# Google, Yahoo, Goo, Bing 等の検索サイトから当ページへ直接アクセスされた方は、当店のトップページへどうぞ(別ウィンドウ、または別タブで開きます)




2L
価格帯記載無し:特記以外 1枚あたり¥4950(税抜¥4500)
〔 HYBRID_SACD, BD-Audio 等〕
価格帯A:1枚あたり¥3960(税抜¥3600)
〔 CD 等〕




 「Free from the strains of genre」(ジャンルという系譜から解放されて)をモットーに、アコースティックな音の景色に誘ってくれる、ノルウェーのレーベル 2L(ノルウェー語では To L と読む)。クラシカル、現代、ジャズ、ポップス、民俗音楽と、ひとつのレーベルにさまざまジャンルの音楽が集結している(アイテムごとに記載はしていませんが、以下のリストにはクラシック以外のジャンルにあたる商品も含まれますので、ご注意下さい)。アルバムデザインを含めたプロダクションはセンスにあふれ、多くのファンを魅了している。また初期をのアイテムを除き、時代に沿った最高音質の媒体で製品を供給しているのも特徴で、近年は基本的に SACD ハイブリッド盤(通常CDプレーヤーで再生可能) + ブルーレイ盤という2枚組(一部 SACD ハイブリッド盤のみ)でのリリース。最新フォーマットを重視しつつも、ほとんどのアイテムが、CDプレーヤーを使い続けているオールド・マニアにも優しい製品仕様であるのは嬉しい。


2L (諾) 価格帯記載無し [BD AUDIO, SACD /他]:1枚あたり¥4950(税抜¥4500)

旧譜はこちらから
2L-166SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ストーレ・クライベルグの協奏曲〜ストーレ・クライベルグ(1958-):
 ヴァイオリン協奏曲第2番(2017) /
 チェロと弦楽オーケストラのための「 Dopo 」(1993) /ヴィオラ協奏曲(2019)
  マリアンネ・トーシェン(Vn|使用楽器: G. B. Guadagnini, 1745
  フレードリク・シェーリン(Vc|使用楽器: F. Ruggieri, 1688
  アイヴィン・リングスタード(Va|使用楽器: G. B. Guadagnini "ex-Vieuxtemps", 1768
  ペーテル・シルヴァイ指揮トロンハイムso.
 録音:2020年6月、8月、オラヴホール、トロンハイム、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ|[ DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray; 5.1 Dolby True HD (24bit/192kHz), 7.1ß.4 / Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz) / Auro-3D (96kHz), mShuttle: MQA + MP3 / Region ABC ][SACD hybrid(5.1 multichannel DSD / 2.0 stereo DSD)/ CD 2.0 stereo (16bit/1kHz)/ MQA-CD ]。 ストーレ・クライベルグStale Kleiberg (1958-)は、ノルウェーでもっとも国際的な知名度の高い作曲家のひとり。芸術性を損なうことなく聴き手とのコミュニケーションを図るというスタイルの音楽は、広く支持され、各国のオーケストラやアンサンブルからの委嘱がつづいていると言う。歌劇「ダビデとバト・シェバ」(2L-084SABD)や「現代人のためのミサ曲」(2L-136SABD)を制作した2Lレーベルがリリースするクライベルグの新作は、グラミー賞にノミネートされた「Treble and Bass」(2L-059SACD)に次ぐ「協奏曲」アルバム。新旧3つの作品が、ペーテル・シルヴァイPeter Szilvay 指揮トロンハイムso. の演奏で収録されている。「ヴァイオリン協奏曲第2番」は、画家シェル・パール=イーヴェシェンKjell Pahr-Iversen (1937-)の80歳誕の生日を記念してスタヴァンゲルのコンサートホールで行われたコンサートのために作曲された。第1楽章「イコン(Ikon)」第2楽章「ドン・キホーテの軍隊(Don Quixote 's Army / DonQuijotes arme)」第3楽章「門が開く(The Gates Unfold / Portene apner seg)」。イーヴェシェンの絵の題名をつけた3楽章の作品。「Dopo」は、1993年、当時バルカン半島で進行中だった戦争から強い影響を受けて作られた作品。「「ホロコースト」からわずか50年しか経っていないにもかかわらず「民族浄化」の単語がわれわれの日常の辞書にふたたび現れた」痛ましい事実を示すため、「後に」を意味するイタリア語の曲名がつけられた。「ホロコースト三部作」の一作として、「嘆き:シッシ・クライン追悼(LamentO; Cissi Klein in Memoriam)」(Aurora, ACD-5032)と「ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム(レクイエム for the Victims of Nazi Persecution)」(Simax, PSC-1257)に先立って作曲され、ポーランドのペンデレツキも指揮者として取り上げるなど、多くの国で演奏されてきた。「ヴィオラ協奏曲」は、アイヴィン・リングスタードとトロンハイムso. のための作品。エドヴァルド・ムンクの連作絵画「生命のダンス」からインスピレーションを得たといい、「同じ種子」から成長した、対照的な性格の3つの楽章から構成されている。このアルバムも、COVID-19の影響の下で企画され、2020年3月のロックダウンといったさまざまな障害を乗り越えて録音セッションが実現した。ロンドンのナッシュ・アンサンブルのリーダーを務めたマリアンネ・トーシェンMarianne Thorsen (1972-)、デンマーク弦楽四重奏団のチェリストのフレードリク・スコイエン・シェーリンFredrik Schoyen Sjolin (1982-)、オスロ・フィルハーモニックと共演してウォルトンの「ヴィオラ協奏曲」を録音、これからの活躍を期待されているヴィオラ奏者のアイヴィン・ホルツマルク・リングスタードEivind Holts-mark Ringstad (1994-)。作曲者のクライベルグも制作に関わり、プログラムノーツも執筆している。
2L-165SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
慰め
 アンデシュ・ヨルミン(1957-):主の道を知れ
 ノルウェー、オストラ伝承の賛美歌(歌集「Folgesvenner」):今、陽が昇る
 スウェーデン、エストニア・ノアローツィ伝承の賛美歌/アンナ・マリア・フリーマン編曲:
  アッバ、優しき心の父よ/また一日が過ぎていった(イントロ:マッツ・アイレットセン)
 アンドルー・スミス(1970-):慈しみと愛のあるところ
 ノルウェー、ナルヨルデ伝承の子守歌/リン・アンドレーア・フグルセット、トリグヴェ・サイム編曲:ねんねんころり
 ノルウェー、ヴェストフォルのアンデブー伝承の賛美歌/
  トーネ・クローン、トリグヴェ・サイム、マッツ・アイレットセン編曲:われら主の晩餐へ
 中世ドイツ・オーストリアの賛美歌(「ノルウェー賛美歌集」)/
  リン・アンドレーア・フグルセット編曲:キリストはよみがえりぬ
 ノルウェー、オステルダーレン伝承の子守歌/リン・アンドレーア・フグルセット編曲:
  おねむりわが子(イントロ:マッツ・アイレットセン)
 ノルウェー、グーブランスダーレン伝承の子守歌/リン・アンドレーア・フグルセット編曲:
  子守歌「太陽が谷間にしずんでゆく」
 スウェーデン、エストニア・スール=パクリ伝承の賛美歌/
  リン・アンドレーア・フグルセット、トリグヴェ・サイム編曲:来れ精霊よ
 伝承曲/トリオ・メディイーヴァル編曲:リム・リーマ
  〔ノルウェー、テレマルク伝承曲:太陽の祈り/
   スウェーデン伝承曲:リム・リム・リーマ/子守歌「おやすみ、かわいいわが子」〕
 スウェーデン伝承の歌〔オステルヨートランド・ヴレタ修道院〕/
  アンナ・マリア・フリーマン、マッツ・アイレットセン編曲:この自然には
 スウェーデン、エストニア・ノアローツィ伝承の賛美歌:神を讃えよ
 シニッカ・ランゲラン(1961-)作詞・作曲:弟のこころ / アンデシュ・ヨルミン(1957-)作詞・作曲:夜のつばさ

 トリオ・メディイーヴァル
  [アンナ・マリア・フリーマン、リン・アンドレーア・フグルセット、ヨールン・ロヴィーセ・フーサン]

 マッツ・アイレットセン(ベース) トリグヴェ・サイム(Sax)
 録音:2020年10月 ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ| [ DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray; 5.1 Dolby True HD (24bit/192kHz), 7.1ß.4 / Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz) / Auro-3D (96kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 / Region ABC ][SACD hybrid(5.1 multichannel DSD / 2.0 stereo DSD)/ CD 2.0 stereo / MQA-CD ]。 ノルウェーのヴォーカルアンサンブル「トリオ・メディイーヴァル(トリオ・メディーヴァル) 三重奏曲Mediaval」は、1997年に結成し、2001年のアルバム第1作「Words of the Angel」で一躍、国際的に知られる存在になった。リン・アンドレーア・フグルセットLinn Andrea Fuglsethとアンナ・マリア・フリーマンAnna Maria Frimanは創設メンバー。ヨールン・ロヴィーセ・フーサンJorunn Lovise Fusanが、2018年に新たなメンバーとして加わった。「慰め(Solacium)」は、ECM Recordsで8枚のアルバムを作ってきた彼らの初めての2Lレーベルへの録音。賛美歌と子守歌のコレクション。誰が最初に歌ったのか知る由もない伝承の歌、何について歌ったかも定かでない歌。「時代を超えた」これらの歌は、いつとも知れない過去とこれからの未来をつなぐ鎖として、わたしたちに「慰めとやすらぎ」を与えつづけます。このアルバムでは、スウェーデンのベーシスト、アンデシュ・ヨルミンAnders Jorminとノルウェーのトラッド・ミュージシャン、シニッカ・ランゲランSinikka Langelandの新しい子守歌も歌われる。どちらも自分たちの子供への「ちょっとした贈り物」として作られた作品。オスロのソフィエンベルグ教会で行われた録音セッションには、ベースのマッツ・アイレットセンMats Eilertsenとサックスのトリグヴェ・サイムTrygve Seimという「父親ふたり」も参加した。トリオ・メディイーヴァルとともに、COVID-19の今、いろいろな垣根をとりはらい、共通する人間性への讃歌を歌いあげている。
2L-164SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
静かな村
 ミコラ・レオントヴィチ(1877-1921)/ピーター・J.ウィルウフスキー(1902-1978):キャロル・オブ・ザ・ベル
 トルド・グスタフセン(1970-):鐘(「キャロル・オブ・ザ・ベル」によるピアノ即興)
 ラーシュ・ソロース d.y. (1887-1976)/ヤコブ・サンデ(1906-1967)/ヘンニング・ソンメッロ(1952-)編曲:
  静かな村は光に輝き〔静かな村に明るい光が〕(クリスマスイブ(Julekveld)
 ヤコブ・ゲアハード・マイデル(1778-1857)/N.F.S.グロントヴィ(1783-1872)/
  アンドルー・スミス(1970-)編曲:うるわしき青空
 オッド・ノールストーガ(1972-)/シェティル・インドレガール(1972-)/
  アンネ・カーリン・スンダール=アスク(1973-)編曲:スヴィンゲンのクリスマス
 フランツ・グルーバー(1787-1863):聖しこの夜(ヴォカリーズとピアノ即興による)
 リカルド・ノルドローク(1842-1866)/アンデシュ・ホーヴデン(1860-1943) /トーネ・クローン(1960-)編曲:
  この世にクリスマスの鐘が鳴る
 伝承曲/ベルント・ストイレン(1858-1937)/リン・アンドレーア・フールセット(1969-)編曲:天にある砦を知っている
 グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949)/カール=ベッティル・アイネスティーグ(1924-)/
  エドヴァルド・エーヴェシュ(1853-1919):クリスマス、輝くクリスマス
 ペーデル・クヌーセン(1819-1863)/マリー・ヴェクセルセン(1832-1911)/
  アンドルー・スミス(1970-)編曲:クリスマスイブには幸せな気持ちに
 エミー・シェーレル(1858-1925):たくさんのキャンドルに灯がともった
 伝承曲/ハンス・エードルフ・ブロアソン(1694-1764)/ヘンニング・ソンメッロ(1952-)編曲:つねに待ち望む心を
 アインシーデルン伝承曲/ベルント・ストイレン(1858-1937)/トーネ・クローン(1960-)編曲:われらが救い主よ来たれ
 トルド・グスタフセン(1970-):昨日の夜、新たな光が(ピアノ・ソロ)
 シュレジェン民謡/ベアンハート・セヴェリン・インゲマン(1789-1862):この世はうるわし

 アンネ・カーリン・スンダール=アスク指揮
 ノルウェー少女cho. トルド・グスタフセン(P)
 録音:2020年2月、ウラニエンボルグ教会、オスロ、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ| [ DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray; 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.1ß.4 / Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)/ Auro-3D (96kHz) 7.1.4, mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC][SACD hybrid(5.1 surround DSD / 2.0 stereo DSD)。現地発売:2020年11月|日本発売:2021年1月〔代理店アナウンス:2020年12月25日〕。 70年を超す歴史をもつノルウェー少女合唱団Det Norske Jentekorは、芸術監督スンダール=アスクAnne Karin Sundal-Ask (1973-)の指揮で「人々の心の調べ(Folketoner)」(2L-144SACD)と「いまだ残る美しいもの(The Beauty That Still Remains)」(2L-157SABD)の2枚のアルバムをここ数年の間にリリースし、独創性の高いユニークな音楽を強く印象づけました。新作の「静かな村(stille grender)」は、2020年の2月、オスロのウラニエンボルグ教会でセッション録音されたアルバム。ノルウェーの人たちが親しみ、大切にするクリスマス・キャロルを、ECM Recordsのアルバムで知られるジャズ・ピアニストのトルド・グスタフセンTord Gustavsen (1970-)の共演で歌っている。プログラム最初は、カリヨンの音を模したとされる4つの音のオスティナートをベースにした「キャロル・オブ・ザ・ベル」。この曲に基づくピアノ・ソロの「即興」。ヘンニング・ソンメッロの編曲による「静かな村は光に輝き」とアンドルー・スミス編曲の「うるわしき青空」。ノルウェー放送のテレビドラマ・シリーズ「Jul i Svingen(スヴィンゲンのクリスマス)」の主題歌。グスタフセンの即興をともなってヴォカリーズで歌われる「聖しこの夜」。「合唱とピアノのクリスマス」から想像されるものとは異なる「体験」を意図して作られたアルバム。
2L-163SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
おとぎ話
 ゲイル・トヴェイト(1908-1981):風神の竪琴(1945)
 クリスティアン・シンディング(1856-1941):ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.91 (1909)
 アルフ・フールム(1882-1972):おとぎ話の国 Op.16 / グリーグ(1843-1907):バラード ト短調 Op.24 (1875-76)

 クリスティアン・グローヴレン(P)
 録音:2019年11月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ|編集:ヨルン・シメンスタ、モッテン・リンドベルグ| 5.0 surround / 2.0 stereo DSD 。ノルウェーの人たちは“eventyr "という言葉を聞くと、おとぎ話、冒険談、民話、幻想物語といったことを思い浮かべると言う。ノルウェーのピアニスト、クリスティアン・グローヴレンは、このアルバムで、トヴェイト、シンディング、フールム、グリーグの作品を弾いた。「彼らの、狂気じみていたり、美しかったり、悲しみと喜びにあふれ、魔法と愛がいっぱい「物語」と向き合っていること、それ自体が冒険の物語だった」と彼は語る。「故郷に帰ったような気分だ」。ゲイル・トヴェイト(ガイル・トヴァイト)(1908-1981)の「風神の竪琴」は、イェールハルド(ゲルハール)・ムンテの絵からインスピレーションを得て作曲された作品。「…翼をつけた竪琴が、荒れる海を渡ってゆく、空高く、煌く星を弦(つる)にのせて」。フランス印象主義、とりわけラヴェルの「夜のガスパール」の影響が明らかな手法で書かれた、「険しい崖、深いフィヨルド、荒れた天気、そして、雲間から差し込む光がなによりも美しい、ノルウェー西岸を想起させる音楽」(グローヴレン)。手稿譜の日付は「1945年6月22日」。トヴェイト自身の1949年の録音(Simax, PSC-1805)は、彼の「私的」な版で演奏されたため、初稿を弾いたこの演奏がこの作品の事実上初めての録音。クリスティアン・シンディング(1856-1941)の「ピアノ・ソナタ ロ短調」は、1909年の作品。シンディングの特徴が顕著に表れ、「「春のさざめき」という、たったひとつの作品でほとんどの人に知られている」彼の代表作のひとつとされている。「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」「アンダンテ」「ヴィヴァーチェ」の3楽章の構成。この作品をグローヴレンは、この作品を「シンディングの吠え声」と呼び、「私にとっては、ヴァイキング船、大きく膨らんだ帆、ヴァイキングたちの略奪と英雄的な行動という「サガ」のスタイルの作品」と語っている。アルフ・フールム(1882-1972)も、トヴェイトと同様、フランス音楽の影響を受けたひとりです。1920年の「おとぎ話の国」は、妖精やトロルなどノルウェーの伝説を題材にした作品で知られるテオドール・キッテルセンの絵画に通じる雰囲気をもち、画家でもあったフールムの「音の描画」と呼べる作品。エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)の「バラード」は、1876年春、彼がさまざまな苦難をかかえていた時期に作曲された。悲しい音調のヴァルドレスの民謡「北国の農民」を主題にした「変奏曲」の形式で書かれ、技術的、表現的なチャレンジと「冒険」を克服してはじめて、聴き手の心をとらえる輝かしい音楽として示される作品。グローヴレンをはじめとする多くのピアニストたちから、ノルウェーのピアノ音楽でもっとも重要な作品とみなされている。クリスティアン・グローヴレン(1990-)は、ベルゲン生まれ。イジー・フリンカに教わった後、ノルウェー国立音楽大学でホーヴァル・ギムセとラーシュ・アンデシュ・トムテルに学んだ。ウィーン国立音楽大学に留学、デンマーク王立音楽アカデミーではイェンス・エルヴェケーアのソリスト・クラスで学んでいる。ノルウェー国内の「青少年音楽コンペティション」には三度出場、第1位をソリストとして二度、室内楽奏者として一度獲得。ベルゲン・フィルハーモニックと共演した2007年の回には「聴衆賞」に選ばれた。「おとぎ話」は、配信だけの「Bach -Inside Polyphony」(2L139)に続く彼のアルバム第2作。グローヴレンが29歳だった2019年11月、ソフィエンベルグ教会でセッション録音された。
2L-162SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ロマンティシズム時代のホルン
 デュカ(1865-1935): ヴィラネル(田園詩)(1906)(ホルンとピアノのための)
 グノー(1818-1893):アンダンテ(「ピストン・ホルンとピアノのための6つのメロディ」(1839)から)
 サン=サーンス(1835-1921): ロマンス Op.36 (1874) / シャブリエ(1841-1894):ラルゲット(1875)
 チェルニー(1791-1857):アンダンテ・エ・ポラッカ(1848)
 フランツ・シュトラウス(1822-1905):夜想曲 Op.7 (1864)
 シューマン(1810-1856):アダージョとアレグロ Op.70 (1849)
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):アンダンテ(1888)

 スタイナル・グランモ・ニルセン〔ピリオド楽器〕 クリスティン・フォスハイム(Fp)
 録音:2019年6月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー|使用楽器: Horn: Marcel-Auguste Raoux, horn with piston valves (sauterelle), Paris 1836(Dukas/Gounod)/ Marcel-Auguste Raoux, natural horn, Paris 1836(Saint-Saëns/Chabrier)/ Fam. Lausmann, natural horn, Bohemia c.1800(Czerny)/ Leopold Uhlmann, Vienna horn, Vienna c.1900(F. Strauss/Schumann/R. Strauss)(All the horns are copies made by Andreas Jungwirth, Freishcling, Plank am Kamp, Austria)/ Fortepiano: Ernst Irmler, Leipzig 1850–1860, restored in 2019 by Sigmund Berg |制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ| [ DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray; 5.0 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.0.4 / Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), 7.0.4 / Auro-3D (96kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC][SACD hybrid(5.0 surround DSD / 2.0 stereo DSD) 「ホルンの音は、ロマンティック音楽の作曲家たちにとって、荒れ狂うような強い感情を典型的に示すものだった。ローベルト・シューマンは、ホルンはオーケストラの魂だと語ったといわれ、詩人たちは、ホルンの音を魂の憧れの象徴とみなした。そして、ホルン奏者にとっては、バルブの発明に明らかなようにホルンが新しい技術による実験と変化に直面したため、ロマンティシズムのほとんどの時代を通じてホルンそのものの魂が問題になった……」。第62回グラミー賞「最優秀イマーシブオーディオ・アルバム」を受賞したモッテン・リンドベルグの制作した新しいアルバム「ロマンティシズム時代のホルン」。「初期ロマンティシズムのホルンソナタ」(2L113SABD)を録音したナチュラルホルンの名手、ノルウェーのスタイナル・グランモ・ニルセンの2Lレーベル第3作。このアルバムでは、ロマンティシズム時代の作曲家たちがホルンのために作った作品が、それぞれの作曲家ゆかりの楽器で演奏される。デュカの「ヴィラネル」とグノーの「アンダンテ」は、マルセル=オーギュスト・ラウーが1836年に製作したピストン・バルブ付きホルン、サン=サーンスの「ロマンス」とシャブリエの「ラルゲット」はラウーのナチュラル・ホルン、チェルニーの「アンダンテ・エ・ポラッカ」はボヘミアのラウマン製作のナチュラル・ホルン、フランツ・シュトラウスとシューマンとリヒャルト・シュトラウスの曲はレーオポルト・ウールマンが1900年頃に作ったウィーン・ホルン。いずれも、ニルセンの前のアルバムと同じアンドレーアス・ユングヴィルトの製作したコピー楽器。ホルンという楽器の進化を探り具体的な姿に示してゆく試み。前作と同じ、ノルウェー音楽アカデミーでフォルテピアノを担当するクリスティン・フォスハイム(1963-)が共演。オスロのソフィエンベルグ教会で録音セッションが行われた。
2L-161SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
無垢と経験について
 リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
 シューマン(1810-1856):子供の情景 Op.15
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
クリスティアン・
 オフスタ・リンドベルグ(P
使用楽器: Steinway D-model
 録音:2019年11月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。クリスティアン・オフスタ・リンドベルグの2Lレーベルの最初のアルバム。ウィリアム・ブレイクの詩集「無垢と経験の歌」からインスピレーションを得たコンセプトで作られ、「無垢と経験について(Of Innocence and Experience)」のタイトルがつけられた。「光と闇、生と死、天使の無垢と悪魔の情熱」。リストの「ピアノ・ソナタ ロ短調」、シューマンの「子供の情景」、ベートーヴェンの「熱情ソナタ」という、ピアニストたちがこぞって採りあげる作品によるプログラムを組み、リンドベルグが考察した解釈と表現による演奏が示される。クリスティアン・オフスタ・リンドベルグは、1980年、オスロの生まれ。ノルウェー国立音楽大学でアイナル・ステーン=ノクレベルグのクラスに入り、イェンス・ハーラル・ブラトリ、ベルリン芸術大学のラースロー・シモン、エコールノルマル音楽院のデジレ・ンカウアに学んだ。2019年、「Det orkestrale klaveret(オーケストラのようなピアノ)」のプロジェクトでノルウェー国立音楽大学の博士号を取得した。ソリストとして各地をまわり、ベルリン・コンツェルトハウス、カーネギー・ホール、ウィグモアホール、京都府立府民ホールなどで演奏してきた。2019年11月、オスロのソフィエンベルグ教会で録音セッションが行われ、画家でもあるブレイクが描いた「The Great Dragon」と「Woman Clothed with Sun」をあしらったアルバムのグラフィック・デザインをプロデューサーのモッテン・リンドベルグが担当。クリスティアン・オフスタ・リンドベルグが、プログラム・ノート(英語、ノルウェー語)を執筆した。
2L-160SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ベートーヴェン、1802年の遺書〜ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ集   〔第8番 ト長調 Op.30 No.3 /第9番 イ長調「クロイツェル」 Op.47 〕
 ラグンヒル・ヘムシング(Vn|使用楽器: Francesco Ruggeri, Cremona, 1694
 トール・エスペン・アスポース(P|使用楽器: Bechste in Concert D 282 / Steinway D-model(track6)
 録音:2019年4月、11月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。ノルウェーのヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシング(1988-)とピアニストのトール・エスペン・アスポースTor Espen Aspaas (1971-)は、彼女の最初のソロ・アルバム「YR」(Simax, PSC-1315)がきっかけとなり、リサイタルのパートナーとしての共演を始めた。コンサートとフェスティヴァルへの出演、放送のための録音と、活動がつづき、グリーグ、シベリウス、カール・ニルセンの曲を弾いた「北国の音色(Northern Timbre)」(2L-138SABD)を2017年にリリース。BISレーベルに録音をつづける妹エルビョルグとも違うラグンヒルの感性と表現の音楽が注目され、ファンを獲得した。ラグンヒルとトール・エスペンのデュオの新しいアルバムでは、2013年にボンの「ベートーヴェン・フェスティヴァル」で「ベートーヴェン・リング」を受け、ふたりにとって大切な作曲家、ベートーヴェンのソナタ2曲によるプログラムが組まれている。アルバムのタイトルにある「1802年」は「「芸術家」ベートーヴェンが「人間」ベートーヴェンを運命の手に委ねた、危機の年」といわれる。進行する難聴、ウィーンの社会と公の生活から締め出されているのではないかという疎外感といった問題に悩まされ、夏と秋に滞在したハイリゲンシュタットで「文字と音楽」による「遺書」を作った。 ト長調の曲など「3つのヴァイオリン・ソナタ」 Op.30、「テンペスト・ソナタ」を含む「3つのピアノ・ソナタ」 Op.31、「エロイカ変奏曲」 Op.35、交響曲第2番 Op.36といった傑作群が作られ、そして翌1803年、 ト長調の第8番と一緒にこのアルバムで演奏される、ベートーヴェンの「英雄的」スタイルを示す「クロイツェル・ソナタ」と呼ばれる イ長調のソナタが作曲された。2019年、オスロのソフィエンベルグ教会でのセッション録音。
2L-159SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
オーレ・ブル、人生の諸段階〜オーレ・ブル(1810-1880):
 ラルゴ・ポザート・エ・ロンド・カプリツィオーソ(1841) (*) /「リリー・デール」による幻想曲(1872) (#) /
 リオのヴィルスペル(1842, rev.1860) (*) /最後のロマンス(1872)(#)

ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):ノルウェーの山々(*)
  アンナル・フォレソー(Vn;*/# |使用楽器: Enrico Rocca, 1870s) キム・ウンサン指揮(*)
  ノルウェー放送o.(*) ヴォルフガング・プラッゲ(P;#|使用楽器: C. Bechste in Concert C234 )
 録音:2018年6月、ヤール教会、バールム、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ|制作補:ヴォルフガング・プラッゲ| [ DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray; 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.1.4 / Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)/ Auro-3D (96kHz) 7.0.4, mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC][SACD hybrid(5.1 surround DSD / 2.0 stereo DSD) ノルウェーのレーベル2Lで制作と録音を担当するモッテン・リンドベルグは、2020年、アルバム「LUX」(2L-150SABD)で第62回グラミー賞「最優秀イマーシブオーディオ・アルバム」を受賞した。「クラシカル部門最優秀プロデューサー」をはじめとする部門に2006年から36回ノミネートされた末の受賞。受賞後の初めてのアルバムは、ヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾとして国際的にも人気の高かったオーレ・ブル(1810-1880)の作品集。ノルウェーのヴァイオリニスト、アンナル・フォレソー(1972-)がブルの生誕200年にあたる2010年にリリースした「ヴァイオリンと管弦楽のための作品集」(2L067SABD)につづくアルバムとして制作され、ブルがキャリアのさまざまな時代に作曲した、彼しか演奏したことのない5曲によるプログラムが組まれている。「ラルゴ・ポザート・エ・ロンド・カプリツィオーソ」は、 ニ短調の暗い和音に始まりユモレスクに終わる、「豊かな宗教心のある音楽」と作曲家のハルフダン・シェルルフが評した作品。作曲者のオリジナルに基づきニコライ・リーセがオーケストレーションを施した、不完全な個所のある手稿譜による演奏。欠落したヴァイオリンのパッセージとカデンツァをフォレソーが作曲して演奏している。「ノルウェーの山々」は、ノルウェーの舞曲とメロディによる「ポプリ」。完全なスコアが残されていないため、ヴォルフガング・プラッゲが「ポルスカ」や民謡を加え、ベルゲンのアンセム「ベルゲンシアーナ」で閉じるよう、補筆完成している。ノルウェーの自然を音で描写したもうひとつの作品「リオのヴィルスペル」は、フォーク・ミュージシャンが楽譜を見ずに想像や記憶を頼りに演奏する言葉「ヴィルスペル」を曲名に使っている。ブルの演奏をクリスチャニア(現、オスロ)で聴いたシェルルフは、この曲を「山々の春の歌」と呼んだ。共演のピアニスト、作曲家ヴォルフガング・プラッゲが再構築した版による演奏。「「リリー・デール」による幻想曲」は、アメリカの H.S.トンプソンが作詞、作曲したバラードを素材に作曲された。「穏やかな、静かな夜だった 月の青白い光が 丘と谷を柔らかく照らし……」。ノルウェーでは「神の愛(Kjarligheten fra Gud)」の曲名で親しまれ、結婚式の賛歌としてしばしば使われている。「最後のロマンス」は、ブルがビョルンスチェーネ・ビョルンソンに献呈した「合唱(コラール)編曲」の手稿譜を基にプラッゲがヴァイオリンとピアノの曲にアレンジした作品。ノルウェー放送o. の共演。ソウルの延世大学とシュトゥットガルト音楽演劇芸術大学で学び、2021年-2022年のシーズンからサンフランシスコ・オペラの音楽監督に就任するキム・ウンサン(1980?)指揮。オスロに近いバールムのヤール教会でセッション録音され、アルバム・タイトルになったドイツ・ロマンティシズムの画家フリードリヒの「人生の諸段階」がアートワークに使われた。
2L-158SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
歓喜 [Fryd]
 テレマルク民謡/アイヴィン・グローヴェン(1901-1977)による|ハンス・エードルフ・ブロアソン詩、
  シェシュティ・ハウゲン、ユンニ・ブークサスプ校訂|トリュグヴェ・ブロスケ(1973-)編曲:
   愛らしいこのクリスマスの時に(I denne sode juletid)
 ラーシュ・ソロース(1887-1976)/ヤコブ・サンデ作詞|ハンネ・ベーヴェルフィヨルド編曲:静かな村は光に輝き
 ヴク民謡/ペール・クヴェルンモーによる、ユンニ・ブークサスプ改編|ドロテーア・エンゲルブレッツダッテル
  作詞、ユンニ・ブークサスプ改編|トリュグヴェ・ブロスケ(1973-)編曲:この地上に大いなる喜びを
 フランツ・グルーバー(1787-1863)/B.S.インゲマン詩|オッド・ヨハン・オーヴェロイ(1961-)編曲:聖しこの夜
 フランク・ハーヴロイ(1969-)/ヘリゲ・スクリフテル作詞:サンクタ・マリア
 フランク・ハーヴロイ(1969-)/伝承詩:おやすみ坊や
 トリュグヴェ・ブロスケ(1973-)/インゲル・ハーゲルプ作詞、トリュグヴェ・ブロスケ改編:クリスマスの宵
 キム・アンドレ・アルネセン(1980-)/ヘリゲ・スクリフテル作詞「マリアのアンティフォナ」:めでたし天の后
 ヤコブ・ゲアハード・マイデル(1778-1857)/N.F.S.グルントヴィ詩:なんと美しい青空
 スルナダール民謡/エリーアス・ブリクス作詞|トリュグヴェ・ブロスケ(1973-)編曲:さあ鐘よ鳴れ
 ユンニ・ブークサスプ(1972-)/アストリ・クローグ・ハルセ作詞、ユンニ・ブークサスプ方言調整|
  トリュグヴェ・ブロスケ(1973-)編曲:さあ、すべての鐘よ鳴れ
 スウェーデン民謡/グスタヴァ・シェラン作詞|イードゥン・ヴィンスポル編曲:幸せを運ぶクリスマスよ
 オーラ・ヤイロ(1978-)/ヘリゲ・スクリフテル作詞「ソロモンの雅歌」:北極光
 マックス・レーガー(1873-1916)/ユンニ・ブークサスプ作詞|トリュグヴェ・ブロスケ(1973-)編曲:マリアの子守歌

 カントゥストーヴェ・ラムロ=ユースタ指揮 ユンニ・ブークサスプ(Vo/ツィター)
 トリュグヴェ・ブロスケ(アップライトP/Org/ハルモニウム)
 ベンディク・ルンド・ホーンスフース(シターン/G) マグネ・ヴェストルム(ベース)
 録音:2018年1月、2019年1月、5月、ラーデモーエン教会、トロンハイム、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ [DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.1.4 / Auro-3D (96kHz), 7.1.4 / Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC][SACD hybrid(5.1surround DSD / 0 stereo DSD), MQA CD]。長く暗い夜のつづく冬、北の国が一日だけ光にあふれるクリスマス。子供たちが待ちわびるこの季節に向けてノルウェーの家々では母親が、いろんな準備に追われる。ディズニーの映画「アナと雪の女王」のオープニングの「ヴェリィ」を歌った女声cho. 「カントゥス」は、そうした「ノルウェーの母」とベツレヘムの馬小屋に生まれた「神の子の母」マリアに捧げるため「ノルウェーのクリスマス」アルバムを作った。歌われるのは、テレマルク、ヴェルダールのヴク、スルナダールの民謡、現代ノルウェーのフランク・ハーヴロイの「サンクタ・マリア」と「おやすみ坊や」、キム・アンドレ・アルネセンの「めでたし天の后」、オーラ・ヤイロの「北極光」。グルーバーの「聖しこの夜」はインゲマンの詩、スウェーデン民謡の「幸せを運ぶクリスマスよ」とレーガーの「マリアの子守歌」はノルウェー語の歌詞で歌われる。このプロジェクトには、フォークシンガーのユンニ・ブークサスプとトロンハイムの作曲家トリュグヴェ・ブロスケが参加。古くから伝わりながらあまり知られていない民謡に手を加えるとともに、カントゥスのための新しい曲を作った。1986年の創設時からカントゥスを指導してきたトーヴェ・ラムロ=ユースタの指揮。アカペラの曲の他、いくつかの曲ではブークサスプのヴォーカルとツィター、ブロスケのキーボード楽器、ベンディク・ルンド・ホーンスフースのシターンとギター、マグネ・ヴェストルムのベースが加わる。トロンハイムのラーデモーエン教会で録音が行われ、「イマーシブオーディオ」のパイオニアのひとり、モッテン・リンドベルグがプロデュースとエンジニアリングを担当した。
2L-156SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
おとぎ話〜ニコライ・メトネル(1880-1951):ピアノ作品集
 4つの小品 Op.4 (1897-1902) /3つの話 Op.17 (1908-09) /4つのおとぎ話 Op.35 (1916) /
 3つのおとぎ話 Op.42 (1924) /3つの労働の賛歌 Op.49 (1926-28) /バラはもうしおれ Op.36 No.3

 グンナル・サーマ(P|使用楽器: Bechstein Concert D282
 録音:2018年10月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ|[DXD(24bit / 352.8kHz)録音][SACD; 5.1multichannel DSD / 2.0 stereo DSD / RedBook PCM; MQA CD]「1970年代のある日、耳慣れないピアノ音楽がラジオから聞こえてきた。独特な、何かを呼び起こすような、時として催眠術にでもかけるような音楽。同時に、そこには豊富な対位法とはっきりした構造があった。手短に言うと、心と頭の両方のための音楽だ。ニコライ・メトネルの「回想ソナタ」、ピアニストは他ならぬエミール・ギレリスだった。この作品を弾ければ!……」(グンナル・サーマ)。ノルウェーのピアニスト、グンナル・サーマは、2000年、最初のメトネル作品集(Lindberg Lyd PIANO-002)をリリース。当時、世界初録音の作品を2曲含む5つの作品を弾いていた。メトネルの第2作は、2018年、前作と同じオスロのソフィエンベルグ教会でのセッション録音。「ノームの嘆き」の副題をもつ「楽興の時」など、帝政ロシアの時代の「4つの小品」。シューマンの「ノヴェレッテ」を思わせる曲名がつけられた「3つの話」。「おとぎ話」の曲名で書かれ個人的経験や人の内面の対立を語ると言われる作品からは、1916年と1924年の2つの曲集。「ソ連」となった祖国を離れた後、1926年から1928年にかけて、プロテスタントの労働倫理の表現とみなされる曲名で作曲した「3つの労働の賛歌」。アルバムの最後に歌曲集「プーシュキンの6つの詩」の一曲をピアノ・ソロ曲に編曲した初録音の作品が演奏される。グンナル・サーマは、オスロのリヴ・グラーセルとローベット・リフリング、王立ノザーン音楽大学のリシャルト・バクスト、イジー・フリンカに学び、1975年にオスロでデビューした。ノルウェー国立音楽大学で伴奏ピアニストを務め、ソリストとしても活動。一般的なレパートリーに加え、メトネルの他、アルカン、ブゾーニ、シチェドリンといった比較的珍しい作曲家の作品を広く手がけている。このアルバムの録音には、メトネルの気に入りの楽器といわれ彼がロンドンのアパートメントに置いていたBechsteinの新しいモデルD282のピアノが使われた。
2L-155SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
音の墓所 [Tomba sonora] 〜クリスティン・ボルスタ(1981-):
 エコー&影(2011) /静寂(2011) / TRY (2017) /雲と雲の間に(2011) /音の墓所(2009)
  ステンメクラング
   [クリスティン・ボルスタ、ユリー・クライヴェ、リンネア・スンフェール・ハウグ、
    カロリーネ・ダール・グッルベルグ(Vo) ガブリエーレ・ソーレンセン、エルレン・ハッベスタ、
    ダグ・オイスタイン・ベルゲル、ヴィルデ・アルメ、カトリーネ・ペーデシェン(Vc)]
 録音:2018年8月、エマヌエル・ヴィーゲラン美術館マウソレウム、オスロ|制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ|編集:クリスティン・ボルスタ、モッテン・リンドベルグ|[DXD(24bit / 352.8kHz)録音][Blu-ray; 5.0 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.0.4 / Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), 7.0.4 / Auro-3D (96kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC][SACD hybrid(5.0 surround DSD / 2.0 stereo DSD)/ CD 2.0 stereo (16bit/1kHz)/ MQA-CD ]オスロのスレムダールにあるエマヌエル・ヴィーゲラン美術館は、彫刻家グスタフの弟、エマヌエル(1876-1948)が彫刻と絵画の作品を展示するため1926年に建設された。この施設には「Tomba Em-manuelle(エマルエル墓所)」と名付けられたマウソレウムがあり、オスロ観光の穴場のひとつとされている。この墓室は、低く狭い入り口の上に彼の遺灰を納めた壺が置かれ、「Vita(人生)」と題したフレスコ画の描かれた800 平方メーターの壁が巨大な空間を形成している。「Tomba sonora(音の墓所)」は、このマウソレウムのための音楽プロジェクトとして企画された。プロジェクトの音楽は、多彩な活動をする作曲家クリスティン・ボルスタKrist ロ長調olstadが、この部屋の残響時間を念頭に置き、固有の周波数特性とそれから派生する倍音を音楽要素としながら作詞、作曲した作品。2人のヴォーカリストのための「Echoes & Shadows(エコー&影)」、3人の「Stilla(静寂)」と「Mellom Skyene(雲と雲の間に)」、5人で歌う「TRY」と4人のチェリストが加わる「Tomba sonora(音の墓所)」。ボルスタもメンバーのヴォーカルアンサンブル「ステンメクラング(Stemmeklang)」(声の響き)の歌手の配置は、マウソレウムの空間を「創作」に活かすため、それぞれの曲の音楽の流れと動きの全体の姿を考えながら決められていった。2Lのモッテン・リンドベルグが、プロジェクトを楽しみながら制作と録音にあたっている。[プロフィール]クリスティン・ボルスタKrist ロ長調olstad (1981?)は、ノルウェーのヴォス生まれ。民俗音楽とクラシカル・ミュージックをベースに、ジャズ、ポップ、ロック、ソウル、ファンクも経験し、オスロに住み、作曲家、ヴォーカリスト、即興音楽家として活動。2010年から2017年まで「新音楽作曲家グループ(NyMusikkis Komponistgruppe)」に所属、特定の場所や空間で演奏する音楽を主に手がけ、内外の演奏家やアンサンブルとのコラボレーションによる作品を発表してきた。
2L-154SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
気管 [Trachea]
 ビョルン・コーレ・オッデ(1990-):スニッラ・パテア(2016)(ヴァイオリンと合唱のための)
 マッティン・オーデゴール(1985-):気管(2018)(4つのホルン、二重合唱と独唱のための)
 ストーレ・クライベルグ(1958-):宇宙のものすべて(1988)(合唱のための)
 ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):カシワの木とかげろう(2014)(合唱のための)
 カーリン・レーンクヴィスト(1958-):目を閉じれば平和の夢が見える(2016)
 フロイ・オーグレ(1977-):グローリア(2014)(サクソフォンと合唱のための)

  トーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール指揮スコラ・カントールム ビョルン・コーレ・オッデ(Vn)
  マリー・ソールム・グラン、ニクラス・セバスティアン・グレンヴィーク、
  ダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク、ユリウス・プラネヴィチュス(Hr) フロイ・オーグレ(Sax)
 録音:2016年12月、2018年11月、2015年12月、2014年8月、ウラニエンボルグ教会、オスロ。 「聖母讃歌」(2L-095SABD)「拝謁」(2L-61SACD)をリリースしたオスロの室内合唱団「スコラ・カントールム」とトーネ・ビアンカ・スパッレ・ダールの新作。「気管。ここで人の息は精製され、こよなく美しい、力強く、優しい芸術へと変貌する。声という原始の楽器による歌により、われわれの感情にどれほどの深みがあるかを 測ることができる」。このアルバムでは、フォークとジャズからインスピレーションを得た作品から現代的な作品まで、独自の音楽風景をもつ「今」の合唱作品が6曲歌われる。ハリングフェレとフィドルのプレイヤー、フォーク・ミュージシャンのビョルン・コーレ・オッデの「スニッラ・パテア」は、踊るためではなく聴くための「フォーク」として、民俗音楽の要素と技法を取り入れて書かれた「ヴァイオリンと合唱」の作品。マッティン・オーデゴールの「気管」では、合唱と4つのホルンが聴き手を囲むよう配置され、歌詞をもたない「歌」と楽器の音が「空間」を行き交う作品に作られている。ストーレ・クライベルグの「宇宙のものすべて」は、マスタイン・メーレン(1935-2017)の詩集「Corona(コロナ)」の2つの詩をテクストにした2楽章の作品。スコラ・カントールムのテノール、ビョルン・モッテン・クリストフェシェンは、作曲家としても活動。「拝謁」の「この家の主は」やオスロ・フィルハーモニック・ブラスの「金管の織物」(2L-143SABD)に示される明快で多彩な表現力が高く評価さレテいる。「カシワの木とかげろう」は、H.C.アンデルセンの「年とったカシワの木の最後の夢」に基づき、スコラ・カントールムの50周年記念の委嘱策として作られた。スウェーデンのカーリン・レーンクヴィストの曲は、バルカン戦争に巻きこまれたクロアチアの11歳の少年が口にしたという言葉「目を閉じれば平和の夢が見える」を歌詞とした、彼女が「平和のプロジェクト」と呼ぶ作品。「英語だけで(Just in English)」と「12の言語で(In twelvetongues)」の2部に分かれ、前半はスウェーデンの民俗音楽、後半はそれぞれの国の音楽を反映させた音楽で書かれている。フロイ・オーグレは、リーダーアルバム「Cycle of Silence」(ACT-9491)など、ジャズのプレイヤーとして知られる。「グローリア」は、「天のいと高きところには神に栄光あれ」と歌う合唱を彼女のサクソフォンが美しく紡いでゆくスタイルの作品。[Pure Audio Blu-rayディスクとSACDハイブリッドディスクをセットにしたアルバム。
2L-153SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ヴェネリティ [Veneliti]
 オルヤン・マトレ(1979-)/作曲者編曲:前奏曲
 ベーリト・オプハイム(1967-):ヴェネリティ(アグネス・ビューエン・ガルノース(1946-)が、
   テレマルク県ヴィニェのブリタ・ブラトラン(1910-1975)から伝えられた曲による)
 ヘルガ・グンネス:美しく長い休息を知っている(スルダールのオースヒル・ヴェトルフースが、
   スキョル、ヴェストレのエーノク・オールセン・ヴェストレの形式で作った曲による)
 ベーリト・オプハイム(1967-):ルステマンのスロット(スプリンガル)
  (ハリングダール県ヘムセダールのアルネ・アンデルダールによる)
 ユンニ・ローヴリ:私を元に戻して下さい、神よ
  (ソグンのヴィーグダール、ラグナル・ヴィーグダール(1913-1991)による)
 オルヤン・マトレ:間奏曲
 ベーリト・オプハイム/オルヤン・マトレ編曲:主の友ら(ヴォッセストランのアンデシュ・A.ヨルダーレンによる)
 アスラク・ブレッケ/ヴィーダル・スクレーデ(ワルツ作曲):ストーレ・ストルリ(テレマルク県ヴィニェ)
 ヒシュテン・ブローテン・ベルグ:最高の土地(クヌート・ヨンソン・ヘッディ(1857-1938)による)
 ヘルガ・グンネス:おお、わが愛しのシーグリ(スルダールのオースヒル・ヴェトルフースが、
   スルダールのニルス・モーの形式で作った曲による)
 オルヤン・マトレ:後奏曲 / ユンニ・ローヴリ:今、日の光が(ラグナル・ヴィーグダールによる)

