天国のクリスマス モンテヴェルディ: 「聖母マリアのための晩祷」より/ 「オルフェオとエウリディーチェ」より パーセル: ニ長調のグラウンドによる3声のファンタジア ラッスス:主よ平安を与えたまえ J.S.バッハ: 「クリスマス・オラトリオ」より/ 2台のピアノのための協奏曲 ハ短調 BWV1060〜アダージョ/ ミサ ロ短調〜「主よ平安を与えたまえ」 ヘンデル:合奏協奏曲 Op.6-4 イ短調〜ラルゴ パッヘルベル:「神のみわざはよきかな」 〜パルティータ第1・2・6番/他 |
ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・コンセントゥス・ムジクス グスタフ・レオンハルト指揮 レオンハルト・コンソート | |
おそらくライセンス音源によるコンピレーション。 | ||
デイヴィッド・ハイクス: 変えるべき問題/現在の循環/極点のキリエ/内心の叫び |
デイヴィッド・ハイクス &ハーモニック・クワイア | |
デイヴィッド・ハイクス:和声的な出会い 偉大な神への詩/和声的関係/キリエの開始/ キリエの断片/エレイソンの終止/友愛/ハレルヤ |
デイヴィッド・ハイクス とハーモニック・クワイア | |
テリー・ライリー:ニュー・アルビオンのハープ | テリー・ライリー(P) | |
グルジェフ/デ・ハルトマン:ピアノ作品全集 Vol.1 〜真実の探究者たち 真実の探究者たち/大寺院の賛歌集/ スーフィー教団の儀式/9つの記録/他 |
セシル・リトル(P) | |
テネブレ集(グレゴリオ聖歌) アンティフォン/レスポンソリウム ド・ラ・リュー:エレミアの哀歌 ヨハネス・ガルダノ:エレミアの哀歌 ベルナルドゥス・イカルト:エレミアの哀歌 |
ユトレヒト学生cho.、 ユトレヒト学生室内cho. | |
テリー・ライリー:ハ調で(In C) 梁名越(David Mingyue Liang):千の泉の物語/水の禅 |
王永吉(ワン・ヨンジ)指揮 上海映画o. | |
グルジェフ/デ・ハルトマン:ピアノ作品全集 Vol.2 〜聖典の朗読 聖典の朗読/祈りと絶望/宗教的儀式/宗教的賛歌/ 小アジアの正統的賛歌/聖金曜日の賛美歌/ 復活祭の水曜日の賛美歌/創造主への賛美歌/ 近づき難い場所への旅/他 |
セシル・リトル(P) | |
神秘的なバラ 〜アイルランド、ルーマニア、 イスラエル、セファルディの民謡集 裏切られた愛/神秘的なバラ/あこがれ/ シュレーダー=シェーカー:バラのために/他 |
テレーゼ・ シュレーダー=シェーカー(S/Hp) | |
グルジェフ/デ・ハルトマン:ピアノ作品全集 Vol.3 〜太陽への賛歌のための言葉 動き/海よりの歌とリズム |
セシル・リトル(P) | |
天国のクリスマス Vol.2 〜バロック様式で編曲された旋律集 グルーバー: 清しこの夜/楽しいクリスマスを(イギリスのキャロル) ピアポント:ジングル・ベル 19世紀ドイツのキャロル:もみの木/他 |
アントニオ・ペレグリーノ指揮 イ・ソリスティ・ディ・ドゥイノ | |
甘き喜びのうちに 〜12世紀より現代までのクリスマス曲集 ヒイラギとツタ/向こうの森の下に/アヴェ・マリア/ 甘き喜びのうちに/サヨナキドリ/ 哀れみの母/インスブルック/他 |
テレーゼ・ シュレーダー=シェーカー(S/Hp) | |
天国のクリスマス Vol.3 コレッリ:合奏協奏曲 Op.6-8「クリスマス」 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ〜シンフォニア マンフレディーニ:合奏協奏曲 ハ長調 Op.3-12「クリスマス」 トレッリ:合奏協奏曲 ニ長調 Op.8-12「クリスマス」 ロカテッリ:合奏協奏曲 へ短調 Op.1-8「クリスマス」 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」〜「冬」/他 |
アントニオ・ペレグリーノ指揮 イ・ソリスティ・ディ・ドゥイノ | |
アダージョ Vol.1 ラヴェル:「ピアノ協奏曲」より/ヘンデル:ラルゴ/J.S.バッハ:アリア/アルビノーニ:アダージョ/ エルガー:悲歌/グリーグ:ソルヴェイグの歌/グルック:聖霊の踊り/ マーラー:交響曲第5番〜アダージェット/バーバー:弦楽のためのアダージョ/他 | ||
アダージョ Vol.2 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 より/テレマン:ヴィオラ協奏曲 より/ エルガー:チェロ協奏曲 より/ワーグナー:ジークフリート牧歌/他 | ||
アンダンテ バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 より/ヴィヴァルディ:「秋」より/ショパン:子守歌/ チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番〜アンダンテ・カンタービレ/他 | ||
ラルゴ Vol.1 バッハ:ゴルトベルク変奏曲 より/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」〜アダージョ・カンタービレ/ シューベルト:即興曲/ショパン:「別れの曲」/他 | ||
ラルゴ Vol.2 グリーグ:アリエッタ/ブラームス:間奏曲/バッハ:イギリス組曲第2番 より/ シューベルト:水車屋と小川/グラナドス:「ロマンティックな場景」より/他 | ||
大いなる神秘 Vol.1 ピエール・ド・ラ・リュー:エレミアの哀歌 タリス:聖木曜日のための哀歌 パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサより ビクトリア:モテット「おお大いなる神秘」 バード:モテット「われは不幸なり」/他 |
ジェレミー・サマリー指揮 オックスフォード・カメラータ シネ・ノミネ・シンガーズ オックスフォード・スコラ・カントールム/他 | |
大いなる神秘 Vol.2 バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 ビクトリア:ミサ「おお大いなる神秘」〜グローリア バード:5声のミサ〜サンクトゥス タリス:モテット「聖なる神よ」 ギボンズ:パヴァーヌ モーツァルト:幻想曲 ハ短調 KV396 スタンリー:ヴォランタリー イ短調 ヴェルディ:4つの聖歌〜スターバト・マーテル 他 |
ジェレミー・サマリー指揮 オックスフォード・カメラータ ウォルフガング・リュプサム(Org) ヤーノシュ・シェベシュチェーン(Org) ジョセフ・ペイン(Org)他 | |
イアン・カー〜音と甘い旋律 ああ哀れなヨリック/暗闇の王子は紳士/ 柔らかい静けさと夜/レクイエム/他 |
イアン・カー (Tp/フリューゲルホルン) ジョン・テーラー(Org) | |
天国のクリスマス Vol.4 昔聖ダヴィデの街で/おおベトレヘムの小さな町/ 桜の木のキャロル/寒い真冬に/甘き喜びのうちに/ コヴェントリーのキャロル/男 の子が生まれた/清しこの夜/他 |
ドナルド・ハント指揮 ウスター大聖堂聖歌隊 | |
クーラングブラ〜嵐が来る 長い赤い道/ 家族の三部作 [ベヴァリー/子供は夢見る/何にでもなりたい]/ 嵐が来る/それについて考えよ |
