ムジカ・フィクタ創設25周年記念 メンバーを一新しビクトリアのレクイエムを14年半振りに再録音! トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):死者のための聖務曲集 わが魂は萎え[Taedet animam meam](レクツィオ;4声) 死者のためのミサ(レクイエム) [Missa pro defunctis (レクエイム)](6声) イントロイトゥス/キリエ/グラドゥアーレ/オフェルトリウム サンクトゥス-ベネディクトゥス/アニュス・デイ/コムニオ 悲しみのうちに引き戻され[Versa est in luctum](モテット;6声) われを解き放ちたまえ[Libera me](レソポンソリウム;6声) ラウル・マリャビバレナ指揮ムジカ・フィクタ [ロラ・アグスティ、マノン・ショーヴァン(S) アドリアーナ・マイヤー(A) フラーヴィオ・フェッリ=ベネデッティ(男性A) アリエル・エルナンデス、 ディエゴ・ブラスケス(T) ビクトル・クルス、フェルナンド・ルビオ(B) | ||
録音:2017年2月、サンタ・クルス修道院宿泊所礼拝堂、マドリッド、スペイン。 1992年にスペインの合唱指揮者ラウル・マリャビバレナにより創設された声楽アンサンブル「ムジカ・フィクタ」の創設25周年記念盤。ビクトリアのレクイエムの録音は2002年8月 (EN-2006) 以来14年半振り。メンバーは全員交代している。淀みなく進む演奏で収録時間は39分ほど。 | ||
ビクトリア〜アリオ・モード トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611): 天において喜び [Gaudent in caelis] /おお、大いなる神秘よ [O magnum mysterium] / アヴェ・マリア [Ave Maria] (*) /博士たちは星を見て [Magi viderunt stellam] フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):澄んだ冷たい川 [Claros y frescos ríos] (ハープ独奏) トマス・ルイス・デ・ビクトリア: おお、なんと栄光に満ちた [O quam gloriosum] / 何と美しいことか [Quam pulchri sunt] /おお、使徒の偉業よ [O decus apostolicum] アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):ご婦人の望み [La dama le demanda] (ハープ独奏) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:恐れるな、マリアよ [Ne timeas Maria] ウィリアム・バード(1540頃-1623):めでたし、まことのお体よ [Ave verum corpus] トマス・ルイス・デ・ビクトリア: 聖なる三位一体に祝福あれ [Benedicta sit sancta Trinitas] / アヴェ・マリア [Ave Maria] (ハープ独奏)(*) グレゴリオ聖歌:戦では雄々しくあれ [Estote fortes in bello] トマス・ルイス・デ・ビクトリア:戦では雄々しくあれ [Estote fortes in bello] [ボーナス・トラック] 不詳(16世紀)/ラウル・マリャビバレナ(1970-)編曲: 喜べ、キリストは生まれたもう [Gaudete Christus est natus] ラウル・マリャビバレナ指揮ムジカ・フィクタ [ロレ・アグスティ(S) ベアトリス・オレアガ(A) ガブリエル・ディアス(CT) ハビエル・M.カルメナ、イニゴ・カサリ(T) シモン・ミリャン(B)] サラ・アグエダ(Hp) | ||
録音:データ未詳。 「ミサ・ガウデアームス」(EN-2003)、「レクイエム」(EN-2006)、「18のテネブレ・レスポンソリウム」(EN-2029)に続くラウル・マリャビバレナ&ムジカ・フィクタのビクトリア第4作。「アリオ・モード」とは「別の形」、「他の方向」というような意味。(*)は「ビクトリアのアヴェ・マリア」として知られてきた名曲だが、近年ビクトリアの真作ではないと見なされるようになっている。 | ||
見えざる国境〜スペイン&ポルトガル黄金時代の音楽 エステヴァン・デ・ブリト(1575頃-1641):ああ、主よ [Heu, Domine] フアン・バスケス(1500頃-1560以後): われは汝より離れ独り [Soledad tengo de ti] /われを癒したまえ、主よ [Sana me Domine] クリストバル・デ・モラレス(1500-1533): 何と多くの雇われ人が [Quanti mercenarii] / あなたを見ていなかったならば [Si no os hubiera mirado] マノエル・メンデス(1547頃-1605):われを清めたまえ [Asperges me] フランシスコ・ゲレロ(1528-1599): おお、輝ける十字架よ [O Crux splendidior] / 二人の若者が賭ける [Apuestan zagales] エステヴァン・ロペス・モラゴ(1575頃-1630): 主を称えよ、僕(しもべ)らよ II [Laudate pueri II] フアン・エスキベル(1560頃-1625頃):おお、汝ら道を行くすべての者よ [O vos omnes] ドゥアルテ・ロボ(1565頃-1646):キリエ [Kyrie] /われは声を聞きぬ [Audivi vocem] ディオゴ・ディアス・メルガス(1638-1700):めでたし、元后 [Salve Regina] マヌエル・マシャド(1590頃-1646):山々は暗くなり [Oscurece las montañas] マヌエル・カルドゾ(1566-1650):死せるにあらず [Non mortui] エステヴァン・デ・ブリト:おお、栄光の王よ [O Rex gloriae] マヌエル・トラド指揮カペリャ・イベリカ [ロレ・アグスティ、サンドラ・コタレロ(S) アドリアーナ・マイェル、エリア・マルティネス(A) アリエル・エルナンデス、ビクトル・サルド(T) アレサンデル・ペレス(B) マルタ・カルボ(Fg)] | ||
録音:2015年6月、聖マリア小聖堂、セルセディリャ、マドリッド県、スペイン。 1580〜1640年のスペイン・ポルトガル国境地域における両国の音楽的関係をテーマとしたアルバム。当時は両国の音楽家が国境を越えて役職を得たり、ポルトガルの作曲家がスペイン語の詩に曲を付けるというようなことが珍しく無かった。バスケス、モラレス、ゲレロ、エスキベルはスペイン、他はポルトガルの作曲家。スペインのマドリッドに本拠を置く古楽声楽アンサンブル、カペリャ・イベリカのデビュー CD 。 | ||
まさに才色兼備! スペインの美しきソプラノ、デリア・アグンデス登場 !! ザ・パーセルズ〜パーセル兄弟:独唱と通奏低音のための作品集 ヘンリー・パーセル(1659-1695): 彼女は恋し、愛を打ち明ける [She loves and she confess too] Z.413 ダニエル・パーセル(1664-1717): カンタータ「緑豊かな木立の中」 [Within a verdant grove] ヘンリー・パーセル: 無駄だ、レスビアよ [Incassum Lesbia] Z.383 ああ!恋することは何と楽しい [Ah! how pleasant 'tis to love] Z.353 チェンバロまたはスピネットのためのレッスン曲選集 組曲第2番 ト短調 Z.661 から アルマンド(チェンバロ独奏) ダニエル・パーセル: カンタータ「思い上がった私が称賛する彼女は」 [She whom above myself I prize] ヘンリー・パーセル: 音楽が愛の糧であるならば [If music be the food of love](第2版)Z.379b ダニエル・パーセル:カンタータ「アポロとダフネ」 [Apollo & Daphne] ヘンリー・パーセル: 夕べの賛歌 [Evening Hymn] Z.193 /おお、孤独よ [O solitude] Z.406 ダニエル・パーセル:カンタータ「セプティミウスとアクメ」 [Septimius & Acme] デリア・アグンデス(S) マヌエル・ミンギロン(アーチリュート/バロックG) ラウラ・プエルト(Cemb/Org) ルス・ベロナ〔ルース・ヴェローナ〕(Vc) | ||
