| フォスター:ピアノ曲全集&編曲集 スティーヴン・フォスター: 「故郷の人々」による変奏曲/ 古い民謡によるカドリユ(全5曲)/ マリア・バッハのワルツ/ティオガ・ワルツ/ 夕べのポルカ/村の鐘/休日のショティッシュ/ 聖アンナのボエナ・ビスタからの撤退 レミック・ウォーレン:フォスターによる3つのメロディ [金髪のジェニー/夢みる人/草競馬] ヴァルター・ニーマン: ルイジアナ組曲 Op.97(フォスターの旋律に基づく) [ミシシッピーの蒸気船の眺め/ 古いケンタッキーの我が家/とだえたセレナード/ 懐かしき我が家/ニューオリンズのカーニヴァル] |
サラ・ デーヴィス・ブチナー(P) | |
| 「夢みる人」や「オールド・ブラック・ジョー」などの名歌で有名なフォスターは、わずかだがピアノ曲を残した。自作の「故郷の人々」による変奏曲の他、 いずれも平易ながら古き良きアメリカ的な世界が広がる作品。ウォーレンによる編曲はゴドフスキを思わす入り組んだもので、ピアノ・マニア垂涎の逸品。 また、小川典子の「ジャポニズム」に収録された「組曲日本」の作曲や、岡城千歳のチャイコフスキー:悲愴交響曲の編曲で注目されたドイツのピアノ作曲家ニーマンが、フォスターの名歌曲の旋律を巧みに用いた「ルイジアナ組曲」も聴きもので、美しいピアノの響きに魅せられる。 演奏しているブチナーは、数年前まで男性ピアニストだったが、一昨年性転換して女性になった変り種。全曲世界初録音。 | ||
| シューマン: 交響的練習曲Op.13(遺作変奏付)/アラベスクOp.18 D.スカルラッティ:ソナタ ハ長調K.420 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調K.570 ショパン:練習曲第12番 ハ短調Op.10-12 スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調Op.42-5 ブラームス:間奏曲Op.116-6 |
岡城千歳(P) | |
| スクリャ−ビン:ピアノ・ソナタ第5番Op.23 ドビュッシー: 映像第1集[水の反映/ラモーを讃えて/動き]/ 前奏曲集第1巻 より [第6曲「雪の上の足跡」/ 第7曲「西風の見たもの」/ 第8曲「亜麻色の髪の乙女」]/ 前奏曲集第2巻 より [第1曲「霧」/第3曲「ヴィーニョの門」/ 第12曲「花火」] 武満徹:雨の樹素描 岡城一三(1959-):月 |
岡城千歳(P) | |
| ドビュッシー:12の練習曲集 [5本の指のために/3度のために/4度のために/ 6度のために/オクターヴのために/8本の指のために/ 半音階のために/装飾音のために/反復音のために/ 対比的な響きのために/ 組み合わされたアルペッジョのために/和音のために] バルトーク: ハンガリー農民の歌による即興曲Op.20(全8曲) |
ジュー=イン・ソン(P) | |
| ミシェル・ブロック(P) バッハ(ゴドウスキー編): 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番BWV.1003 〜アンダンテ ハ長調 ブラームス:3つの即興曲 [変イ長調Op.76-3/ 変ロ長調Op.76-4/イ短調Op.76-7] フォーレ:夜想曲第6番 変ニ長調Op.63 スクリャービン: ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調Op.19「幻想」 ショパン:マズルカ イ短調Op.67-4/ ポロネーズ第7番 変イ長調Op.61「幻想」 |
ミシェル・ブロック(P) | |
