◆DG | |
ブルース・リウ〜 The Seasons (チャイコフスキー:四季)〔海外発売予定:2024/11/01〕 ショパン・コンクールの覇者、全世界の活躍で成長を続けるピアノ界の真のスターの最新作 《ブルース・リウ〜The Seasons》 ●2021年のショパン国際ピアノ・コンクールの優勝者、ブルース・リウがチャイコフスキーの『四季』を録音したニュー・アルバム『The Seasons』が発売されます。「猫のような機敏さとタッチの軽やかさ」(『ニューヨーク・タイムズ』紙)の独特なコンビネーションによって評判となったリウは、よく知られた作品であっても新境地を開拓することができるピアニストです。中国人の両親のもと、パリに生まれ、モントリオールで育ち、その人生は常に文化的多様性の中にあり、それが彼の姿勢、性格、個性に影響を与えています。自身の芸術のためにヨーロッパの洗練、中国の長い伝統、北米のダイナミズムと開放性など、様々なインスピレーションを引き出しています。27歳のリウはその並外れた技巧と優雅さで世界最高の舞台で大きな話題となっています。 ●フランスの作曲家と自然のテーマに捧げた前作『Waves』の大成功に続き、今回の『The Seasons』ではチャイコフスキーとリウ、それぞれの音楽との関係に焦点を当てています。「私にとってこれは個人的な感情を探求する瞬間です」とリウはこのアルバムについて語っています。ロシアの作曲家の個人的で非常に私的な言語を音楽の息づく空間で包み込んでいるのだと言います。 ●『四季』はチャイコフスキーのソロ・ピアノ作品の中で最もよく知られた、12曲の小品からなる作品集です。音楽雑誌『ヌーヴェリスト』からの依頼で作られ、1876年に毎月1曲ずつ掲載されました。それぞれの作品の前には関連する詩が数行書かれています。この音楽にはあらゆる感情がみなぎっています。「非常に憂鬱なメロディから刺激的な旅まで、ほとんど日記のようです。これら12曲はロシアの風景やその民俗学的な文化を描いています。この国と私が住んでいるカナダとは似ているところがあると感じます。どちらも広大でどちらもとても寒く、この広大な空間の中では時々孤独を感じることがあります。音楽には憂鬱な瞬間もありますが、それと同時にチャイコフスキーは祝いの集まり、特にクリスマスも描写しています。それはすべての人の一年を通した物語のようなもので、私たち皆が行っていることなのでとても親しみやすいと思います」(ブルース・リウ) CD収録予定 チャイコフスキー:四季Op.37a 1) 1月:炉端にて、2) 2月:謝肉祭、3) 3月:ひばりの歌、4) 4月:松雪草、5) 5月:白夜、6) 6月:舟歌、7) 7月:刈り入れの歌、8) 8月:収穫の歌、9) 9月:狩り、10) 10月:秋の歌、11) 11月:トロイカ、12) 12月:クリスマス、[ボーナス・トラック]13) ロマンス ヘ短調Op.5 【演奏】ブルース・リウ(ピアノ) 【録音】2023年1月23日、ベルリン、Siemensvilla | |
◆ECM New Series | |
塩川悠子、アンドラーシュ・シフ〜 ブラームス/シューマン ヴァイオリン・ソナタ集 〔海外発売予定:2024/10/11〕 親しい作曲家同士の作品を通して披露される至高のデュオ ECM New Series 創立40周年を飾るニュー・アルバム 《塩川悠子&アンドラーシュ・シフ〜ブラームス/シューマン ヴァイオリン・ソナタ集》 ●ヴァイオリニスト塩川悠子とピアニスト、アンドラーシュ・シフによるECMニュー・シリーズ3作目となるアルバムの登場となります。二人のデュオ第1作はシューベルトの幻想曲でした。そして第2作は2017年のバッハ、ブゾーニとベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのためのソナタで、このアルバムは『Strad』誌に「深い考えで決められた、それぞれが巧妙に関連しているプログラム」と評されました。そして今回収録されているのはブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番とシューマンのヴァイオリン・ソナタ第2番です。『雨の歌』ソナタとして知られるブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調は、豊かな解釈で演奏されています。一方シューマンのヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調は時折勢いよく駆り立てられ、ブラームスのソナタとの示唆に富む対比が演出されています。親しい間柄であった二人の作曲家の音楽を塩川とシフは完全に自分たちのものとし、今回もまたアルバムを通して彼ら独自の解釈を披露しています。マンフレート・アイヒャーのプロデュースで録音されました。 CD収録予定 1-3) ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78(第1楽章:Vivace ma non troppo/第2楽章:Adagio/第3楽章:Allegro molto moderato)、4-7) シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121(第1楽章:Ziemlich langsam−Lebhaft/第2楽章:Sehr lebhaft/第3楽章:Einfach, leise/第4楽章:Bewegt) 【演奏】塩川悠子(ヴァイオリン)、アンドラーシュ・シフ(ピアノ) 【録音】2015年12月(1-3)、2019年1月(4-7)、ルガーノ、オーディトリオ・ステリオ・モロRSI | |
◆fine NF | |
田中晶子〜ブラームス ONENESS シューマン〔発売予定:2024/09/21〕 作品・聴衆・演奏者との一体感。ヴァイオリニスト田中晶子、渾身の演奏 《田中晶子〜ブラームス ONENESS シューマン》 ●ヴァイオリニスト田中晶子は大阪府高槻市生まれ。4歳から才能教育でヴァイオリンを始め、桐朋学園、ギルドホール音楽院、マンハイム音楽大学、アムステルダムで研鑽を積む。 ●ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールでのデビュー以来、これまでに30ヶ国以上でソリストとして活動。人の声のように奏でられるその音色は多くの聴衆の琴線に響き、毎回感動を呼んでいる。 ●シベリウス国際コンクール、 ヴィエニャフスキ国際コンクール、ミュンヘン国際音楽コンクールなどに上位入賞も果たしている。 ●「ワンネス」とは全ては一つであること、その感覚をいう。宇宙も地球も自然も人も全てが繋がって一つであり、エネルギーにおいて共通であるということ。スピリチュアルの世界や哲学や仏教においても似た解釈がある。 CDアルバム「ワンネス」はブラームスとシューマンのヴァイオリン・ソナタ第1番と小品が組み合わされている。 「音楽はワンネスにつながることを感じることができる一番身近なものではないか」と田中晶子は考えていて、ピアニスト安達朋博と共に生み出す渾身の演奏から、時間や文化と宗教、言葉など全てを超えて、普段の生活ではなかなか感じることが少ないワンネスを「感じ合う」ことができる、素晴らしい音楽の世界が広がっている。 収録予定 ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 作品78「雨の歌」 スケルツォ ハ短調 WoO 2 〜ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.ソナタ」より シューマン: ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105 ロマンス No.2 イ長調 Op.94 【演奏】田中晶子(ヴァイオリン)、安達朋博(ピアノ) 【録音】三鷹市芸術文化センター「風のホール」2023年8月16日、17日 | |
◆fine NF | |
西脇義訓〜ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』〔発売予定:2024/09/21〕 大の鉄道マニア、トヴォルザーク 蒸気機関車に牽引される鉄道の旅を想起 《西脇義訓指揮 デア・リング東京オーケストラ〜ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』》 ●このCDの演奏では蒸気機関車に牽引された列車が、町や村をめぐり、歌や舞踏を織り交ぜながら一大絵巻となって進んでいく。 ●弦楽四重奏にそれぞれ1本の木管楽器を加えた7組の木管五重奏を配置するなど、デア・リング東京オーケストラならではの配置が類を見ない音響を作り上げている。 収録予定 ドヴォルザーク: 交響曲第9番ホ短調作品95『新世界より』 【演奏】西脇義訓指揮 デア・リング東京オーケストラ 【録音】所沢市民文化センター ミューズ アークホール(大ホール) 2015年5月21-22日 | |