クーラングブラ(打楽器グループ) | |
祭 武満徹:雨の樹(巳の刻) 沢井忠夫:火垂る(酉の刻) マイケル・アスキル: 波(戌の刻)/澄んだ真夜中(丑の刻)/他 |
マイケル・アスキル指揮 シナジー(打楽器グループ) 小田村五月(琴) ライリー・リー(尺八) | |
ロマン的方法〜20世紀アメリカ音楽集 コープランド:静かな都市 カウエル:賛美歌とフーガ風の調べ第2番〜賛美歌 カーター:悲歌 バーバー:弦楽四重奏曲〜アダージョ ケージ:夢 ガーシュウィン:子守歌/他 |
様々な演奏家 | |
クーラングブラ クーラングブラ: ロシアへ/クーラングブラ/思いやりへの32段階/ ジョンのための歌/愛する国土/他 |
クーラングブラ(打楽器グループ) | |
天国のクリスマス Vol.5 ベーム:前奏曲とフーガ J.S.バッハ: コラール前奏曲「いざ来れ、異教徒の救い主よ」/ コラール「高き天よりわれは来れリ」/ コラール前奏曲「かくも喜びあふるる日」 グリュンベルガー:パストラール レールンドルファー:「甘き喜びのうちに」による即興演奏 |
フランツ・レールンドルファー(Org) | |
聖母マリアのカンティガ集(13世紀スペインの歌曲集) | ウィンサム・エヴァンズ指揮 ルネサンス・プレーヤーズ | |
グレゴリオ聖歌集 あわれみ深き天の創り主よ/イエスが生まれたまいし時/ 神は天使を処女のもとにつかわした/ 主はよみがえられた/来れ聖霊よ/他 |
コンラート・ルーラント指揮 ミュンヘン・カペラ・アンティカ | |
ヴェネツィアの音楽 モンテヴェルディ: 「祝福されし聖母マリアのための晩祷」 〜主よわれらを助けたまえ ヴィラールト:3声のリチェルカーレ ラッスス:マドリガル「甘い響きのように」 ジョヴァンニ・ガブリエリ:モテット「今ぞしもべを」 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「和声と創意の試み」 Op.8〜第6番「喜び」/他 |
ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス コンラート・ルーラント指揮 ミュンヘン・カペラ・アンティカ フランス・ブリュッヘン(BFl)他 | |
ロマン的方法 Vol.2 〜イタリアとフランスのクラシック音楽集 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲 ドビュッシー:月の光 フォーレ:子守歌 ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番第2楽章 ヴィヴァルディ: マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425〜ラルゴ/他 |
コダーイSQ ロッシーニ合奏団 チェコスロヴァキア国立po./他 | |
オルフ:学校用作品 Vol.1〜ムジカ・ポエティカ グニルト・ケートマン(1904-1990): 木琴のための4つの小品/5つの小カノン カール・オルフ:4つの舞曲/歌曲と遊び歌/他 |
コッペルシュテッター(Ms) ウィトマン(Vn) ザビーナ・レールマン(Vc) ツァーンハウゼン(BFl) | |
オルフ:学校用作品 Vol.2〜子供のための音楽 カール・オルフ:2つの無伴奏合唱曲/ 2つのヴァイオリンのための8つの小品 グニルト・ケートマン: ソプラノ・リコーダーと打楽器のための5つの小品/ フルートと打楽器のための5つの小品/他 |
マックス・フライ指揮 ミュンヘン高等音楽学校マドリガルcho. ツァーンハウゼン(BFl)他 | |
オルフ:学校用音楽第3集〜ピアノ音楽 カール・オルフ:ピアノ練習曲、持続低音の練習 ゲルトルート・オルフ:ピアノ小曲集 |
ニコラウス・ラフゼン(P) | |
リュリ:トランペットのエア フレスコバルディ:聖体奉挙のためのトッカータ クレランボー:第2旋法の組曲 J.S.バッハ:トッカータ ニ短調 BWV565 メシアン:「主の降誕」〜神はわれらのうちに/他 |
フランツ・レールンドルファー(Org) | |
瞑想のためのクラシック音楽(「アダージョ」シリーズよりの編集) バッハ:アリア/アルビノーニ:アダージョ/バーバー:弦楽のためのアダージョ/他 | ||
心だけ〜ソロの芸術(クラシック、ニュー・エージ、ワールド・ミュージックの選集) バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番〜アンダンテ/無伴奏チェロ組曲第4番〜サラバンド 唯是震一:神仙調舞曲/ホヴァネシアン:トッカータ/イアン・カー:音と甘い旋律/他 | ||
天国の啓示の調和の交響曲 〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲン全集 Vol.1 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179): ウルスラの処女たち/悪魔の提案/昔の心の場所/ おお熱烈な精神/雲は悲しんでいる/祖国より/他 |
シンフォニー | |
オーロラ 〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲン全集 Vol.2 葉の茂った枝/おお何と貴重な/アヴェ・マリア/ おお大いなる奇跡/おお何という奇跡/ 枝と王冠/おお知恵の力/他 |
シンフォニー | |
おお最も高貴な活力 〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲン全集 Vol.3 おお祝福された幼子/鳩が見つめた/おお最も高貴な活力/ おお最も力のあるライオンの継承者/他 |
シンフォニー | |
シュッツ:白鳥の歌 SWV482-493 | ロランド・ペールマン指揮 ソング・カンパニー | |
ロマン的方法 Vol.3〜ドイツのクラシック音楽 ベートーヴェン:「月光」より/ウェーバー:クラリネット五重奏曲より/ ブルッフ:「コル・ニドライ」より/ブラームス:クラリネット五重奏曲より/ ワーグナー:ジークフリート牧歌/他 | ||
チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集 Vol.1 フーガ ハ短調 Op.10-1/前奏曲 ロ短調 Op.3-1/ マズルカ ロ短調 Op.3-3/夜想曲 嬰へ短調 Op.4-1/他 |
ニコラウス・ラフゼン(P) | |
チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集 Vol.2 前奏曲 ニ短調 Op.1/マズルカ ヘ長調 VL143/ ワルツ ロ短調 VL144/海の曲集 Op.28/他 |
ニコラウス・ラフゼン(P) | |
吉村七重・箏の芸術〜「江戸時代の作品集」 八橋検校:六段、乱れ / 光埼検校:残月、五段砧 / 吉沢検校:千鳥 吉村七重(箏/二十絃箏) | ||
Ⓟ 2000。 | ||
吉村七重・箏の芸術〜「八橋から宮城まで」 八橋検校:四季の曲、八段 / 松坂春栄:楓の花 / 伝承/宮城道雄:尾上の松 / 宮城道雄:瀬音、春の海 吉村七重(箏/二十絃箏) 三橋貴風(尺八) 深見さとみ(箏/三味線) | ||
