レクイエム名作集(全12曲) ヨハンネス・オケゲム(1414-1497)(*)、 ウスターシュ・デュ・コロワ(1549-1609)(#) アントニオ・ロッティ(1666-1740)(*) フランス・ジョセフ・クラフト(1727-1795)(+) ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)(**) ジャン・アラン(1911-1940)(##) ハインリッヒ・シュッツ(1585-1672)(++) ヨハンネス・オケゲム(1414-1497)(++) モーツァルト(1756-1791)(**) フランツ・リスト(1811-1886)(***) シャルル・グノー(1818-1893)(###) ガブリエル・フォーレ(1845-1924)(**) |
モーリス・ブルボン(*) パリ・メタモルフォーズ・アンサンブル(*) ステファヌ・カイヤ指揮(#) Ensemble Per Cantar e Sonar(#) Herman Roelstraete指揮(+) Kortrijks Gemengd Koor(+) ポール・クエンツ指揮(**) ポール・クエンツo.&cho.(**) ジョルジュ・ギラール指揮(##) カメラータ・サ・ンル(##) フランソワ・ラッセル指揮(++) アカデミア(++) メリザンド・ショヴォー(P)(***) マデレーヌ合唱団&アンサンブル(###) | |
2001年に発売され廃盤となっていたアイテムの、久々の再プレス。 | ||
ARN-268006 (2CD) 廃盤 |
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集 幻想曲 ハ長調D.934 Op.159/ ソナチネ第2番 イ短調D.385 Op.137-2/ ソナチネ第1番 ニ長調D.384 Op.137-1/ 華麗なるロンド ロ短調D.895 Op.70/ ソナチネ第3番 ト短調D.408 Op.137-3/ ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調D.574 Op.162 |
ジェラール・プーレ(Vn) ノエル・リー(P) |
マスネ:歌曲集 春が大地に訪れ/十月の詩/四月の詩/ 思い出の詩/アルキオネ/他 |
ベルナール・クルイセン(Br) ノエル・リー(P) | |
サン・サーンス: ピアノ三重奏曲第1番/同第2番 |
トリオ・ラヴェル | |
ドヴォルザーク:ボヘミアの森より、伝説 | クリスティアン・イヴァルディ、 ノエル・リー(P) | |
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643頃-1704): 真夜中のミサ H.9/ 讃歌「主の生まれ給いし時」 H.314/ 器楽のためのノエル H.534 |
マリー=クロード・ヴァラン(S) ジャン=ルイ・バンディ(B) ジル・ラゴン(CT) ポール・コレオー指揮 ナント声楽アンサンブル | |
旧品番:ARN-68015の再発売(2009年)。 | ||
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調 ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 |
トリオ・ラヴェル [シャンタル・ド・ビュシー(P) クリスティアン・クレーネ(Vn) マンフレート・シュティルツ(Vc)] | |
録音:1982年。旧品番:ARN-68018, ARN-268018。ドビュッシーの作品は17才の時から書き始めた作品で、ドイツのヘンレ社から1986年に出版された。この演奏は出版前に世界初録音されたもの。 | ||
ジェイムズ・ボウマン ヴィヴァルディ:サルヴェ・レジナ ハ短調 RV.616 ヴァッセナール伯:6つのコンチェルト・アルモニコ〜第2番 ト長調 ペルゴレージ:サルヴェ・レジナ/ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 ジェイムズ・ボウマン(CT) ジャン=ヴァルテル・オードリ指揮 ジャン=ヴァルテル・オードリ器楽アンサンブル [長沼由里子(Vn) ベアトリス・ノエル(Vc) ヴィサン・プラツ(Fl) ベアトリス・ベルステル(Cemb/Org)] | ||
録音:1986年10月、L'Eglise Notre-Dame du Travail à Paris 。旧・ARN-68026(廃盤)。 | ||
ARN-68028 廃盤 |
モーツァルト:2台のピアノのための作品全集 | ナディーヌ・パルミエ、 ジョエル・リガル(Fp) |
ブリテン: イルミナシオン カンタータ「フェードラ」 シンプル・シンフォニー |
クリスティアーヌ・ エダ=ピエール(S) ジャン=ヴァルテル・ オードリ器楽アンサンブル | |
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643頃-1704): 「サロモンの判決」 H.422/ 聖グザヴィエへの敬意を表す讃歌 H.355 |
ポール・コレオー指揮 アンサンブル・ストラディヴァリア、 ナント声楽アンサンブル | |
廃盤からの復活。 | ||
シューベルト:4手ピアノ作品集 Vol.1 幻想曲 D.940/創作主題による8つの変奏曲 D.813/ ソナタ「大二重奏曲」D.812/序曲 D.675/ アレグロ「人生の嵐」D.947/4つのレントラー D.814/ フランスの主題によるディヴェルティメント D.823 |
クリスティアン・イヴァルディ、 ノエル・リー(P) | |
ストラヴィンスキー: 「春の祭典」(2台ピアノ版) 「ペトルーシュカ」(2台ピアノ版) |
クリスティアン・イヴァルディ、 ノエル・リー(P) | |
ジョスカン・デ・プレ: ミサ「パンジェ・リングァ」 オケゲムの死を悼む挽歌 他 |
モーリス・ブルボン指揮 アンサンブル・ メタモルフォズ・ド・パリ | |
ボッケリーニ:チェロ協奏曲第9番 C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 Op.3 No.9 トルトゥリエ:変奏曲「音楽が平和を守りますように」 |
ポール・トルトゥリエ(Vc) ジャン=ヴァルテル・ オードリ指揮 ジャン=ヴァルテル・ オードリ器楽アンサンブル | |
サン・サーンス: クリスマス・オラトリオ Op.12 クァム・ディレクタ Op.148 アヴェ・ヴェルム |
ミシェル・ルグランシュ(S) アニー・タセ(Ms) アンナ・シェル(A) ジョルジュ・ゴティエ(T) シルヴァン・カンブルラン指揮 リヨンo. ル・マドリガル・ド・リヨン | |
ARN-68091 廃盤 |
オアナ: 3つの奇想曲/24の前奏曲 |
ジャン=クロード・ペヌティエ(P) |
サン=ジョルジュ(1745-1799):ヴァイオリン協奏曲集 〔ト長調 Op.8 No.9 /イ長調 Op.5 No.2 /ハ長調 Op.5 No.1 /ニ長調 Op.3 No.1 〕 ジャン=ジャック・カントロフ(Vn) ベルナール・トマ指揮ベルナール・トマ室内o. | ||
初発売:1974年/1976年。旧品番:ARN-68093。 | ||
レ・ミュジシャン・ドゥ・プロヴァンス〜プロヴァンスの笛 Branle En Faux-Boudon / Contredanse "La Cins rit" / Sonate Que Sias Et Mountagno / 子守歌 "Lou Rei E Soun Pagi" / バラード de La Reine D 'Avril / Ballet Et Branle Double / Les Gaudets: Menuet & Rigaudon / De Los Alamos/ La Quatre Estampie Reale / Marche Du Lieutenant Du Prince D'amour / Lei Grand Dansare: Premier Er Dei Dansare / Second Er Del Dansare / Lei Chivau-Frus / Le Forze D'ercole / Faunes Et Dryades/ Branle / Deux Musettes / Serenade / Bergers Qui Passez Dans La Plaine / Anuech Quand Lou Gau Cantovo / L'annouciatien / Marche De "Colinette La Cour" / Andantino Pour 2 Fltets Et Tamboourins / Contredanse Avec ワルツ / Possado-Er Dei Courso-La Reino Sabo レ・ミュジシャン・ドゥ・プロヴァンス | ||
録音:1975年頃。旧品番:ARN-68110(当店未案内)。13-18世紀プロヴァンス地方の笛のための舞曲を中心としたアルバム。代表曲と言えばビゼー「アルルの女」のファランドール。この地方の民俗舞踊で、男女が手をつなぎあって踊る8分の6拍子の曲で、笛(ガルベ)やタンブランで伴奏される心まで踊らされる楽しい音楽。もちろんファランドールだけでなく、様々な時代の笛(リコーダーや横笛)を使用した民族的な演奏で、絶妙な間の取り方がたまらない。 | ||
ドビュッシー:ピアノ・デュオのための作品全集 「ディアーヌ」序曲/放蕩息子/交響曲 ロ短調/アンダンテ・カンタービレ/バッカスの勝利/ 民謡の主題によるスコットランド行進曲/リンダラハ/ディヴェルティスマン/小組曲/ 牧神の午後への前奏曲/間奏曲/春/白と黒で/6つの古代碑銘/海 クリスティアン・イヴァルディ、ノエル・リー(P) | ||
録音:1990年。旧品番:ARN-268128(当店未案内)。 | ||
ブラームス:合唱作品集 6つの四重唱曲 Op.112〜No.1,2/ 3つの四重唱曲 Op.64/ 5つの歌 Op.104(無伴奏六重唱曲)/ 2つのホルンとハープの伴奏による 女声合唱のための4つの歌 Op.17/ 4つの四重唱曲 Op.92/ 宗教的歌曲「惜しみなくあたえよ」Op.30 |
ミシェル・ピクマル指揮 ピクマル声楽アンサンブル スーザン・メイノフ(P) マリエル・ノールマン(Hp) | |
18世紀フリーメイソンの音楽集 フランソワ・ジルースト(1738-1799):フリーメイソンの葬送の音楽 モーツァルト:結社員の旅 K.468 /フリーメイソン小カンタータ「われらが喜びを高らかに告げ」K.623 / おお、聖なる絆 K.148 /カンタータ「汝、宇宙の魂に」K.429 / ドイツ語小カンタータ「無限なる宇宙の創造者を崇敬する汝らが」K.619 ベートーヴェン:行進曲 変ロ長調 WoO.29 /奉献歌 WoO.126 / フンメル:フリーメイソンの喜び アンリ=ジョセフ・タスカン(1779-1852):フリーメイソンの葬送行進曲 ロジェ・コット(監修)レ・ミュジシャン・ドゥ・パリ/他 | ||
録音:1970年頃。旧品番:ARN-68134(当店未案内)。18世紀頃に最盛期を迎えたと言われる秘密結社(実際には、極端な話日本で言う「互助会」のような団体だが)フリーメイソンには、数多くの作曲家や音楽家も関係していた。このディスクはモーツァルトを中心とした作曲家たちによるフリーメイソンのために書かれた作品を収録したもの。 | ||
ARN-68148 廃盤 |
ジュアン・アラン:声楽・器楽作品集 Vol.1 旋法ミサ/ 弦楽五重奏のためのアンダンテ、変奏とスケルツォ/ フルートとオルガンのためのアリア/ ヴァイオリンとオルガンのための3つの楽章/他 |
フランソワーズ・ジプ(Fl) クララ・ボナルディ(Vn) ブルーノ・パスキエ(Va) デルフィーヌ・コロ(S) ガエル・シュラミ(A) ルートヴィヒSQ ジョルジュ・ギヤール(Org) 指揮カメラータ・サン=ルイ |
オケゲム:レクイエム/ミサ「ロム・アルメ」 | モリス・ブルボン指揮 パリ・ メタモルフォズ・アンサンブル チェリ・エト・テラ 声楽アンサンブル | |
シューベルト:4手ピアノ作品集 Vol.2 ハンガリー風ディヴェルティメント D.818/ 大ソナタ D.617/ロンド D.608&D.951/ フランスの歌による8つの変奏曲 D.624/ 6つの行進曲とトリオ D.819/ 英雄的行進曲 D.885/2つの性格的な行進曲/他 |
クリスティアン・イヴァルディ、 ノエル・リー(P) | |
モーツァルト:歌曲、二重唱、三重唱、四重唱曲集 | アンナ・マリア・ミランダ(S) ル・リーダー・クヮルテット クリスティアン・イヴァルディ(P) | |
ショーソン&カスティヨン:ピアノ五重奏曲集 エルネスト・ショーソン(1855-1899):ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.30 アレクシス・ド・カスティヨン(1838-1873):ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.7 ダニエル・べリク(P) エリゼーンSQ | ||
録音:1982年頃。 #国内代理店での扱いが無いため、入荷までに時間がかかります。また発売が古い盤であるため、今後入手不能となる可能性があります。お早めに御注文下さい。 | ||
フランス4手ピアノ作品集 シャブリエ:道化の行列/ミュンヘンの思い出 ビゼー:子供の遊び グノー:ソナタ マスネ:組曲第1番/過ぎし年 フォーレ:ドリー サン・サーンス:子守歌 フォーレ/メサジェ編曲:バイロイトの思い出 ドビュッシー:6つの古代墓碑銘 ラヴェル:マ・メール・ロワ カプレ:とても賢い子供のためのたくさんの小品 サティ:梨の形をした3つの小品 |
クリスティアン・イヴァルディ、 ノエル・リー(P) | |
ARN-68186 廃盤 |
ウィエネル: アコーディオン協奏曲 チェロ・ソナタ 管弦楽と主要ピアノのための協奏曲 |
ジャン・ウィエネル、 ジャクリーヌ・ロバン(P) 、 ジルベール・ルセル(アコーディオン) ピエール・ペナス(Vc) アンドレ・ジラール指揮o. |
ロッシーニのサロン〜 ロッシーニ:ニ重唱&四重唱曲集 |
ル・リーダー・クァルテット クリスティアン・イヴァルディ(P) | |
スペイン歌曲集 ロドリーゴ:3つのスペインの歌 ファリャ:7つのスペイン民謡 ガルシア・ロルカ:古風なスペインの歌 |
イサベル・ガルシサンス(S) アルベルト・ポンセ(G) | |
ジェラール・プーレ フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 |
ジェラール・プーレ(Vn) ノエル・リー(P) | |
録音:1992年5月。旧・ARN-68210(廃盤)。 | ||
フルートとギターのための作品集 ブラガー:ロシアの歌による序奏・主題・変奏 グラナドス:アンダルーサ パガニーニ:ソナタ・コンチェルターナ ヘンデル:ソナタ Op.1 No.4 バッハ:サラバンド ジュリアーニ:大ソナタ C.P.E.バッハ:ハンブルク・ソナタ ヴィラ=ロボス:アリア(ブラジル風バッハ第5番) |
クルト・レーデル(Fl) クリスティアン・ド・シャボ(G) | |
シューマン: ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11/ 6つの間奏曲 Op.4/ ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14〜第3楽章 |
ジャン・マルタン(P) | |
シューマン: 色とりどりの小品 Op.99/暁の歌 Op.133/ ヴィークの主題による即興曲 Op.5 |
ジャン・マルタン(P) | |
旧品番:ARN-268218 (2CDs/当店未案内/廃盤) の分売&再発。 イヴ・ナットに学んだフランスのヴェテラン・ピアニストで、ロマン派の作品を得意とするジャン・マルタンによる代表盤の一つ。『シューマンの最後の作品にあたる「暁の歌」の演奏にかけては、常に先駆的存在であり続けてきた』と代理店は記載している。 | ||
シューマン: パガニーニの奇想曲による練習曲 Ops.3, 10 / 夜曲Op.23 |
ジャン・マルタン(P) | |
ARN-68232 廃盤 |
ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調Op.1-1/ ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調Op.97「大公」 |
ジェラール・プーレ(Vn) クリストフ・ヘンケル(Vc) パスカル・ドヴァイヨン(P) |
録音:1992年。 | ||
フルートとピアノのためのフランスの作品集 プーランク、ルーセル、イベール、ラヴェル、 ドビュッシー、ミヨーの作品 |
クルト・レーデル(Fl) ノエル・リー(P) | |
グノー: 十字架上のキリストの最後の7つの言葉 (1855) (*) / 小ミサ曲第7番 ハ長調「チャペルで」 (1890) (#) /交響曲第2番 変ホ長調 (1856) (+) フランス・デュボワ指揮コラーレ・ケーシリア〔チェチーリア〕(*/#) ヘルマン・フェルシュレーゲン(Org;#) ジャン=ルイ・プティ指揮ルーマニア国立トランシルヴァニアpo.(+) | ||
録音:1980年(+以外)、1978年(+) /CD化:1993年。旧品番:ARN-68239(当店未案内)。 | ||
ARN-68250 廃盤 |
バルトーク: バレエ「木製の王子」Op.13 Sz.60/ ヴァイオリンと管弦楽のためのラプソディ [第1番/第2番]/ ピアノと管弦楽のためのラプソディ |
ジェラール・プーレ(Vn) ノエル・リー(P) ルーカ・ファッフ指揮 トリノRAIso. |
録音:1993年。 | ||
バルトーク: ヴァイオリン協奏曲第2番/ 交響詩「コシュート」 |
ジェラール・プーレ(Vn) ルーカ・ファッフ指揮 トリノRAIso. | |
