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CLASSIC CONCERT RECORDS
1枚あたり¥11000(税抜¥10000)



 ザルツブルクで室内楽、アンサンブルを積極的に録音し続けているレーベル。特筆すべきはマリンバの名盤がひしめいていることで神谷百子、内山詠美子、ボグダン・バカヌ、カテジナ・ミツカたちの録音がある。モーツァルト少年合唱団も聴き物。  ## 2015年1月を持って国内代理店が撤退しました。また、既にレーベルの公式サイト等へはアクセス出来なくなっており、海外の多くの業者においても全点廃盤扱いとなっています(ダウンロード販売のみ継続されている模様)。御注文頂いても入手出来ない可能性が高いため、あらかじめご了承の程お願い致します。
マリンバ・ダモーレ
 日本のわらべ歌による変奏曲/独奏マリンバのための愛の喜び/海辺の思い出/古代の壺/
 独奏マリンバのアローン/小さな窓/独奏マリンバの風のスケッチ/竹藪の風/
 6つのマレットの五木幻想曲/独奏マリンバのカザフの子守唄/マリンバ・ダモーレ
  ボグダン・バカヌ(マリンバ)
J.S.バッハ:マリンバ協奏曲集 Vol.1(原曲:鍵盤楽器のための協奏曲)
 〔ニ短調 BWV.1052/ニ長調 BWV.1054/ヘ短調 BWV.1056〕
  ボグダン・バカヌ、カテジナ・ミツカ(マリンバ) ブカレスト国立放送so.
 チェンバロ・パートをマリンバ2台で演奏した盤。マリンバ独特のあたたかみのあるサウンドがなんとも新鮮に響く。マリンバによる、カデンツァの華麗なる技巧は聴き物。
人生のリズム〜ジョン・スローワー
 2つのマリンバとソプラノのための「一つの世界」(神谷百子に献呈)/
 2つのマリンバとソプラノのための「ラヴ・ソングズ」(神谷百子とボグダン・バカヌに献呈)/
 独奏マリンバと管弦楽のための「人生のリズム」(ボグダン・バカヌに献呈)
  ボグダン・バカヌ、神谷百子(マリンバ) カッサンドラ・ディミポウロウ(S)
  ジョン・スロウワー指揮ザルツブルク・ゾリステン
J.S.バッハ/ボグダン・バカヌ編曲:無伴奏
 ヴァイオリン・パルティータ第2番〜シャコンヌ
ジョン・スローワー
 真実の色彩、人生のリズム(マリンバ独奏版)
エマヌエル・セジュルネ:マリンバ協奏曲
ボグダン・バカヌ(マリンバ)
エヴァルド・ダンホッファー指揮
ザルツブルク・ゾリステン
ピアソラ:プロローグ
 ダニエル・ニコラス・ヴィルツ:ヴァルス・ヴァルス
 安部圭子:2つのマリンバのための風のスケッチII
 リボール・シマ:青いもの
 安部圭子:
  2つのマリンバのための日本のわらべ歌の反映II
 リュディガー・パワッサー:木彫り
 ジョン・スローワー:アウロラ・ボレアリス〜黎明
ボグダン・バカヌ、
クリストフ・ズィーツェン、
内山詠美子、
ヴラディーミル・
 ペトロフ(マリンバ)
J.S.バッハ:マリンバ協奏曲集 Vol.2(原曲:鍵盤楽器のための協奏曲)
 〔ハ短調 BWV.1060/ハ長調 BWV.1061/ハ短調 BWV.1062〕
  ペーター・ザードロ指揮ウェイヴ・カルテット
  〔ボグダン・バカヌ、内山詠美子、ヴラディーミル・ペトロフ、クリストフ・ジーツェン(マリンバ)〕
ポルトガルの現代音楽
 ジュアン・ペドロ・オリヴェイラ(1959-):クラリネット、チェロ、ピアノとエレクトロニクスのための「ビヨンド」
 ヌノ・コルテ=レアル(1971-):クラリネット、チェロとピアノのための「ラルゴ・インティミッシモ」Op.35
 ヴァスコ・メンドンサ(1977-):オーボエ、クラリネット、チェロとピアノのための「カダヴェリ」
 セルジオ・アゼヴェド(1968-):クラリネット、チェロとピアノのための「ベルリン・トリオ」

  地中海トリオ [Trio Mediterrain]
   [ラウラ・ルイス・フェレレス(Cl) ブルーノ・ボラルヒンホ(Vc) キム・バルビエ(P)]
  ペドロ・リベイロ(Ob)
 録音:2006年5月、ベルリン。オリヴェイラとコルテ=レアルはリスボン生まれ、メンドンサはポルト生まれ、アゼヴェドはコインブラ生まれと思われる。全て当団体のために書かれた作品。本CDは現代音楽をより広く一般の聴衆に親しんでもらうこと、ポルトガル音楽の個性と魅力を知ってもらうというコンセプトの下に作られた。西の果てのラテンから粗野で甘美な調べをお届け。トリオ「メディテレイン」は、2002年にスペイン、ポルトガル、フランスから結集した逸材の音楽家たちによるもので、ベルリンを中心に活躍している。現代音楽の可能性を究めていることを高く評価され、世界各地のフェスティヴァルに招かれている。電子音を取り入れるなど、新しい表現様式の領域に踏み込んだ彼らの音楽は、すでに現代音楽の枠組みを超えた、未来音楽といって良いかもしれない。
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
 フーガ ト短調/コラール「ああ主よ、哀れなる罪人われを」/コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」/
 フーガ ハ長調/コラール「キリストは死の縄目につながれたり」/フーガ ハ短調/コラール「天にいるわれらの父よ」/
 協奏曲 ト長調/コラール「来たれ聖霊、わが主」/フーガ ホ短調/幻想曲 ニ長調

  ジョルジョ・レヴェリ(Org)
 録音:2011年、オフヴィラー、フランス。使用楽器:ゲリエ制作。後期バロックのドイツの大作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマンのオルガン作品集。早熟で多作だったテレマンは、生前J.S.バッハをしのぐ名声を博していたと言われている。G.P.テレマンは様々な音楽形態の作品を残したが、なかでも自信が得意だったオルガン、チェンバロ作品は小曲ながら素晴らしい作品を残している。ここに収録された作品はコラール、フーガ、協奏曲で、同時代を生きたバッハの作品と比較しても面白い内容となっている。
クリスマスを祝う作品集
 J.S.バッハ:フルート・ソナタ第2番 変ホ長調 BWV.1031〜第2楽章「シチリアーナ」
 ヴィヴァルディ:「四季」〜「冬」第2楽章
 ヘンデル:オラトリオ「ユダス・マカベウス」〜よろこべや / 「きよしこの夜」/他