ヘンリー・パーセルとその弟(従弟説も有り)ダニエルの作品集。ダニエルは王室礼拝堂聖歌隊員を14歳まで務め、20代半ばでオックスフォード・モードリン・カレッジのオルガニストに就任。1695年ヘンリーが36歳の若さで亡くなるとロンドンに移り、40以上の劇付随音楽をはじめ数多くの声楽曲、室内楽曲、鍵盤楽曲、オード、教会音楽を書き上げた。1713年ホルボーンの聖アンドルー教会のオルガニストに就任し亡くなるまで務め、その地に埋葬された。 デリア・アグンデスはスペインのカセレス生まれのソプラノ。バルセロナのリセウ音楽院でカルメン・ブスタマンテに師事。ピーター・フィリップス、リチャード・レヴィット、セルソ・アントゥネス、エドゥアルド・ロペス・バンソ、ゲルト・テュルク、カルロス・メナ、グロリア・ファブエル、ジョルディ・ドゥメナク、アナ・ルイサ・チョバ、マリア・エスパダ、オルガ・ピタルクのマスタークラスを受講、またリセウ音楽院のヤング・オペラ・カンパニーのソリストを務めた。スペイン国内の数多くのモダーンおよびピリオド楽器オーケストラにソリストとして招かれ、その美貌に劣らぬ実力が高く評価されている。国際的舞台に立つのは時間の問題だろう。スペインの歌手には珍しくパーセルの音楽に適性を示しているというデリア・アグンデス。このアルバムにも期待できそう。 | ||
ナポリへの旅〜 17 & 18世紀スペインとナポリのハープ音楽 スペイン出港 ルカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-1667以後):ハカラ アントニオ・デ・カベソン(1510-1566): 誰のために髪を伸ばした [Para quien crie yo cabellos] フアン・イダルゴ(1614-1685):暗い夜 [La noche tenebrosa] (*/+) アントニオ・デ・カベソン:パヴァーヌとその変奏 ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃): パッサメッツォ・モデルノによるリチェルカーレ第2番(+) アントニオ・デ・カベソン:別れの時 [Ancor que col partire] ディエゴ・オルティス:「甘き思い出」によるリチェルカーレ第1番(+) ナポリ入港 − 踊りの宴 ルカス・ルイス・デ・リバヤス:アチャ ジョヴァンニ・ドメニコ・ダ・ノーラ(1510/1520頃-1592):わが目よ [Occhi miei] (*/+) アスカニオ・マヨーネ(1565頃-1627):フィデレによるパルティータ ジョヴァン・レオナルド・デラルパ(1530頃-1602): 冷酷な人よ、あなたが私を死なせた後 [Da poi che tu crudel] (*/+) / ガイヤルド/私は航海した [Io navigai] (*/+) ナポリにて ジョヴァンニ・デ・マック(1550頃-1614):ストラヴァガンツァ第1番 アスカニオ・マヨーネ: ロマネスカのテノールによるパルティータ第1番/ あなたの心は不死ではない [Morir può il vostro core] (*/+) / トッカータ第4番/私は死に私はうれしい [Son morto e godo] (*/+) ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575頃-1647):私を殺して [Ancidetemi pur] アスカニオ・マヨーネ:トッカータ第3番 サラ・アゲダ(クロスストラングHp (C) |使用楽器:2007年、テネリフェ、ハビエル・ レイエス・デ・レオン製〔モデル:17世紀、スペイン、フアン・ロペス・デ・トレド製〕/ ダブルHp (D) |使用楽器:2012年、ミラノ、 ダリオ・ポンティッジャ製〔モデル:17世紀、イタリア、バルベリーニ製〕) ビクトル・ソルド(T;*) カリア・アルバレス(ソプラノ&バス・ビウエラ・デ・アルコ;+ | 使用楽器:2008、2012年、セビリャ、パブロ・フェルナンデス・ロメロ製) | ||
録音:2014年6月、聖母奉献教会、アルコナディリャ、セゴビア、スペイン。 スペインから、1504年から1707年までスペインの支配下にあったナポリへのハープ音楽の船旅。サラ・アゲダはスペインのハープ奏者。マドリッドのアルトゥル・ソリア音楽院でハープを始め、サラゴサ音楽院でクロスストラングハープをヌリア・リョピスに、カタルーニャ高等音楽学校で歴史的ハープをマーラ・ガラッシに師事。 全20トラック終了後にトラック21が続き、1分の無音の後ハープ独奏曲の演奏が始まり1分25秒ほどで終る。これは隠しトラックと思われ、曲目についての情報は記載されていない。 | ||
パブロ・ケイポ・デ・リャノ(1971-):イル・プロテオ オーボエ協奏曲、弦楽と通奏低音のためのシンフォニアとフーガ オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 Op.3 No.3 (*) / シンフォニア イ長調「ポリュペモス」 Op.4 No.4 / ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ホ短調「プロテウスの怒り」 Op.2 No.5 / アイオロスのフーガ ハ長調(フーガ46)/ シンフォニア ト短調「ヘラクレス」 Op.4 No.3 /アポロンのフーガ ヘ長調(フーガ51)/ オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 Op.3 No.4 (*) / シンフォニア ホ短調「ユピテル」 Op.4 No.8 /ミノタウロスのフーガ ヘ短調(フーガ45) シモーネ・トーニ(Ob;*)指揮シレーテ・ヴェンティ!(管弦楽) | ||
録音:2014年2月12日-15日、聖マルコ教会、ミラノ、イタリア。 パブロ・ケイポ・デ・リャノはスペインのビルバオに生まれた作曲家。独学でネオ・バロック様式を習得し、ヴィヴァルディの作品の復元・校訂・編曲も数多く手がけていることで知られている。当盤は「25の4声フーガ」(EN-2033)、「協奏曲集」(EN-2036)に続くネオ・バロック様式の作品集。 | ||
ムジカ・フィクタ〜ライヴ・イン・ニューヨーク ガスパル・フェルナンデス(ポルトガル:1570-メキシコ:1629): ベツレヘムに着くぞ、友よ [A Belen me llego tio] フアン・デ・アラウホ(スペイン:1646-ボリビア:1712): 星の同胞 [Los Coflades de la estleya] 不詳:サンタ・マリア [Santa María] (ナフアトル語のシャンソネタ)/ ディオス・イトラソナンツィネ [Dios itlaçonantzine] (ナフアトル語のシャンソネタ) ガスパル・フェルナンデス:眠れ、わが子よ(ヒコチ・コネツィントレ) [Xicochi conetzintle] (ナフアトル語のビリャンシコ) フアン・ペレス・デ・ボカネグラ(ペルー:1598頃-1631):天国の喜び (ハナクパチャプ・クッシクイニン) [Hanacpachap Cussicuinin] (ケチュア語の賛歌) ルカス・ルイス・デ・リバヤス(スペイン:1626-ペルー:1667以後): メキシコのバルデス写本から(ハープ独奏) 〔エスパニョレタ [Españoleta] /サランベケ [Zarambeque] 〕 フアン・グティエレス・デ・パディリャ(スペイン:1595-メキシコ:1664): De car&aacutE; ambanos el día viste / 星たちは笑う [Las estrellas se ríen] フアン・ガルシア・デ・セスペデス(メキシコ:1619-1678): 夜が誘っている [Convidando está la noche] [ボーナス・トラック] サンティアゴ・デ・ムルシア(スペイン:1673-1739): クンベー [Cumbees] (バロックG独奏)(*) ラウル・マリャビバレナ指揮ムジカ・フィクタ [ロシオ・デ・フルトス、ロレ・アグスティ(S) アナ・クリスティナ・マルコ、 エレナ・サンチェス=エロルディ(A) ビクトル・ソルド、アリエル・エルナンデス(T) マヌエル・トラド、カルメロ・コルドン(B) マヌエル・ビラス(Hp)] ラファエル・ボナビタ(バロックG;*) | ||
録音:2014年2月27日、ニューヨーク・ヒスパニック・サソイエティ、ニューヨーク・シティ、アメリカ合衆国、ライヴ。 ムジカ・フィクタ初のライヴCD 。彼らの録音レパートリーとしても新規となる中南米のスペイン系音楽プログラム。独特の熱気を帯びた音楽はライヴ向きと言えるだろう。 | ||
テレマン(1681-1767):テノールのためのカンタータ&リコーダー・ソナタ集 「音楽による礼拝」 [Der Harmonische Gottesdienst] 〜カンタータ第45番 「探し出せ、おお、気高き魂よ」 [Durchsuche dich, o stolzer Geist] TWV1:399 リコーダー、ナチュラルホルンと 通奏低音のための3声の協奏曲 ヘ長調 TWV42: F14 から〔第1楽章/第2楽章〕 「音楽による礼拝」 〜カンタータ第17番「汝は呪われたり」 [Du bist verflucht] TWV1:358 「忠実な音楽の師」(1728) 〜リコーダーと通奏低音のためのソナタ第2番 変ロ長調 TWV41: B3 「音楽による礼拝」〜カンタータ第28番「汝の死は生とならん」 [Deine Toten werden leben] TWV1:213 「音楽の練習帳」〜リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調 TWV41: D4 「音楽による礼拝」〜カンタータ第13番「魂よ、見分けることを学べ」 [Seele, lerne dich erkennen] TWV1:1258 リコーダー、ナチュラルホルンと 通奏低音のための3声の協奏曲 ヘ長調 TWV42: F14 〜第3楽章 フェリクス・リーント(T) ミュリエル・ロシャ=リーント (リコーダー、ディレクター)ラ・テンペスタ・バーゼル | ||
