我、主の御名をば呼ぶ〜グレゴリオ聖歌の哀しみと希望 Benedictus es Dominus / Dum clamarem / Iacta cogitatum tuum / Deus iudex iustus / Precatus est Moyses / Acceptabis / Misericordia Domini / Adiutor in opportunitatibus / Exsultate Deo / Iubilate Deo universa terra / Unam petii / Antiphonae finales ニーノ・アルバローサ指揮メディエ・エターティス・ソダリチウム | |||
録音:2012年6月。『12世紀のブレシアのグラドゥアーレにおさめられていたグレゴリオ聖歌によるプログラム。1991年にボローニャで結成されたメディエ・エターティス・ソダリチウムは、1997年と2005年のコンクールでの受賞歴を持つグレゴリオ聖歌を専門とする合唱団。指揮のニーノ・アルバローサもイタリアにおけるグレゴリオ聖歌の演奏の権威として有名。』とのこと。 | |||
グレゴリオ聖歌:聖セヴェルスの典礼 | ジャンニ・デ・ジェンナーロ指揮 アンサンブル・カリクスティヌス | ||
11世紀〜13世紀の宗教都市ラヴェンナを中心に行われた独特の記譜法について、ジャコモ・バロッフィオ教授が研究、解読して録音した貴重なもの。 | |||
グレゴリオ聖歌:神を崇めよ...その聖所にて | ニコラ・ベリナッツォ指揮 スクリプトリア | ||
グレゴリオ聖歌: ヴィア・デイ・ベアートゥス |
アンサンブル・オクトエコス | ||
グレゴリオ聖歌:聖ニコラウスの聖務 | ジャンニ・デ・ジェンナーロ指揮 アンサンブル・カリクスティヌス | ||
グレゴリオ聖歌集〜Resonet Intonet Responsori del Mattutino delle Domeniche di Avvento/ Ufficio dei Pastori/Dalla Missa Maior di Natale/ Dalla Messa Dell'Epifania |
ヴェネツィア・ スコラ・グレゴリアーナ | ||
グレゴリオ聖歌〜生誕 洗礼者ヨハネの生誕/われらが主、イエス・キリストの生誕 |
ドム・ニコラ・M・ベリナッツォ 指揮スコラ・グレゴリアーナ・ スクリプトリア ロベルト・ロレッジャン(Org) | ||
スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリアはベネディクト修道会の修道院での活動を主としているイタリアの男声合唱団。その活動はクレモナ国際音楽祭で高く評価を受けた。 | |||
グレゴリオ聖歌集〜Visitatio Sepulhri 12−15世紀パドゥア教会のグレゴリオ聖歌 |
ランフランコ・メンガ指揮 アンサンブル・オクトエコス スコラ・グレゴリアーナ・ ディ・ヴェネツィア | ||
中世フィレンツェの典礼劇 アンティフォナ、ラウダ、カンターレ、 レスポンソリウム、セクエンティア、他(全25曲) |
フェデリコ・バルダッツィ指揮 アンサンブル・サン・フェリーチェ | ||
世界初録音。 | |||
聖なる十字架を賛美せよ〜灰の水曜日の礼拝 Madia vita in morte sumus/Pange melos lacrimosum/ Misereris omnium donune/Bonum est confidere/ Kyrie/Dirigatur oratio mea/O homo considera/ Processio in die veneris sancti/ Di, por que mueres en cruz?/ Dios te salve, Cruz preciosa |
ランフランコ・メンガ指揮 アンサンブル・オクトエコス、 スコラ・グレゴリアーナ・ ディ・ヴェネツィア | ||
「灰の水曜日」は、復活祭の16日前にあたり、四旬節の初日となるキリスト教典礼歴の一日。当盤は2007年の「灰の水曜日」に作曲者不詳の中世宗教声楽作品を収録した作品集。 | |||
中世の写本におけるヴィクトルとコロナの伝説 | インウヌム・アンサンブル | ||
録音:2020年10月。中世のレパートリー、特に13世紀から15世紀までの宗教的ポリフォニー作品の普及のために2003年に結成されたイタリアの古楽アンサンブル「インウヌム・アンサンブル(InUnum Ensemble)」が、中世の写本に残された二人の殉教者、聖ヴィクトルと聖コロナ(サンティ・ヴィットーレ・エ・コローナ)の伝説にちなむ作品を歌う。 | |||
学問音楽〜中世のゴリアードの歌 [MUSICALIS SCIENTIA - Il canto goliardico nel medioevo] ヨハンネス・チコーニア、ベルナール・ド・クリュニー、マルケット・ダ・パドヴァ、他の作品 ロベルト・メオ指揮サトル・ムジケ | |||
録音:1987年7月8日、10日、8月16日-17日、 Eremo Di Ronzano 、ボローニャ、イタリア。 | |||
輝かしきフランチェスコ〜13世紀から16世紀におけるアッシジのフランチェスコのための音楽 チェラーノのトマス:聖フランチェスコのセクエンティア デュファイ:グラドゥアーレ / ダ・スピラ:貧しき人々に敬意を表せよ 作曲者不詳:ラウダリオ・ディ・コルトナより/おお、我らが父、聖なるフランチェスコよ/他 アノニマ・フロットリスティ | |||
録音:2016年10月、アッシジ。 フランシスコ会の創始者として知られるローマ・カトリックの聖人、アッシジのフランチェスコに捧げるために書かれた音楽の数々を収録。中世からルネサンス時代、13世紀から16世紀の間に生まれた聖歌が荘厳に響き渡る。演奏は男声ヴォーカルを中心とするイタリアの古楽グループ、アノニマ・フロットリスティ。その歌声とこピリオド楽器のアンサンブルが、神秘的な空間を創り上げている。 | |||
コルトーナのラウダ集〜13世紀の神秘劇 めでたし、慈悲深き処女/キリストの残酷な死について/幸あれ、まこと聖なる女/ Laudar Vollio per amore /おお、神の処女、花よ/至高の光/新しい賛歌を/ Ave regina gloriosa /祝福されし高き三位一体/ Peccatrice nominata / Ciascun ke fede sente / Magdalena degna da laudari / Sia laudato san Francesco / Madonna santa Maria / Omne homo / Gloria n’ cielo ジョヴァンニ・カルーソー指揮アンサンブル・ヴォカーレ・ラ・ドルチェ・ヴィスタ | |||
録音:2004年。限定盤(廃盤)品番:TC-2503。 | |||
Laude sulla Vita di Gesu 〜13世紀イタリアのラウダ Veglia dell'Annunciazione / Veglia della Nativita / Veglia della Passione e Morte / Miserere di Sessa Aurunca / Lauda della Resurrezione |
ステファノ・アルバレッロ(ディレクター) コンセントゥス・ルチェンシス、 イ・カントーリ・デル・ミゼレーレ | ||
エグジット・ローザ [EXIT ROSA] 〜ボローニャ写本 Q.11 (13-14世紀)からの修道女のための歌 Salve virgo rubens rosa (I-Bc Q11) / "Ave lux / Salve virgo" [neuma] (E-BUlh) / Benedicamus Domino (I-Bc Q11) / Confiteor Deo patri (I-Bc Q11) / Kyrie eleyson (I-Bc Q11) / Ave regina celorum (I-Bc Q11) / Verum sine spina (I-Bc Q11) / Ave Maria gratia plena (I-Bc Q.11) / Alleluia. Hodie sancta Margarita (I-Bc Q11) / Beata viscera (I-Bc Q11) / Alleluia. Iesum regem (I-Bc Q11) / Sanctus e Benedictus (I-Bc Q11) / Benedicamus devotis mentibus (I-Bc Q11) / Benedicamus Domino. Alleluia (I-Bc Q11) / Agnus Dei - Regula moris (I-Bc Q11; E-BUlh) / Alleluia. O consolatrix pauperum (I-BcQ11) / Verbum patris hodie (I-Bc Q11) / Benedicamus Cunctipotens (I-Bc Q11) / Exit rosa de spineto (I-Bc Q11) / Credo Apostolorum (I-Bc Q11) / Virgo viget melius (I-Bc Q11) / "Claustrum pudicicie / Virgo viget" [Flos] (E-BUlh) / Alleluia. Salve virgo Dei mater (I-Bc Q11; E-BUlh) アレッサンドラ・フィオーリ指揮アンサンブル・コリンボス[5Vo、cho, Fl、アルパ、サズ] | |||
録音:2010年8月。世界初録音。ボローニャ写本 Q.11は、ボローニャ国際音楽博物館&図書館所蔵の未出版写本で、"I-Bc Q11" はそこに収められた楽曲。"E-BUlh" はブルゴス(スペイン)のサンタ・マリア・デ・ラス・ウエルガス王立修道院に所蔵(おそらく、いわゆる「ラス・ウエルガス写本」に収録)されている作品。 | |||
Scintillate amicæ stellæ 〜16世紀-17世紀、イタリアの修道院におけるクリスマス フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ:幼子が生まれ / アゴスティーノ・ソデリーニ:おお、マリア ローザ・ジャチンタ・バダーラ: Scintillate amicæ stellæ ドメニコ・マセンツィオ: Noè noè Magi videntes stellam キアーラ・マルガリータ・コッツォラーニ:見よ、大きな喜びを告げる カテリーナ・アサンドラ:キリストはお生まれになった / グレゴリオ聖歌:今日、我らの天の王が アンドレア・ロータ:キリストはお生まれになった ティブルツィオ・マッサイーノ:羊飼いたちよ、汝らが見たものを語れ / シスト・レイナ:沈黙 ダニエル・シュペール:輝かしき日に / ジョヴァンニ・バッティスタ・ストラータ:おお、聖母マリア ガスパーロ・カザーティ:イエスが生まれ / マリア・ペルコナ: Ad gaudia, ad iubila イザベッラ・レオナルダ:グローリア カンダーチェ・スミス指揮カペラ・アルテミジア | |||
録音:2011年6月、ボローニャ。全曲世界初録音。 | |||
イスタンピッテ〜イタリア中世の曲 ガエッタ/サルタレッロIV/イン・プリモ/ パルラメント/ショミンチャメント・ディ・ジョイア/ イサベラ/ラメント・ディ・トリスターノ/他(全15曲) |
アンサンブル・ ショミンチャメント・ ディ・ジョイア [エリザベッタ・ディ・ フィリッポ(ツィター、太鼓、他) オルガ・エルコーリ(Hp、他) ルイジ・ルポ(Fl-tr、他) ルイジ・ポルシーニ (リュート、他) ジャンフランコ・ルッソ (ヴィエール)] | ||
14世紀後半から15世紀前半にかけてイタリアで演奏されたイスタンピッタ(エスタンピー、13-14世紀頃さかんに演奏された重要な舞曲形式(語源は「足の踏み鳴らし」)を集めたアルバム。 | |||
中世イタリアの器楽舞曲集 Vol.1 シャンソネタ・テデスカ2/イザベッラ/ガエッタ/美花の踊り/サルタレッロ4/サルタレッロ3/サンジーリョ/ トロット/喜びの始まり/シャンソネタ・テデスカ4/マンフレディーナとマンフレディーナのロッタ アニマ・ムンディ・コンソート | |||
発売:2004年。限定盤(廃盤)品番:TC-2501。 | |||
中世イタリアの器楽舞曲集 Vol.2 ベーリカ/フォンターネ/ Dansa amorosa suo Troto /サルタレッロ I/ 美徳の始まり/サルタレッロ II/パルラメント/ シャンソネッタ・テデスカ I/イン・プロ/ シャンソネッタ・テデスカ III/トリスタンの哀歌 |
アニマ・ムンディ・コンソート | ||
英国航空の機内放送で使用され、ヨーロッパで大反響! イタリアのピリオド楽器演奏家ルカ・ブルネリ・フェリセティが率いる古楽アンサンブル、アニマ・ムンディ・コンソートのアルバム第2弾。中世イタリアの器楽舞曲集の続編となる今回のリリースには、イタリア中部のウンブリア州から南トスカーナにかけて演奏が行われていたとされる11作品が収録されている。 実はこのアルバム、英国航空の機内オーディオ・プログラムに使用されており、ヨーロッパで大反響を巻き起こしているという。実際、聴き手を中世イタリアへ誘うような素晴らしい演奏で、ヨーロッパでの反響も納得させられる。素朴な旋律と豊かなリズムを存分にご堪能いただける。 | |||
フランチェスコ・ランディーニ(1325-1397):バラータ集(全18曲) | アンサンブル・ カメラータ・ノヴァ ルイジ・タリョーニ指揮 アンサンブル・チョミン・ チアメント・ディ・ジョイア | ||
バラータ(バラード)はランディーニの最も多作なジャンルであった。 | |||
高貴なる聖母〜 聖母マリアをたたえる14世紀フィレンツェの音楽 パオロ・テノリスタ(?-1419):人々は楽しむ ゲラルデロ・ダ・フィレンツェ(1320頃-1364): グローリア(2声) バルトロ・ダ・フィレンツェ:クレド(2声) ロレンツォ・ダ・フィレンツェ(?-1372頃): クレド(2声) 作曲者不詳:アヴェ・ヴェルム・コルプス 他(全17曲) |
ファビオ・ロンバルド指揮 ロム・アルメ(声楽&器楽) | ||
中世と人文主義の間のヴェネツィアにおける音楽と政治(15世紀初頭)
ランフランコ・メンガ指揮アンサンブル・オクトエコス〔女声ヴォーカル・アンサンブル〕 | |||
録音:2016年6月、イタリア。 中世声楽曲のスペシャリストが指揮する、ヴェネツィア共和国が経済と領土を拡大させた時代の音楽。 | |||
15世紀イタリアの音楽 ヨハンネス・ブレッサルト、アルノール・ド・ラタン、 ヨハンネス・デ・リンブルジア、J.ド・ピュロワ、 ピエール・フォンテーヌ、他の作品 |
アンサンブル・アルス・イタリカ | ||
バッラータとマドリガーレ〜 パオロ・グイニージの領主制時代の音楽(15世紀) アンドレア・ステファーニ、バルトボリーノ・ダ・パドヴァ、 ヨハンネス・オクトボーニ、 ヨハンネス・チコーニア、他の作品 |
アンサンブル・ カンティレーナ・ アンティクァ、 コンツェントゥス・ ルチェンシス | ||
ピリオド楽器使用。 | |||
15世紀、エステ家宮廷の歌曲と舞曲 ジョヴァンニ・アンブロシオ、 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ、 グリエルモ・エブレオ、フラーテ・ジェラルド、 その他の作曲家、作者不詳の作品(全19曲) |
ロシニョール | ||
15−16世紀の音楽におけるワイン 婚礼がなされたり/ Se fastu in quella vigna/ めでたし、鮮やかなるぶどう酒の色/ Nous Boirons du Vin Clairet/ Bon vin, je ne te puis laisser/ バコ、バコ、サント、イディオ/バッコ・バッコ/ Adieu ces bons vins de Lannois/マルゴはぶどう畑を耕す/ ラ・マグダレーナ/他(全12曲) |
ドメニコ・バローニオ指揮 ラ・ロシニョール | ||
ラ・ロシニョールはリュート奏者バローニオが率いる声楽を中心とした古楽アンサンブル。 | |||
14世紀のサンタ・マリア・マッジョーレのためのコラール集 アレルヤ/ロラーテ・チェリ/サンクトゥス〔 I / II 〕/キリエ/グローリア/アレルヤ/サンクトゥス/パトレム/ サンクトゥス/サルタレッロ〔 I / II 〕/サンクトゥス/ベネディクタとベネラビリス/アニュス・デイ/アニュス・デイ ランディーニ:愛よ、この乙女を マルコ・ジャチントゥッチ指揮アンサンブル「デ・ボン・パローレ」 | |||
録音:2013年2月、キエーティ、イタリア。イタリア中部アドリア海沿岸のアブルッツォ州や周辺地域の音楽家たちによるサンタ・マリア・マッジョーレ(聖母マリアの聖堂)のための聖歌を収め、1979年まで同州のコムーネ(集落)グアルディアグレーレで所蔵されていた14世紀の「グアルディアグレーレ写本」からの音楽。 | |||
15-16世紀イタリアにおける祈祷時のコントラファクタ集
アノニマ・フロットリスティ(古楽アンサンブル) | |||
録音:2014年8月、アッシジ、イタリア。 | |||
イタリア人文主義の音楽 ハインリヒ・イザーク、マルコ・カーラ、アンドレア・ディ・アンティキス、フアン・デル・エンシーナ、 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ、アントワーヌ・ブリュメル、ギヨーム・デュファイ、他、作曲者不詳の作品 アノニマ・フロットリスティ | |||
録音:2019年1月、イタリア。15世紀中頃から16世紀初頭のイタリア宮廷の音楽。中世からルネサンスの音楽に特化した声楽と器楽のアンサンブル、「アノニマ・フロットリスティ」が、人文主義(ウマニスタ)の5つのフレスコ画に結び付けた、「権力」、「愛」、「祝祭」、「ダンス」、「信仰」のテーマに沿って、作曲者不詳の作品を中心に、イザーク、ブリュメル、デュファイらの作品も交えて構成している。 | |||
ルネサンス時代ボローニャにおける音楽のフレスコ画 マントヴァのロッシーノ(15-16世紀): Lirum Bililirum / マルケット・カーラ(1470頃-1525頃): Poi che in van ニコロ・ピファーロ(15-16世紀): Per memoria di quel giorno ジョアン・アンブロージョ・ダルツァ(15世紀-1508): Saltarello e piva alla veneziana ミケーレ・ペゼンティ(1470頃-1528): Passando per una rezolla ルドヴィコ・フォリアーノ(1475-1542頃):以前、運命の女神は / 作曲者不詳(15-16世紀): Contra la disperata アレッサンドロ・デモフォン(15-16世紀): Vidi hor cogliendo rose グリエルモ・イル・ジュッジョラ(15-16世紀): Charitate, amore Dei アレッサンドロ・デモフォン: A che sono hormai conducto / ピエトロ・パウロ・ボローノ(1490-1563頃): La torgia マルケット・カーラ: Se amor non è / ジョアン・アンブロージョ・ダルツァ: Calata ala spagnola アレッサンドロ・デモフォン: Volgi gli occhi o Madre Pia / ジョアン・アンブロージョ・ダルツァ:ヴェネチア風パヴァーナ バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535): Come harò dunque ardire セバスティアーノ・フェスタ(1495-1524): Amor, se vuoi ch’io torni / 作曲者不詳(15-16世紀):Hor vedi amor / Recerchar バルトロメオ・トロンボンチーノ: Chi vi darà più luce / 作曲者不詳: Come la veggo e chiara ロベルト・カシオ指揮カペラ・ムジカーレ・サン・ジャコモ・マッジョーレ | |||
録音:2009年4月28日-30日、サラ・カピトラーレ、ジャコモ・マッジョーレ教会、ボローニャ、イタリア。 16世紀初期、イタリアのボローニャとその近郊で、踊りや祭りと一緒に演奏されていた大衆音楽を集めたアルバム。 | |||
フランシス・ボッシネンシス: リュートと歌のためのペトラルカ 第1巻・第2巻・第4巻 から |
テレサ・ネスキ(S) マッシモ・マルシェス(リュート) | ||
フランキーノ・ガッフーリオ〔フランキヌス・ガッフリウス〕(1451-1522): ミサ・デ・カルネヴァル/スターバト・マーテル/モテット集 ステファノ・バスキーニ指揮イル・コンヴィット・アルモニコ、バスケニス・アンサンブル | |||
録音:2012年1月、ルニジャーナ、イタリア。ガッフーリオは1476年から1478年までベルガモおよびヴェローナ大聖堂の指揮者となり、1484年から死去するまでの約40年間、今日でも存続しているミラノ大聖堂聖歌隊の初代指揮者を務めた(実質的には、同団の創立者だったと思われる)作曲家・音楽理論家・指揮者。彼は同世代のジョスカン・デ・プレやレオナルド・ダ・ヴィンチとも交流があり、ダ・ヴィンチによる絵画の内、1485年頃製作の「音楽家の肖像」(ミラノ・アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵)のモデルではないかと推定されている。 | |||
フランチェスコ・スピナチーノ(1450頃-1507以後): タブラチュア譜によるリュート曲集(全26曲) マッシモ・マルケーゼ(リュート) | |||
録音:2005年1月、アレッサンドリア、イタリア。スピナチーノは優れたリュート奏者でもあったというイタリアの作曲家。出版楽譜として知られているものは収録作品のみで、これは出版された世界最古のリュート作品集に当たるという。演奏のマルケーゼはヤコブ・リンドベリやポール・オデットに学んだ奏者。 | |||
白鳥、やぎ、雄鶏、こおろぎ〜 初期イタリア・ルネサンス音楽に登場する動物たち マルケット・カーラ、J.A.ダルツァ、ジョスカン・デプレ、 ニコラ・ピファーロ、フランチェスコ・パタヴィーノ、 ミケーレ・ペゼンティ、バルトロメオ・トロンボンチーノ、 J.B.ゼッソの作品 |
ロベルト・カッシオ指揮 アンサンブル・フォルトゥーナ | ||
カーラ(1470頃-1525頃)はイタリア初期ルネッサンスの重要な作曲家だが、その録音は非常に少ない。 | |||
16世紀、ポー川周辺で活動した作曲家たちの オルガン作品集 バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535頃): フロットラ マルコ・アントニオ・カヴァッツォーニ (1485頃-1569頃):リチェルカーダ ジローラモ・カヴァツォーニ(1510頃-1577頃):ヒムヌス アンドレア・ガブリエーリ(1510-1586): トッカータ 第5旋法/フランス風カンツォーナ/ リチェルカーレ 第1旋法/イントナチオン 第7旋法/ リチェルカーレ・アリオーソ ジョヴァンニ・ピッキ(16-17世紀): トデスカ/オルガンのためのバッロ アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634): ソナタ第1番/ディアロゴ第2番/ リチェルカーレ 第5旋法/リチェルカール 第6旋法/ ソナタ第8番/カンツォーナ第11番/ソナタ第3番/ リピエーノ第1番 ジャン・パオロ・チーマ(1570頃-1630頃): カンツォーナ第9番/カンツォーナ第13番 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): トッカータ第5番/カプリッチオ・パストラーレ/ カンツォーナ第6番/聖体奉挙のためのトッカータ/ カプリッチォ第1番 |
マウリツィオ・リッチ(Org) | ||
ポー川はイタリア北部のパドヴァ平野を流れてアドリア海に注ぐ。 | |||
ヴィンチェンツォ・カピローラ(1474-1520): リュート曲集(1517) |
パオロ・ケリーチ (リュート/ビウエラ) | ||
録音:2013年5月。カピローラは16世紀初期イタリアにおける器楽音楽作曲家で、自らもリュート奏者としてブレシアを中心に活躍した。リュート曲集(1517)には、舞曲、リチェルカーレ、リュート用にタブラチュア編曲された同世代の作曲家たちの声楽作品が収められ、同時代イタリアの器楽作品の歴史を伝える音楽史的資料としても重要。 | |||
バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535頃): ラウダ集とエレミヤ哀歌 |
マリア・ルイーザ・ バルダサッリ指揮 アンサンブル・レ・ナシオン | ||
バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535頃): Su su leva,alza le ciglia / Occhi miei lassi Si e debile il filo[器楽曲]/ Crudel fuggi se sai Queste non son piu lacrime / Queste lacrime mie Alla guerra / Integer vitae / Deus,in adiutorium Poiche voles la mia stella ジョスカン・デ・プレ(1440頃-1521):いとおしき形見よ マルケット・カーラ(1470頃-1725頃): いとおしき形見よ/ Vale,diva mia, va in pace Cum rides mihi[器楽曲]/ Adspcias utinam quae sit Ben mi credea passar / Fabbe e fasoi / Movesil vecchierel Hor chil cielo e la terra[器楽曲] Vox Clamantis in deserto / Hor chio son de preson fora |
マリア・ルイザ・バルダザーリ 指揮 アンサンブル・ル・ナシオン [アリダ・オリヴァ、 エレーナ・ビスクオラ(A) マッテオ・ゼナッティ、 マジミリアーノ・パスクッチ (T) アンドレア・ファヴァリ(B) ルイジ・ルポ(Fl−tr) パメラ・モンコボズキー(Fl) ロゼッラ・クローチェ(Vn) テレジナ・クローチェ(Vg) ステファーノ・ロッコ (リュート) マリア・ルイザ・バルダザーリ (Cemb)] | ||
トロンボンチーノ(トロンボンチーニ)の名は家系がトロンボーン奏者であったことに由来する。ヴェローナまたはその近郊で生まれたバルトロメオは当時最も有名なフロットラ(15〜16世紀イタリアの和声的な有節歌曲)作曲家として名を馳せ、170曲以上におよぶフロットラを書いた。このCDには同時期に活躍したジョスカン・デ・プレ、マルケット・カーラの(作とされる)作品も収録されている。 | |||
アンドレア・アンティーコ(1470/80-1540頃):フロットラの鍵盤楽器用編曲集(1517)
マリア・ルイーザ・バルダッサーリ (スピネット/クラヴィコード/クラヴィシンバルム/Cemb/Org) | |||
録音:2015年2月、6月。 アンドレア・アンティーコは、初期イタリア・ルネサンスの彫版師、出版家、作曲家。アンティーコが1517年に出版した「フロットラの鍵盤楽器用編曲集」は、15世紀〜16世紀のイタリアで流行した世俗歌曲「フロットラ」を、当時流行していたリュートではなく鍵盤楽器のために編曲したもので、イタリアで最初に印刷された鍵盤曲集とも言われている(原題は「オルガン」だが、表紙にはチェンバロが描かれており、鍵盤楽器一般のことを指すようだ)。オルガン、チェンバロ奏者のマリア・ルイーザ・バルダッサーリが、スピネッタやクラヴィコード、クラヴィシンバルムなどを含む様々な歴史的楽器で、アンティーコのタブラチュア譜を演奏する。 | |||
不道徳な音楽 [Musica Disonesta] 〜ヒューマニズムからの神話と物語(全20トラック) 作曲者不詳: Essendo io in la Messa ルドヴィーコ・フォリアーニ〔フォリアーノ?〕: 以前、運命の女神は/ Che fa la ramacina / E si son si son lassame esser / Dagdun dagdun vetusta 作曲者不詳: Quasi sempre avanti il dì / アレッサンドロ・デモフォンテ: A che son hormai conduco ロフィーノ・バルトルッチ: La mi fa solfare / バルトロメオ・トロンボンチーノ:辛抱強くあなたに従う マルケット・カーラ: Tante volte sì, sì, sì / Per fuggir d’amor le punte /他 アノニマ・フロットリスティ | |||
録音:2012年3月、アッシジ、イタリア。『ヒューマニズムの中から生まれた神話と物語を、15世紀の音楽と朗読で表現したプログラム』とのこと。 #演奏者詳細と収録作品のリブレットを、TACTUS の公式サイトからダウンロード可能(http://tactus.it/wp-content/uploads/wpsc/user_uploads/490001_Testi.pdf / 2013年5月現在)。 | |||
ボローニャ聖ペトローニオ大寺院の2基のオルガン [ Vol.2 (#) & Vol.1 (*) ]
・アンドレア・ガブリエリとジョヴァンニ・ガブリエリ(#) ジョヴァンニ・ガブリエリ:第1旋法による8声のカンツォン アンドレア・ガブリエリ:第1旋法によるイントナツィオーネ/第1旋法によるリチェルカーレ/ 第6旋法によるイントナツィオーネ/リチェルカール・アリオーソ/ モテット「いでよ、シオンのおとめたちよ」 ジョヴァンニ・ガブリエリ:第9旋法によるフーガ/第2旋法によるトッカータ/ カンツォン「ラ・スピリタータ」/カンツォン「ソ・ソ・ラ・ソ・ファ・ミ」 アンドレア・ガブリエリ:第5旋法によるトッカータ/カンツォン・アリオーサ/ファンタジア・アレグラ/ 私は若い娘/フランス風カンツォン ジョヴァンニ・ガブリエリ:4月の訪れに/第1旋法によるトッカータ/第1旋法によるリチェルカーレ/ 第2旋法によるカンツォン/第12旋法によるカンツォン/カンツォン第12番 ・ポー地方とフランドルの巨匠たち(*) アウレリオ・ボネッリ:2台のオルガンのための8声のトッカータ「クレオパトラ」 クラウディオ・ヴェッジョ:リチェルカータ / ヤコポ・フォリアーノ:2つのリチェルカータ ジュリオ・セーニ:リチェルカーレ〔第6番/第11番〕 ルチオ・バルビエリ:モテット「我らの大地は賛美の歓びに沸く」 ピエトロ・フランチェーゼ:第6旋法によるイントナツィオーネ マルコ・アントニオ・カヴァッツォーニ: Plus ne regres ジローラモ・カヴァッツォーニ:リチェルカーレ第3番 / ドメニコ・マリア・フェッラボスコ:私は若い娘 ジローラモ・フレスコバルディ:2台のオルガンのためのカンツォーナ エルコーレ・パスクィーニ:トッカータ/不協和音/カンツォーナ タルクィニョ・メルラ:半音階的トッカータ/カンツォーナ アウレリオ・ボネッリ:2台のオルガンのための8声のトッカータ「アタランタ」 ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ、リウウェ・タミンハ(Org) | |||
録音:1990年3月、サン・ペトロニオ聖堂、ボローニャ。使用楽器: バルダッサーレ・マラミーニ(?-1614)、1596年製作 & ロレンツォ・ダ・プラト(1417-1492)、1471年-1475年製作。旧品番:TC-460001 (*) &TC-510001 (#) のセット化。 | |||
シルヴェストロ・ガナッシ、ディエゴ・オルティス: ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品全集 |
ベッティーナ・ ホフマン(Gamba) モード・アンティクォ | ||
16世紀イタリア・ヴェネト地方の舞曲集 ピエトロ・パオロ・ボローノ、ジャコモ・ゴルザニス(1520頃-1575/79)、作曲者不詳の作品 コンソルト・ヴェネト | |||
発売:2000年。限定盤(廃盤)品番:TC-2502。 | |||
16世紀ナポリの田園詩 フィリッポ・アザイオロ、ジャン・レオナルド・プリマヴェーラ、オルランドゥス・ラッスス、作者不詳、他の作品 アンサンブル・サン・フェリーチェ | |||
発売:2003年。限定盤(廃盤)品番:TC-2504。 | |||
マドリガーレ集 カッチーニ:うるわしのアマリリ パレストリーナ:野も丘も/私は傷ついた ブル:野も丘も ローレ:たとえ別れのときにも パスクィーニ:たとえ別れのときにも シャイト:ファンタジア「私は傷ついた」 他(全16曲) |
彌勒忠史(CT) シルヴィア・ ランバルディ(Cemb) | ||
彌勒忠史(みろくただし)は、千葉大学卒業、同学大学院終了。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。1996年、グスタフ・クーンの指揮によるロッシーニの「オテロ」(サントリー・ホール)でデビュー。舞台俳優、作曲家、編曲家、演出家、バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとしても活躍。現在は主にイタリアを中心に活動している。 | |||
アルヴィーゼ・コルナーロ時代の パドヴァの音楽(全16曲) アントニオ・ストリンガリ(15世紀-16世紀): Poi ch'io son in libertate / Son piu matti in questo mondo イザーク:ラ・モッラ ピエトロ・パオロ・ボローノ(16世紀): Pavana Monta su che son de vella Saltarello della preditta ニコロ・ピファロ(ca.1490-1562): Per amor fata solinga アドリアン・ウィラールト(ca.1490-1562): Occhio non fu giamai che lachrimasse エウスタシオ・ロマノ(15世紀〜16世紀): Pace non trovo et non ho da far guerra ニコロ・ブロコ(15世紀-16世紀): O tiente a l'ora/他 |
コンソート・ヴェネト [ラウラ・ ファブリス(Vo)他] | ||
建築や農地開発に取り組んだアルヴィーゼ・コルナーロ(1484-1566)と同時期に生まれた15世紀-16世紀パドヴァの作品集。コンソート・ヴェネトは、ヴォーカルと4人の伴奏で構成されるアンサンブルで、特に歌声が印象的。 | |||
フランチェスコ・コルテッチャ:フィレンツェ公の結婚式のための音楽(1539年) | ガブリエル・ガリード指揮 アンサンブル・エリーマ 他 | ||
ルネサンス&バロック期ヨーロッパのオルガン音楽 クラウディオ・ヴェッジョ(?):レセルカーダ 第1旋法 マルカントニオ・ガヴァッツォーニ(1485頃-1569頃): プラス・デ・レグレス パウル・ホフハイマー(1449-1537):レコルダーレ/タンデルナーク ジョン・ブル(1562-1628):イン・ノミネ ウィリアム・バード(1543-1623):女王のアルマン ヤン・ピーテルスゾーン・ スヴェーリンク(1562-1621):緑の菩提樹の下で ハインリヒ・シャイデマン(1596-1663):ガイヤルド ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):カプリッチョ第5番 フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1583/4-1654): ティエント第53番 第2旋法(音栓により鍵盤を2つに分割する) ザムエル・シャイト(1587-1654):トッカータ ヨハン・ヤーコプ・ フローベルガー(1616-1667):ファンタジア第1番 ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):変奏曲 ヨハン・カスパル・ケルル(1627-1693): カンツォーナ第1番/トッカータ第1番 |
ルカ・スカンダーリ(Org) | ||
ランベルティーニ: マドリガーレ集(1560) |
アンサンブル・フォルトゥーナ | ||
ジェローラモ・カヴァツォーニ: リチェルカーレ、カンツォーナ、イムヌスとマニフィカト集 第1巻 |
セルジョ・ヴァルトロ(Org) ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ | ||
ジェローラモ・カヴァツォーニ: リチェルカーレ、カンツォーナ、イムヌスとマニフィカト集 第2巻 |
セルジョ・ヴァルトロ(Org) ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ | ||
アンドレア・ガブリエーリ(1510-1586):4声のミサ・ブレヴィス
ファビオ・フランバ(Org)指揮コンツェントゥス・ムジクス・パタヴィヌス室内cho.、 ニコラ・M.ベリナッツォ指揮スコラ・グレゴリアーナ・スクリプトリア | |||
初発売:2006年。世界初録音。限定盤(廃盤)品番:TC-2510。宗教作品から世俗作品までの幅広い分野に多彩な作品を残すなど16世紀後期の最も重要な作曲家の一人に数えられているアンドレア・ガブリエーリは、後期ヴェネツィア楽派やドイツ南部の作曲家に多大な影響を与えた。「4声のミサ・ブレヴィス」はオルガンが使用される他は合唱のみの編成で、A.ガブリエーリの卓越した作曲技法を証明する作品。 | |||
ピエトロ・ヴィンチ(1515-1584): 3声のリチェルカーレ第2巻(1591)/ 2声の音楽第1巻(1560) |
ディエゴ・ カニッツァーロ(Org) | ||
録音:シチリア島メッシーナ、サン・パンタレオーネ教会。使用楽器:ジュゼッペ・スペラデオ製作、1666年。 シチリア島生まれの作曲家ピエトロ・ヴィンチはシチリア・ポリフォニー楽派の創始者であり、そのマドリガーレは当時のイタリアでも屈指の完成度を持った作品として絶大な評価を受けてきた。 | |||
聖フィリポ・ネリ(1515-1596)のオラトリオ会の音楽 ジョヴァンニ・ジョヴェナーレ・アンチーナ、 ジョヴァンニ・アラシオーネ、パレストリーナ、 ステファノ・ラッツィの作品 |
ジュリオ・モナコ指揮 プロジェット・ムジカ | ||
パヴァーヌ風の歌〜カンツォン、フロットラ、ヴィロッタ、マドリガーレ集 マルケット・カーラ、フランチェスコ・パタヴィーノ、 ジョヴァンニ・ルリーノ、ミケーレ・ペゼンティ、 バルトロメオ・トロンボンチーノの作品 |
ジョヴァンニ・トッファーノ指揮 コンソルト・ヴェネト | ||
聖マルティヌスの歴史と音楽 ロベルト・カッショ指揮 カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ・イン・ボローニャ | |||
録音:2018年4月、ノチェート、イタリア。物乞いにマントの半分を与えるエピソード(ジャケット写真の絵画もそれを描写したもの)で知られる聖人、聖マルティヌス(サン・マルティーノ、セント・マーティン)を描いた「聖マルティヌスの歴史(La Historia del Beato San Martino)」(1558)をテーマとした、15世紀末〜16世紀前半、初期ルネサンス期の物語と音楽。イタリアの歴史的・音楽的遺産を再発見しているロベルト・カッショが、自身で創設した古楽アンサンブル"カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ・イン・ボローニャ"を指揮しながら、朗読、歌、サルテリオ、リュートなどもこなしている。 | |||
TC-521601 廃盤 |
アレッサンドリーニ〜ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ: 4声のマドリガーレ集第1巻〔 1555出版|全29曲〕 リナルド・アレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ [グロリア・バンディテッリ(S) クラウディオ・カヴィーナ(CT) サンドロ・ナリア、 ジュゼッペ・マレット(T) ダニエーレ・カルノヴィチ(B) アンドレア・ダミアーニ(リュート)] | ||
録音:1992年12月4日-7日、聖ドメニコ修道院ボロニーニ講堂、ボローニャ。後出:TB-521604 。 | |||
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ: ミサ「エテルナ・クリスティ・ムネラ(キリストの永遠の贈り物を)」 アルマ・レデンプトーリス・マーテル(あがない主の優しき母) バビロンの流れほとりで/鹿が谷川の水を求めあえぐように 聖なる日は/ミサ・ブレヴィス |
イルデブランド・ムーラ指揮 シャペル・ミュジカル・ ド・ラ・トリニテ・デ・モン | ||
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ: 聖週間のエレミヤ哀歌集 |
フィリッポ・ブレッサン指揮 イ・カントーリ・ディ・ロレンツォ | ||
アレッサンドリーニ〜ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ: 4声のマドリガーレ集第1巻〔 1555出版|全29曲〕 リナルド・アレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ [グロリア・バンディテッリ(S) クラウディオ・カヴィーナ(CT) サンドロ・ナリア、 ジュゼッペ・マレット(T) ダニエーレ・カルノヴィチ(B) アンドレア・ダミアーニ(リュート)] | |||
録音:1992年12月4日-7日、聖ドメニコ修道院ボロニーニ講堂、ボローニャ、イタリア/初発売:1994年。旧品番:TC-521601 。 アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノのマドリガーレ録音のなかでは見落とされがちだが、 教会音楽家として語られることの多いパレストリーナの世俗マドリガーレの、数少ない本格的演奏の一つとして重要なアルバムである。 | |||
コスタンツォ・ポルタ(1529-1601): ミサ・クアトゥオル・ヴォクム マドリガーレ、モテット集 |
アンサンブル・ル・ナシオン アンサンブル・ スペクルム・ムジチ | ||
ポルタはイタリアの作曲家、教育者。優れた作曲家として当時は同時代の音楽家、理論家から絶賛されていた。コ ンスタンツォの作品の多くはモテット、ミサをはじめとする声楽曲であり、そのいずれもが傑出した作品として当時は高い評価を得てい た。 | |||
パドヴァーノ&スペリンディオ:オルガン作品全集 アンニーバレ・パドヴァーノ(1527-1575): 第6旋法によるトッカータ/第6旋法によるリチェルカーレ/第1旋法によるトッカータ/ 第12旋法によるリチェルカーレ/第8旋法によるトッカータ ベルトルド・スペリンディオ(1530頃-1570): トッカータ第2番/第1旋法によるリチェルカーレ/ フランス風カンツォン "Un gai berger" / フランス風カンツォン/第6旋法によるリチェルカーレ/ フランス風カンツォン "Hor vienza vien" /フランス風カンツォン "Petit fleur" / 第3旋法によるリチェルカーレ/ フランス風カンツォン "Frais et gagliard" /トッカータ第1番 マルコ・ギロッティ(Org) | |||
録音:サン・ベルナルディーノ教会、ヴェローナ、イタリア。使用楽器:フランチェスコ・ザニン、2003年製製作。 パドヴァーノは1553年、27歳という若さでヴェネツィアのサン・マルコ寺院の第1オルガニストとなった人。彼は1565年までその地位にあったが、うち、1557年以降はクラウディオ・メールロが第2オルガニストを務めていた(1584年まで)。スペリンディオは1552年にパドヴァ大聖堂のオルガニストに就任した人。途中1567年に一度解雇されるが、同年に音楽的才能から再雇用され、結局亡くなるまで同大聖堂のオルガニストでありつづけた。彼の才能は、没後に大聖堂評議会が遺族へ給料(の残金?)を支払うと決定した事からも明らかだろう。 | |||
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545-1607):香しい手袋を取り ジャッケス・ド・ウェルト(1535-1596):愛しいわが生命よ(*) ロドヴィーコ・アゴスティーニ(1534-1590):香しい手袋を取り ジャッケス・ド・ウェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ独奏) ロドヴィーコ・アゴスティーニ:あなたの歌により ルッツァスコ・ルッツァスキ: やさしいそよ風に秘められた歌(*)/愛の鋭い矢/トッカータ/ わが人の心、我々の愛が終わってしまうのなら(#)/嘆かないでわが心よ/ おお春よ、とし若き季節よ(#)/ああ、すぐに来て下さい、愛しい人よ パオロ・ヴィルキ(1551-1610): やさしくそよぐそよ風/泉よ、川よ、そよ風よ/もし太陽と星のみを見るなら ロドヴィーコ・アゴスティーニ: 優しい調べのなかに/ああ、心を奪うこの歌は/うれしげに小鳥はさえずる ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ第9番(チェンバロ独奏) コンチェルト・セグレート [神谷 美穂(S;*)、シルヴィア・フリガート(S;#) シルヴィア・ランバルディ(Cemb)] | |||
録音:2009年10月15日-17日、フェラーラ。日本語解説付(翻訳:神谷 美穂)。 このCDは、プロの音楽家による史上初の女性アンサンブル「コンチェルト・デッレ・ダーメ」(または コンチェルト・セクレート・マルゲリータ・ゴンサーガ/すべて貴族出身の女性による団体だったと言う)のために作曲された作品を集めたもので、特に、この団体で歌手・ハーピスト・ダンサーとして活躍したラウラ・ペペラーラ(1550頃-1601)に捧げられたマドリガーレをメインとした選曲。彼女は下記のアルフォンソ2世に請われて同団体へ参加、イタリアの詩人タッソから「年若き巡礼者」「第2の炎」と賞賛された。 この団体は、当時フェラーラ、モデナ及びレッジョ公であったアルフォンソ2世・デステ(1533-1597)の、フェラーラ宮廷における私的な演奏のために創設されたもの。 フェラーラの栄光を高めたアルフォンソ2世は芸術と化学を好み、このCDの作曲家たちに加え、詩人タッソも含む作詞者も、すべて彼に仕えていた人々である。当時斬新な試みであった女性アンサンブルによって、宮廷で演奏されていたであろうプログラムを再現した、意欲的なアルバム。 ソプラノの神谷 美穂や、カウンタテナーの彌勒 忠史もメンバーに名を連ねてているイタリアのアンサンブル、コンチェルト・セグレートは、ルッツァスキ没後400周年の2007年に結成され、1500年代後半のマドリガーレやコンチェルト・デッレ・ダーメの演奏・研究を続けている団体。 ユーチューブに紹介映像がUPされている( http://www.youtube.com/watch?v=OSWTvj_NKEc /最後に演奏風景のヴィデオあり/説明は当盤解説執筆者二人によるイタリア語)。 | |||
A.ガブリエリ&モンテヴェルディ〜宗教音楽として編曲されたマドリガーレ集 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): 主なる神/おお栄光の殉教者よ/イエス、あなたに/あなたの傷を/夜に赤く光り/彼は激しく泣く/ 悲嘆に暮れる魂/称賛を/私が愛した魂/敬虔に/あなたに、イエス・キリストよ/それは美しい/あなたの栄光 アンドレア・ガブリエリ(1533-1585): いかに楽しいことだろう/キリストの花嫁ルチア/わたしは野の花/苦悩の時に主を/ 来て下さい、おおイエスよ/いとも甘美なるイエスよ/立って出ておいで美しい人よ マルコ・ジェンマーニ指揮イ・カントーリ・ディ・サン・マルコ | |||
録音:2011年5月、プレガンツィオール、イタリア。演奏団体は、ヴェネツィア・サン・マルコ寺院〔大聖堂〕の歌手たちによるヴォーカル・アンサンブル。 | |||
様々な作曲家によるリュート曲集 (ジョヴァンニ・アントニオ・カステリオーノ編纂|1536年、ミラノ) フランチェスコ・ダ・ミラノ、マルコ・ダッラクイラ、ピエトロ・パウロ・ボローノ/他の作品 パオロ・ケリーチ(リュート/ビウエラ) | |||
録音:2015年12月、スタジオ・プリヴァート・パオロ・ケリーチ、ミラノ、イタリア。 バーゼル・スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスにリュートを学び、イタリアを代表するリューティストの1人として活躍するパオロ・ケリーチ。前作、ヴィンチェンツォ・カピローラのリュート作品集(TC-470301)に続くタクトゥスからのソロ・レコーディング第2弾は、16世紀前半のミラノで活躍した印刷工、アントニオ・カステリオーノが編纂、ミラノで出版されたタブラチュア譜によるリュート曲集。 | |||
オルランドゥス・ラッスス(1532-1594): 魅力に富む2声の作品集(全24曲/12の歌詞のないビチニアを含む)(1577出版) パオロ・トーノン、クラウディオ・ヴェル(ドゥルツィアン) | |||
録音:2009年5月。おそらく全曲は世界初録音。この作品集は元々モテット集のはずで、少なくとも12曲には本来声楽が入ると思われるが、ここではファゴットの先祖にあたるドゥルツィアン2本で演奏されている模様。レーベルの欧文案内にも詳細は記載されていない。 | |||
ギノルフォ・ダッターリ: ヴィラネッラ集(3、4、5声、1568年ヴェネツィア刊) |
ロベルト・カッシオ指揮 アンサンブル・フォルトゥーナ | ||
ほとんどこまで紹介されることのなかった、1535年イタリア生まれのダッターリのヴィラネッラ集。ヴィラネッラはナポリの俗謡から始まった世俗歌曲。 | |||
アンドレア・ガブリエーリ(1533-1585): ミサ曲「王の御旗は進み」(1572出版) /6声と7声のモテット集(1587出版) マルコ・ジェンマーニ指揮イ・カントーリ・ディ・サン・マルコ | |||
録音:2012年10月。16世紀イタリア、そしてヴェネツィア楽派を代表する音楽家の1人で、サン・マルコ寺院のオルガニストとして後世に大きな影響を与えたアンドレア・ガブリエリのミサとモテットを、アカデミア・ビザンチナの創設メンバーでもあるジェンマーニ指揮&サン・マルコ寺院のために書かれた音楽を取り上げている団体の演奏。 | |||
ジョヴァン・トマーゾ・ランベルティーニ(1530頃-1593): マドリガーレ集 第1巻(4声) |
フォルトゥーナ・アンサンブル パコローニ・アンサンブル | ||
イタリアの作曲家であり歌手でもあったランベルティーニは、ボローニャの聖ペトロニオ教会堂の聖職者として活躍するとともにマドリガーレを作曲した。 | |||
ジョルジョ・マイネリオ:バッロ集 第1巻 | ジョヴァンニ・トッファーノ指揮 コンソルト・ヴェネト | ||
ルカ・マレンツィオとその時代 マレンツィオ(1553-1599):わたしの太陽は今頃何をしているだろう/あなたの最初のまなざしに/我が心よ/ 甘くすがすがしい瞳/苦しき殉難/わたしは傷ついた/愛から逃れよう/両目の甘い光が/ もしもあなたの瞳の光が/ティルシは死にたいと思った/花のような額と/彼女は緑の若草で カローソ:カナリオ/新しいスパニョレッタ / 作曲者不詳:コントラプント1/ラ・ロッカ・エ・イル・フーソ ゴルザニス:パドアーナ / デル・リュート:前奏曲/ファンタジア / ラッスス:ファンタジア〔4声/第6番〕 ネグリ:白い花 / ガリレイ:リチェルカーレ/デュオ・トゥット・ディ・ファンタジア/コントラプント13 アンジェラ・アレスキ(S) ドメニコ・チェラサーニ、マッシモ・ロナルディ(リュート) | |||
録音:2013年10月。16世紀後半イタリアの大マドリガーレ作曲家ルカ・マレンツィオと、同時代の他作曲家たちによる作品を、ほぼ交互に配したアルバム。 | |||
クラウディオ・メールロ(1533-1604):オルガン用タブラチュア譜によるトッカータ全集 〔第1巻(1598年、ローマ) (*) /第2巻(1604年、ローマ) (#) /(7つの)トッカータ(1637-1640年、未出版) (+) 〕 フランチェスコ・タシーニ(ヒストリカル・オルガン) | |||
録音〔使用楽器〕:2010年8月、聖ペトロニオ教会、ボローニャ〔バルダッサーレ・マラミーニ、1596年製作〕(*) /2010年10月(#)、2011年5月(+)、聖バルバラ教会、マントヴァ〔グラツィアディオ・アンテニャーティ、1565年製作〕(#/+) 。世界初録音。(+)はトリノ国立大学図書館蔵だとの事。 | |||
ビアージョ・ペショリーニ(1535-1613):マドリガーレ集第3巻(ヴェネツィア|1581 )
エリア・オルランド(ディレクター)トゥスケ・ヴォーチェス | |||
録音:2019年、プラト、イタリア|世界初録音。この録音はイタリアのプラト出身のビアージョ・ペショリーニのマドリガーレ集第3巻(ヴェネツィア|1581 )の研究から始まった。地元出身の作曲者の作品を甦らせるために若手のプロ歌手とアマチュア歌手が集まり結成されたのが、トゥスケ・ヴォーチェス。このマドリガーレ集第3巻が現存する唯一のもので29のマドリガーレからなっている。美しい楽曲も多く、トゥスケ・ヴォーチェスの情熱が伝わって来る。 | |||
アントニオ・ヴァレンテ(1520-1580頃): チェンバロのためのインタヴォラトゥーラ集(全16曲) |
フランチェスコ・セラ (Cemb、Org) | ||
クラウディオ・メールロ(1533-1604):聖処女マリアのミサ | ロベルト・ロレジャン(Org) ニコラ・M・ベッリナッツォ指揮 スクリプトリア・ スコラ・グレゴリアーナ | ||
ヴェネツィア総督の礼拝堂で30年あまりもオルガン奏者として活躍したメールロは、教会音楽の作曲家としても有能で多数の教会音楽を作曲したが、今日その作品が演奏されることはあまりないだけにこの録音は貴重。スクリプトリア・スコラ・グレゴリアーナは男声のみ声楽アンサンブル。 | |||
クラウディオ・メールロ(1533-1604): モテットと器楽作品集 ほむべきかな主よ/ オルガンのためのトッカータ 第2旋法/アヴェ・マリア/ カンツォーナ/祝福されしエリザベス/ オルガンのためトッカータ 第6旋法/他(全20曲) |
ラウラ・アントナス(S) クオニアム(器楽グループ) ピエトロ・パスクィーイ(Org) | ||
卓越したオルガン奏者として高名であったメールロは、作曲家としても名を馳せ、声楽曲、器楽曲を多数残している。中でもオルガンのためのトッカータは彼の代表作として評価が高い。クオニアムは5人のファゴット奏者から成るグループ。ここでは、ソプラノ・ファゴット、テノール・ファゴットなどを使用。 | |||
クラウディオ・メールロ(1533-1604): ミサ・アポストロルム/ 第1旋法によるトッカータ第1番/ ラ・ジョレッテ/リチェルカーレ/ 第6旋法によるトッカータ第3番 |
スコラ・グレゴリアーナ・ スクリプトリア ロベルト・ロレジャン(Org) | ||
発売:2010年6月/日本国内案内:2010年10月。限定盤(廃盤)品番:TC-2515。 アンドレア・ガブリエリたちに競り勝ち、ヴェネツィア聖マルコ大聖堂のオルガニストという名誉ある地位を手に入れ、16世紀イタリア最高のオルガニストと呼ばれたメールロによる、ヴェネツィア楽派の手法を用いた教会音楽。 | |||
ムジカ・ノーヴァ(1540年ヴェネツィア刊)〜オルガン曲集 ディオジェニオ・ビガーリャ、グィリエルモ・ゴリン、 ジローラモ・パラボスコ、ジュリオ・セーニ、 アドリアン・ヴィラールトの作品 |
リューヴェ・タミンハ(Org) | ||
ムジカ・ノーヴァ(1540年ヴェネツィア刊)〜リコーダー曲集 ニコロ・ブノワ、ジェローラモ・カヴァッツォーニ、 ジュリオ・セーニ、グィリエルモ・ゴリン、 ジローラモ・パラボスコ、アドリアン・ヴィラールト作曲のリチェルカーレ |
ジョヴァンニ・タッファーノ指揮 コンソルト・ヴェネト | ||
コスタンツォ・アンテニャーティ(1549-1624): カンツォーナ「ラ・マルティネンガ」/リチェルカーレ 第1旋法 カンツォーナ「ラ・ソルダ」/カンツォーナ「浅瀬」 リチェルカーレ 第2旋法/カンツォーナ「アンテニャーティ」 リチェルカーレ 第3旋法/カンツォーナ「ラ・レゴナスカ」 リチェルカーレ 第4旋法/カンツォーナ「とげ」 カンツォーナ「ボルガ」/リチェルカーレ 第5旋法 カンツォーナ「森林」/リチェルカーレ 第6旋法 カンツォーナ「ラ・セヴァッラ」/リチェルカーレ 第7旋法 カンツォーナ「ラ・ロンジェーナ」/リチェルカーレ 第8旋法 カンツォーナ「キャプテン」/リチェルカーレ 第9旋法 カンツォーナ「ラ・ボッターナ」/リチェルカーレ 第10旋法 カンツォーナ「ラ・ポンカローラ」/カンツォーナ「ラ・モラータ」 リチェルカーレ 第11旋法/カンツォーナ「ケープ」 リチェルカーレ 第12旋法 |
ポール・ケニョン(Org) | ||
ロドヴィーコ・バルビ(1545-1604): 晩課詩編曲集第1巻 |
ステファーノ・ ロレンツェッティ(Org) アルベルト・ファブリツィオ・ ダ・ロス指揮 スコラ・カントールム・ ディ・サンタ・ ジュスティーナ、 ダフネ・アンサンブル | ||
世界初録音。バルビは、パドヴァのアントニアーナ礼拝堂の楽長を6年間務め、修道会名誉楽長の称号を授与された16世紀イタリアの作曲家で、修道士。オルガンと合唱が交錯する「晩課詩編曲集」はバルビの高度な対位法を証明する重要な作品。 | |||
ロドヴィーコ・バルビ(1545-1604):晩課詩編曲集第2巻 (1594) (*) ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):「 Toccate e partite d'intavolatura di cimbalo 第1集」(1615 rev.1637)〜トッカータ第11番 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(1570頃-1622頃):「 Concerti ecclesiastici 」(1610) 〜乙女なる神のみ母よ、御身の誕生は ロドヴィーコ・バルビ:Confitebor Angelorum ジローラモ・フレスコバルディ: 「音楽の花束」(1635)〜Recercar Con Obbligo Di Cantar la V parte ロドヴィーコ・バルビ:主は言われた ジローラモ・フレスコバルディ:カンツォーナ第3番(*) ロドヴィーコ・バルビ:主を崇めよ ジローラモ・フレスコバルディ:カンツォーナ第6番(*) ロドヴィーコ・バルビ:いかに幸いなことか ジローラモ・フレスコバルディ:フレスコバルダのアリア(*) ロドヴィーコ・バルビ:イェルサレムよ、主を讃めたたえよ ジローラモ・フレスコバルディ:トッカータ第3番(*) ロドヴィーコ・バルビ:第5旋法のマニフィカト ステファノ・ロレンツェッティ(Org) ファブリツィオ・ダ・ロス指揮 スコラ・カントールム・ディ・サンタ・ジュスティーナ、ダフネ・アンサンブル | |||
パドヴァのアントニアーナ礼拝堂、フェルトレ大聖堂、トレヴィーゾ大聖堂の楽長を歴任、コンヴェンツァル会参事会から修道会名誉楽長の称号を授けられた16世紀イタリアの作曲家、修道士ロドヴィコ・バルビの同作品集第2弾。第1巻(TC-540201)同様、同世代の作曲家たちによる作品を間に挟んでおり、今回はフレスコバルディとチーマの作品が選ばれている。 フレスコバルディの作品のうち、(*)は「チェンバロとオルガンのためのトッカータ、カンツォーネ、versi d'hinni、マニフィカト、ガリアルダ、コッレンテと他のパルティータ集第2集 [ Il secondo libro di toccate, canzone, Magnificat, gagliarde, correnti et altre partite d'intavolatura di cembalo et organo ] 」 (1627 rev.1637) という長い題名の作品集から取られたもの。欧文の最初五文字分を取って「トッカータ第2集」と呼ばれることもあるようだが、他の作品も含まれるので正確には誤りだろう(ただ、彼の鍵盤作品集で「第1集」と呼ばれるのは4種類があるのに対し、「第2集」というのはこれしかないようで「トッカータ集としては2集目になる」という意味では間違いではない)。 | |||
ロドヴィーコ・バルビ(1545-1604):教会のための聖歌集(1578)
ヴィツェンツァ音楽院古楽アンサンブル ステファノ・ロレンツェッティ(Org) | |||
録音:2009年9月。バルビはパドヴァのアントニアーナ礼拝堂の楽長を6年間務め、修道会名誉楽長の称号を授与された16世紀イタリアの作曲家で、修道士。 | |||
マルカントニオ・ インジェニェーリ(1547-1592): 聖木曜日のための音楽 詩篇69/詩篇71/詩篇75/レスポンソリウム レクティオ・テルティア/他(全17曲) |
ステファーノ・バスキーニ指揮 イル・コンヴィット・アルモニコ (声楽アンサンブル) | ||
北イタリアの伝統に根ざしたマドリガーレ作曲家、および教会音楽作曲家として重要な位置を占めるインジェニェーリは、あのモンテヴェルディの師としても知られる。 なお、当盤の背文字部分には正しい番号が記載されていますが、インレイ部分にはTC-561901という誤った表記がなされています。このまま供給されますので、ご了承下さい。 | |||
クリストファーノ・マルヴェッツィ(1543-1599): 5声と6声のマドリガーレ集 (全19曲) |
ムジカ・フィグラータ | ||
教会オルガニストとしても活躍したイタリア作曲家、マルヴェッツィは数こそ少ないもの優れた作品を残した。彼の存命中に出版されたといわれているマドリガーレは3巻あり、そのうちの2巻が5声のための曲集で、残り1巻は6声のための曲集。このCDにはそれら3巻の中から選ばれた曲が収録されている。 | |||
フランチェスコ・ロヴィーゴ(1541頃-1597): 5声のための「主日のためのミサ曲」/カンツォン第1番 メールロ:トッカータ第11番 ウンベルト・フォルニ(Org)指揮カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・バルバラ | |||
録音:2014年12月4日、マントヴァ、ライヴ。ロヴィーゴは、ヴェネツィアでメールロに学び、マントヴァとグラーツの各 宮廷礼拝堂で活躍したイタリアの作曲家、オルガニスト。優れた作曲技法と、卓越したオルガン演奏技術を持ち、各地の貴族から多くのオファーを受けたと言われる。「主日のためのミサ曲」はその代表作。 | |||
ボローニャ、アペニン山脈の歴史的オルガン ザムエル・シャイト(1587-1654):ベルガマスカ 作曲者不詳:ルッジェーロ/ルッジェーロ、ガイヤルド 作曲者不詳(イギリス):ロジェーロ 作曲者不詳(オランダ):アルマンド・デ・ラ・ノネット アウグスト・ネルミガー:舞曲 ドメニコ・アルベルティ(1710頃-1740):パストラーレ フランチェスコ・フェローチ(1673-1750):フーガ 5/パストラーレ ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(1706-1784): ソナタ/エレヴァツィオーネ/トッカータ ジュゼッペ・カルカーニ(1703-1779):パストラーレ ルイジ・パルメリーニ(1768-1842):パストラーレ ドメニコ・ジポリ(1688-1726):オッフェトリオ ドニゼッティ:パストラーレ ジュゼッペ・アリーゴ(?):エフェット・ディ・カリリョーネ パドレ・ダヴィデ・ダ・ベルガモ(?):マルシア エルネスト・ベクッチ(?):ソナタ 作曲者不詳:マルシア ロッシーニ:ラ・カリタ/Dal tuo stellato soglio エルネスト・ベクッチ:ソナタ ジローラモ・バルビエリ:ポストコムニオ |
リューヴェ・タミンハ(Org) | ||
チプリのオルガンの復興 マルコ・アントニオ・カヴァッツォーニ(1485頃-1569以降): ボローニャのマルカントニオのリチェルカーレ ジャコポ・フォリアーノ(1468-1548): リチェルカーレ1/リチェルカルダ4 ジュリオ・セーニ(1501-1564):リチェルカーレ6 ジローラモ・カヴァッツォーニ(1512頃-1577頃): ヒムヌス「Lucis Creator optime」/アヴェ・マリス・ステラ フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1575/7-1654): ティエント第5番 第7旋法 聖処女の無原罪の懐妊の単旋律聖歌による3つのグロサ Todo el mundo en general ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): アヴェ・マリス・ステラ/マニフィカト 第2旋法/5度のトッカータ 3度のトッカータ/3度のカンツォーナ/カプリッチョ |
マリア・グラツィア・フィリッピ (Org) | ||
ジョヴァンニ・シプリがルネサンス期に製作したオルガンを使用。 | |||
ルネサンス時代イタリアのオルガン曲集(全18曲) ヤコポ・フォリャーノ(1468-1548):2つのリチェルカーレ アンドレア・ガブリエリ(1533-1585): カンツォン "Qui la dira" ジローラモ・カヴァッツォーニ(c.1510-1577): すべての者の救い主なるキリストよ/ アヴェ・マリス・ステラ フランチェスコ・スティヴォリ(c.1550-?): カンツォーネ(カンツォン?)V ジョヴァンニ・ピッキ(fl.1600-1625):バッロ・オンガロ ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): Canzon dopo l'Epistola/他 |
フランチェスコ・ディ・レルニア(Org) | ||
ディ・レルニアはイタリア、ドイツのリューベック音楽大学で音楽を学んだイタリアのオルガン奏者。演奏家としてはウィーン・フィルとの共演経験を持ち、録音活動も活発に行っている。その傍ら1995年から開催されているバーリ・インターナショナル・オルガン・フェスティヴァルのディレクターをつとめている。 | |||
ノヴァレーザのオルガン ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710): ベルガマスカ ミケランジェロ・ロッシ(1601-1656): 7度のトッカータ/7度のクーラント/ パルテイータ・ソプラ・ラ・ロマネスカ/ トッカータ第14番 ジローラモ・カヴァッツォーニ(1506-1577): リチェルカーレ第2番/カンツォン ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693): 奇想曲/カンツォーナ第4番/バターリャ ジョヴァンニ・デ・マック(1550-1614): フランス風カンツォン/半音階的/奇想曲/ コンソナンツェ・ストラヴァガンツィ/ フランス風カンツォーナ フレスコバルディ: 半音階的トッカータ/トッカータ第6番/ ベルガマスカ |
マルクス・ウッツ(Org) | ||
デトモルト音楽大学で宗教音楽とオルガン奏法を学び、現在は合唱指揮者としても活躍するドイツの音楽家ウッツの演奏によるイタリアのオルガン作品集。録音が行われたノヴァレーザは、イタリア北西部の都市トリノに位置する街。 | |||
グレゴリオ・アレグリ(1582-1652)他:ガッレーゼ伯爵 ジョヴァンニ・アンジェロ・アルテンプス(1586頃-1620)の写本からの未出版作品集 アレグリ:カンツォーナ「ラ・スカンフォルティナ」/人間の創造主よ、栄えあれ/カンツォン「聖なるマリア」/ ミサ曲「われは夜の床で」/カンタータ「邪な眼よ、私を裏切らないで」/エレミアの哀歌/カンツォン〜シンフォニア ボノーミ:われは夜の床で / アネリオ:カンツォン〔B/C/A〕 ファブリツィオ・ビゴッティ指揮ムジカ・フレクサニマ・アンサンブル | |||
録音:2011年8月-9月、教皇庁宗教音楽研究所、ローマ、イタリア。イタリアの音楽学者・古楽演奏家のファブリツィオ・ビゴッティが、5年にわたりヴァチカン図書館所蔵の楽譜や文献を研究した成果から製作されたアルバム。 | |||
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634): マドリガル・コメディ「脂の木曜日の饗宴」(ヴェネツィア|1608 ) アルベルト・アッレグレッツァ(ドラマツルギー)指揮ドラマトディア | |||
録音:2013年7月、2015年8月、2018年10月、イタリア。後期ルネサンスから初期バロック時代にかけて活躍したイタリアの作曲家、アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634)のマドリガル・コメディ「脂の木曜日の饗宴(Festino del Giovedi Frasso)」。謝肉祭(カーニバル)の期間中の最後の木曜日、四旬節の断食に備えて沢山のご馳走を食べるお祝いを描いた劇的なマドリガーレ集に、劇作家ジューリオ・チェーザレ・クローチェ(1550-1605)の仮面劇などが組み合わされて収録されている。演劇部分には、人気俳優エンリコ・ボナヴェーラも参加。 | |||
ジョヴァンニ・バッサーノ: モテット、マドリガーレとカンツォーナ・フランチェーゼ集(1591年刊) パレストリーナ、ローレ、ヴィラールト、A.ガブリエーリ、 ラッスス、マレンツィオ等のモテット、マドリガーレからの編曲 カンツォーナ・フランチェーゼ集の編曲作品 |
ムジカ・フィグラータ | ||
エミリオ・ディ・カヴァリエーリ: 聖週間のための預言者エレミヤの哀歌とレスポンソリウム集 |
リヴィオ・ピコッティ指揮 パドヴァ古楽センター | ||
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612): 様々な楽器のためのカンツォンとソナタ集(1615)(全21曲) カンツォン〔 I - XVII (5声−12声)〕/ソナタ〔 XVIII - XX (14声、15声、22声)〕/ ソナタ XXI con tre violini, overo con altri instrumenti, col basso se piace ルネ・クレマンシック指揮コンソルト・フォンテガーラ | |||
録音:1995年7月、Montepulciano, シエナ、イタリア| (P) 1996 |旧品番:TC-550701 〔廃盤〕。 | |||
ルーカ・マレンツィオ: 通年の祝日のためのモテット集(1585年刊) Vol.1 |
ジュリオ・モナコ指揮 プロジェット・ムジカ | ||
ルーカ・マレンツィオ: 通年の祝日のためのモテット集(1585年刊) Vol.2 |
ジュリオ・モナコ指揮 プロジェット・ムジカ | ||
ルーカ・マレンツィオ: 二重・三重合唱のためのモテット集(8−12声) |
ジュリオ・モナコ指揮 プロジェット・ムジカ | ||
ルーカ・マレンツィオ: サクレ・カンツィオネス(5、6、7声のモテット集) |
ジュリオ・モナコ指揮 プロジェット・ムジカ | ||
マレンツィオは、モンテヴェルディの影に隠れてしまってはいるが16世紀後半イタリアの偉大な作曲家。一般にマドリガル作曲家として知られるが、宗教曲も保守的ではあっても壮麗で表現力豊かな聞きごたえのある作品が多い。 | |||
ポンポニオ・ネンナ(1556-1618): 4声のためのマドリガーレ集第1巻 |
パラッツォ・インカンタート・ アンサンブル・ヴォカーレ | ||
ジェズアルドの師であったとされるネンナはマドリガーレ作曲家として活躍し、4声・5声のためのマドリガーレをいくつか残している。 | |||
パオロ・クァリアーティ(ca.1555-1628): トッカータ、リチェルカーレとカンツォーナ集 |
アーロン・エドワード・ カルペーネ(Org/Cemb) | ||
クァリアーティは、イタリアの港町キオッジアの貴族の出身という家柄を持つ音楽家。今回の収録曲はトッカータ、リチェルカーレ、カンツォーナの区別がつかないという不思議な特徴を持った作品でもある。 | |||
オラツィオ・ヴェッキ(1550-1605): モテット集/カンツィオーネ・サクレ集/ 復活のミサ |
ダニエーレ・ボノンチーニ (ディレクター) モデナ大聖堂カペラ・ムジカーレ | ||
モデナに生まれ没したイタリアの後期ルネサンス時代を代表する作曲家オラツィオ・ヴェッキによる宗教声楽作品集。卓越した和声、対位法の手法が見られ、ヴェッキの代名詞でもある劇音楽にも通ずる表現力も備えている。初期ロマネスク様式の傑作でユネスコの世界遺産にも登録されているモデナ大聖堂付きのヴォーカル・アンサンブルと、そのディレクターを2001年から務めるボノンチーニの演奏で。 | |||
コジモ・ボッテガーリ(1554-1620):リュート伴奏歌曲集 Amore l'altro giorno / Ora ch'ogni animal L'inverno quando fiocca / In Toledo una donzella Caro dolce ben mio / Mi parto / Che fai qua figlia bella? Mi stare pone totesche / Che faro e che diro? Filli gentil / Mi vorria trasformar / Trista sorte Le sciocche donne / Occhi mei lassi Donna,se 'l cor di ghiaccio / O dolce e vago Vestiva i colli / Amor con ogni impero Susanne un jour / Donna vaga e leggiadra |
