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DELOS

価格帯記載無し:1CDあたり¥3080(税抜¥2800)
価格帯C:1枚あたり¥4400(税抜¥4000)
〔SACD〕
価格帯D:1枚あたり¥6600(税抜¥6000)
〔DVD/Blu−ray〕
価格帯H:1枚あたり¥3520(税抜¥3200)
〔国内代理店で扱いが無いCD〕



 アメリカのハリウッドに居を構えるマイナー・レーベル、DELOSも1970年代後半創業のはずだから、既に老舗。近年はピアニスト、指揮者のコンスタンティン・オルベリアンを多く起用、彼との縁からかロシア物にも興味深いアイテムを多く発売している。
 #下記リストは記号部分に関係なく品番4桁昇順で並んでおり、基本的に1998年以降の新譜を掲載しています。それ以前の物も、廃盤で無ければお取り寄せは可能です。

アントン・ルビンシテイン
 音画「ドン・キホーテ」 Op.87 /
 「イワン雷帝」 Op.79
イーゴリ・ゴロフチン指揮
ロシア国立so.
 録音:1993年10月、モスクワ音楽院大ホール。原盤・前出: RUSSIAN DISC (U. S. A. ), RD CD 11 397(当店未案内)。ドイツ・ロマン派の影響が強い作風をもち、同時代の国民楽派とは対立的な立場にあったアントン・ルビンシテイン。セルバンテスによる小説「ドン・キホーテ」は、多くの作曲家によって作品が生み出された。ここに収録された同作は、高貴な夢と共感、微妙なユーモアとアクションが込められたルビンシテインの傑作。「イワン雷帝」では、悪名高い残虐行為よりも彼の個人的なエネルギー、理想主義と壮大さを強調し、ロシアの伝説的な第一皇帝の偉大さを描いている。この時代のロシア音楽を熱心に研究・演奏し、42歳の若さで急死した指揮者イーゴリ・ゴロフチンの指揮による待望の再発売。
アントン・ルビンシテイン
 交響曲第4番 ニ短調「劇的」Op.95
イーゴリ・ゴロフチン指揮
ロシア国立so.
 録音:1993年、モスクワ音楽院大ホール。前出: RUSSIAN DISC (U.S.A.), RDCD 11357(当店未案内/廃盤)。ドイツ・ロマン派の影響が濃い作風で、同時代の国民楽派とは対立的な立場にあったアントン・ルビンシテイン。彼が作曲に携わった時代、ベートーヴェンが交響曲というジャンルを極めつくした後に、ワーグナーや彼の弟子たちが同ジャンルにおける展開に苦闘していた。純粋に器楽のみの交響曲の将来に疑問が生まれ、管弦楽と声楽や演劇の要素が取り入られつつあった。しかしルビンシテインはそれを完全に否定し、管弦楽だけの究極の交響曲を作曲し続け、1874年にこの「交響曲第4番」が作曲された。この時代のロシア音楽を熱心に研究・演奏し、42歳の若さで急死した指揮者イーゴリ・ゴロフチンの演奏による録音。
アントン・ルビンシテイン:ピアノ協奏曲集
 〔第2番 ヘ長調 Op.35 /第4番 ニ短調 Op.70 〕
アレクザンダー・パレイ(P)
イーゴリ・ゴロフチン指揮
ロシア国立so.
 録音:1993年10月、モスクワ音楽院大ホール。原盤・前出: RUSSIAN DISC (U. S. A. ), RD CD 11 360(当店未案内)。チャイコフスキーやラフマニノフのように、彼の5曲のピアノ協奏曲はロシアのピアノ芸術の歴史に新たな時代を開いた。モルドヴァ生まれでアメリカを中心に活躍するパレイとゴロフチンはこの作品の研究を入念に重ね、作品真髄を描き上げつつ、ブリリアントなきらびやかさを再発見している。
カバレフスキー
 ロメオとジュリエットOp.56 /組曲「道化師」Op.26 /
 悲愴的序曲 Op.64 /交響詩「春」Op.65 /
 歌劇「コラ・ブルニョン」序曲 Op.24
アナトーリ・ラプノフ指揮
ベラルーシ放送so.
 録音:1994年-1995年、ベラルーシ放送ミンスク・スタジオ。前出: CONSONANCE (U.S.A.), 81-0001(当店未案内/廃盤)。ミャスコフスキーに学び、ピアニストとしても活躍。歯切れの良いリズムと民謡調の明快な旋律を特徴とする大衆的な作風をもち、社会的主義リアリズムの最も忠実な体現者といわれているカバレフスキーによる、最も有名な「道化師」からの「ギャロップ」だけでなく、旋律と管弦楽法の見事な効果が現れている作品ばかりを、ダイナミックでスピード感ある演奏で。
ヴィラ=ロボス原曲:「アマゾンの森林」 ルネ・フレミング(S)
アルフレッド・ヘラー指揮
モスクワco.
 アマゾンの森林を守るべく、ヴィラ=ロボスの作品を題材に作られた壮大な作品。フレミングの起用が注目される。
ロシア室内楽の道しるべ
 ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調Op.57
 シュニトケ:ピアノ五重奏曲
コンスタンティン・
 オルベリアン(P)
モスクワSQ
 類稀な名録音を数多く残している「ロシアのアメリカ人」ピアニスト&指揮者オルベリアンと、生前のシュニトケが愛してやまなかった名門、モスクワSQによる演奏。
ゲストにリン・ハレル〜
 ライヴ・フロム・エルパソ・プロムジカ

 エルネー・フォン・ドホナーニ(1877-1960):
  セレナード ハ長調 Op.10(*)
 アントン・アレンスキー (1861-1906):
  弦楽四重奏曲第2番 Op.35
スーヴィン・キム、
ジオラ・シュミット(Vn)
キルステン・ジョンソン(Va)
ズイル・ベイリー(Vc)
リン・ハレル(Vc;*)
 録音:2006年1月7日、ライヴ。アメリカ合衆国テキサス州の最西端エル・パソを基点に世界的に活躍するチェリスト、ズイル・ベイリーとその仲間たちによるライヴ録音集。ゲストは大物リン・ハレル。
 1996年パガニーニ国際コンクールで第1位を獲得したアメリカのヴァイオリニスト、スーヴィン・キム、フィラデルフィアやシカゴで高く評価されているパールマンの愛弟子、ジオラ・シュミット、そして若手注目ヴィオラ奏者キルステン・ジョンソンに加えゲストにリン・ハレル。プログラムはドホナーニのセレナーデとアレンスキーの弦楽四重奏曲第2番。熱いエネルギーと叙情性の自然な放出は聞く者をただただ陶然とさせるだろう。
ディナーラ・ナジャーフォヴァ
 リスト:
  ハンガリー狂詩曲[第2番/第6番]/
  ペトラルカのソネット123番/
  忘れられたワルツ第1番/
  愛の夢第3番/
  超絶技巧練習曲第5番「鬼火」
 ショパン:12の練習曲 Op.10
ディナーラ・ナジャーフォヴァ(P)
 毎年、ロシアの音楽学校で優秀な成績を収めた学生には Guzik 財団から奨学金が授与される。そしてそれを授与された才能溢れる人物をDELOSレーベルは紹介している。
 今回は16歳のピアニスト、ディナーラ・ナジャーフォヴァ。1989年にウクライナのハリコフで生まれ、5歳で音楽の勉強を始めた彼女。その音楽性が卓越していて、1997年からコンクールに出場し、前述の Guzik 財団の後押しでモスクワ、ルツェルン、サンフランシスコなどヨーロッパとアメリカでの活動を約束されている。このショパンとリストの作品では彼女の卓越した才能が端的に表現される。
オルベリアン&ナカリャコフ
 ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 Op.35(*)
 モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365 (#) /
        ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
 J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 ヘ短調 BWV.1056
  コンスタンティン・オルベリアン(P) セルゲイ・ナカリャコフ(Tp;*)
  ジョナサン・シェイムズ(P;#) アンドレイ・コルサコフ指揮モスクワ室内o.
 録音:1991年-1992年、モスクワ音楽院。おそらく初出音源(RUSSIAN DISC から発売された可能性もあるが、確認出来ず。国内代理店はオルベリアンの『デロスへのデビュー盤だった』としているが、詳細不明)。近年はモスクワ室内o.音楽監督、その他ロシアのオーケストラの客演指揮者として高い評価を得ているC.オルベリアン。45歳の若さで亡くなった名ヴァイオリニスト、アンドレイ・コルサコフが務めていたモスクワ室内o.の音楽監督を継いだのが、当時はまだピアニストとしての活躍しか見せていなかったオルベリアンだった。アルメニア系移民に生まれたアメリカ人らしく、深いロマチシズムとスマートさを持った演奏が流れていく。ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲では、まだ当時15歳だったナカリャコフが共演している。
ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ版) ディクラン・アタミアン(P)
 アタミアンは1979年、カーネギー・ホールでこの曲を世界初演したピアニスト。
子供のためのギター作品集
 バッハ:
  前奏曲第1番 ハ長調/前奏曲 変ホ長調 BWV.996/
  リュート組曲 ハ短調 BWV.997/G線上のアリア/
  ブランデンブルク協奏曲第6番〜第2楽章/
  管弦楽組曲第2番〜メヌエット
 ベートーヴェン:「悲愴」〜第2楽章
 チャイコフスキー:
  アラビアの踊り/金平糖の踊り
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 テレマン:アダージョ
 ゴメス:ラルゴ 他
アンヘル・ロメロ(G)
ポール・ガルブレイト(G)
スコット・デンナント(G)
ブラジル・ギターQ
ロサンジェルス・
 ギターQ
Baby needs Music〜Baby needsシリーズへのお誘い
 G線上のアリア/エリーゼのために/
 パッヘルベルのカノン/ブラームスの子守歌 他(全15曲)
キャロル・
 ローゼンバーガー(P)
ユージニア・
 ズーカーマン(Fl)
アンヘル・ロメロ(G)
エルマー・オリヴェイラ(Vn)
上海SQ
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
モスクワco. 他
 これまで9枚のCDがリリースされている幼児向けクラシック・コンピレーション、「Baby needs」シリーズのサンプラー。
ボーイズ・ガッタ・ダンス!
 スーザ:忠誠/アメリカ海軍の栄光
 チャイコフスキー:大ポロネーズ/2月
 ショスタコーヴィチ:舞曲
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
 ハチャトゥリアン:剣の舞/ギャロップ
 作者不詳:アルメニア民族舞曲
 ヴィヴァルディ:協奏曲「秋」〜第3楽章
 アルテンブルク:アレグロ
 シニサロ:フォークダンス
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番 より
  [アレグロ/ブーレ/バディネリ/ガヴォット]
 スカルラッティ:ジーグ
 フランクール:ジーグ
 リード:フィナーレ
 モーツァルト:
  アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜アレグロ
 ベートーヴェン:スケルツォ/エントラータ
 モーリー:わが主オクセンフォード公のマスク
 プレトリウス:ブランルとヴォルト
 ラモー:タンブラン
キース・ブライオン
&ヒス・ニュー・スーザ・バンド
コンスタンティン・オーベリアン指揮
フィルハーモニア・オブ・モスクワ
ジェラード・シュウォーツ指揮
ニューヨーク・トランペット・アンサンブル
ジェイムズ・デプリースト指揮
ロサンゼルス室内o.
マッシモ・クァルタ(Vn)
ユージニア・ズーカーマン(Fl)
上海SQ
ロス・アンジェルス・
 ギター・クァルテット/他
 子供のためのオムニバス。いずれも既発売のアルバムから取られている。出典不明の作品が多いが、子供が音楽に合わせて踊ったり、走ったり、行進したり、愉しく体を動かすのに適した曲が選ばれている。
ガールズ・ガッタ・ダンス!
 ショスタコーヴィチ:ワルツ/スペイン舞曲
 ハチャトゥリアン:
  マズルカ/バラの乙女たちの踊り/レズギンカ
 ビゼー:歌劇「カルメン」〜[ボレロ/舞曲』
 プロコフィエフ:古典交響曲〜フィナーレ
 チャイコフスキー:
  バレエ「白鳥の湖」〜ワルツ/
  同「眠りの森の美女」〜ワルツ/弦楽セレナード〜ワルツ
 シニサロ:フォーク・ダンス第3番
 ミヨー:ブラジレイラ
 伝承曲:中国の民族舞曲/アイリッシュ・ジグ
 モーツァルト:
  アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜メヌエット
 ベートーヴェン:ロンド
 トレッリ:アレグロ
 ヴィヴァルディ:「四季」〜春;第1楽章
 ヘンデル:
  「水上の音楽」〜ジーグ/
  オラトリオ「ソロモン」〜シバの女王の入場
 タマリン:タペストリー
 シテイベルト:舞踏会
様々な演奏家
クラシック・カフェイン
 ビゼー/シチェドリン編曲:バレエ「カルメン」〜ボレロ / プロコフィエフ:古典交響曲〜終楽章
 ミヨー:スカラムーシュ〜ブラジルの女 / ショスタコーヴィチ:馬あぶ〜スペイン舞曲
 フンメル:トランペット協奏曲〜ロンド / カバレフスキ:道化師〜ギャロップ
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番〜第3楽章 / ハチャトゥリアン:仮面舞踏会〜マズルカ
 タマリン:タペストリー / J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番〜ガヴォット / ヘンデル:水上の音楽〜ジーグ
 グリーグ:ホルベアの時代から〜プレリュード / チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン〜ポロネーズ
 Hu-Wei Huang: Pictures from Bashu 〜 Evening Dance at Aba / J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番〜第1楽章
 アイルランド民謡:アイリッシュ・ジグ / ゴメス:ソナタ ニ長調〜第4楽章 / ドビュッシー:小組曲〜バレエ
 フランクール:チェロ・ソナタ〜ジーグ / ラモー:タンブーラン / ベートーヴェン:七重奏曲 Op.20〜スケルツォ
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」〜第4楽章
 まったりとしてしまう午後の時間。そんなときのお供に選ばれた喫茶店で一息つきながら聴きたいクラシック。デロス・レーベルらしい、ロマンティックで爽やかな演奏でお届けする。曲目は一切記載されず、効能、成分…など あたかもサプリメントのようなバックインレイ印刷が斬新。
ショスタコーヴィチ:映画音楽シリーズ Vol.1
 映画音楽「ゾーヤ」 Op.64
ワルテル・ムナツァカノフ指揮
ベラルーシ放送so.、
ミンスク室内cho.
録音:1994年頃。原盤・前出: RUSSIAN DISC (U. S. A. ), RD CD 10 002(当店未案内)。当レーベルでも活躍するコンスタンティン・オルベリアンが経営していた RUSSIAN DISC USA (1990年代にロストロポーヴィチから訴訟を起され、敗訴して廃業。ロシアの同名レーベルとは一応別会社らしい)から発売されていたショスタコーヴィチの映画音楽録音がDELOSから再発売、その第1弾。ショスタコーヴィチはソヴィエトの映画音楽の先駆者として知られており、1929年から1971年にかけて、30作品の映画音楽を作曲した。
ショスタコーヴィチ:映画音楽シリーズ Vol.2
 映画音楽「女ひとり」 Op.26
ワルテル・ムナツァカノフ指揮
ベラルーシ放送so.、
ミンスク室内cho.
録音:1994年頃。原盤・前出: RUSSIAN DISC (U. S. A. ), RD CD 10 007(当店未案内)。ショスタコーヴィチが新たな分野の仕事に若いエネルギーの全てを注ぎ込んで作曲した作品。このスコアに含まれるいくつかのエピソードは極めて長く、真に交響的な展開、華麗なオーケストレーションは目を見張るものがある。この映画音楽を書き上げた直後の作品であるオペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の悲劇的な間奏曲を思い起こさせる音楽がここに息づいている。
ショスタコーヴィチ:映画音楽シリーズ Vol.3
 ソフィア・ペローフスカヤ Op.132 /
 ヴィボルク地区 Op.50 /銃をとる人 Op.53 /
 偉大なる市民 Ops.52, 55 /呼応計画 Op.33
ワルテル・ムナツァカノフ指揮
ベラルーシ放送so.
録音:1994年頃。原盤・前出: RUSSIAN DISC (U. S. A. ), RD CD 10 018(当店未案内)。 ロシア帝国のアレクサンドル2世暗殺事件の首謀者として処刑された女性テロリストを描いた緊迫感あふれる映画で、世界初録音だった「ソフィア・ペローフスカヤ」など5曲を収録。前記曲以外は、映画に合わせた穏やかな曲想で描かれており、当時傾倒していた前衛的な作風と一線を画しているのも聴きどころ。
ショスタコーヴィチ:映画音楽シリーズ Vol.4
 お嬢さんとならず者(1962)/
 バレエ組曲第2番(1951)
ワルテル・ムナツァカノフ指揮
ベラルーシ放送so.
  録音:1994年頃。原盤・前出: RUSSIAN DISC (U. S. A. ), RD CD 10 033(当店未案内)。 ショスタコーヴィチの多くの作品(黄金時代、ボルト、楽しい小川など)を編集・出版したレヴォン・アトヴミャーンがショスタコーヴィチの音楽を再編集し、1962年にマールイ劇場でボヤルスキーの振付で初演された「お嬢さんとならず者」は、特徴的なリズムと生き生きとしたメロディが多くちりばめられた楽しい作品。そしてもう1曲、「バレエ組曲」はショスタコーヴィチの典型的な作風を集約したこの分野の最高傑作の一つに数えられている。
ショスタコーヴィチ:映画音楽シリーズ Vol.5
 組曲「黄金の山脈」Op.30 (*) /
 組曲「司祭とその下男バルダの物語」Op.36 (#) /
 コルジンキナの冒険 Op.59 (+) /
 愚かな子ネズミの物語Op.56 (#)
ワルテル・ムナツァカノフ指揮
ベラルーシ放送so.(*)、
国立シネマトグラフィクo.(#/+)、
ベラルーシ国立cho.(+)
録音:1997年頃。原盤・前出: CITADEL (U. S. A. ), CTD-88129 (発売:1998年頃)。 以前、米 RUSSIAN DISC から発売された音源を再発売する人気シリーズの第5弾だが、当録音は RUSSIAN DISC から発売された形跡がなく、同レーベル廃業後に録音された物と思われる。。ソヴィエト映画音楽のパイオニアとして、1929年から71年の間に30もの作品を残したショスタコーヴィチ。1931年公開の「黄金の山脈」など、彼の演奏機会の稀な4曲を収録。
アラックス・ダヴティアン〜ロシアン・ロマンス
 グリンカ:アラ・チェトラ/私は素晴らしい瞬間を覚えている/サンクトペテルブルクへの別れ/
      あなたと共にいる楽しさ/ここへ来たわけを話して/The Fair Maiden Is Miserable
 ダルゴムイシスキー:シェラ・ネヴァダの山々は霧に包まれ/庭/16歳/空と雲/若者と乙女
 チャイコフスキー:6つのロマンスOp.38 より〔第2曲/第3曲〕/おお、友よ語るな Op.6 No.2/
          In A Single Word / かつてのように私はひとりに Op.75 No.6
 ラフマニノフ:6つの歌 Op.4〜第4番/12の歌 Op.21 より〔第5番/第6番〕/
        6つの歌 Op.38 より〔第4番/第3番〕/12の歌 Op.14〜第11番

  アラクシア〔アラックス〕・ダヴィティアン(S)
  ヴラジーミル・ユーリギン=クレヴケ(P)
 録音:1994年。原盤・前出: RUSSIAN DISC (U. S. A. ), RD CD 10 034(当店未案内)。なお、当盤ではソプラノのファーストネームが『アラックス [Arax] 』となっているが、これは短縮形と思われ、旧盤では Araxia Davitian と記載されていた。
 アルメニアを代表するソプラノ歌手で、61歳の若さでこの世を去ったダヴィティアン(1949-2010)。当盤はモスクワ室内o.の公演などで度々共演していた指揮者コンスタンティン・オルベリアンの企画によって実現した録音で、往年の彼女のクリスタルのように透明な美声をたっぷりご堪能頂ける。
20世紀ロシアのピアノ作品集
 グバイドゥーリナ:シャコンヌ / ペルト:パルティータOp.2
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34 より Nos.1-3, 10, 14, 16, 17, 24
 シチェドリン:24の前奏曲とフーガ第1巻 より Nos.10, 12
  ウラディーミル・ユリジン=クレヴケ(P)
 前出:RUSSIAN DISC (U.S.A.), RD CD 10 015(当店未案内/廃盤)。なお、国内代理店記載のシチェドリンの曲目に『《#系》』という謎の表記があるが、ある配信サイトが英文の "Sharp Keys" (=「#調」、または「嬰調」)を微妙に誤訳した物を、そのまま無断?引用してしまったもののようだ。
アントン・ルビンシテイン
 交響曲第2番 ハ長調 Op.42「大洋」(1851年初稿版)/
 歌劇「フェラモール」〜バレエ音楽
イーゴリ・ゴロフチン指揮
ロシア国立so.
 録音:1993年10月、モスクワ音楽院。原盤・前出: RUSSIAN DISC (U. S. A. ), RD CD 11 356(当店未案内)。ドイツ・ロマン派の影響が強い作風をもち、同時代の国民楽派と対立的にあったルビンシテイン。交響曲「大洋」は、西欧水準に達した最初のロシアの交響曲といわれている作品。1851年に4楽章構成で作曲されたが、その後改作。追加を繰り返し最終的に表題をもつ7つの楽章作品となった。海の自然の力に対する勇敢な人間精神の勝利の喜びが描かれている。ここでは、初稿版である4楽章形式のもので録音されている。東洋風なメロディーを多く含む歌劇「フェラモール」よりバレエ音楽も収録。この時代のロシア音楽を熱心に研究・演奏したが、42歳の若さで急死した指揮者イーゴリ・ゴロフチンの演奏。
ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調
フンメル:トランペット協奏曲 ホ長調
ジェラード・シュワルツ(Tp)指揮
ニューヨーク室内so.
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 /4つの即興曲集 D.899, Op.90
 キャロル・ローゼンバーガー(P)
 録音:1984年5月、サンタアナ高校講堂、サンタアナ、カリフォルニア州、アメリカ合衆国/ (P) (C) 1988 。
DE-3020
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価格帯:H
デイヴィッド・シフリンによる不朽のモーツァルト
 モーツァルト:
  クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
   (ギークリング復元版)(*)/
  クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
   (シュミット&ディズリー復元版)(#)
デイヴィッド・シフリン(Cl)
ジェラード・シュワルツ指揮(*)
モーストリー・モーツァルトo.(*)
チェンバー・ミュージック・
 ノースウェスト(#)
[アイダ・カヴァフィアン、
 セオドア・アーム(Vn)
 トビー・アッペル(Va)
 フレッド・シェリー(Vc)]
 録音:1984年7月、マソニック・テンプル・オーディトリアム、クリーヴランド(*)/1984年12月、ラトガーズ長老派教会、ニューヨーク。使用楽器:特製の広音域Cl、レナード・グロッタ制作。
 ストコフスキー指揮のアメリカ響、そしてクリーヴランド響でもクラリネットのトップを務めたシフリンの(少なくとも国内盤としては)初ソロ録音だった物だが、国内で1986年にDCD-3020という型番で発売されたおり、評論家の宇野功芳氏に大絶賛され評判となったもの。以来20年を経ても尚、高い評価を得続け、売れ続ける不朽の名盤となっている。(#)は後にエマーソンSQとDGへ再録音しているが、今でも問い合わせが多いのは、やはりこのDELOS盤。五重奏曲で共演しているメンバーにも、カヴァフィアン(録音時はまだ20歳台)ら室内楽愛好家に馴染みのある名前が並んでいる。なお、楽器を作製したグロッタ(1924-2003)は、自らもクラリネット&サクソフォン奏者でレニー・グロッタ・ダンス・バンドを主宰、ベニー・グッドマンとも共演したことがあったようだ。
ジョン・ブラウニング・プレイズ・リスト
 ピアノ・ソナタ ロ短調/
 巡礼の年第2年「イタリア」より
 [ペトラルカのソネット第47番/
  ペトラルカのソネット第104番/
  ペトラルカのソネット第123番/
  ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」]
ジョン・ブラウニング(P)
 録音:1984年、フェアリー・ディキンソン大学レンフェル・ホール、ニュージャージー州。
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 / バルトーク:コントラスツ Sz.111
 チェンバー・ミュージック・ノースウェスト [Chamber Music Northwest]
  [デイヴィッド・シフリン(Cl) ペ・イクファン [Ik-Hwan Bae/배익환] (Vn)
   ウォーレン・ラッシュ(Va) ウィリアム・ドップマン(P)]
 (P) (C) 1986 /録音:DDD 。
デイヴィッド・シフ(1945-):
 フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための「思春期からの音楽」(1987) /
 ソプラノと室内アンサンブルのための「 Sacred Service 」(1983-1986) 〜組曲 (*) /
 クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための「馬鹿のギンペル」(1982-1985) 〜ディヴェルティメント