録音:2012年7月、聖ユルザン組合教会、ジュラ、スイス。 フェリクス・リーントはスペイン人を母に持つスイスのテノール。ミュリエル・ロシャ=リーントはフランス系スイスのリコーダー奏者で、2000年にラ・テンペスタ・バーゼルを創設。二人は夫婦。 | ||
旅する音楽〜3つの文化 セファルディム伝承曲:ニムロド王が アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:「聖母マリアのカンティガ集」〜第156番 不詳(コロンビーナの歌集 から):プロピニャン アルフォンソ10世編纂:「聖母マリアのカンティガ集」〜第181番 セファルディム伝承曲/ラウル・マリャビバレナ編曲:ばらの花開く ラウル・マリャビバレナ(1970-):ジリアブ ディエゴ・ピサドル(1509/1510?-1557以後):聖フアン祭の朝 ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560)/ラウル・マリャビバレナ編曲:牛の見張り 即興演奏(ラウル・マリャビバレナ):リク独奏 / 不詳(18世紀):至高のマリア アントニオ・デ・リベラ: Por unos puertos arriba 即興演奏(ラウル・マリャビバレナ):ベンディル独奏 セファルディム伝承曲/ラウル・マリャビバレナ編曲: おやすみ、おやすみ/ Poco le das la mi consuegra フアン・アラニェス(?-1649):チャコナ[シャコンヌ] ロシオ・デ・フルトス(S) ムジカ・フィクタ[アナ・クリスティナ・マルコ(Ms) ハビエル・M.カルメナ(T)] ラウル・マリャビバレナ(Perc/指揮)アンサンブル・フォンテガラ [タマル・ラロ(リコーダー) サラ・ルイス(ヴィオラ・ダ・ガンバ) マヌエル・ビラス(Hp)] | ||
録音:データ未詳。 イベリア半島における3つの宗教文化、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教に関わる音楽をテーマとしたアルバム。ムジカ・フィクタの主宰ラウル・マリャビバレナが作曲・編曲・演奏で大活躍。収録時間は40分ほどで、低めの価格設定となっている。 | ||
パブロ・ケイポ・デ・リャノ(1971-):協奏曲集 ウリッセのフーガ ホ短調(弦楽と通奏低音のための)/ 弦楽と通奏低音のためのシンフォニア イ短調「ディオニュソス」 Op.3 No.2 / 2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調「モプソの旅」 Op.2 No.6 / 2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための ソナタ ハ短調・ ハ長調「天国の門」 Op.2 No.4b / ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調「ゼフィロの帰還」/ ヘルクレスのフーガ ト短調(弦楽と通奏低音のための)/ 2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 Op.2 No.2 / 弦楽と通奏低音のためのシンフォニア「シジフォス」 Op.3 No.1 アンサンブル・グイダントゥス | ||
録音:データ未詳。 パブロ・ケイポ・デ・リャノはスペインのビルバオに生まれた作曲家。独学でネオ・バロック様式を習得し、ヴィヴァルディの作品の復元・校訂・編曲も数多く手がけていることで知られている。当盤は「25の4声フーガ」(EN-2033)に続くネオ・バロック様式の作品集。アンサンブル・グイダントゥスは1995年に創設された、楽曲に合わせてピリオド奏法を行うイタリアのモダーン楽器室内アンサンブル。 | ||
ナポリのリコーダー? ロベルト・ヴァレンティーニ(1674頃-1735):リコーダー協奏曲 変ロ長調 レオナルド・レーオ(1694-1744):トッカータ第2&3番 フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737):リコーダー協奏曲第18番 ヘ長調 ニコラ・マッテイス(1650頃-1714頃):ファンタジア フィランチェスコ・バルベッラ(1692-1733):リコーダー協奏曲第4番 ハ長調 ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726):前奏曲、クーラント、サラバンドとジグ ニコラ・フィオレンツァ(1700頃-1764):リコーダー協奏曲 イ短調 ジョヴァンニ・ザンボーニ(1674頃-1718?):アルマンド/ガヴォット ドメニコ・サッリ(1679-1744):リコーダー協奏曲第11番 イ短調 ダビド・アンティク(リコーダー) ジュアン・B.ボイルス指揮ラ・ディスペルシオーネ [バリー・サージェント、ルイス・オスカ、シャビエ・カラウ、セルジ・ジル、ジュゼプ・リベス、 エンリク・リョレンス、ミゲル・アンヘル・ロペス(Vn) ホセ・マヌエル・ナバロ(Vn/Va) レオナルド・ルッケルト(Vc/ヴィオラ・ダ・ガンバ) フアン・ペルフェクト・オスカ(Cb) ジュルダン・フマド(Cemb/ポジティヴOrg) マリア・クリゾル(Fg)] | ||
録音:2012年7月17日-19日、9月7日、聖マリア教会、レケナ、バレンシア県、スペイン。 ダビド・アンティクはスペイン・バレンシア出身のリコーダー奏者。カペリャ・デ・ミニストレルス(CD発売レーベル: Licanus )、アルモニア・デル・パルナス(CD発売レーベル: IVM, La Ma de Guido, Tempus )、ラ・ディスペルシオーネ(CD発売レーベル: Enchiriadis )のメンバーとして活躍している。ラ・ディスペルシオーネは1999年創設されたバレンシアに本拠を置くピリオド楽器アンサンブル。 | ||
揺れる〜恋愛と信心と道徳を語る12世紀ルネサンスのラテン語歌曲集 不詳: Magno gaudens gaudio(ケンブリッジ写本) ゴーティエ・ド・シャティヨン: Ecce torpet probitas(ケンブリッジ写本) 不詳: Preconia virginis laudum - Novum festum celebremus - In natali summi regis(パリ国立博物館蔵写本) 不詳: Lilium floruit(パリ国立博物館蔵写本) 不詳: O admirabile Veneris(モンテ・カッシーノ写本) フェリペ・エル・カンシリェル: Dum medium silentium(フィレンツェ写本) ペドロ・デ・ブロイス: Olim sudor Herculis(ケンブリッジ写本) フェリペ・エル・カンシリェル: Veste nuptiali(フィレンツェ写本) 不詳: Fas et nefas ambulant(ミュンヘン国立博物館蔵写本) ペドロ・デ・ブロイス: Vacillantis trutine libramine(ケンブリッジ写本) 不詳: Ecce tempus gaudii(フィレンツェ写本) フェリペ・エル・カンシリェル: Veritas veritatum(フィレンツェ写本)/ Luto carens(フィレンツェ写本) マウリシオ・モリナ(アドゥフェ/タンバリン/口琴/鐘)指揮マジステル・ペトルス [ホセ・ピサロ(歌) イランツ・スアスティ(フィドル/鐘) メリチェル・ヘニス(フィドル) ペペ・モラレス・ルナ(シトラ/シンバル) ウリオル・カザデバイ・イ・クレスポ(ヒガ) ネストロ・ピンダド(歌) アントニオ・ルイス(シトラ)] | ||
録音:2011年8月-9月、Casa Refugi el Boixar、El Boixar、バレンシア、スペイン。ロマネスク期からゴシック期のヨーロッパ音楽を専門とするスペインのアンサンブル、マジステル・ペトルスのデビューCD。 | ||
パブロ・ケイポ・デ・リャノ(1971-):25の4声フーガ
アンサンブル・フィザルキ・ディ・フィレンツェ [ダニエーレ・デ・ルンゴ(第1Vn/ディレクター) アンドレア・ヴァッサレ(第2Vn) ダニエル・シュトラーツニヒ(アコーディオン) ミケーラ・ガルディーニ(Vc)] | ||