 ホーコン・ダニエル・ニューステット指揮オスロ室内cho.
 録音:2017年6月、10月-11月、リス教会、オスロ。 オルヤン・マトレは、ノルウェー国立音楽大学で学び、「独自の声」の際立った作曲家としてノルウェーの音楽シーンで活動をつづけている。彼が10年以上にわたり共同作業を行なってきたオスロ室内合唱団とのコラボレーションによる「ヴェネリティ」。このアルバムのため彼は、合唱団が伝統のレパートリーとするノルウェー民謡に新たに編曲。憧れの心を歌う賛美歌、神秘的な民話、ほろ苦い恋の歌を、本質の部分を変えることなく、彼自身の解釈で新しい命を吹きこみた。山の王に誘われて山の洞窟に入り、魔法の飲み物を飲まされる娘を歌う中世のバラード「ヴェネリティ」。死者を送る集まりで歌われてきた「美しく長い休息を知っている」。ハリングダールの「スプリンガル」「ルステマンのスロット」。死の床にある若者が歌詞を書いたといわれ、オスロ室内合唱団のメンバーがフォーク歌手のユンニ・ローヴリから直接教わった「私を元に戻して下さい、神よ」。天国で愛する人たちと再会する願いを歌う「主の友ら」。アスラク・ブレッケの古い録音に基づく「ストーレ・ストルリ」。フィドルと口琴で演奏されるメロディにポール=ヘルゲ・ハウゲン(1945-)が歌詞をつけた「最高の土地」。テレマルクから山を越えスルダールへと歌われていった恋の歌「おお、わが愛しのシーグリ」。夕べの歌「今、日の光が」。オスロ室内合唱団は、1984年、グレーテ・ペーデシェンにより創設、ソンドレ・ブラトラン、ヒシュテン・ブローテン・ベルグ、ユンニ・ローヴリといったノルウェーを代表するフォーク・ミュージシャンたちと共演してきた。2005年からホーコン・ダニエル・ニューステットが指揮者と音楽監督を務めている。指揮者のニューステットは、ノルウェー国立音楽大学とデンマーク王立音楽アカデミーで学び、スカンディナヴィアのオーケストラを指揮、「フィガロの結婚」や「子供と呪文」などのオペラも手がけている。「ヴェネリティ」は、「イマーシブオーディオ」のパイオニアのひとり、モッテン・リンドベルグが制作。オスロのリス教会で録音セッションが行われた。
2L-152SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
君はヒースを信じているか〜ストーレ・クライベルグ(1958-):室内楽作品集
 弦楽四重奏曲第3番(2018) (*) /歌曲集「君はヒースを信じているか」(2018) (#) /
 フルート、ヴィオラ、ハープのための「トリオ・ルナ」(2016-17) /
 歌曲集「光の鍛冶屋」(1984, rev.2017-18) (+)
  アトレ・スポンベルグ(Vn1;*) アンデシュ・ラーシェン(Vn2;*)
  オーレ・ヴットゥダール(Va;*) オイヴィン・ギムセ(Vc;*)
  マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms;#/+) イーダ・カテロース(Cl;+)
  オーレ・クリスティアン・ホーゲンルード
   (P;#/+|使用楽器:ベヒシュタイン・コンサート C 234
  トリオ・ルナ(無印)
   [アンニカ・ノールストロム(Fl) ヤン・ペッテル・ヒルスタ(Va) ルース・ポッター(Hp)]
 録音:2018年8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー|制作・バランスエンジニア:リング:モッテン・リンドベルグ。トロンハイム在住の作曲家ストーレ・クライベルグは、現代的な要素とロマンティックナ要素を独自のやり方で混ぜ合わせることから、しばしば「モダーン・ロマンティック」と呼ばれている。新しいアルバム「君はヒースを信じているか」では、詩人の目で生を見つめた室内楽作品が4曲、演奏される。弦楽四重奏曲第3番は、「夏」を語る、「生きる歓び」の吹き込まれた音楽として作られた。「そぞろ歩き」の第1楽章、「夢想する、夜の音楽」の第2楽章「熱狂と活気に満ちた」第3楽章。フルート、ヴィオラ、ハープのための「トリオ・ルナ」(月の三重奏)は、一日の時によって外的、内的な景観の異なる月の雰囲気を捉えた「宵の月(Luna serale)」「夜の月(Luna not-turna)」「朝の月(Luna mattutina)」の3楽章の作品。この曲を演奏する「トリオ・ルナ」は、トロンハイムso. のフルートとヴィオラの首席奏者とハープ奏者のアンサンブル。2つの歌曲集は、クライベルグがコラボレーションを行ってきた抒情詩人、ヘルゲ・トルヴンHelge Tor-vundの「光、静けさ、愛、死、自然」をテーマとする詩に作曲された。「君はヒースを信じているか」は、自然の姿に人生の秋と冬を比喩的に重ねた「Fruktbar stille(静寂が充ち満ち)」「Mor(母)」「Kjarleikog liding(愛と苦悩)」「Livnar til(生きつづける)」の4曲。「光の鍛冶屋」は、あらゆるものが一気に息をし始める「春」の心を醸す音楽に作られた。「Egfoddes pa ei slette(わたしは平地に生まれた)」「Me skal elska(私たちは愛し合う)」「Mitt ansvar(わたしの責任は)」「Kom ut(出ておいで)」「Om duligg heilt stille(横になってじっとしていると)」の5曲。メゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェランは、オラヴ・アントン・トンメセンの「霊感を与えられた娘ヴェスレモイ」(2L078SABD)でグラミー賞にノミネート、スカンディナヴィアを代表する歌手のひとりとして国際的に活躍している。イェンス・ハーラル・ブラトリとホーヴァル・ギムセに学び、2014年ベルゲン国際フェスティヴァルでローベット・レヴィン賞を受けたオーレ・クリスティアン・ホーゲンルードのピアノ。「光の鍛冶屋」に加わるクラリネットは、ノルウェー国立音楽大学の博士課程でビョルン・ニューマンとフレードリク・フォシュに学ぶイーダ・カテロースの演奏。
2L-151SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
光〔Ljos〕
 カール・クリスティアン・ニコライ・バレ(1806-1855):今一度クリスマスの鐘が鳴る(*)
 グットルン・フリーセン(1908-1992)(の旋律):クリスマスイブは幸せな気持ちに(#)
 ノールムーレ伝承曲:それは愛らしい幼子が(+) / ヤコブ・ゲアハード・マイデル(1778-1857):うるわしき青空(**)
 ドイツ伝承曲:エッサイの根より(一輪のバラが咲いた)(**)
 オステルダーレン伝承曲:ベツレヘムに御子が生まれた(#) /古き年は過ぎ去り(#)
 ノルウェー伝承:賛美歌「われらが救い主よ来たれ」(+) / ノルウェー民謡:こよなく清らなバラ(+)
 テレマルク伝承曲/リカルド・ヨイティルとホイ・ストラン(の旋律):ハウゲボンデン(#)
 ヴェステルヨートランド民謡:わが思い果てしなく駆けめぐり(つねに待ち望む心を)(*)
 リリ・パウルスベルグ作詞・作曲:クリスマス・キャロル
 スルナダール伝承曲/ヘンニング・ソンメッロ(1952-)編曲:さあ鐘よ鳴れ

 ファウナ・ヴォーカルクインテット
  [クリスティーナ・ティングヴォル(Ms/A|編曲;*)
   シリエ・ヴォルケネシュ・オストビュー・クライヴェン(Ms/A|編曲;** SWOK)
   グドルン・エミリー・ゴッフェング(Ms/S) カミラ・マリー・ビョルク・アンドレーアセン(S|編曲;+)
   ベアーテ・ボーリル・ロッケン(Ms/A|編曲;#)]
 録音:2018年6月、9月、ブリュン教会、バールム、ノルウェー。CD層はMQA-CD仕様(すべてのCDプレーヤーで再生可能)。 「光(Ljos)」は、グレクス・ヴォーカリスの「大いなる神秘」(2L-26SACD)」やソルヴグッテネ少年合唱団の「クリスマス・ミサ」(2L-42SACD)などを制作した2Lの新しいクリスマス・アルバム。「秋になり、冬になる。北の国に寒く暗い日々がやってくる。だから、クリスマスの季節をいつも歓迎してきた。クリスチャンとして祝い、日が長くなり明るい日のやってくることを祝う……」。「ファウナ・ヴォーカルクインテット」は、2009年秋、ノルウェー国立音楽大学で結成された女性5人のグループ。オスロ生まれ、バールム少女合唱団などの指導者としても活動するクリスティーナ・ティングヴォル。子供時代をエチオピアで過ごし、フォークやポップ・ミュージックのコンサートに作曲者、指揮者、オーガナイザーとして参加するシリエ・ヴォルケネシュ・オストビュー・クライヴェン。オスロ生まれ、子供のころから「オスロ青年合唱団」とグレクス・ヴォーカリスに参加、女声合唱のアンサンブル「オスロ新青年合唱)」の指揮者、グドルン・エミリー・ゴッフェング。フレドリクスタ出身、オペラ・オストフォルの合唱団に所属するカミラ・マリー・ビョルク・アンドレーアセン。ヴォーカルグループ「Cornelis」とトラッドの「Osterdalslat」でも歌う、ヘードマルク県、ストール=エルヴダール生まれのベアーテ・ボーリル・ロッケン。このアルバムで歌われるクリスマス・ソングは、リリ・パウルスベルグ作詞作曲の「クリスマス・キャロル」とヘンニング・ソンメッロの編曲した「さあ鐘よ鳴れ」をのぞき、ファウナのメンバーが編曲、光と闇のコントラストを再現することをめざしたと言う。録音セッションは、1861年にバールムのリュッケンに建てられた信徒席400、レンガ造りのブリュン教会で行われた。CD 層はMQA-CD 仕様になっておりMQAデコーダーを搭載した対応機器を使用すれば、ハイレゾ・スペック音源を聴くことが出来る。
2L-150SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
光〔Lux〕
 ストーレ・クライベルグ(1958-):愛に寄せる賛歌(少女合唱と弦楽オーケストラのための)
 アンドルー・スミス(1970-):レクイエム(少女合唱、サクソフォンとオルガンのための)(*)
 ストーレ・クライベルグ(1958-):光(少女合唱、弦楽オーケストラとオルガンのための)(#)

  ニーダロス大聖堂少女cho. アニタ・ブレーヴィク指揮トロンハイム・ソロイスツ
  トリグヴェ・サイム(Sax;*) ストーレ・ストールロッケン(Org;*)
  ペトラ・ビョルクハウグ(Org;#)
 録音:2017年10月、2018年5月、ニーダロス大聖堂、トロンハイム、ノルウェー。 ニーダロス大聖堂少女合唱団、創設25周年記念盤澄み切った歌声が大聖堂に鳴り響く!天使の歌声が頭上から降り注ぐ立体音響ニーダロス大聖堂少女合唱団は、聖オラヴが礎を築いた町トロンハイムの大聖堂に1992年に創設された。「わたしたち少女合唱団の使命の中心にあるのは、能力を試されるような脆い人生の局面で生きる技を身につけていくこと。帰属することを学び、見られ包まれていると感じることを学び、友情を築くことを学ぶ」。合唱団はこれまで、ヌールハイム、オーラ・ヤイロ、ボブ・チルコット、キム・アンドレ・アルネセンをはじめとする作曲家に作品を委嘱してきた。創設25周年を迎える作品に選ばれたのは「レクイエム」。イギリス生まれ、オルガニストと作曲家としてノルウェーで活動するアンドルー・スミス(1970-)に作曲を依頼、少女合唱に管楽器の即興とオルガンを加えた作品が作られた。アルバム「光」は、この「レクイエム」と、その「エコー」ともいえるクライベルグの2つの作品で構成されている。アンドルー・スミスの「レクイエム」は、カトリックの典礼文をベースに「聖書」の「子供」に関する部分をテクストに使い、グレゴリオ聖歌からインスピレーションを得た素材で作曲された。「入祭唱」、オルガン・ソロの「祈り」、「キリエ」、わが子イエスの死を嘆くマリアを歌う「彼女は泣いている」、「若い殉教者たちへの賛歌」、王ヘロデの命令で殺されたラマの子供たちを悼むラケルの歌「ラマの声」、「主は羊飼い」「サンクトゥス」「天国には」。ECMレーベルの録音で知られるジャズ・プレイヤー、作曲家でもあるトリグヴェ・サイム(1971-)がサックスの即興、ジャズ・ミュージシャンのストーレ・ストールロッケン(1969-)がオルガンを弾いている。ストーレ・クライベルグ(1958-)の「愛に寄せる賛歌」は、「新約聖書」の「コリントの信徒への手紙 I」(13章1節-13節)をテクストとする「信仰と希望と愛」の音楽。「たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、わたしは騒がしいどら、やかましいシンバル……」(新共同訳)。大聖堂のオルガニスト、ペトラ・ビョルクハウグ(1964-)が共演する「光」は、ノルウェーの抒情詩人、作家、心理学者、ヘルゲ・トルヴン(1951-)の言葉「Thelight you need exists / Lyset du treng inst(あなたの必要とする光は存在する)」をテクストに歌われる。この2曲は、2011年7月22日にオスロとウトヤ島で起きた「ノルウェー連続テロ事件」で命を落とした若者たちを追悼するために作曲された。 全作品を指揮する芸術監督、指揮者のアニタ・ブレーヴィク(1964-)は、1992年の創設から合唱団に関わり、2018、ノルウェー国王功労褒章を授与された。2015年の第58回グラミー賞の最優秀サラウンドサウンド・アルバムにノミネートされたトロンハイム・ソロイスツ共演の「マニフィカト」(2L106SABD)と同じモッテン・リンドベルグの制作。録音はニーダロス大聖堂でのセッション。合唱団、オケ、ソリストがマイク・セッティングを囲む(サラウンド)配置で「DXD (24bit / 352.8kHz)録音」されている。さらに今話題のMQA を搭載(MQA 再生には専用の機器が必要)、現在オーディオ界を賑わしている「Auro-3D」、「Dolby Atoms」と「MQA-CD」をこのアルバムで同時に楽しむことが出来る。
2L-149SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
天の砦
 サミュエル・セバスティアン・ウェズリー(1810-1876):いとも尊き
 マルクス・パウス(1979-):怒りの日、その日は
 チャールズ・ヘンリー・パーデイ(1799-1885):やさしき道しるべの光よ
 クリスティアン・シンディング(1856-1941):唯一の御名はイエス
 J.S.バッハ(1685-1750):ああ、血にぬれ傷ついた御頭よ(オルガン・ソロのための)
 ハンス・レーオ・ハスラー(bap.1564-1612):ああ、血にぬれ傷ついた御頭よ
 ブラームス(1833-1897):ああ、血にぬれ傷ついた御頭よ(オルガン・ソロのための)
 マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン(1971-):そして、この肉と心が朽ち果て(アメイジング・グレース)
 グレゴリオ聖歌:あなたの御手に、主なる神よ
 コーレ・ノールストーガ(1954-):わたしの目が、労苦に疲れ(オルガン即興)
 エリサベト・ホルテ編曲:わたしの目が、労苦に疲れ / ヘンリク・オーデゴール(1955-):おお、イエスの深き愛よ
 エギル・ホーヴラン(1924-2013):父がわたしを遣わされたように
 ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):暁の歌
 トロン・ハンス・ファルネル・クヴェルノ(1945-):あなたにお会いする、主イエスよ

 エリサベト・ホルテ指揮ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル
 コーレ・ノールストーガ(Org)
 録音:2018年5月-6月、ウラニエンボルグ教会、オスロ、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ|録音:ビーアトリス・ヨハンネセン。ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブルは、オスロのウラニエンボルグ教会を本拠に活動する合唱団のひとつ。日曜礼拝に参加、詩と音楽というふたつの芸術形式の融合した伝統の賛美歌を歌い継ぐとともに新しい伝統を作ることにも力を注いできた。新しいアルバム「天の砦」は、「ノルウェー教会新賛美歌集」の曲を中心に歌った2016年の「天と地の接するところ」(2L126SABD)に続く2作目の賛美歌集。最初のアルバムに倣い、「新賛美歌集」の曲に加え、ノルウェーの3人の作曲家、マルクス・パウス、マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン、ビョルン・モッテン・クリストフェシェンが「新賛美歌集」の曲に基づいて書いた作品が歌われる。ブロアセンの「わたしの目が、労苦に疲れ」は、コーレ・ノールストーガのオルガン即興と、ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブルの指揮者、エリサベト・ホルテの新しい編曲による歌唱の2つのバージョンで収録された。
2L-148SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
モーツァルト(1756-1791):ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563(弦楽三重奏のための)
 トリオ・タウス[リヴ・ヒルデ・クロック(Vn) イーダ・ブリューン(Va)
          トールン・セーテル・スターヴセング(Vc)]
 録音:2017年6月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー|制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ[DXD(24bit/352.8kHz)録音][SACD; 5.0 multichannel DSD / 2.0 stereo DSD / RedBook PCM; MQA CD] 「モーツァルトは、1788年の夏、彼にとって最後となる3つの交響曲をおよそ3ヶ月で書いた後、もうひとつの巨大プロジェクトに取りかかった。交響曲の規模に匹敵する弦楽のための三重奏曲。「ディヴェルティメント 変ホ長調」というどことなく気取らない曲名をもつこの空想的な作品でモーツァルトは、作曲家、卓越した職人、劇作家としての彼の真髄をすべて明らかにしてみせた。およそ50分の演奏時間と壮大な線の戯れによる6楽章の音楽のため、それまでに作られた室内楽作品はみな影が薄くなってしまった。だが、その偉大さは、モーツァルトの時代に認められていただろうか?」(ヴォルフガング・プラッゲのライナーノートから)。弦楽三重奏のためのモーツァルトのこの作品は、近年、トリオ・ツィンマーマン(BISSA-1817)のほか、ノルウェーのヘンニング・クラッゲルードと友人たちのトリオやトリオ・シリアクス=ペーション=ライティネンといった北欧の音楽家による録音もリリースされた。この作品をデビューアルバムのプログラムに選んだ「トリオ・タウス」は、2016年2月、ノルウェー室内o. のメンバーが結成したアンサンブル。リヴ・ヒルデ・クロックのヴァイオリン、イーダ・ブリューンのヴィオラ、トールン・セーテル・スターヴセングのチェロ。クロックはオスロ弦楽四重奏団、スターヴェサングはロンドン・オーロラo. と現代音楽アンサンブル「チカーダ」でも演奏している。J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」とともに彼女たちがデビュー以来取り組んできた「ディヴェルティメント」。モッテン・リンドベルグが制作と録音を担当してオスロのソフィエンベルグ教会で録音された。
2L-146SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ウジャマー〜ヘンニング・ソンメッロ(1952-):カンタータ集
 〔ウジャマー(ヴォーカル、サクソフォン、バスクラリネット、打楽器と管弦楽のための)(*) /
  氷山(2人の独唱者、混声合唱と管弦楽のための)(#) 〕

 レーナ・ヴィッレマルク(クルニング〔家畜を呼ぶ声〕&Vo;*)
 ヨン・ポール・インデルベルグ(Sax;*) リク・ド・ジェーテル(バスCl;*)
 エスペン・オールベルグ(Perc;*) アイル・インデルハウグ(S;#)
 フロリン・デミット(Br;#) トロンハイム・ヴォーカルアンサンブル(#)
 インガル・ベルグビュー指揮トロンハイムso.
 録音:2017年8月、オラヴホール、トロンハイム、ノルウェー。 ヘンニング・ソンメッロ(1952-)。ノルウェー、ヌールムーレのスルナダール生まれの音楽家。同郷の詩人ハンス・ヒルバクの詩に作曲した「春の息吹き」(春風の口笛に雪解けの水)で人気を博し、フォーク・ミュージシャン、歌手、作曲家として、ノルウェー音楽シーンのさまざまな「舞台」で活躍している。代表作とされる「3つのグレゴリオの思考」と「パルティザン・レクイエム」、ヴォールフリュ教会の委嘱による「聖母マリアの生誕」(2L060SACD)、ニーダロス大聖堂合唱団のフランスツアーのための「ヨハネ」(2L072SACD「ニーダロス」)などの作品を作曲してきた。彼が「導きの星」とするのは、予測できないことの起きる「オープンな空間」。「新しい要素が生まれ、古いものが広げられると、それまでの輪郭が消されて新しい姿が見えてくる」。2013年からトロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の教授。作曲法、対位法、オルガン即興を教えている。アルバム「ウジャマー」では、「カンタータ」として書かれた、ソンメッロの作品の中では規模の大きい2作が演奏される。「ウジャマー」は、2008年のトロンハイム・ジャズフェスティヴァルの委嘱で作られた作品。「同胞であること」「家族の愛」「仲間」を意味するスワヒリ語を曲名にとり、「ヨーロッパ」「アフリカ」「アメリカ」「アジア」「オーストラリア」「フィナーレ」の6つの部分から構成されている。テクストは、オスロ国際平和研究所を創設した社会学者で数学者のヨハン・ガルトゥング(1930-)の「Art and Peace(芸術と平和)」と子息のアンドレーアスとの共著「A Flying OrangeTells Its Tale(空飛ぶオレンジが話すこと)」。このアルバムでは、オリジナルにいくつかの変更を加えた版で演奏される。スウェーデンのトラッド・ミュージシャン、レーナ・ヴィッレマルク(1960-)がヴォーカルと「クルニング(家畜を呼ぶ声)」。ジャズ・サクソフォン奏者ヨン・ポール・インデルベルグ(1950-)は、リー・コニッツやチェット・ベイカーとも共演したミュージシャン。トロンハイムso. のバスクラリネット奏者、ベルギー出身のリク・ド・ジェーテルと、ジャズ・ミュージシャンでトロンハイムso. ではドラムを担当するエスペン・オールベルグ(1975-)が、それぞれソロを受け持っています。「氷山」は、フラム号による北極探検で知られる科学者で国際政治家のフリチョフ・ナンセン(1861-1930)と彼の最初の妻、エヴァ・サーシュ(ナンセン)(1858-1907)のストーリーによる、2人の独唱者、混声合唱と管弦楽のための作品。「太陽」「氷」「海」「戦い」「ビジョン」の5部で構成。「エッダ」の「巫女の予言」に基づくソプラノの歌「Kom sol, kom sunnan(来たれ日輪、来たれ南より)」に始まり、曲名にとられた表現主義詩人クリストフェル・ウプダール(1878-1961)の詩、ウェールズの詩人ディラン・トマス(1914-1953)の詩が、ノルウェー語、英語、ロシア語で歌われる。ロシアの指揮者セルゲイ・インコフの委嘱で作曲され、2003年、トロムソ室内o. (現、アークティック・フィルハーモニック室内o. )により初演された。2曲の録音セッションは、2017年8月、トロンハイムのオラヴホールで行われた。ノルウェー軍西部音楽隊(ノルウェー海軍音楽隊)の首席指揮者を務めるインガル・ベルグビュー(1964-)が指揮。トロンハイムso.ヴォーカルアンサンブル、ソリストが9.1channelのマイク・セッティングを囲む(サラウンド)配置で「DXD (24bit / 352.8kHz)録音」されている。さらに今話題のMQA を搭載(MQA 再生には専用の機器が必要。)、現在オーディオ界を賑わしている「Auro-3D」と「MQA-CD」をこのアルバムで同時に楽しむことが出来る。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 ハイブリッド SACD 仕様: MCH 5.1 DSD | Stereo DSD | RedBook PCM: MQA CD 。 Pure Audio Blu-ray(映像無し)仕様: 2.0 LPCM 192/24 | 5.1 DTS HDMA 192/24 | 7.1.4 Auro-3D 96kHz 〔アナウンスに『 9.1 』と記載された箇所があるが、レーベル公式サイト記載は 7.1.4 のみ〕 | 7.1.4 Dolby Atmos 48kHz | mShuttle: MQA + MP3 | Region: ABC - worldwide 。
2L-145SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
Polarity(極性)
 Innocence / Beginning / Within / Revamp / Justice / Sacred / The Elder / Moving / Pathway /
 Polarity / Euphoria / Home /(ヤン・グンナル・ホフによるコンポジションズ)

 ホフ・アンサンブル
  [ヤン・グンナル・ホフ(P) アンデシュ・ヨルミン(ベース) アウドゥン・クライヴェ(ドラム)]
 録音:2017年9月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。 ホフ・アンサンブルにヴォーカリストをゲストに迎えた「静かな冬の夜(Quiet Winter Night)」(2L-087PABD / 2L-087LP)、ソロアルバムの「生きていること(Living)」(2L-092SABD/ 2L-92LP)と「物語(Stories)」(2L-131SABD)。ピアニスト、作曲家、アレンジャー、バンドリーダーとして活躍するノルウェーのジャズ・ミュージシャン、ヤン・グンナル・ホフ(1958-)の新作は「トリオ」のアルバム。アンデシュ・ヨルミンのベース、アウドゥン・クライヴェのドラム。スカンディナヴィアでもっとも素晴らしいと彼が語るジャズ・アーティストと共演。アルバムの一作に「固有の姿」を与えることをめざしている。新作と、少し前に書いた曲に基づくプログラム。スウェーデンのフォーレ島、映画監督のイングマル・ベルイマンが晩年を過ごした家の書斎で、遠く広がるバルト海を眺めながら作曲したという、伝説の監督へのオマージュ「The Elder(長老)」。即興から作りあげたメロディを展開、アンサンブルのパレットにアナログ・シンセサイザーによる響きを加えた「Polarity(極性)」。家庭の事情に官僚に介入されたことへの感情的な反応を音楽にした「Justice(正義)」。ひどく傷つきやすい感情の状態を出発点とする「Innocence(無邪気)」と「Within(内心は)」。「Within」は「物語」でも演奏されたナンバー。ベースが弓で弾くメロディがメインの「Sacred(神聖な)」。ピアノとドラムが即興を聞かせる「Euphoria(幸福感)」。暗いメランコリーと解放、対照的な気分を映した「Beginning(始まり)」。一連のコードによる変奏を行った「Pathway(経路)」。クヌート・ハムスンの詩「I ungdommens var(青春時代に)」に書いた背景音楽によるトリオのためのバラード「Home(家)」。2017年9月、ソフィエンベルグ教会の「かけがえのないアコースティック環境」でセッションが行われ、アコースティック音楽の響きを重視するモッテン・リンドベルグの制作でDXD録音された。ヤン・グンナル・ホフ1958年、北部ノルウェー、北極圏の街ボーデ生まれ。1976年にピアノ・トリオ及びヨン・クリステンセンや他のミュージシャンのバックを務めジャズ・ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせる。1979年に独立したプロとなり、アーリル・アンダーシェンやニルス・ペッター・モルヴェルと1982年にツアーを行う。ノルウェー・トロンハイム音楽院(1986-89)、作曲と編曲をノルウェー音楽院(2001/2)で学ぶ。クラシック・ピアノ、プログレッシヴ・ロック、ジャズ、その他、様々なポップ音楽の演奏を経験。これまでに数多くのジャズ・フェスティヴァルに出演。1995年にはチック・コリアとのピアノ・デュオ演奏。2001年にはパット・メセニーと、2006〜8年にはマイク・スターンと共演している。2008年からはパーカッショニスト兼ドラマーのアレックス・アカーニャとベース奏者兼作曲家のパー・マティセンと「Acuna / Hoff / Mathisen 」としてバンド活動も続けている。ノルウェーで最も著名なジャズ賞であるBuddy 賞を受賞。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: MP3 , MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要), 7.1.4 Dolby Atmos (48kHz), 7.1.4 Auro-3D (96kHz), の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-144SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
人々の心の調べ
 ゲイル・トヴェイト(1908-1981)/リン・アンドレーア・フグルセット(1969-)編曲:名誉ある出迎え
 カール・グスタフ・スパッレ・オールセン(1903-1984):生きること
 ハリングダール民謡/リン・アンドレーア・フグルセット(1969-)編曲:天にある砦を知っている
 クヌート・ニューステット(1915-2014):
  「女声合唱のための5つの民謡」〜かわいいトールー(ヴァルドレス民謡)/
  ネスランの教会(セルフィョルド民謡)/寝過ごしてしまった(ヴォーゴー民謡/ニューステット編曲)
 グリーグ:働きものの馬のためのおやすみの歌「さあブラッケン」(ニューステット編曲)/
      ルンダーネで(カール=ベッティル・アイネスティーグ編曲)/春(エルセ・ベルントセン・オース編曲)
 イェンディーネ・スローリエン/グリーグ:イェンディーネの子守歌
 ノルウェーの子守歌/スタイナル・アイエルセン(1948-)編曲:おやすみ良い子
 ヴェストフォルの子守歌/トーネ・クローン(1960-)編曲:おやすみ、かわいいわが子
 ヴェストフォルの舞曲/トーネ・クローン編曲: スプリングダンス
 中世の戯けたバラード/トーネ・クローン編曲:あの小さな子に
 ヴェストフォル伝承曲/トーネ・クローン編曲:家畜を呼ぶ声と呼びかけの歌

 アンネ・カーリン・スンダール=アスク指揮ノルウェー少女cho.
 録音:2015年6月、2016年6月、リス教会、オスロ。 長い年月にわたり歌い継がれてきた民謡と賛美歌、そしてナショナル・ロマンティシズムの伝統に沿った音楽を集めたアルバム「人々の心の調べ」。トヴァイト(トヴェイト)の「ハルダンゲルの100の旋律」組曲第1番の第1曲「名誉ある出迎え」、ニューステットが「女声合唱のための5つの民謡」に使ったヴァルドレスの民謡、グリーグの歌曲集「ヴィンニェの詩による12の歌」( Op.33)から第9曲「ルンダーネで」と弦楽管弦楽のための「2つの悲しい旋律」に使った「春」(「いまひとたび 冬が去り 春に道をゆずる姿が目に映る……心を痛めながら問う これがほんとうに最後なのかと……)、ラルダールのマッティン・カッレベルグが作ったフィドル曲「スプリングダンス」(スプリンガル)、シンガーソングライターのトーネ・クローンたちがこの録音のために新しく編曲した「子守歌」やバラードが歌われる。ノルウェー少女合唱団は、1947年設立のノルウェー放送少女合唱団が独立、継続したアンサンブル。この合唱団は、多くの有名な歌手、音楽家、芸術家を育て、ノルウェーの文化生活に大きな役割を果たしてきた。指揮者のスンダール=アスク(1973-)は、ノルウェー音楽アカデミーでグレーテ・ペーデシェンとトーレ・エーリク・モーンに学んだ。ノルウェー少女合唱団と混声cho. 「ビスレ=ベッケン」のほか、各地の合唱団を指揮。明晰なビジョンとそれを歌い手たちに伝える能力を備え、イントネーション、響きの質、アンサンブルを重視する彼女の音楽が高く評価されている。伝統の歌唱法を交えて歌う「名誉ある出迎え」に始まり、ヴェストフォル地方の羊飼いたちの「ワルツ」に終わるプログラム。高原を風が渡る……。オスロのリス教会で録音セッションが行われ、モッテン・リンドベルグが制作を担当した。
2L-143SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
金管の織物〜ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):
 トランペット三重奏のための「風は思いのままに吹く」/金管三重奏のための「金管の雑談」/
 金管五重奏のための「通りすがりのスケルツォ」/金管三重奏のためのアリア/金管五重奏のための「滑走する行進曲」/
 金管三重奏のための「十二音技法の輪」/金管五重奏のための風船音楽/金管五重奏のための「感傷に浸る小石たち」/
 金管五重奏のための「変奏されない主題」/金管三重奏のための「ハサミムシの幻想」/
 金管三重奏のための「オクタトニックの歌」/金管五重奏のための「被験者間の」/
 独奏トランペットのためのシャコンヌ/金管五重奏のための「金管織物の五重奏」

  オスロ・フィルハーモニック・ブラス
   [ユーナス・ハルティア(Tp/リーダー) アクセル・ショーステット、
    ブリンヤル・コルベルグスルード(Tp) ヤン=オラヴ・マッティンセン(Hr)
    トールビョルン・ロンモー(Tb)  フローデ・アムンセン(Tu)]
 録音:2017年6月、ヤール教会、ベールム、アーケシュフース、ノルウェー。 オスロ・フィルハーモニック・ブラスのアルバム「金管の織物」は、ふたりの音楽家の友情から生まれた。「物語性」を持った音楽をさまざまなジャンルに書きつづける作曲家のビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-)と、スウェーデン生まれのトランペット奏者、1990年からオスロ・フィルハーモニックo. で演奏するユーナス・ハルティア(1966-)。きっかけは、2003年、クリストフェシェンが兄の結婚式のために作曲した「感傷に浸る小石たち(センティメンタル・ペブルズ)」のトランペットを新郎新婦の知り合いだったハルティアが担当したこと。この曲を気に入ったハルティアは、トランペットとオルガンのための音楽集「Pebbles(小石たち)」(Pro Musica PPC9058)の一曲に選び、それ以来、クリストフェシェンに作曲の依頼を続けてきました。「金管の織物」で演奏される作品は14曲。「ヨハネによる福音書」(3章8節)からタイトルをとった「風は思いのままに吹く」、ハルティアのトランペット、マッティンセンのホルン、ロンモーのトロンボーンの金管三重奏が演奏する4つの「バガテル」「金管の雑談」「アリア」「十二音技法の輪」「オクタトニックの歌」、金管五重奏のために編曲された「感傷に浸る小石たち」、ハルティアのソロのための「シャコンヌ」。音楽による30 秒程度の短い格言、14分近い作品と、折々に書かれた作品が約1時間の「音楽物語」に作り上げられている。オスロ・フィルハーモニック・ブラスの6人は、オスロ・フィルハーモニックo. のメンバー。ノルウェー・ブラス・エクスポで金管アンサンブルを楽しむ音楽家たち。録音セッションは、ノルウェー軍音楽隊のアルバム「凱旋路」(2L086SABD)と同じベールムのヤール教会で行われた。金管楽器それぞれのテクスチュアと音楽の温もりを伝える録音。グラミー賞のノミネートが続くモッテン・リンドベルグが制作とバランス・エンジニアリングを担当した。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: MP3 , MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要), 9.1 Dolby Atmos (48kHz), 9.1 Auro-3D (96kHz), の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.0 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-142SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
燃え上がる感情から
 グリーグ(1843-1907):ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7 / シグネ・ルンド(1868-1950) 5つの小品 Op.34
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」

 ティーナ・マルガレータ・ニルセン(P)
 録音:2016年10月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。制作:ヴォルフガング・プラッゲ|バランス・エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン|ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ。 ティーナ・マルガレータ・ニルセンは、スイス生まれ、ノルウェーのピアニスト。トロンハイムで育ち、ヨルゲン・ラーシェン、イジー・フリンカ、ドイツのハイデ・ゲルツ、イェンス・ハーラル・ブラトリにピアノを学んだ。師のハイデ・ゲルツとデーナ・ピアノデュオを結成、「モーツァルト/グリーグ第1集」(2L40SACD)、「モーツァルト/グリーグ第2集」(2L57SABD)、「グリーグへのオマージュ」(2L094SABDJ)の3つのアルバムを2Lレーベルに録音している。初めてのソロアルバム。「人生の喜び、婚約したばかりの気分」に特徴づけられ、高度な技術の求められる「青年」グリーグのソナタ。まったく新しい創造をめざす戦いと苦悩の映されるベートーヴェンの「熱情」ソナタ。ピアニストのスタンダード・レパートリーに含まれる2曲の間にノルウェーの女性作曲家シグネ・ルンド(1868-1950)の「5つの小品」が演奏される。ルンドは、グリーグの故郷でもあるベルゲン生まれ。クリスチャニア(現オスロ)でエリカ・リ・ニッセンにピアノ、音楽理論と作曲をイーヴェル・ホルテルに学んだ。「5つの小品」は、力強くエネルギッシュな「即興曲」に始まる、予期せぬハーモニーの展開、変化に富んだ音楽の色彩が特徴的な作品。1897年に作曲され、1905年に出版された。初録音の作品。
2L-141SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ユートピア
 ヤニス・クセナキス(1922-2001):プサッファ(1975)〔第二人称ヴァージョン/第一人称ヴァージョン〕
 モートン・フェルドマン(1926-1987):デンマークの王(1964)

 シェル・トーレ・インネルヴィーク(Perc)
 録音:2015年6月、2016年6月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。 「ソロ打楽器のための作品を研究、再構成し、作品解釈の新しい可能性を追求する」。芸術をめぐるプロジェクトが盛んに推進されるノルウェーで、2013年、新しい試みとして「ノルウェー芸術リサーチ・プログラム」がスタートした。「Radical Interpretation of Iconic Musical Works forPercussion (2013-2017)(打楽器のためのアイコン的作品の徹底的解釈)」。このプロジェクトは、ノルウェー国立音楽大学、オスロ国立芸術アカデミー、オスロ建築デザイン大学、ヴェステルダール・オスロACT 、レコードリーベル2Lが共同で展開、ノルウェー国立音楽大学の准教授シェル・トーレ・インネルヴィークKjell Tore Innervik (1974?)が参加して進められた。インネルヴィークは、「四分音マリンバ、打楽器、風船、その他、打ったり撫でたりすることで演奏目的に使う部材」を含むNIME(New instruments for Music Exploration)を使って新たな「音風景」を開拓したアルバム「AMigrant in the New(新天地の渡り鳥)」(2011)(Aurora, ACD-5059)で注目された打楽器奏者。このプロジェクトの成果としてアルバム「ユートピア(Utopias)」が制作された。「アイコン的」作品として演奏されるのは、五線譜によらない記譜法が使われた2曲。「プライベート空間」での演奏を意図した、モートン・フェルドマンMorton Feldmanの「The King of Denmark(デンマークの王)」。そしてクセナキスIanis Xenakisの「Psappha(プサッファ)」。クセナキスの曲は、聴き手がインパクトのあるリスニングを体験できるよう、演奏者が聴き手と向き合うマイクセッティングによる「第二人称」で録音したあと、「第一人称」の視点を表現するためソリストの「頭上」にマイクをセットして再度録音された。グラミー賞の最優秀プロデューサーにノミネートされたモッテン・リンドベルグ Morten Lindbergが制作とバランスエンジニアリングにあたり、「イマーシブ・オーディオ(Auro-3D, DolbyAtmosなどの立体音響)」によって「私的演奏空間」を追求。芸術面のアドバイスのためセッションに立ち会ったデンマークの作曲家イヴァー・フロウンベア(1950-)とリンドベルグによる詳細なプログラムノーツ(英語)が、ヤール教会で行われたセッション風景の写真とともに掲載されている。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: MP3 , MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要), 5.1.4 Dolby Atmos (48kHz), 5.1.4 Auro-3D (96kHz), の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-140SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
わたしの愛も
 トルビョルン・デュールード(1974-):愛の歌〔 I / II / III 〕
 マッティン・オーデゴール(1985-):わたしを愛して/花束を手に/笑いの歌
 ジャン=イヴ・ダニエル=ルシュール(1908-2002):恋しい人の声が聞こえる/シュラムのおとめ
 カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):かわいそうな若い羊飼い
 フランク・ハーヴロイ(1969-):冬の夢

 ニーナ・T.カールセン指揮アンサンブル96 マーリ・シャイエ・ヨーネス(フィドル)
 録音:2016年9月、ウラニエンボルグ教会、オスロ、ノルウェー。 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ|録音:ビアトリス・ヨハンネセン、イェルムン・スコーグ 『不滅のニューステット』(2L-029SACD)と『KIND』(2L-076SABD)が「グラミー賞」の最優秀合唱部門と最優秀サラウンド・サウンドの2部門にノミネートされた、オスロの室内合唱団「アンサンブル96」の新しいアルバム。「信仰によって目覚める愛、生まれつき私たちの心のうちにある愛」。「愛、愛されるもの」をテーマに愛の意味と意識が歌われる。マッティン・オーデゴールは、ノルウェー、テレマルク地方の湖畔に住み作曲活動する作曲家。「わたしを愛して」は、トマス・タリスの「わたしを愛しているならば」、トレスフィヨルドの山の歌、オステルダーレンの「キリエ」、テュスフィヨルドの伝承歌に基づき、「古いものと新しいもの」を統合する作品に作られた。『旧約聖書』の『ソロモンの雅歌』は、豊かな修辞技法をもち、古くから合唱曲や歌曲の素材として使われる。ノルウェーのデュールードが作曲した3つの「愛の歌」(第1番「わたしはシャロンのばら」、第2番「わたしの妹、花嫁は、閉ざされた園」、第3番「わたしを刻みつけて頂きたい」)と、フランスのダニエル=ルシュールの「ソロモンの雅歌」から選んだ「恋しい人の声が聞こえる」と「シュラムのおとめ」。これらの曲は、他の作曲家の作品の合間で歌われ、アルバムの「かがり糸」の役割を担っている。デュールードの「花束を手に」はヘンリク・ヴェルゲランの詩、「笑いの歌」はウィリアム・ブレイクの詩がテクスト。シュトックハウゼンの「ドリスのための合唱曲集」の第2曲「かわいそうな若い羊飼い」はポール・ヴェルレーヌの詩に、ノルウェーのフランク・ハーヴロイの「冬の夢」はアルチュール・ランボーの詩に作曲された。ニーナ・T.カールセン(1983-)は、トンスベルグ大聖堂の聖歌隊指揮者。2011年から「アンサンブル96」の指揮者とアーティスティック・リーダーを務め、これが「アンサンブル96」の指揮者としてのデビューアルバム。リレハンメル生まれ、ノルウェー国立音楽アカデミーで学び、ヴァイオリンとハリングフェレのプレイヤーとして活動するマーリ・シャイエン・ヨーネス(1982-)が共演している。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.0 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: MP3 , MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要), 9.0 Dolby Atmos (48kHz), 9.0 Auro-3D (96kHz), の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.0 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-138SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
北国の音色
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
 シベリウス:ヴァイオリンとピアノのための5つの田園舞曲 Op.106 (1925)
 ニルセン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.9, FS.20
  ラグンヒル・ヘムシング(Vn) トール・エスペン・アスポース(P)
 録音:2016年5月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン。 ノルウェーのヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシング(1988-)は、民謡の故郷として知られるヴァルドレスの生まれ。オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校で学び、ウィーンのボリス・クシュニールに師事した。2011年にリリースされた最初のソロアルバム『YR』(Simax PSC1315)では、グリーグのソナタ第1番、トゥーレセン、スパッレ・オールセン、ハルダンゲル地方の伝承曲をヴァイオリンとハリングフェレで弾きわけ、「スペルマン賞」にノミネートされた。ピアニストのトール・エスペン・アスポース(1971-)は、オスロの国立音楽アカデミーでリヴ・グラーセルとイェンス・ハーラル・ブラトリに学び、ソロピアニスト、オスロのアカデミーの教授として活動。メディアから賞賛されたデュカのピアノ作品全集(PSC1177)やベートーヴェン、シェーンベルク、ヴェーベルン、ベルクの作品によるコンセプトアルバム『鏡のカノン(Mirror Canon)』(2L49SACD)でも知られている。ヘムシングとアスポースの共演は、アルバム『YR』の録音をきっかけに始まった。2013年にボンで行われたベートーヴェン・フェスティヴァルでデュオとしてデビュー。それぞれの主宰するフェスティヴァルやプロジェクトへの客演や共演を続けている。新しいデュオ・アルバムのタイトルは『北国の音色』。エドヴァルド・グリーグ、ジャン・シベリウス、カール・ニルセン。たがいに敬愛し、それぞれの国と民族の要素をより広いヨーロッパの伝統を結びつけ「北欧の音」を 創りあげた作曲家たち。彼らの音楽から、「個人的に私たちが気に入っていて、どこにいようと『北の国の音』を感じることのできる」3つの作品を演奏している。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: MP3 , MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要), 9.1 Dolby Atmos (48kHz), 9.1 Auro-3D (96kHz), の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-137SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
相互作用
 ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.3
 ストラヴィンスキー:ヴァイオリンとピアノのための協奏的二重奏曲(1931-32)
 ルトスワフスキ:ヴァイオリンとピアノのためのパルティータ(1984)