2005年、マイスター・ミュージックからもクライスラー・アルバムをリリースするなど、日本でもさらなるファンを獲得し続けているジェラール・プーレ。当アルバムは代理店から2004年に一度再案内がなされたが、今回プーレのアイテム中「なぜかこのバルトークだけがリリースされていないという驚愕の事実が判明」として再度案内がなされた。 2008/5追記:現在のレーベル在庫分をもって廃盤となるとの事です。 | ||
ジェラール・プーレ〜ポートレイト クライスラー: フランクールの様式によるシチリアーノとリゴードン/ 中国の太鼓 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調BWV.1042(*) プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調Op.80(#) シューベルト:華麗なるロンド ロ短調D.895 Op.70(+) ヴィエニャフスキ:スケルツォ=タランテラ ト短調Op.16(#) ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番 ト短調Op.46-8(#) ブロッホ:バール・シェム(#) ブラームス:「ハンガリー舞曲集」より(#)[第2番/第5番] パガニーニ:カプリースOp.1(抜粋/5曲) ストラヴィンスキー:「火の鳥」より(+/**) ラヴェル:ツィガーヌ(**) フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調Op.108(+) |
ジェラール・プーレ(Vn) ガストン・プーレ(Vn?) ルドルフ・バウムガルトナー指揮 ルツェルン祝祭o.(*) モーリス・ブランショ(P;#) ノエル・リー(P;+) クロード=エリク・ ナンドラップ(P;**) | |
父ガストンとの共演含む。 2008/5追記:現在のレーベル在庫分をもって廃盤となるとの事です。 | ||
アート・オブ「中世のリュート」 作曲者不詳(1400年頃、イタリア): トリスタンの嘆き/ラ・ロッタ 賢王アルフォンソ10世(1221-1284)編纂: 「聖母マリアのカンティガ集」 〜カンティガ第139番 ピエール・ド・モラン(1190-1220頃活躍): 馬鹿げた考え 作曲者不祥(14世紀、ファエンツァ写本より): Bel fiore danca ギョーム・ド・マショー(1300頃-1377): Douce dame jolie 作曲者不祥(14世紀): エスタンピー「Chanconetta tedescha」 作曲者不祥(14世紀始め、イギリス): Estampie anglaise 作曲者不詳(14世紀、イタリア): La manfredina et la rotta/ Ne m'oubliez mie/Pensif, chef enclin 作曲者不詳(14世紀):La quinte estampie reale |
ギ・ロベール (アラブ・リュート/ サラセン・ギター) アンサンブル・ペルスヴァル | |
録音:1979年。 | ||
アート・オブ「コルネット」 ダメア、ビゼー、ロッシーニ、クラーク、コード、 アーバン、オッフェンバック、プティの作品 |
ティエリー・カンス(コルネット) リヨン管楽五重奏団 | |
バリ島のジェゴグ Jegog: Gegenderan I / Jegog: Gegenderan II et Mebarung / Jegog: Ratnadi / Bumbunggebyog / Leko / Jodeg Bumbung: Pengung Cab Sabda / Jodeg Bumbung: Pancer – Jagat / Rorogbyar スアールアグン楽団、テガル・カンクリング楽団 | ||
録音:1994年頃。旧品番:ARN-64271〔当店未案内/廃盤〕。スアールアグンは「神の光」を意味する名前で、この楽団は、一時バリ島でも廃れていた巨大な竹の楽器ジェゴグを使った音楽を復興した。日本でも定期公演を行っており東儀秀樹、坂東玉三郎、坂本龍一ら著名アーティストと共演している。ジェゴグの生み出す重低音の迫力に圧倒される。 | ||
ギデオン・クライン(1919-1945):器楽と声楽のための作品集 ピアノ・ソナタ/2つの Madigaux /原罪/高声とピアノのための3つの歌/ ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏/ディヴェルティメント/ ヴァイオリンとチェロのための二重奏/弦楽四重奏のための4つの楽章 Op.2 ポール・メファノ(P)指揮 アンサンブル 2E2M | ||
録音:1992年、パリ。旧品番:ARN-68272(当店未案内)。ギデオン・クラインは、チェコのブロジェロフ出身のユダヤ系の作曲家。6歳で音楽的天性を示し、11歳でピアノの才能を発揮。作曲をアロイス・ハーバに師事。1941年にナチスの収容所に送致されたが、そこは所内で芸術活動が推奨された数少ない収容所だった。その時期の書かれた作品は、アルバン・ベルクの作風を髣髴とされる作品だった。その後アウシュヴィッツ、そしてフュルステングルーベに移送され他界。1990年にクラインの友人が保管していた彼のスーツケースか発見されたもの中心に録音された物。アンサンブル2E2Mは、退廃音楽を中心に知られざる作品の復活演奏を試みているフランスの団体。 | ||
ミヨー: ソプラノ、語り、合唱と管弦楽のためのカンタータ 「アニ・マーミン−失われ、見つけられた歌」Op.441 |
シャロン・クーパー(S)他 マドリガル・ボルドー(語り) ポール・メファノ指揮 アンサンブル・2E2M | |
録音:1992年11月15日、ラジオ・フランス。ライヴ。 | ||
ブラームス:ピアノ作品集 スケルツォ 変ホ短調 Op.4 /シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9 /3つの間奏曲Op.117 /幻想曲集Op.116 ジャン・マルタン(P) | ||
録音:1982年。旧品番:ARN-68282〔当店未案内/廃盤〕。イヴ・ナットに学んだジャン・マルタンによるブラームス。 | ||
サルデーニャ島の羊飼いの歌と音楽 Ballu tundu Neonelesu (Ronde 'Neonelesu') / Per la morte di Guido Rossa (Pour la mort de Guido Rossa) / Natale (Noël) / Ballo sardo, Pt. 1 (Danse sarde) / Sa ninnia, 6: Ballo sardo, Pt. 2 (Danse sarde) / Mutos / Ballo sardo, Pt. 3 (Danse sarde) / Ballu "E trese" / Gosos / Saludu a sos emigrados sardos (Salut aux émigrés sardes) / Ballo sardo, Pt. 4 (Danse sarde) ペピーノ・マロット&ネオネリ村cho. | ||
録音:1979年頃。旧品番:ARN-64283〔当店未案内/廃盤〕。歌と音楽の島と言われるサルデーニャ島。短い歌、長い歌、喜びの歌、悲しみの歌、愛の歌、裁きの歌 等、常に生活の中にここにしかない歌や音楽があり、現代においてもその伝統をたやさずに歌われている。歌い手は農夫および羊飼いのテノール歌手が務め、楽器には彼ら自身の手製のものが使われている。パワフルで深い歌声が印象的。 | ||
ケックラン: 小品 Op.179/メロべ Op.175/ティティルの休息/ オーボエ・ソナタ Op.58 |
ジャック・ ヴァンドヴィユ(Ob、Ehr) ジャン・ミシェル・ルシャール(P) | |
D.スカルラッティ:4声のための「マドリッド・ミサ」 モンテヴェルディ:6声のための「ミサ・イン・イッロ・テンポレ」 モーリス・ブルボン指揮メタモルフォーゼ・ドゥ・パリ、 声楽アンサンブル「コエリ・エト・テラ〔天と地〕」 | ||
録音:1994年。旧品番:ARN-68292(当店未案内)。モンテヴェルディが1610年に作曲した6声のミサは、教皇パウロ6世に献呈された作品。伝統的な対位法によって書かれているが。彼らしい流麗で深い響きをもっている。500曲以上のソナタを作曲したD.スカルラッティは宗教曲にも珠玉の作品を残しており、モンテヴェルディから100年後のこの作品は、D.スカルラッティは、バロック音楽の華やかさが前面に出た一品。モーリス・ブルボンは音楽研究家かつ作曲家で、ルネサンス声楽音楽を専門とする男声アンサンブル、メタモルフォーゼを指揮して、これらの作品を見事な緻密さをもった感覚で蘇らせている。 | ||
フランク:交響詩集(2台ピアノ版) アイオロスの人々/のろわれた狩人/プシュケ/贖罪 |
クリスティアン・イヴァルディ、 ノエル・リー(P) | |
ジョリヴェ: 聖アンドレの讃歌/ユニヴェルスの讃歌/ アリオーソ・バロッコ/マンダラ/ノクチェルヌ |
ダニエル・ロト(Org) ダニー・バラウド(S) ルネ・ペリネッリ(Tp) ピエール・ルナッソウ(Vc) ジャクリーヌ・ロバン(P) | |
ARN-68319 廃盤 |
ヒンデミット:ソナタ集 フルート・ソナタ 変ロ調(*)/4手ピアノのためのソナタ(#)/ チェロ・ソナタ イ短調Op.11-3(+)/ ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.11-1(**) |
ミシェル・デボスト(Fl;*) アラン・ムニエ(Vc;+) ジェラール・プーレ(Vn;**) クリアスティアン・イバルディ(P) ノエル・リー(P) |
ジャン・アラン:声楽、器楽作品集 Vol.2(全20曲) ソプラノとピアノのための2つのメロディ/婚礼の歌/ ポスト・スクリプト/モノディ/フリギア旋法の頌歌/ インヴェンション/アダージョ/他 |
ブリュノ・パスキエ(Va) フィリップ・ミュラー(Vc) ルートヴィヒSQ ジョルジュ・ジラール指揮 オーヴル・ インストゥルメンタルズ &ヴォーカルズ/他 | |
録音:1994年9月、ラジオ・フランス。様々な編成による多種な作品。世界初録音も多数。 | ||
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集 〔第1番 イ短調 Op.77 /第2番 嬰ハ短調 Op.129 〕 |
マリー・シューブレ(Vn) ジェイムズ・デプリースト指揮 モンテカルロpo. | |
録音:1995年。旧品番:ARN-68326(当店未案内)。マリー・シューブレのデビュー盤だったもの。デプリーストのバックによる重量級なアルバム。そこで展開される感情的に平板で冷めきった「クールビューティ」ともいえる演奏。 | ||
ジローラモ・アッリーゴ(1930-): ピアノのための組曲集 [ Una Grande Festa sul Mare / Souvenirs Bibliques / Improvvisamente L'Autunno ] |
ジャン・ルイ・ストイアマン(P) | |
当盤はレーベルで廃盤となっている可能性が高く、流通在庫のみの取扱いとなります。 | ||
プーランク:ピアノ作品集 プレスト/メランコリー/フランス組曲/8つの夜想曲/ 常動曲/村人たち/間奏曲第2番/3つの小品 |
アレクサンドル・タロー(P) | |
録音:1995年。旧品番:ARN-68346の再発売(2008年)。 | ||
ARN-60356 廃盤 |
アート・オブ・ホルン ブラームス:ホルン三重奏曲〜スケルツォ、アレグロ ベートーヴェン:ホルン・ソナタ シューマン:アダージョとアレグロ ケクラン:ホルン・ソナタ |
ジョルジュ・バルボト(Hr) ジョワ(P) テュヴェニー(Vn) |
世界初録音。バルボトは1924年に生まれ、1970年からパリ管弦楽団の首席を務めた名手。 | ||
ARN-68362 入荷未定 |
サン=サーンス: ヴァイオリンとピアノのための作品集 ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.75/ ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.102/ 三部作Op.136/子守歌 変ロ長調Op.38/ エレジーOp.143/エレジー第2Op.160 |
ジェラール・プーレ(Vn) ノエル・リー(P) |
録音:1996年。レーベル在庫切れで入荷未定と判明しました。 | ||
春は着たりぬ〜12、13世紀の宮廷詩集 ジャン・エラール、ギョーム・ヴィニエール、 コリン・ミュゼ、ランボー・ドゥ・ナケラ、 シャトラン・ド・クーシ/他の作品 |
ギ・ロベール/他 カティア・カレー指揮 ペルセヴェル・アンサンブル | |
録音:1997年11月。 中世フランス宮廷を彩った華やかな歌曲集。 | ||
ジェズアルド:5声のマドリガーレ集第5巻(全21曲) | モーリス・ブルボン指揮 アンサンブル・メタモルフォーゼス | |
録音:1996年。 | ||
ジェズアルド:5声のマドリガーレ集第6巻(全23曲) | モーリス・ブルボン指揮 アンサンブル・メタモルフォーゼス | |
録音:1996年10月。廃盤から復活。 | ||
ブラームス:四重唱曲集 6つの四重唱曲集 Op.112/3つの四重唱曲集 Op.31/ 4つの四重唱曲集 Op.92/3つの四重唱曲集 Op.64/ 愛の歌(18のワルツ;ピアノ連弾伴奏) |
リーダー四重唱団 ノエル・リー、 クリスティアン・イバルディ(P) | |
フランソワ=ジョゼフ・ナデルマン(1781-1835): ハープ・ソナタ集[第1番−第7番] |
アニー・シャラン(Hp) | |
録音:1979年。 | ||
ジャック=アレクサンドル・ ド・サン=リュク(1663-1715): 組曲第9番 ト短調/バルセロナの砦/ 組曲第13番 ハ短調/プロシャのレーネ/ カプリース/組曲第1番 ニ短調 |
ジャック・ヴァンドヴィユ(Ob) ダニエル・フルニエ (リュート/テオルボ) | |
録音:AAD。再発売。 | ||
アレクサンドル・タンスマン(1897-1986): ファゴットとピアノのためのソナタ/ ピアノのための「大西洋横断のソナチネ」/ 木管三重奏のための組曲/(1960) ピアノのための「3つのブルース風前奏曲」 |
イーヴァ・ヴァグレノーヴァ(P) ジャン=ミシェル・アルハイ(Fg) アントワーヌ・ボードワン(Ob) ジャン=マルク・ベルノー(Cl) | |
録音:DDD。再発売。 | ||
パガニーニ:マンドリンとギターのための作品全集 愛の二重奏(*)/ ギター・ソナタ(#)[第27番/第26番/第7番/第6番]/ マンドリン・ソナタ(+)/ロンドンチーノ(#)/ セレナータ(#)/アレグレット・スケルツァンド(#)/ ソナタ・ロヴェーネ(*) |
サンドロ・ヴォルタ(G;*/#) カルロ・アオンゾ (マンドリン;#/+) | |
録音:1997年11月、ルッジェーリ劇場、グァスタッラ。使用楽器:ナポリのガエターノ・デ・グラード、1802製作(フランス様式/ギター)/ジェノヴァのクリスティアーノ・ノネマケル製作(ジェノヴァ様式/マンドリン)。 | ||
ヴィセー:ギター作品集 | サンドロ・ヴォルタ(G) | |
サン・ジョルジュ(1739-1799):6つの弦楽四重奏曲 | ジャン・ノエル・モラールSQ | |
モンテクレール:協奏曲&カンタータ集 | ジュディス・ネルソン(S) ジャック・ヴァンドヴィユ(Ob) 他 | |
ジョゼフ=ブローニュ・サン・ジョルジュ(1739-1799): ヴァイオリン協奏曲第11番 Op.7 No.2/ 交響曲 ト長調Op.11 No.1/交響曲 ニ長調Op.11 No.2 |
アンヌ=クロード・ヴィラール(Vn) ベルナール・ワール指揮 ヴェルサイユco. | |
録音:1982年、AAD。 | ||
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803): フルートとクラヴサンのための4つのソナタ [第1番/第2番/第3番/ フルートと通奏低音のためのソナタ (ブリジット・オドブール復元)] |
ミシェル・デボスト(Fl) ブリジット・オドブール (Cemb) | |
録音:1972年、ADD /CDリリース:1999年。ドヴィエンヌはベートーヴェンと同時期にフランスで活躍したフルーティストで、パリ音楽院最初のフルート教授の一人。 | ||
ジョゼフ=ブローニュ・サン・ジョルジュ(1739-1799): ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集 [第1番 変ロ長調/第2番 イ長調/第3番 ト短調]/ アリアと変奏 ト長調 |
ジャン・ジャック・カントロフ(Vn;*) ブリジット・オドブール(Cemb;#) | |
録音:1979年、ADD。使用楽器:ストラディヴァリウス製(*)/1754年、ヘムシュ製(クロード・メルシエ=イシエ修復)(#)。 | ||
ロール・ファヴル=カーン〜 ショパン:ピアノ作品集 バラード第3番 Op.47/ スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20/ 舟歌 嬰へ長調 Op.60/幻想曲 ヘ短調 Op.49/ バラード第4番 ヘ短調 Op.52/ アンダンテ・スピアナートと 華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 |
ロール・ファヴル=カーン(P) | |
録音:1998年7月、サル・アディヤール、パリ。旧・ARN-68448(廃盤)。 モデルになってもおかしくない美貌のピアニスト、ファヴル=カーンのARION第2作だったもの。 なお、代理店は1曲目を『バラード第1番 ト短調 Op.23』としているがおそらく誤り。上記が正しい物と思われる。 | ||
ギョーム・ボニ:ロンサールの恋愛詩集 | ステファン・ケラ指揮 ペル・カンタ・エ・ソナール | |
フランス・ルネサンスの代表的詩人ロンサールの甘美な恋愛詩に同時代のボニが音楽を付けたもの。 | ||