  ジュディス・シフ(S;*) チェンバー・ミュージック・ノースウェスト
  [デイヴィッド・シフリン(Cl) ペ・イクファン [Ik-Hwan Bae/배익환] (Vn)
   ウォーレン・ラッシュ(Va)/他]
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111 /
       クラリネットと弦楽のための五重奏曲 ロ短調 Op.115
 チェンバー・ミュージック・ノースウェスト [Chamber Music Northwest]
  [デイヴィッド・シフリン(Cl) アニ・カヴァフィアン、アイダ・カヴァフィアン(Vn)
   ワルター・トランプラー、スティーヴン・テネンボム(Va) フレッド・シェリー(Vc)]
 (P) (C) 1989-94 /録音:DDD 。既に70歳を過ぎていたと思われる名手トランプラーを初め、当時若手のホープだったシフリンやカヴァフィアン姉妹らが一同に会した豪華盤。
ハワード・ハンソン(1896-1981):
 セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出によるエレジー/
 交響曲第1番 ホ短調「北欧風」/
 交響曲第2番「ロマンティック」
ジェラード・シュワルツ指揮
シアトルso.
 当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りのお取扱いです。
ネッド・ローレム(1923-):オルガン作品集
 クエーカー・リーダー(1976)(全11トラック)/
 最も古い家からの眺め(1981)(全6トラック)
カタリン・クロツィアー(Org)
 発売:1989年。使用楽器:ウィチタ州立大学ウィーデマン・ホールのマルクッセン・オルガン、カンサス州ウィチタ。
ハワード・ハンソン(1896-1981):
 交響曲第3番Op.33(*)/
 若き日の主題による幻想的変奏曲(#)/
 交響曲第6番(*)
キャロル・ローゼンバーガー(P;#)
ジェラード・シュワルツ指揮(*/#)
シアトルso.(*)、
ニューヨーク室内so.(#)
 発売:1990年。録音:DDD。当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りのお取扱いです。
ハワード・ハンソン(1896-1981):
 交響曲第4番 Op.34「レクイエム」(*)/
 フルート、ハープと弦楽のためのセレナードOp.35 (#)/
 ベーオウルフの悲歌Op.25 (+)/
 オーボエ、ハープと弦楽のためのパストラルOp.38(**)/
 歌劇「メリー・マウント」からの組曲Op.31(*)
ジュディス・メンデンホール(Fl;#)
スーザン・ジョレス(Hp;#/**)
ランダル・エリス(Ob;**)
ジェラード・シュワルツ指揮
シアトルso.(*)、
ニューヨーク室内so.(#/**)、
リチャード・スピークス合唱指揮(+)
シアトル・シンフォニーcho.(+)
 発売:1991年。録音:DDD。当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りのお取扱いです。
DE-3116
buyボタン
価格帯:H
レオニダス・カヴァコス・プレイズ
 クロール:バンジョーとヴァイオリン
 バッツィーニ:妖精の踊り
 クライスラー:愛の喜び/中国の太鼓
 チャイコフスキー:メロディ
 フランツ(フランソワ)・
  シューベルト(1808-1878):蜂
 パガニーニ:魔女たちの踊り
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 クライスラー:ウィーン奇想曲
 ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ
 クライスラー:愛の悲しみ
 エルンスト:
  ロッシーニ「オテロ」の主題による幻想曲と変奏曲
レオニダス・カヴァコス(Vn)
ペーテル・ナジ(P)
 発売:1992年。
ハワード・ハンソン(1896-1981):
 神秘のトランペット吹き(*)/降臨祭(#)/
 ルーメン・イン・クリスト(#)/ルクス・エテルナ(#)
ジェイムズ・アール・ジョーンズ(語り;*)
ジェラード・シュワルツ指揮
シアトルso.(*/#)、
シアトル・シンフォニーcho.(*/#)
 当盤はレーベルで廃盤となっており、流通在庫限りのお取扱いです。
DE-3167
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(3CD)
2CD価格
ドビュッシー:室内楽作品全集 リンカーン・センター・
 ソサエティ・チェンバー・
  ミュージック
アラン・ホヴァネス(1911-2000):
 オマル・ハイヤームのルバイヤート/
 交響曲 第1番 「追放者」/
 オルフェウスによる瞑想曲/
 日本の木版画による幻想曲
ダイアン・シュミット
(アコーディオン)
マイケル・ヨーク(語り)
ジェラード・シュワルツ指揮
シアトルso.
フレンチ・ロマンス
 ビゼー:交響曲〜第2楽章/アルルの女〜アダージェット
 サン=サーンス:交響曲第2番〜第2楽章
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/月の光
 ラヴェル:ピアノ協奏曲〜第2楽章/マ・メール・ロワ/
       亡き王女のためのパヴァーヌ
 サティ:ジムノペディ第2番&第3番
 フォーレ:パヴァーヌ/ペレアスとメリザンド間奏曲
ジェイムズ・
 デプリースト指揮
モンテ・カルロpo.
 全てこのCDのための新録音。
プリンス・オヴ・ミュージック
 〜パレストリーナ:合唱作品集
デニス・キーン指揮
ヴォイス・オヴ・アセンシオン
 「プリンス・オヴ・ミュージック」とは16世紀ローマにおいて法王から一般市民にまで親しまれたパレストリーナのこと。
ウェーバー:
 クラリネット協奏曲第1番/クラリネット協奏曲第2番/
 クラリネット・コンチェルティーノ
デイヴィッド・シフリン(Cl)
デイヴィッド・ゴルブ指揮
パドヴァ・ヴェネトo.
コープランド・ポートレイト
 コープランド:
  映画音楽「赤い子馬」〜組曲/劇場のための音楽/
  管弦楽とオルガンのための交響曲(*)
ウェイン・マーシャル(Org;*)
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.
 発売:1998年。ケース内に収められているバック・インレイ用紙がレーベルで品切れとなってしまったようで、現在の入荷盤はその部分がカラー・プリンタ印刷で供給されております。
ラヴェル:弦楽四重奏曲
ブリッジ:弦楽四重奏曲/3つのノヴェレッテ
上海SQ
 ラヴェルの弦楽四重奏曲とカップリングされる曲と言うとドビュッシーの同曲が多いものだが、今回はそのドビュッシーの影響が強いといわれるブリッジの作品をもってきたところがかなりマニアック。
オルガン・インプロヴィゼーション ウェイン・マーシャル(Org)
ベルリオーズ:
 幻想交響曲Op.14/「ロメオとジュリエット」〜愛の情景
ズデニェク・マーカル指揮
ニュージャージーso.
 チェコ出身のマーカルはベルリオーズも得意としており、「幻想」は少なくとも2度目の録音となる。
サン=サーンス:オーボエ・ソナタ
プーランク:オーボエ・ソナタ
ブリテン:6つのメタモルフォーゼン
シューマン:3つのロマンス
W.F.バッハ:
 FlとObのための2重奏曲
篠原真:ObとPのためのオブセッション
アラン・ヴォーゲル(Ob)
ジャニス・ティプソン(Fl)
ブライアン・ベッツォーネ(P)
In Every Lake the Moon Shines Full
 スペイン、スコットランド、ギリシャ、
 ハンガリー、ノルウェーの民謡より
ポール・ガルブレイス(G)
マーラー:交響曲第2番 ハイディ・グラント・
 マーフィー(S)
ぺトラ・ラング(Ms)
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.&cho.
DS-3237
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
 録音面でも好評を得たもの。
ヴェルディ:「運命の力」序曲
ベッリーニ:
 「ノルマ」より[清らかな女神よ/戦いだ戦いだ]
ドニゼッティ:
 「アンナ・ボレーナ」〜私が生まれたあのお城へ
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」序曲
R.シュトラウス:「エジプトのヘレナ」より
バーバー:
 「アントニオとクレオパトラ」〜着物を下さい
プッチーニ:
 交響的前奏曲/
 「トスカ」〜歌に生き恋に生き/
 「トゥーランドット」〜この宮殿の中で
アレッサンドラ・マルク(S)
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.&cho.
オルガン・スぺクタキュラー デヴィッド・ブリッグス(Org)
モーツァルト〜アダージョ
 ピアノ協奏曲[第21番/第20番/第23番]/
 ヴァイオリン協奏曲[第3番/第4番/第5番]/
 オーボエ協奏曲/以上より抜粋
キャロル・ローゼンバーガー(P)
コリー・セロウセク(Vn)
アラン・ヴォーゲル(Ob)
モスクワ室内o.
 寄せ集めオムニバスではなく、このアルバムのための新録。
ロシアの魂
 ロシア民謡:ラッシュ・ライト
 グリエール:民謡
 スクリャービン:アンダンテ
 チャイコフスキー:
  瞑想(グラズノフ編)/メロドラマ/
  アンダンテ・カンタービレ/メロディー/エレジー
 ゲディゲ:細密画
 ボロディン:農民の合唱
 ショスタコーヴィチ:ノクターン
 ムソルグスキー:涙
コンスタンティン・オルベリアン指揮
モスクワ室内o.
 ロシア民謡に始まり、チャイコフスキー、ムソルグスキー、グリエール、スクリャービン、らのメランコリックな作品を結集。ポピュラー・アルバムとは一味違うマニアックな選曲。
ブラジルのエッセンス〜ブラジル・ギター・クアルテット、デビュー!
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番 / ミニョーネ:ルンドゥ
 アントニオ・カルロス・ゴメス:ソナタ ニ長調
 カマルゴ・グァルニエリ:黒い踊り/森林の歌/ブラジルの歌/ポンティオ第24番
  ブラジリアン・ギターQ
ショスタコーヴィチ:
 交響曲第5番/ピアノ協奏曲第2番
アンドルー・リットン(P)指揮
ダラスso.
 リットン弾き振りのピアノ協奏曲、そしてダラスsoが豪放なサイケデリック感覚を楽しませてくれる「第5番」というカップリング。
DE-3248
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(2CD)
マーラー:交響曲第3番 ナタリー・
 シュトゥッツマン(A)
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.
 第2番(DE-3237)に続くリットンのマーラー・シリーズ第2番。何と今回はシュトゥッツマンが参加。
クライスラー名曲集 ジュリア・クラスコ(Vn)
 クラスコは1992年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールの優勝者。
French Imperssions
 ドビュッシー&ラヴェル:ギター・アレンジ集

 ドビュッシー:
  亜麻色の髪の乙女/子供の領分(抜粋?)/
  アルバムのページ/
  練習曲集〜反復する音符のための/エレジー
 ラヴェル:
  亡き王女のためのパヴァーヌ/
  ワルツ〜ボロディン風に/前奏曲/
  マ・メール・ロワ/ハイドンの名によるメヌエット
ポール・ガルブレイス(G)
 世界的ギタリスト、ガルブレイスのニュー・アルバムは、ドビュッシー&ラヴェルのピアノ曲をギター曲にアレンジし、8弦ギターで演奏したもの。超有名曲から少々珍しい作品まで、ギターの優しい響きに非常にマッチしている。ガルブレイスの8弦ギターは、有名なイギリスの楽器制作者、デイヴィッド・ルビオと共同開発されたもので、最高音と最低音それぞれに特別な弦が追加され、音の深みを増しているのが特徴。
スタイル・オヴ・ファイヴ〜
 ユニーク・ロシアン・フォーク・アンサンブル

 Valenki(シャロフ)/
 Fantasy on the Kuban Song "Varenichki"(アレスケロフ)/
 Dance of the Sugar-Plum Fairy(チャイコフスキー)/
 Tapestry(タマリン)/Capriccio Spagnuolo(ミュニエール)/
 Menuet(ラモー)/Tambourin(ラモー)/
 Uno Ballo(シュタイベルト)/Gavotte-Rondeau(ラモー)/
 Kalina Krasnaya(スメノフ)/The Clock(サヴィオ)/
 Variations on the Gypsy Song "Mar Dyandya"(ツィガンコフ)/
 Carpathian Suite-Finale(ズビツキー)/
 White Acacia's Fragrant Flakes(バスナー=シャロフ)/
 Prelude and Tango(ストラヴィンスキー)/Blues(フロロフ)/
 Piece in Country Style(ステチュク)/
 Basso Ostinato(ヴラソフ)
スタイル・オブ・ファイヴ
 [ナターリャ・シュクレプコ
  (ドムラ)
 イリーナ・エルショヴァ
  (グスリ[プサルテリー]、
  アルト・ドムラ)
 ヴァレンタイン・ザビリウハ
  (アコーディオン)
 ヴラディーミル・カリャキン
  (ダブルベース=バラライカ)
 エフゲニー・ステチュク
  (作曲、編曲、シンセサイザー)]
 録音:1999年7月21-22日、モスクワ音楽院大ホール。
 スタイル・オブ・ファイヴは1993年に結成された、ロシア民謡を手掛けるロシアのカリスマ・パフォーマーたち。民謡だけでなくクラシック音楽をもアレンジしたそのユニークな演奏で注目を浴びている。今回のDELOSから発売されるホロストフスキーのアルバムでモスクワ室内管と共にバックを務めているなど、さまざまなところで活躍している。
ピアソラ:サキソフォンのためのタンゴ フェデリコ・モンデルチ(Sax)
コンスタンティン・オルベリアン指揮
モスクワ室内o.
 モンデルチは現代音楽のエキスパートとして世界的に知られるプレイヤー。小澤らとも競演している。
ヘンデル:アルトのためのアリア集
  歌劇「リナルド」〜8つのアリア
  歌劇「オルランド」〜5つのアリア
エヴァ・ポドレス(A)
コンスタンティン・オルベリアン
 指揮モスクワco.
 録音:2000年9月。ヴァーチャル・リアリティー・レコーディング。
J.S.バッハ/ Tadeu do Amaral 編曲:
 管弦楽組曲 全集〔第1番−第4番〕
ブラジリアン・ギターQ
ショスタコーヴィチ:ワルツ(全21曲) コンスタンティン・オルベリアン指揮
モスクワ室内o.
 ショスタコーヴィチの交響曲中では「悲劇性」を彩る手段として用いられた感のある諧謔味も、それ自体が主体となるとストレートに楽しい。ここでは「バレエ組曲」や「喜歌劇」などからワルツを中心に、親しみやすいダンス曲ばかりを収録。
バッハ:リュート組曲集[BWV.995/996/997/998] ポール・ガルブレイス(G)
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):
 室内交響曲Op.110a
シュニトケ:ピアノと弦楽のための協奏曲
コンスタンチン・オルベリアン(P)指揮
モスクワco.
DS-3259
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
DE-3260
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(2CD)
1CD価格
ドヴォルザーク:レクイエム/交響曲第9番 オクサナ・
 クロヴィツカ(S)
ウェンディ・ホフマン(Ms)
ジョン・アラー(T)
クスタフ・ベラチェク(B)
ズデニェク・マーカル指揮
ニュー・ジャージーso.
ウェストミンスターcho.
 マーカルによる確か3度目の「新世界」録音(EMI、KOSS、当録音)。
マーラー:交響曲第4番 ト長調 ハイディ・
 グラント・マーフィー(S)
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.
 カーペンター版の第10番で好セールスを記録したシリーズ。今回もVR2(ヴァーチャル・リアリティ・レコーディング)と命名されたデロス独自の録音方法で、最上の音質となっている。
グラズノフ:
  5つのノヴェレッテ/弦楽四重奏曲第5番
サンクトペテルブルクQ
フランク・ブリッジ:
  室内協奏曲/弦楽合奏のための4つの小品/3つの牧歌
キャロル・ローゼンバーガー(P)
コンスタンティン・オルベリアン
 指揮モスクワco.
メンデルスゾーン:
 弦楽八重奏曲 変ホ長調Op.20(*)/
 ピアノ六重奏曲 ニ長調Op.110(#)
リンカーン・センター・
 チェンバー・ミュージック・
  ソサエティ
[チョーリャン・
  リン(Vn;*/#)
 ピーター・
  ウィノグラード(Vn;*)
 カーミット・
  ツォーリ(Vn;*)
 アニ・カヴァフィアン
 (Vn;*)
 トビー・ホフマン(Va;*/#)
 ポール・ニューバウアー
 (Va;*/#)
 ゲリー・ホフマン(Vc;*/#)
 フレッド・シェリー(Vc;*)
 エドガー・メイヤー(Cb;#)
 デイヴィッド・
  ゴルブ(P;#)]
 ニューヨークを中心に活躍するソリストたちの集まりである、リンカーン・センター・チェンバー・ミュージック・ソサエティの提供によるメンデルスゾーンの室内楽アルバム。
DS-3267
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
ダラス・クリスマス・ガラ テレサ・ゴメス(S)
ブレイク・
 デイヴィッドソン(Br)
アンドルー・リットン指揮
デイヴィッド・
 デイヴィッドソン指揮
ダラスso.、同cho.
 SACD録音の良さを示す、大オーケストラと大合唱団によるクリスマス・アルバム。SACDのみの発売。SACD-3267 という型番でご案内したことがあるが、上記へ変更となっている。
Voices 1900/2000〜20世紀の合唱音楽
 タヴナー、リゲティ、ドビュッシー、バーディングス、プーランク、
 リュッティ、トンプソン、コープランド、カーニス、スーザ、ローリゼン、
 バーバー、モンク、パーカー、カーン、バーンスタインの作品
ヴァンス・ジョージ指揮
サンフランシスコ交響cho.
ロシア・アリア&歌曲集
 チャイコフスキー:
  歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜手紙の歌
  歌劇「イオランタ」から
  ただ憧れを知る者のみが/他 歌曲集
 ラフマニノフ:歌曲集
 リムスキー=コルサコフ:歌曲集
オルガ・グリャコーワ(S)
コンスタンティン・オルベリアン
 指揮モスクワco.
 3月にメト・デビューを果たしたロシアの新進ソプラノ、オルベルアンのデビュー盤。
ウクライナ民謡集
 親愛なる母へ/トネリコ/かわいい人/2つの色/暗い顔/
 リンゴの木/空を見上げて/庭を歩くと/父が語ったこと/
 もしそうでなかったら/月の輝く夜/ワシ/言っておくれ/
 空の月/山/夕暮れのこと/僕の恋人/ドニエプル河
ワシーリー・ゲレーロ(Br)
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
モスクワco.
 ウクライナ出身のバリトン、ワシリー・ゲレーロのソロ・デビュー盤。祖国の民謡を18曲歌っている。民族楽器を加えたバックの演奏もソロを大いに盛り立てる。
ボロディン:歌曲全集
  時よ、なぜそんなに速いのか/美しい乙女はわたしに愛想を尽かした
  友よ、わたしの歌を聴いて/美しい漁夫の娘/眠れる王女/暗い森の歌
  海の女王/まちがった音符/わたしの歌は毒に満ちている/海
  わたしの涙から/よその家では/遠い祖国の岸へ/傲慢/不思議の国
マリアンナ・タラソーワ(Ms)
コンスタンティン・ブルシュニコフ
 (T)
アンドレイ・スラヴニ(Br)
ニコライ・オクホトニコフ(B)
イリナ・モロキナ(Vc)
ユーリー・セーロフ(P)
ストラヴィンスキー:
  バレエ「春の祭典」/バレエ組曲「火の鳥」(1919)
ジェイムズ・デプリースト指揮
オレゴンso.
 録音:2000年9月。ヴァーチャル・リアリティー・レコーディング。デプリーストは1980以来オレゴンso.の音楽監督を務めており、その契約は2005年まで続いている。
DE-3279
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(2CD)
1CD価格
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ジョリ・ヴィニクール(Cemb)
DS-3279
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(2 HYBRID_SACD)
1枚価格
価格帯:C
 録音:2000年10月。使用楽器:1624年リュッケルス製の1998年複製。ヴィニクールは第1回モスクワ・チェンバロ・コンクール優勝者で、クリスティ、ミンコフスキ、ヤーコプスらと共演している。
ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」〜第1番−第6番
   (「四季」/「海の嵐」/「喜び」)
マッシモ・カルタ(Vn)
コンスタンティン・オルベリアン指揮
モスクワco.
DS-3280
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
フランス&イタリア・オペラ・アリア集
 シャルパンティエ:「ルイーズ」〜その日から
 ヴェルディ:
  「オテロ」〜柳の歌・・・アヴェ・マリア/
  「ドン・カルロ」〜世のむなしさを知る神
 プッチーニ:
  「ボエーム」〜私の名はミミ、ミミの別れ/
  「蝶々夫人」〜ある晴れた日に/
  「トスカ」〜歌に生き、恋に生き
 グノー:「ファウスト」
       〜トゥーレの王、宝石の歌
オリガ・グリヤコワ(S)
コンスタンティン・
 オルベリアン指揮
フィルハーモニア・
 オブ・ロシア
 ロシア期待の新鋭ソプラノ歌手が、リリック・ソプラノの王道レパートリーでその実力を示すニュー・アルバム。
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番/交響曲第10番 アンドルー・リットン指揮
ダラスso.
 第5番(DE-3246)、第8番(DE-3204)に続くリットンのショスタコーヴィチ・チクルス第3弾。ヴァーチャル・リアリティ&サラウンド録音。
ショウピース&アンコール
 グリーグ:ホルベルク組曲〜前奏曲
 チャイコフスキー:弦楽セレナード〜ワルツ
 ロシア民謡:月は輝く/ラッシュ・ライト
 シニサロ:ロシア民謡による3つの小品
 コミタス:5つのアメリカ民謡
 ブリッジ:ワルツ・インテルメッツォ ホ短調
 ヴュータン:アメリカの思い出
 ガーシュウィン:サマータイム/スーン
 ダヴィドフ:泉にて
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂は飛ぶ
 ショスタコーヴィチ:馬あぶ〜民衆の祭典
 ピアソラ:リベルタンゴ
コンスタンティン・
 オルベリアン指揮
モスクワco.
DS-3284
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
 オルベリアン指揮するモスクワ室内管弦楽団による、アンコールなどで演奏されるクラシックの有名な小品の数々を収めたアルバム。
マリーナ・ドマシェンコ(Ms)オペラ・アリア集
 アドリアーナ・ルクヴルール/サムソンとデリラ/ホヴァンチシナ/
 皇帝の花嫁/白雪姫/アレクサンドル・ネフスキー/ジョコンダ/
 トロヴァトーレ/カルメン/アルジェのイタリア女/こうもり/より
マリーナ・ドマシェンコ(Ms)
コンスタンティン・
 オルベリアン指揮
フィルハーモニア・
 オヴ・ロシア
DS-3285
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
 ドマシェンコはサンフランシスコ、ウィーン、ベルリン・ドイツ等の第一級の歌劇場でデビューを果たしている若手。デビュー盤となる。
ガリーナ・ゴルチャコーワ(S)イタリア・オペラ・アリア集
 プッチーニ:
  「トスカ」〜歌に生き恋に生き/ふたりの愛の家へ/
  「蝶々夫人」〜ある晴れた日に/かわいい坊や/
  「ボエーム」〜私の名はミミ/ムゼッタのワルツ/
  「マノン・レスコー」〜はなやかに着飾っても/ひとり寂しく/
  「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん/
  「トゥーランドット」〜氷のような姫君の心も
 カタラーニ:「ワリー」〜さようなら、ふるさとの家よ
 チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」〜私は卑しい召使です
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
         〜ママも知るとおり/間奏曲
 レオンカヴァッロ:「道化師」〜鳥の歌「大空を晴れやかに」
 ヴェルディ:「アイーダ」〜勝ちて帰れ/
        「運命の力」〜神よ平和を与え給え
ガリーナ・
 ゴルチャコーワ(S)
コンスタンティン・
 オルベリアン指揮
フィルハーモニア・
 オヴ・ロシア
DS-3286
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
 ゴルチャコーワのDelosへのデビュー・アルバム。PHILIPSへも録音の多い彼女は、お国物のであるロシアの作品はもとより、ヴェルディやプッチーニなどのイタリア・オペラの分野でも世界的に活躍を続けている。このアルバムは、彼女の歌手としての類まれな能力の全貌を示す好企画といえるだろう。
レスピーギ:ローマ三部作
 [ローマの噴水/ローマの松/ローマの祭]
ジェイムズ・
 デプリースト指揮
オレゴンso.
 知る人ぞ知る名匠、デプリーストが手兵を率いて録音した、レスピーギの交響詩「ローマ三部作」。
ロシア管弦楽名曲集〜ウォッカとキャヴィア
 ハチャトゥーリャン:
  バレエ組曲「ガイーヌ」
   [剣の舞/ばらの娘たちの踊り/子守歌/レスギンカ]/
  バレエ「スパルタクス」〜アダージョ/
  組曲「仮面舞踏会」
 ボロディン:「イーゴリ公」〜だったん人の踊り
 チャイコフスキー:
  「エウゲニ・オネーギン」〜ポロネーズ/
  バレエ「白鳥の湖」〜ワルツ
  バレエ「眠りの森の美女」〜ワルツ
コンスタンティン・
 オルベリアン指揮
フィルハーモニア・
 オヴ・ロシア
DS-3288
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
 「スペクタクルなサウンドが満喫できる仕上がり」とのこと。
DE-3289
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(CD)
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」〜名場面集 エレナ・プロキナ(S)
セルゲイ・ラーリン(T)
エレナ・オブラスツォワ、
マリーナ・
 ドマシェンコ(Ms)
ドミトリー・
 ホロストフスキー(B)
ワシーリー・ゲレーロ(B)
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
フィルハーモニア・
 オブ・ロシア
ロシア教法復興cho.
DS-3289
(HYBRID_SACD)
廃盤
 オペラの名場面を1枚のCDに収めた「Great Scenes」シリーズの第1弾。キーロフ歌劇場やボリショイ歌劇場をはじめ国内外の一流オペラハウスで活躍する、現代ロシアを代表する豪華な歌唱陣による演奏。
ドミトリ・ホロストフスキー(Br)ナポリ民謡集〜ナポリの情熱
 オ・ソレ・ミオ/パッシオーネ(情熱)/カタリ・カタリ/
 マリウ、愛の言葉を/マリア・マリ/忘れな草/マレキアーレ/
 夜の声/君に告げてよ/Comme facette mammetta/
 禁じられた音楽/Canta pe’ me /恋する兵士/
 ’a Vucchella/Fenesta che luciva/サンタ・ルチア
ドミトリ・
 ホロストフスキー(Br)
コンスタンティン・
 オルベリアン指揮
フィルハーモニア・
 オヴ・ロシア
DS-3290
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
 ホロストフスキーのDelosへのデビュー・アルバム。こちらもPHILIPSへ録音がある彼だが、今回はちょっと意外なイタリア物。今後Delosからは彼のソロ・アルバムが続々(ヴェルディ・オペラ・アリア集/ロシア民謡集)リリースされる予定。
ヴェルディ:オペラ・アリア集
 「オテロ」「リゴレット」「スティイフェリオ」
 「ナブッコ」「仮面舞踏会」「エルナーニ」
 「群盗」「トロヴァトーレ」から
ドミトリー・
 ホロストフスキー(Br)
マリオ・ベルナルディ指揮
フィルハーモニア・
 オヴ・ロシア
DS-3292
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(HYBRID_SACD)
価格帯:C
 録音:モスクワ、チャイコフスキー音楽院。日本にも根強いファンを持つホロストフスキー、DELOSからの2枚目のアルバム。
ホロストフスキー〜
 I Met You, My Love(オールド・ロシアン・ロマンス)