  ボルド・モンセン(Vn) グンナル・フラグスタ(P)
 録音:2016年1月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ|録音:ビアトリス・ヨハンネセン。 オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校で学び、ソロ・ヴァイオリニスト、アンサンブルのリーダー、教師として活動するボルド・モンセン(1978-)。ノルウェー音楽アカデミーで学び、バラット=ドゥーエ音楽学校の伴奏ピアニストを務めながら母校で准教授として教えるグンナル・フラグスタ。1999年の秋からデュオ活動を始めたふたりが、2Lのモッテン・リンドベルグのプロデュースで録音したアルバム。ノルウェーの作曲家、ナショナル・ロマンティシズムの流れに逆らい、わが道を進んだ後期ロマンディシズムと表現主義のファッテイン・ヴァーレンに始まり、「ネオクラシカル期」のストラヴィンスキーを通り、さらに「モダニスティック」な様式のルトスワフスキ至る。ヴァーレンはJ.S.バッハの「厳格な」対位法、ストラヴィンスキーはヴェルギリウスの古い詩作、ルトスワフスキはバロック音楽と、三人の作曲家がインスピレーションを求めた「過去」と彼らの個性が出会い、その「相互作用」から生まれた作品によるプログラムが組まれている。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) 9.1 Dolby Atmos, 9.1 Auro-3D の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-136SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
現代人のためのミサ曲〜ストーレ・クライベルグ(1958-):
 2人の独唱者、合唱と管弦楽のための「現代人のためのミサ曲」
  マリ・エーリクスモーエン(S) ヨハネス・ヴァイセル(Br)
  アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン指揮トロンハイムso.、
  トロンハイム・ヴォーカルアンサンブル
 録音:2016年8月、オラヴホール、トロンハイム、ノルウェー。 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ|録音:ビアトリス・ヨハンネセン。ストーレ・クライベルグは、今日のノルウェーを代表する作曲家のひとり。トロンハイムに住み、ノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の音楽学部の教授を務めながら、幅広いジャンルに作品を発表している。「現代人のためのミサ曲」は、アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者追悼の式典で初演された「ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム」(Simax PSC1257)やグラミー賞の最優秀オペラ録音賞にノミネートされた「ダビデとバト・シェバ」(2L-084SABD)により国際的にも知られる彼の声楽と管弦楽のための最新の作品。「通常ミサ」のラテン語のテクストを合唱が歌う「キリエ・エレイソン」「グローリア」 「クレド」「サンクトゥス、ベネティクトゥス」「アニュス・デイ」の5つの部分と、イギリスの詩人、ジェシカ・ゴードンがクライベルグから依頼されて書いた詩をソプラノとバリトンが歌う「祖国の喪失 -難民)」「子供の喪失」「信頼と未来への希望の喪失」の3つの部分から構成。ミュンヘン大聖堂聖歌隊の委嘱により作曲、2015年にトロンハイムのニーダロス大聖堂とミュンヘン大聖堂で演奏された。ソプラノのマリ・エーリクスモーエン、バリトンのヨハネス・ヴァイセル、指揮のアイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(1972?)。初演の音楽家たちの参加する録音セッションは、2016年8月、トロンハイムのオラヴホールで行われ、2Lのモッテン・リンドベルグが制作を担当している。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) 11.1 Dolby Atmos, 9.1 Auro-3D の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-135SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
minor major
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 Op.95「セリオーソ」
 シューベルト:弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887, Op.161
  オスロSQ [ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn1) リヴ・ヒルデ・クロック(Vn2)
          アーレ・サンバッケン(Va) オイスタイン・ソンスタード(Vc)]
 録音:2015年10月、12月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。 オスロ弦楽四重奏団は、1991年の創設以来、「今日」屈指の弦楽四重奏団のひとつとしてコンサートやフェスティヴァルへ出演と録音を重ねてきた。グリーグ、スヴェンセン、ファッテイン・ヴァーレン、カール・ニルセン、シベリウスといった北欧の作曲家の曲、フーゴ・ヴォルフ、アルバン・ベルクの作品を演奏。結成から15年の2006年には「ベートーヴェン・コード」フェスティヴァルを開催し、オスロ大学の図書館でベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲を演奏した。2015年の秋から冬にかけて録音されたアルバム『minor major』では、「表現の強さ」を共通の特徴としながら、対照的な長さのベートーヴェンとシューベルトの作品を取り上げている。ベートーヴェンの第11番 ヘ短調「セリオーソ」は、好意を寄せていたテレーゼ・マルファッティが彼の友人と結婚してしまった時期、1810年から1811年にかけて作曲された作品。彼の弦楽四重奏曲としてはもっと短く、極度に凝縮された「小さい(minor)」作品は、「悲しみ」ではなく「攻撃的、深い苦痛」といった感情を呼び起こす「短調(minor)」で書かれている。シューベルトの ト長調(major)の第15番は、死の2年前、1826年6月に作曲された彼の最後の弦楽四重奏曲。シューベルトの歌曲にしばしばみられる「長調と短調の交錯」による楽想が全体を支配する楽章に始まり、管弦楽作品の作曲手法と色彩、交響曲を思わせる広がりをもった「大きな(major)」作品。モッテン・リンドベルグが制作を担当。2Lが定期的に録音場所として使う、高い三角屋根のヤール教会でセッションが行われた。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: MP3 , MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要), 9.1 Dolby Atmos (48kHz), 9.1 Auro-3D (96kHz), の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-132SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
光に向かって
 アントニオ・ビバロ(1922-2008):ピアノ・ソナタ第2番「夜」
 ダーヴィド・ブラトリ(1972-):光に向かって I-III / リスト:オーベルマンの谷
 メシアン:幼子イエスにそそぐ20 のまなざし より〔第10曲「喜びの精霊のまなざし」/第1曲「父なる神のまなざし〕

  イェンス・ハーラル・ブラトリ(P)
  ダーヴィド・ブラトリ(エレクトロアクースティックス)
 録音:2016年1月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。 制作:ヴォルフガング・プラッゲ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン/ミクシング、マスタリング:モッテン・リンドベルグ。 ソリストとして、オスロ三重奏団のピアニストとして、オスロの国立音楽アカデミーの教授として、ノルウェー音楽の中心で活躍してきたピアニスト、イェンス・ハーラル・ブラトリ(1948-)の新しいアルバム『光に向かって』。「光と闇」がテーマ。「人生にはすばらしく多様なひろがりがあり、光とともに闇をもたらす……闇のあとに戻る光は、いっそう眩い…」。テーマに沿って選ばれた作品は、イタリア生まれ、イプセンの戯曲によるオペラ「幽霊」などの作品で知られるノルウェーの作曲家アントニオ・ビバロが内面の苦悩を探ったとされるピアノ・ソナタ「夜」。リストの「巡礼の年第1年スイス」の一曲、エティエンヌ・ド・セナンクールの「苦悩と彷徨」の小説からインスピレーションを得たという「オーベルマンの谷」。メシアンの「幼子イエスにそそぐ20のまなざし」から彼の「眩しいほどの多彩の音楽」を代表する「喜びの精霊のまなざし」と「父なる神のまなざし」。この4つの作品を、イェンス・ハーラルの子、表現的で詩的な作風の音楽を発表する作曲家ダーヴィド・ブラトリ(1972-)のエレクトロニクス作品「光に向かって」でつなぐ構成がとられている。 2016年1月、オスロのソフィエンベルグ教会で、照明を抑え、録音セッションが行われた。

 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) Dolby Atmos, 9.1 Auro-3D の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-131SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
物語
 Swedish trad.: ヴェルムランドの歌 / Brian Wilson: God Only Knows / Gerhard Winkler: Answer Me
 Hoff: The Elder/ Playground / Absence / Figment I-III / Good Things /
    Within / Stranger / Blossom / Journey Home / Reminiscence

 ヤン・グンナル・ホフ(P)
 録音:2016年8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン。 「ピアニスト、作曲家の私にとって音楽とは、深みの探求であり、いろいろな感情とピアノをつなぐ架け橋を探り求めることでもある。旅は私をどこへ連れていくのか、旅はどう終わるのか。最初は、はっきりとはわからない。忘れてならないことは、作曲と即興から構成される全体像をどう自然な姿に作るかといことだ。「神のみぞ知る」のような古典的な歌は、ひとつひとつが物語であり、それぞれのスタイルで語られなければならない。そうした歌をアルバムに作りあげることは、心躍り、実りあることだった」(ヤン・グンナル・ホフ)。ノルウェーのジャズ・ミュージシャン、ヤン・グンナル・ホフの2L-レーベルのソロアルバム第3作『物語』。ホフのオリジナル曲、スウェーデン民謡の「ヴェルムランドの歌」、ブライアン・ウィルソンが作曲、ビーチ・ボーイズのアルバム『ペット・サウンズ』に収録された「神のみぞ知る」、ゲルハルト・ヴィンクラーの「AnswerMe」。2016年8月、オスロのソフィエンベルグ教会でのセッション録音。

 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) Dolby Atmos, 9.1 Auro-3D の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-130SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
盗み
 グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」 Op.40 (*)
 山田耕筰:琴〜レント・モルト・アファット・センプリーチェ(*) /赤とんぼ(*) /野薔薇(*)
 ショスタコーヴィチ:3つの幻想的舞曲 Op.5(*)
 「ハルダンゲルの旋律」 名誉ある出迎え〜序奏(アントンセン/プラッゲ)/名誉ある出迎え(トヴァイト)/
             花嫁の飲み物(アントンセン/プラッゲ)/スターヴ教会の歌(トヴァイト)/
             神の善行と神の偉大さ(アントンセン/プラッゲ)
 カール・ニルセン:6つのユモレスク=バガテル FS22(Op.11)

 オーレ・エドヴァルド・アントンセン(Tp/コルネット/ピッコロTp)
 ヴォルフガング・プラッゲ(P)
 録音:2012年1月、8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ(*) /2013年9月、ヤール教会、ベールム、アーケシュフース(*以外?)。制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン。 アントンセン(1962-)のトランペットと、作曲家でもあるヴォルフガング・プラッゲ(1960-)のピアノによるデュオ・アルバム。タイトルの“Furatus"はラテン語で「盗み」。ヴィヴァルディの曲を「借用」して協奏曲に作ったJ.S.バッハに倣い「、先達の作曲家たち」の作品をトランペットとピアノという「自分たちの楽器」のために編曲、あるいは作り替え、新たな角度から楽しんでもらおうという企画。エドヴァルド・グリーグの組曲「ホルベアの時代から」(ホルベルグ組曲)は、ノルウェーの劇作家、デンマークで活躍したホルベアの生きた「バロック期」の音楽に「グリーグの今」を重ね、ピアノのために作曲、弦楽オーケストラの版でも親しまれている作品。「前奏曲」「サラバンド」「ガヴォット」「アリア」「リゴドン」の5曲。山田耕筰の3つの「歌」は、アントンセンとプラッゲがかつて、作曲者の娘さんの招待で日本を訪れ、演奏した作品。ショスタコーヴィチが「政治的な意味なし」に作曲したピアノ曲「3つの幻想的舞曲」--「マーチ」「ワルツ」「ポルカ」。カール・ニルセンが「ほとんどモーツァルト風の軽さ」で書いた「6つのユモレスク=バガテル」--「やあ!やあ!」「うなりごま)」「小さなスローワルツ」「踊り人形」「人形のマーチ」「オルゴール」。グリーグを継ぐ世代のひとり、ガイル・トヴァイト Geirr Tveitt (1908-1981)は、ハルダンゲル高原の農場に住み、作曲家、ピアニスト、民謡の研究家として活躍した。『ハルダンゲルの旋律』は、トヴァイトが民謡を素材に作曲した「ハルダンゲルの100の旋律」から、「自由な」編曲による「名誉ある出迎え-序奏」「花嫁の飲み物」「神の善行と神の偉大さ」とオリジナルに沿って編曲した「名誉ある出迎え」「スターヴ教会の歌」を組み合わせた作品。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) Dolby Atmos, 9.1 Auro-3D の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-128SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ヨーロッパ巡り
 組曲「ヨーロッパ巡り」
   〔バルトロメオ・ラモス・デ・パレハ(1440-1522): Mundus et Musica et Totus Concentus /
    作曲者不詳(17世紀): Dit le Bourguygnon /
    フランシスコ・デ・ラ・トレ(1483-1504):「ラ・スパニャ」による舞曲
    ヨハン・ヴェック(1495頃-1536): Hopper Dancz "Routi Bouilli" 〕
 フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):モラレスのバタリャ
 クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1553):慈悲深き主イエスよ/死の悲しみが私を取り囲み
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):組曲「テルプシコーレ」
 カルロ・ジェズアルド(1560頃-1613):私の心は死ぬほど悲しい/わが愛しの人よ
 モーウンス・ペーザセン(1585頃-1623)/ジョン・ダウランド(1563-1626):クリスティアン四世の宮廷の音楽
  〔春が来た/流れよ我が涙/デンマーク王のガイヤルド〕
 ティールマン・スザート(1500頃-1564頃):戦いのパヴァーヌ/スザート組曲
 マテオ・フレチャ(1481頃-1553):早口のおしゃべり
 アントニー・ホルボーン(1547頃-1602):ホルボーン組曲〔夜警/子守歌/アルメイン/葬送/妖精のラウンド〕
 アンドレ=ダニカン・フィリドール(1647頃-1730):ルイ十三世の宮廷の音楽
  〔王太子の幼年時代の音楽/リベスタス/王の戴冠式のための音楽〕
 クロード・ル・ジュヌ(1528/30-1600):春がめぐり来て
 アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):ラ・バターリャ〔戦い〕

 ノルディック・ブラスアンサンブル
 録音:2014年8月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。 制作・バランスエンジニア・編集:ヨルン・シメンスタ|録音エンジニア:ビアトリス・ヨハンネセン|ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ。 ルネサンスの始まりは一般に14世紀中期とされている。中世後期のヨーロッパは、戦争、疫病の発生、政治の激変、時には他文化との血なまぐさい衝突を経験し、ローマ帝国時代から引き継がれてきた社会構造と思考様式は決定的に引き裂かれてしまった。そして、黒死病の灰の中から根本的な変化を遂げた社会が出現したころ、芸術、建築、哲学に変革をもたらす「ルネサンス」の運動がイタリアに生まれた。ノルディック・ブラスアンサンブルの「ヨーロッパ巡り」は、歴史をたどると14世紀オスマン帝国の歩兵軍団イェニチェリの音楽隊メフテルに行き着くという「管楽器」のアンサンブルによって、ルネサンス時代の音楽を俯瞰するアルバムとして企画された。最初に演奏されるのは、スペインに生まれ、イタリアで活動したバルトロメオ・ラモス・デ・パレハとフランシスコ・デ・ラ・トレの曲、ドイツのヨハン・ヴェックの曲、作曲者不詳の17世紀の曲で構成する組曲「ヨーロッパ巡り」。プレトリウスの舞曲集「テルプシコーレ」の音楽、デンマーク王室に仕えたジョン・ダウランドとデンマークのモーウンス・ペーザセンの曲による「クリスティアン四世の宮廷の音楽」、アンドレ=ダニカン・フィリドールが作曲したルイ十三世の宮廷のための音楽による組曲とつづき、最後がパンキエリの「ラ・バターリャ(戦い)」とスザートの組曲。ルネサンス発祥のフィレンツェ、フランス、イングランド、ドイツ、スペインの音楽を中心とするプログラム。ノルディックアンサンブルは1993年に創設された。オスロ、ベルゲン、ストックホルムのフィルハーモニック、ヨーテボリso.など北欧のオーケストラに所属し、「一緒に室内楽をやりたい」というプレイヤーたちの集まり。メンバーは、トランペット4人、ホルン1人、トロンボーン4人、テューバ/チンバッソ1人、打楽器/ティンパニ1人。ルネサンスから「われらの時代」まで、広いレパートリーをもち、年に2回程度集まっては、コンサートとツアーを楽しんでいる。「ヨーロッパ巡り」の音楽は、このアンサンブルのトランペット奏者ふたり、ハンス・ペッテル・スタングネスとスティアン・オーレスキョルが手がけた編曲で演奏される。録音セッションの会場は、オスロに近いベールムのヤール教会。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), Dolby Atmos (48kHz), 9.1 Auro-3D (96kHz), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-127SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
名前の海〜ラッセ・トーレセン(1949-):フルートとピアノのための作品集
 フルートとピアノのための「名前の海」 Op.47 (2012-13) /ピアノのための「内なる対話の段階」 Op.9 (1981) /
 フルート・ソロのための「手のひらを広げるか、拳を握るか?」 Op.6 (1976) /
 ピアノのための「太陽の戯れ」 Op.13 (1983 rev.1986) /ピアノのための「澄みきった水の祈り」 Op.52 No.2 (2011) /
 フルートとピアノのための「相互作用」 Op.11 (1981/83)

  マイケン・マティセン・スカウ(Fl) トロン・スカウ(P)
 録音:2015年9月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。制作・録音:モッテン・リンドベルグ、DXD(24bit/352.8kHz)。ラッセ・トーレセンはオスロ生まれ。グリーグの「抒情小曲集」を練習していた15歳の時、ノルウェーの民俗音楽の編曲を試みたことから作曲を始め、作曲法を学ぶうちに出会ったファッテイン・ヴァーレンの無調ポリフォニーに強く惹かれるようになった。ノルウェー国立音楽アカデミーに進みフィン・モッテンセンの下で十二音技法を学び、ユトレヒトで教えていたスイスのヴェルナー・ケーギの下で電子音楽と作曲法を修めた。トーレセンは、さまざまな国とジャンルの音楽を研究。ミュライルやグリゼーのスペクトラルミュージックとノルウェー民俗音楽の調性の間にかなり似通った点のあることにも気づいたという。1988年から国立音楽アカデミーの教授。2010年、ノルディック・ヴォイセズのために作曲した「Opus42-六重唱曲」(2L-075SABD)で北欧音楽委員会(NOMUS)賞を受けている。王立ノルウェー海軍音楽隊のフルーティスト、マイケン・マティセン・スカウ(1970-)と、フリーランスのピアニスト、トロン・スカウ(1970-)によるトーレセンの作品集。アルバム名にとられた「名前の海」は、スカウ夫妻の委嘱により作曲されたフルートとピアノのための作品。すべての創造物がそうであるように、魂も、最後はその生まれたところに戻るという考えに基づいて曲名がつけられ、ヴァーレンのヴァイオリン協奏曲のカデンツァを素材に選び、親しい家族の死を悼む瞑想の音楽として書かれた。「相互作用」では、それぞれ自由に演奏していたフルートとピアノが、互いに触発され、クライマックスを築いていく。「手のひらを広げるか、拳を握るか?」は、フルート・ソロの曲。フルートの音域と技巧をフルに活かし、人間関係に表れるさまざまな態度が音楽に表現される。中間部には、ノルウェーの民俗音楽から着想を得たという、フルーティストが足でリズムをとる音が織り込まれた。ピアノ・ソロのための「太陽の戯れ」は、リレハンメルに近いサクスムスダーレンに住んでいた1983年、近所に住む自然写真家トーレ・スヴェッレの作品をスライド上映する背景音楽として作曲された、民俗音楽を思わせる簡素なメロディに基づく変奏曲。「内なる対話の段階」では、個人的な問題が起きた時の「自分の内面」とのコミュニケーションが描かれる。「澄みきった水の祈り」は、2011年、第13回エドヴァルド・グリーグ国際コンペティションのピアノ部門課題曲として作曲された。グリーグが愛した、川、小川、滝、湖、深いフィヨルド、海の「澄みきった水」を「内面浄化」の象徴としてとらえたという作品。
2L-126SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
天と地の接するところ」〜ノルウェー教会新賛美歌集の音楽
 インゲル=リーセ・ウルスルード(1963-):イェルサレム(オルガン即興)
 パリー(1848-1918)/ジョージ・ソールベン=ボール(1896-1987)編曲:イェルサレム
 スンモーレ伝承賛美歌/ヘンニング・ソンメッロ(1952-)編曲:イエスとともに私は旅立つ
 ヨハン・アナスタシウス・フライリングハウゼン(1670-1739)/
  マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン(1971-):雨よ来れ、平安よ来れ、慰めよ来れ
 ヘンリク・オーデゴール(1955-):神よ、あなたはどこに どこへ行けばあなたに?
 インゲル=リーセ・ウルスルード(1963-):神よ、われらの誇りが砕けますように(オルガン即興)
 ヨハン・エーブラハム・ペーター・シュルス(1747-1800)/レーガー編曲:神よ、われらの誇りが砕けますように
 リカルド・ノルドローク(1842-1866)/ラスムス・トーロプ(1977-)編曲:われらこの国を愛す
 オーゲ・サムエルセン(1915-1987)/マグナル・オーム(1952-)編曲:イエスよ、すべてを満たすお方
 ヴァルドレス伝承賛美歌/トロン・ハンス・ファルネル・クヴェルノ(1945-)編曲:見よ、太陽の美しい光と輝きを
 オルヤン・マトレ(1979-):天と地の接するところ、陽の光が広がる
 インゲル=リーセ・ウルスルード(1963-):日の出の祝福(オルガン即興)
 リーフィルケ伝承賛美歌 /オーラ・ヤイロ(1978-)編曲:日の出の祝福
 ニルセン/ポウル・ヘルムト(1879-1919)編曲:深まる秋に年の終わりが
 トロン・ハンス・ファルネル・クヴェルノ(1945-):あなたの御手に、優しい父よ

  エリサベト・ホルテ指揮ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル
  インゲル=リーセ・ウルスルード(Org)
 録音:2015年10月、ウラニエンボルグ教会、オスロ、ノルウェー。 制作・バランスエンジニア:モッテン・リンドベルグ|録音エンジニア:ビアトリス・ヨハンネセン 2013年からノルウェーの教会では新しく作られた「ノルウェー教会新賛美歌集」が用いられるようになった。この歌集は、伝統の賛美歌を残しつつ、現代の言葉による歌詞と新しい旋律とハーモニーなど新しい要素を採り入れるよう編纂が行われ、新しい賛美歌を採用するとともに、歌い継がれてきた賛美歌に新しい衣装をまとわせ、新たな命を吹き込むことに成功した。デンマークのラスムス・トーロプが編曲を手がけたリカルド・ノルドローク作曲のノルウェー国歌「われらこの国を愛す」は、その一例。ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブルのアルバム「天と地の接するところ」では、この「ノルウェー教会新賛美歌集」の曲と、マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン、オーラ・ヤイロ、オルヤン・マトレが新しく編曲あるいは作曲した賛美歌が3曲、歌われる。芸術監督エリサベト・ホルテの指揮。かつてのメンバー、ソプラノのマティルダ・ステルビューがソリストとして参加し、ウラニエンボルグ教会のオルガニストを務めるインゲル=リーセ・ウルスルード(1963-)が、パリーの「イェルサレム」、J.A.P.シュルスの「神よ、われらの誇りが砕けますように」、伝承賛美歌「日の出の祝福」による即興を演奏している。アルバム制作は、テレマルクの谷に響くこだまからインスピレーションを得た作品やフィンランドとデンマークの歌を集めた「歌(Song)」(2L-095SABD)と同じ、この教会の響きをこよなく愛するというモッテン・リンドベルグの担当。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), Dolby Atmos (48kHz), 9.1 Auro-3D (96kHz), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-125SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
投影と熟考
 ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10 (1937)
 ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲(1910, rev.1919)
 ストラヴィンスキー:ミューズをつかさどるアポロ(1927-28, rev.1947)
  トロンハイム・ソロイスツ オイヴィン・ギムセ(芸術監督)
  ゲイル・インゲ・ロツベルグ(客演コンサートマスター)
 録音:2015年6月、8月、セルビュ教会、セルビュ、ノルウェー。 制作・バランスエンジニア:モッテン・リンドベルグ|録音エンジニア:ビアトリス・ヨハンネセン 編集:モッテン・リンドベルグ、オイヴィン・ギムセ、ゲイル・インゲ・ロツベルグ。 トロンハイム・ソロイスツは1988年の創設。コンサートと放送のための活動をするとともに、50を超すアルバムの録音に参加し、2L のアルバム「ディヴェルティメント」(2L-50SABD)「民謡の調子で」(2L-068BD)「思い出」(2L-090/2L-090PABD)がアメリカ・グラミー賞の小アンサンブル演奏部門とサラウンド・サウンド部門にあわせて7回ノミネートされ、国際的にも高い評価を獲得してきた。新しいアルバム「投影と熟考」は、「素材として使った他の作曲家の主題に自分の個性を投影する、あるいは、主題から「聞こえる」ものを熟考し、新しいメッセージや音として提示する」をテーマに制作された。ベンジャミン・ブリテンの「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」は、師ブリッジの「3つの牧歌」の「アレグレット・ポコ・レント」の旋律を主題に、ブリッジの性格が反映されたとされる「アダージョ」と「古典的ブレ」と「フーガ」、「ロッシーニまがい」の「イタリア風アリア」、多調の「ウィンナワルツ」など、10の変奏とした作品。16世紀のタリスがカンタベリー大主教マシュー・パーカーのために書いた「詩編」のフリギア旋法の旋律を素材に使い、2群の弦楽オーケストラのために作曲されたヴォーン・ウィリアムズの「トマス・タリスの主題による幻想曲」。アメリカ議会図書館の委嘱を受け、ギリシャ神話を題材に作曲した、バレエの伝統に沿った構成をとりつつ、外面的な効果を排する「白いバレエ(白に白を)」の創造をめざしたとされるストラヴィンスキーの「ミューズをつかさどるアポロ」。作曲家は彼らの生きた世界を映し出し、現代の演奏家はわれわれの時代をありのままに写し出す……オマージュ、夢と幻想、新しい解釈。作曲者の強い個性が反映された3つの作品によるプログラム。12世紀に建てられたセルビュ市の教会で録音セッションが行われた。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), Dolby Atmos (48kHz), 9.1 Auro-3D (96kHz), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region AB: 再生には専用のデコーダが必要) の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-124SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
そして歌う [Andsing...] 〜マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-):
 そして歌う、おまえが押し花の上に眠る間に(*) /声のための協奏曲「 moods IIIb 」(#)
  マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(Vo)
  クリスティアン・エッゲン指揮(*/#)
  チカーダ・アンサンブル(*)、オスロ・シンフォニエッタ(#)
 録音:2015年2月、4月、オーケストラ・リハーサル ホール、オスロ・オペラハウス、オスロ、ノルウェー。制作・バランス・エンジニア:モッテン・リンドベルグ|録音エンジニア:ビアトリス・ヨハンネセン。 ラトシェは、作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとして世界を舞台に活躍する音楽家。「そして歌う…」は、「作曲という行為に、即興で歌う私の声を音として組み込むことはできるか?」という彼女自身の問いに対する「二つの異なる答え」を示すため制作された。「そして歌う、おまえが押し花の上に眠る間に」は、チカーダ・アンサンブルの委嘱により2012年に作曲された作品。ソリストを舞台に置かず、前もって録音した声のファイルを奏者の間に設置したスピーカーからサンプラー経由で再生するスタイルで演奏される。それに対し「声のための協奏曲(moods IIIb)」は、ソリストと管弦楽のための協奏曲の伝統に沿って作曲された。テナーサックスをスペクトラム分析して得たいわゆる「スペクトラル・コード」の進行を主題とする約23分半の作品。このアルバムで演奏される「moods IIIb」は、ノルウェー放送o.とパリで演奏するために作曲した「声のための協奏曲」「第1版」をシンフォニエッタ規模のオーケストラで演奏するよう書き直したバージョン。「現代音楽のチャンピオン」クリスティアン・エッゲンがチカーダ・アンサンブルとオスロ・シンフォニエッタを指揮。アメリカ・グラミー賞サラウンド・サウンド部門へのノミネートがつづき、モッテン・リンドベルグをはじめとする 2L のスタッフが自信をもつ「マルチ・チャンネル」録音が、その力を最大に発揮するアルバム。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), Dolby Atmos (48kHz), 9.1 Auro-3D (96kHz), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-123SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
有機体
 シェル・モルク・カールセン(1947-):ソナタ Op.143「深き淵より」(2003)
 トリグヴェ・マドセン(1940-):デュプレのトンボー Op.62
 シェル・フレム(1943-):世界の教会
  テリエ・ヴィンゲ(Org)
 録音:2015年4月、オーレスン教会、オーレスン、ノルウェー。制作・バランス・エンジニア:モッテン・リンドベルグ|録音エンジニア:ビアトリス・ヨハンネセン|オルガン助手 :ニコラス・フェール。背景とスタイルは異なるものの、オルガンという楽器と有機的に一体化したかのような姿勢でつながる現代ノルウェーの作曲家三人の作品が集められた。シェル・モルク・カールセンは、現代音楽をリードする活動を行い、一方、ピリオド楽器のアンサンブル「オスロ・プロ・ムジカ・アンティカ」を創設、オーボエとリコーダーの奏者、オルガンをはじめとする鍵盤楽器の奏者としても活動している。交響曲と協奏曲、室内楽曲、教会音楽とオラトリオなどを作曲。彼のオルガン音楽はドイツ=ルターの伝統を規範になっているといわれる。ソナタ「深き淵より」は「詩篇」130番「深い淵の底から、主よ、あなたを呼ぶ」から副題を採り、劇的な「深き淵より」、古風な賛美歌をしのばせる「モノディ」、トッカータの「深き淵より」の3楽章で構成されている。トリグヴェ・マドセンは、ノルウェーとオーストリアで作曲とピアノを学んだ。あらゆる楽器とジャンルの音楽を作曲、作品番号はすでに150を超えている。彼の音楽は、先人の作品を変奏の主題に使い、あるいは「こっそり」引用して彼らへの「オマージュ」とするやり方や、遊び心にみちた作風が広く愛されている。「デュプレのトンボー」は「前奏曲」「フーガ」「スケルツォ」「カンタービレ」「終曲」の5曲。フランスのオルガニスト、マルセル・デュプレ(1886-1971)へのオマージュとして作曲された作品。シェル・フレムは、ノルウェー、フィンランド、アメリカ、そして日本で、ピアニスト、オルガニスト、作曲家としての教育を受けた。彼は、作曲技法をはじめ、フランスのオリヴィエ・メシアンの音楽から多くのインスピレーションを授かったという。「世界の教会」は「世界の教会」「聖餐」「歓喜」の3曲構成。オーレスン教会100周年記念の委嘱作として書かれた。テリエ・ヴィンゲ(1950-)はノルウェーのオルガニスト。ルードヴィーグ・ニルセン、アーリル・サンヴォル、プラハのイジー・ラインベルガー、パリのガストン・リテーズに学び、1980年代はじめからノルウェー音楽アカデミーのオルガン科教授を務めている。録音セッションは、ノルウェー西岸の美しい港町オーレスンの教会で行われた。この教会は1909年に建立され、第二次世界大戦の終わった1945年、J.H.ヨーアンセンが製作したオルガンが新たに設置された。この楽器は、21世紀に入ってから大規模な修復を施され、94のストップ、5段鍵盤とペダル、8000本近いパイプをもつ、ノルウェーで最大といわれるオルガンのひとつになった。
 352.8kHz/24bit, DXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), Dolby Atmos (48kHz), 9.1 Auro-3D (96kHz), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle MP3, MQA [Master Quality Authenticated] (Region ABC: 再生には専用のデコーダが必要) の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-119SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
Under the Wing of the Rock
 サリー・ビーミッシュ(1956-):ヴィオラと弦楽のための協奏曲「岩の翼の下に」
 ヘンニング・クラッゲルード(1973-):2つのヴィオラのための「つらい旅路」/
                   ヴァイオリンとヴィオラのための「サラに寄せて」
 アーネ・ヌールハイム(1931-2010):無伴奏ヴィオラのための「破断」
 オラヴ・アントン・トンメセン(1946-):無伴奏ヴィオラのための「シャコンヌによる肖像画」
 ブリテン(1913-1976):ヴィオラと弦楽のためのラクリメ Op.48(ダウランドの歌曲の投影)

  スーン=ミ・チョン(Va) ヘンニング・クラッゲルード(Vn/Va)
  オスロ・カメラータ
 録音:2014年6月、11月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。 DXD (24bit/352.8kHz) 録音、5.1 surround / stereo 。制作:ヴォルフガング・プラッゲ。バランス・エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン。ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ。ノルウェーとイギリスのヴィオラ作品を特集するアルバム。過去の音楽様式や過去の作品からインスピレーションを得て、現代の音楽語法で作曲され、底に深い抒情の流れをもっている作品を集めている。アルバムタイトルに採られたサリー・ビーミッシュの「岩の翼の下に」は、ゲールの歌と祈りを集めたアレクサンダー・カーマイケルの「 Carmina Gadelica 」に収められた詩、17世紀スコットランド、「グレンコーの虐殺」を逃れ岩陰に隠れた母親が子供に歌った「雪の子守歌」を基に「ヴィオラと弦楽のための協奏曲」として作曲された。アルトサクソフォンと弦楽のための協奏曲(BISSA-2156)の原曲。ヌールハイムの「破談」とトンメセンの「シャコンヌによる肖像画」は、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校のスタッフ、このアルバムのメインアーティストのスーン=ミ・チョン(1952-)のために作曲されたヴィオラ・ソロの作品。彼女の同僚、バラット=ドゥーエの教授を務めるクラッゲルードの作品から、アダ・マイニックとサラ・オルニングに献呈したふたつのデュオ曲が演奏される。ブリテンの「ダウランドの歌曲の投影」「ラクリメ」とビーミッシュで共演するオスロ・カメラータは、学生がオーケストラで演奏する機会を与えるため1998年に創設された、バラット=ドゥーエの「アンサンブル・イン・レジデンス」。
2L-117SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
音の解剖
 ルーベン・スヴェッレ・イェットセン(1977-):5人の女声とエレクトロニクスのための「数字のある風景」(*)
 オーレ=ヘンリク・モー(1966-):5人の女声とワイングラスのための「ペルセフォネ」(#)

 ユーナス・スカルトヴァイト・ルーグネ指揮(*) カール・アンデシュ・ニルセン指揮(#)
 ソング・サーカス[スティーネ・ヤンヴィン・マトラン、マリア・ノーシェト・ガルリ、リヴ・ルーネスダッテル、
            アニタ・コースボル、エヴァ・ビェルガ・ハウゲン、ロンナウグ・バッケ(Vo)]

 ルーベン・スヴェッレ・イェットセン(エレクトロニクス)
 録音:2015年4月、ウラニエンボルグ教会、オスロ、ノルウェー。極小レベルの細かさで「音の解剖」を探求する。空間という場の声による研究を行い、活性化させる。対象物の音色の質を発見する……。スタヴァンゲルを本拠とする女性ヴォーカルアンサンブル「ソング・サーカス」は、リヴ・ルーネスダッテルをリーダーに、普通とは異なる表現形式を使い、「音楽」の可能性をさまざまに探る活動を行っている。ルーベン・スヴェッレ・イェットセンは、ベルゲンのグリーグアカデミーでアイデ・ペーデシェンとジェイムズ・クラッパトンに学び、客員のファーニホウ、クラウス・フーバー、サルヴァトーレ・シャリーノ、フィリップ・ユレル、ルカ・フランチェスコーニ、ラッヘンマンのマスターコースに参加した。「数字のある風景」は、ソング・サーカスとイェットセンが4年以上かけて共同作業し、作られた作品。ノルウェーの作家デミアン・ヴィタンサ(1983-)とジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』をテクストに採り、作曲に際し、イェットセンはトレヴァー・ウィシャートとファーニホウの記譜法と作曲法を研究したという。エレクトロニクスの音楽は作曲者イェットセンが作成した。オーレ=ヘンリク・モーは、ノルウェーとフランスとドイツでヴァイオリンと作曲を学び、パリでは一年間、ソルボンヌ大学でクセナキスに師事。アーネ・ヌールハイムの作曲に長年協力してきた。「ペルセフォネ」は、モートン・フェルドマンからインスピレーションを得たという音楽。5人の女声とワイングラスにより「演奏」される。このアルバムは、コペンハーゲンで行われたフェスティヴァル「北欧の音楽の日々(Nordic Music Days)」の9月9日のコンサートでリリースされた。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。 5.0 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 9.0 Auro-3D (96kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.0 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-116SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
あなたと話し合わなきゃいけない〜室内アンサンブルのための音楽
 カロラ・バウクホルト(1959-):燃料、駆動機構、くさび、引き波
 クリスティアン・エッゲン指揮チカーダ〔アンサンブル〕
  [アンネ・カリーネ・ハウゲ(Fl) ロルフ・ボルク(Cl/バスCl) ケンネト・カールソン(P)
   ビョルン・ラッベン(Perc) オッド・ハンニスダール、カーリン・ヘルクヴィスト(Vn)
   ベンディク・ビョルンスタ・フォス(Va) トールン・セーテル・スターヴセング、
   ヨハネス・マッテンス(Vc) マグヌス・ソーデルベリ(Cb)]
 録音:2014年1月、2015年1月、ヤール教会、ベールム、アーケシュフース、ノルウェー。制作、バランス・エンジニア:モッテン・リンドベルグ|録音エンジニア:ビアトリス・ヨハンネセン。ノルウェーのアンサンブル「チカーダ」は1989年の創設。「今日の音楽」のレパートリーから選んだ作品を、瑞々しく、よく響く、温もりのある「オスロ・サウンド」と、高い技術に基づく解釈で聴かせるアンサンブルとして、変わらぬ活動をつづけている。フルート、クラリネット、ピアノ、打楽器、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの編成。創設以来、クリスティアン・エッゲンが指揮者を務めている。『あなたと話し合わなきゃいけない』 と題されたアルバムは、ドイツの作曲家、カロラ(カローラ)・バウクホルトとのコラボレーションから生まれた。2007年、ケルンのコンサート。「私も含めみんなが初演の後すっかり忘れてしまっていた」「くさび」をチカーダが「新たな命を吹き込む演奏」で聴かせた、それが彼女とチカーダの出会い だった。「カロラの音楽では、コミュニケーションと異なる音や音楽上のできごとの相互作用がもっとも大切にされる」(ケンネト・カールソン)。「出会い」のきっかけとなった「くさび」、そして「燃料」は、フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスと打楽器のための音楽。 委嘱による「駆動機構」と「引き波」は、チカーダの楽器編成に合わせて書かれている。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-115SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
メゾチント彫法〜ストーレ・クライベルグ(1958-):室内音楽
 弦楽四重奏曲第2番(2012) /噂と後味(2013)(独奏ヴァイオリンのための)/
 灰(2010)(独奏ヴァイオリンのための)/ピアノ三重奏曲第2番(2002) /
 ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(2001)/
 ソナンツァ・エ・カデンツァ(1998)(ヴァイオリンとピアノのための)
  マリアンネ・トゥーシェン(Vn) オイヴィン・ギムセ(Vc)
  ヨルゲン・ラーシェン(P) ボルド・モンセン(Vn)
  オーレ・ヴットゥダール(Va)
 録音:2015年2月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。ストーレ・クライベルグはスタヴァンゲル生まれ。「ナチ残虐行為三部作」の一作「ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム」(Simax PSC-1257)が、アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者を追悼する2004年9月11日、ワシントン・ナショナル大聖堂で演奏され、国際的に注目を集めた。彼の音楽は、拡大した調性による形式と彩色の細部に至る緻密な練り上げ方が個性的、特徴的で、海外のオーケストラやアンサンブルで演奏され、作曲の依頼もつづいている。アルバム『高音と低音』(2L-59SACD)で演奏されたヴァイオリン協奏曲とコントラバス協奏曲と、グラミー賞の最優秀オペラ録音部門にノミネートされた「ダビデとバト・シェバ」(2L-084SABD)が、近年の代表作に挙げられる。クライベルグが1998年から2013年にかけて作曲した室内楽と器楽の作品を演奏したアルバム「メゾチント彫法」。「アダージョ-アレグロ-アダージョ」の弦楽四重奏曲第2番。ヴァイオリンがソロで演奏する「モデラート」と「アダージョ」の「噂と後味」。エドヴァルド・ムンク生誕150周年を記念する「ムンク組曲」(Simax PSC-1322)のためヴァイオリニストのヘンニング・クラッゲルードとヴェストフォル音楽祭から委嘱された「灰」も独奏ヴァイオリンのための作品。トロンハイムのアルパカ三重奏団の委嘱による「一楽章」のピアノ三重奏曲第2番。アーケシュフース城要塞で初演された「アンダンテ・ルバート」「アダージョ」「アレグロ」の「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」。ノルウェー・コンサート協会から委嘱された「ソナンツァ・エ・カデンツァ」。銅版画技法のひとつ、微妙な階調を得る方法として開発された「メゾチント」に因むタイトルが、ドビュッシーの後期ソナタ、バルトークとエリオット・カーターの弦楽四重奏曲といった「新しい時代」の流れをくむクライベルグの音楽を示唆する。2000年からナッシュ・アンサンブルのリーダーを務め、クライベルグのヴァイオリン協奏曲のソロを弾いたマリアンネ・トゥーシェン。トロンハイム・ソロイスツのリーダー、チェリストのオイヴィン・ギムセ。クナルダール、リフリング、ドミニク・メルレに学んだピアニスト、トマス・D.A.テレフセンのピアノ作品全集(2L-080PABD)のヨルゲン・ラーション。スタヴァンゲルのフェスティヴァルでクラッゲルードとデュオを楽しんだボルド・モンセン。トロンハイム・シンフォニエッタやトロンハイム・ソロイスツでも演奏するヴィオラ奏者、オーレ・ヴットゥダール。クライベルグが教授を務めるトロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)音楽学部の「同僚たち」。「臨場感」と「現実感」。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), , 9.1 Auro-3D (96kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-114SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
指の黄金〜主の聖血の祝日
 〔聖血の聖務日課〕(1250-1275)
スコラ・サンクテ・スンニヴェ
アンネ・クライヴセット指揮
 録音:2014年5月、リングサーケル教会、ヘードマルク、ノルウェー。制作:エウゲーン・リヴェン・ダベラルド、バランスエンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン、ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ。「われらが主イエス・キリストの御血がニーダロスに届く」。アイスランドの『王室年代記』は、1165年の項にそう記し、聖十字架、聖釘、聖槍、聖骸布、聖杯とならぶキリストの聖遺物のひとつ「キリストの血の一滴(聖血)」が、ノルウェーのニーダロス、今日のトロンハイムに届いたことを記録に残した。この記載を裏付けるように、トロンハイムのニーダロス大聖堂は毎年9月12日、を「主の聖血の祝日」と定め、聖務日課を行っている。大聖堂では、この日、キリストの血が黄金の指輪に納められたことから、13世紀に作られた祝日表に「指の黄金のミサ」と記載されたミサが行われ、1250年から1275年の間にニーダロス大聖堂のために書かれたと推測される聖歌が歌われる。「第一の晩課」「朝課」「第一の夕べの祈り」「第二の夕べの祈り」「第三の夕べの祈り」「讃歌」「第二の晩課」。アンティフォナ、レスポンソリウムなど、36の聖歌は、二つ折りの羊皮紙10枚からなる一巻の写本に書かれ、ニーダロス大聖堂が度重なる大火に見舞われたこともあって、この聖務日課のための聖歌として現存する唯一の書とされている。スコラ・サンクテ・スンニヴェは、1992年、トロンハイムに創設された女声ヴォーカルアンサンブル。中世ノルウェーから伝わる聖歌を研究し保存する活動を行い、『聖母マリアの生誕』(2L-69SACD)をはじめとするアルバムにその成果を残してきた。スコラ・サンクテ・スンニヴェは、創設者のアンネ・クライヴセットとともに「聖血の聖務日課」の資料と長年にわたり取り組み、12世紀中期に建立されノルウェーの守護聖人、聖オラヴに捧げられたリングサーケル教会で2014年5月に録音セッションを行い、最初の全曲録音を完成させた。
2L-113SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
初期ロマンティシズムのホルンソナタ
 フェルディナント・リース(1784-1838):大ソナタ ヘ長調 Op.34 (1811)
 フランツ・ダンツィ(1763-1826):ソナタ 変ホ長調 Op.28 (1804)
 ニコラウス・フォン・クルフト(1779-1818):ソナタ ホ長調(1812)
  スタイナル・グランモ・ニルセン(ナチュラルHr;*)
  クリスティン・フォスハイム(Fp;#)
 録音:2014年6月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。使用楽器:アンドレーアス・ユングヴィルト、2000年製作〔モデル:ラウスマン(ボヘミア)、1800年頃製作〕(*) /ケネス・ベイクマン、1983年製作〔モデル:ヴァルター(ウィーン)、1805年製作〕(#)。制作&バランス・エンジニア:モッテン・リンドベルグ。録音エンジニア:ビアトリス・ヨハンネセン。絶対主義が崩壊したその余波と戦って手に入れた「新しい自由」の時代に居合わせた音楽家たち、フェルディナント・リース、フランツ・ダンツィ、ニコラウス・フォン・クルフトのホルンソナタを集めたアルバム。ヨーゼフ・アントン・コッホが1805年に描いた「虹のある英雄的な景色」をジャケットのアートワークに使われている。ブックレットのノーツを書いたアネッテ・ナウマンは、その意味を「細部に至るまで正確に組み立てられ、統一感された世界……自然と文化の領域の調和……コッホの絵は、ネオクラシカルな規律の構造をもちながら、自然に対する新しい、ロマンティックな意識を示唆する……時代は、新しい自由へと芸術を導いていく」と述べている。ノルウェーのスタイナル・グランモ・ニルセンは、ナチュラルホルンの名手の一人に挙げられるプレイヤー。トロンハイム音楽院のスタイン・ヴィランゲル、フライブルク州立大学のアイフォー・ジェイムズ、オスロのノルウェー音楽アカデミーでフロイディス・レー・ヴェクレに学んだ。1999年からノルウェー軍音楽隊のホルン奏者を務め、現在はノルウェー・ウィンドアンサンブルに所属している。コントロールのむずかしいナチュラルホルンを巧みに操り、楽譜を正しく音にするとともに、ロマンティシズムが芽生え育ちゆく時代の作品を瑞々しい、活き活きした音楽に表現していく。録音セッションは、制作を担当したモッテン・リンドベルグが響きの良さを気に入っている録音場所のひとつ、アーケシュフース県ベールムのヤール教会で行われた。教会の空間に響くナチュラルホルンの音が程よい距離感で捉えられ、リアルなテクスチュアを感じさせるフォルテピアノとともに美しい音楽を作り上げている。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-112PABD
buyボタン
(BD_AUDIO)
1.5枚価格
セコンド・ナトゥーラ〜ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)
 ヴァイオリン・ソナタ〔ヘ長調 Op.1 No.12, B. F4 /ト短調 B. G5「悪魔のトリル」〕/
 パストラール イ長調 Op.1 No.13, B. A16 (*)
  シーグル・イムセン(バロックVn/ハリングフェレ;*)
  トルモッド・ダーレン(バロックVc) ハンス・クヌート・スヴェーエン(Cemb)
 録音:2014年6月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ。録音:ビアトリス・ヨハンネセン。ヴァイオリニスト、作曲家、音楽教師としてバロック期のイタリアで重要な役割を果たしたタルティーニが残した200曲ともいわれるソナタから、代表作とされる「悪魔のトリル」など3曲。バロックヴァイオリンを弾くシーグル・イムセンは、ノルウェー音楽アカデミーで室内音楽の修士課程を修了、フライブルクでゴットフリート・ヴォン・デア・ゴルツ教授の下で学び、現在、トロンハイムso. とノルウェー・バロックo. で演奏している。このアルバムの2曲のソナタの楽器は、タルティーニ自身の楽器をモデルにノルウェーのヤコブ・フォン・デル・リッペが製作したヴァイオリン。「パストラール」では、ノルウェーの民俗楽器、共鳴弦をもつハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)を弾き、イタリア伝統のバグパイプを模すことにより、伝承の音楽をモチーフにすることが多かったとされる作曲者への「オマージュ」としている。ノルウェーのチェリスト、パリのコンセール・スピリチュエルの首席奏者を務めるトルモッド・ダーレンと、ベルゲン・バロックの創設メンバーでリーダーのハンス・クヌート・スヴェーエン(1963-)が共演。ベールムのヤール教会でDXD録音された演奏が、Pure Audio Blu-ray のディスクとして制作された。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABCインデックスを除き、映像は収録されていない。

