ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882):交響曲全集&管弦楽曲集 交響曲 [第1番「祖国に寄せて」/第2番/第3番「森の中で」/ 第4番/第5番「レノーレ」/第6番/ 第7番「アルプスにて」/第8番「春の響き」/ 第9番「夏に」/第10番「秋に」/第11番「冬」]/ 組曲「チューリンゲンにて」/イタリア組曲/ 序曲「ベネデット・マルチェッロ」/序曲「言葉」/ 序曲「ダーメ・コボルト」/演奏会用序曲/ 組曲第1番/組曲第2番「ハンガリーにて」/ 管弦楽のための「シャコンヌ」 (J.S.バッハ「シャコンヌ」の管弦楽編曲) |
ハンス・ シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
録音:1999年-2002年、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。 これまでシュタットルマイアがTUDORに録音したヨーゼフ・ヨアヒム・ラフの交響曲全集を一挙まとめてBOX化。リストの助手としてキャリアを始め、19世紀前半から後半にかけて絵画的でロマンティックな管弦楽作品を多数発表、後のR.シュトラウスにも大きな影響を与えたラフには熱心なファンがおり、交響曲の録音も他に複数あるが、バンベルクso.ほどの名門オーケストラによる当シリーズは決定盤といってもよい。その作風はベートーヴェンの骨太な構成とリストの劇的な展開、そして何よりもシューマン、メンデルスゾーンのみずみずしい歌謡性を加えた大変雄大で抒情的。表題付き作品のタイトルにも表れているように、大自然の神秘を悠々と歌い上げる。 | ||
バンベルク・シューベルト・プロジェクト〜交響曲全集 + エピローグ&ディアローグ 交響曲全集〔第1番−第6番/第8番「未完成」(含第3楽章冒頭断片)/第9番「グレイト」〕/ シューベルト・エピローグ(TUDOR-7131)/シューベルト・ディアローグ(TUDOR-7132) ジョナサン・ノット指揮バンベルクso. | ||
録音:2002年-2006年。TUDOR-7141-7144, 7131-7132のセット化。交響曲全集のみSACDハイブリッド盤。ノット&バンベルクso.の実力を世界に知らしめた出世作シリーズが待望のBOXセット化。 | ||
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):フルート協奏曲全集〔旧・Vol.1 - Vol.4 〕 〔第1番 ニ長調(#) /第2番 ニ長調(#) /第3番 ト長調(+) /第4番 ト長調(*) /第5番 ト長調(*) / 第6番 ニ長調(*) /第7番 ホ短調(*) /第8番 ト長調(#) /第9番 ホ短調/第10番 ニ長調(+) /第11番 ホ短調(#) / 第12番 イ長調/ト長調(遺作)/ニ長調(遺作)(+) 〕/協奏交響曲 ト長調 Op.76 (+/**) アンドラーシュ・アドリアーン(Fl) マリアンネ・ヘンケル(Fl2;**) ハンス・シュタットルマイア指揮ミュンヘン室内o. | ||
録音:1991年2月18日-22日(無印/*)、1992年10月19日-21日(*)、1993年10月5日-8日(#)、1995年1月30日-2月2日(+)、ミュンヘン。分売:TUDOR-729(無印), TUDOR-765(*), TUDOR-794(#), TUDOR-7010(+)〔以上 廃盤〕のセット化。名フルート奏者、アンドラーシュ・アドリアーンが TUDOR に録音した4枚のドヴィエンヌのフルート協奏曲をまとめた物。12の番号付き協奏曲、2曲の遺作、そして協奏交響曲が収録されている。ドヴィエンヌはモーツァルトと同世代のパリのフルート奏者、作曲家で、革命期のパリで大人気を博した。フルート協奏曲はいかにもこの時代のパリを感じさせる華やかな物。アドリアーンはハンガリーのブタペスト生まれ、1974年以来ミュンヘンを拠点に活躍している。様々なオーケストラの首席フルート奏者を務め、また1996年から2013年までミュンヘン音楽演劇大学の教授を務めた。ハンス・シュタットルマイヤーは1929年生まれのオーストリアの指揮者。1950年から1995年までの長きにわたってミュンヘン室内o. の首席指揮者を務めた。 | ||
カレル・スタミツ〔カール・シュターミッツ〕(1745-1801):クラリネット協奏曲全集 (10曲) 〔第7番(ダルムシュタット協奏曲第1番) 変ホ長調/第1番 へ長調/ 第8番(ダルムシュタット協奏曲第2番) 変ロ長調/第11番 変ホ長調/第3番 変ロ長調/第5番 変ホ長調/ 第2番 変ロ長調/第4番 変ロ長調/第10番 変ロ長調/第6番 変ロ長調〕/ ヴァイオリンとクラリネットのための協奏曲 変ロ長調(*) / クラリネットとファゴットのための協奏曲 変ロ長調(#) エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ハンス・シュタットルマイア指揮ミュンヘン室内o. アナ・チュマチェンコ(Vn;*) クラウス・トゥーネマン(Fg;#) | ||
録音:1986年11月、1990年4月2日-5日、1990年6月20日、1992年6月4日-5日、15日-16日、ミュンヘン。分売: TUDOR-739、TUDOR-775、TUDOR-7004〔すべて廃盤〕のセット化。TUDORが名クラリネット奏者エドゥアルト・ブルンナーをソリストに行った偉業、スタミツ「クラリネット協奏曲全集」が待望のセット化。11曲あるクラリネット協奏曲中、現存する10曲(第9番は紛失)と、ヴァイオリン、ファゴットを各々伴う二重協奏曲2曲が収録されている。 | ||
シューベルト:ピアノ作品全集 ソナタ(19曲)/幻想曲(2曲)/即興曲/楽興の時(6曲)/変奏曲(3曲)/ 感傷的なワルツ集/ドイツ舞曲/レントラー舞曲/エコセーズ/他 ギルベルト・シュヒター(P|使用楽器:ベーゼンドルファー・インペリアル) | ||
録音:1968年-1969年、スタジオ・カジノ・バウムガルテン、ウィーン。旧品番:TUDOR-740 (12CDs) 。 TUDORレーベルが1989年にリリースしたギルベルト・シュヒターのシューベルト・ピアノ作品全集BOXが装いも新たに再発売。シュヒターは1919年生まれ。9才で初コンサートを開き、その後ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でピアノをフランツ・レヴィンカに、指揮法をヴィンフリート・パウムガルトナーに学んだ。そして1945年の8月、戦後初のザルツブルク音楽祭でオイゲン・ヨッフムとの共演が絶賛を博し評価を不動のものにした。その後はベーム、カラヤン、ミンシュ、ヴァント、サヴァリッシュらとも共演を重ね、ドイツ、オーストリア系の作曲家の作品を得意としてヨーロッパのみならず世界中に多くのファンを作った。TUDORレーベルには多数の録音を残し、モーツァルト:ピアノ作品全集、プフィッツナー:ピアノ作品全集はいまだに評価が高く、ものによってはネット市場で高値がついているものもあるようだ。さて、そんなシュヒターは特にシューベルトに思い入れが深かったようで、この録音ではベーゼンドルファー・インペリアルをじっくりと弾き込みメロディをたっぷりと歌わせている。シュヒターの暖かい人柄を思わせる、実に滋味深い演奏。 | ||
シューベルト:交響曲全集 〔第1番 ニ長調 D.82 /第2番 変ロ長調 D.125 /第3番 ニ長調 D.200 / 第4番 ハ短調「悲劇的」D.417 /第5番 変ロ長調 D.485 /第6番 ハ長調 D.589 / 第7番 ロ短調「未完成」D.759(含・第3楽章冒頭断片)/第8番 ハ長調「グレイト」D.944 〕 ジョナサン・ノット指揮バンベルクso. | ||
録音:2003年3月-12月、2006年9月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。2014年現在 東京so.の音楽監督を勤め、日本でもお馴染の指揮者となったジョナサン・ノット。2000年から率いるもう一つの手兵バンベルクso. とのCDデビュー作&彼らの実力を世界に知らしめた出世作シリーズ、シューベルト:交響曲全集がコンパクトなBOXセット化。SACDハイブリッドによる高音質も特筆物。 | ||
ノット&バンベルクso.〜マーラー:交響曲全集〔第1番−第10番〕
アンネ・シュヴァネヴィルムス、ヤニナ・ベヒレ、ミハエラ・カウネ、 マリソル・モンタルヴォ、マヌエラ・ウール(S) リオバ・ブラウン、 藤村実穂子(A) シュテファン・フィンケ(T) ミハエル・ナジ(Br) アルベルト・ドーメン(B−Br) ジョナサン・ノット指揮バンベルクso.&cho.、 バンベルク大聖堂少年cho.、チェコ・フィルハーモニーcho.、ヴィンツバッハ少年cho. | ||
録音:2003年-2011年、ヨーゼフ・カイルベルトザール、バンベルク。SACDステレオ、SACD 5.1 チャンネル、通常ステレオ CD のハイブリッド盤。2003年に第5交響曲で始まったノットのマーラー交響曲全集録音チクルス。全集完結までに9年の歳月をかけているところは何事も拙速に成果が求められる昨今の一般世情を考えると極めて慎重、かつ万全の準備と綿密な計画のもと一連の録音が行われたことがわかる。 | ||
ピアノの喜び シューマン:子供の情景 Op.15 (*) シューベルト:ピアノ・ソナタ〔第13番 イ長調 D.664 (*) /第21番 変ロ長調 D.960 (#) 〕 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ〔第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」(*) /第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」(#) / 第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」(+) 〕 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545 (*) ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49 (#) /子守歌 変ニ長調 Op.57 (#) /ワルツ集(14曲)(+) ペーター・アロンスキー(P) | ||
録音:2016年2月4日-6日(*)、2016年9月26日-28日(#)、2017年1月30日-2月1日(+)、エメリヒ=スモラ=スタジオ、カイザースラウテルン、 SWR共同制作。 スイスのピアニスト、ペーター・アロンスキーはチューリヒの生まれ。半世紀以上欧米で活躍しているが、録音はあまり残されていなかった。これら3枚はペーター・アロンスキーの実力の高さを存分に伝えてくれるものばかり。 | ||
フルシャ&バンベルク響 ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90 (*) ドヴォルジャーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88 (#) |
ヤクブ・フルシャ指揮 バンベルクso. | |
録音:2018年5月14日-16日(*)、2018年2月28日-3月2日(#)、バンベルク。首席指揮者ヤクブ・フルシャとバンベルクso. によるブラームスとドヴォルジャークの交響曲シリーズ、第1弾の第4番&「新世界より」(TUDOR-1744)に続く第2弾は、ブラームスの第3番&ドヴォルジャークの第8番。どちらも超個性的な素晴らしい演奏。ブラームスの交響曲第3番は、初演以来「ブラームスの「英雄」」という言葉に縛られてベートーヴェンに引っ張られ続けてきたこの曲をその呪縛から解き放ったような演奏。極めて繊細かつ深い憂いに満ちており、第4交響曲へと通じて行くブラームスならでは美しいロマンティシズムが見事に引き出されている。一方のドヴォルジャークの交響曲第8番も、しばしばボヘミア的な鄙びた味わいで塗りつぶされてしまうこの曲から、実はドヴォルジャークが当時としてはかなり斬新な手法を用いながら、土臭くないボヘミア愛を目一杯繰り広げていることを明らかにしている。さすがフルシャ、チェコ人指揮者とはいえ彼は完全にインターナショナルだ。 | ||
フルシャ&バンベルク響〜 ブラームス:交響曲全集 + ドヴォルジャーク:交響曲集 Vol.1 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (*) ドヴォルジャーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」(#) ヤクブ・フルシャ指揮バンベルクso. | ||
録音:2017年5月3日-5日(*)、2017年10月28日-30日(#)、バンベルク。ドイツの名門オーケストラ、バンベルクso. の首席指揮者を2016年9月から務めるヤクブ・フルシャの新シリーズ、「ブラームス:交響曲全集+ドヴォルジャーク:交響曲集」がスタート!。第1弾は二人の作曲家の最後の交響曲のカップリング。バンベルクso. はドイツ伝統のサウンドを受け継ぎつつ、前首席のジョナサン・ノットの薫陶をうけ現代的な機能性も手に入れ、近年の充実ぶりは目を見はるものがある。このアルバムはフルシャの母国チェコ出身の大作曲家ドヴォルジャークとドヴォルジャークに大きな影響を与えたドイツ本流の作曲家ブラームスの交響曲を組み合わせで、さらにバンベルクso. はプラハのドイツ人オーケストラが前身ということで、この組み合わせの再現に最も適していると言えるだろう。定評あるTUDORのSACD hybridの優秀録音、 | ||
メニューイン、未発表ライヴ映像 1976.8 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV.551 (*/#) / 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 RV.510 (#/+) J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV 1041 / 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 イェフディ・メニューイン(Vn) ロバート・マスターズ(Vn;*) アルベルト・リシ(Vn;#) ヴォルフガング・メールホルン(Vc;+) カメラータ・リシ | ||
収録:1976年8月7日-14日、マウリティウス教会、ザーネン=グシュタード、スイス。 PAL |86分| 4:3 | STEREO |字幕:独仏伊。20世紀を代表する名ヴァイオリニストの一人、イェフディ・メニューイン(1916-1999)が1976年8月に行った演奏会の未発表映像がDVD化された。メニューインの愛弟子でアルゼンチン出身のヴァイオリニスト、アルベルト・リシ(1935-2009)が中心となって、スイスのグシュタードでメニューインが若い音楽家を教育する夏のセミナーを催し、その一環の演奏会だったようだ。メニューインの盟友である英国のヴァイオリニスト、ロバート・マスターズ(1917-2014)も参加している。会場は小さな教会の中。協奏曲は全体に和やかな雰囲気に包まれている。一方無伴奏曲では、メニューインの集中した演奏にひきつけられる。カラー映像は当時としては標準的な水準。曲と曲の間にメニューインのインタビューも収録されている。 #当盤は PAL 方式で、国内の通常映像機器では視聴できません。また、パソコン等での再生保証もございません。 | ||
クロンマー:グラン・パルティータ集 [変ホ長調 Op.79/変ホ長調 Op.69/ ヘ長調 Op.57/変ロ長調 Op.67] |
チューリヒ木管八重奏団 | |
TUDOR-7004 廃盤 |
シュターミツ:クラリネット協奏曲集 Vol.3 ヴァイオリンと ファゴットのための協奏曲 変ロ長調/ クラリネット協奏曲第10番 変ロ長調 (カデンツァ:ロバート・レヴィン作)/ クラリネット協奏曲第6番 変ロ長調/ ヴァイオリンと ファゴットのための協奏曲 変ロ長調 |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) アナ・チュマチェンコ(Vn) クラウス・トゥーネマン(Fg) ハンス・シュタットルマイア指揮 ミュンヘン室内o. |
録音:1986年11月、1990年6月、1992年6月。#クラリネット協奏曲全集 (TUDOR-1630; 3CDs) へ移行。 | ||
TUDOR-7006 廃盤 |
クロンマー: 協奏交響曲 変ホ長調 Op.70(フルート、 クラリネット、ヴァイオリンと管弦楽のための)/ 小協奏曲 ト長調 Op.39(フルート、オーボエ、 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、 コントラバスと2つのホルンのための) |
ヴァルター・ショーバー(Fl) ハンス・ルドルフ・ シュタルダー(Cl) クルト・マイヤー(Ob) ヴィッキー=ボルナー(Vn)指揮 ウィーン・コンソルティウム |
TUDOR-7007 廃盤 |
クララ・シューマン=ヴィーク(1819-1896): ピアノ作品集 |
ヴェロニカ・ヨッフム(P) |
TUDOR-7008 廃盤 |
ホフマイスター: クラリネット協奏曲第2番 変ロ長調 シュターミッツ:クラリネット協奏曲 変ロ長調 ボコルニ(1729-1794;ボヘミア): クラリネット協奏曲第1番/第2番 |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ハンス・シュタットルマイヤー指揮 ミュンヘン室内o. |
TUDOR-7009 廃盤 |
シュボア:クラリネット協奏曲集 [第1番/第2番]/ アルルーチの主題によるクラリネット変奏曲 WoO.15 |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ハンス・シュタットルマイア指揮 ハンブルクso. |
TUDOR-7021 廃盤 |
ヴィオッティ:フルート四重奏曲集 Op.22 [第1番 変ロ長調/第2番 ハ短調/第3番 変ホ長調] |
ジャン=ルカ・ベトゥルッチ(Fl) コダーイSQ 団員 |
録音:1992年10月10日-12日。 | ||
TUDOR-7022 廃盤 |
クロンマー:オーボエ四重奏曲第1番 ハ長調/ オーボエ四重奏曲第2番 ヘ長調 ヨゼフ・フィアラ(1748-1816;チェコ): オーボエ四重奏曲第1番 変ホ長調/ オーボエ四重奏曲第2番 ヘ長調 |
シモン・フックス(Ob) ノヴシャク三重奏団 [プリモス・ノヴシャク(Vn) ミシェル・ルイユ(Va) ズサンネ・パシュラー(Vc)] |
録音:1994年7月7日-9日。 | ||
TUDOR-7023 廃盤 |
思い出〜プリマ・カレッツァ Vol.3(全19曲) | オリジナル・ サロン・アンサンブル “プリマ・カレッツア” |
録音:1994年12月5日-12日。 | ||
リスト:オルガン作品集 BACHの名による前奏曲とフーガ S.260 前奏曲「泣き、笑い、悲しみ、おののき」S.673 (バッハ原曲) システィーナ礼拝堂への祈り (アレーグリ、モーツァルト原曲) 「われらに、救いを求める者たちに」による 幻想曲とフーガ S.259 |
ジョルジュ・ アタナシアデス(Org) | |
使用楽器:ヴァレ=スイス、聖モーリス大聖堂のオルガン。 | ||
TUDOR-7025 廃盤 |
スクリャービン: ピアノ協奏曲 嬰へ短調 Op.20/ 交響曲第5番 Op.60「プロメテウス(火の詩)」 |
エヴェリーヌ・デュブルグ(P) ニコラス・ウリャフ指揮 ソフィアpo. スロヴァキア放送so. ブラティスラヴァ市cho. |
TUDOR-7026 廃盤 |
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲集 [イ短調 Wq.168/変ロ長調 Wq.167/ト長調 Wq.189] |
アンドラーシュ・アドリアン(Fl) アレクサンドル・ルディン指揮 ムジカ・ヴィヴァco. |
TUDOR-7027 廃盤 |
クロンマー:木管八重奏のためのバルティータ集 [変ホ長調 Op.71/ヘ長調 Op.73 ヘ長調 Op.77/変ロ長調 Op.78] |
ラ・グラン・パルティータ (チューリヒ管楽八重奏団) |
TUDOR-7028 廃盤 |
クララ・シューマン: ロマンス Op.3/ ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20 シューマン: クララ=ヴィークの主題による即興曲 Op.5/ 雑記帳 Op.99 ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 Op.9 |
ヴェロニカ・ヨッフム(P) |
アヴェ・マリア バッハ/グノー:アヴェ・マリア フランク:アヴェ・マリア アルカデルト:アヴェ・マリア トスティ:アヴェ・マリア サン=サーンス:アヴェ・マリア シューベルト:アヴェ・マリア ブルックナー:アヴェ・マリア レーガー:マリアの子守歌 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ヴェルディ:聖母マリアの賛歌 フランク:天使の糧 シュッツ: わが魂よ、主を讃え(ダヴィチの詩篇歌集から) ブルックナー:エサイの枝は芽を出し バッハ:主よ、人の望みの喜びよ |
アルフォンス・ フォン・アールブルク指揮 チューリヒ少年cho フリーダー・ラング(T) アラン・クレマン(B) リュツィヒ、シュプバッハ(Vc) リューティ(Hp) ヴィニガー(Org) | |