| 1960年のショパンの国際コンクールでアルトゥール・ルービンシュタイン賞(この賞は、ブロックの順位に不満だったルービンシュタインが個人的に授与した物)を受賞したものの、 1978年以降はインディアナ大学で教職に就き、演奏活動から遠ざかっていたブロック久々の新録音となったアルバム。 | ||
| D.スカルラッティ:19のソナタ集 [ト短調 K.8/ト長調 K.454/イ短調 K.54/ト長調 K.547/ 嬰ハ短調 K.247/ニ長調 K.118/ホ短調 K.198/ ト長調 K.79/ヘ短調 K.239/ニ長調 K.45/ ニ長調 K.491/ヘ長調 K.17/ヘ短調 K.365/ ヘ長調 K.445/ハ長調 K.502/ニ短調 K.141/ ハ長調 K.487/ト長調 K.425/ト長調 K.427] |
セルゲイ・ババヤン(P) | |
| ショパン:マズルカ選集(全22曲) [ハ長調 Op.67 No.3/ヘ長調 Op.68 No.3/ ヘ短調 Op.68 No.4/イ短調 Op.17 No.4/ イ短調 Op.7 No.2/ヘ短調 Op.7 No.3/ 嬰ハ短調 Op.41 No.1/ホ短調 Op.41 No.2/ ト短調 Op.24 No.1/変ロ短調 Op.24 No.4/ 嬰ハ短調 Op.30 No.4/ト長調 Op.50 No.1/ 変イ長調 Op.50 No.2/嬰ハ短調 Op.50 No.3/ ロ長調 Op.56 No.1/ハ長調 Op.56 No.2/ ハ短調 Op.56 No.3/イ短調 Op.59 No.1/ 変イ長調 Op.59 No.2/ヘ短調 Op.63 No.2/ 嬰ハ短調 Op.63 No.3/イ短調(遺作)] |
ミシェル・ブロック(P) | |
| ヒンデミット: ルードゥス・トナリス(対位法、調性及びピアノ奏法の研究) フォーレ: 夜想曲第4番 変ホ長調Op.36/ 夜想曲第7番 嬰ハ短Op.74/ 夜想曲第13番 ロ短調Op.119 |
エドワード・オールドウェル(P) | |
| オルガン作品のピアノ編曲集 バッハ(リスト編): 前奏曲とフーガ イ短調BWV.543 フランク(ヴィアルドー編): コラール第2番 ロ短調(*)/コラール第3番 イ短調(*) 前奏曲、フーガと変奏 ロ短調Op.18 |
ウラディーミル・ヴィアルドー(P) | |
| (*)の2曲は世界初録音。ヴィアルドーはアメリカ在住のロシア人ピアニスト。 | ||
| スクリャービン:練習曲集 全曲 [嬰ハ短調 Op.2 No.1/嬰ハ長調Op.8 No.1/ 嬰へ短調 Op.8 No.2/ロ短調Op.8 No.3/ ロ長調 Op.8 No.4/ホ長調 Op.8 No.5/イ長調 Op.8 No.6/ 変ロ短調 Op.8 No.7/変イ長調 Op.8 No.8/ 嬰ト短調 Op.8 No.9/変ニ長調 Op.8 No.10/ 変ロ短調 Op.8 No.11/嬰ニ短調 Op.8 No.12/ 変ニ長調 Op.42 No.1/嬰へ短調 Op.42 No.2/ 嬰へ長調 Op.42 No.3/嬰へ長調 Op.42 No.4/ 嬰ハ短調 Op.42 No.5/変ニ長調 Op.42 No.6/ ヘ短調 Op.42 No.7/変ホ長調 Op.42 No.8/Op.49 No.1/ Op.56 No.4/Op.65 No.1/Op.65 No.2/Op.65 No.3] |
岡城千歳(P) | |
| エゼキエル・ヴィニャウ(1960-): ピアノ独奏のための練習曲集(1993)より [第3番「in trills」/第1番「in polyrythms」/ 第2番「in repeated notes」/第5番「in endurance」]/ ピアノ三重奏曲(1995)(*) |
ジュー=イン・ソン(P) マーク・スタインバーグ(Vn;*) マリア・キトプロス(Vc;*) | |