録音:2011年11月14日-16日、マッドカウ・スタジオ、リナーリ、バルベリーノ・ヴァル・デルサ、フィレンツェ県、イタリア。 パブロ・ケイポ・デ・リャノはスペインのビルバオに生まれた作曲家。独学でネオ・バロック様式を習得し、ヴィヴァルディの作品の復元・校訂・編曲も数多く手がけていることで知られている。「25の4声フーガ」は弦とアコーディオンというユニークな編成で書かれたネオ・バロック様式の作品。当レーベルから古楽以外のCDが発売されるのはこれが初めて。 | ||
多様性〜ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):鍵盤楽器のための作品集 トッカータII FbWV102 / パルティータFbWV620〔来るべき私の死についての瞑想/クーラント/サラバンド/ジグ〕/ ブランシュローシュ氏の死に寄せてパリで書かれたトンボーFbWV632 / リチェルカーレIV FbWV404 (*) /トッカータV、聖体奉挙のための FbWV105 (*) / カプリッチョVI FbWV506 /パルティータFbWV615〔アルマンド/ジグ/クーラント/サラバンド〕/ ファンタジアII FbWV202 (*) /トッカータIII FbWV103 / 皇帝フェルディナント3世陛下の悲しい死に寄せる哀歌 FbWV633 アレハンドロ・カサル(Cemb;無印/Org;*) | ||
録音:2010年2月、11月、聖イポリト教会、スプートニク・スタジオ、コルドバ、スペイン。 スペインのセビリャに生まれ、トニー・ミラン、ヤン・ウィレム・ヤンセン、ジャック・オッホ他に師事したチェンバロ&オルガン奏者、アレハンドロ・カサルのデビューCD。 | ||
アントニオ・マルティン・イ・コル(1671頃-1734)編纂:オルガン&器楽曲集 Improvise / Canzion / Los impossibles (*)/ Bailete italiano / Xácara / Monica Forsata / Obra de medio registro de mano izquierda (*) / Canzion II / Canarios / Danza del hacha / Quando podré lograrte / El villano / Otro género de Canarios / Obra de cuarto tono (*) / Entrada de clarines, antes de tocar canziones / Canzion italiana / Canzion catalana / Canzion francesa / Canzion veneciana / Canzion alemana / Obra de medio registro de mano derecha (*) / Discurso con ecos / Marizápalos / El ra, ta, ta / Bailo di dame / Las Folias / Bailo di dame / Pasacalle (*)/ Obra de falsas cromáticas (*) / Canzion III / Los impossibles / Vacas (*)/ Ruede la bola / Un aire alegre / Batalla (*)/ Bayle del Gran Duque イグナジ・ジュルダ(Org/独奏;*) ジュアン・B.ブイルス指揮ラ・ディスペルシオーネ(*以外) [ダビド・アンティク(リコーダー) アルベルト・ロマゲラ(Ob) シモ・オスカ(Fg) ルイス・オスカ・P、ジュゼプ・リベス(Vn) アドルフ・ヒメネス(Va) グスタボ・カネト(Vc) フアン・ペルフェクト・オスカ(Cb) ジュゼプ・マリア・マルティ(G/テオルボ) マヌエル・ビラス(Hp) イグナジ・ジュルダ(Cemb) ルイス・オスカ・G(Perc)] | ||
録音:2010年12月、被昇天教会、モンテサ、バレンシア県、スペイン。 アントニオ・マルティン・イ・コルはマドリッドのサンフランシスコ・エル・グランデ修道院で晩年を過ごした修道士・オルガニスト・作曲家・楽譜収集編纂家。 | ||
J.S.バッハ(1685-1750):リュート作品集 組曲 ハ短調 BWV997/前奏曲 BWV999/フーガBWV1000/前奏曲、フーガとアレグロBWV998/ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004〜No.5「シャコンヌ」/ 前奏曲 BWV1006a/管弦楽組曲第3番BWV1068〜No.2 「アリア」(*) ラファエル・ボナビタ(バロックリュート) | ||
録音:2010年2月、リェイダ、スペイン。(*)はボーナス・トラック。 ウルグアイ出身、日本でもおなじみのリュート&ギター奏者ラファエル・ボナビタ(ボナヴィータ、ボナビータとも表記されてきたが、公式ウェブサイトでの表記に従っている)による待望のバッハ。BWV1000は原曲である「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1001 No.2」を基にボナビータ自らリアライゼーション。また彼はバッハが「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV1006 No.1」を BWV1006aに編曲した際の手法を参考に「シャコンヌ」を編曲し絶品に仕上げている。明記されてはいないがおそらくボナビタ自身の編曲と思われるボーナス・トラックの「アリア」もこれまた絶品。全体にどこか微妙な揺らぎとラテン的情熱を感じさせるこのアルバム、『実はけっして彼のファンというわけではなかった不肖筆者(輸入元代表取締役)も、これには参りました!』とのこと。 | ||
ムジカ・フィクタのビクトリア Vol.3 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):18のテネブレ・レスポンソリウム 聖週間の聖務日課集(1585)から [聖木曜日] 私の友は/商人ユダは/弟子の一人が/私は子羊のように/ひとときも/民の長老たちは [聖金曜日] まるで強盗に立ち向かうように/暗くなり/私の魂を/彼らは私を引き渡した/ 不敬な者はイエスを引き渡した/私の眼はかすんだ [聖土曜日] 羊飼いたちは去り/おお、あなたがたすべての者よ,見よ、その最期を/ 王たちは立ちあがった/私は見なされた/主が葬られた後 ラウル・マリャビバレナ指揮ムジカ・フィクタ [マリア・エウジェニア・ボシュ、アグニェシュカ・グジヴァチ(S) ガブリエル・ディアス、ルイス・バドサ(男性A) ホセ・ピサロ、ディエゴ・ブラスケス(T) ルイス・ビセンテ、バルト・ファンデウェーヘ(B)] | ||
録音:2009年3月、デスカルソス・ビエホス修道院、ロンダ、マラガ県、スペイン。 2011年の没後400年に向けて優れた新録音が次々登場しているビクトリア。ムジカ・フィクタはすでに当レーベルからビクトリアの「ミサ・ガウデアムス」他(EN-2003/録音:2000年)、「6声のレクィエム」(EN-2006/録音:2002年)をリリースしているが、歌唱メンバーはほとんど交替している。 | ||
チェトラの再発見〜ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲集 ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調 RV322 (「ラ・チェトラ」手稿譜第8番;パブロ・ケイポ・デ・リャノ補筆完成;*)/ フラウト・トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調 RV438 (+) / チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 RV419 (#) / リュート、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV93 (**) / 2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調 RV523 (++) / 4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ロ短調 Op.3 No.10 RV580(##) フェデリコ・グリエルモ(Vn; +, # 以外) ジョルジョ・ファーヴァ(Vn;++) ミケーレ・ファヴァーロ(Fl−tr;+) ダニエーレ・ボーヴォ(Vc;#/##) イヴァーノ・ツァネンギ(アーチリュート;**) ジャンピエロ・ツァノッコ、 マッシミリアーノ・ティエッポ、ジョルジョ・バルダン(Vn;##) イヴァーノ・ツァネンギ(アーチリュート)指揮 ロペラ・ストラヴァガンテ・ディ・ヴェネツィア | ||
