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LA MA DE GUIDO
1CDあたり¥2970(税抜¥2700)
「イベリア半島の音楽の発見」


ラ・マ・デ・ギドはスペイン、カタルーニャ地方の中心都市バルセロナ近郊の町、サバレルに本拠を置く、「イベリア半島の音楽の発見」をスローガンに掲げたレーベル。1990年代中盤に活動を開始したが、2001年あたりからようやく欧米でのディストリビュートされるようになり、2002年からは日本でも代理店が誕生、定期的に輸入されるようになっている。
 レパートリー、アーティストともにカタルーニャが中心。グロッサ、カントゥスといった国際派とはまたちがった、ローカル・レーベルならではの魅力を味わってみたい。
 なお、スペイン語はともかくカタルーニャ語のカタカナ表記については推測した部分が多いことをご容赦いただきたい。


海の景色〜室内管弦楽のための作品集
 エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):海の景色
 リカルド・ラモンテ・デ・グリニョン(1899-1962):
  モノクローム/
  レント・エスプレッシュ〔エスプレシッヴォ〕
 エンリク・モレラ(1865-1936):
  弦楽四重奏曲 Op.11/踊り/
  メランジア〔メランジュ〕
ゴンサル・コメリャス室内o.
 20世紀前半のカタルーニャを代表する3人の作曲家それぞれの代表作を収録。
スペインのギター音楽
 ディオニシオ・アグアド(1784-1849):ファンダンゴ
 フリアン・アルカス(1832-1882):ボレロ/タンゴ・コレクション
 フランセスク〔フランシスコ〕・タレガ(1852-1909):
  二人の妹/パヴァーヌ/前奏曲〔第1番/第7番〕/マリエタ/アデリタ
 ミゲル・リョベト(1878-1938):アメリアの遺言/エル・メストレ/盗賊の歌/プラニ
  カルレス・トレパト(G)
 1892年トレス製ギター使用。トレパトはカタルーニャ地方の町リェイダ生まれのギタリスト。
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):グロサ、ディフェレンシア、ティエント集
 イタリアのパヴァーヌによるディスカンテ/ミラノのガイヤルドによるディフェレンシア/
 ティエント第10番 第1旋法/「騎士の歌」によるディフェレンシア/
 ティエント第4番「Qui la dira」(アドリアン・ヴィラールトによる)/
 Durmendo un jorno (フィリープ・ヴェルドロによる)/
 D'ou vient cela (クローダン・ド・セルミジ?による)/
 再び別れて(チプリアーノ・デ・ローレによる)/ティエント第11番「クム・サンクト」/
 「ミサ・ロム・アルメ」のベネディクトゥス(ジョスカン・デプレによる)/
 ティエント第9番 第5旋法/ Hiersalem luge (ジャン・リシャフォルによる)/
 ティエント第5番 第2旋法/スザンナはある日(オルランドゥス・ラッススによる)(*) /
 ご婦人のお望み/パヴァーヌとそのグロサ/ Quien llamo al partir partir (**) /
 Pues a mi desconsolado (**) /イタリアのパヴァーヌによるディフェレンシア/
 はかない喜びのために(トマ・クレキヨンによる)/
 Je suys aime (トマ・クレキヨンによる)/愉快な羊飼い(トマ・クレキヨンによる)/
 Je fille quanile medona (フィリップ・ファン・ヴィルダーによる)

  (*) エルナンド・デ・カベソン(1541-1602)によるグロサ
  (**)フアン・デ・カベソン(1510/19-1566)作曲と推測される


 トリオ・ウンダ・マリス
  [エドゥアルド・マルティネス(Cemb/Org/クラヴィコード)
   ジョアン・ビベス(リコーダー) ジョルディ・コメーリャス(Vg)]

 フェラン・キロガ(ビウエラ) ミリアム・ロペス(Perc)
 録音:1995年9月21日-23日、マレ・デ・デウ・デ・レスペランサ礼拝堂、バルセロナ。ピリオド楽器使用。カベソンはスペイン国王カルロス1世とフェリペ2世の宮廷オルガニストとして活躍した、初期スペイン音楽におけるもっとも重要な作曲家。グロサ、ディフェレンシア、グロサとは、いずれも当時のスペイン独特の変奏形式をさす音楽用語。ウンダ・マリスは1984年に結成されたトリオ。
モレラ&パイサ:歌曲集
 エリク・モレラ(1865-1936):
  荷車引きの歌/新しい恋人/セレナータ/他
 ジャウメ・パイサ(1880-1969):
  3つのバラード/ばら/記録/盗賊の歌/他
ジョアン・カベロ(T)
マネル・カベロ(P)
 バルセロナ生まれの二人の作曲家による歌曲。
サンティアゴ・デ・ムルシア(1685-?):パッサカリアとその他のギター曲集
 ファンダンゴ/ Cumbee /ソナタ/組曲(前奏曲と続きの曲)ハ短調/コレッリのジーグ/
 カナリオ/サンガリエジャとシャンベルガ/パッサカリア ト長調/コレッリのトッカータ/
 パッサカリア ニ短調/ガイヤルド/サランベク/騎士/パッサカリア ホ短調/
 マリオナ ハ長調/不可能なこと/悲嘆/夜会/ラ・ホタ/ Baylad Caracoles
  ウィリアム・ウォーターズ(G)
 録音:1996年6月、サンタ・マリア・デ・バルベラ・デル・バリェス教会(ロマネスク建築)。スティーヴン・バーバー製のバロック・ギターを使用。サンティアゴ・デ・ムルシアの生涯についてはほとんど知られておらず、メキシコに渡って没したとも推測されている。J.S.バッハやヴァイスと同時代にあたるだけに、作品は洗練され、ときに華麗。
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):オルガン曲集
 「オルガン音楽の実践的ティエント、ディスクルソ集とその理論」(1626) から
  モンセラト・トレント(Org)
 ポルトガル生まれとの説のあるコレア・デ・アラウホはスペインにおけるバロック・オルガン音楽の確立者の一人とみなされている。ディスクルソとは、ティエントをさらに技巧的に発展させた形式をさす音楽用語。
アフェッティ・ムジカーリ〜
 17&18世紀カタルーニャとヨーロッパの音楽の旅

 ダリオ・カステッロ(17世紀):2声のソナタ(第2巻 第3番)
 フアン・オリベル・アストルガ(1733-1830):トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.3 No.4
 マテウ・ソレル(1720頃-1799):ファゴットと通奏低音のためのソナタ ハ長調
 ジュゼプ・プラ(1720頃-1760頃):トリオ・ソナタ第12番 ト長調
 フランセスク・マリネル(?-1789):トッカータ ハ短調
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):トリオ・ソナタ ニ短調/四重奏曲 ニ短調
  バルセロナ・コンソート
   [ジョルディ・コロメ(リコーダー) ジョルディ・アルジェラガ(Ob)
    ジュゼプ・ボラス(Fg) マドロナ・エリアス(Cemb)]
 バルセロナ・コンソートは1982年の結成。2つの旋律管、1つの低音管と鍵盤という編成で、木管アンサンブルとしても楽しめる。
ロベルト・ジェラルド(1896-1970):室内楽作品集
 三重奏曲/チェロ・ソナタ/ジェミニ
トリオ・ジェラルド
 ロバート・ジェラードと通常は英語読みされる、カタルーニャ生まれの作曲家。1939年にスペイン内戦で共和国側が敗れるとともにイギリスに移住、1960年に正式に帰化した。近年、再評価が著しく、イギリスのレーベルを中心に録音が増えている。
ジェラルド、オムス:歌曲集
 ロベルト・ジェラルド(1896-1970):
  L'infantament meravellos de Schahrazada
 ジョアキム・オムス(1906-2003): Ocells perduts
イサベル・アラゴン(S)
アンヘル・ソレル(P)
エンリケ・グラナドス(1867-1916):ピアノ作品集
 スペイン舞曲集/青春の物語
エミリ・ブルガリャ(P)
 ブルガリャはバルセロナ出身のピアニスト。マリア・ジョアン・ピリスに認められ、表舞台に登場した。
エンリケ・グラナドス(1867-1916):ピアノ伴奏歌曲全集 マリア・リュイサ・ムンタダ(S)
カルレス・スリニャク(P)
フルートとピアノのためのカタルーニャ音楽
 エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):
  6つのソネット(1922;ホアキン・サマコイス[1894-1976]編曲)/サルダナ(1912)
 ジュアン・マネン(1883-1971):Belvedere
 マヌエル・オルトラ(1922-):ソナチナ/3つの季節
  ベルナト・カスティリェジョ(Fl) アドルフ・プラ(P)
マヌエル・ブランカフォルト(1897-1987):歌曲集 シャンタル・ボタンク(S)
ジュアン・アミルス(P)
ギターのためのハバネラのリズム〜1830年から1936年までに書かれた作品集
 イラディエル(1809-1865)/アルカス編曲:傷だらけの1ペセタ硬貨(*)
 ビニャス(1823-1888):エル・アルタネンセ(*) /バナナ (*) / アルカス(1833-1882):キューバの女(*)
 フェレル(1835-1916):2つのタンゴ(*) / マース(1846-1923):ホーム・パーティー(*)
 アリエタ(1823-1894):タンゴ(タレガ編曲) / タレガ(1854-1909):タンゴ
 マンホン(1866-1919):ローラ(*) / アルベニス(1860-1909):タンゴ(セゴビア編曲)
 ファリャ(1876-1946):ドビュッシーの墓碑銘へのオマージュ
 プジョル(1894-1980):タンゴ/イラディエル:ラ・パロマ(サインス・デ・ラ・マサ編曲)
 サインス・デ・ラ・マサ(1903-1982):ハバネラ(*) / モレノ・トロバ(1891-1982):ニニャ・メルセ(*)

  ジュアン・フリオ(G)
 (*)は世界初録音。
テラデリャス、ファブレガ:作品集
 ドメネク・テラデリャス(1713-1751):
  「Sesostri」序曲/Fra l'ombra del timore /Quel sasso/
  ソプラノ二重唱曲/Nocturna procella/あざむかれさげすまれ
 ジュゼプ・ファブレガ(?-1791):交響曲ハ長調
  カルメ・クシド、ラウリ・レビオル(S)他
  グレゴール・ドゥブクレット指揮コンチェルト・ブランデンブルク
 カタルーニャのバロックと古典派の作曲家。ファブレガはカタルーニャの交響曲作曲家第一世代のなかでもっとも多産であった。
フルートとギターのためのスペインの音楽
 エンリケ・グラナドス(1867-1916):詩的なワルツ集
 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1998):夜明けのセレナータ
 シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
  L'arca de Noè
 サルバド・ブルトンス:3つのディヴェルティメント
 F.ガスル:恋するカリフ/エレジー
モンセラト・ガスコン(Fl)
シャビエ・コイ(G)
カタルーニャの伝承歌と民謡集 ジュゼプ・ヴィラ・
 イ・カザニャス指揮
リーダー・カメラcho.
LMG-2031
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1.5CD価格
エンリケ・グラナドス(1867-1916):ピアノ曲集
 ピアノ曲集「ゴイェスカス」/
 ペレーレ(「ゴイェスカス」への追加曲)
比石妃佐子(P)
 #廃盤のため入手出来ない可能性があります。
歌、踊りと祭り〜クラリネット、バセットホルンとピアノのためのイベリア音楽
 アルベルト・グミ(1965-):Salts de Patum /歌と踊り
 シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):リトルネロ
 ラモン・ユメト(1968-):2つのアンダルシア民謡/小妖精
 ジュアン・アルベルト・アマルゴス(1950-):4つの民謡
 エンリク・パロマル(1964-):子守歌とセビリャナ
  トリオ・ウェルテル
   [ケラルト・ロカ(Cl) アルベルト・グミ(バセットHr) シルビア・ビダル(P)]
 録音:1998年、スタジオ・ビット・ア・ビト、バルセロナ。
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):歌曲集 マリア・リュイサ・ムンタダ(S)
カルレス・スリニャク(P)
中世カタルーニャの音楽 タリェル・デスドゥイス・
 メディエバルス
カトリック両王とカルロス5世の時代のスペイン宮廷音楽 ジョルディ・レグァント指揮
カペラ・ヴィルレ
ジョアン・プラ(1700頃-1770?)&ジュゼプ・プラ(1728-1762):トリオ・ソナタ集 バルセロナ・コンソート
 さらにマヌエル・プラを加えたプラ三兄弟は、みなオーボエ奏者兼作曲家としてスペイン国内外で活躍した。
ファリャ:ピアノ伴奏歌曲全集
 ロンダのパン/わが子を腕に抱く母親たちの祈り/
 7つのスペイン民謡/3つの歌/おまえの黒い瞳/
 前奏曲/大波/神よ、なんと孤独に
モンセラト・トルエリャ(S)
マヌエル・
 ガルシア・モランテ(P)
 録音:1999年、パペル・デ・ムシカ、カペリャデス。以前はLMG-2039として新譜予告されていたもの。
マヌエル・カナレス(1747-1786):弦楽四重奏曲集
 〔ニ長調 Op.3 No.1 /変ホ長調 Op.3 No.2 /ハ短調 Op.3 No.3 〕
  カンビーニ・クァルテット
 1998年、ニッテナウ、ドイツ。カナレスはトレドに生まれ、マドリッドの宮廷でボッケリーニの同僚音楽家となった。彼の弦楽四重奏にはボッケリーニとハイドンの影響が見受けられる。
ソレル:ソナタ集
 〔第18番ドリア旋法/第76番 ヘ長調「アストゥリア皇女のために」/
  第25番ドリア旋法/第85番 嬰ヘ短調/第78番 嬰ヘ短調/第20番 嬰ハ短調/
  第89番 ヘ長調/第86番 ニ長調/第15番ドリア旋法〕
 やまおか みゆき(P)
 録音:2000年、パペル・デ・ムシカ、カペリャデス。以前はファリャの歌曲集(現LMG-2037)でご案内した番号だが、こちらに内容変更となっている。
リカルド・ラモーテ・
 デ・グリニョン(1899-1962):作品集

  「ゴヤ」(10の楽器のための不愉快な6つの小品)
  メロディー(コントラバスとピアノのための)
  即興曲(チェロとピアノのための)
  世紀末のバガテル集(チェロとピアノのための)
  トッカータ(フルートのための)
バルシーノ・アンサンブル
 録音:2000年、バルセロナ高等音楽院、エドゥアルド・トルドラ・オーディトリアム。「ゴヤ」と即興曲の楽譜がPDFファイルで収録されているCDプラス仕様(Windows/Mac) 。
ソレル:2台のチェンバロのための6つの協奏曲 マリュー・バセル、
ジョルディ・レグァント(Cemb)
 録音:2000年、サンタ・マリア・デ・テラッサ教会(ロマネスク建築)。
出会い〜フルートとピアノのためのポルトガル音楽
 ルイス・コスタ(1879-1960):ソナチナ Op.23
 クラウディオ・
  カルネイロ(1895-1963):アヴェナ・ルーダ
 フェルナンド・ロペス・グラサ(1906-1994):
  無伴奏フルートのための2つの楽章
 アントニオ・ヴィクトリーノ・ダルメイダ(1940-):
  幻想曲第1番 Op.54/幻想曲第2番 Op.63
 エウリコ・カッラパトーゾ(1962-):
  ジェルメーヌ・タイユフェールの墓碑銘
 ジョアン・マドゥレイラ(1971-):出会い
ジョアン・
 ペレイラ・コウティーニョ(Fl)
ジョゼ・ボン・デ・ソウザ(P)
 録音:2000年、パペル・デ・ムシカ、カペリャデス。
カラブリア公の歌集からの二重唱曲全集 アレシャンドリーナ・ポロ、
マルガリーダ・リャドー(Vo)
フェラン・キロガ(ビウエラ)
ジョルディ・コメーリャス(Vg)
ジョアン・イスキエルド
 (Fl、リコーダー)
アンナ・マルグレス(不明)
アド・オク・モードゥム〜カタルーニャの手稿譜によるギター音楽
 サンス、ゲラウの作品
アルフレード・フェルナンデス
 (バロックG)
 フェルナンデスはフアン・カルロス・リベーラに続く注目すべきスペインのギター、ビウエラ、リュート奏者。
セバスティアン・デ・ビバンコ(1550頃-1622)、
アロンソ・ロボ(1555-1617):モテット集
ブルーノ・ターナー指揮
ムジカ・レゼルヴァータ
 スペイン・ルネサンスの教会音楽。ブルーノ・ターナーは音楽学者・楽譜校訂家で、プロ・カンツィオーネ・アンティクァの指揮者として高名。
ガルシーア・ロルカ、ファリャ:スペイン民謡集 ヌリア・ショク・マンペル(S)
クリスティアン・ロクソル(G)
エウリコ・カラパトーゾ:管弦楽作品集
  無限の表現法I(1998)/
  永遠に女性的なるもの(1997)/
  ブーメランの形の7つの小品(2000)(*)/
  レオノール・エ・アルコスのための10のヴォカリーズ(1996)
ジョゼ・マサラン(Sax;*)
ヴァスコ・ペアルス・
 デ・アゼヴェード指揮
シンフォニエッタ・デ・リスボア
 録音:2000年5月27、28日、11月10、12日、カルトゥーシャ教会。
 カラパトーゾはポルト大学で歴史学の学位を取得した後、リスボン音楽院で音楽を学んだポルトガルの作曲家。
ヒネース・ペレス:死者のための聖務曲集
 フアン・ヒネース・ペレス(1548?-1600):
  彼らはわが主を奪い去った/ユデアは嘆く/サルヴェ・レジーナ/
  「死者のための聖務曲集」
   [今日は魂とともに在りたまえ/われを赦したまえ、主よ/
   われ愛せり/全能の神なる主よ/われ主に向かいて叫ぶ/
   ティエント・デ・ファルサス 第4旋法
    (セバスティアン・アギレラ作曲)/
   われ眼差しを上げて山を望む/
   正しき者は永遠に記憶されん
    (ジョアン・バプティスタ・コメス作曲)/
   深き淵より、われ汝に向かいて叫ぶ/
   フェリペ王は逝去せり(アンブロジオ・コテス作曲)/
   われ汝をたたえん、主よ/マニフィカト/
   平安のうちに安息あれ/今日は魂とともに在りたまえ]
ジュゼプ・ラモン・
 ジル=タレガ指揮
ヴィクトリア・ムジケ
 録音:2000年7月8、9日、セントル・バレンシア・デ・クルトゥーラ・メディテラーニア。
 ARS HARMONICA、AH-081より移行再発売。ヒネース・ペレスはスペインのバレンシアで活躍した作曲家。
マヌエル・カナレス(1747-1786):
 6つの弦楽四重奏曲 Op.3 から
  [変ロ長調 No.4/ト長調 No.5/ハ長調 No.6]
カンビーニSQ
 [ミゲル・シマーロ、
 エヴァ=マリア・ロル(Vn)
 ローター・ハース(Va)
 ウルリケ・ミクス(Vc)
 録音:1999年4月8-9日、ペルハ、聖ヨゼフ教会。
 スペインで弦楽四重奏曲を書いた最初の作曲家といわれるカナレスの作品。前半3曲は LMG 2038で発売済み。なおカンビーニ弦楽四重奏団は、SEDEM(スペイン音楽学協会)レーベルに「6つの弦楽四重奏曲 Op.1」全曲も録音している(SEDEM-CD-07[DCD/166])。
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):
 初期作品集(1914-1923)