| ヴィニャウはブエノス・アイレス生まれ。 | ||
| ブラームス: ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.5/ ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24 |
アントン・クェルティ(P) | |
| クェルティはオーストリア生まれでカナダ在住のベテラン。ホルショフスキやゼルキンらの教えを受けており、カナダでは著名な人だが、 残念ながら日本に紹介されるディスクは非常に少なく、このディスクは貴重な存在。。 | ||
| リスト:トランスクリプション集 バッハ(リスト編): 幻想曲とフーガ ト短調BWV.542 シューベルト(リスト編): 「白鳥の歌」D.957 より [第11曲「都会」/第13曲「影法師」/ 第5曲「住みか」/第2曲「戦士の予感」/ 第4曲「セレナード」]/ 「美しき水車小屋の娘」D.795 より [第19曲「水車職人と小川」/ 第1曲「さすらい」]/ 糸を紡ぐグレートヒェンD.118/水の上で歌うD.774/ 17のレントラー D.366より [第1曲〜第6曲/第8曲/ 第12曲/第17曲/第1曲]/ 16のレントラー D.734〜第3番 |
ウラディーミル・ヴィアルドー(P) | |
| 初発売:2001年。20bitレコーディング。 | ||
| シューマン:ノヴェレッテOp.21 ドビュッシー: 「子供の情景」〜人形のセレナーデ/ 「いやな天気だからもう森へは行かない」の諸相 バルバラ(1930-1997) (ミシェル・ブロック編):我が麗しき恋物語 |
ミシェル・ブロック(P) | |
| ライヴ録音。シューマン以外はアンコール曲。バルバラはフランスの有名なシャンソン歌手。 | ||
| バルトーク: 14のバガテルOp.6/戸外にて/ 「ミクロコスモス」より [第140番〜第153番]/ 3つの練習曲Op.18,Sz.72 |
ジェローム・ ローウェンタール(P) | |
| ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第17番 ニ短調Op.31-2「テンペスト」/ 第21番 ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」/ 第28番 イ長調Op.101] |
オクサナ・ ヤブロンスカヤ(P) | |
| メシアン: 「幼児イエスに注ぐ20のまなざし」より [第11曲「聖母の最初の聖体拝領」/ 第13曲「降誕祭」/第15曲「幼な児イエスの接吻」] カール・ヴァイン(1954-):ピアノ・ソナタ(1990) レスピーギ:グレゴリオ旋律による3つの前奏曲〜第1番 リゲティ:「ムジカ・リチェルカータ」より [I. Sostenuto-Stringendo-Prestissimo-Sostenuto/ III. Allegro con spirito/ VII. Quieto (poco rubato)-Cantabile-Molto legato] |
セルゲイ・ババヤン(P) | |
| グラナドス:組曲「ゴイェスカス」 [愛の言葉/窓ごしの語らい/ともしびのファンダンゴ/ 嘆き、またはマハと夜うぐいす/愛と死(バラード)/ エピローグ、幽霊のセレナード] |
ミシェル・ブロック(P) | |
| スクリャービン: 法悦の詩Op.54(コニュス編/2台ピアノ版)(*)/ 2つの小品Op.57[欲望/舞い踊る愛撫]/ アルバムの綴りOp.58/ 2つの小品Op.59[詩曲/前奏曲]/ 2つの前奏曲Op.67/詩曲「炎に向かいて」Op.72/ 5つの前奏曲Op.74/練習曲 嬰ニ短調Op.8-12「悲愴」/ 3つの小品Op.45 [アルバムの綴り/おどけた詩曲/前奏曲 変ホ長調]/ 4つの前奏曲Op.39/4つの前奏曲Op.37 |
