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HUNGAROTON


価格帯記載無し[通常CD]:1CDあたり¥2700(税抜¥2500)

価格帯B[廉価盤]:1CDあたり¥2376(税抜¥2200)

価格帯C[SACD]:1枚あたり¥3024(税抜¥2800)

価格帯D[DVD]:1枚あたり¥6048(税抜¥5600)

価格帯E:1枚あたり¥3888(税抜¥3600)
[国内代理店取扱い無しの商品]



 1951年ハンガリーの国営レーベルとしてスタートし、半世紀を越える歴史を数えるフンガロトン・レーベル。ここでしか聴けない本国バルトーク、コダーイの作品から、さらにチェリストのペレーニやピアノのアニー・フィッシャー、シフ、コチシュなど注目のタイトルがもりだくさん。カタログは膨大な量となっているが、当ページでは1998年以前に発売された売れ筋約200タイトルと、1999年以降の新譜(クラシックと一部民族音楽系)を全て御紹介中。当ページには沢山のアイテムを掲載しているため、読み込みには時間がかかります。
リスト:「民俗楽器」による〜
 ハンガリー狂詩曲集[第2番/第13番−第15番/第19番]/
 死のチャルダーシュ
イシュトヴァーン・アルベルト指揮
ラースロー・ベルキ指揮
ハンガリー国立民俗アンサンブル
 これぞ正に本場の演奏。アナログ録音。
ユリでいっぱいのあなたの庭園で〜ハンガリーの歌 ドーリ・ヨージェフ(Vo)
ジプシー・バンド
ハンガリーの歌
 わたしの愛しいお母さん、ノックするわ 他 全24曲
G.H.キシュ(Vo)
D.ラカトシュ・シャーンドル
 &ジプシー・バンド
ザ・ジプシー・キング・
 オブ・ザ・クラリネット
  エルネー・カーライ・キシュ
(全34曲)
 ジプシー・ロマンス/
 トンネルのチャールダーシュ/他
エルネー・
 カーライ・キシュ(Cl)
エルネー・カーライ・
 キシュJr.
&ジプシー・バンド
 クラリネットの名手による、ロマのスタンダード・ナンバー集。
クラリネットの回転木馬
 モンティ:チャルダーシュ/フィビヒ:詩曲
 コダーイ:デルヴィッシュ・ダンス
 カロ・ダブル・ダンス
 ショパン:ワルツ嬰ハ短調
 ドヴォルザーク:ユモレスク
 チャイコフスキー:ロマンス Op.5
 ディニク:雪原の嵐
デジェー・バログ(Cl)
ラースロー・ベルキ指揮
ブダペスト・ジプシーo.
 来日公演も盛況だったジプシー・シンフォニー・オーケストラのメイン・メンバー、バログによるジプシー・テイストの名曲集。
ハンガリーの歌
 手紙を送るわ 他
G.H.キシュ(Vo)
D.ラカトシュ・シャーンドル
 &ジプシー・バンド
ジプシー・ヴィルトゥオーゾ
  モンティ:チャールダーシュ
  ディニク:ひばり
  ラーツ:嬰へ長調の歌とカデンツァ付きのチャールダーシュ
  ベルキ:センティルマイの旋律による変奏曲
  レメーニ:さあお飛び、わたしのツバメ
  フバイ:チャールダーシュの風景第2番
  S.ラカトシュ:プリーマーシュ幻想曲
  F.ラカトシュ:ハンガリー民謡による変奏曲
  シャーンドル・ヤーローカ:ダンシング・フィンガーズ
  コーチェ:コンサート・ファスト
  ファルカシュ:パンナ・チンカのヴァイオリン
  踊るチャールダーシュ・メドレー
エルネー・カーライ・キシュ
 &ジプシー・バンド
フェレンツ・サーンタJr.&
 ジプシー・バンド
ラースロー・ベルキ&
 ジプシー・バンド
1000人のブダペスト・ジプシーo.
 他
 ラカトシュ・アンサンブルで話題になったジプシー・ヴァイオリン。この秋来日予定のブダペスト・ジプシー・オーケストラをはじめとするハンガリー有数の名門楽団による決定盤が登場。
ジプシー・バンドによるエヴァーグリーン
 わたしを忘れないで 他
M.バンゴー(Vo)
A.ビロー指揮
ブダペスト・ジプシーo. 他
誰かのために音楽をする〜ハンガリーの歌曲集 デジェー・バログ(Cl)
ハンガリー・ジプシーo.
 のメンバー
 来日公演で観客の熱狂的興奮を巻き起こした彼等による最新録音。クラリネットのバログをフィーチャーした自国のナンバー集。
チャルダーシュ・ラプソディ
 フバイ:チャルダーシュの情景/他
 アンタル・チェルマーク、ジュラ・ファルカシュの作品
ジュラ・ファルカシュ指揮
ライコー
(ヤング・ジプシー・バンド)
ボルショドの絵〜ゾルターン・ホルヴァート:作品集 ブダペスト・ジプシーso.
シャーンドル・
 ブッフォー・リゴー(音楽監督)
ヨージェフ・レンドヴァイ・
 チョーチ(リーダー)
ツィンバロンのパガニーニ〜オスカール・エケレシュ
 バッハ:セレナードとバディネリ
 ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.69 No.1
 モリコーネ:映画「プロフェッショナル」の音楽
 パガニーニ:カプリス第9番
 G.ブーランジェ:ホラ
 ジョプリン:オリジナル・ラグ
 G.ペテル:サーカス・ポルカ
 ゾルターン・ホルヴァート:
  ヴェンブルク&フレッシュ・ダンス
 オスカール・エレケシュ:ある主題に基づく変奏曲 ニ短調
  他(全16曲)
オスカール・エレケシュ
(ツィンバロン)
ブダペスト・ジプシーo.の
 ソリストたち
 録音:2001年8月21日-27日、フンガロトン・スタジオ&ハンガリー放送スタジオ。
 エレケシュは1957年生まれ。8才でハンガリー放送主催の民族音楽コンクール最優秀賞受賞、現在ブダペスト・ジプシーo.のトップを務めており、伝説的なツィンバロン奏者、A.ラーチの未亡人から夫の後継者として認められた腕前を持つ。
ツルは旅立つ〜
 ハンガリーの歌とチャールダーシュ
(全23曲)
エルネー・
 カーライ・キシュ(Cl)
カーロイ・ヴァダース
 “マンチ "
(ツィンバロン)
ジュラ・ボーニ(Va)
アンドル・ボーニ
 “チェメット "(Cb)
 録音:2007年3月12日-14日、フンガロトン・スタジオ。
ザ・ジプシー・キング・オブ・ザ・クラリネット〜ROSE LEAF(全15曲)
 ルーマニアン・セレナード/アワー・グレイト・ラヴ/全てにありがとう/バラの葉/
 ルーマニアン・ダンス/古きジプシー/スマイル/他
 録音:2009年7月25日-28日、フンガロトン・スタジオ、ブダペスト。
 ジプシークラリネット界の大御所で、自由自在に楽器を操るエルロ・カライ・キスは、卓越したテクニックばかりではなく、抒情的な表現も得意としている。バンドとの息もぴったり情熱のジプシー節炸裂。代表盤ともいうべき1枚が完成。
フェレンツ・サンタJr & ジプシー・バンド〜
 COME ON PRÍMÁS

 ひばり/ワルツ・ポロネーズ/
 チャールダーシュのテーマに基づく変奏曲
 ディニーク:ホラ・スタッカート
 マスネ:タイスの瞑想曲/2つのギター/
     チャールダーシュのメロディ/
     ジプシー・カプリース
 クライスラー:愛の喜び/美しき女性
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 モンティ:チャールダーシュ/他
フェレンツ・サンタJr
ジプシー・バンド
 本当に「ひばり」のさえずりと思わせるほどのヴァイオリンの表現力。憂いに満ちたタイスの瞑想曲、超絶技巧のツィゴイネルワイゼン、そしてチャルダーシュ…これらクラシックの名曲をジプシーバンドで聴ける興味深い内容。なかでもツィンバロンの伴奏でのタイスの瞑想曲は非常にユニークで新たな世界を楽しめる。演奏はフランツ・リスト音楽院を卒業、世界的に活躍しているフェレンツ・サンタJr。テクニックばかりではなく悲哀に満ちた音楽表現も得意とし、ジプシー・バンドの可能性を広げたヴァイオリニストと言えるだろう。
チャールダーシュからジャズまで〜サーンタJr.が弾くヴァイオリン名曲集
 マールク・ロージャヴェルギ:楽しい祭り / メドレー(2種)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第4番 / ディニク:ホラ・スタッカート 変ホ長調
 ロシア民謡/サーンタJr.編曲:黒い瞳
 作曲者不詳: Régi orosz románc 〔古きロシアのロマンス〕
 ガーシュウィン/ハイフェッツ編曲:「ポーギーとベス」〜そんなことはどうでもいいさ
 ベン・バーニー&マセオ・ピンカード:スウィート・ジョージア・ブラウン
 エルガー:愛の挨拶 / カルロス・ガルデル:ポル・ウナ・カベサ
 ピアソラ:リベルタンゴ / メドレー / チャルダーシュのメロディ
  フェレンツ・サーンタJr.&フェレンツ・サーンタ・バンド
 録音:2010年3月29日-4月1日、フンガロトン・スタジオ、ブダペスト。
 7歳でヴァイオリンを始め、フランツ・リスト音楽院を卒業、以後国内外を問わず活躍しているフェレンツ・サーンタJr.と彼が率いるバンドによる、チャールダーシュからジャズのナンバーまでジャンルをこえたオムニバス・アルバム。サーンタJr.はアルバム「ハンガリー舞曲」(HCD-10330/国内代理店&当店未案内の商品なので、何故国内代理店のインフォメーションに突然登場するのかは不明。お取り寄せは可能ですが、価格帯E〔\3888(税抜\3600)〕となります)など、いわゆる伝統音楽のアプローチでクラシック音楽を演奏、ツィンバロンの響きがワールドミュージック感を表している。
リスト:詩篇集
 [第13番/第18番/第23番/第125番/第129番]
ヨゼフ・レティ(T)
ラーズロー・ヤンボール(Br)
ミクローシュ・ファライ指揮
ハンガリー国立o.
リスト:レクイエム アンルフォンツ・バルタ、
シャーンドル・パルチョー(T)
ジョルト・ベンデ(Br)
ペーテル・コヴァーチュ(B)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー軍男声cho.
シャーンドル・マルギッタイ(Org)
 発売:1966年。録音:ステレオ、ADD。
HCD-11382
buyボタン
(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲Op.17(全6曲) タートライSQ
HCD-11385
廃盤
シェーンベルク:月に憑かれたピエロ
ウェーベルン:2つの歌曲/カノン
ブーレーズ:マラルメの詩による即興曲
エリカ・シクライ(S)
アンドラーシュ・ミハリ指揮
ブダペスト室内Ens.
コダーイ:ハンガリー詩篇/
     飛べよ孔雀による変奏曲
ヨゼフ・シマンディ(T)
アンタル・ドラティ指揮
ハンガリー国立o.、
ブダペストcho.
コダーイ:
 ブダヴァリ・テ・デウム(ブダ城のテ・デウム)(*)/
 ミサ・ブレヴィス(*)
エーヴァ・アンドル(S;*)
アリス・エケルト、
クラーラ・マッカイ、
エーヴァ・モハーチ(S;#)
マルタ・シルマイ(A)
ヨージェフ・レーティ(T)
ヨージェフ・グレゴル(B)
ヤーノシュ・フェレンチーク指揮
ブダペストso.、
ハンガリー放送cho.
 録音:1969年12月、ステレオ、ADD。
バルトーク:
 管弦楽のための協奏曲
 弦楽のためのディヴェルティメント
アンタル・ドラティ指揮
ハンガリー国立o.
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」 カタリン・ラサ(S)
ジェルジ・メリス(Br)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ブダペストpo.
 HCD-11001とは別録音。
モーツァルト:
 歌劇「魔笛」(抜粋/ハンガリー語歌唱)
M.ラスロ、K.アガリ
ミクローシュ・エルデーイ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
 ハンガリー語による「魔笛」。
ドビュッシー:映像/版画/
        レントより遅く/喜びの島
エルジェーベト・トゥシャ(P)
 初発売:1971年。録音:ADD。
HCD-11591
(3CD)
廃盤
バルトークSQによるブラームス
 弦楽四重奏曲[第1番−第3番]/
 弦楽五重奏曲[第1番/第2番](*)/
 弦楽六重奏曲[第1番/第2番](#)
ジェルジ・コンラード(Va;*/#)
エデ・バンダ(Vc;#)
バルトークSQ
[ペーテル・コムローシュ、
 シャーンドル・デヴィッチ(Vn)
 ゲーザ・ネーメト(Va)
 カーロイ・ボトヴァイ(Vc)]
 録音:ADD。CD発売:1994年。
HCD-11596
廃盤
バルトークSQ、ラーンキ&コヴァーチュ
 〜ブラームス:五重奏曲集

  ピアノ五重奏曲 Op.34(*)/
  クラリネット五重奏曲 Op.115(#)
デジュー・ラーンキ(P;*)
ベーラ・コヴァーチュ(Cl;#)
バルトークSQ
HCD-11597
(2CD)
廃盤
バルトークSQ団員による
 ブラームス:ピアノ四重奏曲全集

 [第1番 ト短調Op.25(*)/第2番 イ長調Op.26(#)/
  第3番 ハ短調Op.60(+)]
チッラ・サボー(P;*)
イシュトヴァーン・ラントシュ(P;#)
シャーンドル・ファルヴァイ(P;+)
バルトークSQ団員
[ペーテル・コムローシュ(Vn)
 ゲーザ・ネーメト(Va)
 カーロイ・ボトヴァイ(Vc)]
 録音:ADD。CD発売:1991年。
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
 [第20番/第28番−第33番]/
 カプリッチョ/変奏曲 変ホ長調
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-11625
buyボタン
(2CD)
ハイドン:
 ピアノ・ソナタ第54−62番/幻想曲 ハ長調/
 主題と変奏 ハ長調/アンダンテと変奏曲 ヘ短調
デジュー・ラーンキ(P)
HCD-11646
廃盤
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
ラヴェル:マ・メール・ロワ
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
デジュー・ラーンキ、
ゾルターン・コチシュ(P)
フェレンチク、初CD化
 リスト:オラトリオ
  「聖エリーザベトの伝説」R.477(1857-1862)
コロシュ・コヴァーチュ
(B;チューリンゲン
   方伯へルマン)
エルジェーベト・コムロッシ
(Ms;方伯夫人ゾフィー)
シャーンドル・
 ショイオム=ナジ
(Br;方伯ルートヴィヒ)他
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
スロヴァキアpo.&cho.
ブラチスラヴァ放送児童cho.
 録音:1973年6月14日-7月17日、スロヴァキア・フィルハーモニー、コンサート・ホール。
 リストがワイマール時代に着想し、ローマ時代に書き上げた大作オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」。バイエルン国王ルートヴィヒ2世に献呈されたこの作品は、実在したハンガリーの王女エリーザベト(1207-1231)の生涯をベースにしている。チューリンゲン方伯ルートヴィヒの未来の花嫁として、わずか4歳でヴァルトブルクに連れてこられた彼女は、その過酷な運命に絶望することなく貧者への慈善活動にはげみ、死後に聖人の列に加えられている。全曲を通じて特徴的なのがワーグナーを意識したライトモチーフの使用で、聴き逃せないポイントとなっている。
 フンガロトンにリストの作品を多数遺したフェレンチクによる決定的な録音が、2007年の指揮者生誕100周年を機にようやくCD化された。
ヘンデル:世俗カンタータ集
 [愛の妄想/フィッリの夜の思い]
マグダ・カルマール(S)
フリジェス・シャーンドル指揮
リストco.
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集 クレーメル(Vn)
スミルノフ(P)
ハイドン:オラトリオ「トビアの帰還」 ジョルト・ベンデ(Br;トビト)
クラーラ・タカーチ(A;アンナ)
マグダ・カルマール(S;ラファエル)
アッティラ・ヒュレプ(T;トビア)
ヴェロニカ・キンチェシュ(S;サラ)
フェレンツ・セケレシュ指揮
ハンガリー国立o.、
ブダペスト・マドリガルcho.
 初発売:1972年。
ヴィヴァルディ:5つのリコーダー協奏曲 ラーズロ・シドラ(リコーダー)
フリージ・シャーンドル指揮
リストco.
ミヒャエル・ハイドン:教会音楽集
 聖アロイジア・ミサ/
 オッフェルトリウム(2曲)/セクエンツィア/
エヴァ・マルトン、
カタリン・
 セーケファルヴィ=ナジ(S)
ミクローシュ・サボー指揮
ジェールpo.
 CD発売:1995年。録音:ADD。
J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ/
 パルティータ第5番/トッカータ ニ長調/他
アンドラーシュ・シフ(P)
ヴィヴァルディ:
 クレド/ベアートゥス/
 ラウダ・イェルサレム/グローリア
メリンダ・ルゴージ(S)
マリア・ゼンブレーニ(S)
クラーラ・タカーチュ(A)
フェレンツ・シェケレス指揮
リストco.
リスト:歌劇「ドン・サンシュ」 ジェラルド・ガリーノ
(ドン・サンシュ)
ユリア・ハマリ(エルジル)
イシュトヴァーン・ガーティ
(アドリール)他
タマーシュ・パール指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
ハンガリー放送cho.
 リストが完成させた唯一のオペラの貴重な全曲録音(正規盤はこれだけ)。なんと作曲者が13歳のときに書き上げたもので、パリで初演され大成功を収めたという。
ハイドン:
 弦楽四重奏曲 Op.77「ロプコヴィッツ四重奏曲」
(全2曲)
タートライSQ
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ集(全曲) ゾルタン・コチシュ(P/Cemb)
デジュ・ラーンキ(P/Cemb)
HCD-11798
廃盤
リスト:室内楽作品集
 弦楽オーケストラのための
  「夕べの鐘、守護天使への祈り S.378-2 (*)/
 チェロとピアノのための「悲しみのゴンドラ」S.134(#)/
 ヴァイオリンとピアノのための「祝婚曲」S.129 (+)/
 弦楽四重奏とハープのための
  「リヒャルト・ワーグナーの墓に」S.135 (**)/
 ヴィオラとピアノのための
  「忘れられたロマンス」S.132a (##)/
 ヴァイオリンとピアノのための
  「エレジー第2番」S.131 (+)/
 チェロ、ピアノ、ハープとハルモニウムのための
  「エレジー第1番」S.130 (++)/
 ヴァイリンとオルガンのための
  ベネディクトゥスとオッフェルトリウム S.381(***)
ヴィルモシュ・タートライ指揮(*)
ハンガリー室内o.(*)
エデ・バンダ(Vc;#)
アンドラーシュ・キッス(Vn;+;***)
ゾルターン・トート(Va;##)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc;++)
イシュトヴァーン・ラントシュ
(P;#/+/##/++、Org;***)
へーディ・ルビク(Hp;**/++)
新ブダペストSQ(**)
シャーンドル・マルギッタイ
(ハルモニウム;++)
 録音:1975年/1976年、ステレオ、ADD。
D.スカルラッティ:12のソナタ アンドラーシュ・シフ(P)
シューマン:
 レクィエム Op.148/ミニョンのためのレクィエム Op.98b
アーンドル(S)
ブダイ(A)
HCD-11838
buyボタン
(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Op.64(全6曲) タートライSQ
マティアス王の宮廷音楽 ラーズロ・シドラ指揮
カメラータ・フンガリカ
HCD-11853
廃盤
エルネー・ドホナーニ:弦楽四重奏曲集
 [第1番 イ長調Op.7/第2番 変ニ長調Op.15]
コダーイSQ
 発売:1977年。録音:ADD。
ハイドン:歌劇「報われた真心」 ヴェロニカ・キンチェス
(アマランタ)
イローナ・トコディ(ディアーナ)
アッティラ・フュロプ(フィレーノ)
ヨゼフ・グレゴール(メリーベオ)他
フィリジェス・シャーンドル指揮
フェレンツ・リストco.
リスト:荘厳ミサ(大祝典ミサ) ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
クララ・タカーチュ(A)
ジェルジ・コロンディ(T)
ヨージェフ・グレゴル(B)
ヤーノシュ・フェレンチーク指揮
ブダペストso.、ハンガリー放送cho.
 録音:ADD。CD発売:1994年。
HCD-11885
廃盤
ベートーヴェンのブロードウッド・ピアノ
 ベートーヴェン:バガテル集
アンドラーシュ・シフ(Vc)
ハイドン:弦楽四重奏曲[第32番−第42番] タートライSQ
HCD-11904/5
(2CD)
廃盤
ケルビーニ:歌劇「メデア」 シルヴィア・シャシュ、他
ランベルト・ガルデッリ指揮
ブダペストso.
ハイドン:歌劇「薬剤師」Hob.XXVIII; 3 (1768)(イタリア語歌唱)
 アッティラ・フェレプ(T;センプローニオ[薬剤師]) イシュトヴァーン・ロヨシュ(T;メンゴーネ[助手])
 マグダ・カルマール(S;グリレッタ[センプローニオの養女]) ヴェロニカ・キンチェシュ(S;ヴォルピーノ)

 ジェルジ・レヘル指揮ブダペスト・フェレンツ・リスト室内o.
 ジュジャ・ペルティシュ(Cemb)
 録音:1977年。当店未案内廃盤旧譜の、同番号での復活。
 ハイドンがオペラでも21の作品を残し、古典派を代表する大家であるという認識は、交響曲や弦楽四重奏に比べると、ともすると見過ごされがちだが、復活上演や録音を通じて知られるようになったいま、そのオペラ作家としてのすぐれた適性があきらかになりつつあるといえるだろう。「薬剤師」は、1768年8月5日皇女マリアの命名日に、エステルハーザの新たな歌劇場のこけら落としとして作曲上演されたドラマ・ジョコーソ。18世紀中葉のイタリアの港町を舞台にした、この抱腹絶倒のオペラ・ブッファは親しみ易く、グリレッタをめぐり、センプローニオ、メンゴーネ、ヴォルピーノの間で繰り広げられる恋のさやあてを描いている。レヘルの録音は1986年にもCD化されているが長らく廃盤となっていたもの。名匠の手堅い音楽運びのもと、すべてハンガリー勢による快活な重唱が魅力で、当時20代のキンチェシュによる茶目っ気たっぷりのズボン役もはまっていた。ハイドン・イヤーに合わせての復活となる。
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
デジュ・ラーンキ(P)
HCD-11934
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(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Op.50「プロシア四重奏曲」(全6曲) タートライSQ
HCD-11976
廃盤
リスト:
 悲しみのゴンドラ/調整のないバガテル/
 執拗なチャルダーシュ/死のチャルダーシュ/暗い雲/
 メフィスト・ワルツ第3番&第4番/夢の中に/
 ヴェネチアのリヒャルト・ワーグナー/
 ラディスラウ・テレキ
エルノ・セゲーディ(P)
ヴィヴァルディ:リュート協奏曲とトリオ ダニエル・ベンコ(リュート)
ラーズロー・バルソニー(Va)
ヤーノシュ・ローラ指揮
リストco.
モーツァルト:レクイエム ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立o.
ハンガリー国立放送cho.
マグダ・カルマール(S)
クラーラ・タカーチュ(A)
ジェルジ・コロンディ(T)
ヨゼフ・グレゴール(B)
シャーンドル・バラッシャ(1935-):
 「ザ・マン・アウトサイド」〜5章のオペラ Op.27
シャーンドル・パルチョー
 (T;ベックマン)
イロナ・トコディ(S;少女)
ラースロー・ポルガール
 (B;片足の男) 他
ハンガリー放送cho.
ジェルジ・レヘル指揮
ブダペストso.
 ヴォルフガング・ボルヒェルトの戯曲にもとづく、原作は夢も希望も妻も家庭も失ったロシアからの帰還兵、ベックマンの絶望を描いている。ささくれ立った不気味な音響は疎外された人間の孤独を表現するのにこれ以上ない効果を上げている。ゲーザ・フォドル台本。ハンガリー語歌唱。
バッハ:マタイ受難曲 マグダ・カルマール(S)
ユリア・ハマリ(A)
セーハー・
 ファンデルステーネ(T)
イシュトヴァーン・ガティ(Br)
エルンスト・シュランム(B)
フリジェス・シャーンドル指揮
フランツ・リストco.
ジュネス・ミュジカルcho.
 録音:1976年5月23日、ブダペスト、ライヴ。
 小さめの編成によるモダン楽器のバッハのよさが前面に出た佳演で、特に弦の滑らかさがなかなか魅力的。
HCD-12085
廃盤
ドホナーニ・アット・ピアノ
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331
 シューベルト(ドホナーニ編曲):高貴なワルツ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
 ショパン:夜想曲Op.52-2/マズルカOp.65-2/即興曲Op.36
 リスト:慰め
 ドホナーニ:狂詩曲Op.11-2/牧歌/ユモレスク〜行進曲
エルネ・フォン・ドホナーニ(P)
 これはピアノ・ファン要注目のドホナーニのピアノ演奏。1950年代後半の演奏であろう。
ヴィヴァルディ:
 イントラーダ RV.639/グローリア RV.588
フェレンツ・シェケレシ指揮
ハンガリー国立o.
クラーラ・タカーチュ(A)
デーネシュ・グヤーシュ(T)
ハイドン:チェロ協奏曲[ニ長調/ハ長調] ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ヤーノシュ・ローラ指揮
リストco.
 ハンガリーの貴族エステルハージ家に仕えたハイドンに、ハンガリーの人たちは格別の思いがあるようで、HUNGAROTONでもハイドンのCDは数多い。この演奏もちょっと聞いただけで作曲家への愛情が伝わってくるような気品たっぷりの演奏。
ブラームス:チェロ・ソナタ第1&2番 ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ゾルターン・コチシュ(P)
リスト:ハンガリー戴冠ミサ R.487 ヴェロニカ・キンチェス(S)
クラーラ・タカーチュ(A)
デーネシュ・グヤーシュ(T)
ラースロー・ポルガール(B)
ジェルジ・レヘル指揮
ブダペストso.、
ハンガリー国立放送cho.
 発売:1994年。録音:ADD、ステレオ。
コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」組曲/他 ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立o.
ペルゴレージ:スターバト・マーテル マグダ・カルマール(S)
ユリア・ハマリ(A)
ランベルト・ガルデッリ指揮
リストco.
ハンガリー放送女声cho.
コダーイ:「飛べよ孔雀」による変奏曲/
     ガランタ舞曲/マロシュセーク舞曲
ジェルジ・レヘル指揮
ハンガリー国立o.
ベートーヴェン:
 クラリネット三重奏曲第4番 変ロ長調Op.11「街の歌」
ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調Op.114
カールマーン・ベルケシュ(Cl)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ゾルターン・コチシュ(P)
HCD-12290
buyボタン
(3CD)
ロッシーニ:歌劇「モーゼ」 グレゴル、ナジ、カルマール、ハマリ
ガルデッリ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
ハンガリー放送cho.
HCD-12303
廃盤
ベートーヴェン・レアリティーズ(珍曲集) ラヨシュ・マイエル(マンドリン;*)
イムレ・ローマン(P;*)
ベーラ・バンファルヴィ(Vn;#)
シャーンドル・ファルヴァイ(P;#)
HCD-12304
廃盤
バルトーク:子供のために(全曲) ゾルターン・コシチュ(P)
 発売:1994年。録音:ADD。
HCD-12316
廃盤
ショパン:
 24の前奏曲集Op.28/前奏曲 嬰ハ短調Op.45/前奏曲 変イ長調
デジュー・ラーンキ(P)
ラヴェル:ソナチネ/優雅で感傷的なワルツ/夜のガスパール/他 デジュー・ラーンキ(P)
HCD-12326
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(6CD)
バルトーク・アット・ザ・ピアノ〜バルトークによるピアノ演奏集
 [CD 1]
  ・ウェルテ・ミニョン・ピアノ・ロール録音[1920年]
  ・HMV(ヒズ・マズターズ・ヴォイス)録音集[1929年]
  ・パトリア録音集[1936年]

    以上、バルトーク、スカルラッティ、リストの作品
 [CD 2]
  ・HMV(ヒズ・マズターズ・ヴォイス)録音集[1928年]

    コダーイ:ハンガリー民謡集
    [マーリア・バシリデシュ(A)、ヴィルマ・メッジャサイ(S)、フェレンツ・セーケイヒディ(T)]
 [CD 3]
  ・HMV(ヒズ・マズターズ・ヴォイス)録音集[1928年]

    コダーイ:ハンガリー民謡集
    [マーリア・バシリデシュ(A)、ヴィルマ・メッジャサイ(S)、フェレンツ・セーケイヒディ(T)]
  ・コロムビア録音集
    バルトーク:民謡集/ラプソディ/コントラスツ[ヨゼフ・シゲティ(Vn) ベニー・グッドマン(Cl)]
 [CD 4]
  ・コロムビア録音集[1937年/1940年]

    バルトーク:ミクロコスモス(抜粋)
 [CD 5]
  ・ワシントン・コンサート[1940年]

    ベートーヴェン、ドビュッシー、バルトークの作品[ヨゼフ・シゲティ(Vn)]
 [CD 6]
  ・CBS放送録音集[1940年]
  ・コンティネンタル録音集[1942年]
  ・放送録音集[1945年]

    バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ/子供のために/他
     [ディッタ・バルトーク=パーストリ(P)
      ヘンリー・J.ベイカー(Perc) エドワード・J.ラブサム(Perc)]
 録音:[]内。
シゲティ&バルトーク〜デュオ・リサイタル
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
 バルトーク:
  ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz.76/
  ラプソディ第1番 Sz.86
ヨゼフ・シゲティ(Vn)
ベラ・バルトーク(P)
 録音:1940年。原盤:VANGUARD RECORDING SOCIETY。米VANGUARDの ATM-CD-1583 (旧 OVC-8008) と同一音源。モノラル、AAD。
コダーイ:合唱曲集
 ズリニー賛歌/イエスと商人/フランツ・リストに捧ぐ
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー放送cho.
ヨハン・シュトラウス:序曲/ワルツ/ポルカ集 ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ブダペストpo.
ハイドン:ハルモニー・ミサ ヤーノシュ・フェレンチーク指揮
スロヴァキアpo.&cho.
イローナ・トコディ(S)
クラーラ・タカーチュ(A)
デーネシュ・グヤーシュ(T)
ヨゼフ・グレゴール(B)
 録音:1981年。
コダーイ:
 弦楽四重奏曲第1番 ハ短調Op.2/
 弦楽四重奏曲第2番Op.10
コダーイSQ
 発売:1995年。録音:DDD。
 民俗音楽の影響が濃厚なOp.2と、明確なオリジナリティと完成度の高さで演奏機会の多いOp.10を収めた好カップリング。
R.シュトラウス:歌曲集
 4つの最後の歌/バラの花輪/わが子に/献身/他
シルヴィア・シャシュ(S)
エルヴィン・ルカーチ指揮
ハンガリー国立o.
 初発売:1982年。
ハンガリーのクリスマス
 ハンガリーのキャロルとクリスマス民族劇(ソコライ編曲)/
 モハーチのクリスマス劇(女声合唱とオーケストラのための民謡カンタータ)/
 クリスマスの羊飼いたち(女声とオーケストラのためのカンタータ)/
 クリスマスの牧歌(聖書と宗教的なテキストに基づく)/グローリア
  ユーディト・ハルティアニ合唱指揮セーケシュフェヘールヴァール少女cho.
  イェネ・ヴェルトラー合唱指揮ルテラーニアcho. ガーボル・トライトラー(Cemb)
  シャーンドル・ソコライ指揮ハンガリー国立o.
 録音:1981年7月7日-12日、フンガロトン・スタジオ。「血の婚礼」「ハムレット」「この人を見よ」等のオペラ作品で知られるシャーンドル・ソコライ(1931年生まれ)によるハンガリー民謡編曲と自身の作品によるクリスマス音楽集。児童合唱と女声合唱によるほのぼのとしたアルバム。
バルトーク:
 2台のピアノと打楽器のためのソナタ/
 2つの映像/前奏曲とスケルツォ
ゾルターン・コチシュ(P)
デジュー・ラーンキ(P)
グスタフ・セール(Perc)
ゾツラーン・ラス(Perc)
HCD-12405
廃盤
シルヴィア・シャシュ(S)〜アリア集
 ドニゼッティ:「ランメルムールのルチア」〜狂乱の場
 ヴェルディ:
  「仮面舞踏会」〜第2幕&第3幕のアメリアのアリア
  「運命の力」〜第4幕レオノーラのアリア「平和、平和を」
 ボーイト:「オテロ」〜第4幕より
シルヴィア・シャシュ(S)
エルヴィン・ルカーチ指揮
ハンガリー国立o.
 録音:ADD。初発売:1981年。
メンデルスゾーン:
 交響曲第4番「イタリア」/同第5番「宗教改革」
イヴァン・フィッシャー指揮
ハンガリー国立o.
クライスラー(1875-1962):オリジナル作品&編曲集 ペーテル・チャバ(Vn)
ゾルターン。コチシュ(P)
オッフェンバック:喜歌劇「ホフマン物語」(抜粋;ハンガリー語歌唱)
 ローベルト・イロシュファルヴィ(T) ジェルジ・ラドナイ(Br)
 カロラ・アーガイ、ユーリア・オロス、ガブリエラ・デーリ(S)
 ミクローシュ・エルデーイ指揮ハンガリー放送o.&cho.
 録音:モノラル、AAD。ソース:ハンガリー放送アーカイヴ。"Great Hungarian Voices"シリーズ。
リスト:交響詩集
 前奏曲/オルフェウス/タッソ、悲哀と勝利
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立o.
バルトーク:27の合唱曲(1935)
  春,遊びの歌,指輪を持っているわ,私には誰もいない,
  鳥の歌,鳥が飛んで行く,他
ミクローシュ・ザボー指揮
ジェール少女cho.
ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」
ヤーノシュ・ロッラ(Vn)指揮
フランツ・リストco.
HCD-12472
廃盤
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K414/
 ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K488
ゾルターン・コチシュ(P)
ヤーノシュ・ローラ指揮
フランツ・リストco.
ブラームス:ドイツ・レクイエム イローナ・トコディ(S)
イシュトヴァーン・ガティ(Br)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
スロヴァキアpo.&cho.
ソプラノ・アリア集
 「アイーダ」、「運命の力」、「ラ・ボエーム」、「蝶々夫人」、
 「トスカ」、「トゥーランドット」、他 から
イローナ・トコディ(S)
アンドラーシュ・ミハーイ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
ヴェルディ:歌劇「第1回十字軍のロンバルディア人」 シルヴィア・シャシュ(S;ジゼルダ)
ジョルジー・ロンバルディ(T;オロンテ)
コロス・コヴァーチュ(B;パガーノ)他
ランベルト・ガルデッリ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
ハンガリー放送cho.
HCD-12502
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(3CD)
バルトーク:弦楽四重奏曲全集 タカーチSQ
パイジェッロ:歌劇「セヴィリアの理髪師」 ラキ、クリャーシュ、ガーティ
アダム・フィッシャー指揮
ハンガリー国立o.
バルトーク:
 弦・打楽器とチェレスタのための音楽/ディヴェルティメント
ヤーノシュ・ローラ指揮
F.リスト室内o.
シェムゼ:ウォーター=ワンダー
ライヒ:木片のための音楽
ラースロ・メリス:三つの鐘のエチュード
クラーラ・ケルメンディ(P)
 録音:1984年。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立o.
シュトックハウゼン:ピアノ曲IX
ジョルト・ドゥルコー:音と光
アッティラ・ボザイ:
 ピアノ小品第7番Op.30b-1
ケージ:ソナタとインターリュードより
 [第5番/第13番/第11番/第14番/第15番
クセナキス:霧
クラーラ・ケルメンディ(P)
 録音:1984年。久々の再発売。
 バランスのとれた選曲とケルメンディの巧さが光るアルバムは、入門編としても最適な一枚。
ブラームス:ハンガリー舞曲第1−21番 イヴァン・フィッシャー指揮
ブダペスト祝祭o.
ペレーニ&コチシュ〜チェロ・アンコール集
 パガニーニ:常動曲 Op.11
 シューベルト/ペレーニ編曲:楽興の時 第3番 へ短調
 メンデルスゾーン:無言歌 ニ長調
 ポッパー:マズルカ ト短調 Op.11 No.3
 ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9 No.2
 グラナドス/カサド編曲:歌劇「ゴイェスカス」間奏曲
 フォーレ/カザルス編曲:夢のあとに
 サン=サーンス:白鳥
 フォーレ:蝶々
 ドビュッシー/コチシュ編曲:小組曲〜メヌエット
 コダーイ:無伴奏チェロのためのカプリッチョ(1915)
 ダヴィドフ:泉のほとりでOp.20 No.2
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 リムスキー=コルサコフ/ペレーニ編曲:くま蜂の飛行
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ゾルターン・コチシュ(P)
 録音:1985年1月23-27日、ブダペスト。
 ペレーニが弾いたきわめつけのチェロ名曲集がついに復活。これこそとりわけCD化が待たれていた伝説のアルバムで、2005年にCD化されたもの。内容はもはや説明不要の名曲ぞろい。とてつもなく息の長いフレージングによるヴォカリーズを聴いてしまうと、是が非でも手元に置きたくなるファンのこだわりも頷ける。
モンテヴェルディ:宗教的声楽作品集
 無伴奏4声のミサ/6声の聖母のリタニア/
 6声のマニフィカト/主を讃美せよ(詩篇第117篇)
アウレール・ティライ指揮
ペーチ室内cho.
モーツァルト:クラリネット協奏曲/フルート協奏曲 ベラー・コヴァーチュ(Cl)
ベーラ・ドラホシュ(Fl)
ヤーノシュ・ロッラ指揮
フランツ・リスト音楽院o.
 NAXOSのベートーヴェン「交響曲全集」他の指揮で高い評価を得ているドラホシュが、元々専門のフルートで参加。
HCD-12591/3
(3CD)
廃盤
レスピーギ:歌劇「炎」 イローナ・トコディ(S;シルヴァーナ)
クラーラ・タカーチュ(A;エウドゥッシア)
ケーター・ケレン(T?;ドネッロ)
ランベルト・ガルデッリ指揮
ハンガリー国立o.、
ハンガリー放送cho.
HCD-12612
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(3CD)
ヘンデル:歌劇「アタランタ」 カタリン・ファルカシュ(S;アタランタ)
エーヴァ・バールトファイ=バルタ(S)
エーヴァ・ラクス(A)
ヤーノシュ・バーンディ(T)
ヨージェフ・グレゴル(B)
ラーズロー・ポルガール(B)
ニコラス・マッギガン指揮
カペラ・サヴァリア、
サヴァリア・ヴォーカルEns.
 録音:DDD。発売:1995年。ピリオド楽器使用。世界初録音。
レナータ・スコット〜ヴェルディ:オペラ・アリア集
 「ドン・カルロ」、「アイーダ」、「エルナーニ」、
 「仮面舞踏会」、「群盗」、「マクベス」から
レナータ・スコット(S)
トーマス・フルトン指揮
ブダペストso.
 20世紀後半の大プリマ・ドンナ、レナータ・スコットは、ドニゼッティやベッリーニのヒロインからキャリアを始め、やがてヴェルディやプッチーニなどのドラマティックな役も手がけ、いずれも大いに賞賛された。このアルバムには彼女の円熟の極みが収録されている。マクベス夫人以外はおそらく舞台では歌っていないと思われ、大変貴重。
HCD-12631
廃盤
ブダペストのバーンスタイン
 バルトーク・弦・打楽器とチェレスタのための音楽
 バーンスタイン:ディヴェルティメント
 ブラームス:ハンガリー舞曲第6番
バーンスタイン指揮
バイエルン放送so.(ライヴ)
プッチーニ:
 歌劇「マノン・レスコー」(ハンガリー語歌唱)
エルジェーベト・ハージ(S)
エルジェーベト・
 コムローッシ(Ms)
ローベルト・
 イロシュファルヴィ(T)
シャーンドル・パルチョー(T)
ティボル・ケレン(T)
アールパード・キシュヘジ(T)
ジェルジ・メリシュ(Br)
オスカール・マレツキ(Br)
ミクローシュ・ペトリ(Br)
ベーラ・トゥルピンスキ(Br)
シャーンドル・メーサーロシュ(Bs)
ランベルト・ガルデッリ指揮
ブダペストso.、
ハンガリー放送cho.
 録音:モノラル。ハンガリー語による歌唱。
HCD-12655
廃盤
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450/同第17番 ト長調 K.453
デジュー・ラーンキ(P)
ヤーノシュ・ローラ指揮
F.リスト室内o.
HCD-12671
廃盤
モーツァルト:コンサート・アリア集/「イドメネオ」から
ワーグナー:ヴェーゼンドンクの歌
シルヴィア・シャシュ(S)
アンドラーシュ・シフ(P)
エルヴィン・ルカーチ指揮
リスト:ピアノ・デュオのための作品集
 クリスマスツリー/
 レーナウのファウストからの2つのエピソード
エルジェーベト・トゥサ、
イシュトヴァーン・ラントシュ(Pデュオ)
 録音:1975年-1976年。CD初発売:1997年。録音:ADD。
 リスト・ファンならご存じの晩年の大作「クリスマスツリー」。孫娘のダニエラ・フォン・ビューローに捧げられた(ハンス・フォン・ビューローにとした資料もある)この曲は元々録音も少ないが、当盤はおそらく唯一の録音と思われるピアノ・デュオ版。
ヴィヴァルディ:5つのヴァイオリン協奏曲 ヤープ・シュレーダー(Vn)指揮
カペラ・サヴァリア
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271/同第14番 変ホ長調 K.449
デジュー・ラーンキ(P)
ヤーノシュ・ローラ指揮
F.リスト室内o.
HCD-12694
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(3CD)
リスト:オラトリオ「聖エリーザベトの物語」 エヴァ・マルトン(エリーザベト)
コロシュ・コヴァーチュ(ヘルマン)
エーヴァ・ファルカシュ(ゾフィー)
シャーンドル・
 ショーリオム=ナジ(ルイス)他
アルパード・ヨー指揮
ハンガリー国立o.、
ブダペストcho.、
ハンガリー陸軍女声cho.、
ニーレジハーザ少年少女cho.
 発売:1994年。録音:DDD。おそらく当曲唯一の全曲CD。
シューベルト:
 交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」
イヴァン・フィッシャー指揮
ブダペスト祝祭o.
 録音:1984年12月23日、26日、27日、フランツ・リスト音楽院、ライヴ。DDD。
ヘンデル:ブロッケス受難曲 マルティン・クリートマン(T;福音史家)
イシュトヴァーン・ガーティ(Br;イエス)
マーリア・ザードリ(S;シオンの娘)
ギ・ド・メイ(T)他
ニコラス・マッギガン指揮
カペラ・サヴァリア、
ハレ州立cho.
 録音:DDD。発売:1994年。ピリオド楽器使用。
ヴェルディ:歌劇「マクベス」 ピエロ・カプチッリ(マクベス)
シルヴィア・シャシュ(マクベス夫人)
ペーター・ケレン(マグダフ)他
ランベルト・ガルデッリ指揮
ブダペストso.
ハンガリー放送cho.
 録音:DDD。初発売:1986年。
HCD-12744
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(2CD)
リスト:歌劇「ドン・サンシュ、または愛の館」」S.1 ジェラール・ガリノ
(T;ドン・サンシュ)
ユリア・ハマリ(Ms;エリジル)他
タマーシュ・パール指揮
ハンガリー国立歌劇場o.、
ハンガリー放送cho.
 発売:1997年。録音:DDD。
リスト:合唱曲集
 カンタータ「ハンガリー 1848」S.38 (*)/芸術家に S.70/
 ハンガリー王室讃歌 S.93/7つの秘蹟 S.52 (#)
マーリア・テメシ(S;*)
タマラ・タカーチュ(Ms;#)他
イシュトヴァーン・
 ザーンボー指揮(#以外)
ハンガリー国立o.(#以外)
ジュジャ・エレケシュ(Org#)
 発売:1994年。録音:DDD。
リスト:ロシアの作曲家によるパラフレーズ集
 グリンカ、アリャビエフ、ダルゴムイスキー、
 チャイコフスキー、A.ルビンシュテイン、
 ヴェリゴルスキー、キュイの原曲による作品
イシュトヴァーン・セーケイ(P)
リスト:ハルモニウムのための作品集 エレケシュ(ハルモニウム)
サリエリ:歌劇「ファルスタッフ」 ヨゼフ・グレゴール(ファルスタッフ)
マリア・ゼンブリーニ(フォード夫人)
デーネシュ・グヤーシュ(フォード)
イシュトヴァーン・ガーティ
(スレンダー)他
タマーシュ・パール指揮
サリエリco.&cho.
 録音:1985年。サリエリのオペラの代表作。グレゴールの達者な歌いぶりが楽しめる。
HCD-12812
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(2CD)
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲 Op.76「エルデーイ四重奏曲集」 タートライSQ
 発売:1994年。録音:DDD。
HCD-12837
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(2CD)
コダーイ:歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」(全曲) フェレンチーク指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
レスピーギ:歌劇「ベルファゴール」 シルヴィア・シャシュ
(カンディダ)
マグダ・カルマール(フィデーリア)
クララ・タカーチュ(オリンピア)
ジョルジョ・ランベルティ
(バルド)他
ランベルト・ガルデッリ指揮
ハンガリー国立o.
ハンガリー放送cho.
 序曲だけが取り上げられることもある珍しいオペラ。
アマディンダ・パーカッション・アンサンブル〜リサイタル
 ジョン・ケージ、ライヒの作品
アマディンダ・
 パーカッション・アンサンブル
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
イヴァン・フィッシャー指揮
ブダペスト祝祭o.
 独特の気品を持つペレーニの演奏が光る。おまけに日本でもおなじみのフィッシャー兄弟の弟、イヴァンが手兵ブダペスト祝祭管弦楽団を率い、素晴らしい演奏を聞かせてくれてる。
マティアス(聖マタイ)教会での荘厳ミサ
 16世紀の民族讃歌(*)
 グレゴリオ聖歌:すべての者よ、
  主に向かいて喜ばん(ラテン語)(*)
 ハルマト:ミサ曲「マリアは天に
  昇らされたまいぬ」(ラテン語)(#)
 ラヨシュ・バールドシュ:
  マリアは天に昇らされたまいぬ
 コダーイ:オッフェルトリウム
  「マリアは天に昇らされたまいぬ」
   (ラテン語)(+)
 ラヨシュ・バールドシュ:
  ペーテル・パーズマーニュの讃歌(#)
 ハンガリー民族讃歌:われらが幸いなる聖母
 (オーケストレーション:
   ジェルジ・ベントシク)(**)
 フェレンツ・エルケル/
  フェレンツ・ケルチェイ:
   ハンガリー国歌(**)
 フランク:詩篇第150番(ハンガリー語訳:
  フリジェス・フベル)(**)
ヤーノシュ・トート(Br;+)
ベルタラン・
 ホック(Org;#/**)
ラースロー・タルデュー指揮
マティアス教会cho.(*/#/+)、
マティアス教会o.(+/**)
 マティアス教会はブダペストの王城区域にあるゴシック様式建築の歴史ある教会。戴冠式が挙げられるなど、ハンガリーを代表的する建築物として知られている。その由緒ある教会で19-20世紀の宗教曲を用いて挙げられた荘厳ミサは、教会付属の合唱団&o.によって、往時を偲ばせる仕上がりとなっている。
ケージ:作品集
 五群のオーケストラのための30の小品(1981)(*) ラースロー・ティハニ、
ディーター・ケンペ、
ジョルト・シュレイ、
カタリン・ドマーン、
マルク・フォスター指揮
サヴァリアso.
ペーテル・エトヴェシュ
(音楽監督)
 ピアノのための音楽4-19、21-84(1952-56)(#) ゾルターン・イェネイ、
アンドラーシュ・ウィルハイム、
ラースロー・ヴィドフスキ、
ラースロー・シャーリ、
バルナバーシュ・ドゥカイ(P)
 録音:1986年7月26日-28日、ソムバトヘイ文化&スポーツ・センター(*)/1986年12月5日-12日、フンガロトン・スタジオ(#)。近年現代音楽分野で顔を出すことの多いペーテル・エトヴェシュがここにも顔をのぞかせている。
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集
 第1番 ニ短調・第2番 ホ長調/
 2台のピアノのための第2番 ハ長調/第3番 ハ短調
ゾルターン・コチシュ、
アンドラーシュ・シフ(P)
シモン指揮F.リスト音楽院o.
コダーイ:女声合唱曲集 Vol.6 M.サボー指揮
ジェール少女cho.
チマローザ:歌劇「パリの画家」(1781年ローマ初演) マルタ・スーチュ
(エルリッラ)
ヴェロニク・キンチシュ
(S:チンティア)
ジェラール・ガリノ
(クロティニャック氏)
ヨーゼフ・グレゴル
(B:クリッカ男爵)
マルティン・クリートマン
(T:ブロッカルド)
タマーシュ・パール指揮
サリエリco.
 チマローザの比較的若い頃の作品。成り上がり貴族のクリッカ男爵と結婚させられそうになっている詩人エウリッラと、彼女を愛する若い画家クロティニャックを中心に巻き起こる、皮肉な味の効いた話。世界初録音にして現在でも唯一の録音。
HCD-12976
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(2CD)
ハイドン:
 6つの弦楽四重奏曲 Op.9
  (弦楽四重奏曲第11番−第16番)

 [第11番 ニ短調 Op.9 No.4, Hob.III:22 /
  第12番 ハ長調 Op.9 No.1, Hob.III:19 /
  第13番 ト長調 Op.9 No.3, Hob.III:21 /
  第14番 変ホ長調 Op.9 No.2, Hob.III:20 /
  第15番 変ロ長調 Op.9 No.5, Hob.III:23 /
  第16番 イ長調 Op.9 No.6, Hob.III:24 ]
フェステティーチSQ
 録音:1989年。ピリオド楽器使用。
HCD-12983
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(3CD)
タカーチSQ〜モーツァルト:弦楽四重奏曲集
 [第14番−第19番「ハイドン・セット」]
タカーチSQ
 録音:1989年-1990年、DDD。
アマディンダ・パーカッション・アンサンブル〜リサイタル
 J.ケージ:4'33"/コンストラクション第3/アモーレス 他
アマディンダ・
 パーカッション・アンサンブル
ハールマショルタール〜
 ピリンスキー、自作を読む
ヤーノシュ・
 ピリンスキー(朗読)
 20世紀ハンガリー最高の詩人ピリンスキー(1921-1981)による自作の朗読。
ハンガリー語歌唱によるカールマン&レハール
 カールマン:
  「チャールダーシュの女王」
  「マリツィア伯爵夫人」/「モンマルトルのスミレ」
 レハール:
  「メリー・ウィドウ」/「微笑みの国」
  「フリーデリケ」からの場面/他
ヨーゼフ・シマーンディ、
シルヴィア・シャシュ、
イローナ・トコディ、
エルジェーベト・ハージ、
ローベルト・イロスファルヴィ/他
アンドラーシュ・
 シェベシュティエーン指揮
ハンガリー放送so./他
 様々な音源を集めている。
カール・ツェラー(1842-1898):
 オペレッタ「小鳥売り」(抜粋)
カール・ミレッカー(1842-1899):
 オペレッタ「ドゥバリー伯爵夫人」(抜粋)
エルセベト・ハジ、
マグダ・カルマー(S)
シャーンドル・コニヤ
 (コーンヤ)(T)
エンドレ・
 ヴァルハイリ(B)他
タマシュ・ブロディー指揮
ハンガリー放送cho.&o.
 すべてハンガリー語歌唱。ツェラーもミレッカーも、オーストリー出身の作曲家。ともにウィンナ・オペレッタの旗手として、ヨハン・シュトラウスと並んで重要な人物。特にツェラーによる「小鳥売り」は、創意に富んだ旋律の表現、声と重唱の見事な取り扱いなどで、オペレッタの古典の一つとして名高い作品。
マーリア・ティボルディ(S)〜オペレッタ・アリア集
ブダペスト・ラグタイム・バンド(全16曲)
 「ウィリアム・テル」序曲/
 グレイス・アンド・ビューティー/
 アレグサンダーズ・ラグタイム・バンド/他
ブダペスト・ラグタイム・バンド
ギターの100年ちょっと
 ダニエル・ベンケー、ガボール・ブレッサー、マイアーズ、
 マショー、ノイジードラー、ヴィヴァルディ、ヴィラ=ロボスの作品
ダニエル・ベンケー(G)他
HCD-16876
廃盤
カールマン:喜歌劇「サーカスの女王」
 (抜粋;ハンガリー語歌唱)
¡ タマーシュ・ブローディ指揮
o.
HCD-16877
廃盤
レハール:
 喜歌劇「ルクセンブルク伯爵」
  (抜粋;ハンガリー語歌唱)/
 喜歌劇「ジプシーの恋」
  (抜粋;ハンガリー語歌唱)
タマーシュ・ブレイトナー指揮
o.
シルヴィア・シャシュ
 〜オペレッタと有名曲を歌う
(全15曲)
 カールマン:「チャールダーシュの女王」/
        「マリツィア伯爵夫人」
 レハール:「ジュディッタ」/「メリー・ウィドウ」
 ミレッカー:「デュバリー」
 オッフェンバック:「美しきヘレナ」
 レオ:「ポンパドゥール」
 J.シュトラウス:「ジプシー男爵」
  からのアリア/他
シルヴィア・シャシュ
アンドラーシュ・
 シェベシュティエーン指揮
ハンガリー国立放送o./他
 ハンガリーの歌姫、シルヴィア・シャシュが歌う、オペレッタのアリアと、ポピュラー名曲のコンピレーション。
チャールダーシュ・フォーエバー
 カールマン:
  喜歌劇「チャールダーシュの女王」
   〜ハイヤ、わたしの故郷は山の中
  喜歌劇「悪魔の騎手」
   〜女王のグラン・パロターシュ
  喜歌劇「伯爵令嬢マリツァ」
   〜ジプシーのヴァイオリンが
     聞こえてくると
 エルケル:
  歌劇「フニャディ・ラースロー」
   〜パロターシュ
  歌劇「バーンク・バーン」
   〜チャールダーシュ
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
 ドリーブ:バレエ「コッペリア」
  〜ハンガリーのチャールダーシュ
 ヨハン・シュトラウス:
  ペスト(ぺシュト)の思い出
 ヨハン・シュトラウス II:
  喜歌劇「こうもり」
   〜ロザリンデのチャールダーシュ/
  ポルカ「ハンガリー万歳!」
パトリシア・シーモア(S)
ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮
ブダペストpo.
 録音:2005年4月16日-19日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。
 固有の民俗舞曲チャールダーシュをテーマにしたハンガリー色満点のアルバム。ニューヨーク生まれのシーモアは、ブカレストでピアノと並行して声楽を学び、2001年からブカレスト・ナショナル・オペレッタ劇場のソリストとして活躍している。
オレのハープ
 ワトキンス:ボレロ
 サルセード:セギディーリャ/ルンバ
 ウミリアーニ:海の黄昏
 マロシュ:トッカータ
 バッハ:前奏曲 ハ長調
 アルビノーニ:アダージョ
 ピアソラ:リベルタンゴ
 テルサン:アメリのヴァルス
 アンドレーシュ:パヴァーヌ
 シュタドラー:水面に
 ヘンソン=コナン:新ブルース
 フランソワ:ラグタイム
 オーブリ:半月
 サティ:ジムノペディ
 マンシーニ:ピンク・パンサー
チッラ・グヤーシュ(Hp)
ノーラ・リエベ(Hp/P)
ジェルジー・ポータ(Cb)
ゾルターン・
 ヴァルガ(Perc)
 ハープ小品集とは言っても、凝った選曲が光るアルバム。バッハからブルース、タンゴ、ラグタイム、ルンバあり、さらにピンク・パンサーまでと曲目も多彩。BGMにも最適だが、何よりハープの表現力の多様さと深さに驚かされる。
ラテン・ハープ
 ボリビア伝承曲:クエカ〜
  アルゼンチン伝承曲:エル・ガト(2 Hps, perc)
 アルゼンチン伝承曲:ミロンガ(2 Hps, perc)
 イラディエル:ラ・パロマ(Trp, Hp)
 グラナドス(サルセード編):アンダルーサ(3 Haps)
 オルティス:平原、ギャロップ(2 Hps, perc)
 ビロルド:タンゴ「チョクロ」(Hp, Accd)
 ベラスケス:ベサメ・ムーチョ(ソロ)
 サルセード:タンゴ(Hp,perc)
 アルベニス:セレナータ、グラナダ(ソロ)
 ピアソラ:
  悲しきゴルド、リベルタンゴ(Hp, Accd, Vn Cb)
 ゲイル・バーバー:スパニッシュ・ブルース(ソロ)
 サルトリ:別れの時(Hp, perc)
 ジョビン:イパネマの娘(Hp, Vn, perc)
 ニーノ・ロータ:
  ゴッドファーザー愛のテーマ(Hp, Accd, Cb)
チッラ・グヤーシュ、
リエベ・ノーラ、
コラリチ・キンガ(Hp)
デリ・ジョルト(アコーディオン)
フェケテ=コヴァーチ・
 コルネール(Tp)
ポータ・ジェルジ(Vn)
ステフコー・ミハーイ(Cb)
ヴァルガ・ゾルターン(Perc)
 「オレのハープ」に続くハンガリーの美人ハープ奏者グヤーシュの第2弾。今回はラテン系のポピュラー作品を集めた魅力盤。情熱的なリズムの熱さから、むせび泣く歌ごころまでハープで表現。様々な共演楽器が華を添えている。
サヴォイの舞踏会〜
 アブラハム・パール(1892-1960):オペレッタ・ハイライト集
(全14ナンバー)
  「サヴォイの舞踏会」/「ヴィクトーリア」/「ハワイの花」/他より
 エルジェーベト・ハーツィ、マリカ・ネーメト、アンナ・ゼンタイ、
 ジェルジ・メリシュ、ラースロー・メンシャーロシュ、ラートニ・ローベルト
 タマーシュ・ブロディ指揮ハンガリー放送so./他
 ハンガリーのオペレッタ作家パールの代表作より、選りすぐりのナンバーを収めている。あまく薫るムードがどれも共通していて、お好きなかたにはたまらない内容。
ヤーコプ・パツェラー(1869-1957):行進曲集
 マニロヴァ・マーチ Op.107(*)/
 ハンガリー歌曲集ポプリ第1番 Op.141(*)/
 コッシュート・マーチ Op.175(*)/ロック・マーチ Op.106(*)/
 ヘルクレス行進曲 Op.129(*)/英雄行進曲 Op.110(*)/
 ジュビリー・マーチ Op.207(#)/小伍長行進曲 Op.126(*)/
 ヘルクレスバートの思い出 Op.124(#)/
 マティアス(マーチャーシュ)・マーチ Op.171(*)/
 勝利の英雄たちの帰還 Op.145(*)/騎兵行進曲 Op.183(#)/
 結婚行進曲 Op.118(#)/前衛行進曲 Op.207B(#)/
 行進曲「ハンガリーの若人」Op.203(*)/
 「若き血潮」行進曲 Op.112(#)/
 ハンガリー歌曲集ポプリ第2番 Op.142(+)/行進曲 Op.214(#)
ティボル・コヴァーチュ指揮(*)
ヤーノシュ・ぺーンテク指揮(#)
ジョルト・チズマディア指揮(+)
ハンガリー共和国軍
 中央ウィンドo.(*/#/+)
 録音:2008年1月21日-24日、ブダペスト、RAZスタジオ。
 オーストリア北東部のバーデン・バイ・ウィーンに生まれたヤーコプ・パツェラー(1869-1957)は、オーストリア=ハンガリー帝国の楽長を務めたハンガリーの作曲家。
 ウィーンの音楽院で学んだ後、まずフリードリヒ・シュトラウスo.のコンサートマスターに、さらにはさまざまな劇場で指揮者を務めた。26歳のときにはすでにウィーンのカルル劇場の指揮者の地位にあったが、1896年に帝国=王国軍(独語でkaiserlich und koniglich[省略形K.u.K.]。オーストリア皇帝でハンガリー国王の意。)に入隊し、かくしてオーストリア=ハンガリー二重帝国の楽長になった。この時期、指揮に作曲にと空前の成功を収めますが、ハンガリー語をほとんど話せない彼は帝国の崩壊とともに地位を追われ、この際リヒャルト・フリッチャイ(指揮者フェレンツの父) に身柄を匿われている。以来、ひっそりと暮らしながらブダペストで作曲とオーケストレイションの仕事で生計を立てていたが、さらなるきびしい政治的騒乱や世界大戦の恐怖は例外なくパツェラーにもおよび、かれの命運もついに尽来る。第2次大戦終結後は、「鉄のカーテン」に覆われたハンガリー国内に留まり創作に専念するものの、不遇な余生を送るうちに作品もすっかり忘れ去られてしまう。
 オペラ1、オペレッタ2曲をはじめ、ワルツ、間奏曲、歌曲そしてマーチと幅広いジャンルにかなりの数に上る作品を残したパツェラー。死後50年を経て再発見された未出版の自筆譜をもとに録音されたマーチの数々は、短期間で彼の名を世界的なものにした「ヘルクレスバートの思い出」など、その栄華を偲ばせるものとなっている。
ワルツが演奏されているかぎり〜ヤーコプ・パツェラー(1869-1957):作品集
 ワルツ「ワルツが演奏されているかぎり」Op.99/歌曲「夢、追憶」Op.115/
 フモレスク「笑い、踊り、歌い」Op.210/歌曲「まだ一言だけ?」Op.208/
 クプレ「お金のコメディ」Op.159/ヴァルス・レント「忘れられた歌」Op.199/
 チャールダーシュ(二重唱)「愛あるかぎり生きよ」Op.76/
 ウィーン風歌曲「ペストでの暮らしはたいへん」Op.147/
 タンゴ「わたしはあなたを偲んで泣いたりしない」Op.213/間奏曲「愛の舞踏」Op.122/
 歌曲「こちらにおいでよ、お嬢さんたら」Op.98/
 歌曲「ときどきはわたしのこと思い出したりする?」Op.128/
 ロマンス(あなたみたいなひとはだれもいない)Op.189/
 二重唱「お祭り騒ぎを嫌がるひとは悲し」Op.94/
 歌曲「あなたはわたしにとって唯一無二のひと」Op.132/ハルガトー「軒下は静か」Op.92
  イボヤ・ナジ(S) ヤーノシュ・ペレ(T) ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
  エヴァ・マロシュ(Hp) ヤーノシュ・ペーンテク指揮ヤーコプ・パツェラー・サロンo.
 録音:ブダペスト、RAZスタジオ。
 オーストリア北東部のバーデン・バイ・ウィーンに生まれ、オーストリア=ハンガリー帝国の楽長として活躍したパツェラーは、帝国解体後に作曲家としての余生をブダペストで過ごし、200を超える作品を書いたものの、死後50年を経て未出版の自筆譜がようやく再発見され始めたばかり。軍人の経歴に直結した行進曲集(HCD-16887)とは対照的に、続篇に収められた歌曲やワルツの数々は当時の風俗を偲ばせるムード満点の内容となっている。
ヴェロニカ・キンチェシュ〜オペレッタ傑作集
 カールマーン:マリンカ / レハール:メリー・ウィドウ
 ヨハン・シュトラウス II :
  「ジプシー男爵」第1幕/「こうもり」第2幕/「ウィーン気質」第2幕
 ツェラー:「小鳥売り」第1幕 / イェネ・フスカ:マリア(1942) /金花 (1903)
 プランケット:「コルヌヴィルの鐘」第1幕
 オッフェンバック:「パリの生活」第4幕 、より(以上、全て曲単位の抜粋)
  ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
  ラースロー・マクラーリ、タマーシュ・ブローディ、
  タマーシュ・ブレイトナー、ジェルジ・べハール、フリジェシュ・ヒダシュ指揮
  ハンガリー放送so.&cho.、ハンガリー国立o.、ブダペスト MAV so.
  アッティラ・フュロップ、ヤーノシュ・ベルケシュ(T) ラヨシュ・ミラー(Br)
 録音:AAD。HUNGAROTONレーベルに多くの録音をのこしているキンチェシュ(1949-)のオペレッタ傑作選。艶やかでのびやかな歌声を堪能できる。
南スラヴの民族音楽 ヴイチッチ・アンサンブル
おとぎの国〜トランシルヴァニアのバラッド
 トランシルヴァニア地方のハンガリー&ルーマニアの民俗音楽
カタリン・スヴォラーク、
マールトン・バログ、
マールタ・
 シェベシュティエーン(歌)
ヘゲドゥーシュ・アンサンブル
イェネー・ファルカシュ
 (ツィンバロン)
ハンガリー軍男声cho.&
 舞踊アンサンブル
 録音:1987年12月8日-23日、フェニクス・スタジオ、アナログ録音。
太陽は昇る〜ハンガリーの民俗音楽 テーカ
 (ハンガリー民族音楽集団)
子供のためのハンガリー民謡集
  動物の歌、子供の遊びの歌、婚礼の歌、からかい歌、他(全37曲)
カティ・スヴォラーク(歌)
テーカ・アンサンブル
ハンガリーの子供たち
HCD-18191
buyボタン
価格帯:E
ラプソディ〜リストとバルトークの原典
 ・リストの原典・
 民謡変奏曲「ラコッツィ行進曲」
 JAJ DE HUNCUT A NÉMET...
  [What wily are the German] /
 KÁKA TÖVÉN... [On the sterm of rush] /
 EMLÉKEZET... [Remembrance] /
 DERES A FÛ... [The grass is frosty] /
 狂詩曲
 ・バルトーク作品中の民謡・
 トランシルヴァニア、ハンガリーと
  ルーマニアの民謡舞曲
   (Az 1. Rapszódia [1928] forrásai) /
 パローツ(ハンガリーの民族集団)による
  歌とバグパイプによる民謡(A 15
   magyar parasztdal [1914-18] két dallama) /
 チーク県からの民謡 (A Három csíkmegyei
   népdal[1907] forrásai) /
 トランシルヴァニア、ハンガリー、ルーマニアと
  ルテニアの舞曲
   (A 2. Rapszódia [1928] forrásai) /
 トランシルヴァニアとルーマニアの民謡舞曲
  (A Szonatina [1915] forásai) /
 トランシルヴァニアとルーマニアの舞曲
  (A Román népi táncok [1915] forrásai)
ヤーノシ・アンサンブル
[ヤーノシ・エジュッテシュ、
 ダンハウシェル・ゾルターン、
 ボルベーイ・ミハーイ、
 ユハース・ゾルターン、
 ヤーノシュ・アンドラーシュ]
 リストとバルトークの原典となったハンガリーの旋律を集めたディスク。リストの方は、6世紀から15世紀にかけてのハンガリー狂詩曲、民謡主題が収められている。
ラースロー・ライタ採譜:器楽民族音楽採集
 〜チャルダーシュ/他 全17曲
ショプロンと
 バラッシャジャルマトの
  ジプシー・バンド
 録音:ショプロン(オーストリア国境沿い)&バラッシャジャルマト(スロヴァキア国境沿い)。AAD、モノラル。
 ライタはバルトーク、コダーイと並んで、ハンガリー民俗音楽のフィールドワークで業績を残した。
HCD-18238
廃盤
ハンガリー歌謡の世紀〜ラブソング&フォークソング フェレンツ・ベーレシュ(T)
A.ケチケーシュ(リュート)
Z.ペルティシュ(クラヴィコード)
F.ゲレンツェール(ツィンバロン)
J.サライ(ツィンバロン)
エーリ(P)
ハンガリー民謡集 カティ・
 スヴォラーク(S)
ターロガートによる作品集 ラースロー・キシュ(ターロガート)
アンドラーシュ・レルケシュ(Cb)他
 ターロガートはクラリネットに似たハンガリー独自の楽器。キーワークはオーボエに、音色はイングリッシュホルンに似ている。ブダペスト歌劇場においては、マーラーの指示でワーグナーの「トリスタン」第3幕の牧童の笛として使われ、バイロイトでも導入されている。
バルトーク、コダーイ、ライタの
 編曲による有名なハンガリー民謡
トロク・エルゼーベト(Ms)
バル・アラトー(P)他
500年にわたるハンガリーの歌 フェレンツ・
 ヴェレシュ(Vo)
ベスト・オヴ・2000〜ハンガリーのジプシー・フォーク・グループ K.ヤグ R.ロタ
N.F.セメク
T.エジュッテシュ
R.D.エジュッテシュ
K.チッラガイ
中央ヨーロッパのクリスマス カティ・スヴォラーク(S)
モナルキアo.
中央ヨーロッパの子供の歌 カティ・スヴォラーク(Vo)
モナルキアo./他
清らかな春〜
 バルトーク&コダーイ:ハンガリー民謡&民謡編曲集
演奏者不明
 録音:モノラル&ステレオ。バルトークとコダーイが収集した民謡のオリジナルとその編曲。
コーカサス山脈の2つの地域における民謡集 ヤーノシュ・シポシュ(採集/編集)
HCD-18254/55
(2CD)
廃盤
ハンガリーの民俗音楽〜
 コダーイが採集した蝋管録音による
ルイザ・タリ(編集)
 コダーイの生誕100年を記念して1983年にLPで発売され、直後に完売し入手困難となっていた音源のCD化。同様を中心に、肉声からヴァイオリンまで、演奏時間が3分に満たない短い曲を127曲収録。
いにしえの響き、ターロガトー
 いにしえの響き/
 ヨージェフ・シャールケジのスロー・ダンスと
  アーリー・ダンス・ミュージック
  (ハンガリー、トランスダヌビア地方)/
 トランスダヌビア地方の子守歌と
  フリス・チャールダーシュ/
 アルメニアの歌/
 エルネスト・アレンソン:船乗りの夢
 ラースロー・ドゥブロヴァイ:
  ソロNo.14[哀歌/歌/速い舞曲]
 メゼーケルペーニ地方のテーブル・
  ミュージックとジプシー・チャールダーシュ
 2つのカプヴァールのクリスマスの歌
 アールパード・ケンチェイ:いにしえの小品
ラースロー・
 キシュ・GY(ターロガトー)
ペーテル・アーレンダーシュ(Va)
アンドラーシュ・レルケシュ(Cb)
ゾルターン・ポルテレキ(ツィンバロン)
マルギット・ボグナール(Hp)
エルネスト・アレンソン(語り、打楽器)
ガーボル・プスタイ(ダルブカ、打楽器)
ガーボル・イヴァーン
 (Vib、打楽器)
 録音:2002年12月、クラシックサウンド・スタジオ。
 見た目がクラリネットに似ているターロガトーは、トルコ発祥といわれるハンガリーの民俗楽器。音色はむしろサクソフォンに近く、ここでは伝承音楽から現代曲まで幅広く収められている。
アレルヤ〜中央ヨーロッパの復活祭 カティ・スヴォラーク(Vo)
モナルキア・オーケストラ
 録音:デジタル。
ハンガリーのさまざまな民謡集
 花の競争/ラコッツィの旋律のサイクル/私のかわいい未婚の娘/
 ヴォルタの旋律/様々な花嫁/共同収穫/愛の試練/
 思い出の旋律/他人のパンで生きるのは辛いことだ
カティ・スヴォラーク(歌)
タマーシュ・ゴンバイ(Vn)
ゾルト・ナジ(Va)
サバ・トゥラーニ(Ob)
バログ・カールマーン(ツィンバロン)他
 録音:DDD。
 ハンガリー民謡をアレンジしたもの。カティ・スヴォラークの素朴な歌声がぴったり。
中央ヨーロッパのペンテコステ
  (全35曲)
カティ・スヴォラーク(歌)
カールマーン・バログ(ツィンバロン)
タマーシュ・ゴンバイ(Vn)
フェレンツ・キッス
(Vn/Va/ツィター/他)他
アンサンブル・モナルキア
 録音:DDD。
 ペンテコステとは五旬節とも言われるキリスト教の行事の一つ。それにまつわるハンガリーの歌を35曲収録。カティ・スヴォラークはハンガリーの有名な民謡歌手。
雲の扉
 Motto / Polorum Regina / Angyali üdvözlet /
 Angelic Salutation/
 Én fölkelék [ I arose ](első versszak nélkül) /
 Ó, Szent István [ Oh, Saint Stephen ]/
 Ave Maris Stella / Alle-alleluja [ Alle-alleluyah ]/
 Mária, Mária [ Mary, Mary ]/
 Menybe vitt leány [ The Girl Taken up to Heaven ]/
 Fellegajtó [ Cloud-doors ]/
 Altató [ Lullaby ] (Én fölkelék, első versszakkal)
イレーン・ロヴァース(Vo)
ミクローシュ・ルカーチ(ツィンバロン)
バラージュ・ソコライ・ドンゴー
(バグパイプ/リコーダー/Sax)
ゾルターン・ミジェイ
(シンセサイザー/Vo)
チャバ・ギュライ・
 ギュライ(Perc)
 録音:2004年7月&10月、HSBスタジオ、ドゥナケシ。
 トラッド系のポップス。
フェレンツ・トゥリ〜ツィターによる
 民謡、クラシック、ブルース集
(全23曲)
 ブラームス:
  ハンガリー舞曲第5番/ラコッツィ行進曲
 ゾルターン・ジェレ:
  ツィター協奏曲/
  子供の歌(バルトークへのオマージュ)/
  セロトニン・ブルース/他
フェレンツ・トゥリ(ツィター)
ゲルゴ・カロリー(G)
ゾルターン・ジェレ指揮
MR so.団員
 録音:2009年9月28日-10月2日、フンガロトン・スタジオ、ブダペスト。ツィターは F, A, C, Dに調弦された4つの楽器を使用。
 演奏の難しさでも知られる弦楽器ツィターは、アルプスの数少ない娯楽として家庭に広く浸透していき、19世紀にその最盛期を迎えた。奏法によっては東洋的にも聴こえる魅力を持つが、本アルバムではフォークソング、ブルースからクラシックまで様々なジャンルをお楽しみ頂ける。なかでもツィター1本で弾かれるブラームスのハンガリー舞曲第5番は圧巻。また MR so.の指揮者でもあるゾルターン・ジェレによって作曲されたツィター協奏曲は小曲ながら注目。ルーマニア民謡風の第1楽章、中国風の第2楽章、そしてショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番の第3楽章を彷彿させる華やかでコミカルな最終楽章は一聴の価値あり。
HCD-18526
buyボタン
(2CD)
嫁入り支度〜中欧と東欧の婚礼歌集
 ハンガリー、ルーマニア、スロヴァキア、
 イディッシュ(ユダヤ)オーストリア、
 ポーランド、クロアチア、ウクライナ、
 チェコ、ジプシー、スロェニアの音楽
  (カティ・スヴォラーク監修)
カティ・スヴォラーク(歌)
各国の音楽家
モーツァルト:歌劇「魔笛」(ハンガリー語歌唱/抜粋?) ハラース・ユディト(語り)
ラースロー・マルギット(S)
アーガイ・カロラ(S)
チェンゲリ・アドリエンネ(S)
レーティ・ヨージェフ(T)
キシェギ・アールパード(T)
グレゴル・ヨージェフ(B)
メリシュ・ジェルジ(Br)
エルデーイ・ミクローシュ指揮
 ハンガリー語のナレーション付き&ハンガリー語歌唱。1CDなので、多分抜粋録音。
カルパチア盆地の鳥の鳴き声 Vol.2
 オオヨシキリ/ヨシキリ(2種)/
 スゲヨシキリ(2種)/
 アクロセファルス・パルディコラ(ヨシキリ科)/
 ヌマヨシキリ/マミジロヨシキリ/オガワコマドリ/
 餌をねだるオガワコマドリのひなの鳴声/
 ヌマセンニュウ(2種)/ヤナセンニュウ(2種)/
 ミズベアメリカムシクイ(2種)/ノビタキ/
 マミジロノビタキ/ハクセキレイ/ツメナガセキレイ/
 キセキレイ/ハッコウチョウ/ノドジロムシクイ/
 セアカモズ/クロジョウビタキ/ジョウビタキ/
 コシジロイソヒヨ(5種)/ノハラツグミ/
 ヨーロッパビンズイ/ムジタヒバリ/ヒバリ/
 ヒメコウテンシ/ヒメコウテンシとニシツバメチドリ/
 オオジュリン/キアオジ/ハイガシラホオジロ/
 ハタホオジロ/ツル
 編集&録音:ミハーイ・オルサーグ。カエルでの強烈さに替わり、鳥たちの美しいさえずりにはうっとりさせられる。カルパチア盆地はハンガリーの首都ブタペストが位置し、国土の大半を占める大平原が広がる地域。
HCD-19454
廃盤
ハンガリーのカエルの声 ハンガリーのカエルたち
HCD-31022
廃盤
ミヒャエル・ハイドン:
 聖フランチェスコのミサ/レクィエム
ヘルムート・リリング指揮
フェレンツ・リスト室内o.、
ハンガリー放送cho.
HCD-31009/14
(6CD)
廃盤
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 マルコム・ビルソン(Fp)
レナータ・スコット〜フランス・オペラ・アリア集 Vol.1
 ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」、
 トマ:「ミニヨン」、
 マスネ:「ウェルテル」、「マノン」、「エロディアード」、
  「ドン・キショット」、「サッフォー」、
 ビゼー:「カルメン」、
 オッフェンバック:「ペリコール」、「ホフマン物語」から
レナータ・スコット(S)
チャールズ・ローゼクランズ指揮
ブダペストso.
 スコットの艶やかな声にうってつけといえる、マスネを中心とした比較的時代の新しいフランス・オペラからの選曲。
バルトーク:
 ヴァイオリンとピアノのための2つのラプソディ/
 コントラスツ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
Z.セーケイ(Vn)
M.セントヘイ(P)
K.ベルケシュ(Cl)
バルトーク:
 2台のピアノと打楽器/管弦楽のための協奏曲(*)/
 ミクロコスモス〜二台ピアノ曲(7曲)(#)/
 2台ピアノ組曲(*)
ディッタ・パストリ=
 バルトーク(P)
ディッタ・バルトーク=
 パストリ(P;*)
エルジェーベト・トゥサ(P;#)
ヤーノシュ・シャーンドル指揮
ブダペストso.
 どうしても技巧にかまけて派手な効果を持ち上げがちなこの協奏曲だが、このオール・ハンガリー勢のツボをおさえた演奏を聞いてしまうと、この素朴な力こその作品の根源的エネルギーなのだと実感できる。バルトーク夫人による演奏ということでも注目できる。
バルトーク:
 管弦楽のための組曲第1番&第2番(*)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立o.
ミクローシュ・エルデリ指揮
ブダペストso.(*)
 聞き物はやはりフェレンチクの指揮した組曲第1番。録音年が不祥だが1970年代か?
コダーイ:
 チェロ・ソナタ/無伴奏チェロ・ソナタ/トリオ・セレナーデ
M.ペレーニ(Vn)
J.ヤンドー(P)
バルトーク:合唱曲集
 古いハンガリー民謡/村の情景/セーケイの歌
A.ドラディ、M.サボー指揮
ハンガリー陸軍男声cho.
ジェール少女cho.
バルトーク:
 4つの管弦楽曲Op.12 Sz.51(*)
  [前奏曲/スケルツォ/間奏曲/葬送行進曲]/
 ヴァイオリンと管弦楽のためのラプソディ(#)
  [第1番 Sz.87/第2番 Sz.90]/
 ヴィオラ協奏曲Sz.120
  (ティボル・シェルイ補筆完成)(+)
デーネシュ・コヴァーチュ(Vn;#)
ゲーザ・ネーメト(Va;+)
ミクローシュ・エルデーイ指揮(*)
アンドラーシュ・コロディ指揮(+)
ブダペストpo.(*/+)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮(#)
ブダペストso.(#)
 発売:1994年。録音:ADD。
シューマン:「詩人の恋」/リーダークライス P.エスウッド(CT)
バルトーク:2声・3声の無伴奏児童・女声合唱曲集 ドブサイ指揮スコラ・フンガリカ
リスト:合唱曲集
 主の家に我らは進み行く S.57 /Chor der Engel S.85 /
 信頼する主、統べたまえ S.23 /テ・デウムS.27 /
 アヴェ・マリス・ステラ S.34-1 /ロザリオ S.56 /
 アヴェ・マリアI S.20-1 /処女マリアへの讃歌 S.39
アンドラーシュ・モルナール(T)
ラースロー・レーヴェーシ(Org)
ガーボル・ウグリン指揮
ハンガリー国立cho.
 発売:1989年。録音:DDD。
メンデルスゾーン:
 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調Op.44-1/
 弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調Op.12
バルトークSQ
[ペーテル・コムローシュ(Vn)
 ゲーザ・ハルギタイ(Vn)
 ゲーザ・ネーメト(Va)
 ラースロー・メゼー(Vc)]
 発売:1994年。録音:DDD。
レナータ・スコット〜フランス・オペラ・アリア集 Vol.2
 グルック:「アルミード」、「トーリドのイフェジェニー」、
 スポンティーニ:「ヴェスタの巫女」、
 ロッシーニ:「ギョーム・テル(ウィリアム・テル)」、
 ドニゼッティ:「連隊の娘」、「ファヴォリート(ファヴォリータ)」、
 マイヤベーア:「北極星」、ワーグナー:「タンホイザー」、
 チャイコフスキー:「ジャンヌ・ダルク」、
 マスネ:「ル・シッド」から
レナータ・スコット(S)
チャールズ・ローゼクランズ指揮
ブダペストso.
 18世紀後半から19世紀前半の作品から主として選曲。珍しいのはワーグナー:「タンホイザー」の「歌の殿堂」で、スコットの歌うワーグナーも珍しいが、パリでの上演通りフランス語で歌われているのも稀。
HCD-31130
buyボタン
(3CD)
テレマン:ブロッケス受難曲 M.ザードリ(S) 他
マギーガン指揮カペラ・サヴァリア
ミクローシュ・ペレーニ〜チェロとピアノのための音楽
 J.S.バッハ/コダーイ編曲:3つのコラール前奏曲
 ドビュッシー/ゾルターン・コチシュ編曲:小組曲
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 コダーイ:ソナチネ
 フォーレ:エレジー
 バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.88(作曲者編)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ゾルターン・コチシュ(P)
 発売:1989年。録音:DDD。
パール・エステルハージ(1635-1713):
 宗教的カンタータ集「天上の調和」(全55曲/1709)
マーリア・ザードリ(S)
マールタ・ファルシュ(S)
カタリン・
 ゲーメシュ(Ms)
カタリン・カーロイ(A)
ガーボル・カーライ(T)
ヨージェフ・
 モルドヴァイ(B)
パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア
サヴァリア声楽アンサンブル
 ハイドンが仕えたエステルハージ家の一人パールは、一族の地歩を築いたハンガリー帝領伯二コラウスの息子で、収録曲は彼が書いた唯一の現存作品。独唱用40曲、二重唱用6曲、合唱用9曲から成り、弦・管のほかにティンパニ、オルガン、ハープなどを含む楽器編成がとられている。
HCD-31159
廃盤
C.P.E.バッハ:チェンバロ協奏曲集
 [ハ短調 Wq31/ニ短調 Wq23/ヘ長調 Wq33]
ミクローシュ・シュパーニ(Cemb)
コンチェルト・アルモニコ
HCD-31167
廃盤
バルトーク:
 管弦楽のための協奏曲/舞踏組曲
イヴァン・フィッシャー指揮
ブダペスト祝祭o.
シューベルト:
 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」/同第12番「四重奏断章」
ケラーSQ
レスピーギ:歌劇「セミラーマ」 エヴァ・マルトン(セミラーマ)
ヴェロニカ・キンチェス
(スジアーナ)
ランド・バルトリーニ(メロダーク)
ラヨシュ・ミラー(ファラサール)他
ランベルト・ガルデッリ指揮
ハンガリー国立o.
ハンガリー放送cho.
 1910年にボローニャで発表されたレスピーギ初の本格的オペラ。物語はナポリ派以来よくあるセミラーミデものだが、音楽的にはプッチーニを思わせるような豪華絢爛な音絵巻である。
コダーイ:合唱作品全集 Vol.7
 〜女声・児童合唱曲
(全31曲))
デーネシュ・サボー指揮
ニレジハーザ・カンテムス
 発売:1994年。録音:DDD。
聖母マリアの祝日のための聖歌集
 第1夜の夕べの祈り
 デュファイ:モテット「恵み深き救い主の御母」
 朝課(徹夜課)
 クレメンス・ノン・パパ:
  モテット「天のシオンを讃えよ」
 賛課/ミサ
 ジョスカン・デプレ:
  セクエンツィア「不妊の女のもとに天使を遣わし」
 第2夜の夕べの祈り
 デュファイ:3声のためのマニフィカト
ヤンカ・シェンドレイ指揮
スコラ・フンガリカ
 アオスタ写本を参照し再構成されたもの。恐ろしいほどの透明感が素晴らしい。
HCD-31296
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(2CD)
ハイドン:6つの弦楽四重奏曲 Op.9 タートライSQ
リスト:ベッリーニの主題による幻想曲、回想&幻想曲 エンドレ・ヘゲドゥーシュ(P)
HCD-31304
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(3CD)
ヘンデル:歌劇「フロリダンテ」 W.ザードリ、K.ファルカス(S) A.マルカート(Ms)
D.ミンター(CT)
マギーガン指揮カペラ・サヴァリア
HCD-31307
(2CD)
廃盤
マスカーニ:歌劇「ロドレッタ」 M.スパカーニャ(S)
P.ケレン(T) L.ポルガール(B)
ローゼクランス指揮ハンガリー放送o.
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第1番Op.14
ヴィドール:オルガン交響曲第6番Op.42-2
ベルタラン・
 ホック(Org)
 使用楽器:マティアス教会、リーゲル・オルガン。
 ブダペスト市内にあるマティアス教会はゴシック様式による代表的建築だという。
ヨーゼフ・カライ:合唱曲集 ガボール・ホラールンク指揮
ブダペスト合唱協会cho.
HCD-31351
廃盤
メンデルスゾーン:八重奏曲
シェーンベルク:浄夜
バルトークSQ
スティーヴ・ライヒ:
 木づちのための音楽/声とオルガン/木片のための音楽/六重奏曲
アマディンダ打楽器アンサンブル
ラースロー・シャーリ(1940-):接近と離反
 ラースロー・シャーリ(P/Org/アコーディオン/Perc/口笛)
 アンドラーシュ・ペテチ(朗読/Perc) バーンク・シャーリ(Org/Harm/P)
 初発売:1990年。ハンガリーの詩人アンドラーシュ・ペテチの詩にミニマル・ミュージックのシャーリが作曲したもので、クラシックというよりポップス調のオシャレな出来と。ちなみにシャーリは1996年に3カ月東京へ滞在し、日本の伝統音楽や芸能を研究した。
HCD-31443
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(3CD)
モーツァルト:初期弦楽四重奏曲集
 [第1番−第13番]
フェステティーチSQ
 初発売:1991年。録音:ディジタル。ピリオド楽器使用。
18世紀-19世紀、ハンガリーのマーチ集(全16曲) ラースロー・マロシ指揮
ラースロー・ドホシュ指揮
ラースロー・ゲイゲル指揮
ハンガリー軍中央ウィンドo.
 発売:1994年。録音:DDD。
ヴィヴァルディ(J.S.バッハ編):
 協奏曲 ハ短調 RV.565 / BWV.596
J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調BWV.582
マルコム・アーノルド:金管五重奏曲Op.73
ミクローシュ・ツェミツキー:小さなソナタ第1番
ジェルジ・ヴカーン:ハッチバック
ハンガリアン・
 ブラス五重奏団
[エデ・インホフ、
 ツォルト・ツェグレーディ(Tp)
 カーロイ・アンブルス(Hr)
 ツォルト・セーケイ(Tu)
 イシュトヴァーン・
  ペーテル・ファルカシュ(Tb)]
 発売:1993年。録音:DDD。1987年創立、ハンガリー各オケの一流奏者を集めたアンサンブル。結構広い守備範囲と言える曲目。
JOY OF THE HUNGARIAN NATION
 〜18世紀-19世紀ハンガリー音楽の楽しみ

 パウル(パヴェル)・ヴラニツキー(1756-1808):
  交響曲 ハ長調(1790)(*)
 アンタル・ジェルジ・ツェルマーク(1774頃-1822):
  弦楽四重奏曲(1809)(#)/
  6つの大ハンガリー四重奏曲(1810頃)(#)
 マールク・ロージャヴェルギ(1787頃-1848):
  ハンガリー円舞曲第1番(第1集?)(1842)(#)/
  チャルダーシュ「騒がしい音」(1846)(#)/
  チャルダーシュ「聞け! 聞け!」(1847)(#)
ヴィルモシュ・
 タートライ(リーダー)
ハンガリー室内o.
 録音:1973年(*)/1974年(#)。
大二重奏〜2つのオルガンのための音楽
 ケルビーニ、ガルッピ、ピアッツァ、パスクィーニ、ベートーヴェン、
 ブランコ、他の作品、16世紀のタブラチュア譜によるハンガリー舞曲集
ルイジ・ギン、
イシュトヴァーン・エッラ、
ヤーノシュ・シェヴェスティエーン
 (Org)
ハイドン:ヴァイオリンと通奏低音
 のための6つのソナタ Op.23

  [第1番 変ロ長調 Hob.VI:3 /
   第2番 イ長調 Hob.VI:2 /
   第3番 ハ長調 Hob.VI:6 /
   第4番 変ホ長調 Hob.VI:5 /
   第5番 ニ長調 Hob.VI:4 /
   第6番 ヘ長調 Hob.VI:1 ]
デュオ・オンガレーゼ
[イルディコー・
  ハイデュ(Vn)
 ジェルジ・デーリ(P)
 録音:1992年6月8日-10日、1993年6月1日-4日、以上フンガロトン・スタジオ。
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための二重奏 ミクローシュ・シェンテリ(Vn)
ダニエル・ベンケー(G)
 パガニーニのギター伴奏によるヴァイオリン曲は、かなり根強いファンがいる。確かにその音楽を聴くと、ピアノ伴奏と比べてより伸びやかであり、そのあたりが人気の秘訣なのだろう。
HCD-31481
廃盤
メンデルスゾーン:
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64(フルート版)/同 ニ短調
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲
ヤーノシュ・バーリント(Fl)
モランディ指揮ブダペストpo.
アニー・フィッシャー
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466/
  ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467/
  ロンド ニ長調 K.382
アニー・フィッシャー(P)
エルヴィン・ルカーチ指揮
ブダペストso.
 録音:1965年。
HCD-31493
廃盤
アニー・フィッシャー
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(*)
 モーツァルト:前奏曲とフーガ ハ長調 K.394(#)
 シューベルト:即興曲 ヘ短調 Op.142 No.1(+)
アニー・フィッシャー(P)
ヘリベルト・エッサー指揮(*)
ブダペストso.(*)
アニー・フィッシャー
 シューベルト:
  ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960(*)
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(#)
アニー・フィッシャー(P)
 録音:1968年(*)/1953年(#)。
バルトーク:カンタータ・プロファーナ
 ヨゼフ・レティ(T) ヨゼフ・グレゴール(B)
 アンタル・ドラティ指揮ブダペストso.、ハンガリー放送cho.
コダーイ:ハンガリー詩篇
 ヨゼフ・シマンディ(T) アンタル・ドラティ指揮ハンガリー国立o.、ブダペスト合唱団cho.
 冒頭にバルトークのナレーションの録音が復刻されているとのこと。両曲ともドラティ指揮というのが嬉しい。
HCD-31509
(3CD)
廃盤
バルトーク:弦楽四重奏曲全集
 全6曲/ディヴェルティメント
タートライSQ
トムキンズ:4声、5声、6声の歌曲集(1622) ヤーノシュ・ドブラ指揮
ブダペスト・トムキンズ声楽Ens.
リスト:巡礼の年(抜粋)
 第1年「スイス」より[第1、2、4、9曲]/
 第2年「イタリア」より[第1、4、5、6曲]/
 第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」/
 第3年〜エステ荘の噴水
イレーネ・ポルヤ(P)
 録音:1991年。
 ポルヤはハンガリーのデブレツェン生まれ。リスト音楽院で、ピアノをイシュトヴァーン・アンタルとラヨシュ・ヘルナーディに、チェンバロをヤーノシュ・シェベシュティエーンに、また室内楽をジェルジ・クルターグに師事した。ペトラルカのソネットや美音が雫れ落ちるようなエステ荘の噴水など、スタインウェイの華麗な響きで聴くリストは格別。
コントラバスのヴィルトゥオーソ
 グルック(クライスラー編):メロディ
 マスネ(M.マルシック編):瞑想曲
 パガニーニ(T.トシェフ編):G線上の幻想曲
 フォーレ:夢の後でOp.7-1
 グラナドス(G.カサド編):間奏曲
 ショパン(グラズノフ編):夜想曲 嬰ハ短調
 ショパン:夜想曲 嬰ハ短調
 メンデルスゾーン:無言歌集〜5月のそよ風Op.62-1
 ダニエル・ファン・ゲーンズ(1858-1904)
  (T.トシェフ編):スケルツォOp.12-2
 ロッシーニ(P.アザルヒン編):カヴァティーナ
 ラフマニノフ:前奏曲 ニ長調Op.23-4
 モンティ:チャルダーシュ
 セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951):
  コントラバス協奏曲(*)
イヴァン・シタンコフ(Cb)
エリカ・トート(P;*以外)
ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮
ブダペストso.(*)
 録音:DDD。発売:1995年。
 聴き物は、最後に置かれた名指揮者クーセヴィツキーの作によるコントラバス協奏曲。録音は少なくないのだが意外と入手困難な作品で、当盤と、あとはポーランドのDUXレーベルのアイテム(DUX-0126)が入手しやすい程度だろうか。
コダーイ:混声合唱のための無伴奏合唱曲集(全18曲)
 誕生日の挨拶/晩歌/聖シュテファン王の歌/
 トランシルヴァニア人の嘆き/トランシルヴァニア人に/
 遅すぎた/嘆願して/ノルウェーの娘/老人たち/
 夕べ/イエスと商人たち/他
アウレル・ティッライ指揮
ペーチュ室内cho.
 コダーイは声の美しさに魅せられ、またそれを完全に理解して可能な限りの美しさを追求、生涯無伴奏の合唱曲に力を注いだ。特にハンガリー語の語感を生かし、さらに民族色も生かしたあたりの柔らかいその音楽は、ヒーリング効果絶大。
ジェルトレルのタルティーニ
 ジュゼッペ・タルティーニ:ヴァイオリン、
  弦楽と通奏低音のための5つの協奏曲集

 [ヘ長調 D.68 /ト長調 D.83 /
  ニ長調 D.30 /イ長調D.95 /ニ長調D.24]
アンドレ・ジェルトレル(Vn)
エドモンド・
 ド・シュトウツ指揮
チューリヒ室内o.
 録音:ステレオ、ADD。CD発売:1994年。
 バルトークと親交が深かったハンガリーの名手、ジェルトレル(1907-1998)による珍しいタルティーニの録音。
トィルバドールルル!!!
 メイプル・リーフ・ラグ/クライマックス・ラグ/
 カルメン・メドレー/イル・トロヴァトーレ/
 モンティのチャルダーシュ/ハンガリー舞曲/他
ブダペスト・
 ラグタイム・バンド
HCD-31540
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(2CD)
コダーイ:ピアノ曲全集 アーダーム・フェッレーギ(P)
ドニゼッティ、ロッシーニ:歌曲&デュエット集 アンドレア・ウルブリヒ(Ms)
イングリッド・ケルテシ(S)
  イロナ・プルンニ(P)
マルトン・イン・コンサート
 ボーイト、カタラーニ、マスカーニ、ポンキエッリ、
 プッチーニ、ヴィルフ=フェラーリ、他のオペからのアリア
エヴァ・マルトン(S)
ユリウス・ルーデル指揮
ハンガリー国立o.
リスト、ベッリーニ、ドニゼッティ、パッチーニの
 オペラからのトランスクリプション集
エンドレ・ヘゲドゥーシュ(P)
バルトーク:組曲Op.14/野外にて/ピアノ・ソナタ/
      9つのピアノ小品/コントラスツ
エルジェーベト・トゥシャ(P)
 録音:1965年-1968年。楽天的な明るさと開放感でハンガリー魂を歌い上げている。インターナショナルなバルトークもいいが、こういう味わいはさすがはお国物のならでは。
ドホナーニ:
 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.5/同第2番 ロ短調 Op.42
ラースロー・マラニャイ(P)
ジェルジ・ジェーリヴァーニ=
 ラート指揮ブダペストso.
バルトークSQ & ヘゲデシュ〜シューマン
 シューマン:
  ピアノ五重奏曲 (*)/謝肉祭Op.9
エンドレ・ヘゲデシュ(P)
バルトークSQ(*)
 録音:1993年、DDD。
シフラ名演集 1955 & 1956
 リスト:超絶技巧練習曲集 より[第1、2、8、9番]
 ヨハン・シュトラウス II/シフラ編曲:
  美しく青きドナウ/トリッチ=トラッチ・ポルカ/
  「こうもり」パラフレーズ/「ジプシー男爵」パラフレーズ
 ガーシュウィン;ラプソディ・イン・ブルー(*)
ジェルジ・シフラ(P)
ゾルターン・ロズニャイ指揮(*)
ハンガリー国立o.(*)
 録音:1955年-1956年、ブダペスト。モノラル。後年は全く演奏しなかったガーシュウィンが珍しい。
フランク:3声のミサ イ長調 Op.12/オフェルトリウム サラモン・カムプ指揮
デブレツェンン・コダーイcho.
 発売:1985年。録音:DDD。
HCD-31585
廃盤
ホルンの饗宴〜シューベルトからシュトラウスへ
 シューベルト:流れの上で
 シューマン:アダージョとアレグロ
 F.シュトラウス:ノクターン/主題と変奏 他
アダム・フリートリッヒ(Hr)
シャーンドル・ファルヴァイ(P)
アングリート・ケルテシュ(S)
カタリン・ハルマン(Ms)
シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 Op.53 D.850
 ピアノ・ソナタ第7番 変ホ長調 Op.122 D.586
マルコム・ビルソン(Fp)
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
 第18番 ト長調 D.894「幻想」/第11番 ヘ短調 D.625/
 アダージョ 変ニ長調 D.505/第9番 ロ長調 D.575
マルコム・ビルソン(Fp)
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4
 第13番 イ長調 D.664/第6番 ホ短調 D.566(未完)/
 第16番 イ短調 D.845
マルコム・ビルソン(Fp)
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.5
 第21番 変ロ調 D.960/第15番 ハ長調 D.840(遺作)
マルコム・ビルソン(Fp)
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.6
 第3番ホ長調 D.459
 第8番 嬰ヘ短調 D.571(+アンダンテ D.604/スケルツォとアレグロ D.570)
 第2番ハ長調 D.279(+アレグレット D.346)
マルコム・ビルソン(Fp)
 録音:カナダ放送グレン・グールド・スタジオ、トロント。未完の第8番、第2番では慣習に従い断章を補っている。
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.7
 [第19番 ハ短調 D.958/
  第5番 変イ長調 D.557/第14番 イ短調 D.784]
マルコム・ビルソン(Fp)
 フォルテピアノ録音の草分けともいえるビルソンによる全集も、第19番を含む今回で後期の3曲が揃い、残すところ第1番(D.157)、第10番(D.613)、第12番(D.655)の3曲のみとなった。その非常に上手い語り口を好むファンも多く、ARCANAから全集が出ているバドゥラ=スコダ盤と併せ、フォルテ・ピアノによるシューベルトの金字塔としてぜひ両方とも揃えたい。
ジェルジ・シフラ〜パラフレーズ&編曲集
 ワーグナー/リスト:「タンホイザー」序曲
 ヴェルディ/リスト:リゴレット・パラフレーズ
 ヴェルディ/シフラ:トロヴァトーレ
 メンデルスゾーン/リスト:
  「真夏の夜の夢」より[結婚行進曲/妖精の踊り]
 オーベール/リスト:ポルティチの唖娘
 ブラームス/シフラ:ハンガリー舞曲第5番
 リスト:ハンガリー狂詩曲第19番
ジェルジ・シフラ(P)
 録音:1954年-1956年、ブダペスト。モノラル。
ハンガリーのピアノ音楽
 ジェルジ・オルバーン:ピアノ組曲
 ヤーノシュ・ヴァイダ:変奏曲
 ジェルジ・シェルメツィ:12の変奏曲
 ミクローシュ・チェミツキィ:4つのバガテル
マルギット・キンチェシュ(P)
現代ハンガリーのブラス作品集
 K・レンドヴァイ:チャイコフスキー先生からの最後のメッセージ
 F.ヒダシュ:2つで1揃いの組曲
 G・ラーンキ:ファーザー・グースのお話/バレエ組曲「魔法の薬」
 L・ドゥブロヴァイ:ブンブンポルカ
 I・ボガール:テューバ協奏曲(*)
J.バジンカ(Tu;*)
G・ホーナ(Tb)
L・マロシ指揮
 ブダペスト・シンフォニック・バンド
リスト:交響詩集 ピアノ・デュオ版 Vol.1
 「前奏曲」/「ハンガリー」/「フン族の戦い」
ブダペスト・ピアノ・デュオ
ジングル・ベルズ〜
 ハンガリー、ドイツのクリスマス・キャロルと子守歌、
 イングランド、スコットランドの伝承音楽集
シルヴィア・カーラーシ
(カリヨン/Org/
  ディジタルP)
ARITMIA〜ハンガリー電子音楽の歩み
 ミクローシュ・シュガール(1952-):
  ファンファーレ(*)
 ゾルターン・ポングラーツ(1912-):
  マドリガル(+)
 イヴァン・パタチッチ(1922-1993):
  バラード(#)
 ラースロー・ドゥブロヴァイ(1943-):
  ピアノとシンセサイザーのための組曲(**)
 ベーラ・ファラゴー(1961-):
  ・・・雄鳥が鳴くとき・・・
  (トランペットとテープのための)(++)
 ヤーノシュ・デチェーニ(1927-):
  P.B.シェリーの詩による歌
 イシュトヴァーン・シゲティ(1952-):
  鏡のなかの双子(1993)(##)
 ゼーニア・シュトラール(1970-):
  マジック・ラウンド(1991)
ハンガリー放送
 電気音響音楽スタジオ
ゲイゲル(Tp;*)
ケルテシュ(朗読;+)
ハンガリー放送cho.(+)
ビクファルヴィ(声;#)
ラースロー・
 ドゥブロヴァイ(P;**)
キシュ(シンセサイザー;**)
ジョルト・ナジ・マヨル(Tp;++)
チェンゲリ(歌;##)
ショルテーンスキ(朗読;##)
 1975年創設のハンガリー放送電気音響音楽スタジオが制作した過去20年間の作品から選ばれたもの。一部アナログ録音。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1
 第12番 Op.26/第6番 Op.10 No.2/
 第31番 Op.110/第13番 Op.27 No.1
アニー・フィッシャー(P)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.2
 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」/第3番 ハ長調 Op.2 No.3/
 第1番 ヘ短調 Op.2 No.1
アニー・フィッシャー(P)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
 ハ短調 Op.111/ト長調 Op.49 No.2/
 ニ長調 Op.10 No.3/ト長調 Op.14 No.2
アニー・フィッシャー(P)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.4
 第18番 ホ長調 Op.31 No.3/第29番 変ロ長調 Op.106
アニー・フィッシャー(P)
 発売:1997年。録音:ADD。使用楽器:ベーゼンドルファー。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.5
 第27番 ホ短調 Op.90/第9番 ホ長調 Op.14 No.1/
 第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2/第28番 イ長調 Op.101
アニー・フィッシャー(P)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.6
 第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」/
 第17番 ニ短調 Op.31 No.2「テンペスト」/
 第15番 ニ長調 Op.28「田園」
アニー・フィッシャー(P)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.7
 第16番 ト長調 Op.31 No.1/第30番 ホ長調 Op.109/
 第2番 イ長調 Op.2 No.2/第24番 嬰へ長調 Op.78「テレーゼ」
アニー・フィッシャー(P)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.8
 第5番 ハ短調 Op.10 No.1/
 第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」/
 第4番 変ホ長調 Op.7
アニー・フィッシャー(P)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.9
 第25番 ト長調 Op.79「かっこう」/第19番 ト短調 Op.49 No.1/
 第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」/第11番 変ロ長調 Op.22/
 第22番 ヘ長調 Op.54
アニー・フィッシャー(P)
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
アンドレ・ジェルトレル(Vn)
パウル・クレツキ指揮
フィルハーモニアo.
トランシルヴァニアの現代音楽
 P・セゲー:むかしむかし.../祈願/演奏会用小品/シグナル
 Z・サライ:反響(ファゴットと弦楽四重奏のための)
 A.コンチェーイ:オスティナート
 A.デメーニ:死の遊戯の舞踏/憧れ
  カンフカとチョントヴァーリの出会い/3つの歌
アノニマスEns.
ハンガリー国立クルジュ歌劇場cho.
G・ディマ音楽アカデミー・
 パーカッションEns.
 &トロンボーンQ
I・フィリプ(Fl)
L・シモニシュ、A.デメーニ(P)
A.チェンゲリ(S)
J.シェルメツィ(Vn)
G・コーシャ(Perc)
エルネー・ドホナーニ:
 組曲 嬰へ長調 Op.19/コンチェルトシュテュック Op.12/
 交響的小品集 Op.36
チャバ・オンツァイ(Vc)
ターマシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
シャイト(1587-1654):カンツィオ・サクラ集(1620)(抜粋)
 [第8曲「来たれ、精霊よ、主なる神よ」/
  第11曲「イエス・キリストよ、汝ほむべきかな」/
  第12曲「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/
  第16曲「我らの神は堅き砦」/
  第17曲「父なる神、わがもとに留まり給え」/
  第19曲「主イエス・キリスト、わが命の光」/
  第22曲「キリストは死の絆につきたまえり」/
  第32曲「天にまします我らの父よ」]/
 讃歌第7番「主イエス・キリスト、
        わが命の光」(オルガン独奏)
アンナ・バルタ(Vg)
ビルバーラ・ドボジ
(ポジティフOrg)
ぺトラ・ヴァルガ
(Org/ポジティフOrg)
サラモン・カンプ指揮
デブレツェン・コダーイcho.
 録音:1996年10月14日-17日、デブレツェン、聖アンナ司教座聖堂。
 シャイト若き日の記念碑的作品からの抜粋。ほぼ全曲で二重合唱の編成を取り、ドイツの伝統的要素、師スウェーリンクから受けたネーデルランド楽派の影響、そしてイタリアのコンチェルタート様式が混ざり合って昇華した傑作。
超絶のチューバ
 ヒルブレヒト、ドブロバイ、パーシケッティ、ペンデレツキ、
 ラング、クラフト、スティーヴンス、他の作品
ヨゼフ・バシンカ(Tb)
ライタ:フルートを伴う室内楽曲集 Vol.1
 フルート・ソロのための2つの小品/
 演奏会用ソナタ/
 ハープとフルートとチェロのための三重奏曲Op.22/
 ハープとフルートとチェロのための三重奏曲Op.47
イシュトヴァーン・マトゥツ(Fl)
イェネー・ヤンドー(P)
イューリア・シルヴァージ(Hp)
カタリン・ヴァス(Vc)
 ハンガリーにおいてバルトーク、コダーイに続く作曲家として活躍したライタ。民族的要素に加え、この世代には珍しくフランス風印象派の素養を持っていたため、その作品は聞きやすく、洗練されたものになっている。
HCD-31648
廃盤
フランツ&カール・ドップラー:
 2つのフルートとピアノのための作品集
ベアー・ベレーニ、
アーコシュ・ドライツェ(Fl)
ラースロー・レーヴェシュ(P)
ホルン四重奏のための作品集
 ヘンデル、J.S.バッハ、ロッシーニ、モンティ、他の作品
プダペスト祝祭ホルンQ
20世紀のフルート音楽
 ベリオ:セクエンツァ1
 ムチンスキ:フルート・ソナタ Op.14
 クルターク:J.S.B.讃歌 他
アンナ・ガルズリ(Fl)
ドリケン・ケルハック(P)
HCD-31658
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(2CD)
ガルッピ:歌劇「田舎のカフェ」(1761)世界初録音 ゴンザレス、ザント(S) 他
ファビオ・ピローナ指揮
カペラ・サヴァリア
 (ピリオド楽器使用)
フルートによるヴァイオリン名曲集
 ヴィヴァルディ:「四季」
 パガニーニ:協奏曲第2番 変ロ長調「ラ・カンパネッラ」
ヤーノシュ・バーリント(Fl)
ピエルジョルジェ・ラモンディ指揮
ブダペストso.
シューベルト/リスト編曲:
 幻想曲 ハ長調(さすらい人)Op.15
 ハンガリー風メロディ S.425/3つの性格的大行進曲
ジェルジ・オラヴェチュ(P)
 シューベルトの大作「さすらい人」に惚れ込んだリストは、まずピアノと管弦楽用に、続いて2台ピアノ用に編曲、それでも飽き足らず、楽譜出版社の依頼でシューベルトのピアノ曲の楽譜を校訂する機会に、作曲当時以来の楽器の進歩や演奏空間の拡大を踏まえ、強弱・装飾音・ペダルの扱いなど徹底的な追加指示を施した。このリスト版「さすらい人」は世界初録音。
レオポルト・コゼルッチ(1747-1818):
 3つのトリオ・ソナタ Op.12