録音:2001年2月-4月、東京。 | ||
吉村七重・箏の芸術〜「二十絃筝作品集」 三木稔:天女 / 長沢勝俊:5つの小品〜錦木によせて/ 三木稔:秋の曲 / 西村朗:七重 / 佐藤聡明:神招琴 |
吉村七重(箏/二十絃箏) 三橋貴風(尺八) | |
Ⓟ 2003。 | ||
吉村七重・箏の芸術〜「三木稔&&吉松隆作品集」 三木稔:コンチェルト・レクイエム〜二十絃箏と邦楽器のための/ 吉松隆:夢あわせ夢たがえ〜二十絃箏と邦楽器のための / 三木稔:竜田の曲〜二十絃箏のための 吉村七重(箏/二十絃箏) アンサンブル・プロ・ムジカ・ニッポニア(邦楽Ens.) | ||
録音:2003年9月19日、津田ホール、ライヴ。 以上4点をセットにしたBOX (19918-2)あり。 | ||
ペーター・ミヒャエル・ハメル(1947-):神を求めて 瞑想の沈黙の中で/おお主よ/わが神/汝神は真実なり/他(全5曲) |
ウォルフガング・ハッティンガー指揮 アンサンブル・ スツェーネ・インストルメンタル | |
録音:1997年10月27日、マリア救済教会、グラーツ。 | ||
シューベルト: 3つのピアノ曲(即興曲) D.946/ ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960 |
ニコラウス・ラフゼン(P) | |
信仰告白〜大天使の宴会、羊飼いの喜び 暗い真夜中/かいばおけの中に/神の子羊/ バラはない/ナンシー/処女マリア/ 他 |
ウィンサム・エヴァンズ指揮 ルネサンス・プレーヤーズ | |
歌の中の歌 ジョスカン・デ・プレ:見よ、あなたは何と美しい ビクトリア:私は黒いが美しい パレストリーナ:「ソロモンの雅歌」〜5つのモテット メルキオール・フランク: 「ソロモンの雅歌よりの宗教的歌曲集」〜5つのモテット/他 |
ロランド・ペールマン指揮 ソング・カンパニー | |
J.S.バッハ: トッカータ ハ長調 BWV.564/ 6つのコラール「シュープラー・コラール」 BWV.645-650 レーガー: オルガン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.60/ グローリア Op.59-8/ コラール「目覚めよ、と呼ぶ声あり」 による幻想曲 Op.52-2/他 |
フランツ・ レールンドルファー(Org) | |
主題と変奏 Vol.1〜子供の歌による即興演奏 農夫の3月に/キツネよ、お前はガチョウを盗んだ/ お化け/カッコウ、カッコウ/眠れ、赤ん坊よ、眠れ/他 |
フランツ・レールンドルファー(Org) | |
主題と変奏 Vol.2 〜ミュンヘンの大聖堂の新しいオルガンでの即興演奏 「聖母マリア、マントを広げたまえ」による変奏曲とフーガ/ 瞑想と「行け、集会は解散する」/ 「偉大な神よ、我ら汝をたたえん」による変奏曲とフーガ/ 間奏曲/交響的幻想曲と「復活祭のハレルヤ」 |
フランツ・レールンドルファー(Org) | |
19世紀ロマン派のオルガン音楽 レオン・ボエルマン(1862-1987):ゴシック組曲 Op.25 シャルル=マリー・ウィドール(1844-1937): オルガン交響曲第6番 Op.42〜カンタービレ ルイ=ジャム・アルフレッド・ ルフェビュール=ウェリ(1817-69):クリスマス変奏曲 ヨゼフ・イグナーツ・ビーリング(1734-1814): 2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音を伴う チェンバロ又はオルガンのための協奏曲 アルミン・クナープ(1881-1951): Wie schön leucht' uns der Morgenstern aus Sieben Orgalchoräle フランツ・クサヴァー・シュニッツァー(1770-1785): ソナタ第1番 ハ長調 ジーグフリート・カルク=エーレルト(1877-1933): Aus meines Herzens Grunde (Pastorale) アルトゥール・ピーヒラー(1886-1974): Nocturno (Salve, Regina) Aus Orgelmusik in fünf Sätzen フランク:コラール第3番 イ短調 |
フランツ・レールンドルファー(Org) | |
シューベルト: 34の感傷的なワルツ集 D.779/ ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 Op.53 D.850/ ハンガリーのメロディ ロ短調 D.817 |
ニコラウス・ラフゼン(P) | |
チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集 Vol.3 4つの前奏曲 Op.26/2つの前奏曲と2つのフゲッタ Op.29/ 民謡集/4つの前奏曲 Op.7/ 2つのカノンとフゲッタ Op.9/4つのマズルカ/他 |
ニコラウス・ラフセン(P) | |
シューベルト歌曲のリストによる編曲集 挨拶を贈ろう/焦燥/セレナード/君こそわが憩/ 糸を紡ぐグレートヒェン/魔王/水車屋と小川/ 水の上にて歌う/しおれた花/ウィーンの夜会第6番/他 |
ニコラウス・ラフゼン(P) | |
ジョン・スタンリー(1712-1786):6つのオルガン協奏曲 [ホ長調/ニ長調/変ロ長調/ハ短調/イ長調/ハ長調] |
フランツ・レールンドルファー(Org) | |
ジョン・バックリー:冬の光の中で 〜ギターとフルートのための音楽 ギター・ソナタ第2番/ギター・ソナタ第1番/ アルト・フルートのための幻想曲[第1番/第2番]/ 無伴奏フルートのための3つの小品/冬の光の中で/他 |
ジョン・フリーリー(G) ウィリアム・ダウダル(Fl) | |
マックス・レーガー:オルガン作品集 序奏とパッサカリア ニ短調(1899)/ トッカータとフーガ イ短調Op.80/キリエOp.59 No.7/ ベネディクトゥスOp.59 No.9/ 幻想曲とフーガ ニ短調Op.135b/受難Op.154 No.4/ BACHの名による幻想曲とフーガOp.46 |
フランツ・ レールンドルファー(Org) | |
録音:2003年。 厳格ななかにも後期ロマン派の豊穣な響きを湛えたレーガーのオルガン作品集。名オルガニスト・レールンドルファーは当レーベルにバッハ、レーガー、即興演奏集など、計7枚のCDを録音している。 | ||
何とピアノ版「禿山」も収録 ムソルグスキー:ピアノ作品集 組曲「展覧会の絵」/涙/瞑想曲/ 古典様式による間奏曲/ゴパック/ 禿山の一夜(コンスタンチン・チェルノフ編) |
ニコラウス・ラフゼン(P) | |
録音:2004年。 ラフゼン(1960-2005)はエッシェンバッハやゲルバーらに師事、特に前者からその才能を高く評価されていたが、2005年に44歳という若さで惜しくも亡くなった。 | ||
無伴奏フルート作品集 バッハ:無伴奏フルートのための パルティータ イ短調 BWV.1013 ドビュッシー:シランクス バックリー:冬のこだま、海のこだま 武満徹:巡り カルク=エーレルト: フルート・ソナタ 嬰ハ短調 Op.140 ヴァレーズ:密度21.5 オネゲル:牝山羊の踊り ハメル:夢の時 メルカダンテ: 「ドン・ジョヴァンニ」の主題による変奏曲 C.P.E.バッハ: フルート・ソナタ イ短調 Wq.132 |