バッハ:フーガの技法 BWV.1080 | イゾルデ・アールグリム (ペダルCemb) フリーデリケ・レーゼレ (第2Cemb) | |
録音:1967年5月。 | ||
フランク:協奏的ピアノ三重奏曲全集 [第1番 嬰ヘ短調Op.1-1/ 第2番 変ロ長調Op.1-2「サロンの三重奏曲」/ 第3番 ロ短調Op.1-3/第4番 ロ短調Op.2] 前奏曲、コラールとフーガ(ピアノのための) |
トリオ・ノヴァンタ [カール=アンドレアス・ コリー(P) アンドレアス・ フリードリヒ(Vn) ダヴィット・リニカー(Vc)] | |
録音:1995年4月/1996年2月/1998年10月。フランクが10代の後半から20歳の頃に作曲した協奏的ピアノ三重奏曲全4曲を収めている。 | ||
ラフ: ピアノと管弦楽のための「春への頌歌」Op.76 ピアノ協奏曲Op.185 |
ペーター・アロンスキー(P) ジョス・メイアー指揮 マティアス・バーメルト指揮 バーゼル放送so. | |
ロルフ・ウルス・リンガー(1935-;スイス): 喜び(1984)/オデレッチ(1987/1989)/ 日の出の一瞬(1991)/オディオ!(1992)/ クアンド・エル・フエゴ・セ・ エタ・アバカンド・・・(1939)/他 |
ジョエル・ マシアス・ジェニー指揮 イギリスco.、タリス室内cho. プロスニツ(P) | |
ブラームス:ハンガリー舞曲集(全21曲) | ミケラ・パエチュ・ネフテル(Vn) リーゼ・クラーン(P) | |
TUDOR-7039 廃盤 |
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲集 [ニ短調 Wq.22/変ロ長調 Wq.164 イ長調 Wq.438/変ニ長調 Wq.165] |
アンドラーシュ・アドリヤン(Fl) アレクサンドル・ルディン指揮 ムジカ・ヴィヴァco. |
TUDOR-7043 廃盤 |
シュポア: クラリネット協奏曲第3番/ クラリネット協奏曲第4番/ ペーター・フォン・ヴィンターの2つの主題による クラリネットと管弦楽のためのポプリ |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. |
ツェルニー、フンメル、リスト、シューベルト他: アントン・ディアベッリのワルツを主題とする 変奏曲集(抜粋/主題と13の変奏曲、コーダ) シューベルト: 10の変奏曲集D.156/ ヒュッテンブレンナーの主題による 13の変奏曲 イ短調D.576/ 幻想曲 ハ長調「グラーツ幻想曲」D.605A |
エヴェリーヌ・デュブルグ(P) | |
ハイドン:聖ゴッタルディを讃えるミサ | クリストフ・ポッペン指揮 ミュンヘン室内o. チューリヒ児童cho. | |
クラリネットのための作品集 デイヴ・ブルーベック:トルコ風ブルー・ロンド ビル・エヴァンス:ワルツ・フォー・デビー チャーリー・パーカー:ヤードバード組曲 サド・ジョーンズ: ア・チャイルド・イズ・ボーン ドビュッシー:第1狂詩曲 オネゲル:ソナチネ ストラヴィンスキー: クラリネットと独奏のための3つの小品 ブーランク: クラリネットとピアノのためのソナタ ジョアン・ジルベルト/ジョアン・ドナート: ミンニャ・サウダージ |
カール・H. シュテフェンス(Cl) ダヴィッド・カザロフ、 マルティン・ツェーン(P) キース・コーブランド(ドラムス) クリス・ラコッタ(ベース) | |
モーツァルト: オーボエ四重奏曲 へ長調/ フルート四重奏曲第3番 ハ長調/ アダージョ ハ長調/ ディヴェルティメント ニ短調 |
ノブシャーク三重奏団 シモン・フックス(Ob) | |
バッハ:若き日のオルガン作品集 8つの小前奏曲とフーガBWV.553-560 フーガ「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV.716/ 前奏曲 ハ長調BWV.deest/ コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV.711/ コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV.717/ コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV.715/ コラール「わが愛しき神に」BWV.744/ 幻想曲 ハ長調BWV.570 |
ハンス・ フォレンヴァイダー(Org) | |
録音&使用楽器:シェーネンベルク改革派教会。 | ||
モーツァルト:クラリネット作品集 クラリネット五重奏曲 イ長調K.581/ クラリネット五重奏曲 変ロ短調K.Anh.91(516c)(断章)/ 2本のクラリネットによるオペラ・アリア集(*) [歌劇「魔笛」から(全13曲)/ 歌劇「フィガロの結婚」から(全7曲)] |
カール=ハインツ・ シュテフェンス(Cl) ヴェルナー・ ミッテルバッハ(Cl;*) チャリス・アンサンブル [ライナー・ゾンネ(Vn) マルガレート・ マクダフィー(Vn) ヤープ・ツァイール(Va) アネッテ・ アドルフ=ブレンナー(Vc)] | |
録音:1997年3月14/15日、1999年3月11日、10月25/26日。 モーツァルトのあまりにも有名なクラリネット五重奏曲、アレグロ楽章のみが残された五重奏断章に加え、オペラ「魔笛」と「フィガロ」からの有名なアリア20曲を2本のクラリネットによる演奏で収録。 | ||
ハイドン:クラリネット、 ヴァイオリンとチェロのための3つの三重奏曲 [変ホ長調/変ホ長調/変ロ長調] ルドルフ・ケルターボルン(1931-): クラリネットと弦楽四重奏のための幻想曲(1996) モーツァルト: クラリネット五重奏曲 変ロ長調 K.Anh.91 ヒンデミット:クラリネット五重奏曲Op.30 |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) アマティSQ | |
ノイブルク修道院のオルガン バーセル:トランペット・チューン/エア フレスコバルディ:トッカータ/ポーランド舞曲 モーツァルト:アンダンテ K.616 ベートーヴェン: 機械仕掛けのオルガンのための組曲 |
ジョルジュ・アタナシアデス(Org) | |
マルティヌー:ピアノ作品集 幻想曲とトッカータ/3つのチェコ舞曲/ドゥムカ/ ソナタ第1番/庭の窓/3つのエスキース |
ボフスラフ・カスパール(P) | |
バッハ:オルガン作品集 トッカータとフーガ ニ短調 BWV.656/ パストラーレ ヘ長調 BWV.590/ 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542/ コラール「最愛のイエスよ、われらここにあり」 BWV.731/ コラール「いまぞ喜べ、 愛するキリスト者の仲間たち」 BWV.734/ コラール「主よ、人の望みの喜びよ」(BWV.147より)/ コラール「汝のうちに喜びあり」 BWV.615/ トリオ・ソナタ 変ホ長調 BWV.525/ 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552 |
ジョルジュ・アタナシアデス(Org) | |
使用楽器:スイス、ヴァレー、聖モーリス教会のオルガン。 | ||
ラ・ドルチェ・ムジカ〜サロン音楽集 エーデルマン:ジプシー気質 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番&第5番 ブーランジェ:何故? マスネ:エレジー クライスラー:美しきロスマリン/愛の喜び サン=サーンス:白鳥 カルティエ:くちづけ/他(全22曲) |
オリジナル・ サロン・アンサンブル “プリマ・カレッツァ” | |
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 [第23番/第32番/第36番/第37番] |
ギレアド・ミショリー(P) | |
モシュコフスキ:4手ピアノ連弾のための作品集 ドイツ舞曲 Op.25/2つのスケッチ Op.43/ ポーランド民族舞曲 Op.55/ 組曲「世界中の国々から」Op.23/ スペイン舞曲集第2巻 Op.65 |
ウルリヒ・コエラ、 ジェラール・ヴィス(P) | |
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集 [第6番/第7番/第9番/第16番] |
コダーイSQのメンバー ジャン=ルカ・ベトゥルッチ(Fl) | |
スイスの教会のオルガン 星条旗よ永遠なれ/ミッシェル/ボレロ オオ・ドンナ・クララ/マラゲニャ トラッチ・ポルカ |
ハネス・メイヤー(Org) | |
録音:チューリヒ、バーゼル、他。 | ||
アリベルト・ライマン(1936-): シューベルト、シューマン、ブラームスとメンデルスゾーンの 歌曲編曲(ソプラノと弦楽四重奏のための) シューベルトの「ミニョン」(1995)/ ブラームスの「5つのオフェーリアの歌」(1997)/ シューマンの「6つの歌Op.107」(1994)/ メンデルスゾーンの「ハイネの詩による 8つの歌と断片」(6つの間奏を伴う編曲)(1996) |
ユリアーネ・バンセ(S) ケルビーニSQ | |
録音:1997年8月23日〜25日。 | ||
メンデルスゾーン: 無言歌集/「真夏の夜の夢」から |
スケルツォイヴ・アンリ(P) ベノワ・フロマンジェ(Fl) | |
レオポルド・モーツァルト: 軍隊風ディヴェルティメント (シンフォニア) ニ長調/ シンフォニア・ブルレスカ ト長調/ ナチュラル・ホルンのための シンフォニア・パストレッラ/ シンフォニア ト長調/ シンフォニア ト長調「新ランバッハ」 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 ミュンヘン室内o. | |
月の光〜ベル・エポックの室内楽 フォーレ: シシリエンヌ/パヴァーヌ/子守歌/ ヴォカリーズ・エチュード/夢のあとに/ ゆりかご/ひめごと/川のほとりで/月の光 サン=サーンス:オーボエ・ソナタOp.166 ガブリエル・ピエルネ:セレナードOp.7/小品Op.5 P.ピエルネ:田園幻想曲 サティ:3つのジムノベティ ボザ:田園幻想曲Op.37 ケクラン:遠いところにOp.20 |
アルブレヒト・マイヤー(Ob) カリーナ・ ヴィスニーフスカ(P) | |
録音:2000年2月。 | ||
バルトーク: ヴァイオリン・ソナタ第1番/ ヴァイオリン・ソナタ第2番 |
サシュコ・ガウリロフ(Vn) ギレアド・ミショリー(P) | |
ジョリヴェ:フルートと弦楽のための協奏曲(1949) クロード・パスカル:フルートと弦楽のための協奏曲(1996) ルノー・フランソワ:フルートと弦楽のための「葦」(1949) モーリス・ティリエ:フルートと弦楽のための協奏曲(1959) |
ブノワ・フロマンジェ(Fl) クリストフ・ポッペン指揮 ミュンヘン室内o. | |
ジョリヴェ以外世界初録音。 | ||
シューベルト: 「死と乙女」(弦楽合奏版)/ サルヴェ・レジナ イ長調/ オフェルトリウム「心に悲しみを抱いて」 |
パウル・マイアー(Cl) ユリアーネ・バンセ(S) クリストフ・ポッペン指揮 ミュンヘン室内o. | |
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1737-1806): チェロ・ソナタ第1番/チェロ・ソナタ第2番/ アルト、チェロと ピアノのための3つの夜想曲Op.163/ チェロとピアノのためのメロディ |
デュオ・モラヴィア [イジー・ハノウセク(Vc) パウル・カスパー(P)] エリカ・シュポレローヴァ(A) | |
モーツァルト:コンサート・アリア集 わからないわ、どうしたのK.582/ 私は行く、でもどこへK.583/ ああ、どこかへ消えておしまいK.272/ 偉大な魂、高貴な心をK.578/ 恐れずに、いとしい人よK.505/ いま話しているのは私ではないK.369/ あなたを熱愛する者の願いにK.577/ すばらしい愛の気持ちはK.199/ とどまれ、わが心よK.528a/ 私の感謝をお受けください、慈善の人よK.383 |
ユリアーネ・バンセ(S) クリストフ・ポッペン指揮 ミュンヘン室内o. | |
TUDOR-7074 廃盤 |
ルイーズ・ファラン(1804-1875):フルート三重奏曲 メンデルスゾーン:フルート三重奏曲第1番 |
ジャン=ルカ・ペトルッチ(Fl) ヤーノシュ・デヴィチ(Vc) イェネー・ヤンドー(P) |
ホフマイスター:五重奏のためのノットゥルノ集 [第1番 変ホ長調/第2番 ヘ長調/ 第3番 変ホ長調/第4番 ニ長調] |
シモン・フックス(Ob) ヤコプ・ヘフティ(Hr) マンフレート・ザックス(Fg) ミシェル・ルイリー(Va) カティア・リヒテル(Va) | |
録音:1998年6月。 | ||
ベートーヴェン:クラリネット三重奏曲Op.38 フォーレ:クラリネット三重奏曲Op.120 ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品 |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ボリス・ペルガメンシコフ(Vc) ヴァシリー・ロバノフ(P) | |
録音:1999年1月、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン。 元バイエルン放送響のクラリネット奏者ブルンナーの新録音。ベートーヴェンのクラリネット三重奏曲は八重奏曲Op.20を原曲とする。 共演はチャイコフスキー・コンクール優勝経験をもちソリストとして評価が高いチェリスト、ペルガメンシコフと作曲家でもあるロバノフ。 | ||
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲第5番「レオノーレ」Op.177/ 管弦楽のための組曲第1番 Op.101 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
TUDOR-7078 廃盤 |
木管五重奏のための作品集 イベール:3つの小品 ダンツィ:木管五重奏曲 ホ短調Op.67-2 モーツァルト:幻想曲第1番 ヘ短調K.594 (自動オルガンのためのアダージョとアレグロK.594) タファネル:木管五重奏曲 ト短調 |
オルソリーノ五重奏団 |
録音:1998年6月。 古典派から近代までの管楽五重奏曲集。モーツァルトの幻想曲は「自動オルガンのためのアダージョとアレグロ」を管楽五重奏用に編曲しての演奏。 | ||
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 弦楽四重奏曲集 [第1番 Op.77/第7番 Op.192 No.2「美しき水車屋の娘」] |
ミラノSQ | |
クロンマー(1759-1831):クラリネット四重奏曲集 [変ホ長調Op.21-1/変ロ長調Op.21-2/ ニ長調Op.82/変ロ長調Op.83] |
エドゥアルト・ ブルンナー(Cl) アマティSQのメンバー | |
録音:1998年1月。 ウィーン古典派の作曲家クロンマーのクラリネット四重奏曲4曲を、バイエルン放送交響楽団の首席クラリネット奏者、ブルンナーの演奏で収めたアルバム。続編はTUDOR-7089。 | ||
ヴィオリーノ・アリオーソ ニコラ・マッテイス:グラウンド/アリア・アモローザ ビーバー:ソナタ・レプレゼンターティヴァ バルツァー:「ジョン、さあキスして」による変奏曲 コレッリ:ソナタ「ラ・フォリア」 バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 |
アリアドネ・ダスカラキス(Vn) エレーヌ・レルシュ(Cemb) ガブリエラ・ シュトゥンペル(Vc) | |
クロンマー:弦楽四重奏曲集Op.18 [第1番 ニ長調/第2番 イ長調/第3番 変ホ長調] |
ミラノSQ | |
録音:1999年12月。 | ||
モーツァルト:ピアノ独奏作品全集 ピアノ・ソナタ(18曲)/変奏曲(17曲)/ メヌエット(5曲)/ロンドンのスケッチブック/ フーガ(2曲)/幻想曲とフーガ/幻想曲(4曲)/ アレグロ(2曲)/アダージョ(3曲)/組曲/ ロンド(2曲)/ジーグ/アンダンテ/前奏曲/ 断章(8曲) |
ギルバート・シュヒター(P) | |
録音:1976年〜1978年。既出単売のセット化。 | ||
ラフ: ヴァイオリン協奏曲第1番/ ヴァイオリン協奏曲第2番/ ヴァイオリンと管弦楽のためのカヴァティーナ/ ヴァイオリンと管弦楽のための「ハンガリー風」 |
ミカエラ・ ベッチュ・ネフテル(Vn) ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
ヴィオラ協奏曲集 カレル・シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲 ニ長調Op.1 ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲 ニ長調 ツェルター:ヴィオラ協奏曲 変ホ長調 |
ハリオルフ・ シュリヒティヒ(Va)指揮 ミュンヘン室内o. | |
録音:2000年1月。 | ||
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲第3番 Op.153「森にて」/イタリア組曲 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
クロンマー: クラリネット五重奏曲 変ロ長調Op.95/ クラリネット四重奏曲 変ホ長調Op.69/ 2本のクラリネットと ヴィオラのための13の小品Op.47 |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) マルセル・ローレマンク(Cl) ティームート・ポッペン(Va) アマティSQ員 | |
録音:1998年1月&11月。 TUDOR-7080の続編にあたるアルバム。 | ||
ロルフ・ウルス・リングゲル(1935-): バレエ「イカルス」/バレエ「イッポーリト」 |
アルミン・ブルンナー指揮 バーゼル放送so. | |
録音:1991年12月/1995年8月。 リングゲルはチューリヒ生まれのスイスの現代作曲家。 | ||
ジャン・クザヴィエ・ルフェーヴル(1763-1829): クラリネット協奏曲集 [第4番 変ロ長調/第3番 変ホ長調/ 第6番 変ロ長調] |
エドゥアルト・ ブルンナー(Cl) ラインハルト・ゲーベル指揮 ミュンヘン室内o. | |
ジャン・クザヴィエ・ルフェーヴルはスイスに生まれ、傑出したクラリネット奏者としてフランスを中心に活躍した。 | ||
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲第1番Op.96「祖国に」 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
録音:2000年5月。 | ||
ケルビーニ: ホルンと弦楽四重奏のための2つのソナタ グラウン:ホルンと2つのヴァイオリン、 チェロのための四重協奏曲 コール:ホルン四重奏曲第3番 ハイドン:ホルンとヴァイオリン、 チェロのためのディヴェルティメント モーツァルト:ホルン五重奏曲 ロッシーニ/ヘルマン・バウマン編曲: 大ファンファーレ |
アレッシオ・アレッグリーニ(Hr) ミラノ・スカラ座ソロイスツ | |
ヨゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲 第2番 ハ長調 Op.140/組曲「テューリンゲンより」 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
ラッシュ・ライフ〜ジャズ作品集 デューク・エリントン、ガーシュウィン、 セロニアス・モンク、他の作品 |
カール=ハインツ・ ステフェンス(Cl) ダヴィッド・ガツァロフ(P) | |
ピアノ・ロールによる伝説の音楽家たち〜シルス・マリア・ヴァルトハウス・ホテルのピアノ・ロール アルトゥール・シュナーベル ウェーバー:舞踏への勧誘 アルトゥール・ニキシュ ドリーブ:「コッペリア」〜ワルツ ゲオルク・ツシェルネク(レーガーの教え子) マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲 オイゲン・ダルベール リスト:「愛の夢」第3番 ファニー・デイヴィス(クララ・シューマンの教え子) ゲイン:前奏曲/かっこう ラウル・プーニョ(ピュニョ) モーツァルト・ピアノ・ソナタ第16番〜第1楽章 テレサ・カレーニョ(ダルベールの妻) ベートーヴェン:「ヴァルトシュタイン」〜第1楽章 フェルッチョ・ブゾーニ リスト:ラ・カンパネッラ/「ノルマ」大幻想曲 テオドール・レシェティツキ ショパン:ポロネーズ第9番 ラザロ・ウツィエッリ(クララ・シューマンの教え子) ゴダール:ガヴォット フェリクス・ドライショク(アレクサンダー・ドライショクの甥) メンデルスゾーン:結婚行進曲 ヨゼフ・レヴィン シュレツェール:エチュード エミール・フォン・ザウアー ザウアー:演奏会用ワルツ | ||
ドイツ、シルス・マリアのホテル・ヴァルトハウスへ1910年に設置されたピアノで再生。 | ||
シューマン: 3つのロマンスOp.94/ロマンス第2番 嬰へ長調Op.28/ クラリネットによる6つの歌曲 [「リーダークライス」Op.39〜「異郷で」/ 「12の詩」Op.35〜「ひそやかな涙」/ 「女の愛と生涯」〜だれよりも素晴らしい彼/ 「ミルテの花」〜はすの花/「ミルテの花」〜献呈/ 「詩人の恋」〜美しい五月に]/ 民謡風の5つの小品集Op.102/ 幻想曲Op.17〜第3楽章/幻想小曲集Op.73 |