  [第3番 ト短調/第2番 イ長調/第1番 変ロ長調]
クリストファー・トリオ
[ペーテル・シューツ(Vn)
 バラージュ・マーテー(Vc)
 シルヴィア・エレク(Fp)]
 発売:1997年。録音:DDD。ピリオド楽器使用。
近代ハンガリーの作曲家によるツィンバロン曲集
 ドゥブロヴァイ:ツィンバロンと
          弦楽のための協奏曲(1994)
 セミシュキ:二つのツィンバロンと
         弦楽のための幻想的協奏曲(1988)
 レメニ:日没(1984)/オーロラ(1986)
 ランキ:ツィンバロン協奏曲(1976)
 レンドヴァイ:簡単な協奏曲(1986)
アグネス・サカリ(Cimb)
ロスカ・ファルカス(Cimb)
タマーシュ・ガル指揮
ブダペストso.室内合奏団
アンドラーシュ・リゲティ指揮
ハンガリー放送室内o.
 ツィンバロン(ダルシマー)というと、原始的な楽器と言うイメージがあるが、実際にはペダルつきのコンサート用のものが開発され、以来協奏曲などにも取り入れられたりしている。
イヴァーン・マダラース(1949-):
  コンチェルト F(L)A/飾りつけられた音/エコー
  スピード(2つのフルートのための)/物語の章
M・コストラーニ(Vo)
E.ペレーニ(Vn)
J.バーリント、
Z・ジェンジェッシ、
G・チェンティーニ、
I・マトゥズ(Fl)
G・エックハルト(シンセサイザー)
A.ホッロー(Perc)
L・ティハニ、T・サボー、
L・コヴァーチュ指揮
ハンガリー国立o.
バルトーク・ユースso.
ミシュコルツso.
ミクローシュ・ペレーニ&コチシュ・イン・コンサート
 〜オリジナルと編曲集

 J.S.バッハ/コダーイ編曲:前奏曲とフーガ(*)
 ショパン/グラズノフ編曲:練習曲(*)
 リスト/ブゾーニ編曲:忘れられたワルツ第1番(*)
 リスト:悲しみのゴンドラ(*)
 ポッパー:妖精の踊り(*)
 シベリウス/コチシュ編:悲しきワルツ(*)
 ドビュッシー/コチシュ編:レントより尚遅く(*)
 ドヴォルザーク:5つのバガテルOp.47(#)
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ(*)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ゾルターン・コチシュ
(P;*/ハルモニウム;#)
アンドラーシュ・ケラー、
ヤーノシュ・ピルツ(Vn;#)
 録音:1989年-1995年、ライヴ。
リスト:交響詩集(2台ピアノ版)
 「タッソ、悲哀と勝利」/「理想」/「英雄の嘆き」
ブダペスト・ピアノ・デュオ
シューベルト:即興曲 ヘ短調
リスト:アヴェ・マリア/ヴェネツィアとナポリ/夜想曲
ショパン:バラード ト短調 他
ゾルターン・コチシュ(P)
 録音:1973-1986年、ライヴ。
コダーイ:
 オルガノエディア・ソ・ミサ・レクタム/詩篇114/
 パンジェ・リングァ/オルガン讃歌(1966)
ヤーノシュ・フェレンチーク、
ソルターン・ヴァーシャリ指揮
ハンガリー放送cho.
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番/トッカータ
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番/スペイン狂詩曲 他
ラザール・ベルマン(P)
アンドラーシュ・コロディ指揮
ハンガリー国立so.
HCD-31686
廃盤
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集〜BWV.846-851
 パルティータ ニ長調 BWV828
タチアナ・ニコラーエワ(P)
レオー・ヴェイネル(1885-1960):弦楽四重奏曲全集
 [第1番 変ホ長調Op.4 (1906)(*)/第2番 嬰へ長調Op.13 (1921) /
  第3番 ト長調Op.26「パストラル、幻想曲とフーガ」(1934)]
アウアーSQ
 発売:1997年。録音:DDD。(*)は世界初録音。
ジョヴァンニ・ボッテシーニ(1821-1889):
 コントラバスのためのオリジナル作品と編曲集

 ボッテシーニ:ボレロ(*)/エレジー/タランテラ(*)
 J.S.バッハ/ボッテシーニ編:G線上のアリア(*)
 ボッテシーニ:
  序奏とガヴォット/ロマンツァ・ドラマティカ(*)/
  アレグレット・カプリッチョ/コントラ=バス・ポルカ(*)
 ドニゼッティ/ボッテシーニ編:「愛の妙薬」〜ロマンツァ(*/#)
 ロッシーニ/ボッテシーニ編:
  「セビリャの理髪師」〜セレナータ(#)
 ベッリーニ/ボッテシーニ編:
  「夢遊病の女」〜フィナーレ(#)
 ヴェルディ/ボッテシーニ編:「トロヴァトーレ」〜アリア(#)
ジェルジ・ヤールダーニ(Cb)
エリザベッタ・デベソコヴィ(Hp;#)
ピエル・ジョルジェ・ラモンディ指揮(#以外)
ハンガリー国立so.(#以外)
 発売:1997年。録音:DDD。(*)は世界初録音。
HCD-31695
(2CD)
廃盤
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集 ゾルターン・コチシュ、
アンドラーシュ・シフ、
シャーンドル・ファルヴァイ、
イムレ・ローマン(P) 他
コダーイ:合唱曲集 3 ミクローシュ・サボー指揮
ハンガリー放送cho. 他
ミヒャエル・ハイドン:交響曲集
 ニ長調 P.41 MH.159/イ長調 P.6 MH.152/ト長調 P.8 MH.144/
 ニ長調 P.11 MH.198/ニ長調 P.42 MH.272
パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア
(ピリオド楽器使用)
カール・ゴールドマルク(1830-1915):
 ピアノ三重奏曲集

 [変ロ短調 Op.4/ホ短調 Op.33]
バルトシュ・トリオ
[ガリーナ・ダニロヴァ(Vn)
 チャバ・バルトシュ(Vc)
 イリーナ・イヴァニツカイア(P)]
 発売:1997年。録音:DDD。
現代ハンガリーのミサ曲集
 ジェルジ・オルバーン:ミサ・クインタ(1992)(*)
 ジェルジ・セルメチ:
  ミサ・セクンダ(1990)(#)/ミサ・テルティア(1991)
ヤーノシュ・マツァーク(Cl;*)
エンドレ・ルダーニ(Cb;*)
ジェルジ・セルメチ(Org;#)
カタリン・キス指揮
アルス・ノーヴァ・
 ヴォーカルEns.
 発売:1997年。録音:DDD。
 「正直言いますと、何の期待もせず聞き始めました。しかしその10秒後には、鼓膜が快ちよい振動に震えておりました。都会的な軽快にして緻密な声の絡み合いに、クラリネットにダブルベース、それにオルガンという身軽な編成で、非常に明るいミサ曲となっております。気軽にお楽しみいただける素敵な曲ですよ!」という代理店コメントがあった。
ヤーノシュ・デチェーニ(1927-):作品集
  古いハンガリーのテキスト集/ハンガリ人民の交響曲
  ハンガリーの聖マルガレトの伝説/モーゼ/クリテムネストラ
  魔術の実験/ポンティとアンゲリカ/ペテフィ/エピローグ
アドリエンネ・チェンゲリ(S)
ペーテル・フリード(B)
ガーボル・エックハルト、
イムレ・ハルギタイ(P)
ゾルト・シェレイ指揮
コンポネンサブル
ベートーヴェン:
 「コリオラン」Op.62 序曲/
 交響曲第1番 ハ長調Op.21/
 交響曲第2番 ニ長調Op.36
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
 録音:ライヴ、DDD。発売:1997年。
ベートーヴェン:
 交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」/
 「エグモント」Op.84 序曲
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
 録音:ライヴ、DDD。発売:1997年。
ベートーヴェン:
 「フィデリオ」序曲Op.72b/
 交響曲第4番 変ロ長調Op.60/
 交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
 録音:ライヴ、DDD。発売:1997年。
ベートーヴェン:
 交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」/
 「プロメテウスの創造物」Op.43〜序曲
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
 録音:ライヴ、DDD。発売:1997年。
ベートーヴェン:
 交響曲第7番 イ長調 Op.92/同第8番 ヘ長調 Op.93
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
 録音:ライヴ、DDD。発売:1997年。
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 トコディ(S) ヴィーデマン(A)
モルナール(T) ベルツェリ(Br)
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso. ハンガリー放送cho.
ベルリオーズ/リスト編曲:「イタリアのハロルド」
リスト:忘れられたロマンス/エレジー第1番/同第2番/
 悲しみのゴンドラ/修道院にて
チャバ・エルデーイ(Vn)
イアン・ホブソン(P)
アンドラーシュ・セーレーシ(1921-):
 協奏曲第3番(16の弦楽器のための)(*)/
 トリスティア(マロシュ哀歌;16の弦楽器のための)(+)/
 パエドルスの寓話(男声6部合唱のための)(#)/
 ミゼレーレ(6声のための)**/
 フラグメンツ(メゾソプラノ、フルートとヴィオラのための)(++)/
 死の風景(ピアノのための)(##)/
 パッサカリア、アハティオ・マーラーの思い出に
  (チェロと弦楽四重奏のための)(***)
ペーテル・ガジュダ指揮(*/+)
フェレンツ・リストco.(*/+)
キングズ・シンガーズ(#/**)
アドリエンヌ・チェンゲリ(S;++)
イシュトヴァーン・マトゥジュ(Fl;++)
ラースロー・パールショニ(Va;++)
ペーテル(ペーター)・フランクル(P;##)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc;***)
アウアーSQ(***)
 録音:1997年9月15日-18日(*)/2001年2月26日(+)、フンガロトン・スタジオ(*/+)、 1982年11月23日(#)/1985年7月22日(**)/1988年3月28日(++)/1960年1月13日(##)/1998年1月27日(***)、ハンガリー放送。
 バルトーク作品番号(SZ.)で知られるセーレーシ(Szollosy)。バルトーク以後のハンガリー作曲界において、リゲティ、クルターク世代の最年長者にあたる彼の、1968年の出世作(*)から、幼なじみの医師の死に寄せた1997年の作品(***)までをたどるアルバム。(#)(**)はキングズ・シンガーズの委嘱作で、(#)は古代ローマのパエドルスによるイソップ寓話のラテン語訳を題材とした作品。 (##)は演奏者フランクルへの献呈作。
エンドレ・セルヴァーンスキ(1911-1977):
 管弦楽作品集

 アッティラ・ヨーゼフの追憶のための協奏曲 (*)/
 6つの管弦楽曲(#)
ジュラ・ボルベーリュ指揮(*)
ハンガリー国立o.(*)
ジュラ・ネーメト指揮(#)
ブダペストso.(#)
 録音:ADD。発売:1965年/CD発売:2000年。バルトークやコダーイの伝統を引き継ぎ、ハンガリーの近代音楽をさらに高めたセルヴァーンスキ。演奏の機会は滅多にないがバルトーク好きにとっては実に愛すべき作品。
モーツァルト:ソナタ K.10-15(フルート版) ゾルターン・ジェンジェッシー(Fl)
アンドラーシュ・ケメネシュ(P)
コントラバス・パレード
 クーセヴィツキー:アンダンテ Op.1 No.1/
  小さなワルツ Op.1 No.2/悲しみの歌 Op.2/ユモレスク Op.4/
 シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ
 リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行 他
イヴァン・スタンコフ(Cb)
エリカ・トート(P)
イェネー・フバイ(1858-1937):
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1
フェレンツ・セチョーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
トランペットとハープのための現代ハンガリー作品集
 F.ヒダシュ:オンリー・トゥ
 M・ホロシュ:ハープを伴うサイレント・トランペット・ミュージック
 M・マロシュ:リラ・ハープのための3つのスケッチ
 M・シュガール:ファンファーレ
 G・ラーンキ:詩人の歌
 L・ドゥブロヴァイ:悲しく非常に速いワルツ
 G・シェルメツィ:協奏的幻想曲
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)
エヴァ・マロシュ(Hp)
ゲルゲイ・ヴァイダ指揮
スコラ・フンガリカco.
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
 アリア&デュエット集
(全13曲)
マーリア・ザードリ(S)
ジュディト・ネーメト(A)
ガーボル・カーライ(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチ(B)
アフェッティ・ムジカーレ
ヤーノシュ・マリナ(監修)
ジョルト・サボー指揮
ムジカ・プロファーナ・
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブル
 発売:1998年。録音:DDD。ピリオド楽器使用。
ペーテル・セゲー:作品集
  M.O.M./ロマンス/呪文/トランペットと打楽器のための演奏会用小品
  反響/波動/デュオ/エコーズ
ペーテル・セゲー指揮
プロ・ムジカ・ノヴァEns. 他
テレマン:管弦楽組曲集 パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア
 ピリオド楽器使用。
パール・ヤールダーニ(1920-1966):作品集
  ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルティーノ(1964)(*)
  交響曲「ヴェレシュマルティ」(1952)
  ハープ協奏曲(1959)(+)
  生ける者と死にゆく者(1963)
  プリフィス
ゾーフィア・ヤルダーニ(Vn;*)
エリザベッタ・デヴェシュコヴィ
 (Hp;+)
ヤーノシュ・アーチュ指揮
セント・イシュトヴァーン・
 キラーイso.&オラトリオcho.
HCD-31743
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(2CD)
リスト:ワーグナーの楽劇からのトランスクリプション集 エンドレ・ヘゲドゥーシュ(P)
HCD-31745
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(2CD)
リスト:2台のピアノのための
 オペラ・ファンタジー&トランスクリプション集

 ベッリーニ、モーツァルト、グリンカ、ベルリオーズの作品
ディオ・エグリ&ペルティス(P)
シェーンベルク:モノドラマ「期待」Op.17
ワーグナー:
 ヴェーゼンドンク歌曲集
 「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
エヴァ・マルトン(S)
ジョン・カルヴェ、
ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮
ブダペストso.
 ヤールダーニはコダーイに師事し強く影響を受けたが、40代で亡くなってしまった。
リスト:交響詩ピアノ・デュオ Vol.3
 「オルフェウス」/「ハムレット」/「山上にて聞きしこと」
ブダペスト・ピアノ・デュオ
リスト:交響詩集(ピアノ・デュオ版) Vol.4
  「マゼッパ」/「プロメテウス」/「祭典の響き」
ブダペスト・ピアノ・デュエット
 [タマーシュ・ケレシュケドー、
 ゾルターン・ポジュガイ(P)]
 交響詩「マゼッパ」は「超絶技巧練習曲集」中の同名曲を基にしているので、3版の聴き比べも興味深いであろう。
ドホナーニ:弦楽三重奏によるセレナード ハ長調Op.10、
       チェロ・ソナタ 変ロ短調Op.8
レオ・ヴェイネル:弦楽三重奏曲
デネーシュ・コヴァーチ(Vn)
アンドラーシュ・キシュ(Vn)
ラースロー・
 バールソーニ(Va)
カーロイ・ボトヴァイ(Vc)
イェネー・ヤンドー(P)
コントラバスのためのソナタ集
 ヘンリー・エックレス(1650-1742):
  コントラバスとピアノのためのソナタ(*)
 アドルフ・ミシェク(1875-1954):
  コントラバスとピアノのためのソナタ第1番 イ長調Op.5(*)
 パウル・ヒンデミット(1895-1963):コントラバス・ソナタ(*)
 ウィルフリート・イェンツィシュ(1941-):
  無伴奏コントラバス・ソナタ
 ヴィルモーシュ・モンターク(1908-1991):
  コントラバスとピアノのためのソナタ ホ短調(*)
フェレンツ・チョントシュ(Cb)
バラージュ・ソコライ(P;*)
 発売:1998年。録音:DDD。
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):
 ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ短調 Op.27
 ヴァイオリン協奏曲第2番 ハ短調 Op.43(*)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
 発売:1998年。録音:DDD。(*)は世界初録音。
サティーキソフォン
 ドビュッシー:アラベスク第1&2番/喜びの島
 サティ:ジムノペディ第1−3番/グノシェンヌ第2−6番
 ラヴェル:ハバネラ/亡き王女のためのバラード 他
ナーンドル・ゲッツ(Cl、S−Sax)
バラージュ・ソコライ(P)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
 (2台ツィンバロンのための編曲版)
アーグネシュ・サカーイ、
ロージャ・
 ファルカシュ(ツィンバロン)
 発売:1998年。
ミヒャエル・ハイドン:
 ミサ・ヒスパニカ ハ長調(1786)
マーリア・ザードリ(S)
ユディト・ネーメト(Ms)
ペーテル・ドルッケル(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(B)
パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア、
デブレツェン・コダーイcho.
 発売:1998年。録音:DDD。
現代ハンガリーの
 弦楽アンサンブルのための作品集

 カミッロー・レンドヴァイ(1928-):
  ムジカ・ラ・ドルチェ(弦楽セレナード)
 ヨージェフ・シャーリ(1935-):化石
 マーテー・ホッローシュ(1954-):
  献呈第1番−セゲドに捧ぐ(1992)
 アンドラーシュ・セッレーシ:第3協奏曲(1968)
 バルナバーシュ・ドゥカイ(1958-):
  炎のまばゆさ(各3のヴァイオリン、
   ヴィオラ、チェロのための九重奏曲)
 ペーテル・ガズダ(1948-):生誕の神秘(1997)
ペーテル・ガズダ指揮
フェレンツ・リストco.
 録音:1997年9月15日-18日、フンガロトン・スタジオ。
ジェルシー・ラーング:
 ヘブライ風協奏曲/秋の歌/歓喜の花/
 牧神の死/コオロギの愛の歌
ラソンヴィ(Vn)
マイヤー(P)
ウリ・マイヤー指揮
ブダペストso.
 ほとんど紹介されたことのない1908年ハンガリー生まれのラーングの珍しい作品集。
ユダヤの作曲家によるヴァイオリン音楽
 アクロン、キルマン、ドゥシュキン、サミンスキー、アウアー、
 ドブロウェン、アマーニ、レヴァンドフスキ/他の作品
レイラ・ラーソニ(Vn)
エリカ・マイヤー(P)
ヨハン・ショーベルト(1735-1767):
 ヴァイオリン伴奏による鍵盤ソナタ集

  [ニ長調 Op.3-1/ト長調 Op.3-2/ハ長調 Op.1-2]
ミクローシュ・
 シュパーニ(タンジェントP)
ペーター・シュッツ(Vn)
オブレヒト:
 ミサ「おお、教会の光」/「アヴェ・レジナ・チェロルム」/
 「恵み深き救い主の御母」/ミサ「不幸に見舞われ」
ヤーノシュ・バリ指揮
A.N.S.cho.
 オブレヒトは、ジョスカンと同時代に生き、、同時代に生きた人たちから彼を凌駕する評価を与えられていた。
ラースロー・ライタ(1892-1963):
 ハープを含む室内楽作品集

 マリオネット Op.26
  (フルート、ハープと弦楽三重奏のための)/
 トリオ・ノクテュルヌ Op.34(ソプラノ、
  フルート、ハープと弦楽四重奏のための)(*)/
 五重奏曲第2番Op.46
イルディコー・イヴァーン(S;*)
イシュトヴァーン・マツ(Fl)
タマーシュ・ローナセギ(Vn)
ペーテル・サーロシ(Vn;*)
エミル・ルドマーニ(Va)
カタリン・ヴァシュ(Vc)
ユーリア・シルヴァーシ(Hp)
ゲルゲイ・マツ指揮(*)
 録音:DDD。発売:1999年。
レオ・ヴェイネル:ピアノ作品集 Vol.1
 [3つのハンガリーの田舎舞曲/ハンガリーの婚礼舞曲/
  ハンガリー農民歌(全5巻)]
イシュトヴァーン・
 カッシャイ(P)
HCD-31778
廃盤
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ
 [第1番 ニ長調Op.2/第2番 ヘ短調Op.6/
  第3番 イ短調Op.25「ルーマニア民族様式で」]
マールタ・グルヤーシュ(Vn)
ヴィルモシュ・サヴァディ(P)
ゲオルグ・アントン・ベンダ(1722-1795):
 声楽作品集

  カンタータ「アミュンタの嘆き」(*)/
  歌曲集(全20曲)(#)/3つの宗教歌曲(+)
マールタ・フェルシュ(S)
イシュトヴァーン・
 コヴァーチュ(B)
アニコー・ホルヴァート
(Cemb;*/Org;#)
レジェー・ペルトリニ(Vc)
 録音:1998年2月10日-14日、フンガロトン・スタジオ。(#)はオーストリア国立図書館所蔵の自筆譜6曲を含む貴重な物で世界初録音。
 カンタータはアルバムの白眉で美しく陰影に富んだ内容。全てドイツ語歌唱。なお、チェロのペルトリニはフェステティーチSQのメンバー。
ショスタコーヴィチ:
 ピアノ・トリオ第1番&第2番/
 ブロークの詩による7つの歌
バルトシュ・トリオ
マリア・アソーディ(S)
マールク・ロージャヴェルギ(1789-1848):
 舞踏会の舞曲集

  ハンガリー円舞曲第1番
  [ Promenading / Plessful / Verbunkos /
    Reverie / Dance for Three / Hand in Hand ]/
  Hear! Hear! / Slogan /マズルカ/ Spur /
  ポロネーズ イ長調/ Cenzorships /
  Sound of Hope from the East / Promenading /
  Plessful / Verbunkos / Reverie /
  Dance for Three / Hand in Hand / Uniting /
  ペーテルヴァールのマズルカ/ノーグラードの思い出/
  Stinning Tune /ポロネーズ ハ長調/
  Circle of Opposition / The Dream /
  ポロネーズ ト長調/ Diet Dance
フェステティチSQ
 録音:1998年2月、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。ピリオド楽器使用。
イシュトヴァネフィ:聖ベネディクト派のミサ
J.M.クラウス:レクィエム
ジェルジー・ヴァシェギ指揮
オルフェオo. パーセルcho.
ブダペストとクルージュナポカの現代作曲家たち
 ペーテル・セゲー:アーケード(1997)(*)
 ドラ・コヨカル:"A3"(1996)
 エンドレ・オルシュヴァイ:Gekko(1983)
 コルネル・タラヌー:遊牧民の歌(1982)
キシュカッロー(Hr;*)
ボスダレスク(Tp;*)
サンドゥ(Tb;*)
デアク(Tu;*)
シミオン(Perc;*)
トート(Perc;*)
アンサンブル・
 プロ・ムジカ・ノヴァ(+)
フェレンツィ(Vn;#)
ブラ(Vc;#)
ニャカシュ(Fl;#)
ナジ(P;#)
オルロフスキ(Ms;**)
ビツィネケ(Ms;**)
ザンフィル(T;**)
ブドイウ(Br;**)
タウフ(語り;**)
 録音:1982年。
 現代ハンガリーとルーマニアの作品を初演時の録音からCD化。いずれも親しみやすい作風。
エステル・ペレーニに捧ぐ
 〜ハンガリー・ヴァイオリン作品集

 ファルカシュ、ヴァイダ(*)、ソプローニの作品
エステル・ペレーニ(Vn)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc;*)
ジュラ・キシュ(P)
20世紀のハンガリー・フルート作品集
 ドホナーニ、イェムニッツ、クルタークの作品
ジェルジイ・イトセーシュ(Fl)
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ嬰ハ短調 Op.21
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18
ファリャ/コハンスキー編曲:スペイン民謡組曲
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
フェレンツ・ラドシュ(P)
 1918年生まれのリッチがフンガロトンに録音していたもの。録音年については提供情報に記載なし。
ミクローシュ・シュガール(1952-):作品集
  耳の運動/ショート・ストーリー/フラクトゥス
  モデルズ/パーキュピツィ/イリス
I・マトジュ、G・マトジュ(Fl)
B・ガジュダ(Vn)
G・ビーロー(Perc) 他
ボザイ:ピアノ・ソナタ第1番(*)&第2番(*)/
    ヴァイオリン・ソナタ/チェロ・ソナタ
クラーラ・ヴュルツ(P;*)
イムレ・ローマン(P)
エステル・ペレーニ(Vn)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
 1939年生まれのボザイの作品集。12音技法でならしたのち、セリー技法やクラスターなどに向かい、ほのかにハンガリーの民謡が香る独特の味わいで確固たる地位を築いたという。 Brilliant Classicsでモーツァルト「ピアノ・ソナタ全集」などを録音しているクラーラ・ヴュルツが参加。
イシュトヴァン・ヴァーントゥシュ(1935-):
 サウンド・グループス/歌劇「黄金の棺」(抜粋)/
 リフレクションズ/エクローガ/他
アンドラーシュ・リゲティ指揮他
ブダペストso.他
レジェー・シュガール(1919-1988):
 「フニャディ」(独唱、合唱と管弦楽のための英雄の歌)
G.デーリ(S)
E.コムローッシ(A)
J.シマーンディ(T)
G.メリシュ(Br)
ミクローシュ・フォライ指揮
ハンガリー国立o.
ハンガリー放送児童cho.
ブダペストcho.
 シュガールはコダーイに師事し、ハンガリーの民俗や歴史に着想を得た作風で知られる作曲家で、リスト音楽院の作曲家教授を務めた。「英雄の歌」は内容的にオネゲルのオラトリオと共通点が多いとされている、彼の代表作のひとつ。
レスピーギ:歌曲集
  6つの抒情詩集 第1集(1909)/第2集(1912)
  6つのメロディ(1909)/4つの抒情詩(1920)
ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
アニコー・
 ペーテル=サボー(P)
J.C.バッハ:6つの鍵盤楽器のためのソナタOp.16 ミクローシュ・シュパーニ(タンジェントP)
ベネデク・チャローグ(バロックFl)
ヤーノシュ・ヴァイダ(1949-):
 弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番/
 ピアノ・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ
新ハイドンSQ
HCD-31802
buyボタン
(2CD)
モーツァルト・ピアノ・ソナタ集 Vol.1
 [第2番/第4番/第5番/第6番/第15番/
  第8番/第9番/第12番/第13番]
デジュー・ラーンキ(P)
HCD-31804
buyボタン
(3CD)
モーツァルト・ピアノ・ソナタ集 Vol.2
 [第1番/第3番/第7番/第10番/
  第11番/第14番/第16番/第17番]
ゾルターン・コチシュ(P)
 シフを加えて「ハンガリー3羽烏」と呼ばれていた頃の2人によるモーツァルト。アナログ録音。
HCD-31807
廃盤
コレッリ:6つのソナタ集Op.5 ベネデク・チャログ(B−Fl)
レオン・ベルベン(Cemb)
M.ハイドン:交響曲集
 ハ長調 P.31 BH.478/変ロ長調 P.18 MH.358/
 ホ長調 P.17 BH.340/ニ短調 P.20 MH.393
パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア
私はあなたの美しさのとりこです
 〜ヘブライ、セファルディ、イディッシュの歌
(全16曲)
ユリア・フューズファ(Ms)
フェレンツ・ヤーボリ(P)
 リスト音楽院で学びハンガリーをはじめとする現代音楽作品を歌いこなすフューズファによる哀愁漂うユダヤの民謡歌集。
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.2
 組曲/ロマンス/花物語/ハンガリーの歌による変奏曲/
 歌劇「クレモナのヴァイオリン作り」より間奏曲
セチョーディ(Vn)
カシャイ(P)
レガシーズ〜アマディンダ
 A.ホッロー/Z・ヴァーチ:トラディションズ パートI/II
 Aホッロー:39〜マニ教徒の夢
 Z・ヴァーチ:リコンストラクション/ララバイ&イントロダクション
  黄金時代/白銀時代/青銅器時代/預言/崇拝
ポリネシア伝統音楽:カイラオ/オテア
 アフリカ伝統音楽:ムビラ/マゴゴド
アマディンダ・
 パーカッション・グループ
ショパン:夜想曲集
 (ピアティゴルスキー&グリュッツマッハー
   編曲によるチェロ版)
カッドゥーリ(Vc)
モルザ(P)
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番「ペストのス謝肉祭」
  オルフェウス/「オーベルマンの谷」〜トリスティア
ライタ:協奏三重奏曲(ピアノ三重奏曲)(1928)
  ヴァイオリンとピアノのためのソナチナ(1930)
タカーチ・ピアノ・トリオ
 世界初録音。リストの収録作は未出版。
アッティラ・レメーニ(1959-):作品集
  キリストは神の前に召され
  5つのクラリネットのための12のミニアチュア
  ベル=ゲーム/無伴奏ヴァイオリン・ソナタア
  詩篇第126/アマディンダのためのクァルテット
カンタート声楽Ens.
G・レメーニ(Vn)
ジュール・ガルデーニア・
 クラリネット五重奏団
ジェール・
 パーカッション・グループ 他
ゾルト・ドゥルコー(1934-1997):作品集
  星の物語/ピアノ協奏曲/ヨハネの黙示禄
K・ケルメンディ(P) 他
L・フレンド、A.リゲティ指揮
イヴァーン・マダラース:作品集
  歌劇「ロート」(1幕形式)
  ソロ・カンタータ「リフレイン」
T・コンツェ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
ハンガリー放送cho. 他
クルターク:
 アッティラのテキストによるソプラノ「断章」/
 ドロスのテキストによる「火のメッセージ」/
 小節からの情景/告別/S.K.
アンドラーシュ・ミハリ指揮
ブダペスト室内アンサンブル
 ハンガリー現代音楽の旗手クルターク。寡作家だった彼の貴重な管弦楽曲集。
クリスマス・ファンタジー
 バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV541/トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 ヘンデル:オルガン協奏曲 Op.4 No.4
 ダカン/レホトカ編曲:3つのノエル
 レホトカ:プロヴァンス教区、シャルル・メリー司祭のためのノエル
ガーボル・レホトカ(Org)
ギター・セレナード〜
 スパニッシュ・ギターによるタレガ編曲集

  ショパン、バッハ、チャイコフスキーなどの作品
ダニエル・ベンケー(G)
ジェルジ・オルバーン:ハンガリー語の受難曲 I.チェルナ(S)
X.リヴァデネイラ(T)
A.アンブラシュ(Br)
T.シュレ(B)
ガーボル・バロシュ指揮
ベラ・バルトーク大学o.&cho.
ゲザ・アラーガ:
 ハンガリー協奏曲/ラプソディ/練習曲
イシュトヴァーン・
 ヘレンクチャール(ツィンバロン)
ベーラ・ドラホシュ(Fl)他
 まずこれまで紹介されたことがないアラーガのツィンバロン協奏曲。協奏曲というより弦楽合奏に近い。
ミハーイ・モショニ(1815-1870):ミサ曲第3番 ヤーノシュ・フェレンチク指揮
フランツ・リストo.&cho.
ヤーノシュ・ヴァイダ&ジェルジュ・オルバーン:歌曲集
 (マジャール語&ドイツ語による歌唱)
アンドレア・メラート(Ms)
エメシェ・ヴィラーク(P)
HCD-31828
廃盤
ガルッピ:宗教音楽集
 コンフィテボール/
 ヌンク・ディミティス/ラウダーテ・プエリ
モニカ・ゴンザレス、
クリスティーナ・ユナス(S)
ユディト・ネーメト(A)
ファビオ・ビローナ指揮
アンジェリーカ女声cho.
イシュトヴァーン・マールタ(1952-):自作自演集
  サウンド・イン、サウンド・アウト/風が来る
  カポルチ・アラーム/ガラス吹き職人の七番目の夢
イシュトヴァーン・マールタ指揮
アマディンダ・パーカッション・
 グループ マンデルQ 他
イヴァーン・マダラーシュ:
 フラウティアーダ/コンチェルチューバ/荘厳な音楽
ベーラ・ドラホシュ指揮
ブダペストso./他
L・ライタ:フリギア旋法によるミサ「苦難の日に」
L・ヴェイネル:チェロ、ハープと弦楽合奏のためのロマンス
G・ラーンキ:イエスの嘆き、リューベック大聖堂祭壇ヘの献辞
P・モルナール(Vc)
A.ボロニ(Hp)
チャバ・B・ファジェカシュ(B)
K・サーボルスキー指揮
セント・イシュトヴァーン・
 キラーイso.&オラトリオcho.
ルクレール:6つのソナタ Op.12 シャーンドル・パッブ、
ヤーノシュ・フェイエールヴァーリ
 (Vn)
ハンガリーのチェロ作品集
 リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
 ファルカシュ:バラード
 ヴェレシュ:チェロとピアノのためのソナチネ/
        無伴奏チェロ・ソナタ
 リスト:尼僧院の僧房/悲歌第2番
 E.ドホナーニ:ハンガリー牧歌
 ヴェイネル:ロマンス
 A.ミハーイ:断章
ミクロシュ・ペレーニ(Vc)
デネシュ・ヴァリヨン(P)
 いくらかメジャーになってきたヴェレシュの作品が聞ける。ペレーニが「コダーイ以来の傑作」と呼んだ「無伴奏ソナタ」は初CD化。
ジャルディーニ:弦楽三重奏曲全集 ブダペスト弦楽三重奏団
現代ハンガリーの合唱作品集
 F.ファルカシュ、ペトル・エベン、
 ジェルジ・オルバーン、他の作品
ムジカ・ノストラcho.
リスト音楽アカデミー・チャリティー・アルバム
 ペルゴレージ、レスピーギ、モーツァルト、ヴァイナー、
’  クルターク、バルトーク、ホローシュ、ハイドンの作品
エヴァ・マルトン(S)
カールマン・ベルケシュ(Cl)
バルトークSQ
タマーシュ・ヴァーシャリ(P)指揮
ゾルターン・コチシュ指揮
 リスト音楽院の財政難を救うためのチャリティー・コンサート。参加者にこれだけの有名人を集められただけでもたいしたもの。
ハッセ:イタリア語カンタータ集
 [エウリディーチェとオルフェオ(2声)/
  クローリ、クローリ、わが命よ(2声)/
  美しいアウローラ(2声)]/他
マーリア・ザードリ、
ノエモ・キッシュ(S)
エヴァ・ラックス(Ms)
ヤーノシュ・マリナ指揮
アフェッティ・ムジカーリ
ジョン・ケージ:打楽器のための作品集 Vol.1 アマディンダ打楽器グループ
ケージ:パーカッションのための作品全集 Vol.2(1941-1950)
 第3コンストラクション/クレド・イン・アス/心象風景1・2
 18回目の春を迎えた陽気な未亡人
 フォーエヴァー・アンド・サンスメル
 アモーレス/彼女は眠っている/花
アマディンダ・
 パーカッション・グループ
カタリン・カーロイ(Vo)
ゾルターン・コチシュ(P)
ケージ:パーカッションのための作品全集 Vol.3(1991)
 フォー・4(打楽器のための)
アマディンダ・
 パーカッション・グループ
ジョン・ケージ:打楽器のための作品全集 Vol.4(1940-1956)
 パーカッションのための27'10.554"(1956)
 アカデミー内のファド(気まぐれ)とファンシー(好み)(1940)
  [I.格言−a.学生というものはとかく勉強好きである
    b.学生とは本来なまけものである
    c. 我々は完全な子供を相手にしているのである/
  II. 簡単な歴史の概観−
    a. 反動主義者、b. 革命派(調律されたたたかい)/
  III. 未来の眺望−a. 悲観的な見方、b. 楽観的な見方]
 4つのダンス(1942-1943)
アマディンダ・
 パーカッション・グループ
ゾルターン・コチシュ(P) 他
 「パーカッションのための27'10.554"」はケージが易経に傾倒していた頃の作で、偶然性に満ちた音響。しかし実際には特定のリズムの構造パターンが繰り返し自在にその長さや組み合わせをかえながらも現れ、打楽器も、皮、金属、木製、そして3者が渾然一体となったグループの4つのグループに分けられて細かく指示がされているなど、結構厳密に書かれている。これをケージは一人の演奏者のために書いたが、録音テープなども用いながら一人で演奏するのは「人知を超えた」作業。この録音では、アマディンダの精鋭たちによって、えもいわれぬ易経的世界が見事に実現されている。
 2曲目では、学生のテーマ旋律(中国っぽい)が勉強好きな四角四面弾き、怠惰なだらだら弾きなど雰囲気を変えて何度も現れ、その旋律に様々な打楽器や手拍子で合いの手が入る。II-b の「革命派」は思わず耳をふさぎたくなるような大音響で迫力満点。3曲目の演奏ではコチシュの鬼才ぶりが遺憾なく発揮されている。
ジョン・ケージ:
 打楽器のための作品集 Vol.5(1936-1991)

  Six/クァルテット/一の四乗/
  ダンス・ミュージック(*)/三の二乗
アマディンダ・
 パーカッション・グループ
ゾルターン・コチシュ
(P/トイP/Perc;*)他
 (*)世界初録音。打楽器のための作品集シリーズもいよいよ第5弾となった。ケージの死後すでに15年以上経つ今もなお、彼の作品のもつ独特の哲学・音世界は我々に新鮮さと驚きをもたらしてくれる。名手たちが奏でる打楽器の音色と音色の間の「間」から、ケージの紡ぐガムラン的世界を垣間見ることが出来る。
ジョン・ケージ:パーカッション作品集 Vol.6
 俳諧(1986)/木の子供(1975)/枝(1976)/ファイヴ4(1991)/
 コンポーズド・インプロヴィゼーション [c Composed Improvisation] (1987-90)〔2種〕/
 But What about the Noise of Crumpling Paper Which He Used to Do in Order to Paint
  the Series of "Papiers froissés" or Tearing up Paper to Make "Papiers déchirés"?
   Arp Was Stimulated by Water (Sea, Lake, and Flowing Waters like Rivers),
    Forests. (New York City, August 1985) (*)
 アマディンダ・パーカッショ・グループ、ニュー・ミュージック・スタジオ/他
 録音:2009年-2010年、フンガロトン・スタジオ。同レーベルのカタログ中でも静かなロングヒットを続けているのが当ケージのパーカッション作品集。第6巻は即興や偶然性を主とした作品が中心。とは言っても厳密な指示のもとに行われるもので、ケージならではの世界が広がる。(*)は音楽史上最も長いタイトルを持つ作品のひとつ。
テレマン:リコーダーとチェンバロのための
 6つの協奏曲集(1734)〜4曲

  [第1番 ニ長調/第4番 ホ短調/
   第2番 イ短調/第3番 イ長調]
アンネケ・ブケ(リコーダー)
ミクローシュ・シュパーニ
(Cemb)
 発売:2002年。録音:DDD。ピリオド楽器使用。世界初録音。シュパーニはBISでおなじみ。
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
 管弦楽作品集
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立o.
 ファルカシュはレスピーギの弟子で、20世紀ハンガリー最期の大家だった。
ファルカシュ:カンタータ集
  カントゥス・パンノニクス/聖ヨハネの泉
  ヴィヴィト・ドミヌス/春を待ちわびて
M・ラースロー(S)
M・メリシュ(Ms)
M・フォライ、A.ファルカシュ、
J.フェレンチーク指揮
ブダペストso.
ハンガリー国立o.
ブダペストcho.
ジュネス・ミュジカルcho.
ハンガリー放送cho.&児童cho.
フェレンツ・ファルカシュ(1905-):合唱曲集 カタリン・キッシュ指揮
アルス・ノヴァEns.
 ハンガリーの作曲家ファルカシュはローマでレスピーギに学び、師ゆずりの色彩感とハンガリー的要素を融合させた作風で知られる。
メンデルスゾーン:テ・デウム/詩篇集
マティアス・カーン(1928-):宗教的合唱曲集
I・エッラ指揮
ブダペスト・バッハcho.
P・シラーク
メンデルスゾーン:2台のピアノと4手のための作品集
  子供のための小品集 Op.72/グラン・デュオ Op.3
  無言歌集 Op.62 Nos.1ー6/ Op.67 No.1
  協奏的二重奏曲(イグナツ・モシェレスとの共作)
デュオ・エグサ&ベルティス(P)
 「協奏的二重奏曲」はとてつもない難曲であるためか、演奏・録音される機会がきわめて少ない。
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番
チャイコフスキー:交響曲第5番
ミクローシュ・ナギ(Hr)
カールマン・ベルケシュ指揮
武蔵野音大so.
ヨセフ・サーリ:
 ヒレルへの問い/4つの呪文/弦楽四重奏曲/
 遅れた手紙/3つのオマージュ/3つの習作
新ブダペストSQ
イルディコ・ヴェーコニ
(ハンマーダルシマー)
アンドラーシュ・ホルン(Cl)他
ハンガリー現代のオルガン作品集
 ドゥルコー、ラーング、ホローシュ、
 サットマリー、クルターク、サーリの作品
ジグモンド・サットマリー(Org)
 ハンガリーの現代作品に巨匠サットマリーが挑む。
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(*)
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」(#)
ペーテル・コチョル(P;#)
ジュラ・ネーメト指揮
ハンガリー国立o.(#)
 大作曲家による同一作品の異版を聞き比べる「ヤヌス・シリーズ」の1枚。
バルトーク:
 15のハンガリーの農民の歌Sz.71(*)/
 15のハンガリーの農民の歌Sz.100(#)/
 舞踊組曲Sz.77(作曲者によるピアノ編曲版)(*)/
 舞踊組曲Sz.77(#)/
 トランシルヴァニアの夕べ(+)/
 トランシルヴァニアの夕べ(**)/
 熊の踊り(+)/熊の踊り(**)
ガーボル・ガボシュ(P;*)
ヤーノシュ・シャーンドル指揮
ブダペストpo.(#)
K.ゼンブレーニ(P;+)
M.エルデーイ指揮
ブダペストso.(+)
 ヤヌス・シリーズ。
リスト:
 B-A-C-Hの名による前奏曲とフーガS.260(*)/
 B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ(#)/
 バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
  の主題による変奏曲S.180(#)/
 バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
  の主題による変奏曲(*)
チャバ・キラーイ
(Org;*/P;#)
 録音:2000年6月29日&30日、カロチャ大聖堂(*)/2000年7月5日&6日、フンガロトン・スタジオ。ヤヌス・シリーズ。
カルダーラ:
  オラトリオ「われらの主イエス・キリストの受難」(1730)
  シンフォニア集〜第5番/第6番/第7番/第9番
M・ザードリ(S)
A.フォティアディシュ(CT)
T・ベンチ(T)
I・コヴァーチ(B)
パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア
サヴァリア・バロックo.
カペラ・カントールム・
 サヴァリエンシス
 世界初録音。ピリオド楽器使用。
ジュゼッペ・ヴァレンティーニ(1680頃-1746頃):
 室内楽団による7つのビッザルリア Op.2
バラージュ・マーテー指揮
アウラ・ムジカーレ
 発売:2000年。録音:DDD。
 詩人であり作曲家であったジュゼッペ・ヴァレンティーニ。コレッリの弟子というだけあってその作品はしっかりした構成を持った作品。だがときおり強烈な個性を大胆に見せる。
M・ハイドン:聖テレジアのミサ/テ・デウム M・ザードリ(S)
L・M・シュヴァルツ(Ms)
J.ムック(T) L・イェクル(B)
D・ヘーヤ指揮エルデーティco.
ジュネス・ミュジカルcho.
 世界初録音。
HCD-31866
廃盤
シュポア:2つのヴァイオリンのための二重奏曲 Op.39 ペーテル・チャバ
ヴィルモシュ・サバティ(Vn)
HCD-31867
廃盤
エルネー・ドホナーニ:ピアノ作品集
 冬のロンド(10のバガデル)/
 狂詩曲/パストラル/ガヴォットとミュゼット/
 奇想曲/6つの小品
ラズロ・バラニャイ(P)
 ハンガリーの民族要素というよりブラームスなどのドイツ音楽の潮流の中にいたドホナーニ。最近ずいぶん発掘されてきたがピアノ曲だけのアルバムは珍しい。
ハンガリーのライヴ・エレクトロニク(電子音楽)作品集
 エンドレ・オルシュヴァイ(1961-):アレゴリ(1996)
 ベーラ・ファラゴー(1961-):
  ルクス・ペルペチュア(1997-1999)(*)
 マーテー・ホーロシュ(1954-):L'EAR-A(1992)
 イヴァーン・マダラース(1949-):J.J's Games(1995)
 ラースロー・ティハニ(1956-):ネレイド(1995)
 イシュトヴァーン・シゲティ(1952-):ChambEAR Music(1993)
 ミクローシュ・シュガール(1952-):ドリームス(1997-1998)
ミクローシュ・シュガール
 指揮(*以外)
ベーラ・ファラゴー指揮(*)
EARアンサンブル
 録音:1996年-2000年、一部アナログ。ここに収録された作品はいずれもEARアンサンブルの依頼によって書かれたもので、編成も作風も様々だが、年代に比較して聴きやすいのが特徴。アンサンブルの「EAR」は電子音楽研究(electroacoustic reserach)の頭文字を省略したもの。マーテー・ホーロシュはフンガロトンの社長だとか。
シャルパンティエ:
  モロワ氏のためのミサ(1690頃)
  5つのレスポンソリウム
A.チェレキエイ H・キシュ
P・バラーニ Z・ガヴォティ 他
ジェルジ・ヴァシェギ指揮
オルフェオo. パーセルcho.
 ピリオド楽器使用。
シューマン:交響的練習曲
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調/愛の夢 第3番
エンドゥレ・ヘゲドゥーシュ(P)
 ライヴ録音。
レオンツィ・ホーナウアー(1730頃-1790頃):
  「鍵盤楽器ソナタとヴァイオリン伴奏付き鍵盤楽器ソナタ集」
   (1764、パリ初稿)〜
  ヴァイオリン伴奏付き鍵盤楽器ソナタ(*)
   第1番 ニ長調/第4番ヘ短調/第6番ハ長調
  鍵盤楽器ソナタ 第3番 ヘ長調/第5番 ニ長調
シルヴィア・エレク(Fp)
ラースロー・パウリク(Vn;*)
 録音:2000年8月、フンガロトン・スタジオ。
 ホーナウアーはアルザス地方に生まれ、フランス革命前夜のパリで活躍した著名なチェンバロ奏者・作曲家。モーツァルトにも影響を与えたその作風は、いわゆるイタリア様式とドイツの混合が特徴。巧みな和声法と、モーツァルトを先取りしたようなチャーミングなメロディーから、当時の人気をうかがうことができる。
アンドレ・ハイドゥ(ハイデュ)(1932-):
 スペインの夢(スペインから追放された
  ユダヤ人たちのカンタータ)/
 ピアノ協奏曲第2番「世紀末のための協奏曲」
オマー・アリエリ(S)
ナイデン・トドロフ指揮
ソフィア祝祭o.
 ブダペスト生まれで、コダーイ、ミヨー、メシアンに師事したハイドゥは、ハンガリーの民族音楽に影響を受けたイスラエル人。出生のさまざまな事情に翻弄された様子を曲名からも察することができる。
ワーグナー(ザイデル、ブルジョア編):
 シンフォニック・バンドのための「指環」
ラースロー・マロシ指揮
ブダペスト・リスト音楽院
 シンフォニック・バンド
 「ニーベルングの指環」の主題をシンフォニック・バンド用に編曲したもの。雄渾で輝かしい音楽。
リスト:
 バッハの「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」による変奏曲
 王の御旗は進み/ハンガリーの歴史的肖像
 2つのチャールダーシュ
エルケル:訴えとハンガリー国歌(リスト編曲)
ラヨシュ・ケルテース(P)
ルーマニアの現代音楽
 ルチアン・メティアヌ:インクリート/インプロヴィゼイショn
 ヴァンサン・シャピュイ:ジレンマ/弦楽四重奏曲第1番
 ジャン=クロード・シーゲンタラー:オーボエ協奏曲
 ペーテル・セゲー:モザイク
 コルネル・ツァラヌ:バルトークの思い出II
マルギット・キンチェシュ(P)
イェネ・フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.3
 ヴァイオリンのための組曲/マスネの2つのメロディ/
 「カルメン」による華麗な幻想曲/子供の情景/他
フェレンツ・シェチェディ(Vn)
イシュトヴァーン・カシャイ(P)
ロベルト・ムチンスキ(1929-):チェロ・ソナタ Op.25
バラージュ・スニョフ(1954-1999):トリオ・セレナード
ロベルト・ムチンスキ:
 タイム・ピーシズ Op.43/ファンタジー Op.26
トリオ・デコ
[アンドラーシュ・ホルン(Cl)
 ジェルジ・デーリ(Vc)
 ガーボル・エックハルト(P)]
 録音:1999年5月7-12日。
ヨハン・フリードリヒ・エデルマン(1749-1794):
 鍵盤楽器と弦楽のための4つの四重奏曲 Op.13(1784)
ミクローシュ・シュパーニ
(タンジェント・ピアノ)
エリカ・ペテーフィ(Vn)
ラースロー・
 パウリク(Vn)
バラージュ・ボザイ(Va)
 録音:2000年11月。
 エデルマンはアルザス地方生まれの鍵盤楽器奏者・作曲家であったが、フランス革命に巻き込まれ断頭台の露と消えた。当時フランスで流行しつつあったピアノの人気を支えた彼の鍵盤作品は、ヨーロッパ中で出版されていた。BISでおなじみ、シュパーニの演奏。
HCD-31879
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(2CD)
リスト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
ゲルゲイ・ボガーニ(P)
バルトーク大全集 分売
 バルトーク大全集(HCD-41002/全29枚)をジャンルごとに分売したもの。
バルトーク:作品全集〜舞台作品
 歌劇「青ひげ公の城」/バレエ「木製の王子」/
 パントマイム「中国の不思議な役人」
G.メリシュ(Br)
K.カサ(S)
ハンガリー放送cho.
ハンガリー国立歌劇場cho.
J.フェレンチク、
A.コーロディ、
J.シャーンドル指揮
ブタペストpo.
バルトーク:作品全集〜管弦楽伴奏声楽作品
 カンタータ・プロファーナ
  (魔法にかけられた9匹の雄鹿)/
 3つの村の情景/7つのオーケストラ伴奏つき合唱曲/
 5つのハンガリー民謡/
 5つの歌曲(コダーイ管弦楽編曲版)
J.レーティ、
A.ファラゴー(Br)
L.ファラゴー、
A.アーダーム(S)
J.ハマリ(Ms)
ブタペストcho.
ジェール少女cho.
フェレンツ・
 リスト音楽院室内cho.
J.フェレンチク、
A.ドラティ、
A.コーロディ、
J.コヴァーチ指揮、
ブタペストso.、
ブタペスト室内
 アンサンブル、
ハンガリー国立o.
HCD-31884/91
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(8CD)
6CD価格
バルトーク:作品全集〜管弦楽作品
 交響詩「コシュート」/2つの肖像/2つの映像/
 4つの小品/組曲第1番/組曲第2番/
 「中国の不思議な役人」組曲/
 「木製の王子」組曲/ルーマニア舞曲/
 ルーマニア民俗舞曲集/トランシルヴァニア舞曲集/
 ハンガリーのスケッチ/ハンガリー農民の歌/
 管弦楽のための協奏曲/
 弦楽のためのディヴェルティメント/
 交響曲 変ホ長調〜スケルツォ/舞踊組曲/
 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽/
 2台のピアノと打楽器、管弦楽のための協奏曲/
 ピアノ協奏曲[第1番/第2番/第3番]/
 ピアノと管弦楽のための狂詩曲/
 スケルツォ(ブルレスク)/
 狂詩曲[第1番/第2番]/
 ヴァイオリン協奏曲[第1番/第2番]/
 ヴィオラ協奏曲
E.トゥサ、
D.バルトーク=パーストリ、
Z.コチシュ、
D.ラーンキ(P)
M.スーチ、
D.コヴァーチ(Vn)
G.ネーメト(Va)
J.フェレンチク、
A.ドラティ、
J.シャーンドル、
G.レヘル、
M.エルデーイ指揮
ブタペストso.、ブタペストpo.、
ハンガリー国立o./他
HCD-31892/97
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(6CD)
4CD価格
バルトーク:作品全集〜室内楽作品
 アンダンテ/
 ヴァイオリンとピアノのための狂詩曲
  [第1番第2番]/
 チェロとピアノのための狂詩曲第1番/
 ハンガリー民謡集/
 ヴァイオリン・ソナタ[第1番/第2番]/
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/44の二重奏曲/
 2台ピアノと打楽器のためのソナタ/
 ピアノ五重奏曲/弦楽四重奏[第1番−第6番]/
 コントラスツ
G.パウク、Z.セーケイ、
M.スーチ、V.サバティ、
G.クレーメル、D.コヴァーチ、
M.セントヘイ(Vn)
P.フランクル、I.ムーア、
E.トゥサ、D.ラーンキ、
M.グヤーシュ、Z.コチシュ(P)
L.メゼー(Vc)
F.ぺツ、J.マルトン(Perc)
K.ぺルケシュ(Cl)
タートライSQ/他
HCD-31898/905
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(8CD)
6CD価格
バルトーク:作品全集〜ピアノ作品
 4つの小品/狂詩曲/チーク県の3つのハンガリー民謡/
 14のバガテル/10のやさしい小品/2つのエレジー/
 こどものために/2つのルーマニア舞曲/
 7つのスケッチ/4つの哀歌/3つのブルレスク/
 アレグロ・バルバロ/初心者のためのピアノ曲/
 ソナチネ/ルーマニア民俗舞曲集/
 ルーマニア・クリスマス・キャロル集/組曲/
 3つのハンガリー民謡/15のハンガリー農民の歌/
 練習曲/ハンガリー農民の民謡の歌による8つの即興曲/
 舞踊組曲/ソナタ/戸外にて/9つの小品/
 スロヴァキア民謡の旋律による3つのロンド/
 小組曲/ミクロコスモス(全6巻)/
 2台のピアノのためのミクロコスモスからの
  7つの小品/
 2台ピアノのための組曲
G.ガボシュ、
K.ゼンプレーニ、
L.スーチ、
D.ラーンキ、
E.トゥサ、
D.バルトーク=パーストリ、
M.コメンショリ(P)
バルトーク:作品全集〜声楽作品
 10のハンガリー民謡集 Sz.33/
 ハンガリー民謡集 Sz.33a/
 8つのハンガリー民謡集 Sz.64/
 20のハンガリー民謡集 Sz.92/
 ハンガリー民謡「デブレンツェンには川がある」Sz.109/
 5つの歌曲 Sz.61/
 E.アディの詩による5つの歌曲 Sz.63/
 ミクロコスモスより5つの歌曲/村の情景 Sz.78/
 スロヴァキア民謡集 Sz.69/
 4つのスロヴァキア民謡 Sz.70/
 ハンガリー民謡集 Sz.93/
 4つの古いハンガリー民謡 Sz.50/
 セーケイの歌 Sz.99/過ぎし時より Sz.104/
 27の2声または3声の合唱曲 Sz.103
E.コヴァーチ、
T.チャイボーク、
E.シクライ、
E.テレク(S)
ハンガリー軍男声cho.
スロヴァキア・
 フィルハーモニックcho.
ジェール少女cho.
A.フェレギ、L.スーチ、
I.ラントシュ、
I.ハイドゥ(P)
Z.ヴァーシャールヘリ、
M.サボー指揮/他
バルトーク:作品全集〜初期作品集
 「ジェルジョーから」〜チーク地方の3つの民謡 Sz.35(1907)(+)
 2つのハンガリー民謡 Sz.33b(1907)(*)
 セーケイ民謡「赤いリンゴ」 Sz.30(*)
 4つのスロヴァキア民謡 Sz.35b(1907)&Sz.63a(1916)(*)
 2つのピアノ小品 Sz.29(1905)(#)
 4つの歌(ラヨーシュ・ポーシャの詩による)DD67(1902)(*)
 スケルツォ、または幻想曲 DD50(1897)(#)
 夕べ DD73(1903)(*)/葬送行進曲 DD75b(1903)(#)
 夕べ DD74(1903)(**)
A.メラート(S;*)
E.ヴィラーグ(P;+,*)
G.カーライ(リコーダー;+)
I.カッサイ(P;#)
アンドラーシュ・トート指揮(**)
ホンヴェート
 男声合唱アンサンブル(**)
 録音:1998年4月22-25日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音の(+)は民謡採集で知った羊飼いの笛「ティリンコー」を念頭に書かれたバルトーク唯一のリコーダー曲で、日本人も好むような郷愁をそそるメロディーが歌われる。
エルネー・ドホナーニ:ピアノ作品集 Vol.1
 演奏会用練習曲集 Op.28/アルバムの一葉/
 E.G.の主題による変奏曲とフーガ/
 ガヴットとミュゼット/3つの小品/左手のためのフーガ/
 ドリーブの「コッペッリア」からのワルツ/
 ドリーブの「ナイラ」からのワルツ/
 J.シュトラウスの「宝石のワルツ」/あんたとあんた
イローナ・プルーニ(P)
 たいへんピアニスティックな魅力と美しいメロディにあふれながら、まとまった録音は意外と少ないドホナーニのピアノ作品が、祖国ハンガリーからリリース。かつてラフマニノフやホロヴィッツが得意とした超絶技巧曲「カプリッチョ」は「演奏会用練習曲集」の第3曲。
サン=サーンス:歌曲集 ヴェロニカ・キンチェシュ(S)
アニコー・ペーテル・サボー(P)
バッハ:ヴィヴァルディ原曲による6つの協奏曲集
 イ短調 BWV593/ハ長調 BWV594/ニ短調 BWV596
 ニ長調 BWV972/ハ長調 BWV976/ト短調 BWV980
ヤーノシュ・シェベシュティエーン
 (Org)
ギュラ・フェケテ(1962-):
 歌劇「ローマの熱狂」(1幕形式)
 カンタータ「悲歌」(ハンナ・セネシュの思い出に)
J.ライク(Ms)
G.E.シュダール、
I.チェルナ(S)
A.アンブルシュ(Br)
Z.ハマル、L.ティハニ指揮
ブダペスト室内シンフォニー
ブダペスト・
 トムキンズ声楽アンサンブル
ボッテジーニ:コントラバスと管弦楽のためのオペラ編曲集
 ベッリーニの「夢遊病の女」による幻想曲
 ベッリーニの「テンダのベアトリーチェ」による幻想曲
 ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」による大幻想曲
 ベッリーニの「異国の女」による幻想曲
 パイジェッロの「水車屋の娘」の
  「わが心もはやうつろになりて」による幻想曲
 ベッリーニの「清教徒」による幻想曲
ジェルジェイ・ヤールダーニ(Cb)
ピエル・ジョルジョ・モランディ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
クヴァンツ:フルート協奏曲集
 [第70番/第161番/第188番/第262番]
ベネデク・チャログ(バロックFl)
バラージュ・マーテー指揮
アウラ・ムジカーレ
 18世紀ドイツを代表するフルート奏者クヴァンツ。バロック・フルートのここちよい音色が美しい。
ショピニアーナ〜ショパン:2大ピアノのための作品
 ロンド ハ短調Op.1(*)/変奏曲 ニ長調(4手連弾のための;1826)/
 ロンド ハ長調Op.73/タランテラ 変イ長調 Op.43
ショパン(サン=サーンス編):
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調 Op.35(2Pのための)(*)
デュオ・エグリ&ベルティス
[モニカ・エグリ、&
 アッティラ・ベルティス(P)]
 発売:2000年。(*)は当版での世界初録音。ショパンがピアノ・デュオ用に書いた作品(全曲?)に加え、「葬送行進曲」で有名なソナタ第2番のサン=サーンス編曲版の世界初録音を加えたユニークなアルバム。アルフレッド・コルトーは著書『フランス・ピアノ音楽史』のなかでサン=サーンスの編曲を「白痴的仕事」と酷評したが、アメリカのピアノ音楽研究家モーリス・ヒンソンは、「新たな対旋律などが豊富に加えられたすばらしい演奏」と絶賛している。どちらの意見が正しいか、聴いてのお楽しみである。2台のピアノを結合させたプレイエル社特製の歴史的楽器が使用されているのも大きなポイント。
マセク:パルティータ[ニ長調/イ長調/変ホ長調]
ドゥルシェツキー:チェンバロ協奏曲
アニコー・ホルヴァート、
ボルバーラ・ドボジ(Cemb)
カールマン・ベルケシュ指揮
ブダペスト・ウィンドEns.
キルヒナー:
 ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのノヴェレッテ
ゲッツ:
 ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 Op.1
マールタ・グヤーシュ(P)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ティトス・ミェチニコフスキ(Vc)
アントニオ・サリエリ(1750-1825):
 歌曲集[イタリア語14曲/フランス語3曲/ドイツ語4曲]/
 クラヴィチェンバロのための行進曲(4曲)
クリスティーナ・ラキ(S)
ガボール・コーシャ(Fp)
 録音:1999年-2001年。映画「アマデウス」ですっかりモーツァルトの仇役のイメージが定着してしまったアントニオ・サリエリだが、本物のサリエリは超のつく大物作曲家であり、その上品な輝きは、この歌曲集のCDを聞いても十分分かるはず。世界初録音。
HCD-31921
廃盤
ヴェイネル:ピアノ曲集 Vol.2
 謝肉祭 Op.5/カプリス(1908)/3つのピアノ小品 Op.7
 ミニアチュアズ〜8つのやさしいピアノ小品) Op.12
 小さな兵隊 Op.16b/パッサカリア Op.17
 ハンガリー民謡による変奏曲(2台のピアノのための) Op.32
 妖精の踊り〜組曲「チョンゴルと悪魔」 Op.10
 3つの小品(4手) Op.36/3つのハンガリー民俗舞曲(4手)
イシュトヴァーン・
 カッサイ(P)
 録音:1999年8月23-31日。
シャルトルの聖母マリア G.ドゥナイ 他
ラーズロー・ドブサイ、
ヤンカ・センドレイ指揮
スコラ・フンガリカ
 録音:1999年6月16-22日、フンガロトン・スタジオ。ラテン語歌唱ということ以外詳細不明。
リスト:男声合唱曲集
 四大元素(*)/巨人(+)/労働者の合唱/鍛冶屋
シャーンドル・ボロシュ、
アンドラーシュ・ハイナル(T)
ヤーノシュ・トート、
チャバ・ゲルジェニ(Br)
シャーンドル・パーストル(B)
イシュトヴァーン・パールカイ指揮
アンドラーシュ・トート指揮
ホンヴェート
 男声合唱アンサンブル
ゲルゲイ・ボガーニ(P)
 録音:2000年6月21-26日、フンガロトン・スタジオ。収録作品はいずれも1840年代に書かれたもので、(+)は初録音。(*)は30分を超える大曲で、この後に書かれる交響詩「前奏曲」のフレーズも現れる。
ボワモルティエ:無伴奏フラウト・トラヴェルソのための6つの組曲
アントン・スタミツ:フルートのための8つのカプリース
パール・ネーメト(Fl)
カルク・エーレルト:
 ソナタ ロ長調/エキゾティックな印象/
 フルートのためのシャンソン/交響的カンツォーネ
ヨージェフ・ガボール(P)他
HCD-31926
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(2CD)
パガニーニ:24の狂詩曲(チェロ独奏)
ボッタームント(シュタルケル編):パガニーニ変奏曲
ブラームス(ピアッティ編):ハンガリー舞曲[第1番/第7番]
サラサーテ(ローズ編):サパテアード
シューベルト(ピアティゴルスキ編):序奏、主題と変奏
ロストロポーヴィチ:ユモレスク
ドヴォルザーク(シュトゥチェフスキ編):スラヴ舞曲第2番
カサド(ローズ編):緑の悪魔の踊り
ショパン(ローズ編):華麗なるポロネーズ
トゥルトゥリエ:スパイラル
プロコフィエフ(ハイフェッツ、チェルカフスカス編):
 「3つのオレンジの恋」より
ロッシーニ(カステルヌォーヴォ・テデスコ編):
 「セビリャの理髪師」より
タマーシュ・メーレイ(Vc)
ペーテル・コツォル(P)
 名前を聞くだけで嬉しくなる往年の名手による華麗な編曲技が楽しめる貴重なる一品。
HCD-31928
廃盤
サン=サーンス:2台のピアノのための作品集 デュオ・エグリ&ペルティス(P)
ヤーノシュ・ヴァイダ(1949-):ミサ イ長調
ジェルジ・オルバーン(1947-):ミサ第1番
ペーター・エルデイ指揮
デブレツェン・コダーイcho.
 録音:1999年6月10-14日。
プレイエル製ダブル・グランド・ピアノによる
 プレイエルと同時代の作曲家たちが残した
  2台ピアノのための作品集

 ショパン(イシドル・フィリップ編):子犬のワルツ
 プレイエル:二重奏曲
 ロッシーニ:サルタンの行進曲
 ショパン:タランテラ
 リスト:オルフェウス
 メンデルスゾーン:アンダンテとアレグロ・ブリランテ
 エルツ:スイスの歌
 モシュレス:英雄的行進曲
 タールベルク:マイヤベーア「ユグノー教徒」による大幻想曲
デュオ・エグリ&ペルティシュ
 大戦中もスイスで過ごしたため非常に程度のよい1904年プレイエル製ダブル・グランド・ピアノによる2台ピアノ作品集。今ではすっかり博物館行きのシロモノの「ダブル・グランド・ピアノ」(本当に2つのグランド・ピアノがひとつになっている)の演奏が聴けるだけでも貴重かも。
ヴァイオリン音楽の宝石
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/祈り/
        サパテアード/マラゲニャ
 ドビュッシー:レントより尚遅く/月の光/メヌエット
 ヴィエニャフスキ:
  創作主題による変奏曲Op.15/ラ・カデンツァOp.10-7
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品/ツィガーヌ
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
マールタ・グヤーシュ(P)
 録音:1983年10月31日&11月5日、サーコシュセントミハーイ=シャシュハロム改革派教会/1998年6月22日、2001年9月19日&20日、フンガロトン・スタジオ。
ツェムリンスキー:6つの歌Op.13
シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏の歌Op.8
シュレーカー:永遠の命から
コルンゴルト:
 へリアーネの奇跡〜彼のもとへ行きました
エヴァ・マルトン(S)
ジョン・カルヴェ指揮
ブダペストso.
 ポスト・マーラー世代のウィーンの作曲家の作品がずらりと並ぶ。
ハンガリーの大作曲家の編纂によるハンガリー民謡集
 バルトーク:ハンガリー民謡集(10曲)
 コダーイ:ハンガリー民謡集(10曲)
 ライタ:ハンガリー民謡集(9曲)
アンドレア・メラート(Ms)
エメシェ・ヴィラーク(P)
 民俗音楽運動や民謡収集旅行を通じて行動をともにした3人の作曲家の成果。メラートはエリカ・シクライに師事し、1998年に音楽院を卒業したばかりの新進歌手。優秀録音。
ラヨシュ・ミッレル〜ヴェルディ名唱集
 「エルナーニ」「ナブッコ」「アッティラ」「マクベス」
 「ルイザ・ミラー」「リゴレット」「椿姫」「仮面舞踏会」
 「運命の力」「シモン・ボッカネグラ」より
ラヨシュ・ミッレル(Br)
 録音:1982年/1987年/1972年/1983年。
ギターとフォルテピアノのための作品集
 ロッシーニ(カルカッシ編):
  エール・ド・バレ第1番&第2番
 メルツ:
  「リゴレット」の主題によるディヴェルティメント/
  マズルカ/舟歌/トラワン湖の船旅/他
 フンメル:ギターとピアノのためのポプリ
イルッカ・ヴィルタ(G)
ミクローシュ・シュパーニ(Fp)
アッティラ・ボザイ(1939-1999):
 独奏ツィターのための即興曲/
 協奏風小品第2番/リコーダーのための独奏曲/
 即興曲第2番/
 ツィターとハンマー・ダルシマーのための「鏡」
アッティラ・ボザイ
(ツィター/リコーダー)
ジェルジ・レヘル指揮
ブダペストso.
 ファルカシュに師事したボザイは初期に12音技法、パリ滞在後はセリー、クラスターなど自由な音楽語法を用いるようになった現代音楽作曲家。しかもハンガリーの農民音楽的な色彩も感じさせているという。
ワーグナー:
 「タンホイザー」「ラインの黄金」「パルジファル」
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から
マーラー:さすらう若人の歌
シャーンドル・
 ショーヨム・ナジ(Br)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
ジョルジュ・レーヘル指揮
ブダペストso.
HCD-31938
廃盤
回想〜ヴァーシャーリ・ピアノ・アルバム
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
 ショパン:
  ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58/
  練習曲集[嬰ハ短調Op.10-4/変ト長調Op.10-5「黒鍵」/
        ハ短調Op.10-12「革命」]
 リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」/
      コンソレーション第3番 変ニ長調/
      ハンガリー狂詩曲第15番
 パガニーニ(リスト編):カプリース第2番 変ホ長調
タマーシュ・
 ヴァーシャーリ(P)
 録音:1999年11月20日-23日、フンガロトン・スタジオ。近年は指揮者として活躍を続けているピアニスト、ヴァーシャーリによる久々のピアノ・アルバム。 60代半ばを過ぎた今、弾きなれたレパートリーを見つめなおすかのようなアルバム・タイトルがその意欲を現している。
ゲーザ・ゲーメシ(1961-):
 塊(管弦楽版;1992-1994)(*)/
 フルートのための二重奏曲(1981)(+)/
 パーカッションのための四重奏曲(1984)(#)/
 夜明けの教会(ヨージェフ・マールクシュの詩による;1986)(**)/
 イシュトヴァーン・マーチャイの肖像(1986)(++)/
 楽音・点鐘の世界−予科−
  (4手ピアノのための)(1994-1995)(##)/
 アレルヤ−オステンデ・ノービス(1995)(***)/
 塊(ソロ版;1992-1994)(+++)/
 亡き王女のためのパヴァ-ヌ(1996)(###)
ゲーザ・ゲーメシ指揮
(*/++/+++/###)
サヴァリアso.(*)
ペア・ペレーニ(Fl;+)
アーコシュ・ドラトシャイ(Fl;+)
アマディンダ・
 パーカッション・グループ(#)
デーネシュ・グヤーシュ(T;**)
アンナ・メーレイ(Vn;**)
アーグネシュ・ボルショシュ
(Vn;**)
ヤーノシュ・フェイエールヴァーリ
(Va;**)
ブダペスト・クラリネット・
 アンサンブル(++)
アンドラーシュ・ケメネシュ、
ペーテル・ナジ(P;##)
ペーテル・パタイ、
ゾルターン・ミジェイ、
アンドラーシュ・
 ショーシュ(Vo;***)
ヴィオレッタ・エックハルト、
アンドレア・ヴァールヘギ、
ハギワラ・ヨシコ(Vn;+++/###)
パルナ・ユハース
(Va;+++/###)
ユディト・ケレメン(Va;+++)
ペーテル・サボー(Vc;+++/###)
リタ・ショヴァーニ(Vc;+++)
エリカ・シェベーク、
チッラ・ショモジヴァーリ
(Fl:###)
ジョルト・サトマーリ、
ラースロー・キシュ・Gy
(Cl;###)
アンドレア・ヴィーグ(Hp;###)
ヨゼフ・ベングラフ(1745-1791):
 6つの弦楽四重奏曲
フェステティーチQ
 発売:2001年。録音:DDD。ピリオド楽器使用。世界初録音。ベングラフはドイツに生まれ、ハンガリーのペストで活躍した作曲家。
フランツ・グリル(1756-1792):
 6つの弦楽四重奏曲 Op.7
フェステティーチSQ
 録音:2000年6月15日-20日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。
 グリルはモーツァルトとちょうど同じ時期にハンガリー貴族のおかかえ作曲家として活躍した。経歴には不明の部分がなお多いが、その作品は当時のヨーロッパで絶大な人気を誇っていたという。収録作品は第6番をのぞいてすべて急・緩・急の3楽章形式で、軽快かつ優雅なスタイルが特徴。演奏はていねいで好ましく、楽しさ格別。
ヨハネス(ヤーノシュ)・シュペヒ(1767?−1836):
 3つの弦楽四重奏曲集 Op.2
フェステティーチSQ
 発売:2002年。録音:DDD。ピリオド楽器使用。世界初録音。
 ハンガリーに因む古典派の珍品を継続的に取り上げているフェステティーチSQ、今回はブラチスラヴァ(当時はハンガリー領ポジョニ)生まれのシュペヒを紹介。ウィーンでハイドンに学んだ後、ペストに活動の場を置いた彼の四重奏曲は、師の作風を思わせる発見がありハイドン・ファンには見逃せないもの。作品の魅力をグッと引き立てるみごとな演奏。
オブレヒト:ミサ「眠りを与えず」/ミサ「孔雀の尾」 ヤーノシュ・バリ指揮
A:N:Scho.
イエネ・タカーチ:室内管弦楽作品集
 セレナード/ラプソディ/パッサカリア/
 手紙のあいさつ/アメリカン・ラプソディ
アッティラ・サボー(Vn)
カメラータ・ブダペスト
ギェール・ドーディチco.
トロンボーンを伴う現代作品集
 イヴァーン・マダラース、ジェローム・ノレ、イシュトヴァーン・ラーング、
 他全7人の作曲家による作品集
アンドラーシュ・フェイエール(Tb)
ラヨシュ・ブラージ指揮 他
 トロンボーンをメインに木管楽器を加えた編成など、最先端の特殊奏法を駆使した作品集。
エルネ・フォン・ドホナーニ:歌曲全集
  ハンガリー民謡集(1922)
  森のニンフ(ヴィクトル・ハインドイゥルの詩による;1906)
  V・ハインドゥルによる6つの詩 Op.14(1906-1906)
  青春の時に(コンラッド・ゴモルによる6つの詩) Op.16(1906-1907)
イングリド・ケルテシ(S)
マールタ・グヤーシュ(P)
 録音:2000年1月15-18、25-26日、4月17-18日、フンガロトン・スタジオ。
コルノロジア2(000)〜ホルン四重奏のための編曲集
 ヘンデル。バッハ、ホミリウス、モーツァルト、
 リムスキー=コルサコフ、リスト、レフ・コーガン、
 ターマシュ・トート、シャーンドル・バログの作品より
ブダペスト
 祝祭ホルンQ
 「コルノロジア」(HCD-31652)の続編。
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):
 6つのソナタ集Op.2(Vnとドイツ式Fl、もしくは
            Vc伴奏付チェンバロのための)

  [第1番 ハ長調/第2番 ヘ長調/第3番 ニ長調/
   第4番 変ロ長調/第5番 ト長調/第6番 変ホ長調]
ミクローシュ・
 シュパーニ(タンジェントP)
ラースロー・パウリク(Vn)
バラージュ・マーテー(Vc)
 録音:2000年1月17日-20日、ペーチェル・ラーダイ城。すぐれたガンバ奏者として知られるだけでなく、チェンバロ演奏にも長けていたアーベルが書いた代表作の世界初録音。個々の楽器の扱い、バランスの取れた楽想配置、洗練された調べ、典雅な響きといった中に彼独自の美しさが表れている。お馴染みのシュパーニ、サヴァールやミンコフスキの楽団で首席の経験を持つマーテーと、ピリオド楽器に造詣の深いメンバーにより、演奏も秀悦。
ジョヴァンニ・ブオナヴェントゥーラ・
 ヴィヴィアーニ(1638-1692):
  カプリッチョ・アルモ二コ集 Op.4
イシュトヴァーン・ケルテス(Vn)
レジェー・ペルトリニ(Vc)
ユディト・ペーテリ(Cemb)
 発売:2000年。録音:DDD。世界初録音。
 ヴィヴィアーニはコレッリ、ヴィヴァルディ、ジェミニアーニらとともにイタリア・ヴァイオリニストの黄金時代に活躍したコンポーザー=ヴァイオリニスト。収録作品は実質的には教会ソナタで、技巧的なパッセージに富む。ケルテスとペルトリニはフェステティーチQのメンバー。
HCD-31953
廃盤
フレンチ・コネクション〜テューバのためのオリジナル作品集
 バラ:序奏と舞曲
 ボザ:コンチェルティーノ/ニュー・オーリーンズ
 デザンクロ:短い組曲
 J.シャルパンティエ:前奏曲とアレグロ
 エムラー:テューバ・ストーン
 トマジ:生きるべきか、死ぬべきか(ハムレットのモノローグ)(*)
 フロラン・シュミット:四重奏曲 Op.109(*)
 カステレード:前奏曲と舞曲(+)
ヨージェフ・バジンカ(Tu)
イリナ・イヴァニツカイア
 (P;*以外)
フェレンツ・コーチアーシュ、
ペーテル・I.バーリント、
シャーンドル・バログ(Tu;*/+)
ゾルターン・ヴァルガ、
ガーボル・
 ケールドー(Perc;+)
 「師メル・カルバートソンに捧ぐ」とサブタイトルを付されたアルバム。フランスの近現代作曲家たちが書いたテューバのためのオリジナル作品集で、輸入元の提供情報によれば全曲世界初録音。B&Sとマイネル=ウェストン/メルトンというドイツの名器を吹き分けるバジンカは、ハンガリーを代表する中堅。「縁の下の力持ち」がここぞとばかりに楽器の魅力を全開された楽しい一枚。
ラースロー・キラーイ(1954-):
 ボズヴィル周遊紀行
 歌曲集「愛の糧」
 ノスタルジアとスケルツォ
 悲しいワルツ
 管弦楽組曲「アカシアの都」
L.M.シュヴァルツ(Ms)
J.コヴァーチ、
L.コヴァーチ指揮
ブダペストso.
カメラータ・トランシルヴァニア
イシュトヴァーン・シゲティ(1952-):
 イアヌシュ/K.エルカの思い出/映像/海の歌/
 常動曲/ゴミの歌/F.オットー・AG.
K.リプタイ、
P.ケルテス(語り)
A.チェンゲリ(S)
G.マトゥス、I.マトゥス(Fl)
B.カーントル(Vc)
G.ラカトシュ(Fg)
イシュトヴァーン・
 シゲティ(シンセ)
E.オルシュヴァイ(シンセ)
M.シュガール指揮
ハンガリー現代合唱作品集
 ミクローシュ・パースティ:プエル・ナートゥス(1984)(*)
 ミクローシュ・チェミツキー:2つのモテット(1996)
 ラヨシュ・フサール:アニュス・デイ(1996)
 ヨージェフ・シャーリ:
  ベネディクトゥス・エス・ドミネ(1995)(+)/
  アッレルイヤ(1993)
 アッティラ・ボザイ:
  アルタデシュの瞑想(1997)/
  なんでこんな悲惨な目に(1997)
 ラースロー・キラーイ:
  シャロム・イスラエル(1997)(#)
 マーテー・ホーロッシュ:
  コダーイの棺の前にて、人込みのなかで(1991)/
  子守歌と歌(1997)
 ミクローシュ・コチャール:
  おお夜明けだ、夜明けだ(1993)(**)/
  いざ割れよ、大滝(1993)(++)
 ジョルト・デュルコー:
  カレワラのスナップ(1986)
  イルマリーネン(カレワラの詩に基づく;1988)
ラースロー・リテシュ(Br;*/+)
アンゲリカ・チャバーン(S;+)
ガブリエッラ・マルトン(S;#)
アニコー・ケメニェツキー(S;**)
チェチーリア・セル(S;++)
マーチャーシュ・アンタル指揮
ハンガリー国立cho.
 録音:2000年12月、2001年6月、フンガロトン・スタジオ。日本の合唱関係者の間ではおなじみのコチャールの作品ほか、ハンガリーの無伴奏混声合唱の新作を収めたアルバム。各曲のタイトルからわかるとおり、実験的難解さはなく、宗教的あるいは民族的テーマを題材とした内容である。
ジェルジュ・ラーンキ(1907-1992):
 歌劇「ポマーデー王の新しい服」〜組曲第1番/第2番
 ピアノと管弦楽のための幻想曲「1514」
エンドレ・ペトリ(P)
タマーシュ・パール、
ヤーノシュ・シャーンドル、
ミクローシュ・エルデーイ指揮
ブダペストso.
 ラーンキはコダーイに師事し、長年民俗音楽の研究に情熱を注いだ作曲家。「ポマーデー王の新しい服」はアンデルセン童話の「裸の王様」を題材に、ハンガリーの民俗音楽に素材をとったオペラ。「1514」はデルコヴィチの木版画にヒントを得、フィボナッチの数列を作曲技法に応用した作品。
エミル・ペトロヴィチ(1930-):
 歌劇「これが戦争」 (*)
 カンタータ第6番「我々は必ずや眠りにつくであろう」 (+)
M.ドゥンスト(S;*)
R.イロシュファルヴィ、
J.レーティ(T;*)
G.ラドナイ(Br;*)
タマーシュ・ブルム指揮(*)
ハンガリー国立歌劇場o.&cho.(*)
エテルカ・チャヴレク(S;+)
エミル・ペトロヴィチ指揮(+)
ブダペストpo.(+)
デブレツェン・コダーイcho.(+)
 「これが戦争」はベルクの「ヴォツェック」を連想させる作風で、ペトロヴィチの出世作。
ミクローシュ・コチャール(1933-):作品集
 レプリケ第1番(1971)(+)/四季の音楽(1967)(##)
 レプリケ第2番(1976)(**)
 ラヨシュ・カッサークの詩による歌曲集(1976)(*)
 レプリケ第3番(1981)(++)/カプリコーン・コンチェルト(1978)(#)
カタリン・S.ナジ(Vo;*)
I.マツ(Fl;*,+,#)
M.ファビアーン
 (ダルシマー;+,**,*,++)
F.タルヤーニ(Hr;##)
M.サボー指揮(##)、
M.コチャール指揮(#)
ジョール少女cho.(#,##)
室内アンサンブル(#,##)
 全曲初CD化。コチャールはファルカシュに師事したハンガリーの作曲家で、声楽と室内楽に力を入れており、日本の合唱関係者の間ではすでに知られているようだ。「レプリケ」は「応答」を意味する一種の対話曲。
リスト:カンタータと讃歌集
 アッシジの聖フランチェスコの太陽讃歌 R.479(*)/
 シュトラスブルク大聖堂の鐘 R.482(+)/
 伝説曲「聖クリストフォルス」 R.483(#)/
 伝説曲「チェチーリア」 R.480(**)/
 楽器が響き(聖チェチーリアの祝日の
        ためのアンティフォナ) R.481(++)/
 眠りから目覚めた御子の讃歌(##)
ジェルジ・メリシュ(Br;*/#)
シャーンドル・
 ショイオム=ナジ(Br;+)
リーヴィア・ブダイ(Ms;+/**)
クラーラ・タカーチ(A;++)
エーヴァ・アンドル(S;##)
ジェルジ・ミクローシュ(P;#)
ヘーディ・ルピク(Hp;#/##)
シャーンドル・マルギッタイ
(Org;*/+/++)
ガーボル・レホトカ(Org;#/##)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮(*/+/++)
ブダペストso.(*/+/++)
ハンガリー放送男声cho.(*)
ハンガリー放送cho.(+/++)
ミクローシュ・
 サボー指揮(#/##)
ジェール少女cho.(#/##)
 録音:1975年9月1日-8日、ブダペスト、マーチャーシュ教会(*/+/**/++)/1968年9月20日、ジェール、古ルター派教会(#/##)。CD発売:2001年。
 リストゆかりのハンガリーの演奏家による、カタログを埋める貴重な宗教的合唱作品集。特に(*)は重要作品。
HCD-31961/66
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(6CD)
4CD価格
ベートーヴェン/リスト編曲:交響曲全集(ピアノ版) ガーボル・チャログ、
アドリエンネ・クラウス、
ギュラ・キシュ、
チャバ・キラーイ(P)
ジュゼッぺ・ヴァレンティーニ:
 室内合奏のための7つのピッザーリア(奇想)
バラージュ・マーテー指揮
アウラ・ムジカーレ
 ピリオド楽器使用。
ゴルトマルク(1830-1915):歌曲集
 12の歌曲 Op.18/懇願 Op.20/4つの歌曲 Op.21/
 4つの歌曲 Op.34/6つの歌曲 Op.46
ユッタ・ボコル(Ms)
マールタ・グヤーシュ(P)
 録音:2001年9月14日、10月30日、フンガロトン・スタジオ。
 ハンガリー出身でウィーンで大人気だったゴルトマルクの歌曲がまとまって録音されたのはこれが初めて。シューマンなどのロマン派の歌曲の流儀に、ワーグナー的な味わいが加わったもので、耳にも親しみやすく、なぜこれほどのすばらしい歌曲が今まで見向きもされなかったのか非常に不思議。ドイツ語による歌唱。
ボッテジーニ:コントラバスのための作品集 Vol.3
 「ノルマ」幻想曲/カプリッチョ・ディ・ブラヴィラ/
 メロディー(悲愴なロマンス) 他
ジェルジェイ・
 ヤールダーニ(Cb)
イシュトヴァーン・
 ラントシュ(P)
エヴァ・マルトン(S)
 ボッテジーニは「アイーダ」の初演指揮者であると同時に、「コントラバスのパガニーニ」と称されたヴィルトゥオーゾ、そして作曲家であった。収録作品は実演ではめったに聴けない、ハーモニクス奏法や超低音をも駆使した奏者泣かせの難曲の数々で、オーディオ的にも魅力。Vol.1(HCD-31694)、Vol.2(HCD-31915)。
アーダーム・コンドル(1964-):作品集
  プレリュード
  歌とコメント
  ソング・エクササイズ
  アスティエールの歌
  ディセミネイション(普及)
  ポジションズ
  古いボックハンプトンの調べ
マーリア・ホルヴァート、
エニケー・プトゥカイ、
タマーシュ・ブブノー(歌)
イルディコー・ヴェーコニ
 (ツィンバロン)
アンナ・ラーコーツィ(Fl)
オルショイア・ウィンクラー、
ゾルターン・トゥシュカ(Vn)
ジェルジ・グヤーシュ・ナジ(Va)
ジェルジ・デーリ(Vc)
ラヨシュ・ロズマーン(Cl)
 ブダペストに生まれ、A.シモンやG.クルタークに師事したコンドルの作品集。クルタークの影響が濃い弦楽三重奏による「ディセミネイション」をはじめ、全編ささくれ立った音響のオンパレード。「古いボックハンプトン」は英国の文豪トマス・ハーディ晩年の詩作をテキストにした作品で、ボックハンプトンはハーディの故郷。
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.4
  ブラームス/フバイ編曲:ハンガリー舞曲集〜第1番〜第10番
  悲しい思い Op.74 No.1/舟歌 Op.74 No.2/無窮動 Op.88
  10の性格的な小品 Op.79/愛の歌〜春 Op.120
フェレンツ・セチョーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カシャイ(P)
 ヴァイオリン好きな方なら絶対見逃せないフバイ・シリーズ第4作。おなじみのハンガリー舞曲集が超絶技巧難曲に衣替えされ、大変聴き応えのある仕上がりになっている。
ジェルジュ・ラーンキ(1907-1992):
 ファタジー・オペラ「ポマーデー王の新しい服」
ヨージェフ・グレゴル(B)
シャーンドル・パルチョー(T)
ヨージェフ・デネ、
ジョルト・ベンデ(Br)
エヴァ・アーンドル(S)
ゲーザ・オペルフランク指揮
ブダペストso.
ハンガリー放送cho.
 録音:AAD。20世紀ハンガリー歌劇の代表作の、簡易管弦楽組曲版(HCD-31957)に次ぐ全曲録音。
 アンデルセン童話の「裸の王様」を題材に採り、ハンガリー民俗音楽を随所に散りばめた親しみやすい2幕構成の作品。
エルネ・ドホナーニ(1877-1960):
 1幕喜歌劇「シモーナ伯母さん」(1911-12)
アンドレア・ウルブリヒ(Ms)
アンドレア・ロリ(S)
イングリド・ケルテシ(S)
ヤーノシュ・トート(B)
イシュトヴァーン・ラーツ(B)
ジョルト・デレチケイ(T)
ヤーノシュ・コヴァーチ指揮
ブダペストso.
 録音:1995年9月、ハンガリー放送スタジオ。パントマイム「ピエロのヴェイル」に次でドホナーニが書いた初のオペラの世界初録音。
 その昔男声で苦い思いをしたシモーナにとっての悩みの種は、女手一つで育て上げた年頃の姪ベアトリーチェ。その姪に近づこうとするギーノ男爵、その友人でシモーナのかつての恋人フローリオ伯爵も巻き込んで繰り広げられる恋愛喜劇は、同じドレスデン初演の傑作「ばらの騎士」にも通ずる陽気さを秘めており、なにより分かり易いのが魅力的。絶賛された復活蘇演時のライヴ放送に基づく録音とのこと。歌唱はハンガリー語。
ポルディーニ(1869-1957):歌劇「謝肉祭の婚礼」 ユリア・バスティ:ツチカ
ヨゼフ・ホルマイ・ホルヴァート
 :カルマン
マルギット・ラースロ
 :地主の娘 他
タマーシュ・ブライトナー指揮
ブダペストso.
ハンガリー放送cho.
 クライスラー編曲の「踊る人形」で知られるポルディーニの、最も成功したオペラ。
イェネー・フバイ(1858-1937):ヴァイオリン協奏曲全集
 [コンチェルト・ドラマティークOp.21/
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調Op.91/
  ヴァイオリン協奏曲第3番 ト短調Op.99/
  古風な協奏曲Op.101]
ヴィルモーシュ・サバディ(Vn)
ラースロー・コヴァーチ指揮
ミシュコルツ
 北部ハンガリーso.
 録音:2000年3月14日-17日/4月10日-13日/2001年1月16日-18日、ヴァシャシュ文化センター、ミシェコルツ。そのキャリアの始めはヴィルトゥオーソとして、後には名教師として多くの名ヴァイオリニストを輩出したフバイの作曲によるヴァイオリン協奏曲全集が、世界初録音で登場。冒頭から力強く開始され、当時の最先端であったサラサーテやヴュータンのスタイルを踏まえており、ヨアヒムに献呈されたOp.21、4曲中最も完成度が高く4楽章切れ目無く演奏される、門下生ヴェチェイのために書かれ、かつてはシゲティやジンンバリストがレパートリーにしていたと言うOp.99等々、今日演奏されないのはかなりもったいない曲揃い。今回独奏のサバディはヴェーグとリッチに師事しており、演奏はかなりの物。
フェレンツ・ファシュカシュ(1905-2000):
 歌曲集「フルーツ・バスケット」
 ペッソーアヘのオマージュ
 バラのマドリガル
 コレスポンデンス
 ラコッツィ=カンタータ「皇太子の野望」
フェレンツ・ファルカシュ、
J.ヤンドー(P)
A.リゲティ、
A.メドヴェツキ指揮
ブダペストso.
ハンガリー放送cho.
 ファルカシュは、バルトークとコダーイの影響力絶大なハンガリー楽壇にあってレスピーギに師事したという異色の経歴を持つ作曲家。
ラースロー・ライタ(1892-1963):
 弦楽三重奏のための作品集

  セレナード Op.9(弦楽三重奏曲第1番)(*)
  トランシルヴァニアの夕べ Op.41
   (弦楽三重奏曲第3番)(+)
ライタSQ団員
 録音:1997年5月28日(*)、1996年6月18日(+)、ハンガリー放送スタジオ。ライタはバルトーク、コダーイに続いてハンガリー民族主義音楽を推進した作曲家で、民俗音楽の収集・調査をライフワークとした。しかしながら、ダンディにも師事して1930年代にフランスで活動したこともあり、作曲面において民俗音楽を直接反映させることは少なく、高度な作曲技法とのバランスを志向していった。収録作品にはそんなライタの作風がよく現れている。
ラヨシュ・バールドシュ(1899-1986):合唱作品集
 [我が民(1937)/リベラ・メ(1934)/
  アヴェ・マリス・ステッラ(1937)/
  聖処女マリア(1944)/
  ペーテル・パースマーニによる聖歌(1937)/
  大地へ(1951)/ウサギの歌(1944)/冬(1953)/
  バルトーク(1965)/コダーイ(1952)/
  民謡狂詩曲第1番(1951)/セゲド地方から(1938)/
  ドナウの流れは雄大(1937)/ダナーダナ(1940)/
  古代の舞曲の調べ(1949)]
G.ウレリン、
L.バールドシュ、他/指揮
ブダペスト・
 ジュネス・ムジカーレcho.
ハンガリー放送cho.、他
 師のコダーイと共に20世紀ハンガリーの合唱音楽の基礎を築いたバールドシュの作品集。
パール・カドシャ(1903-1988):ピアノ作品集
 ハンガリー民謡によるソナティナ/
 ピアノ・ソナタ第1番Op.7(1926)/
 ピアノ・ソナタ第4番Op.54(1960)/
 カレイドスコープOp.61(1965)/6つの練習曲/
 4つのカプリッチョOp.57(1962)/5つのスケッチ/
 ピアノと管弦楽のためのコンツェルティーノOp.29(1938)
パール・カドシャ(P)
ゾルタン・コチシュ(P)
デジュー・ラーンキ(P)
C.サボー(P)
K.ゼンペレーニ(P)
M.エルデーイ指揮
ブダペストpo.
 卓越したピアニストとしてバルトークの作品演奏で高い評価を得ていたカドシャの作品集。ちなみにアンドラーシュ・シフやイェネー・ヤンドーは彼の弟子。コダーイとセーケイに師事したカドシャの作品には、バルトークやコダーイ以上に民俗色がストレートに表れている。
ジェルジ・コーシャ(1897-1984):
 ミハーイ・チョコナイ・ヴィテーズの
  詩による4つの歌曲(1954)(*)/
 交響曲第8番(1959)(#)/
 5つのフランス語による歌曲(1969)
  [ハンガリー語原詩;デジュー・コストラーニ](+)/
 カンタータ「闘牛のための哀歌」(1974/5)
  [詩;ガーボル・デヴェチェリ](**)
B.ケオンチ(T;*)
A.ネーメト(S;+)
S.バルチョー(T;**)
G.コーシャ(P;*/+)
E.ケメーニ指揮ハンガリー国立o.(#)
ジェルジ・レーヘル指揮
ブダペストso.(**)
F.シャブソン指揮
ハンガリー放送cho.(**)
 録音:1983年9月27日、フンガロトン・スタジオ(*)/1966年、トロツコー・スクエア、改革派教会、ブダペスト(#)/不詳(クオリトン原盤)(+)/1976年、ハンガリー放送音源(**)。10才でバルトークにピアノを師事しつつ作曲の手ほどきも受けたコーシャは、フバイ、シゲティ、フーベルマンらヴァイオリン名手のピアノ伴奏を務める一方、カドシャやライタらといった現代作品とバッハの紹介に努めた。初期にはコダーイやバルトークを先取りするものとおおいに期待された彼の作風は、実験的な手法とは違う聞きやすさが特徴。
イェネー・ケネッシェイ(1905-1976):
 1幕形式のオペラ:「黄金と女」(1913)
G.ロシェンツィ(Br)
J.オシェベート(S)他
イェネー・ケネッシェイ指揮
ブダペストso.、
ハンガリー国立歌劇場男声cho.
 録音:1957年、ハンガリー放送。指揮者としてフランツ・シャルクに師事したケネッシェイによる、15世紀ハンガリーの自治都市レヴィチェを舞台にした代表作の貴重な自作自演。
ルドルフ・マロシュ(1917-1982):作品集
  管弦楽のための5つの習作(1960)
  ハープ、ヴァイオリン&ヴィオラのためのトリオ(1967)
  木管五重奏のためのコンソート(1970)
  ハープのための組曲(1966)
  ノーティシズ(1972)
  木管五重奏のための軽音楽(1956)
  フラグメント
E.ペレーニ(Vn)
Z.トート(Va)
E.マロシュ(Hp)
ハンガリー木管五重奏団
ブダペスト木管五重奏団
ジェルジ・レヘル指揮
ブダペストso.
 創作初期にコダーイに学んだマロシュの代表作を集めたアルバム。ここに収録作品は民俗音楽的様式から離れ、マロシュが独自の作風を確立させた1950年代以降のもの。
ハンガリーの電子音響音楽
 ゾルターン・ボングラーツ(1912-):
  マリフォニア(1972)
  ペトラルカのソネット第61番によるマドリガル(1980)(*)
  両極と連続の対称(1987)
  コンチェルティーノ(ツィンバロンと電子楽器のための;1989)(+)
 イヴァーン・パタチッチ(1922-1993):
  ヤンチ・バルナのバラッド(1976)(#)
  マリンバのための変容(1977)(**)
  ファゴット・ディジターレ(1988)(++)
  ウォーター・ミュージック(1988)
ペーテル・ケルテース(語り;*)
フェレンツ・シャプソン指揮
ハンガリー放送cho.(*/#/**)
ヴィクトーリア・ヘレンチャール
(ツィンバロン;+)
ゾルターン・
 ラーツ(マリンバ;**)
ヨージェフ・
 ヴァイダ(Fg;++)
ベーラ・ファラゴー
(シンセサイザー;++/##)
ガーボル・コーシャ
(Perc;++/##)
 長年じゅうぶんなスタジオ設備が無く、電子音響音楽の発展が遅れていたハンガリーにおける草分け2人による作品集。アナログ録音。
フェレンツ・サボー(1902-1969):
  抒情組曲(1936)(*)
  オオカミたちの歌(1929/30)(+)
  弦楽三重奏曲(1927)(#)
  「ルダシュ・マティ」組曲第1番(1950)(**)
ジュラ・ネーメト指揮(*/**)
ハンガリー国立o.(*/**)
ハンガリー放送cho.(+)
V.タートライ、M.スチ(Vn;#)
G.コンラード(Va;#)
 録音:1975年、ブダペスト(*)/不明(+)/1964年、フンガロトン・スタジオ(#)。AAD。
 ヴェイネルとコダーイに師事したサボーの作品集。初期の成功作となった無伴奏合唱曲(+)、名声を決定づけた擬古典主義的様式による(*)、民族叙事詩的手法が鮮明な(**)というように、サボーのさまざまな様式における代表作が聴けるように編まれた好企画盤。
エンドレ・セルヴァーンスキ(1911-1977):作品集
 弦楽セレナード(1947)
 フルート協奏曲(1952/1953)(*)
 管弦楽のための変奏曲(1964/1965)
 クラリネット協奏曲(1965)(+)
ゾルターン・イェネイ(Fl;*)
ベーラ・コヴァーチュ(Cl;+)
ジュラ・ボルベーイ、
アダーム・メドヴェツキ指揮
ハンガリー室内o.
ブダペストso.
 録音:AAD。セルヴァーンスキはリスト音楽院在学中にクラリネットを学び、一時期はオーケストラで奏者を務めたこともある作曲家。管楽器を熟知しているだけに、(*)(+)が注目されるところ。
ヤーノシュ・ヴィシュキ(1906-1961):作品集
  エニグマ(1939)(*)
  ヴァイオリン協奏曲(1947)(+)
  ピアノ協奏曲(1953)(#)
エデ・ザトゥレツキ(Vn;+)
ヤロシュ・ヘルナーディ(P;#)
ジュラ・ネーメト指揮(*)
ハンガリー国立o.
ミクローシュ・ルカーチ指揮(+)
タマーシュ・ブローディ指揮(#)
ブダペストso.
 幼少よりヴァイオリンの神童として鳴らしたヴィシュキは、コダーイに師事した後に独自に民俗路線への傾倒を深めた人。慎重で筆も遅く作品のほとんどを推敲しているため寡作だが、ここに収録されたものは逸品ぞろい。メンゲルベルクに献呈された(*)は、スコアにも記された16世紀の詩人バーリント・バラッシによる同名の詩に基づく作品。実体は交響詩で、リストを上回るダイナミックな作風が強烈。初演者で被献呈者ザトゥレツキの演奏で聴ける(+)は超絶技巧を駆使した傑作。民俗調で開始されるヴァイオリンが、次第にロマンティックでセンチメンタルな味わいを加えて行く変幻ぶりが鮮やか。思いがけない聴きもの。
HCD-31989
廃盤
ハンガリーの協奏曲集

