| SERENADE | ||
| 特別盤〜世界初録音集(ハイライト) 平林直哉著『クラシック名曲初演&初録音事典』(大和[だいわ]書房)発売記念 ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー〜冒頭 ヘスス・マリア・サンローマ(P) アーサー・フィードラー指揮ボストン・プロムナードo. SP=[輸]ビクターM358(1935年録音/41ページ) グリーグ:ピアノ協奏曲〜第1楽章 ヴィルヘルム・バックハウス(P) ランドン・ロナルド指揮新so. SP=[輸]グラモフォン05523(1909年録音/44ページ) サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」〜第2部 ピエロ・コッポラ指揮グラモフォンso. アレクサンダー・セリエル(Org) SP=[輸]ビクターM100(1930年録音/52ページ) R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」〜冒頭 エドゥアルト・メーリケ指揮ベルリン国立歌劇場o. SP=[輸]パーロフォンE10306〜10(1924年録音/71ページ) シューベルト:交響曲第7番「未完成」〜第1楽章 エドゥアルト・メーリケ指揮大so. SP=[輸]オデオン5008〜10(1921年録音/85ページ) シューマン:チェロ協奏曲〜第3楽章 グレゴル・ピアティゴルスキー(Vc) ジョン・バルビローリ指揮LPO SP=ビクターJD353〜5(1934年録音/94ページ) チャイコフスキー:交響曲第5番〜第2楽章 ロマノ・ロマーニ指揮ミラノso. SP=[輸]コロンビア487〜8(1914年ごろ録音/120ページ) ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」〜第4楽章 ランドン・ロナルド指揮ロイヤル・アルバート・ホールo. SP=[輸]HMV D613(1920年ごろ録音/131ページ) ドビュッシー:弦楽四重奏曲〜第2楽章 スペンサー・ダイクSQ SP=[輸]ナショナル・グラモフォニック・ソサエティD〜F(1924年録音/138ページ) バルトーク:弦楽四重奏曲第4番〜第4楽章 ギレーSQ SP=[輸]コンサート・ホール・ソサエティA3(1946年録音/163ページ) フォーレ:レクイエム〜ああ、イエズスよ ギュスターヴ・ブレー指揮バッハ協会o. マルノリー=マルセイラ(S) SP=[輸]グラモフォンW1154〜8(1930年録音/172ページ) プロコフィエフ:「アレクサンドル・ネフスキー」〜第7楽章 ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo.、ウエストミンスターcho. SP=[輸]コロンビアLX8547〜51(1945年録音/218ページ) ベートーヴェン:交響曲第7番〜第4楽章 アルバート・コーツ指揮so. SP=[輸]ビクター55174(1921年録音/225ページ) ベルリオーズ:幻想交響曲〜第4楽章 ルネ=バトン指揮パドゥルーo. SP=[輸]グラモフォンW608〜13(1924年録音/241ページ) モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番〜第1楽章 イエーリ・ダラニ(Vn) スタンリー・チャップル指揮エオリアンo. SP=[輸]ヴォカリオンA0204〜4(1925年ごろ録音/281ページ) ラヴェル:左手のための協奏曲〜第3楽章 ジャクリーヌ・ブランカール(P) シャルル・ミュンシュ指揮パリpo. SP=ポリドールE167〜8(1938年録音/297ページ) | ||
| 「本CDRは『クラシック名曲初演&初録音事典』で取り上げられている世界初録音のオムニバス盤です。これは丸善丸の内本店のイベント用として特別に制作し、そのイベントの来場者のみに配布されました。しかし、イベント終了後、「販売して欲しい」という希望が多数寄せられましたので、今回は本の宣伝ということで、利益を無視して販売することを決定しました。 「このCDRを併せて聴くことによって、『クラシック名曲初演&初録音事典』の面白さが倍増します!!! 各曲の詳細なデータに関しては「クラシック名曲初演&初録音事典」を参照のこと。」 | ||
| 『クラシック名曲初演&初録音事典』(大和書房)発売1周年記念! 特別盤〜世界初録音集(ハイライト)Vol.2 1) バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽〜第2楽章 ハロルド・バーンズ指揮ロサンゼルス室内o. LP=〔輸〕キャピトル L 8048(1949年録音/154ページ) 2) ブルックナー:交響曲第6番〜第3楽章 ヘンリー・スウォボダ指揮ウィーンso. LP=〔輸〕ウェストミンスター WL 5055〜6(1950年録音/204ページ) 3) ベルク:ヴァイオリン協奏曲〜冒頭 ルイス・クラスナー(Vn) アルトゥール・ロジンスキー指揮クリーヴランドo. SP=〔輸〕コロンビア M465(1940年録音/238ページ) 4) ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲 ゲルハルト・プフリューガー指揮ライプツィヒ放送o. LP=〔輸〕オーシャニック OCLP301(1950年録音/236ページ) 5) ブラームス:交響曲第1番〜第2楽章 オスカー・フリート指揮ベルリン国立歌劇場o. LP=〔輸〕パースト・マスターズ PM(1924年頃録音/178ページ) 6) ラヴェル:歌劇「子供と魔法」〜冒頭 ヴィクトル・デ・サーバタ指揮ほか SP=〔輸〕コロンビア LFX784〜9(1948年録音/300ページ) 7) チャイコフスキー:交響曲第4番〜第4楽章 ランドン・ロナルド指揮ロイヤル・アルバート・ホールo. SP=〔輸〕HMV DB1037〜41(1925年録音/119ページ) 8) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番〜第3楽章 ヨーク・ボウエン(P) スタンリー・チャップル指揮エオリアンo. SP=〔輸〕ヴォカリオン A 0237〜40(1925年頃録音/230ページ) 9) モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」〜第4楽章 ビクター・コンサートo. SP=〔輸〕ビクター 17707(1914年頃録音/276ページ) 10) ブルックナー:交響曲第8番〜第4楽章 オイゲン・ヨッフム指揮ハンブルク国立po. SP=〔輸〕ドイツ・グラモフォン LV 68338〜48(1949年録音/207ページ) 11) ベートーヴェン:交響曲第5番〜第2楽章 大オデオン弦楽合奏団 SP=〔輸〕オデオン XX 76153(1910年録音/223ページ) 12) シェーンベルク:浄夜より ユージン・オーマンディ指揮ミネアポリスso. SP=〔輸〕ビクターM207(1934年録音/58ページ) | ||
| 「拙著『クラシック名曲初演&初録音事典』(大和書房)に掲載されている初録音集のハイライト盤(SEDR-0001)を制作したが、これが思いのほか大好評で、ここに第2弾を制作した次第である。以下、第1弾と同様に詳細なデータは本書を参照していただくとして、以下はその補足である。 1)は本書にも記した通り、指揮者もオーケストラも一般的にはほとんど知られていないので、録音史からは全く忘れられた演奏である。モノーラルではあるが当時としては音質も優秀であるし、演奏自体も決して悪くないので、遠からず全曲の復刻が望まれよう。要望があればSEDRシリーズで全曲復刻しても良いと考えている。 2)は本書の原稿を入れた時点で1枚に詰め込んだ再発売のLPしか手に入らず、やむなくそのジャケットを使用した。しかし、その後最初に発売された2枚組をやっと入手した。この初出2枚組は当時としては破格の豪華ジャケットに入ったLPで、第4面にはブルックナーの詩篇第115番、第120番が収録されている。入手したLPはやや状態が悪いが、希少盤ゆえにご容赦願いたい。 3)は初演者クラスナーの演奏である。ダンテのCDが現在廃盤なので、目下のところ全曲を聴く手だてとしてはそのCDか、もしくはLP、SPを手に入れるしかない。 4)のプフリューガーはかつてブルックナーの交響曲第5番などのCDも発売されていた。強烈な個性はないものの、手堅くまとめる手腕はなかなかのもである。この序曲も生き生きとした演奏である。 5)の演奏のオリジナルのSPはいまだかつて現物はおろか、リスト上でも過去に一度も見たことはない。以前、全曲を復刻したいと考え、このパースト・マスターズの原盤制作者に連絡を取ろうとしたが、すでに故人のようであり、調べはつかなかった。このLPのマスター・テープ、あるいは復刻に使用したSP盤はどこに保管されているのだろうか? 6)はSPで聴くと独特の雰囲気があって良い。ただし、本書ではイギリス盤の番号を掲載しながらも、写真はこの復刻に使用したフランス・コロンビア盤のレーベルを使用するという間違いを犯してしまった。 7)のロナルドは最初期に積極的に録音を行った指揮者のひとりである。しかし、伴奏指揮者以上の知名度がないために、この演奏の全曲復刻はかなり難しいかもしれない。この最終面ではいきなり弦楽器のポルタメントが現れるが、この当時はこうした部分でさえも使用していたのでだる。他にもロナルドが録音したブラームスの交響曲第2番(179ページ)もあるが、いまだに入手出来ない。 8)は本書にもあるように、ここではボーウェン自作のカデンツァが使用されている。なお、全曲は最近発売された「ヨーク・ボーウェン全SP録音集」(APR-6007/2CDs)に収録されている。 9)の全曲は随所にわたってカットを施しているが、この第4楽章も例外ではない。最初に録音されたという意外にこれといって特色はないが、こういった機会でなければなかなか聴けないのも事実である。 10)の全曲はCDもあるが、このSP盤の音を聴く機会はあまりないので加えてみた。このLV番号のSP盤は電気再生用のもので、蓄音機では使用出来ない。 11)は全曲の中の第2楽章だけを入手したので加えてみた。本書にも記した通り、これはフリードリヒ・カークなる指揮者の演奏のとのこと。ポルタメント奏法が目立つ。全曲は(ウィング・ディスク WCD-62)で聴くことが出来る。 12)だが、このCDRを制作する際、所持していたSPをかけようとしたら1枚目のふちが欠けていて再生できない状態になっていた。従って、ここでは曲の途中を収録した。当時のミネアポリス響はヨーロッパから移住してきた団員がほとんどのようで、柔らかい音色が特色である。」(平林 直哉) | ||
| SEDR-2001 廃盤/入手不能 |
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と偉大な指揮者たち | |
| ウラニアのエロイカ登場 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1944年12月。言わずと知れた「ウラニアのエロイカ」。今回は米URANIA盤のURLP-7065から直接トランスファーしているため、正真正銘の復刻盤の登場と言える。あまりにも高価なため、一部のマニア・アイテムと化していたウラニア盤の音が甦るとは嬉しいことだ。音質的には、盤起こしに起因するポップ・ノイズや歪み等は仕方がないものの、音質自体は正にクリア。これは体験する価値ありだ。ジャケットもウラニア盤LPを用いてデザインされている。 なお、2004年6月新譜として、当盤をリファインしたGRAND SLAMレーベルのCD盤(GS-2005)が発売されました。一度品切しましたが、2008年9月現在平林氏の元に在庫有りですので、全ての盤を集めたいというマニアの方以外は GRAND SLAN 盤をお勧めします。 。 | ||
| SEDR-2003, SEDR-2004, SEDR-2005, SEDR-2006, SEDR-2007, SEDR-2008, SEDR-2009, SEDR-2010, SEDR-2011, SEDR-2012, SEDR-2013, SEDR-2014, SEDR-2015, SEDR-2016, SEDR-2017, SEDR-2018, SEDR-2019, SEDR-2020, SEDR-2021, SEDR-2022, SEDR-2023 は全点廃盤&入手不能となっています。 | ||
| シューベルト: 交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」(*)/ 「ロザムンデ」序曲D.644(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*)、トリノRAIso.(#) | |
| 録音:1953年8月30日、ザルツブルグ(*)/1952年3月11日、トリノ(#)。 「このディスクに収録されている「ザ・グレート」は、EMIなどからリリースされているものと同一の音源である。よく知られているように、フルトヴェングラーは肺炎のため1952年7月から約五ヶ月弱の間活動を休止し、以来体調は常に不安定だった。残されている録音からも、そういったフルトヴェングラーの好不調の波が感じられるものもあるが、この「ザ・グレート」は最も調子の良かった時の演奏と思われる。この曲には戦前のベルリン・フィルとの荒れ狂ったライヴがあまりにも有名だが、この「ザ・グレート」はそのベルリン・フィルと比較しても激しさという点ではほとんど遜色はない。しかも、この曲で主役となるホルン、クラリネット、オーボエ、チェロなどの音色はまさにウィーン・フィルならではである。一方の「ロザムンデ」序曲の方はそれほど優れた演奏とは言えないが、入手したテープがフルトヴェングラーのイタリアでの記録としては比較的音質が良好だったために、埋め草としてCDR化した。」(平林直哉) | ||
| SEDR-2025 廃盤/入手不能 |
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 | ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
| 録音:1952年11月26日&27日。原盤:HMV ALP-1060。 | ||
| ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調Op.68/ ハイドンの主題による変奏曲Op.56a |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 北西ドイツ放送so. | |
| 録音:1951年10月27日、ハンブルク。 「このディスクは1951年10月27日、フルトヴェングラーが北西ドイツ響(現北ドイツ放送響)に招かれた時のライヴ録音で、当日はこれ以外にブラームスの二重協奏曲が演奏されている。これまでは、この1951年の公演がフルトヴェングラーと同オーケストラの初の公演とされていたが、最近の調査では両者の初の顔合わせは1947年9月22日ということが判明している。面白いのは1947年、1951年共にブラームスの二重協奏曲が演奏されており、ソリストのレーン、トレースターもまた同じであった。その二重協奏曲は2回共に中継放送されたようだが、残念ながらその録音は未だ発見されていない。このディスクに収録されたブラームスは、フルトヴェングラーがベルリン、ウィーンの2つのオーケストラ以外を振った記録の中でも、最も充実したものと言われている。残念ながらこのディスクに使用した音源も他に流布しているものと同様に、一番最後の和音がレベル・ダウンしているが、全体的には当時としてはかなり鮮明な音質で、フルトヴェングラーの特色はかなり明瞭に捉えられるものであろう。」(平林直哉) | ||
| アルトゥーロ・トスカニーニ ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67(*)/ *リハーサル風景(#)* ブラームス:交響曲第2番〜第4楽章(1943)/ ベートーヴェン:「コリオラン」序曲(1944)/ ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」(1950)/ カンタンド、カンタンド(1947)/ レスピーギ:交響詩「ローマの泉」(1950)/ ヴェルディ:歌劇「椿姫」(1946)/ ベートーヴェン:交響曲第9番〜第4楽章(1946) |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBCso. | |
| 録音:1939年2月27日、3月1日&29日、NBC 8Hスタジオ、ニューヨーク(*)/括弧内(#)。Victor 15965/8 (032806/13)より復刻(*)。 ついにSERENADEレーべルからトスカニーニが初登場。RCAのベートーヴェン第5を生々しい音質で。怒濤のリハーサル風景も聴きもの。 「ベートーヴェンの交響曲第5番はSP時代にフルトヴェングラーと双璧と言われた演奏で、それについては今さら説明は不要と思う。この演奏はこれまでにもいくつか復刻盤は出ているが、それらにいささかの物足りなさを感じたために新たに復刻を試みた。実際に復刻してみると、部分的に盤面の難は感じられるものの、全体的な演奏の雰囲気をそれなりにうまく伝えられるものに仕上がっていると思う。 余白の部分にはリハーサル風景、それも指揮者が爆発している部分を抽出して収録した。これを収録したのは以下のような個人的な理由によっている。その昔、私自身はトスカニーニの良さがなぜだかあまりわからなかった。しかし、ある時、このリハーサル(の一部)を聴いて、トスカニーニに対する認識がほとんど一変したのである。この、音楽に対するとてつもなく凄まじい情熱、これこそがトスカニーニの本質ではあるまいか。彼は1867年生まれだから、このリハーサルの時は70歳代の後半から80歳代前半である。あなたの周囲に、このようなエネルギーを持った老人がいるのだろうか!」(平林直哉)。 | ||
| SEDR-2028 廃盤/入手不能 |
偉大な指揮者たち 〜クラウス、セル、ムラヴィンスキー、コンドラシン、スメターチェク、クリュイタンス | |
| SEDR-2029 廃盤/入手不能 |
クナの代表的な「英雄」 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 |
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘンpo. |
| 録音:1953年12月17日、ヘルクレスザール、ミュンヘン。 | ||
| モーツァルト: ピアノ協奏曲第18番 変ロ長調K.456(*)/ ヴァイオリン・ソナタ第39番 ハ長調K.404(#) ピアノ協奏曲第17番 ト長調K.453(+) |
リリー・クラウス(P;*/#) ワルター・ゲール指揮 LPO(*) シモン・ゴールドベルク(Vn;#) エルンスト・ フォン・ドホナーニ(P)指揮 ブダペストpo.(+) | |
| 録音:1938年3月25日&4月13日、ロンドン(*)/1937年4月21日、アビー・ロード第3スタジオ、ロンドン(#)/1928年6月17日(+)。
原盤:Parlophone SW8035/8 (CXE9025-1, 9026-1, 9027-1, 9028-3, 9029-1, 9030-2, 9031-4)(*)/Parlophone SW8035 (CEX8292-1)(#)/Columbia L2215/8 (WAX3790/77)(+)。
Produced by Naoya Hirabayashi Special thanks to Michael H.Gray。2つの協奏曲は世界初録音だったもので、(*)は初CD化となるもの。 ついにSERENADEからピアノの本格的アイテムが登場。これまでもヴァイオリン・ソナタでの伴奏などはあったが、ピアノ・ファンは大いに注目できる。 「協奏曲はともに世界で最初の全曲録音である。もちろん、最初だからといって演奏内容が良いとは限らないが、やはりクラウスの可憐さは一聴の価値があると思う。」(平林 直哉) 「このアルバムには2人のハンガリー出身のピアニストによるモーツァルトが収録されている。リリー・クラウス(1903-1986)の経歴については今さら触れるまでもないが、このパーロフォンによるK.456は私の知る限り、これまではLPの復刻すらなかったものである。ゴールドベルクとのソナタは協奏曲のSPの最終面(4枚組、第8面。使用した盤はオートマチック用[後述])に収録されていたもので、これはすでにCD化されてはいるが、付録として収録した(第3楽章トラック3の3分15秒付近、ピアノの入りが若干不安定だが、これはオリジナル通りで、編集ミスではない)。 エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)はプレスブルグ生まれ。ブダペスト音楽院で学び、ブダペスト・フィルの指揮者、あるいはピアニストとして活躍、第二次大戦後はアメリカに移住、ニューヨークで死去した。作曲家として作品もいくつか知られており、現在活躍中の指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニ(1929-)はエルンストの孫に当たる。ドホナーニの残した録音は非常に少なく、これは彼が優れたピアニストであることを証明する数少ない記録で、同一演奏の復刻盤は過去にはあまり出ていなかった(LP=米Past Masters PM8、CD=Koch Schwann 311136)。 *「オートマチック」とは* SP時代、レコード盤を自動的に入れ替える「オートマチック式」の蓄音機(電蓄?)がありました。私は実際にこの方式の再生装置を見たことがありませんが、恐らくはその昔のジューク・ボックスのようにレコードを入れ替えるものだと思われます。そのため、通常4枚組のSPですと1面の裏が2面、3面の裏が4面というような順序になっていますが、オートマチック盤は第1面の裏が第8面、第2面の裏が第7面・・・という風になっています。そのため、第8面におまけのようにくっついていたヴァイオリン・ソナタは第1面の裏、つまりレコード番号の一番若いものとなるのです。 このオートマチック盤は単にプレスの順序を入れ替えただけで、音質的な違いはありません。ですので、SP時代は全く同じレコード番号でも、普通の順序にプレスされたものと、オートマチック用にプレスされたものの両方が発売されていました。有名な逸話はフルトヴェングラー/VPOの「英雄」の1947年録音です。第2楽章のある面がフルトヴェングラーの遅いテンポのためにギリギリまでカッティングされていましたが、オートマチックの機械では最後までかからないという苦情が寄せられました。そのため、HMVはフルトヴェングラーにその面をテンポを速めて録音するように懇願し、フルトヴェングラーは渋々それに従ったそうです。もちろん、フルトヴェングラーは実際にするとどうしても遅くなってしまうので、プロデューサーは「速く、もっと速く」と言わざるを得なかったそうです。」(平林直哉) | ||
| ゴロワノフ〜SP復刻集 Vol.1、再発売 リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35(*) チャイコフスキー:大序曲「1812年」Op.49(+) バッハ:組曲第3番 BWV.1068〜アリア (**) |
ダヴィド・オイストラフ (Vn;*) ニコライ・ゴロワノフ指揮 ボリショイ劇場o.(*)、 モスクワ放送so.(+)、 ボリショイ劇場ブラス・バンド(+)、 モスクワ放送交響楽団の 10人のチェロ奏者たち(**) | |
| 録音:1947年(*/+)/1945年(**)。メロディアSP盤からの復刻(本体には詳細なマトリックス番号も記載)。 2001年、GRAND SLAMのGS-2003として通常CDで発売されたものの、大評判となって数ヶ月で完売となり、マニアの方から未だに問い合わせの多いこのアイテムが、SERENADEからCD-Rで再発売(同一原盤使用のため、音質は変わりません)。GS-2003を買い逃した方への朗報だ。 *なお、GS-2003に含まれていたハチャトゥリアンの「ガイーヌ」からの〈剣の舞〉〈レズギンカ〉は著作権の関係で今回のSEDR-2031には収録されておりません。ご了承下さい。 「このCDRに含まれる「シェラザード」はゴロワノフ唯一の録音である。この録音セッションには、ゴロワノフと親しかった父アノーソフに連れられて、ロジェストヴェンスキーが録音に立ち会っている。その時、ロジェストヴェンスキーは、ゴロワノフがコンサート・マスターの独奏を気に入らず、「オイストラフを連れて来い!」と叫んだのを目撃している。「1812年」序曲はゴロワノフのお気に入りだったようで、1942年、1947年、1948年、1952年と4回も録音している。1942年の録音のみ未CD化で、1952年盤は2003年に季刊「クラシックプレス」第14号の付録としてCD化されている。コーダの編曲は未聴の1942年盤以外の3種類ともに共通している。バッハはゴロワノフにしては珍しいレパートリーだが、編曲者はゴロワノフ自身か、あるいは当時のオーケストラのチェロ奏者のものなのか、はっきりしたことは不明である。」(平林直哉) オリジナルSPの迫力をそのまま復刻した驚異のサウンド。「シェエラザード」はかつてMULTISONICからアノーソフ指揮と誤認されて発売されたもので、GRAND SLAM盤が「正式」初CD化だった。 「1812年」はDISQUE BOHEME盤(GOLO-01)の前年の録音で、スタジオながらライヴ並みにやりたい放題。 現在でも、「シェエラザード」以外の2曲は当盤(と旧盤)しかCD復刻がなく、これは正にファン必携のアイテムだ。 | ||
| ブルックナー第3、世界初の全曲録音! アントン・ブルックナー(1824-1896): 交響曲第3番 二短調(改訂版) |
ゾルターン・フェケテ指揮 ザルツブルグ・モーツァルテウムo. | |
| 録音:1950年。Source: Remington R199-138。この曲世界初の全曲録音。 「このディスクに収録された演奏は改訂版とはいえ、ブルックナーの交響曲第3番の世界初の全曲録音である。SP時代、ブルックナーの作品自体は認知度が低く、しかも片面が4分強しか収録出来ないSP盤にとって、ブルックナーの交響曲はレコード会社にとっては決して魅力的なものとは言えなかったが、それでもこの時代に第4番、第5番、第7番、第9番のそれぞれ全曲録音が行われていた。この交響曲第3番は1928年にアントン・コンラート Anton Konrath がHMVに第3楽章のみを収録しただけで、SP時代に全曲録音は行われなかった。しかし、1953年頃、このディスクのフェケテ指揮のものと、Allegro-Royaleレーベルのゲルト・ルバーン Gerd Rubahn指揮、ベルリン交響楽団(番号:1579)の2種の全曲LPが登場した。このルバーンは長くヤッシャ・ホーレンシュタインの偽名ではないかと言われていたが、ドイツのLP研究家E.ルンペ氏の調査によると、このルバーン盤の正体は1952年3月2日、3日、ベルリンのティタニア・パラストにおけるレオポルト・ルートヴィヒ指揮、ベルリン・フィルによるこの曲の第2版の世界初演の記録であるという。 この調査により、フェケテ盤が最初の全曲盤と確定出来たわけだが、このフェケテ盤には妙な現象が起こっていた。このフェケテ盤はおそらく最初にコンサート・ホール・ソサエティ(CHS-1065)から発売され、のちにレミントン(R199-138)からも発売されている。ところが、このコンサート・ホール盤のLPは、第3楽章がトリオで終わっており、繰り返しのスケルツォが欠落しているのである。レミントン盤の方は繰り返しのスケルツォが楽譜通りに入っているが、コンサート・ホール盤を作った時、トリオが終わってからパウゼがあるので、ここで第3楽章が終わったのだと勘違いしてカッティングされたと想像される。 ゾルターン・フェケテ(1909-1968?)はブダペスト生まれ。フランツ・リスト音楽院卒業。1937年にアメリカに移住し、主にニューヨークで活躍。戦後はヨーロッパでも活躍し、マーラーやブルックナーの交響曲を積極的に指揮するほか、グルックやヘンデルの研究でも知られている。」 平林氏のコメントより「この交響曲の最初の全曲録音である。当時はまだ原典版は出版されていなかったので、使用楽譜は改訂版である。フェケテ、この名前を知っている人はほとんどいないだろう。でも、演奏はとてもおおらかで味がある。この当時のレミントン盤は状態の良いものがなく、このCDRを制作するために私は3枚も買った。その3枚目がようやく復刻に耐えうる状態だった。」(平林 直哉) #当初、廃盤になるとされていましたが、「全くのミスでした。3月(カデンツァ注:2008年)刊行の拙著『クラシック名曲初演&初録音事典』(大和書房)の中に取り上げていますので、発売を継続します。」と平林氏からご連絡を頂きました。 | ||
| かつてフルトヴェングラーではないかと噂された シュライバー指揮の「英雄」! ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 |
フリッツ・シュライバー指揮 ドレスデン国立so. | |
| 録音:1954年頃?。Source: Allegro (U.K.) ALL 701。Special thanks to Shintaro Yoshii。 「かつて初期LP時代にはゲルト・ルバーン、カール・リスト、エリック・シルヴァー、カール・ブランドなど、架空の演奏者による名曲盤が大量に発売されたことがあった。その中のいくつかは正体が判明しているが、大半は依然、謎のままである。このフリッツ・シュライバー指揮の『英雄』は、かつて『戦時中のフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルの録音ではないか?』と噂されたものである。事の発端はイギリス・フルトヴェングラー協会の会長であり、ユニコーン・シリーズの仕掛け人でもあったポール・ミンチン氏が同協会の会報でこのシュライバーの演奏に触れたことによるものらしい。しかし、お聴きのようにこのシュライバー盤の解釈はフルトヴェングラーとは似ても似つかぬものである。その後、この演奏についてはカラヤン、コンヴィチュニー、カイルベルトらの説が流れたが、確定はされていない。なお、このCDRはイギリス・アレグロ盤から復刻したものだが、アメリカ・アレグロ(番号は3113 / 1954年頃発売?)とは中身が違うとの情報もある。さらに驚くことに、このシュライバー指揮、ドレスデン盤はイギリス・ピックウィックよりCD化されていたのである(SMC61)。しかも、このSMC61は明らかにステレオ録音であり、かつて流布していた演奏、つまりこのディスクのものとは全くの別演奏なのである。これにより、このシュライバー盤の謎は、いっそう深まったとも言えよう。」(平林直哉) *おことわり この演奏は架空の指揮者、団体による演奏で、かつてはフルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルの戦時中の録音ではないかと噂されたものです。現在では非フルトヴェングラーの演奏とされていますが、実体はいまだに明らかにされていません。また、原盤には音ゆれや種々のノイズが混入しています。 | ||
| SEDR-2034 廃盤/入手不能 |
初CD化あり、ブルーノ・ワルター・コンダクツ アントン・ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(原典版)(*) リヒャルト・ワーグナー: 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 〜徒弟たちの踊りと名歌手の入場(#)/ 楽劇「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインへの旅(+) リヒャルト・シュトラウス: 楽劇「サロメ」〜7つのヴェールの踊り(**) |