カール=ハインツ・ シュテフェンス(Cl) カリーナ・ ヴィスニエウフスカ(P) | |
録音:2001年5月7〜11日、バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン。バイエルン放送との共同制作。 ベルリン・フィルの首席クラリネット奏者シュテフェンスのTUDORレーベルへの録音第3弾。シューマンのクラリネット・オリジナル作品から編曲ものまで収録。 | ||
シューベルト:歌詞のない歌曲集 水車屋の花/しおれた花/野ばら/アヴェ・マリア/他 |
ベノワ・フロマンジェ(Fl) ギレアド・ミショリー(P) | |
クロンマー:管楽八重奏によるパルティータ集 Vol.3 パルティータ(ハルモニー) ハ長調Op.76/ パルティータ 嬰ニ長調 「2つのホルンのための協奏曲」/ バルティータ第9番 変ロ長調/ パルティータ 嬰ニ長調「ラ・シャッセ」 |
ラ・グラン・パルティータ (チューリヒ木管八重奏団) | |
録音:2001年6月26〜29日、ブルメンシュタイン教会、ベルン。 ラ・グラン・パルティータはチューリヒ・トーンハレ管のメンバーで結成された管楽八重奏団。Vol.1:TUDOR-7001、Vol.2:TUDOR-7027。 | ||
ラフ: 交響曲第6番/ 組曲「ハンガリーのメロディ」第2番 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): ヴァイオリンとピアノのための ソナティーレンOp.99(*)/ 6つのサロン風小品Op.85(#) |
ミカエラ・パエチュ・ ネフテル(Vn) エリック・ル・ヴァン(P) | |
録音:2001年、アンゲリカ・カウマン・ザール、フォラールベルク。 地元スイスの作曲家ラフの作品を体系的に録音しているTUDORレーベル。ヴァイオリン協奏曲集に続く女流ヴァイオリニスト、ネフテルによる作品集。ネフテルはガラミアンやシモン・ゴールドベルクに師事し、 N響や大阪フィルとも共演したことがある。(*)はそれぞれ性格が異なる10曲のソナティーレンからなり、全曲で40分を超える作品。(#)の3曲目は「ラフのカヴァティーナ」として知られる。 | ||
シューベルト:ゲーテの詩による歌曲集 Vol.2 歌びと D.149/食卓の歌 D.234/夜の歌 D.119/ 漁夫 D.225/湖上 D.543/月によす D.296/ 神とバヤデレ D.254/流れのほとりで D.160/ 涙の慰め D.120/竪琴 D.325/ 竪琴弾きの歌より第2曲(第1版)D.478-2/ あこがれ D.123/恋する者のさまざまな姿 D.558/ 竪琴弾きの歌 D.478-480/宝堀する男 D.256/ 愛の神々を買うのは誰か D.261/ プロメテウス D.674/恋人のそばに D.162/ スイスの歌 D.559/恋はいたるところに D.239-6/ 同盟の歌 D.258/金細工職人 D.560/歓迎と別れ D.767 |
ヴォルフガング・ ホルツマイアー(B) ジェラール・ウィス(P) | |
録音:2001年12月19〜22日、アンゲリカ・カウマン・ザール、フォラールベルク。 名バリトン、ホルツマイアーの新録音。「友人たちの詩による歌曲集」(TUDOR-762)、「マイアホーファーの詩による歌曲集」(TUDOR-764)、「ゲーテの詩による歌曲集 Vol.1」(TUDOR-791) に続くもの。 | ||
ヴェルテ=ミニョン・ピアノ Vol.2 モーツァルト: ピアノ・ソナタ第11番〜「トルコ行進曲」[ウラディーミル・ド・パハマン]/ 幻想曲 ハ短調K.475[テオドール・レシェティツキ] シューベルト/リスト編:セレナード[イグナツィ・ヤン・パデレフスキ] ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31 [ファニー・ブルームフィールド=ツァイスラー] リスト:ハンガリー狂詩曲第11番[ラウル・プーニョ] バッハ/サン=サーンス編:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 BWV.1002 〜テンポ・ディ・ブーレ[ダヴィド・ショル] メンデルスゾーン:無言歌 Op.53-4「心の悲しみ」[アルトゥール・フリートハイム] サン=サーンス:オーヴェルニュ狂詩曲 Op.73[カミーユ・サン=サーンス] ワーグナー:「ローエングリン」〜エルザの夢[フェリックス・モットル] スミス:マルタ幻想曲第2番 Op.119[カール・シュミット] ユゼフ・ヴィエニャフスキ:演奏会ワルツ Op.3[ヘトヴィヒ・キルシュ] グリンカ/バラキレフ編:ひばり[アリス・リッパー] カレーニョ:小さなワルツ「私のテレシータ」[テレサ・カレーニョ] | ||
ロール収録:20世紀初頭/ロール再生&録音:2000年9月。第1集:TUDOR-7104。ヴェルテ=ミニョン社制作のピアノ・ロールを再生した録音。 | ||
リスト: バラード第2番/ ペトラルカのソネット 〜[第47番/第104番/第123番]/ 悲しみのゴンドラ(第2版) リスト、タールベルク、ピクシス、ヘルツ、 チェルニー、ショパン:ヘクサメロン変奏曲 |
エヴェリーヌ・デュブルグ(P) | |
ヨゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲第4番 ト短調 Op.167 「ベネデット・マルチェッロ」序曲 「ダーメ・コボルト」序曲/「言葉」序曲 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
録音:2001、2002年。 1872年ヴィースバーデンで初演された交響曲第4番は、ト短調の陰鬱な響きが雨に濡れた暗い森のように美しい名作。シューマン(1810-)とブラームス(1833-)のちょうど真中の世代の作曲家による、ドイツ・ロマンティシズムの重要で豊かな個性が宿った果実である。演奏では、バンベルク交響楽団の古きドイツの薫り豊かな響きが強力な武器となっている。 | ||
シューベルト:八重奏曲 D.803
シャロウン・アンサンブル・ベルリン [ペーター・ガイスラー(Cl) クラウス・トゥーネマン(Fg) シュテファン・デ・レヴァル・イェジエルスキー(Hr) アレッサンドロ・カッポーネ、アレクサンダル・イヴィッチ(Vn) ウルリヒ・クネルツェル(Va) リヒャルト・ドゥヴェン(Vc) ペーター・リーゲルバウアー(Cb)] | ||
録音:2001年6月18日-20日、ベルリン・フィルハーモニー・ホール室内楽ザール。 シャロウン・アンサンブルは1983年にベルリン・フィルのメンバーとソリストとして著名なファゴット奏者トゥーネマンにより結成されたアンサンブル。「シャロウン」は、ベルリン・フィルの本拠地、フィルハーモニーの設計者である建築家、ハンス・シャロウンからとられ、デビュー演奏会ではこのCDの収録曲であるシューベルトの八重奏曲を取り上げ、「磨き上げられた美しい音色」「メンバー全員の相互理解の深さを物語る、完成度と集中力」等、絶賛を浴びた。数多くの現代作品を初演し、また他のベルリン・フィルのメンバーとの共演も多く、アバド、バレンボイム、ラトルら指揮者ともアンサンブルとして共演している。この録音はデビューでも取り上げたシューベルトの名曲を満を持して録音したもので、この作品の決定盤といっても過言ではない。 #当盤は2011年に同品番でSACD化されましたが、バーコードがCDとSACDで同一のため、流通過程での区別が付きません。国内代理店からはSACD盤が出荷されますが、プレス後年数が経過し、レーベルと国内代理店で品切&再生産未定となってしまった場合には、流通在庫をお取り寄せする関係上CD盤が入荷してしまう可能性もございます。当店では出来るだけSACD盤を入荷するよう務めますが、年数が経過した時点では保証が出来ませんこと、御了承下さい。 | ||
ブラームス: クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114 クラリネット・ソナタ ヘ短調 Op.120 No.1 クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.120 No.2 |
カール=ハインツ・ シュテッフェンス(Cl) ミヒャエル・フリートランダー(P) ルートヴィヒ・グヴァント(Vc) | |
カール=ハインツ・シュテッフェンスは1961年生まれ。1989年にバイエルン放送交響楽団のソリストに、さらに2000年にはベルリン・フィルのソリストに就任、ベルリン・フィルのメンバーによるシャロウン・アンサンブル・ベルリンにも参加している。ほの暗い音色と柔らかいタッチはブラームスにうってつけ。 | ||
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 弦楽四重奏曲集 Vol.2 [第6番 ハ短調Op.192-1「古い形式の組曲」/ 第2番 イ長調Op.90] |
ミラノSQ | |
第1番&第7番(TUDOR-7079)に次ぐミラノ四重奏団のラフ「弦楽四重奏曲集」第2弾。スイスで生まれたラフは独学で作曲を学び、メンデルスゾーンに認められて作曲家に転じ、 リストに代表される新ドイツ派に共鳴して1850年からその助手を務めた。最も創作活動が活発だった時期は、 1856年ヴィースバーデンに移った後フランクフルトの音楽院長となる1877年までの21年間で、 1870年代には最も演奏された作曲家の一人であった。 ここに収録された2曲はこの時期の初めと終わりに作曲されたもの。新ドイツ派の一人としての傾向はあまり反映されておらず、第2番は伝統的な弦楽四重奏曲の形式、第6番は前奏曲、メヌエット、ガヴォット、アリア、ジーグというバロック時代の組曲の形式で作られている。 | ||
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲第7番「アルプスにて」(*)/ バッハ「シャコンヌ」の大管弦楽への編曲/ 狂詩曲「夕べに」 |
ハンス・ シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
録音:2001年12月12〜14日(*)/2002年5月27〜29日、以上ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。 (*)は有名なリヒャルト・シュトラウスの作品からさかのぼること40年も前に書かれた、アルプスをテーマにした交響曲。またバッハの有名なシャコンヌを大管弦楽用に編曲してしまうあたりが、ロマン派の作曲家らしいところ。 | ||
ヨゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲第9番 Op.208「夏に」(1878)/ 交響曲第11番 Op.214「冬」(1876-1877) |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルク交響楽団 | |
録音:2002年10月15日-18日。 大変好評を得ているシュタットルマイアとバンベルク交響楽団によるラフの交響曲シリーズ、TUDOR-7120と7127に含まれる4曲で完結。この2枚に含まれる作品は、既にTUDORレーベルとしては他指揮者による録音(TUDOR-784〜787;廃盤)があるため当初録音の予定が無かったが、計画変更となった。 第9番「夏に」は、1879年の3月にヴィースバーデンで初演され大成功を収めた。メンデルスゾーン的な幻想味に、ほのかな後期ロマン派のロマン色が加味されたような名作である。第11番「冬」は、番号としてはラフ最後の交響曲となり、ラフの死後1883年2月にヴィースバーデンで初演された。この曲も人気の高かった作品で、19世紀前半からの伝統的中規模のオーケストラのすっきりした音によりロマン色豊かな音楽を描くというラフの姿勢が結実している。またチャイコフスキーとの近似が指摘される作品でもある。シュタットルマイアとバンベルク交響楽団の演奏も完璧。 | ||
ラフ: チェロ協奏曲第1番 ニ短調 Op.193(*) 小曲集「出会い」Op.86 No.1(#) チェロとピアノのための二重奏曲 イ長調 Op.59(#) チェロ協奏曲第2番 ト長調(+) |
ダニエル・ ミュラー=ショット(Vc) ハンス・シュタットルマイア 指揮バンベルクso. | |
録音:2003年6月16-17日(*)/2004年1月2-3日(+)/2003年12月1-2日。 これほど美しいチェロの作品の数々が忘れ去られていたとは、なんという驚きだろう。チェロ協奏曲第1番の冒頭を聴いただけで19世紀のドイツロマン派音楽ファンにはたまらない。湧き上がる情感、それもしっとりとして陰影が濃いもの。それが胸にヒタッとくる美しさ。「出会い」でのチェロの切ないカンタービレ、二重奏曲の冒頭の優しく語りかけるピアノの独奏、いずれも絶品である。 シューマンとブラームスの谷間にすっぽりと落ちこんでしまったかのようなラフ、しかし彼の作風は21世紀の今もっと高く見なおされるべき時に来ているだろう。そしてラフの音楽の魅力を完璧に引き出したダニエル・ミュラー=ショットには誰もが舌を巻くだろう。1976年ミュンヘン生まれの若い世代のチェリストで、2003年に来日し、その卓越した音楽性が絶賛されたのは記憶に新しい。ミュラー=ショットの音楽は、若い青さなど無縁のしっかりとした構成とそれにのった豊な歌がある。これはドイツ・ロマン派が好きな人なら必聴のCDだ。 | ||
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): ヴァイオリン・ソナタ集 [第1番 ホ短調 Op.73/ 第4番 ト短調 Op.129「半音階的ソナタ」/ 第3番 ニ長調 Op.128] |
アリアドネ・ダスカラキス(Vn) ログリット・イシャイ(P) | |
ラフのヴァイオリン・ソナタは当時パリでよく知られていたが、それは彼の擁護者であるヴァイオリン奏者・作曲家レオナールによるところが大きい。
革新的な和声を持つ「半音階的ソナタ」の荒々しいピアノ・パートは、同時期にラフの義父が死去したという悲しみの反映、協奏的作品の編曲を思わせる書法や響きはヴァイオリン協奏曲への準備とも考えられる。 ダスカラキスはボストン生まれで、ジュリアード音楽院とベルリンで学んだ。イスラエル生まれのイシャイと共に1996年のトリエステ国際室内楽コンクールで特別賞を受賞し、フォーレ、ドビュッシー、モーツァルト、ブラームスのソナタなどを録音している。 | ||
フランツ・アントン・ ホフマイスター(1754-1812):五重奏曲集 [第1番 変ロ長調/第2番 変ニ長調/ 第3番 変ホ長調/第5番 ヘ長調/第6番 ハ長調] |
シモン・フックス(Ob) プリモシュ・ノヴザァーク(Vn) ミシェル・ルイリー(Va) カーチャ・フックス(Va) ヤコブ・ヘフティ(Hn) マンフレート・サックス(Fg) | |
録音:2003年6月16日-19日。 モーツァルトよりも1年半先にウィーンで生まれた作曲家ホフマイスターは一度楽譜出版業で成功するが、後にそれはことごとく失敗し、晩年はかなり悲惨な境遇にあった。その作品はハイドンからの影響の濃いウィーン古典派のもの、オーボエがリードを取りながらのアンサンブルは気楽に楽しむにうってつけ。シモン・フックスはチューリヒ・トーンハレ管弦楽団のソロ奏者。 | ||
マルチヌー:ピアノ作品集 Vol.2 練習曲とポルカ集[第1巻/第2巻/第3巻]/ 楽園の蝶と鳥/ボロヴァー(7つのチェコの舞曲) |
パウル・カスパール(P) | |
2003年3、4、9、10、12月。 練習曲とポルカ集は1945年7月末から8月いっぱいにかけての一月ほどで作曲された、終戦の安堵感と開放感の息吹を音に込めたような明るい作品。楽園の蝶と鳥は1920年のクリスマスに作曲されたが未出版のまま置かれ、1973年になって世に知られるようになった。知人が収拾していた南国の蝶や鳥の標本にインスピレーションをうけたというだけあって、色彩感豊かな名曲、マルティヌーの中でも最も印象主義的な作品だろう。ボロヴァーは1929年から1930年にかけての作品。親しみやすい作風である。 パウル・カスパールはチェコのピアニスト。ブラチスラヴァ、プラハ、そしてミュンヘンで学んでいる。独特なリズムを要求されることの多い近代ボヘミアの作曲家の作品に絶大な適性を示しており、ヤナーチェクでも高く評価されている。Vol.1:TUDOR-7054。 | ||
マーラー:交響曲第5番 | ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
2000年、イギリス出身のジョナサン・ノット(1962-)がバンベルク響の音楽監督に就任したことは、日本の音楽ファンには驚きだったかも知れない。この団体といえば創生期のカイルベルト、黄金時代を築いたヨッフムやシュタインと、いずれ劣らぬドイツ王道を行く巨匠がその頂点に就任していたからだ。ただ、残念ながら昨今の活発な演奏活動の割に新録音に恵まれず、バンベルク響の「今」は広く知られているとは言いがたかった。 ノットはヴィスバーデンの州立歌劇場、そして市の音楽監督を務めるなど、ドイツ伝統的な指揮者の典型的なキャリアを積んでいるが、数年前ジュリーニがキャンセルしたコンセルトヘボウ管定期演奏会を代演し、空前の成功をおさめてマニアに注目される所となった。ノットは古典はもちろん現代音楽も得意としており、アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督も努めて多くの新作初演を手がけている。また、あるテーマの元、クラシックと現代音楽をカップリングしたコンサートを企画するなど、そのユニークな姿勢が支持されている。不況の折から彼のCDはこれまで、ベルリン・フィルを指揮したリゲティ作品集(TELDEC)くらいしか無く、今回ノット&バンベルク響の録音をシリーズでリリースしていくことになったTUDORの英断は歓迎。 バンベルク響初のマーラーとなる当ディスクでは、腰の据わった音楽作りが聴き物。もちろん細部にも目が行き届いている。録音のクリアさも聴き物。 | ||
ヨゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲第8番 Op.205「春の響き」/ 交響曲第10番 Op.213「秋に」 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルク交響楽団 | |
録音:2002年9月10日-13日。シュタットルマイアによるラフの交響曲全集、完結編。 交響曲第8番から第11番までは、それぞれに春夏秋冬の標題が与えられており、いわばラフの四季交響曲集となっている。第8番「春の響き」は1877年3月にヴィースバーデンで初演された。イ長調の明るさが春の喜びを表す一方で、第2楽章ではワルプルギスの夜(4月30日)を描いているといるのがユニークだ。第10番「秋に」は1879年に作曲された。この曲は<エレジー>と題された第3楽章でよく知られており、その面々とした美しさは、1880年代の他の作曲家の作品に大きな影響を与えただろうといわれている。第4楽章は一転して勇壮な狩の様子を描いている。 シュタットルマイア&バンベルク響のラフ・シリーズ: 交響曲第5番「レオノーレ」/他(TUDOR-7077)、ヴァイオリン協奏曲/他(TUDOR-7086)、交響曲第3番「森にて」/他(TUDOR-7088)、交響曲第1番「祖国に」(TUDOR-7099)、交響曲第2番/他(TUDOR-7102)、交響曲第6番/他(TUDOR-7108)、交響曲第4番/他(TUDOR-7113)、交響曲第7番「アルプスにて」/他(TUDOR-7117)、チェロ協奏曲/他(TUDOR-7121)、4つのシェイクスピア劇への前奏曲/他(TUDOR-7128)。 | ||
ヨゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 4つのシェークスピア劇への前奏曲[「テンペスト」/ 「オセロ」/「マクベス」/「ロミオとジュリエット」] 管弦楽のためのエレジー WoO.48/祝祭序曲 Op.117 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
録音:2001-2003年。 ラフは1822年、スイスのチューリヒ湖南岸の小さな町ラーヘンに生まれ、はじめは音楽教師をしていた。メンデルスゾーンに作品を誉められたことを期にチューリヒで音楽家に転進したが一向に成功しなかったが、1845年、リストに会うためにバーゼルまで80キロの道を歩き、その出会いがラフの人生を一転させた。リストはラフを認め、1849年にワイマールに招き、ラフは弟子としてリストの作曲活動を様々に手助けしながら、自身作曲家としての名声を確立していったのである。 4つのシェークスピア劇への前奏曲は、ラフの晩年の1879年の作品。ラフに心酔していたハンス・フォン・ビュローが狂喜して初演を計画した(が演奏会が頓挫)というエピソードからも、作品の質の良さが浮かび上がってくる。ラフを最初に認めたメンデルスゾーンの「夏の夜の夢」序曲の手法と、リストの交響詩の精神を、晩年のラフが見事に融合させた名曲である。 | ||
ヨゼフ・ヨアヒム・ラフ: ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調/同第5番 ハ短調 |
アリアドネ・ダスカラキス(Vn) ログリット・イシャイ(P) | |
録音:2004年。 交響曲全集は完結し、室内楽作品もじわじわと録音が進んでいるラフ・プロジェクト。ヴァイオリン・ソナタは既に当盤と同じ演奏者によって第1&3番と半音階的ソナタ(TUDOR-7122)がリリースされている。新ドイツ派といわれるラフだが、ここではフランク、フォーレを思わせる抒情的な音楽を聴くことができる。 | ||