  ヴィルフリート・シャルフ(ツィター) ロスヴィータ・シュタインドル(G)
  ザビーネ・クラウス(Hp) ザルツブルク・ザイテンクラング
 オーストリアを中心に活動する世界的ツィター奏者、ヴィルフリート・シャルフによるクリスマスを祝う小品集。歌曲や器楽作品など多彩なジャンルから、クリスマス期間にはお馴染みの名曲の数々を収録。ツィター、ギター、ハープという弦をはじく3つの楽器のハーモニーは繊細かつ透明感な響きにあふれた物。全体的にゆったりとした曲調の作品が収録されており、優雅でありながらもどこか親近感のあるツィターの可愛らしい音色に癒されたい。ヴィルフリート・シャルフ世界各国をめぐり、日本でも数度公演を行っている他、教育者としても広く活躍している。その音色は柔らかく、高音でも透明感を失わない演奏技術は見事。
Saitenwege
 ハイドン:セレナード / ホーフル:おしゃべりなかわいい口
 J.S.バッハ:アリオーソBWV.1056 / カルッリ:二重奏曲 ト長調〜アレグロ
 ソル:モーツァルト「魔笛」の主題による変奏曲 / ヴィヴァルディ:協奏曲 ト長調〜アンダンテ
 ボッケリーニ:メヌエット / シャルフ:アンダルシア / タレガ:涙(ラグリマ)
 モーツァルト:歌劇「魔笛」〜アリア「私は鳥刺し」 / マスネ:タイスの瞑想曲
 タレガ:アルハンブラの思い出 / オキャロラン:キャロランのコンチェルト
 リムスキ=コルサコフ:歌劇「サトコ」〜インドの歌
 ピアソラ:「タンゴの歴史」〜カフェ1930 / アルベニス:スペイン組曲〜伝説(アストゥリアス)

  ヴィルフリート・シャルフ(ツィター) アルビン・ウェイド(G)
 オーストリアを拠点に活動するツィター奏者ヴィルフリート・シャルフとアルビン・ウェイドによる小品集。J.S.バッハやモーツァルトなどのクラシック界に知られた名曲から、ソルやアルベニスなどラテン・ギター界を代表する作品、そしてシャルフ自身が作曲した小品にいたるまで、多様なジャンルから選曲がなされている。ツィターとギターのアンサンブルは、つま弾く弦の柔らかくも溌溂とした爽やかな響きが魅力的。ツィターといえば、日本でも映画「第三の男」のテーマ曲で広く一般的に知られているが、本アルバムではあの軽快でおどけた音色はもちろんのこと、ハープを思わせる透明感あふれる響きも聴くことが出来る。ソリストとして世界的に活躍し、日本でも活躍するツィター奏者シャルフの演奏は丁寧かつ柔らかい響きに満ちた物。同じくオーストリアで活躍する若手ギター奏者ウェイドと共に、ツィターの多彩な魅力を聴かせてくれる。
Elegia - Music by Roberto Di Marino 〜ロベルト・ディ・マリノ(1956-):
 エレジア/ピアノ協奏曲/オルガン協奏曲/ギター協奏曲/ロンド・ミロンガ
  ジェリカ・ヴォイヴォーダ(P) シモーネ・ヴェベル(Org)
  ロベルト・ベリニチ(G) ミラン・ヴァウポティチ指揮プロコフィエフ・ロシアso.
 クラシック、ジャズ、吹奏楽と幅広いジャンルで作曲・編曲活動を行っているイタリア人作曲家、ロベルト・ディ・マリノの近作を収録したアルバム。ラテン情緒あふれる抒情的な旋律や疾走感のある心地好いリズムが印象的な彼の音楽は音楽ジャンルの垣根を超えた魅力にあふれている。本アルバムでは彼がオーケストラ用に作曲した初めての作品「エレジア」を始め、5つの作品が収録されている。「ロンド・ミロンガ」はバレエの舞台音楽として、モーツァルトの人生を描いた興味深い作品。幾度も反復されるミロンガの単純な音型の合間に、ピアノ協奏曲第23番第2楽章のメロディなどモーツァルトが作曲した美しい旋律が現れ、ドラマティックな盛り上がりを見せる。一方、過度な装飾のない素朴な旋律と5拍子のリズムが心地よいピアノ協奏曲は、ピアノだけでなく各楽器が複雑に絡み合って織りなす美しいアンサンブルが聴き所。西ヨーロッパの民俗音楽に喚起されて作曲されたギター協奏曲では、波のうねりのように押し寄せるオーケストラとギターとのハーモニーが絶妙。近年めきめきと活躍の場を広げている若手演奏家たちの卓越したソロにも注目。ドラマティックな演奏で、ディ・マリノの音楽を活き活きと聴かせてくれる。
CCR-62022
廃盤/入手不能
ウェーバー:大協奏的二重奏曲 変ロ長調 Op.48
ブラームス:クラリネット・ソナタ
 〔第1番 ヘ短調 Op.120 No.1 /第2番 変ホ長調 Op.120 No.2〕
ダニエル・オッテンザマー(Cl)
クリストフ・トラクスラー(P)
ドイツとフランスの室内音楽集 1633-1767
 P.H.エルレバッハ(1657-1714):ソナタ第2番 / F.クープラン(1668-1733):「諸国の人々」〜フランス人
 J.P.クリーガー(1649-1725): Veriebtes Weinen und Lachen / Die Heißverliebte
 マラン・マレ(1656-1728):マレ風のソナタ / G.P.テレマン(1681-1767):パリ四重奏曲〜第2番 ニ長調
 J.C.ドゥ・ラ・バール:(1633-1733): Quand une âme est bien atteinte