ブルーノ・ワルター指揮 VPO(*)、ブリティッシュso.(#/+)、 BPO(**) |
| 録音:1953年8月20日、フェストシュピールハウス、ザルツブルク、ライヴ(*)/1932年5月(#)/1932年4月(+)/1930年2月14日、ベートーヴェンザール、ベルリン(**)。 | ||
| フルトヴェングラーとヴァイオリニストたち ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61(*) メンデススゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調Op.64(#) |
ジークフリート・ボリース(Vn;*) フリッツ・リーガー指揮(*) ミュンヘンpo.(*) ユーディ・メニューイン(Vn;#) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮(#) BPO(#) | |
| 録音:不詳(1955年頃?)(*)/1952年5月26日、イエス・キリスト教会、ベルリン(#)。Source: Club European du Disque (France) CED 1113 (*) / HMV (U.K.) ALP 1135 (#)。Reissue Producer: Naoya Hirabayashi 「ジークフリート・ボリース(1912-1980)はミュンスター生まれ。15歳からソロ活動をし、のちにフルトヴェングラーに認められてベルリン・フィルの首席コンサートマスターに就任し(コンサートマスター在籍期間は1933-1941、1946-1954)、同楽団を1961年に退任している。ベルリン高等音楽院で教鞭をとり、ピアノ三重奏などの室内楽の活動も行っていた。 このベートーヴェンはドイツ・オペラ・レーベル(1113)で出たものが初出と思われる。おそらくは1955年から1956年頃の録音と推定されるが、"100 Jahre Muncher Philharmoniker" (Alois Knurr Verlag) の中のディスコグラフィにも録音データが欠落しており、その他あれこれと調査をしたが、結局は詳細については判明しなかった(ご存知の方はご教示願いたい)。なお、今さら言うまでもないが、ボリースの弾いている映像は「フルトヴェングラーと巨匠たち」(ドリームライフ)で観ることが出来る。また、ボリースの未復刻の大曲としてはブルッフのヴァイオリン協奏曲がある(エレクトローラのSP)。 フリッツ・リーガー(1910-1978)はボヘミア生まれ。プラハ音楽院でセルに学ぶ。1946年から1967年までミュンヘン・フィルの音楽監督を務め、その後はメルボルン交響楽団の首席指揮者も務めた。ハイドンの交響曲第92、93番(マーキュリー)、シューベルトの「未完成」(アリオラ・オイロディスク)、バッハの管弦楽組曲第2、3番、ラロのスペイン交響曲(ギンペル、以上DG)などがある。 メニューインとのメンデルスゾーンについては特につけ加えることはないが、メニューインとフルトヴェングラーはベルリン・フィルの定期公演で1952年5月24日から3日間連続で共演している。初日の24日はこのディスクのホ短調の協奏曲、そして25日は同じくメンデルスゾーンのニ短調の協奏曲、そして3日目の26日はベートーヴェンの協奏曲がそれぞれ演奏されている。この録音はその3日目の本番前のセッションだが、なかなか過密なスケジュールだったようだ。」(平林 直哉) | ||
| 多くのリクエストに答えての再登場、 クナッパーツブッシュ、1953年の「ブラ4」再発売 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調Op.98 |
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ケルン放送so. | |
| 録音:1953年5月8日。旧SEDR-2019(廃盤)からTAHRAなどで出ている1950年の「くるみ割り人形」を省いた物。 「クナッパーツブッシュの演奏の中でも特に個性的なものとして知られているが、これまで発売されたLP、CD等は音質が今ひとつでああり、その真価を堪能するまでにはいたらなかったように思う。ところが最近(カデンツァ注:SEDR-2019発売時)入手したテープは状態がかなり良く、ごく一部に音のカスレや揺れ、または小さな音で別の音楽が聴こえてくる部分(第1楽章の後半部分など)もあるが、全体的には十分に鑑賞に堪えうると判断し、CDR化を決断した次第である。この演奏は初出以来1957年と明記されていたため、いまだに1957年と記されたCD等があるが、1957年のこの曲の演奏は存在しない。クナはブラームスの交響曲第3番を得意とし、現在では戦前から最晩年にいたる7種類もの録音が確認されているが、この第4番のライヴもあと1、2種類程度は揃って欲しいものである。ちなみに、クナのブラームスの交響曲では一番演奏回数の少ないのは交響曲第1番で、これは1940年代を最後に、彼のレパートリーからは脱落してしまっている。」(平林直哉) この音質は正に特筆物で録音年の平均をはるかに越えており、1960年代中ごろの物といっても通りそうだ。低音から高音まで非常にバランスよく収録されている上、強奏時の歪みもほとんど無く、クナッパーツブッシュのライヴの中ではもっとも音的条件が良いものの一つになったと言えるだろう。 | ||
| SEDR-2037 廃盤/入手不能 |
再発売、ブッシュ&ティボー ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調Op.24「春」(*)/ ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調Op.47「クロイツェル」(#)/ ロマンス第2番 ヘ長調Op.50(+) バッハ(ヴィルヘルミ編):G線上のアリア(**) |
アドルフ・ブッシュ(Vn;*) ルドルフ・ゼルキン(P;*) ジャック・ティボー(Vn;#/+/**) アルフレッド・コルトー(P;#) ハロルド・ クラクストン(P;+/**) |
| 録音:1933年5月17日、ロンドン(*)/1929年5月27日&28日(#)/1925年11月25日(+)/1927年2月14日(**)。 | ||
| ロシア史上初の第9、ロシア語による歌唱 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」 |
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S) ニーナ・ポスタフニチェーワ(Ms) ヴラディミール・イワノフスキー(T) イワン・ペトロフ(B) アレクサンドル・ガウク指揮 モスクワ放送so.、 ソビエト国立アカデミーcho. | |
| 録音:1952年。Source: Melodiya ND 03652/4。制作:平林 直哉。Specail thanks to Michael H. Gray 「このディスクの演奏は、公式録音としてはロシア史上初めての第9の録音である。第4楽章はロシア語の歌唱だが、過去にはこの第4楽章のみがCD化されたこともあるが、全曲のデジタル化は世界初である。ガウクの指揮はテンポこそ大きく揺れたりはしないが、オーケストラが本来持つ独特の音色が随所に顔を出している。また、響きにより厚みや輝かしさを持たせるために、たとえば第2楽章にはっきりと聴き取れるように、全曲に渡ってオーケストレーションをかなり変更しているのも特色である。 ガウク(1893-1963)はオデッサ生まれ。ペトログラード音楽院でチェレプニンとグラズノフに師事。レニングラード音楽院ではあのムラヴィンスキーにも教えている。ソビエト国立交響楽団、モスクワ放送交響楽団の音楽監督を務め、モスクワ音楽院で教鞭をとった。録音はロシア物を中心に多量に行っており、リヒテル、ネイガウス、ギレリス、コーガン、オイストラフなどのソリストの伴奏を行ったものも多い。 ヴィシネフスカヤ(1926-)はレニングラード生まれのソプラノ歌手だが、世界的なチェリスト、ロストロポーヴィチ夫人としても有名。 1952年にボリショイ劇場の専属歌手となり、ロシア・オペラはむろんのこと、ヴェルディも得意とし、オラトリオや歌曲でも活躍した。ペトロフ(1920-)はロシアを代表するバス歌手で、ムラヴィンスキー指揮のショスタコーヴィチの「森の歌」のレコードでも有名。1959年、初来日。他の2人の歌手の経歴は不明。なお、合唱指揮はアレクサンドル・スヴェシニコフ。」(平林 直哉) おことわり:このCDRはLPより復刻しており、LP特有のノイズが混入します。 | ||
| 人気のカリンニコフの交響曲第1番、 モノーラル期のローカル色豊かな演奏で グラズノフともども世界初 CD (-R) 化! ワシリー・カリンニコフ(1866-1901): 交響曲第1番 ト短調(*) アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936): 演奏会用ワルツ第1番Op.47(#)/ 演奏会用ワルツ第2番Op.51(#)/ 抒情的な詩Op.12(+) |
ナタン・ラフリン指揮(*) サミュエル・ サモスード指揮(#/+) モスクワ放送so.(*/#) ボリショイ劇場o.(+) | |
| 録音:1952年(*)/1956年(#)。Source: Westminster WL5136 (*) / Melodiya 33ND3370/71 (#/+)。共に世界初CDフォーマット化となる稀少録音。 「カリンニコフの交響曲第1番は20代でこの世を去った作曲家の代表作で、1894年から翌年にかけて書かれ、1898年2月8日、キエフにてアレクサンドル・ヴィノグラドスキーAlexander Vinogradsky (1855-1912)の指揮で初演 された。この交響曲はCD時代になってからスヴェトラーノフ、ドゥダロワ、ヤルヴィ、クチャルなどの指揮者の演奏が流布するにつれ、急速に人気が高まった作品のひとつである。ここに初めてデジタル化されたラフリン盤はオリジナルはメロディア録音(D0385/6, 022338/47)だが、このCDRではウェストミンスターがメロディア音源をライセンス発売していたLPを復刻に使用している。ラフリンの指揮は何と言ってもそのむせ返るようなロシア色が魅力的である。たとえば第3楽章のトリオなど、実に田舎風だ。だが、聴きものは第4楽章だろうか。この楽章はスヴェトラーノフが7分54秒に対し、このラフリンは10分45秒と3分弱の差があり、非常に遅い。しかも、遅いだけではなく途中でガクンと減速したり、コーダはいっそうテンポが落ち、それに加えて金管楽器が咆哮するなど、それはまさに“ロシアのクナッパーツブッシュ”と言っても良かろう。また、スコアにはないシンバルを追加している点にも注目したい。 ラフリン(1905-1979)はウクライナ国立交響楽団、ソビエト国立交響楽団などの指揮者を歴任したが、ショスタコーヴィチの交響曲第11番を初演した指揮者としても知られている。サモスード(1884-1964)は最初チェリストとして活躍し、一時はカザルスにも師事していた。のちに指揮者に転向し、マリンスキー劇場、ボリショイ劇場の指揮者として活躍した。彼もまたショスタコーヴィチの歌劇「鼻」を始め、プロコフィエフなどの作品を数多く初演している。」(平林 直哉) *おことわり:LP、SPよりの復刻のため、盤面に起因するノイズが混入しています。 | ||
| 久々の発売、お待たせの 当レーベルからの ゴロワノフ Vol.2 冒頭からあの強烈なパワーが爆発! グラズノフは3曲とも世界初 CD (-R) 化! アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936): 祝典序曲Op.73 (*)/バラードOp.78 (#)/ 交響詩「ステンカ・ラージン」Op.13(+) ベートーヴェン(1770-1826): 交響曲第1番 ハ長調Op.21(**) |
ニコライ・ゴロワノフ指揮 モスクワ放送so. | |
| 録音:1951年(*/#)/1947年(+)/1948年(**)。Source: Melodiya C10-14667 (*) / Melodiya 33D-025856(a) (#) / Old Melodiya D-516/7 (+)/ Melodiya D-012713 (**)。 SEDR-2031(1947年の「シェヘラザード」&「1812年」/他」に続く、当レーベルからのゴロワノフ第2弾は、異色の演奏として知られ、久々の復活となるベートーヴェンと、3曲ともに世界初CDフォーマット化となるグラズノフ。 「CD-Rでゴロワノフの第1巻を発売して以来、ずいぶんと時間が経過してようやく第2巻にたどりついた。まず、このディスクのグラズノフ3曲は初のデジタル化である。この中で最初の2曲である祝典序曲、バラードは演奏内容、および使用原盤ともに全く問題がないと思う。しかしながら、SP 盤(78回転)から復刻した「ステンカ・ラージン」は残念ながら盤の状態に難がある。これに替わる盤を過去15年近く探していたが、とうとう巡り会うことはなかった。今回ディスク化するにあたってこの「ステンカ・ラージン」は予定には入れていなかったが、改めて聴き直し、その個性的な表現を考慮して最終的には加えることにした。希少性ゆえにご容赦を願う次第である。 一方のベートーヴェンは私が知る限り、1995年10月にキングレコードがCD化(KICC-2396)して以来、久しく市場からは消えていたように思う。ロシアの指揮者のベートーヴェンということで、CDD化される機会がなかったようだ。だが、演奏は知る人ぞ知る怪演奏である。宇野功芳氏はこの演奏について「教養がない演奏」と述べているが、これは教養とは無関係と思う。むろん、これを聴いて共感よりも嫌悪を感じる人の方が一般的には多いに違いないが、これはまぎれもなくゴロワノフ独自のものである。このベートーヴェンは復刻に際して3枚の LP を入手した。最初は古い 25 cm の LP だったが、これはノイズがあまりにも多く、使用には不向きだった。2番めに手に入れた 30 cm の LP LPはかなり状態が良く、これでいったんは作業を進めた。だが、その直後、都内某所でより状態の良い LP を発見し、やや高額ではあったがその LP を入手、それを使用して作業をやり直した。」(平林 直哉) *おことわり:LP、SPよりの復刻のため、盤面に起因するノイズが混入しています。 | ||
| 知る人ぞ知る、フリートの怪奇演奏集 「幻想交響曲」と「アイネクライネ」 ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲Op.14a (*) モーツァルト(1756-1791): セレナード第13番 ト長調K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(#) |
オスカー・フリート指揮(*/#) ソビエト国立so.(*)、 ベルリン国立歌劇場o.(#) | |
| 録音:1937年、モスクワ(*)/1928年、ベルリン(#)。Source: Eurodisc (Germay) 88329 XAK (*) / Polydor (Germany) 66669/70 (322be, 468be, 324/325be) (#)。 「オスカー・フリート(1871-1941)はラッパ吹き込みの時代にマーラーの交響曲第2番「復活」、ブラームスの同第1番、ブルックナーの同第7番、R.シュトラウスのアルプス交響曲などの大曲を録音した指揮者として知られているが、残された録音の大半が1920年代であるためか、一般的な認知度は決して高くはない。しかし、この幻想交響曲のように埋もれさせるには惜しい録音がいくつかある。これは旧ソ連にて1937年に光学式フィルムに録音されたもので(この時、併行してチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」も収録された)、以前BMG/メロディアから発売が計画されたが実現はせず、一度だけ仏ダンテよりCD化( LYS 280;廃盤)されただけである。まず、第1楽章の冒頭、何という遅さであろうか。このまったりと遅いテンポは主題が提示されて以降、やっと普通に戻る。その他の楽章では同じく第4楽章の冒頭が印象的だ。これまた極端に遅く、その遅さも一度取り戻されてから、また急に速くなるのも奇妙である。そのあとに出てくる大きなリタルダンドも時代がかっている。第3楽章にも急に速くなる箇所もあるし、第5楽章の重苦しい気分も独特である。このような一種奇怪な表現は、フリートが私淑していたマーラーの影響も十分に考えられる。なお、復刻に使用したLPはピッチが極端に低かったので、修正してCDR化している。SP録音であるモーツァルトも異色である。リズムは沈んだように重く、表情も固くこわばった感じである。また、第4楽章の冒頭を短前打音のように短く処理し、これを一貫させている例も珍しいのではなかろうか。 フリートはベルリン生まれ。フンパーディンクとシャルウェンカに師事、ホルン奏者として活躍する一方で自作も披露した。犬のブリーダーとしても知られていた。マーラーと親交を持ち、そのマーラーの御前で交響曲第2番「復活」を振ったり、若きクレンペラーの練習も手助けした。ベルリンでブリュトナー管弦楽団等を指揮し、1920年にウィーンでマーラーの交響曲全曲を振っている。1936年、アメリカを経て旧ソ連に移住、トビリシ劇場やソビエト国立交響楽団などを振っていた。1940年、旧ソ連の市民権を得るが、その翌年に謎の死を遂げている。なお、レーニンはこのフリートの演奏がお気に入りだったと言われている。また、Oskar Fried "A Forgotten conductor"(米ミュージック&アーツ MUA-1167 )にはディスコグラフィが掲載されている。」(平林 直哉) *おことわり:LP、SPよりの復刻のため、盤面に起因するノイズが混入しています。 なお、GRAND SLAMのCD番号も2000番台なので、混乱を避けるために当盤以降、この SERENADE レーベルは5000番台に変更となったとの事。 | ||
| ポール・パレー、もうひとつの スタジオ録音「幻想交響曲」、 世界初CDフォーマット化 エクトル・ベルリオーズ(1803-1869): 幻想交響曲 Op.14 (*) モーリス・ラヴェル(1875-1937): ラ・ヴァルス (#) ガブリエル・フォーレ(1845-1924): パヴァーヌ Op.50 (#) |
ポール・パレー指揮 コンセール・コロンヌo.(*)、 デトロイトso.(#) | |
| 録音:1950年12月4日&6日、サル・プレイエル、パリ(*)/1953年12月7日、旧 オーケストラ・ホール、デトロイト(#)。Source: Vox (U.S.A.) PL 6950 (*) / Mercury (U.S.A.) MG 50029 (#)。 これは珍しい、パレーの幻想交響曲第1回録音、平林氏が下記でも触れられている JOHN HUNT のディスコグラフィによれば、LP でもたった1度しか発売されたことがないようで、稀少極まりない演奏。は、戦前には併録の2曲と併せ世界初CD-R化! なお、パレーによる幻想交響曲は、他にCD-R使用の VIBRATOから、ストラスブール放送響との1973年ライヴが発売されている(VLL-131)。 パレーの交響曲録音と言うのは、後年に残した多くの MERCURY 録音からすると、その初期には意外な程少なく、アメリカへ渡った1952年以前(MERCURYへの録音は1953年から)には今回の「幻想」を除くと、1934年(1945年とする JOHN HUNTのディスコグラフィは誤りのようだ)のベートーヴェン「田園」があるのみ。これは SP のみで、LPにすらなっていない模様で、(*)がパレーによる「交響曲」ジャンルの最初期録音であることは注目しても良いだろう。 「パレーの幻想交響曲といえば1959年にデトロイト交響楽団を振ってマーキュリーに入れたステレオ録音が非常に有名である。一般的にはこの録音が唯一ものと思われているが、実はコンセール・コロンヌ管弦楽団を振ったモノーラル録音も存在するのである。この LP の録音データはマイケル・グレイ氏より提供されたものによると1950年12月4日、6日、パリのサル・プレイエルでの収録で、5日にはセッションがなかったらしい。ジャケットにも“Copyright 1951 by Vox Productions, Inc”とあり、録音年とつじつまが合うのでこの CD-R もグレイ氏のデータを採用した。また、レーベルには "A Polydor Recording" 、 "Rec. in France" と記されているが、フランス・ポリドールから発売された形跡はない。John Hunt のディスコグラフィ "A Gallic Trio" (Charles Munch, Paul Paray, Pierre Monteux) には『 1946-1947年、パリ 』とあるが、同書が何を根拠にこのように記したかは不明であるし、ジャケットのCopyrightの1951年という表示とも食い違うので、これは誤りであると思う。また、音をお聴きになればおわかりのように、これはSPやアセテート等の録音ではなく、明らかにテープで収録されたものである。レンジの狭いモノーラル録音ゆえにオーディオ的な快感には乏しいが、デトロイト盤よりもいっそう若々しく張りのある演奏であり、いかにも明るくしゃれた味わいを持つオーケストラの音色も聴きものである。 ラヴェルとフォーレはマーキュリーの LP より復刻したもので、この LP にはフランクの「プシュケ」が収録されている。LPの解説には「指揮台の上15フィート(約7.6メートル)につるされた1本のマイクで収録し、セッション中オーケストラは通常の演奏会と同じ位置に着席していた」とある。特にラヴェルはマーキュリーの鮮明な音質とパレーの輪郭をくっきりと描いた解釈とで、非常に冴えた音がしていると思う。」(平林 直哉) | ||
| ムラヴィンスキー 1956年、 DG録音の「チャイ5」が初期盤から! チャイコフスキー(1840-1893): 交響曲第5番 ホ短調Op.64 |
エフゲニー・ ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
| 録音:1956年6月、コンツェルトハウス大ホール、ウィーン。ソース: Deutsche Grammophon (Germany) LPM 18333 。 「1956年4月から5月にかけてムラヴィンスキーとレニングラード・フィルはドイツ、スイス、オーストリアに演奏旅行に出かけた。その最後の訪問地であるウィーンでこの交響曲第5番を含む後期3大交響曲がドイツ・グラモフォンによって録音されたが、なぜか第4番のみ同行したザンデルリンクが指揮を担当した。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1960年秋にヨーロッパ公演を行い、その際には同じくドイツ・グラモフォンによって後期3大交響曲の全てがムラヴィンスキーによってステレオ録音された。3曲ともムラヴィンスキーの指揮であり、しかもステレオ録音となると、このモノーラル盤は商品価値が低いとみなされ、その後長くカタログから消え、ようやく復活したのはCD時代になってからである。この録音は発売された当初から音質に難があるとされていた。しかし、当時の録音特性を調査し、それを元に注意深くリマスタリングを行った結果、かなり聴きやすい音質を得ることが出来た。もちろん、元々のややこもり気味な傾向はそれほど変わりはないが、弦楽器は思った以上に艶やかに鳴り響き、金管楽器の腰の強い輝きにも改めて感心した次第である。 このドイツ・グラモフォンのムラヴィンスキーの録音についてはほとんど何も伝えられていない。わずかに知られていることと言えば、たとえばステレオ録音の際にはムラヴィンスキーが終生貫き通したオーケストラの古い配置が、恐らくは録音技師の要請によって変えられたことである。もうひとつは、ステレオによる後期3大交響曲集が完成して以来、ドイツ・グラモフォンはムラヴィンスキーに対して交響曲第1番から第3番の3曲を録音し、チャイコフスキーの交響曲全集を完成させるように何度も要請していたことである。」(平林 直哉) | ||
| ポール・パレー唯一の「ブラ4」と モノラルのワーグナー、 ほぼ初CDフォーマット化 ブラームス(1833-1897): 交響曲第4番 ホ短調Op.98 (*) ワーグナー:(1813-1883): 歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲(#)/ 楽劇「ニュールンベルクの マイスタージンガー」第1幕前奏曲(#)/ 歌劇「タンホイザー」序曲(#)/ 楽劇「ワルキューレ」 〜ワルキューレの騎行(#) |
ポール・パレー指揮 デトロイトso. | |
| 録音:1955年3月26日(*)/1953年2月13日-20日(#)、以上、旧 オーケストラ・ホール、デトロイト。ソース: Mercury (U.S.A.) MG 50057 (*) / Mercury (U.S.A.) MG 50021 (#)。 「ブラームス、ワーグナーともに非常に良い演奏だと思います。」と平林氏。 「パレーがマーキュリーに録音したワーグナーの管弦楽曲集は、すべて最初にモノーラルで発売されている。しかし、その中でステレオで収録されたものはのちにステレオLPで発売され、さらにこのステレオ録音はCD化もされた。しかしながら、モノーラルで録音された方はある時期以降は全く再発売されていない。もちろん、ステレオとモノーラルでは大きく違うわけだが、モノーラルの方の演奏内容が著しく落ちるということではない。それどころか、この男性的な迫力に満ち、きりりと引き締まった冴えた音を聴いていると、CD-R化して良かったと心底思う。」 ブラームスの方は唯一の正規録音で、目下のところパレーのブラームスを聴こうとすればこれしかない。この演奏はかつてアメリカでプライヴェートCD-R盤が発売されたが、このCDRはなぜかアメリカ以外には出荷しないので、国内では事実上初CD-R化となる。演奏はワーグナー同様、端正で力強いが、第4楽章をはじめ、意外にテンポが揺れる場面も少なくない。なお、第2楽章の7分30秒付近では音が歪むが、これはオリジナル通りである。」(平林 直哉) | ||
| チェリビダッケの芸術〜 ベートーヴェン、ベルリオーズ ベートーヴェン(1770-1827): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61(*)/ 「エグモント」序曲 Op.84 (#) ベルリオーズ(1803-1869): 序曲「宗教裁判官」Op.3 (+) |
ヴォルフガング・ シュナイダーハン(Vn;*) セルジュ・ チェリビダッケ指揮(*/#/+) ローマ放送o. (*)、 BPO (#)、 ベルリン放送so. (+) | |
| 録音:1954年1月30日、ローマ(*)/1951年、ベルリン(#/+)。ソース: Electrecord (Rumania) ELE 02957 (*) / Period (U.S.A.) SPL 716 (Soundtrack from the film "Botschafter der Musik") (#)/ Urania (U.S.A.) URLP 7024 (+)。 「このCD-Rは若きチェリビダッケの珍しい録音を集めたものである。協奏曲は伴奏とはいえその若々しさのみなぎる表現は聴きものであろう。指揮者の気迫に押されたのか、シュナイダーハンも実に訴求力の強い演奏を繰り広げている。また、シュナイダーハンは1953年の録音(ケンペン、フルトヴェングラー)ではヨアヒムのカデンツァを、そして後年のヨッフムとの録音(1959、62年、DG)ではベートーヴェン自身のものを独自に編曲したカデンツァをそれぞれ使用しているが、この演奏では珍しくヨアヒムのものを弾いている。復刻に使用したエレクトレコードはメロドラム(MEL 201)からのライセンス契約盤のようだが、そのメロドラムのLPよりも聴きやすいとの説もある(ただし、このエレクトレコードは録音年が1956年と誤記されている)。 『エグモント』序曲は有名な映画『フルトヴェングラーと巨匠たち(原題〔音楽の使者たち〕』のサウンドトラックである。フィルムの音声なのでもともと音質は良くないが、それでも初出LPの重量プレスから復刻した音質は予想以上に聴きごたえがあり、当時のチェリの凄さを偲ぶのに十分である。ベルリオーズは目下のところチェリのディスコグラフィでは唯一のもの。たいへんに貴重であると同時に、演奏も素晴らしい。」(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー、チェトラ LP 復刻 1951年1月7日ウィーンでの「合唱」 ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」 |
イルムガルト・ゼーフリート(S) ロゼッテ・アンダイ(A) ユリウス・パツァーク(T) オットー・エーデルマン(B) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO、 ウィーン・ ジングアカデミーcho. | |
| 録音:1951年1月7日、Grossersaal, Musikverein, Vienna 。ソース: Fonit Cetra (Italy) FE 33 。Reissue Prodecuer: Naoya Hirabayashi 。近年では、DELTA CLASSICS から発売された演奏(DCCA-0019)だが、当盤は後発となるだけに音質には期待大! 「その昔、日本の絵画の価値を最初に認めたのが外国人であったのと同じく、フルトヴェングラーの放送録音の価値を見出し、それらを積極的に世に送り出したがったのはヨーロッパ大陸以外の人々だった。たとえば、旧ソ連メロディアのフルトヴェングラーのLPが初めて雑誌に紹介されたのはアメリカの『ハイ・フィデリティ』誌だった。そして、それらのソ連盤LPを世界中に流布させたのはイギリスのレコード・ハンター社だった。このソ連盤発掘は世界中に衝撃を巻き起こし、その後はアメリカではワルター協会が、そしてやや遅れてイタリアのレーベル、フォニット・チェトラもフルトヴェングラーの録音を精力的に発売した。これらのレーベルは現在では非正規盤という位置付けがなされ、そのレーベルから発売されたLPはもはや過去の遺物ともみなされている。しかしながら、今になってこれらのLPを冷静になって聴いてみると、近年発売されているCDよりも聴きやすいと感じるものは決して少なくない。特にフォニット・チェトラが発売したFE番号のシリーズは音質の明瞭なものが多く、しかも盤質も非常に安定しており、高く評価する人も多い。そこで、この Serenade レーベルではそうしたフルトヴェングラーのLP起こしを継続的に行ってみたいと思った次第である。 この第9公演は1951年1月6日、7日、8日の三日間行われたが、当ディスクの演奏はその2日めのものとされるものである。この公演の前後にはHMVのチャイコフスキーの交響曲第4番の収録も併行して行われており、特に8日には第9の本番とチャイコフスキーのセッションとの両方が行われている(Grand Slam GS-2014の解説参照)。この第9は特に逸話などが知られていないためか、フルトヴェングラーのディスクの中ではそれほど話題にはならないが、改めて聴き直してその気力の充実した表現に魅了されたしだいである。」(平林 直哉) | ||
| クナッパーツブッシュ、 廃盤となっていた1944年の「ブラ3」が復活、 併せて1949年の「ジークフリート牧歌」が初CD(-R)化!! ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調Op.90(*) ワーグナー:ジークフリート牧歌(#) |
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 BPO (*)、VPO(#) | |