◆DG | |
ダニール・トリフォノフ〜 My American Story: North 〔海外発売予定:2024/10/04〕 #代理店コメントには同時発売のLP情報を含みます。 才能あふれるピアニストが多彩なレパートリーで第二の故郷を旅する音楽の自伝 《ダニール・トリフォノフ〜My American Story: North》 ●ロシア出身のピアニスト、ダニール・トリフォノフが「人生のほぼ半分を過ごした場所から生まれた音楽」と語るアルバム『My American Story: North』が発売されます。CD2枚組/LP3枚組。1991年生まれのトリフォノフが第二の故郷となるアメリカでの様々な経験を反映させた作品集です。トリフォノフは間違いなく同世代で最も才能あるアーティストの一人であり、これまでヨーロッパのクラシック作品の画期的な演奏を通して自身の声と文化的ルーツを探求してきました。このアルバムでは、ジャズやスウィングからモダニズム、ミニマリズム、そしてサウンドトラックまで、アメリカのピアノ作品を通して、“新世界”での移住者としての旅を辿っています。 ●アルバムはトリフォノフが自分を夢中にさせ、彼の“アメリカン・ストーリー”を形作ったピアノ音楽について個人的に振り返る心の旅です。「私はアメリカの異なるジャンルでピアノがどのように使われているかに興味があります。『この多彩なレパートリーは』多くの視点、スタイル、文化、場所、人々、ストーリー、表現を私に紹介し、私のアメリカ体験を形成し、満たしてくれました」(ダニール・トリフォノフ)。 ●このプロジェクトはほぼ1世紀の隔たりのある2つの偉大なアメリカのピアノ協奏曲、ジョージ・ガーシュウィンの1925年の『ピアノ協奏曲へ調』と、トリフォノフのために委嘱され2022年にヤニック・ネゼ=セガンとフィラデルフィア管弦楽団と共に初演したメイソン・ベイツのピアノ協奏曲が他の収録曲を挟む形で年代順に置かれています。そしてその間をトリフォノフがスリル満点の変化に富んだ道を辿ってゆきます。アーロン・コープランドのピアノ変奏曲(1930年)、アート・テイタムが1949年に録音した「I Cover the Waterfront」のトリフォノフによるトランスクリプション、「When I Fall in Love」のゆっくりとした瞑想的でハーモニーの豊かなビル・エヴァンスによるヴァージョン、ハリウッド映画『ザ・ファーム 法律事務所』『アメリカン・ビューティー』からの音楽とジョン・ケージの革新的な『4分33秒』が収録され、トリフォノフはその繋がりの本質を捉えています。ニューヨーク市のコロンバスサークルの地下鉄の駅から、北米で最も人が多く密集した、多様性のある都市の喧騒を通って、セントラルパークの緑豊かな開かれた空間へと至る旅です。 ●トリフォノフは若い頃にモスクワを離れ、アメリカでの生活を始めました。ヨーロッパの伝統に夢中になっていましたが、彼は自身の好奇心旺盛なマインド、クリエイティヴな魂と、そして第二の故郷からの多くの音楽的影響に応じてピアノのレパートリーを広げることを楽しみました。『My American Story: North』でこれまでの音楽の自伝を完成させています。アルバムの続編『My American Story: South』では、これもまた故郷と呼んでいるラテン・アメリカの音楽を紹介することでしょう。 CD収録予定 《CD 1》1) ジョニー・グリーン/アート・テイタム:I Cover the Waterfront(D.トリフォノフによるピアノ編)、2-4) ガーシュウィン:協奏曲へ調(第1楽章:Allegro/第2楽章:Adagio – Andante con moto/第3楽章:Allegro agitato)、5) コープランド:ピアノ変奏曲、6) ヴィクター・ヤング/ビル・エヴァンス:When I Fall in Love、7) ジョン・アダムズ:中国の門/《CD 2》1) ジョン・コリリアーノ:ファンタジア・オン・オスティナート、2) デイヴ・グルーシン:メンフィス・ストンプ(映画『ザ・ファーム 法律事務所』より)、3) トーマス・ニューマン:映画『アメリカン・ビューティー』よりテーマ、4-6) メイソン・ベイツ:ピアノ協奏曲(Movement I/Movement II/Movement III)、7) ジョン・ケージ:4分33秒(フィールド・ヴァージョン) 【演奏】ダニール・トリフォノフ(ピアノ)、ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)フィラデルフィア管弦楽団(CD 1: 2-4, CD 2: 4-6) 【録音】2023年12月18−19日、ニューヨーク州立大学パーチェス校、パフォーミング・アーツ・センター(CD 1: 1, 5-7, CD 2: 1, 3)、2023年10月6−8日(CD 1: 2-4)、2022年1月(CD 2: 4-6)、フィラデルフィア、キンメル・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヴェライゾン・ホール、2024年4月21−22日、ニューヨーク、ディメンナ・センター、キャリー・ホール(CD 2: 2)、コロンバスサークル(CD 2: 7) | |
◆DG | |
ダニエル・バレンボイム〜フランク:交響曲ニ短調/フォーレ:組曲『ペレアスとメリザンド』〔海外発売予定: 巨匠指揮者が息の合ったオーケストラと繰り広げるフランス・プログラム “讃歌”のような交響曲と没後100年を迎える作曲家へのオマージュ 《ダニエル・バレンボイム〜フランク:交響曲ニ短調/フォーレ:組曲『ペレアスとメリザンド』》 ●現代屈指の巨匠指揮者でピアニストのダニエル・バレンボイムの最新アルバムは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したフランス・プログラムです。2023年6月初旬にベルリンのフィルハーモニーで録音されました。収録されているのはセザール・フランクの交響曲ニ短調と、2024年に没後100年を迎える偉大な作曲家ガブリエル・フォーレの『ペレアスとメリザンド』劇付随音楽からの管弦楽組曲。バレンボイムはほぼ50年前にこのフランクの交響曲をパリ管弦楽団と共にドイツ・グラモフォンに初めて録音していますが、今回はベルリン・フィルと共に新たな演奏を披露しています。特に両端楽章ではベートーヴェンの精神とフランスの優雅さが融合されたこの交響曲の讃歌のような側面を強調する、豊麗で記念碑的なサウンドに重点を置いています。完璧に息の合ったバレンボイムとベルリン・フィルには長年の友情も存在しています。録音が行われたこのベルリンのフィルハーモニーは、バレンボイムが60年前にピアニストとしてデビューした場所でもあり、1969年にはこの世界的なオーケストラと共に最初のコンサートを指揮しました。今回の録音にはさらにアルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、エマニュエル・パユ(フルート)、そしてドミニク・ヴォレンヴェーバー(コーラングレ)も参加しています。 ●バレンボイムは1942年アルゼンチンのブエノスアイレス生まれのロシア系ユダヤ人。5歳でピアノを始め、7歳でピアニストとしてデビューし、1952年にイスラエルに移住しました。11歳の時にフルトヴェングラーから“天才”と評され、その後ピアニスト、指揮者として華々しいキャリアを歩んでいます。 ●デジパック仕様。 CD収録予定 1-3) フランク:交響曲ニ短調(第1楽章:Lento – Allegro non troppo/第2楽章:Allegretto/第3楽章:Allegro non troppo)、4-7) フォーレ:組曲『ペレアスとメリザンド』Op.80(第1曲:前奏曲/第2曲:糸を紡ぐ女/第3曲:シシリエンヌ/第4曲:メリザンドの死) 【演奏】ダニエル・バレンボイム(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 【録音】2023年6月3日、ベルリン、フィルハーモニー | |
◆DG | |