  クリスマスの情景(1914-1917)/
  子供の情景(1915-1918)/街はずれ(1916-1917)/
  魔法の歌(1917-1919)/遥かな祭典(1920)/
  魅惑(1920-1921)/3つの変奏曲(1921)/
  対話(1923)
アドルフ・プラ(P)
 録音:2002年5月13-14日、リェイダ、エンリケ・グラナドス・オーディトリアム。
 グラナドスの薦めでパリへ渡り、サティやドビュッシーの影響を強く受けていた20代のモンポウが書いたピアノ作品集。
1800年頃のカタルーニャの管弦楽作品集
 フェルディナント・ソル(1778-1839):
  歌劇「カリプソ島のテーレマコ」序曲
  ヴァイオリン協奏曲(*)
 マテウ・フェレル(1788-1864):交響曲 ニ長調
 カルレス・バゲール(1768-1808):交響曲 ト長調
モンセラート・セルベーラ(Vn;*)
ジョアン・パミエス指揮
カタルーニャco.
 録音:1993年12月、バルセロナ高等音楽院エドゥアルド・トルドラ・オーディトリアム。
 ALBERT MORALEDA レーベルから発売されている全曲盤が隠れたベストセラーになっているソルのオペラ「カリプソ島のテーレマコ」の序曲ほか、めったに聴けない作品が並んだ注目盤。
エミリオ・プジョール(1886-1980):
 ギター作品集

 ロマンス/ビリャネスカ/エル・ボリノット/
 グァヒーラ/舟歌/即興曲/カント・デ・タルドール/
 タンゴ/小幻想曲/バターリャ/小ロマンス/
 風景(タレガの未出版の主題による)/サルベ/
 キューバ風/カンソ・デ・ブレッソル/
 ロマンティックなエチュード/フェスティーボラ/
 3つの太鼓/鳥の歌
ジュゼプ・アントニ・シク(G)
 録音:2002年2月26日、10月31日、バルセロナ、希望(エスペランサ)の聖母礼拝堂。
アンブロシオ・コテス(1550頃-1603):
 降臨節と四旬節のミサ
 カンシオン(カンツォン)I−IV
 モテット集(11曲)
フランシスコ・エルナンデス・パレーロ(1533-1597):
 ティエント 第8旋法
ジュゼプ・ジル=タレガ指揮
ヴィクトリア・ムジケ
 録音:2002年9月20日〜22日、バレンシア大学サピエンシア礼拝堂。
 コテスはビリェナ、グラナダ、バレンシアで活躍、最終的にセビリャ大聖堂の楽長を務めた作曲家。ピリオド楽器使用。
フェルナンド・ソル(1778-1839):
 イタリア語のカンツォネッタ集(9曲)
 セギディーリャ集(12曲)
マルガリーダ・リャド(S)
シャビエ・コル
 (ロマンティックG)
 録音:2002年10月4日&5日、バルセロナ、希望(エスペランサ)の聖母礼拝堂。パトリック・ホプマンス製のピリオド・タイプのギターを使用。
スペイン民謡集
 ハビエル・ディアス=ラトーレ編曲((*)以外):
  セギディーリャ/ティラーナ/
  カランバのティラーナ/四人のラバ引き/
  イネース/D.ボイソのロマンス/塩が地に/
  エチセータ(トマス・ダマス作曲)/ソロンゴ/
  チニータスのカフェ/
  セビリャの子守歌(ガルシア・ロルカ編曲)/
  ハエンの網笠茸/シナモンの花/
  私の小屋のそばに/エル・ビート/
  サパテアード(G.ヒメーネス作曲)/
  三枚の葉/La perrita chita/A la nanita nana
イサベル・ペドロ(Ms)
ハビエル・ディアス=ラトーレ
 (ロマンティックG)
 パトリック・ホープマンス製ロマンティック・ギターを使用。
カタルーニャのバロック音楽
 ジュゼプ・プラダス(1689-1757):
  カンタータ「Ah, del celebre confin」
 ジョアン・プラ(1720頃-1770?)/
  ジュゼプ・プラ(1728-1762):
  トリオ・ソナタ へ長調
 ジョアン・バルテル(1648-1706):
  Recpirad, flores, fragancias/
  Ruy Señor, clarín del albor
 サルバドール・レイシャク(1725頃-1780):
  ソナタ へ長調
 ジョアキン・ガルシーア(1710頃-1779):
  Adjuva nos Deus/Facta est quasi vidua
ディアテサロン
 [ジュゼプ・ベネット(T)
 リュイス・カッソ
  (リコーダー)
 ジョルディ・アルジェラガ
  (Ob、リコーダー)
 クララ・エルナンデス(ガンバ)
 ミレイア・
  エルナンデス(Cemb)]
 録音:1991年1月、バルセロナ、アルベルト・モラレーダ・スタジオ。
 おそらくディアテサロンが自主録音した音源を発売するもの。
ピク・デル・ミグディア〜
 フェリウ・ガスル:ギター作品集

 ムセルの印象(独奏のための)
  [セラレテス/ロカ・デル・コルブ]/
 ポーランドの歌(三重奏のための)
  [セギディーリャ/ブレリア]/
 短い四重奏曲[子守歌/モザイク]/
 神秘的六重奏曲/
 Boller(Carles Casos原曲;七重奏のための編曲)/
 リョレンサのための子守歌(三重奏のための)
フェリウ・ガスル(G)
 重奏曲は多重録音による。
19世紀カタルーニャのピアノ音楽
 ペレ・ティントレル(1914-1991):練習曲第1番/同第7番
 ニコラウ・マネント(1827-1887):
  王ドン・ジョアン1世の行進曲
 プリミティウ・パルダース(1828-1897):
  Somnis dayrats(夜想曲)
 ジョアン・バプティスタ・プジョール(1835-1989):
  バラと真珠(幻想マズルカ)
 ジュゼプ・ガルシア・ローレス(1835-1910):セレナード
 クラウディ・マルティネス(1845-1919):
  ベラスケスへのオマージュ(讃歌)
 メルシオール・ロドリゲス・ダルカンタラ(1855-1914):
  アルバムのページ
 フランセスク・アリオ(1862-1908):舟歌
 ジョアキン・マラス(1872-1912):スペインのセレナード
 フランク・マーシャル(1883-1959):カタルーニャ組曲
メラーニ・メストレ(P)
 録音:2003年月6-7日、エル・ベンドレル、パウ・カサルス・ホール。
ペレ・ティントレル(1814-1891):室内楽作品集
 ヴァイオリン、
  ヴィオラ、チェロとピアノのための四重奏曲(*)/
 ヴァイオリンとピアノのための協奏曲大二重奏曲(*)/
 ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲(*)/
 6つのハバネラ(+)/
 ペペ・レオンティーナ(サロンのポルカ)(+)/
 トロバドールのため息(+)
トリオ・レジェル
 [バルバラ・
  ワルス=ジャグラ(Vn)
 リュイス・
  オリベル・アルジェレス(Va)
 カタリン・
  シェンティルマイ(Vc)]
M.ビクトリア・コルテス(P;*)
フレンセスク・ブランコ(P;+)
 録音:1998年8月、ブジェル、ACA・スタジオ。
 ティントレルはパルマ・デ・マヨルカに生まれたカタルーニャのピアニスト・作曲家・教育家。
カタルーニャのクリスマス合唱曲集
 ジュゼプ・ビラ、マヌエル・オルトラ、
 シャビエ・パストラナ、シャビエ・サンス、
 ベルナット・ビバンコス、ペレ・ジョルダ、
 エルネスト・セルベラ、ジュゼプ・M・マルティ、
 ジョアン・ジュスト、フェデリコ・モンポウ、
 ナルシス・ボネット、エンリク・リボ、
 シャビエ・ボリアルの作品
 バルタサ・ビビローニ、
 フランセスク・バトレ編曲のマヨルカ民謡、
 ジュゼプ・R.ジル=タレガ編曲のバレンシア民謡
ミレイア・バレーラ指揮
マドリガルcho.
 録音:2003年10月、バルセロナ、エスペランサ礼拝堂。
リュイス・ベネジャン(1914-1968):合奏協奏曲 ト長調
アグスティ・ボルグニョ(1894-1967):
 弦楽合奏のための2つの小品
ジョルディ・コロメ指揮
マレスメco.
 録音:2004年7月5-6日、バルセロナ、エスペランサ礼拝堂。
 いずれもカタルーニャの作曲家。
ホアン・バプティスタ・コメス(1582?-1643):
 主の降誕に

 Atended, Oid, Escuchad(ビリャンシーコ;8声)(*)/
 今日、われらに天の王が
  (第1宵課の第1レスポンソリウム;12声)(*)/
 Aunque Yace Entre Pajas(ビリャンシーコ;4声)(*)/
 何を見たのか、羊飼いたちよ
  (第1宵課の第2レスポンソリウム;12声)(*)/
 何を見たのか、羊飼いたちよ
  (ビリャンシーコ;8声)(*)/
 おお、大いなる神秘
  (第2宵課の第1レスポンソリウム;12声)/
 Que el Rey del Cielo(ビリャンシーコ;5声)
 聖にして汚れなき
  (第2宵課の第3レスポンソリウム;12声)(*)/
 Para Regalo y Bien Mio(ビリャンシーコ;4声)/
 祝福されし御胎
  (第3宵課の第1レスポンソリウム;10声)(*)
ジュゼプ・R.ジル=タレガ指揮
ヴィクトリエ・ムジケ
 録音:2003年7月25-27日、バレンシア大学サピアンシア礼拝堂。
 コメスはリェイダ大聖堂楽長、バレンシア司教座礼拝堂、バレンシア大聖堂、国王フェリペ3世の宮廷礼拝堂副楽長を務めた作曲家で、バレンシアにおいて複合唱形式を確立し、独自の形式によるビリャンシーコを発展させた。世界初録音(*)。
エンリケ・グラナドス(1867-1916):ピアノ三重奏曲 Op.50
ロバート・ジェラード(1896-1970):ピアノ三重奏曲
アグスティ・ボルグニョ(1894-1967):田園恋愛詩
L.O.M.ピアノ三重奏団
 [ジョアン・オルペーリャ(Vn)
 ジョゼ・モル(Vc)
 ダニエル・リゴリオ(P)]
 録音:2004年7月26-27日、カペリャデス、アウディトリ・パペル・デ・ムジカ。
ジュゼプ・エスコリウエラ(1674-1743):
 シンタの聖母のためのビリャンシーコ集

 Los celestes cortesano
 Al ver que María
 Ruiseñores, garzotas del mayo
マリアン・ロザ・モンタグート指揮
ラルモニア・デル・パルナス
 録音:2004年3月31日-4月2日、トルトーザ、ラバル・デ・ジェズス、テレジア修道院礼拝堂。
ジャシント・ベルダゲールとカタルーニャの歌曲
 フェリプ・ペドレイ(1841-1922):ため息/五輪の薔薇
 アントニ・ニコラウ(1858-1933):房と穂/黒人少女の歌
 ナルシーザ・フレシャス(1859-1926):金の紡ぎ機
 フランセスク・アリオ(1862-1908):星の歌/恋人の涙
 ジョアン・ラモンテ・デ・グリニョン(18972-1949):
  わがイエスはどこに?
 アンジェル・ロダミランス(1874-1936):
  愛/バルサム香/ベツレヘムへ/マリアの名(*)
 ジュリ・ガレータ(1875-1925):思い出と夢
 パウ[パブロ]・カザルス(1876-1973):白百合
 トマス・ブショ(1882-1962):紡ぎ機/おおい、漁師たちよ
 アントニ・マッサーナ(1890-1966):子供の埋葬/諦め
マリア・テレーザ・ガリゴーザ(S)
エミリ・ブラスコ(P)
パトリツィア・ブロニシュ(Vn;*)
 録音:エル・ヴェンドレイ、パウ・カザルス・ホール。
北 対 南〜
 18世紀イベリア、イタリアとイングランドの舞曲とグラウンド集

 不詳(イングランド):セントポールの尖塔
 不詳(カタルーニャ):
  トカータ・アレマンダ−サラバンダ−トカータ・アルマンダ
 不詳(カタルーニャ):
  ラ・アレマンダ/ロ・エストゥディアン/
  コントラ・ダンサ・デルス・カプチンス/
  ロ・ビヤーノ/パサピエ・デ・エスパーニャ/
 不詳(イングランド):老王サイモン
 民俗舞曲と民謡(カタルーニャ):
  コントラダンサ・デル・ジェローニ/リゴードン/
  サック・デルス・ジェメクス/モシガンガ/ガヤルダ
 不詳(イングランド):
  フィンガー氏のグラウンドによるディヴィジョン
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):フォリア Op.5 No.12
ルバート・アパッショナート
 [アントニア・テジェーダ
  (リコーダー)
 エヤル・ストレート(Fg)
 サーシャ・アグラーノフ(Vc)]
 録音:2005年4月1日-2日、バルセロナ、ラ・マレ・デ・デウ・デ・レスペランサ礼拝堂。
16、17&18世紀イスパニアのオルガン音楽に取り込まれた歌と舞曲集
 アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
  パバナとそのグロサ/
  ミラノのガリアードによるディフェレンシア
 アントニオ・カレイラ(16世紀)?:4声のカンサオン
 アントニオ・バレンテ(16世紀):バッロ・デリントルチア
 フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):
  ティエント 第4旋法、モード・デ・カンシオーン/陽気な羊飼い
 フセーペ・ヒメーネス(1601-1672):フォリアと20の変奏
 ジョアン・カバニーリェス(1644-1712):
  パサカーリェス 第4旋法/同 第1旋法/ガリャルデス 第8旋法
  パセーチス[Passeigs]第3旋法/
  コレント・イタリアーナ 第1旋法
 アントニオ・ソレル(1729-1783):ソナタ ト長調
 ナルシス・カサノベス(1747-1799):パス[Pa]ニ長調
ジョゼプ・マリア・
 マス・イ・ボネート(Org)
 録音:2005年5月6日-7日、カダケース、聖母教会。使用楽器:1689-1691年、ジュゼプ・ボスカ・イ・セリニェーナ製(シャビエ・フェレ復元)。
ヴァイオリンとピアノのためのスペイン音楽
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)/
  パウル・コハンスキ編曲:スペイン民謡組曲
   (7つのスペイン民謡 より6曲)
 エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):
  6つのソネット
 アントニ・マッサーナ(1890-1966):
  カタルーニャ狂詩曲/子守歌
パトリツィア・ブロニシュ(Vn)
エミリ・ブラスコ(P)
 録音:2005年6月1-2日、カペヤーデス、パペル・デ・ムジカ・ホール。
 マッサーナはトルドラと同じくカタルーニャの音楽家。パトリツィア・ブロニシュ(1975年ルブリン生まれ)はワルシャワのショパン音楽アカデミーでコンスタンティ・アンジェイ・クルカに師事したポーランドのヴァイオリニストで、現在バルセロナso.員を務めながら室内楽・ソロ活動を行っている。エミリ・ブラスコ(1971年バルセロナ生まれ)もショパン音楽アカデミーで学んだピアニストで、現在モンセラート修道院聖歌隊の教師を務めている。
カタルーニャのクリスマス・キャロル&ソング集(全19曲)
 マヌエル・サデーラ・ピュチフェレー、
 エンリク・モレラの作品