| 録音:1944年9月9日、バーデン=バーデン(*)/1949年8月30日、祝祭大劇場、ザルツブルク(#)。ソース: Melodiya (U.S.S.R) D 06429/30 (*) / Melodram (Italy) MEL 711 (#)。 2003年に発売されたSEDR-2020(廃盤)に替わり、クナッパーツブッシュのブラームス第3が別の LP (とはいえ同じくメロディア盤)を使用して再発売。ジークフリート牧歌は初CD(-R)化! 「この演奏と同じブラームスの交響曲第3番を含むSEDR-2020(2003年発売)は原盤提供者との契約ですでに廃盤となっている。その時に復刻に使用したLP(カデンツァ注: 33M10-41175/78 )はブラームスの交響曲第3番とブルックナーの同第4番「ロマンティック」を2枚に詰め込んだものだったが、今回復刻したブラームスは、ゆったりとLP1枚両面にカッティングしたものを使用している。音質はSEDR-2020と比較して演奏の印象を大きく変えるほどの違いがあるとは言えないものの、やはり36分程度の曲をLP1枚両面にカッティングしたこのディスクの方がゆとりが感じられる。 このブラームスがクナお気に入りの作品だとすれば、このジークフリート牧歌もまた彼がこよなく愛したものだった。吉田光司著『クナッパーツブッシュ・ディスコグラフィ』(キングインターナショナル)によると、この曲の録音はこれまで7種類が知られているが、このディスクに収められた演奏は目下のところ最古のもとして知られている。しかも、この演奏は世界初CDR化である。この日は周知の通りブルックナーの交響曲第7番が演奏されているが、ジークフリート牧歌は編成が小さいせいか非常に鮮明に収録されていたことは幸いだった。」(平林 直哉) | ||
| SEDR-5007 廃盤/入手不能 |
フルトヴェングラー、VPOのブルックナー第5、 ミスも含めた完全版! ブルックナー(1824-1896): 交響曲第5番 変ロ長調(原典版) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
| 録音:1951年8月19日、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ。ソース: Discocorp RR 314 (U.S.A)。2009年6月にソース・ディスク違いの同一演奏が、SEDR-5031/32で発売される旨、アナウンスされました。 | ||
| 宇野功芳氏が「これは数多いフルトヴェングラーの CDの中でも、おそらく最悪のものではあるまいか」と語った チャイコ「第5」をついに平林氏が手がける! 間違った拍手の入った最初期LPよりの復刻 チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第5番 ホ短調Op.64 (*) ワーグナー(1813-1883): 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 トリノ・イタリア放送so. | |
| 録音:1952年6月6日(*)/1952年3月11日(#)、以上トリノ・イタリア放送講堂、ライヴ。Source: Discocorp (U.S.A.) DIS 3702 (*), / Fonit Cetra (Italy) FE 43 (#)。制作:平林 直哉。 「このチャイコフスキーは宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫、絶版)の中でも『これは数多いフルトヴェングラーのCDの中でも、おそらく最悪のものではあるまいか』と指摘されているように、一般的にも評価は高くない演奏である。たしかにオーケストラの魅力はベルリン・フィルやウィーン・フィルとは比較にならないし、第4楽章の大幅なカットもマイナスであろう。しかしながら、フルトヴェングラーのこの曲の録音はこれが唯一のものであるし、冷静になって聴き直してみると、フルトヴェングラーらしい個性が随所に聴かれ、決して悪いものではないような気がする。音質ももともとデッドではあるが、復刻に使用したディスココープ盤は思いのほか肉厚な響きである。また、シールドされた新品を使用したのだが、アメリカ盤はもともと盤質が良くなく、その盤に起因するノイズが多少混入する。また、第2楽章で部分的に音量が下がったり、音揺れ等も含まれるが、これは修正出来なかったことをご了承いただきたい。 ワーグナーは1947年の『トリスタンとイゾルデ』抜粋(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)の3枚組LPに付録のような形で収録されたものである。もともとそれほど音質は鮮明ではないが、それでも他のCDよりもずっと自然な音であると思う。」(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー生涯最後の演奏会からの ベートーヴェン「第1」と、1952年の「田園」 ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲第1番 ハ長調 Op.21 (*)/ 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO (*)、ローマ RAI so. (#) | |
| 録音:1954年9月19日、ティタニア=パラスト、ベルリン(*)/1952年1月10日、ローマ(#)。ソース: Movimento musica (Italy) 08.001 (*)/ Fonit Cetra (Italy) FE 5 (#)。 「第1番は言うまでもなくフルトヴェングラーの生涯最後の演奏会の記録で、イタリアのMovimento musicaより1981年に初めて LP化された。その後、この演奏は国内でも LP 化され、CD 時代になってからTahraやドイツ・フルトヴェングラー協会からも発売されている。最後のライヴ故に演奏内容は枯れきっており、音質もいかにも地味な印象だった。今回CDR化するにあたってさまざまな LP や CD を比較試聴したが、意外にもこの Movimento musica 盤は一番明瞭であった。聴いてみると、たとえば Tahra や協会盤は高域のテープ・ヒスを気にしたのか、その帯域をカットして聴きやすくしているように思うが、そういった処理はノイズを減らすと同時に響きの成分も失っているような気がする。 第6番「田園」はアメリカ・オリンピックの史上初のベートーヴェン交響曲全集( OL8120、第2番はのちにエーリヒ・クライバーの演奏と判明)として1974年に初めて登場したものである。最近、この全集からのバラ売 (OL8128) の未開封の新品を手に入れ、ここから音を採るつもりであったが、新品にしては盤質にやや難があり、なぜか第1楽章の冒頭に大きな音揺れがあった。チェトラ盤 (FE5) はオリンピック盤よりもやや軽い音質ではあるが、盤質は良好であり、第1楽章冒頭部分も正常なので最終的にはこれを素材とした。」(平林 直哉) | ||
| シューリヒト、クレンペラーの 珍しいベートーヴェン・ライヴ ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲第2番 ニ長調Op.36 (*)/ 交響曲第7番 イ長調Op.92 (#) |
カール・シューリヒト指揮(*) ベルリン RIAS so.(*) オットー・クレンペラー指揮(#) スイス・ロマンドo.(#) | |
| 録音:1953年11月19日、ベルリン(*)/1957年3月6日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(#)、共にライヴ、モノラル。ソース: Movemanto Musica (Italy) 08.001 。 「1981年に Movimento Musica から発売された9人の指揮者によるベートーヴェンの交響曲全集は一部のマニアでは話題となった。その内訳は、第1番=フルトヴェングラー、第2番=シューリヒト、第3番=ワルター、第4番=ベーム、第5番=E.クライバー、第6番=ヨッフム、第7番=クレンペラー、第8番=クナッパーツブッシュ、第9番=カラヤンであり、音源としても当時大半が初登場となるものだったと記憶する。しかし一方で、特定の指揮者のファンが手を出し辛いということもあったようで、その全貌を知る人もまたそれほど多くはなかった。この全集の音源はその後他レーベルからも発売されているが、全体的な音質は思った以上に優れていたことである。 その中ではこのシューリヒト指揮の第2番とクレンペラーの第7番は他の復刻盤も少なく(クレンペラーはこのLPが唯一?)、貴重である。なお、第7番のデータは全集LPの解説書には「1955年3月4日、ローザンヌ」とあるが、"Otto Klemperer his life and times Volume 2 1933-1973" (Peter Heyworth, Cambridge University Press) の巻末にあるディスコグラフィによると(ディスコグラフィはマイケル・グレイの制作)、このディスクの表記が正しいという。」(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー 1952年イタリアでのベートーヴェン、「運命」他 ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲第5番 ハ短調 Op.67 (*)/ ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 (#) |
ピエトロ・スカルピーニ(P;#) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 ローマ RAI so. | |
| 録音:1952年1月10日(*)/1952年1月19日(#)、以上ローマ、ライヴ。ソース: Olmypic (U.S.A.) (#) / Fonit Cetra (Italy) FE 2 (#)。 「交響曲の方は1974年秋、アメリカ・オリンピックから発売されたベートーヴェンの交響曲全集(OL-8120)に含まれていたもので、これは同年12月に国内でも発売された(日本フォノグラム SETC-7501〜7)。復刻に使用したのはオリンピックのバラ売りLPである。この演奏はその後イタリア・フォニット・チェトラからも発売されているが、このオリンピック盤はチェトラよりも腰の強い、いかにもフルトヴェングラーらしい音質である。 協奏曲は1976年、Educational Media Associates (通称ワルター協会) RR-441 のLPが初出である。裏面にはハイドンの交響曲第104番「ロンドン」、1944年、ベルリン・フィルとの録音が組み合わされていたが、周知の通りこれは後に別人の演奏と判明した(国内盤は1978年6月、同じ組み合わせで日本コロムビアより OZ-7550 として発売された)。この協奏曲はのちにフォニット・チェトラからも発売されたが、これは RR-441 とは違ってこの協奏曲のみをLP両面にゆったりとカッティングしたものだった。むろん、音質もこのチェトラ盤の方が優れており、復刻にはこれを使用した。 ピエトロ・スカルピーニ(1911、ローマ−1997、フィレンツェ)はイタリアのピアニスト。サンタ・チェーチーリア音楽院でカセッラにピアノ、レスピーギに作曲をそれぞれ学ぶ。レパートリーは古典派から現代まで非常に幅広いが、特にヒンデミット、ブゾーニ、スクリャービン、ダラピッコラなどには造詣が深かったと言われる。」(平林 直哉) | ||
| トスカニーニ、ファイナル・コンサート、1954年4月4日 演奏が止まった瞬間の長い沈黙も収めた完全実況生中継版!!! (ただし、音声はモノーラル) ワーグナー(1813-1883): 歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲/ 楽劇「ジークフリート」〜森のささやき/ 楽劇「神々のたそがれ」 〜夜明けとジークフリートのラインへの旅/ 歌劇「タンホイザー」〜序曲とバッカナーレ/ 楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」 〜第1幕前奏曲 |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBC so. | |
| 録音:1954年4月4日、カーネギー・ホール、ニューヨーク、ライヴ。モノラル。ソース: CLS RPCL 2033 (Italy) 。 「このディスクはトスカニーニの生涯最後の演奏会をすべて収録したものである。この演奏会の『タンホイザー』序曲とバッカナーレの途中、トスカニーニは記憶障害を起こし、そこで演奏が中断されるというショッキングな出来事が起きたため、トスカニーニは引退を決意したと言われている。この演奏会はよく知られているようにステレオでも収録されているが、そのステレオ版にはその空白の時間が収められていない。しかし、ベン・グラウアーのアナウンスにより生中継されたラジオ放送は、音声そのものはモノーラルではあるが、この空白の時間が克明に記されている。それは突然襲ってくる。長い沈黙のあと、グラウアーが "Due to operation difficulties, there is a temporary pause of our broadcast from Carnegie Hall" (技術上の不手際により、ただいまカーネギー・ホールからの放送が中断しています)と言い、一瞬だが調整室のスタッフが凍り付いているような緊張感も伝わってくる。そして、急きょトスカニーニ指揮のブラームスの交響曲第1番の冒頭部分が流され、しばらくするとようやく舞台上の音声に切り替わり、音楽は再び何事もなかったかのように進んでいく。(表紙の写真はその空白の瞬間を捉えたものと言われている。)」(平林 直哉) | ||
| スポールディング、ボリース〜 ブラームス&ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲 ブラームス(1833-1897): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77 (*) ブゾーニ(1866-1924): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.35a (#) |
アルバート・スポールディング(Vn;*) ヴィルヘルム・ロイブナー指揮(*) オーストリアso.(*) ジークフリート・ボリース(Vn;#) アルトゥール・ローター指揮(#) ベルリン放送so.(#) | |
| 録音:1952年、ブラームス・ホール(下記平林氏の解説ご参照)、ウィーン(*)/1944年7月21日、ベルリン(#)。ソース:Remington (U.S.A.) R. 199.145 (*) / Urania (U.S.A.) URLP 7043 (#)。 ヨアヒム・ハルトナックの名著『20世紀の名ヴァイオリニスト』で絶賛されているスポールディングのブラームス! ボリースのブゾーニはこの曲の世界初 LP からの復刻! 「知る人ぞ知るアルバート・スポールディング(1888-1953)によるブラームスの美演が蘇った。スポールディングはシカゴに生まれたが、ボローニャ、フィレンツェ、パリで学んでいる。1904年にパリでデビュー、そして1908年にはアメリカ・デビューを果たしている。ピアニスト、オシップ・ガブリロヴィチとしばしば共演し、1950年に引退、1952年まで録音を続けた。レミントンのLPジャケットによると、この録音はウィーンのブラームス・ホール(おそらくムジークフェラインザールのブラームス・ザールと思われる)で収録されたものらしい。コピーライトが1953年になっているが、これは彼の活動した最後の年の1952年に収録されたものと推測される。なお、J.クレイトンの "Discopaedia of the Violin" (Records Past Publishing) によると、第1楽章のカデンツァはスポールディング自身とのこと。彼は作品もいくつか残しているが、このカデンツァも非常にうまく書けている。また、このオーストリア交響楽団とはウィーン・トーン・キュンストラー管弦楽団がその実体とも言われている。 ジークフリート・ボリース(1912-1980)はフルトヴェングラー時代のベルリン・フィルのコンサートマスター。彼のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(リーガー指揮)はこのシリーズで聴くことが出来る(SEDR-2035)。ボリースの弾いたブゾーニはチェリビダッケとのライヴ(1949年)も存在するが、このウラニア盤LPは意外なことにこの作品の世界で初めてのレコードであった。」(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー〜ブラームス演奏集 ブラームス(1833-1897): 交響曲第1番 ハ短調Op.68 (*)/ ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a (#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1953年5月18日(*)/1950年6月20日(#)、以上ティタニア・パラスト、ベルリン。ソース: Fonit Cetra (Italy) FE 13 (*), FE 16 (#) 。 「フルトヴェングラーのブラームス第1というと、カタログ上では1947年のウィーン・フィルとのHMV録音が唯一という状況が長く続いた。この演奏はSP録音という性質上、良く言えば冷静な、そして悪く言えば生煮えのものだった。1976年、そこにドイツ・グラモフォンより発売された1952年2月10日、ベルリン・フィルとのライヴ録音が加わったが、これは長年のファンの渇きをいやす演奏内容だった。それよりやや遅れて登場した翌1953年5月18日、同じくベルリン・フィルとのライヴは、日付が接近していて演奏も酷似していたためか、二番煎じのような印象を与えたのも事実だった。そして、それを今もなお引きずっている感がなきにしもあらずである。この演奏は現在、ドイツ・フルトヴェングラー協会(TMK-005294)などの正規盤CDも発売されているが、その音を聴くと素晴らしいとは思う反面、聴きやすく整音された感じも受ける。その点、このチェトラ盤は元のテープをほとんどそのまま起こしたような雰囲気がある。部分的にはドロップ・アウトなどの瑕疵はあるが、オーケストラの肉付きの良い響きを実感していただけるものと思う。なお、このLPはクラシック専門店、京都ラ・ヴォーチェの永井琢也氏の提供によるものである。 ハイドンの主題による変奏曲も1976年、ドイツ・グラモフォンから初めて発売(組み合わせはヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」)された音源と同一である。こちらの方も余計な手間をかけずにLP化されたような、実にすっきりとした音質である。」(平林 直哉) | ||
| 待望の復刻、バルヒェットのあまりにも美しいバッハ! J.S.バッハ(1685-1750): ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調BWV.1041 / 2つのヴァイオリンのための 協奏曲 ニ短調BWV.1043 (*) / ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調BWV.1042 |
ラインホルト・ バルヒェット(Vn) ウィル・ベー(Vn;*) ヘルマ・エルスナー(Cemb) ワルター・ダヴィッソン指揮 シュトゥットガルト・ プロ・ムジカ弦楽合奏団 | |
| 録音:1954年12月、シュトゥットガルト。Source: VOX (U.K.) PL 9150 。制作:平林 直哉。 「『こんな素晴らしい演奏があったのか!』。最近、このLPを入手した私は針を落としてすぐにこう思った。盤鬼としてはただちにCDR化するしかない。シュトゥトガルト生まれのヴァイオリニスト、ラインホルト・バルヒェット(1920-1962)について、詳しいことはあまり知られていない。何せ彼の名前はハルトナック、シュワルツ、ロートなどが著した有名な著作にさえ出てこないのである。バルヒェットはシュトゥトガルト室内管弦楽団のコンサートマスターやバルヒェット弦楽四重奏団のリーダーとして活躍し、主にバッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディの作品を数多く録音している(その大半はヴォックス)。 このバッハは1955年に初めて発売されたものだが、復刻に使用したのはイギリス・ヴォックス盤である。本来ならばアメリカ盤を使用すべきなのだが、当時のアメリカ盤はおしなべて盤質が良くなく、しかも保存状態の悪いものも多い。このイギリス盤はおそらくは英デッカのプレスによるもので、とても半世紀を経過したものとは思えないほどのきれいな状態の重量盤であり、迷わず復刻に使用した。それにしても何と奥ゆかしく控えめでありながら、品格と温かい抒情に溢れた演奏だろうか。この作品のモノーラル録音ではバリリのものが忘れがたいが、このバルヒェットはより正統的な様式で昇華された尽くした名盤と言えるだろう。ダヴィッソン(1885-?)はフランクフルト生まれ。最初はヴァイオリニストとして活躍し、のちに教鞭をとっている。指揮者としては伴奏したものがわずかに残されている。べー、エルスナーの経歴は不明。」(平林 直哉) | ||
| コチャルスキとの協奏曲初CD化あり! チェリビダッケの芸術 II 〜稀少録音集 ドビュッシー、ルーセル、ショパン ドビュッシー(1862-1918)/アンリ・ビュセール編: 小組曲(*) [小舟にて/行列/メヌエット/バレエ] ルーセル(1869-1937):小組曲Op.39 (*) [オバド/パストラール/仮面舞踏会] ショパン(1810-1849): ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調Op.21(#) |
ラウル・コチャルスキ(P;#) セルジュ・チェリビダッケ指揮 ベルリン放送so. | |
| 録音:1949年5月5日(*)/1948年10月25日(#)、以上ベルリン。Source: URANIA (U.S.A.) URLP 5006 (*) / Rococo (Canada) 2095 (#)。 これはマニアには嬉しい初CD化音源。(#)はチェリビダッケのマニアはもちろん、ショパンの孫弟子コチャルスキの大変珍しい、ひょっとすると唯一の協奏曲録音ということでピアノ・マニアも要注目。コチャルスキはこのほぼ1か月後、11月24日に糖尿病の悪化により急逝しているため、これが最後の録音となった可能性もある(ただし1949年の没後100年に向けて、コチャルスキによるショパン全集録音が計画されていたため、彼によるこの年の録音は他にも存在する)。なおこの演奏は、平林氏も書いておられるようにオケがベルリン・フィルと誤記されて流布しており、たとえばNAXOSにショパン全集を録音したイディル・ビレットのサイトにも、...with the Berlin Philharmonic Orchestra ...と誤記した例が見受けられる。 「このディスクのドビュッシー、ショパンは現在チェリビダッケのディスコグラフィでは唯一の記録となっており、ルーセルの方もこのディスクの演奏以外には1種類しか残されていない。しかもドビュッシー、ルーセルは今や消滅したレーベル Dante/Arlecchino ARL 157 としてCD化されただけで、一般的にはほとんど知られていない。さらに、ショパンの方は過去にLPしか発売されておらず、CDR化は全く初めてである。 ドビュッシーとルーセルは1952年に発売されたアメリカ・ウラニア盤の10インチ(25センチ)のLPから復刻している。当時のアメリカ盤は盤質そのものが良くないうえに、保存状態の良いものが非常に少ないことでも知られている。従って、この2曲はややノイズが多いが、たいへん希少なLPからの復刻と言うことでご容赦願いたい。 ショパンはチェリ・ファンはもとより、ショパンのファンにいっそう注目されよう。弾いているコチャルスキはショパンの弟子カロル・ミクリ(1819-1897)に師事したピアニストであり、これはショパンの孫弟子の模範演奏ということになる。コチャルスキは1884年にワルシャワに生まれた。父の影響で4歳からピアノを始め、1893年には自作曲にてロンドンで演奏会を開いた。その後は主にフランス、ドイツ、スウェーデンで活躍するが、第二次大戦後はポーランドに戻り、後進の指導にあたった。交響曲やバレエ、室内楽曲やオペラなどの作品も残してる。1948年死去。復刻に使用したLPにはオーケストラがベルリン・フィルと記されているが、これはベルリン放送響の誤りである。なお、録音データはJ.ハントのディスコグラフィ“the great dictators"に 準拠した。」(平林 直哉) | ||
| 以下の2CDシリーズのアイテムは、発売当初期間限定盤とされていましたが、2009年2月から通常盤として供給が再開されました(個々のアイテムごとに廃盤となるまではご注文をいただけるということになります)。 | ||
| フルトヴェングラー演奏会再現シリーズ I〜 1953年9月15日、ベルリン、ティタニア・パラスト シューベルト:(1797-1828): 「ロザムンデ」序曲 D.644 (*)/ 交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」(*)/ 交響曲第9番 ハ長調D.944「ザ・グレート」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1953年9月15日、ティタニア・パラスト、ベルリン。Source: Cetra (Italy) FE 11 (*) / I Grandi Concerti (Italy) GCL 43 (#)。 *演奏会再現シリーズ!!! 当日のプログラム付き、特に「ザ・グレート」の音質に注目! 「このディスクは1953年9月15日、ベルリン、ティタニア・パラストにおけるシューベルト・アーベントの全公演を収録したものである。まず、あえて2枚組としたのは当日の演奏会の雰囲気を再現するためである。さらに、音質的な面での大きな収穫は『ザ・グレート』である。この録音は従来、ティタニア・パラストで収録されたライヴの中でも最も冴えないものと言われている。放送局のオリジナル音源を使用してCD化した日本フルトヴェングラー協会盤(WFJ-13/14)も音が冴えない上に疑似ステレオ化され、不自然なエコーが加えられている(ドイツの協会盤LPも基本的にはこのWFJ盤と同傾向の音)。比較的良好と思われるイタリア・チェトラ盤LP(FE 12)も著しく鮮度を欠く。その他、さまざまなレーベルから出ているCDも軒並み音質は良くない。 ところが、このディスクで使用した LP( I Grandi Concerti GCL-43 )は驚くほど鮮明な音なのである! 同じくイタリア盤のチェトラがあのような音なので、このGCLも同程度の音質だと思われていたが、実際は全く異なっていた。しかもこのGCL盤はチェトラ盤のように第2楽章の途中で面が切り替わっていない。使用音源についての情報は記載されていないが、いずれにせよ恐るべしイタリア盤である(ただし、このGCL盤のジャケットは日付が9月10日と誤記されている)。 『ロザムンデ』はフルトヴェングラーが登場する際の拍手が入っており、臨場感たっぷりである。終わりの拍手は音が途切れて不自然だが、特にカットする理由はないのでそのままにしておいた。『未完成』の終わりの拍手もやや唐突だが、これもあえて手を加えていない(以上の2曲、DG盤には拍手はない)。『ザ・グレート』は拍手、インターバル等は入っていない。」(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー演奏会再現シリーズ II〜 1954年8月30日、ザルツブルク音楽祭での全プログラム [当日のプログラム付き] ベートーヴェン: 交響曲第8番 ヘ長調Op.93 (*)/ 大フーガ 変ロ長調Op.133 (#)/ 交響曲第7番 イ長調Op.92 (+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1954年8月30日、フェストシュピールハウス、ザルツブルク、ライヴ。ソース: Cetra LO 530 (*) / Educational Media Associates RR 520 (#) / Movimento Musica 01.029 (+)。制作:平林 直哉 「このディスクはフルトヴェングラー指揮、ウィーン・フィル、1954年8月30日(午後8時開演)、ザルツブルク音楽祭における全プログラムを収録したものである。音源に使用したLPはそれぞれの曲の初出で、発売年度は順にLO-530が1979年、RR-520が1976年、01.029が1982年である。交響曲第8番ではやや大きなドロップ・アウト(Disc1のトラック1の1分27秒)や他の音楽の混入、大フーガでは冒頭部分が弱く始まったり、交響曲第7番では楽章ごとに出力に差があったりなどの瑕疵はあるが、それでもなお全体の雰囲気感は主要なCDよりもまさっていると判断し、ディスク化に踏み切った。やはり、一晩の録音が全部揃っている場合、このようにひとつにまとめた方がドキュメントとしての価値はいっそう高まるのではないだろうか。また、大フーガ終了後の拍手も短く唐突ではあるが、元のLPに入っているので、あえてカットせずにそのままにしておいた。 指揮者の大町陽一郎はこの日の公演とそのリハーサルに立ち会った数少ない日本人である。大町の回想によると、リハーサルではフルトヴェングラーが細部にこだわりすぎ、楽団員が時々ざわついたりして、第三者的に見れば決してうまくいっているように思えなかった。そのため彼は本番の出来を心配したらしいが、それは全くの杞憂に終わったとのことだった。なお、言うまでもないが、この時の公演がフルトヴェングラーとウィーン・フィルの公の場での最後の演奏である。」(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー演奏会再現シリーズ III〜 1952年3月7日、トリノ・イタリア放送響との公演 交響曲第1番は世界で唯一の LP より復刻 ブラームス(1833-1897): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77 (*) / 交響曲第1番 ハ短調Op.68 (#) |
ジョコンダ・ デ・ヴィート(Vn;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 トリノ・イタリア放送so. | |