岡城千歳(P) | (*)は岡城の多重録音。 |
| ヘイノ・エッレル(1887-1970):前奏曲全集 7つの前奏曲 (前奏曲集第1巻)(1914-17) [ロ短調/嬰へ短調/変ロ短調/嬰ハ短調/ 嬰ハ短調/ホ長調/ニ短調]/ 7つの前奏曲 (前奏曲集第2巻)(1920) [イ短調/嬰へ長調/嬰ハ短調/変ト長調/ ロ長調/変ニ長調/ト短調]/ 4つの前奏曲 (前奏曲集第3巻)(1921-32) [変ホ短調/ロ短調/変ホ短調/嬰ハ短調]/ 5つの前奏曲(1929-37) [変ホ短調/変ロ短調/ハ長調/変ロ短調/ト短調]/ 5つの前奏曲(1934) [ロ短調/イ長調/嬰ハ短調/ロ長調/嬰ハ短調]/ 前奏曲 変ニ長調 |
ヴァルド・ルメッセン(P) | |
| 録音:1997年11月3日&4日、レフラク・コンサート・ホール、ニューヨーク。20bit レコーディング。 エストニア音楽の父エッレルの前奏曲全集。弟子のペルトやトゥービン以上に北欧的色彩の強い作品。演奏のルメッセンはエストニアのタリン音楽院を卒業しており、エストニア・ピアノ音楽のスペシャリストとして知られる。録音は、BISへのトゥービン「ピアノ作品全集」などがあった。 | ||
| ワーグナー作品の超絶技巧編曲集 ワーグナー(コチシュ編):「トリスタンとイゾルデ」前奏曲 ワーグナー(モシュコフスキ編): 「トリスタンとイゾルデ」〜愛の死 ワーグナー(ブラッサン編):「ニーベルングの指環」より [ワルキューレの騎行/魔の炎の音楽/ジークムントの愛の歌] ワーグナー(モシュコフスキ編): 「タンホイザー」〜ヴェヌスブルグの音楽 ガブリエル・フォーレ&アンドレ・メサージュ: ワーグナーのニーベルングの指輪の主題による 4手のための幻想曲「バイロイトの思い出」(*) |
岡城千歳(P) ジューイン・ソン(P;*) | |
| ショパン: エロールの「リュドヴィック」 による序奏と変奏曲 変ロ長調Op.12/ アンダンテ・スピアナートと 華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22/ 子守歌 変ニ長調Op.57/夜想曲第20番 嬰ハ短調/ ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調Op.35 |
カーチャ・スカナヴィ(P) | |
| 岡城千歳プロデュースによるショパン没後150周年記念のアルバム。スカナヴィは第10回ヴァン・クライバーン・国際ピアノ・コンクールの決勝でアルゲリッチに注目されて話題になった。 | ||
| ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章 スクリャービン: 幻想曲 ロ短調Op.28/ピアノ・ソナタ第3番 嬰へ短調Op.23 |
グィネス・チェン(P) | |
| 台湾生まれのチェンは1994年のポゴレリッチ・コンクールで最年少入賞を果たし、ポゴレリッチ本人からも絶賛された。これは彼女の初アルバム。 | ||
| メンデルスゾーン: ロンド・カプリツィオーソ ホ長調Op.14/ 「夏の名残のバラ」による幻想曲Op.15/ 幻想曲 嬰へ短調Op.28/ 無言歌集第2巻Op.30/無言歌集第5巻Op.62/ 3つの練習曲集Op.104[変ロ短調/ヘ長調/イ短調]/ 練習曲 ホ短調 |
エステル・ブジャージョ(P) | |
| ブジャージョは1996年、メリーランド大学ウィリアム・カペル国際コンクールに優勝している。 | ||