キアン・ソルターニ〜シューマン〔海外発売予定:2024/09/27〕 「彼の音楽は詩」―若きチェリストが編曲も行ったオール・シューマンのニュー・アルバム 《キアン・ソルターニ〜シューマン》 ●イラン系オーストリア人のチェリスト、キアン・ソルターニのニュー・アルバムはシューマンの作品集です。クララ・シューマンの作品も1曲取り上げています。「彼の音楽は詩です。ロベルト・シューマンほど私の中に力強い結びつきを生じさせることのできる作曲家は他にあまりいません」とソルターニは自身のライナーノーツに書いています。 ●共演したカメラータ・ザルツブルクとともに、「全く完璧である」と『グラモフォン』誌に評されたソルターニ。シューマンの不朽のチェロ協奏曲と管弦楽編曲された歌曲を演奏し、指揮しています。そしてフランスのピアニスト、ジュリアン・クエンティンと共演している歌曲はソルターニが最も大切にしている曲で、編曲も自身で行っています。 ●1992年生まれのソルターニは4歳でチェロを始め、12歳の時にバーゼル音楽院、その後リヒテンシュタイン国際音楽アカデミーなどで学びました。ダニエル・バレンボイムのウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の首席チェリストも務めました。 CD収録予定 ロベルト・シューマン:1-4) チェロ協奏曲イ短調Op.129、5) 夕べの歌(『小さな子供と大きな子供のための12の連弾曲集』Op.85より第12曲)、6) 古城にて(『リーダークライス』Op.39より第7曲)、7)『民謡風の5つの小品』Op.102より第2曲、8) 月の夜(『リーダークライス』Op.39より第5曲)、9) 睡蓮の花(歌曲集『ミルテの花』Op.25より第7曲)、10) あの歌を聞くと(歌曲集『詩人の恋』Op.48より第10曲)、11) 異郷にて(『リーダークライス』Op.39より第1曲)、12) 別れ(『森の情景』Op.82より第9曲)、13) 悲しみ(『リーダークライス』Op.39より第9曲)、14) ゆきのはな(『子供のための歌のアルバム』Op.79より第27曲)、15) 献呈(歌曲集『ミルテの花』Op.25より第1曲)、16) クララ・シューマン:私は暗い夢の中で立っていた(『6つの歌』Op.13より第1曲) (M.ロトによるチェロと管弦楽編[5-8]、K.ソルターニによるチェロとピアノ編[9-16]) 【演奏】キアン・ソルターニ(チェロ)、ジュリアン・クエンティン(ピアノ)(9-16)、カメラータ・ザルツブルク(コンサートマスター:グレゴリー・アース)(1-8) 【録音】2023年12月19−21日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール(1-8)、2024年2月21日、ベルリン、テルデックス・スタジオ(9-16) | |
◆DG (Eloquence Australia) | |
ピアノ・ライブラリー〜ドイツ・グラモフォン・エディション 〔海外発売予定:2023/10/04〕 今回のBOXは1950年代から1970年代後半に至るDGのピアニスト録音の内、未CD化のものを多く集めているが、特にまとまったものとして注目されるのはまず DEBUT シリーズ、そしてシリーズ名としてはあまり認知されていない CONCOUR の未CD化音源だろう。 1969年頃、 DG は当時20代初頭〜30歳代初頭の演奏家たちによるシリーズを DEBUT と銘打って立ち上げ、一人当たり1枚のLPを丸ごと割り振り約20人を紹介した。この中にはユリア・ハマリ(Ms)(1942-)、レオ・ブローウェル(G)(1930-)、ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob)(1948-)ら1980年代以降の大アーティストとなった人物、嘱望されたディノ・チアーニ(1941-1974)(P)やコルネリア・ヴァシレ〔ヴァジーレ〕(1948-2010)(Vn)のように早世するか早期にキャリアを絶たれた人、ロベルト・シドン(1941-2011)、オメロ・フランセシュ(1947-)(P)、ヤン・ウク・キム(1947-)(Vn)といった後の中堅、さらに荒憲一〔 "Ken Ara" と記載。当セットに含まれていないのは残念〕 (1939-2020)(P)、深井碩章(Va)(1942-)、そして東京SQ (活動1969-2013)ら日本人アーティストも比較的多く含まれていたことには注目すべきだろう。しかしこのシリーズは大成功したとは言えなかったようで、リリースは1974年頃で終了、半数程度は録音アーティストとしてCD期まで生き残れず、比較的新しい録音にも関わらずCD期初頭から今日に至るまでほぼ復刻されたことがない。この後DGは、新規若手演奏家をシリーズとして紹介することを半ば諦め、コンクールの優勝者・入賞者によるライヴ中心の録音を CONCOUR という名を冠し、デザインも一般の「黄色チューップ枠」を小さくしてロゴ扱いとし、半ば通常アイテムとしてリリースしていくことになる。当盤 BOX 中、上記 DEBUT に含まれない1970年半ば以降の録音は、ほとんどがこれに当たる。 当BOXでリリースされる内、各アーティストなどを雑多に紹介。 アシュケナージとオボーリンに関しては言うまでもないところだろう。当盤に含まれる前者の録音は Testament と Forgotten Records からCDフォーマット化済のはず。ベルギー生まれのミシェル・ブロック [Michel Block] (1937-2002)はこのショパン・コンクール・ライヴの後は EMI, Connoisseur Society, Conifer, O. M. Records (Opus Magnum International), ProPiano Recprds と渡り歩いたがどこでも長続きはせず、壮年期に死去。 カップリングの関係からか収録順が逆になっているが、ソヴィエト時代のウクライナに生まれたボリス・ブロッホ [Boris Bloch] (1951-)は当DGへの録音の後、1985年以降ドイツで活躍しており、Aperto, Ex Libris, Acousence, そして2011年以降は Ars Produktion から定期的にCDを出している。 チアー二のドビュッシー:前奏曲集第1巻は、これまでリリースされていたものは(第2巻と合わせ)1969年4月&1972年4月とされていたので、1971年なのだとしたらたしかに初出。彼の同曲集初リリースは 2530 304 という品番のLPで、これは1973年発売とされるが、実はテスト・プレスで 2530 178 という品番のものがあって、1曲目の分数からして 4分27秒(現在の通常リリース)と 3分57秒(テスト・プレス)と大幅に異なる上、現行録音の初回発売は前奏曲集第1巻全12曲のみだったのに対し、テストプレスには子供の領分がカップリングされている(子供の領分も公式には未発売なのでは?)。彼による残りのウェーバーは、既出&CD化済音源だろう。 ミハイル・フェールマン [Mikhail Faerman] (1955-)はソヴィエト時代のモルドヴァ出身。1975年のエリーザベト王妃国際音楽コンクールで優勝後、1978年にベルギーへ亡命、以降同国で主に教師として活動。録音はコンクールのライヴと、当盤に含まれる2曲しかない模様。ユーリ・エゴロフ(1954-1988)は、ピアノ・マニアには説明不要だろうが、ソヴィエト時代のタタールスタン出身。天才として名を馳せたがエイズに罹患し早世した。 EMI などへの録音は荒削りながらも、今日でも根強い人気を持つ。 スティーヴン・デ・グローテ [Steven De Groote] (1953-1989)は南アフリカ出身。1977年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝、同コンクール優勝者の常ながら、同国でセンセーショナルなデビューを飾った。順風満帆なキャリアを築いていたが、1989年に南アフリカへ帰郷した際に結核と肺炎を発症、同年に多機能不全で死去した。死因はエゴロフと同じエイズだとされている。録音はまとまったもの皆無で、いくつかの小レーベルへ1点づつといった程度しか残されていない。 クロード・エルフェ(1922-2004)もピアノ・マニアならおなじみの名前。なぜ(おそらく)この1枚だけをDGに入れたのかは興味深い。 ヴェロニカ・ヨッフム・フォン・モルトケ [Veronica Jochum von Moltke] (1930-)は一般にヴェロニカ・ヨッフムとして知られるピアニスト(フォン・モルトケは夫の姓で、1961年に結婚)。大指揮者オイゲン・ヨッフムの娘といったほうがわかりやすいだろう。彼女の写真は父といっしょに写ったもの、あるいはその年代と同じ頃と思しきものばかりが知られているためか、あまり年配という感じがしないが、2024年末には94歳を迎える。当盤の録音中、 Op.23 は LP に含まれず初出、他は初CD。