ヴァチカン協議会における教区のミサ | ヴィクトル・マルタン指揮 アンサンブル・ポリフォニック・ ドゥ・モンパルナス | |
録音:1972年。 1969年のヴァチカン協議会の前に行われたカトリック・ミサを再現したアルバム。 | ||
クロード・ル・ジュヌ: 世の空しさとうつろいやすさについての オクトネール集 |
ジャック・フューリー・アンサンブル | |
16世紀フランスきっての理論派ル・ジュヌの代表作。音楽と原語を結び付けるミュジク・ムジレ理論を成立させ、後世の作曲家に大きな影響を与えた。 | ||
リュリ:宮廷バレエ「アルスディアーヌとポレクサンドル」 | ミゲル・デ・ラ・フェント指揮 アンサンブル・ラ・フォリア | |
録音:1977年、ADD。 | ||
18世紀スペインの鍵盤音楽 ホセ・ララニャーガ(?-1806): ソナタ[ニ短調/ハ長調]/ ラ・バレンシアーナ/ ソナタ[ニ長調/ト長調] フアン・アンドレス・ロンビデ(1745-?): ソナタ ニ長調 マヌエル・デ・ガマラ(1723-1791): ソナタ イ短調/ベルソ イグナシオ・デ・エチェベリア(1756以前-1792): ソナタ 変ホ長調 マヌエル・ソストア(1749頃-1802以降): アレグロ ニ長調 ホアキン・デ・オヒナーガ(1719-1789): 2つのメヌエット フェルナンド・エギグレン(1743頃-1760以降): コンチェルト・アリオーソ |
アントニオ・ルイス=ピポ(P) | |
録音:1971年、ADD /CD発売:1999年。 仏ディアパゾン誌で5音叉を獲得した盤。アルベニス、グラナドスからさかのぼること100年。黎明期のスペイン音楽。録音以来35年以上が経過しているが、今日でも他に録音が無い作曲家が多く、貴重なアルバムと言える。 | ||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1723):ヨハネ受難曲 | ルネ・ヤーコプス(T) ルドヴィク・ド・サン(B−Br) ルイ・ドヴォ(T)指揮 アンサンブル・ ムジカ・ポリフォニカ | |
録音:1973年。AAD。 | ||
ブラームス:二重協奏曲 イ短調Op.102 ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調Op.56 |
ジェラール・プーレ(Vn) ドミニク・ ド・ヴィリアンクール(Vc) エミール・ナウモフ(P) パスカル・ヴェロ指揮 ロレーヌpo. | |
初発売:1998年。 | ||
宗教音楽の秘宝 グレゴリオ・アレグリ(1582-1652):ミゼレーレ アントニオ・ロッティ(1667-1750): ミゼレーレ(4声のための) オルランドゥス・ラッスス(1532-1594): われらはあなたをあがめ (女声3部によるモテット) トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1549-1611) まことに彼はわれらの弱きを支えたもう ウィリアム・バード(1543-1623): 4声のミサ |
エリザベト・アーディ(S) エレーヌ・ドラージュ(Org) ダニエル・メイエ指揮 アンサンブル・ヴォーカル・ ダ・カメラ | |
録音:1982年&1984年、AAD。CD化:1999年。 | ||
ジュアン・アラン(1911-1940): 器楽と声楽のための作品集 Vol.3 リタニー/フーガ/子供の領分/ 追伸(M.C.アラン編)/ インヴェンション(O.アラン編)/ ラメント(ジョルジュ・ギラール補完)/ D'où vient qu'en cette nuitée... / ジャン・ルノーの悲歌/ ブッシュ・フェルメ[ハミング]による歌/ 汝はペテロなり/グレゴリオ聖歌風婚礼ミサ曲/ オリヴィエ・アラン(1918-1994):アヴァンテュール ジュアン・アラン:市場 |
ジョルジュ・ギラール (Org)指揮 [パトリック・コーエン、 アラン・ジャコン、 ジョルジュ・ギラール、 ジャン=フランソワ・ アットン(P) ミシェル・ ヴェルシェーヴ(Br) ヴァンサン・ グランシャン・デ・ロー(S) エルヴェ・ラミー(T) フランソワ・ポルガー指揮 レ・プティ・シャントゥール・ ア・ラ・クロワ・ド・ヌイイ カメラータ・サン・ルイ フランソワ・ジプ(Fl) ダニュタ・ピテ、 マリー=ジャンヌ・ レショー(Vn) フィリップ・アノン(Fg) ギレーヌ・ルイ(Va) エマニュエル・コーエン(Vc) パスカル・ギラール(Cb) エティエンヌ・ バイヨ(Org)] | |
録音:1998年2月25日-27日、ラジオ・フランス・スタジオ104, 106, 107 /発売:1999年。Vol.1:ARN-68148(残念ながら廃盤)、Vol.2:ARN-68321。 | ||
パリのユダヤ人気質 ノルベール・グランツバーグ: ワルツへの招待/ユダヤ組曲/外国の祭りのための音楽 ジョゼフ・コスマ:バレエ「女騎士」 レオ・スミス:ディヴェルティメント |
ノエル・リー、 ジェフ・コーエン(P) | |
シャンソン「枯葉」で有名なコスマをはじめ、パリで活躍したユダヤ人作曲家3人の作品を、二人のピアニストが演奏したアルバム。1950年代のパリの雰囲気を彷彿とさせる。 | ||
ラロ:チェロ協奏曲/ナムナ シューマン:チェロ協奏曲 |
エマヌエル・ベルトラン(Vc) デネヴ指揮 モンテカルロpo. | |
ラヴェル国際アカデミー・コンクール、ロストロポーヴィチ国際コンクールで優勝した1973年生まれの女流奏者、エマヌエルのデビュー・アルバム。 | ||
ショパン:ワルツ全集(全19曲) | マルク・ラフォレ(P) | |
国内代理店は新録音と思いこんでいるようだが、旧・ARN-68460の再発売。1985年のショパン国際ピアノ・コンクールでブーニンに次いで第2位だったラフォレ。どうもディスクに恵まれないのは惜しい。 | ||
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.1 弦楽四重奏曲第4番 ニ長調Op.83/ 弦楽四重奏曲第8番 ハ短調Op.110 弦楽四重奏曲第13番 ロ短調Op.138 |
ドビュッシーSQ | |
録音:1998年7月、サル・ヴァレーズ、リヨン国立音楽院。 1999年にリリースが開始されたドビュッシーQのショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集の内、廃盤となっていた第1弾が復活。、Vol.2:第3, 7, 10番(ARN-68506)、 Vol.3:第1, 5, 12番(ARN-68534)、 Vol.4:第6, 9, 11番(ARN-68596)、 Vol.5:第2, 14番(ARN-68674)、 Vol.6:第15番&P五重奏(ARN-68675) | ||
アルス・ノヴァ〜14世紀イタリアの音楽 ランディーニ、ボローニャ、ダ・フィレンツェ、 作曲者不詳の作品 |
アンサンブル・レアル | |
録音:1998年9月。 | ||
ジャン・ノエル・マルシャン: ラシーヌによる聖歌 |
ラコヴァス・パパス指揮 アンサンブル・アルマシス | |
1666年生まれ、フランス・バロック時代に活躍したマルシャンの代表作。 | ||
ラファエル・フュメ:室内楽作品集 | ブルーノ・リグット(P) JJW室内o. | |
ダンディやモジリアーニとの親交でも知られるラファエル・フュメの室内楽作品集。 | ||
ナポリのバロック ジョヴァンニ・デ・マック(1548-1614) &ジョヴァンニ・サルヴァトーレ(1620-1688): チェンバロ曲集 |
ミシェル・デュヴァリテ(Cemb) | |
世界初録音。ナポリで活躍したバロック期の作曲家のチェンバロ曲集 | ||
フィリップ・クルボワ(1705-1730頃活動): 摂政時代のシャンソン集 |
ヤカヴォス・パッパス指揮 アンサンブル・アルマシス | |
世界初録音。ルイ14世没後、いわゆる摂政時代にムレらとともに活躍したフランスの作曲家クルボワのシャンソン集。代表作「ドン・キホーテ」の中のアリアも収録。ロワイエのバレのタイトルからとられたアンサンブル・アルマシスは、1992年アテネ生まれのパッパスによって結成されたヴォーカル・アンサンブル。 | ||
フランソワ・キャンピオン: Nouvelles decouvertes sur la gitare ギター小品集[ホ短調/ニ短調/ハ短調]/ フーガ集/ ギター小品集[ト短調/ハ長調/ニ短調/ニ長調] |
ミシェル・アモリック (バロックG) | |
録音:1978年。フランソワ・キャンピオンは、近年再評価が高まりつつあるバロック時代の作曲家。本作は、世界初CD化となる彼のギター小品集。楽譜には1705年の日付があり、技巧的にはとても難解なハーモニーを要求されるが、聴き手には柔らかく滑らかに聴こえる美しい作品ばかり。バロック・ギター界の巨匠、ミシェル・アモリックの妙技と、今回の初CD化に対する熱い意気込みが伝わってくる意欲作。 | ||
エリオット・カーター:室内楽曲集 ピアノと管楽のための五重奏曲/ 内なる歌/魔法のプレリュード他 |
パトリック・ガロワ(Fl) ジェラール・プーレ(Vn) モーリス・ブルグ(Ob) クレール・デセール(P)ほか | |
前衛的難解さはないが、「バーンスタインやコープランドの後継者」とは簡単には呼べないアメリカ音楽の大御所カーター。平易な手法とは言え、その厳格で緻密な音楽は、実験音楽と古典音楽の狭間にあってひとつの特殊な地位を築いている。また、当盤は演奏陣も大きな魅力。 | ||
サン=サーンス:動物の謝肉祭 | アレクサンドル・タロー(P) クロード・ピエプル(語り) | |
マズルカの芸術 ショパン、シュテファン・ヘラー、シュルホフ、B.ゴダール、 カルガノフ、モシュレス、ドビュッシー、フォーレ、 シマノフスキ、スクリャービン、プレイエルの作品 |
ジャン・マルタン(P) | |
ARN-48498 廃盤 |
アンドレ・カンプラ(1660-1744): 1声、2声のためのモテット集 |
アンサンブル・ダ・パーチェム |
旧品番:ARN-68498〔廃盤、入手不能〕。 | ||
ジョルジュ・サンドとショパン | ジャン・マルタン(P) ジュリエット・グレコ(朗読) | |
ジュリエット・グレコが朗読を担当する、サンドの詩とショパンのピアノ曲を組み合わせた極めてフランスらしい1枚。 | ||
バッハ:パルティータ集(オルガン版) (変ロ長調 BWV825/ハ長調 BWV826/イ短調 BWV827) |
エリック・フェラー(Org) | |
世界初録音。クラヴィーア練習曲集第1部として刊行されたチェンバロのための6つのパルティータのうちの3曲をオルガンで演奏したもの。 | ||
ジョセフ=エルマン・ボナル(1880-1944): 弦楽四重奏曲集〔第1番/第2番〕 |
ドビュッシーSQ | |
録音:1999年10月6日-9日。初出時の世界初録音。旧品番:ARN-68504〔廃盤〕。 ボルドーに生まれ、ヴァイオリン奏者であった父より音楽教育を受け、パリ音楽院で作曲をフォーレに学び、オルガン作品等で知られるフランス近代の作曲家ボナルの弦楽四重奏曲。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲集(ARN-68461)に続く、フランスの若手ドビュッシーSQのアルバムだった物。 | ||
ヘンデル:イタリア語カンタータ&二重唱曲集 海が穏やかにほほえむとき(*,+)/アフリカの森の中で(+)/ おまえは何を考える(*,+)/ルクレツィア(*)/ タタールの王国へ(*,+)/愛の戦から逃れよ(+)/ 黙って、おお黙って(*,+) |
サンドリーヌ・ピオー(S;*) ジェローム・コレアス(Br;+) ル・パラダン | |
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.2 第3番 Op.73/第7番 Op.108/第10番 Op.118 |
ドビュッシーSQ | |
Vol.1:第4, 8, 13番(ARN-68461)、 Vol.3:第1, 5, 12番(ARN-68534)、 Vol.4:第6, 9, 11番(ARN-68596)、 Vol.5:第2, 14番(ARN-68674)、 Vol.6:第15番&P五重奏(ARN-68675) | ||
シューベルト: 楽興の時 D.780/ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664 16のドイツ舞曲と2つのエコセーズ D.790 |
アレクサンドル・タロー(P) | |
レーベルのカタログ付きCD (ARN-50700; 廃盤)でも一時期発売があった物。当盤にはカタログは付属しません。 | ||
モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423-424 クラリネット五重奏曲 K.581 |
ミシェル・レティエク(Cl) ジェラール・プレ(Vn) レジーヌ・パスキエ(Vn) ウラディーミル・メンデルスゾーン (Va) ローラン・ピドー(Vc) | |
バッハ:パルティータ(オルガン版)Vol.2 第4番 ニ長調 BWV828/ 第5番 ト長調 BWV829/第6番ホ短調 BWV830 |
エリク・フェラー(Org) | |
世界初録音。 | ||
アントニオ・ロッティ: 死者のためのミサ曲/6声の十字架/ ミゼレーレ/10声の十字架 |
モーリス・ブルボン指揮 メタモルフォセス | |
サン・マルコ大聖堂の楽長を務めたヴェネツィア・バロックの作曲家の代表作。 | ||
オーリック、フランセ:室内楽作品集 オーリック: ヴァイオリン・ソナタ(1936) クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲(1937) オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲(1938) フランセ: クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲(1947) クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲(1947) 王宮の音楽(1937) |
ジェラール・プーレ(Vn) ミシェル・レティエク(Cl) ロラン・ルフェーブル(Fg) アラン・ミュニエール(Vc) フィリップ・ベルナール(Fl) ジェラール・コセ(Va) ジャン・ルイ・カペッザリ(Ob) クリスティアン・イヴァルディ(P) | |
バッハ: 音楽の捧げもの |
アルタ・レゾルタ | |
アルテ・レゾルタはレオンハルトやクイケンらの薫陶を受けたイタリアの若手バロック・アンサンブル。 | ||
モーツァルト: ピアノ・ソナタ第18番/第10番/第17番/第16番 |
ジャン・マルタン(P) | |
ルイ・エマニュエル・ジャダン(1768-1853):夜想曲集 夜想曲第1番イ短調(*)/第2番ハ短調(*)/第3番ヘ短調(*) 協奏幻想曲第1番(*)/4手のためのピアノ・ソナタ第3番(+)/幻想曲(*) |
ジャック・ヴァンドヴィル(Cl;*) ジャン=ミシェル・ルシャール(P) クリスティアーヌ・ロール(P;+) | |
ジャダンはルイ16世の宮廷音楽家を務め、ピアニストや教育者としても活躍したフランスの作曲家。 | ||
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.3 第1番ハ長調Op.49/第5番変ロ長調Op.92/第12番変ニ長調Op.133 |
ドビュッシーSQ [クリストフ・コレット(Vn) ドミニク・ロンカ(Vn) ヴァンサン・デプレク(Va) ヤニック・カリエル(Vc)] | |
Vol.1:第4, 8, 13番(ARN-68461)、Vol.2:第3, 7, 10番(ARN-68506)、Vol.4:第6, 9, 11番(ARN-68596)、 Vol.5:第2, 14番(ARN-68674)、 Vol.6:第15番&P五重奏(ARN-68675) | ||
オルガンの芸術 Vol.1 作曲者不詳:エスタンピー カベソン:ミラノのガリアルドによる変奏曲 パスクィーニ:スペインのフォリアによる変奏曲 ボベルデ:フーガとカプリース ルベグ:組曲 グリニー:ディアローグ C・P・E.バッハ:ソナタ第1番 リスト:BACHの名による前奏曲とフーガ フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 |
ジャック・ベラサ、 フランソワ・シャペレ、 ジャン・パトリス・ブロス、 ルイ・ティリ、 クサヴィエ・ダラッセ ルイ・ロビラール、 ジャン・ラングレ(Org) | |
ペンデレツキ:クラリネット協奏曲集 ヴィオラ協奏曲(1976)より編曲 フルート協奏曲(1992)より編曲 |
ミシェル・レティエク(Cl) クシシトフ・ペンデレツキ、 エマヌエル・ ルドゥック・バロメ指揮 サンクトペテルブルクco. | |
作曲者自身の編曲。世界初録音。 | ||
ニコラ・ラコ・ド・グランヴァル(1676-1753): 深刻でおかしいカンタータ集 「何でもない」/「グレゴワール」/「短気な人」 「イクシオン」/「プロン伯爵夫人」 |
ベアトリス・マヨ・フェリプ(S) ジャン・イヴ・ラヴォー(CT) ポール・アレクサンドル・ デュボワ(B) ヤコヴォス・パッパス指揮 Ens.アルマシス | |
安らぎへのプレリュード〜ギ・プランタン:作品集 L'enfant createur/Sentiers de fleurs/Cosmos interieur/ Fleur de lumiere/Born to take off/Flaques de lumiere/ Kiss landing on the mind/Fenetre sur coeur/ Romance interieure/Vers le temple aux oiseaux/ Plonger a renaitre/Clair-obscur/ Le sourire de l'enfant createur/ Souvenir pour l'avenir |