 I Met You, My Love/
 No, It's Not You I Love So Fervently(A.Shishkin)/
 Only Once(P.German)/Bright Is the Night(N.Shishkin)/
 I Remember the Charming Sound of the Waltz(N.Listov)/
 O, If Only I Could Express in Sounds(L.Malashkin)/
 Do Not Awalen Memories(P.Bulakhov)/
 The Coachman's Song(A.Gurilyov)/
 In the Wide Open Field(P.Bulakhov)/
 The Lonely Coach Bell Rings(A.Gurilyov)/
」  Misty Morning(V.Abaz)/
 But I Love You, nevertheless/
 The Troika Speeds, the Troika Gallops(P.Bulakhov)/
 The Autumn Wind Moans Mournfully(Mikhailov)/
 At That Fateful Hour(Anonymous)/
 I Loved You(B.Sheremetev)/
 The Weeping Willows Slumber(B.B.)/
 You Cannot Understand(A.Gurilyov)/
 Shine, Shine, My Star(P.Bulakhov)
ディミトリー・ホロストフスキー(Br)
スタイル・オブ・ファイヴ
コンスタンチン・オルベリアン指揮
モスクワco.
 録音:2001年8月22-23、25日。
 ロシア・オペラ界の貴公子として高い人気を誇るバリトン歌手ホロストフスキーによる古きロシアのロマンス歌曲集。作曲者不詳の「I met you, my love」をはじめ、シシュキン、ゲルマン、リストフ、マラシュキン、ブラーホフ、グリリョーフ、アバーズ、ミハイロフ、シェレメテフらの歌曲を、持ち前の美声でたっぷり楽しませてくれる。女性ファンは元より、聴く者すべてのハートをわしづかみにしてしまう、これまでにないタイプのバリトン歌手の魅力を満喫させる恰好の一枚。
アンヘル・ロメロ〜至高の芸術
 ショパン:夜想曲第2番
 バリー:「ある日どこかで」のテーマ
 トロバ:ラ・バロマ
 マスネ:「タイス」の瞑想曲
 コルデロ:疑問
 バッハ:G線上のアリア
 ベートーヴェン:「月光ソナタ」〜アダージョ/
           「悲愴ソナタ」〜アダージョ
 ラヴェル:パヴァーヌ
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 モーツァルト:メヌエット
 シューマン:見知らぬ国と人々から/トロイメライ
 コンヴァース:祈り
 セレドニオ・ロメロ:タンゴ・アンへリータ
アンヘル・ロメロ(G)
 ギターの四重奏で有名なロメロ一家の末弟、アンヘルのソロ・アルバム。父セレドニオ・ロメロの作品も収録されているのがミソ。
マーラー(カーペンター補筆完成):
 交響曲 第10番 嬰へ短調
アンドルー・リットン指揮
ダラスso.
 録音:2001年5月、ダラス。ライヴ。
 マーラーの全集録音を着々と進めているリットン&ダラス響による第10番。この曲の補筆完成者としてはクックがよく知られているが、リットンが大いに共感を覚え採用したのはクリントン・A.カーペンターの手によるヴァージョン。 カーペンターのスコアにはマーラーの書法がごく自然に盛り込まれており、それがあたかもマーラー自身の肉筆であるかのように感じられるのだという。
ドヴォルザーク:劇的カンタータ「幽霊の花嫁」Op.69 オクサーナ・
 クロヴィツカ(S)
ジョン・エイラー(T)
アイヴァン・
 クスニエル(B)
ズデニェク・マーカル指揮
ニュー・ジャージーso.、
ウェストミンスター・
 シンフォニックcho.
 NJSOの音楽監督としてアメリカ国内で確固とした地位を築いているチェコ出身の実力派、マーカルの指揮によるドヴォルザークの隠れた名作「幽霊の花嫁」の最新録音。 2001年度のグラミー賞(ベスト・エンジニア部門)を獲得した「新世界より」他と同じスタッフによる、ドヴォルザーク・チクルスの一環となるアルバム。
ロシア・アリア集
 プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」、
 ボロディン:歌劇「イーゴリ公」、
 チャイコフスキー:
  歌劇「ジャンヌ・ダルク」、カンタータ「モスクワ」、
 ストラヴィンスキー:歌劇「エディプス王」、
 シチェドリン:歌劇「愛だけでなく」から
 ムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編):「死の歌と踊り」
エヴァ・ポドレス(A)
レフ・
 コントローヴィチ指揮
フィルハーモニア・
 オブ・ロシア
ロシア教法復興cho.
 ヘンデルのオペラ・アリア集(DE-3253)でセンセーションを巻き起こしたポーランド出身のコントラルト、エヴァ・ポドレスがロシアの作曲家の作品を録音。その地母神のごとく深々とした声と驚嘆すべきテクニックは要注目。
民族楽器による中国の現代作品集
シュウ・リン:卓越
タン・ドゥン:シュアン・ケ
チェン・イー:ポインツ
チュウ・シャオソン:漂う雲
ヤン・リーキン:思考
ガオ・ウェイジェ:シャオ・イー
チェン・チューカン:3つの笑い
華夏室内楽団
 中国の民族楽器を用いた現代の中国人作曲家の作品を収録したアルバム。タン・ドゥン(譚盾)、チェン・イー(陣怡)、チュウ・シャオソン(瞿小松)の3人以外はほとんどなじみのない作曲家で、漢文表記や作品の原題についても不明。 このディスクがDELOSレーベルへのデビューとなる華夏室内楽団(Huaxia Chamber Ensemble)は、キングレコードから大量のヒーリング系の中国音楽をリリースしている上海華夏民族楽団とは全く関係がない、北京在住の中国中央楽団出身のメンバーで結成された民族楽器のアンサンブル。アメリカではちょっとしたブームになっているようだ。
わが祈りを聞きたまえ
 ベイントン:そして、われ新たなる天国を見たり
 トムソン:アレルヤ
 モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌム K.339
 カザルス:われは黒し/汝はこよなく美しい
 メンデルスゾーン:
  わが祈りを聞きたまえ/
  幸福と祝福はわれらとともにあり
 パリー:われ喜びぬ
 デュリュフレ:汝はペテロ
 フランク:天使のパン
 ハウエルズ:雄鹿が河の流れを恋い慕うがごとく
 トルチャコフ:主に祈る、おおわが魂よ
 チャイコフスキー:幸いなるかな選ばれし者
 ストラデッラ:主よ、あわれみたまえ
 スタンフォード:幸いなるかな、全き道を行く者
ヘイキョン・ホン(S)
デニス・キーン指揮
ヴォイシズ・オブ・アセンシオン
 古今東西の宗教合唱曲を収録したアルバム。ヴォイシーズ・オブ・アセンシオン(昇天の歌声)は、ニューヨークのプロ歌手によって結成された声楽アンサンブル。
サウンド・オン・マイ・スピリット
 チャイコフスキー:「聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼」より
  [The Creed/A MerryOf Peace/O PraiseOur God/
   Meet it is, in truth to bless thee]
 カスタルスキー:The Joyous Light
 チェスノコフ:
  Praise ye the Lord/What is Thy Name/
  Save us, O Holy God/
  Meet it is, in truth to bless thee/
  Your Mercy we turn to, O Holy Virgin/
  The Cherubic Song
 カリンニコフ :Joyful Light
 コセレフ:Joyous Light
 シチェドリン:Da sviatitsya imya tvoe
 キクタ:The stars are falling in the night
 シューベルト:
  「ドイツ・ミサ曲」より/終結の讃歌
 ヴォルフ:あきらめ
 ファン・デア・ワット:われらが父よ
 メシアン:おお聖餐
 バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 バッハ:インヴェンション第8番
 モーツァルト:「証聖者の荘厳な晩課」〜ラウダーテ・ドミヌム
レフ・コントロヴィチ指揮
ロシア・スピリチュアル・
 リヴァイヴァル聖歌隊
 レフ・コントロヴィチによって1992年に創設されたロシア・スピリチュアル・リヴァイヴァル聖歌隊の、「Serene Ecstasy」に続く2枚目のアルバム。
ブラジル・ギター音楽の魅惑
 フランチェスコ・ミニョーネ:
  Congada/Lenda Sertaneja No.8
 モサルト・カマルゴ・グァルニエリ:
  Encantamento(魅惑)/四重奏曲第2番
 クラウディオ・サントロ:Fervo
 ロナルド・ミランダ:深刻な変奏曲
 エンリケ・オスワルド:
  Il Neige...!/Bebe sendort/タランテラOp.14-3
ブラジル・ギター・カルテット
 ブラジル・ギター・カルテット第3弾。ブラジルのギター音楽を本場のブラジル・ギター・カルテットが演奏した、ギター・ファン必聴のアルバム。
ハープと管弦楽のための作品集
 モーツァルト:
  フルートとハープのための協奏曲 ハ長調K.299(*)
 グランジャニー:古典的な様式によるアリア
 スヴェトラーノフ:ロシア風変奏曲
 ラヴェル:序奏とアレグロ
タティアーナ・オスコルコワ(Hp)
オレグ・セルゲエフ(Fl;*)
コンスタンティン・
 オルベリアン指揮
モスクワco.
 ロシア出身のハーピスト、オスコルコワをフィーチュアしたハープと管弦楽のための作品集。ロシアの名指揮者、エフゲニー・スヴェトラーノフの作品が収録されているのがポイントで、このアルバム全体が2002年の5月に世を去った彼の追悼に捧げられている。
ショスタコーヴィチ:
 歌曲全集 Vol.1〜1950年代の連作歌曲集