他の録音はクララ・シューマンやブゾーニの作品が Tudor などから出ていたが、1990年代中頃が最後の録音だろう。 ジアナ・カス〔ディアナ・カクソ(カチョ)〕 [Diana Kacso] (1953-2022)はブラジル生まれのピアニスト。姓はブラジルでは一般的なものではなく、ハンガリーやルーマニア系ではないかと思われ、ならば「カチョ」と読むべきなのかもしれない。1973年リオデジャネイロにはじまり、1975年ショパン、1977年アルトゥール・ルービンシュタイン、1978年リーズ、1982年バッカウアーの各コンクールで上位入賞。10年ほどの間に10を超えるコンクールに参加した、いわゆる「コンクール荒らし」と呼べそうな人物だった。20年間キャリアを中断し2007年に復帰したというが、ピッツバーグでがんにより死去した。商業的な録音は、ショパン・コンクールでのライヴを除くと、当BOXに収録されるものが唯一ではないだろうか。復帰した2007年とされるリスト:超絶技巧練習曲やシューマン:交響的練習曲の客席からの映像が YouTube に上がっているが、技術的なものも含め聞く価値のある演奏で、晩年の演奏をもっと聞いてみたいと思わせるもの。 CD期以降、長年DGから無視されていたユリアン・フォン・カーロイ(1914-1993)がなぜこの位置に入れられているのかはよくわからないが、素直に復活を喜びたい。 デイヴィッド・ライヴリー(1953-)は合衆国生まれだが、フランスに留学(後に帰化)してコルトーの弟子、ブーランジェやケンプ等にも学び、2024年現在も新録音をリリースするなど現役で活躍中。 アレクサンダー・ロンクヴィヒ(1960-)はドイツのピアニスト。2024年現在も新録音をリリース、現役で活躍中。 エリー・ナイ(1882-1968)もピアノ・マニアにはおなじみ。生涯にわたりナチの擁護者と考えられ、ネオナチのシンボルであった一方、ベートーヴェンへの献身的な音楽的貢献から今日でも愛好者は多い。DG録音は不当といってよいほどに無視されており、本格的な復刻は初。晩年に多く録音した Colosseum レーベルが実商品の販売から撤退してしまっているので、更に貴重な状態になっている。 エヴァ・ポブウォツカ(1953-)も、ピアノ・マニアなら知らぬ人はいないだろう。2023年秋など度々来日しているので、実演を聞いた方も多いはず。これはその彼女の最初期録音になる。 ホルヘ・ルイス・プラツ〔プラッツ〕 [Jorge Luis Prats] (1956-)はキューバ出身。ルドルフ・ケレル、バドゥラ=スコダ、タリアフェロに師事、21歳のときにロン=ティボー国際コンクールで優勝した。2005年にスペインへ帰化している。録音には恵まれているとは言い難く、ASV, IMP など今日には入手困難なレーベルへのものが多い。 今日では完全に忘れられている合衆国のピアニスト、ゾウラ〔ゾーラ〕・メイ・ショーリス [Zola Mae Shaulis] (1942-2021)は3歳でピアノを始め、7歳でフィラデルフィア管と共演した神童。ヤーンボール・アーギ〔アギ・ヤンボル〕に師事、1960年代に2つのコンクールで優勝し、1971年にナウムバーグ賞でもトップを勝ち取った。1971年、リンカーン・センターでニューヨーク・デビュー、その後世界各地でも成功を収め、1971年にドイツ・グラモフォンへJ.S.バッハのゴルトベルク変奏曲とプロコフィエフのソナタ、続いて1975年にはトッカータ集5曲を録音した。しかし彼女の足跡はこのあたりで突然途切れてしまい、以降約30年にわたって不明なままだった。2009年、彼女は1980年前後に娘の育児に専念するため広範な演奏活動から引退していたことが判明、その時点で彼女は1年の大半をフロリダ州セント・ピーターズバーグで暮らし、演奏や教師活動を行っていたという。まだ60歳代後半だった彼女に電話インタビューしたライターは、彼女は(大規模な)コンサート活動復帰も考えられるほどの演奏意欲を保っていると書いているがそれは成されず、2021年に78歳で死去した。 ロベルト・シドン(1941-2011)はブラジル出身で1960年代-1970年代にセンセーションを巻き起こした。彼は後年、ローベルト・シューマン大学デュッセルドルフで教職に専念したため、最後の録音は1990年に残したトーマス・クヴァストホフの歌曲伴奏(おそらく RCA/BMG へのシューマン「詩人の恋」)だという。 エーリク・テン=ベルク(1916-1982) はハノーヴァー出身。1930年代後半から頭角を表し、1940年代-1950年代にかけてカラヤン、カイルベルト、アンチェル、アーベントロート、ヨッフム、そしてフルトヴェングラーらと共演する人気ピアニストとなった。特にフルトヴェングラーとは1954年に初共演した際に大変気に入られ、彼の「ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲 ロ短調」改訂版をベルリン・フィルとのツアーで演奏するよう依頼された。リハーサルまでは行われたたものの、残念ながら同年11月にフルトヴェングラーが急死したため、演奏会は実現しなかったと言う。CD フォーマットに復刻された彼の録音は少なく、セッション録音は Forgotten Records のレーガー、アンチェル&チェコ・フィルとのブラームス「協奏曲第1番」(SUPRAPHON, SU-3675)のみ、ライヴや放送録音は TAHRA がアーベントロートやクーベリックとの共演盤数点を発売していたが、ほぼ廃盤状態となっている。 スイスのアルトシュッテンに生まれたパウル・バウムガルトナー(1903-1976)は、作曲家のヴァルター・ブラウンフェルスと、ピアニストのエドゥアルト・エルトマンの弟子。一般にはカザルスとバッハのソナタ集 (SONY) を録音したという事しか知られていないが、実は教師としても有能で、アルフレード・ブレンデル、カール・エンゲル、アリエ・ヴァルディ、そして指揮者のギュンター・ヴァントを教えた。ヴァントの自伝によると、息子に家業を継がせようとしていたヴァントの父を説得し、彼を音楽の道に進ませる切掛けを作ってくれたのだとか。なお、同国の指揮者ルドルフ・バウムガルトナーとは同姓だが、どの文献でも両者の関係に言及はなく、無関係と思われる(スイスにバウムガルトナー姓は多い)。演奏活動では原曲の忠実な再現、忘れられた、あるいは知られていない作品の発掘、さらにスイスの現代作を重視しており、師のエドゥアルト・エルトマン作曲のピアノ協奏曲も放送用に演奏したという。録音は上記の通り少なく、 Ermitage (Aura) から出ていたリサイタルなどは、これぞまさにお宝、といった感の名演だった。 当セット収録中、ブロッホ、ブロック、フェールマン、エゴロフ、デ・グローテ、ライヴリー、ロンクヴィヒ、ポブウォツカ、プラツ、メイ・ショーリス、シドンの各演奏は、当レーベルへの録音の少なさや、現在の奏者知名度等の要因から、当盤以降に単売リリースされる見込みは薄いと考えられます(フェールマン、テン=ベルク、P.バウムガルトナーの演奏は先に当 Eloquence Australia から単売リリース済)。当BOXをお見逃しなく。 アナログ時代に21人のピアニストがDGに遺した伝説のアルバムを集大成 CD22枚組ボックス・セット 《VA〜ピアノ・ライブラリー−ドイツ・グラモフォン・エディション》 ●アナログ時代にドイツ・グラモフォンに録音された21人のピアニストの貴重なアルバムがまとめて発売されます。CD22枚組ボックス・セット。限定盤。ヴラディーミル・アシュケナージはデッカを代表するアーティストとなる前に、1955年にワルシャワでのショパン・コンクールのライヴ録音でドイツ・グラモフォンに登場しています。このセットではアシュケナージの師であるレフ・オボーリンのラフマニノフ演奏が組み合わされています。5年後の同コンクールで審査の結果に納得できなかった審査委員長のアルトゥール・ルービンシュタインから特別賞を授与されたエピソードで有名なベルギーのミシェル・ブロックのショパン演奏もライヴ録音されています。 ●1960年代後半から70年代にかけて、ドイツ・グラモフォンは将来の有望なキャリアのスタート地点に立つ多くのピアニストを世に送り出しました。彼らは多様な背景を持ち、流派もさまざまでした。ボリス・ブロッホやユーリ・エゴロフなどのロシアの大物たち、スティーヴン・デ・グローテやゾラ・マエ・シャウリスなどの新世界からのスター、中央ヨーロッパの伝統を引き継ぐヴェロニカ・ヨッフム・フォン・モルトケ(オイゲン・ヨッフムの娘)やクロード・エルフェなどがいました。その中でアシュケナージのように長いキャリアを享受した音楽家は少数派です。何人かは表舞台から姿を消し、レコードに残された彼らの遺産が貴重なものとなりました。