◆DECCA (Eloquence Australia) | |
ラファエル・オロスコ〜フィリップス・レガシー〔海外発売予定:2023/07/05〕 スペインのヴィルトゥオーソ・ピアニストが芸術的成熟期に残した録音の集大成 CD8枚組ボックス・セット 《ラファエル・オロスコ〜フィリップス・レガシー》 ●スペインのピアニスト、ラファエル・オロスコ(1946-1996)が1972年から1975年にかけてフィリップスに行った録音が初めてまとめて発売されます。CD8枚組ボックス・セット。限定盤。オロスコは20歳の時に1966年のリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝し、世界の注目を集めました。このセットは彼が真の芸術的成熟期に達した頃の録音です。ショパン、シューマン、リスト、ラフマニノフの作品の録音には情熱と詩情が等しく込められ、フレーズの緩急に対しての本能的な感覚が感じられます。また、気の合ったオランダの指揮者エド・デ・ワールトと共に、ショパン、チャイコフスキー、ラフマニノフの協奏曲における洗練された対話をフィリップスの技術に支えられながら徹底的に探求しました。今回のオロスコの録音集は、有名なスペインのピアニスト、アリシア・デ・ラローチャやエステバン・サンチェスのような地位を思い起こさせる価値あるものです。 ●ジェド・ディストラーはブックレットの中で、オロスコが演奏するショパンの『スケルツォ』のアルバムについて、長い間会っていなかった古い友人との再会に例えました。このセットのソロ・レパートリーの中で際立っているリストのソナタ録音のきらめくインパクトと強固な構造的感覚にも注目しています。 ●「オロスコは本物のファイアーイーティングのヴィルトゥオーソのようにフィナーレを演奏する…オロスコはエド・デ・ワールトとの一流の協力でそれを見事にやり遂げ、フィリップスの豊かな音響で間違いなく素晴らしい録音にしている」――『ステレオ・レヴュー』誌(1974年4月)(ラフマニノフ:協奏曲第1番・第4番について) ●CD初収録の音源が多数含まれます。カタログから長い間削除されていた録音が復活されました。新規リマスタリング。ジェド・ディストラーによる洞察力に満ちたエッセー付き。オリジナル・ジャケット仕様。 CD収録予定 《CD 1》ショパン:1-3) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21、4) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1975年6月、ロッテルダム/《CD 2》ショパン:1) スケルツォ第1番ロ短調Op.20、2) スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、3) スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、4) スケルツォ第4番ホ長調Op.54、5) 夜想曲第18番ホ長調Op.62 No.2*、 6) 子守歌変ニ長調Op.57【録音】1975年5月、ロッテルダム/《CD 3》1-4) ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35、5-8) リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178【録音】1972年5月、ロンドン/《CD 4》シューマン:1-8) クライスレリアーナOp.16、9-11) 幻想曲ハ長調Op.17【録音】1975年12月、オランダ/《CD 5》ラフマニノフ:1) 前奏曲嬰ハ短調Op.3 No.2、2) 前奏曲ロ短調Op.32 No.10*、3) 前奏曲ト短調Op.23 No.5、4)『メロディ』ホ長調Op.3 No.3、5)『道化役者』嬰ヘ短調Op.3 No.4*、6) 愛の悲しみ(フリッツ・クライスラーによる)、7-8) 絵画的練習曲『音の絵』Op.33より(第3曲ハ短調/第6曲変ホ短調)*、9) 絵画的練習曲『音の絵』Op.39より第5曲変ホ短調*、10)『楽興の時』第3番ロ短調Op.16 No.3*【録音】1972年5月&12月、ロンドン/《CD 6》ラフマニノフ:1-3) ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1、4-6) ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1972年2月(1-3)、1973年2月(4-6)、ロンドン/《CD 7》1-3) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23、4-6) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(4-6)【録音】1974年8月、ロッテルダム(1-3)、1973年2月、ロンドン(4-6)/《CD 8》ラフマニノフ:1-3) ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30、4) パガニーニの主題による狂詩曲Op.43【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1972年6月&1973年1月(1-3)、1973年2月(4)、ロンドン *初CD化 【演奏】ラファエル・オロスコ(ピアノ) | |
◆DG (Eloquence Australia) | |
含・初出音源〜ルドルフ・フィルクスニー・エディション〔海外発売予定:2023/07/05〕 没後30周年記念。偉大なチェコのピアニストの芸術性を称えるCD12枚組ボックス・セット 《ルドルフ・フィルクスニー〜ルドルフ・フィルクスニー・エディション》 ●チェコのピアニスト、ルドルフ・フィルクスニー(1912-1994)がドイツ・グラモフォン、イギリスとアメリカのデッカ、そしてウェストミンスターに行った録音がまとめて発売されます。CD12枚組ボックス・セット。限定盤。フィルクスニーにとって重要なヤナーチェクのアルバムから未発表のシューベルトとモーツァルトのアルバムまで、1960年から1975年の間に録音されたものです。フィルクスニーが亡くなった日(1994年7月19日)から30年が経ちましたが、フィルクスニーの芸術性はそのレパートリーの中に今も息づいています。とりわけ彼が若い頃にプラハで知り合ったレオシュ・ヤナーチェクのピアノ作品で顕著です。フィルクスニーは1941年にアメリカ・デビューを果たしましたが、その時に演奏したのはレパートリーの定番ではなく、ドヴォルザークの忘れ去られたピアノ協奏曲でした。フィルクスニーはこの協奏曲を長いキャリアの中で6回録音しました。このセットでは、1963年にラースロー・ショモギーの指揮で録音されたものがリマスタリングされています。これは今もこの作品の重要な録音となっています。天才少女として有名になったウィーン出身のヴァイオリニスト、エリカ・モリーニとの4枚のアルバムには、ベートーヴェンの4つのソナタ、モーツァルト、ブラームス、フランクのソナタの不朽の優雅な録音が収められています。 ●おそらく最も貴重な録音は未発表のモーツァルトの『デュポン変奏曲』とシューベルトの最後のピアノ・ソナタ第21番D960です。