| 録音:1952年3月7日、トリノ、ライヴ。ソース: Fonit Cetra (Italy) FE 3 (*) / Rococo (Canada) 2017 (#)。制作:平林 直哉 SEDR-5019/20(2008年8月末までの限定供給; 1954年8月30日、ザルツブルク音楽祭での全プログラム)に続くフルトヴェングラー演奏会再現シリーズ。 「このディスクは1952年3月7日、フルトヴェングラーがトリノ・イタリア放送交響楽団を指揮した全公演である。まず、ヴァイオリン協奏曲の方は 1972年頃、カナダ・ロココから2027として出たLPが最初で、同一原盤による国内盤LPは1973年1月に日本コロムビア(現コロムビア・ミューッジックエンタテインメント)よりDXM-159として発売された。復刻に使用したのはチェトラのLPである。ロココ原盤は同じくデ・ヴィート/フルトヴェングラーのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が組み合わされているが、このチェトラ盤はブラームスのみ1枚のLPにカッティングされており、溝に余裕が感じられる。しかも、嬉しいことに入手したのは未開封盤であった。 交響曲第1番の方はカナダ・ロココより2017として出たLPが世界で唯一のものである(CDは複数のレーベルより発売)。しかし、宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫/絶版)でこの演奏は「フルトヴェングラーの数多いディスクの中でも最も録音の劣悪なものの一つで、音量も著しく弱く、オケも良くなく、採るべき何ものもない」と評されているように、一般的にも決して評判は良くない。だが、問題はもともとのLPの極端に低い出力レベルにある。これを正常に戻し、相性の良いカートリッジで再生すれば、お聴きにようにかなり印象が変わってくる。従来、この演奏をさほど重要視していない人にこそ聴いて欲しいものである。なお、イタリア・ウラニア URN22.224 のCDでは第3楽章の冒頭にわずかではあるが音の欠落があるが、このディスクにはそのような瑕疵はない。また、復刻に使用したLPはヴァイオリン協奏曲同様、新品の未開封盤である。」(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー演奏会再現シリーズ IV〜 1951年5月1日、ローマ ブルックナー(1824-1896): 交響曲第7番 ホ長調(改訂版)(*) ドビュッシー(1862-1918): 「夜想曲」より[雲/祭](#) リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 交響詩「ドン・ファン」Op.20(+) ワーグナー(1813-1886): 歌劇「タンホイザー」序曲(**) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1951年5月1日、Auditorium del Foro Italico、ローマ。ソース: Cetra (Italy) FE 42 (*) / Private Record BWS 708 (#) / Cetra (Italy) FE 41 (+) / Discocorp (U.S.A.) RR 413 (**)。 前半がブルックナー、後半が3曲の管弦楽曲という、いかにもお得な感じのプログラム。 『フルトヴェングラーとベルリン・フィルは1951年4月から翌月にかけてエジプトのカイロを皮切りに、イタリアのナポリ、ローマを訪れ、その後はパリを経てドイツ国内を演奏旅行している。その途中の5月1日、ローマで行われた公演は幸いなことに全プログラムが中継放送され、過去にもさまざまな形でディスク化されている。この日の公演はブルックナーの交響曲第7番が前座であり、後半に3つの管弦楽曲が並ぶという、今日では考えられないような長大なものだが、このディスクのように全公演がひとつにまとまって出た例は過去にはないと思われる。会場の響きが乾いており、その点ではいささか不満は残るが、いつものように全力投球している指揮者とオーケストラの姿が如実に感じられる。こんな演奏を毎晩のように繰り広げていたのだから、フルトヴェングラーが指揮者として意外に短命だったのもうなずけるというものだ。 使用したLPは特に初出にこだわらず、もっとも状態の良いと思われるものを選択した。いつものように盤に刻まれたものは、たとえインターバルの音であろうとも、すべてCDRにそのまま転写している。過去に出たすべてのディスクをチェックしたわけではないが、ブルックナーの交響曲第7番の終わりの拍手はTahraやキングレコードのCD等には含まれていないし、「タンホイザー」序曲の同じく万雷の拍手もドイツ・グラモフォンのLP、CDには含まれていない。』(平林 直哉) | ||
| チャイコフスキーの交響曲第5番レア音源集〜 コンヴィチュニー、マクミラン、ストコフスキー チャイコフスキー(1840-1893): 交響曲第5番 ホ短調Op.64 [全曲(*)/全曲(#)/第2楽章(+)] |
フランツ・ コンヴィチュニー指揮(*) ベルリン放送so.(*) アーネスト・マクミラン指揮(#) トロントso.(#) レオポルド・ ストコフスキー指揮(+) フィラデルフィアo.(+) | |
| 録音:1951年(*)/1953年(#)/1923年4月30日、キャムデン(+)。ソース: URANIA (U.S.A.) URLP 7134 (*)/ RCA CAMDEN (U.S.A.) CAL 374 (#) / Victor (U.S.A.) 6430/31 (C27904-2/05-1/06-2) (+)。全て初CDフォーマット化という貴重な音源。(*)はコンヴィチュニー唯一の同曲といわれている物。(#)はマクミラン自体が知られざる指揮者であり、これまた大変貴重。ボーナス・トラックとして収められている(+)は元々この楽章しか録音されなかった物で、ストコフスキーの同曲初録音にあたる。CDはもちろん、LPでも発売されたことがないという稀少音源。『今回はチャイコフスキーの交響曲第5番の珍しい録音を集めてみました。すべて世界初CD-R化です! ストコフスキーはLPの復刻もなかったものです。』と平林氏。 『このディスクのチャイコフスキーの第5交響曲はすべて世界で初めてCDR化されたものである。演奏史の観点から見るとそれぞれに興味深いが、まずこの曲の唯一の録音となるコンヴィチュニーは、徹底してドイツ風の解釈だ。第1楽章の主部の遅さはあのチェリビダッケを思わせるし、第4楽章の洗練されない遅いテンポはフルトヴェングラーに似ている。また、コーダの全く唐突な急発進、急加速は珍演奏として知られるワルター/NBC響(1940年)とうり二つと言っていいだろう。こうした田舎臭さは当時のドイツでは定番的な解釈だったと思われる。一方のマクミランはもっと洗練されており、すっきりした現代風の演奏である。しかし、第3楽章ではメンゲルベルク風にテンポが落ちたり、第4楽章にはシンバルを追加するなど、後期ロマン派の名残りが随所に感じられる。ストコフスキーはラッパ吹き込み時代のもので、しかも第2楽章のみの収録なので付録として加えた。管楽器のソロがルバートをかけたり、弦楽器にはポルタメント奏法が多用されるなど、ロマン的な色彩が強い。なお、マトリックス番号はSP盤に印字されていないので、Arnold著の『The Orchestra on Record, 1896-1926』(Greenwood Press)を参照した。 コンヴィチュニー、ストコフスキーの略歴については省略するが、マクミランは日本ではほとんど無名に近く、彼の一番有名なレコードはグレン・グールドの伴奏をしたものかもしれない。生まれはカナダ。のちにイギリスに移住し、オルガンを学び、その後、エディンバラ大学、トロント大学でも学ぶ。1914年、パリに行き、そのあとバイロイトに滞在中に第1次世界大戦が勃発、ベルリン近郊のルーレーベンに収容される。その間の音楽活動が認められてオックスフォード大学より学位が贈られた。戦争後はカナダに戻り、オルガニスト、後進の指導に活躍し、1931年からはトロント交響楽団の常任指揮者に就任し、同楽団を短期間に一級の団体に仕上げた(1957年まで)。さらに、メンデルスゾーン合唱団の指揮者として活躍し、作曲家としても多数の作品を残した。1935年、イギリス政府よりサーの称号を与えられる。録音はSP時代にホルストの「惑星」、エルガーの威風堂々等があるが、量的には少なく大半は地味なレパートリーだった。』(平林 直哉) *おことわり:LP、SPからの復刻ですので、ディスクに含まれるノイズが混入します。 | ||
| フルトヴェングラー、ローマでの「英雄」 ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲 第3番 変ホ長調Op.55「英雄」(*) ラヴェル(1875-1937):スペイン狂詩曲(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 ローマ・イタリア放送so.(*)、 トリノ・イタリア放送so.(#) | |
| 録音:1952年1月19日、ローマ(*)/1952年3月3日、トリノ(#)。ソース:Cetra (Italy) FE 6 (*)/ Private Record (U.S.A.) BWS 708 (#)。 『ローマ・イタリア放送響とのベートーヴェンの交響曲第5番(SEDR-5011)、同第6番「田園」(SEDR-5009)を出して以来、同じくローマ・イタリアとの「英雄」はいつ出るのかという問い合わせがちらほらとあった。そこで今回もこの演奏の初出LPであるアメリカ・オリンピック盤を素材としようとしたが、大きな問題があることが発覚した。それは、第4楽章の冒頭部分のみ極端にピッチが高いのである。これは全集、バラ売りとも全く同じで、曲のすべて、ないしはある楽章のみピッチに異変があれば対処の方法はあるが、途中から変化したのでは修正はまず不可能である。そこで急きょイタリア・チェトラ盤を調達したのだが、それが吉と出た。そのチェトラ盤の音質は予想以上に明瞭であり、明らかにオリンピック盤を上回っていた。第2楽章の途中で面が変わるのは仕方がないとしても、おそらく望みうる最上の音質ではないだろうか。制作をしながら、あらためて演奏の素晴らしさに感銘を受けた。また、演奏とは無関係だが、このLPは終わりの拍手もずいぶんと長く収録されている。 「英雄」が時間的に長いので、余白は時間の都合でラヴェルを選択した。これは場違いなほど湿度が高く、重厚なラヴェルだが、良し悪しはともかく、指揮者の刻印がはっきりしたフランス物の演奏は案外ないものだ。その点でも貴重なドキュメントと言える。なお、意外なことにこのラヴェルは現在CDはひとつしか出ていない。その点でも喜ばれるのではないか。』(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー演奏会再現シリーズ V 〜 フルトヴェングラー&BPO、1954年5月15日 ルガーノ ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」(*) モーツァルト(1756-1791): ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 (#) リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの 愉快ないたずら」 Op.28 (+) |
イヴォンヌ・ ルフェビュール(P;#) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1954年5月15日、Teatro Kurusal, Lugano。ソース: Cetra (Italy) LO 529 (*), FE 18 (#), FE 41 (+)。 『このディスクは1954年5月15日、ルガーノで行われた演奏会の全プログラムを収録したものである。この中で問題だったのは「田園」である。この演奏は初出の LP 以来、ずっとピッチが高いまま発売されており、それは CD 時代になっても全く変わっていない。元のテープがすでにそうした状態なのだろうが、中には半音近くも高い CD もあり、これではとてもこの演奏の価値は伝わらない。従って、今回のディスク化にあたっては最も標準的と思われるピッチに直して復刻してある。この「田園」はフルトヴェングラーの数ある録音の中でも最もテンポの遅い、寂しい雰囲気に満たされたものだが、このピッチで聴くとそれがいっそう心にしみてくる。この演奏を気にしていた人はこのディスクで聴き直して欲しい。 モーツァルトのピアノ協奏曲は言うまでもなくフルトヴェングラー唯一の録音である。この日は本来フィッシャーが弾くはずだったらしいが、急病によってこのルフェビュールが代役に選ばれたとのことである。この演奏はフランス・フルトヴェングラー協会やイギリス・ユニコーン、さらにはこの日の全公演集としてイタリア・チェトラから LO 529 として発売されたが(1979年)、最も良い結果を得られたのは同じくチェトラの FE 18 の LP (1981年)であった。 R.シュトラウスは「田園」と同じくチェトラ LO 529 が初発売である。しかし、音質は1984年に発売された FE 41 の方が明瞭である。チェトラのヒストリカル・シリーズは最初 LO 番号で発売されたが、その後再発売された FE 番号は盤質も良く、音の明瞭なものが多い。残念なのはこの FE 番号で「田園」が出ていないことである。 復刻にあたっては原音を忠実再現しているが、「田園」の第1楽章冒頭での音質の変化、第4楽章途中での唐突な音量の変化、途切れた第5楽章最後の和音、あるいは「ティル」の冒頭部分の音質の変化等、元の LP の不具合の中で修正出来なかった個所があったことをお断りしたい。』(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー 1949年3月15日の ブルックナー第8、新音源で再登場! ブルックナー(1824-1896):交響曲第8番 ハ短調 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1949年3月15日、ティタニア・パラスト。ベルリン。ソース: Educational Media Associates RR 457 。旧 SEDR-2022(廃盤)と同一の演奏だが、新音源を使用し再登場! 『このディスクの演奏は2003年にSEDR-2022として発売している。その際、私は2022の解説の中で使用した音源を「ロココ、ディスココープ系のものと同じ」と書いていた。つまり、私はロココとディスココープとは同じ音だと思いこんでいたのである。しかし、その後2007年に RR 457 の2枚組を聴く機会があった。すると、このLPの音は非常に明瞭なのである。SEDR-2022 で使用した音源はロココ系列と同じく入力過剰であり、それがまた独特の激しさを演出していたのである。ところが、この RR 457 はそのような欠点はなく、実にすっきりと見通しが良い音なのである。言うまでもなく、この演奏はドイツ・フルトヴェングラー協会制作による正規盤があるが(MMS-9099)。それも非常に明瞭だが、妙にこざっぱりとした音にも思えなくはない。その点、このCDRはLPの小さなプチパチ・ノイズは発生するものの、全体の雰囲気はまことに優れていると思う。 このLPの欠点をあえて言うとするならば、第1楽章と第2楽章が片面に詰め込まれており、その2つの楽章のおとがわずかながら窮屈なことである。これがもし2枚4面にゆったりとカッティングされていれば文句の付けようがないところだが、こうした4面カッティング盤は発売されていないので、あきらめるしかない。なお、このRR457の第4面はブルックナーの交響曲第7番の第2楽章、戦時中のテレフンケンのSPから復刻したものが収録されている。』(平林直哉) | ||
| フルトヴェングラー演奏会再現シリーズ VI 〜 VPOとの1951年8月19日、ザルツブルク音楽祭ライヴ チェトラ盤LPから復刻、今回から帯付き! メンデルスゾーン(1809-1847): 序曲「フィンガルの洞窟」Op.26 マーラー(1860-1911):歌曲集「さすらう若人の歌」(*) [彼女の婚礼の日は/朝の野辺を歩けば/ 私の燃えるような短剣をもって/2つの青い目が]/ ブルックナー(1824-1896): 交響曲第5番 変ロ長調(原典版) |
ディートリヒ・フィッシャー= ディースカウ(Br;*) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1951年8月19日、 Festspielhaus, Salzburg 。ソース: Cetra (Italy) FE 35 (Mendelssoh) / FE 29 (Mahler) / FE 42(Bruckner)。制作:平林 直哉。 『・全曲拍手入り ・当日のプログラム付き ・ブルックナーの第1楽章のホルンのミス(2回)は修正されていません』というまさにオリジナル、さらに今回から、最近の GRAND SLAM レーベル同様、帯も付く事となり、見栄えも増すこととなった。 『このディスクは1951年8月19日、ザルツブルク音楽祭での全公演プログラムを収録したものである(当時のプログラムによると、開演は午前11時)。この中でブルックナーの交響曲第5番はアメリカ・ディスココープ盤、RR-314から復刻した SEDR-5007(廃盤)として1度発売している。この RR-314 はこの日の公演を全部収録した2枚組のLPだが、その後イタリア・チェトラのLPを入手して聴いたところ、音質がなかなか良かったことに加え、全曲に拍手まで入ったものであることが判明したのである。この日の公演はフルトヴェングラー協会(日本とドイツ)でもLP化されていたが、このLPもディスココープ盤と同じく拍手は含まれていない。さらに、EMIやオルフェオ[カデンツァ注:ORFEOR-409048]からCDも発売されたが、これらにも同様に拍手はカットされている。たかだか拍手とはいえ、その日の会場の雰囲気を伝えるものとしては貴重であると判断し、いささか2度手間にはなったがこうして再現シリーズに組み入れる次第である(ただし、ブルックナーの交響曲の楽章間のインターバルはチェトラのLPには含まれていない)。 言うまでもないが、この日はフルトヴェングラーとフィッシャー=ディースカウとの初めての共演である。フィッシャー=ディースカウは当時フルトヴェングラーがマーラーに関心がなかったことを知らず、この「さすらう若人」を提案したのである。しかし、これがきっかけとなってフルトヴェングラーはマーラーを再認識したらしく、両者は1953年12月にベルリンでマーラーの「亡き子をしのぶ歌」を共演している(この両者の共演はこの時が最後だった)。なお、フルトヴェングラーとフィッシャー=ディースカウとの出会いは「自伝フィッシャー=ディースカウ追憶」(メタモル出版)に詳しい。』(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー演奏会再現シリーズ VII 〜 1950年9月25日、ストックホルム・ライヴ 国歌演奏も含む完全版、 拍手やインターバルも可能な限り収録! スウェーデン国歌/オーストリア国歌 ハイドン(1732-1809):交響曲第94番 ト長調「驚愕」 シベリウス(1865-1957):交響詩「エン・サガ」Op.9 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 交響詩「ドン・ファン」Op.20 ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲第5番 ハ短調Op.67 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1950年9月25日、Konserthuset 、ストックホルム、ライヴ。ソース:Private Record (Japan?) GC 570234/5, Educational Media Associates RR 399 (Haydn), 460 (R. Strauss) and 507 (Sibelius & Beethoven) 。制作:平林 直哉。 国歌演奏も含む完全版、拍手やインターバルも可能な限り収録! 『このディスクは1950年9月25日、ストックホルムで行われた公演をすべて収録したものである。この日の演奏は1970年代に制作されたプライヴェート LP (GC-57023/4) が初出で、この LP は当日の全プログラムだけではなく、演奏に先立って行われた2曲の国歌も収録されている貴重盤だった。その後、この国歌はごく一部の LP、CD 等にしか含まれておらず、さらに本編の演奏も他の公演と組み合わされてバラバラに発売されており、このようにまとめて聴けるディスクは過去にあまりなかった(最近ではフルトヴェングラー・センターから WFHC-009/10 として国歌も含めた全公演がCD化されている)。 当初は上記のプライヴェート盤からの復刻を計画したが、国歌の部分でお気づきのようにハム音が強く入っており、出力レベルもかなり低く、いささか聴きづらいものである。しかし、この国歌に関しては他に代替盤が見あたらない。一方、本編の演奏ではプライヴェート盤よりも RR 番号のものが比較的明瞭でしっかりした音だった。そのため、いささか不釣り合いということを承知の上で、あくまでも観賞用の音質を獲得するために、これら2種類の LP を混合させて当日の全プログラムとした。この措置に関しては批判の声もあるかもしれない。さらに付け加えるならば、演奏途中のインターバルが入っているという点ではこの GC 盤と RR 盤は同じだが、たとえばベートーヴェンの交響曲第5番の演奏前の拍手は RR 盤には入っているが、GC 盤には含まれていない。』(平林 直哉) | ||
| GRAND SLAM | ||
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フルトヴェングラー&BPOの「英雄」 1952.12.7 、 楽章間のインターバルをすべて含むテープより復刻 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:
1952年12月7日、ティタニア・パラスト、ベルリン、モノラル。ソース: Private archive (テープ)。翌1952年12月8日の同曲は、AUDITE からマスター・テープ使用の復刻が成され ほぼ決定盤となったが、この7日の演奏は元の音質自体が今一つのようで LP期の独フルトヴェングラー協会盤(このLPからの盤起しCD、CD-Rも複数あるが・・・)は元より、AUDITEと同様1999年にマスターから復刻されたTAHRA盤(廃盤)の評判もあまり良く無く、1980年代の 日 PALETTE (CROWN) 盤(廃盤)や1990年代の DISQUE REFRAIN 盤(廃盤)CD、HOSANNA 盤(廃盤)CD-R の人気が今でも高い。その後2008年に DELTA CLASSICS からも発売 (DCCA-0051) されて一定の評価を得たが、決定盤とまではならなかった。今回真打の登場となるか、期待したい。 ■制作者より『フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルの「英雄」は3種類のライヴが存在しますが、その中でも最高と言われるのが1952年12月7日のライヴです。このたび復刻に使用したテープは音質が明瞭であるばかりではなく、楽章間のインターバルをすべて含めたもので、その場の雰囲気が 生々しく伝わってきます。』 ■解説書の内容『フルトヴェングラーの存命時に匿名で書かれた貴重な文献を、翻訳して掲載しています。執筆者は楽団員、もしくは楽団の関係者のようで、フルトヴェングラーの身近にいた人でなければ書けない内容です。分量は決して多くはありませんが、リハーサルや戦時中の回想はまことに感動的です。』(以上、平林 直哉) #2012年4月下旬発売予定。 | ||
| ポール・パレー、オープンリール・テープ復刻第2弾 サン=サーンス: 交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」(*) ショーソン:交響曲 変ロ長調 Op.20 (#) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(+) |
マルセル・デュプレ(Org;*) ポール・パレー指揮 デトロイトso. | |
| 録音:1957年10月12日、フォード・オーディトリアム(*)/1956年3月24日(#)、1955年12月3日-4日(+)、旧オーケストラ・ホール(#/+)、以上すべてステレオ。ソース: Mercury (U. S. A. ), STC-90012(4トラック)(*)、MDS5-26(2トラック)(#)、MBS5-8(2トラック)(+)、すべて19センチ・オープンリール・テープ。 ■制作者より『大好評の 「パレー/フランス管弦楽曲集」(GS-2051)に続くオープンリール・テープ復刻の第2弾です。今回の内容は、マルセル・デュプレがオルガンをつとめたサン=サーンス:交響曲第3番 「オルガン付き」、ショーソンの交響曲、そしてドビュッシーの牧神の午後への前奏曲です。今回もテープの持つのびやかな音質をたっぷりと味わえます。』 ■解説書の内容『GS-2051に続き沼辺信一氏にたいへんに充実した解説を書き下ろしていただきました。また、テープのバックカードに記載されていたテクニカル・ ノートの全訳も掲載しており、まさに読みごたえたっぷりです。』(以上、平林 直哉) | ||
| ヤッシャ・ハイフェッツ、テープ起こし第3弾 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 (*) ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 Op.102 (#) ヴィターリ/レスピーギ編曲:シャコンヌ(ヴァイオリンとオルガンのための) (+) ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc;#) リチャード・エルザッサー(Org;+) ワルター・ヘンドル指揮シカゴso.(*) アルフレッド・ウォーレンシテイン指揮RCAビクターso.(#) | ||
| 録音:1959年1月10日、12日、オーケストラ・ホール、シカゴ(*) /1960年5月19日-20日、サウンドステージ9、パブリック・スタジオ、ハリウッド(#)/1950年8月4日、リトル・ブリッジス・ホール、ハリウッド(+)、ステレオ(*/#)/モノラル(+)。ソース: RCA (U. S. A. ) FTC-2011(オープンリール・テープ、4トラック、19 センチ)(*)/ Private archive(オープンリール・テープ、2トラック、38 センチ)(#) / RCA (U. S. A. ) LM 2074 (LP) (+)。(#)は平林氏がコレクターからウン十万円で入手したと言う物だが、演奏の前にマトリックスとも思える番号がアナウンスされてから始まり、しかもそのナンバーが当録音本来のマトリックス番号とは異なっているという、何やら謎めいた内容(ブックレットに状況詳細記載あり)。試聴盤を聞いた限りテープを継いだようには聞こえず、しかも音は生々しいので、まさにマニア向けの珍品アイテムと言えそうだ。 ■制作者より『大好評の GS-2050 (チャイコフスキー、ブラームス)、GS-2057 (メンデルスゾーン、ベートーヴェン)に続く、ハイフェッツのオープンリール・テープ復刻の第3弾です。シベリウスは4トラック、19センチの市販のテープを使用していますが、ブラームスの二重協奏曲はマスター・テープからプライヴェートにコピーされた2トラック、38センチのテープを使用しています。このプライヴェート・コピーはエコー処理をする前のものらしく、いささかデッドな音質ですが、異様に生々しい雰囲気が出ています。また、このテープには録音開始を告げるアナウンスが入っていますが、それもカットせずに収録しました。ボーナス ・トラックにはハイフェッツ唯一の正規録音であるヴィターリを収録しました。演奏内容はハイフェッツの録音の中でも特に傑出していると言われていますが、単独のCDでは入手しづらいというリクエストにこたえて収録しました。これのみモノラルLPからの復刻です。』 ■解説書の内容『1946年、ジャーナリスト、スザンヌ・マコノヒーが書いた 「ハイフェッツ:ヴァイオリンの天才」を翻訳して掲載します。ハイフェッツはマスコミ嫌いで知られており、特にハイフェッツの存命当時に記された文献は希少です。』(以上、平林 直哉) | ||
| ワルター没後50年企画〜世界初復刻の未発表テイクを含むシューマン&希少音源の「悲愴」 シューマン:交響曲第4番 ニ短調Op.120 (+) 〔第1楽章第1部 [ L2209 / WAX3845-2 (*) ] / 第1楽章第2部 [ L2209 / WAX3846-1 (*) ] / 第1楽章第3部 [ L2210 / WAX3847-1 (*) ] / 第2楽章 [ L2210 / WAX3848-1 ] / 第3楽章第1部 [ L2211 / WAX3849-1 (*) ] / 第3楽章第2部 [ L2211 / WAX3850-1 (*) ] / 第4楽章第1部 [ L2212 / WAX3851-1 (*) ] / 第4楽章第2部 [ L2212 / WAX3852-1 ] 〕 チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」(#) ブルーノ・ワルター指揮(+/#) パリ・モーツァルト祝祭o.(+)、ベルリン国立歌劇場o.(#) | ||
| 録音:1928年6月19日(+)/1924年-1925年(初発売:1925年3月) (#)。ソース: Columbia (U. K. ), L2209-2012 (#) / Polydor (Germany), 69771 - 69775 [ B20493-502 / 1918as / 1634as / 1919as / 16411 / 2as / 1920as /1921as / 1750as / 1751as / 1642as / 1643as ] (+)。シューマンの内(*)は未発売&当盤が世界初復刻となるテイク。 ■制作者より『今年(カデンツァ注:2012年)は名指揮者ブルーノ・ワルター(1876-1962)の没後50年ですので、当シリーズではワルターの希少のSP復刻を行いました。まず、シューマンの交響曲第4番は英コロンビア盤の4枚組 L 2209 / 2011 のSPで発売されましたが、下記(代理店記載ママ。平林氏の原文では下記に記載があったものと思われる)のように8面中6面が未発売テイクで、これらはもちろん世界初復刻です。なお、テイク番号(WAX)参照しやすくするために、このシューマンのみ面ごとにトラック番号を入れました。後半に収録されているチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」はワルターの一番最初の交響曲全曲録音であり、現在のところこの曲の唯一の録音です(さらに言えば、CDで聴くことの出来る「悲愴」では最古の全曲録音でもあります)。ラッパ吹き込みゆえに音は決して良いとは言えませんが、若き日のワルターの情熱の嵐が吹いているような、たいへんに個性的な演奏です。』(以上、平林 直哉) | ||
| クナッパーツブッシュ・コンダクツ・ワーグナー Vol.2 ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より 〔前奏曲(*) /愛の死(*) /第1幕第3場「イゾルデの物語と呪い」(#) 〕/ ヴェーゼンドンクの歌(+) /楽劇「ローエングリン」〜エルザの夢(+) / 楽劇「ワルキューレ」より(+)〔館の男たち/あなたこそ春〕 ビルギット・ニルソン(S;*/#) グレース・ホフマン(Ms;#) キルステン・フラグスタート(S;+) ハンス・クナッパーツブッシュ指揮VPO | ||
| 録音:1959年9月22日-25日(*/#)、1956年5月13日-15日(+)、以上ウィーン、ゾフィエンザール、ステレオ。ソース: Decca (U.K.), SXL 2184 (*/#), SDD 212 (+)(共にLP)。 ■制作者より『クナッパーツブッシュ・コンダクツ・ワーグナー」(GS-2036)に続く第2弾です。ニルソンとの「トリスタンとイゾルデ」は、かねてから復刻の要望が多かったもので、今回それがようやく実現しました。また、時間の関係上、後半にはフラグスタートとのアリア等も収録しました。復刻に使用したLP はともに最上の保存状態のものを選択、一部ノイズを除去した以外は音質の補正等は一切行わずにCD化しました。』 ■解説書の内容『1965年、クナッパーツブッシュが他界したあとに追悼文として書かれた大町陽一郎氏による「クナッペルツブッシュの思い出」を、著者ご本人の許諾を得て転載しました。「クナッパーツブッシュ・ディスコグラフィ」(吉田光司著)の中に、この大町氏の記事について「日本人が書いたクナッパーツブッシュに関する文章の中で最も優れたものの一つ」とあるように、クナッパーツブッシュの実演や練習に何度も接した人でなければ書けない内容です。言いかえれば、この貴重な記事を復刻・転載するために当CD を企画したと言っても過言ではありません。』(以上、平林 直哉) | ||