デイヴィッド・ライヴリー、アレクサンダー・ロンクヴィッヒ、エヴァ・ポブウォツカは今日でも演奏を続けていますが、彼らのドイツ・グラモフォンへのデビュー・アルバムはCD化されていませんでした。ディノ・チアーニ、ユーリ・エゴロフ、スティーヴン・デ・グローテはキャリアを重ねている時に残念ながら若くして亡くなりました。他にもロベルト・シドンやボリス・ブロッホのようにスポットライトから退き、教師になったピアニストもいます。 ●ミハイル・フェールマンとスティーヴン・デ・グローテの超絶技巧に加えて、このセットにはエリー・ナイがその長いキャリアの終わりに録音したベートーヴェンのソナタやスイスのピアニスト、パウル・バウムガルトナーによるモノラル時代の『ディアベッリ変奏曲』が収められています。これらのアーティストはクララ・シューマン風のピアニズムとの関連を感じさせますが、一方エリク・テン=ベルクが1951年に行ったレーガーの『テレマン変奏曲』は知的なドイツ風スタイルを体現しています。 ●初CD化となる録音が多数含まれています。ディノ・チアーニによるドビュッシーの前奏曲集第1巻(1971年)、ヴェロニカ・ヨッフム・フォン・モルトケによるシューマンの夜曲(1963年)は初発売です。 ●ブックレットにはピアノの専門家、ジョナサン・サマーズによる各ピアニストの紹介、アーカイブ写真が掲載されています。新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。 ●「彼が17歳でこのような演奏をするのであれば、10年後はどうなっているのだろう? というのは、これは私が今まで聞いた中で最も驚くべき潜在能力の一つだからである」――『グラモフォン』誌(アシュケナージのショパン演奏について) CD収録予定 《CD 1》ショパン:1-3) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21、4) バラード第2番ヘ長調Op.38、5) 練習曲ハ長調Op.10 No.1、6) 練習曲ヘ長調Op.25 No.3、7) マズルカ変イ長調Op.41 No.3、8) マズルカ嬰ハ短調Op.30 No.4、9) スケルツォ第4番ホ長調Op.54、10-15) ラフマニノフ:音の絵Op.33(第1曲ヘ短調/第2曲ハ長調/第6曲変ホ短調/第7曲変ホ長調/第8曲ト短調/第9曲嬰ハ短調)*【演奏】ヴラディーミル・アシュケナージ(1-9)、レフ・オボーリン(10-15)(ピアノ)、ズジスワフ・グジニスキ(指揮)ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(1-3)【録音】1955年5月(1-9)、1956年12月(10-15)、ワルシャワ(ライヴ)/《CD 2》1-3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10 No.2*、ラフマニノフ:4) ヴォカリーズOp.34 No.14*、5) リラの花Op.21 No.5*、6-8) 音の絵Op.33(第1曲ヘ短調/第2曲ハ長調/第5曲変ホ短調)*、9) ブゾーニ:『悲歌集』より第4曲:トゥーランドットの居間*、10) リスト(ブゾーニ編):モーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』からの2つのモティーフによる幻想曲S.697*【演奏】ボリス・ブロッホ(ピアノ)【録音】1979年1月、ミュンヘン(ライヴ)/《CD 3》ショパン:1-4) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35、5) ポロネーズ第6番変イ長調Op.53『英雄』、6) 前奏曲変イ長調Op.28 No.17、7) マズルカ ハ短調Op.56 No.3、8) マズルカ変イ長調Op.59 No.2、9) マズルカ嬰ハ短調Op.30 No.4、10) ワルツ変イ長調Op.34 No.1『華麗なる円舞曲』【演奏】ミシェル・ブロック(ピアノ)【録音】1960年3月、ワルシャワ/《CD 4》ドビュッシー:1-12) 前奏曲集第1巻**、13-18) 子供の領分【演奏】ディノ・チアーニ(ピアノ)【録音】1971年4月、ハノーファー/《CD 5》ウェーバー:1-4) ピアノ・ソナタ第2番変イ長調Op.39、5-7) ピアノ・ソナタ第3番ニ短調Op.49【演奏】ディノ・チアーニ(ピアノ)【録音】1970年2月&3月、ミュンヘン/《CD 6》1-4) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82、5-6) ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲イ短調Op.35(第1集/第2集)、7-27) シューマン:謝肉祭Op.9+【演奏】ミハイル・フェールマン(1-6)、ユーリ・エゴロフ(7-27)(ピアノ)【録音】1980年2月、ミュンヘン(1-6)(ライヴ)、1975年5月、ブリュッセル(7-27)(ライヴ)/《CD 7》1-18) ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35*、19-31) シューマン:交響的練習曲Op.13*【演奏】スティーヴン・デ・グローテ(ピアノ)【録音】1978年10月、ミュンヘン(ライヴ)/《CD 8》1-4) ピエール・ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第2番*、5) ベルク:ピアノ・ソナタOp.1*、6-17) ミヨー:エクスの謝肉祭Op.83b【演奏】クロード・エルフェ(ピアノ)、ルイ・フレモー(指揮)モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(6-17)【録音】1969年10月、ミュンヘン(1-5)、1961年9月、モンテカルロ(6-17)/ 《CD 9》シューマン:1-4) ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22*、5)『8つのノヴェレッテ』Op.21より第8番嬰ヘ短調*、6-8) 3つの幻想小曲集Op.111*、9-12) 4つの夜曲Op.23**【演奏】ヴェロニカ・ヨッフム・フォン・モルトケ(ピアノ)【録音】1963年2月、ベルリン/《CD 10》1-4) リスト:ピアノ・ソナタロ短調S.178*、ショパン:5) 幻想ポロネーズ変イ長調Op.61*、6) 練習曲変イ長調Op.10 No.10*【演奏】 ジアナ・カス Diana Kacso(ピアノ)【録音】1978年12月、ミュンヘン(ライヴ)/《CD 11》ショパン:1) バラード第1番ト短調Op.23✝+、2) バラード第2番ヘ長調Op.38++、3) バラード第3番変イ長調Op.47++、4) バラード第4番ヘ短調Op.52++、5) 即興曲第1番変イ長調Op.29++、6) 即興曲第2番嬰へ長調Op.36++、7) 即興曲第3番変ト長調Op.51++、8) 即興曲第4番嬰ハ短調Op.66『幻想即興曲』++、9) 子守歌変ニ長調Op.57++【演奏】ユリアン・フォン・カーロイ(ピアノ)【録音】1952年3月、ハノーファー(1-4, 9)、1951年10月&11月、ミュンヘン(5, 8)、1949年4月、ハンブルク(6, 7)/《CD 12》ショパン:1-4) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58、5) ボレロ ハ長調Op.19、6) マズルカ第13番イ短調Op.17 No.4、7) ワルツ第14番ホ短調Op.posth.、8) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22【演奏】ユリアン・フォン・カーロイ(ピアノ)【録音】1964年7月、ハノーファー/《CD 13》1-6) ラヴェル:クープランの墓*、ストラヴィンスキー:7) タンゴ*、8) ピアノ・ラグ・ミュージック*、9-11)『ペトルーシュカ』からの3楽章*【演奏】デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)【録音】1979年5月&7月、ミュンヘン(ライヴ)/《CD 14》1-3) シェーンベルク:3つのピアノ小品Op.11*、4-7) シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番イ短調D845*【演奏】アレクサンダー・ロンクヴィッヒ(ピアノ)【録音】1979年9月、ミュンヘン(ライヴ)/《CD 15》ベートーヴェン:1-3) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』、4-6) ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110【演奏】エリー・ナイ(ピアノ)【録音】1956年12月、ハノーファー/《CD 16》ベートーヴェン:1-3) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』、4-6) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57『熱情』【演奏】エリー・ナイ(ピアノ)【録音】1956年12月、ハノーファー/ 《CD 17》1-11) J.S.