サンティナ・トマセッロ、 アメリゴ・ベルナルディ(Vo) ベッティナ・ホフマン(Vg) フェデリコ・マリア・ サルデッリ(Fl) ダニエル・ポリ(G) パオロ・マカーティーニ(Perc) ジャン・ルカ・ラストライオリ (リュート、G) | ||
ボッテガーリはイタリアのリュート奏者、歌手。バイエルン公アルブレヒト5世の宮廷礼拝堂で働き、マドリガーレをはじめとする声楽曲を数曲書いた。 | |||
アンドレア・ロータ: ミサ「レズレクツィオ・クリスティ(キリストの復活)」 ジャコモ・アントニオ・ペルティ:マニフィカト ルチオ・バリビエーリ、アスカニオ・トロンベッティ:モテット |
セルジョ・ヴァルトロ指揮 カペラ・ムジカーレ・ ディ・サン・ペトローニオ アヴィニョン・ ヴォーカル・アンサンブル テルツ少年cho. | ||
トマス・ルイス・デ・ビクトリア: 聖週間聖務曲集(1585)〜ヨハネ受難曲 |
セルジョ・バレストラッチ指揮 ラ・スタジオーネ・アルモニカ | ||
「抜粋で終わったのが惜しまれる」と古楽ファンが嘆くほどの高い水準の演奏。全曲録音がほとんど無いだけに勿体無さがつのる。 | |||
トマゾ・ダ・ヴィットリア (トマス・ルイス・デ・ビクトリア): おお、なんと栄えあることか(モテット)/ ミサ曲「おお、なんと栄えあることか」/ この聖人は法のため/ 天をおいて聖なるものたちの魂は喜ぶ/ 聖なるマリアよ、憐れな者たちを急ぎ 助けに来て下さい/ 老人は幼子を抱き/おお、大いなる神秘/ おお、聖なる宴よ/わたしたちの病を/ おお、あなたがた道を行く者はすべて/ 使徒たちは悲しんでいた(*)/ テ・デウム(*)/来れ、創造主なる聖霊よ |
ステファノ・ バスキーニ(ディレクター) イル・コンヴィット・アルモニコ | ||
(*)の2曲は世界初録音。ルネサンス期スペイン最大の作曲家トマス・ルイス・デ・ビクトリアによる、1572年から1585年(スペイン帰国の前年)までのイタリア滞在時代の宗教作品。当盤ではイタリア風に「トマゾ・ダ・ヴィットリア」と表記されている。 | |||
ジローラモ・ディルータ(1550頃-1612頃): 4声のリチェルカーレ/トッカータ 第1旋法/ 同 第2旋法/賛歌 第1旋法 クラウディオ・メールロ(1533-1604): トッカータ 第3旋法 アントニオ・ロマニーニ(16世紀): トッカーター 第8旋法 アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634): リチェルカーレ 第6旋法 他(全28曲) |
マルコ・ギロッティ(Org) | ||
グイード・レーニの時代の音楽 | エンリコ・ガッティ(Vn)指揮 アンサンブル・アウローラ | ||
SYMPHONIA レーベルから発売された「17−18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」Vol.1、Vol.2の序章を成す珠玉のアンソロジー。声楽曲の模倣や変奏といった、ヴァイオリン音楽のごく初期の姿(凡庸な演奏ではおもしろくもなんともなくなる)を鮮烈かつ繊細に描き出すガッティのみごとな頭脳とテクニックは、イタリア古楽勢力の勃興と、コレッリ以前のイタリアのヴァイオリン音楽レパートリー復興を感じさせて余りあるものであった。 | |||
Soror Mea,Sponsa Mea(全20曲) グレゴリオ聖歌:香りの中で フランチェスコ・マルティーニ:すべてが美しいお方 ジョヴァンニ・マリア・ナニーノ:私は色黒いが美しい アドリアーノ・バンキエッリ:わたしの愛する人は アルバ・トレシーナ:私の魂は溶けてしまいました/他 |
キャンディス・スミス指揮 カペラ・アルテミシア(cho.) | ||
女声合唱のためのイタリア作曲家の作品やグレゴリオ聖歌を集めたタイトル。カペラ・アルテミシアは1991年にイタリア、ボローニャで結成され16世紀-17世紀の作品を主なレパートリーとする女性のみのヴォーカル・アンサンブル。 | |||
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634): 歌曲集「音楽の真珠の首飾り」 |
マテルダ・ヴィオーラ、 パオラ・ロンケッティ(S) ジョヴァンニ・カルーゾ(テオルボ) ジーノ・ナッポ(Org/Cemb) | ||
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634): 「オルガン奏法 Op.13」(1605) |
パウル・ケニョン(Org) セルジオ・タバローニ指揮 タクトゥスcho. | ||
僧籍にあってオルガニスト、作曲家というユニークな人生を送ったバンキエーリは当時のイタリア音楽界において最も多才な作曲家の一人であった。 「オルガン奏法」はオルガン・ミサ曲やオルガン用のその他の典礼音楽および非典礼音楽、全32曲を収めた作品集。 | |||
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634): イル・ヴィルトゥオーソ (カンツォネッタ、シンフォニアなど;全36曲) |
アンサンブル・ヒポテシス | ||
ボローニャ生まれのバンキエーリはオルガン奏者としても活躍した作曲家であり、16世紀当時のイタリアでは最も重要な作曲家の1人とされている。その作品は宗教曲、マドリガル・コメディ、器楽曲など多岐に渡っている。 演奏のアンサンブル・ヒポテシスは歌い手をはじめ、リコーダー、テオルボ、ヴィオラ・ダ・ガンバそしてピッコロ・オルガンなど多彩な楽器を用いイタリアの古楽を主なレパートリーとする演奏団体。 | |||
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634): ジェメッリ・アルモニーチ(1609)/メタモルフォジ・ムジカーレ〔音楽的変容〕(1601) レオポルド・ダゴスティーノ(ディレクター)アンサンブル・ヒポテシス | |||
発売:2009年。限定盤(廃盤)品番:TC-2505。イタリア、ボローニャで理論家、オルガニストとして重要な役割を果たしたバンキエーリ。「ジェメッリ・アルモニーチ」は宗教音楽集、「メタモルフォジ・ムジカーレ」は世俗音楽曲集。 | |||
カミッロ・コルテッリーニ(1561-1630): 5声のマドリガーレ集第3巻(1586) |
ピエル・パオロ・ スカットリン(ディレクター) ボローニャ室内cho. | ||
世界初録音。ボローニャで生まれ没したコルテッリーニは、同地の音楽一家に生まれ、市民音楽グループ「コンチェルト・パラティーノ」でコルネット奏者、音楽監督として活躍。当曲集は同世代のモンテヴェルディやジェズアルドに隠れがちだが、トロンボーン奏者、コルネット奏者として培った和声感が発揮されている。 | |||
カミッロ・コルテッリーニ(1561-1630):ミサ曲全集 第1旋法によるミサ曲(4声)[ルイージ・ディ・トゥリオ指揮 コーロ・ポリフォニコ・ヒストリウム「ルパッキノ・ダル・ヴァスト」]/ 第6旋法によるミサ曲(5声)[カルミネ・レオンツィ指揮スーペル・パルテス・ヴォーカル・アンサンブル]/ 第2旋法によるミサ曲(6声)/第1旋法によるミサ曲(8声) [ピエル・パオロ・スカットリン指揮コーロ・ダ・カメラ・ディ・ボローニャ]/ 第5旋法によるミサ曲(8声)[クリスティアン・ジャンティリーニ、ミケーレ・ナポリターノ指揮 [コーロ・ダ・カメラ・エクレクティカ・ディ・ボローニャ]/ ミサ・サルヴァトリス・ムンディ(8声)[マウロ・マルケッティ指揮コーロ・チッタ・ディ・ローマ]/ 聖母マリアの祝日のためのミサ曲(8声)[マルコ・ベッリーニ指揮ヴォカリア・コンソート・ローマ]/ ミサ・アンジェリス・カストディス(8声) [ステファニア・ピネイダー指揮ストゥディウム・カンティクム・カリアリ]/ 聖カルロのミサ(8声)/ミサ曲「主を信ず」(8声) [ピエル・パオロ・スカットリン指揮コーロ・エウリディーチェ・ボローニャ]/ ミサ・エクサウディ・メ・ドミネ(8声)[ミケーレ・ヴァンネッリ指揮 カペラ・ムジカーレ・アルチヴェスコヴィレ・デッラ・バシリカ・ディ・サン・ピエトロ・ボローニャ]/ ミサ・サルヴァム・メ・ファク(8声)[モニカ・マラキン指揮コーロ・ポリフォニコ・サン・アントニオ・アバテ] | |||
カミッロ・コルテッリーニは、コルネット、トロンボーン奏者としても活躍したイタリアの作曲家。「協奏ミサ」形式の先駆者的存在でもあり、「聖カルロのミサ」のグローリアでは、ソプラノと金管楽器による協奏曲風のパッセージが登場する。ミサ曲、しかも全集録音は非常に貴重。 | |||
カルロ・ジェズアルド:マドリガーレ集 第4巻(5声、1596年刊) | フランチェスコ・チェーラ指揮 アンサンブル・アルテ-ムジカ | ||
モンテヴェルディ:マドリガーレとカンツォネッタ集〔マドリガーレ集第7巻、第8巻、第9巻より〕 チェトラの音を合わせ/あの高慢な眼差し/断ち切られた望み/美しい羊飼い/ なんという甘美さで/それはやはり誠か/タンクレディとクロリンダの戦い チェッティーナ・カデロ(S) カルロ・ガイファ、ヴィンチェンツォ・マンノ(T) ロベルト・ジーニ指揮アンサンブル・コンチェルト | |||
録音:1987年頃。 | |||
モンテヴェルディ:ラプレゼンターティヴォ様式のマドリガーレ集 恋文/つれない女たちのバッロ/ニンファの嘆き/たとえそれが天の望む運命でも チェッティーナ・カデロ(S) ヴィンチェンツォ・マンノ、 エマヌエーレ・デ・チェッキ(T) ジョヴァンニ・ファヴェリオ(B) ロベルト・ジーニ指揮アンサンブル・コンチェルト | |||
録音:1988年頃。 | |||
モンテヴェルディ: トルクァート・タッソのテキストによるマドリガーレ集(マドリガーレ集第1巻−第4巻から) リナルド・アレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ | |||
録音:1989年頃。アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノがモンテヴェルティのマドリガーレ全集プロジェクトを開始する以前の録音。 | |||
クラウディオ・モンテヴェルディ:1、2声のためのさまざまな宗教的曲集
クリスティーナ・ミアテッロ(S) カテリーナ・カルヴィ(A) ヴィンチェンツォ・マンノ、エマヌエーレ・デ・チェッキ(T) ジョヴァンニ・ファヴェリオ(B) ロベルト・ジーニ指揮アンサンブル・コンチェルト | |||
録音:1990年頃。 | |||
クラウディオ・モンテヴェルディ: マドリガーレ集第8巻〜第1部「戦いのマドリガーレ」 |
エマヌエラ・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
録音:1998年頃。 | |||
クラウディオ・モンテヴェルディ: マドリガーレ集第8巻〜第2部「愛のマドリガーレ」 |
エマヌエラ・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
録音:1999年頃。 | |||
クラウディオ・モンテヴェルディ: アリアンナの嘆き/「音楽の戯れ」 |
ロジータ・フリザーニ(S) マヌエラ・クステル(A) フランチェスコ・チェーラ指揮 アンサンブル・アルテ=ムジチ | ||
録音:1999年頃。 | |||
モンテヴェルディ(1567-1643): 情け知らずの女たちのバッロ/タンクレディとクロリンダの戦い マウリツィア・バラッツォーニ、エリザベッタ・マルトラーナ(S) ジョヴァンナ・ディーゼラ・ブラガーディン、マルチェッラ・ヴェントゥーラ(A) ダニエーレ・ガスパーリ(T) フランチェスコ・ザーネ(B) サンドロ・ヴォルタ指揮アンサンブル・エ・シンフォニア・ペルジーナ | |||
録音:2003年頃。 | |||
モンテヴェルディ: 音楽の諧謔(1607年、ヴェネツィア) |
セルジオ・キエリーチ指揮 エサアンサンブル、 バスケネス・アンサンブル | ||
録音:2013年7月、マッサ、イタリア。 フランス風の様式に影響を受けたモンテヴェルディが作曲し1607年に出版された「音楽の諧謔」。3つの声楽パートと器楽演奏が織り成す「フランス的」な香りを漂わせるモンテヴェルディの傑作の1つ。演奏はご当地イタリア、6名の歌い手たちによって1996年に結成された女声ヴォーカル・グループ(+バス1名)と、北西部の街ラ・スペツィアで創設された古楽アンサンブルの共演。 | |||
クラウディオ・モンテヴェルディ: マドリガーレ集 第7巻 |
ロベルト・ジーニ指揮 アンサンブル・コンチェルト カペラ・マウリツィアーナcho. | ||
録音:1987年頃-1989年頃。 | |||
ステファノ・ナシンベーニ(1561頃-1621):ミサ曲「愛の楽園」(1612)(*) 作曲者不詳:2声のトッカータ / アマンテ・フランツォーニ(1579-1630):4声のカンツォン(1611) ジューリオ・カルディ(1582-1622): Anima mea liquefacta est, à due Canti e Basso オッターヴィオ・バルニャーニ(1570頃-1627頃):カンツォン第16番(5声) ジェルマーノ・パラヴィチーノ(1545頃-1610): Toccata La Gonzaga ジョヴァンニ・コンティーノ(1513頃-1650頃): Non mi duol di morire (intavolatura di M. Vincenzi) ロレンツォ・サンチ(1600頃-1650頃): Amo Christum, Alto solo フランチェスコ・ドニャッツィ(1585頃-1643以降): Nigra sum, à Canto e Tenore フランチェスコ・ラージ(1574-1621): Vulnerasti cor meum, à due Canti フェデリーコ・マルガリーニ(16世紀-1620以降):あなたは何と美しい、 Basso solo アマンテ・フランツォーニ: Canzone La Gonzaga ウンベルト・フォルニ指揮聖バルバラ・カペラ・ムジカーレ | |||
録音:2011年12月4日、聖バルバラ礼拝堂、マントヴァ、ライヴ。(*)は世界初録音。マントヴァ大聖堂の楽長と、マントヴァ公の礼拝堂であった聖バルバラ礼拝堂の楽長を務めた知られざる作曲家ナシンベーニのミサ曲を中心としたアルバム。 | |||
アレッサンドロ・ピッチニーニ: リュート、キタローネのための曲集 |
ルチアーノ・コンティーニ (リュート、キタローネ) | ||
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃): リュート、キタローネのための曲集 第2巻(1639年ボローニャ刊) |
フランチェスカ・トレッリ (リュート、キタローネ) | ||
アウレリオ・シニョレッティ:四旬節のためのミサと晩課 ミサ「ロクェバントゥル・ヴァリイス・リングイス」 主よ、われを助けたまえ/主は言われた 僕らよ、主をほめたたえよ/われ喜びに満てり 主が家を建てられるのでなければ/エルサレムよ、主をほめたたえよ アヴェ・マリス・ステラ/マニフィカト シンフォニア「ラ・レジナーナ」(8声、二重合奏) |
セルジョ・バレストラッチ指揮 ラ・スタジオーネ・アルモニチ | ||
ロドヴィコ・ダ・ヴィアダーナ(1560-1627): 声楽作品集 死者のための聖務曲集/死者のためのミサ曲 |
ジョヴァンニ・バッティスタ・ コルムブロ指揮 カペラ・ムジカーレ・ ディ・ヴィアダーナ、 ヴォカーレ・コンソルティウム | ||
ヴィアダーナは16世紀イタリアの教会音楽において、通奏低音付きの声楽作品に大きな影響を与えた。 | |||
ジュリオ・ベッリ(1560頃-1621以降): ミサ「あなたは羊飼い」(1599) |
ファビオ・フランバ指揮 パタヴィヌス・ コンセントゥス・ ムジクス室内cho. ニコラ・ ベリナッツォ指揮 スコラ・ グレゴリアーナ・ スクリプトリア ロベルト・ ロレッジャン(Org) | ||
「ジャイアント・ポリフォニー」と呼ばれるベッリのミサ。 | |||
ジローラモ・ジャコッビ:「裏切られたアウローラ」 | グラン・コンソルト・ リ・ストリメンティ ロム・アルメ | ||
レオンハルトも参加〜アムステルダム旧教会のオルガン ハインリヒ・シャイデマン(1596-1996):神のひとり子なる主キリスト(*) アントニ・ファン・ノールト(1620-1675):詩篇第50番(*) ハインリヒ・シャイデマン:トッカータ ト長調(*) ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621): トッカータ ハ長調/大公のバッロ/エコー・ファンタジア イ短調 作曲者不詳(17世紀):ダフネによる3つの変奏曲 ザムエル・シャイト(1587-1664):ベルガマスカ 作曲者不詳(17世紀):詩篇第23による3つの変奏曲 ハインリヒ・シャイデマン: 主よ、あわれみ給え/よい羊飼いはよみがえられた(ラッススによる) グスタフ・レオンハルト(Org;*) マテオ・インブルーノ(Org;*以外) | |||
録音:2004年9月7日-9日、DDD (*以外)/不詳、AAD (*)、以上 旧教会 [Oude Kerk] 、アムステルダム|使用楽器:The Ahrend & Brunzema | (P) 2012 |旧品番:TC-570001 。レオンハルト演奏分は録音データ詳細不詳だが、 TC-570001 が初出だった可能性もある。13世紀初頭に創設されたアムステルダム最古の教会「旧教会」のオルガニストを務めたスウェーリンク、その弟子シャイデマンとシャイト、そして新教会のオルガニストだったファン・ノールトの作品集。当盤発売時に旧教会首席オルガン奏者だったインブルーノと、同じくアムステルダムの新教会でオルガニストを務めていたレオンハルトによる演奏。 | |||
聖ヴィートの修道女〜 ラファエッラ・アレオッティ(1575-1646?): 作品集(全23曲) Sancta et immaculata virginitas / Hodie nata est beata Maria / Congratulamini mihi omnes / Exurgat Deus / Diligam te Domine / Surge propera amica mea / Beatus Laurentius / Miserere mei Deus /他 |
カンダーチェ・スミス (ディレクター) カペラ・アルテミジア (女声cho.) | ||
全曲世界初録音。ラファエッラ・アレオッティは若くしてフェッラーラの聖ヴィート女子修道院に入り、音楽の才能を開花させたイタリアの音楽家。修道院の重要な演奏団体「コンチェルト・グランデ」の指導を行い、その演奏は教皇クレメンス8世とスペイン女王から絶賛されたと言われる。現存しているアレオッティの作品は僅かなだけに録音自体が貴重。演奏のカペラ・アルテミジアは、ロサンゼルス生まれで1978年以降はイタリアに住む歌手、スミスが1991年にボローニャで創設した女声のみのアンアンブル。 | |||
ステファノ・ベルナルディ(1577-1637):カンティレーナ様式による4声のモテット集(1613)
ロベルト・バルコーニ指揮アンサンブル・カンティムバンコ | |||
録音:2011年11月。世界初録音。ステファノ・ベルナルディは、故郷ヴェローナ大聖堂の楽長を務め、ザルツブルク大聖堂でも活躍したイタリアの作曲家。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・カレッティ(1577-1642): マドリガーレ集第1巻 オリヴィエロ・バッリス: カンツォネッタ・アモローゼ・スピリチュアリ |
ブルーノ・ジーニ指揮 ヌオーヴァ・ムジカ・ ディ・クレマ | ||
フランチェスコ・カヴァッリの父であるカレッティと、作曲家、歌手、司祭として活躍したバッリスの作品。 | |||
アマンテ・フランツォーニ(1579-1630):アッパラート・ムジカーレ Op.5
ウンベルト・フォルニ(Org)指揮カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・バルバラ | |||
録音:2016年12月4日、マントヴァ。 アマンテ・フランツォーニ(1579-1630)は、マントヴァの聖バルバラ教会、フォルリ大聖堂の楽長などを歴任し、ゴンザーガ宮廷にも仕えた16〜17世紀イタリアの作曲家。その作品には、同じくゴンザーガ宮廷に仕えていたモンテヴェルディからの影響が見られる。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・レオネッティ(1575-1630): マドリガーレとミサ曲集 5声のマドリガーレ集 第1巻(1617、ヴェネツィア)/ミサ 第1旋法 ミサ・イル・テンポ・エ・ブレーヴ/ミサ・フルティヴァ |
ブルーノ・ジーニ指揮 ヌォーヴァ・ムジカ・ディ・クレーマ モンテヴェルディcho. | ||
アスカニオ・マイオーネ(1570頃-1627): さまざまなカプリッチョ集第1巻(1603) [リチェルカーレ/フランス風カンツォーネ/ トッカータ/他(全16曲)] |
フランチェスコ・タジーニ (Cemb) | ||
マイオーネはイタリアの作曲家、オルガニスト、ハープ奏者。収録の曲集は、バロック初期の器楽曲の特徴となる新しい様式によって作曲されている。世界初録音。 | |||
アスカニオ・マイオーネ(1570頃-1627): さまざまなカプリッチョ集第2巻(1609) [リチェルカーレ、カンツォーナ、 トッカータ、20のパルティータ、他 |
フランチェスコ・ タジーニ(Cemb) | ||
マイオーネはイタリアの作曲家、オルガニスト、ハープ奏者。 | |||
サロモーネ・ロッシ: さまざまなソナタ、シンフォニア、ブランドとクーラント集 第3巻 (1613-1623) |
エマヌエラ・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
サロモーネ・ロッシ(1570-1630): マドリガーレ集 Op.8 |
ラウラ・ソーヴェ | ||
モンテヴェルディの同時代人であるロッシはやはりマドリガーレ作曲家として名声を博した。ラウラ・ソーヴェは1995年に結成されたアンサンブル。器楽のみで編成する場合もあるが、ここでは2人のソプラノ、アルト、2人のテナー、スピネット、チェロ、テオルボの8人で構成されている。 | |||
サロモーネ・ロッシ(1570-1630頃): 4声のためのマドリガーレ集第1巻 5声のためのマドリガーレ集より |
ステファノ・ボゾロ指揮 ウテ・ムジカ・ポエシスEns. | ||
サロモーネ・ロッシ(1570-1630頃): 3声のためのソロモンの歌 から 他 |
アンサンブル・ヒポテシス [シグルド・ ファン・ロンメル(T) シンジア・ゾッティ(ガンバ) ユリエン・ ハインスワース(Vc) イェルマ・ファン・ アメルスフォート(テオルボ) レオポルド・アゴスティーノ (Fl、指揮)] | ||
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ (1575-1647頃): リチェルカーレ、フランス風カンツォーナ、 カプリッチョ、ガイヤルド・・・第1巻 (全22曲) |
ルカ・スカンダーリ(Org) マリー・ブールニシエン、 フジムラ・マサコ(Hp) ステファーノ・モラルディ (Cemb)指揮 モデルナ・プラティカ [マイア・ ジルベルシュテイン(Vn) ジェラルディン・ロウ、 ヴァニア・ペドロネット (ヴィオール) マルゲリータ・ ダル・コルティヴォ(Vc) マウロ・オキオネッロ(Perc)] | ||
トラバーチはイタリアの作曲家、オルガニスト、テノール歌手。多作であった彼はミサ曲、モテット、マニフィカトなど169曲以上もの声楽曲を書いたが、 現在そのほとんどのスコアは消失しており、現存するスコアが録音される機会も多くない。 | |||
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ (1575-1647頃): リチェルカーレとさまざまなカプリチョ・・・第2巻 |
ルカ・スカンダーリ(Org) マリー・ブールニシエン、 フジムラ・マサコ(Hp) ステファーノ・モラルディ (Cemb)指揮 モデルナ・プラティカ [マイア・ ジルベルシュテイン(Vn) ジェラルディン・ロウ、 ヴァニア・ペドロネット (ヴィオール) マルゲリータ・ ダル・コルティヴォ(Vc) マウロ・オキオネッロ(Perc)] | ||
スルピツィア・チェジス(1577-1619以降):宗教的モテット集(全23曲) 〔2声(2曲)/4声(2曲)/5声(1曲)/6声(2曲)/8声(15曲)/12声(1曲)〕 カンダーチェ・スミス指揮カペラ・アルテミジア | |||
初発売:2002年。世界初録音。限定盤(廃盤)品番:TC-2508。チェジスはイタリア、モデナの聖アゴスティーノ女子修道院の修道女。日本ではほとんど知られておらず、作品も少なく、ここに収録されている「宗教的モテット集」がごく一部の人たちの間でのみ知られているようだ。ここに収録されているモテットは同時期に活躍した作曲家、アンドレア・ガブリエーリやモンテヴェルディ等を感じさせる。カペラ・アルテミシアは器楽奏者9人、歌手10人で構成される女性だけのグループ。 | |||
南から北へのバロック音楽 フレスコバルディ:トッカータ第8番 / パスクイーニ:奇想的変奏曲/パッサカリア ト短調 ツィポリ:聖体奉挙 / ムファット:トッカータ第1番 ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調 Op.3 No.12 / ブクステフーデ:パッサカリア ロ短調 BuxWV.161 J.S.バッハ:コラール「いと尊きイエスよ、われらはここに集いて」BWV.731/トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538 フランチェスコ・チェラ(Org) | |||
録音・使用楽器:2011年5月、10月、サンタ・スコラスティカ教会、リエティ(チェーザレ・カタリノッツィ、1720年頃製作)/サン・ジュゼッペ教会、レオネッサ(ヨハン・コンラート・ヴェールレ、1759年製作)/サン・ジョルジョ教会、リエティ(フラテッリ・ピンチ、2011年製作)、イタリア。 | |||
ニコロ・コッラディーニ: カンツォン・フランツェーゼ(4声)といくつかのソナタ集 第1巻 から |
アウロス・コンソート | ||
シジスモンド・ディンディア:独唱のための音楽 第1巻 | バラッツォーニ ヴォルタ | ||
シジスモンド・ディンディア: マドリガーレ、アリアとバレット集 |
ガブリエル・ガリード指揮 アンサンブル・エリーマ | ||
シジスモンド・ディンディア:独唱のための音楽 第5巻 | マウリツィア・ バラッツォーニ(S) サンドロ・ヴォルタ (アーチリュート、 スパニッシュ・G、キタローネ) | ||
シジスモンド・ディンディア(1580-1629): ソプラノ二重唱のための音楽 作品集第1巻(1609)/作品集第2巻(1915) |
マテルダ・ヴィオラ、 パオラ・ロンケッティ(S) ジョヴァンニ・カルーソー(テオルボ) ジノ・ナッポ(Cemb) ルイジ・ポルシーニ、 マルガレーテ・ティーセン(ガンバ) オルガ、エルコリ(アルパ) | ||
ディンディアはモンテヴェルディと同時代に活躍し、イタリア各地の音楽様式を積極的採り入れ、多数の優れた歌曲を中心に作品を残した。 | |||
フレスコバルディ:鍵盤作品全集 4声のファンタジア第1巻(ミラノ; 1608)/リチェルカーレとフランス風カンツォーナ集(ローマ;1615) [フランチェスコ・タシーニ(Org)] チェンバロとオルガンのインタヴォラトゥーラによるトッカータとパルティータ第1巻(ローマ; 1615&1637) [セルジオ・ヴァルトロ(Cemb/Org)] さまざまな主題とアリアによるカプリッチョ第1巻(ローマ; 1624&1626) [フランチェスコ・タシーニ(Org)] チェンバロとオルガンのインタヴォラトゥーラによるトッカータ/カンツォーナ/賛歌/マニフィカト/ガリアルダ/ コッレンテとパルティータ第2巻(ローマ; 1627&1637)[セルジオ・ヴァルトロ(Cemb/Org)] 音楽の花束(ヴェネツィア; 1635) [セルジオ・ヴァルトロ(Org) アルベルト・トゥルコ指揮ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ、 カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ] フランス風カンツォーナ(ヴェネツィア; 1645)[ロベルト・ロレジャン(Cemb)] | |||
録音:1987年-2009年、ボローニャ、パドヴァ。
TACTUSによる世界初の快挙、フレスコバルディの、出版されている作品全てを網羅した鍵盤作品全集! 1986年、セラフィーノ・ロッシによってボローニャで創設されたイタリアのレーベル Tactus は、これまでに500タイトル以上の録音を発売して来たが、当セットはレーベル史上最大のスペシャル・リリースとなるもの。 | |||
ジローラモ・フレスコバルディ:モテット集(全18曲) | ディエゴ・カンタルーピ指揮 ラウラ・ソアーヴェ | ||
ジローラモ・フレスコバルディ: カンツォーナ・フランチェーゼ集第4巻(全11曲)/ 「フレスコバルディ氏の小花集」より/ 4つのカンツォーナ/ 「カプリチオ集 第1巻」より |
ロベルト・ロレッジャン (Cemb/スピネット) | ||
フレスコバルディ〜フランドルへの旅 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): ルッジェーロ/コレンテ/トッカータ/ カンツォーナ/パルティータ/他 アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1562): オー・グロリオーサ・ドミナ/第6リチェルカーレ ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545-1607): カンツォーナ ピーター・フィリップス(1561頃-1628): 幻想曲/アマリリ・ディ・ジュビロ・ロマノ ペーテル・コルネット(1575頃-1633): 第9旋法のトッカータ/クーラント 作曲者不詳:大公のアリア ジョヴァンニ:パオロ・チーマ(1570頃-1630): 第6カンツォーナ/第14カンツォーナ |
マウリッツィオ・クロチ(Org) | ||
17世紀前半におけるイタリア最大の鍵盤作曲家、フレスコバルディとフランドルに関係する作曲家たちのオルガン作品集。 | |||
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): カプリッチョ集第1巻[カプリッチョ第1番−第11番] |
フランチェスコ・タジーニ(Org) ステファノ・ティンカーニ(Tb) | ||
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): カンツォーニ・ダ・ソナーレ(全21曲) |
アンサンブル・ヒポテシス | ||
大バッハにも大きな影響を与えたと言われる、イタリアのバロック時代初期を代表する作曲家フレスコバルディ。特に鍵盤楽器の作品に名作が見られるが、他の器楽作品も音楽史において重要な役割を果たしている。「アンサンブル・ヒポテシス」は、トラヴェルソ奏者のレオポルド・ダゴスティーノをリーダーとするピリオド楽器によるイタリアの四重奏団。 | |||
フレスコバルディ: 4声のファンタジア集第1巻(1608;全12曲) |
フランチェスコ・ タシーニ(Org) | ||
使用楽器:ボローニャ、サン・マルティーノ教会の歴史的オルガン(1556)。 フレスコバルディがサン・ピエトロ大聖堂のオルガニストに就任した1608年にミラノで出版された曲集。 | |||
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): リチェルカーレとフランス風カンツォン ( fatte sopra diversi obblighi in partitvra 第1巻、1615年 ローマ) リチェルカーレ〔第1番−第10番〕/ カンツォン〔第1番−第5番〕 |
フランチェスコ・ タシーニ(Org) | ||
録音/使用楽器:2009年8月9日、サン・プロコロ教会、ボローニャ、イタリア/バルダッサーレ・マラミーニ、1580年製作(フランチェスコ・ザニン、2009年修復)。 | |||
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): チギ写本からの未出版作品集(Q. IV.24, 25, 29) イヴァナ・ヴァロッティ(Org|使用楽器:グラツィアディオ・アンテニャーティ、1565年制作) | |||
録音:2019年7月|全曲世界初録音。フレスコバルディの鍵盤作品全集(TC-580600)に続き、タクトゥス(Tactus)レーベルはフレスコバルディの未出版作品の世界初録音に取り組み始めた。イヴァナ・ヴァロッティは、マントヴァの聖バルバラ教会にある、グラツィアディオ・アンテニャーティが1565年に制作したヒストリカル・オルガンを用いて、トッカータ、カンツォーナ、リチェルカーレなどの多彩なアンソロジーを演奏している。各作品は、枢機卿ファビオ・チギと甥のフラヴィオ・チギを中心としたチギ家が収集した、17世紀の声楽作品と鍵盤作品の写本のコレクションであるチギ写本に収録されている物。 | |||
ジローラモ・フレスコバルディ: トッカータとパルティータ集 第1巻 |
セルジョ・ヴァルトロ (Cemb、Org) | ||
ジローラモ・フレスコバルディ: トッカータとパルティータ集 第2巻 |
セルジョ・ヴァルトロ (Cemb、Org) | ||
ジローラモ・フレスコバルディ: フィオーリ・ムジカーリ(1635年刊) |
セルジョ・ヴァルトロ(Org) カペッラ・ムジカーレ・ディ・ サン・ペトローニオ女声cho. | ||
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643): カプリッチョ集第1巻(1624刊)〔12曲〕 |
セルジョ・ヴァルトロ(Cemb) | ||
録音:1991年4月、ヴェローナ、イタリア|旧品番: TC-580691 。 | |||
マルコ・ダ・ガリアーノ: 聖処女マリア被昇天ミサ |
ファビオ・ロンバルド指揮 ロム・アルメ(声楽&器楽ens.) | ||
初期オペラ「ダフネ」で知られるガリアーノだが宗教曲は珍しい。 | |||
フランチェスコ・コロンビーニ(1588-1671): 教会コンチェルトOp.7/モテット・コンチェルトOp.6 |
ベッティナ・ホフマン(ディレクター) モード・アンティクォ | ||
カンターテ・ドミノ フランチェスコ・カヴァッリ:カンターテ・ドミノ パオロ・コルネット:お前はなんと美しく輝かしい ジョヴァンニ・B・フォンターナ: ファゴットとヴァイオリンのためのソナタ ダリオ・カステッロ: ソプラノとファゴットのためのソナタ クラウディオ・モンテヴェルディ: 主よ、われは心より汝に感謝せん ダリオ・カステッロ: ヴァイオリンとファゴットのためのソナタ第8番 他(全10曲) |
リア・セラフィーニ(S) ヴィアージョ・ムジカーレ [アレッサンドロ・バレス、 パオロ・カンタメッサ(Vn) パオロ・トニョン(Fg) ピエトロ・パスクィーニ (ヴァージナル) ピエトロ・プロッセル (テオルボ)] | ||
地中海の古代ユダヤ人の歌曲集 カタール、ハレル、ショファー、カディッシュ、アレル、 他(全16曲) |
パオロ・ブコーニ・アンサンブル | ||
古代ユダヤ人によって歌われていた歌曲を、19世紀末にヴァイオリン奏者・作曲家として活動していたイタリア人フェデリコ・コンソロが編曲、出版(1891年)した楽曲を集めたアルバム。世界初録音。パオロ・ブコーニ・アンサンブルは歌手、弦楽器やリコーダーで構成されている古楽アンサンブル。 | |||
マドリガーレ選集「ドリの勝利」 (編纂:アンジェロ・ガルダーノ/出版:ヴェネツィア、1592年) ジョヴァンニ・クローチェ: Ove tra l 'herbe e i fiori オラツィオ・コロンバーニ: All'apparir di Dori anzi del sole オラツィオ・ヴェッキ: Hor ch'ogni vento tace / ジョヴァンニ・ガブリエリ: Se cantano gli augelli アルフォンソ・プレーティ: Ninfe a danzar venite / ルカ・マレンツィオ: Leggiadre ninfe e pastorelli amanti ジョヴァンニ・デ・マック: Vaghe ninfe selvagge / イッポリート・バックージ: Un giorno a Pale sacro ジョヴァンニ・カヴァッチョ: Giunta qui Dori / アンニバレ・スタビレ: Nel tempo che ritorna Zefiro パオロ・ボッツィ: All'ombra d'un bel faggio / ティブルツィオ・マッサイノ: Su le fiorite sponde ジョヴァンニ・マッテオ・アゾラ: In una verde piaggia / ジュリオ・エレミータ: Smeraldi eran le rive フィリップ・デ・モンテ: Lungo le chiare linfe / イッポリート・サビーノ: Dove sorge piacevole ピエトロ・アンドレア・ボニーニ: Quando lieta vezzosa / アレッサンドロ・ストリッジョ: Eran ninfe e pastori ジョヴァンニ・フローリオ: Piu trasparente velo / レオーネ・レオーニ: Di pastorali accenti フェリーチェ・アネリオ: Sotto l'ombroso speco / ガスパーロ・ゼルト: L 'inargentato lido ルッジェーロ・ジョヴァンネッリ: Quand 'apparisti o vag'o amata Dori ガスパーロ・コスタ: Mentr'a quest'ombr'intorno / レリオ・ベルターニ: Dori a quest' ombre e l'aura ロドヴィコ・バルビ: Mentre pastori e ninfe / コスタンツォ・ポルタ: Da lo spuntar de' matutini albori ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ: Al mormorar de' liquidi cristalli ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ: Quando dal terzo cielo トニ・コッラディーニ指揮グルッポ・ヴォカーレ・アルシ&テシ | |||
発売:2013年。ヴェネツィアの貴族レオナルド・サヌードに献呈されたもの。後に同様の選集「オリアーナの勝利」を編纂したトマス・モーリーが参考にしたと言われている。 | |||
マドリガーレ選集「四季折々の別荘の楽しみ」(ヴェネツィア、1601年) ジョヴァンニ・ナニーノ(1544-1607): Chi di gare e rancori / Lasso, ch'il caldo estivo ジョヴァンニ・クローチェ(1557-1609):春 / レリオ・ベルターニ(1554頃-1624頃):夏 イッポリート・バックージ(1540-1609):秋 / フィリッポ・デ・モンテ(1521-1603):冬 ルカ・マレンツィオ(1556-1599): Gia torna a rallegrar / オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):不確かな冬 リナルド・デル・メル(1554頃-1598頃):幸せな春 / モーエンス・ペデルセン(1583頃-1623):春は来たりぬ ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):おお春よ/恋の苦い甘さ/春は笑う トニ・コッラディーニ指揮グルッポ・ヴォカーレ・アルシ&テシ | |||
録音:2019年9月。ルネサンス時代の偉大な作曲家たちの作品からなるマドリガーレ集「四季折々の別荘の楽しみ」は、季節ごとの物語のエピソードのように連ねられた詩で構成されており、各曲は一年のさまざまな時期に現れる田舎の生活の楽しみを讃え、都会の華やかさから遠く離れた場所に住む人々がさまざまな月々に捧げる職業や娯楽を、生き生きとしたイメージの連続で描写している。畑、川、花、木、変化に富んだ動物、羊飼い、農民、ワイン、果物、釣り、狩猟、水浴び、ニンフの踊りなどが、まるで聴き手の目の前に現れたかのように、アルカディアの世界の響きが感じられることだろう。「マドリガーレ選集「ドリの勝利」(ヴェネツィア、1592年)」(TC-590003)が絶賛されたトニー・コッラディーニとグルッポ・ヴォカーレ・アルシ&テシによる演奏。 | |||
ダリオ・カステッロ(16世紀-17世紀): 1声−4声のソナーテ・コンチェルターテ集(全10曲) |
ダニエラ・ドルチ指揮 ムジカ・フィオリータ | ||
カステッロはイタリアの作曲家で管楽器奏者としても活躍したとされているが、彼の生い立ちに関する資料はほとんど残されていない。彼が残した作品としては2巻(全29曲)のソナタが出版されており、ここに収録の作品はそのうちの一部。 | |||
ベネデット・フェラーリ(1597-1681): Musiche Varie A Voce Sola(14曲) | |||
生地であるレッジョ・カラブリアから離れ、ベネツィアを主な活躍の場とした詩人であり作曲家であったベネデット・フェラーリ。初の公開商業オペラである「アンドロメダ」の作曲に携わった音楽家としてその名を知られている。イン・タベルネ・ムジカは、ルネサンス音楽とバロック音楽を専門とするソプラノ独奏とピリオド楽器によるアンサンブル。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ファゾーロ(1598頃-1664頃):年間曲集(ヴェネツィア、1645)
ベッラ・ジェリト、ルカ・スカンダーリ(Org) | |||
録音:2013年10月。シチリアで活躍、フランシスコ会の修道士だったファゾーロによる、現存中では最も重要な作品集。 3つのミサ曲、レスポンソリウム、オルガンのための音楽で構成される。 | |||
ジョヴァンニ・アントニオ・レオーニ(1590頃-1652以降): ヴァイオリン・ソナタ集 第1巻 Op.3(1652年ローマ刊) |
ダニエーレ・ボッカチョ指揮 セイチェント・イタリアーノ | ||
タルクイニオ・メルラ(1594-1665): オルガン作品全集 |
フランチェスコ・チェーラ(Org) | ||
タルクイニオ・メルラ(1594-1665): 「転落したクルティオ」 |
ディエゴ・カンタルーピ指揮 ラウラ・ソアーヴェ | ||
タルクイニオ・メルラ(1594-1665): カンツォン、舞曲と変奏曲集 ジェンナーロのバレット/チャコーナ/ラ・メルラ/ サラバンド/ラ・ストラーダ/アリア/他(全24曲) |
ダニエラ・ドルチ指揮 ムジカ・フィオリタ | ||
17世紀イタリアの作曲家でありヴァイオリン奏者・オルガン奏者としても活躍したメルラは、当時のイタリアにおいて特に器楽曲、声楽曲の分野で突出した存在として大きな役割を果たした人物として知られている。 | |||
ビアージョ・マリーニ(1594-1663):マドリガーレとシンフォニア集 Op.2
ファビオ・ミッサッジャ(Vn)指揮イ・ムジカーリ・アッフェッティ ワルター・テストリン指揮ロッソ・ポルポラ・アンサンブル | |||
録音:2016年7月、ヴェネツィア。ピリオド楽器使用。#ボーナスDVD(演奏者のコメントや演奏風景を収録)は PAL 方式のため、国内の通常映像機器では再生出来ず、パソコン等での再生保証もございません。 ヴァイオリン演奏技術の発展に貢献したマリーニによる、器楽のシンフォニアと1声〜5声のマドリガーレが交互に配置されている曲集。 | |||
ビアージョ・マリーニ(1594-1663):協奏曲集 Op.7 Ecco o Cinzia(6声と6人の器楽)/ Ahi Filli(5声と通奏低音)/ Non lagrimar(2本のヴァイオリン、2声と通奏低音)/ O dolcissime(6声と6人の器楽)/ Deh come ancor(6声と6人の器楽)/ Ridon le piagge(4声と通奏低音)/ Crudel tu voi partire(6声と6人の器楽)/ Donna mi chiami(4声と通奏低音)/ Tu pur partisti(5声と通奏低音)/ Tirinto mio(6声と6人の器楽)/ Credetel voi(4声と通奏低音)/ A Dio begli occhi(5声と通奏低音)/ La bella Erminia(6声と6人の器楽) アントニオ・グレコ指揮コーロ・コスタンツォ・ポルタ、クレモナ・アンティクア | |||
録音:2015年5月、イタリア。ヴァイオリン演奏の技術に大きく貢献したことで17世紀前半の重要なヴァイオリニスト&作曲家とされるビアージョ・マリーニ(1594-1663)。1634年にヴェネツィアで出版されたマリーニの協奏曲集 Op.7は、4声〜6声までの声楽と器楽による室内協奏曲で、作曲家としてだけでなく器楽奏者や歌手としても活動していたマリーニの高い技術と芸術性を示している。 | |||
修道院の歌〜17世紀ボローニャの女子修道院における音楽 ジュリオ・チェーザレ・アッレスティ、アドリアーノ・バンキエーリ、 ジョヴァンニ・バンチ、ジョヴァンニ・バッティスタ・チェゼーナ、 ガブリエーレ・ファットリーニ、ロマーノ・ミケーリ、 ジャチント・クィンタニッラ、シスト・レイナ、 アスカーニオ・トロンベッティ、オッターヴィオ・ヴェルニッツィ、 ルクレツィア・オルジーナ・ヴィッツァーナの作品 |
カンダス・スミス指揮 カペラ・アルテミージア | ||
ドメニコ・マリア・メッリ、ピエトロ・パオロ・メッリ: 独唱のための音楽とテオルボ、リュートのための曲集 |
フランチェスカ・トレッリ (S、リュート、テオルボ) | ||
神秘の薔薇〜17世紀ロンバルディアの女子修道院の音楽 カテリーナ・アッサンドラ、ローザ・ジャチンタ・バダッラ、 キアーラ・マルガリータ・コッツォラーニ、イザベッラ・レオナルダ、 ビアンカ・マリア・メーダ、マリア・クサヴェリア・ペルコーナ、 クラウディア・フランチェスカ・ルスカ、クラウディア・セッサの作品 |
カンダス・スミス指揮 カペラ・アルテミージア | ||
カペラ・アルテミシアは歌手、器楽奏者すべて女性というグループで、女子修道院で展開された音楽の復興に力を入れている。 | |||
ラヴェンナの修道士ジョゼッフォの曲集 作曲者不詳:モニカ/フィレンツェのアリア/リチェルカーレ(3曲) トッカータ(2曲)/ロメーナ/パリエラ/カッペリーナ ディンチェルト/パヴァニーリャ/プラノ・センザ・ティトロ フレスコバルディ: カンツォン・フランチェーゼ/ガイヤルヂオ/ロマネスカ タルクイニオ・メルラ:カンツォン エルコーレ・パスクィーニ:パッセ・メッツォ |
シルヴィア・ランバルディ (Cemb) | ||
17世紀イタリアの オスティナート(同型反復)による舞曲集 トッカータ、パッサカリア、マントヴァの舞曲、 フィレンツェの舞曲、他(全18曲) |
イン・タベルナ・ムジカ [マジモ・ロンバルディ (リュート、ビウエラ、 バロックG) シルヴァーノ・アリオーリ (Org) マジモ・サルトーリ (Fl、ガンバ) ドナート・サンソーネ (Perc)] | ||
めでたし栄ある乙女〜ルネサンスからバロックへの聖母マリアの音楽 A. スカルラッティ:ようこそ天の女王 / フレスコバルディ:4声のカンツォン〔第2番/第6番〕 作曲者不詳:めでたし栄ある乙女 / メールロ:4声のカンツォン モンテヴェルディ:4声のマニフィカト第2番/聖母のための連祷 ジョバンニ・バッティスタ・グリッロ:4声のカンツォン第16番 サビーノ・マンツォ指揮ヴォクス・ポエティカ・アンサンブル、ノヴァ・アルタ | |||
録音:2016年4月、フェルモ、イタリア。人類の歴史におけるすべての芸術にとってもっとも重要なインスピレーションの源となってきた聖母マリアへの信仰と献身をテーマに、イタリア・ルネサンスとバロックの重要な作曲家たちの聖母マリアへの音楽を歌う。 | |||
聖マッテオ教会のオルガン イグナツィオ・シュペルガー(1734-1808): ソナタ第1番 ヘ長調 ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710): トッカータ/牧歌/パッサカリア D.スカルラッティ: ソナタ へ長調K.366/牧歌K.513/ ソナタ 変ロ長調K.57 ガエターノ・ヴァレリ(1760-1822): 大シンフォニア 変ロ長調/ ソナタ[ハ長調/ニ長調]/ シシリアーナ/シンフォニア ニ短調 |
エミリオ・ トラヴェルソ(Org) | ||
使用楽器:イタリア、ジェノヴァ、聖マッテオ教会のヒストリカル・オルガン。エミリオ・トラヴェルソは、ジェノヴァの「フレンズ・オヴ・オルガン・ソサイエティ」の会長を務めるなど、数々の要職にある。 | |||
グロンドーナのオルガン フェリーニ:マントヴァのバッロ ナルシソ:アレグロ/牧歌 ヘンデル: オルガン協奏曲 ヘ長調「ユダス・マカベウス」 コレッリ:合奏協奏曲第8番 ト短調Op.6-8〜牧歌 ピストイエーゼ:トッカータ/エレヴァツィオーネ パコット:ソナタ第3番 作曲者不詳:アンダンテ・ヴォーチェ・ウマーナ/ アンダンテ・ロンド ヴェンニ:主題と変奏 作曲者不詳:ソナタ |
レティツィア・ロミティ(Org) | ||
録音:グロンドーナ(イタリア北西部のコムーネ)聖マリア・アッスンタ教会。使用オルガン:ミラノのカルロ・ジュリアーニ、1837年製作。17-19世紀の作品集。 | |||
ジョヴァンニ・アラショーネ(1546-1600頃)編纂: 聖処女マリアの新しいラウデ・アリオーソ集 1 |
ジュリオ・モナコ指揮 プロジェット・ムジカ | ||
ジョヴァンニ・アラショーネ(1546-1600頃)編纂: 聖処女マリアの新しいラウデ・アリオーソ集 2 |
ジュリオ・モナコ指揮 プロジェット・ムジカ | ||
イタリアの楽譜編集校訂者アラショーネが関与した出版物の中で唯一現存する曲集で、様々な作曲家の世俗曲にアラショーネが宗教的な詩をつけ出版されたもの。 | |||
キアーラ・マルガリータ・コツォラーニ: クリスマスの晩課(1650) |
カンダス・スミス指揮 カペラ・アルテミージア | ||
カペラ・アルテミージアは歌手、器楽奏者すべて女性というグループで、女子修道院で展開された音楽の復興に力を入れている。 | |||
フランチェスコ・カヴァッリ:聖母マリアのための晩課 トッカータ第1番 第5旋法/主よ、われを助けたまえ/主は言われた 僕らよ、主をほめたたえよ/われ喜びに満てり 主が家を建てられるのでなければ/エルサレムよ、主をほめたたえよ マニフィカト/トッカータ第10番 他アンティフォナ |
フィリッポ・マリア・ ブレッサン指揮 アテスティスcho.&コンソート | ||
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676): 死者のためのミサ曲〔レクイエム〕/宗教的モテット集/ソナタ集 イサベル・アリアス・フェルナンデス(S) フローリン・チェザル・ウアトゥ(CT) ロベルト・キンタレッリ(CT) ミヒャエル・パウムガルテン(T) ジャンルカ・ブラット(B) ブルーノ・ジーニ指揮クレマ・C.モンテヴェルディcho.、クオニアム(Ens.) アカデミア・ディア・パソン(ヴィオル・コンソート) カントーリ・グレゴリアーニ(cho.) | |||
初発売:2004年5月。限定盤(廃盤)品番:TC-2507。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニ(1601頃-1674):チェンバロ作品集 タスタータ/マントヴァの3つのバッロ/トロンベッタ/コッレンテ/ロッタ/パッサガッリ/ フィオレンザの4つのアリア/コッレンテ/2つのスパニョレッタ/チャコーネ/パッサガッリ/2つのバレット/ トッカータ/コッレンテ/パッサガッリ/2つのガリアルダ/トッカータ/3つのトッカータ/ Capriccio fatto sopra il cucchù /フィオレンザのアリアによるパルティータ第1番 ロベルト・ロレッジャン(Cemb;*/スピネット;#) | |||
録音:1996年2月、Monte Gemola, バオーネ、イタリア| (P) 1996 |旧品番:TC-600601 〔廃盤〕。 使用楽器:リッカルド・ペルゴリス製作〔エルピディオ・グレゴーリ、1736年製作のコピー(*) /オノフリオ・グァラッチーノ(ナポリ)、1663年製作のコピー(#) 〕。録音に際しては、ヴァチカン図書館所蔵の、16世紀-17世紀製作の2写本を使用。 ローマ生まれのフェッリーニは今日では忘れられているが、1619年に同地のサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会の第1オルガン奏者に任命され、以降27年間務めているため、若い頃から相当の実力を持っていた事が伺える。 | |||
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータとクーラント集 Vol.1 | フランチェスコ・チェーラ (Cemb) | ||
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータとクーラント集 Vol.2 | フランチェスコ・チェーラ (Cemb) | ||
ボナヴェントゥーラ・ルビーノ(1600-1653):5声のレクイエム(鎮魂ミサ曲)(1653)
ヴィンチェンツォ・ディ・ベッタ指揮カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・マリア・ イン・カンピテッリ・ディ・ローマ、ストゥディオ・ディ・ムジカ・アンティカ 「アントニオ・イル・ヴェルソ」ディ・パレルモ、アンサンブル・ラ・カントリア | |||
録音:2014年6月。ルビーノはシチリア島のパレルモで活躍、当作はパレルモ大聖堂楽長時代のもの。 | |||
ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600-1679): 詩的なカプリッチョ(ヴェネツィア、1649年) イレーネ・モレッリ(S) ベアトリス・メルクーリ(Ms) ディエゴ・カンタルーピ(アーチリュート) ジュゼッペ・スキナイア(Cemb) | |||
録音:2013年11月。サンチェスはイタリアからウィーンへ渡り、神聖ローマ皇帝フェルディナント3世の宮廷で楽長アントニオ・ベルターリの下、宮廷副楽長を務めた。ベルターリの死後は宮廷楽長へと昇格、特にオペラ、宗教作品、室内楽に優れた作品を残している。 | |||
ベルナルド・ストラーチェ(17世紀末頃活動): 「チェンバロとオルガンのための様々な曲の森」〔第1巻(全11曲)(*) /第2巻(#) 〕 フランチェスコ・チェーラ(クラヴィCemb/スピネット/Org) ファビオ・トリコーミ(Perc:#) | |||
録音:2000年1月、イタリア|旧品番: TC-601901 (*), TC-601902 (#) のセット化。ストラーチェは経歴不祥だが、フレスコバルディとパスクィーニを結ぶ重要な存在。現存する作品はすべてこの曲集に収められている。 | |||
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674): モテットと聖コンチェルト集 何と美しく輝かしい/ Laxentur cqeli/ さあ来なさい、私の愛するものよ/われらは改めん/ アレルヤ・ユビラート・エクレシア/祝福されし者/ 人生は兵役のようなもの/めでたしわれらの愛/ 私の心は燃えている/主よ御身の神殿に住まんとするは誰か/ われらに言いたまえ/人々よ、告げ知らせよ |
ピエトロ・チェッカレッリ指揮 アンサンブル・ イル・カンタール・ノーヴォ | ||
2005年が生誕400年にあたるカリッシミはオラトリオの分野で最初の重要な作曲家。 | |||
ジャコモ・カリッシミ(1605-1674): 聖母マリアのオラトリオ/オラトリオ「ヨナ」 |
ガブリエレ・ミケーリ指揮 コンプレッソ・ プロ・ムジカ・フィレンツェ | ||
17世紀のイタリアで最も活躍した作曲家の一人であるカリッシミは、膨大な数の声楽曲を残している。中でも特に重要とされるのはオラトリオであり、その美しき様式美はドイツ、フランスの作曲家にも多大な影響を与えた。ここに収録されている2曲は彼のオラトリオの真髄を十分に堪能できる作品である。 | |||
アルカンジェロ・パット(1613頃活動)編纂: マドリガーレ集「息を引き取ったキリストの 顔に注がれる聖母マリアの歌の涙」 アンジェリココ・パッテオ、フランチェスコ・ドグナジー、 ステファノ・ベルナルディオ、アマディオ・フレディ、 バルトロメオ・ペザリノ、クラウディア・セッサ、 アマンテ・フランツォーニ、他の作品 |
アリダ・オリヴァ(S) アンサンブル・ラ・フローラ [ミヒェル・ ファン・ヘーテム(CT) マッテオ・ゼナッティ(B) アンドレア・ファヴァリ(Vc) マッテオ・ マッツォーニ(リュート) ステファノ・ロッコ(Cemb)] | ||
マウリツィオ・カッツァーティ(1616頃-1678頃): 聖アンドレアの晩祷 |
フランチェスコ・ モイ指揮 アカデーミア・デリ・ インヴァギティcho.&Ens. | ||
カッツァーティはイタリアの作曲家、オルガニスト。ボローニャの聖ペトロニオ大聖堂の楽長として活躍する傍ら作曲家としても活動し、60曲以上の作品を残した。カッツァーティはあまりなじみのない作曲家であるが、当時ボローニャでは人気を博しており、特に独奏ヴァイオリン・ソナタを出版した最初のボローニャ作曲家として高く評価されていた。器楽曲および教会音楽において優れた作品を残したカッツァーティの「聖アンドレアの晩祷」は彼の中期の作品。おそらく録音もほとんど無いと思われ、ボローニャに本拠を置くTACTUSならではの偉業である。 | |||
カルロ・ライナルディ(1611-1691): カンタータ、デュエットと哀歌 Chi dice che il foco/Lectio II/Lectio III/ Mentre nel mar cadea/Il vento de' sospiri/ Il Peccatorcontrito/Lorinda al mio ritorno/ Costanza in amore/Nonm te ne vien pieta ?/ Pallido muto e solo/Che dici amore ? |
クリスティーナ・ジャンニコラ、 ロジータ・フリザーニ(S) ロレンツォ・トッツィ (Cemb/Org)指揮 ローマバロッカ・アンサンブル | ||
世界初録音。ライナルディは当時、建築家として名を馳せた人だが、音楽家としてもローマを中心に再評価が進んでいる。ライナルディ・プロジェクトの一環として収録されたアルバム。 | |||
カルロ・ライナルディ(1611-1691):カンタータ&デュエット集 Vol.2 カルロ・ライナルディ:E chi me'L crederà(*) / Luci belle (#) / Meraviglia non fia (*) / Ch'io sciolga il nodo (#) / Su le famose sponde (*) / All'invito d'amata (#) / Uccidetemi pur (*) / Fiumicelli che correcte (#) / Entro a stanze reali (*) カリッシミ: Vaghi rai, pupille ardenti / カルロ・ライナルディ: Vaghi rai, pupille ardenti ロジータ・フリザーニ(S;*) クリスティーナ・イアンニコーラ(S;#) ロレンツォ・トッツィ指揮ローマバロッカ・アンサンブル | |||
世界初録音。17世紀イタリアの高名な建築家でもあったライナルディの作品。ソプラノのためのカンタータは、同世代の大作曲家カリッシミの音楽とも比較された。 | |||
ジョヴァンニ・サルヴァトーレ(1610-1688): オルガンのための リチェルカーレ、カンツォン、トッカータ集 |
ディエゴ・カニッツァロ(Org) | ||
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):サクリ・ムジカーリ・アフェッティ Op.5
アウラータ・フォンテ [神谷美穂、アンナ・シンボリ(S) アンドレア・アッリヴァベーネ(A) ペリクリ・ピーテ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ヴァレリア・モンタナーリ(Cemb) ジュゼッペ・モナーリ(Org)] | |||
録音:2019年4月|世界初全曲録音。バルバラ・ストロッツィによるサクリ・ムジカーリ・アフェッティの全曲の世界初録音。バルバラ・ストロッツィは17世紀に活躍した女流作曲家の中でも珍しく楽譜も出版されるほど評価されていた。声楽家としても活躍していたこともあり、彼女の楽曲で声の占める重要度は高く、この曲中でも神谷美穂をはじめとした歌手陣が非常に美しい声を響かせている。 | |||
グレゴリオ・ストロッツィ(1615頃-1687頃): 奏されるべきカプリッチョ集 [CAPRICCI DA SONAR] Op.4 (全19曲) エレーナ・サルトーリ(Org/Cemb) | |||
録音:2008年6月/現地発売:2010年10月/日本国内案内:2011年5月。限定盤(廃盤)品番:TC-2521。世界初録音。 グレゴリオ・ストロッツィは、南イタリアのナポリの教会で活躍した後、ローマ法王の公証人となったイタリア・ルネサンスの作曲家。当盤の曲集では、当時用いられた鍵盤楽器のための形式のほとんどが使われている。 | |||
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):独唱のためのアリエッタ集 Op.6 (1657)
彌勒忠史(CT) バルバラ・ランバルディ(Cemb) | |||
録音:2009年8月、フェラーラ考古学博物館(イタリア)。世界初録音。 | |||
ギルランダ・サクラ(ヴェネツィア;1625)(全18曲) ガブリエーリ:第7旋法によるイントナチオーネ モンテヴェルディ:Currite populi /めでたし元后 フランチェスコ・カヴァッリ:カンテーテ・ドミノ ダリオ・カステッロ:エクスルターテ・デオ フレスコヴァルディ:トッカータ アレッサンドロ・グランディ: ラウダ・シオン/カンターボ・ドミノ/他 |
フランチェスコ・チェラ(Org) アンサンブル・アルテ・ムジカ | ||
声楽のソロによるヴェネツィアのモテット集。アンサンブル・アルテ・ムジカはオルガン奏者フランチェスコ・チェラによって、モテットやマドリガル、カンタータといったバロック時代の宗教作品の演奏を目的として結成された5人の声楽家と通奏低音よるアンサンブル。 | |||
レオナルド・シモネッティ編纂:優れた作曲家たちによる独唱モテット集 「聖なる花環」(1625、ヴェネチア出版) モンテヴェルディ:神がととのえたもう宴を見よ/人々よ馳せ来たれ/おおいと麗しき/めでたし女王 プリウーリ:女より生れし者 / ロヴェッタ:おおマリア、何者にもまして美しい グランディ:おお、何者にもまして美しい / ベルティ:オディエ・アパルエルウント プリウーリ:いと優しきマリア / カプリオーロ:わたしは夜、床の上で/めでたきかな、我は グランディ:クアム・プルクラ・エス・スペティオサ/主に向かいて歌わん/主よ我が祈りをききたまえ フィネッティ:主よ、汝の幕屋に宿らん者は / カステッロ:4声のソナタ/主をあがめよ ウスペル:あなたは私の心に痛手を負わせた/神の子ぞ生まれる / ロヴェット:すべての者よ、喜べ ピッキ:めでたしキリスト / フレッディ:主は知り/めでたし女王 / バルバリーノ:来れ我のところへ オビッツィ:神をたたえよ / バルバリーノ:聞け、愛らしきわが恋人よ / フィネッティ:祝福された乙女マリア マシッチオ: accipe dilecte mi / アリゴーニ:あなたは全てが美しく/良きイエス/おお主なるイエス・キリスト ミラヌッツィ:訴える魂よ / サビーノ:おお聖餐よ/真実なる十字架/見よ天使の糧を/御身の讃美に満たされん事を チェーザレ・マルティネンゴ:世界の王国を / カレッティ=ブルーニ(カヴァッリ):主にむかいて新しき歌を歌え スコルズート:神なる主よ/おお愛しきイエスよ / ガッレラーノ:すべての者よ、主に向かいて喜ばん ボンディオーリ:アヴェ・ヴェルム・コルプス / ステッラ:主をほめたたうるは良きことなり/主よ感謝を捧げる ニコラ・ラモン指揮アンサンブル・プリミ・トーニ | |||
録音:2011年2月、レッジェッロ、イタリア。16世紀イタリアの作曲家・カストラート歌手、レオナルド・シモネッティが編纂した独唱と通奏低音のためのモテット集。モンテヴェルディを筆頭に、当時のイタリア、ヴェネト地方の大作曲家たちによるモテットが集められた曲集。 | |||
ジョヴァンニ・レグレンツィ: 4声と通奏低音のためのオラトリオ「人の心の売買」 |
アンサンブル・レグレンツィ | ||
アレッサンドロ・ポリェッティ: チェンバロ曲集「イル・ロシニョーロ」 組曲「ハンガリーの反乱」 他 |
ロベルト・ロレッジャン(Cemb) | ||
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1620-1669): 1本、または2本のヴァイオリンのためのトリオ・ソナタ集(1669年出版/ローマ) ファブリツィオ・ロンゴ(バロックVn) オペラ・クヴィンタ | |||
録音:2013年5月、サンタ・マルゲリータ教会、カゼロッタ、フィレンツェ、イタリア。 インスブルックのオーストリア大公フェルディナントの宮廷楽師、メッシーナの都市楽師として活躍したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1620-1669)。技巧的なヴァイオリン・ソナタを遺し、自らもヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストだったパンドルフィ・メアッリの生涯や作品の大半は謎に包まれているが、エンリコ・ガッティの研究によると、ドゥオーモでの口論の末、メッシーナのカストラート、ジョヴァンニ・マルケットを殺害してしまい、イタリアからフランス、スペインへと逃れ、各地の王室礼拝堂で活躍を続けたとされている。1669年にイタリアのローマで出版され、現在はボローニャ市立音楽博物館に所蔵されている「トリオ・ソナタ集」は、スペインの音楽文化や舞曲の影響を感じさせるパンドルフィ・メアッリの秀作。シチリア島のメッシーナ出身のバロック・ヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ロンゴと自らが創設したアンサンブル、オペラ・クヴィンタの躍動感あふれる演奏が、作品の魅力を大きく引き出している。 | |||
イザベラ・レオナルダ(1620-1704): 1−4声のソナタ集[第1番−第12番] |
カペッラ・ストゥルメンテ・ デル・デュオモ・ディ・ノヴァラ [セルヴィオ・ボーナ、 イゴール・デル・ヴェッキオ(Vn) クラウディオ・ポーツ(Vc) アルベルト・サーラ(Org) | ||
アンジェロ・ベラルディ(1630-1694): ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻 Op.7 |
ファブリツィオ・ロンゴ(Vn) アンナ・クレメンテ(Cemb) | ||
録音:2013年5月。使用楽器:18世紀(ナポリ)製作。ベラルディは特に対位法で知られる17世紀イタリアの音楽理論家・作曲家。ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻は副題付きの6曲のカンツォーネで構成されている。 | |||
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ: 主が建てられるのでなければ モテット集/ラメンターツィオ集 |
フランチェスコ・チェーラ指揮 アンサンブル・アルテ-ムジカ | ||
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-1695): 5声、トランペット、弦楽と通奏低音のためのオラトリオ「アブサロム」 ラウラ・アントナス、エレーナ・ビスクオーラ、エレーナ・ベルトゥッツィ(S) アルベルト・アレグレッツァ(T) マウロ・ボルジョーニ(Br) アンサンブル・レ・ナシオン | |||
録音:2012年8月。17世紀ボローニャの作曲家コロンナは、当時屈指のオラトリオの大家でもあった。「アブサロム」は1684年にモデナで初演、ボローニャの聖ペトロニオ大聖堂の象徴的楽器トランペットが使用される。 | |||
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ: 聖ペトローニオの祝日のための晩課詩篇曲集 主は言われた/主を恐れる者は幸いなり 僕らよ、主をほめたたえよ/マニフィカト |
セルジョ・ヴァルトロ指揮 カペラ・ムジカーレ・ディ・ サン・ペトローニオ | ||
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-1695): 「聖ジュゼッペの死」[Il Transito di San Gioseppe] |
マリア・ルイサ・ バルダッサーリ指揮 アンサンブル・レ・ナシオン 他 | ||
北イタリアで活躍したボローニャ楽派の作曲家コロンナによる、約1時間40分に及ぶ声楽大作。 | |||
ジョヴァンニ・バティスタ・デリ・アントーニ(1636-1698): チェロのためのリチェルカータ集 Op.1(全12曲) |
アレッサンドロ・ パルメリ(Vc) | ||
デリ・アントーニはオルガニストとして他方面で活躍したが、鍵盤以外の楽器のためにも曲を残している。なかでもこのリチェルカータ集は重要で、その後のチェロ独奏曲の発展に大きな役割を果たすこととなった。 | |||
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710): 変奏曲とパルティータ集 |
シルヴィア・ランバルディ (Cemb) | ||
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710): モテット「クエナム・ポルテンタ」/ フランス風カンツォン/リチェルカーレ/クーラント/ モテット「主を祝せよ」/序奏と牧歌/パッサカリア/ 奇想曲/モテット「イアム・メ・リガスティス」/ 変奏曲/トッカータ/トッカータ第3番 |
アレクサンドラ・ニジート (Org/ディレクター) アンサンブル・アレア・ムジカ [カミラ・デ・ファレイロ(S) アルト 理子(Hp)他] | ||
鍵盤音楽の作曲家として高名なパスクィーニによる、珍しい3曲のモテットと9曲のオルガン作品。アルト 理子はマーラ・ガラッシの弟子。 | |||
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):オルガン作品集 #CDショップ・カデンツァ独自翻訳のため、無断転載は堅くお断り致します トッカータ VII/幻想曲「ラ、ミ ファ ファ」/ベルガマスカ/リチェルカーレ ニ長調/ パッサガッリ/Toccata Ad istanza del Melani /ヴェルゼッティ ヘ短調/ Partite diverse di Follia /幻想曲 ホ短調/フランス風カンツォーナ ヘ短調/ Tastata per il Signor Melani / Variationi per il Paggio Todesco/ トッカータ ト短調/パストラーレ レティツィア・ロミティ(Org) | |||
録音:2009年8月/現地発売:2011年9月。#長調と短調は裏インレイ欧文記載の大文字・小文字から判断しており、誤っている場合があるかもしれません。 | |||
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):15の二台のチェンバロのためのソナタ 〔第1番 ニ長調/第2番 ハ長調/第3番 ニ短調/第4番 変ロ長調/第5番 ロ短調、第6番 ホ短調/第7番 ヘ長調/ 第8番 ト短調/第9番 ハ短調/第10番 ホ短調/第11番 ト短調/第12番 変ロ長調/第13番 イ短調/第14番 ト短調/第15番 イ短調〕 マリーナ・スカイオーリ、フランチェスコ・タシーニ(Cemb) | |||
録音:2019年10月、ベルティノーロ、イタリア。パスクィーニは、その生涯で鍵盤作品に関するいくつかの本を出版している。それらの本のうち、1691年から1702年に作成された3冊は現在1冊にまとめられたものになって伝えられている。それらによると、パスクィーニの鍵盤のための作品は、主に甥のために作られた練習曲であると考えられている。特に通奏低音を学ぶには優れた教科書となっている。とはいえ音楽的にも優れているのは言うまでもない。スカイオリとタシーニの息の合った演奏で、美しい音楽となって蘇る。 | |||