  レールモントフの詩による2つのロマンス Op.84/
  ドルマトフスキーの詩による4つの歌曲 Op.86/
  プーシキンによる4つのモノローグ Op.91/
  ドルマトフスキーの詩による5つの歌曲 Op.98/
  ギルシャの歌/スペインの歌 Op.100
ヴィクトリア・
 エフトディエワ(S)
ナターリア・
 ブリュコーワ(Ms)
ミハイル・ルコーニン、
フョードル・
 クズネツォフ(B)
ユーリー・セーロフ(P)
ブロッホ:「ユダヤ人の生活」より
 [祈り/ヘブライ狂詩曲「ソロモン」]
コトワ:チェロ協奏曲(*)(世界初録音)
ブルッフ:コル・ニドライ
ニーナ・コトワ(Vc)
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
フィルハーモニア・
 オヴ・ロシア
 (*)世界初録音。スーパー・モデル出身という経歴が一人歩きしがちだが、PHILIPSへも録音があるコトワは著名なコントラバス奏者を父に持ち、わずか7歳でモスクワ音楽院のチェロ科に入学、15歳の時にはプラハ国際コンクールで優勝を飾ったという音楽的にも華々しいキャリアの持ち主。その美貌を生かしたモデル時代も、こつこつとチェロの特訓と作曲を続けていたというが、今回、ブロッホとブルッフの作品に加え、ロシアのスピリットを表現した自作のチェロ協奏曲も収録されている。
DE-3306
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ローゼンバーガー(P)〜ピアノ協奏曲集
 ハイドン:
  ピアノ協奏曲第2番 ニ長調/ピアノ協奏曲第5番 ト長調
 R.シュトラウス:ブルレスケ
 ハンソン:幻想的変奏曲/ピアノ協奏曲 ト長調 Op.35
 ファリャ:スペインの庭の夜
キャロル・
 ローゼンバーガー(P)
ジェラルド・シュワルツ指揮
スコットランドco.、
シアトルso.、
ニューヨーク室内so.、
LSO
 DELOSレーベルに録音の多いローゼンバーガーの既発売録音から協奏作品を集めたアルバム。
ショスタコーヴィチ:歌曲全集 Vol.2〜晩年の作品
 自作全集への序文とそれについての短い考察 Op.123/
 クロコディール誌の誌による4つのロマンス Op.121/
 アレクサンドル・ブロークの7つの詩 Op.127/
 マリーナ・ツヴェターエワの6つの詩 Op.143/
 レビャートキン大尉の4つの詩 Op.146
ヴィクトリア・
 エフトディエワ(S)
リューボフ・ソコロワ(Ms)
ミハイル・ルコーニン(B)
ユーリー・セーロフ(P)
リーディア・
 コワレンコ(Vn)
イリーナ・モロキナ(Vc)
 DELOSの新しいプロジェクトは、世界初録音の作品を含むショスタコーヴィチの歌曲全集。サンクトペテルブルクのリムスキー=コルサコフ音楽院の教授を務めるピアニスト、 セーロフとすべて旧ソヴィエト連邦出身の歌手による。
チャイナソング〜弦楽四重奏による中国民謡集 ユージニア・
 ズーカーマン(Fl)
上海SQ
 上海クァルテットが前回来日時に披露し大変好評だった、中国各地の民謡の弦楽四重奏編曲。彼らのアイデンティティを前面に打ち出したアルバム。
ショスタコーヴィチ:歌曲全集 Vol.3
 イワン・クルィロフの2つの寓話 Op.4
 日本の詩人の詩による6つのロマンス Op.21
 プーシキンによる4つのロマンス Op.46
 劇音楽「ハムレット」Op.32〜
  オフィーリアの歌
 劇音楽「リア王」Op.58〜
  コーディリアのバラード/道化の歌
 6つのロマンス Op.62
ヴィクトリア・
 エフトディエワ(S)
リュドミラ・シキルティル(Ms)
ヒハイル・ルコーニン(Br)
フョードル・クズネツィフ(B)
ユーリ・セーロフ(P)
 ロシアの歌手を起用したショスタコーヴィチ歌曲全集の第3作。1922年から1942年(作曲者16歳から36歳)に作曲された初期の作品を収録。
スヴィリドフ(1915-1998):
 ペテルスブルク(ブロークの詩による声楽詩;1995)/
 プーシキンの詩による6つの歌曲(1935)
ドミトリー・ホロストフスキー(Br)
ミハイル・アルカディエフ(P)
 現代を代表するバリトン歌手の一人ホロストフスキーによる20世紀ソヴィエトの作曲家の歌曲。「プーシキンの詩による6つの歌曲」は作曲者が20歳の時の作品。一方、「ペテルスブルク」 はそれから60年を経て作曲された作品で、当盤の演奏者によりスヴィリドフの80歳記念演奏会で初演された。
ショスタコーヴィチ:歌曲全集 Vol.4
 風刺 Op.109/春よ春 Op.128/
 カンタータ「反形式主義的ラヨーク」/
 映画音楽の中の歌曲集
ヴィクトリア・エフトディーエワ(S)
リュドミラ・シキルティル(Ms)
ミハイル・ルコーニン(Br)
フョードル・クズネツォフ(B)
ユーリ・セーロフ(P)
ユーリア・フトレツカヤ指揮
サンクトペテルブルク・
 ユース室内cho.
 ロシアの声楽家たちによるショスタコーヴィチ歌曲全集シリーズ。体制風刺の毒に満ちた問題作の「ラヨーク」をメインに、サーシャ・チョルヌイのテキストによる「風刺」、プーシキンの詩による抒情的な「春よ春」、他を収録。
ドヴォルザーク:
 テ・デウム Op.103/詩篇149番 Op.79
 序曲「自然の中で」Op.91
 同「謝肉祭」Op.92/同「オセロ」Op.93
ズデニェク・マーツァル指揮
ニュージャージーso.
ウェストミンスター交響cho.
 チェコ出身のマーツァル(マカール)が手兵のニュージャージーso.を指揮するドヴォルザーク・チクルスの一枚。
わが同胞はどこにいるのか〜20世紀ロシアの戦争歌
 遠く離れたどこか/夜の闇/思いがけないワルツ
 わが同胞はどこにいるのか/名もなき丘にて/道
 兵士たちがやってくる/鶴/塹壕にて/聖なる石
 カチューシャ/ベルリンのコサック/わがモスクワ
 前線への道/満州の丘/哀しきアコーディオン
 最後の戦線
ドミトリー・
 ホロストフスキー(Br)
スタイル・オブ・ファイヴ
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
ロシア聖霊復活cho.
モスクワco.
 ロシアの名バリトン、ホロストフスキーが、20世紀前半のロシア(ソヴィエト連邦)で兵士や民衆によって歌われていた戦争をモチーフにした歌曲を歌う。 「鶴」、「カチューシャ」、「満州の丘」など日本でも広く愛唱されていた作品が含まれており、オールド・ファンには懐かしい内容。
ショスタコーヴィチ:歌曲全集 Vol.5
 ユダヤの民族詩より Op.79/
 ミケランジェロの詩による組曲 Op.145
スヴェトラーナ・スマトコワ(S)
マリアーナ・タラソワ(Ms)
コンスタンチン・プルツニコフ(T)
フョードル・クズネツォフ(B)
ユーリー・セーロフ(P)
 DELOSレーベルの隠れた人気シリーズ。Vol.1:DE-3304/ Vol.2:DE-3307/ Vol.3:DE-3309/ Vol.4:DE-3314。
哀愁の調べ
 マイヤーズ:カヴァティーナ
 ボロディン:だったん人の踊り
 フィオッコ:アリオーソ
 バーロウ:冬は過ぎ
 ヴィラ=ロボス:
  ブラジル風バッハ第5番〜アリア
 伝承曲:われらは河に集い来たれり
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲〜アダージョ
 パスクッリ:ベッリーニ讃
 バッハ:シチリアーノ(2曲)
 ボザ:リート
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 バーバー:カンツォーナ
 グラナドス/クライスラー編曲:スペイン舞曲
 モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
トマス・ステイシー
 (イングリッシュホルン)
ケネス・ハムリック(Cemb)
 ステイシーはバーンスタイン時代から長年ニューヨーク・フィルのメンバーを務めたベテランで、「イングリッシュ・ホルンのハイフェッツ」(NYタイムス)と称えられた。 CALAからもソロ・アルバムが出ていたが(CACD-0511)、DELOSデビューとなる本作ではタイトルのとおり、楽器の哀愁に満ちた音色を活かしたメロディの数々を情感豊かに演奏している。
アレンスキー:
 歌劇「ラファエロ」Op.37(*)
 カンタータ「バフチサライの泉」Op.46〜
  ザーレマのアリア
 6つの歌曲 Op.27(ムナツァカノフ編曲)
マリーナ・ドマシェンコ(Ms)
タチアナ・パヴロフスカヤ(S;*)
アレクサンドル・
 ヴィノグラードフ(T;*)
ヴセフォロード・グリフノフ(B;*)
コンスタンチン・オーベリアン指揮
フィルハーモニア・オブ・ロシア
ロシア聖霊復活cho.(*)
 文句なく美しい容姿と卓越した表現力で、METやヴェローナの「カルメン」の舞台で聴衆を魅了したロシア出身のメゾ、ドマシェンコをフィーチュアしたアレンスキー作品集。「ラファエロ」は「ルネサンスの音楽的情景」という副題を持つ1幕のオペラ(1894年初演)。ルネサンス期の巨匠ラファエロを主人公としており、ラファエロ役はメゾソプラノ(いわゆるズボン役)で歌われる。ロシア語とイタリア語の2ヴァージョンが作られているが、当盤ではイタリア語歌唱による。
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第8番 ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2番」/
 弦楽四重奏曲第9番 ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー第3番」
上海SQ
 上海カルテット、待望のベートーヴェン全曲チクルス第1弾!
今や、アジアを超え世界のトップへと昇りつめた感のある上海カルテットによる初のベートーヴェン・アルバム。ベートーヴェンの構成感を大事にしながらも、 彼らの持つ独特で柔軟な肌合いの音造りが今までにないベートーヴェンを具現化。
 全曲録音を予定していますが、慎重な彼らのことですのでかなりの期間を要するものと思われます。予めご了承ください。
クラシカル・デュオ〜チェロとギターのための音楽
 J.S.バッハ:アリオーソ
 シューベルト:
  アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821
 ファリャ:スペイン民謡組曲
 ラファエレ・ベラフロンテ(1961-)
  チェロとギターのための組曲第1番(1994)
ボリス・アンドリアノフ(Vc)
ディミトリ・イリャリオノフ(G)
 録音:2002年4月、モスクワ。
ロシア出身の若い演奏家二人による魅力的なデュオ。ベラフロンテの作品は近作ながら親しみやすい作風。
オルガン・クラシックス
 クック:ファンファーレ
 ラインケン:フーガ ト短調
 バッハ:
  オルガン協奏曲 ニ短調 BWV.596/
  パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582
 デュプレ:
  ブルターニュ組曲〜紡ぎ歌/交響曲第2番〜前奏曲
 ラングレ:フランス組曲〜アラベスク
 ヴィエルヌ:交響曲第3番〜アダージョ
 フランク:終曲Op.21
ジェイムズ・ディアス(Org)
 2000年ダラス国際オルガン・コンクール優勝者、ディアスのデビュー・アルバム。
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調BWV.1007
ベートーヴェン:
 「魔笛」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調WoO.46
メンデルスゾーン:協奏的変奏曲Op.17
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズOp.3
フランクール:チェロ・ソナタ ホ長調
ヴュータン:アメリカの思い出Op.17
ズイル・ベイリー(Vc)
シモーヌ・
 ディナースタイン(P)
 クラシックとクロスオーバーの両面で活躍しているアメリカのチェリスト、ベイリーのデビュー・アルバム。
モスクワ室内管弦楽団のスターたち
 ボッケリーニ:
  シンフォニア ニ短調Op.12 No.4 悪魔の家」
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20(*)
 チャイコフスキー:奇想的小品Op.62(+)
 ヴィヴァルディ:
  4つのヴァイオリンのための協奏曲
   ロ短調Op.3 No.10
 バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲
   ハ短調 BWV.1060a
アレクサンドル・
 マヨーロフ(Vn;*)
アレクサンドル・
 ザゴリンスキ(Vc;+)
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
モスクワco.
 モスクワ室内管弦楽団のヴィルトゥオジティを前面に押し出した企画アルバム。ソロを取るのはいずれも同団の首席奏者。
ハチャトゥリアン:
 歓喜の頌歌(*)
 レーニン追悼のための頌歌
 バレエ「スパルタクス」〜抜粋
マリーナ・ドマシェンコ(Ms;*)
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
フィルハーモニア・オブ・ロシア
ロシア精霊復活cho.(*)
 アルメニア系のオーベリアンが最も敬愛する同郷の作曲家ハチャトゥリアンの作品を録音。多数の弦楽器とハープが用いられた声楽作品「歓喜の頌歌」など、最近では演奏される機会が少ない社会主義リアリズムの作品も収録。
ショスタコーヴィチ:
 交響曲第11番 ト短調Op.103「1905年」
ジェイムズ・デプリースト指揮
オレゴンso.
 日本のオーケストラにもしばしば客演をし、おなじみになっている黒人指揮者、デプリースト。手兵のオレゴン・シンフォニーを指揮した十八番のショスタコーヴィチ(同曲は同レーベルへの録音だけでも2回め。旧盤はヘルシンキ・フィルとの共演:DE-3080)で、その確かな実力を披露。
天使のマリア大聖堂のオルガン
 アレック・ワイトン:ファンファーレ
 ヴィエルヌ:24の幻想的小品〜ナイアード
 ロイプケ:オルガン・ソナタ ハ短調 「詩篇94番」
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
 メシアン:キリストの昇天〜第2曲、第3曲
 ハーバート・ハウエルズ:詩篇前奏曲第2巻〜第1番
サミュエル・ソリア(Org)
 2002年9月、ロサンゼルスにオープンした全米最大のカトリック教会である天使のマリア大聖堂(Cathedral of Our Lady of the Angels)のパイプオルガンの世界初録音。演奏者のソリアについては不明。
イタリアのフルート協奏曲集
 アルビノーニ:ト長調/ペルゴレージ:ト長調
 タルティーニ:ニ長調/ヴィヴァルディ:ハ短調
 ガルッピ:ニ長調/ボッケリーニ:ニ長調
ラファエーレ・トレヴィサーニ(Fl)
コンスタンティン・オーベリアン指揮
モスクワco.
 ミラノ生まれのフルート奏者トレヴィサーニのDELOS第2弾アルバム。バロックから古典期の作品。
イタリア・サクソフォン四重奏団の響き
 リード:サクソフォン四重奏曲
 フランセー:サクソフォンのための小四重奏曲
 イトゥラルド:「英雄的組曲」から
 ピアソラ:忘却/フガータ/リベルタンゴ
 トロイロ:コントラバジャンドー
 ジョプリン:ジ・イージー・ウィナーズ
 ガーシュウィン:パリのアメリカ人〜ブルース
 ロータ:映画「8 1/2」のテーマ
 ネイグル:スリー・シェイズ・オブ・ブルース
 ナイマン:トニーのための歌 他
イタリア・サクソフォンQ
 イタリア・サクソフォン四重奏団はソプラノ・サックス奏者のフェデリコ・モンデルチによって1982年に結成された団体。DELOS初登場となる当盤、ヴェローナのマフェイアナ・ ホールにおける演奏会のライヴ録音。
シベリウス
 交響曲第2番 ニ長調 Op.43/
 交響曲第7番 ハ長調 Op.105
ジェイムズ・デプリースト指揮
オレゴンso.
 日本のオーケストラへの度重なる客演でもおなじみの、アメリカはフィラデルフィア出身の黒人指揮者デプリーストが、1980年以来20年以上も音楽監督を務めている手兵オレゴン交響楽団を指揮してその実力を披露。
ジョウ・ロン(1953-):
 テイルズ・フロム・ケイヴ/ヘン/ヴァリー・ストリーム/
 シクルーデッド・オーキッド/ファイヴ・エレメンツ
ジョウ・ロン指揮
ミュージック・フロム・
 チャイナ・アンサンブル
 ジョウ・ロンは北京に生れた中国の作曲家。西洋のクラシック音楽と中国の伝統音楽をミックスさせた作風が特徴で、作品がプロムスで演奏されるなど、近年欧米でも注目を集めている。ミュージック・フロム・チャイナ・アンサンブルはジョウ・ロンが結成した中国の伝統楽器を含むアンサンブルで、これまでカーネギー・ホールやリンカーン・センターでも公演を行い、好評を得ている。
ベーザド・ラニバラン(1955-):ペルシア三部作
 [7つのパッセージ/シーモルフ/サヤヴァシュの血]
ジョーアン・ファレッタ指揮
LSO
 テヘラン出身の作曲家、ベーザド・ラニバランによる3つのオーケストラ作品を収録。ラニバランは1974年にアメリカ合衆国にわたり、インディアナ州立大学やジュリアード音楽院で音楽を学んだ。収録されている3作品は、作曲年代は2000年、1994年、1991年と異なっているが、いずれも祖国イラン(ペルシア)を題材にしたもの。
 指揮のファレッタは、1954年、ニューヨーク生まれの女流指揮者。ストコフスキー指揮者コンクールに優勝し、バッファロー・フィルの芸術監督などを務めている。
フェイヴァリット・イタリア映画音楽集
 ニーノ・ロータ:『甘い生活』/『8 1/2』
  『フェリーニのアマルコルド』/他
 エンニオ・モリコーネ:
  『ミッション』/『ウェスタン』/
  『ニュー・シネマ・パラダイス』他
 ロベルト・モリネッリ:
  サクソフォンとオーケストラのための協奏曲
フェデリコ・モンデルチ(Sax)
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
モスクワ室内o.
 モンデルチのデロス・レーベル第3弾。ボルドー音楽院出身で、小澤征爾と共演したり、指揮者としても活躍するモンデルチは、1999年から同レーベルと契約。これまでに『サウンド・オブ・ジ・イタリアン・サクソフォン・クァルテット』というヴェローナでのライヴ録音や、オーベリアンとモスクワ室内管との共演でピアソラのタンゴ作品集を録音している。
 今回は、世界的に著名なイタリアの映画音楽作曲家エンニオ・モリコーネとニーノ・ロータ(1911-1979)による作品を集め、サックス・ソロとオーケストラ用に美しく編曲。さらに、新しい世代であるロベルト・モリネッリの「サクソフォンとオーケストラのための協奏曲」も収録している。このモリネッリの「ニューヨークからの4枚の絵」は、この街の夜明けから日没までのムードを万華鏡のように描いた作品だ。ニーノ・ロータとエンニオ・モリコーネのスコアは、もはや定番。耳に馴染みやすく、一度聴いたら忘れられない名旋律の数々は、映画ファンやクロスオウヴァー・ファンならばきっとたまらない筈。なお、ちょうど2007年2月25日の第79回アカデミー賞では、モリコーネはオスカー(名誉賞)を受けたばかり。
ミハイル・イワァノヴィチ・グリンカ(1804-1857):
 歌曲とロマンス全集 Vol.1

 歌曲集「ペテルブルクとの別れ」(全12曲)/
 あなたと一緒なら何と素晴らしい/愛の告白/
 可愛いバラよ、ぼくは君を愛す/彼女に/可愛い女/
 あなたはすぐに私を忘れるだろう/あなたの声が聞けたら/
 祝杯/「ファウスト」から マルガレータの歌/
 ああ、可愛い娘/アデーレ/マリー/フィンランド湾/
 ああ、前からわかっていたなら/
 あなたの悩みを聞かせないで
ヴィクトリア・エフトディエワ(S)
リュドミラ・シキルティル(Ms)
ピョートル・ミグーノフ(B)
レゲ・アルティスcho.男声
ユーリー・セーロフ(P)
 ショスタコーヴィチの歌曲全集に続くDELOSのロシア歌曲の新プロジェクト。2004年に生誕200年を迎えたロシア音楽の祖、グリンカのツィクルス第1弾。
ホロストフスキー〜モスクワの夜
 ソビエト戦後時代のロシア・ポピュラー・ソング(全17曲)
ドミトリ・ホロストフスキー(Br)
コンスタンティン・オルベリアン指揮
モスクワ室内o.
 人気絶頂!ホロストフスキーの新作登場。来日時、熱狂的ファンがつくる長い列で、その人気ぶりを知らしめたホロストフスキー。彼の新作は非常にユニークなアルバム。1950年&1960年代、いわゆるソビエトとしての戦後時代ロシアのポピュラー・ソングが17曲。音楽的にも歴史的にも大変貴重なアルバムになっている。しかもホロストフスキー11歳の歌唱(それも本編収録と同じ曲!)がボーナス・トラックとして含まれている。
ヴィルトゥオーゾ・フルート
 ドニゼッティ:ソナタ[ラルゴ、アレグロ]
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 ベーム:大ポロネーズ
 マスネ:タイスの瞑想曲
 ドップラー:ヴァラキアの歌
 ボルネ:ファンタジア・ブリランテ(カルメン組曲)
 バッジーニ:妖精の踊り
ラファエレ・トレヴィザーニ(Fl)
パオラ・ジラルディ(P)
 ゴールウェイから多くを引き継ぎつつも独自の持ち味も加え、現代最高のフルーティストとして数えられるトレヴィザーニ。彼のヴィルトゥオジティが遺憾なく発揮されるレパートリーが選ばれた珠玉のアルバム。
ハイドン:
 チェロ協奏曲第1番 ハ長調Hob.VIIb:1
 チェロ協奏曲第2番 ニ長調Hob.VIIb:2
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ジェラード・シュワルツ指揮
スコットランドco.
 おそらく既出の交響曲とのカップリング盤(DE-3061、3062)から、協奏曲2曲をまとめた物と思われる。だとすれば1988年と1991年の録音。
Our Lady of the Angels〜聖堂のオルガン
 デュボワ:トッカータ ト長調
 デ・ラマーター:You Raise the Flute to Your Lips
 ハーフォード:賛歌
 デュリュフレ:組曲Op.5
 ドライトン:パヴァーヌ
 メシアン:栄光の御体の喜びと明るさ
 マカミス:夢
 ラマー:アンダンティーノ
 フランク:コラール第2番 ロ短調
サミュエル・S.ソリア(Org)
 ロサンジェルスにあるOur Lady of the Angels聖堂に設置されているドブソン・パイプ・オルガンによる演奏。世界的なソリストであり、この聖堂のオルガニストでもあるサミュエル・S.ソリアの超絶技巧も見事。
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.47 No.8
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956/
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ズーヴィン・キム、
クルト・ニッカネン(Vn)
キルステン・ジョンソン(Va)
ズイル・ベイリー(Vc)
 2004年2月28日、エル・パソ、ライヴ録音。
 2004年に80歳を向かえた「キング・オブ・チェリスト」シュタルケル。同じチェリストとして、エル・パソを基点に世界的に活躍するズイル・ベイリーの呼びかけで実現した、シュタルケルを迎えての記念コンサートの模様を収録したライヴ盤。
 ソリストとしてあまりに多忙な演奏活動を行うシュタルケルが室内楽に参加することは近年極めて稀だが、もっとも愛する作品2曲を、若手ながらシュタルケルと渡り合えるだけの実力を持つアーティストたちと演奏することは、この上ない喜びだったと彼自身語っている。チェロという楽器に対する溢れるばかりの愛情だけでなく、シュタルケルの若手アーティストたちへの期待と信頼をも感じ取れ、音楽の本来あるべき姿そのものといえる演奏が、ここでは聴かれる。
魂のタンゴ!
 ルイス・バカロフ:
  バンドネオン、ピアノとソプラノのための三重協奏曲
 アストル・ピアソラ:3章のブエノスアイレス交響曲
 ルイス・バカロフ:「イル・ポスティーノ」のテーマ
 アストル・ピアソラ:オブリビオン(忘却)
ジゼル・ベン=ドル指揮
サンタ・バルバラ・シンフォニー
 2004年2月、サンタ・バルバラ、タンゴ・フェスティヴァル。
 サンタ・バルバラのタンゴ・このフェスティヴァルのディレクター、ジゼル・ベン=ドル(女性)による演奏。2曲が世界初録音。2巨匠の残したまさに「タンゴの魂」を知るにふさわしい一枚。
チェリー・ローズ(Org)イン・コンサート
 グリニー:アヴェ・マリア・ステラ
 A.スカルラッティ:トッカータ第11番
 リスト(ギヨー編):交響詩「オルフェウス」
 メンデルスゾーン(ベスト編):前奏曲とフーガ ホ短調
 キング:ヨハネ黙示録
  (オルガンとエレクトロニック・テープのための)
 ハンプトン:5つの舞曲
 ワルター:
  「Salve, Festa Dies Hail Thee, Festival Day」
    による瞑想
 コレット: Thunder Piece
チェリー・ローズ(Org)
 録音:ロサンゼルス聖マリア大聖堂、ライヴ。
 17歳でフィラデルフィアo.と共演してデビュー、その後アメリカ人として初めてミュンヘン国際オルガン・コンクールに優勝し、今やアメリカを代表するオルガニストとなったチェリー・ローズのCDデビュー盤。2002年に建立されたロサンゼルスの聖マリア大聖堂で行われたライヴでは、古典的な作品から、彼女に献呈された現代曲(ヨハネ黙示録)まで幅広いレパートリーを披露し、彼女の素晴らしい才能が如何なく発揮されている。
DE-3347
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(2CD)
スペインのギター音楽(1535-1962) エマヌエレ・セグレ(G)
 イタリア人ギタリスト、エマヌエレ・セグレのデロス・デビュー盤。各地のコンクールを総なめにし、ワシントン・ポスト紙ではデビュー・コンサートに対し「計り知れない将来性をもった音楽家」という評を得ている。収録曲は不明だが、16世紀のレア作品から19&20世紀の有名作品までを網羅しているとのこと。
ダニール・シュトーダ〜ロシア・オペラ・アリア集
 リムスキー=コルサコフ、グレチャニコフ、ダルゴムイシスキー、
 ナプラフニク、ラフマニノフ、チャイコフフキー、ボロディン、
 アレンスキー、フレンニコフの作品から
ダニール・シュトーダ(T)
コンスタンチン・オルベリアン指揮
フィルハーモニア・オブ・ロシア
 アバド指揮の「ファルスタッフ」(DG)でフェントン役を歌っていたロシアのテノール若手テノール歌手、ダニール・シュトーダの初となるオペラ・アリア集。ロシアの作品ばかりを集めて、その実力のほどを十全に披露している。彼は1977年にサンクトペテルブルクの音楽家の家庭に生まれ、まだ28歳という若さであり、この年齢でデビュー・アルバムを出してしまうテノールという意味では相当な実力派であることは間違いない。テノール・ファン注目のアルバム。
 ダニール・シュトーダは4歳の時からヴァイオリンを習い、6歳でグリンカ・アカデミック・カペラの合唱部門に入る。13歳で「ボリス・ゴドゥノフ」のフョードル役でマリーンスキー劇場にデビュー。その後、サンクトペテルブルク音楽院でモロゾフに師事し、またマリインスキー・アカデミーでも学んだ。マリオ・ランツァ、リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキーの国際コンクールで優勝を果たし、世界各国のオペラ舞台で華々しく活躍している。
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番 ハ長調 Op.102
ブラームス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.99
シューマン:5つの民謡風小品 Op.102
アレクサンドル・ブズロフ(Vc)
ヴャチェスラフ・パプルーギン(P)
 弱冠21歳の天才チェリスト、アレクサンドル・ブズロフのDelosデビュー盤。ミュンヘン国際コンクールで第2位、カザルス国際コンクールではウンガー賞を受賞、それらがすべて10代であるのも凄いが、まだ14歳だったころ、ロストロポーヴィチの70歳の記念コンサートに招かれ演奏を披露したこともある。さらに10代の頃から来日も果たし、数々のオーケストラとも共演を果たしているので、名前だけは耳にしたことがある方もいらっしゃるはず。デビュー盤としては王道の選曲も、その自信のほどを物語っているのかもしれない。
ハイフェッツ・トランスクリプション
 J.S.バッハからガーシュウィンまでの作品(全25曲)
ルーベン・アハロニアン(Vn)
スヴェトラナ・サフォノヴァ(P)
 結成60年ワールド・ツアー中のボロディンSQの第1ヴァイオリン奏者、ルーベン・アハロニアンの初のソリ・アルバム。彼は、エネスコ、モントリオール、チャイコフスキーコンクール他、多数の受賞経験を持つ実力派ヴァイオリニストであり、ボロディンSQの緻密で内面的な演奏を支える要を担っている。
アラン・ホヴァネス(1911-2000):
 交響曲第29番(トロンボーンとバンドのための)Op.289(*)
 オマル・ハイヤームのルバイヤート(+)
 聖グレゴリウスの祈り Op.62b(#)
 天上の幻想曲 Op.44(**)
 マニフィカト Op.157
 4つのバガテル(++)
クリスチャン・リンドベルイ(Tb;*)
キース・ブライオン指揮
オハイオ州立大学コンサート・バンド(*)
ダイアン・シュミット
 (アコーディオン;+)
マイケル・ヨーク(ナレーター;+)
ジェラルド・シュヴァルツ指揮
シアトルso.(+/#/**)
チャールズ・バトラー(Tp;#)
上海SQ(++)
 ホヴァネスはアルメニア人の父を持つアメリカの作曲家で、驚くべき多作家。当盤はDELOSのホヴァネス録音からせレクトされた初のコレクション・アルバム。
バーンスタイン:セレナード
マイケル・マクリーン:エレメンツ
ブライアン・レヴィス(Vn)
ヒュー・ウルフ指揮
LSO
 将来を非常に有望視されているブライアン・レヴィスのDelosデビュー盤はウルフ率いるLSOとの競演によるバーンスタインの傑作「セレナーデ」と、現代作曲マイケル・マクリーンの「エレメンツ」というバラエティに富んだカップリング。
コレッリ:合奏協奏曲集 Op.6〜
 [第1番/第3番/第4番/第7番/第8番「クリスマス」/第12番]
ダン・ラウリン、
ハンネケ・
 ファン・プロースダイ(リコーダー)
エリザベス・ウォルフィッシュ、
キャスリーン・カイム(Vn)
ジェフリー・トーマス指揮
アメリカン・バッハ・ソロイスツ
 世界初録音となる2本のリコーダー編「合奏協奏曲」(1725年ロンドン版)を3曲含む。名手ダン・ラウリンやE.ウォルフィッシュも参加
J.S.バッハ:
 チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052
 チェンバロ協奏曲第6番 へ長調 BWV.1057
 フルート、ヴァイオリンと
  チェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV.1044
 チェンバロ協奏曲 ニ長調 BWV.972
  (ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲第9番 Op.3〜)
マイケル・スポンセラー(Cemb)
ジェフリー・トーマス指揮
アメリカン・バロック・ソロイスツ
 録音:1999年3月1日-8日、聖ステフェン教会、ベルヴェデーレ、カリフォルニア州。
 DELOSが誇る名チェンバリスト、マイケル・スポンセラー。バックを努めるアメリカン・バッハ・ソロイスツは、1989年に結成したアメリカ国内でも評価の高いスペシャリスト集団。ここで指揮しているジェフリー・トーマスは、マンハッタンやジュリアード音楽院などで教鞭をとるなど教育活動を基盤とした名指揮者で、バロック演奏に定評高いだけに、この演奏に期待したい。
レオニード・コーガンの孫
 〜ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集