ジェルジ・レヘル指揮
ハンガリー国立o.
ブダペストso.
新世紀ハンガリー 20世紀コレクション・シリーズ〜協奏曲編
 エレク・フゼッラ(1915-1971):コンチェルティーノ・リリコ
 イシュトヴァーン・シャールコジ(1920-):
  ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルト・センプリーチェ
 イェネー・ヴェチェイ(1909-1966):
  ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ
 レジェー・コカイ(1906-1962):ヴァイオリン協奏曲
さまざまな演奏者
新世紀ハンガリー 20世紀コレクション・シリーズ〜室内楽曲編
 シャードル・イェムニツ(1890-1963):無伴奏ヴィオラ・ソナタ
 ゾルターン・ホルシツキ(1903-1985):
  シェイクスピアによる3つのソネット
 イシュトヴァーン・セレーニ(1904-1972):
  2台のピアノのための協奏曲
 ジェルジ・ゲスレル(1913-1998):ソナタ・コールディナータ
 エレク・フゼッラ(1915-1971):ミゼル・カトゥーレ
 エンドゥレ・セーケイ(1912-1989):
  I.バッハマンの詩によるソロ・カンタータ
さまざまな演奏者
レオ・ヴェイネル(1885-1960):
 ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ(*)/
 ディヴェルティメント第2番Op.24(#)/
 クラリネットとピアノのためのバラードOp.8(+)/
 パストラル、幻想曲とフーガ(**)
ラヨシュ・ヘルナーディ(P;*)
ティボル・ボルガール指揮(*)
ハンガリー国立o.(*)
ハンガリーco.(#)
カールマン・ベルケシュ(Cl;+)
ゾルターン・コチシュ(P;+)
アンドラーシュ・コロディ指揮
ブダペストso.(+)
 録音:1953年-1974年。一部モノラル。(*)はポーランドの名手フリードマンに捧げられた作品で、初演者E.ドホナーニ門下のヘルナーディが見事に聴かせる。また、(#)は、婚礼の踊り、からかい、哀しげな歌、豚飼いの歌という4つの曲で構成され、ハンガリー民謡の旋律が使用されている。
バルトーク:ミクロコスモス ディッタ・
 バルトーク=パーストリ(P)
 初発売:1959年。録音:モノラル。バルトーク夫人によるミクロコスモス!
モーツァルト:
 ディヴェルティメント第17番 ニ長調 K.334(*)/
 ディヴェルティメント第7番 ニ長調 K.205
  (+行進曲 ニ長調 K.290)
アーダーム・
 フリードリヒ(Hr)
イシュトヴァーン・
 ボルザ(Hr)
ラースロー・ハラ(Fg;*)
ヤーノシュ・ロッラ指揮
フェレンツ・リストco.
エルジェーベト・ハージ(S)〜オペラ・アリア集
 「フィガロの結婚」「売られた花嫁」「エフゲニー・オネーギン」
 「道化師」「マノン・レスコー」「ボエーム」「蝶蝶夫人」
 「西部の娘」「ハーリ・ヤーノシュ」「マハゴニー」より
エルジェーベト・ハージ(S)
ミクローシュ・エルデーイ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.、
ブダペストpo.
 録音:1965年/1968年/1970年。
パラレル・モノローグ
 〜ツィンバロンのための現代ハンガリーの音楽

   M.チェミツキイ:ツィンバロンのための大ソナタ
   K.レンドヴァイ:ソット・ヴォーチェ第3番
   I.ラーング:インプロヴィゼーション
   J.ソプロニ:2つのチェンバロのための
           エピソード・リトルナンティ
   M.シュガール:トリオ・ミニアチュア
   M.ホロシュ:即興曲
   I.マダラース:ファーザー・パラレル・モノローグ
アグネス・
 サカーイ(ツィンバロン)
R.ファルカシュ(ツィンバロン)
Z.プスカーシュ(Vc)
J.ヴァイダ(Fg)
I.ヴァルガ(Cl)
Z.ヴァルガ(Hr)
 オケとの協奏作品集(HCD-31669)に次ぐツィンバロン作品集。ジプシー・バンドに欠かせぬ楽器としてハンガリーに深く根ざしているだけに、多くの作曲家が作曲している。
ハンガリー語で歌う歌曲集
 カッチーニ、ストラデッラ、スカルラッティ、ペルゴレージ、
 シューベルト、ガルシーア・ロルカ、ブリテン、ヴィラ=ロボスの作品、
 ハンガリーのラヴ・ソング集
K.アーガイ(S)
L.S.カルバー(G)
E.ルカーチ、
J.シャードル指揮
ハンガリー国立co.
ハンガリー国立歌劇場
 チェロ・アンサンブル
バルトーク:44の二重奏曲
エデ・テレーニ(1935-):バラッサ二重奏曲
ペーテル・チャバ、
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
HCD-32000
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(2CD)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)(*)/
 パルティータ BWV1013(原曲:フルート)(+)
バラージュ・マーテー
 (バロックVc;*、ピッコロVc;+)
 発売:2000年。録音:DDD。
ラースロー・ドゥブロヴァイ(1943-):金管・木管楽器のための室内楽作品集
  金管五重奏のための4つの断章/トロンボーン四重奏曲
  金管七重奏曲/木管五重奏曲第2番/金管五重奏曲第3番
  金管のためのサイコグラフィック/金管七重奏のためのブンブンポルカ/他
さまざまな演奏家たち
ブラームスと友人たちによる
 ピアノ・デュオのための作品&編曲集

  シューベルト(ブラームス編):16のレントラー
  ブラームス:シューマンの主題による変奏曲Op.23
  ヨアヒム(ブラームス編):
   シェイクスピア「ヘンリー4世」のための序曲Op.7
  シューマン:
   ゲーテの「ヘルマンとドロテア」序曲Op.136/
   コンツェルトシュトゥックOp.86(*)
デュオ・エグリ
 &ぺルティス(P)
 世界初録音を含む珍しいレパートリーに光をあてるピアノ・デュオの7作目。なかでもオケ版でさえほとんど聴けないヨアヒムは貴重。名手ブラームスによる2台ピアノ編曲は、オリジナルにも期待を膨らませる充実した響きを持つ。シューマンの(*)は4本のホルン用として有名なものだが、ピアノに替わっても奏者に超絶技巧を要求する点はそのままであり、華やかでで楽しめる。
フンメル:
 ミサ ニ長調(1808)
 テ・デウム(1806)
エヴァ・ボドゥロギ(S)
D.ヘーヤ指揮
ジュネス・ミュジカルcho.
エルドーディco.
 録音:2000年4月7-9日、フンガロトン・スタジオ。2曲とも世界初録音。モーツァルトに師事した早熟の天才作曲家・ピアニスト、フンメルはハイドンによってエステルハージ家宮廷楽団の副指揮者に抜擢されハンガリーに招かれたが、収録曲はその時期(1804-1811)の作品。モーツァルトを手本に作曲され、演奏前にハイドンの助言による改訂が行われたことから、両者の影響が強く現れている。
ミヒャエル・ハイドン:教会音楽集
 ミサ曲 ハ長調MH.42/
 6つのサルヴェ・レジナ MH.29-34/
 ミサ曲 ハ長調MH.44/テ・デウムMH.28
エディト・カーロイ(S)
エメシュ・ケーテーシ(A)
ペーテル・ゲルゲイ(T)
ペーテル・チェル(B)
パール・ネーメト指揮
カントゥス・コルヴィヌス
 声楽アンサンブル、
サヴァリア・バロックo.
 録音:2001年10月18日-21日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 ヨーゼフの弟、ミヒャエル・ハイドンは、ハンガリーのグロスヴァルダイン(現ルーマニアのオラデア)司教の下で学長を務めたハンガリー時代に、最初に才能を開花させたとされる。音楽好きでウィーン贔屓だったその司教の趣味に合わせ、ウィーンの教会音楽を念頭において書かれたこれら作品は、宗教音楽ファンにとっては正に福音。全てラテン語歌唱。
トマゾ・アルビノーニ(1671-1750):
 インテルメッツォ「ヴェスペッタとピンピノーネ」/
 6つのパントマイム
エディト・カーロイ(S;ヴェスペッタ)
ヴィクトール・マッシャーニ(Br)
パール・ネーメト指揮
サヴァリア・バロックo.
 録音:2000年5月13日-17日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。
 アルビノーニは実はヴェネチアの貴族であり、作曲は趣味でやっていたというのにもかかわらず、オペラだけでも50作以上作ったといわれる。この「ヴェスペッタとピンピノーネ」は1708年の作品で、本来はセリア「アスタルト」のインテルメッツオ(幕間劇)として作られたものだが、こちらの方ばかりが有名になって残ったもの。とても耳に軽やかな楽しい作品で、それをネーメトが品良く演奏している。世界初録音。
バロック・ポップ
 ヴィヴァルディ、カッチーニ、ファルコニエーリ、ジョルダーニ、
 ファン・エイク、ガストルディ、ヘンデル、バッハ、他の作品
  (ダニエル・ベンコー編曲)
ダニエル・ベンコー
 (G、リュート)
D.グヤーシュ(T)
K.ピッティ、E.ヴィアドル(S)
ヤーノシュ・ロッラ指揮
リストco.
ハイドン:
 「太陽」四重奏曲集 Op.20 No.2/4/5(フルート付き版)
アンサンブル・カンパニーレ
[イルディコー・ケルテース(Fl)
 イザベル・シャウ(Vn)
 トマス・イルヴィネ(Va)
 マルティン・フリッツ(Vc)]
 発売:2001年。録音:DDD。ピリオド楽器使用。当版による世界初録音。
 ハイドンの四重奏曲でも人気の「太陽」セット3曲を、第1ヴァイオリン・パートをフルートに替えて演奏したユニークなアルバム。パッと花が咲いたような印象で、オリジナル編成としても十分通用する程に魅力的。同スタイルによるモーツァルトの傑作を思わせる。
ミハーイ・モショニ(1815-1870):宗教作品集
 ユビラーテ・デオ(グラドゥアレ)/
 ミサ曲第4番 イ長調(1853-4)/ラウダ・シオン/リベラ(1870)
ヴァネッサ・デル(S)
リエゴ・レド(S)
ライナ・ベレンス(S)
マリアンヌ・セルテゲル(A)
シモーヌ・ヴェデル(A)
ルード・フィセリア(T)
ベルト・ヴィッセル(T)
ラルス・テッライ(B)
ヤン・ヴァン・ゼルム(B)
レオン・ボッシュ(Cl)
ペテル・ショルツ指揮
アムステルダム・
 フランツ・リストo.&cho.
 録音:1999年10月、フランス改革派教会、アムステルダム。ほぼ同世代だったリストと親交を結び、ペシュトの町で活躍したモショニによる、世界初録音となる宗教作品集。歌唱は全てラテン語。
シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992):
 ハンガリー時代の作品集

  ヴァイオリン・ソナタ第2番(1939)(*)/
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1935)(+)/
  アッティラ・ヨージェフの詩による歌曲集(1945)(#)/
  ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(1932)(*)/
  ノーグラード地方のヴェルプンコシュ(1939)(*)/
  チュカシェーケのチャルダーシュ(1941)(*)
マールタ・ルキン(S;#)
ガーボル・
 タカーチ=ナジ(Vn;*/+)
デーネシュ・
 ヴァーリョン(P;*/#)
 録音:2000年6月22日-25日、2001年6月23日-27日、フンガロトン・スタジオ。
 バルトークとコダーに師事したヴェレシュは、両師の精神をダイレクトに継承した20世紀ハンガリー作曲家の中でも傑出した存在で、後進としてリゲティ、クルタークらを育てた。当盤は彼がスイスへ移住する以前の作品を集めたもので、全曲が世界初録音。ソナタ第2番はシャーンドル・ヴェークと作曲者のデュオ(1938-1944活動)により初演、「ヴェルプンコシュ」と「チャルダーシュ」もそのデュオのためにオリジナルから改作したもの。タカーチ=ナジはミルシテインに師事し、タカーチSQの創設者となった前リーダー。ヴァーリョン(ヴァールョン)はTeldecにもヴェレシュの作品を録音しており、タカーチ=ナジとともにラドシュとクルタークに室内楽を学んだ。
アレクサンドル・アグリコラ(1446?-1506):
 ミサ「不幸に見舞われ」/ミサ「イン・ミネン・シン」
ヤーノシュ・バリ指揮
A:N:S:合唱団
 録音:2000年6月19日-21日/7月2日-4日、オーチャ改革派教会。オブレヒトと同時代に活躍したアグリコラはジョスカンやイザークの影に隠れがちだが、フランドル有数の作曲家といってよい。今回の2曲は世界初録音。
シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992):
 ピアノ三重奏曲「3つの絵」(1963)(*)/
 三重奏曲 変ロ短調(1924)(*)
オネゲル:ピアノ三重奏曲「単一楽章」(1914)(*)
ヴェレシュ:
 9つのチェレミス歌曲
  (ピアノと声楽のための/1945)(#)/
 ヴィオラとコントラバスのためのメメント(記憶)
  (マルティー・エメリクス・ナジと
   パウルス・マレーテルの思い出に;1983)(+)/
 序奏とコーダ(クラリネット、
   ヴァイオリンとチェロのための;1972)(**)
カタリン・ハルマイ(Ms;#)
ガーボル・タカーチ=ナジ(Vn;*/**)
ラファエル・ローゼンフェルト
(Vc;*/**)
クラウディオ・ヴェレシュ(Va;+)
ジョルト・
 フェイエールヴァーリ(Cb;+)
ラヨシュ・ロズマーン(Cl;**)
デーネシュ・ヴァーリョン(P;*/#)
 録音:2002年2月&12月、フンガロトン・スタジオ。
 バルトークとコダーイに師事しリゲティ、クルタークを育てたヴェレシュ。民俗的なムードを漂わせつつも独自の洗練された作風に人気がある。前半生、ハンガリー時代のヴァイオリン曲(HCD-32010)の続編にあたる内容は、トリオを中心にいずれも世界初録音。さらに驚かされるのがオネゲルで、こちらも世界初録音。演奏も申し分なく前作のタカーチ=ナジ、ヴァーリョンのコンビに加えて、チェロは2000年ジュネーヴ国際音楽コンクール第1位の有望株が担当。
モザイク都市、ラヴェンナ〜典礼音楽
 単旋律聖歌、コンスタンツォ・ポルタ:
  クリスマス&主の公現/聖週間/復活祭
ヤンカ・センドレイ指揮
ラースロー・ドブサイ指揮
スコラ・フンガリカ
 録音:2000年2月14日-20日。
Psy〜ツィンバロンの魅力
 ヨージェフ・ショプロニ:
  フルートとツィンバロンのための3つの小品(1976)
 イシュトヴァーン・ラーング:
  ツィンバロン二重奏曲(1963/1980)
 ペーテル・エトヴェシュ:
  Psy(フルート、チェロとツィンバロンの
      ためのサイココスモス)〜トリオ
 ジェルジ・クルターク:
  ヴァイオリンとツィンバロンのための
   8つの二重奏曲 Op.4(1960-1961)/
  W.ルトスワフスキの思い出に
  (ツィンバロン独奏のための;1994)/
  ツィンバロンとクラリネットのための
   3つの小品 Op.38(1996)/
  ツィンバロンとクラリネットのための
   3つの小品 Op.38a(1996)
 ラースロー・シャーリ:
  シャーンドル・ヴェレシュの詩
   「夜の窓」による四重奏曲
    (フルート、ヴァイオリン、
      ツィンバロンとソプラノのための;1968)
 ヤーノシュ・ヴァイダ:
  オール・ザット・ミュージック
   (2つのツィンバロンのための;1982)
 デーネシュ・レガーニ:
  フルート、チェロと
   ツィンバロンのためのロンド(2000)
 シャーンドル・ソコライ:
  哀歌と邪教の踊り Op.42(1974)
マールタ・ファビアーン
(ツィンバロン)
アーグネシュ・サカーイ
(ツィンバロン)
マグドルナ・タルコー(S)
ゾルターン・
 ジェンジェッジ(Fl)
イシュトヴァーン・マトス(Fl)
ユディト・ヘヴェシ(Vn)
アンドラーシュ・キシュ(Vn)
エニコー・セデーニ=ナジ(Vc)
ローラント・スーチ
(チェレスタ/P)
チャバ・クレニャーン(Cl)
ヘーディ・ルピク(Hp)
フェレンツ・ペツ(Perc)
ヴィルモシュ・ユブトネル
(Perc)
ラースロー・ヴィドヴスキー指揮
シャードル・ソコライ指揮
 発売:2001年。録音:AAD、DDD。
 マジャール(ハンガリー)独特の民族楽器ツィンバロンのために書かれた20世紀作品を集めた注目盤。日本人の耳に「琴」を連想させるその響きは、神秘的な味わいに加えてどこか懐かしささえ感じさせる。
マルコ・エンリーコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品集
  5つの小品 Op.104/3つの小品 Op.92/5つの小品 Op.132
エルジェーベト・アーヒム(Org)
 ハンガリー、ジルクのバシリカ寺院のオルガン使用。イタリアのオルガニストの家系に生まれ、ヴェネツィア、ボローニャ、ローマの聖チェチリア音楽院の校長を歴任、当代最高のオルガニストとまで謳われたボッシを初めて本格的に紹介するアルバム。シューマン、リスト、フランクなどの影響が見られる音楽。
黄金色の雲海〜ハンガリー現代歌曲集
 Z.ホルシツキー、R.シュガール、G.コーサ、
 S.パラッサ、M.コチャールの作品
J.ボゴル(Ms)
E.ヘゲドゥーシュ(P) 他
ピエール・ド・ラ・リュー:
 オーストリアのマルガレーテの
  楽譜帳からのシャンソン集

   何故、こんなにも長く私は
    待たなくてはならないのか?/
   すべて悲しみは/なぜなら私は/
   あまりにも内に秘められた/王女様の目から/
   待ち望んだ日が来る/とても幸福な者は/
   何故、そうではないの?/風の吹くまま運ばれて/
   他でもない、あなたのために/
   秘められた後悔/いつまでも/
   フラウ・マルグレーツェン/
   それは戯れではなく/全ての気高き心よ/
   傷つけられた心よ、ディエス・イッラ
ゾルターン・カルマノヴィツ
(指揮/Br)
ミクローシュ・ブダイ(Lute)
アンドラーシュ・デミエーン(B)
バラージュ・ドラシュコーツィ
(T/レベック)
エステル・ドラシュコーツィ
(レベック)
リーディア・ドラシュコーツィ
(フィドル)
カーロイ・パースティ(T/Bfl)
アーグネシュ・ピンテール
(S/ルネサンスHp)
コルヴィナ・コンソート
 録音:2000年9月6日-10日。
 オーストリアのマルガレーテは神聖ローマ皇帝カール1世の叔母にあたり、彼に代わって現在のベネルクス地方を治めていた才女。彼女はハプスブルク家の常として音楽に通暁しており、ド・ラ・リューを高く評価していた。ド・ラ・リューもハプスブルク家に長く仕えており(マクシミリアン帝、フィリップ美公など)シャンソンの多くはマルガレーテに仕えていた時に書かれたものと推定されている。
 古雅な雰囲気あふれる演奏は、これらの曲の特徴をよく引き出しており、中世末期、マルガレーテという優れた女性摂政のもとにさかえたフランドルに、思いをはせさせてくれる。
ベツレヘムで生まれたまいし子〜
 トランシルヴァニア地方起源の17世紀ハンガリーのクリスマス・キャロル集

 イシュトヴァーン・サボ編曲:
  キリエ−聖人の光/グローリア−天にまします神をたたえよ
  アヴェ・マリア/われらの父、われらの主なる神/聖イザヤ
  クレド−唯一の真なる主をわれらは信ず/今日、われらのために主が生まれた
  鍛冶屋の曲/サンクトゥス−地上のすべての民
  あなたの深い眠りからわたしの魂を起したまえ/無原罪の処女マリア
  モリス・ダンス/ベツレヘムにキリストはいた/おお、輝く小さき星
  ベツレヘムで子供が生まれた/われらのために新しき王が生まれた
  主の祈り/アニュス・デイ〜神の聖なる小羊/美しきばらよ、幸あれ
イシュトヴァーン・サボ指揮
ヴァガンテシュ
 [ペーテル・カールマーン
   (Vg、ヴィオローネ、他)
 イシュトヴァーン・サボ
  (Vo、G、リュート、他)
 イシュトヴァーン・トート
  (Fl、Vo、リコーダー、他)
 トランシルヴァニアはルーマニアの中にあってハンガリー人が多く住む地方。
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):
 協奏的三重奏曲 Op.1
ブダペスト
 弦楽三重奏団
 ロッラはミラノで絶大な人気を誇り、パガニーニと並んでヴァイオリン音楽に偉大な足跡を残したヴァイオリニスト・作曲家。Op.1はデリケートで美麗なメロディーにあふれた、彼の代表作。
ヴィヴァルディ:歌劇「オリンピアーデ」(抜粋) ジェルジ・
 カープラーン(アミンタ)
マーリア・ゼンプレーニ
(アルジェーネ)
コロシュ・
 コヴァーチ(クリステーネ)
クラーラ・タカーチ(Ms)他
フェレンツ・セケレシュ指揮
ハンガリー国立o.、
ブダペスト・
 マドリガルcho.
 LPで全曲が出ていた録音からの抜粋CD化。メタスタージオの台本に作曲、1734年ヴェネチアで初演されたヴェネチア派の特徴が良く出ているオペラ。モダン楽器の比較的大きなオーケストラを使ったヴィヴァルディというのも何か懐かしさすら感じる。
ハンガリーの作曲家によるチェロ作品集
 ミクローシュ・ロージャ:
  チェロとピアノのためのデュオ Op.8
 カーロイ・ゴルトマルク:チェロ・ソナタ Op.39
 リスト(ジュール・デ・
      ウェルト(1843-1891)編):慰め(*)
ペーテル・サボー(Vc)
アドリエンネ・
 クラウス(P)
 (*)世界初録音。ロージャは「ベン・ハー」やヒッチコックの「白い恐怖」などの映画音楽で知られる作曲家だが、Op.8は彼の音楽的ルーツがマジャール民謡であったことを実感させる作品。ベルギーの作曲家デ・ウェルトの手が加わった(*)はリストの甘美な面と楽器との相性が上手く溶け合った名編曲。
ヨージェフ・ショプロニ(1930-);作品集
 管弦楽のためのエクリプシス/
 チェロ協奏曲第1番/チェロ協奏曲第2番/
 カンタータ「オヴィディウスの詩によるメタモルフォゼス」
アリカ・シクライ(S)
ラースロー・メゼー、
ミクローシュ・
 ペレーニ(Vc)
ジェルジ・レヘル、
アンドラーシュ・リゲティ、
ミクローシュ・エルデーイ指揮
ハンガリー放送cho.
ブダペストso.
 前項のヴィシュキに師事したショプロニの代表的な作品を集めたアルバム。創意の粋を凝らした「エクリプシス」、ソリストに名手ペレーニを迎えたチェロ協奏曲と、聴き応えのある内容。アナログ録音。
カルロ・テッサリーニ(1690頃-1766頃):
 コントラスト・アルモニコ Op.10
 イントロダツィオーネ集 Op.11 Vol.1
バラージュ・マーテー指揮
アウラ・ムジカーレ
 録音:2000年6月、ハンガリー、トルダシュ・ルター派教会。世界初録音。ピリオド楽器使用。テッサリーニは傑出したヴァイオリニストとして絶大な人気を勝ち得ながら後世忘れ去られてしまった。「コントラスト・アルモニコ」は、通常なら2・4・6小節ごとに主題を構成するところを、あえて3・5・7小節という非定型で構成するという特徴のある曲集で、その結果、グルックと互角といえるほどのコントラストが生み出されている。また、ヴァイオリン・パートの超絶技巧、独創的なカデンツァ、伴奏部までに及ぶ手の込んだアーティキュレイションなど聴きどころは多く、ヴァイオリン音楽ファンならぜひご一聴いただきたい。
ビゼー:歌劇「カルメン」〜抜粋 E.コムロッシ、
ティサイ(Ms) 他
ヤーノシュ・フェレンチーク、
アンドラーシュ・コロディ
 他 指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
ハンガリー国立o. 他
 録音:モノラル、ステレオ。歌唱:マジャール語。ハンガリーのオール・スター・キャストによる。
ジョルト・ドゥルコー(1934-1997):作品集
  ハンガリー狂詩曲(2つのクラリネットと管弦楽のための)
  ヴァイオリン協奏曲
  セーチェニ・オラトリオ
B.コヴァーチュ、
T.ディットリッヒ(Cl)
F.セチョーディ(Vn)
A.フェケテ(T)
P.フリード(Bs)
ジェルジ・レヘル、
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
 [第1番 ト長調 Op.78/第2番 イ長調 Op.100/
  第3番 ニ短調 Op.108]
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
タマーシュ・ヴァーシャリ(P)
 ハンガリーの若手ヴァイオリニストとヴェテラン・ピアニストによる演奏。近年は指揮活動の目立つヴァーシャリだが、彼のピアノは、かつてのピアノ四重奏曲全集(DG)を思い起こさせる語り口の巧さが印象的で、いまだ格別。
レジェー・シュガール(1919-1988):
 バロック風ソナチネ(1943)(*)/
 組曲(弦楽四重奏曲第2番)(ca.1950)(#)/
 ヴァイオリン・ソナタ(1946)(+)/
 弦楽四重奏曲第3番(1969)(**)/
 フラメンティ・ムジカーリ(音楽的断章)(##)
クラーラ・ケルメンディ(P;*/+/##)
プロ・カメラSQ(#/**)
ネリ・シェーレジ・
 ヴンダーリヒ(Vn;+)
イレーン・モーレー(Fl;##)
ヨージェフ・キシュ(Ob;##)
ラースロー・ホルヴァート(Cl;##)
イェネー・ケヴェハージ(Hr;##)
ヨージェフ・ヴァイダ(Fg;##)
 録音:1994年9月(+)&1995年5月(##)、ハンガリー放送/2002年7月6、30、31日、フンガロトン・スタジオ(*/#/**)。
 コダーイに師事したシュガールの室内楽曲を収めたアルバム。(*)は、ハンガリー民俗音楽の旋律世界にヒントを得た初期作品。(#)は異なる性格を持つ5楽章からなり、(+)は民俗舞曲のフィナーレで曲を閉じる。 (**)は、ハンガリーの名門タートライSQが初演し献呈されたもの。(##)はピアノと木管によるディヴェルティメント風の六重奏曲。
アンドレアス・J.ロンベルク(1767-1821)&
 ベルンハルト・H.ロンベルク(1767-1841):
  ヴァイオリンとチェロのための3つの協奏的二重奏曲
アンドレアス・J.ロンベルク(1767-1821):
 ヴァイオリンとチェロのための3つの二重奏曲第1番/
 ヴァイオリンとチェロのための3つの二重奏曲第2番
バルナバーシュ・
 ケレメン(Vn)
クーサイ・H.
 マーディ・カドゥッリ(Vc)
 録音:2000年9月22日-28日、フンガロトン・スタジオ。
 アンドレアスとベルンハルトは高名なドイツの音楽一家ロンベルク家に生まれた同い年のいとこ同志。それぞれヴァイオリニスト、チェリストであった二人は作曲・演奏の両面で共同した。収録作品はすべて世界初録音、親交のあったハイドンやベートーヴェンの影響がうかがえ、変奏曲形式の楽章ではパイジェッロの「ネル・コル・ピウ」、モーツァルトの「後宮からの逃走」、「フィガロの結婚」、「魔笛」のアリア主題の引用も確認できる。
カリッシミ(1605-1674):モテット集
 「喜び踊れ、シオンのおとめよ」/
 「わたしたちの魂は奉じます」/
 「死すべき人」/「喜ばしい賛美の歌を歌おう」/
 「おお、聖なる火よ」/「主に向かって歌います」/
 「おお、いとも甘美なるマリアの御名よ」/
 「しかしながら、理由なく嘆く」/
 「主よ、私の神よ」/「誉れ高き人々をたたえよう」/
 「なんという空しさ」
ジェニファー・エリシュ(S)
ノエーミ・キシュ(S)
イゴル・ダヴィドウィチ
(アーチリュート/テオルボ)
ジェルジ・ヴァシェギ
(Org/Cemb)
アンサンブル・ソラメンテ
 宗教曲の分野において17世紀中盤を代表する作曲家カリッシミは、オラトリオ、カンタータ、モテットの分野で特に高い評価を得た。後世への影響としては、直接的にはフランスのシャルパンティエ、間接的にはイギリスに移った後のヘンデルが例としてあげられる。特にイギリスにおいては、モテットの評価が高く、ヴァース・アンセム、フル・アンセム、ヘンデルのオラトリオ、オードに特にその影響が色濃く出ている。
レーガー:クラリネットを伴う作品全集
  クラリネット・ソナタ変イ長調 Op.49 No.1
  同変ロ長調 Op.107/同嬰ヘ長調 Op.49No.2
  クラリネット五重奏曲イ長調 Op.146
  アルバムの綴り/タランテラ/ロマンス ト長調
チャバ・クレニャーン(Cl)
ガーボル・チャログ(P)
ペーテル・ショモギ、
エーヴァ・ヴィニチャイ(Vn)
マールタ・ベンコー(Va)
ジェルジ・デーリ(Vc)
 録音:1999年5月13日-17日、2000年12月8日-10日、フンガロトン・スタジオ。先のHANSSLER盤(93-025)が好評のレーガー「クラリネット作品全集」だが、こちらは五重奏曲まで入って登場。深く心酔していたブラームス同様にソナタと五重奏曲を残した彼は、後期ロマン派の濃厚な味わいと無調を先取りした渋い芸風がその特徴。
ヨハン・クリスティアン・バッハ:
 ヴァイオリン伴奏付きの鍵盤ソナタ集 Op.10(6曲)
ミクローシュ・シュパーニ
(タンジェントP)
エリカ・ペテーフィ(Vn)
 世界初録音。モーツァルトに多大な影響を与えたクリスチャン・バッハのソナタ集。タイトルの通り見かけはヴァイオリン・ソナタでも、主体はあくまで鍵盤のほう。全て長調で書かれた6曲は、いずれも優美なメロディに彩られ、C.P.E.バッハの息の長いソナタ・チクルス(BIS)同様、シュパーニが魅力たっぷりに歌い上げる。ペテーフィはフェステティーチSQのメンバー。
M.ウィリアム・カーリンス(1932-):
 弦楽四重奏曲/コンチェルト・グロッソ第1番/
 4つのインヴェンションと1つのフーガ/
 ソプラノのための歌/リフレクス/
 キンドレッド・スピリッツ
カタリナ・レシュナー(S)
ショモギーSQ
ノースウェスタン大学
 シンフォニック・ウインドEns.
マリノス三重奏団、他
 ニューヨークに生まれS.ウォルペらに師事したカーリンスは、様々な編成のために作品を書いており、特にサクソフォン作品で著名。CSOなどのメジャー・オケからの委嘱も数多い。
ラヴェル:ラ・ヴァルス(*)/ラ・ヴァルス(#)
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカの3楽章(*)/
            バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1946年版)(+)
A.フェレギ(P;*)
ジェルジ・レーヘル指揮
ブダペストso.(#)
イヴァン・フィッシャー指揮
ブダペスト祝祭o.(+)
 ヤヌス・シリーズ。
ヴァイオリンとチェロのための二重奏作品集
 ハイドン:二重奏曲 ニ長調 Hob.VI:D1
 ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):
  6つの二重奏曲
 アントン・アルブレヒツベルガー(1729-?):
  ディヴェルティメント ヘ長調
マリア=ジリ・サボー(Vn)
ジェルジ・デーリ(Vc)
アラヨショ・
 H.ソヴァーティ(Cb)
 ウィーン古典派作曲家による二重奏作品を集めた珍しいアルバム。ハイドンが、当時作曲教師として高く評価していた対位法の大家G.H.アルブレヒツベルガーのもとにベートーヴェンを弟子入りさせたのは有名なエピソード。その彼の収録曲は独自の書法が詰まった内容の濃いもので、弦楽器ファンには新しい発見があるはず。
フェルディナント・リース(1784-1838):
 チェロとフォルテピアノのためのソナタ集

  [ハ長調 Op.20 No.1/ト短調 Op.125/イ長調 Op.21]
クーサイ・H.
 マーディ・
  カドゥッリ(Vc)
ペーテル・ナジ(P)
 リースはピアノをベートーヴェン、チェロを上項のベルンハルト・H.ロンベルクに、作曲をアルブレヒツベルガーに学んだ。マーディ・カドゥッリは1966年バグダッドに生まれ、バルトークSQの名チェリスト、メゼーに師事している。
ケルビーニ:レクイエム ハ短調(第1番)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
        エクスルターテ・ユビラーテ(*)
佐々木典子(S;*)
カールマン・
 ベルケシュ指揮
武蔵野音楽大学o.&cho.
 録音:2000年12月8日-11日。HUNGAROTONが日本の音大の演奏を録音! 佐々木典子は武蔵野音大の出身で、ウィーンを中心に活躍している。
アントニオ・ロッティ(1667-1740):
 キリエ ロ長調/グローリア ニ長調/
 ミサ 第6旋法
マーリア・ザードリ(S)
ユディト・ネーメト(A)
ガーボル・オラー
(グレゴリオ聖歌唱)
ラースロー・ドニェツ(Vn)
ミハーイ・ラカトシュ(Ob)
ヘンリク・
 ヒルシュベルク(Org)
アンタル・
 パールケヴィ(Vc)
フェレンツ・ロージャ指揮
ロッティ室内cho.
カメラータ・
 プロ・ムジカco.
 録音:2001年1月18日-21日。ロッティはヴェネツィアの聖マルコ寺院の楽長を務め、後期バロックから初期古典派への掛け橋の役割をになった作曲家で、収録作品にはその特徴がよく表れている。
エデン・ミハロヴィチ(1842-1929):歌曲集
 マチルデ・ヴェーゼンドンクの7つの詩/
 6つの歌/8つの歌/7つの歌/
 わが心には憂うつと悲しみがII
 (詞:M.ヴェーゼンドンク)/
 いたたまれぬ愛(詞:J.W.ゲーテ)/
 6つの歌
アンドレア・メラート(Ms)
アッティラ・フェケテ(T)
エメシェ・ヴィラーグ(P)
 録音:2001年1月12日-2月21日、フンガロトン・スタジオ。
 ワーグナーやビューローと親交があり、ハンガリーにおけるワーグナーの受容に大きく貢献したミハロヴィチの歌曲集。民族主義的な路線とは距離を置いた作品にはワーグナーの影響が濃厚で、ドイツ歌曲を聴いているかのようなロマンティックな味わいがある。世界初録音。
ラテンアメリカの歌曲集
 ハイメ・レオン、ラモン・セラトス、アルベルト・ウィリアムス、
 フアン・アントニオ・オレーゴ=サラス、エドガルド・カントン、
 サルバドール・コントラーレス、マルセロ・モレルの作品
マリア=テレサ・ウリベ(S)
パラージュ・ソコライ(P)
 世界初録音。
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 ラースロー・パウリク(Vn)
ジェルジ・ヴァシェギ指揮
オルフェオo.(ピリオド楽器)
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第8番ハ長調 K.246「リュッツォウ」(*)
 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365(+)
 3台のピアノのための協奏曲へ長調 K.242「ロドロン」(#)
フェレンツ・ラドシュ(P;*)
フリジェシュ・
 シャーンドル指揮(*)
フランツ・リストso.(*)
ゾルターン・コチシュ、
デジュー・ラーンキ(P;+/#)
アンドラーシュ・シフ(P;#)
ヤーノシュ・
 フェレンチーク指揮
ハンガリー国立o.(+/#)
 録音:1977年(*)/1972年(+/#)、フンガロトン・スタジオ、ブダペスト。
 全集でも編成の問題で外されることの多い(+/#)を1枚に収録。録音当時20歳前後だったコチシュ、ラーンキ、シフの瑞々しいタッチが印象な演奏。アナログ完成期の名録音。
ペルツ、わがふるさと〜イディッシュ歌曲集 バラージュ・フェレギ(歌)
 他
ゾルターン・イェネイ:
 スパッツィオーザ・カルマ(女声と室内アンサンブルのための、
  G.ウンガレッティの詩による3つの歌;1987)(*)/
 バード・コール(女声合唱のための、S.ヴェレシュの詩による
  4声のカノン“Z.コダーイの思い出に”;1982)(+)/
 セルフ−クォーテイションズ(5つの楽器のための;1991)(#)/
 エル・シレンツィオ(女声合唱と弦楽四重奏のための、
  G.ロルカの詩による;1986)(**)/
 ソステヌート(管弦楽のための、エトヴェシュに献呈;1979)(++)
ルイーザ・
 カステッラーニ
(Vo;*)
ペーテル・
 エトヴェシュ指揮(*)
ASKO室内アンサンブル(*)
ミクローシュ・
 サボー指揮(+)
ジェール少女cho.(+)
コンポナンサンブル(#/**)
ジョルト・シェレ指揮(++)
ブダペストso.(++)
 録音:1987年、バルトーク・ホール、ソムバトヘイ(*)/2001年、フンガロトン・スタジオ(**)/他。音源:ハンガリー放送(+/#/++)/他。
HCD-32051
廃盤
フルート・パールズ・オン・パール・フルート
 パガニーニ(バーリント編):カプリース第24番
 リムスキー=コルサコフ(バーリント編):
  「シェヘラザード」〜アラビアの歌
 ブリッチャルディ:ソロ・ロマンティコOp.72
 ドップラー:アンダンテとロンド(*)
 メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ
 チャイコフスキー(バーリント編):スケルツォ
 ドゥメルスマン:ソロ・ドゥ・コンセール第6番Op.82
 マスネ:「タイス」の瞑想曲
 タファネル:ウェーバーの「魔弾の射手」による幻想曲
ヤーノシュ・バーリント(Fl)
トゥンデ・クルツ(P)
カタリン・クラマラチ(Fl;*)
 録音:2001年2月17日-22日、フンガロトン・スタジオ。題名のとおり「パール社製フルートを使用した数珠のフルート名曲集」。使用楽器は、新開発のヘッド・ジョイントを使用した14金製カスタム・メイドで、まさに美術工芸品。
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):
 フルートと通奏低音のための7つのソナタ
ベネデク・
 チャログ(Fl-tr)
リタ・パップ(Cemb)
 フルート協奏曲集(HCD-31916)に続く、チャログによるクヴァンツ。
ガブリエル・イラニ(1946-):
 不死鳥/フルート四重奏曲/ラウダ/
 スクロール・フラグメンツI/5つの俳句
イケヤ・ヨリコ(P)
パリ・アカデミー・
 フルートSQ
ベエル・シェヴァ
(ピアノ・デュオ)
クリスチャン・
 ペーターズ(Sax)
ベルリン・
 モダン・アート六重奏団
リスト:2台のピアノと4手のための作品集
 ラコッツィ行進曲 S.608(2台のピアノのための)/
 4つの大行進曲 S.632
  (シューベルト原曲:4手のための)/
 メンデルスゾーンの無言歌による
  大コンチェルトシュテュックS.257
   (2台のピアノのための)(*)
デュオ・エグリ&ペルティス
[モニカ・エグリ、
 アッティラ・ペルティス(P)]
 発売:2002年。録音:DDD。
 リストによる2台のピアノのためのオリジナル作品は2つしかないが、特に(*)は貴重な録音。
フォルデス〜ハンガリー・リサイタル
 バルトーク:15のハンガリー農民の歌 Sz.7(*)
  ソナチナ Sz.55(+)/ピアノ・ソナタ Sz.80(+)
 コダーイ:7つの小品 Op.11(#)
 ドホナーニ:パストラル(ハンガリーのクリスマスの歌)(*)
 フォルデス:2つの小品(**)/2つのピアノ小品(++)
 コダーイ/フォルデス編曲:
  「ハーリ・ヤーノシュ」〜間奏曲/歌/ウィーンの音楽時計(##)
アンドール・フォルデス(P)
 録音:1977年(*)/1980年(+)/1982年(#)、スイス・ドイツ語放送(DRS)(*/+/#)、 1974年、オランダ、ヒルフェルスム、AVRO放送スタジオ(**)、1955年、ベルリンRIAS(++)、1957年、ザールラント放送(##)。一部ステレオ、AAD。
 神童として、ベートーヴェン、リスト、ザウアーと連なる「大ピアニストによる口づけの洗礼」を受け継いだエピソードでも知られるフォルデスの貴重な録音集。「この世におけるバルトークの代理人」とまで絶賛された(*)の解釈や、作曲者自身に実際に弾いて聴かせて賞讃を預かった(##)など、一度は聴いておきたい内容。また、1980年代に入ってからの音源があるなど、これまで垣間見得なかったフォルデス最晩年の演奏が聞けるということでも貴重なCD。
ジェルジ・シフラ〜ハンガリー時代の録音集
 リスト:半音階的大ギャロップ/忘れられたワルツ第1番
  森のざわめき/エステ荘の噴水/小人の踊り/即興的ワルツ
 シューマン:夢のもつれ
 フンメル:ロンド変ホ長調 Op.11
 フィールド:ロンド変ホ長調
 シューベルト/リスト編曲:カプリッチョ風ワルツ
 F.ヴェチェイ/シフラ編曲:悲しいワルツ
 バラキレフ:イスラメイ
 ハチャトゥリアン/シフラ編曲:剣の舞
 リムスキー=コルサコフ/シフラ編曲:くまばちの飛行
 シフラ:ルーマニア・ジプシー幻想曲
ジェルジ・シフラ(P)
 録音:1954年11月、1955年1月、4月、10月、フンガロトン・スタジオ。モノラル、AAD、
 リストのスペシャリストとして根強い人気を誇るシフラだが、彼はリスト音楽院を中退しバーやクラブを渡り歩きながら演奏し、政治的信条により投獄まで経験した苦労の人であった。彼がハンガリーを離れる以前(確か亡命の1年ほど前の時期まで)の録音を集めたこのアルバムは、自然に聴衆の心をつかむ術を身に付けた叩き上げのヴィルトゥオーゾ像を伝える貴重なものである。評判どおりのリスト、シフラ自身による巧みな編曲など聴きどころも盛りだくさん。すべてが明快なピアニズムに貫かれている。
ミヒャエル・ハイドン:ヴァイオリン協奏曲全集
 [変ロ長調 P.53 MH.36/ト長調 P.52 MH.52/イ長調MH.207]
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)指揮
エルケル・フェレンツco.
 録音:2002年1月14日-17日、フンガロトン・スタジオ。
 ミヒャエル・ハイドンは多作で知られるが、協奏曲は全11曲だけ。内、ヴァイオリン協奏曲は3曲で、今回その全集初録音が成った。ト長調の曲が世界初録音となるようだ。
 ウィーン古典派の隠れた巨匠、ミヒャエルの未知の魅力を明らかにする1枚。
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):
 クラリネットと
  ピアノのための6つの二重奏曲(1818)
チャバ・クレニャーン(Cl)
イルディコー・Cs・ナジ(P)
 録音:2001年11月9-18日、フンガロトン・スタジオ。
 ホフマイスターはハイドンやモーツァルトの作品を手がけた楽譜出版者で、専門的な音楽教育を受けなかったが、ドイツ・オーストリア圏ではかなり人気のある作曲家で、特にクラリネットのための作品に優れたものを残した。世界初録音。
イェネー・フバイ:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.5

  チャルダーシュの情景 第1番−第4番/
  悲歌 Op.14 No.1/ラルゲット Op.14 No.2/
  瞑想曲 Op.14 No.3/3つの性格的小品 Op.46/
  2つの演奏会用マズルカ Op.54/悲歌的幻想曲 Op.62
フェレンツ・
 セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・
 カッシャイ(P)
 世界初録音。ハンガリーの偉大なヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストが作曲家としての本領を発揮した、多彩なヴァイオリン音楽集。
バルトーク:
  ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112(*)
  ラプソディ第1番 Sz.86(+)
  ラプソディ第2番 Sz.89(1945年改訂版)(#)
ゾルターン・セーケイ(Vn)
ヴィレム・メンゲルベルク指揮(+)
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.(*)
イソベル・ムーア(P;+/#)
 録音:1939年3月23日(*)/他は不詳。モノラル、AAD。
 (*)は、NM CLASSICSから発売された「メンゲルベルク BOX」に収録されていたテイクと同じ。セーケイとバルトークのかかわりは重要で、(*)と(#)はセーケイのために書かれた作品。フバイに師事した彼の腕前を十分に検証することができる。(+)は初稿のエンディング付き。
ディッタースドルフ:オーボエ協奏曲全集
 [ニ長調 L.25b/ハ長調 L.39/イ長調 L.43b(*)/
  ハ長調 L.24/ト長調 L.42/ハ長調 L.40a]
ラヨシュ・
 レンチェーシュ
(Ob;*以外/
  Obダモーレ;*)
ヤーノシュ・ロラ指揮
フランツ・リストco.
 発売:2002年。世界初録音。ウィーン古典派の大物ディッタースドルフのオーボエ協奏曲は、職人作曲家の様式美が大きく花開いた内容。チェリビダッケに見いだされた事で知られるシュトゥットガルト放送so.首席のレンチェーシュ(レンチェス)が、持ち前の美音と抜群の腕前で聴かせる。
ホフマイスター(1754-1812):フルート協奏曲 ニ長調(*)
ロゼッティ(レスレル)(1746-1792):
 フルート協奏曲 ト長調/フルート協奏曲 ニ長調(#)
ヤーノシュ・セベニ(Fl)
ヤーノシュ・シャーンドル指揮
ジェールpo.(*)
ヴィルモシュ・タートライ指揮
ハンガリー室内o.(#)
 フルート協奏曲だけで25曲を数えるホフマイスターと、かたや少なくとも10曲以上は残しているロゼッティ。ほぼ同時期に活躍し共に多作であった二人のフルート協奏曲は、独創性が見事に開花した内容や明るく楽しい点でも共通している。
カミッロー・レンドヴァイ(1928-):作品集
  管弦楽のための4つの祈り
  室内協奏曲
  弦楽合奏のためのエクスプレッションズ
  静寂の調和
  情景
  カンタータ「ヨゼフとその兄弟たち」
ヴェロニカ・
 キンチェシュ(S)
ラースロー・ポルガール(B)
ジェルジ・レヘル、
アンドラーシュ・ミハーイ、
フリジェシュ・シャーンドル、
ヤーノシュ・ペトロー指揮
ブダペストso.
ブダペスト室内Ens.
フランツ・リストco.
サヴァリアso.
 録音:AAD。
ラースロー・ドゥブロヴァイ(1943-):作品集
 ハンガリー交響曲/
 カンタータ・アクィラルム(鷲たちの歌)
 ハンガリーの民俗楽器と管弦楽のための協奏曲
アンドラーシュ・
 モルナール(T)
ゾルターン・ユハース
(羊飼いの笛/
 トランシルヴァニアン・
  リコーダー)
パール・ハヴァシュレーティ
(ハーディ=ガーディ)
ジェルジ・ラーニ
(バグパイプ/
 ジューズハープ)
イロナ・セヴェレーニ
(ツィンバロン)
ジョルト・ハマル、
ラースロー・
 コヴァーチ指揮
ハンガリー放送cho.
ブダペストso.
MATAVso.
東洋と西洋〜交響吹奏楽のための作品集
 サン=サーンス、カミーユ・ド・ナルディス、レスピーギ、
 カゼッラ、オネゲル、ミヨーの作品
ラースロー・マロシ指揮
ブダペスト・
 フランツ・リスト音楽院
  シンフォニック・バンド
 吹奏楽版ワーグナー「指環」に続く第2弾。世界初録音曲を含むとのこと。
イグナツ・プレイエル(1757-1831):
 弦楽のための協奏曲全集 Vol.1〜チェロ協奏曲全集

  [ハ長調 Ben104 (1788-89)/ハ長調 Ben106 (1797)/
   ハ長調 Ben108/ハ長調 Ben101(1782-84)/
   ニ長調 Ben105 (1791)]
ペーテル・サボー(Vc)指揮
エルデーディco.
 発売:2002年。録音:DDD。今日ではピアノ製作家・楽譜出版者として著名なプレイエルのチェロ協奏曲の、初の全曲録音。ハ長調の1曲(HMFのモニゲッティ&ベルリン古楽アカデミー盤がある)をのぞいて世界初録音となる。
オッフェルトリウム(奉納唱)〜
 グレゴリオ聖歌とパレストリーナ
ラースロー・ドブサイ指揮
ヤンカ・センドレイ指揮
スコラ・フンガリカ
ジャン・ラングレ(1907-1991):5つのメロディ
ジェルメーヌ・タイユフェール:6つのフランス歌曲
モーリス・エマニュエル(1862-1938):
 30のブルゴーニュの歌曲〜22曲
エニケー・ブトカイ(S)
ティル・アレクサンダー・
 ケルバー(P)
 録音:2001年7月18-21日、フンガロトン・スタジオ。
 いずれも珍しいフランス歌曲。ラングレはオルガン奏者としても名高く、作品もオルガンや宗教曲がほとんど。「5つのメロディ」はロンサールの16世紀の詩をもとにしているもので、作風も古い時代を模して実に美しい。エマニュエルは残された作品自体が極めて少ない。
バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
   BWV.1001〜BWV.1006
ミクローシュ・セントヘイ(Vn)
 録音:2001年9月3日-5日、ハンガリー放送スタジオ。
 1951年に生まれ、1973年以来リスト音楽院教授を務めハンガリー共和国政府から勲章を授与されているセントヘイが、満を持して取り組んだバッハの無伴奏。セントヘイの録音には「バルトーク&ヴェイネル:ディヴェルティメント」(HCD-31467)、「バルトーク:コントラスツ、他」(HCD-31038)などがあった。
20世紀ハンガリーのホルン協奏曲集
 フリジェシュ・ヒダシュ:ホルン協奏曲第2番(1989)(*)
 マーテー・ホッローシュ:コルノットゥルノ(+)
 ジェルジ・ヴカーン:ホルン協奏曲(+)
 ティボル・コチャーク:
  コンチェルティーノ・フォー・I.M.(+)
イムレ・マジャリ(Hr)
エルヴィン・
 ルカーチ指揮(*)
ショルティco.(*)
ヤーノシュ・
 コヴァーチ指揮(+)
ニュー・ハンガリーco.(+)
 録音:2001年9月9日/11日/23日/25日-10月2日、フンガロトン・スタジオ。
 ハンガリーきっての名手マジャリのハンガリー国立o.における演奏家活動25周年を記念して制作されたアルバム。収録作品はいずれも彼に献呈されたもので、コチャーク作品の「I.M.」とはもちろんマジャリのこと。
HCD-32074/77
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(4CD)
3CD価格
「フンガロトンの半世紀〜指揮者篇」
[CD 1]
 ラーズロー・ショモギ指揮ブダペストso.[54年]/ベルリオーズ:ラコッティ行進曲
 フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ指揮ハンガリー国立歌劇場o.[55年]/
  ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」序曲
 V.コモル指揮ハンガリー国立歌劇場o.[58年]/ヴェルディ:「椿姫」前奏曲
 M.ルカーチ指揮ブダペストpo.[65年]/レオンカヴァッロ:「道化師」間奏曲
 V.ヴァシイ指揮ハンガリー国立歌劇場o.、ハンガリー放送Cho.[63年]/
  プッチーニ:「蝶々夫人」より合唱
 ランベルト・ガルデッリ指揮ブダペストpo.[65年]/メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
 エルデーイ・ミクローシュ指揮ブダペストso.[68年]/バルトーク:ハンガリーのスケッチより第1曲〜第3曲
 アンタル・ドラティ指揮ハンガリー国立o.[69年]/バルトーク:ディヴェルティメント〜第1楽章
 M.フォッライ指揮ハンガリー国立o.、ブダペストCho.[70年]/
  リスト:「キリスト」より、汝はペテロ
 G.オベルフランク指揮ブダペストpo.[70年]/ベートーヴェン:「シュテファン王」序曲
[CD 2]
 ヤーノシュ・フェレンチク指揮ハンガリー国立o.[71年]/
  ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」よりフィナーレ
 F.シャーンドル指揮フランツ・リストco.[71年]/ヘンデル:「水上の音楽」第1組曲〜第3曲
 ジュラ・ネーメト指揮ハンガリー国立o.[71年]/ムソルグスキー:「ホヴァンシチナ」前奏曲
 F.セケレシュ指揮ハンガリー国立o.[72年]/ハイドン:オラトリオ「トビアの帰還」〜シンフォニア
 アンドラーシュ・コロディ指揮ブダペストpo.[73年]/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 A.ミハーイ指揮ブダペスト室内アンサンブル[74年]/ストラヴィンスキー:ラクダイム
 チャバ・オンツァイ(Vc)、A.ヤンチョヴィチ指揮ブダペストso.[74年]/
  ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調〜第3楽章
 A.メドヴェッキー指揮ブダペストpo.[75年]/ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」第3楽章
 小林研一郎指揮ブダペストpo.[75年]/ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」〜神聖な踊り
 アダム・フィッシャー指揮ハンガリー国立o.[75年]/ハイドン:交響曲第100番「軍隊」第2楽章
[CD 3]
 ゾルターン・コチシュ(P) A.シモン指揮フランツ・リスト音楽院o.[75年]/
  バッハ:ピアノ協奏曲第6番BWV.1057〜第1楽章
 ヤーノシュ・シャーンドル指揮ハンガリー国立歌劇場o.[78年]/
  チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」〜ポロネーズ
 ジュゼッペ・パターネ指揮ハンガリー国立o.[80年]/シューマン:交響曲第2番〜第4楽章
 イヴァン・フィッシャー指揮ハンガリー国立o.[82年]/マーラー:花の章
 エルヴィン・ルカーチ指揮ハンガリー国立o.[83年]/ハイドン:交響曲第101番「時計」〜第3楽章
 ジェルジ・レヘル指揮ブダペストso.[83年]/ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ヤーノシュ・コヴァーチ指揮ハンガリー国立歌劇場o.[84年]/
  フェレンツ・エルケル:「フニャディ・ラースロー」〜チャールダーシュ&パロターシュ
 アルパード・ヨー指揮ハンガリー国立o.ほか[84年]/
  リスト:「聖エリザーベトの伝説」〜十字軍の合唱&礼拝の合唱
 パール・ネーメト(Fl)指揮カペラ・サヴァリア[85年]/
  バッハ:管弦楽組曲第4番BWV.1067〜序曲
 タマーシュ・パール指揮サリエリso.[85年]/サリエリ:「ファルスタッフ」〜シンフォニア
[CD 4]
 ニコラス・マギーガン指揮カペラ・サヴァリアほか[85年]/
  ヘンデル:「ブロッケス受難曲」より第1番シンフォニア〜独唱と合唱
 ペーテル・エトヴェシュ指揮サヴァリアso.ほか[85年]/
  ストラヴィンスキー:「結婚」〜新郎の部屋で
 ヘルムート・リリング指揮フランツ・リストco.ほか[88年]/
  ミヒャエル・ハイドン:「聖フランシスのミサ」よりキリエ
 V.サバディ(Vn)アンドラーシュ・リゲティ指揮ハンガリー国立o.ほか[88年]/
  バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番〜第1楽章
 L.コヴァーチ指揮北部ハンガリーso.[97年]/ヴェイネル:組曲Op.18〜第4楽章
 L.ドブサイ指揮リストco.ほか[97年]/ベネデク・イシュトヴァーンフィ:「聖ドロテアのミサ」〜キリエ
 タマーシュ・ヴァーシャーリ指揮ブダペストso.[97年]/ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
 G.ヴァシェギ指揮オルフェオ管ほか[99年]/
  M.A.シャルパンティエ:「モロワ氏のためのミサ曲」〜サンクトゥス
 ドモンコシュ・ヘーヤ指揮エルドーディco.[00年]/
  フンメル:「グラドゥアーレ」〜主よ、なぜわれを見捨て給うたか
アゴスティーノ・ステッファニ(1654-1728):
 音楽の楽しみ/6つのカンタータ集
ヤノーシュ・マリーナ指揮
アッフッティ・ムジカーリ
 ピリオド楽器使用。世界初録音。
 ミュンヘンとハノーヴァーで活躍した伊のステッファニは、声楽曲の発展において重要な役割を果たした、バロック中期の作曲家・外交官。同世代に、器楽曲で非常に才能を発揮したコレッリとパッヘルベルがいるため、彼らの影に隠れがちだが、しなやかな旋律と優美な対位法処理のバランスのとれた形式を持ち味とする、声楽曲の美しさは侮れない。
シュトルツァー(1480頃-1526):
 ミサ曲「キリエ・スンムム」/
 マリアのモテット集
  [めでたし、海の星/
   喜びたまえ、乙女マリアよ/マニフィカト]
ヴォーチェス・エクアレス
 録音:2001年9月18日-22日、聖ミカエル教会、ドゥナケシ。
 シュトルツァーはドイツに生まれ、16世紀ハンガリーで活躍した作曲家。ジョスカン・デ・プレの様式とドイツの伝統的特質を見事に融合したその作品群は、同時代の音楽家たちからドイツ宗教曲の規範とまで高く評価されていた。ラヨシュ2世とハプスブルグ家から嫁いだ皇后マリアの招きで宮廷礼拝堂楽団長となった彼は、この地において重要作品の大部分を創作しており、ここにはその代表作を収録している。ヴォーチェス・エクアレス(カウンター・テナー1/テノール2/バリトン2/バス1)は、母国ハンガリーゆかりの作品を、共感豊かに歌い上げている。
ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795):
 鍵盤楽器のためのソナタ集
アンドラーシュ・セペシュ
(Cemb)
 世界初録音。ゲオルク・アントン・ベンダは当時の名門音楽家の家系に生まれ、兄フランツとともにフリードリヒ大王の宮廷楽団に仕えた。鍵盤楽器のためのソナタ集は出版当時、高い評価を得た。
HCD-32088/90
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(3CD)
2CD価格
「フンガロトンの半世紀〜ピアニスト篇」
[CD-1]
 イムレ・ウンガー(1954)/ショパン:前奏曲 変イ長調Op.28-17
 タチアナ・ニコライエワ(1955)/バッハ:プレリュードとフーガ 嬰ハ長調BWV.848
 ジェルジ・シフラ(1955)/リスト:エステ荘の噴水
 ジェルジ・シェベック(1956)/バルトーク曲&編:舞踏組曲Sz.77〜第3曲
 ラザール・ベルマン(1956)/プロコフィエフ:トッカータ ニ短調Op.11
 エンドレ・ペトリ(1957)/ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」〜第3曲
 ジェルジ・フィレンツィ(1957)/ショパン:マズルカ 変ロ長調Op.7-1
 ペーテル・ショイモシュ(1958)/ドビュッシー:「前奏曲集」〜風変わりなラヴィーヌ将軍
 ペーター・フランクル(1958)/バルトーク:トランシルヴァニアの夕べ
 ティボル・ヴェネル(1959)/リスト:ハンガリー狂詩曲第18番
 ラヨシュ・ヘルナーディ(1961)/ベートーヴェン:ソナタOp.10-2〜第2楽章
 エルネー・セゲディ(1962)/リスト:クリスマスツリーS.186〜子守歌
 ガーボル・ガボシュ(1963)/モーツァルト:ソナタK.570〜第1楽章
 アーグネス・カトナ(1963)/モーツァルト:ソナタK.331〜第3楽章
 ディッタ・バルトーク・パーストリ(1963)/バルトーク:「子どものために」〜第40番羊飼いの踊り
 カタリン・ネメシュ(1963)/ドホナーニ:カプリッチョ ヘ短調Op.28-6
 ルイス・ケントナー(1966)/ショパン:エチュード ホ長調Op.10-3
 ロラーント・スチ(1967)/バルトーク:「ミクロコスモス」〜バリ島から
[CD 2]
 アニー・フィッシャー(1968)/シューベルト:即興曲 ヘ短調D.935-1
 アニコー・セゲディ(1968)/シューマン:「クライスレリアーナ」〜第1曲
 シャーンドル・ファルヴァイ(1969)/D.スカルラッティ:ソナタ ハ短調K.22
 ミハーイ・ベヒェル(1971)/ベートーヴェン:バガテル 変ホ長調Op.126-6
 チラ・サボー(1971)/ショパン:エチュード 変イ長調Op.25-1
 ガブリエッラ・トルマ(1971)/リスト:チャールダーシュ・オプスティネS.225-1
 エルジェーベト・トゥシャ(1971)/ドビュッシー:レントよりおそく
 エリカ・ルクス(1971)/ラヴェル:鏡〜悲しい鳥たち
 コルネール・ゼンプレーニ(1972)/
  バッハ(バルトーク編校訂):「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」〜2つのメヌエット
 イシュトヴァーン・ラントシュ(1972)/ハイドン:ソナタ ハ長調Hob.XVI-21〜第3楽章
 イシュトヴァーン・アンタル(1973)/ブラームス:ソナタ 嬰ヘ短調Op.2〜第1楽章
 アンドラーシュ・シフ(1975)/D.スカルラッティ:ソナタ ハ長調K.420
 イムレ・ローマン(1975-76)/シューマン:幻想小曲集Op.12〜第7曲「夢のもつれ」
 ジュラ・キシュ(1976)/リスト:忘れられたワルツ第1番S.215-1
 フェレンツ・ラドシュ(1978)/シューマン:アラベスク ハ長調Op.18
[CD 3]
 ゾルターン・コチシュ(1980)/
  ドビュッシー:映像第2集〜葉ずえを渡る鐘の音/スティリー風タランテッラ
 イェネー・ヤンドー(1982)/ロッシーニ(リスト編):「音楽の夜会」〜タランテラ・ナポレターナ
 デジュー・ラーンキ(1983)/
  ラヴェル:「夜のガスパール」〜オンディーヌ/ハイドンの名によるメヌエット
 クラーラ・ケルメンディ(1983)/ケージ:ソナタとインターリュードより第5番
 カーロイ・モチャーリ(1989)/リスト:3つの演奏会用練習曲より「軽やかさ」
 アダム・フェッレギ(1992)/コダーイ(フォルデス編):「ハーリ・ヤーノシュ」組曲〜ウィーンの音楽時計
 マルコム・ビルソン(1994)/シューベルト:ソナタ ニ長調D.850〜第3楽章
 イロナ・プルニ(1997)/ロベルト・フォルクマン:カヴァティーナOp.19-1
 エンドレ・ヘゲデシュ(1997)/ワーグナー(リスト編):「さまよえるオランダ人」〜バラードS.441
 イシュトヴァーン・カッシャイ(1997)/ヴェイネル:マロシュセークのロンドとトランシルヴァニア地方の踊り
 ラースロー・バラニャイ(1999)/ドホナーニ:10のバガテルより真夜中にOp.13-7
 モニカ・エグリ&アッティラ・ペルティシュ(1999)/サン=サーンス:子守歌 ホ長調Op.15
HCD-32091/93
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「フンガロトンの半世紀〜弦楽器奏者篇」
[CD 1]
 エデ・ザトゥレツキ(Vn)エンドレ・ペトリ(P)(1954)/コレルリ:ラ・フォリア
 ユーディ・メニューイン(Vn)(1956)/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ ホ長調BWV.1006〜ルール
 アンドレ・ジェルトレル(Vn)ジェルジ・レーヘル指揮ブダペストso.(1962)/
  バッハ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調BWV.1041〜第3楽章
 ルッジェーロ・リッチ(Vn)フェレンツ・ラドシュ(P)(1963)/
  R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18〜第2楽章
 タートライ四重奏団(1964)/ハイドン:弦楽四重奏団 ニ短調「五度」Op.76-2〜第1楽章
 ヴェラ・デーネシュ(Vc)ラースロー・ヴァルシャーニ(P)(1964)/サン=サーンス:白鳥
 ラースロー・メゼー(Vc)エルジェーベト・トゥシャ(P)(1968)/バルトーク:ラプソディ第1番
 デーネシュ・コヴァーチ(Vn)エルヴィン・ルカーチ指揮ブダペストso.(1970)/
  バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番〜第1楽章
[CD 2]
 ギドン・クレーメル(Vn)ユーリ・スミルノフ(P)(1972)/
  バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第1楽章
 バルトーク四重奏団(1972)/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 嬰ハ短調Op.131〜第6&7楽章
 ゾルターン・セーケイ(Vn)イサベル・ムーア(P)(1974)/バルトーク:ラプソディ第2番(1945改訂版)
 アルベルト・コチシュ(Vn)J.ペトロー指揮サヴァリアso.1978)/
  ゴルドマルク:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調Op.28〜第3楽章
 ミクローシュ・ペレーニ(Vc)ヤーノシュ・ローラ指揮フランツ・リストco.(1979)/
  ハイドン:チェロ協奏曲 ハ長調Hob.VII:1〜第2楽章
 ミクローシュ・セントヘイ(Vn)ユディト・セントヘイ(P)(1979)/クライスラー:ウィーン奇想曲
 ヤーノシュ・ローラ(Vn)フランツ・リストco.(1979)/
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「調和の霊感」Op.3-9〜第1楽章
 ペーテル・チャバ(Vn)ゾルターン・コチシュ(P)(1981)/
  ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲第1番
 チャバ・オンツァイ(Vc)ヤーノシュ・ローラ指揮フランツ・リストco.(1982)/
  C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 イ長調Wq.172〜第2楽章「ラルゴ」
 タカーチ四重奏団(1983)/
  バルトーク:弦楽四重奏曲第4番より第5楽章
[CD 3]
 ヤープ・シュレーダー(Vn)パール・ネーメト指揮カペラ・サヴァリア(1984)/
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調R.390〜第1楽章
 コダーイ四重奏団(1984)/コダーイ弦楽四重奏曲第2番Op.10〜第2楽章
 ジェルジ・パウク(Vn)ヤーノシュ・ローラ指揮フランツ・リストco.(1989)/
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 イ長調K.219〜第3楽章
 ケラー四重奏団(1989)/シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」〜第4楽章
 フェステティーチ四重奏団(1998)/マールク・ロージャヴェルジ:「舞踏会用舞曲」〜第1ハンガリー・ロンド
 ヴィルモシュ・サバディ(Vn)タマーシュ・ヴァーシャーリ指揮ブダペストso.(1998)/
  ドホナーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ハ短調Op.43〜第4楽章
 バラージュ・マーテー(バロック・Vc)(1999)/バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番BWV.1011〜第1曲
 エステル・ペレーニ(Vn)(1999)/フェレンツ・ファルカシュ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〜シャコンヌ
 フェレンツ・セチェーディ(Vn)イシュトヴァーン・カッシャイ(P)(1999)/
 フバイ:華麗な幻想曲Op.3-3「カルメン」
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(3CD)
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「フンガロトンの半世紀〜歌手篇」
 イムレ・パルロー(Br)(1953)/チャイコフスキー:「スペードの女王」〜第2幕のアリア
 ミハーイ・セーケイ(Bs)(1953)/ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」〜第1幕のアリア
 イレーン・セチェーディ(S)ティボル・ウドゥヴァルディ(T)(1953)/
  グノー:「ファウスト」〜第3幕の二重唱
 パウラ・タカーチ(S)シャーンドル・シュヴェード(Br)(1954)/
  ヴェルディ:「トロヴァトーレ」〜第4幕の二重唱
 ユリア・オシュヴァート(S)(1956)/エルケル:「バーンク・バーン」〜第2幕のアリア
 レージ・デリ(Ms)ヨージェフ・ヨヴィツキ(T)(1956)/
  エルケル:「バーンク・バーン」〜第2幕の二重唱
 ヨージェフ・シマーンディ(T)マグダ・ティッサィ(A)
 マーリア・ジュルコヴィチ(S)シャーンドル・シュヴェード(Br)(1956)/
  ヴェルディ:「リゴレット」〜第4幕の四重唱
 エンデレ・レシュレル(T)(1957)/コダーイ「紡ぎ小屋」より
 オスカール・マレツキ(Br)(1958)/コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」〜酒席の歌
 アンナ・バーティ(S)ユディト・シャーンドル(S)(1958)/
  コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」〜合唱を伴う二重唱
 ミクローシュ・サボー(T)マーリア・マーチャーシュ(S)(1958)/ヴェルディ:「椿姫」〜乾杯の歌
 ユーリア・オロス(S)(1960)/プッチーニ「トゥーランドット」〜第3幕リューのアリア
 アルフォンツ・バルタ(1960)/モーツァルト:「魔笛」〜タミーノのアリア
 ゾルターン・ザーヴォツキ(T)(1961)/ワーグナー:「ローエングリン」〜ローエングリンの名乗り
 ガーボル・カレッリ(T)(1961)/ボイト:「メフィストフェレ」〜第1幕ファウストのアリア
 ヨージェフ・シマンディ(T)ラースロー・ヤーンボル(Br)カロラ・アーガイ(S)
 ジュラ・ヴェレシュ(Bs)オルガ・セーニ(Ms)ヨージェフ・レーティ(T)(1961)/
  ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」〜第2幕の六重唱
 ジェルジ・ラドゥナイ(Br)アールパード・キシェギ(T)(1963)/
  プッチーニ:「トスカ」〜第1幕のフィナーレ
 マルギット・ラースロー(S)(1964)/
  モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」〜第2幕章ツェルリーナのアリア
[CD 2]
 ガブリエッラ・デーリ(S)シャーンドル・コーニャ(T)エルジェーベト・コムローッシ(A)(1965)/
  ヴェルディ:「アイーダ」〜第4幕のフィナーレ
 エルジェーベト・ハージー(S)ローベルト・イロシュファルヴィ(T)(1965)/
  プッチーニ:「マノン・レスコー」第2幕〜二重唱
 ジョルト・ベンデ(Br)(1968)/ヴィヴァルディ:オラトリオ「勝利したユーディタ」〜アリア
 アンドラーシュ・ファラゴー(Bs-Br)(1968)/エルケル:「バーンク・バーン」第1幕〜乾杯の歌
 ヨージェフ・シマーンディ(T)ジュジャ・バルライ(A)
 エヴァ・アーンドル(S)エルジェーベト・コムローッシ(A)(1970)/コダーイ:「紡ぎ小屋」より
 ジェルジ・メリシュ(Br)アドリエンネ・チェンゲリ(S)(1971)/
  モーツァルト:「魔笛」〜第2幕フィナーレの二重唱
 コロシュ・コヴァーチ(Bs)エヴァ・マルトン(S)(1972)/
  ヴェルディ:「運命の力」〜第2幕の二重唱
 ヨージェフ・レーティ(T)(1973)/モーツァルト:「後宮からの誘拐」第1幕〜ベルモンテのアリア
 ジェルジ・コロンディ(T)(1973)/グノー:「ファウスト」〜第1幕のカヴァティーナ
 マグダ・カルマール(S)イシュトヴァーン・ロジョシュ(T)
 ヨージェフ・グレゴル(Bs)アッティラ・フュレプ(T)ユーリア・パースティ(S)(1975)/
  ハイドン:「裏切られた誠実」〜第2幕のフィナーレ
 イシュトヴァーン・ガーティ(Bs-Br)(1977)/ヴィヴァルディ:「オリンピュアーデ」〜第2幕のアリア
 ヴェロニカ・キンチェシュ(S)ラヨシュ・ミラー(Br)(1980)/プッチーニ:「蝶々夫人」第1幕
 シャーンドル・パルチョー(T)(1979-1981)/コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」より
 ヨージェフ・グレゴル(Bs)アンドラーシュ・モルナール(Ms)ユーリア・ハマリ(Ms)
 ヤーノシュ・B.ナジ(T)シャーンドル・ショーヨム=ナジ(Bs-Br)(1981)/
  ロッシーニ:「モゼ」〜第2幕の五重唱と合唱
[CD 3]
 エフゲニー・ネステレンコ(Bs)エレーナ・オブラスツォヴァ(Ms)(1981)/
  バルトーク:「青ひげ公の城」〜第3の扉
 ラヨシュ・ミラー(Br)(1982)/ヴェルディ:「椿姫」第2幕〜プロヴァンスの海と陸
 クラーラ・タカーチ(Ms)イロナ・トコディ(S)(1983)/
  ベッリーニ:「ノルマ」〜第2幕の二重唱
 シルヴィア・シャシュ(S)ジョルジオ・ランベルティ(T)(1983)/
  ヴェルディ:「第1回十字軍のロンバルディア人」〜第4幕の場面とアリア
 レナータ・スコット(S)(1983)/ヴェルディ:「マクベス」〜第2幕のアリア
 ヤーノシュ・パーンディ(T)ペーテル・ケレン(T)(1985)/ヴェルディ:「マクベス」〜第4幕の場面
 ピエロ・カプッチッリ(Br)(1985)/ヴェルディ:「マクベス」〜第4幕の場面とアリア
 マーリア・ゼンプレーニ(S)デーネシュ・グヤーシュ(T)(1985)/
  サリエリ:「ファルスタッフ」〜第2幕フィナーレ
 リーヴィア・ブダイ=バツキ(Ms)(1987)/ポンキエルリ:「ジョコンダ」〜第2幕のロマンス
 ポール・エスウッド(C−T)(1988)/ヘンデル:「忠実な羊飼い」〜第2幕のアリア
 ユディト・ネーメト(Ms)(1988)/
  ヴィヴァルディ:オラトリオ「勝利したユーディタ」第1部〜アリア
 ドルー・ミンター(C−T)アネッテ・マルケルト(Ms)(1990)/
  ヘンデル:「フロリダンテ」〜第1幕の二重唱
 カタリン・ファルカシュ(S)マーリア・ザードリ(S)(1990)/
  ヘンデル:「フロリダンテ」〜第2幕の二重唱
 デレク・リー・レイギン(C−T)(1990)/ヘンデル:「忠実な羊飼い」のテルプシコーレ〜アリア
 イングリド・ケルテシ(S)アンドレア・ウルブリヒ(Ms)イロナ・プルニ(P)(1996)/
  ドニゼッティ:「オーロラ」
 ラースロー・ポルガール(Bs)(1997)/モーツァルト:「魔笛」第2幕〜「おお、イシスとオシリスの神よ」
クラリネットのための演奏会用小品集
 バラ:ファンタジー・ロマンティーク/スラヴの歌(*)
 ルフェーヴル:ファンタジー=カプリースOp.118
 カユザク(1880-1960):
  南仏の歌による変奏曲(*)/
  無伴奏クラリネットのための
   性格的小品「アルルカン」/
 ビュセール:スペイン民謡による「アラゴン」Op.91
 ジャンジャン:前奏曲とスケルツォ
 ドートルメル:レチタティーヴォと即興曲
 レイボールド:もの思う羊飼い
 トマジ:序奏と舞曲
 フィル・カーデュー:スケルツォ
アンドラーシュ・ホルン(Cl)
ヨージェフ・ガーボル(P)
 録音:2001年11月16日-21日、フンガロトン・スタジオ。
 おもにフランス系の作曲家たちによるオリジナル・クラリネット作品((*)の2曲を除く)を集めたもの。かなり珍しい作品が多く、特にオネゲル、ミヨーから作品を献呈され、20世紀フランスを代表する名手カユザクの曲に注目したい。
ボッテジーニ:
 コントラバスのための作品集 Vol.4

 ヴァイオリンとコントラバスのための
  協奏的大二重奏曲(*)/
 ロッシーニの歌曲による幻想曲(+)/
 クラリネットとコントラバスのための二重奏曲(#)/
 恋の情熱(+)/
 チェロとコントラバスのための二重奏曲(**)
ゲルゲイ・ヤールダーニ(Cb)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn;*)
エデン・ラーツ(Cb;+)
カールマン・ベルケシュ(Cl;#)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc;**)
ヤーノシュ・アーチュ指揮
ブダペスト室内シンフォニー
 (ヴィエネル=サースo.)
 録音:2002年3月27日-29日、6月8日-10日、フンガロトン・スタジオ。
 コントラバスの達人ボッテジーニによる、コントラバスに独奏楽器を組み合わせた作品を集めたアルバム。各作品の経緯に触れたヤールダーニ自身によるていねいな解説書も興味深い。
A.スカルラッティ:
 セレナータ「誠実の勝利、またはクピドと誠実」
 セレナータ「ウェヌスとアモル」(*)
モニカ・コンザーレス、
アンドレア・ウルブリヒ(S)
アンナ・ヤヌイ(リコーダー;*)
パール・ネーメト指揮
サヴァリア・バロックo.
 録音:2001年-2002年、フンガロトン・スタジオ。
 オペラとカンタータで名高いスカルラッティのセレナータは、レチタティーヴォとアリアで進められるミニ・オペラ的内容を持つジャンル。「ウェヌスとアモル」は1695-1700年頃にナポリで書かれたもので、アモル(クピド、キューピッド)が母ウェヌスに武勇伝を語り聞かせるという内容。「誠実の勝利」は1706年ローマでの作で、クピドと「誠実」との力比べ問答のてんまつを描いた作品。オーケストラ伴奏のパートがオペラ以上に雄弁・丹念に仕上げられていることもあり、聴き応えはじゅうぶん。世界初録音。ピリオド楽器使用。
ミシェル・コレット(1709-1985):
 ハーディ=ガーディ、
  フルートと通奏低音のための作品集

 6つのファンタジー Op.6〜第3番/
 「美しきハーディガーディ」〜
  [メヌエット/通奏低音付き組曲第1番/
  通奏低音付きアリエッタ集/
  コントルダンス ト長調/
  「きらきら星」変奏曲集(*)]/
 ミュゼットのための小品集 Op.5〜
  [組曲第4番/第3番/第1番]
ローベルト・マンデル
(ハーディ=ガーディ)
ジャン=クリストフ・
 マイヤール(ミュゼット)
パール・ネーメト(Fl)
アーグネシュ・ラツコー(Cemb)
ノーラ・カーライ(Vc)
ミクローシュ・シュパーニ(Org)
 録音:1998年2月21日(*)/2001年8月30日-9月2日(*以外)。
 「古雅な音色」とも「雑音ぽい」ともいわれるハーディ=ガーディのための作品。
バルダッサーレ・ガルッピ:
 歌劇「グスタフ1世」(1740)
エディト・カーロイ(S)
 :エルネスト
モニカ・ゴンザーレス(S)
 :エルギルダ
ガブリエッラ・レータイ・キシュ
 (Ms):ドリスベ
マリオ・チェケッティ(T)
 :レアルコ
フィリッポ・ピーナ・
 カスティリョーニ(T)
 :アルジェーノ
ファビオ・ビローナ指揮
サヴァリア・バロックo.
 録音:2002年3月。
 18世紀中葉のヴェネツィアの代表的オペラ作曲家ガルッピと大戯曲作家ゴルドーニの名コンビによる、名高いスウェーデン王が大活躍する作品。ガルッピとしては比較的初期の作品ながら音楽は充実したもので、当時のヴェネツィアの自由劇場の沸き具合が容易に想像できる。ピリオド楽器使用。
ベネディクト・ラントハルティンガー(1802-1893):
 歌曲集
(全21曲)
アンドレア・メラート(Ms)
エメシェ・ヴィラーク(P)
 録音:2002年3月。
 ラントハルティンガーはウィーンで有名であったテノール歌手で、シューベルトとも親交の厚かった人物。サリエーリに学び作曲も多数行ったが、死後はほぼ完全に忘れられてしまった。収録作品はいずれも驚くほど美しく、ドイツリート・ファンを喜ばせることはまちがいない。メラートの、楚々とした中にほのかなロマンの情熱を感じさせる美声が映える。
ラヴェル、ドビュッシー:
 ピアノ曲から編曲された管弦楽曲集

 ラヴェル:
  古風なメヌエット/組曲「クープランの墓」/
  組曲「クープランの墓」(コチシュ編曲)〜
   [フーガ/トッカータ]
 ドビュッシー:
  スコットランド行進曲
  忘れられた映像
   [レント、メランコリックにやさしく
     (コチシュ編曲)/
   サラバンド(ラヴェル編曲)/
   「いやな天気だから、もう森へは行かない」
    の諸相(コチシュ編曲)]/
  忘れられた小唄(コチシュ編曲)(*)
   [やるせない夢心地/巷に雨の降るごとく/
   木々の陰/木馬/グリーン/憂鬱]/
  スティリー風タランテラ(ラヴェル編曲)
ユーリア・ハイノーツィ(S;*)
ゾルターン・コチシュ指揮
ハンガリー国立po.
 録音:2001年9月12-14日、10月24日、2002年9月13日、ブダペスト。
 ハンガリーの名手コチシュが、これまで弾き続けてきた二人の作曲家のピアノ作品にオーケストレーションを施して自ら指揮した注目盤。「クープランの墓」は、あまりにピアにスティックな性格のためラヴェル自身が敢えて避けた2曲まで編曲して加えた、いわば「完全版」。コチシュ編曲によるドビュッシーは他のレーベルにもあるが、当盤収録曲はいずれも初録音。もっともドビュッシー的ともいえる歌曲のオーケストラ伴奏化に着目したところに鋭さが感じられる。全体にマニアックな選曲ながら、かなり興味深く刺激的なアルバムだといえよう。
「手紙」のアリアと二重唱曲集
 チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」
 モーツァルト:「フィガロの結婚」
 ロッシーニ:「セビリャの理髪師」
 ヴェルディ:「椿姫」
 ビゼー:「カルメン」
 マスネ:「ウェルテル」
 ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」から
イルディコー・イヴァーン(S)
イングリト・ケルテシ(S)
アボッローニア・ソノルキ(Ms)
アティッラ・B.キシュ(T)
アティッラ・フェケテ(T)
ヤーノシュ・コヴァーチ指揮
マーヴso.
 録音:2001年10月22日、23日、25日、26日、イタリアン・インスティテュート、ブダペスト。
 「手紙」が小道具として使われる名作オペラからの場面を集めたユニークなアルバム。フルート奏者から転身、グルベローヴァら名歌手との共演も多いイヴァーン他、ハンガリーのスター・キャストによる演奏。
チェロ〜現代ハンガリーのチェロ音楽
 ゾルターン・コヴァーチュ:円卓の騎士
 ラースロー・キラーイ:憂うつなセレナード
 レヴェンテ・ジェンジェシ:
  ディヴェルティメント
 ヤーノシュ・ヴァイダ:
  クァジ・ウナ・ファンタジア
 マーテー・ホッローシュ:ドディーチェッリ
 アーコシュ・パーンラキ:ニンフたち〜ロンド
 ラースロー・メリシュ:チェロマニア
ハンガリー・チェロ・
 オーケストラ
 アルバム・タイトル作「チェロマニア」は全4楽章で、それぞれヴィヴァルディの「四季〜冬」、バッハの「フーガの技法」、ストラヴィンスキー、ロッシーニを巧みに引用した作品。「ドディーチェッリ」は、ダジャレ好きのフンガロトン社長ホッローシュが、タイトルにイタリア語で「12の」を意味する「dodici」とチェロ「celli」(複数形)を結合させた自作。
ヨハン・G.アルブレヒツベルガー(1736-1809):
 弦楽三重奏曲 Op.9[第1番/第2番/第3番]
ヨハン・マティアス・シュペルガー(1750-1812):
 3つの弦楽三重奏曲
ベルヴェデーレ・トリオ・
 ウィーン
 世界初録音。ベートーヴェンの師アルブレヒツベルガーとコントラバスの名人シュペルガーの珍しい作品。
シューベルト:交響曲全集 ターマシュ・
 ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
 録音:1995-1996年、リスト音楽院コンサート・ホール、ブダペスト、ライヴ。ハンガリー放送との協同制作。
 ベートーヴェン(分売)に続くヴァーシャリの交響曲全集チクルス第2作。いずれも歌謡性に富んだシューベルトの特徴を押えた粒ぞろいの美演で、音楽が生命感にあふれかえっているのが大きな魅力。ピアニストとしてデビューし、現在ブダペストso.の音楽監督を務めるヴァーシャリ(1933-)も、早いもので来年は古希を迎える。このコンビによる次の交響曲全集はブラームスの予定。
HCD-32113
廃盤
シューベルト:
 交響曲第9番「グレイト」/交響曲第8番「未完成」
ターマシュ・
 ヴァーシャリ指揮
ブダペストso.
 録音:1996年、ブダペスト、リスト音楽院コンサート・ホール、ライヴ。ハンガリー放送との協同制作。上記の全集からの分売。
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):クラリネット作品集
 アリア/前奏曲とディヴェルティスマン/プルチネッラ/
 カプリース/即興曲/祝婚歌/クラリベル/牧歌/
 イタリア風幻想曲/ブコリク/組曲/ニース狂詩曲
チャバ・クレニャーン(Cl)
やまもと・まき(P)
 録音:2002年11月17日-21日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 これは管楽器ファンにとって涙ものの一枚。ブラスに心得のある方なら知らない人はいないウジェーヌ・ボザはパリ音楽院をなんと3度(ヴァイオリン科、指揮科、作曲科)も卒業、交響曲からオペラまで質量共に充分な作品があるが、ダントツで演奏機会も多く絶大な支持を集めているのは、やはり管楽器用の室内楽曲。優雅で技巧的なカデンツァを含む代表作「ブコリク」、オリジナルは仏の名サキソフォン奏者マルセル・ミュールのために書かれた「アリア」、そしてドビュッシーの「子供の領分」や「牧神の午後」の引用が見られる習作の「クラリベル」など、多彩で楽しい内容に仕上がっている。
レオ・ヴェイネル(1885-1960):
 ピアノ作品集 Vol.3

  組曲Op.18(ハンガリー民俗舞曲集)/
  5つのピアノ小品集/
  12のやさしいピアノ小品集Op.27
   (ハンガリー童謡&民謡集)/
  ハンガリーの民俗音楽Op.42
   (若者のための30のピアノ小品集)
イシュトヴァーン・
 カッシャイ(P)
 録音:2001年12月1日-9日、フンガロトン・スタジオ、ブタペスト。
 ヴェイネルは指揮者ショルティのピアノの先生としても知られる、20世紀前半のハンガリーにおける作曲家・教育者。ヴェイネルは当初、同時期のコダーイやバルトークに比べ、より古典的・ロマンチックな作風を特徴としたが、1930年頃には創作上行き詰まってしまう。そんな時にライタの勧めで民俗音楽の語法と出会った彼が、最初の画期的な成果して結実させたのが、ここに収録された「組曲」。オリジナルは大規模なオーケストラ曲だが、作曲者自身の手でピアノ連弾用にも編曲されている。また60歳を過ぎた晩年の創作時期にあたる民謡編曲の数々は、年少者やピアノ初心者を念頭に書かれており、平易な中にも味わい深い表情が印象的。
 なお、代理店のインフォメーションによると「この巻には代表作「組曲」の連弾版と晩年の民謡編曲という、共に民俗音楽的性格を強く帯びた作品を収録」とあるが、ピアニストの表記は一人だけとなっている。
ピエール・マクス・デュボワ(1930-1995):
 クラリネットとピアノのための作品集

  狂詩曲/ロマンス/ソナチネ/墓碑銘/
  ソナタ・ディ・マディ/符合/短いソナタ(*)/四重奏曲
チャバ・クレニャーン(Cl)
イルディコー・Cs.
 ナジ(P;*以外)
 録音:2002年1月5日-9日/3月9日&10日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 若くしてローマ賞なパリ市大賞を相次いで獲ったデュポワは、名門パリ音楽院教授在職中に数多くの作品を残した。師ミヨーを思わせるエレガントな作風で、フランセやプロコフィエフの影響も聴き取れるが、その重要な業績のひとつが学生時代の専攻で愛着深かったクラリネット作品。作品数も多く、プロアマ問わず演奏者には欠かせないレパートリーながら、その需要に反しまとめて聴けるアルバムはこれまでなかった。演奏はホフマイスター、カルク=エーレルトとファン要チェックのリリースを立て続けに行う名手クレニャーン。
アッティラ・ボザイ(1939-1999):
 弦楽四重奏曲第1番 Op.9(1964)(*)/
 弦楽四重奏曲第2番 Op.21(1971)(+)/
 弦楽四重奏曲第3番 Op.40
  「四節季の祝宴」(1996/1997)(#)
バルトークSQ(*)
コダーイSQ(+)
ショモジSQ(#)
 録音:1969年6月9日、トロツコー・スクエア改革派教会(*)/1978年4月10日、フンガロトン・スタジオ(+)/1999年1月30日、ハンガリー放送(#)。
 ボザイはリゲティ、クルタークを育てたファルカシュの弟子で、十二音技法による作風で知られる。彼の3つの弦楽四重奏曲はそれぞれ当盤での演奏者に献呈されている。第1番は1楽章形式に異なるテンポとキャラクターが詰め込まれた、ベートーヴェンの嬰ハ短調の痕跡を残す作品。第2番はハンガリー放送の委嘱作品。第3番は、「秋分/冬至/春分/夏至」の4楽章から成る。作曲者自身が解説書を執筆している。
HCD-32118
廃盤
シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992):
 交響曲第1番「皇紀二千六百年に捧ぐ」(1940)/
 弦楽のための4つのトランシルヴェニア舞曲(1949)/
 クラリネット協奏曲(1982)(*)
ラースロー・
 ホルヴァート(Cl;*)
タマーシュ・パール指揮
サヴァリアso.
シュポア(1784-1859):ヴァイオリン二重奏曲集
 [ヘ長調Op.148(1854)/ニ長調Op.150(1854)]
ペーテル・チャバ(Vn)
ヴィルモシュ・サヴァディ(Vn)
 世界初録音。ドイツ初期ロマン派のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、シュポアが書いた14曲のヴァイオリン二重奏曲のうち、晩年である1854年に書かれた2曲を収めている。協奏曲以外にはあまり光の当たることのない今日のシュポアだが、当時はベートーヴェンを凌ぐ人気を得ていたことが頷ける充実のCD。
HCD-32120
廃盤
ツィンバロンによるバロック作品集
 リュリ:優しいエールとクーラント/ブル:アルマンド
 ムッファト:メヌエット
 D.スカルラッティ:ソナタ ヘ長調 K.418
 バッハ/ボンポルティ:
  インヴェンション ハ短調 BWV.Anh.175
 バッハ:
  フランス組曲 ロ短調 BWV.814/
  パルティータ ホ長調 BWV.1006(*)
アラダール・ラーツ
(ツィンバロン)
イヴォンヌ・ラーツ=
 バルブラン(P;*以外)
 録音:1954年-1956年、モノラル。
 サン=サーンスが「ツィンバロンのリスト」と呼び、実演に接したストラヴィンスキーに「ラグタイム」を書かせるきっかけを与えたラーツ(1886-1958)は、独習で奏法を会得し、カフェでの演奏やバンドツアーへの帯同でヨーロッパ中を席巻した人間国宝級の奏者。彼が演奏会で取り上げ新境地を開拓した編曲作品の録音を集めたのが、このアルバム。民俗楽器ツィンバロンをクラシックの独奏楽器として認識させる意欲的な試みであり、チェンバロに共通する金属的な響きが違和感なく楽しめる。
ショパン:マズルカ集(37曲) ジェルジ・
 フェレンツィ(P)
 録音:1956年6月1日/1957年8月12日/1958年8月21日、22日、28日、フンガロトン・スタジオ、モノラル。
 フェレンツィ(1902-1983)は、リストの高弟イシュトヴァーン・トマーン(1862-1940)に師事したピアニストで、自分の門下からはヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ジェルジ・シフラを輩出した。このアルバムは、フェレンツィに心酔しているピアニスト、ゾルターン・コチシュが選曲・編集を手がけたもので、硬質なタッチと絶妙なテンポの揺らぎ、詩情あふれるピアニズムに、 19世紀の伝統が脈々と息づいているのが感じられる。
コダーイ:
 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」/(*)
 歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」〜抜粋(5曲)(+)/
 舞踊音楽(#)/マロシュセーク舞曲(**)/ガランタ舞曲(**)
マグダ・ティサイ(S;+)
イムレ・パルロー(Br;+)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ブダペストpo.
ハンガリー国立歌劇場cho.(+)
 録音:1964年、ブダバール聖母教会(マシャーシュ教会)、モノラル(*/**)/1958年、エルケル劇場、ステレオ(+)/1965年、フンガロトン・スタジオ、モノラル(#)。
 フェレンチク(1907-1984)は、同世代のショルティやフリッチャイらが早くから西側に活躍の場を求めたのに対し、国内にとどまって個性を開花させた指揮者。国立歌劇場の無給アシスタントから、練習指揮者、正指揮者と着実にキャリアを積み重ねてきた巨匠の聴かせるコダーイは、愛してやまなかった祖国ハンガリーと同じくらい思い入れの深さを感じさせる。 (+)は既発売のスレテオ全曲盤(HCD-12837/8)からの抜粋ではなく、別の録音。(**)は久々のカタログ復活。
シューマン:交響曲全集 ターマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ハンガリー放送so.
(ブダペストso.)
 ライヴ録音。
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724-1808):
 6つのチェロ協奏曲 Op.14
バラージュ・マーテー(Vc)
アウラ・ムジカーレ
 録音:2001年5月、2001年8月、ルター派教会、トルダシュ、ハンガリー。
 世界初録音。ピリオド楽器使用。チッリは18世紀イタリアの名チェリスト。当時最先端の超絶技巧が盛り込まれた独奏パートは、ボッケリーニの傑作にも匹敵する驚くべき充実ぶり。オケ伴奏も凝っており、中でも第1番と第5番では、演奏慣習に倣って増強されたナチュラル・ホルンがみごとな効果を生んでいる。サヴァールやミンコフスキのアンサンブルで首席を務めたマーテーという相応しいソリストを得て申し分ない出来栄え。
ワーグナー:
 歌劇「タンホイザー」、楽劇「ワルキューレ」、
 「トリスタンとイゾルデ」、「パルシファル」、
 「神々のたそがれ」からのソプラノのためのアリア(*)
 ヴェーゼンドンク歌曲集
エステル・コヴァーチュ(S)
アンドラーシュ・モルナール(T;*)
アンドラーシュ・ファラゴー(Br;*)
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
アンドラーシュ・ミハーイ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.&cho.、
ザグレブpo.、ブダペストso.
ハンガリー時代のシフラ
 リスト:
  「超絶技巧練習曲集」より
   [第3番〜第7番/第10番/第11番]/
  ハンガリー狂詩曲第2番/ハンガリー狂詩曲第6番/
  ハンガリー狂詩曲第12番/ハンガリー狂詩曲第15番
ジェルジ・シフラ(P)
 録音:1954年-1956年、モノラル。
 リストのスペシャリストとして有名なヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、シフラがハンガリー動乱(1956年10月)を機に母国を離れる前に残した録音。リヒテルらと同様、西側デビューまではその存在がヴェールに包まれていたシフラの、「伝説の人」時代の演奏を伝えるもので、テクニックの切れ味はまさにカミソリの刃のよう。録音自体はEMIからそれぞれ全集(ハンガリー狂詩曲は旧全集の方)で出ている物と同一の可能性が高い。
コダーイ:
 マロシュセーク舞曲(ピアノ版)(*)/
 マロシュセーク舞曲(管弦楽版)/
 セーケイの嘆き歌(合唱版)/
 セーケイの嘆き歌(ピアノ版)(*)/
 飛べよ、孔雀/
 ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲
クロネール・ゼンプレーニ(P)
アウレール・ティッライ指揮
ゾルターン・
 ヴァーシャールヘイ指揮
ラヨシュ・ヴァッシュ指揮
ジェルジ・レヘル指揮
アンタール・ドラティ指揮
ペーチ室内cho.
ハンガリー共和国軍男声cho.
ヴァシャシュ合唱アンサンブル
ブダペストso.
ハンガリー国立o.
 聴き比べが楽しめるアルバム。
ヴィエトーリス写本からの歌曲と舞曲集
 ヴィエトーリス写本より(22曲)
 シャイン:「音楽の饗宴」〜アルマンドとトリプラ
 プレトリウス:「テレプシコーレ」より
  [バレ/テルメ氏のクラント/ヴォルタ]
 シュメルツァー:ドイツ風ガヴォット
 シャイト:パルガモ風変奏曲
ラースロー・シドラ
(各種バロックFl)指揮
クラーラ・ボザ(S)
アティッラ・フェレブ(T)
プリマヴェラ五重奏団、
カメラータ・フンガリカ
 録音:1971年6月13日-7月29日、フンガロトン・スタジオ。
 ヴィエトーリス写本は、モラヴィア国境に近い土地のハンガリー地主の家に伝えられていた、バロック期ハンガリー・スロヴァキア音楽の貴重な集成。オルガン・タブラチュアの形で、聖俗に関わらず全375曲が収録されており、形式的には歌曲、鍵盤楽曲と舞曲、地域的には上記2国の他、ポーランドとドイツの曲を若干含む内容となっている。この貴重な写本の中でも特に重要で、個性的な曲を抜粋し、また、関連あるドイツ芸術音楽の曲目まで収録したのがこの録音。その有機的で特徴ある構成に裏づけされ、考え抜かれた演奏は、録音から30年たった今でも新鮮な驚きを与えてくれる。
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調(*)
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調(+)
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(#)
ジェルジ・シフラ(P)
ジェルジ・レヘル指揮(*)
ブダペストso.(*)
ゾルターン・ロジュニャイ
(ロズナイ)指揮(+)
ハンガリー国立o.(+)
 録音:1956年8月15日(*)&4月26日(+)、フンガロトン・スタジオ(*/+)/1955年5月21日、フェレンツ・リスト音楽コンサート・ホール、ブダペスト(#)。モノラル。
 シフラが西側に登場する以前、「幻のピアニスト」時代のフンガロトン録音。リストとグリーグは以前「フンガロトン録音集」(APR)としてCD復刻されたが、それも廃盤のためまことに貴重。後年の録音以上に磨きぬかれた力強い打鍵、たたみかけるような勢いと凄みがあるのが特徴。他のいかなるピアニストとも異なる眩い個性が刻み込まれた演奏。録音時の衝撃をじかに伝えるクリアな音質もポイント。
バルトーク:
 ラプソディ Op.1(*)/
 ピアノ協奏曲第2番(+)
フォルデス:弦楽のための小組曲(#)
アンドール・
 フォルデス(P;*/+)
ロジェ・デゾルミエール指揮(+)
ウジェーヌ・ビゴー指揮(#)
ラムルーo.(*/+)
イェネー・
 コッパーンディ指揮(#)
ショルティso.(#)
 録音:1948年、モノラル(*/+)。(#)はステレオ。
 作曲者直伝による演奏から「バルトークの代理人」と謳われた、フォルデス極めつけの録音が登場。録音の前年1947年にフォルデスがアメリカ初演を果たした協奏曲はCD化(Jecklin)されているが、同じドホナーニ門下のアンダと並んで、ネイティヴならではの語り口が味わい深い演奏。フォルデスが渡米後に書いた唯一の管弦楽曲が聴けるのもポイント。
アッティラ・デメーニ(1955-):
 未完の接合(イシュトヴァーン・エルケーニの
  「一分間の物語」による死の舞踏−室内オペラ)/
 ラースロー・ナジ、ジョーフィア・バラと
  ゲーザ・セーチの詩による愛の歌(ソプラノ、
   ツィンバロン、クラリネットと男声合唱のための)/
 ゲーザ・セーチの詩によるバガテル
  (ソプラノとツィンバロンのための)/
 シャーンドル・ウェレシュの詩による5つの歌曲
  (ソプラノとクラリネットのための)/
 室内オペラ「パタファーム」
  (ジョージ・オーウェルの「動物農場」による:1幕)
さまざまな演奏家
HCD-32137
(6CD)
廃盤
ブラームス:
 交響曲第1番−第4番/ヴァイオリン協奏曲(*)/
 ピアノ協奏曲第1番(+)/ピアノ協奏曲第2番(+)/
 大学祝典序曲/悲劇的序曲/
 ハイドンの主題による変奏曲/
 ドイツ・レクイエム(#)
レジス・パスキエ(Vn;*)
ピーター・フランクル(P;+)
シルヴィア・ハムヴァシー(S;#)
ミハーイ・
 カールマンディ(Br;#)
ターマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ハンガリー放送so.
(ブダペストso.)
ハンガリー放送cho.(#)
 ライヴ録音。
HCD-32140
buyボタン
(2CD)
ブラームス:
 悲劇的序曲 Op.81(+)
 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15(*)(+)
 大学祝典序曲 Op.80(#)
 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83(*)(#)
ぺテル・フランクル(P;*)
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ハンガリー放送so.
 録音:1998年5月(+)、1998年3月(#)、ライヴ。
 傑出した音楽家を輩出してきたハンガリー楽壇の底力を思い知らされる白熱の名演奏。ピアノのペテル(ペーター)・フランクルは1935年ブダペスト生まれ。15歳でプロデビュー、1957年にはロン=ティボー・コンクールで優勝し、故ジョージ・セルに抜擢されるなど若くして世界的に活躍した。近年は、チョン・キョン・ファとのブラームスのヴァイオリン・ソナタ集(EMI)など散発的に録音はあるものの、活動の中心を教育界に移していたが、このブラームスでは卓越したテクニックに裏付けられた詩情溢れるピアノを聴かせる。まるで晩年のセルが指揮しているような、推進力と潤い豊かな歌を兼ね備えたすばらしいオーケストラの響きにも圧倒される。
HCD-32143
buyボタン
(2CD)
アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):
 室内ソナタ全集