ギ・プランタン (キーボード/P) シャンタル・ヴィエネ(Vn) | |
エモーション、リラクゼーション、メディテーション……。ギ・プランタンが心を込めて奏でるヒーリング・ミュージック集。 | ||
パッヘルベル:オルガン作品集 トッカータ [ト短調/ヘ長調/ホ短調/ハ短調/ヘ短調/ト短調/ニ短調 ト短調/ハ長調/ハ短調/変ロ短調/ニ短調/ト短調/ハ長調/ ニ長調ハ長調/ニ短調/ト短調/ト長調/変ホ長調] フーガ [ニ短調/幻想曲ト短調/前奏曲ト長調/変ホ長調] |
エリック・フェラー(Org) | |
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー(1721-1783): フルート・ソナタ集 変ロ長調/ト長調/ト短調/ト長調/ハ長調/ヘ長調 |
フィリップ・アラン=デュプレ (Fl-tr) デイヴィッド・シンプソン(Vc) ユヤマ=ボーヴァール・ ヤスコ(Cemb、P) | |
キルンベルガーはバッハに作曲を学んだといわれるドイツの作曲家。音楽学者としても活躍し、パレストリーナやバッハの作品の収集出版に尽力した。彼のフラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタを6曲収めたアルバム。 | ||
エリザベート・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):聖書カンタータ集 「エステル」(第1巻第1番)/「ヤコブとラシェル」(第1巻第3番)/ 「スザンヌ」(第1巻第5番)/「ジュディット」(第1巻第6番)/ 「イェフタ」(第2巻第5番) |
イザベル・プーレナール(S) ソフィー・ブーラン(S) ベルナデット・ シャルボニエ(Vn) フランソワーズ・ ブロッホ(ガンバ) クレア・ギャルデリ(Vc) ブリギット・ オーデブール(Cemb) ジョルジュ・ ギラード(Org) ギ・ロベール(テオルボ) | |
ルイ14世の時代に活躍したフランス・バロックの珍しい女流作曲家、エリザベート・ジャケ・ド・ラ・ゲールの聖書カンタータを5曲収録。バロック音楽を専門とするフランス人の二人の新進ソプラノが美しい歌唱を聴かせている。 | ||
ルイ・アントワーヌ・ドルネル(1680頃-1756頃): 三重奏組曲第4番/三重奏組曲第6番/ クラヴサン組曲第3番/クラヴサン組曲第5番/ 3つのアリア |
マリー= ルイス・デュトワ(S) ファビアン・ アルマゴー(Cemb) ル・コンセール・カロタン | |
ミゼレーレ集 アレグリ:ミゼレーレ ロッティ:ミゼレーレ ト短調/ニ短調 ベルニエ:モテット「ミゼレーレ」 |
イサベル・プルナール(S) アラン・ゼプフェル(C−T) ジャン=クロード・オルリアク(T) ミシェル・ヴェルシェーヴ(Br) モーリス・ブルボン指揮 Ens.メタモルフォーセス ダニエル・メイエル指揮 Ens.ヴォカール・ダ・カメラ ジャック・エシヴァール指揮 Ens.ヴォカール・ド・ブルゴーニュ 古楽器アンサンブル | |
アート・オブ・ハーモニック・リラ | ピエール・ジャン・クロセ (ハーモニック・リラ) | |
ハーモニック・リラはギターとハープとアコーディオンを合わせたような携帯楽器。 | ||
アート・オブ・ホルン Vol.2 | エルヴェ・ジュラン(Hr) | |
アート・オブ・自動楽器 Vol.4 | ||
ラロ: ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.12 ピアノ三重奏曲第3番 イ短調Op.26 |
ジャン・マルタン・トリオ [フローラ・ エルファージュ(Vn) クロード・ブルゴス(Vc) ジャン・マルタン(P)] | |
フランソワ=アンドレ・ダニカン・ フィリドール(1726-1795): 歌劇「魔術師」 |
ペギー・ブーヴレ、 ジュディス・ムック、 シャンタル・レイアル(S) ジャン=クロード・オルリアク、 ベルナール・ブーディエ(T) ウド・ライネマン(B) マルク・スーストロ指揮 レンヌo. | |
オペラ・コミックの作曲家としてフランスの宮廷で活躍したフィリドールの珍しいオペラ全曲盤。 | ||
ジャン=ジョセフ・カッサネーア・ ド・モンドンヴィル(1711-1772): ヴァイオリン・ソナタ集Op.3(全6曲) |
フロランス・マルゴワール(Vn) クリストフ・ルセ(Cemb) | |
フランス・バロックの作曲家モンドンヴィルの、正確には「ヴァイオリンの伴奏を伴うソナタ様式のクラヴサン小品集」と記された作品集。 | ||
ラヴェル: ヴァイオリン・ソナタ(遺作)/ ヴァイオリン・ソナタ ピエルネ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調Op.36 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ |
ジェラール・プーレ(Vn) ノエル・リー(P) | |
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 | メシアン四重奏団 [アラン・モグリア(Vn) ミシェル・アリニョン(Cl) ルネ・ベネデッティ(Vc) ジャン=クロード・ アンリオ(P)] | |
ベルナール・アイマブル・デュピュイ(1707-1789): ノエル「真夜中に」/マニフィカト/ モテット「カンターテ・ドミノ」 |
イザベル・プルナール(S) ジャン=ルイ・コモレット(C-T) エリク・グルシェ(T) ドミニク・ミライユ(Br) ジャン=ルイ・バンディ(B) アリックス・ブルボン指揮 グループ・ヴォカール・ ド・トゥールーズ アンサンブル・ インストゥルメンタル・ バロック | |
ラモーと同時代に活躍したトゥールーズ出身の作曲家の、クリスマスをテーマにした宗教曲集。 | ||
ドビュッシー:ピアノ作品集 Vol.3 「選ばれた乙女」への前奏曲/悲歌/ アルバムのページ/ロマンティックなワルツ/ 忘れられた映像/版画/6つの古代碑銘/ 練習曲「半音階のための」/ 練習曲「装飾音のための」/ 練習曲「和音のための」 |
伊藤隆之(P) | |
新録音。伊藤隆之は三重県在住のピアニスト。Vol.1とVol.2はPIERRE VERANYレーベルから発売されている。 | ||
ジャン=アンリ・ダングルベール(1628-1691): クラヴサン曲集 第1組曲 ト長調/第2組曲 ト短調/ 第3組曲 ニ短調 |
ブリジット・トラミエ(Cemb) | |
ルイ14世宮廷のクラヴサン奏者を務めた作曲家。ディアパソン・ドール受賞盤。 | ||
クープラン:オルガンによる名曲集 フランス人(「諸国の人々」より)/ シャコンヌ(「諸国の人々」より)/ アルマンド(「コンセール第14番より)/ フゲッタ(「コンセール第14番より)/ 前奏曲(コンセール第4番より)/逆走する歌/ リゴードン/エコー/恋のナイチンゲール/ 「ディアーヌ組曲」のためのファンファーレ/ 凱旋のファンファーレ/ 前奏曲(コンセール第6番より)/ 陽気なアルマンド(コンセール第6番より)/ フランス風クーラント(コンセール第4番より)/ フォルラーヌ(コンセール第4番より)/ パッサカリア/アルマンド(コンセール第3番より)/ ミュゼット(コンセール第3番より)/ 前奏曲(コンセール第1番より)/ 軽やかなエアー(コンセール第1番より)/ 大リトゥルネール(コンセール第1番より)/ 序曲(コンセール第1番より) |
ジャン=ポール・レコ(Org) | |
クープランのクラヴサン曲や合奏曲をオルガンで演奏。 | ||
ジョリヴェ:トランペットのための作品集 トランペット、ピアノと弦楽のための協奏曲 (トランペット協奏曲第1番)(*)/ トランペットとオルガンのための アリオーソ・バロッコ(#)/ トランペットとピアノのための エアー・ド・ブラヴーラ(+)/ トランペットと打楽器のためのエプタード(**)/ トランペット協奏曲第2番(##) |
エリック・オービエ(Tp) アンジェリーヌ・ ポンドペイル(P;*、+) ティエリー・ エスケシュ(Org;#) ディディエ・ヴェリテ (Perc;**) フランソワ・ グザヴィエ・ビルジェ指揮(*) アヴィニョン・ プロヴァンス歌劇場o.(*) マリウス・コンスタン指揮(##) パリ国立歌劇場o. | |
パリ・オペラ座の首席を務めた名手、オービエによるジョリヴェ作品集。かつてCYBELIAとPIERRE VERANYレーベルで発売されていた名盤の復活。 | ||
プーランク:歌曲集 | ベルナール・クリュイセン(Br) ノエル・リー(P) | |
2004年版ARIONレーベルCDカタログ付き。 | ||
J.F.ダンドリュー:クラヴサン曲集第1巻(1724) | ブリジット・オドブール(Cemb) | |
録音:1977年。使用楽器:1754年、Henry Hemsch製。 全4巻のクラヴサン曲集を編んだダンドリューだが、実際、2巻以降は1巻の作品のリアレンジなどが多く含まれており、なんといっても押さえておきたいのはこの第1巻だといわれている。このオドブール(代理店表記はオードブール)盤は、現在に至っても競合盤の非常に少ない貴重レパートリー。 | ||
ヒンデミット:室内楽作品集 フルート・ソナタ 4手ピアノ連弾のためのソナタ チェロ・ソナタ第3番 ヴァイオリン・ソナタ |
ミシェル・デボスト(Fl) ジェラール・プーレ(Vn) アラン・ムニエ(Vc) クリスティアン・イヴァルディ、 ノエル・リー(P) | |
録音:1981年。 パリ管首席として知られたデボストによるフルート・ソナタは絶品。 | ||
カンプラ:フランス語カンタータ集 「ディドン」/「アリオン」/「エベ」/ 「怠惰なアキレス」/「ダフネ」 |
ジャクリーヌ・ニコラ(S) ダニエル・キュイエ(Vn) フィリップ・アラン=デュプレ(Fl) ジェイ・バーンフェルド (ヴィオラ・ダ・ガンバ) ミシェル・シャピュイ(Cemb)指揮 | |
録音:1985年12月11日&13日、フランス。旧 PIERRE VERANY PV-786101からの移行再発売。 | ||
ミヨー: 歌劇「哀れな水夫」(台本:ジャン・コクトー)(*) 弦楽三重奏曲(+) |
キャサリン・デュボスク(S) クリスティアン・パピス(T) ジャン・フランソワ・ガルデイル、 ジャック・ボナ(B) ジョナサン・ダーリントン指揮 オペラ座ソリスト・アンサンブル (以上;*) アルベール・ルーセル 弦楽三重奏団(+) | |
録音:1987年。以前 CYBELIA レーベルから発売されていた録音の、移行再発売。 1927年に初演された「哀れな水夫」はAccordのフレンチ・ミュージック・コレクションにミヨーによる自作自演があるが、そちらはモノラル録音。通常プラスチック・ケースながら仏語のテキスト(対訳はなし)が全編掲載されている。 | ||
ラモー:歌劇「遍歴騎士」 | オードリー・ミシェル、 ギレーヌ・ラファネル(S) ニコラス・リヴェンク(Br) ブルース・ブルワー、 グレゴリー・ラインハルト(B) ダグラス・ナスラウィ(T) ジャン=クロード・マルゴワール指揮 ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・ シャンブル・デュ・ロワ、 アンサンブル・ ヴォカール・サジタリウス | |
録音:1990年10月19日-21日。旧 PIERRE VERANY PV-790121/22からの移行再発売。 ラモーが24歳の時に書いた3幕のコミック=リリック・オペラで、楽しい筋書きと叙情的なメロディーを含んだ珠玉の作品。世界初録音として登場してから長く決定盤として君臨した名盤のうれしい復活。 | ||
ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調Op.78/ ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.100/ ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調Op.108 |
ジェラール・プーレ(Vn) イタマール・ゴラン(P) | |
録音:2003年2月、パリ。 フランスのベテラン・ヴァイオリニスト、ジェラール・プーレによるブラームスのヴァイオリン・ソナタ。プーレは1938年生れで、父親の名ヴァイオリニスト、 ガストン・プーレやシェリングに学んだ。10代前半から長い演奏キャリアを持ち、フランスのレーベルを中心にレコーディングもかなりの数があるが、 今回のブラームスは久しぶりの新録音となる。艶やかで明るい音色と気品のある表現が魅力。 | ||
J.S.バッハ:オーボエを伴うカンタータ・アリア集 カンタータ第187番〜神はあらゆる生き物を世話する 無伴奏フルートのためのパルティータ BWV.1013〜 [サラバンド/ブレー・アングレーズ](オーボエ版) カンタータ第199番〜 わたしの心は血の中を漂う−無言のうめきよ、静かな嘆きよ カンタータ第105番〜どれほどおののき、よろめいていることか フルートとチェンバロのためのソナタ第2番 BWV.1030b〜 アンダンテ−ラルゴ・エ・ドルチェ−プレスト(オーボエ版) カンタータ第202番〜[消えよ、悲しみの影/Sich iben im leben] マニフィカト BWV.243〜この卑しい女をさえ心にかけたもう 無伴奏フルートのためのパルティータ BWV.1013〜 [アルマンド/クーラント](オーボエ版) |
オリヴィエ・ドワーズ(Ob) ガエル・ル・ロワ(S) ジェロメ・ペルノー(Vc) ジェレミエ・ローレル(Org) | |
パリ・オペラ座管首席奏者で、「熱狂の日」音楽祭にも出演し見事なソロを披露したオーボエのドワーズ。NAXOSレーベルにプーランクの録音があるが、ARIONからはバッハのカンタータでオーボエがフィーチャーされた曲を中心としたアルバムで登場。 | ||
ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34 ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115 |
ジャン=フランソワ・ ヴェルディエ(Cl) ドビュッシーSQ | |
ドビュッシーSQのまた違った一面が見られるクラリネット五重奏曲集。クラリネットはパリ=バスティーユ管の首席奏者として、また、方々の室内楽などでも広く活躍しているヴェルディエ | ||
ベルリオーズ: 歌曲集「夏の夜」 カンタータ「エルミニー」 |
フランソワーズ・ポレ(S) ブルターニュo. | |
フランスの名ソプラノ、ポレの独唱によるベルリオーズの作品。生誕200年を記念した録音。なお、当ディスクには指揮者名がクレジットされておらず不明。 | ||
アルヴォ・ペルト:Annum per annum | ヴォクス・クラマンティ | |
ヴォクス・クラマンティは1996年に創立の、歌手だけでなく、作曲家、指揮者、器楽奏者まで含んだ音楽家集団。元々はグレゴリアン・チャント研究のため集った団体だった、徐々にヨーロッパ音楽文化すべてを網羅するプロフェッショナル集団として認知され、現在はさまざまな音楽活動を展開している。 | ||
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.4 第6番 ト長調 Op.101/第9番 変ホ長調 Op.117/ 第11番 ヘ短調 Op.122 |
ドビュッシーSQ | |
録音:2002年11月、サル・ヴァレーズ、リヨン国立音楽院。 Vol.1:第4, 8, 13番(ARN-68461)、Vol.2:第3, 7, 10番(ARN-68506)、 Vol.3:第1, 5, 12番(ARN-68534)、、 Vol.5:第2, 14番(ARN-68674)、 Vol.6:第15番&P五重奏(ARN-68675) | ||
モーツァルト:教会ソナタとオルガン作品集 ソナタ第8番 ヘ長調 KV.224 (241a)/ ソナタ第13番 ト長調 KV.274/ フーガ ト短調 KV.154(385b)/アヴェ・ヴェルム ニ長調/ ソナタ第4番 ニ長調 KV.144(121a)/ アダージョ ロ短調 KV.540/ ソナタ第11番 ニ長調 KV.245/アンダンテ ヘ長調 KV.616/ ソナタ第10番 ヘ長調 KV.244/ アンダンティーノ 変ホ長調 KV.236(588b)/ ソナタ第1番 変ホ長調 KV.67(41h)/ フーガ 変ホ長調 KV.153(375f)/ グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 KV.356(617a)/ ソナタ第16番 ハ長調 KV.328(317c)/ 小葬送行進曲 ハ短調 KV.453a |
ジャン=パトリス・ブロス(Cemb) コンセルト・ロココ | |
録音:2002年6月。全部で17曲あるモーツァルトの教会ソナタ(通常はオルガンで演奏される)とオルガン作品をチェンバロを使った編成で1枚にまとめたアルバム。 | ||
アントニオ・カルダーラ(1670-1736): トリオ・ソナタ集Op.1(抜粋) [第4番 ハ短調/第8番 ト長調/第5番 イ短調/ 第7番 へ長調/第9番 ホ短調/第6番 イ長調/ 第12番 変ホ長調/第10番 ニ短調/ 第11番 ニ長調] |
アンサンブル・ ラ・フィデリッシマ | |
ヴェネツィア楽派の作曲家、カルダーラの代表的な器楽作品である12曲からなる作品1のトリオ・ソナタ集から9曲を抜粋。 ラ・フィデリッシマはペルピニャン音楽祭の参加メンバーによって1994年に結成された、カタルーニャに本拠地を置く古楽アンサンブル。 | ||
ルトスワフスキ: チェロと管弦楽のためのグラーヴェ(*)/ 弦楽のための序曲/ オーボエとハープのための二重協奏曲(#)/ 葬送音楽/ダンス・プレリュード(+) |
フランソワ・サルク(Vc;*) フランソワ・ルルー(Ob;#) イザベル・モレッティ(Hp;#) ミシェル・ルティーク(Cl;+) ロベルト・カバラ指揮 クラクフ・シンフォニエッタ | |