| トスカニーニの名演「新世界より」+「イタリア」 かつてない芳醇な音で蘇る! ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」(*) メンデルスゾーン: 交響曲第4番 イ長調 Op.90「イタリア」(#) |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBCso. | |
| 録音:1953年2月2日(*)/1954年2月28日(#)、カーネギー・ホール。ソース: RCA (U.S.A.) TC 7 (オープンリール・テープ、19センチ、2トラック)(*) / RCA (Germany) AT 101 (LP) (#)。 ■制作者より『ドヴォルザークの「新世界より」は RCA 初期のオリジナル・モノラルの2トラック・オープンリールを復刻の素材としました。いつも通り、わずかな微調整を除き、オリジナルの音を可能な限り忠実に再現しました。一方の「イタリア」はテープでの発売実績がないので LP からの復刻となります。当初は RCA の初出 LP、LM-1851 を数種類入手して試してみましたが、思うような結果を得られませんでした。その後、試行錯誤をし、再生状態の良好なドイツ RCA(1970年頃発売)の LP を復刻の素材として使用しました。』 ■解説書の内容『1956年の「プレイバック」誌に掲載された岡俊雄著「その後のトスカニーニ」をご遺族の許諾を得て転載しました。内容は引退後のトスカニーニの生活を追ったものです。その当時、トスカニーニ邸にはトスカニーニ自身の演奏を収めたテープが大量に運び込まれ、トスカニーニがそれらを日々聴いて、発売可能かどうかの判断を行っていたようです。あまり知られていない、非常に興味深いものです。』(以上 平林直哉) | ||
| オープンリール・テープより蘇る フルトヴェングラーの疑似ステレオ版 ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」(*) リスト:交響詩「前奏曲」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音: 1952年11月26日-27日(*) /1954年3月3日-4日(#)、以上 ムジークフェラインザール、ウィーン、ステレオ(モノラルを人工的にステレオ化)。ソース:EMI (Japan), AXA 3043(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)。これはいわゆる「ブライトクランク」の復刻だが、権利問題を考慮してか、この言葉は当盤においては一切使用されていない。なお OTAKEN RECORDS がブライトクランクによるフルトヴェングラーの復刻を、こちらは見本盤LPからの版起こしで始めているが、2011年11月現在まだ「英雄」はアナウンスされていない(リスト「前奏曲」は、同時期に発売予定:TKC-336)。 ■制作者より『1960年代から70年代はじめ頃、国内の店頭ではフルトヴェングラーのLPはオリジナルのモノラル盤よりも疑似ステレオ盤の方がごく普通に陳列されていました。従って、多くの人はこの疑似ステレオ版でフルトヴェングラーの演奏を楽しんでおり、制作者自身もその例外ではありませんでした。最近では疑似ステレオという言葉すら絶滅したと言っても過言ではありませんが、当時はモノラルよりも聴きやすいという批評も少なからずありました。制作者としてもこの疑似ステレオ版はコレクションの本道とは考えていませんが、この音を懐かしむファンが意外に多く存在するという事実を知り、CD化を決断しました。この疑似ステレオ版の続編は今のところ全く予定していませんが、ご要望が多いようであれば検討致します。』(以上 平林直哉) | ||
| オープンリール・テープより蘇る ステレオのワルター「大地の歌」 マーラー:大地の歌 |
ミルドレッド・ミラー(Ms) エルンスト・ヘフリガー(T) ブルーノ・ワルター指揮 NYP | |
| 録音:1960年4月18日、25日、マンハッタンセンター、ニューヨーク、ステレオ。ソース: CBS SONY(Japan) SONT 12095(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)。 ■制作者より『ワルターが初演した「大地の歌」はデッカのモノラル録音があまりにも有名ですが、このステレオによる再録音も、ワルターの遺産の中では最も重要なもののひとつです。その演奏をオープンリール・テープより復刻しましたが、今回の CD 化に際し、オリジナル・プロデューサーのジョン・マックルーア氏より最新のメッセージを頂戴しました。短いながらも、録音現場にいた人でなければ得られなかった貴重な証言です。また、この録音はニューヨーク・フィルとの公演の合間に録音されましたが、その周辺の状況について徹底検証しています。』(以上 平林直哉) | ||
| オープンリール・テープより蘇る 若きカラヤン&ウィーン・フィル! モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550 ブラームス :交響曲第1番 ハ短調Op.68 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 VPO | |
| 録音:1959年3月23日(#)、26日(#)、27日(*)、28日(*)、ゾフィエンザール、ウィーン、ステレオ。ソース: :RCA (U.S.A.), FTC 2080 (*), FTC 2074 (#)(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)。 ■制作者より『録音当時、上昇気流に乗ったカラヤンの若々しい覇気の溢れる演奏を、オープンリール・テープから復刻しました。カラヤンの指揮もさすがですが、この頃のウィーン・フィルのしたたるような美音はまた格別の味わいがあります。』 ■解説書の内容『このディスクの録音が行われた年の春、カラヤンはウィーン・フィルと初来日を果たしましたが、この時、彼らと行動を共にした故福原信夫氏の貴重な報告記事をご遺族の了解を得て全文掲載します。カラヤンの人間性や、当時の空気が非常に良く伝わってくる貴重な文献です。』(以上 平林直哉) | ||
| オープンリール・テープより蘇るワルター晩年のベートーヴェン Vol.2〜「合唱」 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」〔第1楽章−第3楽章(*)/第4楽章(#)〕 エミリア・クンダリ(S) ネル・ランキン(Ms) アルバート・ダ・コスタ(T) ウィリアム・ウィルダーマン(Br) ウォーレン・マーティン合唱指揮ウェストミンスターcho. ブルーノ・ワルター指揮コロムビアso. | ||
| 録音:1959年1月19日、21日、26日、29日、31日、アメリカン・リージュン・ホール、カリフォルニア(*)/1959年4月6日、15日、ニューヨーク(#)、ステレオ。使用音源: Columbia (U.S.A.) M2Q 511 (オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)。 ■制作者より『当レーベルではこれまでオープンリール・テープ復刻によるワルター指揮のベートーヴェンの交響曲第6番「田園」+第5番「運命」(GS-2055/廃盤)、ブラームスの交響曲全集(GS-2060〜62、各分売)を発売しましたが、それ以降にファンから復刻の希望が多数寄せられたのはベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」でした。最近ようやく状態の良い第9のテープが入手出来ましたので、このたび満を持して復刻します。』 ■解説書の内容『特に第4楽章については収録日や場所について諸説ありますが、その周辺の情報を洗い直しています。また、コロンビア交響楽団は録音時にどの程度の人数だったのかは一般的に知られていませんが、その点に関して当時のプロデューサー、マックルーアから資料を提供されましたので、それを特別に掲載します。』(以上 平林直哉) | ||
| 初期盤LPより復刻、ムラヴィンスキー〜 チャイコフスキー1960年「後期交響曲集」Vol.2 初CD化となる1948年録音付き! チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調Op.64(*)/ 交響曲第5番 ホ短調Op.64〜第3楽章「ワルツ」(#) |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo.(*)、 モスクワ放送so.(#) | |
| 録音:1960年11月9日-10日、ムジークフェラインザール、ウィーン、ステレオ(*)/1948年、モノラル(#)。(#)は初CD化。ソース: Deutsche Grammophon (Germany), SLPM 138658(LP) (*) / Melodiya 16417/8(マトリックス番号:16417/3-4, 16418/4-4)(#)。初期LPより蘇る不滅の名盤、後期3大交響曲集の第2弾(Vol.1:第4番 [GS-2059])。後期交響曲集3曲で発売されると、どうしても2枚に分割収録となってしまう同曲を、1枚物ならではの全曲収録で。さらにボーナス・トラックで第3楽章の1948年初CD化音源を収録。 ■制作者より『ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキーの後期3大交響曲、第4番(GS-2059)に続き、今回はいよいよ第5番です。ムラヴィンスキーが指揮したこの曲の全曲録音は現在16種類も存在が確認されていますが、当録音はいまだにその最高峰と言われているものです。しかし、特にCD時代になってからはこの第5番は2枚のディスクにまたがってカッティングされる場合がほとんどで、それが一部のファンには不満だったようですが、このシリーズではそうした声をふまえて1枚のディスクに収録しました。音については従来通り、初期 LPに刻まれた情報量を限りなく忠実に再現しています。また、ボーナス・トラックとして世界初CD化となるモスクワ放送交響楽団とのSP録音(第3楽章のみ)を収録します。なお、同じムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルの交響曲第6番「悲愴」は2012年発売予定です。』 ■解説書の内容『ムラヴィンスキーは4度も日本を訪れ、日本のことを非常に気に入っていました。しかし、彼はもともと社交的な性格ではなく、ごく一部の限られた人にしか会うことを好みませんでした。従って、ムラヴィンスキーと直接会話を交わしたり、サインをもらったりした人はほとんど知られていません。そのような状況で、幸運にもムラヴィンスキーから直接サインをもらった方がいましたが、今回はその方に当時の貴重な思い出を書いていただきました。さらに、この録音はイギリス、オーストリアへの演奏旅行中、ウィーンで収録されましたが、そのツアーのメンバー表も掲載します。』(以上 平林直哉) | ||
| フルトヴェングラー・シリーズ Vol.26 超稀少、オリジナル・モノ・オープンリールより リヒャルト・ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲(*)/ 歌劇「タンホイザー」序曲(#) リスト:交響詩「前奏曲」(+) R.シュトラウス:4つの最後の歌(**) |
キルステン・ フラグスタート(S;**) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO (*/#/+)、 フィルハーモニアo.(**) | |
| 録音:1954年3月3日(+)、4日(*/+)、5日(*)、1952年12月2日-3日(#)、以上 ムジーク・フェラインザール、ウィーン、モノラル/1950年5月22日、ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン、ライヴ、モノラル(**)。ソース: HMV (U.K.) HTA-16(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)(*/#/+)/アセテート盤(番号なし)(**)。 ■制作者より■ 『ステレオ初期時代、英HMV から発売されたフルトヴェングラーのオリジナル・モノラルのオープンリール・テープはカタログ数が限られているだけではなく、中古市場でも極めて稀少です。ところが、今年〔カデンツァ注:2011年〕に入ってその幻のテープを初めて入手、その再生音に驚愕しました。従って、わずか3曲ではありますが、ノイズ・リダクションを使用しないテープの音がいかに生々しいか、それを実感していただくために急きょ発売を決定しました。』 ■ボーナス・トラックについて■ 『1950年5月22日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたR.シュトラウスの「4つの最後の歌」の世界初演は、これまでいくつかのレーベルで発売されています。元となるアセテート盤には2箇所(〈眠りにつくとき〉の最終和音、〈夕映えに〉の最後7小節)に欠落があり、さらに第3曲目〈春〉にのみ拍手が入っていますが、既存のすべてのLP、CD はこうした欠落を補修するとともに、拍手の位置を入れ替えたり追加したりして、当日の雰囲気を再現しようとしています。しかし、当ディスクではオリジナルのアセテート盤に記録された音を「全く修正せず、あるがまま」復刻いたしました。』(以上、平林 直哉) | ||
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クナッパーツブッシュ・ステレオ復刻 Vol.5〜 ポピュラー・コンサート、豪華ボーナス・トラック付 チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲 Op.71a シューベルト/ヴェニンガー編曲: 軍隊行進曲 Op.51 No.1 ウェーバー/ベルリオーズ編曲:舞踏への勧誘 Op.56 ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲 グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(#) ロッシニー:歌劇「ウィリアム・テル」序曲(+) リヒャルト・シュトラウス: 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの 愉快ないたずら」Op.28(**) |
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 VPO(*)、オデオン大so.(#)、 ミュンヘン国立歌劇場o.(+)、 ベルリン国立歌劇場o.(**) | |
| 録音:1960年2月15日-17日、ウィーン、ゾフィエンザール、ステレオ(無印)/1933年4月21日(#)、1928年12月(+)、1928年9月4日、5日、モノラル(無印を除く)。使用音源: Decca (U.K.) SXL 2239(*) / Odeon (Germany) O 11875 (Be 10316/7) (#) / Homocord (Geramny) 4-8942 (M 52604/5) (+) / Odeon (Germay) O 6772/3 (XXB 8162/8163/8164/8165-2) (**)。 ■制作者より■ 『クナッパーツブッシュのステレオ復刻第5弾は「ポピュラー・コンサート」で、これは英デッカの初期 LP からの復刻です。いつものように初期 LPに刻まれた情報を最忠実に再現します。また、ボーナス・トラックには SP 時代の怪演奏を収録します。超スロー・テンポの「ルスランとリュドミラ」、とぼけた味わいの「ウィリアム・テル」、そして途中でオーケストラがメチャクチャになる「ティル」など、クナの個性が強烈です。』 ■解説書の内容■ 『元 NHK 交響楽団の首席トランペット奏者、北村源三氏はウィーンに留学している時、クナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィルの演奏に接しています。その時の模様や、カラヤン、クリップス、ベームなどの思い出を存分に語っていただいています。その当時のウィーンの空気がよく伝わってくる貴重な証言です。』(以上、平林 直哉) | ||
| シューリヒト&パリ管のベートーヴェン Vol.2〜 貴重な片面テスト・プレス盤より復刻 ベートーヴェン: 交響曲第8番 ヘ長調Op.93 (*)/ 交響曲第3番 「英雄」 変ホ長調Op.55(#) ・ボーナス・トラック ベートーヴェン:交響曲第8番〜第1楽章 (オリジナル FALP 572 / 第1楽章251-252小節に欠落あり)(*) |
カール・シューリヒト指揮 パリ音楽院o. | |
| 録音:1957年5月7日、10日(*)/1957年12月18日、20日、23日(#)、以上サル・ワグラム、パリ。ソース:仏 EMI FALP 572 (*)/ FALP 574 (#) (共に片面テスト・プレス盤)。GS-2045(「田園」「第7」)に続くシューリヒトのベートーヴェン第2弾。 ■制作者より■ 『2010年に発売したシューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団の片面テスト・プレスLP復刻、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」&第7番(GS-2045)は非常に好評でしたが、今回はその第2弾である交響曲第8番&第3番「英雄」です。前回と同じ説明になりますが、このテスト・プレスはマスターが完成したあとに一番はじめにカッティングされたものであり、しかも片面が未収録のために平面になっています。従って、原理的には最も新鮮であり、かつ安定した再生音を得られます。』 ■ボーナス・トラックと解説書にについて■ 『交響曲第8番はフランス、イギリスで初発売された際、第1楽章に欠落が含まれたままでした。これはその後修正されて再発売されましたが、その歴史的事実を記録しておくために、この欠落をあえて付録としました。また、解説書にはシューリヒトの数少ない貴重なインタビューの中から、このベートーヴェンのセッションに関する部分を抜粋して掲載します。』(以上、平林 直哉) | ||
| オープンリールより蘇る ワルター&コロンビア響の「ブラ全」 Vol.3(完結編) ブラームス: 交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (*) / ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a (#) |
ブルーノ・ワルター指揮 コロンビアso. | |
| 録音:1959年2月2日、4日、6日、9日、12日、14日(*)/1960年1月18日、30日(#)、
以上 アメリカン・リージュン・ホール、カリフォルニア、ステレオ。ソース:Columbia (U.S.A.), MQ323 (*), MQ371 (#) 以上 オープンリール・テープ、19センチ、4トラック。 ■制作者より『当ディスクでオープンリール・テープ復刻によるワルター&コロンビア交響楽団のブラームスの交響曲全集が完結します。今回は4曲中では特にワルターらしい名演と誉れの高い交響曲第4番がメインで、まさにファン待望でしょう。また、表紙に使用した写真は1950年に作製されたネガから直接現像したものを使用しています。当時の古いネガを現像出来るラボは東京都内にもわずか一箇所しか存在せず、今回、このCD用として特別に現像していただきました。』 ■解説書の内容『1960年、交響曲第4番の国内初出時の宇野功芳氏の批評を、ご本人の許諾を得て掲載します。文章としては多少ぎこちない箇所もありますが、やはり最大の魅力はこの名演を初めて聴いた時の感動が読み手にひしひしと伝わることです。時に、宇野氏30歳のものです。』(以上 平林 直哉) | ||
| オープンリールより蘇る ワルター&コロンビア響の「ブラ全」 Vol.2〜 マックルーアの解説は、いよいよ核心部分に! ブラームス: 交響曲第3番 ヘ長調 Op.90 (*)/ 交響曲第2番 ニ長調 Op.73 (#) |
ブルーノ・ワルター指揮 コロンビアso. | |
| 録音:1960年1月11日、14日(*)/1960年1月27日、30日(#)、
以上 アメリカン・リージュン・ホール、カリフォルニア、ステレオ。ソース:Columbia (U.S.A.), MQ323 (*), MQ371 (#) 以上 オープンリール・テープ、19センチ、4トラック。 ■制作者より『ワルター&コロンビア響によるブラームス交響曲全集の第2弾です。復刻に使用した素材は前回同様19センチ、4トラックのオープンリール・テープです。テープ・ヒスは多少ありますが、原テープに記録された瑞々しい音を忠実に復刻しています。』 ■解説書の内容『前回の交響曲第1番ほか(GS-2060)に続き、当時のプロデュサーであったマックルーアの手記「ブルーノ・ワルターのリハーサル〜その教訓と喜びと」(その2)を掲載します。(その1)ではワルターの出会いから最初の録音セッションが開始された経過に触れられていますが、今回は実際の録音現場の模様が記されており、いよいよ核心部分へと迫ります。いずれにせよ(その1)と(その2)をあわせて読んでいただければ、この文章がワルターの芸術とその人間性を見事に浮き彫りにしていることが実感されると思います。』(以上 平林 直哉) | ||
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ワルター&コロンビア響の「ブラ全」 Vol.1〜 マックルーアの解説と共にオープンリールより蘇る! ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調Op.58 (*) (第2楽章ヴァイオリン・ソロ: イスラエル・ベーカー)/ 大学祝典序曲Op.80 (#) /悲劇的序曲 Op.81 (+) |
ブルーノ・ワルター指揮 コロンビアso. | |
| 録音:1959年11月25日(*)/1960年1月16日(#)/1960年1月8日(+)、以上 アメリカン・リージュン・ホール、カリフォルニア、ステレオ。ソース:Columbia (U.S.A.), MQ337 (*/#), MQ373 (+) 以上 オープンリール・テープ、19センチ、4トラック。 ■制作者より『GSレーベルでは、いよいよワルター指揮コロンビア交響楽団によるブラームスの交響曲全集を発売します。復刻の素材はすべて19センチ、4トラックのオープンリールで、豊かな空間的広がりを持つテープの音質を忠実に再現します。』 ■解説書の内容『ワルターのステレオ録音の立て役者のひとりに、プロデューサーのジョン・マックルーアがいます。彼はアメリカ「ハイ・フィデリティ」誌の1964年1月号にワルターの追悼記事を寄稿していますが、これにはワルターとの出会い、理想的な録音会場探しと優秀な楽団員の確保、一番最初のセッションへの不安、録音現場の雰囲気と音楽作りの方法、ワルターの人間性などが実に克明に記されています。これはワルターを知るためには最も重要な文献のひとつであり、ワルターの演奏と同等の価値を持つと言っても過言ではありません。このマックルーアの記事「ブルーノ・ワルターのリハーサル−その教訓と喜びと」は1964年3月に発売されたハイドンの交響曲第88番「V字」、同第100番「軍隊」のLP(日本コロムビア OS-307)のジャケットに全文の邦訳が掲載されていましたが、このCDを制作するにあたり著者マックルーアおよび訳者掛下栄一郎の両氏の許諾を得て転載します。なお、この交響曲第1番(GS-2060)ではワルターの出会いから最初のセッションまでの部分を掲載し、後半部分は交響曲第2番+第3番(GS-2061; 発売予定)に掲載します。また、マックルーア氏によると、交響曲第1番の第2楽章のヴァイオリン・ソロは、ハイフェッツとの室内楽の録音でも知られる名手イスラエル・ベーカーとのことで、それを明記したディスクは恐らく初めてのことと思われます。』(以上 平林 直哉) | ||
| 初期盤LPより復刻、ムラヴィンスキー〜 チャイコフスキー1960年「後期交響曲集」Vol.1 チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調Op.36 |
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラードpo. | |
| 録音:1960年9月14日-15日、ウェンブリー・タウン・ホール、ロンドン、ステレオ。ソース: Deutsche Grammophon (Germany), SLPM 138657(LP)。不滅の名盤が初期LPより蘇る!後期3大交響曲集の第1弾。 ■制作者より『ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが1960年秋、ヨーロッパでの演奏旅行中に収録したチャイコフスキーの後期3大交響曲は、あまりにも有名な演奏です。当レーベルではいよいよその第1弾、交響曲第4番に着手します。これは初期LPからの復刻となりますが、いつもの通り初期盤に刻まれた情報を限りなく忠実に復刻しています。なお、当レーベルでは残りの2曲も発売を予定していますが、1曲ずつCD1枚に収録し、既存のCDのように2枚のCD に分かれないようにします。』 ■解説書の内容『ムラヴィンスキーのチャイコフスキー第4番の総ざらい、この第4番と同時に収録されたロジェストヴェンスキーらの録音スケジュール、さらにはムラヴィンスキーの幻の日本公演プログラム(1958年)など貴重な資料を掲載します。』(以上 平林直哉) | ||
| クレンペラー、1959年の「運命」他 ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調 Op.67(*)/ 序曲「シュテファン王」Op.117(#) |
オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニアo. | |
| 録音:1959年10月22日-24日(*)/1959年10月28日-29日(#)、以上 EMI アビー・ロード第1スタジオ。ソース: Angel (U.S.A.) L 35843(オープンリール・テープ/19センチ、4トラック)。 制作者より:『クレンペラーがEMI に残したステレオによるベートーヴェン交響曲全集はあまりにも有名な名盤ですが、その中でも特に傑出していると言われているのが第5番と第7番です。今回復刻に使用した19センチ、4トラックのオープンリール・テープは幸運なことに保存状態が非常に良好で、テープの宿命とも言えるテープ・ヒスも極めて少なく、あたかもオリジナル・マスターから復刻したような新鮮さと艶やかさで蘇ります。』 解説書の内容:『若きウィリアム・スタインバーグはクレンペラーのアシスタントを務めていましたが、その時の回想録「私はクレンペラーにクビを切られた」の一部を抜粋し、掲載します。』(以上、平林 直哉) | ||
| 10年間封印されていた宇野功芳指揮の超過激演奏が ついにCD化! 交響曲は近衞版準拠による稀少演奏 ベートーヴェン: 「コリオラン」序曲 Op.62 / 交響曲第7番 イ長調Op.92(近衞秀麿版準拠) ・ボーナス・トラック(最終リハーサルより)(#) 交響曲第7番〜第1楽章/「コリオラン」序曲 |
宇野 功芳指揮 日本大学o. | |
| 録音:1983年6月21日、新宿文化センター、ライヴ(無印)/1983年6月19日、日本大学文理学部大講堂(#)、ともにステレオ。発売:2010年。ソース:19 cm/sec, 4-track オープン・リール・テープ。 同コンビによる1981年の「ブル4」(GS-2000)の続編として企画され、第3弾予定だった(結果として第2弾となった)1994年末の「ブル9」(GS-2002)のジャケット裏にも記載があったものの、10年間お蔵入りとなっていた当盤が、遂に登場! アマ・オケなので技術的な制約はあるが、その破天荒さは一聴の価値有。 ■制作者より『今から10年前、GS-2001として発売を予告したこの演奏は、突如指揮者から「あまりにも過激な演奏で、世に出すべきものではない」と待ったがかかり、中止となりました。そのため、年に何回かはファンから問い合わせがあり、その都度指揮者と交渉をしましたが、許諾は得られませんでした。しかし、2010年10月、事態は急変、晴れて世に出すことが可能になりました。つまり、指揮者の説得に10年近くかかったことになります。 宇野功芳(指揮)のベートーヴェン第7はこれまでに新星日本交響楽団(1997年、キングレコード KICC-237)、アンサンブルSAKURA(1999年、URFC-0001/プライヴェート盤)の2種類〔カデンツァ注:ともに廃盤で入手不可〕ありますが、全体の解釈は回を重ねるごとに軌道修正がなされています。しかし、このディスクの演奏は第1回目の指揮のためか、やりたいことをすべて行った演奏で、その衝撃度は破格です。また、特筆されるのは日本の指揮界の発展に大きく寄与した近衞秀麿(1898-1973)が編曲した版に準拠していることです。この版には管楽器ではピッコロやコントラ・ファゴットが加わり、ホルンは6本に増強されています。また、弦楽器は特に内声部がより厚みのある響きを得るように改変されていますが、ティンパニなど原典から著しく遠いと思われる箇所は原典に戻してあります。従って、全体の響きの印象としてはマーラー版によるシューマンの交響曲全集に近く、著しく違和感を感ずることはないでしょう。なお、「コリオラン」序曲は全くの原典通りです。 ボーナス・トラックには本番直前に行われた通しリハーサルを入れました。』 ■解説書の内容『演奏会当日のプログラムに掲載された宇野功芳の「指揮者のひとりごと」を転載します。』(以上、平林 直哉) ※おことわり:日本大学管弦楽団は同大学芸術学部とは全く無関係のアマチュアの団体で、技術的にはつたない箇所が多々あります。 | ||
| ハイフェッツ&ミュンシュ〜協奏曲集、 19 cm/sec オープンリール・テープからの復刻! メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 (*) ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (#) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1959年1月23日、25日(*)/1955年11月27日-28日(#)、以上 ステレオ。ソース: RCA (U.S.A.) , FTC-2046 (19 cm/sec, 4-track オープン・リール・テープ) (*) / FCS 24 (19 cm/sec, 2-track オープン・リール・テープ)。 Grand Slam 初の器楽奏者復刻はハイフェッツ。不滅の名演がオープンリールより蘇る。 ■制作者より『GS レーベル初の器楽奏者の復刻は、ヴァイオリンの王者ヤッシャ・ハイフェッツです。使用した素材は1950年代から60年代に発売されたオープンリールで、その音は既存のCD等とは印象が大きく異なります。残念ながらメンデルスゾーンの方は普及型の4トラックでしか発売の実績がなく、このテープからのリマスターとなりますが、それでもその情報量の多さは十分に実感出来ます。ベートーヴェンの方はメンデルスゾーンよりも4年前の録音ですが、2トラックのテープを使用しているため、より密度の濃い、柔らかく繊細な音色で再現されます。』 ■解説書の内容『これらのLPが発売された頃の雑誌の批評を一部引用します。また、ハイフェッツの珍しい写真も掲載します。』 ■お知らせ『ハイフェッツによるチャイコフスキー、ブラームスのヴァイオリン協奏曲(RCA、ステレオ録音)も近々発売を予定しています。この2曲はともに19センチ、2トラックのオープンリール・テープからの復刻です。』 『 古いテープより復刻しており、わずかな音揺れや細かいノイズが混入しています。』(以上、平林直哉) | ||