録音:2008年5月、アランフェス王宮劇場、スペイン/1999年、聖テオニスト教会、カンポクローチェ、トレヴィーゾ、イタリア。(*)は世界初録音。 ヴィヴァルディは1727年にヴァイオリン協奏曲集「ラ・チェトラ」がアムステルダムで出版された翌年、神聖ローマ皇帝カール6世にこの曲集の手稿譜を贈った。実は手稿譜と出版譜の間にはかなりの差異が見られ、別の楽曲になっているものもある。それらの残念なことに現在ウィーン国立図書館に所蔵されている手稿譜がヴァイオリン独奏パートを欠いているため、手稿譜のみに収められた楽曲のうち、類似の作品から再構成できなかった3曲(RV203、RV322、RV360)は「不完全」な作品としてヴィヴァルディの目録に載ることになってしまった。そこでスペインの音楽学者パブロ・ケイポ・デ・リャノは入念な研究の末RV322を補筆完成、世界初録音(*)に至った。ピリオド楽器アンサンブル、ロペラ・ストラヴァガンテ・ディ・ヴェネツィアはイタリアのヴェネツィアに本拠を置く団体と思われるが詳細は不明。各曲のソリストもすべてメンバーが務めている。 | ||
コンタリーニ・カンタータ集 チンティアの嘆き/あなたは代償を払うことになるだろう/ミルテの木陰に身を横たえ/ 美しいが冷酷な口/そうだ、私は裏切られている/悲嘆に暮れて/ おお、抑圧された心よ/空に多くの星はなく/フィリス、はっきりさせよう マルタ・インファンテ(Ms) マヌエル・ビラス指揮アルス・アトランティカ [サンティ・ミロン(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ブルノ・フォルスト(Cemb) マヌエル・ビラス(ダブルハープ)] | ||
録音:2008年7月14日-16日、聖ビセンテ教会、ポンベイロ、ルゴ県、スペイン、ヴィア・ステレ音楽祭。ガリシア放送との共同制作。 イタリア、パドヴァ近郊ピアッツォーラ・スル・ブレンタのコンタリーニ邸に所蔵されていた写本(17世紀後半成立)に収められた作者不詳のカンタータ集。 | ||
ブラス・デ・ラセルナ:逆さまの世界〜トナディリャ集 ブラス・デ・ラセルナ(1751-1816):トナディリャ「もしもあなたが沈黙を守らないなら」(*) ビセンテ・マルティン・イ・ソレル(1754-1806):オペラ「ディアナの木」〜シンフォニア ブラス・デ・ラセルナ:トナディリャ「ゴシップ記事」(*) ビセンテ・マルティン・イ・ソレル: オペラ「ぶっきらぼうな善人」から〔序曲/第2番/第1幕フィナーレ〕 ブラス・デ・ラセルナ:トナディリャ「逆さまの世界」(*) エリカ・エスクリバ=アスタブルアガ(S) ジュアン・B.ボイルス指揮ラ・ディスペルシオーネ | ||
録音:2008年3月、アルフォンソ・エル・マグナニム・ホール、バレンシア、スペイン。 ブラス・デ・ラセルナはトナディリャ(ここではスペイン語による世俗カンタータ的楽曲)で人気を得たスペインの作曲家。ラ・ディスペルシオーネは1999年に創設されたピリオド楽器オーケストラで、本拠地はバレンシア近郊のグアダスアル。 | ||
セルマ / アントネッロ バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580/1590-1638):バレット/カンツォン第1番 サンティアゴ・デ・ムルシア(1682-1737頃):パロテアド バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ: カンツォン第4番(カント・ソロ)/コッレンテ第3番/ カンツォン第4番(2つのカント)/野山は花のにぎわい(バスとソプラノ)/ 2声のカンツォン/カンツォン第3番(カント・ソロ)/ 野山は花のにぎわい(バス・ソロ)/パサカリェ(即興)/ カンツォン第2番/スザンナ・パッセジャータ ガリャルダ-コッレンテ第1番-コッレンテ/カンツォン第3番(2つのカント) アントネッロ [濱田芳通、アントニオ・カリーリョ(リコーダー) 石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ラファエル・ボナビタ(バロックG) 西山まりえ(Cemb)] | ||
録音:2008年8月、グアダラマ、マドリッド県。 バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデはスペインの修道士・ファゴット奏者・作曲家。ファゴットの名手としてオーストリアの大公レオポルトの宮廷に仕えた後(おそらく)ブレスラウ(現ポーランドのヴロツワフ)の司教カール・フェルディナントに仕え、現存する唯一の曲集「通奏低音と1つ、2つ、3つまたは4つの楽器によるカンツォン、ファンタジア、コッレンテ集第1巻」(1638年ヴェネツィア刊)を司教に献呈した。濱田芳通率いるアントネッラはこの曲集から難易度の高いカント(ソプラノ)ソロ+バスやバス・ソロのための楽曲を敢えて選び、抜群のテクニックを披露している。 | ||
ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752): テノールのためのカンタータとリコーダー・ソナタ集 カンタータ第1番「美しいマイラの瞳の中で 愛の神が眉をひそめる」(*)/ リコーダーと通奏低音のためのソナタ第1番 ハ長調/ オルガンのためのヴォランタリー第2番 ハ長調/ カンタータ第5番「コリドン」(*)/ リコーダーと通奏低音のためのソナタ第4番 ヘ長調/ オルガンのためのヴォランタリー[第14番/第9番]/ カンタータ第2番「クレオーラ」(*)/ オルガンのためのヴォランタリー[第11番/第1番]/ リコーダーと通奏低音のためのソナタ第5番 変ロ長調/ カンタータ第3番 「愛の神に穏やかな熱情があったとき」(*)/ オルガンのためのヴォランタリー第12番 |
フェリクス・リーント(T;*) ムリエル・ロハート・ リーント(リコーダー)指揮 ラ・テペスタ・バーゼル [フィリップ・ミクォー(Fg) ロミーナ・リシュカ (ヴィオラ・ダ・ガンバ) ロブベルト・ブロッジーニ (Cemb/Org)]] | |
録音:2006年9月、ベートベルク教会、ドイツ。 英国で活躍し「乞食オペラ」で知られるドイツ人作曲家ペープシュ。英語カンタータを歌うフェリクス・リーント(1970-)とリコーダー&指揮のムリエル・ロハート・リーント(1971-)の夫妻は共にスイスのバーゼル生まれ。 | ||
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599) ビリャネスカ集 Vol.3 「宗教的カンシオンとビリャネスカ集」(1589)から Dios los estremos condena / La tierra s'esta gozando / Vana speranca / Adios, verde ribera / Alma, mirad vuestro Dios / Dexo del mundo / Quiere Dios que le ofrezcamos / Alma, si sabes d'amor / Prado ameno, gracioso / Virgen Santa / Claros y hermosos ojos / Esclarecida madre / ! O grandes pazes ! / Juycios sobre una estrella / Sanctissima Maria / ! O que nueva ! / Si del jardin del cielo / que plazer! / Dios inmortal / Pastores, si nos quereis / Acaba de matarme / Oyd, oyd una cosa |
ラウル・マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ [オラリャ・アレマン、 マグダレナ・パディリャ(S) マルタ・インファンテ(Ms) グァルディオラ(T) ルイス・ビセンテ(B)] アンサンブル・フォンテガラ [マヌエル・ビラス(Hp) ラファエル・ボナビタ(テオルボ)] | |
録音:2007年8月、跣足カルメル会旧修道院、ロンダ、マラガ県、スペイン。 | ||
ビウエラのコンパスで ラファエル・ボナビタ: 聖ヨハネの朝(ピサドル原曲)/ 即興によるファンタジア ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555/1560): ファンタジア第4旋法/牛の見張り ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561): イタリアのパヴァーヌ アロンソ・ムダラ(1500頃-1580): クラロス伯爵-不詳(イングランド):クラロス伯爵 ルイス・デ・ナルバエス:リカフォルテの憂鬱 アロンソ・ムダラ:ルドヴィコ ミゲル・デ・フエンリャナ(1535-1578): モラレスのデュオ ルイス・デ・ナルバエス:クラロス伯爵 アロンソ・ムダラ:パヴァーヌ-ガイヤルド ルイス・デ・ミラン: 様々な旋法によるファンタジア/別のパヴァーヌ ナルバエス:対位法のバス クローダン・ド・セルミジ(1490頃-1562)/ ミゲル・デ・フエンリャナ: 花咲く齢に生きるかぎり ジョスカン・デプレ/ナルバエス:皇帝の歌 エンリケス・デ・バルデラバノ(1500-1556):ソネット ラファエル・ボナビタ: 私の歌(ボーナス・トラック) |