  ヤーコプ・ダーフィト・ラツィンガー(ガンバ)指揮ル・レーヴ・ドルフェ
  [ブノワ・アレ(T) 平崎真弓(Vn) 佐藤梢(Fl)
   ロザリオ・コンテ(テオルボ/G) フランシス・ヤコブ(Cemb)]
 発売:2011年。ピリオド楽器使用。ヴィオラ・ダ・ガンバ界注目の若手奏者ラツィンガー率いるバロック・アンサンブルが1633-1737年のフランスとドイツに焦点を当て、ドイツからエルレバッハ、クリーガー、テレマン、フランスからフランソワ・クープラン、ドゥ・ラ・バール、マレの作品がそれぞれ収録。同時代にありながら2つの国で流行していた音楽の響きは全く異なる物。今回はカルテット、トリオ、歌曲という3種のジャンルにわたって各国特有の響きを聴き比べることが出来る。ラツィンガーはもちろん、バロック・ヴァイオリン奏者としてヨーロッパ古楽界の第一線で活躍する平崎真弓、巨匠ホプキンソン・スミスの愛弟子ロザリオ・コンテら、国際色豊かな名手達による卓越したアンサンブルも注目。
デュオ・アウレオ
 フランソワ・ボルネ(1840-1920):カルメン幻想曲
 ライネッケ(1824-1910):フルート・ソナタ ホ短調 Op.167「ウンディーネ」
 クーラウ(1786-1832):ウェーバー「オイリアンテ」の主題による序奏と変奏曲
 ドヴィエンヌ(1759-1803):フルート・ソナタ ヘ長調
  デュオ・アウレオ[ガブリエーレ・ヘン(Fl) スヴェン=イェルク・シュヌーア(P)]
 ブエノスアイレス生まれ、南ドイツ在住の美形フルート奏者、ガブリエーレ・ヘンが古典派、ロマン派、近代のフルートの名曲、難曲を華麗に吹きまくっている。
Schubert, Bartok, Piazzolla
 シューベルト/マッツ・ベリストレム編曲:ソナタ〔ソナチネ〕第1番 ニ長調 D.384
 バルトーク/ Arthur Leveringi 編曲:ルーマニア民族舞曲(全6曲) / ピアソラ:タンゴの歴史(全4曲)

  リンダ・ヘードルンド(Vn) オット・トロネン(G)
 発売:2011年。フィンランド音楽界を牽引するヴァイオリニストの1人ヘードルンドと、東京国際コンクールで第3位に輝いて以来日本でも注目されるギタリスト、オット・トロネンによるヴァイオリンとギターの二重奏曲集。シューベルトのソナチネはヴァオリンとピアノの原曲を編曲した物。抒情的かつ優雅な原曲の雰囲気はそのままに、ギターの軽やかな伴奏によって清涼感あふれる響きが印象的。バルトークのルーマニア民俗舞曲には様々な編曲があるが、本CDの編曲は民俗舞曲らしさに満ちていて独自の魅力を放つ。ギターの流麗なリズムと、それに合わせて踊るように響き渡るヴァイオリンの艶やかな音色を堪能出来る。その魅力はピアソラのタンゴの歴史においてもなお一層感じられよう。タンゴのリズム感とセンチメンタルなメロディラインには思わず恍惚として聴き入ってしまう。
Via Nova
 序奏/ Gornodikansko Horo /即興と Horo / Kalimanku / Pravo Horo / Tanz Za Barabani /
 南の山からの3つの歌/3つのブルガリア民族舞踊/ヴァルナ舞曲第2部

  ヴィア・ノヴァ〔パーカッション・グループ〕
 録音:2007年。トラキア、ギリシャ、スラヴ、オスマンといったバルカン地域、ことにブルガリアの民俗音楽に光が当てられた一枚。イスラムチックな、しかしスラヴ的でもあり、世界の音楽史上でもまれに見るメロディーの多様性とリズムの複雑さを持った独特の音楽が楽しめる。紀元200年より姿かたちを変えていないブルガリアの伝統打楽器を使用した、次第に加速していく高速打のテクニックには目を見張る。「ヴィア・ノヴァ」は、パーカッションという楽器の持つ可能性を究極に追求することを目的とした、ブルガリア、イタリア、オーストリアから集められたパーカッショニストたちのグループ。ヨーロッパ各地でライヴするところ全てにおいて、その圧倒的な存在感と共に、火花が飛び散るほどの迫力とテクニックをあますところなく披露し、聴衆を熱狂の渦に巻き込んでいる。2005年ルクセンブルクで行われた国際パーカッション・コンクールでは、最優秀賞およびその他二つの特別賞を受賞し、一躍注目の存在となった。
Rayuela - Grenzenlos
 ウィリアム・ヤング(1610-1662):組曲 ニ短調(1653)
 ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):ソナタI イ短調(1731)〔原曲:ト短調〕
 ヨハン・ジョセフ・フックス(1660-1741):序曲 ハ長調(1701) / パーセル(1659-1695):シャコンヌ ニ短調
 A.スカルラッティ(1660-1725):ソナタ ヘ長調 (Santini-Bibliothek Muenster HS3957)
 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):「食卓の音楽」(1680)〜組曲 III イ短調
 カール・フリードリヒ・ヴァイデマン(?-1782):3部からなる6つのソナタ(1751)〜ソナタ ヘ長調
 ビアジョ・マリーニ(1587-1663):教会ソナタと室内ソナタ集第3巻 opera XXII(Venedig 1655) 〜組曲

  室内楽アンサンブル「ラユエラ」
  [クラウディア・ゲラウアー、マルティナ・ヨース、トーマス・エンゲル(リコーダー)
   トーマス・C.ボイセン(テオルボ/バロックG) トール=ハラルト・ヨンセン(バロックG/キタラ)
   サラ・ルイス・マルティネス(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb/Org)]
 録音:2007年。イタリアから、フランス、オーストリア、ドイツ、イギリスにかけての名曲を集めた物。ヨーロッパを渡り歩いた作曲家たちの、様々な民俗音楽のメロディーやリズムが反映された、一曲ごとに新鮮な違いを楽しむことができる。「文化は遊びから始まる」をモットーに、2004年に結成され、古典音楽の研究と普及に努めている「ラユエラ」。ヨーロッパ各地から選りすぐりの音楽家によって構成され、世界各国の音楽祭に参加している。
レッツ・ダンス!
 ジュール・デメルスマン:オリジナル主題による幻想曲 / クライスラー:愛のかなしみ/愛の喜び/美しきロスマリン
 エルヴィン・シュルホフ:ホット・ソナタ / ラヴェル:ハバネラ形式の小品 / フランセ:5つの異国風舞曲
 ペドロ・イトゥラルデ(1929-):小さなチャルダシュ / M.L.レイク(1879-1955):ヴィードーフのルバート
 ルディ・ヴィードーフ(1893-1940):Sax-O-Phun/サクソフォビア