 サルバドー・マス、エンリク・リボー、
 ジュゼプ・ビラ・イ・カザーニャス、
 マヌエル・オルトラ、アントニ・ペレス・モヤ、
 シャビエ・サンス、
 ジョゼプ・サンチョ・マラーコ、
 フレデリク・アルフォンソ、
 フランセスク・プジョール、ラモン・ノゲーラ、
 リュイス・ミイェート、
 ジョゼプ・クメーリャス・リボー、
 エンリク・モレラの和声付けによる伝承歌
ジョゼプ・ビラ・
 イ・カザーニャス指揮
リーダー・カメラcho.
 録音:2005年10月1-2日、バルセロナ、エスペランサ礼拝堂(望徳の聖母礼拝堂)。
ジョアン・バプティスタ・
 コメス(1582?-1643):戦いのミサ

  天の都、エルサレム
   [Caelestis urbs, Jerusalem](讃歌;器楽)/
  この場所は恐ろしきかな[Terribilis est locus iste]
   (イントロイトゥス;グレゴリオ聖歌)/
  戦いのミサ[ミサ・デ・バターリャ]〜キリエ/
  戦いのミサ〜グローリア/
  この場所は(グラドゥアーレ;グレゴリオ聖歌)/
  戦いのミサ〜クレド/
  その礎を置き(オフェルトリウム;モテット)/
  戦いのミサ〜サンクトゥス/
  Discurso sobre los ocho seculorums
   (聖体奉挙のためのオルガン曲;
     セバスティアン・アギレラ作曲)/
  戦いのミサ〜アニュス・デイ/
  Corpus namque(ポストコムニオ;モテット)/
  テ・デウム(讃歌;作曲者不詳)/
  Gozos al angel custodio(器楽)
ジュゼプ・ラモン・
 ジル=タレガ指揮
ヴィクトリア・ムジケ
 録音:2005年1月29-30日、バレンシア大学サピエンシア礼拝堂。
 バレンシアのレコンキスタ(カトリックによるイスラム教徒からの国土奪還;1238年)四百周年(1638年)を記念するミサを復元する試み。コメスはリェイダ大聖堂楽長、バレンシア司教座礼拝堂、バレンシア大聖堂、国王フェリペ3世の宮廷礼拝堂副楽長を務めた作曲家。
カレーラスも参加〜
 ジュアン・マシア
(1890-1969):
  歌曲とヴァイオリン、ピアノのための作品集

  トマス・ガルセースの詩による7つの歌
  [遊戯(*)/スト破り(*)/物語(*)/私の恋人(+)/
   忘却(+)/クリスマスの歌(*)/
   Volies perdre't (+)]/
  序奏(#)/アモローソ(#)/リゴードン(#)/
  アレグロ・スピリトゥオーソ(**)/
  冬のノート から(**)
  [ El gorg negre /カタルーニャ舞曲/物語]/
  序奏とジーグ(**)/アレグロ(**)/蝶のいる平原(**)/
  ソナティナ(**)/四月のノート から 練習曲(**)/
  3つの前奏曲 から(**) とんぼ,古風な前奏曲
カルメ・ブスタマンテ(S;*)
マヌエル・
 ガルシア・モランテ(P;*)
ホセ・カレーラス(T;+)
ダビード・ヒメーネス(P;+)
ゴンサル・コメーリャス(Vn;#)
マリア・カルボネイ(P;#/**)
 録音:1986年-1988年、アルベルト・モラレーダ・スタジオ。
 ジュアン・マシア(マッシア)はバルセロナに生まれたヴァイオリニスト・作曲家。ピアニストのマリア・カルボネイは彼の夫人。
フランシスコ・バリュス(1671頃-1747):
 詩篇とミサ

 われ主に感謝す[Confitebor tibi]
  (イントロイトゥス;詩篇138 [137])/
 ミサ第4旋法(1709)/
 われは喜びに満てり[Laetatus sum]
  (イントロイトゥス;詩篇122 [121])/
 ミサ第1旋法(1709)/
 われは信ず[Credidi, propter quod locutus sum]
  (終唱;詩篇116[115])
ジョアン・グリマルト指揮
エクサウディ・ノス
[アレシャンドリーナ・ポロ、
 メリチェイ・オラーヤ(S)
 エリゼンダ・アルキンバウ、
 モンセラート・ベルトラル(A)
 アルベルト・リエラ、
 ダミアー・カルボネイ(T)
 シャビエ・パジェス(Br)
 アルナウ・ロドン(コルネット)
 メリチェリ・フェレー(Fg)
 ジョゼプ・
  M.マルティー(テオルボ)
 サンティアゴ・
  ミローン(ヴィオローネ)
 不明(Org)]
 録音:2006年7月19-20日、テラッサ、サン・ペレ礼拝堂。
 フランシスコ・バリュス[フランセスク・バユス]はバルセロナに生まれ、同地の大聖堂楽長を務めた作曲家。
 当初、品番をLMG-2073とお知らせしましたが、変更となっております。
ペレ・ラバッサ(1683-1767):
 聖金曜日の第2の哀歌(1714-1724頃)/
 死者のためのミサ[レクィエム](1713頃)
マリアン・
 ローザ・モンタグート指揮
アルモニア・デル・パルナース
 録音:2006年4月11-14日、スペイン、バレンシア州リリア、聖ミゲル王立修道院。
 ラバッサはバルセロナに生まれ、フランセスク[フランシスコ]・バリュスに師事した作曲家で、バルセロナ、ビク、バレンシア、セビリャの大聖堂で合唱長を務めた。
スペインの子守歌
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):子守歌
 エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):子守歌
 フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):
  セビリャの子守歌
 ジュアン・ラモンテ・デ・グリニョン(1872-1949):
  マリアの歌
 ホセ・クビレス(1894-1966):アンダルシアの子守歌
 アルメンゴル・クラベリア(19-20世紀):子守歌
 シャビエ・モンサルバージェ(1912-2002):
  黒人の子供のための子守歌
 ジュゼプ・マリア・リョレンス(1918-1974):子守歌
 ガブリエル・オライソラ(1891-1973):子守歌
 ジュアン・ボラース(1868-1973):私の天使!
 カルロス・グァスタビーノ
  (1912-2000;アルゼンチン):私から離れずに
 アントニ・ロドリゲス・サバネース(1957-):
  黒人の王女のための子守歌
 アペレス・メストレス(1854-1936):
  La non-non de la morta
 ジュアン・アルティゼン(1891-1971):子守歌
 シャビエ・モンサルバージェ:子守歌
 ジュアン・バルセイス(1882-1972):子守歌
 リュイス・マリア・ソレ(?-1973):子守歌
オルガ・サラ(S)
アナ・ガルシア・ウルコーラ(P)
 録音:2006年9月29-30日、スペイン、カペリャデス、音楽新聞ホール。
アグスティ・ボルグニョ(1894-1967):
 弦楽四重奏曲集

  弦楽四重奏曲第1番(1955)/
  弦楽四重奏曲第2番(1963)
ドラーゴSQ
[ダビード・オルメード、
 ロジェ・ジク(Vn)
 バルバラ・オルン(Va)
 ガエターネ・
  ドゥインスレージェ(Vc)]
 録音:2006年10月3-4日、スペイン、サバデイ銀行財団ホール。
 ボルグニョはスペイン、カタルーニャのサバデイに生まれ、1915年合衆国に移住して活躍した作曲家。
アルベニス以前のアルベニス
 イサーク・アルベニス
(1860-1919):
  知られざるピアノ作品集
  シャンパン(1888)/秋(1898)/
  夢(1891)[子守歌/スケルツォ/愛の歌]/
  四季/スペイン(思い出)(1987)
シラ・エルナンデス(P)
 録音:2007年3月27-28日、スペイン、カペリャデス、音楽新聞ホール。
 アルベニスが「イベリア」で名声を確立する前の、演奏される機会が稀な作品で構成されたアルバム。シラ・エルナンデスはバルセロナに生まれ、イタリア、トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院に学び16歳でデビュー、さらにアリシア・デ・ラローチャ、マリア・ジョアン・ピレス(ピリス)の指導も受けたピアニスト。
ジュアン・セレロルス(1618-1680):
 ミサ&アンティフォナ集
 ジュアン・セレロルス:殉教者のミサ
 ジュアン・カバニーリェス(1644-1712):
  パンジェ・リングァによるティエント
   (オルガン独奏)
 ジュアン・カバニーリェス:
  [聖母マリアのための4つのアンティフォナ]
  天の元后[Regina coeli]/
  恵み深き救世主の御母[Alma redemptoris mater]/
  サルヴェ・レジナ[Salve regina]/
  めでたし、天の元后[Ave regina coelorum]
 ベルナベ・イリベリーア(1647-1677):
  ティエント・デ・ファルサス第7旋法
   (オルガン独奏)
 ジュアン・セレロルス:天使のミサ
ペレ・リュイス・ビオスカ指揮
フランセスク・バリュス室内cho.
ダビード・マレート(Org)
 録音:2007年6月5-6日、バルセロナ、聖セベール教会。
サルダナ歌謡とハバネラ
 リュイス・マリア・ミリェート(1906-1990):
  La sardana de l'abril
 エンリク・モレラ(1685-1942):
  La sardana de les monges / Les fulles seques /
  L'Empordà /Les neus que es fonen
 マヌエル・サデーラ・ピュチフェレール(1908-2000):
  Somni
 ジュゼプ・サンチョ・マラーコ(1879-1960):
  L'estany de Banyoles
 アグスティ・ボルグニョ(1894-1967):
  Juntes les mans
 ラファエル・フェレール(1911-1988):
  Res no és mesquí
 マヌエル・オルトラ(1922-):La colometa
 フェデリク・シレース(1899-1971)/
  ジュゼプ・グステムス(1960-)編曲:La gavina
 ゴンザロ・カジエリェス編曲:Rosina
 シェビエ・モンサルバージェ(1912-2002)、
  アラン・ラングレ(1927-)編曲:
   La reina del placer
 マヌエル・オルトラ:Amor mariner
リュイス・ビラ指揮
サン・ジョルディcho.
 録音:2007年6-7月、バルセロナ、聖フェリプ・ネーリ礼拝堂。
ブラジリアーナ〜フルートとギターのためのブラジル音楽
 セルジオ・アサド(1952-):青いすみれ
 シャヴィエル・コル(1960-):サラ(ボサノヴァ)
 ラダメス・ニャタリ(1906-1988):2つの肖像画
  [ピシンギーニャ/シキーニャ・ゴンザーガ]
 ジョアン・ペルナンブーコ(1883-1947):鐘の響き
 マルコス・オリーヴァ(1964-):
  夢見る女(ワルツ)/
  ブラジレイロ(ショーロ・カンサオン)
 ジョアン・アルベルト・アマルゴース(1950-):
  カタルーニャ風ショリーニョ
 セルジオ・アサド:魔方陣
 パウリッロ・バホーゾ(1894-1968):
  ブラジルの子守歌[Para ninhar]
 セルジオ・アサド:ジョビニアーナ第2番
 ジョアン・ペルナンブーコ:インテロガンド
 マルロス・ノブリ(1939-):デザフィオ XXXIII
 エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  モディーニャ
モンセラ・ガスコーン(Fl)
シャビエ・コイ(G)
ジュアン・ルセイ(1730-1809):
 サルヴェ(二重唱のための)
フランシスコ・ハビエル・
 ガルシーア・ファヘール
(1730-1809):
  十字架上のキリストの七つの言葉
メルシオ・ジュンカ(1757-1824):幸いなる御母
キム・ヨンヒ(S)
モンセラート・ピ(A)
ジュアン・パミエス指揮
カタルーニャ室内o.
[スタニスラフ・ステパネク、
 イングリッド・
  バリオヌエーボ(Vn)
 フェラン・サロ(Va)
 ジョルト・トッツェル(Vc)
 ラファエル・エステーベ(Cb)
 ビビアナ・サリージ
 (ポジティヴOrg/
  Cemb)]
 録音:2007年9月22日、29日、スペイン、バルダローナ音楽院ホール。
 ルセイはタラゴナ大聖堂、マヨルカの王立アルムダイナ礼拝堂の楽長を務めた後、トレド大聖堂で活躍した作曲家。ガルシーア・ファヘールはサラゴサ大聖堂楽長を務めた作曲家。ジュンカはタラゴナ大聖堂楽長を務めた作曲家。
フェリウ・ガスイ(1959-):
 モーロの城ムセル(ギターと打楽器のための;2004)/
 ギターのための
  8つのコンチェルタント練習曲(2005-2007)
 マヌエル・デ・ファリャの2つの主題による幻想曲
 (フラメンコ歌唱、メゾソプラノ、
   ギター・クァルテット、ティナハと
    カスタネットのための;2006)/
 子守歌(メゾソプラノと
      ギター・クァルテットのための;1998)/
 グロサス(ヴァイオリンとギターのための;1984)/
 タベル山
  (ドラムス、打楽器とギター八重奏のための;2005)
フェリウ・ガスイ(G)
ビキ・ロメロ(フラメンコ歌唱)
マリサ・マルティンス(Ms)
ルジェ・ブラビア
(ドラムス/Perc)
ジネット・ドキュイペル(Vn)
 バルセロナ生まれのギタリスト・作曲家ガスイの自作自演アルバム第2作(前作:LMG-2057)。重奏曲は多重録音による。
サンティアゴ・デ・ムルシア(1685頃-?):
 サルディバル写本に収められた作品集
  Fandango / Jacaras por la E / Folias gallegas /
  Al verde retamar / Las penas /
  Sarao o el bailete de "El Retiro" / Los ympossibles /
  El paloteado / La jotta /
  Marizapalos / Tarantelas / Gaitas
ダビド・ムルガダス(バロックG)
アルシデス・
 ロドリゲス(Perc)
ジュゼプ・マサナ(Vn)
エンリク・ソラ
(ハーディ=ガーディ)
アンヘル・ラグナ
(シャリュモー/ドゥルサイナ/
 バグパイプ、リコーダー)
エステル・オリバン
(カスタネット)
 録音:2008年、カステイビスバル(スペイン)、スタジオ・サウンドラブズ。
 1940年代に高名な音楽学者ガブリエル・サルディバルがメキシコの書籍商から買い取ったことから名付けられたサルディバル写本には、17世紀前半に活躍したスペインのギタリスト・作曲家サンティアゴ・デ・ムルシアのギター曲が収められている。当アルバムでは、ギターその他撥弦楽器の奏者で古楽のスペシャリストであるダビド・ムルガダスが選曲を行い、作曲当時スペインでよく使われていた楽器を加えて演奏している。
モダニズム世代のカタルーニャの女性作曲家たち
 ナルシザ・フレシャス(1859-1926):
  La font del romaní / L'ametller / La barca /
  La son soneta / Primaveral / L'ombra de Nazaret /
  Dolorosa / El filador d'or / Ai, l'esperança

 カルメ・カール(1865-1943):
  Cançó de tarda / La dida de l'infant /
  La non non dels papallons Les ànimes / Les aranyes /
  La mort de la verge / Non non

 イザベル・グエイ(1872-1956):
  Amunt / La llar / La rosa marcida / Balada / Barcarola
  Cançó trista / Rima

 リュイザ・カザジェマス(1873-1942頃):
  Cançó de mar / La complanta de la lluna /
  Gentil pageseta / Enyorament / Vilancet "Nadal" /
  Amor de pà tria / Rialla d'abril / Esbarjos
マリア・テレザ・ガリゴザ(S)
ハイドルン・ベルガンダー(P)
 録音:2008年9月21日、カペリャデス(スペイン)、音楽新聞ホール。
 19世紀に生まれ20世紀にかけて活躍したカタルーニャの女性作曲家のたち歌曲集。歌詞はもちろんカタルーニャ語で、歌うガリゴザもバルセロナ生まれ。
ラモテ・デ・グリグノン、トルドラ:室内管弦楽作品集
 リカルド・ラモテ・デ・グリグノン(1899-1962):
  4つの小パストラル/子守歌/
  3つの magiars 歌/3つの小品/
  レント・エスプレッシヴォ/古風な組曲
 エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):ビラノバ舞曲集
アドルフ・プラ(P)指揮
テラサ48室内o.
 録音:2008年11月-12月、テラサ市立ホール(スペイン)。
 同世代で親友でもあった二人のカタルーニャ人作曲家。ビラノバはトルドラの生地。
グラシア・タラゴ(1892-1973):ギター作品集
 「スペインの地に」から
  [エストレメニャ/ムルシアナ/モンタニェラ/
   プライェラ/穏やかな海(舟歌)/セビリャナス」/

 6つの小品
  [トナディリャ/マラゲニャ/子守歌/小ロマンス/
   メヌエット ト長調/童話]/

 中難易度の12の練習曲 から
  [第6番(コラール)/第9番]/
 12の演奏会用練習曲 から
  [第2番(ガヴォット)/第9番(即興曲)]/
  2つの夜想曲 〜第2番 ホ長調/
  6つの前奏曲 から
  [第1番 ホ長調/第2番 イ長調/
   第3番 ホ短調/第4番 ロ長調]/