| ドビュッシー: 前奏曲集第1巻 [デルフィの舞姫たち/帆(ヴェール)/野を渡る風/ 音と薫りは夕暮れの大気に漂う/アナカプリの丘/ 雪の上の足跡/西風の見た物/亜麻色の髪の乙女/ 途絶えたセレナード/沈める寺/パックの踊り/ミンストレル]/ 前奏曲集第2巻より [霧/枯葉/ヴィーニョの門/妖精は良い踊り子/ヒースの茂る荒地/ 風変わりなラヴィーヌ将軍/月の光が降り注ぐテラス/水の精/ ピックウィック卿をたたえて/カノープ/交代する3度/花火] |
ウラディーミル・ ヴィアルドー(P) | |
| ...and that is death〜リスト&ブゾーニ:ピアノ作品集 リスト:死の舞踏 フェルッチョ・ブゾーニ: ショパンの前奏曲による10の変奏/ バッハによる幻想曲 (父フェルディナンド・ブゾーニの思い出に)/ 子守歌(エレジー第7番) リスト:悲しみのゴンドラ |
ジューイン・ソン(P) | |
| 岡城千歳のプロデュース・アルバム。「死」をテーマにした作品が並ぶ。 | ||
| 江文也(1910-1983):日本時代のピアノ曲 五月の組曲(1935)/一人と六人(1936)/人形芝居(1936)/ 5つのスケッチ(1934/5)/台湾の舞曲(1936)/ 三舞曲(1935)/16のバガテル(1935/6) |
ジューイン・ソン(P) | |
| 正に知られざる天才作曲家江文也は、日本植民地時代の台湾で生まれ、戦前に伊福部昭や早坂文雄と並び日本の民族主義作曲家として活躍しながらも、 戦後中国から戻ることができず悲劇の後半生を送った。このアルバムは江が戦前に東京で作曲したピアノ曲を集めたもので、「五月の組曲」や「一人と六人」は楽譜が消失したとされていたものを探し出した大企画。 片山杜秀氏が「当時の日本でエネルギッシュなアレグロの音楽を書きえたのは伊福部と江だけだった」と称する推進力も魅力のうえ、同時期のどの日本の作曲家よりも斬新な感覚を示しているのに驚かされる。 台湾出身の若手ジューイン・ソンと「プロデューサー」岡城千歳のコンビによるアルバム。 | ||
| ゴドウスキー:「ジャワ」組曲 タンスマン: ノヴェレッテ第3番「エキゾティック」(ジャワ舞曲)/ 「Le tour de monde en miniature」より [第9番「バンドンの森の竹笛」/ 第10番「バリ島のガムラン」] |
エステル・ブジャージョ(P) | |
| 全曲世界初録音。岡城千歳のプロデュース。ピアノ・ファンには嬉しい珍しい作品を集めたもので、特にゴドウスキーの作品は大変な難曲の上、50分近くかかる大作。 インドネシア出身のブジャージョならではのアルバム。 | ||
| チャイコフスキー(ワルター・ニーマン編): 交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」 |
岡城千歳(P) | |
| 「悲愴」をピアノ独奏曲にしたというとんでもない編曲。編曲者のニーマンは今世紀初頭に活躍した作曲家。当然超難曲であり、第3楽章のラストはとんでもないエネルギーが必要とされる。 ピアノ独奏用になることで原曲の持つアヴァンギャルドさが浮き彫りになり、まるで前衛かと思われるような不協和音、不安定な和音も登場しており、改めてこの曲のすごさを思い知ることができる。 | ||
| 坂本龍一 ピアノ・ワークス1 東風(連弾版)(*)/Bachata/Intermezzo/Sonatine/Chanson/ ぼく自身のために(1982)/Choral No.1/Choral No.2/ Energy Flow(エナジー・フロウ)/Opus/Lorenz and Watson/ ピアノ組曲(1970)/分散・境界・砂(1976)/ グラスポッパーズ(高橋悠司編曲)/リヴァー(高橋悠司編曲) |