これは1963年1月にアメリカ・デッカで録音されましたが、その後何らかの理由でお蔵入りしてしまっていました。この録音はフィルクスニーの絶頂期に行われたもので、彼の典型的なフレージングの自然な穏やかさが表現されています。 ●「注目すべき20世紀のチェコのピアニストの中で、フィルクスニーは間違いなく最も偉大だった」――タリー・ポッター(評論家) ●「フィルクスニーは共演者たちの中で、最も感覚的で、超能力的でもある」――『ハイ・フィデリティ』誌 ●ジェド・ディストラーによる詳しいエッセー付き。オリジナル・ジャケット仕様。 CD収録予定 《CD 1*》1-16) ムソルグスキー:展覧会の絵(オリジナル・ピアノ版)、ラヴェル:17) 水の戯れ、18-19) 組曲『鏡』より(第4曲:道化師の朝の歌/第5曲:鐘の谷)【録音】1960年11月、ハノーファー/《CD 2》ブラームス:1-3) チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、4-6) チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99【演奏】ピエール・フルニエ(チェロ)【録音】1965年9月、ベルリン/《CD 3》ヤナーチェク: 1) 主題と変奏(ズデンカ変奏曲)、2-11)『草かげの小径にて』第1集、12-16)『草かげの小径にて』第2集、17) 思い出【録音】1971年5月、ミュンヘン/《CD 4》ヤナーチェク:1-2) ピアノ・ソナタ『1905年10月1日、街頭から』(第1楽章:予感/第2楽章:死)、3-6) 霧の中で、7-10) コンチェルティーノ、11-14) カプリッチョ【演奏】ラファエル・クーベリック(指揮)バイエルン放送交響楽団員(7-14)【録音】1971年5月、ミュンヘン/《CD 5**》1-3) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』【演奏】ウリ・セガル(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団【録音】1973年1月、ロンドン/《CD 6**》ベートーヴェン:1-3) ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』、4-6) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』、7-9) ピアノ・ソナタ第21番ハ短調Op.53『ワルトシュタイン』【録音】1974年8月(1-6)、1975年6月(7-9)、ロンドン/《CD 7》1-3) ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調Op.33【演奏】ラースロー・ショモギー(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団【録音】1963年6月、ウィーン/《CD 8》1-4) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調、5-7) モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第33番変ホ長調K.481【演奏】エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)【録音】1961年2月、ニューヨーク/《CD 9》1-3) モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第17番ハ長調K.296、4-6) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.2 No.3【演奏】エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)【録音】1963年3月、ニューヨーク/《CD 10》ベートーヴェン:1-4) ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24『春』、5-8) ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30 No.2【演奏】エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)【録音】1961年3月、ニューヨーク/《CD 11》1-3) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30 No.3、4-7) ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108【演奏】エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)【録音】1962年6月、ニューヨーク/《CD 12***》1-10) モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573、11-14) シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960【録音】1963年1月、ニューヨーク *世界初CD化 **DECCAによる世界初CD化 ***初発売 【演奏】ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ) | |
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カルヴィン・アブディエル〜 Themes and Variations〔海外発売予定:2023/07/05〕 コンクール入賞の“卓越したピアノの権威”が超難曲に挑んだデビュー・アルバム 《カルヴィン・アブディエル〜Themes and Variations》 ●オーストラリア人から「ピアノマン」と呼ばれ、「卓越したピアノの権威」と評されたインドネシア系オーストラリア人ピアニスト、カルヴィン・アブディエルのデビュー・アルバムが発売されます。アブディエルは2021年のシドニー国際ピアノ・コンクールで第3位となり、オーストラリア人ピアニストとして史上最高位を獲得しました。現在、国際的に最も優れた若手演奏家の一人として確固たる地位を築き、オーストラリア、オーストリア、ロシア、インドネシア、ドイツ、デンマーク、スイスなど、多くの国で行った演奏で注目を集めています。このアルバムでは3人のロマン派作曲家による技術的に難易度の高い3つのピアノ作品を披露しています。すべて主題と変奏の形式に基づいた作品です。シューマンの恐ろしく挑戦的な『交響的練習曲』では、アブディエルが遺作の変奏曲を自身で挿入しています。同様に多くを求められるリストの『「ドン・ジョヴァンニ」の回想』はモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』からの3つのメロディを基にしており、最後はクララ・シューマンが「魔女の変奏曲」と呼び、「演奏不可能」とまでいわれたブラームスの『パガニーニ変奏曲』で締めくくられます。 ●カルヴィン・アブディエルは2001年インドネシア生まれ。5歳からクラシック音楽に興味を示し、2011年にオーストラリアに移住し、シドニー音楽院で学びました。現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で修士号を取得中です。 CD収録予定 1) シューマン:交響的練習曲Op.13(遺作変奏曲付き)、2) リスト:モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の回想S,418、3) ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35(第1巻&第2巻) 【演奏】カルヴィン・アブディエル(ピアノ) | |