  3つのサルダナ 〜 Cala Montjoi/
  カタルーニャのクリスマスの5つのの歌 〜鳥の歌/
  2つの動物の踊り
   [ペンギンの踊り/クジャクの踊り]
ジャウメ・トレント(G)
 録音:バルセロナ、エスペランサ礼拝堂。
 ソル(1778-1839)、タレガ(1852-1909)、リョベト(1878-1938)といった「カタルーニャ・ギター楽派」の流れを汲むコンポーザー=ギタリストとしては20世紀前半最大の存在であるタラゴの作品集。演奏するジャウメ・トレントはタラゴ直伝のギタリスト。
フェデリコ(フレデリク)・モンポウ(1893-1987):
 歌と踊り(13曲)/バレエ(13曲:終曲のみ;*)
アドルフ・プラ(P)
モンセラ・トルエリャ(Ms;*)
 録音:2009年1月26日、28日-29日、サンタ・コロマ・デ・グラメネト(スペイン)、カン・ロチ・イ・トレス・ホール。
 「バレエ」は詩人リカルド・ペルマニェル、作曲者の兄である画家ジュゼプ・モンポウ(1888-1968)との共作による愛蔵本(1949年出版)のために書かれた、音楽によるイラストレーション。このたびラ・マ・デ・ギド社から出版されるまで未出版であり(第1曲「前奏曲」は後にサラベール社から出版(1952)された「左手のための6つの前奏曲」の初稿にあたる)、当録音が世界初。カタルーニャ高等音楽学校(ESMUC)ピアノおよび室内楽担当教授を務めるアドルフ・プラはモンポウのスペシャリスト。
ロバート・ジョーンズ(1577頃-1617):歌とエア集第2巻(1601)
 Dreames and Imaginations / Fie fie / Love wing'd my hopes / Faire women /
 Who so is tide / Whither runneth my sweet hart / Come sorrow come /
 Now what is love / Loves God is a boy / Once did I love /
 My love bound me with a kisse / Arise / Beautie stand further /
 O how my thoughts doe beat me / Daintie darling / Mee thought this other night /
 Over these brookes / To sigh and to be sad /
 My love is neither yoong nor olde / Did ever man / Love is a bable
  カンタール・アラ・ヴィオラ
  [ナディーヌ・バルベイジ(S) フェルナンド・マリン(リラ・ヴィオル)]
 録音:2008年3月5-8日、ウェストン(英国)、聖三位一体教会。
 ロバート・ジョーンズはルネサンス時代イングランドの作曲家。通常リュート・ソングとして演奏される5巻の歌曲集を出版した。この第2巻には歌の伴奏としてリュート・パートののタブラチュア、リラ・ヴィオル・パートのタブラチュア、バス・パートが付けられているが、ここではリラ・ヴィオルのパートだけが演奏されている。全21曲を収録するために詩節のカットも行われており、全体的に落ち着いた雰囲気でさくさくと進んでいく印象。カンタール・アラ・ヴィオラはヨルダン生まれのアメリカ人ソプラノ、ナディーヌ・バルベイジとスペインのヴィオル奏者フェルナンド・マリンによるデュオ。
ジュアン・バプティスタ・コメス[フアン・バウティスタ・コメス]
 (1582頃-1643):聖体祭のための音楽(1635頃、バレンシア)
 ジュアン・バプティスタ・コメス:おお、パン、愛の深淵よ(ビリャンシコ、8声)
 グレゴリオ聖歌:彼は彼らを養った[Cibavit eos](イントロイトゥス)
 ジュアン・バプティスタ・コメス:
  ミサ「その年は何と豊穣であることか
   [Que fertil que es el año] 」(8声)から[キリエ/グローリア]/
  アレルヤ(8声)/シオンよ、救い主をたたえよ(セクエンツィア;12声)/
  ミサ「その年は何と豊穣であることか」〜 クレド/
  何と良き年(オフェルトリウム;3声のビリャンシコ)/
  ミサ「その年は何と豊穣であることか」〜サンクトゥス
 フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):
  私のいとしき人(エレヴァツィオ[聖体奉挙];4声のモテット;器楽)/
  ミサ「その年は何と豊穣であることか」〜 アニュス・デイ/
  この聖体の秘蹟に(コムニオ;8声のモテット)
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
  パンジェ・リングァ(プロセッシオ[聖体行列];4声の賛歌)
 アンドレウ・ペリス(活躍:1634頃):
  パンジェ・リングァからの2つのヴェルスス(オルガン独奏)
 ジュアン・バプティスタ・コメス:聖体の秘蹟はたたえられよ(4声)
  ジュゼプ・ラモン・ジル=タレガ指揮ヴィクトリア・ムジケ
 録音:2001年8月31日、9月1-2日、バレンシア(スペイン)、ラ・ベネフィセンシア文化センター、アルフォンス・エル・マグナニム・ホール。
 コメスが楽長を務めていた1635年頃のバレンシア大聖堂での聖体祭の音楽を再現する試み。
ピーター・フィリップス指揮〜
 カール5世・フェリペ2世時代のスペイン帝国の作曲家たち

 アントニオ・デ・カベソン(1510-1560):ティエント第9番第5旋法 I
 ニコラ・ゴンベール(1500頃-1557):Dicite in magni(第1部)
                  (1527年、フェリペ2世の誕生祝賀のための構成)
 アントニオ・デ・カベソン:ティエント第9番第5旋法 II
 ニコラ・ゴンベール:Laeta dies terris(Dicite in magniの第2部)
 アントニオ・デ・カベソン:ティエント第9番第5旋法 III
 ジョスカン・デプレ(1440頃-1521):千々の悲しみ
 クリストバル・デ・モラーレス(1500頃-1553):ミサ「千々の悲しみ」〜キリエ
 ニコラ・ゴンベール:ミサ「この上もない悲しみに」〜グローリア
            (1530年、ボローニャにおけるカール5世の戴冠式のための構成)
 クリストバル・デ・モラーレス:Antequam comedam suspiro
 トマ・クレキヨン(1490頃-1557):Carole magnus erat
 フェルナンド・デ・ラス・インファンテス(1534-1610頃):赦して下さい、主よ
 ピエール・ド・マンシクール(1510頃-1564):天の女王よ、お喜び下さい
 エルナンド・デ・カベソン(1541頃-1602):ピエール・サンドランの「甘き記憶」
 フィリップ・ロジエ(1561頃-1596):
  主をたたえよ/ミサ「スペインの次なる王フェリペ」〜サンクトゥス
 アンブロシオ・コテス(1550頃-1603):フェリペ王は崩御された
                    (1598年、フェリペ2世の葬儀のための構成)
  ピーター・フィリップス指揮ムジカ・レゼルヴァータ・デ・バルセロナ
  [ルゼル・ガレイ、イサベル・ジュアネダ(S)
   ジョルディ・アベリョ、メルセ・トルジリュ(A)
   アルベルト・リエラ、アントニ・トリゲルス(T)
   ジョルディ・ブランク、トゥマス・マシェ(B)
   マリア・クリソル(Fg) イグナジ・ジュルダ(Org)
 録音:2008年2月7-9日、バルセロナ、望徳の聖母礼拝堂。
 スペインの栄光の時代を築いた神聖ローマ帝国皇帝カール5世(スペイン国王カルロス1世;1500-1558、在位1516-1556)と息子のスペイン国王フェリペ2世(1527-1598、在位1556-1598)。彼らの宮廷の礼拝堂にはヨーロッパの優れた音楽家が集められ、当時の最高水準の音楽が演奏されていた。タリス・スコラーズの指揮者ピーター・フィリップスがバルセロナの古楽声楽アンサンブル、ムジカ・レゼルヴァータ(1991年創設)を指揮した注目すべき録音。
ジョゼフ・テシドル(1752-1811頃):
 弦楽四重奏曲集
  [第1番 変ロ長調/第5番 ト長調
   第2番 変ホ長調]
カンビーニSQ
[ミゲル・シマロ、
 ウルリケ・クラーマー(Vn)
 ローター・ハース(Va)
 ヤン・クンケル(Vc)]
 録音:2009年11月9日-12日、ミュンヘン、シュテファヌス教会。
 ピリオド楽器使用。ジョゼフ・テシドルはマドリッドのデスカルサス・レアレス修道院や王宮礼拝堂のオルガニストを務めたスペイン、カタルーニャの作曲家(生涯に関する情報が少なく、姓名のカタカナ表記が適切かどうかわからない。姓は「ティクシドール」と表記されることもあるようだ。)。
バルタザ・サンペ[バルタサル・サンペル]
 (1888-1966):ピアノ作品集
 愛のレー/マヨルカ舞曲集/
 自作主題による変奏曲/農民の祭礼
ジュアン・モイ(P)
 録音:2009年7月27日-29日、バルセロナ、ラウディトリ、ホール2。
 マヨルカのパルマに生まれたバルタザ・サンペはバルセロナでグラナドスにピアノを、フェリプ・ペドレイ(1841-1922)に師事。作曲家・教師・批評家・指揮者として活躍したが、スペイン内戦終結(1939年)とともにフランスに亡命。さらにメキシコに移住して作曲を続けた。収録のピアノ作品には、彼が若い頃に行ったバレアレス諸島(故郷のマヨルカ島を含む)の民謡の研究が生かされている。
LMG-2095
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(2CD)
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J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
 [第1番 ト長調 BWV1007(+)/第2番 ニ短調 BWV1008(*)/第3番 ハ長調 BWV1009(*)/
  第4番 変ホ長調 BWV1010(#)/第5番 ハ短調 BWV1011(#)/第6番 ニ長調 BWV1012(+)]
カタルーニャ民謡:鳥の歌
 パブロ・カザルス[パウ・カザルス](Vc)
 録音:1936年(*)/1938年(+)/1939年(#)/リマスタリング:2009年。
 カザルスと交友のあった作曲家、プロデューサー、録音エンジニアで当レーベルの主宰でもあるリョレンス・バルザクによる新リマスタリング。2枚組で1枚分の価格。
 
  前列右より カザルス、妻マルタ、リョレンス・バルザク
  (1971年、サン・フアン・デ・プエルト・リコ)
アセンシオ、ロドリーゴ、タレガ:ギター作品集
 ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):
  バレンシア組曲〔前奏曲/歌/踊り〕/ Col.lectici íntim; 〔平静/宝石/平穏/歓喜/焦燥〕/
  神秘主義的組曲〔 Dípso/ゲッセマネ/聖霊降臨祭〕
 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):祈りと踊り(マヌエル・デ・ファリャへのオマージュ)
 フランシスコ・タレガ(1852-1909):アラブ奇想曲/アルハンブラの思い出
  ヨルゴス・アルギリアディス(G)
 録音:2010年、マレ・デ・デウ・デ・エスペランサ(望徳の聖母)礼拝堂、バルセロナ。
 ロドリーゴと同時代のスペインの作曲家ビセンテ・アセンシオはバレンシアに生まれ、エンリク・ムレラ、ホアキン・トゥリナ、エルネスト・アルフテルに師事したが、作風は誰よりもファリャの影響を強く受けた。彼が書いたギター曲はナルシソ・イエペスやアンドレス・セゴビアのレパートリーとなり、現在でも頻繁に演奏されている。
14-16世紀アラゴン王国のビウエラ・デ・アルコ
 不詳/ラス・ウエルガス写本(18世紀)所収: Benedicamus XIV (Haec est mater)
 ルイス・ベネガス・デ・エネストロサ(1510頃-1577以後)/
  アントニオ・デ・カベソン(1510-1566): Ave maris stella(1557)
 ディエゴ・オルティス(1510年頃-1570年頃): La España(1553)
 不詳/ウプサラ歌集(1556)所収: Para verme con ventura
 フアン・デル・エンシナ(1468-1529):No se puede llamar fe / Es la causa bien amar
 アントニオ・デ・カベソン: Fabordón del 1er tono llano y Glosado en el tiple
 ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561): Romance de Moriana
 ルイス・ベネガス・デ・ネストロサ/アントニオ・デ・カベソン: O gloriosa domina
 不詳/ウプサラ歌集 所収: Como puedo yo bivir / No soy yo quien veis bivir
 アントニオ・デ・カベソン:
  Fabordón del 1er tono llano y Glosado en las voces intermedias
 フアン・デル・エンシナ: Mas vale trocar
 不詳/ウプサラ歌集 所収:Que todos se passan en flores / Si la noche haze escura /
              Que es de ti, desconsolado
 不詳/ラス・ウエルガス写本所収: Benedicamus IX
 ルイス・ベネガス・デ・ネストロサ/アントニオ・デ・カベソン: Pange lingua
 アントニオ・デ・カベソン: Fabordon del 5°tono llano
 不詳/ウプサラ歌集 所収: Un dolor tengo en el alma / Dime Robadora
  カンタール・アラ・ヴィオラ[ナディーヌ・バルベイジ(S)
                フェルナンド・マリン(ビウエラ・デ・アルコ)]
 録音:2010年4月6日-9日、聖アントニ隠修士修道院、アルタフリャ、タラゴナ県(スペイン)。
 イベリア半島北東部に栄えたアラゴン王国における、ヴィオラ・ダ・ガンバの祖先とも見なされる擦弦楽器ビウエラ・デ・アルコ(弓で弾くビウエラ)の音楽。
ジャウメ・ボスク(1825-1895):ギター伴奏歌曲集&ギター曲集
 10の歌(*)〔モーロの歌/鐘/秋のたそがれ/ロンド/首領の妻/オバド/愛する人に/セビリャに/去年の花/帰営の歌〕/
 パッサカリア(グノーによるギターと任意のヴァイオリンのためのセレナード;+)/
 つまらない物(歌詞のないロマンス)Op.11 /星と花、夢想 Op.12 /
 自作のオペラによる劇的幻想曲 Op.14 /スペインの帰営曲 Op.16 /瞑想 Op.18 /
 バラードOp.19 /モーロの嘆き(ギターのための歌)Op.85 /チェロOp.posth.
  マリア・テレザ・ガリゴザ(S;*) ミゲル・ハバロイ(G)
  パトリツィア・ブロニシュ(Vn;+)
 録音:2010年8月29日-30日、ロマネスク教会、サンタ・マリア・デル・バルバラ・デル・バリェス、カタルーニャ(スペイン)。使用楽器:J.L.ロマニリョス製「La playera」。
 ジャウメ・ボスクはバルセロナ生まれのギタリスト・作曲家。1853年以降パリで活躍し作曲家グノーや画家マネと交友、「ギターの王」と称えられた。
フアン・バウティスタ・コメス(1582?-1643):エレミヤの哀歌
 聖木曜日の第1の哀歌(11声;*)/聖木曜日の第1の哀歌(5声;*)/聖木曜日の第1の哀歌(5声)/
 聖金曜日の第1の哀歌(4声;*)/キリストは私たちのために従順に死につかれた

 ホセプ・ラモン・ヒル=タレガ指揮ヴィクトリア・ムジケ
 録音:2010年4月、ラ・サピエンシア礼拝堂、バレンシア大学(スペイン)。(*)世界初録音。
 フアン・バウティスタ・コメスはバレンシアに生まれ同地の大聖堂楽長を務めた作曲家。
グラナドス(1867-1916):ピアノ作品集
 幻影/幻影-ロマンティック・ワルツ集/セレナタ・アンパロ/スペイン奇想曲/
 詩的な情景第1集/ゴンドラ-詩的情景/詩的ワルツ集/詩的な情景第2集/アラゴン狂詩曲
  エミリ・ブラスコ(P)
 録音:2010年11月10日-12日、アウディトリ・カン・ロチ・イ・トゥレス、サンタ・クロマ・デ・グラマネト、バルセロナ県(スペイン)。
ホセ・マリン(1619-1699):トノス・ウマノス(世俗歌集)
 Si quieres dar Marica en lo cierto / Amante, ausente y triste / Apostemos niña que acierto /
 Para las indias de Clori / Ojos pues me desdeñáis / Esta mi necia pasion /
 Niña como en tus mudanzas / De Amarilis yo vi la beldad / Ya desengaño mío /
 Dicen que de Inés / Pensamiento que en tu daño / Ahora que estáis dormida /
 No piense Menguilla / Sepan todos que muero / Mi señora Mariantaños /
 Válgate amor por Gileta / Todo eres contradicciones / Bercebú cargue contigo

  フェリクス・リーント(T) マヌエル・ビラス(ダブルHp)
 録音:2008年1月、聖ビセンテ教会、ポンベイロ、ルゴ県(スペイン)。
 ホセ・マリンはスペイン・バロック期の作曲家・歌手・ギタリスト・ハーピスト。強盗・殺人の罪で実刑判決を受けるも逃亡して音楽活動を続けたというとんでもない経歴の持ち主。フェリクス・リーントはスイスとスペインの二重国籍を持つテノール。
ジュゼプ・マルティ・イ・クリスティア(1884-1918):ピアノ作品集
 青春の思い出/シルエット/3つの前奏曲/あなたが私と海に来たら/中庭で/パンプロナ
  ダニエル・ブランク(P)
 録音:2010年10月11日-13日、ラウディトリ・カン・ロチ・イ・トゥレス、サンタ・クロマ・ダ・グラマネト(スペイン)。
 ジュゼプ・マルティ・イ・クリスティアはグラナドスにピアノを、フェリプ・ペドレイ(1841-1922)に和声学と作曲を師事したスペイン・カタルーニャの作曲家・音楽理論家。短い生涯のうちに数多くの楽曲を書き、和声や楽器法の理論書を著し、また1911年に音楽アカデミーを創設し1914年まで自ら教壇に立った。
親密〜スペインと中南米のギター音楽
 ミゲル・リョベト(1878-1938):
  泥棒の歌/哀歌/アメリアの遺言/先生/糸紡ぎの女/ロマンス/セベリナのマズルカ
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
 ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):前奏曲(バレンシア組曲 から)/静けさ/穏やかさ
 マヌエル・ポンセ(1882-1948):小さな星
 アグスティン・バリオス(1885-1944):神の愛の施し
 レオ・ブローウェル(1939-):
  アン・アイディア(エリのためのパッサカリア)/子守歌/魔法の瞳
 ホルヘ・カルドソ(1949-):ミロンガ
  エカテリーナ・ザイツェワ(G)
 録音:2010年12月11日-12日、スタジオ・アルス・ハルモニカ、サバデイ(スペイン)。
 エカテリーナ・ザイツェワはジュネーヴ生まれ、バルセロナ在住のロシア系ギタリスト。モスクワで5歳からピアノ、6歳からギターを学び、モスクワ音楽院でナタリア・イワノワ=クラムスカヤに師事し最高栄誉賞を授与され卒業、さらに2002年から2006年までバルセロナのカタルーニャ高等音楽学校でアレックス・ガロベとローラ・ヤングに師事した。
ストラヴィンスキー、バルトーク、ミヨー、シュタール:
 ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための作品集