  [第1番 イ短調 Op.77/第2番 嬰ハ短調 Op.129]
ディミトリー・コーガン(Vn)
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮
チャイコフスキーso.
 アニヴァーサリー・イヤーにふさわしい大注目盤。ショスタコーヴィチの息子が指揮し、コーガンの孫がヴァイオリンを奏でるベリー・スペシャルな協奏曲。
 ショスタコーヴィチの作品に関しては独特のこだわりを見せ、特に歌曲集には惜しみない賛辞が寄せられているDELOSレーベルからまたまた注目盤が登場。2曲のヴァイオリン協奏曲でソリストを務めるのは、名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガンの孫にあたるディミトリー・コーガン。言うまでもなくレオニードはショスタコーヴィチ自身と何度も共演した間柄で、ディミトリーも祖父からその血統を見事に受け継ぎ、ショスタコーヴィチ作品のよき解釈者として知られている。そして、伴奏指揮を務めるのは作曲家の息子マキシム・ショスタコーヴィチ。彼も今やショスタコーヴィチ作品にとっては欠くことのできない重要な指揮者で、今までのショスタコーヴィチ録音でも高い評価を得ている。そんな二人を起用したこのアルバムは、アニヴァーサリー・イヤーの2006年、まちがいなく最重要なアルバムの一つと言っても過言ではないだろう。
アルベニス:組曲「イベリア」(ギター四重奏版) ブラジリアン・ギターQ
 世界初録音。ブラジルの「ドリーム・チーム」によるアルベニス。
 アルベニスの「イベリア」は4巻に分かれた全12曲のピアノ作品。スペイン・アンダルシア地方の風景や風俗を描いたアルベニスの代表作として知られている。ピアノ版のみならずアルボース編曲によるオーケストラ版なども馴染み深いだが、ピアノ曲でありながらギター風なフレーズも随所にあらわれ、ギターで弾いてもまったく違和感のない作品。ブラジリアン・ギター・カルテットはこの作品をギター四重奏版にアレンジ、DELOSレーベルに世界初録音した。ブラジリアン・ギター・カルテットは1999年に海外進出し、以来世界的に活躍しているカルテットで、地元ブラジルでは「ドリーム・チーム」と呼ばれている。既にDELOSからも3枚のアルバムがリリースされている。
 ブラジリアン・ギター・カルテットの旧譜:(DE-3245「Essŵencia Do Brasil」)、(DE-3254「Bach: Four Suites for Orchestra」)、(DE-3302「Encantamento」)
ホロストフスキー〜英雄と悪党
 ボロディン:休息もまどろみもなく
 ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」第2幕〜最高の権力を手にして/
         「ホヴァンシチナ」第3幕〜銃兵隊どもの巣は寝静まっている
 A.ルビンシテイン:「悪魔」より[Na Vozdushnom akiane (*) /泣くな、乙女よ]/「ネロ」〜強壮な祝婚歌
 ワーグナー:おお、お前、優しい夕星よ / ジョルダーノ:祖国の敵 / ヴェルディ:この中に私の運命がある
 レオンカヴァッロ:失礼する / プッチーニ:テ・デウム / グノー:門出を前に
 マスネ:儚い幻影 / ビゼー:闘牛士の歌 / トーマス(トマ?):乾杯の歌

  ドミトリー・ホロストフスキー(Br)
 フローレンス・イッリ=ホロストフスキー(S;*) コンスタンティン・オルベリアン指揮ロシアpo.
 録音:2005年9月、モスクワ。(*)では愛妻イッリとの二重唱が聴ける。
ショスタコーヴィチ:
 ピアノ協奏曲第1番/ピアノ協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ/バルシャイ編:9つの前奏曲集(*)
アンドレイ・ググニン(P)
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
モスクワ室内o.
 (*)はおそらく、当版での世界初録音。毎年ロシアで、音楽学校の優秀な学生に与えられる Guzik 財団の奨学金。その第3回目に選ばれたのが、10代の若さで既にロシア内外の主要ホールで引っ張りだこになっているアンドレイ・ググニン。このショスタコーヴィチのピアノ協奏曲集は彼のデビュー・アルバム。ちなみに、DELOSレーベルはこの奨学金の受賞者に注目しており、これまでにもピアノのディナーラ・ナジャーフォヴァの「リスト&ショパン作品集」(DE-1041)が出されている。
 トランペットと弦楽オーケストラという編成によるピアノ協奏曲第1番は、ジャズ風なテイストを含んだ個性的な作品。また、第2番は作曲家の子息マクシムのために書かれたエネルギッシュなものだ。それぞれ、21歳と51歳で作曲されたこの対照的ともいえる2曲を、若きググニンがどう弾き分けるかに注目。
 併録の「9つの前奏曲集」は、ショスタコーヴィチが青年期に書いた「前奏曲集」を、室内オーケストラ用にルドルフ・バルシャイが編曲したもの。
 1956年結成のモスクワ室内管は、現在の正式名称を「The State Academic Chamber Orchestra of Russia」という(「Academic」という呼称はロシアで特別な団体だけに許される権威あるもの)。 バルシャイは同楽団の創立に携わったひとりであることもあって、2006年にモスクワ室内管が50周年を迎えたのを記念して、DELOSレーベルが彼に「短いけれど楽しい作品」を」と委嘱した。指揮のオーベリアンはアメリカの指揮者・ピアニスト。2004年には大統領プーチンから、「ロシア名誉芸術家賞」を受けている。彼によるショスタコーヴィチのディスクは、同レーベルに「室内交響曲」がある。
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
 (フルートとピアノのための編曲版)

 [第25番 ト長調 K301/第24番 ハ長調 K296/
  第32番 ヘ長調 K376/第35番 ト長調 K379]
ラファエレ・トレヴィザーニ(Fl)
パオラ・ジラルディ(P)
 究極のヴィルトゥオーゾならではのモーツァルト:Vnソナタの編曲版。
 モーツァルト・イヤーということで、続々発売となったモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。様々な演奏スタイルを聞き比べるのにも絶好の機会となりそうだが、ここにフルート版の登場。前作でもヴァイオリンの難曲ツィゴイネルワイゼンを披露するなど、その超絶技巧には定評のあるトレヴィザーニなので、編曲版という珍しさだけでなく、これらのマスター・ピースの新たな魅力を再提示してくれそうだ。
 トレヴィザーニ、ヴィルトゥオーゾ・フルート(ツィゴイネルワイゼン、タイスの瞑想曲、他)(DE-3340)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 Vol.1
 [第1番 Op.5-1/第2番 Op.5-2/第3番 Op.69]
ズイル・ベイリー(Vc)
シモーネ・
 ディナーシュタイン(P)
 ベートーヴェンの室内楽曲中、弦楽四重奏に次いで非常に重要視される傑作、チェロ・ソナタ5曲の録音に取り組んだズイル・ベイリーはピアニストにシモーネ・ディナースタインを迎え、まず初・中期作曲の今作をリリース。時期は未定ながら後期の第4番、第5番も「 Vol.2 」としてリリース予定。
トラジック・ラヴァーズ
 ワーグナー:
  「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 ベルリオーズ:劇的交響曲
  「ロメオとジュリエット」Op.17〜愛の情景
 チャイコフスキー:
  幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ジェイムズ・デプリースト指揮
オレゴンso.
 デロス・レーベル35周年記念盤。当レーベルに17枚の録音を残してきた巨匠デプリースト&オレゴン響の演奏を収録。2003年にオレゴン響を退任したデプリーストにとって、同響との最後のレコーディングになった当盤、万感の思いが詰まった名演の数々を、心ゆくまでお楽しみ頂きたい。
メルカダンテ:3つのフルート協奏曲集
 [ニ長調/ホ短調/ホ長調]
ラファエレ・
 トレヴィザーニ(Fl)
コンスタンティン・
 オーベリアン指揮
モスクワ室内o.
 ラファエレ・トレヴィザーニはデロス・レーベルではお馴染みのフルーティスト。ゴールウェイの数少ない弟子のひとりで(その他にもランパル、ベイカー、ラリューの薫陶を受けた)、現在は世界的ソリストとして活躍している。来日もしており、使用楽器もムラマツの14金というのは親しみを感じるところだ。これまでにデロスからは、ヴィヴァルディやアルビノーニらのイタリア協奏曲集やC.P.E.バッハの協奏曲、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタのフルート版、また『ヴァーテュオーソ・フルート』という、ドニゼテッティやサラサーテ、ベーム、マスネ、ドップラー、ボルン、バッツィーニなどを集めたアルバムをリリースしている。
 今回はメルカダンテの3つのフルート協奏曲集。メルカダンテは、ロッシーニに続く初期ロマン派のイタリア・オペラ界で活躍した作曲家であり、管楽器ファンには協奏曲作曲家としても名高い。彼が1819年に出版した「6つのフルート協奏曲集」の中から、人気のある3曲をチョイスしたのが当アルバム。師であるゴールウェイが、「今日、美しい音色、テクニック、音楽芸術への敬意などの点で最も優れたフルーティストである」と賛辞を贈るほどの実力者であるトレヴィザーニによる、ベル・カント協奏曲。共演はこれまでと同様、オーベリアン指揮モスクワ室内o.。
DE-3376
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(2CD)
バラキレフ:コンプリート・ロマンセス(全43曲)
 君は魅力的な優しさにあふれ/輪/スペインの歌/ブリガンドの歌/舟歌/抱いて、キスして/勇士/私のそばに来て/
 ララバイ/セリームの歌/私の胸はこんなにも高鳴り/シュド・アイ、ア・ブレイヴ・ラッド/ホエン、ケアレス/
 アップ・イン・ザ・スカイ/夜よ、密かに私を連れ去り/熱狂/ユダヤの歌/金魚の歌/なぜに/老人の歌/グルジアの歌/
 あなたの澄んだ美しい声が聞こえて/夢/湖畔にて/砂漠/私はあの人を愛していた/人はいつも言った/松/海は波立たず/
 夜の曲/花々のあいだで/赤い夕焼けは燃え尽きて/色づいた麦畑が波打つとき/前奏の歌/夢/私はあなたに挨拶にきた/
 友よ、見て/ささやき、密かなため息/歌/神秘的な冷たい仮面の下から/眠れ/夕暮れ/ザ・クリフ

  マルガリータ・アラヴェルディアン(S) アレクサンドル・ゲルガロフ(Br)
  リュボフ・ソコロワ(Ms) ゲオルギー・セレズニェフ(B) ユーリー・セロフ(P)
 ここ数年に渡って、ロシア人作曲家の歌曲やロマンスの全集録音を積極的に行ってきたデロス・レーベル。2枚組からなる当盤には、「ロシア5人組の巨匠」バラキレフが残した全てのロマンス歌曲を収録。詩を愛し、それらに適切な繊細で美しい音楽をつける彼の作曲技法は、しばしばボロディンやチャイコフスキーの高みに達している。
ズイル・ベイリー・イン・コンサート〜
 サン=サーンス:チェロ協奏曲集

 チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33/
 チェロ協奏曲第2番 ニ短調 Op.119/
 「動物の謝肉祭」〜白鳥
マスネ:「タイス」の瞑想曲
ズイル・ベイリー(Vc)
デイヴィッド・ワイリー指揮
ラオノークso.
 録音:2005年10月17日、ライヴ。
 ズイル・ベイリーはアメリカのチェリスト。ピーボディ音楽院とジュリアード音楽学校を卒業し、現在はソリストの他に、エル・パソ=ムジカ室内楽音楽祭の音楽監督や、エル・パソ=テキサス大学でチェロ科の教授も務める。デロス・レーベルにはこれまでに、バッハ、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ショパン、フランクール、ヴュータンを集めたデビュー・アルバム(DE-3326)や、「シュタルケル・セレブレイション」(DE-3344)のタイトルでのシューベルトとボッケリーニの弦楽五重奏曲、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ集(DE-3368)などを録音している。
 今回は、2005年10月のライヴ録音であるサン=サーンスのチェロ協奏曲集。シューマンのように3つの楽章が途切れなく演奏される第1番と、その30年後に書かれ、作曲者自身も自信作ながら「やや難しいので流行らないだろう」と感じたという第2番を1度のコンサートで演奏した記録。共演は、生まれ故郷ヴァージニアのオーケストラであるロアノークso.。指揮は1996年から同響の音楽監督兼指揮者であるデイヴィッド・ワイリー。1993年にアスペンで賞を受け、翌94年からアスペン音楽祭でアシスタントを務めた今後が期待される指揮者。楽器は以前ブダペスト四重奏団のミシャ・シュナイダーが使用していた1693年製のマッテオ・ゴッフリラー。
チェリー・ローズ・アット・ザ・キメル・センター
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.548「楔」
 リスト/ジャン・ギユー編曲:交響詩「オルフェウス」S.98
 クラレンス・メイダー(1904-1971): Afternoon of a Toad
 モーツァルト/ジャン・ギユー編曲:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
 ジョゼ・リドン(1746-1827):ミサ曲のための4つの小品
 ジャン・ギユー(1930-):子供の情景 Op.28
 ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):夢
  チェリー・ローズ(Org)
 録音:キメル・センター、フィラデルフィア。使用楽器:フレッド・クーパー・メモリアル・オルガン。 17歳でフィラデルフィアo.と共演してデビュー、その後アメリカ人として初めてミュンヘン国際オルガン・コンクールに優勝した女流チェリー・ローズが真新しいオルガンを使って行ったリサイタルの記録。
べラ・ダヴィドヴィチのための記念コンサート
 ショーソン:コンセール ニ長調Op.21
  (ドミートリー・シトコヴェツキー編)
 メンデルスゾーン::ピアノ協奏曲第1番 ト長調Op.25
ベラ・ダヴィドヴィチ(P)
ドミートリー・
 シトコヴェツキー(Vn)指揮
コンスタンティン・
 オルベリアン指揮
モスクワ室内o.
 アゼルバイジャン出身のベラ・ダヴィドヴィチは、1949年にチェルニー=ステファンスカと並び、第4回ショパン国際コンクールで優勝した名手。当盤は、2008年に80歳を迎えた彼女の記念盤で、深く愛してやまない2曲を収録。安定した技術、スケールの大きさ、そして彼女特有の美しい音色を兼ね備えた往年の妙技が、今なお健在であることを確認できる1枚。
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:
 プラテーロとわたし
ラヴェル/マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ編:
 亡き王女のためのパヴァーヌ
モニ・オヴァディア(語り)
エマヌエーレ・セグレ(G)
 イタリアの名門出身で、ロサンゼルスに移住後、数多くの映画音楽を書いたカステルヌオーヴォ=テデスコ。彼の弟子には、J.ウィリアムズ、H.マンシーニ、A.プレヴィンなど華々しい大家が並ぶ。当盤には、ノーベル賞作家フアン・ラモン・ヒメネスが、故郷アンダルシアの田園で、銀色の柔らかい毛並みの驢馬プラテーロに優しく語りかけながら過ごした日々を描いた散文詩に捧げた音楽で、彼の代表作でもある「プラテーロとわたし」を収録。英語・イタリア語・スペイン語の詩のテキストをブックレットに掲載。
ハイク・カザジャン〜オペラ・ファンタジー
 エフレム・ジンバリスト(1890-1985):
  リムスキー=コルサコフ「金鶏」の主題による演奏会用幻想曲
 サラサーテ(1844-1908):モーツァルト「魔笛」の主題による演奏会用幻想曲 Op.54
 フランツ・ワックスマン(1906-1967):ビゼー「カルメン」の主題による幻想曲
 ヴィエニャフスキ(1835-1880):グノー「ファウスト」の主題による幻想曲 Op.20
 ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865):
  ロッシーニ「オテロ」の主題による幻想曲 Op.11
 イーゴリ・フロローフ(1937-):
  ガーシュウィン「ポーギーとベス」の主題による幻想曲 Op.19
 ハイク・カザジャン(Vn) アンドレイ・シブコ(P)
 ハイク・カザジャンはチャイコフスキー、ヴィエニャフスキ、ロン=ティボーなど数々の国際コンクールで入賞歴を誇るロシアの若手ヴァイオリニスト。
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
 [第1番/第2番]
ミハイル・シモニアン(Vn)
アレクセイ・ポドコリトフ(P)
 2009年現在22歳のミハイル・シモニアンは、同世代の最も才能あるヴァイオリニストの一人として認められている若き天才。シベリアのノヴォシビルスク(ヴェンゲーロフ、レーピンと同郷)出身の彼は、既に受賞歴と共演歴(スラットキン、ゲルギエフ、プレトニョフ)も多数。当盤には、2009年1月の来日公演でも披露するプロコフィエフのソナタ2曲を収録。グラミーに輝いた名プロデューサー、A.アベスハウスと組んで録音した注目盤。
ピアソラ:
 ブエノスアイレスの四季/
 タンガータ「シルフォとオンディーナ」〜フガータ
トロイロ:コントラバヘアンド
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー/
        リアルト・リップルズ
イタリア・
 サクソフォン四重奏団
パオロ・ザンニーニ(P)
 小澤征爾との共演歴もある現代最高のサクソフォン奏者の一人、フェデリコ・モンデルチが率いるイタリア・サクソフォン四重奏団とピアノのコラボによるピアソラやガーシュウィンの作品集。
ラフマニノフ:晩祷
 (スモレンスキーを記念する夕べのミサ曲)Op.37
ヴィクトル・ポポフ指揮
モスクワ・ アカデミーcho.
民謡の真珠〜ロシア民謡名曲集
 ジ・ウラル・ローワン/赤いサラファン/
 ナイチンゲール/アムール・ウェイヴズ/
 ダーク・アイズ/ダウン・ザ・ボルガ・リヴァー/
 ヴォルガの舟歌/
 ゼア・ワズ・ア・バーチ・イン・ア・フィールド/
 丘の上/サライク/オー・オーク、マイ・オーク/
 シング・マートレット・シング/
 ワン・ヒアーズ・ザ・サウンド・オブ・ディスタント/
 ローン・ベルズ/12人の泥棒/ほうき/
 ペドラーズ/夕べの鐘/カリンカ
ヴィクトル・ポポフ指揮
モスクワ・ アカデミーcho.
 多くの有名音楽家を輩出し、ロシア合唱界の中で最も重要な位置を占めているモスクワ・アカデミー合唱団は、巨匠ルドルフ・バルシャイも、絶賛を惜しまない名門合唱団。国内公演はもちろん海外公演も数多く、レコーディングも活発に行っている彼らだが、当盤では、音楽監督ヴィクトル・ポポフの巧みな指揮にあわせて、日本でも愛され続けているロシア、グルジア、ウクライナなどの伝統的な民謡(全18曲)を披露する。
トゥー・ヴァイオリンズ
 テレマン:デュオ・ソナタ第3番 ニ長調TWV.40
 ボッケリーニ:デュエット ト長調Op.5‐1
 オネゲル:2つのヴァイオリンのためのソナチネ
 イザイ:
  2つのソロ・ヴァイオリンのためのデュオ・ソナタ
ディミトリー・コーガン(Vn)
マリアンナ・
 ヴァシリーエワ(Vn)
 名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガンの孫にあたるディミトリー・コーガンと、数々のコンクール歴を持つ名手マリアンナ・ヴァシリーエワ。そんな2つの若い才能が、古典(テレマン、ボッケリーニ)と現代(オネゲル、イザイ)に書かれた2つのヴァイオリンのための作品集を、瑞々しく歌い上げる1枚。
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ集
 トリオ・ソナタ[ト長調BWV.1038/ト長調BWV.1039]/
 音楽の捧げもの BWV.1079〜第9曲「無窮カノン」/
 フルートとチェンバロのためのソナタ第3番 BWV.1032
ラファエレ・
 トレヴィサーニ(Fl)
パオラ・ジラルディ(P)
ピエト・コーンホフ(Vn)
 イタリアのフルート奏者トレヴィサーニは、天才ゴールウェイが才能を認める数少ない弟子の一人で、現在は彼の愛器ムラマツ製の14金フルートを所有している。当盤では、同じくイタリアのピアニスト、ジラルディと、南アフリカのヴァイオリニスト、コーンホフが共演。
ホロストフスキー〜プーシュキンの詞によるロマンス歌曲集
 グリンカ:忘れない、あの美しいひととき/告白/血は熱い思いに沸き立ち/夜のそよ風
 ダルゴムイシスキー:若者と乙女 / ボロディン:遠い祖国の岸へ Op.26-3
 リムスキー=コルサコフ:流れたなびく雲が切れ切れになって Op.42-3/グルジアの丘で Op.3-4
 キュイ:「皇帝の村」の像 Op.57-17/ I loved you
 メトネル: Gone Are my Heart’s Desires Op.3-2/冬の夜 Op.13-1/ To a Dreamer
 ヴラソフ:バフチサライの泉 / チャイコフスキー:ナイチンゲールOp.60-4
 ラフマニノフ:乙女よ、私のために歌わないで Op.4-4
 スヴィリドフ: The Crimson Forest Sheds its Attire
  ドミトリー・ホロストフスキー(Br) イヴァリー・イリア(P)
 現代最高のバリトン歌手の一人であるホロストフスキーが、故郷ロシアの文豪プーシキンの詩を歌詞に持つ17曲を集めてお届け。
DE-3393
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(2CD)
1CD価格
ホロストフスキー〜チャイコフスキー:ロマンス集
 ただ憧れを知る者だけが/夜/眠りに落ちる前に/私は窓を開けた/私の守り神、私の天使、私の友よ/
 語るな、友よ/なぜ?/そんなにすぐに忘れるなんて/勲功/死/もしもできるなら、たった一つの言葉の中に/
 ああ、もしも君がほんの一瞬でも/死者の愛/黄金色の畑の上に/話して、枝の陰で起きた事を/
 恐ろしい瞬間/あきらめ/昼の光が満ちようと/狂おしい夜セレナーデ/それは早春のことだった/
 夕暮れが地上に降りてくる/森よ、私は祝福する/ドン・ファンのセレナーデ