ポーランドのオーケストラと仏・伊の名手たちによるルトスワフスキの作品集。 | ||
テオドール・キルヒナー(1823-1903): 新ダヴィット同盟舞曲集 Op.17/ 8つのロマンス Op.22/玩具集 Op.35〜10曲 |
ジャン・マルタン(P) | |
録音:2003年4月、パリ。 テオドール・キルヒナーはシューマン夫妻やブラームス、ワーグナーらと親交のあったドイツ・ロマン派の作曲家・ピアニスト。「新ダヴィット同盟舞曲集」 はそのタイトルからも窺えるように、シューマンの影響を強く受けた作品。「玩具集」は全14曲からなる小品集。ジャン・マルタンはパリでイヴ・ナットに学んだフランスのヴェテラン・ピアニストで、ロマン派の作品を得意にしている。 | ||
セバスティアン・ド・ブロッサール(1655-1730): カンタータとトリオ・ソナタ集 カンタータ「ジュディット、またはオロフェルネの死」/ 同「アブラハム、または犠牲になったイサク」/ 同「ダリラに裏切られたサムソン」/ トリオ・ソナタ ホ短調/同 ニ長調/同 ト短調/ 同 イ短調/クリスマスのサンフォニー |
ベアトリス・マヨ=フェリップ(S) ファビアン・アルマンゴー指揮 ル・コンセール・カロタン | |
ブロッサールはルイ14世時代のパリ宮廷で活躍した作曲家。ル・コンセール・カロタンは、ヴェルサイユ・バロック音楽センターの若手演奏家たちによって結成されたフランスの古楽アンサンブル。 | ||
フィリッポ・プロヴェル &イグナツィオ・プロヴェル(18世紀): オーボエと通奏低音のためのソナタ集 [第1番/第3番/第4番/第5番] |
ジャック・ヴァンドヴィユ(Ob) ジャン=ミシェル・ルシャール(Org) ミシェル・ティオラ(G) | |
録音:2003年2月、パリ。 ピリオド楽器とモダーン楽器の両方で活躍するフランスの名オーボエ奏者、ヴァンドヴィユの新録音。作曲者のプロヴェールについては詳細不明だが、フィリッポとイグナツィオは父子で、 いずれも18世紀半ば(モーツァルトと同時代)にフランスで活躍したという。世界初録音。 | ||
ストラヴィンスキー: 兵士の物語/エレジー/猫の子守歌/ クラリネットのための3つの小品 |
ジュヌヴィエーヌ・パージュ(語り) 演奏者不詳 | |
「わが恋は終わりぬ」、「エル・シド」、「グラン・プリ」などの映画に出演しているフランスのベテラン女優、ジュヌヴィエーヴ・パージュ(1930年生まれ)をナレーションに起用した「兵士の物語」の全曲盤。演奏者が記載されていないということは、あくまで彼女のCDという企画か。 | ||
ヴィヴァルディ: 室内ソナタ ニ短調Op.1 No.12 RV.63「ラ・フォリア」 カンタータ「やめてくれ、もうやめてくれ」RV.684 シンフォニア第1番 ハ長調 カンタータ「愛よ、おまえの勝利だ」 ヘンデル: 合奏協奏曲 変ロ長調Op.6-7 歌劇「ジュリオ・チェーザレ」〜 私は言う、お前は無慈悲だと 歌劇「トロメーオ」〜愛の短剣が |
ロベール・エクスペール(CT) アンサンブル・アリアンナ | |
フランスのカウンター・テノール、エクスペールをフィーチュアしたヴィヴァルディとヘンデルの作品集。アンサンブル・アリアンナはモンペリエに本拠地を置く古楽アンサンブル。 | ||
C.P.E.バッハ: 6つのオルガン・ソナタ Wq.70 |
エリック・フェレ(Org) | |
使用楽器:シュライデン宮廷教会、1770年ケーニヒ・オルガン製。フェレは 1962年生まれのフランスのオルガン奏者。 | ||
パウル・ベン・ハイム(1897-1984):歌曲集 | ヴァルダ・コトラー(S) ジェフ・コーエン(P) | |
ドイツに生まれ、のちにイスラエルに移住したユダヤ系作曲家ベン・ハイムの歌曲集の世界初録音。コトラーはイスラエル出身の新進ソプラノ歌手。 | ||
ヴィオロンチェロ・ダモーレ ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ: ソナタ ニ長調 カール・フリードリヒ・アーベル: ソナタ第1番/同第2番 クリストフ・ジグムント・ビンダー:ソナタ ニ長調 |
フィリップ・フーロン (ヴィオロンチェロ・ダモーレ) ブリジット・オドブール(Fp) | |
18世紀のドイツ・バロックから古典派への以降期に作曲された比較的珍しいバス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の作品を集めたアルバム。自らアンサンブルを率いて指揮活動も行っているフランスの名手、 フーロンがヴィオロンチェロ・ダモーレと呼ばれる歴史的な楽器を演奏。 | ||
フォーレ:弦楽四重奏曲ホ短調 Op.121 ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 |
ドビュッシーSQ | |
ドビュッシー四重奏団はリヨン音楽院の卒業生によって1990年に結成されたフランスのアンサンブル。1993年にはエヴィアンの国際コンクールで優勝して一躍脚光を浴びて以来、国際的な演奏活動を続けている。 | ||
愛らしい乙女よ〜ペトラルカと音楽 ガブリエーリ、ギョーム・ド・マショー、 ランディーニ、デュファイ、トロンボンチーノ、 ウィラールト、セルミジ、ムダラ、パレストリーナ、 カッチーニ、モンテヴェルディ、他の作品 |
ギユメット・ローラン(Ms) ジェイ・バーンフェルド (ヴィオラ・ダ・ガンバ)指揮 フォーコ・エ・セネーレ | |
ピリオド楽器使用。ルネサンス最大の学者・詩人の一人、フランチェスコ・ペトラルカ(1304-1374)の恋愛詩に基づく作品を集めたディスク。ネーデルランド、イタリア、フランス、スペイン、イギリスのルネサンスから後期バロックまでの作曲家の作品を幅広く収録。フォーコ・エ・セネーレはアメリカ生まれのガンバ奏者、ジェイ・バーンフェルドが率いる中世・バロックの器楽アンサンブル。 | ||
オーリック...プーランク〜フランス6人組の音楽 タイユフェール:ヴァイオリン・ソナタ オネゲル:クラリネット・ソナタ デュレ:フルート・ソナタ ミヨー:ピアノ組曲「春」 オーリック:印象 [フルートとピアノのための(妻ノラへの贈り物)/ チェロとピアノのための(ロストロポーヴィチに)/ クラリネットとピアノのための(ベルクとの思い出)/ ピアノのための(デュティユーに捧げる)] プーランク:劇付随音楽「城館への招待」 (ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための) |
クリスティアン・イヴァルディ(P) ジェラール・プーレ(Vn) フィリップ・ベルノルド(Fl) ミシェル・ルティエク(Cl) アラン・ムニエ(Vc) | |
「フランス6人組」とひと括りにされてはいるものの各々全く違った作風を持った6人の作曲家。それどころか、その作曲家ひとりひとりにおいても時期によってはまったく異なった世界観が描かれている。ミヨーのような多作家も含まれているため、その全貌を俯瞰するのもなかなか骨の折れる作業。しかも、編成がヴァリエーションに富んでいるためか、録音自体も体系化されておらず、演奏の質を追い求めるのはむしろ贅沢、存在するものを有難く拝聴するのがあたりまえという状態が長く続いたように思える。 それがいきなり、フランス音楽界のスターが一堂に会した室内楽集の登場となればフランス音楽ファンならずとも欣喜雀躍もやむなし。同アリオンの録音においてもその美音で高い評価を得ているジェラール・プーレをはじめ、fine NF に長岡京とのヴィヴァルディを録音し、フルート界にこの人ありと思わせたフィリップ・ベルノルド。他のアーティストもフランス物演奏には欠かせない、妙技とエスプリを併せ持った特別なアーティストばかり。 オーリックとプーランクの作品は録音が非常に少ない名作。フランス音楽マニアの方を満足させるだけでなく、この分野をこれから聴いてみたいという方の一枚目としても、自信を持ってお勧めできるアルバム。 | ||
サン=ジョルジュ(1745-1799):作品集 ヴァイオリン協奏曲集(*) [ニ長調Op.3-1/ハ長調Op.5-1/ イ長調Op.5-2/ト長調Op.8-9]/ 6つの弦楽四重奏曲Op.1(#) ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調Op.7-2(+)/ 交響曲 ト長調Op.5-1(+)/交響曲 ニ長調Op.5-2(+)/ クラヴサンとヴァイオリンのための作品集(**) [クラヴサンとヴァイオリンのための3つのソナタ/ アリアと変奏曲] |
ジャン=ジャック・ カントロフ(Vn;*/**)指揮(*) ベルナール・トマ室内o.(*) ジャン=ノエル・モラールSQ(#) アンヌ=クロード・ヴィヤール(Vn;+) ベルナール・ワール指揮(+) ヴェルサイユ室内o.(+) ブリジット・オードブール(Cemb;**) | |
シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(本名ジョセフ・ブローニュ)は1745年(1739年、1749年説もあり)、ブローニュ公を父に、アフリカ出身の女奴隷を母に、フランス領西インド諸島のグアドループに生まれた。ルクレールにヴァイオリンを、ゴセックに作曲を学び、長じてからはヴァイオリンの名手としてパリの宮廷や楽壇に旋風を巻き起こし、また指揮者としても師のゴセックの跡を継いでオーケストラを率い、ハイドンのパリ交響曲の委嘱・初演を行うなど、華やかな音楽活動を繰り広げた。剣術や馬術にも秀で、一時は「ヨーロッパ最強の剣士」とまで謳われる程の腕前を発揮、軍人としても様々な武勇を挙げ、1789年にはラファイエットの率いる国民衛兵軍に参加して隊長職に任命されたこともある。 溢れんばかりの多彩な才能と、母親譲りの浅黒い肌と精悍な風貌を持ち、まさにパリの貴族社会の寵児としてマリー・アントワネットをはじめとする上流階級のご婦人たちの寵愛の的だったサン=ジョルジュだったが、フランス革命の後はかつての栄光を取り戻すことはなく、1799年にパリの小さなアパルトマンで独り寂しく世を去った。しかしながら、その音楽は当時のギャラント様式の見本とも言うべき気品と典雅さを湛えたもので、随所に散りばめられたヴァイオリンの高度な技巧とともに、聴く者を魅了してやまない。まさに後年の「モザール・ノワール」すなわち「黒いモーツァルト」の異名に相応しい、充実した作品群。 当ディスクはARIONレーベルから各々単独で発売されたサン=ジョルジュの4枚のCDをセット化したもの。すべてモダーン楽器による演奏で、少し以前の録音も含まれているが、18世紀後半の激動の時代を生きたフランスの作曲家の真髄を堪能できる貴重なディスクといえる。 | ||
マルティヌー:チェロ・ソナタ 全集 [第1番−第3番] |
レナウド・デジャーディン(Vc) マルタ・ゴデーニ(P) | |
代理店曰く「マルティヌー、チェロ・ソナタの決定盤の登場!」。ピアニストとチェリストは夫婦だとのこと。 | ||
アスカニオ・マイオーネ(1565頃-1627): ナポリ風カプリッチョ集 |
ミケーレ・デヴェリーテ (Cemb) | |
17世紀ナポリ楽派の偉大なる鍵盤作曲家であったマイオーネの音楽は、一聴するに非常に独特な雰囲気を持っており、聴き手はこの音楽からナポリ王国の繁栄に思いを馳せずにはいられない。演劇への憧憬、装飾による芸術、コントラストによる審美眼、そして洗練されつくしていた思考。そうした時代の雰囲気まで鮮やかに再現してくれるこれらの作品の世界初録音。 | ||
J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲BWV.988(オルガン版) |
エリック・フェラー(Org) | |
使用楽器:1737年製、ジルバーマン・オルガン。 | ||
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.5 [第2番 イ長調 Op.68/第14番 嬰ヘ長調 Op.142] |
ドビュッシーSQ | |
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.6 弦楽四重奏曲第15番 変ホ短調 Op.145/ ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57 |
クレール=マリ・ル・ゲ(P) ドビュッシーSQ | |
録音:2004年11月、Cité des arts de Chambéry。 全集完結編。ショスタコーヴィチ最後の四重奏曲を収録するとともに、今回はピアニストに Accord でお馴染みのル・ゲを迎えて五重奏曲も収録。すでに定評のあるドビュッシーSQのロシア物だが、クレール=マリがショスタコーヴィチの室内楽にどういったアプローチを見せるかも大変興味深い。Vol.1:第4, 8, 13番(ARN-68461)、Vol.2:第3, 7, 10番(ARN-68506)、 Vol.3:第1, 5, 12番(ARN-68534)、 Vol.4:第6, 9, 11番(ARN-68596)、 Vol.5:第2, 14番(ARN-68674)。 | ||
クリストフ・マラトカ(1972-): ルミナリウム(クラリネット協奏曲) アストロフォニア(ヴィオラ協奏曲) |
ミシェル・ルティエク(Cl) カリン・ルティエク(Va) クリストフ・マラトカ指揮 ターリヒco. | |
シャリーノの室内楽作品集でディレクターを務めていたマラトカが、今回は自作の協奏曲集で伴奏指揮。彼はプラハ生まれで、プラハ音楽院でペトル・エベンらに教えを受け、1994年以来フランスで活躍している。 | ||
ルネ王の宮廷〜歌と舞踊 バンショワ: Filles A Miarier I &II,Deuil Angoisseus 作曲者不詳:La Spagna デュファイ:La Belle Se Siet〜 Alons Ent Bien Tost Au May ブロッロ:J'Ay Grant Desir De Vostre Amour/ Vivere Et Recte Reminiscere ピアチェンツァ:Jelosia デュファイ:J'Ay Mis Mon Cuer Et Ma Pensee フェラギュ:Ave Maria デュファイ:Quel Fronte Signorille ピアチェンツァ:Lioncello 作曲者不詳:Je Ne Prise Point Telz Baisiers デュファイ:Pour L'Amour De Ma Douce Amie デ・プレ:Fortuna Desperata〜 Adieu Mes Amours、Une Mousse De Biscaye ロレンツォ・デ・メディチ:Lauro オケゲム:Ma Bouche Rit エブレオ:Falla Con Misuras Ou La Bassa Castiglia 作曲者不詳:Mon Cuer Vit En Esmoy ピアチェンツァ:Mercantia ギゼゲム(ヒゼヘム):De Tous Biens Playne |
アンサンブル・ペルスヴァル ギ・ロベール指揮 | |
善良王ルネの賑やかな宮廷、百花繚乱の文人サロンふたたび! 旧品番:ARN-68104(廃盤/原題「15世紀ルネサンス音楽集」;当店未案内)の再発売。 色々な呼び名を持つルネ王だが、レナート1世が正式名称(?)、音楽ファンにはミヨーの「ルネ王の暖炉」でこそ有名かも知れない。政治的手腕はさておき、当時の文化人を集めたサロンを主催者し、自身も作品を残すなど、芸術の擁護者として知られている。ジョスカン・デ・プレはルネ王の音楽団の一員だったことも確認されており、ルネ王のサロンはまさにこのアルバムの音楽に溢れていたと思われる。興味深いのは、ナポリ王となったルネと同様、実質フィレンツェを統治し、やはり芸術のパトロンとして知られるロレンツォ・デ・メディチの作品が含まれている点。(時代は少し後)ルネサンス期のイタリア、フランスでどういった文化交流があったのかに空想を巡らさずにはいられない。 と、歴史的背景を語りだせばキリがないのだが、人生を謳歌する芸術家たちの作品の数々は、本当に踊りだしたくなるような魅力に満ちている。ルネサンス期に思いを馳せながらも、純粋に楽しんで頂きたい一枚。 | ||
サルヴァトーレ・シャリーノ(1945-): 室内楽作品集 |
IRCAMの音楽家たち クリストフ・マラトカ(芸術監督) | |
ポリーニ・プロジェクトなどでもフィーチャーされ、2004年モナコ・ピエール大公音楽賞を受賞したイタリアの作曲家シャリーノ。同じ作曲家としてのマラトカのディレクションによる録音。 | ||
ニコラ・アントニオ・ポルポラ(1686-1768): ルソン・ド・テネブル |
ジェローム・コレアス指揮 ル・パラダン | |
古楽バリトン歌手としても有名なコレアス率いるル・パラダン」による世界初録音。哀歌である「ルソン…」は内省的な音楽として表現されることが多いが、ポルポラのものは非常に生き生きとして表情豊か。 | ||
ケクス=デルヴロワ[ケ=デルヴロワ](1680-1759): ヴィオル曲集 ホ調の組曲(1748)/ニ調の組曲(1719)/ ト調の小品/ニ調の小品/イ調の組曲 |
ジェイ・バーンフェルド (ヴィオル)指揮 フォーコ・エ・セネーレ | |
オルレアン公の宮廷音楽家であり、ヴィオラ=ダ・ガンバ奏者であったケクス=デルヴロワ。フォーコ・エ・セネーレを創設しディレクターを努めるジェイ・バーンフェルドは、フランスで多くの賞を獲得し、一般新聞などでも高く評価されている。 | ||