  ストラヴィンスキー(1882-1971):兵士の物語(組曲)
  バルトーク(1881-1945):コントラスツSz.111
  ミヨー(1892-1974):組曲 Op.157b
  ルネ・シュタール(1951-):
   ストラクチャーズ第5番 Op.7 No.5
パルミナ・トリオ
[北門郁子(Vn)
 ベアトリス・ロペス(Cl)
 服部慶子(P)]
 録音:2010年2月、ラウディトリ・パウ・カザルス、エル・ベンドレイ(スペイン)。
 ブックレットに日本語解説が記載されている。以下転載。
 『パルミナ・トリオは2004年オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学にて北門郁子(Vn) ベアトリス・ロペス(Cl) 服部慶子(P)によって結成された、女性3人によるピアノトリオ。これまでにアロイス・ブランドホーファー、ベンヤミン・シュミット、コルデリア・ヘーファーらの各氏に薫陶を受ける。第7回ヴィナロス国際室内楽コンクール(スペイン)にて優勝、第5回マルコ・フィオリンド国際音楽コンクール(イタリア)室内楽部門にて審査員満場一致で優勝、第12回カルロ・ソリヴァ国際室内楽コンクール(イタリア)にて第3位、第5回ラス・コルツ国際音楽コンクール(スペイン)にて審査員満場一致で優勝など、数多くの受賞歴を持つ。
  2004年ザルツブルクでのデビューを皮切りにこれまでヨーロッパ各地でリサイタルを重ね、モンセラート国際室内楽音楽祭、サンタ・クリスティーナ・ダロ国際室内楽音楽祭(スペイン)など著名な音楽祭に出演。スペイン演奏家協会および青少年国際音楽協会の招聘によりスペイン国内で行なったコンサートツアーは大きな反響を呼び、コンサートの模様は新聞や雑誌で取り上げられたほか、スペイン国営放送局、カタルーニャ国営ラジオ局などでも放送された。
  日本国内では2007年横浜、名古屋、京都、高松などでデビューリサイタルを行い、その後も定期的に各地のコンサートシリーズなどに出演を重ね、稀有な楽器編成から生み出される多彩で意欲的なプログラミングに各方面から高い評価を得ている。また現代音楽の魅力を広く伝えるため、日本国内はもとよりオーストリアやスペインの教育機関にてレクチャーコンサートを行なうなど、アウトリーチ活動も積極的に行なっている。弦楽器・管楽器・鍵盤楽器という、それぞれに大きな特色を持った楽器編成を生かして、響きのコントラストや調和を自在に生み出すトリオとして、今後の活躍に大きな注目が集まっている。』
アルベニス(1860-1909):「イベリア」から
 〔エボカシオン[喚起]/エル・アルバイシン/アルメリア/
  エル・プエルト[港]/ロンデニャ/トリアナ〕/
            マヨルカOp.202
アルベルト・ニエト(P)
 録音:データ記載なし。
マヌエル&ジュゼプ・プラ:独唱のための教会音楽
 ジュゼプ・プラ(1728-1762):スターバト・マーテル 変ホ長調
   (ソプラノ、弦楽、2つのホルンとオルガンのための;*)
 マヌエル・プラ(1725頃-1766):
  ペテロよ、あなたは何と多くのものを残したことか[Pedro, cuánto has dejado]
   (ソプラノ、弦楽、2つのホルンと通奏低音のためのアリア;*)/
  サルヴェ・レジナ ト短調(バス、弦楽とオルガンのための;+)/
  幸福な魂を喜べ[Regocíjese el alma venturosa](聖体の秘跡のカンタータ;
   ソプラノ、トランペット、弦楽と通奏低音のための;*)/
  偉大なあなたの愛は最上である[Es tan sumo el amor de tu grandeza]
   (聖体の秘跡のカンタータ;ソプラノ、トランペット、弦楽と通奏低音のための;*)/
  秘跡劇「コンスタンティヌス帝のハンセン病」
   〜三つの冠が私たちの熱意を受け容れる[Tres coronas admite]
    (ソプラノ、弦楽、ギター、カスタネットと通奏低音のための;*)
 ラケル・アンドゥエサ(S;*) パウ・ボルダス(B;+)
 オリヴィア・チェントゥリオーニ指揮カタルーニャ・バロックo.
 録音:2011年3月、オゾナ舞台芸術センター、ラトランティダ、カタルーニャ(スペイン)。
 オーボエの名奏者として高名であったカタルーニャ出身のプラ三兄弟のうち弟二人の作品集。長兄ジュアン・バプティスタ・プラ(1720頃-1773)の教会音楽作品は残されていないとのこと。カタルーニャ・バロックo.は1993年に創設されたピリオド楽器オーケストラで、これが本格的なCDデビューになると思われる。当録音ではキアラ・バンキーニに師事したイタリアのヴァイオリニスト、オリヴィア・チェントゥリオーニが指揮(おそらくコンサートマスター兼任)を務めている。スペインの古楽の歌姫ラケル・アンドゥエサの歌唱はすばらしく、特に「スターバト・マーテル」は新たな名曲の発見と言っても過言ではないだろう。
ピアノのための夜想曲集
 ジョン・フィールド(1782-1837):夜想曲第2番 ハ短調
 ショパン(1810-1849):夜想曲 ハ短調 Op.48 No.1
 リスト(1811-1886):夜想曲第2番 ホ長調
 ボロディン(1833-1887):小組曲〜夜想曲 変ト長調
 チャイコフスキー(1840-1893):夜想曲 Op.19 No.4
 フォーレ(1845-1924):夜想曲 嬰ヘ短調 Op.104 No.1
 ドビュッシー(1862-1918):夜想曲 変ロ短調 / サティ(1866-1925):夜想曲第4番
 スクリャービン(1871-1915):夜想曲 イ長調
 マヌエル・ブランカフォルト(1897-1987):夜想曲第1番
 ブリテン(1913-1976):夜想曲 変ロ長調
 ナルシス・ボネト(1933-):夜想曲第5番 / リョレンス・バルサク(1953-):夜想曲
  シラ・エルナンデス(P)
 録音:2011年6月16日、音楽新聞ホール、カペリャデス、スペイン。
 シラ・エルナンデスはスペインのバルセロナに生まれ、トリノ(イタリア)のジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で学び16歳でデビュー、バルセロナのマーシャル・アカデミーでアリシア・デ・ラローチャの指導を受けたピアニスト。バルセロナとトリノに拠点を置いて演奏と教育に携わっている。
6弦ギターのための18世紀スペインの音楽
 フェデリコ・モレッティ(1765頃-1838):主題と変奏曲
 フェルナンド・フェランディエレ(1740頃-1816頃):ソナタ ト長調 Op.1 No.3
 フェルナンド・フェランディエレ:「ギター演奏技法」(1799)から
  〔第6課:迷路またはハーモニック・サークル/第3課:メヌエット〕
 フアン・アントニオ・デ・バルガス・イ・グスマン:「ギター演奏解説」(1776)から
  〔ソナタ第1番 イ長調/ソナタ第2番 イ短調/ソナタ第3番 イ長調〕
 フアン・アントニオ・デ・バルガス・イ・グスマン:「ギター演奏解説」(1773)から
  〔メヌエット ニ長調/メヌエット ニ短調/ナポリ行進曲〕
 不詳:サンタ・ロサの音楽アーカイヴ(1780頃)〜ソナタ第8番 ト長調
 フェルナンド・フェランディエレ:主題と10の変奏曲
  トーマス・シュミット(6弦G)
 録音:2010年、イスラ・ブランカ・スタジオ、ナバセラダ、マドリッド自治州、スペイン。使用楽器:2009年、マドリッド、カルロス・ガス製(モデル:1797年、ロレンソ・アロンソ製)。
 ギターが6弦なのは当たり前と思われるかもしれないが、ルネサンス・ギター、バロック・ギターの多くは4弦や5弦で、6弦のものが作られたのは18世紀の後半に入ってからだった。当盤ではその当時に6弦ギターのために書かれたギター曲が、18世紀末に作られた楽器の複製を用いて演奏されている。トーマス・シュミットはウィーン音楽院でコンラート・ラゴスニヒに師事したギタリスト・音楽学者。
風景〜モンポウ(1893-1987):ピアノ作品集
 前奏曲集(全20曲)/風景(全3曲)/パリ万博の思い出(全4曲)/
 ショパンの主題による変奏曲/子守歌
  アドルフ・プラ(P)
 録音:2011年8月31日-9月2日、アウディトリ・カン・ロチ・イ・トレス、サンタ・クロマ・デ・グラマネト、スペイン。
アルカス、マネン、モンポウ:ギター作品集
 フリアン・アルカス(1832-1882):妄想 / ジュアン・マネン(1883-1971):幻想ソナタ
 フェデリコ〔フレデリク〕・モンポウ(1893-1987):コンポステラ組曲
  ホアン・カルレス・マルティネス(G)
 録音:2011年6月、マルドゥシュ劇場、サン・エステベ・デ・パラウトゥルデラ、スペイン。使用楽器:1986年、Jonathan Hinves製。
 ホアン・カルレス・マルティネスはアリカンテ音楽院でホセ・トマスに師事したギタリスト・作曲家。
瞑想〜ジュゼプ・スレ〔ソレル〕(1935-):ピアノ作品集
 瞑想/夜景VII /夜景VIII /十字架への道行の場面/日差しなく/ソナタ XI(左手のための)
  ミゲル・アルバレス=アルグド(P)
 録音:2009年6月19日、ジャフレ、ジロナ県、スペイン。
LMG-2112
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[CD-R]
パブロ・カザルス〜協奏曲名演集
 ブルッフ(1838-1920):コル・ニドライ(ヘブライの主題による変奏曲)Op.47 (*)
 ボッケリーニ(1743-1805):チェロ協奏曲 変ロ長調 G.482 (+)
 ブラームス(1833-1897):
  ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための二重協奏曲 イ短調 Op.102 (#)
 ブルッフ:コル・ニドライ(ヘブライの主題による変奏曲)Op.47 (**)
  パブロ・カザルス(Vc) ジャック・ティボー(Vn;#)
  ランドン・ロナルド指揮LSO (#以外)
  アルフレッド・コルトー指揮バルセロナ・パウ・カザルスo.(#)
 原盤: HMV, DB 3063-3064 (1936) (*) / HMV, DB 3056-3058 (+) / HMV, DB 1311-1314 (1929) (#) / RCA VICTOR, V-14842 (**)。
 バッハ:無伴奏チェロ組曲 (LMG-2095; 2CDs) に続く、カザルス復刻物。当レーベルのプロデューサーを務める作曲家、録音エンジニアのリョレンス・バルザクは晩年のカザルスと交友があり、前回の復刻も好評を得た。
 #CD-R製版仕様と判明しました。また、指揮者のランドン・ロナルドが誤って「ロナルド・ランドン」と表記されていますが、このまま供給されます。
ギター編曲によるアルベニス作品集〜アルベニス(1860-1909):
 アストゥリアス/喚起(エボカシオン)/港(エル・プエルト)/
 パバナ(パヴァーヌ)/アラゴン/グラナダ/セビリャ/カタルーニャ/
 カディス/グラナダのサンブラ(東洋舞曲)/朱色の塔
  ヨルゴス・アルギリアディス(G)
 録音:2012年、アルス・ハルモニカ・スタジオ、サバデイ、スペイン。使用楽器:2009年、ディター・ミュラー製、ノーメックスのダブルトップ。
 スペインを本拠に活躍しているギリシャ生まれのギター奏者ヨルゴス・アルギリアディス(1973年生まれ)が弾くアルベニス。アンドレス・セゴビア、マヌエル・バルエコ、ハビエル・リバ、セベリノ・ガルシア・フォルテアらによる編曲版を用いているが、アルギリアディスはその多くに自ら手を加えているとのこと。
これほどのバラはない〜クリスマスのための音楽
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)/
  ジュアン・ビダル・リョベト(1984-)編曲:
   キャロルの祭典(打楽器追加版)
 ジョン・ラター(1945-)/
  ジュアン・ビダル・リョベト編曲:
   ダンシング・デイ(打楽器追加版)
エステル・ピニョル(Hp)
フェラン・カルセリェル、
フェリウ・リベラ(Perc)
ジュゼプ・ビラ指揮
アミクス・デ・ラ・ウニオ児童cho.
 録音:2012年2月10日-12日、フランセスク・タラファ・ホール、グラノリェルス、スペイン。
 英国人作曲家が児童合唱とハープのために書いたクリスマス用の二大名曲に、スペインの新進作曲家ジュアン・ビダル・リョベトが打楽器パートを書き加えた版による。
LMG-2115
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(2CD)
1CD価格
オルフェウスの小道〜現代ポルトガルの室内音楽
 クロティルデ・ロザ(1930-):オルフェウスの小道
  (ハープ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための;2003)
 ジョアン・マドゥレイラ(1971-):夜
  (アナ・ハザリーの詩による、ソプラノと8人の器楽奏者のための;2010)
 アイヴァン・ムーディー(1964-):琥珀の涙(ハープ、G管フルート、
   バスクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノと打楽器のための;2006)
 カルロス・カイレス(1968-):クロスフェード
  (フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、ハープと打楽器のための;2009)
 ジョアン・ペドロ・オリヴェイラ(1959-):深淵と静寂(フェルナンド・ペソアの4つの詩;
   ソプラノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープ、ピアノと打楽器のための;2001)
 フェルナンド・C.ラパ(1950-):ヴァルテル・ウゴ・マンイの8つの短詩(ソプラノ、
   フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープとピアノのための;2002)
 クリストファー・ボックマン(1950-):カンツォーナIII(ソプラノ、フルート、
   ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープとピアノのための;2010)
 エウリコ・カッラパトゾ(1962-):ラモリネリー・デ・カンポスの詩集
  (ソプラノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、
    チェロ、ハープ、ピアノと打楽器のための;2003)
 カルロス・マレコス(1963-):悲しみと愛(ヌノ・ジュディスの詩による5つの歌;
   ソプラノ、フルート/ピッコロ、クラリネット、ヴァイオリン、
    ヴィオラ、チェロ、ハープ、ピアノと打楽器のための;2009)
 ジャン=セバスティアン・ベロー、クリストファー・ボックマン、
 ジョアン・パウロ・サントス(音楽監督)リスボン現代音楽グループ
 録音:2012年2月-7月、リスボン国立音楽院サロン・ノブレ、ポルトガル。
ジュゼプ・ビセンス・フォシュ(1893-1987):詩集「 Onze Nadal i un Cap d'Any 」
 ナルシス・クマディラ、ライア・ヌゲラ、ビセンス・アルタイオ、フェリウ・フルモザ、
 アルベルト・ロチ、ドゥロルス・ミケル、ジュゼプ・パドラルス、
 カルラス・トゥルネル、シンタ・マシプ、エンリク・カザサス、パラジャウマ(朗読)
 ジュアン・カルラス・マルティナス(伴奏音楽;G)
 録音:2012年6-7月、サン・ポル・デル・マルおよびアレニス・デ・マル、バルセロナ県、スペイン。
バディア&ラローチャ、歴史的録音集〜エンリケ・グラナドス(1867-1916):
 トナディリャ集(昔風のスペイン歌曲集)から
  〔トラ・ラ・ラとギターの爪弾き/愛と憎しみ/慎ましい下町娘たち/マハの眼差し/町をさまよう/
   ゴヤのマハ/忘れられたマホ/控えめなマホ/内気なマホ/嘆きにくれるマハ第1番-第3番〕