| フルトヴェングラー・シリーズ Vol.25〜 幻&超稀少な独エレクトローラ SP からの初復刻 !! モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550(*) ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1948年12月7日-8日、1949年2月17日(*)/1950年1月18日-19日(#)、以上、ムジークフェラインザール、ウィーン。ソース:Electrola (Germany), DB 6997/9 (マトリックス番号:2VH 7110-2/7111-2/7112-4/7113-6/7114-1/7115-1)(*)/ Electrola (Germany) DB 21106/10(マトリックス番号:2VH 7180-1A/7181-1A/7182-1A/7183-1A/7184-1A/7185-1A/7186-1A/7187-1A/7188-1A/7189-1B)(#) 。SP盤(78回転)からの復刻なので、SP特有のノイズが混入する。 ■制作者より『フルトヴェングラーが戦後にHMVへSP録音(78回転)したものは、本国イギリス以外ではオランダ、オーストリアなどのごく一部の国でしかプレスされていません。ところが、このたびその存在さえ知られていなかった2曲のドイツ・エレクトローラ盤SPを入手、世界で初めて復刻します。このドイツ・エレクトローラ盤はイギリスHMV盤のような高域のノイズはなく、復刻には適した素材です。まず、モーツァルトの方は有名なオールセンのディスコグラフィにも指摘されているように、世界中に流布しているLP、CDのほとんどすべてにおいて第3楽章冒頭に一瞬の欠落があります。これはSP原盤からLP用マスターを制作した際のミスですが、もちろん当CDにはそのような欠落はありません。一方、ベートーヴェンの第7はイギリス・プレス盤SPですら稀少と言われており、このドイツ・エレクトローラ盤はまさに“幻”です。また、良く知られているように第7番のLP、CD用マスターには第4楽章に女性の声のノイズが入っており、この原盤が今もなお世界中で使用されています。SP原盤にはそうしたノイズは混入しておらず、当CDにもそうしたノイズは含まれません。戦後のSP盤ゆえに戦前の全盛期ほど盤質は良くありませんが、その稀少性は熱心なフルトヴェングラー・ファンには強く訴えかけるものと思われます。』 ■解説書の内容『2曲の録音データ、およびその周辺の事情をきっちりと整理し、フルトヴェングラー・マニアのニーズに応えます。また、チェリスト、ピエール・フルニエのフルトヴェングラー追悼文は感動的です。』(以上、平林直哉) | ||
| GS-2055 廃盤/入手不能 |
ワルター晩年の傑作「運命」「田園」 オープンリール・テープより蘇る! ベートーヴェン: 交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」 (*) / 交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」 (#) |
ブルーノ・ワルター指揮 コロムビアso. |
| 録音:1958年1月13日、15日、17日(*)/1958年1月27日、30日(#)、以上カリフォルニア、アメリカン・リージュン・ホール。使用音源: Columbia (U.S.A.) MQ 370 (*), MQ 369 (#) ( オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)。(*)は2009年5月に、初出ステレオ LP 〔 Columbia (U.S.A.) MS 6012 〕からの復刻が同レーベルから成された(GS-2035)が、驚くべき好評を得て、発売からわずか半年程度で完売してしまっていた物。 2011年10月 追記:当盤は代理店から廃盤となった旨連絡が参りました。当店在庫&今後の入荷予定は共にございません。 | ||
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バーンスタイン&NYPの「革命」1959年 COLUMBIA録音、 ステレオ・オープン・リール・テープより復刻! 解説は スポーツ・ライター&小説家の玉木正之氏 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調Op.47 |
レナード・バーンスタイン指揮 NYP | |
| 録音:1959年10月20日、ボストン、シンフォニー・ホール、ステレオ。ソース: Columbia (U. S. A. ), MQ 375(ステレオ・オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)。 歿後20年のバーンスタイン、作曲者から絶賛されたバースタインのショスタコ「革命」が、オープンリール・テープより鮮やかに蘇る。 ■制作者より:『1959年8月、バーンスタインとニューヨーク・フィルは約8週間に渡るヨーロッパ・ツアーに出かけました。その途次である9月11日、モスクワで演奏されショスタコーヴィチの交響曲第5番は作曲者自身から大絶賛され、このニュースはたちまち全米を駆けめぐりました。10月に帰国した指揮者とオーケストラは、その熱狂と興奮をそのままに、わずか1日でこのディスクの演奏をセッション収録しました。演奏そのものは、とてもセッションとは思えないほど燃えに燃えたものですが、このディスクではその雰囲気が驚くほど生々しく再現されています。また、このディスクとほぼ同時に、上記のツアー途中で行われた8月16日のザルツブルク公演がオルフェオより発売(注:ORFEOR-819101)されますが、それとの比較も興味が尽きないでしょう。』 ■解説書の内容:『大のバーンスタイン・ファンで知られるスポーツ・ライター、小説家の玉木正之さんに、バーンスタインとこの演奏に対する思いをたっぷりと書いていただきました。』(以上、平林 直哉) | ||
| トスカニーニの既成概念を打ち砕く音 オリジナル・モノラルのオープンリールより復刻! ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68(*) ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」(#) |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBCso. | |
| 録音:1951年11月6日(*)/1953年1月26日(#)、以上 カーネギー・ホール、モノラル。ソース:RCA (U.S.A.) CC-8 (*), CC-16 (#)(2トラック&19センチ・オープンリールテープ)。 誤解を恐れずに表現すれば粗暴・粗野な程の、エネルギーに満ちた音質。LP 時代の音質と現代のマスタリングされた CD の音質に違和感や差異を感じたり、CD・SACD・XRCDの音質はおとなしいと感じているリスナーには、是非一聴をお勧めしたい。 ■制作者より『1950年代、トスカニーニのオリジナル・モノーラルによるオープンリールテープはわずか数点しか発売されませんでした。これらはすべてセミ・プロ仕様の2トラック・テープですが、これが予想を完全に超えた音です。演奏者の汗や松ヤニが飛び散り、床は激しく振動し、シンバルの細かな破片さえ目に見えるほどです。オリジナル・マスターからの CD が多数発売されている状況においては、こうした古いテープからの復刻盤は原理的に言えば必要のないものと言えます。しかし、このディスクのように最低限の加工しかしていない音は、過去に出た物と大きく印象が異なります。いずれにせよ、文句を言うのであれば、一度は聴いてからにして欲しいものです。』 ■解説書の内容『トスカニーニに対する個人的な想い出を、制作者自身が記しています。また、珍しい写真も掲載します。』(以上、平林 直哉) | ||
| ステレオのワルター第2弾〜テープ復刻の「新世界」 ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」 |
ブルーノ・ワルター指揮 コロンビアso. | |
| 録音:1959年2月14日、16日、20日、アメリカン・リージュン・ホール、カリフォルニア、ステレオ(セッション)。ソース:Columbia (U.S.A.) LMB 59(オープンリールテープ/2トラック、19センチ)。 『ワルター唯一の2トラック・オープンリールより復刻!』『かつてないほどの圧倒的な情報量』。先に発売されたワルターのステレオ復刻第1弾、「田園」(GS-2035→2010年10月に、テープ音源を使用しGS-2055で再発売→こちらも2011年10月で廃盤)は、共に発売後一年経過しないうちに在庫切れとなり、既に入手不能/再プレス未定となっているだけに、今回もお早めの入手をお勧めしたい。 ■制作者より:『ステレオ初期時代、ワルターのオープンリールテープはある程度のカタログが揃っていましたが、それらのほとんどすべては普及型の4トラック、19センチのものでした。その中でこの「新世界より」は唯一のセミ・プロ仕様の2トラック、19センチで、まれにオークション等に出ると争奪戦になる希少品です。しかし、希少性もさることながら、より安定感のある2トラック・テープの音は格別で、その情報量の豊かさは破格です。この「新世界より」はワルターのステレオ録音の中でも地味な存在ですが、この音で聴けば評価が大きく変わることが予想されます。とにかく、一度耳にして欲しいものです。』 ■解説書の内容:『ワルター存命当時に書かれた文献で、ステレオ・セッションの模様を伝える部分を邦訳して掲載します。たいへんに貴重な資料です。』(制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。)(以上、平林 直哉) | ||
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破格の鮮明度! パレー&デトロイト響〜 フランス管弦楽曲集、テープ音源復刻! ビゼー:「カルメン」組曲(*)/ 「アルルの女」組曲第1番(*) シャブリエ:気まぐれなブーレ(#) ラヴェル:マ・メール・ロワ(#) ドビュッシー:管弦楽のための「映像」 〜第2曲「イベリア」(+) |
ポール・パレー指揮 デトロイトso. | |
| 録音:1956年11月8日、フォード・オーディトリウム(*)/1957年3月19日、フォード・オーディトリウム(#)/1955年12月3日、旧オーケストラ・ホール(+)、以上 デトロイト、ステレオ。ソース:Mercury (U.S.A.), MDS5-3 (*), MS5-22 (#), MBS5-8 (+)、オープンリールテープ/19センチ、2トラック。 ・制作者より 『モントゥーの「春の祭典」「火の鳥」(GS-2049)は「驚くほど鮮明」との評価を得ましたが、このディスクはそれと同じく19センチ、2トラックのオープンリールテープを復刻の素材として使用しています。2 トラックのテープは高音質でしたが、発売されたカタログ数は少なく、たいへんに希少です。その中からパレー得意のフランス管弦楽曲集を集めました。とにかく聴いてみて下さい、この鮮明度は破格です!』 ・解説書の内容 『パレー指揮、ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、第7番(GS-2010/ カデンツァ注:レーベル在庫無し、このまま廃盤の可能性大)同様、沼辺信一氏による読み応えのある解説が付きます』(以上、平林直哉) | ||
| モントゥーの「春祭」「火の鳥」、テープ音源復刻! ストラヴィンスキー: バレエ音楽「春の祭典」(*)/組曲「火の鳥」(#) |
ピエール・モントゥー指揮 パリ音楽院o. | |
| 録音:1956年11月2日、5日、6日、11日(*)/1956年10月29日、30日、11月10日(#)、以上、パリ、サル・ワグラム。使用音源:RCA (U.S.A)、ECS 67 (*) / BCS 88 (#)(以上、19センチ2トラック・オープンリール・テープ)。平林氏のオープンリール復刻シリーズ第3弾。 ■制作者より『これらの音源はアメリカRCAとイギリス・デッカが業務提携していた時代の録音で、現在はデッカ音源として広く知られているものです。復刻に使用したのは2トラックのオープンリールテープです。家庭用のオープンリールテープは毎秒19センチの速度で、トラック数はカセット・テープと同じく4トラックのものが一般的でした。しかし、主に放送局などのプロ・ユースとして19センチ、2トラックのテープも発売されていました。この2トラックは単純に言えば4トラックの倍のテープ幅に信号が記録されているため、音質はいっそうオリジナル・マスターに近いものです。マニア向けゆえにカタログもごく限られており、しかもステレオ初期にのみに少数しか生産されなかったため、今日でもこの2トラックのテープは中古市場でも高額で取引されています。 最初期のステレオ録音ゆえにダイナミック・レンジは期待出来ませんが、その貴重なテープから出てくる音は信じがたいほど鮮明で瑞々しいものです。』 ■解説書の内容『小幡一誠氏による翻訳・解説は貴重な資料です。まず、モントゥーは「春の祭典」の初演を行った指揮者としてはあまりにも有名ですが、そのモントゥーは、実はこの「春の祭典」を好きではなかったとの証言を紹介しています。また、組曲「火の鳥」は従来から「1919年版」と表記されていますが、実際はモントゥーが独自に改変したもので、その点についても詳述しています。』(以上、平林 直哉) 復刻に使用したテープは発売から半世紀以上を経過しているため、音揺れやドロップ・アウトなどが含まれます。ご了承下さい。 | ||
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フルトヴェングラー&BPO のブラ1、テープ音源復刻! ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68(*) シューベルト: 交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1952年2月10日、ベルリン、ティタニア・パラスト。使用音源:Deutsche Grammophon (U.S.A) 2530 744A(オープンリールテープ、19センチ、4トラック)(*) / Deutsche Grammophon (Germany) 2535 804 (LP)(#)。平林氏のオープンリール復刻シリーズ第2弾。同日の未完成はテープ使用の発売アイテムが無いため、これまで通りLP盤起こしとなっているが、こちらもノイズの少なさなど、見事な復刻となっている。 ■制作者より『オープンリールテープからの復刻第1弾として発売したクナッパーツブッシュ指揮、VPOのブルックナーの交響曲第5番(GS-2047)は「音がとても柔らかい」「無理なく音がでている」と好評を得ました。そのオープンリール復刻第2弾はフルトヴェングラー指揮、BPOのブラームスの交響曲第1番です。オープンリールテープは主としてオーディオ・マニア向けとして販売されていたもので、もともとモノーラル音源はそれほど多くはなく、ドイツ・グラモフォンから発売されたフルトヴェングラーのオープンリールもこのブラームスしか存在しません。これは1976-78年頃に発売されたと推測されるもので、その音作りもいかにもアナログ全盛時代にふさわしく腰のある力強い響きが特色です。なお、ブラームスと同じ日に演奏されたシューベルトの「未完成」はテープでの発売がないため、LPからの復刻となります。』 ■解説書の内容『制作手記、および当日の貴重なプログラムほか、フルトヴェングラーの珍しい写真を掲載しています。』(以上、平林 直哉) 古いアナログを素材としていますので、かすかな音揺れや特有のノイズが混入します。 | ||
| クナの「ブル5」、オープンリールテープから復刻 ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調(改訂版) |
ハンス・ クナッパーツブッシュ指揮 VPO | |
| 録音:1956年6月3日-6日、ゾフィエンザール、ウィーン、ステレオ。ソース: London (U.S.A.) LCL 80103 (オープンリールテープ/19センチ、4トラック)。遂に平林氏がオープン・リールに注目、復刻を開始! LP が苦手とする内周の歪みやピチパチ・ノイズはもちろん基本的に存在せず、サンプルを聞いた限りでは、難点はごく一部の経年劣化による音像の揺らぎ程度しか見受けられない。 UNIVERSAL による現在の復刻サウンド(DECCA録音であっても、DGのエミール・ベルリナー・スタジオ〔ドイツ〕でリマスタリングが行われている)に疑問がある方には真っ先にお薦めできるアイテム。代理店も『太く柔らかく艶やかな音、これぞ究極のアナログ・サウンド!』と大絶賛。 ■制作者より 『GS レーベルでは今回から音源によりオープンリールテープの復刻も開始します。その第1弾はクナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィルによるブルックナーの交響曲第5番、1956年、英デッカのステレオ録音です。オープンリールテープはLP とは違い基本的にプチパチ・ノイズはなく、内周の歪みもありません。空間的な再現能力は LP よりも上回っていると言われ、今でも一部には熱烈なオープンリール・ファンが存在します。 この演奏は悪名高い改訂版を使用しているため、昨今の原典版ブームに押されてか、近年では過去の遺物のように扱われる傾向がなきにしもあらず。しかし、このオープンリールテープから復刻した太くて柔らかく、かつ非常に艶やかな音質で聴けば、クナッパーツブッシュの演奏は版の良し悪しを完全に超えた域にあることが再認識されるでしょう。』 ■ 解説書の内容 『「なぜ、オープンリールテープからの復刻なのか?」、テープからの復刻に至った制作者による手記を掲載します。その他、クナの珍しいプログラムも掲載します。』(以上、平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー・シリーズ第23弾 世界初出「レオノーレ」&メロディアの「第7」 ベートーヴェン: 「レオノーレ」序曲第3番 ハ長調Op.72a (*) / 交響曲第7番 イ長調Op.92 (#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮(*/#) トリノ・イタリア放送so. (*)、 BPO (#) | |
| 録音:1952年3月3日、トリノ(*)/1943年10月31日-11月3日、ベルリン、旧フィルハーモニー(#)。ソース: Private Archive (*) / Melodiya D 027779/80 (#) 。(*)はデータだけ見れば既出だが、これまで発売された市販盤にはすべて、1950年ACOとの演奏が1952年トリノRAI管の表記で収録されており、当盤が初出となる。 ■世界初出となる「レオノーレ」序曲第3番について 『このディスクに収録された1952年3月3日、トリノ・イタリア放送交響楽団とのベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第3番は“世界初出” 音源です。この演奏はデータ上では過去に国内ではキングレコード、海外ではCetra、Urania、Andromeda、Myto などからすでに出ていることになっていますが、中身の演奏はすべて1950年7月13日、アムステルダム・コンセルトヘボウとのものであり、単に誤記がそのまま定着していただけでした。ところが、このたびイタリアより入手した音源は表記と中身が一致する初めてのものであり、まさにファン待望の発売です。当時のイタリアではまだアセテート盤による収録だったようですが、音質は予想以上にしっかりしていて鮮明であり、著しく劇的なフルトヴェングラーの解釈を心ゆくまで堪能出来ます。』 ■ GS シリーズ初のメロディア盤復刻 『組み合わされた交響曲第7番は戦時中の演奏で、メロディア/ユニコーン系音源としてはあまりにも有名です。復刻に使用したのは最初期のメロディア盤で、そのLPに刻まれた情報を限りなく忠実に再現しています。なお、GS シリーズでのメロディア盤復刻は初めての試みとなります。また、このディスクは2002年にCD-Rレーベル(Serenade SEDR-2008/廃盤)で発売したものの流用ではなく、全くの新マスタリングです。』 ■交響曲第7番の欠落について 『オリジナルのメロディアLPには第4楽章の冒頭に欠落があることが知られています。これまでは再現部をコピーしたり、あるいは“新発見”とされる音源を加えて修正を施したものが多数出ていますが、歴史的な事実を忠実に復刻するという観点から、このディスクではあえて修正を加えずに復刻しています。』(以上、平林 直哉) | ||
| シューリヒト&パリ管の「田園」「第7」を 貴重な片面テスト・プレス盤より復刻 ベートーヴェン: 交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」(*)/ 交響曲第7番 イ長調Op.92(#) |
カール・シューリヒト指揮 パリ音楽院o. | |
| 録音:1957年4月30日(*)、5月2日(*)、6日(*)、6月11日(#)、12日(#)、以上サル・ワグラム、パリ。ソース:仏 EMI FALP 575 (*)/ FALP 576 (#) (共に片面テスト・プレス盤)。 ■制作者より■ 『シューリヒト指揮、パリ音楽院管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲全集は言わずと知られた歴史的名演ですが、その中でも特に傑出していると評判の高い第6番「田園」と第7番を初期LPより復刻しました。しかも、復刻に使用したのは片面にカッティングされたそれぞれ2枚組のテスト・プレスです。このテスト盤は録音されたあと、一番はじめににカッティングされたもので、言うならばオリジナル・マスターが最も活きの良い時に制作されたものです。しかも裏面は溝が切っていない平面ですので、ターンテーブルとの密着度が高く、両面にカッティングされた通常盤よりも音がいっそう安定しているとも言われています。』 ■おことわり■ 『交響曲第7番の初出盤、フランス EMI の FALP 576 は第1楽章の211〜216小節が欠落のまま初回プレス分が出荷され、これは当時の雑誌にも指摘されていました。このテスト・プレスも欠落がありますが、いくらオリジナルとはいえ、6小節の欠落のまま復刻するのは鑑賞上適切ではないと判断し、このディスクではその欠落部分を通常プレスの FALP 盤で補っています。とはいえ、普通に聴いていれば違和感を感ずることは全くありません。』 ■解説書の内容■ 『ベートーヴェン全集の録音に関する文献を二種類(翻訳と当時の雑誌記事)掲載いたします。』(以上、平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー Vol.22〜1948年10月24日 ベルリン公演の「未完成」&ブラームス シューベルト: 交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」(*) ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1948年10月24日、ベルリン、ティタニア・パラスト。ソース:Vox / Turnabout TV 4478 (U.S.A.) (*) / HMV (France / LA VOIX DE SON MAITRE) FALP 544 (#)。 ■制作者より 『GS シリーズ、久々のフルトヴェングラーは1948年10月24日、ベルリンでの公演です。まず、シューベルトの「未完成」はフルトヴェングラーの数ある「未完成」の中でも最も物々しい演奏として知られていますが、LP 復刻は今回が初めてです。ブラームスの方は2006年に発売した GS-2012(廃盤)と同一音源ですが、GS-2012 がドイツ・エレクトローラのLP、E 90095 を使用したのに対し、今回はフランス HMV 盤 FALP 544 を復刻の素材としています。その理由は、この FALP 盤には第3楽章冒頭のわずかなフライングがはっきりと聴きとれるからです。この一瞬の乱れは最近のCD には入っていないようですが、この揃わない出だしこそフルトヴェングラーの重要な特色のひとつです。また、この FALP 盤は中高域の抜けが良いのが特色で、特に弦楽器のうねるような雰囲気がいっそう出ています。』 ■解説書の内容 『今回もブックレットにはフルトヴェングラーの珍しい写真、貴重なプログラムを掲載しています。』(以上、平林 直哉) | ||
| クナのステレオ第4弾、ブラームス集 ブラームス(1833-1897): ハイドンの主題による変奏曲Op.56a (*)/ 大学祝典序曲Op.80 (*)/ 悲劇的序曲Op.81 (*) / アルト・ラプソディOp.53 (#) |
ルクレティア・ウェスト(A;#) ハンス・ クナッパーツブッシュ指揮(*/#) VPO (*/#)、 ウィーン・ ジングアカデミー男声cho.(#) | |
| 録音::1957年6月10日-15日、ウィーン、ゾフィエンザール、ステレオ(*/#)。ソース:米 ロンドン CS 6030 (*) / 英 デッカ ECS 701 (#)。 クナいぶし銀のブラームス、ミュンヘンのラスト・コンサートを聴いた中野氏の証言&秘蔵プログラム付き! ■制作者より: 『クナッパーツブッシュのステレオ LP 復刻第4弾はクナの遺産の中でも最も渋いと言われるブラームス演奏集です。このブラームスはなぜか初期 LP 時代にイギリス・デッカよりステレオ LP が発売されませんでしたが、デッカ・プレスのアメリカ・ロンドン盤等、一番最初にステレオで発売された LP を復刻の素材としています。』 ■解説書の内容: 『まず、元ケンウッドの取締役であり、NHK の FM 放送等でもおなじみの音楽プロデューサー、中野雄氏によるクナッパーツブッシュの想い出を掲載します。何と中野氏はクナのミュンヘンのラスト・コンサートを目撃した数少ない日本人のひとりで、この証言は極めて貴重です(当日のプログラムとチケットも掲載)。さらに、制作者秘蔵のプログラムを2つ。ひとつはクナと共演した唯一の日本人である諏訪根自子の出演したもの(1943年)、もうひとつはブラームスの没後50 年の記念演奏会(1947年)でジネット・ヌヴーが出演したものです。』(以上、平林 直哉) | ||
| ついに復活&初CD化あり 驚異のコロラトゥーラ・ソプラノ、アラ・ソレンコワ〜 アラ・ソレンコワ・イン・ジャパン ロシア民謡:何故に夜のふけるまで(*) R=コルサコフ: オリエンタル・ロマンス(うぐいすとバラ)(*) ロシア民謡:なつかしきヴォルガ(*) ハチャトゥリアン:やなぎ(*) ブーニン:美しき君よ(*) ドルハニヤン:つばめ(*) シューベルト:アヴェ・マリア(*) グノー:セレナーデ(*) サン=サーンス:白鳥(*) モニューシコ:黄金の魚(*) アリャビエフ:うぐいす(+) 日本古謡: さくらさくら(*)/箱根八里(箱根馬子唄)(*) ・ボーナス・トラック アリャビエフ:うぐいす(#) ドニゼッティ: 歌劇「シャモニーのリンダ」〜私は心の光(**) モーツァルト: 歌劇「魔笛」〜復讐の心は地獄のように(**) ドリーブ:歌劇「ラクメ」〜鐘の歌(##) |
アラ・ソレンコワ(S) エフゲニー・カンゲル(P;*/+) グレゴリー・ストリャーロフ指揮(#) モスクワ放送so.(#) キリル・コンドラシン指揮(**/##) ボリショイ劇場o.(**/##) | |
| 録音:1957年12月17日、ビクター吹込所、日本[初発売:新世界レコード PLS-39, 1958年4月](*/+)/1954年頃[初発売:1956年](#/**/##)。ソース:新世界レコード [SHINSEKAI] LP, SH 7679 (*/#/##) /新世界レコード [SHINSEKAI] (25cm LP?), PH 14 (+) / MELODIYA D 3344 (**)。(+/**)は今回初CD化となるもの。倒産した新世界レコードから発売されていたCD、SRCD-0007 にも「うぐいす」は収録されていたが、(#)のソビエト録音の方だった模様。状況からすると、SRCD-0007 発売当時アナウンスされていた『1957年録音のLPレコードから板起こししたものです』というのは正確には誤りで、 LP SH-7679 を丸ごと盤起こしした物だったようだ(共演者にコンドラシンらが含まれていたので、コンピレーション盤である事は想像出来たが)。 『旧ソ連時代「ソレンコワの声は人間の出せるものではない、化学だ」と評された超絶技巧と驚異の美声の持ち主、アラ・ソレンコワ、その日本録音が完全な形で初めて復刻!』 2005年、数十年ぶりに復活しつつも、2007年の発売レーベル倒産により入手不能となっていた話題盤が復活、さらに初CD化3曲が追加され、日本録音はこれが初の完全復刻になるというとなる嬉しいニュースが! 日本録音のマスター・テープが既に失われていることもあって旧CD同様盤起こしだが、平林氏ならではの高音質復刻により、ピチパチ・ノイズは全くといってよいほど聞こえず、コンディションは最高。現在では世界的にも忘れられてしまっている歌手であるが、希有な才能の持ち主であった事は疑う余地が無く、是非一聴をお勧めしたい。 なお、平林氏も彼女には以前から入れ込んでおられ、今回も『■初めての方に、お勧めのトラック:ソレンコワ、と言っても特に若い人にはピンとこないかもしれませんが、まずトラック3の「なつかしきヴォルガ」、11または14の「うぐいす」、17の「鐘の歌」を聴いてみて下さい。特に3(の「なつかしきヴォルガ」)はほとんどの人が「CDプレーヤーが故障したか!?」と驚くはずです。』とのコメントあり。 ■制作者より: 『水晶にもたとえられる美声、そして驚異的な音域を持つコロラトゥーラ・ソプラノ、アラ・ソレンコワ。その彼女は1957年11月に来日し、全国各地で13回の公演を行って多くの人々を感動させました。しかも離日直前、ソレンコワとピアノのカンゲルはビクター吹き込み所で13曲をスタジオ収録し、これは後日LP発売され大いに話題となりました。 残念ながらこの日本録音のマスター・テープは失われていますが、2005年7月、LP 復刻盤「ソレンコワ・リサイタル」(新世界レコード、SRCD-0007)として久々に復活しました。しかし、そのSRCD-0007 には残念ながら日本録音の1曲が欠けていましたが、このGS-2042 では初めて全13曲を完全復刻しています(新世界レコードは2007年に廃業していますので、SRCD-0007 の再発売はありません)。 さらに、ボーナス・トラックとして名唱として名高いメロディア音源を4曲加えました。このうち、ドニゼッティとモーツァルトは世界初CD化です。』 ■解説書の内容: 『公演のチラシやチケット、プログラムに掲載された写真、日本公演記録、舞台に接した人の証言など、盛りだくさんの内容です(ただし、歌詞は大意のみで、対訳は付きません)。』(以上、平林 直哉) ●ソレンコワ略歴:アラ・ソレンコワは1928年、ロストフ州ミレロヴォ市生まれ。モスクワ高等音楽院でバラノフスカヤに師事。その後は軽音楽の分野で活躍し、1956年(1957年説もある)にボリショイ劇場の専属歌手となる。水晶にもたとえられる美しい声質と驚異的に広い音域を持ち、アリアや民謡など、レパートリーは600曲以上もあったと言われる。来日後、数年で引退したと伝えられている。彼女の現状は、ロシア国内でも、健在なのかどうかも含め全く知られていないようだ。 | ||