◆DG | |
カルロス・クライバー〜ドイツ・グラモフォン録音全集 〔海外発売予定:2024/07/12〕 没後20周年記念。録音史における“最上級の宝物”、孤高の天才指揮者のDG録音を集大成 CD12枚組+BDA2枚組セット 《カルロス・クライバー〜ドイツ・グラモフォン録音全集》 ●孤高の天才指揮者、ドイツ出身のカルロス・クライバーの没後20周年(7月13日)を記念して、ドイツ・グラモフォンに行われた全録音がまとめて発売されます。CD12枚組+BDA2枚組セット。セットのCDのうち3枚にベートーヴェン、ブラームスとシューベルトの交響曲、9枚に『魔弾の射手』『こうもり』『椿姫』『トリスタンとイゾルデ』の4つのオペラ全曲が収録されています。2枚のBDオーディオにはそれぞれCDすべてと同内容の録音が収められ、1枚が24ビットでマスタリングされたHDステレオ(『トリスタンとイゾルデ』のみ16ビット)、もう1枚がドルビーアトモスです。ヴェルディ『椿姫』、ウェーバー『魔弾の射手』、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の3つのオペラx全曲盤はドルビーアトモスでの初めてのリリースとなります。 ●クライバーは録音嫌いで、「プロデュースされていない録音はどれも良い録音だ」と述べたことがありますが、彼が行った録音はもちろん録音史において特別な存在です。ドイツ・グラモフォンはこの最もカリスマ的な指揮者に関われた幸運なレーベルでした。クライバーによるその特徴である知的な厳格さ、情熱、完璧主義に満ちた数少ない録音はDGカタログの中でも最上級の宝物です。2011年には100人の指揮者がクライバーを「史上最高の指揮者」として選出しました。ヘルベルト・フォン・カラヤンはその録音の少なさから、クライバーは冷蔵庫が空になった時だけ指揮をするとよく冗談を言っていました。 ●「細部までこだわり抜かれ、構造上の論理に並外れたセンスを備えたブラームスの交響曲第4番はこれまで超えられたことがない」――『ガーディアン』紙(イギリス) ●「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのシューベルトの『未完成』は(クライバーの)天才ぶりを証明するのに十分である…これは基準となる演奏で、これ以上に完璧に聴こえたものはない」――『インデペンデント』紙(イギリス) ●「他のどのプロダクションより優れたもので…愛さずにはいられない」――『ディアパゾン』誌(フランス)(『こうもり』について) ●「これ以上の『椿姫』を想像することは難しい。言うまでもなくこれ以上の指揮も想像できない」――『インターナショナル・レコード・レビュー』誌 ●「そのキャストも、ウェーバーの素晴らしい雰囲気のオーケストラ・テクスチュアの見事な実現も、このカルロス・クライバーの1973年の演奏に匹敵するものはなかなかない」――『デイリー・テレグラフ』紙(イギリス)(『魔弾の射手』について) ●60ページのブック式ハードカバーには全トラックリスト、アンドリュー・クレメンツによるエッセー、レコーディング・セッションでのクライバーと他のアーティストの多くの貴重な写真が掲載されています。 CD/BDA収録予定 《CD 1》ベートーヴェン:1-4) 交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』、5-8) 交響曲第7番イ長調Op.92【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1974年4月(1-4)、1976年1月(5-8)、ウィーン/《CD 2》1-4) ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1980年3月、ウィーン/《CD 3》シューベルト:1-4) 交響曲第3番ニ長調D200、5-6) 交響曲第8番ロ短調D759『未完成』【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1978年9月、ウィーン/《CD 4-5》J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』【演奏】ルチア・ポップ、ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ルネ・コロ、フェリー・グルーバー(テノール)、ヘルマン・プライ、ベンノ・クシュ、ベルント・ヴァイクル(バリトン)、イヴァン・レブロフ(バス)、バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団【録音】1975年10月、ミュンヘン/《CD 6-7》ヴェルディ:歌劇『椿姫』【演奏】イレアナ・コトルバス、ステファニア・マラグー(ソプラノ)、ヘレナ・ユングヴィルト(メッゾ・ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ、ワルター・グリーノ(テノール)、シェリル・ミルンズ、ブルーノ・グレッラ(バリトン)、アルフレード・ジャコモッティ、ジョヴァンニ・フォイアーニ(バス)、バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団【録音】1976年5月、ミュンヘン/《CD 8-10》ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』【演奏】マーガレット・プライス(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(コントラルト)、ルネ・コロ、アントン・デルモータ、エバーハルト・ビュヒナー、ヴェルナー・ゲッツ(テノール)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ヴォルフガング・ヘルミヒ(バリトン)、クルト・モル(バス)、ライプツィヒ放送合唱団、シュターツカペレ・ドレスデン【録音】1981年2月、ドレスデン/《CD 11-12》ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』【演奏】グンドゥラ・ヤノヴィッツ、エディット・マティス(ソプラノ)、ペーター・シュライアー(テノール)、ベルント・ヴァイクル(バリトン)、ジークフリート・フォーゲル、テオ・アダム、フランツ・クラス、ギュンター・ライブ(バス)、ハンス・イェールン・ヴェーバー、ゲルハルト・パウル(語り手)、ライプツィヒ放送合唱団、シュターツカペレ・ドレスデン【録音】1973年2月、ドレスデン 《BDA 1》CD 1-12と同内容(HDステレオ)/《BDA 2》CD 1-12と同内容(ドルビーアトモス) 【演奏】カルロス・クライバー(指揮) | |