 #当盤はブルーレイ・オーディオ・ディスクのみの発売で、当録音には2015年12月現在 CD プレーヤー、SACD プレーヤーで再生出来る商品はございません。
2L-111SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
マグネ・アムダール(1942-):
 アストロノーシア [Astrognosia] (1991)(管弦楽のための)/
 イソップ寓話 [Æsops fabler] (2012)(朗読と管弦楽のための)
  インガル・ハイネ・ベルグビュー指揮ノルウェー放送o. デニス・ストールホイ(朗読)
 録音:2014年5月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ、録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン。夜空の星は、太古の昔から人々を魅了してきた。星と星座に人々は伝説と物語を重ね、星によって占うという考え方も生み出した。ノルウェーの音楽家、劇場や映画の音楽で活躍し、オスロ新劇場の音楽監督を務めるマグネ・アムダールは、その星座と西洋占星術からインスピレーションを得た管弦楽作品を作った。「アストロノーシア」。「前奏曲-月」「白羊宮(牡羊座)」「金牛宮(牡牛座)」「双子宮(双子座)」「間奏曲 I」「巨蟹宮(蟹座)」「獅子宮(獅子座)」「処女宮(乙女座)」「間奏曲 II」「天秤宮(天秤座)」「天蠍宮(蠍座)」「人馬宮(射手座)」「間奏曲 III」「磨羯宮(山羊座)」「宝瓶宮(水瓶座)」「双魚宮(魚座)」「月のパバーヌ」。イギリスのホルストが、水星から天王星まで、「惑星」の性格を管弦楽のパレットで描き分けたように、アムダールも「十二宮」それぞれの個性を音楽に反映させ、日ごと形を変える「月」に「十二宮」をつなぐ役割を与えた。「アストロノーシア」は、1991年に作曲され、ノルウェー作曲家作詞家協会の「1994年最優秀管弦楽作品賞」に選ばれた。「イソップ寓話」は、朗読と管弦楽のための作品。「山のお産」「メスのライオンと狐」「鳥の王さまえらび」「ラバ」「おんどりと狐」「タカとハト」「ライオンの息」「ライオンと狐」「オオカミと犬」「オオカミ少年」「羊の皮をかぶった狼」「ネズミの相談」「モミの木とイバラ」。ヘルマン・ヴィルデンヴァイがリズミカルなノルウェー語に訳した物語を、ノルウェーの男優、デニス・ストールホイがベルグビュー(1964-)指揮のノルウェー放送o. を背景に語る。ストールホイは、『屋根の上のヴァイオリン弾き』のテヴィエ、『セールスマンの死』のウィリー・ローマン、『ハムレット』のレアティーズ、『ペール・ギュント』のペールなどを演じ、『シカゴ』や『レ・ミゼラブル』にも出演。ノルウェー王国近衛兵音楽隊で太鼓を演奏した経験から楽譜も読めることから、この作品に起用された。マグネ・アムダールは1942年生まれ。ピアノ、トロンボーン、指揮を学び、作曲をコンラード・バーデンに師事した。1971年に音楽監督に就任したオスロ新劇場公演の『ハムレット』やアストリッド・リンドグレーンの『山賊の娘ローニャ』など多くの劇付随音楽、フィルムスコア、コマーシャル音楽、室内アンサンブルや管弦楽のための作品、エヴァ・クナルダールのためのピアノ協奏曲と、幅広いジャンルに作曲している。トロンボーンと管弦楽のための「エレジー」が2L(2L-35『協奏曲とおとぎ話』)から紹介されている。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-110SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
希望〜Spes
 フローデ・フェルハイム(1959-):サンクトゥス / エリクス・エシェンヴァルズ(1977-):慈しみと愛のあるところ
 ミア・マカロフ(1970-):希望 / フローデ・フェルハイム(1959-):キリエ / エバ・ウガルデ(1973-):ミゼレレ
 松下功(1951-):ハレルヤ、新しい歌を主に向かって歌え / フローデ・フェルハイム(1959-):白鳥
 クヌート・ニューステット(1915-2014):マリアの歌 / フランツ・クサヴァー・ビーブル(1906-2001):アヴェマリア
 フローデ・フェルハイム(1959-):われらに平和をお与え下さい
 キム・アンドレ・アルネセン(1980-):たとえ口を閉ざしていようと / フローデ・フェルハイム(1959-):ヴェリィ

  トーヴェ・ラムロ=ユースタ指揮カントゥス
  フローデ・フェルハイム(ヨイク/シンセサイザー) スノッレ・ビェルク(Perc)
 録音:2014年5月、11月、ウラニエンボルグ教会、オスロ、ノルウェー。制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ、録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン。北欧の北極圏、サーミ地方の伝統音楽がヨーロッパの宗教音楽と出会ったら、どんなことが起きるだろうか……。ノルウェーの女声cho. カントゥスの新しいアルバムは、そうした問いへの答えのひとつとして制作された。プロジェクトには、ディズニーのアニメーション映画『アナと雪の女王』のオープニングでカントゥスの歌う「ヴェリィ」を作曲した、サーミの伝統と文化を今に伝える音楽家のひとり、ノルウェーのフローデ・フェルハイム(フィェルハイム)が参加し、ヨイク歌唱とシンセサイザーを担当している。「希望。人々のうちにあって、人々を結ぶもの」。“Spes "--ラテン語の「希望」--がアルバムタイトルに採られた。『アナと雪の女王』の冒頭に「ナーナーナーヘンヤーナーハイヤハイヤー♬」と流れる印象的な曲「ヴェリィ」。作曲者フェルハイムのルーツであるレーロース(南サーミ地方)は、「アナ雪」の舞台のモデルになった地域。氷を切りだすことを生業にしているクリストフのモデルもサーミ人といわれている。本アルバムの最後に収録された「ヴェリィ」は改訂版が歌われる。タイトル曲の「希望」は、作詞家、作曲家、編曲者として活躍するフィンランドのミア・マカロフの作品。『旧約聖書』の『コレヘトの言葉(伝道の書)』8章の第1節・第8節「『人の知恵は顔に光を与え、固い顔も和らげる』……人は霊を支配できない……」と、サーミの芸術家ニルス=アスラク・ヴァルケアパー(1943-2001)の「私は霊に支配されている。だが、私は生きている……」の詩が対比される。ラトヴィアのエリクス・エシェンヴァルズの「慈しみと愛のあるところ」、スペインのエバ・ウガルデの「ミゼレレ」、『詩編』149番による松下功の「ハレルヤ、新しい歌を主に向かって歌え」。ドイツの作曲家ビーブルの「アヴェ・マリア」は、1964年、『お告げの祈り(Angelus)』と『アヴェ・マリア』をテクストとした男声合唱曲。演奏旅行でドイツを訪れたコーネル大学グリークラブがアメリカで初演し、アメリカのシャンティクリアやスウェーデンのスヴァンホルム・シンガーズといった各国のアンサンブルもレパートリーに加え、広く知られるようになった。女声合唱と混声合唱のための版は、作曲者自身による編曲。2014年に亡くなったノルウェーの作曲家ニューステットは、ノルウェー・ソリスト合唱団とスコラ・カントールムを創設し、合唱指揮者としても活躍した。「マリアの歌」は、顕現の神秘と神の御業の力を詠んだ、イギリス生まれのクリスティアン詩人、ルシー・ショー(1928-)の詩による作品。ニーダロス大聖堂少女合唱団のために「マニフィカト」(2L-106SABD)を書いたアルネセンもノルウェーの作曲家。「たとえ輝いていなくても、私は太陽を信じる……たとえ口を閉ざしていようと、私は神を信じる」。第二次世界大戦が終わった後、ナチスの強制収容所の壁に刻まれているのが見つかったという詩がテクスト。フェルハイムの「白鳥」は、このプロジェクトのための委嘱による作品。1911年にスウェーデンのビョルクフィェレットでクリスティーナ・ユーハンソンが歌い、カール・ティレーンが採譜したヨイクを基に作曲された。1986年の創設以来カントゥスを指導してきたトーヴェ・ラムロ=ユースタの指揮。フェルハイムの曲では、彼のシンセサイザーとスノッレ・ビェルクの演奏する打楽器が、サーミの人たちのシャーマンを囲む精霊信仰をイメージさせる。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 9.1 Auro-3D (96kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド DSD ディスク (5.1 surround / 2.0 Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-106SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
マニフィカト
 キム・アンドレ・アルネセン(1980-):マニフィカト
 アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):天上の音楽(弦楽オーケストラのための)
 オーラ・ヤイロ(1978-):ツンドラ、普遍者の歌
  アニタ・ブレーヴィク指揮 ニーダロス大聖堂少女cho. トロンハイム・ソロイスツ
  リーセ・グランデン・ベルグ、セシーリェ・エルトソース・オーヴェルライン、
  エルセ・ボネスロンニング(S) マグネ・H.ドローゲン(Org)
  マリア・ネス、オーラ・ヤイロ(P) オイヴィン・ギムセ(芸術監督)
 録音:2013年5月、2014年1月、5月、ニーダロス大聖堂、トロンハイム、ノルウェー。制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ、録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン。[DXD(352.8kHz / 24bit)録音]。天使ガブリエルが乙女マリアの元に遣わされ、彼女が神の子の母となることを告げた。『聖書』のこの秘蹟を讃える「マリアの賛歌」をテクストにした聖歌『マニフィカト』をタイトルに採ったアルバムは、「バラの窓」で知られるトロンハイムのニーダロス大聖堂の少女合唱団とトロンハイム・ソロイスツが協同して制作。「マニフィカト」を作曲したキム・アンドレ・アルネセンは、トロンハイム生まれ。「マニフィカト」は、ニーダロス大聖堂少女合唱団と、1992年の創設から合唱団を指揮する芸術監督アニタ・ブレーヴィクの委嘱による作品。7つの部分から構成され、合唱、オルガンと弦楽オーケストラに、曲によってソプラノとピアノが加わる。『ルカによる福音書』(1章46節-56節)の「マリアの賛歌」を「病める人、貧しい人のための祈り、もがく人々の助けと希望の歌」とすることを意図したと、作曲者アルネセンが語っている。アメリカのアーロン・ジェイ・カーニスは、ニューヨーク・シティに住み、コネティカット州のイェール大学音楽学部で教え、ミネソタo. の音楽顧問も務めた。「天上の音楽」は、カーニスのスタイルが「新しい透明性と雄弁な感情表現を手に入れた」とされる1990年に作曲された、ロマンティシズムとルネサンスの時代、そしてヒルデガルト・フォン・ビンゲンの和声、ラテンのリズム、ジャズとラップの要素と、幅広い音楽語法を使い、シンプルなメロディによる変奏を展開させた作品。オーラ・ヤイロは、ノルウェーのピアニスト兼作曲家。簡素な旋律にコード進行を織り交ぜたスタイルから生まれる美しく新鮮な音楽は広く支持されている。このアルバムで演奏される「ツンドラ」は、弦楽オーケストラをともなう合唱のために作曲された。ヤイロの曲で共同作業してきた詩人、チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ(1965-)の歌詞。ヤイロは、彼心の故郷とする「祖国ノルウェーの一地方」、彼の父の育ったところに近いハルダンゲル高原の写真を数枚シルヴェストリに見せ、「ツンドラ」を曲名とすることを提案したと言う。ソプラノのソロとヤイロの弾くピアノが音楽を彩る。「普遍者の歌」も合唱と弦楽オーケストラのための作品。音楽家と詩人の想いが大聖堂の空間にこだまする。録音セッションは、ノルウェーの守護聖人、聖オラヴゆかりの大聖堂で行われ、5.1 surroundに「高さ」成分の4channelを加えた9.1channelで録音された。
 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), Dolby Atmos (48kHz/24bit), 9.1 Auro-3D (96kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド・ディスク (5.1 surround / Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-105SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
エンゲゴール四重奏団
 シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調 D.804, Op.29「ロザムンデ」
 マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-):
  弦楽四重奏曲第1番「鉛と光の物語」(2011)
 ブリテン:弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 Op.36 (1945)
 * Blu-ray のみ収録 ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Hob.III: 77, Op.76 No.3「皇帝」

 エンゲゴールSQ [アルヴィド・エンゲゴール(Vn1) アレックス・ロブソン(Vn2)
           ジュリエット・ジョプリング(Va) ヤン・クレメンス・カールセン(Vc)]
 録音:2013年11月、2014年2月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。 ハイドン作品は Blu-ray オーディオ・ディスクにのみ収録されており、通常のCDプレーヤー、SACDプレーヤー、DVDプレーヤーでは再生できません。ご注意下さい。 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ。録音:ビアトリス・ヨハンネセン。録音方式:ステレオ(DXD(24bit/352.8kHz)。「真夜中の太陽」の地、ノルウェー北極圏のロフォーテンにエンゲゴール四重奏団が創設されたのは2006年。アルヴィド・エンゲゴールを中心とする四重奏団は、最初のシーズンからベルゲン国際フェスティヴァルとオスロの室内楽フェスティヴァルに出演、2年後の2008年に制作されたハイドン、ライフ・ソールベルグ、グリーグの弦楽四重奏曲のデビューアルバム(2L-53SACD)で国内と海外で高い評価を獲得した。2010年にはベートーヴェン、ヌールハイム、バルトークの弦楽四重奏曲(2L-71SACD)とエリングの弦楽四重奏曲とピアノ四重奏曲(Simax PSC-1304)をリリース。エンゲゴール四重奏団はノルウェーを代表するアンサンブルのひとつに数えられる存在になった。第4作目となる本アルバムも、シューベルトの「ロザムンデ」に始まり、ノルウェーのラトシェ新曲とブリテンの作品、最後にハイドンの「皇帝」という、弦楽四重奏奏のスタンダード・レパートリー曲と「今日」の作品によるプログラムが組まれた。本アルバムよりメンバー変更があり、第2ヴァイオリン奏者はアレックス・ロブソン、チェロがヤン・クレメンス・カールセンが新しく加入した。録音セッションは、デビューアルバムと同じベールムのヤール教会で DXD(24bit/352.8kHz)録音された。Blu-ray Disc AudioとSACD hybrid盤をセットしたアルバム。Blu-ray Disc Audio には、5.1 DTS-HD MA (192kHz / 24bit)と 2.0 LPCM (192kHz / 24bit)で収録され、音楽に対する確かな耳をもつ2Lのチームが捉えた、シューベルトたちの作品を思索するエンゲゴール四重奏団の音楽が、直接性と真実性をもって聴き手に伝えられる。Blu-ray Disc Audioには、ハイドンの「皇帝」が特別収録されている。ラトシェは、作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとしてノルウェーの音楽シーンで活躍する音楽家。エンゲゴール四重奏団とは弦楽四重奏とアコーディオンのための「雅楽変奏曲」をはじめとする室内楽作品を通じて出会い、新作を委嘱されることになった。「鉛と光の物語」は彼女の第1番の弦楽四重奏曲にあたる作品。「偉大なベートーヴェンの音楽への賛辞」を背景に作曲され、「自由な芸術家」ベートーヴェンの「ラズモフスキー第1番」( Op.59 No.1)が創作のための素材に選ばれた。曲名の「鉛」は「恐怖」、「光」は「希望」。ラトシェが作曲にかかっていた2011年7月22日、オスロと郊外のウトヤ島で77人が殺害される、いわゆる「ノルウェー連続テロ事件」が発生、「鉛色の空を見るたびにあの光景が浮かぶ」という彼女の「想い」が曲名に反映しているという。ブリテンの弦楽四重奏曲は、第二次世界大戦が終わった1945年7月、彼がヴァイオリニストのメニューインと一緒にドイツの強制収容所の生存者のために演奏した後、作曲された。「21の変奏によるパッサカリア」に書かれた最後の楽章「シャコンヌ」に感情的なクライマックスが置かれ、エンゲゴール四重奏団のヴィオラ奏者ジュリエット・ジョプリングはライナーノートに「感動の四重奏曲」と記している。弦楽四重奏曲第2番は、パーセルの没後250年の1945年11月21日に初演された。シューベルトが戯曲『キプロスの女王ロザムンデ』のために書いた付随音楽の「第3幕間奏曲」と同じメロディが変奏の主題に使われることから「ロザムンデ」の副題で呼ばれる イ短調の四重奏曲。ハイドンの ハ長調の四重奏曲は、「ハイドンのもっとも偉大な弦楽四重奏曲集」(ジョプリング)の Op.59から、デビューアルバムの ニ長調「ラルゴ」につづく選曲。
 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド・ディスク (5.0 surround/Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-104SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
われらこの国を愛す
 作者不詳(17世紀-18世紀の旋律)/スチャン・オーレスキョル(1974-)編曲:国王の歌
 ヨハン・ハルヴォシェン(1864-1935)/フランク・ウィンタボトム(1861-1930)編曲:ボヤールの入場行進曲
 イーヴァル・オーセン(1813-1896)/スティーグ・ノルドハーゲン(1966-)編曲:険しい山と丘の間を海に向けて
 ヨハン・ハルヴォシェン/スティーグ・ノルドハーゲン編曲:ノルウェー・ラプソディ第1番 イ長調
 ヘンリク・ヴェルゲラン(1808-1845)/スヴァイン・ヘンリク・ギスケ(1973-)編曲:われらはひとつの国
 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911)/ダン・ゴッドフレイ(1868-1939)編曲:ノルウェー芸術家の謝肉祭 Op.14
 C.E.F.ヴァイセ(1774-1842)/オイヴィン・ヴェストビ(1947-)編曲:神に祝福されし、われらが素晴らしき祖国
 グリーグ(1843-1907)/オイヴィン・ヴェストビ編曲:「十字軍の王シーグル」組曲〜忠誠行進曲 Op.56 No.3
 クリスティアン・ブルム(1782-1861)/ライド・ギリエ(1965-)編曲:ノルウェーの息子たちよ
 オスカル・ボルグ(1851-1930)/ビョルン・メレンベルグ(1941-)編曲:オラヴ皇太子栄誉行進曲
 ラーシュ=エーリク・ラーション(1908-1986)/スヴァイン・ヘンリク・ギスケ編曲:ノルウェーの旗は赤と白と青に
 オスカル・ボルグ/ビョルン・メレンベルグ編曲:国王ホーコン七世栄誉行進曲
 メルヒオール・ヴルピウス(1570頃-1615)/ペッテル・ヴィンロート(1980-)編曲:美しきかな祖国
 ヨハネス・ハンセン(1874-1967):ヴァルドレス行進曲
 リカルド・ノルドローク(1842-1866)/オイヴィン・ヴェストビ編曲:われらこの国を愛す

  インガル・ベルグビ指揮ノルウェー軍音楽隊
  トゥーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール合唱指揮スコラ・カントールム
 録音:2013年、ヤール教会、ベールム&ウラニエンボルグ教会、オスロ、すべて ノルウェー。制作&バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ、エンジニア:ビアトリス・ヨハンネセン。ノルウェーは、2014年、憲法制定200周年を迎える。各市町村では一年を通じさまざまな祝祭行事が予定され、5月17日の憲法記念日、オスロの中央駅から王宮に向かうカール・ヨハン通りで行われる子供たちと青年たちが主役のパレードもいっそう華やかで活気にみちたものになりそう。ノルウェーを代表するレーベルのひとつ 2L も、この記念すべき年を祝い、アルバムを制作した。『われらこの国を愛す』。アルバムのタイトルは、グリーグの親友、リカルド・ノルドロークの作曲した「ノルウェー国歌」からとられた。グリーグとならぶナショナル・ロマンティシズム期を代表する作曲家ハルヴォシェンが管弦楽のために作曲し、ウィンドオーケストラのための編曲がスタンダード・レパートリーになった「ボヤールの入場行進曲」と「ノルウェー・ラプソディ第1番」。グリーグの親友、スヴェンセンの「ノルウェー芸術家の謝肉祭」。古くから伝わる『ノルウェー乾杯「勇者の国ノルウェーのために」』を作家ヘンリク・ヴェルゲランが「子供たちの国歌」に作った「われらはひとつの国」。ヨハネス・ハンセンの「ヴァルドレス行進曲」もノルウェー各地のバンドによって演奏されている。録音に参加したのは、ノルウェー王国軍の擁するプロフェッショナル・バンドのひとつ、フランスのウィンド作品集『凱旋路』(2L-086SABD)が人気のノルウェー軍音楽隊と、『聖母讃歌』(2L-095SABD)をリリースしたオスロの混声cho.スコラ・カントールム。ウィンドバンドによる演奏、合唱とバンドの演奏。ノルウェー王国の音楽による歴史書とも呼べるアルバムを、ノルウェーを代表するアンサンブルが敬愛の心とともに美しく彩る。
 5.1 DTS-HD MA と 2.0 LPCM の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド・ディスク (5.1 surround / Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-104
buyボタン
(1CD)
2枚価格
「われらこの国を愛す」ノルウェー軍音楽隊〜式典用 CD
 リカルド・ノルドローク(1842-1866)/ビョルン・メレンベルグ編曲:
  われらこの国を愛す(2種)〔インストゥルメンタル版 ヴァージョン1/インストゥルメンタル版ヴァージョン3〕
 ビョルンスティエルネ・ビョルンソン、リカルド・ノルドローク/オイヴィン・ヴェストビ編曲:
  われらこの国を愛す(2種)〔ヴァージョン1/ヴァージョン3〕
 C.E.F.ヴァイセ(1774-1842)/ビョルン・メレンベルグ編曲:神に祝福されし、われらが素晴らしき祖国(2種)
   〔インストゥルメンタル版ヴァージョン1/インストゥルメンタル版ヴァージョン3〕
 C.E.F.ヴァイセ(1774-1842)/オイヴィン・ヴェストビ編曲:
  神に祝福されし、われらが素晴らしき祖国(ヴァージョン3)
 アンネーシュ・ホーヴデン、メルヒオール・ヴルピウス(1570頃-1615)/ペッテル・ヴィンロート編曲:
  美しきかな祖国(ヴァージョン3)

 インガル・ベルグビ指揮ノルウェー軍音楽隊スコラ・カントールム
 トゥーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール合唱指揮
 録音:おそらく2013年。HYBRID SACD + BD AUDIO盤: 2L-104SABDと思われるが、曲目の記載は相当に異なっている。
 #当盤は国内代理店が一度も出荷することなく『発売中止』と告知しました。海外では既発の商品で、当店では海外からのお取り寄せを継続しますが、高額になります。また、CD-R 製版等の可能性もありますので、予めご了承下さい。
2L-103PABD
buyボタン
(BD_AUDIO)
1.5枚価格
波動と中断〜ビョルン・ボルスタ・シェルブレード(1970-):
 動き [Movements] (マリンバとヴィオラのための)/
 底流を認める [Recognizing the Undercurrent] (ヴィブラフォーンのための)/
 静止した流れ… [Still Waters...] (マリンバとバスフルートのための)/
 絡み合い、動く線 [Lines in Motion, Entwined] (ヴィブラフォーン、クロタル、フルート群とギターのための)/
 ニュクス [Nyx] (ヴィオラのための)/波動と中断 [Waves & Interruptions] (マリンバのための)

 アイリク・ラウデ(Perc) イーダ・ブリューン(Va)
 トム・オッタル・アンドレーアセン(フルート群) トマス・シェクスタ(G)
 録音:2013年8月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、ビョルン・ボルスタ・シェルブレード。録音:エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン。ミクシング、マスタリング:ビアトリス・ヨハンネセン、モッテン・リンドベルグ。 DXD (352.8kHz/24bit)録音。5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3、Region ABC 、72 '26。ノルウェーの作曲家シェルブレードの室内楽作品が Blu-ray Disc Audio のアルバムでリリースされる。打楽器奏者ラウデによって演奏されることを念頭におき、「メロディ楽器」としての打楽器をクローズアップした5曲と、ヴィオラ・ソロのための1曲。2001年から2013年にかけて書かれた作品。シェルブレードはノルウェー国立音楽アカデミーのアスビョルン・スコートゥンとビョルン・クルーセに作曲を学び、ディプロマを取得、ルチアーノ・ベリオのアシスタントを務めたルカ・フランチェスコーニに私的に師事している。編曲者、即興演奏家、音楽教師としても活動し、ノルウェーの俳優グループ「デ・ユートヴァルグテ」(選ばれし者たち)、ヴォーカルアンサンブル「ノルディック・ヴォイセズ」、ハンガリーのバンド「ファビュラ・ラサ」、スウェーデンのアンサンブル「ペーロル・フォール・スヴィーン」(豚に真珠体験)をはじめ、さまざまなジャンルの芸術家と共同作業を行ってきた。このアルバムで演奏される作品には、ギリシャ神話の「夜の女神」を曲名とするヴィオラのための「ニュクス」をのぞき、「動き」「底流を認める」「静止した流れ…」「絡み合い、動く線」「波動と中断」と抽象的なタイトルが与えられている。作曲家からの「解説」もなく、すべてが聴き手に委ねられる。アルバムのメイン・アーティスト、打楽器奏者のアイリク・ラウデ(1973-)は、シェルブレードがしばしば共同作業を行ってきたプレイヤー。「動き」「静止した流れ…」「波動と中断」のマリンバ、「底流を認める」「絡み合い、動く線」のヴィブラフォーン。スコートゥンとシェルブレードの言う「静けさ」が現実の「音」に表現される。「絡み合い、動く線」では、アンティークシンバル「クロタル」も使われている。
 # 当盤は、ブルーレイオーディオ対応機器でのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレーヤー、 SACDプレーヤー、DVDプレーヤーでは再生できません(これらのプレーヤーで再生可能なアイテムは未発売です)。
2L-102SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
管楽器のためのシンフォニー
 ヒンデミット:協奏音楽 Op.41 (1926) / シェーンベルク:主題と変奏 ト短調 Op.43a (1943)
 ストラヴィンスキー:管楽器のためのシンフォニー(1918-20, rev.1945-47)
 ヒンデミット:交響曲 変ロ調(1951) / ロルフ・ヴァリーン(1957-):変化 [Changes] (1984)

  インガル・ベルグビ指揮王立ノルウェー海軍音楽隊
 録音:2013年4月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー、DXD "24bit / 352.8kHz" 。制作・バランスエンジニアリング、モッテン・リンドベルグ/録音・ビアトリス・ヨハンネセン。ノルウェーはウィンドミュージックの長い歴史と伝統を誇る国のひとつ。ウィンドオーケストラ、シンフォニックバンド、ウィンドバンドがそれぞれの地方でさまざまの活動を行っている。ノルウェー王国の軍隊も、国王近衛兵音楽隊をはじめ、5つのプロフェッショナル・バンドを抱えている。BDオーディオのパイオニアとして名を高めてきたノルウェーの2Lレーベルからリリースされ、グラミー賞ベスト・エンジニア賞にノミネートされたノルウェー軍音楽隊によるフランスのウィンド作品集『凱旋路』(2L-086SABD)につづき、王立ノルウェー海軍音楽隊のアルバムがリリースされる。王立ノルウェー海軍音楽隊は1820年に創設された。現在の隊員は29名。オスロフィヨルドのホーテンを本拠とし、国内と国外、年間130回から150回のコンサートに出演している。2008年から王立ノルウェー海軍音楽隊の首席指揮者を務めるのはインガル・ベルグビ(1964-)。ノルウェー音楽アカデミーでクラリネットを学び、同アカデミーのカシュテン・アンデシェンとシベリウス・アカデミーのヨルマ・パヌラの下で指揮法を修めました。ベルゲンの現代音楽グループBIT20Ensembleの首席指揮者、スウェーデンのヴェルムランド・オペラの音楽監督、ベルゲン・フィルハーモニックの首席客演指揮者、ノルウェー放送o. の「プロフィール指揮者」を経験している。アルバム『管楽器のためのシンフォニー』には「新しい音楽」の探求者4人の作品が5曲収録されている。 「協奏的序曲」「歌曲『高貴な騎士、オイゲン王子』による7つの変奏」「行進曲」の3曲からなるヒンデミットの「協奏音楽」。ソナタ形式の第1楽章、抒情的な音楽とスケルツォの第2楽章、「フーガ」の終楽章をもつ、同じくヒンデミットの1951年の交響曲。シェーンベルクの「主題と変奏」は「様式化された行進曲」の主題とさまざまな楽器の組み合わせによる「和声の旅」。曲名がアルバムのタイトルに使われたストラヴィンスキーの「管楽器のためのシンフォニー」には「ドビュッシー追悼」の副題がつけられている。曲名の「シンフォニー(交響曲集) 」は、いくつかの楽章から構成されるいわゆる「交響曲(symphony)」ではなく、「アンサンブルの中にあるアンサンブル」が一緒に(syn)なって生まれる音(phone)、それぞれに独自の響きをもつ異なる楽器群の相互作用(インタープレイ)がイメージされたと言われる。1945年から1947年にかけて改訂された版による演奏。ノルウェーの作曲家ロルフ・ヴァリーンの「変化」は、「変化の書」といわれる中国の『易経(I Ching)の考えを基に、いろいろな「変化」を精密なテクスチュアをもつ透明な音の描画とした作品。録音セッションは、オスロに近いベールムのヤール教会で行われた。「新しい録音」の試みを意欲的に進める2Lのスタッフの手で王立ノルウェー海軍音楽隊の音楽が臨場感のある音に捉えられている。
 5.1 DTS-HD MA と 2.0 LPCM の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド・ディスク (5.1 surround / Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-101SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
クリスチャニアの生活〜ノルウェー、ウィンドミュージック黄金時代の作品集
 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911)/ハンセン編曲:交響曲第2番 変ロ長調 Op.15
 アードルフ・ハンセン(1852-1911):グリーグ夫妻の銀婚式に寄せるセレナード/セレナード/田舎の婚礼(*) /
                ロマンス(B♭コルネットと軍楽隊のための)/音楽の描画「クリスチャニアの生活」
 オーレ・オールセン(1850-1927):「スヴァイン・ユーレッド」序曲/葬送行進曲 Op.41 (*)
 アルフレード・エーヴェンセン(1883-1942):ノルウェー舞曲第1番/ノルウェー舞曲第2番

 オーレ・クリスティアン・ルード指揮ノルウェー軍音楽隊
 録音:2012年6月、11月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。 (*) は Blu-ray オーディオ・ディスクにのみ収録されており、通常のCDプレーヤー、SACDプレーヤー、DVDプレーヤーでは再生できません。ご注意下さい。 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ。録音:ビアトリス・ヨハンネセン。19世紀の後期は、ノルウェー音楽の「黄金時代」と呼ばれる。ヨハン・スヴェンセンとエドヴァルド・グリーグのふたりが「ノルウェー」の国際的な知名度の向上に貢献したこと、そして、人口の増加と経済の発展のためあらゆるジャンルで音楽が求められ、ノルウェーの音楽生活が活力と創造性を享受した時期だったことが、主な理由だったと言われる。ノルウェー王国軍のプロフェッショナル・バンドのひとつ、ノルウェー軍音楽隊も、この時代、急速に発展する音楽生活に大きな役割を果たした。1818年の創設以来、音楽隊は、公的な場だけでなく社会生活のさまざまなところで音楽を演奏し、才能のある演奏者や作曲者の発掘と育成に努めた。フランスのウィンド音楽を演奏した『凱旋路』(2L-086SABD)とノルウェー憲法制定200周年を記念する『われらこの国を愛す』(2L-104SABD)につづく『クリスチャニアの生活』は、首都クリスチャニア、現在のオスロをしのばせる作品を集めたアルバム。
 ヨハン・スヴェンセンは、スカンディナヴィアを代表する音楽家のひとり。彼の代表作、交響曲第2番は、1874年から1876年にかけて作曲。このアルバムで演奏される「ウィンドアンサンブル」版は、アードルフ・ハンセンが、スヴェンセンから生徒となるための課題として与えられ、ハルデンの軍楽隊を指揮していたオスカル・ボルグの協力を得て書き上げた作品。フルート、ピッコロ、E♭管クラリネット、8つの B♭管クラリネット、E♭管コルネット、B♭管コルネット、2つのトランペット、2つのアルトホルン、3つのテナーホルン、2つの B♭管テューバ、ティンパニ。単純な「編曲」というより、作曲者のスヴェンセンと「空気」を共有する音楽家による「解釈」という言葉がふさわしい音楽。ハンセンの音楽による描画「クリスチャニアの生活」は、ギャロップを始めとする当時の流行曲による「ポプリ」。「グリーグ夫妻の銀婚式に寄せるセレナード」は、ハンセンがベルゲンの音楽隊を指揮していた1892年、エドヴァルドとニーナのグリーグ夫妻のために作曲した音楽。6月11日の「朝」、トロールハウゲンのグリーグ邸の庭で演奏され、グリーグはその時のことを「素晴らしい静かな夏の朝、この美しい音楽が与えてくれた気分を忘れることができない」と記している。オーレ・オールセンの『スヴァイン・ユーレッド』序曲は、ジングシュピールのための音楽をオールセン自身がウィンドアンサンブルのために編曲した作品。「葬送行進曲」は、1883年に亡くなった義弟のために作曲され、後に国王ホーコン七世と国王オラヴ五世の国葬でも使われた。アルフレード・エーヴェンセンは、ハーシュタの士官大学、最初期の音楽訓練生のひとり。ノルウェー舞曲第1番と第2番は、グリーグのノルウェー舞曲に似たスタイルをとり、民謡を素材としたグリーグの曲と異なり、エーヴェンセン自身のメロディが使われている。1934年、エーヴェンセンはオスロに移り、ノルウェー軍音楽隊の指揮者に就任した。第2次世界大戦中のドイツ軍の占領下では、エーヴェンセンは、ノルウェー軍楽隊が「ナチス」の行事に参加しないよう奔走し、そのために逮捕され、1ヶ月間留置されている。1942年、健康状態の悪化のため没したものの、彼の抵抗の精神は「ノルウェー人」の心意気を表したものとして他の音楽家たちを勇気づけたことが伝わる。2006年から2012年まで音楽監督を務めたオーレ・クリスティアン・ルードは、アルバムの音楽について、「1850年から1900年にかけてのオスロのウィンドバンドの伝統から生まれた『忘れられた黄金時代』を代表する作品は、今の聴き手にもアピールする」と語っている。演奏にあたっては、音楽隊のアーカイヴに保存されていた古い楽譜と手稿譜の「埃を吹き飛ばす」作業が行われ、かつて響いた音に可能な限り近づけるため、歴史的に検証された、当時の楽器が演奏に使われた。録音セッションは『凱旋路』や『われらこの国を愛す』と同じヤール教会で行われ、「ノルウェー軍音楽隊の歴史を映す音楽」が Blu-ray Disc Audio の 24bit / 192kHz の「音」により、リアルに、空気感をともなって再現される。
 5.1 DTS-HD MA (192kHz/24bit), Dolby Atmos (48kHz/24bit), 9.1 Auro-3D (96kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッド・ディスク (5.1 surround / Stereo) のセット。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-100PABD
buyボタン
(BD AUDIO)
1.5枚価格
遥かな銀河 [Remote Galaxy] 〜フリント・フベンティーノ・ベッペ(1973-):管弦楽作品集
 遥かな銀河 Op.81(ヴィオラ・ダ・ガンバと管弦楽のための)(*) /
 遠い言葉 Op.43b(クラリネットと弦楽オーケストラのための)(#) /9月に失くして Op.17(管弦楽のための)/
 天国の下で綱渡り Op.32 No.8(管弦楽のための)/フルート協奏曲第2番 Op.80 (+)

  ヴラディーミル・アシュケナージ指揮フィルハーモニアo. ラルフ・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ;*)
  マーク・ヴァン・デ・ヴィール(Cl;#) エミリー・バイノン(Fl;+)
2L-100LP
buyボタン
(2LP)
3枚価格
 録音:2012年5月、ワトフォード・コロシアム、ワトフォード、イギリス。制作&バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン。Pure Audio Blu-ray 盤仕様:5.1 DTS-HD MA | 7.1 DTS-HD MA | 2.0 LPCM | 9.1 Auro-3D 、インデックスを除き映像は収録されていない。グラミー賞ノミネートアルバム「フルート・ミステリー」(2L-58SABD) につづくフリント・フベンティーノ・ベッペ(旧名:フレード・ヨニー・ベルグ)の作品集。前作と同じアシュケナージ指揮によるフィルハーモニアo. とのセッションは、ワトフォードのコロシアムで行われ、「フルート・ミステリー」で紹介されたフルート協奏曲第1番のソロを担当したロイヤル・コンセルトヘボウo. の首席フルート奏者、バイノン(1969-)に献呈された、オルガンをともなう大編成の管弦楽と共演したフルート協奏曲第2番も収録。本アルバムに収録されている5つの作品に共通するコンセプトは「距離」。メロディ、ハーモニー、鮮やかな色彩のオーケストレーション。寄り添うように聴き手を「遥かな」時空に誘う音楽。オランダのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ラルフ・ルソーが、グラスハーモニカも加えた管弦楽と共演した「遥かな銀河」。グラスハーモニカは避雷針の発明で知られるベンジャミン・フランクリンが考案した楽器で、ガラスの皿を回して指でこすって音を出す、神秘的な響きが魅力。フィルハーモニアo. とロンドン・シンフォニエッタの首席クラリネット奏者、マーク・ヴァン・デ・ヴィールがソロの「遠い言葉」。「良き友」愛犬のレディ・ベッシーを失ったことをきっかけに書かれた「9月に失くして」。嘲弄するように薄笑いを浮かべ、高く張ったワイヤーの上を渡る男をイメージした「自伝的」な「天国の下で綱渡り」。そして今回は、優秀録音レーベルとして音楽ファン、オーディオ・ファンから注目されている2Lが、またしてもその実力を発揮した録音を登場させた。5.1 surround に「高さ」成分の4channel を加えた 9.1 channel で録音され、オリジナル録音をミックスダウンした 5.1 DTS-HD MA 、7.1 DTSHDMA 、2.0 LPCM と、Auro-decoder を搭載した機器で再生する 9.1 Auro-3D の4つのフォーマットでこのBlu-ray Disc Audio に収録された。さらに、チャイコフスキー:「思い出」(2L-090CLP / 2L-090ALP)、Quiet Winter Night (2L-087LP) に続くアナログを発売。ドイツのパラス社でプレスしたDMM (ダイレクト・メタル・マスター)で、オーディオファイル・グレード。
 # 当録音はオーディオファイル向けに特化したもので、2014年2月時点においてはCDプレーヤー、SACD プレーヤー、DVD プレーヤーで再生可能なアイテムはございません。Blu-ray プレーヤー、Blu-ray 対応の PC 、もしくはレコードプレーヤーをご使用下さい。
2L-099SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
トルビョルン・デュールード(1974-):暗闇から出て(イエス・キリストの受難と復活)
 ゲイル・モッテン・オイエン(Tp) エルレン・オーゴール・ニルセン(Tp)
 ラーシュ・シッテル(Perc) サラ・ヘッド(朗読)
 ヴィヴィアンネ・シュードネス指揮ニーダロス大聖堂cho.
 録音:2012年9月-10月、ニーダロス大聖堂、トロンハイム、ノルウェー。制作&バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン。ノルウェー出身の作曲家トルビョルン・デュールードによる「イエス・キリストの受難と復活」を題材にした、混声合唱、2つのトランペット、打楽器と朗読のため作品。トロンハイムはノルウェー第3の都市。997年、オラヴ一世(オラヴ・トリグヴァソン)が城を築き、中世ノルウェーの首都として栄えた。古都トロンハイムを象徴するひとつが、ノルウェー最大の中世ゴシック建築、市の中心にあるニーダロス大聖堂。この大聖堂は、内装の彫刻や「ばらの窓」と呼ばれるステンドグラスが建築の面で知られるとともに、ノルウェーの音楽と芸術の拠点のひとつとしても大きな役割を担っている。イエス・キリストの受難と復活を語る「暗闇から出て」は、このニーダロス大聖堂の合唱団と指揮者シュードネスの委嘱により作曲された。「暗闇から出て」は、混声合唱、2つのトランペット、打楽器と朗読のために書かれ、イエス・キリストの生と死がラテン語と英語のテクストによる歌と英語による朗読で綴られる。指揮のヴィヴィアンネ・シュードネスは、2002年から2012年にかけてニーダロス大聖堂の音楽監督を務め、この「暗闇から出て」が彼女の最後のプロジェクトになった。朗読を担当するサラ・ヘッドはイギリスの女優、歌手。ゲイル・モッテン・オイエンとエルレン・オーゴール・ニルセンは、トロンハイムのノルウェー空軍音楽隊のトランペット奏者。打楽器奏者のラーシュ・シッテルはトロンハイムso. のメンバー。
 5.1 DTS-HD MA と 2.0 LPCM の Pure Audio BlurayディスクとSACDハイブリッドディスクのセット。Pure Audio Blu-rayディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-098SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
印象の軌跡
 ドビュッシー/ハイフェッツ編曲:美しき夕べ
 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調/ヴォカリーズ〜ハバネラ形式のエチュード/ソナタ(遺作)
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(アーサー・ハートマン編曲)/ヴァイオリン・ソナタ
 ラヴェル/シェルベリ・ニルソン、ビェラン編曲:亡き王女のためのパヴァーヌ

  アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn) スヴァイヌング・ビェラン(P)
 録音:2011年12月、2012年1月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。DXD (24bit/352.8kHz) 録音。詩人ポール・ブールジェは若き日のドビュッシーがインスピレーションを受けたひとりだと言われる。ドビュッシーがブールジェの『美しき夕べ』をテクストに歌曲を書いたのは1883年だった。数回の万国博覧会を通じフランスがヨーロッパ文化の中心として栄えようとしていた時代。新しい世紀に向け、音楽の分野では、いわゆる「印象主義」が芽吹こうとしていた時代。『印象の軌跡』は、その時代をリードしたふたり、ドビュッシーとラヴェルの音楽をノルウェーの音楽家が「今」の感覚と思考で見つめたアルバム。アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(1983-)はオスロ生まれ。オスロ、ベルリン、ストックホルムで学び、2008年からハルダンゲル音楽祭の芸術監督に就任。スヴァイヌング・ビェラン(1970-)はスタヴァンゲル生まれ。ザルツブルクとベルリンでハンス・レイグラーフに学び、1999年にノルウェー・コンサート協会の最優秀若手ソロ奏者に選ばれた後、ノルウェーの音楽シーンを中心に活動を続けている。ドビュッシーの「美しき夕べ」はハイフェッツ、同じく「亜麻色の髪の乙女」はドビュッシーの友人アーサー・ハートマンの編曲、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」はシェルベリ・ニルソンとビェランの編曲による編曲で演奏される。印象主義の美しい残像。作曲家のヴォルフガング・プラッゲ(1960-)が制作を担当した。
2L-097SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ファゴットの抒情
 サン=サーンス:ファゴット・ソナタ Op.168 / ヒンデミット:ファゴット・ソナタ
 デュティユー:サラバンドとコルテージュ / エルガー:ロマンス Op.62 / タンスマン:ソナティナ
 ケクラン:ファゴット・ソナタ Op.71 / クヴァンダール:伝説曲 Op.61b

  ペール・ハンニスダール(Fg) ヴェービョルン・アンヴィーク(P)
 録音:2012年4月30日-5月3日、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。DXD (24bit/352.8kHz) 録音。ファゴットとピアノのための作品を集めたアルバム『ファゴットの抒情』。木管楽器のための室内楽曲に興趣にあふれた作品の多いサン=サーンスのソナタに始まるプログラム。木管楽器のための室内楽作品に実り多かった20世紀前半の作品が中心。この時代、試験の課題曲としてパリ音楽院の委嘱により書かれた作品も多数あり、その代表的な作品、デュティユーの「サラバンドとコルテージュ」とタンスマンの「ソナティナ」がこのアルバムでも演奏されている。オスロ・フィルハーモニックの首席ファゴット奏者、ペール・ハンニスダール(1958-)とグリーグ三重奏団のピアニスト、ヴェービョルン・アンヴィーク(1962-)。ノルウェーを代表する優れた音楽家ふたりの共演。ノルウェーのクヴァンダールが作曲した「伝説曲」のノスタルジックなページでプログラムを閉じる。
2L-096SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
Song
 マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン(1971-):太陽の呼び声
 ゲイル・トヴェイト(1908-1981)/ホーコン・ベルゲ編曲:名誉ある出迎え
 ホーコン・ベルゲ(1954-):われら歌声高く/祝福の朝なり / スヴェン=エーリク・ベック(1919-1994):春
 マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン(1971-):夜明け
 アルフレード・ヤンソン(1937-):エッバ・リンドクヴィストの3つの詩 / ボー・ホルテン(1948-):ヴォカリーズ
 トルビョルン・デュールード(1974-):もうすぐ娘はバラ咲く庭で愛しい人に口づけを
 ハーラル・グッリクセン(1946-):主はわが光、わが救いなり
 ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-):アヴェ・マリア・ダオスタ / ボー・ホルテン(1948-):何事にも時があり
 カール・ニルセン(1865-1931):わがイエスよ、わが心に
 ノルウェー民謡/ビョルン・アンドル・ドラーゲ、オーラ・ブレムネス編曲:美しい夕べの歌

  エリサベト・ホルテ指揮ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル
 録音:2011年10月、11月、ウラニエンボルグ教会、オスロ、ノルウェー。制作:モッテン・リンドベルグ、録音:モッテン・リンドベルグ、ビーアトリス・ヨハンネセン。2Lの超優秀録音が存分に堪能できるブルーレイ・オーディオとHYBRID_SACD盤の2枚組仕様シリーズ。オスロに編集スタジオをもつ2Lは、グレクス・ヴォーカリス、アンサンブル96、スコラ・カントールムをはじめとするノルウェーの合唱団の個性的なディスクをリリースしてきた。オスロにあるウラニエンボルグ教会の合唱団のひとつ、ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブルは、さまざまなジャンルと時代の音楽を活気にみちた演奏で聴かせることで名高い合唱団。アルバム『歌』。テレマルク地方の谷に響くこだまからインスピレーションを得て、アンサンブルのメンバー、マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセンが作曲したソプラノソロと高声5部のための「太陽の呼び声」。トヴェイトの「ハルダンゲルの100の民謡」組曲第1番の第1曲をホーコン・ベルゲが混声合唱のために編曲した「名誉ある出迎え」。フィンランドのマンテュヤルヴィのカトリック・ミサ典礼文をテクストとする「アヴェ・マリア・ダオスタ」。『旧約聖書』の『コレヘトの言葉(伝道の書)』に基ずくオーレ・ダルゴーの詩に同じデンマークのボー・ホルテンが作曲した「何事にも時があり」。北部ノルウェーの聖職者で詩人、漁師でもあったペッテル・ダッス(1647-1705)の詩をクヴェーフィヨルドの宗教音楽家ハンス・クリスティアン・ベルゲシェン(1835-1924)が歌に作った「美しい夕べの歌」。人間、人間と自然、人間同士、人間と神の関係に焦点を当てた選曲。呼吸し、鼓動するアカペラの声。指揮は芸術監督のエリサベト・ホルテ。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。5.0 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio BlurayディスクとSACDハイブリッドディスク(5.1 surround/ Stereo) のセット。Pure Audio Blu-rayディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-095SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
聖母讃歌〜アヴェ・マリア
 ブリテン:聖母讃歌 / プーランク:サルヴェ・レジナ / デュリュフレ:愛といつくしみのあるところ
 ウィテカー:黄金の光 / ローリドセン:おお光より生まれし光 / オーデゴール:来たれ
 カールセン:おお大いなる奇跡 / ブルックナー:アヴェ・マリア / ラフマニノフ:アヴェ・マリア
 ペルト:アヴェ・マリア / オーラ・ヤイロ:すべてが美しいお方
 アンドルー・スミス:マリアよ、あなたは美しい/スターバト・マーテル
 トロン・クヴェルノ:スターバト・マーテル・ドロローザ(悲しみの聖母は)

  トゥーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール指揮スコラ・カントールム
 録音:2011年1月、3月、10月、ガムレ・アーケル教会、オスロ、ノルウェー。制作:モッテン・リンドベルグ、録音:モッテン・リンドベルグ、ビーアトリス・ヨハンネセン。2Lの超優秀録音が存分に堪能できるブルーレイ・オーディオとHYBRID_SACD盤の2枚組仕様シリーズ。ウィテカー、クリストフェシェン、ローリドセンたち、アメリカと北欧の世俗合唱曲によるアルバム『拝謁』(2L61-SACD)を録音したオスロの室内合唱団スコラ・カントールムが、ブリテン、プーランク、デュリュフレをはじめとする作曲家たちの聖母マリアのための賛美歌を歌ったアルバム『聖母讃歌』を作った。黄金の光、天使、御子を描いた、現代アメリカの作家エドワード・エッシュの詩をチャールズ・アンソニー・シルヴェストリがラテン語に訳した歌詞で歌われるウィテカーの「黄金の光」。ローリドセンの「永遠の光」の第3曲「おお光より生まれし光」。オーデゴールの「来れ」は、J.S.バッハのモテット「来れ、イエスよ来れ」による「瞑想」。同じくノルウェーのカールセンの「おお大いなる奇跡」は「クリスマス・オラトリオ」の第1曲として作曲された。マリアを賛美するカトリックの祈りをテクストにオーラ・ヤイロが、多彩に変化する曲に作った「すべてが美しいお方」。中世イギリスのアンティフォナに基づくアンドルー・スミスの「マリアよ、あなたは美しい」。ノルウェー民謡にみられる音型と装飾をもつクヴェルノの「スターバト・マーテル・ドロローザ」。「賛美歌は、永遠なるものについて考えをめぐらせる時、その心の高揚が声として発せられるもの」。中世イタリアの神学者トマス・アクィナスの『神学大全』の言葉がライナーノーツに引用されている。スコラ・カントールムは、1964年、作曲家で指揮者のニューステットによりオスロ大学音楽学部に創設された。彼のあと、2002年からは、ノルウェー音楽アカデミーで教えるトゥーネ・ビアンカ・スパッレ・ダールが指揮者を務めている。アルバムの録音セッションは、オスロに現存する最古の建築物とされるガムレ・アーケル教会で行われた。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。5.0 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio BlurayディスクとSACDハイブリッドディスク(5.1 surround/ Stereo) のセット。Pure Audio Blu-rayディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-094SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
グリーグへのオマージュ〜ピアノ・デュオのための音楽 Vol.3
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b(2台のピアノのための)
 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):グリーグ変容 Op.160(2010)(2台のピアノのための)
 テリエ・ビョルクルン(1945-):グリーグへのオマージュ(2011)(2台のピアノのための)
 サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35(1874)(2台のピアノのための)

  デーナ・ピアノデュオ[ハイデ・ゲルツ、ティナ・マルガレータ・ニルセン(P)]
 録音:2011年9月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。ドイツのハイデ・ゲルツとノルウェーのティナ・マルガレータ・ニルセンのデーナ・ピアノデュオ。モーツァルトとグリーグのピアノ・デュオの作品を弾いた2つのアルバム(2L-40SACD、2L-57SABD)につづく第3作。グリーグと親しかったブラームスとサン=サーンスの作品の間に、ノルウェーのヴォルフガング・プラッゲとテリエ・ビョルクルンがデーナ・デュオの委嘱を受け「グリーグ」をテーマに書いた作品が演奏される。プラッゲの「グリーグ変容」は、「抒情小曲集第1集」( Op.12)の第2曲「夜警の歌」を主題とする10の変奏。ビョルクルンの「グリーグへのオマージュ」は、「グリーグとバルトーク、ストラヴィンスキー、アルヴォ・ペルトの出会い」がイメージされ、ピアノ協奏曲 イ短調、「バラード」、 ト短調の弦楽四重奏曲、「伝承による19のノルウェー民謡」の第18曲「深く想いをめぐらせて」といった作品のパッセージの「音」と「モチーフ」による「エコー」として作曲された。デーナ・ピアノデュオ:スイス生まれのノルウェー人ティナ・マルガレータ・ニルセンと、彼女のベルリン芸術大学時代の恩師であったドイツのピアニスト、ハイデ・ゲルツによる師弟ピアノ・デュオ。ハイデ・ゲルツは、「ゲルツ・メソッド」というピアノ演奏技術を長年の経験をもとに確立した。このメソッドは、良い音を出すための精度を上げ、音楽への柔軟な発想助ける画期的な方法。それはデーナ・ピアノデュオの織りなす豊かなサウンドを聴けば一目瞭然。モーツァルトとグリーグのピアノ・デュオの作品を弾いた2枚のアルバムが世界的に好評価を得て、ロシア、アメリカ、ドイツそしてノルウェーで積極的に演奏活動を行っている。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio BlurayディスクとSACDハイブリッドディスク(5.1 surround/ Stereo) のセット。Pure Audio Blu-rayディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-093SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+BD_AUDIO)
1.5枚価格
シューベルト・コネクション
 シューベルト:
  弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」
 グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27
オスロSQ
 録音:2012年6月、ソフィエンベルグ教会、ノルウェー。シューベルトは弦楽四重奏曲を15曲残しており、その中で最も人気の高く名作と言われるのが第14番の「死と乙女」だろう。もちろん聴きどころは第2楽章の歌曲「死と乙女」の動機が使われている部分。すべての楽章が短調で書かれ、当時のシューベルトの心境を表しているようだが、第2楽章の長調への転調部分は極美。オスロQは、音楽のもつ深い情緒を感じさせつつ、緻密で気品あるアンサンブルを聴かせてくれる。グリーグには3曲の弦楽四重奏曲があったが、1曲は紛失、1曲は未完(後にレントヘンにより補筆完成)ということで現在演奏される作品はこの弦楽四重奏曲作品27のみとなっている。この作品はドビュッシーの弦楽四重奏曲に影響を与えたとされ、グリーグの精魂込めた生命力に溢れる作品。自国の作曲家の魅力を十二分に伝えようという気迫に満ちた演奏で、北欧の抒情性を湛えたオスロQの表現力に圧倒される。1991年に結成されたオスロ弦楽四重奏団。高い芸術性とテクニック、そして柔軟性を兼ね備えたアンサンブルとしてノルウェー本国のみならず世界中で評価を得ている。高音質レーベルとして注目されている2Lレーベルならではの優秀録音で、シューベルトでは精緻なアンサンブルを、グリーグでは空間の響きを意識して録られている。
2L-092SABD
buyボタン
[JAZZ]
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
LIVING 〜ヤン・グルナル・ホフ
 生きていること/鏡 I /山の高みへ/つばめ/なにかがやってくる/鏡 II /フィレンツェ/争い/
 北に向かって/12月のワルツ/夏の夜/熱狂の詩/ヌールランの県歌「おお、私は故郷を知っている」/犠牲

  ヤン・グルナル・ホフ(P)
2L-092LP
buyボタン
[JAZZ]
[LP]
2枚価格
 録音:2012年8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。制作:モッテン・リンドベルグ、録音:モッテン・リンドベルグ、ビアトリス・ヨハンネセン。ノルウェーを代表するジャズ・ピアニスト、ヤン・グルナル・ホフの初のソロ・アルバム「 LIVING 」。みずからのアイデンティティを求めながら自身の音楽の領域を広げていく。アーティストとしての彼の姿勢とプライドが、「生きていること」のタイトルに反映されている。トロムソのハーシュタで行われた1992年の北部ノルウェー芸術祭のために作曲した組曲に含まれる「Brytning(争い)」、実生活に失望を感じていたころ「音楽」によって高いところに向かおうという気持ちから書いた「Mountain High(山の高みへ)」、イタリアへの旅からインスピレーションを得たという「Florence(フィレンツェ)」、ノルウェー北部に生まれたことを誇りに思う「Fly North(北に向かって)」、クヌート・ハムスンの詩に触発された「Sommernat(夏の夜)」と「Feberdigte(熱狂の詩)」。カザフスタンの作曲家アフメト・ジュバノフの曲をアドリブした「つばめ」と、エリアス・ブリクスの賛美詩にアドルフ・トムセンが曲を書いた、北部ノルウェー、ヌールランの県歌「おお、私は故郷を知っている」をのぞき、すべてホフのオリジナル曲。「冬の歌のようにあなたはそこにいた、なにかがやってくることを静かな物語が語った、はじめて、そしてそれが最後……」。「なにかがやってくる」は、2011年6月のある朝早く、メロディが書かれたという作品。ノルウェーのソフィエンベルク教会で行われた録音は、2Lらしいクリアなクリスタルのように美しい音で収録されており、ホフの繊細かつ情熱的な美しいピアノが的確に捉えられている。ヤン・グルナル・ホフ:1958年、北部ノルウェー、北極圏の街ボードー生まれ。1976年にピアノ・トリオの演奏とそれに続くヨン・クリステンセンや他のミュージシャンのバックをつとめることでジャズ・ミュージシャンとしてのキャリアを開始。1979年にプロとなり、アリルド・アンデルセンやニルス・ペッター・モルヴェルと1982年にツアー。1986-89年、ジャズ教育で著名なノルウェー・トロンハイム音楽院で勉強、2001年-2002年、ノルウェー音楽院で編曲と作曲を学ぶ。クラシック・ピアノ、プログレッシヴ・ロック、ジャズ、その他様々なポップ音楽の演奏を経験している。これまで多くのジャズ・フェスティヴァルに出演。1995年にはチック・コリアとのピアノ・デュオ演奏、2001年にはパット・メセニーと、2006年-2008年にはマイク・スターンと共演している。2008年からは、名門ECMからのリリースでも知られるトランぺッター、マティアス・アイクを中心にアリルド・アンデルセン、ヤングンナルホフらノルウェーを代表するミュージシャンで結成されたHOFF ENSEMBLEとして活動を行っている。2012年に発売された「Quiet Winter Night (2L-087PABA)」はジャズ/クロスオーヴァーをベースにフォークなどのフレイバーを取り入れ、ノルウェーらしい耽美な世界観が表現された素晴らしいアルバム。2013年にはノルウェーで最も著名なジャズ賞であるBuddy賞を受賞。
2L-091SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調 Hob.III-81 Op.77 No.1
アーネ・ヌールハイム(1931-2010):
 ヴァイオリンとヴィオラのための
  「 Duplex (ふたつの)」(1992)
バルトーク:弦楽四重奏曲第5番 Sz.102
エンゲゴールSQ
[アルヴィド・エンゲゴール(Vn)
 アトレ・スポンベルグ(Vn)
 ジュリエット・ジョプリング(Va)
 エイドリアン・ブレンデル(Vc)]
 録音:2011年5月、2012年3月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。2006年、白夜のノルウェー、ロフォーテンで結成されたエンゲゴール四重奏団の弦楽四重奏曲録音シリーズ。ハイドンの ニ長調、ライフ・スールベルグ、グリーグの作品を演奏した第1集(2L-53SACD)、ベートーヴェンの「ハープ」、ヌールハイム、バルトークの第3番を収めた第2集(2L-071SACD)につづく第3集。ハイドンがロブコヴィツ侯爵の求めに応じて作曲、ハイドン最後の弦楽四重奏曲集となった Op.77の第1番。作曲者のヌールハイム自身が「対比と極端の遊戯」と呼んだ「Duplex(ふたつの)」は「エネルジーコ」「フルエンテ」「レント・カンタンド-エネルジーコ」の3楽章から構成されたデュオ曲。オスロで音楽学校を主宰するステファン・バラット=ドゥーエとスーンミ・チョン夫妻のために作曲された。「ノルウェー・モダニズム音楽の旗手」ヌールハイムの音楽のなかではもっとも「近づきやすい」一作。アルバムの最後はバルトークの第5番。エンゲゴールがザルツブルクのカメラータ・アカデミカでコンサートマスターを務めていた時、作曲者と親交のあった音楽監督のシャンドル・ヴェーグから紹介されたという作品。エンゲゴール四重奏団のメンバーは、第1ヴァイオリンが、ロフォーテン国際室内楽フェスティヴァルの創設者、芸術監督を務めるアルヴィド・エンゲゴール(1963-)。第2ヴァイオリンのアトレ・スポンベルグ(1964-)は、1996年からノルウェー放送o.のコンサートマスターを務めている。ヴィオラのジュリエット・ジョプリングは、ノルウェー室内o.の首席ヴィオラ奏者でもあり、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで経済学修士号を取得している。このアルバムでは2Lと共同で編集を担当している。この第3集からチェリストがエイドリアン・ブレンデル(1976-)に替わった。父はアルフレート・ブレンデル。ケンブリッジ大学ウィンチェスター・カレッジに学び、トルルス・モルクの師でもあるスウェーデンのチェリスト、ケルンの音楽院で教えるフランス・ヘルメションに師事した。ブレンデルは、1995年、イギリス南西部、ドーセット州のプラッシュ村にフェスティヴァル、Musicat Plush を指揮者のウィリアム・レイシーと共同で創設。この音楽祭は毎夏開催され、アルフレート・ブレンデル、イモジェン・クーパー、ヴェルターヴォ四重奏団をはじめとする音楽家が参加している。
2L-090PABD
buyボタン
(BD AUDIO;
*/+/#)
1.5枚価格
トロンハイム・ソロイスツ〜思い出
 ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893):フィレンツェの思い出 Op.70 (*)
 カール・ニルセン(1865-1931):若き芸術家の棺のかたわらで FS58(アンダンテ・ラメントーゾ)(+) /
                小組曲 FS6, Op.1(弦楽オーケストラのための)(#)
 ピョートル・チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード ハ長調 Op.48 (#)

  トロンハイム・ソロイスツ
   [ゲイル・インゲ・トルベルグ(リーダー) オイヴィン・ギムセ(芸術監督)]
2L-090
buyボタン
(CD;
*/#)
価格帯:A
2L-090ALP
buyボタン
(LP;#)
2枚価格
2L-090CLP
buyボタン
(LP;*/+)
2枚価格
 録音:2011年5月、10月、セルビュ教会、セルビュ、ノルウェー|制作・録音:モッテン・リンドベルグ [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]。以下 ブルーレイディスクのみの仕様:5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz)|7.1 DTS-HD MA (24bit/96kHz) (side-fill)|2.0 LPCM (24bit/192kHz)|9.1 Auro-3D (24bit/96Hz) (tracks 01-05 only)|mShuttle: FLAC 192kHz + MP3|Region ABC。
 #CDプレーヤーで再生可能なのはCDヴァージョン "2L-090" のみです(他は3点とも再生不可)。ただしCDにはニルセン「若き芸術家の棺のかたわらで」が収録されておらず、2023年現在、CDプレーヤーで再生可能な別商品もございません
演奏者が聴いている音を聴き手にそのまま聴いてほしい・・・ライヴと録音の音の違いではなく、演奏者自身と聴き手にとっての音の違いを極力までなくしていこう。そんなこだわりから2 週間もかけてレコーディングが行われた究極の高音質ディスク。ノルウェーのインディペンデント・レーベル、2Lの録音に対する評価は国際的にすっかり定着した。受賞こそしていないもののアメリカのグラミー賞にも毎年のようにノミネートされている。古都トロンハイムに本拠を置くトロンハイム・ソロイスツTrondheimSolistene/ The Trondheim Soloistsのブリテンやバルトークを演奏した『ディヴェルティメント(Divertimenti)』 (2L050SABD) は小アンサンブル部門とサラウンドサウンド・アルバム部門とエンジニアリング部門、グリーグの「ホルベアの時代から」から始まる『民謡の調子で (in folk style)』 (2L068SABD) は小アンサンブル部門とサラウンドサウンド・アルバム部門にそれぞれノミネートされた。ソロイスツのミュージシャンたちは、モッテン・リンドベルグMorten Lindberg をはじめとする 2L-のスタッフに厚い信頼を寄せ、サラウンド録音の楽器配置など、さまざまな試みに挑んでいる。
 トロンハイム・ソロイスツと 2Lのコラボレーション第3作『思い出』。芸術監督のオイヴィン・ギムセØyvind Gimse(1968-)とリーダーのゲイル・インゲ・ロツベルグGeir Inge Lotsberg(1969-)が「弦楽オーケストラのために作曲されたもっとも美しい音楽」とみなすチャイコフスキーの「弦楽のためのセレナード」と「フィレンツェの思い出」、そして、FACEBOOKを通じて世界各国の音楽愛好家から寄せられたリクエストによるカール・ニルセンの「小組曲」と「若き芸術家の棺のかたわらで(アンダンテ・ラメントーゾ)」。4曲のプログラム。2011年の5月に録音された「弦楽のためのセレナード」では、合唱音楽の録音を多く手がけてきたプロデューサーのリンドベルグのアイデアを入れ、同じ楽器の奏者が隣り合わせにならないようアンサンブルの声部を混在させる楽器配置がとられた。
 セルビュ教会で DXD (24bit/352.8kHz) 録音された『思い出』は、Pure Audo Blu-ray と LP のフォーマットでリリースされる。Blu-rayディスクに収録されるのは、5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz)、2.0 LPCM (24bit/192kHz) などのトラック。LP は Part I と Part II の2枚に分かれ、DMM のステレオ音源が180gのオーディオファイルグレードのビニールにプレスされている。
2L-089SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+BD_AUDIO)
1.5枚価格
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):弦楽四重奏のための作品集
 弦楽四重奏曲〔第1番 Op.10 (1928-29) /第2番 Op.13 (1930-31) / Op.0 (1909) 〕/
 ゲーテの3つの詩 Op.6(1925-27)(ライフ・ハルヴォシェンによる
  ソプラノと弦楽四重奏のための版;*)〔シャクンタラー/百合のように白く/ズライカ〕
  ハンサSQ 〔オースタ・ヨーアンセン(Vn1) ヒラリー・フォスター(Vn2)
        ヘルガ・ステーン(Va) ヴァルテル・ハイム(Vc)〕
  ヒルデ・ハーラルセン・スヴェーン(S;*)
 録音:2011年2月、ストゥーレトヴァイト教会、ベルゲン、ノルウェー。制作:ヨルン・シメンスタ、録音:ビーアトリス・ヨハンネセン。DXD (24bit/352.8kHz) 録音。ファッテイン・ヴァーレンは20世紀ノルウェーでもっとも重要な作曲家のひとり。しかし、後期ロマンティシズムの作風から出発したものの、調性を限界いっぱいまで広げ、その初演がノルウェー音楽史上最大のスキャンダルのひとつとされる1921年の「アヴェ・マリア」(Op.4)を最後に「調性」から離れ、シェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンに倣った音楽語法による作曲に移ったため、同時代の他の作曲家たちの陰に隠れてしまい、多くの作品は彼の死後になって初演されるという不運に見舞われた。作品番号の付けられた2曲の弦楽四重奏曲は、「自分の表現に必要な」音楽語法に移ってからの作品。1929年に完成した第1番は、古典的形式とヴァーレンの言う「不協和ポリフォニー」を組み合わせて作曲されている。作曲のモデルとしたJ.S.バッハの対位法を思わせる主題の展開の見られる「モデラート」、「歌曲」のような「アダージョ」、リズムを際立たせた「スケルツォ」、主要主題が繰りかえし現れる「ロンド」の4楽章。第2番も第1番と同様の語法で書かれている。最初の楽章はアンダンテ・コン・モートの「フーガ」。「フーガ」から音楽を始めるという発想について、ヴァーレンの伝記を書いたオラヴ・グルヴィンが記している。「ある夜、オスロのホンノルブリッガ埠頭に彼がひとりで立っていた時、透明な水面に映る星の姿に気づいた。星は煌めき、穏やかに波打つ水面とともに動く」。「テンポ・ディ・メヌエット、グラツィオーゾ」の第2楽章、アレグロ・アッサイの「フィナーレ」。「星の夜」から生まれた作品の雰囲気は、地球を離れた宇宙を感じさせるとも言われる。作品番号をもたない1909年の弦楽四重奏曲は、この作品がマックス・ブルッフに認められたおかげでベルリン音楽大学への入学を許可されたという、記念の曲。歌曲集の「ゲーテの3つの詩」は、長調と短調の調性から離れた後の作品。ソプラノとピアノのために書かれた作品をライフ・ハルヴォシェンが弦楽四重奏共演用に編曲し、弦楽四重奏曲第1番を初演したコンサートで演奏している。ハンサ四重奏団は、ハンザ同盟の時代から栄えた町、ベルゲンのフィルハーモニックo.のプレイヤーにより1987年に創設。ヴァーレンの伝記を書いた音楽学者のビャルネ・コットセンとともにヴァーレン作品を紹介するプロジェクトを発足させ、2Lのこのアルバムの録音が実現した。録音は2Lらしい臨場感溢れるサウンドで、オーディオ装置の存在を忘れさせる、素晴らしい録音。24bit / 352.8kHz DXD 録音。5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0 LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio Bluray ディスクとSACDハイブリッドディスク(5.1 surround/ Stereo) のセット。
2L-088SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
音楽帳〜18世紀ノルウェーのポピュラー曲集
 前奏曲/ラ・ロヴィスのエール/イギリス舞曲/焦茶色の上衣/騎士の舞曲/前奏曲/キューピッドよ、さらば/街の歌/
 愛のパスピエと王のパスピエ/イギリス田園舞曲/イギリス舞曲〔1/2〕/ブラゲルネス行進曲/行進曲/サラバンド/
 サラス〔1/2〕/ハリング/・ファブリ/ラ・フォリア/パスピエ/アリア「気まぐれな世界のことを」/われらが森で/
 リゴドン/アリア「空に雲が立ち込め」/愛しき征服者/メヌエット第7番/メヌエット/2つのハリング/イギリス舞曲

  ハンス・オラヴ・ゴーシェット(リコーダー/バロックフルート/横笛) カトリーネ・ボトネル=ビー(S)
  エリザベス・ゲーヴァー(バロックVn) ヴェーガル・ルン(バロックG/テオルボ)
  ラーシュ・ヘンリク・ヨハンセン(Cemb) アンドレ・リスレヴァン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  シェル・トゥーレ・インネルヴィーク(太鼓) ホーコン・モルク・ステーネ(Perc)
 録音:2012年2月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。18世紀ノルウェーで演奏され歌われた「愉しみの音楽」と「ディヴェティメント」を集めた「音楽帳」。ノルウェー民俗舞曲のハリング、ポーランドの舞曲、メヌエット、行進曲、イギリスの田園舞曲といった、ノルウェーで愛好された曲とヨーロッパで流行した曲が30曲、「トルエルス・ヨハネスン・ヴィットの音楽帳」「ペーテル・バングの音楽帳」「バルテルーの音楽帳」「ヤーコブ・メストマッハーの音楽帳」「インゲル・オールの音楽帳」「ヨハネス・ブルーのイギリス舞曲集」といった、ハンザ同盟の時代から栄えたベルゲンや各地で発見された手書きの音楽帳と出版本を基に演奏されている。リコーダー、バロックフルート、軍隊の横笛を演奏する、リーダーのハンス・オラヴ・ゴーシェット(1952-)は、オスロのノルウェー音楽アカデミーの教授を務めている。リコーダー、バロックフルート、演奏慣習を教え、18世紀ノルウェーの音楽帳に記された1100曲の演奏の歴史と慣習をテーマとする論文で博士号を取得した。彼が録音した中世ノルウェーの音楽やスカンディナヴィアとフランスのバロック期のフルート音楽は広く親しまれており、この「音楽帳」でも「友人たち」の演奏するバロックヴァイオリンやノルウェー伝統の太鼓などの楽器と一緒に18世紀ノルウェーの音楽を楽しく演奏している。「焦茶色の上衣を新調したの 裏地はメランコリー なぜ悲しんでいるの と尋ねられたら いとしい人が死んだから と答えるでしょう あの人は今 ダニエル親方の庭 そのままずっと土の下 夏がふたたび巡るまで」。この「焦茶色の上衣」をはじめとする4曲の歌とアリアは、カトリーネ・ボトネル=ビーのソプラノで歌われる。ブックレットの解説(英語、ノルウェー語)はゴーシェットが執筆。すべての曲の編曲も彼と「友人たち」が行った。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio BlurayディスクとSACDハイブリッドディスク(5.1 surround/ Stereo) のセット。Pure Audio Blu-rayディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
KKC-10009
buyボタン
(HYBRID_SACD)
[JAZZ/WORLD]
国内仕様盤
\3300(税抜\3000)
Quiet Winter Night
 Dronning Fjellrose (マウンテンローズの女王)/Stille, stille kommer vi (そっと、静かに僕らはやってくる)/
 Dele alle ord og tanker (言葉と思考を共にして)/Redd Mamma (不安がる母さん)/
 Sulla, sulla krekling (歌え、歌え、つるこけもも)/Blågutten (青い少年)/Ville fjellgutt (山の若者)/
 Hva skal hende nå? (さあ、何が起きる?)/Ved bålet (火のそばで)(*)/Tufsa danser(*)/
 Vesle, rare bygdeunge (小さく奇妙な村の子供)/En blånissekveld (青ニッセの夕べ)/
 Kveldslokk for små unger (夕べに子供たちを呼ぶ声)/Lys i desember (十二月の光)/
 [Bonus track](*)
  Ved bålet (火のそばで) (instrumental) /30枚のスライド・フォト画像付き

 HOFF ENSEMBLE
  [Mathias Eick (tp), Borge Petersen (Overleir, g), Annbjorg Lien (nyckelharpa, hardanger fiddle),
   Jan Gunnar Hoff (p), Arild Andersen (b), Rune Arnesen (perc) ]
 VOCALS [Helene Boksle, Annbjorg Lien, Sondre Bratland, Unni Wilhelmsen, Tomine Harket, Bjorn Johan Muri]
2L-087PABD
buyボタン
(BD AUDIO)
[JAZZ/WORLD]
1.5枚価格
2L-087LP
buyボタン
(LP)
[JAZZ/WORLD]
[*以外]
2枚価格
 録音:2011年8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー| LP 仕様:180グラム重量盤。
 #SACD盤 KKC-10009 発売時の代理店コメント『★ホフ・アンサンブル Hoff Ensemble の珠玉のアルバム「静かな冬の夜 Quiet Winter Night」が日本限定で SACD Hybrid / MQA-CD でリリースします。オーディオ評論家の角田郁雄氏は、このLP盤(2L-087LP)をリファレンス・ディスクとして使い続けており、かねてよりSACD化を熱望し、今回実現いたしました。解説書には、各トラックのオーディオ的聴きどころを角田氏が解説しています。スピーカーはもちろんヘッドフォン選びの参考になるリファレンス・ディスクとなるでしょう。SACDマスタリングは、2Lの名エンジニアでもありプロデューサーであるモッテン・リンドベルグが自ら手がけています。さらに今話題のハイレゾCDと言われているMQAを搭載し、オリジナル・マスター(DXD24bit/352.8kHz)の音質に迫るような音を聴くこともできます。(MQA再生には専用の機器が必要です。)』
 # 2L-087PABD、2L-087LP 発売時の代理店コメント:ECMレーベルへの録音や、ヤガヤジストの中核的メンバーでもあるトランペッターのマティアス・アイク、1960年代の終わりからヤン・ガルバレク、ラルフ・タウナー、カーリン・クローグといったアーティストと共演を重ねてきた巨匠ベース、アーリル・アンデシェン( アリルド・アンデルセン/ Arild Andersen)、パット・メセニーやマイク・スターンとのコラボレーションでも知られるピアニスト&アレンジャーのヤン・グンナル・ホフらを中心としたノルウェーが生んだ名グループ、ホフ・アンサンブルの2011年録音作品。ホフ・アンサンブルは1993年に結成。全てのメンバーが売れっ子であるだけに、常に密な活動をしているわけではないものの、今や20年に渡るグループ歴を誇り、その間にはパット・メセニーや、マリア・ジョアン、アレックス・アクーニャといった大物アーティストとも共演している精鋭グループとしても知られている。そんなアーティストが、ここでは、ノルウェー・ポップス界のトップシンガー、ヘレーネ・ボクスレ、オスネ・ヴァラン・ノルドリら、多彩なヴォーカリストをフィーチャー。彼女たちは、それぞれ、クリスマス曲集のリリースでも大きな話題を集めたということだが、清廉としてスピリチュアリティを感じさせる歌声には、終始厳かなムードが。アンサンブルと渾然一体となって創りだされる音楽には、聖歌のようなものも感じさせられる。喩えればノルウェー版のエンヤとも言えるような世界観。歌の数々は天上の囁きを思わせるものあり、喜怒哀楽、人間の営みの機微を感じさせるものあり、時には民族音楽の響きを重ね古の世界にタイムトリップさせるような世界あり、ノルウェーの旋律、音色、色彩感をベースにしつつ、祈りも滲む音楽は、ケルトをベースにしたエンヤの音楽の世界に大きく通じるものといえ、清らかで深遠なるものを感じずにはいられない。そして、そんな音楽が最先端の技術で録音されたのが本作。オスロのソフィエンベルグ教会で行われたセッションを2Lのモッテン・リンドベルグが24bit/352.8kHzのDXD録音で収録。新たな次元を開くPure Audio Blu-rayの24bit/192kHzにマスタリングされた録音は、まるでその教会に居合わせているかのような臨場感。柔らかな音の広がりはシンプルでありつつも豊穣に響き、最高の美しい音像が広がる。5.1chサラウンドで再生すると、まるで、アーティストたちに囲まれているような感覚。プロダクツ・ノートを読むと“システムの素晴らしさをもってしても、音楽、音響を熟知したアーティストでなければ、出来なかった作品 "とも書かれているが、アーリル・アンデシェンを始めECMで有名なアーティストが、リバーブによらず、異なった手法の音響環境で音楽を生み出している点も大変興味深い所と言える。祈りに満ちた時間にもとても相性の良い音楽。ECM、オーディオ・ファンにも大注目の作品。
2L-086SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
凱旋路〜ウィンドアンサンブルのためのフランス音楽
 ベルリオーズ:葬送と勝利の大交響曲 Op.15 (1840) より〔葬送行進曲/追悼の辞(*) /昇天〕
 サン=サーンス:東洋と西洋 Op.25(1869) / デュカ:「ラ・ぺリ」〜ファンファーレ(1912)
 ミヨー:フランス組曲 Op.248 (1945) より
  〔ノルマンディー/ブルターニュ/イル・ド・フランス/アルザス=ロレーヌ/プロヴァンス〕
 トマジ:典礼用ファンファーレ(1947) 〔御告げ/福音(#) /黙示録(スケルツォ)/金曜日の行列〕
 ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):子供の序曲(1964)

  オーレ・クリスティアン・ルード指揮ノルウェー軍音楽隊
  ポール・W.マグヌセン(Tb;*) ヴィーダル・ノルドリ(Tb;#)
 録音:2011年11月、2012年1月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:モッテン・リンドベルグ。ノルウェー王国に軍隊に所属する5つのプロフェッショナルアンサンブルのひとつ、1818年創設のノルウェー軍音楽隊 が新しいアルバムを録音した。アルバムタイトル「凱旋路」は、フランスの首都パリの中心から西に向かう、「パリの歴史軸」あるいは「王の道」とも呼ばれる、歴史的建造物や記念碑の並ぶ直線道路。19世紀と20世紀のフランス音楽によるプログラムが組まれている。ベルリオーズが、1830年の七月革命の10周年記念式典のためフランス政府の委嘱を受けて作曲した「葬送と勝利の大交響曲」。曲名に示されるとおり「東と西の世界の対照」からインスピレーションを得たというサン=サーンスの作品。幻想的、神秘的なバレエ「ラ・ペリ」のために作曲され、コンサートピースとして単独で演奏されることの多いデュカの「ファンファーレ」。ミヨーが、第二次世界大戦中のレジスタンス運動とフランスをドイツ軍の占領から解放した連合軍への敬意の印に作曲したという「フランス組曲」。4曲から構成され、「音による絵画」ともみなされるトマジの「典礼用ファンファーレ」。フランスの童謡と民謡に基づくボザの「子供の序曲」。1791年のフランス革命後、新しい時代を迎えたと言われるウィンドアンサンブル音楽の新鮮な発想と響きをもった曲が集められた。指揮者のオーレ・クリスティアン・ルードは、2006年からノルウェー軍音楽隊の音楽監督を務めている。 このアルバムの録音セッションは、1961年に建造された、自然木で組んだ急勾配の天井のもたらす音響効果が素晴らしい、ベールムのヤール教会で行われ、2Lのスタッフの気に入りの録音場所のひとつ。
 24bit / 352.8kHzのDXD録音。5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio BlurayディスクとSACDハイブリッドディスク(5.1 surround/ Stereo) のセット。Pure Audio Blu-rayディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていない。
2L-085SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
景色はみな調和していた
 ロルフ・ヴァリーン(1957-):7つの命令(2001)〔捜せ/押せ/沈め/紡げ/突け/寄りかかれ/やめろ〕
 シェーンベルク/アスビョルン・ショートフン(1961-)/ヴァリーン:12のピアノ小品
  (シェーンベルクの「6つのピアノ小品」Op.19 (1911)+
    ヴァリーンとショートフンによるシェーンベルクのOp.19への6つの注釈)
 ショートフン:ある知られざる交響曲のトランスクリプション(2003-06 rev.2011)/
        ストラヴィンスキーがバッハになり、ショートフンがフレスコバルディになる
 ヴァリーン:エチュード3 / シェーンベルク:6つのピアノ小品 Op.19

