとビートルズの音楽が、リコーダーの主旋律&バスの伴奏というシンプルな編成のおかげで違和感なく楽しめる。
マヌエル・M.ポンセ:歌曲
 エンリケ・ゴンサレス・マルティネスの3つの詩
  [バラの夜想曲/波/告別]
 マリアーノ・ブルルの3つの詩
  [グラナダ/川の流れに沿って/緑の喜び]
 中国の5つの詩[2つの笛/ささやかな祝い/突然の嵐/夜想曲/災難]
 メランコリックな詩[春の詩/詩58番/訪れ/雲]
 フランシスコ・A.イカサの4つの詩[黄金/影/泉/丘を上へ]
 ミハエル・レールモントフの3つの詩[星/天使/ジプシーの娘]
 古風な6つの詩
 ラビンドラ・タゴールの3つの詩
  [おお世界よ!私はあなたの花を引き抜く/花園のある朝の日/死]
シルヴィア・リーソ(S)
アルマンド・メリーノ(P)
 録音:2004年7月。
 初めの3曲を聴いただけで金鉱を掘り当てた思いがする人もいるはずの出色の歌曲集。20世紀初めのフォーレ、ドビュッシー、ヒンデミットの作品と比べても全く遜色ない高い完成度。メキシコの至宝ポンセの作風は、初めは19世紀風の甘いロマンティックものであった。初めてヨーロッパに留学した1905年に、彼はボローニャのボッシ先生から「1905年には1905年の音楽を書くべきだ。あるいは1920年の曲でもよい。しかし1835年の曲を書いてはだめだ」と言われ、さらにその20年後にデュカスに師事したこともあってか、その作風は20世紀前半のヨーロッパの多彩な様式を体現した変化に富んだものとなった。
 デ・ロスアンへレス門下のリーソの歌唱は素晴らしく、表現力、声の質とも申し分ない。ピアノを弾いているメリーノの詳細な解説(スペイン語・英語)も貴重。
ジュゼッペ・マリア・ヤッキーニ(1663-1727):
 チェロ・ソナタ Op.1-8/同 Op.3-9
ドメニコ・ガブリエッリ(1659-1690):
 2つのチェロのためのカノン ニ長調/
 独奏チェロのためのリチェルカーレ第1番/同第7番/
 チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1677-1720):
 チェロと通奏低音のためのソナタ
ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):
 チェロ・ソナタ ト長調
アントニオ・カルダーラ(1660-1736):
 チェロ・ソナタ第8番 変ロ長調
アンドレア・カポラーレ(1700-1746):
 チェロと通奏低音のためのソナタ第4番
ヒメナ・ヒメネス・カチョ、
ルイス・ミゲル・コッレア(Vc)
ホセ・スアレス
 (Org/Cemb)
 ドヴォルザークやシューマンのチェロ協奏曲も、これらのあまり知られていないイタリアのチェリスト作曲家のチェロ作品なしにはありえなかったことを考えるとありがたさが増して来る。
テルセ・タンゴ
 ロビーラ:エバリスト・カリエーゴに捧ぐ
 サルガン:ア・フエゴ・レント[とろ火で]
 ブリニョーロ:チケ[気取り屋]
 プラサ:踊り子
 ゴッビ:放浪者
 スタンポーニ/エクスポジト:亜麻の花
 プラサ:吟遊詩人
 フィリベルト:バンドネオンの嘆き
 ピアソラ:忘却
 パウロス/ルービンスタイン:インスピラシオン[霊感]
 トロイロ:レスポンソ(冥福の祈り)
 カジツキ:ポゼグナニア[告別]
ズビグニュー・パレータ(Vn)
セサル・オルグイン(バンドネオン)
マリーサ・ウルタード(Cb)
 録音:2004年6月。
 ポーランド出身のパレータ。アルゼンチン生まれで日本のアンサンブルと録音したこともあるベテランのオルグイン、こちらも日本に演奏旅行した経歴を持つウルタードの3人によるタンゴ・トリオ。アカデミックな経歴を持つ弦の二人が生む端正な響きと、タンゴ演奏のプロとして20年以上のキャリアを持つバンドネオンの闊達な調べが渾然と調和する。静けさのなかに確かな情熱を宿した聴き応えのある一枚。