  ヤン・シュルテ=ブネルト(Sax) フローリアン・フォン・ラドヴィツ(P)
 シュルテ=ブネルトは1976年生まれ。ベルリン芸術大学、アムステルダム スウェーリンク音楽院でアルノ・ボーンカムプらのもとで学んだ。ペドロ・イトゥラルデはスペインのもっとも有名なJAZZ Sax奏者。ヴィードーフはSaxphone演奏史上のパガニーニのような名人。
グリーグ(1843-1907):抒情小曲集より
 アリエッタOp.12 No.1/ワルツOp.12 No.2/番人の歌 Op.12 No.3/ポピュラー・メロディーOp.12 No.5/アルバム・リーフOp.12 No.7/
 エレジーOp.38 No.14/ワルツOp.38 No.15/孤独な旅人 Op.43 No.18/私の祖国で Op.43 No.19/春に向けて Op.43 No.22/
 ワルツ即興曲 Op.47 No.23/メロディーOp.47 No.25/メランコリーOp.47 No.27/エレジーOp.47 No.29/ノットゥルノ Op.54 No.33/
 過ぎ去った日々 Op.57 No.36/幻影 Op.57 No.38/秘密 Op.57 No.39/夢想 Op.62 No.46/憂鬱 Op.65 No.50/
 バラード風に Op.65 No.52/憂鬱なワルツOp.68 No.59/過ぎ去りて Op.71 No.65/思い出 Op.71 No.66

  ゴットフリート・ヘメツベルガー(P)
 録音:2007年、オーストリア。なお、上記No.は作品番号下の曲順ではなく、抒情小曲集内の連番を代理店が誤記載した物ですが、そのままとなっています。御了承下さい。グリーグは、本CDに納められているピアノ作品により、「北欧のショパン」と呼ばれるようになった。北欧の静謐な叙情が反映されたグリーグの詩情。彼の音楽はフランスの印象派ドビュッシーやラヴェルにも多大な影響を与えた。ヘメツベルガーは、ウィーン出身のピアニスト。ソロピアノだけでなく室内楽も幅広くレパートリーに入れ、世界各国で音楽祭などに出演する傍ら、オーストリア人の作曲家の作品の初演も積極的に行っている。後進の指導にも力を入れており、現在は韓国で客人教授を務め、彼の弟子の多くが、国内外を問わず多くのコンクールで受賞している。
ラフマニノフ(1873-1943):
 前奏曲〔嬰ハ短調 Op.3 No.2 /嬰ハ短調 Op.32 No.12 /ト長調 Op.32 No.5 /変ト長調 Op.23 No.10 〕/
 音の絵〔嬰ハ短調 Op.33 No.9 /変ホ短調 Op.33 No.6 /変ホ短調 Op.39 No.5 〕
ムソルグスキー(1839-1881):展覧会の絵

  ジョアン・ミゲル・ムラーニ(P)
 録音:2005年、私立アントン・ブルックナー大学コンサート・ホール。スペインのピアニストでもあり、作曲者でもあるムラーニは、奨学金を得てロシアで学んだため同地音楽の解釈に卓越している。また外国人としては他に類を見ず、ロシア人も滅多に手にすることのできないレッド・プライズをグネーシン音楽大学にて授与されている。確かなテクニックと繊細な解釈、レガート奏法による歌心を兼ね備えた、パッションのある音楽性の持ち主。
フェルディジェット〜クラリネットのための音楽
 ジョセフ・ホロヴィッツ(1926-):クラリネット・ソナタ(*)
 ルイージ・バッシ:ヴェルディ「リゴレット」幻想曲 / ドナート・ロヴレーリオ:ヴェルディ「椿姫」幻想曲
 C.P.E.バッハ/ペーター・ヴェーゼンアウアー(1966-):フェルディジェット(#)
 ストラヴィンスキー:3つの小品 / フランセ:主題と変奏 / ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2/道化師 Op.3-4
 マーク・グレンワース(1960-):ギルバートのためのブルース(+)

 フェルディナント・シュタイナー(Cl) ミヒャエル・ヴァインガルテン(P) ファウスト・クインタバ(P;*)
 アンドレアス・シュタイナー(Perc/Dr;#/+) イバイロ・ヨルダノフ(Cb;#)
 シュタイナーは1970年生まれ、ウィーン音楽大学でペーター・シュミードルらのもとで学び、現在、ザルツブルク・モーツァルテウム管等のソリストを務めている。
霊感と呪文〜バロック・オーボエとチェンバロのための新しい音楽
 スティーヴン・イェーツ(1957-):カント/ソルフェッジエート VII, III / アンドルー・フォード(1957-): D'amore
 トム・ロビン・ハリス(1941-):チェンバロ独奏のための2つの楽章 / エドウィン・マクリーン(1951-):霊感(2005)
 ジョン・メイローズ(1975-):ヴィヴァルディアーナ(2004) / ロス・エドワーズ(1943-): Yanada (1999) / Ulpirra
 カスパー・ブルックス(1960-):5つの鐘 / クリス・ラストヴィツカ(1973-): Laska