  鍵盤楽器とヴァイオリンのための6つの二重奏曲Op.2
   [第1番 ト長調/第2番 ニ長調/第3番 ヘ長調/
    第4番 イ長調/第5番 ハ短調/第6番 ホ長調]
  3つの三重奏曲Op.3
   [第1番 ヘ長調/第2番 ヘ長調/第3番 ト長調]
ミクローシュ・シュパーニ
(タンジェントP)
エリカ・ペテーフィ(Vn)
チッラ・ヴァーリ(Vc)
 録音:2002年2月12日-15日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 大フランソワの孫アルマン=ルイによる、当時流行した鍵盤楽器伴奏つきソナタと三重奏の世界初録音作品。特徴として1760年代パリを皮切りにフランスを席捲したイタリア趣味を色濃く反映している。目に見えて明らかなのが、自由な舞曲の連続からなる組曲の基本を捨て去り、急ー緩ー急の3楽章形式を採用した点。独奏曲なみに華麗で緻密かつ技巧的な鍵盤パートは聴き物で、シュパーニとペテーフィ(フェステティーチSQの団員)らが理屈抜きに楽しませてくれる。
ヨハネス・M.シュペルガー(1750-1812):ホルンのための作品集
 ホルン協奏曲 ニ長調(#)/ホルン協奏曲 変ホ長調/
 ホルン二重奏のための12の狩りの音楽/
 ホルン四重奏曲 変ホ長調(*)
ミクローシュ・ナジ(Hr)
マールトン・ラーツ指揮
エルデーディco.
ヴィルモシュ・サバディ(Vn;*)
ペーテル・バールショニ(Va;*)
ジェルジ・ケルテース(Vc;*)
 録音:2002年3月4日-8日/8月8日&21日、フンガロトン・スタジオ。(#)は世界初録音。
 現チェコのヴァルチツェ生まれで、コントラバスの名人としてしかほとんど知られていなかったシュペルガーの、弦楽三重奏曲集(HCD-32109)に続く作品集となるもの。ボヘミアをも含んだドイツ語圏での「狩り」の伝統は勇壮なファンファーレや甘美なロマンツェを持つホルン音楽の傑作を数多く生み出したが、シュペルガー作もハイドンやロゼッティなどの作品にも共通する香りを放っている。世界初録音の(#)は狩猟ホルン用に書かれたもの。驚異的な高音域を要するため、ナジの使用楽器は、ベルリン放響、ベルリン・フィルの奏者を歴任したエンゲルベルト・シュミット制作のフル・トリプル・モデル。ホルン吹きは必聴。
マルカントワーヌ・シャルパンティエ:
 8声と8つのヴァイオリン、
  フルートのためのミサ H.3
  (昇階唱「おお、救いのいけにえよ」H.236/
  ドミネ・サルヴム H.283/
  「気で病む男」H.495〜ムーア人のリトルネッロ、
   ムーア人の入場、を含む)
 死者のための8声のモテット
  「煉獄の魂の嘆き」〜われを憐れみたまえ H.311
マーリア・ザードリ(S)
ガブリエッラ・ヤニ(S)
ペーテル・バーラーニュ(CT)
ゾルターン・ガヴォディ(CT)
レジョー・クティク(T)
アンドラーシュ・レゲンハルト(T)
イシュトヴァーン・
 コヴァーチュ(B)
マーテー・ショイヨム=ナジ(B)
ジェルジ・ヴァシュヘジ指揮
オルフェオo.
パーセルcho.
 ピリオド楽器使用。シャルパンティエは11のミサ曲を残しているが、収録の8声ミサは彼が30代で書いた作品。17世紀ローマ楽派の様式を手本に、フランス的表現様式を取り入れ、独自のスタイルを編み出しており、その豊かな和声は、当時賞賛と非難を同時に浴びた。
イヴァーン・マダラース(1949-):
 アルカイ=アルキ(*)
 タブラチュア(+)
 一分間の物語(#)
 タリスマン(#)
 オルフェオの所作(**)
 ディオニソスの幾何学(++)
イヴァーン・マダラース(朗読)
シュトヴァーン・マトゥーズ、
ゲルゲイ・マトゥーズ、
ゾルターン・
 ジェンジェッシー(Fl)
ゲルゲイ・ヴァイダ(Cl)
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)
バラージュ・ボザイ(Vn)
エニケー・ナジ、
ユタシュ・ヤーヴォルカ(Va)
バラージュ・カーントル、
ジョルト・ブシュカーシュ(Vc)
ラースロー・ヴァーライ(Perc)
ベーラ・ファラゴー、
エンドレ・オルシュヴァイ
 (シンセサイザー)
イシュトヴァーン・ホルヴァート
EARアンサンブル
ミクローシュ・シュガール指揮
 録音:1995年10月7日、マーリン劇場(*)/1996年10月12日、ムーチャルノク・ギャラリー(+)/フンガロトン・スタジオ(#)/1997年10月5日、音楽アカデミー(**)/2000年3月2日、フンガロトン放送(++)。
 セルヴァーンスキの弟子マダラースが、ハンガリー現代音楽シーンの最前線で活躍するシュガール率いるEARアンサンブルのために書いた作品を収録。ライヴ・エレクトロニクスと器楽を融合させた独特の響き。
エルネー・ドホナーニ(1877-1960):
 ピアノ四重奏曲 嬰へ長調/結婚行進曲/
 ピアノ五重奏曲 ハ短調Op.1
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
アウアーSQ
 録音:2003年8月27日-31日、フンガロトン・スタジオ。
 ブラームス以後の最も重要な室内楽の大家の一人ドホナーニ。「ピアノ四重奏曲」はアレグロ・モデラートの重厚な開始からドイツ・ロマン派の流れに連なることを明確に告げて、とても14歳とは思えない音楽。続くスケルツォ、内省的なアダージョ、締めのハンガリー舞曲スタイルによるロンドまで、構成もブラームスの第1番そっくり。「結婚行進曲」はカタログ上、バレエ「ピエレットのヴェール」からの編曲となっているが、実際にはフルスコアに存在しない謎の曲。以上2曲は未出版の自筆譜による世界初録音。「ピアノ五重奏曲」はドホナーニのピアニスト・作曲家としての出世作。
ヨハン・クリスチャン・バッハ:初期ソナタ集
 [ニ長調 B21/ト長調 B22/イ長調 B27/
  ニ長調 B25/ヘ長調 B26/イ長調 B23/
  ヘ長調 B20/ト長調 B24/イ長調 B47A(*)]
ミクローシュ・シュパーニ
(タンジェントP)
エリカ・ペテーフィ(Vn)
チッラ・ヴァーリ(Vc;*)
 録音:2002年9月16日-22日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。ピリオド楽器使用。
 BISからC.P.E.バッハの鍵盤作品をリリースしているシュパーニが、フェステティーチSQのペテーフィと組んだJ.C.バッハ・シリーズの最新作。Op.10(HCD-32036)同様、見かけはヴァイオリン・ソナタでも実体はあくまでも鍵盤が主役。時代の空気をふんだんに吸い込んだ、いわゆるギャラント様式による内容は、この上なく愉悦感あふれた典雅でチャーミング。
ジョルジュ・メリシュ、アリア集
 「オルフェオとエウリディーチェ」「フィガロの結婚」
 「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」「セビリャの理髪師」
 「マクベス」「椿姫」「トロヴァトーレ」「運命の力」
 「ファルスタッフ」「ファウスト」
 「エウゲニ・オネーギン」「ハーリ・ヤーノシュ」より
ジョルジュ・メリシュ(Br)
ヴィルモシュ・コモル指揮
ジュラ・ボルベーイ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.、
同男声cho.
ブタペストso.
 ハンガリーが生んだ国際的バリトン、メリシュ(1923-)の生誕80歳を記念して編まれたアルバム。
ミハーイ・モショニ(1815-1870):
 ミサ第1番 ハ長調(1840-1842)/
 聖別された死(1868)/
 ラヨシュ・バッチャーニ伯爵の思い出に(1870)
インギド・ケルテシ(S)
マールタ・ルキン(A)
ヨージェフ・ムック(T)
ラースロー・イェクル(B)
ペテル・ショルツ指揮
リスト・フェレンツo.&cho.
 録音:2003年6月7-12日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。
 ドイツ語を母国語としたモショニは独学で音楽を習得し、後半生をペストで過ごした作曲家。同じ環境に育ったリストと親交の深かった彼は、ベートーヴェンを出発点として、後にコダーイやバルトークに結実するハンガリーの音楽言語を次第に確立していった。
 ラテン語による「ミサ第1番」はモショニの初の大作で、グノーやベルリオーズを思わせる作風。「聖別された死」は1849年のハンガリー革命に、「ラヨシュ・バッチャーニ伯爵の思い出に」はその革命におけるハンガリー臨時革命政府の首班であったバッチャーニを題材とした、ともにハンガリー語による作品。
ジャン・パティスト・
 クルムフォルツ(1742-1790):ソナタ集

 [変ホ長調 Op.12 No.2(*)/ヘ長調 Op.8 No.5/
  ト長調 Op.12 No.3(*)/変ホ長調 Op.8 No.4/
  ヘ長調 Op.12 No.4(*)]
アンドレア・ヴィーグ(Hp)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
チャバ・オンツァイ(Vc;*)
 録音:2002年5月27日-30日、フンガロトン・スタジオ。
 ハープの名手であったクルムフォルツは作曲家としても多くの作品を残し、この楽器の発展に貢献、その作品は今日なお重要なレパートリーの位置を占めている。急−緩−急の3楽章形式による収録曲も、ハープとヴァイオリンの掛け合いが美しく、まさに天上の音楽。
ジギスムント・タールベルク (1812-1871):
 ピアノ4手によるオペラ幻想曲集

 ウェーバーの
  「オイリアンテ」による幻想曲と変奏曲 Op.1/
 ロッシーニの「湖上の美女」による大幻想曲 Op.40/
 ロッシーニの「モーゼ」〜私に声さえも/
 デッサウアーのフェリーチェ・ドンゼッラ Op.36 No.5/
 ベッリーニの
  「テンダのベアトリーチェ」による大幻想曲 Op.49/
 ロマネスカ〜16世紀のエアと舞曲 Op.36 No.4/
 ベッリーニの「カプレーティ家とモンテッキ家」による
  大幻想曲と変奏曲
デュオ・エグリ&ペルティス
  (ピアノ・デュオ)
 録音:2003年1月11-16日、フンガロトン・スタジオ。
 19世紀前半に絶大な人気を誇った大ピアニストで、リストの最大のライバルだったタールベルク。彼は両手の親指で旋律を弾きながら、両手で上下から華麗なアルペジオで飾り、あたかも3本の手で弾いているようなトリックを編み出した。当時流行のオペラの主題による幻想曲はこのテクニックを存分に盛り込み、すさまじい効果をあげるように作られている。いずれもオリジナルは独奏曲だが、世界初録音のピアノ・デュオ版ではまさに千手観音なみの凄さ。ピアノ好きなら興奮させられること間違いなしの一枚。
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.6
 ジプシー風幻想曲Op.4/アラブの嘆きOp.6-1/
 ポーランドの歌Op.6-2/
 ハンガリー舞曲(チャールダーシュ)Op.59-1/
 槍騎兵の歌Op.59-2/10の小品集Op.49/
 ジプシー風幻想曲Op.55-1&2/カンティレーヌOp.70/
 バラードOp.104-1/フモレスケOp.104-2
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
 イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
 「作曲家フバイ」に光をあてる注目のシリーズもすでに6枚目。これまで同様に、世紀のヴィルトゥオーゾの書いたヴァイオリン曲の数々は、とんでもない腕前を要求する一方で、ヴァイオリン弾きの本能を呼び覚ます不思議な魅力がいっぱい。ファンならずともゾクゾクするほどに爽快で刺激的なアルバムに仕上がった。
レオポルド・アウアー(1845-1930):編曲集
 チャイコフスキー:
  メロディ Op.42 No.3/アンダンテ・カンタービレ
  歌劇「エフガニー・オネーギン」〜
   レンスキーのアリア
 ドリゴ:火花のワルツ/ドリゴのセレナード
 シューマン:予言の鳥/くるみの木
 ハイドン/シゲティ編曲:
  弦楽四重奏曲「ひばり」〜ヴィヴァーチェ
 ショパン:夜想曲第19番 ホ短調 Op.72
 ヴィエニャフスキ:奇想ワルツ Op.7
 ルビンシテイン:ヘ調のメロディ
 アクロン:ユダヤの子守歌/ユダヤのメロディ
 パガニーニ:カプリス第24番
 アウアー:ハンガリー狂詩曲 Op.2
アンタル・ザライ(Vn)
ヨージェフ・バロク(P)
 ロシア・ヴァイオリン楽派の祖にして、ハイフェッツ、エルマン、ジンバリストらを門下より輩出、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の献呈を拒否したことでも名を残すレオポルド・アウアー。彼は元々ハンガリー人で、作曲家リゲティの大叔父にあたる。アウアーの作曲・編曲作品は意外にも少ないが、それでもこれまでまとまった録音がなかったので、彼の祖国のレーベルからのこのアルバムの登場はうれしい。チャイコフスキー、ドリゴ、ヴィエニャフスキ、ルビンシテインといった直接親交のあった作曲家たちの作品の編曲、パガニーニの有名なカプリスにピアノ伴奏を付け別の変奏曲に仕立てたものなど、ヴァイオリンの超絶技巧に彩られた珍品にして逸品ぞろい。ヴァイオリン・ファン必携の一枚。
ハンガリー語で歌われたグレゴリオ聖歌
 待降節、クリスマス、公現節、聖週間・復活祭・五旬節、
 聖イシュトヴァーン王に関する頌歌、セクエンツィア
ラースロー・ドブサイ、
ヤンカ・センドレイ指揮
スコラ・フンガリカ
 録音:2003年6月22-28日、ブダペスト市庁舎会議場ホール。
 ルターの宗教改革後、ヨーロッパ各国のプロテスタント教会ではグレゴリオ聖歌を自国語で歌う試みが成された。ハンガリーの英雄である聖人イシュトヴァーン王の頌歌は民族の誇りを感じさせる。
グルック:7つのトリオ・ソナタ
 [第1番 ハ長調/第2番 ト短調/第3番 イ長調/
  第4番 変ロ長調/第5番 変ホ長調/
  第6番 ヘ長調/第7番 ヘ長調]
バラージュ・マーテー指揮
アウラ・ムジカーレ
 録音:2002年4月3-6日、トルダシュ、ルター派教会。
 モーツァルトら同時代人たちに大きな影響を及ぼし、いわゆるオペラ改革を決定づけた「オルフェオとエウリディーチェ」であまりにも有名なグルック。収録のトリオ・ソナタは彼の創作の初期に位置する、最初の出版作品で、グルックの音楽の特徴である「緩−急−(クアジ・)メヌエット」形式による第1番−第6番は1746年のロンドン滞在時に書かれたもので、軽快・優雅なギャラント様式が特徴。1750年頃の作である第7番は、ミラノ時代の師サンマルティーニに通じる2楽章形式で、感情過多様式の影響を強く感じさせる。ピリオド楽器使用。
チェザリオ・グッサーゴの時代〜
 16−17世紀ヴェネツィアとブレッシアの器楽

 ベネヴォリ、ベルターリ、カステッロ、フレスコバルディ、
 グリッロ、グロッシ・ダ・ヴィアダーナ、グッサーゴ、
 ラッピ、マスケラ、メールロの作品
ラースロー・ボルシェーディ
 (ディレクター)
ソナトーレス・バンノニエ
 録音:2003年1月20-24日、フンガロトン・スタジオ。
 ブレッシアは北イタリア、ロンバルディア地方でミラノに次ぐ第二の都市。16世紀後半から17世紀初頭にかけてこの地で活躍したグッサーゴは、同世代のヴェネツィア楽派の巨匠ガブリエーリとともに、当時画期的であった複合唱(アンサンブルを2群以上に配し、立体音響的効果を上げる手法)を完成の域に高めた作曲家とされている。当盤には、彼が名コルネット奏者ルドヴィコ・コルナーレのために書いたものを中心に、その周辺の作曲家たちによるソナタ、カンツォーナ等が収められている。一部世界初録音。
 演奏団体名「パンノニア」は、古代ローマにおけるハンガリー地方の呼称。
ヴェルナー:対位法的ミサ曲/レクイエム/
       祝祭ミサ・ブレヴィス/テ・デウム
ヤーノシュ・メゼイ(Org)指揮
スコラ・カントルム・
 ブタペスティエンシスo.&cho.
 録音:2002年6月17-21日、フンガロトン・スタジオ、ブタペスト。
 エステルハージ宮廷楽長としてハイドンの前任者だったヴェルナーは、厳格な対位法とナポリ楽派の語法を基礎とした宗教曲の専門家。1曲目の対位法的ミサ曲では、古典派期に大バッハが生きていればこういった作品を書いただろうと思わせ、残り3曲は、後のモーツァルトを予感させる作風で作り上げられている。間に入るグレゴリオ聖歌も宗教的至福を演出。
シャーンドル・バラッシャ(1935-):
 ペーチ協奏曲Op.61/
 管弦楽のための4つのポートレイトOp.56/
 郵便小包第301号Op.58
アーグネシュ・ヴァシュ(Vn)
エルデーイ夫人(Vc)
イルディコー・ヤンジェー(Vc)
ラースロー・シュトゥルチ(Ob)
ナーンドル。ジェニ(Fg)
イダ・ラカトシュ(Hp)
ハワード・ウィリアムズ指揮
ぺーチso.、ハンガリー放送so.
シャーンドル・バラッシャ:
 歌劇「カルルとアナ」Op.41
ドモンコシュ・キシュ(T)
トゥンデ・フランコー(S)
アーコシュ・アンブルシュ(Br)
ヨラーン・シャーンタ(Ms)
イムレ・シャライ指揮
ハンガリー放送so.
 レオンハルト・フランク作の小戯曲に基づき、ゲーザ・フォドルとシャーンドル・バラッシャが共同で台本を書いた作品(全3幕)。
カルク=エーレルト(1877-1933):室内楽曲集
 三重奏曲 二短調Op.49-1(*)/
 無伴奏クラリネット・ソナタOp.110/
 クラリネット・ソナタ第2番 ロ長調Op.139b(#)/
 木管五重奏曲 ハ短調Op.30(+)
チャバ・クレニャーン(Cl)
フルジナ・カーリ・
 フォニェーディ(Ob;*)
イロナ・チズマディア
(コーラングレ;*)
ヨージェフ・ガーボル(P;#)
ラヨシュ・
 ロズマーン(Cl;+)
ジェルジ・
 ラカトシュ(Fg;+)
ペーテル・
 ショエーシュ(Hn;+)
 ドイツのオルガン奏者で、質・量共にレーガーに匹敵する作品の充実ぶりで知られるカルク=エーレルト。オルガンに次いで有名なフルート曲が主体の前作(HCD-31925)に対し、今回はクラリネットが大活躍。これらの曲でも、オルガンの厚い響きをそのまま受け継いでいるかのような作風がレーガーにも似ており、シブい室内楽がお好みの向きへおすすめ。
18〜19世紀の2台オルガンのための音楽
 ダニエル・ゴットリープ・シュタイベルト、
 フェルディナンド・ボナッツィ、
 セヴェロ・ジュッサーニ、
 ヨハン・バプティスト・クラーマー、
 トマゾ・ジョルダーニ、
 ムツィオ・クレメンティの作品
ヤノーシュ・
 シェぺシュティエーン、
ミクローシュ・
 シュパーニ(Org)
 オルガン曲自体が珍しい作曲家のものを集めているのがポイント。ずば抜けたピアニストにして逮捕歴もある詐欺師シュタイベルト。鍵盤の大家クレメンティとクラーマーのほか、舞台作品が知られるジョルダーニなど内容も多彩で、一部世界初録音も含む。演奏はBISのC.P.E.バッハのチクルスでもおなじみの名手シュパーニらによるコンビで万全。
モーツァルト:
 クラリネット協奏曲 イ長調 K.662(*)/
 ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191(+)/
 協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(*/+/#)
カールマン・ベルケシュ(Cl;*)
岡崎耕治(Fg;+)
ヨージェフ・キシュ(Ob;#)
ラースロー・ガール(Hr;#)
ヤーノシュ・ロッラ指揮
フェレンツ・リストco.
 NHKso.の首席ファゴット奏者、岡崎耕治がフンガロトンに初登場してハンガリーの名手たちと競演&共演。協奏交響曲では、武蔵野音楽大学出身の岡崎と同大学のオーケストラの指揮者でもあるベルケシュの共演ということにもなる。
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調
カルル・ベールマン(伝ワーグナー):アダージョ
カールマーン・
 ベルケシュ(Cl)
ガーボル・
 タカーチ=ナジ(Vn)
スナガワ・リョウコ(Vn)
シャーンドル・ナジ(Va)
ティボル・ベーニ(Vc)
 今や武蔵野音大管弦楽団の指揮台に立つベルケシュが、久々に本職クラリネットに戻って来た。これこそ大家の風格。クラリネット吹きのあこがれ、モーツァルトとブラームスとによる双璧を成す傑作を実に味わい深く奏でる。
HCD-32171
廃盤
チャイコフスキー:
 交響曲第5番 ホ短調/
 交響的バラード「地方長官」/
 大序曲「1812年」
ターマーシュ・
 ヴァーシャリ指揮
ハンガリー放送so.
(ブダペストso.)
 ライヴ録音。
チャイコフスキー:
 交響曲第4番 ヘ短調/
 大序曲「1812年」(*)/花のワルツ
カールマン・ベルケシュ指揮
武蔵野音楽大学o.
 &cho.(*)
 熱いライヴ演奏で評判の学生オーケストラによる、交響曲第5番(HCD-31856)に続くチャイコフスキー。途切れることのない緊張感に驚かされる力演で、合唱入りの(*)でテンションは最高潮に。
オペラ・アリア集
 モーツァルト、ニコライ、ヴェルディ、
 ウェーバー、J.シュトラウスの作品
イルディコー・イヴァーン(S)
ラースロー・コヴァーチ指揮
ドナウso.
ゲオルギナ・ルカーチ〜ヴェルディのヒロイン
 ヴェルディ:歌劇
  「マクベス」、「ナブッコ」、「仮面舞踏会」、
  「トロヴァトーレ」、「運命の力」、
  「ドン・カルロ」からのアリア
ゲオルギナ・ルカーチ(S)
ヤーノシュ・コヴァーチ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
 1967年ハンガリーのジェールに生まれたルカーチは、ベルリン・ドイツ・オペラにおいてデズデモーナ役でデビュー後、欧米の主要な歌劇場に出演している期待のドラマティック・ソプラノ。
クレンペラー・ライブ・イン・ブタペスト 1948-1950
 バッハ:
  マニフィカト(*)/ブランデンブルク協奏曲 第5番(#)
 ワーグナー:
  「ローエングリン」〜第1幕&第3幕への前奏曲(+)/
  「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
    〜第1幕&第3幕への前奏曲(**)
アンナ・バーティ(S;*)
ユディト・シャーンドル(S;*)
マグダ・ティサイ(A;*)
ラヨシュ・
 ショモジヴァーリ(T;*)
ジェルジ・リッタシ(B;*)
アニー・フィッシャー(P;#)
オットー・クレンペラー指揮
ブタペストso.(*/#)、
ハンガリー国立歌劇場o.(+/**)、
ブタペストcho.(*)
 録音:1950年1月13日、フンガロトン放送(?)、ライブ(*/#)/1948年10月24日(+)/1949年4月11日、ハンガリー国立歌劇場、ライブ(**)。
 クレンペラー自身、舞台で輝かしい成功を収め幸福な時期だったと述懐しているハンガリー時代(1947-1950)の貴重なライブ。ほとんどはURANIAからも出ているが、(#)はそこには含まれておらず注目。アニー・フィッシャーの参加も見逃せず、クレンペラー・ファンなら双方をゲットしたい。
Born for Horn
 ヴィターリ・ブヤノフスキー:
  ホルン独奏のための4つの即興曲(旅の印象による)
 ミクローシュ・コチャール:エコー第1番−第4番(*)
 マーテー・ホーローシュ:
  ホルン四重奏のための環(サークル)(*)
 ラースロー・ドゥブロヴァイ:独奏曲第13番
ゾルターン・ヴァルガ(Hr)
シャードル・ベルキ、
アッティラ・スーチュ、
ヤーノシュ・
 ケヴェハージ(Hr;*)
 録音:2001年6月25-27日、ヴァーツ、フランチスカン教会。
 ホルン好き必聴の一枚。ブヤノフスキーはムラヴィンスキー時代のレニングラードpo.の名物首席奏者で、「4つの即興曲」はスカンジナヴィア、イタリア、スペイン、そして日本を旅した印象に基づく作品。「日本」は陰旋法で書かれ、お囃子も聞こえる。4曲の後、アンコールとしてロシアの歌が奏されて終わる。おびただしい合唱作品で知られるコチャールの「エコー」は、独奏に始まり1曲ごとに編成が拡大されていく。ドゥブロヴァイの「独奏曲第13番」はそれぞれ13種の楽器のために書いた「独奏曲集」の終曲にあたる、特殊奏法を駆使した超絶技巧練習曲。
ミクローシュ・チェミツキー(1954-):
 ミサ ハ調/
 モテット集
マールタ・シルファイ、
モーニカ・ランゲルマン(S)
ペーテル・エルデイ指揮
ハンガリー放送cho.
 コチャールと並んで合唱愛好家の間で人気がひろがりつつあるチェミツキー。
エンドレ・オルシュヴァイ(1961-):作品集
ラースロー・シャーリ(1940-):
 パーカッションのための作品集

  ポットで弾ける小石〜2台のマリンバ版(1976)(*)/
  唱句集〜オルガンとパーカッションのための(1966)(#)/
  ヒマワリ〜3台のマリンバ版(1989)(+)/
  ペンタグラム〜5人の打楽器奏者と
   プリペアード・ピアノのための(1981)(**)/
  オンファールの糸車〜4台のマリンバのための(1985)(##)/
  ミニチュア〜コントラルト、
   ヴィブラフォン、パーカッションのための(1989)(++)/
  ポットで弾ける小石〜4台のマリンバ版(1976)(***)
アマディンダ・
 パーカッション・グループ
カタリン・カーロイ(A;++)
ニュー・ミュージック・スタジオ(**)
ジグモンド・サットマリー(Org;#)
ラースロー・
 ヴィドフスキー(プリペアドP;**)
 録音:1984年7月28日(**)&1986年1月9-10日(*/***)、イタリア会館、ブタペスト(*/**/***)/2004年2月23-25日、オルサーグート教区教会、ブタペスト(#)/ 2003年6月14-15日&8月15-16日、フンガロトン・スタジオ(+/##/++)。
ミクローシュ・シュガール(1952-):
 嵐のあと(*)
 ベーラ・コンドルの詩による歌曲集(+)
 Luxatio(脱臼)(#)
 モルゲンシュテルンの詩による3つの歌曲(**)
 No.2(++)
 S.ベケットの詩によるフランス語歌曲集(+)
 ミニアチュアズ(***)
アグネシュ・サーカイ
 (ツィンバロン)他(*)
ジュジャ・シュコフ(S)他(+)
イシュトヴァーン・
 マトゥーズ(Fl)他(#)
ラースロー・
 ポルガール(B)他(**)
バラージュ・
 カーントル(Vc)他(++)
混変調
 室内アンサンブル、他(***)
 録音:2002年9月30日-10月8日、フンガロトン・スタジオ、ハンガリー放送。
サウンド=カラー=ゲームズ
 〜フルート・デュオのための現代ハンガリー作品集

   エンドレ・セルヴァーンスキー:組曲
   ヨージェフ・シャーリ:情景集
   ヨージェフ・バッキ:
    墓碑銘〜ヨージェフ・レーティをたたえて
   イヴァーン・マダラース:
    3つの風変わりな舞曲〜第3番
   イシュトヴァーン・ラーング:二重奏曲
   ラースロー・シャーリ:
    二重奏曲/エア(E.G.をたたえて)/
    ワルツ(M.B.をたたえて)
   イシュトヴァーン・シゲティ:
    小さなブヨの一生と・・・
   ミクローシュ・コチャール:
    サウンド=カラー=ゲームズ
ベア・ベレーニ(Fl)
アーコシュ・
 ドラトシャイ(Fl)
 録音:2002年12月22日-30日、フンガロトン・スタジオ。
 現代ハンガリーの作曲家によるフルート・デュオのための性格的小品集。現代といっても、フルート&現代音楽ファン共に配慮した内容が嬉しい。5楽章から成るセルヴァーンスキーはバルトーク調の旋律に彩られた10分弱の曲。J.シャーリも5つの小品で、「ドン・ジョバンニ」のナンバーがほぼそっくりそのまま聴こえる「レッポロの祈り」や、書法を物真似した「リゲティをたたえて」、ワーグナーの引用が聴ける「神々のたそがればかりでなく」など印象的なタイトルの曲が続く。さらにL.シャーリ作でのイニシャルのふたりはグリーグとメンデルスゾーンのことで、やはり彼らのメロディがしっかり登場。大歌手レーティを悼むバッキ作品、12音技法を自由に扱ったウェーベルン風のマダラース作品ほか、締めのコチャールは当アルバムの夫婦デュオの委嘱と実に多彩。
ヴィヴァルディ:
 詩篇第70番第2節
  「主よ、わたしを助けてください」R.593(*)/
 クレド ト長調 R.592(*)/
 ミサ曲 ハ長調「サクルム」 R.586(*)/
 詩篇第126(127)番 ト短調
  「ニシ・ドミヌス」 R.608(#)
フェレンツ・セケレシュ指揮
ジョルト・バルタ(Vc)
イシュトヴァーン・バルターニ(Cb)
エルジェーベト・アーヒム(Org)
テュンデ・フランコー(S;*)
クラーラ・タカーチ(CA;*/#)
ティモシー・ベンチ(T;*)
タマーシュ・バートル(B;*)
ブタペスト・マドリガルcho.(*)
エルケル・フェレンツ室内o.(*)
ラースロー・バールショニ
(ヴィオラ・ダモーレ;#)
ハンガリー国立o.(#)
 録音:2003年3月5日-10日、フンガロトン・スタジオ、ブタペスト/1984年3月8日-11日、イタリアン・インスティテュート、ブタペスト。
チャバ・サボー(1936-2003):室内楽&声楽作品集
 3つのトランシルヴァニアの民謡
 チェロとピアノのためのソナティーナ ハ長調「振り返って」
 ラテン語の古いトランシルヴァニアの詩による5つのマドリガル
 他
ラウラ・ファラゴー(S)
マールタ・ガール(P)
ペーテル・サボー(Vc)
デーネス・ヴァーリョン(P)
ジェルジ・セルメツィ指揮
カメラータ・トランシルヴァニカ
ヨーゼフ・マクラーリ、
ラーヨシュ・ヴァス指揮
ハンガリー放送cho. 他
 録音:1972-1993年、一部モノラル。
 ルーマニア生まれの作曲家・音楽学者サボー。1961年から1987年までハンガリーで暮らしたため、ルーマニア、ハンガリー双方の影響が見られる。
シューベルト:
 4つの即興曲 Op.90/ピアノ・ソナタ イ短調 D.784/
 3つのピアノ小品 D.946〜[変ホ短調/ハ長調]
タマーシュ・エルデーイ(P)
 録音:2002年12月1日、エレナーリシュ・テアトゥーラム、ライヴ。
 エルデーイ(1979-)はブダペスト生まれの盲目のピアニスト。
レオー・ヴェイネル(1885-1960):ヴァイオリン協奏曲集
 [第2番 嬰ヘ短調 Op.45/第1番 ニ長調 Op.41]
ヨーゼフ(ヨージェフ)・ヨアヒム(1831-1907):
 ヴァイオリンと管弦楽のための変奏曲 ホ短調
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ラースロー・コヴァーチ指揮
ミシュコルツ北部ハンガリーso.
 録音:2003年5月19-22日、ミシュコルツ、ヴァシャシュ文化センター。
 指揮者ショルティにピアノを教えたヴェイネルは、20世紀前半を代表する音楽教師・作曲家。19世紀ヨーロッパの伝統に従い保守的な作風を通したのがバルトークやコダーイらとの大きな違い。つまり民俗臭は弱めでロマンチックな傾向。1957、58年と晩年に相次いで書かれたヴァイオリン協奏曲は共に、初期のヴァイオリン・ソナタ(Op.9 & Op.11)からの改作。とくに最後の作品となった第2番は、一時期生徒だったモリーニに捧げられた曲。第1楽章での独奏Vnの旋法的、半音階進行はどこかショーソンのようでもあり、たまらなく幻想的。さらにヴァイオリン・ファンを興奮させるのがヴィルトゥオーゾ、ヨアヒムの曲。かのサラサーテに献呈されたと訊けば、持てる技巧の枠を凝らした内容は折り紙つき。
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
バルトーク:
 管弦楽のための協奏曲/舞踏組曲/ハンガリー農民の歌
ゾルターン・コチシュ指揮
ハンガリー国立po.
 録音:2002年9月13日-16日、ブダペスト。
 血が騒ぐとはまさにこのこと。ドビュッシー&ラヴェル作品集(HCD-32106)に続いて、指揮者コチシュの本格的始動と呼ぶにふさわしい、なんとも熱く濃密なバルトークが登場。なかでも「オケコン」は、フリッチャイ、セル、ドラティ、ショルティら錚々たるハンガリー系の大先輩たちの名盤を聴き込んできたマニアをも唸らせること間違いなし。コチシュは恐ろしく錯綜するテクスチュアを明晰にさばくと同時に、リズムと響きの面白さを生き生きと解き明かしている。
 幾たびの名称変更を経て今に続くハンガリー国立フィルは1923年にはじまり、黄金時代を築いたフェレンチクを筆頭に、小林研一郎も音楽監督・常任指揮者を務めた名門。もちろん彼らがバルトークに傾ける情熱は計り知れないほど高い。演奏にかける集中度には凄まじいものがあり、切れ味鋭い弦やクラリネット、ファゴット他木管の表情には格別な味わいがある。しかも記念すべきフンガロトンSACD第1作とあって目の醒める生々しい録音で、楽譜に書かれたすべての音が洪水のように押し寄せる。
サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 8つのスペイン舞曲(全曲)/バスク奇想曲Op.24/
 ツィゴイネルワイゼンOp.20/カルメン幻想曲Op.25
エドウィン・チェーリ(Vn)
ベーラ・シモン(P)
 サラサーテのポピュラーな技巧的ナンバーを集めた一枚。チューリはハンガリーの若手。
 2006年のトリノ五輪フィギアスケート、エキシビションでヴァイオリンの生演奏を披露、全世界の注目を集めたエドウィン・マートンは、このエドウィン・チェーリの別名。
ル・ジュヌ:
 「3、4、5、6声のための68のエール集」(1608)〜13曲
 「ヴェール・ムジュレ(韻律詩曲)による
  26の詩篇歌集(テ・デウム付き)」(1606)〜5曲
   [詩篇6/詩篇115/テ・デウム/他]
ゾルターン・カルマノヴィチ指揮
コルヴィナ・コンソート
 録音:2002年10月9-13日、2003年11月17-20日、フンガロトン・スタジオ。
 好評だった前作ド・ラ・リューのシャンソン集に続き、コルヴィナ・コンソートが録音に選んだのは16世紀に活躍したル・ジュヌ。カトリックとプロテスタントの抗争激しいこの世紀にプロテスタント側の重要な作曲家の一人として、またフランスを代表するシャンソン作曲家の一人として活躍したことで知られる彼の作品から、韻律に焦点を絞った曲を聖俗の両方から選んでいる。つい理論に傾きがちなこれらの曲の通常の演奏とはアプローチを異にし、コルヴィナ・コンソートは曲の持つ特徴を生かした、若々しく伸びやかな演奏を聴かせる。
世紀末ハンガリーの合唱音楽
 ミクローシュ・コチャール:
  丘を越え谷を越え(1992)/春の祈り(1957/2000)
 フェレンツ・ファルカシュ:
  フォートの歌(1993)/死の舞踏(1944)/
  輝ける天使(1996)/挨拶(1995)
 エルジェーベト・セーニ:
  早春(1986)/来たれ、創造主なる精霊よ(2001)
 ジョルト・ガールドニ:悲しいワルツ(1979)
 レヴェンテ・ジェンジェシ:
  2つのほろ苦い民謡(2000)/
  ミサ・プレヴィス〜キリエ&アニュス・デイ(1996)
 ミクローシュ・モハイ:主よ、我らは心を尽くして(1994)
 ジェルジ・オルバーン:
  スターバト・マーテル ニ短調(2001)(*)
クラーラ・コロニツ(S)
ルーチア・メジェシ・
 シュヴァルツ(Ms)
エーヴァ・コッラール(*以外)
アンドラーシュ・デーリ指揮(*)
エルデーディ室内o.(*)
 録音:2002年11月30日-12月4日/2003年3月27日-29日、フンガロトン・スタジオ。
 アルバム名のとおり、主に20世紀の終わりにハンガリーを代表する作曲家たちが書いた作品をポイントよくまとめた物。
エルネー・ドホナーニ:ピアノ作品集 Vol.2
 5つのフモレスケ Op.17/
 ヘドヴィギアナ第1番〜第6番/
 ハンガリー民謡による変奏曲 Op.29/
 ピアノ上級者のための12の短い練習曲
イロナ・プルニ(P)
 録音:2003年9月11-13日、22日-24日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 リスト以後最大のピアノ・ヴィルトゥオーゾ、ドホナーニ。たいへんピアニスティックな魅力と美しいメロディにあふれながら、まとまった録音は意外と少ない彼のピアノ作品だが、第1集(HCD-31910)に続く、続編が登場。彼の作品のヴィルトゥオジティは晩年の「練習曲」が典型で、どの作品もとにかく指がスゴイ勢いで廻る。 14歳の作「ヘドヴィギアナ」は、休みに偶然知り合ったガールフレンド、ヘダ・ポングラーツの名前の文字(H・E.D・A)から採られた4音(B・E.D・A)の動機で始まる曲で、アベッグ変奏曲のアイデアを真似たように、響きまでもがまるでシューマン。また「変奏曲」では超絶技巧に加え、ブラームス風に重たい響きを愁いを滲ませた歌とが綯い交ぜになった独特の世界に心惹かれる。
ヤコブ・オブレヒト(1458-1505):
 聖ドナツィアヌスのミサ曲
 (ミサ曲「おお、祝福された父ドナツィアヌスよ」)/
 ミサ曲「とげのあるものが薔薇の花を」
ヤーノシュ・バリ指揮
A:N:S cho.
 録音:2002年10月14日-22日、マッコシュマーリア・カトリック教会。
 フランドル楽派を代表する高名な作曲家として、当時わずか25歳にしてすでに最高の尊敬を得ていたオブレヒトの秘曲集。両曲とも特別な機会に書かれており、曲の構成も独特な仕上がりとなってる。教会の音場を生かした録音で雰囲気も満点。
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.7
 編曲作品集

 ポッパー:タランテラ
 ゲーザ・ジチー:愛の夢
 アンドル・メルクレル:幕間のワルツ
 マスネ:エロディアード前奏曲
 リスト:忘れられたワルツ第1番
 グリーグ:ソルヴェイグの歌
 ブラームス:サッフォー風の頌歌
 アントン・ルビンシテイン:舟歌第1番
 ラフマニノフ:道化役者
 R.シュトラウス:たそがれの夢
 ヴュータン:夢
 ヘンデル:ラルゲット
 タルティーニ:ソナタ「悪魔のトリル」
 J.S.バッハ:エア
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
 録音:2003年4月26-30日、フンガロトン・スタジオ。
 ヴァイオリン好きにはたまらない一枚。名手フバイがおそらくはリサイタルのアンコールを目的にアレンジした小品の数々。オリジナルは随分と趣きも変わり、ヴァイオリンの響きの性格もあって、どこか哀感を交えた音楽に聞こえる。
アドリアーノ・バンキエーリ(1567-1634):
 シンフォニエ・エックレジアースティケ(1607)
ソマ・ディニェス(Org)
アルス・レナータ・
 ヴォーカル・アンサンブル、
ソナトーレス・バンノニアエ、
アルス・ロンガ室内アンサンブル
 録音:デジタル。
 バンキエーリはボローニャ生まれで、16世紀末から17世紀にかけての重要なオルガニスト。彼は修道士でもあったが宗教音楽のみならず「ヴェネツィアからパドヴァへの船旅」のようなマドリガル・コメディーでも人気があった。
 シンフォニエ・エックレジアスティケ(聖職シンフォニア集)は詩篇などから題材をとった21曲の声楽作品集で、マドリガル同様高度な手法が駆使されている。古楽ファンには待望のアルバム。
「宗教と世俗〜現代ハンガリーの合唱曲選集」
 ヤーノシュ・ヴァイダ:
  詩篇第117番/
  「バガテル」より[第1番/第2番/第5番]
 ジョルジュ・オルバーン:
  詩篇126番/復活の日/
  驚くべきスタッグボーイ/祈祷師
 ミクローシュ・コチャール:カンターテ・ドミノ
 レヴェンテ・ジェンジェッシ:
  マリアは天に昇りたもう
 ミクローシュ・チェミツキー:アヴェ・マリア
 シャーンドル・ソコライ:アヴェ・マリア
 ヨージェフ・ショプロニ:ミサ・オルビス・ファクトル
  [サンクトゥスーベネディクトゥス/アニュス・デイ]
 ジェラ・フェケテ:目覚めると悲しみに沈み・・・
 ジェルジ・シェルメツィ:
  シャーンドル・ヴェレシュの詩による3つの合唱曲
 ペーテル・トート:悲しいワルツ
 バラージュ・ホルヴァート:
  S.ヴェレシュの詩によるブルレスケ より
   [第2曲/第3曲]
 ペーテル・タートライ:
  3つの20世紀の格言 より[第1曲/第2曲]
マーテー・
 サボー・シポシュ指揮
デブレツェン・コダーイcho.
 録音:2003年3月3日-6日/4月6日、デブレツェン・デーリ・ミュージアム。
 合唱経験者には親しみのある名前のコチャールほか、宗教的な内容の作品が並ぶ注目のアルバム。
コダーイ:チェロのための作品全集
 コダーイ:
  無伴奏チェロ・ソナタ Op.8/
  チェロ・ソナタ Op.4/アダージョ/
  ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7(*)/
  ソナタ楽章/カプリッチョ/ソナチネ/抒情歌/
  ハンガリー民謡集〜ロンド/諷刺詩集
 バッハ/コダーイ編曲:
  平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第8曲
  3つのコラール前奏曲(BWV.743/762/747)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
デネーシュ・ヴァーリョン(P)
ガーボル・
 タカーチュ=ナジ(Vn;*)
 録音:2001年1月25日-2月3日、4月30日-5月3日、5月12日-14日、6月27日&28日、フンガロトン・スタジオ。
 50歳を越え脂の乗り切ったハンガリーの名手ペレーニによる注目すべき全集録音。「無伴奏ソナタ」は1976年、20代で行った録音以来四半世紀ぶりの再録音ということになるが、各楽章の演奏時間の比較は以下のとおり。
I:8'16"II:12'59"III:11'00"計:32'15"
I:8'26"II:12'33"III: 9'52"計:30'54"
 無伴奏ソナタ以外にも魅力的な収録曲多数。ブゾーニやシェーンベルクに通じる、19世紀末様式によるバッハ作品の編曲も興味深い。
アントニオ・モルターロ(1587-1610頃活躍):
 カンツォーナ・ダ・ソナーレ集第1巻(1600)
ペーテル・シラーク(Org)
 録音:2003年1月6-10日、ブダペスト=ファルカシュレート、諸聖人教区教会。
 モルターロはルネサンスからバロックへの過渡期に活躍したイタリアの修道士・作曲家・オルガニストで、教会音楽とオルガン作品を主として書いた。収録作品はヴェネツィアで出版されたもので、過渡期的な作風が随所に見られ独特な趣きがある。
サンプラシアヌス写本〜
 中世の聖母被昇天祭のためのミサ
ヤーノシュ・メゼイ指揮
スコラ・カントールム・
 ブダペスティエンシス
 聖イシュトヴァーン王以後キリスト教を国教として発展してきたハンガリーには、中世以来キリスト教音楽の豊かな伝統がある。サンプラシアヌス写本は、 14世紀南ドイツのアウグスチノ参事会修道院に起源を持つ。
フィリベルト・ドラヴィーニュ(1700頃-1750):
 花々 Op.4
 2つのミュゼットのための6つの小品組曲 Op.1〜
  [第3組曲/第5組曲]
アンサンブル・
 ル・ベルジェ・フォルテュネ
 [パール・ネーメト(Fl)
 アンナ・ヤヌイ、ノラ・ボトシュ
  (リコーダー)
 モニカ・トート(Vn)
 ジャン=クリストフ・
  マイヤール(ミュゼット)
 ロバート・マンデル
  (ハーディ=ガーディ)
 ピロシュカ・ヴィタリウス(Vn)]
 録音:2003年1月27日、7月1日、9月1日、2004年9月20日。
 ドラヴィーニュはルイ15世時代のフランスの重要な作曲家。ことに「花々」は24曲の二重奏曲からなる堂々たる作品で、ルイ15世の元帥ビロン公爵の妻に献呈された。作品としては結構知名度も高く、個々の作品は人気も高いのに録音がほとんどなかったのは、24曲を普通に演奏するだけでは単調だからだと思われるが、この演奏では、リコーダーやフルートを中心にしながら、ヴァイオリン、ミュゼット、ハーディ=ガーディなど多彩な楽器を用い、変化に富んだ楽しい音楽になっている。フランス・バロック・ファンにおすすめ。
グロスヴァルダイン時代のミヒャエル・ハイドン Vol.2
 M.ハイドン:初期交響曲集
  [ハ長調 MH.23/ヘ長調 MH.25/
   ト長調 MH.26/ハ長調 MH.37]
パール・ネーメト指揮
サヴァリア・バロックo.
 録音:2003年8月23日-26日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。ピリオド楽器使用。
 ミヒャエルが最初に活躍したグロスヴァルダイン時代。大の音楽愛好者パタチッチ司教の下で楽長を務めた時期には、彼の命で宮廷定期演奏会「アカデミーズ」用に大量の楽曲が必要とされた。 同時期のレアな教会音楽集(HCD-32005)とならび、世界初録音の交響曲集(1758-1761年作の3曲と1761年2月16日作のMH.37)はまさにこうした需要から生まれたもののひとつ。既発2枚の交響曲集(HCD-31706、HCD-31810)と異なるポイントは、後期の交響曲では失われてしまうメヌエット楽章も含まれた4楽章構成であること。バスドラと木管が盛大に鳴り、祝賀ムードいっぱいの楽しい音楽。
リスト:交響詩集(管弦楽版/ピアノ版/オルガン版)
 「前奏曲」(管弦楽版)(*)/同(ピアノ版)(+)
 「オルフェウス」(管弦楽版)(*)/
 同(ピアノ版)(++)/同(オルガン版)(#)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮(*)
ハンガリー国立o.(*)
ブダペスト・ピアノ・デュオ(+/++)
シャーンドル・
 マルギッタイ(Org;#)
 録音:1982年、ブダペスト、イタリア文化協会会館(*)/1995年(+)、1997年(++)、フンガロトン・スタジオ(+/++)/1969年、リスト音楽院(#)。
 同一作品の異版を聴き比べられる好企画。フェレンチークの指揮は雄渾。
HCD-32204
buyボタン
(2CD)
ベートヴェン:弦楽三重奏曲全集
 [変ホ短調Op.3/ニ長調Op.8(セレナード)/
  ト長調Op.9-1/ニ長調Op.9-2/ハ短調Op.9-3]
デーネシュ・
 コヴァーチ(Vn)
ゲーザ・ネーメト(Va)
エデ・バンダ(Vc)
 録音:1974年&1975年。
 「大公」が有名なピアノ三重奏曲に比べ、マイナーな存在である弦楽三重奏は、すべてベートーヴェンの初期作品にあたり瑞々しさがいっぱい。若き日の自信作Op.9は、最初のパトロンであるブロウネ伯に献呈されたもの。初めて多楽章から4楽章形式に統一され、うち2曲ではメヌエットの替わりに本格的にスケルツォを置いたことが画期的なポイント。中でもジャンル中唯一短調の曲であるOp.9-3は、同じ個性のピアノ・ソナタ「悲愴」と同列に語られるべき内容を持った曲。ほかにOp.3は、モーツァルトK.563との共通点を指摘される曲。ロココ様式に準じて祝典マーチで始まるセレナードまで含めて、まとめて聴ける嬉しいセット。
ラクリメ〜ツィンバロンによるバロック作品集
 ジョン・ダウランド:ラクリメ
 バッハ:パルティータ ロ短調 BWV.1002
 レオポルト・ヴァイス:ロジ伯の死に寄せるトンボー
 バッハ:組曲 ニ長調 BWV.1012
 L.ヴァイス:パッサカリア
イロナ・セヴェレーニ
(ツィンバロン)
 録音:2002年4月、フンガロトン・スタジオ。
 ゴルトベルク変奏曲(HCD-31764)がヒットしたツィンバロン編曲によるバロック作品集続編。国内CDでは琴で弾いたバロックなどというものも出ていたが、このツィンバロン版は、撥弦により音を出す仕組みがリュートやチェンバロと共通するためか、不思議と違和感は無い。それぞれヴァイオリン曲とチェロ曲としてあまりにも有名なバッハは、格別に深く染み渡る。
ライヒ:18人の演奏家のための音楽 アマディンダ・
 パーカッション・グループ
 録音:1990年5月18日、リスト音楽院コンサート・ホール。
 通常4人編成のアマディンダが大幅に人員増強して臨んだ録音で、あまりの出来ばえの良さに、ふだんがライヴ録音に無関心な作曲者も例外的に絶賛、CD化にあたっても自身で解説を書き下ろしている。
グリエール:12のアルバムのページ Op.51/ワルツ Op.45
グレチャニノフ:
 チェロソナタ Op.113/子守歌 Op.108/夜想曲 Op.86
コウサイ・H.
 マフディ=カッドゥリ(Vc)
ペーテル・ナジ(P)
 チャイコフスキーの流れを汲む旋律美と親しみやすい作風が魅力ながら、何故か録音に恵まれないグリエールとグレチャニノフ。待望のチェロ作品集が登場。彼らならではの息の長いメロディはチェロにうってつけのうえ、チャイコフスキーやラフマニノフほど深刻でないロシアの哀愁と抒情を存分に楽しめる。
シャーンドル・バラッシャ(1935-):
 フン族の谷(アンニヴィエール峡谷)Op.69(1999)
 チャバ皇子 Op.46(1993)
 ムチャ舞曲集 Op.50(1994)
ラスロー・コヴァーチ指揮
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮
ハンガリー放送so.
コンツェントゥス・フンガリクス
 録音:デジタル。
ユリア・ハマリ〜オペラ・アリア名唱集
 グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」、
 モーツァルト:
  「フィガロの結婚」、「皇帝ティトーの慈悲」、
 ロッシーニ:「セビリャの理髪師」、
  「シンデレラ(チェレネントーラ)」、「モーゼ」、
 ドニゼッティ:「ファヴォリータ」、
 リスト:「ドン・サンシュ」から
ユリア・ハマリ(Ms)
 1942年生まれ、ハンガリー屈指の名花ハマリ。ザルツブルク音楽祭でカラヤンに抜擢されたのをはじめ、スカラ座、コヴェントガーデン、ウィーンと名だたるオペラハウス登場、またカール・リヒターのもとバッハで名唱を聴かせるなど、世界のファンを魅了した。もしかしたら彼女がハンガリー人だと知らない方も多いかもしれない。
HCD-32214
廃盤
クラリネットつきフランスの室内楽
 トマジ:
  序奏と舞曲/コルシカの歌/
  クラリネット独奏のためのソナチネ・アッティク/
  婚礼の踊り/クラリネットとピアノのための協奏曲(*)
 ボザ:フルートとクラリネットのための3章(*)/
     ボージャンシーのメヌエット(*)
 ピエール・マクス・デュボワ:9つの即興曲(*)
チャバ・クレニャーン
(Cl[(*)は変ロ管に持ち替え])
ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl)
イルディコー・Cs・ナジ(P)
 録音:2002年12月17-20日、フンガロトン・スタジオ、ブタペスト。世界初録音。
 クラリネットの珍しいレパートリーを立て続けに発掘しているクレニャーン。学生時代にクラリネットを専攻したデュボワをはじめ、3人の作曲家に共通するのは管楽器のための室内楽作品を通じて国際的な名声を獲得したところ。時代的には印象主義・象徴主義の影響も見られ、官能的なナンバーあり、また幻想的な、あるいはおどけたものありと多彩な内容で楽しめる。
リスト:金管楽器伴奏付き男声のための作品集
 光を!もっと光を! R.554/
 主よ、王を健やかに渡らせたまえ R.504/
 ミサ曲 ハ短調 R.485/詩篇番 R.490/
 ハンガリーの神 R.214
アッティラ・フェケテ、
ヤーノシュ・ガール、
ヨージェフ・ベーラ・キシュ、
ジュラ・ヴェレシュ(T)
ドモンコシュ・ブラジョー、
レヴェンテ・ボドー、
ラースロー・センチムレイ(Br)
シャーンドル・パーストル、
ゾルターン・フレチ
ラースロー・センチムレイ(B)
リヒャルト・リーデルアウアー、
ラヨシュ・ゲイゲル、
レヴェンテ・ボドー、
バラージュ・コンコイ、
ラースロー・ランチムレイ、
ゾルターン・フレチ
 (児童合唱)
ラースロー・
 アドリアーン・ナジ(Org)
ホンヴェード
 男声合唱アンサンブル
ラースロー・マロシ指揮
ブタペスト・
 フェレンツ・リスト音楽院
 シンフォニック・バンド
 録音:2002年6月25日-27日、ブタペスト、F.リスト音楽院コンサート・ホール。
 多作家リストの仕事の中でも「ブラスつき合唱作品」はようやく最近の研究で解明が進んできたジャンル。ハンガリーの神を除く4曲は、放浪のヴィルトゥオーゾに見切りをつけてワイマール大公国でカペルマイスターに納まった頃の作品。
 ずばり、ゲーテ辞世の名ゼリフがタイトルの第1曲。1849年、大詩人ゆかりの地ワイマールによる生誕百年記念の祝典行事期間中に初演されたもので、冒頭のユニゾンから勇壮でカッコ良くたちまち胸が熱くなって来る。第2曲もやはりゲーテの誕生日に因んで、1853年ワイマール選定侯即位式のために準備された作品。オルガン単独の伴奏部を師リストの指示でラフが大規模に拡大し圧倒的な迫力。しかし派手さがかえって災いしたのか、夫を失った悲しみに沈む皇太后に配慮して、儀式は一切の音楽ナシで執り行われ初演が見送られたというオチがついている。他に、リスト曰く「一本の石柱のように非常に簡素でどっしりした」詩篇第18番、当ジャンルの代表作ミサ曲など、どれもみな合唱、ブラス・ファンならきっと心踊るはず。
マーリア・シュルコヴィッチ〜
 オペラ・アリア集

 「ドン・ジョヴァンニ」、「セヴーリャの理髪師」、
 「ランメルモールのルチア」、
 「シャモニーのリンダ」、「ドン・パスクァーレ」、
 「フニャディ=ラースロー」(エルケル作曲)、
 「ディノラ」(マイアベーア作曲)、
 「リゴレット」、「仮面舞踏会」、
 「ファルスタッフ」、「ホフマン物語」から
マーリア・シュルコヴィッチ(S)
ヨゼフ・アイブラー(1765-1846):
 弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.2
イグナツ・プレイエル(1757-1831):
 演奏会用三重奏曲 Op.11 Nos.1-3
ベルヴェデーレ・トリオ・ウィーン
[ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
 エルマー・ランデラー(Va)
 ローベルト・ナジ(Vc)]
 録音:2003年11月26日&27日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 ともにパパ・ハイドンの弟子だったふたり、プレイエルとアイブラーの弦楽トリオは、思いがけない美しさ。ハイドンの遠縁にもあたるアイブラーはモーツァルトと親交があり、コンスタンツェが「レクイエム」の補筆完成をジュスマイアー以前に依頼したことで知られる。5楽章ほぼ30分に及ぶアイブラーに対し、プレイエルは2楽章(アレグロ&ロンド)形式で10分強の作品。ゆったりとしたムードと吸い込まれるような美音は聴き物で、師匠ハイドンの室内楽にも通じる。演奏もウィーン・フィルのヴィオラとチェロが参加するアンサンブルで文句なし。
ヨハン・ゲオルク・リックル(1769-1843):弦楽四重奏曲集
 [第1番 二短調/第2番 ト長調/第3番 ハ短調]
オーセンティックSQ
[ジョルト・カッロー(Vn)
 バラージュ・ボザイ(Vn)
 ガーボル・ラーツ(Va)
 チッラ・ヴァーリ(Vc)]
 録音:2003年10月2日-4日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。ピリオド楽器使用。
 フンガロトンから珍しくも美しいカルテットがまたひとつ。オーストリアのコルノイブルク生まれ、フュンフキルヘン(現ハンガリーのペーチ)で亡くなったリックルは、アルブレヒツベルガー、ハイドンに師事した作曲家。死ぬまでの25年以上ペーチに留まり大聖堂聖歌隊長を務め、ミサ曲などの教会音楽とジングシュピールを多く残している。初版楽譜に「協奏的四重奏」と題されたカルテットは、1790年代中頃ウィーン時代の作品。今日のスタイルに弦楽四重奏が至る過渡期としては高度な内容で、4楽章形式の本格的な採用とソナタ形式や対位法の扱いは、ご多聞にもれずモーツァルトやハイドンの影響を思わせる。メロディが飛び抜けて美しいト短調、終楽章に独特のフーガを置くハ短調など個々の魅力に加えて、3曲通じてのポイントは力の入った緩徐楽章とすべてに配されたメヌエット。
 2002年結成でその名もずばり「正当な四重奏団」の演奏も極上。メンバーがオリジナル楽器使用のカペラ・サヴァリアやオルフェオ・オーケストラだけにまさに打ってつけ。
ヨゼフ・ラインベルガー(1839-1901):
 六重奏曲 Op.191b(*)/九重奏曲 Op.139(#)
ゾルターン・ジェンジェッシー(Fl)
イカ・チズマディア(Ob)
チャバ・クレニャーン(Cl)
ガーボル・ピジャーク(Hrn)
イルディコー・Cs.ナジ(P;*)
マグドルナ・チェルナ(Fg;*)
ジェルジ・ラカトシュ(Fg;#)
ペーテル・ジョモジ(Vn;#)
マールタ・メリシュ(Va;#)
マルセル・ヴァーモシュ(Vc;#)
イシュトヴァーン・
 ルカーチュハージ(Cb;#)
 録音:2003年2月17日-20日、フンガロトン・スタジオ。
 4歳でオルガンを弾き、わずか7歳で生地のオルガニストとなったラインベルガー。フォン・ビューローによれば「ドイツ内外に並ぶ者のない」ピアノ・作曲・オルガン教師としての成功を収め、教え子にはフンパーディンクのほか、なんとあのフルトヴェングラーもいる。神童だけあって20歳以前に交響曲3曲やオペラ3曲を含む124もの曲を書いたが、なんとすべて破棄、それでも作品数は多く、特に20曲のオルガン・ソナタは有名かつ重要。唯一の六重奏は最後の室内楽作品にあたり、自作ピアノ四重奏曲第4番の編曲。長大でユニークな楽器編成の九重奏は、シュポアやラハナーと並んでロマン派期の重要なレパートリー。和声、転調、楽器の扱いとなるほど名教師の看板に恥じないアイディアが盛り込まれているあたりにラインベルガーの魅力がある。
コラール・ファンタジア集
 バッハ:高き天より我は来たり
      [BWV.700/BWV.701/BWV.738/BWV.769]/
     我が心の切なる願いBWV.727/
     暁の星のいと美しきかなBWV.739
 レーガー:高き天より我は来たり/
       暁の星のいと美しきかなOp.40-1
 デジェー・アンタルッフィ=ジロシュ(1885-1945):
  暁の星のいと美しきかな
ラースロー・
 アドリアーン・ナジ(Org)
 録音:2003年5月26日-29日、オルサーグート教区協会、ブダペスト。
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245 ヨージェフ・レーティ(T:福音史家)
ジェルジ・メリシュ(Br:イエス)
マグダ・カルマール(S)
ユーリア・ハマリ(A)
ブルース・アベ(B:ピラト)
アッティラ・フュレプ(T)
コロシュ・コヴァーチ(B:ペテロ)
ジェルジ・レヘル指揮
ブタペスト・フェレンツ・リストco.
フェレンツ・リスト音楽院室内cho.
 録音:1971年。
 ハンガリーのスター・キャストを揃えた演奏。
ハンガリー最古のオルガンで聴くバッハ作品集
 J.S.バッハ:
  前奏曲とフーガ
   [変ホ長調BWV.552/ハ長調BWV.545/ヘ短調BWV.534]/
  フーガ ト短調BWV.578/トリオ・ソナタ 変ホ長調BWV.525/
  3つのコラール前奏曲/幻想曲とフーガ イ短調BWV.561/
  トッカータとフーガ 二短調BWV.565
ガーボル・レホトカ(Org)
 使用楽器:ショプロン、聖ジョージ大聖堂教会のオルガン。
 ショプロンはハンガリー西端オーストリア国境沿いの町で、ドイツの影響色濃いところ。
子供のための楽しい音楽
 レオポルト・モーツァルト:
  おもちゃの交響曲/そりすべり
 モーツァルト:ル・プティ・リアン
 F.X.ジュスマイアー:命名祝日
フランツ・リストco.
独唱者
ラースロー・チャーニ指揮
ブダペストso.
ハンガリー放送児童cho.
プロコフィエフ:「ピーターと狼」
ラヴェル:「マ・メール・ロワ」
サン=サーンス:「動物の謝肉祭」
エルマ・ブッラ(朗読)
ヤーノシュ・フェレンチク、
アンドラーシュ・
 コーロディ指揮
ブダペストpo.
ハンガリー国立o.
 朗読はハンガリー語による。
ジョヴァンニ・ボッテシーニ(1821-1889):
 コントラバス作品集 Vol.5

  ブラヴーラ協奏曲/コントラバス協奏曲 ロ短調/
  メンデルスゾーン風の演奏会用アレグロ/
  コントラバスのための大協奏曲
ゲルゲイ・ヤールダーニ(Cb)
ヤーノシュ・アーチュ指揮
ブダペスト室内シンフォニー
(ヴェイネル=サースo.)
 録音:2004年1月12日-14日、4月13-16日、フンガロトン・スタジオ。
 19世紀的ヴィルトゥオーゾの音楽をコントラバスに持ち込んだことで知られているボッテシーニは指揮者としてもかなりの名声を残し、ヴェルディの「アイーダ」初演を指揮した事でも知られている。そして名演奏家としてだけではなく、作曲家としてもコントラバスのために優れた作品を多数残した。この第5集には3つの協奏曲が収録されているが、目玉はメンデルスゾーン風の「演奏会用アレグロ」だろう。直接引用などをしているわけではないが、有名なメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」を連想させるのは確かで、「ボッテシーニと言えば超絶技巧コントラバス」というイメージを覆す豊かさのある作品。一方「ブラヴーラ協奏曲」はその名の通りのヴィルトゥオーゾ一直線。ヤールダーニが、いつもながらの優れた演奏に加え自ら丁寧な解説も執筆しており、勉強にもなる。
ローベルト・フォルクマン(1815-1883):ピアノ作品集
 マロートの思い出 Op.6/ヴィシェグラード Op.21(12曲)/
 ハンガリーの歌 Op.20/セーチェーニ伯爵の墓で Op.41
イシュトヴァーン・カシャイ(P)
 録音:2004年11月4日-6日。
 フォルクマンはシューマン(とショパン)より5歳下のドイツの作曲家。もうそれだけでイメージが浮び上がるほどドイツのロマンティシズムが濃厚な作風で、シューマンが好きならきっと気に入ることだろう。このCDには、ハンガリーに縁のある作品が選ばれている。12曲からなる音楽詩「ヴィシェグラード」は1855年の作品。ヴィシェグラードはハンガリーのドナウ河岸の景勝地で、中世に王宮が置かれ繁栄していたことで知られている(チェコ語だと「ヴィシェフラド」となり、スメタナ「我が祖国」第1曲の「ヴィシェフラド(高い城)」と同じ意味)。各曲に副題がついて、遺跡の町を散策しているような気分になれる曲集。
 イシュトヴァーン・カシャイは、イヴォンヌ・ルフェビュールに学んだことからも推測できる通り、明晰で澄明、細やかなピアニズムが特徴。
アンドレアス・ラウフ(1592-1656):
 クルス・トリウムファリス・ムジクス(1648)
ヤーノシュ・ドブラ指揮
アルス・ロンガ室内アンサンブル、
ブダペスト・トムキンズ
 声楽アンサンブル
 録音:2004年10月18日-27日。
 実は優良古楽レーベルでもあるHUNGAROTONからまた一つ埋もれた名作の初録音が登場。ラウフは16世紀前半の作曲家。生まれはオーストリアだが、30代の半ばにハンガリーのショプロンに移り、ここで実り豊かな音楽活動を行った。「クルス・トリウムファリス・ムジクス」は13曲の小カンタータからなる大曲。
 ヤーノシュ・ドブラ率いる演奏は非常にしっかりしたもの。古楽声楽ファンには逃せないCD。
ジュゼッペ・アントーニオ・
 パガネッリ(1710頃-1763頃):6つのトリオ・ソナタ Op.1

  [第1番 ニ長調/第2番 イ短調/第3番 ト長調/
   第4番 ハ長調/第5番 ホ短調/第6番 イ長調]
ベネデク・チャログ(バロックFl)
ラースロー・パウリク(バロックVn)
バラージュ・マーテー(バロックVc)
カルメン・レオーニ(Cemb)
 録音:2004年4月20日-24日。
 パガネッリはイタリアのパドヴァ生まれ、ドイツの各都市でかなりの活躍をしたのち、ドメニコ・スカルラッティの後任としてスペイン王室に仕え、ここで亡くなったと考えられている。18世紀前半の人気作曲家の一人だったにもかかわらず、今日の知名度は極端に低い。このトリオ・ソナタ集は1740年にパリで出版されたもので、フルートとヴァイオリンを主体としたギャラントなスタイルが気持ち良い。
 ベネデク・チャログは1965年ブダペスト生まれ。ハーグでバルトルド・クイケンに学び、ハンガリーやドイツでバロック・フルート奏者として活躍している。ラースロー・パウリクは1966年生まれで、ウィーンで学んでいる。
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲 Vol.2
 [ハ長調 D.7 (*)/ニ長調 D.20 (*)/
  イ長調 D.90/ニ長調 D.17]
ラースロー・パウリク(Vn)
ジェルジ・ヴァシェギ指揮
オルフェオco.
 録音:2003年4月9-10、12-13日、フンガロトン・スタジオ。
 (*)は世界初録音。ピリオド楽器使用。18世紀のヴィルトゥオーゾ、タルティーニが残した膨大な数に及ぶヴァイオリン協奏曲。それでも近年、着実に進むカタログの充実ぶりには驚くべきものがある。Vol.1(HCD-32045)から2年、目下売り出し中のパウリクとヨーロッパを席捲中の古楽団体オルフェオ管が再び登場。小編成で引き締まった響きのオケ(3/3/2/2/1/テオルボ1/バロック・ギター1/通奏低音&Org1)に乗せてソロが気持ちよく歌い上げる。たとえばD.20は転調の妙が織り成す美に魅力。装飾を効かせたヴァイオリンは鳥のさえずりのよう。すべてヴァシェギ校訂による自筆譜を使用。
シャルパンティエ:死者のためのミサ
 聖木曜日第1夜課のルソン・ド・テネーブル第2番
  直前のレスポンソリウム第2番/
 神殿の垂れ幕が H.128/
 死者のためのミサ(4声)とサンフォニー H.10/
 降誕祭のカンティクム H.416[前奏曲/夜]/
 ダヴィデ詩篇第87番「主よ、わが救いの神よ」H.207/
 サルヴェ・レジナ H.24(三重合唱のための)
マーリア・ザードリ、
アンドレア・チェレクイェイ(S)
ペーテル・バーラーニ、
ゾルターン・ガヴォティ(CT)
ペーテル・ドルッカー、
アンドラーシュ・レゲンハルト、
レジェー・クティク(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチ、
マーテー・ショーイオム=ナジ(B)
ジェルジ・ヴァシェジ指揮
オルフェオo. パーセルcho.
 録音:2003年4月17-20日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。
 ピリオド楽器使用。シャルパンティエが50歳台で作曲した教会音楽を中心とした選曲。
ゲオルク・ドルシェツキー(1746-1819):
 ティンパニと管弦楽のための作品集

  6つのティンパニと管弦楽のための協奏曲/
  オーボエ、8つのティンパニと
   オーケストラのための協奏曲/
  6つのティンパニと管弦楽のためのパルティータ/
  グラン・シンフォニア/ウンガリア
ゾルターン・ラーツ(ティンパニ)
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ジェルジ・ヴァシェギ指揮
エルデーディ室内o.
 録音:2004年10月6日-11日。
 ティンパニ協奏曲と聞くと、現代音楽というイメージがあるが、これはビックリ古典派のティンパニ協奏曲集。作曲したのはゲオルク・ドルシェツキー(1746-1819)というチェコの作曲家で、ハイドンとモーツァルトの間の世代にあたる典型的なウィーン古典派の作風。これでティンパニが上品にソロを務めるので、なんとも不思議で世にも珍しい音楽となっている。シュトゥットガルト放響首席レンチェシュのオーボエも良い。ゾルターン・ラーツは「アマディンダ」のメンバーで、ハンガリーを代表する打楽器奏者。
ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・
 モンドンヴィル(1711-1772):
  クラヴサン曲集 Op.5(1748出版)/
  ソナタ ヘ長調 Op.3-2(1784出版)
ミクローシュ・シュパーニ(Cemb)
エディト・カーロイ(S)
バラージュ・ボザイ(Vn)
 録音:2004年6月15日-20日。
 モンドンヴィルはラモーの後の世代(28歳下)ではずば抜けた人気を誇った作曲家。1739年にパリに移住しヴァイオリニストとして名声を獲得、またモテやオペラといった声楽作品も大変好評だった。
 クラヴサン曲集Op.5は極めてユニークな作品で、クラヴサンだけでも演奏可能、そして任意でヴァイオリンもしくは歌を付加して演奏することも可、もちろん両方とも加えても良いという指示がある。このCDでは両方を加えての演奏で、聞き初めの印象はヴァイオリン・オブリガート付きの歌曲といったところだが、良く聴きこむにつれ三者の寄り添いが普通の歌曲にない親密さを帯びていることに気付かされる。ソナタヘ長調Op.3-2は、18世紀後半のヴァイオリン・ソナタを予告させるもの。どちらの曲も、モンドンヴィルの人気をしのばせるだけの「華麗で優しい」音楽。
 ハンガリーの古楽鍵盤奏者といえばこの人、ミクローシュ・シュパーニが中心となり、若い演奏者二人を支えている。
オバド
 ラウフ:クルス・トリウムファリス・ムジクス
 ロッシーニ(カントル編):「セビリャの理髪師」序曲
 ラヴェル(クンメルト編):マ・メール・ロワ
 フランセ:朝の詩
 グリュツマッハー:聖歌
 ロドリーゴ:騎士的小品
 パク:キュリスの思い出
 オッフェンバック:「悪魔ロベール」の回想
ハンガリー・チェロo.
 録音:2004年8月17日-18日。
 アルバム「チェロマニア」(HCD-32108)で世のチェロ好きをあっと言わせたハンガリーのスーパー・チェリスト集団、ハンガリー・チェロ・オーケストラの新作。前回は現代ハンガリーのチェロ音楽というマニアックな選曲だったが、今回は打って変って無条件に楽しめるものが主体。「セビリアの理髪師」序曲はゴキゲン。ジャン・フランセの「朝の歌」(=オバド)のようなちょっと珍しい曲も。
ヨブの物語〜グレゴリオ聖歌とポリフォニー
 グレゴリオ聖歌
 ビクトリア:「死者のためのミサ曲」より
  [レスポンソリウム「日々罪を犯すわたしを」/
   モテット「悲しみのうちに引き戻されて」/
   読誦(レスポンソリウム)「魂は厭う」]
 ロバート・パーソンズ(1530-70):クレド
ヤンカ・センドレイ指揮
ラースロー・ドブサイ指揮
スコラ・フンガリカ
 録音:2003年6月22日-28日、13世紀のカルヴァン派バジリカ教会、オクサ、ハンガリー。
 グレゴリオ聖歌に加え、16世紀スペインを代表する作曲家、ビクトリアと、バードに影響を与えたイングランドのパーソンズの作品を、聖書のヨブの物語を骨組みに構成された時課の録音。純真で正しい人、ヨブを題材とした、9月前半の夜の祈りで演奏されるこれらの曲は、聴くものの心に敬虔さを呼び起こしてくれる。
プッチーニ:歌曲とアリア集
 あなたに/わが家/ディアナ讃歌/ローマ讃歌/
 魂の歌/めでたし、天の女王/死とは?/
 進め、ウラニア!/海と陸/そして小鳥は/
 太陽と愛/愛の短い物語/
 歌劇「ボエーム」、「マノン・レスコー」、
  「トスカ」、「蝶々夫人」、
  「ジャンニ・スキッキ」からのアリア
エヴァ・マルトン(S)
ラースロー・コヴァーチ
(P/Org)指揮
ミシュコルツso.、
ミシュコルツco.
 録音:2002年3月10日-22日。
 1980-90年代、世界最高のトゥーランドット歌いとして大活躍、2003年10月には来日し「トスカ」を歌う予定のマルトンによるプッチーニ・アルバム。「太陽と愛」は歌劇「ボエーム」第3幕の素材となった隠れた名曲。
プレイエル:弦楽のための協奏曲全集 Vol.2
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Ben 103A/
 ヴァイオリン、チェロ、弦楽オケと
  2つのホルンのためのセレナード
   ニ長調 Ben 201A Op.27
ヴィルモシュ・サバティ(Vn)
ペーテル・サボー(Vc)
エルテーディco.
(リーダー:ジェルト・セフチク)
古典派レア作品を次々と発掘するフンガロトン、チェロ協奏曲全集(HCD-32067/68)に次いでプレイエル作弦楽器のための協奏曲全集第2巻が登場。ともに4楽章形式をとるヴァイオリン協奏曲と、独奏ヴァイオリンとチェロの掛け合いが楽しいセレナード。例によっていずれも30代前半(1788、1790年)の最多作期、ストラスブール時代に書いたもので、単純明快な楽想とその繰り返しは聴いていて心地よさ満点。古典派好きの方々は断じて見落とせないディスク。
エマニュエル・シプルティーニ(1730?-1790?):
 チェロと通奏低音のための6つのソナタ集 Op.7

 [第1番 ニ長調(*)/第2番 ヘ長調(#)/
  第3番 イ長調(+)/第4番 ト長調(**)/
  第5番 ハ長調(##)/第6番 変ロ長調(++)]
バラージュ・マーテー(バロックVc)
ルーチア・クロンメル
(バロックVc;*/#/##)
ジェルジ・ヤンジェー(Cb;**/++)
イシュトヴァーン・
 ジェーリ(G;*/#/+/**/##)
ミクローシュ・シュパーニ
(Cemb&Org;*/#/**/##/++)
 録音:2003年5月25日-30日、ルター協会、トルダシュ、ハンガリー。世界初録音。
 L.モーツァルトが自らの友人と呼び、同時代の独のチェリストで作曲家ドッツァウアーも偉大なチェロの名手と絶賛したというシプルティーニ。しかし彼は生前の活躍がうそのように全く忘れられ、チェロ・ソナタ集のほか現存する作品は合わせて30ほど。現在でもその生涯の大部分が不明なままという悲劇の人だが、それでも作品は雄弁に偉大さを語りかけて来る。サヴァールやミンコフスキのオケで首席も務めるバロック・チェロの雄、マーテーによれば「ボッケリーニと殆ど同じレベルの第一級の内容を備え、J.C.バッハやマンハイム楽派の面々とも肩を並べる、斬新で独創的な発想が盛り込まれています。」という。また、演奏上の工夫として通奏低音の組み合わせが各曲および楽章の性格に合わせて替えられており、この単調になるのを救うアイデアには感激さえ覚える。
チャイコフスキー:
 バレエ「くるみ割り人形」組曲
 バレエ「白鳥の湖」組曲
マルク・ゴレンシテイン指揮
ブダペストMAV楽団
 [MAVブダペスト・コンサートo.]
 録音:1988年。
 スヴェトラーノフが自らの後継者としてロシア国立so.音楽監督に指名したゴレンシテインが、終身指揮者兼音楽監督を務めるオーケストラ(MAV=ハンガリー国有鉄道)を指揮した録音。
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J.S.バッハ:フーガの技法 ペーテル・エッラ(Cemb)
 ドルビー・ディジタル・ステレオ /PCM ステレオ、カラーNTSC4:3/Region All、115 '。
 「フーガの技法」はJ.S.バッハのレクィエムだったのでは?という仮説に基づき構成された映像作品。ここで演奏するエッラの解説には次のようにある。
 「1776年、マルティーニ神父は、当時ロンドンで活躍していた、お気に入りの弟子、ヨハン・クリスティアン・バッハに、自身のプラーベート・コレクションのため、彼自身の肖像画を送るよう依頼した。1778年の秋、ゲインズバラの手によるヨハン・クリスティアンの肖像画が、ボローニャに、作曲家の友人のカストラート、フランチェスコ・ロンカッリャによって届けられた。その肖像画は、ボローニャの市民美術館に飾られている。2002年、クリスティアン・バッハの没後220年を記念するため、絵画のリストア(修繕)が行われた。その最中、ヨハン・セバスティアン・バッハの『フーガの技法』に関る、いくつかの質問に答えた手紙が見つかった。イタリア語で書かれており、モーツァルトにあてたものだった。音楽学者によると、ロンドンから故郷へける途中、絵画を届けた歌手は、カイスハイムでモーツァルトに会おうとしたことが判明している。モーツァルトは当時、新作オペラ『ツァイーデ、もしくは後宮』のためにカストラートを探していたから。しかしながら、歌手の到着が遅れたため、オーディションには参加できなかった。この機会のため書かれ、届けられるはずだった、この手紙はキャンバスとフレームの間に挟みこまれ、長い間忘れ去られていたのだ。ここに全文を引用する。以下手紙。(ちなみに最初のMIO CARO TRAZOM のTRAZOM はモーツァルトを逆から書いたもの)」
 演奏トラックと手紙のくだりが対照できるつくりになっており、手紙では、「フーガの技法」各部分と、過去のオルガン音楽の巨匠との関係、同じくレクイエム典礼文との関係、カール・フィリップ・エマニュエルが何を知らなかったか、楽器の選択と調性をどう考えるべきか、などが詳細に書かれている。
エルジェーベト・セーニ(1924-):
 オルガン協奏曲(*)
 6つの中世の聖歌
  (シャーンドル・シクによる現代譜校訂)(#)
 ハープと弦楽四重奏のための五重奏曲(+)
 ランツァ・デル・ヴァストの詩による歌曲〜
  [第3番/第6番](**)
 2台のピアノのための組曲「エルサレム画」(##)
ガーボル・レホトカ(Org;*)
ジュラ・ネーメト指揮(*)
ハンガリー国立o..(*)
イシュトヴァーン・
 ヴァールダイ指揮(#)
ペーチ大学女声cho.(#)
E.ファルディ(S;#)
Z.エルデーイ(Vn;#)
J.ムリン(Va;#)
I.ヤンジェー(Vc;#)
I.ラカトシュ(Hp;#)
C.キラーイ(Org;#)
F.サボー(Perc;#)
アンドレア・コチシュ(Hp;+)
ダヌビウスSQ(+)
マルティーヌ・カーン(S;**)
ジルベール・ド・グレーヴ(P;**)
エグリ&ペルティス・
 ピアノ・デュオ(##)
 録音:デジタル(#)/ステレオ。
アロイジオ・ルイジ・トマジーニ(1741-1808):
 3つの弦楽四重奏曲集

 [ニ長調 Ko 5/変ロ長調 Ko 10/二短調 Ko 11]
ルイジ・トマジーニSQ
[ラースロー・パウリク(Vn)
 エルジェーベト・ラーツ(Vn)
 エーヴァ・ポシュヴァネツ(Va)
 パラージ・マーテー(Vc)]
 録音:2003年5月16日-20日、ルター派協会、トルダシュ、ハンガリー。ピリオド楽器使用。
 イタリアのペーザロに生まれたトマジーニはエステルハージ候に見出されて才能を伸ばし、ハイドン楽長時代に宮廷楽団のコンサートマスターをつとめたヴィルトゥオーゾ、作曲家。ハイドンは彼に対して友人、または優秀な同僚として全幅の信頼を寄せていて、トマジーニの子供たちの名付け親にもなっている。ここでは21ある弦楽四重奏曲から、最高傑作Op.8(1790年代ウィーンで出版)の2曲と初期のニ長調(1770年頃)を収録。なかでも変ロ長調とニ短調に特徴的なメヌエットは、ハイドンが書いた魔法のようなそれに匹敵するほど魅力的。フィナーレも当時流行のトルコの軍楽を思わせる装飾音が出てきたり(変ロ長調)、ロンド(二短調)がジプシー風あるいはトルコ風のテンポの速い民俗舞曲だったりとユニーク。また第1ヴァイオリンに次いでチェロ・パートにウェイトが高い点は、やはり楽団の同僚で名手アントン・クラフトの存在も影響している。複雑に織り成すモチーフ、そして転調や和声処理の練度も高く、楽器間の掛け合いも絶妙。こんなにも素晴らしい作品が埋もれていたとは何とも不思議。
ヤーノシュ・フス(1777-1819):
 フォルテピアノのための作品集

  「ごめんなさい、わたしの男爵様」
    による8つの変奏曲 Op.11/
  歌劇ドン・ファンの
   メヌエット・ファヴォリによる変奏曲 Op.10(*)/
  アルマンド[第1番−第8番]/
  ベルリンのアルマンド(*)/
  フォルテピアノのための12のエコセーズ/
  ロンド・ファヴォリ ハ長調/アンダンテ(*)/
  6つのレントラー/4つの行進曲/葬送行進曲/
  スラヴ民俗舞曲集/
  シラーの悲劇「メッシーナの花嫁」への序曲(*)
アニコー・ホルヴァート(Fp)
アーグネシュ・ラツコー(第2Fp;*)
 録音:2003年5月24日-27日、フンガロトン・スタジオ。メインの使用楽器:1795年ウィーン、A.ワルター製作にもとづく、M.ウォーカー2002年製作。世界初録音。
 ハンガリーのトルナに生まれたフスは19世紀初頭に活躍したピアニスト・作曲家。駆け出しの頃からすでにピアノ教師として評判を得ていたため、作品の多くをピアノ曲が占めている。アンダンテのように明らかに教育目的の作品がある一方、ヴィルトルオーゾ張りのより高い技術を要する「男爵」変奏曲やロンド・ファヴォリのような作品もあり曲想はさまざま。また、フスは当時のハンガリーの首都ポジョニ(現スロヴァキアのプラチスラヴァ)でオペラ指揮者を務めたこともあり、舞台作品を幾つか書いている。その大半が消失してしまった中で、序曲だけは管弦楽、ピアノ4手、8手などに編曲され生前から独立して演奏された。「メッシーナの花嫁」序曲はその代表例でドラマティックな内容から最高傑作とされているもの。ほかに作曲の師アルブレヒツベルガーの死に寄せた葬送マーチ、ウェーバーやフンメルのようなアルマンド、レントラー、エコセーズといった舞曲の数々なども聴けてピアノ好きには興味の尽きない内容。演奏も人を得ていてルージチコヴァーの弟子ホルヴァート、そのまた弟子のラツコー(彼女はシュパーニにも師事)のコンビ。
ミクローシュ・マレク(1945-):
 金管楽器のための協奏曲集

  トランペット協奏曲(*)/トロンボーン協奏曲(#)/
  ホルン協奏曲(+)
ジェルジ・ゲイゲル(Tp;*)
グスターヴ・ヘーナ(Tb;#)
ゾルターン・ヴァルガ(Hr;+)
ミクローシュ・マレク指揮
ハンガリー放送so.
 録音:1997年11月29日(*)/2002年6月11日-13日(#)/1999年11月29日(+)、ハンガリー放送。
 リスト音楽院トランペット科卒業のマレクは、クラシックの指揮者&アレンジャーに止まらずハンガリーではTVタレント、プロデューサーとして活躍するマルチ・タレント。作曲家としてはミュージカル・ソングなどの商業音楽を数多く手がける傍ら、音楽監督を務めていたハンガリー放送の委嘱で、こうした協奏曲などの芸術作品も書いている。マレクの友人でもあるハンガリー放送響首席奏者たちの意見を取り入れつつ彼らのために書かれた3曲は、現代の目まぐるしい演奏技術の変化や発展に伴い、ソリストとしての才能を充分発揮できるようにとの配慮が成された力作揃いで、ブラス・ファンは要チェックだろう。
シャーンドル・ソコライ(1930-):ピアノを伴う作品集
 「血の婚礼」組曲/挽歌/2つの肖像/4つのバガテル/
 クリスマスのミニチュア/音楽の時計/ピアノ・ソナタ第1番/
 ピアノ・ソナタ第2番/ピアノ協奏曲/他
バラージュ・ソコライ(P)
イシュトヴァーン・ベルツェッヨ(Br)
ユリア・パースティ(S)
ゲーザ・オベルフランク指揮
ハンガリー国立o.
アンドラーシュ・リゲティ指揮
MATAVso./他
 録音:AAD。
 長年にわたって現代ハンガリー音楽を支えてきた大御所シャーンドル・ソコライ (1930-)による、ピアノが用いられている作品を集めたアルバム。いずれも現代感覚の優れた、現代音楽の古典とも言うべきものばかり。ピアノ・ソロの曲ももちろんだが、オーケストラや合唱の入る「挽歌」が短いながらも鮮烈。バラージュ・ソコライは1961年ブダペスト生まれのピアニスト(シャーンドルとの関係は不祥だが、親子かも)。MATAV はハンガリー電信電話会社のこと。
現代ハンガリーのトランペット協奏曲集
 フリジェシュ・ヒダシュ:トランペット協奏曲第2番(*)
 ミクローシュ・シュガール:ファンファーレ[第1番−第4番](#)
 エミル・ペトロヴィチ:トランペットと管弦楽のための小協奏曲(+)
 ラースロー・ドゥブロヴァイ:
  トランペットと15の弦楽器のための協奏曲第2番(**)
 カミッロー・レンドヴァイ:
  トランペットとシンフォニック・バンドのための協奏曲(##)
 エルヴィン・イェレブ:トランペット協奏曲(++)
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)
アンドラーシュ・リゲティ指揮(*)
ジュラ・ヤールマイ指揮(+)
ラースロー・コヴァーチ指揮(++)
ハンガリー放送so.
ペーテル・ガズダ指揮(**)
フィレンツ・リストo.(**)
ラースロー・マロシ指揮(##)
ハンガリー軍楽隊(##)
 録音:1986年(*)、1991年(+)、2003年(#/++)、以上ハンガリー放送(*/+/#/++)/1993年(**)、1991年(##)、以上フンガロトン・スタジオ(**/##)。
 いずれもこのアルバムでしか聴けないものばかり。
ガルッピ:カンタータ「教皇庁の神託」 モーニカ・ゴンザーレズ(S:功績)
エディト・カーロイ(S:謙譲)
タマ−シュ・コーボル(T:正義)
ファビオ・ピローナ指揮
サヴァリア・バロックo.
 録音:2003年6月26-30日、フンガロトン・スタジオ。
 オペラ・ブッファの、また鍵盤音楽の作曲家として名声を得、ロシア、ロンドン、ヴェネツィアと、ヨーロッパをまたにかけて活躍した、C.P.E.バッハやヨンメッリと同世代のガルッピは、あまり知られていないが素晴らしい宗教作品を残している。ハイドンやモーツァルトら古典派とほとんど変わらない明快な響きの音楽は、聴くものの心を魅きつける。独唱陣の素直で心に響く歌もさることながら、ピリオド楽器で伴奏するサヴァリア・バロック管弦楽団が、古典派交響曲の語法が垣間見られるこの宗教曲を手堅く、しかしのびのびと演奏し、独唱陣をうまくサポートしている。
18世紀のイタリアのアリア集
 ヨンメッリ:「見捨てられたアルミーダ」〜哀れな私!
 レオ:「ウティカのカトーネ」、
 ペルゴレージ:
  「シリアのアドリアーノ」、「オリンピアーデ」、
 パイジェッロ:「オリンピアーデ」、
 ピッチンニ:「オリンピアーデ」、
 サッキーニ:「中国の英雄」、
 ガルッピ:「アンティゴナ」からのアリア
 トラエッタ:いとしい人よ、もし私の苦しみが
モニカ・ゴンザレス(S)
ファビオ・ピローナ指揮
サヴァリア・バロックo.
 録音:2003年6-7月、2004年1月。
 18世紀、バロック末期から次の時代に移っていく時代のイタリア・オペラからのアリアを集めたアルバム。いずれも名前は知られていても作品が聞かれる機会の少ない人たちばかりなので、これはうれしいCDだ。モニカ・ゴンザレスは、バロック、モーツァルトからヴェルディあたりまでを歌うソプラノで、サザーランド&ボニング夫妻に招かれモントルーの自宅に招かれ訓練を受けた。
ジャコモ・カリッシミ(1604-1674):カンタータ集
 「逃げよ、逃げよ、あの喜び」/「私は破滅へと向かう」/
 「泣きなさい、ああ泣きなさい」/「酷い愛」/
 「ああ、あの人は帰らない」/
 「待って、私に話させてください」/
 「私ち三人は悲嘆にくれて」/「ああ思い出よ」/
 「どこへ逃げ去るのだ、私の希望よ」/「ペテン師」
ジェニファー・エリス、
ノエミ・キーシュ、
アンドレア・チェレクイェイ(S)
イゴール・ダヴィドヴィチ
 (アルチリュート、テオルボ)
ジェルジ・ヴァシェジ
 (Org、Cemb)
 17世紀ローマで活躍したカリッシミは、音楽史上ではオラトリオを確立した人物として知られているが、彼は多数の小規模のカンタータも作曲している。当CDには10曲のカンタータを収録。短いもので2分強、大半が10分以内。この短い中にカリッシミは、親しみやすく美しい場面を描き、あたかも壁にかかった一枚の絵のようにピタリトした構図で感情を表現している。「ペテン師」だけは16分を超える、三人がかりの比較的長い作品。ノエミ・キーシュの清廉な声を始め、三人のソプラノはいずれも優秀。雄弁な伴奏も特筆もの。
ヨアヒム・ラフ:歌曲集(19曲) アンドレア・メラート(Ms)
エメシェ・ヴィラーグ(P)
 録音:2003年6月16日、7月8日、フンガロトン・スタジオ。
 「カヴァティーナ」が有名な独の作曲家ラフの本格的なスタートは、まずワイマール時代のリストの助手としてから。のちにパトロンとなるリストがバーゼルでリサイタルを開くのを聞きつけて、チューリヒから徒歩で駆けつけたエピソードが残されている。後年リストのもとを離れてから生涯に作品番号付きで200を越えるおびただしい作品を書いたが、うち歌曲は90曲ほど。一口に作風は色々な様式を貪欲に吸収した折衷主義。音楽史上では玉石混交との冷めた評価だが、とんでもない。自由度の高いピアノ伴奏はよく練られ、ハーモニーはロマンティックの極み。ギーベル詩「乙女の歌」、ハイネ詩の「ローレライ」など夢みるような調べはいつまでも耳に残る。陰影豊かな声質を聴かせるメラートも好ましく内容にピッタリ。
ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・
 モンドンヴィル(1711-1772):
  独奏ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
   「調和の響き(倍音)」 Op.4(全曲)

 [第1番 ロ短調/第2番 ハ長調/第3番 ト長調/
  第4番 イ長調/第5番 ヘ長調/第6番 ト長調]
クリストフォリ・トリオ
[ラースロー・パウリク(Vn)
 シルヴィア・エレク
 (Cemb/Org)
 バラージュ・マーテー(Vc)]
 録音:2003年4月28日-5月2日、ルター派教会、トルダシュ。ピリオド楽器使用。全曲としては世界初録音。
 豊かな通奏低音に乗って自由に遊ぶヴァイオリンの響き。ナルボンヌに生まれ、1730年代初めパリにやってきた若きモンドンヴィルは、ほどなくヴァイオリニスト&作曲家としてずば抜けた才能を開花させる。ヴェルサイユのシャペル・ロワイヤル副楽長、次いでコンセール・スピリテュエルの監督に就任したあたりから、フランス楽壇の寵児としてもてはやされるようになり、作品も同時代のドゥラランドやラモーと同等に見なされた。この「調和の響き」は、器楽曲では「ソナタ形式によるクラヴサン曲集」Op.3に次いで重要な作品。自らの楽器ヴァイオリンにウェイトを置いており、最大のポイントはタイトルからも分かるように「フランスで初めてヴァイオリンの倍音奏法(ハーモニクス)を導入」したこと。聴けば格段に従来より表現の幅が拡がった感がある。満ち足りたムードで進められてゆく5曲のほか、唯一短調による異色の第1番がまた印象的な美しさ。
 切れ込み鋭い演奏を聴かせるのはバロック・ヴァイオリンの雄パウリク。全曲としては世界初録音とあって、古楽ファンにはたまらないセット。
クルト・シュヴィッタース:
 音響詩「ウアゾナーテ」(1922/32)
  (2声と音楽環境のための)
スピリチュス・ノイスター:
 rever of zrem, part 1 - Part 4
カタリン・ラディク(Vo)
エンドレ・スカーロシ(Vo)
ジョルト・コヴァーチ
(G/バスG/オブジェクト)
ジョルト・シェレーシュ
(Va/シンセサイザー/
 コールピン・
  チェロ・オブジェクト)
 録音・編集・マスタリング:2001年6月(リマスタリング:2003年8月)、アリオン・スタジオ、ブダペスト。
 全4部からなる「ウアゾナーテ」はドイツのダダイスト、シュヴィッターズの手による前衛芸術の古典。演奏譜は擬音で著され、その詩とも音楽とも付かぬ特異な内容(ドゥルルルルーなどどひたすら唸っている)には、作曲者自身の怪演(WERGO WER-6304)があったが、このたび現代作曲家のノイスターが自作を挿入する形でアルバムを完成、20世紀現代音楽のバイブルが今日に甦った。
葬送音楽集
 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、
 シューベルト、ショパン、リスト、
 フェレンツ・エルケル、グリーグ、
 フォーレ、ラヴェルの作品
不詳
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
 [四季/海の嵐/喜び]
ヤーノシュ・
 ロッラ(Vn)指揮
フェレンツ・リスト室内o.
 磨き抜かれたアンサンブルに弦の美しさが際だつヴィヴァルディ。1963年創設、2003年に40周年の節目を迎えたロッラ率いるリスト室内管の最新録音。
ゾルターン・ホルシツキ(1903-1985):
 室内カンタータ「北」Op.70(*)
 4つの歌曲集 Op.8(+)
 新しい歌曲集 Op.59(+)
 音楽の力 Op.73(#)
 3つの歌曲集 Op.7(**)
 チェロとピアノのためのソナタ Op.71(++)
アッティラ・フュレプ(T;*)
アダム・メドヴェツキ指揮
ブダペストso.団員(*)
ハンガリー国立民族アンサンブルcho.(*)
ユッタ・ボコル(Ms;+)
タマーシュ・シャルゴー(P;+)
ジェルジェリ・メーネシ
 指揮ヴァーツ・
 ヴォックス・ウマーナcho.(#)
コロシュ・コヴァーチュ(B;**)
ゾルターンホルシツキ(P;**)
エデ・バンダ(Vc;++)
エリカ・ルクス(P;++)
 録音:1975年(*)/2004年(+/#/**)/1982年(++)。
バロック・トランペット協奏曲集
 ヘンデル:組曲 ニ長調
 ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調/協奏曲 変ロ長調/
         2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調
 テレマン:カノン・ソナタ第3番
 [ヴィヴァーチェ/アレグロ・アッサイ/スケルツァンド]
 タルティーニ:協奏曲 ハ長調
 バッハ:協奏曲 ト短調 BWV056
 アルテンブルク:ビチニウム[プレスト/フーガ/ブーレ]
 フランチェスキーニ:2つのトランペットのための協奏曲
ジェルジ・ゲイゲル(Tp)
コダーイSQ
タマーシュ・パール指揮
ハンガリー放送so.、
ブダペスト弦楽合奏団/他
 録音:1974年-1993年。
 バロック作曲家の様々なトランペット曲を集めたCD。ジェルジ・ゲイゲルは1944年生まれでハンガリーを代表するトランペット奏者。HUNGAROTONにも多数の録音がある。
アレクサンデル・アグリコラ(1456頃-1506):ミサ曲集 Vol.2
 ミサ「尽くす人」(キリエの別ヴァージョン付き)/
 ミサ「我は求めず」
ヤーノシュ・バリ指揮
A:N:S合唱団
 録音:2003年9月5日-11日。世界初録音。
 Vol.1:HCD-32011(ミサ「不幸に見舞われ」とミサ「イン・ミネン・シン」)。アグリコラは15世紀後半のフランドル楽派の重要な作曲家で、イタリアやフランスでも活躍したが、意外やミサ曲の録音はこれまで少なかったので。透明で美しいハーモニーを満喫したい。
ラヨシュ・ヘルナーディの芸術
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」(*)
 ウェーバー:無窮動 Op,24(#)
 リスト:巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」(+)/
      ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」(**)
 バルトーク:
  15のハンガリー農民の歌 Sz.71(##)/アレグロ・バルバロ(++)/
  ピアノ・ソナタ Sz.80(***)
ラヨシュ・ヘルナーディ(P)
 録音:1961年8月(*)、1956年7月(+)、1961年12月(**)、1959年12月(##)、以上フンガロトン・スタジオ(*/+/**/##)/不祥(#/++/***)。一部モノラル。(#/++/***)はハンガリー放送による録音。
 ラヨシュ・ヘルナーディ(1906-1986)はバルトークとドナホーニ、さらにシュナーベルに師事したハンガリー屈指のピアニスト。かのチャイコフスキー国際コンクールの審査員を20年に渡り歴任したことでも知られ、教育者としてもターマーシュ・ヴァーシャリらを育て、ジェルジ・シフラにも影響を与えた。
ピエール・マクス・デュポワ(1930-1995):
 フルートを伴う室内楽作品集

  フルート・ソナタ(*)/フルートのための四重奏(#)/
  ノヴェレッテ(+)/ラ・ピッコレッテ(**)/
  小四重奏曲(##)/無伴奏フルートのための呪文と踊り(++)/
  ポップ・ヴァリエーション(***)/
  2本のフルートのための子守歌とロンド・カプリチオーソ(###)/
  フルート協奏曲(+++)
ゲルゲイ・イッゼーシュ
(Fl;**以外/ピッコロFl;**)
アレックス・シラシ(P;*/+/**/##/***)
テトラヴェルシ・フルート四重奏団(#)
[ユディト・パチョライ(Fl)
 エヴェリン・バログ(Fl)
 カタリン・ナジ(Fl)]
ジュジャンナ・イッゼーシュ
(Fl;##/ピッコロFl;###)
ロランド・セントパーリ(Tuba;##)
シャーンドル・バップ(Tuba;##)
フェレンツ・ガーポル指揮(+++)
ジェルジ・ショルティ室内o.(+++)
 録音:2003年9月11日、16日、12月6日-7日、16日-17日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 クラリネット(HCD-32116)に続いてデュポワのフルート作品集が登場。ローマ賞を獲りパリ音楽院教授を務めたデュポワのポイントはずばりユーモアで、サティばりの諧謔性のほか作曲の師ミヨーら先人たちの影響も見逃せない。同じ年にブーレーズが生まれていることや、活動を始めた50年代を考えるといささか時代遅れの感も否めないが、かえって親しみがもてるかも。
 リスト音楽院卒業後にニコレやイシュトヴァーン・マトゥズに師事したイッゼーシュは69年生まれの逸材。使用楽器は日本の三響フルート。
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
スコット・ジョップリン/シャーンドル・バログ編曲):
 ラグタイム・ミュージック(11曲)
エルンスト・フィッシャー:アルプスの南
 [港町で/海のテラス/花のプロムナード/タランテラ]
ラースロー・コヴァーチ(P)指揮
ミシュコルツ北部ハンガリーso.
 録音:2003年9月22日-25日、ミシュコルツ市コンサートハウス。
ショパン:バラード第1番−第4番
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
タマーシュ・ヴァーシャーリ(P)
 録音:2003年9月16、18-19日、ブダペスト、フェレンツ・リスト音楽院。
 近年は指揮者としての活動も意欲的な大ヴェテラン、ヴァーシャーリのほんとうに久しぶりのピアノ・アルバム。ほぼ40年前、若き日のグラモフォン録音以来となるショパン。彼自身の原点であるリスト。録音当時70歳。大家の風格がこの演奏からは確かに聴き取れる。
ユダヤ、ヘブライにまつわる歌曲集
 アーロン・ハルラプ(1941-):
  神の私的に収集した絵画(5曲)/詩篇(3曲)
 レオン・アルガツィ(1890-1971):
  ヘブライの伝承曲による3つの詩
 ジョゼフ[イオシフ]・バルダナシュヴィリ:
  愛のボート(4曲)
 ミヨー:ユダヤの詩 Op.34(8曲)
 パル・カドーシャ(1903-1983):
  サックスをしのぶ4つの歌
マリア・テレーサ・ウリベ(S)
アンナ・ルゴーシ(P)
 録音:2004年2月11日-14日、3月13日、6月10日-12日、9月16日-18日、以上フンガロトン・スタジオ。
 全27曲中15曲がヘブライ語、8曲がフランス語、4曲がドイツ語。ハルラプはカナダ生まれのイスラエル、アルガツィはルーマニア生まれのフランス、バルダナシュヴィリはグルジア生まれのイスラエル、パル・カドーシャはハンガリーの作曲家。
ラースロー・ドゥブロヴァイ(1943-):
 ハンガリーの響き

  バグパイプの言葉が聞こえる(2001)(*)/
  サウンドランドスケープ、
   ハンガリー〜電子音響音楽(2001)(#)/
  ターロガトー五重奏曲(2002)(+)/
  サウンド=シェイズ〜電子音響音楽(2001)(**)/
  パーカッション・シンフォニー(1998)(##)
ゾルターン・ユハース
(フルヤ、カンナ;*)
パラージ・ソコライ・ドンゴー
(カナーステュレク、テレクシープ、
 ターロガトー、カンナ、ドボク;*)
パール・ハヴァシュレーティ
(テケレー、ツィテラ、
  カンナ、ラーンコシュ;*)
ジュルジ・ラーニ
(ドゥダ、ドロンブ、カンナ;*)
マーチャーシュ・ボルヤ
(ガルドン、ツィテラ、
 ケチェグドゥダ;*)
ヴィクトーリア・
 ヘレンチャール(ツィンバロン;*)
イシュトヴァーン・ホルヴァート
(バランスエンジニア;#/**)
ラースロー・キシュ・Gy.
(ターガロー;+)
ショモジSQ(+)
アマディンダ・
 パーカッション・グループ(##)
 録音:2003年、ハンガリー放送&フンガロトン・スタジオ。
 ターガロー(=クラリネット)をはじめ、フルヤ(=縦笛)、カナーステュレク(=角笛)、ドゥダ(=バグパイプ)、テケレー(=ハーディ・ガーディ)、ドロンブ(=口琴)、という具合にハンガリー固有の民俗楽器を取り入れた「バグパイプの言葉が聞こえる」と「ターロガトー五重奏曲」が注目の試み。アマディンダを迎えた「パーカッション・シンフォニー」がたまらなく刺激的。
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760-1812):
 4手連弾のためのピアノ作品集