ウィリアム・ダウドール(Fl) | |
録音:2000年-2007年。 ウィリアム・ダウドール(1951-)はダブリン生まれのフルート奏者。米国で学んだ後、生地のRTEコンサートo.、さらにアイルランド国立so.(RTE国立so.)の首席奏者として活躍した。現在はアイルランド国立音楽アカデミーの教授を務めている。このCDは代理店翻訳者によると『大半が無伴奏のフルート曲という意欲的な物』とのことだが、ダウドール以外の奏者は案内に記載されていない。 | ||
ロシア・アヴァンギャルドの音楽1905-1926 ニコライ・オブーホフ(1892-1954):レヴェレーション(1915) アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):アルバムの綴り(1910) /アルバムの綴り(1905) フリアン・スクリャービン(1908-1919):2つの前奏曲 Op.3 (1918) /前奏曲(1919) ボリス・パステルナーク(1890-1960):2つの前奏曲(1906) アレクサンドル・モソロフ(1900-1973):2つの夜想曲 Op.15 (1926) ニコライ・ロスラヴェッツ(1881-1944):3つのコンポジション ニコライ・オブーホフ:6つの心理的絵画(1915)/星は語る(1915)/不吉な反射(1915)/ お互いの好きにしよう(1916?)/祈り(1915) アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914): 前奏曲第5番(1912) /ト短調の前奏曲とフーガ(1909) /ロ短調のカノン(1908) ロジャー・ウッドワード(P) | ||
録音:2009年1月11日-14日、ヴェルトゼー、バイエルン。20世紀の新しい芸術運動で重要な役割を果たしたロシアの作曲家たちによる珍しいピアノ曲。スクリャービンはもとより、早世した息子のフリアン・スクリャービンの作品、「鉄工所」でお馴染みのモソロフ、独自の無調様式を確立させたロスラヴェッツ、「ドクトル・ジバゴ」で知られるノーベル賞作家パステルナークの作品ほかを収録。そしてなかでも驚きなのが、おそらくはモードを基本としつつ自由な無調様式にたどり着いたニコライ・オブーホフの諸作品で、その音楽は元祖ロシア・アヴァンギャルドのスクリャービンをも超え、メシアン、武満、湯浅ら第二次大戦後に活躍した作曲家たちを彷彿とさせる超時代性を持っている。作曲年が1915年前後ということを考えると驚異という他ない。 | ||
ペーター・ミヒャエル・ハメル(1947-): 人生の響きの [旅立ち:ジョン・ケージの追憶に/ アルフレッド・A.トマティスの追憶に/ マイルス・デイヴィスのための マイルストーン/ モートン・フェルドマンの追憶に/ ワルター・バッカウアーの追憶に/ デーン・ラドハイアーの追憶に/ パンディット・ペイトカーの追憶に/ オリヴィエ・メシアンの追憶に/ ジャチント・シェルシの追憶に/ ヤニス・クセナキスの追憶に/ ヨハン・ダフィト・ アントニーンのために/ 到着:ジョン・ケージの追憶に] |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
録音:2006年1月14日-17日、バイエルン放送。 ドイツの作曲家ハメルはヨーロッパの作曲家にしては珍しくアジアの音楽やアメリカの作曲家たちの活動に関心があり、ミニマル・ミュージックの影響を受けた独自の神秘主義的な音楽を書き続けてきた。このCDはハメルが影響を受けた様々な音楽家へのオマージュといったタイプの小品を集めている。それぞれの作曲家の特徴を捕らえた作りになっており(あくまでハメルが捕らえた作曲家像であるが)、面白いのが「マイルス・デイヴィスのためのマイルストーン」と「ジャチント・シェルシの追憶」(まるでジョン・アダムス風)で、耳に心地よいヒーリング・ミュージック。武満徹のスペシャリストでもあるオーストラリア出身の巨匠ロジャー・ウッドワードが透明感のあるピアノを聴かせている。 | ||
ヴィルフリート・ヒラー(1941-): 星の本(88鍵ピアノのための88の星座) |
ジルケ・アーフェンハウス(P) | |
録音:2006年7月、11月、バイエルン放送。 ピアノの鍵盤数になぞらえ、それぞれペガサス、オリオン、ケンタウルス等、星座のタイトルがついた88の小品からなる。曲によって無調、調性、複調、旋法的と多様な語法とスタイルで書かれた性格的小品といえよう。ヒラーは作家ミヒャエル・エンデと一緒に仕事をしたことでも知られる。 | ||
ハンス・オッテ(1926-): 時の本(1991-1998) (ピアノのための48の小品、全4巻) |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
録音:2006年1月18日-21日、バイエルン放送。 2006年に80才を迎えたオッテの近作。電子音楽の作曲家として知られる彼だが、ここでは静謐な音楽が続く。切り詰められた素材、繊細な複合音響が美しい。 | ||
現代音楽のスペシャリスト、 ロジャー・ウッドワードが弾くショパン ショパン:夜想曲全集 |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
録音:2006年。 オーストラリアのピアニスト、ウッドワードはコンクールであのヘルフゴットに勝ったこともある実力派。日本では特に武満作品のスペシャリストとして知られているが、近年はショパンの演奏へ力を入れている。2002年来日時にも武満とショパンの演奏で話題となったが、その彼による最新の成果が当盤。ますます色鮮やかに、そして深みを増している。 | ||
フリッツ・ハウザー&ミハイル・アスキル: スペース〜ベル、シンバルとゴングのための音楽 |
フリッツ・ハウザー、 ミハイル・アスキル | |
ほぼ即興演奏と思われる瞑想的な音楽。当レーベルらしいミステリアスらしさが漂う。 | ||
バーバラ・トンプソン(1944-):サクソフォン四重奏曲集 [第1番/第2番「暗闇から光へ」/ 第3番「ボディ・ランゲージ」] |
アポロ・サクソフォンQ | |
録音:2003年。 トンプソンはオックスフォード生まれ。デューク・エリントンやコルトレーンを聴いて育った彼女の音楽はジャズとミニマリズムの折衷様式で、常に活き活きとしたリズムに溢れている。アポロ・サクソフォン四重奏団は1985年設立。この分野でのスター的グループでナイマン、フィットキン、ロドニー・ベネット、マイケル・トークなどポップな傾向の現代音楽を得意としている。 | ||
ミカロユス・コンスタンティナス・ チュルリョーニス (1875-1911):ピアノ作品全集 Vol.4 楽興の時 嬰ヘ短調/ 前奏曲[Op.13/Op.14/他全20曲]/ ピアノ・ソナタ ヘ長調/即興曲/マズルカ/ ポロネーズ/リトアニアの子守唄/幻影 |
ロカス・ズボヴァス(P) | |