  ドミトリー・ホロストフスキー(B) イヴァリ・イリヤ(P)
 オペラ界のスーパースター、ホロストフスキーが高らかに歌い上げるロシア・ロマンス集。
DE-3394
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(2CD)
ヘンデル:8つの偉大なクラヴィーア組曲集 HWV.426-433
[第1番 イ長調/第2番 ヘ長調/第3番 ニ短調/第4番 ホ短調/
 第5番 ホ長調/第6番 嬰ヘ短調/第7番 ト短調/第8番 ヘ短調]/

     シャコンヌ ト長調HWV.435
ジョリ・
 ヴィニクール
 (Cemb)
 ヘンデル没後250年を記念して、偉大な8つの「クラヴィーア組曲」と『今回のために特別ヴァージョンで仕上げられた「シャコンヌ」』(代理店表記/詳細不詳)を奏でる。鍵盤奏者としてだけでなく、指揮やオペラでも活躍する彼のマルチな才能とキャリアのあらわれと言えるだろう、とのこと。
デロス35周年記念オペラ・ガラ〜トリビュート・トゥ・アメリア
 レオンカヴァッロ:「道化師」〜ごめん下さい、皆さまがた[ホロストフスキー]
 チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」〜苦い喜び、甘い責め苦を[ドマシェンコ]
 ラフマニノフ:春の洪水 Op.14-11[グリャコワ]
 チャイコフスキー:「スペードの女王」〜エレツキーのアリア[ホロストフスキー]
 ボロディン:「イーゴリ公」〜コンチャコーヴナのカヴァティーナ[ポドレス]
 リムスキー=コルサコフ:「五月の夜」〜レフコの歌[シュトーダ]
 ヴィラ=ロボス:「アマゾンの森」〜センチメンタル・メロディ[フレミング]
 ヘンデル:「アレクサンダーの饗宴」〜王子[オジェー]/「リナルド」〜風よ、旋風よ[ポドレス]
 ヴェルディ:「トロヴァトーレ」〜君の微笑み[ホロストフスキー]
 アレンスキー:「ラファエロ」〜デュエット[ドマシェンコ&パヴロフスカヤ&グリヴノフ]
 チャイコフスキー:「オプリーチニク」〜ナターリャのアリオーソ[グリャコワ]
 ラフマニノフ:「アレコ」〜アレコのカヴァティーナ[ゲレロ]
 プッチーニ:「トゥーランドット」〜この宮殿の中で[マルク]
 コルディフェッロ:カタリ・カタリ(つれない心)[ホロストフスキー]

  オリガ・グリャコワ、ルネ・フレミング、アーリーン・オジェー、タチアナ・パヴロフスカヤ、アレッサンドラ・マルク(S)
  マリーナ・ドマシェンコ(Ms) エヴァ・ポドレス(A) ダニール・シュトーダ、フセヴォロド・グリヴノフ(T)
  ドミトリー・ホロストフスキー、ヴァシリー・ゲレロ(Br) コンスタンティン・オルベリアン指揮ロシアpo./他
 デロス・レーベル35周年を祝うオペラ・ガラは、レーベル創設者のアメリア・ヘイグッド(1919-2007)に捧げるために製作された。誰よりも歌を愛してやまなかったアメリアにふさわしいコンピレーション。
ジョウ・ロン〔周龍〕(1953-):室内楽作品集
 Secluded Orchid / Spirit of Chimes / Wu Kui /
 Taiping Drum /パルティータ
チョー・リャン・リン(Vn)
ハイエ・ニ(Vc)
ヘレン・ホワン(P)
 北京に生れた中国の作曲家で、西洋のクラシック音楽と中国の伝統音楽をミックスさせた作風で、プロムスで作品が取り上げられるなど、近年欧米でも注目を集めている。古代中国から伝わり現存する世界最古の楽器と言われる "Jiahu bone flutes" などに触発された「スピリット・オブ・チャイム」、中国の弦楽器 "qin" に想を得た「セクルーデッド・オーキッド」、中国東北部に伝わる民族舞踏に込められた人生の喜びが描かれた「ウー・クイ」など、東と西、古代と現代が融合する美しい世界が息づいている。
リインヴェンティング・ギター〜ニュー・
 パースペクティヴズ・イン・ギターサウンド

 D.スカルラッティ/グレゴリアドゥ編:
  ソナタ ホ長調 K.380
 J.S.バッハ/グレゴリアドゥ編:
  リュート組曲 ト短調 BWV.995
 A.ホセ/グレゴリアドゥ編:ギター・ソナタ
 Y.カートソポウロス/グレゴリアドゥ編:
  サム・カラーズ・リズム
 グレゴリアドゥ:バルカン組曲
スマロ・グレゴリアドゥ(G)
 スマロ・グレゴリアドゥはギリシア出身の若い女性ギタリスト&作曲家。幅広いレパートリーを誇る彼女は、Y.カートソポウロスが製作した3つのユニークなギターを自在に操る。
新世紀のフルート協奏曲集
 ヘンドリク・ホフメイル(1957-):フルートと、ヴァイオリンと弦楽のための二重協奏曲(*)
 アルベルト・コッラ(1968-):フルートと弦楽のための協奏曲「 Quasi una Romanza 」(#)
 カルロ・ガランテ(1959-):フルートと弦楽のための協奏曲「 I Sospiri di Ariel 」(#)
 エルナニ・アギアル(1950-):ピッコロと弦楽のためのコンチェルティーノ(+)
  ラファエレ・トレヴィサーニ(Fl;*, #/ピッコロ;+) ピエト・コールンホフ(Vn)
  コンスタンティン・オルベリアン指揮(*) ロベルト・デュアルテ指揮(#/+) モスクワ室内o.
 イタリアのフルート奏者トレヴィサーニが、21世紀に入ってから彼に捧げられた4つの新作協奏曲を録音。作曲家は順に、南アフリカ、イタリア、イタリア、ブラジルの出身、演奏者は順に、イタリア、南アフリカ、ロシア系アメリカ、ブラジル人。
オーボエ・セレブレーションズ
 ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ短調 RV.535
 アルビノーニ:オーボエ協奏曲 ハ長調 Op.9-9
 フィオリッロ:協奏交響曲 ヘ長調
 ヘンデル:シバの女王の入場
  (オラトリオ「ソロモン」HWV.67より)
 ファッシュ:二重協奏曲 ニ短調 FWV.L; d4
 ガルニエ:協奏交響曲第2番
アンドレア・ガリクソン、
マーク・ウィーガー(Ob)
ポール・ポリヴニック指揮
チェコ・フィルハーモニー室内o.
 アメリカを代表するオーボエ奏者で、2008年に49歳の若さでこの世を去ったマーク・ウィーガーが、バトラー大学音楽学部教授のアンドレア・ガリクソンと残した2本のオーボエのための協奏曲アルバム。『「マークの温かく人間味に溢れた音色を初めて聴いたときから、私はすっかり彼の虜でした。このアルバムは、彼の幅広いレパートリーの中核にあたるラインナップなので、聴き手の皆さんを平安と喜び、それに創意溢れる舞踊の世界へと誘ってくれることでしょう。』(以上、『』内、"」"が無い事も含め代理店記載ママ。ガリクソンのコメントなのだろうか?)
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
 フルートとチェンバロのためのソナタ
 [ロ短調 BWV1030/ト短調 BWV1020/
  変ホ長調 BWV1031/イ長調 BWV1032]/
 無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV1013
ジョシュア・スミス(Fl)
ジョニー・ヴィニクール(Cemb)
 卓越したテクニックに支えられた華麗な音色、息を呑むようなリリシズムで知られ、1990年からクリーヴランド管の首席フルートを務めるジョスア・スミスによるバッハ。2010年11月にはクリーヴランドo.来日公演に伴って来日し、滞在中にはフルートのマスタークラスなども実施される予定。
ヴェルディ・オペラ・シーンズ〜ヴェルディ
 「仮面舞踏会」第3幕〜死にましょう、しかしその前に/「ドン・カルロ」第4幕〜カルロよ、聞け/
 「シモン・ボッカネグラ」第1幕〜出会いの場面/「トロヴァトーレ」〜対決の場面
 ドヴォルザーク:「ルサルカ」〜月に寄せる歌 / モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」〜窓辺においで
 ヴェルディ:「トスカ」〜歌に生き、愛に生き

  ドミトリー・ホロストフスキー(Br) ソンドラ・ラドヴァノフスキー(S)
  コンスタンティン・オルベリアン指揮ロシア・フィルハーモニア
ラドヴァノフスキー〜ヴェルディ:アリア集
 歌劇「イル・トロヴァトーレ」より[静かな夜は/恋はばら色の翼に乗って]/
 歌劇「仮面舞踏会」〜あの草を摘みて/歌劇「海賊」〜私の頭から暗い考えを/
 歌劇「運命の力」より[神よ平和を与えたまえ/天使たちのマントで]/
 歌劇「エルナーニ」〜エルナーニ、私を連れて逃げて/歌劇「アイーダ」〜おお、わが故郷/
 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」より[それでも、アリーゴあなたを愛している/ボレロ]
  ソンドラ・ラドヴァノフスキー(S) コンスタンチン・オルベリアン指揮
  フィルハーモニア・オブ・ロシア、アカデミー・オブ・コラール・アート・モスクワ
 台頭めざましいソプラノ界の新星、ラドヴァノフスキーのデロス・デビュー盤。「レオノーラの第一人者」(San Francisco Sentinel)、「今日最も刺激的なヴェルディ・スピント」(Opera Canada)などと評され、英ロイヤル・オペラ、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、シカゴ・リリック・オペラ、サンフランシスコ・オペラなど世界の主要オペラ座で活躍している。彼女がホーム・グランドとするメトロポリタン歌劇場で、2010年1月にはドミンゴ指揮の「スティッフェリオ」に出演し、高評を得ている。デロス録音第2弾は、ホロストフスキーとのデュエット集の予定。
iDuo〜2台ピアノのための音楽
 ラフマニノフ:ピアノ連弾のための6つの小品 Op.11
 ラヴェル:スペイン狂詩曲 / ドビュッシー:小組曲
 ラヴェル:マ・メール・ロワ
アイ・デュオ
[アンドレ・ググニン、
 ヴァディム・ホロデンコ(P)]
 『2010年の仙台国際コンクールを制したヴァディム・ペトレンコ』(注:『内』代理店記載ママ)と、アンドレ・ググニンが2007年に結成したアイ・デュオは、2008年サンマリノ国際ピアノコンクールにおいて第2位を獲得し、その後イタリア全土でコンサートツアーを行ったり、ロシア各地でも常に演奏活動を行ったりと、精力的に活動している。
In Light or Darkness
 メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ 変ロ長調 Op.65-4
 シューベルト/バザード編:君はわが憩い D.776
 スティーヴン・ポールズ(1949-):
  「バロニアン組曲」〜Blithely Breezing Along
 ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番Op.28 より
  [アダージョ/フィナーレ]
 ハウエルズ:3つの詩篇前奏曲第2集Op.32〜第2番(詩篇第139番)
 ロイブケ:「詩篇第94番」によるオルガン・ソナタ ハ短調
スティーヴン・バザード(Org)
 録音:第2長老派教会、ブルーミントン、イリノイ州。使用楽器:バザード・パイプ・オルガンOp.37、2008年6月完成(43ストップ& 56 Ranks )。なお、『世界初録録音』(記載ママ)とあるが、レーベルの資料には特に記載が無く、詳細不明。
 父はオルガン製作者、母はオルガニスト&合唱指揮者で、2009年のジョアン・リピンコット国際コンクールで優勝した若手奏者が、おそらく父の制作した楽器を弾いたもの。
マーガレット・ルースヴェン・ラング(1867-1972):歌曲集 Vol.1
 ドナルド・ジョージ(T) ルーシー・マウロ(P)
 ラングはメジャー・オケ(ニキシュ指揮のボストン響)が作品を演奏したアメリカ初の女流作曲家。ミュンヘンで学び、リスト、ワーグナー、ドヴォルザーク、パデレフスキといった後期ロマン派の系譜に連なるという。
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
 フルート・ソナタ〔ホ短調 BWV.1034/ハ長調 BWV.1003〕/
 音楽の捧げもの BWV.1079〜王の主題によるソナタ/
 フルート・ソナタ ホ長調 BWV.1005
ジョシュア・スミス(Fl)
アリソン・
 ゲスト・エドバーグ(Vn)
アン・マリー・モーガン(Vc)
ジョリー・
 ヴィニクール(Cemb)
 おそらくピリオド楽器使用。1990年からクリーヴランドo.の首席フルート奏者を務めるジョシュア・スミスが贈るJ.S.バッハのフルート・ソナタ集。チェンバロのジョリー・ヴィニクールらの好サポートも手伝って、技巧と詩情の両面で研ぎ澄まされた名演を聴かせてくれる。
ブラジリアン・ギター四重奏団プレイズ・ヴィラ=ロボス
 ヴィラ=ロボス/タデウ・ド・アマラル編曲:
  弦楽四重奏曲〔第5番(1931)/第12番(1950)〕/花の組曲(1918)/
  アフリカの特徴的な舞曲(1916)/6つのシランダス(1926)
 ブラジリアン・ギター四重奏団〔エヴェルトン・グレーデン、ルイス・マントヴァーニ、
                タデウ・ド・アマラル、グスターボ・コスタ〕
 ギターが国民的楽器であるブラジルにおいて「ドリーム・チーム」と謳われる名門ブラジリアン・ギターカルテットが、同国で最も人気のある作曲家ヴィラ=ロボスに挑んだ。編曲は同団体のメンバーでもあるド・アマラル。
New Love Must Rise〜マーガレット・ルスヴェン・ラング(1867-1972):歌曲集 Vol.2
 The Garden / The Twilight
 〔 On an April Apple Bough / Before My Lady's Window Op.19 No.4 / In the Greenwood Op.19 No.2 / In a Garden /
  The Bird Op.40 No.3 / Nameless Pain / Northward Op. 37 No.6 / I Knew the Flowers Had Dreamed of You /
  My Garden Op.28 No.3 / Song in the Songless Op.38 No.4 / In the Twilight / An Even Psalm Op.46 No.1 /
  The Harbor of Dreams Op.7 No.3 / In the Night Op.39 No.3 〕
 More Nonsense Rhymes and Pictures Op.43 より Nos.1, 3, 9, 7, 8, 6 /
 Tomorrow and a Lullaby
 〔 To-Morrow Op.39 No.7 / Lydia Op.32 No.2 / A Thought Op.37 No.1 / Lied der Nebenbuhlerin /
   Lament Op.6 No.3 / An Irish Mother's Lullaby Op.34 / Night Op.7 No.1 〕

 ドナルド・ジョージ(T) ルーシー・マウロ(P)
 マーガレット・ルスヴェン・ラングは、メジャー・オーケストラ(ニキシュ指揮ボストン響)が作品を演奏したアメリカ女性初の作曲家。ミュンヘンで学び、リスト、ワーグナー、ドヴォルザーク、パデレフスキといった後期ロマン派の系譜に連なる彼女の美しい歌曲の数々は、歴史的にも重要。
E.ブランカール〜シェ・ショパン
 ショパン:12の練習曲集 Ops.10, 25(全24曲)
イヴリーヌ・ブランカール(P)
 ベルギー生まれのブランカールはエドゥアルド・デル・プエーヨの弟子で、後にクルチオ、フライシャー、プレスラーにも学んだ人。2001年以来インディアナ音楽大学ピアノ科の教授を務めている。代理店によると『ショパンの練習曲に関する彼女のマスタークラスは同大の人気講座となっている一方、音楽以外の時間にはプロはだしの素敵なフランス料理を作ることでも知られています。そんな彼女の2つの才能をユニークに結びつけたのが、ショパンの練習曲全24曲を収めた当盤です。視覚的で匂い立つような珠玉の名演の数々を、美味しい料理を頬張るようにたっぷりお楽しみください。』とのこと。
リスト:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178/
 2つの演奏会用練習曲 S.145/
 オーベルマンの谷 S.160-6
 ヴェルディ/リスト編曲:
  リゴレット・パラフレーズS.434
 ワーグナー/リスト編曲:
  結婚行進曲の主題による変奏曲/イゾルデの愛の死
アンドルー・
 フォン・オーエン(P)
 2010年11月の来日公演でも好評を博したフォン・オーエンのリスト。鬼才サロネンに見出され、17歳でロス・フィルと共演して以来、名門オケとの競演、リサイタルで快進撃を続けるサラブレッド。
チャイコフスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 ゆううつなセレナードOp.26/ワルツ・スケルツォOp.34/なつかしい土地の思い出 Op.42/
 ユモレスク ト長調 Op.10 No.2/アンダンテOp.30 No.3/おお、あの歌を歌って Op.16 No.4
  サーシャ・ロジェストヴェンスキー(Vn) ジョシアン・マーフルト(P)
 録音:2011年。サーシャ・ロジェストヴェンスキーはロシアの中でも一流の若きヴァイオリニストの一人で、「才能に溢れ、洗練されたヴァイオリニスト」「彼は偉大な音楽家達と同じレベルにある。彼の音楽とヴァイオリンへの情熱はすさまじく、それでいて繊細で知的だ。」と、メニューインやギトリスも絶賛している。彼は、モスクワ音楽学校に学び、その後パリ音楽院、英国王立音楽大学でフェリックス・アンドレフスキー等に師事。彼の使うヴァイオリンはガルネリ・デル・ジェスやストラディバリ協会から貸し出されているストラディバリで、またストラディヴァリウス協会の大使にも就任している。ここに収録されたチャイコフスキーの作品は、決して技巧的ではないが、これらの曲のもとになったと言われているロシアの寓話や神話を音楽に投影した物。感情的というよりは、一見無表情にも見える中で、内に秘めたメランコリーを克明に奏でた新解釈をお聴き頂きたい。
ダ・カーポ・ブラス
 ロルフ・ウィルヘルム:金管五重奏曲
 バッハ/ロナルド・ロム編曲:小フーガ ト短調
 デイヴィッド・ボールドウィン:
  オールの朝食のための音楽
 インゴ・ルイス:パラヴァン
 ジャスティン・D.ライト:プロータゴリスト
 R.ケヴィン・ポール:アパラチア聖歌
 ジェイムズ・カーナウ:
  金管五重奏、オルガンと打楽器のための歓喜
ダ・カーポ・ブラス
[Luke Boudreault(Tp)
 Steve Sutton(Tp)
 Mary Pritchett Boudreault(Hr)
 Paul Pietrowski(Tb)
 Brent Harvey(Tu)]
 ノースカロライナ州に拠点を置くダ・カーポ・ブラスは、クラシックからジャズ、ルネサンスから現代音楽、ゴスペルなどジャンルを飛び越え、聴衆との垣根を無くすために教会、美術館、クラブ、学校などアクティブな活動を行っており、各方面から高い評価を得ている。
マーク・アーベル(1948-):ドリーム・ギャラリー〜7つのカリフォルニアのポートレート
 〔ヘレン(ロサンゼルス)/死(タフト)/ナオミ(バークレー)/キャロル(サンディエゴ)/
  ロニー(リッチモンド)/ルス(ソウルダッド)/アダム(カタ)〕

 Mary Jaeb(S) David Marshman(Br) Janelle DeStefano、Delaney Gibson(Ms)
 Carver Cosssey(B) Martha Jane Weaver(A) Tom Zohar(T)
 シャロン・ラヴェリー指揮ラ・ブレア・シンフォニエッタ
 録音:2012年、南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校。ロックとクラシックを融合した作品を作曲する音楽家の中でも、マーク・アーベルは最もエレガントで説得力のある試みを行う。カリフォルニアの風景だけでなく、生活、闘争、幻想などを描いたリーフを、クラシック、ロック、ジャズの要素を融合させた音楽を通して描きだした。7人のカリフォルニアのボーカリストが選ばれ、この音楽の魅惑的な断面を歌い上げている。
Reinventing GuitarII
 D.スカルラッティ:ソナタ〔イ長調 K.322 /ニ短調 K.1 /ヘ短調 K.481 /ホ短調 K.198 /ニ長調 K.491 〕
 J.S.バッハ:前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV.998/トッカータ ホ短調BWV.914
 ヘンデル:組曲第5番 ホ長調 HWV.430〜調子の良い鍛冶屋/シャコンヌ ト長調 HWV.435
  スマロ・グレゴリアドゥ(G/編曲)
 録音:2012年、リザード・サウンド・スタジオ、アテネ。6弦は変わらずも、調弦や音域を変更した新開発のギターを作成し演奏に挑んだアルバム。その音色は、バロック・ギター、リュートにも似た繊細ながら幻想的な物。チェンバロのためのD.スカルラッティの作品では、あたかもチェンバロかクラヴィコードのような音色で、バッハやヘンデルの作品ではリュートのように演奏している。新楽器や調弦についての解説(英語)、音、演奏サンプルなどを収録したボーナストラック付き。絶妙な超絶技巧をご堪能頂きたい。
キャロルの祭典
 ブリテン:キャロルの祭典 Op.28 / グノー:ノエル
 伝承曲/J.ラター編曲:ガブリエルのお告げ / グリエール:即興曲(ハープ独奏)
 ロバート・ルーカス・ピアサル/J.ラター編曲:甘き喜びのうちに Op.10
 伝承曲/D.ウィルコックス編曲:ウェンセスラスはよい王様/3艘の船を見た / ジョン・ラター:踊りの日