ラファエル・ボナビタ (ビウエラ) | |
録音:2007年11月、マドリッド。 | ||
愛の歌をハープに合わせて カタルーニャ、マヨルカとバレンシアの写本による 神の愛と人の歌の歌 [神の愛の歌] ジョゼフ・ガンス(1654-1713): Venid mortales / Hoy muestra con gracia 不詳:Morenas, gitanas / Mis suspiros / Alerta zagales / Oid, troncos セバスティアン・ドゥロン(1660-1716): Vuele, vuele veloz [神の愛の歌] フアン・デ・ナバス(1647-1709): En este arpon tirado フランシスコ・バリュス(1665-1747): Ausente de tus ojos 不詳: Pieza para arpa / Aves que habitais los aires / Duerme, descansa, sosiega / Al aire se entregue / Muy fina Marica / Ay, que cansera / Suave pensamiento / Dos aspides / No hay mas Flandes |
マルタ・インファンテ(Ms) マヌエル・ビラス(ダブルHp) | |
録音:2006年9月、聖ビセンテ教会、ポンベイロ、ルゴ県、スペイン。 | ||
ヤコブ・ファン・エイク(1589/90頃-1657): ダフネ 「笛の楽園」 美しい羊飼い娘フィリス(*)/鐘は鳴り響き/ 美しき娘ダフネ/気狂いシメン/ エセックス伯のガイヤルド(ジョン・ダウランド原曲)/ 愛しのシラー/麗しのアマリッリ (ジュリオ・カッチーニ原曲)/ 道化師/ファンタジア/ファンタジアとエコー/ 涙のパヴァーヌ (ジョン・ダウランド原曲「流れよ、わが涙」)/ 戦争/イギリスのナイチンゲール/ファンタジア/ 許しておくれ/詩篇9/前奏曲/ クーラント「愛しい人よ、 なぜ君はそんなにおとなしいのか?」 (ジョン・ダウランド原曲 「おお、今こそ別れねばならない」)(*) |
アントネッロ [濱田芳通 (リコーダー/ コルネット[ツィンク]) 石川かおり (ヴィオラ・ダ・ガンバ) 西山まりえ(ダブルハープ) 守安功 (Fl/リコーダー;*)] | |
録音:2003年1月、相模湖交流センター・ホール。活動を停止したアルケミスタ・レコーズから発売されていた国内盤( ALQ-001 /廃盤、入手不能)と同音源で、曲順のみ異なる。#当盤の表記・解説に日本語はございません。 | ||
ムジカ・モデルナ〜
17世紀イタリアのテオルボ音楽 アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃): チャッコーナ[シャコンヌ]/ ロマネスカ/ガリアルダ第4番 ベッレロフォンテ・ カスタルディ(1580/81-1649): 粗野なソナタと学識あるコッレンテ アレッサンドロ・ピッチニーニ: コッレンテ[第10番-第6番] ジョヴァンニ・ジローラモ・ カプスベルガー(1580頃-1651): トッカータ 12/ トッカータ・アルペッジャータ/ カプスベルガーのテノール ベッレロフォンテ・カスタルディ: 怒りっぽいコッレンテ アレッサンドロ・ピッチニーニ: トッカータ第12番 ベッレロフォンテ・カスタルディ: 心をくすぐるパセッジョ アレッサンドロ・ピッチニーニ: トッカータ第5番 ベッレロフォンテ・カスタルディ: 粗野なソナタ ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー: パッサカリア/カナリオ/スフェッライーナ 不詳:無題 ジョヴァンニ・ジローラモ・ カプスベルガー:ベルガマスカ |
ラファエル・ボナビタ (テオルボ) | |
録音:2006年9月、マドリッド。 既存のリュート音楽に対して革新的で、ときに破壊的とまで評された17世紀前半のイタリアのテオルボ音楽(テオルボは低音開放弦を増強した長型リュート)。ラファエル・ボナビタはブックレットに「17世紀のエレクトリックギター」と題した解説文を寄せ、演奏とともに「尖ったリュート音楽」を紹介している。 | ||
ムジカ・フィクタのゲレロ フランシスコ・ゲレロ(1528-1599): ビリャネスカ集 II 「宗教的カンシオンと ビリャネスカ集」(1589)から Zagales, sin seso vengo / Alresplandor d'una estrella / La Gracia y los ojos bellos / Tan largo a sido / Mi ofensa's grande / Dezidme fuente clara / De dónde viens Pascual? (Mi fe, vengo Belén) / Ojos claros, serenos / O dulce y gran contento / Hombres, victoria! / En tanto que es rosa / O celestial medicina! / O Virgen, quando's miro / Pluguiera a Dios / Los Reyes siguen la'strella / O venturoso día! / La luz de vuestros ojos / Hud, huyd / Estraña muestra d'amar / Apuestan zagales dos |
ラウル・ マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ [シルヴィア・ シュヴァルツ(S) マリア・インファンテ(Ms) フェリス・リエント、 アルベルト・ グァルディオラ(T) ルイス・ビセンテ(B)] アンサンブル・フォンテガラ [マヌエル・ビラス(Hp) ラファエル・ ボナビータ(ビウエラ)] | |
録音:2006年8月、跣足カルメル会旧修道院、ロンダ、マラガ県、スペイン。 | ||
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1861-1767): アルトのためのカンタータ集 「音楽による礼拝」(1725/1726)から 第42番「退け、罪よ」TWV1:1538 / 第58番「幸福なる時」TWV1:118 / 第18番「エドムより来たる この者は誰か」TWV1:1584 / 第33番「萎えたる魂の清めに励め」 TWV1:448 / 第50番「聖霊の力が」TWV1:363/ 第25番「われらの魂の羊飼い にして監督」TWV1:804b / 第9番「天より降り来たりし愛」 TWV1:1044 |
マルタ・インファンテ(A) ラウル・マリャビバレナ指揮 アンサンブル・フォンテガラ [アンドニ・ マルセーロ(Vn) メルセデス・ルイス(Vc) ラファエル・ボナビタ (アーチリュート) ラウル・マリャビバレナ (Org)] | |
録音:2006年6月、聖アンドレス教会、キンタナス・ルビアス・デ・アリバ、ソリア県、スペイン。 | ||
アロンソ・ロボ:2つのミサ フランシスコ・ゲレロ(1528-1599): 天の王国はかくの如し [天国のたとえ話;Simile est regnum caelorum] アロンソ・ロボ(1555-1617): ミサ「天の王国はかくの如し」 フランシスコ・ゲレロ: ペテロよ、われは汝のために祈りたり [Petre Ego pro rogavi] アロンソ・ロボ: ミサ「ペテロよ、われは汝のために祈りたり」/ われは生きたるゆえ、と主は言いたもう [Vivo ego, dicit Dominus] |
ラウル・マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ [エバ・フアレス、 ピラール・モラル(S) マルタ・インファンテ(A) ミゲル・ベルナル(T) ルイス・ビセンテ、 エクトル・ゲレロ(B) マリア・クリソル(Fg)] | |
録音:2006年7月、聖ドミンゴ・デ・グスマン教会、ベナラウリア、マラガ県、スペイン。 | ||
サンス、ムルシア:バロック・ギターのための舞曲集 サンティアゴ・デ・ムルシア(1682-1737頃):ラ・コスタのハカラ ガスパル・サンス(1640-1710):カナリオ サンティアゴ・デ・ムルシア: ガリシアのフォリーア/騎士/クンベエス ラファエル・ボナビタ: ハカラ(ガスパル・サンスへのオマージュ) サンティアゴ・デ・ムルシア: バイラッド・カラコレス[Baylad Caracoles]/愛/サランベケ ガリャルダ/ビリャーノ ガスパル・サンス:マリサパロ サンティアゴ・デ・ムルシア: 不可能なこと/タランテラ/ホタ/マリオナ/ フスタンベルグ[Fustamberg] |
ラファエル・ボナビタ (バロック・ギター) | |