バッハ:イタリア風のアリアと変奏BWV989*、12) ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20*、ドビュッシー:13-15)『映像』第1集(第1曲:水に映る影/第2曲:ラモー賛歌/第3曲:動き)*、16-18)『映像』第2集(第1曲:葉ずえを渡る鐘/第2曲:荒れた寺にかかる月/第3曲:金色の魚)*【演奏】エヴァ・ポブウォツカ(ピアノ)【録音】1980年6月、ミュンヘン(ライヴ)/《CD 18》1-3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101*、4) シューマン:トッカータ ハ長調Op.7*、5-7) ラヴェル:夜のガスパール*【演奏】ホルヘ・ルイス・プラッツ(ピアノ)【録音】1979年3月、ミュンヘン(ライヴ)/《CD 19》1-32) J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988*、33-35) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83*【演奏】ゾラ・マエ・シャウリス(ピアノ)【録音】1971年3月、ベルリン/《CD 20》J.S.バッハ:1) トッカータ ハ短調BWV911*、2) トッカータ ニ長調BWV912*、3) トッカータ ニ短調BWV913*、4) トッカータ ホ短調BWV914*、5) トッカータ ト短調BWV915*【演奏】ゾウラ〔ゾーラ〕・メイ・ショーリス(ピアノ)【録音】1974年5月、パリ/《CD 21》アイヴズ:1-4) ピアノ・ソナタ第2番『マサチューセッツ州コンコード 1840-60年』、5) 3ページのソナタ(1905)【演奏】ロベルト・シドン(ピアノ)【録音】1971年5月(1-4)、6月(5)、ミュンヘン/《CD 22》1-25) レーガー:テレマンの主題による変奏曲とフーガOp.134、26-59) ベートーヴェン:ディアベッリのワルツの主題による33の変奏曲Op.120【演奏】エリク・テン=ベルク(1-25)、パウル・バウムガルトナー(26-59)(ピアノ)【録音】1951年12月(1-25)、1952年2月(26-59)、ハノーファー *初CD化 **初発売 +DG初CD化 ++世界初CD化 | |
◆DG (Eloquence Australia) | |
ピアノ・ライブラリー〜ウェストミンスター&アメリカ・デッカ・エディション 〔海外発売予定:2023/09/07〕 なんとヨウラ・ギュラーの初出音源、イェルク・デムス、エディト・ファルナディ、レイモンド・ルーエンサール、エゴン・ペトリ、ギオマール・ノヴァエス、カルロ・ゼッキの初CD化音源(ニーナ・ミルキーナの演奏については、Forgotten Records からCD-Rリリース済)を含むセットが登場! モノラル、ステレオ時代に各国のピアニストたちがその足跡を残した貴重な録音集 CD21枚組ボックス・セット 《VA〜ピアノ・ライブラリー−ウェストミンスター&アメリカ・デッカ・エディション》 ●1950年から1963年にかけてのモノラルとステレオ時代、ウェストミンスターとアメリカ・デッカに行われたピアニストたちの貴重なアルバムの録音がまとめて発売されます。CD21枚組ボックス・セット。限定盤。演奏は伝説のピアニスト、クララ・ハスキルからブラジルのギオマール・ノヴァエスまで幅広く、ベンノ・モイセイヴィチやエゴン・ペトリはそのキャリアの後期を、イェルク・デームスやニーナ・ミルキーナはそのキャリアの初期の目覚ましい活躍を記録しています。ドイツ、ロシア、フランス、ハンガリー、ルーマニア、アメリカなどそれぞれの国のピアノ演奏はその国の流派の特徴を示してもいますが、ハスキルやモイセイヴィチなどの個性的な芸術性も見逃せません。イェルク・デームスは現在ではバッハとベートーヴェンの演奏で評価されていますが、彼のフランクとフォーレの熟達ぶりは忘れられています。 ●1956年にレイモンド・ルーエンサールがウェストミンスターに録音した4枚のソロLPは、それまでの数年間演奏できなかった彼がスタジオに戻った記念碑的なアルバムです。ベートーヴェンのソナタやスクリャービンの前奏曲からよく知られたアンコール曲までのレパートリーが収められています。これらのLPの抜粋が以前にCDとして発売されたことはありますが、アルバム全曲が収録されるのは初めてです。このセットではイェルク・デームスのフォーレ、エディト・ファルナディのリストとJ.シュトラウスのワルツ・パラフレーズ集、レイモンド・ルーエンサールのベートーヴェン・ソナタとアンコール集、ニーナ・ミルキーナのスカルラッティとC.P.E.バッハのソナタ集、エゴン・ペトリの『月光』ソナタが初CD化となっています。ペトリに関してはこの『月光』のオリジナルLPのカップリング曲、『悲愴』と『熱情』のソナタ、1956年6月の同じセッションで録音された『ハンマークラヴィーア』ソナタとブゾーニの『対位法的幻想曲』も収録されています。また1963年にギオマール・ノヴァエスがアメリカ・デッカに、1955年にカルロ・ゼッキがウェストミンスターに行った2つのシングル盤LPも初CD化です。そしてフランスのピアニスト、ヨウラ・ギュラーによる3曲のショパンのマズルカは初発売となります。 ●ブックレットにはピアノ専門家のマーク・エインリーによる解説、アーカイヴ写真が掲載されています。新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。録音時間は17時間を超えています。 ●「デームスはフランス音楽の良さを完璧に発揮するだけでなく、敬意を表している。そのアプローチは温かみがあり、繊細で、時に力強いが決して無理はしていない。そしてウェストミンスターが彼のピアノの音色を自然に輝かせている」――『ハイ・フィデリティ』誌(イェルク・デームスのフォーレの演奏について) ●「ここでのハスキルは温かさと優雅さを持って演奏し、全体を把握し、細部にまで素晴らしい注意を払い、絶好調である……その装飾音は巧みだが凝り過ぎず、その音色は常に美しく統制されている」――『ハイ・フィデリティ』誌(クララ・ハスキルのスカルラッティの演奏について) CD収録予定 《CD 1》フランク:1-3) 前奏曲、コラールとフーガ、4-6) 前奏曲、アリアと終曲 【演奏】イェルク・デームス(ピアノ)【録音】1952年5月−6月、ウィーン/《CD 2》フォーレ:1) 即興曲第1番変ホ長調Op.25*、2) 即興曲第2番ヘ短調Op.31、3) 即興曲第3番変イ長調Op.34*、4) 即興曲第4番変ニ長調Op.91、5) 即興曲第5番嬰ヘ短調Op.102、6) 主題と変奏嬰ハ短調Op.73、7) 舟歌変ホ長調Op.70、8) 夜想曲第6番変ニ長調Op.63【演奏】イェルク・デームス(ピアノ)【録音】1955年9月、ウィーン/《CD 3》1-9) リスト:ウィーンの夜会S.427(シューベルトによる「ワルツ・カプリス」)*【演奏】エディト・ファルナディ(ピアノ)【録音】1955年/《CD 4》ゴドフスキー:1) J.シュトラウス2世のワルツ『芸術家の生活』による交響的変容*、2) J.シュトラウス2世の喜歌劇『こうもり』による交響的変容*、3) J.シュトラウス2世のワルツ『酒、女、歌』による交響的変容*、4) エルンスト・ドホナーニ:宝のワルツ(J.シュトラウス2世の喜歌劇『ジプシー男爵』より)*、5) シュルホフ:ピツィカート・ポルカ(J.シュトラウス2世とヨーゼフ・シュトラウスによる)*【演奏】エディト・ファルナディ(ピアノ)【録音】1955年/《CD 5》1-11) D.スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ(嬰ハ短調K.247/ト長調K.2/ハ長調K.132/ト短調K.35/変ホ長調K.193/ヘ短調K.386/ヘ短調K.519/イ長調K.322/ロ短調K.87/ハ長調K.515/ヘ長調K.437)、12) [録音進行のアナウンス]、ショパン:13) マズルカ ヘ短調Op.7 No.3**、14) マズルカ変ニ長調Op.30 No.3**、15) マズルカ ハ長調Op.56 No.2**【演奏】クララ・ハスキル(1-11)、ヨウラ・ギュラー(13-15)(ピアノ)【録音】1950年10月、スイス、ヴィンタートゥール(1-11)、1951年12月(13-15)/《CD 6》ベートーヴェン:1-3) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』*、4-6) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』*、7-9) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57『熱情』*【演奏】レイモンド・ルーエンサール(ピアノ)【録音】1956年6月、ニューヨーク/《CD 7》スクリャービン:1) 幻想曲ロ短調Op.28、2) 詩曲『焔に向かって』Op.72、3-7) 5つの前奏曲Op.74、8-31) 24の前奏曲Op.11【演奏】レイモンド・ルーエンサール(ピアノ)【録音】1956年5月−6月、ニューヨーク/ 《CD 8》1) ドビュッシー:月の光(『ベルガマスク組曲』より第3曲)、2) リスト:『愛の夢』S.541より第3番、3) サン=サーンス(ゴドフスキー編):白鳥(『動物の謝肉祭』より)、4) ラフマニノフ(R.ルーエンサール編):ここは素晴らしい場所Op.21 No.7、5) ブラームス:ワルツOp.39 No.15*、ショパン:6) 夜想曲嬰へ長調Op.15 No.2*、7) 夜想曲変ホ長調Op.9 No.2*、8) 伝承曲(R.ルーエンサール編):グリーンスリーヴズ、9) ショパン:ワルツ嬰ハ短調Op.64 No.2*、10) マスネ:エレジー(劇音楽『復讐の三女神』より)(ピアノ編)、11) ルビンシテイン:ロマンス(『サンクトペテルブルクの夜会』Op.44より第1曲)、12) シューマン:トロイメライ(『子供の情景』Op.15より第7曲)*、13) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』より第1楽章*、14) シューベルト(リスト編):セレナード(『白鳥の歌』D957より)、15) メンデルスゾーン(リスト編):歌の翼にOp.34 No.2(S.547 No.1)、16) ショパン:即興曲第4番嬰ハ短調Op.66『幻想即興曲』*【演奏】レイモンド・ルーエンサール(ピアノ)【録音】1956年6月、ニューヨーク/《CD 9》1) デラ・チャイア:トッカータ ト短調、2) J.S.バッハ:トッカータ ハ短調BWV911、3) ツェルニー:トッカータ ハ長調Op.92、4) シャルル=ヴァランタン・アルカン:トッカータ ハ短調Op.75、5) シューマン:トッカータ ハ長調Op.7、6) プロコフィエフ:トッカータOp.11、7) ドビュッシー:トッカータ(『ピアノのために』より第3曲)、8) ラヴェル:トッカータ(『クープランの墓』より第6曲)、9) ジェロビンスキー:トッカータ ハ長調Op.19 No.1、10) レイモンド・ルーエンサール:スカルラッティ風トッカータ、11) メノッティ:歌劇『泥棒とオールドミス』の主題によるリチェルカーレとトッカータ【演奏】レイモンド・ルーエンサール(ピアノ)【録音】1955年7月、ニューヨーク/《CD 10》1-12) D.スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ(変ロ長調K.190/イ長調K.208/ニ短調K.396/ヘ短調K.481/嬰ヘ短調K.447/変ホ長調K.507/ト短調K.450/ニ長調K.161/ニ長調K.29/へ長調K.107/ト長調K.125/ハ長調K.527)*【演奏】ニーナ・ミルキーナ(ピアノ)【録音】1956年4月、ウィーン/ 《CD 11》C.P.E.バッハ:1-3) 鍵盤のためのソナタ ヘ短調*、4-6) 鍵盤のためのソナタ イ短調*、7-9) 鍵盤のためのソナタ イ長調*、10-12) 鍵盤のためのソナタ ニ長調*【演奏】ニーナ・ミルキーナ(ピアノ)【録音】1956年4月、ウィーン/《CD 12》ベートーヴェン:1-3)ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』、4) アンダンテ・ファヴォリ へ長調WoO57、5-7) ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a『告別』、8) シューマン:予言の鳥(『森の情景』Op.82より第7曲)【演奏】ベンノ・モイセイヴィチ(ピアノ)【録音】1961年8月、ニューヨーク/《CD 13》シューマン:1-8) クライスレリアーナOp.16、9-21) 子供の情景Op.15、22)『3つのロマンス』Op.28より第2曲、23) アラベスク ハ長調Op.18【演奏】ベンノ・モイセイヴィチ(ピアノ)【録音】1961年8月、ニューヨーク/《CD 14》1-15) ムソルグスキー(B.モイセイヴィチ編):組曲『展覧会の絵』、16-36) シューマン:謝肉祭Op.9【演奏】ベンノ・モイセイヴィチ(ピアノ)【録音】1961年8月、ニューヨーク/《CD 15》1) ショパン:舟歌Op.60*、ドビュッシー:2) アナカプリの丘(前奏曲集第1巻より第5曲)*、3) グラナダの夕べ(『版画』より第2曲)*、4) 金色の魚(『映像』第2集より第3曲)*、5) ミンストレル(前奏曲集第1巻より第12曲)*、リスト:6-7) 2つの演奏会用練習曲S.145(第1曲:森のざわめき/第2曲:小人の踊り)*、8)『愛の夢』S.541より第3番*、9) 忘れられたワルツ第1番嬰へ長調S.215 No.1*、10) ハンガリー狂詩曲第10番ホ長調S.244 No.10*【演奏】ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)【録音】1963年2月、ニューヨーク/《CD 16》ベートーヴェン:1-3) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』、4-6) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』*、7-9) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57『熱情』【演奏】エゴン・ペトリ(ピアノ)【録音】1956年6月、ニューヨーク/《CD 17》1-4) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106『ハンマークラヴィーア』【演奏】エゴン・ペトリ(ピアノ)【録音】1956年6月、ニューヨーク/ 《CD 18》1-9) ブゾーニ:対位法的幻想曲、J.S.バッハ(F.ブゾーニ編):10) 目を覚ませと呼ぶ声が聞こえBWV645、11) 汝にこそわが喜びありBWV615、12) われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよBWV639、13) 今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよBWV734、14) ブクステフーデ(E.ペトリ編):主イエス・キリストよ、われら汝に感謝すBuxWV224、J.S.バッハ(E.ペトリ編):15) 汝の御座の前に、われ進み出でBWV668、16) メヌエットBWV841-843(『ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのための音楽帳』より)、17) 羊は安らかに草を食み(カンタータ『楽しき狩こそ我が悦び』[狩のカンタータ]BWV208より)【演奏】エゴン・ペトリ(ピアノ)【録音】1956年6月、ニューヨーク/《CD 19》J.S.