録音:2006年9月12日-14日、バイエルン放送スタジオ2。 第3集まで録音していたピアニスト、ニコラウス・ラフゼンが2005年に急逝してしまったため途絶えていたチュルリョーニス「ピアノ作品全集」シリーズが再開された。大作の ヘ長調のソナタ以外は全て1〜4分程度の小品だが、ショパンとスクリャービンの間に位置するかのような神秘的で密やかなミクロコスモスの数々は一度聴くと病みつきになる。そのほの暗く情熱的な音楽は晩秋から冬にかけて聴くのにピッタリ。ピアノを弾くズボヴァスはチュルリョーニス国際ピアノ・コンペティションの入賞者で作曲家の孫にあたる。 | ||
マイケル・アサートン&ガース・ペイン: SynC - 平行線 南33度50分/アル・アンビクの対話/遭遇/ アレトリョマンシー/エクリプス |
マイケル・アサートン &ガース・ペイン | |
古楽と現代音楽の演奏家アサートンとエレクトロニクスを専門とする音楽家ペインのコラボ。浮遊感のある無国籍、超時代的エスニック・ミュージック。セレスチャル・ハーモニーらしい音楽。 | ||
バッハ/エヴァンス編:パルティータとソナタ集 ソナタ第1番 ト短調 BWV1001/ パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002/ ソナタ第2番 イ短調 BWV1003/ パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004/ ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005/ パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 |
ウィンザム・ エヴァンス(Cemb) | |
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ全6曲を、チェンバロ奏者のウィンザム・エヴァンス自身がチェンバロ独奏用に編曲したもの。こうしたタイプの演奏は個別には録音があったものの、全集は初めてと思われる。チェンバロでの演奏効果を上げるため様々に手が加えられ、原曲とは異なった華麗な音楽になっている。チェンバロの俊敏な立ち上がりによって、まるでバッハの新発見のチェンバロ曲を聞くような新鮮さを感じられる。 | ||
フリッツ・ハウザー: フリップ ソロ・ドラミング (ドラム・セット、シンバル、 打楽器のための12の小品) |
フリッツ・ハウザー (Perc) | |
録音:2004年、DRSスイス放送スタジオ。 フリッツ・ハウザーはスイスのプログレシヴ・ロック・グループ、CIRCUS の元メンバーで現在はフリーの打楽器奏者、即興演奏家として活動し、来日してマリンバの安倍圭子と共演したこともある。このCDも即興的な要素の強い作品でカウベル、タムタム、ドラム等を駆使してコミカルなものから瞑想的なものまでヴァラエティのある表現を繰出、ケージのソナタとインターリュードの空気感に通じるものがある。 | ||
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 (ピアノと弦楽四重奏のためのオリジナル版)(*) ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲第3番 ハ長調WoO36 |
ロジャー・ウッドワード(P) アレクザンダーSQ | |
(*)の版はオーケストラ伴奏版の初演後、1832年にショパン自身の手で編曲されたもの。ピアノが現れるまでの長い弦楽四重奏パートは全く別の曲を聴いているようであり、これは新発見されたショパンの弦楽四重奏曲なのではないかと錯覚するほど。その他の部分においても弦楽四重奏としての書法は堅実、緻密で、オーケストラ版では気づきにくい室内楽的な各声部の動きに新たな発見と驚き。また実質上のピアノ五重奏の形態になることでピアノとアンサンブルの一体感が増し、お互いの当意即妙なやりとりは手に汗握るほど。ベートーヴェンとショパンは全く作風の異なる別次元の作曲家と思われがちだが、二人の生きた年代は驚くほど近接しており、ウッドワードは二人の音楽に内在する共通点と時代のダイナミズムを見事にリアリゼーションしている。ベーゼンドルファー275のやや硬めに調整された響きが冴え渡る。 | ||
ペーター・ミヒャエル・ハメル: 弦楽四重奏曲集 [第3番(1991/93)/第4番「残響」(1995/2000)]/ 弦楽三重奏曲(1991/92) |
アレクサンダーSQ | |
録音:2006年10月23日-25日。 ハメルはアジアの音楽に強い関心を示しており、この曲集にそれは反映されている。五音階、仏教儀礼を思わせるエスニックな身振りなど、新ロマン主義、ニュー・トナリティ、ニュー・シンプリシティと言われる現代音楽の流れに属するといえよう。ドイツのルー・ハリソンと言うのが最もふさわしい。 | ||
ドビュッシー:前奏曲集第1集&第2集 前奏曲第1集 [デルフォイの舞姫/帆/野を渡る風/ 音と香りは夕べの大気の中に漂う/アナカプリの丘/ 雪の上の足あと/西風の見たもの/亜麻色の髪の乙女/ さえぎられたセレナード/沈める寺/パックの踊り/吟遊詩人]/ 前奏曲第2集 [霧/枯れ葉/ビーニョの門/妖精たちはあでやかな舞姫/ ヒースの草むら/風変わりなラヴィーヌ将軍/ 月の光が降り注ぐテラス/オンディーヌ/ ピックウィック氏をたたえて/エジプトの壺/交代する3度/花火] |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
現代音楽のスペシャリストとして名高いオーストラリアのピアニスト、ロジャー・ウッドワード。リリースされたアルバムの多いことでも知られていて、とりわけDECCAよりリリースされた武満徹の作品集は、現在でも高い評価を受けている。そんな彼だが、実はバッハやスクリャービン、そしてドビュッシー(1862-1918)も大得意。ここでも、彼がパデレフスキ、ラフマニノフの流れを汲むヴィルトゥオーゾであることを再認識させる実にすばらしい演奏を聞かせてくれる。 | ||
J.S.バッハ: 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903/ パルティータ第2番 ハ短調 BWV826/ パルティータ第6番 ホ短調 BWV830 |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
録音:2007年1月。 ロジャー・ウッドワード(1942-)は、オーストラリアのピアニスト。シドニーで学んだ後、ワルシャワでパデレフスキの弟子に学んでいる。ここで聞ける演奏は、いずれもピアノで弾いたバッハの手本とでも言うべき極めて誠実な演奏で、明確な意志とほの暗い情感が素晴らしい。 | ||
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846-869(全曲セット:19922-2) |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