録音:2005年9月、マドリッド。使用楽器:1995年、オーストラリア、ピーター・ビフィン製(A=440、ミーントーン)。 アントネッロのゲスト等で日本でもおなじみのボナビータ。「禁断のバロック音楽逍遥」と題された彼自身による解説文の日本語訳がブックレットに記載されている。 | ||
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599): 「宗教的カンシオンとビリャネスカ集」(1589)〜 われらに与え得るすべてのものを/神の御子は愛により傷つき/ 入って行こう/導きの星/私はあなたと悲しみをともにしなければ/ 私は過ちにより落ちぶれ/神聖にして恵まれたるパン/ 天からの何という恵み!/何を切望するのか?/誤ってはならない/ 寒くて泣いている子供/今日、ヨゼフよ/聖母を見た羊飼いよ/ お前の過ちをわかっているか?/おお、なんというごちそう!/ 主への愛で/神にあずかる前に/私は何を差し上げるべきか? 主よ/ 緑萌え花咲く牧場 |
ラウル・マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ [ルート・ロシケ(S) マルラ・インファンテ(Ms) アリシア・ベッリ(A) ミゲル・ベルナル(T) ルイス・ビセンテ(B) 西山まりえ(Hp) ラファエル・ボナビタ (ビウエラ、ルネサンスG)] | |
録音:2005年7月、サント・ドミンゴ・デ・グスマン教会、ベナラウリア、マラガ県。 スペイン・ルネサンスの大作曲家ゲレロがヴェネツィアで出版したスペイン語の曲集。カンシオンは16世紀スペインにおける宮廷風歌曲、ビリャネスカは16世紀に流行したナポリ起源のヴィラネッラ(田舎歌)のスペイン語版。優雅さと素朴さが入り混じった魅力的な曲集であり、演奏の雰囲気もそのとおりとなっている。 | ||
トリノの歌集〜セルバンテスの時代のビリャンシコ、 カンシオネロとロマンセ 橋を渡って、フアナ/美しい羊飼い娘/ああ、むだになったわが思い/ お母さん、私のお母さん/去れ、愛よ/面倒を起こす人/不運な淑女/ 泣くな、新婦よ/神の炎/ああ、つらい孤独/紫のすみれに/ さらば、希望よ/あなたはどこに、わが貴婦人よ/ あなたの美しい瞳に手が届かない/ 思いよ、語れ/夜に飛ぶハイタカ/跳びはねて踊れ/舞曲集 |
ラウル・マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ [ルート・ロシケ(S) マルタ・インファンテ(A) ミゲル・ベルナル(T) ルイス・ビセンテ(B) ラファエル・ボナビタ (ビウエラ/ルネサンスG/ バロックG/テオルボ)] | |
録音:2005年2月、セバスティアン・セステロ・ホール、ビリャヌエバ・デル・パルディリョ、マドリッド県。 トリノ図書館所蔵の写本に収められた、「ドン・キホーテ」の作者ミゲル・デ・セルバンテス(1547-1616)の時代のスペイン音楽を集めたアルバム。作曲者はすべて不詳。当時のスペイン音楽はトリノの他、ローマ、ポルトガルのリスボンやコインブラ、ドイツのミュンヘン、スウェーデンのウプサラ等で作られた写本にも数多く収められている。さながらドン・キホーテにように、スペイン音楽も旅をしていたのだろうか。 | ||
ペドロ・ルイモンテ(1565-1627): 「スペインのパルナッスス」(1614)〜 [輝く月(ビリャンシコ)/ 誰があえて離れようか(マドリガル)/ 見たことがあるか(マドリガル)/ お母さん、私のお母さん(ビリャンシコ)/ 羊の皮(ビリャンシコ)/ 不幸な羊飼い(マドリガル)/ 私の心は悲しむ(マドリガル)/ 眠りたいのに眠れない(ビリャンシコ)/ 衰えた時(マドリガル)/ スペインの果ての海辺で(マドリガル)/ 幸運を隠すのは悪いこと(ビリャンシコ)] |
ラウル・マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ [シルヴィア・シュヴァルツ、 エナル・アルバレス(S) マルタ・インファンテ(A) フェリス・リエント、 ミゲル・ベルナル(T) ルイス・ビセンテ(B) ラファエル・ボナビタ (テオルボ、バロックG)] | |
録音:2004年8月、サンタ・エウフェミア・デ・コソリョス教会、コスエロス・デ・オヘダ、パレンシア県。 ルイモンテはスペインのサラゴサ生まれの作曲家で、ブリュッセルで宮廷音楽家として活躍したこともある。 | ||
巡礼〜メディチ家のコジモ3世のスペインとポルトガルの旅 (1668-1669) [フィレンツェ] 作者不詳:フィレンツェのアリア アレッサンドロ・メラーニ(1639-1703):私は喜んで旅立つ 作者不詳:フィレンツェのアリアのロッタ [バルセロナ] 作者不詳:サルダナ/エコーの寓話[エコーとナルシス] ガスパル・サンス(1640-1710):La minona de Cataluna [モンセラト] ジョアン・プリム(1628-1692):ああ、花で楽しまされた罪人よ(ビリャンシコ) [マドリッド] トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):暗くなりて(レスポンソリウム) フェリス・ロペ・デ・ベガ:聖テレサの宗教劇 ガスパル・サンス:馬上槍試合 ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):マッタチーノによる即興曲 [コルドバ] ドメニコ・マッツォッキ(1592-1886):Amar a Dios por Dios ジョアン・カバニリェス(1644-1712):パッサカリア フランシスコ・ゲレロ(1528-1500):魂よ、愛を知るならば [セビリャ] ジョアン・セレロルス(1618-1676):Fuera que va(クリスマスのビリャンシコ) [エストレモス] フランシスコ・マルティンス:テ・デウム 作者不詳:フィレンツェのアリア(3つのパルティータ) [リスボン] 作者不詳:戦いの始まり/ Couza pertencente a Batalha アントニオ・マルケス・レスビオ(1639-1709):夜の影 作者不詳:イタリア人と外国人(ハープとオルガンのためのアリア) [サンティアゴ・デ・コンポステラ] 民謡:Folion/Xota(ガリシア民謡) ホセ・デ・バケダーノ(1642-1711): Luces y carinos(聖体の秘蹟のビリャンシコ)/われらを救いたまえ、神よ フェルナンド・レイエス(バロックG/テオルボ/コラショーネ)指揮レゾネット [メルセデス・エルナンデス(S) ダビド・サガストゥメ(CT) フェリス・リエント(T) ホセ・エンリケ・ペドロサ(Br) フアン・セバスティアン・リマ(テオルボ/バロックG) ファミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ジョルディ・アルジェラガ(笛/チリミア/バロックOb) マヌエル・ビラス(ダブルHp) マリア・クリソル(バロックFg) トマス・ラバノス、ショアン・ラモン・マリン・マルティネス(Perc)] エバリスト・カルボ(語り) パブロ・カルピンテロ(ガイタ) | ||
録音:2004年6月、サン・マルティン・ピナリオ修道院、サンティアゴ・デ・コンポステラ。 熱烈なカトリック信者であったトスカーナ大公コジモ3世一行の巡礼日記に基づく音楽旅行の試み。スペインを南下しポルトガルを北上して最終目的地サンティアゴ・デ・コンポステラに至るするという大回りルートをとるとは、さすがメディチ家。 レゾネットはサンティアゴ・デ・コンポステラに本拠を置くアンサンブルで、この聖地にまつわる音楽をレパートリーの中心に据えて活動している。 | ||
ヒスパレンシス〜フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):教会音楽集 イエスは言った/その時/祝福されし救い主の御母/アヴェ・レジナ・チェロルム/ レジナ・チェリ/サルヴェ・レジナ/天にましますわれらの父よ/ マニフィカト/アヴェ・マリア/聖なるマリア/それは誰か/リベラ・メ ラウル・マリャビバレナ指揮ムジカ・フィクタ [シルヴィア・シュヴァルツ(S) アリシア・ベリ(A) フェリス・リエント(T) ルイス・ビセンテ(B)] | ||
録音:2004年5月、サント・ドミンゴ・デ・グスマン教会、ベナラウリア、マラガ県。 ヒスパレンシス(Hispalensis)とはラテン語で「セビリャ人」のことで、すなわちセビリャに生まれ終生この地で活躍したゲレロを指す。ゲレロは師であるモラレスとビクトリアの中間に位置する、スペイン・ルネサンスにおける最も重要な作曲家の一人。 | ||
アンジェロ・ミケーレ・バルトロッティ(1615頃-1682頃): ミューズの王子 組曲;ニ長調/ト短調/イ短調/ト長調/ニ短調 |
ラファエル・ボナビタ (バロックG) | |
録音:2003年7月、マドリッド。 バルトロッティはボローニャに生まれパリで活躍したギター、テオルボ奏者・作曲家。ラファエル・ボナビタはアントネッロのゲスト・メンバーとして日本の古楽ファンにもおなじみ。西山まりえがアーティスティック・ディレクターを務めた録音。 | ||