アレッサンドロ・ストラデッラ: クリスマスのためのカンタータ 2つのヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのシンフォニア集 |
クリスティーナ・ミアテッロ(S) カテリーナ・カルヴィ(A) エンリコ・カザッツァ指揮 アッカデーミア・ デラ・マニフィカ・コムニタ | ||
ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリ (1632-1692): 第2パッサカリア/カンポーリ/サンヴィターレ/ グラティアーニ/パラヴィチーニ/グイドーニ/ バレット/第3パッサカッリア/セッシ/ランゴーニ/ 第1パッサカリア/マスドーニ/アルビチーニ |
クアドロ・ヒポテシス [レオポルド・アゴスティーノ (リコーダー、他) チンツィア・ゾッティ (ガンバ、他) ディエゴ・ チェロフォリーニ(Vc) マッジモ・ロンバルディ(G、他)] | ||
歌手。器楽作品を中心に作曲活動を行ったヴィターリはトリオ・ソナタを確立した作曲家として、のちのコレッリをはじめとする作曲家たちにも多大な影響を与えた。 | |||
G. B. ヴィターリ:室内ソナタ集 Op.14 (1692) 組曲〔第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/第6番〕 |
イタリコ・スプレンドーレ | ||
録音:2016年7月、アウディトリウム・サン・ロッコ(カルピ、イタリア)。イタリア、ボローニャの老舗レーベル「Tactus」から、G. B. ヴィターリの作品を掘り起こしていくという興味深い録音プロジェクトが始動!イタリアのモデナは、当時エステ家によって統治されていたモデナ=レッジョ公国の首都で、ヴァイオリン愛好家でもあった公爵フランチェスコ2世によって多彩な音楽が生み出され、その豊富な音楽遺産はエステンセ図書館に保存されている。その遺産を世界に広める活動の最初のステップとして選ばれたのが、エステ宮廷で楽長を務めたジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692)(息子のトマソ・アントニオ・ヴィターリも作曲家)の作品で、この「ヴィターリ・エディション」ではCD6枚にわたる作品の録音が予定されている。第1巻は、バッロ、ボレア、ミヌエット、ガヴォッタ、ジーガなどの明朗で楽しい舞曲が組み合わさった6つの組曲からなる室内ソナタ(Sonate da camera) Op.14。イタリコ・スプレンドーレは、芸術監督のアレッサンドロ・アンドリアーニ(エウローパ・ガランテの元チェリスト)と第1ヴァイオリン&指揮者のクラウディオ・アンドリアーニの兄弟が牽引する古楽アンサンブル。高い技術の演奏とともに、緻密な文献的アプローチと継続的な研究によって、ほとんど演奏されることのなかった知られざる作品を現代へと蘇らせている。 | |||
G. B. ヴィターリ:2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 Op.2 (1682) 〔第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/第6番/第7番/第8番/第9番/第10番/第11番/第12番〕 イタリコ・スプレンドーレ | |||
録音:2015年10月、アウディトリウム・サン・ロッコ(カルピ、イタリア)。イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション第2巻は、2本のヴァイオリンが親密な対話を繰り返す、2本のヴァイオリンのためのソナタ集。その後コレッリのトリオ・ソナタ集やヴィヴァルディによって主流となっていくコンチェルタンテ様式を予感させるような華麗で活気ある作品。 | |||
G. B. ヴィターリ:パルティータ集(1680頃)&ヴァイオリン・ソナタ Op.13 (1689) ヴィオローネのための様々なソナタによるパルティータ集(全18曲) (1680頃) / 「音楽の工芸 [Artificii Musicali] 」 Op.13 (1689) より ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ〔第1番/第2番〕 イタリコ・スプレンドーレ | |||
録音:2017年10月、サン・ジローラモ教会(バニャカヴァッロ、イタリア)。イタ イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション第3巻は、1680年頃に作曲されたパルティータ集と「Artificii Musicali」からの2つのヴァイオリン・ソナタ。パルティータ集はヴィオローネのための10曲とヴァイオリンのための8曲から構成される変奏曲。「 Artificii Musicali(音楽の技術)」 Op.13は、ヴィターリの対位法の技術を体系化した60曲に及ぶ教則本で、J.S.バッハの偉大な作品の前に存在した対位法研究の特異な例の一つ。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):ソナタ集 Op.5 (2つ、3つ、4つ&5つの楽器のためのソナタ集)(1669) ラ・セッシ/ラ・カンポーリ/ラ・マスドーニ/ラ・パラヴィンチーニ/ラ・グラティアーニ/ ラルビチーニ/ラ・サンヴィターレ/ラ・グィドーニ/ラ・ラニョーニ/ ラ・サッサテッリ(2本のヴァイオリン、アルト・ヴィオラとヴィオローネのための)/ カプリッチョ・デット・イル・モルツァ(2本のヴァイオリン、アルト・ヴィオラとヴィオローネのための)/ ラ・スカラブリーナ(2本のヴァイオリン、アルト、テナーとバスのための) イタリコ・スプレンドーレ | |||
録音:2016年12月、2017年11月、イタリア。イタリア、ボローニャの老舗レーベル「Tactus」が贈る、G. B. ヴィターリの作品を掘り起こしていくという興味深い録音プロジェクト。イタリアのモデナは、当時エステ家によって統治されていたモデナ=レッジョ公国の首都で、ヴァイオリン愛好家でもあった公爵フランチェスコ2世によって多彩な音楽が生み出され、その豊富な音楽遺産はエステンセ図書館に保存されている。その遺産を世界に広める活動の最初のステップとして選ばれたのが、エステ宮廷で楽長を務めたジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692)(息子のトマソ・アントニオ・ヴィターリも作曲家)の作品で、この「ヴィターリ・エディション」ではCD6枚にわたる作品の録音が発売される。第4巻は、それぞれにモデナ地域の有力な貴族の名前が付けられた12のソナタ集 Op.5。各ソナタは編成もスタイルも多様で、実際の貴族の性格や特徴に関連付けられて作曲されたと考えられている。イタリコ・スプレンドーレは、芸術監督のアレッサンドロ・アンドリアーニ(エウローパ・ガランテの元チェリスト)と第1ヴァイオリン&指揮者のクラウディオ・アンドリアーニの兄弟が牽引する古楽アンサンブル。高い技術の演奏とともに、緻密な文献的アプローチと継続的な研究によって、ほとんど演奏されることのなかった知られざる作品を現代へと蘇らせている。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692):様々なソナタ集 Op.11 (6つの楽器のためのフランスとイタリアの様々なソナタ集)(1684) 室内シンフォニア/組曲〔第1番−第10番〕 イタリコ・スプレンドーレ | |||
録音:2017年10月、イタリア。イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション第5巻は、シンフォニアと10の組曲からなる6声のソナタ集 Op.11。バッレッティ、カプリッチ、ガヴォッテ、ジーグ、ボレー、ゾッパ、サラバンダ、フランス風コレンテなど、フランス風とイタリア風の様々な舞曲による組曲で、フランスとイタリアの様式が精巧にブレンドされている。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ(1632-1692): 2本のヴァイオリンのためのソナタ集 Op.9 (1684) ソナタ〔第11番/第10番/第5番/第7番/第6番/第1番/第4番/第2番/第12番/第9番/第3番/第8番〕 イタリコ・スプレンドーレ | |||
録音:2017年10月、イタリア。イタリコ・スプレンドーレによるヴィターリ・エディション、最終巻となる第6巻は、2本のヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ Op.9。こちらは印刷譜の形では現存しておらず、一部には激しい損傷もある手書き譜(マニュスクリプト)からイタリコ・スプレンドーレが修復・補完・再構築をして録音している。 | |||
フランチェスコ・スパニョーリ・ルスカ(1634-1704): カンタータ、トッカータとモテット集 ヴァージニス・プラウスス/天の后喜びたまえ/トッカータ/ エイア・ヴェニテ/ソフリート・タチェット/ デ・プロファンダ・ヴァレ/ポンパ・テレナ/ Ad stupores accurrite/イエスの愛 作曲者不詳: トッカータ第2旋法/われは命の糧なり/ ヴァーセット第3旋法/同第2旋法/トッカータ第5旋法/ 聖体奉挙のためのエコー形式のトッカータ/ トッカータ第3旋法第1番&第2番 |
ラウラ・アントナス、 モニカ・コレンティ(S) セルジオ・フォレスティ(B) ウーゴ・ナストルッチ(キタローネ) クラウディオ・ポズ(Vc) マルコ・ロッシ(Cemb、Org) | ||
フランチェスコ・ルスカは17世紀イタリアのコモ大聖堂で活躍した作曲家だが、その作品はあまり知られておらず、今回の収録曲も世界初録音となる。 | |||
アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656)&フィリッポ・コッポラ(1628-1680): スペインの様式によるセイチェント(1600年代)のイタリア音楽 フランチェスコ・ピナモンティ指揮コーロ・ポリフォニコ・サント・スピリート ロベルト・カシオ指揮カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マジョーレ | |||
録音:2014年6月。共にナポリの宮廷楽長を務めた2人の作曲家による器楽舞曲&声楽曲。 | |||
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747): アリア、クーラント、サラバンド、ジーグとアルマンド集 Op.4 |
ジャンフランコ・ イアンネッタ(Vn) ダニエレ・プローニ(Cemb) | ||
ジョヴァンニ・マリア・ボノンチーニ(1642-1678):室内カンタータと室内ソナタ集 独唱のための室内カンタータ集 Op.10 (1677) 〜 Preghiera d'amante a bella donna / 音楽の庭からの花束 Op.3 (1669) 〜室内ソナタ「アルマンドとコッレンテ」 / 2つのヴァイオリンのためのアリア、コッレンテ、サラバンド、ジークとアルマンド Op.4 (1671) より [アリア「 La Palavicina 」/コッレンテ「 La Molza 」/サラバンドとコッレンテ「 La Barbiera 」]/ 3台と4台の楽器による「音楽の楽しみ」Op.9 (1675)〜室内ソナタ第2番「アルマンドとコッレンテ」/ 独唱のための室内カンタータ集 Op.10 (1677) 〜 Crudeltà di bella donna / 音楽の庭からの花束 Op.3 (1669)〜室内ソナタ「アルマンドとサラバンド」 / 2つのヴァイオリンのためのアリア、コッレンテ、サラバンド、ジークとアルマンド Op.4 (1671) より [アリア「 La Nigrella 」/サラバンド]/ 3台と4台の楽器による「音楽の楽しみ」Op.9 (1675)〜室内ソナタ第3番「アルマンドとコッレンテ」/ 独唱のための室内カンタータ集 Op.10 (1677) 〜 Amante sprezzato / 「 Partitura de' madrigali a 5 voci sopra i dodici tuoni 」 Op.11 (1678)〜 Cor mio deh, non languire / 2つのヴァイオリンのためのアリア、コッレンテ、サラバンド、ジークとアルマンド Op.4 (1671) より [アリア「 L'Anghisciola 」/コッレンテ「 La Strozza 」]/ 3台と4台の楽器による「音楽の楽しみ」Op.9 (1675)〜室内ソナタ第2番「アルマンドとコッレンテ」/ 独唱のための室内カンタータ集 Op.10 (1677) 〜 Cleopatra moribonda / 「 Musico pratico 」 Op.8 (1673) 〜 Canone a quattro voci contrario e riverso ラ・スカトーラ・ダイ・スオニ [アリーダ・オリーヴァ(S/Fl−tr) ファビオ・ボンヴィチーニ(Fl−tr) リッカルド・ジュスティ(Vc) サヴェリオ・マルティネッリ(Cemb) ステファノ・ロッコ(テオルボ/バロックG)] | |||
有名なジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニの父、ジョヴァンニ・マリアの作品集。短い作品が多いせいか、1枚丸ごと彼の作品と言うのは、これが始めてではないだろうか(他には、パーセルのソナタと組み合わせたアルバムが、FUGA LIBERA から発売されている [MFUG-514])。 | |||
アントニア・ベンポ(1643-1720): プロドゥショーニ・アルモニケ〔和声の創造〕(1701) |
アルモニア・デッレ・スフェーレ | ||
録音:2017年10月、2018年7月、イタリア。ヴェネツィアで生を受け、その後の紆余曲折(結婚の失敗とも伝わる)を経て、活躍の場をパリへと移した17世紀イタリアの女流作曲家、声楽家、アントニア・ベンポ(1643-1720)。バルバラ・ストロッツィの師であるフランチェスコ・カヴァッリに作曲を学び、その作品の多くは太陽王ルイ14世に献呈されたと伝えられている。「プロドゥショーニ・アルモニケ」は、声楽と器楽パリ時代の1701年に作曲され、他の作品と同じくルイ14世に捧げられた41曲のモテットで構成される曲集。ここでは特に日本人ソプラノ歌手、神谷美穂の活躍が際立っている。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ バッサーニ(1647/50?-1716):オラトリオ「ジョナ」(1689) カルロ・ヴィストーリ(CT) ラウラ・アントナス(S) マルゲリータ・ロトンディ(Ms) マウロ・ボルジョーニ(Br) ラファエーレ・ジョルダーニ(T) マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(Cemb)指揮アンサンブル・レナシオン | |||
録音:2014年7月、聖母マリア降誕教会、ラヴェンナ、イタリア。フェッラーラ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ教会の楽長を務めたバッサーニによる、現存するオラトリオ(4曲)の1つ。1689年にモデナで初演された。2014年にラ・ヴェネクシアーナのメンバーとして来日したマルゲリータ・ロトンディ、マウロ・ボルジョーニ、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレのメンバーであるラファエーレ・ジョルダーニ、期待のカウンターテナー、カルロ・ヴィストーリらによる演奏。 | |||
バルトロメオ・ラウレンティ(1644-1726): ヴァイオリンとチェロのための室内ソナタ集 Op.1a |
オルフェイ・ファルネシアーニ [マウリツィオ・カドッシ(Vn) マルコ・フレッツアート(Vc) レオナルド・モリーニ(Cemb) ディエゴ・カンタルーピ(G)] | ||
ラウレンティはイタリアの作曲家、ヴァイオリニスト。1666年に設立されたアカデーミア・フィラルモニカの創立 メンバー。ヴァイオリンの名手として活躍した彼は数多くの教会で演奏活動を行うとともにいくつかの曲を作曲。収録曲は彼の代表作で ある。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ バッサーニ(ca.1647-1716): オペラ・プリマ(ボローニャ,1677) より [ソナタ第1番−第12番] |
アンサンブル・アルモニコ・チメント | ||
世界初録音。 バッサーニは17世紀イタリアで作曲家、ヴァイオリン奏者、オルガン奏者として活躍。宮廷楽長やフェッラーラ大聖堂の楽長、サンタ・マリア・マッジョーレ教会の音楽監督などを歴任した。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(1650頃-1716):シレーヌたちのハーモニー つれない女との別離に/ラウラという名の美しい女性に恋する心に寄せる喜ばしい希望/ アドニスの亡骸に涙するヴィーナス/ソナタ ニ長調/アルミーダの涙/ 愛しいひととの別離/貧しさに絶望している恋人 彌勒忠史(CT) シルヴィア・ランバルディ、ヴァレリア・モンタナーリ(Cemb) | |||
イタリアのパドヴァで生まれたバッサーニは、アレッサンドロII世の宮廷楽長、アカデミア・デラ・モルテの楽長を歴任。1687年にはフェッラーラ大聖堂の楽長へと就任し、その功績から「フェッラーラのバッサーニ」と呼ばれるなど17世紀のイタリア音楽に多大な影響を残した音楽家。 ここで歌われているソプラノのための6曲のカンタータには愛を主題とした詩が用いられ、哀愁を帯びた美しき旋律が心に響く。ちなみにアルバムのタイトルにもなっている「シレーヌのハーモニー」とは、1680年に出版されたバッサーニの声楽曲第2集に付けられたタイトルのこと。 イタリアを拠点に、日本でもソロ・リサイタルや自ら企画も手懸けた公演を開催、世界的に活躍を続けるカウンターテナー、彌勒忠史は、豊かな表情と透明感にあふれる歌声で、聴き手に深い感動と新たな発見を与えてくれる。またブックレットには彌勒自身の翻訳による3ページの日本語解説が封入されており、詳細が日本語で読めるのも嬉しい。 | |||
ボローニャ楽派によるコンチェルタンテ様式の晩課曲集 ガエターノ・フランチェスキーニ:主は言われた/僕らよ、主をほめたたえよ ジュゼッペ・トレッリ:ソナタ ドメニコ・ガブリエリ:ソナタ |
セルジョ・ヴァルトロ指揮 カペラ・ムジカーレ・ディ・ サン・ペトローニオ | ||
ジュゼッペ・ガエターノ・ボーニ: 室内ディヴェルティメント集 Op.2 |
ドリーナ・フラーティ(マンドリン) D.ロイ(Cemb) | ||
ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(1647/50?-1716): ダヴィデの調和の霊感 Op.9 (1690、ヴェネツィアのジュゼッペ・サーラ出版) ジョヴァンニ・アッチャイ指揮ノーヴァ・アルス・カンタンディ | |||
録音:2013年11月、ポルデノーネ、イタリア。指揮者ジョヴァンニ・アッチャイのクリティカル・エディションによる世界初録音。モンテヴェルディとヴィヴァルディの時代を繋ぐ教会音楽作曲家かつコンチェルタート様式の大家で、フェッラーラ大聖堂の楽長、ベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ教会の音楽監督などを歴任したバッサーニによる、9つの詩篇、マニフィカト、リタニアからなる大作。 | |||
TC-650301 廃盤 |
アルカンジェロ・コレッリ:教会ソナタ集
エンリコ・ガッティ(Vn)音楽監督・指揮アンサンブル・アウローラ | ||
TC-650302 廃盤 |
アルカンジェロ・コレッリ:室内ソナタ集
エンリコ・ガッティ(Vn)音楽監督・指揮アンサンブル・アウローラ | ||
#上記2枚をセット化し、TB-650390 で再発。 | |||
アルカンジェロ・コレッリ: トリオ・ソナタ集 Op.4(1694、ローマ) |
エマヌエル・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
アルカンジェロ・コレッリ: トリオ・ソナタ集 Op.3(1689) |
エマヌエル・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
アルカンジェロ・コレッリ: トリオ・ソナタ集 Op.1(1681) |
エマヌエル・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
アルカンジェロ・コレッリ: トリオ・ソナタ集 Op.2(1685) |
エマヌエル・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
アルカンジェロ・コレッリ: リコーダー・ソナタ集 Op.5(1702) |
ジョヴァンニ・マリア・ フィオレンティーノ指揮 イ・フィオーリ・ムジカーリ | ||
アルカンジェロ・コレッリ:トリオ・ソナタ集〔教会ソナタ集&室内ソナタ集〕(抜粋) トリオ・ソナタ〔教会ソナタ〕集 Op.1 より (*) 〔第5番 変ロ長調 Op.1 No.5 /第9番 ト長調 Op.1 No.9 /第11番 ニ短調 Op.1 No.11 /第12番 ニ長調 Op.1 No.12 〕/ トリオ・ソナタ〔教会ソナタ〕集 Op.3 より (*) 〔第4番 ロ短調 Op.3 No.4 /第9番 ヘ短調 Op.3 No.9 /第11番 ト短調 Op.3 No.11 /第12番 イ短調 Op.3 No.12 〕/ トリオ・ソナタ〔室内ソナタ〕集 Op.2 より (#) 〔第1番 ニ長調 Op.2 No.1 /第7番 ヘ長調 Op.2 No.7 /第10番 ホ長調 Op.2 No.10 /第12番 ト長調 Op.2 No.12 〕/ トリオ・ソナタ〔室内ソナタ〕集 Op.4 より (#) 〔第1番 ハ長調 Op.4 No.1 /第3番 イ長調 Op.4 No.3 /第4番 ニ長調 Op.4 No.4 /第10番 ト長調 Op.4 No.10 〕 エンリコ・ガッティ(Vn)音楽監督・指揮アンサンブル・アウローラ [ルイジ・マンジョカヴァッロ(Vn) ロベルト・ジーニ(Vc) ルチアーノ・コンティーニ(アーチリュート) グイド・モリーニ(Org;*/Cemb;#)] | |||
旧品番:TC-650301(教会ソナタ集)(*) &TC-650302(室内ソナタ集)(#) のセット化。バロック室内楽の教科書的存在であるコレッリのトリオ・ソナタを、従来の型にはまった解釈から解放した名盤。 | |||
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713): 合奏協奏曲集 Op.6(管楽器追加編成版)〔 Nos.1-6 (*) / Nos.7-12 (#) 〕 フェデリコ・マリア・サルデッリ指揮モード・アンティクォ | |||
旧品番:TC-650307 (*) & TC-650308 (#) 〔以上廃盤〕 のセット化。実はローマで作曲家自身の手で演奏されたときは管楽器群が加えられていたらしい同曲集。ハンス・ヨアヒム・マルクスやフランコ・ピエルノらの詳細な調査研究の結果、フルート2、オーボエ2、ファゴット1、トランペット1の参加が推定され、これらを加えて当時の響きの再現を試みた版による世界初録音だったもの。第42回グラミー賞ノミネート作。 | |||
ドメニコ・ガブリエーリ(1659-1690):チェロのための作品全集 チェロと通奏低音のための2つのソナタ集〔ト長調/イ長調/ト長調 (1689) 〕/ リチェルカーレ〔第1番−第7番〕(1689) /2台のチェロのためのカノン(1689) ベッティーナ・ホフマン(Vc) モード・アンティクォ [アルフォンソ・フェーディ(Cemb/Org) ジャン・ルーカ・ラストライオリ(テオルボ/G) ロベルタ・デロルコ(Vc)] | |||
録音:1999年7月、フィレンツェ。旧品番:TC-650701。17世紀に活躍したチェロの名手ガブリエーリが生涯に残した作品はそれほど多くないが、まとまったチェロ作品録音も21世紀まではあまり存在しなかった。 | |||
ドメニコ・ガブリエーリ(1659-1690):オラトリオ「ボルゴーニャの聖シジスモンド」
エレーナ・ビスクオラ(A) ラウラ・アントナス、パトリツィア・ヴァッカーリ(S) ファビオ・フルナーリ(T) アンドレア・ファヴァリ(B) アンサンブル・レ・ナシオン | |||
ドメニコ・ガブリエーリはボローニャに生まれ(有名なヴァネチアのジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/57-1612)らの一族とは関係が無い)、1680年に他界した師フランチェスキーニの後任として聖ペトロニオ大聖堂のチェロ奏者に就任、当時を代表するチェロの名手として、また声楽作品の作曲家として名声を得た。当作は彼による宗教作品の代表作で、劇的な場面を強調する際に彼が重用した「伴奏付きアリア」が効果的に使われている。 | |||
イッポーリト・ゲッツィ(1655頃-1725頃):オラトリオ、モテット、哀歌集 オラトリオ「アベル」/聖なる対話/ダビデの勝利/オラトリオ「アダム」/ サン・ミケーレ・アルカンジェロのための対話第2番/聖なる対話/オラトリオ「アブラハム」/ 聖母マリアのため対話第1番/聖なる対話/聖週間のためのエレミアの哀歌 ロベルト・カッショ指揮カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ・イン・ボローニャ | |||
録音:2007年-2015年。世界初録音。ゲッツィはシエナを中心に活躍した作曲家・音楽理論家・修道士。 | |||
イッポーリト・ゲッツィ(1655頃-1725頃):2声のための詩篇歌集/神聖なディアローギ
ロベルト・カーショ指揮 カペッラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ・イン・ボローニャ | |||
録音:2007年-2017年、イタリア。作曲家、音楽理論家、アウグスチノ会の修道士、神学学士など、様々な姿を持っていた16世紀後半〜17世紀前半イタリアの音楽家イッポーリト・ゲッツィの宗教声楽作品第2巻。前作「オラトリオ、モテット、哀歌集」(TC-650770)に続く今回の第2巻には、1699年の詩篇歌集と1708年のディアローギ(ディアローグ)集が収録されており、イタリア、シエナの音楽の発展に寄与したゲッツィの芸術がまた1つ明らかとなる。 | |||
ピエトロ・ポルフィリ(1640頃-1714): 独唱のための室内カンタータ集第1巻(1692、ボローニャ出版) パメラ・ルッチャリーニ(S) アレッサンドロ・カルミニャーニ(CT) ラボラトリオ・アルモニコ | |||
録音:2013年9月、サン・ジュゼッペ教会、モンテヴェッキオ・ディ・ペルゴラ。イタリア、セニガッリア近郊の教会で楽長を務めたと言う知られざる作曲家、ピエトロ・ポルフィリのカンタータ集。 | |||
ルドヴィコ・アントニオ・ロンカッリ(1654-1713): スペイン・ギターによるカプリッチョ・アルモニコ集〜 [組曲第1番−第4番/第7番/第8番] |
ジャコモ・パリンベッリ(G) | ||
ロンカッリはイタリアのギター奏者・作曲家・伯爵。作曲家としてのロンカッリの作品はここに収録の「スペイン・ギターによるカプリッチョ・アルモニコ集」が唯一とされる。この作品はイタリア式のギター・タブラチュアで書かれたもので、ソナタまたは組曲が9曲収められている。当盤にはその中から6曲を収録。いずれも5−7楽章で書かれており、イタリア・バロック期のギター作品を知るうえで極めて重要な作品といえる。 | |||
ヴァイオリンと低音楽器のためのソナタ集 ニコラ・フランチェスコ・ハイム(1678-1729): ソナタ[ハ短調/ニ短調/ハ短調/イ短調] マルティーノ・ビッティ(1656-1743):ソナタ [ハ長調/変ロ長調/ト長調/ト短調/ハ短調/ イ短調/ニ短調/へ長調] |
アレッサンドラ・タラモ(Vn) アンサンブル・レスピーギ | ||
全曲世界初録音。 17世紀〜18世紀初頭のイタリアで活躍した2人のイタリア人作曲家、ニコラ・フランチェスコ・ハイムとマルティーノ・ビッティ作曲による全曲世界初録音のヴァイオリンと低音楽器のためのソナタ集。 ニコラ・フランチェスコ・ハイムはドイツ系イタリア人の作曲家でありチェロ奏者、台本作家、古物研究家としても活躍。また当時のローマ枢機卿オットボーニのオーケストラ(指揮はコレッリ)でヴィオローネ奏者をつとめていた。ハイムの作品はオペラ、宗教曲、器楽曲が中心。イギリスに活躍の場を移した後はヘンデルのために台本を書き上げるなどロンドンでのイタリア・オペラの確立に重要な役割を果たした。 マルティーノ・ビッティはトスカーナ大公コモジ3世にヴァイオリン奏者として仕え、作曲家としても活躍した人物。宮廷首席ヴァイオリン奏者としての活動の傍ら、フィレンツェの宗教団体のオラトリオ公演に参加するなど作曲家としてよりもヴァイオリン奏者として名を馳せていた。ビッティの作品はその演奏経験に基づいた器楽曲、歌曲がほとんどでありその大半がヴァイオリンのための作品である。 アレッサンドラ・タラモは1999年よりボローニャ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団で第1ヴァイオリンをつとめる女性ヴァイオリン奏者。アンサンブル・レスピーギもこれまでTactusから多数のリリースを行っている中心アーテイスト。 | |||
ジョヴァンニ・マリア・カシーニ(1652-1719): オルガンのための「12の思い」 |
フランチェスコ・ タシーニ(Org) | ||
使用楽器:1719年、アントニオ・フェリーチェ・パルリシーニ製作(2004年、リッカルド・ロレンツィーニ修復)。 カシーニはフィレンツェ大聖堂のオルガニストや礼拝堂付き司祭などの要職を担い、17世紀後半から18世紀初期にかけて、イタリアで随一のオルガニストと称され、ヴェラチーニなどを育てたイタリア・バロックの音楽家。その作品はアレッサンドロ・スカルラッティからも絶賛されている。使用されたオルガンは、カシーニが亡くなった年に制作された歴史的楽器。 | |||
イポーリト・ゲッツィ(ca.1650-ca.1709): 3声のオラトリオ「アダム」/聖なる対話/ 聖週のための悲歌 |
ロベルト・カシオ(ディレクター) サン・ジャコモ・マッジョーレ・ カペラ・ムジカーレ | ||
全曲世界初録音。ゲッツィはシエナ出身で、アウグスチノ会の修道士、神学士、モンテプルチャーノ大聖堂の楽長としての活躍が伝えられている演奏は、ボローニャを拠点とする声楽と器楽のバロック演奏団体。 | |||
ジュゼッペ・ボノンチーニ、 アレッサンドロ・スカルラッティ: イタリア語カンタータ集 |
クリスティーナ・ミアテッロ(S) グイード・モリーニ(Cemb) アンドレア・フォッサ(Vc) | ||
オリンピアの嘆き〜A.スカルラッティ&ボノンチーニ:室内カンタータ集 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):花々の美しい母 ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):オリンピアの嘆き/いとしい人の優しい瞳 グロリア・バンディテッリ(Ms) エンリコ・ガッティ(Vn/ディレクター) アンサンブル・アウローラ[ルイジ・マンジョカヴァッロ(Vn) ロベルト・ジーニ(Vc) ルチアーノ・コンティーニ(リュート) グィド・モリーニ(Cemb)] | |||
録音:1988年1月5日-8日、サーラ・デル・ヴァザーリ、ボローニャ、イタリア|初発売:1988年|旧品番:TC-660001 [TC-67012001] 。イタリアで1700年前後に全盛期を迎えた室内カンタータ集。 | |||
マスチッティ、フォルナーチ、フェナローリ:アリア&ソナタ集 ミケーレ・マスチッティ(1664-1760): 2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ〔第10番/第11番/第12番〕 ( Op.4 より) ジャコモ・フォルナーチ(1598-?):愛の音楽の息吹第1巻より フェデーレ・フェナローリ(1730-1818):オルガン・ソナタ〔第2番/第3番/第5番/第7番/第8番/第9番〕 ラビリント・アルモニコ [エリザベッタ・パッルッキ(Ms) ピエルルイジ・メンカッティーニ、ジョヴァンニ・ロータ(Vn) ガリレオ・ディ・イリオ(Vc) ステファニア・ディ・ジュゼッペ(Cemb) マウリツィオ・マッフェッツォーリ(Org)] | |||
録音:2018年11月、メルゴ、イタリア。17世紀初めから18世紀終わりまでのイタリアでそれぞれ異なるスタイルで活動しながら、「イタリアのアブルッツォ州出身」という共通点で結ばれた3人の作曲家による声楽と器楽のための作品集。フランスでイタリアのスタイルを広める役割を果たした著名なヴァイオリニスト兼作曲家のミケーレ・マスチッティのヴァイオリン・ソナタ。重要な教師として活躍したフェデーレ・フェナローリのオルガン・ソナタ。そして、3人の中でもっとも古く、このCDに収録されたアリアのコレクションのみが現存しているジャコモ・フォルナーチの声楽作品を収録。 | |||
18世紀の愛の争い A.スカルラッティ:インテルメッツィ「パランドラーナとザンベルルッコ」 作曲者不詳(18世紀):セルヴァッジャとダメータ バルバラ・ディ・カストリ、マルセラ・ヴェンチューラ(A) ガストーネ・サルティ、チェーザレ・ラーナ(B) ロベルト・カーショ指揮カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ | |||
録音:2001年5月、2017月4月、ボローニャ、イタリア。モーツァルトも学んだと言われる、サン・ジャコモ・マッジョーレ教会の音楽院のたくさんのアーカイヴの中から、18世紀の幕間劇を取り上げた今作。男女のやり取りを描いた作品で、内容的にもアルトとバスのコミカルな歌声で軽快に歌い上げる楽観的な音楽が魅力となっている。 | |||
ピエロ・カパチェッリ・アルベルガーティ(1663-1735): マニフィカト/ オラトリオ「La Beata Caterina da Bologna Tentata di Solitudine」 |
ヴァレンティナ・ドメニカーリ(S) マルチェラ・ヴェンチュラ(A) アンドレア・フサーリ(T) ガストーネ・サルティ(B) ローベルト・カスチオ指揮 フォーテュナ・アンサンブル | ||
コレッリとも親交があったと言われ、ボローニャで活躍したイタリア作曲家、アルベルガーティの声楽作品集。多作な人で、器楽曲、宗教曲、カンタータなどを書いているが、最も優れているのは声楽曲であると言われる。 | |||
ピッロ・アルベルガーティ(1663-1735): 独唱のためのカンタータ Op.13 ビクトリア: 聖なるマリア/年老いし女は男子をみごもり/ 恐れるなマリア/我はハトのごとき美しき人を見たり/ 我はめでたきかな/喜びたまえ乙女マリア/ そなたの歩みのなんと美しきことか/アヴェ・マリア |
アンサンブル・ラ・フローラ | ||
アルベルガーティのカンタータと、ビクトリアの交唱&モテットを交互に演奏。 | |||
フランソワ・クープラン:「王宮のコンセール」より 「王宮のコンセール」より〔第3コンセール/第4コンセール〕/ 「趣味の融合、または新しいコンセール」〜第9番「愛の肖像」 クラウディア・ルーファ(Fl−tr) パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb) | |||
録音:1988年8月8日-11日、ボローニャ、イタリア|旧品番:TC-660301〔廃盤〕。発売当時に国内仕様でも発売された異色の名盤。フルート・パートがやや弱いが、聴きものはやはりパンドルフォとアレッサンドリーニである。TACTUS レーベルが発売したフランソワ・クープラン作品集は、2022年現在でも当録音が唯一。 | |||
ジャコモ・アントニオ・ペルティ: 受難オラトリオ「聖墓のイエス」(1685) |
セルジョ・ヴァルトロ指揮 カペラ・ムジカーレ・ディ・ サン・ペトローニオ | ||
ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661-1756): ミサ曲/主は言われた/マニフィカト |
シルヴィア・ヴァエンテ(S) パメラ・ルチアリーニ(S) グロリア・ バンディテッリ(A) ヴィンチェンツォ・ ディ・ドナート(T) ガストーネ・サルティ(B) パオロ・ファルディ指揮 ボローニャ・バロックo.、 コロール・テンポリス(cho.) | ||
ジャコモ・アントニオ・ペルティは60年という長期間、ボローニャの聖ペトロニオ大聖堂で楽長を務め、トレッリやマルティーニといった次代の巨匠を育てたイタリアの作曲家。聖ペトロニオ大聖堂のために作曲した「ミサ曲」は、熟達した作曲技法が発揮された壮麗な傑作。 | |||
ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661-1756):オラトリオ「ユダヤ人の指導者モーセ」(1685)
グローリア・バンディテッリ(Ms) エレーナ・ビスキュオラ(S) アルベルト・アレグレッツァ(T) マルコ・ブッシ(B) アンサンブル・レ・ナシオン | |||
録音:2011年8月、ブリジゲッラ、イタリア。世界初録音。ペルティは60年にわたりボローニャ、サン・ペトロニオ大聖堂の楽長を務め、ジュゼッペ・トレッリ、ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニを教えたイタリアの作曲家。当オラトリオは、5人のソロ、トランペット、弦楽器のための作品で、1685年にモデナで初演されている。 | |||
フランチェスコ・ガスパリーニ(1668-1727): 室内カンタータ集(全9曲) |
スザンナ・リガッチ(S) ガブリエレ・ミケーリ(Cemb) | ||
ガスパリーニはコレッリ、パスクィーニに師事し、アレッサンドロ・スカルラッティとの親交も厚かった作曲家。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ: カンタータと二重唱曲集 |
クリスティーナ・ ミアテッロ(S) 他 リナルド・アレッサンドリーニ | ||
アレッサンドロ・スカルラッティ: フルートと弦楽のための協奏曲集 |
フェデリコ・マリア・サルデッリ (Ft、リコーダー)指揮 モード・アンティクォ | ||
アレッサンドロ・スカルラッティ: 宗教的コンチェルト(モテット)集 Op.2 No.1-5 |
エマヌエラ・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
アレッサンドロ・スカルラッティ: 宗教的コンチェルト(モテット)集 Op.2 No.6-10 |
エマヌエラ・マルカンテ指揮 イル・ルッジェーロ | ||
アレッサンドロ・スカルラッティ: 室内カンタータ集 |
クリスティーナ・ミアテッロ(S) グローリア・バンディテッリ(Ms) アンサンブル・アウローラ | ||
録音:1988年/1989年。編集盤。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725): インテルメッツィ「パランドラーナとザンベルルッコ」 |
バルバラ・ ディ・カストリ (S;パランドラーナ) ガストーネ・サルティ (T;ザンベルルッコ) ロベルト・カスチオ指揮 フォルトゥナ・ アンサンブル | ||
世界初録音。膨大な数のオペラを書いたアレッサンドロ・スカルラッティのオペラの台本はほとんどが、「ドラマ・ペル・ムジカ(音楽のための劇)」。つまりシリアスな筋立てとハッピーエンドという明快な輪郭の台本によるものである。スカルラッティのオペラの手法は、レチタティーヴォからはっきりと分けられた多数の短いアリアを必要とするオペラの伝統を引き継いでおり、レチタティーヴォ、序曲、バレエ、インテルメッツォ、アリアがそれぞれ絶妙なコンビネーションで構成されている。「パランドラーナとザンベルルッコ」はオペラ「ドイツ王カール」の一部として書かれたインテルメッツォ。長い間、ボローニャ大学の図書館に保管されていた手稿譜が発見され、今回の録音となった。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725): 鍵盤楽器のための作品全集 Vol.1 アルペジオ/フーガ/クーラント/トッカータ/ 第1旋法のフーガ/第2旋法のフーガ/ 第3旋法のフーガ/トッカータ/トッカータ/ フーガ(アレグロ)/ チェンバロのためのトッカータ/トッカータ/ フーガ/フーガ/ トッカータ、ラルゴ、アレグロ、フーガ/ 第1旋法によるトッカータ第7番 |
フランチェスコ・ タシーニ(Cemb) | ||
フランチェスコ・タシーニは、ボローニャ音楽院出身で学んだイタリアの鍵盤奏者。イタリア音楽のスペシャリストで、タクトゥスを中心に、当盤発売までに45枚のディスクをリリースしている。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):鍵盤作品全集 Vol.4 モデラート ハ短調/チェンバロのためのトッカータ ハ長調/トッカータ第4番 イ短調/ヴィヴァーチェ イ短調/ 第1旋法によるトッカータ/アレグロ ト短調/トッカータ第3番 ト長調/トッカータ ハ長調/ トッカータ イ短調/トッカータ ニ短調/チェンバロのためのトッカータ ヘ長調/トッカータ ト長調 フランチェスコ・タシーニ(Cemb) | |||
録音:2011年10月、マッサ・フィナレーゼ、モデナ。使用楽器:18世紀 フェラーラ(イタリア)、制作者不明。アンドレア・マシナンティとフランチェスコ・タシーニが監修し、ボローニャの出版社ウト・オルフェウス [Ut Orpheus] から12年をかけて発表された全6巻の鍵盤作品全集楽譜と連携したプロジェクト。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ:鍵盤作品全集 Vol.5 トッカータ〔ホ短調/ニ短調/ニ短調/ニ長調/ニ長調/ト長調/ニ長調/変ロ長調〕/フォリア ニ短調/ アレグロ〔ニ短調/ト短調/ニ長調〕/アンダンテ〔イ短調/ト長調〕/フーガ ホ短調/ソナタ ヘ長調 フランチェスコ・タシーニ(Org) | |||
録音:2014年11月。使用楽器:カルロ・セラッシ Op.44 、1836年建造。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):鍵盤作品全集 Vol.6 トッカータ〔イ短調/第2番 イ短調/第5番 ト長調/第6番 ト長調/ニ短調/第4番 イ長調〕/ アルペッジョとトッカータ ト短調/序奏と変奏/パルティータ ニ短調/トッカータとフォリア イ長調 フランチェスコ・タシーニ(Cemb|使用楽器:製作者不明〔フェッラーラ〕、 イタリアン、17世紀製、オリジナル[ロベルト・マッティアッツォ〔ボローニャ〕、2001年修復]) | |||
録音:2015年10月、スタジオ・ジュゼッペ・モナーリ、モデナ、イタリア。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):シンフォニア&協奏曲集 合奏協奏曲形式の12のシンフォニア(1715)〔第1番−第6番(*) /第7番−第12番(#) 〕/ フルート、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ホ短調(*) / フルートと通奏低音のための2つのシンフォニア〔ト長調/ヘ長調〕(#) エンリコ・カサッツァ指揮アカデミア・デッラ・マニフィカ・コムニタ | |||
録音:2001年5月、パドヴァ(#) /2003年10月、ロヴィーゴ(*)、共にイタリア|初発売:2003年(#) /2007年(*) |旧品番:TC-661906 (*) & TC-661907 (#) のセット化。様々な編成による「12のシンフォニア」(1715) と、フルートのための協奏曲&シンフォニアを収録したもの。マニフィカ・コムニタは1990年から活動を開始したイタリアのバロック・アンサンブル。これまでにタクトゥスから、フランチェスキーニ、ロンバルディーニ、ストラデッラ、タルティーニ、ヴェラチーニ、そしてA.スカルラッティのディスクをリリースしている。アンサンブルを率いるヴァイオリン奏者エンリコ・カサッツァ〔カザッツァ〕は、カルミニョーラ、ビオンディ、ウォルフィッシュといった名匠たちからバロック奏法を学んだ才気あふれるイタリアのアーティスト。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ:鍵盤作品全集 Vol.7 (完結編?) フーガ〔第1番 ニ短調/第2番 ニ短調/第3番 ニ短調/第4番 ホ短調/第5番 ホ短調/第6番 ヘ長調/ 第7番 ヘ長調/第8番 ト長調/第9番 ト長調/第10番 イ短調/第11番 イ短調/第12番 ハ長調/ 第13番 ハ短調/第14番 ハ長調/第15番 ニ長調/ハ長調〕/ Varie partite obbligate al basso ハ長調/アンダンテ ハ長調/ Tastatura ハ長調/ トッカータ〔 per cembalo イ長調/ト長調/第9番 ト長調/第4a番 ホ短調〕 フランチェスコ・タシーニ(Org/Cemb) | |||
録音:2015年-2019年。ナポリ楽派の始祖的存在であるアレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)の鍵盤作品の全曲を網羅するシリーズの第7巻。この2枚組でフランチェスコ・タシーニはA. スカルラッティの鍵盤用作品をすべて録音したことになる。最初に収録された15のフーガは、ピアチェンツァのサンタ・マリア・ディ・カンパーニャ大聖堂の歴史的オルガンで演奏されている。 | |||
アダージョとカンタービレ〜イタリアのアダージョ アルビノーニ(1671-1750):アダージョ ト短調 アレッサンドロ・マルチェッロ(1669-1747): オーボエ協奏曲 ニ短調〜第2楽章「アダージョ」 ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲 ハ長調RV.779 〜第3楽章「ラルゴとカンタービレ」 ナポリ民謡:光差す窓辺(ハープ独奏) ドニゼッティ(1797-1848): ヴァイオリンとハープのための ラルゲットとアレグロ ト短調〜ラルゲット/ オーボエ・ソナタ ヘ長調〜ソロ レスピーギ(1879-1936): 弦とオルガンのためのアリア ト短調P 32 オレステ・ラヴァネッロ(1871-1938): ハープとオルガンのための「前奏曲=子守歌」 (ヴァイオリンとオルガン版) ヴィルジーリオ・ランザート(1883-1937): ハープ、ヴァイオリンとオルガンのための 「夕方の祈り」 ジュゼッペ・ムレー(1885-1951): チェロとピアノのためのラルゴ(オルガン独奏版) ピエル・パオロ・スカットリン(1949-): Piccola suite natalizia ニーノ・ロータ(1911-1979):哀歌 ゴッフレード・ジャルダ(1886-1973):哀歌 エンニオ・モリコーネ(1928-):ガブリエルのオーボエ ルカ・サルヴァドーリ:Danze per Circe |
ジュリアーノ・ ジュリアーニ(Ob) コンスタンス・フレイ(Vn) エマヌエラ・デグリ・ エスポスティ(Hp) アンドレア・ マンシナンティ(Org) アンジェラ・トロイロ(Vo) | ||
アルビノーニ、マルチェッロからロータ、モリコーネまで、古今のイタリア人作曲家たちによる珠玉の“アダージョ "集。作品ごとにオーボエとヴァイオリンが交代で主役を務めたり、オルガン伴奏によるデュオを組んだりと編成を変えながら優美で物悲しい名旋律を届けてくれる。オーボエ、オーボエ・ダモーレ、イングリッシュ・ホルンを持ち替えて瑞々しい音色を奏でているジュリアーノ・ジュリアーニは、ボローニャ歌劇場室内o.の奏者やボローニャ音楽院のオーボエ科教授を務めるイタリア・オーボエ界の重鎮。バックミュージックやヒーリング・ミュージックとしても効果的。 | |||
In Turbato Mare Irato 〜バロック第2期の技巧的アリア集 [Virtuoso Arias of the 2nd Baroque] #CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載は堅くお断り致します ヴィヴァルディ(1678-1741):モテット「渦巻く海で」 RV 627 エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニ(1708-1775): 歌劇「デモフォーンテ」〜アリア「哀れな幼な児」 ヘンデル(1685-1759):歌劇「セルセ」〜オンブラ・マイ・フ/ 歌劇「リナルド」〜私を泣かせて下さい ジェミニアーノ・ジャコメッリ(1692-1740): 歌劇「メローペ」〜アリア「妻よ、私が判らないのか」(*) エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニ: 歌劇「デモフォーンテ」〜アリア「賢明ならば我に尋ねよ [Prudente mi chiedi] 」 フランチェスコ・ディヴィート(ソプラニスタ) フラヴィオ・エミーリオ・スコーニャ指揮ベネデット・マルチェッロ室内o. | |||
現地発売:2011年11月。(*)はヴィヴァルディの歌劇「バヤゼット」に転用され、長年ヴィヴァルディ作と誤認されていた。 | |||
ラ・プリマ・ディーヴァ〜ファウスティーナ・ボルドーニのためのアリア集 サッロ:歌劇「捨てられたディドーネ」〜シンフォニア / トッリ:歌劇「グリゼルダ」〜Se amori ascoltero カルダーラ:歌劇「ヴェンツェスラオ」〜 Egra e languente / サッロ:歌劇「アスティアナッテ」〜シンフォニア/ 歌劇「パルテノーペ」より〔 Per abbattere il mio core / Begli occhi del mio ben 〕 ボノンチーニ:歌劇「グリセルダ」〜シンフォニア/ ヘンデル:歌劇「アレッサンドロ」〜 Alla sua gabbia d'oro / ハッセ:歌劇「ヴィリアーテ」より〔 Si quei ferri / Non sdegnarti 〕 アガタ・ビエンコウスカ(Ms) イラ・ホックマン(Cemb)指揮バロックヴェルク・ハンブルク | |||
イタリア後期バロック時代のプリマ・ディーヴァで、世紀の美声と称えられたファウスティーナ・ボルドーニ(1697-1781)にまつわるオペラ・アリアとシンフォニア集。 | |||
ルネサンスからバロックにかけてのプーリア〜ナポリにおけるオルガンの伝統 ガエターノ・グレコ(1657-1728):インタボラトゥーラ / 作曲者不詳(ガリポリ、18世紀):パストラーレ ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):シャコンヌ / レオナルド・レーオ(1694-1744):パストラーレ アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):フーガとジーグ ニ長調 ジャコモ・インサングイネ(1728-1795):オルガンのためのソナタ ロッコ・ロディオ(1530-1607):第3リチェルカータ/第5リチェルカータ ニコラ・ボニファチオ・ログロスチーノ(1698-1764):ソナタ ト長調/ソナタ 変ロ長調 フェデレ・フェナローリ(1730-1818):パストラーレ ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):オルガンのためのソナタ ニコラ・ポルポラ(1686-1768):全音階・異名同音・半音階のフーガ マルゲリータ・シッドゥルロ(Org) | |||
録音〔使用楽器〕:2018年11月、サンタントニオ教会、モーラ・ディ・バーリ、プーリア州、イタリア〔ペトルス・デ・シモーネ、1747年制作〕。プーリア(プッリャ)州のヒストリカル・オルガンを用いた、当地のオルガン作品集。アレッサンドロ・スカルラッティやニコラ・ポルポラ、レオナルド・レーオ、ニコロ・ヨンメッリ、ジョヴァンニ・パイジェッロなど、ナポリ楽派の先駆者から前期・後期のナポリ楽派まで、各時代を代表する偉大な作曲家たちの作品が選ばれている。 | |||
トマーゾ・アルビノーニ: 協奏曲集(5声) Op.5(1710) Nos.1-6 |
アンナ・トレンティン指揮 ラ・カメリステ | ||
トマーゾ・アルビノーニ: 協奏曲集(5声) Op.5(1710) Nos.7-12 |
アンナ・トレンティン指揮 ラ・カメリステ | ||
トマーゾ・アルビノーニ: 協奏曲集(5声) Op.7(1716) Vol.1 |
パオロ・ポッラストリ(Ob)指揮 シンフォニア・ペルジーナ | ||
トマーゾ・アルビノーニ: 協奏曲集(5声) Op.7(1716) Vol.2 |
パオロ・ポッラストリ(Ob)指揮 シンフォニア・ペルジーナ | ||
ディオジェニオ・ビガーリャ: リコーダーと通奏低音のための7つのソナタ Op.2 |
マリア・ジョヴァンナ・ フィオレンティーノ指揮 フィオーリ・ムジカーリ | ||
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):カンタータとソナタ集 よい香りの生垣で/ささやくオーラ/チェンバロのためのディヴェルティメント〔第4番/第6番〕/チェロ・ソナタ/ Lungi dalla mia Filli / Amo si, ma non so dire / Dove bambino rivo /遠くにいる私(世界初録音) アウラータ・フォンテ [神谷美穂(S) ペリクリ・ピーテ(Vc) ヴァレリア・モンタナーリ(Cemb)] | |||
録音:2018年11月。アウラータ・フォンテの神谷美穂のソプラノが柔らく響く、ジョヴァンニ・ボノンチーニのカンタータとソナタ集。ボノンチーニは、モデナ出身で父はヴァイオリニスト兼作曲家、弟は作曲家という音楽一家に育ちました。ボノンチーニ自身もチェロを学び作曲家として活躍する。その活躍は目覚ましくヨーロッパ各地に渡り、ミラノ、ローマやウィーン、ロンドンにパリと当時彼が多くの評価を受けていたのが窺える。 | |||
アンジェロ・ミケーレ・ベッセーギ(1670-1744): ヴァイオリン独奏とヴィオローネ、またはチェンバロのための室内ソナタ集 Op.1 (1710) 〔第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/第6番/第7番/第8番/第9番/第10番/第11番/第12番〕 オペラ・クヴィンタ [ファブリツィオ・ロンゴ(Vn) ロシータ・イッポリート(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ファビアーノ・メルランテ(アーチリュート/バロックG) ヴァレリア・モンタナーリ(Cemb)] | |||
録音:2015年12月、バニャカヴァッロ、イタリア。シチリア島メッシーナ出身のバロック・ヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ロンゴと自らが創設したアンサンブル、オペラ・クヴィンタによるイタリア・バロックの遺産の発掘。前作「パンドルフィ・メアッリのソナタ集(TC-621602)」に続くのは、ボローニャ出身の作曲家、ヴァイオリニスト、チェンバロ奏者であったアンジェロ・ミケーレ・ベッセーギ(1670-1744)が作曲し、1710年に出版された室内ソナタ(ソナタ・ダ・カメラ)集。10年前に出版されたコレッリのヴァイオリン・ソナタ集 Op.5の影響も大きくみられる作品を、ファブリツィオ・ロンゴの躍動感と色彩にあふれたヴァイオリンで彩る。 | |||
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):教会音楽集 シンフォニア第4番「キリストの死と埋葬」/ ミサ・ドロローサ/聖なるモテット |
ヴァレンティーノ・エルマコーラ (Org、Cm)指揮 イル・チメント・ デリ・アフェッティ スコラ・カントルム・ S.ステファノ | ||
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):室内ソナタ集 Op.2 & チェロ・ソナタ集 2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ集 Op.2 (*) / チェロと通奏低音のためのソナタ集(#)〔イ長調/ニ長調/ト長調/ニ短調/ヘ短調/変ロ長調/ニ短調〕 マルコ・フレッツァート(Vc;#) ディエゴ・カンタルーペ(テオルボ)指揮 アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ | |||
録音:1999年7月5日-7日、 Biblioteca dell'Abbazia di San Giovanni, パルマ(*) /2000年1月21日-24日、 Sala del Podestà di Soresina, クレモナ(#) 、すべて イタリア | (P) 2000 |旧品番:TC-670301 (*) と TC-670302 (#) 〔共に廃盤〕のセット化。 カルダーラが残した器楽作品は多くはないが、当時から高い評価を受けていた。 | |||
アッツォリーノ・ベルナルディーノ・デッラ・チャイア(1671-1755): 鍵盤楽器のための作品全集 ソナタ〔第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/第6番〕/オルガンのための12の主題/ オルガンのための6つのリチェルカーレ/ミサ曲/牧歌 マーラ・ファネッリ(Cemb) オリンピオ・メドーリ(Org) パオロ・ファンチュラッチ(Vo) | |||
録音:2011年11月、マッサ・フィナレーゼ、モデナ、イタリア。世界初録音。 アッツォリーノ・ベルナルディーノ・デラ・チャイアはシエナに生まれ、 聖ステファノ騎士団の一員となり、16年に及ぶ船旅に参加。騎士団評議員、貴族秘書、司祭、修道会会長などを務めたイタリアの作曲家。 アレッサンドロ・デッラ・チャイア(1605頃-1670頃)との血縁関係は不明だが、アレッサンドロもシエナと関りがあった。 マーラ・ファネッリはコープマンの弟子、オリンピア・メドーリは2016年現在、フィレンツェ・サン・フィリッポ・ネーリ教会のオルガニスト。 | |||
カルロ・アントニオ・マリーノ(1670-1735):弦楽と通奏低音のための作品集 4つのソナタOp.3(5声)/3つのソナタOp.6(4声)/4声の協奏曲 ナターレ・アルノルディ指揮カルロ・アントニオ・マリーノ室内o. | |||
録音:2011年7月、ベルガモ。全曲世界初録音。マリーノはイタリアのベルガモで、ヴァイオリン奏者、作曲家として活躍し、サンタ・マリア・マッッジョーレ教会に音楽家として仕えた。弦楽のためのソナタ集はコレッリからの影響が見られる。 | |||
カルロ・アントニオ・マリーノ(1670-1735):弦楽と通奏低音のための協奏曲とソナタ集 5声の協奏曲/ヴァイオリン・オブリガート付き5声の協奏曲/ ソナタ集 Op.6 より〔 Nos.2 (*) , 4 (*) , 8, 10, 12(3声;*/4声;無印)〕 ステファノ・モンタナーリ(Vn) ナターレ・アルノルディ指揮 アンサンブル・バロッコ・カルロ・アントニオ・マリーノ | |||
録音:2014年11月、アルビーノ、イタリア。1995年から2012年まで、オッターヴィオ・ダントーネ率いるアカデミア・ビザンティーナで第1ヴァイオリンを務め、近年は指揮者としても活躍するステファノ・モンタナーリによる、ベルガモ近郊のアルビーノ出身で、サンタ・マリア・マッジョーレ教会に仕え、ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、チェロ奏者、そして作曲家として活躍したバロック後期イタリアの作曲家マリーノの作品集。 | |||
フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737): 12のソロ(ロンドン|1724頃) ソナタ〔第1番(*) /第2番(*) /第3番(#) /第5番(+) /第4番(*) /第6番(*) / 第7番(*) /第8番(*) /第9番(#) /第10番(+) /第11番(*) /第12番(*) 〕/ 練習のためのチェンバロによるトッカータ(#)〔第1番/第2番〕 アルモニア・デッレ・スフェーレ [ダニエーレ・サルヴァトーレ(リコーダー;*/Fl;+) ペリクリ・ピーテ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/Vc) シルヴィア・ランバルディ(Cemb;#)] ペドロ・アルカセル・ドリア(テオルボ/バロックG) | |||
録音:2016年10月、ヴォギエーラ、イタリア。ピリオド・アンサンブル、アルモニア・デッレ・スフェーレのリーダーを務めるフルート奏者&研究家、ダニエーレ・サルヴァトーレが吹く、1724年頃にロンドンで出版されたマンチーニの12のソナタ集。ナポリ楽派の代表的作曲家であり、オペラとオラトリオでも音楽史に大きく貢献したフランチェスコ・マンチーニ(1672-1737)による、もっとも野心的な器楽作品の1つを紹介。 | |||
ジョヴァンニ・マリア・オルランディーニ(1675-1760): 3つのインテルメッツォ「イル・ジョカトーレ」 |
ヴィルジリオ・ビアンコーニ(Br) マリア・ピア・モリオン(S) フランチェスコ・モイ(Cemb) サンドロ・ヴォルタ指揮 シンフォニア・ペルジーナ | ||
フィリッポ・サウリ(17世紀-18世紀): マンドリン独奏のための6つのパルティータ 〔第1番−第6番/第5番(マンドリン&通奏低音ヴァージョン)(*) 〕 ダヴィデ・レブッファ(マンドリン) ロザンナ・トゥローネ(Cemb;*) | |||
録音:2013年5月、9月、イタリア。フィレンツェ出身でウィーンのハプスブルク宮廷のテオルボ奏者として活躍したと伝わる17〜18世紀の音楽家、フィリッポ・サウリ(17〜18世紀)。同じくウィーンのハプスブルク宮廷のテオルボ奏者だったフランチェスコ・コンティ(1681-1732)とは、コンティの歌劇「友情の勝利(Il trinonfo dell'amicizia)」の2本のマンドリンによるオブリガード・パートを共に担当、親交が深かったと伝えられている。サウリが遺したマンドリンのための6つのパルティータを蘇演したのは、ジェノヴァ音楽院で研鑽を積んだ後、名匠ホプキンソン・スミスにリュート、テオルボ、ビウエラを学んだイタリアの撥弦楽器奏者ダヴィデ・レブッファ。バロック時代の後期におけるマンドリンのための音楽の形式の重要な変化を示しているこの「6つのパルティータ」では、17〜18世紀当時の2台のヒストリカル・マンドリン(ステファノ・フランキ1727年製作(フィレンツェ)、製作曲者不詳17〜18世紀製作)を弾き分け、作曲当時の響きを再現している。貴重なヒストリカル・マンドリンの音色、ハプスブルク宮廷で活躍した知られざるイタリアの音楽家の秀作をお楽しみ頂きたい。 | |||
アントニオ・ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集(Vol.1) RV427/RV533/RV438/RV429/RV436/RV440 |
フェデリコ・マリア・ サルデッリ(Ft)指揮 モード・アンティクォ | ||
アントニオ・ヴィヴァルディ: オーボエ・ソナタ RV28/RV34/RV48/RV51/RV53/RV81 ヘンデル氏の低音に基づくソナタ(4声) |
パオロ・ポッラストリ(Ob)指揮 ヴィヴァルディ・コンソート | ||
アントニオ・ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集 Vol.2 協奏曲 RV783/RV431/RV432(断章)/シンフォニア RV68 ソナタ RV48/RV51/カンタータ「疑いの影差して」 |
フェデリコ・マリア・ サルデッリ(Ft)指揮 モード・アンティクォ | ||
ヴィヴァルディ:オーケストラ抜きの協奏曲集 室内協奏曲 RV107/RV94/RV99/RV101/RV88/RV103 |
ヌオーヴォ・クィンテット・ ディ・ヴェネツィア (リコーダー/Ft、Ob、 Vn、Fg) | ||
ヴィヴァルディ:カンタータ集 Vol.1 「愛よ、おまえの勝ちだ」 RV651 「エルヴィーラ、わが魂よ」 RV654 「そよ風よ、おまえはもはや」 RV652 「いとしきおまえと別れて」 RV661 「おまえの心はよくわかる」 RV668 「心なく生きる人も」 RV664 |
ロッサーナ・ベルティーニ(S) フェデリコ・マリア・ サルデッリ指揮 モード・アンティクォ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」にまるごと収められている。 | |||
ヴィヴァルディ:カンタータ集 Vol.2 「春風が草を渡り」 RV669 「夜も更けて」 RV655 「立ち去る波のざわめきに」 RV657 「生まれついたる厳しさで」 RV658 「山鳩を求めてむなしく」 RV659 「蝶々は舞う」 RV660 |
エレーナ・ チェッキ=フェーディ(S) フェデリコ・マリア・ サルデッリ指揮 モード・アンティクォ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」に半数が収められている。 | |||
ヴィヴァルディ:カンタータ集 Vol.3 「涙の泉今ぞ乾け」 RV656 「物思いにふけらず」 RV665 「天に紅の光立ち」 RV667 「遅かったのか」 RV662 「かわいいナイチンゲール」 RV796 「哀れなわが心」 RV653 |
ニッキー・ケネディ(S) フェデリコ・マリア・ サルデッリ指揮 モード・アンティクォ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」に半数が収められている。ソプラノのケネディはびっくりするような美人。 | |||
ヴィヴァルディ:器楽付き独唱カンタータ集 憧れのひとみのもとへ RV682/ため息ついて何になろう RV679 何ゆえかくもたおやかに RV681/恋人から遠く離れて RV680 疑いの影さして RV678/腕の震え RV799 |
ニッキー・ケネディー(S) モード・アンティクォ | ||
ヴィヴァルディのカンタータにはアレッサンドロ・スカルラッティの手法を模したものが多い。ここに収録の作品はアリアとレチタティーヴォが交互に入れ替わるもので、ヴィヴァルディらしい美しい旋律が十分堪能できる。 | |||
アントニオ・ヴィヴァルディ:オペラ・アリア集 | アンジェロ・マンゾッティ (男性ソプラノ) パオロ・ファルディ指揮 ボローニャ・バロックo. | ||
アントニオ・ヴィヴァルディ:オルガン独奏用に編曲された協奏曲集 | ロベルト・ロレッジャン(Cemb) | ||
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):チェンバロ用に編曲された協奏曲集 アントニオ・ヴィヴァルディ/編曲者不詳: 協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」 ニ短調 (ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」〜 ト短調 Op.4 No.6)/ 協奏曲 へ長調(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜 ヘ長調 Op.3 No.7)/ 協奏曲「ラ・ストラヴァガンツァ」 変ロ長調 (ヴァイオリン協奏曲集「ラ・ストラヴァガンツァ」〜 変ロ長調 Op.4 No.1) アントニオ・ヴィヴァルディ/J.S.バッハ編曲: 協奏曲 イ長調(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜 イ長調 Op.3 No.5)/ 協奏曲 ニ長調 BWV972(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜 ニ長調 Op.3 No.9)/ 協奏曲 ト長調 BWV973(ヴァイオリン協奏曲集〜 ト長調 Op.7 No.8)/ 協奏曲 ハ長調 BWV976(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜 ホ長調 Op.3 No.12)/ 協奏曲 へ長調 BWV978(合奏協奏曲集「調和の霊感」〜 ト長調 Op.3 No.3) ロベルト・ロレッジャン(Cemb) | |||
ヴィヴァルディ:マンドリン、リュートのための協奏曲と三重奏曲集 協奏曲ト長調 RV532(2つのマンドリンと通奏低音のための) 三重奏曲ハ長調 RV82(ヴァイオリン、リュートと通奏低音のための) 協奏曲ニ長調 RV93(2つのヴァイオリン、リュートと通奏低音のための) 三重奏曲ト短調 RV85(ヴァイオリン、リュートと通奏低音のための) 協奏曲ハ長調 RV425(マンドリンと通奏低音のための) 前奏曲 RV56(マンドリンと通奏低音のための) |
ドロン・アンサンブル [カルロ・アオンツォ、 パオラ・エスポジート (マンドリン) サンドロ・ヴォルタ (リュート、マンドリン) パトリツィア・デル・チオット、 バルバラ・ボガニーニ(Vn) ソニア・ジャカローネ(Vc) | ||
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741): 管楽器のための協奏的ソナタ集 ソナタ ト短調 RV.58/ リコーダーとファゴットのためのソナタ イ短調 RV.86/ ソナタト長調 RV.57/ チェロ・ソナタ変ロ長調 RV.47/ ソナタ ト短調/協奏曲ト短調 RV.103 |
コレギウム・プロ・ムジカ [ステファノ・バリャーノ (リコーダー) パオロ・トニョン(Fg) ルジェーロ・ ヴァルトロ(Ob) アルベルト・ ピサーニ(Vc) ピエル・ マリオ・グロッソ (Cemb) ジャンジャコモ・ ピナルディ (テオルボ)] | ||
ピリオド楽器使用。 | |||
ヴィヴァルディ:室内ソナタ集 Op.1 Nos.1-6 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:室内ソナタ集 Op.1 Nos.7-12 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.2 Nos.1-6 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.2 Nos.7-12 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:協奏曲集 Op.3「調和の霊感」 Nos.1-6 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:協奏曲集 Op.3「調和の霊感」 Nos.7-12 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」にまるごと収められている。 | |||
ヴィヴァルディ: 協奏曲集 Op.4「ラ・ストラヴァガンツァ」 Nos.1-6 |
アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」にまるごと収められている。 | |||
ヴィヴァルディ: 協奏曲集 Op.4「ラ・ストラヴァガンツァ」 Nos.7-12 |
アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」にまるごと収められている。 | |||
ヴィヴァルディ: 1つあるいは2つのヴァイオリンのための6つのソナタ Op.5 |
アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」にまるごと収められている。 | |||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.6 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.7 Nos.1-6 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.7 Nos.7-12 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集 Op.8「和声と創意の試み」 Nos.1-6 |
アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集 Op.8「和声と創意の試み」 Nos.7-12 |
アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集 Op.9「ラ・チェトラ」 Nos.1-6 |
アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」にまるごと収められている。 | |||