ミカロユス・コンスタンチナス・チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集 Vol.5 前奏曲 ニ短調/バス・コンティヌオ/ナイチンゲール/主題と変奏/ カノン[ニ短調/嬰ヘ短調/ヘ短調/ホ短調]/前奏曲 ホ短調/小さな行進曲/ マズルカ ニ短調/前奏曲 ハ長調/フゲッタ ロ短調/バラード 嬰ヘ短調/ フォーク・ソングによるフゲッタ/フーガ/ ウィットサンデイのための音楽/私は悔恨の種を蒔いた/他(全32曲) ロカス・ズボヴァス(P) | ||
録音:2008年12月、ブレーメン放送ゼンデザール。全集完結。同時に19923-2で5枚セットも発売される。 この第5集には決して長くはなかった彼の生涯の晩年の作品が収められている。どの曲も1〜4分(「主題と変奏」は例外的に15分の大作)の短いものが多く、彼の絵と同様、メランコリックで極度に内向的な世界が広がる。派手な効果を狙った作品は皆無でどこまでも内面へと深く沈潜してゆく。 | ||
J.S.バッハ/ルトガー・レミー編曲:チェンバロ組曲集(原曲:無伴奏チェロ組曲) 〔第1番 ト長調 BWV1007 /第2番 ニ短調 BWV1008 /第3番 ハ長調 BWV1009 / 第4番 変ホ長調 BWV1010 /第5番 ハ短調 BWV1011 /第6番 ニ長調 BWV1012 〕 ルトガー・レミー(Cemb) | ||
録音:2009年11月18日-19日、2010年8月24日-25日、2011年2月22日-23日、4月27日、ブレーメン。バッハの大傑作、無伴奏チェロ組曲を、ドイツのチェンバロ奏者、ルトガー・レミーがチェンバロ用に編曲、演奏している。こうした試みは個々の曲では見られるが、全曲としてまとまって録音されたのは初めてだろう。レミーは単に無伴奏チェロ組曲をチェンバロで演奏しているだけではなく、声部を補って鍵盤楽器に相応しい豊かさを醸し、相応しい装飾を入れているので、一聴しただけでは同じ曲と分からないほど印象が異なる。当然のことながら声部の流れと絡みが明瞭なので、実に新鮮だ。 | ||
アジアン・アート・アンサンブル チョン・イルリョン(1964-): 5つの朝鮮の踊り(1996/2003) フォルカー・ブルメンタール(1951-):近似(2010) 細川俊夫(1955-):ランドスケープV(1993) マンフレート・シュターンケ(1951-): チャング・フラーゲ(2009) イ・ミョンソン(1973-):「オレー」(2010) シェ・シュヤ(1961-):イン・ノミネII(1993) |
アジアン・アート・アンサンブル [ユ・ホン(テグム) チョン・イルリョン(チャング) ウ・ウェイ(笙) マティアス・ロイポルド(Vn) フアン・マヌエル・ゴンザレス(Vn) ユ・チャンヨン(Va) ソン・ソヒョン(Vc)] | |
録音:2010年11月、ベルリン。日本、中国、韓国、ドイツの作曲家たちによる東洋の楽器と弦楽のための作品を収録。東洋とヨーロッパ、民族性と今日性とどう向き合うか、それぞれの作曲家の意識が問われる秀作ぞろい。なお、チャングは朝鮮の打楽器、テグムは朝鮮の笛。チョン・イルリョンはドイツ生まれの韓国人でベルリンで学んだ。ブルメンタールはドイツ出身で作曲をハンス・フォクトに師事、スターンケはドイツ出身でリゲティ、フォルトナーに作曲を学んだ。イ・ミョンソンは韓国ソウル出身で現在ベルリンを中心に活動、シェ・シュヤは中国出身で上海音楽院で学び、パリでベッツィ・ジョラス、ジェラール・グリゼーらに師事した。細川俊夫は言わずと知れた日本を代表する作曲家。 | ||
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ作品集 1908-1938 風刺 Op.17 /10の小品 Op.12〜第7番「前奏曲」/4つの小品 Op.4〜第4番「悪魔的暗示」/4つの練習曲 Op.2 / 子供のための音楽 Op.65 より Nos.6, 12 /思考 Op.62 /ディヴェルティメント Op.43〜夜想曲/ 4つの小品 Op.32〜第3番「ガヴォット」/3つの小品 Op.59〜第2番「風景」/ 組曲「3つのオレンジへの恋」〜行進曲/束の間の幻影 Op.22 ロジャー・ウッドワード(P) | ||
録音:1991年7月29日-31日、ユージン・グーセンス・ホール、ABC アルテモ・センター、シドニー。前出・旧品番: ABC (AUSTRALIA), 426 806-2(当店未案内、廃盤)。武満徹から絶賛され、クセナキス、フェルドマンなど特に現代音楽を得意とするウッドワードはかつてパデレフスキの弟子ジェヴィエツキに師事しリヒテルからも称賛されていることからもわかる通り、ロシア音楽のスペシャリストでもある。圧倒的な打鍵力と正確無比のテンポ感、煌めくような音色はこのプロコフィエフでも余すことなく発揮されている。「4つの練習曲」における超絶技巧、「子供のための音楽」におけるユーモアとリリシズム、そして最後の「束の間の幻影」でのドビュッシーや武満に通じる世界の繊細な息遣いと色彩的なタッチはまさに絶品。 | ||
JYOTI〜デイヴィッド・パーソンズ:自作自演 JYOTI/インカーネーション/怒りの谷/精霊の都市/ツァパラン・ムーン/彼らは来る | ||
制作:2009年。 パーソンズはジャズ・ドラマーとして活動を開始し、その後インドやイスラムの民族音楽に没頭、プロデューサーとしてそれら現地の演奏をCD化する、と言ったユニークな活動を行っている。サンスクリット語で光を意味するアルバム・タイトル「JYOTI」の言葉通り、全編シンセサイザーによる平和で神秘的な雰囲気に包まれている。長いドローンのなかに浮かんでは消える旋律とパルスはテリー・ライリー、ラ・モンテ・ヤングの音楽を思わせるミニマル・ニュー・エイジ・ミュージック。 | ||
アカッシュ〜デイヴィッド・パーソンズ: アカッシュ/マンダラ/風の馬/天空の精霊/ヴァユ |
デイヴィッド・パーソンズ (シンセサイザー/エレクトロニクス) | |
制作:2010年。デイヴィッド・パーソンズはニュージーランド出身のアンビエント、ニュー・エイジ系の作曲家。ジャズ・ドラマーとして活動を開始しその後、アラブ、アルメニア、インド音楽に傾倒しシタールも自ら演奏する。全編ドローンで構成されたメディテイティヴな音楽集。 | ||
ショスタコーヴィチ: 24の前奏曲とフーガOp.87(全曲) |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
録音:1975年。バッハの平均律クラヴィーア曲集全曲(19922-2 5CDs/4CD価格)が大きな反響を巻き起こしたロジャー・ウッドワード30代の頃の録音がCD復刻された。知性的な音楽作り、瑞々しく豊かな感性の感じられる音色が、若い頃から極めて高い水準で結実していることがよく分かる。ショスタコーヴィチが、偉大なバッハの作品を模しながら、各々の前奏曲とフーガに盛り込んだ「思い」が、ウッドワードによって浮かび上がって来る。 | ||
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集 [第19番 ハ短調 D958/第20番 イ長調 D959/ 第21番 変ロ長調 D960] |
アルフレッド・パール(P) | |