  ソナタ ハ長調 Op.48/大ソナタ 変ロ長調 Op.74/
  3つのフーガ Op.64/ソナタ ハ長調 Op.32
アドリエンネ・ソース(P)
イヴォ・ハーグ(P)
 録音:2003年11月21日-23日、フンガロトン・スタジオ。
 ピアノ・デュオや連弾は耳でもちろん、掛け合うさまを実演や映像で目の当たりにすればなおさら格別の面白さが広がる別世界。チェコの有名な音楽一族の出で、ピアノ・ヴィルトゥオーゾとして18世紀後半のヨーロッパを席巻したドゥシーク。ロマン派の流れに先鞭をつけたピアノ作品を知れば、今日さっぱり名前が忘れられているのが不当というほかない。世界初録音の作品48、別名「大組曲」の作品32と主要な連弾曲を集めたこのアルバムは、そんな彼の名誉回復に大いに助けになること間違いなしの内容。生前の名声を彷彿とさせてとくかく華麗で技巧的、楽しさいっぱい。
 ともにリスト音楽院の出身で、モントゼー音楽祭への招待参加でアンドラーシュ・シフから多大な影響を受けたデュオによる演奏も見事。
カール・ライネッケ(1824-1910):
 クラリネットのための室内楽作品集

 ピアノとクラリネットのための幻想小品集 Op.22/
 クラリネット、ホルンとピアノのための三重奏曲 Op.274/
 クラリネット、ホルン、フルート、
  オーボエとファゴットのための六重奏曲 Op.271
チャバ・クレニャン(Cl)
ガーボル・ビツヤーク、
ガーボル・トート(Hr)
ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl)
イローナ・チズマディア(Ob)
ジェルジ・ラカトシュ(Fg)
イルディコー・ナジ(P)
 録音:2003年11月10-13日。
 ライネッケはメンデルスゾーンとの交流などで知られる作曲家。収録曲はいずれも鬱蒼としたドイツ・ロマン色が豊かで、ブラームスと共通する渋い美しさがあちこちにある。クレニャーンの滋味あるクラリネットがライネッケの魅力を十全に引き出している。
イェネー・タカーチ(1902-):
 管弦楽のための小品集Op.53/
 ピアノ、弦楽オケと打楽器のための協奏曲Op.60/
 天地創造の歌Op.44
アイマ・マリア・
 ラッブラ=マック(P)
タマーシュ・パール指揮
サヴァリアso.、
ソムバトヘイ楽友会cho.、
ツェルデメク・
 フェレンツ・リストcho.、
セントゴットハールト市混声cho.
 録音:2003年10月6日&7日、バルトーク・ホール、ソムバトヘイ。世界初録音。
 8曲から成る「小品集」はシャーンドル・ヴェレシュ(同名の作曲家とは綴りが異なる)台本の人形劇「水夫と月」付随音楽による管弦楽組曲。世界の創造・月・星星の創造・人間の創造の4部から成る。「天地創造の歌」もS.ヴェレシュ詩に基づく作品で、混声合唱と管弦楽のためのカンタータ。
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アレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869):歌曲集(全30曲|ロシア語歌唱)
 私は悲しい(プーシキン詩)/私はあなたを愛していた(プーシキン詩)/
 シェラ・ネバダは霧につつまれて(シルコフ詩)/
 美しい乙女に私は惚れた(ヤズィコフ詩)/夜のそよ風がそよぎ(プーシキン詩)/
 粉屋(プーシキン詩)/虫けら(クローチキン詩)/他
  アナトーリ・フォカーノフ(Br) エメシェ・ヴィラーグ(P)
 録音:2004年2月16日-18日、フンガロトン・スタジオ。
 グリンカと並んでロシア国民楽派の礎を築いたダルゴムイシスキーは声楽作品が特に優れているが、まとまったアルバムに恵まれなかった。そこに朗報、それもフンガロトンから歌曲を30曲も収めた最新録音が登場。1992年以来ハンガリー国立歌劇場で活躍するロシア人バリトン、フォカーノフによる歌唱もうれしいところ。ロシアのロマンスならではのしっとりと叙情的なものから、ムソルグスキーを先取りしたようなグロテスクで風刺的なものまでスタイルはさまざま。ロシア歌曲史に輝く作品群を初めて耳にすることができる。
 #2017年7月追記:レーベルでは廃盤となっており、流通在庫をお取り寄せしますので高額となります。入手出来ない場合はご容赦下さい。
ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調Op.100
 (原曲:ヴァイオリンとピアノのための)
シューベルト:
 「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 ホ短調 D.802
フランク(ロベール・カサドシュ編):
 フルート・ソナタ イ長調(原曲 ヴァイオリン・ソナタ)
ヤーノシュ・バーリント(Fl)
ゾルターン・コチシュ(P)
 録音:2003年12月。
 ドヴォルザークとシューベルトの名作ももちろん素敵だが、加えてフランクの傑作ヴァイオリン・ソナタをロベール・カサドシュがフルート・ソナタに編曲したものが実によい。原曲の情熱が少し控えめになり、アンニュイな美人のような雰囲気がまた別の魅力を放っている。ピアノ・パートが屈指の難しさでも知られるこの曲だが、近年は指揮者としても活躍の機会が増えたコチシュが、主張のしっかりした伴奏をつけている。ヤーノシュ・バーリントは1961年生まれのハンガリーのフルーティスト。1981年から10年間ハンガリー放送交響楽団の、その後2000年までハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の奏者を勤め、現在はソリストとして活躍している。
カルル・スタミツ
 (カレル・シュターミッツ;1745-1801):
   ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集

    [ヘ長調/ハ長調 Op.18 No.1/ニ長調 Op.18 No.2/
     変ホ長調 Op.18 No.3/イ長調 Op.18No.4/
     ヘ長調Op.18 No.5/ニ長調 Op.18 No.6]
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ペーテル・バールショニ(Va)
 録音:2003年12月8日-11日、フンガロトン・スタジオ。Op.18の全曲としては世界初録音。
 カルル・スタミツは、マンハイムの宮廷楽長を務めた父ヨハン・スタミツ(1717-1757)の精神を受け継ぎ、1770年からパリで活動し成功を収めた。このヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲集はパリ、アムステルダム、ロンドンで出版され、当時人気のあった曲だったことが分かる。ヴィルモシュ・サバディはいまやハンガリーを代表するヴァイオリニストの一人。1988年にショルティがロンドンでのバルトーク・フェスティヴァルにソリストとして招いて大評判となったのが(この様子は映像に収められレーザーディスクにもなった)、世界的に活躍する切掛けとなった。
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
 変ホ長調/ロ短調/ト長調/
 ト短調(2つのチェロのための)(*)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ラースロー・メジェー(Vc;*)
アルベルト・シモン指揮
フェレンツ・リストco.
 録音:1976年6月21日-7月1日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。
 今や押しも押されぬ高い評価を集めるチェロの第一人者ペレーニが20代後半に録音したヴィヴァルディ。長らくカタログから消えていたが、2004年に晴れて復活。新録音に慎重な姿勢を崩さぬペレーニだけに、ファンには渇きを癒す貴重なリリース。
コントラバス秘曲集
 クーセヴィツキー(1874-1951):
  アンダンテ/小さなワルツ/悲しみの歌/ユモレスク
 フランティシェク・チェルニー(1861-1940):
  サチュロスの踊り/幻想的なワルツ
 グスタフ・ラースカ(1874-1928):
  子守歌/狂詩曲(フィデリオ、ファンファーレのモチーフ)/
  演奏会用小品/子守歌
 シューベルト(ラースカ編):楽興の時
 リスト(ラースカ編):それは素晴らしいことにちがいない
ジョルト・ディバイ(Cb)
福井直昭(P)
 録音:2004年1月2日-4日、フンガロトン・スタジオ。
 アルバムタイトル通り、コントラバス作品は他の楽器と違い存在そのものがレア。それならば自分で作るしかないとばかりに、ロマン派以降の代表的なコントラバスの名手たちが書いた作品がこちら。まず指揮者として有名なクーセヴィツキー。協奏曲を除く全てのコントラバス曲はわずかにこれだけ。作曲家を志したこともあり、重低音で歌われる豊かなメロディが思いがけなく魅力。鍵盤の大家とは綴り違いのチェコのチェルニーは、コントラバス学習者なら知らない人はいない名手ヨゼフ・フラベの同門。4曲の協奏曲をはじめ多くの作品を残したほか、主として教育者としてコントラバスの発展に貢献した。ラースカはフラベの直弟子。数多くのオケとオペラハウスで活躍するかたわら、練習曲、協奏曲や独奏曲を作曲。なかでも編曲作は独特のセンスが光るすぐれもの。
 1949年生まれのティバイは、ハンガリー国立歌劇場管首席のほか演奏家として、また武蔵野音大でも客演教授も務め、さらに教則本の出版と幅広い活躍を見せる現代のヴィルトゥオーゾ。
ジャン=フランソワ=ヴィクトール・
 ベロン(1795-1869):金管五重奏曲集

 第1番 ヘ長調(1852頃)/第2番 ハ長調(1850頃)/
 第3番 イ長調(1852頃)/第4番 ホ長調(1850頃)
エワルド金管五重奏団
 録音:2004年6月14-20日、フンガロトン・スタジオ。
 ベロンは19世紀半ばのパリで活躍したヴァイオリニスト・指揮者。この4つの金管五重奏曲集はいずれも4楽章構成のカッチリとしながらも華やかな曲。どこか第二帝政時代のパリの雰囲気が浮かんでくる。エワルド金管五重奏団は1996年にフランツ・リスト・アカデミーの卒業生によって結成された団体。
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):
 6つのフルート四重奏曲
  [第1番 ニ長調/第2番 ホ短調/第3番 ト長調/
  第4番 ト短調/第5番 ハ長調/第6番 変ロ短調]
マリア・
 オレシキェーヴィチ(Fl-tr)
エリザベス・フィールド(Vn)
ダニエル・イライアー(Va)
ステファニー・ヴィアル(Vc)
デイヴィッド・
 シュレンバーグ(Cemb)
 録音:2003年6月14-16日、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ロスリンデイル、ザ・ソニック・テンプル。ピリオド楽器使用。
 すば抜けたフルート奏者で数多くの作品を残し、名著「フルート演奏法試論」や新たな楽器開発まで手がけ、今日のフルート音楽に絶大な影響を及ぼしたクヴァンツ。エマニュエル・バッハと並び、かのフリードリヒ大王の宮廷音楽家として仕え、フルートの師を務めあげた。世界初録音の四重奏曲も、そんなクヴァンツの才がギッシリと詰め込まれたもので、後期バロック・ファンは要チェック。
ヨハン・シェンク(1660-1720頃):
 「ドナウのこだま」(1706)〜
  [ソナタ第1番 ニ長調(*)/同第2番 イ短調(*)/
  同第3番 嬰ヘ短調/同第4番 変ホ長調]
シャーンドル・サースヴァーロシ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アンジェリカ・
 チズマディア(Cemb)
ノーラ・カライ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ;*)
 録音:2004年3月8-11日、6月16-19日、フンガロトン・スタジオ。
 オランダに生まれドイツで活躍したヴィオル奏者シェンクのヴィオラ・ダ・ガンバ作品集。シェンクは1696年にデュッセルドルフの選帝侯ヨハン・ヴィルヘルム2世の宮廷楽団に加わり、選帝侯の亡くなる1716年まで務めた。彼は当代一のヴィオール奏者として名を馳せていた。「ドナウのこだま」は全部で6つのソナタから成るが、ここではそのうち4曲を収録。いずれも派手さは控えめなものの、じんわりと伝わるあたたかさがある。ほぼ同世代のマラン・マレ(1656-1728)と比べるのもおもしろそうだ。サースヴァーロシの瑞々しいヴィオラ・ダ・ガンバの音色もすばらしい。
ア・ラ・カルト〜無伴奏チェロのための作品集
 ローザ:トッカータ・カプリッチョーザ
 ホローシュ:カント・ノスタルジコ
 クルターク:クリスティアン・スッターへの
   メッセージ=コンソレーション
 ヴァイダ:まさにあなたのために…第1番
 リゲティ:ソロ・ソナタ
 エトヴェシュ:ポリーのための2つの詩
 トート:シラノ・ド・ベルジュラックの最後の手紙
 ティハニ:影のない3
 バーンラキ:タランテッラ
 メリシュ:ア・ラ・カルト
ジェルジ・デーリ(Vc)
 録音:2004年1月。
 10人の作曲家による様々なタイプの無伴奏チェロのための作品が集められたアルバム。リゲティのソロ・ソナタを除くと、ローザのトッカータ・カプリッチョーザの1976年から最新のものは2003年という、ごく近年の作品ばかり。ジェルジ・デーリは2004年のリスト賞に輝くハンガリーのチェリスト。
エンマ・コダーイ(1863-1958):歌曲とピアノ曲集
 五月が来た/夜の森をさまよう/私は一輪の花を愛する/
 若きニクラスは海に乗りだし/どこか/私の心の思い全て/
 小さなバラ/愛なしに/海の歌/明るい太陽が輝く/
 ピアノのための変奏曲/ウィーン風ワルツ集
イルディコー・チェルナ(S)
エリカ・ガール(Ms)
イロナ・プルニ(P)
 録音:2004年2月&3月。
 エンマ・コダーイ(旧姓:シュレジンガー)は、ゾルターン・コダーイ(1882-1967)の最初の妻。ハンガリー南部の小さな町の商人の家の生まれた彼女は子供の頃から音楽に関心が高く、ブダペストに出てきて最初の結婚をしたころから、彼女の家は音楽家たちの集うサロンになっていたという。1905年、エンマの作曲の指導をエルネー・ドホナーニから引き継いだのが若いコダーイで、20歳近くも年の違う二人は恋に落ち、エンマは離婚しコダーイと結ばれた。彼女の作品は年代にしてはかなり保守的な作風だが、技法が非常にしっかりしている上感受性が非常に豊かで、大作曲家の妻という貼り札などは全く必要なく音楽そのものを楽しめる。特にウィーン風のワルツなどは洒落た素敵な作品。歌曲は全てドイツ語。
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):
 弦楽五重奏曲集

 ヘ長調/ト短調/変ホ長調/ニ長調
フェステティーチSQ
クリスタ・ヴァーゲイ(Va)
 録音:2004年2月6-8日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 ドルシェツキーは1783年にウィーン音楽家協会に参加し、ウィーン古典派の作風をしっかり吸収した。この弦楽五重奏曲集もモーツァルト的な要素が顕著で、もう少し素朴な味わいが勝っているようなもの。リラックスした愉悦の音楽は、数の多くはない弦楽五重奏のジャンルでも貴重。演奏するは、ハイドンのクァルテット演奏で名を馳せたフェステティーチ弦楽四重奏団が中心。もちろんピリオド楽器使用。
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803 カールマーン・ベルケシュ指揮
東京ブタペスト・アンサンブル
[ガーポル・タカーチ・ナジ(Vn)
 砂川涼子(Vn)
 シャーンドル・ナジ(Va)
 ティボル・レーニ(Vc)
 カールマーン・ベルケシュ(Cl)
 岡崎耕治(Fg)
 ラースロー・ガール(Hrn)
 ジョルト・ティバイ(Cb)]
 録音:2004年2月19-24日、フンガロトン・スタジオ。
 東京ブタペスト・アンサンブルは2000年「ブタペストの春」音楽祭での演奏のために結成された団体。以降は毎年音楽祭に出演している。全員がティボル・レーニが設立したザルツブルク・チェンバー・アカデミーのメンバー。
アントン・クラフト(1749-:1820):チェロ・ソナタ集
 チェロ・ソナタ ハ長調 Op.1 No.1
 同 ト長調 Op.1 No.2/同 ニ長調 Op.1 No.3
 2つのチェロのためのグランド・デュオ ト短調 Op.5
バラージュ・マーテー(Vc)
ミクローシュ・シュパーニ(Fp)
デーネシュ・カラッソン(Vc)
イシュトヴァーン・ギョーリ(G)
 録音:2004年7月22-25日、8月3日。
 クラフトはハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの時代の高名なチェリスト。ボヘミアのロキツァニで生まれ。法律を勉強しにプラハに出たものの、ここで音楽家になることを決意、チェロを勉強し、1778年にエステルハージ家のオーケストラに所属、ハイドンの下で働いた。1789年4月にはドレスデンでモーツァルトと共演。1796年から、ベートーヴェンの擁護者として有名なウィーンのフランツ・ヨーゼフ・ロブコヴィッツ伯爵に仕え、ベートーヴェンの三重協奏曲でソリストを務めた。ウィーン没。作風はハイドンに近い感じだが、さすがはボヘミア人、土の匂いはずっと強い。
 バラージュ・マーテーは1965年ブダペスト生まれのハンガリーのチェリスト。ことに古楽の分野で活躍している人で、ミンコフスキのレ・ミュジシャン・ド・ルーヴルなどで活動したこともある。この録音では、伴奏にシュパーニの奏でる見事なフォルテピアノに、さらに第2チェロを加えている。しかもト長調のソナタではギターまで参加。
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):
 ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.107/交響的三重奏曲 Op.123
ハンガリー・ピアノ三重奏団
 録音:2004年5月3日-8日、フンガロトン・スタジオ。
 ボッシはガルダ湖畔の町に生まれたイタリア人作曲家・オルガニスト。しかしこの2曲を聴くかぎり誰もがドイツ人の曲かと思わずにはいられない作風。実際ボッシはドイツ・ロマン派、特にブラームスに私淑していた。先入観なしに聴けば、2曲とも情熱の迸りがたいへん魅力的。しかも交響的三重奏曲は40分を越す大作で、室内楽ファンは要注目。
レガシーズ5〜ライヴ・レコーディングス 1989-1999
 アマディンダ&フレンズ

 アウレール・ホッロー:
  ア・バースデイ・ソング・フォー・アス(*)
 アフリカの伝統音楽(ガーナ):ガフ(#)
 ガーボル・プレッシェル:
  ドラム・ストリート・ブルース(+)
 インドネシアの伝統音楽(バリ):ジョゲ・ブンブン(**)
 ベン・バーニー:スウィート・ジョージア・ブラウン(##)
 アフリカの伝統音楽(ガーナ):Agbadza(++)
 アウレール・ホッロー:ジョンのために(***)
 ポリネシアの伝統音楽(タヒチ):オテア(###)
 ガーボル・プレッシェル(詞)/
  ドゥシャーン・ステヴァノヴィチ(曲):
  どうしてうまくいかないの?(+++)
アマディンダ・
 パーカッション・グループ
ゾルターン・コチシュ
 (P、Perc;*/+++)
ガーボル・プレッシェル
 (P、Vo、ヴィブラフォン、
 Perc;*/+/***/+++)
ヤーノシュ・カラーチョニ
 (G、Vo;+/+++)
ラースロー・デシュ
 (S-Sax;***/+++)
コルネール・ホルヴァート
 (Perc;***)
ティボル・ネメシュ(Perc;++)
ジョルト・シャーンカーニ、
ベネデク・トート
 (Perc;#/+/##/++)
 録音:デジタル、ライヴ。
 ライヒやケージの作品演奏で知られる第一級の打楽器集団アマディンダ。10年分のライヴ音源より編んだ最新作は、趣向を変えてガムランなどワールド・ミュージックを織り交ぜているのが珍しいところ。また、コチシュら豪華ゲストとのコラボレイションからグループの活動域の幅広さがうかがえる。肝心の録音状態も万全で、リズムがピシピシとカラダに届く刺激的なサウンド。
ピエトロ・ラッピ(1575-1630):
 23のカンツォーネ
ソナトーレス・パンノニアエ
 録音:2003年5月。
 ラッピはフィレンツェの生まれ。1593年からその死まで、ブレッシャのサンタ・マリア・デッレ・グラーツェ教会で合唱指導者を務めた。ブレッシャは当時ヴェネツィア音楽の影響下にあったため、ジョヴァンニ・ガブリエーリの影響が顕著。23曲のカンツォーネはどれも儀式曲としての壮麗さがありながら、ガブリエーリに比べるとどこかひなびた感じがするのもまた味。ピリオド楽器使用。
ポール・ボノー(1918-1995):
 アルトサクソフォンとピアノのための組曲
 ワルツ形式による2つのカプリス
 ジャズのエスプリによる協奏的小品
ポール・クレストン(1906-1985):
 アルトサクソフォンとピアノのための組曲
 アルトサクソフォンとピアノのための狂詩曲 Op.108b
 アルトサクソフォンとピアノのための協奏曲
シャーンドル・リゴー(A-Sax)
バルバラ・ランチャリチョヴァー(P)
 録音:2004年11月25-27日、フンガロトン・スタジオ。
 映画や劇伴奏などの実用音楽を数多く書いたフランスのボノー。その作風はジャズや軽音楽の影響だけでなく、はっきりと純音楽の要素もみせている。一方、ほとんど独学で作曲を学び、リズムありきの音楽でアメリカを代表する人気作曲家にまでなったクレストン。このふたりが残したサキクフォンの貴重なレパートリーを、1999年以来のデュオによる優れた演奏で。
バルトーク:
 2つのヴァイオリンのための二重奏曲
 [第1番「縁結びの歌」/第8番「スロヴァキアの歌」/
  第9番「遊び」/第15番「兵士の歌」/
  第17番「行進の歌」/第18番「行進の歌」/
  第20番「歌」/第22番「蚊の踊り」/
  第23番「花嫁を送りだす歌」/
  第35番「ルテニアのコロメイカ」/
  第36番「バグパイプ」/第37番「前奏曲とカノン」/
  第38番「ルーマニアの輪舞」/
  第44番「トランシルバニアの踊り」]/
 ラプソディ第1番/ラプソディ第2番
ルーマニア民謡:太陽がいつもと違うところから昇る/
         僕は父のいない孤児だ/緑の嘆き
スロヴァキア民謡:やあ、こんばんは/樽は小さい/
          ペテルファルヴァの魚の沼で
ハンガリー民謡:僕は明りに火を点けた/二輪のシャクヤク/
         私は炉辺に座る/蚊を/他
フォノ・アンサンブル
[タマーシュ・ゴンバイ(Vn)
 ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
 アグネス・ヘルツク(Vo)]
 ちょっと風変わりなアルバム。バルトークがハンガリーやルーマニアなどの民謡を採収し、それらが彼の音楽の源泉となったことはよく知られているが、実際に伝承されている民謡とバルトークの曲の比較などなかなか出来る物では無い。このCDでは、全31トラック中バルトークの曲が16トラック、残りに各種伝承曲を収録、しかもそれらを別々の団体が演奏しているのではなく、タマーシュ・ゴンバイとヴィルモーシュ・サバディの二人のヴァイオリニストが中心となって同じグループで演奏している。2つの音楽を同じ地平で眺めることができる訳で、バルトークのルーツを体験するにはうってつけ。また、7曲を歌っているアグネス・ヘルツクの歌声は一度聞いたら忘れられないほど素朴で瑞々しい美と力強さを持ったもの、伝承音楽ファンにも歓迎されること間違いなし。
献呈
 イェレブ:モノグラフィア
 セーケイ:ラプソディ
 ファルカシュ:ブチナータ
 コチャール:ラプソディ
 ドゥブロヴァイ:ソロ第2番
 ヴィクトール:ヴィアトローネ
 シャーリ:アナンタ
 ラーンキ:ファーザー・グースの物語
グスターヴ・ヘーナ(Tb)
モダン・ブラス・アンサンブル 他
 録音:2005年。
 グスターヴ・ヘーナはハンガリーを代表するトロンボーン奏者。1948年ブダペストに生まれ、1972年からハンガリー放送交響楽団に所属、ソリストとしても活躍し、1974年にはモダン・ブランス・アンサンブルを設立。様々なタイプの作品に八面六臂の活躍中。
フルーティッシモ
 ジュール・ムーケ(1867-1946):パンの笛
 ジャン・フランセ(1912-1997):ディヴェルティメント(1953)
 インドジフ・フェルト(1925-):ソナタ(1954)
 エルネー・ドホナーニ(1877-1960):アリア
 ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-):ラプソディ(1992)
 ロウェル・リーバーマン(1961-):ソナタ(1987)
ドーラ・セレシュ(Fl)
エメシェ・マリ(P)
 フルート好きが大喜びしそうなCDの登場。6人の作曲家の素敵なフルート作品が集められている。ムーケはフランスの作曲家で、1896年にローマ大賞を受賞している。「パンの笛」は、牧神(パン)を題材とした可愛らしい作品。フランセもフランスの作曲家。この「ディヴェルティメント」は第2楽章の夜想曲が絶美で、自身ピアニストとしても知られた人だけに、伴奏ピアノの鮮やかさも注目の曲。フェルトはプラハ生まれ。ソナタはまだ20代の時の作品で、第3楽章にバルトークの影響を残しつつも、独自の作風があちこちで芽吹いている。ドホナーニの説明は不要だろう。アリアは、後に彼の最後の作品となった無伴奏の「パッサカリア」に転用した原曲。ダマーズはパリ風の伊達で洒落た音楽を堅持した作曲家で1947年にローマ大賞を受賞、コルトーに学んだピアニストとしても知られている。ラプソディは1992年のフルート音楽祭のために作曲されたもので、オリジナルはオーケストラ伴奏、ここに収録されたのはそのピアノ伴奏編曲版。リーバーマンはこの中で唯一のアメリカ人でニューヨーク生まれ。フルート・ソナタは2楽章から成り、第2楽章のプレスト・エネルジコが恰好良い。
 ドーラ・セレスはここ数年で頭角を現してきたまだ若いフルーティスト。技巧の誇示に溺れることなく、あくまでセンスの良い音楽性を主眼に置いており、只者ではない。
HCD-32300
廃盤
エルネー・ドホナーニ(1877-1960):弦楽六重奏曲 変ロ長調
ミハーイ・モショニ(1815-1870):六重奏曲 ハ短調
 ブダペスト六重奏団
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):室内楽作品集
 ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」(1922)/2つの即興曲 Op.7/
 2つの小品 Op.20/ラチェニツァ Op.18 No.2/
 ピアノ三重奏曲 Op.4
エードゥア・
 アマリラ・ザードリ(Vn)
ルドルフ・レオポルド(Vc)
ラルカ・スティルバト(P) 他
 録音:2005年12月3-11日/2006年1月11日。
 ヴラディゲロフは20世紀のブルガリア音楽に多大な影響を残した人物。チューリヒに生まれベルリンで学んだが、ナチスの台頭を嫌ってブルガリアに移り、亡くなる直前まで作曲に教育に活躍していた。「ヴァルダル」がことに有名で、多くのヴァイオリニストが取り上げている。当然ブルガリアの音楽素材を用いているものの、強烈に前面に出すというわけではなく、伝統とうまく融合させているところに優れた手腕が感じられる。
ウェーバーが絶賛! 世界初録音
 フリードリヒ・エルンスト・フェスカ(1789-1826):
  弦楽四重奏曲集Op.1

 [第1番 変ホ長調/第2番 嬰へ短調/第3番 変ロ長調]
オーセンティックSQ
 録音:2005年10月1日-4日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。世界初録音。
 「味わい豊かなスタイルと細心にして綿密な作曲技法」とウェーバーが大絶賛した、フェスカの弦楽四重奏が初登場。ハイドンやモーツァルトの流れを汲みながら、ロマン的な香りも漂わせた四重奏は、当時絶大な人気を誇っていた記録されており、このドイツの作曲家兼ヴァイオリニストによる最高傑作。ピリオド楽器のアンサンブルが、ウェーバーの指摘も頷ける素晴らしい演奏で、その魅力を余すところなく引き出す。
カルロ・テッサリーニ(1690-1766):
 4声のためのイントロダツィオーニ
   Op.11 Vol.2
[第2巻−第4巻]
バラージ・マーテー(芸術監督)
アウラ・ムジカーレ
 録音:2006年4月、ハンガリー、トルダシュ、ルター派教会。ピリオド楽器使用。
 生前は卓越したヴァイオリニストとして名を馳せながら、いまやほとんど語られることがなくなってしまったテッサリーニ。作曲家としては目をみはるほどたくさんの作品、70曲ほどの交響曲と管弦楽曲、90の協奏曲、室内楽曲も140曲を残した。1748年に出版され、それぞれ3曲づつ全4巻からなるイントロダツィオーニ。マーテー率いるアンサンブルによる演奏は、同じく第1巻を収めた6年前の録音(HCD-32025)の続編にあたるものでこのたび完結となる。第11番ただひとつを除いてすべて3楽章形式による12のシンフォニアは、ヴィヴァルディの影響があるともいわれる数多くの作品の中心に位置するもの。ようやくすべてを音で確かめられる時がやってきた。
フランツ・トゥンダー(1614-1667):宗教曲集
 主はわたしの光/
 主が家を建てられるのでなければ(ニシ・ドミヌス)/
 シュロの葉を撒け/ダビデの子を讃えよ/ああ主よ/
 あなたのかわいい天使たちに/
 神を讃えることを手伝ってください/バビロン川のほとりで/
 愛する主よ/あなたの怒りを恵みで取り去ってください
マリア・ザードリ(S)
ペテル・バラニ(CT)
ティモシー・ベンチ(T)
イシュトヴァーン・コヴァーチュ(B)他
ジェルジ・ヴァシェギ指揮
オルフェオo.
 録音:2004年3月。ピリオド楽器使用。世界初録音。
 フランツ・トゥンダーはリューベックのマリア教会のオルガニストを務めたが、後任はブクステフーデだった。世襲制だったこの職を得るためブクステフーデはトゥンダーの娘と結婚したため、当然、トゥンダーはブクステフーデをはじめとするドイツ・ルター派の作曲家に大きな影響を残している。その作品には素晴らしいものが多数あり、数年前にアンドレアス・ショルがドイツ・バロック・カンタータ集を録音(HMF)した時も、トゥンダー作品の素晴らしさが話題になったが、まとまったCD はおそらくこれが初めて。ジェルジ・ヴァシェギが率いる面々、優れた歌手たちと、トゥンダー再評価の契機となりうる優れた演奏。
ガブリエル・イラニ:20世紀・21世紀〜世紀の終焉と開始
 ピアノ連作曲集「パウル・クレーへのオマージュ」/
 ピアノのための3つの後奏曲/
 ヴァイオリン、クラリネット、テナーサクソフォンと
  ピアノのための「サウンドグリッド/声/エピローグ」/
 パウル・ツェランのテキストによる16声の賛美歌/
 弦楽のための「内なる時間 I」/
 24本のフルートオーケストラとフルート独奏による協奏曲
池谷 順子(P)
アントン・ウェーベルンSQ
ピエール=イーヴ・アルトー(Fl)他
 録音:2002、2004年。
 いずれの曲も1998年から2003年までに作曲されたもので、シュプレッヒ・シュティンメを取り入れた合唱曲やクラスターミュージック、さらには武満風のフルート協奏曲ありと多彩な響きを楽しめる。まるで20世紀現代音楽の図鑑といった趣きなので、特に現代音楽ファンには歓迎されそうな内容。
ジェルジ・オルバーン(1947-):
 ミサ第6番 (1991) /ミサ第9番 (1999) /
 スターバト・マーテル (2003)
エヴァ・ボドロージ(S)
アンナマリア・ブチ、
ルチア・メギェシ=シュバルツ(Ms)
メルセデス・ハイム(A)
ジュジャンナ・グラーフ指揮
アンジェリカ少女cho.
室内アンサンブル
ペテル・バラトーニ、
アグネシュ・トート(P)
 録音:2000年5月6日、2003年4月3日、2004年3月6-7日。
 オルバーンはルーマニアのトランシルヴァニア地方に生まれた作曲家。1979年にハンガリーに移住し、1990年代に合唱作品でブレイク、11のミサ曲、4つのオラトリオ、3つのスターバト・マーテル、レクイエム、テ・デウム、マニフィカトと多くの作品を書いており、日本の合唱団体でもしばしば取り上げられている。収録の3曲はいずれも優しさと温かさに満ちた心安らぐ音楽。
 ジュジャンナ・グラーフは世界的に高名な合唱指導者で、日本にも度々指導に来日している。アンジェリカ少女合唱団はグラーフが1989年に設立した団体で、水準は非常に高い。
ラフマニノフ:晩祷 Op.37 ヤーノシュ・ドブラ指揮
ブダペスト・トムキンズ
 声楽アンサンブル
 録音:2003年12月3日、ライヴ。
 近代の無伴奏合唱曲の頂点に立つ名曲として知られている、ラフマニノフの晩祷。この大作のライヴ録音が登場。スタジオ内での緻密な演奏とは異なった燃焼が醍醐味。
クラリネッティスト・コンポーザーズ
 カール・ベルマン(1810-1885):ベッリーニの思い出
 イワン・ミュラー(1786-1854):
  ロッシーニのカヴァティーナによる3つの幻想曲
 ポール・ジャンジャン(1875-1929):
  クラリネットとピアノのための2つの小品
 ジャコモ・ミルッチョ(1929-):
  無伴奏クラリネットのためのラプソディ
 アルフレート・プリンツ(1930-):クラリネット・ソナタ
アンドラーシュ・ホルン(Cl)
アンナ・グラニク(P)
 録音:2005年3月9-14日。
 古今の伝説的クラリネッティストが作曲したクラリネット作品を集めたアルバム。いかにも19世紀ヴィルトゥオーゾ調のミュラーとベルマンの作品や、印象派調のジャンジャンの美しい小品、ぐっと時代が下がってクラリネットの哀愁のある音色を活用したミルッチョの無伴奏作品も面白いとはいえ、やはり注目は20世紀後半の最高のクラリネット奏者といって良い、アルフレート・プリンツのクラリネット・ソナタ。引き締まった曲想の力感ある名曲。アンドラーシュ・ホルンは1954年ブダペスト生まれ。
HCD-32310
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(2CD)
ヨゼフ・ショプローニ(1930-):
 ピアノのための雑記帖 第1巻−第4巻(1974-1978)
 ピアノ・ソナタ第14番
マリアン・アブラハム(P)
 録音:2004年1月、2002年。
 「雑記帖」はほとんどの曲が1分以内から2、3分という短い曲から構成される作品。
イェネー・フバイ:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.8

 バラトン湖の波 Op.33/黄色いコフキコガネ Op.34/
 五月の歌 Op.37 No.1/昔の頃から Op.37 No.2/
 彼女の肖像画の前で Op.38 No.1/彼女の窓の下で Op.38 No.2/
 夜鶯の歌 Op.39/コシュートの歌 Op.41/そう言われている Op.60/
 3つの小品 Op.66/ワルツのパラフレーズ Op.105
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
 録音:2004年4月26-27日、5月13-14日。
 伝説的な大ヴァイオリニスト、イェネー・フバイの作品シリーズ。いずれも美しい旋律とハンガリーの民族色のある音楽を巧みに盛り込んだ、親しみやすい曲ばかり。なかでも「夜鶯の歌」は、トリルを多用が幻想的で美しく、ヴァイオリン小品マニアなら聴く価値大。セチェーディのヴァイオリンもこの上なく、作曲家フバイの真骨頂を知らしめている。
HCD-32313
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(2CD)
ヨハン・ゴットフリート・
 エッカルト(1735-1809):クラヴィーア・ソナタ集

  [変ロ長調 Op.1 No.1/ヘ短調 Op.1 No.3/ホ長調 Op.2 No.2/
   ト短調 Op.1 No.2/ハ長調 Op.1 No.5/イ長調 Op.1 No.4/
   へ長調 Op.2 No.1/変ホ長調Op.1 No.6]/
  メヌエット
ミクローシュ・シュパーニ
(クラヴィコード/タンジェントP)
 録音:2004年4月&5月、フィンランド。
 モーツァルトへの影響もしばしば指摘されるエッカルトはオーストリアのアウグスブルク生まれ。1758年にはパリに進出し、当時まだ新しい楽器だったピアノの普及に貢献した。ピアノ独自の機構を生かした豊潤さとダイナミックな作風からは、新しい時代を導こうとする姿勢が読み取れる。演奏はこの種の作品を弾かせたら当代随一のシュパーニ。
ヤーノシュ・ボクシャイ(1874-1940):
 聖ヨハネ・クリソストムの聖体礼儀
聖エフライム・ビザンチン男声cho.
 録音:2004年5月7-9日。
 聖ヨハネ・クリソストム(紀元前340-307)は別名「金口ヨハネ」と呼ばれるほど雄弁だった、コンスタンチノーブルの総大司教。この曲も正教のスタイルによる、無伴奏男声合唱だけの典礼曲です。ボクシャイはウクライナで生まれハンガリーで活躍。男声合唱の豊かな響きが耳に心地よい。
詩篇の歌〜
 グレゴリオ聖歌、アンブロジオ聖歌、バッハの音楽

  (全26曲)
ラースロー・ドブサイ指揮
ヤンカ・センドレイ指揮
スコラ・フンガリカ
 録音:2004年6月27日、7月4日。
 詩篇に基づいた音楽を収録。スコラ・フンガリカのちょっとひなびた味が生きている。
ワーグナー・ヒロインズ
 ワーグナー:
  「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」
  「ローエングリン」「トリスタンとイゾルデ」
  「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」より
マリア・テメーシ(S)
ユーリ・シモノフ指揮
ハンガリー放送so.
 日本でも密かにファンが増大中のロシアの指揮者、ユーリ・シモノフ。1941年生まれの大ベテランで長くモスクワのボリショイ歌劇場のマエストロとして活躍、劇場で培ったセンス抜群の力量は高く評価されており、ロシアやハンガリーなどの東欧圏ではワーグナー指揮者としても知られている。しかしその実力に反して録音が極端に少なく、日本ではニ流指揮者と勘違いされることもしばしば。このワーグナー集を聞けばそんな誤解も吹っ飛ぶこと請けあい。ロシア系の指揮者ということで予想されるダイナミックな迫力だけでなく、鮮やかな爽快さにも不足が無い。ハンガリーには過去10年以上に渡って毎年客演し大人気を博しているとの事。2005年4月には手兵モスクワ・フィルと来日する予定。
 マリア・テメーシは1982年にハンガリー歌劇場で「ローエングリーン」のエルザを歌ってデビュー、センセーションを巻き起こしたたという人物。以来ヨーロッパを中心に20年以上活躍している大プリマ。オルトルートも歌えるソプラノ兼メゾで、ブリュンヒルデを含むたいていのワーグナーのソプラノ役を演じたことがあり、ヴェルディやチャイコフスキーも得意としている。
リスト:
 セクサールド・ミサ(*)
 カンタータ「プロメテウス」(+)
イシュトヴァーン・キシュ指揮(*)
ホンヴェード・
 アンサンブル男声cho.(*)
ガーボル・レホトカ(Org;*)
エヴァ・アンドール(S;+)
エルゼーベト・
 コムローシ(Ms;+) 他
ミクローシュ・フォライ指揮(+)
ハンガリー国立o.(+)
 録音:1969年(*)/1972年(+)。
 リストの非常に珍しい声楽作品を2つ収録。「セクサールド・ミサ」は、1848年に書かれた男声合唱のためのオルガン・ミサを1869年に改訂したもの。リストがハンガリーの友人、アンタール・アウグスの家があったハンガリー東部の町セクサールドの教会のために作曲。一方、「プロメテウス・カンタータ」は、ヘルダーの「解き放たれたプロメテウス」に基づいた作品。当初はオーケストレーションは弟子のヨアヒム・ラフが担当し、1850年にワイマールで初演。その後リスト自身が改訂し1857年に初演。この録音は改訂版を使用している。録音は古いが、リスト・マニアにはうれしいCD化。
ヤコプ・オブレヒト(1458頃-1505年):
 ミサ「今はただ死を待つばかり」
 ミサ「私の彼女はいいところばかり」
 ミサ「そのことはもう」
ヤーノシュ・バリ指揮
A:N:S cho.
 録音:2004年9月17−24日。
 オブレヒトはベルギーのゲントに生まれた15世紀後半の最も重要な作曲家の一人。A:N:S合唱団はオブレヒトを集中的に録音しており、これで6枚目のCDとなる。「今はただ死を待つばかり」はオケゲムの、「私の彼女はいいところばかり」はエーヌ・ヴァン・ギゼゲムの、「そのことはもう」は、ペトルッチの印刷譜にあるコリネット・デ・ランノイの歌に基づく作品。いずれも高度な作曲技法に基づいたもので、A:N:S合唱団の精緻な演奏が生きている。
ヴィヴァルディ:
 歌劇「ティグラーネ(愛と憎しみに勝つ徳)」
  (現存する第2幕のみ)
アルトゥール・ステファノヴィツ
(CT:ティグラーネ)
ティモシー・ベンチ
(T:ミトリダーテ)
モニカ・ゴンザレス
(S:クレオパトラ)
ジョルト・モルナール
(Br:オロンテ) 他
パール・ネーメト指揮
サヴァリア・バロックo.
 録音:2004年8月1-5日、ブダペスト。
 1724年のカーニヴァール期間にローマで初演された、第1幕がベネデット・ミケーリ、第2幕がヴィヴァルディ、第3幕がニコラ・ロマルディという合作オペラ。現在は台本と第2幕の楽譜だけが伝わっている。ティグラーネとは紀元前のアルメニアの国王ティグラネスのこと。彼がポントゥスの王ミトリダーテの捕虜になっていた史実に基いたフィクション。ハンガリー古楽界の大御所ネーメト率いるハンガリー勢による本格的な演奏。もちろんピリオド楽器を使用。
ドホナーニ、バルトーク:2台のピアノのための作品集
 ドホナーニ(1877-1960):
  ワルツの組曲 Op.39a/ピアノ連弾のためのワルツ Op.3
 バルトーク(1881-1945):中国の不思議な役人 Op.19
デュオ・エッリ&ペルティス(P)
 録音:2004年11月。
 ほぼ同時代に活躍した20世紀ハンガリーの二人の作曲家による、2台もしくは連弾によるピアノ作品集。ドホナーニの作風は後期ロマン派的で甘く爛熟した味わいのもので、「ラ・ヴァルス」やクレンペラーの「メリーワルツ」と共通する雰囲気を持っている。一方バルトークの作品は他の誰とも異なる孤高の世界。音楽史や民族を突き抜けた純粋な響きの世界に圧倒される。
 モニカ・エッリとアッティラ・ペルティス夫妻は、先にリストのオペラファンタジー作品等の録音で注目を集めたことからわかるように、素晴らしいテクニックを誇るピアノ・デュオ。
コダーイ:男声のための合唱作品集
 飛べよ孔雀/ナーンドルの見張り番/廃墟/盗賊ビュンゲスディ/
 囚われの国の息子/神の慈悲/夕べの歌/独り者/おてんば娘/
 カラート地方の歌/兵士の歌/イエスの顕現/
 聖イシュトヴァーン王の歌/フランスの変転/
 A.フェイのアルバムより/
 シャンドル・ペトフィの詩による国民歌/アピール/
 エルサレムとテナチェム/ラ・マルセイエーズ/忠誠の歌
タマーシュ・ラクネル指揮
ベラ・バルトーク男声cho.
 録音:2004年-2005年。なお、2011年に入って上記曲を全て含み2010年録音とされる2枚組CD (HCD-32641/2) が発売されたが、1枚分は当盤の演奏と同一で新録音では無い模様。
 コダーイの合唱曲から男声作品ばかりを集めたアルバム。オスマン・トルコやオーストリア帝国に抑圧されていたハンガリーの解放の願いをこめた曲から、おどけた民謡、そしてハンガリー語による「ラ・マルセイエーズ」まで多彩な作品を、創立60余年の伝統を誇るバルトーク合唱団の精緻な合唱で楽しめる。
ゲーテの詩による歌曲集
 シューベルト:
  魔王/糸を紡ぐグレートヒェン/グレートヒェンの祈り
 ワーグナー:わたしの安らぎは去り/メロドラム
 ヴェルディ:わたしの安らぎは去り/ああ悲しみの聖母様
 レーヴェ:魔王/わたしの安らぎは去り/ああ悲しみの聖母様
 シュポア:魔王
 バッハマン:魔王
 シュレーター:魔王
 シュナイダー:魔王
 ツェルター:魔王
 トマシェク:魔王
 マテュー:魔王
 マウンジー:魔王
 シュロットマン:魔王
アンドレア・メラート(Ms)
アナトーリ・フォカノフ(Br)
エメーゼ・ヴィラージュ(P)
カタリン・コカーシュ(Vn)
エヴァ・シューベルト(語り)
 録音:2004年8月22日-9月30日。
 ゲーテの詩に由来した歌曲集は多々あれど、これは非常にユニークなCD。詩は「魔王」「糸を紡ぐグレートヒェン」「ああ悲しみの聖母様」の3つだけで、これを13人の作曲家がそれぞれに音楽を作っている。ことに「魔王」が11曲というのは壮観。ほとんどの曲を歌っているアンドレア・メラートは、近年人気うなぎ昇りのハンガリーのメゾ。
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):合唱作品集
 マニフィカト/ミサ・ブレヴィス/アド・ムジカム/
 朝/バスクの歌/リルケを讃えて/他
ズザナ・ミンドセンティ、
アーコシュ・エルデーシュ指揮
ムジカ・ノストラcho.
ブダペストELTE科学大学
 女声cho. 同混声cho.
プロ・ムジカ・フンガリカ 他
 録音:2004年5月28日-6月3日、フンガロトン・スタジオ。
 20世紀のハンガリー合唱界の重鎮ファルカシュ。さすがレスピーギに学んだだけあって、端麗でありながら色彩的な作風。
ヒンデミット(1895-1963):クラリネットを伴う室内楽曲集
 3つの小品(*)/
 ヴァイオリンとクラリネットのための
  2つのデュエット(#)/
 クラリネットと弦楽のための変奏曲(++)/
 ルードゥス・ミノール(+)/
 クラリネット・ソナタ(**)/管楽七重奏曲(##)
チャバ・クレニャーン(Cl)
ペーテル・ショモジー(Vn;*/#)
イシュトヴァーン・
 ルカーチャージ (Cb;*)
イシュトヴァーン・ヴァルガ(Vc;+)
ゾルターン・ジェンジェシー(Fl;##)
ゾルト・コヴァーチュ(Ob;##)
アンドラーシュ・ホルン(Cl;##)
ペーテル・ショーシュ(Hr;##)
アッティラ・ヤンコー(Fg;##)
ベンツェ・ホルヴァート(Tp;*/##)
イルディコー・Cs.ナジ(P;*/**)
ブダペスト室内so.(++)
 録音:2004年6月、DDD。世界初録音。
 脱ロマン派、即物主義を標榜し20世紀中頃に活躍した作曲家ヒンデミットだが、ここではいつもながらのクールな作風の奥底に作曲者の本音がにじみ出ているような作品が収められている。作曲者の心情が端的に表れる室内楽、そして歌う楽器クラリネットが中心的役割を果たす楽曲ということもあってか、ヒンデミットの数多い作品のなかでもみずみずしい抒情が際立っていて、いずれも聴きやすい作品ばかり。
ミクローシュ・シュガール(1952-):作品集
 モザイク/音楽の翼/ディゾルブ/雲変奏曲/
 思い出/バラード/舞踏病/邂逅
ブダペスト金管五重奏団
アマディンダ打楽器合奏団
ガボール・エックハルト(Cl)
ミクローシュ・シュガール指揮
サヴァリアso.
 録音:1982-2004年。
 シュガールは現代ハンガリーを代表する作曲家の一人。いずれも1980年代の作品で、20年前のモダニズムといった感じ。編成は様々。
ショパン:
 バラード第1番 ト短調 Op.23/
 練習曲 ヘ短調/同 変ニ長調/同 変イ長調/
 ワルツ 変イ長調 Op.69 No.1「別れ」/
 同 ロ短調 Op.69 No.2/同 ホ短調/
 夜想曲 ホ短調 Op.72 No.1/同 ハ短調/同 嬰ハ短調/
 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66/子守歌 変ニ長調 Op.57/
 アンダンテ・スピアナート 変ホ長調 Op.22
タマーシュ・エールディ(P)
 録音:2004年7月。
 タマーシュ・エールディは1979年ブダペスト生まれ。全盲という障害を克服し、15歳でウィーン音楽アカデミーに入学、18歳でCD初録音を行った。HUNGAROTONへもシューベルト・アルバム(HCD-32184)を録音している。初のショパンでも、心は神童のまま技術はスケールアップしたエールディの見事な音楽が楽しめる。
マールトン・レヴェンテ・ホルヴァート(1983-):
 今まで/フォーク・ソングズ/エロティックな汚染/
 ミのための小品/間奏曲/マリアの歌
ベア・パルヤ、
マーリア・ホルヴァート(歌)
アンサンブル
 録音:2004年7月8日-8月31日。
 ホルヴァートはまだ22歳。いずれも2001年から2004年の作品。夏休みに収録というのが微笑ましい。
アレクサンドル・シュヴェード〜オペラ・アリア集
 モーツァルト:「フィガロの結婚」、
 ロッシーニ:「セビリャの理髪師」、「ウィリアム・テル」、
 グノー:「ファウスト」、ドニゼッティ:「ファヴォリータ」、
 ヴェルディ:
  「リゴレット」、「シモン・ボッカネグラ」、「オテロ」、
 ワーグナー:「タンホイザー」、「ワルキューレ」
  からのアリア、場面
アレクサンドル・シュヴェード(Br)
ラーズロー・プレス、
アンドラーシュ・コーロディ、
ミクローシュ・ルカーチ、
ヴィルモシュ・コモル、
ヴィクトル・ヴァシ、
パール・ヴァルガ、
ヘルマン・アーベントロート指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
 録音:1954、1955年。
 アレクサンドル・シュヴェード、もしくは西欧風にアレクサンダー・スヴェッド(1904-1979)は、世が世なら世界的大バリトンとして広く活躍したであろう、ハンガリーの偉大なバリトン。どれくらいの人だったかというと、30代にしてウィーン国立歌劇場のトップ・バリトンとなり、ワルター、フルトヴェングラーらと共演、南北アメリカでも活躍し、メトでも絶賛されたほど。しかし1948年以降、ハンガリー政府が西側への出国を禁じてしまい、1956年まで活動が制限されてしまった。このCDはその時期の録音。アーベントロートが客演指揮した「ワルキューレ」の幕切れが貴重。「ファウスト」、「リゴレット」、「シモン」はハンガリー語の歌唱。
ハンガリー音楽のモザイク〜コントラバス作品集
 コダーイ:アダージョ
 レショフスキ:前奏と小奇想曲
 コーシャ:バガテル
 ガールドニ:古い様式の組曲第1番
 ラヨシュ・モンタグ:エクストレーメ/ユーモレスク
 ヴィルモシュ・モンタグ:シルエット
 マロシュ:アルバムの一葉
 ヤールダーニ:調べ
 アーブラーニ:ハンガリー奇想曲
 ファルカシュ:ハンガリー民謡に基づいたソナティナ 他
フェレンツ・チョントシュ(Cb)
ジュジャ・バウエル(P)他
 録音:2005年。
 1882年生まれのコダーイから1920年生まれのヤールダーニまで、ハンガリーの近現代の作曲家によるコントラバス作品集。フェレンツ・チョントシュは1946年ブダペストに生まれ、1967年からハンガリー国立歌劇場のコントラバス奏者を務めソリストとしても活躍している名手。
ハンス・ケスラー(1853-1926):
 ヴァイオリン、
  ヴィオラとピアノのためのトリオ組曲 イ短調(1922)/
 ピアノ五重奏曲 ヘ長調(1913)
エマヌエル・モール(1863-1931):チェロ・ソナタ第2番 Op.55
デイヴィド・フリューヴィルト、
クリストフ・
 エーレンフェルナー(Vn)
ジェヌヴィエーヴ・
ペーテル・サボー(Vc)
ジュジャ・コラール(P)
 録音:2004年8月6-11日、フンガロトン・スタジオ。
 ドイツに生まれたケスラーはレーガーのいとこ。のちにブダペスト音楽院で作曲の教師を務め、バルトーク、コダーイらを教え子に持った。親友エルネー・ドホナーニに献呈されたトリオ組曲は、ピアノ五重奏ともども、傾倒していたブラームスの影響が濃厚な作品。
 一方、モールは生地ハンガリーからヨーロッパ、アメリカへと活躍の場を広げた作曲家・ピアニスト・発明家。名ソプラノ、リリー・レーマンの伴奏者として知られ、作曲家としてはカザルス、イザイ、クライスラー、フレッシュら錚々たる顔ぶれから絶大な人気を集め、とくにカザルスは彼の大ファンであった。1900年頃に書かれたチェロ・ソナタは後期ロマン派をはっきりと感じさせる美しい作品。全収録曲世界初録音。
ニコラウス・ズメスカル(1759-1883):
 弦楽四重奏曲 ト短調/同 ニ長調
オーセンティックSQ
 録音:2003年10月2-4日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。
 レシュティン(当時ハンガリー領、現スロヴァキア)に生まれ、ベートーヴェンの親友だったズメスカルは、弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」を献呈されたことで音楽史に名を残している。彼はまたアマチュアの音楽愛好家でもあり、チェリストとして、さらに作曲家として15ないし16曲の弦楽四重奏曲とピアノの小品を残した。さて、その最晩年に書かれたふたつの四重奏、ともに絶品で、憂いを湛えたト短調と穏やかな表情が魅力のニ長調。リックル(HCD-32220)も見事だったオーセンティック四重奏団の演奏で。
フェレンツ・ヴェチェイ(1893-1935):ヴァイオリン小品集
 夢/悲しいワルツ/シャンソン/メヌエット/前奏曲とフーガ/
 思い出/君に/墓の前で/北国の夜/ユモレスク/
 ヴァルス・レント/幻想的奇想曲/他(全19曲)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ズザナ・ホモル(P)
 録音:2004年10月25日、26日、30日、31日、11月2日、以上フンガロトン・スタジオ。
 ヴェチェイはハンガリーが生んだ偉大なヴァイオリニストの一人で、フバイの筆頭弟子。しかし40歳あまりという若さで亡くなってしまい、残された録音も少なく、幻のヴァイオリニストとなっている。彼は多くのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト同様、小曲を多数作曲し、「悲しいワルツ」などは良く知られているが、これだけの曲が集められたCDは初めてであろう。耳に親しみやすい曲から、パガニーニの「鐘」を編曲した技巧バリバリの曲まで多彩。それらをヴィルモシュ・サバディが鮮やかに弾きこなしている。
ジャン・オットテール:田舎の結婚
ジャック・オットテール:
 前奏曲の技法(1719)〜
  [前奏曲 ニ長調/同 ホ長調/同 ト長調/同 ニ長調]/
 トリオ・ソナタト長調 Op.3 No.6/
 2つの高音楽器のための組曲集第3巻 Op.8/戦争
アンサンブル・
 ル・ベルジェ・フォルテュネ
 録音:2004年9月、2005年5月。
 優れた音楽家を輩出したオットテール一族のなかでも、ローマのオットテールとして知られているジャックはルイ14世(太陽王)の大のお気に入りであった。彼は木管楽器奏法の理論家としても一家を成し、多くのフルート作品を残している。
 このCDではブルボン家の宮廷音楽家らしい典雅な作品に加えて、ハーディ・ガーディ(手回しオルガン)やミュゼット(袋に風を送りパイプを鳴らす楽器)など風変わりな楽器が加わった愉快な作品も収録されているのが魅力。とくに彼の兄ジャンが書いた「田舎の結婚」はハーディ・ガーディやミュゼットが大活躍する野趣豊かな舞曲集で、これを聴けば誰でも愉快な気分になること請け合い。
レスピーギ&ライタ:合唱作品集
 レスピーギ:主の降誕への讃歌(1930)(*)
  トゥンデ・サボーキ(S) エヴァ・ラクス(A) ティモシー・ベンチ(T)
  ペーテル・エルデーイ指揮デブレツェン・コダーイcho.、
  室内アンサンブル
  [カタリン・ロージャ、ヴィクトーリア・ドムヤーン(Fl)
   ハイナルカ・キシュ、ガーボル・ビチュケイ(Ob)
   ヨージェフ・ヴィターニ、クラーラ・クバッシ(Fg)
   ラースロー・グリュンヴァルト(Perc)
   シャーンドル・ラク、シャーラ・アポストル(P)]

 ラースロー・ライタ:
  その歌はどこへ行ってしまったの? Op.32(1940)〜無伴奏混声合唱のための(#)/
  I夕べの対話 Op.16(1932)〜無伴奏混声合唱のための(#)/
  II山岳民族 Op.16(1932)〜無伴奏混声合唱のための(#)/
  2つの合唱曲 Op.23(1936)よりシャンソン(+)/2つの合唱曲 Op.23よりロンデル(**)
   アンドレア・モルナール、マールタ・ステファニク、アンドレア・バラート・ナジ(S;+)
   イシュトヴァーン・エッラ指揮デブレツェン・コダーイcho.
 録音:2004年9月15日-16日(*)、2008年6月9日-12日、デブレツェン、デーリ・ミュージアム(#/+/**)。歌唱:イタリア語(*)、ハンガリー語(#)、フランス語(+)。ライタの作品は、少々日本語記載が変だが、代理店記載ママ、また(**)に関しては、代理店資料に演奏者&歌唱語が記載されていない。
 コダーイの混声合唱曲シリーズでおなじみ、ハンガリーきっての精鋭コーラスによる最新アルバム。「ローマ三部作」を経て、レスピーギが書いたのはクリスマスを題材にした田園劇の性格をもつカンタータ。独唱者が天使(S)、マリア(A)、羊飼い(T)をそれぞれ担い、マドリガル風の合唱、モンテヴェルディ様式のアリオーソ、グレゴリオ聖歌などおおくの特徴がみられる。いっぽうのライタは、バルトークやコダーイと共同で民謡の録音や研究をおこなった経緯があるものの、民俗色に染まりきらずフランスやラテンの文化にも重要性を見出しているところがユニーク。ここに収められたものはどれも珍品の部類に属する作品と言えるが、合唱学習者にとってライタはなかでも貴重といえるだろう。なお、レスピーギはヤーコポーネ・ダ・トーディの詩、ライタではOp.16と最後の無伴奏合唱作品であるOp.32が、ともにラヨシュ・アープリの詩に拠り、緩-急と対照的な性格をもつOp.23はシャルル・ドルレアンの詩によるものとなっている。
ヤーノシュ・ヴァイダ(1949-):
 弦楽合奏のためのシンフォニエッタ(2002)
 交響詩「タイタニック」
 オラトリオ「一度、でなければ決して」
イムレ・コラール指揮
デブレツェンpo.他
 録音:2005年2月15-18日。
 ヴァイダはハンガリーの作曲家。シンフォニエッタは4楽章25分ほどの、小ぶりでまとまり良く聞きやすい作品。全体にハンガリー情緒が滲んでおり、とりわけ「アダージョ、ハンガリー風に」と指示のある第3楽章が情感たっぷりの名曲。
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):
 管弦楽組曲「ミューズの祭り」〜
  [第1番 ト短調/第2番 ヘ長調/第3番 ニ短調]
バラージュ・マーテー指揮
アウラ・ムジカーレ
 録音:2004年、ハンガリー、トルダシュ・ルター派教会。ピリオド楽器使用。
 ブラチスラヴァ生まれのクッサーは、ドイツ、のちにイギリス、アイルランドで活躍したハンガリー系の作曲家。パリではあのリュリと親交があり師事もした彼の代表作である管弦楽組曲「ミューズの祭り」は、一口にいって華美壮麗な内容。このアルバムでは全部で6つある組曲のうち前半3曲を収録。
マーラー:交響詩「巨人」
 (交響曲第1番 ニ長調の初期稿 1893年
   「花の章」つき5楽章版)
ジョルト・ハマル指揮
パンノンpo.
 録音:2004年9月13日-16日、ペーチ。
 マーラーの「巨人」がもともと交響曲ではなく、連作交響詩だったことは有名。2部からなる5楽章構成で、全体に「巨人」の表題と各楽章にも題がついていた。1896年のベルリン初演の際に第2楽章の「花の章」を外して表題も一切省き、さらに細かい改訂を加えて現在普通に聞ける4楽章構成の交響曲へと変貌したわけだ。1889年にブダペストで初演された際の楽譜は失われており、現存する最初期稿は1893年に改訂し翌年ワイマールで初演された際の第2稿(通称ワイマール版)。この第2稿、オーケストレーションも一般的なものに比べ明かに素朴で、若き日のマーラーの姿がよりストレートに伝わって来る。CDには楽譜の出典が明記されていないが、ジョルト・ハマル自身の解説文には手稿譜についての言及もあり、研究しての録音と思われる。
 ジョルト・ハマルは1968年生まれの若い世代の指揮者。既存の第1交響曲の伝統から離れ、若きマーラーの姿を蘇らせている。パンノン・フィル(旧ペーチ交響楽団、2004年に改称)は南ハンガリーの代表的オーケストラ。
ターロガトーの奏でる
 「17-18世紀のハンガリー舞曲集」
(全30曲)
 シェぺシセントジェルジ写本のハンガリー舞曲(*)
 アポニ写本のハンガリー舞曲(5曲;#)
 バルコーチ写本のハンガリー舞曲(6曲;*)
 ウンガレスカI(+)
 サルトゥス・フンガリクス(5曲;*)
 ウンガレスカII(+)
 ボジョニ舞曲(3曲;*)
 ウンガレスカIII(+)
 ハンガリー舞曲(5曲;#)
 フェレンツ・ファルカシュ:チーク郡の別れの歌(*)
 ラースロー・ダローチ:コロンド舞曲集(#)
チャバ・ナジ(ターロガトー)
ペーテル・エラ(Cemb;*)
ヴィクトーリア・へレンチャール
(ツィンバロン;#)
イシュトヴァーン・
 ネーメト(Cl;+)
 録音:2005年4月16日-19日、フンガロトン・スタジオ。
 民族音楽とクラシックのちょうど境界線にあるようなアルバム。17世紀から18世紀にかけてのハンガリー舞曲を、ターロガトーで演奏。ターロガトーはハンガリー伝統の管楽器でいくつかのタイプがあるが、ここではクラリネットに近い楽器を使用。しかし音色はクラリネット的でもあり、ソプラノサックス風でもあり、時にはオーボエっぽくもあり、でもいずれと比べてもずっと素朴。とにかく聴いているとホッとできる和みのある音楽。
ヴァンハル:コントラバス協奏曲 ニ長調
シュペルガー:コントラバス協奏曲 ニ長調
ジョルト・フェイエールヴァーリ(Cb)
エルケル・フェレンツco.
 録音:2005年3月1-4日、フンガロトン・スタジオ。
 ボヘミアに生まれ、一時期ハンガリーの貴族社会に活動拠点を置いていた点が共通するウィーン古典派二人によるコントラバス協奏曲。ほとんどあらゆるジャンルに膨大な作品を残したヴァンハルと、18世紀後半のもっとも有名なコントラバス奏者であったシュペルガー。なかでもシュペルガー作はこれが世界初録音。緩除楽章でのコクのある深い響きは低音楽器ならでは。凝ったカデンツァもヴィルトゥオーゾの手になるからか、小回りの利かないようにみえるあの大きな楽器が意外にも軽快な調べを奏でるさまはなんともユニーク。
モーツァルト/イグナツ・プレイエル(1757-1831)編曲:
 3つのソナタ集 K.Anh.166(弦楽四重奏用編曲版)

 変ロ長調(ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 K.570)
 ト長調(ヴァイオリン・ソナタ第42番 イ長調 K.526)
 変ホ長調(ヴァイオリン・ソナタ第41番 変ホ長調 K.481)
ルイジ・トマジーニSQ
 [ラースロー・パウリク、
 エルジェーベト・ラーツ(Vn)
 エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)
 バラージュ・マーテー(Vc)]
 録音:2004年10月20-24日ハンガリー、トルダシュ、ルター派教会。ピリオド楽器使用。
 18世紀末葉のヨーロッパ。多くの中産階級と貴族がハウスムジークに興じた時代に、弦楽四重奏のジャンルに最初のブームが訪れた。湧きに湧く楽譜出版ビジネスにこぞって各社が乗り出す中にいたのが、有力な音楽出版者ヨハン(ジャン)・アンドレ(1741-1799)。作曲家&指揮者でもあった彼が、「モーツァルト作曲、3つの新しい弦楽四重奏曲 Op.64、プレイエルによる復活蘇演」と銘打って1798年に出版したのがこちら。
 編曲者プレイエルは作曲家ですぐれたピアニスト、指揮者。そしてまた音楽出版社とピアノ工房の経営者として大成功を収めたことでも有名。さすがは当時絶大な人気を誇っていたプレイエル。並みの作曲家とは仕事の出来栄えが違う。編曲の過程でシンプルな各パートの再編だけでなく、さりげなく声部の追加・形式の変更(おもに省略)を行っている。天才モーツァルトの魅力はそのままに、作品に新たな生命を吹き込んだプレイエルの名編曲。どこが変わったかは聴き比べてのお楽しみ。
ジュラ・バーンケヴィ(1966-):作品集
 バーンケヴィ・ドモンコシュの詩によるサウンド・ファンタジー「銀翅の蝶々」(1999)(*)
  [イシュトヴァーン・マトゥズ(Fl) バラージュ・カーントル(Vc)]/
 ミゼレーレ(2001)[ヴォーチェス・エクァレス]/
 オーギュスト・ロダンの彫刻による弦楽四重奏とエレクトロニクのための
  サウンド・フレスコ「地獄の門」
   [ベンチェ・ガズダ、バラージュ・ゲルゲイ(Vn)
    ジェルジ・グヤーシュ=ナジ(Va) バラージュ・カーントル(Vc)
    イシュトヴァーン・ホルヴァート(バランス・エンジニア)]/
 レーリンツ・サボーの詩による歌曲集「意識」 [Consciousness]
  [アーコシュ・アンブルシュ(B) ジョルト・シェレイ指揮コンポナンサンブル]/
 アコーディオン協奏曲 [Accord(ion) Concerto]
  [エルニエイ・ラースロー(アコーディオン)
   ゲルゲイ・ヴァイダ指揮ハンガリー放送so.]
 録音:2000年-2002年、ハンガリー放送収録。
 ハンガリー中西部フェイェール県ドゥナウーィヴァーロシュに生まれたバーンケヴィの作品集。彼は作曲をベーラ・バルトーク音楽院のミクローシュ・コチャール、フェレンツ・リスト音楽院のアッティラ・ボザイに学び、2000年に「銀翅の蝶々」でベネデク・イシュトヴァーンフィ賞、2004年にはエルケル賞を獲得している。小編成の室内アンサンブルや合唱団、独奏楽器から、バレエや大規模なso.のためにも作品を書いており、その音楽世界は広範囲に及ぶ。
シルヴィア・シャシュ〜オペラ・アリア集
 ケルビーニ:「メデア」(*)
 ヴェルディ:
  「アッティラ」「マクベス」「ロンバルディ」
 エルケル:「フニャディ・ラースロー」
 グノー:「ファウスト」
 チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」
 チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
 カタラーニ:「ワリー」からの場面、アリア
シルヴィア・シャシュ(S)
ランベルト・ガルデッリ、
ヤーノシュ・コヴァーチュ、
アダーム・メドヴェツキ指揮
ブダペストso. ハンガリー国立o.
ハンガリー国立歌劇場o.
 録音:AAD(*)/DDD(*以外)。
 1970年代後半に一世を風靡したハンガリーのプリマドンナ、シルヴィア・シャシュが1980年代を中心にHUNGAROTONに録音したオペラ全曲盤とアリア集から再編集したアルバム。
ファラゴ:臼井のための4つのブレス
オルスバイ:ヒク・エト・ヌンク
マダラス:星
シュガル:アート・デュオ第2番
デチェニ:コルフの時計
イシュトバン・シゲティ:カテドラル
チェミツキー:カノーネ・アッロンブラ
EARアンサンブル
 [アニタ・ソムライ(S)
 バラス・カントル(Vc)
 ベラ・ファラゴ(シンセサイザー)
 他]
 録音:2004、2005年・
 ファラゴの作品は、手かざし療法の創始者の一人、臼井甕男(みかお;1865-1926)に捧げられたもので、西欧人が想像する日本を音化したような作風。現代音楽のタームでのテープ音楽やノイズミュージックなど、意気軒昂だったころの「現代音楽」がタイムマシンから甦ったかのような作品も収録されているが、黄金分割を技法に援用した「星」、抒情性が際立つ末尾の2曲は意外なほど感情の深部を揺さぶる佳品。
マダラース(1949-):音楽物語集
  [マティアス王と靴職人/音にまつわる物語/パーツマーン騎士]
ユーリア・ヴァイダ(S)
ボルディサール・ケンチュ(T)
ジェルジ・ボルダーシュ(Br)
タマーシュ・アルトリャイ(B)
イシュトヴァーン・
 アンドレイチク(Br) 他
ギュディ・シャーンドル指揮
セゲドso.
 ラジオドラマ風ともミュジーカル風とも思える作品。
サラモネ・ロッシ(1570頃-1630頃):
 ヘブライ語による聖歌集「ソロモンの雅歌」
ゾルターン・カルマノヴィツ
 (芸術監督)指揮
コルヴィナ・コンソート
[3S、Ms、
 2T、Br、2B]
 録音:2004年6月、DDD。世界初録音。
 寛容の時代に束の間花開いたヘブライ語聖歌集。サラモネ・ロッシはマントヴァのゴンツァーガ家に仕えたユダヤ系作曲家で、初期バロックの作風を持つマドリガルや器楽を数多く残している。いまでは同時代の大作曲家モンテヴェルディの陰に隠れてしまった格好になっているが、この「ソロモンの雅歌」を聴くだけでも並外れた感性と技巧の持ち主であったことが理解出来る。ヘブライ語の聖歌集といっても音楽はこの時代のモテットの様式にしたがっていて特にユダヤ風の色合いはあまり感じられない。2000年から国際的に活躍しているコルヴィナ・コンソートの多声合唱の美しさも特筆もの。
ヴィルヘルム・ラムセー(1837-1895):
 金管四重奏曲集

 [第1番Op.20/第2番Op.29/第4番Op.37/第5番Op.38]
エワルド金管四重奏団
 録音:2005年6月20日-23日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。幽玄美際立つ前衛の響き! 民俗楽器の新しい地平を射程に収めた快演!!
 デンマーク人のラムセーは金管作品の作曲家として知られた存在で、19世紀のロシア・ペテルブルクで活躍した。ここに収められた金管四重奏曲は穏やかで明朗な作風の曲が揃っていて、聴き手をとても平和な気分にしてくれる。1996年に結成されたエワルド金管四重奏団も難しいパッセージをそれと感じさせずにさらりと演奏する素晴らしいテクニシャンぶり。
モーツァルト:
 フルート五重奏曲 ト短調(原曲:弦楽五重奏曲第4番 K.516)
 フルート五重奏曲 ニ長調(原曲:弦楽五重奏曲第5番 K.593)
アンサンブル・カンパニレ
 [イルディコー・ケルテース(Fl)
 ハーヨ・ベス(Vn)
 イザベル・シャウ、
 トーマス・アーヴィン(Va)
 グイド・ラリシュ(Vc)]
 録音:2005年1月3-5日。
 ウィーンの音楽商ヨハン・トレークが扱った筆写譜(現在はザルツブルクのモーツァルト資料館に収蔵)をトーマス・アーヴィンが校訂したスコアを使用した録音。実際に編曲した人物は不明だが、1792年頃、つまりモーツァルトの死の前後の時期に編曲されたものである。出来ばえは上々で、原曲の良さを損なうことなく、フルートの哀愁が浮かび上がる。
 特に明記がないが、はっきりピリオド楽器による演奏。ケルテースのトラヴェルソのスラリとした音色が映えている。ハーヨ・ベスはムジカ・アンティクァ・ケルンでラインハルト・ゲーベルの片腕として活躍していた。
シャンドル・バラッサ(1935-):
 太陽の息子 Op.54
 牧歌とロンド Op.66
 ヴァイオリオン協奏曲第3番
マルタ・アブラハム(Vn)
ペテル・フュゼス(Hr)
アダム・メドヴェチュキー指揮
ハンガリー放送so.
 録音:1999、2000年。
 例えて言うなら12音技法に進む前のシェーンベルク、あるいはフランス五人組の明晰な筆致による楽曲。いたずらに技法に走らなかったことが災いして一時は冷や飯組になっても、自分の道を貫いてきた孤高の保守派バラッサの作品集。
ルイス・シュポア(1784-1859):
 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集
  (2つのヴァイオリンによる)

 ハ長調 Op.9 No.1/イ長調 Op.9 No.2/ハ長調 Op.153
ペーテル・チャバ、
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
 録音:2002年2月7-10日/2005年12月21日。
 ベートーヴェンより一世代下のドイツの作曲家シュポア。作品番号から分かる通り、シュポアの作曲活動の初期と晩期の作品で、印象もかなり違う。可愛げな Op.9の2曲に対して、 Op.153の充実した音楽は、とてもヴァイオリン2つで演奏されているとは思えない豊かさがある。25分もかかるこの作品は、シュポアの代表作に数えられてもおかしくない名作。ペーテル・チャバは1952年ルーマニア生まれのハンガリー系ヴァイオリニストで、現在はリヨン在住、さすがハンガリーの弦の美しさに満ちている。
ラング:
 不安な(尺八と電子楽器のため)
 バッハなしなんてあり得るのか?(チェンバロのための幻想曲)
 常に緊張して
  (フルート、ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲)
 交響曲第7番
イシュトヴァーン・マトゥツ(尺八)
アニコ・ホルヴァート(Cemb)
ゾルタン・ジェンジェッシー(Fl)
ペーテル・ソモジ(Vn)
バラーシュ・トート(Va)
ラーズロ・ティハニ指揮
ハンガリー放送so.
 交響曲第7番は13楽章からなり、ソプラノ、アルトの歌を伴う。
古いローマの典礼音楽集
 朝課(全2曲)
  [ Antiphon Preludium (organ) ]
 第1の夜想曲(全8曲)
  [ Antiphon / Readings and Responsories /
    Fantasia ]
 第2の夜想曲(全8曲)
  [ Antiphon / Readings and Responsories /
    Fantasia ]
 第3の夜想曲(全7曲)
  [ Antiphon / Readings and Responsories /
    Fantasia ]
 賛美歌(全2曲)[ Antiphons / Interludium (organ) ]
 ミサ
  [ Introit / Kyrie / Gradual / Trac / Offertory /
    Sanctus/ Ad Elevationem (organ) / Agnus /
    Communion / Postludium (organ) ]
ヤンカ・センドレイ指揮
ラースロー・ドブサイ指揮
スコラ・フンガリカ
[バーリント・キシュ、
 イシュトヴァーン・
  チュティ(ソロ)他]
イヴァン・エレド(Org)
 録音:2005年6月27日-7月4日、the Calvinist Church (former: Praemonstratensian Church, 13. century) at Ocsa 、DDD。
 中世初期に演奏されていた古代ローマスタイルの典礼音楽曲集というと、すこしややこしく聞こえるが、古いローマの装飾音を多用した独自の作風とグレゴリオ聖歌の様式が渾然とした音楽史的に興味深い作品集。ヨーロッパのキリスト教音楽のルーツを秘めながらも、後の世には消えてしまった独特の節回しによる単旋律の合唱と、オルガンによるファンタジーに耳を傾ければきっと7世紀、8世紀頃の中世初期にさまよい込んだような不思議な感覚に襲わることだろう。
平均律ツィンバロン Wohltemperiertes Cymbal
 ラースロー・メリシュ(1953-):
  平均律ツィンバロン(2005)[前奏曲/フーガ](*)
 マーテー・ホローシュ(1954-):
  抒情的トッカータ(1986)
 ペーテル・ダンコー(1972-):
  ショート・ストーリー(1992)(#)
 アールパード・ケンツェイ(1959-):
  サクソフォンとツィンバロンのための「時」(2005)(+)
 ジョーフィア・タレール(1970-):
  良き日々のための響き(2001)(**)
 イシュトヴァーン・ラーング(1933-):
  モノローグ(1982)(##)
 イシュトヴァーン・ツェミツキー(1954-):
  中断された奇想曲(1986)
 ミクローシュ・ルカーチ(1975-):サムサーラ(2005)
 シグモント・ラーザール(1964-):
  小さな二人への哀願(1994)/ SMS (2001)
ロージャ・ファルカシュ
(ツィンバロン)
ミクローシュ・ルカーチ
(ツィンバロン;*)
ラースロー・キシュ・Gy.
(アルトSax;#)
ペーテル・サライ(Perc;+)
マリア・テレサ・ウリベ(Vo;**)
ペーテル・ショモジー(Vn;**/##)
ドーラ・ベフミ(アルトFl;**)
タマーシュ・Cs.ナジ(Va;##)
イシュトヴァーン・
 ヴァールダイ(Vc;##)
 録音:2005年4月16日-19日、フンガロトン・スタジオ。
 ハンガリーとその周辺で演奏されている打弦楽器ツィンバロンといえば、コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」で使用されていることでおなじみの楽器だが、ここではツィンバロン独奏から声楽、弦、管楽器などとの組合せによるアンサンブルなどさまざまな編成でこの楽器の持つ可能性が追求されている。曲調はあたかも武満徹風のものや、プログレッシブジャズ風などそれこそバラエティに富んでいて、全編を通じて心地よい緊張感が貫かれている。ブダペストに生まれ、今もハンガリーで教鞭をとりつつヨーロッパ中で活動しているファルカシュの目くるめくようなテクニックにも唖然とさせられる。なお、国内代理店の人名表記は、ホローシュが「ホリス」となっているなど多くの誤りがあったため、上記は原文から起こしております。
イシュトヴァーン・シゲティ(1952-):
 フルートのための室内楽作品集

 リトルネッロ/なぜだめ?/三重奏曲/あなたのため/
 三重協奏曲/無呼吸/他
イシュトヴァーン・マトゥツ、
ゾルタン・ジェンジェッシー、
ヤーノシュ・バーリント(Fl)
マルカート・アンサンブル
ラーズロ・ティハニ指揮
エルケルco. 他
 録音:2005年9月。
 現代ハンガリーの作曲家イシュトヴァーン・シゲティ。叙情性に飛んだ作風で、ことに2つのツィンバロンを伴奏に用いた「三重奏曲」がユニーク。
ハイドン:
 ヴァイオリンとヴィオラのための6つのソナタ Hob.VI:1-6
  [ヘ長調/イ長調/変ロ長調/ニ長調/変ホ長調/ハ長調]
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ペーテル・バールショニ(Va)
 録音:2004年12月20-23日。
 シュターミッツのヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲集(HCD-32282)が好評だったサバディとバールショニのデュオによるハイドン。ヴァイオリンとヴィオラだけという恐ろしくシンプルな編成だが、聴けばこれはまごうことなくハイドンの愉悦に満ちた佳曲。ことに明るく人の良さそうなヴァイオリンの旋律の美しさは、ハイドンの弦楽四重奏曲がお好きな方なら間違いなく気に入ると思われる。
ゲサ・フリード(1904-1989):合唱作品集
 ピアノと合唱のための協奏曲 Op.14/
 無伴奏混声合唱のための「ことわざと引用」Op.36a/同 Op.36b/
 4つの無伴奏混声合唱曲/無伴奏女性合唱のための10の哀歌 Op.35/
 混声合唱とピアノのための組曲 Op.48
ペテル・ショルツ指揮
フランツ・リストcho.
ハンナ・デビッヒ(P)
 録音:2005年5月。
 フランツ・リスト音楽院に学び、バルトーク、コダーイの薫陶を受けたフリード。1948年オランダに帰化し、戦後のオランダを代表する作曲家として長期にわたり活躍した。ここに収録された曲目では、若い頃に書かれたユーモラスな Op.14をのぞき、宗教的色彩に富んだ敬虔な雰囲気の作風が印象的。
クシェネク(1900-1991):クラリネットを伴う室内楽作品集
 木管五重奏と打楽器のためのアルプバッハ五重奏曲 Op.180(1962)
 無伴奏クラリネットのためのモノローグ Op.157(1956)
 フルートとクラリネットのためのソナチネ Op.92/2b(1942)
 クラリネットとピアノのための小組曲 Op.28(1924)
 フルートとクラリネットのためのインヴェンション Op.127a(1951)
 ヴァイオリン、
  クラリネットとピアノのための三重奏曲 Op.108(1946)
 クラリネットと弦楽のための組曲 Op.148a(1955)
チャバ・クレニャーン(Cl)
ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl)
べーラ・ホルヴァート(Ob)
アッティラ・ヤンコー(Fg)
ガーボル・ビジャーク(Hr)
ラースロー・テメシュケジ
 (Perc)
ペーテル・ショモジ(Vn)
イルディコー・Cs・ナジ(P)
弦楽o.
 録音:2005年1月15-19日、フンガロトン・スタジオ。
 シュレーカーの弟子であったクシェネクは、ナチによって退廃音楽家のレッテルを貼られた作曲家。生涯にわたり、新古典主義、無調、十二音音楽、セリー主義、ジャズ、偶然性の音楽、電子音楽といった20世紀の音楽史に起こった多彩な様式を膨大な作品のなかで網羅するという類まれな活動を展開した。ここではおもに無調や十二音のクラリネット音楽を、ハンガリーの名手クレニャーンが鮮やかに吹き聴かせる。
コダーイ:混声合唱作品集 Vol.1
 ミゼレーレ/晩/
 チーズをムシャムシャ食べるジプシーを御覧/
 クリスマス・キャロル/誕生日の挨拶/マートラの絵/
 お年より/遅すぎる/イエスと商人たち/
 トランシルヴァニアの嘆き/アニー・ミラー/
 リストへの頌歌/誠実の歌/他
ペーテル・エルデイ指揮
デブレツェン・コダーイcho.
 録音:2004年6月21日&24日、9月12日&13日、以上デーリ博物館、デブレツェン。
 合唱の分野で大きな功績を残したコダーイの混声合唱曲を網羅的に録音していこうというプロジェクト。今回は1903年から1936年までの作品14曲を収録。デブレツェン・コダーイ合唱団は1955年創立の伝統ある団体。
コダーイ:混声合唱作品集 Vol.2
 孔雀は飛んだ/われらが父よ/
 聖イシュトヴァーン王への賛歌(2曲)/夕べの歌/
 聖ヨハネの祝日の賀詞/泣くのはおよし/ノルウェーの娘たち/
 初聖体拝領/バーリント・バラッシの忘れられた歌/高潔の徒/
 待降節の歌/ジュネーヴ詩篇121/心からの嘆願/ゲメルの歌/
 トランシルヴァニアの民へ/いくさ歌/ハンガリー民族/哀歌
ペーテル・エルデーイ指揮
デブレツェン・コダーイcho.
 録音:2005年6月6-13日、デブレツェン、デーリ・ミュージアム。
 フンガロトンの大企画コダーイ混声合唱アルバム・シリーズ第2弾。今回は1937年から1947年までの19曲を収録。ハーモニーの透明感と味わい、この質の高さはまさにお手本といえよう。
コダーイ:混声合唱作品集 Vol.3
 歌う若人たちへ(1962)/太陽賛歌(1946)/
 平和への願い(1953)/
 ハンガリー国歌へ(1956)/モハーチ(1965)/
 わたしたちは死のただ中に生きている(1960)/
 自由の賛歌(ラ・マルセイエーズ)(1948)/
 標語(1948)/
 スターバト・マーテル(1892、1962)
  (イムレ・シュイオクによる混声合唱版)/
 シャーンドル・シークのテ・デウム(1961)/
 来たれ、精霊よ(1961)/
 ズリーニの訴え(1954)/
 わたしは死を追い求めてゆく(1959)/
 音楽に寄せるオード(1963)/
 ジュネーヴ詩篇50(1948)
イシュトヴァーン・
 パールカイ指揮
デブレツェン・コダーイcho.
 コダーイの業績といえば膨大な数に及ぶ民謡のフィールドワークとともに、質量ともにもっとも重要なのが合唱音楽。ハンガリーの実力派コーラスの優れた演奏で聴くシリーズの第3弾は、1948年から亡くなる2年前、1965年までの作品を収めている。今回は指揮者が前2作のエルデーイからパールカイに代わっている。
HDVD-32371
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廃盤
J.S.バッハ:イギリス組曲 BWV.806-811
 演奏者による楽曲解説映像
アンドラーシュ・シフ(P)
イェネー・フバイ(1858-1937):歌曲集
 5つの歌曲 Op.8/5つの歌曲 Op.17/4つの歌曲 Op.23/
 バラの歌 Op.36/5つの歌曲 Op.53
アンドレア・メラート(Ms)
アンドラーシュ・モルナール(T)
ガーボル・ブレッツ(B)
エメシェ・ヴィラーグ(P)
 録音:2005年12月3-5日、フンガロトン・スタジオ。
 フバイといえばヴァイオリン。シゲティらを輩出するハンガリー楽派を興した世界的に有名なヴィルトゥオーゾで、これまでに8集を数えるフンガロトンの作品集シリーズもベスト・セラー。そのイメージが強烈なためか、オペラや交響曲そして歌曲まで作品ほとんどは未知のままで研究もようやく始まったばかり。
 ヨアヒムの弟子だった1870年代半ばのベルリン時代にゲーテやメーリケらの詩で歌曲を書いているように、歌曲はごく初期からずっと彼の創作の中心にあり、ヴァイオリン作品の数に匹敵する100以上の作品を残している。大別すると民俗様式の芸術歌曲と、ハンガリーにとらわれないロマンティックな内容のものとがある。
 ここに収められているのは後者にあたり、なかでも目をひくのがブダペスト時代の2つの歌曲集 Op.36とOp.53。どちらもフバイの婚約者、伯爵令嬢ロージャ・セブリアンとの愛の結晶というべきもの。彼女がフバイに宛てた詩に曲をつけた、恋人の名を冠したバラ(ROSE)の歌。彼女の父親からの強硬な反対を押し切って結婚したのち、若き妻に捧げられたOp.53。ともに甘く切ない想いが込められた美しい曲。Op.8、36と53がドイツ語、Op.17と23がフランス語による歌唱。
日暮れ、黄昏〜ハンガリー民謡集 エルツィ・テレク(歌)
メリンダ・キシュテーテーニ、
フェレンツ・ファルカシュ(P)
 1972年にデブレツェンで行われたハンガリー民謡リサイタルのライヴ収録をメインとしたアルバム。モノラル録音。
モーツァルト:
 ヴァイオリンとヴィオラのための
  二重奏曲 変ロ長調 KV.424
ミヒャエル・ハイドン:
 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集
 [ハ長調 MH 335(P.127)/
  ニ長調 MH 336(P.128)/
  ホ長調 MH 337(P.129)/
  へ長調 MH 338(P.130)
モーツァルト:
 ヴァイオリンとヴィオラのための
  二重奏曲 ト長調 KV.423
バルナバーシュ・
 ケレメン(Vn)
カタリン・コカシュ(Va)
 録音:2006年5月、ブダペスト、アカデミー・オブ・ミュージック。
 あのレクイエムにも認められるように、おもに宗教作品でアマデウスに多大な影響を与えたミヒャエル・ハイドン。モーツァルトによるふたつの二重奏曲は、ザルツブルク滞在中の1783年に病のために大司教の依頼を果たせなかったM.ハイドンに代わって書かれた。これにハイドンはいたく感謝して、両曲を絶賛して生涯総譜を大切に保存していたという。アマデウスとミヒャエルのふたりによるデュオは、様式上の相違がまったくなく、すべて典型的な急-緩-急の3楽章形式で書かれているのも特徴。
 演奏はともに1978年生まれ、ハンガリーの若手によるもの。切れ味鋭く、「ハンガリーのクレーメル」の異名をとるケレメンのヴァイオリンも印象に残る。
ヴェルディ:ソプラノのためのオペラ・アリア集
 「ナブッコ」、「ロンバルディ」、「エルナーニ」、「マクベス」、
 「リゴレット」、「トロヴァトーレ」、「椿姫」、
 「シチリアの晩祷」、「シモン・ボッカネグラ」、「仮面舞踏会」、
 「運命の力」、「ドン・カルロ」、「アイーダ」から
ゲオルギーナ・ルカーチ、
シルヴィア・シャシュ、
カロラ・アーガイ、
ステファーニア・モルドヴァーン、
ガブリエッラ・デーリ、
ヴェロニカ・キンチェシュ、
イロナ・トコロディ、
エヴァ・マルトン(S)
ヤーノシュ・コヴァーチ、
ランベルト・ガルデッリ、
ヴィルモス・コモル、
ゲーザ・オベルフランク、
リッコ・サッカーニ、
ジュゼッペ・パタネ、
アンドラーシュ・ミハーイ、
アンドラーシュ・コーロディ指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
ブダペストpo.
ブダペストso.
 録音:1962-2002年。
 HUNGAROTON音源より編集。歌手王国ハンガリーは多数の名ソプラノを輩出しており、ここでもシャシュ、トコディ、キンチェシュ、マルトン、ルカーチあたりは日本でもおなじみ。いずれもイタリア語での歌唱。
ヴェルディ:オペラの有名テノール・アリア集
 「2人のフォスカリ」「アッティラ」「マクベス」
 「リゴレット」「トロヴァトーレ」「椿姫」
 「シモン・ボッカネグラ」「仮面舞踏会」
 「運命の力」「アイーダ」「オテロ」
 「ファルスタッフ」/
 「レクイエム」〜われは嘆く
ヤーノシュ・B . ナジ、
ティボル・ケレン、
デーネシュ・グヤーシュ、
ヨージェフ・シマーンディ、
ローベルト・
 イロシュファルヴィ、
シャーンドル・コーンヤ、
アルフォンツ・バルタ、
アッティラ・フュレプ(T)
ヴァレーリア・コルタイ、
マルギット・
 ラースロー(S)
アンドラーシュ・
 ファラゴー、
タマーシュ・
 メーサーロシュ(B)
アーダーム・メドヴェツキー、
ランベルト・ガルデッリ、
ヤーノシュ・フェレンチーク、
アンドラーシュ・コーロディ、
ミクローシュ・エルデーイ、
ヤーノシュ・ケレケシュ指揮
ハンガリー国立歌劇場男声cho.
ハンガリー放送cho.
ハンガリー国立歌劇場o.
ハンガリー国立o.
ハンガリー放送so.
スヴェーリンク(1562-1621):
 トッカータ、ファンタジア、変奏曲集

 前奏曲/半音階的ファンタジア(ドリア調)/
 わが青春はすでに過ぎ去り/エオリア調のトッカータ/
 涙のパヴァーヌ/詩篇140/エオリア調のファンタジア「B-A-C-H」/
 エコー・ファンタジア(エオリア調)/同(ドリア調)/
 緑の菩提樹の下で/ハ調のトッカータ(イオニア調)/
 それはマルスの神/天にいますわれらの父よ
ペテル・エッラ(クラヴィコード)
 録音:2001年6月。
 初期バロックの偉大な作曲家スヴェーリンクの鍵盤音楽作品をクラヴィコードで演奏。スヴェーリンク自身はネーデルラントでオルガニスト、作曲家として活躍、その門下からはシャイトなど北ドイツ学派のオルガン音楽家が多数巣立っていった。
 雲のたち込めた北ヨーロッパの風土さながらのほの暗い音楽がクラヴィコードの響きを通じて染み渡ってくるような孤高の音楽世界。7曲目のバッハの綴りによる旋律は偶然なのか、ちょっと不思議。
ジャスミンの花〜ヘンデル:イタリア語カンタータ集
 いとしい森、心地よい風/やさしい私の恋人よ/
 私が別れを告げたとき/ジャスミンの花/別れた私の恋人/
 心の平和を奪ったのはだれ/「星よ、不実な星よ」(G.B.との別れ)
アンナ・コロンディ(S)
レジェ・ペルトリーニ(Vc)
ユーディット・ペテリ(Cemb)
 録音:2005年2月。
 17世紀から18世紀にかけての時期、イタリアで一番人気が高い室内声楽曲はカンタータであった。アレッサンドロ・スカルラッティは600曲以上もこのジャンルの作品を残しているほど。イタリアの中心ローマでは教皇のお膝元で、オペラの上演が禁じられていたこともあり、その代替としてカンタータが人気を集めた。そんなローマに1700年代の初めに留学したヘンデルはあっという間にローマ中の人気を集め、貴族や枢機卿から作曲依頼が殺到した。
 このアルバムに収録された作品も、編成こそ小ぶりなものの、オペラではないというほうが難しいぐらい表現の幅が大きく、ドラマティックな内容。ブダペスト生れで現在ドイツオペラ界で活躍しているコロンディは、近年ゾフィー(「ばらの騎士」)やズデンカ(「アラベラ」)を歌っている、バッハから現代まで幅広いレパートリーを持つ容姿に恵まれたソプラノ。
ハイドン:
 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのディヴェルティメント集

 第1番 ト長調 Hob.XI:53/第2番 イ短調 Hob.XI:81/
 第3番 イ短調 Hob.XI:96/第4番 ハ長調 Hob.XI:101/
 第5番 ニ長調 Hob.XI:114/第6番 ヘ長調 Hob.XI:117/
 第109番 ハ長調 Hob.XI:109/第113番 ニ長調 Hob.XI:113
ベルヴェデーレ・トリオ・ウィーン
 [ヴィルモス・ザバディ(Vn)
 エルマール・ランデラー(Va)
 ローベルト・ナズィ(Vc)]
 録音:2005年2月。
 このトリオ・ディヴェルティメントは、18世紀にオーストリアや南ドイツで愛好されていたヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器バリトンを好んで演奏したエステルハージ候ニコラウスのために書かれたもの。ここではモダン楽器の演奏なので、チェロがバリトンの役目を務めている。1999年結成のベルヴェデーレ・トリオの若い三人の生き生きとした演奏で、ハイドンならではの明晰で愉悦を呼び覚ます音楽が楽しめる。
カール[カーロイ]・ゴルトマルク:ピアノ作品全集 Vol.1
 性格的小品集(1903-1909)[前奏曲/練習曲/即興曲/
  苦境/朝に/嵐の夜/夢枕の姿/楽しい遍歴に]
 アラベラ、移り気な女/メルヘン/嘆き/出会い/
 焦燥−ノヴェレッテ/ピアノ小品 変ニ長調/
 ハンガリー幻想曲/ピアノ小品 ニ短調)
ティハメール・フラヴァチェク(P)
 録音:2005年8月17-19日、9月26-29日、フンガロトン・スタジオ。
 オペラやヴァイオリン協奏曲で知られるハンガリーの作曲家ゴルトマルク。ヴァイオリン奏者であったためピアノ作品の存在は意外で、録音も貴重。記録によると教師を務めていたほどの腕前にもかかわらず、ピアノ作品に関心が向かうようになったのはようやく70歳を過ぎてから。その理由としては、20歳の頃に独習した楽器に対する演奏の知識が不足していたこと、さらにヴァイオリニストとしての活動とオペラ作品が成功した時期と重なっていたことなどが考えられている。ところが、晩年に書かれた「性格的小品集」は聴いてびっくり。このまま知られずにおくのは惜しい、じつに素敵な作品ぞろいだ。
HDVD-32388
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廃盤
ルーツ〜ベラ・バルトーク(1881-1945)ドキュメンタリー
イェネー・フバイ:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.9

 イェネー・フバイ:   ハンガリー幻想曲 Op.1 / 夜想曲第1番 Op.42 /
  アテア〜5章からなる音楽小説 Op.47 /
  オペラ「村の与太者」〜ヴァイオリン独奏 Op.50a /
  夜想曲第2番 Op.73 / バラード「月光」Op.86-1 /
  エルフの踊り Op.86-2 /
  2つの小品 Op.87-1 &2[つかの間の太陽/夜想曲第3番]/
  ロマンツェとギターレOp.108[輝かしい太陽/淡い月の光]/
 ヴュータン(フバイ編):哀歌 / 演奏会用奇想曲 Op.86-3
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カッシャイ(P)
 録音:2005年4月21日-25日/2003年4月26日/2001年4月25日-28日、以上フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 ヴァイオリン・ファン注目の人気シリーズ、フバイのヴァイオリン曲集もついに9作目。今回は3つの夜想曲をはじめ、さしずめ「陽光と月光」とでも題すべき内容の作品が集められている。愛を語り、セレナードの背景を演出する夜の闇は、19世紀のサロンでとくに好まれたテーマ。フバイのヴァイオリン音楽は時に甘く、時に情熱的な調べで迫る。
プロスペル・アムトマン(1809-1854):フルート作品集
 ノルマ幻想曲/羊飼いの横笛/マルタ幻想曲/
 ラコツキー/幻想曲/エール・ヴァリエ
ゾルタン・ジェンジェッシー(Fl)
アンドラーシュ・ケメネシュ(P)
 アムトマンは南ハンガリーのクロアチア国境まで間近のセリエという町に生まれたフルート奏者・作曲家。1829年から1835年までウィーンの宮廷歌劇場の第1フルーティストを務め、フランスを始めとする各地でソリストとして活躍。1840年にハンガリーに帰国、祖国やオーストリアで暮らた。典型的な19世紀前半のヴィルトゥオーゾ系ソリストで、当盤でもその華やかな音楽が楽しめる。
 ゾルタン・ジェンジェッシーはヨーロッパ室内管弦楽団やブダペスト祝祭管弦楽団にも在籍したハンガリーの名手。アンドラーシュ・ケメネシュとのコンビで、既にモーツァルトのソナタ集(HCD-31731)で名技を披露している。
ゲオルギーナ・ルカーチ〜
 プッチーニ、マスカーニ:オペラ・アリア集

 プッチーニ:
  「トゥーランドット」〜この宮殿の中で/
  「トスカ」〜歌に生き、恋に生き/
  「マノン・レスコー」〜捨てられて、ひとり寂しく
 ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」〜私の亡くなった母が
 チレーア:「アドリアーナ・ルクブルール」〜私は神の卑しい僕
 ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜自殺
 マスカーニ:
  「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜ママも知るとおり
 ボーイト:「メフィストーフェレ」〜いつかの夜、暗い海の底で
 カタラーニ:「ラ・ワリー」〜遠くへ行かないで
ゲオルギーナ・ルカーチ(S)
ゲルゲリー・ケッセリャク指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
 録音:2005年2月。
 いわずと知れたハンガリーが誇る世界的ソプラノ、ルカーチの、ベルベットにも例えられる美しい声を堪能できるアリア集。声質の美しさはもちろん、強さ、弱さ、健気さを演じる豊かな表現力の幅にも圧倒される。収録曲目も文句なし。世界の頂点を目指すソプラノの魅力を凝縮したアルバムだ。
ステファン・エレ[Stephen Heller](1813-1888):ピアノ作品集
 ポロネーズ Op.132 No.1/同 Op.132 No.2/即興曲 Op.129 No.1/
 同 Op.129 No.2/バラード Op.121 No.1/同 Op.121 No.2/
 物語 Op.121 No.2/ゴンドラの夢 Op.121 No.3/
 協奏的間奏曲 Op.135 No.1/ Op.135 No.2/舟歌 Op.141 No.1/
 同 Op.141 No.2/セレナード Op.56
イローナ・プルーニ(P)
 録音:2005年8月22-25日。
 エレはペストに生まれたユダヤ系ハンガリー人で、本名はヘレル・イシュトヴァーン。12歳でウィーンに出てツェルニーやアントン・ハルムの弟子となり、1828年にデビューするや瞬く間に人気ピアニストとなった。数年間ドイツでシュテファン・ヘラーとして活躍した後、1838年、25歳の時にパリに移住、亡くなるまでの半世紀を過ごした。
 ショパンやリストとほぼ同世代だが、ショパンほど情熱的ではなく、リストほど超絶技巧でもない、そのかわり彼らにない独特の温かみのある柔らかい味わいがあり、当時エレが大人気だったことが良くわかる。名手プルーニのピアノも万全。
レインゴリト・
 グリエール (1875-1956):弦楽四重奏曲集

 [第1番 イ長調 Op.2/第2番 ト短調 Op.20]
プルズシュSQ
[ヤーノシュ・ピルツ、
 エステル・レシュターク・
  べデー(Vn)
 イシュトヴァーン・
  ラインチャーク(Va)
 コウサイ・H.
  マフディ・
   カッドゥリ(Vc)]
 録音:2005年7月29日-8月5日、フンガロトン・スタジオ。
 アレンスキーとタネーエフの弟子にしてプロコフィエフやパステルナークの師であったグリエールの作品は美しいメロディが特徴で、ここに収められた2つの初期弦楽四重奏曲もロシア民謡のようなメロディが全篇にあふれている。また、彼の音楽はロシアの自然を描写したような絵画性も魅力。
ヤーノシュ・フス(1777-1819):歌曲集
 6つの新しい歌 Op.6/友情から愛への道 Op.24/歌曲集 Op.16/
 夢 Op.21/歌曲集 Op.22/歌曲集 Op.23/他
マーリア・ザードリ(S)
ティモシー・ベンチュ(T)
アニコー・ホルヴァート(Fp)
 録音:2005年10月4-10日。
 フスはハンガリーで生まれハンガリーで没したドイツ系の作曲家で、ウィーンにも度々滞在し作品を出版した。収録されているのはいずれも、楚々とした美しさが光るドイツリート。全曲世界初録音。ザードリは古楽を中心に活躍するハンガリーの誇るソプラノ。
レオー・ヴェイネル (1885-1960):
 ピアノ曲全集 Vol.4

 セレナード Op.3
  (作曲者による4手連弾版)/
 弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調 Op.4
  (作曲者による4手連弾版)/
 バレエ音楽「チョンゴルと悪魔」Op.10c
  (作曲者によるピアノ独奏版)/
 交響詩「トルディ」 Op.43c
  (作曲者によるピアノ独奏版)
イシュトヴァーン・
 カッシャイ(P)
 ショルティの恩師でもあったハンガリーの作曲家レオー・ヴェイネル。Hungarotonレーベルによる彼のピアノ曲全集も第4弾、今回は自作編曲を集めている。「セレナード」と「弦楽四重奏曲第1番」は4手連弾、「チョンゴルと悪魔」と「トルディ」は独奏用編曲だが、ヴェイネルの編曲技法はまさに神業、どちらもまるでオリジナルのごとく自然なピアノ曲に仕立て上げられている。連弾作品はカッシャイが一人多重録音を行なっている。
マチアス・シェイベル(シャイバー;1905-1960):室内楽&歌曲集
 古風なサラバンドとジーグ/詩人のために/
 4つのフランスの有名な歌/4つのギリシア民謡/
 ヴァイオリンとチェロのための室内ソナタ/
 ヴァイオリンとピアノのための演奏会用小品/
 チェロとアコーディオンのための序奏とアレグロ/ペテフィの歌
レスリー=ジェーン・
 ロジャース(S)
アンドレア・メラート(Ms)
ダーヴィド・フリューヴィルト(Vn)
ペテル・サボ(Vc)
ラスロ・エルニェイ(アコーディオン)
ズザ・コラー(P)
 録音:2005年4月、5月。
 12音技法からポピュラーな映画音楽まで多彩な技法を使いこなした作曲家シャイバー。ゲーテの詩や人類が残した最も美しいフレーズの一つとされるシェークスピアのソネット18番をテキストに採った歌曲集「詩人のために」や、ユーモラスな「4つのフランスの有名な歌」、珍しい編成の「序奏とアレグロ」など、確かに様々な技法が駆使されてはいても、技法の使用自体を目的とした作品は皆無であり、そこにはかならず「歌」がある。作曲家としての絶頂期に南アフリカで交通事故に斃れさえしなければ、まだまだ素晴らしい作品を残してくれたことは間違いない。
HDVD-32406
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廃盤
ディッタースドルフ(1739-1799):
 歌劇「ロッカ・アンティカの男爵」
パール・ネーメト指揮
サヴァリア・バロック
モーツァルト/ヨハン・アンドレ(1741-1799)編:
 弦楽四重奏用編曲による3つのソナタ集 K.Anh.166