◆DECCA | |
ルチアーノ・パヴァロッティ〜オ・ソレ・ミオ 〔海外発売予定:2024/07/26〕 不世出のテノール歌手が絶頂期に録音したイタリア民謡の不朽の名盤 《ルチアーノ・パヴァロッティ〜オ・ソレ・ミオ》 ●「キング・オブ・ハイC」と称えられ、20世紀後半を代表する不世出のテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティ。40代前半の絶頂期に録音された、イタリア・ナポリ民謡のアルバム『オ・ソレ・ミオ』が再発売されます。時代を超えて愛され続けている名盤です。 ●『オ・ソレ・ミオ』はさまざまなナポリの歌が声楽とオーケストラのための美しい編曲で歌われ、それまでと全く異なるスタイルのパヴァロッティに出会うことができます。この録音は1980年にグラミー賞の最優秀クラシック・ソロ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞しました。情熱的な「オ・ソレ・ミオ」から陽気な「フニクリ・フニクラ」までのすべてのトラックから伝わってくる心に残る幅広い感情表現は、新しいリスナーにとっても古くからのファンにとっても楽しめるものでしょう。 CD収録予定 1) オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア)、2) かわいい口もと(トスティ)、3) 恋する兵士(カンニオ)、4) 海の男(ガンバルデッラ)、5) 低い窓(作者不詳)、6) マルキアーレ(トスティ)、7) 帰れ、ソレントへ(デ・クルティス)、8) なぜ(ペンニーノ)、9) 太陽の土地(ダンニバーレ)、10) プジレコの漁夫(タリアフェッリ)、11) 泣かないお前(デ・クルティス)、12) マリア・マリ(ディ・カプア)、13) フニクリ・フニクラ(デンツァ) (編曲:ジャンカルロ・キアラメッロ) 【演奏】ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、ジャンカルロ・キアラメッロ(指揮)ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(1, 6, 7)、アントン・グァダーニョ(指揮)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団(2-5, 8-13) 【録音】1979年3月、ロンドン(1, 6, 7)、1979年7月(2-5)、1977年7月(8-13)、ボローニャ *Digisleeve仕様 | |
◆DECCA | |
ルチアーノ・パヴァロッティ〜ヴェルディ&ドニゼッティ:アリア集 〔海外発売予定:2024/07/26〕 “神に祝福された声”により“自然で完璧”に歌い上げられたイタリア・オペラの名アリア集 《ルチアーノ・パヴァロッティ〜ヴェルディ&ドニゼッティ:アリア集》 ●イタリアのテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティが1968年に録音したヴェルディとドニゼッティのアリア集が再発売されます。「神に祝福された声」と称えられたパヴァロッティの素晴らしい歌声をじっくり堪能できる名盤です。まずヴェルディの4つのオペラ(『ルイザ・ミラー』『二人のフォスカリ』『仮面舞踏会』『マクベス』)から、続いてドニゼッティの4つのオペラ(『ランメルモールのルチア』『アルバ公爵』『ファヴォリータ』『ドン・セバスチャン』)からのアリアが収録されています。この録音での歌唱はおそらくパヴァロッティのキャリアすべての中でも最も自然で完璧なものといえるでしょう。 CD収録予定 ヴェルディ:1) 歌劇『ルイザ・ミラー』より「穏やかな夜に」、2) 歌劇『二人のフォスカリ』より「最果ての流離の地から」、3) 歌劇『仮面舞踏会』より「永久に君を失えば」、4) 歌劇『マクベス』より「ああ、父の手は」、ドニゼッティ:5) 歌劇『ランメルモールのルチア』より「わが先祖の墓よ」、6) 歌劇『アルバ公爵』より「清らかで美しい天使」、7) 歌劇『ファヴォリータ』より「優しい魂よ」、8) 歌劇『ドン・セバスチャン』より「誰もいないこの荒野に」 【演奏】ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)、エドワード・ダウンズ(指揮)ウィーン国立歌劇場管弦楽団 【録音】1968年6月、ウィーン *Digisleeve仕様 | |
◆DECCA KOREA | |
ヤン・スンウォン、 Echoes of Romance 〜シューマン&ブラームス 〔海外発売予定:2024/06/28〕 恩師シュタルケルの記念年に捧げられた、韓国アーティストによる魅力あふれるチェロ作品アルバム 《ヤン・スンウォン〜Echoes of Romance―シューマン&ブラームス》 ●ソリスト、室内楽奏者として世界的に活躍しているチェリスト、ヤン・スンウォンのニュー・アルバムが発売されます。取り上げられているのはロベルト・シューマン、その妻であるクララ・シューマン、そしてヨハネス・ブラームスの作品です。スンウォンは2014年に『ブラームス&シューマン:チェロとピアノのための作品全集』をリリースしていますが、今回再びこの二人の作曲家に戻ってきました。さまざまな演奏家たちとともにこれらのレパートリーのまた違った側面を見せています。ロベルト・シューマンのチェロ協奏曲はオーストリアのハンス・グラーフが指揮するロンドン交響楽団との共演、元はヴァイオリンの曲がチェロとピアノ用に新たに編曲された、クララ・シューマンの『3つのロマンス』は長年のパートナーであるストラスブール出身のエマニュエル・シュトロッセと演奏しています。そしてブラームスの三重奏曲にはシュトロッセと、ソウル生まれのクラリネット奏者ハン・キムが参加しています。 ●ヤン・スンウォンは韓国・ソウルに生まれ、パリ国立高等音楽院を卒業後、渡米してインディアナ大学でヤーノシュ・シュタルケルに師事し、助手も務めました。多くの輝かしい受賞歴を持ち、世界各地のコンサートホールでリサイタルを行う他、クリストフ・エッシェンバッハ、チョン・ミョンフン、ペーテル・エトヴェシュなど、多くの著名な音楽家と共演しています。 ●このアルバムは2024年に生誕100周年を迎えるチェリスト、ヤーノシュ・シュタルケルに捧げられます。7月にソウルと東京で記念のフェスティバルが開催される予定です。 CD収録予定 1-3) ロベルト・シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129(第1楽章:Nicht zu schnell/第2楽章:Langsam/第3楽章:Sehr lebhaft)、4-6) クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22(H.Yamaguchiによるチェロとピアノ編)(第1曲:Andante molto/第2曲:Allegretto/第3曲:Leidenschaftlich schnell)、7-10) ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114(第1楽章:Allegro/第2楽章:Adagio/第3楽章:Andantino grazioso/第4楽章:Allegro) 【演奏】ヤン・スンウォン(チェロ)、エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)(4-10)、キム・ハン(クラリネット)(7-10)、ハンス・グラーフ(指揮)ロンドン交響楽団(1-3) 【録音】2023年、韓国 | |