録音:2005年-2006年、ブレーメン放送ゼンデザール。 これら3つのソナタにはアファナシェフ、アンスネス、ポリーニと数々の名盤があるが、この1965年チリ生まれで、クラウディオ・アラウの再来と絶賛されているパールによる演奏もそれらに勝るとも劣らない独自の世界を築いている。CDではベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(OEHMS)が絶賛され、他にもリストなどヴィルトゥオーゾ系のピアノ作品を得意としてきたが、ここではシューベルト最晩年の孤独と不安、あきらめ、澄み切った境地などを衒いなく見事に表現しきっている。ゆったりとしたテンポ設定、ペダルを多様した音作りは水墨が和紙にゆっくりと広がってゆくようなイマジネーションを呼び起こす。 | ||
ラヴェル:ピアノ作品全集 鏡/グロテスクなセレナード/前奏曲/夜のガスパール/口絵/マ・メール・ロワ/ 高雅にして感傷的なワルツ/水の戯れ/古風なメヌエット/亡き王女のためのパヴァーヌ/ ソナチネ/ハイドンの名によるメヌエット/ボロディン風に/シャブリエ風に/クープランの墓 アルフレッド・パール(P) | ||
録音:2011年4月、6月、7月、ブレーメン。なお、四手作品もパール一人によって演奏されているとのこと。アルフレッド・パールは1965年、チリのサンチャゴに生まれたピアニスト。生地で学んだ後、ヨーロッパに出て活躍している。ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ全集」(ARTE NOVA)、シューベルト「最後の3つのソナタ」(CELESTIAL HARMONIES, 14304-2)のCDは好評。ドイツ系の音楽を得意としているだけに、このラヴェルは雰囲気に流されることなく、しっかりと実の詰まった音楽を作っている。 | ||
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 |
シャーンドル・ファルヴァイ(P) | |
録音:2015年11月25日-27日、ディオーシュド、ハンガリー。ハンガリーのピアニストというと1950年代初頭生まれのアンドラーシュ・シフやデジュー・ラーンキ、ゾルターン・コチシュらが有名だが、彼らより少しばかり兄貴分の名ピアニストがシャーンドル・ファルヴァイ。彼は教職者としても高名で、名門リスト音楽院のピアノ教授を長く務め、さらに1997年から2004年には院長を務めた。シューマンもリストも、誠実にじっくりと聞かせる旨み豊かな演奏。 | ||
ヴァルヒャ、 EMI 録音 Vol.2 〜J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
ヘルムート・ヴァルヒャ(Cemb) | ||
録音:1961年3月11日-14日、ハンブルク。原盤: EMI 。使用楽器:アンマー(モダーン)。本家からの既出CDもあったが、廃盤。 celestial harmonies が反響の大きかった「平均律クラヴィーア曲集全曲 (19926-2) に続いてEMI録音のヘルムート・ヴァルヒャのゴルトベルク変奏曲を良好な音質で復刻。「平均律クラヴィーア曲集」と同様アンマー・チェンバロを使用した演奏で、ヴァルヒャの作品に対する確固たる信念が伝わってくる極めて立派な演奏。数え切れないほどたくさんあるゴルトベルク変奏曲の録音の中でも、モダーン・チェンバロを用いた演奏では確実に最高峰だろう。 | ||
ロジャー・ウッドワード・イン・コンサート ドビュッシー:前奏曲第2巻(全12曲) ショパン:3つのマズルカ Op.59 バッハ:パルティータ第6番 ホ短調 BWV830 |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
録音:2007年1月6日、ブレーメン放送ホール、ブレーメン、ライヴ。ドビュッシーの前奏曲はこの直後に第1巻と共に録音、13279-2で、またバッハのパルティータ第6番も同時期のブレーメンでの録音が13280-2で、それぞれ発売されている。ショパンのマズルカはこれが初めてのようだ。ウッドワードの素晴らしく透明で神経の通った響きが素晴らしいのはもちろん、ここではほんのりとライヴの感興が加わってまた独自の味がある。 | ||
ジャン・バラケ(1928-1973):ピアノ・ソナタ(1952) 〔第1部(中庸の速さで/とても活発に/中程度に活発に)/ 第2部(レント/中程度にレントで/非常にレントで) |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
録音:1972年10月27日-29日、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン。LP 発売: Unicorn / EMI 。おそらく初CD化。フランスの作曲家ジャン・バラケは自作の完成度に非常にこだわったため大変な寡作家で、完成され残された作品はわずか7作品に過ぎない。ピアノ・ソナタは初期作品に属し、かなり厳しい総音列主義によって作曲され、しばしばブーレーズのピアノ・ソナタの双璧とも目される極めて密度の高い書法がとられている。第1部が早い3つの楽章、第2部がゆっくりとした3つの楽章という構成もユニーク。この難曲をかつて武満も絶賛したロジャー・ウッドワードがバラケの立会いのもと、ほぼ完璧に近い壮絶な演奏を繰り広げる。70年代、ウッドワードがもっともパワフルだった時代の記念碑的録音。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 + 後期作品選集 Vol.1 〔第1番 ハ長調 K.279 /第2番 ヘ長調 K.280 /第3番 変ロ長調 K.281 /第4番 変ホ長調 K.282 / 第5番 ト長調 K.283 /第6番 ニ長調 K.284 (*) /第7番 ハ長調 K.309 (*) /第9番 ニ長調 K.311 (*) 〕 ジークフリート・マウザー(P) | ||
録音:1995年(無印)、2012年(*) 。全集:19925-2 (6CDs) 。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 + 後期作品選集 Vol.2 ピアノ・ソナタ〔第8番 イ短調 K.310 /第10番 ハ長調 K.330 /第11番 イ長調 K.331「トルコ風」/ 第12番 ヘ長調 K.332 /第13番 変ロ長調 K.333 /第14番 ハ短調 K.457 〕/ 幻想曲 ハ短調 K.475 ジークフリート・マウザー(P) | ||
録音:2012年-2013年。全集:19925-2 (6CDs) 。 | ||
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 + 後期作品選集 Vol.3 ピアノ・ソナタ〔第15番 ハ長調 K.545 /第16番 変ロ長調 K.570 /第17番 ニ長調 K.576 /第18番 ヘ長調 K.533+494 〕 ロンド イ短調 K.511 /アダージョ ロ短調 K.540 /6つのドイツ舞曲 K.509 / メヌエット ニ長調 K.576b /ジーグ ト長調 K.574 /アンダンテK.616 /アダージョ ハ長調 K.617a ジークフリート・マウザー(P) | ||
録音:2012年-2013年。全集:19925-2 (6CDs) 。 | ||