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集 Op.9「ラ・チェトラ」 Nos.7-12 |
アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
BRILLIANT レーベルの「ヴィヴァルディ・マスターワークス」にまるごと収められている。 | |||
ヴィヴァルディ: フルートと弦楽のための6つの協奏曲 Op.10 |
アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.10 Nos.1-6 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.10 Nos.7-12 | アルベルト・マルティーニ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ヴィヴァルディ:ソナタ&協奏曲集 協奏曲 ハ長調RV.554/ ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲集 [ニ短調RV.541/ヘ長調RV.542/ ハ短調RV.766/ヘ長調RV.767/ リコーダー・ソナタ[ヘ長調RV.52/ニ短調] |
イル・ロシニョーロ | ||
イタリアのバロック・アンアンサンブル「イル・ロシニョーロ」は、イタリア・バロック時代の作品の世界初録音や初演を手がけるなど、17世紀の作品を主なレパートリーとして活躍中。今回のヴィヴァルディ・アルバムでは、ヴァイオリンとリコーダーの独奏によるソナタと協奏曲を収録している。 | |||
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集 [RV.483/RV.485/RV.497/RV.501/RV.498/RV.484/RV.502] |
パオロ・カルリーニ(Fg) アカデミア・フィラルモニチ・ ディ・ヴェローナ | ||
パオロ・カルリーニはトスカーナ・オーケストラの首席ファゴット奏者を務めている。 | |||
オルガン用に編曲されたヴィヴァルディの協奏曲集 ヴィヴァルディフランチェスコ・タジーニ編曲: ヴァイオリン協奏曲; ト短調 RV.328/イ短調 RV.356/ハ長調 RV.180/ ト短調 RV.333/ニ長調 RV.206/ 協奏曲 ハ長調 RV.144/トリオ・ソナタ ホ短調 RV.67 |
フランチェスコ・タジーニ(Org) | ||
ヴィヴァルディの作品の編曲は、バッハ、ヨハン・ゴットフリート・ヴァルターによって行われたものが良く知られている。今回、タジーニはバッハ、ヴァルターの編曲手法を模してオルガン用に編曲。ボローニャのサンタ・マリア教会に2003年新しく設置されたオルガンを使用。 | |||
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集 〔変ホ長調 RV.483/ニ短調 RV.481/ヘ長調 RV.488/変ロ長調 RV.502/ ヘ長調 RV.489/ハ長調 RV.474/変ロ長調「夜」RV.501〕 |
ロベルト・ジャッカーリャ(Fg) アンサンブル・レスピーギ | ||
発売:2005年。限定盤(廃盤)品番:TC-2524。ロベルト・ジャッカーリャはイタリアの名門フェニーチェ歌劇場管弦楽団で首席ファゴット奏者を務める実力者。お国物であるヴィヴァルディの協奏曲集をサポートするのはTactusの看板アンサンブル・レスピーギ。洗練された音色で安定感に満ちたヴィヴァルディを聴かせる。 | |||
ヴィヴァルディ: 「和声と創意への試み」Op.8 〜ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 アドリアーノ・グァルニエリ(1947-):四季(*) |
マルコ・ロリャーノ(Vn;#) アンナマリア・モリーニ(Fl) フェデリコ・フェッリ指揮 アンサンブル・レスピーギ | ||
(*)は世界初録音。使用楽器:1750年、P.A.テストーレ製(#)。 アンサンブル・レスピーギの新作。前回のタルティーニ「悪魔のトリル」に続くのは名作中の名作であるヴィヴァディの「四季」。カップリングの(*)(6楽章でこのCDでは約26分)は現代風の作品と思いきや、各所にヴィヴァルディ「四季」のフレーズが散りばめられている。ヴァイオリンのロリャーノは1967年ローマ出身。スウェーデンでのデビューを皮切りに国際的な活躍を見せている。使用のヴァイオリンはもしかするとビオンディがシューマンのソナタ(OPUS111)で録音に使用した物と同じか?(年代と制作者は合致)。 | |||
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集 ハ長調 RV.449/ニ短調 RV.454/イ短調 RV.461/ ハ長調 RV.451/ト短調 RV.460/ヘ長調 RV.455 |
パオロ・グラツィア(Ob) アンサンブル・レスピーギ | ||
イタリアの名門ボローニャ歌劇場管弦楽団の首席オーボエ奏者をつとめるパオロ・グラツィアは、1994年国際オーボエ・コンクール東京で第1位を獲得した。オーボエ特有の艶のある音色を自在に駆使した好演奏。 | |||
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):鍵盤楽器のための稀少作品集 ヴィヴァルディ:協奏曲集〔ヘ長調RV.584 /ニ短調RV.541 〜第2楽章/ ヘ長調RV.775(アンメット補完)/ハ長調RV.774(アンメット補完)〕 J.S.バッハ:協奏曲第8番 ロ短調BWV.979 ヴィヴァルディ:シンフォニア イ長調RV.Anh.85 J.G.ヴァルター:協奏曲 ロ短調 ヴィヴァルディ:協奏曲集〔ハ短調RV.766 /ト長調 Op.3 No.3, RV.310 / ハ長調RV.Anh.76 〜第2楽章(タルボット補完)〕/ ラルゴとアンダンテRV.746/協奏曲 ヘ長調RV.767 ファブリツィオ・アンメット(Vn/ディレクター)スポレート・オルフェオ・アンサンブル | |||
世界初録音曲を含む。未完に終わった楽曲を含むヴィヴァルディ自身による作品と、後の作曲家たちがヴィヴァルディ作品を題材として作った2種類をカップリングした稀少作品集。未完成作品である RV.775, RV.774, RV.Anh.76 の補筆完成版や、トレッリのヴァイオリン協奏曲が原曲という説が有力なバッハの「協奏曲第8番 ロ短調BWV.979」では、敢えてヴィヴァルディの「RV.Anh.10」が原曲という説を取り入れている。スポレート・オルフェオ・アンサンブルは、ペルージャ出身のバロック・ヴァイオリン奏者ファブリツィオ・アンメットがディレクターを務めるピリオド・アンサンブル。1988年の結成以来、歴史に埋もれた作品や曰く付きの作品などを積極的に取り上げている。 | |||
ヴィヴァルディ: オーボエと通奏低音のための協奏曲集 オーボエ協奏曲 ハ長調RV.450/ 2つのオーボエのための協奏曲 イ短調RV.536/ オーボエ協奏曲 ハ長調RV.447/ 2つのオーボエのための協奏曲 ハ長調RV.534/ オーボエ協奏曲 ヘ長調RV.457/同 ニ長調RV.453/ 2つのオーボエのための協奏曲 ニ短調RV.535 |
パオロ・グラツィア、 ロベルト・ヴァレリアーニ(Ob) アンサンブル・レスピーギ [2Vn、Va、Vc、Cb、 アーチリュート、Cemb] | ||
浜松国際管楽器アカデミーの講師としても来日しているボローニャ歌劇場管の首席オーボエ奏者グラツィア、同じくボローニャ歌劇場管で活躍していたヴァレリアーニをメインとした、現在Tactus の中核団体の1つ、アンサンブル・レスピーギによるヴィヴァルディの協奏曲集。 | |||
ヴィヴァルディ: オーボエと通奏低音のための協奏曲集 Vol.3 [イ短調RV.462/ハ長調RV.452/ヘ長調RV.456/変ロ長調RV.464/ ハ長調RV.448/変ロ長調RV.465/イ短調RV.463] |
パオロ・グラツィア(Ob) アンサンブル・レスピーギ | ||
ボローニャ国立音楽院を首席卒業、特別栄誉賞受賞という輝かしい経歴を持ち、現在は名門ボローニャ国立歌劇場o.の首席奏者を務めるイタリアのトップ・オーボイスト、パオロ・グラツィアのヴィヴァルディ第3弾。 | |||
ヴィヴァルディ: ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.2より [第2番 イ長調RV.31/第3番 ニ短調RV.14/ 第1番 ト短調RV.27/第4番 ヘ長調RV.20/ 第5番 ロ短調RV.36/第6番 ハ長調RV.1] |
マルコ・セリーノ(Vn;*) マルコ・テストーリ(Vc) フランチェスコ・ チェラ(Cemb) ルカ・マルコナート(テオルボ) | ||
使用楽器:ストラディヴァリ "Von Beckerath" 、1720年製作(*) 1709年にヴェネツィアで出版され、コレッリの影響も残すヴィヴァルディ初期の名作から6曲を収録。ギュンター・ピヒラーの高弟でローマ出身のマルコ・セリーノによるソロで。 | |||
ヴィヴァルディ(1678-1741): ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲集 Vol.2 〔イ短調RV.497/ハ長調RV.472/ヘ長調RV.485/ イ短調RV.499/ホ短調RV.484/イ短調RV.498/ト短調RV.495〕 |
ロベルト・ジャッカーリャ(Fg) アンサンブル・レスピーギ | ||
ソロのジャッカーリャは、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場オーケストラで1998年から首席奏者を務めている。 | |||
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載は堅くお断り致します ヴィヴァルディ(1678-1741):2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲集 〔ニ長調 RV 513 /変ロ長調 RV 526 /イ長調 RV 520 / 変ロ長調 RV 764 /イ長調 RV 521 /変ロ長調 RV 528 /ヘ長調 RV 765 〕 アンジェロ・チッチリーニ、ルーカ・ヴェントゥーリ(Vn) ファブリツィオ・アメット指揮スポレート・オルフェオ・アンサンブル | |||
レーベルのアナウンスに「多くが世界初録音」だと記載されている。指揮のアメットによる長年のリサーチの成果によって録音されたものだとの事。ブックレットの英語訳は、ヴィヴァルディの世界的権威マイケル・タルボットが行なっている。 | |||
ヴィヴァルディ:4つの楽器のための協奏曲集 協奏曲〔ト短調 RV.103 /ニ長調 RV.84 /ニ短調 RV.96 /ヘ長調 RV.100 /ニ長調 RV.91 〕/ トリオ・ソナタ イ短調 RV.86 イ・フィオーリ・ムジカーリ [マリア・ジョヴァンナ・フィオレンティーノ(リコーダー/トラヴェルソ) ダリオ・ルイージ(Vn) パオロ・トニョン(Fg| Rust& Dubois、 リヨン、1790年頃製作) ファビアーノ・メルランテ(アーチリュート/テオルボ/G) マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(Cemb)] | |||
録音:2011年11月、パドヴァ、イタリア。イ・フィオーリ・ムジカーリは、イタリアのバロック・フルーティスト、マリア・ジョヴァンナ・フィオレンティーノにより創設されたピリオド・アンサンブル。 | |||
ヴィヴァルディ:複数の楽器のための協奏曲集 ヴァイオリン、2つのコルノ・ダ・カッチャ、ティンパニ、 2つのオーボエとファゴットのための合奏協奏曲 ニ長調 RV 562a / ヴァイオリン、独奏オーボエ、2つのフルート、 2つのオーボエとファゴットのための協奏曲 ト短調 RV 576「ザクセン王陛下に」/ 2つの独奏ヴァイオリン、2つのフルート、 2つのオーボエとファゴットのための協奏曲 ニ短調 RV 566 / 2つのホルンのための協奏曲 ヘ長調 RV 538 / ヴァイオリン、2つのホルン、2つのオーボエとファゴットのための協奏曲 ヘ長調 RV 569 フェデリコ・マリア・サルデッリ指揮モード・アンティクォ | |||
旧品番:TC-672206〔廃盤〕。第39回グラミー賞ノミネート作。 | |||
アントニオ・ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集 弦楽のための協奏曲 ト短調 RV 154 /ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV 367 (*) / 2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ト短調 RV 578 (*/+) / 弦楽のための協奏曲 ニ長調 RV 124 /ヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV 302 (*) / 2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 RV522(*/+) ファビオ・ビオンディ(Vn;*) アドリアン・チャモロ(Vn;+) リナルド・アレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノ [エンリコ・オノフリ(Vn) パオロ・パンドルフォ(Vc)他] | |||
録音:1988年3月20日-23日、パルマ、イタリア|旧品番:TC-672201〔廃盤〕。 1990年代以降イタリアの古楽界を支える名匠たちが一同に会した、当レーベル初期代表盤の一つ。ビオンディがエウローパ・ガランテを結成する前に、コンチェルト・イタリアーノのヴァイオリニストとして参加した貴重な録音。 | |||
ヴィヴァルディ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とシンフォニア集 シンフォニア〔ハ長調 RV.112 /ハ長調 RV.116 /ト長調 RV.149 /ロ短調 RV.168 〕/ 協奏曲〔ハ短調 RV.119 /ハ短調 RV.120 /ニ長調 RV.123 /ニ短調 RV.127 /ヘ長調 RV.141 / ト短調 RV.152 /ト短調 RV.154 /ト短調 RV.156 /ト短調 RV.157 〕 アルキチェンバロ [マルチェロ・ビアンキ、ジュリア・サルディ、パオラ・ネルヴィ(Vn) マウロ・リギーニ(Va) クラウディオ・メールロ(Vc) マッテオ・チケッティ(ヴィオローネ) ダニエラ・デミチェリ(Cemb)] | |||
録音:2015年5月、アレッサンドリア。ピリオド楽器使用。アルキチェンバロは、イタリアの室内楽団アンサンブル・ロレンツォ・ペロージのバロック・アカデミーとして結成されたアンサンブルで、バロック時代初期から古典派、イタリアの名作から秘曲まで幅広いレパートリーを誇る。 | |||
サルデッリ&モード・アンティクォ〜ヴィヴァルディ:パリ協奏曲集 〔第1番 ト短調 RV.157 /第2番 ホ短調 RV.133 /第3番 ハ短調 RV.119 /第4番 ヘ長調 RV.136 / 第5番 ハ長調 RV.114 /第6番 ト短調 RV.154 /第7番 イ長調 RV.160 /第8番 ニ短調 RV.127 / 第9番 変ロ長調 RV.164 /第10番 ニ長調 RV.121 /第11番 ト長調 RV.150 /第12番 イ長調 RV.159 〕 フェデリコ・マリア・サルデッリ指揮モード・アンティクォ | |||
録音:1999年1月4日-7日、フィレンツェ|初発売:1999年|旧品番:TC-672213 〔廃盤〕。 | |||
ヴィヴァルディ:宗教作品集 詩篇第112「主の僕たちよ、 主をほめたたえよ」ト長調RV.601/ グローリアの導入歌「なぜ矢を」変ロ長調RV.637/ ディクシット・ドミヌスの導入歌 「草原にて歌え」ト長調RV.636/ ミゼレーレの導入歌「草原ではなく」ヘ長調RV.641/ グローリアの導入歌「深紅色で描かれた女」イ長調RV.642 |
ラウラ・アントナス(S) ロベルト・バルコーニ(A) オーケストラ・バロッカ 「G.B.ティエポロ」 | ||
ヴィヴァルディの宗教作品の中から導入歌を中心とした作品を収録。オーケストラは、18世紀イタリア・ヴェネツィアにおける美術界の巨匠であるジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの名を冠するバロック・アンサンブル。 | |||
ヴィヴァルディ:歌劇「テウッツォーネ」 | グァスタッラ・オペラ・バロッカo. | ||
ヴィヴァルディ:オラトリオ「凱旋するユディタ」(1716) | バルバラ・ディ・カストリ: ユディタ ルチア・スチャンニマニコ: ホロフェルネス ニッキ・ケネディ:ヴァガウス アレッサンドラ・ロッシ: アブラ 他 フェデリコ・マリア・ サルデッリ指揮 モード・アンティクォ イタリア室内cho. | ||
ヴィヴァルディはその生涯に3つのオラトリオを書いているが、「パロの神モーセ」、東方の三博士の礼拝」はスコアが消失しており、現在聴くことのできる唯一のオラトリオがこの「凱旋するユディタ」である。ヴェネツィアとトルコ人との戦争を愛国的な立場で描いた作品で、合唱をはさみながらレチタティーヴォとアリアが交替していく構成で作曲されている。ピリオド楽器使用。 | |||
ジョヴァンニ・ボノンチーニ:イタリア語カンタータ集 Cieco Nume, Tiranno Spietato Vidi in Cimento Due Vaghi Amori Care Luci del Mio Bene Che Tirannia di Stelle Ah, Non Avesse, No, Permesso il Fato |
グローリア・バンディテッリ(Ms) クリスティーナ・ミアテッロ(S) アンサンブル・アウローラ | ||
ジョヴァンニ・ボノンチーニ:室内ディヴェルティメント第1番−第8番 | セルジョ・バレストラッチ指揮 ラ・スタジオーネ・アルモニカ | ||
アントニオ・マリア・ボノンチーニ: オラトリオ「洗礼者聖ヨハネの斬首」 |
アレッサンドロ・ヴォルタ指揮 グァスタッラ・ テアトロ・デロペラ・バロッカo. | ||
チェロ独奏、二重奏、三重奏のためのソナタ集 ジャコブ・バゼーヴィ・“チェルヴェット”、 ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ、 ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ、マルティーノの作品 |
ロベルト・ジーニ指揮 アンサンブル・コンチェルト | ||
バッハ: ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集 BWV1027-1029(*) イタリア協奏曲 BWV971 |
ロベルト・ジーニ(Gamba;*) ラウラ・アルヴィーニ(Cemb) | ||
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 | セルジョ・ヴァルトロ(Cemb) | ||
フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ: 器楽を伴うカンタータ集 [第3番「 Con piu lucidi candori 」(*)/ 第2番「 Ride il prato 」(#)/ 第1番「 Lontananza dell'amato 」(*)/ 第4番「 Vaghi augelletti 」(#) |
ロッサーナ・ベルティーニ(S;*) アンナ・シンボーリ(S;#) アンサンブル・ラ・シニョリア | ||
フランチェスコ・ドゥランテ: ソプラノとアルトのための12の二重唱曲 |
クリスティーナ・ミアテッロ(S) クラウディオ・カヴィーナ(CT) ラウラ・アルヴィーニ(Cemb) ロベルト・ジーニ(Vc) | ||
フランチェスコ・ドゥランテ: 練習曲とディヴェルティメントの2部から成るソナタ集 トッカータ/フォリア |
ラウラ・アルヴィーニ(Cemb) | ||
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):ミゼレーレ/短い晩課(ヴェスプロ・ブレーヴェ) アスカニオ・マイオーネ(1570-1627):オルガンのためのトッカータ第2番(1603) ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575-1647):オルガンのための第2旋法による4声のフーガ(1603) ダヴィデ・ポッツィ(Org) ジョヴァンニ・アッチアイ指揮アンサンブル・ストゥルメンターレ・サジタリオ アンドネッラ・アルネーゼ合唱指揮アンサンブル・ヴォカーレ・イル・ドディチーノ | |||
録音:2007年9月15日-19日、Chiesa di Santa Teresa dei Maschi, バーリ(イタリア)/現地発売:2010年4月/日本国内案内:2010年10月。限定盤(廃盤)品番:TC-2509。 オペラで名声を確立したポルポラやフェオの同時代人ながら、器楽、室内楽、そして教会音楽の作曲家として知られる18世紀ナポリ楽派の音楽家ドゥランテ晩年の傑作で、通奏低音付きのア・カペラ作品ミゼレーレを含むアルバム。モテット様式の合唱作品「短い晩課」も重要作。 | |||
フランチェスコ・ジェミニアーニ: フルートと通奏低音のためのソナタとアリア集 |
ロベルト・ロレッジャン指揮 フェスティーナ・レンテ | ||
フランチェスコ・ジェミニアーニ: チェンバロ曲集 |
ロベルト・ロレッジャン(Cemb) | ||
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762): コレッリのソナタ集 Op.3の編曲による合奏協奏曲集〜 第1番 ヘ長調/第3番ロ長調/第4番ロ短調 第9番ヘ短調/第10番イ短調 コレッリのソナタ集 Op.1の編曲による合奏協奏曲集〜 第9番 ト長調 コレッリのソナタ集 Op.5の編曲による合奏協奏曲集〜 第1番 ニ長調/第3番 ニ長調 |
アンサンブル・リゾナンツェ | ||
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとして活躍したジェミニアーニは、ヴァイオリンの特徴を生かした作品を数多く残したが、器楽合奏曲においてもっとも強い影響を受けたのはコレッリであったとされている。そのことはコレッリの作品を編曲したり改作したりしていることから明らかであるが、もとになったコレッリの作品よりもより響きが豊かで、ドラマティック、そして難易度もさらに高くなっている。 | |||
フランチェスコ・ ジェミニアーニ(1687-1762): 合奏協奏曲Op.3(チェンバロ編曲版; トーマス・ビリングトン編曲) |
ステファーノ・ デミチェーリ(Cemb) | ||
当版での世界初録音。ジェミニアーニのロンドン時代に出版された「合奏協奏曲Op.3」を、18世紀の音楽家トーマス・ビリングトンがチェンバロ独奏用に編曲した版による。 トリノ生まれのチェンバロ奏者ステファーノ・デミチェーリは、オッターヴィオ・ダントーネの愛弟子。ウルビーノ古楽音楽祭ではダントーネのアシスタントを務めている。 | |||
ジェミニアーニ&ジョルダーニ:ギターと通奏低音のためのソナタ集 フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):「ギター、またはチットラ奏法論 [The art of playing guitar or cittra] 」(1756 ?) より 6つのソナタ 〔ハ長調/ハ短調/ニ長調/ニ短調/ホ短調/ト短調〕 トマゾ・ジョルダーニ(1733-1806):4つのソナタ〔ハ短調/ハ長調/ハ短調/イ短調〕 ジャンパオロ・バンディーニ(G) フェデリコ・フェッリ(Vc) ダニエーレ・プローニ(Cemb) | |||
発売:2009年。限定盤(廃盤)品番:TC-2512。祖国イタリアではA.スカルラッティとコレッリから音楽を学び、作曲家としてだけでなくヴァイオリンの名手としてロンドンやダブリンで大絶賛を博したフランチェスコ・ジェミニアーニと、その次の世代にあたり、同じくイタリアからロンドン、ダブリンへと渡ったジョルダーニのギター作品集。前者の作品は、晩年のジェミニアーニが完成させた理論と演奏法の指導書に収められたソナタ。 | |||
フランチェスコ・マンフレディーニ(1684-1762): 2つのヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ |
アンサンブル・ オルフェイ・フェルネシアーニ | ||
マンフレディーニは17世紀末から18世紀にかけてイタリアで作曲家・ヴァイオリン奏者として活躍、また聖フィリッポ大聖堂の楽長の任にもあった。 | |||
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):オペラ・アリア集 歌劇「アデライーデ」〜NobilOnda/ 歌劇「ミトリダーテ」〜Colomba sventurata/ 歌劇「ポーロ」〜Destrier che all'armi usato/ 歌劇「ナクソス島のアリアドネ」〜Misera che faro/ 歌劇「ポリフェーモ」より [Dolci frescheaurette/Nell'attendere il mio bene/ Alto Giove、Senti il fato/ 歌劇「ミトリダーテ」〜Cessa Roma/ 歌劇「ヒュメナイオスの祝祭」〜Vaghi Amori |
アンジェロ・マンゾッティ (ソプラニスタ) イ・ムジチ・ デッラ・コンコルディア | ||
近年再評価が進む18世紀イタリアの巨匠ニコラ・ポルポラは、ロンドンにおけるヘンデルとの覇権争い、ドレスデンにおける弟子ハッセとの決別、ウィーンで出合った若きハイドンへの指導、そして門弟だったカストラート歌手ファリネッリ等々、多くのエピソードを持つ。 当盤には、ヘンデルと対立していたロンドン時代に作曲された「ナクソス島のアリアドネ」や「ヒュメナイオスの祝祭」からのアリアも収録。 | |||
ドメニコ・スカルラッティ:室内カンタータ集 Vol.1 〔わたしに何を/もしおまえが忠実にわたしを愛するなら/わたしが言いたいのは/天よ、これはいかなこと〕 ラヴィニア・ベルトッティ(S) ダニエル・ボッカチョ(Cemb)指揮 アンサンブル・セイチェント・イタリアーノ | |||
世界初録音。 | |||
ドメニコ・スカルラッティ:室内カンタータ集 Vol.2 〔せめて時には眠りのうちに/泣きたまえ、苦しみに満ちた瞳/血の色に染め/偽りの言葉〕 ラヴィニア・ベルトッティ(S) ダニエル・ボッカチョ(Cemb)指揮 アンサンブル・セイチェント・イタリアーノ | |||
世界初録音。ドメニコ・スカルラッティといえばまによりまず鍵盤楽器用であり、声楽なら父アレッサンドロ・スカルラッティの名前があがってきそうなものだが、実はドメニコも教会・世俗ともにかなりの数の声楽曲を残しており、重要性の点でも無視できないものがある。「イタリア1700年代のサンサンブル」を名乗るこのピリオド楽器使用演奏団体は1999年に結成された。 | |||
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757): チェンバロのためのソナタ(1742)〜第1部(第1番−第14番) |
フランチェスコ・チェーラ(Cemb) | ||
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757): チェンバロ・ソナタ集 Vol.2 K.57/K.58/K.59/K.60/K.61/K.62/K.63/K.64/ K.36/K.65/K.38/K.66/K.67/K.68/K.69 |
フランチェスコ・ チェーラ(Cemb) | ||
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757): チェンバロのためのソナタ集 [変ロ長調K.70/ト長調K.71/ハ長調K.72/ハ短調K.73/ イ長調K.74/ト長調K.75/ト短調K.76/変ロ長調K.57/ ニ短調K.77/ト短調K.43/ヘ長調K.78/ト長調K.79/ 変ロ長調K.47/ハ短調K.48/ハ短調K.84/ヘ長調K.85/ハ長調K.86] |
フランチェスコ・チェーラ(Fp/Cemb) | ||
フランチェスコ・チェーラは1967年ボローニャ生まれ。ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ、グスタフ・レオンハルトに師事した後、イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーとして活躍(1991-1994)。現在はアンサンブル・アルテ・ムジカのディレクターとして活動している。Vol.3では、曲によってフォルテピアノとチェンバロを使い分けているとのこと。 | |||
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757): 声楽作品集 マドリッドのミサ(1754; 4声のミサ)/ スターバト・マーテル/ ミサ・ブレヴィア「ラ・ステラ」 |
エレーナ・サルトーリ指揮 メロディ・カントレス | ||
ドメニコ・スカルラッティのローマ時代に作曲された合唱と通奏低音のための「ラ・ステラ」、晩年のマドリッド時代に作曲された「マドリッドのミサ」、そしてスカルラッティの宗教作品の代表作「10声のためのスターバト・マーテル」の3作品を収録。メロディ・カントレスは2001年に結成され、イタリア内外の音楽祭等で活躍している。 | |||
D.スカルラッティ&L.デ・ロッシ: オルガン・ソナタ集 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ [ハ長調/ト短調/K.82/K.77/ト長調/ハ長調] ロレンツォ・デ・ロッシ(1720-1794): ソナタ[第1番−第6番] |
マルコ・ギロッティ(Org) | ||
ドメニコ・スカルラッティと、その同世代人ロレンツォ・デ・ロッシによるオルガン作品。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ソーミス(1686-1763): ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.2 (1723、トリノで出版) ロベルト・ノフェリーニ(Vn|使用楽器:ドン・ニコラ・アマティ、1732年製) キアラ・カッターニ(Cemb| 使用楽器:マティアス・クラマー、1986年製〔フレンチモデル、2段鍵盤〕) | |||
録音:2013年12月、サン・ジローラモ教会、バニャカヴァッロ、イタリア。タルティーニの同世代人でコレッリに学び、プニャーニ、ジャルディーニ、ルクレールらを輩出したソーミスのソナタ集。トリノでソーミス自身が出版、ヴィットーリオ・アメデーオ2世に献呈された。なお、ヴァイオリンの製作者 Don Nicola Amati は Dom Nicolo Amati, D.H Nicolaus Amati とも称した人物で、本名を Don Nicola Marchioni (1662-1752) と言い、アマティ一族とは関係なかったと言われている。 | |||
ドメニコ・ジポーリ(1688-1726): オルガンとチェンバロのためのソナタ [Sonate d'intavolatura per organo e cimbalo] (1716) 〜第2巻 [Band II] 「チェンバロのための作品集」 組曲〔ロ短調/ト短調/ハ長調/ニ短調〕/パルティータ〔ハ長調/イ短調〕 セルジョ・ヴァルトロ(Cemb) | |||
ドメニコ・ジポーリ(1688-1726): オルガンとチェンバロのためのソナタ [Sonate d'intavolatura per organo e cimbalo] (1716) 〜第1巻 [Band I] 「オルガンのための作品集」 セルジョ・ヴァルトロ(Org) | |||
ドメニコ・ジポーリ(1688-1726):カンタータとソナタ集 カンタータ〔おお、ダリーソ/美しきエイレーネー〕/トッカータ ヘ長調/ 組曲〔第4番 ニ短調/第2番 ト短調〕/ソナタ イ長調/他 エレーナ・チェッキ・フェーディ(S) ルイジ・コッツォーリーノ(Vn) ベッティーナ・ホフマン(Vc) ジャン・ルカ・ラストラヨーリ(テオルボ/G) アルフォンソ・フェーディ(Cemb)指揮 | |||
発売:2003年。限定盤(廃盤)品番:TC-2525。 | |||
パオロ・ベネデット・ベリンザーニ: マドリガーレ集 Op.6「愛の音楽」(2−5声、全13曲) |
フランチェスコ・モイ指揮 アッカデーミア・ デリ・インヴァギーティ | ||
パオロ・ベネデット・ ベリンツァーニ(1680-1757): チェンバロとチェロを伴うフルート・ソナタ集 Op.3〜 第1番/第3番−第8番/第10番−第12番 |
イ・フィオリ・ムジカーリ [マリア・ジョヴァンナ・ フィオレンティーノ(Fl) パオロ・トニョン(Fg) ピエトロ・ボスナ(Vc) ピエトロ・プロッセル (アーチリュート) ロベルト・ロレッジャン (Cemb)] | ||
卓越した対位法作曲家として当時は異常なまでの人気を博したベリンツァーニの珍しいフルート・ソナタ集。 | |||
パオロ・ベネデット・ベリンツァーニ(1680-1757): 3声のための12の教会ソナタ集 |
アンサンブル・レスピーギの ソリストたち [ジャンフランコ・ イアンネッタ(Vn) フェデリコ・フェッリ(Vc) ダニエル・プローニ(Cemb)] | ||
世界初録音。イタリアの作曲家ベリンツァーニはウーディネ大聖堂(ヴェローナ)をはじめ、さまざまな大聖堂の楽長を務めた。熟達した対位法作曲家として情感豊かな旋律を書いたベリンツァーニは当時大人気を博した作曲家であったが、現在その作品が録音されることは少ないだけに貴重。 | |||
マウロ・ダライ(1687-1757): ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ(第1番−第6番) |
マウリツィオ・カドッシ(Vn) フレツァート、ペドリーニ | ||
郷愁の鏡〜ベネデット・マルチェッロ:声と楽器のための二重唱とカンタータ 「別れ」/「別離」/「郷愁」 |
フランチェスコ・モイ指揮 デーリ・インヴァギティ [アンナ・シンボリ(S) マルティン・オロ(CT) リカルド・ヴァルトロ、 クラウディア・コンブス(Vn) ジャンニ・マラルディ(Va) レベッカ・フェリ(Vc) フランコ・パヴァン(テオルボ) マルチェロ・ガッティ(Ft) フランチェスコ・モイ(Cemb) | ||
べネデット・マルチェッロ(1686-1739): リコーダーと通奏低音のための12のソナタ集 Op.2より Nos.1-6 / チェンバロ独奏のための小品集 〔トッカータ イ長調/フーガ ト短調/フーガ ホ短調/ソナタ ト長調/ソナタ ハ長調〕 イル・ロッシニョーロ [マルティノ・ノフェーリ(リコーダー) ラッファエーレ・ソッレンティーノ(Vn) ジャン・ルーカ・ラストライオーリ(アーチリュート/G) オッタヴィアーノ・テネラーニ(Cemb)] | |||
発売:2005年。ただし2011年現在、Op.2の第7番以降は発売されていない。限定盤(廃盤)品番:TC-2514。 | |||
イタリアのパストラーレ集 Vol.1(17-18世紀) フレスコバルディ: カプリッチョ・ファット・ソプラ・ラ・パストラーレ ジポーリ:パストラーレ コレッリ:パストラーレ カルカーニ:パストラーレ アルドロヴァンディーニ:パストラーレ D.スカルラッティ:パストラーレ パルメリーニ:パストラーレ第2番 他 |
フランチェスコ・ タシーニ(Org) リア・セラフィーニ(S) | ||
イタリア作曲家のオルガン作品でパストラーレ(田園曲、牧歌)と題された作品、あるいはそれにちなんだ作品をシリーズで発売。 | |||
18世紀ナポリの宗教音楽 レオナルド・レオ:めでたし元后/ミゼレーレ ペルゴレージ:めでたし元后 ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774): ミゼレーレ ト短調 |
申丹(S) ルイジ・マルツォラ指揮 グルッポ・ヴォカーレ・ カンテムス、 アンサンブル・アリオーネ | ||
上海音楽学院からイタリアへと渡ったソプラノ、申丹(シェン・ダン)が歌うナポリの宗教音楽の数々。レオ、ペルゴレージ、ヨンメッリなどナポリ楽派の重要作曲家たちの作品を見事に歌い上げている。 | |||
美徳と愛〜後期バロックのシンフォニアとアリア集 ニコラ・ポルポラ:歌劇「ポリフェーモ」〜 Alto Giove ヴィヴァルディ:歌劇「タメルラーノ」〜 Anche il mar par che sommerga ヘンデル:歌劇「アルチーナ」〜 Tornami a vagheggiar /歌劇「リナルド」〜 Lascia ch'io pianga / オラトリオ「時と心理の勝利」〜 Tu del ciel カルロ・テッサリーニ:序曲「ラ・ストラヴァガンツァ」 Op.4 ニコロ・ヨンメッリ:歌劇「見捨てられたディドーネ」〜 Ah non sai, bella Selene フランチェスコ・アライア:シンフォニア ニ長調 イネス・ロランス(S) マウリツィオ・コラサンティ指揮ベネデット・マルチェッロ室内o. | |||
録音:2018年12月、キエーティ、イタリア。ニコラ・ポルポラの壮大な「ポリフェーモ」のアリアから、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ニコロ・ヨンメッリまで、美徳と愛をテーマとしたさまざまなバロック・アリアを収録したライヴCD 。美徳と愛は、時に競争や対立をしながらも、お互いに補完し合い、結びつけようと努力するもので、バロックの世界の地平線を示す2つの星に喩えられるかもしれない。カルロ・テッサリーニとフランチェスコ・アライアの珍しいシンフォニアも聴くことが出来る。 | |||
フランチェスコ・バルサンティ(1690-1772): 合奏協奏曲集 Op.3〜 第1番/第4番/第6番/第7番/第10番 |
アウセル・ムジチ | ||
17−18世紀において重要な器楽作曲家であったバルサンティであるが特にこの「合奏協奏曲」は傑出した作品と いわれている。合奏協奏曲の作曲家として有名なコレッリ、ヴィヴァルディ等とは違ったスタイルで書かれたこの作品は、バルサンティ 独特の華やかな書法で作曲されており、彼の魅力を知る上では最上の作品といえるであろう。 | |||
フランチェスコ・バルサンティ(1690-1772): フルート(リコーダー)のためのソナタ集 [第1番−第6番] |
フィオーリ・ムジカーリ [マリア・ジョヴァンナ・ フィオレンティーノ(Fl) ロベルト・ロレジャン (クラヴィチンバロ/Org)] | ||
パドヴァで科学を学んでいたという経歴をもちイタリアとロンドンで活躍した作曲家、バルサンティのフルートのためのソナタ集。バルサンティのフルート・ソナタ集は数あるリコーダー作品の中でも非常に高い評価を受けている作品。 フィオーリ・ムジカーリはトリエステ・タルティーニ音楽院などに学び、現在は奏者、教育者としても活躍しているフルートのマリア・ジョヴァンナ・フィオレンティーノとデン・ハーグでコープマンに師事したチェンバロ奏者、ロベルト・ロレジャンのデュオ。 | |||
ハッセ:オペラ・アリア集 行こう、だが愛しい人よ/裏切られ、軽蔑され/私を喜ばせたいのなら/男が/ もし、私の不幸のすべてを/Al diletto che l'inonda / Fissa ne sguardi miei / Dell'amante l'alma bella / Eccomi non ferir / Amo, bramo e non dispero エレーナ・デ・シモーネ(Ms) アンサンブル・イル・モザイコ | |||
録音:2016年7月、ボナヴィーゴ、イタリア。 生まれ故郷のドイツでは宮廷音楽家として成功を収め、師となったポルポラとの決裂、アレッサンドロ・スカルラッティとの友好、当代随一の名歌手ファウスティーナ・ボルドーニとの結婚などを経てイタリアでもその名を轟かせたヨハン・アドルフ・ハッセのアリア集。妻であるファウスティーナの歌声のために書いたであろう美しきアリアを歌うのは、ヴェネツィア生まれのメゾ、エレーナ・デ・シモーネ。モーツァルトの「フィガロの結婚」のケルビーノ役でデビューを果たし、バロックから現代までの幅広いレパートリーを活かしてイタリア各地で活躍中。 | |||
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ:6つのトリオ・ソナタ Op.5 | フェデリコ・マリア・ サルデッリ指揮 モード・アンティクォ | ||
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ: フルートと通奏低音のためのソナタ集 Op.2 Vol.1 |
ダニエレ・トニーニ(Ft) イル・ルッジェーロ | ||
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764):6つの協奏曲 Op.7 〔第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/第6番「アリアンナの涙」〕 ナターレ・アルノルディ指揮アンサンブル・バロック「カルロ・アントニオ・マリーノ」 | |||
録音:2020年8月、プラダルンガ、ベルガモ、イタリア。1600年代から1700年代に活躍したイタリアの作曲家兼ヴァイオリニストの名を冠したアンサンブル・バロック「カルロ・アントニオ・マリーノ」はイタリア各地のオーケストラで活躍する優秀な演奏者が集まって結成された。イタリア後期バロックを代表する作曲家の一人、ロカテッリの作品をナターレ・アルノルディの指揮で華麗に演奏していく。 | |||
ロカテッリ:ヴァイオリンの技芸 Op.3 協奏曲〔第1番 ニ長調/第2番 ハ短調/第3番 ヘ長調/第4番 ホ長調/第5番 ハ長調/第6番 ト短調/ 第7番 変ロ長調/第8番 ホ短調/第9番 ト長調/第10番 ヘ長調/第11番 イ長調/第12番 ニ長調〕 ディエゴ・コンティ(Vn/ディレクター)グリ・アルキ・フィレンツェ | |||
録音:1988年-1998年、イタリア|前出CD-R: Olga Prod. 〔国内&当店未案内〕。ヴェーグの門下生で、カメラータ・ザルツブルクなどでも活躍したイタリアの名ヴァイオリニストが、ロカテッリの大作を録音!イタリア北部のベルガモで生を受け、ローマで学んだ後に活躍の場をアムステルダムへと移したイタリアにおける後期バロック時代のコンポーザー=ヴァイオリニスト、ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764)。自らも熟達したヴァイオリニストだったロカテッリの「ヴァイオリンの技芸 Op.3」は、24曲のカプリッチョを伴う12曲のヴァイオリン協奏曲からなる壮大な代表作。それぞれのカプリッチョ楽章は難解な作品であると同時に、カデンツァの役割を担ったことも有名。ソリストのディエゴ・コンティは、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で巨匠シャーンドル・ヴェーグに師事したイタリアのヴァイオリニスト。カメラータ・ザルツブルクやイ・ソリスティ・ヴェネティ、ヨーロッパ室内o. などで活躍し、フィレンツェ五月音楽祭o. やマッシモ・ベッリーニ劇場o. のコンサートマスターなどを歴任した名匠。ロカテッリの「ヴァイオリンの技芸」が偉大な作品であるが故、10年間を費やし、着実に全集を完成へと導いたディエゴ・コンティ。イタリアのヴァイオリニストによる注目の全曲録音が登場。 | |||
ルイジ・メルチ: ファゴットと通奏低音のための6つのソナタ Op.3 |
パオロ・トニョン(Fg) | ||
ルイス・マーシー(ルイジ・メルシ;1695頃-1750頃): 6つのフルート・ソナタ集 Op.1 |
セルジオ・バレストラッチ(Fl) ラ・スタジオーネ・アルモニカ | ||
マーシーはフランス出身のイギリス作曲家であり、優れたリコーダー奏者。フルート・ソナタ集は Op.1とOp.2を作曲しているが、現存するスコアは Op.1のみ。 | |||
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ: ソナタとトリオ・ソナタ集 |
パオロ・ポッラストリ(Ob) アンサンブル・J.M.アンチューティ | ||
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697-1763): フルート・ソナタ 第1番 ニ長調/第2番 ト長調/第3番ホ短調 第4番イ長調/第5番ハ長調「牧歌」/第6番 ト長調 |
アンサンブル・ フェスティーナ・レンテ | ||
ジュゼッペ・サンマルティーニ: 2つのドイツ・フルートまたはヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ |
ジョヴァンナ・マリア・ フィオレンティーノ指揮 イ・フィオリ・ムジカーリ | ||
ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750): フラウト・トラヴェルソとヴァイオリン または通奏低音のための6つのソナタ Op.13 |
アンサンブル・J.M・ アンチウティ [クラウディオ・ルッファ (Fl-tr) ステファノ・ モンタナーリ(Vn) パオロ・ポラストリ(Ob) アルベルト・サンティ(Fg) ガエターノ・ナシッロ(Vc) ジョヴァンナ・ロスコ (Cemb)] | ||
オーボエ奏者、作曲家として活躍したジュゼッペ・サンマルティーニは弟のジョヴァンニに比べると作曲数こそ少ないが、当時の音楽界においては重要な存在であった。 Op.13は遺作であり、彼の死後10年経ってから出版された。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725): 鍵盤楽器のための作品全集 Vol.2 チェンバロのためのトッカータ [ニ短調/ニ短調/ニ短調/ニ短調/ト長調]/ (トッカータ) [ホ短調/ニ長調]/ トッカータ [第8番 イ短調/第10番 へ長調/ ト長調/第6番 ニ短調] |
フランチェスコ・タシーニ (Cemb) | ||
タクトゥスらしい好企画の第2弾(Vol.1:TC-661911)。A.スカルラッティは歌劇やカンタータに優れた作品を残しているが、鍵盤楽曲にも、多数のトッカータを含む類希な才能の発露が見られる。演奏は第1集に続きボローニャ音楽院出身の名手フランチェスコ・タシーニ。 | |||
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):鍵盤楽器のための作品全集 Vol.3 フーガ ニ短調/オルガン、もしくはチェンバロのためのトッカータ イ長調/フーガ ハ長調/ オルガンのためのトッカータ ハ長調/チェンバロのためのトッカータ ハ長調/ オルガンのための3つのトッカータ[イ短調/ハ長調/ハ長調]/ トッカータ ハ長調/フーガ ヘ短調/トッカータ第3番 ト短調 フランチェスコ・タシーニ(Org) | |||
録音/使用楽器:2009年5月6日、サン・パオロ・アポストロ小教区教会、ピアツェンツァ、イタリア/アントニオ・サンガッリ(1820-1901)、1854年製作(「ジャンニ・オルガン工房」、2004年修復)。 A.スカルラッティが遺した未出版の鍵盤作品の研究、蒐集を行い、「 Opera Omnia per strumento a tastiera 」として出版しているボローニャの出版社オルフェウス・エディションと連動した鍵盤作品全集第3巻。 | |||
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.6(1748;全6曲) | エンリコ・カサッツァ(Vn) ロベルト・ロレッジャン (Cemb、Org) | ||
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):トリオ・ソナタ集 ニ長調 D3/ハ長調 C3/ト長調 G3/ニ長調 D10/ ニ短調 d2/ト長調 G1/ニ長調 D11/ニ長調 D1 |
エンリコ・カサッツァ (Vn)指揮 ラ・マニフィカ・コムニタ | ||
イタリア・バロックの大作曲家タルティーニ=悪魔のトリルというイメージが強く持たれているが、今回収録されているトリオ・ソナタなど、他にも輝く作品が山ほど存在している。 エンリコ・カサッツァはイタリアのバロック・ヴァイオリン奏者であり、ファビオ・ビオンディの相棒でもある。ラ・マニフィカ・コムニタはカサッツァがディレクターを務めるピリオド古楽器アンサンブル。 | |||
タルティーニと諸国民の学校 タルティーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ ニ短調 メネギーニ:合奏協奏曲第5番 ニ短調(原曲:タルティーニ) ルドヴィコ・ジルメン:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 ロンバルディーニ:2本のヴァイオリンのための二重奏曲第6番 ハ長調 ナウマン:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ト長調 パジャン:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Op.1 No.1 グラウン:ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調 GraunWV A: XIII: 9 ナルディーニ:ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn;*) エンリコ・ザノヴェッロ(Cemb/Org) オルケストラ・バロッカ・アンドレーア・パッラーディオ | |||
録音:2012年9月、ヴィチェンツァ、イタリア。使用楽器;カルカニウス、1712年製(*) 。名手グリエルモによる、イタリア・バロックの巨匠タルティーニと、1727年頃に彼が創設したヴァイオリン学校「諸国民の学校 [La Scuola delle Nazioni] 」における弟子たちの作品集。 | |||
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770): フルート協奏曲集(*)〔ト長調 Gimo 293 /ニ長調 Gimo 291 /ト長調 Gimo 294 /ヘ長調/ト長調〕 3声のためのソナタ 〔ニ長調 B.d2 /イ短調 B.a1 /ニ長調 B.d10 /ニ短調 B.d2 /ハ長調 B.c3 /ト長調 B.g3 〕/ ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 〔第7番 ト長調 B.g2 /ト短調 B.g5「悪魔のトリル」〕 マッシモ・メルチェッリ(Fl;*) アンサンブル・レスピーギのソリストたち(*) マルコ・ロリャーノ(Vn;無印) アンサンブル・レスピーギ | |||
録音:2003年3月(*)、2003年9月(無印) | (*):初出時の世界初録音|旧品番: TC-692002 (*), TC-692004(無印), TC-2522(*), TC-CAT2010(無印) 。18世紀最大のヴァイオリニストであったタルティーニ。(*)は珍しいフルート協奏集。 | |||
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768): ヴァイオリン・ソナタ第1番−第7番 |
エンリコ・カサッツァ(Vn) フランチェスコ・フェッラリーニ(Vc) ロベルト・ロレッジャン(Cemb) | ||
ヴェラチーニはフィレンツェの薬剤師の家庭に生まれ、ヴァイオリン・ソナタ集、歌劇、オラトリオなどの作品を残したイタリアの作曲家で、タルティーニを圧倒するほどの演奏を披露していたヴァイオリンの名手としても知られている。 | |||
アントニオ・ヴァンディーニ(1691-1778):チェロ・ソナタ集 〔ハ長調/イ短調/変ロ長調/ホ長調/変ロ長調/ハ長調〕 ボローニャ・バロック [アントニオ・モスタッチ(ピッコロVc) アントネッロ・マンツォ(Vc) パオロ・ポティ(Cemb)] | |||
録音:2016年9月、イタリア。使用ピッコロ・チェロ:G.F.レオンポッリ、1750年頃製作(5弦) アントニオ・ヴァンディーニは、チェリスト、作曲家、修道士として、パドヴァ、ベルガモ、ヴェネツィアなどで活躍し、同世代のタルティーニと共にプラハでキンスキー家に仕えたとも伝わる18世紀イタリアのヴィルトゥオーゾ。1769年には妻に先立たれたタルティーニを自宅に迎えるなど、稀代のコンポーザー=ヴァイオリニストとの親交を温め続けたことも知られている。ボローニャ楽派を代表する完成度を誇りながらも、ヴィヴァルディやタルティーニの陰に隠れてきたヴァンディーニの傑作ソナタ集の魅力が、同郷の名手たちの快演によって広く知られることになるだろう。チェロのアントニオ・モスタッチは、オーストリアのチロル祝祭o. などで活躍するボローニャの名手。 | |||
ジュゼッペ・アントニオ・ ブレシャネッロ(1690頃-1744): ギターのためのパルティータ集 [第1番−第6番] |
ジョヴァンニ・カルッソ(G) | ||
世界初録音。 ブレシャネッロはイタリアのヴァイオリニスト、作曲家。1716年にシュトゥットガルトのヴュルテンベルク宮廷の音楽監督、室内楽団長に就任。1717年には首席楽長となった。 その作品は1736年頃以降に多く残されているという。 | |||
レオナルド・レオ(1694-1744):セレナータとカンタータ 「グローリアのティオンフォ」 「ソルゲ・リディア・ラ・ノッテ」 「スプレンデ・ピウ・デルウサート」 |
ラ・コンフラテルニタ・デ・ムジチ [クリスティーナ・ミアテッロ (S) エマヌエル・ビアンキ(T) コジモ・プロンテッラ(Cemb) フェデリコ・グリエルモ、 マウリツィオ・リッロ(Vn) マリア・アントニエッタ・ ロジート(Va) ニコラ・フィオリーノ(Vc) マウリツィオ・リア(Cb) ロザリオ・コンテ(テオルボ) | ||
レオナルド・レオ(1694-1744): 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ヴァイオリンのための行進曲 フルート協奏曲第1番(*)/同第2番(*) |
マルチェロ・ガッティ(Fl-tr;*) ラ・コンフラテルニータ・ デ・ムジチ | ||
レオはイタリアの作曲家で、当時のナポリでの劇音楽、教会音楽における重要人物として位置付けられている。 | |||
ヴェネツィアの舟歌集 Vol.1〜17世紀 | クリスティーナ・ミアテッロ(S) カルロ・ガイファ(T) エンリコ・ガッティ(Vn) グイード・モリーニ(Cemb) マッシモ・ロナルディ ウーゴ・ナストラッチ | ||
18世紀ヴェネツィアのフルート・ソナタ集 アンナ・ボン、G.フェランディーニ、ベネデット・マルチェッロ、 G.B.ペシェッティ、ジョヴァンニ・バッティスタ・プラッティ、 アントニオ・ヴィヴァルディの作品 |
ステファーノ・ベート(Ft) フランチェスコ・チェーラ (Cemb) | ||
ヴェネツィアの舟歌集 Vol.2〜18世紀 Contrasto tra la recamadora e la conzateste Me sento che me bruso / Me cavo dal secco[器楽曲] Contrasto tra cate e zaneta / Fermeve de sonar Amor gia che son colto[器楽曲] Minuetto da battello[器楽曲]/ Contrasto tra mare e fia Ve lo digo con sti baffi[器楽曲]/ Siora mare consoleme Non ste a condanarme[器楽曲]/ Contrasto tra mare e fia Infin che il tempo e bello[器楽曲] Sono i zerbini come le rose / Finche vi son dappresso Minuetto da battello[器楽曲]/ Tutte ste putte[器楽曲] Me rallengro mia patrona /Minuetto da battello[器楽曲] Viva le donne tutte |
クリスティーナ・ミアテッロ、 ラヴィニア・ベルトッティ(S) ロレンツォ・カヴァサンティ(Fl) マリノ・ロゴマルジーノ(Vn) エロ・マリア・バルベーロ(Cemb) マッシモ・ロナルディ(リュート) アルベルト・ゲレーロ(Vc) | ||
18世紀のチェンバリストによるハープのための音楽 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ〔 K.209 / K.19 / K.116 〕 バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ〔イ長調/ハ長調/ヘ長調〕 ドメニコ・パラディーシ(1707-1791):ソナタ第6番〜トッカータ イ長調 ドメニコ・チマローザ(1749-1801):ソナタ〔ヘ長調/ハ長調/イ長調〕 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペシェッティ(1704-1766):ソナタ〔イ長調/ハ長調〕 ロザンナ・ロルトン(Hp) | |||
録音:2015年12月。スカルラッティを始め、ガルッピやチマローザなど18世紀イタリアのチェンバリストたちによるハープ作品集。チェンバロのために書かれたソナタのハープ版も含まれる。2014年のスオニ・ダルパ国際ハープコンクールで優勝を果たしたロザンナ・ロルトンは、20歳でロイヤル・フェスティヴァル・ホールにデビューして以来、英国内外で定期的にリサイタルを行っている。ソロキャリアの充実に加え、イヴァン・フィッシャー、ワシリー・ペトレンコ、ジャナンドレア・ノセダといった現代を代表するアーティストたちともコンサートやツアーを行っている。 | |||
アレッサンドロ・ベソッツィ(1702-1793): オーボエと通奏低音のための6つの独奏曲(ソナタ第1番−第6番) |
アレッサンドロ・ バッチーニ(Ob) F.ペルフェッティ S.チェレギン | ||
アレッサンドロ・ベソッツィ(1702-1793): オーボエ、ヴァイオリンと ファゴットのための6つの三重奏曲 [第1番−第6番] |
ルカ・ヴィニャーリ(Ob) パヴェル・ヴェルニコフ(Vn) パオロ・カルリーニ(Fg) | ||
アレッサンドロ・ベソッツィ(1702-1793?): 2つのオーボエを含むトリオ・ソナタ集 |
アンサンブル・バロッコ・ サン・スーシ | ||
アルカンジェロ・カリファーノ(18世紀活動): オーボエ、ファゴット、通奏低音のためのトリオ・ソナタ集 4声のソナタ ハ長調/3声のソナタ ハ長調/ 4声のソナタ ヘ長調/4声のソナタ イ長調/ オーボエと通奏低音のためのソナタ/4声のソナタ 変ロ長調 |
サン・スーシ・ バロック・アンサンブル | ||
イタリア作曲家カリファーノの世界初録音となるソナタ集。 | |||
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785): 7つの協奏曲(4声) |
リッカルド・パラヴィチーニ指揮 ロッフェルタ・ムジカーレ | ||
バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):チェンバロの慰め(1782出版) ソナタ〔第1番 ヘ長調/第2番 イ長調/第3番 ハ短調/第4番 ニ長調/第5番 変ロ長調/第6番 ホ長調〕 アンナリサ・マルテッラ(Cemb) | |||
発売:2008年。限定盤(廃盤)品番:TC-2511。ヴェネツィアが生んだイタリア・バロックにおけるオペラ・ブッファの重要作曲家、バルダッサーレ・ガルッピの珍しいチェンバロ・ソナタ集。1782年にヴェネツィアを訪れたロシア大公夫妻に捧げられている。ガルッピのすぐれた作曲技法は、ロシア時代に得た名鍵盤奏者としての評価が物語る通り、鍵盤作品にも確実に発揮されている。「チェンバロの慰め」の全曲収録盤は珍しい。 | |||
イベリア半島のアーカイヴに保管されていた プリア地方の音楽家たちのオペラ・アリア集 イグナシオ・ヘルサレム(1694-1744)、 レオナルド・レーオ(1694-1744)、 ニコラ・ログロスチーノ(1698-1765)の作品 |
アニバル・E. チェトランゴーロ指揮 アンサンブル・ アルバロンガ [クリスティーナ・ ミアテッロ(S) アキ・オサダ・ チェスターリ(S)他] | ||
プリア地方(ナポリを含むイタリア南部)生まれの3人の作曲家のオペラ・アリア集。イグナシオ・ヘルサレムはイタリアに生まれメキシコで活躍した作曲家、ヴァイオリニスト。優れた音楽家として、同時代の人々からは「音楽界の奇跡」と称された。 | |||
ジョヴァンニ・バティスタ・マルティーニ(1706-1784): 鍵盤楽器のための12のソナタ集(1742)〜第1番−第4番 |
スザンナ・ピオランティ(Cemb) | ||
ジョヴァンニ・バティスタ・マルティーニ(1706-1784): オルガンまたはチェンバロのための 12のソナタ・インタヴォラトゥーラ集 Vol.2 [第5番/第6番/第7番] |
スザンナ・ピオランティ(Cemb) | ||
ジョヴァンニ・バティスタ・ マルティーニ(1706-1784): オルガンまたはチェンバロのためのソナタ集 から 第9番/第10番/第11番/第12番 |
スザンナ・ピオランティ(Cemb) | ||
モーツァルトが幼少時期に師事したこともあり、18世紀のイタリア音楽界における最も重要な作曲家の一人であったマルティーニのソナタ集。J.C.バッハをはじめ100人ほどの弟子を持っていたマルティーニは多彩な作曲家で、理論家、教育家としても活躍、教会音楽、器楽曲をはじめとする作品を数多く残した。「オルガンまたはチェンバロのための12のソナタ・インタヴォラトゥーラ集」はその中でも最も重要な作品。 | |||
ジョヴァンニ・バティスタ・マルティーニ(1706-1784): オルガンまたはチェンバロのための6つのソナタ |
オッタヴィアーノ・テネラーニ (Org、Cemb) | ||
ジョヴァンニ・バティスタ・マルティーニ(1706-1784): 4声のシンフォニア集 [ニ長調(1751)/ヘ長調(1764)/ヘ長調(1751)/ ニ長調(1749)/変ロ長調(1754)/ヘ長調(1736)/ ニ長調(1751)/ヘ長調(1753)/ ニ長調(1750)/ヘ長調(1760)] |
オッタヴィアーノ・テネラーニ (Cemb)指揮 イル・ロッシニョーロ | ||
ピリオド楽器使用。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ マルティーニ(1706-1784): トッカータ・オッフェルトリウム/エレヴァツィオーネ/ ポスト・コンムニオ/レクイエム/ミサ・ソレムニス |
エレナ・サルトーリ(Org) メロディ・カントーレス(*) | ||
発売:2005年。限定盤(廃盤)品番:TC-2516。イタリアだけでなく18世紀の音楽界で大きな役割を果たしたマルティーニの作品集。マルティーニは作曲家としても多数の作品を世に送り出したが、教師としても知られ、その弟子にはモーツァルト、J.C.バッハ、ヨンメッリなどの名前が見られる。代理店によると、「収録されている『レクイエム』『ミサ・ソレムニス』ともオルガン独奏による宗教作品であり、『レクイエム』では混声合唱が加わる編成となっている」とのこと。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(1706-1784): 劇音楽「アツィオーネ・テアトラーレ」(1726) /ボローニャの市場での露天商による呼び声(*) ジャコモ・コントロ(B;メリッサ) ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート(T;セルピッロ) アンゲラ・トロイロ(A;グリレッタ) ダニエーレ・サルヴァトーレ(バスFl) ペルクリ・ピーテ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ジョヴァンニ・フィーニ(アーチリュート) マルチェッロ・ロッシ・コッラディーニ(Cemb) エウリディーチェ室内cho.(*) ピエール・パオロ・スカットリン指揮(*) アンサンブル・ディ・ストゥルメンティ・アンティーキ・チルチェ(*) | |||
録音:2017年7月、ボローニャ、イタリア。博識な演奏家、音楽論文の専門家、先駆的な歴史家、そして本物の「マエストロ」として名声を誇った多才な音楽家、ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(1706-1784)。作曲家としても、ミサ曲、モテット、詩編曲、讃美歌、オルガンやチェンバロのソナタ、協奏曲、カンタータ、世俗的なアリアなど様々な作品を残したマルティーニの作品から、小規模な劇場音楽であるアツィオーネ・テアトラーレ(1726)と「ボローニャの市場での露天商による呼び声(Richiami degli ambulanti al Mercato di Bologna)」を復元。18世紀ボローニャの活気ある日常の側面を現代に呼び起こす。 | |||
ドメニコ・パラディージ(1707-1791): 12のチェンバロ・ソナタ集 |
マルコ・モラスキ(Cemb) | ||
録音:2020年7月、クレモナ、イタリア。ドメニコ・パラディージは、ナポリ生まれの作曲家兼チェンバロ奏者、また教育者としても著名だった。ポルポラでの弟子であったと考えられ、アレッサンドロ・スカルラッティ、ドメニコ・スカルラッティの影響もみられ、近年評価の上がってきた作曲家の一人。 | |||
アレッサアンドロ・サルヴォリーニ(1700頃-1770頃):教会音楽集 見よ、天使の糧を/死者のためのミサ ミサ・ブレヴィス/ミサ/讃歌(全6曲) |
マリア・ルイザ・バルダサッリ &マリーナ・スカイオリ指揮 イ・ルオギ・デッロ・スピリト | ||
イタリアの知られざる作曲家サルヴォリーニはアッシジの修道院で宗教曲に関する知識を習得後、ラヴェンナに赴き、すぐに大聖堂の聖歌隊楽長となり活躍した。 彼の生涯および作品に関する詳細はほとんどわからず、録音されることもきわめてまれである。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700-1775):チェンバロ・ソナタ集 〔ト長調 (A) /変ホ長調/ニ長調/ト長調/ハ長調/変ロ長調/ハ長調/ト長調 (B) 〕 スザンナ・ピオランティ(Cemb) | |||
録音:2015年4月、イタリア。世界初録音。 18世紀ミラノの器楽学校で主導的立場にあり、国際的にも名声を誇ったG.B.サンマルティーニのチェンバロ・ソナタ集。スザンナ・ピオランティは、ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニのチェンバロ作品集(TC-701301〜701303)でドイツ・レコーディング批評家賞を受賞、ボッケリーニの2台ピアノ版弦楽四重奏曲集(TC-740209|アンナ・クレメンティとのデュオ)等、複数の録音で評価を得ている鍵盤楽器奏者。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ サンマルティーニ(1700-1775): 4声のノットゥルノ第1番−第7番 |
アンサンブル・ロッシニョーロ [マリカ・テッシ(Fl) マリア・パオラ・カヴァリーニ、 ラファエル・ティセオ(Vn) ラファエル・ ソレンティーノ(Vc) オッタヴィアーノ・ テネラーニ(Cemb)] | ||
ジュゼッペ・サンマルティーニの弟であるジョヴァンニ・バティスタの作品の世界初録音。2楽章および3楽章からなる7曲はいずれもセレナータやディヴェルティメントに似た様式で書かれている。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ サンマルティーニ(1700-1775): 三重奏曲集 [第4番 ハ長調/第5番 ト短調/ 第3番 イ長調/第1番 ト長調]/ チェロ・ソナタ第3番 ト長調 |
ロベルト・ノフェリーニ(Vn) ジャンフランコ・イアネッタ(Vn) アンドレア・ノフェリーニ(Vc) ブルーノ・カニーノ(Cemb) | ||
膨大な数の作品を書き上げ古典派様式の発展に重要な役割を果たしたサンマルティーニ兄弟の弟、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニの三重奏曲集。実力派揃いの演奏者陣を牽引する役割を担うように、ナポリが生んだイタリア鍵盤界の奇才、ブルーノ・カニーノが参加しているのも嬉しいポイント。 | |||
ジュゼッペ・セリット(1700-1777): インテルメッツォI(2声)/インテルメッツォII(2声) ドメニコ・サロー(1679-1744): プリア:ディ・ラスチアルティ/ラ・ミア・コスタンツァ |
アントネッラ・タトゥルリ(S) アンジェロ・ デ・レオナルディス(Br) ラ・コンフラテルニタ・ デ・ムジチ | ||
世界初録音。・オペラ作曲家として活動したセリットのアリア、レチタティーヴォから成るインテルメッツォ集。 | |||
ヴィチェンツァの歴史的オルガン G.メネゲッティ(1731-1794): ソナタ ト長調、/同 ハ短調/同 ハ長調 G.ダラ・ヴェッキア(1806-1848):牧歌/オルガン・ソナタ P.ヴァルティノーニ(1959-):アリアと変奏 他(全13曲) |
エンリコ・ザノヴェッロ(Org) | ||
1963年イタリア、ヴィチェンツァ出身のオルガン奏者エンリコ・ザノヴェロが地元の3台のオルガンを演奏。全曲世界初録音。 | |||
チェンバロのための4手連弾作品集 ヨンメッリ:4手連弾のためのソナタ / クレメンティ:3つのデュオ Op.3 /デュオ Op.6 ルティーニ:12のディヴェルティメントよりロンド〔第1番−第3番〕 アルベルト・フィリンチエリ、マリオ・ステファノ・トンダ(Cemb) | |||
録音:2017年6月、サン・ジョヴァンニ教会、クアローナ、イタリア|使用楽器:マルティン・ザスマン〔ヒュッケンスヴァーゲン、ドイツ〕、1975年頃製作。 18世紀後半ヨーロッパの貴族〜中流階級における4手連弾の人気と重要性を伝えてくれるイタリアの作曲家たちによる4手連弾作品集。クレメンティ、ヨンメッリ、ルティーニの4手連弾作品をイタリアの実力派デュオが華麗に繰り広げる。 | |||
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ: ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集 ソナタ ハ長調 Wq.136 /ソナタ ニ長調 Wq.137 /トリオ ト短調 Wq.88 パオロ・パンドルフォ(Gamb) リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb) | |||
パンドルフォ&アレッサンドリーニという強力コンビによる表現意欲に満ちあふれた演奏。二人は Harmonia Mundi にJ.S.バッハのソナタも録音している。 | |||
カルロ・フェラーリ(1714-1790):6つのチェロ・ソナタ Op.1 | オルネッラ・ガットーニ(Vc) ラウラ・ベルターニ(Cemb) | ||
フェリーチェ・ジャルディーノ(1716-1796):室内楽作品集 弦楽四重奏曲〔第6番/ Op.25 No.4 〕/ チェンバロ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 Op.21 No.2 / ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための四重奏曲 Op.23 No.1 / ヴァイオリン、フルート、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 Op.25 No.3 ミルスSQ [フェデリカ・ヴィニョーニ(Vn1) マッシミリアーノ・カネット(Vn2) リッカルド・サヴィネッリ(Va) ルカ・ヴァチェッリ(Vc)] ジョルジョ・ボッティリオーニ(Va) ニコラ・カンピテッリ(Fl) アッティリオ・カントーレ(Cemb) | |||
録音:2016年4月。皇太子の音楽教師として招聘されるなど、18世紀のイギリスでヴァイオリニストとして目覚ましい活躍を繰り広げたイタリアの音楽、フェリーチェ・ジャルディーノ(1716-1796)の四重奏曲集。ミルス弦楽四重奏団は、アバドが設立したボローニャのモーツァルトo. でも活躍した若手実力派操奏者たちにより、2008年9月に結成されたイタリアのアンサンブル。ハイドンからマデルナに至る幅広いレパートリーを誇り、クス弦楽四重奏団やマリオ・ブルネロから高い評価を受けるなど、イタリアの室内楽界の次代を担うアンサンブルとして期待されている。 | |||
フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796): 2つのヴァイオリンのための6つの二重奏曲 Op.2 (1751) 〔第1番 ニ長調/第2番 ヘ長調/第3番 ハ長調/第4番 イ長調/第5番 ホ短調/第6番 ト長調〕 アルシミー・デュオ[アレッサンドロ・カッツァート、シャロン・トマセッリ(Vn)] | |||
録音:2018年10月、バーリ、イタリア。フェリーチェ・ジャルディーニ(1716-1796)は、ミラノ、パリ、ベルリン、そして特にロンドンで同地におけるイタリア音楽の発展に寄与した18世紀イタリアのコンポーザー・ヴァイオリニスト。その作風はイタリアとドイツの伝統に通じており、典型的なギャラント様式の特徴を持っている。「6つの二重奏曲 Op.2」は、当時の王族ハインリヒ・フォン・プロイセンに献呈された作品。 | |||
ニコロ・ヨンメッリと1700年代ナポリ楽派の音楽 ニコロ・ヴィート・ピッチンニ(1728-1800):歌劇「からかわれた狡猾な女」〜シンフォニア ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):ピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ長調 ニコラ・フィオレンツァ(1700頃-1764): ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 ハ長調/シンフォニア ニ長調 アレッシオ・プラーティ(1750-1788):ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 イ長調 レオナルド・レーオ(1694-1744):歌劇「アンドロマカ」〜シンフォニア アントネッラ・クリスティアーノ(P) マルコ・ロリアーノ(Vn) イヴァノ・カイアッツァ指揮ソリスティ・パルテノペイo. | |||
発売:2004年。全て世界初録音。限定盤(廃盤)品番:TC-2513。 1700年代(18世紀)にナポリで活躍した5人の作曲家による作品集。 「ピッチンニ派」、「グルック派」の論争に巻き込まれながらもイタリア、フランス両国のオペラ界で中心的な役割を果たしたピッチンニ。イタリアのオペラ改革で重要な役割を担いディッタースドルフ、ヴァーゲンザイルに大きな影響を与えたオペラ、宗教音楽の作曲家ヨンメッリ。ナポリ王国王立礼拝堂のヴァイオリニストをつとめ作曲家としても18世紀初頭南イタリアにおける協奏曲と交響曲の発展に尽力したフィオレンツァ。ピッチンニの勧めでナポリに学びイタリア、フランスで活躍したプラーティ。当時のナポリで劇場音楽、教会音楽の主要作曲家として位置付けられていたレオ。この18世紀ナポリで重要な役割を果たしながらも中々取り上げられることの無い5人の作曲家の作品を集めた1枚。 フィオレンティーノにピアノを学びイタリアを中心に活躍中のピアニストであるクリスティアーノ。1967年ローマ出身で第47回ミュンヘン国際音楽コンクール入賞歴を持ち1998年ミュンヘン・ヘラクレスザールにデビューしたヴァイオリニスト、ロリアーノといったイタリア出身のソリストをイタリア作品を主要レパートリーとするカイアッツァとイタリア、カセルタに本拠を置くオーケストラ・ソリスティ・パルテノペイがサポート。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ: スターバト・マーテル/サルヴェ・レジナ |
カティア・リッチャレッリ(S) マヌエラ・クステル(A) ジョルジョ・クローチ指揮 イ・フィラルモニチ | ||
ペルゴレージ:スターバト・マーテル | ベッティナ・ルボルトーネ(S) キアラステラ・オノラティ(A) フラヴィオ・ エミリオ・スコーニャ指揮 ベネデット・マルチェッロco. | ||
ペルゴレージ:歌劇「奥様女中」
フェデリカ・ザネッロ(S) ミケーレ・ゴヴィ(Br) マルコ・ダッラーラ指揮アンサンブル・レジーア・アカデミア | |||
発売:2007年。限定盤(廃盤)品番:TC-2518。2003年に指揮者のダッラーラを中心として結成されたイタリアのアンサンブル、レジーア・アカデミアは、室内楽から18世紀オペラまで対応する。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736): 4つの室内カンタータ(1736; ジョアッキーノ・ブルーノ編纂 Op.2 ) 〔第1番「別離」/第2番「別れ」/第3番「秘めたる苦悶」/第4番「オルフェウス」〕 アレッサンドラ・ロッシ・デ・シモーネ(S) ロベルト・ジーニ指揮 アンサンブル・コンチェルト[2Vn、Va、Vc、Cb、アーチリュート、クラヴィCemb] | |||
録音:1991年2月25日-28日、サローネ・ボロニーニ [Salone bolognini] 、サン・ドミニコ聖堂、ボローニャ、イタリア|初発売:1993年|旧品番:TC-711601 〔廃盤〕。 | |||
ペルゴレージ:歌劇「奥様女中」/サルヴェ・レジナ ハ短調「ようこそ、天の女王」
フェデリコ・ベネッティ(B) アンジェラ・ニーシ(S) フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ指揮イ・ソリスティ・リリエンシ | |||
録音:2013年9月。ナポリ楽派の巨匠、ペルゴレージの世俗作品と宗教作品をカップリング、その関連性に迫ったアルバム。 | |||
エマヌエーレ・バルベッラ(1718-1777): 2つのヴァイオリンとチェロのための 「ハミルトン三重奏曲集」[ソナタ第1番−第6番] |
アンサンブル・ レ・ムジケ・ダ・カメラ | ||
バルベッラはナポリ生まれの作曲家。作品は弦楽器のための二重奏曲、三重奏曲が多数を占める。ヴァイオリン奏者としても有能でサン・カルロ歌劇場のオーケストラで活躍し、あのタルティーニの門下生でもあったという。世界初録音。 | |||
アントニオ・フェッラディーニ(c.1718-1779): チェンバロのための6つのソナタ |
シルヴィア・ ランバルディ(Cemb) | ||
18世紀イタリアのナポリ楽派に属し、プラハとも縁があったというアントニオ・フェッラディーニは、フェッラディーニを名字に持つ他の作曲家と作品が混同されてしまい、まだ知られていない物も多い。当盤のソナタは、当時のザクセン選帝侯に献呈された代表作。 | |||
18世紀ピエモンテの鍵盤音楽 #CDショップ・カデンツァ独自翻訳のため、無断転載は堅くお断り致します ヴィンツェンツォ・カルデラーラ(1758-1802):フォルテピアノのためのソナタ (del M.ro Vincenzo Calderara ad uso di Madamigella Scarampi di Monale) ジャチント・カルデラーラ(1729-1803): ソナタ・ア・チェンバロ・ピアノ・エ・フォルテ・G.C. ガエターノ・ピアッツァ(18世紀):アンダンテ 変ロ長調 イグナチオ・パコット(1763-1834):ソナチネ第2番 メルキオッレ・デ・ヴィンチェンティ(1739-1810): メルキオル・デ・ヴィンチェンティ氏によるチェンバロのためのソナタ ジョヴァンニ・ドメニコ・ペロッティ(18世紀):ラルゲット ト長調 ガウデンツィオ・デレジブス(?-1817):ソナタ ニ長調 (da “Suonate da cembalo del Sig. Kramer”) マリオ・ステファノ・トンダ(Fp) | |||
録音:2010年12月/現地発売:2011年9月。おそらく全曲世界初録音。使用楽器:ポール・マクナルティ、2004年製作(アントン・ヴァルター・モデル)。 | |||
フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲集 ツァーニ:Fl−tr、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ピアチェンティーノ:トラヴェルソのための協奏曲(1750) トルティ:Fl−trのための協奏曲(1765) / スキャッティ:Fl−trのための協奏曲(1765) /Fl−trのための協奏曲(1750) ラファエレ・トレヴィザーニ(Fl|使用楽器:木製、パウエル社製) ナターレ・アルノルディ指揮アンサンブル・バロック「カルロ・アントニオ・マリーノ」 | |||
録音:2017年7月、プラダルンガ、ベルガモ、イタリア。 主にドイツやフランスのフルート奏者たちによって技術的な改良が施され、ヴァイオリンのライバル的存在としてフルートがリコーダーに取って代わるなど、重要なターニングポイントとなった17〜18世紀。ジェイムズ・ゴールウェイの門下生の1人であり、ミラノ市立音楽院やマッジョーレ湖でのフルートセミナーで教育者としても活躍するイタリアの名フルーティスト、ラファエレ・トレヴィザーニが、イタリアの作曲家たちによって18世紀中頃までに作曲された未出版の知られざる協奏曲を奏でている。 | |||
マリア・テレーザ・アニェージ(1720-1795):器楽伴奏付歌曲集(1749) 〔私は混乱している羊飼い/私の心は甘い動きで震え/話すのは私ではないので/最愛のライを泣かせないで/ 私は喜んで彼に従い/残酷なことを言わないで/牧師は冗談を言う/苦しみ、軽薄/古い刑務所で〕 エレーナ・ディ・シモーネ(Ms) アンサンブル・イル・モザイコ | |||
録音:2018年1月、ヴェローナ、イタリア。マリア・テレーザ・アニェージ(1720-1795)は、経歴や詳しい作曲歴などは謎に包まれているものの、1749年に作曲された「Arie con Istromenti」は、ザクセン選帝侯フリードリヒ・クリスティアンの妻であるマリア・アントーニアに捧げられており、イタリアのミラノを主な活躍の場としたとされる18世紀の女流音楽家。その主な作品は歌曲と鍵盤作品であり、歴史に埋もれた知られざる女流作曲家の1749年の歌曲集が、エレーナ・ディ・シモーネの歌声で陽の目を見る。 | |||
マリア・テレーザ・アニェージ(1720-1795):歌劇「ソフォニスバ」からのアリア集 Recitativo introduttivo Forse men di Roma / Aria Dall'eterno fellice soggirno / Aria Dubbia ancor / Aria Da me che in te riposa / Aria Pensa che in te riposa / Aria Spera Roma / Aria Dille che se catene non vuol / Aria Forse verra quel di / Aria La tua sol fra l'alme belle エレーナ・デ・シモーネ(Ms) アンサンブル・イル・モザイコ | |||
録音:2019年7月、サン・ヴィトコーリ教会、イタリア。イタリアの女性作曲家マリア・テレーザ・アニェージの生誕300年を記念して録音された。作曲された当時、歌劇「ソフォニスバ」は演奏された様子はなく、彼女自身が演奏されることを望んで歌劇場へスコアを送ったものの実現されなかったようだ。歌詞の内容から想像すると、当時ウィーンで人気のあった歌手ヴィットーリア・テージを想定して書かれたようだが、実際には非公式で演奏された様子はあるものの、歌劇場での演奏はされなったようだ。しかし、そのアリアは当代きっての人気歌手を想定して書かれたものだけに、時に難解な歌唱を求められるような聴き応えのある作品となっている。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァシオ(活動:18世紀、ナポリ): マンドリン・ソナタ集〔マンドリンと室内アンサンブル版〕 〔ニ長調 GIMO.144 /ハ長調 L.2767 /ニ長調 GIMO.142 /ニ長調 L.2768 /ニ長調 L.2082 /ト長調 GIMO.145 〕 セルジオ・ジジョッティ(ナポリのバロック・マンドリン) インチョルディス・アンサンブル [ファビアーノ・メルランテ(アーチリュート/テオルボ/バロックG) マリーナ・スカイオーリ(Cemb/Org) カルロ・ザナルディ(Vc) ジョヴァンニ・ヴァルジミッリ(ヴィオローネ)] | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァシオ(活動:18世紀、ナポリ): マンドリン・ソナタ集〔マンドリンとチェンバロ版〕 〔ニ長調 GIMO.144 /ハ長調 Gimo.141 - L.2767 /ニ長調 L.2768 / ニ長調 mS.2082 /ト長調 GIMO.145-146 /ニ長調 Gimo.142-143 〕 マルコ・ジャチントゥッチ(マンドリン) ワルテル・ダルカンジェロ(Cemb) | |||
以上2点、録音:2017年7月、イタリア。マンドリンを研究&改良してヨーロッパ中に広めたジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァシオのマンドリンと通奏低音のためのソナタ集。現存する彼のソナタすべてを収録したという。アンサンブル編成、そしてチェンバロとのデュオ編成という2種で同一曲を楽しめるダブル・リリース。 | |||
ピエトロ・ナルディーニ(1722-1764): ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 |
アンサンブル・ アルディ・コル・ミオ | ||
ナルディーニはタルティーニの愛弟子でヴァイオリンの名手として活躍、シュトゥットガルト宮廷楽団コンサート・マスター、トスカナ大公の宮廷楽長を歴任した。 | |||
ジュゼッペ・パオルッチ(1727-1777): アッシジの聖修道院図書館の草稿集 シンフォニア/今ぞ見よ フラウト・トラヴェルソと弦楽のための協奏曲 主なる神/贖罪/他(全10曲) |
ジュゼッペ・マリーノ指揮 アッシジ・フランチェスコ大聖堂 カペラ・ムジカーレ イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ | ||
世界初録音。パオルッチはイタリアの作曲家、音楽理論家。1770年から1772年までセニガッリアにある聖マルティーノ大聖堂の楽長を務めた後、アッシジの聖フランチェスコ大聖堂で終生活動した。彼の作品に関する詳しい研究はなされていないが、200曲以上の合唱、独唱とオーケストラのための宗教音楽作品、そしていくつかの器楽曲があるとされている。貴重な録音。 | |||
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):室内楽&鍵盤作品全集 性格的ソナタ Op.1「ジュリオ・サビーノとエッポニーナ」/ ヴァイオリン伴奏付きのチェンバロまたはフォルテピアノのための3つのソナタ Op.4 / ヴァイオリン伴奏付きのチェンバロまたはフォルテピアノのための3つのソナタ Op.3 / チェンバロとヴァイオリンのための協奏的な3つのソナタ/チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ Op.2 / ヴァイオリンと通奏低音のためのシンフォニア ニ長調/チェンバロのための3つのソナタ/ チェンバロ・ソナタ ト長調/チェンバロ・ソナタ ト長調/シンフォニア ハ長調/ソナタ ニ長調/ソナタ ニ長調/ ソナタ ニ長調/フォルテピアノのためのソナタ ニ長調/フォルテピアノのためのソナタ 変ホ長調/ シンフォニア ハ長調/ソナタ ヘ長調/ソナタ ト長調/ソナタ ト長調/シンフォニア ハ長調/ソナタ ニ長調/ ソナタ ニ長調/トラヴェルソと通奏低音のための6つのソナタ キアラ・カッターニ(Cemb/Fp;*/Org;+) ロベルト・ノフェリーニ(Vn;+) シルヴィア・モローニ(Fl−tr) | |||
録音:2010年6月-2012年12月、イタリア。使用楽器:1830年、ウィーン製作(*) 、1792年製作(+)、他鍵盤楽器(計?)8種/ニコラ・アマティ、1720-30年頃製作(+) 。コペンハーゲン宮廷楽長、ミラノ大聖堂楽長、エカテリーナ2世時代のサンクトペテルブルク宮廷楽長を歴任、サリエリを指導し、モーツァルトも称賛したイタリアの作曲家サルティの室内楽&鍵盤作品集。カッターニはサルティと同じファエンツァ出身の女流鍵盤奏者、モローニはボローニャ・バロックo.のフルート奏者。 | |||
カルロ・ベゾッツィ(1738-1791): 2つのオーボエ、2つのホルンと ファゴットのためのソナタ集 [第22番/第10番/第1番/第12番/ 第2番/第21番/第13番/第14番] |
ジュゼッペ・ナリン(ディレクター) アンサンブル・バロッコ・サン・スーシ | ||
全曲世界初録音。カルロ・ベゾッツィは、17世紀から19世紀にかけて繁栄したイタリアの音楽一族の一人。ベゾッツィ一族はオーボエ奏者を多く輩出しており、カルロも例に漏れずオーボエ奏者兼作曲家としてドレスデンを中心に活躍、また、その演奏を聴いたレオポルド・モーツァルトから高く評価されたという逸話も残っている。 | |||
ジュゼッペ・デマーキ(1732-1791);室内楽作品集 トリオ・ソナタ〔第5番 イ長調/第6番 ヘ短調/第7番 ハ短調〕/ 2つのヴァイオリンのための二重奏曲〔変ロ長調/変ホ長調〕/ ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ〔第1番 変ホ長調/第2番 変ロ長調〕 トライゴノ・アルモニコ | |||
録音:2014年3月、クレモナ、イタリア。 アレッサンドリアで生を受け、ジュネーヴやロンドンなどヨーロッパ各地で活躍した18世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、デマーキ。現在では4つのヴァイオリン協奏曲をはじめとした17曲が比較的知られているものの、作品番号無しの室内楽作品なども、ボッケリーニのギャラント様式を思わせる秀作。 | |||
ガエターノ・フランチェスキーニ:ソナタ集 Op.1(第1番−第6番) | エンリコ・カザッツァ(Vn)指揮 アッカデーミア・ デラ・マニフィカ・コムニタ | ||
マッダレーナ・ラウラ・ロンバルディーニ(=ジルメン)(1735-1799):6つの弦楽四重奏曲集 〔第1番 変ホ長調/第2番 変ロ長調/第3番 ト短調/第4番 変ロ長調/第5番 ヘ長調/第6番 ホ長調〕 アカデミア・デッラ・マニフィカ・コムニタ [エンリコ・カサッツァ、イザベッラ・ロンゴ(Vn) マッシモ・ピーヴァ(Va) フランチェスコフェッラリーニ(Vc)] | |||
録音:1999年1月、イタリア|ピリオド楽器使用|旧品番: TC-731201 。 タルティーニに師事、モーツァルトやJ.C.バッハらを含む同時代の音楽家に評価されたが、今日忘れられているイタリアの女流作曲家による弦楽四重奏曲。 | |||
ジョヴァンニ・メネゲッティ(c.1730-1794): ヴァイオリン協奏曲とソナタ集 ヴァイオリン協奏曲[イ長調/へ長調]/ ヴァイオリン・ソナタ イ長調/ ヴァイオリン協奏曲[ハ長調/へ長調/ニ長調]/ チェンバロ・ソナタ[変ロ長調/ト短調] |
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn) エンリコ・ザノヴェッロ (Cemb/Org) アルキチェンバロ・アンサンブル | ||
全曲世界初録音。知られざるイタリアの作曲家ジョヴァンニ・メネゲッティは、その父ガエターノも音楽家であったとされる。ヴィチェンツァのアカデミア・アルモニカのために作曲されたカンタータなど、宗教声楽作品がメネゲッティ作品の中核と伝えられているが、ここに収録された協奏曲とソナタも、イタリア北東部ヴィチェンツァの宝石と呼ばれている。 | |||
ガエターノ&ジョヴァンニ・メネゲッティ:ソナタ&協奏曲集 ガエターノ・メネゲッティ(17世紀-18世紀): 4声のソナタ ヘ長調/ ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ〔ニ短調/変ロ長調/ハ短調/ホ短調/イ長調〕 ジョヴァンニ・メネゲッティ(1730-1794): ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ロ短調/ヴァイオリン協奏曲 イ長調 ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn) エンリコ・ザノヴェッロ指揮アルキチェンバロ・アンサンブル | |||
録音:2009年9月。世界初録音。イタリア北東部ヴィチェンツァの音楽一家メネゲッティ家のガエターノと、タルティーニの次世代を代表するヴァイオリニストの1人でその音楽が「ヴェネツィアの宝石」とも呼ばれたジョヴァンニという、親子が残したヴァイオリンと通奏低音のための作品集。 | |||
ジュゼッペ・ミッリコ(1737-1802):ハープ・ソナタ集 12のハープ・ソナタ集〔第1番−第12番〕/ヴァイオリンとハープのための二重奏曲(+) / カンツォネッタ集(#) 〔 Ho sparso tante lacrime / La farfalletta che fra l 'erbetta / Del mio destino ingiusto / Fille se mai pretendi / Alla vezzosa Fille / Per che sul mio crine / Se i tuoi vezzosi lumi / Della tua rea perfidia 〕 エマヌエラ・デリ・エスポスティ(Hp) 神谷美穂(S;#) ダニエラ・ヌッツォーリ(Vn;+) | |||
録音:2016年6月、10月、イタリア。 ジュゼッペ・ミッリコはグルックの友人で、ハープ奏者&教師としても知られたイタリアのカストラート。 | |||
ガエターノ・プニャーニ(1731-1798):ヴァイオリン協奏曲集〔ニ長調/イ長調〕
ロベルト・ノフェリーニ(Vn|使用楽器:ジュゼッペ・スカランペラ、1865年製) アラン・フレイレス・マグナッタ指揮オルケストラ・ヌオーヴェ・アッソナンツェ | |||
録音:2014年11月、オラトリオ・ディ・サン・フランチェスコ・ポヴェリーノ、フィレンツェ、イタリア|使用ヴァイオリン:ジュゼッペ・スカランペラ(1838-1902)、1865年製|使用弓:ジョン・ドッド(1752-1839)、19世紀初頭製。 ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミスに師事し、コレッリの孫弟子にあたるプニャーニは、10歳という若さでトリノ・レージョ劇場のオーケストラにヴァイオリン奏者として参加、早くからヴァイオリンのヴィルトゥオーゾとしての才を発揮。前古典派時代のイタリア、特にヴァイオリンの分野において目覚ましい活躍を繰り広げた18世紀を代表するコンポーザー=ヴァイオリニストの1人。ノフェリーニは「 イ長調」の協奏曲と共に、1997年にポーランドのクラクフの図書館で、同国の音楽学者アダム・リーガーによって発見された「 ニ長調」の協奏曲を録音。タルティーニの形式を思い起こさせる「 イ長調」と、ロカテッリの「ヴァイオリンの技法 Op.3」からの影響を感じさせる「 ニ長調」。18世紀イタリアのヴィルトゥオーゾが遺した2つのヴァイオリン協奏曲を、現代のイタリアのヴィルトゥオーゾが、ピリオド楽器で流麗かつ華麗に奏でる。 | |||
クリスティアーノ・ジュゼッペ・リダルティ (1730-1795):チェンバロのための協奏曲と室内楽曲 チェンバロ、ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲/ フルートとチェンバロのための二重奏曲第1番/ チェンバロ独奏のためのソナタ/ ヴァイオリンとチェンバロのための二重奏曲第5番 |
パオラ・ポンチェット(Cemb) アウセル・ムジチ [アティリオ・モッツォ、 ラウラ・ミルリ(Vn) ミケーレ・タツァーリ(Vc) カルロ・イパータ(Fl-tr)] | ||
リダルティはイタリア系オーストリア作曲家。ウィーン大学で哲学と法学を学ぶかたわら、チェンバロとハープを 学び、独学で作曲技法を身につけた。1751年、音楽の勉強をさらに深めるためイタリアに赴き、ヨンメッリ等に師事、作曲技法の研鑚を 積んだ。 | |||
ケルビーニ&カンビーニ:弦楽三重奏曲集 ルイージ・ケルビーニ:弦楽三重奏曲〔第1番 ト長調/第2番 ハ長調〕 ジュゼッペ・カンビーニ:弦楽三重奏曲〔ヘ長調 Op.2 No.1 /変ロ長調 Op.2 No.2 /変ホ長調 Op.2 No.3 〕 トリオ・ヘーゲル[ダヴィド・スカローニ(Vn) ダヴィデ・ブラーヴォ(Va) アンドレア・マルコリーニ(Vc)] | |||
録音:2015年4月。トスカーナに生まれ、パリで活躍したという共通点を持つケルビーニとカンビーニの弦楽三重奏曲集。ケルビーニは劇場での不遇を乗り越えパリ音楽院院長にまで上り詰め、一方カンビーニはアフリカ旅行中に海賊の襲撃を受け奴隷にされたというエピソードも残る。ドイツの哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの名を冠するアンサンブルの演奏。 | |||
エトルリア女王マリーア・ルイーザ・ディ・ボルボーネ(1782-1824)の(音楽帖からの)音楽 ジョヴァンニ・フランチェスコ・ジュリアーニ:ニーチェ・ラ・リア・テンペスタ ジローラモ・クレセンティーニ:オンブラ・アドラータ・アスペッタ G. F. ジュリアーニ:ラ・パルテンツァ/3つのカンタータ / ルイ=シャルル・ラゲ:ソナタ Op.8 No.1 フランチェスコ・ペトリーニ:二重奏曲 Op.30 ジョヴァンニ・パイジエッロ:歌劇「セビリャの理髪師」〜2つのアリア ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ:コンソーラ、アマート・ベネ アントニオ・サッキーニ:歌劇「ダルダニュス」 序曲 / ニコロ・ピッチンニ: Lasciami, o ciel pietoso タニア・ブッシ(S) パオロ・モーラ(Vn) ロレンツォ・モンテンツ(Hp|使用楽器:エラール社、1805年製) | |||
録音:2018年8月、パルマ、イタリア。パルマのパラティン伯図書館で発見されたボルボニック・マニュスクリプトからの音楽。エトルリア女王マリーア・ルイーザ・ディ・ボルボーネ(1782-1824)による多様な音楽コレクションで、300を超えるハープのための作品が収められたイタリア最大級のハープ・コレクションから、ハープを伴う声楽、器楽のためのアリア、カンタータ&ソナタ集。 | |||
ルイジ・ボッケリーニ:ヴァイオリンを伴う フォルテピアノのためのソナタ集 Op.5 |
エンリコ・ガッティ(Vn) フランコ・アンジェレーリ(Fp) | ||
チェロを含まないボッケリーニの室内楽曲の録音というだけでも貴重だが、ガッティの演奏ということで古楽系ヴァイオリン・ファン必聴のアルバムとなった。 | |||
ルイジ・ボッケリーニ: ヴァイオリンとチェロを伴うフォルテピアノのための6つのソナタ(1781) ガリマティアス・ムジクム [ラウラ・アルヴィーニ(Fp) エンリコ・ガッティ(Vn) ロベルト・ジーニ(Vc)] | |||
ルイジ・ボッケリーニ:フォルテピアノ、2つのヴァイオリン、 ヴィオラとチェロのための五重奏曲集 Op.56 Nos.1, 5-6 ガリマティアス・ムジクム [ラウラ・アルヴィーニ(Fp) エンリコ・ガッティ、 ルイジ・マンジョカヴァッロ(Vn) エミリオ・モレーノ(Va) ロベルト・ジーニ(Vc)] | |||
アルヴィーニとガッティを主軸とするアンサンブルによる生気あふれるボッケリーニの2タイトル。五重奏曲のメンバーに、タクトゥスの全盛期がうかがえる。 | |||
ルイジ・ボッケリーニ(1743−1805): 6つのヴァイオリン二重奏曲(1769) |
マルコ・ロリャーノ、 ジャンフランコ・ イアンネッタ(Vn) | ||
ギター五重奏曲をはじめとする様々な室内楽曲の録音があるボッケリーニであるが、この作品の録音は珍しい。 ボッケリーニ特有の明るさと優雅さを併せ持った楽しめる作品。 | |||
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):フルート五重奏曲集 ト長調 G.438/へ長調 G.440/変ロ長調 G.442 |
ニコラ・グイデッティ(Fl) ヌォーヴォ・クァルテット・ イタリアーノ | ||
チェロの名奏者としても有名だったボッケリーニのフルート五重奏曲集。フルートのグイデッティはランパルの下で学び、現在イタリアのフェラーラ市管弦楽団の首席奏者を務めており、ヨーロッパ室内管などとも共演している。 | |||
ボッケリーニ: チェロ協奏曲第2番 ニ長調/ チェロ協奏曲 変ロ長調 (グルツマッヒャー編曲)/ 交響曲 ニ長調G.490/ 交響曲 ニ短調Op.12-4,G.506「悪魔の家」 |
フランコ・マッジョ・ オルメツォウスキー(Vc) アンサンブル・レスピーギ | ||
ソリストのオルメツォウスキーはアンサンブル・レスピーギのチェロ奏者として活躍するイタリアのベテラン奏者。カサドとナヴァラに学び、14歳でローマ・サンタ・チェチーリア音楽院主宰の国際コンテストで優勝、1957年と1959年にもジュネーヴとウィーンの国際コンクールで知られるようになったとのことなので、1930年代の生まれか。アルゲリッチなどのピアニストや、サヴァリッシュ、バーンスタインといった巨匠とも共演経験があるという。堂々たる演奏は流石の一言。タクトゥスの看板アーティストでもあるアンサンブル・レスピーギの洗練されたアンサンブルも健在。 | |||
ボッケリーニ(1743-1805):スターバト・マーテル G.532(1781年初稿版)
バルバラ・ヴィニュデッリ(S) フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ指揮ベネデット・マルチェッロ室内o. | |||
録音:2005年9月30日-10月1日、イタリア/発売:2006年。限定盤(廃盤)品番:TC-2506。ボッケリーニの宗教音楽における中核的作品。 | |||
ボッケリーニ/編曲者不祥:6つの弦楽四重奏曲 Op.26(2Fp版)
アンナ・クレメンテ(Fp;*) スザンナ・ピオランティ(Fp;#) | |||
録音:2011年7月、フィレンツェ。当版による世界初録音。使用楽器:ヨハン・シャンツ製作(*/#)、1810-1815年頃(*) & 1800年頃(#)。ドイツ、ドレスデンのザクセン州立図書館に写本が所蔵されている版に拠る。 | |||
ジュゼッペ・マリア・カンビーニ: フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための6つの五重奏曲 |
アッカデーミア・クラシカ・ ディ・ヴェネツィア | ||
ジュゼッペ・マリア・カンビーニ(1746-1825): 6つの協奏的三重奏曲 Op.26 |
トリオ・トゥルテ [ニコラ・グィデッティ(Fl) エマヌエル・ ベンフェナティ(Vn) ロリス・ダル・ボ(Vla)] | ||
主もにパリを拠点に活動したイタリア作曲家カンビーニは多作な作曲であり、1800年までには600曲におよぶ器楽 曲を作曲したとされている。特に弦楽作品に関する彼の評価は高く、あのモーツァルトも彼の弦楽四重奏曲を高く評価している。ここに 収録曲は1782年にパリで作曲された作品で、イタリアの様式を用いながらフランス音楽の影響も少なからず感じさせる。 | |||
ジュゼッペ・マリア・カンビーニ(1746-1825):室内楽作品集 チェンバロ、ヴァイオリン、オーボエとチェロのための5つの四重奏曲 〔第1番 ハ長調/第2番 ハ長調/第3番 イ長調/第4番 ト長調/第5番 ヘ長調〕/ ヴァイオリン、オーボエとチェロのための三重奏曲第5番 ト長調 Op.45 サンスーシ・アンサンブル | |||
録音:2011年12月、パドヴァ。全曲世界初録音。 | |||
プロスペロ・カウチェッロ(1730頃-1794以降): フルート、マンドリンと通奏低音のための二重奏曲と三重奏曲集 フルート、マンドリンと通奏低音のための三重奏曲〔ヘ長調/ハ長調/ニ長調/ト長調〕/ 二重奏曲〔第2番 ト短調(マンドリンのための)/第4番 ロ短調(フルートのための)/ 第1番 ニ長調(フルートのための)〕/ 2つのマンドリンと通奏低音のための三重奏曲 変ホ長調 テゾーロ・アルモニコ | |||
録音:2011年11月、クネオ、イタリア。ナポリの音楽家カウチェッロは、ポーランド王の宮廷楽団で第1フルート奏者を、ナポリの宮廷合唱団で歌手(? 英文では "Virtuoso" と記載)を、さらにサン・カルロ劇場管のヴァイオリニストをそれぞれ務め、また、その作品はパリ、リヨン、ロンドンで出版されたと言う。 | |||
アンドレア・ルッケージ(1741-1801): シンフォニア ハ短調 レクイエム |
ナディア・マンテッリ(S) アレッサンドラ・ ヴァヴァッソーリ(Ms) エマヌエル・ダグアンノ(T) フランチェスコ・アッゾリーニ(B) G.バティスタ・コランブロ指揮 クレモナ・バロックo. 他 | ||
ルッケージはイタリアに生まれ、1774年にベートーヴェンの祖父が務めていたボン宮廷楽長の座を引き継いだ。4人のソリストと合唱、小編成オーケストラで演奏されるレクイエムはシンフォニアと共に貴重な世界初録音。 | |||
アンドレア・ルッケージ(1741-1801):オルガン・ソナタ集 ソナタ第1番 ハ長調/ソナタ第2番 へ長調/ 8つのディヴェルティメント/ソナタ(1764) |
ロベルト・ロレッジャン(Org) | ||
18世紀イタリアの作曲家・鍵盤楽器奏者ルッケージの演奏は非常に秀でており、当時のドイツ人からも称賛を受けたという。世界初録音。ロレッジャンはChandosにも録音を行っている。 | |||
アンドレア・ルッケージ(1741-1801): オラトリオ「イエス・キリストの受難」(1776) |
アレッサンドラ・ ヴァヴァッソーリ(A) パオラ・マンフレディーニ(S) マヌエル・ピエラテッリ(T) アンジェロ・ マンツォッティ(A) エレーナ・ ベルトゥッツィ(S) ジョヴァンニ・バッティスタ・ コルンブロ指揮 クレモナ・バロックo.、 サン・ジョルジョ音楽院cho. | ||
世界初録音。アンドレア・ルッケージは18世紀に活躍したイタリア生まれの作曲家。1774年にベートーヴェンの祖父が務めていたボン宮廷楽長の座を引き継いだ人物としても知られている。オラトリオ「イエス・キリストの受難」はボンで作曲された約70分のオラトリオで、その名の通りキリストの受難を描いている。このような埋もれたイタリアの作品の世界初録音が登場するのもタクトゥスならでは。 | |||
ルイジ・トマジーニ(1741-1808): 2つのヴァイオリンとチェロのための 三重奏曲三重奏曲 K.33/K.34/K.26/K.27 |
マルコ・ロリャーノ、 ジャンフランコ・ イアンネッタ(Vn) ルイジ・プクセドゥ(Vc) | ||
イタリアの作曲家トマジーニはエステルハージ家のヴァイオリニストとして活躍し、ハイドンとも親交があった。3楽章で構成される三重奏曲はイタリアとウィーンの様式を持った作品で、 ところどころにハイドンの影響を感じさせるものがある。 | |||
ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798): 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットと チェロのための6つの五重奏曲 Op.2 |
パオロ・カルリーニ(Fg) サンドロ・マテラッシSQ | ||
世界初録音。イタリアに生まれたブルネッティは幼い頃からヴァイオリンを学び、家族とともにスペインに移り住んでからは、カルロス3世の宮廷ヴァイオリニストとして5年間活躍した。1771年からザルツブルクの宮廷ヴァイオリン奏者を務め、1977年にはモーツァルトの後を継いで第1ヴァイオリン奏者となった。モーツァルトがブルネッティのために「ヴァイオリン協奏曲第1番 K.207」や「ヴァイオリンのためのアダージョ K.261」を作曲したと言われていることから、ブルネッティが音楽家としていかに優れていたか想像がつく。作曲家としてもブルネッティは交響曲、ミサ曲、オペラなど様々なジャンルにわたって作品を書き、当時は高い評価を得ていたが今日そのほとんどは録音されていない。ファゴットと弦楽四重奏という珍しい編成のためのこの五重奏は6曲ともすべて4楽章から成る曲で、ボッケリーニ的な楽しさを持った音楽である。 | |||
フェルディナンド・トゥリーニ(1745-1829):チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集 6つのチェンバロ・ソナタ(1795) / ヴァイオリン伴奏付き6つのチェンバロ・ソナタとチェンバロ独奏のためのフーガ(1784) ジュズィ・デ・ベラルディニス(Fp;*) クリスティーナ・パルッチ(Vn;#) | |||
録音:2008年8月、聖マリア聖堂、コッレロマーノ、ペンネ、ペスカーラ県、イタリア。全曲世界初録音。使用楽器:ヨハン・フリッツ、1810年頃製作(*) /ジョヴァンニ・トノーニ、1700年製作(#)。ソナタ様式を取ったイタリアにおける最初期の作品。トゥリーニはフェルナンド・ベルトーニ(1723-1813)の甥&弟子で「ベルトンチーノ」「盲目のベルトーニ」との異名を持っていたという。 | |||
アンナ・ボン(1740頃-1767): フラウト・トラヴェルソのための6つの室内ソナタ(1756) |
シルヴィア・ モローニ(Fl−tr) アンサンブル・オベロン | ||
脚本家の父と声楽家の母を持つヴェネツィア出身のイタリア人女流作曲家アンナ・ボンは、ドイツに渡りエステルハージ家の宮廷に仕えた。ニュルンベルクのバルタザール・シュミットから出版された当作品集は、古典派時代の様式で作曲されている。 | |||
オルガン4手連弾のためのオペラ序曲集 ベッリーニ:歌劇「カプレーティ家とモンテッキ家」序曲/歌劇「ノルマ」序曲 ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」序曲/歌劇「連隊の娘」序曲 モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲/歌劇「フィガロの結婚」序曲/歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲 ロッシーニ:行進曲/小ファンファーレ/速足行進曲 フェデリカ・イアンネッラ、ジュリアーナ・マッカローニ(Org) | |||
録音:2010年9月、フィラーゴ教区教会、イタリア。使用楽器:アデオダート・ボッシ・ウルバーニ、1842年製作。 | |||
バルトロメオ・カンパニョーリ(1751-1827): 6つのフルート四重奏曲 [第1番 ニ長調/第2番 ト長調/第3番 ト長調/ 第4番 ホ短調/第5番 ヘ長調/第6番 変ロ長調] |
ニコラ・グイデッティ(Fl) マルコ・ロリャーノ(Vn) トマーゾ・ポッジ(Va) ルカ・パッカニェッラ(Vc) | ||
カンパニョーリはタルティーニの孫弟子にあたり、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.のコンサートマスター、スウェーデン王立アカデミー会員など、母国イタリアだけでなくドイツや北欧でもその勇名をはせた。作曲家としてはエチュードなど、特に自身が相当な腕前を持っていたヴァイオリンのための教育的作品が多く、この録音のように器楽を主役とした室内楽作品は珍しい。ソロのグイデッティは、ガッゼローニ、マリオン、ランパルといった名匠たちから学び、イタリアのフェラーラ市o.の首席を務めるフルート奏者。 | |||
フェデリーゴ・フィオリッロ(1755-ca.1823): フルートとヴァイオリン、 ヴィオラのための三重奏曲集[第1番−第6番] |
アンサンブル・アランティカ | ||
1755年、オペラ作曲家であるイニャツィオ・フィオリッロの息子として生まれたフェデリーゴ・フィオリッロは、1788年からロンドンでザロモン弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者として活動、相当な名手であったようだ。当盤には「36曲のカプリッチョ」と並ぶ代表作、「三重奏曲集」を収録。今回が世界初録音。 | |||
ジュゼッペ・フェルレンディス(1755-1810):管弦楽作品全集 オーボエと管弦楽のための協奏曲第1番 ヘ長調/ オーボエ、フルートと管弦楽のための協奏曲 〔第2番 ハ長調/ハ長調(第3番)〕/ シンフォニア 変ホ長調/ イングリッシュホルンと管弦楽のための協奏曲 ヘ長調 |
マリーノ・ベデッティ (Ob/イングリッシュHr) ピエルアンジェロ・ペルッキ指揮 G.フェルレンディスo. | ||
録音:2010年、ベルガモ、ライヴ。世界初録音。ベルガモ生まれのフェルレンディスは、同世代で最も有名なオーボエ奏者の一人で、初めてイングリッシュホルンをソロ楽器として用いたと言う。 | |||
ジュゼッペ・ジョルダーニ(1751-1798):声楽とオルガンのための「奉献唱」
ダニエラ・ヌッツォリ(Ms) マルチェロ・ロッシ(Org) | |||
録音:2011年6月、モッロヴァッレ、イタリア。世界初録音。ジュゼッペ・ジョルダーニはチマローザと同世代のイタリア、ナポリの作曲家。なお、彼の作と言われていた「カロ・ミオ・ベン」は、伊リコルディ社1890年出版の楽譜でジュゼッペの作品だと誤記され、21世紀に入ってもこの表記となっている資料が多いが、実際には彼の兄〔ではないかもしれない。後述〕で、同じくナポリ生まれながらイギリスで活躍したトマゾ・ジョルダーニ(1730頃-1806)の作品。トマゾの父が(老)ジュゼッペ・ジョルダーニ(1695頃-1762以降)という同名だったためもあって混同されたらしい。ただし、特にイタリア語の資料において、トマゾ&(老)ジュゼッペと、(若)ジュゼッペには血縁関係が無いという記述もある。 | |||
ジュゼッペ・ジョルダーニ(1751-1798):宗教的作品集 ミサ曲と夕べの祈り/タントゥム・エルゴ II /オッフェルトリウム ステファーノ・クッチ指揮ゴッフレード・ペトラッシcho. アレッサンドロ・アルベンガ(Org) | |||
録音:2015年4月。チマローザの同世代人で、主にオペラやバレエ音楽を残した18世紀イタリア、ナポリの作曲家による宗教的作品集。 | |||
アントニオ・サリエーリ:管楽合奏のための音楽 | パオロ・ポッラストリ指揮 アンサンブル・イタリアーノ・ ディ・フィアーティ | ||
アントニオ・ピーオ(1753-1795):4声と管弦楽のためのオラトリオ「ジョナータ」(1779)
マリア・ルイーザ・バルダッサーリ指揮アンサンブル・イ・ルオーギ・デッロ・スピリート | |||
録音:2010年12月、ライヴ。ピーオはフェラーラ生まれで、ナポリの聖オノフリオ音楽院でパスクアーレ・アンフォッシに師事した作曲家。「ジョナータ」はラヴェンナの資料館にスコアが保管されていたというイタリア古典派の知られざるオラトリオ。 | |||
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841): フルートとヴァイオリンのための二重奏曲集 |
ダニエル・ルッジェッリ(Fl) マルコ・ロリャーノ(Vn) | ||
ロッラはイタリアのヴァイオリニスト・作曲家・ヴィオラ奏者。ヴァイオリンとヴィオラの技巧は特に優れており、それは彼の作品にも反映されている。高度な技巧を要する作品を多作した作曲家であったが、現存するスコアはほとんどないことから貴重な録音といえよう。 | |||
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841): ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲集 [ト長調/変ホ長調/イ短調] |
マルコ・ロリャーノ(Vn) ルカ・サンツォ(P) | ||
TC-751803 廃盤 |
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841): 6つのヴィオラ二重奏曲集 |
フランチェソ・ラトゥアーダ、 カルロ・バラト(Va) | |
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):6つのフルート四重奏曲集
マリオ・カルボッタ(Fl) エラスムスSQ団員[ジャンバッティスタ・ピアネッツォーラ(Vn) マウリッツィオ・スキアーヴォ(Va) クラウディオ・フリジェリオ(Vc)] | |||
発売:2006年。限定盤(廃盤)品番:TC-2519。ロッラはイタリアのヴァイオリン&ヴィオラ奏者・作曲家。卓越した技巧を持つロッラは、演奏者としてだけでなくミラノ音楽院でヴァイオリンとヴィオラの主任としても活躍した。多作な作曲家であったが、そのほとんどは手稿譜でしか残されておらず、現在この作品が演奏される機会はあまりない。 | |||
アントニオ・サリエリ(1750-1825): 弦楽四重奏のための序曲、スケルツォ、ディヴェルティメント集 弦楽四重奏のための序曲〔第1番/第2番〕/歌劇「ダナイスの娘たち〔ダナイデス〕」 序曲/ オーボエと弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ(*) / ディヴェルティメント〔第1番−第4番〕/フーガ アマティSQ パオロ・ポッラストリ(Ob;*) | |||
録音:1994年4月、モンテプルチャーノ、イタリア| (P) 1995 |旧品番:TC-750901 〔廃盤〕。録音が少ないサリエリの弦楽四重奏作品。ポッラストリはブリュッセル王立音楽院でパウル・ドンブレヒトに学んだ奏者。 | |||
ハープのための音楽 | アントネッラ・チコッツィ(Hp) | ||
ジョヴァンニ・バッティスタ:ヴィオッティ(1755-1824): 2つのヴァイオリンのための6つのセレナータ Op.23 マルコ・ロリャーノ、ジャンフランコ・イアンネッタ(Vn) | |||
発売:2000年。限定盤(廃盤)品番:TC-2523。ヴァイオリンの二重奏というスタイルは当時としては新しい試みであり、ヴィオッティの非凡さが覗える。 | |||
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832): ヴァイオリン伴奏を伴う フォルテピアノのためのソナタ集 ソナタ 変ロ長調 Op.5-1(第2稿; 1807)/ 3つのソナタ Op.15 (1786) [変ホ長調/ハ長調/変ロ長調] |
エンツォ・ポルタ(Vn;*) カルロ・マッツォーリ(Fp;#) | ||
ピリオド楽器使用。使用楽器:1735年、ローマのミカエル・プラトナー製(*)/1830年、ウィーンのフェルディナント・コメレット製(1986年、フィレンツェのアンドレア・ゴーリ修復)(#)。 「ピアノフォルテの父」として、またその「ソナチネ」で知られる18世紀-19世紀イタリアの作曲家クレメンティのソナタ集。Op.5で見られる卓越した対位法など、ヴァイオリンとピアノフォルテを対等に表現させた高度な作曲技法はクレメンティの名声を証明するもの。 ヴァイオリンのポルタは、ボローニャ・テアトロ・コムナーレ管などで活躍したベテラン奏者。 | |||
ジローラモ・クレシェンティーニ(1762-1846): 6つのカンタータと18のアリエッタ(1810) (*) /6つのイタリア語アリエッタ(1800頃) (#) マリーナ・コンパラート(Ms) ジャンニ・ファブリーニ(Fp) | |||
録音:2011年12月、ウンベルティデ、イタリア。全曲世界初録音。クレシェンティーニはカストラート歌手として活躍した人で、その歌声に惚れ込んだナポレオンがパリに招き、自身の家族の声楽教師に登用したという。(*)はパリ滞在中に、(#)はオランダ女王のために作曲された。 | |||
ルイージ・デ・グラッシ(1760-1831):6つのオルガン・ソナタ 〔第1番 ハ長調/第2番 ハ長調/第3番 ハ長調/第4番 変ホ長調/第5番 ニ短調・ニ長調/第6番 ハ長調[未完成]〕 マヌエル・トマディーン(Org) | |||
録音:2010年6月、パロッキアーレ教会、ウディネ。使用楽器:ザニン、1858年製作。全曲世界初録音。イタリアのグラードで生まれたルイージ・デ・グラッシは、チヴィダーレ・デル・フリウーリの大聖堂でオルガニストを務め、北イタリアで活躍した。「6つのオルガン・ソナタ」は、ウディネの市立図書館に手稿譜が所蔵されていた作品。 | |||
ジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763-1842): ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのトリオ・ソナタ Op.25 / ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 Op.11 コラード・ルッツァ(P) ミリアム・ダル・ドン(Vn) フェデリコ・マグリス(Vc) | |||
録音:2013年9月、アルコ、イタリア。 絹織物商の家に生まれ、後にヨーロッパ各地を駆け巡る作曲家、音楽理論家となったジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763-1842)。イタリア国外へと活躍の場を移したフェラーリは、作曲活動はもちろんのこと、主にフランスとイングランドで王侯貴族の音楽教師を務めたことでも知られている。ハイドンやクレメンティ、そしてドゥシークと親交を深めたフェラーリだったが、最も影響を受けたの作曲家は天才モーツァルト。その作品からはモーツァルトの音楽からの影響の大きさを感じ取ることが出来る。 | |||
ジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763-1842):ハープとピアノのための作品集 ハープとピアノのための二重奏曲第2番 Op.20 (1795?) / 2台ホルンの伴奏つきハープとピアノのための二重奏曲第3番 Op.27 (1795年以前) / 2台ホルンとタンバリンの伴奏つきハープとピアノのための15のディヴェルティメント Op.24 (1800?) ロベルタ・アレッサンドリーニ(Hp) コッラード・ルッツァ(P) | |||
録音:2015年12月、トレント、イタリア。18世紀イタリアの作曲家ジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763-1842)は、幼い頃から音楽の才能に溢れていた。青年期を過ごした修道院では多くのドイツ音楽を、またナポリに滞在した折には短い時間ではあったがパイジェッロに教えを乞うことができた。その後パリやロンドンなどヨーロッパ各地で様々な作曲家の影響を受けたフェラーリだったが、最も影響を受けたのはモーツァルトだった。ハープとピアノのための作品もそのモーツァルトの影響をうかがわせるような快闊で明るいものが多くなっている。編成もユニークで、ホルンやタンバリンが良いアクセントとして使われている。 | |||
ヨハネス・ジーモン・マイア (ジョヴァンニ・シモーネ・マイヤー;1763-1845) (ビアンキーニ、バルバレスキ、トロンベッタ編): ピアノ協奏曲 ハ長調/ピアノ協奏曲 ハ長調/ 「シサラ」序曲 |
ピエロ・バルバレスキ(P) パオロ・ ポンツィアーノ・チアルディ指揮 デッレトルリア室内o. | ||
マイア(マイヤー)はドイツに生まれ、1787年にイタリアへ移り本格的な音楽の勉強を始めて歌劇を多数作曲、イタリアだけでなくアメリカ、ロシアでも上演が行われ、1845年にベルガモで亡くなるまでイタリア・オペラにおける中心的作曲家として君臨した。 | |||
フランチェスコ・モリーノ(1768-1847): ギターとヴァイオリンのためのソナタ Op.2 / ギターとヴァイオリンのためのソナタ Op.7 |
ルチアーノ・トルトレッリ(G) マウロ・トルトレッリ(Vn) | ||
録音:2013年7月。カルッリのライバルで、ギタリストとしてパリで活躍、クロイツァーに献呈されたヴァイオリン協奏曲第2番で知られるフランチェスコ・モリーノは、ピエモンテ軍のオーボエ奏者、トリノ・レージョ劇場のヴィオラ奏者でもあった。兄弟デュオによる演奏。 | |||
ニコラ・モンティ(1767-1838):宗教的作品集 ミゼレーレ(2種)〔原典版 [Miserere mei, Deus - Ampilus lave me] / マルコ・ジャチントゥッチによる復元全曲版〕/ カンタータ「 Nelle ore desolate di Maria SS 」 マルコ・ジャチントゥッチ指揮デ・ボン・パローレ | |||
録音:2015年3月。イタリア、ペスカーラのペンネで生まれた作曲家、ニコラ・モンティの宗教的作品集。 | |||
フランチェスコ・ポリーニ(1762-1846): ピアノ作品集 奇想曲Op.28/ ソナタ[ハ短調Op.26-3/ト短調Op.26-6]/ 変奏曲とトッカータOp.53 |
コスタンティーノ・ マストロプリミアーノ (Fp) | ||
フランチェスコ・ポリーニは、スロヴェニアのリュブリャナに生まれたイタリアの音楽家で、ウィーン時代にはモーツァルトに師事、俳優、歌手、作曲家、ヴァイオリン奏者、ピアニスト等の多彩な才能を持ち合わせていた。 フォッジャ音楽院のディプロマを修了したマストロプリミアーノは1750年から1850年の作品を最重要レパートリーとするイタリアの鍵盤奏者。現在はペルージャ音楽院で室内楽の指導を行っている。 | |||
ガエターノ・ヴァレーリ(1760/64-1822): シンフォニア ニ長調/オルガン協奏曲 ト長調/ シンフォニア・ロンド ハ長調/ シンフォニア ニ長調/シンフォニア 変ロ長調/ オルガン協奏曲 変ロ長調/シンフォニア ニ長調 |
ルカ・スカンダーリ(Org) ファブリツィオ・ アメット(ディレクター) ヘルマンス・コンソート | ||
全曲世界初録音。ヴァレーリは絵画にも非凡な才能を示すなど、音楽、美術の両分野に精通していた18世紀イタリアの音楽家。自らがオルガニストとして活躍していたこともあり、オルガン作品はヴァレーリの作品の中でも特に高く評価されている。 | |||
ガエターノ・ヴァレーリ(1764-1822):オルガン作品集 6つのソナタ(2集)〔 mS.59.18 / mS.59.16 〕/オルガンとチェンバロのためのソナタ mS.59.19 / 行進曲 mS.59.35 /4手によるオウヴェルトゥーラ・リドッタ mS.59.25 /ラルゴ mS.59.34 / 大シンフォニア mS.59.21 /牧歌 mS.59.20 /4手によるソナタ mS.59.15 アレッサンドロ・ペリン、ロベルト・ロレッジャン(Org) | |||
録音〔使用楽器〕:2013年9月-2014年5月、サン・ロレンツォ教会、カヴァッツァナ〔ジャコモ・バッザーニ&フィリ、1832年製作〕、ロザリオの聖母教会、ポレゼッラ〔ガエターノ・カリード、1797年製作〕、ともにロヴィーゴ、イタリア。 イタリア、パドヴァの音楽家ガエターノ・ヴァレーリ(1764-1822)は音楽と美術の両方で才能を発揮し、生涯に渡って絵画にも親しんだという。ピアニストとしても優れた腕前の持ち主だったヴァレーリは、パドヴァ大聖堂の楽長、オルガニストという大役を担った同地を代表する音楽家の1人。 | |||
フェルディナンド・カルッリ(1770-1841) (グイデッティ&パリャリーニ編):二重奏曲集 [ニ長調Op.158-1/ハ長調Op.158-2/イ長調Op.51-1/ ニ長調Op.51-2/ト長調Op.51-3/ハ長調Op.51-4/ ヘ長調Op.51-5/ニ長調Op.51-6] |
ニコラ・グイデッティ(Fl) マウリッツィオ・ パリャリーニ(G) | ||
世界初録音。 カルッリはイタリアのギター奏者、作曲家、教師。ギターはほとんど独学で習得したと言われている。当初、イタリアで活躍していた彼はパリに移住し、かの地で最も著名なギタリストとなり、 また、ギターに関する教則本や曲を数多く出版、当時のギター音楽発展に多大な功績を残した。ここに収録されている作品は19世紀前半に出版されたもの。 | |||
フェルディナンド・カルッリ(1772-1841):未出版ギター作品集 3つの小ソナタ Op.81 /6つの異なる小品による曲集 Op.99 /3つのロンドー Op.172 ラファエレ・カルピーノ(G) | |||
発売:2013年。「世界初録音」と記載されている。 | |||
カルッリ:2本のギターのための作品集 シンフォニア Op.152 /デュエット第3番(6つの小さな二重奏曲集 Op.34 より)/ 練習曲集 Op.333 より/ 24の二重奏曲 Op.27 より マウロ・ボネッリ、サンドロ・ヴォルタ(G) | |||
録音:2012年8月、サルヴァラノ、イタリア。マウロ・ジュリアーニと並び立つ18世紀後半〜19世紀前半のイタリアを代表するヴィルトゥオーゾ・ギタリスト、フェルディナンド・カルッリ(1770-1841)。19世紀のギターの演奏法や指導法を確立し、母国イタリアではもちろんのこと、移住したパリでもフェルナンド・ソルが登場する前の同地で絶大な人気を誇ったことでも知られている。地中海の風景を感じさせるかのような爽やかなメロディを、2人のイタリアのギタリストが19世紀に製作された2台のギター(R.&W.デイヴィス1830〜35年頃製作、フランソワ・ジョゼフ・ジェラルド1840年頃製作)を用いて奏でている。 | |||
アレッサンドロ・グラツィオーリ(1770-1834): 21のオルガン・ソナタ |
アルベルト・ グェルツォーニ(Org) | ||
世界初録音。 | |||
ルイジ・ジアネッラ(1778以前-1817): 3つのデュオ・コンチェルタンテ Op.2 |
クラウディオ・オルテンシ(Fl) アンナ・パセッティ(Hp) | ||
録音:2013年9月。ジアネッラはヴェネツィア・フェニーチェ劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座のためのオペラやバレエを作曲し、ドメニコ・チマローザの追悼演奏会でも彼の作品が演奏されたと言うイタリア古典派作曲家・フルート奏者だが、生涯についてはよく判っていない。当作品集はパリでジャン=アンリ・ナーデルマンによって出版されたもの。 | |||
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856): 4手のためのオルガン・ソナタ/ シンフォニア・マルツィアーレ/序奏、主題と変奏と終曲 ヘ長調/ ソナタ 変ロ長調/牧歌 ヘ長調/シンフォニア/ 大ソナタ ヘ長調/序奏、主題と変奏と終曲 ヘ長調/軍隊の行進 |
フェデリカ・イアンネッラ、 ジュリアーナ・マッカローニ(Org) | ||
二人の女性オルガン奏者による4手連弾。壮大に鳴り響くオルガンは圧巻。全曲世界初録音。 | |||
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):オルガン4手連弾のためのソナタ集 シンフォニア/聖体奉挙のソナタ/軍隊大行進曲/聖体拝領後のソナタ/牧歌/ソナタ/東方の三博士/軍隊行進曲 キアラ・カッシン、フェデリカ・イアンネッラ(Org) | |||
録音:2011年10月、マチェラータ、イタリア。全曲世界初録音。モランディは、ロッシーニのオペラ・デビュー作「結婚手形」で、管弦楽伴奏改訂を手助けし、初演を成功に導いた。 | |||
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):オルガンのためのオペラ・トランスクリプション集 行進曲/セミラーミデのアリア/オルガン・ソナタ/カヴァティーナ/セミラーミデの二重唱/ オルガンのためのシンフォニア/軍隊行進曲/オルガン・ソナタ/フランキの行進/ オルガン・ソナタ/軍隊行進曲/終幕のアリア/シンフォニア フェデリカ・イアンネッラ(Org) | |||
録音〔使用楽器〕:2016年6月、カンチェッリ教会、セニガッリ、イタリア〔ジャコモ・バッツァーニ、1856年製作〕。ジョヴァンニ・モランディはペルージャ出身のコンポーザー=オルガニスト。 | |||
ガスパール・スポンティーニ(1774-1851):室内声楽作品全集 4つの新しいロマンス/4つのロマンス/3つのロマンス/甘美で憂鬱でつらい気持ち/3つのイタリア語の二重唱曲/ 6つの新しいロマンス/3つのロマンス/3つのノクターン/イタリア語のアリア集/アリエッタとロマンス/ 新しいヴァランティーヌ/ベアルン地方の雨/ベリ公殿下の逝去に寄せるスタンス/哀悼/サッフォ/別れ/15歳のとき/ むかしむかし/死なねばならぬ/不幸なみなしご/愛の全て/移り気/龍涎香採り/出発/帰途/若い十字軍兵士の別れ/ 美しい友人に近づかないで/秘密と死/東方の夢/Un oiseau tout fier des lecons/ベルリンの友人への別れの挨拶/ アリエッタ/ニーチェへの忠告/アドルフォ・ヌリの最後の詩/愛の炎/別れ/新しいヴァランターヌ/初めての口づけ/ 第1日/秘密と死/哀悼/死なねばならぬ/別れ/幸せな妻/愛の嘆き/後悔/愛の由なし事/こんにちは、緑の田舎/ Rions chantons o mes amis /花たち/ミニョンの歌/ボルシア/ Non so dirti il mio contento / エ・テンポ・アルフィーネ/私の想い/ Es entfieht der Liebe Gluck /ミニョンの歌/ 死ぬ間際の最後の嘆き(1838) /死ぬ間際の最後の嘆き(1842) / Kennst du die Stadt wo das Talent man ehrt / わたしに言わなかったことは(1842) /わたしに言わなかったことは(1849) /思い出しておくれ、いとしい人 パトリツィア・チーニャ、アシュリー・スレーター(S) エリサ・モレッリ(Ms) アレッシオ・トーシ(T) ジャンニ・ファブリーニ(P) サビーナ・ベレイ、 フィリッポ・ファリネッリ(Fp/歴史的P) キアラ・シドーニ(Fp) マリアンネ・グブリ(アルパ/歴史的アルパ) ファビアーノ・メルランテ(歴史的G) | |||
録音:2011年5月-2012年10月。世界初録音多数。イタリア生まれでパリで活躍、1805年にナポレオン妃ジョゼフィーヌの専属作曲家に任命された、19世紀初期のオペラ・セリアにおける最も重要な作曲家の一人、スポンティーニによる室内声楽作品全集。出版譜のみならず、草稿、スケッチ、同世代の作曲家の編曲などもすべて収録。 | |||
ソフィア・ジュスティーナ・コッリ(1775-1830?): ハープ独奏のための作品集 序奏とワルツ/変奏を伴うフランス風アリア/狩/ 6つのハープ・ソナタ集Op.2 [第1番 変ロ長調/第2番 ト長調/第3番 ハ短調/ 第4番 変ホ長調/第5番 ヘ長調/第6番 ハ長調] |
フロラレーダ・サッキ(Hp) | ||
録音:2007年3月6日-7日、マッサ・フィナレーゼ、モデナ、イタリア。使用楽器:;エラール、1816年製。 イタリアの音楽一族に生まれ、ハイドンの「嵐」の初演にも参加した女流音楽家コッリは、1792年にドゥシェク(ドゥシーク)と結婚、その後もハーピスト&作曲家として活動を続けたが、父と夫の共同経営会社が破産すると、夫は妻を捨てドイツへ逃亡してしまった。自身のハーピストとしての演奏経験が反映された作品は、いずれも気品に満ちた旋律を持つ。 | |||
ヴィンチェンツォ・コッラ(1784-1861): フルートのための室内楽作品集 ピアノとフルートのための幻想曲Op.25/ フルートとギターのための二重奏曲/ フルート、ヴァイオリン、ヴィオラと ギターのための四重奏曲 |
マリオ・カルボッタ(Fl) カルロ・バルツァレッティ(P) グイド・フィクトネル(G) マルコ・ビアンキ(Vn) アリス・ビサンティ(Va) | ||
19世紀前半のイタリアで器楽作品に取り組んだコッラは、イタリアのヴォゲーラ市立劇場でオーケストラ指揮者やチェンバロ奏者を務めた。マリオ・カルボッタはイ・ポメリッジ・ムジカーリo.ではプレイヤー、ミラノ・クラシカ室内o.では芸術監督として活躍するイタリアのフルーティスト。 | |||
イザベッラ・コルブラン(1785-1845):声楽とハープのためのイタリア語アリア集 舟歌/歌曲集第1巻(1805) /歌曲集第2巻(1808) /イタリア語による6つの小アリア(1808) / イタリア語による6つの小アリア(1809) /カヴァティーナ、あるいはカンツォネッタ「出発」 マリア・キアーラ・ピッツォーリ(S) マリアンネ・グブリ(Hp) | |||
発売:2013年。「世界初録音」と記載されている。ソプラノ歌手でロッシーニの妻、コルブランによる作品。 | |||
マウロ・ジュリアーニ(1781-1828): ギターのための作品集 12のモンフェリーネ Op.12/ 「アポロの黄金」Op.111〜Studio 2-4/ 24の練習曲集 Op.48〜Esercizio(No.5)/ オーストリア民謡によるやさしい12の変奏曲/ スペインのフォリアによる6つの変奏曲/ソナタ/ 12のエコセーズ/メヌエット/スケルツォ/ 18の漸進的レッスン Op.51〜Studio 7/ 24の漸進的レッスン第1部 Op.139〜Studio 6 |
サンドロ・ヴォルタ(G) | ||
サンドロ・ヴォルタは17−18世紀イタリアのギター作品のの名演奏者として活躍しており、多数の受賞歴を誇る。当CDはエンハンスト仕様となっており、ジュリアーニ、ヴォルタの情報などがパソコンで閲覧できるようになっている。 | |||
マウロ・ジュリアーニ(1781-1828): ソプラノとギターのための作品集 6つのカヴァティーナOp.39/ワルツOp.57 より/ 6つの歌曲Op.89/アリアOp.95 |
クリスティーナ・クルチ(S) アルド・ヴィアネッロ(G) | ||
イタリアのビシェリエに生まれ、18世紀イタリアを代表するギター奏者&作曲家、ジュリアーニの作品は、当時いずれも絶賛された。 ソプラノとギターによる3曲集に加え、ギター独奏によるワルツ集から抜粋収録。クルチはボローニャのG.B.マルティーニ音楽院で学んだソプラノ。ヴィアネッロはアンサンブル・ファブラ、トリオ・ペトラッシなどで活躍中のギタリスト。 | |||
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):声楽とギターのための作品集 大序曲 Op.61 /6つのアリエッタ Op.95 /ヘンデルの主題による変奏曲 Op.107 / ロマンス Op.27 /英雄ソナタ Op.150 /6つのカヴァティーナ Op.39 / 歌劇「タンクレディ」の「こんなに胸騒ぎが」によるカヴァティーナ Op.79 ロッサーナ・ベルティーニ(S) ダヴィデ・フィッコ(G) | |||
録音:2013年7月、イタリア。 クラシック・ギターの歴史の中で燦然と輝くイタリア、ナポリのヴィルトゥオーゾ、マウロ・ジュリアーニ(1781-1829)。19世紀のコンポーザー=ギタリストが遺した声楽とギターのための美しき作品を歌うのは、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(GCD-922807) がレコードアカデミー賞に選ばれたラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレのメンバーとしても活躍中の名ソプラノ、ロッサーナ・ベルティーニ!イタリア古楽界屈指のギタリストの1人であり、レコーディング・エンジニア(前述のモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」でもエンジニアを担当)としても高名なダヴィデ・フィッコとのデュオが、ジュリアーニのメロディアスな旋律美と、ヴィルトゥオーゾならではのテクニカルなパッセージをたっぷりと聴かせる。 | |||
ジュリアーニ:ギター作品集 「おいらはキャベツ作りの子」の主題による6つの変奏曲 Op.49 /オリジナル主題による6つの変奏曲 Op.62 / ニコラ・イズアールの歌劇「ジャンノとコラン」の主題による8つの変奏曲 Op.72 /ロンド「狩り」 Op.109 / ロッシーニの歌劇「チェネレントラ」よりシンフォニア/変奏曲 Op.postuma(序奏、主題と5つの変奏、フィナーレ) ラファエレ・カルピーノ(G) | |||
録音:2018年11月、バーリ、イタリア。 Tactus では、フェルディナンド・カルッリ(TC-770302)、ルイージ・レニャーニ(TC-791201)の未出版の作品を発掘して録音した、イタリアのギタリスト、研究家、歴史学者、ラファエレ・カルピーノが弾く、マウロ・ジュリアーニの様々な変奏曲を主体としたギター作品集。 | |||
ニコロ・パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ集 | ジャンフランコ・イアネッタ(Vn) ジャンニ・ランドローニ(G) | ||
ニコロ・パガニーニ(1782-1840): 24の奇想曲/別れのカプリッチョ |
マルコ・ロリャーノ(Vn) | ||
発売:2001年。使用楽器:パオロ・アントニオ・テスタローレ、1750年。限定盤(廃盤)品番:TC-2517。 ロリャーノは1967年ローマ生まれ。ローマの聖チェチーリア音楽院でアントニオ・サルヴァトーレから音楽を学んだ後、ヴァイオリンの大家として知られるルッジェーロ・リッチ、サルヴァトーレ・アッカルド等からヴァイオリン奏法についてさらなる研鑚を積んだ。その後、数多くの国際的なコンクールで栄誉ある賞を受賞し、同世代のヴァイオリニストの中では注目される存在。 | |||
マンドリンとギターのための作品集 フェルディナンド・カルッリ(1770-1841): 2つの二重奏曲 フィリッポ・グラニャーニ(1768-1820): 2つの二重奏曲 パガニーニ: ロヴェーネのためのソナタ/セレナータ/メヌエット バルトロメオ・ボルトラッツィ(1773-1820?): 主題と変奏/「うつろな心」による序奏と変奏曲 |
セルジオ・ジジョッティ (マンドリン) ファビアーノ・メルランテ(G) | ||
マンドリンとギターのために1800年代前半に作曲されたイタリアの作品集。1996年よりデュオ活動を開始したジジョッティとメルランテは、マンドリンとギターのために書かれたオリジナル作品を得意としておりこれまでに数々のコンクールを勝ち取っている。また使用楽器へのこだわりも非常に強く、マンドリンはナポリ型、ジェノヴァ形、ブレッシャ型の3種類。ギターは、それぞれ1800年代前半に製作された貴重な楽器を用いている。2人の卓越した技巧が地中海の風と香りを吹き込んでくれる素敵なアルバム。 | |||
パガニーニ:チェントーネ・ディ・ソナタ M.S.112 より 〔第1番−第6番〕 |
ジャンフランコ・ イアネッタ(Vn) ワルター・ザネッティ(G) | ||
録音:2018年9月|パガニーニの自筆原稿を用いた世界初録音。本アルバムはパガニーニの自筆原稿のみを使用した初めての録音で、チェントーネ・ディ・ソナタの最初の6つのソナタを収録している。チェントーネ・ディ・ソナタは18曲のソナタが3つの小冊子(a, b, cと記されている)に均等に分割して収められている。作曲はおそらく1828年の終わり頃にプラハで始まり、パガニーニのヨーロッパ旅行中の11年間に渡って行われたと考えられる。またチェントーネというタイトルは、作曲家の死後、未発表の資料を再整理する作業の中で、さまざまな曲のコレクションを一般的に示す目的で、原稿に付けられたものと思われる。パガニーニらしい歌心に満ちたくつろぎの音楽をお楽しみ頂きたい。 | |||
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集 ソナタ〔イ長調 Op.3 No.1 /ト長調 Op.3 No.2 /ニ長調 Op.3 No.3 / イ短調 Op.3 No.4 /イ長調 Op.3 No.5 /ホ短調 Op.3 No.6 〕/ 無窮動 Op.11 /グランド・ソナタ イ長調 MS-.3 /カンタービレ ニ長調 Op.17 ロベルト・ノフェリーニ(バロックVn|使用楽器:ジュゼッペ・スカランペラ、1865年製作、ガット弦/ 使用弓:ジョン・ドッド、19世紀初頭製作) ドナート・ダントニオ(G|使用楽器:マルコ・マグオロ製作) | |||
録音:2019年11月、スタジオ・ジュゼッペ・モナーリ、モデナ、イタリア。ジュゼッペ・スカランペラが1865年にパリで製作した「ヴァイオリン」にガット弦を張り、19世紀初頭に当時の著名な弓職人だったジョン・ドッドが製作した「弓」を組み合わせ、演奏時間が100分を超えるという衝撃的なパガニーニの「24のカプリス」を披露してくれたイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ。2013年に録音され大きな反響を呼んだ「24のカプリス」以来となるノフェリーニのパガニーニは、ヴァイオリンとギターのための作品集! 今回パガニーニの「ヴァイオリンとギターのための作品集」を録音するにあたり楽器、弦、弓は「24のカプリス」を録音した時と同じ組み合わせを今回も採用し、現代イタリアの名工マルコ・マグオロ製作のギターと同じくイタリアのアクイーラ社(Aquila Corde Armoniche)のガット弦の組み合わせを駆使するイタリアの実力派ギタリスト、ドナート・ダントニオとコンビを組んだノフェリーニ。ノフェリーニとダントニオのコンビはHIP(Historically Informed Performance)とピリオド楽器による演奏で、パガニーニとこの2つの楽器、ヴァイオリンとギターとの間に生まれた情熱を巧みに表現してくれている。HIPとピリオド楽器の特性を最大限に演奏に反映させたノフェリーニ&ダントニオのパガニーニは、まさにヴァイオリンとギターが織り成す極上のベルカント。「24のカプリス」に続くノフェリーニのパガニーニにご期待頂きたい。 | |||
ピリオド楽器&ボウ、ガット弦使用による世界初録音〜パガニーニ:24のカプリス
ロベルト・ノフェリーニ(Vn) | |||