◆DECCA | |
マックス・リヒター〜 In A Landscape 〔海外発売予定:2024/09/07〕 現代で最も影響力のある作曲家が自らのテーマを新たなる視点で追い求めた最新作 《マックス・リヒター〜In A Landscape》 ●現代で最も影響力のある作曲家と表現されることもあるマックス・リヒター。この最も重要なアーティストのニュー・アルバム『In A Landscape』が発売されます。このアルバムについてリヒターは次のように語っています。「私にとってこの録音の音楽は両極端のものを結び付けたり調和させたりするようなものです。アコースティック楽器とエレクトロニクス、自然界と人間界、そして生命に関する大きな考えと個人的で内面的なもの。これは私が2004年のアルバム『ブルー・ノートブック』で探求し始めたことが原動力となり、この新しいプロジェクトはそのアルバムと多くのものを共有しています。ある点ではこの録音は以前の作品のテーマをもう一度見直したものですが、2024年の私たちの世界と私たちの暮らしの視点からのものです。タイトルは「Inner Landscape(内面の風景)」と聞き間違えやすいですが、この録音のいくつかの考えを指しています。タイトルの“内面の風景”の話はここまで。もう一つの風景、つまり私たちが送っている日々の暮らしの風景もこの録音にいくつかの異なる方法で含まれています。トラック間の間奏曲のような「Life Study」は私のツアー中の旅やスタジオでの日常生活からのフィールド・レコーディングです。一方楽曲自体はいつものように私が経験する私たちのここでの暮らしと日々の暮らしの今をどう理解するのか、その答えを求める私の試みです」。 ●マックス・リヒターは1966年ドイツ生まれ。エディンバラ大学と英国王立音楽院でピアノと作曲を学んだ後、フィレンツェでルチアーノ・ベリオに作曲を師事。2002年、オーケストラとエレクトロニクスのための『メモリーハウス』でソロ・アルバム・デビューを果たし、アメリカの「Pitchfork」によって「画期的」と評されました。その後も多くのアルバムをリリースし、ポスト・クラシカルのカリスマ作曲家として絶大な人気を集めています。 CD収録予定 マックス・リヒター: 1) They Will Shade Us With Our Wings、2) Life Study I、3) A Colour Field (Holocene)、4) Life Study II、5) And Some Will Fall、6) Life Study III、7) The Poetry of Earth (Geophony)、8) Life Study IV、9) Only Silent Words、10) Life Study V、11) Late and Soon、12) Life Study VI、13) Andante、14) Life Study VII、15) A Time Mirror (Biophony)、16) Life Study VIII、17) Love Song (after JE)、18) Life Study IX、19) Movement, Before All Flowers 【演奏】マックス・リヒター(プロデュース、ピアノ、ハモンド・オルガン、エレクトロニクス)他 | |
◆DG | |
マリー・アワディス〜 Études Mélodiques 〔海外発売予定:2024/09/07〕 ショパンとミニマル・ミュージックとアルメニアの感性が出会う アルメニアのコンポーザー・ピアニストによるDGデビュー・アルバム 《マリー・アワディス〜Études Mélodiques》 ●アルメニアの作曲家でピアニストのマリー・アワディスは、ショパンとミニマル・ミュージックとアルメニアの感性を結集した、ドイツ・グラモフォンへのデビュー・アルバム『Études Mélodiques』をリリースします。収録されているソロ・ピアノのための12トラックはアワディス特有のユニークな考えを明らかにし、彼女の音楽を豊かなものにしている様々な影響により作り上げられています。明らかに表面的な出発点となったショパンを含め、音楽院時代のクラシックの基礎を持ち続けながらも、それらはジャズやアワディスが子供の頃から知っていたアルメニアの民謡を通してバッハからカンチェリまでのすべての要素が織り交ぜられています。さらにアメリカとヨーロッパの2つのミニマリズムの要素も重要な役割を果たしています。 ●祖先がアルメニア人のアワディスは戦争が続くレバノンで育ち、その後ドイツに移り住み音楽の勉強を続けました。それ以来彼女は自らの道を進み、音楽で自身を表現してきました。『Études Mélodiques』はアワディスが自分に忠実であり続け、表面的なものを取り去り、その下にある感情を明らかにするという決意を表しています。 ●「私の音楽は典型的なクラシックでもポスト・クラシカル/ネオ・クラシカルでも前衛的でもありません。私の心の中にあるのは、予め用意された構造を横切っていくテーマの連なりではなく、感情、絵、物語あるいは場所です。私にとっての理想は、私の直観的なアプローチをアメリカのミニマリズムの正確なリズムとヨーロッパのミニマリズムの精神性とアルメニア音楽の感性と結びつけることです。なぜならそれが私、つまりアルメニア人とレバノン人とドイツ人を合わせたのが私だからです」――マリー・アワディス ●「このプロジェクトは音楽と創造性に対する私の深い情熱を表しているだけではなく、世界中の女性に関わる励ましと自分探しの旅を具体的に表現しています。あなたが夢と信念を追求し、恐れよりも愛を選び、あなたが内なる声に注意深く耳を傾けるようになることを約束するものです」――マリー・アワディス CD収録予定 マリー・アワディス:Études Mélodiques 1) エチュード第1番「Playing Games」、2) エチュード第2番「Breathless」、3) エチュード第3番「Ballade」、4) エチュード第4番「Empty Rooms」、5) エチュード第5番「Traces」、6) エチュード第6番「La Forêt Oubliée」、7) エチュード第7番「Exodus」、8) エチュード第8番「Through the Window」、9) エチュード第9番「Unspoken Words」、10) エチュード第10番「Void」、11) エチュード第11番「L’horloge des Rêves」、12) エチュード第12番「Unveiled」 【演奏】マリー・アワディス(ピアノ) 【録音】2023年6月 ベルリン、テルデックス・スタジオ *デジパック仕様 | |