SOLEDAD TENGUO DE TI〜ルネサンス期のポルトガルの音楽 YA NAM QUERO SER PASTORA/ DIPUES VIENES DELHALDEA (ペドロ・デ・アンドラーデ・カミーニャ作曲のモテット)/ MIS OJOS TRISTES LHORANDO/ NON ME PREGUNTEIS A MIS MALES/ NA FOMTE ESTA LIANOR/ NON TENDES CAMA BOM JESUS NAO/ HA IA SOFFRIDO TANTO/ NINHA ERA LA INFANTA/ PARTO TRISTE SALUDOSO/ QUERO MIR MORAR AL MONTE (ヌーノ・アルバレス・ペレイア作曲のモテット)/ QUAN BAXO APOSENTAS/ EM MI GRAM SUFFRIMENTO (フアン・フェルナンデス・デ・エレディア作曲のモテット)/ DE VOS E DE MIM QUEXOSO/ O TEMPO BOM TUDO CURA/ PUESTOS ESTAN FRENTE A FRENTE/ ACABASEAMMIS PLAZERES/ PASSAME POR DIOS BARQUERO(ペドロ・デ・エスコバール作曲)/ DESPUES QUE PASASTE EL RRIO/ MINIMA DOS OLHOS VERDES/ DESDE QUE IO TE VI JOANILHA/ QUISO MUESTRO DIOS AETERNO/ SOLEDAD TENGO DE TI/ NAM VOS ACABEIS TAM CEDO/ BEM SEI QUE MINHA TRISTURA/ VOS SENHORA/ A MALTRATARME/ NAO TRAGAIS BORZEGUIS PRETOS |
ポーラン・ビュンドゲン (CT)指揮 アンサンブル・セラドン | |
録音:2005年8月30日&9月3日、シャラン城、Chalain-d'Uzore, フランス。 大航海時代、栄華を極めたポルトガル。しかしながら、ルネサンス期にこの国でなにが起こっていたのかは意外に知られていない。音楽史においても研究が体系化されているとはいえず。今回のこの曲集でも1曲をのぞきすべて作者不詳。曲目も輸入元の意向ですべて原語表記。 しかし、そんな状況と音楽の質は別問題。聞きなれた西欧の響きとはどこか異なった非常にアトラクティヴなメロディーの数々。すべての音楽ファンに是非一聴頂きたい一枚。ディジパック仕様。すべての歌詞の原語詩に加え仏・英の対訳が掲載されたブックレットも大変貴重。 | ||
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643頃-1704): ポール・ロワイヤルのためのミサ曲 H.5 ギヨーム・ガブリエル・ニヴェール(1632-1714): オルガン曲集第1〜3巻より |
フレデリック・ムニョース(Org) マリー=ポール・ヌヌ指揮 アンサンブル・アリアンナ | |
録音:2005年7月、サン・ポン・ド・トミエール教会、エロー、フランス。 当時の響きそのままに!構成も収録も完璧に再現されたシャルパンティエのミサ曲新録音!!フランス・レーベルならではの美しいアルバム。 ルイ王朝期、リュリと並び立ったとされるシャルパンティエ。残された作品も多く、フランス楽壇の巨人であることは間違いないのだが、実は生年すらはっきりせず、作品の録音も多いとは言えない。ニヴェールは、3巻にわたるオルガン曲集を出版しているが、これに含まれる作品はすべて、典礼時に聖歌隊と交互に演奏されることを目的に作られたもの(ニヴェールのこの出版がこうした曲集の初めてのもので、後のフランス楽派のスタンダードになっている)。今回のアルバムでは、こうした習慣が忠実に再現され、シャルパンティエのミサ曲と交互に、ニヴェールの作品が現れる構成になっている。こうした興味深い試みを歴史的遺産でもあるサン・ポン・ド・トミエール教会で収録したのがこのアルバム。この教会のオルガンも歴史的に大変貴重なもの。アンサンブル・アリアンナは、パリ近郊の有名な修道院学校の女生徒で構成された声楽アンサンブルで、前作のヘンデル&ヴィヴァルディのカンタータ集(ARN-68635)では、モンテヴェルディ賞も受賞。若いながらもその実力はすでに証明済み。アルバム構成から収録場所、プレイヤーとすべてにおいて最高の選択がなされた一枚。アートワークも非常に美しい、ディジパック仕様。 | ||
ジョルジュ・マルタン・ヴィトコフスキ(1867-1943): 弦楽四重奏曲 ホ長調(1902)/ ピアノ五重奏曲 ロ短調(1898) |
ドビュッシーSQ ジョゼフ・ジュード(P) | |
録音:2006年3月、リヨン。 ポーランド系フランス人作曲家で、同世代にはルーセル、マニャール、ロパルツ等がいる。音楽家人生の重要な時期をリヨンで活躍し同地に没した人だが、若き頃はV.ダンディが主催するパリのスコラ・カントルムに学び、彼より教えを受け、交響曲第一番は師の指揮でコンセール・コロンヌにより初演された。主要作品として、収録曲の他に、2つの交響曲、PとOrchのための組曲「我が湖」、PとVnのためのソナタ、Alt,Ten,Bar,Orchのための「一家の詩」、コミック・オペラ「歌の教師」、抒情劇「遥かなる王女」等挙げられる。指揮者としても知られ、リヨン音楽院の院長も勤めた人。ドビュッシーSQの通算6作目になる当アルバムにより明るみに現れたかの如くのヴィトコフスキであるが、当盤以外に聴くことのできるディスクは果たしてあるのだろうか...もしあればぜひ試したい! そう思わせる音楽。 | ||
Pellegrino[巡礼者] 〜ピエトロ・デッラ・ヴァッレ(1586-1652)の旅 Taskim パオロ・クァグリアーティ(Text:P.デッラ・ヴァッレ): Il Carro di Fedelta - 1617 Taskim Semaai パオロ・クァグリアーティ:Romanesca - 1616 ダリ・ウフキ:Pesrev- 1650 La Romancesca Owj G.F.カペッロ:Dialogo a due voci - 1610 Taskim Zarani Manuscrit de Goa Samaja Vara Gamana P.デッラ・ヴァッレ: Per la Festa della Santissima Purificazione - 1640 |
シリル・ゲルステンハーバー(S) ジョアンヌ・カッサール(S) クリストフ・ラポルテ(A) セバスティエン・オブレヒト(T) マルコ・ホルヴァート(B)他 ジャン・クリストフ・フリッシュ指揮 XVIII-21、 ミュジーク・デ・リュミエーレ | |
Arionからの好企画盤、中世、アジアを旅した作曲家の壮大なロマン!! 「ペレグリーノ(巡礼者)」というのは、1586年にローマに生まれた作曲家、ピエトロ・デッラ・ヴァッレの愛称。なんと大航海時代幕開けから100年ほどの時分に、全アジアを旅行した経験を持つという異色な作曲家(当時の旅行には大変なお金がかかったわけで、彼の生まれた家は高級貴族の大金持ちだったという)もちろん、ヴァッレは音楽家として大いに異国の音楽にインスパイアされただろうし、事実、多くの情報と影響をヨーロッパに持ち帰った。聴きなれたヨーロッパのルネサンス音楽にまじり、途中、まさに中東の伝統音楽などが現れる。それらは後の「トルコ行進曲」といった異国情緒を感じさせる音楽どころの物ではなく、ワールド・ミュージックそのもの。まさにフィールド・ワークに基づき採取され、ヨーロッパに存在した楽器で再現した当時そのままの空気が感じられる。テレビも録音テープもなかった時代、ヨーロッパの人々はこの異国の響きを聴き、どういった空想を巡らしたのだろうか? フリッシュとXVIII-21の初のアリオン録音となるが、企画の良さに甘んじることなく、演奏も最高水準のものとなっている。スリップ・ケース仕様。35Pにのぼるブックレットも貴重な情報満載で、すべて英語併記となっている。 | ||
テレマン: 2つのフラウト・トラヴェルソのためのソナタ Op.2 [ソナタII ト長調/ソナタI ニ長調/ソナタVI ホ長調/ ソナタIII イ長調/ソナタIV ホ短調/ソナタV ロ短調] |
ロレンツォ・ブロンデッタ、 ルート・ウンガー(Fl−tr) | |
録音:2004年8月。ピリオド楽器使用。使用楽器:ヤーコプ・デンナー製をもとに、ジャン=ジャック・メルツァー復刻。 ヴァイオリンで演奏されることが多いテレマンのデュオ・ソナタ。今回はふたりのヴィルトゥオーゾによるフルート・トラヴェルソ版の登場。このアルバム、演奏や楽譜校正に加え、楽器に対するこだわりも確か。テレマンが活躍した時期によく使用されたヤーコプ・デンナー製の楽器をもとに、ジャン=ジャック・メルツァーが複製した楽器を使用、ピッチもA=400に設定されている。 | ||
モーツァルト: ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K.413/ ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414/ アダージョとフーガ ハ短調 K.546 |
フランソワ・シャプラン(P) ドビュッシーSQ | |
録音:2005年11月、パリ。 ショスタコーヴィチ全集などですでにおなじみのドビュッシーSQとArionの兄弟レーベルであるピエール・ヴェラニーにドビュッシーを中心に録音しているフランソワ・シャプランのコラボレーション。初期の協奏曲においてはオーケストラの編成も小さく、バックが弦楽四重奏にまで圧縮されてもイメージが大きく変わる訳ではない。しかし、究極のシンプルさをもって表現されたモーツァルトは、逆に作品の持つ奥行きをより浮き彫りに出来る。 | ||
シャブリエ:ピアノ作品全集 | アレクサンドル・タロー(P) | |
1998年からリリースされてきたタローのシャブリエ・ピアノ作品全集。以前、限定盤 ARN-368684(廃盤)としてリリースされた物の再発売。分売[Vol.1:ARN-68430/ Vol.2:ARN-68446/ ARN-68450]は全点入手不能となっている。 | ||
ギラン:マニフィカトによる4つの組曲 | エリック・フェラー(Org) | |
フランス・バロックのオルガン音楽の傑作がまた一つ日の陽を見る! Arionレーベルで、バッハのパルティータ(全6曲)やゴルトベルク変奏曲を発表していたエリック・フェラー。珍しく(?)オリジナルのオルガン曲を録音したが、やはり一筋縄ではゆきません。ジャン=アダム・ギラン(本名ジャン・アダム・ヴィルヘルム・フラインスベルク)は、ドイツに生まれてフランスで活躍した謎の多い人物。1680年頃に生まれ、1739年以降に亡くなっているが、正確な生没年はわからない。18世紀初頭にはパリで活躍していた。フランス名のギランは、ヴィルヘルムをフランス語読みしたギヨームから来ている。ルイ・マルシャンに師事し、この作品もマルシャンに献呈されている。 1706年に出版された「8つの教会旋法で書かれた、マニフィカトのためのオルガン曲集」は、後半部分が散逸し、現在はここに収められた第1旋法から第4旋法の組曲しか伝わっていないが、作曲家ギランの力量を伝える代表作とされている。 オルガン好きなら知る人ぞ知る、南仏サンタガベルの歴史的オルガンを使っているのも聞き逃せない。 | ||
CANTA NAPOLI〜ナポリ民謡集(全27曲) トスティ:マレキアーレ マッラ:スパニョレッタ ペルゴレージ:ニーナ トスティ:口づけ ペッチャ:ロリータ カルディッロ:カタリ・カタリ/他 |
マテュー・アベッリ(T) フオーコ・エ・チェネーレ ジェイ・バーンフェルド指揮 | |
若手テノール、マテュー・アベッリ(T)によるナポリ民謡集。パヴァロッティやディ・ステーファノのようなオペラティックな歌い方とは対極の、もっとこじんまりとしたフォーク・ソング的な親しみやすい歌唱で、「カタリ・カタリ」や「マレキアーレ」といった有名曲の数々を歌い上げている。バックを務めるフォーコ・エ・チェネーレはガンバ奏者、ジェイ・バーンフェルド(アメリカ出身)が率いる室内楽に近い小編成のアンサンブルで、アベッリの優しい語り口に合わせて淑やかに寄り添ってサポートしている。 | ||
ジャン=バティスト・ド・ブセ(1662-1725): バッカスの年代記 |
シルヴィー・ド・メ(S) ミシェル・ ヴェルシェーヴ(Br) ファブリス・コナン(俳優) ピエール・ボラーニョ (Fl/ミュゼット・ デュ・ポワトゥ) ブノワ・リシャール (Fl/バロックOb) アリアーヌ・ドランバック、 ミリアム・マナン (バロックVn) フロランス・ボルトン (ヴィオラ・ダ・ガンバ) ニコラ・アンドレ (バロックFg/カータル) ジェローム・ルフェーヴル (テオルボ/バロックG) エレーヌ・ドーファン (Cemb) ロイク・レ(Perc) ミシェル・ヴェルシェーヴ指揮 ラ・コンパニ・バロック | |
録音:2006年9月、サル・デ・コロンヌ、フォンテーヌブロー城。 フォンテーヌブロー宮殿で王家の娯楽のために催された音楽は多彩で華やかなものだったが、このアルバムで聴かれるのは、そのような宮廷内ではなく、歴史に名を留めない人たち=素人たちが城の外でいつも演奏し、流行していたもの。正統派アリアと、バッカスと愛の神を讃美するエール・ド・クールや酒歌(airs à boire)の数々は、ルイ14世からナポレオン3世の時代、つまり17世紀後半から18世紀中頃にかけて多く生み出された。中でもジャン=バティスト・ド・ブセ(ブーセ)はこのジャンルを数多く作曲し、同時代の作曲家たちに大きな影響を与えたと評されている。このブセの作品に、アンドレ・カンプラ(1660-1744)、アンリ・デマレ(1661-1741)、ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)、ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)、ジャン=バティスト・ルソー(1671-1741)、ピエール=ジャン・ベランジェ(1780-1857)ら、そして作者不明の同種の音楽を差し挟んで構成したのが当アルバム。 ラ・コンパニ・バロックは、1995年にミシェル・ヴェルシェーヴによって結成された団体。才能がありつつも忘れられてしまった17、18世紀の作曲家の作品を再発見し、当時の朗唱法や発音を用いたり、音楽のみでなく、歌、演劇、舞踊といった要素をすべて取り込んだ総合的な上演を志向している。当時の流行歌といういわゆる「はかない音楽」が、実はとても質の高いものであったことを実証するアルバム。 | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV206/同 イ長調 RV339/ 同 ホ短調 RV275/同 変ロ長調 RV377/ 同 ニ長調 RV227/同 変ロ長調 RV381(全6曲) |
マルコ・ペドローナ(Vn)指揮 アンサンブル・グイタントゥス (ピリオド楽器使用) | |
録音:2006年3月、ボローニャ。1パート1人の編成から生まれる、スピード感あふれるヴィヴァルディ! 前回ご案内済新譜。アンサンブル・グイタントゥスは、1995年に発足したバロック・アンサンブルで、コレッリからヴィヴァルディにかけての時代のイタリア・バロック音楽を専門にしている。「グイタントゥス」の名前は、ボローニャに存在したヴァイオリン製作家にちなんでいる。発足翌年に発表された「四季」(Stradivariusレーベル)は、特にイタリアで大きな評判となった。このディスクがArion初登場で、ヴィルトゥオーゾ・スタイルのヴァイオリン協奏曲を収めている。RV275はヴァルターによるオルガン編曲がMERIDIANにあり、またRV381はRV383a「ラ・ストラヴァガンツァ」第1曲と第1楽章が同一だが(第2、3楽章は別物)、オリジナルの形では全曲世界初録音と思われる。 最近の研究では、ヴィヴァルディ時代の協奏曲は、コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)以外は1パート1人で演奏されたという説が有力であり、このディスクもソロ・ヴァイオリンの他は、第1&第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、チェンバロ(通奏低音)各1名、合計6名という室内楽の編成で演奏されている。響きは透明感を増し、ソロとトゥッティの対比効果が等身大に感じられる。また録音時のマイクロフォン・セッティングもシンプルで済むため、オーディオ的にもリアリティの非常に高い録音になった。 | ||
ヴィエルヌ:ピアノ曲全集 12の前奏曲 Op.38/3つの夜想曲 Op.35/ 子供たちのシルエット Op.43(全5曲)/ ブルゴーニュ組曲 Op.17(全7曲)/ ピアノのための音詩「孤独」Op.44(全4曲)/ ピアノのための音詩 「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.49/ 弔いの鐘 Op.39/2つの小品 Op.7 |
ジョルジュ・ダルヴァレ(P) | |
これは珍しい、オルガンの大家ヴィエルヌのピアノ曲。 フランクとヴィドールに師事し、フランス近代オルガン音楽の系譜を6曲の「オルガン交響曲」を書いたヴィエルヌは、世俗歌曲から宗教作品、ピアノ曲から管弦楽まで少なからぬ作品を残したが、オルガン音楽以外では、ピアノ五重奏曲がまれに演奏される程度だろう。このCDは、ヴィエルヌが書いたピアノ曲をすべて収めている(作品9の「アルバムのつづり」は自筆譜が散逸)。生来ほとんど視力がなく、苦学してパリのノートルダム聖堂のオルガニストとなったヴィエルヌの音楽には、天衣無縫な喜びよりは内省的な雰囲気が感じられる。中では、「朝の歌」ではじまり「牧歌」「ディヴェルティスマン」・・・と続いて「月の光」で閉じるブルゴーニュ組曲が、明るい田舎の情景を描いて異色。トゥルヌミールのオルガン作品で素晴らしい録音を残しているジョルジュ・ダルヴァレのピアノ演奏は、そうしたヴィエルヌらしい繊細な陰影を丁寧に描いている。これらの作品は2008年から2010年にかけてベーレンライター社から刊行予定なので、弾いてみたい!と思った方は挑戦して頂きたい。 余談だが、ヴィエルヌは演奏中に心臓発作を起こして亡くなったが、その時にアシスタントとしてオルガンのストップを操作していたのが弟子のデュリュフレだった。 | ||