岡城千歳(P) ジューイン・ソン(P;*) | |
| 「習作時代のものから最近のものまで網羅しているこんなアンソロジーはぼく自身も作ったことがなく、もちろん初めての試みだ。そして岡城はぼくより数段ピアノがうまいんだから、
これ以上いいことはない。」――坂本龍一(ライナーノーツより) 岡城は、坂本の息子にピアノを教えていたこともあって、このアルバムの録音を希望したという。坂本自身も語っているとおり、国際的なコンサート・ ピアニストである岡城の演奏は高い技術に裏打ちされた客観的なものであり、たとえば「東風」を指定のテンポどおり弾ききるなど、作品の本質を伝えるものとなっている。 「エナジー・フロウ」は“リゲイン”のCFでヒットした曲。「分散・境界・砂」は高橋アキのために書かれた前衛作品で、内部奏法を多用するだけでなく、奏者(ここでももちろん岡城自身) は日本語で詩のようなものをつぶやく。欧文表記の作品はBTTBに収録されているもの。「東風」はYMOの名曲を坂本自身が編曲。非常に前衛的なものから、テクノ系、ワールド系、ヒーリング系まで、 坂本の多彩な音楽性を楽しむことができる。 この録音をおおいに喜んだ推薦文と、岡城自身が書き下ろした解説文がブックレットに日本語でも記載されている。 | ||
| 坂本龍一 ピアノ・ワークス2〜映画音楽 坂本龍一編曲(*)、岡城千歳(* 以外)編曲: 「戦場のメリークリスマス」〜 メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス(*)/ ザ・ファイト(*) 「ラスト・エンペラー」〜ザ・ラスト・エンペラー 「ハイヒール」〜 メイン・テーマ/キス/タコネス・ラホネス(*)/プラサ 「シェルタリング・スカイ」〜 テーマ/ア・フラワー・イズ・ノット・ア・フラワー/ ディスタント・エコー(*)/ア・トリビュート・トゥ・N.J.P/ M.A.Y.イン・ザ・バックヤード/エクス=ジャズ/ グラスショッパーズ/1919/パロリブル |
岡城千歳(P) | |
| 日本語解説書付き。映画音楽は坂本の創作活動の柱の一つとして無視出来ないジャンル。当盤はその代表作品を網羅しており、作曲者自身の編曲版のない曲は岡城自身が編曲を行っている。 「1919」はヤマハのディスククラヴィーアとの一人多重録音で、次々に音色が変わり、最後はオーケストラ・サウンドになって壮大な盛り上がりを見せる。 | ||
| ゴトフスキ:ピアノ・ソナタ ホ短調 | アダム・アレクサンデル(P) | |
| 類のない規模の大きさを誇りかつ難技巧を要求されるため、これまで挑戦するピアニストのなかったゴドフスキのソナタだが、 HYPERIONのアムランを含めこのところ立て続けに新録音がリリースされている。 Pro Pianoが放つのは、カナダ出身でセルゲイ・ババヤンやレギーナ・スメンジャンカ、アイヴァン・デイヴィスに師事した大型新人、アレクサンデルのデビュー盤。 この恐るべき難曲を余裕で弾きこなしているだけでなく、フレッシュで若々しい感性をきらめかせている。 | ||
| モシュコフスキ: 20の小練習曲 Op.91 ブラームス/モシュコフスキ編曲: ハンガリー舞曲集(第1番−第10番) |
エスタ・ブジャージョ(P) | |
| 「20の小練習曲集」はピアノ学習者用の教材として日本でも音楽之友社および全音から出版され、広く使われているが、あるいはそのような事情ゆえか、録音に恵まれなかった。ゴドフスキの「ジャワ組曲」で話題を集めたインドネシア人ピアニスト、ブジャージョによる世界初録音は大いに歓迎されるとともに、この作品の優れた小品集としての側面を再評価させるものとなるであろう。「ハンガリー舞曲集」はブラームスの管弦楽曲の第1番から第10番までをピアノ独奏用に編曲したもの。ブラームス自身による編曲が弾きづらく演奏効果に乏しいものであるのに対し、こちらは代理店曰く、「半分の苦労で倍の効果を発揮」できる流麗なるスコアで、ピアノ・マニアの間で録音が待望されていた。 | ||