  ケンネト・カールソン(P)
 録音:2008年6月、2010年12月、2011年4月、ヘニ・オンスタ芸術センター、ベールム、ノルウェー。チカーダ・アンサンブルのピアニスト&芸術面リーダーを務めるスウェーデン出身のカールソン(1952-)によるソロ・アルバム。シェーンベルクの作品を核に、ノルウェーを代表する作曲家ふたり、ヴァリーンとショートフンの作品を配した構成。「12のピアノ小品」は、シェーンベルクの「6つのピアノ小品」に、気心の知れた間柄であるヴァリーンとショートフンが「シェーンベルクと同じように一日で」作曲した「作品19への注釈」を3曲ずつ加えた曲集。この曲集が加わったことで、「予定されたという感じの少ない、もっと自発的な何かがあれば」というカールソンの希望が叶った。さらに、このアルバムではヴァリーンとショートフンの曲が2曲ずつ演奏されている。ヴァリーンの「7つの命令」は、ベルゲンのダンシュカンパニー、カルト・ブランシュとピアニストのホーコン・アウストベのために作曲した、アルファベット4字からなる「命令」をタイトルとする7曲、約21分の音楽。「エチュード3」は、ヴァリーンが作曲した4曲の「エチュード」のひとつ。この録音のために改訂した版が演奏されている。ショートフンの「ある知られざる交響曲のトランスクリプション」は、2003年、ショートフンもカールソンも「モダニスト流のセリー音楽にいささか飽き飽きしていた」ころ、委嘱により作曲された。シューマンとスクリャービンの表現形式をイメージしながら作曲が進められ、2011年に最終稿が完成している。「ストラヴィンスキーがバッハになり、ショートフンがフレスコバルディになる」は、ショートフンが近年インスピレーションの源とすることが多いというストラヴィンスキーを基点にフレスコバルディにまで展開していく、美しい小品。
2L-084SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ストーレ・クライベルグ(1958-):
 オペラ・オラトリオ「ダビデとバト・シェバ」(2008)(英語歌唱)
  アンナ・エイナション(Ms;バト・シェバ) ヨハネス・ヴァイセル(Br;ダビデ)
  ニルス・ハーラル・ソーダール(T;ヨアブ) フレードリク・アクセルベルグ(T;ウリヤ)
  ラーシュ・ユーハンソン・ブリスマン(B;ナタン)
  トヌ・カリユステ指揮トロンハイムso.、トロンハイムso.ヴォーカルアンサンブル
 録音:2011年4月、フリー教会(トロンハイム、ノルウェー)。mShuttle 機能対応(BDプレイヤー、パソコンとインターネット接続環境など、対応機器が必要です)。ストーレ・クライベルグは、1958年、スタヴァンゲル生まれ。トロンハイムに住み、ノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の音楽学部教授を務める彼は、2004年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件の記念日にワシントンの大聖堂で演奏されその模様が全米に中継された「ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム」(Simax PSC1257)により、国際的に知られるようになった。
 2008年に初演され、その後ノルウェー内外で再演されている「ダビデとバト・シェバ」は、美しいメロディとハーモニーが特徴で、抒情的で内省的な趣きを持つオペラ=オラトリオ。『旧約聖書』を題材にした内容は以下の通り。「イスラエルの王ダビデは、ある日の夕暮れに王宮の屋上を散歩していて、水浴びする美しい女に目に留める。女は、ヘト人ウリヤの妻、バト・シェバ。バト・シェバは王宮に召され、ダビデと床を共にし、その子を宿す。ダビデの策略によりウリヤは戦死、ダビデはバト・シェバを妻に迎える。主の意に背いたダビデの行為は主の怒りを買い、バト・シェバが産んだ子は7日、目に死ぬ。」個人の感情が政治的行動と影響し合い、引き起こされる重大な結末。イギリスの音楽家で作家のジェシカ・ゴードンが、「サムエル記下」の11章〜12章を基に、今日的なテーマをもつ台本に書き上げた。詩編8番「主よ、わたしたちの主よ あなたの御名は、いかに力強く 全地に満ちていることでしょう」と詩編51番「神よ、わたしを憐れんでください 御慈しみをもって。深い御憐れみをもって 背きの罪をぬぐってください」の2つの賛歌はそのまま使われ、合唱、ダビデと合唱により歌われる。
2L-083SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
アイヴィン・ビューエネ(1973-):
 あり得べき諸都市、本質を衝く風景 [Possible Cities / Essential Landscapes]
 9つの楽器のための「あり得べき諸都市」(2005)〜断片/9つの楽器のための「配列図式」/
 9つの楽器のための「あり得べき諸都市」(2005) /ピアノ三重奏のための「廃墟のある風景」(2006) /
 フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ダブルベースと打楽器のための
  「超牧歌的な研究/夜の小品/ミニチュアの風景」(2006) /
 クラリネットと弦楽三重奏のための「モルト・フルイード〔きわめてなめらかに〕」(2007) /
 フルート、バスクラリネット、ヴィブラフォーン、ピアノ ( + eBow) と弦楽四重奏のための「静物」(2008)

  クリスティアン・エッゲン指揮チカーダ・アンサンブル
 録音:2010年4月、12月、ヘニ・オンスタ芸術センター、ベールム、ノルウェー。mShuttle 機能対応(BDプレイヤー、パソコンとインターネット接続環境など、対応機器が必要です)。「あり得べき諸都市(まちまち)/本質を衝く風景」は、ビューエネがチカーダとアンサンブル・アンテルコンタンポランからそれぞれ委嘱を受け、2005年から2009年の間に作曲した6曲の室内楽とアンサンブル作品の集成。「都市の中を移動することは新しい音楽を聴くことによく似ていると常に私は思っている。大都会を歩くと、見も知らぬ通りがあり、暗い路地に入ったと思うと突然明るい広場に出る」(ビューエネ)。「物語が姿を現し、増殖し、消えていく。そうした都市の風景を音として聴けるものとする。作曲者ビューエネはこの連作によってそのことを試みている。ビューエネの思索とイマジネーションと創造の背景にあるのが、イタリアの作家イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)の「見えない都市 [Le città invisibili] 」。マルコ・ポーロがフビライ汗にさまざまな空想都市について報告するという形式をとった、都市論とも現代文明批判とも考えられる小説。作曲者ショートフンは、「都市を歩く」聴き手のための「旅行案内」として、第9章と、連作のタイトルが採られた第4章と第8章から英訳文を一節ずつブックレトに引用している。『時おり、その方の声が遥か遠くから聞こえて来るように思われることがあるが、それでいながらこの身は目に見えぬくせして目くらますばかりの現在に囚われておるのだ……』(第9章)(米川良夫・訳/河出文庫版)。連作としての初演は、2009年11月14日、オスロ。1989年創設、2005年に NOMUS(北欧音楽委員会)賞を受けた、固定メンバー10人のアンサンブル、チカーダをクリスティアン・エッゲン(1957-)が指揮した。
2L-082SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
オーラ・ヤイロ(1978-):ピアノ即興
 愛と慈しみのあるところ/なんと美しいかたマリアさま/プレリュード(3台のピアノのための)/メリベル/スサンネ/
 セブンエイト(3台のピアノのための)/ダークブルー/サンタモニカ/ネブラスカ(2台のピアノのための)/湖/
 雲のない(3台のピアノのための)/ライトブルー/グレートプレーンズ/バッハ・ファンタジー/
 ビルトモア・シュライン/リトルロック/コラール/心からの

  オーラ・ヤイロ(P)
 録音:2011年8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。オーラ・ヤイロはノルウェー生まれ。ノルウェー音楽アカデミー、ロンドンの王立音楽大学、ニューヨークのジュリアードでクラシックとジャズの作曲とピアノを学んだ。現在はニューヨークに住み、作曲家、ピアニストとして活動を行っている。ヤイロの作曲で世界各国の合唱団に歌われている合唱曲「愛と慈しみのあるところ」「なんと美しいかたマリアさま」「プレリュード」による即興に始まり、女性、アメリカの町と土地、色彩、作曲家バッハと、とりどりのタイトルのつけられた即興が綴られる。"2台または3台のピアノ" による「プレリュード」「ネブラスカ」「雲のない」は、あらかじめイメージした楽想やテーマに基づく即興をまず収録し、その録音をベースに新たな即興をトラックに重ねる方法が採られている。
 Pure Audio Blu-ray 《mShuttle》この Pure Audio Blu-ray は、mShuttle 機能を備えています。mShuttle は、リスナーが BD プレーヤーの近くにいなくても、簡単に音楽を楽しむことができるシステムです。リスナーがどこにいようとも、mShuttle は自宅のオーディオシステムでスタジオ品質 FLAC を聴くこともできるし、車や台所ではCD品質、または MP3 で楽しむこともできる、自由自在のテクノロジーです。
 【方法】1. BD プレーヤーがコンピュータネットワークに接続していることを確認してください。2. Pure Audio ブルーレイディスクを BD プレーヤーに挿入。ディスクを読み取ったのを確認して、mShuttle のスイッチをオンにする。3. PC のインターネットブラウザーを開けて、BD プレーヤーの IP アドレスを入力。このアドレスをあなたの BD プレーヤーのセットアップメニューから探してください。4. オーディオファイルとブックレットを選択して、BD を PC へダウンロードしてください。
2L-080PABD
buyボタン
(BD AUDIO)
1.5枚価格
トマス・D.A.テレフセン(1823-1874):ピアノ作品全集
 4つのマズルカOp.1/夜想曲へ長調 Op.2/4つのマズルカOp.3/3つの華麗なるワルツOp.5/タランテラ 変ホ長調 Op.6/
 悲歌 Op.7/フルドラの踊り Op.9/アダージョとロンド ロ短調 Op.10/夜想曲第2番 ホ長調 Op.11/
 創作主題と幻想曲 変ロ短調 Op.12/ソナタ ハ短調 Op.13/6つのマズルカOp.14/アルバムのページOp.16/
 夜想曲第3番 変ロ長調 Op.17/大ポロネーズ 嬰ハ長調 Op.18/アレグレットOp.20/トッカータ ヘ長調 Op.22/
 小さな物ごい ホ短調 Op.23/大マズルカ 変ロ長調 Op.24/大練習曲 嬰ハ短調 Op.25/花嫁の歌 ニ長調 Op.26/
 ワルツ 変ニ長調 Op.27/バラード ハ短調 Op.28/凱旋行進曲 変ホ長調 Op.29/大ワルツ第5番 へ長調 Op.30 No.1/
 大ワルツ第6番 ヘ短調 Op.30 No.2/マズルカ イ長調 Op.33/夢の向こうへ 変イ長調 Op.34/
 カプリッチョ・アパッショナート ロ短調 Op.36/即興曲 ト長調 Op.38/夜想曲第4番 変ト長調 Op.39/
 ヴァルハラの祭り Op.40/スコットランドの旋律 嬰ハ短調 Op.42/6度の練習曲 ホ長調 Op.43/
 エリザベス女王のパヴァーヌ 嬰ハ短調 Op.44/ワルツ イ長調

  ヨルゲン・ラーシェン(P)
 録音:2010年5月、2011年2月、リングヴェ博物館、トロンハイム、ノルウェー。使用楽器:Steinway C-model。制作・録音:モッテン・リンドベルグ。 3h18'、DXD (24bit/352.8kHz)|5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz)|2.0 LPCM(24bit/192kHz)|mShuttle; FLAC 192kHz + MP3| Region ABC。トマス・D.A.テレフセン Thomas Dyke Acland Tellefsenはトロンハイム生まれ。「フランス語の知識もなく、無一文に近い状態で、ただ自分の芸術とショパンへの熱狂だけを武器に」(ジョルジュ・サンド)、1842年、パリに渡り、その秘めた才能と創造性を見抜いたショパンから生徒として迎えられた。ショパンの没後、パリの音楽界にデビューし、51歳で病没するまでピアニスト、作曲家としてパリを舞台に活躍した。テレフセンのピアノのソロの作品集。ピアニストのヨルゲン・ラーシェン Jørgen Larsen (1958-)は、エヴァ・クナルダールに学び、1979年にオスロでデビュー。いくつかの室内楽アンサンブルに参加し、トロンハイムso.のピアニストを務めている。ホルン奏者のシェル=エーリク・アルネセンと共演してシューマン、シュトラウス、ヒンデミット、ニルセンの作品を演奏したアルバム『呼び声 (Calls)』 (2L-20) がこれまでの代表的録音。
 新しいテレフセンの全集は、トロンハイムにある国立の音楽と楽器の博物館、リングヴェ博物館 Ringve Museum で録音セッションが行われた。24bit/352.8kHz の DXD 録音。DTS HD MA 5.1 と LPCM 2.0 にそれぞれミックスダウンされた演奏時間の合計3 時間18 分の録音が Pure Audio Blu-ray のディスク1枚に収められている。このアルバムでは、アイナル・ステーン=ノクレベルグによる全集 (Simax PSC1239) に収められていた未出版のコラールと小品は省かれ、ステーン=ノクレベルグの録音に含まれていなかった作品番号なしの イ長調の「ワルツ」が演奏されている。

 # 当録音はオーディオファイル向けに特化したもので、2012年8月時点においてはCDプレーヤー、SACD プレーヤー、DVD プレーヤーで再生可能なアイテムはございません。Blu-ray プレーヤー、もしくは Blu-ray 対応の PC をご使用下さい。
2L-79SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ベートーヴェン
 チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5 No.2/
 ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17/
 チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102 No.1
ビョルン・スールム(Vc)
スタイナル・グランモ・
 ニルセン(ナチュラルHr)
クリスティン・
 フォスハイム(Fp)
 録音:2010年6月-7月、ノルウェー音楽アカデミー、レヴィンホール、オスロ。第1集(2L-7)に続くスールムとフォスハイムによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ集。ベートーヴェン自身が後にチェロ用に編曲した ヘ長調のソナタは、原曲どおりナチュラルホルンとピアノによる演奏で収録されている。チェロのビョルン・スールムは、オスロ・フィル副首席チェロ奏者。室内楽の活動も行い、2003年にはスタヴァンゲルで行われた国際室内楽フェスティヴァルに参加した。スタイナル・グランモ・ニルセンは、ノルウェー国軍軍楽隊のホルン奏者を務めている。録音セッションはアカデミーのレヴィンホールで行われ、チェロとフォルテピアノのデュオ、ナチュラルホルンの吹く颯爽とした主題に始まり、チェルニーが「優雅で輝かしい作品」と呼んだホルンとフォルテピアノの音楽を 2L-のモッテン・リンドベルグが自然な音色とバランスにとらえている。
2L-078SABD
buyボタン
(2 HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
オラヴ・アントン・トンメセン(1946-):
 霊感を与えられた娘ヴェスレモイ(2007)(声とピアノのための)
  マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms) ニルス・アンデシュ・モッテンセン(P)
 録音:2010年2月8日-11日、ソフィエンベルグ教会、オスロ(ノルウェー)。SACD:5.1 surround / Stereo| Pure Audio Blu-ray。制作・録音:モッテン・リンドベルグ。トンメセンの新作「霊感を与えられた娘ヴェスレモイ」。アルネ・ガルボルグ(1851-1924)の連作詩集「ハウグトゥッサ」(山の精)は、ヘンリク・イプセンの劇「ペール・ギュント」や中世から伝わる幻想の詩「夢の詩」と並び称されるノルウェー文学の遺産。この作品について作曲家のオラヴ・アントン・トンメセンは、「ノルウェー語を理解する人たちへの贈り物。幻想の詩「夢の詩」や " 詩のエッダ"「古エッダ」の「オーディンの訓言」といった中世文学の余韻とダンテの「神曲」やプーシュキンの「エフゲニー・オネーギン」といったヨーロッパ散文詩の余韻を漂わせながら、途方もないひろがりをもって、喪失、憂鬱、救済を不気味な姿に描いた無比の作品だ」と言っている。翻訳が困難なためノルウェー語圏にとどまるはずだった「ハウグトゥッサ」の名が広くヨーロッパ世界に知られるきっかけとなったのは、ガルボルグと同時代の作曲家エドヴァルド・グリーグの歌曲だった。「(グリーグの歌曲集では)超自然の要素が大きく省かれたため、ハイネの詩によるシューマンの「詩人の恋」に似た、裏切りと喪失に終わるありきたりの恋物語になった……「ハウグトゥッサ」は、それだけではない」(トンメセン)その壮大な世界を表現するためトンメセンは、共同でプロジェクトにあたったソプラノ歌手のグリ・エッゲとピアニストのホーコン・アウストベと一緒に、ガルボルグの書いた309ページから選んだ詩を約30ページのテクストにまとめ、詩文の一部に手を加えた。オラトリオとリートの歌手として国際的に活躍するマリアンネ・ベアーテ・シェランは、「霊感を与えられた娘ヴェスレモイ」のプロジェクトに早くから関心を寄せ、2010年2月3日、ニルス・アンデシュ・モッテンセンの共演によりオスロ・コンサートホールの小ホールでこの作品を取り上げた。このコンサートのためトンメセンはメゾ・ソプラノの声域に合わせていくつかの改訂を施している。このアルバムのための録音セッションは、そのコンサートの後、8日、から11日、にかけてソフィエンベルグ教会で行われた。アルバムのブックレットには、歌詞の対訳に替えて、トンメセン自身がまとめた全45トラックの要約(英語、ノルウェー語)が掲載されている。ノルウェーの文学と音楽を結ぶ文化遺産に新たな一作が加わった。
2L-077SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
harmOrgan〜ハーモニカとオルガンによるデュオ作品集
 シーグムン・グローヴェン:グローリア/アリア / J.S.バッハ:フルートソナタ 変ホ長調 BWV1031
 ヘッダール伝承曲/シーグムン・グローヴェン編:天つみ国に
 コラール本の旋律/イーヴェル・クライヴェ編:夜警の歌/つねに待ち望む心を/高きところより雨よ降れ/
                       クリスティーネ/みんなで探そう/さあ、われらイェルサレムに行こう
 ルードヴィーグ・マティアス・リンデマン/イーヴェル・クライヴェ編:復活祭の朝
 シーグムン・グローヴェン:あこがれ / 伝承曲/シーグムン・グローヴェン編:ミュッラルグーテンの婚礼行列の曲
 イーヴェル・クライヴェ:トッカータ「偉大なる神よ、われら汝をたたえ」/プロヴァンス組曲
 ヘンデル:リコーダー・ソナタ ヘ長調 HWV369〜シチリアーナとジグ
 シーグムン・グローヴェン:驚異/追悼 / ヘンニング・ソンメッロ:春風の口笛に雪解けの水

  シーグムン・グローヴェン(ハーモニカ;*) イーヴェル・クライヴェ(Org)
 録音:2010年9月、ウラニエンボルグ教会、オスロ(ノルウェー)。制作・録音:モッテン・リンドベルグ。使用楽器:Polle Concert Harmonica (*) 世界で一番小さな楽器ハーモニカと世界で一番大きな楽器オルガンのデュオが演奏するバロックの小品とノルウェーの民俗音楽。仕様は、このタイトルで10枚目となるSACDハイブリッド盤とBDオーディオ盤のセット発売。SACDハイブリッド盤ではデュオの響きのまろやかさが増し、BDオーディオ盤ではハーモニカ、オルガンそれぞれの楽器の立体的な音響効果を得られる。
 演奏はハーモニカをシーグムン・グローヴェンとオルガンをイーヴェル・クライヴェ。30年以上に渡って共演してきたふたりが初めてデュオとして録音したアルバム。J.S.バッハとヘンデルのソナタ、グローヴェンとクライヴェの自作曲と編曲によるプログラム。アルバムの最後に収録されている作品は、美しい旋律のヘンニング・ソンメッロの「春風の口笛に雪解けの水」。ノールモーレのスルナダール生まれの詩人ハンス・ヒルバクの詩にソンメッロが曲を書いたこの歌は、原詩の人気とあいまって、ノルウェーの人たちに愛されてきた。
 グローヴェンと親しいビートルズのプロデューサーとして知られるサー・ジョージ・マーティンは、彼をこう評している。「ハーモニカは、適切な人の手にかかると、際だって美しく優雅な楽器となることができる。シーグムン・グローヴェンは、先達のトミー・ライリーやラリー・アドラーと同様、ハーモニカに可能な広い音域と音による表現力をいっぱいに使って演奏する。際だって優れた感覚と才能にめぐまれ、彼は今、間違いなく、もっとも洗練されたハーモニカ演奏家のひとりとして世界に君臨している」。グローヴェンは録音も積極的に行い、2007年のグリーグ・イヤーにリリースされた『グリーグ・アルバム』(Grappa GRCD-4264)は、ハーモニカ演奏の美しさと楽しさをあらためて印象づけるアルバムとして人気を集めた。今回使用している楽器は伝説的ハーモニカ奏者トミー・ライリーが開発したPolle Concert Harmonica。オルガニストのイーヴェル・クライヴェは、オスロとミュンヘンで学び1978年にオスロのコンサートホールでデビューコンサートを行った。オルガンと宗教音楽を中心に演奏し、ジャンルを超えた活動をしている。
2L-076SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
北欧現代合唱曲集「KIND」
 民謡/フランク・ハーヴロイ(1969-)編曲:おやすみ坊や、テレマルクの子守歌
 ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-):子供の声
 オステルダーレン民謡/フランク・ハーヴロイ編曲:子守歌、おねむり坊や
 ペーア・ネアゴー(1932-):「子供のように」より〔子守歌/春の歌/不幸なできごとのある葬送の行進〕
 ヴォス民謡/フランク・ハーヴロイ編曲:おやすみ坊や
 テレマルク民謡/フランク・ハーヴロイ編曲:おねむり坊や
 マルクス・パウス(1979-):さらわれた子ども(ソプラノ、アルト、混声合唱と弦楽四重奏のための)

  シェティル・アルメンニング指揮アンサンブル96、ニーダロスSQ
 録音:2010年1月、ウラニエンボルグ教会、オスロ(ノルウェー)。制作・録音:モッテン・リンドベルグ、共同制作:フランク・ハーヴロイ。DXD 録音(24/352.8kHz)、HYBRID_SACD : 5.0 surround/stereo DSD、Blu-ray : 5.0 surround DTS HD MA、(24bit/192kHz),2.0 LPCM (24bit/192kHz) + mShuttle。
 アンサンブル96(Ensemble 96)はオスロの室内合唱団。ノルウェー文化審議会の財政支援を受け、現代の音楽に焦点を当てた演奏活動を行っている。
 彼らの最新録音はPure Audio Blu-rayディスクとSACDハイブリッド・ディスクの2枚組としてリリースされる北欧の現代作曲家による合唱曲集「KIND」。アルバムタイトルとなっている"kind" は言語によって異なる意味を持つ。「子供らしさ、無邪気さ」「幼稚さ」。その概念から、「慰め」「友情」「親切心」の意味も派生する。このプロジェクトの副題には「子供について、大人のための」と付けられていた。
 プログラムを構成するのは、作曲者、編曲者としても活動するバリトン歌手、フランク・ハーヴロイが編曲したノルウェーのフィヨルドと谷と高原に歌い継がれてきた子守歌と、" 子供" をテーマに北欧の3 人の作曲家が書いた作品。オーストリアの詩人レーナウの詩にフィンランドのヤーコ・マンテュヤルヴィが作曲した「子供の声」。デンマークのペーア・ネアゴーがスイスの芸術家ヴェルフリの書いた詩に作曲した「子供のように」は、各国の合唱団のレパトリーとして定着した曲集。
 ノルウェーの作曲家でギタリスト、マルクス・パウスが合唱と弦楽四重奏のために書いた「さらわれた子ども」は、アンサンブル96の委嘱による新作。アイルランドの詩人、W.B.イェーツの詩「さらわれた子ども」がテクスト。
 シェティル・アルメンニングは、ノルウェー音楽大学とストックホルムの王立音楽大学で学び、2001年から2005年までヴォーカルアンサンブル、ギンヌンガガップの指揮者を務めた。2007年から2010年にかけてアンサンブル96を指揮
2009年8月にベルゲン大聖堂のカントルに就任した。
 録音セッションは、開放的な響きで定評のあるオスロのウラニエンボルグ教会で行われた。1886年に建てられたネオゴシック様式のこの教会は、プロデューサー、モッテン・リンドベルグの気に入りの録音場所のひとつ。
2L-75SABD
buyボタン
(BD-Audio)
天の歌〜ラッセ・トゥーレセン(1949-):宗教的声楽作品
 六重唱曲 Op.42 [ノルディック・ヴォイセズ] /
 聖なる歌 Op.19 (1993/2001) [ベーリト・オプハイム・ヴェシュト(Vo)]
 録音:2010年6月、10月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。収録仕様:5.0 surround / stereo | DXD (24bit /352.8kHz 録音) + Pure Audio Bluray | 5.0 DTS-HD Master Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM。音声のみの商品。公式サイト商品ブックレットPDF (欧文のみ) 北欧5ヶ国で作る北欧音楽委員会が主催するNOMUS賞2010年の受賞者にノルウェーの作曲家ラッセ・トゥーレセンが選ばれた。受賞の対象となった「六重唱曲」は、ノルウェーの人々が歌い継いできた宗教的な民謡が微分音やスペクトラル・オーバートーンなどのモダニズムの手法と統合され、きわめて現代的な響きの音楽に再生された作品。1996年に結成し、モンテヴェルディから現代の実験的な作品まで幅広いレパートリーを誇るヴォーカルアンサンブル、ノルディック・ヴォイセズを念頭に作曲、2008年から2010年にかけて初演、4曲が作品42にまとめられた。当アルバムでは、「太陽の祈り」に始まり「二重旋律」に終わる「六重唱曲」の間に、バハーイー教の創始者、ペルシャのバハーウッラー(1817-1892)の祈りの書をテクストとする5曲の「聖なる歌」が、ベーリト・オプハイム・ヴェシュトのソロで歌われる。サンプリング周波数352.8kHzのDXD録音による収録。
 #公式サイトでは「ハイブリッド SACD とブルーレイ・オーディオの2枚組商品」とされ、上記公式ブックレット PDF にもそのような記載になっていますが、国内代理店からは「ブルーレイ・オーディオ・ディスクのみのパッケージとなっており、通常のCDプレーヤーでは再生出来」ないとアナウンスされており、当店ではSACDハイブリッド盤の付属については保証なしとさせていただきます。
2L-74SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
田中カレン(1961-):ピアノ作品集
 クリスタリーヌ(1988)/ウォーター・ダンス(2008)/オーロラ(2002)/
 ラヴェンダー・フィールド(2000)/テクノ・エチュード(2000)/
 子供のためのピアノ曲集「光のこどもたち」(1998-99) より(抜粋)
  〔Child of Light -Blue Planet/Blue Whale/ African Elephant/Child of Light -Prisms in the Forest/
   Crested Ibis/ Red-faced Parrot/Crowned Eagle Child of Light -Blue Planet 〕/

 クリスタリーヌII(1995-96)
  シグネ・バッケ(P)
 録音:2008年10月、2010年1月、ソフィエンベルグ教会、オスロ(ノルウェー)。制作:ストーレ・ヘベーク・オーデゴルデン、ヴォルフガンル・プラッゲ、共同制作:田中カレン、録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 田中カレンは東京生まれ。青山学院大学フランス文学科を中退し、桐朋学園大学で三善晃に作曲を学んだ。田中カレンは、1986年、フランス政府の奨学金を得てパリに行き、トリスタン・ミュライユの下で作曲を研究するとともに IRCAMの研究員を務めた。1990年から1991年にかけては、ナディア・ブーランジェ基金と日本政府の奨学金によりフィレンツェでルチアーノ・ベリオに学び、この期間の終わりにはオスロのウルティマ音楽祭から委嘱を受けノルウェー室内o.のために「オマージュ・アン・クリスタル」を作曲している。現在はカリフォルニア州サンタバーバラに住み、いろいろなジャンルに作品を発表している。
 田中カレンの音楽は「巧みな技で美しく作られた彼女の音楽は、繊細であり、感情に訴えてくる。細部とともに有機的な全体像をとらえることのできる精巧な耳の持ち主だ」(ニューグローヴ世界音楽大事典より)と言われている。
 このアルバムは、田中カレンの代表的なピアノ曲を集めたアルバム。シグネ・バッケは、ベルゲン音楽院(現ベルゲン大学グリーグ・アカデミー)のヤン・ヘンリク・カイセル、ノルウェー国立音楽アカデミーのイェンス・ハーラル・ブラトリに学び、バロックから今日の音楽まで幅広いレパートリーをもってノルウェー音楽界で活躍するピアニスト。「ウォーター・ダンス」は、田中カレンがバッケの委嘱により作曲した3楽章の作品。『田中カレンの煌めく音の世界』のアルバムタイトルが示すとおり、北欧のピアニストの感覚と技巧により田中カレンの世界に新たな音の次元が加わる。
2L-73SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
戦い
 1.【伝承曲】神よ、願わくば我らがかく生きることを/
 2.【伝承曲】ラフマニノフ:イエスよ、あなたの甘い結びつきを味わうために/わたしの魂よ、主をたたえよ
 3. 見失った羊 / 4.【伝承曲】グリーグ:オーレ氏/青ざめ、しおれて
 5.【伝承曲】ミュラルグーテンによる婚礼行列の曲/ヒシュテン・ブローテン・ベルグ ステーヴ(即興詩)
 6.【伝承曲】ブルックナー:おお、いと深きイエスの愛/この場所を作りたもうたのは神である
 7.【伝承曲】わたしの目が、労苦に疲れ / 8.【即興詩】ヒシュテン・ブローテン・ベルグ ステーヴ
 9.ハレルヤ、われらが戦いは終わる / 10.【伝承曲】チャイコフスキー:つねに待ち望む心を/ケルビムの賛美歌
 11.【伝承曲】見よ、太陽の美しき光を

  ホーコン・ダニエル・ニューステット指揮オスロ室内cho.
  ソンレ・ブラトラン、ヒシュテン・ブローテン・ベルグ、リヴ・ウルヴィーク、
  ヘルガ・グンネス、ビョルン・シーグル・グロルヴィーゲン(歌)
 録音:2010年1月、リス教会、オスロ(ノルウェー)。制作・録音:モッテン・リンドベルグ。
 11世紀初頭、後に聖人に列せられたオラヴ二世によりキリスト教が擁護され、ノルウェーの生活に根づいていくにつれ、神を賛美する歌が人々の間に歌われるようになった。歌は生活と結びつき、スペルマンの弾く舞曲と同じように、人から人へ、何世紀にも渡って伝えられていく。1984年、グレーテ・ペーデシェンが創設したオスロ室内合唱団は、伝統の芸術音楽や同時代の音楽を歌うとともに、伝承の歌を合唱曲として提示することを行ってきた。モッテン・リンドベルグがプロデュースするオスロ室内合唱団の新しいアルバム『Strid-戦い』では、これら伝承の歌をラフマニノフ、グリーグ、ブルックナー、チャイコフスキーの曲と組み合わせて歌う試みを行うとともに、民謡の歌手が演奏に参加し、彼らの歌唱スタイルを合唱団の歌い手たちが学ぶことから、合唱の新しい表現が探られる。ノルウェーの民俗音楽を芸術のうちに再生することを考えたグリーグの志は、現代ノルウェーの音楽家たちに確かに引き継がれた。
2L-072SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ニーダロス大聖堂の合唱曲集
 アンドルー・スミス:ひと筋の美しい光が輝いた / 伝承曲/ヘンニング・ソンメッロ編:イエスとともに私は旅立つ
 トルビョルン・デュールード:オルガン即興I / オッド・ユーハン・ウーヴェロイ:主をたたえよ
 ヴォルフガング・プラッゲ:オラトリオ「悲しみの太陽」Op.127 より〔第7曲太陽の王/第12曲さらに語ろう〕
 トルビョルン・デュールード:オルガン即興〔 II / III / IV / V 〕/鋭い剣を持った者よ
 ストーレ・クライベルグ:ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム より〔キリエ(*)/アニュス・デイ(*)〕
 ヘンニング・ソンメッロ:ヨハネ / 伝承曲/ルードヴィーグ・ニルセン編:天にある砦を知っている
 ペール・フリーチョフ・ボンサクセン:主よ、御もとに身を寄せる

  ヴィヴィアンネ・シュードネス指揮ニーダロス大聖堂cho.
  トロインハイム・ソロイスツSQ(*) トルビョルン・デュールード(Org)
 録音:2009年3月6日-10日、5月8日-10日、9月17日-20日、ニーダロス大聖堂、トロンハイム(ノルウェー)。制作:モッテン・リンドベルグ、録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 中世ノルウェーの旧都トロンハイム。997年、聖オラヴ・トリグヴァソンにより基礎が作られ、以来、ノルウェーの政治、経済、文化の中心として栄えた。トロンハイムは今なおノルウェーの人々の霊的生活の中心でもあり、その象徴が、トロンハイムの旧名を冠したニーダロス大聖堂。1946年、この大聖堂に専属のニーダロス大聖堂合唱団が作られた。40人編成のアンサンブルで、ミサや祭事、国家行事のほか、定期的にコンサートを行い、トロンハイムの音楽活動を支えてきた。アルバム『ニーダロス』は、合唱団の委嘱作を中心とするプログラムにより大聖堂の素晴らしい響きとともにこの合唱団の音楽を紹介するため企画された。ジャケット写真には大聖堂の美しいステンドグラスが使われている。今回はじめて、ニーダロス大聖堂でサラウンドサウンドの録音が行われ、2Lのプロデューサー兼エンジニアのモッテン・リンドベルグの卓越した技術で中世の心を今の響きに伝える、素晴らしい音質を誇ることのできるアルバム。
 最初に歌われるのは「ひと筋の美しい光が輝いた」。リヴァプール生まれ、1984年からノルウェーに住むアンドルー・スミスがニーダロス大聖堂大司教アイスタイン・エルレンソンのセクエンツァをテクストに作曲した。作曲家、ピアニストのヴォルフガング・プラッゲが、中世アイスランドの吟唱詩人ガムリの作品と1519年のニーダロス交唱聖歌集の断片により作曲した二重合唱、児童合唱、金管五重奏と打楽器のためのオラトリオ「悲しみの太陽」から2曲。二重合唱による第7曲と第12曲が歌われる。「主をたたえよ」の作曲者オッド・ユーハン・ウーヴェロイは、トロンハイムのノルウェー工科大学 (NTNU) 音楽学校の准教授。テクストは、旧約聖書『詩編』(28章6節-9節)から採られた。ニーダロス大聖堂合唱団が初演、9.11テロの犠牲者を追悼し2004年にワシントンのナショナル大聖堂で行われたライヴ演奏は全米にテレビ中継された。ここでは合唱と弦楽四重奏のために書かれた部分、「キリエ」と「アニュス・デイ」を収録。弦楽四重奏はトロインハイム・ソロイスツのメンバーが演奏している。「鋭い剣を持った者よ」を作曲し、オルガンによる即興演奏を聴かせるトルビョルン・デュールードは作曲家、教会音楽家として活躍。指揮者のヴィヴィアンネ・シュードネスは、オスロのノルウェー音楽アカデミーで教会音楽の教育を受け、スウェーデンの王立音楽大学で合唱指揮のディプロマを取得した。2002年から大聖堂のカントルと合唱団の指揮者を務めている。
2L-71SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ベートーヴェン
 弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74「ハープ」
アーネ・ヌールハイム(1931-2010):
 弦楽四重奏曲(1956)
バルトーク:弦楽四重奏曲第3番 Sz85
エンゲゴールSQ
[アルヴィド・エンゲゴール、
 アトレ・スポンベルグ(Vn)
 ジュリエット・ジョプリング(Va)
 ヤン=エーリク・
  グスタフソン(Vc)]
 録音:2009年4月、ソフィエンベルグ教会、オスロ(ノルウェー)。制作・録音:モッテン・リンドベルグ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 スタンダードのレパートリーに現代ノルウェーの作品を加えた、エンゲゴールをリーダーとする四重奏団のシリーズ、ハイドン、ライフ・スールベリ、グリーグの弦楽四重奏曲(2L-53SACD)に次ぐ第2集。ノルウェー音楽におけるモダニズム運動の導き役を務めたヌールハイムの弦楽四重奏曲は、「エッセイ」(1954)と「エピグラム」(1955)につづく弦楽四重奏のための作品となったもの。" 光と闇" の「即興曲風のレント」、無窮動の「間奏曲」、暗い色彩の「墓碑銘」の3楽章で、自由な調性を持ち、表現的な音世界を実現している。
2L-70SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
歌え教会〜中世ノルウェーのセクエンツァ
 Salus eterna/Congaudentes exultemus/Nato canunt omnia/Introitus, St.Agatha: Gaudeamus/Laudes debitas Deo/
 Alleluia Letabitur iustus/Victimae paschali laudes/Lux illuxit, St. Hallvard/Alleluia Quoniam Deus/
 Psallat ecclesia/Ecce pulcra/Martiris eximii/Probasti/Stola iucunditatis/Virgini Mariae

  ハルヴォル・J.オストトヴェイト指揮スコラ・ソレンシス
  ラグンヒル・ハドラン(Vo)
 録音:2009年10月1日-4日、リングサーケル教会、ヘードマルク(ノルウェー)。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 こよなく美しい翼に乗ってもたらされた神の言葉、グレゴリオ聖歌。トロンハイムのニーダロス大聖堂で教令により歌われた3のセクエンツァのうち2つ、そしてスタヴァンゲル、ベルゲン、オスロの守護聖人のセクエンツァを含む教会暦年の祝日のセクエンツァを歌うのは、スコラ・ソレンシス。グレゴリオ聖歌の黄金時代といわれる12世紀にノルウェーのスタヴァンゲル司教区に建てられ、1995年秋に再建されたソラ廃墟教会の献堂式に合わせて創設されたヴォーカルアンサンブル。 ノルウェー音楽アカデミー、アメリカのセントオラフ大学、パリ国立高等音楽舞踊学校、グレゴリオ聖歌の霊的中心とされるソレムのベネディクト修道院に学んだ教会音楽家、ハルヴォル・J.オストトヴェイトが指揮。スコラ・ソレンシスのメンバー、ラグンヒル・ハドランが独唱者を務める。瞑想と祈りの時にう神秘の空気が漂う。作曲家ヴォルフガング・プラッゲのプロダクション。
2L-69SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
グレゴリオ聖歌/ヘンニング・ソンメッロ(1952-):聖母マリアの生誕
 ・晩課(アンティフォナ・アド・マニフィカト/間奏曲T)
 ・朝課−第3夜課(アンティフォナ Nativitas est hodie、Ista est speciosa、Haec est Regina virginum/間奏曲 II
  (Interludium II/レスポンソリウム Corde et animo、Solem iustitiae、Stirps Jesse/間奏曲 IIII)
 ・賛歌(アンティフォナ Nativits gloriosae、Nativitas est hodie、Regali ex progenie/間奏曲 IV/アンティフォナ Corde
  et animo、Cum iucunditate/アンティフォナ・アド・ベネディクトゥム Nativitatem hodiernam /間奏曲 V)

 アネ・クライヴセット指揮スコラ・サンクテ・スンニヴェ
 エスペン・オールベルグ、ラーシュ・シッテル(Perc)
 録音:2009年10月15日-17日、リングサーケル教会(ヘードマルク、ノルウェー)。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、エウゲーン・リーヴェン・ダベラルド、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。曲名の区切りが判り辛い上、閉じカッコが無い部分があるが、代理店記載ママ。
 ノルウェーの宗教改革は1537年、カトリック典礼の古写本を多数灰にしてしまった。数少ない生き残り、トロンハイムのニーダロス大聖堂で13世紀後期から歌われたグレゴリオ聖歌、9月8日の" 聖母マリアの生誕" 聖務日課のアンティフォナ(交唱)とレスポンソリウム(応唱)が、スコラ・サンクテ・スンニヴェにより新しいスタイルの音楽に甦った。
 スコラ・サンクテ・スンニヴェは、アネ・クライヴセットが1992年に創設した12名から14名の女性歌手アンサンブル。ニーダロス大聖堂と深いつながりがあり、ノルウェーとヨーロッパのグレゴリオ聖歌をレパートリーとしている。合唱団の守護聖人、ノルウェーで最初に聖人に列せられた女性、アイルランドの王女スンニヴァにちなみ命名された。
2L-068SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
トロンハイム・ソロイスツ、in folk style〜民謡の調子で
 グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」Op.40/2つのノルウェーの旋律 Op.63/
      民謡の調子で/牛寄せの歌と農夫の踊り
 エミリア・アムペル/ヨハネス・レオナルド・ルステン編:
  ニッケルハルパと弦楽オーケストラのための民謡組曲「短縮」
   [カプテーン・カプシュール/オーレポルスカ/バルカンポルスカ/おばあちゃんへ/バムボダンス]
 イェルムン・ラーシェン:フィドルと弦楽オーケストラのための民謡組曲「卒業証書」
   [トラッド/アーベルヴァール/クラムビュポルカ]
 エミリア・アムペル(ニッケルハルパ) イェルムン・ラーシェン(フィドル)
 ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn/コンサートマスター)
 オイヴィン・ギムセ(Vc/音楽監督) トロンハイム・ソロイスツ
 録音:2009年9月12日-15日、セルビュ教会(セルビュ、ノルウェー)。制作・録音:モッテン・リンドベルグ。SACD hybrid (5.1 surround/stereo) + Blu-ray (audio track only)。
 トロンハイム・ソロイスツは、1988年、トロンハイム音楽院で弦楽器を学ぶ学生たちにコンサート経験の場を与えるためビャルネ・フィスクムが創設したアンサンブル。現在は世界各国で経験を重ねノルウェーを代表する室内オーケストラのひとつに挙げられるまでになった。ノルウェーのスペルマン賞の最優秀クラシカルCDを受賞した、マリアンネ・トゥーシェンがソロを弾くモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(2L-38SACD)と、2009年アメリカ・グラミー賞の最優秀小アンサンブル演奏部門にノミネートされた、世界初のBlu-rayオーディオディスク「ディヴェルティメンティ」(2L-50SABD) につづく2Lレーベル第3作は「in folk style〜民謡の調子で〜」。ヨーロッパの伝統とノルウェーの響きを融合させた「ホルベアの時代から」と、グリーグが愛したノルウェーの音のパレット「2つのノルウェーの旋律」。創設以来レパートリーとしてきた2曲に、フォークミュージシャンふたりの作品を加えたプログラムは、「会うたびに友情の深まる」という彼らが長年温めてきた企画。
 スウェーデンの民俗楽器、ノルウェーでも演奏されたニッケルハルパと弦楽オーケストラのための「短縮」は、スウェーデンのニッケルハルパ奏者エミリア・アムペル(1981-)が作曲し、トロンハイムso.のコンサートマスターを務めるヨハネス・レオナルド・ルステン(1984-)が、自身も参加するトロンハイム・ソロイスツのために編曲した5曲からなる民謡組曲。「卒業証書」はフィドル奏者イェルムン・ラーシェン(1981-)の作品。「トラッド」、トロンハイムに近い半島の名をとった「アーベルヴァール」、ソロイスツのメンバーが行きつけのパブにちなむ「クラムビュポルカ」の3曲の組曲からなる。
 トロンハイム・ソロイスツの心のよりどころでもある音楽の愉しみ、音楽の情熱、“民謡の調子 " に欠かせない要素、野性の自然と北欧の光を表現したアルバム。
 アルバムの録音セッションは、トロンハイムに近いセルビュにある12世紀に建てられた教会で行われた。音楽監督オイヴィン・ギムセ(1968-)が信頼を置くモッテン・リンドベルグが制作とエンジニアリングを担当、コンサートマスターのゲイル・インゲ・ロツベルグ(1969-)とオイヴィン・ギムセも編集作業に参加した。音楽の生まれる現場にいる感覚にしてくれる名録音。
 『・Pure Audio Blu-ray《 mShuttle》:このPure Audio Blu-ray は、mShuttle 機能を備えています。mShuttleは、リスナーがBDプレーヤーの近くにいなくても、簡単に音楽を楽しむことができるのシステムです。リスナーがどこにいようとも、mShuttle は自宅のオーディオシステムでスタジオ品質FLAC を聴くこともできるし、車や台所ではCD品質、またはMP3で楽しむこともできる、自由自在のテクノロジーです。
  【方法】
 1. BDプレーヤーがコンピュータネットワークに接続していることを確認してください。
 2. Pure AudioブルーレイディスクをBDプレーヤーに挿入。ディスクを読み取ったのを確認して mShuttle のスイッチをオンにする。
 3. PC のインターネットブラウザーを開けて、BDプレーヤーのIP アドレスを入力。このアドレスをあなたの BDプレーヤーのセットアップメニューから探してください。
 4. オーディオファイルとブックレットを選択して、BD をPCへダウンロードしてください。
2L-67SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
オーレ・ブル(1810-1880):ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
 セーテルの娘の日曜日(ヨハン・スヴェンセン編)/
 ヴァイオリン協奏曲 イ長調
  (ニコライ・リセ、オラヴ・アントン・トメセン、ヴォルフガング・プラッゲ編)/
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調「幻想協奏曲」〔夜/夜明け/昼〕/
 孤独の時に「メランコリー」(ヨハン・ハルヴォシェン、ヴォルフガング・プラッゲ編)/
 幻想曲「サン・フアンのベルベナ」/セーテル訪問
  アンナル・フォレソー(Vn) オーレ・クリスティアン・ルード指揮ノルウェー放送o.
 録音:2009年6月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。
 制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ。Blu-ray 音声情報:DXD 24/352.8kHz 録音、5.1 surround DTS-HD MA (24bit/192kHz)、7.1 surround DTS-HD MA (24bit/96kHz)、2.0 stereo LPCM (24bit/192kHz)。  ノルウェー最初の国際的に名を知られた偉大な音楽家オーレ・ブル。2010年は生誕200年を迎え本国ノルウェーでは様々なイベントが開催されている。オーレ・ブルはヴィルトゥオーゾ・スタイルのヴァイオリン、即興の技術、そしてカリスマ性をもったステージ姿に世界がひれ伏し「パガニーニの再来」とも言われていた。ヨーロッパ大陸からアメリカへと活動の場をひろげ、その活躍ぶりは、グリーグ、スヴェンセン、イプセンら、世界に出て行く芸術家たちのモデルにもなった。作品にノルウェー音楽的要素を取り入れ、ノルウェー音楽の発展に尽力したノルウェーの大スター、このオーレ・ブルの作品集は、2曲のヴァイオリン協奏曲がメインプログラム。1834年に作曲されたヴァイオリン協奏曲 イ長調は、演奏の秘密が公になることを心配したブルがソロパートを譜面にしなかったと推測され、この録音には、現存する3種類の楽譜【リーソーエン島のオーレ・ブル博物館にある手稿譜、同じく博物館所蔵のヨハン・ヘンヌムが改訂の手を加えたとされる不完全な手稿譜、ベルゲン郊外、ヴァレストランのブルの家に保存されるブル自身による改訂版】を基にニコライ・リセが作曲家のオラヴ・アントン・トメセンとヴォルフガング・プラッゲの協力で作成した演奏譜が使われた。アンナル・フォレソーは、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校でスーンミ・チョンとスティーヴン・バラット=ドゥーエにヴァイオリンを教わったのち、ブルーミントンのインディアナ大学に留学。マウリシオ・フックスにヴァイオリン、スタンリー・リッチーにバロックヴァイオリン、メナーエム・プレスラーとジェルジ・シェベクに室内楽を学んだ1998年にはサルツブルクの国際サマーアカデミーに参加し、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを弾いてヴァイオリン賞を獲得した。作曲者の心のうちにあるロマンティシズムをヴィルトゥオジティとバランスよく紡いでいる。オーレ・クリスティアン・ルード指揮のノルウェー放送o.が参加した録音セッションは、オスロに近い町、ベールムにある煉瓦と木で造られたヤール教会で行われた。
2L-66SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
イーヴェル・クライヴェ(Org) オルガン音楽集〜
 映画「姿を消した者(DeUsynlige)」より(エリック・ポッペ監督)