チェロで聴くシューマン名曲集 歌曲集「リーダークライス」Op.24〜 [第2曲「何だってそんなにうろうろ、 そわそわするんだ」/ 第5曲「僕の苦悩の美しい揺りかご」/ 第7曲「山々や城が見下ろしている」]/ 歌曲集「ミルテの花」Op.25〜 [第1曲「献呈」/ 第15曲「ヘブライの歌より(僕の心は暗い)」/ 第16曲「なぞなぞ」/ 第17曲&第18曲「2つのヴェネツィアの歌」]/ スペインの伊達男Op.30-3/ ベルシャザール王Op.57/ アベッグ変奏曲 Op.1(ピアノ独奏)/ 幻想小曲集 (原曲:クラリネット&ピアノ)Op.73/ 民謡風の5つの小品Op.102/ 3つのロマンス(原曲:オーボエ or ヴァイオリン&ピアノ)Op.94 より [第1曲&第2曲]/ アダージョとアレグロOp.70 |
ルノー・デジャルダン(Vc) マルタ・ゴデニー(P) | |
録音:2006年6月、パリ。歌曲と作品73、作品94の編曲はルノー・デジャルダンによる。前回ご案内済新譜。 チェロの響きでシューマンにどっぷり浸る。骨の髄からのチェリスト、ルノー・デジャルダンのマルティヌーに続くディスクは、オール・シューマン・アルバム。ドイツ・ロマン派には珍しいチェロ協奏曲や、幻想小曲集、そして何よりアダージョとアレグロから伝わる通り、シューマンの音楽はチェロと無類の相性を誇る。晩年に書かれた「5つのロマンス」は行方不明で、チェロの作品が少ないのが残念とばかりに、デジャルダン自身が今ある曲を編曲したのがこの曲集。歌モノの編曲を十八番にしているマイスキーもなぜか避けて来たシューマンの、複雑微妙に屈折し、機嫌を取れば怒り出しそうな繊細さがうまく伝わるだろうか。 | ||
シャプラン〜ショパン:4つのバラード [第1番 ト短調 Op.23/第2番 ヘ長調 Op.38/ 第3番 変イ長調 Op.47/第4番 ヘ短調 Op.52]/ 前奏曲第25番 嬰ハ短調 Op.45 / 舟歌 嬰へ長調 Op.60/子守歌 変ニ長調 Op.57/ タランテラ 変イ長調 Op.43 |
フランソワ・シャプラン(P) | |
録音:2007年2月、パリ。使用楽器:ヤマハ CF III S 。カサドシュの再来?実力派による色香と抒情のショパン。 フランソワ・シャプランは、ジャン=クロード・ペヌティエやカトリーヌ・コラールに師事し、1989年のクリーヴランド国際コンクールでモーツァルト賞とロベール・カサドシュ賞を同時に受けた中堅世代の実力派。来日もあり、国際的に充実した活動を続けている。CDではArionのドビュッシー:ピアノ曲全集が注目されたが、今回は同じイニシャル(F.C)をもつショパンの王道プログラムで勝負抒情美と香り立つような色彩、そして選曲にもセンスを感じる。 | ||
カッツァーティ:カンタータとソナタ集 カンタータ「アブサロン」/シンフォニア/ カンタータ 「矢に射抜かれて殉教する聖セバスティアン」/ ソナタ「ラ・カルカニーナ」/ アンティフォナ「サルヴェ・レジーナ」/ 「うるわしき救い主の御母」/ ソナタ「ラ・カルヴァ」/ 十字架に寄せるマドリガーレ/ アンティフォナ「めでたし、天の女王」/ 同「天の女王、喜びたまえ」/ ソナタ「ラ・ペッツォーラ」/ カンタータ「聖ステファノの殉教」/ カンタータ「悔悛する罪人」 |
ポーリン・ビュンドゲン (CT&指揮) アンサンブル・セラドン | |
天才は組織になじまない?急進的過ぎて職を解かれた17世紀の作曲家を知る。 先ごろユニークなポルトガル・ルネサンス音楽(ARN-68713)のCDをリリースしたアンサンブル・セラドン(カデンツァ注:2008年4月時点から見て、2006年6月アナウンスのアイテムが「先ごろ」なのだろうか? )。このCDではマウリツィオ・カッツァーティ(1620頃-1677)に取組む。 カッツァーティは、当時のイタリアで最も大規模で優れたオーケストラを擁するボローニャのサン・ペトローニオ聖堂の楽長に招かれるほどの逸材だった。しかし急進的な改革(具体的な内容は不明)を強行したために、地元アカデミーの長老音楽家達と衝突して除名・放逐処分となる。その後は亡くなるまでマントゥヴァのゴンザーガ家に奉職しているので、やはり抜きん出た才能の持ち主だったのだろう。 カッツァーティは数多くの作品を出版しているが、特にヴァイオリンなどの高音旋律楽器が活躍する器楽作品が高い評価を得ていた。ここでは、そうした器楽作品に加えて、ソロ・カンタータや聖母マリアのアンティフォナを交えて作曲家カッツァーティの全体像に迫っている。器楽はヴァイオリン2、ガンバ、トリプルハープ、リュート/テオルボ、オルガンという編成。 | ||
作曲家とピアニストの共犯〜 ドビュッシー:ピアノ作品集 Vol.4 バレエ音楽「カンマ」/ 練習曲(初稿版)「アルペジオのための」/ カンタータ「放蕩息子」〜プレリュード/ ボヘミア舞曲/スケッチブックから/ ハイドンへのオマージュ/ 練習曲「六度のための」「八本の指のための」/ 前奏曲集第1巻 |
伊藤隆之(P) | |
French Esprit Collection。数あるドビュッシー:ピアノ曲集の中でも非常にレアな選曲! 伊藤隆之こだわりのドビュッシー。「復刻が待望視されていた伊藤隆之のドビュッシー:ピアノ作品集第4巻。」と代理店は記載しているが、おそらくこれが初発売となる音源。当シリーズは第1巻と第2巻が PIERRE VERANYから発売(PV-797113とPV-730112)され、第3巻(ARN-63613)以降 ARION からの発売となったため、国内代理店が勘違いしているのだろう(親会社が共にARIONで、PIERRE VERANYではシャプランによる作品集が開始されたためと思われる)。 この第4巻は、ピアノ譜のみが残されたバレエ音楽「カンマ」(オケ版はケクランによる)やローマ対象受賞作「放蕩息子」のピアノ・ヴァージョンといった、通常のドビュッシー・ピアノ曲集には入らない舞台作品が収められたアルバムで、「新録発売当初は世界初録音として注目を浴びたもの」(これもおそらく国内代理店の記載ミス)。また「アルペジオのための練習曲」はジェルメーヌ・ムニエ女史(国内代理店表記「ジルメーヌ」は誤り)によって改訂された初稿版が収められている。 | ||
アート・オブ・ヴィオラ ウェーバー: アンダンテとハンガリー風ロンド ハ短調Op.35 シューマン:ヴィオラのための4つの小品 「おとぎの絵本」Op.113 フンメル:幻想曲 ショーソン:チェロとピアノのための小品 ハ長調Op.39(ヴィオラ編曲版) ヴュータン:エレジーOp.30 グラズノフ:エレジー ト短調Op.44 フォーレ:夢の後で |
ローラン・ヴェルネ(Va) クレール=マリー・ル・ゲ(P) | |
録音:1993年5月17日&19日。旧 PIERRE VERANY PV-793121 のレーベル移行再発売(旧題:ロマンティック・ヴィオラ)。ACCORD からのソロ録音が話題となったル・ゲの最初期録音でもある。 | ||
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 フォーレ:弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.121 |
ロザムンデ四重奏団 | |
録音:1999年2月、オルネー・スー・ボア。この美音を聴け!演奏・録音ともに陶酔モノ。 ロザムンデ四重奏団という名前ゆえか、シューベルトのスペシャリスト?といったイメージがあるかもしれないが(最近は、ECMに登場したりして、現代音楽のスペシャリスト?って感じもするが)、パリ音楽院の同窓生(全員プルミエ・プリ)で1981年に結成されたフランスのグループ。室内楽の登竜門、1983年のエヴィアン・コンクールに優勝した。 このCDはピエール・ヴェラニーから出ていたもの(PV-799052)のレーベル移行・再発売。ラヴェルのカップリングにドビュッシーではなく、作風が大きく異なるフォーレを持ってきたところに注目。ラヴェルの方が20年も早く作曲されているが斬新で軽妙。 もう一つの注目点は音の美しさ。もともと音の美しいグループなのだろうが、音響に恵まれた会場に立てたワンポイント・マイクロフォンから、調整卓を通さずに24ビット・ディジタルレコーダーに直結して録音。接続にはテフロン・シールドを使用したHI-FIケーブル社のハイエンド・ケーブルを使っている。豊かな響きと鮮明なデイテールが両立。フォーレ晩年の作品さえも、美しいサウンドで酔わせてくれる。 | ||
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ: 2つのフルートのための作品集 5つの組曲 ト長調 Pb 382 Op.27/ 第五ソナタ ホ短調 Pb 398 Op.29/ 第三ソナタ ト長調 Pb 489 Op.47/ ソナタ第5番 ロ短調 Pb 263/ 組曲第2番 ト長調 Pb 314 Op.17/ 第二ソナタ ニ長調 Pb 367 Op.25/ ソナタ第2番 ホ短調 Pb 260 Op.8 |
バンジャマン・ガスポン(Fl) ステファヌ・ペロー(Fl) | |
旧 Pierre Verany PV-700023 のレーベル移行再発売。French Esprit Collection。 ボワモルティエはラモーと並び立つフランス・バロック全盛期の作曲家。驚くべき多作家で、その点を揶揄する評論家もあったとのことだが「お陰で儲けさせて頂いている」と切り替えしたとのエピソードまで残っている。その言葉は嘘ではなく、当時としては珍しくパトロン無しに作曲活動を行い、作品の出版だけで生計が成り立っていた完全フリーランスの作曲家でもあった。この録音、録音当時は全編世界初録音(超多作家だったので、未だに世界唯一の録音である作品も相当数あると思われる)、発売年には多数の賞を総なめにした名盤。 | ||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ フォンターナ(1589-1630頃): 1、2、3声のソナタ集 [第9番 (Vn + Fg) /第2番/第4番/第5番/第3番/ 第11番 (2 Vn) /第13番( 2 Vn + Fg ) /第6番/ 第12番 (Vn + Fg ) /第15番 (2 Vn + Fg )] |
アンサンブル・アルマジュステ [エレーヌ・ウゼル(Vn) マリー・ガルニエ=マルズロ (コルネット) ジェレミー・パパセルジョ (Fg/セルパン) エマニュエル・ギゲス (ヴィオラ・ダ・ガンバ) フレデリック・ バルダサール(Vc) アンジェリク・モーイヨン (トリプルHp) レミ・カセーニュ (G/テオルボ) セバスティアン・デラン (Cemb/Org)他] | |
編成は、特記以外ヴァイオリン独奏。フォンターナは、イタリア初期バロックの作曲家であり、ヴァイオリニストだった。ソロや二重奏による本核的な作品を作ったパイオニアだといわれている。このソナタ集は、彼の死後に様々な曲種を組み合わせた形で出版された。どの作品も単一楽章で書かれており、テンポや性格の異なる曲想が交互に現われてきて変化に富んだ音楽の魅力を味わうことが出来る。 なお、代理店記載はアンサンブル名&人名で「アルマジ『ェ』ステ」「ヒューゼル」「ガルニエル=マルツゥッロ」「ガイゲス」「カッシーネ」「セバスチャアン・デーリン」と言った表記をしているが、誤り。 | ||
ジェラール・プーレ〜J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのための ソナタとパルティータ BWV.1001-1006 |
ジェラール・プーレ(Vn) | |
録音:1994年&1995年、サン=ピエール聖堂、リュクスイユ(リュクスーユ)=レ=バン、フランス。旧品番:ARN-268640(廃盤)の再発売。 ディアパソン・ドールを受賞した知る人ぞ知る名盤が、値下げ&スリム・ボックス化再発売で復活。プーレは ARION の看板アーティストだが、最近では、東京芸大で教鞭を執ったり、日本のヴァイオリン・コンクールの審査員を務めるなど、日本との関係性がより親密になっている。優しく温かみある音色を持ち、確かなテクニックに裏打ちされた豊かな音楽性を持ったプーレのヴァイオリンによって、大名作の魅力をあますところなく堪能できる。 なお、今回の代理店案内には、録音場所表記に「サン・ピール聖堂」「リュクスイス」などと言う記載があるが、フランス語では La basilique Saint-Pierre de Luxeuil-les-Bains であり、誤り。 | ||
祝・初演400周年! マルコ・ダ・ガリアーノ:音楽寓話劇「ダフネ」(全曲) ギユメット・ロランス(Ms) シャンタル・サントン、ダフネ・トゥーシェ(S) リナット・シャハム(Ms) マテュー・アベッリ、マイケル・ベネット(T) アンサンブル・フオコ・エ・チェネレ ジェイ・バーンフェルド指揮 | ||
バロック・オペラ黎明期の傑作登場。 マルコ・ダ・ガリアーノ(1582-1643)は、バロック音楽揺籃の地フィレンツェで生まれ、活躍した作曲家で、後半生の35年間はメディチ家の宮廷楽長という、当時のヨーロッパ音楽界でも有数の地位に君臨した。後期ルネサンスと初期バロックの両方の様式で多数の世俗曲と宗教曲を残している。1607年から2年間、フィレンツェを離れてマントヴァ公ゴンザーガ家に仕えていたガリアーノが、1608年にマントヴァ公の子息の結婚式のために作曲したのが「ダフネ」で、彼の代表作とされている。前年には同じゴンザーガ家でモンテヴェルディの「オルフェオ」が上演されており、何らかの刺激を受けたのだろうか。 「ダフネ」の台本はオウィディウスの「変身譚」の一つ。「そんな小さな矢で何ができるの?」とアポロにからかわれたアモール(キューピッド)が、仕返しにアポロに恋する矢を、ダフネに恋心を奪う矢を打ち込む。執拗に迫るアポロと、逃げ惑うダフネ。ダフネは遂に月桂樹に姿を変え、アポロは愛を失う・・・という物語。新婚夫婦に対して「愛の神を敬い感謝せよ」との教訓を込めたのだろうか?同じ台本で史上最初のオペラを作曲したヤコポ・ペーリはガリアーノの音楽の「自然さ」を称賛した。「ダフネ」の編成は歌手6人に器楽9人と比較的シンプル。オペラ黎明期の姿を伝える貴重なリリース。 ニューヨーク生まれのバーンフェルド(ベルンフェルトの表記もあり)は、スキップ・センペ率いるカプリッチョ・ストラヴァンガンテのガンバ奏者として古楽ファンにはおなじみだが、「カラスやサザーランドの歌に酔い、テバルディを理想と仰ぐ」と語るように熱心なオペラ・ファン。年来の宿願を、自ら立ち上げた「フオコ・エ・チェネレ(炎と灰)」を指揮して実現した。ベテランのロランスがいい味出している。 初演400年記念盤で、豪華ブックレット付きスリップケース入り! | ||
ARN-63777 廃盤 |
ラドミロー:交響詩集 交響詩「森にて」/ ピアノと管弦楽のための「悲しきワルツ」/ 交響詩「朝のブロデリアンド」 (歌劇「ミルダン」第2幕前奏曲)/ 交響詩「ラ・ブリエール」 |
ブルターニュo. シュテファン・ザンデルリング指揮 |
前出: Pierre Verany, PV-700021 〔廃盤〕 | ||
ジャクリーヌ・ロバン=ボノー〜 アレクサンドル・ピエール・ フランソワ・ボエリ(1785-1858):ピアノ作品集 ソナタ ハ短調 Op.1 No.1 / Op.1 No.2]/ モデラート・モルト・レガート 嬰へ短調Op.46 No.21/ アレグロ 変ロ短調Op.49 No.2 (*)/ 小品 イ長調Op.48 No.11/ ソナタ ト長調 Op.1 No.2 (*)/ ジーグ イ短調Op.54 No.11 (*)/ モデラート ニ長調Op.50 No.4 (*)/ テンポ・モデラート 変ホ短調 Op.52 No.11/ 30のカプリースOp.2 より [Nos.9(*), 7, 16, 17, 19, 12, 23, 30]/ 練習曲集 Op.6 より[Nos.12, 13, 18, 15, 23]/ 組曲 ニ短調Op.16 No.2/ 練習曲集Op.13 より[Nos.8, 9, 16, 19, 24(*), 10] |
ジャクリーヌ・ロバン(P) | |
(*)は初CD化。LP期の録音で、以前1枚分のみ抜粋されたCDがARN-68260(廃盤; 当店未案内)という番号で発売されていたことがある。なお、代理店表記の作品番号と、レーベル・サイト記載の作品番号が一致しないものがあり、その場合はレーベル・サイトのものを優先しています。 ベートーヴェンの崇拝者であり、バッハ演奏の優れた解釈家でもあったボエリは、フランクやアルカン、そして教え子であったサン=サーンスから賞賛された音楽家だったが、現在発売されているCDは、ほとんどがオルガン作品。その意味でも貴重だが、さらにこのアルバムはジャクリーヌ・ロバン=ボノー(1917-2007)の大変貴重な独奏録音である事も注目。作曲家ポール・ボノー夫人であり、盟友ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(1919-; デュテュユー夫人)と ERATO へ録音した一連のフランス連弾物で一世を風靡した彼女だが(日本では繰り返し再発されているこの ERATO 盤も、フランスを含む海外では全く忘れられてしまっているようでCD期、少なくとも WARNER 傘下になってからは一度も国外発売されていないように思われる)、録音自体は多くなく、CDで発売されているのはシュヴァルツコップ(エクサン=プロヴァンス音楽祭客演時)やスゼーらによる歌曲伴奏録音ばかり。代理店は没年等こそ記載しているが「まさにフランス的なピアニストとして名を馳せた」としか書いておらず、ジョワとの名盤について全く記載がないのは寂しい所だ。丁度2008年はボエリの没後150周年にあたることもあり、フランスでは追悼盤となったという当アルバムは、ほぼ1年前に亡くなったロバン=ボノーをしのぶ良い切掛けとなる事だろう。 なお、「(多分)世界で唯一のボエリー:ピアノ作品集」と代理店は記しているが、以前 ACCORD (当レーベルと同じ国内代理店の扱い) からロール・コラダンの演奏による「30のカプリース集Op.2」全曲(廃盤)が出ていたので、誤り。また、ピアノ連弾作品集が、同じくフランスの LIGIA DIGITAL から発売されている (Lidi-0103165-06)。 | ||