 弦楽四重奏曲 ト長調 Op.32-1
 (原曲:ピアノ三重奏曲 ト長調 KV.564)/
 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.32-2
 (原曲:4手のためのソナタ ハ長調 KV.521)/
 弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.32-3
 (原曲:4手のためのソナタ ヘ長調 KV.497)
ルイジ・トマジーニSQ
[ラースロー・パウリク(Vn)
 エルジェーベト・ラーツ(Vn)
 エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)
 バラージュ・マーテー(Vc)]
 録音:2007年3月7日-10日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。
 プレイエル編曲(HCD-32343)につづいて、トマジーニ四重奏団がまたもやモーツァルト作品の編曲アルバムをリリース。ここで編曲を手掛けているのは、プレイエルとも親交があり、彼の作品の楽譜出版を任されていた有力な音楽出版者ヨハン・アンドレ(1741-1799)。
 作曲家としてのかれは、“アマチュアの独創的才人 "ともいうべきかなりの腕前の持ち主であったと伝えられ、ここに聴く1793年に出版された3曲もパートの巧みな置き換えほかアレンジのセンスも冴えている。インマゼール率いるアニマ・エテルナにも参加するパウリクをはじめ、ピリオド一線の名手で構成されたアンサンブルの力もあり、モーツァルトのオリジナルを知らなくても、また聴き比べでは一段と楽しみも膨らむ。演奏にあたってはブダペストにあるフェレンツ・リスト音楽院のアーカイヴに所蔵されていた、初版楽譜を使用している。
メンデルスゾーン:
 4手&2台ピアノのための作品集

 ソナタ ニ長調(*)/ソナタ楽章 ト短調(*)/
 「真夏の夜の夢」(#)
  [序曲/スケルツォ/妖精の行進/
   まだら模様のお蛇さん/間奏曲/
   夜想曲/結婚行進曲/葬送行進曲/
   道化役者たちの踊り/終曲]
 アンダンテと変奏曲 Op.83a(#)
デュオ・エグリ・ペルティシュ(P)
 録音:1999年2月26日-27日(*)、2005年12月5、6、8、9、11日(#)、フンガロトン・スタジオ、ブダペスト。
 ヴィルトゥオーゾとして知られたメンデルスゾーンだが、ピアノ・デュオ作品はごくわずかしか残していない。ここに収められたすべての曲は生前未出版、さらに(#)を除きすべて初録音となれば、ファンには堪えられないところ。
 聴きものはやはり代表作「真夏の夜の夢」の4手版。持ち前の華麗なる技巧を駆使した目くるめく色彩感は驚き。メンデルスゾーンはシェイクスピアの原作にすっかり夢中になったため、こちらもオケ版と並行して書き進められたと考えられている。序曲の初演をともに行なった姉のファニー=ヘンゼルも「弟にとってとびきりのお気に入り」と触れている。
 さらにカップリングの2台ピアノ用作品では、まず同名のピアノ独奏曲からの改作となる作品83a。第8変奏でオリジナルにはない主題の回帰があり単なる編曲の域を超えて新たな魅力を加えている。若書き(10、11歳位)の2つのソナタも、先人モーツァルトとクレメンティをお手本としつつオリジナリティも盛り込まれていて、神童ぶりを存分に感じさせる。
グノー:歌劇「ファウスト」〜
 抜粋(ハンガリー語)(*)/
 バレエ音楽(+)
シルヴィア・シャシュ
 (S:マルゲリート)
ジェルジ・コロンディ
 (T:ファウスト)
コロシュ・コヴァーチ
 (T:メフィスト) 他
エルヴィン・ルカーシュ指揮
 (以上;*)
ヤーノシュ・シャーンドル指揮(+)
ハンガリー国立歌劇場o.
 録音:1973年、1978年。
 ハンガリーの名ソプラノ、シルヴィア・シャシュがグノーの「ファウスト」を録音していた。1973年ということは、彼女がチャイコフスキー国際コンクールの声楽部門で1位なしの第2位になって注目を集めた直後で、まだ21か22歳。普通なら音大生の年齢だが、「宝石の歌」など驚異的な完成度の歌唱。1976年に西側に登場してたちまち大センセーションを巻き起こしたのもこれなら当然というもの。
 ファウストを歌うジェルジ・コロンディは1936年生まれ、ティート・スキーパにも学んだレッジェーロなテノール。コロシュ・コヴァーチは1940年生まれのハンガリーを代表するバス・バリトンで、2006年3月に日本フィルの「青ひげ公の城」に出演し絶賛されたばかり。
バクファルクの声〜
 ルネサンス名曲のリュート編曲集

 バクファルク:ああ、いかに
 セルミジ:シャンソン「ああ、いかに」
 バクファルク:
  ファンタジア第8番
   「深い悲しみに浸る私を見て」
 アルカデルト:深い悲しみに浸る私を見て
 バクファルク:バイアの木陰で昼寝をしている
 ヴェルドロ:バイアの木陰で昼寝をしている
 バクファルク:何が、ますます私に火を
 アルカデルト:何が、ますます私に火を
 バクファルク:金のないのが何よりつらい
 ジョスカン・デプレ:
  シャンソン「金のないのが何よりつらい」
 バクファルク:愛ゆえに苦しみ
 パティ:シャンソン「愛ゆえに苦しみ」
 クレキヨン:ミサ「愛ゆえに苦しみ」〜キリエ
 ムトン:ミサ「金のないのが何よりつらい」
      〜サンクトゥス
 クレメンス・ノン・パパ:
  ミサ「ああ、いかに」〜アニュス・デイ
 バクファルク:あまりにも大きな悲しみが
 アルカデルト:あまりにも大きな悲しみが
 バクファルク:陽気な羊飼い
 クレキヨン:シャンソン「陽気な羊飼い」
 セルミジ:シャンソン「ああ、いかに」
ヴォーチェス・エクァレス
(声楽アンサンブル)
イシュトヴァーン・
 ジェーリ(リュート)
 録音:2005年6月2日-4日、ジャームベーク、アポル・ヴィルモシュ・カトリック教員養成大学礼拝堂/2006年7月17日-19日、トルダス、改革派教会。
 バーリント・バクファルク(1507-1576)は、ハンガリーのリュート奏者、作曲家。活躍当時、全ヨーロッパにその名が知られていた同時代最高のヴィルトゥオーゾ。ハンガリー国王ヤーノシュ・サポヤイの治下に活躍したが、国王の死後、宮廷が衰微したため、7年ほど、パリでトゥルノン伯の庇護を受け、その後、ポーランド宮廷に長らく仕えた。17年にわたったポーランド時代は拘束が緩く、独仏伊を旅し、名声を高めた。その後、故郷トランシルヴァニアのヤーノシュ・ジグモント・サーポヤイ王子に3年仕えた後、パドバで5年ほど活躍したが、ペストに罹り世を去った。この録音では、リュート編曲と原曲を、ほぼ交互に収録し、高度な技能に裏打ちされたバクファルクの作品の持つ、原曲とはまた違った味わい深さを堪能できる。
ミヒャエル・ハイドン:ノットゥルノ集
 [ハ長調 MH.187, P.108/
  ヘ長調 MH.185, P.106/
  ト長調 MH.189, P.109]
サヴァリア・バロックo.
パール・ネーメト
(芸術監督)
 録音:2006年1月14日-17日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。
 おもに教会音楽の作曲家として名高いミヒャエル・ハイドン。彼が仕えたザルツブルク大司教の命で宮廷行事用に娯楽的な性格の作品もまた数多く残している。ここに収められているノットゥルノもそうしたもののひとつ。ひとくちにノットゥルノといっても3曲の形態はさまざまで通奏低音のほかに、2つのヴィオラを伴う弦楽五重奏による ハ長調、2つのヴィオラを伴う弦楽四重奏による ト長調、のこりの ヘ長調が2本のホルンと弦楽四重奏のためにという具合。聴きどころはそれぞれ中間2楽章に置かれたアダージョとメヌエットで、明るくのびやかな空気がえもいわれぬ魅力を放っている。ネーメトらによる演奏は、交響曲集の録音などでの豊富な経験が活かされたもの。おすすめ。
ビルソン率いるピリオド・アンサンブルで聴く
 フォルテピアノ連弾版による ト短調五重奏と、
  フォルテピアノ五重奏版「グラン・パルティータ」

 モーツァルト:
  大五重奏曲(原曲:セレナード 変ロ長調K.361
   「グラン・パルティータ」;C.F.G.シュヴェンケ編)(*)/
  弦楽五重奏曲第4番 ト短調K.516
   (C.D.シュテグマン編;フォルテピアノ4手版)(#)
マルコム・ビルソン(Fp)
アビゲイル・グレアム(Ob;*)
モーニカ・トート(Vn;*)
ラースロー・モーレー(Va;*)
チッラ・ヴァーリ(Vc;*)
ツヴィ・メニケル(Fp;#)
 録音:2005年11月7-9日、2006年1月31日-2月1日、フンガロトン・スタジオ。
 2006年のモーツァルト・イヤーはリリース点数・内容ともにたいへん賑やかな拡がりをみせているが、またまたHUNGAROTONから一風変わったアルバムの登場。奏者の数が13 から5へとコンパクトになった「グラン・パルティータ」。編曲はモーツァルトの友人のクラリネット奏者アントン・シュタードラーのそのまた友人で、C.P.E.バッハのあとハンブルクのカントルを務めたシュヴェンケ(1767-1822)。基本は原曲に忠実でも、第4楽章のメヌエットでは自筆譜にはない第3のトリオが含まれていたりする仕掛けもあってビックリ。ただ、この追加には不自然さがなく「ひょっとしてオリジナルを書いた後に、モーツァルトが作曲したのではないか」とビルソンも推理するほど。そして、ビルソンがどうしても弾きたくて過去に自ら四手用に編曲し演奏もしたというK.516。あえてここでは同時代のシュテグマン(1721-1826)による版を採用している。彼は 1789年に独語で初めてドン・ジョヴァンニを歌ったバリトン歌手で作曲家、鍵盤奏者。後年につれて作曲とモーツァルトやベートーヴェン、グルックの編曲を数多く手がけたことで知られる。そもそも編曲作品はもとが傑作でないとちっともサマにならないところだが、その点今回はバッチリ!第一人者ビルソン、その直弟子メニケルほかピリオド演奏に通じた名手たちの演奏が楽しさいっぱいで、お祭りムードを大いに盛り上げる素敵なアルバムに仕上がっている。
ラースロー・シャーリ:天国の花
 4つの鍵盤楽器のための前奏曲(*)/
 12の俳句(+)/天国の花(#)
ラースロー・
 ヴィドウスキ(P;*/#)
ゾルターン・イェネイ、
ラースロー・シャーリ、
アンドラーシュ・
 ウィルヘイム(P;#)
古橋富士夫指揮(+)
NHK 東京放送児童cho.(+)
 偶然性音楽とミニマル・ミュージックと無調音楽とをミックスしたような曲と聞けば、誰でも一瞬引いてしまったくなるかもしれないが、(*)と(#)のピアノ作品は、いずれも理詰めで作られているにもかかわらず、結果として光の粒が降り注ぐような効果を発揮し、耳を傾けている間に思わずハイになってしまいそう。NHKの児童合唱団とその指揮者古橋富士夫に捧げられた「12の俳句」は、芭蕉と蕪村の句のハンガリー語訳テキストによる無伴奏合唱作品で、幽玄でなにか浮遊感漂う不思議な音響世界が繰り広げられている。
ラースロー・ドゥブロヴァイ(1943-):
 祝祭音楽(*)/トランペット協奏曲第2番(#)/
 打楽器とオーケストラのための協奏曲(*)/
 Timbre Symphony(音色のシンフォニー;*)
ベンチェ・ホルヴァート(Tp)
ゾルターン・ミハーイ・
 ヴァルガ(Perc)
ラースロー・コヴァーチュ指揮(*)
フィリップ・ドゥ・
 シャランダル指揮(#)
ハンガリー放送o.
 ハンガリー放送収録。
 ドゥブロヴァイは民俗楽器をさかんに取り入れた独自の作風で現代ハンガリーを代表する作曲家。自身書下ろしのライナーノートによると、ステレオ効果満点のファンファーレが印象的な祝祭音楽は、ハンガリーの千年紀を記念して書かれた4つの管弦楽作品のひとつ。ここでの演奏は当初のブラス・バンド用ではなく、フルオケ用に編曲された版によるもの。
 1990年代ハンガリーから優秀な演奏家が次々と輩出されるようになったことが作曲動機と語る第2トランペット協奏曲は、とくにフィナーレのロンド楽章で奏者に超絶技巧を要求する難曲。1998年ハンガリー有数のアマディンダ打楽器アンサンブルのために書いたパーカッション・シンフォニーで、ここでも演奏に参加するヴァルガの驚異的なソロに強く打たれ、かれのために書こうと決意した打楽器協奏曲。マリンバ、シロフォンほかいろいろな楽器へとソロが交替してゆくおもしろさが光る。
 音色に強いこだわりをもつ作曲者の持ち味が前面に出ている‘音色のシンフォニー '。2000年という20世紀最後の節目の年に合せて書かれたこの作品は、それぞれにタイトルをもつ全6楽章からなり、音色に対するイマジネーションが自由に展開されて行く。
HCD-32419
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(2CD)
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
 歌劇「魔法の箪笥」
 歌曲集
  マレーシアの白日夢/3つの歌/
  ユージェーヌ・ギルヴィックの詩による歌曲集/
  アルプバッハ讃/忘れられた調べ(*)/
  トランシルヴァニアの詩人の詩による5つの歌曲(*)/カレンダー
マルギット・ラーズロー
 (S:スレイカ)
アルフォンツ・バルタ(T:ハッサン)
ヨーゼフ・デン(Br:カーディ)
ジェルジ・ラドナイ
 (Br:ヴィツィエル)
ヨーゼフ・グレゴール
 (B:ムフティ) 他
ヴィクトル・ヴァシ指揮
ハンガリー放送o.&cho.
 録音:1955-1983年、(*)ステレオ、他モノラル。
 20世紀ハンガリーを代表する作曲家の一人ファルカシュの出世作となったオペラ「魔法の箪笥」。千一夜物語を元にした愉快な物語で、1942年にハンガリー国立歌劇場で初演された。夫が不当に逮捕され嘆いている若く美しいスライカに、カーディ、ムフティ、ヴィツィエルといった男たちが、助けの手を差し伸べる代わりに、彼女の愛を見返りに求める。そこで彼女は、夜になって一人一人男たちを彼女の家に呼んで、一人ずつ箪笥の中に閉じ込め、赦免の書類を持って彼女は夫を救う、という話で、ハンガリーではかなり人気のあるオペラ。
HDVD-32421
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(DVD_VIDEO)
価格帯:D
ペレーニ2回目となる「無伴奏」の音盤!
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007-1012
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
KDC-9004
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(DVD_VIDEO)
国内仕様盤
価格帯:D
 収録:1996年、ハンガリー放送。NTSC。初出。
 ファンには伝説と化した一回目の全集録音(1981年;未CD化)からおよそ20年、一作ごとに大きな話題を提供しているペレーニによる同曲のDVD。バッハの無伴奏は、チェリストなら幾度となく挑まずにはいられない決して辿り着けない永遠の高み。そのためか旧作は、ペレーニ自身がCD化要請に対し決して首を縦に振らなかったため、一番大事な曲目にもかかわらずディスコグラフィから抜け落ちている状態が続いていた。そんな中、ペレーニが1996年に無伴奏全曲を収録したTV放送用映像があるという知らせがHUNGAROTONから届いたのが2000年。以来、日本の輸入元とHUNGAROTONが共に粘り強い交渉を行い、ペレーニを口説き落としてようやく2006年にリリースが実現した。演奏内容は他ならぬペレーニがリリースに同意したということだけで、もはや何の説明も要らないであろう。
 自らに非常に厳しいペレーニは旧盤のCD化を2007年現在今だ許可しておらず、これが入手出来る、彼による唯一の「無伴奏」。円熟の極み、まさに神業。
サルヴァトーレ・
 ランツェッティ(1710-1780):
 チェロのための気楽で優雅な趣味による
  6つの独奏曲(ソナタ)集 全曲

 [第5番 ニ長調/第1番 ト長調/
  第2番 イ短調/第3番 ヘ長調/
  第4番 ハ長調/第6番 ホ短調]
バラージ・マーテー、
デーネシュ・カラッソン
(バロックVc)
イゴル・ダヴィドヴィチ
(バロックG/テオルボ/
 アーチリュート)
ジェレミー・ヨゼフ
(Cemb/Org)
 録音:2005年9月7日-9日、12日-13日、トルダシュ、ルター派教会。
 ナポリに生まれトリノで没したランツェッティは、ボッケリーニの一世代前にあたり、先駆けて初めてチェロの黄金時代を築いたヴィルトゥオーゾで作曲家。生地の音楽院で学び、1723年以前はルッカの宮廷音楽家を務め、1727年以降はおそらく亡くなるまでの間ずっと、トリノでサルデーニャ王室に仕えた。そのかたわらシチリア、パリ、フランクフルトと幅広く演奏旅行を行なっている。バーニーら当時の著名な音楽評論家たちもその演奏を絶賛し、作曲家として36以上のチェロ・ソナタ、チェロを伴う室内楽を残している。ここに収められたソナタは、演奏者のマーテーが指摘するように、ある意味、超絶技巧と創意よりはむしろタイトルが示すとおり、まずロココ調の軽快さと優雅さを狙った内容となっている。さらにマーテーは続けている「この作品の最大の利点はちょうどこうしたギャラントの音楽語法と新古典主義的な抑制で、それによって間違いなくこの作品には1760年あたりに登場した最大の出来事である風貌が与えられている」
 サヴァール、ミンコフスキほかのバロック・オケでソリストを務めるマーテーは1965年生まれ。自らはコンチェルト・アルモニコ、トリオ・クリストフォリ、トマジーニ・カルテットの設立メンバーでもあり、古楽アンサンブル、アウラ・ムジカーレの芸術監督として活動を続ける第一人者。
HCD-32424
廃盤
レオー・ヴェイネル(1885-1960):管弦楽作品集
 ディヴェルティメント
 [第3番 Op.25「ハンガリーの印象」 (1949)/
  第4番 Op.38 (1951)/
  第5番 Op.39「ハンガリーの印象」 (1951)]/
 ハンガリー民謡による変奏曲 Op.30 (1949)/
 セレナード ヘ短調 Op.3 (1906)/謝肉祭 Op.5 (1907)/
ラースロー・コヴァーチ指揮
ミシュコルツ北部ハンガリーso.
 録音:2005年10月23-27日、文化センター、ミシュコルツ。
 「指揮者ショルティのピアノの先生」ヴェイネルは、コダーイやバルトークと同時代のハンガリーを代表する作曲家・音楽教師。その作風は革新的な同輩に対して、民俗音楽をベースにしながらあくまでベートーヴェンやブラームスといった古典・ロマン派の流れを汲んでいるのが特徴。登竜門エルケル賞の栄誉を受けた出世作で最初の管弦楽作品「セレナード」、小管弦楽のためのユモレスクと題された謝肉祭、第3番、第5番が同じ副題を持つディヴェルティメント。これらの代表的な作品をポイントよくまとめたアルバムはヴェイネル入門編としてうってつけの内容で、新録音で聴けるのも嬉しいところ。
フランク:歌曲集
 回想/愛する/天使と子供/行列/もしそれが美しい芝生なら/
 こわれた甕/夕べの鐘/ばらの結婚/リート/ニノン/夜想曲/
 日ごとに過ぎてゆけ/ロビン・グレイ/ばらと蝶/
 ベンガドールのエミール/シルフ(空気の精)(*)
ガブリエッラ・
 レータイ・キシュ(S)
アドリエンヌ・ハウザー(P)
ティボル・ボガーニ(Vc;*)
 録音:2005年12月、フンガロトン・スタジオ。
 ヴァイオリン・ソナタや交響曲 ニ短調が傑作として名高いフランク。その珍しい歌曲に光をあてるアルバムが登場する。逡巡するかのように複雑で重厚な交響作品や室内楽曲とは対照的に、文豪ユーゴー、シャトーブリアンらの詩作にもとづく歌曲は美しくも至ってシンプルで異彩を放つ。ハンガリー勢による演奏はそれぞれスコット、ハマリに学んだソプラノと、コチシュ、クルターグに師事したピアノという顔合わせ。すべてフランス語による歌唱。
ルイージ・デンツァ(1846-1922):
 サロン音楽集〜歌曲、二重唱曲集
(全22曲)
 あなたの声/偶像に/あこがれ/
 わかってくれていたら!/金の星/
 彼のこと好きみたい/理想の光!/
 オンリー・ユー/五月の朝/
 肖像に寄す/さようなら!/
 もはやあなたは私を愛してはいない!
 ジュリア!/他
アンドレア・
 メラート(Ms)
レオナルド・デ・リジ(T)
ピエールルイジ・
 ルッジェーロ(Vc)
グイド・ガルテリオ(P)
 「鬼のパンツ」の替え歌で日本でも知られている「フニクリフニクラ」の作曲者、ルイージ・デンツァによるサロン音楽集。
 フニクリフニクラはヴェスヴィオス火山鉄道が開通した年(1880)に作曲され、デンツァの名はナポリを中心に一気に広まった。しかしデンツァはナポリ・ソングばかりを書いていたわけではない。ここに収められている麗しいサロン音楽を多く残し、イタリア・リコルディ社のトップ作曲家的存在だった。また、作曲家としてのみならず、歌手として、そして音楽教師としても活躍、トスティと比較してもひけをとらないくらいのいわゆる「大物」だった。4曲目の「わかってくれていたら!」は、今をときめくヴァイオリニスト、ローラン・コルシアのアルバム「ドゥーブル・ジュー(NAIVE V-5066 国内盤:KDC-5018)」にも収められている。コルシアのアルバムでは、歌唱はフランス語、しかも歌手はロック歌手であやしげな魅力に溢れているが、ここではチェロ、ピアノとイタリア語歌唱のテノールによる演奏で極めてノーブルかつノーマル。
ツィンバロンのための新しい音楽
 ファルカシュ(1905-2000):ハイブリッド
 コチャール:バラッド
 ソコライ:教会ソナタ
 ヴァヴリネジ:ラメント
 ファルカシュ:エクセルキティウム・トナーレ
 ホローシュ:パストラーレ(*)
 ラースロー:独奏曲第15番
ヴィクトリア・
 ヘレンチャール(ツィンバロン)
アニタ・ホルヴァート(Vn;*)
 録音:2006年1月。
 現代ハンガリーの作曲家たちが、130本前後のスチール弦をばちで叩いて音を出す楽器ツィンバロンへ注いできた成果を一望できる貴重なコレクション。時にはピアノ、時にはハープのような多彩な響きを生み出すこの楽器は、もともとロマ族の楽器として知られていたが、20世紀初めからクラシックのジャンルで活躍する作曲家たちの関心を集めるようになり、このCDに収録されているような多彩で水準の高い作品が生み出されるようになった。
 土俗的な雰囲気を湛えた作品から、ファルカシュの作品のように厳格な12音技法で作曲された作品まで、この楽器が秘める可能性を堪能できる作品集になっている。独奏者のヘレンチャールは1953年ブダペスト生まれ。1973年以来クラシック、伝統の両ジャンルでコンサートと録音活動を積極的に行っているベテラン。
ゾルターン・イェネイ(b.1943):フルート作品集
 ソリロキウム第1番/ヘラクレイトス水位標
 ソリロキウム第1番a
 フンギ-ジョン・ケージの墓碑銘
 世界中の墓地の壁に沿って
 ラースロー・シャーリのための60の音(60パート版)
 ハード・エッジ-アール・ブラウンの思い出に
 アルバムブラット/ため息をつくように
 ラースロー・シャーリのための60の音(1パート版)
 どこへ?
 ラースロー・シャーリのための60の音(4パート版)
イシュトヴァーン・
 マトゥズ(Fl)
 録音:2006年10月30日-11月13日、2007年1月23日、フンガロトン・スタジオ。
バルトーク:
 ハンガリー農民の歌にもとづく即興曲/
 アレグロ・バルバロ/
 ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
リスト:
 婚礼/葬送/森のざわめき/メフィスト・ワルツ/
 ハンガリー狂詩曲第6番
タマーシュ・エルデーイ(P)
 ハンガリー出身の盲目のピアニスト、エルデーイ(1979-)による第3弾は、自国のリストとバルトークを弾いた注目の内容。アルバムに“マイ・フェイヴァリット・リスト&バルトーク "と題されているとおり、当然ながら暗譜のためすっかりレパートリーを自分のものとしているのは驚くべきばかり。
薔薇の炎の鐘
 〜ジュラ・ピンテール(1954-):作品集

 エキデとモニーチ(*)/カメレオン・ファンタジア(#)/
 不平の多い天使(+)/薔薇の炎の鐘(**)/
 魔術師たちの夜(##)/もし東方が輝いているなら(++)/
 夜明けの練習曲(***)
ベンチェ・ガズダ(Vn;*)
ゲルゲイ・マトゥズ(Fl;*)
ジュラ・ピンテール
(tone mixture;*/P;***)
アーグネシュ・サカーイ
(ツィンバロン;#)
ジェルジ・ゲイゲル(Tp;+)
ジュジャナ・シュコフ(S;**)
ジェルジ・ラカトシュ(Fg;##)
ベーラ・サライ(Sax;++)
 録音:1997年-2004年、DDD。原盤:ハンガリー・ラジオ。
 アルテュール・ランボーの詩を題材としながらも抽象的な味わいが印象的な表題作のほか、アコースティック楽器と電子楽器のコラボによる典型的な20世紀後半様式の現代音楽で、まるで20世紀現代音楽の万華鏡。ジャズ風味の作品、楽器と声楽をコラージュ化して用いた作品など曲趣はさまざまだが、いずれも無機的響きから不思議な情感が仄かに漂ってくるようなところがピンテール(代理店表記はジューラ・ピンターだが、誤り)の魅力といえそう。
シルヴィア・シャシュ〜アリア集
 ワーグナー:
  「タンホイザー」「さまよえるオランダ人」
  「トリスタンとイゾルデ」からのアリア/
  ヴェーゼンドンク歌曲集
 R.シュトラウス:オーケストラつき歌曲集
 [東方の聖なる三博士/春の祝祭/冬の霊感/
  愛の賛歌/森の喜び/憩え、私の魂/あすの朝]
シルヴィア・シャシュ(S)
ヤーノシュ・ボウス(Vn)
アンドラーシュ・コロディ、
ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮
ハンガリー国立o.
ハンガリー国立歌劇場
 女声cho.
 ブタペスト出身のベテランソプラノ、シャシュによるアリア集。ヨーロッパ各地の劇場で、ワーグナーからプッチーニまで、実に幅広い役柄で活躍し高い評価を受けているだけに、どれも極めて安定し、かつ実に見事な歌唱。ヴェーゼンドンク歌曲集は、ワーグナーと愛人マティルデによる愛の結晶のようなもので、ワーグナーのうねるような官能和声、深い旋律など、すべてが凝縮された作品。
 当初、HCD-32429という型番で掲載しておりましたが、国内代理店の記載ミスで、上記が正しい事が判明いたしました。
HDVD-32440
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(DVD_VIDEO)
価格帯:D
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
 デレク・リー・レイギン(CT;オルフェオ)
 アドリエンネ・チェンゲリ(S;エウリディーチェ) アンナ・パーンティ(S;アモーレ)
 ジェルジ・ヴァシェジ指揮コンチェルト・アルモニコ
 ブダペスト・トムキンス・ヴォーカル・アンサンブル
 演出:ドモコシュ・モルドヴァーン
 収録:1991年4月、ブダペスト、リージョン・オール、NTSC、4:3、Dolby digital,、PCM48kHz、STEREO、91 '+29 '、字幕:伊英仏独洪。
 グルックの傑作「オルフェオとエウリディーチェ」の映像が登場。1991年4月にブダペスト室内歌劇場が上演した折りに収録されたもの。オルフェオ役は、当時のトップ・カウンターテナー、リー・レイギン。エウリディーチェ役は、ブダペスト歌劇場のプリマドンナ、チェンゲリ。初演当時を思わせる衣装と、ウィーン高等音楽院教授エヴァ・カンピアヌによる18世紀のスタイルの舞踊など、復古を主眼に置いた舞台も見もの。
HDVD-32441
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(DVD_VIDEO)
価格帯:D
アンドラーシュ・シフ
 〜ハイドン:クラヴィーア作品集リサイタル・ライヴ

 ハイドン:
  カプリッチョ ト長調Hob.XVII:1/
  ピアノ・ソナタ ホ短調Hob.XVI:34/
  幻想曲 ハ長調Hob.XVII:4/
  ピアノ・ソナタ ハ短調Hob.XVI:20/
  変奏曲 ヘ短調Hob.XVII:6/
  ピアノ・ソナタ 変ホ長調Hob.XVI:52
 シフによる解説映像
  「ヨーゼフ・ハイドンとエステルハージ家」(#)
アンドラーシュ・シフ(P)
 収録:2005年9月21日、フェルテード、エステルハージ城、ライヴ/案内に収録日記載無し、フンガロトン・スタジオ (#)。ADD/ドルビーディジタル 5.1 /PCMステレオ/ 225'00" / NTSC / リージョン 0 /音声:ハンガリー語・英語/字幕:ハンガリー語・英語・独語・仏語。滴る美音と洗練されたピアニズム、バッハのイギリス組曲(HDVD-32371)に続き、シフのコンサート・ライヴが映像作品として登場。
 ここ数年で急速に円熟味を深め、大家の道を着実に歩むシフがこのたび取り上げたのはハイドン。有名な「ヘ短調変奏曲」のほか、短調作品の比率が急激に高まる、いわゆる疾風怒濤期の代表作とされる ハ短調ソナタに、その発展型としての ホ短調ソナタなどいずれ劣らず洗練された美に浸ることが出来る。活き活きとした演奏のためにライヴにこだわり、じっくりと吟味したアルバム制作を続けるシフ。ハイドンからこれだけ多くの表情を引き出し、アルバム一枚を聴かせてしまうとはさすがというほかない。
クリスティアン・パルマー(1811-1875):
 ピアノ三重奏曲集

 [第2番 イ長調/第3番 ヘ長調/
  第5番 ハ長調/第1番 変ホ長調]
ハンガリー・ピアノ・トリオ
[ヨージェフ・
  モドリアーン(Vn)
 イルディコー・
  ラーディ(Vc)
 ガブリエッラ・
  セントぺーテリ(P)]
 録音:2006年6月26日-7月1日、フンガロトン・スタジオ。
 産業革命以後、19世紀の中産階級にとって、家庭で楽しむことを目的に作曲し演奏する行為は日常的なものとなった。チュービンゲン大学の神学教授で、作曲家、音楽ライター、また音楽教育と普及に情熱を傾けていたパルマーが書いたピアノ・トリオもまさしく家族のために書いたもの。終始くつろいだムードで家庭用とはいいながら、その実バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといった、まぎれもなくドイツ音楽の伝統との関わりを示している。演奏するのは、メンバー全員がフェレンツ・リスト音楽院の卒業生で1989年に結成されたアンサンブル。
デュオ・エグリ&ペルティス
 マスネ:舞踏会の情景 Op.17(全7曲)/
      過ぎし年(全12曲)
 フランク:
  前奏曲、フーガと変奏 Op.18
   (作曲者編;2台ピアノ版)/
  イギリス国歌による二重奏曲第1番 Op.4
デュオ・
 エグリ&ペルティス
[モニカ・エグリ、
 アッティラ・
  ペルティス(P)]
 録音:2006年4月5日-8日、フンガロトン・スタジオ。使用楽器:プレイエル社製ダブル・グランドピアノ。
 19世紀には量産されたというプレイエル社のダブル・グランドピアノは、2台のピアノが対面で合体した形になっている。2度の大戦で大半が焼失し、現存数が極めて少ないこの楽器を演奏することで評判となっているデュオ・エグリ&ペルティスは、ハンガリーの実力派おしどり夫婦デュオ。今回はマスネとフランクの珍品という嬉しい内容。マスネはオペラ作曲家として知られているが、ピアノも巧く、非常に効果的な作品を残している。「舞踏会の情景」、春夏秋冬からなる「過ぎし年」ともに4手連弾曲で、マスネならではの旋律美と華やかな雰囲気に満ちたおしゃれな世界が広がる。フランクの「前奏曲、フーガと変奏」はオルガンが原曲だが、フランク自身の2台ピアノ版による演奏。マスネやフランクの時代のプレイエル・ピアノの響きが、当時の華やかな情景を髣髴させる。
グリーグ:ノルウェー舞曲集 Op.35
 2つの交響的小品 Op.14/2つのノルウェーの旋律 Op.63/
 通りゆく婚礼の行列 Op.19-2/ワルツ・カプリス Op.37/
 古いノルウェーのロマンスと変奏 Op.51/
デュオ・エグリ
 &ペルティス
[モニカ・エグリ、
 アッティラ・ペルティス
 (Pデュオ)]
 録音:2006年4月21日-28日、フンガロトン・スタジオ。2台のピアノが対面で合体した形に特徴があるプレイエル社のダブル・グランドピアノ。現存数が極めて少ないこの楽器による演奏で評判となっているデュオ・エグリ&ペルティス。最新アルバムはアニヴァーサリーにふさわしくグリーグの作品集。
 自身すぐれたピアニストでもあり、また全10巻からなる抒情小曲集に代表される数多くの作品が物語るように、ピアノ曲は歌曲と並んでつねに創作の中心にあったが、デュオ作品ともなると貴重。グリーグのほとんど全作品を録音しているBISにさえないほど。のちに管弦楽編曲されてポピュラーになったOp.35、交響曲 ハ短調の中間2楽章の編曲版であるOp.14 など大半が網羅された当アルバム、これまでありそうでなかっただけにたいへん価値あるリリースと言える。
HDVD-32446
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(DVD_VIDEO)
価格帯:D
ドホナーニ:交響的ヴァルス
メンデルスゾーン(作曲者編):無言歌〜
 (春の歌/ヴェネツィアの舟歌/朝の歌/出発)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
プレイエル:二重奏曲 変ロ長調
サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲
ドビュッシー:リンダラハ
チェイシンズ:「美しき青きドナウ」によるパラフレーズ
グリーグ:ノルウェー舞曲第2番
ブラームス:ワルツ 変イ長調/ハンガリー舞曲第6番 変ニ長調
デュオ・エグリ&ペルティス
 DOLBY DIGITAL、5.1ch PCM STEREO、117m、NTSC 4:3、ハンガリー語、字幕:英、独、仏。
 普通2台ピアノのコンサートでは奏者が向かい合うように楽器を配置するが、その形状で最初から作られたキテレツなピアノが存在した。それもフランスのブランド、プレイエル社特製で、19世紀に50台ほど作られたという珍品中の珍品。この楽器を用いて名物になっているハンガリーのおしどり夫婦デュオ、エグリ&ペルティス。彼らのCDはフンガロトン・レーベルに数枚あるが、誰しも見てみたかった映像がついに登場する。ブラームスやサン=サーンスの定番Op.から、シュルツ=エヴレルの超絶的な「美しき青きドナウによる演奏会用アラベスク」をアブラム・チェイシンズが2台用に再編曲したものまで盛りだくさん。記録的な価値ももちろん、ピアノ・デュオならではの華やかな楽しみもたっぷり。
アルス・ノヴァ、オルバーンを歌う
 ジェルジ・オルバーン(1947-):
 即興の歌(*)/夜の歌に(*)/第5ミサ(全5曲)(#)/
 アヴェ・ヴェルム・コルプス(+)/サルヴェ・レジナ(+)/
 われらが父(+)/カム・アウェイ(+)/
 おお、私の恋人よ(+)/
 ブック・オブ・ロケット(全10曲)(**)/
 一日が終わる前、汝に(##)/
 怯えと恐怖(##)/今や、主よ(##)
カタリン・キシュ指揮
アルス・ノヴァ・
 ヴォーカル・アンサンブル
ヤーノシュ・
 マチャーク(Cl;#/**)
エンドレ・ルダーニ(Cb;#/**)
 録音:1992年(*)/1996年(#)/2003年(+)/2002年&1998年(**)/2005年(##)。
 コダーイなど合唱分野で傑出した作曲家を輩出しているハンガリーの作曲家、ジェルジ・オルバーンのア・カペラと一部楽器を伴った合唱作品集。日本でも合唱コンクールで取り上げられることが多い彼の作品だが、曲名から窺われるように祈りが根底にある敬虔な歌が特徴。ほのかにゴスペル調の味わいがする「即興の歌」や、中世の響きと現代のハーモニーが調和した「第5ミサ」などいずれの作品も聴き応え十分。アルス・ノヴァの豊かで緻密な合唱と相俟って忘れがたい感動をもたらしてくれる。
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 ピアノ協奏曲第21番 ハ長調K.467/
 コンサート・ロンド ニ長調K.382/
 ピアノ協奏曲第23番 イ長調K.488
タマーシュ・エルデーイ(P)
タマーシュ・ヴァーシャーリ指揮
ブダペスト室内so.
 1979年生まれとまだ若いエルデーイだが、その生み出す響きは感覚美の極致ともいえるほど。「極限まで高められた聴覚が幼くして視力を失いながらも音楽の才能に恵まれ」(代理店原文ママ)、ヨーロッパ、アメリカを中心にすでに24カ国でコンサートを行い、当盤でもヴァーシャリ指揮ブダペスト室内響のきびきびとした音楽にのって、透徹したモーツァルトの世界を構築している。
エデン・パールトシュ(1907-1977):
 ヴィオラ協奏曲第1番「讃歌」(1949)
 ヴァイオリン協奏曲(1958)
 フュージョンズ〜
  ヴィオラと室内オーケストラのための(1970)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ペーテル・バールショニ(Va)
アンドラーシュ・リゲティ指揮
ハンガリーso.
 録音:2006年9月8日-12日、2007年1月17日-19日、2月22日-23日、ブダペスト、テレコム・ミュージック・ハウス。
 ブダペストに生まれ、1938年の移住後はイスラエルの音楽文化の発展に貢献しテル・アヴィヴに没したパールトシュ。ヴァイオリン協奏曲は緩-急-緩の3楽章形式。第1部前奏曲に、主題と9つの変奏にエピローグという第2部からなるヴィオラ協奏曲。ブダペスト音楽院ではフバイとコダーイの弟子だったパールトシュによる協奏曲を、いまのハンガリーを代表するふたり、1975年生まれのバールショニと1959年生まれのサバディが弾いている。
ヨハン・クリストフ・ペーツェル(1639-1694):
 5声部の金管音楽(1685)
ゴットフリート・ライヒェ(1667-1734):
 24の新しいカルテット集(1696)
エヴァルド
 金管五重奏団
 録音:2007年1月4日-6日、フンガロトン・スタジオ。
 町音楽師(Stadtpfeifer は直訳すると、町の笛吹き)は、市民生活のいろいろな機会で音楽を提供するのがその務めだった。結婚式で、教会で、地元の祝祭日に演奏したり、さらには一日に二回、町の塔から時を告げる音楽(タワー・ソナタ、タワー・ミュージック)も重要な仕事だった。コルネット、トランペット、トロンボーンなど、4あるいは5つの金管楽器で演奏された。ここに収められた音楽はまさにそうしたもの。
 ペーツェルとライヒェは、だいたい17世紀から18世紀ごろの間に、ライプツィヒで町音楽師の地位にあった音楽家たち。とくに、ここに聴く色彩豊かなファンファーレを書いたライヒェは、ライプツィヒに着任して以降のJ.S.バッハのカンタータにおける超絶トランペット・パートは、その腕前を見込んで書かれたといわれるほどの名手だった。
フバイ:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.10

 チャールダーシュの情景第9番
  「パンナ・ツィンカの調べ」 Op.65/
 3つの小品 Op.10/物語 Op.15-1/
 5月の歌 Op.15-2/
 チャールダーシュの情景第10番
  「サラトナの回想録」 Op.69/
 カンティレーナ
  (ヴュータン原曲/フバイ編)/
 2つのマズルカ Op.45/3つの小品Op.58/
 チャールダーシュの情景第11番
  「柳の枯れた枝」 Op.82
フェレンツ・
 セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・
 カッシャイ(P)
 ハンガリーのヴィルトゥオーゾ、フバイのヴァイオリン曲に光をあてるシリーズの第10集。彼の名を世界中に知らしめた代表作「チャールダーシュの情景」からの3曲ほか、親交のあったヴュータンの編曲作品など今回もヴァイオリン好きには見逃せない内容となっている。第9番の副題にある、パンナ・ツィンカとはロマ楽団のスタイルを創始したと伝えられる、ハンガリー・ロマの女流ヴァイオリニストの名前。
カレル・スタミツ
 (カール・シュターミッツ;1745-1801):
  ヴァイオリンとヴィオラのための
   二重奏曲集 Vol.2

 二重奏曲[ハ長調 Op.10-1/
      イ長調 Op.10-2/ハ長調]/
 6つの二重奏曲
  (ディヴェルティメント)Op.34b
  [第1番 イ長調/第2番 ニ長調/
   第3番 ニ長調/第4番 ハ長調/
   第5番 変ホ長調/第6番 ト長調]
ヴィルモシュ・
 サバディ(Vn)
ぺーテル・バールショニ(Va)
 録音:2006年5月29日-6月1日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 いわゆるマンハイム楽派の第2世代を代表するスタミツ(シュターミッツ)は多作家として知られるが、有名なのはおもに管弦楽作品。室内楽曲のアルバムはたいへん珍しく、ヴァイオリニストでヴィオラ奏者でもあった彼の本領がうかがえるアルバム。
 第2弾は、Op.18を収めた第1集(HCD-32282)に次いでこのたびも世界初録音。1773年パリで出版され、豊かな旋律と器楽作品に通じたテクスチュアが光るOp.10の2曲ほか、ロンドンで1785年に出版されたOp.34の6つのディヴェルティメントなどを収めている。
リチャード・ジョーンズ(?-1744):
 チェンバロのための組曲集

 [第1組曲 ニ短調/
  第3組曲 変ロ長調/第5組曲 ロ短調]
ユディト・
 ぺーテリ(Cemb)
 録音:2006年6月17日-22日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。使用楽器:パリ、1980年ウィリアム・ダウド製作(フレミッシュ・モデルによる)。
 リチャード・ジョーンズは18世紀英国の作曲家、ヴァイオリニスト。といっても、かれについて唯一の確かなことといえば1730年にドゥルリー・レーン劇場のオーケストラのコンサートマスターに就任したということくらい。かれが出版した3つの曲集のひとつ、鍵盤楽器のための組曲またはレッスン曲集(1732)は、全部で6つ。この組曲は最初の5つまでがどれもみな6〜8楽章からなり、前奏曲で開始されたあと、サラバンド、ブーレ、クーラントといった舞曲が続く。すぐれたヴァイオリニストであった彼のヴァイオリン曲でもみられた斬新な技法はそのまま鍵盤曲にもあてはまる。快活なリズム、鮮烈な和声、奇抜な跳躍といった特徴のほか、ソロとトゥッティを鮮やかに対比させる書法は、コレッリやヴィヴァルディのコンチェルト・グロッソの編曲を聴いているかのよう。
ヨハン・フリードリヒ・ルーエ(1699-1776):
 ヴィオラ・ダ・ガンバと
  通奏低音のためのソナタ集

 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ ハ長調(*)/
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ イ短調(*)/
 ヴィオラ・ダ・ガンバと
  チェロのための組曲 ニ長調/
 ヴィオラ・ダ・ガンバと
  通奏低音のためのソナタ ト長調(*)/
 ヴィオラ・ダ・ガンバと
  通奏低音のためのソナタ ニ短調(*)
シャーンドル・
 サースヴァーロシ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
コウサイ・H.
 マフディ・カッドゥリ
(バロックVc)
アンゲリカ・チズマディア
(Cemb;*)
 1733年から1776年の間マグデブルク大聖堂のカペルマイスターという要職にありながら、死後はすっかり音楽史から消え去ってしまったルーエ。おそらく1740年から1750年の間に書かれたと考えられるガンバのための作品の数々はとても優雅。これはチューリンゲンのアーカイヴのグライツ・コレクションにかろうじて残存していた、ごくわずかにしか知られていないルーエの貴重な録音となる。
A.スカルラッティ:
 バスのためのカンタータ集

 「恐怖の絵姿」/「美しき顔に輝いていたのは」/
 「西風が」/「その思いがわたしを苦しめる」/
 「ブルトゥスの心、何を決意する」/
 「恩知らずの暴君よ、
   わたしはどうすればいいのだ」/
 「希望と不安の間で」
ペーテル・フリード(B)
パル・ネーメト指揮
サヴァリア・バロックo.
 スカルラッティがバスのために書いたカンタータ集を、ネーメト率いるベテラン演奏陣が丁寧に仕上げている。
現代ハンガリーのミサ曲
 チェミツキー、ジェンジェシ、シェルメツィ、
  ヴァイダ、オルバーン共作:5人のミサ (2006)
 ジェンジェシ:マニフィカト
 ヴァイダ:ミサ曲 ニ長調
 チェミツキー:
  万物の創世者たる神
  アヴェ・ヴェルム・コルプス
 オルバーン:永遠の光
ジェルジ・シェルメツィ、
ペーテル・エルデイ、
カールマーン・シュトラウス指揮
ハンガリー放送cho.
アウロス・アンサンブル
バラージュ・レーティ(P)
 現代ハンガリーを代表する5人の作曲家が2006年に共作したミサ曲。ハンガリーは合唱大国としても知られていて、魅力的な作品と実力のある団体も多いが、この曲も合唱ならではの効果に満ちて感動的。オルバーンの「永遠の光」のみハンガリー語歌唱、他はすべてラテン語。
シャーンドル・バラッシャ:第3惑星
 オペラ・カンタータ
  「第3惑星」 Op.39 (1984-1987)(*)/
 混声合唱のための「伝説」 Op.12(#)
ズジャ・ミシュラ(S;*)
タマラ・タカーチ(A;*)
タマーシュ・ダローツィ(T;#)
カズメール・シャルカーニ(Br;#)
ヨーセフ・グレゴール(B;#)
アンドラーシュ・リゲティ指揮(*)
フェレンツ・シャプソン指揮(#)
ハンガリー放送so.
 (*)のタイトル「第3惑星」とはまさしくわれわれの地球を指している。2部構成のこの作品では「大気」、「川」、「熱帯林」の人間による自然破壊への抗議と滅亡への嘆き、利益追求に捉われ、自らを破壊する道に入っている人類への批判をテーマとしたテキストを、合唱とオーケストラが劇的に表現。器楽作品や管弦楽作品では実験的手法も見せるハンガリーの作曲家バラッシャだが、ここでは自ら書きあげたプロテスト・テキストに沿った比較的オーソドックスな手法で「語る」「伝える」ことに主眼を置いている。
ハンガリー万歳! ハンガリー人よ、とこしえに!
 フェレンツ・エルケル:祝典序曲
 ヨージェフ・ミュラー:コッシュート・マーチ
 ウェーバー:
  ヴィオラと管弦楽のための
   アンダンテとハンガリー風ロンド Op.9(*)
 ヨハン・シュトラウスII:
  ポルカ「ハンガリー万歳!」Op.332
 エルケル:歌劇「フニャディ・ラースロー」
       〜パロターシュの踊り
 ドリーブ:バレエ「コッペリア」〜チャールダーシュ
 スッペ:喜歌劇「軽騎兵」序曲
 ヤカブ・パツェラー:ヘルクレシュフュルデーの思い出
 ツィーラー:ポルカ「ペストへようこそ」Op.140
 べーラ・ケーレル:
  演奏会用序曲「ハンガリーの喜劇」Op.108
 ランナー:ぺシュト・ワルツ Op.93
 ベルリオーズ:ハンガリー行進曲
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立o.
ラースロー・バールショニ(Va;*)
 録音:1977年、1979年、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。
 その名も「ハンガリー万歳!」と題されたアルバム。ハンガリーゆかりの作曲家または作品を、往年の巨匠フェレンチクの指揮によるオケで聴くというハンガリーづくしの内容。コッシュートは民族の年1849年に決起した国民的英雄。現ルーマニアのヘルクレシュフュルデーはトランシルヴァニアとの南境沿いに位置し、19世紀末は保養地として知られた場所。
ラースロー・ドゥブロヴァイ(1943-):
 語りと管弦楽のための交響的絵画「1956」〜
  ティボル・ジュルコヴィチュの詩集による(*)/
 バレエ「彫刻家」
  (概要:ヨージェフ・ガーティ作;#)
ガーボル・コンツ(語り)
フィリップ・ドゥ・
 シャランダル指揮(*)
ラースロー・コヴァーチュ指揮(#)
ハンガリー放送so.
 録音:2002年、2006年、ハンガリー放送、第6スタジオ。
 1956年はハンガリーの人びとにとってはけっして忘れることができない特別な年。それはハンガリーで起きた反政府デモに始まる民主化の動きがソ連軍の武力介入によって鎮圧された、いわゆるハンガリー動乱の起きた年だから。当時のドゥブロヴァイも例外ではなく、多感な少年時代にこの事件を目の当たりにして強い衝撃を受けたひとり。それから半世紀を経て、ハンガリーに生まれた作曲家としてあらためて向き合った渾身の作がこの1956。終曲のマエストーソにいたる40分ほどの楽曲は、事件をそのまま連想させる“自由 "や“葬送行進曲 "と銘打たれた6つの楽章の間に、それぞれインテルルディウム(短い間奏)が挿入され交互に演奏されるというスタイルとなっている。もちろんハンガリー語による歌唱。
エルジェーベト・コムロッシ〜アリア集
 グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
 ヴェルディ:「仮面舞踏会」
  「イル・トロヴァトーレ」/「アイーダ」
 エルケル:バーンク・バーン
 サン=サーンス:サムソンとダリラ
 ワーグナー:ラインの黄金
 ムソルグスキー:ホヴァンシチナ
 コダーイ:曲目未記載
 ビゼー:カルメン
  よりアリアと場面
エルジェーベト・
 コムロッシ(Ms)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
エルヴィン・ルカーチ指揮
ハンガリー
 国立歌劇場o.&cho.
 録音:1967年/1968年。
 ハンガリーが誇る往年のメゾ、コムロッシのアリアと重唱集。
エマヌエル・モール(1863-1931):
 チェロ・ソナタ集 (Vol.2)

 [第1番 ハ短調 Op.22/イ短調 Op.53/
  第3番 イ短調 Op.76]
ペーテル・サボー(Vc)
アドリエンネ・クラウス(P)
 録音:2007年1月29日-2月2日、ハンガリー、フンガロトン・スタジオ。すべて世界初録音。なお、国内代理店はOp.53のソナタを「第2番」としているが、サボーは2004年に「Op.55の第2番ソナタ」を既に録音しており(HCD-32331; +ハンス・ケスラーの室内楽作品)、今回のOp.53は番号無しなのではないかと思われる。
 モールはハンガリーに生まれたピアニスト、オルガニストで作曲家。自身の名前を冠した楽器のデザインも考案している。ちなみに、かのリリー・レーマンが欧米で演奏旅行する際に、伴奏者、ピアニスト、指揮者として同行したのがかれ。作曲家としては8つの交響曲、3つのピアノ協奏曲、4つのヴァイオリン協奏曲のほかオペラもいくつか書くほど、かなりの多作家でもあった。
 彼はまたカザルスのお気に入りで、クライスラー、イザイ、フレッシュらからも作曲を依頼されている。その‘カザルスの楽器 'のために書かれたソナタは、急-緩-急の3楽章形式、ロマン派の様式、ピアノ・パートに比重を置くところが共通していて、名手アルフレート・ピアッティに捧げられた第1番は、アダージョがブラームスの間奏曲のねっとりした世界観を思わせるもの。これも名手ルートヴィヒ・ルベルに献呈された第2番(カデンツァ注:国内代理店表記)は、作品番号がかぶる、未出版の同じ調性による交響曲と主題、着想が同じだと考えられている。正式には“ピアノとチェロのためのソナタ "というタイトルをもち、ピアノが主役となっている第3番は、カザルスの一番弟子でマネージャーとなる、チャールズ・キースゲンに捧げられている。リスト音楽院でクルターグ、ラドシュに同じく師事したデュオによる息の合った演奏でどうぞ。
ヨーゼフ・シマーンディ、アリア集
 ドニゼッティ:「ランメルムールのルチア」
 ワーグナー:「ローエングリーン」
 エルケル:「バーンク・バーン」
 ヴェルディ:「アイーダ」
 チャイコフスキー:「エウゲニ・オネーギン」
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
 レオンカヴァッロ:「道化師」
 プッチーニ:「ボエーム」/「トスカ」
  からのアリア、場面
ヨーゼフ・シマーンディ(T)
ミクローシュ・ルカーチ指揮
ヴィルモシュ・コモル指揮
フランチェスコ・
 モリナーリ=プラデッリ指揮
ハンガリー国立歌劇場o./他
 録音:1954-1964年。
 ハンガリーの往年の名テノール、ヨーゼフ・シマーンディのアリア、重唱集。モリナーリ=プラデッリが伴奏をしている、「アイーダ」の二重唱を除き、全てハンガリー語での歌唱。
現代ハンガリー・ピアノ曲集
 ジェルジ・オルバーン(1947-):
  ピアノ・ソナタ第3番 (1988)
 ペーテル・ヴェルメシー:
  ネニア(B.B 追悼)(1970)
  夜曲(1976)/ソナチネ(1977)
  5つのスケッチ(1963)/後奏曲(K,Z 追悼)(1978)
 ヤーノシュ・ケミーヴェシュ:9の反対前奏曲
 ヤーノシュ・ヴァイダ:易しいソナチネ(1988/9)
ジェルジ・シェルメツィ(P)
 当アルバムの作曲家たちはオーケストラ曲や声楽曲で知られているが、さすがリストやバルトークを生み出した国ハンガリー、実に立派なピアノ曲も書いていた。ヴェルメシーの「ネニア」はバルトークの歿後25年に捧げた管弦楽曲のピアノ版で、「弦チェレ」のフーガ主題が用いらている。同じく「後奏曲」はコダーイ追悼で、「孔雀変奏曲」と「ハンガリー詩篇」のメロディが用いられている。ヴァイダの曲はスコット・ジョップリン風で超カッコイイ。作曲家としても知られるシェルメツィの名手ぶりが光る。
ジャン=グザヴィエ・ルフェーヴル(1763-1829):
 クラリネット・ソナタ集

 [第1番 変ロ長調/第2番 ト短調/第3番 ヘ長調/
  第4番 変ホ長調/第5番 ハ短調]/
 クラリネット二重奏曲[ヘ長調(*)/変イ長調(*)]
チャバ・クレニャーン(Cl)
ホリア・ドゥミトラヘ(Cl;*)
ペーテル・キッシュ(P)
 ルフェーヴルはスイス出身のクラリネット奏者で作曲家。30歳でパリ・オペラ座管の首席クラリネット奏者に任命されたり、パリ音楽院クラリネット科初代教授を務めるなど、この楽器の発展に多大な貢献をした。ここに収められた7作品はいずれも学習者がかかわるもので、大歓迎の参考演奏の登場となる。
フーゴー・ヴォルフ:ピアノ曲集
 ワーグナーの「ニュルンベルクの
  マイスタージンガー」によるパラフレーズ(1880)/
 ワーグナーの「ワルキューレ」による
  パラフレーズ(1880)/
 変奏曲 Op.2(1875)/フモレスケ(1877)/
 幼年時代より(1878)
エメシェ・ヴィラーク(P)
 リートの世界に名作を残したフーゴー・ヴォルフ。歌曲伴奏部の念入りかつ雄弁なピアノ書法を考えれば、おのずとピアノ独奏曲にも興味が行くが、何故かほとんど音源が存在していなかった。その待望のアルバムが登場。
 ヴォルフは多数のピアノ曲を手掛けはしたものの、途中で熱が冷めてしまう気質ゆえか、大半が未完で、演奏可能なものはここに収められた位しかない。しかも音楽の勉強を始めた15 歳から20 歳までの初期作品のみ。なかでもワーグナーのオペラの主題に基づくパラフレーズは、熱烈なワグネリアンだったヴォルフの思いが込められた力作。「ワルキューレ」によるパラフレーズは演奏時間27分の大作で、おなじみの動機が次々と現れる。ハンガリーの名伴奏者ヴィラークの説得力に満ちたピアノが魅力。
ハンガリーのハープ協奏曲
 ドホナーニ:コンチェルティーノ Op.45
 バラッシャ:幻想曲 Op.76
 ファルカシュ:コンチェルティーノ
 ヒダシュ:ハープ協奏曲
メリンダ・
 フェッレタール(Hp)
ベーラ・ドラホシュ指揮
ハンガリーso.
 20世紀のハンガリー人作曲家による魅力的なハープ協奏曲集。美しい旋律に満ちながらも恐ろしく難しいドホナーニ晩年の作品をはじめ、ツィンバロン的民俗色よりウィーン風の優雅な響きを楽しめる。ハンガリーの若手女流フェッレタールの上品極まりない演奏が癒してくれる。
ショパン全集 Vol.1
 ショパン:19のワルツ集/3つのエコセーズ
アレックス・シラシ(P)
 
 録音:2006年9月、ハンガリー、ディオーシュド、フェニックス・スタジオ。使用楽器:プレイエル(同時代ピアノ)。
 生誕200周年記念にあたる2010年に向けて、フンガロトンによるショパン全集プロジェクトがスタート。その第1弾はプレイエル製作の同時代楽器を使用したワルツ集。ちょうどショパンの生きた19世紀初めは、中産階級が台頭してピアノがポピュラーな楽器となりつつあった時期。そのおかげで空前の規模で作品も生み出され、飛躍的に楽器の需要も拡大したが、当時エラールとならぶ代表的なピアノ製作工房がプレイエル。やわらかい音色にほかにはない魅力がある。
 1968年イタリアのパルマに生まれたシラシは、ブダペストのフェレンツ・リスト音楽院でフェレンツ・ラドシュらに師事、シフとは同門となる。仏フュゾー社によるファクシミリ版の自筆譜を使用。つづいてソナタとマズルカのリリースも予定されている。
同時代楽器使用のショパン Vol.2〜
 マズルカ集
(49曲・作品番号つき)
 [Op.6/Op.7/Op.17/Op.24/Op.30/Op.33/
  Op.41/Op.50/Op.56/Op.59/Op.63/Op.67/Op.68]
アレックス・シラシ(P)
 録音:2008年、ハンガリー、ディオーシュド、フェニックス・スタジオ。使用楽器:プレイエル、Fabric No.38 E 694, without opus, cca/1886-90。
 ワルツ集(HCD-32468)につづく、プレイエルの同時代ピアノを使用したショパン・シリーズ第2弾。当時のサロンのムードを引き立てる独特のやわらかい音色は、現代のコンサートで一般的なスタインウェイなどとはかなりちがった印象を与えて新鮮。
ショパン:ポロネーズ全集
 ポロネーズ[第1番−第16番]/
 マズルカ[第52番−第59番/第49番 Op.68-4]
アレックス・シラジ(P)
 使用楽器:プレイエル・コンサート・グランド、1886-1890年頃製作。
 1968年イタリア生まれのピアニスト、アレックス・シラジはブダペストのリスト音楽アカデミーでラドシュ、ファルヴァイに師事。フランス・フゾー社のショパン全集楽譜の責任者でもある。
ショパン:歌曲全集
 乙女の願い/春/悲しみの川/酒宴/彼女の好きな/
 私の見えぬ所へ/使者/美しい若者/メロディ/闘士/
 二人の死/いとしい人/望みなく/指輪/花婿/
 リトアニアの歌/舞落ちる木の葉/魅惑/ドゥムカ/
 乙女の願い(初版)/酒宴(初版)/
 舞落ちる木の葉(フォンタナ再構築版)
アリツィア・ヴェンゴジェフスカ=
 ウィスカード(Ms)
アレックス・シラジ(P;*)
 使用楽器:プレイエル・コンサート・グランド、1886-1890年頃製作(*)。
 ショパンはほとんどピアノ曲だけを作曲したが、全部で19曲の歌曲を残している。いずれもポーランド語の歌詞に基づき、華麗でもオシャレでもないが、ピアノ曲以上に祖国への思いや暗い心情を綴った、彼の真実の言葉に満ちている。さらにこのアルバムは3つの作品の異版が収められているのも貴重。ポーランドの若手メゾのヴェンゴジェフスカ=ウィスカードは非常に美しい声で、民俗音楽起源の作品での表現の巧さは絶品。19世紀製エラール・ピアノの響きの美しさも特筆。
ゲオルク・リックル(1769-1843):宗教作品集
 ミサ・ソレムニス ハ長調「愛好者のミサ曲」(*)/
 オッフェルトリウム「わが愛する、慈悲深き神よ」(#)/
 ミサ・ソレムニス ニ短調(+)
 マーリア・ザードリ(S;*) エステル・ヴィエルドゥル(S;#)
 ジタ・ヴァーラディ(S;+) カタリン・ハルマイ(Ms;*)
 ルーチア・メジェシ=シュヴァルツ(A;+) ゾルターン・メジェシ(T;*/+)
 クリスティアーン・チェル(B;*/+) サボルチュ・サモシ(Org;*)
 ジョルト・セフチク(Vn;#/+) オルショイア・モード(Vc;+)
 ジェルジ・ヴァシェギ指揮エルデーディ室内o.
 (リーダー:ジョルト・セフチク)、パーセルcho.
 録音:2007年10月15日-20日、フンガロトン・スタジオ。
 オーストリアのコルノイブルクに生まれたリックルは、1785年あたりにウィーンへ出てアルブレヒツベルガーとハイドンに師事し、まず数多くのジングシュピールによって成功を収める。しかし、1805年に当時ウィーンの強い影響下にあったフュンフキルヘン(現ハンガリーのぺーチュ)大聖堂の聖歌隊長に任命されて以後は、死ぬまで同地に留まりミサ曲やレクイエムなどの教会音楽を多数書き上げた。リックルは例を見ないほど多作家であったことが分かっているが、結果として、現在 135の作品がぺーチュ大聖堂の音楽書庫で発見されている。当初モーツァルトの作品とされていた ハ長調ミサは、オルガンと木管の扱いにリックルの卓抜なる書法が開花していて、なかでも第5曲、独唱 4人を擁するベネディクトゥスが美のきわみ。そして、現存する 29のオッフェルトリウムのうち、非典礼のテキストに作曲されたものは3曲あり、そのひとつがこの“わが愛する、慈悲深き神よ "。オペラ風の曲調が過日の劇音楽作家リックルとは決して無縁でないことをうかがわせる内容。1823年に作曲された荘厳ミサは、1820年代に教会音楽の作曲家としてピークを迎えたリックルの最も記念碑的な作品。管弦楽は木管とホルンとが 2管編成をとり異例に大規模。さらに特徴的な作風として、ハーモニーの多様性と自然なのに大胆な転調という単調にならない工夫が施されている。この曲の質の高さはそのまま当時のぺーチュ大聖堂で繰り広げられていた音楽活動の高いレベルを反映しているといって間違いない。これは教会音楽に特別な関心を抱いていたリックルの本領がうかがえる貴重なアルバム。リックルでは先の美しいカルテット(HCD-32220)と同様にこのたびもすべてが世界初録音。ラテン語による歌唱。
ペーテル・トート(1965-):合唱作品集
 ハンガリーのマドリガル集-伝承詩による(11曲;*)/
 スターバト・マーテル(シャーンドル・ヴェレシュ;#)/
 アヴェ・マリス・ステラ(+)/
 グローリア・イン・エクセルシス
  (シャーンドル・カーニャーディ;**)/
 悲しいワルツ(シャーンドル・ヴェレシュ;##)/
 炎(イェネー・ドゥシダ;*)/
 シャルム(ラースロー・ナジ;++)/
 カンティオ(ミハーイ・チョコナイ・ヴィテーズ;**)/
 愛、おお、大いなる愛(ラースロー・ナジ;***)/
 眠れぬ夜(シャーンドル・ヴェレシュ;###)
ラースロー・タマーシ指揮(*)
デブレツェン・ケルチェイcho.(*)
ジュジャーンナ・
 ミンドセンティ指揮(#/**/++)
ムジカ・ノストラcho.(#/**/++)
マーテー・サボー・
 シポシュ指揮(+/##/###)
デブレツェン・
 コダーイcho.(+/##/###)
カールマーン・
 シュトラウス指揮(***)
ハンガリー放送cho.(***)
 録音:2007年4月13日-16日(*/+/###)、デブレツェン、デーリ・ミュージアム、2007年5月17日、フンガロトン・スタジオ(**)、ハンガリー放送(++/***)。
 日本でもおなじみ、ハンガリー合唱界の大御所ミクローシュ・コチャールに作曲を師事したトートの合唱作品をまとめたもの。アヴェ・マリス・ステラのみラテン語、ほかはすべてハンガリー語歌唱。
レヴェンテ・ジェンジェシ(1975-):作品集
 ミサ曲「光と起源」
 兄弟たる太陽の賛歌
  (アッシジのフランチェスコによる15章)
アンドレア・チェレクエイ(S)
アタラ・シェック、
ガブリエラ・
 レーム(A)
ラースロー・カールマーン(T)
ダーヴィド・チズマール(Br)
イシュトヴァーン・
 コヴァーチ(B)
ジェルジ・ヴァシュヘジ指揮
オルフェオo.
パーセルcho.
 1975年生まれ、将来を嘱望される若手作曲家レヴェンテ・ジェンジェシ。ジェルジ・オルバーンの愛弟子である彼は、師と同様に合唱作品に意欲を燃やしている。また、24歳からずっとオルフェオo.で通奏低音を務めてきたため、バロックや古典派音楽にも精通している。「光と起源」はルネサンス様式により、全体にグレゴリオ聖歌が用いられている。「兄弟たる太陽の賛歌」はアッシジのフランチェスコの言葉による大作。祝祭的で華やか。
ラースロー・ティハニ(1956-):空想旅行
 エンバンクメント埠頭からの帰り道(*)/夜の節々(#)/海王星通過(+)/
 衛星トリトン(**)/アティス(##)/マーラーの不思議な角笛(++)
  ジグモンド・サットマリー(Org;#) ガーボル・エックハルト(P;+)
  ジェルジ・ラカトシュ(Fg;**) ペーテル・ショモジ(Vn;##)
  アンドレア・メラート(Ms;++) ゾルターン・メジェシ(T;++)
  アンサンブル・インターモデュレーション(*/**/++)
 ティハニはハンガリーの中堅作曲家。このアルバムは聴き手を約1時間の空想旅行に誘う好企画。ショルティ未亡人と散策したロンドンのエンバンクメント埠頭に始まり、ティハニ幼少期の悪夢の思い出から、宇宙に出て、ピアノ独奏による海王星と、ファゴットが主役の衛星トリトンを巡った後、時空を超えて古代ギリシャのアティスに会い、さらに20世紀初頭でマーラーにも会う。ここでは、詩集「子供の不思議な角笛」になかでマーラーが作曲しなかった詩に附曲するという興味深い試みを行っている。
フンガロトン社社長、
 マーテー・ホローシュ(1954-):作品集

 私は世界を放浪する〜
  テープ、バス・フルート、ピアノのための
 わが唇より浮きし歌〜ヴィオラ独奏のための(*)
 双子座ギター〜2本のギターのための(#)
 アダージョとアパッショナート〜Vn,Fl, Pf のための
 賛歌第2番(イシュトヴァーン・
  ヴァーントゥス追悼に)〜室内管弦楽のための(+)
 カエタン・ティル(リルケ詩)〜
  バリトンと室内楽のための
 夢のなさ、ついに夢〜管弦楽のための(**)
タマーシュ・ヴァーシャリ指揮(**)
ハンガリー放送so.(**)
リハールト・ヴェニンゲル指揮(+)
ヴェイネル室内o.(+)
ペーテル&
 ゾルターン・カトナ(G;#)
リヴカ・ゴラーニ(Va;*)他
 ホローシュはブダペストのリスト音楽院で学び、1997年にエルケル賞、1998年にバルトーク・パーストリ賞を受賞するなど高い評価を受ける作曲家。ところが彼にはフンガロトン社社長というもうひとつの顔がある。その権限(?)でかくも豪勢な個人アルバムを誕生させた。音楽自体は聴きやすく、詩的な風情も漂う佳品揃い。
ジェルジ・コーシャ(1897-1984):
 ホーム・コンサート〜歌曲&室内楽曲集

  天地創造の礼賛に-シャーンドル・ヴェレシュの
   詩にもとづく〜アルトとチェロのための(1936)/
  モノマネ-シャーンドル・ヴェレシュの
   詩にもとづく〜声楽とピアノのための(1976)/
  アンダンテとヴィヴァーチェ〜
   チェロとピアノのための(1948)/
  無常の反駁-ガーボル・デヴェチェリの遺作詩集
   による歌曲集〜声楽とピアノのための(1972)/
  ディヴェルティメント〜ピアノのための(1960)/
  余生-アンナ・ハイナルの詩による3つの
   カンタータ〜ソプラノとハルモニウムまたは
   オルガンのための(1978)/
  「ハッピー・ナンセンス」-
   エドゥヴァルト・リアー(アンナ・ハイナル訳)
   の詩による(1978・1979)
アンナ・コロンディ(S)
ユッタ・ボコル(Ms)
ユディト・キシュ=
 ドモンコシュ(Vc)
ガーボル・コーシャ
(ハルモニウム/P/打楽器)
 録音:ハンガリー、フンガロトン・スタジオ。
 10歳でバルトーク門下となりピアノを師事、さらにドホナーニのもとでも研鑽を積んだコーシャは、同郷の名手フバイやシゲティ、フーベルマンらの伴奏を務めた名手。大戦間期の1920年代にピアニストとして、同時に作曲家としてヴェイネルやライタと一緒に独創的な才能を開花させ、自国ハンガリーではバッハ演奏の権威としても知られている。
 コーシャにとって舞台やリハーサル室が限られた創作の場というわけではなく、日曜の午後、自宅で家族や友人、音楽院の学生とともに開いた“コーシャの室内楽コンサート "が重要な役割を担いた。語り草となったこの催しは、中断を経たものの1936年からコーシャが亡くなるまで続いた。
 ホーム・コンサートと題されたこのアルバムはまさに、その模様を再現したもの。演奏スペースからくる楽器編成の制約もあって、傾向としては劇的な効果を狙ったものというよりも、むしろしっとり静かに沁みる内容となっている。
 1995年に“ホーム・コンサート "を復活蘇演し、作曲者の息子で自身もマルチプレイヤーとして活躍するガーボル・コーシャがここでも演奏を担当している。歌曲はすべてハンガリー語歌唱。
レジェー・シュガール(1919-1988):管弦楽作品集
 弦楽オーケストラのためのパルティータ(1967)(*)/
 メタモルフォジ(1966)(#)/組曲(1954)(+)
ジェルジ・レヘル指揮(*/#)
エルヴィン・ルカーチ指揮(+)
ハンガリー放送so.
 録音:1968年4月18日(*)/1969年10月4日(#)/1974年12月27日(+)、以上ハンガリー放送スタジオ(ハンガリー放送収録)。
 コダーイに師事し、コッシュート賞にも輝きハンガリー現代音楽史に重要なポジションを占めるシュガール。序奏、アリア、ドラマティコ、ネニア(嘆きの歌)、パッサカリアで構成される(*)と、(+)は共に全5楽章。特に後者はシュガールによる管弦楽のための最初期の作品のひとつで、バルトークの影響がいたるところにみられる。テンポによって7つの部分に分かれる(#)は、管弦楽のための大規模な変奏曲で、バルトークへのオマージュとして「管弦楽のための協奏曲」にインスパイアされて書かれた。
カール・ゴットリープ・ライシガー(1798-1859):
 ピアノ三重奏曲集

 [第7番 ホ長調Op.85/第15番 ト長調Op.164]
トリオ・アール・ヌーヴォー
[オルシャヤ・ヴィンクラー(Vn)
 ジェルジ・デーリ(Vc)
 エルヴィン・ナジ(P)]
 録音:2007年6月25日-7月1日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 ウェーバーの後任としてドレスデン歌劇場o.のカペルマイスターに就任したライシガーは、亡くなるまでの在任中にワーグナーの「リエンツィ」を初演したことでも知られ、「ドレスデン歌劇場こそドイツにおけるオペラの最高峰」という評判を築いた立役者。かれはまた、かのクララ・シューマンを教えた師のひとりでもあった。
 指揮者として多忙をきわめたにも拘わらず作曲家としても多作だったが、23曲を数えるピアノ・トリオは、およそ80曲のピアノ独奏曲とともに、当時、このジャンルが流行していたことを物語る。ここでの2曲もメンデルスゾーンの抒情的な小品の世界や、いっぽうでメロディはウェーバーのオペラから影響を感じさせ、なにより魅力という点ではシューマンがその構成を「模範的」と評したことからも確か。
ヨハン・B.シュペヒ:
 歌曲集とフォルテピアノのための作品

 ソナタ ヘ長調 Op.5/
 恋の陶酔 Op.33(*)/
 6つの歌曲 Op.27〜[第4番/第6番](*)/
 6つの歌曲 Op.23〜[第1番/第2番/第4番](*)/
 3つのフーガ Op.39/ロマンス(*)/
 3つのイタリア語歌曲 Op.34(*)/主題と変奏
アニコー・
 ホルヴァート(Fp)
アーグネシュ・
 ラツコー(Fp)
カタリン・
 ハルマイ(Ms;*)
 録音:2006年11月13日-17日、フンガロトン・スタジオ。
 現ブラチスラヴァ(当時のハンガリー領ポジョニ)に生まれ、ウィーンでハイドンに学んだシュペヒ。フェステティチQ.による弦楽四重奏曲集(HCD-31945)につづく第2弾では、ロマン派様式をハンガリーに送り込んだことで、もっとも重要とされる歌曲を多く含んでいる。
ドルシェツキー:オーボエ四重奏曲集
 [ ヘ長調/ ト短調/ 変ホ長調/ ハ長調]
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ジョルト・セフチク(Vn)
アーグネシュ・チョマ(Va)
バーリント・マロート(Vc)
 録音:2006年12月6日-7日、2007年3月24日、ハンガリー、フンガロトン・スタジオ。
 チェコの作曲家ゲオルク・ドルシェツキー(1746-1819)はオーストリーで25年間、そののち30年以上に渡ってハンガリーで活躍している。世代的にはハイドンとモーツァルトとの間にあたり、ウィーン古典派の作風が特徴。これはドレスデンで若いころにオーボエを学んだ経歴をもつかれが晩年に書いたオーボエ四重奏を集めたもの。 ト短調をのぞいてすべてが世界初録音。ここでは名手レンチェシュがソロを受け持ち魅力満点。弦はすべてエルデーディ管のメンバーでピリオド楽器使用。
モシェレス:大ソナタ 変ホ長調Op.47
ウェーバー:8つの小品 Op.60
アドリエンネ・スース、
イヴォ・ハーグ
(Pデュオ)
 ドゥシークのアルバム(HCD-32276)でみごとなテクニックを披露したピアノ・デュオによる新作はこのたびもヴィルトゥオーゾとして活躍したふたり、モシェレスとウェーバー。ともに世界初録音。モシェレスの作は、ほかのいくつかの作品と同じく、ベートーヴェンのパトロンかつ弟子として有名なルドルフ大公に献呈されたもの。大規模な4楽章形式による内容は、技巧的なピアノの扱いに加え、はなやかで魅惑的な調べで惹きつける。
 1818〜19年にかけてウェーバーが円熟期に達してからの8つの小品。家庭で楽しむために書かれたものながら、名曲「舞踏への勧誘」ばりに華麗な音色のセンスが冴え渡り、3つ残した連弾曲のうち技術的にも表現の幅がいっそうの拡がりをみせている。第4曲でのハンガリー風のリズムと味わいもスパイスが効いている。
カール・ゴルトマルク:ピアノ作品全集 Vol.2
 4つの小品 Op.29/3つの小品/
 疾風怒濤(9つの性格的小品) Op.5
ティハメール・
 フラヴァチェク(P)
 優れたヴァイオリニストだったカール・ゴルトマルクは魅力的な「ヴァイオリン協奏曲」で知られるが、ピアノ独奏曲もかなり残している。彼のピアノ曲はシューマンとメンデルスゾーンの影響の濃いドイツ・ロマン派音楽で、美しいメロディにも事欠かない。ゴルトマルクのピアノ曲全集という前人未到の企画に挑むハンガリーの若手フラヴァチェクの温かな演奏が光る。
ヨハン・ゲオルク・
 アルブレヒツベルガー(1736-1809):
 3つの弦楽四重奏曲集

 [ ハ長調 Op.7-4/ ト短調 Op.7-5/ 変ホ長調 Op.7-6]
オーセンティック四重奏団
 (ピリオド楽器使用)
 録音:2007年1月11日-14日、フンガロトン・スタジオ。
 ハイドンが作曲教師としての手腕を高く評価し、ベートーヴェンを弟子入りさせたことで知られるアルブレヒツベルガー。教会オルガニストとして聖シュテファン大聖堂の楽長にまで登りつめたかれはまた、ウィーン古典派有数の教師、理論家でもあった。たいへんな多作家ながら今日その作品のほとんどは忘れ去られたまま。アルブレヒツベルガーの弟子リックルのカルテットを録音(HCD-32220)した極上のアンサンブルが再発見するのは、1787年に書かれたカルテット。いずれにも配された優美なメヌエットと力の入った緩徐楽章が聴きどころとなっている。
パレストリーナ:聖母への祈り
 5声の宗教的マドリガーレ集第2巻(1594年刊)
 [不滅の父からお生まれになった不滅のみ子/
  もしここからの声が/今やあなただけが/
  お与え頂きたい、天への階段と門を/
  かつて私の汚れた手で/
  お与え頂きたい、紅色のばら/
  もし未来の死への懸念が/選び抜かれた没薬/
  崇高なヒマラヤ杉/
  生き生きと輝くあなたの水で/
  もし苦々しい胆汁と/あなたが閉じこもり/
  もしみだらに燃え上がる火で/
  邪悪な地獄のヒュドラに勝った方/神の都/
  聖なる祭壇/あなたは砦の塔/
  鏡よ、お前はとても滑らかで曇りがなく/
  ギデオンの羊毛/生まれたばかりの暁/
  この聖霊/無数のベッド、無数の罪から/
  石の祭壇の上で常に/あなたの慈悲が/
  この確かな希望/それどころか火と鉄が/
  あなたの明るく輝かしい火で/
  乙女たちの女王/神のみ母よ、最後には/
  御身、主よ]/
 聖母マリアのための連祷(5声の)/
 聖母マリアのための連祷(6声の)
ゾルターン・
 カルマノヴィツ指揮
コルヴィナ・コンソート
 パレストリーナの最晩年に刊行されたこの曲集は、収録曲に聖母マリアに関わりのあるものが多いことと宗教的な意味合いから、パレストリーナ作品の特質である明瞭なテクスチュアを、最も効果的な形で具えている。演奏するコルヴィナ・コンソートはド・ラリューのシャンソン(HCD-32018)、ル・ジュヌの詩篇歌(HCD-32189)、S.ロッシのソロモンの雅歌(HC-32350)と、この分野の曲を得意とする中堅の団体。曲の特質を生かした深みのある演奏をしている。
トマゾ・ジョルダーノ(1733-1806):
 フラウト・トラヴェルソ、ヴィオラとチェロのための
  6つのトリオ集 Op.12(1775-1776)

 [第1番 ニ長調/第2番 ト長調/第3番 ニ長調/
  第4番 ト長調/第5番 ハ長調/第6番 ヘ長調]
オルショイヤ・
 カチャンデル(木製Fl;*)
ペーテル・バールショニ(Va)
ペーテル・サボー(Vc)
 録音:2007年6月15日-21日、フンガロトン・スタジオ。使用楽器:2006年、クリストファー・アベル製作(*)。世界初録音。
 ナポリに生まれ、ロンドンとダブリンで活躍したトマゾ・ジョルダーノは、同時代のJ.C.バッハとおなじく、ギャラント・スタイルを代表する多作家だった。オペラ作曲家として成功を収めるかたわら、ソノリティの秀逸なセンス、確信に満ちた様式の扱いから、管弦楽組曲やチェンバロやフォルテピアノのための協奏曲やソナタも人気を博していたと伝えられている。
 おそらく弟子や学習者のために書かれたであろう6つのフルート・トリオは、ロンドンでキングズ・シアター・カンパニーを率いていたころに書かれた作品。金銭的に高いリスクを抱えることの多いオペラ製作との釣り合いをとるため、多くの音楽家と同じくジョルダーノもまた教えることで生計の下支えをしていたと考えられる。6曲は2楽章形式の第4番をのぞいて、第1、第3&第5番が急-緩(ラルゴまたはラルゲット)-急の、そして第2と第6がフィナーレにメヌエットのテンポ指定のある3楽章形式となっている。とりわけセレナードのような、美しくやわらかい緩徐楽章はリラグゼーション効果満点。
マッダレナ・ラウラ・ロンバルディーニ・
 シルメン(1745-1818):
  ヴァイオリン協奏曲集 Op.3(6曲)

 [第1番 変ロ長調/第2番 ホ長調/第3番 イ長調/
  第4番 ハ長調/第5番 変ロ長調/第6番 ハ長調]
ピロシュカ・
 ヴィターリウシュ(Vn)
サヴァリア・バロックo.
パール・ネーメト
(芸術監督)
 録音:2006年10月14日-18日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。
 ヴィヴァルディにおけるピエタ養育院の例からもわかるように、18世紀にヴェネツィアの養育院で授けられていた音楽教育の水準はたいへん高いものだった。作曲家、ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、歌手として活躍したロンバルディーニ・シルメンも、彼女自身は孤児では無かったが、輝かしい楽才の持ち主ゆえに少女時代の13年間ヴェネツィア有数の養育院で学んでいる。記録によれば、そののちヴァイオリニストの夫とのロンドンやパリそのほかへの演奏旅行を通じて国際的名声を固め、作品の多くが幅広い人気を得ていたとも伝えられている。彼女はまた1760年代初めに、ヴァイオリンの技巧に完璧なまでの磨きをかけるためパドゥアに3度出かけ、かのタルティーニに師事している。1760年代の終わりから1770年代の初めにかけて書かれたヴァイオリン協奏曲は、師タルティーニの影響をはっきりと示すもの。優雅で技巧的な内容はヴァイオリン好きを必ずやとりこにするはず。
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
コチシュ指揮のバルトーク Vol.2
 バルトーク:
  交響詩「コッシュート」BB 31/
  バレエ「かかし王子」全曲 Op.13 BB 74, Sz.60
ゾルターン・コチシュ指揮
ハンガリー国立po.
 オケコン(HSACD-32187)に続く、コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるバルトーク・シリーズ第2弾は、「かかし王子」全曲とコッシュート。このたびもSACDハイブリッド仕様によるリリースとなる。
 「コッシュート」は、バルトークが1903年に音楽院の課程を終えたばかり、当時ブダペストに支配的なムードであった愛国的な熱狂ムードに興奮して、ハンガリー固有の民俗色への傾倒をはっきりと強めつつある時期に書かれた作品。内容的には「民族の年」1848年に決起したハンガリーの英雄を扱ったもので、R.シュトラウスの「ツァラトゥストラ」を聴き衝撃と影響を受けたと自ら認めるように、オーケストレーションとアイデアはシュトラウス、メロディとハーモニーはリストにつづく作風に特徴がある。
 オペラ「青ひげ公の城」の脚本と同じくベラ・バラージュが“ほかならぬバルトークのために "書き下ろしたバレエ「かかし王子」。こちらはストラヴィンスキーの影響が濃厚で、全体がグロテスクで原始的、ときに幻想的な雰囲気に包まれているが、「青ひげ公」で見落としたことがきっかけとなって「かかし王子」は生まれたともいわれ、いっそう意欲的な試みが盛り込まれている。ストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」もそうだが、組曲よりもオリジナル全曲版のほうが作品の面白さをじっくり味わうことができるといえるだろう。
 コチシュの明晰な指揮とともに、「チェコ・フィルのドヴォルザーク」、「ヘルシンキ・フィルのシベリウス」と並んで、このオケがバルトーク演奏に傾ける情熱と説得力はやはり特別のものがあり、ささくれ立った響きが見事にマッチしている。
HSACD-32504
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(HYBRID_SACD)
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バルトーク:
 ラプソディ Op.1 Sz.27 BB 36b (*)/
 スケルツォ Op.2 Sz.28 BB 35 (#)/
 ヴァイオリン協奏曲第1番遺作 Sz.36 BB 48a (+)
ゾルターン・コチシュ(P;*/#)
イヴァン・フィッシャー指揮(*/#)
ブダペスト祝祭o.(*/#)
バルナバーシュ・
 ケレメン(Vn;+)
ゾルターン・コチシュ指揮(+)
ハンガリー国立po.(+)
 録音:1986年12月28日-30日(*)/1985年4月15日-20日(#)、以上ブダペスト、イタリア会館(*/#)/2006年10月11日、ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール(+)。SACD層は DSD マルチチャンネル。(*)と(#)は PHILIPS からCDで発売された物だが、今回が初SACD化と思われる。また、(#)の録音データはCD初出時と異なっている。
 コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるバルトークSACDシリーズ最新盤。今回は初期の3作品を収録している。まず、“ハンガリーのクレーメル "の異名をとるケレメン独奏のヴァイオリン協奏曲。しっとりと美しく歌い上げる第1楽章から一転、第2楽章では火花散る激しさがなるほどあだ名のとおり。ソリストはもちろん、指揮者そしてオケともに全編を彩る民俗主題の扱いもじつに堂に入っている。使用楽器は1742年製グァルネリ・デル・ジェス。
 さらに、コチシュ自身のピアノ、フィッシャー&ブダペスト祝祭管という顔ぶれによるカップリング。注目は「スケルツォ」。タイトルに反して、演奏時間30分とあまりに大規模、あまりに複雑な内容は、録音のめずらしさと理想的な演奏陣からまさにきわめつけといえるもの。なお、ラプソディとスケルツォはフィリップスとの共同制作で、録音スタッフはプロデューサーがヴィルヘルム・ヘルヴェーク、エンジニアがイシュトヴァーン・ベレーニのコンビ。
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バルトーク
 組曲第1番 Op.3 (1905, BB 39, Sz 31) (*)
 2つの映像 Op.10(1910, BB 59, Sz 46)(#)/
 トランシルヴァニア舞曲(1931, BB 102b, Sz 96)(#)/
 ハンガリー農民の歌(1933, BB 107, Sz 100)(+)
ゾルターン・コチシュ指揮
ハンガリー国立po.
 録音:2007年10月8日-9日(*)、2009年7月7日(#)、以上ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショナル・コンサートホール(*/#)/2002年9月16日、ブダペスト、イタリアン・インスティテュート(+)。(+)のみ既発盤(HSACD-32187)と同一録音。
 コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによる注目のシリーズ最新作。バルトークが初めて農民の歌と芸術音楽との統合を試みた画期的作品「2つの映像」をはじめ、初期から中期にかけての4曲を取り上げている。
 「第1組曲」は、1903年の「コシュート」(HSACD-32502)、1904年の「ラプソディ」(HSACD-32504)と相次いで管弦楽作品を手がけたバルトークが、その経験を踏まえて1905年にウィーンで作曲した、大管弦楽のための本格的作品。楽章間の密接な主題の関連と、急-緩-急-緩-急の5楽章形式のシンメトリカルな構造が変化とアクセントを生み出しているのも特徴的。
 1905年にバルトークは、以後の創作の鍵となるふたつの出来事に遭遇する。すなわち、パリでドビュッシーの作品を知り、いっぽうでハンガリー民謡に目覚め、急速に関心を強めて行く。「2つの映像」は、そのドビュッシーの印象主義的音楽語法の影響が見逃せない第1曲「花ざかり」と、同時期の作「ルーマニア舞曲」との類似性を持ち、旋法の扱いにあらたな可能性を見出した第2曲「村の踊り」からなる内容で、ひときわ色彩感豊かな傑作。
 これまでのシリーズを通じて、コチシュのアプローチは、なるほどオケのサウンドカラーなどに十分に民俗色を感じさせつつも、そこにあえて拘泥しないシャープな仕上がりが印象的で、結果としてこれからのバルトークのスタンダードにふさわしい普遍性を獲得しているといえるだろう。
 なお、「トランシルヴァニア舞曲」(原曲:ソナチネ)と「ハンガリー農民の歌」(原曲:「15のハンガリー農民歌」より第6、7曲)については、同じコチシュが弾くオリジナルのピアノ版による録音(HCD-32527)も存在するため、同一アーティストによる聴き比べができるのも当シリーズならではのユニークな趣向。
HSACD-32506
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
バルトーク新全集 Vol.6
 組曲第2番 Op.4, BB 40, Sz.34(1942年版)(*)/
 ルーマニア舞曲 BB 61, Sz.47a(#)/
 ルーマニア民俗舞曲 BB 76, Sz.68(#)/
 舞踏組曲 BB 86, Sz.77(+)/
 組曲第2番(1921年版)より
 [第3曲アンダンテ/第4曲コモド](**)
ゾルターン・コチシュ指揮
ハンガリー国立po.
 録音:2007年9月23日(*)/2008年3月5日(#)/2007年9月26日(**)、以上ブダペスト、バルトーク国立コンサート・ホール、パレス・オブ・アーツ/2002年9月15日、ブダペスト、イタリア会館(+)。(+)のみ、HSACD-32187で既出の録音。
 HUNGAROTONが推し進める大事業、バルトーク新全集で柱を務めるコチシュ。指揮者として手兵ハンガリー国立フィルを率いての第6集は、初期のオーケストラ作品を収めている。当初セレナードと題され、すぐに自筆譜では組曲と改められた「組曲第2番」は、初期の最重要作に数えられるもの。ここでは改訂版のほかに、オリジナル版の第3、第4楽章も別に収めており、大全集ならではのこだわりといえるだろう。長年ピアニストとしてバルトークの研究に取り組んできたコチシュのアプローチは的を射たものといえ、また、オケのひびきとリズムの冴えも抜群。
HSACD-32509
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
バルトーク
 ラプソディ第1番 BB 94b, Sz 87(*)〔ラッシュー/フリッシュ(第1稿)〕/
 ラプソディ第2番 BB 96b, Sz 90(#)〔ラッシュー/フリッシュ(第2稿)〕/
 ヴァイオリン協奏曲第2番 BB 117, Sz 112(+)
 ・ボーナス・トラック
  ラプソディ第1番〜フリッシュ(第2稿)/
  ヴァイオリン協奏曲第2番〜アレグロ・モルト(第1稿)/
  ラプソディ第2番〜フリッシュ(第1稿)(**)
 バルナバーシュ・ケレメン(Vn) ゾルターン・コチシュ指揮ハンガリー国立po.
 録音:2010年8月31日(*)/2010年8月31日-9月1日(#)/2010年9月2日-3日(+)、以上パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール、ブダペスト。(**)は世界初録音。コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるバルトーク新シリーズ。独奏ヴァイオリンには、ハンガリーきっての名手バルナバーシュ・ケレメンを迎えている。
 ピアノを除けば、ヴァイオリンはバルトークにとって生涯ゆかりのあった楽器で、バルトークの周囲にはいつもすぐれたヴァイオリニストたちがいた。バルトークが14歳のとき、ブダペスト音楽院の学生時代に書いた最初のヴァイオリン・ソナタ作品5は、同窓のシャーンドル・ケーセギによって初演され、すぐに伝説的ヴァイオリン奏者フバイによっても演奏されている。シュテフィ・ゲイエルは、初期のヴァイオリン協奏曲の創作の源泉となり、バルトークから作品の献呈を受けてもいるし、さらに、最晩年の無伴奏ヴァイオリン・ソナタはイェフディ・メニューインとの交流のなかで生み出された物。また、ピアニストとしてバルトークは、室内楽のパートナーとしてフバイ門下のフェレンツ・ヴェチェイ、ティヴァダル・オルサーグ、アンドレ・ジェルトレル、エデ・ザトゥレツキと共演を重ねてもいる。そうしたなかでもバルトークと特別親密な関係にあったのが、ヨーゼフ・シゲティとゾルターン・セーケイのふたりだった。
 もともとはヴァイオリンとピアノのために書かれ、ほどなくオーケストラ用に編曲された2つのラプソディは、このふたりのヴァイオリニストのために書かれた物。1929年11月、それぞれ順にヴァイオリン独奏と指揮を、シゲティ&シェルヘン、セーケイ&ドホナーニの顔合わせによって初演されている。ラプソディは、マジャール語で“ゆっくり " を意味する「ラッシュー」と、“速い " を意味する「フリッシュ( 英語のFast)」とによる緩-急の2部形式をとっているのが特徴で、すなわち、リスト以来の「ハンガリアン・ラプソディ」の配置を踏襲したものとなっている。いずれも、民俗音楽をベースにした数あるバルトークの作品のなかでも、もっとも洗練され大規模な内容で親しまれている。また、第1番ではバルトークの全作品のなかで唯一、ツィンバロンが使用されているのも楽しみな聴きどころと言える。
 第1ラプソディのほかに、シゲティがクラリネットのべニー・グッドマンとともに「コンストラスツ」をバルトークから献呈されたのに対して、ヴァイオリン協奏曲第2番は、バルトークとより親密なるセーケイとのコラボによって生み出された物。ヴァイオリン・ソナタや、上記ラプソディの作曲を通じて得たもののほか、独奏ヴァイオリンならびにオーケストラ楽器の用法、独創的なオーケストレーションと、それまでの経験のすべてが盛り込まれた内容は、まさに傑作と呼ぶにふさわしい出来ばえ。ヴァイオリン協奏曲第2番は、1939年にセーケイの独奏、メンゲルベルク指揮のコンセルトヘボウ管によって初演されている。
 ヴァイオリン独奏を担当するバルナバーシュ・ケレメンは、1978年生まれのハンガリーのヴァイオリニスト。1999年、ザルツブルクのモーツァルト国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を獲得し、2002年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールでゴールド・メダルを獲得して、2006年にハンガリー共和国騎士十字勲章を授与されるという華々しいキャリアの持ち主。ケレメンは6歳でヴァイオリンをヴァレーリア・バラニャイに師事して、11歳でフェレンツ・リスト音楽院への入学を許可され、エステル・ペレーニのクラスに入っており、2001年にディプロマを取得し、音楽院在籍中に、アイザック・スターン、ジェルジ・クルターグ、トーマス・ツェートマイアーらのマスタークラスに参加している。ちなみに、ケレメンの師であるエステル・ペレーニはエデ・ザトゥレツキに師事しているので、ケレメンもまたフバイの系譜に連なるヴァイオリニストということになる。
 なお、本アルバムにはボーナスとして、ヴァイオリン協奏曲、ラプソディとも、現行版とは別に異稿も収められている。CDプレイヤーのトラックをプログラミングすることで、自由に作品を楽しめるようになっており、このあたり、バルトークの作品すべてを網羅すると自負する当シリーズならではのうれしい配慮といえるだろう。
HSACD-32510
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(HYBRID_SACD)
価格帯:B
バルトーク
 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
  BB.114, Sz.106(1936)(*)/
 ディヴェルティメントBB.118, Sz.113(1939)(#)/
 ハンガリーの風景 BB.103, Sz.97(1931)(+)
ゾルターン・コチシュ指揮
ハンガリー国立po.
 録音:2008年10月11日-13日(*)、2008年10月29日-30日(#)、2008年10月30日(+)、ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール、セッション。
 バルトーク・ニュー・シリーズ。コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるシリーズに屈指の人気曲「弦チェレ」が登場する。しかも、この「弦チェレ」と「ディヴェルティメント」については、弦楽セクションがハンガリーを代表するソリストたちを擁する特別編成という、超強力なオマケ付き。指揮のコチシュ以下、オール・スター・キャストの顔ぶれは、第1ヴァイオリンに売り出し中の気鋭バルナバーシュ・ケレメン、同じく第2ヴァイオリンにカタリン・コカシュ、コントラバスにイヴァーン・スタンコフ。そして、なんとチェロには大家ペレーニも参加しており、いつも以上の凄みをきかせるスーパー・ヴィルトゥオーゾ・オケへと変貌を遂げている。
 ほかに、初期のピアノ曲からの編曲作である「ハンガリーの風景」も、オリジナルのピアノ曲を熟知しているコチシュだけに、表現意欲の旺盛なアプローチが聴きものとなっている。
HSACD-32513
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(2 HYBRID_SACD)
価格帯:B
バルトーク:弦楽四重奏曲 全集
 [第1番 Op.7(1908-1909, BB 52, Sz 40)/第3番(1927, BB 93, Sz 85)/
  第5番(1934, BB 110, Sz 102)/第2番 Op.17(1915-1917, BB 75, Sz 67)/
  第4番(1928, BB 95, Sz 91)/第6番(1939, BB 119, Sz 114)]
ミクロコスモスSQ
[ガーボル・タカーチュ=ナジ(第1Vn)
 ゾルターン・トゥシュカ(第2Vn)
 シャーンドル・パップ(Va)
 ミクローシュ・ペレーニ(Vc)]
 録音:2008年1月11日-17日、3月3日-5日、4月20日-26日、6月15日-19日、フェニックス・スタジオ、セッション。
 HUNGAROTONの壮大なるプロジェクト「バルトーク・ニュー・シリーズ」に、いよいよ最重要作品、弦楽四重奏曲全曲が登場する。演奏を手がけるのは、大家ペレーニが率いる注目のアンサンブル、その名もミクロコスモス・クァルテット。
 自らの語法を確立しつつあった頃の第1番に始まり、最盛期の最後にあたる第6番まで、バルトークが27歳から58歳までのおよそ30年間に書き綴られた6つの弦楽四重奏曲は、それぞれがその時期の異なる作風を代表することや、内容の重要性からもしばしばベートーヴェンのそれに比較され、このジャンルの金字塔と呼ぶにふさわしいもの。屈指の名作だけに新旧さまざまな団体による個性豊かな名盤が目白押しだが、ペレーニ以下ハンガリーのベテラン勢によるアプローチは、たとえば第2番や第5番では民俗調の主題やリズムの扱いにバルトークと同じ絶対的な血の強みを感じさせるいっぽう、第3番、第4番あたりでの切れ味にも不足しておらず、この先のスタンダードとして通用する強力な内容といえるだろう。
HSACD-32516
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
バルトーク:
 44の二重奏曲〜2Vn のための BB 104, Sz 98(*)/
 「ジェルジョーから」
 (チーク県の3つのハンガリー民謡)〜
  bfl &P のためのBB 45a,Sz 35(#)
バルトーク/シゲティ編:
 ハンガリー民謡集
 (「子供のために」第1、第2巻より7曲)〜
  Vn &P のためのBB 53add(+)
バルトーク(ティヴァダル・オルサーグ編):
 ハンガリー民謡集
 (「子供のために」第1、第2巻より9曲)
 BB 109, Sz 42(+)
バルナバーシュ・
 ケレメン(Vn;*/+)
カタリン・コカシュ(Vn;*)
ゾルターン・ユハース(フルヤ;#)
ゾルターン・コチシュ(P;#/+)
 録音:2007年9月17日-18日、10月29日-31日(*)、2007年10月23日(#/+)、フェニックス・スタジオ。フルヤはハンガリーのリコーダー。
 SACDハイブリッド盤。最新の研究成果を盛り込んであらたにスタートした、フンガロトンの看板「バルトーク・ニュー・シリーズ」。当アルバムにおけるケレメンとコカシュのように、ハンガリーの若い世代の演奏家を積極的に起用しているのも新シリーズの特色となっている。そのふたりのフレッシュな感性が開花した「44の二重奏曲」。あたらしいヴァイオリンのメソッドを研究していたエーリヒ・ドーフライン博士の依頼で書かれた全4巻の内容は、ほぼすべてがハンガリー、ルーマニアほかの民俗音楽から素材が採られ、あえてオリジナルを損なわない形で書かれているのが特徴。巻が進むに従い、演奏難易度が上がってゆく仕組みになっている。ほかに民謡編曲の作品集でピアノを受け持つのはコチシュ。「バルトーク大全集」では若手だったからもいまや押しも押されぬ大ベテラン、時代も変わったもの。
HSACD-32523
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
バルトーク:合唱作品集 Vol.2
 27の合唱曲(1935-36, BB 111a, Sz 103)〜児童合唱および女声合唱のための
 第1巻(*)[春/わたしを置いてゆかないで/家畜のためのまじない歌]/
 第2巻(*)[祖国の人々への手紙/遊び歌/嫁探し/鷹よ、大きな鷹よ]/
 第3巻(*)[行かないで/わたしは指輪を持っている/この世でわたしは独りぼっち/パン焼き]/
 第4巻(*)[軽騎兵の唄/怠け者の唄/放浪/娘をからかう歌]/
 第5巻(#)[若者をからかう歌/聖ミカエルの祝日の賀詞/求婚]/
 第6巻(#)[哀歌/鳥歌/足踏み踊り]/
 第7巻(#)[悲しみ/あなたに会わなかったならば/小鳥は飛び去って]/
 第8巻(#)[枕踊りの歌/カノン/ご無事でさようなら]