  愛の歌曲集 から
  〔夜明け前/私はまだ少女だから/彼女らは松林に行った(クエンカの山娘たち)/泣け、心よ/わが麗しの人〕
 コンチータ・バディア(S) アリシア・デ・ラローチャ(P)
 録音:データ記載なし、モノラル〔当店推定:1963年、スペイン〕(バックインレイ記載:歴史的録音 & リマスター:2012年)。原盤・既出 LP (当店推定): vergara (SPAIN), 11.0.010 L [HOMENAJE A GRANADOS, TONADILLAS AMATORIAS] / Everest (U. S. A. ), 3237 [Alicia de Larrocha, Homage to Granados] (以上2枚の LP は同内容と思われるが、未確認。EVEREST 盤は1970年頃の発売)。
 スペイン・バルセロナ生まれのソプラノとピアニスト、コンチータ・バディア(カタルーニャ語ではコンシタ[Conxita]・バディア;1897-1975)とアリシア・デ・ラローチャ(1923-2009)の歴史的録音を復刻。
LMG-2118
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(4CD)
1.5CD価格
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):ピアノ作品全集
 ペセブレ(クリスマスの模型)(1914-1917) (*) /子供の情景(1915-1918) (*) /
 郊外(1916-1917) (*) /魔法の歌(1917-1919) (*) /遠くの祭(1920) (*) /
 魅惑(1920-1921) (*) /3つの変奏曲(1921) (*) /対話(1923) (*) /
 歌と踊り(1921-1978) (#) /バレエ(1949) (#)MT /
 12の前奏曲(1927-1960) (+) /風景(1941-1960) (+) /パリ万博の思い出(1937) (+) /
 ショパンの主題による変奏曲(1938-1957) (+) /子守歌(1952) (+) /
 内なる印象(1911-1914) /密やかな音楽第1巻-第4巻(1951/1962/1965/1967)
  アドルフ・プラ(P) モンセラト・トゥルエリャ(Ms〔MT終曲〕)
 録音:2002年5月13日-14日、エンリケ・グラナドス音楽堂、リェイダ、スペイン(*)/2009年1月26日、28日-29日(#)、2011年8月31日-9月2日(+)、カン・ロチ・イ・トレス・ホール、サンタ・クロマ・デ・グラメネト、スペイン(#/+) /2012年、未詳(無印)。CD4(無印)のみ初出音源。単売既出: LMG-2050 (*), LMG-2089 (#), LMG-2109 (+) 。
 既発売の3枚に新録音の1枚を加えて全集が完結。[CD 4]の単売はないが、安価な価格設定。
バルセロナの思い出
 フェルナンド・ソル(1778-1839):
  練習曲〔ロ短調 Op.35 No.22 /ニ長調 Op.35 No.17 /ハ長調 Op.6 No.8 〕/
  ソナタ Op.22 〜メヌエット /ソナタ Op.25 〜メヌエット/幻想曲「別れ」
 ジャウメ・ボスク(1826-1895):
  バルセロナの思い出(対話的ワルツ)/鐘の音に(マズルカ)/
  ヴェネチア(感傷的なアンダンテ)/パサカリェ(セレナード)
 フランシスコ・タレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出/涙/哀歌/祈り
 ミゲル・リョベト(1878-1938):アメリアの遺言/盗賊の歌
 エミリオ・プジョル(1886-1980):タンゴ/親密なワルツ/ボレロ(練習曲第37番)
 カルレス・トレパト(1960-):小ワルツ/アイタナのための子守歌
  ミゲル・ハバロイ(G)
 録音:2012年、アルス・ハルモニカ・スタジオ、サバデイ、スペイン。
 バルセロナと関わりの深い作曲家たちのギター作品集。ミゲル・ハバロイはアリカンテ・オスカル・エスプラ音楽院でホセ・トマスに師事したスペインのギター奏者。作曲家カルレス・トレパトは彼の親友とのこと。
フアン・マネン・コレクション
 フアン・マネン
(1883-1971):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1
  イベリア舞曲第2番 Op.A-25 /バラード Op.A-20 /
  スペイン小組曲 Op.A-3 /歌 Op.A-8 No.1 /練習曲 Op.A-8 No.2 /
  イベリア舞曲第3番「カタラユ」 Op.A-36 /愛のロマンス Op.A-48
 カリナ・マツタ(Vn) ダニエル・ブランク(P)
 録音:2012年、カン・ロチ・イ・トレス音楽堂、サンタ・クロマ・デ・グラメネト、スペイン。
 フアン・マネン(カタルーニャ語ではジュアン・マネン)はバルセロナに生まれたヴァイオリン奏者・作曲家。ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしてドイツで成功を収め、パブロ・サラサーテに比肩する存在と称された。カリナ・マツタは2002年にワルシャワのフリデリク・ショパン音楽大学を卒業したポーランドのヴァイオリン奏者。
16、17、18世紀スペインとイタリアの音楽
 フセペ・ヒメネス(1600頃-1672):バタリャ第6旋法 (II) (*)
 アントニオ・デ・カベソン(1510頃-1566):
  「Qui la dira」によるティエント(+) /
  フランスのシャンソン(原曲:ヤコブ・クレメンス・ノン・パパ)(+) /
  Por un plasir(原曲:トマ・クレキヨン)(+) / Para quien crie yo cabellos (+) /
  イタリア風パヴァーヌによるディスカント(+) /
  ミラノ風ガイヤルドによるディフェレンシア
 フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1643):
  メディオ・レヒストロ・デ・ティプレ、de setimo, por de sol de diez y seis (*) /
  単旋律聖歌「 Immaculada Concepcion 」と3つのグロサ(+) /
  ティエント第4旋法、por elami, a modo de cancion, de ocho (*)
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  トッカータ第6番、sopra i pedali, e senza (*) /
  トッカータ第7旋法(+) /カンツォーナ第4番(1637) (*)
 ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):フォリアによる様々なパルティータ(第14番)(+)
 パブロ・ブルナ(1611-1679):ティエント第1旋法、右手のための(*)
 ジュアン・カバニリェス(1644-1712):イタリア風クーラント(+) /パッサカリア第4旋法
 アントニオ・ソレル(1729-1783):テ・デウムのための4つのヴァース(+)
 セバスティアン・
  アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):作品第8旋法アルト、エンサラダ
 ジュゼプ・マリア・マス・イ・ボネト(Org;*以外)
 パブロ・タボアダ・ヒメネス(Org;*)
 ジュゼプ・マリア・マンレサ・アギロ(Vn;+)
 録音:2012年10月26日-27日、聖ミゲウ教会、ビエリャ、カタルーニャ、スペイン。使用楽器:1778年、ジョゼプ&リョレンス・ビセンス兄弟製〔 1985-1993年、ガブリエル・ブランカフォルト修復〕。
 (+)ではオルガンのために楽曲の旋律の一部をヴァイオリン(ピリオド楽器)で演奏するという興味深い試みが成されている。
版画〜ギターのための音楽
 ドビュッシー(1862-1918)/エドゥアルト・サインス・デ・ラ・マサ編曲:月の光
 ドビュッシー/マルガリタ・エスカルパ(1965-)編曲:
  版画〜グラナダの夕べ/ベルガマスク組曲〜月の光/
  前奏曲集第1巻〜遮られたセレナード/前奏曲集第2巻〜ビノの門
 アルベニス(1860-1909)/マルガリタ・エスカルパ編曲:
  スペイン組曲 Op.47 より〔グラナダ/カタルーニャ〕/スペインの歌 Op.232〜コルドバ
 ロドリーゴ(1901-1999):スペインの野辺を通って〜「小麦畑で/祈りと踊り」
 エドゥアルト・サインス・デ・ラ・マサ(1903-1982):
  ハバネラ/トゥールーズ=ロートレックへのオマージュ/迷路
 マルガリタ・エスカルパ(G)
 録音:2010年10月29日-11月1日、聖三位一体教会、ハートフォードシャー、イギリス。
 マルガリタ・エスカルパ(1965年生まれ)はマドリッド王立音楽院で学んだスペインのギター奏者。1990年に初めて彼女の演奏を聴いたアルゼンチン出身の世界的ギタリスト、マリア・ルイサ・アニド(1907-1996)は彼女を「完全無欠のアーティスト」と評した。
LMG-2123
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【注目盤】
17世紀のバルセロナ大聖堂楽長たち
 フランセスク・バリュス(1671頃-1747 /楽長在位:1696-1726)/
  ハビエル・メネンデス&セルジ・カザデムン校訂:
   今日、処女マリアは [Hodie Maria Virgo] (8声と通奏低音のためのモテット)/
   主を畏れる者は幸いなり [Beatus vir] (7声と通奏低音のための詩篇)/
   わが肉を食べる者は [Qui manducat meam carnem] (4声と通奏低音のためのモテット)/
   おお、道を行くすべての者よ [O vos omnes] (4声と通奏低音のためのモテット)
 ジュアン・バルテ(1650頃-1706 /楽長在位:1682-1696)/ハビエル・メネンデス校訂:
  ミサ [Missa] (6声と通奏低音のための)
 マルシア・アルバレダ(?-1673 /楽長在位:1626-1664)/ベルナト・カブレ校訂:
  アヴェ・マリア [Ave Maria] (4声のモテット)/
  来たれ、キリストの花嫁 [Veni sponsa Christi] (4声のモテット)/
  されどわれらはわれらの主イエス・キリストの十字架を誇るべし
   [Nos autem gloriari] (4声のモテット)
 ジュアン・パウ・プジョル(1570-1626 /楽長在位:1612-1626)/イジニ・アングレス校訂:
  死者のためのミサ [Missa pro defunctis](4声のレクイエム)(1614)
 ダビド・マレト指揮フランセスク・バリュス室内cho.
  [マリア・カザドゥ、アナイス・ウリベラス(S) エウラリア・ファントバ、アンナ・バリュス(A)
   ホルヘ・アバルサ、ダビド・モンセラト(T) ジュアン・ガルシア、ネストゥル・ピンダドゥ(B)]

 マリア・クリゾル(Fg) マヌエル・ビラス(ダブルHp)
 ジョルディ・レグアン(ポジティヴOrg)
 録音:2011年11月13日-15日、バルセロナ大聖堂、バルセロナ、スペイン。
 バルセロナ大聖堂の楽長を務めたカタルーニャ人作曲家たちの教会音楽作品をバルセロナ大聖堂で録音した注目盤。プジョルのレクイエムをはじめとする佳曲をヴォーカル・アンサンブル・スタイルで堪能することが出来る。
ロマンティック〜ロマン派のギター
 パガニーニ(1782-1840)/トーマ・ヴィロトー(1985-)編曲:24の奇想曲 Op.1 〜第24番
 ルイージ・レニャーニ(1790-1877):36の奇想曲 より 第1, 2, 7, 8番
 フェルナンド・ソル(1779-1938):悲歌風幻想曲
 ナポレオン・コスト(1805-1883):
  アルプス越え Op.27 /オルナンの谷 Op.17 /オートゥイユの夕べ Op.23
 ルイージ・レニャーニ:幻想曲 Op.19
 メンデルスゾーン(1809-1847)/フランシスコ・タレガ(1852-1909)編曲:舟歌
  トーマ・ヴィロトー(G)
 録音:2013年11月23日-24日、スタジオ・アルス・ハルモニカ、サバデイ、スペイン。
 フランスのギター奏者トーマ・ヴィロトー(1985年生まれ)が2012年スペインのベニカシムで開催されたフランシスコ・タレガ国際ギター・コンクールで優勝した際の副賞として制作されたCD 。
愛の挨拶〜ヴァイオリンとピアノのための名曲集
 エルガー(1857-1934):愛の挨拶 Op.12
 サラサーテ(1844-1908):序奏とタランテラ Op.43 /サパテアド Op.43
 ドヴォルジャーク(1841-1904)/クライスラー編曲:
  2つのスラヴ舞曲〔 Op.46 No.2 / Op.72 No.2 〕
 ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
  スケルツォ・タランテラ Op.16 /華麗なポロネーズ Op.21 No.2
  2つのヴァイオリンのためのサルタレッロ Op.18
 グリーグ(1843-1907)/エミール・ソーレ(1852-1920)編曲:
  朝露 Op.4 No.2 /君を愛す Op.5 No.3 /詩人の心 Op.5 No.2 /森の散歩 Op.18 No.1
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV1006 〜前奏曲
 クライスラー(1875-1962):愛の悲しみ/美しきロスマリン/愛の喜び
 メンデルスゾーン(1809-1847)/ジョゼフ・アクロン(1886-1943):歌の翼に Op.34 No.2
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):熊蜂の飛行
  アーラ・ヴォロンコワ(Vn) ゲラシム・ヴォロンコフ(P)
 録音:2013年12月、スタジオOIDO SL 、バルセロナ、スペイン。使用ヴァイオリン:1600年イタリアのブレシアにて、ジオ・パオロ・マッジーニ(1580頃-1630頃)製、モダーン仕様。
 アーラ・ヴォロンコワはウクライナのキーウ〔キエフ〕に生まれ、モスクワ音楽院とグネーシン音楽大学で学んだヴァイオリニスト。ボリショイ劇場o. 員を務めた後1991年にバルセロナに移住し、2014年現在バルセロナso.のソリスト兼リーダー、リセウ大劇場so.のゲスト・リーダーを務めている。ゲラシム・ヴォロンコフはモスクワに生まれ、モスクワ音楽院で学んだ指揮者・ヴァイオリニスト・ピアニスト。1981年から1990年までボリショイ劇場o.員。1988年にボリショイ室内o.を創設。1991年にアーラ・ヴォロンコワと共にバルセロナに移住し、2014年現在リセウ音楽院教授および同so.指揮者、リセウ大劇場so.指揮者を務めている。
グズマン、カズーラ、カペーリャス:弦楽四重奏曲集
 ジュゼプ・リュイス・グズマン(1954-):
  弦楽四重奏曲「アマデウ・ビベスの記念に」(1994)
 アンナ・カズーラ(1965-):弦楽四重奏曲第1番 Op.7 (1988-1992 /改訂:2002)
 ジョルディ・カペーリャス(1962-):4つの版画(2012)
 テシドSQ [イランチュ・スアスティ、ジュアン・マルソル(Vn)
        ジョルディ・アルメンゴル(Va) シェビエ・ロチ(Vc)
 録音:2013年、アウディトリ・パウ・カザルス、アル・バンドレイ、カタルーニャ州、スペイン。
 カタルーニャの作曲家の弦楽四重奏曲を取り上げたアルバム。
ノウセンティスマ世代、カタルーニャの女性作曲家の歌曲集
 リュイザ・カザジェマス(1873-1942頃): Rierol / Accalmie / Bouquet
 オニア・ファルガ(1882-1936): Cant de la gitana / Ojos claros, serenos / Cantares andaluces
 ブランカ・セルヴァ(1884-1942): Posta de lluna / La Candelera plora / Grill / Cap al tard
 マリア・インフィエスタ(1886-1960頃): Le doux bruit / Où vivre? / Qué es poesia? / Por un beso
 マルガリーダ・ウルフィーラ(1889-1970): Non-non / Cançó d'Abril / El rossinyol
 パキータ・マドリゲーラ(1900-1965): La niña de marfil / Se fue el dia de mi corazón / Aleluya
 ムンサラー・カンプマーニ(1901-1995): Canto de amor / Un asra / Momento / Petit rondell / Filant

 マリア・タレーザ・ガリゴーザ(S) シルヴィア・ビダル(P)
 録音:2014年夏、コンサートホール、パペル・デ・ムジカ、カパリャーダス、カタルーニャ州、スペイン。
 20世紀初めのカタルーニャにおける文化革新運動ノウセンティスマ(Noucentisme)世代の女性作曲家たちを取り上げたアルバム。
LMG-2128
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【注目盤】
フアン・マネン、コレクション CD 2 〜フアン・マネン(1883-1971):
 ヴァイオリン、弦楽合奏とハープのための(室内)協奏曲第2番 Op.A-24 (*) /
 オーボエ協奏曲 Op.A-39 (+)
  カイ・グルースティーン(Vn;*) エドゥアルト・マルティネス(Ob;+)
  シャビエ・プチ指揮室内o.「タラサ48 」
 録音:時期記載なし、市立コンサートホール、タラサ、カタルーニャ州、スペイン。
 フアン・マネン(カタルーニャ語ではジュアン・マネン)はバルセロナに生まれたヴァイオリン奏者・作曲家。ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしてドイツで成功を収め、パブロ・サラサーテに比肩する存在と称された。カイ・グルースティーンはカナダのヴァイオリニスト。2003年以来2015年現在バルセロナのリセウ大劇場so. コンサートマスターを務めており、2003年にはリセウ大劇場室内o. を創設、またカタルーニャ高等音楽学校教授に就任した。
 LMG-2120「フアン・マネン:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1」の続編だが、シリーズ名を改めヴァイオリン作品以外にも拡大したようだ。
LMG-2129
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【注目盤】
カタルーニャ語、弦楽四重奏で「冬の旅」
 シューベルト
(1797-1828)/ブロサ弦楽四重奏団編曲:
  連作歌曲「冬の旅」 [Viatge d'hivern](カタルーニャ語訳、弦楽四重奏伴奏版)
 〔Bona nit / El penell / Llàgrimes glaçades / Enravenament / El til-ler / Torrent / Al riu /
  Mirada enrere / Foc follet / Repòs / Somni de primavera / Solitud / El correu / Cabells blancs /
  La gralla /Última esperança / Al poble / Matí de tempesta / Miratge /
  El senyal del camí / L'hostal / Coratge / Els sols fantasma / El músic errant 〕