Piano for Me! スカルラッティ:ピアノ・ソナタ第12番 ニ短調 J.S.バッハ:3つの小プレリュード モーツァルト:ロンド ニ長調K485 クレメンティ:ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調Op.36 ベートーヴェン:ロンド第1番 ハ長調Op.51 シューマン: 子供のためのアルバム Op.68 より(5曲) ショパン:マズルカ第3番 ハ長調Op.33 ドビュッシー:「子供の領分」〜小さな羊飼い フロラン・シュミット:小音楽 Op.32 プロコフィエフ: 子供のための音楽〜ワルツ第6番/行進曲第10番 バルトーク: 子供のために〜[第12曲/第17曲/第38曲] プーランク:村人たち |
ローラン・メイエ(P) | |
ピアノ学習者向け発表会用の選曲かと思うと、後半は初心者ではちょっと弾けそうにない「子供をテーマとした」普通の作品。それでもアートワークを含め、レーベルの製作意図はやはり子供向けなのだろうか? 異国の「お稽古事情」に思いを馳せながら、大人もコンセプト・アルバムとして楽しみたいアルバム。 | ||
イヴァルディ&リー〜 シューベルト:4手のためのピアノ連弾作品集 幻想曲 ヘ短調 D.940/ソナタ ハ長調 D.812/ 序曲 ヘ長調 D.675/ 創作主題による8つの変奏曲 D.813/ 4つのレントラー D.814/ アレグロ イ短調「人生の嵐」 D.947/ 2つのフランス風主題による ディヴェルティスマンD.823/ ハンガリー風ディヴェルティメント D.818/ ソナタ 変ロ長調 D.617/ロンド ニ長調 D.608/ フランスの歌による変奏曲 D.624/ ロンド イ長調D.951/ 6つの大行進曲とトリオ D.819/ 2つの性格的な行進曲 D.886/ 英雄的な大行進曲 D.885/ ドイツ風舞曲第1番 D.618/軍隊行進曲 D.733/ 創作主題による序奏と変奏曲 変ロ長調D.603 |
クリスティアン・イヴァルディ、 ノエル・リー(P) | |
旧品番:ARN-268038 (2CDs) & ARN-268152 (2CDs; 当店未案内) のセット化再発売。 シューベルトが作曲した四手のためのピアノ連弾曲集の中から有名な作品をほとんど網羅した魅力のアルバム。当レーベルでもお馴染みのイヴァルディ&リーによる連弾は、ここでも息の合った演奏で楽しい「楽興の時」を演出してくれる。オリジナル盤と較べると半額強の価格だが、元の盤も廃盤とはなっていないため、限定プレスかもしれない。お早めに。 | ||
カイオーニ写本 [CODEX-CAIONI] 作曲者不詳: Lepus Intra Sata Quiescit N°233-78-336 ミヒャエル・プレトリウス (1571-1621): Kovacs Nota Schmidt Curranta, N°146 ジャコモ・カリッシミ (1605-1674): Audite Sancti, N°308 作曲者不詳: Otodik Tancs Hatodon, Apor Lazar Tancza, Paikos Tancs, N°255-266-251 / Judea et Jerusalem, N°183 ヨハネス・カイオーニ: O Anima mea Suspira, N°311 作曲者不詳: Misericordias, Duo Vioneli, N°352 / Salve Regina, N°64 / Czardas, Tradition de Mezosegi / Iratus Sum, N°317 ガスパロ・カサティ:Dialogus, N°290 作曲者不詳: Czardas, Tradition de Satu Mare -Szattiari ヨハネス・カイオーニ: O Quales Flores, N°313 作曲者不詳: Sarabanda Gesneri, N°343 / Sarabanda 2 Violinis, N°346 / Lupul Vaidane Eneke, N°264 / Ricercare del secondo tuono, Luzzasco Luzzaschi in "Il Transilvano" / "Pargamasca, Codex Vietoris / M. Ucellini" |
シリル・ゲルステンハーバー(S) アドリアーナ・ エプスタイン(Ms) セバスティエン・オブレヒト(T) イアン・ディミエール(Br) ジャン・クリストフ・ フリッシュ指揮 XVIII-21、 ル・バロック・ノマドゥ | |
ひとりの修道士の生涯すら垣間見させる歴史的写本が、フリッシュ&XVIII-21により甦る! 2006年、中世にアジアを旅した作曲家ヴァッレの作品を集めた「 Pellegrino〜巡礼者」(ARN-68716)でArionデビューした、フリッシュ&XVIII-21による第2弾。今回も、学究的な意味でも非常に価値あるこだわりのリリース。カイオーニ写本とは、ルーマニア(トランシルヴァニア)バロック期の音楽家、ヨハネス・カイオーニ [Johannes Caioni; Ioan Caianu; Kajoni Janos] が所有していた中世音楽の古い手稿のこと。そもそもカイオーニは、音楽家というよりも、神学者として宗教音楽を研究したり、オルガンの製造に携わったり、楽譜の出版や印刷までも手がけた人。1687年、死を迎えた時には、ラザレアのフランシスコ派修道院の院長だった。日本での知名度はいまひとつだが、キリスト教国では音楽家ということと別に、大変良く知られた人物。それでも、カイオーニの存在によって、初めてヨーロッパがトランシルヴァニアの音楽に注目することとなり、その後各地の作曲家に多大な影響を与えたことも事実。この人の出現は、西欧音楽のひとつの大きな分岐点とだったといっても過言でない。因みに、ジャケットのうさぎの絵は、修道士でもあったカイオーニのフィールド・ワークに基づいた功績を讃え「野うさぎのような芸術家」と評されていたことに起因していると思われる。 今回、このアルバムは、フリッシュが写本の中から特に「ルーマニアの結婚式」をイメージさせる作品を選び編纂されている。このリリースに併せフリッシュ&XVIII-21は「カイオーニ写本」でヨーロッパ・ツアーを行なう。この写本の故郷、ルーマニアをはじめ、ヨーロッパ各地で行われるコンサートは、さながらカイオーニの功績を辿る旅のようだ。 | ||
R.シュトラウス:管楽のための室内楽作品全集 16管楽器のためのソナチネ「傷病兵の仕事場から」/ 13管楽器のための組曲 変ロ長調 Op.4/ 13管楽器のためのセレナードOp.7/ 管楽器のための交響曲 変ホ長調「楽しい仕事場」 |
デジレ・ドンデイヌ指揮 パリ警視庁音楽隊 | |
録音:おそらく1970年代。 R.シュトラウスのめずらしい管楽のための室内楽作品をすべて収録。ドンデイヌは1921年生まれ、1954年から四半世紀に渡ってパリ警視庁音楽隊を率いた名匠で、フランスを代表するクラリネット奏者&教育者でもある。 | ||
ショーソン: 弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.35(未完)[アテナウム=エネスクSQ](*) / 小品 ハ長調 Op.39[ロラン・ヴェルネ(Va) クレール=マリ・ル・ゲ(P)](#) / ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.30[ダニエル・べリク(P) エリゼーンSQ](+) | ||
前出:PIERRE VERANY, PV-792032(廃盤/入手不能)(*), ARN-60756 (PV-793121) (#) /ARION, ARN-68168 (+)。国内代理店の記載では、演奏者が(*)と(+)で逆になっているが、アテナウム=エネスクSQ(現・エネスクSQ)は(+)を録音しておらず、誤り。なお、ガブリエル・タッキーノ(P)がジャケットに併せて記載されているが、アテナウム=エネスクSQによる元のアルバムに(*)と収録されていたフランクのピアノ五重奏曲で共演していたため、レーベル側の消去ミスと思われる。2009年のショーソン没後110年記念盤。 | ||
パーセルのトランペット W.ショア:オイゲン王子の行進曲 / パーセル:「ボンドゥカ」組曲 G.フィンガー:ソナタ / デュパール:4声のソナタ パーセル: Sinfonia from judgement of paris / W.トップハム:ソナタ パーセル:シャコンヌ ト短調 / J.ぺジーブル:ソナタ コレッリ:トランペット四重奏、2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ パーセル:幻想曲「グラウンドによる3声曲」/ 「妖精の女王」第4幕 より〔シンフォニア/他〕 J.クラーク:ショアのトランペット マリー=ポール・ヌヌ指揮アンサンブル・アリアンナ | ||
1660年のチャールズ2世による王政復古で、イギリス宮廷音楽は百花繚乱の華やぎと発展を見せるようになった。パーセルをはじめ、イギリス宮廷を美しいナチュラル・トランペットで彩った名旋律を12曲収録。 | ||
ルノワール〜音楽の印象 ワルトトイフェル:グランヴィテスOp.146[クルト・レーデル指揮スロヴァキアpo.] オッフェンバック:「行商人」によるデュオ / マンブレ:友達の2人 / C.スミス:スミソニアン [ティエリー・カンス(コルネット) ミシェル・ベケ(Tb) ブリュノ・フォンテーヌ(P)] シャブリエ:幸福の島/ジャンヌに寄せる歌[イレーネ・アイトフ(P) フランク・ルゲリネル(Br)]/ おどけた行列[アレクサンドル・タロー、アレクサンダー・マッジャー(P)] ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ[テレーズ・デュソー(P)] フォーレ:ピアノ五重奏曲第1番 ニ短調 Op.89〜第1楽章[演奏者不明]/月の光[演奏者不明] ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女[フランソワ・シャプラン(P)] ラヴェル:ラ・ヴァルス[デイヴィッド・ガーフォース指揮モンテカルロpo.] | ||
2009年9月から2010年5月にかけて、パリ、ロサンゼルス、フィラデルフィアの3都市で行われたルノワール絵画展のために作られた公式CD。 | ||
W.F.バッハ:チェンバロ協奏曲集 〔第1番 ニ長調/第3番 ホ短調/ 第4番 ヘ長調/第5番 イ短調〕 |
ブリジット・ オドブール(Cemb) クルト・レーデル指揮 ミュンヘン・プロ・アルテ室内o. | |
録音:1970年代。LP: ARN-631、ARN-38349 のセット&CD化。代理店記載では世界初録音だった物だとの事だが、未確認。初CD化だろうか。なお、代理店記載の収録曲は第1番のほか『第2番 ホ短調』『第3番 ヘ短調』『第4番 イ短調』となっているが、実際に収録されているのは上記の4曲と思われる。 | ||
風の翼の上のダフネ〜バロック・アラウンド・ザ・ワールド ストロッツィ:恋するヘラクレイトス / 作曲者不詳:ピオツェレ チーマ:ヴァイオリンとヴィオローネのためのソナタ 作曲者不詳:フィーバス(アポロ)がダフネに恋したとき/アポー/ オールド・ジョー・クラーク/マギー・アイ・マスト・ラヴ・シー デュロン:ネグリヤ・クェ・クェーレ 作曲者不詳:ヴエストラ・ソイ/ア・クェストス・モンテス/レトラ・エン・タガロ チーマ:コルネットのためのソナタ / 作曲者不詳:オ・ラ・ジャウ/太陽のパス ファン・エイク:デルデ・ダフネ / 作曲者不詳:春の川の月の夜/ホエン・ダフネ/シャルプ・シノワ Mijnapfel ; アルマンド・グレイヴ・ラ・ダフネ / ホットマン:クーラント / 作曲者不詳:マル・ビハッグ ゲイ:アラープ〜マル・ビハッグ/プロードン夫人のインド舞踊 / チーマ:ソナタ第3番 キルヒャー:メロテジア・アエティオピカ / 作曲者不詳:世を統べる聖母よ / デュファイ:デルデ・ダフネ ロッシ:ザイダ・トゥルカ / 作曲者不詳:レズグイ / ストロッツィ:アイ・バーチ ジャン=クリストフ・フリシュ指揮 XVIII-21 ル・バロック・ノマドゥ | ||
ギリシア神話に登場する河の神の娘ダフネを題材にした、イタリア、フランダース、スペイン、北アメリカ、メキシコ、フィリピン、中国、インド、中東など世界各地の音楽を30曲。 | ||
A.スカルラッティ&ドゥランテ:カンタータ&デュエット集 ドルモノ・ロール・エ・エスティーヴ/アモール・ミティルデ・エ・モルタ/ミティルデ・アルマ・ミア/ アンダンテ・ミエイ・ソスピーリ:カンタータ・ウマーナ/カンタータ・イヌマーナ イザベル・プールナール(S) ギユメット・ロランス(Ms) ジェイ・バーンフェルド指揮フオーコ・エ・チェーネレ | ||
『鬼才ジェイ・バーンフェルドが率いるフォーコ・エ・チェーネレ(炎と灰)の最新盤。ベルニーニのプロサパインのように、A.スカルラッティの素晴らしく劇的なカンタータは、弟子ドゥランテの同じテキストを持つデュエット集によって反芻される。イザベル・ブールナール、ギユメット・ロランスというバロック界を代表する名歌手たちの情熱と癒しを備えた名演でどうぞ!』(以上代理店記載ママ)とのこと。 なお、代理店記載の『イザベル・ブールナール』(「プ」ではなく「ブ」)は誤り。 | ||
ジャン・ラングレー〜フランク:オルガン作品全集 幻想曲 ハ長調/大交響的作品 Op.17/前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18/パストラルOp.19/祈り Op.20/ フィナーレOp.21/幻想曲 Op.16/カンタービレ/大オルガンのための小品/コラール〔第1番/第2番/第3番〕 ジャン・ラングレー(Org) | ||
録音:聖バジリカ教会、パリ。使用楽器:カヴァイエ=コル・オルガン。ブルターニュ出身の作曲家で、オルガニスト&即興の名手としても知られたジャン・ラングレー(1907-1997)が、長年十八番の一つとしたフランクのオルガン作品。初CD化。 | ||
バッハへのトリビュート J.S.バッハ:コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639 メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ第1番 Op.35 No.1 フランク/ハロルド・バウアー編曲:前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18 リスト:孤独な中の神の祝福 / フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第4番 嬰ハ短調 BWV.849 セリメーヌ・ドーデ(P) | ||
録音:2010年11月、プロヴァンス・リリック・アート、ライヴ。フランス・トゥーロン地方音楽院教授を務めるセリメーヌ・ドーデのデビュー・アルバム。どの作品もバッハを意識して書かれたもので、暖かみを帯びた骨太なタッチで、濃厚なロマンティシズムに彩られながら、まるで巨大な建造物を組んだてるように描き出される。壮麗で構築力溢れたアルバム。 | ||
皇太子妃マリー・アントワネットへのオマージュ ルイ=シャルル・ラゲ(1744-1793):ソナタ〔第1番/第2番〕 ジャン=バティスト・カルドンヌ(1730-1792):皇太子妃 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):皇太子妃 ジャン=バウア(1715-1773):ソナタ〔第1番/第2番〕 ジャック=アントワーヌ・ミグノー(1700年代):ソナタ第1番 |
トリオ・ドーフィンヌ [クララ・イザンベール(Hp) マリー・ファン・ラインCemb) モード・ジゲ(バロックVn)] | |
録音:2010年。フランス王室に仕えた作曲家たちによる、皇太子妃への思いを綴った作品集。1728年にシングルアクション・ハープがウィーンの宮廷に紹介され、翌年にはフランスに持ち込まれて次第にもてはやされる楽器となっていく。この流行に輪をかけたのが1770年にフランスの王太子妃となったマリー・アントワネットで、自らハープを弾いて宮廷、サロンを中心にハープはなくてはならない楽器となった。「トリオ・ドーフィンヌ」は3人の女流器楽奏者によるアンサンブル。ここではピリオド楽器を使用しているが、モダーン楽器による現代音楽まで幅広いレパートリーによってフランス音楽を紹介している。 | ||
セバスティアン・デュロン(1660-1716): Diferencias sobre la gaita / Vuela mariposa / Pues me pierdo en lo que callo / Ay, galán de mi vida / Obra de sexto tono / Cuando muere el sol/ Canarios / Gaitilla de mano izquierda (Flute) / Gaitilla de mano izquierda (Clavecin) / Sosieguen, descansen / Duerme rosa, y descansa / Gaitas / Una zagaleja soy / Gran duque / Qué es esto, alevoso / La borrachita de amor / Obra en lleno de tercer tono / La majestad soberana / Y pues de tu error los suspiros ムジカ・フィクタ [ジャイロ・セラノ(T/Perc/バロックG) ジュリアン・ナバロ(バロックG/テオルボ) カルロス・セラノ(リコーダー/ダルシアン) エリザベス・ライト(Cemb)] | ||
録音:2010年。セバスティアン・デュロンは、アントニオ・デ・リテレスとともにこの時代の最も偉大なスペインの作曲家のひとりだった。若き頃の経歴は知られていないようだが、オルガニストとして20歳になる前にいくつかの重要なポストを与えられ、特にサルスエラの作曲家としても功績を残した。4人のバロック・アンサンブル「ムジカ・フィクタ」は、ラテンアメリカとスペイン・バロックのレパートリーとしたアンサンブルで、情熱的で多彩なレパートリーを発信に努めており、高い評価を得ている。 |