バッハ(ブゾーニ編):1-2)トッカータとフーガ ニ短調BWV565、3-5) トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564、6-7) 前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552、8-9) 前奏曲とフーガ ニ長調BWV532【演奏】エゴン・ペトリ(ピアノ)【録音】1956年6月、ニューヨーク/《CD 20》1) メンデルスゾーン(リスト編):劇音楽『真夏の夜の夢』より結婚行進曲と妖精の踊りS.410、2) グノー(リスト編):歌劇『ファウスト』のワルツS.407、3) ベートーヴェン(リスト編):アデライーデS.466、リスト(ブゾーニ編):4) メフィスト・ワルツ第1番S.514、5) モーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』の2つの主題による幻想曲S.697【演奏】エゴン・ペトリ(ピアノ)【録音】1956年6月、ニューヨーク/《CD 21》1-2) D.スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ(ハ長調K.159/ト長調K.259)*、J.S.バッハ:3) 前奏曲とフーガ第13番嬰へ長調BWV858(『平均律クラヴィーア曲集』第1巻より)*、4) 2声のインヴェンション第11番ト短調BWV782*、5-7) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K.311*、ショパン:8) マズルカ ロ短調Op.41 No.1*、9) マズルカ イ短調Op.17 No.4*、10-22) シューマン:子供の情景Op.15*【演奏】カルロ・ゼッキ(ピアノ)【録音】1955年秋 *初CD化 **初発売 | |
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オーラヴル・アルナルズ〜サム・カインド・オブ・ピース〔海外発売予定: 内省的なサウンドで語られる個人的な音楽の旅路 2020年作品のリイシュー 《オーラヴル・アルナルズ〜サム・カインド・オブ・ピース》 ●2020年に発表された『サム・カインド・オブ・ピース』は、アルナルズがそれまでに発表したどのアルバムよりも個人的で内省的な作品となりました。このアルバムは、生きていること、勇気と弱さを持つことの意味を表現しています。混沌に陥った世界を背景に、これまでで最も内省的なサウンドで語られる個人的な音楽の旅路。彼はこのアルバムで、自分の人生の物語の実際の断片を加工し、見事なサンプリング・テクニックを駆使して、リスナーに彼の体験の窓を開いています。 ●このアルバムには、イギリスのミュージシャンBonobo、アイスランドのシンガーでマルチ・インストゥルメンタリストのJFDR、ドイツのシンガーソングライターJosinなど、彼の友人であるミュージシャンも参加しています。「これらの人々はすべて、その時点で私の人生の一部であったか、アルバムに影響を与えた経験を共にした人たちです」と彼は語ります。「このように個人的なアルバムを制作していて、友人たちと協業しないのは考えられません」。 ●この作品で、アルナルズは、あらゆる面を持つ人生に挑戦し、それがどのようなものかを受け入れ、手放し、そして何よりも、個人的な内なる平和を見出すために反応し、それについて考えています。 CD収録予定 1) Loom (feat. Bonobo)、2) Woven Song、3) Spiral、4) Still / Sound、5) Back To The Sky (feat. JFDR) 、6) Zero、7) New Grass、8) The Bottom Line (feat. Josin) 、9) We Contain Multitudes、10) Undone | |
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オーラヴル・アルナルズ、アリス=紗良・オット〜ショパン・プロジェクト〔海外発売予定:2024/09/27〕 ショパンの音楽の美しさを探求した2015年作品のリイシュー 《オーラヴル・アルナルズ/アリス=紗良・オット〜ショパン・プロジェクト》 ●これまで数えきれないほど録音されていたショパンの音楽がこのような形で響いたことはかつてありません。受賞歴を誇るアイスランドのポスト・クラシカル・ミュージシャンのオーラヴル・アルナルズとクラシック・ピアニストのアリス=紗良・オットがタッグを組み、新たな世界を現出させています。アルナルズはアルバムを通して感情的な弧を描くためにショパン作品のプログラムを選び、それらの作品の雰囲気やモティーフに基づいて弦楽五重奏、ピアノ、シンセサイザーによる連結部を作曲しています。 CD収録予定 1) ヴァース、2) ピアノ・ソナタ No.3:ラルゴ、3) ノクターン No.20、4) レミニセンス、5) ノクターン No.11、6) アイズ・シャット - ノクターン No.13、7) リトゥン・イン・ストーン、8) レターズ・オブ・ア・トラヴェラー、9) プレリュード No.15 (《雨だれ》) | |
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アーランド・クーパー〜 Carve the Runes Then Be Content With Silence〔海外発売予定:2024/09/21〕 地中に埋めたマスターテープによる“自然との究極のコラボレーション”アルバム 《アーランド・クーパー〜Carve the Runes Then Be Content With Silence》 ●スコットランドの革新的な作曲家&プロデューサー、アーランド・クーパーのニュー・アルバム『Carve the Runes Then Be Content With Silence』は、2021年春に地中に埋められ、2022年秋に発見されたマスターテープをもとにリリースされるという画期的なものです。スコットランドのハイランド地方とオークニー諸島の土深くに埋められ、その時にすべてのデジタルコピーが削除されました。それから3年が経ち、まさしく地球からリリースされます。録音された『Carve the Runes Then Be Content With Silence』はクーパーによるソロ・ヴァイオリンと弦楽アンサンブルのための3楽章の新しい作品です。デジタル化してからクーパーが自然界との真のコラボレーションとしてライヴ演奏のためにスコアを完成させ、イギリス、ヨーロッパ、アメリカのコンサートでライヴ演奏される予定です。この作品はオークニーの著名な詩人、ジョージ・マッカイ・ブラウンが2021年に生誕100周年を迎えたことを記念して書かれたものです。 ●「この作品は記憶の一部であり、画期的な時代への祝いの一部でもあります。テープの素材は自然に腐食したり崩れたり無音の部分を生じさせるかもしれないし、あるいはピートの土壌がそれを完璧に保存するかもしれません。時間が経つことで良くなるかもしれないし、そうでないかもしれません。演奏するために再編曲されるまで完成しない自分の作曲に対しての熱が冷めてしまうかもしれないし、そうでないかもしれません。[地中から出てきた時の]音と音楽への調整がオーケストラのアーティキュレーションのように新しいスコアのページとライヴ演奏に組み込まれたら、その時に作品が完成します」――アーランド・クーパー CD収録予定 アーランド・クーパー:1) Carve the Runes Then Be Content With Silence (Full Version)、2) Carve the Runes (Mvt. 1) – Pt. 1 “bouncing and bending in the harbour”、3) Carve the Runes (Mvt. 1) – Pt. 2 “through that yellow spindrift”、4) Carve the Runes (Mvt. 1) – Pt. 3 “you must dance in a beautiful coat”、5) Then Be Content (Mvt. 2) – Pt. 1 “song of the five seas”、6) Then Be Content (Mvt. 2) – Pt. 2 “driftweed scored the strings”、7) Then Be Content (Mvt. 2) – Pt. 3 “walking through heather and peat”、8) With Silence (Mvt. 3) – Pt. 1 “con la memoria”、9) With Silence (Mvt. 3) – Pt. 2 “wow and flutter of unearthed magnetic tape”、10) With Silence (Mvt. 3) – Pt. 3 “our winter jar”、11) With Silence (Mvt. 3) – Pt. 4 “sunwards turn” |