 ジュディ・ネデルマン(歌) ブロサSQ
  [アレシュ・プチ、ペレ・バルトゥルメー(Vn)
   インマ・リュク(Va) キク・プジェス(Vc)
 録音:2014年4月、アスパイ・ソノー・ムントリウ、ムントリウ・ダ・サガラ、リェイダ県、カタルーニャ州、スペイン。
 ブロサ弦楽四重奏団がカタルーニャのシンガーソングライター、ジュディ・ネデルマン(1991年生まれ)を招いてコラボレートしたプロジェクト。
アルベルト・ギノバルト(1962-):
 クリスマス・キャロル(チャールズ・ディケンズの小説に基くダビト・ピントゥの歌詞による)/
 クリスマス組曲
 ジュゼプ・ビラ合唱指揮グラヌリェース楽友協会児童cho.
 トマス・グラウ指揮カメラ・ムジケo.
 録音:2014年1月10日-12日、フランセスク・タラファ・ホール、グラヌリェース、カタルーニャ州、スペイン。
 カタルーニャの作曲家ギノバルト(カタルーニャ語ではギヌバルト)が児童合唱と管弦楽のために書いたクリスマス音楽。
暗闇の中の光〜ジャン=セバスティアン・ベロー(1934-):作品集
 君が希望だ、夜明けに [Tu és a esperança, a madrugada]
  (ピアノ、チェロ、トランペット、テノールと吹奏楽団のための)(2010)
  [アナ・テレス(P) ネルソン・フェレイラ(Vc)
   カルロス・ヴィトリーノ(Tp) カルロス・モンテイロ(T)
   ジャン=セバスティアン・ベロー(音楽監督)リスボン音楽院吹奏楽団]/
 イルザの歌 [Le chant d'Ilsa] (声〔Ms〕、ピアノ、フルート、クラリネット、
   ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープ、マリンバと打楽器のための)(2012)
  [ジャン=セバスティアン・ベロー(音楽監督)リスボン現代音楽グループ]/
 ル・ボワ・ド・シーズで [Au Bois de Cise]
  (ピアノ、打楽器とダブルリード楽器アンサンブルのための)(2012)
  [アナ・テレス(P) フランシスコ・セケイラ(Perc) ジャン=
    セバスティアン・ベロー(音楽監督)アンサンブル・パリェタス・ドゥプラス]/
 最後のドアへ [A última porta] (ピアノ四手連弾と管弦楽のための)(2011)
  [アナ・テレス&カンディード・フェルナンデス(P)
   ジャン=セバスティアン・ベロー(音楽監督)ベイラスpo.]
 録音:すべて時期記載なし、ヴィアナ・ダ・モッタ・コンサートホール、リスボン高等音楽学校、リスボン、ポルトガルサロン・ノブレ、リスボン国立音楽院、リスボン、ポルトガル学長講堂、アヴェイロ大学、アヴェイロ、ポルトガル。
 ジャン=セバスティアン・ベローはフランスの作曲家・指揮者・指揮法教師。パリ音楽院指揮科教授を務めた。
エスペリア〜アンナ・カズッラ:ピアノ作品集
 エスペリア [Hespèria] Op.5 (2002) /エヴォラ [Évora] Op.49 (2011) /
 4つのエボカシオン [Quatre Evocacions] Op.8 (1995) /
 詐欺 [Farsant] Op.28 (2006) /機微 [Subtileses] Op.48 (2011)
  アルベルト・ニエト(P)
 録音:データ記載なし。
 アンナ・カズッラはバルセロナ音楽院でジュゼプ・スレ(Josep Soler; 1935-)に師事したカタルーニャ、スペインの作曲家・音楽学者・音楽教育者。
フアン・マネン・コレクション CD3 「合唱作品集」〜フアン・マネン(1883-1971):
 イベリアの3つの歌 [Tres Cançons Ibèriques] (女声合唱とピアノのための) Op.A-12 (+)
   〔 Xarmangarrira zera(バスク民謡)/ Fuíme a la pola por vino(アストゥリアス民謡)/
    魅惑する山々 [Muntanyes regalades](カタルーニャ民謡)〕/

 恋する騎士 [El cavaller ebamorat]〔アンジャル・クルメ(1915-2001)編曲(アダプテーション)〕/
 カニグーの山々 [Muntanyws del Canigó] Op.A-28 /すずめ [El pardal] Op.A-28 /
 2つの道 [Els dos camins] Op.A-47 /モンセラート山 [Muntanya de Montserrat] Op.A-47 /
 小さな夫 [El petit maridet]
  (おどけた主題による混声合唱、ソプラノと童声のための変奏曲) Op.A-34 (*)
   〔主題と展示 [Tema i exposició] /小さな夫 [El petit maridet] /ベッド [El llit] /
    ノミ [Les puces] /猫 [El gat] /鶏小屋 [El galliner] /火災 [El foc] /戦争 [La guerra] /
    洪水 [La riuada] /鐘 − フィナーレ[El campaner - Final] 〕

 アンジャルス・バラガロ(S;*) ビエル・ジャルディ(童声;*)
 シャビエ・パストラナ指揮リーダー・カメラ(cho.) ダニエル・ブランク(P;+)
 録音:2014年7月12日-13日、ガブリエル・ファラテル高等学校、レウス、タラゴナ県、スペイン。
 フアン・マネン(カタルーニャ語ではジュアン・マネン)はバルセロナに生まれたヴァイオリン奏者・作曲家。ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしてドイツで成功を収め、パブロ・サラサーテに比肩する存在と称された。カイ・グルースティーンはカナダのヴァイオリニスト。2003年以来2015年現在バルセロナのリセウ大劇場so. コンサートマスターを務めており、2003年にはリセウ大劇場室内o. を創設、またカタルーニャ高等音楽学校教授に就任した。
 マネン・コレションの第3巻は、聴く機会がまったくなかった彼の合唱曲。シャビエ・パストラナは1977年カタルーニャ、スペインのタラゴナに生まれた合唱指揮者・作曲家。合唱指揮をピエール・カオに、作曲をマネル・ウルトラに師事。
フランセスク・バリュスとカール大公の音楽
 フランセスク・ヴァリュス(1653-1713):おお、栄光の王 [O Rex Gloriae]
 アルカンジェロ・コレッリ(1670-1736):3声のソナタ
 フランセスク・ヴァリュス:カルメルの花 [Flos Carmeli]
 アントニオ・カルダーラ(1670-1736):ソナタ Op.2 No.1
 フランセスク・バリュス:キリストは助ける [Christus assistens]
 フランチェスコ・ニジェッティ(1603-1681):シンフォニア
 フランセスク・バリュス:鹿が谷川の水を求めるように [Quamadmodum desiderat]
 アンジェロ・ラガッツィ(1680-1750):3声のソナタ ニ短調
 フランセスク・バリュス:言葉を受けよ [Suscipe verbum]
 ジョヴァンニ・マリア・カペッリ(1648-1726):2つのヴァイオリンのためのソナタ
  ウルリケ・ハラー(S) セルジ・カザダムン、
  ヌヌ・メンダス(ディレクター) ギリャミ・コンソルト
   [ヌヌ・メンダス、マリチェイ・ティアナ、ウリア・パラウ(Vn) ペプ・ボラス(Fg)
    グイード・イオッティ(Cemb/Org) イゴル・ダヴィドヴィチ(アーチリュート)
    アンナ・カザダムン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)]
 録音:2014年4月、アスパランサ礼拝堂、バルセロナ、スペイン。
 フランセスク・バリュス(バユス、バイス)はバルセロナに生まれ、1696年から1726年までバルセロナ大聖堂楽長を務めた作曲家。ヨーロッパ諸国を巻き込んだスペイン継承戦争(1701-1714)においてカタルーニャはカール大公(1685-1740)を支持。カール大公は1705年バルセロナに入り、主にナポリから優秀な音楽家を招き宮廷楽団を創設、イタリア音楽をカタルーニャに広めることとなった。この時期にバリュスがイタリア音楽の影響を受けて書いた独唱のための教会音楽作品とカタルーニャに持ち込まれたイタリアの器楽作品が当アルバムのプログラムとなっている。
 ウルリケ・ハラーはイタリアのメラーノ(南チロル地方)に生まれたソプラノ。2004年以来2015年現在バルセロナを本拠に活躍している。
例外〜現代スペインのギター音楽
 シャビエ・ムンサルバジャ〔ハビエル・モンサルバチェ〕(1912-2002):
  3つの架空のファド(2000)〔モーラリアのファド/レジェイラのファド/シアードのファド〕
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌(1920)
 ロベルト・ジェラルド(1896-1970):幻想曲(1957)
 ホアキン・トゥーリナ(1882-1949):ラファガ〔疾風〕 Op.53 (1930)
 アグスティ・チャルラス[チャルレス](1960-):妖精の飛翔(1996)
 セサル・カマレロ(1962-):ソロ(1996)
 マウリシオ・ソテロ(1961-):かなわぬ恋(1996)
 バネ・カザブランカス(1956-):ギターのための3つの小品(2013)
 ホセ・マリア・サンチェス=ベルドゥ(1968-):フリーデナウの帳面(1998)
 アルベルト・カレテロ(1985-):ウード(2015)
  ペドロ・ロハス・オガヤル(G)
 録音:2015年9月14日-17日、ロレートの聖母礼拝堂、エスパルティナス、セビリャ県、スペイン。
 オーケストラに加わることもなく、クラシック音楽史においてある種「例外的な楽器」であったギターにスペインの作曲家たちが取り組んできた約100年を「同時代」と捉えたアルバム。ペドロ・ロハス・オガヤルはスペインのハエン(アンダルシア)に生まれたギター奏者。セビリャのマヌエル・カスティリョ音楽院でアントニオ・ドゥロに師事した後、マラガでマルコス・ソシアスに、ベルリンでノラ・ブッシュマンに師事。
LMG-2136
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(2CD)
【注目盤】
「若気の至り」〜アリシア・デ・ラローチャ(1923-2009):ピアノ・室内楽・声楽作品集
 [ピアノのための作品]
  春(1940) /いたずら(1943) /招待(1940) /アイグアブラバ(1942) /パヴァーヌ(1942) /
  捧げもの(1944) /スケルツォ(1941) /即興曲(1942) /悲しいメヌエット(1943) /
  ホタ(1937) /散歩(1941) /遊び(1942) /子供の夢(1941) /マズルカ(1938) /
  シューマンへのオマージュ(1941) /組曲(1939)
 [弦楽器とピアノのための作品]
  チェロとピアノのためのロマンス(1936) (+) /
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1940)(*)
 [独唱とピアノのための作品](#)
  二重の愛の歌(1946) /マイタ(1943) /私の人生は荒野だ(1949) /
  悲しい、とても悲しい(1942) /私は復讐された(1942) /今日私は神を信じる(1942) /
  こんな人生、こんな終わり(1942) /二つの恐怖(1942)
 [ピアノのための作品]
  アレグロ 嬰ニ短調(1940) /バラード(1942) /ブルレスク(1942) /ノヴェレッテ(1942) /
  練習曲(1942) /前奏曲(1953) /コラール(1930) /緩やかな行進曲(1942) /舞曲(1942) /
  無言のロマンス(1942) /集会(1947) /古いソナタ(1941) /音楽の小箱(1931) /
  インヴェンション第1番-第10番(1939)
 マルタ・サバレタ(P;#以外) アーラ・ヴォロンコワ(Vn;*)
 ペーター・シュミット(Vc;+)
 マルタ・マテウ(S;#) アルベルト・ギノバルト(P;#)
 録音:2015年、アルベルト・ムラレダ・スタジオ、スペイン。
 20世紀を代表するスペインの名ピアニストであるアリシア・デ・ラローチャは幼少期から作曲を行っていた。それはピアノ独奏曲のみならず室内楽や歌曲にも及んでおり、10代終盤に最も多産な時期を迎えていたようだ。当盤にはラローチャが7歳の時(1930年)から30歳(1953年)までに書いた未出版作品が収められている。ラローチャ自身はそれらの作品を自分の楽しみのために書いた「若気の至り」(Pecados de juventud)と話していた、と娘のアリシア・トレ・デ・ラローチャ氏がブックレットに一文を寄せており、それがアルバム・タイトルとなっている。マルタ・サバレタはラローチャに師事したスペインのピアニスト。
ジプシーの歌〜ヴァイオリンとギターのための音楽
 サラサーテ(1844-1908)/セルジ・ビセンタ編曲:
  ツィゴイネルワイゼン Op.20 /アンダルシアのロマンス Op.22 No.1 /
  祈り Op.23 No.1 /サパテアド Op.23 No.2 /序奏とタランテラ Op.43
 ヘスス・デ・モナステリオ(1836-1903)/セルジ・ビセンタ編曲:アルハンブラへの別れ
 ファリャ(1876-1946)/セルジ・ビセンタ編曲:
  バレエ「恋は魔術師」〜情景と鬼火の歌/
  スペイン民謡組曲(7つのスペイン民謡 より)/歌劇「はかなき人生」〜舞曲
 アーラ・ヴォロンコワ(Vn) セルジ・ビセンタ(G)
 録音:2015年12月、サンティル・スタジオ、バルセロナ、カタルーニャ、スペイン。
 アーラ・ヴォロンコワはウクライナのキーウ〔キエフ〕に生まれ、モスクワ音楽院とグネーシン音楽大学で学んだヴァイオリニスト。ボリショイ劇場o. 員を務めた後1991年にバルセロナに移住し、2016年現在バルセロナso. のソリスト兼副コンサートマスター、リセウ大劇場so. のゲスト・コンサートマスターを務めている。セルジ・ビセンタはバルセロナのリセウ音楽院のギター教師で、バルセロナ・ギターo. の創設者・指揮者。
LMG-2138
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【注目盤】
フアン・マネン・コレクション〜
 フアン〔ジュアン〕・マネン
(1883-1971):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.2
  奇想曲第1番 Op.A-14 /哀歌(スペイン協奏曲) Op.A-7 /悲歌 Op.25 /
  奇想曲第2番 Op.A-15 /ロマンティカ Op.7 /ホタ「アラゴン」 Op.33 No.1 /
  奇想曲第3番(カタラン) Op.A-33 /神秘的なロマンス Op.A-46 /
  間奏曲 Op.A-40 /舞曲第1番 Op.A-25
  カリナ・マツタ(Vn) ダニエル・ブランク(P)
 録音:2015年1月、2016年3月、アリシア・デ・ラローチャ・ホール(Sala 4)、アウディトリ、バルセロナ、カタルーニャ、スペイン。
 フアン・マネン〔カタルーニャ語ではジュアン・マネン〕はバルセロナに生まれたヴァイオリン奏者・作曲家。ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしてドイツで成功を収め、パブロ・サラサーテに比肩する存在と称された。カリナ・マツタは2002年にワルシャワのフリデリク・ショパン音楽大学を卒業したポーランドのヴァイオリン奏者。
LMG-2139
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【注目盤】
18 & 19世紀、5コース・ギターのための音楽
 アントワーヌ・ド・ロワイエ(1768-1852):ギターのための大ソナタ Op.12 (1799)
 サルバドル・カストロ・デ・ヒスタウ(1770頃-?):ギターのための2つのアリアと変奏曲 Op.7
  (パリで出版)〜メヌエット・アファンダンガード
 シャルル・ドワジー(?-1806頃):
  ギターのための3つのソナタ(1800頃、パリで出版)〜第2番
 フアン・デ・アリスパコチャガ(1800頃):ギター曲集第1巻 Op.11(パリで出版)〜アレグロ
 F.F〔フェルナンド・フェランディエレ(1740頃-1816頃)?〕:
  ギターのためのいくつかの小品集 Op.4(パリで出版)から〔アンダンテ/ロンド〕
 ピエール・ジャン・ポロ(1750-1831):
  ギターのための新しい贈り物 Op.4(1784、パリで出版)〜ギター独奏のためのソナタ
 アントワーヌ・ド・ロワイエ:
  ギターのための6つの練習曲 Op.27 から〔第1練習曲 /第2練習曲〕
 トーマス・シュミット(5コースG)
 録音:2015年4-5月、スタジオ・イスラ・ブランカ、ナバセラダ、マドリッド県、スペイン。使用楽器:1992年、ホセ・アンヘル・エスペホ製、マドリッド(モデル:ストラディヴァリウス製)。
 5コース複弦のギターは後世バロックギターと呼ばれ、19世紀に6コース短弦のギターにその座を奪われたと言われているが、実際には19世紀に入ってからも5コース複弦ギターの人気は簡単に廃れることはなかったようだ。トーマス・シュミットはウィーン大学でコンラート・ラゴスニヒに師事したギター奏者・音楽学者。パリで出版されたフランスとスペインのコンポーザー=ギタリストたちの作品が選ばれたアルバムは学究肌の彼ならではのものであり、解説ももちろん自身で執筆している。
グロリア・ビリャヌエバ(1953-):
 ギターと管弦楽のための協奏的幻想曲「フラッシュバック組曲」(*) /
 管弦楽のための「パラドックス」
  ジュアン・アントニ・マルティネス(G;*)
  ジョルディ・ピッコレッリ指揮ソフィア・フィルムo.
 録音:2015年10月31日、11月1日、ブルガリア国営放送コンサートホール、ソフィア、ブルガリア。
 グロリア・ビリャヌエバはバルセロナ生まれの作曲家。ギター、ピアノ、室内アンサンブル、管弦楽のための作品を数多く作曲している。
反響と共鳴〜クロード・エルフェへのオマージュ
 ドビュッシー(1862-1918):映像第1集〔水の繁栄/ラモーを称えて/運動〕
 ミゲル・ファリアス(1983-):組曲「H」/練習曲 9-12
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻から〔野を渡る風/西風の見たもの〕/
        前奏曲集第2巻から〔霧/月の光が降り注ぐテラス〕
 マリア=パス・サンティバニェス(P)
 録音:2016年、スタジオ・セクエンツァ、モントルイユ、フランス。
 フランスの名ピアニスト、クロード・エルフェ(1922-2004)の晩年に彼の教えを受けたチリのピアニスト、マリア=パス・サンティバニェス(1968年生まれ)が師に捧げたアルバム。ミゲル・ファリアスはベネズエラに生まれ、フランスとスイスで学んだ作曲家。
LMG-2142
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【注目盤】
ペラ・アルベルク・ビラの宗教的マドリガーレとヨーロッパのルネサンス音楽
 ペラ・アルベルク・ビラ(1517-1582): O Virgen sancta (*)
 アスカニオ・マヨーネ(1570-1627): In nomine
 バルトロメウ・カルセレス(確認できる活躍期:1546年頃): Pavane "La Trulla"
 アントニオ・デ・カベソン(1510-1566): De tous celà
 ペラ・アルベルク・ビラ: O Reyna sobrerana (*)
 ウスターシュ・デュ・コロワ(1549-1609): Une jeune fillette
 ティルマン・スザート(1510頃-1570頃): De mon malheur
 マテウ〔マテオ〕・フレチャ(老)(1481-1553): Bella de Vos
 ペラ・アルベルク・ビラ: Pasqua e flores (*)
 ジャウマ・プジョル(16世紀): Recercasa
 ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ(1510頃-1555頃): Souterliederkens
 ペラ・ジュアン・アルドゥマル(確認できる活躍期:1506頃): Dy pastorcio
 ペラ・アルベルク・ビラ: Con voz llorsa (*)
 フランシスコ・ゲレロ(1528-1599): Si la noche hace escura
 ペラ・アルベルク・ビラ: Tiento XXXIX
 マテウ〔マテオ〕・フレチャ(若)(1530-1604): Di Dí in Dí
 ペラ・アルベルク・ビラ: Quando yo vi (*) / Tiento XXXVIII
 ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃): Ave maris stella
 ジャンドメニコ・ダ・ノーラ(1510頃-1592頃): Chi la gagliarda
 ペラ・アルベルク・ビラ: Vanse los dias (*)
 ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561): Fantasia
 ペラ・アルベルク・ビラ: Lamento
 フランシスコ・デ・ラ・トレ(1460頃-1504頃): Dança Alta "La Spagna"
 ペラ・アルベルク・ビラ: Levanta'l coraçón (*)
 エウラリア・ファントバ(Ms;*)
 セルジ・カザダムン〔カサデムント〕
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ[ソプラノ、テナー、バス])
 アンナ・カザダムン〔カサデムント〕(ヴィオラ・ダ・ガンバ[テナー、バス])
 マルク・デ・ラ・リンダ(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 シャビエ・プエルタス(ヴィオローネ) スタニスラス・ジェルマン(ビウエラ)
 イニャキ・ダ・ラ・リンダ(Perc) ジュアン・サギ(ポジティヴOrg/Org)
 録音:2016年5月、望徳の聖母礼拝堂、バルセロナ、カタルーニャ、スペイン。
 ペラ・アルベルク・ビラはカタルーニャのビラに生まれた作曲家・オルガン奏者。1536年から没するまで長年バルセロナ大聖堂のオルガニストを務めた。
LMG-2143
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【注目盤】
グラナドス(1867-1916):
 ゴイェスカス〔愛の言葉/窓辺の語らい/燈し火のファンタンゴ/
          嘆き、またはマハとナイチンゲール/愛と死/エピローグ(幽霊のセレナード)〕/