 サイモン&ガーファンクル(イーヴェル・クライヴェ編):明日に架ける橋
 イーヴェル・クライヴェ:トッカータ/ヴィヴァルディ:シンフォニア第21番 ロ短調 RV169「聖なる墓にて」
 ハンス・レオ・ハスラー:いばらの針の
 カタリーナ・エリーサベト・エーレンボリ:神の狭き道を外せと誘惑する者があれば〜導入部
 リヴ=ベネティクテ・ビョルネボー:アレグロ/イーヴェル・クライヴェ:サラ
 カタリーナ・エリーサベト・エーレンボリ:神の狭き道を外せとそそのかす者があれば
 ウィリアム・ヘンリー・モンク/イーヴェル・クライヴェ編:日暮れて四方は暗く〜おお、わたしのそばにいて下さい
 サイモン&ガーファンクル/イーヴェル・クライヴェ編:明日に架ける橋
 録音:2007年6月26日、ベルゲン大聖堂、ベルゲン、ノルウェー。制作:エリック・ポッペ、モッテン・リンドベルグ、録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 4歳の少年が姿を消した。8年後、ひとりの青年が刑務所を出た。ヤン・トマス。彼は少年の失踪にかかわりがあった。ヤンは、かつて暮らした町に戻り、教会オルガニストの職を得る……。エリック・ポッペ監督の映画「姿を消した者」(2008)は、ひとりの青年と、愛する者を失った母親を通じて、罪悪感、愛、信仰、責任、喪失感、家族の価値を問い、欧米で高い評価を受けるとともに、人々に深い感銘を与えたといわれる。この映画のための音楽はスウェーデンの映画音楽作家、ユーハン・セーデルクヴィスト(1966-)が作曲し、ヤン・トマスの弾くオルガンの音楽をノルウェーのオルガニスト、イーヴェル・クライヴェ(1949-)が担当した。
 クライヴェはオスロ音楽院とミュンヘンの州立音楽大学で学び、1978年にオスロでオルガニストとしてデビュー。
 ノルウェー映画「DeUsynlige」の英語名は "Troubled Water"。この映画のためクライヴェは、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」をはじめとする既存の曲を巧みに使いながら、脚本の意図に沿った音楽を書き上げた。サウンドトラックのための録音セッションはベルゲン大聖堂で行われ、ポッペ監督と2Lのモッテン・リンドベルグが制作にあたった。
2L-65SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
スヴェッレ・ユーダン(1889-1972):作品集〜ロマンサ
 ロマンスOp.6-2(ピアノのための)/歌っておくれ、わたしの弦よ Op.41-3/
 氷の花 Op.27-1/3つのピアノの小品〔エレジー/カプリッチョ/マズルカ〕/
 春の歌 Op.21-4/さあ、もっとも豊かな時だ Op.21-5/涙 Op.41-2/
 子どもは眠る Op.54-2/楽興の時 Op.12(ピアノのための)〔ワトーの情景/水彩画〕/
 フルートとピアノのためのソナティナOp.61/聴いてくれ Op.11-4/
 グロテスクOp.3-2(ピアノのための)/ほら、見ろ彼女は Op.2-5/
 ピアノのための3つの小品 Op.29〔ユモレスク/夕べの気分/楽しいメロディ〕/
 小川 Op.18-6/眠り(Søvnen)Op.18-5/ベッティラ女王の子守歌 Op.18-4
  ヒルデ・ハーラルセン・スヴェーエン(S) グルー・サンヴィーク(Fl)
  テューリド・バッケ・ブラウト(P)
 録音:2006年11月、2008年4月、ソフィエンベルグ教会、オスロ(ノルウェー)。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 スヴェッレ・ユーダンは、1907年から1914年にかけてベルリンで作曲とピアノを学んだ後、ベルゲンを本拠に作曲家、編曲者、ピアニスト、指揮者、学者、作家、ベルゲン国際フェスティヴァルのオーガナイザーとして活躍した。クヌート・サムスンの詩によるメロドラマ「熱狂の詩」と管弦楽のための「ホルベアのシルエット」(PSC-3107)が代表作に挙げられ、ホルン、ピアノ、ヴァイオリンのための協奏曲のほか、管弦楽曲、器楽曲、室内楽曲を多数作曲している。歌曲は200曲を超え、リタ・シュトライヒをはじめとする歌手もレパートリーに加えていた。新しい和声を取り入れたことから、モダニスト、反抗児と非難されることもあったものの、今では、彼の音楽はロマンティシズムの世界を自然にひろげたにすぎない、と考えられている。ピアノソロのための「楽興の時」、「3つの小品」、フルートとピアノのためのソナティナ、抒情的でロマンティックな歌曲。
2L-64SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
来たれ、死よ
 コルンゴルト:道化の歌 Op.29〜来たれ、死よ
 ヴォルフガング・プラッゲ:セーデルグラン歌曲集 Op.146〜
  〔君の声の温もりをとらえられない/恋の歌を歌う鳥がいた/君の憧れは海/雲〕
 シベリウス:シェイクスピアの「十二夜」の2つの歌 Op.60〜来たれ、死よ
 マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ:ひと休み(2008)
 ジェラルド・フィンジ:花輪をささげよう Op.18〜来たれ、死よ
 ムソルグスキー:歌曲集「死の歌と踊り」
  マリアンネ・ベアテ・シェラン(Ms) セルゲイ・オサドチュク(P)
 録音:2009年1月5日-7日、ソフィエンベルグ教会、オスロ(ノルウェー)。制作・録音:モッテン・リンドベルグ、共同制作:ヴォルフガング・プラッゲ、マヤ・ラトシェ。
 現代スカンディナヴィアを代表するオラトリオとリートの歌手、マルタンの「ゴルゴタ」の新録音(HMC-902056)にも起用されたノルウェーのメゾ・ソプラノ、シェランと、ウクライナ生まれのピアニスト、オサドチュクの共演するアルバム。死は愛とおなじように自然なこと。誰も免れることのできない " 死" がアルバムのコンセプト。
 「Come away, come away, death/And in sad cypress let me be laid...(くるがいい、くるがいい、死よ/この身を杉の柩に横たえよ……)」 ( ウィリアム・シェイクスピア『十二夜』から「来たれ、死よ (Come Away, Death)」 小田島雄志訳)。
 この道化の歌をテクストとする曲を作ったコルンゴルト、シベリウス(スウェーデン語訳による)、フィンジ。ノルウェーのヴォルフガング・プラッゲは、スウェーデン語文学の最初のモダニストのひとりと言われるスウェーデン系フィンランドの詩人エーディト・セーデルグランの1916年に出版された『詩集』にテクストを求めた。ノルウェー音楽シーンで作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとして多彩な活動をするマヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェの「ひと休み」は、地球から人類への命令であり嘆願。「人類は速度をおとさねばならない」。壊れやすいもの、美しいものすべてへのオマージュとして、彼女は、ベートーヴェンの「月光ソナタ」の 嬰ハ短調のコードを響かせた。プログラムの最後はムソルグスキーの歌曲集「死の歌と踊り」。
2L-63SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 より
 Nos.2, 4, 5, 7, 12, 15
シチェドリン
 2つのポリフォニックな小品
  〜第2曲「バッソ・オスティナート」/
 24の前奏曲とフーガ より
  Nos.1-3, 7, 8, 10, 14, 19 /
 25のポリフォニックな前奏曲(ポリフォニーの手帳)
  〜第12番「トッカティーナ=コラージュ」
ヨアシム・クヴェツィンスキ(P)
 録音:2009年4月14日-17日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 ショスタコーヴィチとシチェドリンが共有することのひとつは鋭いユーモア感覚だ、とシチェドリンと親交のあるヨアシム・クヴェツィンスキは言う。ピアニストのクヴェツィンスキはオスロ生まれ。イジー・フリンカに教わった後、オスロのノルウェー音楽アカデミーでアイナル・ステーン= ノクレベルグとリヴ・グラーセルの下で学び、大学院課程のディプロマを取得した。2009年ベルゲン国際フェスティヴァルのロベルト・レヴィン賞を受け、現在、多才のピアニストとして活動の場をひろげてきている。「ポリフォニックな対話」は、シチェドリンの「バッソ・オスティナート」と「トッカティーナ=コラージュ」の間に彼とショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」を2曲ずつ交互にはさむ構成をとったアルバム。鋭いユーモア感覚をもった作曲者たちが、才気あふれるピアニストと出逢った。すばらしい音楽の時間が約束される。
2L-62SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ヨハネス・ホールクロウ(1847-1925):歌曲集
 海辺で Op.2-2/木 Op.11-3/ハウケリのカッコーOp.10-1/春の願い Op.9-1/夏の夜 Op.9-2/音(1889)/
 わが最愛の人に Op.10-3/わたしの弦を直してくれ Op.10-2/夜にため息をついているのは何だろう Op.32-4/
 赤いばらを手に Op.23-1/夏の夜 Op.12-1/トーラが歌う Op.32-1/シュンノヴェの歌 Op.2-1/
 そして陽が昇る Op.32-5/別れのあとに Op.23-3/ブランコの歌 Op.11-2/五月の夜 Op.12-2/思い出 Op.11-1

  リンダ・オヴレボー(S) クリスティン・フォスハイム(P)
 録音:2008年10月6日-9日、ソフィエンベルグ教会、オスロ(ノルウェー)。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 ヨハネス・ホールクロウは、ヨステダール氷河の下流、ハウケダーレンのホールクロウ農場に生まれ、クリスティアン・カッペレンとL.M.リンデマンの下でオルガンと音楽理論を学んだ。1873年から二年間、ライプツィヒの音楽院に留学している。ベルゲンで作曲家、指揮者として成功を収めた後、教区オルガニストの職を得てクリスチャニア(現オスロ)に移った。作曲家として、4曲の交響曲をはじめ、協奏曲、オペラ、「聖オラヴの伝説」、「宗教改革カンタータ」などの作品を残した。
 このアルバムは、ソプラノのリンダ・オヴレボーとピアニストのクリスティン・フォスハイムが共演。ビョルンスチェーネ・ビョルンソン、シーグル・ボトケル、ペーテル・ルーセンクランツ・ヨンセン、ヴィルヘルム・クラーグ、クヌート・ハムスン、ペール・シヴレ。同じ時代の空気を知る作家たちの詩をテクストとする曲が主に選ばれた。人生の歓び、メランコリー、自然、愛、夜の気分、妖精の踊り。さまざまな雰囲気の歌が歌われる。作曲家でピアニストのヴォルフガング・プラッゲ(1960-)が制作を担当。ジャケットのアートワークにはホールクロウと同時代のノルウェーの画家、ニコライ・アストルプ(1880-1928)の「六月の夜」が使われた。
2L-61SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
AUDIENS
 エリック・ウィテカー(1970-):レオナルドは飛行機を作る夢を見る
 トルビョルン・デュールード(1974-):もうじき彼女はバラ園で友に口づけをする
 ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):燃え尽きようとするろうそく
 モーテン・ローリドセン(1943-):あなたのことを切実に思うと
 ビョルン・モッテン・クリストフェシェン:拝謁
  〜教皇というものは実際いつも楽なものでもない(6声と混声合唱のための)
 ビョルン・モッテン・クリストフェシェン:この家の主は
 エリック・ウィテカー:水の夜
 カーリン・レーンクヴィスト(1958-):牧場のむこうに行きさえすれば
 ビョルン・モッテン・クリストフェシェン:再生〜混声合唱とヴィオラのための(*)
  トゥーネ・ビアンカ・ダール指揮スコラ・カントールム
  ノルディック・ヴォイセズ アーレ・サンバッケン(Va;*)
 録音:2008年6月、10月、2009年1月、リス教会(オスロ、ノルウェー)。制作:モッテン・リンドベルグ、ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 スコラ・カントールムは、作曲家、指揮者のクヌート・ニューステットが1964年、オスロ大学音楽学部に創設し、常に時代の先端を行く音楽を探ってきた室内合唱団。彼らがこの度北欧とアメリカの世俗合唱曲をプログラムとするアルバムを録音した。
 このアルバムで4つの作品が歌われるビョルン・モッテン・クリストフェシェンはスコラ・カントールムのメンバー。作曲家としても活躍、ノルウェー放送(NRK)のシリーズ『Kodenavn Hunter(コードネームはハンター)』をはじめとするテレビと映画のための音楽を多数作曲してきた。アルバムタイトルになった「拝謁〜教皇というものは実際いつも楽なものではない」は、ノルウェーの作家、詩人、グルー・ダーレの詩による小曲集。スコラ・カントールムと六声のヴォーカルアンサンブル、ノルディック・ヴォイセズを念頭に置いて作曲された。また「この家の主は」と「再生」は画家エドヴァルド・ムンクの書いた詩をそれぞれテクストにしている。「再生」のヴィオラは、オスロpo.の奏者でオスロ弦楽四重奏団のメンバーでもあるアーレ・サンバッケンによる演奏。
 このところ日本でも人気が高まってきたアメリカの作曲家エリック・ウィテカーとモーテン・ローリドセンのふたりの作曲家の作品も収録。ウィテカーの名が国際的に知られるきっかけとなった「水の夜〜 Water Night」は、空間的音響効果抜群の独特の響きを楽しむことが出来る。
 アルバムの録音セッションはオスロのリス教会で行われた。作曲家のプラッゲもプロデュースに参加。" ドキュメンタリー" ではなく " リアリズム" をめざした録音に2Lスタッフの見識とセンスが示される。
2L-60SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
 ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16(*)/
 トロールハウゲンの婚礼の日 Op.65-6(#)/
 アルバムのページ Op.28(#)〜
  [第1曲 変イ長調/第2曲 ヘ長調]/
 愛の歌(エロティク)Op.43-5(#)/
 春に寄す(Til våren;+)/
 ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調Op.45(**)
パーシー・グレインジャー
(P−R;*/+)
エドヴァルド・グリーグ(P−R;#)
チャールズ・パーキン(P−R;**)
レックス・ローソン
(ピアノリスト)
ロルフ・グプタ指揮(*)
クリスティアンサンso.(*)
オイヴィン・ビョロ(Vn;**)
 録音:2009年2月、クリスティアンサン大聖堂(クリスチャサン、ノルウェー)[ロール収録:デュオ・アート、1921年(*)/ピアノラ、1906年(#)/デュオ・アート、1919年(+)/ピアノラ、1900年(**)]。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。Blu-ray 音声情報:DXD 24/352.8kHz 録音、5.1 surround DTS-HD MA (24bit/192kHz)、7.1 surround DTS-HD MA (24bit/96kHz)、2.0 stereo LPCM (24bit/192kHz)。
 2009年2月、ロルフ・グプタ指揮クリスティアンサンso.は、オーストラリア生まれの伝説的ピアニストで今は亡きパーシー・グレインジャー(1882-1961)を独奏者に、グリーグの イ短調ピアノ協奏曲を録音した。演奏に使われたのは、グレインジャーが1921年に Aeolian 社のプレイヤーピアノ「 Duo-Art Pianola 」のために行った録音。イギリスの「Pianola Institute」から運ばれた「Duo-Art Pianola」をSteinway Model D ピアノと合体させ、グレインジャーの録音をパンチ穴に変換し、ダイナミックスとルバート情報をエンコードしたピアノロールをセット。エンコードされた情報を再現するためのメカニズムの操作を「コンサート・ピアノリスト」の第一人者、レックス・ローソンが受け持って、録音セッションが始まった。
 グレインジャーは、グリーグの理解者であり、よき友人として知られる。このアルバムで「Duo-Art」のグレインジャーと共演するのはロルフ・グプタ。クリスティアンサンso.の芸術監督。シベリウス・アカデミーのヨルマ・パヌラらに指揮を学び、ピリオド楽器と現代楽器によるバロック音楽と古典時代の音楽、ヘンツェ、ベリオ、マグヌス・リンドベリらの現代曲を主なレパートリーとしている。
 このアルバムには、1906年、グリーグがライプツィヒを訪れて「Phonola」のために録音したロールによる「トロールハウゲンの婚礼の日」など数曲の小品も収録された。グレインジャーの「Duo-ar」と違い「Phonola」はダイナミックス情報をもっていないため、ローソンの付け加えた強弱が録音に反映されている。
 アルバムの最後には、ノルウェー国立オペラo.コンサートマスター、オイヴィン・ビョロ(1974-)が1900年の 録音と共演したヴァイオリン・ソナタ第3番も一緒に収録された。
 Pianola Institute ウェブサイト:http://www.pianola.org/
2L-59SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
Treble &Bass
 ストーレ・クライベルグ(1958-):
  ヴァイオリン協奏曲(2005)(*)/
  ダブルベース協奏曲(1999)(#)
マリアンネ・トゥーシェン(Vn)
ヨーラン・シェーリン
 (ダブルベース)
ダニエル・ロイス指揮
トロンハイムso.
 録音:2008年5月(*)、2007年5月(#)、オラヴホール(トロンハイム、ノルウェー)。制作:モッテン・リンドベルグ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 ストーレ・クライベルグは1958年スタヴァンゲル生まれ。トロンハイムのノルウェー科学技術大学で音楽学部の教授を務めながら、作曲家としての活動を行っている。チェロと弦楽オーケストラのための「Dopo」、「嘆き:シッシ・クライン追悼」(ACD-5032)とともに「三部作」の一作として作曲され、9.11追悼の日にワシントンのナショナル・カテドラルで演奏された「ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム」(PSC-1257)は、その後も世界各地で演奏されている。
 ネオロマンティックなヴァイオリン協奏曲、北欧の牧歌的気分のダブルベース協奏曲。ともに、2009年に創設100年を迎えるトロンハイムso.からの委嘱により作曲された。モーツァルトの3つの協奏曲(2L-38SACD)でノルウェー・スペルマン賞を受けたマリアンネ・トゥーシェンとトロンハイムso.の首席ダブルベース奏者、スウェーデン出身のヨーラン・シェーリンのソロ。
 ダニエル・ロイスは、1961年、オランダ生まれ。1990年にカペラ・アムステルダムの指揮者に就任し、2003年から3年間はRIAS室内合唱団の首席指揮者を務め、2008年の秋からはエストニア・フィル室内合唱団の芸術監督に就任。
2L-58SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
フレード・ヨニー・ベルグ(1973-):
 フルート・ミステリー Op.66b
  (フルートと管弦楽のための;*)/
 音詩「ウォーニング・ゼロ」Op.54b
  (管弦楽のための)/
 田園詩 Op.31-1(管弦楽のための)/
 Vicino alla Montagna Op.58b(管弦楽のための)/
 フルート協奏曲第1番 Op.70(*)
エミリー・バイノン(Fl)
カトリーヌ・バイノン(Hp)
フィルハーモニアo.
ヴラディーミル・
 アシュケナージ指揮(*)
フレード・ヨニー・ベルグ指揮
 録音:2008年1月、ワトフォード・コロシアム、ロンドン。制作:モッテン・リンドベルグ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 続々とリリース中の2LのSACD+Blu-rayシリーズ第5作目は、アシュケナージ指揮によるノルウェーの作曲家フレード・ヨニー・ベルグによる作品集。ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席フルート奏者であるエミリー・バイノンも参加するなど今作も注目の内容。
 フレード・ヨニー・ベルグは作家、歌手、映像作家としても活躍。音とテクスチュアのとびきり豊かなパレットを使って彼が描く音楽は、旋律的で親しみやすく、時に劇的な起伏に富んでいる。現代の音楽としては独創的、革新的とみなされるかもしれない。フルートとハープのなにげないユニゾンの旋律から、いつのまにか時空を超えたところに運ばれてしまっていることを知る「フルート・ミステリー」。黙示録的なまでの迫力で金管群が襲いかかる「ウォーニング・ゼロ」。複調を優雅に使った「田園詩」。同名の映画のために書かれた風景のパノラマ「Vicino alla Montagna」。魔法にかけられたような沈黙が音楽にひそむ「フルート協奏曲第1番」は、エミリー・バイノンに献呈された作品。
 アシュケナージと作曲者のベルグが分担してフィルハーモニアo.を指揮、ロンドンで録音セッションが行われた。
2L-57SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
モーツァルト:
 2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K448/375a
モーツァルト/グリーグ:
 幻想曲 ハ短調 K475(2台のピアノのための)
グリーグ:古いノルウェーのロマンスと変奏 Op.51
 (2台のピアノのための)
デーナ・ピアノデュオ
[ハイデ・ゲルツ(P)
 ティナ・マルガレータ・
  ニルセン(P)]
 録音:2008年8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ、ノルウェー。[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]、[Blu-raY; 5.1 surround DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 stereo Linear PCM (24bit/192kHz)]、[制作:ヴォルグガング・プラッゲ 録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ]。
 モーツァルトのソナタのためにグリーグが第2ピアノのパートを書いた4曲を演奏したモーツァルト/グリーグの第1集(2L-2L40SACD) は、「グリーグ・イヤー」の2007年にリリースされた。オリジナルの曲に一切手を加えず、モーツァルトの音楽にロマンティックな衣装を着せる。グリーグの試みをデーナ・ピアノデュオが音として聴かせたアルバムは、音楽ファンとピアニストの新たな興味をひきた。第2集には、グリーグが作曲しながら第1集に含まれなかった「幻想曲 ハ短調」が、2台ピアノのためのオリジナル作品、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ ニ長調」とグリーグの「古いノルウェーのロマンスと変奏」とあわせて録音された。
 デーナ・ピアノデュオは師弟で組んだデュオ。ハイデ・ゲルツは、コンラート・ハンセンに学んだドイツのピアニスト。ティナ・マルガレータ・ニルセンはスイス生まれのノルウェー人。トロンハイムで育ち、ヨルゲン・ラーシェン、イジー・フリンカ、ゲルツ、イェンス・ハーラル・ブラトリのもとでピアノを学んだ。
2L-56SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
むごい美しさ [Bellezza Crudel] 〜
 ヴィヴァルディ:カンタータと協奏曲

 カンタータ「ため息をついて何になろう」RV679
  (ソプラノ、2つのヴァイオリン、
   ヴィオラとバッソのための)/
 カンタータ「蝶々は光の中をさまよい」 RV660
  (ソプラノと通奏低音のための)/
 ファゴット協奏曲 ホ短調 RV484/
 カンタータ「心なく生きるも」 RV664
  (ソプラノと通奏低音のための)/
 リコーダー協奏曲 ハ短調 RV441/
 カンタータ「疑惑の陰に」RV678(ソプラノ、
  フラウトトラヴェルソと通奏低音のための)
バロッカネルネ
トゥーネ・ヴィーク(S)
ペール・ハンニスダール(Fg)
アレクサンドラ・オプサール
 (A-rec)
 録音:2008年4月、ヤール教会(ベールム、ノルウェー)。
 初めてのソロアルバム「このうえなく甘いため息」(2L-19)がノルウェー国内とヨーロッパの新聞と雑誌から高く評価されたソプラノ、トゥーネ・ヴィークが、ピリオド楽器アンサンブルのバロッカネルネと共演するヴィヴァルディの魅力的なカンタータと協奏曲のコレクション。「18世紀ヴェネツィア。そこはハリウッドとラスヴェガスの交わるところ。ヨーロッパ中の暇を持て余した人々が訪れ、正体を仮面の奥に隠しながらコンメディア・デッラルテの見せかけの世界に身を投じる」(2L-56SACD) 芝居じみた美しさに憧れたヴェネツィアの人たちを思い、アルバムのタイトルは「ベレッツァ・クルデール(むごい美しさ)」。]
2L-55SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
クロウタドリ(Black Bird/Sort Fugl)
 シューマン:幻想小曲集 Op.73
 クヴァンダール:
  ソロクラリネットのための幻想曲 Op.68-2
 グリーグ/シュッレ・サッセブー・ホーラン編:
  3つの抒情小曲集第3集 Op.43〜
  [蝶々/愛の歌/春に寄す]
 サッセブー・ホーラン:
  クロウタドリ、オリヴィエ・メシアンへのオマージュ
 トリグヴェ・マドセン:
  クラリネットとピアノのためのソナタOp.23
 ストラヴィンスキー:
  クラリネットのための3つの小品
 サン=サーンス:
  クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
 フィン・モッテンセン:ソナティナOp.9
フレードリク・フォシュ(Cl)
スヴァイヌング・ビェラン(P)
 録音:2008年1月、6月、ソフィエンベルグ教会(オスロ)。制作:ヨルン・シメンスター、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 もっとも多彩な音色の変化を聴かせる木管楽器といわれるクラリネット。オスロ・フィルハーモニックの副首席奏者フレードリク・フォシュ(1973-)が、クラリネットソロ、クラリネットとピアノのための曲を録音した。自由な調性のなかにメロディとクラリネットの多様な音を活かしたヨハン・クヴァンダールの「幻想曲」。ピアノのための「スロッテル」を管弦楽版に編曲したことのあるシュッレ・サッセブー・ホーランは、同じグリーグの「抒情小曲集第3集」から選んだ3曲をクラリネットとピアノのために編曲。「クロウタドリ」は" 色彩とテクスチュアの研究" のためホーランがメシアン生誕100年の2008年にクラリネットソロのために書いた音楽。トリグヴェ・マドセンのソナタは「古典的形式、優雅さ、表現主義と印象主義の和声宇宙、機知と内省に健康的な部分のジャズをミックスした典型的なマドセンの音楽」。この曲はすでに、クラリネット奏者のレパートリーになった。フィン・モッテンセンは、十二音音楽とセリエルの作曲家としてヴァーレンとともにノルウェー音楽をリードしたひとり。「ソナティナ」では、クラリネットのもつ幅広い表現力が音楽に奥行きを付け加える。そしてシューマン、ストラヴィンスキー、サン= サーンス。クラリネットという楽器の特色を活かした多彩な選曲のアルバム。
2L-54SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
エリオット・カーター(1908-2012):室内楽作品集
 チェロとピアノのためのソナタ
 Figment for cello alone /
 Figment No.2 -アイヴィス氏の思い出(Vc)
 Enchanted 前奏曲集(フルートとチェロのための)/
 Scrivo in Vento(風に書く)(フルートのための)/
 Gra(ゲーム)(クラリネットのための)/
 Con leggerezza pensosa: Omaggio a Italo Corvino
  (クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための)/
 Fragment no.1(弦楽四重奏のための)/
 Fragment No.2(弦楽四重奏のための)/
 エレジー(弦楽四重奏のための)
ヨハネス・マッテンス・
 アンサンブル
[ヨハネス・マッテンス(Vc)
 ヨアシム・シェルソース・
  クヴェツィンスキ(P)
 トム・オッタル・
  アンドレアセン(Fl)
 アンジェイ・マエフスキー(Cl)
 アンデシュ・シェルベリ・
  ニルソン(Vn)
 イ・ヤン(Vn)
 アンデシュ・
  レンスヴィーク(Va)]
 録音:2008年1月、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)。制作:ヴォルフガング・プラッゲ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。2度のピューリッツァー賞を受賞するなどアメリカを代表する作曲家エリオット・カーターが2008年の12月に100歳を迎える。2007年だけで9曲の新曲を発表するなど現在も活発な作曲活動を続けており、2008年は世界各地で記念の演奏会が企画されている。このアルバムのエリオット・カーターの100歳を祝うとともに、マッテンスにカーターの音楽を紹介した師レナード・ステーンに捧げられた。
 チェロとピアノのための書かれた曲を弦楽四重奏のために改訂した「エレジー」とチェロとピアノのためのソナタと、40年以上を隔てて作曲されたソロとアンサンブルのための作品。オスロpo.のチェリスト、ヨハネス・マッテンスと彼の友人たちがアルバム・プロジェクトの中心。録音の準備にあたってマッテンスはニューヨークに渡り、カーターから解釈について個人的なアドバイスを受けた。ヴィオラのアンデシュ・レンスヴィークはフィルハーモニックの同僚。ノルウェー放送o.の首席奏者を務めるトム・オッタル・アンドレアセンはノルウェー室内o.でも演奏するフルーティスト。ノルウェー・オペラで演奏するアンジェイ・マエフスキーとイ・ヤン。ヨアシム・シェルソース・クヴェツィンスキはコンサートピアニスト、室内楽奏者として活躍している。アンデシュ・シェルベリ・ニルソンは、オスロ・フィルハーモニックの第1コンサートマスターを務める父スティーグ・ニルソンのアルバム "Solo+" (2L-47SACD)でデュオ共演している。作曲家のヴォルフガング・プラッゲがプロデュースを担当。
2L-53SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
エンゲゴールSQ
 ハイドン:弦楽四重奏曲第79番 ニ長調
       Hob.III-79 Op.76-5
 ライフ・スールベリ(1914-):
  弦楽四重奏曲 ロ短調 (1945)
 グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調Op.27
エンゲゴールSQ
[アルヴィド・エンゲゴール、
 アトレ・スポンベルグ(Vn)
 ジュリエット・
  ジョプリング(Va)
 ヤン=エーリク・
  グスタフソン(Vc)]
 録音:2007年10月、ヤール教会、オスロ、ノルウェー。5.1 surround/ stereo。制作:モッテン・リンドベルグ/録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ、モッテン・リンドベルグ。
 ノルウェー、ロフォーテンのある白夜の日、ふたりの音楽家を軸に新しい弦楽四重奏団の結成が決まった。ザルツブルクのカメラータ・アカデミカのコンサートマスター、オルランド四重奏団リーダーを務めたアルヴィド・エンゲゴール。ニュー・ヘルシンキ弦楽四重奏団で演奏したヤン=エーリク・グスタフソン。ノルウェー放送o.コンサートマスターのアトレ・スポンベルグとイギリスからジュリエット・ジョプリング が参加することになり、2006年、エンゲゴール四重奏団が発足。ベルゲン国際フェスティヴァルとオスロ室内楽フェスティヴァルをはじめとする国内の音楽祭に参加している。「ラルゴ」の名で知られているハイドンの弦楽四重奏曲、グリーグ唯一の弦楽四重奏曲、そして94年に冬季オリンピックが行われたリレハンメル在住の作曲家兼オルガニスト、ライフ・スールベリを収録。スールベリの ロ短調の四重奏曲は、作曲者と親交のあったヒンダル四重奏団の委嘱により1945年に作曲された。同世代のモダニスト作曲家の音楽から遠く離れた調的語法で書かれた、伝統的、古典的ソナタ形式の作品。録音に先立ってエンゲゴール四重奏団は、この曲をスールベリの自宅で演奏。解釈上の細かい指示を受け、作曲者からのお墨付きを得ている。
2L-52SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
トランペット・ミサ〜トランペットと
 オルガンのための現代ノルウェー作品集

 シェル・モルク・カールセン(1947-):
  コラールソナタ第3番/トランペット・ミサ
 ヨン・ラウクヴィーク(1952-):嘆き
 シェティル・ヴェーア(1932-):
  トランペットとオルガンのためのソナタ
 エギル・ホーヴラン(1924-):カントゥスX
ヤン・フレードリク・
 クリスティアンセン(Tp)
テリエ・ヴィンゲ(Org;*)
 録音:2007年6月、リレストレム教会、リレストレム、ノルウェー。使用楽器:リューデ&ベルグ [Ryde & Berg]、2004年製(*)。制作:ヨルン・シメンスター、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 トランペットとオルガンの共演アルバム。ヨン・ラウクヴィーク、シェティル・ヴェーア、エギル・ホーヴラン。ふたつの楽器のために彼らが書いた音楽はどれも、やさしく瞑想的な気分にみちている。
 ヤン・フレードリク・クリスティアンセンは1973年から2007年までオスロ・フィルハーモニックの首席トランペット奏者を務め、ゲオルグ・ショルティが指揮した国連創立50周年記念コンサートのオーケストラのメンバーにも選出。現在はノルウェー音楽大学の教授を務め、オスロ・シンフォニエッタのメンバーとして演奏活動を続けている。その柔らかいトランペットの響きでクリスティアンセンは、同郷の作曲家たちの " 歌" に美しい共感を示す。
 オルガンはSimaxの「ノルウェーのオルガン」録音シリーズを担当するオルガニストのテリエ・ヴィンゲ。アルバムの録音はオスロ近郊の町、リレストレムの教会で行われた。2004年に設置されたリューデ&ベルグ・オルガンとクリスティアンセンのトランペットが独立した響きを保ちながら、美しく融け合う。2Lのエンジニア、ハンス・ペーテル・ロランジュが巧みな録音技術で音を捉え、素晴らしい音楽として聴かせてくれる。
2L-51SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ソナー [Sonar]〜
 マグナル・オーム(1952-):ハープ作品集

  目的たれ [vere meininga] (1999 rev.2005)
  (ハープ、エレクトリックハープ、
   弦楽六重奏と朗読のための協奏曲)/
  今朝、目覚めると [det var mjukt]
  (ソプラノとハープのための)/
  この真っさらの今 [dette blanke no]
  (ハープ、天使たちと朗読のための)
エレン・セーイェシュテード・
 ボートケル
(Hp/エレクトリックHp)
ヒルデグン・リセ(朗読)
ベーリト・ノルバッケン・
 スールセット(S)
グレクス・ヴォーカリス
カール・ホグセット指揮
オスロ室内ソロイスツ
 録音:2007年1月、8月、リス教会、オスロ、ノルウェー。制作:モッテン・リンドベルグ、録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ。5.0 surround / stereo[Blu-ray 音声ディスクのみの仕様: 5.0 DTS HD MA、 5.0 LPCM 24/96、2.0 LPCM 24/96 ]
 ディヴェルティメンティ(2L-50SABD)に続いて2LがSACD+ブルーレイ仕様でリリース!今回は美しい作風で知られるノルウェーの作曲家マグナル・オームのハープ作品集。
 マグナル・オームは作曲家としてひとつのビジョンをもっている。ハープのために書いた作品を集めたアルバムに彼は、『ソナー』のタイトルをつけた。超音波を発射し、未知の物体の姿や物体との距離を探知する装置、ソナー(sonar -sound navigation and ranging)。人間もまた、意味を探りつづけるため物質的、精神的空間に向けて象徴的ソナーを放つ。宇宙に答を求め、信号を送る。その表現が人生であり音楽。オームはそう語る。古箏と弦楽六重奏のための作品をハープと弦楽六重奏と朗読のための協奏曲に改訂した「目的たれ」ではより音響効果を高めるよう演奏者、楽器を配置している。クラーク・E.ムースタカスの詩をテクストとする「今朝、目覚めると」、オーム自身の詩による「この真っさらの今」。エレン・セーイェシュテード・ボートケルのハープに弦楽器あるいは声が応える。作曲者のビジョンから生まれた澄んだ音空間は聴き手に反射し、その新たな想像を誘うはず。
2L-50SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
ディヴェルティメンティ
 バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
 グラジナ・バツェヴィチ:弦楽のための協奏曲
 テリエ・ビョルクルン:カルミナ
 ブリテン:シンプル・シンフォニー Op.4
トロンハイム・ソロイスツ
オイヴィン・ギムセ
(Vc、リーダー)
 録音:2007年11月、セルビュ教会、トロンハイム、ノルウェー。制作:モッテン・リンドベルグ、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ、モッテン・リンドベルグ。
 1988年、ビャルネ・フィスクムが創設した室内オーケストラ、トロンハイム・ソロイスツ。ノルウェーの古都、トロンハイムの音楽学校と音楽院の弦楽器奏者たちにトレーニングの場を提供することが設立の目的。コンサート、レコード録音と実績を重ね、ヨーロッパ、アメリカ、日本、ブラジルへのコンサートツアーにより国際的名声も獲得してきた。2002年、チェリストのオイヴィン・ギムセ(1968-)が芸術監督に就任。バロックとロマンティシズム時代の音楽にタンゴ、ジャズ、ロック、現代の作品をレパートリーに加え、より広い展開を目指すようになった。代表的録音のひとつがマリアンネ・トゥーシェンと共演したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番・第4番・第5番(2L-38SACD)。演奏とプロダクションの高いクオリティを各国のメディアが支持。アメリカの雑誌「Sterophile」 は【欲しくてたまらないレコード/ Record to Die for】としている。
 トロンハイム・ソロイスツの最新アルバムは、弦楽オーケストラのスタンダード・レパートリーになったバルトークとブリテンの2曲など、イニシャル【B】の作曲家たちの弦楽オーケストラ作品集。
 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969)はポーランドの女性作曲家、ヴァイオリニスト。ルトスワフスキとシマノフスキの音楽語法の跡をとどめながら独創性を発揮した音楽は近年、国際的に高く評価されてきている。「弦楽のための協奏曲」はポーランド国家賞受賞作。北欧のグループでは聖ミケル弦楽オーケストラが録音を行い(ABCD-173)、各国の弦楽オーケストラにより演奏されるようになった。
 テリエ・ビョルクルン(1945-)はノルウェーの作曲家。ジャズピアニストとしてノルウェーの音楽シーンに貢献した後、本格的に作曲活動に入った。フィン・モッテンセンに作曲を学んでいる。合唱曲、管弦楽曲、室内楽曲が主なジャンル。ハーモニーを中心とした作品が多くみられる。「カルミナ」は、チリンギリアン弦楽四重奏団からの委嘱作。1994年ノルウェーのリレハンメルで開催された第17回冬季オリンピックで初演された。古代ギリシアのオリンピック勝者を讃える頌歌を書いた抒情詩人ピンダルスの詩集「ピンダリ・カルミナ」に因み、「カルミナ」(歌集)のタイトルがつけられた。古代に想いを馳せるような崇高なページと、生命力にみちたパッセージをもつ音楽。このアルバムの録音のため作曲者自身が弦楽オーケストラ版の編曲を行った。オリジナル版の録音は、チリンギリアン弦楽四重奏団による演奏がビョルクルンのポートレート・アルバム(HCD-2923) に収録されている。
 アンスネス、アントンセン、テレフセンらノルウェーのアーティストの他、トロンハイム・ソロイスツは国外の音楽家とも積極的に共演を重ねてきた。ヴァイオリニストのアンネ=ソフィー・ムターがソロを弾いたバッハの協奏曲も最近リリースされ、そのアルバムのプロモートも兼ね、2008年5月と6月、トロンハイム・ソロイスツとムターのアジア・日本ツアーが行われる。2Lの新しいアルバムに録音された曲も、そのプログラムに取り上げられる予定。
 #このアルバムにはハイブリッド SACD [5.1 surround / stereo ]とブルーレイ・ディスクが各1枚、収められている。ブルーレイ・ディスク(ブルーレイ・ディスクプレーヤー専用)にはマルチチャンネルのオーディオトラックのみ収録されている。トロンハイムの大学がアルバムのスポンサーとなり、2枚のセットが SACD 1枚の価格でリリースされる。録音セッションは、トロンハイムに近いセルビュ市セルビュ教会で行われ、教会の空間と楽器の質感の両方が巧みにとらえられ、若いミュージシャンたちの息づかいまで聞こえるようなリアルさがある。
2L-49SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19
ヴェーベルン:
 ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.7
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
トゥール・エスペン・
 アスポース(P)
コールビョルン・ホルテ(Vn)
 録音:2007年9月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。
 ベートーヴェンのソナタと新ウィーン楽派の作品。ロマンティシズムの時代をはさんで作曲された4曲が「今」を映して対照される。
 音楽とは何か、音楽に何ができるか。
 アスポース(1971-)、ヴァイオリニストのコールビョルン・ホルテ(1973-)、そして制作に関わったスタッフがそろって、わたしたちにその問いかけをして来る。"Reflections in a Mirror Canon"……" 鏡のカノン" をキーワードにブックレットの解説 (英語・ノルウェー語) を執筆したのはアスポース。彼の弾くスタインウェイのピアノを緻密にダイナミックに捉えた2Lの録音。ピアノ体験と言ってもいいほどの衝撃が感じられるだろう。
2L-48SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ウーラ・ヤイロ(1978-):ピアノのための音楽
 ニューヨークの雪/北国/ミシェール/線/ハドソン川/
 ロクスベリー・パーク/ストーン・ローズ/一月/舗道/
 マンハッタン/四月/マディソン/シエナ/
 北国 II/のどかな日
ウーラ・ヤイロ(P)
トム・バーバー
 (フリューゲルホルン)
ダーヴィド・クシュロン(Vn)
ヨハネス・マッテンス(Vc)
 録音:2007年8月5日-8日、ソフィエンベルグ教会、オスロ。
 様々なスタイルの作曲家でにぎわっている現代ノルウェーの音楽界。近年、合唱音楽ファンから「これ誰?」と注目されているのが、ウーラ・ヤイロ。ヤイロは、ジャズとクラシカルのピアノと作曲を学び、ノルウェー音楽アカデミーを卒業後、ロンドンの王立音楽大学とニューヨークのジュリアード音楽院に留学している。現在、ニューヨーク・シティ在住。作曲のほか、ピアニストとしてソロ、あるいはみずからのアンサンブル、ウーラ・ヤイロ・グループを率いたグローバルな音楽活動を行っている。
 フリューゲルホルン、ヴァイオリン、チェロとの共演曲を含むピアノ作品集。心から愛する ニューヨーク、そして2年間を過ごしたロサンジェルス。その経験と思い出から生まれた15曲が録音された。ジャズとクラシカルとポピュラーミュージックが握手。アメリカの都会で書かれながらルーツは祖国ノルウェーにある音楽。人なつこさと温もり、そして秘めた情熱が感じられるだろう。
2L-47SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
スティーグ・ニルソン-SOLO+
 オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):
  ユキノシタ・ソナタ Op.69A(1985)
 シェティヴ・ヴォスレフ(1939-):
  ヴァイオリン・ソロ (1980 rev.1989)
 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
  決闘(2007)(2つのヴァイオリンのための)
 シェル・モルク・カールセン(1947-):ヴァイオリン・
  ソロのためのファンタジア・レリジョーザ
 ビョルン・クルーセ(1946-):メメント・モリ(2004)
 テリエ・ビョルクルン(1945-):2つの
  ヴァイオリンのための3つのコントラスツ(2007)
スティーグ・ニルソン(Vn)
アンデシュ・シェルベリ・
 ニルソン(Vn)
 録音:2006年11月、2007年3月、ウッレンスヴァング教会(ロフトフース、ハルダンゲルフィヨルド)。
 スティーグ・ニルソンはスウェーデン生まれ。エンドレ・ヴォルフ、ティボール・ヴァルガ、フランコ・グッリにヴァイオリンを学び、1971年にノルウェー国立オペラの首席奏者に就任した。1977年からはオスロpo.のコンサートマスター。ソロイスト、室内楽奏者として北欧の音楽シーンに欠かせないヴァイオリニストのひとり。ニルソンが演奏したことで名前を広く知られるようになった作曲家たちも多く、たくさんの作品が彼に献呈されている。
 デュオ2曲を含むニルソンのソロアルバム「SOLO+」。山腹のゴツゴツした地面にしっかりと根を張る小さなユキノシタを描くソンメルフェルトの標題的なソナタ。息の長い旋律がさまざまに変容するヴォスレフの「ヴァイオリン・ソロ」。ノルウェーとハンガリーの民謡からインスピレーションを得たモチーフをもつプラッゲの「Duels (決闘)」 では、2つのヴァイオリンがユーモラスな " 追跡" をくりひろげます。カールセンの「ファンタジア・レリジョーザ」(宗教的幻想曲) は雰囲気ゆたかな小品。ニルソンとの共同作業から生まれた。クルーセの「メメント・モリ」(死を想え)。生まれた時から死ぬ時まで、人生がいかに貴重なものかを語る同名のバレエの一部として作曲された。テリエ・ビョルクルンの曲では2つのヴァイオリンが対話。繊細なメロディとリズミカルなモチーフ、ジャズとクラシック、さまざまな対照がみられる。
 アンデシュ・シェルベリ・ニルソンはスティーグの子。オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校で学んだ後、ベルリンに留学。ストックホルムでウルフ・ヴァリーンに師事。2008年にノルウェー国立音楽アカデミーのディプロマ・コースを修了する予定。 ニルソン父子のヴァイオリンをリアルに、その場の空気とともに捉えた録音は、ハルダンゲルフィヨルドにあるウッレンスヴァング教会で行われた。
2L-46SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
口で真似するスロッテル(ノルウェーの農民舞曲)
 Springar etter Gudmund Eide(グームン・アイデにならったスプリンガル/スタムネス)
 Ginas vals(イーナのワルツ/ハルダンゲルのニルス・チョフロートにならった)
 Gamleslåtten(昔のスロット/シュール・ヘルゲランにならったヴォスの結婚スロット)
 Ein golo gut(気だてのいい少年〜マルガレータ・オプハイムにならったルーディへのスロットステーヴ/ヴォス)
 Rudi etter Severin Kjerland(セヴェリン・シェルランにならったルドル/ハルダンゲル)
 Springar etter Anna Skeie(アンナ・スカイエにならったスプリンガル/ハルダンゲル)
 Rudi etter Severin Kjerland(セヴェリン・シェルランにならったルドル/ハルダンゲル)
 Kari Midtigard på Tinn(ティンのカーリ・ミティガール/スプリンガルへのスロットステーヴ)
 Halling etter Anna Skeie(アンナ・スカイエにならったハリング/ハルダンゲル)
 Rudi etter Trygve Hæve(トリグヴェ・ヘーヴェにならったルドル/ヴォス)
 Bygdatråen(ビグダトローエン〜シュール・ヘルゲランにならったリューダスロット/ヴォス)
 Rudi etter Endre Bjotveit(エンドレ・ビョートヴァイトにならったルドル/ハルダンゲル)
 Brureslått etter Anders Sagen(アンデシュ・サーゲンにならった結婚スロット/ソーグン)
 Attegløyma(オールドミス/アルネ・ビョルンダールの記録したスロットステーヴ)
 Springar etter Lars Flaten(ラーシュ・フラーテンにならったスプリンガル/ソーグン)
 Grautatvoro(グラウタトヴォロ/ハルダンゲルのルドル)
 Jørnvrenja(ヨルンのメロディ〜ウーラ・ムーサフィンにならったスプリンガル/ヴォス)
 Springar etter Sjur Eldegard(シュール・エルデガールにならったスプリンガル/ソーグン)
 Springar etter Ola Håstadbø(ウーラ・ホスターボにならったスプリンガル/ハルダンゲル)