ポンシアーナ
 ホセ・パブロ・モンカーヨ:ファンダンゴ
 ミゲル・ベルナル・ヒメネス:副王の四重奏曲
 レオ・ブローウェル:ルンバによるキューバの風景
 フリオ・セサル・オリーベ:ポンシニアーナ
 エルネスト・コルデロ:音符と歌(アンへレス四重奏団のための)
 ダリウス・ミヨー:道化者の組曲
マヌエル・M.ポンセ・ギターQ
 たった一つでも時にオーケストラに匹敵するような多彩な響きを生み出すギターが4本も集まれば、そこはもうあふれ出る色彩の海。1994年に結成されたポンセ四重奏団の素晴らしいテクニックと切れのよいリズム感は爽快そのもの。ラテンアメリカの作曲家たちの作品と、フランス人ながら若き日にブラジルに公使秘書として滞在したミヨーの組曲を一気に聴かせる。ルネサンス様式の曲からモダンな響きの作品まで曲想もさまざまだが、BGMに使っても決して違和感がない上品さを常に保っているのも、このアルバムの魅力といえる。
サムホエア〜エバ・マリア・サンタナ
 バーンスタイン:「ウエストサイド・ストーリー」〜サムホエア(*)
 クンツ:「エリーザベト」〜私は私だけのもの(*)
 ウェバー:「サンセット大通り」〜たった一目で(*)
 クルティス:忘れな草(*)
 イラディエル:ラ・パロマ[鳩](*)
 ベラスケス:べサメ・ムーチョ(+)
 グイサール:シン・ティ[あなたなしで](#)
 ガルデル:想いの届く日(#/**)
 デ・ラ・ルス:デリリオ(愛の苦しみ)(#/*)
エバ・マリア・サンタナ(Ms)
プラハ・アンサンブル(*)
ビバ・メキシコ・アンサンブル(+)
ヒバロ・ロドリゲス(G;#)
エステバン・オヘダ(G;**)
 録音:1998年、1999年。
 1990年代半ばからヨーロッパ各地の歌劇場で活躍を続けているメキシコ出身のメゾソプラノ、エバ・マリア・サンタナがおなじみの名曲を歌ったアルバム。彼女はメキシコ、アメリカで学んだ後、ウィーンでオペラ歌唱を学んだだけに幅広いレパートリーを持っており、ヨーロッパ、南米のマスコミから絶賛されている。ここでは情感豊かで表現力に溢れる歌唱がなんとも魅力的。前半がアンサンブルとの共演、後半はギター伴奏という構成で、ちょうどオペラとリートを一枚で楽しむような感覚で楽しめる。
アントニオ・カルロス・ジョビン&
 ヴィニシウス・ヂ・モライス:
 ソ・ダンソ・サンバ/おいしい水/
 カンタ・カンタ・マイス/彼女はカリオカ
アントニオ・カルロス・ジョビン&シコ・ブアルキ:
 サビア
アントニオ・カルロス・ジョビン:ルイーザ
シコ・ブアルキ:テレジーニャ/目の目
カルロス・リラ&ヴィニシウス・ヂ・モライス:
 あなたと私
ジャイミ・シルヴァ&ネウザ・テイシェイラ:
 ガチョウのサンバ
ホベルト・メネスカル&ロナルド・ボスコリ:
 オ・バルキーニョ
エドゥ・ロボ&シコ・ブアルキ:
 リリー・ブラウンの物語
リリー・アブレウ(S)
ラテン・アメリカ四重奏団
 リリー・アブレウはブラジルで大人気のソプラノでディズニーの「美女と野獣」「アラジン」「ポカホンタス」「シンデレラ」などの吹き替えをしているだけでなく、ピッツバーグ歌劇場では「ファウスト」「カルメン」「オランダ人」「トゥーランドット」「トロヴァトーレ」等にも参加している。サンバの名曲をソプラノと弦楽四重奏で聴く涼しいCD。
QP-156
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(5CD)
3.5CD価格
エストレリータ〜ポンセ:ギターのための作品全集