コチシュ&ハンガリー国立管 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15 (*) リスト:3つの葬送的頌歌 S.112 (#) |
シャーンドル・ ファルヴァイ(P;*) ゾルターン・コチシュ指揮 ハンガリー国立po. | |
録音:2016年6月13日-17日、2016年7月20日、フェニックス・スタジオ、ディオーシュド、ハンガリー。 2016年11月6日に急逝したコチシュ(1952.5.30-2016.11.6)による、亡くなる3〜5ヶ月ほど前の録音。 ブラームスの協奏曲はコチシュより数年年長で、リスト音楽院ピアノ科主任教授を経、1997年から2004年までリスト音楽院院長を務めたハンガリー・ピアノ界における重鎮の一人シャーンドル・ファルヴァイ(1949.8.3-)を独奏に迎え、甘さは一切感じさせないヒンヤリとした美しさを湛えたキレキレのブラームスを聴かせる。 | ||
グルジェフ/デ・ハルトマン:ピアノ作品全集 | セシル・リトル(P) | |
14020-2、14028-2、14035-2 のセット。 | ||
吉村七重・箏の芸術〜コンプリート・エディション Vol.1-4 13186-2、13187-2、13188-2、13189-2のセット | ||
世界的な箏奏者、吉村七重による新旧様々な箏曲を収録。この録音はCELESTIAL HARMONIESが企画し、吉村七重が選曲したオリジナル録音。二十絃箏は伝統的な箏に基づきながら、三木稔と吉村が共同開発したもので、この新しい楽器のために吉村は現代作曲家に多くの作品を委嘱初演している。 | ||
現代ドイツのピアノ音楽 ペーター・ミヒャエル・ハメル(1947-): 人生の響きの(*) ハンス・オッテ(1926-): 時の本(1991-98) (ピアノのための48の小品、全4巻)(*) ヴィルフリート・ヒラー(1941-): 星の本(88鍵ピアノのための88の星座)(#) |
ロジャー・ウッドワード(P;*) ジルケ・アーフェンハウス(P;#) | |
録音:2006年。13256-2、13259-2、14257-2のセット。 | ||
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV.870-893(全曲セット:19922-2) |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 全曲 BWV846-893[14281-2 と 19921-2のセット] |
ロジャー・ウッドワード(P) | |
録音:2008年1月、8月。全曲セットは分売より1枚分お得な価格。 ウッドワード(1942-)はシドニーに生まれたオーストラリアを代表するピアニスト。バッハ・ファン、ことにピアノ演奏によるバッハを聞く人は大いに注目すべき、練り上げの見事な演奏。 | ||
ミカロユス・コンスタンチナス・チュルリョーニス(1875-1911):ピアノ作品全集 BOX ニコラウス・ラフゼン(P;CD1-3)、ロカス・ズボヴァス(P;CD4-5) | ||
録音:2000年-2008年。
13184-2、13185-2、
13222-2、13264-2、13286-2のセット。 CELESTIAL HARMONIESが進めていた、このポーランド生まれのリトアニアの国民的な画家、作曲家によるピアノ作品全集録音プロジェクトは、第3集まで録音していたラフゼンが急逝し頓挫したかに思われたが、作曲者の曾孫であるズボヴァスというこれ以上ないピアニストに引き継がれ、完結に至った。 チュルリョーニスは、とりわけその他に類を見ないほどの幻想的な絵は早くから注目され、カンディンスキーや後のシュールレアリストたちにも大きな影響を与えた。かのオリヴィエ・メシアンもチュルリョーニスの絵の幻想性、超越性、神秘性を絶賛しそのヴィジョンから多大な影響を得たと公言している。さてチュルリョーニスが作曲家として再評価されるようになったのは比較的最近のことで、この全集録音シリーズもリヴァイヴァルに大きく貢献している。彼は画業の傍らリトアニア民謡の記譜採集に取り組み(この辺りはバルトークを思わせる)自作に取り入れていった。作風は微妙な半音階主義で後のシマノフスキやスクリャービンを思わせる所もあるが、ショパンの影響も大きい。晩年は無調に近い作品もあリ、亡くなったのが1911年であるから、地域や自身の病気が原因でシェーンベルク一派との交流はなかったと考えると、非常に際立った独創性を持っていたと言える。解説にはチュルリョーニスの幻想的な絵が多数カラー写真で掲載、聴きながら見る楽しみもある。 | ||
モーツァルト: ピアノ・ソナタ全集 + 後期作品選集 BOX |
ジークフリート・マウザー(P) | |
録音:1995年、2012年-2013年。14326-2 (2CDs), 14328-2 (2CDs),14330-2 (2CDs) のセット。ドイツのピアニスト、ジークフリート・マウザーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。ジークフリート・マウザーは1954年、ドイツ、ニーダーバイエルンのシュトラウビングの生まれ。ミュンヘンで学んだ後、ピアニストとしては20世紀の作曲家の作品を得意としていることで知られている。またザルツブルク大学、ヴュルツブルク大学、ミュンヘン音楽舞台大学などで教鞭をとり、現在はザルツブルク・モーツァルテウム大学の学長を務めている音楽学者でもある。このモーツァルトのピアノ・ソナタ全集は、初期5曲のみ1995年の録音で、他は2012年から2013年の録音。近現代音楽を得意とする人だけに透明感に優れた演奏で、しかも潤いのある透明感だ。余計なものを排しているにもかかわらず、微妙な音楽の操りが卓越しており、感触は温かく、モーツァルトへの愛情が伝わってくる。派手さには欠けるかもしれないが、演奏者よりモーツァルトの方が近く感じられる演奏として歓迎されるだろう。 | ||
ヴァルヒャ、 EMI 録音 〜J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 全曲 BWV.846-869
ヘルムート・ヴァルヒャ(Cemb) | ||
録音:1961年1月。原盤: EMI 。使用楽器:アンマー(モダーン)。本家からの既出CDもあったが、廃盤。 偉大なチェンバリスト、ヘルムート・ヴァルヒャ(1907-1991)によるバッハの平均律第1回録音を celestial harmonies がCD化。再録音に隠れがちだが、当レーベルの社長 Eckart Rahn 氏は先に発売になっているロジャー・ウッドワードの平均律 (19922-2) と対照的な名演であると自信を持っている。ヴァルヒャはこの録音の後、1973-1974年 DG(ARCHIV) へ二度目の平均律全曲を録音し、そちらではリュッケルスとエムシュの歴史的楽器を用いていた。ピリオド・チェンバロが当たり前になった現在では、むしろアンマー・チェンバロによる全曲録音の方が稀少性が高く、またヴァルヒャの本領もこちらにあると思われる。演奏は、ヴァルヒャのバッハへの深い愛と理解の結晶で、揺ぎ無い自身に満ちた打鍵から生まれる音楽は、聞くものを安心と幸福で満たしてくれる。録音も半世紀以上前とは信じがたい鮮明さ。 |