  デレク・グレーテン・ハリソン(リーダー/CT/B)
  エセレア・ヴォーカル・アンサンブル グレース・クルーティエ(Hp)
 録音:2011年4月、イェール大学マーカンド教会。2008年に設立されたヴォーカル・グループ「エセレア・ヴォーカル・アンサンブル」。カウンターテナーとバスの両方を歌うD.G=ハリソンは、このグループを見事に純粋なハーモニーでまとめあげている。グレース・クルーティエによるハープの伴奏によって、魅惑的なパフォーマンスが繰り広げられ、キャロルの喜びと祈りが聴き手の心に響く。
デイヴィッド・シフリンと友人たち〜北米のクラリネット作品集
 アーロン・コープランド(1900-1990):六重奏曲(*)
 スティーヴン・ハートキ(1952-):ラベンダー色の目の馬(#)
 アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):トリオ・イン・レッド(+)
 エレン・ターフィ・ツウィリッヒ(1939-):クラリネット協奏曲(**)
 デイヴィッド・シフリン(Cl) アニ・カヴァフィアン、アイダ・カヴァフィアン(Vn;*)
 ポール・ニューバウアー(Va;*) フレッド・シェリー(Vc;*/+) アン・マリー・マクダーモット(P;**以外)
 ダニエル・フィリップス(Vn;#) ランサム・ウィルソン指揮チェンバー・ミュージック・ノースウェスト(**)
 録音:2001年(+)、2002年(*/#)、2004年(**)、米国芸術文学アカデミー(*/+)、リード大学(#/**)、ライヴ(**)。
マティルデ・フォン・クラリク(1857-1944):歌曲集
 Komm mit mir! (Come with me!) / Hundertausend Liederkeime (One hundred thousand seeds of songs) /
 Silbernebel (Silver Mist) / Flieder (Lilacs) / Veilchen (Violets) / Himmelschüssel (Keys of Heaven) /
 Abends (Evenings) / Götter, Helden und Minne (Gods, Heroes and Courtly Love) / Ein neuer Frühling (A New Spring) /
 Spriesse, Seele! (Spring forth, Soul!) / Mein ganzes Sein (My Entire Being) / Ich bin nur ich (I am only me) /
 Und wieder blüht der helle Hag (And Again Blooms the Bright Meadow) / Übermut (High Spirits) /
 Zauberrunen (Magic Runes) / Lache, Kind! (Laugh, Child!) / Du bist mein (You are mine) / Im Prater (At the Prater) /
 Sage, Sonne, wo sie nun ist (Tell me sun, where she is now) / Fragezeichen (Question Mark) / Ein Traum (A Dream) /
 Im Grünen (In the Woods) / Lied des Gefangenen (Song of the Prisoner) / Nacht ist 's (It is Nigh) /
 Singet leiser o Cicaden! (Sing softly, O Cicadas!) /Arie des Rekared aus der Oper „Blume und Weissblume“
          (Aria of Rekared from the Opera „Blume und Weissblume“ (Flower and White Flower) )

  ドナルド・ジョージ(T) ルーシー・マウロ(P)
 録音:2011年11月、ウェスト・ヴァージニア大学ブロッホ・ホール。オーストリア皇帝にも仕えた上流階級の家に生まれたマティルデ・フォン・クラクリ〔代理店誤記ママ〕。彼女は1876年にウィーン音楽院に入学し、ブルックナーより対位法など学び、またマーラーも参加していた音楽サークルの一員でもあった。男性優位の芸術女性排外主義の時代の中、彼女の作曲は著名な詩人、哲学者、文化史研究家もうならせるもので、差別的な発言で悪名高い批評家でさえ「将来に大きな可能性を秘めた本物の芸術家」と高く評価した。彼女は、ピアノ曲、室内楽、歌曲、宗教的合唱曲などのジャンルに徹して、生涯にわたって多くの作品を生み出した。ここに収録された歌曲は、繊細さ、叙情性、感情、遊び心、気まぐれなど、直感的な本質に触れたもので、ゴージャスなメロディーと独創的な調和が印象的。
再発見された宝石たち
 パウル・ユオン:ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op.15
 アーネスト・ウォーカー:ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.29
 ベンジャミン・デイル:組曲 ニ短調 Op.2〜第2楽章
 ローベルト・フックス:ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op.86
スペンサー・マーティン(Va)
Miko Kominami (P)
 「ヴァイオリンの忘れられた義姉妹」と例えられるヴィオラのつややかで極上の響きは、音楽ファンなら誰もが知るところだろう。ヴィオラ界の卓越した名手、スペンサー・マーティンが録音したのは、知られざる4人の作曲家がヴィオラとピアノのために作曲した美しく愛らしい佳曲集。題して「再発見された宝石たち」。ヴィオラ奏者、ヴィオラ・ファンならずとも音楽を愛する全ての人の心をつかんで離さない魅力的な作品の登場。
マーガレット・ルースヴェン・ラング(1867-1972):合唱作品集
 天上のノエル Op.57 /星の夜 Op.52 /飼い葉桶に Op.56 / Grant, we Beseech thee, Merciful Lord Op.51 /
 テ・デウム 変ホ長調 Op.35 /ウィンド Op.53 /アイルランドの愛の歌 Op.22 /アイルランドの母の子守歌 Op.34 /
 アリスター・マカリスター/ナンセンス・リズム・アンド・ピクチャー Op.42 (抜粋)/モア・ナンセンス・リズム・
  アンド・ピクチャー Op.43〜パルマの若い貴婦人/ There Was an Old Person of Ware / Song of the Three Sisters

 ヒーザー・アイリー指揮クレーンcho./他
 録音:2012年、ニューヨーク。1世紀以上を生き抜いた女性作曲家マーガレット・ルースヴェン・ラング。しかし彼女は50代半ばで作曲を辞めてしまったため、その作風は後期ロマン派の雰囲気を湛えたままで変化することは無かった。この声楽曲も、ピアノ曲(DE-3433)と同じようにセンシティヴな美しさを有している。オルガンを伴う宗教曲、愛らしい世俗曲と、どれもがひそやかで濃密な雰囲気に満ちた物。
Great Day 〜インドラ・トーマス、黒人霊歌を歌う
 I Feel The Spirit / Honor, Honor / Give me Jesus / His Name So Sweet / Joshua Fit the Battle of Jericho /
 Sometimes I Feel Like a Motherless Child / Hes Got the Whole World in His Hands / Deep River /
 Guide My Feet / Witness / This Little Light / Steal Away / Ride on, King Jesus /
 Let Us Break Bread Together / Great Day / Were You There / There is a Balm in Gilead

  インドラ・トーマス(S) サンドラ・ラターズ(P)
 録音:2012年、ウォーター・スタジオ、ホーボーケン、ニュージャージー州。アフリカ系アメリカ人の奴隷制度の遺産ともいわれている黒人霊歌には、マリアン・アンダーソンの伝説的なレコーディングがあるが、インドラ・トーマスの純然たるボーカルの美しさによって、豊かな感情あふれる魅力的な名盤がひとつ誕生した。
Colors of Feelings 〜フィリップ・ラッサー(1963-):
 イン・カラーズ・オブ・フィーリングス(2009) (*) /愛の面影(1998) (#) /オーカッサンとニコレット(2008) (+)
  スザンナ・フィリップス(S;*/+) エリザベス・フトラル(S;#/+)
  マイケル・ヨーク(語り;+) マーゴ・ギャレット(P)
 録音:2011年12月、ニューヨーク州立大学パーチェス校。作曲家であり、ジュリアード音楽院の教授でもあるラッサー。(*)は悲劇的に夭折した作家W.アン・カーソンのために4つの感情の色を鮮やかに描いた作品。現代音楽でありながら19世紀のロマン派を受け継いだ彼の音楽には、美しい情感が息づいている。
オペラティック・ファンタジー〜
 ジュリオ・ブリッチャルディ
(1818-1881):ヴェルディの主題による幻想曲集
 「トロヴァトーレ」の主題による幻想曲/「椿姫」による自由なトランスクリプション/
 「アイーダ」の主題による劇的幻想曲 Op.134 /「エルナーニ」による幻想的小品/
 「ドン・カルロ」による幻想曲 Op.121 /「マクベス」による幻想曲 Op.47 /
 「リゴレット」による幻想曲 Op.106
  ラファエレ・トレヴィザーニ(Fl) パオラ・ジラルディ(P)
 録音:2012年10月、サン・マルティノ教会、クレモナ。ブリッチャルディは父親よりフルートを学び、その後ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学んだ。卒業後は作曲を学びながらフルートの教師を務め、晩年にはフィレンツェ音楽院学長に任命された。彼のテクニックは「フルートのパガニーニ」と呼ばれ、ロンドン、ヨーロッパ、アメリカでの演奏活動で絶賛をあびた。演奏技術だけでなく楽器自体の改良にも取り組み、左手親指で押さえてB♭の音を出す「ブリッチャルディ・キー」と呼ばれるキーを考案。作曲の面では有名な「ヴェネチアの謝肉祭」程度しか知られていないが、他の作曲家のメロディを使って、当時のフルートでは限界とも思われるような究極のテクニックを駆使する幻想曲を数多く残した。当盤はゴールウェイも絶賛するフルート奏者トレヴィザーニによる演奏。
Boiling Point 〜ケンジ・バンチ(1973-):
 String Circle (2005) / Drift (2006) / 26.2 (2012) / Luminaria (2001) / Boiling Point (2002)
  エイリアス・チェンバー・アンサンブル
 ニューヨーク・タイムズ紙で「注目すべき作曲家」として絶賛され、アメリカの現代音楽の独特のロックとクラシックの融合に成功したケンジ・バンチ。その折衷的な音楽は、伝統なアメリカのフォークソング、アパラチア・ソング、テキサス・スウィング、ジャズ、ロックが開放的に挿入され、イディオムのミックスで構成されている。特にバンチは、現代の室内楽作品を大きく作り替え、柔軟性と一体感を持ってメロディーとハーモニー、そして気分は。甘いリバースと陽気なダンスとの間で非常にスムーズに変更が行われる。プログラム全体に挿入されるベース、ドラムのリズムは、弦の音色の上にさわやかな気品さえ感じられる。アルバムタイトルにもなっている『 Boiling Point 』は、ケトルのお湯が沸くまでを表現した新表現音楽。
Hymn to the Dawn
 ホルスト:リグ・ヴェーダからの合唱賛歌第3部 Op.26 /2つの東方の絵画
 プロコフィエフ:10の小品 Op.12〜第7番「前奏曲」(ハープ版)
 エイミー・ビーチ:3つのシェイクスピアの合唱曲 Op.39
 ラインベルガー:あなたの住まいはいかに麗しいことか Op.35 /6つの歌 Op.131
 メンデルスゾーン:3つのモテット Op.39 / ロッシーニ:3つの宗教的合唱曲
  デレク・グレーテン・ハリソン(CT)リーダー エセレア・ヴォーカル・アンサンブル
  グレース・クルーティエ(Hp) アラン・マーチー(Org/P)
 録音:2012年、クライスト教会、ニューヘイヴン、コネチカット州。2008年に設立された女声ヴォーカル・グループによる、エキゾチックな美意識あふれる女声合唱のための作品。カウンターテナーも務めるリーダー D.G=ハリソンは、このグループを見事に純粋なハーモニーでまとめあげ、ハープやオルガン含む伴奏も魅惑的な演奏に華を添えている。
キリル・ケドゥク〜私のポーランド日記
 ショパン:エロール「ルドヴィク」のロンド・ファヴォリ「私は僧衣を売る」による華麗な変奏曲 Op.12
 ザレンプスキ:薔薇と棘 Op.13 / シマノフスキ:仮面劇 Op.34
 パデレフスキ:演奏会用ユモレスク Op.14〜第3番 カプリス / ルトスワフスキ:2つの練習曲

 キリル・ケドゥク(P)
 2011年、ケンピンスキー・クラシカル・ミュージック・フェローシップ(2009年にスイスで設立された賞)を受賞した若きピアニスト、キリル・ケドック。ベラルーシのグロドノで生まれ、母は指揮者、父はポーランド系の音楽家。このアルバムは、ショパンからルトスワフスキまでのポーランド作品を演奏し、彼自身のルーツを探る物。
あの忘れがたい空より 〜マーガレット・ルースヴェン・ラング(1867-1972):
 古い家の精霊 Op.58 (1917) /リヴリー Op.31 (1899) /スターライト(1894) /狂詩曲 Op.21 (1895) /
 プチ・ロマン Op.18 (1894) /若い奏者のための3つの小品 Op.60 (1919) /ある夏の日 Op.59 (1919) /
 春の牧歌 Op.33 (1899) /春季 Op.30 (1899) /瞑想 Op.26 (1897) /黄昏(1894)

 ルーシー・モーロ(P)
 エイミー・ビーチと同じ年にボストンの著名な家庭に生まれた女性作曲家、マーガレット・ルースヴェン・ラング。彼女は105歳という長命を授かったが、作曲は52歳の時にやめてしまった。このアルバムには「美しい音楽を描く」という彼女の哲学が込められている。これは無言歌であり、美しく細工された繊細な音楽。
The Dreams of Birds
 ジェニー・ブランドン(1977-):ドリーム・オブ・バード / アレックス・シャピロ(1962-):間奏曲
 デイヴ・ヴォルプ:リヴァーブド/ Gwinna / ダミアン・モンターノ:ドラゴンンフライ
 ベア・マクレアリー:祈り / ヨアヒム・ホースレー:ムーンライズ
 ピーター・ジャッフェ: Un pettite cliche / ダニエル・ケリー:トリパルティーテ・ソナタ

  ジェニー・オルソン(Fl/ピッコロ/アルトFl/バスFl) ブライアン・ペッゾーネ(P)他
 録音:2011年。多くが世界初録音。
Anniversaries and Messages
 ビクトリア:救い主のうるわしき母 / クリストファー・セオファニディス(1967-):メッセージ・トゥ・マイセルフ
 J.S.バッハ:聖霊はわれらの弱きを助けたもう BWV.226
 リスト:アヴェ・マリア 変ロ長調 S.20 No.1, R496a / デイヴィッド・ラング(1957-):アゲイン

 サイモン・キャリントン指揮イェール・スコラ・カントルム、イェール・ヴォクステット
 録音:2011年12月、アメリカ、ニューヘイブン、聖公会教会、ライヴ。イェール・スコラ・カントルムの明るく若々しい、そして美しくバランスのとれた響きは、多くの聴衆と評論家から絶賛されている。
ベン・ムーア(1960-):ディア・テオ/ So Free Am I /ナイチンゲールへのオード/イニスフリーの湖の小島
ポール・アップルビー(T) スザンナ・フィリップス(S) ブレット・ポレガート(Br) ブライアン・ゼガー(P)
 アメリカの現代作曲家、ベン・ムーアによる歌曲集。アルバム・タイトルの「ディア・テオ」のテオとは、オランダの画家、ファン・ゴッホの弟の名前であり、彼が送った手紙に基づいた7曲からなる歌曲集。ジョン・キーツの詩を用いた「ナイチンゲールへのオード」など、どれも感傷的で表現力豊かな歌曲。
マーク・アーベル(1948-):連作歌曲集
 暗い目のカメレオン(*) /ライナー・マリア・リルケの5つの詩(#) /虹の歌(*)
  ジェイミー・チェンバリン(S;*) アリエル・ピストゥリノ(S;#) ヴィクトリア・キルシュ(P)
 録音:2013年9月、カリフォルニア。一時期スタンフォード大学で学び、1970年代から80年代の始めまではNYのロック・シーンで活躍、1983年にカリフォルニアに戻り、20年間ジャーナリストとして働いていたという作曲家アーベル。彼の歌曲はクラシックの伝統に則りながらも、現代アメリカの不安と暗さを内包した独特の物。DELOSレーベルからは他にも2枚のアルバムがリリースされている。
トレイシー・シルバーマン(1960-):
 エレキ・ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲「 Between the Kiss and the Chaos 」(*) /
 エレキ・ヴァイオリンとループ・ペダルのための「 Axis and Orbits 」

  トレイシー・シルバーマン(電気Vn) カルダーSQ (*)
 重苦しい弦楽の響きを縫って聞こえてくるエレクトリック・ヴァイオリン。この奏者トレイシー・シルバーマンは今後のクラシック音楽界において、新しいヒーローになり得る魅力を有している。このアルバムの「キスとカオスの間に」は彼の2番目のヴァイオリン協奏曲。5つの楽章は、それぞれピカソやマティスなどの画家の作品に触発されたもので、魅力的で深淵な音楽になっている。
DE-3440
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(3CD)
40 Tracks for 40years
 デロス・レーベルが設立されて40年。代表する40曲を収録した記念盤。
Fantasy and Farewell〜ヴィオラと管弦楽のための協奏曲
 マイケル・マクリーン(1952-):ヴィオラと管弦楽のための組曲 / シューマン:おとぎ話 Op.113
 ショスタコーヴィチ/ウラディーミル・メンデルスゾーン編曲:ヴィオラ・ソナタ Op.147(管弦楽伴奏版)

 ロジャー・マイヤーズ(Va) マイケル・フランシス指揮LSO
 録音:2012年1月、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン。「幻想と告別」と題されたこのアルバムは、ヴィオラの哀愁溢れる音色を楽しむための1枚。マクリーンの「組曲」は、マイヤーズの母の思い出のための作品を、作曲家マクリーンに委嘱。出来上がった音楽は郷愁溢れる美しい物。シューマンの作品はもちろんのこと、ショスタコーヴィチのソナタの管弦楽版も神秘的、かつ内省的な雰囲気に満ちている。
DE-3442
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(3CD)
アーサー・フット(1853-1937):ピアノ作品全集
 3つの小品 Op.3 /5つの小品 Op.6 /ペダル練習曲 ヘ長調/ガヴォット Op.8 No.1 /エクローグ Op.8 No.2 /
 組曲〔第1番 ニ短調 Op.15 /第2番 ハ短調 Op.30 〕/ピアノ小品集 Op.18 /9つの練習曲 Op.27 /
 5つのバガテル Op.34 /左手のための3つのピアノ小品 Op.37 /オマル・ハイヤームによる5つの詩 Op.41 /
 2つの小品 Op.42 /小練習曲 イ短調/20の前奏曲(短い技術的練習形式による) Op.52 /セレナード Op.45 /
 アイルランドの民謡/2つのコンポジション Op.60 /瞑想曲 Op.61 /2つの小品 Op.62 /5つの影絵 Op.73 /
 オクターヴ練習曲 ト短調/ロンド ト長調/小組曲「フロム・レスト・ハロウ」

 カーステン・ジョンソン(P)
 アーサー・フットは「第二次ニューイングランド楽派」の作曲家の一人。主に室内楽の作曲家として知られている。彼はヨーロッパで学んだ経験がなく、全ての音楽教育をアメリカで受けている。23歳の時にバイロイトを訪れワーグナー作品を聴いたという記録もある。しかしそれに影響されることはなく、どちらかというとブラームスに似た作風を有している。この3枚組はフットの全てのピアノ曲を収録したもので、フットの知られざる面に光をあてる貴重なものとなる。
ショパンマズルカ集
〔第17番 変ロ短調 Op.24 No.4 /第20番 変ニ長調 Op.30 No.3 /第21番 嬰ハ短調 Op.30 No.4 /
 第40番 ヘ短調 Op.63 No.2 /第41番 嬰ハ短調 Op.63 No.3 /第45番 イ短調 Op.67 No.4 /
 第32番 嬰ハ短調 Op.50 No.3 /第14番 ト短調 Op.24 No.1 /第15番 ハ長調 Op.24 No.2 /第34番 ハ長調 Op.56 No.2 /
 第36番 イ短調 Op.59 No.1 /第37番 変イ長調 Op.59 No.2 /第38番 嬰ヘ短調 Op.59 No.3 /
 第44番 ハ長調 Op.67 No.3 /第43番 ト短調 Op.67 No.2 /第47番 イ短調 Op.68 No.2 /第49番 ヘ短調 Op.68 No.4 〕

  クララ・ミン(P)
 アメリカで大絶賛されている韓国の注目ピアニスト、クララ・ミンによるショパンのマズルカ集。このアルバムでは彼女のお気に入りのマズルカ17曲を演奏。ほとんどの曲が中期から晩年のもので、どの曲からも独特の香気が立ち上る。音色の美しさも絶品。マズルカというよりもワルツに近い味わいかも。
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲集
 〔第1番 変ホ長調 Op.107 /
  第2番 ト長調 Op.126 〕
ドミートリー・コーゾフ(Vc)
ウラディーミル・ランデ指揮
サンクトペテルブルク国立so.
 「彼こそは真のアーティストだ」と、あのロストロポーヴィチにも絶賛されたチェリスト、ドミートリー・コーゾフ。彼は演奏家としてでだけでなく、教育者としても名高く、現在イリノイ大学のチェロの助教授としても活躍、後進の指導に当たっている。この緊張感に満ちた演奏こそ一聴に値する物。
Stopping By〜アメリカ歌曲を歌う
 エイミー・ビーチ(1867-1944):4つの歌 Op.56 より〔第1番「秋の歌」/第2番「ゴー・ノット・トゥー・ファー」〕
 バーバー:雪の夕べ森のそばにたたずんで / ローレム:堂々たるハドソン川/蛇/雪の夕べ森のそばにたたずんで
 ジョン・デューク(1899-1984): Water that Falls and Runs Away /雪の夕べ森のそばにたたずんで/パリの朝/
                パンと音楽/小さなエレジー/6つの歌〜第5番「森の歌」/2月の黄昏
 チャールズ・トムリンソン・グリフェス(1884-1920):すいれん/3つの詩 Op.9〜第3番「ファントム」
 エリオット・カーター:ロバート・フロストの3つの詩〜第2番「ローズ・ファミリー」
 ポール・ボウルズ(1910-1999):森の中で / マーク・アーベル(1948-):ベネディクション
 チャールズ・ウェイクフィールド・キャドマン(1881-1946): From the Land of the Sky-Blue Water
 シリウス・ハドソン・ドハティ(1902-1986): Beauty Is Not Caused
 コープランド:アメリカの古い歌第1集 より〔 Simple Gifts / Long Time Ago 〕
 スティーヴン・フォスター(1826-1864):夢見る人/やさしかったアニー
 アーヴィング・バーリン:(1888-1989):気まま時代〜チェンジ・パートナーズ
 レナード・バーンスタイン: Spring Will Come Again / Peter PaN; Dream With Me

  カイル・ビールフィールド(T) ラクラン・グレン(P) マイケル・サミス(Vc)
 録音:2013年4月。ジュリアード音楽院を卒業した若手テノール歌手、ビールフィールドが歌うアメリカ歌曲集。深い感情と卓越した表現力で歌われる数々の作品は、郷愁を帯びたものから、ユニークなもの、極めてモダーンなものまで多彩な表情を持っている。フォスターの「夢見る人」の理想的な歌唱は涙がでるほど感動的。
ライネッケ:チェロ協奏曲 ニ短調 Op.82 / タヴナー: Thrinos
シューマン/アンセルメ編曲:アダージョとアレグロ Op.70(管弦楽版)
ブロッホ:チェロ組曲第1番 / ゴリホフ:マリエル(チェロとマリンバのための版)