  デュオ・ダモーレ[ジェフリー・ブルジェス(バロックOb) エレーヌ・フナロ(Cemb)]
 バロック・オーボエとチェンバロによる現代音楽のユニークな響き。ブルジェスはレ・ザール・フロリサンで20年以上にわたりオーボエを演奏し、現在はバロック・オーボエの権威としてグローヴ新音楽事典の編纂にも携わっている。
Dirks und Wirtz
 ピアソラ:プロローグ / R.ディルクス:ダンツァ・ノン・ダンツァ/別れ
 J.コロンボ: Germaine / R.トウナー: Anthem / D.ヴィルツ:ワルツ・ワルツ
 J.ド・バンドリン: Noites Carioças / スティング:メッセージ・イン・ア・ボトル
 D.ヴィルツ:若きアコーディオン奏者の歌 / レノン/マッカートニー:エレノア・リグビー
 E.ジスモンチ:ロロ / D.ヴィルツ: Wohin auch immer
 R.ディルクス: Confesiones de un Payaso / Ch.パーカー:ビリーズ・バウンス
  ディルクス・ウント・ヴィルツ[レーントコ・ディルクス(G/Perc) ダニエル・ヴィルツ(G)]
 録音:2007年。国内代理店の誤表記『バンドリム』『レンノン/Mcカートニー』『エレアノール・リグビー』『ギスモンティ』『ビリーの空威張り』は訂正済。なお、ディルクスのファースト・ネーム欧文は "Reentko" だが、レーベルのサイトでは "Reenko" と "t" が抜けて誤記されており、商品本体にも誤りがあるかもしれません。『このCDは、ドレスデンの新進気鋭のギタリスト、レーントコ・ディルクスとダニエル・ヴィルツが、タンゴやフラメンコ、ラテンアメリカ音楽等に触発されて書いた作品の傑作集』(『内』代理店記載ママ。「〜からの触発によって書かれた」という意味か)で、様々な舞踊曲のダンス・ミュージック的要素がぎっしり詰まった、非常に面白い内容。レーントコ・ディルクスとダニエル・ヴィルツは、2000年にドレスデンにおいて、名教師であるトーマス・フェローの下で知り合い、すぐに意気投合してギター・デュオを結成した。レーントコ・ディルクスは、幼い頃パーカッションを習ったいと思っていた。その夢は結果としてかなわなかった、ディルクスのパーカッションに対する情熱はギタリストになった後も消えることなく、彼はギターでパーカッションのような響きを作り出すマルチ奏法を独力で開発した。このCDでは、通常のギター音楽では聴くことのできない、ギターの持つ様々な可能性が披露されている。
Tango
 ピアソラ:タンゴ組曲 / マティアス・シュミット: "2-Gather" 〔トゥギャザー〕
 安倍圭子:竹の中の風 / アンドレアス・コペル:トッカータ
 安部圭子:山を越える風 / ノボイサ・ヨハン・ジフコヴィッチ:アルチメータム II
 ダニエル・ヴィルツ:若きアコーディオン奏者の歌
  WAVE[内山 詠美子、ヴラジーミル・ペトロフ(マリンバ)]
 録音:2008年。マリンバのおしゃれな響きを活かした、クールなナンバーが満載。技巧的なものから叙情性を歌ったものまで、マリンバの様々な魅力を楽しめる。このマリンバ・デュオは、ベルギーで行われた国際マリンバ・デュオコンクールで最優秀賞、聴衆賞、及び安倍圭子賞を獲得した実力派。日本、ブルガリアと国籍は違えども、まるで一人が演奏しているかのように息のぴったり合った演奏で、とても心地よい音楽を聞かせてくれる。
Stage Entrance
 モンテヴェルディ:「オルフェオ」〜トッカータ/他
 グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜精霊の踊り
 モーツァルト:「魔笛」より / ワーグナー:「ワルキューレ」より
 グノー:「ロメオとジュリエット」より〔間奏曲/アリエッタ〕
 J.シュトラウスII:「こうもり」〜酒の歌/シャンペン・ポルカ
 チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より〔チョコレート/コーヒー/お茶〕
 プッチーニ:「トスカ」より / ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」より
  ウィーン・トロンボーン・アンサンブル
  [ヴォルフガング・シュトラッサー、マティアス・クフレーラー、
   フェルディナント・ヘーベスベルガー、アルベルト・ヴィーダー(Tb)]
 バロックから「スターウォーズ」までウィーンのトロンボーンの名手たちがバリバリ・ブリブリいつもより多めに吹きまくっている。
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ イ長調〜/
 ハンガリー舞曲第5番/間奏曲 イ短調/プレスト/
 ヴァイオリン協奏曲〜/カプリッチョ/
 交響曲第3番〜/ハンガリー舞曲第16番
マックス・グロッシュ(Vn)
ヤン・エシュケ(P)
スヴェン・ファラー(Kb)
バスティアン・ユッテ(Dr)
 2005年バイエルンのトゥッツィングで行われたブラームス・フェスティヴァルで行われた " ブラームス meets Jazz " というイヴェントが評判になりCD化された物。JAZZとクラシックというとなんといってもバッハで、ブラームスの韜晦はJAZZの即興演奏から最も遠いところにあると思われるが、意外や意外、楽しい聴きものになっている。
Romance
 トマゾ・アルビノーニ:アダージョ / J.S.バッハ:協奏曲 ニ短調 BWW596(原曲:ヴィヴァルディ)
 シュニトケ: Revise Fairy Tale / ヴラジーミル・ヴィルメニヒ (1925-1980): Chornobryvtsi
 ピアソラ:アディオス・ノニーノ/ヴィオレンタンゴ / フランク・アンゲリス(1962-):ロマンス
 ヴィクトル・ノヴィコフ(1952-):サンバ=カーニバル

  Acco-Duo [ミラン・ヴァウポティク、イヴァナ・レヴァク・ヴァウポティク(バヤーン)]
 録音:2009年、クロアチア。なお、国内代理店が記載したアルバム題名は "Acco Duo" だが、これは奏者2人のデュオとしての名前(国内代理店の日本語案内部分にデュオ名は記載されていない)。クロアチアのデュオが、ヨーロッパ中世から現代音楽まで、幅広いレパートリーをきかせたCD。彼らの使うバヤーンは、最先端のクロマティック・アコーディオンの一つで、特に、ロシアにおいて広く普及し、民衆音楽の中で力強い発展を遂げた。近年、この楽器の持つ底知れない魅力と大きな可能性が再注目されており、いまやバヤーンはクラシックの楽器仲間として立派に認められている。ロシアを越えてヨーロッパ各地に広まりつつあるアコーディオン音楽文化をお楽しみ頂きたい。ヴァウポティク夫妻は、モスクワ音楽院で研鑽を積みロシアにおけるバヤンの伝統を受け継いできた。特に、ミラン・ヴァウポティクはクロアチアのアコーディオン・コンクールで二度の優勝を果たし、2007年にアメリカのニューヨークで行われた国際コンクールでは、グランプリを受賞、世界最高のアコーディオン奏者として認められている。ヴァウポティク夫婦の絶妙に息のあったタイミング、知性のある音楽性、繊細な歌心は、バヤンの大御所ロシアのお墨付き。
ブラームス:歌無しの歌曲集(歌唱なし/ピアノ・パートのみ収録)
 15 (17) の子供の民謡 WoO31〔第8曲「膝の上に馬乗り」は2版とも/「野いばら」は長調の版も収録〕/
 1860年までに作曲された Ops.43, 47, 48 の歌曲

 [日曜日Op.47 No.3 /恋人の手紙 Op.47 No.5 /恋人を尋ねて Op.48 No.1 /裏切者 Op.48 No.2 /
  乙女の恋の嘆き Op.48 No.3 /金は恋に勝る Op.48 No.4 /涙の慰め Op.48 No.5 /幸福と平安は私から去り Op.48 No.6 /
  私は角笛を苦しみの谷(現世)で鳴らす Op.43 No.3/ファルケンシュタインの殿様の歌 Op.43 No.4〕