  ベーリト・オプハイム・ヴェシュト(Vo)
 録音:2007年6月、ヤール教会、ベールム、ノルウェー。制作:ヨルン・シメンスター、録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ。
 ノルウェーの農民舞曲、スロッテル。村人たちの踊りにはフィドル弾きの伴奏がつきもの。でも、プレイヤーのいない時には歌い手が代役を務めることもあった。歌い手はフィドルを口真似し、意味のない " 言葉" を即興で歌う。その伝統のスタイルを正しく伝えるため、このアルバムで歌うヴェシュトは、アーカイヴに保存された録音を研究、それにも基づき歌唱の録音を行った。 ベーリト・オプハイム・ヴェシュトはノルウェーを代表する民謡歌手のひとり。フォークにとどまらないジャンルを超えた活動は、ノルウェー室内o.、オスロ室内合唱団、BIT20 アンサンブル、ノルウェー放送o.との共演にまで及び、フォークオペラ版「魔笛」のノルウェーとスウェーデンをまわる公演では夜の女王とパパゲーナの役を歌った。弾むリズムの歌、のどかな歌に谷間の暮らしの楽しい時間がしのばれる。
2L-45SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
グリーグ:合唱のための作品集
 男声合唱のためのアルバム Op.30/
 子供の歌 Op.61[子供の歌/家畜を呼ぶ声/ハリング/
  働きものの馬のためのおやすみの歌/
  クヴォーリングのハリング/海/
  クリスマスツリーに寄せる歌/
  この世で一番愚かなこと/
  スプリングダンス「夜になって出かけると」/
  若者オーレ/漁師の歌/もっとも美しい女/
  大きな白い群/ならず者/ロットナムのクヌート/
  ノルウェーの山/寝過ごしてしまった/
  祖国を讃える歌/小さなトーラ]/
 春 Op.33-2(トマス・ベック 編曲)/
 聖霊降臨祭の賛美歌 Op.23-25/
 アヴェ・マリス・ステッラ EG150/
 4つの詩篇 Op.74[美しきかな神の子よ/
  神の子は安らぎを与え給えり/
  イエス・キリストはよみがえり給えり/天つみ国に]
グレクス・ヴォーカリス
カール・ホグセット指揮
マグヌス・スターヴェラン(T)
 録音:2007年2月、5月、リス教会、ノルウェー。
 ライプツィヒ学生時代の「ドナ・ノビス・パーチェム」(1862) と 白鳥の歌「4つの詩篇」。グリーグの合唱作品には最初と最後の曲で44年の開きがある。その間にグリーグの音楽はどう展開し、どのように発展していったか。土の香りのする音楽からノルウェーの宗教家を新しい音楽に再生した芸術作品まで。グリーグの合唱曲には、ピアノのための作品や歌曲と同じように、彼の作曲家人生がそのまま反映している。
 「大いなる神秘」でノルウェーと世界の人々の心をとらえたグレクス・ヴォーカリスとカール・ホグセットのグリーグ・アルバム。19の歌が組み替えられ、人生の歓びと悲しみの表情がくっきりと浮かび上がってくる2つの歌集「男声合唱のためのアルバム」と「子供の歌」(グリーグによる女声合唱のための編曲)。「春」と「アヴェ・マリス・ステッラ」はエバーグリーン。「ペール・ギュント」のフィナーレ近くで歌われる賛美歌。ノルウェー民俗音楽の隠れたハーモニーに気づかせる「4つの詩篇」。熟考されたアルバム構成により、グリーグという作曲家のダイナミックな姿が見えて来る。
 リス教会で行われた録音には、アナログ・クオリティをもたらすとされるDXD(DigitaleXtreme Definition) フォーマットが使われた。11.2896Mbit/s はDSD録音の4倍のデータ量。DSDに量子化する前段階で余裕をもって編集することも可能になった。教会に響いた音楽が臨場感と空気感をもって伝わってくる素晴らしい録音。
2L-44SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
モッテン・ゴートハウグ(1955-):室内楽作品集
 弦楽四重奏曲第2番 イ長調 Op.31(1986)/
 イェンス・ビョルネボーの詩による
  6つの歌 Op.56(2002)(*)
 [見知らぬ男の顔/ばら/永遠の戦場/
  油、パンとワイン/
  ブレンダン・ビーアンの担架の側で/わが心]/
 ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 Op.59(2005)(#)
アンサンブル・ビョルヴィーカ
シェル・トムテル(Vn)
ドミニク・グリフィス(Vn)
ヴィトルド・セラフィン(Va)
ヤン・クープ(Vc)
ペール・アンドレアス・トンデル(B;*)
エレン・ウゲルヴィーク(P;*)
トゥーレ・ディングスタード(P;#)
 録音:2007年4月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。
 「ゴートハウグの音楽を聴くと、人生のもつ数知れない表情を想い描いてしまう」 (ヴォルフガング・プラッゲ)。モッテン・ゴートハウグはノルウェーの作曲家。鳥の歌に美を感じ、自然へ深い関心を寄せる。プロコフィエフをはじめとするネオクラシカルの作曲家に共感している。表現の手段よりも内容を大切に考えるタイプの作曲家。モダニストの音楽から距離を置き、伝統的な音楽語法で聴き手とコミュニケートする姿勢を貫いている。さまざまなジャンルの音楽を手がけ、とりわけ室内楽曲と歌曲に興味を持っている。新古典的、 イ長調という調性をもつ弦楽四重奏曲第2番。有機的なつながりのある4つの楽章から構成された作品。 嬰ヘ短調のピアノ五重奏曲ではスケルツォのトリオに、リンデマンの収集した『古いまた新しいノルウェーの山のメロディ』の旋律が素材として使われている。6つの歌曲のテクストとなる詩を書いたイェンス・ビョルネボーは画家、教師としても活動したノルウェーの作家。ノルウェー社会や西洋文明に対する強い社会批評的内容の小説や戯曲や詩やエッセイを残した。6つの歌曲のためにはビョルネボーの作品のうちでも抒情的性格の強い詩が選ばれている。
2L-43SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
四旬節と聖週間のグレゴリオ聖歌 アレクサンダー・M.
 シュヴァイツァー指揮
コンソルティウム・
 ヴォカーレ・オスロ
 録音:2006年9月、リングサーケル教会。Multichannel 。1980年代中期に創設されたコンソルティウム・ヴォカーレ・オスロは、オスロ大聖堂の男声ヴォーカルアンサンブル。1998年から共演を重ねてきたドイツの神学者A.M.シュヴァイツァーが指揮を務めている。
2L-42SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
主の降誕ミサ
 グレゴリオ聖歌:
  今日キリストは生まれた/ベネディクトゥス
 ノルウェー伝承歌/ステーンベルグ編曲:
  さあ鐘よ鳴れ
 シェル・モルク・カールソン(1947-):
  キリエ/グローリア/クレド
 W.プラッゲ:主の降誕
 プレトリウス:
  一輪のばらが咲いた/今エマヌエルは生まれた
 メルヒオル・ヴルピウス(c.1570-1615):
  一輪のばらが咲いた
 シャイト:ベツレヘムに御子が生まれた
 ドイツ伝承歌/オッテルスタード編曲:
  Freu'dich Erd und Sternenzelt
 アイヴィン・アルネス(1872-1932):
  幼子は喜ばしく
 エレン・セーイェルステード・ボートケル:
  クリスマス幻想曲
 フランツ・グルーバー(1787-1863):
  きよしこの夜
 パレストリーナ:サンクトゥス
 グリーグ:アヴェ・マリス・ステッラ
 アントニオ・ロッティ(c.1667-1740):
  アニュス・デイ
 セザール・フランク (1822-1890):天使の糧
 シレジア民謡:この世はうるわし
 アーリル・サンヴォル(1895-1984):
  「この世はうるわし」によるオルガン即興曲
 グレゴリオ聖歌/ブリテン編曲:
  今日キリストは生まれた
フレードリク・
 オッテルスタード指揮
ソルヴグッテネ少年cho.
(ノルウェー放送少年cho.)
エレン・セーイェルステード・
 ボートケル(Hp)
コーレ・
 ノールストーガ(Org)
 録音:2006年2月、ウラニエンボルグ教会、オスロ大聖堂。ノルウェー放送の少年合唱団、ソルヴグッテネ少年合唱団のクリスマス作品を中心とした合唱作品集。グレゴリオ聖歌から中世、現代の作品から幅広く選曲。
2L-41SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ドゥシェク:ピアノ・ソナタ第1番Op.45
ラフマニノフ:10の前奏曲 Op.23[第1番〜第6番]
グリーグ:抒情小曲集第8集 Op.65
 [青年時代より/農民の歌/憂鬱/サロン/
  バラード調で/トロールハウゲンの婚礼の日]
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調Op.1
グリーグ:
 ピアノ・ソナタ ホ短調Op.7〜アンダンテ・モルト
ステフェン・ホルン(P)
 録音:2005年12月5日、ガムレ・ルーゲン、オスロ、ライヴ。
2L-40
buyボタン
(HYBRID_SACD)
モーツァルト(1756-1791)/グリーグ(1843-1907):
 2台ピアノのための編曲版によるソナタ集

 [第15番 ハ長調 K.545/第18番 ヘ長調 K.533, 494
  第5番 ト長調 K.283/第14番 ハ短調 K.457
デーナ・ピアノデュオ
[ハイデ・ゲルツ(P)
 ティナ・マルガレータ・
  ニルセン(P)]
 録音:2006年8月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。
 グリーグが、モーツァルトのオリジナルに一切手を加えず第2ピアノのパートだけを作曲した4曲のソナタを全て収録したアルバム。ドイツ人のゲルツ、ノルウェー人のニルセンが組んだ師弟デュオによる演奏。
2L-39
buyボタン
(HYBRID_SACD)
アーネ・ヌールハイム(1931-):
 色彩/5つのクリプトフォニア/
 リンク/歌曲「はじめての蝶々」
ケネス・カールソン
(P/シンセサイザー)
ビョルン・ラベン(Perc)
オーケ・ペアメルード
(電子楽器)
エリザベス・ホルメルツ(S)
 Multichannel 。電子音楽からオラトリオまで広く作曲するヌールハイムは、ノルウェー作曲家協会会長等の重要ポストを歴任した現代ノルウェー音楽界の重鎮。現代的な作風の3作品と歌曲「はじめての蝶々」のコントラストも興味深い。
2L-38SACD
buyボタン
(CD+SACD)
1枚価格
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
 [第4番 ニ長調 K.218/
  第3番 ト長調 K.216/第5番 イ長調 K.219]
マリアンネ・トゥーシェン(Vn)
オイヴィン・ギムセ(ディレクター)
トロンハイム・ソロイスツ
 当アルバムの収録ではソリスト、トゥーシェンを取り囲むようにトロンハイム・ソロイスツが配置され、まさにソリストとオーケストラの対話による演奏を実感できる興味深い録音。トゥーシェンはレオポルド弦楽三重奏団でヴァイオリンを務める名手(最近ではアムランとの共演によるブラームスのピアノ四重奏曲集で称賛を浴びている (HYPERION)。
 CDとセットになっている同内容のSACD盤は非ハイブリッドで、通常のCDプレーヤーでは再生できません。ご注意下さい。
2L-37SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
4人のピアニストのための作品集
 トリュグヴェ・マドセン(1940-):
  グロテスクとアラベスク
 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
  海 Op.93/合奏協奏曲第3番 Op.108
 ビョルン・クルーセ(1946-):
  ブーギー・リテンション
アウローラ・クァルテット
(ピアニスト4人、ピアノ2台)
 アウローラ・クヮルテットは、ベルリン、モスクワ、ギリシャ、サンクトペテルブルク出身の4人のピアニストによって2002年に結成されたアンサンブル。ノルウェーの作曲家マドセンの「グロテスクとアラベスク」は、5楽章それぞれに「ドミトリ」、「モーリス」、「リヒャルト&アルノルト」、「クロード」、「セルゲイ」といった大作曲家たちのファーストネームが題名として付けられている興味深い作品。
2L-36SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
シーグル・イスランスモーン(1881-1964):
 レクイエム Op.42
ヒルデ・
 ハーラルセン・スヴェーン(S)
マリアンネ・
 ベアーテ・シェラン(Ms)
ウルフ・オイエン(T)
トロン・ハルスタイン・ムー(B)
テリエ・ボイェ・ハンセン指揮
クリスティアンサンso.
ノルウェー・ソロイストcho.
 オスロ音楽院に学び、ライプツィヒではレーガーの元で作曲を学んだノルウェーの音楽家イスランスモーンのレクイエム。ノルウェーのヴァルドレス地方の民謡が重要なモチーフとして使われている「レクイエム」は、ロマンティシズムにあふれた北欧の隠れた名作。今回の録音では、指揮者を務めるハンセンによる改訂版の楽譜を用いて演奏が行われた。美しく親しみやすいイスランスモーンのレクイエムに演奏者陣の好演が華を添えている。
2L-35SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
協奏曲とおとぎ話
 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
  トロボーン協奏曲Op.138
 エギル・ホーヴラン(1924-):
  トロボーン協奏曲Op.76
 マグネ・アムダール(1942-):
  トロンボーンと管弦楽のための「エレジー」
 トシュタイン・オーゴー=ニルセン(1964-):
  ファンファーレとおとぎ話
   (トロンボーン協奏曲第2番)
ペール・クリスティアン・
 スヴェンセン(Tb)
テリエ・ボイエ・ハンセン指揮
クリストフ・ケーニヒ指揮
マルメso.
 ノルウェーのスタヴァンゲル出身のトロンボーン奏者、スヴェンセンがソリストを務める協奏曲集。現在スウェーデンのマルメso.で首席トロンボーン奏者を務めており、このアルバムに収録されているプラッゲとオーゴー=ニルセンの作品を献呈されるなど、北欧を代表するトロンボーン奏者の1人として活躍している名手。オール・ノルウェー・プログラムによるトロンボーン・アルバムは非常に珍しく、録音も優秀でファンや関係者に重宝されること必至。ノルウェー民話に登場する英雄、アスケラッデンの創造性をパワーの源にしているというスヴェンセンの分厚いサウンドと安定感抜群のテクニックが北欧随一の実力を証明している。
2L-34SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調Op.25
コールビョルン・ホルテ(Vn)
トゥール・エスペン・アスポース(P)
 ヨーロッパ室内o.の首席第2ヴァイオリン(第2ヴァイオリン首席?)奏者の傍ら、2006年8月からはノルウェーのトロムソso.の芸術監督に就任するコールビョルン・ホルテ。
2L-33SACD
buyボタン
(2 HYBRID_SACD)
1枚価格
トリュグヴェ・マドセン(1940-):
 24の前奏曲とフーガ Op.101
イェンス・
 ハーラル・ブラトリ(P)
 日本では特にチューバのための作品でその名を知られる現代ノルウェーの作曲家マドセン。ショスタコーヴィチの「24の前奏曲とフーガ」との出逢いがマドセン自身の「前奏曲とフーガ」を作曲するきっかけになったという。ラテンのリズムやジャズの要素も併せ持った新たなる「前奏曲とフーガ」の姿がここにある。ピアノのブラトリは、14歳でノルウェー放送ジュニア・オーケストラとグリーグのピアノ協奏曲で共演を行い、話題を呼んだ。
2L-32SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
 クリスマス変奏曲(クリスマス・キャロルによる即興変奏曲)
ヴォルフガング・プラッゲ(P)
 北欧の愛唱歌として親しまれている旋律をプラッゲが変奏曲として仕上げたユニークな作品。作曲家が自らのピアノで温かみを感じる演奏を聴かせる。マルチチャンネル。
2L-31SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
丘を越えはるか遠く
 サン=サーンス/M.L.レイク編曲:
  フランス軍隊行進曲 Op.60 No.4
 グレインジャー/F.エリクソン編曲:
  子供のマーチ「丘を越えて遥かに」
 R.シュトラウス/J.H.マシー編曲:軍隊行進曲 Op.57 No.1
 プロコフィエフ/P.ヨーダー編曲:行進曲 Op.99
 ウェーバー/G.メーアヴァイン編曲:行進曲 J.307
 メンデルスゾーン:葬送行進曲 イ短調 Op.103
 バーバー:コマンド・マーチ
 サン=サーンス/T.レイニッシュ、B.パリー編曲:
  行進曲「東洋と西洋」Op.25
 アイヴズ/ジェイムズ・B.シンクレア編曲:
  序曲と行進曲「1776年」
 ヨハネス・ハンセン(1874-1967):ヴァルレス行進曲
 ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935)/
  L.P.ロランドー編曲:ボヤールの入場行進曲
 ウーレ・ブル(1810-1880)/スティグ・ヌードハーゲン編曲:
  ワシントンの思い出のための大行進曲
 グリーグ:リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲
ビョルン・サグスター指揮
クリスチャンサン・
 ウィンドアンサンブル
 クリスチャンサン・ウィンドアンサンブルは、ノルウェー南部の都市クリスチャンサンを本拠地とするクリスチャンサン交響楽団の管楽器セクションによるウィンドアンサンブル。吹奏楽の基本中の基本とされる「行進曲(マーチ)」を、グレインジャー、プロコフィエフからハルヴォルセンなど北欧の作曲家の作品まで爽やかやなサウンドで聴かせてくれる。
2L-30SACD
(HYBRID_SACD)
廃盤
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
 ヴァイオリンのための作品全集 Vol.2
ピョートル・ヤノフスキ(Vn)
ヴォルフガング・プラッゲ(P)
2L-29SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
クヌート・ニューステット(1915-):合唱のための作品集
 混声合唱のための「キアケゴーの祈り」Op.157/
 男声合唱のための「サルヴェ・レジナ」Op.156a/
 混声合唱のための「言葉は肉となって」Op.162/
 女声合唱のための「新しきは人生」Op.170/
 混声合唱のための「イエスの7つの言葉」Op.171/
 混声合唱のための「不滅のバッハ」
ベアテ・クローネン、
ゲア・オートゥン(S)
オイスタイン・フェヴァング指揮
アンサンブル96
ベールム・ヴォーカルアンサンブル
 ノルウェーの大ベテラン作曲家ニューステットの合唱作品の数々を、アンサンブル96が感動的に歌い上げたアルバム。オスロ・フィルハーモニック室内合唱団のメンバーによって結成されたアンサンブル96の歌唱力は美しいの一言に尽きる。
2L-28SACD
buyボタン
(HYBRID_SACD)
バルトーク:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ第2番/
 コントラスト
アンナル・フォレソー(Vn)
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)
ビョーン・ニューマン(Cl)
 ノルウェーのヴァイオリン奏者としては初めてザルツブルク音楽祭にソリストとして招かれたアンナル・フォレソーのバルトーク・アルバム。「ヴァイオリン・ソナタ」の素直な表現、「コントラスト」での3人の絶妙なバランスが光る好演。
2L-27
buyボタン
(CD)
価格帯:A
シーグル・レ(1871-1904):
 交響曲 イ短調
 民謡「エランと山の精」による
  ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的小品
 バスバリトンと管弦楽のためのバラッド「ヴァルトブルク」
テリエ・トネセン(Vn)
フルーデ・オルセン(B-Br)
テリエ・ボイェ・ハンセン指揮
クリスチャンサンso.
 ベルゲン・フィルハーモニック管などのリーダーをつとめながら歌曲を中心に作曲活動を行ったノルウェー出身の作曲家、シーグレ・レの管弦楽作品集。
2L-26
buyボタン
(CD)
価格帯:A
大いなる神秘
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)、ペール・ステーンベルグ(1870-1947)、
  ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):甘き喜びのうちに
 モートン・ラウリッドソン(1943-):おお、大いなる神秘
 ハロルド・ドレイク(1888-1976):木枯らしの風、ほえたけり
 ノルウェー民謡/トロン・クヴェルノ編曲:この楽しいクリスマスに
 バスク地方のクリスマスキャロル/デイヴィッド・ウィルコックス編曲:幼き王
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1540-1611):おお、大いなる神秘
 ノルマン伝承曲/レジナルド・ジャック編曲:まぶねの中で
 フランツ・グルーバー(1787-1863)/エウセビウス・マンディチェフスキ編曲:聖しこの夜
 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594):おお、大いなる神秘
 ノルウェー民謡/ペール・ステーンベルグ編曲:鐘よ、さあ鳴れ
 南フランス民謡/グレアム・B・バックランド編曲:御空をはせゆく御使いたちよ
 ロートリンゲンのクリスマスキャロル/A.ラングレー編曲:聖なる御子が生まれた
 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):緑色の輝く木よ
 フランシス・プーランク(1899-1963):おお、大いなる神秘
 ミヒャエル・プレトリウス:一輪のばらが咲いた
 ハビエル・ブスト(1949-):おお、大いなる神秘

  マグヌス・スターヴェラン(T) テリエ・ヴィンゲ(Org)
  カール・ホグセット指揮グレクス・ヴォーカリス
2L-26SACD
(HYBRID_SACD)
廃盤
 民謡、伝承歌、プレトリウスから20世紀のプーランクに至る「おお、大いなる神秘」を中心とした合唱曲、クリスマス・キャロルまでをホグセット&グレクス・ヴォーカリスが歌い上げる合唱ファン注目のアルバム。ノルウェーでは発売と同時に大ヒットとなった。
2L-25
buyボタン
(CD)
価格帯:A
ホルンのための作品集
 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
  2つのホルンとピアノのための「ラーガ」Op.106/
  ホルン独奏のための「Monoceros(ユニコーン)」Op.51/
  ホルン・ソナタ第4番 Op.115
 シーグル・ベルゲ(1929-2002):ホルン三重奏曲
 トリグヴェ・マドセン(1940-):ホルン三重奏曲 Op.110
 ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):
  ホルン独奏のための「賛美歌の調べ」
 アンドレア・クリアフィールド(1960-):
 2つのホルンとピアノのための「ハヤブサの目の中に」
フロイディス・レー・ヴェクレ、
ヤン=ウーラフ・マッティンセン、
リサ・フォード(Hr)
ヴォルフガング・プラッゲ(P)
アトレ・スポンベルグ (Vn)
トール・エスペン・アスポース、
アンドレア・クリアフィールド(P)
 オスロ・フィルの副首席奏者をつとめ現在は教育者として教鞭を執っているノルウェーの女流ホルン奏者、フロイディス・レー・ヴェクレは、2005年9月に来日公演を行う予定。
2L-24
buyボタン
(CD)
価格帯:A
BNB
 もう少し中へ/思い出は深く/追憶/神秘の歌/川の歌
ベーリト・オプハイム(Vo)
ニルス・オークラン
 (フィドル/ハリングフェレ/
  ヴィオラダモーレ)
ビョルン・シェレミール
 (ベース/
  ルネサンス・バスリュート)
 録音:2004年3月、ウレンスヴァング教会。
2L-23
buyボタン
(CD)
価格帯:A
フルークト-ドリューフィアク
 ハリングフェレスピン/フーダの花嫁/婚礼の宴/
 解放のポルス/雄牛のダンス/ビールとバナナ/
 ヴェーガルの子守歌/フラーテン II/
 ショッティーシュ/ハルワルツ/フォルデの夜
フルークト
[ホーヴァル・ステルテン(Dr)
 ステュルラ・アイデ
  (フィドル/ハリングフェレ)
 オイヴィン・ファルメン
  (アコーディオン)]
 録音:2004年6月、ロンメンダーレン教会、オスロ。
2L-22
buyボタン
(CD)
価格帯:A
Sustained
 ドビュッシー:版画
 フォーレ:舟歌第1番/同第3番/同第4番
 ショパン:バラード第4番
ステフェン・ホルン(P)
 録音:2003年5月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。
2L-21
buyボタン
(CD)
価格帯:A
プロコフィエフ:
 ピアノ・ソナタ第4番「古い手帳から」/
 ピアノ・ソナタ第6番
ステフェン・ホルン(P)
 録音:2003年11月、ソフィエンベルグ教会、オスロ。
2L-20
buyボタン
(CD)
価格帯:A
呼び声〜ホルンのための音楽
 シューマン:アダージョとアレグロ
 シュトラウス:アンダンテ
 ヒンデミット:ホルン・ソナタ
 ニルセン:カント・セリオーゾ
 シーグル・ベルゲ(1929-2002):角笛の歌
シェル・エーリク・
 アルネセン(Hr)
ヨルゲン・ラルセン(P)
2L-19
廃盤
このうえなく甘いため息 [Dolcissimo Sospiro] トゥーネ・ヴィーク(S)他
2L-18
buyボタン
(CD)
価格帯:A
マーラー、ワルターの歌曲集
 マーラー:
  「若き日の歌」〜[もう会えない/
   シュトラスブルクの砦に/夏に鳥はかわり/うぬぼれ]/
  「さすらう若人の歌」
 ブルーノ・ワルター(1876-1962):
  「アイヒェンドルフ歌曲集」〜[音楽家のあいさつ/
   若い夫/兵士/どれほど君を愛しているか/菩提樹/憧れ]/
  「悲劇」
クリスチャン・ヒルツ (Br)
カティア・ブスカルー (P)
2L-17
buyボタン
(CD)
価格帯:A
輝くもの
 ブルー/エレイン/トライアングル/ブリタニア/
 リール/アネ/どんちゃん騒ぎ/ アルムイェル/
 ポルスカ/メルフースの結婚行進曲/メルダール行進曲
ストゥルラ・アイデ・
 スンリ(フィドル)
アンドレアス・オーセ(G)
 録音:2003年1月、ソフィエンベルグ教会。
2L-16
廃盤
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935):
 ヴァイオリンとピアノのための作品集
ペール・クリスチャン・
 スカルスタード(Vn)
トール・エスペン・アスポース(P)
2L-15
buyボタン
(CD)
価格帯:A
農民へ/ラインレンデル/ポロネーズ/
 結婚行進曲(タンゲンの
  アンドレアス・モエストゥにならった)/
 ご婦人方が行く(ギャロップ)/メヌエット/
 ひとつの歌をわたしは歌おう/
 グローベルグ・マズルカ/
 ポルカ(ネスのニコライ・エヴェンセンにならった)/
 ルントム=クーレ(ローメダールの
  クリスティアン・ホルネにならった)/
 さあ、これからはるかな旅に出よう/ワルツ/
 メヌエット/ファンダンゴ/かわいい娘のない悲しみ/
 マズルカ/丘を越え、谷を越え(ギャロップ)/
 ヘーデマーケンのスプリングダンス
オーヴェル・
 ストゥーク・オ・ステーン
トマス・ロムダール(フィドル)
ロニー・ショーセン
 (アコーディオン/P/
  ハルモニウム)
トマス・ニッセン
 (アコーディオン/
  エンラーデル/Cl)
フルーデ・スルプハウグ
 (ダブルベース)
モッテン・ブラットス
 (G/ドブロ)
ヘーゲ・ニュールン(Vo)
イェルムン・ラーシェン
 (フィドル/Vc)
アイナル・オラヴ・ラーシェン
 (フィドル)
 録音:2003年2月、ロンメンダーレン教会。
2L-14
buyボタン
(CD)
価格帯:A
...in circles〜ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
 ヴァイオリンのための作品集

 ソナタ第3番 Op.93(1997)/
 アステロイド組曲 Op.33(1987)/
 ラプソディ Op.89(ヴァイオリン独奏のための)/
 ヴァイオリン・ソナタ第4番 Op.116
  「...in circles(軌道をめぐり)」(2001)
アンナル・フォレソー(Vn)
ヘルゲ・ヒェクスフース(P)
2L-13
buyボタン
(CD)
価格帯:A
伝統曲と新作によるグブランスダールの民俗音楽
 ブロー4トセトラのハリング/ゴンモルコリン/
 ハウゲ農場の嫁/アイナルスヴォルグローエン/
 ガメルスタイノネン/ガルデ農場の山羊の歌/ひばり/
 オリジナル/山羊のハリング/ウーラ・ラインゲン/
 収穫への行進/エリセへの子守歌/月曜の朝のワルツ/
 スプリングレイク/なんとかなるさ/
 国王オスカルのワルツ/マーリトおばさん
マリ・エッゲン(フィドル)
ヘレネ・ホイエ(フィドル)
 録音:2002年10月18日-20日、ロンメンダーレン教会。
2L-12
buyボタン
(CD)
価格帯:A
ルドル/クリスティ・ホーヴデン(婚礼歌)/
 フォルケダーレン(スプリンガル)/
 西部地方の男(スプリンガル)/
 ショームベルゲン(婚礼歌)/
 若い妻への歌(スプリンガル)/
 リンゴ園(スプリンガル)/ウルハイメン(婚礼歌)/
 小川(スプリンガル)/
 アナ・クヌーツドッテル(スプリンガル)/
 ハリングダールの人びと(スプリンガル)/
 シヴレの滝(スプリンガル)/
 Vestlendingen(スプリンガル)/
 モールヌーテン(ワルツ)/
 Vadlandshovden(ルドル)/
 Vadlandshovden(スプリンガル)/
 レンクト(Lengt)/リンデハウゲン(スプリンガル)/
 ハムラグローエン(婚礼歌)/
 鈴の歌(スプリンガル)/
 コングストゥーエン(ルドル)
トリオ・ハルダンゲル
[クヌート・ハムレ
 (ハリングフェレ)
 オーセ・タイグラン
 (ハリングフェレ)
 フランク・ロラン
 (ハリングフェレ)]
 録音:2002年9月24日-26日、ウッレンスヴァング教会。
2L-11
buyボタン
(CD)
価格帯:A
マヨルストゥーエン
 マヨルストゥーエン交差点/茂み/トリッパル/
 憂うつ/熊とオオカミとオオヤマネコ/
 エーリク・オストといっしょにまっすぐ西へ/
 かすみ/グーグー/エリセから/そうとも!/
 トーゲル/悲しみの島/傷口に塩を/
 ハヴェッラ・ワルツ/熱狂して
マヨルストゥーエン
[ヨールン・マリー・リプダール・
  クヴェルンベルグ(フィドル)
 アンドレアス・ユーネス
  (フィドル/Va)
 イェルムン・ラーセン
  (フィドル/Vc)
 トゥーヴェ・ハーゲン
  (フィドル/Vc)
 ラグンヒル・フーレボッテン
  (フィドル)
 シノヴェ・セームンスドッテル・
  ビョルセット
  (フィドル/Va)]
 録音:2002年10月、ロンメンダーレン教会。
2L-10
buyボタン
(CD)
価格帯:A
人から人へ〜オッタダーレンのフィドル音楽
 熊のハリング/ヴァルビョルの老人/馬を追って/
 昔の結婚行進曲/ブルンソーレン/悪魔のハリング/
 スプリングレイク/スプリンガル/結婚行進曲/
 ゴロの調べ/スペルマン、ペールの調べ/
 ネトセーテルワルツ/ハリング「リアベッケン」/
 行進曲/つむじ曲がり/老シューグル/
 フェル=ヤクプの大ハリング/
 ペール・クローネスバッカが聞いた牧場の歌声
クヌート・ヒョーク(Vn)
ダーグ・ゴールデン
 (アコーディオン)
 録音:2001年5月、ロンメンダーレン教会。
2L-9
buyボタン
(CD)
価格帯:A
アルス・ノーヴァ III〜ひとつの黙想
 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
  混声合唱のための「恩寵の道」
オイスタイン・フェヴァング指揮
アンサンブル96
 アンサンブル96は1996年にオスロ・フィルハーモニック室内合唱団のメンバーによって結成されたノルウェーの室内合唱団。
2L-8
buyボタン
(CD)
価格帯:A
フルークト Flukt-Spill フルークト
[ステュルラ・アイデ・スンリ
 (フィドル/ハリングフェレ)
 オイヴィン・ファルメン
 (アコーディオン)
 ソンドレ・マイスフィヨルド
 (ダブルベース/ベースギター)
 ハイディ・シェルヴェ(Vo)
 エルレン・スコムスヴォル
 (ハーモニウム)]
 録音:2002年2月、エンジニア:トマス・ヘンリクセン。
2L-7
buyボタン
(CD)
価格帯:A
ベートーヴェン:
 チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調
 チェロ・ソナタ第3番 イ長調
 チェロ・ソナタ第5番 ニ長調
ビョルン・ソールム(Vc)
クリスティン・フォスハイム(Fp)
2L-6
buyボタン
(CD)
価格帯:A
アルス・ノヴァ〜受け継いだもの
 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
  合奏協奏曲第2番 Op.87
   (2台のピアノ、ティンパニと
     金管五重奏のための;1997/2001)/
 2台のピアノのための音楽 Op.17(1989)
エフゲニー・コロリョフ(P)
リュプカ・
 ハジ=ゲオルギエヴァ(P)
ロルフ・レンナート・
 ステンソー(Timp)
アークティック・ブラス
 「アルス・ノヴァ〜中世からのインスピレーション」(2L-5)に続く第2作。前作同様に中世の音楽からインスピレーションを得た作品が演奏されている。
2L-5
buyボタン
(CD)
価格帯:A
アルス・ノヴァ〜中世のインスピレーション
 ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
  ニダロスのセクエンツィア本 Op.114(*)/
  トランペットとピアノのためのソナタ Op.103(+)/
  太陽の歌 Op.68(#)
スールヴェイ・
 クリンゲルボーン(S:*/#)
オーレ・エドヴァルド・
 アントンセン(Tp;*/+)
ヴォルフガング・プラッゲ(P)
2L-4
buyボタン
(CD)
価格帯:A
道にそって
 ポルス「ブレッケンのラップの旋律」/
 ポルス「道にそって」/
 ポルス「フレドリク・クリスティアン・
  モーレルにならった旋律」/
 ヘンニング・トローエンにならったスタブマルシ/
 ポルス「ニルス・トレサの旋律」/
 ヘンニング・トローエンにならったポルス/
 ポルス「朝の旋律 その2 」/トロルのポルス/
 ポルス「アネルス・オルスの旋律」/
 ガンガル「ラメのスロット その2」/
 スプリンガル「ルスケ=サラ」/
 スプリンガル「20 ダーレル」/
 プロムナードつきのポルス/
 ポルス「朝の旋律 その3」/
 ポルス「クレミントが機嫌良くやってきたら」/
 ポスト=アネルスにならったポルス/
 ヘンニング・トローエンにならったスタブマルシ/
 ウーラ・エルヴェンにならったポルス/
 ガンガル「ノルダフィェルス」/
 ガンガル「スクールダールの花嫁」/
 スプリンガル「山のばら」/
 ウーラ・エルヴェンにならったポルス/
 ポルス「車輪職人ヨー その1」/
 ポルス「ショースターの旋律 その2」/
 ポルス
  「アブラハムスヴォラとコラスヴォロムの間で」/
 ブレッケンの結婚行進曲
トロン・ステフェン・
 ヴェストベルグ
 (フィドル/ハリングフェレ)
 録音:2001年11月16日-18日、ロロス教会。
2L-3
buyボタン
(CD)
価格帯:A
冬の月 ヴィンテルモーネ
[アンネ・グラヴィル・
  クリュッケン(Vo)
 フロイディス・グロルード
  (Sax)
 トリユス・ヴィエルリ
  (P/Mini-Moog/Prophet)
 フレドリク・
  ヴァルムロード(Dr)
 ケネト・エコルネス(Perc)
 ヨルン・シメンスター
  (セリエFl)]
 録音:2001年10月22日-25日、ロンメンダーレン教会。
2L-2
buyボタン
(CD)
価格帯:A
ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
 ヴァイオリン作品集 Vol.1

  華麗なるポロネーズ イ長調 Op.21/
  ポーゼンの思い出 Op.3/クヤヴィアク イ短調/
  ジーグ ホ短調 Op.23/
  2つのマズルカ Op.12[牧歌/ポーランドの歌]/
  2つの性格的なマズルカ Op.19
   [オベルヴァス/旅芸人]/
  夢想 嬰へ短調/ロシアの謝肉祭 Op.11
ピョートル・ヤノフスキ(Vn)
ヴォルフガング・プラッゲ(P)
 録音:1997年-1999年、ソフィエンベルグ教会、オスロ。
 ヴィエニャフスキはポーランド生まれのヴィオリニスト、作曲家。一族の中で最も著名で、パガニーニ後の世代でまぎれもなく頂点に位置付けられたヴァイオリニストであった。作曲では、パガニーニの革新的な技巧を、ロマン主義的なイマジネーションとスラヴ的な色彩感に結合させた。彼のポーランド人としての民族主義は、ここに収められている2つのマズルカや華麗なるポロネーズに顕著に見られる。
 ピョートル・ヤノフスキ(1951-)はポーランド生まれのヴァイオリニスト。作曲家でも有名なピアニストのヴォルフガング・プラッゲ(1960-)と同様にノルウェーで精力的に演奏活動を行っている。
2L-1
buyボタン
(CD)
価格帯:A
メランコリー
 コダーイ:アダージョ
 ジョン・ダウランド:
  私のうけた苦しみの訴えが情熱を動かすなら
 ブリテン:ラクリメ〜ダウランドの歌曲の投影 Op.48
 アルヴォ・ペルト(1935-):鏡のなかの鏡
 スコット・ジョプリン
  (アラン・J.アーノルド編):慰め
 ヨハン・クヴァンダール:悲歌 Op.47-1
 ブロッホ:瞑想と行列儀礼
 リスト:忘れられたワルツ第1番/忘れられたロマンス
 ブラームス:カノン「格言」/
  アルトのための2つの歌 Op.91/
  秘めたるあこがれ/聖なる子守歌
モッテン・カールセン(Va)
マリアンネ・ベアテ・
 シェラン(Ms)
セルゲイ・オサドチュク(P)
 録音:2000年6月23日-25日、ノルウェー音楽アカデミー、レヴィンサーレン。
2L-RR1SABD
buyボタン
(HYBRID_SACD
+ BD_AUDIO)
1.5枚価格
SACD Hybrid+ブルーレイ仕様シリーズ・サンプラー
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218〜第1楽章アレグロ
 [マリアンネ・トゥーシェン(Vn) トロンハイム・ソロイスツ オイヴィン・ギムセ(音楽監督)]
 モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K448/375a〜第1楽章アレグロ・コン・スピリト
 [デーナ・ピアノデュオ[ハイデ・ゲルツ、ティナ・マルガレータ・ニルセン(P)]]
 アーネ・ヌールハイム:Colorazione(シンセサイザー、打楽器とエレクトロニクスのための)(抜粋)
 [チカーダ・デュオ[ケンネト・カールソン(シンセサイザー) ビョルン・ラッベン(Perc)]]
 マグナル・オーム:目的たれ(Hp、エレクトリックrp、弦楽六重奏と朗読のための協奏曲)(抜粋)
 [エレン・セーイェシュテード・ボートケル(Hp) ヒルデグン・リセ(朗読) オスロ室内ソロイスツ]
 グレゴリオ聖歌:Crux Fidelis[アレクサンダー・M.シュヴァイツァー指揮コンソルティウム・ヴォカーレ・オスロ]
 シーグル・イスランスモーン/テリエ・ボイェ・ハンセン改訂:レクイエム Op.42〜ラクリモサ/同 コンフターティス
 [ノルウェー・ソロイスツ合唱団、テリエ・ボイェ・ハンセン指揮クリスティアンサンso.]
 ウーラ・ヤイロ:North Country II(北国 II)[ウーラ・ヤイロ(P) トム・バーバー(フリューゲルホルン) ヨハネス・マッテンス(Vc)]
 ヴォルフガング・プラッゲ:決闘(2007)〜第3楽章ヴィーヴォ[スティーグ・ニルソン(Vn) アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn)]
 伝承曲:グームン・アイデにならったスプリンガル[ベーリト・オプハイム・ヴェシュト(Vo)]
 エリオット・カーター:チェロ・ソナタ〜第1楽章モデラート[ヨハネス・マッテンス(Vc) ヨアシム・シェルソース・クヴェツィンスキ(P)]
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〜第2楽章フーガ[アンナル・フォレソー(Vn)]
 ヴィヴァルディ:カンタータ「ため息をついて何になろう」RV679[トゥーネ・ヴィーク(S) バロッカネルネ]
 シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19(抜粋)[トゥール・エスペン・アスポース(P) コールビョルン・ホルテ(Vn)]
 ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 Hob.III/79〜第4楽章 終曲(プレスト)[エンゲゴールSQ]
 アイヴズ/ジェイムズ・B.シンクレア編:序曲と行進曲「1776年」[ビョルン・サグスター指揮クリスティアンサン・ウィンドアンサンブル]
 ブリテン:シンプル・シンフォニー Op.4〜第1楽章 荒々しいブレ[トロンハイム・ソロイスツ]
 アーリル・サンヴォル:「この世はうるわし」によるオルガン即興曲[コーレ・ノールストーガ(Org)]
 クヌート・ニューステット:不滅のバッハ(1988)(混声合唱のための)[オイスタイン・フェヴァング指揮アンサンブル96]
 録音:2004年-2008年。[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]、[Blu-raY; 5.1 surround DTS-HD MA (24bit/192kHz), 5.1 surround Lenear PCM (24bit/291kHz),2.0 stereo Linear PCM (24bit/192kHz)]、[制作:モッテン・リンドベルグ、ヴォルグガング・プラッゲ、ヨルン・シメンスター、録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ]。
 世界にさきがけてブルーレイのオーディオ・ディスクをリリースしたノルウェーのレーベル、2Lがみずからの誇る録音から選んだ19トラックを集めたオーディオファイルのためのレファレンスディスクを制作。SACD hybrid + Blu-ray ダブルアルバムの仕様でリリースする。


トップ・ページへもどる