録音:2013年9月、ストゥディオ・モナーリ、マッサ・フィナレーゼ、モデナ、イタリア。ピリオド楽器&弓とガット弦使用による世界初録音。演奏時間:約99分。使用楽器:ジュゼッペ・スカランペラ(1838-1902)〔イタリア、ブレシア出身〕、1865年製作(パリ)/使用弓:ジョン・ドッド(1752-1839)、19世紀初頭製作(ロンドン)。ノフェリーニはグリュミオーやアッカルドらの高弟で、ブルーノ・カニーノとも多く共演、モダーン&ピリオド双方の楽器を弾きこなし、パガニーニの作品を得意とするイタリアの奏者。 | |||
ヴェスヴィオのこだま〜 ナポリのカンツォーネ集(1799-1887) 作曲者不詳:ファットゥーラ フェルディナンド・カルッリ: ラルゲット・エスプレッシーヴォ ナポリ民謡:舟歌−サンタ・ルチア マウロ・ジュリアーニ: ギターのための練習曲第23番 Op.50 他(全15曲) |
ステファノ・アルバレッロ(G、歌) | ||
ナポレオン時代のギター伴奏付き歌曲集 カルロ・ミケーレ・アレッシオ・ソラ(1786-1829): Or che fra nube asconde / Quel cor che mi prometti ドメニコ・プッチーニ(1772-1815): Aure amiche / Senza l'amabile ガエターノ・マラーニ: E taglia cor di vederme / Polacca ジローラモ・クレッシェンティーニ(1762-1846): Languir d'amore/他(全20曲) |
マウリツィア・ バラッツォーニ(S) サンドロ・ヴォルタ(G) | ||
ナポレオン・ボナパルトと同時代に活躍したイタリアの作曲家たちによる歌曲集。 | |||
イタリア・オペラの女性たち プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜お父様にお願い/ 歌劇「ボエーム」〜私が町を歩くと ベッリーニ:歌劇「ノルマ」〜清らかな女神よ ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」〜仮面舞踏会による幻想曲/ 歌劇「椿姫」〜ああ、そはかの人か…花から花へ ベッリーニ:歌劇「カプレーティ家とモンテッキ家」〜ああ幾度か ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクヮーレ」〜騎士はあのまなざしを フェデリカ・ザネッロ(S) レ・プレイアディ(Ens.) エレーナ・チェッコーニ(Fl) パオロ・デヴォティ(アルパ) フランチェスカ・ファヴィト(Vc) | |||
イタリア人リリック・ソプラノのフェデリカ・ザネッロは、ミレッラ・フレーニの弟子で、20歳にしてイタリアのフィヴィッツァーノ国際リリック・コンテストで優勝等の実績を持ち、評価急上昇中。 | |||
ドニゼッティ(1797-1848):オーボエとピアノのためのサロン音楽 歌劇「ランメルモールのルチア」から/ 歌劇「ベリサリオ」から 二重唱/歌劇「ポリウト」から/歌劇「ラ・ファヴォリータ」 ソナタ/練習曲第1番/オーボエとピアノのための独奏曲 |
パオロ・ポラストリ(Ob) ミケーレ・イノチェンティ(P) | ||
18世紀頃からオペラを室内楽や器楽用に編曲し、サロンで楽しむことが流行った。ヴァイオリンではパガニーニが、ピアノではリストが有名だが、 当盤に収録された曲のほとんどはオーボエ奏者のH.ブロッド、A.パスクッリそしてクラリネット奏者のL・バッシによる珍しい編曲版。 | |||
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集 第5番/第4番/第6番 |
ベルニーニSQ | ||
ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791-1863): 典礼のための音楽(*) (全11曲) 幻想曲/祈祷/アレグロ・モデラート/パストラーレ/大シンフォニア/他 演奏会のための音楽(#) (全8曲) シンフォニア〔ホ長調/ニ長調〕/ソナタ〔ヘ長調/変ロ長調〕/コンチェルティーノ/他 マルコ・ルッジェーリ(Org) | |||
録音〔使用楽器〕:2000年10月、サンタ・マリア・ディ・カンパーニャ大聖堂、ピアチェンツァ、イタリア〔セラッシ・オルガン(1825-1838) 〕| (#)〔おそらく(*)も〕:初出時の世界初録音|旧品番: TC-792901 (*), TC-792902(#) 。 ベルガモ(改名前はフェリーチェ・モレッティ)は14歳からオルガンの勉強を始め、作曲に関してはドイツの作曲家ヨハン・ジーモン・マイヤー〔マイール〕に学んだ。オルガニストとして、またオルガン作曲家として活躍し、1808年から1818年までいくつかの教会のオルガニストに就任したが、1818年の7月にピアチェンツァのサンタ・マリア・カンパーニャ修道院に修道士として入り、同院で生涯を閉じた。 | |||
ルイージ・レニャーニ(1790-1877):ギター作品集 スケルツォ Op.10 /華麗なポプリ Op.31 /奇想的なポプリ Op.32 / 4つのレッスン/トレ・バリ・ナツィオナーリ/6つのカプリッチョ ラファエレ・カプリーノ(G) | |||
録音:2015年5月。レニャーニはパガニーニと親交の深かった19世紀のイタリアのギター・ヴィルトゥオーゾ。ウィーンをはじめとするヨーロッパ各地においても名声を博し、引退後は楽器製作者として成功した。ラファエレ・カプリーノはギター史研究家、スタジオ・ミュージシャンとしても活躍するイタリアのギタリスト。 | |||
フランチェスコ・サヴェリオ・メルカダンテ(1795-1870): 宗教音楽とオペラ的様式によるシンフォニア集 ミサ(2人のテノール、バスとオルガンのための)/ タントゥム・エルゴ (テノール、合唱、オルガンのための)/ 大シンフォニア/シンフォニア・カラッテリスティカ/ オルガンのためのシンフォニア |
マリア・ダル・ビアンコ指揮 コーエノビウム・ヴォカーレ エンリコ・ザノヴェッロ(Org) | ||
アントニオ・マリア・ムシリュ(1792-1880):オルガン作品集 100の練習曲(写本第82番)より Nos.62, 95, 29, 24, 37, 86 / レガート形式によるソナタ/写本第824番 より Nos.4-14 アレッサンドロ・ビアンコーニ(Org) | |||
録音:2012年9月。使用楽器:フランチェスコ・ポリノーリ、1763年製作/アンジェロ・モレッティーニ、1848年製作。使用楽譜:アッシジの聖フランチェスコ教会堂アーカイヴ所蔵。アントニオ・マリア・ムシリュはイタリアの音楽理論家、作曲家で、ヴェッレトリ修道院の神父を務めた。 | |||
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集[第1番−第6番] | アンサンブル・ ヴィルトゥオージ・イタリアーニ | ||
イタリアを代表する大作曲家ロッシーニの残した数少ない室内楽曲の1つである弦楽のためのソナタ集が登場。オペラばかりがクローズアップされるロッシーニの知られざる1面を窺うことのできるディスク。
アンサンブル・ヴィルトゥオージ・イタリアーニは2本のヴァイオリンとチェロ、コントラバスで構成される弦楽四重奏。ファビオ・ビオンディ、ナターリャ・グートマン、バーバラ・ヘンドリックス、ボロディン・クヮルテットやジュリアン・ラクリンらと共演を行い多数のコンサートやレコーディングを行っている。 | |||
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス(1863)
レティツィア・カランドラ・ブルマート(S) キアラステッラ・オノラーティ(A) ジュリアーノ・ディ・フィリッポ(T) ロレンツォ・バッタジョン(B) ミケランジェロ・カルボナーラ、エンリコ・マリア・ポリマンティ(P) アルベルト・パヴォーニ(ハルモニウム) フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ指揮ゴッフレード・ペトラッシ室内cho. | |||
発売:2007年。限定盤(廃盤)品番:TC-2520。 ロッシーニ晩年に作曲された「小ミサ・ソレムニス」は、4声の独唱と合唱、2台のピアノとハルモニウムの伴奏という編成で書かれた傑作。指揮のスコーニャはこれまでにもボッケリーニの「スターバト・マーテル」(初稿版)などの録音を手懸け、イタリアの声楽作品の演奏には定評がある。 | |||
オーボエ協奏曲集 ベッリーニ:オーボエ協奏曲 変ホ長調 ロッシーニ:オーボエと小管弦楽のための変奏曲/ アンダンテと変奏曲 ショパン: ロッシーニの「シンデレラ」の主題による変奏曲 ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番 ドニゼッティ: アンダンテ・ソステヌート/ イングリッシュ・ホルンのための小協奏曲 フェルレンディス:オーボエ協奏曲 ヘ長調 |
アレッサンドロ・ バッチーニ(Ob) ジョルジョ・ファブリ指揮 オルケストラ・フィラルモニカ・ チッタ・ディ・アドリア | ||
ハインツ・ホリガーを師と仰ぎ、現在シチリアso.の首席奏者として活躍中のオーボイスト、アレッサンドロ・バッチーニによるコンチェルト・アルバム。ベッリーニやドニゼッティから、ロッシーニの「変奏曲」のオーボエ・アレンジなど、イタリア一色のプログラム。 | |||
オルガン4手連弾によるロッシーニ序曲集〜ロッシーニ(1792-1868): 歌劇「どろぼうかささぎ」序曲/歌劇「セビリャの理髪師」序曲/ 歌劇「セミラーミデ」序曲/歌劇「タンクレディ」序曲/ 歌劇「アルジェのイタリア女」序曲/歌劇「ウィリアム・テル」序曲 ジュリアーナ・マッカローニ、フェデリカ・イアネラ(Org) | |||
使用楽器:1821年、フラテッリ・セラッシ製作 Op.384。当版による世界初録音だが、編曲者は特に記載されていないので奏者に拠るものか。 これは珍しい、19世紀イタリアが生んだ名作曲家、ロッシーニの歌劇序曲を、オルガン4手連弾で弾いてしまおうという企画。『原曲のオーケストラ版を単純にコピーするのではなく、スコアをオルガンの特性を活かした形に再構成』しているとのこと。代理店のインフォメーションには『シンバルの音』といった文字も見えるので、少なくとも裏ジャケットに記載は無いが、一部に器楽が加わっている可能性もある。 イタリアのセニガッリア国際オルガン音楽祭や、ペーザロの国際オルガン音楽祭の芸術監督を務める女流オルガニスト・コンビが、ロッシーニ存命当時に製作されたの歴史的オルガンを弾いている。 | |||
ロッシーニ(1792-1868) /ヴェンツェル〔ヴァーツラフ〕・セドラーク(1776-1851)編曲: 「セビリャの理髪師」(管楽合奏〔ハルモニームジーク〕版) パオロ・ポラストリ(Ob) アンサンブル・イタリアーノ・ディ・フィアーティ [(2)Ob、2Cl、2Hr、3Tb、2Fg、ヴィオローネ] | |||
録音:1997年1月12日-14日、モンテヴァルキ、アレッツォ県、イタリア|初発売:2000年|旧品番:TC-791801 〔廃盤〕。 セドラークはボヘミア(現・チェコ)生まれで、ウィーンにおいて活躍したクラリネット奏者・編曲家。同じくロッシーニの「ウィリアム・テル」、ベートーヴェン「フィデリオ」等、いくつかの歌劇をハルモニームジークへ編曲した他、自作曲も書いたが 今日では編曲者としてのみ名を残している。#流通状況によっては TC-791801 をお送りする可能性があります。 | |||
ロッシーニ・フォー・チェロ ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏(*) /チェロとピアノのための主題と変奏「涙」/ ゴンドラのプロムナード/タランテラ(音楽の夜会第8番)/アルバムのための/ 歌劇「モーゼとファラオ」〜バレット/パガニーニに寄せてひと言/ チェロ(とピアノ)のためのアレグロ・アジタート マルティヌー:チェロとピアノのためのロッシーニの主題による変奏曲 カステルヌオーヴォ=テデスコ:「セビリャの理髪師」〜フィガロ ボーナス・トラック ガエターノ・ブラーガ:ワラキアの伝説(天使のセレナーデ) ヴィットリオ・モンティ:チャールダーシュ アンドレア・ノフェリーニ(Vc;*以外) デニス・ザルディ(P) マッシモ・ジョルジ(Cb;*) | |||
録音:2018年6月、フォルリ、イタリア。アンドレア・ノフェリーニはイタリアの音楽家一家(父はボローニャのマルティーニ音楽院の学長を務めた作曲家&指揮者、母親はピアニスト、兄弟のロベルトとアンナもヴァイオリニストとして活躍中)に生まれ、アントニオ・ヤニグロ、ポール・トルトゥリエ、ヨーヨー・マ、アンドレ・ナヴァラらに師事、1991年からローマ歌劇場o. の首席チェロ奏者を保持する名手。「ロッシーニ・フォー・チェロ」は、ジョアキーノ・ロッシーニの刺激的な音楽からチェロのための作品をまとめるという、イタリア音楽の宝庫Tactusらしい好企画。チェロとピアノ、チェロとコントラバスのためのオリジナル作品(半数以上が世界初録音)に、マルティヌーとカステルヌオーヴォ=テデスコが書いた、チェロとピアノのためのロッシーニの主題による作品を収録し、ロッシーニの溢れる個性と天才性を、豊かな表情のチェロで描いている。ボーナス・トラックとして収録されているブラーガの「天使のセレナーデ」、モンティの「チャールダーシュ」も絶品。 | |||
カルロ・イヴォン(1798-1854): オーボエのための作品集 ソナタ ヘ短調/ オーボエとピアノのための「カン・ノットゥルノ」/ 6つの練習曲/2つのオーボエのための二重奏曲 ト長調/ 2つのオーボエのための二重奏曲 変ホ長調/ 3つのオーボエのためのカプリッチョ |
アレッサンドロ・バッキーニ(Ob) アレッサンドロ・カペッラ(P) フランチェスコ・デ・ローサ(Ob) キアラ・スタイバーノ(Ob) | ||
イタリアのパストラーレ集 Vol.2(19世紀) ダ・ベルガモ:6声のパストラーレ ドニゼッティ:パストラーレ モランディ:パストラーレ ボッシ:パストラーレ Op.59 No.2 パネライ:スオナータ・ア・セイ・マニ モレッティ:パストラーレ ペトラーリ:パストラーレ バルビエリ:パストラーレ第1番 他 |
ルカ・サルヴァドーリ、 フランチェスコ・ タシーニ(Org)他 | ||
ロッシーニからタリアヴィーニまで〜 ボローニャのオルガン音楽 ロッシーニ(1792-1868)/ アンニバーレ・ベルトッキ編(1883):愛 ラファエーレ・サントーリ(1836-1918): オッフェルトリウム/エレヴァツィオーネ/ グリエルモ・マッティオーリ(1857-1924): 華麗なトッカータ/ 前奏曲 [Ad Adriano Verari 1893] / Piccolo Scherzo a canone フェルッチョ・パリジーニ(1876-1923): Toccata brillante di concerto アドルフォ・ガンディーノ(1878-1940): 聖歌四篇 (1938) アントニオ・チェルターニ(1879-1952):即興 (1947) レスピーギ(1879-1936):4声の Fuga reale (1899) ルイジ・セルヴァ(19世紀-20世紀:瞑想曲(1929) イレネオ・フゼール(1902-2003): 「コムニオーネ/メディタツィオーネ」(1936) ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(1929-): ヒンデミットの主題によるパッサカリア(1953) |
アンドレア・ マチナンティ(Org) | ||
使用楽器:アドリアーノ・ヴェラーティ製作、1888年。 ヴェラーティ(1849-1911)は19世紀ボローニャ最後のオルガン製作者の1人。19世紀のロッシーニから、20世紀のタリアヴィーニ(名鍵盤楽器奏者としても有名)まで、ボローニャの10人の作曲家たちが書いたオルガン作品の饗宴。 | |||
ファゴットとピアノのためのオペラティック・ファンタジー オルセッリ:ヴェルディ「椿姫」による回想 / ガスペリーニ:ベッリーニ「夢遊病の娘」によるポプリ タンプリーニ:ドニゼッティの歌劇「ドン・パスクァーレ」による幻想曲 / フマガッリ:ヴェルディ「亡命者」 サヴィネッリ:ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」によるエストラッティ(ハイライト) トリアーニ:ベッリーニ「海賊」の主題による幻想曲/ ドニゼッティ「ランメルムールのルチア」によるディヴェルティメント オルセッリ:ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」による幻想曲 ロベルト・ジャッカーリャ(Fg) チョン・フン・ヨー(P) | |||
録音:2013年3月、カステッロ・ディ・スピリンベルゴ、ポルデノーネ、イタリア。19世紀の作曲家たちがオーボエ用に編曲した、イタリア・オペラのパラフレーズ集。ジャッカーリャはヴェネツィア・フェニーチェ劇場管の首席ファゴット奏者。 | |||
ベッリーニ&ショパン:声楽&ピアノ作品集 ベッリーニ:マリンコーニア/やさしきニンフ/行け、幸運の薔薇よ/銀行放つ美しき月/ お願いだ、我が美しき憧れの人/だがやはり満たしておくれ/暗雲の後に/私は美しい乙女 ショパン:「17のポーランドの歌」より〔望み/春/いとしき娘/闘士〕/ スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31 /夜想曲第4番 ヘ長調 Op.15 No.1 / アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22 「ヘクサメロン変奏曲」 ホ長調〜第6変奏 シルヴィア・マルティネッリ(S) アンドレア・トロヴァート(P) | |||
録音:2013年5月。マルティネッリは、マルゲリータ・リナルディに師事し、レナータ・スコット、マリア・キアーラやユリア・ハマリからも教えを受けたイタリアのソプラノ。イタリアのピアニスト、アンドレア・トロヴァートは、イタリアのストレーザ国際コンクールのドビュッシー賞など多くの受賞歴を持つ。 | |||
19世紀イタリアのフルートとハープのための作品集 ミケランジェロ・ソラ:行進曲風に / トハ:夜想曲 Op.9 /夜想曲 Op.10 ボヴィオ:ディヴェルティメント二重奏曲 / ガリボルディ:ラ・パッショーネ Op.8 クラウディオ・オルテンシ(Fl) アンナ・パセッティ(アルパ) | |||
録音:2016年4月、ステュディオ・G.モナーリ、マッサ・フィナレゼ、モデナ、イタリア。 イタリアのフルーティスト、クラウディオ・オルテンシと、第1回大阪国際室内楽コンクール&フェスタの参加経験も持つハーピスト、アンナ・パセッティが2011年に結成したデュオが、19世紀のイタリアで重宝されたフルートとハープの組み合わせで、当時のパラフレーズ、デュエット、メロディを演奏。古典派とロマン派が交錯した時代におけるフルートとハープによる室内楽の醍醐味をたっぷりと味わえるプログラム。 | |||
ヴィッジャーノの伝統的な歌曲と舞曲 Tarantella Stiglianese / Valzer Lucano / Tarantella di Armento / A Maria SS / Assunta / Tarantella Lucana / Madonna di Viggiano / Lo cardillo / Carciofola / Ah non giunge / Lode a Maria SS.ma / Polka di Vittorio / Valzer / La Carolina / Tarantella dell'arpa Viggianese / Fenesta che lucivi / Tarantella Napoletana / Te voglio bene assaje / Tarantella Capuanese / Pastorale di Natale / Il Viggianese / Il ritorno del Viggianese / Polka スクオーラ・デッラルパ・ヴィッジャネーゼ・エ・デッラ・ムジカ | |||
録音:2016年/ (P) 2016 。イタリア南部、ヴィッジャーノに伝わる歌曲と舞曲を、2008年創設のアンサンブルがハープ合奏、ヴァイオリン、フルート、チェロや声楽で演奏。 | |||
19世紀のサルディーニャ島のオルガン音楽 ゴネーラ:サルデーニャ国歌 / フスコ:ソナタ 変ロ長調/牧歌 / マサーラ:オルガン・ソナタ 作曲者不詳:奉献唱のためのソナタ〔第1番/第3番〕/サルディーニャの踊り / ヴェーニ:主題と変奏 オネート:シンフォニア / デシー:アヴェ・マリア / ポルチレ:牧歌 / ガリセイ:4声のフーガ フランチェスカ・アヨッサ(Org) | |||
録音:2016年1月。統一戦争をへてイタリア王国が樹立されるなど、激動の時代を過ごした19世紀のサルディーニャ島で誕生したオルガン作品に焦点をあてた好企画。サルディーニャのオルガン作品を奏でる女流奏者フランチェスカ・アヨッラは州都カリアリの出身。地元のパレストリーナ音楽院で研鑽を積み、将来を嘱望されている。 | |||
ボッティーニ&ロッラ:様々な楽器と管弦楽のための協奏曲集 マリアンナ・ボッティーニ(1802-1858):ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲 アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):ヴィオラ協奏曲 ジャンニ・ビッキエリーニ(P) レモ・ピエリ(Cl) トマソ・ヴァレンティ(Va) ジャンパオロ・マッツォーリ指揮ルッカ・ルイジ・ボッケリーニ音楽院o. | |||
録音:2016年5月、ルイジ・ボッケリーニ音楽院大講堂、ルッカ、イタリア。 19世紀初期のイタリアで活躍した2人の作曲家、マリアンナ・ボッティーニ(1802-1858)と、アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)の様々な楽器のための協奏曲集。トスカーナ州北西部の都市ルッカに深い縁があるマリアンナ・ボッティーニは、1823年には著名な政治家であるロレンツォ・ボッティーニ侯爵と結婚する以前、13歳から20歳の間にかけてその作品の大半を作曲したことでも知られている。当時のイタリアにおける屈指のヴィオラ&ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾとして、そしてパガニーニの師としてその名を知られているアレッサンドロ・ロッラ。代表作である「ヴィオラ協奏曲」は、ヨーロッパの伝統的な作曲技法と、イタリアのベルカントが同居する、初期ロマン派の秀作。 | |||
18世紀-19世紀のサンタ・カーザ楽長たちによる宗教音楽 アンドレア・バジーリ:レジナ・チェリ/おお聖なる饗宴よ ニコラ・アントニオ・ジンガレッリ:サルヴェ・レジナ/幸いな人よ パオロ・ボンフィーキ:グラティアス・アギムス/クイ・セデス フランチェスコ・バジーリ:ラウダムス・テ/レジナ・チェリ ルイジ・ヴェッキオッティ:サルヴェ・レジナ / ピエトロ・アマデイ:サルヴェ・レジナ ダニエラ・ヌッツォーリ(Vn) ジョヴァンニマリア・ペッルッチ(Org) | |||
録音〔使用オルガン〕:2014年11月、サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会、ロサラ、イタリア〔ニコラ・モレッティーニ、18933 〕。イタリア、ロレートの「サンタ・カーザ(聖なる家)」とは、聖母マリアと家族がナザレで暮らしていた家を保存されており、カトリックにおける聖母マリア信仰の重要な巡礼地ともなっている大聖堂(バシリカ)。このCDでは、18世紀〜19世紀の間に、サンタ・カーザの礼拝堂で楽長(Chapel Master)を務めた音楽家たちの作品を収録。ジンガレッリ以外の作曲家は地元以外では殆ど知られておらず、おそらく殆どが世界初録音。イタリア音楽史の本流からは外れながらも、イタリア宗教音楽の歴史を紐解く上で重要な遺産となるだろう。歌うのは、ヴァイオリニスト&歌手の両面で堅実に実績を積み重ねているイタリアのダニエラ・ヌッツォーリ。 | |||
ジローラモ・バルビエーリ(1808-1871):オルガン作品集 シンフォニア/宗教的メロディとマルツィアーレ/フルートを模倣したアダージョとロンド/ チェロを模倣したカンタービレ/フルート・ソロとアレグロ・マルツィアーレ/ 大オーケストラを模倣したシンフォニア/アンダンテ・モッソとマルツィアーレ/軍隊音楽を模倣して マルコ・モラスキ(Org) | |||
録音:2018年10月、サン・バッシアーノ教会、ピッツィゲットーネ、クレモナ。ピアチェンツァに生まれ、若いころから熟達したピアニスト&オルガニストとしてキャリアを築いたジローラモ・バルビエーリ(1808-1871)の代表的なオルガン作品集。ストップ(音色選択機構)を駆使してフルートやチェロ、オーケストラなど様々なサウンドを模倣した作品、そしてマルツィアーレ(行進曲風に)や軍楽を模した作品など、勇壮で軽快なオルガンを楽しめる。使用楽器は、ピッツィゲットーネのサン・バッシアーノ教会に建造されたアンジェロ・アマティ・オルガン(1843)で、ジローラモ・バルビエーリも当時のこけら落としに呼ばれたという記録が残っているオルガン。 | |||
ジョヴァンニ・バッティスタ・カンドッティ(1809-1876):オルガン作品集 シンフォニア第5番 ハ長調 Op.4 (1829)/ソナティナ ト長調(1833)4つの短いアダージョ Op.98 (1833)/ シンフォニア第22番 ニ短調 Op.142 (1835)/ロンド ハ長調 Op.131 (1835)/パストラーレ ト長調 Op.77 (1831)/ ソナタ ニ長調 Op.46 (1830)/アンダンテ ヘ長調 Op.45 (1830) /3つの牧歌的小品 Op.292 (1848) ヘルヴィン・フクストラ(Org) | |||
録音:2019年4月、タルマッソンス、イタリア。独学で音楽を学び、北東イタリアのウーディネ県にあるチヴィダーレ・デル・フリウーリ大聖堂で楽長を務めた宗教家、オルガニスト、作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・カンドッティ(1809-1876)の壮麗なオルガン作品集。イタリア、バッサ・フリウラナで行われたヒストリカル・オルガンのための国際オルガン・コンクール2018で第1位を獲得したオランダのオルガニスト、ヘルヴィン・フクストラが、ウディーネ県タルマッソンスにあるサン・ロレンツォ・マルティーレ教会のヴァレンティーノ・ザニン・オルガン(1850)を演奏。 | |||
クラリネットとピアノのための作品集 ドメニコ・リヴェラーニ(1805-1877): クジュス・アニマム (ロッシーニ「スターバト・マーテル」より) カヴァティーナ(ヴェルディ「椿姫」より)/ デュエッティーノ/セレナータ/ 約束(ロッシーニ「音楽の夜会」より)/ラ・ゲテ/ ジョヴァニーレのアルバムのフラメンティ [第1番/第2番] ステファノ・ゴリネッリ(リヴェラーニ編曲):マズルカ ステファノ・ゴリネッリ(1818-1891): サロン用小品[第1番/第2番] |
コッラード・ジュフレディ(Cl) ジュゼッペ・ファウスト・モドゥニョ(P) | ||
全曲世界初録音。ドメニコ・リヴェラーニはイタリアの都市カステル・ボロニェーゼ出身。力強い音色と抜群のテクニックを駆使し、19世紀イタリアにおけるクラリネットのヴィルトゥオーソとして活躍した。イタリア国内のオーケストラやザルツブルクなどでも活躍し、現在はブッセート合奏団のディレクターを務めるコッラード・ジュフレディが19世紀の名手の作品を優雅に奏でたアルバム。 | |||
天使の祈り〜イタリア・ロマン派の稀少作品集 エレナ:3つの小品 / シヴォリ:アンダンテ・レリジョーソ / ランツィ:天使の祈り Op.118 アルベルティ:小夜想曲 / レスピーギ:シャコンヌ / ネリア:ラルゴ・エスプレッシーヴォOp.40 カゼラッティ:アンダンテ / アンジェリス:愛の夢 / ラマシオッティ:カント・レリジョーソOp.17 ロベルト・ノフェリーニ(Vn) アンドレア・トスキ(Org) | |||
録音:2008年11月、ボローニャ。 | |||
リスト&クルーク:宗教的ピアノ作品集 リスト:アレルヤ S.183 /「詩的で宗教的な調べ」S.173 より〔主の祈り/アヴェ・マリア ボニファシオ・マリア・クルーク(1838-1909):イエスの命 シルヴィア・ヴァグリカ(P|使用楽器:ベーゼンドルファー Model 200 ) | |||
録音:2016年10月、モンレアーレ、イタリア。 フランツ・リストの宗教的ピアノ作品と、イタリアのモンテカッシーノの聖ベネディクト寺院の修道院長などを務めたボニファシオ・マリア・クルーク(1838-1909)の同じく宗教的題材を持つピアノ作品「イエスの命」をカップリング。1938年9月9日にドイツのフルダ近郊、ヒューンフェルトで生を受けたクルークは、1844年にアメリカに移住しプロテスタントからカトリックに改宗。イギリスやイタリアのチェゼーナ、モンテカッシーノのベネディクト会修道院で院長などを務めた聖職者。ベーゼンドルファーのピアノでリストとクルークを奏でるシルヴィア・ヴァグリカはイタリアの女流ピアニスト。パレルモのベッリーニ音楽院で研鑽を積み、イタリア国内を中心に活躍している。 | |||
アントニオ・ブッツォッラ(1815-1871): ピアノ作品集 ピアノ・ソナタ 変ホ長調Op.1/ ピアノ・ソナタ第2番 ト長調/ 行進曲風に ハ長調/夜想曲 ヘ短調/ 2つのワルツ |
アルド・フィオレンティン(P) | ||
ドニゼッティとメルカダンテに師事し、ベネデット・マルチェッロ・コンサート協会の設立に尽力したブッツォッラ。聖マルコ大聖堂の楽長やイタリア・オペラの指揮者も務めたが、ヴェルディが当時のイタリアの有名作曲家13人を集めて作ろうとした「ロッシーニのためのミサ曲」で一曲を受け持っている事からも、当時の実力がうかがい知れる。 | |||
アントニオ・バッジーニ(1818-1897):弦楽四重奏曲集 〔第1番 ハ長調 (WoO.) /第3番 Op.76 〕 |
バッジーニSQ [リーノ・メーニ(Vn) ダニエラ・サンガッリ(Vn) マルタ・ピツィオ(Va) ファウスト・ソルチ(Vc)] | ||
録音:2016年4月、スタジオ・ベントゥリーニ、クレモナ、イタリア。 シューマンが絶賛したヴァイオリニストで、作曲家としては「妖精の踊り」などで知られ、弟子としてマスカーニやプッチーニを輩出したバッジーニの弦楽四重奏曲集。 | |||
ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):フルートとピアノのための作品集 さすらい人の精神 Op.139 /ラ・カレッツェ Op.79 /リゴレット幻想曲 Op.106 / ペルージャの小さな庭 Op.135 /初恋 Op.21 /風 Op.112 /ヴェネチアの謝肉祭 Op.78 /現代のイタリアの感情 Op.103 ロベルト・ファブリツィアーニ(Fl) マッシミリアーノ・ダメリーニ(P) | |||
録音:2018年2月、ジェノヴァ、イタリア。イタリア・フルート界の鬼才、ロベルト・ファブリツィアーニが吹く、「フルートのパガニーニ」とも称された19世紀イタリアのヴィルトゥオーゾ・フルーティスト、ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881)の作品集というフルート関係者要注タイトル!ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で教鞭を執る傍ら、ソリストとしても大活躍したブリッチャルディは、フルートの改良にも積極的に取り組み、1852年に「ブリッチャルディ・キー」(左手の親指で押さえるキー)を考案。フルート奏者の運指を劇的に改善した立役者としても有名な音楽家。ハイパーバス・フルートの演奏や、超絶技巧満載の現代作品のイメージが強いファブリチアーニが"ロマン派時代のイタリア・フルート界"の巨匠ブリッチャルディの作品を奏でるというところも楽しみなポイント。 | |||
ステファノ・ゴリネッリ(1818-1891): 2つの親愛なる想い/24の前奏曲 Op.69/舟歌 Op.35 |
ジュゼッペ・ ファウスト・モドゥーニョ(P) | ||
ゴリネッリはボローニャ生まれの作曲家。ヴェルディ、ロッシーニといった作曲家が大活躍しオペラが非常に重要視された19世紀イタリアにおいて、オペラではなく多数の鍵盤楽器のための作品を作曲しイタリア音楽界に新たなレパートリーを加えた。世界初録音。 | |||
エミーリア・ジュリアーニ(1813-1850):ギター作品全集 6つの前奏曲 Op.46 /メルカダンテの主題による変奏曲 Op.9 /ロッシーニの主題による変奏曲0p.5 / ベッリーニアーナ〔第1番 Op.2 /第2番 Op.4 /第3番 Op.6 /第4番 Op.7 /第5番 Op.8 /第6番 Op.11 〕/ ベッリーニの主題による変奏曲 Op.3 /ベッリーニの主題による変奏曲 Op.1 フェデリカ・アルトゥオーソ(G) | |||
録音:2014年9月、2015月8月、ヴェネツィア、イタリア。作曲家マウロ・ジュリアーニの娘として生まれ、父と同じく作曲家そしてギター奏者として活躍したエミーリア・ジュリアーニ(1813-1850)のギター作品全集。当時は女性作曲家に対して世間の目が厳しい時代だったため、彼女の作品がなかなか演奏される機会は無かった。チフスのため37年間という短い命で人生を駆け抜けた彼女の魂のこもった作品の数々を、フェデリカ・アルトゥオーソが蘇らせる。 | |||
イタリア、愛の歌・・・「ペトラルカのソネット」だけでなく〜 リスト(1811-1886):歌曲集 #CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載は堅くお断り致します ペトラルカのソネット(第1版; 1838/39, 1847出版) 〔 Pace non trovo (Sonetto 104) / Benedetto sia l`giorno / I` vidi `n terra angelici costumi 〕/ O Lieb (1845-47) / Mignons Lied (1842-1856) / Angiolin dal biondo crin (第2版; 1856) / La Perla (1868, 1872出版) / Die Macht der Musik (1848-49) ペトラルカのソネット(第2版; 1865, 1883出版) 〔 Benedetto sia l`giorno / Pace non trovo (Sonetto 104) / I` vidi `n terra angelici costumi 〕 キアラステッラ・オノラーティ(Ms) ジュリオ・デ・ルカ(P) | |||
リスト:ヴェルディの歌劇によるパラフレーズとトランスクリプション集 「リゴレット」による演奏会用パラフレーズS.434 / 「トロヴァトーレ」のミゼレーレによる演奏会用パラフレーズS.433 / 「十字軍のロンバルディア人」からのサルヴェ・マリアS.431 No.1 / 「エルナーニ」による演奏会用パラフレーズS.432 /「アイーダ」の巫女たちの踊りと終幕の二重唱 S.436 / 「ドン・カルロ」の祝典の合唱と葬送行進曲 S.435/「レクイエム」〜アニュス・デイS.437 No.2 / 「シモン・ボッカネグラ」の回想 S.438 ジュリオ・デ・ルーカ(P) | |||
録音:2012年11月、ラ・リバットラ、サルテアーノ、イタリア。使用楽器:スタインウェイ、 Grand Centennial 1878(『アメリカ独立100周年の1876年にデザインされ、1878年に製作されたローズウッドのヒストリカル・スタインウェイ』だとのこと)。デ・ルーカはナポリ生まれで、ナポリ、サン・カルロ劇場のオーディションに合格し、ソリスト、室内楽奏者として経験を積んだピアニスト。 | |||
リスト:イタリアのインスピレーションとパラフレーズ集 ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」の回想/トロヴァトーレ・パラフレーズ/ ヴェルディ「アイーダ」からの巫女たちの踊りと終幕の二重唱/エルナーニ・パラフレーズ/リゴレット・パラフレーズ/ ドニゼッティ「ランメルムールのルチア」と「パリジーナ」の主題によるカプリッチョ風ワルツ/ ベッリーニ「ノルマ」の回想/ペトラルカのソネット〔第47番/第104番/第123番〕/ 「巡礼の年」より〔ダンテを読んで/エステ荘の糸杉/ゴンドラの漕ぎ手/カンツォーネ/タランテラ〕 ロベルト・カペッロ(P) | |||
録音:2001年8月5日、2005年8月5日、ミサノ・ピアノ音楽祭、イタリア、ライヴ。ロベルト・カペッロは1976年「ブゾーニ賞」を受賞、2010年よりパルマのアッリーゴ・ボイト音楽院院長を務めているイタリアのピアニスト。 | |||
カミッロ・シーヴォリ(1815-1894):ヴァイオリンとピアノのための作品集 タランテラOp.21 /夢/ナポリの花束Op.22 /「虚ろな心」による変奏曲Op.2 / 2つのロマンスOp.23〔変ホ長調/変イ長調〕/ 「ランメルムールのルチア」の主題による序奏と華麗なる変奏曲 マウロ・トルトレッリ(Vn) アンジェラ・メルソ(P) | |||
録音:2011年4月、Studio i Musicanti, ローマ。シーヴォリ〔シヴォリ〕はパガニーニ唯一の弟子として知られるヴァイオリニスト・作曲家。パリでは評論家から「パガニネット」〔小パガニーニ〕と呼ばれたと言う。マウロ・トルトレッリはフランコ・グッリとボリス・ベルキンの高弟。 | |||
ジュゼッペ・ウニア(1818-1871):ピアノ作品集 ヴェルディ「エルナーニ」のモティーフによる独奏ピアノのための大幻想曲 Op.43 /足の悪い悪魔 Op.45 / 愛の旗 Op.57 /ペンシエーロ・フッジティーヴォ Op.72 /ノットゥルノ・パテティコ Op.111 / カスタ・ディーヴァ・ノルマ Op.117 /村の鐘 Op.126 / C. M. ウェーバーの舟歌 Op.133 / オルタ湖の散歩 Op.135 /ロウリー、レドヴァ・カプリシューズ Op.157 / 葬送行進曲 Op.158 /フロトウの歌劇「マルタ」による華麗なディヴェルティメント Op.160 マッシミリアーノ・ジェノ(P) | |||
録音:2020年7月。イタリアに生まれ、ヴァイマールではフンメルにも学んだジュゼッペ・ウニアは、イタリア国王に仕える宮廷ピアニスト、作曲家という肩書きを誇っていたものの、今日ではすっかりその存在が忘れ去られてしまっている。しかしマッシミリアーノ・ジェノとアンドレア・ヴィーニャ=タリアンティという2人のピアニストによって彼の作品が日の目を見る機会が訪れました。リコルディ、カンティ、ヴィスマラといった出版社から200点以上の出版物を出していることも、彼の音楽家としての成功を証明している。 | |||
ジュゼッペ・ヴェルディ:オーボエとピアノのためのサロン音楽 ディヴェルティメント「アッティラ」 幻想曲「ルイザ・ミラー」 ポプリ「リゴレット」 幻想曲「リゴレット」 幻想曲「イル。トロヴァトーレ」 |
パオロ・ポッラストリ(Ob) ミケーレ・インノチェンティ(P) | ||
ヴェルディ作品のオルガン編曲集 ヴェルディ/ A.ルボウ編曲: レクイエム〜レクス・トレメンデ S.モラルディ編曲: レクイエム〜ラクリモーサダエ リスト編曲:レクイエム〜アニュス・デイ C.フマガッリ編曲: 歌劇「運命の力」、「椿姫」、「アイーダ」〜 シンフォニア/ 歌劇「スティッフェリオ」〜オフェルトリオ G.フォスキーニ編曲: 歌劇「トロヴァトーレ」〜 この恋を語るすべもなく 他 |
ステファノ・モラルディ(Org) | ||
珍しい企画のCD。モラルディは世界オルガン・コンクールで優勝した1970年生まれのオルガニスト。 | |||
管弦楽のためのオペラ ヴェルディ:四重奏曲 ニ短調 レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア〜第3組曲 プッチーニ:菊の花 ロッシーニ:ソナタ第1番 |
アンドレ・ベルナルド指揮 アカデミア・イ・フィラルモニチo. | ||
イタリア出身の作曲家たちによる室内オーケストラのための作品集。指揮者ベルナルドはロンドン響、ロイヤル・フィル、ロンドン・フィル他世界のオーケストラで客演を行っている。 | |||
ヴェルディ:オルガン4手連弾による序曲集 歌劇「ジャンヌ・ダルク」序曲/歌劇「椿姫」前奏曲/歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲/ 歌劇「ナブッコ」〜行け、思いよ、金色の翼に乗って/ 歌劇「マクベス」前奏曲/歌劇「ナブッコ」序曲/歌劇「アイーダ」序曲 シルヴィオ・チェレギン、フェデリカ・イアンネッラ(Org) | |||
録音:2013年7月、サンタ・マリア・カンパーニャ教会、ピアチェンツァ、イタリア。使用楽器:セラッシ、1825年製作。リコルディ社から出版されているピアノのための4手連弾版を元に、演奏者二人がオルガン用に編曲した作品集。 | |||
ヴェルディ:室内アリア集 煙突掃除/見捨てられた女/星に/放浪/エリザよ、疲れた詩人は死んでゆく/徽章/乞食/ストルネッロ/詩人の祈り/ ジプシーの女/乾杯/捨てられた女/乾杯(第2稿)/神秘/墓に近寄らないでほしい/思い出にひかれて/孤独な部屋で/ 暗い夜の恐怖の中で/日没/私は安らぎを失い/誘惑/悲しみに沈んで/物言わぬ墓は暗く/人生は苦悩の海/ 咲きはじめた花/憐れみ深い神よ/ああ優しい人よ、取り除いて下さい/主よ、憐れみたまえ/アヴェ・マリア ダニエラ・ヌッツォーリ(Ms) ラウル・エルナンデス(T) マルチェロ・ロッシ(Fp|使用楽器:コンラート・グラーフ Op.2772、1836-41) | |||
録音:2013年11月、アッリーゴ・ボーイト音楽院、パルマ。イタリア、セニガッリア出身のメゾ、ダニエラ・ヌッツォーリと、MET、バルセロナのリセウ大劇場やボリショイ劇場などで活躍するテノール、ラウル・エルナンデスが歌うヴェルディの室内アリア集。 | |||
ヴェルディ:歌劇「1日だけの王〔偽のスタニスラオ〕」
ミハイル・キリア、シモーネ・アルベルティ、ダリオ・チョットリ、リッカルド・チェルティ(Br) アリス・クィンタヴァッラ、アンジェラ・ニシ(S) マルコ・フルソーニ、ロベルト・ヴィルジッリ、 マルコ・ヴィルジッリ、マルコ・ミリエッタ(T) ディエゴ・プロコリ(P) ガブリエーレ・ボノリス指揮ローマ・シンフォニエッタ、ベルカントcho. | |||
録音:2013年11月、フラヴィオ・ヴェスパシアーノ〔フラウィウス・ウェスパシアヌス〕劇場、リエーティ、ラツィオ州、イタリア。 | |||
ワーグナー・オルガン・トランスクリプションズ ワーグナー(1813-1883)/エドウィン・ヘンリー・ルメア(1866-1934)編曲: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲/歌劇「タンホイザー」〜夕星の歌/ 歌劇「ローエングリン」前奏曲/歌劇「タンホイザー」〜エリーザベトの祈り/ 舞台神聖祝典劇「パルジファル」〜聖金曜日の音楽/ 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲 ジュリオ・メルカティ(Org) | |||
(全曲?)当版による世界初録音。 | |||
トスカニーニとパルマのマエストロたち〜声楽とピアノのための歌曲集 ボッテシーニ(1821-1889):私たちの歌 ジュスト・ダッチ(1840-1915):苦しみがこだまし/あなたの微笑み/La tradita morente ジュスタヴォ・カンパニーニ(1879-1962):私を愛して/あなたは今はいない アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957): 恋人の最期の願い/私はやきもち屋/生垣の花/悲嘆/ノイローゼ/ ミニョンの歌/愛している/秋/子守歌(ピアノのための)/ ピッツェッティ(1880-1968):羊飼いたち/3つのペトラルカのソネット シモーナ・チアンキ、ユウコ・ムラカミ、ゼナナ・ムスタフィチ(S) ラファエレ・コルテージ(P) | |||
大指揮者トスカニーニがパルマのA.ボーイト音楽院で学んでいた学生時代に作曲した、歌曲を中心とする未出版作品を含む。ここに収められた作曲家たちは、ボッテシーニを除き、すべて前記のボーイト音楽院で学んだ人達で、ジュスト・ダッチはトスカニーニの作曲の師でもあった人。 | |||
モルラッキ&トッリアーニ:歌劇による幻想曲集 ピエトロ・モルラッキ(1828-1868): ロッシーニの歌劇「エジプトのモーゼ」の主題による大幻想曲(*/+) / ヴェルディの主題による協奏的二重奏曲(*/#/+) アントニオ・トッリアーニ(1829-1911): ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」の主題による二重奏曲(#/*) / ドニゼッティの歌劇「ランメルムールのルチア」の主題によるディヴェルティメント(#/+) トリオ・ホルムズ[カルロ・タンポーニ(Fl;*) フランチェスコ・ボッソーネ(Fg;#) ステファーノ・ミケレッティ(P;+)] | |||
録音:2011年6月。19世紀イタリアの木管楽器奏者2人、フルートのモルラッキと、ファゴットのトッリアーニによる編曲集。(#/*)はアカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャで発見された作品だとの事。演奏の二人はローマ聖チェチーリア音楽院o.の首席奏者。 | |||
ハープ・デュオのためのヴェルディのパラフレーズ集 [Paraphrases of Verdi for Harp duo] マリアンナ・クレティ・デ・ロッキス(1822-1890): ヴェルディの歌劇「エルナーニ」からの「乾杯の合唱」と「芝生に光る露のごとく」 Op.13 / ヴェルディの歌劇「エルナーニ」のモチーフによるポプリ Op.14 ジョヴァンニ・カラミエッロ(1838-1938):ヴェルディの歌劇「エルナーニ」によるデュエット アントニオ・ザマーラ(1829-1901):ヴェルディの歌劇「ルイザ・ミラー」によるディヴェルティスマン/ ヴェルディの歌劇「リゴレット」によるディヴェルティスマン アルキミア・デュオ[アリーチェ・カラデンテ、アレッサンドラ・ジヴェリ(Hp)] | |||
録音:2013年2月、マッサ・フィナレーゼ、イタリア。 | |||
声とギターのためのベルカント アントン・ディアベッリ(1781-1858):ロッシーニの歌劇「タンクレディ」〜この胸の高鳴りが ヘンリー・ディアワート(19世紀):ロッシーニの歌劇「泥棒かささぎ」〜私の心は喜びに踊る マウロ・ジュリアーニ(1781-1829): ジュゼッペ・ニコリーニの歌劇「田舎の結婚」」〜 Amor, perche m'accendi / ヨハン・ジモン・マイールの歌劇「 I misteri eleusini 」〜 Confusa quest'alma / フェルディナンド・パエールの歌劇「 Il principe di Taranto 」〜 Quando vedo il pastorello フランソワ・ドイシー(1748-1806): ニコラ・ジンガレッリ「 E pena troppo barbara 」/ フェルディナンド・パエールの歌劇「 Griselda 」〜 Voi d'amante o dolci affetti / ジャコモ・フェラーリ「 Se tutti i mali miei 」/ フェルディナンド・パエールの歌劇「 Il principe di Taranto 」〜 Dove sei don sesto amato / ヨハン・ジモン・マイールの歌劇「 Ginevra di Scozia 〜 Se pietoso, amor, tu sei マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ドメニコ・チマローザの歌劇「秘密の結婚」〜 Pria che spunti in ciel l'aurora ロジャー・ディアス(19世紀):ロッシーニの歌劇「チェネレントラ」〜悲しみと涙のもとに生まれ マウロ・ジュリアーニ:ロッシーニの歌劇「タンクレディ」〜この胸の高鳴りが アレッサンドラ・ボーリン(S) アレッサンドロ・マルチェッリ(ヒストリカルG) | |||
録音:2019年、プラト、イタリア。イタリアの作曲家のオペラ・アリアをイタリアの作曲家やギター奏者が、ソプラノとギターの二人で演奏できるように編曲した作品を集めた珍しいアルバム。ピアノのようにオーケストラに負けない多機能なギターならではの伴奏と、アレッサンドラ・ボリンの表現力溢れた歌声をお楽しみ頂きたい。 | |||
ガエターノ・アマデオ(1820-1893):オルガン作品集 オッフェルトリウム〔2種〕/アレグロ・モデラート/アンダンテ・グラツィオーソ/ アンダンテ・モデラート/アレグレット〔2種〕/モデラート〔2種〕/アダージョ/ アンダンテ〔2種〕/アヴェ・マリア/4つの詩〔3種〕/5つの詩〔2種〕/3つの詩 ファビオ・メルリーニ(Org) ガブリエッレ・モウレン(S) | |||
録音:2017年5月。 ガエターノ・アマデオ(1820-1893)は、イタリア北西部の町、ポルト・マウリツィオ出身の音楽家。ルッカでジョヴァンニ・パチーニに、ボローニャでロッシーニに師事したアマデオは、その才覚を高く評価されボローニャのアカデミア・フィラルモニカに推薦された。その後フランスに赴いて、カンヌ、マルセイユ、ニースで活躍、高名なフランスのオルガン製作家カヴァイエ=コルと出会い、フランスのオルガン作品の音楽様式から多大な影響を受けたと言われる。 | |||
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889): コントラバスとピアノのための作品集 エレジー/アレグレット・カプリッチョ/タランテッラ/ カプリッチョ・デ・ブラブーラ/メロディ/ ベッリーニの「夢遊病の女」の主題による幻想曲/ 序奏とガヴォット/他 |
ガブリエル・ラギアンティ(Cb) ティツィアーノ・メアッリ(P) | ||
コントラバスを独奏楽器に高めた最初のヴィルトゥオーゾとして名高いボッテジーニの魅力を満載。 | |||
アルフレード・ピアッティ(1822-1901): 無伴奏チェロのための奇想曲[Ops.22 & 25 ]/ ダッラピッコラ: 無伴奏チェロのためのシャコンヌ/間奏曲とアダージョ |
アンドレア・ ノフェリーニ(Vc) | ||
演奏に高度な技術を要することから、チェロ奏者にとっての大きな関門として知られるピアッティの「奇想曲集」。ピアッティ自身、当時のイタリアにおける最大のチェリストで、1867年から愛用していた1720年製ストラディヴァリには「ピアッティ」という名前が付けられた程だった。チェリストのアンドレア・ノフェリーニは、1991年よりローマ歌劇場の第1ソロ・チェロ奏者として活躍するイタリアを代表する名手の1人。やはりイタリアの難曲にはイタリアの名手の演奏がよく似合う。 | |||
ジョヴァンニ・クィリチ(1824-1896): オルガンのための作品集 オッフェルトリオのためのソナタ/ エレヴァツィオーネのためのソナタ/ コンスマツィオーネのためのソナタ/ ポルケッティーナ・マルツィアーレ/ オッフェルトリオのためのソナタ/ エレヴァツィオーネのためのアンダンテ/ コンスマツィオーネのためのソナタ/ コンスマツィオーネのための アレグレット・モデラート/ エレヴァツィオーネのためのラルゲット/ ヴァルツェッティーノ/ アレグレット・グラツィオーソ/ 前奏後のためのアレグレット/ 前奏後のためのフィナーレ/リピエーノ/ 使徒書簡のためのアレグレット/ オッフェルトリオのためのソナタ/ エレヴァツィオーネのためのアンダンティーノ/ コンスマツィオーネのためのソナタ/ 前奏後のためのポルカ・マルツィアーレ |
マッシモ・ガッバ(Org) | ||
ジョヴァンニ・クィリチは、北イタリアのパヴィーア近郊で生まれ、ミラノで研鑽を積み、ヴェルディの音楽から大きな影響を受けた。オルガンのための小品を数多く作曲、イタリア・ロマン派オルガン音楽の発展に力を注いだ人。親しみやすいオルガン作品には、陽気なイタリア音楽という言葉がピッタリとはまる。 | |||
カルロ・ロッサーロ(1827-1878):室内楽作品集 弦楽器とピアノ ピアノとヴァイオリンのための幻想曲「ドラマ・アルティスティコ」/ ピアノとコントラバスのための幻想曲/ピアノとチェロのためのソナタ 声楽〜独唱とピアノのための15のロマンスと瞑想曲 アレッサンドロ・ミラーニ(Vn) セルジョ・パトリア(Vc) ダヴィデ・ボット(Cb) アンナ・キエリケッティ(S) リッカルド・ボッタ(T) エレナ・バッラーリオ(P) | |||
録音:2016年1月-6月、イタリア。熱心なワーグナー信奉者もであったとされる19世紀トリノの作曲家&ピアニスト、カルロ・ロッサーロ(1827-1878)の弦楽と声楽のための室内楽作品集。トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院教師エレナ・バッラーリオによる、この素晴らしいピエモンテの作曲家の未出版作品を再評価するプロジェクト。 | |||
ハープのために編曲されたナポリ民謡とイタリアの名旋律集 カラミエロ:ナポリの思い出 Op.6 /ミケーレ・ルタの歌劇「フォルナリーナのロマンス」による華麗なる幻想曲/ テオドロ・コットラウの「かわいい小鳥」による小ディヴェルティメント Op.13 / グルックのアリア「エウリディーチェを失って」 Op.16 / ペルゴレージの「シチリア舞曲(ニーナが床に臥して3日)」 Op.14 / 「喜び」〜ベートーヴェンの有名な旋律 Op.15 /ヴェスヴィオのセレナータ Op.12 / アルバーノ:ナポリ民謡「ひわ」による主題と変奏/グラツィアーニ:ヴェネチアの謝肉祭 Op.38 レティツィア・ベルモンド(Hp) | |||
録音:2016年5月、サルッツォ、イタリア。 19世紀後半〜20世紀前半に活躍したイタリア・ハープ界の巨匠たちが、「ハープ独奏」のために編曲したナポリ民謡やイタリアの名旋律の数々を集めたイタリアのレーベル、タクトゥスならではの好プログラム。ハープの優美な音色、華麗なテクニックによって様々な表情を見せるナポリ、イタリアの美しく抒情的な旋律を、イタリアの名女流ハーピストの好演奏でじっくりとお楽しみ頂きたい。レティツィア・ベルモンドは1981年、トリノ出身のハーピスト。2001年、19歳でイスラエル国際ハープ・コンクールの第1位に輝くなど、様々なコンクールでの優勝、入賞歴を誇り、2008年にはクラウディオ・アバドの招きでモーツァルトo. のレコーディングに参加。オランダのフルーティスト、ジャック・ズーンと共に、モーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」でソリストを務めた実績を持つ期待のハーピスト。 | |||
クラリネットとピアノのためのオペラティック・ファンタジー ルイジ・バッシ:「リゴレット」による演奏会用幻想曲/「夢遊病の女」による大協奏的二重奏曲(*) / 「イル・トロヴァトーレ」の主題によるディヴェルティメント ドナート・ロヴレーリョ:「椿姫」による演奏会用幻想曲 ガエターノ・ラバンキ、パオロ・サヴォイア:「仮面舞踏会」の動機による演奏会用作品 カルロ・デッラ・ジャコマ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」による幻想曲 ジョヴァンニ・プンツィ(Cl) アメデオ・サルヴァート(P) カロジェロ・プレスティ(小Cl;*) | |||
録音:2018年4月、デンマーク王立音楽アカデミー。コペンハーゲン・フィルの第一ソロ・クラリネット奏者を務めるイタリア出身の名手、ジョヴァンニ・プンツィが吹くオペラティック・ファンタジー。ヴェルディ、ベッリーニ、マスカーニらの名作オペラの旋律を、華麗な超絶技巧と美麗な音色のクラリネットでお届けする。 | |||
ジョヴァンニ・カラミエロ(1838-1938): ハープとピアノ、ハープ独奏のためのオペラティック・ファンタジー集 ヴェルディ「椿姫」によるディヴェルティメント・ブリランテ Op.4 / ヴェルディ「ドン・カルロ」によるディヴェルティメント/ ヴェルディ「運命の力」による二重奏曲 Op.91 /ヴェルディ「仮面舞踏会」による思い出 Op.17 / ドニゼッティ「ポリウート」による協奏的幻想曲 Op.8 /ヴェルディ「アイーダ」による幻想曲 Op.11 / リコルド・ヴァリアート・デッラ・ノルマ Op.7 /ベッリーニ「清らかな女神よ」による二重奏曲 Op.19 / ベッリーニ「ノルマ」のフィナーレによる幻想曲 Op.9 /ベッリーニの「夢遊病の娘」による幻想曲 Op.10 / ロッシーニ「セビリャの理髪師」のハープとピアノのためのトランスクリプション Op.92 レティツィア・ベルモンド(Hp) ゾルト・ツェトネル(P) | |||
録音:2014年7月、サルッツォ、ピエモンテ州、イタリア。世界初録音と記載されている。ジョヴァンニ・カラミエロはナポリ音楽院の教授を務めた作曲家・ハープ奏者。レティツィア・ベルモンドは1981年トリノ出身。2012年までブリュッセルのモネ劇場首席ハープ奏者として活躍し、2008年にはルツェルン祝祭o.にも招聘された。 | |||
ポリビオ・フマガッリ(1830-1900):オルガン作品集 6つの行進曲集 Op.80 より(2曲)/ディヴェルティメント形式による6つの練習曲 Op.231 より(2曲)/ オルガンのための6つの練習曲 Op.233 〜エミュラツィオーネ [Emulazione] / 15の音楽的修行 Op.235より(5曲)/カプリッチョ「ラ・カッチャ」Op.257 /オルガン・ソナタ ホ短調 Op.290 ジョヴァンニ・フェルトリン(Org) | |||
録音:2011年10月、聖アゴスティーノ聖堂、トレヴィーゾ(*)&聖ステファノ小教区教会、イーゾラ・デッラ・スカーラ(#)。使用楽器:フラテッリ・セラッシ、1858年製作(*)/ファリナーティ、1932年製作(#)。世界初録音。イタリアのフマガッリ一族の一人で、ミラノ音楽院教授を務め、マルコ・エンリコ・ボッシにオルガンを教えたポビリオの作品集。 | |||
ポリビオ・フマガッリ(1830-1900):オルガン作品集 華麗なギャロップ Op.203 /ジョージアタウン Op.275 (*) /ラ・カッチャ Op.257 (*) /スケルツィーノ (*) / マクマホン Op.85 /トッカータとフーガ Op.298 (*) /ソナタ Op.189 /前奏の行進曲 Op.189 / 幻想曲 イ長調 Op.284 No.1 (*) /ソナタ第6番 ヘ長調 Op.81 No.6 /ヴェッツォーゾ/オッフェルトリオ Op.189 / Ascetica Musicale Op.235 より〔アスピラツィオーネ/ La Danza degli astri Bizzarria 〕/ テンポ・ディ・ソナタ Op.256 (*) / Marcia della G. N. Op.87 (*) ファビオ・レ(Org) | |||
録音:2007年10月、大教会堂、ヴァレンツァ、イタリア。使用楽器:セラシ、1852年製作。 (*)を除き世界初録音。 | |||
ユーグ&ケーラー: フルートとピアノのための作品集 ルイジ・ユーグ(1836-1913):幻想的ソナタ Op.100 エルネスト・ケーラー(1849-1907):村の踊りOp.43 ルイジ・ユーグ: 協奏曲 ニ長調Op.56/ アレグロ・カプリツィオーソOp.93/ 夜想曲 Op.94/ソナタ ヘ長調Op.95 エルネスト・ケーラー:協奏曲 ト短調Op.97 |
フランチェスコ・ ファランガ(Fl) ロレンツォ・バヴァイ(P) | ||
全て、世界初録音&奏者のファランガによる校訂版による。 ユーグはイタリアの人で、生前はトリノ大学の教授も務めた地理学者だった。音楽活動はあくまでアマチュアだったといい、フルートの技巧的オリジナル作品や歌劇の編曲物等を残したが、今日ではほぼ忘れられているといってもいいだろう。一方ケーラーもイタリア生まれだが、20歳以降フルート奏者としてウィーン、その後サンクトペテルブルクへ移住し教師としても活躍、教則用の作品も数多く執筆し、今日でも「フルートのための35の練習曲 [Progress in Flute Playing] Op.33」は多くの学習者に使用されている。しかし作品の録音は多いとはいえない。 奏者&校訂のファランガはイタリア、ペーザロのジョアキーノ・ロッシーニ音楽院で後進の育成にも携わる1962年ポテンツァ出身のフルーティスト。 | |||
アミルカーレ・ポンキエッリ(1834-1886): ミサ |
H.ラウール・ドミンゲス指揮 ミラノ・ポメリッジ・ムジカーリo. ポリフォニコ・クレモネーゼcho. | ||
世界初録音。ヴェルディに続くロマン派オペラの作曲者として知られるポンキエッリのミサ。 | |||
ヴィンチェンツォ・ペトラーニ(1830-1889):オルガン作品全集 荘厳ミサ/栄光のための6つのヴェルセット/書簡朗読のためのソナタ/オフェルトリオのためのソナタ/ 聖体奉挙のためのパストラーレ/コンスマツィオーネのためのソナタ/ミサのための行進曲/パストラーレ(andantino)/ パストラーレ(Andantino con moto)/オルガン練習曲集第1巻より第44番、第46番、第48番/ エセンピ・ムジカーリより第20番、第24番、第25番/グランド・ソナタ/オルガン練習曲集〔第2巻/第3巻〕/ 荘厳ミサ(1888) /アレグレット/シンフォニア/夕べの祈りのためのソナタ/トッカータ/ アンダンテ・パストラーレ/聖体拝受のためのソナタ/聖体奉挙のためのアンダンテ/聖体拝受のためのソナタ/ 聖体奉挙のための3つのアダージョ/ソナタ(1888) /奉献唱/ソナタ/10のヴェルセット/ アンダンテ・パストラーレ/聖体拝受のためのソナタ/5つのヴェルセット/聖体奉挙のためのアダージョ/ 奉献唱のためのソナタ/10のヴェルセット/3つのリチェルカーレ/奉献唱のためのソナタ ジュリオ・ピオヴァーニ(Org) | |||
録音:2011年9月-2012年11月、アレッサンドリア&ベルガモ、イタリア。使用楽器:ビアンキ(1874-1887)、セラッシ(1852)、ロカテッリ(1884)、カルロ・ボッシ(1888&1897) 各製作。ペトラーリはクレモナ大聖堂、ベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、ブレシア大聖堂、クレーマ大聖堂などイタリア各地の教会で活躍した19世紀イタリアのオルガニスト・作曲家。 # DVDの内容はアナウンスに記載されていません。また、PAL 方式のため対応プレイヤーが必要で、再生保証はございません。御了承下さい。 | |||
ヴィンチェンツォ・アントニオ・ ペトラーリ(1832-1889):オルガン作品集 Sei Versetti/グランド・ソナタ/アダージョ ホ短調/ ソナタ へ長調/アダージョ 変イ長調/ソナタ ニ短調 |
マルコ・リモーネ(Org) | ||
クレモナ生まれのペトラーリは、19世紀イタリアのオルガン音楽の発展に寄与した。リモーネは、グイド・ドナーティ教授にオルガンを師事した期待の奏者。 | |||
フィレンツェのユリ〜19世紀後期フィレンツェのマンドリン・オーケストラのための音楽 カルロ・ムニエル(1859-1911):フィレンツェのユリ/祈り/四重奏曲 ニ長調 エンリコ・マルチェッリ(1873-1907):幻想的ワルツ/ジプシー風奇想曲/パトロール ルイージ・ビアンキ(19世紀後半-20世紀初頭):霧 / ジュゼッペ・ベルレンギ(1847-1902):フィレンツェの思い出 カルロ・グラツィアーニ=ワルテル(1851-1927):ダンテとベアトリーチェ ジョルジョ・ファブリ指揮アンサンブル・ダ・カメラ・ジーノ・ネーリ | |||
録音:2012年5月、シート・オヴ・アンサンブル・ジーノ・ネーリ、フェッラーラ、イタリア。ジョルジョ・ファブリによって1997年にフェッラーラで結成されたアンサンブル・ダ・カメラ・ジーノ・ネーリ〔ジーノ・ネーリ・マンドリン・アンサンブル〕は、2004年に来日したこともある。 | |||
フィリッポ・カポッチ(1840-1911):オルガン作品集 Inno Trionfale /アリオーソ/アレグレット/ 前奏曲とフーガ/ノエルによるオッフェルトリウム/ スケルツォ/カンツォーナ/アレグロ・マエストーソ/ 悲歌/凱旋行進曲 |
マルコ・リモーネ(Org) | ||
カポッチはサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂、ピーア礼拝堂楽長を歴任したイタリアのオルガニスト、作曲家。ローマを訪れたギルマンの影響を受け、オルガン演奏法の改革に着手、また、当時のイタリア王妃マルゲリータのオルガン指導を任された。 | |||
ジョヴァンニ・マリア・ペレッツァ(1847-1936): 12のオルガン・ソナタ |
ブルーノ・ベルガミーニ(Org| 使用楽器: Carlo Vegezzi Bossi, 1890 ) | ||
録音:2017年10月、ティエネ・サン・ガエターノ教会、トリノ、イタリア。トリノに生まれ、フランスを経て、アルゼンチンのブエノスアイレスで活動&没、サン=サーンス、ヴェルディ、プッチーニらとも親交を結んだという作曲家によるオルガン・ソナタ集。 | |||
パスクッリ:ジュゼッペ・ヴェルディの主題によるファンタジー 「椿姫」の楽しい想い出/「トロヴァトーレ」による幻想曲/「リゴレット」の想い出/ 「シチリア島の夕べの祈り」による大幻想曲/「仮面舞踏会」の主題による幻想曲第2番/ アメリア〜「仮面舞踏会」の主題に基づく幻想曲 パオロ・グラツィア(Ob/イングリッシュHr) マッテオ・パルメジャーニ指揮 トマーゾ・ウサルディ指揮 オルケストラ・センツァスピーネ | |||
録音:2019年6月、ヴォギエーラ、フェラーラ、イタリア|使用楽器:デュエット(YAMAHA)。インゴ・ゴリツキー、ハンスイェルク・シェレンベルガーの下で学び、第4回東京国際オーボエコンクールにて優勝。現在は、ボローニャ歌劇場o. の首席奏者として活躍するイタリア屈指のオーボイスト、パオロ・グラツィアが奏でるパスクッリの手によって彩られたヴェルディの名旋律集!浜松国際管楽器アカデミーの講師としての来日も多く、日本での活躍も多いグラツィアは、ピアノ伴奏版ではなくサルヴァトーレ・シナルディのアレンジによる弦楽オーケストラ伴奏版を採用。グラツィアの豊潤で優美なオーボエの音色と、イタリアの弦楽オーケストラのサウンドとのブレンドが、極上のヴェルディ・ファンタジーの世界を愉しませてくれる。 | |||
ジューリオ・リコルディ(1840-1912):ピアノ作品集 Romance Poudrée /お婆さんのお話/ハンガリー幻想曲/水彩画/オダリスクの夢/年鑑の音楽 ロベルト・ピアーナ(P) | |||
録音:2012年3月、聖母マリア財団アウディトリウム、サッサリ、イタリア。使用楽器:スタインウェイ、 Concert Grand Model D 。ジュリオ・リコルディはイタリアの楽譜出版社リコルディの3代目で、中興の祖とも言うべき人物。ボイート、ヴェルディ、プッチーニらの音楽を大ヒットさせた。 | |||
ジョヴァンニ・リナルディ(1840-1895):ピアノ作品集 20の陰影 Op.68 /9月/アルバムのページ/「子供の笑顔」への序曲集/「子供の笑顔」 ダリオ・ボヌッチェッリ(P) | |||
録音:2017年7月、ジェノヴァ、イタリア。19世紀イタリアの作曲家ジョヴァンニ・リナルディのピアノ作品集。ピアノ・ソナタや変奏曲といった重厚なコンサート・ピースではなく、自然や風景、日常や些細な感情等をテーマにした可憐で楽しい小品ばかり(恐らくすべて世界初録音)が3枚のCDに収められている。数々の国際コンクールにおいて受賞歴を誇るイタリア出身の若手ピアニスト、ダリオ・ボヌッチェッリが繊細なタッチで描く。 | |||
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):ピアノ作品全集 Vol.1 前奏曲とフーガOp.6 (1876) /グルックのメロディ/夜想曲第5番 Op.31 (1897) / 夜想曲第6番 Op.33 (1897) /オルゴール(ピアノのためのからかい; 遺作/1916出版)/ ピアノのための叙情小曲集Op.23(1890; 6曲)/ ピアノのための「詩的なメロディ」Op.36 (1903; 12曲) フランチェスコ・カラミエロ(P) | |||
録音:1999年4月15日-17日、モンテべッルーナ(イタリア)。使用楽器:スタインウェイ D 274。前出:AGORA AG-239(廃盤)。 リストの愛弟子で、作曲家&ピアニストとしてヨーロッパで名声を得たズガンバーティは、19世紀後半のイタリアにおける、オペラ以外の音楽を再興する運動の中心人物として活躍、流麗で非常に独創的な作品を数多く書いている。 1964年ナポリ生まれのカラミエロによる当全集は、第1集から第3集までがAGORAから発売されたもののレーベル倒産により頓挫、当レーベルから2005年以降第4集−第6集(TC-841904〜841906)が発売され完結している。 | |||
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):ピアノ作品全集 Vol.2 3つの小品 Op.42 (1909-1910) /勝利の練習曲(1916出版) /組曲 Op.21 (1888) / ガヴォットOp.14 (1880) /3つの夜想曲 Op.20 (1873-1887) / Benedizione nuziale Op.30 (1896) /4手のための「 Marcia-Inno 」 (1870) (*) / Canzone lituana di Chopin (1892) /セレナーデ・ワルツ(1916出版) /恋はするもの(1890) フランチェスコ・カラミエロ(P) フィリッポ・シアノ(第2P;*) | |||
録音:2000年7月。使用楽器(推定):スタインウェイ D 274。前出:AGORA AG-240(廃盤)。 | |||
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):ピアノ作品全集 Vol.3 4つの連続する小品 Op.18/落葉 Op.12/ロマンツァ イ長調(1878)/ 交響曲第1番Op.16〜セレナータ(作曲者編曲; 1880)/ 弦楽四重奏のためのスケルツォOp.17(フンパーディンク編曲;4手ピアノのための)(*/#)/ 山の幻想曲 (1872-1882) (*) フランチェスコ・カラミエロ(P) パスクァーレ・ルッソ(第2P;#) | |||
録音:2000年12月、ナポリ。(*)は初出時における世界初録音。使用楽器(推定):スタインウェイ D 274。前出:AGORA AG-280(廃盤)。 | |||
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914): ピアノ作品全集 Vol.4 2つの演奏会用練習曲 Op.10/コンクールのための音楽/ 3つの即興曲 Op.29/3つの即興曲/狂詩曲/即興しながら/ アレグロ・ヴィヴァーチェ/L'Emir de Bengador/ノエル(*) |
フランチェスコ・カラミエロ(P) フィリッポ・シアーノ(P;*) | ||
使用楽器:ファツィオーリ。世界初録音多数。 | |||
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914): ピアノ作品全集 Vol.5 前奏曲とトッカータ ト長調 [前奏曲(1863)/トッカータ(#)]/ 「 concerto di Remey 」による変奏曲 (#)/ ワルツ (#)/小さなワルツ (1886) (#)/ 華麗なワルツ(エレーナ・バセビ嬢に)/ 憂鬱なワルツ (1886) (#)/ スケルツォ ニ長調 (1867)/ スケルツォ ニ短調(断片;1867? / フランチェスコ・カラミエロ修復)(#)/ セレナティナ (1906) /ロマンス へ長調/ ピアノのための2つの小品 (#)/ プレゼンティメント/悲しみ Mestizia / 即興的な旋律/マズルカ イ短調(偽作)(#)/ ベートーヴェンによるメヌエット/ 4手のための3つの小品 (1866)(*/#) |
フランチェスコ・ カラミエロ(P) フランチェスコ・ リベッタ(P;*) | ||
(#)は世界初録音。使用楽器:ファツィオーリ(カラミエロ)。 今巻は、1曲だけだが現代イタリアのヴィルトゥオーソ・ピアニストとして知られるリベッタが参加(*)しているのも聴き所の一つ。ナポリ出身のカラミエロは、フィルハーモニア管やニュルンベルク響からソリストとして招かれる実力者。 | |||
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):ピアノ作品全集 Vol.6 ジョヴァンニ・ズガンバーティ: 交響曲第1番 ニ長調Op.16(作曲者編による4手連弾編曲版)/ 管弦楽のための葬送行進曲(作曲者による4手連弾編曲版)(*) リスト/スガンバーティ編曲:交響詩「理想」S.106(4手連弾版) フランチェスコ・カラミエロ、フランチェスコ・リベッタ(P) | |||