 ジョゼ=ダニエル・マルティネス(P)
 録音:2009年、オーストリア。CDに収められた作品は、1854年から1857年にかけて、ブラームスが交流を深めていたシューマンの子供たちに献呈された物。歌曲に添えられたピアノ・パート譜は、歌に劣らず非常に重要な音楽性を湛えており、こうして聴いているとそれ自体で独立したピアノ小品のようだ。ブラームスの、子供たちへの温かい眼差しが思い浮かぶ。ジョセ=ダニエル・マルティネスは、アメリカのワシントン出身。マイアミ大学にて室内楽の研究テーマで博士号を取得。1999年から2004年にかけてモーツァルテウムのサマー・アカデミーで教鞭をとり、1997年よりチェロやソプラノ歌手との共演を続けている。また、ブラームス初期の声楽曲に関するレクチャーも行っている。
ヨハネスとクララ [Johannes und Clara]
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.5
 クララ・シューマン(1819-1896):
  3つのロマンスOp.11 /ロマンス イ短調 Op.21 No.1 /ロマンス ロ短調(1856)
 ゴットフリード・ヘメツベルガー(P)
 録音:2008年4月、ワインバーグ城〔代理店記載ママ〕、オーストリア。ブラームスは、1853年にこの作品に着手したか、完成したといわれている。1853年、22歳のブラームスは名ヴァイオリニストであったヨーゼフ・ヨアヒムやフランツ・リスト、そしてクララ・シューマンに出会い、自らの音楽の視野を広げることとなった。クララ・シューマンは、1856年のクリスマスにブラームスにプレゼントした最後のロマンスに、次のような言葉を添えた:「愛しい記憶の中で―クララ」二人の作品には愛が詰まっている。癒されたい方必聴。
Emiko
 内山詠美子:タンカの世界
 トーマツ(代理店記載ママ/トーマス?)・
  アーノルド:闇夜の明るい光
 三善晃:リップル〜ソロマリンバのための
 ヴラディーミル・ペトロフ:ミスター・ノーネム
 末吉保雄:ミラージュ〜ソロマリンバのための
 レーンコ:別れの詞
 安倍圭子:ザ・ウェーブ インプレッションズ
  〜マリンバソロと2つのパーカッションのための(*)
内山詠美子(マリンバ)
マヌエル・ホーフシュテッター、
ヴラディーミル・ペトロフ
(Perc;*)
True Colours
 シューベルト/レオナルド・エレート編:アルペジオーネ・ソナタD821
 サン=サーンス:ファゴット・ソナタOp.168 / イヴァン・エレート:ミラノ風ソナタ
 デュティユー:ファゴットとピアノのためのサラバンドとコルテージ
 パスクッリ/ダヴィッド・ザイドル編:「ラ・ファヴォリータ」の主題による大コンチェルト
  ダヴィッド・ザイデル(Fg) ヘルベルト・リュディサー(P)
 代理店のインフォメーションには『オリジナルはオーボエによるEは超難曲でそれを見事にファゴットで吹き切っております。』と記載されているが、「E」に当るはずの6曲目が記載されていない。5曲目のパスクッリ作品のことか。
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集
 〔ハ長調 RV443/ト短調 RV439「夜」/
  ニ長調 RV90「ごしきひわ」/ハ短調 RV441〕
ピアソラ/ホセ・カルリ編曲:タンゴの歴史
マリア・ルース(Fl)
トーマス・フェオドロフ指揮
アンサンブル・プリスマ
 古楽アンサンブルとリコーダーのピアソラが実に新鮮な響き。
Dreams, Colours and Alegrias
 マヌエル・デ・ファリャ:はかなき人生 / イサーク・アルベニス:アルハンブラの思い出
 ゴンザレス=ワインバーグ:甘い恋 / アンドルー・ヨーク:日差し / メモ・ペレス:ネリー
 ハダメス・ジナタリ:コルタ・ジャカ / アルヴォ・ペルト(1935-):鏡の中の鏡
 イサーク・アルベニス:アストゥリアス / ベートーヴェン:ソナチネ / フランシスコ・タレガ:夢
 ジョージ・モント=ゴンザレス:アフリカン・ドリーム / アナトリー・リャードフ:プレリュード
 アグスティン・バリオス:森に夢見る / ベートーヴェン:アンダンテと変奏曲

  フェルナンド・ゴンザレス(G) アラン・ワインバーグ(P)
 様々な花を集めたブーケのように、スペイン、エストニア、ロシアなど、様々な国の作曲家による傑作を集めたCD。「幸せを味わってほしい。幸せのあるところに知性と天才は生まれる」という信念を持って、ゴンザレスが音楽の花束を添える。フェルナンド・ゴンザレスは、音楽院時代からトップの成績を収め、ギタリストの登竜門、ナムール国際コンクールで最優秀賞を納めました〔代理店表記ママ〕。レパートリーは今やルネサンスから現代ものまで幅広く、世界で最も優れたギタリストとして引く手数多。絶妙なリズム感とギターの響きを熟知した素晴らしい音楽性。
無伴奏ギターのためのキューバ音楽
 グユン〔ルベン・マルチネス・ルビエラ〕:ああ、ママ・イネス/ Yambambó / Marta / Cachita
 レオ・ブローウェル:性格的な舞曲集/前奏曲/フーガ/11月のある日/無題の小品(番号不明)/ Drumme negrita
 カルロス・ファリニャス:静寂の中で/グアラチャ/悲しい歌/前奏曲/ Laura /公園にて/
 ジョセ・アントニオ・〔ニコ・〕ロハス:Lilliam /母に捧げるグァヒラ/グァンタナモの娘のグァヒラ/
                    Retrato de un médico violinista / Paquito y Afonsito