| グラズノフ: バレエ「四季」Op.67(作曲者編曲ピアノ独奏版) 演奏会用ワルツ第1番 Op.47 (フェリクス・ブルーメンフェルト編曲 ピアノ独奏版) |
ペール・テングストランド(P) | |
| 世界初録音。管弦楽曲として人気の「四季」のピアノ版はアムランがごく一部を録音しているだけなので貴重。ブルーメンフェルトはホロヴィッツの師で、その超絶技巧的なピアノ曲がひそかなブームとなっている作曲家でもある。Op.47の編曲は原曲から離れた自由なパラフレーズとなっていて、演奏効果抜群。テングストランドはスウェーデン生まれ、1997年クリーヴランド国際コンクール優勝者。 | ||
| レイナルド・アーン:ピアノ曲集 第1ワルツ集(全11曲)(1898)/画家の肖像(全4曲)/ 東洋〜旅のアルバムから(全6曲)(1909)/ ソナチネ ハ長調(1907) |
ロール・ファヴル=カーン(P) | |
| PRO PIANOからフランス出身の超美人ピアニスト、ロール・ファヴル=カーンが登場。 1976年アルルに生まれパリ音楽院でブルーノ・リグットに師事、満場一致でプリミエ・プリを与えられた腕前。これはではARIONに2枚ほどアルバムを録音していた。 日本の某電子楽器メーカーがイメージ・キャラクターモデルにと強く希望したほどの美貌の持ち主でもあり、日本でも人気がでること間違いなしの魅力を持っている。このアルバムは国内代理店が提案し、 楽譜も提供したという。 そのメロディ・メーカーぶりと上品なエスプリはどのフランス人作曲家よりも魅力を放つアーンの作品は、擬古典的な書法によるソナチネでさえ甘いメロディに満ち、 上品なエキゾシズムの「東洋」も異国的音楽ファンを大いに喜ばせる内容。 アーンのピアノ独奏曲だけ集めたアルバムは極めて少ないだけに、その意味でもファン待望。さらに彼女のフランス人ならではの華やかなピアノがアーンのおしゃれな世界とぴったりで、 近来でも稀なほど美しいピアノのアルバムとなっている。御薦め。なお、ファヴル・カーンの美貌は プロ・ピアノ社の彼女のバイオグラフィ・ページにてチェック!(http://www.propiano.com/artists-favre-kahn.html) | ||
| アドルフ・フォン・ヘンゼルト(1814-1889):ピアノ作品集 12の性格的練習曲 Op.2/12のサロン風練習曲 Op.5/ 2つの夜想曲 Op.6/ゴンドラ Op.13 No.2/春の歌 Op.15/ トッカティーナ Op.25/愛の詩 Op.3/ラプソディ Op.4 No.1 |
エスタ・ブジャージョ(P) | |
| プロピアノ・レーベル久々の新譜。ゴドフスキの秘曲「ジャワ組曲」で注目されたインドネシアの若手女流エスタ・ブジャージョがまたまた超難物ヘンゼルトに挑戦。ヘンゼルトはショパンやリストと同時代のドイツの伝説的ピアニスト。飽くなき練習の結果、ゾッとするような技巧を身につけたといわれている。後年ロシアへ渡り皇室ピアニストとなり、ロシア・ピアニズムの礎を築いた。ラフマニノフとスクリャービンは孫弟子にあたる。 ヘンゼルトのピアノ曲は美しくて魅力的ながら、あまりにも技術的難度が高いゆえ、アムランによる協奏曲を除くとほとんど録音がなかった。ブジャージョの清潔で確実な技巧はまさにヘンゼルト向き。Op2の練習曲集にある、有名な「もしも小鳥ならば」の軽やかさは絶品。ピアノ音楽マニアなら興奮すること間違いない。 | ||