20世紀のオルガン音楽 マルセル・デュプレ(1886-1971): 古いノエルによる変奏曲 Op.20 ルイ・ブロケ(1888-1954):組曲 パウル・ヒンデミット: ソナタ第3番(古い民謡による;1940) マルタン:パッサカリア クラマー:楽しい組曲 ジャン・フランセ(1912-1997): カルメル修道会修道女の組曲/6つの肖像 ジョルジュ・アタナシアデス(1928-): 大オルガンのための組曲 |
ジョルジュ・ アタナシアデス(Org) | |
録音:2004年、サン・モーリス大聖堂。 デュプレは20世紀フランス最大のオルガニストの一人。 聖シュルピス聖堂のオルガニストを40年近く務め、パリ音楽院院長も務めた。ヒンデミットはオルガン・ソナタを3曲残している。フランセは20世紀フランスでも保守派の作曲家として代表的な人物。自身ピアニストとしても高名だが、オルガン曲は比較的珍しい。 アタナシアデスはスイスのフランス語圏に生まれたギリシャ系のオルガニスト。 | ||
シューベルト・エピローグ ベリオ:レンダリング(翻訳)(1990) ライマン:シューベルトのメヌエットによる変容 ヘンツェ:「大気の息子」 〜管弦楽のための幻想曲「魔王」 ツェンダー:シューベルトの合唱曲1−4 [挽歌 D.836/詩篇23番 D.706〜神は私の牧者である/ ゴンドラの舟人 D.809/晴れた夜 D.892] シュヴェルツィク:ロザムンデへのエピローグ |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
シューベルトは現代の作曲家にとって過去の作曲家でも単なる歌曲作曲家でもないようだ。「レンダリング」はシューベルト未完の交響曲のスケッチ(第10番 ニ長調 D.936A)を基にした作品で、ベリオによれば「修復であって再構築ではなく」「シューベルト自身がしたであろうように交響曲を完成する」といった方法論は避けられている。そして「避けることのできない空白を隠蔽することなく」、また“つなぎ”の部分は明らかにそれと判るように、チェレスタの幻想的な音色が際立つピアニッシモで奏される。ライマンはドイツ歌曲のピアノ伴奏者として長くフィッシャー=ディスカウと共演していただけあってシューベルトに対する造詣は深く、ここではシューベルトのメヌエットに基づいた幻想的な作品を聴かせてくれる。 他にヘンツェ、ツェンダー、シュヴェルツィクの作品はどれも夢と現実が交錯する幻想的な音楽。バンベルク響の豊かな響きが更に作品に深みを与えている。 | ||
シューベルト・ディアローグ イェルク・ヴィトマン(1973-): 管弦楽のための歌(2003) ヴォルフガング・リーム(1952-): 9つの弦楽器とピアノのための 「現象(Erscheinung) 〜シューベルトについてのスケッチ」(1978) ブルーノ・マントヴァーニ(1974-): クラリネットと管弦楽のための「表情豊かに」(2003) ディーター・シュネーベル(1930-): シューベルト・ファンタジア(1978/1989) |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
代理店も思わぬヒットとなったという「シューベルト・エピローグ」(TUDOR-7131)に続く、シューベルト題材による現代作品集。今回もヴォルフガング・リームといった大物から若手まで興味深い4作品を集めている。 | ||
ジョナサン・ノットのブルックナー ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」(第1稿) |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2003年12月2日-4日。 ワイルドな魅力を持つ第1稿、「ワーグナー」の愛称のもととなったワーグナーの引用はこのヴァージョンでしか聴けない。ノットは基本的に速いテンポでぐいぐい進み、今までのバンベルク響のイメージとちょっと違う洗練された美しさ、力強さを兼ね備えた説得力の高い演奏となっている。これまでバンベルク響のブルックナーはシュタインによる第4番くらいしかなく、その意味でも待望の録音。また録音の優秀さも特筆もの。 | ||
シューベルト:シラーの詩による歌曲集 人質 D.246/4つの時代 D.391/タルタルスの群れ D.583/ ヘクトールの別れ D.312/バッカス讃歌 D.801/ ギリシャの神々 D.677/春に寄す D.587/巡礼者 D.794/ ラウラに感じる恍惚 D.390/希望 D.637/ひめごと D.793/ アルプスの狩人 D.588/小川のほとりの若者 D.30/ 逃亡者 D.402/あこがれ D.636 |
ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br) ジェラール・ヴィス(P) | |
録音:2004年12月20日-24日。 ヴォルフガング・ホルツマイアーはオーストリア出身のバリトン。といっても、限りなくテノールに近いほどのハイ・バリトンで、これはドイツ・リート、とりわけシューベルトの歌曲には打ってつけの声種である。かつてPHILIPSにシューベルトの「冬の旅」やシューマン夫妻の歌曲集、フランス歌曲集を録音していた。このゲーテの詩によるシューベルト歌曲集は、待望の新録音で、TUDORレーベルへのシューベルト歌曲の第5集である。 ホルツマイアーによるTUDORレーベルヘのシューベルト既発売: TUDOR-762,764, 791, 7110。。 | ||
ジョナサン・ノットのヤナーチェク ヤナーチェク: シンフォニエッタ/狂詩曲「タラス・ブーリバ」/ 「利口な牝狐の物語」組曲(イーレク編曲) |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2004年10月25日-28日、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク/2014年再プレス(ジャケット変更)。バンベルク交響楽団に新たな全盛期をもたらしているジョナサン・ノット。これまでTUDORには独墺系の音楽を中心に録音してきたが、今回はヤナーチェク。期待に応える見事な出来ばえである。一方でヤナーチェクの独特のピリリとして音楽、強い民族性に不足なく、一方でバンベルク交響楽団の質実とした音色を活かし、ヤナーチェクの素朴な美を引き立てつつ、過度に重厚なドイツ色は丁寧に避けている。あらゆる点で、ノットのヤナーチェクへの深い共感と、作品の理解への大きな自信が満ちている。 | ||
ジャン・グザヴィエ・ルフェーヴル(1763-1829): クラリネット四重奏曲集[第1番−第4番] |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) アナ・チュマチェンコ(Vn) ウェン・シン・ヤン(Vc) ハリオルフ・ シュリヒティヒ(Va) | |
録音:2005年。 ルフェーヴルはスイス生まれでモーツァルト、ベートーヴェンと同時代の作曲家。音楽はモーツァルトによく似ているがパリで勉強しただけあって、軽く洒落た味わいが特長。彼はクラリネット奏者としても活躍したため、クラリネットのための作品が多く、当レーベルではクラリネット協奏曲(TUDOR-7098)があった。ブルンナーはクーベリック時代のバイエルン放送so.での首席奏者を皮切りにキャリアを積んだ後、ソリストとしてクレーメル、ブレンデル、バシュメットらと共演する名手。やはり元バイエルン放送so.首席で最近評価の高いチェロのウェン・シン・ヤンとの共演も聴き所のひとつ。 | ||
モーツァルト: クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 ブラームス: クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115 |
シャロウン・アンサンブル・ ベルリン [カール・ハインツ・ シュテッフェンス(Cl) ガイ・ ブラウンシュタイン(Vn) クリストフ・ シュトロイリ(Vn) ウルリヒ・ クニェルツァー(Va) リヒャルト・ デュヴァン(Vc)] | |
BPO首席クラリネット奏者シュテッフェンスのTUDORへの6枚目のアルバムは、モーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲をカップリングしたSACD。 カール=ハインツ・シュテッフェンス(1961-)は、ドイツのトリーアに生まれたクラリネット奏者。1989年にバイエルン放送so.のソロ・クラリネット奏者に、さらに2000年にはBPOのソロ・クラリネット奏者に就任している。シャロウン・アンサンブル・ベルリンは、最大八重奏のアンサンブル。今回はBPOの第1コンサートマスター、ガイ・ブランシュタインが率いる弦楽四重奏団で、全員がBPOの団員。スーパー・オーケストラ、BPOの粋が結晶したような2曲。 | ||
ショスタコーヴィチ: ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 チェロ・ソナタ ニ短調 |
ラフマニノフ・トリオ・モスクワ [ミハイル・ツィンマン(Vn) ナターリャ・サヴィノワ(Vc) ヴィクトール・ヤンポリスキー(P)] | |
録音:2005年。 作曲家若輩17才の時の若いエネルギーのほとばしる、みずみずしいピアノ三重奏曲第1番。それからおよそ20年後の第二次大戦末期に書かれた第2番は音楽に遥かに深みが感じられる。ラフマニノフ・トリオ・モスクワは1995年に結成、すでにハイペリオンにグリンカ、チャイコフスキー、ラフマニノフ、グレチャニノフのピアノ三重奏曲を録音している。 | ||
ブゾーニ:バッハ・トランスクリプション J.S.バッハ/ブゾーニ編曲: トッカータ第1番 ハ長調 BWV.564/ トッカータ第2番 ニ短調 BWV.565/ コラール前奏曲第3番/同第8番/同第5番/同第2番/ シャコンヌ ニ短調 BWV.1004 |
マウリツィオ・バリーニ(P) | |
録音:2005年。 バリーニは1975年生まれ。ラザール・ベルマン、マウリツィオ・ポリーニに教えを受けた。ギドン・クレーメルと活動をともにしたこともある、ヨーロッパ、アメリカを中心に活躍する若き俊英である。 | ||
シューベルト:交響曲全集 Vol.1 [第1番/第2番/ 第8番「未完成」 (第3楽章冒頭の断片も収録)] |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
バンベルク響のシューベルト「交響曲全集」といえば、シュタインによる名盤(EURODISC)が日本のみで再発されたが、ついにノットによる全集が登場。きびきびした勢いに満ちた名演奏。「未完成」第3楽章の完成された断片も収録されており、その意味でも注目したい。 当初CDで発売されましたが、2007年のプレス分から同番号&同価格でSACD化されました。 | ||
シューベルト:交響曲全集 Vol.2 [第2番 D.125/第4番 D.147「悲劇的」] |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2003年3月25日&26日。 ベーレンライター社新校訂版によるシューベルト交響曲全集第2弾。初期の交響曲だからといって軽く流すのではなく、あたかも晩年の作品を演奏しているかのような、立派に腰が入った演奏。新校訂の譜面はこれまでと劇的な違いはないが、資料的観点からも貴重なものであることにかわりは無い。 | ||
シューベルト:交響曲全集 Vol.3 [第5番/第6番] |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
ベーレンライター社新校訂版による交響曲全集もいよいよ第3弾、残りは「グレイト」だけとなった。ノットのきびきびとした演奏は、これらの曲をより一層魅力的なものにしている。 | ||
シューベルト: 交響曲全集 Vol.4(完結編) [第8(9)番 ハ長調 D.944「グレイト」] |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2006年9月19日-22日。 ジョナサン・ノットとバンベルクso.による、シューベルトの交響曲全集の第4集、これで全曲揃った。ノットが音楽監督に就任してから、2007年で7年になる。就任当初、まだ30代の英国人指揮者が音楽監督になったというだけでも驚いたものだった。これほど良好な関係を築くと予想した人はいなかったろう。このシューベルトの大交響曲を聞くと、たしかに両者の蜜月が窺える。ノットの音楽はきちんと整理されているが、しかし無機的になることはなく、音楽は一貫して豊かで柔和なニュアンスが込められている。40代半ばの指揮者としては、極めて優れた演奏だろう。SACDでの発売。 | ||
ノットのストラヴィンスキー ストラヴィンスキー: 春の祭典(*)/3楽章の交響曲(#) |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2006年2月2日-3日(*)/2005年1月19日-20日(#)、以上、ヨゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。 ジョナサン・ノットとバンベルクso.による最新録音。これまではシューベルトの交響曲全集やマーラー、ブルックナーなど、ドイツの交響曲を中心に録音してきたが、いよいよノット得意の20世紀作品、ストラヴィンスキーを録音。 ノットはアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めるなど現代音楽を得意としており、TUDORにもシューベルトにまつわる現代作品集やヤナーチェクなどを録音してきた。ノットが音楽監督を務めるバンベルクso.も以前はドイツの重厚なオケというイメージがあったが、今では機敏な、機能的にもかなり優れたオーケストラに変貌している。「春の祭典」は早めのテンポが基本だが、微妙なルバートをかけるなど表現力がとても豊か。また、打楽器の激しい打ち込みや音を割りぎみで吼える金管など、ダイナミック・レンジがとてつもなく広く、しかしながら、縦の線はバッチリで曖昧さのない、スタイリッシュな名演となっている。「3楽章の交響曲」も同様で、あまり演奏されないこの曲だが、例えば第1楽章のカッコよさにはしびれさせられる。更に嬉しいことに高音質SACDでの発売。 | ||
ベートーヴェン(1770-1827):七重奏曲 変ホ長調 Op.20(*)/管楽六重奏曲 変ホ長調 Op.71(#)
シャロウン・アンサンブル・ベルリン [W.ブランドル(Vn;*) M.アフカム(Va;*) R.デュヴェン(Vc;*) P.リーゲルバウアー(Cb;*) A.バーダー(Cl) M.ヴァイトマン(Fg) S.d.L.イェツィエルスキ(Hr)] G.V.ブオノマーノ(Cl2;#) S.ウィリス(Hr2;#) H.トロック(Fg2;#) | ||
録音:2008年10月(*)/2009年5月(#)、ベルリン。ベルリン・フィルハーモニーの首席奏者が集まって1983年に結成されたシャロウン・アンサンブル・ベルリンは何といっても古典室内楽に絶妙なアンサンブルを聴かせてくれる。レパートリーは古典から現代まで幅広く、アバド、バレンボイム、ラトルとも共演している。 | ||
ジョナサン・ノット〜 マーラー:交響曲集 Vol.2 交響曲第1番 ニ長調「巨人」 |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2005年-2006年。 ジョナサン・ノットとバンベルクso.による、マーラーの交響曲第2集。このコンビの最初のCDがマーラーの5番 (TUDOR-7126; HYBRID SACD) だった。この5番は好録音も相まって2004年の発売以来コンスタントに売れ続けている。ノットは、現代音楽を好んで指揮するバリバリの前衛指揮者でもあるが、当録音では、じっくりと遅めのテンポが採用されており、古き良きヨーロッパ・ロマンの香りが満ちている。バンベルク響のマーラーも珍しいものだが、当演奏では音色も輝かしくマッシブなパワーにも不足はなく、現代のヴィルトウオーゾ集団として実力を示している。録音も距離感のはっきりしたもので、近くの楽器は近くから、遠くの楽器は遠くから聴こえる実演に限りなく近い優秀録音で好ましい。 | ||
マルティヌー:ピアノ作品集 Vol.3 8つの前奏曲(H181,1929)/ リトルネッロ集(H.227,1932)/ マリオネットI(H.137,1914-24)/ マリオネットII(H.116,1914-18)/ マリオネットIII(H.92,1912-14) |
パウル・カスパー(P) | |
パウル(パヴェル)・カスパーのマルティヌー作品集の第3集。カスパーはチェコ出身で1983年にミュンヘンへ移住、彼と同じく祖国を離れ帰国できなかったマルティヌーの紹介に意欲を燃やしている。それぞれの作品は1分から5分程度のもの。サティや6人組の影響が大きい都会的な作品が多い。 | ||
アダージョ〜 チェロとオルガンのための作品集 エネスコ:宗教的アンダンテ(*) タルティーニ: コレッリの主題による変奏曲(*) バッハ: チェンバロ協奏曲第5番〜アリオーソ(*) ケ=デルヴロワ:組曲 ニ短調(*) シューベルト:八重奏曲〜アダージョ(*) ヴィヴァルディ:ソナタ第6番 モーツァルト: クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 〜ラルゲット/ セレナード第7番 ニ長調 K.250 「ハフナー」〜ロンド カザルス:鳥の歌 ショスタコーヴィチ:アダージョ |
アレクサンドル・ モロシャヌ(Vc) マグダレーナ・ モロシャヌ(Vc;*) ジョルジュ・ アタナシアデ(Org) | |
録音:2006年8月28日-30日。 チェロとオルガン伴奏による面白いアルバム。パイプオルガンの荘厳な音色と、チェロの渋さが相まって、非常に渋く美しい世界が繰り広げられる。アレクサンドル・モロシャヌは、ヴィオッティ国際コンクールで優勝したことのある名手。マグダレーナは彼の娘。 | ||
ジャン・グザヴィエ・ルフェーヴル(1763-1829): クラリネット四重奏曲第5番 変ホ長調(*)/ クラリネット四重奏曲第6番 変ロ長調(*)/ クラリネット・ソナタOp.12(全3曲;#) |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) アナ・チュマチェンコ(Vn;*) ウェン=シン・ヤン(Vc;*) ハリオルフ・ シュリヒティヒ(Va;*) エイドリアン・ エーティカー(P;#) | |
録音:2005年6月(*)/2007年1月(#)。 クラリネット四重奏曲第1−4番(TUDOR-7136)に続くブルンナーと仲間達による、スイス生まれの古典派の作曲家でクラリネット奏者だったルフェーヴルのシリーズ続編。今回も最近評価の高いチェロのウェン=シン・ヤンが共演している。このアルバムに収められた作品もクラリネットの機能と音色を活かしており、四重奏曲はそれぞれ4楽章構成で16分程度、3曲のソナタはそれぞれ3楽章構成で10分弱、と均整のとれたフォルムで古典派らしい優雅な作風。名クラリネット奏者ブルンナーは3つの協奏曲集 TUDOR-7098 も録音していた。 | ||
ノットのマーラー Vol.3 マーラー:交響曲第4番 ト長調 |
モイカ・エルドマン(S) ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2006年12月18日-22日、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。 ジョナサン・ノット&バンベルクso.のマーラー第3作。この演奏は、前作の第1番「巨人」同様にかなりゆっくりとしたテンポが採用されているせいもあるが、往年の名指揮者ブルーノ・ワルターの名演を想起させる、叙情と空想に満ちたこれまた名演。ノットはワルターに心酔しているのではないだろうか。この演奏は、ヴァイオリンを左右両翼に配し、低弦を左側に振るという古典配置によっており、その音響の見通しの良さは無類。第3楽章の止まる寸前まで遅く設定されたテンポなど、ワルターにそっくり。冒頭の鈴なども優秀すぎる録音のせいか、あまりにも柔らか過ぎるとも言えるが、その精妙さは、特筆もの。第4楽章は、ハンブルク生まれの名花モイカ・エルドマンのソプラノを得て、メルヘンティックな趣で透徹しており、これぞリリシズムと言った満足を得られる。この不況下に、5日間を掛けて、スタジオセッションを組んで録音されており、仕上がりの良さには、正直頭が下がる。あまりにもミスのない美しい演奏ゆえに、芸術に本来求められる切羽詰った緊張感や空気を一変させるような奇跡的瞬間には欠ける。ただし、レコードとコンサートは別物と判断するファンは多かろうし、何よりも丁寧な仕事振りに好感を覚えるファンは多いと思われる。安心して聴ける名演。 | ||
アレンスキー:ピアノ三重奏曲集 〔第1番 Op.32/第2番 Op.73〕 |
モスクワ・ラフマニノフ三重奏団 [ヴィクトル・ヤンポリスキー(P) ミハイル・ツィンマン(Vn) ナターリャ・ザヴィノワ(Vc)] | |
アレンスキーの代表作2曲。モスクワ・ラフマニノフ三重奏団は1995年結成。メンバー3人はいずれもチャイコフスキー音楽院の卒業生。現代的感性とロシア室内楽の伝統の融合を感じさせる演奏。 | ||
ロルフ・ウルス・リンガー(1935-): ピアノ作品集(全21曲) |
マウリツィオ・バリーニ(P) | |
録音:2007年6月。 リンガーはチューリヒ生まれのスイスの作曲家。チューリヒ音楽院で学んだあと1956年ダルムシュタット講習会に参加。作曲をアドルノやヘンツェに学んだ。このCDでは1975年から2005年までのピアノ作品を収録。作風は無調で落ち着いた雰囲気ながら、時折聴けるきらめくような色彩豊かな音が美しい。 | ||