  ホアキン・クレルチ(G)
 録音:1997年-1999年、オーストリア。『ギターの日のための舞踊団 Caracteristica』『沈黙の中でなければいけない』『(ニコ)ロジャース』などと言う珍妙な訳は訂正した。ポップスとクラシックを融合させるという実験を試みたキューバの巨匠たち。キューバの民族舞踊音楽の語法を活かしながら独特の芸術を作り上げた。血気盛ん、情熱、あるいは癒し系である南国ならではの様々なキャラクターが詰まっている。ホアキン・クレルチは1965年キューバ生まれ。ハバナ大学でギターや作曲などを巨匠レオ・ブローウェルから学び、1990年以後はオーストリアのザルツブルク・モーツァルテウムで研鑽を積んだ。キューバ音楽の軽快なリズム、ギターの持つ温かい音色で南国のパラダイスへと導き、ラテン音楽の真髄に迫る。
Folksongs - Stefan Goergner / Joaquin Clerch
 柳の庭のほとりでIE / 三羽のカラスGB-ENG? / 我が恋人は紅き薔薇GB-SCOTS
 ヘンリー王GB-ENG/ A.ラミレス:アルフォンシーナと海 / 霧の露GB-ENG / バーバラ・アレンGB-SCOTS
 かつて、ある娘を愛していたGB-SCOTS / 恋人に林檎をあげようGB-ENG? / ロード・ランダルAS
 メンデス:ククルクク・パロマ / アニー・ローリーGB-SCOTS / 仕立て屋とネズミIE
 恋人は定期市を行くIE / 黒色は愛する人の髪の色IE/AP / 旅人よIE/AP
 以上、〔アイルランド民謡IE/アイルランドあるいはアパラチア地方の民謡IE/AP/
     イングランド民謡GB-ENG/スコットランド民謡GB-SCOTS/アングロ=サクソンのバラードAS

  シュテファン・ゲルクナー(CT) ホワキン・クレルチ(G)
 録音:2010年8月11日-14日。ドイツを中心に活躍するカウンターテナーのゲルクナーによる、優しくも哀愁漂う旋律で日本でも人気の高いイギリス諸島のイングランド、アイルランド、スコットランド地方の民謡を多く収録したアルバム。サイモン&ガーファンクルやボブ・ディランらの名演が今もなお語り継がれるフォークソングのジャンルだが、本アルバムで聴くことが出来るカウンターテナーの柔らかい歌声とギターの響きによる暖かなハーモニーも絶品。艶と深みのある歌声で時に優しく、時に切なく語りかけるゲルクナーの歌が心に沁み入る。イングランドの民謡はどこかジョン・ダウランドの歌曲も想起させ、イギリス・ルネサンス時代のリュート歌曲がお好きな方にもおすすめ。ギターを担当するのはキューバ・ギター界の巨匠ホワキン・クレルチ!民謡の合間には、アルゼンチンの作曲家A/ラミレスのギターソロも収録されており、円熟の域に達しつつあるクレルチの見事な演奏を堪能出来る。
J.S.バッハ
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
ヨースタ・フンク(Cemb)
 録音:2004年7月27日-28日、ザンクト・マルガレーテン教会、シュトテル、ドイツ。使用楽器:マティアス・クラマー、1990年製(ヨハン・クリスティアン・ツェル (1728年ハンブルク)・モデル)。グレン・ウィルソン、シェティル・ハウグサンら名手に師事し、実力派チェンバリストの一人としてドイツ国内外問わず活躍の幅を広げているフンクが、ついにゴルトベルク変奏曲を収録したアルバムをリリース。フンクの演奏は堅実で、一つ一つの音の粒をしっかりと響かせる丁寧な演奏。第15変奏や第25変奏では心持ちゆったりだが、決して重すぎることはなく、全体的に心地好いテンポ感にあふれている。使用したチェンバロは、かのレオンハルトも愛したモデル。やや硬めの発音が溌溂とした印象を与え、フンクの明瞭な演奏を引き立てている。
Weihnachten〔きよしこの夜/アヴェ・マリア/神を讃えよ/他〕
 トニー・スラマ(朗詠) イルカー・アルカユレク(T) ペーター・ラング指揮モーツァルト少年cho.
 クリスマスにちなんだ曲を集めたCD。聖歌を中心として、「きよしこの夜」や「アヴェマリア」など、なじみのある曲も沢山入っている。まだ声変わりする前の、少年たちの清らかな声で、もう一度名歌が生まれ変わる。クリスマスのBGMに最適。モーツァルト少年合唱団は、1956年にモーツァルト生誕200周年を記念して結成された。今や世界的な活動を展開しており、日本や中国、シンガポールなど、アジアでも絶大な人気を博している。
神谷百子〜Pieces of Peace
 村松崇継:満開の木漏れ日/スピリット/光の幻影(*)
 竹島悟史:
  手紙/いちばん好きな椅子/1杯のコーヒー/あなたへ
 レノン/マッカートニー/菅原拓馬 編:ブラックバード
 喜多形寛丈: HATO-OTO(ハトオト)
 吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ・デュオ(*)
 マーク・フォード:ウェリントン
神谷百子(マリンバ)
ボグダン・バカヌ(マリンバ;*)
 『音楽を通して、何を表現して行きたいか、音楽を通して何が出来るか、を日々模索する中、近年、作曲家の方々に「何らかの形で ` Love and Peace` をテーマに取り入れた作品(アレンジ作品でも)」を委嘱させて頂いています。`Pieces of Peace` と名付けたこのプロジェクトを、今後もライフワークとして続けて行き、そこから何か発展させて行くことが出来ればと願っています。』(2011年/神谷百子)
Solo Sonatas
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調
 バルトーク(1881-1945):無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz117
 イザイ(1858-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27 No.4
  ジョルジュ・エマニュエル・シュナイダー(Vn)
 録音:2010年7月、ドイツ。バッハ、バルトーク、イザイのソナタは、非常に強い密接関係にあり、バロックから20世紀にかけてのヴァイオリン音楽史全体がひとつのラインでつながっている。バッハのソナタは、ザクセン・ワイマールのヴァイオリニスト兼作曲家だったヨハン・パオル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705)の作品にインスピレーションを受けている。バルトークは、ハンガリーのナショナリズムを追及して、ハンガリーのフォーク・ソングを研究し、その成果をヴァイオリン・ソナタに反映させた。イザイは、1923年にバッハのヴァイオリン・ソナタを発見したことをきっかけに、バッハの形式と主題をベースとしたヴァイオリン・ソナタを作曲し、オーストリアの名ヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーに献呈した。コンクールの課題曲とされることが多く、ヴァイオリン・ソナタの中で最も難曲といわれる。ジョルジュ・エマニュエル・シュナイダーは、1980年チューリヒ出身。浜松福祉交流センターでのヤマハとのコラボレーションによる演奏会が日本で高く評価されている。その誠実な人間性と精巧なまでの音楽作りに定評があり、レパートリーは古典から現代まで幅広く、新作の初演もしばしば手がけている。
Theophil Ensemble Wien - Live
 R.シュトラウス/F.ハーゼネール編曲:もう一人のティル・オイレンシュピーゲル(*)
 マーラー/A.N.タルクマン編曲:さすらう若人の歌(*)
 ベーラ・コヴァーチ(1937-):クラリネット・ソロのための「リヒャルト・シュトラウスへのオマージュ」(#)

