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HYPERION 〔2022年11月新譜〕 特記以外 1枚あたり¥2970(税抜¥2700)旧譜はこちらから。 | ||
マニフィカト〜ペドロ・デ・クリスト(1550頃-1618): 第8旋法のマニフィカト/サルヴェ・レジナ(ようこそ天の女王)(*) /ミサ曲「サルヴェ・レジナ(ようこそ天の女王)」/ クアエ・エスト・イスタ(この方は誰ぞ)(*) /アルマ・レデンプトリス・マーテル(恵み深き救い主の母よ)(*) / アヴェ・レジナ・チェロールム(幸いなるかな天の女王)/スターバト・マーテル(*) /レジナ・チェリ(天の女王)/ ベアタ・デイ・ジェニトリクス(祝福されし神の御母)/サンクタ・エト・インマクラータ(神聖にして汚れなき乙女)(*) / ベアタ・ヴィセラ・マリエ(祝福されしマリアの御胎)/アヴェ・マリス・ステラ(めでたし海の星)/ ヴィルゴ・プルデンティッシマ(いと聡明なる乙女)/アヴェ・マリア ルイス・トスカノ指揮クペルチノス | ||
録音:2021年8月14日-17日、ボム・ジェズ教会、ブラガ、ポルトガル| (*):世界初録音。ルイス・トスカノは、ブラバント・アンサンブル、アルス・ノヴァ・コペンハーゲン、ムジカ・フィクタなどのアンサンブルに参加するポルトガルのテノール。2009年にクペルチノ・デ・ミランダ財団によって設立されたクペルチノス(元: Cappella Musical Cupertino de Miranda)は、コインブラ大学とのパートナーシップ、ディレクターのルイス・トスカノ、音楽学者のホセ・アブレウらの研究によって、広大なポルトガルのポリフォニー音楽を専門的に取り上げている。Hyperionからリリースされたファースト・アルバム「カルドーゾのレクイエム」(CDA-68252)が、いきなり2019年度のグラモフォン賞古楽部門賞を受賞してしまうという快挙を達成し一躍その名を世界に轟かせたクペルチノス。ドゥアルテ・ロボの世界初録音となる2つのミサ曲と8つのクリスマス・レスポンソリウム集を収録したセカンド・アルバムでもその更なるポテンシャルを示した。待望のサード・アルバムとなる今作では16世紀〜17世紀ポルトガルの作曲家、ペドロ・デ・クリストを取り上げる。ポルトガルでは1834年の修道会解散以降およそ100年もの間資料が適切に管理されずに書籍や写本が大きなダメージを受け、ペドロ・デ・クリストの写本も多くは失われてしまったとされている。しかし2021年、コインブラ大学はクペルチノ・デ・ミランダ財団の寛大な支援を受け、ここに収録されたレパートリーを構成するのに不可欠な4つの主要な写本を修復。ダメージを受けた作品の大部分を完成させた。作品の誕生から400年の時を経て、ポルトガルの音楽史に名を刻む偉大なポリフォニストの音楽が甦る。 | ||
イッサーリス〜チェロ、黄金の10年 1878-88 ブルッフ:コル・ニドライ Op.47 (1881) (*) リヒャルト・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6 (1881) (オリジナル版) ドヴォルジャーク/イッサーリス編曲:4つのロマンティックな小品 Op.75 (1887) ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):チェロ・ソナタ ニ長調 Op.17 (1878) エルンスト・ダーヴィト・ヴァーグナー(1806-1883):コル・ニドライ アイザック・ネイサン(1790-1864)/イッサーリス編曲:ああ、彼等のために泣け スティーヴン・イッサーリス(Vc) コニー・シー(P) オリヴィア・ジャゴース(Hp;*) | ||
録音:2021年7月5日-7日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン。イギリスが誇る世界的名チェリスト、スティーヴン・イッサーリス最新作!チェロの歴史上、特に実りの多かった10年に着目した魅力たっぷりのプログラム!ブラームスの「チェロ・ソナタ第2番」や、チェロで演奏されることも多いフランクの「ヴァイオリン・ソナタ」、そしてサン=サーンスの「白鳥」やフォーレの「エレジー」が生まれた1880年代に焦点を合わせ、ブルッフの有名な「コル・ニドライ」(1881年出版)や、1880年に開催された新音楽時報(Neue Zeitschrift fur Musik)主催のコンクールに提出されたリヒャルト・シュトラウスとルイーゼ・アドルファ・ル・ボーのソナタなどを取り上げている。(イッサーリスによれば、ドイツ・ロマン派の女性作曲家、ル・ボーのソナタはTwitterでのやりとりをきっかけにその存在を知り、この作品を収録するために、アルバム・タイトルを「1880年代」ではなく「1878-1888」にしたとのこと。)さらに脚注として、別の作曲家の手による「コル・ニドライ」や、ブルッフの「コル・ニドライ」に引用されているアイザック・ネイサン(「オーストラリア音楽の父」として知られる英国の作曲家、指揮者チャールズ・マッケラスはネイサンの子孫)の哀歌「ああ、彼等のために泣けOh! weep for those」も収録されており、イッサーリスの巧みなキュレーションが光る。イッサーリス自身による読み応えのある解説(国内仕様盤は日本語訳付き)と合わせてお楽しみ頂きたい。 | ||
ヒューイット〜モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1 〔第1番 ハ長調 K.279 /第2番 ヘ長調 K.280 /第3番 変ロ長調 K.281 /第4番 変ホ長調 K.282 / 第5番 ト長調 K.283 /第6番 ニ長調 K.284 /第7番 ハ長調 K.309 〕 アンジェラ・ヒューイット(P|使用楽器:ファツィオリ) | ||
録音:2021年12月7日-12日、マリーエンミュンスター文化財団、ドイツ。2016年から始まり、2022年5月の紀尾井ホールでの演奏をもって完結した、世界の各都市でバッハの主要な鍵盤曲を演奏するシリーズ「バッハ・オデッセイ」という偉業を成し遂げた鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。これまでに、J.S.バッハのピアノ作品、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲など、数々の録音プロジェクトを通して国際的な評価を確立してきたヒューイットが、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集録音という新たな一歩を踏み出す。第1弾は、1つのセットとしてまとめて作曲されたと考えられている最初期のソナタ、「デュルニッツ・ソナタ」(第1番〜第6番)に、マンハイムの音楽家クリスティアン・カンナビヒの娘、ローザのために作曲したとされるソナタ第7番をカップリング。これら初期のソナタは、演奏会で取り上げられる機会は少ないが、モーツァルトが生涯を通じて頻?に用いた反復進行を取り入れるなど、その後の作品への片鱗を示した重要作と言えるだろう。「若書きの作品が大好きで、作曲家の優れた才能がどのように発展するかを研究することは魅力的。」と語るヒューイットが、美しい旋律と気品が散りばめられた初期の作品の数々を、軽妙なタッチと、これまでに培ってきた豊かな音楽性で天才モーツァルトの世界を描く。 |