 わら人形(ゴイェスカスへの補遺)
  マルタ・サバレタ(P)
 録音:2016年6月、アルベルト・ムラレダ・スタジオ、ラ・ガリガ、カタルーニャ、スペイン。
 マルタ・サバレタはドミニク・メルレ(パリ音楽院)、ドミトリー・バシュキーロフ(ソフィア王妃高等音楽院、マドリッド)、アリシア・デ・ラローチャ(マーシャル・アカデミー、バルセロナ)に師事したスペインのピアニストで、2016年現在マーシャル・アカデミー院長および Misikene (バスク地方高等音楽院)教授。ラローチャ直伝のグラナドスを堪能出来る。
鳥と音楽〜フルートとオルガンで
 ジョアネス・ドンジョン(1839-1912):ナイチンゲール(*)
 ジョン・フレデリック・ランプ(1703-1751):かっこう協奏曲(*)
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):オルガン・ソナタ K.255
 ジュール・ムーケ(1867-1946):パンの笛 Op.15からパンと鳥(*)
 フランツ・ドップラー(1821-1886):森の小鳥(牧歌) Op.21 (*)
 ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):かっこうによるカプリッチョ
 フランソワ・クープラン(1668-1733):
  恋するナイチンゲール〔恋のうぐいす〕(*) /哀れなうぐいす(*) /勝ち誇るうぐいす(*)
 アントニオ・ソレル(1729-1783):オルガン・ソナタ R.108
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  フルート協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」 Op.10 No.3, RV.428 (*)
 エルネスト・ケーラー(1849-1907):ナイチンゲール・ポルカ(*)
  マルク・ファレ(Fl;*) ジュアン・カスティリョ(Org)
 録音:2015年7月6日-7日、サラ・カザリャクス、ラ・ガリガ、カタルーニャ、スペイン。
 マルク・ファレは1974年スペイン、カタルーニャのテラサに生まれ、バルセロナ市立高等音楽院で学んだフルート奏者。
四月は栄え〜ラファエル・ファレ(1911-1988):歌曲集
 L'abril ha florit (1936) / Canĉó eròtica / Impromptu / Matinal / Vil-la /
 Romança sense paraules / Per Sant Mique / Sol solet / Repòs matinal /
 El noi de l'Ave Maria / Idylle sur les branches / Lua de vrau / Píllaras /
 Balada de los tres ríos /
 Las canciones de las soledades
  〔 Soledad para estar con el lirio! / Silencio del alta mar! / Porque amo tanto el amarte 〕/

 Intents(ピアノのための)〔 Intent 第1番/ Intent 第2番/ Intent 第3番/ Intent 第4番 〕/
 Foixanes
  〔 Seguir, de nit, la mar, de punta a punta / Ah! Si amb levites de verda llustrina /
    Feu, Senyor Déu, el meu treball més dur / Al sol eixit, en dia riallós /
    A l'erm obac bastim casal i erola / Si pogués acordar Raó i Follia (フランセスク・グズマン編曲) 〕

 L'abril ha florit (1987)
  ジュリア・ファレス=リュンゲラス(Ms) ダニエル・ブランク(P)
 録音:2016年3月-5月、テアトラ=アウディトリ、サン・クガ・ダル・バリェス、カタルーニャ、スペイン。
 ラファエル・ファレはスペイン、カタルーニャのサン・サロニに生まれた作曲家・ヴァイオリン奏者・指揮者。クラシカル音楽の他、映画音楽、アニメーションのサウンドトラック、カタルーニャの民俗楽器楽団コブラのための音楽、民俗舞踊サルダナの音楽等幅広いジャンルに作品を残した。
ギターのための現代スペイン音楽
 ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ(1961-):
  暗闇のバンデリリャ [Banderillas de Tiniebla] /
  四月の定期市 [Feria de Abril]
 ジャウマ・トゥレン〔ハイメ・トレント〕(1953-):
  ベンジャミン・ブリテンへのオマージュ [Hommege an Benjamin Britten] /
  夢 [Traum] /悲歌 [Elegie] /スケルツォ・バーバリアン [Scherzo Barbarian]
 アンドレス・バッティスタ(1937-):
  ヘネラリフェ [Generalife] /タルタネロス [Tartaneros] /
  ジプシー娘 [Gitanilla] /アンティリャス諸島の味 [Sabor antillano]
 ホルヘ・フェルナンデス・ゲラ(1952-):ケデム [Kedem]
 アグスティン・カスティリャ=アビラ(1974-):
  前奏曲と後奏曲 [Preludio y Postludio] /11 [Once]
 デトレーフ・ボルク(G)
 デトレーフ・ボルクは1937年ドイツのキールに生まれたギター奏者。佐々木忠、カルロス・ボネル他にクラシカル・ギターを師事した後、スペインでアンドレス・バッティスタ、ルイス・マラビリャ等のもとでフラメンコ・ギターを習得。以来、クラシカルとフラメンコの両分野で活躍している。
ジョルジェ・ペイシーニョ(1940-1995):室内楽作品集
 クラリネット、ピアノと打楽器のための「シビラの歌 [Canto da Sibila] 」(1976) /
 アルトフルート、チェレスタと打楽器のための「連続 [Sequência] 」(1964) /
 地中海 [Mediterrânea] (1991) /
 フルート、ギター、ピアノと打楽器のための
  「Aのためのセレナード [Serenata per A] 」(1981)
 リスボン現代音楽グループ
 ジョルジェ・ペイシーニョは20世紀後半のポルトガルを代表する作曲家の一人。
カタルーニャ&バレンシア派のピアニストたちの歴史的録音集
 アルベニス:即興曲第1番−第3番(*)
  イサーク・アルベニス(1860-1909) 録音:1903年
 グラナドス:スペイン舞曲第7番/同第10番(*)/「ペレーレ」による即興曲
 D.スカルラッティ:ソナタ変ロ長調
  エンリク(エンリケ)・グラナドス(1867-1916) 録音:1912年、バルセロナ
 リスト:ハンガリー狂詩曲第13番イ短調
 ワーグナー:イゾルデの死
 ショパン:ワルツ Op.64 No.2(*)
 ホアキン・マラッツ:スペインのセレナード(一部分)(*)
  ホアキン・マラッツ(1872-1912) 録音:1903年
 グリーグ:ノルウェー舞曲 Op.35 No.2
  フランク・マーシャル(1883-1959) 録音:1907年
 グラナドス:嘆き、またはマハとナイチンゲール
 アルベニス:セビリャ
  ジョセプ(ホセ)・イトゥルビ(1895-1961) 録音:1934年
 グラナドス:スペイン舞曲第7番/同第9番/同第10番(*)/同第11番
  ギリェン・カセス(1899-1961) 録音:1925-1936年
 ラ・マ・デ・ギード・レーベルの主宰者リョレンス・バルザックによる復刻。ボーナス・トラックとして(*)印の未修復音源が収録されている。
 多くはVAI AUDIOから出ている「カタルーニャのピアノの伝統」(VAIA-1001)に含まれているが、最後のカセスの録音は、おそらく初CD化ではないかと思われる。
トルドラ、マッシア、マネン(ヴァイオリン)〜歴史的録音集
 トルドラ:
  Soneti de la rosada/アヴェ・マリア/Les birbadores/五月への祈り
  エドゥアルド・トルドラ(1895-1962)
  エンリケータ・ガレータ(P) 録音:1931-1932年、バルセロナ
 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス〜ベネディクトゥス
  エドゥアルド・トルドラ リュイス・ミレット指揮ほか
  録音:1927年7月、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ「春」Op.25
 J.S.バッハ:アダージョ・マ・ノン・トロッポ
  (ヴァイオリン・ソナタ第3番より?)
  ジョアン・マッシア(1890-1969)
  ブランシュ・セルヴァ(P) 録音:1928-1930年
 マネン:リート
 サラサーテ:ホタ・アラゴネーサ
  ジュアン・マネン(1883-1971) 録音:1936年?
 サラサーテ/マネン編曲:アンダルシアのセレナード Op.28
 シューベルト:バガテル集 Op.13〜Abella
  ジュアン・マネン
  録音:1954年1月14日、ラジオ・バルセロナ、トレスキ・スタジオ
 ラ・マ・デ・ギード・レーベルの主宰者リョレンス・バルザックによる復刻。
 マッシアの「春」は先にMALIBRANから復刻されていた(CDRG-177、ピアニストのセルヴァがメイン)。また、「思い出」で知られるトルドラの自作自演は他レーベルでの発売があったようだが、この2つを除いた残りはおそらく初CD化(初発売もあり?)ではないかと思われる。ジュアン・マネン(マネン)は当時神童として知られた人で、幾つかのオペラを含む作曲も行なったが、現在ではほぼ忘れられている。復刻も殆ど存在せず、非常に貴重。
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002)/
 ハイメ・アバド編曲:
  黒人の3つの歌/子守歌/
  ポスタルス・イリュミナーデス
 ジョルディ・コディーナ編曲:
  2つの交響的舞曲/トリプティク・インディア
レオ・ブローウェル:
  トッカータ/雨の降るキューバの風景/
  キューバの風景とルンバ
バルセロナ・ギターQ
 [フランセスク・パレージャ、
 ハイメ・アバド
 M.テレサ・フォルケ
 ジョルディ・パレデス(G)]
 録音:2002年7月25-26日、バルセロナ、エスペランサ礼拝堂。グロッサ・レーベルのヌーヴェル・ヴィション・シリーズ風スリップケース仕様。
フェルナンド・ロペス・グラーサ(1906-1994):
 ギター作品全集

 ソナティナ/パルティータ/前奏曲とバレット
 4つの小品/3つの小奇想曲(フルートとギターのための)(*)
パウロ・アモリン(G)
ジョアン・ペレイラ・
 コウティーニョ(Fl;*)
 ロペス=グラーサは20世紀ポルトガルを代表する作曲家の一人。
フェルナンド王のためのリサイタル〜
 フルートとピアノのためのリスボン王立音楽院の音楽

 ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):
  ヴェルディの「マクベス」による幻想曲 Op.47
 テオバルト・ベーム(1794-1881):
  アルプスの思い出(アンダンテ・パストラーレ)Op.31 No.5
 A.マテュー・ライヒェルト(1830-1870):
  憂鬱な幻想曲 Op.1
 エルネスト・ヴィエイラ(1848-1915):
  フルートとピアノ伴奏のための協奏曲
ジョアン・
 ペレイラ・コウテューニョ(Fl)
ジョゼ・ボン・デ・ソウザ(P)
 録音:2004年12月28-30日、リスボン国立音楽院。
ジョルジェ・ペイシーニョ(1940-1995):
 メタ=フォルモゼス、またはバスクラリネット協奏曲
 (バスクラリネット、フルート、ピッコロ、
   クラリネット、トランペット、ハープ、ギター、
    ヴィオラとチェロのための;1985)(*)/
 軽いヴェールが覆う…
 (ソプラノ、フルート、ヴィオラ、ハープと
   マリンバのための;1981)(+)/
 「…沈黙のバラ/時の川」
  (フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
    ハープのための;1994)(*)/
 マリアーナへの哀歌(メゾソプラノ、フルート、
  クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、
   ヴィオラとチェロのための;1994)(+)
クリストファー・
 ボッホマン指揮(*)
ジョアン・
 パウロ・サントス指揮(+)
リスボン現代音楽グループ
 録音:2005年12月26-27日、2006年4月10-11日、リスボン国立音楽院、サロン・ノブレ。
 ジョルジェ・ペイシーニョはリスボン近郊のモンティージョに生まれたポルトガルの作曲家。ピアニスト、指揮者、教育者、著述家でもあり、ポルトガルの現代音楽の国際的普及に尽力した。
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):同声合唱によるポリフォニー教会音楽
 おお、聖なる宴よ[O Sacrum convivium -Mens impletur gratia](モテット)/
 二人のセラフィムが[Duo seraphim -Tres sunt](モテット)/
 マニフィカト第7旋法第2番[Magnificat Septimi toni No.2]/
 われは信じたり[Credidi](詩篇115)/われ主に感謝せん[Confitebor](詩篇110)/
 主をたたえよ、僕らよ[Laudate pueri](詩篇112)/
 主をおそれる者は幸いなり[Beatus vir](詩篇111)/
 めでたし、殉教者たちの花よ[Salvete flores martyrum -De innocentibus](賛歌)/
 極悪なる商人ユダは[Judas mercator pessimus](レスポンソリウム)/
 暗くなりて[Tenebrae factae sunt](レスポンソリウム)/
 不敬の者はイエスを引き渡し[Jesum tradidit impius](レスポンソリウム)/
 おお、道行くすべての者よ[O vos omnes](レスポンソリウム)/
 マニフィカト第6旋法第2番[Magnificat Sexti toni No.2]/
 主よ、われは値せず[Domine non sum dignus -Miserere mei](モテット)/
 おお、天の王を[O Regem caeli -Natus est nobis](モテット)
  ホセ・ルイス・ビセンテ指揮リュイス・ヴィク・ヴォカーリス
  [ペドロ・カストロ、イグナシ・デ・レケリカ、ヘスス・ルイス・デ・センサーノ、
   ビセンテ・アブリル、サンティアゴ・アブリル、リカルド・サンフアン(T)
   マルク・ソラーノ、ホセ・ルイス・ビセンテ、アントニオ・サブーコ、
   ルイス・ビセンテ、シモ・マルティ、イグナシ・マルティ(B)]
 録音:2005年5月7-9日、スペイン、バレンシア大学サピエンシア礼拝堂。
 テノールとバスのみの男声合唱による演奏。地中海地域の教会で行われてきた、童声や男性ファルセットを用いない演奏習慣に則っている。
ジョルジェ・ペイシニョ(1940-1995):室内楽作品集
 Remake(フルート、チェロ、ハープとピアノのための)(1985)(*)/
 Deux Pièces Meublées
  (フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとハープのための)(1988)(*)/
 Coração Habitado
  (メゾソプラノ、フルート、チェロとピアノのための)(1966)(+)/
 Welkom(ヴァイオリンとヴィオラのための)(1972)/
 Floreal
  (フルート、バスクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、ハープとチェレスタのための)(1992)(#)
 ハープと器楽アンサンブルのための協奏曲(ハープ独奏、フルート/ピッコロ、
  クラリネット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノと打楽器のための)(1995)(+)

 クリストファー・ボックマン指揮(*) ジョアン・パウロ・サントス指揮(+)
 ジャン=セバスティアン・ベロー指揮(#) リスボン現代音楽グループ
 録音:2009年11月-2010年1月、リスボン国立音楽院、サロン・ノブレ。
 ジョルジェ・ペイシニョはリスボン近郊のモンティージョに生まれ、ノーノ、ブーレーズ、シュトックハウゼンらに師事。20世紀後半のポルトガルにおける最も重要な作曲家の一人。
モーリス・オアナ(1913-1992):12の解釈法練習曲(1982/1984-1985)
 第1集〔自由なカデンツァ/並行の動き/音槐/左手のみ/五度/第3ペダル〕/
 第2集 から〔七度/二度/自由な対位法/九度〕
  マリア・パス・サンティバニェス(P)
 録音:2009年12月-2010年9月、セクエンツァ・スタジオ、モントルイユ(フランス)。


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