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Fragments II 〜リリ・ブーランジェ 〔海外発売予定:2024/09/21〕 一人の偉大な作曲家の作品を現代アーティストたちがリワーク&リミックス 時代を超えたプロジェクト第2弾 《VA〜Fragments II―リリ・ブーランジェ》 ●今日最も革新的なアーティストたちを招き、過去と現在の音楽を称えるアルバム・プロジェクト『Fragments』。フランスの作曲家エリック・サティに焦点を当てて大成功を収めた第1弾に続いて、第2弾となるこの『Fragments II』で取り上げるのは、26歳という短い生涯でありながら、人から、社会からそして芸術からの影響を強く受け、その後のアーティストや音楽家のアートシーンにも影響を与えたフランスの女性作曲家リリ・ブーランジェです。リリ・ブーランジェは2歳から神童ぶりを発揮し、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ハープを得意としました。姉は作曲家、指揮者、ピアニスト、教育者としても名高いナディア・ブーランジェです。今回のアルバムでは、作曲をする一人の女性ではなく、女性である一人の作曲家に焦点を当てたいと考え、彼女の作品が現代の環境の中でどのような役割を果たせるのかを世界に示そうとしています。その結果、個人としてとともに全体としてもそれぞれのアーティストの個性的な音楽体験の旅によって特徴づけられた独特のサウンド・ワールドとなり、彼らのリリ・ブーランジェへの敬意が表現され、過去のものが彼ら自身の今の音の環境の中に置き換えられています。 ●この新たなリクエストを再び熱狂的に引き受けてくれたエレクトロニクスのアーティストたち、ニコラス・パッシュバーグ、Fejká、ロドリゲスJr.、アーニャ・シュナイダーなどが素晴らしいリミックスやリワークを披露しています。 ●2024年2月から9月の間に、毎月最新トラックがデジタル・リリースされ、それらがまとめられて『Fragments II―リリ・ブーランジェ』として発売されます。 CD収録予定 リリ・ブーランジェ: 1) 夜想曲(pølaroit Rework)、2) Sometimes I’m sad(Gryr Rework)、3) Soleils de Septembre(Angara Rework)、4) 反映(il:lo Rework)、5) 行列(Niklas Paschburg Rework)、6) 行列(Fejká Rework)、7) 行列(Marta Cascales Alimbau Rework)、8) 反映(Rodriguez Jr. Evocation Remix)、9) 明るい庭から(Ann Clue Remix)、10) 水の精(JOPLYN Rework)、11) Soir sur la plaine(Anja Schneider Remix)、12) 反映(Gryr Rework)、13) 明るい庭から(Keni Sakuda Remix)、14) 古い庭から(Snorri Hallgrímsson) 【演奏】pølaroit(1)、Gryr(2, 12)、Angara(3)、il:lo(4)、ニコラス・パッシュバーグ(5)、Fejká(6)、マルタ・カスカレス・アリムバウ(7)、ロドリゲスJr.(8)、アン・クルー(9)、Joplyn(10)、アーニャ・シュナイダー(11)、Keni Sakuda(13)、Snorri Hallgrímsson(14) | |
◆DECCA | |
イサタ・カネー=メイソン〜メンデルスゾーン 〔海外発売予定:2024/08/09〕 姉と弟、二人のメンデルスゾーン作品を同時に収録したピアニスト念願のソロ・アルバム 《イサタ・カネー=メイソン〜メンデルスゾーン》 ●イギリスのピアニスト、イサタ・カネー=メイソンはクラシック音楽を演奏する有名なカネー=メイソン兄弟姉妹の長女です。2019年にデッカ・クラシックスから『ロマンス〜クララ・シューマンのピアノ音楽』でデビューしました。そのイサタのニュー・アルバム『メンデルスゾーン』が発売されます。“メンデルスゾーン”という名前の3つの側面を探究しています。ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズと共演したフェリックス・メンデルスゾーンの輝かしいピアノ協奏曲第1番、フェリックスの姉ファニーが作曲して長い間失われていた『イースター・ソナタ』、そしてフェリックスのよく知られた作品の他の作曲家たちによる編曲です。リストにより美しいソロ・ピアノ編曲をされた『歌の翼に』、ラフマニノフの編曲による『夏の夜の夢』とともに、ソロ・ピアノ曲のフェリックスの『無言歌』2曲とファニーの夜想曲も収録されています。 ●2024年、イサタは批評家に絶賛されたドキュメンタリー映画『ファニー―もう一人のメンデルスゾーン』で演奏しました。映画は非常に才能がありながらも見過ごされてきたファニー・メンデルスゾーン(後のファニー・ヘンゼル)の生涯が描かれ、150年間失われていた『イースター・ソナタ』が実はフェリックスではなく、ファニーによって作曲されたものであることが明らかにされています。イサタはこの作品を正しい作曲者のものとして演奏した初めてのピアニストです。収録されている演奏はこの作品の新たな原典版の世界初録音となります。 ●「メンデルスゾーンのアルバムを作る時はファニーとフェリックスの二人の作品を取り上げることが私にとって重要なことでした。ここ数十年でようやくファニーが作曲したものが聴けるようになったばかりです。この素晴らしい音楽を演奏することができてとても光栄です」――イサタ・カネー=メイソン ●「最近になってようやく初演された[この映画の中の]『イースター・ソナタ』は才気あふれるピアニスト、イサタ・カネー=メイソンによって演奏された。イサタのこの作品の素晴らしい演奏からは見た人の誰もが教えられることがある」――『ガーディアン』紙 CD収録予定 フェリックス・メンデルスゾーン:1-3) ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25(第1楽章:Molto allegro con fuoco/第2楽章:Andante/第3楽章:Presto−Molto allegro e vivace)、4-5) 劇付随音楽『夏の夜の夢』Op.61より(スケルツォ[ラフマニノフ編]/夜想曲[モシュコフスキ編])、6) 歌の翼にS.547(リスト編)、7-8)『無言歌集』第6巻Op.67より(第2曲:失われた幻影/第6曲:子守歌)、ファニー・メンデルスゾーン(ヘンゼル):9) 夜想曲ト短調H337、10-13) イースター・ソナタ(第1楽章:Allegro assai moderato/第2楽章:Largo e molto espresso−Poco più mosso/第3楽章:Scherzo: Allegretto/第4楽章:Allegro con strepito) 【演奏】イサタ・カネー=メイソン(ピアノ)、ジョナサン・ブロックスハム指揮 ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ(1-3) 【録音】2023年11月 ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(1-3)、2024年2月(7, 10-13)、2024年4月(4-6, 8, 9) リヴァプール、The Friary | |