 マイケル・サミス(Vc) ジェイムズ・バトン(Ob)
 グレゴリー・ウォーリーネック指揮ゲートウェイ室内o.
 エリック・E.ウィリー(マリンバ)
 録音:2013年6月、オースティン・ピー州立大学。1999年クリーヴランド音楽院を卒業し、日本のPMFでも演奏するなど世界中で活躍中のチェリスト、マイケル・サミスのDELOSレーベル初のアルバム。
シーン:ヒッキー(1970-):チェロ協奏曲(*) /クラリネット協奏曲(#)
 ドミートリー・コーゾフ(Vc;*) アレクサンダー・フィタースタイン(Cl;#)
 ウラディーミル・ランデ指揮サンクトペテルブルク国立so.(*)、サンクトペテルブルク国立アカデミックso.(#)
 デトロイト生まれの作曲家ヒッキー。彼は12歳の頃からエレキ・ギターを演奏し、オークランド大学ではジャズギターを学んだという経歴の持ち主。その後グロリア・コーツに学び様々な作品を書き上げる。クラシックだけでなく、ポップス、ジャズなど多彩な要素を取り入れた彼の作品は、いわば「ネオ・クラシック」と呼べるものだろうか。この2つの協奏曲も鮮烈な響きに満ちている。
Our American Roots 〜アメリカのチェロとピアノのための作品集
 ガーシュウィン/ハイフェッツ&E.フェルドマン編曲:
  「ポーギーとベス」より〔 It Ain't Necessarily So / My Man's Gone Now 〕
 ガーシュウィン/E.フェルドマン編曲:3つの前奏曲
 バーバー:チェロ・ソナタ Op.6 / ジョージ・ウォーカー:チェロ・ソナタ(1957)
 コープランド/作曲者編曲:チェロとピアノのための「ビリー・ザ・キッド」
  〔ワルツ: Molto moderato / Celebration: アレグロ〕
 エマヌエル・フェルドマン(Vc) ジョイ・クライン=フィニー(P)
 フェルドマンはカーティス音楽院出身。ここでは自身の編曲を含む珍しいアメリカの作品集を弾ききっている。
4月の歌〜フランスのシャンソンとメロディ
 ビゼー:アラビア女主人の別れ/君の心を開いてくれ/パストラーレ/4月の歌
 デュパルク:旅への誘い/悲しき歌/戦のある国へ / ラヴェル:シェエラザード/5つのギリシャ民謡
 リスト:わが子よ私がもし王だったら/おお夢に来ませ/美しい芝生が広がるところ/彼らは何と言った

 ニコル・キャベル(S) クレイグ・テリー(P)
 録音:2013年1月、カリフォルニア。DECCA レーベルからもオペラ・アルバムをリリースしているソプラノ、ニコル・キャベルの魅惑的なフランス歌曲集。彼女はカリフォルニア生まれ、2005年にBBCカーディフ国際歌唱コンクールで優勝してから、優れたソプラノ歌手として活躍している。このDELOSへの初レコーディングはフランス歌曲の探求であり、そのしなやかなフレージングと洗練された声と優しい響きで、これらの歌曲を歌いあげている。
Dancing on the Head of a Pin 〜リン・ヴァータン、マリンバ・リサイタル
 ギヨーム・ル・ピカール:アバカ / ギャレス・ファー(1968-):3つの練習曲
 アンナ・イグナトヴィッツ(1968-):トッカータ / ダニエル・ベリ:ブルー・メモリーズ
 チャバ・ゾルターン・マルヤン:ニブルヘイム / デイヴ・マリック:センス・アンド・イノセンス
 クリストス・ハツィス(1953-):イン・ザ・ファイアー・オブ・コンフリクト(マリンバとエレクトロニクスのための)

  リン・ヴァータン(マリンバ/Perc)
 パーカショニスト、リン・ヴァータンのデビュー・アルバム。21世紀に書かれた魅力的なプログラムは彼女の技量を確信するとともに、これらの作品への興味を強くそそる物。ほとんどの曲はマリンバのためのもが、電子楽器を用いた作品は、更に魅惑的な音色が楽しめる。
ヨーゼフ・ヴァイグル(1766-1846):歌曲&アリア
 7つの歌曲/8つのオペラ・アリア集(フォルテピアノ伴奏)/
 他作曲家のオペラのための5つの追加アリア(フォルテピアノ伴奏)
  ドナルド・ジョージ(T) ルーシー・マウロ(Fp)
 ベートーヴェンと同時期のオーストリアの作曲家、ヨーゼフ・ヴァイグルの歌曲集。チェリストの父親を持ち、オペラ作曲家として活躍、34曲のオペラを残したが、現在ではほとんど忘れられている。このアルバムではそんな彼の歌曲を発掘。フォルテピアノの味わいある伴奏で歌い上げている。
アンドルー・フォン・オーエン
 ドビュッシー:前奏曲集第1集(全曲)/喜びの島
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章/ピアノ・ラグ
 デイヴィッド・ニューマン(1954-):前奏曲/アンティポダル・タグ
  アンドルー・フォン・オウエン(P)
 録音:2011年8月、ベートーヴェンザール、ハノーヴァー/現地発売:2013年。来日記念輸入。
ローレンス・ブラウンリー〜ロッシーニ:オペラ・アリア集
 「泥棒かささぎ」〜おいでなさい、この腕の中へ/「成り行き泥棒」〜D'ogni piu sacro impegno /
 「オリー伯爵」〜Que les destins prosperes accueillent vos prieres /「セミラーミデ」〜h dov'e/
 「オテロ」〜Che ascolto?/「イタリアのトルコ人」〜聞いた、ああ! 全部聞いたぞ…私の計画を助けて/
 「湖上の美人」〜ああ、甘美な炎よ/「ゼルミーラ」〜懐かしい土地よ

 ローレンス・ブラウンリー(T) コンスタンティン・オルベリアン指揮カウナス市so.
 録音:2013年4月、カウナス、リトアニア。ローレンス・ブラウンリーはその強靭でしなやかな声と超絶技巧、ユニークな性格を持ち味としており、また驚異的な「ハイF」を出せることでも知られる。このアルバムは彼の初のオーケストラとの共演を収録したもので、その美声を楽しめるとともに、ロッシーニ作品の中でも極めて珍しいアリアも聴けるという、マニア垂涎の1枚。
イルダル・アブドラザコフ、ロシア・オペラ・アリア集
 ラフマニノフ:「アレコ」〜月は高く輝く / ボロディン:「イーゴリ公」〜眠りも安らぎもなく
 グリンカ:「ルスランとリュドミラ」〜Ya ves'drozhu /「イワン・スサーニン」〜実の匂いを嗅ぐ
 ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」より〔カザンの町であった事/プロローグ戴冠の場面〕
 A.ルビンシテイン:「悪魔」〜Na Vozdushnom akiane / R=コルサコフ:「サトコ」〜ヴァリャーグ商人の歌
 チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」〜だれでも一度は恋を/「イオランタ」〜ルネ王のアリオーソ
 プロコフィエフ:「戦争と平和」〜Velichavaya v solnechnykh luchakh

 イルダル・アブドラザコフ(B) コンスタンティン・オルベリアン指揮カウナス市so.
 録音:2013年5月、カウナス、リトアニア。力強く印象的な声、美しいレガート、センセーショナルな低音。アブドラザコフのこの声はロシアのオペラ・アリアを歌うに最も相応しいものと言えるだろう。彼は2001年に25歳でスカラ座にデビュー。ニューヨーク、ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場など世界の劇場に次々と出演し、また数多くのオーケストラとも共演し、多くの聴衆を魅了している。次世代を担う素晴らしいバス歌手。
ジョン・タヴァナー(1490-1545):西風のミサ / リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):栄光と夢
オーランド・ギボンズ(1583-1625): Glorious and powerful God /第二典礼
トマス・タリス(1505-1585):光よ、お前の消える前に
 サイモン・キャリントン指揮イェール・スコラ・カントルム
 「アニヴァーサリーとメッセージ」(DE-3436)に続く、イェール・スコラ・カントルムの合唱作品集。ここでも指揮者サイモン・キャリントンは素晴らしい能力で、この合唱団の性能を存分に引き出し、ルネサンス期の名曲と、現代の名作曲家ベネットの作品を見事に表現している。
ジェーン・アントニア・コーニッシュ(1975-):
 ピアノ三重奏のための「 Duende 」[リー・トリオ]/
 弦楽四重奏のための「 In Luce 」[アリッサ・パーク、キャスリーン・スローン(Vn)
    ブレット・バンドゥッチ(Va) ヴァネッサ・フリーベアン=スミス(Vc)]/
 ヴァイオリンとピアノのための「 Clair-Obscur 」(*)
  [ミランダ・クックソン(Vn) ブレア・マクミラン(P)]
 録音:2012年、ブリッジ・レコーディング、ロサンゼルス(*以外) /2013年、ジャズ・アット・リンカーン・センター、ニューヨーク(*) 。映画「4つの嘘と愛」(2010)等の音楽で知られる作曲家による室内楽作品集。
キャロル・ローゼンバーガー〜ベーゼンドルファー・サウンド
 リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):舟歌 / ラヴェル:水の戯れ
 リスト:超絶技巧練習曲集第11番 変ニ長調「夕べの調べ」 / ラヴェル:鏡〜第3番「海原の小舟」
 グラナドス:マハとナイチンゲール / ドビュッシー:沈める寺 / アクア・パオラの泉
 チャールズ・T.グリフェス(1884-1920):ローマのスケッチ Op.7〜第3番/3つの幻想的小品 Op.6〜第1番「舟歌」
 ドビュッシー:夜想曲/水の反映 / ショパン:夜想曲第16番 変ホ長調 Op.55 No.2

 キャロル・ローゼンバーガー(P)
 使用楽器:ベーゼンドルファー、 model 290 Imperial 。
フランク・ティケリ(1958-):
 交響曲第3番「海岸」/ウィズイン/サラ・ティーズデールの3つの詩「星座」/大地の歌/ There Will Be Rest /
 ほら、この花を摘もう(伝承曲よりフランク・ティケリ編曲/合唱と管弦楽のための版)

 ジョン・セント・マリー(T) ジョン・アレクサンダー指揮
 ジョン・アレクサンダー・シンガーズ、パシフィックso.&cho.
 録音:2013年6月、カリフォルニア。アメリカの現代作曲家ティケリは、吹奏楽や室内楽曲などで知られるが、このアルバムに収録されているのは合唱を伴う「交響曲第3番」を始めとした一連の合唱作品全集。巨大なエネルギーを秘めた人間の声をふんだんに使った驚異的な作品は、どれも世界的に高く評価されている物。美しく魅力的な響きに圧倒される。
ディナーラ・アリエワ、オペラ・アリア集
 ヴェルディ:「椿姫」より〔不思議だわ/過ぎ去った日々よ〕/「運命の力」〜平和を、わが神よ!/
       「トロヴァトーレ」より〔穏やかな夜/恋はばら色の翼に乗って〕
 プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん/「蝶々夫人」〜ある晴れた日に/
       「つばめ」〜ドレッタの美しい夢/「トゥーランドット」〜氷のような姫君の心も
 カタラーニ:「ワリー」〜さようなら、ふるさとの家よ
 チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」〜私は創造の神の卑しい僕
 レオンカヴァレロ:「道化師」〜あの目つきは炎のようだった

 ディナーラ・アリエワ(S) マルチェッロ・ロータ指揮チェコ・ナショナルso.
 アゼルバイジャン出身のソプラノ、ディナーラ・アリエワは既にロシアの歌劇場で名声を得ている。彼女の壮大な声はいずれ世界を席巻することだろう。この彼女のデビュー・アルバムはイタリア・オペラの名アリアを歌った物。スケールの大きな音楽性と天性の美声は、この歌手の才能をまざまざと見せつける物。指揮者ロータの見事なサポートも聴き物。
シーン・ヒッキー(1970-):ピアノと室内楽のための作品集
 Cursive / Ampersand / Dolmen / Ostinato Grosso / Pied a Terre /
 Reckoning / Hill Music: A Breton Ramble / Birds of Barclay Street

  フィリップ・エドワード・フィッシャー(P) ジュリア・サハロワ(Vn)
  ブランドン・パトリック・ジョージ(Fl) アンネ・ランツィロッティ(Va) メレディス・クラーク(Hp)
 デトロイト生まれの作曲家ヒッキー。大規模な音を使った作品とはまた違う、「素のまま」が透けて見えるような音楽が並ぶ。
Spanish Dances
 ファリャ:4つのスペインの小品/「はかない人生」〜スペイン舞曲第2番 / モンポウ:歌と踊り より
 トゥーリナ:3つのアンダルシア舞曲 Op.8 〜第3番「サパテアド」
 グラナドス:ゴイェスカス第1部〜第3番「燈火のファンダンゴ」/わら人形/ゴヤ
 ロドリーゴ:別れのソナタ(ポール・デュカ讃)/4つの小品 / アルベニス/グラナドス補筆完成:アスレホス

  ブラジリアン・ギター・クァルテット(G/編曲)
 録音:2013年7月。 大人気、ブラジリアン・ギター・クァルテットによる「スペインのダンス音楽集」。ラテン音楽の源であるスペインの音楽の中でも、えりすぐりの6人の作曲家の作品をメンバーのT.D.アマラルがギター四重奏用に編曲した物。豊かなリズムを持つ典型的な舞曲を集めたこのアルバムは、2台の8弦ギターを含むこのBGQの優れた解釈と演奏をたっぷり楽しめる物。
メトネル:ピアノ・ソナタ第2番 ホ短調 Op.25
ラフマニノフ編曲による作品集
 バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006 / シューベルト:どこへ?
 メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」〜スケルツォ / チャイコフスキー:子守歌
 ベーア:冗談ポルカ「笑う小娘」 Op.303 / クライスラー:愛の悲しみ/愛の喜び

 ヴァディム・ホロデンコ(P)
 1986年ウクライナ、キーウ〔キエフ〕生まれのピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ。2010年第4回仙台国際音楽コンクールで優勝。しかし、彼の名前を一躍有名にしたのは、2013年ヴァン・クライバーン国際コンクールで金メダルを受賞したことだろう。「ロシア・ピアニズム」の伝統を受け継いだ確かなる技巧と音楽性、そしてラフマニノフなどの確固たる解釈。ここでもメトネルとラフマニノフの諸作品で素晴らしい音楽性を聴かせている。
East of Melancholy
 グリンカ/バラキレフ編曲:サンクト・ペテルブルクへの別れ〜第10番 ひばり
 アンドレ・オッセン(1905-1983):前奏曲第1番/キャラヴァン(D.ハモキワ編曲)/
                ペルシャ風の小品 Op.25(T.カマンガー編曲)/モザイク組曲 Op.19
 ハチャトゥリアン/M.キャメロン編曲:バレエ音楽「スパルタクス」〜アダージョ
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34〜 Nos.10, 12 / ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32〜第12番 嬰ト短調
 タマ・カマンガー:練習曲「 East of Melancholy 」 / ロリス・チェクナヴォリアン(1937-):幻想的舞曲 Op.2

  タラ・カマンガー(P)
 タラ・カマンガーはイランの血をひくアメリカのピアニスト。DELOSレーベルでのデビュー・アルバムではロシアとイランの様々な作品を自由自在に奏でている。イランを代表する作曲家オッセンは、一時期ロシアで学んだこともあり、その作品の中には確実にロシアの風味が感じられる。また、彼女自身のエチュード「East of Melancholy」はラフマニノフ風の憂鬱な雰囲気を持つ作品。
DE-3710
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(2CD)
プロコフィエフ:
 「ロメオとジュリエット」組曲[第1番/第2番]/
 ピアノ協奏曲第3番/古典交響曲/
 プーシキン・ワルツ第2番
ジェラルド・シュワルツ指揮
シアトルso.
ディクラン・アタミアン(P)
DE-3711
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(2CD)
ホヴァネスの音楽 Vol.1
 交響曲第50番「聖ヘレンズ山」/
 交響曲第20番「神秘の山」/
 そして神は偉大な鯨を創造したもうた/
 弦楽四重奏曲第3番「幼年時代の映像」/他
ジェラルド・シュワルツ指揮
シアトルso.、
上海SQ
 ホヴァネスの名を高めた「鯨」を始め、代表作を網羅したセットもの。
DE-3712
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(2CD)
1CD価格
アーリーン・オジェー・イン・デロス
 「バッハ&ヘンデル:アリア集」「ラヴ・ソング」
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
アーリーン・オジェー(S)
ジェラルド・シュワルツ指揮
モーストリー・モーツァルトo.
ダルトン・ボールドウィン(P)
アルド・パリゾット指揮
イェール・チェロEns.
 まだ壮年期に亡くなったアメリカのソプラノ、オジェーがDELOSに録音した全ての音源を集めたCD。
解き放たれた悪魔 [El Diablo Suelto]
 El Diablo Suelto (vals) Heraclio Fernandez / Mimi (bambuco) Carlos Alberto Rozo Manrique /
 Segura Ele (choro) Pixinguinha / Patasdilo (pasillo) Carlos Vieco / El Alegre Pescador (cumbia) José Barros /
 Ambar (bambuco) Juan Carlos Guio Andrade / Lucerito (bambuco) Luis Mariano /Um a Zero (choro) Pixinguinha /
 Vou Vivendo (choro) Pixinguinha /A Pacheco (pasillo) Carlos Vieco /Paçoca (choro) Celso Machado /
 A los Toros (bambuco fiestero) Emilio Murillo / Momposina (porro) José Barros

  アンバー・ミュージック・グループ ホアキン・リアノ(G)
  リカルド・サンドバル(マンドリン) コンスタンティン・オルベリアン指揮モスクワ室内o.
 上記曲目はそれぞれ、「曲名(様式)作曲者」の順で表記されている。
 イェフディ・メニューインが「才能に溢れ、洗練されたヴァイオリニスト」と認め、イヴリー・ギトリスも「彼の音楽とヴァイオリンへの情熱はすさまじく、それでいて繊細で知的」と賞賛するなど将来を嘱望され、世界を舞台に協奏曲演奏や録音を精力的にこなしているヴァイオリニスト、サーシャ・ロジェストヴェンスキーが一味違った側面を見せてくれるのがこのアルバム。サーシャがコロンビア生まれの3人の音楽仲間と結成したアンバー・ミュージック・グループと南米のダンス・ミュージックを奏でる。
GH-5601
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(2CD)
1.5CD価格
リヒテルのイギリス組曲
 J.S.バッハ:
  イギリス組曲第1番 イ長調 BWV.806/
  イギリス組曲第3番 ト短調 BWV.808/
  イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV.809/
  イギリス組曲第6番 ト短調 BWV.811
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1991年5月20日、チャイコフスキー・コンサートホール、モスクワ。ライヴ。初出音源。
 今回が初リリースとなる巨匠リヒテルのライヴ音源。モスクワ・フィルの本拠地であるチャイコフスキー・コンサートホールで行われたゲンリフ・ネイガウス追悼記念演奏会のライヴで、 リヒテル・ファンの間では録音の存在が確認されながら、これまで聴く機会のなかった音源のひとつ。彼はこの年に集中的に同曲を演奏している。
 伝説的な演奏家のライヴ録音をリリースする「ザ・グレート・ホール・シリーズ」の第一弾。
ラグタイム・イン・マジカル・キングダム
 ディズニー・テーマ・パークのラグタイム
クリストファー・
 キャラブレイス(P)
ディズニーランドのワールドバザールで流れているバイスクル・ピアノを弾いているのが、このキャラブライスらしい。
DE-6013
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(5CD)
2.5CD価格
限定盤
ブラジリアン〔ブラジル〕・ギター・クァルテット〜ラテン・グラミー受賞記念 BOX
 ・ブラジルのエッセンス[DE-3245]
 ・J.S.バッハ:管弦楽組曲(ギター四重奏編曲版)[DE-3254]
 ・エンカンタメント〜ブラジル・ギター音楽の魅惑 [DE-3302]
 ・アルベニス:イベリア(ギター四重奏編曲版)[DE-3364]
 ・ヴィラ=ロボス:作品集 [DE-3409]
 録音:1998年-2010年。ブラジリアン・ギター・カルテットは、ポール・ガルブレイスによって結成されたクァルテット。ガルブレイスは、チェロやギタロンのようにエンドピンがあり、その下に共鳴箱をつけた8弦ギターで演奏することで有名で、1998年にはバッハの無伴奏ヴァイオリン録音でグラミー賞にノミネートされた。彼が率いる名門ブラジリアン・ギター・クァルテットは、ギターが国民的楽器であるブラジルにおいて「ドリーム・チーム」と謳われている。同国で最も人気のある作曲家ヴィラ=ロボスに挑んだDisc5のアルバムは、2012年の「ラテン・グラミー・クラシック音楽部門」を受賞した。それを記念して代表的なアルバム5枚分をボックス化した、お買い得限定盤。
DV-7005
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(DVD_VIDEO)
価格帯:D
To Russia with Love 〜ホロストフスキー、2006年サンクト・ペテルブルク・ライヴ
 The White Acacia's Fragrant Flakes (Basner-Stetsyuk) /
 Misty Morning (Abaza -Turgenev) / Do no Awaken Memories (Bulakhov) /
 Tapestry (Tamarin) / Bright is the NIght (Shishkin) / Only Once (German -Fomin) /
 In Memory of Sergei Esenin (Gorodovskaya) /
 The Lonely Coach Bell Rings (Gurilov -Makarov) / Troika (Bulakhov -Vyazemski) /
 Do not Hurry (Babadzhanian -Yevtushenko) /
 I'm Grateful to You (Babadzhanian -Rozhdestvensky) /
 Spanish Dance from the Film "Gadfly" (Shostakovich) / Tenderness (Pakhmutova) /
 The Whisper of Birches (Orbelian -Lazarev) /
 Walts from "Masquerade Suite" (Khachaturian) /
 You Are My Melody (Pakhmutova -Dobronravov) /
 How Young We Were (Pakhmutova -Dobronravov)
 Encores: O Sole Mio ( Di Capua -Capurno) / Dark Eyes (Tracitional) /
      Evening Song -Leningrad ( Soloviev Sedoi)
以上、ドミトリー・ホロストフスキー(Br) モスクワ室内o.
 収録:2006年9月15日、Oktyabrsky Hall 、サンクト・ペテルブルク、ライヴ。
 毎年ホロストフスキーは夏にロシアに帰りコンサートを行なう。その時は彼の大好きな作品であるロシアのロマンスと歌曲を披露する。
DV-7006
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(DVD_VIDEO)
価格帯:D
ディミトリー・ホロストフスキー・イン・モスクワ
 ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」〜偉大な神よ!奴らはこの大理石の墓の上で/
       歌劇「ドン・カルロ」〜おおカルロ、聞いて/歌劇「トロヴァトーレ」〜対決のシーン
       歌劇「仮面舞踏会」より〔わたしは死んでまいりましょう/おまえであったのか〕
 グノー:歌劇「ファウスト」〜この土地を去る前に

  ディミトリー・ホロストフスキー(Br) ソンドラ・ラドヴァノフスキー(S)
  コンスタンティン・オルベリアン指揮ロシアpo.
 収録:2008年6月、モスクワ、ライヴ。本編42分+ボーナス・トラック16分(ボーナス:オルベリアンのインタビュー映像)。ホロストフスキーとラドヴァノフスキーという、現代最高のヴェルディ歌手夢の共演ライヴがDVDで登場。感動的なアリアやデュエット、それぞれの十八番である「カルロ、聞け」や「グノーのファウスト」からも収録。


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