 ギターとオーケストラのための「南の協奏曲」/ギターとチェンバロのためのソナタ/
 ギターとチェンバロのための前奏曲/「ラ・フォリア」の主題による変奏曲とフーガ/
 カベソンの主題による変奏曲とフーガ/クラシック・ソナタ「ソルを讃えて」/
 ロナンティック(代理店記載ママ)・ソナタ「シューベルトを讃えて」/南方ソナティナ/
 ソナタ「メキシコ」/24の前奏曲/メキシコ風スケルツィーノ/ルンバ/エストレリータ/他
 マヌエル・ロペス・ラモス、ラファエル・ヒメネス、デュオ・パボン・レイエス、
 グリエルモ・ゴンザレス・フィリップス、アレハンドロ・モラ、
 エルネスト・マルティネス、アルトゥーロ・エルナンデス、
 ヘラルド・ディアス・デ・レオン、ビクトル・ガルドキ、パウル・ザンブラノ(G)他
荒野の噂〜20世紀メキシコの大作家
 ヘオルヒナ・デルベ(1968-):希望の風
 チャールズ・グリフィン(1968-):コマラでのつぶやき
 ジャック・フォルトナー(1942-):コマラに来た
 トマ・マルコ(1942-):コマラへゆく道の影
 オラシオ・ウリベ(1970-):コマラの5つの幻影
 エウヘニオ・トウサン(1954-):音のない言葉
 ビチェンテ・バリエントス(1974-):大地の色
 アンヌ・レバロン(1953-):つぶやき
 フェデリコ・イバッラ(1946-):意志強固なパラモ
 カルロス・クルス・デ・カストロ(1941-):
  コマラのめまい
 マリオ・ラビスタ(1944-):ルルフォの不毛の大地
 スティーヴン・マックネッフ(1953-):
  ドーニャ・スサニータへの古い道
アナ・セルバンテス(P)
 メキシコの作家、フアン・ルルフォ(1917-1986)はその生涯に2冊の本(合計で300ページ)を書いただけだがラテン・アメリカのもっとも重要な作家の一人でボルヘスとともに20世紀最高のスペイン語作家に選ばれた。ガルシア=マルケスにも大きな影響を与えている。彼の作品に触発されたメキシコ、スペインの現代作曲家のピアノ曲を集めた好企画盤。
ホアキン・グティエレス=エラス(1927-):港の歌
フリアン・カリッジョ(1875-1965):
 ヴィオラのためのコンクール作品
ルイス・サンディ(1905-1996):アルバムの1葉
ホセ・パブロ・モンカヨ(1912-1958):ヴィオラ・ソナタ
カルロス・チャベス(1899-1978):マドリガル
マリオ・ラビスタ(1943-):世俗的舞曲/旅行ノート
フリオ・エストラーダ(1943-):ユウノフイトラポアオメ
オマール・エルナンデス=イダルゴ
 (Va)
マウルシオ・ナデール(P)
 ピエール・ブーレーズに激賞されているメキシコのヴィオリスト、エルナンデス=イダルゴは黒沼ゆり子音楽院卒業。彼の「人類の歴史も音楽もDNA のようにらせん状に進んでいく」との考え方に沿ったメキシコ現代音楽を収録したとのこと。
メキシコのピアノ曲集 Vol.1
 マヌエル・ポンセ(1882-1948):
  小さな星/ガボタ/マズルカ第2番/
  あなたから遠く離れて/メキシコのバラード/
  魂は萎れ/マズルカ第6番
 カストロ:優しいワルツ/子守歌/気まぐれなワルツ
 ホルダ:夜の舞曲
 アルメンゴル:キューバ舞曲;第12番/第3番/第10番
グスターボ・
 リベロ・ウェーベル(P)
 録音:1992年。
 メキシコのクラシック音楽の人気はここ何年かでウナギ昇り。おなじみポンセ他のメキシコの作曲家のピアノ作品が14曲。リベロ・ウェーベルはメキシコ出身、メキシコのピアノ作品に使命を燃やしているピアニスト。


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