◆DG | |
ルノー・カプソン〜ガブリエル・フォーレ 〔海外発売予定:2024/06/21〕 フランスのヴィルトゥオーソが祝う“生涯の英雄”フォーレの没後100周年記念アルバム 《ルノー・カプソン〜ガブリエル・フォーレ》 ●2024年、フランスの作曲家ガブリエル・フォーレが没後100年を迎えます。同じフランス出身のヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニスト、ルノー・カプソンがその記念年を祝うニュー・アルバムを発売します。カプソンにとってフォーレの作品は幼少期の頃から驚きとインスピレーションの源でした。大切な仲間であるギヨーム・ベロンとユリア・ハーゲン、そしてローザンヌ室内管弦楽団と共に、カプソンはよく知られたフォーレの作品を称えると同時に、あまり聞かれる機会のない珠玉の作品にもスポットライトを当て、このアルバムで自身にとっての生涯の英雄に敬意を表しています。 ●ルノー・カプソンは1976年フランスのシャンベリ生まれ。ソリストや室内楽奏者として第一線で活躍しています。14歳からパリ国立高等音楽院に学び、その後ベルリンに移り、トーマス・ブランディスとアイザック・スターンに師事。2013年に自身が創設したエクサン・プロヴァンスの復活祭音楽祭の音楽監督、2016年からはグシュタート冬音楽祭の音楽監督を務め、2014年からはローザンヌ高等音楽院で後進の指導にあたるなど、次世代の音楽家の支援にも力を入れています。 ●「ガブリエル・フォーレの作品は常に私の音楽人生の中心にあります。フォーレのピアノ四重奏曲第1番とヴァイオリン・ソナタ第1番を聴いたのは8歳の時だったと思います。室内楽を演奏できるようになってからはフォーレのすべての作品を探究しました。それから30年以上、その時と同じ思いでこれらの作品を演奏し続けています」――ルノー・カプソン ●「私たち全員にとって、このアルバムをローザンヌで録音することは非常に大きな喜びでした。偉大なガブリエル・フォーレを祝うことを、同じフランス人音楽家としてとても誇りに思っています」――ルノー・カプソン ●「カプソンのヴァイオリンは、美しく輝く音の光の輪を作りながら、遅い中間楽章で下降するシャコンヌの低音の上を高く舞い上がる」――『グラモフォン』誌(2017年) CD収録予定 フォーレ: 1) ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.14よりAllegro、2-5) 組曲『マスクとベルガマスク』Op.112(第1曲:序曲/第2曲:メヌエット/第3曲:ガヴォット/第4曲パストラール)、6) エレジーOp.24(チェロと管弦楽版)、7-10) 組曲『ペレアスとメリザンド』Op.80(第1曲:前奏曲/第2曲:糸を紡ぐ女/第3曲:シシリエンヌ/第4曲:メリザンドの死)、11) バラードOp.19(ピアノと管弦楽版)、12) パヴァーヌOp.50、13) 子守歌Op.16(ヴァイオリンと管弦楽版) 【演奏】ルノー・カプソン(ヴァイオリン&指揮)、ユリア・ハーゲン(チェロ)(6)、ギヨーム・ベロン(ピアノ)(11)、ローザンヌ室内管弦楽団 【録音】2023年10月、ローザンヌ、ボーリュー劇場 | |
◆DG | |
パブロ・エラス=カサド〜ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』〔海外発売予定:2024/06/28〕 2023年バイロイト音楽祭からワーグナーの新制作の楽劇が登場! 《パブロ・エラス=カサド〜ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』》 ●2015年の『トリスタンとイゾルデ』から続いているドイツ・グラモフォンによるバイロイト音楽祭のワーグナーの新制作オペラ、楽劇の映像化(『パルジファル』(2016年)、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(2017年)、グラミー賞ノミネートの『ローエングリン』(2018年)、『タンホイザー』(2019年)、コロナ禍での『ワーグナー・アット・ヴァンフリート』(2020年)、『さまよえるオランダ人』(2021年)、『ニーベルングの指環』からの『神々の黄昏』(2022年))。2023年のバイロイト音楽祭で上演された『パルジファル』は映像に加えて初めてオーディオでも発売されます。CD4枚組セット(オーディオ)とBD2枚組セット(映像)の2形態。 ●『パルジファル』はバイロイト祝祭劇場のためだけに作曲されたワーグナー最後の楽劇です。指揮者のパブロ・エラス=カサドはこの作品でバイロイト・デビューを果たし、その演奏はアンドレアス・シャーガー、エリーナ・ガランチャ、ゲオルク・ツェッペンフェルト、デレク・ウェルトンなどのすばらしい歌手陣とともに称賛されました。 ●舞台監督のジェイ・シャイブは、ワーグナーがルートヴィヒ2世に宛てた手紙の中の表現を引用して次のように語っています。「彼は『パルジファル』を“世界への別れ”として、生きていくことがもはや不可能になっているときにどのように希望が存在し得るかという問いに直面する作品として上演しています」。 ●「バイロイトはエリーナ・ガランチャの中にそのヒロインを見出した。…彼女は声の優雅さと驚くほど明瞭な発声法でクンドリー役を見事にこなしている」――『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』紙 ●「アンドレアス・シャーガーは誠実なパルジファルとして常に情熱的でいかにも若者らしく、デレク・ウェルトンはアンフォルタスとして悲しみに沈み、ゲオルク・ツェッペンフェルトは哀愁のあるグルネマンツ、ジョーダン・シャナハンは塞ぎこんだグリングゾルだった。ヘラス=カサドの指揮は活気に満ち、ほどよいテンポで安定していた」――『ニューヨーク・タイムズ』紙 ●CDには作品と2023年のバイロイトの演出に関する情報と写真が掲載されたものと、ドイツ語の歌詞全文と英訳が掲載されたもの、2つのブックレットが付いています。 ●BDはドルビーアトモスを含む3種類の音声フォーマットに対応しています。ブックレットには写真と、作品とこのプロダクションについての情報が掲載されています。 ●BDのフォーマット: Picture Format: 1080i High Definition 16:9 60i | All Regions |Sound Formats: PCM Stereo · DTS-HD Master Audio 5.0 · Dolby Atmos ® | Menu Language: English | Total Time: 235 min | Subtitles: German (Orig. Language) · English · French · Spanish 収録予定 ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』 【演奏】 アンフォルタス…デレク・ウェルトン(バリトン) ティトゥレル…トビアス・ケーラー(バス) グルネマンツ…ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス) パルジファル…アンドレアス・シャーガー(テノール) クリングゾル…ジョーダン・シャナハン(バス) クンドリー…エリーナ・ガランチャ(ソプラノ) 聖杯守護の騎士…シャボンガ・マクンゴ(テノール)、イェンス=エリック・アスボ(バス) 小姓…ベツィ・ホルネ、マーガレット・プラマー(ソプラノ)、ホルヘ・ロドリゲス=ノルトン、ガリー・ダヴィスリム(テノール) 花の乙女…エヴェリン・ノヴァーク、カミーユ・シュノーア、マーガレット・プラマー、ユリア・グリューター、ベツィ・ホルネ、マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(ソプラノ) アルトの声…マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(アルト) パブロ・エラス=カサド(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団 演出:ジェイ・シャイブ 【録音/収録】2023年7月25日、バイロイト、祝祭歌劇場 | |