  デーネシュ・サボー指揮カンテムス児童cho.(*)、プロムジカ少女cho.(#)
 録音:2008年6月27日-7月1日、ニーレジハーザ、ゾルターン・コダーイ小学校、コダーイ・コンサート・ホール。
 「27の合唱曲」は、バルトークが1934年にようやく音楽院の教職を離れ、これまでに蒐集した民謡の整理・出版の準備に着手することが叶うようになった過程で作曲されたもの。2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲(1931年)とともに、バルトークが独自の音楽語法を確立するなかで、重要な位置を占める作品といわれている。
 1920年代中頃よりずっと、お互いによき理解者であったコダーイからの強い奨めで、誰でも簡単に学習できて歌えるハンガリー語の合唱レパートリーについて書くことを考えていたバルトークだが、ここでテキストにプロの詩作でなく、ハンガリーの民話や民俗伝承の詞が選ばれていることもポイント。コダーイ小学校の在校生で構成されたカンテムスと、その卒業生たちによるプロムジカは、合唱大国ハンガリーのアンサンブルらしくきわめて高水準。
バルトーク:ピアノ曲全集 Vol.1
 4つのピアノ曲 BB27/葬送行進曲 BB31/
 狂詩曲 Op.1(ピアノ独奏版)/2つの小品 BB38 (*)/
 3つのチーク地方の民謡 BB45b(ピアノ独奏版)/
 2つの悲歌 Op.8b
ゾルターン・コチシュ(P)
 (*)は当盤のための初録音。残りは原盤:PHILIPS。
 バルトークのピアノ曲は高度な技巧に加え、激しさとハンガリー的なリズム感が必要とされる。それらをすべて兼ね備えた理想的演奏家といえば、やはりゾルターン・コチシュ。当アルバムは、1990年代後半に彼がフィリップス社で行なった録音をフンガロトン社がライセンスを取って発売、さらに「2つの小品 BB38」を最新録音で加えた。バルトーク演奏の極限が味わえる。
バルトーク:ピアノ曲全集 Vol.2
 14 のバガテル Op.6/10 のやさしいピアノ小品 BB51/
 7つのスケッチ Op.9b/3つのブルレスカ Op.8c/
 2つのルーマニア舞曲 Op.8a/4つの哀歌 Op.9a
ゾルターン・コチシュ(P)
 原盤:PHILIPS。コチシュのバルトーク・ピアノ曲全集の第2巻。いずれも1990年代後半にフィリップス社で行なわれた録音。狂的なまでに研ぎ澄まされた感性が光る。
バルトーク:子供のために Sz.42, BB 53
 (1908-09、1943年改訂版、79曲)
ゾルターン・コチシュ(P)
 録音:1994年4月6日(第2巻)/1994年4月7日(第1巻)、以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ/リマスタリング:2009年(ヤーノシュ・ジェーリ)。PHILIPSから既発(廃盤)の録音だが、レーベル移行&リマスタリング再発売。
 バルトーク・ニュー・シリーズ。「全2巻からなる易しい民謡編曲」という副題を持つ「子供のために」は、ハンガリー民謡を編曲した第1巻40曲と、スロヴァキア民謡を編曲した第2巻39曲、計79曲からなるピアノ曲。ちょうど本格的な民謡採集を開始していたバルトークは、この作品で「ミクロコスモス」(HCD-32529)と同様に自国の音楽教育の独自性を模索するいっぽう、あらたな和声進行などのさまざまな実験を試みている。結果的に「子供のために」は以後の音楽語法を確立する上でも重要なポジションを占めるものとされている。
バルトーク:ピアノ曲全集 Vol.4
 アレグロ・バルバロ BB 63, Sz 49(*)/
 ルーマニアのクリスマスの歌
  (コリンダ)BB 67, Sz 57(#)/
 6つのルーマニア民俗舞曲 BB 68, Sz 56(+)/
 ソナチネ BB 69, Sz 55(+)/
 組曲 Op.14 BB 70, Sz 62(**)/
 15のハンガリー農民歌 BB 79, Sz 71(##)/
 3つのハンガリー民謡 BB 80b, Sz 66(+)/
 3つの練習曲 Op.18 BB 81, Sz 72(++)/
 民謡による3つのロンド BB 92, Sz 84(#)/
 アンダンテ(組曲 Op.14のオリジナル第2楽章;***)
ゾルターン・コチシュ(P)
 録音:1993年8月20日(*)、1993年8月17日(#)、1991年9月2日(+)、1993年8月18日(**)、1993年8月19日(++)、以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ/1980年2月10日-11日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(##)/2007年10月23日、フェニックス・スタジオ(***)。
 1980年から1999年にかけて、バルトーク演奏の第一人者コチシュが行ったピアノ独奏曲全集。Hungaroton がPhilips(デッカ)のライセンスを得て、組み替え新装リリースするシリーズの第4集は、2007年最新録音のアンダンテを収めているのが大きなポイント。その8枚組の全集には未収録のこの曲は、当アルバムに収録されている「組曲」第2曲のオリジナル。ほぼ演奏時間は一緒だが、現行ではスケルツォとなっている。
バルトーク:ピアノ曲全集 Vol.5
 ハンガリー農民歌による8つの即興曲
  Op.20 BB 83, Sz 74 (*)/
 舞踏組曲BB 86b, Sz 77 (#)/
 ピアノ・ソナタBB 88, Sz 80 (+)/
 戸外にてBB 89, Sz 81 (+)/
 9つのピアノ小品BB 90, Sz 82 (+)/
 小組曲BB 113, Sz 105 (+)
ゾルターン・コチシュ(P)
 録音:1980年2月10日-11日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(*)/1999年8月21日(#)、1996年6月16日-18日(+)、以上、フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク。Philips(現・デッカ)のライセンスによる組み替え再発売。
 バルトーク・ニュー・シリーズ。バルトークの持ち味である、民謡素材をふんだんに扱った民俗的旋律と打楽器を思わせるリズムを理想的にまとめあげたコチシュの代表的録音。音質も優秀。
バルトーク:ピアノ独奏曲全集 Vol.6
 ミクロコスモス BB.105, Sz.107
  (1926/1932-39・153の段階的練習曲集)
ゾルターン・コチシュ(P)
マールタ・ルキン(Ms)
カーロイ・モチャーリ(P)
 録音:1997年7月7日(第1巻&第3巻)/1997年7月8日(第2巻&第4巻)/1997年10月6日(第5巻+声楽とピアノのための作品、2台ピアノのための作品)/1997年10月7日(第6巻)、以上ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ。
 「ミクロコスモス」は、バルトークの創作意欲がもっとも旺盛であった中期、1926年(45歳)から1939年(58歳)までの都合14年間にわたって書かれた、全6巻153曲からなるピアノ作品。この段階的な練習曲集は次男ペーテルがピアノを学習し始めたのをきっかけに書き始められ、巻末の“ペーテルに "の表記が自筆譜から外れる第3巻あたりから難度の高い曲が現れ、第6巻では演奏会用小品としても通用する曲にまで発展してゆくという傾向がみられる。また、練習曲らしくシンコペーション、半音階、三連符、和声練習など音楽の構造に関わるものから、テクニカルなもの、性格的な小品、民俗調なものまでとじつに多様な内容となっていることも特徴といえるだろう。
 コチシュの名を不動にした録音(Philips[デッカ])に、2008年最新リマスタリング(エンジニア、ヤーノシュ・ジェーリ)を施して、さらなる音質の向上がはかられている。
現代ハンガリーのオーボエ協奏曲集
 フリジェシュ・ヒダシュ(1928-2007):
  オーボエ協奏曲(1953)(*)
 シャーンドル・バラッシャ(1933-):
  オーボエ、ホルンと弦楽オケのための
   二重協奏曲(2002)(#)
 ヨージェフ・ショプロニ(1930-):
  オーボエ協奏曲(2001)(+)
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ヴォルフガング・
 ヴィフラー(Hr;#)
アラン・ギルバート指揮(*)
SWR シュトゥットガルト
 放送so.(*)
べーラ・ドラホシュ指揮(#/+)
ブダペスト・ストリングス(#/+)
 録音:1996年9月19日、SWR シュトゥットガルト放送スタジオ(*)/2006年6月12日-14日、カールスルーエ放送スタジオ(#)/録音時期不明、ハンガリー放送第22スタジオ(+)、以上全てディジタル。
 ほかの楽器のものに比べて極端に少ない状況にあるオーボエのための協奏作品。ここではハンガリーの第2次大戦以降に作曲を学び始めた世代による作品を集めている。コダーイの影響がみてとれるヒダシュと、ウィーン古典派とくにハイドンの様式を思わせるバラッシャの作品とはともに古典的な3楽章形式(急-緩-急)で書かれた比較的平易な調性音楽。いっぽうショプロニ初の管楽器のための協奏曲はほかの2作同様に3楽章形式をとりつつも、テンポと拍子とが複雑に入り組んだもの。ここで演奏するレンチェシュとブダペスト・ストリングスに献呈されている。メロディアスな独奏パートとフィナーレの超絶技巧とに、シュトゥットガルト放送so.首席レンチェシュが抜群の腕前を披露している。同じくシュトゥットガルト放送so.首席のヴィフラーは、シュトゥットガルト音楽大学で教鞭をとるかたわら、リリングのシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムのメンバーとしてなど幅広い活躍を続けるホルン奏者。
ジェルジ・ヴカーン:
 木管アンサンブルのための作品集

 ミカン色の月/3つのバガテル/3つの舞曲
 ワイン・ダーク・シー
 フォー・エヴァー・アンド・ア・デイ
ジェール・
 ボレロ木管アンサンブル
ジェール・
 パーカッション・グループ
ガーボル・ボルドツキ(Tp)
ジェルジ・ヴカーン指揮
(P/シンセサイザー)
 録音:2007年2月9日-11日、ジェール、リヒター・ホール。
 1941年ブダペスト生まれのヴカーンは、140以上の映画音楽にテレビやラジオの仕事でも有名な作曲家。このアルバムに収められた作品も前衛的というよりは劇伴を思わせるつくり。“モーリス・アンドレの後継者 "ともいわれ、リーズ・ドゥ・ラ・サールの弾くショスタコ1番の協奏曲(V-5053)でソロをとるなど、活躍めざましい名手ボルドツキがゲスト参加しているのも注目。
HCD-32538
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(2CD)
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):歌劇「ティートの慈悲」
 ゾルターン・メジエシ(T;ティート) モニカ・ゴンザレス(S;ヴィテッリア)
 ジタ・ヴァーラディ(S;セルヴィーリャ) アンドレア・メラート(Ms;セスト)
 バルナバーシュ・ヘジ(CT;アンニョ) タマーシュ・コーボル(T;ポブリオ)
 ファビオ・ピローナ指揮サヴァリア・バロックo.
 録音:2007年7月8日-14日、ブダペスト。ピリオド楽器使用。
 「ティートの慈悲」と言えば、モーツァルトのオペラが有名。その元となったメタスタージョの台本は、多くの作曲家によってオペラ化されたことが知られている。オリジナルのカルダーラのオペラ(BONGIOVANNI GB-2360 2CD)に続いて、ガルッピのオペラが世界初録音。1760年の謝肉祭シーズンにトリノで初演され、大変大きな人気を博した。およそ30年後のモーツァルトのオペラと比べると、違いはあるものの、物語の大筋は変わらない。ガルッピの音楽は、初期古典派ならではの新鮮な魅力を湛えたもの。アリアはどれも魅力的。ハンガリーを代表する古楽系ソプラノのモニカ・ゴンザレスを始め、比較的若い世代の優秀な歌手が集められている。ファビオ・ピローナは、ヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院出身。ガルッピの権威として知られている。サヴァリア・バロックo.は、ハンガリー古楽界の大御所、パール・ネーメトが芸術監督を務めるオーケストラ。
ニコラ・シェドゥヴィル(1705-1782):
 こころみ(レ・ドゥフィ)、または音楽愛好家の練習曲

  〜ハーディ・ガーディと数字付低音のための作品集 Op.9
  ローベルト・マンデル(ハーディ・ガーディ) パール・ネーメト(バロックFl)
  アンサンブル・ル・ベルジェ・フォルチュネ
  [ピロシュカ・ヴィタリウス(バロックVn) ゾルターン・セープラキ(リコーダー)
   オットー・ナジ(Vc/ヴィオラ・ダ・ガンバ) アーグネシュ・ヴァーライアイ(Cemb)
   ガーボル・トコディ(リュート/バロックG)]
 録音:2007年4月3日-5日、フンガロトン・スタジオ。ミシェル・コレット(HCD-32102)、ドラヴィーニュ(HCD-32201)、ジャン&ジャック・オットテール(HCD-32334)につづく、ハーディ・ガーディ(手回しオルガン)およびミュゼット(袋に風を送りパイプを鳴らす楽器)のシリーズ第4弾。
 18世紀の初めにパリ・オペラ座管のオーボエとミュゼット奏者を務めたニコラ・シェドゥヴィル(1705-1782)。かれはみずからミュゼット製作までおこない、当時の記録に「フランスの貴婦人たちのミュゼット教師」と呼ばれ、名家のミュゼット教師として高い人気を得るとともに、ラ・ボルドより「フランス音楽史上最高のミュゼット奏者」とまで絶賛された。全部で30曲からなる作品9は、当時はやっていた、素朴なひなびた様式を試みに取り入れ、タイトルが示すように演奏の難易度もそれぞれが献呈された弟子たちのテクニックに見合ったものとなっており、一世を風靡したこの風変わりな楽器の魅力が詰まっている。
HCD-32541
廃盤
レハール:ヴァイオリン曲集 レイラ・ラーショニ (Vn)
フランツ・リスト音楽大学室内o.
ガブリエラ・ジェケール(P
ラースロー・ライタ(1892-1963):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.1

 [第1番「二重フーガとロンド」Op.5(1923)/
  第3番 Op.11(1929)/第4番 Op.12(1930)]
アウアーSQ
[ヴィルモシュ・オラー、
 ガーボル・ベラーン(Vn)
 チャバ・ガールフィ(Va)
 アーコシュ・
  タカーチュ(Vc)]
 録音:2007年11月15日-20日、ハンガリー、フンガロトン・スタジオ。
ラースロー・ライタ(1892-1963):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.2

 [第5番 Op.20(1934)
   「弦楽四重奏のための5つのエチュード」/
  第7番 Op.49(1950)/第9番 Op.57(1953)]
アウアーSQ
[ヴィルモシュ・オラー、
 ガーボル・ベラーン(Vn)
 チャバ・ガールフィ(Va)
 アーコシュ・
  タカーチュ(Vc)]
 録音:2007年、ハンガリー、フンガロトン・スタジオ。
 20世紀前半のハンガリーにおけるずば抜けた作曲家、民俗音楽学者、教師のひとりと考えられているライタ。バルトークの親密な仲間で、ハンガリー音楽の研究に多大な影響を及ぼした。総数69の作品は映画音楽にいたるまで全ジャンルにおよび、パリでダンディに師事した経験もあり、作風はみずから公言するようにフランス印象派に、また同様にハンガリーや東欧の民俗音楽にも通じたもの。
 このたび全集シリーズとして2枚同時リリースとなる弦楽四重奏は、創作活動を通じてひんぱんに書かれ、1953年の作品58まで全部で10曲を数える。時期もほとんど重なることからバルトークの弦楽四重奏に大いにインスパイアされて書かれ、ハンガリー内外のアンサンブルによって演奏されてきた。ちなみに1920年代にライタはまたアメリカのロート、自国ではヴェーグ、タートライといったカルテットを指導している。
 ライタの国際的名声を得るきっかけをつくった弦楽四重奏第3番。アメリカン・エリザベス・スプラーグ=クーリッジ財団から賞金を授与され、欧米の多くの都市で初演されている。このほか息子のアベル夫婦に捧げられた第9番では、フィナーレにトランシルヴァニアの舞曲による主題が聞こえるなど、じつに多彩。バルトークが書いた不滅の6曲に次ぐ充実の内容となっている。演奏を手がけるアウアー四重奏団は1990年リスト音楽院の学生たちによって結成されたアンサンブルで、幾多のコンクール入賞歴のほかすでに録音も多数。
ラースロー・ライタ(1892-1963):
 弦楽四重奏曲全集 Vol.3

 [第6番 Op.36(1942)/第8番 Op.53(1951)/
  第10番「トランシルヴァニア組曲」Op.58(1953)]
アウアーSQ
 バルトーク、コダーイに次いでハンガリーの民俗音楽を研究し、作品に採り入れたラースロー・ライタは全10曲の弦楽四重奏曲を残しているが、その全集録音の第3集。アウアー四重奏団は1990年に結成された実力派。
ラースロー・ライタ(1982-1963):弦楽四重奏曲全集 Vol.4
 弦楽四重奏曲第2番 Op.7 (1926) /ピアノ五重奏曲(音楽劇)Op.4 (1922)
  アウアーSQ[ヴィルモシュ・オラー、ガーボル・ベラーン(Vn)
        チャバ・ガールフィ(Va) アーコシュ・タカーチ(Vc)]
  アンナ・グラニク(P)
 録音:2009年-2010年、フンガロトン・スタジオ。ラースロー・ライタはバルトーク、コダーイと並ぶ才能として国際的にも高い評価を受けながら、1956年ハンガリー動乱を機に共産主義体制にその音楽活動を抹殺されてしまった不遇の作曲家。このアルバムでは比較的初期のアヴァンギャルド時代から、ライタ本人も実験的な作品として出版しなかった二曲が収録されている。しかしバッハの受難曲を思い起こさせる厳格な対位法とフーガは圧倒的なメッセージを感じさせ、ライタ再評価に相応しい傑作と言える。アウアー弦楽四重奏団は1990年結成。1997年の第7回国際弦楽四重奏コンクールでメニューヒンの高い評価を得て優勝して以来、世界の音楽シーンで活躍している。
ジェルジ・オルバーン(1947-):
 クリスマス・オラトリオ
イルディコー・チェルナ(S)
クザヴィエ・リヴァデネイラ(T)
チャバ・ガアール(Br)
タマーシュ・セレ(B)
ガボール・バロッシ指揮
ロラーンド・エトヴェシュo.
ベーラ・バルトークcho.
 ハンガリー作曲界の重鎮オルバーンのクリスマス・オラトリオは、73分にも及ぶ大作。全体に現代的なところはなく、非常に聴きやすく感動的な作品。ハンガリー語歌唱。
ヴァーシャーリ〜シューマン
 謝肉祭 Op.9/ロマンス 嬰ヘ長調 Op.28-2/
 幻想曲 ハ長調 Op.17/子供の情景 Op.15
タマーシュ・ヴァーシャーリ(P)
 録音:2008年5月。
 最近は指揮の評価も高いハンガリーのピアニスト、ヴァーシャーリ。アニヴァーサリー・イヤーのシューマンによる最新録音の登場。彼は若いイメージがあるが、この録音時75歳。円熟の極みで、全く巧まずして大きな音楽を作り出している。
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.12
 チャールダーシュの情景 Op.83
 第12番「わたしの小さなキジバト」/
 3つの小品 Op.48[バラード/間奏曲/セレナード]/
 3つの小品 Op.52
  [ソネット/メヌエット/ワルツ・カプリス]/
 ハンガリー歌曲集 Op.67-1「深い森の暗い日陰で」/
パガニーニ(フバイ編):常動曲 Op.11/カプリス第13番
フバイ:ハンガリー幻想曲(遺作)
 「なぜ、あなたは優しくささやくの?」/
 短詩「瞑想」(遺作)
リスト(フバイ編):即興的ワルツ
ラフマニノフ(フバイ編):エレジー
フバイ:5つの演奏会用練習曲 Op.115
 [ ハ長調/ ヘ長調/ 嬰ト短調/ ニ長調/ イ長調)]
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・カシャイ(P)
 録音:2007年6月14日-17日、フンガロトン・スタジオ。
 ヴァイオリン・ファンから注目を浴びる、フバイのシリーズ第12集。作曲家としてももっとも成功したジャンルがヴァイオリン曲だけに、今回もいずれも聴きもの揃い。収録内容は3種に大別され、まず、ハンガリーの民俗主題に題材を得たもの。3つの歌曲と2つの民俗舞踊の旋律を超絶技巧に改作した、チャールダーシュの情景第12番などがこれにあたる。つづいて、3つの小品や演奏会用練習曲といった、ヨーロッパのロマン派様式で書かれた性格的小品。そして、パガニーニやラフマニノフ曲からの、さまざまなトランスクリプション。リストの即興的ワルツは、1931年のクリスマスに若きメニューインのためにアレンジされたもの。
 なお、いよいよ当シリーズも次回第13集をもって堂々完結の予定。
ヤーノシュ・ヴァイダ(1949-):合唱作品集
 マニフィカト/聖ペテロと傭兵隊/変奏曲
アンドレア・メラート(Ms)
チャバ・グリュンフェルデル(T)
チャバ・ゲルジェニ(Br)
ダーニエル・
 ソモジ=トート(Org)
ガーボル・ホッレルング指揮
ブダペスト・アカデミー合唱協会
ブダペスト青年cho.
ホノヴェート男声cho.
ブダフォク・ドホナーニo.
 ハンガリー放送cho.
 現代ハンガリー作曲界の巨匠ヴァイダの合唱曲集。ヴァイダは現代の作曲家だが、この3篇はバッハ等のバロック音楽の様式で書かれ、「マニフィカト」では大バッハの同名作の、「聖ペテロと傭兵隊」ではラッススの引用がみられる。またハンガリーの童謡に基づく「変奏曲」は大人のための作品ながら子供の世界を描いていてユニーク。
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):
 管弦楽組曲「ミューズの祭り」より

 [第4番 ハ長調/第5番 変ロ長調/第6番 イ短調]
バラージ・マーテー指揮
アウラ・ムジカーレ
 録音:2007年6月27日ー 30日、ハンガリー、トルダシュ・ルター派教会。ピリオド楽器使用.
 当時ハンガリー領ブラティスラヴァで活躍していた著名なカントルで作曲家の息子として生まれたクッサー。リュリと親交のあったかれはのちにオペラでも名をあげるが、まず人気を博したのは器楽曲。壮麗なるひびきに満ちた「ミューズの祭り」はこのジャンルの代表作で、これは第3番までを収めた第1集(HCD-32337)につぐ完結篇となるアルバム。
HDVD-32553/54
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モーツァルト:
 ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

 ヴァイオリン協奏曲[第1番−第5番]/
 協奏交響曲 変ホ長調 KV.364/
 コンチェルトーネ ハ長調 KV.190/
 ロンド ハ長調 KV.373/ロンド 変ロ長調 KV.269
 アダージョ ホ長調 KV.261
バルナバーシュ・
 ケレメン(Vn)指揮
カタリン・コカシュ(Vn/Va)
フェレンツ・エルケル室内o.
 収録:2006年5月12日、24日、ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、ベラ・バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール、ライヴ。PCM ステレオ、ドルビー・ディジタル5.1、97 '、141 '50 "、音声:ハンガリー・英・独・仏、字幕:ハンガリー・英・独・仏、カラーNTSC4:3/Region All。
 確かなテクニックと切り込み鋭いアプローチが痛快、ヴァイオリン好きから注目を集めるケレメン。最新作はヴァイオリン協奏曲をはじめ、モーツァルトのオケつきヴァイオリン曲全集の映像作品という見ごたえ、聴きごたえたっぷりの内容。しかもすべてライヴ。才気のかたまりのようなヴァイオリン・ソロが、編成を絞ったオケによく映える。さらにイケメン、ケレメンの立ち姿を拝めるのもファンにはたまらないところ。なお、カデンツァはすべてケレメンの自作。
コダーイ:
 歌唱集〜民俗伝承詞による16の連作歌曲集 Op.1H/
 ベーラ・バラージュの詩による3つの歌曲、遺作H/
 4つの歌曲H/7つの遅れてきたメロディー Op.6H/
 ヒムフィの歌(詞:シャーンドル・キシュファルディ)/
 2つの歌曲 Op.5/5つの歌曲 Op.9/3つの歌曲 Op.14/
 エピグラム〜9つのヴォカリーズH
  (テクスト:メリンダ・キシュテーテーニ)/
 ヨアンニシュ・フニャディの墓碑銘L
  (ヤヌス・パンノニウス)
アンナ・コロンディ(S)
アンドレア・メラート、
ユディト・ネーメト(Ms)
サボルチュ・ブリックネル(T)
ジュラ・オレント、
チャバ・セゲディ(Br)
イシュトヴァーン・
 コヴァーチュ(B)
イェネー・ヤンドー、
エメシェ・ヴィラーグ(P)
 録音:2007年11月21日-2008年9月1日、フンガロトン・スタジオ。H:ハンガリー語歌唱/L:ラテン語歌唱。
 わずか4歳で即興的に歌を作ったといわれるコダーイ。のちにすぐれた合唱作品を残すかれの本分は終生、声楽にあった。このアルバムでは、コダーイが創作活動の最初の20年間に、器楽による室内楽と並行して取り組んだ、ピアノ伴奏つきの芸術歌曲を収録している。民俗詩による作品1 のハンガリー語原題Enekszo(エーネクジョー)は、強いて英訳するとSong-word あるいはSinging-word となることが象徴的なように、そしてまた詞をアラニ、モーリツ、ベルジェニ、ケルチェイ、チョコナイ・ヴィテーズ、アディ、バラッシらハンガリー人による詩作に付曲していることから、じっさい、どのナンバーにおいてもハンガリー語と、そこに根ざしたゆたかな旋律美の関係性を見て取ることが出来る。
コダーイ:歌曲全集(ハンガリー語歌唱)
 ユーリア・ハイノーツィ、アンナ・コロンディ(S) アンドレア・メラート、
 ユディト・ネーメト、ベルナデット・ヴィーデマン(Ms) カタリン・ハルマイ(A)
 ギュラ・オレンド(Br) ガーボル・ブレッツ(B-Br) サボルツ・ブリクネル(T)
 タマーシュ・ヴァーシャリ、エメシェ・ヴィラーク(P)
 コダーイは素晴しい合唱曲の影に隠れた美しいピアノ伴奏付歌曲も残している。それをすべて収録した3枚組。ハンガリーを代表する歌手陣に加え、ピアノを名手ヴァーシャリが務めているのが超ぜいたく。大半が民謡編曲で、力強い生命力あふれる世界が広がる。
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ベーラ・ドラホシュ〜
 モーツァルト:フルート協奏曲集

  フルート協奏曲第1番 ト長調 KV.313 /
  フルート協奏曲第2番 ニ長調 KV.314 /
  アンダンテ ハ長調 KV.315 /
  フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 KV.299
 [特典映像]
  (アンコール)
   グルック:
    オルフェオとエウリディーチェ〜「精霊の踊り」
    (フルートとハープによる演奏)
  ドラホシュとヴィグのインタビュー
アンドレア・ヴィグ(Hp)
ベーラ・ドラホシュ(Fl)指揮
ブダペストso.
 収録:2006年12月23日、ブダペスト、フェレンツ・リスト音楽院、ライヴ。PCM ステレオドルビー・ディジタル 5.1/カラー NTSC /16: 9 /Region All/音声:ハンガリー語/字幕:英独仏。
 クリスマス・シーズンに首都ブダペスト有数の会場で行われたコンサートの模様が収められた映像作品。ハンガリーきっての名手ドラホシュの演奏でたっぷりとモーツァルトの名曲を楽しめる。画質、音質ともすぐれている。
カール・フィリップ・
 シュターミッツ(1745-1801):クラリネット四重奏曲

 [イ長調Op.14-6/ニ長調Op.14-3/変ホ長調Op.19-1/
  変ロ長調Op.19-2/変ホ長調Op.19-3]
ラヨシュ・ロズマーン(Cl;*)
オーセンティックSQ団員
[ジョルト・カッロー(Vn)
 ガーボル・ラーツ(Va)
 チッラ・ヴァーリ(Vc)]
 録音:2007年10月、フンガロトン・スタジオ。使用楽器:L.ロッシ F 537 (*)。ピリオド楽器使用による世界初録音。
 ボヘミアからドイツに出て、いわゆるマンハイム楽派の中心メンバーとして18世紀後半のヨーロッパを席巻したシュターミッツ一族。マンハイム楽派随一の多作家と云われるカール・フィリップ・シュターミッツは、父ヨハンに引き続きマンハイム楽派第2世代を代表する作曲家として活躍した。かれの作品では50曲もしくはそれ以上の交響曲に、少なくとも60の協奏曲、そして当時のはやりだった8曲のサンフォニ・コンセルタントのほか、ぼうだいな数に及ぶ室内楽が残されたことがわかっている。ここでは当時最新の楽器だったクラリネットを主役に据えた四重奏を収録。快活なロンドが特徴的な作品14の3も素敵だが、“協奏的四重奏 "とよばれる作品19になると、より規模も大掛かりでソリスティックな見せ場もふんだん。現代作品に至る幅広い活動を展開する注目の若手ロズマーンのテクニックはもちろん、当時を思わせるピリオド楽器による演奏がまた魅力いっぱい。
ウジェーヌ・ワルキエ(1793-1866):
 協奏的大四重奏曲 嬰ヘ短調Op.46/
 三重奏曲 ニ長調Op.35(*)/大四重奏曲 ヘ長調Op.70
テトラヴェルシ・フルート・
 カルテット
[イヴリン・バログ、
 カタリン・ナジ、
 ユディト・パチョライ、
 ゲルゲイ・イッゼーシュ]
ジョルト・カッロー(Vn;*)
ディッタ・ローマン(Vc;*)
 ワルキエはベルギーに生まれ、19世紀前半に活躍したフランスのフルート奏者。時代が求めたフルート教師であり、ベーム式以前の古いフレンチ・システム(指で穴を押さえる)のフルートの擁護者でもあり、そしてまた作曲家としても成功を収めているが、必然的にフルートつきの作品、なかでも室内楽曲にその本領が発揮されている。R.S.ロックストロは『フルート論』のなかで「その音楽は比類なく孤高なる様式に拠り、想像力に富み新鮮。衝動変化の多様な感情表現に充ち…さらに、デュオ、トリオ、カルテットはフランス芸術の最高のものである」 と絶賛していることからも、そのすばらしさがいくぶん想像できるだろう。アルバム一曲目、さっそうとした軍隊行進曲調で第1楽章が開始される作品70は、つづくスケルツォに、悲痛かつ美しいアダージョを経て、フィナーレはロンドで閉じられる。なかでも演奏時間が30分を越える協奏的大四重奏はじつに個性的で、熱いパッションがほとばしり、聴きごたえ満点。これらは長らく楽譜も未出版であったため、わずかにフルート関係者のあいだで知られるのみのまぼろしの作品だったが、楽譜の再出版を契機に世界初録音となった。まさにフルート・ファン大注目のアルバム。
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
 インテルメッツィ「ペリッカとヴァッローネ」/
 インテルメッツィ「レオンツィオとエウリッラ」(イタリア語歌唱)
  ベルナデット・ヴィーデマン(Ms;ペリッカ/エウリッラ)
  ラースロー・イェクル(B;ヴァッローネ/レオンツィオ)
  パール・ネーメト指揮サヴァリア・バロックo.
  アーグネシュ・ヴァーライアイ(Cemb)
 録音:2008年4月14日-16日、5月7日-8日、フンガロトン・スタジオ。共に世界初録音。ピリオド楽器使用。
 舞台用のインテルメッツィは、オペラ・セリアの幕間(あるいは幕中の舞台転換の間)を通して演奏された、2名または3名を伴う形の1幕乃至3幕の室内オペラのこと。その目的はオペラ・セリアの悲劇的な筋書きにコメディの要素を加えたり、舞台上で繰り広げられる出来事の劇的な連鎖に、短い“間奏 "をただ挿入したりするためのものだった。ありふれたキャラクターに、日常的なシチュエーションの親しみやすさから、しばしばオペラ・セリア本編以上の人気を集め、のちのオペラ・ブッファを準備する意味で重要な役割を担った。
 このジャンルを発展させた代表的な巨匠には、群を抜いた数のオペラとカンタータの創作で知られたアレッサンドロ・スカルラッティもいた。使用人ふたりの発展してゆく恋愛模様を描いた「ペリッカとヴァッローネ」と、恋人たちの口げんかがコミカルな「レオンツィオとエウリッラ」。世界初録音となる2曲は、順にドランマ・ペル・ムジカ(音楽のための劇)「スペインのスキピオ」、「マルクス・アティリウス・レグルス」のインテルメッツィとして書かれたもので、各ナンバー長くても4分半、短いものは15秒というレチタティーヴォの間にアリアと二重唱が挟まれる形で進み、最後は二重唱で閉じられる。古楽ファンにはおなじみのネーメトらによる演奏は新鮮な息吹を感じさせ、その魅力をいまに伝えるすぐれた内容。
クリストフ・ル・ムニュ・ド・サン=フィリベール(1720頃-1774):
 6つのカンタティユ集

 [アリアーヌ(アリアドネ)/ハーディ=ガーディ/
  イポメーヌ(ヒッポメネス)とアタラント(アタランタ)/いらだち/輝き/結婚]
 モーニカ・ゴンザーレス(S) ゾルターン・メジェシ(T)
 ローベルト・マンデル(ハーディ=ガーディ) パール・ネーメト(Fl)
 ピロスカ・ヴィターリウス(Vn) オットー・ナジ(Vc/Gamb)
 アーグネシュ・ヴァーラリャイ(Cemb) ガーボル・トコディ(リュート)
 録音:2008年5月7日-9日、18日、19日、フンガロトン・スタジオ。
 フランスのカンタータは、ルイ14世期の末期から栄え始め、ラモーに代表されるパリのオペラの活性化のあと、衰退した。その後出てきたのがカンタティユ。その名の示すとおり、短いカンタータというのが、もともとの意味だが、実質は、バロック・カンタータのロココ版。バロックの劇的効果ではなく、ロココの優美さが特徴。
 ル・ムニュ・ド・サン=フィリベールは作曲家で楽譜出版業者。自身の作品を刊行するため出版業を始めた。彼の短い生涯については、史料もあまり残されておらず、出版された作品や著作から得られる情報がほとんど全て。今回収録された「6つのカンタティユ集」は、1740年代初期に出版されたもので、数度にわたって刊行されていることから、当時、人口に膾炙したものと推定される。ル・ムニュの代表作で、ロココの優美さが感じられる佳作。
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バルトークのピアノで I〜ゾルターン・コチシュ
 バルトーク:
  「ミクロコスモス」〜短6度音程での平行進行
  (ピアノ演奏:ベラ・バルトーク)/
 はじめに(案内役:カウツキー・アルマンド)/
 ピアノの修復/
 レッスン風景〜
  父ゾルターンから息子クリスティアーンへ/
 バルトーク:
  「ミクロコスモス」より短6度音程での平行進行
  (ピアノ演奏:クリスティアーン・コチシュ)
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調Op.14-1
 リスト:アヴェ・マリア R.194, S.545
 バルトーク:「ミクロコスモス」より
  [オリエンタル風に/和音練習/小練習曲/
   スケルツォ/夜想曲/民謡風に/倍音/歌/
   5度の和音/農民舞曲/
   交互に弾かれる3度/4度/ユニゾン]/
  「子供のために」よりn  [ アンダンテ(子供の歌)/
   アンダンテ(バラード)/アレグレット/
   アンダンテ・ノン・トロッポ(兵士の歌)/
   アレグロ(お酒の歌)/アレグロ・ロブスト]
ゾルターン・コチシュ(P)
照明:ラースロー・へヴェシュ
撮影:ラースロー・ライク、
 アッティラ・ゴルトヴァ
監督:アッティラ・フラニェー
製作:
 ガーボル・ヴァーシャールヘイ
 2000年ハンガリーTV制作。ドルビー5.1ch ステレオ、64 '、NTSC16: 9、リージョン・コードAll、字幕:洪英独仏伊日。
 ブダペストのチャラーン通りには、バルトークがハンガリー時代の最後に過ごした邸宅がいまも残されている。1981年より記念館となっているが、2006年の生誕125周年に向けて家の改築と同時に古いピアノの修復がはかられた。このDVDには、仕事部屋に置かれていた作曲用の小型のべーゼンドルファーの修復の模様と、バルトークのピアノ独奏曲全集の録音でも知られる第1人者コチシュによる‘バルトークのピアノ 'を弾いたコンサートが収められている。
 邸宅のもとのダイニングとリビングの空間を利用しておこなわれた、ささやかな修復記念のお披露目コンサート。メイン・イベントはやはり後半のバルトーク。1930年代にバルトークの住まいで、バルトークのピアノで、バルトークの作品がどんな響きがしていたのか。ファン必見の内容。うれしい日本語字幕つき。
クリストフ・シャフラート(1709-1763):
 チェンバロのための6つのソナタ集Op.2

 [第1番 ヘ長調/第2番 ホ短調/第3番 ト長調/
  第4番 ハ短調/第5番 変ロ長調/第6番 ト短調]
ボルバーラ・ドボジ(Cemb)
 録音:2007年11月17日-18日、2008年4月8日、フンガロトン・スタジオ。使用楽器:1733年パリ、フランソワ・エティエンヌ・ブランシェにもとづく、1987年レムヒンゲン、エッケハルト・メルツドルフ工房による製作( キルンベルガー III 415 Hz )。世界初録音。
 シャフラートは18世紀に活躍したドイツのチェンバロ奏者、作曲家、教師。フリードリヒ大王に仕え、1740年に王の即位にともないベルリン宮廷楽団のチェンバロ奏者に任命されている。作曲家としてのジャンルは器楽曲に集中しており、とりわけ重要なのが鍵盤作品。このアルバムでは 1749年にニュルンベルクで出版された作品2の6曲を収録している。シャフラートの書法はシンプルで、ほとんど(このアルバムでは第6番をのぞくすべて)が急-緩-急の3楽章形式により、分散和音と音階的なパッセージの効果的な使用に特徴がみられる。また様式上は、旋律の美しさ、短いフレーズ、単純なテクスチュア、緩やかな和声リズムと三連符の多用など、いわゆるギャラント・スタイルの特徴をみせている。しかも第6番第2楽章のフーガ楽章に明らかなように、すぐれた対位法書法をも垣間見せる。演奏は名手ズザナ・ルージイチコヴァに師事したドボジ。
ミヒャエル・ハイドン:
 四旬節用ミサ MH553, K I /19,(1794)/
 四旬節のためのミサ MH 551, K I /20,(1794)/
 四旬節ミサ MH 552, K I /3,(1794)/
 枝の主日のためのグラドゥアーレ
  MH 695, K II a/27,(1798)/
 聖十字架ミサ MH 56, K I /16,(1762)
パーセルcho.
ジェルジ・ヴァシェギ指揮
オルフェオo.団員
レヴェンテ・ジェンジェッシ
 (Org)
チッラ・ヴァーリ(Vc)
ジェルジ・ヤンジョー(Cb)
 ピリオド楽器使用。その生涯にラテン語とドイツ語で35のミサと3つのレクイエムを遺したミヒャエル・ハイドン。ほかならぬ彼の最期の仕事となったのも未完のレクイエムだった。E.T.A.ホフマンは未完のレクイエムに宛てて「かれは宗教音楽の作曲家として時代と国を越えて最高の芸術家に位置づけられることは、現在では音楽を解するものであれば誰しも疑いようがない。」と述べている。
 ミヒャエル・ハイドンが当時のナジヴァーラド(現ルーマニアのオラデア)の司教座でキャリアをスタートさせた経緯から、ハンガリーゆかりの作曲家と位置づけフンガロトンが録音に力を入れるこのシリーズ。最新作では宗教音楽、なかでも四旬節(受難節)にまつわる作品を収めている。ここで注目される特徴がパレストリーナ様式として知られる対位法書法。そして聞こえてくる音楽の約やかな美しさ。教会での典礼に相応しいようにという配慮から、グレゴリオ聖歌の旋律を定旋律に用いたり、またトランペットやホルン、打楽器などの鳴り物はあえて避けている。なお合唱の編成はソプラノ6、アルト(CT)4、テノール4、バス4。ラテン語歌唱。
リスト:歌曲集(含 異版)
 3つのペトラルカのソネット(1847)(*)/
 喜びに満ち、苦しみに満ち(ゲーテ詞;#)〔初版(1844)/第2版(1848)/第3版(?)〕/
 優しく響け、わが歌よ(ノルトマン詞;#)〔初版(1848)/第2版(1860)〕/
 天上から来たあなた(ゲーテ詞;#)〔初版(1843)/第2版(1856)/第3版(1860)〕/
 おお、わたしがまどろむとき(ユゴー詞;+)〔初版(1844)/第2版(1860)〕/
 3つのペトラルカのソネット(1883)(*)
  サボルチ・ブリクネル(T) ベルナデット・ヴィーデマン(Ms)
  エメシェ・ヴィラーグ(P)
 録音:2009年-2010年、フンガロトン・スタジオ。歌唱:イタリア語(*)/ドイツ語(#)/フランス語(+)。リストは生涯にわたって歌曲も多数作曲しているが、ピアノ曲と異なり、割とシンプルにメロディを朗々と歌わせるものが多いのが特徴。さらに改訂魔だったリストらしく、歌曲もいくつか版が存在するものがあり、ここではそれらがすべて収録されている。なかでも興味深いのが「巡礼の年第2年」の「ペトラルカのソネット」の原曲。これも1847年版と1883年版があり、ノクターン風でナイーヴな前者と、より複雑化された後者でリストの向上と進歩の過程がみてとれる。
ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775-1838):
 クラリネット四重奏曲集

 [第2番 ハ短調Op.4/第1番 変ホ長調Op.2/
  第3番 ニ長調Op.7]
ラースロー・ホルヴァート(Cl)
トリオ・ドゥマシュ
[ヨゼフ・プーリア(Vn)
 チャイム・ステッラー(Va)
 エルシュ・ケーセギ(Vc)]
 録音:2008年7月7日-11日、フンガロトン・スタジオ。
 ベートーヴェンと同時代に生きたクルーセルはフィンランドの名クラリネット奏者、作曲家。シベリウス以前のフィンランドで最も重要な作曲家とされているが、技巧的な協奏曲をはじめとするクラリネット作品はみな、よほど演奏意欲を掻き立てるらしく、名人と謳われる奏者がこぞって取り上げる傾向にある。マイナーキーで劇性とメロディアスな魅力が引き立つ第2番を含む、カルテットの新録音で名乗りを上げるラースロー・ホルヴァートは1945年ハンガリー生まれの名手。
ジェルジ・オルバーン:マニフィカト(*)
ペーテル・トート:大ハンガリーの女王のための讃歌(#)
ゾルターン・コダーイ:
 わたしの心は痛む(1917)(+)/
 カールロー村の対舞(1950)(**)
  [歌唱:ラテン語(*/#)/ハンガリー語(+/**)]
イルディコー・チェルナ(S;*)
ジュジャ・エレケシュ(Org;*)
ゼーノー・ラーング(Perc;*)
アンドレア・メラート(Ms;*/+)
アーグネシュ・サカーイ
(ツィンバロン;+/**)
オルショヤ・サカーイ
(ツィンバロン;**)
ブダペスト・エトヴェシュ
 ・ロラーンド大学
[上記代理店記載ママ]
ガーボル・バロシュ指揮
ベーラ・バルトーク
 合唱団&大学o.
 録音:2008年4月、5月、フンガロトン・スタジオ。
 大御所オルバーンによるマニフィカトは、大作「クリスマス・オラトリオ」(HCD-32546)以前に書かれたもので、ハンガリー語の聖ルカ福音書によるおなじみのカンティクル。現在のラテン語版は8楽章構成で、演奏時間30分ほど。起伏に富み、静謐な美しさにもあふれている。トートの作品は2007年11月に当大学アンサンブルの依頼によって書かれたもの。前衛色とは無縁でシンプルでたいへんわかり易い内容。音楽が進むに連れて、テクスチュアは次第に厚みを増して行く。4声の合唱と弦5部という編成。民俗楽器ツィンバロンの採用がユニークなコダーイの2曲は、ジプシーバンドに興味を示したあとがうかがえる。
 1957年に設立され半世紀以上の歴史を誇る大学オケと、バルトーク家の許しを得てその名を冠して活動する学生コーラスによる演奏は、アマチュア離れした出来栄え。ブダペストの春音楽祭の常連であるかれらは、共通の創設者でもあり、以来監督を務めるバロシュのもと、2度のアメリカ・ツアーを含む海外楽旅も回数を重ね、すでにHUNGAROTONにいくつものアルバムを発表している。合唱大国ハンガリーを象徴する合唱関係者注目のアルバムといえるだろう。
プレイエル:弦と管のための室内楽曲集
 五重奏曲 変ホ長調Op.10-3 Ben282(1788)〜フルート、
  オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
 四重奏曲 ト長調Ben 391(1797)〜
  オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
 四重奏曲 ニ長調Ben 381(1789)〜
  フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
 四重奏曲 ト長調Ben 394(1799)〜
  オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ
オルショイヤ・
 カチャンデル(Fl)
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
ペーテル・バールショニ(Va)
ペーテル・サボー(Vc)
 録音:2007年12月11日-14日、ハンガリー、フンガロトン・スタジオ。
 当時もっともポピュラーだった室内楽のジャンルは弦楽四重奏、五重奏だったが、プレイエルは、弦楽にひとりもしくはふたりの管という形で4、5人のメンバーが混成するグループのための室内楽曲を作曲している。それらを収めたのがこちらのアルバムで、いずれも世界初録音。軽快かつ感傷的なムードをたたえたところが共通し、管のパートは協奏的四重奏風に書かれていて、ヴァイオリンとのソリスティックな掛け合いが楽しめる。シュトゥットガルト放送so.首席レンチェシュをはじめ、演奏陣も粒揃い。おすすめ。
イヴァーン・マダラース(1949-):
 オペラ「ザ・ラスト・ワルツ」(ハンガリー語歌唱)
 〜ガーボル・ゲルゲイによる一幕の戯曲
  「アフタヌーン・ティー」にもとづく
イルディコー・イヴァーン(女性)
ペーテル・フリード(夫)
タマラ・タカーチュ(料理人)
アッティラ・ヴェンドレル(息子)
ガーボル・ホッレルング指揮
ハンガリー国立歌劇場o.
 録音:2009年1月5日-11日、フンガロトン・スタジオ、セッション。
 「ザ・ラスト・ワルツ」は、1965年にガーボル・ゲルゲイが著した脚本をもとに、1999年マダラースが作曲した、前奏と全18場からなるオペラ。登場人物は4人のみ、中流家庭の居間を舞台に繰り広げられる状況劇で、これから起こるドラマを予感させるような劇的な前奏以下、音楽自体は比較的聴きやすいものとなっている。
 マダラースはバルトークやコダーイに次ぐ世代の、エンドレ・セルヴァーンスキの弟子。ラジオドラマ風ともミュージカル風ともとれる「音楽物語集」(HCD-32349)なども発表している。
カミルロー・レンドヴァイ(1928-):
 天国〜ヨハネの黙示録より(2004) (*) /レクイエム(2003) (#)
  ラースロー・イェクル(B) イングリート・ケルテシ(S)
  ラースロー・ティハニ指揮(*) ラースロー・コヴァーチ指揮(#) MRso.&cho.
 レンドヴァイはフランツ・リスト音楽院名誉教授を務める長老作曲家。主にオペラで知られるが、宗教曲も胸に迫るもののある逸品。
イシュトヴァーン・ラーング(1933-):
 Broken off Paragraphs (2002-2003)(*)/
 39の弦楽器のための「第6交響曲」(1993-1994)(#)/
 オットー・オルバーンの一節にもとづくカンタータ
  「 Diamond in the Dust of Earth 」(2004)(+)
ラースロー・ティハニ指揮(*/+)
ラースロー・コヴァーチュ指揮(#)
MRso.、MR 男声cho.(+)
 録音:2004年3月17日(*)/1997年3月7日(#)/2007年10月8日(+)。収録:ハンガリー放送。(+)はハンガリー語歌唱。現代ハンガリー作曲界を代表する一人、ラーングの近作集。
ヨージェフ・シャーリ(1935-):
 管弦楽のための4つのコメンタリーズ「 Sonnenfinsternis 」(1999-2000)(*)/
 ツィンバロンと管弦楽のための「 Leoniden 」(2004)(#)/
 Zenith(ベラ・バルトークの思い出に)(1995 rev.1996)(+)
  ラースロー・コヴァーチュ指揮(*/#) ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮(+)
  MRso. イルディコー・ヴェーコニ(ツィンバロン;#)
 録音:2005年10月5日(*)/2005年11月21日(#)/2004年3月20日(+)。収録:ハンガリー放送。「さらばグレン・グールド(1983)」や、ハンガリーの民俗楽器ツィンバロンを用いた作風(HCD-31857)で知られるシャーリの作品集。
ゲルゲイ・ヴァイダ&バラージュ・ホルヴァート〜ダブル・ポートレイト
 ゲルゲイ・ヴァイダ(1973-):Duevoe
 バラージュ・ホルヴァート(1976-): La Corsa Grande dei Clarinetti (#)
 [ベンツェ・セペシ、レヴェンテ・プシュカーシュ、ベルナート・トーセギ、
  マルセル・ホルヴァート、ガーボル・ヴァルガ(Cl;#)
  ゲルゲイ・ヴァイダ指揮MRso.]
 ゲルゲイ・ヴァイダ:3つのパントマイム
  [ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl) ラヨシュ・ロズマーン(Cl)
   フォッラーシュ室内楽ワークショップのメンバー]
 バラージュ・ホルヴァート:Alterego / ゲルゲイ・ヴァイダ:Turning
 [ブダペスト・サクソフォン・クァルテット
   ベンツェ・セペシ、レヴェンテ・プシュカーシュ、ベルナート・トーセギ、マルセル・ホルヴァート(Sax)]
 収録&音源所有:ハンガリー放送。ハンガリーの新しい世代を代表するふたりの作曲家のポートレイト。
 ゲルゲイ・ヴァイダ:ブダペスト生まれ。ウィーン・フィル、モントリオール響、トロント響やフィラデルフィア管を指揮した経歴を持ち、現在オレゴンso.のレジデンス・コンダクターでもある作曲家。アルティシウシュ賞とグンデル芸術賞を授与されている。
 バラージュ・ホルヴァート:ブダペスト生まれ。フェレンツ・リスト音楽院作曲科上級講師。「POLY」が2005年ベルリンで行われたジェルジ・リゲティ記念コンクールで第1位を受賞。「BORR OWED IDEAS」が2009年ブダペストにおけるニュー・ハンガリアン・ミュージック・フォーラムで第2位を受賞。ほかにベネデク・イシュトヴァーンフィ賞を2度(2004年、2007年)に渡り、また2007年にはフェレンツ・エルケル賞を獲得している。
ハンガリー・フルートの近過去
 ヤーノシュ・デチェーニ(1927-):
  フルートとピアノのための田園風ソナチネ(1956)
 マーティアーシュ・シェイベル(1905-1960):
  フルートと弦楽のためのパストラーレとブルレスケ
 ジェルジ・コーシャ(1897-1984):ノットゥルノ
 チャバ・サボー(1936-2003):
  舞踏のリズムによる
   フルートとピアノのためのソナタ
 エンドレ・セルヴァーンスキー(1905-1960):
  フルートとピアノのためのソナチネ(1952)
 カミッロー・レンドヴァイ(1928):
  フルートとピアノのための4つの二重奏曲
 フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
  フルートとピアノのための「瞑想」
 パール・ヤールダーニ(1920-1966):
  〜フルートとピアノのためのソナチネ(1952)
ゾルターン・
 ジェンジェッシ(Fl)
ジュジャンナ・コッラール(P)
 録音:2008年2月28日-4月3日、ブダペスト、フンガロトン・スタジオ。
 共産体制下のハンガリーで生み出された、フルート作品の数々がいかに高い水準であったかを実証するアルバム。同年に作曲されたヤールダーニとセルヴァーンスキーのソナチネは、ともに当時の高名なフルート教師ゾルターン・イェネイ(1915-1981)に献呈されている。それらのソナチネに関連付けて作曲されたのが、デチェーニの田園風ソナチネ。すべてフルートを専攻する学生への教育的見地に立って書かれているのが特徴。このほかにも、トランシルヴァニア生まれという背景を感じさせるサボー、2楽章からなるシェイベルではジャズに対する志向が聞かれたりと、思いのほか多彩なつくりとなっている。
 フルートは1958年生まれのジェンジェッシ。ピアノは、ブダペストのフェレンツ・リスト音楽院でカタリン・ネメシュとイェネー・ヤンドーに師事し、アルフォンス・コンタルスキーやジェルジ・シェベックにも師事したコッラール。
トランスフィギュラティオ [TRANSFIGURATIO]
 ヤーノシュ・ヴァイダ(1935-):弦楽オーケストラ伴奏つき
  ターロガトー独奏のための「間奏曲」(*)
 アールパード・ケンチェイ(1959-):
  ターロガトー、3弦ヴィオラとコントラバスのための
   「セーケイの黒魔術」(#)
 アルマンド・トート(1955):ターロガトーとハープのための
               「4つのピンダロス歌曲」(+)
 アールパード・ケンチェイ:
  ターロガトーと弦楽四重奏のための
   「トランスフィギュラティオ」(**)
 シャーンドル・バラッシャ(1935):ターロガトーの聞こえるとき
 マティアス・カダル(1977):
  弦楽オーケストラとターロガトーのための「夢」(*)/
  ターロガトーと弦楽オーケストラのための
   協奏曲「 Mêrimes 」(*)
 べーラ・コヴァーチュ(1937):
  アイネ・クライネ・バルカンムジク(*)
ラースロー・
 Gy.キシュ(ターロガトー)
ペーテル・
 アーレンダーシュ(Va;#)
アンドラーシュ・
 レルケシュ(Cb;#)
ベアータ・シモン(Hp;+)
アウアーSQ(**)
ゲーザ・テレク指揮(*)
ブダペスト室内so.(*)
 録音:2008年5月、7月、サウンド・スタジオ「クラシック」。
 アジア発祥でハンガリー固有の民俗楽器ターロガトー。シングル・リードでクラリネット属のマウスピースを用い、キーワークはオーボエ風、ほの暗くもよく通る音色はイングリッシュ・ホルンのようという特徴がある。ターロガトーとトランスフィギュレーション(変容)の造語から名付けられたとも思われる、ケンチェイの曲をアルバム・タイトルに持つこのアルバムでは、20世紀生まれのハンガリーの作曲家たちがこの楽器にさまざまな組み合わせで曲をつけている。
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):
 3つの弦楽四重奏曲集Op.4

  [ハ長調Op.4-1/ヘ長調Op.4-2/ハ短調Op.4-3]
オーセンティックSQ
[ジョルト・カッロー、
 バラージ・ボザイ(Vn)
 ガーボル・ラーツ(Va)
 チッラ・ヴァーリ(Vc)]
 録音:2008年1月11日-13日フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。世界初録音。
 ベートーヴェンとほぼ同時代のヴィルトゥオーゾ・ピアニストで、長身のイケメンだったことから、当時はベートーヴェンよりも人気を集めたというヴェルフル。作曲家としてレオポルト・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンに学び、ウェーバーを先取りしたようなロマン的で技巧的なピアノ曲を数多く残している。もっぱらピアノ・マニアのあいだで名高いヴェルフルだが、このたび登場するのは世界初録音の四重奏。まず第1番が 1796年11月に、つづいて第2番&第3番が翌1797年7月に出版されている。成立年代からみてちょうど HUNGAROTON よりリリースされたモーツァルト作品の編曲(HCD-32408、32343、32352)と同様の傾向がみられる。つまり、簡潔で明解な構造にメロディアスで美しい反復進行による3曲は、いずれもアマチュアによる私的な演奏を念頭に置いて、聴き手と奏者といずれにも歓びを与えるように作られている。もちろん、技巧的なパッセージと楽器間の対話にもじゅうぶん配慮がなされ、ヨーロッパ各地で再版を重ねたというのも頷ける。使用楽譜は 1796-97年ウィーン、コジェルフ手稿譜(聖シュテファン王博物館セケシュ・フェーエルヴァル収蔵)。
フバイ:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.11

 6つのハンガリーの詩曲 Op.27/
 5つの小品 Op.51
 「シシリエンヌ/ガヴォット/ボレロ/
  アルプスのこだま/悪魔的スケルツォ]/
 フランソワ・コぺのための3つの詩曲 Op.56/
 6つの新しいハンガリーの詩曲 Op.76/
 秋の詩(1924)/アルルカン-スケルツォ Op.81/
 2つの小品 Op.110[春のロンド/スズメバチ]
フェレンツ・セチェーディ(Vn)
イシュトヴァーン・
 カッシャイ(P)
 録音:2007年4月14日-17日、フンガロトン・スタジオ。
 ヴァイオリン好きが注目するフバイのシリーズ第11弾。リストの高弟で、フバイとも親交のあったカーロイ・アッグハージによる同名のピアノ・デュオ作品に触発された作品27に始まり、未出版で公開演奏された記録もない「秋の詩」まで、このたびのテーマは“詩(poemes) "。ふたつの「ハンガリーの詩曲」は、タイトルに反して民俗色は薄めでドイツ・ロマン派風。それぞれ6曲は緩と急とが交互に配置され、全体にリズムを与えている。このほか、大自然の目覚めと生茂る草木の再生を呼び起こす、うきうきとした気分あふれる「春のロンド」。対照的に「スズメバチ」はある種常動曲の性格を持つ超絶技巧曲で、青春の日のサロン音楽に比して複雑で成熟した筆致がみられる。これまでとあわせて、ヴィルトゥオーゾ、フバイによるヴァイオリン音楽の真髄に迫る内容となっている。
フバイ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 Vol.13
 チャルダーシュの風景第13番 Op.102/
 ジルバーシュヴィンゲンから/
 リスト/フバイ:
  「3人のジプシー」によるハンガリー狂詩曲/
 4つの小品 Op.95/
 ハンガリー主題による変奏曲(無伴奏)/
 ハンガリー行進曲(ピアノ連弾)/
 チャルダーシュの風景第14番
  (ラヴォッタの主題による)Op.117/
 さようなら Op.111
フェレンツ・
 セチューディ(Vn)
イシュトヴァーン・
 カッシャイ(P)
 ハンガリー出身の大ヴァイオリストで作曲家のフバイ作品集の最終巻。これまでほんの一部しか聴くことのできなかった彼のヴァイオリン曲がこれべて揃った。今回のアルバムは珍品が集められているが、いずれもハンガリー風味濃厚な魅力作ばかり。さらにフバイの非常に珍しいピアノ連弾曲も収められているのが注目。現存する彼唯一のピアノ曲で興味津々。
祝福されしベアトリクス、1508-2008〜
 ティンクトリスとストーケムの作品集

 ティンクトリス:
  祝福されしベアトリクス/
  ミサ曲「ロム・アルメ」/
  おお、処女よ、我らを憐れみたまえ/
  主はその腕で力をふるい/エレミアの哀歌/
  崇高なる玉座の処女
 ストーケム:
  めでたし海の星/祝福されし聖母のグローリア
 作曲者不詳:ミサ曲「ロム・アルメ」
   〜第6曲「サンクトゥス」(冒頭)
ヴォーチェス・エクァレス
 (声楽アンサンブル)
ゾルターン・ミセイ(Org)
 録音:2008年1月、ブダペスト歴史博物館、城砦博物館、ゴシック礼拝堂。
 1458年に即位したハンガリー王マーチャーシュ1世は、ハンガリー王国最大の版図を獲得。文化振興を奨励し、首都ブダをルネサンス文化の一大中心地として、中世ハンガリー文化の最盛期を築いた。ストーケムはこの王に仕えた楽長だった。1508年に死去した、その后ベアトリクスは、ナポリ王フェルディナンド1世の娘で、ティンクトリスの愛弟子。同時代の様々な資料に、素晴らしいハープ奏者として記録され、中世ハンガリーの文化に並々ならぬ貢献をした。
 ヨーロッパ盛期ルネサンスの音楽を、ハンガリーの視点から見つめ直し演奏することを、活動目的の1つとしているヴォーチェス・エクァレスが、王と王妃の記念年(即位550周年、没後500周年)である2008年に、互いに親交の深かった、ティンクトリスとストーケムという、ハンガリーと深い関わりを持ち、かつ、ヨーロッパ音楽史の中で重要な位置を占める作曲家の作品を録音した。その演奏は、録音の決して多くない2人の作曲家の作品の真価を伝えてくれる。
ピエール・マクス・デュボワ(1930-1995):
 サクソフォンとピアノのための作品集

 ディヴェルティスマン(1953)/
 アルト・サクソフォンとピアノのための
  コンツェルトシュテュック(1955)/
 アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ(1954)/
 アルト・サクソフォンとピアノのための
  組曲形式による性格的小品集 Op.77
  [スペイン風/ロシア風/フランス風/
   ハンガリー風/パリ風]/
 アルト・サクソフォンとピアノのためのソナチネ
シャーンドル・
 リゴー(Sax)
クリスティナ・
 レープ=グリル(P)
 録音:2008年8月13日-15日、フンガロトン・スタジオ。
 クラリネット(HCD-32116)、フルート(HCD-32269)同様に、師ミヨーゆずりの鮮烈でウィットに富んだ作風が相通じるデュボワの第3弾はサクソフォン作品集。「クラシック・サクソフォン」と訊いてまず挙げられるのはクラシック・サクソフォン界の大立役者で、サクソフォンのフランス楽派の創始者マルセル・ミュール(1901-2001)だろう。1944年にミュールはそれまで休止状態にあったパリ音楽院クラシック・サクソフォン科の主任教授に任命されている。ディヴェルティスマンは若きデュボワが憧れのミュールに献呈した作品。ほかにも、コンツェルトシュテュックはダニエル・ドゥファイエ(1922-2002)に、性格的小品はジャン=マリー・ロンデックスに、ソナチネはフランソワ・ダニエルズという具合に、それぞれミュールの弟子たちに捧げられている。多作家のデュボワは60曲ものサクソフォン曲をひっきりなしに書いているが、青少年向けの作品を含むこのアルバムはデュボワへのオマージュとなっている。
 演奏は1965年ブダペスト生まれで、ジャン=マリー・ロンデックスのマスタークラスを受講したこともあるリゴー。
シャーンドル・バラッシャ(1935-):交響作品集
 ビハール県での旅 Op.93(2005)/
 デブレツェンのチヴィシュ町 Op.91(2005)/
 騎士道の誉れ Op.100(2007)
アーダーム・
メドヴェツキー指揮
MRso.(ハンガリー放送so.)
 録音:2008年2月28日、フンガロトン放送第6スタジオ。
 ブダペスト生まれ、ボストン響やクーセヴィツキー財団、BBC響などの委嘱で作品を発表し、現代のハンガリーを代表する作曲家の一人として知られるバラッシャの管弦楽作品を収めたアルバム。2005年12月に完成した「ビハール県での旅」は、ヴァーラドとビハール県の風景に捧げられた曲。フルオケのための4つの楽章からなる組曲で、ナジヴァーラドpo.のためにカルヴァン派の主教ラースロー・テーケーシュが委嘱し、2006年12月メドヴェツキーの指揮ナジヴァーラド・フィルによって初演された。現実の時間における景色と、青春時代の記憶の中の心象風景とを旅するという、バラッシャの自叙伝ともいうべき内容となっている。ほかに、ビハール県の中心都市で、作曲者と長年に渡りゆかりの深いデブレツェンを題材にした「デブレツェンのチヴィシュ町」、ティボル・エルケルに献呈され、同時にまたハンガリー最初の大作曲家フェレンツ・エルケルへのオマージュでもある「騎士道の誉れ」を収録。
8 + 1〜フリジェシュ・ヒダシュ(1928-2007):
 管楽器のための室内楽曲集

 8つの管楽器とコントラバスのための
  「8+1」(2006)/
 管楽器のための5つのミニアチュール(1986)/
 オクラバ=トリオ(2006)/
 ゾゾのための絶望的な祈り(2004)
  (ゲーザ・フューケ編)/
 木管八重奏のためのディヴェルティメント(1985)
ラースロー・マロシ指揮
ジェール・ボレロ・
 ウインド・アンサンブル
 録音:2008年3月9日-11日、ジェール、リヒテル・ホール。
 管楽器のための協奏曲と吹奏楽作品の数々でとりわけ人気を集め、ハンガリー国内にとどまらず、その名を海外にも知られたヒダシュは、栄誉あるフェレンツ・エルケル賞を2度(1959年、1980年)にわたり授与され、1993年にはバルトーク=パーストリ賞も授与されている。
 楽器編成をそのまま表す「8+1」は、作曲家と特別な関係にあったボレロ・ウインド・アンサンブルの委嘱作。三部構成で単一楽章、スケルツォ風の作品で、ヴィヴァーチェのあと、“ビッグ・バンド "音楽を思わす大きくアーチ状を描くモデラートを経て、効果的なコーダで結ばれる。名手カールマン・ベルケシュのアンサンブルのために書かれた「ディヴェルティメント」は中央に緩徐楽章、2つのスケルツォを有するブリッジ構造の 楽章形式の作品。そして、風変わりなタイトルを持つ「オクラバ(Oclaba)」。このかろうじて自筆譜で残されていた作品名はトリオを構成する楽器の、短縮された英語表記 [oboe, clarinet and fagott] に由来する。20世紀前半のフランス新古典主義のミヨー、フランセを思わせるディヴェルティメント風の内容で、7つの楽章間に独奏楽器が交替するのも特色となっている。
クリスティアン・ガイスト(c.1650-1711):教会コンチェルト集
 Alleluia-Surrexit pastor bonus / Beati omnes qui timent Dominum /
 Pastores dicite quidnam vidistis / Altitudo, quid hic jaces / Dixit Dominus Domino meo /
 Vater unser, der du bist im Himmel / Schopfe Hoffnung, meine Seele /
 Es war aber an der Statte-O Traurigkeit /Domine, ne secundum peccata nostra / Die mit Tranen saen

 マリア・ザードリ、アーグネシュ・ピンテール(S) ペーテル・バラーニ(CT)
 ゾルターン・メジェシ、ラースロー・カールマン(T) クリスティアーン・チェル(B)
 ジェルジ・ヴァシェギ(芸術監督/Cemb/Org) オルフェオo.室内アンサンブル
 録音:2008年2月11日-16日、フンガロトン・スタジオ、ラテン語歌唱/ドイツ語歌唱。
 コペンハーゲンで没したガイストは、17世紀後半のスカンジナビアで活躍したドイツの作曲家、オルガニスト。ストックホルムのスウェーデン宮廷でオルガニストの職を得たガイスト。かの地で残した現存する作品のほとんどがラテン語の歌詞による宗教コンチェルト集。このアルバムでは、復活祭にちなんだ色彩的なものから、葬儀のためのしめやかな内容のものまでその真髄をたっぷりと聴くことが出来る。名花ザードリら声楽陣と、インマゼール率いるアニマ・エテルナに参加するラースロー・パウリクのヴァイオリンほかハンガリーの精鋭アンサンブルがその魅力をいまに伝える。
ヨハン・バプティスト・
 ヴァンハル(1739-1813):3つのピアノ五重奏曲 Op.12

 [ソナタ第1番 ト長調/ソナタ第2番 ニ短調/
  ソナタ第3番 変ロ長調]
ミクローシュ・
 シュパーニ(Fp;*)
オーセンティックSQ
[ジョルト・カッロー、
 バラージ・ボザイ(Vn)
 ガーボル・ラーツ(Va)
 チッラ・ヴァーリ(Vc)]
 録音:2008年2月21日-24日、フンガロトン・スタジオ。使用楽器:アントン・ヴァルターにもとづく、2003年クリス・マーネ製作(*)。ピリオド楽器使用。
 ボヘミア生まれでウィーン古典派の中心作曲家として当時、人気を博したヴァンハル。当時のハンガリー領のポジョニ(現在のブラチスラヴァ)に居住していたこともあるかれは、ウィーンに出たモーツァルトの「小 ト短調」交響曲成立に大きな影響をあたえたと云われている。
 1784年にベルリンで出版された作品12は、別名“2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロ伴奏つきの(任意指定)クラヴサンのためのトリオ・ソナタ集 "といい、ここでの演奏はその弦楽四重奏を伴う形となっている。これにより表現の幅も大きく拡がり、協奏曲風の趣きさえ感じさせる。また、心地よいハーモニー、雄雄しく自由な様式はヴァンハルのほかの作品とおなじで、アダージョの序奏つきで急-緩-急の3楽章形式というところが3曲に共通している。フォルテピアノはBISのC.P.E.バッハのシリーズでおなじみ、名手シュパーニ。
J.S.バッハ:オルガン作品集
 前奏曲とフーガ
  [ロ短調BWV.544(*)/ニ長調BWV.532(#)/
   ハ短調BWV.546(#)/ト長調BWV.541(*)]/
 トリオ・ソナタ第1番 変ホ長調BWV.525(#)/
 パルティータ ハ短調BWV.767(#)
ガーボル・レホトカ(Org)
 録音:1978年、ヴァーツ、AAD(*)/1985年、ケチュケメート、DDD(#)。使用楽器:イェームリッヒ・オルガン、ヴァーツ・ミュージック・スクール(*)&コダーイ・ミュージック・センター(#)。
 現代ハンガリーを代表する作曲家でもある名手ガーボル・レホトカ(1938年ヴァーツ生まれ)が、2ヶ所のイェームリッヒ・オルガンを弾いたバッハ。
エルネスト・カヴァッリーニ(1807-1874):
 「独奏クラリネットのための30のカプリス集」
   〜抜粋
(22曲)
 [第2番 ハ長調/第3番 ハ短調/第6番 ニ長調/第8番 ヘ長調/
  第9番 ハ長調/第10番 イ短調/第11番 ヘ長調/第12番 ニ短調/
  第13番 ト長調/第14番 ホ短調/第15番 ハ長調/第16番 ハ長調/
  第17番 イ短調/第20番 ニ長調/第21番 ロ短調/第22番 ト長調/
  第24番 ハ長調/第25番 変ロ長調/第26番 変ロ長調/
  第27番 ト長調/第28番 ト長調/第29番 変ロ長調]
チャバ・クレニャーン(Cl)
 録音:2008年3月25日-30日、フンガロトン・スタジオ。
 イタリアのミラノで生没したカヴァッリーニは、ロッシーニとヴェルディのお気に入りだった、超絶クラリネット吹きで作曲家。ミラノ音楽院でベネデット・カルッリに師事して、イタリアをひろく旅したのち、ミラノに戻りスカラ座管のメンバーとなる。当時、その腕前から英国のクラリネット奏者ヘンリー・ラザルスは「クラリネットのパガニーニ」と呼んだほど。また、ソリストしても、自作のクラリネットとオケ(またはピアノ)のための練習曲と演奏会用小品を携えて、ヨーロッパ各地で数多くのコンサート活動を行った。そのなかでもっともひんぱんに取り上げたのが、その名もまさしくパガニーニの同名曲を思わせる「カプリス」。内容的には純粋に技術の練習から、イタリア様式のメロディアスで、とびきり美しい‘ ベル・カント ' ファンタジアまでを幅広くカバーしている。古典派からロマン派、現代作品までこなす名手クレニャーンを得て、ここに現代によみがえった。
妖精の踊り〜珠玉のチェロ作品集
 R=コルサコフ:熊蜂の飛行
 チャイコフスキー:気まぐれな小品 ロ短調Op.62
 ダヴィドフ:泉のほとりでOp.20-2
 サン=サーンス:白鳥
 バルトーク:ラプソディ第1番
 コダーイ:叙情的なロマンス
 ポッパー:妖精の踊りOp.39
 ドヴォルザーク:森の静けさOp.68-5
 カサド:愛の言葉
 シューマン:アダージョとアレグロOp.70
 ポッパー:紡ぎ歌Op.55-1
イルディコー・サボー(Vc)
アーゴタ・レーナールト(P)
 録音:2008年3月18日、4月1日-2日、フンガロトン・スタジオ。
 1993年生まれ(との代理店記載だが、本当なら2008年ではまだ15歳?)、ハンガリー期待の若手サボーによる、きわめつけのチェロ名曲集。彼女はフェレンツ・リスト音楽院で名門バルトーク四重奏団の創立メンバーのひとりラースロー・メゼーに師事しており、メゼーの師事したカザルス、ピアティゴルスキーの孫弟子にあたる。
プレイエル:3つの弦楽四重奏曲集 Op.11
 [第1番 ト長調/第2番 ハ短調/ニ長調]
ルイジ・トマジーニSQ
 録音:2008年4月1日-4日、ジュレー改革派教会。ピリオド楽器使用。
 めったにほかの作曲家のことを誉めたりしないモーツァルトが、1784年4月24日付父レオポルトに宛てた手紙の中で、プレイエルの作品1、エルデーディ四重奏曲についてつぎのように触れている。「ぼくは、ヨーゼフ・ハイドンの弟子プレイエルが作曲して、発表されたばかりのいくつかのカルテットのことをどうしてもあなたに伝えなくてはならない。もし、ご存知ないなら、ぜったい押さえておくべき。つまり、骨を折ってもさがす価値があることがわかるだろう。このカルテットはとてもよく書かれていて、聴いてたいへん楽しいものだから。」まさに作曲家プレイエルについて、これ以上たしかな言葉はないといえるだろう。
 このアルバムに収められた3曲は、プレイエルがもっとも充実していたストラスブール時代に古典派の様式で書かれたもので、すべて世界初録音。旋律、和声と様式のすべてにおいて、ハイドンやモーツァルトのそれをほうふつとさせる内容となっている。ただし、両大家とはちがい、第1番と第3番が急-緩-急の3楽章形式、短調の第2番はモデラート-モデラートの2楽章というのが興味深いところ。
 知られざるカルテットの再発見に情熱を傾けるアンサンブルの演奏に力があり、たいへん魅力的な仕上がり。
メッセージ〜ハンガリー若手作曲家たちによるツィンバロン作品集
 イローナ・メシュコー:水車小屋の歌/3つの小品/ポエジー
 ペーテル・ゾムボラ:前奏曲/インスチチューチオ "I/A" / マーテー・ベッラ:メッセージ/メッセージ02
 バラージュ・ホルヴァート:砂利道〜Z.イェネイ65周年のために/さらなるシリーズ
 ダーニエル・ディニェーシュ:序曲、エアとドゥーブル / マールトン・ケレークフィ:ラプソディ

  ベアータ・モーリ(ツィンバロン)
 ハンガリーの民俗楽器ツィンバロン。ここでは6人のハンガリーの若い作曲家たちが、ツィンバロンの効果と可能性に着目して書き下ろした新作を集めている。演奏はモデルばりの美貌を誇るハンガリーの女流ツィンバロン奏者ベアータ・モーリ。いずれもモーリのために書かれ、名人芸と不思議な表現力を発揮させている。
カプリスの芸術
 ギャヴィニエ:24の練習 より[4、7、16、20、22、23、24番]
 ローデ:24のカプリス より[4、5、7、11、13、21、24番]
 ドント:24のカプリス より[1、2、4、5、13、18、24番]
  ミクローシュ・セントヘイ(Vn)と弟子達
  [ラースロー・ニャーリ、ジェルジー・ラカトシュ、タマーシュ・リゴー、
   チャバ・ツェンケ、ヤーノシュ・ボドル、ヨージェフ・レンドヴァイ、ロマーン・オセチンスキ]
 ハンガリーの名演奏家でありながら、リスト音楽アカデミーの名教師としても知られるセントヘイ。ヴァイオリンを学ぶ人々の多くが手がける無伴奏曲集を、彼が弟子達と競演。セントヘイの老練な芸は絶品だが、弟子達の真摯な姿勢も感動的。参考用CDとしても有益。
ミヒャエル・ハイドン:
 聖週間のためのレスポンソリウム集 MH276-278(1778)

 [聖木曜日/聖金曜日/聖土曜日](ラテン語歌唱)
バーリント・マロート(Vc)
ジェルジ・ヤンジョー(Cb)
レヴェンテ・
 ジェンジェッシ(Org)
ジェルジ・ヴァシェギ指揮
オルフェオo.団員、パーセルcho.
 録音:2008年4月22日-24日、27日-28日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。世界初録音で注目を集めるシリーズの最新作。
 ローマ・カトリックの典礼で歌われるレスポンソリウムは、「応唱」と訳されるように、もともとは先唱者に呼応して短い句を会衆が唱えるというスタイルがその始まり。やがて時代が下るなかで膨大な作品が残され、16世紀後半のビクトリアやインジェニェーリ、ジェズアルド、18世紀中葉のヨンメッリ、ゼレンカが、旋律と高度の芸術性を加えて独立した宗教曲へと発展させて行く。そして、この流れに連なるのが、“ ザルツブルクのハイドン " とも呼ばれ、18世紀後期に活躍した宗教音楽の大家ミヒャエル・ハイドン。このアルバムにはア・カペラ、オルガン伴奏つきの合唱、そしてオルガンとヴィオローネ伴奏つきの合唱という3つの版、全部で27 のレスポンソリウムを収められ、パレストリーナを模倣した厳かで格調高い古様式(Stile antico)による声楽の扱いが秀逸のきわみ。こころ静かに深く沁み渡る。
イン・メモリアム〜ホロコーストの犠牲になった
 ハンガリーの作曲家たち

 ラースロー・ヴェイネル(1916-1944):デュオ(*)
 パール・ブダイ(?-1944? or 1945?):
  バレエ「人形医者」〜5つの短い踊り(#)
   [鉛の兵隊の行進/コサックの踊り/
    ワルツ/羊飼いの歌/ファランドール]
 シャーンドル・クティ(1908-1945):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(+)
 ジェルジ・ユストゥス(1898-1945):ジャズ組曲(**)
 エレメール・ジュライ(1904-1945?):子守歌〜
  A.キヴィ作、G.ケーペシュによる
  ハンガリー語訳の詩による(##)
 シャーンドル・ヴァーンドル(1901-1945):エア(++)
 エレメール・ジュライ:エア(***)
 シャーンドル・クティ:
  弦楽三重奏のためのセレナード〜(###)
ヴィルモシュ・
 サバディ(Vn;*/+/###)
ペーテル・バールショニ(Va;*)
エメシェ・マリ(P;#)
マールタ・
 グヤーシュ(P;#/**/##/***)
ベルナデット・
 ヴィーデマン(Ms;##)
ディッタ・
 ローマン(Vc;++/***)
ペーテル・
 バールショニ(Va;***)
 録音:2008年7月7日-11日、17日、フンガロトン・スタジオ。
 第2次世界大戦によってなんらかの形で未来を絶たれた、ハンガリーの作曲家たちの作品を収めたもの。英国に渡り世界的に人気を博した歌手ヴェラ・ロージャの夫であったことで、今日かろうじて記憶されるラースロー・ヴェイネル。作曲家として同窓のショルティと肩を並べる才能とみなされていたクティ。彼らのほとんどは、悲運にもナチによるホロコーストの犠牲になっている。ブダイについてはほとんど記録が残っておらず、おそらくは教師として、合唱団を指揮したことくらいしか分かっていない。彼の5曲からなるピアノ曲は、すばらしく技巧的で表現力ゆたかであり、いま聴いても一級のエンターテインメントとして通用するもの。
 20世紀前半はハンガリー音楽にとって躍進のときだったが、世界的名声を獲得しているバルトークやコダーイのみならず、ほかにもすぐれた多くの才能を生み出した。このアルバムを通じて、戦渦による損失がいかに大きなものだったかを思い知らされる。
20世紀の響き
 シェーンベルク:月に憑かれたピエロ
 ラヴェル:マダガスカル土民の歌
 ストラヴィンスキー:
  バリモントによる2つの詩/
  日本の3つの抒情詩/
  シェイクスピアによる3つの詩/
  4つのロシアの歌/ふくろうと子猫ちゃん
 アルマンド・トート;喜びの鳥(14の俳句)
 クリスティナ・メジェリ:瞬間イメージ
 カミロ・レンドヴァイ:森の歌
 マーテー・ホローシュ:上に落ちる葉
 ペーテル・トート:ロルカ歌曲集
イルディコー・イヴァーン(S)
ゲルゲーイ・マツトゥズ、
ゾルターン・コヴァーチ指揮
器楽アンサンブル
アウアーSQ
ブダペストSQ
 ハンガリーの中堅ソプラノ、イルディコー・イヴァーンのリサイタル・アルバム。歌唱はドイツ語、フランス語、ロシア語、英語、ハンガリー語と国際的。興味深いのはハンガリーの女性作曲家メジェリの「瞬間イメージ」。2002年の作で、石川啄木や正岡子規の俳句の仏語訳が歌詞となっている。
フランツ・ダンツィ(1763-1826):
 ヴィオラとチェロのための4つの二重奏曲集

 [ハ長調/第2番 ト短調Op.9/
  第3番 ヘ長調Op.9/第1番 ニ長調Op.9]
エヴァ・ポシュヴァネツ(Va)
バラージュ・マーテー(Vc)
 録音:2008年5月、ジューロー、カルヴァン派教会。ピリオド楽器使用。世界初録音。
 15歳でマンハイム宮廷楽団のチェリストに就任し、選帝侯がミュンヘンに移ったのちは、父の跡を継いで宮廷楽団でやはりチェリストを務めたダンツィ。おそらく1800年ごろに書かれたと思われる4つの二重奏曲は、チェロのパートが際立って雄弁。ダンツィの室内楽作品は、木管五重奏をはじめ膨大だが、生前はジングシュピールの作曲家としておおいに評判を取り、また、ウェーバーのよき理解者として「魔弾の射手」「オイリアンテ」のカールスルーエ初演などを手がけていることから、ここでも共通する特徴として歌心にあふれているところも魅力。
 ブリュッヘンの18世紀オーケストラ、サバールのコンセール・デ・ナシォンなど古楽団体に参加するポシュヴァネツと、同じくサバールの団体やミンコフスキのルーヴル宮音楽隊などに参加するマーテーという優秀奏者2人の顔合わせ。
レプリーチェ〜
 ホルンとツィンバロンのためのハンガリー現代作品集

 ミクローシュ・コチャール:
  レプリーチェ第2番(1976)
 ペーテル・ノーグラーディ:やかましい銅鑼、
  さもなくばうるさいシンバルと同じ(2007)
 イロナ・メシュコー:Adom burkolt cimu…(2007)
 イシュトヴァーン・シゲティ:
  ホルンとツィンバロンのためのC.C.(2004)
 ベーラ・ファラゴー:ザゼン(2005)/ザゼンII.(2008)
 ミクローシュ・シュガール:ツィンコール(2005)
 イヴァン・マダラース:5つのケース(2004)
 ペーテル・トート:シロッコScirocco(2006)
ゾルターン・ヴァルガ(Hr)
アーグネシュ・サカーイ(Cim)
 録音:2008年9月25日-10月3日、フンガロトン・スタジオ。
 ときに琴をおもわせ、どことなく怪奇なたたずまいを漂わせるツィンバロンの存在感。これに乗せて朗々とホルンが歌い上げてゆくさまがさらにまた不気味で、未知の世界が拡がっている。
 アルバム・タイトルにも選ばれ、応答、異議そして反復を意味するイタリア語から取られたコチャールの曲は、おそらくこの編成のために書かれた最初の作品。フェレンツ・タルヤーニとマールタ・ファービアーンというハンガリーの名手ふたりに献呈されている。
 構成がバロックの模倣にもとづくシゲティ、ふたつの楽器名cimbalomとhorn(=cor)の造語(Cimcor)をタイトルとするシュガール、そして、ミステリアスなタイトル「ホルンとツィンバロンのためのデュオ」のアナグラム(文字の入れ替え遊び)によるミステリアスなタイトルのメシュコー、そしてアタッカでつながり物語風の音楽であるマダラースの作品は、いずれもここで演奏するふたりのために書かれたもの。ほかに、愛の聖歌として有名な、コリントの信徒への手紙13章第1節の引用にもとづくタイトルを持つノーグラーディ、ハンガリーの世界的ツィンバロン奏者アラダール・ラーツの思い出に捧げられたトート、仏教の坐禅にインスパイアされたファラゴーなど、ハンガリー固有の民俗楽器ツィンバロンと、ホルンという異色の組み合わせによる現代作品を集めたアルバムは、フンガロトン色が全面に出たユニークなもの。
アントン(アントワーヌ)・シモン(1850-1916):
 ソナチネ形式による金管四重奏曲 Op.23-1/
 金管アンサンブルのための22の小品 Op.26(全曲)
 [四重奏〔行進曲/フゲッタ/小ロンド/アンダンテ/ファンファーレ/インド人の行進/スケルツェット/ショティッシュ〕/
  五重奏〔ディヴェルティスマン/悲しきワルツ/スケルツォ/メロディ/間奏曲/即興曲〕/
  六重奏〔おお救いの/夢想/小行進曲/エレジー〕/
  七重奏〔バラード/ロマンツェ/メヌエット/アダージョ〕]
エヴァルト金管アンサンブル
 フランス人ながら、成人以降の生涯をロシアで過ごした作曲家アントン・シモンの作品を聴く機会は今日ほとんどないが、金管アンサンブルのための作品に優れたものがあり、そこから復活が起き始めている。22曲からなる小品集は編成の異なる4つのかたまりに分けられ、いずれもバレエ音楽のようにオシャレで華やか、さらにロシアの香りにも欠けていない。金管演奏家・学習者にとって好個のレパートリーの発見がある。エヴァルト金管アンサンブルの名人芸が光る。
ラースロー・ヴェイネル:ヴィオラつきの室内楽曲
 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲(1939)(*)/
 ヴィオラ・ソナタ(1938)(#)/
 弦楽三重奏曲〜セレナード(1939?)(+)/
 フルート、ヴィオラ、ピアノと
  室内オーケストラのための協奏曲(1941?)(**)
モニカ・ヘルスキ=ヴィーデマン
 (Vn;*/+)
ディルク・へーゲマン(Va)
ラルス・ヨンソン(P;#/**)
エリク・ボルジル(Vc;+)
タチヤナ・ルーラント(Fl;**)
ユリアン・クエルティ指揮
SWRシュトゥットガルト放送
 so.および
 ザールブリュッケン放送so.
 のメンバー
 録音:2007年7月8日、シュトゥットガルト、SWR室内楽スタジオ(*/#)、2007年10月21日、シュトゥットガルト、プラークサッテル・テアーターハウス(+)、2007年5月1日、シュトゥットガルト、SWRフンクスタジオ(**)。
 リスト音楽院でヤーノシュ・シュタルケルと同窓であったラースロー・ヴェイネル(1916-1944)は、20世紀初頭のハンガリー音楽界で大いに将来を嘱望された指揮者、ピアニスト、作曲家。チェリスト、10代前半にコダーイのオペラ「ハーリ・ヤーノシュ」を観て作曲家になる決意をし、1934年にはコダーイのもとで作曲を学び始めた。ところが、1942年に結婚し将来を嘱望された矢先、反ユダヤ法によって、公的活動は制限され、コダーイの助けもむなしく強制労働に送られ、ルッカウの強制収容所でわずか28歳の若さで亡くなっている。そのためか、ヴェイネルの作品は序曲1、歌曲3、男性合唱のための作品、そしてヴィオラが決定的な役割を担う4つの曲がそのすべて。古典派の様式とバルトークのヴァイオリン・デュオとを同時に思わせる二重奏曲、作曲家としての大きな成功を収めたソナタといったヴィオラ曲は、いずれもヴェイネルと同時代の名手パル・ルカーチにインスパイアされたもの。不運にも若くして散った才能の豊かさを知らしめる内容となっている。ヴィオラは、ブカレスト生まれでリカルド・オドノポゾフとハンス・カラフスに師事、1983年以来シュトゥットガルト放送so.メンバーのへーゲマン。
レオー・ヴェイネル:交響詩「トルディ」Op.43
 (ヤーノシュ・アラニの叙事詩にもとづく
  12の管弦楽的情景; 1952-1957)
ラースロー・コヴァーチュ指揮
ミシュコルツ・北部ハンガリーso.
 録音:2008年6月30日-7月4日、ミシュコルツ、ハウス・オブ・アーツ。
 ヴェイネルが足掛け6年の歳月を費やした、全12部からなる大作。シュトラウスの「英雄の生涯」を思わせるように、‘詩人は瞑想する 'に始まり‘ミクローシュは母に再会する 'まで、各曲にそれぞれ標題が付けられている。また、国民的ロマン主義に根ざした作風という点では、有名な「チョンゴルと悪魔」とも共通する親しみ易さがある。なお、創作上最後の時期に属するこの作品を、ヴェイネル自身も代表作と考えていたが、交響詩のほかに、管弦楽組曲、そしてピアノのための描写音楽と、3つの版が存在する。このたび作品の全容と真の魅力を伝える新録音が登場となる。
軽やかさ〜
 イシュトヴァーン・アンタル、リストを弾く

 リスト:
  3つの演奏会用練習曲S.144
   〜第2番 ヘ短調「軽やかさ」(*)/
  パガニーニによる超絶技巧練習曲集 S.140
   〜第5番 ホ長調「狩り」(*)/
  4つの忘れられたワルツS.215 より(#)
   [第2番/第3番]
  ハンガリー狂詩曲集 S.244 より (+)
   [第4番 変ホ長調/第6番 変ニ長調/
    第7番 ニ短調/第10番 ホ長調「前奏曲」]
 リスト/ブゾーニ編曲:
  モーツァルトの「フィガロの結婚」と
   「ドン・ジョヴァンニ」の
     動機による幻想曲S.697(*)
イシュトヴァーン・アンタル(P)
 録音:1968年、ステレオ(*)/1958年、モノラル(#)/1961年、モノラル(+)、以上フンガロトン・スタジオ。
 2009年に生誕100年と歿後30年を同時に迎えるイシュトヴァーン・アンタル(1909-1979)は、ハンガリーのピアニスト。ブダペストに生まれた彼は、当時としては例外的に16歳でウィーン音楽アカデミーへの入学を許され、さらにベルリンで矢代秋雄、フジコ・へミングを教えたレオニード・クロイツァーに師事している。1936年にブダペストに戻ってから本格的な演奏活動を開始。カドシャ、ヴェレシュといった作曲家から初演を任され、戦後1946年にはバルトークの傑作「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」の歴史的というべきハンガリー初演も手掛けている。そのアンタルのピアノを語る上でもっとも重要な作曲家とされるのがベートーヴェンとリスト。このアルバムでは栄誉あるリスト賞に輝いた腕前を確かめることが出来る。
テレマン:
 田園風序曲 ヘ長調(*)/
 クリスマス・カンタータ集(*)
  [Hosianna! Dieses soll die Losung sein(#)/
   O Jesu Christ, dein Kripplein ist(+)/
   Uns ist ein Kind geboren(**)]
クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):
 クリスマス・コンチェルト
  Furchtet euch nicht(##)
マリア・ザードリ
 (S;#/+/**/##)
ユディト・ネーメト(Ms;#/**)
ガーボル・カーライ(T;#)
クラウス・メルテンス(Br;#)
パール・ネーメト指揮
カペラ・サヴァリア
 録音:1988年(*)、1983年(##)、以上フンガロトン収録/1991年、クィンターナ収録(#/+/**)。ピリオド楽器使用。
 バロック音楽の大家テレマンは1000曲をこえる宗教カンタータを書いている。これらはオペラ作曲家としての豊かな経験を踏まえて、テクストの意味を音楽にのせるセンスも冴えており、また、ひびきも華美にすぎないところがまた絶妙。ここに収められた降誕節にちなんだ内容は、かつてクィンターナ・レーベルで出ていたもので、久々のカタログ復活。カップリングにはドレスデンにて大家シュッツのもとで学んだベルンハルトのクリスマス協奏曲を収録。4つのアダージョによる器楽ソナタの間に、交互にソプラノのナンバーが挿入されるのが特徴。すべてドイツ語歌唱。
カール・ゴルトマルク(1830-1915):ピアノ曲全集 Vol.3
 序曲「シャクンタラー」Op.13/
 ジョージナ Op.52(全6曲)/ピアノ小品 変ロ長調/
 フーガ ヘ短調/微妙な秘密/黒人の踊り/
 おお、陽光よ/ピアノ小品 変ホ長調/フーガ イ短調
ティハメール・
 フラヴァチェク(P)
 録音:2008年11月24日-26日、2009年4月16日-19日、フンガロトン・スタジオ。
 ヴァイオリン協奏曲で知られるハンガリーの作曲家。これまでほとんど知られなかった彼のピアノ曲をすべて録音するシリーズも第3弾となった。今回の目玉は代表作のひとつ「シャクンタラー」の彼自身によるピアノ版が含まれていること。また、ダリアの花を描いた「ジョージナ」は一見親しみやすそうながら、初期シェーンベルクを思わす超半音階的和声が斬新。想像以上に時代に先んじていたことを納得出来る。
ミハーイ・ハイドゥ(1909-1990):
 室内楽作品、合唱曲&ピアノ作品集

 紡ぎ歌(1960)(*)/
 ハンガリーの牧童の歌(1953・3曲)(#)/
 ブダペストの歌(1970・3曲)(+)/
 5つのピアノ小品(1955)(**)/
 春のモテット(1969・4曲)(##)
 ヴァイオリン・ソナタ第1番(1953)(++)/
 木管五重奏のための4つの楽章(1979)(***)
フェレンツ・シャプソン指揮(*)
ハンガリー放送女性cho.(*)
ゾルターン・イェネイ(Fl;#)
ペーテル・ヒディ(Ob;#)
クラーラ・セーチ(Va;#)
イシュトヴァーン・チュルガイ
 (Vc;#)
アーグネシュ・サカーイ
 (ツィンバロン;#)
ジョルト・ベンデ(Br;+)
ジュジャ・エーリ(P;+)
コルネール・ゼンプレーニ
 (P;**)
ゾルターン・
 ヴァーシャールヘイ指揮(##)
ハンガリー放送cho.(##)
デーネシュ・コヴァーチュ
 (Vn;++)
エンドレ・ペトリ(P;++)
ベーラ・ドラホシュ(Fl;***)
イシュトヴァーン・ヴィラーグ
 (Ob;***)
イシュトヴァーン・ヴェエール
 (Cl;***)
イェネー・ケヴェハージ
 (Hr;***)
ヨージェフ・ヴァイダ
 (Fg;***)
 録音:1953年-1979年、ハンガリー放送による収録。すべてハンガリー語歌唱。
 2009年に生誕100年を迎えるハイドゥの作品集。作曲をコダーイに学んだハイドゥの音楽語法は、ハンガリーの民俗音楽や師コダーイの強い影響下にあり、調性構造や輪郭のはっきりしているところにその特徴がある。このアルバムには、1970年の首都解放25周年をきっかけに行われたコンクールで1等賞に輝いた「ブダペストの歌」をはじめ、代表作とされる「紡ぎ歌」「春のモテット」も収められていて、ハイドゥを知る格好の一枚となっている。
ヒメネス&デ・ラポルタ:ギター三重奏曲集
 アントニオ・ヒメネス(1751-1826):ギター三重奏曲
  [第1番 ニ長調/第2番 イ長調/第3番 ヘ長調]
 イシドロ・デ・ラポルタ(1750-1808):
  ギター三重奏曲
  [第2番 変ロ短調/第4番 ホ長調/第3番 ト長調/
   第1番 ハ長調/第6番 イ長調]
トリオ・コンセルタンド
[ルカ・トラブッキ(G)
 マヌエル・ギジェン(Vn)
 ピエルルイジ・ルッジェーロ(Vc)]
 録音:2008年10月27日-29日、フンガロトン・スタジオ。
 ギターは、弦の数が4コースから5コース、そして、6コースへと移行してきた楽器。このアルバムに収録された曲が書かれた18世紀後半が、5コースから6コースへと移行した時期で、これが、そのまま、19世紀に確立したクラシック・ギターへとつながっていった。この確立されたギターを使って名曲を生み出したのが、19世紀のソル、カルッリ、ジュリアーニなどだが、6コースギターが出始めた、移行期にあたるこの時期、書かれた曲は少なく、また、作曲家についての残された情報も少ないため、この、ヒメネスとラポルタが作曲した、これらのギター三重奏曲は貴重な録音となる。
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
 ドナウ川流域の花飾り(1978)(*)
  〜スロヴァキア、クロアチア、ルーマニア&
   ハンガリー民謡のテクストによる
 [I.3つのスロヴァキア民謡/
  II.3つのクロアチア民謡/
  III.3つのルーマニア民謡]/
 トランシルヴァニア舞曲(1954)(#)/
 2つのハンガリー舞曲(1940)(#)/
 カルパチア狂詩曲(1941)(#)/
 ハンガリー舞曲風に(カールローの舞曲・1931)(#)/
 ハンガリー風奇想曲(1939)(#)/
 フィンランド民俗舞曲(7曲・1938)(+)/
 ケレメン・ケーミーヴェシュのバラード(1960)(**)
スロヴァキア語、クロアチア語、
 ルーマニア語、ハンガリー語による歌唱
イロナ・トコディ(S;*)
シャーンドル・パルチョー
 (T;*)
エルジェーベト・テレク(S;**)
アンドラーシュ・
 ファルカシュ指揮(*/#/+)
フェレンツ・ファルカシュ指揮(**)
MRso.
 収録:ハンガリー放送。
 フェレンツ・ファルカシュはクルタークとリゲティの師として知られ、ブダペスト音楽アカデミーの名物作曲科教授として、また作品の美しさと和声により若い頃から人気を博した作曲家。かれもまたコダーイやバルトーク同様、ハンガリーに戻ってから民謡の収集を試み、ここに聞かれるような民謡編曲作品を数多く発表したが、ローマに赴きレスピーギに師事した経歴を反映して、すぐれた器楽書法と色彩感の豊かさが特徴ともなっている。当アルバムに収録されている民俗舞曲や、ドナウ川流域で生活する3つの異なる民族の言語による連作歌曲はそのことを裏付けるもの。同郷の偉大なる先輩たちとの違いを聴き比べてみるのも楽しみのひとつといえるだろう。
クヴァンツ(1707-1773):7つのフルート・ソナタ
 フルートと通奏低音のための6つのソナタ
 〔イ長調 QV1:145/ト長調 QV1:111/ホ短調 1:71/ニ長調 1:33/ハ短調 QV1:14/ヘ長調 QV1:89〕/
 フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ト長調 QV2:35
 マリー・オレスキェヴィチ(トラヴェルソ) デイヴィッド・シュレンバーグ(Cemb)
 ステファニー・ヴィアル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 録音:2009年4月、WGBHスタジオ、ボストン。プロイセン王フリードリヒ大王お気に入りのフルート奏者で、バロック時代を代表する名著「フルート奏法試論」の著者クヴァンツの作曲家としての魅力を現代に蘇らせるプロイセン宮廷音楽のスペシャリスト、オレスキェヴィッツと名著「バッハの鍵盤音楽」で知られるシューレンバーグのコンビによる新発見。フリードリヒ大王が所有していたクヴァンツの自筆譜から未刊行の七曲のソナタが登場。使用楽器はクヴァンツが大王のために制作したトラヴェルソの正確なコピー、ピッチはフレンチ(a'=385Hz)。
ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630):
 金管楽器のための室内楽

 金管のための音楽[組曲/カンツォーナ/
  組曲/イントラーダ(3曲)/カンツォーナ]/
 組曲/
 バンケット・ムジカーレ(音楽の饗宴)〜4声の舞曲集/
 小組曲/
 ブラス・アンサンブルのためのコラール集
ガーボル・コムロッシ(Tp)
エヴァルト金管五重奏団
[レヴェンテ・バコー、
 タマーシュ・タルコー(Tp)
 アンドラーシュ・
  コヴァールチク(Hr)
 ペーテル・マジャル(Tb)
 アッティラ・ペレステジ(Tu)]
 録音:2008年9月10日-14日、フンガロトン・スタジオ。
 17世紀の音楽ライター、プリンツによると、J.S.バッハ以前にドイツで活躍したもっとも重要な作曲家であるシュッツ、シャインとシャイトの3人は、ほぼ同時期(1585-1587年)に生まれ、地理的に近い場所で活躍し、互いに面識もあり、なかでもシュッツとシャインは親友ともいえる間柄であったと伝えられる。シュッツがおもに教会音楽の作曲家とすれば、シャインのほうは大雑把に言って、等しく宗教作品と世俗作品とに分けられるという特徴がある。その大部分を占めるのが声楽曲であり、器楽のみの作品はごくわずかしかなく、内容的には初期の世俗声楽曲(ウェヌスの花環、シオンのシンバル)に添えられたもの、または独立した付随的な小品集(結婚式のための音楽)として、あるいは「音楽の饗宴」の一部として出版されたもの。
 このアルバムは、変奏組曲史上の最高傑作のひとつとされる「音楽の饗宴」ほか、すべて4楽章からなる「組曲」など器楽作品のエッセンスを収めたもので、世界初録音を含む貴重な内容。演奏は1996年にブダペストのフェレンツ・リスト音楽院のかつての学生たちで結成されたアンサンブル。やわらかい音色が美しく溶け合い、あたかもコーラスをほうふつとさせる。
ジグモンド・サットマリー(1939-):ヤヌシュ/管弦楽のための3つの小品/談話/弔辞/振動
 イーディコー・チェルナ(S) エッケハルト・アベレ(Br)
 アニコー・カタリナ・サットマリー(Vn) フランク・サットマリー=フィリピッチュ(Tb)
 ジグモンド・サットマリー(Org)指揮MRso.&cho.
 今日最も優れたオルガン奏者のひとりで即興演奏の名手サットマリーは、ひとかどの作曲家でもある。当アルバムは彼のオーケストラ曲をあつめた本格的な作品集。独唱、合唱も含む大編成の大曲に彼の構成力が発揮されている。サットマリー自身、作曲家のほか指揮者、オルガン奏者としても参加。
フェレンツ・エルケル(1810-1893):歌劇場面集
 「バートリ・マーリア」「フニャディ・ラースロー」
 「バーンク・バーン」「ドージャ・ジェルジュ」
 「ブランコーヴィツ・ジェルジェ」「無名の英雄たち」からのアリア、場面
  シルヴィア・シャシュ、ユーリア・オスヴァート、マーリア・ギュルコヴィツ、
  カロラ・アーガイ、ユディト・シャーンドル(S)
  ローベルト・イロシュファルヴィ、ヨーゼフ・シマーンディ、ヨーゼフ・ヨヴィツキ、
  ミクローシュ・サボー(T) ジェルジュ・ラドナイ(Br)
  ヴィルモシュ・コモル指揮ハンガリー放送o.、ブダペストso.、フォルライcho.
  ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮、ミクローシュ・エルデーリイ指揮、
  ヤーノシュ・フェレンチク指揮、ティボール・ポルガール指揮ハンガリー国立歌劇場o./他
 録音:モノラル&ステレオ。ハンガリー・オペラの祖と讃えられる作曲家エルケルは、ハンガリー国歌の作曲家でもある。およそ10のオペラを書いたが、「フニャディ・ラースロー」と「バーンク・バーン」がハンガリーで上演されるくらいで、音楽自体は滅多に聞くことができない。
 このCDには、HUNGAROTONの様々な音源からエルケルのオペラのアリアや重唱などを集めた物。各々の作品について簡単に触れている解説(英仏独洪)も含め、非常に貴重な資料。
フランツ・クロンマー(1759-1831):
 3つの弦楽四重奏曲集 Op.7

 [第1番 ハ長調/第2番 ホ短調/第3番 イ長調]
オーセンティックSQ
[ジョルト・カッロー、
 バラージ・ボザイ(Vn)
 ガーボル・ラーツ(Va)
 チッラ・ヴァーリ(Vc)]
 録音:2008年1月11日-13日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。世界初録音。

 モラヴィアのカメニツェに生まれ、ウィーンに出て大成功を収めたクロンマーは、一時期ハンガリーで活動していた経歴がある。シモントルニャ(現在のハンガリーのトルナ県)で、シュテュルン公の宮廷オーケストラのヴァイオリニストとして雇われ、まもなく音楽監督に就任。こののち、ペーチュの大聖堂のヴァイオリニスト、さらに聖歌隊指揮者にも就任している。当盤の登場は、こうしたいきさつもあっての事だろう。
 クロンマーは300を超える作品を残し、今日では主に管楽器の協奏曲で知られているが、じつに72曲におよぶ弦楽四重奏曲を残していることから、当時ハイドンにならぶ大家とみなされていた。正式なタイトルを協奏的四重奏曲 [Quatuors Concertans]という作品7は、彼によるほかの弦楽四重奏と同じく3曲でワンセットで、ソナタ形式による第1楽章で開始され、ロンドもしくはソナタ形式のフィナーレで閉じられる全4楽章形式の構造も共通している。ほかに、陽気な調子だったり(第1番)、厳格な対位法が用いられていたり(第2番)、がちゃがちゃとぜんまい仕掛けのよう(第3番)だったりと、それぞれの性格的なメヌエット楽章もまた、おもいがけない魅力にあふれている。
ジェルジ・オルバーン(1947):
 太陽の讃歌(1996)/
 ミサ曲第11番〜ベネディクトゥス(1996)/
 ラズモフスキー・トリロジー(2000)
 [ラズモフスキー伯爵のための舞踏会音楽/
  アルバムの綴り/ラズモフスキー伯爵への告別]
ジュジャ・アルフェルディ(S)
カーロイ・ガール(Vn)
レメーニ・エデ室内o.
 録音:2005年1月、ミシュコルツ、ヨーロピアン・ハウス。
 ミサ曲をはじめ、おもに声楽曲を数多く手掛けてきたハンガリー作曲界の重鎮ジェルジ・オルバーン。弦楽オーケストラに乗せて、説いて聞かせるようなソプラノが印象深い「太陽の讃歌」、「ベネディクトゥス」につづく「ラズモフスキー三部作」は第1部7曲、第2部7曲、第3部5曲という構成で演奏時間50分を越える大曲。
 ベートーヴェンの名を連想させずにおかないタイトルを冠したこの作品は、“作曲の頂点に位置づけられる、シンプルかつ完成された弦楽四重奏 " という形態に対して、じっさいに弦楽四重奏曲を4曲書いたオルバーンが自分なりに試行錯誤を重ねて示した回答。オルバーンの導きだした結論は、短くて、軽快で、ダンス・ミュージックのような楽章を作曲すること。ここでは、オルバーン曰く、よりしっくりくる弦楽オケ版での演奏となっている。なお、「太陽の讃歌」はイタリア語歌唱、ミサ曲はラテン語歌唱。
プレイエル:
 2つのヴァイオリンのための二重奏曲Op.23 (1789)