メンデルスゾーン: ヴィオラ・ソナタ ハ短調 (1823) / クラリネット・ソナタ 変ホ長調 (1824) / ピアノ三重奏曲 ハ短調 (1820年代?) |
アナ・チュマチェンコ(Vn) ハリオルフ・ シュリヒティヒ(Va) エドゥアルト・ブルンナー(Cl) エイドリアン・オーティカー(P) | |
録音:2008年10月、2009年1月、ミュンヘン。メンデルスゾーンの比較的珍しい作品を収録。アナ・チュマチェンコは1945年、イタリア・パドヴァ生まれのロシア系ヴァイオリニスト。アルゼンチンで育ち、晩年のヨゼフ・シゲティに学んでいる。 | ||
ブゾーニ(1866-1924): バッハ・トランスクリプションズ Vol.2 半音階的幻想曲とフーガBWV903(原曲:チェンバロ)/ 前奏曲とフーガ「聖アン」BWV552(原曲:オルガン)/ コラール前奏曲(原曲:オルガン)より 〔第1番 BWV667/第4番 BWV734a/第6番 BWV617/ 第7番a BWV637/第7番b BWV705/第9番 BWV665〕/ 前奏曲とフーガBWV532(原曲:オルガン) |
マウリツィオ・バリーニ(P) | |
録音:2008年12月。Vol.1:TUDOR-7139。ブゾーニは多くのピアノのためのバッハ編曲を残したが、今回は大曲オルガンのためのコラール前奏曲が取り上げられている。選び抜かれた音と洗練されたピアニズムからは、ただ敬虔な祈りの歌だけが聞えて来る。前回同様、バリーニのどこまでも澄み切った音色に心洗われる思い。 | ||
タン・シャオタン〜ピアノ・リサイタル ショパン(1810-1849): バラード第1番 Op.23/スケルツォ第2番 Op.31/ポロネーズ第5番 Op.44/ マズルカ集 Op.30(全4曲)/華麗なる大円舞曲 Op.18/2つの夜想曲 Op.48 葉小鋼〔イェ・シャオガン〕(1955-):ナムクオ(2006) 陳其鋼〔チェン・ギガン〕(1951-):京劇の瞬間(2004) タン・シャオタン〔谭小棠 / TAN XiaoTang 〕(P) | ||
録音:2008年-2009年。タンは1979年北京生まれ。12歳で「中国希望杯ピアノコンクール」第1位入賞。1998年北京中央音楽学院ピアノ科に首席で卒業しドイツに留学、ウゴルスキとオピッツに師事。2004年6月には第2回仙台国際音楽コンクールで第1位を受賞、2005年12月にパリにおいて第9回アニマート大賞ランコントル国際ピアノコンクールで第1位を受賞。来日し日本フィル、仙台フィル、東京シティ・フィルとも共演し今後の活躍が大変期待されている若手ピアニスト。なお、コンクール時と来日公演時のカナ表記はそれぞれ「タン・シアオタン」「タン・シヤオタン」と揺れがあり、上記では更に変更しています。 | ||
ノットのマーラー Vol.5 マーラー:交響曲第2番 ニ短調「復活」 |
アンネ・ シュヴァネヴィルムス(S) リオバ・ブラウン(A) ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso.&cho. | |
録音:2008年3月14日-15日、ヨゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク、ライヴ。ノット&バンベルクso.のマーラー「交響曲シリーズ」第5弾。 前回のセッション録音による第9番は精巧で美しく、しかし力感に満ちた近年稀にみる名演と好評だった。この「復活」はそれに加えてライヴならではの熱気に満ちている。しかしノット特有の精緻に音を積み上げ、一つの音もないがしろにしない音楽作りは相変わらず。また現代音楽を得意とするノットは打楽器の強烈な打ち込みなども躊躇しない。優秀録音であることも手伝ってこの「復活」も新鮮に鳴り響く。それが、ライヴでこの熱気を伴って達成されていることは驚異的。これは耳の良い指揮者が確たる信念をもってオーケストラをトレーニングした結果だろう。ノットとともに黄金時代を迎えつつあるバンベルクso.は、2004年から3年に一度「マーラー指揮者コンクール」を開催(第1回優勝者はあのドゥダメル)。バンベルクは新しいマーラーの聖地になりつつある。 | ||
ウェーバー:クラリネット協奏曲全集 〔第1番 ヘ短調 Op.73/第2番 変ホ長調 Op.74〕/ クラリネット小協奏曲 ハ短調&変ホ長調 Op.26 |
カール=ハインツ・ シュテフェンス(Cl) ラドスラフ・スルク指揮 バンベルクso. | |
録音:2009年12月21日-23日、バンベルク。1961年ドイツ最西部のトリーアの生まれ。2001年から2007年までBPOのソロ・クラリネット奏者を務めたシュテフェンスのウェーバーのクラリネット協奏曲全曲。ラドスラフ・スルクはポーランド生まれのヴァイオリニスト、指揮者。バイエルン放送so.のコンサートマイスターを務めた後、2004年に大阪で指揮者デビューを果たした。 | ||
なぜ、奥様? ジョルジュ・ブーランジェ(1893-1958): アフリカ/マックスとモーリッツ/トレロ・タンゴ/ 私の心/クラッシュ・チャールダーシュ/ フラジオレット・ワルツ第1番/トカイ/ ピツィカート・ワルツ/なぜ、奥様?/ ジプシーのセレナード/満足/ハンガリーの踊り/ ホラ・マーレ ディニク:小3月のホラ シュミッツ: タンゴよ、お前はまだ私のお気に入りの音楽 シュミットセーダー:ジプシーの感じること ネドバル:悲しいワルツ モンティ:チャールダーシュ レハール:マリスカ エーデルマン:ハンガリーの故郷/他 |
ミハエラ・ ペッチュ=ネフテル(Vn) クラウス・ネフテル(Vn) ヴィエスワフ・ ピプチンスキ(アコーディオン) | |
録音:2008年3月28日-30日。 ルーマニア出身のヴァイオリニスト、ブーランジェの作品を中心とした小品集。チャールダーシュあり、タンゴありで、どれも楽しめる作品ばかり。 | ||
イタリアのトランペット協奏曲 ヴィヴァルディトランペット協奏曲 変ロ長調 A.スカルラッティ:砕け、壊せ(*) マルチェッロ:トランペット協奏曲 ニ短調 A.スカルラッティ: 私の宝物、私はあなたのために死のう(*) ピエトロ・バルダサーレ: トランペット・ソナタ ヘ長調 ガルッピ:評判のトランペット(*) タルティーニ:トランペット協奏曲 ニ長調 ヴィヴァルディ:「グローリア」〜ドミネ・デウス(*) アルビノーニ:トランペット協奏曲 変ロ長調 |
ガボール・タルコヴィ(Tp) ラドスラフ・スルク指揮 バイエルン放送so.室内o. モイカ・エルトマン(S;*) | |
録音:2008年5月13日-16日、バイエルン放送スタジオ1。 BPOの首席トランペット奏者ガボール・タルコヴィによる、おそらく初のソロ・アルバム。タルコヴィは1969年ハンガリー生まれ。ヴュルテンベルグ・フィル、ベルリンso.、バイエルン放送so.を経て2005年からBPO 首席。このアルバムは協奏曲とトランペット付のアリアを交互に収録。ソプラノはジョナサン・ノットのマーラー:交響曲第4番で好評だったモイカ・エルトマン。伴奏は旧知の仲のバイエルン放送so.のメンバー。リラックスした雰囲気の中でタルコヴィの伸び伸びとした素晴らしいトランペットが堪能出来る。 | ||
ノット&バンベルク響、マーラー・チクルス Vol.4 マーラー:交響曲第9番 ニ長調 |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2008年9月15日-19日、ヨゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。 前作の第4番同様にかなりゆっくりとしたテンポが採用されている。ノットがこの作曲家を後期ロマン派の極北と位置づけているのは明確で、第1楽章は30分近いスローテンポ。この演奏は、ヴァイオリンを左右両翼に配し、低弦を左側に振るという古典配置によっており、その音響の見通しの良さは無類。「第9」は、第4楽章に代表されるように弦楽合奏による聴かせどころが多い曲ゆえに、ノットのプランニングが奏功している。第1楽章からして複雑な曲想の謎解きが明快で、これにはバンベルク響の能力の高さも大いに貢献している。 5日間を掛けてスタジオ・セッションを組んで録音されており、仕上がりの良さは無類。今回の「第9」は、ノットの鼻息や唸り声が結構入っているが、それだけ曲に心酔没頭していることの証左で、彼自身が私的な憧憬を隠そうともしていない点が前作までと異なる。 | ||
ジョルジュ・クラーマーが弾く ローザンヌ・聖フランソワ教会の大オルガン ヘンデル:オルガン協奏曲 変ロ長調Op.4-2(*) J.S.バッハ: トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564(#) クレランボー:第1旋法による組曲(+) ヴィドール: 「オルガン交響曲第5番」〜変奏曲(**) ジョルジュ・クラーマー(1909-1981):旋法組曲(##) |
ジョルジュ・クラーマー(Org) | |
録音:1968年8月22日(*)/1956年10月9日(#)/1974年4月3日(+)/1970年3月20日(**)/1960年11月6日(##)。 スイスのオルガニスト、クラーマー [Georges Cramer] (代理店翻訳者の表記はクラメール)の生誕100周年記念盤。作曲家でもあった彼は、1947年から1974年までローザンヌ聖フランソワ教会のオルガニストを勤めており、当CDはその間に残された貴重な記録を復刻するもの。 | ||
ハイドン: オルガン協奏曲第1番 Hob.XVIII-1/ オルガン協奏曲第2番 Hob.XVIII-2 プーランク: オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 |
ジョルジュ・アタナシデ(Org) ジン・ワン指揮 ユーラシア・シンフォニエッタ | |
録音:2009年2月24日-26日、ヴュルツブルク大学。 TUDORレーベルへ継続的に録音を続けているアタナシアデ(1929年生まれ)の最新録音。意外なことに協奏曲は初録音。一見変わったカップリングだが、ハイドンもプーランクも弦楽を伴奏にしている(ティンパニもあるが)共通項を持っている。ハイドンの2曲の協奏曲はチェンバロ協奏曲としても知られる作品。ジン・ワンは中国生まれの指揮者で、ウィーン音楽大学でハーガーに学びその後バーンスタイン、メータに学んだあとエトヴェシュのアシスタントを務めた。ヨーロッパの歌劇場などで活躍している。ユーラシア・シンフォニエッタはジン・ワンが組織したアジアとヨーロッパの若手奏者を集めたオーケストラ。 | ||
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴリ(1663-1745): 合奏協奏曲集 Op.2 より〔第9番(*) /第10番〕 カプリッチョ・バロックo.(リーダー:ドミニク・キーファー) アルフォンス・フォン・アールブルグ:合唱指揮チューリヒ少年cho. (*) ヨナ・シェンケル(ボーイS;*) アレックス・ポッター(CT;*) | ||
録音:2013年1月24日-27日、ノイミュンスター教会、チューリヒ。スイスのピリオド楽器アンサンブル「カプリッチョ」のTUDORレーベルへの5枚目のアルバム。今回は小編成のアンサンブルにチューリヒ少年合唱団を迎えてペルゴレージの遺作で代表作のスターバト・マーテル(悲しみの聖母)を録音。清楚で美しい児童合唱とフランス風の柔らかいアンサンブルが夭逝の天才ペルゴレージの名作に気高く演奏している。カップリングは「カプリッチョ」の選抜メンバーが、ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴリの悲しげな合奏協奏曲を演奏。 | ||
ブラームス:合唱と管弦楽のための作品集 ネニー(悲歌)Op.82/運命の女神の歌 Op.89/ アルト・ラプソディ Op.53(*)/運命の歌 Op.54 |
ロビン・ティチアーティ指揮 バンベルクso. バイエルン放送cho. アリス・クート(A;*) | |
録音:2009年3月、ヨゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。 アルト・ラプソディを歌うアリス・クートはイギリス出身でこれまでにブリギッテ・ファズベンダー賞、キャスリン・フェリアー賞などを受賞、ドホナーニ、ゲルギエフ、サロネンらと共演。リートとオペラの両分野で活躍している。太く柔らかな低音とともに高音域の輝きもすばらしく、次世代の名アルトとして注目されている。指揮のロビン・ティチアーティ(1983-)はシャルル・デュトワのもとで研鑽を積み、2005年には史上最年少でミラノ・スカラ座にデビューした。オーケストラと合唱との絶妙なバランスが実現され未来の巨匠を予感させる。 | ||
気まぐれな女〜ヴァイオリンとアコーディオンによる作品集 パガニーニ:ラ・カンパネッラ / エルガー:気まぐれな女 / グリーグ:ワルツ / ネヴィン:ロザリオ シューベルト:楽興の時 / ヴィターリ:シャコンヌ / ハイドン:ハンガリー風ロンド リムスキー=コルサコフ:アラビアの歌 / ドヴォルザーク:ユモレスク / パラディス:シシリエンヌ アリャビエフ:夜鳴きうぐいす / アルベニス:タンゴ / フォーレ:夢のあとに / パガニーニ:カンタービレ サラサーテ:カルメン幻想曲 / クライスラー:愛の歌〔代理店記載ママ。おそらく「愛の喜び」〕 サラサーテ:アンダルシアのロマンス / クライスラー:ウィーン奇想曲 / ベートーヴェン:酒宴の歌 ミヒャエラ・ペッチュ=ネフテル(Vn) ヴィスワフ・ピプチンスキ(アコーディオン) | ||
録音:2009年。誰もが知っている名曲集。ウィーンのカフェにいる気分にさせるおしゃれな一枚。 | ||
古典派トランペット協奏曲集 ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe-1 レオポルト・モーツァルト: トランペット協奏曲 ニ長調 ヨハン・バプティスト・ゲオルク・ ネルーダ(1707-1780):トランペット協奏曲 変ホ長調 フンメル:トランペット協奏曲 ホ長調 |
ガボール・タルコヴィ(Tp) カール=ハインツ・ シュテフェンス指揮 バンベルクso. | |
録音:2009年5月4日-8日。イタリアのトランペット協奏曲(TUDOR-7161)に続くガボール・タルコヴィのトランペット協奏曲集。 タルコヴィは1969年、ハンガリー生まれ。2005年以来BPOのソロ・トランペット奏者を務めている。前回がバロック音楽中心だったのに対し、今回は古典派が中心。伴奏の指揮はBPOを2007年に退団したクラリネット奏者・指揮者で、気心の知れたシュテフェンス。 | ||
マーラー(1860-1911):交響曲第3番 ニ短調
藤村実穂子(A) ジョナサン・ノット指揮バンベルクso.、 バンベルクso.合唱団女声団員、バンベルク大聖堂少年cho. | ||
録音:2010年5月25日-30、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク、ライヴ。2003年から始まったジョナサン・ノットのマーラー交響曲録音シリーズ。今回はマーラーの作品のなかでもとりわけ巨大で奔放な規模を持つ第3番。「交響曲は世界だ。ゆえにすべてを包含しなければならない」というマーラーの交響曲観をもっとも体現した作品で、その膨大な音の情報量、詰め込まれた音楽の多様さ、宇宙、自然への感謝と畏怖がこめられた音楽は現在までも他に類を見ない。第4楽章でアルト独唱を受け持つ、近年目覚しい活躍をする藤村実穂子の歌唱も聴き物。超高音質により音のディテール、立体感に優れ、マーラーの思い描いた大自然の響き、牧神の深いため息が聴き取れることだろう。 | ||
ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴーリ(1663-1745):10の合奏協奏曲集 Op.10 (1698) 〔第1番 ハ長調/第2番 ニ長調/第3番 変ロ長調/第4番 イ長調/第5番 ロ短調/ 第6番 イ短調/第7番 ホ長調/第8番 ニ長調/第9番 ト短調/第10番 イ長調〕 アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682):ソナタ&シンフォニア集 ソナタ「2つの楽隊で」/シンフォニア集「極めて聖なる生誕祭のために」/ ソナタ・ディ・ヴィオレ「2つのヴァイオリンとリュートのコンチェルティーノ、ヴィオラ群のための合奏協奏曲」/ シンフォニア・カンタータ「なんという奇跡」 ドミニク・キーファー指揮カプリッチョ〔旧団体名:カプリッチョ・バーゼル〕 | ||
録音:2005年3月9日-4月10日、ビンニンゲン、スイス|ピリオド楽器使用|初出・旧品番: Capriccio, 71091 (HYBRID_SACD) 〔廃盤、入手不能〕。 かつてCAPRICCIOレーベルからSACDで発売されていた録音(その際のオーケストラ名はカプリッチョ・バーゼル)のCDでの再発売。ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴーリの10の合奏協奏曲 Op.2の全曲にストラデッラの作品を挟み込んでいる。 ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴーリ(1663-1745)は、北イタリアルッカに生まれ、同地で活躍し亡くなったヴァイオリニストで作曲家。 Op.2の合奏協奏曲は1698年に出版された彼の代表作。このうちの第3番を、バッハより半年上のオルガン奏者、ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748)がオルガンに編曲していたことでも知られており、バッハもグレゴーリを知っていた可能性がある。バーゼルのピリオドo.、カプリッチョがキリリとした演奏を聞かせてくれる。全10曲の録音はおそらくこれが唯一。グレゴーリより2世代上で合奏協奏曲の祖と言われるアレッサンドロ・ストラデッラの作品も素敵だ。 | ||
リチャード・マッジ(1718-1763): 6つの協奏曲集(1749出版) [第1番 ニ長調/第2番 変ロ長調/第3番 ト長調/ 第4番 ニ短調/第5番 変ロ長調/第6番 ヘ長調]/ ノン・ノビス・ドミネ |
カプリッチョ (バロックo.) | |
録音:2008年6月30日-7月4日、バーゼル・マルティン教会。 リチャード・マッジは18世紀イングランドのビドフォード(と代理店翻訳者は記しているが、おそらくバイドフォード [Bideford] )生まれの作曲家。本業は牧師で、この6つの協奏曲など僅かな作品しか伝わっていないという。ヘンデルなどからの影響も見られつつ、穏健で愉しい音楽。カプリッチョは1999年創立のバーゼルのバロックo.。「たいへん優れた奏を繰り広げている。」(代理店翻訳者記載ママ) | ||
コン・ブラヴーラ〔心を込めて大胆に〕〜フランツ&カール・ドップラー:作品集 フランツ・ドップラー:アンダンテとロンド Op.25 /ハンガリーの主題による小さな二重奏曲 Op.36 / 夢遊病の女(アデリーナ・パッティの思い出によるパラフレーズ) Op.42 /小二重奏曲 Op.37 フランツ&カール・ドップラー共作:華麗なるワルツ Op.33 /プラハの思い出 Op.24 /リゴレット幻想曲 Op.38 ヴァルター・アウアー、カール=ハインツ・シュッツ(Fl) クリストフ・トラクスラー(P) | ||
録音:2012年10月。フルート音楽の定番、フランツ(1821-1883)とカール(1825-1900)のドップラー兄弟の2本のフルートのための作品を収録。ヴァルター・アウアーとカール=ハインツ・シュッツの二人はともにオーストリア出身でVPOのメンバー。シュッツはオーレル・ニコレに師事、1998年カール・ニルセン・コンクール優勝、ウィーン響に在籍した後、現在はVPOに在籍している。アウアーはNDRフィル、ドレスデン・フィルの首席を経て現在、VPOに在籍。室内楽、ソロ活動も旺盛に行っている。 | ||
マーラー:交響曲第7番 ホ短調 | ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2011年7月11日-15日、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。好評ノットのマーラー交響曲録音シリーズ第7弾。今回はマーラーの交響曲中、最も解釈が難しいとされる第7番。「夜の歌」と呼ばれることもあるこの作品は夢とうつつの境目を往き来するかような夢幻的な雰囲気と美しい旋律で溢れている。全体の構成がラプソディックであるため、全体のポイントをどこに置くかによって演奏の方向性が指揮者によって著しく異なる問題作でもあるが、さてノットはいかなるアプローチをとっているのかは聴いてのお楽しみ。管楽器ソロの出番も多く、艶やかで流麗なバンベルク響の管楽セクションの妙技も聴き逃せない。ハリウッドの映画音楽かと見紛うほど効果絶大かつ豪華絢爛な両端楽章とシェーンベルクらに霊感を与え表現主義音楽の確立に決定的な影響を与えた中間楽章の「夜の音楽」の鮮烈なコントラスト。豪快な大管弦楽のサウンドと繊細な室内楽の要素を併せ持つ複雑な総譜をこれほどの解像度でリアリゼーション出来る指揮者は今日ノットをおいて他にいない。高音質SACDによってマーラーの意思があますところなく表現された同曲の決定盤の登場。 | ||
ドルチェとスタッカート〜テレマン:管弦楽作品集 管弦楽組曲 ト短調 TWV55: g4 / 協奏曲 ホ長調 TWV 51: E1 / ソナタ ヘ短調 TWV44: 32 / 協奏曲 ヘ長調 TWV53: F1 / 管弦楽組曲 変ロ長調 TWV55: B5 |
ドミニク・キーファー指揮 カプリッチョ(バロックo.) | |