| マーク&LSOの「真夏の夜の夢」、初期LPからステレオ版起こし メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」 [序曲 Op.21/スケルツォ Op.61-1/まだら模様のお蛇さん Op.61-3/間奏曲 Op.61-5/ 夜想曲 Op.61-7/結婚行進曲 Op.61-9/道化役者たちの踊り Op.61-11/終曲 Op.61-12] ペーター・マーク指揮LSO ジェニファー・ヴィヴィアン、マリオン・ロウ(S) ダグラス・ロビンソン合唱指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場女声cho. | ||
| 録音:1957年2月27日、28日、ロンドン、ギングズウェイ・ホール、ステレオ。ソース:SXL 2060。同レーベルのステレオLP盤起こし第9弾。 ■制作者より:『日本フィルや東京都響にしばしば客演していたペーター・マークは、日本で最も愛された指揮者のひとりでした。そのマークが得意とし、頻繁に指揮をしていたのがこのメンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」です。マークは「真夏」の全曲を東京都響と録音していますが(1984年、DENON)、1957年に録音されたこの抜粋は、その豊かな雰囲気ゆえに今もなお決定盤とさえ言われているものです。』 ■解説書の内容:『マークが初来日した時のものや、南米での公演など、珍しいプログラムを掲載します。』(平林 直哉) | ||
| GS-2040 廃盤/入手不能 |
クナッパーツブッシュ・ステレオ第3弾 クナッパーツブッシュ〜ウィーンの休日 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮VPO カール・ヤンチェク(ツィター;#) | |
| 録音:1957年10月15日、16日、ウィーン、ムジークフェラインザール。使用音源:Decca (U.K.) SXL 2016 [ステレオ] (無印/#) / LXT 5420 [モノラル] (+)。 2011/7 追記:当盤は代理店から廃盤となった旨連絡が参りました。当店在庫&今後の入荷予定は共にございません。 | ||
| 理想の名演を望みうる最上の音質で! カイルベルトの「ブル9」、ステレオ初期LPよりの復刻 ブルックナー(1824-1896): 交響曲第9番 ニ短調(原典版) |
ヨゼフ・カイルベルト指揮 ハンブルク国立po. | |
| 録音:1956年10月31日、オスター通りスタジオ、ハンブルク、ステレオ。ソース: テレフンケン(ドイツ) SLT 43043 。 ■制作者より 『LP 時代にブルックナー・ファンを狂喜させた宇野功芳著「モーツァルトとブルックナー」(初出は帰徳書房、現在は学研から発売)の中に、「カイルベルトのLP が登場し、ブルックナーの第9はシューリヒト、ヨッフムらとベスト3が出来上がった」とあります。最近ではヴァント/ベルリン・フィルなどの名盤も出ていますが、オーケストラの渋く充実した音色はそのヴァント盤以上であり、安定した適正なテンポもシューリヒト、ヨッフムをしのいでいます。つまり、このカイルベルト盤は今もなおベスト3 のひとつと言っても過言ではありません。しかし、長い間廉価盤で繰り返して再発売されていたせいか、特に最近では正当な評価を与えられなくなりました。従って、今回の復刻盤は再び正当に評価される非常に良い機会だと考えています。特に、初めて耳にした人は、こんな名演が存在していたことに驚かれると思います。 なお、特徴的な個所がひとつあるので記しておきます。第3楽章の20 小節(18分39秒付近)の最後の音で、ここは4分音符の長さしかありません。しかし、この不協和音を強調しようとしてほとんどの指揮者はフェルマータのように音を延ばしていますが、このカイルベルト盤は楽譜通りに演奏した数少ない例です。』 ■解説書の内容 『カイルベルトが倒れた瞬間の目撃証言や、珍しいプログラムなどを掲載します。』(以上、平林 直哉) | ||
| 同レーベルのステレオ復刻第6弾〜 マルティノン&VPOのDECCA録音「悲愴」 チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調「悲愴」 |
ジャン・マルティノン指揮 VPO | |
| 録音:1958年3月31日-4月3日、ゾフィエンザール、ウィーン、ステレオ。ソース: Decca (U.K.) SXL 2004 。 定番中の定番が鮮烈な演奏で音で蘇る! 『■制作者より:マルティノンとウィーン・フィルの正規録音はこのデッカに行われたチャイコフスキーの「悲愴」交響曲が唯一のものです。フランス人の指揮者を起用してなぜチャイコフスキーの交響曲が収録されたかの理由ははっきりしませんが、この録音は発売以来“決定盤”の名を欲しいままにしており、それは今日でも変わりがありません。初期LPからリマスターした音ですが、これが怖いくらいに生々しいものとなっています。ウィーン・フィルの艶やかさを存分に堪能出来るのは言うまでもありませんが、彼らがここまで本気になって弾き、吹いている様子にも改めて驚かされます。 ■解説書の内容:数少ないマルティノンのインタビュー、初来日した際のプログラムなどを掲載しています。』(以上、平林 直哉) | ||
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渾身超復刻によるクレンペラーのステレオ初期LP復刻第1弾〜ベートーヴェン「第9」 ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」 オーセ・ノルドモ=レーヴベリ(S) クリスタ・ルートヴィヒ(Ms) ヴァルデマル・クメント(T) ハンス・ホッター(Br) オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニアo.、フィルハーモニアcho. | ||
| 録音:1957年10月30日、31日、11月21日-23日、キングズウェイ・ホール、ロンドン。ステレオ。ソース:Columbia (U.K.) SAX 2276/7(セミ・サークル・レーベル)。 遂に平林氏のステレオLP復刻シリーズからクレンペラーが登場! 『■制作者より:GS レーベルのステレオ・シリーズにはクナッパーツブッシュ、シューリヒト、ワルターが登場しましたが、今回はクレンペラーです。内容については今さら申し上げる必要はないでしょう。初期LP らしい抜けの良い、瑞々しい音でこの名演を堪能出来ます。 ■解説書の内容:クレンペラーの文献の中から、ベートーヴェンの第9に関連する未邦訳の資料を3点掲載します。内容は「クレンペラーとの出会い」(スヴィ・ラジ・グラッブ/元 EMI プロデューサー)、「第9のリハーサルにて」、「ヒンデミット第9代役事件の裏話」です。特にヒンデミットの話は毒舌家クレンペラーならではの面白い逸話です。 ■使用レーベルについて:英コロンビアの初期ステレオ SAX 番号は最初、ブルー・シルバーと呼ばれるレーベルでプレスされていました。その後、素材も変更され赤いセミ・サークルと呼ばれるレーベルに変更されます。中古市場ではブルー・シルバーが圧倒的に高額ですが、その価格と再生装置との相性は必ずしも一致しません。この第9に限らず他のSAX 盤もブルー・シルバーとセミ・サークルをテストしましたが、後者の方が復刻の素材として適していると判断し、採用しました。』(以上『』内、平林 直哉) | ||
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大反響、クナのステレオ初期LP復刻第2弾〜 ワーグナー:管弦楽作品&アリア集 ワーグナー(1813-1883): 楽劇「神々のたそがれ」より [夜明けとジークフリートのラインへの旅(*)/ ジークフリートの葬送行進曲(*)]/ 歌劇「さまよえるオランダ人」〜期限は切れた(#)/ 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より [リラの花が何とやわらかく(#)/ 迷いだ、迷いだ、どこも迷いだ(#)]/ 楽劇「ワルキューレ」〜ヴォータンの告別 「さようなら、勇ましいわが子」(#) |
ジョージ・ロンドン(B−Br;#) ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 VPO | |
| 録音:1956年6月3日-6日(*)/1958年6月9日-11日(#)、以上ゾフィエンザーエル(代理店表記ママ; ゾフィエンザールの事だろう)、ウィーン、。ソース: Decca (U.K.)、SXL 2074/5 (*)、SXL 2068 (#)。 「ワルキューレ」第1幕(GS-2033)に続くクナのステレオLP復刻シリーズ第2弾。今回も有名な録音だが、なんと1958年のセッションには日本人が立ち会っていた! その証言をブックレットに掲載!! 『圧倒的な好評を得たクナッパーツブッシュのステレオ復刻第1弾、ワーグナーの「ワルキューレ」第1幕(GS-2033)に続く第2弾です。まず、「神々のたそがれ」からの〈ラインへの旅〉と〈葬送行進曲〉は「ワルキューレ」第1幕のLP (SXL 2074 / 5) の第4面に収録されていたもので、その「ワルキューレ」と並ぶクナの最高傑作です。後半の4曲はジョージ・ロンドンのアリア集ですが、中でも「ワルキューレ」の〈ヴォータンの告別〉は伝説的な名演です。以上、クナの真骨頂が詰め込まれた演奏を第1弾と同様に初期LPに刻まれた音を忠実に再現します。 ■解説書の内容:このクナッパーツブッシュとジョージ・ロンドンとの録音セッションに、実は日本人が立ち会っていたのです! 合唱指揮の大御所、田中信昭氏がその人で、田中氏は指揮者のすぐ後ろでこのレコーディングを聴いていました。その生々しい証言はクナ・ファン必読です。』(以上、平林 直哉) 2010/4追記:平林氏の手持在庫がかなり少なくなっており、再プレスの予定は現時点では全く未定とのことなので、お早めの確保をお薦め致します。 | ||
| GS-2035 廃盤/入手不能 |
ワルターの1958年「田園」、 初出ステレオ LP より盤起こし復刻! ベートーヴェン: 交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」 |
ブルーノ・ワルター指揮 コロムビアso. |
| 録音:1958年1月13日、15日、17日、カリフォルニア、アメリカン・リージュン・ホール。使用音源:Columbia (U.S.A.) MS 6012。 2010年1月&10月 追記:当盤は代理店から廃盤となった旨連絡が参りました。当店在庫&今後の入荷予定は共にございません。また、2010年10月に、音源をオープリンリールへ変更し、「運命」をプラスした新盤(GS-2055)も発売されましたが、2011年10月にこちらも廃盤となりました。。 | ||
| 幻のテスト・プレスより復刻した「ハフナー」を含む シューリヒト& VPO の神髄! モーツァルト(1756-1791): 交響曲第35 番 ニ長調K.385「ハフナー」(*) シューベルト(1797-1828): 交響曲第8(7)番 ロ短調D.759「未完成」(#) ベートーヴェン(1770-1827): 交響曲第2番 ニ長調Op.36 (+) |
カール・シューリヒト指揮 VPO | |
| 録音:1956年6月3日-6日、ステレオ(*/#)/1952年5月27日-30日、モノラル(+)、以上ウィーン、ムジークフェラインザール。使用音源: London(U.S.A)CS 6113 (英デッカ片面テスト・プレス/未発売)(*)/ Decca (U.K.) SPA 225 (#) / London (U.S.A.) LL 629 (+)。制作:平林 直哉。 『平林直哉氏快挙!』『シューリヒト・ファン騒然!』『幻のテスト・プレスより復刻した「ハフナー」を含むシューリヒト& VPO の神髄!!!』と、これまた話題必至の復刻盤が登場。 ■制作者より 『“ 幻のテスト・プレス” とは? 1956年、英デッカによってステレオ録音されたシューリヒト/VPO のモーツァルトの「ハフナー」とシューベルトの「未完成」は、1957年にモノラル盤が発売されました。その後、この2曲のステレオLPは1960年代になってアメリカと日本でようやく発売されましたが、本家の英デッカのステレオ盤は番号まで告知されながらも未発売に終わりました。かろうじて「未完成」は1972年になって初めてデッカ・プレスのステレオ LP(本CDではこれを使用)が登場しましたが、「ハフナー」の方はとうとう一度も発売されませんでした。 ところが Grand Slam は遂に、1956年に製作され、日の目を見ることがなかった「ハフナー」の“幻のテスト・プレス”を入手しました。しかも、それは幸運なことに未開封の新品という、復刻の素材としては最高のものです! 番号はアメリカ盤ですが、LP盤そのものは英デッカのプレスで、その信じがたいほどの鮮明さは、さすがにデッカというほかはありません。前回のクナッパーツブッシュの「ワルキューレ」第1幕(GS-2033)が Grand Slam 創業以来最高のクオリティだとすると、今回のハフナーは“ 最大の驚き” と言っていいでしょう。 ベートーヴェンも同じくアメリカ・ロンドン盤を使用しましたが、これもLP盤は英デッカ・プレスです。こちらは放送局に眠っていたLPのようで、当時の盤としては驚くほどノイズが少ないのも幸いでした。 』 ■解説書の内容『上記に触れたような、未発売に至る経緯を詳しく解説しています。』(以上、平林 直哉) 2010/4追記:平林氏の手持在庫がかなり少なくなっており、再プレスの予定は現時点では全く未定とのことなので、お早めの確保をお薦め致します。 | ||
| GS-2033 廃盤/入手不能 |
ついに初期ステレオ盤LP起こし登場、クナの「ワルキューレ」第1幕!! ワーグナー(1813-1883):楽劇「ワルキューレ」第1幕全曲(*)/ ・ボーナス・トラック ワーグナー:「ワルキューレの騎行」(#) キルステン・フラグスタート(S;ジークリンデ) セット・スヴァンホルム(T;ジークムント) アルノルト・ヴァン・ミル(B;フンディング) ハンス・クナッパーツブッシュ指揮VPO | |
| 録音:1957年10月28日-30日、ウィーン、ゾフィエンザール(*)/1953年5月6日、7日、ウィーン、ムジークフェラインザール(#)。使用音源:Decca (U.K.) SXL 2074/5(ステレオ;*)/ LW 5106(モノーラル;#)、制作:平林 直哉。 | ||
| GS-2032 廃盤/入手不能 |
シューリヒトのシューマン&メンデルスゾーン シューマン(1810-1856): 交響曲第3番 変ホ長調Op.97「ライン」(*)/ 交響曲第2番 ハ長調Op.61(#) メンデルスゾーン:(1809-1847): 序曲「フィンガルの洞窟」Op.26(+) |
カール・シューリヒト指揮 パリ音楽院o.(*/#)、VPO(+) |
| 録音:1953年6月、パリ、共済組合会館(*)/1952年7月、パリ、共済組合会館(#)/1954年4月26日、27日、ウィーン、ムジークフェラインザール(+)。使用音源:Decca (U.K.)、LXT 2985(*)/LXT 2745(#)/LXT 2961(+)。 | ||
| フルトヴェングラー・シリーズ Vol.21 望みうる最上の SP 復刻! LPO とのブラームス第2と VPO との「未完成」 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調Op.73(*) シューベルト: 交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 LPO(*)、VPO(#) | |
| 録音:1948年3月22日、23日、25日、ロンドン、キングズウェイ・ホール(*)/1950年1月19日-21日、ウィーン、ムジークフェラインザール(#)、使用音源:Decca (U.K.) AK 1875/9 (AR 12079-2/12080-2/12081-1/12082-3/12083-2/12084-1/12085-1/12086-2/12087-3/120881-) (*) 、 HMV (U.K.) DB 21131/3 (2VH7190-1A/7191-1A/7192-1A/7193-1A/7194-1A/7194-1A/7195-1A) (#)。制作:平林直哉。おことわり:この CD は SP( 78 回転)盤より復刻しており、SP 特有のノイズが混入します。 制作者より: 『1948年3月、フルトヴェングラーが戦後初めて単身で訪英した際、英デッカによってロンドン・フィルとのブラームスの交響曲第2番が収録されました。このセッションでは、フルトヴェングラーが視界に入る複数のマイクロフォンを撤去するように要求したため、英デッカとしては決して満足のゆく結果を得られなかったと言われています。そうした経緯があったからでしょうか、1952年に英デッカによって制作されたLP復刻盤は音像が甘いだけではなく、SP盤の面と面とのつなぎもうまくいっていないという、何とも愛情に欠けたものでした。以来、この不十分な原盤は世界中に流布し、演奏の評価を不当に低くしていました。 しかし、状態の良い英デッカ盤SPで聴くと、印象は大きく異なります。この復刻盤を制作するにあたり4組のSPを用意し、その中でも最もノイズの少ない1組を選択、素晴らしい結果を得ました。録音以来60年以上も経過し、ようやく理想的な復刻盤が誕生したと言っても過言ではありません。 一方の「未完成」はHMVのSP盤からの復刻です。このHMV盤はカートリッジで再生すると高域にきついノイズが生じますが、幸運なことに用意したSP盤は例外的にノイズが少ないものでした。また、復刻にあたってはドイツ、フランスの初期LP復刻盤(この曲のイギリス初期LPの復刻盤はありません)も比較試聴しました。しかし、これらの初期LP復刻盤もその当時SPから転写されたものなので、情報量の点では元のSP盤には及びません。この「未完成」もブラームスと同様、従来の復刻盤とは音質はまったく異なり、演奏の印象も大きく変わっています。』(平林 直哉) 解説書の内容: 『前に触れたように、このディスクのブラームスの交響曲第2番はフルトヴェングラーの戦後初の訪英時に収録されましたが、その直前のフルトヴェングラーのロンドン公演をレポートした「 Musical America 」誌の記事の翻訳を掲載します。フルトヴェングラーのロンドン復帰を熱烈に歓迎した当時のイギリス音楽界の空気が伝わってきます。』(平林 直哉) | ||
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フルトヴェングラー・シリーズ Vol.20〜 序曲、管弦楽曲集 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番(*)/ 「フィデリオ」序曲(#) ウェーバー:「魔弾の射手」序曲(+)/ 「オイリアンテ」序曲(**) シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」序曲(##) シューマン:劇音楽「マンフレッド」序曲(++) スメタナ:交響詩「モルダウ」(++) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*)、VPO(*以外) | |
| 録音:1954年4月4日、5日、ベルリン高等音楽院(*)/1953年10月13日-17日(#)、1954年3月5日-6日(+)、1954年3月6日(**)、 1951年1月17日(##)、1951年1月24日(++)、以上、ウィーン、ムジークフェラインザール。使用音源:英HMV ALP 1324(*)/英HMV ALP 1130(#)/英EMI XLP 30090(+/**)/英EMI XLP 30097(##)/英HMV BLP 1009(++)。制作:平林直哉。おことわり:LPからの復刻なので、LP特有のノイズが混入します。 『平林 直哉様 私の夫が指揮した CD を18枚送っていただき、喜びで一杯です。本当にありがとうございました。これらは非常に素晴らしく、私は何時間も聴き入りました。聴き終えて私は筆をとりました。フルトヴェングラーの愛好家にこのCD のことを話せば、彼らは我が家に聴きに来るでしょう。あなたのお仕事は立派であり、私はあなたがフルトヴェングラーのことを理解なさっていると感じます。私は本当にこれらのCD を気に入りました。もう一度感謝の言葉を捧げます。 敬具 エリザベート・フルトヴェングラー 2008年7月4日、クララン』(※原文は英文) ■制作者より 『今回はテープ録音期の中でも、演奏、録音ともに優れた序曲、管弦楽曲を1枚にまとめました。たとえば、「レオノーレ」序曲第2番はすでに市販されているCD の中にはマスター・テープの劣化によりゴースト(テープの転写により、あとの音がかすかに聴こえる現象)が生じています。特にこの「レオノーレ」第2番は序奏部にフルトヴェングラー独特の長い間があり、そのような箇所でのゴーストはかなり気になります。さすがに録音されて日が浅いうちにカッティングされた初期LP にはこのような瑕疵はなく、それから復刻したCD ですと演奏を心ゆくまで堪能出来ます。その他の曲目も、初期LP 独特の目の覚めるような新鮮な音質で蘇ります。なお、HMV(EMI)のシリーズは従来通りイギリスの初出盤を音源として使用しています。』(平林 直哉) ■解説書の内容 『制作者による、たいへん興味深い詳細な制作手記を掲載します。また、珍しいプログラム、写真も併せて掲載します。毎回、音だけではなく、充実した解説がこのシリーズの特色でもあります。』 | ||
| GS-2029 廃盤/入手不能 |
平林氏復刻で聴くトスカニーニの「ローマ三部作」 レスピーギ: 交響詩「ローマの松」(*)/ 交響詩「ローマの噴水」(#)/ 交響詩「ローマの祭り」(+) |
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBCso. |
| 録音:1953年3月17日(*)、1951年11月17日(#)、1949年12月12日(+)、ニューヨーク、カーネギー・ホール、使用ソース:RCA (U.S.A.) LM 1768(*/#)、LM 1973(+)、制作:平林直哉。 | ||
| フルトヴェングラー、1950年のベートーヴェン第4を 超入手難のSP盤から完全な形で復刻! しかも幻のLPテスト・プレス付き!! ハイドン:交響曲第94番 ト長調Hob.I-94「驚愕」(*) ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調Op.60(#) [ボーナス・トラック] べートーヴェン: 交響曲第4番 変ロ長調Op.60〜第3、第4楽章(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1951年1月11日、12日、17日(*)/1950年1月25日、30日(#)、以上ウィーン・ムジークフェラインザール、使用ソース:HMV (U.K.) ALP 1011(*) / HMV(U.K.) DB 21099-103 [2VH 7207-1A/7208-1A/7209-1A/7204-1A/7205-1A/7206-1A/7210-1A/7211-1A/7212-1A/7213-1B](#) / HMV (U.K.) Test pressing (2XVH 14-1)(+)。制作:平林直哉。 ■制作者より: 「1950 年1 月にHMV によって録音されたフルトヴェングラー指揮、ウィーン・フィルのベートーヴェンの交響曲第4番は、1950年10月にイギリスでSP盤(78 回転)として初発売されました。しかし、時代はLP へと移行する時期であったため、このSP盤はごく少数しか市場に出回らず、フルトヴェングラーのSP盤の中でも入手難のひとつと言われています。本CD ではその貴重なSP盤を使用し、原音に忠実に復刻をしました。有名なオルセンのディスコグラフィ等の資料によりますと、この演奏は1950年代、フランスHMV のFALP116 として唯一のLP復刻盤が発売されたとされています。この1950年の演奏のマトリックス番号は2XVH13/14 で、今もなお世界中のコレクターがこの番号の刻印のあるFALP116を探し回っています。しかし、中古市場に出回るFALP116の中身はすべて1952年12月の録音、つまりマトリックス番号で言えば2XVH39/40 のものしか知られていません。 ところがこのCD の制作途中で、1950年録音のマトリックス番号の刻印されているLPのテスト・プレスの存在を知りました。残念ながらこのテスト盤は第3楽章、第4楽章のみですが、噂を立証する証拠としても貴重であり、ボーナス・トラックとして加えました。本編のSP復刻との音質の違いもファンには興味が尽きないでしょう。 また、この1950年の第4で一般的に知られている最初の復刻盤LPは1975年に東芝EMI(現EMI ミュージック・ジャパン)から発売されたものです(EAC47009〜9)。その後、この第4 の復刻盤はイタリアEMIやアメリカ・ワルター協会などからもLP 発売されましたが、これらの復刻盤にはすべて第1楽章の途中での音の欠落がありました。完全な形での復刻盤はフルトヴェングラー協会の私家盤を除けば現在市販盤はフランスTahra(FURT-1084/7; カデンツァ注:廃盤のため入手不可)のみです。Tahra はセット物ですので、1枚もののCDで完全な形で復刻されているのは、現在このGRAND SLAM、GS-2028 が唯一となります。 一方のハイドンの「驚愕」は、初期LP からの初めての復刻となります。この録音は日頃それほど注目を集めていませんが、知る人ぞ知る名録音、名演奏です。」(平林 直哉) ■ 解説書の内容:いつものように英グラモフォン誌の初出の批評の邦訳を掲載します。 2010/4追記:平林氏の手持在庫がかなり少なくなっており、再プレスの予定は現時点では全く未定とのことなので、お早めの確保をお薦め致します。 | ||
| 平林直哉氏監修、 フルトヴェングラー・シリーズ Vol.18〜 第二次大戦中のフランクとモーツァルト フランク:交響曲 ニ短調(*) モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 KV.543(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*)、BPO(#) | |
| 録音:1945年1月28日(又は1945年1月29日)、ウィーン、ムジークフェランザール(*)/1942年-1943年、ベルリン(#)。制作:平林直哉。 *おことわり: LP からの復刻ですので、LP 特有のノイズが混入します。また、フランクの第2楽章の冒頭は原盤に起因する音の欠落、ドロップ・アウトが生じますのでご注意下さい。また、モーツァルトはドイツ・グラモフォン431 006-2、ユニバーサルミュージック UCCG-3682 等で出た音源と同一(日付等の特定が成されていないもの)です。 制作者より:「フルトヴェングラーがスイスに亡命する直前にウィーン・フィルの定期演奏会で指揮をしたフランクの交響曲は、フルトヴェングラーの数あるライヴ録音の中でも最も悪魔的な演奏として知られています。この演奏は1952年に初めてアメリカ・ヴォックスよりLP 化され、その後数々のレーベルよりLP やCD も発売されました。しかし、このヴォックス盤LP は第2 楽章冒頭に音の欠落があるのにもかかわらず、その音質は最も優れていると言われ、現在、オリジナルのLP は15 〜 30 万円の高値で取引されています。ところが、このヴォックス盤は復刻に耐えうる状態のものが非常に少ないため、当GSレーベルでもなかなか手を出せない状態にありました。しかし、最近になってこの貴重盤を2 枚もお借り出来る機会を与えていただいたので、急きょCD 制作を行いました。 モーツァルトの交響曲第39番はドイツ・グラモフォンやエテルナ等のレーベルで発売されていた聴衆不在の放送録音です。GS-2020で復刻したベートーヴェンの交響曲第4 番と同様、旧東ドイツの放送録音がもっともオリジナルに近いと判断し、このモーツァルトも旧東ドイツのレーベル、エテルナのLP を復刻の素材としました。」(平林 直哉) 解説書の内容:「ヴォックスのフランクについてはかねてから謎めいた話が伝えられていますが、解説ではそのヴォックス盤を中心に、初発売から最近のCD にいたるまでの歴史を整理し、読み物としての充実もはかっています。」 | ||
| GS-2026 廃盤/入手不能 |
フルトヴェングラー、テープ録音期の ベートーヴェン「交響曲全集」完結編、 1952年の「田園」&「第1番」 ベートーヴェン: 交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」 (*)/ 交響曲第1番 ハ長調Op.21(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
| 録音:1952年11月24日-25日(*)/1952年11月24日、27日、28日(#)、以上ウィーン・ムジークフェラインザール、ウィーン。使用音源: HMV (U.K.) ALP 1041 (*) / HMV (U.K.) ALP 1324 (#)。制作:平林 直哉。 | ||
| 平林直哉監修、フルトヴェングラー・シリーズ Vol.16〜 1947年、VPO とのブラームス第1が最上の音質で復刻! マニアックな情報も加えてCD化! ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調Op.68 (*)/ ハンガリー舞曲第1番(#)/ ハンガリー舞曲第10番(#) [ボーナス・トラック] 交響曲第1番より(+) [第1楽章/第4楽章抜粋] |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*/+)、 BPO(#) | |