タニェール・ファンタシーア〜イベリア半島の鍵盤音楽 ジョアン・バプティスタ・カバニリェス(1644-1712):ガリャルダ I(*) エルナンド・デ・カベソン(1541-1612):甘美な思い出(*) ジョアン・バプティスタ・カバニリェス: ティエント第23番 第7旋法、ア・ラ・ミ・レによる(*) ルイス・デ・ミラン(1500-1561?):ファンタジア第10番 第1&第2旋法ティエント(+) アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):「騎士の歌」によるディフェレンシア(*) ジョアン・バプティスタ・カバニリェス:ティエント第98番 第4旋法、右手のための(*) フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1576/77-1654): ティエントとディスクルソ 第2旋法(*) アントニオ・デ・カベソン:ティエント第7番 第4旋法(+) セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1565-1627):作品 第8旋法、エンサラダ(*) ホセ・ヒメネス(1601-1678):ティエント・リェノ 第1旋法(*) ルイス・デ・ミラン:ファンタジア第27番 第3旋法(+) ガブリエル・メナルト(?-1687):両手のティエント 第1旋法(*) ルイス・デ・ミラン:ファンタジア第15番 第5&第6旋法(+) セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア:戦争のティエント 第8旋法(*) 西山まりえ(Cemb;*/ヴァージナル;+) | ||
録音:1998年8月、三鷹市芸術文化センター、風のホール。使用楽器:1992年、柴田雄康製(モデル:17世紀終盤イタリア製)(*)/1995年、柴田雄康製、イタリア式五角形タイプ(+)。 クッキー&ベアー・レーベルから国内番(C&B-00003/廃盤、入手不能)として1999年に発売された録音の国際発売ヴァージョン。 | ||
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611): レクイエム 死者のための聖務曲集(1605) わが魂は萎え(レクツィオ;4声) 死者のためのミサ(レクイエム;6声) 悲しみのうちに引き戻され(モテット;6声) われを解き放ちたまえ(レソポンソリウム;6声) われは起きて町を巡らん(モテット;6声) |
ラウル・マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ | |
録音:2002年8月、サンタ・エウフェミア・デ・コソリョス教会、オルモス・デ・オヘダ、パレンシア県。 スペインを代表する古楽系合唱団として名声を確立した観のあるムジカ・フィクタが、ついに録音したビクトリアのレクイエム。タリス・スコラーズやマニフィカトの洗練には今一歩及ばないものの、随所に聴かれるスペイン人らしい深い感情表現は大きな魅力で、曲の持つ陰翳をさらに濃いものにしている。この名作レクイエムの決定盤の一つとして語り継がれていくことであろう。 | ||
カントゥス・フィルムス〜独唱による中世の単旋律聖歌集 ヴィデルント・オムネス(+)/ヴィクティメ・パスカリ(*)/ メディア・ヴィータ(#) [アンティフォナ] アヴェ・マリア(*)/アスンプタ・エスト・マリア(+)/ ヴィルゴ・プルデンティッシマ(*)/レジナ・チェリ(*)/ アルマ・レデンプトリス・マーテル/サルヴェ・レジナ(*)/ [ヒムヌス] ウト・クェアント・ラクシス(#)/パンジェ・リングァ(+)/ [セイラム典礼聖歌] グローリア・ティビ・トリニタス(*)/ヴェニト・アド・ペトルム(+) [死者のためのミサ] イントロイトゥス(#)/キリエ(#)/グラドゥアーレ(+)/トラクトゥス(+)/ セクエンツィア(#)/オフェルトリウム(#)/ サンクトゥス=ベネディクトゥス(#)/アニュス・デイ(#)/ コムニオ(+)/レスポンソリウム(#) [スペインのヒムヌス] クリステ・レデンプトール・オムニウム(*)/ヴェクシラ・レジス(#) [付録] ロム・アルメ(俗謡)(+) |
ラウール・マリャビバレナ (ディレクター) ムジカ・フィクタ [ルス・ロシケ(S;*) ミゲル・ベルナル(T;+) ルイス・ビセンテ(Br;#) | |
録音:2001年8月、サンタ・エウフェミア・デ・コソリョス教会、オルモス・デ・オヘダ、パレンシア県。 中世の単旋律聖歌を集めたアルバムだが、通常のグレゴリオ聖歌のような合唱ではなく、無伴奏の独唱で歌い通すという異例のアプローチがとられている。ルネサンスのポリフォニー作曲家たちは、中世以来の単旋律聖歌をミサやモテットなどを作曲する際の素材としたが、このアルバムはまさにその「素材集」といった趣であり、ポリフォニーの中から定旋律だけを取り出して聴いているようにも感じられる。実はそれこそが、マリャビバレナの意図なのであり、「カントゥス・フィルムス」(定旋律)というアルバム・タイトルの意味するところなのである、何やら難しそうだが、古楽ファンでなくとも宗教音楽好きな方であれば一種の資料として持つ価値があるし、古楽にも宗教音楽にも興味のない方にとっては、これは上質なヒーリング・ミュージックになるのではないだろうか。 なお最終トラックには、聖歌ではないが、その旋律がルネサンス・ポリフォニー作曲家によってミサ曲の素材としてさかんに使われた「ロム・アルメ」が、付録として収められている。 | ||
わが目はもう見ることはないだろう〜 シマンカスの写本、ウプサラの歌集、エルヴァスの歌集に収録された 歌曲のビウエラへの編曲集 ナルバエス、ダサ、エンシナ、他の作品 |
アルフレド・フェルナンデス (ビウエラ) | |
トマース・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611): レジナ・チェリ クム・ベアトゥス・イグナツィウス [祝福されしイグナツィウスが] サルヴェ・レジナ(6声) ミサ・ガウデアムス グレゴリオ聖歌: ガウデアムス[いざわれらともに喜べ] クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1555): ユビラーテ・デオ[神に向かって喜びの声をあげよ] |
ラウル・マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ [ルース・ロシーケ、 エリーザ・ フランゼッティ(S) ジョルディ・ アベリョ(CT) メルセ・トルヒリョ(A) ミゲル・ベルナル(T) パウ・ボルダス(B) イグナシ・ジョルダ(Org)] | |
録音:2000年8月、サンタ・エウフェミア・デ・コソリョス教会、オルモス・デ・オヘダ、パレンシア県。 ビクトリアのミサ・ガウデアムスは、諸聖人の祝日(11月の第1日曜日)に歌われるグレゴリオ聖歌のイントロイトゥス「ガウデアムス」からその名を取っているが、実際にはモラレスのモテット「ユビラーテ・デオ」に基づくパロディ・ミサである。ムジカ・フィクタはメンバーをかなり入れ替えたようだが、かつてコンチェルト・イタリアーノのメンバーとして来日したこともあるフランゼッティ(イタリア人のはず)が参加しているのは驚き。 | ||
クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1555): レクイエム(5声;1544)/ ラメンタバトゥル・ヤコブ[ヤコブは嘆きぬ]/ インクリナ・ドミニ・アウレム・ トゥアム[主よ、耳を傾けたまえ] ミゼレレ・ノストリ[われらを憐れみたまえ] |
ラウル・マリャビバレナ指揮 ムジカ・フィクタ [ヌリア・リアル(S) アリシア・ラモネット(A) ジョルディ・アベリョ(CT) アルベルト・フォルク(T) トマース・マシェ(B) イグナジ・ジョルダ(Org)] | |
録音:1998年5月、エスペランサ礼拝堂、バルセロナ。エディティング:アントニオ・パロマレス。CANTUS レーベルのカベリョ氏と ENCHIRIADIS 社主のパロマレスが共同プロデュース/エンジニアリングした録音。CANTUS レーベルからもエディティングが異なる同録音(C-9627)が発売されている。 ビクトリアと並ぶスペイン・ルネサンスの大作曲家モラレスの書いたレクイエムは2曲(4声、5声)残されているが、収録された5声のレクイエムは、ビクトリアの6声のレクイエムと並び称される名曲。当時のスペインではヴォーカルに管楽器やオルガンを重ねて演奏する習慣があったが、当演奏ではオルガンが採用されている。ムジカ・フィクタはスペイン・ルネサンス・ポリフォニーの演奏において、この国随一のアンサンブル。美貌ソプラノのリアルはこの後ソリストとして一人立ちし、グロッサ・レーベル(GLOSSA)にレコーディングしている。 廃盤と伝えられていたが、2006年に復活した。 |