  クレメンス・ザンダー(Br) テオフィル・アンサンブル・ウィーン
 録音:2010年12月(*)/2007年12月(#)、オーストリア放送文化会館、ライヴ。ウィーン・フィル、ウィーン放送so.ウィーン・フォルクスオーパーといった名門の主要メンバーからなるアンサンブル団体テオフィル・アンサンブル・ウィーンのライヴ。マルティヌー、ツァノウ、ブラームスを収録したアルバム(CCR-62151)でも注目された、編曲作品を多く取り入れる独創性豊かなプログラムは今回も健在。「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」は、F.ハーゼネールがR.シュトラウスが作曲した交響詩を室内楽用に編曲した物。8人という小編成のため、原曲以上に各楽器のソリストたちの妙技を堪能することが出来る。演奏時間も約10分(本アルバムでは9 '21 ")と短縮されており、原曲の魅力がぎゅっと凝縮された1曲と言えるだろう。現代屈指の編曲者A.N.タルクマンによるマーラーの名曲「さすらう若人の歌」の室内楽編成版では、洗練された器楽アンサンブルとクレメンス・ザンダーの深いバリトンの歌声を堪能出来る。また、本アルバム最後には2007年ライヴで演奏したコヴァーチの作品も収録。超絶技巧連続のクラリネット・ソロは圧巻。世界トップレベルのソリストたちによる安定感抜群のアンサンブルは流石の一言。今回も魅力的なプログラムと演奏を堪能できるアルバムとなっている。
CLASSIC CONCERT RECORDS "BALCON RECORDS"
Old times
 デ・ピナ:ガロト / サルデニャ:ラメントス・ド・モロ / ヘイス:1つのワルトと2つの愛
 サルデニャ:悲しいショーロ第1番 / ヘイス:全て知っている医者 / デ・ピナ:2人の友達/バー・ヴィンテ
 コラレス/ダフネ/ブライルック=コラレス:ウォーキング / サルデニャ:ジェルジ・ド・フザ
 ピシンギニャ:カリニョゾ / ダフネ:タンバリンの猫 / サルデニャ:昔のあの頃

  ヨハネス・ダフネ(G、バンドリン/マンドリン、カヴァキーニョ)
  イルゼ・ブライトルック=コラーレス(G) ゲイザ・フェリペ(Fl)
  グルーポ・ブラジネイリーニョ
 ギタリストおよび作曲者として活躍するヨハネス・ダフネによるギター小品集。ブラジル・ギター界の巨匠アニバル・アウグスト・サルデニャ(通称ガロート)の名曲「ラメントス・ド・モロ」や、同じくブラジルが誇るギターの名手ディレルマンド・ヘイス(レイス)の「カリニョーゾ」などを中心に収録している。ブラジルポピュラー音楽の父とも言われる大家ピシンギーニャの「カリニョーゾ」は、ブラジル独特の即興曲「ショーロ」を代表する屈指の名曲。物悲しくもどこか暖かい、美しいギターの音色に酔いしれる。本アルバムではギター・ソロだけでなく、フルートやクラリネットとのアンサンブル曲も収録。ブラジレイラな情緒あふれる旋律と、ラテン調ならではのリズミカルな音楽をたっぷりと堪能できる1枚。
ハリウッドからブラジルへ [From Hollywood to Brazil - Guitar goes America]
 ジルベルト・ジル(1942-)/ジーモン・シュムッケルマイア編曲:エスプレッソ 2222
 アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):ディンディ / ホルヘ・モレル(1931-):ブラジルの舞曲
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):平均律ギター曲集 Op.199 より 前奏曲とフーガ
  〔第4番 ホ長調/第6番 嬰ヘ長調/第13番 ト長調/第7番 嬰ハ短調/第21番 変ホ長調〕/
 アンディ・ナレル(1954-)/ジーモン・シュムッケルマイア編曲:ナッティ・スティック
 パウロ・ベリナッチ(1950-):ジョンゴ / ハダメス・ニャタリ(1906-1988): Anacleto de Medeiros

  エヴァ・テュヒラー、ジーモン・シュムッケルマイア(G)
 代理店記載の調性に『変ハ短調』というのがあったが、嬰ハ短調の誤り。20世紀中ごろからアメリカへ流入したブラジルの音楽をテーマに、往年の大作曲家から今もなお現役で活躍するギターの名手達まで、ギターの魅力あふれる珠玉の作品の数々が収録されている。アメリカに移住し幅広い活動を行ったことで知られるカステルヌオーヴォ=テデスコはもちろんのこと、20世紀ブラジル音楽を代表する音楽家でありボサノヴァ・ジャンル確立の立役者と言われるジョビン、今なお世界的アーティストとしてMPBを牽引するジル、ベリナッチらの作品も収録。現代まで綿々と続くブラジル音楽の系譜を追いながら、ギターの魅力を堪能できる1枚。
The Suite Sounds of the Marimba
 サン=サーンス/サーファー編曲:動物の謝肉祭(全曲)
 ストラヴィンスキー/サーファー編曲:火の鳥〜抜粋
アーロン・セイファー(マリンバ)
 アメリカで活躍する新進気鋭のマリンバ奏者、アーロン・セイファーのデビュー・アルバムは「動物の謝肉祭」と「火の鳥」を自身が編曲したマリンバ・ソロ版で演奏するという、意欲的なプログラム。今回のアルバムの目的について「マリンバはピアノと同じくらい多彩な楽器であるだけでなく、フル・オーケストラと同じ(サウンド)効果を持つ楽器でもあるということを見せることです」と語っているセイファー、その言葉に違わず、1台のマリンバから繰り出されているとは思えないほどの多彩な表現力で、見事な音楽世界を作り出している。あえて大編成の管弦楽曲として知られた作品をソロで演奏することで、マリンバ・ソロの可能性をより大きく魅せた1枚。アーロン・セイファーはアメリカ、フロリダを中心に活動する若手マリンバ奏者。A.シュタイアーやB.バカニュら名手らに師事し、これまで様々なコンクールでの受賞歴を誇る実力派。作曲家、編曲家、教育者としても幅広く活動しており、今後ますますの活躍が期待されるアーティスト。


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