(*)は当版による世界初録音。使用楽器:ファツィオーリ、モデル F278。 以上、当初3枚が AGORA から発売されたものの、2001年を最後にレーベル廃業によりリリースが止まっていた全集。先に新発売の後半からリリースが始まったが、再発分も2011年で発売が完了した・・・と思われたが、2014年に第7集がアナウンスされている。 幼少から神童として知られた19世紀イタリアのヴィルトゥオーソとして、コアなファンから高い支持を得ているリストの愛弟子でワーグナーにも認められたズガンバーティのピアノ作品全集第6巻は、4手連弾のためのアレンジ作品。当盤では第5集に続き、若きヴィルトゥオーゾとしてマニアに人気のリベッタも参加。 なおカラミエロは、ASV から発売されているズガンバーティの室内楽作品集&協奏曲集計3枚も録音している (CDDCA-1029、1030、1097) 。 | |||
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):ピアノ作品全集 Vol.7 祝典序曲「祭典シンフォニア」(原曲:管弦楽?/ズガンバーティ編曲/4手連弾版)/ ピアノのための2つの小品〔 VI 「ゴンドレッタ」/ VII 「モデラート=ピウ・モデラート=レント〕/ モチーフ/セレナティナ/ガヴォッタ Op.14 /J.S.バッハ「管弦楽組曲 ロ短調」(ズガンバーティ編曲/ピアノ版)/ 夜想曲 ト長調/夜想曲 Op.3「ベッリーニのアルバムより」 フランチェスコ・カラミエロ、フランチェスコ・リベッタ(P) | |||
録音:2012年11月、2000年11月。第6集で完結だと思われたシリーズの続編。#曲毎の演奏者・編成等は不明です。 | |||
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914): ピアノ協奏曲 ト短調 Op.15 (1878-1880) / 序曲「コラ・ディ・リエンツォ」/ 夢見る子守歌(管弦楽編曲:ジュール・マスネ) |
フランチェスコ・カラミエロ(P) ファブリツィオ・ ヴェントゥーラ指揮 ニュルンベルクpo. | ||
録音:2000年4月、コロセウム・ステュディオ、ニュルンベルク、ドイツ。初出・前出・旧品番: ASV, CDDCA-1097〔廃盤、入手不能〕 。フランツ・リストの愛弟子で、ルビンシテイン、ワーグナーと親交を深め、オペラが栄華を極めた時代のイタリアで器楽音楽再興の中心的役割を担ったズガンバーティは、ピアノ、室内楽、交響曲などオペラ以外の作品に取り組んだ。ピアノ協奏曲は、ブラームスの第2ピアノ協奏曲と同時期の作品。 | |||
フルートとピアノのためのヴェルディのオペラによるパラフレーズ集 ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):歌劇「ドン・カルロ」による幻想曲第2番 Op.122 エマヌエレ・クラカンプ(1813-1883):「椿姫」による幻想曲 Op.248 (*) ヴィルヘルム・ポップ(1828-1903):「椿姫」による演奏会用ワルツ Op.278 ポール=アグリコル・ジュナン(1832-1903):「リゴレット」による幻想曲 Op.19 (*) ドナート・ロヴレーリョ(1841-1907):「リゴレット」による幻想的奇想曲 Op.15 チェーザレ・チアルディ(1818-1877):「トロヴァトーレ」による幻想曲 パオロ・フルラーニ(1964-):無伴奏フルートのための「仮面舞踏会」の主題による変奏曲 アルカディオ・バラッキ(Fl) アンドレア・トロヴァート(P) | |||
録音:2013年6月、フィレンツェ音楽院(イタリア)。(*)を除き世界初録音。ヴェルディと同世代のフルート奏者&作曲家たち + イタリアの現代作曲家によるヴェルディ編曲集。アルカディオ・バラッキは、ルイジ・ケルビーニ音楽院で鬼才ロベルト・ファブリツィアーニに師事し、イギリスの王立音楽アカデミーでも研鑽を積んだイタリアの実力派フルーティスト。 | |||
19世紀−20世紀のオーボエ作品集 シニガーリャ:シューベルト「野ばら」による主題と12の変奏曲 Op.19 ボルツォーニ:カンツォーネ・ボエマ/メヌエット/幻想曲 / ガリボルディ:椿姫のモチーフによるモザイク ドニゼッティ:オーボエ・ソナタ / ズガンバーティ:グルックのメロディ ザネッラ:アンダンテとスケルツォ / ロンゴ:オーボエのための組曲 / ロータ:エレジー ルチアーノ・フランカ(Ob) フィリッポ・パンティエリ(P|ベヒシュタイン、1922年製) | |||
録音:2012年6月、テアトロ・マラテスタ、モンテフィオーレ・コンカ、イタリア。ルチアーノ・フランカはミラノ・スカラ座o.の首席奏者として活躍、チェゼーナのブルーノ・マデルナ音楽院で教授を務めるイタリアの名オーボイスト。 | |||
ヒストリカル・トランペットのためのオペラ・トランスクリプション集 ザニケッリ:ヴェルディの「リゴレット」の回想 [B♭管トランペット/ウィンナバルブ/ランポーネ&カッツァーニ20世紀前半製]/ ロサッリ:ヴェルディの「椿姫」のモチーフによる幻想曲 [B♭管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンバルブ/ベッソン1906年頃製]/ カッチャマーニ:ベッリーニの「清教徒」の「いとしい乙女よ、あなたに愛を」によるポプリ [G管トランペット・コントラルト/ウィンナバルブ/シャルル・マイヨン19世紀後半製]/ フォレスティエ:ドニゼッティの「ドン・パスクアーレ」のモチーフによる幻想曲 [A管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンバルブ/ベッソン19世紀後半製]/ ヴェルディ:アダージョ[E♭管キー・トランペット/クリスティアン・ボスク2014年製]/ スピーガ:「セビリャの理髪師」による変奏曲付ポプリ [A管コルネット/ハインリヒ・シュトルツァー式/ピストンバルブ/ダグラス19世紀後半製]/ フォレスティエ:ベッリーニの「ノルマ」の主題による変奏曲 [B♭管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンバルブ/ベッソン1906年頃製]/ ロッシーニの「セビリャの理髪師」の主題による変奏曲 [B♭管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンバルブ/ベッソン1906年頃製]/ アーバン:ロッシーニの歌劇「チェネレントラ」のアリアによるエア・ヴァリエ [B♭管コルネット/フランソワ・ペリネ式ピストンバルブ/アラリ19世紀後半製] ミケーレ・サンティ(Tp) マルコ・アルロッティ(Org) | |||
録音:2015年4月。ピリオド楽器の四重奏団、アンサンブル・オットーニ・ロマンティチを主催するミケーレ・サンティは、イジノ・コンフォルツィ、ガブリエーレ・カッソーネ、プロスペロ・グリセンディに師事し、2015年の「プレミオ・クラウディオ・アバド」コンクールで優秀な成績を収めた実績を持つイタリアのトランペット奏者。ミケーレ・サンティはランポーネ&カッツァーニのB♭管トランペット(20世紀初頭)やベッソンのB♭管コルネット(1906年頃)など7本のヒストリカル・トランペット&コルネットを吹き分け、1874年製のヒストリカル・オルガンとのアンサンブル、華麗なテクニックとフレージングを披露してくれている。 | |||
イタリアのディヴェルティメント〜 19世紀のドローイング・ルームにおけるハーモニウムとピアノのための音楽 バルビ:オベールの歌劇「黒いドミノ」による大幻想曲 Op.14 / クロフ:二重奏曲〔2曲〕 シルヴェリ:セレナータ/悲歌的な小ソナタ / スパッティーニ:ボレロ / ブルーノ:変奏曲 マンテッリ:小ディヴェルティメント/優しい小さなワルツ / フィリッピ:メロディ アンドレア・トスキ(ハーモニウム) カルロ・マッツォーリ(P|使用楽器:プレイエル、1860年頃製作) | |||
録音:2017年10月、ボローニャ、イタリア。19世紀のヨーロッパで大流行した楽器ハーモニウム(ハルモニウム)。当時のイタリアでドローイング・ルーム(応接間、客室)に設置されることの多かったこの楽器のための作品を集めたタクトゥス(Tactus)らしい好企画。 | |||
ピアノ4手連弾のためのプッチーニ・トランスクリプション集 ベルナルド・ヴォルフ:ラ・ボエーム / ジュゼッペ・フルガッタ:交響的奇想曲 エルネスト・ベクッチ編曲:蝶々夫人 / ミケーレ・プッチーニ/マウロ・ファブリ補完:スケルツォ グリエルモ・アンドレオッリ:メヌエット〔第1番/第2番〕 カルロ・カリニャーニ:「マノン・レスコー」間奏曲 / ベルナルド・ヴォルフ:トスカ ファブリツィオ・ダッテリ、ナディア・レンシオーニ(P) | |||
録音:2018年7月、イタリア。プッチーニの名作から4手連弾のためにアレンジされたトランスクリプション集。19世紀末から20世紀初頭に流行し、自宅や小さなサロン・コンサートでアマチュア演奏家を含む多くの音楽家に愛された名旋律を、様々な管弦楽作品からのトランスクリプション&アレンジの演奏で活動する夫婦ピアノ・デュオが贈る。 | |||
ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909): ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.22/ メロディ/ ヴァイオリンとピアノのための 「3つの小品」Op.67 ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914): ヴァイオリンとピアノのための 「2つの小品」Op.24/ 舟歌Op.29 |
ルカ・ブラガ(Vn) ルチア・ピタウ(P) | ||
オペラが隆盛を誇っていた19世紀イタリアで敢えてオペラを書かず、作曲家、指揮者として活躍したマルトゥッチと、リストの弟子でピアノの名手として名を馳せ、イタリアの鍵盤音楽界の発展に尽力したスガンバーティによるヴァイオリンとピアノのための作品を集めたタイトル。演奏は1990年よりデュオを組み、イタリア内外で活躍を続けるアーティストたち。ルカ・ブラガはミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院出身のヴァイオリン奏者。ソロ奏者、室内楽奏者としてイタリアをはじめとしたヨーロッパを中心にコンサート、音楽祭と幅広い演奏活動を行っている。 | |||
ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909): チェロとピアノのための作品全集 チェロ・ソナタ 嬰ハ短調 Op.52 / 2つのロマンス Op.72 /3つの小品 Op.69 |
ヤコポ・フランチーニ(Vc) アレッサンドロ・ デリャヴァン(P) | ||
録音:2015年2月、ブレシア、イタリア。19世紀後期、オペラが隆盛を誇るイタリアにおいて絶対音楽を掲げ、器楽音楽の復興に尽力したマルトゥッチによるチェロ作品。ブルネロやソッリマの薫陶を受けたフィレンツェのチェリスト、ヤコポ・フランチーニと、注目度急上昇中のピアニスト、アレッサンドロ・デリャヴァンのデュオで。 | |||
ジャコモ・オルフィーチェ(1865-1922):室内アリア集 ヴェネツィアの素描/「リーリカ集」(1903)より/「リーリカ集」(1920)より/「遺作集」〜日本の短歌 ジュゼッペ・ヴェネツァイアーノ(T) アドリアーノ・バッシ(P) | |||
録音:2014年1月。全曲世界初録音。レコード芸術誌2016年9月号海外盤 REVIEW 掲載盤。歌劇「ショパン」(1901) で名を残す作曲家による室内アリア集を、作曲家を研究しているピアニストの伴奏で。 | |||
アルフォンソ・レンダーノ(1853-1931):ピアノ作品集 舟歌/スラヴ舞曲/悲しきワルツ/夜想曲 変イ長調/夜想曲 ホ長調/即興曲/マズルカ ヘ短調/葬送行進曲/ 風変わりなセレナータ/デュエッティーノ/幽霊のガヴォット/フォレッティのガヴォット ステファーノ・セヴェリーニ(P) | |||
録音:2008年3月、ファツィオーリ・コンサート・ホール、サチーレ。使用楽器:ファツィオーリ、F278。 | |||
テデスキ、ガレオッティ、モルターリ:ハープ独奏作品集 ルイージ・マウリツィオ・テデスキ(1867-1944):即興的練習曲 Op.37 /組曲 Op.34 チェーザレ・ガレオッティ(1872-1929):幻想曲 Op.138 /伝説 Op.139 /スケルツォ=カプリス Op.159 ヴィルジリオ・モルターリ(1902-1993):ステュディ・ギャランティ/ソナチナ・プロディジオ エレオノーラ・ヴォルパート(Hp) | |||
録音:2014年4月。世界初録音と記載されている。使用楽器:ライオン&ヒーリー、スタイル30 。エレオノーラ・ヴォルパートは、チリ、サンティアゴ・フィルの首席奏者としても活躍したイタリアの女流奏者。 | |||
フィレンツェのオルガン作品〜メディチ家時代からイタリア統一まで イザーク:パレ・パレ / マルヴェッツィ:高く美しき天より / デ・カヴァリエーリ:おお、何という新しい奇跡 フレスコバルディ:アリアと変奏/4声のカンツォーナ/カプリッチョ / 作曲者不詳:パッサカリア ト短調 カッシーニ:気がかり / フェローチ:エレヴァツィオーネ ニ長調/パストラーレ、フーガ ハ長調 ケルビーニ:オルガンのためのソナタ 作曲者不詳(19世紀):オッフェルトリウム ニ長調/エレヴァツィオーネ ハ短調/聖体拝領祈願 ト長調/ オッフェルトリウム ハ長調/エレヴァツィオーネ 変ロ長調/トッカータ ニ長調 ベッリーニ:エレヴァツィオーネ / カサモラータ:エレヴァツィオーネ/聖体拝領祈願 マリオーニ:コラール第12番 ホ短調/コラール第5番 ヘ長調 ガブリエーレ・ジャコメッリ(Org) | |||
録音:2014年11月、サン・ロレンソ教会、フィレンツェ。使用楽器:アントニオ・フィリッポ・トロンチ、1773年製作/フラテッリ・セラッシ、1864年製作。1865年にイタリア王国の首都に制定されてから150周年を迎えたフィレンツェ(1871年にローマに遷都)。メディチ家による統治時代から、イタリア統一までの数百年間、文化の都として栄えたフィレンツェの歴史をヒストリカル・オルガンのサウンドと当時の作品で。 | |||
マンドリンとギターのための作品集 カルロ・ムニエル(1859-1911): 演奏会用円舞曲 Op.241 /演奏会用奇想曲「ビッツァリア」 Op.201 /演奏会用幻想曲「ロッシーニアーナ」 Op.131 / プレギエラ(祈り)/宝石の舞曲集 Op.229 /スペイン風奇想曲 Op.276 エンリーコ・マルチェッリ(1873-1901): 恋人たちのセレナード/スペイン風小セレナード/演奏会用ポロネーズ/ジプシー風奇想曲/無窮動/ガヴォッタ第3番 ルイジ・モッツァーニ(1869-1943):夕暮れ=夢 デュオ・ジジョッティ・メルランテ [セルジオ・ジジョッティ(マンドリン)、ファビアーノ・メルランテ(G)] | |||
録音:2015年7月、ボローニャ(イタリア)。セルジオ・ジジョッティとファビアーノ・メルランテによるマンドリンとギターのデュオ。19世紀後半から20世紀にかけてマンドリンや様々な楽器のヴィルトゥオーゾ、教師、ディレクターなどとしてイタリアの音楽シーンをリードした3人の作曲家、エンリーコ・マルチェッリ、ルイジ・モッツァーニ、カルロ・ムニエルが書いたマンドリンとギターのための作品集。劇的でエキゾチックで巧妙なテーマにインスパイアされた旋律を、様々なヴィンテージ楽器で演奏している。 | |||
フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924): 弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.19/ 弦楽四重奏曲第2番 ニ短調 Op.26 |
ウェーベルンSQ | ||
ブゾーニが生涯に書いた2曲の弦楽四重奏曲を収録した貴重盤。第1番はブゾーニが15-16才頃の作でドイツ民謡およびブラームスに影響を受けて作曲された。 第2番は21才の時の作品で、同じくブラームスの影響が現われている。近年、ブゾーニを再評価する動きが高まっている中、このCDも注目されるであろう。 | |||
ラファエレ・カラーチェ(1863-1934):マンドリンとギターのための作品全集 スペイン舞曲 Op.105 /憂鬱なセレナード Op.120 /ポロネーズ Op.36 /舟歌 Op.20 / タランテッラ Op.18 /マズルカ第6番 Op.141 /サルタレッロ Op.79 / ボレロ第2番 Op.161 /大胆な女(マズルカ) Op.57 / 花婿花婿 [Les mariés] (マズルカ)Op.123 /舞曲集 Op.13 / 舞踏用小曲アルバム Op.13(4曲)/行進曲「喜び」Op.184 デュオ・ジジョッティ [セルジオ・ジジョッティ(マンドリン) ファビアーノ・メルランテ(G)] | |||
録音:2003年4月26日-27日、5月10日-11日(当盤表記は2003年5月のみ)、HRスタジオ、クァルティエーレ、フェラーラ県、イタリア。初出当時の世界初録音。初出: NICCOLO (Italy), NIC-1056〔入手不能〕/ (P) 2013 。カラーチェはナポリの作曲家だが、その作品が取り上げられることは珍しい。#曲名、演奏家名、録音データ、コメント等は旧 NICCOLO レーベル代理店に拠るものを参考にしています。 | |||
ディオニージョ・カネストラーリ(1865-1933):ダンテの詩による歌曲と室内楽作品集 ヴァイオリンとピアノのための「ロマンツァ」/メゾ・ソプラノとピアノのための「イタリアーナ」/ コントラルトとピアノのための「孤児」/ヴァイオリンとピアノのための「瞑想」/ コントラルトとピアノのための「祈り」/バリトンとピアノのための「ヴィルジリオへの讃歌」/ 4手ピアノのための間奏曲〔第1番/第2番〕/メゾ・ソプラノとハーモニウムのための「処女と母」/ バリトンとハーモニウムのための「私たちの父」/ コントラルトと合唱、ハーモニウムのための「 Era gia l'ora che vorge il dio 」 アンナ・ウッサルディ(Ms) サラ・トンマジーニ(A) マルコ・ガリフィ(Br) エレオノーラ・ロタレスク(Vn) エリーサ・ボルディン(P) ディモストラツィオーニ・アルモニケcho. マルチェッロ・ロッシ(P/ハーモニウム/ディレクター) | |||
録音:2018年10月、イタリア。19世紀末〜20世紀初頭のイタリアの作曲家・オルガン奏者、ディオニージョ・カネストラーリの室内楽作品集。オルガンやハーモニウム、ピアノのための作品を多く残した他、ミサ曲、聖歌は世界各地で歌われている。特にオルガン作曲家としては国内外で数々の賞を受賞し、当時のヨーロッパでは高く評価されていた。 | |||
レオーネ・シニガーリャ(1868-1944): チェロと管弦楽のための「ロマンスとユモレスク」 Op.16 /ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.20 / 弦楽オーケストラのための2つの性格的小品 Op.35 〜第1番「雨の歌」 ラウラ・マルツァドーリ(Vn|使用楽器:G. B. グァダニーニ "ex-Kleynenberg" 、1783年製) フェルナンド・カイダ・グレコ(Vc) マルコ・ズッカリーニ指揮フェラーラ市o. | |||
録音:2013年1月15日、テアトロ・コムナーレ・フェラーラ、イタリア、ライヴ。 ユダヤ系の家庭に生まれ、作曲家であると同時に登山家でもあったレオーネ・シニガーリャ(1868-1944)。初期ロマン派、とりわけメンデルスゾーンの影響を受け、ウィーン滞在中にはブラームスに傾倒、1900年以降のプラハ時代にはドヴォルジャークに師事し、自らが採取した民謡を自身の音楽に反映させるスタイルを確立していく。ここに収録されている「ロマンスとユーモレスク」と「ヴァイオリン協奏曲」は、ドヴォルジャークと出会う前、1890年代後半のウィーン滞在時代に作曲された作品。中でも雄大なホルン・ソロで幕を開ける「ヴァイオリン協奏曲」は、シニガーリャが登山したであろう山々の風景が目に浮かぶかのような作品。ソリストのラウラ・マルツァドーリは、2008年にチューリヒ芸術大学で名教師ザハール・ブロンに師事したイタリアの女流ヴァイオリニスト。2014年には25歳の若さでミラノ・スカラ座o. のコンサートミストレスに抜擢され、同オーケストラの牽引役として大きな期待が寄せられている。 | |||
ルイジ・マウリツィオ・テデスキ(1867-1944): ハープのための室内楽作品集 ハープとヴァイオリンのための「エレジー」Op.22/ ハープ独奏のための「プレッソ・イル・ムリノ」Op.19/ ハープとヴァイオリンのための幻想曲 Op.48/ ハープとチェロのためのドラマティックな即興曲 Op.33/ ヴァイオリンとピアノのためのセレナード Op.28/ ハープとヴァイオリン、チェロのための組曲 |
アントネッラ・ツィコッツィ(Hp) マルコ・ログリアーノ(Vn) フランチェスコ・ソレンティーノ(Vc) | ||
ジョヴァンニ・テバルディーニ(1864-1952):オルガン作品全集、宗教的合唱作品集
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳・編集・作製のため、無断転載は堅くお断り致します オルガンと合唱のためのソナタ Op.XXVI /オルガンのための間奏曲「アレルヤ」/オルガンのための6つの小品 Op.XVI / オルガンのためのコラール「 Benedico te Pater 」 Op.XLIII /オルガンと金管のためのソナタ Op.XXVI [bis] / 4声による5つのモテット Op.XVII /合唱とオルガンのため宗教的カンタータ「 Quare fremuerunt gentes 」 Op.X ジュリオ・マルカーティ(Org) アントニオ・グレコ指揮コスタンツォ・ポルタcho. | |||
録音:2011年6月、聖マリア教区教会、Silvis, ピアネンゴ、クレモナ県、イタリア。「世界初録音」と記載されている。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925): 幻想曲(+)/アヴェ・マリアOp.50(*/#/+)/サルヴェ・レジナOp.8(*/+)/ ヴァイオリンとオルガンのためのアダージョOp.84(#/+)/ サンクトゥスとベネディクトゥス(*/+)/神は偉大なり/ アヴェ・マリア(第2)(+)/アヴェ・マリアOp.50-1(*/#/+)/ ダフネとクローエ(田園曲)Op.142-2(+)/スケルツォOp.95(+)/ アンプロンプチュ(即興)/ ア・ラ・ショパン Op.49-3(+)/ジャンヌ・ダルク(+)(**) |
イラリア・トルチアーニ(S;*) マルコ・ビアンキ(Vn;#) アンドレア・マチナンティ(Org;+) | ||
オルガニストとして20世紀初頭に世界的名声を博したイタリアの作曲家マルコ・エンリコ・ボッシの作品集。(**)は同名オペラからのオルガン曲。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925): テンポ・ディ・スオナータ Op.3/夕べの歌 Op.92 No.1/ 葬列 Op.132 No.2/追憶 Op.113 No.4/ 死者のためのミサ曲 Op.83 |
アンドレア・マシナンティ(Org) ピエール・パオロ・スカットリン指揮 ボローニャ・エウリディーチェcho. | ||
ボッシはイタリアの音楽一家に生まれ、作曲家・オルガン奏者として活躍したが、航海中に亡くなるという最期を遂げた。全曲世界初録音。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925): ピアノ三重奏曲全集 ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.107 (1896) / ピアノ三重奏曲第2番 ニ長調 Op.123 「トリオ・シンフォニコ」 (1901) |
シューベルトリオ [ジュリオ・ジュラート(P) ロベルト・ノフェリーニ(Vn) アンドレア・ノフェリーニ(Vc)] | ||
ナポリ音楽院、ボローニャ音楽学校、サンタ・チェチーリア音楽院の校長を歴任したボッシの室内楽作品は、特にドイツの後期ロマン派からの影響がうかがえる。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925): 「チェロとピアノのための作品全集・ヴァイオリンとピアノのための作品全集」 Vol.1 #CDショップ・カデンツァ独自翻訳のため、無断転載は堅くお断り致します チェロとピアノのためのメロディ「 Inspiration à Baveno 」 Op.4a / ピアノ伴奏を伴うチェロのためのロマンス Op.89 / チェロとピアノのための「 Feuillets d’Album 」Op.111 〔 Bénédiction Nuptiale / Menuet et Musette / Rêverie 〕/ チェロとピアノのための「あこがれ "Canto dell’Anima" 」/ ヴァイオリンとピアノのための「あこがれ第2番 "Pezzo Lirico" 」/ ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 Op.119〔 Flatterie / Visione 〕/ ヴァイオリンとピアノのための詩曲「シエナのカタリナ」 〔 Introduzione / Primi Fervori / Le Stimmate / Le Tribolazioni / L’Estasi Mistica / La Morte / L’Assunzione 〕 ロベルト・ノフェリーニ(Vn) アンドレア・ノフェリーニ(Vc) ジュリオ・ジュラート(P) | |||
録音:2011年5月/現地発売:2011年9月。おそらく全曲世界初録音。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):4手連弾のためのピアノ作品全集 ワルツ形式の組曲 Op.93 /管弦楽組曲 Op.126(4手連弾版)/マズルカ Op.6 No.2 /カプリチェット Op.9 / スケルツォ Op.11 No.1 /サヴォア家とペトロヴィチ家の結婚行進曲 Op.110 No.4 /メヌエット Op.127 No.1 ポンキエッリ/ボッシ編曲:田園風景 パオラ・ボルガンティ、ジュリオ・ジュラート(P) | |||
録音:2012年5月。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):室内楽作品集 結婚式 Op.134 No.1(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ハーモニウムとタムタムのための)/ 甘美な苦しみ(チェロとピアノのための)/ロマンス(Cbとピアノのための)/ 組曲形式の4つの小品 Op.99(ヴァイオリンとピアノのための)/ セレナティナ Op.127 No.5(ヴァイオリンとピアノのための)/魂の歌(ヴァイオリンとピアノのための)/ ゴシック風の歌(ハープと2本のヴァイオリンのための)/ロマンス Op.79(ヴィオラとピアノのための)/ 結婚の祝祷 Op.111 No.1(ヴィオラとピアノのための)/シチリアーナとジーグ(フルートとピアノのための)/ 即興曲(フルートとピアノのための)/即興曲(オーボエとピアノのための)/ 即興曲(ファゴットとピアノのための)/メヌエットとミュゼット Op.111 No.2(ファゴットとピアノのための) ジュリオ・ジュラート(P) ロベルト・ノフェリーニ、アンドレア・ノフェリーニ(Vn) クラウディオ・ブリジ(ハーモニウム) アンナ・ノフェリーニ(Va) パオラ・ダルモーロ(Fl) パオロ・ポラストリ(Ob) ロベルト・ジャッカーリャ(Fg) エマヌエラ・デグリ・エスポスティ(Hp) ロベルト・ルビーニ(Cb) | |||
録音:2012年-2017年、イタリア。オペラが隆盛を誇った19〜20世紀のイタリアにおいて、コモ大聖堂のオルガニストを務めるなど、同国におけるオルガン、器楽作品の復権に大きな影響を与えたマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)。タクトゥス(Tactus)がオルガン作品全集の録音、発売を進めていることもあり、そのオルガニストとして功績について再評価が進んでいるボッシは、オルガン作品だけでなく、オペラやソナタ、教会カンタータ、そして今回取り上げられた室内楽など、様々なジャンルの作品を遺している。ヴァイオリンのロベルト・ノフェリーニとチェロのアンドレア・ノフェリーニのノフェリーニ兄弟、フェニーチェ歌劇場管の首席ファゴット奏者であるロベルト・ジャッカーリャなどの実力派たちが参加しているところからも、タクトゥス(Tactus)のこのボッシの「室内楽作品集」への強い意気込みが伺える。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.1
#CDショップ・カデンツァ独自翻訳のため、無断転載は堅くお断り致します 幻想曲 Op.64 (1889) /ジャンヌ・ダルク(1908/9) / Fuga su FEDE A BACH Op.62 (1888) /スケルツォ Op.95 (1893) / 婚礼 Op.134 (1911) 〔第1番「ヴァイオリン、チェロ、ハープとオルガンのための瞑想」(*) /第2番「即興曲」〕/ Missa pro Sponso et Sponsa Op.110 (1896) (#) /ウェストミンスター大聖堂、栄光の聖歌 Op.76 (1893) (#) アンドレア・マシナンティ(Org) マルコ・ビアンキ(Vn;*) フェデリカ・マンチーニ(Hp;*) マヌエル・ジガンテ(Vc;*) アンドレア・ビッシ指揮 "Cittá di Cuneo" 協会cho. (#) | |||
発売:2009年。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.2 ロレンツォ・ペロージ/マルコ・エンリコ・ボッシ編曲:マルコ受難曲/キリストの変容 アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
イタリアの同世代の作曲家ロレンツォ・ペロージの2大宗教作品をオルガン用に編曲したもの。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.3 オルガン・ソナタ Op.3a (1879) / ハルモニウム、またはオルガンのための6つのソナタ (1883)/ 大いなる喜びは真なるもの [Res Severa Magnum Gaudium] Op.54 /4つの小品 Op.59 アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音/使用楽器:Parrocchia prepositurale, Sant'Andrea apostolo、プラルボイーノ、ブレーシャ県、イタリア/ジュゼッペ・ベルナスコーニ、1875年製作。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.4 (Tempo di) Suonata Op.3b /序曲 Op.3/3つの小品 Op.92/後奏曲/アヴェ・マリア(第2番)/ Op.142 からの3つの小品〔第2番「ダフネとクロエ」/第5番「いざ楽しまん」/第1番「天使の挨拶」(第2版)〕/ 間奏曲/Coprifuoco Op.127 No.3/Intermezzo lirico/リチェルカーレ アンドレア・マチナンティ(Org) | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.5 ソナタ第1番 Op.60/スケルツォ ヘ長調 Op.49-1/スケルツォ ト短調 Op.49-2/ショパン風即興曲 Op.49-3/ 凱旋の賛歌 Op.53/ソナタ第2番 Op.71/ソナタ第3番(断章)/主題と変奏曲 Op.115 アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音:2010年7月、アオスタ(イタリア)。全曲世界初録音。 ボッシはオペラが隆盛を誇った時代のイタリアで、コンサート・オルガニストとして世界的名声を得た。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.6 祝祭前奏曲(1898) /3つの小品 Op.74 (1891) /3つの小品 Op.97 (1894) /オルガンのための練習曲(1908) / オルガンのための練習曲 - Movimento contrario fra il pedale e la mano sinistra / 理論的かつ実践的なメトードによるオルガンのための3つの練習曲 Op.105 (1893-97) / オルガンのための練習曲 [Studio per trio a 2 manuali e pedale](ルカ・サルヴァドーリ補完)/ オルガンのための練習曲/6つの小品 Op.113 (1898) アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音:2010年。全曲世界初録音。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.7 英雄的小品 Op.128 (1906) (*) /演奏会用小品 ハ短調 Op.130 (1907) / オルガンのための5つの小品 Op.132 (1910) アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音:2011年8月、聖心教会、クーネオ、イタリア。使用楽器:カルロ・ヴェゲッツィ=ボッシ、1897年製作。全曲世界初録音。フランクの同名作を思い起こさせる(*)はザンドナイの「ジュリエッタとロメオ」の主題に基づく物。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.8 幻想曲 Op.64a (1889) (*) /英雄的行進曲 Op.72 (1891) /「ホサナ − オルガン練習曲 − (終曲)」(1903-08) / 2つの性格的な小品(1909) /アヴェ・マリア(1924) /レティツィア・チェレステ(1920頃) /行進曲風に(1920) / クラリネットのソロ(1920) /教会のアリア(1908) /オルガン二重奏のための「司祭の入場」Op.104a (1890頃) (*) アンドレア・マシナンティ(Org) フランチェスコ・タシーニ(Org;*) | |||
録音:1998年-2011年。録音場所[使用楽器]:サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会、アドロ、ブレシア県[パチフィコ・インツォーリ、1891年製作]/聖母マリアの僕教会、リミニ[ジョヴァンニ・タンブリーニ Op.71、1920年製作]/サン・ステファノ教会、レンノ、コモ県[ヴィンチェンツォ・マショーニ、1901年製作]/カルミネのサン・ジャコモ小教区教会 [Chiesa parrocchiale di San Giacomo nel Carmine] 、イモラ、ボローニャ県[フランツ・ザニン、1993年製作]。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.9 ラプソディア Op.posth / Per la fine del 3 Atto di Malombra /10の小品集 Op.118 (1900) アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音:2012年4月。一部は息子のレンツォ・ボッシとパオロ・ジェミニアーニが補筆完成した作品だとのこと。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.10 行列の行進 Op.68 /オルガンのための6つの小品 Op.70 /行進曲(ルカ・サルヴァトーリ校訂)/ 2つの小品 Op.94 /5つの小品 Op.104 /断章 ヘ短調/エントラータ(リッカルド・カスタネッティ校訂) アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音:2012年。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.11 交響的練習曲(1891) / スケルツォーゾ(ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.117 (1899) より| ルーカ・サルヴァドーリ編曲、2012) / 断章 ヘ短調(パオロ・ジェミニアーニ復元、2014) /前奏曲 ハ長調(1900頃) /交響的練習曲 Op.78 (1894) / Momenti Francescani Op.140 (1920) /大聖堂の瞑想 [Meditazione in una cattedrale] Op.144 (1922) アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音:2013年-2014年。世界初録音。使用楽器: Organ Serassi, 1795 - Balbiani, 1932; Chiesa di San Martino Vescovo, Calolziocorte | Organ Balbiani, 1920 - Aletti, 1927; Santuario Vecchio, Oropa | Organ Balbiani Vegezzi - Bossi opus 1519, 1932; Duomo di Como. | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.13 ヘンデル/ボッシ編曲:アダージョ(協奏曲 Op.4 No.3より)/アンダンテ・ヴァリアト(協奏曲 Op.4 No.1) ワーグナー/ボッシ編曲:5つの編曲集 / ドビュッシー/ボッシ&ロケ編曲:亜麻色の髪の乙女 サン=サーンス/ボッシ&ルメア編曲:死の舞踏 Op.40 アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音〔使用楽器〕:2015年10月、サンタントワーヌ=デ=キャンズ=ヴァン教会、パリ、フランス〔カヴァイエ=コル、1894年製作〕。19世紀後半〜20世紀初期のイタリアにおける最も重要なオルガニストの1人、マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)。フレスコバルディの鍵盤作品全集を完成させたタクトゥスがライフワークとしているボッシのオルガン作品全集の第13集は、ワーグナーやヘンデルなど様々な作曲家の作品の編曲集。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ:オルガン作品全集 Vol.14 〜 様々な作曲家による作品のオルガン用編曲集 ガルッピ:アダージョとアレグロ / ハイドン:春の合唱 / ショパン:葬送行進曲 マルティーニ:シチリアーナ / シューベルト:楽興の時〔第2番/4番〕 作曲者不詳:アリア・ポポラーレ・デル・パーセ・ディ・アス / クーナウ:アレグロ・マエストーソ グルック:メロディ / リスト:アヴェ・マリア / デッラ・チャイア:ソナタ第1番 アンドレア・マシナンティ(Org) | |||
録音:2017年10月、フォッジャ、イタリア。ボッシの手によるオルガン独奏のための編曲作品を収録。中でも、1899年にカルロ・ヴェゲッツィ=ボッシによって製作されたピリオド・オルガンによるショパンの「葬送行進曲」は、一味違った雰囲気を醸し出しており、アレンジ作品ファン要チェックの演奏。 | |||
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品全集 Vol.12 マルコ・エンリコ・ボッシ編曲: ツィポリ「カンツォーナ」「聖体奉挙」/ナルディス「ブレーヴェ・ペンシエロ・エレジアコ・コンポスト」 フレスコバルディ「フーガ」「聖体奉挙のためのトッカータ」「前奏曲とフーガ」 「半音階トッカータ」「トッカータ」「カンツォン第6番」 マルティーニ「変奏付きアリア」「アダージョ」「前奏曲」/ポルポラ「フーガ」/A.ガブリエリ「カンツォーナ」 J.S.バッハ「フゲッタ、シンフォニア第9番」「ひとよ、汝がつみの BWV.622」/ヘンデル「ソナタ HWV.361 」 バッサーニ「ラルゲット」/パイジェッロ「ヴァイオリン、チェロとオルガンのためのソナタ」 ポラローリ「フーガ」/パラフーティ「聖体奉挙」/作曲者不詳「教会アリア」/ペシェッティ「アレグロ」 アンドレア・マシナンティ(Org) ジョヴァンニ・バッティスタ・ファブリス(Vn) エレーナ・ペレラ(Vc) | |||
録音:2013年、2015年。サンタ・チェチーリア音楽院などの校長を歴任し、当時を代表するオルガニストとしてその名を馳せた。タクトゥス・レーベルのライフワークとなったオルガン作品全集の第12集には、ボッシの編曲による大作曲家たちの鍵盤作品の数々を収録。イタリアはヴィチェンツァ、ティエーネ教会に設置されているカリード製のヒストリカル・オルガンによる演奏。 | |||
19世紀-20世紀の神秘のヴァイオリン グリエルモ・ズエッリ:パッサ・イル・ナターレ / フランチェスコ・マンティカ:ピッコロ・パストラーレ カルロ・コルダーラ:オッフェルトリオ / アントニオ・アセンソ: Clamavi ad Te Domine チェーザレ・ガレオッティ:カヴァティーネ Op.125 / イジニオ・ゴベッシ:前奏曲 ヴィットリオ・プレモーリ:メロディア / アレッサンドロ・ペローニ: Venite Adoremus ジュゼッペ・ヴェルメ:子守歌 / イルデブランド・ピッツェッティ: Augurio nuziale ジョヴァンニ・プレモーリ: Pensiero elegiaco e scherzetto / ディーノ・メニケッティ:アヴェ・マリア ジューリオ・ベンティヴォーリオ: Benedizione Nuziale / レナート・モッファ:ネッラ・キエセッタ Op.21 ブルーノ・アルブスティ:アダージョ / リーノ・リヴィアベッラ:アリア、アンダンテ/聖体奉挙のためのソナチネ ロベルト・ノフェリーニ(Vn) アンドレア・トスキ(Org/ハーモニウム) | |||
録音:2019年2月、4月、イタリア。ピリオド楽器、ピリオド・ボウ、ガット弦を用いてパガニーニの「24のカプリス」(TC-781690)を録音し話題を呼んだイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ。パガニーニの録音と同じジュゼッペ・スカランペラ1865年制のヴァイオリンを使い、19世紀の終わりから20世紀前半まで、15人のイタリア人作曲家によって書かれたヴァイオリンとオルガン(もしくはハーモニウム)のためのレパートリーを録音。厳粛なオルガンと美しく神秘的なヴァイオリンの音色が織り成す精妙な響きに癒される。 | |||
ガエターノ・フゼッラ(1876-1972):ヴァイオリンとピアノのための作品集 ノヴェッラ/スケルツォ・セレナータ/Idilio/村の祭り/秋の歌/ポーランド風舞曲/瞑想曲/ メヌエット/アレグロ・エネルジコ/スウェーデンのアリア/田園のスケルツォ/Sondag/ Pifferari/花祭りの歌/悲しみの歌/Trentaremi/海の歌/カプリ/ファラリオーニ/ナポリのスケルツォ マウロ・トルトレッリ(Vn;*) アンジェラ・メルーソ(P;#) | |||
録音:2009年10月。世界初録音。使用楽器:19世紀製作(*)/1905年製作(#) ナポリで生まれのヴァイオリニスト、フゼッラによる再評価されるべき作品集。若干20歳の時にエジプトから極東までをツアーで巡り、23歳の時にはスウェーデンへ移住しヴァイオリン学校を開校、 その後ナポリへ戻って、100歳近くで亡くなるまでの35年間、聖ピエトロ音楽院のヴァイオリン科教授を勤めた。 | |||
グイード・アルベルト・ファーノ(1875-1961):ヴァイオリンとピアノのための作品全集 幻想ソナタ ニ短調(1893) /アルバムのページ(1895) / アンダンテ・アパッショナート(1896) /アンシエタ(1932) J.S.バッハ/アルベルト・ファーノ編曲:ソナタ ニ長調 BWV.1016 (1924) (#) デュオ・コンマ[ロベルト・コスタ(Vn) フィリッポ・ファリネッリ(P)] | |||
録音:2011年6月、2012年11月、ペルージャ、イタリア。なお、(#)は公式サイトによると原曲通り「ホ長調」となっている。ファーノはパドヴァに生まれ、ボローニャでマルトゥッチにピアノと作曲を師事、ピアニスト・作曲家として活躍すると共にパルマ市立音楽院、パレルモ・ヴィンチェンツォ・ベッリーニ音楽院やミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ王立音楽院等で院長やピアノ科教授を歴任、1947年に引退した。 | |||
ウリッセ・マッテイ(1876-1947):オルガンとハーモニウムのためのオリジナル作品全集 祝祭前奏曲/ロレートの聖母へ/エレジア/イン・メモリアム/ロレートの聖母への祈り/前奏曲/牧歌的な印象/ 牧歌とミュゼッタ/ソナタのテンポで/前奏曲 ホ短調/コンテンプラツィオーネ/エグローガ/瞑想曲/前奏曲(*) / ジガ(*) /フーガ前奏曲(*) /オッフェルトリオ(*) /ペンシエーロ・オスティナート(*) /ヴィジョーネ(*) / マルチア・デイ・レ・マジ(*) /アンダンテ(*) /瞑想曲(*) /前奏曲とフゲッタ(*) /カント・ノスタルジコ/エレジア/ ヴィジョーネ/トッカータ=カリヨン/結婚行進曲/カント・ノスタルジコ(2)/エレジア/ジガ/牧歌/哀歌/エレジア/ トッカータ・ファンファーレ/協奏的練習曲/トッカータ ロ短調 ファウスト・カポラーリ(Org;無印/ハーモニウム;*) | |||
録音:2017年。長い間忘れられ、過小評価されていた20世紀初頭のオルガン芸術の再発見。巡礼地や観光地としても有名なロレートの聖なる家(サンタ・カーザ)のバシリカで第1オルガニストを務め、後にトリノ音楽院の教師となり、当時「オルガニストの王子(il Principe degli organisti)」と呼ばれたウリッセ・マッテイ(1876-1947)のオルガンとハーモニウムのためのオリジナル作品全集。演奏は、トリノ音楽院でオルガンとグレゴリオ聖歌を教え、クレモナ大聖堂の第1オルガニストを務めるファウスト・カポラーリ。 | |||
レスピーギ: アダージョと変奏曲(チェロとピアノのための) グレゴリオ聖歌による2つの前奏曲(ピアノのための) 9つの叙情歌(ソプラノとピアノのための) オルガンのためのオペラ作品 |
ロルナ・ウィンゾール(S) マウロ・ヴァッリ(Vc) ステファーノ・マルフェラーリ(P) アンドレア・マチナンティ(Or) | ||
レスピーギといえばその色彩豊かなオーケストレーションと甘美な旋律によるバレエ音楽、管弦楽作品が有名であるが、器楽曲、声楽曲も見逃すことは出来ない。 もともと弦楽器およびピアノ奏者として活躍していたレスピーギの初期の作品はこれらのジャンルが多く、一連の管弦楽曲は比較的後期に書かれている。 マルトゥッチ、ズガンバーティ、シュトラウスなど多くの作曲家たちの影響を受けつつも、独自の作曲技法を確立していった頃に作曲されたこれらの作品は他にあまり録音がなく貴重である。 | |||
レスピーギ:オルガンのための作品集 3つの前奏曲/アリア/前奏曲/アンダンテ/ エレヴァツィオーネ/5つの前奏曲/組曲 ト長調(*) |
アンドレア・マチナンティ(Org) アルフォンソ・スカラノ指揮 ミラノ・クラシカco.(*) | ||
世界初録音。 | |||
レスピーギ:オルガン作品全集 3つの前奏曲/アリア/前奏曲 ニ短調/エレヴァショーネ5つの前奏曲/ アンダンテ/オルガンのための前奏曲/組曲 ト長調(*) アンドレア・マシナンティ(Org) ピエランジェロ・ペルッキ指揮(*) ウーディネ・アカデミア・シンフォニカ弦楽奏者(*) | |||
録音:2001年3月、2015年2月。一部再発売。 レスピーギの知られざるオルガン作品集。ボローニャ音楽院でオルガンとグレゴリオ聖歌を教えるアンドレア・マシナンティは、Tactusではマルコ・エンリコ・ボッシの体系的な録音(現在第12巻まで発売)に精力を注いでいるオルガニスト。レスピーギの出版譜の校訂も行うなどレスピーギの専門家としても知られており、2002年にもレスピーギの「オルガン作品全集」(TC-871802)を発売している。このアルバムではそこから新しく「オルガンのための前奏曲(1916)」を加え、オルガンと弦楽オーケストラのための「組曲 ト長調」を再録音している。 | |||
レスピーギ:4手ピアノのための作品集〔 (*):作曲者編曲、4手ピアノ版〕 交響詩「ローマの松」(*)/リュートのための古風な舞曲とアリア(*)〔第1組曲/第2組曲〕/ 4手ピアノのための6つの小品/交響詩「ローマの噴水」(*) ガブリエーレ・バルドッチ、フランチェスコ・カラミエッロ(P) | |||
録音:2016年9月、ヴィラ・カラミエッロ(エルコラーノ、ナポリ)。"オーケストラの魔術師"レスピーギを代表する作品、「ローマ三部作」からの2曲と、「リュートのための古風な舞曲とアリア」の第1〜第2組曲を、自作のピアノ協奏的作品でもソリストを務めるなど優れたピアニストでもあったレスピーギ自身が編曲した4手ピアノ・ヴァージョン。当時ピアノ独奏版やピアノ4手版が出版されることは慣習的に行われていたが、通常出版社から依頼されるのとは逆に、レスピーギは自ら4手版を書き出版社へ提案していた。素晴らしいオーケストレーションの作品として知られたこれらの曲を、レスピーギは注意深く編曲し優れたセンスを発揮。単なる「簡略化」ではなく、和音やメロディーの構成、複雑なパッセージや作曲上のアイデアの中核を明確に浮かび上がらせる見事なアレンジ版を実現している。レスピーギの明媚なオーケストラを繊細なピアノ連弾で披露するのは、ロンドンのトリニティ音楽カレッジ教授やルガーノ音楽祭のアンバサダーを務めマルタ・アルゲリッチともしばしばデュオで共演しているガブリエーレ・バルドッチと、ズガンバーティ(全7巻のピアノ作品全集とピアノ協奏曲)やマルトゥッチ(2巻のピアノ作品集と2巻のピアノ協奏曲集)などのアルバムを録音し、イタリア音楽の発掘で知られるフランチェスコ・カラミエッロの二人の名手。 | |||
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):フルートと管弦楽のための作品集 フルートと弦楽器のための組曲(1905) (*) /フルートと弦楽合奏のための甘美なワルツとメロディ(1902) (*) / 小さな管弦楽のためのセレナータ(1904) /小さな管弦楽のための組曲「鳥」(1928) ロベルト・ファブリツィアーニ(Fl) ニコラ・パスコフスキ指揮アブルッツォso. | |||
録音:2020年2月、トルトレート、イタリア| (*):世界初録音。レスピーギといえばまず思いつくのは、「ローマ三部作」ではないだろうか。だが、あれだけ見事にオーケストラを鳴らすオーケストレーションの達人レスピーギ、他にも数々の名曲を残している。その中でも、今回のアルバムはフルートと管弦楽のための作品を取り上げている。フルートはイタリア・フルート界の重鎮、ロベルト・ファブリツィアーニ。そのテクニックと音色の豊かさは健在。初期の作品である、1902年から1905年作曲の3曲は素朴ながらも、レスピーギらしい色彩豊かな曲となっている。その中でも最初期に作られた「フルートと弦楽合奏のための甘美なワルツとメロディ」は若々しさと、ロマンティックな雰囲気で溢れており、ファブリツィアーニのフルートと相まって小品ながらも、とても楽しめる。1928年に作曲された組曲「鳥」は、ルネサンスやバロックから影響を受けていたレスピーギの手法が存分に発揮され古楽的な響きが巧みに使われている。緻密な部分まで計算しつくされており、晩年を迎えようとしていたレスピーギの傑作のひとつといえるだろう。 | |||
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 5つの小品/ヴァイオリン・ソナタ ロ短調/ アレグレット・ヴィヴァーチェ/ ヴァイオリン・ソナタ ニ短調/6つの小品 |
マルコ・ロリャーノ(Vn) マウリツィオ・ パチャリエッロ(P) | ||
作曲者の名を冠するアンサンブル・レスピーギのリーダー、マルコ・ロリャーノによるレスピーギのヴァイオリン作品集。 | |||
ロサリオ・スカレーロ(1870-1954):ヴァイオリンとピアノのための作品集 ソナタ ニ短調 Op.12 /3つのワルツ=カプリス Op.16 / 無伴奏ヴァイオリンのための3つのカプリッチョ Op.2 /パガニーニによる変奏曲 Op.15 マウロ・トルトレッリ(Vn) アンジェラ・メルーソ(P) | |||
録音:2012年11月。使用ピアノ:ボルガート、コンサート・グランド L 282 。 スカレーロは、パガニーニ唯一の弟子カミッロ・シヴォリ(1815-1894)やアウグスト・ヴィルヘルミ(1845-1908)らからヴァイオリンを学んだ作曲家・教師・ヴァイオリニスト。作曲はブラームスの弟子&私的な友人だったオイゼビウス・マンディチェフスキ(1587-1929)〔セル、ベーム、クリップス、シュナーベルらの師で、ブラームス作品全集を同じく弟子のハンス・ガルと共に校訂した〕に教えを受けた。 1919年からアメリカで教師として活躍、この時期にバーバー、メノッティ、ロータ、フォス、ローレム、ロックバーグら錚々たる顔ぶれを教えている。1946年に引退し母国で死去したが、主な業績がアメリカで成されたため、イタリアでの知名度は今日低いようだ。 | |||
ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ(1878-1958): 語りと弦楽合奏のための 「ポンポーサのベネディクト会修道院」/ 語りと弦楽合奏のための「パリジーナ」 |
アルノルド・フォア(語り) ジョルジョ・ファブリ (ディレクター) フェラーラ・ アドリア音楽院弦楽o. | ||
ボローニャ音楽院でジュゼッペ・マルトゥッチから作曲を学んだ20世紀イタリアの作曲家&指揮者ヴィットーレ・ヴェネツィアーニが、同時代に活躍したイタリアの詩人ドメニコ・トゥミアーティの詩を元に作曲した20世紀イタリア最初期のメロドラマ2曲。語りのアルノルオド・フォア(1916-)は、130本以上の映画に出演してきたイタリアの大ベテラン俳優で、当盤発売時なんと92歳! | |||
ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ(1878-1958): 室内歌曲集 13のロマンス/5つのメロディ/秋の夕暮れ/子供の歌 |
ベアトリーチェ・パルンボ(S) ジャン・フランンチェスコ・ アモローソ(P) | ||
録音:2020年7月。ミラノ・スカラ座合唱団の指揮者として有名なヴィットーレ・ヴェネツィアーニ(1878-1958)の室内歌曲集。ヴィネツィアーニの録音は、マリア・カラスのベッリーニ:歌劇「ノルマ」の録音(1954)をはじめ、さまざまなものが残っているが、作曲家としてのカタログも決して短いものではなく、かなりの数の合唱曲、いくつかのオペラ、交響的作品、室内楽曲、そして民謡やヘブライ語のメロディーを合唱曲に編曲した一連の作品などが眠っている。世界初録音となる本アルバムの収録作品は、音楽的言語の多様性にもかかわらず、室内楽として定義することができ、当時のイタリアの様式と、社会的背景の両方の進化を明確に表している。 | |||
イタリアのオーボエ属協奏曲集 ヴォルフ・フェラーリ: オーボエと小管弦楽のための コンチェルティーノ「牧歌」/ イングリッシュホルンと小管弦楽のための コンチェルティーノOp.34 (*) チマローザ/ベンジャミン編:オーボエ協奏曲 A.ペドローロ: オーボエのためのコンチェルティーノ |
アレッサンドロ・バッチーニ (Ob/イングリッシュHr) ジョルジョ・ファブリ指揮 アドリア市po. | ||
(*)は世界初録音。オペラ作曲家として知られるヴォルフ・フェラーリらイタリアの作曲家たちによるオーボエ属の協奏曲集。豊潤な音色で聴かせてくれるソリストのバッチーニは、現在シチリアso.の首席オーボエ奏者を務めている。 | |||
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948): 弦楽セレナーデ 変ホ長調/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.26 ラウラ・マルツァドーリ(Vn;*) マルコ・ズッカリーニ指揮チッタ・ディ・フェラーラo. | |||
録音:2012年4月14日、テアトロ・コムナーレ・フェラーラ、ライヴ。使用楽器:ピエトロ・ジャコモ・ロジェーリ、1715年製作(*)。ラウラ・マルツァドーリはカルミニョーラやブロンに学んだイタリアの若い女流ヴァイオリニスト。 | |||
アミルカーレ・ザネッラ(1873-1949): ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 ホ短調 Op.23/ト短調 |
カテリーナ・マリア・ カルリーニ(Vn) オルネッラ・ガットーニ(Vc) ロベルト・グリエルモ(P) | ||
アミルカーレ・ザネッラ(1873-1949): 五重奏曲 ニ短調Op.64/九重奏曲 ハ短調Op.45 |
マリア・カテリーナ・カルリーニ(Vn) リタ・マスカーニャ(Vn) ウィルヘルムス・ヤンセン(Va) マルコ・デーチモ(Vc) レオナール・コロンナ(Cb) ロベルト・グリェルモ(P) リウ・ジン(Fl) グイド・カンパーナ(Ob) ダヴィド・フェリチ(Cl) フランコ・シャーラ(Fg) | ||
アミルカーレ・ザネッラ(1873-1949): 弦楽器とピアノのための室内楽作品集 ヴァイオリンとピアノのための「詩」/ ヴァイオリン・ソナタ 嬰ヘ短調Op.71/ チェロ・ソナタ イ長調Op.72 |
マルコ・ ロリャーノ(Vn) フリーデル・ ベルトルド(Vc) マルコ・アルピ(P) | ||
パルマ音楽院でボッテジーニに作曲を師事したザネッラは南アフリカでの生活を経て、母校パルマ音楽院の院長に就任、ピアニストや指揮者としても有能で、パルマ王立歌劇場、南アフリカの歌劇団の指揮者としても活躍したという。アンサンブル・レスピーギとのコンビで多くの録音を残しているロリャーノ、1998年のブレッシャ国際室内楽コンクールの覇者であるベルトルドの表現力豊かな演奏が作品の魅力を引き出している。 | |||
アミルカーレ・ザネッラ(1873-1949):ピアノ作品集 組曲「夢の本」Op.40/ピアノ・ソナタOp.70/ 3つのマズルカ/マズルカ/メヌエットの速さで Op.29 |
マルコ・アルピ(P) | ||
使用楽器:ボルガート、L.282。パルマ音楽院でボッテジーニに師事した後、1893年から1900年にかけて南アフリカで過ごしたというイタリアの作曲家&ピアニスト、ザネッラ。ピアノ作品はリズムや和声、技巧的な旋律などに大胆な試みが見られる。使用ピアノは、ペダルボード付きピアノで話題となったイタリアのメーカー、ボルガートのフルコンサート・グランド。 | |||
オレステ・ラバネッロ(1871-1938):作品集 幻想曲 Op.31/ ヴァイオリンとオルガンのためのソナタ ヘ短調/ ロマンティックな前奏曲 Op.39-1/ ヴァイオリンとオルガンのための瞑想 Op.117-3/ ゴシック風前奏曲 Op.40-1/北欧の歌 Op.40-2/ 4つの小品 Op.112/ ヴァイオリンとオルガンのためのアンダンテOp.117-1/ オルガン・ソナタ ニ短調 |
アンドレア・ マシナンティ(Org) クリスティアーノ・ロッシ(Vn) | ||
マルコ・エンリコ・ボッシと並ぶ当時のイタリアを代表するオルガンのヴィルトゥオーソ、そして即興演奏の名手で、ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂では第1オルガニスト、パドヴァのサン・タントニオ大聖堂では聖歌隊指揮者などイタリア教会音楽の要職を務めたオレステ・ラバネッロの作曲家としての姿を紹介するオルガン作品集。ボローニャ生まれの名手マシナンティが、北イタリアの銘器ザニン・オルガン(1929年製)を弾いている。 | |||
カゼッラ&ペラキオ:ハープ作品集 アルフレード・カゼッラ(1883-1947):ハープ・ソナタ Op.68 /悲しい子守歌 ルイージ・ペラキオ(1883-1966):ソナタ第1番/ハープのための3つの小品/小川への牧歌 アレッサンドラ・ヅィヴェリ(Hp) | |||
録音:2016年1月。共に1883年トリノに生まれたイタリア人作曲家2人によるハープ作品集。共にフランス音楽から影響を受け、20世紀イタリアの名女流ハーピニスト、クレリア・ガッティ・アルドロヴァンディへ作品を献呈している。 | |||
アッシジのサン・フランチェスコ聖堂のアリア アレッサンドロ・ボローニ(1820-1896): Apostrofe a Maria /アヴェ・マリア ト長調/聖母マリアへの贈り物/ 神を歓喜せよ/ Justorum animae /聖家族への捧げもの/ Qui tollis /地は震え ドメニコ・ステッラ(1881-1956):主よ、あなたを崇拝する/アヴェ・ヴェルム/ O Bella mia speranza アントニオ・アレマンノ(1936): Absorbeat / Dio per sempre / Supplica a Cristo bambino /アヴェ・マリア あかぬま・めぐみ(S) フィリッポ・ファリネッリ(P) | |||
録音:2017年6月、2019月11月、ウンブリア音楽センター、イタリア。アッシジのサン・フランチェスコ聖堂に仕える三人の神父による作品を集めたアリア集。19世紀のボローニ神父、19世紀から20世紀はステッラ神父、そして20世紀のアレマンノ神父と三代の作品を収録している。これらの作品は、ほとんどが忘れ去られてしまっていたが、その芸術性の高さは素晴らしく、後世に伝えるためにも今回の録音が行われることとなった。ライナーノーツはピアノのファリネッリが書いておりこれらの作品に対する意気込みが感じられる。 | |||
アルフレード・カゼッラ(1883-1947):パリ時代の歌曲集 5つの詩 Op.2 /ひび割れた鐘 Op.7 /3つの詩 Op.8 /ソネット Op.16 / 2つの歌 Op.21 /2つの古いシャンソン Op.22 /さらば人生よ Op.26 ローナ・ウィンザー(S) ラッファエーレ・コルテージ(P) | |||
録音:2014年9月、ロッシーニ劇場、ラヴェンナ、イタリア。 イタリアにおける器楽復権運動で中心的な役割を果たしたアルフレード・カゼッラ(1883-1947)。タクトゥスが取り上げたのは、マーラー的とも称される「交響曲」などの器楽作品ではなく、パリ時代に作曲された「歌曲」の数々。パリ時代の師であるフォーレの影響を随所に感じさせるカゼッラ初期の歌曲を、シュヴァルツコップ、ホッター、スゼーの下で学んだイギリスのソプラノ、ローナ・ウィンザーが歌い上げている。 | |||
ゴッフレード・ジャルダ(1886-1973): オルガン作品全集 オルガンのための3つの小品 Op.50 (1922) / 瞑想 Op.43 (1920) / オルガンのための3つの小品 Op.51 (1922) / 演奏会用アレグレット Op.64 (1928) / カント・セラフィコ Op.70 (1929) / オルガンのための小さな印象 「 Alla fonte di Cristo 」Op.71 (1931) / 田園幻想曲「 L'Annunciazione 」Op.72 (1934) / リベラ・ファンタジア Op.73 (1958) |
アンドレア・ マチナンティ(Org) | ||
全曲世界初録音。使用楽器:スーサ、聖ジュスト大聖堂のヴェゲッツィ=ボッシ・オルガン。 ヴェルデイの友人だったフランチェスコ・ジャルダを父に持つゴッフレード・ジャルダは、イタリアの音楽一家に生まれ、1929年にはウィーンの聖シュテファン大聖堂で演奏、当時はオルガンの名手として名声を得ていたが、現在は忘れられている。 | |||
ルイージ・ガゾッティ(1886-1923):室内アリア集 Alla luna / L'infinito / Il sabato del villaggio / Povera foglia / Non mi destar ch'io sogno / O giovinezza... Addio! /他 クリスティーナ・バルビエーリ(S) ルーカ・サルティーニ(P) | |||
録音:2014年7月。忘れられた作曲家ガゾッティはモデナ出身で、ボローニャ音楽院で作曲を学んだ。ソプラノのバルビエリもモデナ出身で、フィラデルフィアのパヴァロッティ・コンクールなどでの入賞歴を持つ。 | |||
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973): チェロとピアノのための作品集 チェロ・ソナタ(*)/無限の中の歌(*)/ソナチナ/ 閉ざされた園/虫/ 幽霊(Da Bizzarrie Luminose Dell'Alba Del Meriggio Della Notte) |
ルカ・パッカネラ(Vc) サブリナ・アルベルティ(P) | ||
(*)は世界初録音。20世紀イタリアにおけるフランス印象主義の具現者マリピエロは、対位法の師ボッシから離れての独学時代、ワーグナーの弟子である盲目の作曲家ズマレーリャのアシスタント、「春の祭典」の初演、盟友カゼッラとの出会い、聖チェチーリア音楽院コンクールでの4作品入賞などを経て、フランス印象主義、イタリア古典音楽を取り入れた独自の作風を確立させている。ロヴィーゴ音楽院のディレクター、指揮者としても活躍するチェロ奏者パッカネラ、チェゼーナ国立音楽院の教授を務めるヤブロンスカヤの門弟アルベルティによる演奏。 | |||
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):ピアノ作品集 Bizzarrie luminose dell'alba del meriggio della notte /印象/アルメニア/ 昼寝/虫/閉ざされた園/ファリャ「恋は魔術師」のパントマイムによる変奏曲 サブリナ・アルベルティ(P) | |||
録音:2013年12月、クアルティエーレ、イタリア。レスピーギ、カゼッラ、ピツェッティらと共に、イタリアにおける器楽音楽の復興に尽力した「80年世代」の1人で、近代イタリアにおける有数のシンフォニスト&モンテヴェルディとヴェルディの楽譜校訂者として名を遺したマリピエロは、イタリア古典派とフランス印象派の折衷的な作風を持つ優れたピアノ作品を数多く生み出している。演奏は、近代イタリア音楽を得意とするイタリア、ボローニャの女流ピアニスト、アルベルティ。マリピエロはもちろんのこと、ブゾーニやリヴィアベッラ、カステルヌオーヴォ=テデスコなどを積極的に取り上げている。 | |||
ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973): 弦楽四重奏曲〔第1番「リスペットとストランボット」/第8番「エリザベッタのために」〕/ 交響曲第6番「弦楽のために」(#) ミーチャSQ アンドレア・ヴィテッロ指揮ナツィオナーレ・アルテスo.(#) | |||
録音:2013年1月、2015年9月。マリピエロ最初と最後の弦楽四重奏曲、弦楽をテーマとした交響曲第6番。 | |||
フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880-1955):歌曲集 4つの詩 Op.7 /2つの詩 Op.8 /印象 Op.26 /ラ・カンツォーニ・デル・ニエンテ Op.36 より/ 古いバラード Op.42 /カンティレーネ・ア・コロンビーナ Op.45 より ガブリエッラ・モリージ(S) アドリアーノ・トゥミアッティ(P) | |||
録音:2017年2月、イタリア。フランチェスコ・バリッラ・プラテッラは、20世紀初頭のイタリアで起こった芸術運動「未来派」に属する音楽家で、第一次世界大戦後には民俗音楽の研究に専念し、故郷ロマーニャ地方の音楽に関する重要な研究とコレクションを発表している。 | |||
ヴィルジリオ・ランツァート(1883-1937):ヴァイオリンとピアノのための作品集 無言歌 Op.2 No.1 /スペインの踊り Op.12 No.1 /子守歌 Op.12 No.3 /瞑想曲 Op.13 /ギャロップ/セレナータ/愛の歌/ 夕べの祈り/カッコウ/悲しみのセレナータ/セレナード・ガランテ/アンダルシアのセレナード Op.41 / 明かりの周りの蝶々 Op.42 /アラビアの太鼓/天使祝詞の時 Op.44 /朝の歌/ ハンガリー風カプリッチョ/セレナータ・コケット/アルレッキナータ/お嬢さんの踊り パオロ・モラ(Vn) ミロ・マルターニ(P) | |||
録音:2016年11月、バガンツァ。 ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家として活躍しアルトゥーロ・トスカニーニが指揮するミラノ・スカラ座o. でコンサートマスターを務めた20世紀前半のイタリアの音楽家、ヴィルジリオ・ランツァート(1883-1937)。作曲家として交響詩や室内楽作品、オペラ、オペレッタ、サウンドトラック、声楽曲など、様々なスタイルの音楽を書いたランツァートのヴァイオリン作品は良い時代のサロン風。時にはクライスラー風であり、また時には民族色を感じさせる魅力的な作品が並んでいる。 | |||
ピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886-1943):オルガン作品全集 勝利のキリスト/シチリアのクリスマス/幼子イエス/追憶/心のさざ波/古いメヌエットとミュゼット/ セッティモ・ヴィットーネのクリスマス/エコー/夜のハープ/トリオ・アッロッターヴァ/シチリアの笛/ 栄光の賛歌/ソナタ・ロマンティカ/ソレント風の牧歌/グレゴリオ協奏曲/イタリア狂詩曲/牧歌(ソナタ第4番)/ ユモレスク/哀歌/降臨/行進曲-牧歌/スぺランツァ/哀歌/アメリカン・ラプソディ/牧歌的前奏曲「幸福な日」/ ソナタ第1番/トッカータ/演奏会用練習曲/コンサーティーナ/演奏会用練習曲第2番/半音階的ソナタ エリサ・テグリア(Org) | |||
録音:2016年-2017年、イタリア。 ピエトロ・アレッサンドロ・ヨンは、マルコ・エンリコ・ボッシ、ジョヴァンニ・テバルディーニ、オレステ・ラヴァネッロと同世代。バチカンとローマ、そしてニューヨークとフィラデルフィアで、20世紀前半を代表するオルガニストの1人として高く評価された。 ヨンのオルガン作品がこれほどまとまって録音・発売されるのは初。近代イタリアにおけるオルガン史を補完する重要なセット。 | |||
リッカルド・ザンドナーイ(1883-1944):室内楽&室内オーケストラのための作品集 シンフォニエッタ・セッテチェンテスカ RZ.231 /弦楽のための子守歌 RZ.207 / セレナータ・メディオエヴァレ RZ.213 /スプリーン RZ.228 /イル・フラウト・ノットゥルノ RZ.226 / コンチェルト・アンダルーソ RZ.227 /弦楽四重奏曲 ト長調 RZ.210 / ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲「セレナータ」 RZ.217 / カンツォーネ「シェーナ・デリ・ウッチェリーニ」/夕べ RZ.211 /ワルツのテンポで RZ.212 /テレフンケン RZ.21 / ニンナ・ナンナRZ.18 /アリエッテRZ.93 /ノッティ・ダゴストRZ.96 / 眠っているのか、美しい人よ、眠っているのか RZ.113 /ヴォカリッツォ/ヴァル・ディ・ソーレの春 RZ.220 トリオ・グァリーノ トレント室内o.「アンサンブル・ザンドナーイ」 ジェシカ・ダルサント(Fl) ステファーノ・グァリーノ(Vc) ジャンカルロ・グァリーノ指揮 | |||
録音:2004年、ロヴェレート、イタリア。初出音源。同国の RAINBOW レーベルから発売される予定で録音されたものの、同レーベルの活動停滞により未発売となっていた物( RAINBOW レーベルの公式ウェブサイトは2004年以降も稼働しているが、活動は10年近く完全に休止した状態。当セットの録音も3分売で発売されたような表記が成されているが、一切発売されていない)。「フランチェスカ・ダ・リミニ」等の歌劇で知られるザンドナーイの珍しい室内楽&小編成管弦楽作品。これだけまとまった録音は他に無いと思われる。 | |||
19世紀-20世紀の、独奏から四重奏までのクラリネット作品集 エルネスト・カヴァッリーニ(1807-1874): 3つのクラリネットとバス・クラリネットのための四重奏曲〔第1番/第2番〕 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):クラヴィチェンバロのためのソナタ VIII 〜アレグロ ト短調(*) ラッファエーレ・ジェルヴァシオ(1910-1994): 3つのクラリネットとバス・クラリネットのための「 Nel Vivo 」 Op.127 ヴァレンティーノ・ブッキ(1916-1976):無伴奏クラリネットのための協奏曲 ヘンゲル・グアルディ(1924-2005):4つのクラリネットのための「 Breve Preludio 」 ジュゼッペ・ゲラルデスキ(1759-1815):3つのクラリネットのための5つのソナタ グリエルモ・カペッティ(1875-1918):無伴奏クラリネットのための3作品(*) 〔ポルカ「イル・フォレット」/マズルカ「ラ・チヴェットゥオーラ」/ポルカ「チカレッジョ」〕 ベルナルディーノ・ランツィ(19世紀後半-20世紀前半: ピッコロ・クラリネット、2つのクラリネットとバス・クラリネットのための小組曲 シュタルク・クァルテット [ヴィニバルド・バッカーリ(Cl) サウロ・ベルティ(ピッコロCl/Cl) アントニオ・フライオーリ(Cl) セルジオ・ブルスカ(Cl/バスCl)] | |||