◆ECM New Series | |
デリアン・クァルテット、クラウディア・バラインスキー〜 Im wachen Traüme ―シューマン/ライマン/バード/パーセル 〔海外発売予定:2024/06/21〕 現代作曲家の作品に注目する四重奏団による国際的ソプラノ歌手との新編曲集 《デリアン・クァルテット、クラウディア・バラインスキー〜Im wachen Traüme―シューマン/ライマン/バード/パーセル》 ●「デリアン・クァルテット」のニュー・アルバム『Im wachen Traüme』が「ECM New Series」から発売されます。タイトルの「Im wachen Traüme」はシューマンの歌曲集『女の愛と生涯』の最初の曲の歌詞から名付けられました。プログラムはアリベルト・ライマンによるソプラノと弦楽四重奏のための新編曲の『女の愛と生涯』とルネサンス期の作曲家ウィリアム・バードとバロック期の作曲家ヘンリー・パーセルの音楽を組み合わせたものです。ほとんどの曲が世界初録音となっています。シューマンの歌曲集をイギリス初期のレパートリーが挟むように配置されています。クァルテットのヴァイオリニスト、Andreas Moschoの言うように、「至福の瞬間から物事の終わりまでの音楽の時間を特徴づける見事な調和に」置かれています。ソプラノ歌手クラウディア・バラインスキーはライマンの音楽の第一人者として知られ、このプログラム全体を通して、特にシューマンの歌曲集で印象的な存在感を示し、テキストの感情表現に信念と鋭い感覚を持って音楽を届けています。バードとパーセルの作品の大部分はイタリアの作曲家ステファノ・ピエリーニによる編曲です。 ●「デリアン・クァルテット」は2007年の結成以来、広く国際的な注目を集め、ヨーロッパの主要な舞台や音楽祭で演奏し、クラシック界の様々な大物演奏家たちと共演しています。ドイツの日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』からは「素晴らしい音色と魅力的な構造の立体感」が称賛されました。シューマンやハイドンの演奏を含む以前の録音も評価され続け、賞にもノミネートされました。「デリアン・クァルテット」が特に注目していることの一つに現代作曲家の作品のレパートリーを広げることがあります。アルベルト・コッラ、ペル・アルネ・グロルヴィゲン、ガブリエル・イラーニ、クリスティアン・ヨスト、ウルハス・プルッキス、そしてこのアルバムのステファノ・ピエリーニとアリベルト・ライマンなど、彼らの多くはこのアンサンブルのために特別に音楽を書いています。 ●クラウディア・バラインスキーは故郷ベルリンの芸術大学でイングリッド・フィグール、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、そしてアリベルト・ライマンに師事し、幅広いレパートリーを持ち、同時代の最も多才な歌手の一人として国際的に評価されています。アリベルト・ライマンの『メリュジーヌ』のタイトルロールでデビューし、フランクフルト歌劇場で行われたアリベルト・ライマンの『メデア』のドイツ初演ではタイトルロールの傑出した演技でドイツ演劇賞「ファウスト」を受賞しました。 CD収録予定 バード:1) Sing Joyfully(S.ピエリーニによる弦楽四重奏編)、2) Jhon Come Kisse Me Now(S.ピエリーニによるソプラノ&弦楽四重奏編)、3) アヴェ・ヴェルム・コルプス(S.ピエリーニによる弦楽四重奏編)、4) Out of the Orient, Crystal Skies(S.ピエリーニによるソプラノ&弦楽四重奏編)、5) Lullaby, My Sweet Little Baby(S.ピエリーニによるソプラノ、バリトン&弦楽四重奏編)、6-13) シューマン:歌曲集『女の愛と生涯』Op.42(A.ライマンによるソプラノ&弦楽四重奏編)(第1曲:彼に会って以来/第2曲:彼は誰よりも素晴らしい人/第3曲:分からない、信じられない/第4曲:私の指の指輪よ/第5曲:手伝って、妹たち/第6曲:やさしい人、あなたは見つめる/第7曲:私の心に、私の胸に/第8曲:今、あなたは初めて私を悲しませる)、パーセル:14) パヴァーヌZ.752(弦楽四重奏編)、15) 歌劇『ディドとエネアス』Z.626より「私が地中に横たえられた時」(S.ピエリーニによるソプラノ&弦楽四重奏編)、16) シャコンヌ ト短調Z.730(弦楽四重奏編)、17) わが祈りを聞きたまえ、主よZ.15(S.ピエリーニによるソプラノ、バリトン&弦楽六重奏編) 【演奏】デリアン・クァルテット、クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)(2, 4, 5-13, 15, 17)、ミハイル・ティモシェンコ(バリトン)(5, 17)、マティアス・リンゲンフェルダー(ヴィオラ)(17)、アンドレアス・アーント(チェロ)(17) 【録音】2021年10月24−27日、ドイツ、マリエンミュンスター修道院 | |
◆DECCA | |
ルドヴィコ・エイナウディ〜 Una Mattina 〔海外発売予定:2024/06/28〕 #代理店コメントには同時発売のLP情報を含みます。 エイナウディの代表作『Una Mattina 』の20周年記念リリース 《ルドヴィコ・エイナウディ〜Una Mattina》 ●2004年にリリースされ、エイナウディの音楽を大衆に広めた代表的アルバム、『Una Mattina』の発売20周年を記念して、カラーLP(白)とCDが限定発売されます。このアルバムには、エイナウディの最もストリーミングされ愛され続けている2曲、「Una Mattina」と「Nuvole Bianche」が収録されています。 CD収録予定 1) Una Mattina、2) Ora、3) Resta Con Me、4) Leo、5) A Fuoco、6) Dolce Droga、7) Dietro Casa(裏庭)、8) Come Un Fiore、9) DNA、10) Nuvole Nere、11) Questa Volta、12) Nuvole Bianche、13) Ancora 【演奏】ルドヴィコ・エイナウディ(ピアノ)、Marco Decimo(チェロ:3, 5, 9) 【録音】2004年6月 |