  [第1番 変ロ長調/第2番 ニ長調/第3番 イ長調/
   第4番 ヘ長調/第5番 ハ長調/第6番 ホ短調]
ヴィルモシュ・サバディ、
ベーラ・バーンファルヴィ(Vn)
 録音:2009年10月16日-18日、フンガロトン・スタジオ、セッション。世界初録音。
 低地オーストリアのルッパースタール生まれで、モーツァルトよりちょうど一つ年下のプレイエルはパリに定住後、音楽出版者、サプライヤー、ピアノ製作者として、マルチに音楽シーンをリードする存在だった。後世のパリジャンたちによって、その功績に感謝と敬意を表して名付けられたコンサートホール(サル・プレイエル; 1927年落成)にも名を残している。18世紀後期、マンハイム楽派の作曲家たちによる活動のおかげで、時代遅れの通奏低音をカットしたバロック・ソナタの簡易版としてのデュオに大流行が訪れる。ヨーゼフ・ハイドンに学び、生涯に2000もの作品を書いた作曲家プレイエルもまた、中産階級のサロンでのごく一般的な演奏行為に供されるべく、さまざまな楽器の組み合わせのために64曲ものデュオ作品を書いている。作品23のヴァイオリン二重奏曲(1789年)は、すでにHUNGAROTONよりリリースされている、ヴァイオリン協奏曲とセレナード(HCD-32241)や弦楽四重奏曲(HCD-32593)、弦と管のための室内楽作品(HCD-32572)などと同じく、プレイエルが30代前半の最充実期、ストラスブール時代に作曲された物。これらは、激しいパッセージや効果的なスタッカート装飾楽句、驚異的なアクセントや跳躍、そして数少ない緩徐楽章での、いくつかのたまらなくチャーミングでエモーショナルなカンティレーナを備えたもので、卓越した構成が印象的な仕上がりとなっている。
イェネー・フバイ(1858-1937):ヴィオラ作品全集
 ヴィオラ協奏曲 Op.20(*)/
 彼女の絵の前に Op.38-1/おとぎ話 Op.15-1/
 陽光 Op.87-1/マッジョラータOp.15-2/
 ロマンスOp.25/バラードOp.104-1a/悲歌 Op.14-13/
 夢想 Op.49-9/ハンガリーの詩曲 Op.27 Nos.1, 6
ペーテル・バールショニ(Va)
ゲルゲイ・ヴァイダ指揮(*)
エルケル室内o.(*)
マールタ・グヤーシュ(P;*以外)
 録音:2010年2月、フンガロトン・スタジオ、セッション。(*)は完全版による世界初録音。
 ハンガリー生まれの大ヴァイオリニスト、作曲家イェネー・フバイ。先ごろ完結した「ヴァイオリンとピアノのための作品全集」シリーズの続篇にあたるアルバムが登場する。
 ヴィオラは、音楽作品で昔からずっとあまり重要な役割を演じてこなかった地味な存在だったが、フバイはこの楽器のより深みのある音色を好み、19世紀のヴァイオリニストのなかでも例外的に関心を寄せていたひとりだった。フバイのヴィオラへの興味は、幼少期に培われたハンガリー音楽や、おそらくは1870年代中頃のベルリン音楽大学時代、ヨアヒムに師事していた数年間、時折ヨアヒムに代わり師を務めたエドゥアルト・ラポルディ(ヨアヒム四重奏団のヴィオラ奏者)に根ざしている。フバイがパリに出ておおきな名声を獲得したのち、ブリュッセル音楽院のヴァイオリン科教授に任命された際には、同僚とともにカルテットを結成し、ヴィオラのジャン=バティスト・コリンズとは第1ヴァイオリンとヴィオラのパートを交代で弾いたりもしていた。また、リストの要請でブダペストに戻り後進の育成にあたると、ブラム・エルデリング、グスターヴ・セレーミ、ヤーノシュ・テメシュヴァーリ、ティヴァダル・オルサーグ、エデン・パールトシュ、エゴン・コルンシュタイン、デーネシュ・コロムザイ、ナーンドル・ジョルト、そして若きゾルターン・セーケイ(バルトークの第2ヴァイオリン協奏曲被献呈者&世界初演者)や、ティボル・シェルイ(バルトークのヴィオラ協奏曲補筆完成者)など、いくつものすぐれたヴィオラ奏者として活躍する名前を輩出している。
 アルバムには、ヴィオラのためのオリジナル作品のほかに、自作ヴァイオリン曲からの編曲作なども含まれているが、なかでも“完全な形 "での初録音となる「ヴィオラ協奏曲」は一番の聴き物。1884年にブリュッセル音楽院の校長フランソワ・ジュヴェールに委嘱された「ヴィオラ協奏曲」は、その年の9月までに全曲を書き上げたものの、1885年1月に第1楽章のオーケストレーションが完了した時点でなぜか中断されている。1890年に、フバイは「演奏会用小品」というタイトルで、あらたにオーケストラの演奏部分や大規模なカデンツァを挿入、現在の第1楽章に何箇所かいくつか改訂を施しており、この1楽章版はピアノ伴奏つきで、1891年にハイナウアーによって出版されている。なお、「演奏会用小品」はヴィオラのほかにチェロでも演奏され、フバイの友人で室内楽のパートナーであったポッパーが改訂をおこなっている。いっぽうで、フバイはその後も、ちょっとした改訂を重ね、1929年にはチェリスト、アルノルド・フォルデシのために部分的に再編曲している。このたびの録音では、ヴィオラとピアノ版の自筆譜をもとにフバイの様式にあわせて、後半2楽章にラヨシュ・フサールがオーケストレーションを施している。ちなみに、第1楽章は上記1884年版で聴くことが出来るが、演奏者たちは1890年頃に追加されたカデンツァや管弦楽の移行部を、コーダの前に入れて演奏したりしていて、こちらのオーケストレーションは1929年版から再構成されている。ヴィルトゥオーゾ、フバイ自らが何度も手を入れていることから思い入れの強さが窺い知れる「ヴィオラ協奏曲」。初めてオリジナルの姿に迫る注目の内容といえるだろう。
ポッパー(1843-1913):
 チェロとピアノのための作品集

 組曲 Op.69/演奏会用ポロネーズ Op.14/
 演奏会用ポロネーズ Op.28/夜想曲/
 演奏会用練習曲「狩」Op.55-2/
 マズルカ Op.11-3/マズルカ Op.12/
 ハンガリー狂詩曲 Op.68
ラースロー・メジューJr(Vc)
ガーボル・ファルカシュ(P)
 ハンガリー出身の大チェリストにして、リストの「ハンガリー狂詩曲」のオーケストレーションでも知られるポッパー。彼のチェロ曲は華麗でメロディアス、演奏効果の高いものばかりだが、ここに収められた諸作はそのなかでもとりわけ魅力的な物。たっぷりとしたチェロの音の世界に浸れる。
VICTIMÆ〜ペーテル・ノーグラーディ(1952-):声楽&室内楽作品集
 フォーク歌手、クラリネット、ピアノとパーカッションのためのカンタータ(2000)
 [エステル・パール(A) アンナ・グラニク(P)
  アンドラーシュ・ホルン(Cl) ベネデク・トート(Perc)]/
 子羊の婚礼(D. ZSの思い出に,1997)[ラースロー・ティハニ指揮UMZE室内アンサンブル]/
 ハンガリアン・レクィエム〜1956年の犠牲者のための(2006)
 [アンドレア・メラート(Ms) アンドラーシュ・モルナール(T)
  カールマーン・シュトラウス指揮MR so.、MR cho.]
 木管五重奏のためのエレジー(2006)
 [マーチャーシュ・アンタル指揮 MR so.木管五重奏団
   イムレ・コヴァーチュ(Fl) ベーラ・コッラール(Ob/イングリッシュHr)
   イシュトヴァーン・ヴェール(Cl) イェネー・ケヴェハージ(Hr) アンドレア・ホルヴァート(Fg)
]/
 室内ミサ(2001-2003)
 [ロージャ・キシュ(S) エルジェーベト・バルドーチ(A)
  イシュトヴァーン・バシュキ(T) フェレンツ・コルパーシュ(B)
  Componensemble 室内アンサンブル ジョルト・ロモシュ(リュート)
  バーリント・サボー(Cl) ゼーノー・ラーング(Perc)
  ジュジャ・コッラール(P) ジョルト・シェレイ指揮]
 収録&音源所有:ハンガリー放送。歌唱はハンガリー語、またはラテン語。
 1956年に起きたハンガリー革命(動乱)をテーマにした力作「ハンガリアン・レクィエム」をはじめ、カーゲルの作品を念頭に書かれたドライで過激な「子羊の婚礼」、民謡調の素朴な味わいが印象的な「カンタータ」など多彩な内容。
ラヨシュ・フサール(1948-):我らが主イエス・キリストの受難と死 Op.33(ラテン語歌唱)
 ラースロー・ホニンゲル(T;福音史家) ベンツェ・アスタロシュ(B;イエス)
 ルーチア・メジェシ・シュヴァルツ(A;マリア)
 クリスティアーン・チェー(B;ユダ/ピラト/バス独唱)
 ラースロー・アッティラ・アルマーシ(Org)
 ゼーノー・ラーング、ジョルト・ナジ、チッラ・ジェーレ(Perc)
 マーチャーシュ・アンタル指揮ハンガリー国立cho.
 録音:2009年7月1日-2日、9月7日-10日、フンガロトン・スタジオ。
 J.S.バッハの不滅の傑作に代表されるように、キリスト受難の物語は創作意欲を強く掻き立てるテーマ。フサールは1968年、19歳のときに作曲した「受難曲」を、当時を振り返り“実験精神にみちたものであった "とライナーノートで述懐している。特定の福音書に拠らず、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4つの福音書を自由にブレンドするというアイデアは、著作「われらが主イエス・キリストの生涯〜4つの福音書のテクストにもとづく」(1925年シャーンドル・シネク&セント=イシュトヴァーン・タールシュラト編纂)を古物収集家より入手したことがそのきっかけ。キリスト受難の物語を3部構成、すなわち、第1部「ゲッセマネの花園におけるキリスト苦難の前夜とユダの裏切り」、第2部「ピラトの面前のイエス」、そして第3部「十字架の道筋、キリストの死と奇蹟の前兆」で描いているのも特徴的。器楽パートはオルガンと打楽器といういたってシンプルなものだが、そのぶん工夫を凝らしてドラマを効果的に盛り上げており、また、合唱の迫力が引き立つ結果にもつながっている。
HARPCHIPELAGO〜ハープのための現代ハンガリー作品集
 ジュラ・ピンテール:Night Piece (2009)
 ジェルジ・クルターグ:「遊戯」より(1973 rev.2003)
 ペーテル・ゾムボラ:Institutio 第1番(2007)
 ジェルジ・コーシャ:ミニアチュールズ(1978)
 ガーボル・コーシャ:ハイク・カレンダー(2003)
 マーテー・ホッローシュ:Arpercussonata (2009)
 カタリン・ポーチュ:
  Maracanga〜マリンバとハープのための Op.86 (2000)
 ミクローシュ・シュガール:E-GAL (2009)
エルジェーベト・ガール(Hp)
ガーボル・コーシャ
(マリンバ/Vib/Perc)
ジュラ・ピンテール、
イシュトヴァーン・ホルヴァート
(エレクトロニクス)
 録音:2009年8月3日-6日、フンガロトン・スタジオ。
 ハープの可能性を追求したアルバムは、オリジナルがピアノ曲集であるクルターグの作品をはじめ、イロナ・センナイの詠んだ俳句にインスパイアされたコーシャの曲など、当代一級のアンソロジーとなっている。アルバムのタイトルは、ハープと群島 (Archipelago)とを掛け合わせた造語。
孤独の歌〜ヴィクトル・トゴビツキー(1952-1999):
 木管五重奏曲(1988)
 [ MR so.木管五重奏団
   ベーラ・ドラホシュ(Fl) ベーラ・コッラール(Ob) ヨージェフ・ヴァイダ(Fg)
   イェネー・ケヴェハージ(Hr) イシュトヴァーン・ヴェール(Cl)
]/
 告白〜無伴奏チェロのための(1986)[タマーシュ・コー(Vc)]/
 ヴァイオリンとピアノのためのアリア(1972-1990)
 [マーチャーシュ・ビュキ(Vn) カタリン・フリーデツキ(P)]/
 小組曲〜フルートとギターのための(1986-1989)
  〔ちいさな歌/サルタレッロ/ドゥムカ(チャイコフスキーのオマージュ)/感傷的なワルツ/行進曲風に〕
    [ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl) シャーンドル・シルヴァージ(G)]/
 墓碑銘(1979完成)[カタリン・フリーデツキ(P)]/
 孤独の歌(1991)[ラースロー・コヴァーチュ指揮 MR so.]
 収録&音源所有:ハンガリー放送。
 シベリアでロシア=ウクライナ系の家族に生まれ、ハンガリーで亡くなったヴィクトル・トゴビツキーの作品集。レニングラードのリムスキー=コルサコフ音楽大学作曲学部に進み、ショスタコーヴィチの生徒であったオレスト・エヴラーコフのクラスで学び、1975年にエヴラーコフの死後は、やはりショスタコーヴィチの弟子であったボリス・ティシチェンコの指導を受けている。アルバム・タイトルにある、大管弦楽のための「孤独の歌」は、悲痛なまでに透徹した弦や、演奏開始9 分過ぎあたりに現れるリズムなどに、ショスタコーヴィチ色が感じられる作品。
 1977年、トゴビツキーはディプロマに交響曲第2番を作曲し最高位の評価を得て、将来を嘱望されていたが、ハンガリーのピアニスト、カタリン・フリーデツキとの結婚を当局が承認しなかったため、やむなくブダペストに移住。世を去る前年の1998年には栄誉あるフェレンツ・エルケル賞を授与されている。
ブラス5
 ドブロヴァイ:金管五重奏曲第3番
 マダラース:ハシッド物語
 ティハニ:情景
 ラーング:前奏曲、3モービルと後奏曲
 ペルティス:セレナーデ・イン・イエロー
 ホローシュ:パヴァーヌとガイヤルド
エヴァルト金管五重奏団
[レヴェンテ・バコー(Tp)
 アンドラーシュ・
  コヴァールチク(Hr)
 ペーテル・マジャル、
 ローベルト・カーイプ(Tb)
 タマーシュ・ケレメン、
 アッティラ・
  ペレステギ(Tu)]
 現代ハンガリーの作曲家による金管五重奏曲集。いずれも親しみ易いものばかりで、フンガロトン社社長マーテー・ホローシュの作品も入っている。1996年にリスト音楽アカデミーの学生たちで結成したエヴァルト金管五重奏団は、いずれもソリスト級の奏者の集まりで、舌を巻く巧さ。
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):ダブリン宮廷のための2つのセレナータ
 4声のセレナータ(ウィリアム三世戴冠記念のための; 1707-1714)/
 5声の劇場用セレナータ(ユトレヒト条約の祝典ための; 1713/英語歌唱)
  スーザン・ハミルトン(S;名声/勝利) アンドレア・チェレキエイ(S;アルバニア/至福)
  ヨージェフ・チャポー(S;アポロ) マリアム・サルキシャン(Ms;平和)
  エーヴァ・ラクス(Ms;豊穣) ペーテル・メーサーロシュ(T;マーキュリー)
  ガーボル・カーッライ(T;不調和) ドミニク・ヴェルナー(B;ネプチューン)
  アンタル・サボー(Org/Cemb)

  バラージュ・マーテー(芸術監督)アウラ・ムジカーレ&cho.
 録音:2010年4月6日-9日、ジューロー、カルヴァン派教会。ピリオド楽器使用。世界初録音。クッサーの管弦楽組曲「ミューズの祭り」全曲(HCD-32337、32552)をリリースしているマーテー率いるピリオド楽器アンサンブルによる続篇アルバム。
 「セレナータ」とは17、18世紀に、一般に宮廷もしくは貴族社会で、王侯貴族の慶事や政治的行事を祝って、疑似演劇的に演奏された大規模なカンタータ風の作品を指す。内容は決まって田園的、寓話的、あるいは神話人物的であるか、場所、川、自然界の物の擬人化であり、オペラより短いけれど独唱カンタータよりは長く、重要な機会には合唱が導入されることもあるが、基本的にレチタティーヴォとアリアから構成されている。
 こうした特徴にピッタリあてはまるふたつの「セレナータ」は、ブラティスラヴァ(当時のハンガリー領ポジョニ)に生まれたクッサーがオペラ作家としてすでに成功したのち、ダブリンで歿するまでの、イギリスとアイルランドで生活していた時期に作曲されたもの。いずれも、クッサーが10代半ばから20代初めにかけて師事したリュリゆずりの輝かしいオーケストラ・サウンドの魅力に加え、すぐれたオペラ監督としての資質と経験が活かされた内容で、全体合唱で幸福なムードのうちに閉じられる様はひときわ感動的。
リストのピアノ・ソナタ、管弦楽版
 リスト/レオー・ヴェイネル(1885-1960)編

  ピアノ・ソナタ ロ短調(オーケストラ版; 1955)
 レオー・ヴェイネル
  前奏曲、夜曲と悪魔的スケルツォ/
  パッサカリア/おもちゃの兵隊
ラースロー・コヴァーチ指揮
北ハンガリー・ミシュコルチso.
 ドラティやショルティの師でもあったハンガリーの作曲家ヴェイネルの作品は、近年フンガロトン・レーベルが力を入れているため、かなりの数に接することができるようになった。当アルバムはいずれもピアノ版の存在する作品を収めていて、ヴェイネルの卓越したオーケストレーションの手腕を示している。リストのピアノ・ソナタ編曲作は CAvi にも録音があるが、今回はハンガリーのオーケストラが演じているのが魅力。
J.B.ヴァンハル(1739-1813):
 3つのチェロ協奏曲集
[ハ長調/イ長調/ハ長調]
ペーテル・サボー(Vc)指揮
シンフォニエッタ・パノニカ
マールタ・アーブラハーム
 (リーダー)
 録音:2010年5月25日-28日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 ボヘミアに生まれウィーンで活躍したヴァンハルは、ハイドン、モーツァルト、ディッタースドルフとともに弦楽四重奏を演奏したことがあり、その際にチェロを担当していたという。この楽器とヴァンハルとの相性の良さをうかがわせるチェロ協奏曲は、バロック・コンチェルトを思わせる非常に明快なソロ・パートや、極上の緩徐楽章が3曲に共通する。洗練されたスタイルや変化に富む主題からは、シューバルトが「音楽美論集」(1784)のなかで“ウィーン古典派きってのすぐれもの " と絶賛したヴァンハルの腕前をはっきりと確かめられる。
 1963年ルーマニアに生まれたサボーは、1993年以降ブダペスト祝祭管首席奏者を務めるいっぽう、ソリストとしても活躍する名チェリスト。シンフォニエッタ・パノニカは、この録音のために2010年に特別に設立された室内オーケストラ。メンバーは、ハンガリー国立フィル、ブダペスト祝祭管、ハンガリー放送管といったハンガリーのトップo.の器楽奏者たちによって構成され、芸術監督にはサボーが就任している。
 録音に際して、オーストリアのザイテシュテッテンのベネディクト派修道院と、プラハのナショナル・ミュージアムにそれぞれ所蔵されている自筆譜に、サボーが校訂した楽譜を用いている。
シャーンドル・バラッシャ(1935-):室内管弦楽曲集
 序曲と情景 Op.103(2008)(*)/セゲド協奏曲 Op.88(2004)(*)/
 夏の音楽Op.89(2004)(#)/ナプヘジへのハイキングOp.81(2003)(+)
  リハルト・ヴェニンゲル指揮ヴェイネル・レーオ室内o.(*)
  ベーラ・ドラホシュ(Fl;#)指揮ブダペスト・ストリングス(#/+)
 現代ハンガリー作曲界を代表する大物のひとりバラッシャが作曲したオーケストラ曲を集めたアルバム。バロック、古典派の音楽形式をふまえつつ、ハンガリーの民族色や独特の調性感を示している。
FLOATATION 〜 ElectroAcoustic Research
 ミクローシュ・シュガール(1952-):ノクチュルヌ(2005-2006)
 イシュトヴァーン・ラーング:フローテーション [Floatation] (1997)
 イシュトヴァーン・シゲティ:マザー・アンド・ファーザー(2003)
 ベーラ・ファラゴー:カディッシュとショーファ(2004)
 マーテー・ホッローシュ:クラヴィノーヴァ・ファンタジア第2番(2001)
 [On original recording:マールタ・ファービアーン(ツィンバロン)]
 イシュトヴァーン・ラーング:スオニトラスコロリ第1番(2005)
 ジュラ・ピンテール:アーマード・スマイル(1991)
 イシュトヴァーン・シゲティ:トッカータ・ノスタルジカ(2001-2002)
 ミクローシュ・シュガール:夜明け(2007)
 ヤーノシュ・デチェーニ:コンチェルト(2006)
 [On original recording:アーダーム・フェレギ(P) ジェルジ・レヘル指揮MR so.]
 ハンガリーの現代音楽シーン、とりわけライヴ・エレクトロニクを知る好企画「ハンガリーの電子音楽探求」(HCD-32449)の続篇にあたる内容。
 このたびもハンガリー音楽家連盟における中心的存在シュガール、ハンガリーのライヴ・エレクトロニク界の草分けシゲティ、ファラゴーらによる多様な作品が収められており、アルバム一曲目、ソプラノがゆらゆらと漂うミステリアスな雰囲気のものから、再生装置が故障したかのような無機的なノイズが散りばめられたもの、いまにもオバケが出てきそうなおどろおどろしいものと、ユニークなサウンドの博覧会的なつくり。くれぐれも再生時の音量にはご注意頂きたい。
アッティラ・ボザイ(1939-1999):オペラ「チョンゴルと悪魔」Op.31
 (全3幕/台本:アッティラ・ボザイ編纂)
 アンドラーシュ・モルナール(T;チョンゴル) エテルカ・チャヴレク(S;悪魔)
 エヴァ・ヤブロンカイ(A;魔女) イシュトヴァーン・ガーティ(Br;農夫バルガ)
 マグダ・カルマール(S;バルガの妻イルマ) マルギット・ルカーチ(シュプレッヒシュティンメ)他
 アンドラーシュ・ミハーイ指揮ハンガリー国立歌劇場o.&cho.
 録音:1985年1月29日、ライヴ、ステレオ。プロダクション:ハンガリー国立歌劇場/収録:ハンガリー放送/ハンガリー語歌唱。
 ミハーイ・ヴェレシュマルティ(1800-1855)が1830年に書いた詩劇「チョンゴルと悪魔」は、ハンガリー・ロマンティシズムの至宝であり、ハンガリー劇文学の土台のひとつ。シェイクスピアによる民間伝承やモーツァルトの魔笛からヨーロッパのロマンティシズムにまで及ぶ膨大な文化遺産を包括するもので、もともとは、アルベルト・ゲルゲイ作の16世紀後半の「ロマンス」、アーギウスという名の王子とある妖精の乙女の物語にもとづく物。ただ一方で、「チョンゴルと悪魔」は例外的にオリジナリティある作品で、その魅力に憑かれた同じくハンガリーのレオー・ヴェイネルもまたおなじ原作にもとづき同名のオペラを書いている。
 代表的な戯曲にもとづくオペラを手掛けたほとんどの20世紀の作曲家たちがそうしたように、ボザイによる「チョンゴルと悪魔」はヴェレシュマルティの作品をしっかり遵守したもので、十二音技法とクラスターを駆使した音楽は、冷え冷えとした抒情に彩られた独自の世界観を構築することに成功している。
コダーイ:男声合唱曲全集
 スターバト・マーテル/夕べの歌/イエス自らを示したもう/泣くのはおよし/聖イシュトヴァーン王への賛歌/
 ナーンドルの夜警/カンティオ・オプティマ/農夫たちの合唱/呪文/美系のトミー/来い、盗賊よ/二年か三年の間/
 ブドウが熟し/私を妬む者かくも多く/誰と結婚しよう/仔馬に/カラード地方の歌/へい、ビュンゲジディ・バンディ/
 酒飲み歌/居酒屋の歌/4つの兵士の歌/4つの軽騎兵の歌/兵士の歌/正しくかたくななものを/
 ファーイ・アンドラーシュの思い出/フスト/ハンガリー民族に/孔雀は飛んだ/標語/自由の賛歌(マルセイエーズ)/
 フランスの変容に向けて/囚われの国の息子/国民の歌/1848年の精神による3つの民謡/生か死か/神の奇跡

  イシュトヴァーン・ホルヴァート、サボルチ・チャヤーギ(T) サボルチ・ボグナール(Br)
  タマーシュ・ラクネル指揮ベーラ・バルトーク男声cho.、ペーチ打楽器アンサンブル
 録音:2010年、ドラ・スタジオ、ペーチ。なお、録音年表記が異なっているが、1枚分はHCD-32322として出ていた演奏と同一で、新録音では無い模様。フンガロトン・レーベルのカタログ中、最も人気が高いのがコダーイの合唱曲。骨太ながら、バルトークと比べて温和で陽性、合唱としての生理にかなった書法が光るこれらの作品は、プロ・アマを問わず日本の合唱団で愛唱され、隠れたヒット曲となっている。民謡やフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の編曲も非常に面白く、合唱好きにはたまらない内容。1945年創設のベーラ・バルトーク男声cho.は、1990年にタマーシュ・ラクネルが指導するようになってめきめきと頭角を現し、ヨーロッパのコンクールに多数入賞している実力派。お国ものならではの素晴らしさ。
HCD-32643
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(2CD)
ハイドン:歌劇「漁師の娘たち」Hob.XXV III; 4(1769)(イタリア語歌唱)
 ラムテ・トゥムリアウスカイテ(S;レスビーナ) ライマ・ヨヌティテ(A;エウリルダ)
 アレクサンドル・アガミルゾフ(T;ブルロット)ヨランタ・チウリライテ(S;ネリーナ)
 ジュラ・リタイ(T;フリセッリーノ)ヴィタウタス・ユオザパイティス(Br;リンドロ)
 ゲネジー・ベルゴルルコ(B;マストリッコ)
 オリガ・ゲーチ指揮リトアニア歌劇場o.&cho.
 録音:1993年、リトアニア(ハイドン=シューベルト音楽祭)。
 1776年にハイドンがレオノーレ・レヒナーへ宛てた手紙のなかで、「報われぬ不実」や「突然の出会い」とともに、もっとも大当たりしたオペラとして挙げている「漁師の娘たち」。前作「薬剤師」と同じくゴルドーニの台本によるドラマ・ジョコーソは、後年のオペラに顕著であるブッファとセリアの双方の特徴の融合の始まりに位置する重要作として今日位置づけられている。どういうわけか初演以来、ほとんど取り上げられる機会に恵まれず、完全に忘れられかけていたところへ、全容をあきらかにする貴重な音源がハイドン・イヤーにちなんでフンガロトンよりリリースされる。
リヴカ・ゴラーニ〜アンコール集
 ブラームス:
  ハンガリー舞曲第3番/ハンガリー舞曲第1番
 クライスラー:
  愛の悲しみ/愛の喜び/美しきロスマリン
 R.ホイベルガー/クライスラー編:真夜中の鐘
 E.ゲルトナー/クライスラー編:
  ウィーンのメロディ(ウィーンより)
 パガニーニ/プリムローズ編:ラ・カンパネッラ
 グルック:精霊の踊り(メロディ)
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド
 フォーレ:夢のあとに
 ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリス第4番
 マスネ:タイスの瞑想曲
 ゴドフスキー/ハイフェッツ編:懐かしきウィーン
 ディニク/ハイフェッツ編:ホラ・スタッカート
 ブルッフ:コル・ニドライ
リヴカ・ゴラーニ(Va)
ミシェル・レヴィン(P)
 録音:2003年5月14日-15日、トロント、カナダCBC放送、グレン・グールド・スタジオ。
 65曲の協奏曲を含めた250曲以上の作品を献呈されている、現代屈指の名ヴィオラ奏者リヴカ・ゴラーニ。みずからヴィオラ用にほんのすこし手を入れた愛奏曲の数々を、ヴァイオリンともチェロともちがう、しっとりと落ち着いた音色でじつに味わい深く聞かせる。
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):フルートを伴う娯楽音楽
 4声のディヴェルティメント ハ長調(1777)/パルティータ ハ長調(1772)(*)/
 4声のノットゥルノ(1777)/4声のディヴェルティメント ト長調(1761)/
 パルティータ ニ長調(1773)/五重奏曲(1801)
 パール・ネーメト(Fl) サヴァリア・バロックo.団員 アンドレア・ヴィグ(Hp;*)
 録音:2010年1月7日-10日、フンガロトン・スタジオ、セッション。全曲世界初録音。
 アルブレヒツベルガーの作品は、聖シュテファン大聖堂の楽長に就任した経歴も示すように、そのほとんどが教会音楽に集中しているが、ウィーンに移住する以前には「ガランテリアス [gallanterias] 」と呼ばれる、後世独創性を高く評価された作品の数々を残している。もともとは「小間物」を意味する、この楽しい小曲は、さまざまな社交イベントでの演奏を目的とした、いわゆる「ライトミュージック」で、独奏楽器または小さなアンサンブルのために作曲され、いくつかの楽章から構成されているのが通例。このアルバムでは、こうした娯楽音楽のうち、すべてフルートをフューチャーした作品ばかりを集めている。
 若き作曲家がメルク修道院時代に書いた ト長調のディヴェルティメントは、フルート四重奏の編成による5楽章形式の作品。ウィーン時代初期の作である2つのパルティータは、フルート、ハープとチェロ、そしてフルート、ヴィオラ・ダモーレとヴィオローネと、それぞれトリオ・アンサンブルのために書かれている。同じくウィーン時代初めに作曲された ハ長調のディヴェルティメントとノットゥルノはともにフルート四重奏用の作品。通常フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロを要する五重奏曲は5楽章形式。資料的価値に加えて、なにより聴いて楽しい仕上がり。
リスト:4手のためのハンガリー狂詩曲
 [第1番 ヘ短調(原曲;第14番)/第2番 嬰ハ短調(原曲;第12番)/
  第3番 ニ長調(原曲;第6番 変ニ長調)/
  第4番 ニ短調(原曲;第2番 嬰ハ短調)/
  第5番 ホ短調(原曲;第5番)/第6番 変ホ長調(原曲;第9番)]
デュオ・エグリ&ペルティス
 使用楽器:スタインウェイ。
 リストはピアノ独奏のためのハンガリー狂詩曲を19曲残したが、そのなかから6曲を弟子のドップラーの協力で管弦楽化している。それに基づきリスト自身が4手連弾にも編曲しているが、何故かあまり知られていない。音も厚くなり、興味深い対旋律など連弾の効果を最大限に発揮している。
 ハンガリーのおしどり夫婦デュオ、エグリ&ペルティスは1902年製の珍しい箱型のプレイエル・ピアノ演奏で有名となったが、ここでは通常のスタインウェイでリストならではの豪快な響きを生み出している。またハンガリー的な味わいも絶妙で、むせかえるような民族色を楽しめる。
シャルル・グノー(1818-1893):歌曲集
 ボレロ/春ばかりとは限らず/愛の女王/おお!私達は二人で春の花を摘めますように/
 気をつけて!/天使の魂/私の服/若い娘に/その花をぼくに/春の歌/春/痛手/木陰での宴/
 奨学金で/子供が祈る時/セシルに/漁夫の歌/若いギリシャの女に/メドジェの返事
  ベルナデット・ヴィーデマン(Ms)
  ジュラ・オレント(Br) エメシェ・ヴィラーグ(P)
 録音:2009年-2011年、フンガロトン・スタジオ。歌劇「ファウスト」や「アヴェ・マリア」で有名なグノーは、メンデルスゾーン姉弟の影響を受け、フランス版リート=メロディを創始した。100曲を超えるフランス語、30曲を超える英語とイタリア語の歌曲は、ラヴェルも「17・18世のクラヴサン奏者たちが持っていた感覚的な美しさの秘密についに至った」と評するほど洗練された魅力に富んでいる。ヴィーデマンの安定した歌唱、2010年のバルセロナ・ヴィニャス歌唱コンクールの優勝者で、ベルリン国立歌劇場他で活躍するオレント(1985年生まれ)の瑞々しい美声が聴き物。
フェレンツ・ファルカーシュ(1905-2000):ハープ作品集
 ハープ小協奏曲(1937/1994)(*)/古いハンガリーの旋律(1937)/ソナチネ(1972)/
 羊飼いの踊り(1975)/シェイクスピア「十二夜」の4つの歌(1954-83)(#)/
 シェイクスピアの「お気に召すまま」組曲(1939-69)(+)/4つの前奏曲(1987)/
 アレグロ・インペトゥオーソ(1991)/17世紀のハンガリー舞曲集(1939-69)
  メリンダ・フェッレタール(Hp) クリスティナ・コーニャ(S;#)
  ペーテル・ショモジ(Vn;+) バラージュ・トート(Va;+)
  ベーラ・ドラホシュ指揮ブダペスト・コンチェルトo.(*)
 フェレンツ・ファルカーシュは20世紀ハンガリーの大作曲家のひとり。ハンガリー人の手による最初のハープ協奏曲だった(*)は、第2次世界大戦でパート譜が消失したため、1956年から新しい伴奏を作り直し、約半世紀後に完成した。そのほか、古い伝承舞曲の改編やシェイクスピア劇の付随音楽まで多彩かつ美しく効果的なものとなっている。独奏のメリンダ・フェッレタールはモスクワ音楽院でヴェラ・ドゥーロワに師事した名手。現在はセゲド音楽院で教鞭もとっている。
ジェンナーロ・マンナ(1715-1779):
 聖週間のためのレスポンソリウム集 (1741)
(ラテン語歌唱)
  〔聖木曜日のための/聖金曜日のための/聖土曜日のための〕
 チッラ・ヴァーリ(Vc) レヴェンテ・ジェンジェシ(Org)
 ジェルジ・ヴァシェギ指揮オルフェオo.団員、パーセルcho.
 録音:2010年3月19日-26日、フンガロトン・スタジオ。自筆譜による世界初録音。
 18世紀を通じてナポリで活躍した音楽家一族の出身として、ナポリに生まれ育ち、ナポリで歿したジェンナーロ・マンナは、オペラ・セリエと宗教音楽で知られる作曲家。代表作「ティート・マンリオ」を含むたくさんのオペラ・セリエと一握りの小さな舞台作品で成功を収め、ナポリ大聖堂の楽長に就任後しばらくは舞台作品の作曲を続けていたが、後半生のほとんどを宗教音楽の作曲と、ふたつのナポリ大聖堂、サンティッシマ・アンヌンツィアータと聖ジェンナーロの楽長としての活動に専念するようになる。
 マンナの宗教音楽は非常に数も多く、変化に富んでいて、10のオラトリオのほかに150を越える作品が伝えられている。それらはおもに自筆譜で残され、10のミサ曲、いくつかのマニフィカト、2つのテ・デウム、リタニ、詩篇、聖歌、ゼクヴェンツ、哀歌などが含まれる。「聖週間のためのレスポンソリウム集」は1741年、マンナが26歳のときの作品。限られた短い楽章の中で、瞑想的なパートからキリスト受難のもっとも劇的な瞬間まで表現のすべてをカバーした内容からは、マンナの生きた時代、すでに2世紀に及ぶレスポンソリウムの伝統を誇っていたイタリアの高度な音楽事情を垣間見ることが出来る。
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー(1693-1766):6つの4声のフーガ
 [第1番 ヘ長調/第2番 ニ短調/第3番 ハ短調/第4番 ハ短調/第5番 ニ短調/第6番 ト短調]
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):6つの四重奏曲 Op.16
 [第1番 イ長調/第2番 ニ短調/第3番 ト長調/第4番 ハ短調/第5番 ヘ長調/第6番 変ロ長調]
                     復活祭のためのソナタ ハ長調 Op.11a (1792)
 オーセンティックSQ
 録音:2010年1月15日-17日、フンガロトン・スタジオ、セッション。ピリオド楽器使用。
 アルブレヒツベルガーのカルテット(HCD-32495)をリリース済みのオーセンティック四重奏団が、こんどはアダージョ(第5番のみアンダンティーノ)とフーガの2楽章形式に特徴がある「四重奏曲」を世界初録音。
 先だってもやはりピリオド楽器のアンサンブル、リンコントロ四重奏団がほとんど同種のコンセプトによるアルバム(「フーガの四重奏」ZZT-091003)をリリースしたばかり。ここではアルブレヒツベルガーとヴェルナーに絞り、さらにマニアックな内容となっている。
 ウィーン古典派の時代にもっとも成功したオルガニストで、理論家、対位法の教師であったアルブレヒツベルガーは、二重奏から八重奏までにわたる、弦楽器のための140曲を含む、さまざまな器楽アンサンブルのための2楽章形式の教会ソナタ(前奏曲とフーガ)を159曲も作曲している。
 オーストリア皇帝ヨーゼフ2世直々に、ウィーンの宮廷礼拝堂のオルガニストに任命されたアルブレヒツベルガーだが、そもそもフーガという作曲技法はヨーゼフ2世が非常に好んだ形式といわれ、アルブレヒツベルガーは1780年代以降、献身的に多くの時間をフーガの作曲に費やしている。
 このアルバムにはそれぞれ演奏時間4分から7分弱ほどの「四重奏曲」のほかに、(このアルバムでは省略されているが)チェンバロの通奏低音つきで、やはり2楽章からなるソナタも収録。ゆっくりとした前奏曲はJ.S.バッハのコラールのスタイルによるコラール「キリストはよみがえりたまえり」の音楽。つづくフーガは復活の喜びを表現した、快活なバロック様式の楽章という構成になっている。
 なお、カップリングには、ヨーゼフ・ハイドンの前任のエステルハージ宮廷楽長ヴェルナーによるフーガが収められている。6つのフーガはいずれも自作オラトリオ用に作曲したフランス風序曲から弦楽四重奏へのトランスクリプション。
グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー(1693-1766):音楽カレンダー
 〔1月に/2月に/3月に/4月に/5月に/6月に(水無月)/7月に(乾草月)/
  8月に/9月に(秋月)/10月に(酒月)/11月に(冬月)/12月に(降臨月)〕
 バラージ・マーテー指揮アウラ・ムジカーレ
 ヴェルナーはバロック末期から初期古典派のオーストリアの作曲家。エステルハージ候の宮廷楽団を高い水準に引き上げたが、ハイドンに引き継がれたことを逆恨みし、陰口を言いまくり「へぼ歌作り」とまで罵倒したサイテーさで音楽史に名を留めている。典型的な「負け組」作曲家で、今日その作品を聴く機会はほとんどないが、「音楽カレンダー」は一年12カ月を描写したもので、ヴィヴァルディの「四季」に匹敵する巧みさに満ちている。各月は4〜5曲の小品から成り、それぞれに季節感あふれるタイトルが付いている。いろいろなBGMにもピッタリで、非常に日本人好み。アウラ・ムジカーレはハンガリーを代表するピリオド楽器団体。
ミクローシュ・シュガール(1952-):
 礼拝堂の2つの花[リグヌム木管三重奏団]/
 寸法[チャバ・クレニャーン(Cl) アンタル・バビッツ(コントラバスCl)]/
 虎(ブレイク詩)[ズザナ・ミンドセンティ指揮ムジカ・ノストラcho.]/思い出[ジェルジ・ラカトシュ(Fg)]/
 派動[イシュトヴァーン・マトゥス(Fl) シャム・グリュシュ(ベース) ベラ・ファラゴ(シンセサイザー)]/
 万華鏡[アグネシュ・サカライ(ツィンバロン) ナジヴァリSQ]/5つの練習曲[ガーボル・エックハルト(P)]/
 エレクトロカリナ(*)/ティリンコーの歌(#)
 [マールク・ヒュレプ(オカリナ;*/ティリンコー;#) ミクローシュ・シュガール指揮合奏団(*)]/ミニコンサート

 イシュトヴァーン・ホルヴァート(電子機器)
 フンガロトン・レーベルが力を入れる作曲家シュガール。このアルバムのほとんどの作品が、アコースティック楽器を電子機器で増幅し、独特の効果を生んでいる。クラリネットのための「寸法」など、ちょっと聴くとまるでモンゴルのホーミー。
これが人生(セ・ラ・ヴィ)〜
 現代ハンガリーのトロンボーン音楽

 フェケテ:パルラト
 ラーング:スリー・ショート・ドラフツ
 カライ:ブルレスケ
 ドゥルコー:ソロ、対話、エコー
 シュガール:ワン・ミニッツ・ムーヴメンツ
 シュトッラール:
  セ・ラ・ヴィ〜ル・グラン・マヨーの思い出
 メシュコー: COnceRtino oPpUre fantaSia
 マダラース:三連祭壇画 / フェケテ:トリオ
アンドラーシュ・
 フェイェール(Tb)
オルショヤ・ユハース(S)
アーグネシュ・ユハース(A)
カタリン・プレーレ(Vn)
クセニア・シュトッラール
(ヴィオラ・ダ・ガンバ/
 ライヴ・エレクトロニクス)
ガーボル・アダミク(Tu)
カタリン・シャルカディ、
アンナ・アダミク(P)
 録音:2010年6月28日-30日、7月1日-3日、フンガロトン・スタジオ。ベルリン・ドイツso.のソロ・トロンボーン奏者で、今や金管王国とまでいわれるハンガリーを代表する存在アンドラーシュ・フェイェールによる現代ハンガリーのトロンボーン独奏曲集。ラーングとカライ以外はすべてフェイェールによる委嘱作か、彼に献呈された作品。超絶技巧の無伴奏から、ジブシーヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、電子楽器、歌を絡めたメランコリックな作品まで、トロンボーンの魅力と可能性を極めている。
悪魔のクラリネット
 フリジェシュ・ヒダシュ:クラリネット四重奏曲
 ゾルターン・コヴァーチュ:ドリーム・ダンス第3番
 イヴァーン・マダラース:RE-petition (*)
 ジュラ・フェケテ:クラリネット四重奏曲
 ティボル・ブリュナウアー:スケルツォ・ディアボリコ
 イェネー・タカーチュ:
  3本のクラリネットのための5つの小品 Op.112
 ラースロー・ドゥブロヴァイ:クラリネット四重奏曲
 ヤーノシュ・ジュライ・ガール:
  4つのロマンティックな遊戯
ブダペスト・クラリネットQ
[ヤーノシュ・セペシ、
 ジェルジ・レー、
 ラースロー・マイエル、
 アーコシュ・パーパイ(Cl)]
オットー・ラーツ(Ob;*)
ミハーイ・ゾルターン・ヴァルガ
(ヴィブラフォン/マリンバ;*)
イヴァーン・マダラース(P;*)
 録音:2010年2月22日-24日、3月2日、フンガロトン・スタジオ/2003年-2006年、ハンガリー放送。
 現ハンガリー放送so.首席奏者のヤーノシュ・セペシがリーダーを務めるブダペスト・クラリネット・クァルテットは、この特殊な編成による室内楽の様式に聴衆をなじませる目的で1995年に設立されたアンサンブル。メンバー全員がフェレンツ・リスト音楽院の卒業生で、これまでに4度のアメリカ・ツアーも敢行ずみ。
 ここでクラリネット四重奏という形式のために、現代ハンガリーの作曲家たちが手掛けた作品の数々は多種多様。ハンガリーの民俗音楽の舞曲や、レントラーなども現われるタカーチュ。変ホ管やバス・クラも使用し、さまざまな特殊奏法でクラリネットの可能性を模索したドゥブロヴァイ。ファンファーレ風の主題で開始され、のちにハンガリー民謡に似せた構造をみせるコヴァーチュの曲は、リズミカルで躍動感あふれる音楽。
 “反復 " というタイトルのマダラースの曲は29の短い1小節の主題から構成され、5から15までの範囲で適宜、楽器編成のサイズが変更可能となっている。しかも個々の動機は、一定の範囲内で任意に繰り返しも可能といった具合。
 このほか、セペシの演奏に触発されたフェケテをはじめ、ヒダシュ、ガールの作品も当アンサンブルのために書かれた物。さらに、当アンサンブルの委嘱作となるブリュナウアーでは“悪魔の " と付く演奏至難な内容にも、目の醒めるようなテクニックとアンサンブルの高い実力を聴かせてくれる。
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調Op.8
ドヴォルザーク
 ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調Op.90「ドゥムキー」
ヴィルジニー・ロビヤール(Vn)
ペーテル・サボー(Vc)
フレデリク・
 ヴァイセ=クニッテル(P)
 録音:2009年7月21日-24日、フンガロトン・スタジオ、セッション。
 世界的に活躍する3つの個性が集い、それぞれ傑作として名高いブラームスとドヴォルザークのピアノ三重奏曲に取り組んだ。ヴィルジニー・ロビヤール:1970年リヨン生まれのヴァイオリニスト。1987年に、17歳でロン=ティボー国際コンクール第5位、1990年インディアナポリス国際コンクール第4位入賞。1993年にドロシー・ディレイ奨学生としてジュリアード音楽院を卒業。使用楽器は1869年製作ジャン=バティスト・ヴィヨーム(Jean-Baptiste Vuillaume)。ペーテル・サボー:1963年ルーマニア出身のチェリスト。ブダペスト音楽院でラースロー・メジェー、フェレンツ・ラドシュ、ジェルジ・クルターグに師事。1993年以降ブダペスト祝祭管第1チェロ奏者。フレデリク・ヴァイセ=クニッテル:1975年生まれのポーランド系フランス人ピアニスト。13歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノと室内楽でプルミエ・プリを取得。1989年から継続的にクリスティアン・ツィメルマンに助言を受ける。ジェルジ・シェベックとアレクシス・ワイセンベルクのマスタークラスに参加。レオン・フライシャー、フー・ツォン、ドミトリー・バシキーロフにも学ぶ。
ブダペスト=アムステルダム〜
 ゲーザ・フリド(1904-1989):室内楽曲集

 ヴァイオリンとピアノのための組曲
  「ポディウム」Op.3 (1928) (*)/
 ピアノのための12の音楽的戯画 Op.8 (1930) (#)/
 チェロとピアノのための
  5つの小品からなるソナタOp.9 (1931) (#)/
 ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための
  三重奏曲Op.27 (1947) (+)
マルティン・チバ(P)
ビルテ・ブロム(Vn)
ディッタ・ローマン(Vc)
 録音:2009年6月12日-14日、7月24日-27日、ドイツ、フェルベルト=ランゲンベルク、クライアーシーペン音楽工房。
 アルバム副題が示すように、ハンガリー生まれのオランダの作曲家フリドによる室内楽を収めたアルバム。彼はリスト音楽院でバルトークにピアノを、作曲をコダーイに学んだのち、1929年にアムステルダムに移り、1948年にオランダ国籍を取得した。ピアニストとしてはバルトークとのピアノ・デュオや、ヴァイオリニスト、ゾルターン・セーケイのパートナーとしても有名。
 フリドがまだブダペスト在住中の作(*)は、ハンガリーの名ヴァイオリニスト、アンドレ・ジェルトレルに献呈された作品。(#)の2曲はフランス滞在中の作品で、音楽的戯画はリリー・クラウスに献呈されている。そして、1948年にオランダの市民権を得た彼が前年に書いた(+)は、大戦後作曲家としてあらたなスタートを切るべく書き上げた意欲作。いくども繰り返される8分音符とメロディアスな主題によるフィナーレのダイナミックなロンドが特徴的で、耳に残る。
ハンガリー歌劇場のスターたち Vol.1
 レオンカヴァッロ:道化師、マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ、プッチーニ:トゥーランドット、
 マイヤベーア:ユグノー、グノー:ファウスト、ドリーブ:ラクメ、オッフェンバック:ホフマン物語、
 サン=サーンス:サムソンとデリラ、モーツァルト:後宮からの誘拐/コジ・ファン・トゥッテ/魔笛、
 ベートーヴェン:フィデリオ、ワーグナー:ローエングリン/トリスタンとイゾルデ/ラインの黄金
 エルケル:バーンク・バーン、ムソルグスキー:ホヴァーンシチナ、からのアリア

  エルジ・シャーンドル、マーリア・ネーメト、アンナ・バーティ(S) マーリア・バシリデシュ(A)
  べーラ・ケルニェイ、フェレンツ・セーケイヒディ、ヤーノシュ・ハルモシュ、シジスムンド・ピリンスキ、
  ゾルターン・ザーヴォドスキー、カールマーン(コロマン・フォン)・パタキー、パール・フェケテ(T)
  ラヨシュ・ロージャ、イムレ・パロー、オスカール・マレツキ、アンドル・レンドヴァイ(Br)
  ダーヴィド・ネイ、オスカール・カールマーン、ミハーイ・セーケイ(B)
 録音:1905年-1958年。
 HUNGAROTON社が4巻に渡って、ハンガリー国立歌劇場で活躍した名歌手たちの記録をCDにする。第1巻では、活動期がほとんど19世紀という、録音に残された最も早い世代の歌手になりそうなダーヴィド・ネイ(1842-1905)から、1901年生まれまでの歌手を扱っている。ハンガリー関連以外で最も有名な歌手は、おそらくバイロイト音楽祭でトスカニーニの指揮のもとタンホイザーを歌ったピリンスキ・ジグモンド(ドイツではシギスムント・ピリンスキ1884-1960)だろう。その他の歌手も皆ブダペストを中心に活躍した人たちばかり。なお、代理店の歌手カナ表記は、一部ハンガリー語の発音に沿っていないものがあったので当店で修正している。
ハンガリー歌劇場のスターたち Vol.2
 エルケル:フニャディ・ラースロー/バーンク・バーン
 モーツァルト:後宮からの誘拐/魔笛
 ワーグナー:ローエングリン/ニュルンベルクのマイスタージンガー/ワルキューレ
 ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフ/ホヴァーンシチナ
 ヴェルディ:マクベス/リゴレット/トロヴァトーレ/オテロ
 レオンカヴァッロ:道化師 / オッフェンバック:ホフマン物語 / ビゼー:真珠採り
 プッチーニ:ジャンニ・スキッキ / ボロディン:イーゴリ公、からのアリア、場面
  ルイーサ・サボー、ユーリア・オスヴァート、ユーリア・オロス、マグダ・リゴー、
  マーリア・ギュルコヴィツ、パウラ・タカーチ、イレーン・セツェディ(S)
  ローズィ・デリ(Ms) マグダ・ティサイ(A) エンドレ・レスラー、
  ティボル・ウドヴァルディ、ヨゼフ・シマンディ、アンドラーシュ・ヨヴィツキ(T)
  シャーンドル・シュヴェード、ラースロー・ヤンボル、ジェールジ・ラドナイ(Br)
  ジェルジュ・ロションツィ、ヤーノシュ・フォドル、
  アンドラーシュ・ファランゴー(B−Br) エンドレ・コーレー(B)
 録音:モノラル。 ハンガリー歌劇場のスターたち、第2集では20世紀の最初の20年に生まれた歌手を収録。バリトンのシャーンドル・シュヴェード(1906-1979)は、西側ではアレクサンダー・スヴェッドという名前でウィーン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場で活躍、ワーグナーやヴェルディで大きな評判を得たが、戦後ハンガリーからの出国を禁じられてしまい、幻の名バリトンになってしまった。ヨゼフ・シマンディ(1919-1997)は、長年に渡ってハンガリー国立歌劇場のトップテノールだった名歌手。
ジュラ・チャポー(1955-):
 全世代の声とコンピュータのための「 The Great Initial
  - 人間の声の時間彫刻〔 humanvoicetimesculpture 〕 」 (2005-2009)
  [ベラ・バルトーク音楽学校の生徒&教師、エルデーイ人民の家の住民、
   ボビタ介護センターの子供たちのグループおよび、その他の個人(以上Vo〔パーパ、ハンガリー〕)]/

 ヴィオラと環境変化〔 Changing Environment 〕のための協奏曲 (2004-2009)(#)
  [リヴカ・ゴラニ(Va) ラースロー・ティハニ指揮MRso.
 収録:2005年-2009年、ハンガリー放送、ブダペスト・ミュージック・センター、ハンガリー・ピリシュチャバ・アートフィールド・スタジオ、カナダ・サスカチュワン大学。
 リスト音楽院作曲科を修了、ジェルジ・クルターグやペーテル・エトヴェシュらの流れを汲む一方で、ダルムシュタットやパリのIRCAM、アメリカでモートン・フェルドマンにも学んだというユニークで幅広い経歴の持ち主チャポーによる作品集。第1曲あらゆる世代のヒトの声をコンピュータでサンプリングし、そのフレーズを組み合わせたもので、シンプルながら不思議な感覚の作品。この作品には32あるトラックのどこからスタートして反復再生してもよい、との但し書きがある。ほかに、ここでソリストを務める現代屈指のヴィオラ奏者リヴカ・ゴラーニの委嘱で作曲された「ヴィオラ協奏曲」を収録。
ウィリアム・シールド(1748-1829):弦楽三重奏曲集
 〔ヘ長調/ト長調/イ長調/第1番 変ホ長調/第2番 ニ長調/第3番 イ長調/第5番 ハ長調〕
 トリオ・サバディ[ヴィルモシュ・サバディ(Vn) シルヴィア・コヴァーチュ(Va)
          ジェンジ・ウーイハージ(Vc)]
 録音:2010年4月19日-21日、フンガロトン・スタジオ。世界初録音。
 ヨーゼフ・ハイドンの友人で、コヴェント・ガーデンの座付きを務めるなど、生前英語によるオペラがいくつか大当たりを出した、イギリスの作曲家ウィリアム・シールド。現在ではほとんどその名を忘れ去られているが、キャリアを造船会社の見習いからスタートしたシールドは、やがて国王付き楽団のメンバーを経て、そこの楽長(大英帝国初の音楽家)に任命され、最後の宮廷オードを作曲するまでに登り詰めている。
 ウェストミンスター・アビーの墓地に埋葬され、人々に愛され広く人気を博したシールドはいっぽうで、つねに民謡やエキゾチックなものに関心を示していて、さまざまな機会に自ら民謡を収集しては出版したり自作に取り入れたりしている。
 2つのシリーズからなる、シールドの弦楽三重奏曲は、国王付き楽団に迎えられる以前、コヴェント・ガーデンの支配人と不和から大陸に渡っていた時期、1792年から1796年の間に作曲された物。各々2楽章から4楽章形式を採り、いずれもアマチュア向けに書かれているところが共通するが、なかには5/4拍子のメロディというテンポがユニークだったり、また、スラヴ民謡への興味と18世紀後半の異国趣味といった、シールドの実験的スタイルを証明するものも含まれている。
 全曲を通じて、得意のヴァイオリン演奏を足がかりに異例の出世を遂げたシールドの経歴を思い起こさせ、美しいメロディに対する嗅覚に長けたシールドのセンスに新鮮な驚きを覚える内容となっている。
アルフレード・ピアッティ(1822-1901):歌曲集
 娘と私/恋人の哀願/乙女よ語れ/シェイクスピアのソネット/夜曲 Op.20/起きろ、起きろ!/
 遠く、ずっと遠くに/別れ/おお、つばめ/シチリアーナOp.19/カルメラ/田舎のシルヴィア/
 物乞い/私を覚えていて/追憶/私は天使にあったと思う/愛のためいき/夕べの歌/悲しみ
  イ・ブリッコンチェロ
  [クラウディア・ニコレ・バンデラ(Ms) レオナルド・デ・リジ(T)
   ピエルルイジ・ルッジエーロ(Vc) アンドレア・バッジョーリ(P)]
 録音:2010年4月、フンガロトン・スタジオ。ピアッティと言えば、チェロのヴィルトゥオーゾとして、ヨアヒム率いる伝説の「ベートーヴェン四重奏団(ヨアヒム、エルンスト、ヴィエニャフスキ、ピアッティ)」のメンバーとして知られ、今日でもその教則本や練習曲は愛用されている。当CDは、ピアッティ作品集ながらチェロ曲ではなく歌曲集というのが驚き。それも正真正銘のオリジナル作品で、歌詞もイタリア語詩だけでなく、シェイクスピアやテニスン、ワイアットらイギリスの大詩人の英語詩もあり興味津々。チェロのオブリガーロ付きのものが多いのも名手の作ならでは。彼はヴェルディの友人だったが、作風はオペラ的でなく、トスティを思わせる。加えて独特のメランコリーに翳り絶美な世界を作り上げている。
ベンダ兄弟:フルート・ソナタ集
 ゲオルク(イジー)・ベンダ(1722-1795):フルート・ソナタ〔ヘ長調/変ロ長調/イ長調/ト長調〕
 フランツ(フランティシェク)・ベンダ(1709-1786):フルート・ソナタ〔ニ長調/ホ短調〕
  ヴェロニカ・オロシュ(Fl) コウシャイ・マハディ(バロックVc)
  アンゲリカ・チズマディア(Cemb)
 ボヘミアの音楽一族ベンダ家は多くの作曲家を輩出したが、当盤はフリードリヒ大王に仕えたフランツと、その弟で教会音楽とメロドラマの作曲で知られたゲオルクのフルート・ソナタ集。独奏者オロシュはフランツ・リスト音楽院でローラーント・コヴァーチとヤーノシュ・バーリントに師事、数々の室内楽コンクールに入賞した実力派。現在ブダペスト・コンチェルト管の第一奏者を務めている。
ラースロー・ドゥブロヴァイ(1942-):ソロ Nos.1-15「新しいサウンド」
 〔第1番(ピアノのための)/第2番(トロンボーンのための)/第3番(チューバのための)/
  第4番(チェロのための)/第5番(フルートのための)/第6番(コントラバス・フルートのための)/
  第7番(ファゴットのための)/第11番(トランペットのための)/第8番(フルートのための)/
  第9番(クラリネットのための)/第10番(コントラバスのための)/第12番(バス・トロンボーンのための)/
  第13番(ホルンのための)/第14番(ターロガトーのための)/第15番(ツィンバロンのための)〕

 アンドラーシュ・キシュ(Vn) フランシス=マリー・ウィッティ(Vc) イヴァーン・スタンコフ(Cb)
 ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl) エーベルハルト・ブルーム(B-Fl) ヘルムート・エルトマン(Cb-Fl)
 チャバ・クレニャン(Cl) ラースロー・キッシュ・ジ(ターロガトー) ジェルジ・ラカトシュ(Fg)
 ジェルジ・ゲイゲル(Tp) ゾルターン・ヴァルガ(Hr) グスターヴ・ヘーナ(Tb)
 チャバ・ワーグナー(B-Tb) ヨージェフ・バジンカ(Tu) ヴィクトリア・ヘレンチャール(ツィンバロン)
 録音:2010年、ハンガリアン・スタジオ、ベルリン工科大学、ハンブルク音楽大学、フンガロトン・スタジオ。挑戦的な作風で知られる現代ハンガリーの作曲家ドゥブロヴァイの「ソロ」は、優れた演奏者達の協力を得て各楽器の最新のテクニックをリサーチ、それらを駆使して新しい響きと表現力の可能性をデモンストレーションした物。ハンガリーの民族楽器ターロガトー(クラリネットに似たシングル・リードの楽器で、音色はイングリッシュホルンとソプラノ・サクソフォンの中間のような独特なもの)とツィンバロンのための作品が特に聴き物。演奏はハンガリーを中心に現代音楽の名手たちが集結、作曲家の挑発するような難曲に嬉々として挑戦している。
ゾルターン・コヴァーチ(1969-):トランペットとトロンボーンのための二重協奏曲
ペーテル・トート(1965-):弦楽オーケストラのための「冬物語」(2006)/
             シャーンドル・ペテーフィの詩による「村の鍛冶屋」
 ベンツェ・ホルヴァート(Tp) イシュトヴァーン・ペーテル・ファルカシュ(Tb)
 ゾルターン・パド合唱指揮デブレツェン・コダーイcho.
 バラージ・コチャール指揮デブレツェンpo.
 録音:2010年9月14日-17日デブレツェン・バルトーク・ホール、ホテル・アラニビカ。『出来立ての21世紀ハンガリーの音楽から、過去にインスパイヤーされた3つの異なる作品を収録』(意味が取り辛いが、代理店記載ママ。「過去に触発されたハンガリーの現代作品3曲を収録」という意味か)とのこと。コヴァーチの作品は、バロック時代のコンチェルトからお馴染みの緩‐ 急‐ 緩の楽章構成を取りながら、パーカッションの即興的なイントゥラーダ、バルトーク風の複雑なリズム、三度のハンマーの打ち込み、ソロ楽器の名技を尽くした演奏効果満点の作品。トートの「村の鍛冶屋」はハンガリーの19世紀ロマン派の詩人シャーンドル・ペテーフィ(1823-1849)の英雄譚に基づく「コラール・オペラ」。主役のビックヘッド、内気なリジー、靴職人はソリストではなく合唱で演じられている非常にユニークな作品。「冬物語」はシェイクスピアの同名の作品とは関係なく、「冬」という言葉のもつ、時の移ろい、死、終焉・・・のイメージを弦楽オーケストラで描いた4部構成の作品で、コヴァーチ指揮ブダペスト弦楽オーケストラによって初演されている。
コダーイ:自作自演集
 ハンガリー詩篇 Op.13(*)[録音:1957年3月、モノラル]/
 ミサ・ブレヴィス(1944)(+)[録音:1956年8月、モノラル]/
 ブダヴァーリ・テ・デウム(1936)(+)[録音:1958年10月、モノラル]/
 夏の夕べ(#)/管弦楽のための協奏曲(#)[録音:1960年7月、ステレオ]
  マーリア・ギュルコヴィチ、エディト・ガーンチ、ティーメア・チェル、イレーン・セチェーディ(S)
  マグダ・ティサイ(A) エンドレ・レスレル、ティボル・ウドヴァルディ(T)
  ジェルジィ・リッタシー、アンドラーシュ・ファラゴー(B) ブダペストcho.

  ゾルターン・コダーイ指揮(*/#/+) ハンガリー国立so.(*/+)、ブダペストpo.(#)
 (#)の2曲は以前DGから、(*)はPHILIPSからCD化されていたが、共に1990年までの発売で既に廃盤となっている。(+)の2曲は初CD化の可能性有。ハンガリーの大作曲家コダーイが自作を指揮した貴重な記録。彼は同郷のバルトークやドホナーニのような演奏家でなかったものの、1927年、35歳の時にアムステルダムで「ハンガリー詩篇」を指揮して成功して以来、自作品の指揮をとった。彼の指揮ぶりはクリアで正確、過度の思い入れや誇張のないすっきりしたもので、作風とよくマッチしている。この演奏に接すると、他の音源が不自然に感じてしまう説得力に満ちている。
C.H.グラウン:受難カンタータ「イエスの死」(1755)(ドイツ語歌唱)
 マーリア・ザードリ、マールタ・フェルシュ(S)
 マルティン・クリートマン(T) クラウス・メルテンス(B)
 パール・ネーメト指揮カペラ・サヴァリア、
 ドロテア・ケーラー合唱指揮ハレ・カンタムス室内cho.
 録音:1991年10月、セント・ジェイムズ教会(代理店記載ママ)、ケーセグ、ハンガリー、ディジタル、セッション。
 グラウンは、フリードリヒ大王に仕えたハッセと並ぶイタリア・オペラの大家で、この受難曲はバッハの死後、18世紀後半を通じて最も上演された作品。18世紀後半の宗教観は、イエスを人の友、手本として、受難を人にとっての救いがもたらされた喜びとする物。また、上演場所も、それまでの教会中心から、劇場中心へと変化しており、多感様式による優美で叙情的な旋律が時代の趣味を物語っている。聖書の原文ではなく、ラムラーの自由詩を歌詞として用い、印象的な場面を瞑想的に描き、感傷的に追想することで、宗教的な感情を喚起させるこの曲は、時代の趣味を反映し、バッハなどの受難曲が持っていた劇的性格は省察的なものへと変化している。
HDVD-32680
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(DVD)
価格帯:D
バルトークのピアノで II〜デーネシュ・ヴァールヨン
 バルトーク:「小組曲」〜第6曲「バグパイプ」
 (ピアノ演奏:べラ・バルトーク/1936年録音)
 はじめに(案内役:カウツキ・アルマンド)
 ディッタ・パーストリとの思い出
 (話し手:エルジェーベト・トゥシャ、
  聞き手:デーネシュ・ヴァールヨン&
   ミクローシュ・ペレーニ)
 コンサートのまえに(案内役:カウツキ・アルマンド)
 バルトーク:
  ハンガリー農民の歌による即興曲 Op.20, BB 83
 バルトーク:ミクロコスモス BB 105(ハイライト)
  [歌/変拍子/田舎のブルレスク/
   道化師/オスティナート]
 バルトーク:15のハンガリー農民の歌 BB 79
 第7曲〜第15曲 古い舞曲
 コダーイ:セーケイの嘆き歌/
  小さなワルツ/マロシュセーク舞曲
 コダーイ:チェロ・ソナタ Op.4
 バルトーク:チェロとピアノのための
  ラプソディ第1番 Sz 88, BB 94c
 さいごに(案内役:カウツキ・アルマンド)
デーネシュ・ヴァールヨン(P)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
 収録:2007年12月16日、バルトーク記念館、ピアノ修復:タマーシュ・レンドヴァイ、照明:ラースロー・ヘヴェシュ、撮影:アッティラ・ゴルトヴァ、アッティラ・トゥルべーク、ガーボル・ザイティ、監督:アッティラ・フラニェー、製作:ガーボル・ヴァーシャールヘイ。ドルビー5.1ch ステレオ、87 '、NTSC 16:9、Region All、字幕:日・英・独・仏・伊。
 コチシュによる第1集(HDVD-32565)が評判を呼んだ「バルトークのピアノ」に続編が登場。コダーイ生誕125周年記念日にあたる、2007年12月16日にバルトーク記念館で行なわれたコンサートの模様を中心に、このたびも充実の作りとなっている。
 まず初めに、同じステージに幾度となく立ったこともあるエルジェーベト・トゥシャによって、バルトークの第2夫人でピアニストのディッタ・パーストリとのエピソードが語られる。出会いから演奏や人柄まで、ゆかりの人物の言葉だけに重みがあり、貴重な写真の数々も織り込まれて、このあたりバルトークに関心があるかたには必見の内容といってよいだろう。
 そして、恒例の‘バルトークのピアノ 'によるコンサート・パート。ピアニストにはハンガリーの若い世代を代表するヴァールヨンが選ばれている。ヴァールヨン自らも話すように、ここでかれの弾くバルトークやコダーイは‘本当の楽器 'を相手に対話しているかのようだ。さらに、俄然盛り上がるのがペレーニ登場以降のくだり。わずか2曲だけとはいえ、陰影ゆたかな音色で紡がれる音楽は白眉で、この部分を見るためだけにこのDVDを入手する価値があるといっても言い過ぎではない。日本語字幕つき。
デーネシュ・グヤーシュ(T) アリア集
 サリエリ:「ファルスタッフ」〜フォードのアリア「ああ、悪者よ」
 ドニゼッティ:「愛の妙薬」〜ネモリーノのアリア〔なんと美しく、なんと可愛い/人知れぬ涙〕/
        「ラ・ファヴォリータ」〜フェルナンドのアリア「天使のような乙女」
        「ランメルムールのルチア」〜エドガールドのアリア「わが祖先の墓よ」
        「ドン・パスクァーレ」〜エルネストのアリア「哀れなエルネスト!」
 エルケル:「フニャディ・ラースロー」より
  〔ラースローのアリア「ついにすこしばかりの平穏な時が」/
   ラースローとマーリアの二重唱「何たる幸せ!ようやくわたしのそばにあなたを迎えられて」(*)〕
 ヴェルディ:「リゴレット」〜マントヴァ公爵のアリア
  〔あれか、これか/さらわれてしまった!…彼女の涙が見えるようだ…強き愛の力がわれに命ずる(#)/
   風のなかの花のように(女心の歌)〕
 ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」〜ガブリエーレのアリア「わが心に炎が燃える」
 プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜リヌッチョのアリア「フィレンツェは花咲く樹のように」

  デーネシュ・グヤーシュ(T) マグダ・カルマール(S;*)
  タマーシュ・パール指揮サリエリ室内o. ヤーノシュ・フェレンチーク、
  ヤーノシュ・コヴァーチュ指揮ハンガリー国立歌劇場o.、ハンガリー国立歌劇場cho.(#)
 録音:1983年-1995年。
 ブダペスト生まれのハンガリーを代表する世界的テノール、グヤーシュ(1954-)のアリア集。1978年にリスト音楽院オペラ専攻を修了後、ハンガリー国立歌劇場と契約。1979年にInternational Giovanni Cantanti Lirici vocal competitionで第2位を獲得して以降、スカラ座、コヴェント・ガーデンをはじめとするヨーロッパの劇場やコンサートホールに活躍の場を拡げる。1982年フィラデルフィアで開催されたルチアーノ・パヴァロッティ国際コンクールで第1位獲得。1989年にはグヤーシュはハンガリー国立歌劇場におけるグノーの「ロメオとジュリエット」でプロデューサー・デビューも果たし、1995年よりリスト音楽院声楽科で教鞭をとっている。
 ここでは、ソプラノのカルマールがゲストで参加するエルケル曲のハンガリー語を除き、ほかはすべてイタリア語歌唱。
フェレンツ・エルケル(1810-1893):合唱曲集
 ハンガリー国歌/第1ハンガリー王国国歌/輪舞/歌手の行進/誰のために杯を干すか/
 あなたがくれるなら、結婚するわ/ペスタロッチの記念年祝典のための合唱曲/熱望して/
 死へ/第2ハンガリー王国国歌/イシュトヴァーン王〜歌劇の合唱曲/ハンガリー・カンタータ
  サビナ・シュネーレル(S) メルセデス・ハイム(A) バマ・コヴァーチ、シャーンドル・ケチケーシュ(T)
  ヤーノシュ・ファートライ、ラースロー・イェクル(Br)デメテル・ピンテール(B)
  ベーラ・バルトーク男声cho.、ペーチ大学女声cho.、ムジカ・ノストラ女声cho.、イシュトヴァーン王歌劇cho.

  タマーシュ・ラクネル、アーコシュ・ショモジヴァーリ指揮MAVso.
 エルケルはリストと同時期のハンガリーの作曲家。本領はオペラだが、何と言ってもハンガリー国歌の作曲者として記憶される。ここではハンガリーの合唱団が、主に彼の愛国的な作品をとりあげているが、さすがの巧さと熱い思いが感動的。ハンガリー色濃厚な国歌も本当に名作と聴き惚れてしまう。
エルネー・ドホナーニ
 交響曲 ヘ長調 (1895) (*) /
 ズリーニ序曲 Op.2 /ワルツ様式の組曲 Op.39
ラースロー・コヴァーチ指揮
ミシュコルチso.
 録音:2010年9月5日-8日、ミシュコルチ芸術の家。すべて世界初録音。ドホナーニの交響曲は他に2篇(Op.9と40)あるが、ここに収められた世界初録音曲は彼がブダペスト音楽院の学生だった時の作で、「ズリーニ序曲」とともに1896年のハンガリー建国千年を記念した作曲コンクールの管弦楽部門で優勝した。初演は成功したものの、ドホナーニ自身が封印してしまったため、これまで幻の作品となっていた。作風はドイツ流の堅固な構成によりながらも、旋律は甘口で、バレエ音楽のようなオーケストレーションが光る親しみやすさに満ちる。オスマン・トルコを破った16世紀の英雄ズリーニを描いた交響詩的な序曲もハンガリー色濃厚で、楽しめる。
リスト:宗教合唱曲集
 十字架(舟乗りの賛歌)S.35/十字架の道 S.53(*)/
 至福 S.25/教皇にI&II S.59/
 おお、高貴なローマS.54/
 いざ、すべての者は神に感謝せよ S.61/
 主はその聖徒の魂を守り S.48
カールメン・セレシ、
アンドレア・モルナール(S)
テュンデ・ジェルフィ・
 ホヴァンツェク(A)
タマーシュ・クルジス(T)
フェレンツ・シュツ(Br)
ジョルト・フェニヴェシ(B;*)
デジェー・カラッソン(Org)
ゾルターン・パド指揮
デブレチェン・コダーイcho.
 録音:2010年6月29日-7月2日、Debrecen-Szabadságtelep Reformed Church 。リスト生誕200年を記念して、華麗なピアノ曲とは一線を画した宗教合唱曲集がリリース。いずれも聖職者リストならではの敬虔な祈りに満ちているが、「十字架の道」はお経のような男声合唱が延々と続く奇作。ハンガリーの名門コダーイ合唱団の美声を堪能出来る。
フリジェシュ・ヒダシュ(1928-2007):ブラス・アンサンブルのための作品集
 5つの楽章(1973)/管楽五重奏のためのトレーニング・パターン/
 管楽六重奏のためのトレーニング・パターン/5×5(1983)
  ナーンドル・カサ(Tb) エヴァルト金管五重奏団
  レヴェンテ・バコー(Tp) アンドラーシュ・コヴァールチク(Hr)
  ペーテル・マジャル(Tb) アッティラ・ペレステギ(Tu)
 録音:2011年3月12日-17日、フンガロトン・スタジオ。ヒダシュはブダペストのリスト音楽院でヤーノシュ・ヴィシュキに学んだ後、ハンガリー国立劇場、ブダペスト市立オペレッタ劇場の音楽監督、聖シュテファン大聖堂の合唱指揮者などの要職を歴任。その後はフリーランスの作曲家として幅広い活動を展開。あらゆる種類の作品を残しているが、特に管楽器のために優れた作品を書いたことで知られ、吹奏楽作品はプロ・アマを問わず世界中で愛奏されている。
 「5つの楽章」は三本のトランペット、二本のトロンボーンにチューバという編成で、時を告げるファンファーレ、イントゥラーダ、パルティータ、ディヴェルティメントという構成のルネサンス・初期バロック音楽を思わせる佳曲。「トレーニング・パターン」という奇妙な名前のついた二曲は、特に若い器楽奏者のために書かれた作品。演奏に必要な基本的なテクニックを退屈せずにマスターできるとともに、室内楽を演奏する喜びも体験できるように書かれている。「5×5」は金管五重奏のための5楽章形式の作品。ブダペスト音楽院のホルン教授ラースロー・サボーとその優秀な弟子たちに献呈されている。エヴァルト金管五重奏団は1996年結成。国際コンクールの入賞者でソリストとしても活躍するメンバーからなるこのアンサンブルは世界の名だたるコンクールを制覇、世界のブラス界を牽引するアンサンブルとして注目を集めている。
アントニオ・カルダーラ(1671-1736):
 オラトリオ「聖ステファノ、ハンガリーの最初の王」(1712)
 ランダル・スコッティング(CT;聖ステファノ〔イシュトヴァーン1世〕)
 モニカ・ゴンサレス(S;王妃ギーゼラ)
 ダーヴィド・シゲトヴァーリ(T;アナスタシオ) ラースロー・イェクル(B;エラスト)
 パール・ネーメト指揮サヴァリア・バロックo.
 録音:2011年1月14日-18日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。初代ハンガリー国王・聖イシュトヴァーン(イタリア名:ステファノ)の信仰と慈悲を描いたオラトリオ。旧約聖書上の人物を題材にしない珍しいオラトリオで、当時奉職を希望していた神聖ローマ皇帝カール6世の意図を受けて作曲されたとされている。カール6世は、ハンガリーのキリスト教化に尽くしたことでローマ教皇から祝福とともに王冠を贈られたという故事で有名なイシュトヴァーン1世を描いた作品をローマで上演することで、当時ハプスブルク家と関係が悪く、戴冠して神聖ローマ皇帝になった後も公式にそれを認めようとしなかった教皇クレメンス11世から祝福を得ようという政治的な意図があったようで、この試みは二年後の1714年に成功している。聖シュテファノ、王妃ギーゼラ、聖職者アナスタシオ、貴族エラストを演じる歌手による華麗なダ・カーポ・アリアと合奏協奏曲形式による充実した器楽アンサンブルが聴き物。ヘンデル歌手としてめきめきと頭角を現しているアメリカのカウンターテナー、ランダル・スコッティングを起用した、知られざる傑作の注目録音。
シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992):
 弦楽四重奏曲〔第1番(1931)/第2番(1937)〕/
 弦楽三重奏曲(1954)
アンサンブル・デ・ゼキリブル
[アニエス・ピカ、
 セシル・グイロン(Vn)
 マガリ・ドムセ(Va)
 ヤニック・カリエ(Vc)]
 世界初録音(弦楽四重奏曲のみ?)。ヴェレシュは交響曲第1番を皇紀2600年に献上したことで、日本人には特別な存在。弦楽四重奏曲はバルトークの傑作を思わす辛口の作風で、ハンガリー弦楽四重奏史上の重要作に数えられる。戦後の弦楽三重奏曲は十二音技法に基づく野心作。2006年創設のフランスの弦楽四重奏団アンサンブル・デ・ゼキリブルは、同時代の知られざる作品の開拓に力を入れる実力派。
ミハーイ・モショニ(1815-1870):弦楽四重奏曲集
 〔第1番 イ長調/第2番 ト短調/第5番 ヘ短調〕
フェステティチSQ
 録音:2011年8月1日-4日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。ハンガリーの名手達からなるピリオド楽器使用のパイオニア的存在ともいえる世界的演奏楽団、フェステティチ四重奏団が待望の新譜をリリース。ミハーイ・モショニはハンガリーを代表する音楽家。リストと交流が深く、彼の作品の編曲もいくつか残している。今回収録された四重奏は比較的初期に作曲されたもので、モショニが音楽家としてのキャリアを積み始めた頃の作品。この後、モショニはハンガリー初の独立音楽家として名を馳せてゆくことになる。ハンガリーを代表する作曲者と演奏者の豪華コラボレーションが生み出した名盤。
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):
 3つのバセットホルンのためのディヴェルティメント〔ヘ長調/変ロ長調/ヘ長調〕/
 クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための四重奏 ヘ長調
  ガボール・ヴァルガ(バセットHr/Cl) ヤーノシュ・ローラ(Vn)
  ロランド・チャッロー、ジェルジ・シャラモン(バセットHr)
  マーテー・スーチ(Va) イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)
 録音:2011年7月4日-5日、24日-25日、フンガロトン・スタジオ。ティンパニ協奏曲などで有名なドルシェツキーはボヘミア出身の音楽家。ハイドンやモーツァルトらと同時代に活躍し、リンツやブラチスラヴァなどで幅広く音楽活動を行った。今回のディヴェルティメントは、貴族の晩餐会で演奏されるために作られており、クラリネットに比べて落ち着いた音色をもつ楽器の魅力が活かされた作品。クラリネット四重奏は全体的に軽やかな雰囲気。ヴァルガを始め、名手達の息の合ったアンサンブルにも注目。
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
 3つのフルート四重奏曲 G260, Op.5〔第1番 ニ長調/第2番 ト長調/第3番 ニ短調〕/
 フルート、オーボエ、ヴィオラと低音楽器のための2つの五重奏曲 G443 〜第1番
  ゲルゲイ・イッゼーシュ(Fl) ラースロー・ハダディ(Ob)
  マルタ・アブラハム(Vn) ペーテル・バールショニ(Va) ディッタ・ローマン(Vc)
 録音:2011年6月24日-26日、8月23日、フンガロトン・スタジオ。チェロ奏者としてヨーロッパ各地で活躍し、作曲家としても大きな活動をしていたボッケリーニ。18世紀ラテン派を代表する器楽作曲者ともいわれ、室内楽曲を中心に多くの作品を残している。とりわけチェロ・ソナタやチェロ協奏曲など、伴奏楽器であったチェロを全面に出す音楽を多く生み出したことで有名な音楽家だが、今回はフルートと弦楽器の室内楽曲を中心に収録。ボッケリーニ特有のトリルやシンコペーションによる装飾豊かなメロディが、フルートの華やかな響きに映える。弦楽器だけでなく、管楽器においても彼の豊かな音楽性が発揮されていると言えるだろう。収録曲は全体的に前向きで軽やかな雰囲気だが、「メヌエットの王」とも呼ばれるボッケリーニらしい、優雅で美しいメヌエットも堪能出来る。収録曲はもちろんのこと、ヨーロッパ各地でソリストとして活躍する名手たちの共演にも注目されるおすすめ盤。
フリードリヒ2世:フルートと通奏低音のためのソナタ
 〔第21番 イ短調/第40番 ハ長調/第76番 変ロ長調/第78番 ト短調/
  第83番 ロ短調/第118番 ヘ長調/第107番 ニ短調〕
 マリー・オレスキェヴィチ(トラヴェルソ)
 デイヴィッド・シューレンバーグ(Cemb) バラージュ・マーテー(Vc)
 録音:2009年7月18日-20日、サン・スーシ宮殿(ドイツ)。全曲世界初録音。プロイセン宮廷音楽を数多く再発見し、クヴァンツのフルートソナタ集(HCD-32617)も好評のオレスキェヴィチがプロイセン大王フリードリヒ2世生誕300年を記念し、今度はフリードリヒ2世のソナタ集に挑む。フリードリヒ2世がフラウト・トラヴェルソの名手であり、当時のサン・スーシ宮殿で盛んな音楽活動を展開していたことは有名だろう。彼が作曲したフルートと通奏低音のためのソナタは全121曲にわたるが、そのうち出版されているものはわずか25曲。今回収録された7曲は全て未出版のもの。a'=385Hzのフレンチピッチで演奏されていることにも注目。トラヴェルソの名手オレスキェヴィチ、バッハの鍵盤音楽で有名なシューレンバーグ、サバールやミンコフスキの音楽隊で活躍するチェロの名手マーテーという豪華トリオの名演が光る。
ブラームス:ハンガリー舞曲集(全21曲) マーティアーシュ・アンタル指揮
ハンガリー国立o.
 録音:1987年6月3日-4日、イタリアン・インスティテュート、ブダペスト。ブラームスが若いころに出会い、その激しく情熱的な内容に惹かれ、生涯に亘り強い関心を寄せていたハンガリーのロマの音楽。ブラームスのハンガリー趣味はさまざまな形で作品に姿を現わするが、なかでも、もっとも有名で独創的なものがこの「ハンガリー舞曲集」といえるだろう。このアルバムは本場ハンガリー勢による演奏というところがポイント。マーティアーシュ・アンタル:1945年ブダペスト生まれ。リスト音楽院を卒業後、ハンガリー国立歌劇場にフルート奏者として入団するが、指揮の実力を認められ現代音楽のレパートリーを中心に同劇場で活躍。1984年にブダペスト合唱団の指揮者に任命され、合唱の世界でも高い評価を得る。1986年にはハンガリー国立o.の副指揮者となり、東ヨーロッパ、ドイツ、オーストリア、ギリシャ等で活発な演奏活動を行っている。
リスト:オラトリオ「キリスト」(1867)(ラテン語歌唱)
 シャーンドル・ショーヨム=ナジ(Br) エーヴァ・アンドル(S)
 ジュジャ・ネーメト(Ms) ヨージェフ・レーティ(T) ヨージェフ・グレゴル(B)
 ラヨシュ・バースティ(語り) ブダペストcho. ブダペスト・コダーイ少女cho.
 ミクローシュ・フォルライ指揮ハンガリー国立o. シャーンドル・マルギッタイ(Org)
 旧品番:HRC-184/86(当店未案内/廃盤)。リストの3つのオラトリオ中の2作目で、キリストの生涯中における有名な場面を2時間半で描き、リストの聖職者としての面を代表する畢竟の大作「キリスト」。1970年に初発売された際は、フランス国立ディスク・アカデミー賞をはじめ、各国のレコード賞を受賞した名盤で、リスト記念年にCD復活。
ヴェロニカ・キンチェシュ、アリア・リサイタル
 グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜3幕「なんという恐ろしいひととき」(エウリディーチェ)
  [エルヴィン・ルカーチ指揮ハンガリー国立歌劇場o./1978年]/
 モーツァルト:「フィガロの結婚」〜4幕「ああ、遅れないで来てちょうだい」(スザンナ)/
        「コジ・ファン・トゥッテ」〜2幕「許して、いとしいあなた、お願いよ」/(フィオルディリージ)/
        「皇帝ティートの慈悲」〜もはや花飾りを編むために(ヴィテッリア)
  [ゲザ・オーバーフランク指揮ブダペストso./1983年]/
 ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」〜1幕「この暗い時間に」(アメーリア)(*)
 ゴルトマルク:「シバの女王」〜1幕「私のアッサートは帰ってくる!」(スラミト)(#)
 プッチーニ:「蝶々夫人」〜1幕「魅力に満ちた目の乙女」(蝶々さん、ピンカートン)(*) PD /
              2幕「ある晴れた日に」(蝶々さん)(*)
  [ジュゼッペ・パターネ指揮(*) アダム・フィッシャー指揮(#) ハンガリー国立歌劇場o./1983年、1980年]/
 レスピーギ:「セミラーマ」〜3幕「悲しいかな」(セレウキア)/
       「エジプトのマリア」より〔2場「あなたの怒りは激しく昂り」/ああ、白い大鷹よ〕(マリア)
  [ランベルト・ガルデッリ指揮ハンガリー国立o./1990年、1988年]

 ヴェロニカ・キンチェシュ(S) ペテル・ドヴォルスキー(T)PD
 ブダペストとローマで学び、ハンガリー国立歌劇場はもとより世界各地の歌劇場で活躍する名ソプラノ、ヴェロニカ・キンチェシュがフンガロトンに録音してきたオペラ全曲録音から彼女の最も得意とするアリアを集めたアルバム。彼女はよく響くリリックな声と滑らかなフレージングでどの役も魅力的に歌い、演じきっている。ルカーチ、パタネー、フィッシャー、ガルデッリという共演している実力者揃いの指揮者陣をみればその実力がわかるという物。キンチェシュの実力を再確認し、全曲録音が聴きたくなる充実したアリア・コンピレーション。お薦め!
ハンガリーの伝説的ピアニストによるリスト作品集
 コンソレーション第3番 変ニ長調[エルネ・ドホナーニ(P)/録音:1956年]/
 巡礼の年第3年〜「心を高めよ」[ベーラ・バルトーク(P)/録音:1936年]/
 ピアノ・ソナタ ロ短調[アニー・フィッシャー(P)/録音:1953年]/
 2つの演奏会用練習曲/ラ・カンパネッラ[ルイス・ケントナー(P)/録音:1966年録音]/
 半音階的大ギャロップ/エステ荘の噴水/ハンガリー狂詩曲第6番 変ニ長調/
 忘れられたワルツ第1番/ハンガリー狂詩曲第15番 イ短調「ラコッツィ行進曲」
  [ジュルジュ・シフラ(P)/録音:1955年-1956年]
 おそらくすべて既出CDから取られたコンピレーション。リスト生誕200年を記念し、同郷の偉大な後輩たちの演奏を集めた盤。いずれも劣らぬ名手揃いで、ドホナーニの羽毛のようなタッチ、バルトークの意外にも柔らかな演奏は超貴重。さらにリストの精神性に視点をそえたアニー・フィッシャーの深み、リストの外面的華麗さに視点をそえたケントナーとシフラなど多士済々。ことにシフラの超絶技巧ぶりとアクの強さは強烈。リストはこうした演奏で聴きたいと興奮する。
エマニュエル・アロイス・フェルスター(1748-1823):3つの弦楽四重奏曲 Op.21
 〔第1番 ハ長調/第2番 ニ短調/第3番 イ長調〕
 オーセンティックSQ[ジョルト・カッロー、バラージ・ボザイ(Vn)
           ガーボル・ラーツ(Va) チッラ・ヴァーリ(Vc)]
 録音:2011年3月31日-4月4日、フンガロトン・スタジオ。ピリオド楽器使用。オーストリアに生まれた音楽家であり理論家でもあるE.A.フェルスター。モーツァルトやシューベルトらと同時代を生き、その作品はベートーヴェンも高く評価していたといわれる。器楽曲が隆盛し、人気を博すようになった19世紀ウィーンでは、作曲家たちはこぞって聴衆に曲を最初から最後まで聞いてもらうために奮闘していた。当時の室内楽曲に深い造詣を持っていたフェルスターの作品からもその工夫が垣間見える。彼の作品はアンサンブルや楽器の可能性が最大限に活かされており、3曲ともリズム感にあふれる舞曲の如き快活な雰囲気が魅力の作品。演奏するオーセンティック四重奏団はピリオド楽器の演奏を得意とする演奏団体。今回の演奏もピリオド楽器で収録されている。17世紀-18世紀にわたる定番の名曲はもちろん、歴史の影に埋もれてしまった作品を再発見することにも積極的に取り組む今注目の演奏団体。
アントニオ・マリア・ナヴァ(1775-1826):フルートとギターのための作品集
 メルカダンテ「エリザとクラウディオ」の主題によるセレナータOp.63/セレナータOp.16/
 3つの二重奏曲/サルヴァトーレ・ヴィガーノのバレエ「エジプト王プサンミ」の主題と変奏 Op.40

  ディアローグ・デュオ[ノエーミ・ジェーリ(Fl) カタリン・コルタイ(G)]
 録音:2011年6月20日-25日、フンガロトン・スタジオ。アントニオ・マリア・ナヴァは、19世紀イタリアでもっとも活躍したギター奏者&作曲家。スラノ・スカラ座から程近い一角に生まれ、少年時代からこの劇場に出入りし、後に絶大な影響力をもつ劇場支配人・出版人となるジョヴァンニ・リコルディと知り合う。またミラノで最初のギター専門店を開いたアントニオ・モンジーノによって(6弦の)ギターに『見ざめ』(注:代理店記載ママ。「目覚め」のことか?)、その息子ジャコモの手助けによってテクニックを磨き、ギター奏者として活動を始める。ギター・デュオは当時大変人気のあった編成で、リコルディは1808年から1826年の間に28曲のナヴァ作品を出版し大いに利益をあげている。現在約100曲が確認されているナヴァの作品は当時のベル・カント様式を色濃く反映し、また同時代のオペラ作曲家たちを思わせるロマンティックな味わいを持ち、イタリアのギター音楽を代表するレパートリーとなっている。
 演奏をする「ディアローグ・デュオ」は、フルート奏者ノエーミ・ジェーリとギター奏者カタリン・コルタイによりブダペスト音楽院在学中の2002年に結成。スタンダードなレパートリーで定評を得る一方で、ハイドンやモーツァルト作品の編曲、現代の作曲家たちとの共同作業にも情熱を燃やしている。
パリのメロディー Y.コロシュ(P)
HCD-41001
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(23CD)
15CD価格
ハイドン:弦楽四重奏曲全集 タートライSQ
 録音:1970年代後半-1980年代前半。吉田秀和氏大絶賛!
 資料的価値はもとより、演奏的にも鑑賞に堪えうる全集としてを手っ取り早くといわれたら、このCDになるであろう。価格も安くお勧め。
HCD-41002
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(29CD)
19CD価格
バルトーク大全集(全112曲)
 劇場作品(2CD)、管弦楽伴奏歌曲(1CD)、
 管弦楽曲(8CD)、室内楽曲(6CD)、ピアノ曲(8CD)、
 声楽曲(3CD)、新録音(1CD;詳細下欄)
ヤーノシュ・フェレンチーク、
アンタール・ドラティ 他 指揮
ゾルターン・コチシュ、
デジュー・ラーンキ(P)
ギドン・クレーメル(Vn)
ユリア・ハマリ(A)
タートライSQ 他
 新録音
 ジェルジョー村から BB45a/2つのハンガリー民謡 BB44
 セーケイ民謡 BB34/4つのスロヴァキア民謡 BB46,73
 ピアノのための小曲 BB38/4つの歌 BB24
 スケルツォまたは幻想曲 BB11/夕べ BB29
 葬送行進曲 BB31/夕べ BB30
 ハンガリーが国家の威信をかけて完成させた大企画。今回は新録音も加わり、完璧なものとなっている。分売もあり(HCD-31881-31909)
HCD-41003
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(9CD)
6CD価格
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 アニー・フィッシャー(P)
 チクルスとしてリリースされていた全集がついにボックス・セット化。彼女の類いまれなる解釈に加え、ベーゼンドルファー・ピアノの音色も良く聞き取れる優秀ステレオ録音となれば、まだ全集をお持ち出ない方には恰好のBOXと言えそうだ。
HCD-41004
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(7CD)
5CD価格
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
 [第1番〜第16番/大フーガ]
バルトークSQ
 録音:1969年-1972年、カルヴァン派教会、トロツィコー・テール、ブダペスト。スリムボックス仕様。
 弦楽四重奏における不滅の金字塔、ベートーヴェン。その演奏史上に燦然と輝くバルトークSQのセットは、今もアナログ盤が高額で取引されている現状が示すように、根強い人気を得ている。名教師ヴェイネルの高弟たちによって結成されたアンサンブルは、さすがに各パート間のバランスが見事で、時代を感じさせない洗練されたアプローチが、かえって後発の団体以上に現代的感覚にあふれており、室内楽を愛するかたは必携だろう。価格も通常の5枚分とお買い得。
HCD-41005
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(4CD)
2CD価格
リスト:ピアノ・デュオ版交響詩全集
 「前奏曲」/「ハンガリー」/「フン族の戦い」
 「タッソ」/「英雄の嘆き」/「理想」/「オルフェウス」
 「ハムレット」/「山上にて聞きしこと」
 「マゼッパ」/「プロメテウス」/「祭典の響き」
ブダペスト・ピアノ・デュオ
 録音:1995-1999年。既出音源のセット化。
 ピアノを知り尽くしたリスト自身によるトランスクリプションの演奏効果は驚異的。これが半額値で手に入るのだからうれしい。
HCD-41006
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(7CD)
5CD価格
マルコム・ビルソン〜
 シューベルト:ピアノ・ソナタ集

 [第17番 ニ長調 Op.53 D.850(*)
  第7番 変ホ長調 Op.122 D.568(*)/   第4番 イ短調 Op.164 D.537(#)/
  第20番 イ長調 D.959(#)/
  第18番 ト長調 D.894(+)/
  第11番 ヘ短調 D.625(+)/
  第9番 ロ長調 D.575(+)/
  第13番 イ長調 Op.120 D.664(+)/
  第6番 ホ短調 D.566(+)/
  第16番 イ短調 Op.42 D.845(+)/
  第21番 変ロ長調 D.960(+)/
  第15番 ハ長調 D.840「レリーク」(+)/
  第3番 ホ長調 D.459(**)/
  第8番 嬰ヘ短調 D.571(**)/
  第2番 ハ長調 D.279(**)/
  第19番 ハ短調 D.958/
  第5番 変イ長調 D.557/
  第14番 イ短調 D.784]
マルコム・ビルソン(Fp)
 使用楽器:コンラート・グラーフ(1835年頃ウィーン)製作、エドウィン・ボインク&ヨハン・ヴェニンク1994年修復(*)/サルヴァトーレ・ラグラッセ(1815年頃ウィーン楽派)製作、エドウィン・ボインク&ヨハン・ヴェニンク1994年修復(#)/ゴットリープ・ハフナー(1830年頃ウィーン)製作、エドウィン・ボインク&ヨハン・ヴェニンク1993年修復(+)/トーマス&バルバラ・ウルフ1998年製作6オクターヴ・フォルテピアノ〜ナンネッテ・シュトライヒャー(1814年ウィーン)にもとづく(**)/ヨゼフ・シモン(1830年ウィーン)製作6オクターヴ半・フォルテピアノ、イタリア、パレルモのウーゴ・カジーリア2002年修復。
 フォルテピアノ演奏の草分けビルソンによるシューベルトのソナタ集。これまでに発売された7枚のアルバムがお得なセットになって登場する。演奏そのものの素晴らしさはもちろんのこと、楽譜の補完(第15番終楽章、未完の第8番の第1&4楽章、第2番終楽章)や使用楽器の入念な検証に至るまで、著名な研究者でもあるビルソンの豊富な経験が反映された内容となっている。
HCD-41007
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(6CD)
3CD価格
ヤーノシュ・フェレンチク〜
 ベートーヴェン:交響曲全集

 [第1番 ハ長調 Op.21(##)/
  第2番 ニ長調 Op.36(##)/
  第3番 変ホ長 調Op.55「英雄」(#)/
  第4番 変ロ長調 Op.60(##)/
  第5番 ハ短調 Op.67「運命」(*)/
  第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(**)/
  第7番 イ長調 Op.92(**)/
  第8番 ヘ長調 Op.93(##)/
  第9番 ニ短調 Op.125「合唱つき」(+)]/
 「エグモント」Op.84序曲(+)
エヴァ・アンドル(S)
マールタ・シルマイ(A)
ジェルジ・コロンディ(T)
シャーンドル・
 ショイオム=ナジ(Br)
ヤーノシュ・フェレンチク指揮
ハンガリー国立o.
ブダペストcho.
(合唱指揮:
 フォッライ・ミクローシュ)
 録音:1969年(*)、1971年(#)、1974年(+)、1975年(**)、1976年(##)。旧品番:CLD-4013。ハンガリーが生んだ世界的な指揮者ヤーノシュ・フェレンチク(1907-1984)。2007年に生誕100周年を迎えるにあたり、彼の遺産のひとつベートーヴェン全集がカタログに復活する。
 自らをフルトヴェングラー、クレンペラー、トスカニーニといった偉大な巨匠たちの継承者と位置づけていたフェレンチクにとって、ベートーヴェンは生涯演奏活動の中心としていたレパートリー。ちなみに“ハンガリー動乱 "の起きた1956年、ニュー・イヤー・イヴの午後に音楽院でフェレンチクが指揮をした演奏会。それはソ連軍により民主化運動が鎮圧されて以後初めてとなる当オケのコンサートだったが、そこで彼らが取り上げたのはエロイカだった。第2楽章葬送行進曲に込められたメッセージを、総立ちになって聴き入った観客の誰一人として理解しないものはいなかったという。
 上記のエピソードをほうふつとさせる、決然とした意思に貫かれたエロイカをはじめ、当セットは巨匠のもとハンガリーのオール・キャストが総力を結集した記念碑的なベートーヴェン演奏。第九はドイツ語による歌唱。
HCD-41009
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(3CD)
2CD価格
3種の演奏によるハイドン:「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」
 ・管弦楽版 Hob.XX-1; A (*)[ヤーノシュ・フェレンチク指揮ハンガリー国立o.]
 ・弦楽四重奏版 Op.51, Hob-III; 50-56 (#)[タートライSQ]
 ・オラトリオ版 Hob.XX; 2(ドイツ語歌唱)(+)
  [ヴェロニカ・キンチェシュ(S) クラーラ・タカーチュ(Ms)
   ジェルジ・コロンディ(T) ヨージェフ・グレゴル(B)
   ヤーノシュ・フェレンチク指揮ハンガリー国立o.、
   シャーンドル・マルギッタイ合唱指揮ブダペストcho.]
 録音:1981年(*)/1978年(#)/1979年(+)。HCD-12358 (*) 、HCD-12036 (#)、HCD-12199 (+; 単売では廃盤) のセット化。単売では3点とも当店未案内。
 ハイドン50代の力作「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」は、カディス大聖堂の特別礼拝のために委嘱され、1785年あるいは86年のはじめに作曲された。荘重な序奏と、つづく7つのソナタ、そして描写的な終曲「地震」という構成によるこの作品には、楽器編成の異なる版が複数存在する。成立の順序としては、まずオケ用の原曲版が1787年7月に出版され、これにもとづいて今日もっとも一般的なクァルテット版が出版されている。また、ハイドン自身によるものではないがハイドン監修でクラヴィーア用編曲版も相次いで出版された。さらに1795-96年にオラトリオ版としても完成をみている。
 ハイドン・イヤーに合わせ、HUNGAROTONの誇るカタログから名匠フェレンチクと名門タートライらによる3つの版をセット化。
HUNGAROTON "CLASSICAL DIAMONDS"
CLD-4001
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価格帯:B
バルトーク:
  チーク地方の3つのハンガリー民謡/ソナチネ Sz.55/
  「子供のために」第4巻〜第26、29、39番/小組曲/
  ハンガリー農民の15の歌/4つの古い調べ/古い舞曲の調べ/
  ミクロコスモス/ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
コダーイ:
  セーケイの嘆きの歌/セーケイの歌/ルバート/
  ピアノ音楽 Op.3 No.2,3,5,7,8,9
ラヨシュ・ケルテース(P)
CLD-4038
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(3CD)
価格帯:B
ブラームス:
 交響曲全集/ハイドンの主題による変奏曲/
 悲劇的序曲/大学祝典序曲
ジェルジ・レーヘル指揮
ブダペストso.
 ハンガリーの名指揮者レーヘルのブラームス全集。廉価シリーズということでこれはお買い得。
CLD-4041
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価格帯:B
ラモー:コンセール集 L.コヴァーチュ(Fl)
L.メソ(Vc)
J.セバスチャン(Cemb)
CLD-4042
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価格帯:B
レオポルト・モーツァルト:
 おもちゃの交響曲/音楽のそり滑り
モーツァルト:とるに足りない下らぬ事柄
フランツ・クサヴァー・ジュスマイア:聖名祝日
ヤーノシュ・ローラ指揮
フランツ・リスト室内o.
ラースロー・チャーニュイ指揮
ブダペストso.
ハンガリー放送児童cho.
 子供向けの音楽をセレクションした企画アルバムだが、有名な割にCDが少ないおもちゃの交響曲や、モツレクの補筆で知られるジュスマイアの作品などマニアにとっても見落とせない1枚。
CLD-4044
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価格帯:E
ライトナー&フォルデス〜
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集

 ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15 (*)/
 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」(#)
アンドール・フォルデス(P)
フェルディナント・ライトナー指揮
バンベルクso.(*)、BPO(#)
 CD発売:1999年。原盤:DG だが、たしか本家ではCD化されていない。
 ドイツの名匠ライトナーと、ハンガリー出身で知る人ぞ知る玄人好みの名ピアニスト、フォルデスが組んだベートーヴェンの協奏曲2曲。本体には「ハンガリー国内のみの販売」とされており、日本の代理店では扱いがないが、何故か入荷出来た物。ライセンスの問題もあり、いつまで入荷可能かは判らないので、お早めの入手をお勧めしたい。
 #廉価シリーズですが、国内代理店で扱いがない商品のため高額となります。御了承下さい。


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