録音:2015年9月、 Studio Isola degli Artisti Aprilia (LT) 、イタリア/ (P) 2016 。(*)は世界初録音。シュタルク・クァルテットは、ドイツのコンポーザー=クラリネッティスト、ロベルト・シュタルク(1847-1922)の名を冠し、1992年に結成されたイタリアのクラリネット・アンサンブルエルネスト・カヴァッリーニは「クラリネットのパガニーニ」とも呼ばれた作曲家。 | |||
19世紀から20世紀の珍しいオルガン作品 ヴィンチェンツォ・フェローニ(1858-1934): Pezzo per organo: Corale-Fuga (1891) ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914): Benedizione nuziale Op.30 フランチェスコ・パオロ・ネリア(1874-1932):ノスタルジア Op.16 /アヴェ・マリア − 祈り ジョバンニ・バッティスタ・ポレーリ(1855-1923):ファンタジア ヘ長調(1900) アッリーゴ・カペレッティ(1877-1916):ファンタジア ホ短調/神への望み ドメニコ・ベルランドー(1868-1922):スケルツォ/ offertorio / ジェレミア・ピアッツァーノ(1841-1921):前奏曲 ピエトロ・マグリ(1873-1937):コラールと3つの変奏曲(1911) フランコ・ヴィッタディーニ(1884-1948):「12のオリジナル作品」より 〔コラール/ dall'Organista Liturgico: Elevazione III 〕 アレッサンドロ・デ・ボニス(1888-1965): Laetitia, Finale per organo エットーレ・ポッツォーリ(1873-1957):前奏曲/アンダンテ・モルト・ソステヌート ジョルダーノ・ノフェリーニ(1934-1977): Contemplazione, Andante Mistico (1967) ジュゼッペ・チコニャーニ(1879-1921): Domine, Exaudi Vocem Meam Op.65 ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):前奏曲 ヘ長調(1890) ルイジ・ボッタッツォ(1845-1924): アンダンテ・カンタービレ 変ロ長調 ILB 34 /アレグレット・パストラル(1900) Op.120 No.3 アンドレア・トスキ(Org) | |||
録音:2020年4月。ボローニャのオルガニストであるアンドレア・トスキは、これまでにも19世紀から20世紀の音楽を中心としたアルバムをタクトゥス(Tactus)からリリースしてきた。今回のアルバムでは、普段まず耳にすることのない珍しい作品を中心とした企画となっている。現代音楽にも深い造詣があるトスキの演奏は、その深い洞察力からなる説得力のある演奏となっている。 | |||
イタリアのパストラーレ集 Vol.3(20世紀) ディ・ドナート:パストラーレ カポッチ:アンダンティーノ・パストラーレ レモンディ:ミュゼット Op.93 バンビーニ:パストラーレとミュゼット ボッシ:ノエル デスデリ:パストラーレ タリアヴィーニ:コーラル・パストラーレ リヴィアベッラ:パストラーレ ラヴァネッロ:インノ・アンジェリコ 他 |
アンドレア・マチナンティ(Org) マリオ・ベデッティ(Ob)他 | ||
20世紀イタリアのハープ音楽 ルイジ・マウリツィオ・テデスキ:アンジェラス Op.42 /アナクレオンティカ Op.44 /イディリオ Op.45 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ: ハープのための狂詩曲「ダビデのハープ」 Op.209 / パール・チャートックの名によるハープのためのアラベスク第2番 Op.170 No.45 (グリーティング・カード Op.170より) ニーノ・ロータ:サラバンドとトッカータ / アルフレード・カゼッラ:悲しい子守歌 バルバラ・ジュランナ:ハープのためのソナティナ リリアナ・サフィハノヴァ(Hp) | |||
録音:2017年11月、イタリア。リリアナ・サフィハノヴァは、イタリア・ハープ協会が主催する国際ハープ・コンクール「ハープの音(Suoni d 'Arpa)」の第5回大会(2015)で優勝したロシアの若きハーピスト。ルイジ・マウリツィオ・テデスキ(1867-1944)からカステルヌオーヴォ=テデスコ、ロータ、カゼッラを経てバルバラ・ジュランナ(1899-1998)に至るまで、20世紀のイタリアを俯瞰する美しきハープ・アンソロジー集。ロータとカゼッラを除く作品は世界初録音。若き有望なハープ・タレントの発掘とイタリアのハープ音楽の遺産再発見を目標とし、今後も「ハープの音」コンクール優勝者による録音がリリースされていく予定。 | |||
弦楽とオルガンのためのトランスクリプション集 レスピーギ:ヴィターリのシャコンヌ / コレッリ/アルノルト・シェリング(1877-1941)編曲:パストラール ジョヴァンニ・テバルディーニ(1864-1952):フレスコバルディによるフーガ ト短調 ヴィヴァルディ/ヒャルマル・フォン・ダメック(1864-1927)編曲:ラルゴ ニ短調 ロカテッリ/アルノルト・シェリング編曲:葬送シンフォニア ヴィヴァルディ/アルノルト・シェリング編曲:ラルゴ ハ短調 レモ・ジャゾット(1910-1998):アルビノーニのアダージョ(*) カルデニオ・ボッティ(1890-1973):哀歌 ホ短調 ファビオ・メルリーニ(Org)指揮 イ・ソリスティ・ラウデンシ[3Vn、Va、Vc、Cb] | |||
録音:2014年4月。(*)を除き、当版での初録音。国内代理店の記載には『レスピーギ(ヴィターリ編):チャコーナ』という珍妙な表記もあるが、誤り。 # 当盤にはジャゾットの「アルビノーニのアダージョ」のような偽作や、ヴィターリのシャコンヌのように真作かどうか疑問視されている物等が含まれますが、当盤の外装記載は徹底されておらず、誤りが含まれるかもしれません。少なくとも(*)は「アルビノーニ/ジャゾット編曲:アダージョ」と故意に?誤記されています。 | |||
退廃音楽からの作品集 レオーネ・シニガーリャ:フルートと弦楽オーケストラのための「小組曲」 Op.45 (*) / 弦楽オーケストラのための2つの性格的小品 Op.35 クルト・ゾンネンフェルト:弦楽オーケストラのための夜想曲(*) アルド・フィンツィ:クラリネットと弦楽オーケストラのためのパヴァーヌ ヴィート・レヴィ:弦楽のためのアダージョ(*) /ヴァイオリン協奏曲 ニ短調「我が妻へ」(*) アビマo.、ヴェルディ・シビック・ウィンドo. ロベルト・ファブリチアーニ(Fl) ダヴィデ・カサーリ(Cl) ジャコッベ・ステヴァナート(Vn) | |||
録音:2014年6月、2018年10月-11月、すべてライヴ| (*):世界初録音。レオーネ・シニガーリャをはじめとする、ナチス・ドイツによって「退廃音楽」とみなされ迫害された作曲家たちの作品を復権するプログラム。トリエステで行われたウルマン音楽祭を含む複数のライヴで演奏された未出版のオーケストラ作品と室内楽作品。 | |||
サンドロ・フーガ(1906-1994):チェロ・ソナタ集 〔第1番(1936) /第2番(1973) (*) /第3番(1989) (*) 〕 |
ウンベルト・アレアンドリ(Vc) フィリッポ・ファリネッリ(P) | ||
録音:2019年1月-2021年2月、プラト| (*):世界初録音。1906年トリノに生まれたサンドロ・フーガは、ピアニスト兼作曲家だった。その作風は前衛的なものというよりは、伝統的な音楽に近く耳当たりのいいものではあるが、独自の世界観を持っており聞く耳を退屈させない魅力を持っている。チェリストのウンベルト・アレアンドリはイタリアで活躍中の奏者で特に室内楽に力を入れていることもあり、フィリッポ・ファリネッリと息の合った演奏を繰り広げている。 | |||
リヴィアベッラ&ロータ:ヴィオラとピアノのための作品集 リーノ・リヴィアベッラ(1902-1964):ヴィオラ・ソナタ〔第1番(1950) /第2番 (1957) 〕 ニーノ・ロータ(1911-1979): ヴィオラ・ソナタ〔ト長調 (1934-35, rev. 1970) /ハ長調(1945) 〕/間奏曲(1945) ルーカ・サンツォ(Va) マウリツィオ・パチアリエッロ(P) | |||
録音:2011年8月、 Chiesa di San Terenziano 、カプラーニカ、ヴィテルボ県、イタリア/現地発売:2011年12月。全曲世界初録音。 同世代にあたる近代イタリアの作曲家二人によるアルバム。リヴィアベッラはレスピーギの弟子で、フランコ・ドナトーニらの師にあたる。また2011年は自らをクラシック音楽の作曲家とみなしていた映画音楽の巨匠、ロータの生誕100周年でもあった。 | |||
フランコ・マルゴーラ(1908-1992): 弦楽のための音楽とオーボエのための協奏曲 弦楽のためのトリティコ/ 弦楽のためのパルティータ/アリオーソ/ オーボエと弦楽のための小協奏曲 オーボエと弦楽のための協奏曲(未完)/ ノットゥルノとフーガ/ 弦楽のための6つのマドリガル/ イギリスのヴァージナル作曲家たちによる 古風な音楽 [ピーター・フィリップスの「ガリアルダ」/ ジョン・ブルの「ブランスウィックの公爵」/ ジャイルズ・ファーナビーの 「ジェニー、汝の短剣を納めよ」/ ウィリアム・バードの 「オックスフォード伯爵の行進曲」] |
パオロ・グラツィア(Ob) フェデリコ・フェッリ指揮 アンサンブル・レスピーギ | ||
マルゴーラはアンコーナでアルフレード・カゼッラに学んだ作曲家。なお、国内代理店の翻訳に「ピッコロ協奏曲」とあるが、上記の「小協奏曲」の誤訳。 | |||
フランコ・マルゴーラ(1908-1992):ピアノ独奏作品全集 4つのソナチネ DC 112 /ソナチナ Op.26, DC 71 /6つのやさしいソナチネ DC 108 / ソナタ〔(第1番?) DC 113 /第2番 DC 117 /第3番 DC 118 /第4番 DC 122 /第5番 DC 308 〕/ 4つの小品/3つの小品 DC 111 /15のやさしい小品 DC 160/15のやさしい小品 DC 179 / 9つの小品/2つの前奏曲/モザイク DC 95 /5つの小品 アレッサンドロ・デリャヴァン(P) | |||
録音:2016年11月、ミラノ。 2009年のヴァン・クライヴァーン国際ピアノ・コンクールで審査委員長特別賞を受賞し、現在はメジャー作品から知られざる秘曲までを幅広く取り上げているイタリアの個性派ピアニスト、アレッサンドロ・デリャヴァンが母国のレーベル「Tactus」に登場!ここでデリャヴァンが弾いているのは、これまでの録音の中でも最も(?)マニアックと言っても過言ではない20世紀イタリアの鬼才、フランコ・マルゴーラ(1908-1992)のピアノ作品であり、しかも独奏曲の全曲という徹底ぶり。カゼッラやピッツェッティに師事したエリートでありながら、第二次世界大戦中には抑留も経験した苦労人。20世紀のイタリアにおける器楽作品の発展に寄与した音楽家の1人。 | |||
ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003): ギターのための作品集 夜の音/セレナータ第2番/ヌンク/アリア/ ソプラノとギターのための「ローマ平原の歌」 |
アンジェロ・コローネ(G) コラード・デ・ベルナルト (Cemb) ソニア・マウラー (マンドリン) マッシモ・ デ・ロレンツィ(G) ラウラ・プグリエーセ(P) | ||
ダッラピッコラ、シェルシと並ぶ20世紀イタリアを代表する作曲家ペトラッシは、数々の作曲コンクールで審査員を務め、自らの名を冠した「ペトラッシ国際作曲コンクール」でも次代の才能の発掘に尽力した。ここにはギター独奏曲だけでなく、ソプラノとギターのデュオである「ローマ平原の歌」を聴くことができる。 | |||
マリオ・ピラーティ(1903-1938):ピアノと弦楽オーケストラのための組曲(*) /バガテル集〔第1巻/第2巻〕
ジョヴァンニ・ネージ(P) アンドレア・ヴィテッロ指揮オルケストラ・ナショナーレ・アルテス(*) | |||
録音:2013年1月、ライヴ(*) /2013年7月(*以外)。ピラーティはナポリ生まれで、ピッツェッティから助言と大きな影響を受けたが、早世した作曲家・教師。 | |||
ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003):無伴奏ソロ作品集 ヴァイオリンのための「 Elogio per un'ombra 」(1971) /ギターのための「 Nunc 」(1971) / ハープのための「 Flow 」(1980) /フルートのための「 Souffle 」(1969) /ピアノのためのトッカータ(1933) / ギターのための「 Suoni notturni 」(1959) /ヴィオラのための「 Violasola 」(1978) アレッサンドロ・カッツァート(Vn) ラーポ・ヴァンヌッチ(G) フランチェスカ・ティラーレ(Hp) アルカディオ・バラッキ(Fl) ヴァネッサ・ソトギウ(P) アレッシオ・トーロ(Va) | |||
録音:2020年。20世紀のイタリア現代音楽を代表する作曲家ゴッフレード・ペトラッシの無伴奏ソロ作品集は、ヴァイオリニストとのアレッサンドロ・カッツァートによって企画された。無調や、十二音技法によるその作品の評価は高い評価を得ている。またペトラッシ国際作曲コンクールの審査委員長を務め、新たな才能の発掘にも尽力した。フルートの作品では日本の尺八を思い起こすような独特な作品となっている。 | |||
ジャチント・シェルシ(1905-1988):ピアノ作品集 4つのイラスト/組曲第9番「 Ttai 」 |
ロセッラ・スピノーザ(P) | ||
録音:2016年2月、ミラノ。 | |||
歓喜のモテット〜16世紀から20世紀まで ジョヴァンニ・マリア・ナニノ(1544-1607)、 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611)、 フェリス・アネリオ(1560-1630)、 ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネリオ(1567-1630)、 ジロラモ・フレスコバルディ(1583-1643)、 ジュゼッペ・オッタヴィオ・ピトーニ(1657-1743)、 ベルナルド・パスキーニ(1637-1710)、 ジョヴァンニ・ジョルジ(18世紀初頭-1762)、 ジョヴァンニ・キティ(1715-1759)、 ジョヴァンニ・バッティスタ・カサーリ(1715-1792)、 ドメニカ・バルトルッチ(1917-)、 ヴァレンティノ・ミセラキス(1943-)、 アウグスト・モリコーニ(1907-)の作品 |
カペレ・ムジカーレ・ デ・ラ・トリニテ・デス・モンツ | ||
バンフィールド&レヴィ:室内歌曲集 ラファエロ・デ・バンフィールド(1922-2008):声楽とピアノのための室内歌曲(1941-48) ヴィート・レヴィ(1899-2002): 4つのアナクレオン律(1920) /ピアノのための10の前奏曲(1933) /ピアノのための子守歌 ダニエラ・マッズカート(S) エリア・マクリ(P) | |||
録音:2019年12月|全曲世界初録音。ソプラノのダニエラ・マッズカートとピアニストのエリア・マクリによる、20世紀イタリア・トリエステの2人の作曲家、ヴィート・レヴィ(1899-2002)とラファエロ・デ・バンフィールド(1922-2008)の世界初録音。高名な音楽家、エッセイスト、音楽評論家であったレヴィと、高貴な血統を持ち、オーストリア・ハンガリーの伝説的な軍用航空パイロット、「トリエステの鷲」ことゴットフリート・フォン・バンフィールド(1890-1986)の息子であったラファエロ・デ・バンフィールドは、異なる社会的背景を持ちながらも、その存在は密接に結びついていた。レヴィはデ・バンフィールドを音楽の研究に導き、そのおかげで彼はマリア・カラスやヘルベルト・フォン・カラヤンといった20世紀の世界文化遺産的な著名人と交流を持つことができた。人種法によって迫害されたレヴィ(「退廃音楽からの作品集」 TC-900005)は、戦争が終わるまで逃げ隠れしなければならなかったが、政権に奪われたトリエステの教壇の椅子に戻ることができた。70年代にはデ・バンフィールドもトリエステに戻り、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場の館長や、スポレートの有名なドゥエ・モンディ音楽祭のディレクターを務めた。 | |||
フランコ・マルゴーラ&オットリーノ・レスピーギ:チェロ作品集 フランコ・マルゴーラ(1908-1992): チェロ協奏曲 dC 91 (1949年ガスパール・カサドに献呈)/夜想曲 dC 762(ジョヴァンニ・ソッリマ完成版)(*) / ペル・チェッリ・ディヴィジ dC 761(ジョヴァンニ・ソッリマ改訂版)(*) /チェロ・ソナタ ホ長調 dC 233 レスピーギ:チェロと管弦楽のためのアダージョと変奏 ヤコポ・フランチーニ(Vc) ジョヴァンニ・ソッリマ(Vc;*) アレッサンドロ・デリャヴァン(P) パオロ・ロンゴ指揮トリエステ・ヴェルディ歌劇場o. | |||
録音:2010年3月、2017月6月、2019年4月、イタリア。イタリア人作曲家フランコ・マルゴーラ(1908-1992)は、レスピーギやピッツェッティといった「80年世代」に影響を受けたこともあり、その作風は新古典主義に基づくものだった。そのマルゴーラのチェロ作品は、激動の20世紀の陰影を感じさせるような部分を持ちつつ、抒情的な物。特にチェロ・ソナタの美しい描写は、マルゴーラの魅力を伝えてくれる。小品ではあるが、フランチーニとソッリマのふたりによるチェロ二重奏の作品二曲も聞き逃せない充実の内容となっている。 | |||
ラファエーレ・ジェルヴァシオ(1910-1994): フルート、ヴァイオリン、 ギターと管弦楽のための三重協奏曲 Op.131 ヴァイオリン、 ギターと弦楽合奏のための二重協奏曲 Op.114 ヴァイオリンのためのインヴィテイション 「回転木馬」のテーマ 他 |
マリオ・カルボッタ(Fl) 他 ヴィート・クレメンテ指揮 ルカーナso. | ||
ジーノ・ゴリーニ(1914-1990):弦楽とピアノのための作品集 チェロ・ソナタ/ヴァイオリンのための2つの練習曲/ ヴィオラ・ソナタ/パヴァーナ/ピアノと弦楽四重奏のための五重奏曲 ジェシカ・オディ、クミコ・サカモト(Vn) モーガン・オショーネシー(Va) ブリジット・パスカー(Vc) ヤクブ・チョルチェフスキ(P) | |||
録音:2013年8月。ゴリーニはマリピエロの弟子。ピアニストでもあった。 | |||
ニーノ・ロータ(1911-1979):フルート作品集 5つのやさしい小品/エレジー/ アレグロ・ヴェローチェ/フルート・ソナタ/ 2本のフルートのための「3つの小品」(*)/ 映画音楽のテーマによる幻想曲 |
ロベルト・ ファブリチアーニ(Fl) マッシミリアーノ・ ダメリーニ(P) ルイゼラ・ボッテオン(Fl;*) | ||
ニーノ・ロータ生誕100周年記念。 | |||
パオロ・カルリーニのためのファゴット作品集 ガスリーニ:コラルファンダンゴ / エンリコ・ピエラヌンツィ(1949-):タンゴ・ファゴット(2011) デ・パブロ:ファゴットのための / ベッタ:ファゴットとピアノのためのソナタ サーニ:エイハブ / ファブリツィオ:悲しみの都市 / エンニオ・モリコーネ(1928-):トーテム第3番 カルディーニ:失われた花 / タッカーニ:ドゥラ・ロッチャ パオロ・カルリーニ(Fg) マッテオ・フォッシ、エンリコ・ピエラヌンツィ(P) フランチェスコ・ランツィロッタ指揮トスカーナo. | |||
録音:2012年4月-10月、モンテヴァルキ、フィレンツェ、イタリア。1987年からトスカーナo.の首席ファゴット奏者として活躍するパオロ・カルリーニに献呈された、2001年-2012年にかけてのイタリア・ファゴット作品集。 | |||
クラリネットのための近現代作品集 デ・ロッシ・レ:カチューチャ / ゴッタルド:アルルカンの歌と踊り アザロヴァ:アウトヴォイス/アウトステップ&アウトウォーク / テスティ:ジュビラスI ルッピ:マーニ第1番 / デ・ロッシ・レ:くろすぐり / レノスト:チーロチーロ O.スミス:礼拝式 / ベリオ:セクエンツァ第9番 / ティリンカンティ:クラリネットロジア ホセ・ダニエル・シリリャーノ(Cl) | |||
録音:2013年7月。 | |||
ヴォルファンゴ・ダッラ・ヴェッキア(1923-1994):宗教的作品集 キリエとグローリア/神の天使/大天使聖ミカエルへの祈り/イエスが十字架につけられたまいし時 プーランク:グローリア(ヴェッキア版/ソプラノ、合唱とオルガンのための;1994) ジョヴァンナ・ダミアン(S) シルヴィオ・チェレギン(Org) フランチェスコ・エルレ指揮スコラ・サン・ロッコ、 クァルテット・ディ・トロンベ・ディ・ヴェネツィア | |||
録音:2014年10月-11月。ヴェッキアは、ゴッフレード・ペトラッシとフェルナンド・ジェルマーニに師事したイタリアの作曲家、オルガニスト、教育者。 | |||
ジョルジョ・ガスリーニ(1929-):フルート作品集 アリア・コン・フィギュア/コーラス/ル・カリヨン・フー/トライエットリー/ロガール/フルート協奏曲(2011) ロベルト・ファブリチアーニ(Fl) マッシミリアーノ・ダメリーニ(P) エツィオ・モンティ指揮オルケストラ・フィラルモニカ・ディ・ローマ | |||
録音:2012年8月-9月。ミラノ出身でジャズ、映画音楽の作曲家としても有名なガスリーニが、1955年から2011年にかけて作曲した6つのフルート作品。 | |||
ジーノ・マリヌッツィ Jr.(1920-1996):2台&4手のためのピアノ作品集 2台のピアノのためのパルティータ(1941) /4手ピアノのための「 Lagerlieder 」(1944) / 有名な主題による4手ピアノのためのディヴェルティメント(1945) マルティーナ・コッリ、ロゼッラ・ルビーニ(P) | |||
録音:2011年3月。全曲世界初録音。ジーノ・マリヌッツィ・ジュニアは、イタリアの指揮者の同姓同名の息子で、ニューヨークに生まれ映画音楽作曲家、指揮者として活躍、またイタリアで初めて電子音楽を探究した。 | |||
ペレグリーノ・サントゥッチ(1921-2010):宗教音楽集 フルートとオルガンのための「聖母マリアの生涯」/トランペット、弦楽とオルガンのための「子守歌」/ ハープとオルガンのための「アレルヤ・モードII」/合唱、トランペットとオルガンのための「息子達よ、娘達よ」/ イングリッシュホルンとオルガンのための「預言者エレミアの哀歌」/オルガンのための「天国の門」/ メゾ・ソプラノと合唱、オルガンのための「アヴェ・マリア」/無伴奏合唱のための「アヴェ・マリア」/ 女声合唱のための「御身が庇護の下に」/トランペットとオルガンのための「コルトナのラウダ」/ メゾ・ソプラノとオルガンのための「アヴェ・マリア」/テノールとオルガンのための「アヴェ・マリア」/ メゾ・ソプラノ、テノールとオルガンのための「御身が庇護の下に」/オルガンのための「コホーテク彗星」/ ヴァイオリンとオルガンのための「小さな水彩画」/トランペットとオルガンのための「ヘブライ狂詩曲」 コマーチ・ボスキ(Fl) アントニオ・クエロ(Tp) ラウル・エルナンデス(T) ダニエラ・ヌッツォーリ(Ms/Vn) アガサ・ボセディ(Hp) ジュリアーノ・ジュリアーニ(コール・アングレ) ジュゼッペ・モナーリ(Org) イ・ソリスティ・ラウデンシ、スコラ・カントルム・パオロ・グリエルメッティ | |||
録音:2015年-2016年。イタリア、モンテ・カステッロ出身の司祭で、ボローニャ、サンタ・マリア・デイ・セルヴィ教会のカペラ・ムジカーレのカペルマイスターを務め、作曲家としても活躍したペレグリーノ・サントゥッチ(1921-2010)が遺した宗教音楽の数々。トランペットやフルートなどの管楽器を効果的に用いた作風が特徴的。 | |||
ヴィエーリ・トザッティ(1920-1999):ピアノ作品全集 3つの演奏会用練習曲/ラ・ソナタ・デル・スッド(*) / 演奏会用アレグロ(*) /ドイツ風ソナタ/ 7つの前奏曲とフーガ |
ダニエーレ・アドルネット(P) | ||
録音:2015年6月。(*)は世界初録音。ペトラッシとピッツェッティに学んだ20世紀イタリアのコンポーザー=ピアニストによるピアノ作品全集。 | |||
テレンツィオ・ザルディーニ(1923-2000):オルガン作品集 ソナタ第1番/簡素なミサ曲/ラ・ピエーヴェ・ディ・カッシーナ/セラフィカの瞑想/ 前奏曲とアレグロ/アリオーソ/幻想曲 ハ長調/コラーレ/間奏曲/メヌエット ピア・ダミアーノ・ペレッティ、クリスティーナ・ザネッロ(Org) マリオ・ラナーロ指揮ヴェローナ・ダッラーバコ音楽院室内cho. | |||
録音:2015年4月-5月、1993年10月。ザルディーニはマリピエロの孫弟子にあたるイタリアの音楽家。特に合唱の分野が目覚ましく、20曲のミサ、8つのカンタータ、85のマドリガル、350のモテットを残したと言う。 | |||
シェルシ、プティニャーノ&アンツァーギ:ピアノ作品集 ジャチント・シェルシ(1905-1988):組曲第9番「 Ttai 」(1953) ビアージョ・プティニャーノ(1960-):テッラクロミー〔第1楽章(*) /第2楽章/第3楽章(*) 〕(2011) ダヴィデ・アンツァーギ(1936-):2つの間奏曲(1983) / Son'Ora (2014) (*) ジュジ・カルーソー(P|使用楽器:ベヒシュタイン、モデル A No.89232、ジャチント・シェルシ所有) | |||
録音:2014年、ライヴ〔シェルシを除く作曲家2人臨席〕/ (P) 2016 。(*)は世界初録音。 | |||
20世紀-21世紀の独奏クラリネットのための作品集 グイド・ロペス=カバリアン:クラリロキオ(B♭Cl) アレッサンドロ・ラヴェーラ:ラ・スカトラ・デル・テンポ(バスCl) アントニオ・フライオーリ:4つの小品(B♭Cl)/私の目(EsCl) ウィリアム・O. スミス:瞑想曲(デミCl)/5つの小品(B♭Cl) ブルノ・ベッティネッリ:コンサート・スタジオ(B♭クラリネット/ライヴ) ジャチント・シェルシ: Ixor II (バスCl) / ジョヴァンニ・マッタリアーノ:ゼータ・ワールド(B♭Cl) ホセ・ダニエル・チリリャーノ(Cl) | |||
録音:2017年7月、イタリア。2014年にリリースした「クラリネットのための近現代作品集」(TC-920002)でも高い評価を獲得した現代クラリネット音楽のスペシャリスト、ホセ・ダニエル・チリリャーノによる無伴奏クラリネットのための近現代作品集第2弾。 | |||
フランチェスコ・ダヴァロス(1930-2014): ソプラノ付きの五重奏曲(1986) / ピアノ五重奏曲(1967) |
レスリー・ヴィスコ(S) ヌース四重奏団 フランチェスコ・カラミエッロ(P |使用楽器:ベヒシュタイン D 282 ) | ||
録音:2018年10月|ともに世界初録音。指揮者としても有名なフランチェスコ・ダヴァロス(1930-2014)は、スペイン-ナポリに起源を持つ古い貴族出身の音楽家で、作曲家、教師、エッセイスト、哲学者でもあった。彼の芸術表現としての音楽への興味は、父カルロの音楽コレクションと、彼が客人たちと共有した長時間のリスニング体験のおかげで、幼い頃から始まっていた。ダヴァロスの最初の作曲は、彼が常にモデルとしていたマーラーの交響曲2番とブルックナーの一連の交響曲に影響されたものであったという。本アルバムには、珍しいソプラノ付きの五重奏曲と、通常の編成(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ)による五重奏曲の2曲が収められている。前者には詩人パーシー・ビッシュ・シェリー(1792-1822)とニコラウス・レーナウ(1802-1850)のテキストが用いられている。 | |||
カルロ・モッソ(1932-1995) オルガンのための組曲/オルガヌム集/ ハーモニウムのための3つの小品/ ヒンデミット:オルガン・ソナタ第1番 |
レティツィア・ロミティ(Org) | ||
モッソはフランス出身だが、名門トリノ音楽院で合唱と作曲を学んだイタリアの作曲家。現代的な音楽と、ヒンデミットの旋律をテーマとした「3つの小品」などが同居している。 | |||
ルチアーノ・シモーニ(1932-2010):室内楽作品集 弦楽四重奏曲 〔第2番 Op.23 「 Oltre la vita 」(1975-76) /第6番 Op.54 (1998) / 第8番 Op.67 (チェンバロ[又はピアノ]・オブリガート付きの)(2008) 〕/ ヴァイオリン、チェロとピアノのための ピアノ三重奏曲「 Poemetto Romantico 」(1955-81) アンサンブル・レスピーギ | |||
録音:2010年12月、ボローニャ、イタリア。電気工学と作曲の両面で活躍したイタリアのエンジニアであり音楽家、ルチアーノ・シモーニ(1932-2010)。ヨハネ・パウロ2世の追悼のために作曲された「レクイエム」、ボローニャ大学の創設900周年記念の「ミサ・ソレムニス」が代表作として知られている。 | |||
シルヴァーノ・ブッソッティ(1931-2021):フルートと打楽器のための作品 Sypario / Authoritratto-esemplare di Roberto Fabbriciani / Tutti. Delle notti Sylvane / Autotono / Cardellino, Cinciallegra, Ciuffolotto e Cormorano / Tutti. Alcuni / Tutti. Scrigno / Rara Dolce / Serpe ロベルト・ファブリチアーニ(Fl) ジョナサン・ファラッリ(Perc) | |||
録音:2019年。今アルバムは、イタリアの鬼才シルヴァーノ・ブッソッティ(1931-2021)生誕90年の月にオマージュとしてリリースされることになった。ブッソッティは作曲家のみならず、画家、映画監督、ピアニストなど多方面で活躍した芸術家の一人。演奏は生前ブッソッティの親友であり協力者であった、イタリアを代表するアーティストの二人、ロベルト・ファブリチアーニとジョナサン・ファラッリ。 | |||
カルミナ・ノヴァ〜コンテンポラリーの中の伝統 ピエル・パオロ・スカットリン(1949-): E nanna nanne / Addonna va ssa Filumena / Lamentazioni / Sarvi Rriggina / Fa la nana / In Paradisum deducant te Angeli / Papé Satàn / Cantata a zampogna パロケ・クルティ(1858-1920): Per mu paska ken risme フランチェスコ・タシーニ(1952-): Vitadoro I / Vitadoro II キアーラ・べナーティ(1956-): Polegnala ye Tudora / Il canto infinito del dott. Joseph D. ラティーノバルカニカ・アンサンブル [ソニラ・カチェリ(S) エリザ・ボナッツィ、エリーデ・メルキオーリ(Ms) アンジェラ・トロイロ(A)] アンナマリア・モリーニ(Fl) ロルナ・ウィンザー(S) ステファノ・マルフェッラーリ(P) コンスタンチェ・フレイ(Vn) ファビオ・トリコーニ(Vo/ザンポーニャ〔イタリア式バグパイプ〕) ジュゼッペ・ペッツォーリ(Perc) ボローニャ音楽院「ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ」cho. | |||
録音:2009年-2010年。全曲世界初録音。 | |||
サン・ピエトロ大聖堂の宗教音楽 シモーネ・バイオッキ:第4旋法によるマニフィカト/答唱詩編 ヴァレンティーノ・ミゼラクス・グラウ:主に感謝せよ / ドメニコ・バルトルッチ:第二天使のミサ マウロ・ヴィスコンティ:アレルヤ - エヴァンゲリウム / ヴァレンティーノ・ドネッラ: So voi avete fame ミケーレ・マンガネッリ:栄唱 - アーメン/アヴェ・ヴェルム / ヴィドール:トッカータ/他 シモーネ・バイオッキ指揮ロッシーニ室内cho. ロレンツォ・アンティノリ(Org) | |||
録音:2017年9月3日、サン・ピエトロ大聖堂、バチカン、ライヴ。システィーナ礼拝堂の合唱団とサンタ・チェチーリア国立アカデミーの音楽監督を務めたイタリア人枢機卿、ドメニコ・バルトルッチ(1917-2013)の生誕100周年を記念して、サン・ピエトロ大聖堂で執り行われた典礼のライヴ・レコーディング。 | |||
無伴奏ヴァイオリンのための新しい音楽 ファビオ・ヴァッキ(1949-):レスピーリ(呼吸)(2004) ダヴィデ・アンツァーギ(1936-):ソル=レヴァンテ(日の出)(2017) ジュゼッペ・ガルバリーノ(1937-):ジェスティ(ジェスチャー)(2010) ロッセッラ・スピノーザ(N. D.):ノット・ファーII (2018) ナターレ・アルノルディ(1960-):6つのカプリッチョ(2015-17) ロベルト・アルノルディ(Vn) | |||
録音:2018年7月、プラダルンガ、イタリア。1991年ベルガモ生まれの才能あふれる若きヴァイオリニスト、ロベルト・アルノルディが開拓する現代の作曲家による独奏ヴァイオリンのための作品集。一部はアルノルディのために書かれた作品で、すべて21世紀に入ってから作曲された新作。 | |||
マウリシオ・グェルニエリ(1962-): 声、弦楽オーケストラとピアノのための「ミサ・シンプレックス」(2012) / 女声のための「カンツィオーネス」(2011-12) /二重合唱のための「クレド」(2012) / 室内管弦楽のための「・・・星を再び仰ぎ見ようと」(2012) ピエル・パオロ・スカットリン(1949-): 弦楽四重奏のための「多色の [Poikilìai] (= multi-coloured) 」 (1982) / エレキギターのための「 Riverberi 」(2010) / 室内合唱のための「 In mezzo alla Maggese 」(2012, rev.2015) / ミサ・ブレヴィス(2014) (for Schola cantorum [SA] and Assemblea [male choir] ) / 語り手、トレブル、ソプラノ、アルトと室内管弦楽のための音楽のお伽話 「灰かぶり姫、あるいはシンデレラ」(2003, rev.2015) / 管弦楽のための交響的組曲 「 ...Quando quello sciamano della luna... 」 (1984, rev.2014) マウリシオ・グアルニエリ指揮 ピエル・パオロ・スカットリン指揮 カメラ・エウリディーチェo. & cho. ミルスSQ ラティーノ・バルカニカ・アンサンブル/他 | |||
録音:2014年9月-2015年3月。現代イタリアの作曲家2人による声楽・器楽作品集。 | |||
ドナーティ・プレイズ・ドナーティ グイド・ドナーティ(1949-): ケパサ?/前奏曲/小さなフーガ/トゥ・チューン/ セルヴァ・キアラ/レクイエム/インBとインS/ 即興曲/インC♭/イル・カント・デル・マティーノ/ グランド・オッフェルトリオ・ブリランテ/ アウェク・トゥ・ライフ!/ スケルツォ・ファンタジア/練習曲/トッカータ/ シンフォニア・オルガニカ第1番/ 前奏曲とブギ |
グイド・ドナーティ(Org) | ||
イタリア北部の都市ベルガモのモッツォで生まれ、トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で後進の育成にもあたっている現代イタリアを代表するオルガンの巨匠、ドナーティによる自作自演集。その作品は難解ではなく、伝統的な手法を用いながらも「前奏曲とブギ」のようにユニークな作品もある。 | |||
アルトゥーロ・サッケッティ(1941-):オルガン作品集 幻想的ソナタ(1969) /悲歌と幻想曲 Op.1 (1978) /感傷的な主題による変奏曲と幻想曲 Op.2 (1978) / 高貴な主題によるメディタティオ (1989) / G.E.D.H.によるパッサカリア風前奏曲 (1991) / ジョアキーノ・ロッシーニのために (1993) / Ricercar variato sull' inno del Santo Crocifisso di Costante Ravera (2008) / Musicali pensieri sopra uno scherzo dell' amico Pierluigi (2008) / Grande studio da concerto sopra il coro Va Pensiero dall' opera Nabucco di Giuseppe Verdi (2009) マルコ・リモーネ(Org) | |||
録音:2010年7月。世界初録音。オルガニスト、チェンバリスト、ピアニスト、指揮者として2300回を超えるコンサートを経験し、150枚を超える録音を残してきた現代イタリアの重鎮演奏家、サッケッティによる作品集。 | |||
パオロ・スカットリン(1949-): オラトリオ「トレノディア」〔イタリア語版/英語版〕 ピア・パオロ・スカットリン指揮エウリディーチェ室内o. アンサンブル・ストゥルメンティ・アンティチ「キルケー」、コーロ・エウリディーチェ/他 | |||
録音:2017年7月、ボローニャ、イタリア。 第1次世界大戦中に詠まれた兵士や詩人たちによる詩を題材にしたという、イタリアの現代作曲家によるオラトリオ。英語版、伊語版をそれぞれCD1枚づつに収録。 | |||
散在する韻と音〜ピエル・パオロ・スカットリン(1949-):合唱、声楽、器楽作品集 エクスタシー/忘れないでください/ユリシーズ/フーガ第8番/ Incantesimo sciamanico /朝/ エリナー・リグビー/ノミ/ Baccsnti 、Bagatella in contappunto /あなたを失うことはない/ おやすみなさい/ムーン・リバー/4つの詞/十二支/ことわざ/ Anteo ピエル・パオロ・スカットリン(ディレクター)エウリディーチェcho.、ボローニャ室内cho. | |||
録音:2018年5月-2020年1月|世界初録音。1949年ボローニャ生まれで指揮者、作曲家として活動しているピエル・パオロ・スカットリンによる作品。ボローニャの現代作曲家として多くの作品の初演を指揮し、エウリディーチェ合唱協会の芸術監督を長年務めるなど、合唱団の指導者としても重鎮である彼の作品にはビートルズの楽曲が引用されていたり、よく知られている「ムーン・リバー」が引用されていたりと様々な要素が含まれている。 | |||
無伴奏ヴァイオリンのための「書き直し」 パオロ・ジェミニアーニ: Gesture without motion, Metonimie / イザイ:オブセッション デ・リリオ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ / ディ・ロリオ:ファンタプソディ フレイドリン:ア・リトル・マスカレード / ペドロ・オリべイラ:マグマ アレッサンドロ・カッツァート(Vn) | |||
録音:2015年11月。 | |||
ソプラノとギターのための歌曲集 パオロ・キリチーニ(1964-): Inotturni (2019) / パオロ・ジェミニアーニ(1960-): Me ne vado (2020) アンドレイナ・コスタンティーニ(1955-): An hini a garan (2019) キアラ・ベナーティ(1956-): Quattro liriche da Idilli non autorizzati (2001) ロナルド・トマジーニ(1994-): Move il sole e l 'altre stelle (2019) ニコラ・エヴァンジェリスティ(1964-): Triptychon (2020) / ファビオ・ルッピ(1992-): Medley (2019) ビアンカマリア・フルジェーリ(1935-): Due liriche (2012) ジャン・パオロ・ルッピ(1959-): Due quadri sacri (2017) / Estratto (2019) パオロ・ウゴレッティ(1956-): Proverbi (2001) / Despedida (2020) / Todas as cartas de amor (2019) マルコ・ベッルッツィ(1965-): A Common Song (2020) エクストラテンポーラデュオ[バルバラ・ヴィニュデッリ(S) モニカ・パオリーニ(G)] | |||
イタリア・ボローニャに所縁のある現代作曲家のギター伴奏歌曲を集め、ボローニャ出身の二重奏、エクストラテンポーラデュオが演奏した1枚。(Tactusレーベルの所在地もボローニャ。)2020年に書かれたばかりの同時代作品も含まれている。バルバラ・ヴィニュデッリとモニカ・パオリーニの両名はこれらの作品(全曲世界初録音とのこと)で表現されている多様な形式と主題を、最も適切な方法で表現することに成功している。 | |||
マウリツィオ・ドーネス&マルコ・タラッリ:追悼のレクイエム (独唱、混声合唱、ボーイ・ソプラノ合唱、管弦楽、オルガンと鐘のための) 大林奈央果(S) マッテオ・メッツァーロ(T) アルベルト・スパダロット(B) シルヴィア・ファビアン指揮スコラ・ポリフォニカ・サンチュアリオ・ディ・モンテ・ベリコ、 スキーオ市少年cho.、イタリア弦楽o.、デニス・ザノット(Org) リヴィオ・ザンボット(鐘) | |||
録音(ライヴ):2018年10月27日、バシリカ・ディ・モンテ・ベリコ、ヴィチェンツァ、イタリア。#ボーナスDVDは PAL 方式のため、国内の通常映像機器では再生できず、再生保証もございません。世界的に認められている2人のイタリア人音楽家、マウリツィオ・ドーネスとマルコ・タラッリの共作によるレクイエム。ヴィチェンツァの名所モンデ・ベリコ聖堂の聖歌隊スコラ・ポリフォニカの委嘱により、第一次世界大戦期(1914年〜1918年)に戦場で尊い命を捧げた人々の記憶を、今日の私たちの間でも生かし続けるために作曲された。この作品のために、ドーネスとタラッリは何か月にもわたってミーティングやディスカッションを重ね、スキルやアイデアは勿論、音楽的美学や倫理観をも共有し、まるで1人の人物が書き上げたような緻密で一貫性のある作品を生み出している。この力作は2018年にモンテ・ベリコで行われた巡礼の最後に初披露され、その様子がこのCDとボーナスDVDに収録されている。 | |||
ディエゴ・コンティ(1958-):弦楽四重奏曲集〔第1番−第6番〕(2007-12)
オフィチーナ・ムジカーレ〔 SQ 〕 | |||
録音:2015年10月、イタリア。世界初録音。 ディエゴ・コンティは、ザルツブルク・モーツァルテウム大学でシャーンドル・ヴェーグに学び、カメラータ・ザルツブルクを始めとする多くのオーケストラで演奏、現在はロッシーニ音楽院でヴァイオリンの教授も務めるヴァイオリニスト。2003年からは作曲家としても活動、室内楽、オーケストラ、歌曲、劇場や映画のための音楽まで幅広い作品を書き、欧米やオーストラリアで演奏、出版されている。 | |||
ディエゴ・コンティ(1958-):ヴァイオリンとピアノのための作品集 アラル(2013) /エラスムス・ラム(2014) /フーガ(2010) / ヴェラチーニ・リスタイリング(2009) /ヴィットリオのための夜想曲(2011) ダニエラ・カンマラーノ(Vn) アレッサンドロ・デリャヴァン(P) | |||
録音:2019年1月、ドイツ。ヴァイオリンの名手でもあるイタリアの現代作曲家、ディエゴ・コンティ(1958-)のヴァイオリン作品集。同じTactusレーベルから発売されている、シューマンのチェロ協奏曲の編曲版などを収録した「チェロと弦楽のための作品集」(TC-950302)と同じ年に世界初録音されたもので、演奏はイタリアの才能ある名手ダニエラ・カンマラーノとアレッサンドロ・デリャヴァンが担当している。コンティの作品のインスピレーションは実に多彩で、SFからポップの"混入"まで、古典的な形式と個人的なひと時の両方が源になっている。ヴァイオリンとピアノが見事なバランスを保っている点にも注目すべきだろう。 | |||
ディエゴ・コンティ(1958-):チェロと弦楽合奏のための作品集 ディエゴ・コンティ:チェロと弦楽合奏のための「メネスク」(2018) /弦楽合奏のための「月、呪われた月」(2009) シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129 アントニオ・モスタッチ(Vc) ヴィルトゥオージ・ディ・ミンスク | |||
録音:2019年10月、ミンスク、ベラルーシ。現代イタリアの作曲家ディエゴ・コンティが、アントニオ・モスタッチからベラルーシの首都ミンスクで行うコンサートのために作曲を依頼された。「メネスク」はミンスクに伝わる巨人伝説をモチーフにした曲で、当初は分かり合えなかった巨人「メネスク」とその他の人々が最後は手を取り合い、ミンスクの町を作ったという物語を曲にした物。チェロを「メネスク」、その他の人々を弦楽合奏にあてはめ、最初は対立していたのの最後はハッピーエンドになる様子を見事に描いている。音楽も一部で東ヨーロッパの音楽を取り入れていたり、古典的な要素、現代的な要素をバランスよく取り入れた作品になっている。 | |||
21世紀のフルート〜ロベルト・ファブリチアーニのための未出版作品 ルーカ・ロンバルディ:シリンクスのエコー (2009) / マルチェロ・パンニ: L'inverno del fauno (*) (2009) アレッサンドロ・グレゴ: Balingenesi (2009) アレッサンドロ・スボルドーニ: L'inaugurazione dell'eco (2009) (*) / ジャコモ・マンツォーニ: 708 (2008) ロベルト・ファブリチアーニ: フルートと磁気テープのための「 Quando sorge il sole 」(2009) アドリアーノ・グアルニエーリ:コントラバス・フルートとライヴ・エレクトロニクスのための 「 Sull'onda notturna del mare infinito 」 (2003-09) (#) ロベルト・ファブリチアーニ(Fl/バスFl;*/コントラバスFl;#) | |||
すべて世界初録音。 | |||
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(1954-): 管弦楽作品集 シンフォニア イ長調/タイム・オン・ターゲット/ シンフォニア ロ長調/ミドラーシュ・テムラー |
レナウ・ ピカール=ラランヌ指揮 ポワトゥ=シャラントゥo. ヤーノシュ・エルデーイ指揮 ブダペストpo./他 | ||
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニは、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲とピアノを学び現在も活躍中のイタリアの作曲家。管弦楽作品、しかも現代作品の録音は当レーベルとしては非常に珍しい。 | |||
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(1954-):ミサ・ノヴェム・ヴォークム
ジョルジョ・ウバルディ(ディレクター)アンサンブル・フルール=ド=リス | |||
録音:2018年-2020年。1954年生まれのカルロ・アレッサンドロ・ランディーニは、イタリア人現代作曲家。パリ音楽院にてオリヴィエ・メシアンに師事した。卒業の際は教授陣満場一致で首席で卒業、その後アメリカで修士を取得し、数々の賞を受賞している。「ミサ・ノヴェム・ヴォークム」では、アンサンブル・フルール=ド=リスがア・カペラで美しいポリフォニーを展開し、耳なじみの良い曲になっている。 | |||
トラスフィグラツィオーネ〜フルートとハープのための音楽 デ・ロッシ・レ:エピストラリオ・インヴェンタト / ヴォルピ:メッセージ #2 / ボー:2つの小品 シティーノ:ウナ・コルトリナ・ダ・ウェスト・エッグ / レッタリアーティ:マンドラゴラ トラヴェルシ:グリ・アビティ・デル・マレ / ベネデッティ:ネル・フレド・シエロ・ディンヴェルノ ピアチェンティーニ:ジョーキング・バーズ デュオ・ナルテックス[アンドレア・ビアジーニ(Fl) マリア・キアラ・フィオルッチ(Hp)] マルタ・ヴルピ(S) セルジオ・レオーネ(Br) ラウラ・マンチーニ(Perc) ステファノ・クッチ指揮 | |||
この「トラスフィグラツィオーネ(変容)」は、1950年台以降に生まれたイタリアの作曲家たちが、2000年から現在までにかけて作曲したフルートとハープのためのデュオを世界に向けて発信するプロジェクト。イタリア、ペルージャの若手デュオが、21世紀の室内楽作品で息の合ったアンサンブルを披露してくれている。 | |||
20世紀のトリエステにおける教会音楽集 ラドーレ:主は言われた/サンクトゥス/アニュス・デイ/天使のパン/第1旋法のマニフィカトによる詩 ソフィアノプロ:グローリア/サンクトゥス/マニフィカト/聖霊よ来たりたまえ/ 魂のため息/復活の生贄は/イル・ミオ・ベーネ/天の女王 ロベルト・ブリソット:詩篇23番「主は羊飼い」/ペンテコステの2つのヴィジョン/マニフィカト リタ・スソフスキー指揮グルッポ・インコントロ ウラディーミル・マテシッチ(Org) | |||
録音:2017年3月。 スロベニアとの国境に位置するイタリア北東部の都市、トリエステにおける20世紀の教会音楽を、同地の声楽&器楽グループ、グルッポ・インコントロの演奏で発掘、紹介するという企画。オルガンはウディネのサン・ジョヴァンニ・ボスコ教会に設置されているザニン・オルガン(2012年製)を使用している。 | |||
ハープ四重奏のための現代作品集 メッシエーリ:ホット・ストリングス II / テナン:青の戯れ / パゴット:エキ・ダッラ・ノッテ パヴァン:島 IV / バローニ:目覚め / スカンナヴィーニ:ホシウ / メッシエーリ:大地 アドリア・ハープ四重奏団[クリスティアーナ・パッセリーニ、クリスティーナ・センタ、 アンジェリカ・フェッラーリ(Hp) ニコラ・ヴェンドラミン(Hp/Fl)] | |||
録音:2016年、モドゥラブ・レコーディング・スタジオ、ボローニャ、イタリア。 現在も活躍中のイタリア人作曲家たちによって2014年から2016年にかけて作曲された「ハープ四重奏」のための作品集という、タクトゥス(Tactus)ならではのユニークなプログラム。アドリア・ハープ四重奏団は、アドリア音楽院「アントニオ・ブッツォッラ」のハープ科教授を務めたクリスティアーナ・パッセリーニのプロジェクトとして2012年に結成された。ハープ四重奏のための新作委嘱に積極的に取り組んでおり、多くの世界初演を行っている。 | |||
チェロ・エクステンション〜 21世紀の無伴奏チェロ作品集 アンドレア・マンツォーリ(1977-):アブストラクト・パッセージ〔I/ III / IV / V / II / VI 〕/ Logiche da una persistenza 〔I / II 〕 ソニア・ボー(1960-):プロローグ/インテルメッツォ・ア・カプリッチョ ウンベルト・ペドラリオ(1978-):ポリフォニー〔I/ II 〕 / パオロ・ロサート(1959-): Ombre 〔I / II 〕 アレッサンドラ・ラヴェーラ(1977-): In-stabile equilibrio / D'intenso svanire アレッサンドラ・ベッリーノ(1970-):間奏曲〔I/ II 〕/ Comodo, come una danza... / Dentro un soffip... フェルナンド・カイダ・グレコ(Vc|使用楽器: Claude Augustin Miremont 、1880年製作、ガット弦〕 | |||
録音:2015年6月、2017月6月11日、ペスカーラ、イタリア。ブエノスアイレス出身のフェルナンド・カイダ・グレコは、1880年クロード・オーギュスタン・ミルモン製のチェロを用いて、バッハから現代曲まで幅広いレパートリーを持つ奏者。今作では、マンツォーリの「アブストラクト・パッセージ」を挟みながら、同時代の作曲家の作品を収録した意欲的なものとなっている。また、現代曲をスチール弦ではなくあえてガット弦を用いて弾いているところも聴きどころ。 | |||
ロベルト・ブラーリャ・オルランディーニ(1960-): ミサ "Et loquar ad cor ejus" /サルヴェ・レジナ/主を畏るる者は幸いなり アンジェロ・マンツォッティ(ソプラニスタ) マッテオ・カヴィッキーニ(P) マッテオ・ブラーリャ・オルランディーニ指揮フランシス・プーランク室内女声cho. | |||
世界初録音。"レジスタンス"を掲げるイタリア現代作曲家による宗教作品集。 | |||
ラッファエーレ・ベッラフロンテ(1961-):協奏曲集 ピッコロと弦楽オーケストラのための協奏曲「魂の迷宮」(2003) / ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲「ディスカントゥス」(2000) / ファゴットと弦楽オーケストラのための協奏曲「ツァイト」(2006) / ソプラノ・サクソフォンと弦楽オーケストラのための協奏曲「ムラレス」(2003) ニコラ・マッツァンティ(ピッコロ) フランチェスコ・ドラツィオ(Vn) パトリック・デ・リティス(Fg) フェデリコ・モンデルチ(Sax) ディルク・フェルミューレン指揮ウィーン・コンツェルト=フェライン | |||
録音:2009年4月。全曲世界初録音。現代イタリアの作曲家による協奏曲集。フィレンツェ五月音楽祭管のピッコロ奏者マッツァンティ、イタリア・サクソフォン界の重鎮モンデルチらが参加。 | |||
ラファエーレ・ベッラフロンテ(1961-):ギター作品集 ギター独奏のための「ラプソディア・メトロポリターナ」/ギターとマリンバのための「マルッカの踊り」/ ファゴットとギターのための「組曲第1番」/ギターとフルートのための「ウェイ・オブ・マイ・センス」/ ギターと弦楽四重奏のための「5のための」/ギター独奏のための「タランテラ」 ダビデ・ディ・イエンノ(G) フィリッポ・ラッタンジ(マリンバ) グァダニーニSQ パトリック・デ・リティス(Fg) アルド・フェッランティーニ(Fl) | |||
録音:2014年11月。ラファエレ・ベッラフロンテは、特に器楽、室内楽作品に定評があり、トリエステ・ロゼッティ劇場の芸術監督も務めるイタリアの作曲家。 | |||
ラファエレ・ベッラフロンテ(1961-):ギター作品集 2021 ギターとバンドネオンのための「Acrobatic stomp」(2020) / Flexis (2020) / ギターとマリンバのための「 Cristalli di sale 」(2001/20) /フィルム(2020) / ギターとマリンバのための「シャーウッドの森」/ Bole / ギターとマンドリンのための「ランニング・アフター・ザ・ドリーム」(2008) / ヴァイオリンとギターのための「組曲第1番」(1994/2016) ダヴィデ・ディ・イエンノ(G) マリオ・ステファノ・ピエトロダルキ(バンドネオン) フィリッポ・ラッタンツィ、ティツィアーノ・パッラディーノ(マンドリン) ルカ・マルツィアーリ(Vn) | |||
ギター作品集(TC-960203)に続く2枚目。ラファエレ・ベッラフロンテの作品は特に室内楽や器楽曲に定評がある。 | |||
フランチェスコ・カルタ(1969-): ソプラノと弦楽オーケストラのための「エミリー・ディキンソンの詩による12の歌曲」 大林奈央果(S) ガブリエーレ・デル・サント指揮ペドロッロ新o. | |||
録音:2018年2月、ヴィチェンツァ、イタリア。1896年以降、276人の作曲家の1615曲を超える作品においてその詩が題材とされ、音楽学者のエンリコ・マリア・ポリマンティによる研究では2007年にはこの数字が倍増したという結果が出るなど、時代を越えて親しまれ続けている19世紀の天才詩人エミリー・ディキンソンの詩。イタリアのコンポーザー=ピアニストであり、主にジャズ・シーンでその才能を発揮している音楽家、フランチェスコ・カルタ(1969-)が、ディキンソンの詩を題材としてソプラノと弦楽オーケストラのための12曲からなる歌曲集を作曲。形而上学(メタフィジカル)的な一面を巧みに表現した秀作が、ディキンソンの詩を題材とする作品群に加わった。このカルタの12の歌曲を歌うのは、現在イタリアで活動する日本人ソプラノ、大林奈央果。武蔵野音楽大学からヴィチェンツァ音楽院へと渡り、古楽シーンを中心に活躍している。 | |||
アンドレア・マティ &フランコ・ポッジアーリ・ ベルリンゲリ:作品集 フルートと古いオルガンのためのソナタ 1209-001/ オルガンのためのフラメンコ 1412-004/ フルートのためのフラメンコ 1507-004/ アルパのフラメンコ 1011-003/ コントラバスのためのフラメンコ 209-004/ 四重奏曲 3112 インフィニト/ 序奏、主題と変奏 2807-005/ コロッキオ・ソノロ/ヌツィアーレ/ ハバ・コン・テンポ 2102-003 |
ルカ・マーニ(Fl) オペラ・アルモニカ | ||
2人の現代イタリアの作曲家が、イタリアの伝統音楽を通して生み出した斬新な作品集。 | |||
マルコ・ポッダ(1963-):コンテンポラリー室内楽作品集 失った愛の歌/インヴェンション〔第1番/第2番/第3番〕/プロムナード〔第1番−第4番〕/ 追悼の辞/ディスグレガショーニ/灯台守/パッサカリア ラウラ・アントナス(S) ジョルジョ・ディ・ジョルジ(Fl) ヤコポ・フランチーニ(Vc) ララ・マクリ(Hp) | |||
録音:2012年10月-2013年6月。世界初録音と記載されている。現代イタリアの作曲家、合唱指揮者による室内楽作品集。 | |||
ビアージョ・プティニャーノ(1960-):オルガン作品集 明るいテーブル/ Desiderium animae /精神の対応/ ソプラノとオルガンのための3つの宗教作品(*) ファエンツァ手稿(15世紀)の鍵盤タブラチュアより ピエール・ダミアーノ・ペレッティ(Org) マリー=アントワネット・スタベンテイネル(S;*) | |||
録音:2017年11月、2018年4月、ウィーン。イタリア生まれ、バーリ音楽院で作曲を教え、イタリア現代音楽協会の副会長などを務めた音楽家、ビアージョ・プティニャーノのオルガン作品集。イタリアのもっとも古い鍵盤音楽コレクション、ファエンツァ手稿からの抜粋も収録。 | |||
マウリツィオ・グエルニエーリ(1962-):室内楽作品集 エレメンタ〔 I: Breath / II: Fluctus, Lumina, Pulvis...sulla IV corda, Nihil / VII: Notturno, Aube, Apres-dinnada, Vesprada, Furiant-Nottutno 〕/ ライトスケープ/ Con Templum Coeli /弦楽四重奏曲2: Immaginare sonori Rapsodico / Adoro te Devote ジャコモ・スカルポーニ(Vn) セバスティアーノ・セヴェーリ(Vc) アドリアーノ・ピッチオーニ(Cb) マルコ・ヴェントゥルッツォ(Fl) クリスティーナ・マーレイ(P) ラティーノ・バルカニカ・アンサンブル ミルスSQ エウリディーチェcho. | |||
録音:2017年-2019年。マウリツィオ・グエルニエーリ(1962-)は、「エレメント」をテーマとした特に弦楽器を中心とした室内楽曲のシリーズを進めている。それらの曲は2つのテーマに分けられることができ、ひとつは「人と自然との思索」もうひとつは「人とその内面との思索」。時にはフルートや声楽も加わるなど様々な編成で描き出される独特の世界、常に緊張感を失わない神秘的な響きに満ちている。 | |||
迷宮の西〜アレッサンドロ・スパッツォーリ(1964-): ラ・ヴィジタ/エクソドス組曲/ ...E ora agli elementi! パオロ・キアヴァッチ(Vn/Va) ユーリー・チッカレーゼ(Fl) マリーナ・マロンチェッリ(S) フィリッポ・パンティエリ(Cemb/P) マルゲリータ・ピエリ(S) | |||
録音:2013年7月。チェゼーナ音楽院で作曲、ボローニャ音楽院でフルートを学んだイタリアの音楽家が、振付家アンドレア・パンツァヴォルタ(1971-)の舞台作品のために書いた室内楽作品集。 | |||
ティツィアーノ・ベデッティ(1976-):ピアノ作品集 練習曲(2004)/変奏曲(2002) |
ティツィアーノ・ベデッティ(P) | ||
イタリアのロヴィーゴ出身の若手アーティスト、ベデッティの自作自演集。マリピエロの弟子ブルーノ・コルトラに作曲を師事し、1990年代からイタリアの作曲コンクールを次々と制覇して特にイタリア国内で高い評価を得ている。これら2つの作品集はイタリアの RAI Trade から出版されており、クラシック、ジャズ、ポップスのスタイルを融合させたスタイル。 | |||
エドアルド・ブルーニ(1975-):アルス・モーディ クラリネット、チェロとピアノのための「トリオ・リコルシーヴォ」(2015) /ハープのための「メタトロペス」(2016) ロレンツォ・グッツォーニ(Cl) ジュゼッペ・バルッティ(Vc) ヴォルハ・カルミザヴァ(P) フランチェスカ・ティラーレ(Hp) | |||
録音:2017年10月、ロンチェーニョ、イタリア。イタリアのピアニスト兼作曲家エドアルド・ブルーニ(1975-)の、アルス・モーディ(旋法の芸術)・プロジェクト第2弾。 | |||
ハイパー・クロノス〜エドアルド・ブルーニ(1975-):室内楽作品集 ソナタ・ロマンチカ/ TRE DANZE UNGHERESI /ソナタ・エソティカ/ファンタジア/エレジー/ SONATA SURREALISTA / QUATTRO PEZZI SURREALISTI / TOBRUK'42 / ALGOL (世界初録音) エドアルド・ブルーニ(P) ジュゼッペ・バルティ(Vc) カルロ・ラザリ(Vn) アレクサンデル・モンテヴェルデ(Va) ロベルト・パングラッツィ(Perc)他 | |||
録音:2004年-2020年、イタリア。エドアルド・ブルーニはイタリアのピアニスト・作曲家。ピアノをアーノルド・コーエン、ラザール・ベルマン、アンドラーシュ・シフなどに師事し、このアルバムでもピアノを披露している。彼は調性と無調性を統合することを目的とした独特の作曲法を用いている。 | |||
リッカルド・カスタニェッティ(1977-): オルガン、チェンバロのための作品集 ラグタイム/ノエル/トッカータ第1番/ おお、こうべは血にまみれ/ 「涙の流れるままに」による変奏曲/ トッカータ第2番/人よ、汝の罪の大きさを嘆け/ カンティレーナ・ジャポニカ/ 木曽節/パスピエとジーグ |
ステファノ・イノチェンティ (Org/Cemb) | ||
モデナ出身のカスタニェッティは、パルマ音楽院でオルガン演奏法と作曲法の1等賞を獲得、伝統的手法、ヘンデルを主題とする変奏曲、さらには日本民謡の旋律を用いたユニークな作品を発表している。 | |||
パオロ・カヴァローネ(1975-):コンフィニ[Confini] (Dis)tensioni (2007) [ジーン・コッペラッド(Cl)](*) / Confini (2006) [スティーヴン・ゴスリング、カタリーナ・ドメニーチ(P)]/ Trompe l'o(r)eil(le) (2006) [ルーカ・サンツォ(Va)]/ Scenderò a patti (2003) [トニー・アーノルド(S/ cantante-attrice? ) クリスティアン・バルディーニ指揮 バッファロ−6月現代音楽アンサンブル〔 Fl, Perc, G, Vc 〕]/ Milagros (2007) [マグヌス・アンデション(G) ジェイムズ・エイヴリー(P)]/ Frammenti lirici (2006) [トニー・アーノルド(S) ムフセス・ポゴシヤン(Vn)]/ D'après Schumann (2004) / Polimorfie (2010) (#)[ロベルト・ファブリツィアーニ(Fl;#) ローナ・ウィンザー(S) マルコ・レーナ指揮ファーベン・アンサンブル〔 Fl, Cl, Vn, Va (#), Vc, P (#) 〕] Confronto (2004) [レーベル資料に演奏者記載無し]/ Teatri (2008) [ニコラス・イシャーウッド(B−Br/語り) | |||
国内代理店のアナウンスでは全曲世界初録音となっているが、少なくとも(*)は同奏者による録音が ALBANY から発売(TROY-1217/18)されている(同一録音の可能性有)。パオロ・カヴァローネはイタリア、サルモナ出身の作曲家、ピアニスト、詩人。ボーナス DVD-ROM には演奏者のデータ(PDF)、演奏&インタビュー映像(MP4; おそらくパソコンが必要で、再生保証無し)を収録。 | |||
クリスティアン・カッラーラ(1977-):音楽劇「ラ・ピッコラ・ヴェデッタ・ロンバルダ」
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ指揮ペルゴレージ・スポンティーニ財団青少年室内o.、 コーロ・アルコバレーノ・サンタ・チェチーリア/他 | |||
録音:2012年4月。19世紀イタリアの作家で、クオーレ〔日本題名:母を訪ねて三千里〕を書いたエドモンド・デ・アミーチス(1846-1908)の作品を題材とした6部からなる音楽劇。作曲者カッラーラはウディネ出身。旋律、調性を活かした作風。 | |||
ホーロス〜パオロ・カヴァッローネ(1975-):室内楽&管弦楽作品集 ホーロス(2012) [ロベルト・ファブリチアーニ(Fl) パオロ・カヴァッローネ(テープ) ハミッシュ・マッキーク指揮ストローマ・アンサンブル]/ ダイモン(2010)[ロハン・デ・サラム(Vc) パスカル・ガロワ(Fg) パオロ・カヴァッローネ(テープ)]/ メルキュティオ(2009)[グァダニーニSQ ]/ ポルテ(2003, rev.2017)[アウレリアン・アザン・ジーリンスキ指揮ブルターニュso.]/ In questo metro quadro (2015)[ピエトロ・ベカッティーニ(語り)/ La perfezione di quanto veggiamo (2003) [ガエターノ・ディ・バッコ(ソプラノSax)]/ Au réveil il était midi (b) (2009)[アントニオ・ダウジェッロ(G)] | |||
録音:2010年-2017年。 イタリアのコンポーザー=ピアニストであり詩人、パオロ・カヴァッローネのポートレート・アルバム。オットリーノ・レスピーギ・ラティーナ音楽院の作曲家教授を務める傍ら、アメリカやカナダ、ニュージーランドでも教鞭を執るなど世界各地で活躍している。 | |||
カルロ・フォルリヴェジ(1971-): 電子音楽作品〔 Elements / Through the Looking-Glass 〕/ 日本の伝統楽器のための作品〔 Ugetsu / En La Soledat i el Silenci / Chinmoku no Tsuki 〕/ 室内楽作品〔 Two Ornaments / Rosenleben I-II / La Pointe a la Droite du Coeur 〕/ 声楽作品〔 Spem in Alium / Petite Priere / Audivi Vocem 〕/ 編曲作品〔 Ave Maris Stella / Stella Splendens / The Unanswered Question 〕 サミュエル・ダンスコム(Cl) ルイーザ・エスピゴレ(P) カルロ・フォルリヴェジ(Org) シエラ・フランク(P) ジュディス・ハマン(Vc) 稲垣聡(P) 入江要介(尺八) ベッティーナ・ライトナー(Org) 京都室内o.「ランサンブル・デュ・タン」他 | |||
文部科学省給費生として東京音楽大学で湯浅譲二に作曲を師事したカルロ・フォルリヴェジ(1971-)は、武満徹作曲賞入選、アイヌの音楽の研究など日本と縁の深いイタリアの作曲家。母国ではボローニャ音楽院、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、サンタ・チェリーリア音楽院といった同国の名門で研鑽を積んだ後、IRCAM(フランス)、DIEM(デンマーク)でコンピューター音楽を学ぶなど、現在のイタリア楽壇で注目を集める現代音楽のスペシャリスト。 | |||
フランチェスコ・ジャンムッソ(1970-):ピアノ作品集&現代室内楽作品集 即興曲/ピアノと弦楽のための協奏曲/ピアノ・ソナタ/ピアノのためのインヴェンション/ ピアノ、トランペット、弦楽四重奏、ディジュリドゥと鐘のための「 Genesi di un tema infantile 」 エンリコ・マリア・ポリマンティ(P;*) アンドレア・ノフェリーニ(Vc;#) ファウスト・アンセルモ指揮弦楽o.、ダニーラ・マッシーミ指揮器楽奏者たち | |||
全曲世界初録音。使用楽器:スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハ(*)/トマーソ・バレストリエリ、1759年製作(#)。 | |||
ジュリオ・メルカティ(1971-):宗教的作品集 「 Interrogatorio a Maria 」組曲/合唱とオルガンのための3つのモテット/ ソプラノ、チェロとオルガンのための「エルマ・ビフロンテ(両面彫刻)〜アリアンナとマリア」/ 聖母マリアのアンティフォナによるオルガンのための4つのヴァース/ オルガンのための作品〔3つのオッフェルトリウム/来たり給え、創造主なる聖霊よ〕 ジュリオ・メルカティ(Org)指揮グルッポ・ヴォカーレ・サン・ベルナルド | |||
録音:2018年10月、ルガーノ、スイス。「ワーグナー・オルガン・トランスクリプションズ」(TC-812301)などの録音もあるイタリアのオルガニスト兼作曲家、ジュリオ・メルカティ(1971-)の自作自演集。 | |||
フルート XXI モリコーネ:フルートとnastro magneticoのための「カデンツァ」 カスタルディ:フルートとアドリブ・ピアノのための「カデンツァ・ディンガンノ」 シャリーノ:フルート独奏のための「モルガナ」 / カヴァローネ:フルートアンサンブルのための「ホロス」 シプシュ:フルート独奏のための「ディック・トレイシーと哀れな若者の物語」 ステファン・プロック:フルート独奏のための「Baci sul vento」 マウリチオ・ソテーロ:フルート独奏のための「ア・ロベルト」 ファーニホウ:フルートと管弦楽のための「想像の牢獄2」 ソルビアーティ:フルート独奏のための「イビ・ボーン・ファブリケイター」 ソボルドーニ:無伴奏バス・フルートのための「L 'inaugurazione dell 'eco II」 ジョルジョ・コロンボ・タッカーニ: フルート独奏のための「レストレス・ホワイト」/無伴奏バス・フルートのための「アイレス・ダーク」 ダッロンガーロ:フルート独奏のための「跡」 / コスミ:フルート独奏のための「ゲハルトIII」 マンヌッチ:フルート独奏のための「ソロ」 / カンポヴェルデ:フルート独奏のための「光」 デイヴィスムーン:ピッコロ独奏のための〔 I... 霧/ II... Branches against a withe sky 〕 ヴァレンティーニ:フルート独奏のための「コバルト・ブルー」 ファンティチーニ:コントラバス・フルート独奏のための「アン・ムジル」 サンマルキ:フルートとnastro magneticoによる「ジェズアルドのオマージュ」 ロベルト・ファブリチアーニ(Fl) | |||
録音:2014年9月、アレッツォ、イタリア。イタリア・フルート界の鬼才、ロベルト・ファブリツィアーニが吹く現代作品集。エンニオ・モリコーネ、サルヴァトーレ・シャリーノ、ブライアン・ファーニホウら現代を代表する作曲家たちがファブリチアーニのために書いてきた21曲を収録した充実の2枚組。ファブリチアーニの超絶技巧や特殊奏法も満載。 | |||
フェデリコ・ペロッティ(1993-):オラトリオ「フランカ・ダ・ヴィタルタ」
カルロッタ・コロンボ、アンナ・ピローリ(S) クリスティーナ・カルツォラリ(Ms) レナート・カデル(Br) フェデリコ・ペロッティ指揮コーロ・ヴォクス・シルヴァエ | |||
録音:2018年4月、ピアチェンツァ、イタリア。イタリア、コモのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲とオルガンを学んだピアチェンツァ出身の若手作曲家フェデリコ・ペロッティ(1993-)の壮大なオラトリオ。イタリア、ピアチェンツァ生まれと伝わるイタリアの修道女、フランカ・ダ・ヴィタルタ(1175-1218)を題材とした4部構成のオラトリオであり、作曲だけでなく作詞もペロッティが手掛けている。 |