録音:2009年7月、DDD。マッジ「6つの協奏曲」(TUDOR-7173)に続くアルバムとなる演奏団体のカプリッチョは1999年結成。、コンサートマスターのドミニク・キーファーが音楽監督を務め、スイス・バーゼルに本拠を置くピリオド楽器オーケストラ。 | ||
ハンス・ゾンメル(1837-1922):管弦楽伴奏付歌曲集 サッフォーの歌 Op.6(テキスト:カルメン・シルヴァ)/ 管弦楽伴奏付歌曲集 〔オデッセウス/夜/漁師/王様と蚤/宮殿の見張り台で塔守は歌う/月へ/他、全15曲〕 エリザベト・クルマン(Ms) ボー・スコウフス(Br) セバスティアン・ヴァイグレ指揮バンベルクso. | ||
録音:2010年5月-8月、バンベルク。ハンス・ゾンメルは日本では殆ど知られていないが、ブラームス(1833-1897)とほぼ同年代のドイツの作曲家。生涯に多くの歌劇(その多くはおとぎ話を題材としている)とおびただしい数の歌曲を作曲している。ワーグナーとR.シュトラウスの間のミッシング・リンクを埋めるような作風で極めて興味深い存在といえよう。またイタリア歌劇から影響を感じさせる伸びやかで美しい旋律性をも兼ね備えている。いずれも管弦楽の伴奏つきで、さながら歌劇のアリアを思わせるドラマティックな歌曲。ソプラノのエリザベト・クルマンはオーストリアの若手でウィーン・フィルの演奏会に度々登場し、アーノンクール、メータ、ムーティらと共演している。バリトンのボー・スコウフスはデンマーク出身でドン・ジョヴァンニからツェムリンスキー、ヴォツェックなどオペラも得意としているが、ドイツ歌曲も得意としSONY CLASSICALから多数のアルバムが発売になっている。 | ||
アントン・アレンスキー(1861-1906): チェロとピアノのための2つの小品 Op.12 / ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.30 / ピアノ五重奏曲 ニ長調 Op.51 (*) /チェロとピアノのための4つの小品 Op.56 モスクワ・ラフマニノフ三重奏団[ミハイル・ツィンマン(Vn) ナターリア・サヴィノワ(Vc) ヴィクトル・ヤンポリスキー(P)] レオニード・ルンドストレム(Vn;*) イリヤ・ゴフマン(Va;*) | ||
録音:2009年、モスクワ。アレンスキー:ピアノ三重奏曲集(TUDOR-7152)に続くモスクワ・ラフマニノフ三重奏団のアレンスキー第2弾。ロシア叙情たっぷりのアレンスキーの弦楽器のための室内楽曲集。アレンスキーはリムスキー・コルサコフとチャイコフスキーの多大な影響のもと、さらにショパン、フランス音楽の影響も臆せずに受け、ロシアの作曲家の中でも突出して洗練された作風を確立した。大作、ピアノ五重奏曲を中心にヴァイオリン、チェロのための小品など、いずれも美しい旋律にあふれた佳曲がそろっている。モスクワ・ラフマニノフ・トリオは結成18年になる中堅アンサンブルで当 TUDOR からはショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲集(TUDOR-7137)も出ている。なお、ラフマニノフ・トリオとも表記されることもあるが Centaur に録音があるラフマニノフ三重奏団とは別団体。 | ||
シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 / 序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op.134 / 協奏的小品 ヘ長調 Op.86 / 序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 Op.92 |
ゲルハルト・オピッツ(P) マルク・アンドレーエ指揮 バンベルクso. | |
録音:2010年6月28日-7月2日、バンベルク。TUDORのバンベルクso.のシリーズ、ゲルハルト・オピッツを迎えてのシューマンのピアノ協奏曲集。オピッツはシューマンも得意としているが、ピアノ協奏曲も含めてこれらの曲は意外なことに初録音と思われる。過度の思い入れをせず、我を押し出し過ぎずしかししっかりと自己主張をする、身の詰まったシューマンを聞かせてくれる。バックをスイスの名匠マルク・アンドレーエが受け持っている。 | ||
コン・スピリート〜ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):協奏曲&シンフォニア集 ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ短調/ 2つのフルート、2つのオーボエ、2つのホルン、 弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ニ長調/ ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ロ長調/ 2つのホルン、弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ト長調/ ファゴット、2つのオーボエ、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ホ長調/ 2つのファゴット、弦楽と通奏低音のためのシンフォニア第6番a 変ロ長調 セルジオ・アッツォリーニ(Fg) ドミニク・キーファー指揮 カプリッチョ(バーゼル・バロックo.) | ||
録音:2010年。ドイツの作曲家ヘルテルは、J.S.バッハの弟子に師事して音楽を学んだとされている。アイゼナックの宮廷楽団のコンサート・マスターを皮切りに多くの宮廷楽団の楽員としてキャリアを積み、同時に多くの協奏曲、シンフォニアを作曲した。バッハの流れを汲む作曲家とはいえ、イタリア音楽の影響を強く受けたカンタービレあふれる協奏曲。演奏のカプリッチョ・バーゼル・バロックo.は1999年に結成されバロックから古典、初期ロマン派をレパートリーとしており、モンテヴェルディの歌劇からベートーヴェンの交響曲まで演奏する。当レーベルには他にマッジの6つの協奏曲(TUDOR-7173)、テレマンの序曲・協奏曲集(TUDOR-7177)がある。 | ||
ブラームス: ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a / セレナード第1番 ニ長調 Op.11 / ハンガリー舞曲〔第1番/第3番/第10番〕 |
ロビン・ティチアーティ指揮 バンベルクso. | |
録音:2010年9月7日-11日、バンベルク。若く瑞々しく柔らかく、喜ばしさとデリケートな感性、そして上質な味わいを湛えた極めて稀なブラームス。ロビン・ティチアーティは1983年、ロンドンに生まれた、まだ20代の指揮者。しかしその才能は十代から注目されており、既に20代前半には英国音楽界の一線で活躍。日本でも2008年5月にザルツブルク音楽祭のプロダクションによる「フィガロの結婚」を指揮エイジ・オブ・エンライトメントo.を率いて見事なモーツァルトを演奏し、耳の鋭い人たちから賞賛されていた。今回は、ティチアーティが首席客演指揮者を務めるバンベルクso.を指揮してのブラームス。快速でありながら往年の巨匠指揮者たちが持っていたような弾む広がりを持つ変奏曲もさることながら、若書き扱いされることも少なくないセレナード第1番が「初期交響曲」と呼ぶに相応しい傑作であることをティチアーティは明確に示している。この演奏を聞けば誰もが、21世紀半ば偉大な指揮者の「若き日の足跡」がここにあることを認めることだろう。SACDによってバンベルクso.が未だ残すドイツ・ローカルの音色が堪能できるのも魅力。 | ||
アリオーソ&ブリランテ ジェレマイア・クラーク:デンマーク行進曲の王子(トランペット・ヴォランタリー) アルビノーニ:トランペット協奏曲 ニ長調 / J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番〜メヌエットとバディネリ テレマン:協奏曲 ヘ短調 / J.S.バッハ:カンタータ BWV156 〜アリオーソ ヴィヴァルディ:協奏曲 へ長調 RV.455 / ヘンデル:オンブラ・マイフ ジャン=バティスト・ルイエ:ソナタ ハ長調 Op.3 / J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア G.B.ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番 ハ長調 Op.4 / ジェレマイア・クラーク:トランペット・チューン ガボール・タルコヴィ(Tp) ペーター・コフラー(Org) | ||
録音:2012年10月8日、11日、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。「イタリアのトランペット協奏曲」(TUDOR-7161)、「古典派トランペット協奏曲集」(TUDOR-7169)に続くタルコヴィのアルバムは、オルガンを伴奏にバロックの定番ソナタからヘンデルのオンブラ・マイフ、バッハ/グノーのアヴェ・マリアまで親しみやすい名曲ばかりをセレクション。タルコヴィはハンガリー出身で、2005年以来 BPO に在籍し金管セクションをリードしている。オルガン伴奏のコフラーはイタリア出身で2008年よりミュンヘンの聖ミカエル・キリスト協会の専属オルガニストを務めている。トランペットとオルガンによるきらびやかな世界をどうぞご堪能頂きたい。 | ||
リュリ:歌劇からの管弦楽作品集 「ファエトン」〜序曲、エールと舞曲/ 「アティス」〜序曲、エールと舞曲/ 「アルミード」〜序曲、シャコンヌ、エールと舞曲 |
ドミニク・キーファー指揮 カプリッチョ 〔バーゼル・バロックo.〕 | |
録音:2011年3月10日-13日、ラインファイデン。マッジ:協奏曲集(TUDOR-7173)、テレマン:管弦楽作品集(TUDOR-7177)、ヘルテル:作品集(TUDOR-7182)に続く、1999年に創設されたバロックo.「カプリッチョ」のCD第4弾。スイスの団体らしく、ドイツ風の演奏よりは明るく柔らかめ、フランスの団体よりは素朴な温もりがある演奏。肩肘張らない心地よいリュリを聞くには打ってつけのCD。 | ||
ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750): 6つの合奏協奏曲 Op.5 〔第1番 ホ短調/第2番 変ロ長調/第3番 ト短調/第4番 イ短調/第5番 ハ短調/第6番 ト短調〕/ オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ホ長調/リコーダー、弦楽と通奏低音のための5声の協奏曲 ドニミク・キーファー指揮カプリッチョ〔バロックo.〕 | ||
録音:2013年10月8日-10日、ラインフェルデン、スイス。 サンマルティーニ兄弟の兄、ジュゼッペ・サンマルティーニ〔弟はジョヴァンニ(1698頃-1775) 〕は1736年以降をロンドンで過ごしており、6つの合奏協奏曲 Op.5はその時期の1747年に出版された。3楽章から5楽章まで形式は様々で、また編成にも変化がある。カプリッチョは1999年創立のバロックo. 。リーダーのドニミク・キーファーは創設者の一人で、バロックヴァイオリンの名手。 | ||
ドヴォルジャーク:室内楽作品集 バガテル Op.47 /テルツェット(三重奏曲) Op.74 /弦楽五重奏曲第2番 Op.77 シャロウン・アンサンブル・ベルリン [ヴォルフラム・ブランドル、レイチェル・シュミット(Vn) ミッシャ・アフカム(Va) リチャード・デュヴェン(Vc) ペーター・リーゲルバウアー(Cb) ヴォルフガング・キューン(ハーモニウム)] | ||
録音:2013年5月-6月。BPOのメンバーによって1983年に設立されたシャロウン・アンサンブル・ベルリン。現在はドイツの主要なオーケストラに在籍するメンバーで構成されている。ヴァイオリンのブランドルは10年間BPOで活躍。現在ベルリン国立歌劇場o.のコンサート・マスターを務めている実力派。ドヴォルジャークのユニークな編成の室内楽作品を収録。「バガテル」は2本のヴァイオリン、チェロとピアノの代わりにリードを用いたオルガン、ハーモニウムを用いた作品。「テルツェット(三重奏曲)」はヴァイオリン2本とヴィオラ。「弦楽五重奏曲第2番」は弦楽四重奏+コントラバスの編成。シャロウン・アンサンブル・ベルリンはドヴォルジャークの民俗色を洗練された演奏で楽しませてくれる。 | ||
マックス・ブルッフ(1838-1920): スコットランド幻想曲 Op.46 /ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26 / ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス Op.85(ガイ・ブラウンシュタイン編曲) ガイ・ブラウンシュタイン(Vn) イオン・マリン指揮バンベルクso. | ||
録音:2011年9月16日-19日、バンベルク。ガイ・ブラウンシュタインは2000年からBPOの第1コンサート・マスターを務めている。彼はピンカス・ズッカーマンの弟子でソリストとしてもオーケストラとの共演や室内楽で活躍している。このディスクでは有名なブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、スコットランド幻想曲のほかに、もとはヴィオラのための作品であるロマンス Op.85をヴァイオリンで演奏している。ブルッフの流れるような旋律を悠々と歌いあげ、ブルッフの協奏曲の中では今後ベスト盤に数えられることは間違いない名演。 | ||
シャーンドル・バローグ(1958-):ブレーメンの金管音楽隊(*) ショスタコーヴィチ/ドラーゲ&アンドレセン編曲:舞台管弦楽のための組曲より(4曲) シャーンドル・バローグ指揮ベルリン・フィルハーモニー金管アンサンブル クラウス・ヴァレンドルフ(朗読・ドイツ語;*) | ||
録音:2009年3月、2012年2月。BPOの精鋭たちが集まった金管アンサンブルによる楽しい音楽劇。シャーンドル・バローグはハンガリー出身のバス・トロンボーン奏者でハンガリー放送so.、ブダペスト祝祭管などで活動する傍ら、ブラスのための作編曲を数多く手がけている。「ブレーメンの金管音楽隊」はバローグのオリジナル作品で有名な童話に基づく音楽劇。8曲からなる組曲の合間に朗読(ドイツ語)が入る。ショスタコーヴィチの組曲はかつては「ジャズ組曲第2番」として知れられていた作品から4曲選んで金管アンサンブルのために新たに編曲してまとめた物。 | ||
永遠の幻影 オットー・オルソン(1879-1964):オルガン交響曲第2番「クレド・シンフォニアクム」Op.50 シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第10番「ローマ風」Op.73 ジョルジュ・アタナシアデ(Org) | ||
録音:2011年、サン=モーリス大聖堂、フランス。使用楽器:同大聖堂の大オルガン。オットー・オルソンはスウェーデンの作曲家で後期ロマン派とフランス音楽の影響を受け、華麗なハーモニーを持った壮麗なオルガン曲や宗教曲を多数作曲した。他にヴィドールの代表作のひとつ「ローマ風」交響曲を収録。ジョルジュ・アタナシアデは1929年スイス生まれの巨匠。 | ||
ノットのマーラー・ツィクルス完結編〜 マーラー(1860-1911): 交響曲第6番 イ短調「悲劇的」 |
ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2008年10月27日-31日、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。2003年に第5交響曲で始まったノットのマーラー交響曲全集録音チクルスも第8番と併せ いよいよ完結。完結までに9年の歳月をかけているところは何事も拙速に成果が求められる昨今の一般世情を考えると極めて慎重、かつ万全の準備と綿密な計画のもと一連の録音が行われたことがわかる。その複雑な対位法と全体の造形の完成度の高さから第9番を差し置いてマーラーの最高傑作との呼び声も度々聞かれる第6番は指揮者とオーケストラの技量のほどを厳しく問われる難曲だが、冒頭からノットは尋常ならざるハイテンションで飛ばし、さらに咆哮する音響の渦の中を巨木の幹と枝のようにうねり、のたうち回る緻密な対位法をノットは冷徹な眼差しでクリアに浮かび上がらせる。マーラーが偏執狂的なまでに細かく書き込んだ指定は忠実に守られ、結果として極端なまでのコントラスト、光と影が生まれ、さながらギリシャ彫刻のような美しさを実現する。また第3楽章の痛々しいまでのセンチメンタリズムも特筆に値する。 SACD の超優秀録音とあいまってバンベルクso.のサウンドもさらに壮麗を極め、この作品が一種の「管弦楽のための協奏曲」的な発想のもと書かれていたことに改めて気づかされる。ブーレーズの冷静さとバーンスタインの情熱が融合した稀有の第6番の決定盤。 | ||
ノットのマーラー・ツィクルス完結編〜 マーラー(1860-1911):交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」 ヤニナ・ベヒレ、ミハエラ・カウネ、マリソル・モンタルヴォ、マヌエラ・ウール(S) リオバ・ブラウン(A) アルベルト・ドーメン(B-Br) ミハエル・ナジ(Br) シュテファン・フィンケ(T) ジョナサン・ノット指揮バンベルクso. & cho.、チェコ・フィルcho.、ヴィンツバッハ少年cho. | ||
録音:2010年7月21日-26日、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク。交響曲第6番や第9番、「大地の歌」に見られる神経質で厭世的な、いわゆる典型的なマーラー像はこの第8番では影を潜め、信仰告白と恍惚とした忘我の境地が高らかに歌われる。しかし管弦楽と分厚い声楽パートの光彩の中にも極めて綿密な音響設計と対位法が施され、そうした部分での緻密な処理は現代音楽を得意とするノットの面目躍如。たとえ洪水のようにも思われる音響の中でもノットのオーケストラ・コントロールは繊細さを極め、この曲を単なるお祭り騒ぎではなく、メシアンにも通じるクリアな次元へと聴き手を導く。また前半と著しいコントラストをなす第2部の室内楽的な書法におけるノットの現代音楽を演奏するかのような精密な棒さばきにも注目。マーラーが人生最後に聴いた自作はこんな演奏だったのではないかと思わせる名演。 | ||
ブルックナー:ミサ曲第3番 ヘ短調
ハンナ=エリーザベト・ミュラー(S) アンケ・フォンドゥング(A) ドミニク・ヴォルティヒ(T) フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(B) ロビン・ティチアーティ指揮バンベルクso.、バイエルン放送cho. | ||
録音:2013年4月8日-12日、バンベルク・コンツェルトハレ「ヨゼフ・カイルベルト・ザール」。若き俊英ロビン・ティチアーティと彼が2010年から2014年まで首席客演指揮者を務めているバンベルクso. のコンビ、2枚のブラームスの次の新録音はブルックナーのミサ曲第3番。ミサ曲第3番は、ブルックナーがウィーンに移住する直前の1867-1868年に作曲、その後1870年代、1880年代、さらには1890年代まで断続的に改訂をしている。宗教的敬虔さに満ちた感動的な大作だが、同時に初期の交響曲と同様のまとめづらさのある難曲でもある。ティチアーティは持ち前のバランスの良さと、透明感溢れる柔らかな色彩を生かして、ドイツ風のゴツゴツした演奏からは想像もできないほど美感滴るブルックナーに仕立てている。4人のソリストとバイエルン放送cho. の声楽陣もティチアーティの意を見事に汲んでいる。新鮮な美しさをSACDの優秀録音が一層引き立てている。 | ||
ドヴォルジャーク: 交響曲第9番 ホ短調「新世界より」 Op.95 / アメリカ組曲 イ長調 Op.98b |
ロビン・ティチアーティ指揮 バンベルクso. | |
録音:2013年12月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、コンツェルトハレ、バンベルク。ロビン・ティチアーティは1983年の生まれ。このディスクに収録されているドヴォルジャークは2013年暮の録音なので、ちょうど30歳の時の演奏。普通はまだ駆け出しの年齢だが、ティチアーティは20代で既に高い評価を得ていた。26歳でスコットランドの名オーケストラ、スコットランド室内o. の首席指揮者に就任、27歳にはこの録音で演奏しているバンベルクso. の首席客演指揮者に就任。これだけでも驚きだが、さらにこの録音の翌年には英国の格式高いグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任している。就任時、ティチアーティはようやく31歳になったところだった。だが年齢で驚いている場合ではない。この青年指揮者の演奏が抜群に素晴らしい。彼の演奏を聞けば、30歳で国際的名声を築いたのも当然と理解できるだろう。このディスクに聞けるティチアーティのドヴォルジャークの演奏はたいへんに充実したものだ。響きは豊かで旨みに溢れ、音楽の運びには既に風格すら感じられる。全体の構成をキチッと見通していて抜かりなく、楽譜の指示もとてもよく読み込んでいる。勢いにまかせるようなことのない成熟した演奏なのだが、しかし音楽の端々には、若く才能豊かな音楽家だけが持つ瑞々しい感性が宿っている。ティチアーティがいずれ大家、巨匠と呼ばれる指揮者になった時でも、このドヴォルジャークのディスクは30歳のティチアーティの魅力をHYBRID_SACDの優秀録音で伝え続けてくれるだろう。 | ||
名序曲集 グルック/ワーグナー編曲:「アウリスのイフェジェニー」序曲 モーツァルト:「クレタの王イドメネオ」より〔序曲/バレエ音楽〕 ケルビーニ:「メデ」序曲 / ベートーヴェン:「アテネの廃墟」 Op.113 〜序曲 ウェーバー:「オベロン」序曲 / メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」序曲 カール=ハインツ・シュテフェンス指揮バンベルクso. | ||
録音:2014年11月4日-8日、バンベルク。カール=ハインツ・シュテフェンスがバンベルクso.を指揮した序曲集。シュテフェンスは1961年、ドイツ西部のトリーアの生まれ。元々はクラリネット奏者で TUDOR レーベルへも多数の録音がある。バイエルン放送so.(1989-1996)やBPO (2001-2007) のソロ・クラリネット奏者を務めたが、2007年に指揮者に転向、ハレ歌劇場 (2007-2013) やルートヴィヒスハーフェン・ラインラント=プファルツ州ドイツ国立po. (2009-) の音楽監督を歴任。短期間で指揮者としての名声を高め、2008年にはベルリン国立歌劇場に「フィデリオ」で初登場、2012年にはスカラ座に「ドン・ジョヴァンニ」で初出演、同年はNHKso.でも指揮をしている。2013年に古巣BPOを指揮して話題になった。ソリストとしてやっていけるほどの腕前のクラリネット奏者でありながら、地方の歌劇場、オーケストラから再出発した人だけに、指揮者歴がまだ10年に満たないとは思えないほど叩き上げ的な実力を持っており、様々なタイプの音楽をいずれも見事に説得力あるものにしている。このSACDを聞いた人は間違いなくシュテフェンスの名前を良く覚えておこうと思うことだろう。バンベルクso. のしっとりとした音色も美しく、それを優秀録音がよく捉えている。 | ||
フルシャ&バンベルク響〜スメタナ: 連作交響詩「わが祖国」(全6曲) |
ヤクブ・フルシャ指揮 バンベルクso. | |
録音:2015年9月7日-8日、2016年3月21日-23日、バンベルク。収録時間: 81'11 。2016年9月、チェコの有望な若手指揮者、ヤクブ・フルシャがドイツの名門オーケストラ、バンベルクso.の首席指揮者に就任。そしてこの期待の組み合わせの初録音として、チェコ音楽の金字塔、スメタナ「わが祖国」全曲がSACD hybrid で発売された。東京都so.の首席客演指揮者として日本でもお馴染みのフルシャは、まだ30代半ばだがチェコpo. の常任客演指揮者にも任じられており、21世紀のチェコのクラシック音楽界を背負って立つ才能として大きな期待が寄せられている。チェコ人が持つ「わが祖国」への熱い思いが湧き上がりつつも、現代的な知性で楽譜の隅々にまで配慮を行き届かせた演奏。そして前身がプラハのドイツ人オーケストラであるバンベルクso.が、フルシャの素晴らしい音楽にドイツのオーケストラの充実した音を加えている。始まったばかりのフルシャとバンベルクso. の時代だが、就任前のこの録音から既に素晴らしい一時代が築かれることが予見できるようだ。定評ある TUDOR の SACD hybrid 優秀録音、SURROUND SOUND 5.1。 | ||
ヘンツェ(1926-2012): ファゴット、ギターと弦楽三重奏のための「新しい民謡と羊飼いの旋律」(1983/96) (*) / ヘルダーリン「明るい青空に」による テノール、ギターと8つの楽器のための「室内楽1958」(1958/63) (#) ダニエル・ハーディング指揮(#) シャロウン・アンサンブル(*/#) [クリストフ・ホラク(Vn;*) ヴォルフラム・ブランドル、クリストフ・シュトロイリ(Vn;#) ミヒャ・アフハム(Va;*/#) クラウディオ・ボホルケス(Vc;*) リチャード・デュヴェン(Vc;#) ペーター・リーゲルバウアー(Cb;#) アレクサンデル・バーダー(Cl;#) マルクス・ヴァイドマン(Fg;*/#) シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキー(Hr;#)] ユルゲン・ルック(G;*/#) アンドルー・ステープルズ(T;#) | ||
録音:2013年9月(#) 、2014年7月(#) 、2016年2月(*) 、すべて カンマームジークザール、フィルハーモニー、ベルリン。 2012年に86歳で亡くなった、ドイツの巨匠作曲家ヘンツェ。同時代の前衛とは一線を画した、二つの情感豊かな音楽を収録している。テノールとギターとアンサンブルのために書かれた「室内楽1958」は、ヘルダーリンの詩「明るい青空に」を用いた声楽曲。ブリテンに献呈され、そのブリテンを思わせる沈みがちな抒情あふれる歌唱がいい。ハーディング指揮シャロウン・アンサンブルも中間色を巧みに生かした色彩感で聴かせる。ファゴット、ギターと弦楽三重奏のための「新しい民謡と羊飼いの旋律」は新古典主義風。オーストリア民謡の牧歌風の旋律に、深々としたメランコリーが入り交じる。 | ||
フランティシェク・ヴィンツェンツ・クラマーシュ 〔フランツ・クロンマー〕(1759-1831):フルート四重奏曲集 〔ニ長調 Op.93 /ハ長調 Op.90 /ト長調 Op.92 〕 アンドレアス・ブラウ(Fl) クリストフ・シュトロイリ(Vn) ウルリヒ・クネルツァー(Va) ダーフィト・リニカー(Vc) | ||
録音:2014年12月8日-9日、2015年1月12日-13日、2月23日、ベルリン。再評価が進んでいるクラマーシュ〔クロンマー〕のフルート四重奏曲集。ボヘミア、イフラヴァ地方の小村カメニツェに生まれた作曲家。モーツァルトと同世代で、ベートーヴェンより4年長命した。ハンガリーやウィーンで活動した後、ウィーンで宮廷楽長の地位に就き、同地で亡くなった。このCDに収録されている3曲のフルート四重奏曲は、ハイドンの後期やところどころ初期のベートーヴェンを思わせるたいへん魅力的な作風。1969年から2015年まで実に46年間、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めたアンドレアス・ブラウが、円熟の笛の音としか言いようのない素晴らしい演奏でクロンマーの魅力を存分に引き出している。 | ||
シャーンドル・バローグ(1958-):ブレーメンの金管音楽隊(*) ショスタコーヴィチ/ドラーゲ&アンドレセン編曲:舞台管弦楽のための組曲より(4曲) シャーンドル・バローグ指揮ベルリン・フィルハーモニー金管アンサンブル クラウス・ヴァレンドルフ(台本&朗読・日本語;*) | ||
録音:2009年3月、2012年2月|日本語解説・台本付き。ドイツ語朗読版 (TUDOR-7189) が先に出ていたアイテムに、台本作家自らが日本語朗読した版が登場。 | ||
ブリリアント・ブラス トーマス・ガンシュ:5つの艦隊 / ヴィクトル・エヴァルド:金管五重奏曲第1番 変ロ短調 ヨーゼフ・ランナー/マリアンヌ・ブルックナー編曲:シュタイアー風舞曲 マルコム・アーノルド:金管五重奏曲 Op.73 / ヴェルナー・ピルヒナー:金槌をポケットに持った男 ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット [ガボール・タルコヴィ(Tp;BPO首席) ギヨーム・ジェル(Tp;BPO) トーマス・イェプストル(Hr;VPO) ディートマル・キューブルベック(Tb;VPO首席) アレクサンダー・フォン・プットカマー(Tu;BPO)] | ||
録音:2014年5月、シンフォニア・スタジオ、ウィーン。管楽器ファン、大注目のアルバムがリリース。世界的ソリストとしても活躍する5人が、オーケストラという枠を超えて結成した「ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット」。BPO 、VPOのメンバーによる世界最高峰の響きを堪能出来る。コンクールの定番エヴァルドの金管五重奏曲第1番や、アーノルドの金管五重奏曲など、最高の演奏で聴く金管五重奏曲はまさに極上の時間。 | ||
ノット〜マーラー:交響曲「大地の歌」 | ロベルト・サッカ(T) スティーヴン・ガッド(Br) ジョナサン・ノット指揮 バンベルクso. | |
録音:2016年2月8-13日、バンベルク・コンツェルトハレ・ヨゼフ・カイルベルト・ザール、セッション。 2003年から2011年にかけて録音が行われたジョナサン・ノットとバンベルクso. によるマーラー:交響曲全集録音チクルスはディスクが発売されるごとに各方面から称賛の声が聞かれ話題を集めた物。その後あらためてボックス仕様の形でマーラー交響曲全集として発売されたがディスクは第1番から第9番まで。その頃からいったい「大地の歌」はどうなっているのかとのファンからのお声がちらほら聞かれた。待望のリリース。録音は2015年の2月にバンベルクで念入りに行われた。ジョナサン・ノットはVPOとも「大地の歌」を録音した(SONY/2017年春発売予定)が、そちらはテノールのカウフマンが一人で全部歌ってしまった代わりダネだった。このベンベルクでの声楽陣はバーンスタイン&VPOの録音でも採用され、その後も時々行われているテノール、バリトン歌手によるバージョン。一聴して感じるのはバンベルクso.の柔らかく耽美的な音色。蜜のように滴る甘いホルンの響き、官能の極みのような木管、弦楽セクション。ノットは繊細きわまるこの作品の室内楽的書法を注意深く再現しつつ、どこまでも優美に陶酔感をもって進む。またTUDOR特有の優れた録音技術も特筆に値し、各声部の細やかな旋律の綾も鮮やかにとらえられている。人生の無常を謳ったこの作品をこれほどまで枯淡の境地から程遠く、悩ましく官能的、耽美的に演奏したディスクは近年珍しいだろう。因みにテノールのロベルト・サッカはマゼール、小澤征爾、ハーディングらと共演、2015、16年にはミラノ・スカラ座に「ヴォツェック」(!)でデビュー、バリトンのスティーヴン・ガッドはキャリアの最初にキャスリーン・フェリアー奨学金を得たのも今回の録音との何かの縁か、その後プラシド・ドミンゴ・オペラ・コンペティション上位入賞、世界各地の歌劇場で目覚ましい活躍を続けている、いずれも今、もっとも脂の乗り切った歌手たち。 | ||
アヴェ・マリア、歓喜、ハレルヤ バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV1068〜アリア / ジャゾット/伝・アルビノーニ:アダージョ ヘンデル:セルセ〜オンブラ・マイ・フ/メサイア より〔シオンの娘よ、大いに喜べ/ハレルヤ〕 モーツァルト:証聖者の荘厳晩課 K.339〜主を称えよ / バッハ/グノー編曲:アヴェ・マリア ヘルベック:歌え、子らよ / フランク:天使の糧 / パッヘルベル:カノン シューベルト:アヴェ・マリアD839 / メンデルスゾーン:主よ、私の祈りを聞いて下さい ヨナー・シェンケル(ボーイS) アルフォンス・フォン・アールブルク指揮チューリヒ室内o.、少年cho. | ||
録音:2014年4月4日-6日、チューリヒ。バロック音楽および古典派の宗教(的)音楽の名曲を集めたCD 。しかしさすがはTUDOR 、ありがちな耳当りの良い癒しの名曲集などではなく、とても本格的な充実した演奏を聞かせてくれる。それもそのはず、チューリヒ室内o. は1945年創設という歴史ある室内オーケストラで、しかも2011年からはロジャー・ノリントンが首席指揮者を務めている。またチューリヒ少年合唱団はアルフォンス・フォン・アールブルクによって1960年に結成、半世紀以上に渡って活躍している少年合唱団。独唱を務めているヨナー・シェンケルはその団員。1999年生まれ。透き通った美声が素晴らしい。 | ||
アタナシアデのアンコール J.S.バッハ:イエスは私の喜びであり続ける/カンタータ「神の時が最も良き時」 BWV.106 〜ソナティーナ/ 管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068 〜エア/カンタータ「私は片足を墓の中に」〜シンフォニア ブラームス:私の心からの願い Op.122 No.10 / ワーグナー/リスト:「タンホイザー」〜巡礼者の合唱 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545 / シューベルト:万霊節の連祷 D343 ショパン:前奏曲集 Op.28 より〔第4番 ホ短調(リスト編曲?)/第6番 ロ短調/第20番 ハ短調〕 ジョルジュ・アタナシアデ(Org) | ||
録音:2016年6月、サン=モーリス、ヴァレ州、スイス。 ジョルジュ・アタナシアデは1929年、スイスのロマンド地方(フランス語地区)に生まれたオルガニスト。1952年からスイス、ヴァレ州のサン=モーリスの修道院の教会参事会員に就き、演奏活動、教育活動にいそしんでいる。このCDでは有名作曲家たちの作品(オリジナルも編曲も)をオルガンで弾いている。有名なモーツァルトの ハ長調のピアノ・ソナタK.545をパイプオルガンで弾いているのが珍しい。いずれもサン=モーリスのバジリカ聖堂の大オルガンの素晴らしい音色を優秀録音で楽しめる。 | ||
アタナシアデ、ブロケ、クラーメル:オルガン作品集 ジョルジュ・アタナシアデ(1929-):大オルガンのための組曲(1981) /パスカリア(1999) / アゴネンシア(1992) /リスティアーナ・ヘレニカ(2012) ルイ・ブロケ(1888-1954):アンダンテ(1929) /オルガンのための組曲(1930) ジョルジュ・クラーメル(1909-1981):喜ばしい組曲(1956) ジョルジュ・アタナシアデ(Org) | ||
録音:2016年6月14日-16日、サン=モーリス、ヴァレ州、スイス。 アタナシアデの大オルガンのための組曲は、サン=モーリスのバジリカ聖堂の大オルガンの魅力をたっぷり味わえる。 | ||
現&元 BPO 団員による〜 フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):6つのフルート四重奏曲 Op.18 〔第1番 ト長調/第2番 ニ長調/第3番 イ短調/第4番 ヘ長調/第5番 変ロ長調/第6番 ハ長調〕 アンドレアス・ブラウ(Fl) クリストフ・シュトロイリ(Vn) ウルリヒ・クネルツァー(Va) ダーフィト・リニカー(Vc) | ||
録音:2019年10月10日-12日、イエス・キリスト教会、ベルリン=ダーレム。BPOのメンバーによる、モーツァルトの同時代人で作曲家として、また出版業者として生前は高名だったホフマイスターのフルート四重奏曲集。シュトゥットガルトに近いロッテンブルクの生まれで若くしてウィーンに移住、当時のウィーンの作曲家たちと幅広く交友があった。彼の名前は、モーツァルトが弦楽四重奏曲第20番 ニ長調 K.499をホフマイスターの出版のために書いたことで知られている。作風はまさにウィーン古典派。唯一短調の第3番がとりわけ魅力的。フルートのアンドレアス・ブラウは、1969年、弱冠20歳でBPOの首席フルート奏者に就任、2015年まで務めた名フルート奏者。ヴァイオリンのシュトロイリ、ヴィオラのクネルツァー、チェロのリニカーの三人はいずれも2020年現在BPO団員。 | ||
オーレル・ニコレ〜モーツァルト(1756-1791):フルート四重奏曲集 〔第3番 ハ長調 K.Anh.171 (285b) /第2番 ト長調 K.285a /第4番 イ長調 K.298 /第1番 ニ長調 K.285 〕 オーレル・ニコレ(Fl) ミュンヘン弦楽三重奏団 [アナ・チュマチェンコ(Vn) オスカー・リジー(Va) ヴァルター・ノータス(Vc)] | ||
録音:1978年、フォナーグ・トンスタジオ、リンダウ、スイス。旧品番:TUDOR-701 。 2016年1月、90歳を目前にして亡くなったフルート奏者オーレル・ニコレを追悼する意味で彼が最も脂の乗っていた時期の録音のひとつ。ニコレはスイス出身でフルトヴェングラーのもとBPOの首席フルート奏者を務め、退団後はソリストとしてバロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、多くのファンから尊敬された。ミュンヘン弦楽三重奏団は商業的な意味での派手さはないが、ヴァイオリンのアナ・チュマチェンコをリーダーとして実に堅実で真摯な音楽作りをしており、ニコレとの相性は抜群。数あるモーツァルトのフルート四重奏曲の録音の中でも上位に位置する名演。 | ||
2つのフルートと管弦楽のため協奏交響曲&協奏曲集 フィオリッロ:シンフォニア・コンチェルタンテ ト長調 カンビーニ:シンフォニア・コンチェルタンテ第3番 ト長調 チマローザ:協奏曲 ト長調 宇田川杏奴、ドミニク・フンツィカー(Fl) ポール・クエンツ指揮ポール・クエンツ室内o. | ||
録音:1978年2月、パリ、 ADD |旧品番:TUDOR-704〔廃盤〕。 スイスと日本を拠点に活躍する宇田川杏奴〔うたがわあんね〕とドミニク・フンツィカーの夫妻による2つのフルートのための協奏曲集。ポール・クエンツの指揮も含め、華やかでかつ親しみのある演奏が快い。 | ||
ヴェネツィアの謝肉祭 伝承曲〔伝・アラミロ・ジャンピエリ(1893-1963) 〕: ヴェネツィアの謝肉祭(クラリネットと管弦楽のための奇想変奏曲 変ロ長調) チマローザ:クラリネット協奏曲 ハ短調 / ドニゼッティ:クラリネット協奏曲 変ロ長調 ロッシーニ:クラリネットと室内楽のための変奏曲 ハ長調 / メルカダンテ:クラリネット協奏曲 変ロ長調 エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ハンス・シュタットルマイア指揮ミュンヘン室内o. | ||
録音:1988年6月7日-8日、ミュンヘン、 DDD |旧品番:TUDOR-728〔廃盤〕。 2017年4月に亡くなったバーゼル生まれのクラリネット奏者、エドゥアルト・ブルンナーの演奏するイタリアの作曲家のクラリネットと管弦楽のための作品集。49歳の時のこの録音は全盛期のブルンナーの魅力を見事に伝えている。なお旧盤では「ヴェネツィアの謝肉祭」はジャンピエリ作曲となっていたが、このCDでは修正されている。 | ||
デュセク〔ドゥシーク〕(1760-1812):ピアノ・ソナタ集 〔変イ長調 Op.70「パリへの帰還」/ヘ短調 Op.77「祈り」〕 |
アンヌ・ド・ダデルセン(P) | |
録音:データ不詳| (P) (C) 2019 。ヨハン・ラディスラウス・デュセクことヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760-1812)のピアノ・ソナタを2曲収録。デュセクは18世紀末から19世紀初頭にかけてピアニストとして全ヨーロッパで活躍。「パリへの帰還」は、その名の通り1807年にフランス革命後のパリに戻った際に書かれた。当時としては最もピアノの表現力を引き出した最先端の作品。「祈り」は1811年の作。デュセクがロマン派の音楽を先駆けた人物であることを良く示した作品。アンヌ・ド・ダデルセンはスイスを代表するピアニストの一人。明確でくっきりした演奏でデュセクの魅力を引き出している。 | ||
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集 〔第1番 変ロ長調 Op.99, D 898 /変ロ長調 D 28 / 第2番 変ホ長調 Op.100, D 929 / 変ホ長調「ノットゥルノ」 Op.148, D 897 〕 |
モスクワ・ラフマニノフ三重奏団 [ミハイル・ツィンマン(Vn) ナタリア・サヴィノワ(Vc) ヴィクトル・ヤンポリスキー(P)] | |
録音:2013年8月、モスクワ。 | ||
ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のためのソナタ全集 〔変ロ長調 RV.47 /ヘ長調 RV.41 /イ短調 RV.43 /変ロ長調 RV.45 /ホ短調 RV.40 / 変ロ長調 RV.46 /イ短調 RV.44 /変ホ長調 RV.39 /ト短調 RV.42 〕 クロード・シュタルク(Vc) イゾルデ・アールグリム(Cemb) ミッシャ・フライ(Vc) | ||
録音:データ不明|初出LP: Tudor, 74005/06 (1975) |前出CD: TUDOR-709 | (C) 2019 。ヴィヴァルディの現存する9つのチェロと通奏低音のためのソナタを収録。これらの曲がチェロとピアノ伴奏で演奏されることは普通だった時代に、通奏低音にチェンバロだけでなくチェロを加えた先進的な演奏で、バロック音楽としてのチェロと通奏低音のためのソナタの性格を際立てる先進的な取り組みは今聞いても色褪せていない。クロード・シュタルクは1928年、ストラスブール生まれのフランスのチェロ奏者。チューリヒ・トーンハレo. と、特にルツェルン音楽祭弦楽合奏団のソロ・チェロ奏者として活躍した。後にはチューリヒ音楽院で教職に就いた。イゾルデ・アールグリムは1914年、ウィーン生まれのチェンバロ奏者。20世紀半ばのチェンバロ復興に尽力した一人。 | ||
楽興の時〜TUDOR 2006年カタログ付きサンプラー シューベルト:交響曲第5番〜第1楽章/マーラー:交響曲第5番〜アダージェット [ジョナサン・ノット指揮バンベルクso.] シューベルト:八重奏曲〜アレグロ・ヴィヴァーチェ[シャロウン・アンサンブル・ベルリン] ブラームス:クラリネット三重奏曲〜アダージョ[カール=ハインツ・シュテフェンス(Cl)他] クララ・シューマン:ピアノ協奏曲〜アレグロ・マエストーソ [ヴェロニカ・ヨッフム(P) ジョセフ・シルヴァースタイン指揮バンベルクso.] レオポルド・モーツァルト: 音楽のそりの旅〜アレグレット[ハンス・シュタットルマイア指揮ミュンヘン室内o.]/ ルフェーブル:クラリネット協奏曲第6番〜ロンド・アレグロ [エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ラインハルト・ゲーベル指揮ミュンヘン室内o.] クロンマー:パルティータ Op.57〜アダージョ[ラ・グラン・パルティータ] ラフ:交響曲第8番「春の響きに」〜ワルプルギスの夜に(アレグロ)/ ヴァイオリンと管弦楽のための「カヴァティーナ」(*) [ミカエラ・パエチュ・ネフテル(Vn;*) ハンス・シュタットルマイア指揮バンベルクso.] モシュコフスキ:ドイツの輪舞曲[ウルリヒ・コエラ&ジェラール・ヴィス(P)] フォーレ:パヴァーヌ[アルブレヒト・マイアー(Ob) カリナ・ヴィニエフスカ(P)] リスト:ラ・カンパネッラ[フェルッチョ・ブゾーニ(ウェルテ・ミニョンP−R)] フチーク:フィレンツェ行進曲[オリジナル・サロン・アンサンブル・プリマ・カレッツァ] | ||
TUDOR-705 廃盤 |
プフィッツナー:ピアノ作品集 6つの変奏曲 Op.51/5つの小品 Op.47/他 |
ギルバート・シュヒター(P) |
D.スカルラッティ: セレナータ「四季」(4人の独唱と合唱、管弦楽ための) |
カリ・レフーァス、 レジーナ・マイハイネケ(S) リア・ボーレン(Ms) ハイナー・ホブファー(T) ハンス・ルートヴィヒ・ ヒルシュ指揮 ミュンヘン室内o. | |
10−15世紀のグレゴリオ聖歌集 | ピエール・ケーリン監修 フライブルク大聖堂聖歌隊 クラウス・スロンゴ(Org) | |
TUDOR-721 廃盤 |
ウェーバー:フルート・ソナタ第2番 変イ長調Op.39 フランク:フルート・ソナタ イ長調 |
オーレル・ニコレ(Fl) ボリス・ベルマン(P) |
録音:1980年、スイス。発売:1987年。 | ||
ウィーンはいつもウィーン〜 シュランメル音楽の楽しみ ヨハン・シュランメル: ウィーンはいつもウィーン/ウィーンなまりで/ 気まぐれに/ハンス・リヒター行進曲/ ヘクトル行進曲/ステファニー万才/ ウィーンの芸術家/ウィーン情緒/ ウィーン・ベルリン/ バウリーネへの春のあいさつ/メラン行進曲 ヨハン・シュトラウス:狩の冒険 ロイス・ベック:ビエスティングタラー ランナー:狩人ハンス・ポルカ ツィーラー:新しい世界の花輪舞曲 作曲者不詳:古いウィーン舞曲 |
オリジナル・ ウィーン・シュランメルSQ [ロイス・ペック、 アントン・ペルクナー(Vn) シェーンホーファー(Cl) エマーリヒ・フランツ(G)] | |
ブクステフーデ:前奏曲とフーガ嬰ヘ短調 BuxWV.146 バッハ:バッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582 モーツァルト:幻想曲第1番/同第2番 フランク:コラール第3番 イ短調 ジョルジュ・アクナシアデ:オルガン組曲 |
ジョルジュ・アタナシアデス(Org) | |
使用楽器:ホーヘン・パッサワ大聖堂のオルガン。 | ||
プロコフィエフ/E.ブルンナー編曲: クラリネット・ソナタ Op.94 ワシーリー・ロバノフ: クラリネット・ソナタ Op.45/ フルート・ソナタ Op.38 ショスタコーヴィチ/L.アトフミャン編曲: フルート、クラリネット、ピアノのための4つのワルツ [春の声/ワルツ・スケルツォ/ワルツ/ ワルツ・シャルメーン] |
アンドラーシュ・アドリヤン(Fl) エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ワシーリー・ロバノフ、 ロバート・レヴィン(P) | |
メルカダンテ:フルート四重奏曲集 [イ短調/ハ長調/ホ短調/イ長調] |
アンドラーシュ・アドリアン(Fl) アナ・チュマチェンコ(Vn) オスカー・リジー(Va) ヴォルフガング・ メールホルン(Vc) | |
録音:1989年2月15日&16日。 | ||
ドビュッシー:ピアノ作品集 映像 第1巻/同 第2巻/小さな黒人の坊や/ 子供の領分/ベルガマスク組曲/レントより遅く/ 前奏曲集第1巻/同第2巻/ ジプシーの踊り(ボヘミア風舞曲)/マズルカ/ スラヴ風バラード/ハイドン礼讃/版画/喜びの島/ 夜想曲/仮面/ピアノのために/2つのアラベスク/ 練習曲集第1巻/同第2巻/夢/ ロマンティックなワルツ/英雄的な子守歌/ 舞曲(スティリー風タランテラ)/スケッチ帳より |
ジャン・ボーグェ(P) | |
カリッシミ、ヴィヴァルディ、マンチーニ、 マルチェッロ:プサルテリウム四重奏曲集 |
ハシモト・ヤスコ(S) カール・ハインツ・ シックスハウス (プサルテリウム) クリスティアン・ オーレンロート (リコーダー) 他 | |
レオポルト・モーツァルト: ディヴェルティメント ヘ長調「音楽の橇の旅」/ カッサシオン ト長調「おもちゃの交響曲」/ シンフォニア ニ長調(アイゼン D.26)/ 狩りのシンフォニア ト長調 |
ハンス・シュタットルマイア指揮 ミュンヘン室内o. | |
TUDOR-739 廃盤 |
シュターミツ:クラリネット協奏曲集 Vol.1 [第7番 変ホ長調(ダルムシュタット協奏曲第1番)/ 第1番 ヘ長調/第11番 変ホ長調/ 第8番 変ロ長調(ダルムシュタット協奏曲第2番)] (4曲とも、カデンツァはロバート・レヴィン作) |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ハンス・シュタットルマイア指揮 ミュンヘン室内o. |
録音:1990年4月2日-5日、1990年6月20日。#クラリネット協奏曲全集 (TUDOR-1630; 3CDs) へ移行。 | ||
TUDOR-754 廃盤 |
ミヒャエル・ハイドン: 罪なきみどり児の祝日のための聖レオポルト・ミサ モーツァルト: 罪なきみどり児の祝日のための晩餐/ アンダンテ ヘ長調 K.616(チェロ編曲版) ハイドン:笛時計のための作品 Hob.XIX〜5曲 |
リコ・ツェラ、 アウグスト・シュラム(S) オリヴィエ・メッセルリ(A)他 ジョルジュ・アタナシアデス(Org) チューリヒ少年cho. カベラ・コンチェルタンテ |
レーガー: セレナード第1番 ニ長調 Op.77a ロマンス ト長調 アレグレット・グラツィオーソ イ長調 組曲 イ短調 Op.103a セレナード第2番 ト長調 Op.141a |
アンドラーシュ・アドリアン(Fl) アナ・チュマチェンコ(Vn) オスカー・リジー(Va) アルフォンス・コンタルスキー(P) | |
TUDOR-756 廃盤 |
ハンガリー幻想曲 | アンドラーシュ・アドリアン(Fl) クリスティアン・イヴァルディ(P) |
TUDOR-757 廃盤 |
F.V.クロンマー:協奏交響曲ニ長調 Op.80 F.X.S.フォン・ヴァルテンジ: 2つのクラリネットのための協奏交響曲 |
ペーター・ルーカス・ グラーフ(Fl) ハンス・ルドルフ・ シュタルダー、 トマス・ヴィッキー(Vn) T.フリードリ(Cl) アンサンブル・カプリッチョ |
ヤナーチェク:ピアノ作品集 Vol.1 霧の中で/ソナタ 変ホ長調「1905年10月1日、街頭にて」/ 草陰の小道を通って(15曲) |
ギレアド・ミショリー(P) | |
ブラームス:「マゲローネのロマンス」(語り付き) | ヴォルフガング・ ホルツマイヤー(Br) ジェラール・ヴィス(P) ウィル・クァトフリーク(語り) | |
シューベルト:歌曲集 Vol.1 野外で Op.80 No.3 D.880/星 Op.96 No.1 D.939/ 夜と夢 Op.43 No.2 D.827/ さすらい人の月に寄せる歌 Op.80 No.1 D.870/ 窓辺に Op.105 No.3 D.878/ あこがれ Op.105 No.4 D.879/ 岩上の牧人 Op.129 D.965/ ウルフルが釣りをするように Op.21 No.3 D.525/ 流れのほとりで Op.8 No.4 D.539/夕べの星 D.806/ 舟人 Op.21 No.2 D.536/ 漁夫の歌 Op.96 No.4 D.881/ 娘の恋のたち聞き D.698/若者と死 D.545/ 白鳥の歌 Op.23 No.3 D.744/ 春の小川のほとりで Op.109 No.1 D.361/ 双子座に寄せる船乗りの歌 Op.65 No.1 D.360/ 至福の世界 Op.23 No.2 D.743/ 罪を清められたオレスト D.743/ 自ら沈みゆく D.700/ ヘリオポリス II「累々たる岩」D.754 |
ヴォルフガング・ ホルツマイヤー(Br) ジェラール・ヴィス(P) | |
廃盤のため、レーベル在庫限りです。 | ||
シューベルト: ヨハン・マイアホーファーの詩による歌曲集 夜の曲 D.672 Op.36 No.2/雷雨の後に D.561/ ゴンドラの漕ぎ手 D.808/ エルラフ湖 D.586 Op.8 No.3/帰り道 D.476/ ドナウ川の上で D.553 Op.21 No.1/ 星月夜 D.670 Op.165 No.2/ アルプスの狩人 D.524b Op.13 No.3/ 冥府への旅 D.526/アテュス D.585/ ウラーニアの逃亡 D.554/フィロクテート D.540/ 怒れるディアナ D.707b Op.36 No.1 |
ヴォルフガング・ ホルツマイヤー(Br) ジェラール・ヴィス(P) | |
録音:1991年5月。 | ||
ジョルジ・ブーランジェへのオマージュ〜 ブーランジェ:ワルツ、ポルカ、行進曲集 |
ミルトン・カチンスキー指揮 オリジナル・ サロン・アンサンブル “プリマ・カレッツァ” | |
きよしこの夜〜ダルシマーによるクリスマス音楽 エーベルリン(1702-1763): プサルテリウムのための10の小品〜 クリスマスの子守歌/パストラール ラトゲバー(1682-1750): クリスマスのパストラール コレッリ:クリスマス協奏曲〜パストラール ヴィヴァルディ: 協奏曲 RV.270〜クリスマスのための/ 協奏曲 Op.3 No.11 RV.565〜ラルゴ ノエリ(1727-1789): パストラール・ソナタ/クリスマスの歌 グルーバー:きよしこの夜 |
カール・ハインツ・ シックスハウス指揮 パンタレオン・アンサンブル [フィンケンツェラー (ダルシマー、Hp) ローダー(ダルシマー) ローデ(Vn) ミヒャエル・エバート(Cemb)] | |
TUDOR-768 廃盤 |
J.C.バッハ:6つのシンフォニア [第1番 変ホ長調/第2番 ハ長調/ 第3番 変ホ長調/第4番 変ロ長調/ 第5番 ニ長調/第6番 変ロ長調] |
スイス管弦アンサンブル [クルト・ウェーバー、 カプリオーンネ(Cl) ラセリ、 ドナート・アイマン(Hr) リストフ・カール、 インゴ・ベカー(Fg)] |
チャイコフスキ−: 弦楽四重奏曲第3番 変ホ長調 Op.30/ 弦楽四重奏曲 変ロ長調(1楽章のみ;1865年習作)/ 中級程度の12の小品 Op.40(1876-1878)〜 葬送行進曲/悲しい歌 |
カルミナSQ [マティアス・エンデルレ、 カリン・ヘーク(Vn) ウェンディ・ シャンプニー(Va) ステファン・ゲーナー(Vc)] ワシーリー・ロバノフ(P) | |
録音:1991年9月。 | ||
ブラームス:ホルン三重奏曲 ホ長調 Op.40 シャルル・ケクラン(1867-1950):4つの小品 ドン・バンクス(1923-):ホルン三重奏曲(1962) |
バリー・タックウェル(Hr) ブレントン・ラングバイン(Vc) モーリーン・ジョーンズ(P) | |
録音:1987年4月9日&10日。 | ||
ヤナーチェク: 左手のための奇想曲(1926)/ コンチェルティーノ(1925)/ 「消えた男の日記」〜 インテルメッツォ・エロティコ/ 3つのモラヴィア地方の戯曲/ 15のモラヴィア民謡 |
ギレアド・ミショリー(P) バイエルン放送so.のソリストたち | |
フルートのための変奏曲集 ベートーヴェン: オーストリアの歌 Op.105 No.3/ スコットランドの歌 Op.105 No.4/ ティロルの歌 Op.107 No.5 シューベルト: 序奏と「しぼめる花」による変奏曲 D.802 ジルヒャー: パイジェルロの「ネル・コル・ピウ」による変奏曲 ショパン:ロッシーニの 「シンデレラ」の主題による変奏曲(遺作) ワルター・ギーゼキング:グリーグの 主題による変奏曲「アリエッタ」Op.12 No.1 |
アンドラーシュ・アドリアン(Fl) アルフォンス・コンタルスキー(P) | |
TUDOR-775 廃盤 |
シュターミツ:クラリネット協奏曲集 Vol.2 [第2番 変ロ短調/第3番 変ロ長調 第4番 変ロ長調/第5番 変ホ長調] (カデンツァはすべてロバート・レヴィン作) |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ハンス・シュタットルマイア指揮 ミュンヘン室内o. |
録音:1992年6月4日-5日、15日-16日。#クラリネット協奏曲全集 (TUDOR-1630; 3CDs) へ移行。 | ||
モーツァルト: アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525/ フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285/ 2つのヴァイオリンのための コンチェルトーネ ハ長調 K.190 |
トーマス・フューリ指揮 カメラータ・ベルン 、 オーレル・ニコレ(Fl) ミュンヘン弦楽三重奏団 | |
録音:1983年3月/1978年5月。 | ||
ラヴェル:ピアノ作品全集 Vol.1 クープランの墓/前奏曲/ ハイドンの名によるメヌエット/ グロテスクなセレナード/ 高雅で感傷的なワルツ/ 亡き王女のためのパヴァーヌ |
オメロ・フランセシュ(P) | |
TUDOR-778 廃盤 |
シューベルト ピアノ五重奏曲 イ長調「鱒」(*)/ 鱒 Op.32 D.550(*)/ 「美しい水車屋の娘」〜しおれた花(+)/ 序奏と「しおれた花」による変奏曲 ホ短調 Op.160 D.802(#) |
カール・エンゲル(P;*) トマス・フューリ(Vn;*) クリストフ・シラー(Va;*) トマス・デメンガ(Vc;*) マルティン・フンベルト(Cb;*) ヴォルフガング・ ホルツマイアー(Br;+) ジェラール・ヴィス(P;+) アンドラーシュ・ アドリアン(Fl;#) アルフォンス・ コンタルスキー(P;#) |
モーツァルト/トリーベンゼー編曲: 「ドン・ジョヴァンニ」のハルモニームジーク サリエリ:夜の教会のためのハーモニー |
ラ・グラン・パルティータ (チューリヒ管楽八重奏団) | |
TUDOR-781 廃盤 |
ラヴェル:ピアノ作品全集 Vol.2 夜のガスパール/水の戯れ/古風なメヌエット 鏡/ポロディン風に/シャブリエ風に |
オメロ・フランセシュ(P) |
クロンマー:クラリネット協奏曲 変ホ長調 Op.36 フンメル:序奏と主題と変奏曲 Op.102 アイブラー(1765-1845;オーストリア): クラリネット協奏曲 変ロ長調 |
エドゥアルト・ブルンナー(Cl) ハンス・シュタットルマイア指揮 バンベルクso. | |
録音:1992年4月。 | ||
チャイコフスキー:ピアノ作品集 ロマンス ヘ短調 Op.5/2つの小品 Op.10/ 同一主題による6つの小品 Op.21/ 6つの小品 Op.19 |
ワシーリー・ロバノフ(P) | |
録音:1991年9月。 | ||
TUDOR-784 廃盤 |
ヨアヒム・ラフ(1822-1882): 交響曲第8番 イ長調「春」Op.205(*)/ 春への頌歌 Op.76(ピアノと管弦楽のための)(+) |
ペーター・アロンスキー(P;+) ジェルジ・レヘル指揮(*) ヨスト・マイアー指揮(+) バーゼル放送so. |
TUDOR-785 廃盤 |
ラフ: 交響曲第9番 ホ短調「夏」Op.208/ ピアノ協奏曲 ハ短調 Op.185(*) |
ペーター・アロンスキー(P;*) ジャン=マリー・オベルソン指揮 マティアス・バーメルト指揮(*) バーゼル放送so. |
TUDOR-786 廃盤 |
ラフ: 交響曲第10番ヘ短調「秋」Op.213(*)/ 「祭りの城はわが神」Op.127 (三十年戦争のドラマへの序曲)(+) |
フランシス・トラヴィス指揮(*) ピンカス・スタインバーグ指揮(+) バーゼル放送so. |
録音:1975年5月/1979年12月。 | ||
TUDOR-787 廃盤 |
ラフ: 交響曲第11番 イ短調「冬」Op.214(*)/ シンフォニエッタ ヘ長調 Op.188(+) |
マリオ・ヴェンツァーゴ指揮(*) アンドレス・ヨーホ指揮(+) バーゼル放送so. |
録音:1985年6月/1981年12月。 | ||
クララ・シューマン(1819-1896): ピアノ協奏曲 イ短調 Op.7/ ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.17/ ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.22 |
ヴェロニカ・ヨッフム(P) コリン・カール(Vc) ジョセフ・ シルヴァースタイン(Vn)指揮 バンベルクso. | |
録音:1988年1月。 | ||
ブラームス:オルガン作品集 11のコラール前奏曲 Op.122/前奏曲とフーガ イ短調/ 前奏曲とフーガ ト短調/ コラール前奏曲とフーガ「おお悲しみよ、心の苦しみよ」 |
ジョルジュ・アタナシアデス(Org) | |
使用楽器:ヴァルトザッセン参事会バシリカ教会のオルガン。 | ||
シューベルト:ゲーテの詩による歌曲集 魔王 D.328/悲しみの喜び D.260/月に寄す D.259 ひめごと D.715/希望 D.295 さすらい人の夜の歌「山々に憩いあり」D.768 休みなき愛 D.138/狩人の夕べの歌 D.368 朝の歌 D.266/ミニョンに D.161 さすらい人の夜の歌 D.224/ガニュメート D.544 トューレの王 D.367/流れのほとりに D.766 御者クロノスに D.369/誘惑者 D.255 海の静けさ D.216/羊飼いの嘆きの歌 D.121 愛の挨拶 D.142/野ばら D.257 はるかなる恋人に D.765/ミューズの息子 D.764 |
ヴォルフガング・ ホルツマイヤー(Br) ジェラール・ヴィス(P) | |
ライネッケ(1824-1910):フルート作品集 ソナタ ホ短調「水の精」Op.167/ 組曲「揺り篭から墓場まで」Op.202(ケーラー編曲)/ バラード Op.288 3つのソナティネ Op.108[ヘ長調/ト長調/変ロ長調] |
アンドラーシュ・アドリアン(Fl) クリスティアン・イヴァルディ(P) | |
スクリャービン:ピアノ作品集 24の前奏曲 Op.11 ソナタ第2番 嬰ニ短調「幻想」Op.19 ソナタ第3番 変ニ短調 Op.23 |
エヴェリーヌ・デュブルグ(P) | |
録音:1972、1971年。 | ||
碧空/エクスタシー G.プーランジュ: タンゴ・トレロ/子供の行列/マックスとモリッツ/ トカイ/ラジオ・マーチ/ラ・トリオレッタ/ ピチカート・ワルツ/ご夫人の愛/アメリカの幻想 P.マルキーナ:スパニッシュ・ジプシー・ダンス フチーク:フローレンス行進曲 リクスナー:碧空 グローテ:イリュージョン ガンヌ:エクスタシー リッター:赤いばら タイケ:旧友 シュレンブルク:マヤルスカ ヴィンクラー:ナポリのセレナード |
プリマ・カレッツァ (オリジナル・ サロン・アンサンブル) [ミルトン・J.カジンチー、 グロゴヴィロディ(Vn) ツァレボルスキ(Vc) エシ(Cb、Tu) コルネスク(P) ビプツィンスキ (アコーディオン) ボドチー(Cl)] | |
ブラームス: ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調(1889年改訂版)/ ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 |
トリオ・ノヴァンタ [カール=アンドレアス・ コリー(P) アンドレアス・ フリードリヒ(Vn) ダヴィート・ リニカー(Vc)] | |
ブラームス: ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調/ ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調(第1版) |
トリオ・ノヴァンタ [カール=アンドレアス・ コリー(P) アンドレアス・ フリードリヒ(Vn) ダヴィート・ リニカー(Vc)] | |
TUDOR-798 廃盤 |
モーツァルト: ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調「ケーゲルシュタット・トリオ」K.498(*) ライネッケ: ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 イ長調 Op.264(*)/ フルート・ソナタ ホ短調「ウンディーネ」Op.167(+) |
カール・ライスター(Cl;*) クリストフ・シラー(Va;*) オメロ・フランセシュ(P;*) アンドラーシュ・ アドリアン(Fl;+) クリスティアン・ イヴァルディ(P;+) |
ダンツィ: ポプリ第1番 ホ長調 Op.45(*)/ ポプリ第2番(モーツァルトの 「ドン・ジョヴァンニ」の主題による変奏曲)(*)/ ポプリ第3番 変ロ長調(*)/ クラリネットと ファゴットのための協奏曲 変ロ長調 Op.47(*)/ ファゴットとクラリネットのための 小協奏曲 変ロ長調 Op.41(+) |
オーレル・ニコレ(Fl) エドゥアルト・ブルンナー(Cl) クラウス・トゥーネマン(Fg) ハンス・シュタットルマイア指揮 ミュンヘンco(*) イェルク・フェルバー指揮 ヴュルテンベルクco.(+) |