| 録音::1947年11月17日、18日、19日、20日、ウィーン、ムジークフェラインザール(*)/1930年、ベルリン高等音楽院(#)/不明(+)。Source: HMV (France, LA VOIX DE SON MAITRE) DB 6634/6638, DBS 6639 (2VH7083-1 / 7084-2 / 7085-1 / 7086-2 / 7087-2 / 7088-2 / 7091-1 / 7092-1 / 7093-1 / 7099-1 / 7100-1 ) (*) / Polydor (Germany) 90190 (2530 1/ 2BH1/ 2587 1/ 2BH1) (#) / Nippon Columbia (Japan) DXM-163-VX (+)。 制作者より: 「1947年にウィーン・フィルと録音されたブラームスの交響曲第1番は、フルトヴェングラーの演奏の中では決して高く評価されていません。しかし、その一因は復刻する際の加工の仕方によるものが大きいようです。この演奏を復刻する際にはたいていの場合オリジナルのイギリス HMV の SP 盤(78 回転)が使用されますが、このイギリス盤はカートリッジで再生すると高域に独特のきついノイズを生じます。そのノイズは大なり小なりカットして復刻するのですが、そうなるとどうしても原音の輝きや艶を失ってしまいます。しかし、このディスクで使用したフランスHMV盤はイギリス盤に比べて高域のノイズはかなり少なく、SP盤に刻まれた情報を限りなく忠実に復刻することが可能となりました。従いまして、従来の復刻盤と比較して大きく異なる印象を抱く人は多いかと思います。なお、余白には戦前のポリドール盤からの復刻である個性の濃厚なハンガリー舞曲を2 曲(ベルリン・フィル)収録しました。これも原音を忠実に生かすように復刻をしています。また、ボーナス・トラックには1973年に日本コロムビアから発売されたブラームスの交響曲第1番の抜粋を収録しています。このコロムビア盤は当時「録音年不詳」として発売されましたが、のちにこのディスクのブラームス第1 と同一のSP からの復刻と判定されました。しかし、その後このコロムビア盤に関しては「ベーム指揮、ウィーン・フィルのSP のテイク(1942年、ドイツ・エレクトローラ)が一部に挿入されている」とする説も浮上し、その論争にはいまだに終止符が打たれていません。制作者もこのディスクの演奏とコロムビア盤とは同一のものと判断していますが、詳細に比較すると、たとえば第1楽章の序奏部の最後の部分では演奏ノイズが若干異なるような気もします。そのあたりも熱心なファンの方の耳で実際に確かめていただきたいと思い、あえてボーナス・トラックとして加えました。」(平林 直哉) 解説書の内容: 「これまでと同様に、交響曲第1番の英グラモフォン誌の批評の邦訳を掲載します。さらに、コロムビア盤LPに掲載された岡俊雄氏の解説も当時の貴重な資料として特別に再掲載します。」(平林 直哉) 2010/4追記:平林氏の手持在庫がかなり少なくなっており、再プレスの予定は現時点では全く未定とのことなので、お早めの確保をお薦め致します。 | ||
| GS-2024 廃盤/入手不能 |
ついに登場、シューリヒト ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73(*) ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21(#) |
カール・シューリヒト指揮 VPO |
| 録音:1953年6月(*)、1952年5月25日-30日(#)、ウィーン・ムジークフェラインザール、使用音源:Decca (U.K.) LXT 2859 (*) 、LXT 2824 (#)、制作:平林 直哉。 | ||
| 平林直哉監修、フルトヴェングラー・シリーズ Vol.15〜 世界初 CD 化の「ティル」を含む R.シュトラウス:交響詩集 交響詩「ドン・ファン」Op.20(*)/ 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの 愉快ないたずら」Op.28(#)/ 交響詩「死と変容」Op.24(+) [ボーナス・トラック] 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの 愉快ないたずら」Op.28(**) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*/#/+)、 BPO(**) | |
| 録音:1954年3月2日-3日(*)/1954年3月3日(#)/1950年1月21日、23日、24日(+)、以上、ウィーン、ムジークフェライン・ザール/1951年12月、ベルリン、ティタニア・パラスト(**)。(**)は当盤が世界発CD化となるもの(DVD映像で発売がある)。Source:HMV (U.K.) ALP 1208(*/#)、HQM 1137(+) / Period (U.S.A.) SPL 716 (Soundtrack from the film "Botchafter der Musik")(**)。 制作者より: 「ここに収められたウィーン・フィルによるR.シュトラウスの3曲の交響詩は、ベートーヴェン以外の作品ではフルトヴェングラーの個性が最も顕著に現れたものと言われています。特に『ドン・ファン』と『ティル』はモノーラル末期の鮮明な音質で捉えられていますが、今回はHMV最初期の重量盤から復刻したため、異様にまで生々しい音質で再現されます。また、『死と変容』の初発売はSP(78回転)でしたが、このディスクではよりノイズの少ないイギリスHMV最初のLP を使用して復刻しました。 BPOによる『ティル』はあまりにも有名な映画『フルトヴェングラーと巨匠たち』(原題:音楽の使者)のサウンド・トラックです。フィルムの音声故に音質はそれほど良くありませんが、宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫)、そしてJ.アードイン著『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』(音楽之友社)ではそれぞれフルトヴェングラーの残した「ティル」の最高峰と評価されています。ピリオドの最初期の重量盤LPから復刻したその音質は、従来のディスクに比べてかなり聴きごたえのあるもので、制作者自身もその演奏の凄まじさに改めて仰天したほどです。他の3曲と違ってレコード用の録音ではないためにボーナス・トラックとしましたが、演奏内容そのものはメインと言っても過言ではありません。なお、この「ティル」は世界初CD 化となります。」(平林 直哉) | ||
| レア盤2組を用意して行った執念の復刻! ブルックナーの交響曲第7番(1949年、BPO) ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(改訂版) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1949年10月18日、ベルリン・ダーレム、ゲマインデハウス。Source: HMV (France / LA VOIX DE SON MAITRE) FALP 852 / FALPS 853。 平林直哉氏監修、フルトヴェングラー・シリーズ第14弾。 ■制作者より 「このディスクの演奏は1965年7月にフランスHMV(LA VOIX DE SON MAITRE)から発売された2枚組LP、FALP852 / FALPS853 より復刻したものです。このLPはオリジナルのモノラルでカッティングされており、しかも第1面に第1楽章、第2面に第2楽章、そして第3面には第3楽章と第4楽章と余裕のある面の切り方をしています。ほぼ同時期に発売されたドイツ・エレクトローラ盤(STE91375 / 8)、日本盤(AA9131 / 4)も面の切り方はフランス盤と同じですが、これらはともに疑似ステレオ化されていました。1968年に遅れて発売されたイギリス盤(HQM1169)はオリジナルのモノラルでカッティングされてはいたものの、LP1枚両面に詰め込んだ窮屈な音質でした。従いまして、このフランス初期盤はオリジナルの音質を最も忠実に伝えるものとして珍重され、近年の市場価格は14〜16万円と高騰しています。今回復刻するにあたり、望みうる最上の結果を得るためにそのフランス盤を2組用意し、楽章単位でノイズの少ない箇所を取り出し、盤に刻まれた情報を忠実に再現するようにリマスタリングを行いました。1949年の放送録音ゆえに、さすがに1950年代のスタジオ録音のような飛躍的な音質の向上は期待できないものの、既発売盤よりも明瞭で繊細、かつ奥行き感の優れた音質を実感していただけると思います。(平林 直哉)」 ■解説書の内容 「このフルトヴェングラーの演奏で使用されているのは改訂版です。この改訂版はノヴァーク版(原典版)と実質的には全く同じものですが、その違いについて具体的に触れてある文献は少ないので、今回はそれについて譜例をあげてわかりやすく説明しています(第1楽章のみ)。その他フランス、イギリス、日本のそれぞれ初出 LP のジャケット写真、発売当時の広告も掲載します。」(平林 直哉) | ||
| フルトヴェングラー、最も有名な1952年、 ウィーン・フィルとの「英雄」が登場! ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」(*)/ 「レオノーレ」序曲第3番Op.72a (#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1952年11月26日、27日(*)/1953年10月13日-17日(#)、以上ウィーン、ムジークフェラインザール。Source: HMV (U.K.) ALP 1060 (*) / HMV (U.K.) XLP 30090 (#)。 平林直哉氏監修、フルトヴェングラー・シリーズ第13弾。 ■制作者より 「この1952 年のHMV(EMI)の「英雄」はフルトヴェングラーのスタジオ録音の中でも最も有名なものです。この復刻CDを制作するにあたって、約3年の間に初出LP( ALP 1060 )を5枚用意しましたが、思うような結果が得られませんでした。しかし、昨年(カデンツァ注:2006年)の秋に6枚目にしてようやく望みうる最上の保存状態の ALP 盤を入手し、これを使用してリマスタリングを行いました。 余白には「レオノーレ」序曲第3番を収録しましたが、ノイズの少なさと溝に余裕のあるカッティングという点を考慮して初出盤の「フィデリオ」全曲(ALP 1130 - 2)からではなく、最初に「レオノーレ」序曲第3番のみが単独に発売された盤(XLP 30090)を使用しました。 なお、「英雄」は2003年にCD-R(Serenade SEDR-2025;廃盤)として発売した実績がありますが、今回のGS-2021 はその CD-R の原盤を流用したものではなく、全くの新リマスタリングとなります。」 ■解説書の内容 「1942年3月28日、フルトヴェングラーはウィーン・フィルの創立100 周年を記念し、ムジークフェラインザールで記念の講演を行いました。その時の話は小冊子にまとめられましたが、この全文の邦訳を掲載します。この小冊子は当時関係者のみに200部しか配布されなかったもので、知られざる逸話も多く含まれた非常に貴重な文献です。」(平林 直哉) | ||
| 平林直哉氏監修、 フルトヴェングラー・シリーズ Vol.12 シューマン:交響曲第4番 ニ短調Op.120 (*)/ ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調Op.60(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO | |
| 録音:1953年5月14日、ベルリン・ダーレム、イエス・キリスト教会(*)/1943年6月30日、ベルリン、旧フィルハーモニー[*全楽章放送録音/ Magnetfonkonzert, Radio Production ](#)。Source: Deutsche Grammophon (West Germany) KL 28 (KL 27/32 in set) 4909346 304871 (*) / Eterna (East Germany) 820 312 (#)。 平林直哉氏監修、フルトヴェングラー・シリーズ第12弾は、シューマン(1953年;DG)とベートーヴェン(1943年;放送録音)、ベルリン・フィルによる2つの第4交響曲! ベートーヴェンは研究により日付を特定、その最初のディスク! ■制作者より 「フルトヴェングラーの熱心なファンの方の中には、このCD を手にした時に『なぜ一番最初に出た LP からの復刻ではないか?』と思う人がいるでしょう。しかし、答えは単純です。CD 化を前提にした場合、一番最初の LP が素材として常に最適とは言えません。まず、ドイツ・グラモフォンのシューマンは1953年9月に発売された最初の 25cm LP LP16063 を3種類テストしました。その後、最初期の 30cm LP である KL 28(6枚組)を試してみたところ、こちらの方がはるかに良い結果を得られたので、迷わずこれを採用しました。 ベートーヴェンの方は 1943年6月 の全楽章放送録音のものです。復刻に使用した LP は旧東ドイツのエテルナ 820 312 で、これは旧東ドイツから旧ソ連へ輸出用として制作されたものです。このエテルナ盤の音質はこの演奏の初出盤である米ヴォックス PL-7210 やドイツ・グラモフォンの同じく初出 LP LPM18817 より腰の強い音質で再生されるため、復刻に採用しました。また、このエテルナ盤が発売された当時、旧ソ連国内では同一の演奏がメロディア 33D-09083 / 4 としてすでに発売されていますが、それにもかかわらず旧ソ連が旧東ドイツから輸入していた事実は興味深いものがあります。そうした文献的な意味でもこのエテルナ盤の復刻は意義のあると思います。 さらに、このベートーヴェンは従来、6月27日 から 30日までの4日間のいずれかの演奏とされていました。しかし、最近アメリカ人研究家、マイケル・グレイが当時のベルリン・フィルの団員の日記を調べ、30日に収録したことをつきとめましたので、このCD もそれに従いました。」 ■解説書の内容 「ウラニアの『英雄』でも好評を博したマイケル・グレイの書き下ろし原稿の全訳を掲載します。また、フルトヴェングラーとドイツ・グラモフォンとの録音契約を記した珍しい資料も掲載します。ここにはドイツ・グラモフォンからフルトヴェングラーにいくら支払われたかが記されています。」 ■おことわり 「 LP からの復刻ですので、 LP 特有のノイズが混入します。また、ベートーヴェンは米Vox PL-7210 、日本コロムビア DXM-132 、日本フォノグラム FCM-51 、ユニバーサルミュージック UCCG-3687 、オーパス蔵 OP-7002 等のLP、CD と同一の演奏ですが、ドイツ・グラモフォン盤等と同じく、第3楽章の冒頭 20 小節に同じテイクが使用された原盤です。」(以上「」内、平林 直哉) | ||
| ワルター、フェリアー、パツァークによる 1952年DECCAの「大地の歌」がついに平林氏復刻で! マーラー:大地の歌 |
キャスリーン・フェリアー(A) ユリウス・パツァーク(T) ブルーノ・ワルター指揮 ウィーンpo. | |
| 録音:1952年5月15日-16日、ウィーン、ムジークフェラインザール。使用ソース:Decca (U.K.) LXT 2721/2。 早速試聴盤(製品のプレスはこれからなので、CD-R製版によるもの)を聞いたが、DECCA盤で、シャープながら冷たい響きを帯びるような感があったフェリアーの声が、当盤では鋭敏さを保ちつつも見事に暖かさを取り戻しており、高音域で気になる方もあったかと思われる、テープ劣化から来るであろう付帯音も、当然ながら見事に解消されている。LP起こし特有の針音も最少で、これは一聴の価値あり。LP起こしとして既に発売されているNAXOS盤(8.110871)との比較も楽しみな所。 ■制作者よりこの復刻盤の意義について 「マーラーの弟子、ブルーノ・ワルターによって初演され、初の全曲録音も行われた「大地の歌」。そのワルターは1952年5月、ウィーン・フィル、フェリアー、パツァークの顔合わせでこの曲を英デッカに録音しましたが、これは発売以来、この曲の決定盤、ワルターの最高傑作として変わらぬ人気を誇っています。CD時代になってもいち早くCD化され、最近では英デッカのオリジナル・マスター・テープから96kHz / 24ビットによる復刻CDも発売されました。このデッカによる素晴らしい音質の最新リマスター盤がカタログにある以上、さらに復刻CDを重複させる意味はないようにも思われます。しかし、このデッカ盤は本家による復刻CDとして尊重しつつも、現代的な感覚で化粧を施したその音質には好みが別れるとも言えるでしょう。 GRAND SLAM シリーズでは初期LPの音質を可能な限り忠実に再現するように心がけてきましたが、今回の「大地の歌」も同様の方針で制作しました。言いかえれば、デッカのCDの音作りとは対照的なものです。LPからの復刻ゆえに盤に起因するノイズは避けられませんが、初期のモノーラルLPらしい明確で引き締まった音質を獲得出来ました。他の復刻CDとはひと味違った感動をもたらすものと確信しています。」(平林 直哉) ■解説書について 「ワルター自身によるフェリアーの回想録を掲載します。彼女との出会いから永遠の別れを簡潔につづったものですが、その愛情溢れる筆致は実に印象深いものです。特にワルターがフェリアーと「大地の歌」の〈告別〉をピアノ・リハーサルしている時、フェリアーが作品の素晴らしさに感動し、泣き出したという下りは非常に感動的です。また、いつものように復刻に使用したオリジナルLPの初出の批評(英グラモフォン誌)を抜粋掲載します。さらに、パツァークの珍しい写真(サイン入り)やプログラム等も使用しています。」 ●おことわり:LPからの復刻なので、LP特有のノイズが混入します。 | ||
| フルトヴェングラーのDECCA録音、フランクが登場 片面テスト・プレス盤、 しかも1枚は未使用のレア盤から復刻! フランク:交響曲 ニ短調(*) ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲(#) リスト:交響詩「前奏曲」(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1953年12月14日&15日(*)/1952年12月2日&3日(#)/1954年3月3日&4日(+)、以上ウィーン・ムジークフェラインザール。使用ソース:London LL 967(イギリス・デッカによる片面テスト・プレス)(*)/HMV (U.K.) ALP 1220 (#/+)。 ヒストリカル御意見番 "平林直哉氏責任プロデュース、フルトヴェングラー・シリーズ第11弾。 制作者より: 「フルトヴェングラーは晩年、英デッカと契約を結びましたが、LP用に残された録音はフランクの交響曲ニ短調のみにとどまりました。この録音はフルトヴェングラーの生の音に最も近いとも言わるほど鮮明な音質で知られていますが、このCDでは英デッカがアメリカ・ロンドンのために制作した片面カッティングの2枚組テスト・プレスLPから復刻しています。片面プレスのLPは通常の両面プレスよりも制約が少ないために情報量が多く、当時のオリジナル・マスターに最も近い音とも言えます。しかも入手したテスト・プレス盤は1枚目が新品同様、そして2枚目は封印されたままの新品という、復刻の素材としてはこれ以上は望めないものです。 このフランクのセッションの直前、フルトヴェングラーはウィーン・フィルの定期公演(1953年12月12日、13日)で、このフランクと当時にワーグナーの「タンホイザー」序曲を指揮しているので、カップリングにはHMV の同序曲(1952年)を組み合わせました。また、その「タンホイザー」と同じLPに収録されているリストの交響詩「前奏曲」も収録されますが、これは約15分の曲をゆったりとLP片面にカッティングしているため、フランク同様、異様なまでに生々しい音質を誇ります。」 解説書の内容: 「収録されている3作品の初出時の批評(英グラモフォン誌、抜粋)を邦文訳で掲載します。あとは制作手記を少々。」(平林 直哉) おことわり:LPよりの復刻のため、LP特有のノイズが混入します。 2010/4追記:平林氏の手持在庫がかなり少なくなっており、再プレスの予定は現時点では全く未定とのことなので、お早めの確保をお薦め致します。 | ||
| GS-2017 廃盤/入手不能 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.10 〜記念碑的なシューベルトの「グレイト」 (1951年、DG)、望みうる最上の音質で復刻! シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」(*) ハイドン:交響曲第88番 ト長調Hob.I-88「V字」(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
| 録音:1951年11月27日(*)、28日(*)、12月2日(*)、4日(*/#)、5日(#)、以上ベルリン・ダーレム、イエス・キリスト教会。使用ソース:Deutsche Grammophon (Germany) LPM 18015/6。 | ||
| フルトヴェングラー・シリーズ Vol.9 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(改訂版)(*) [ボーナス・トラック] ワーグナー: 楽劇「神々の黄昏」〜ブリュンヒルデの自己犠牲(#) マーラー:歌曲集「さすらう若人の歌」(+) |
キルステン・フラグスタート(S;#) ディートリヒ・ フィッシャー=ディースカウ(Br;+) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*)、 フィルハーモニアo.(#/+) | |
| 録音:1954年4月10日、ウィーン、ムジークフェラインザール(*)、1952年6月23日(#)、1952年6月24-25日、ロンドン、キングスウェイ・ホール(+)。Private archive(*)、HMV (U.K.) ALP 1016(#)、ALP 1270(+)。 ・制作者より・ 「このディスクに収録された1954年4月10日のライヴであるブルックナーの交響曲第8番はこれまでいくつかのレーベルでCD化されていますが、CD1枚に無理やり詰め込むために意図的にピッチを上げたと思われるものや、ノイズを除去しすぎて原音の輝きを失っているものが散見されました。しかし、今回入手したテープは驚くほど状態が良く、それを注意深くピッチや音質を補正することにより、この演奏を理想通りの音質で蘇らせることに成功しました。かつてフルトヴェングラーの生演奏を体験した人たちの多くは、フルトヴェングラーの実際の音について「暖かく透き通るような音。絹の肌触りのような柔らかい音色」と証言していますが、このディスクではまさにその印象に近いものが体験できます。それは目からうろこと言っても過言ではありません。」 ・解説書の内容・ 「制作者によるフルトヴェングラーのブルックナーの交響曲第8番の総ざらいと、かつて流布した別人説を掲載します。この別人説は改訂版を使用しているという理由で、フルトヴェングラーではなくクナッパーツブッシュではないかと噂されたものです。この説は現在ではまったく否定されていますが、この説を日本で最初に紹介した故藁科雅美氏の記事(月刊『ディスクリポート』より)を歴史的な事実として転載します。その他、珍しいプログラムも含まれます。」 ・制作者よりおことわりとお願い・ 「ブルックナーは当時の放送録音としては最上の音質の部類に属しますが、除去出来ないかすかな混信、電気系統のノイズ、および修正が困難な出力レベルの変動が見られます。また、ボーナス・トラックはLPよりの復刻ですのでLP特有のノイズが混入します。 なお、制作上の都合により原則として初回完全限定プレスとなります。以上、あらかじめご了承下さい。」(平林 直哉) | ||
| GS-2014 レーベル品切れ中 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.8 HMV録音シリーズ第6弾 チャイコフスキー:交響曲第4番 へ短調 Op.36(*) J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050(+) |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー (P;+)指揮VPO ウィリー・ボスコフスキー(Vn;+) ヨゼフ・ニーダーマイヤー(Fl;+) |
| 録音:1951年2月4、8-10日、ウィーン、ムジークフェラインザール(*)/1950年8月30日、ザルツブルク、フェストシュピールハウス(+)。使用ソース:HMV (U.K.) ALP-1025(*)/Private archive(+)。 | ||
| GS-2013 廃盤/入手不能 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.7、今回はDG録音、 超有名な「運命」をはじめ、ベートーヴェンの代表的な名演を 望みうる最上の音質&お徳用カップリングで! ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」(*)/ 「エグモント」Op.84 序曲(#)/ 「レオノーレ」序曲第2番 Op.72a(+)/ 大フーガ 変ロ長調Op.133(**) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
| 録音:1947年5月27日、ベルリン、放送局スタジオ(*/#)/1949年10月18日、ベルリン・ダーレム、ゲマインデハウス(+)/1952年2月10日、ベルリン、ティタニア・パラスト(**)。 | ||
| GS-2012 レーベル品切れ中 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.6 〜HMV録音シリーズ第5弾 フルトヴェングラーの真骨頂と言われるブラームスの第4と ベルリン・フィル全盛期のベートーヴェン第5! ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98(*) ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67(+) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
| 録音:1948年10月24日、ベルリン、ティタニア・パラスト(*)/1937年10月7日、11月3日、ベルリン、ベートーヴェンザール(+)。使用ソース:Electrola (Germany) 、E 90995(LP)(*)、DB 3328/32(2RA 2335/43)(78rpm)(+)。 | ||
| GS-2011 レーベル品切れ中 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.5 〜HMV録音シリーズ第4弾 ベートーヴェンは何と未使用初版盤より復刻 ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調Op.90(*) ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調Op.60(#) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO(*)、VPO(#) |
| 録音:1949年12月18日、ベルリン、ティタニア・パラスト(*)/1952年12月1日、2日、ウィーン、ムジークフェラインザール(#)。使用ソース:Electrola (Germany) E 90994 (*)/ HMV (U.K.) ALP 1059 (#)。 | ||
| GS-2010 レーベル品切れ中 |
史上最速?、パレーの「田園」 ベートーヴェン: 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」(*)/ 交響曲第7番 イ長調 Op.92 |
ポール・パレー指揮デトロイトso. |
| 録音:1954年11月26日、デトロイト、旧オーケストラ・ホール(*)/1953年2月13-20日、デトロイト、メイソニック・テンプル。 | ||
| GS-2009 廃盤/入手不能 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.4 HMV録音シリーズ第3弾〜バイロイトの「合唱」 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」 |
エリーザベト・シュワルツコップ(S) エリザベート・ヘンゲン(A) ハンス・ホップ(T) オットー・エーデルマン(B) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮バイロイト祝祭o.&cho. |
| 録音:1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場。使用ソース:HMV(U.K.) ALP 1286/7。 | ||
| GS-2008 レーベル品切れ中 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.3 〜HMV録音シリーズ第2弾 ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調Op.67(*)/ ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」(#) |
エトヴィン・フィッシャー(P;#) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO(*)、フィルハーモニアo.(#) |
| 録音:1954年2月28日-3月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール(*)/1951年2月19日&20日、ロンドン、アビーロード・スタジオ(#)。 | ||
| GS-2007 レーベル品切れ中 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.2 〜HMV録音シリーズ開始! ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92(*) ワーグナー:楽劇「神々のたそがれ」より [ジークフリートのラインへの旅(#)/ ジークフリートの葬送行進曲(+)] |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO |
| 録音:1950年1月18&19日(*)/1954年3月8日(#)/1954年3月2日(+)、以上ウィーン、ムジークフェラインザール。Source: HMV (France/ LA VOIX DE SON MAITRE) FALP 115(*)/HMV (U.K.) ALP 1016(#/+)。 | ||
| GS-2006 レーベル品切れ中 |
フルトヴェングラー・シリーズ Vol.1 〜1938年「悲愴」がエレクトローラSP盤起こしで チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」 |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 BPO |
| 録音:1938年10月25日-27日、ベートーヴェン・ザール、ベルリン。原盤:HMV[Electrola DB4609/4614 (2RA3345-1, 3346-2, 3347-2, 3348-3, 3349-3, 3353-2, 3354-2, 3355-1, 3356-2, 3350-1, 3351-2, 3352-3)]。 | ||
| フルトヴェングラー・シリーズ Vol.0 〜ウラニアのエロイカ、平林氏復刻がCDに! ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」 *ボーナス・トラック 第1楽章「アレグロ・コン・ブリオ」 (オリジナルLP、URLP7095を33・1/3rpmで再生したもの) |
ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 VPO | |
| 録音:1944年12月19日、ムジークフェラインザール、ウィーン。ライヴ。 高音質CD-R復刻レーベル、SERENADEから発売され、爆発的人気を呼んだ「ウラニアのエロイカ」(SEDR-2002)の盤起こし復刻が遂にCDへリファイン。 同一演奏のCDはこれまでにもBAYER盤(BR-200002;廃盤)や RCD盤(RCD-25001)を始めとして多数リリースされており、ウラニアLPからの盤起こしでもCDでGREENDOOR盤(GDCL-0001; 廃盤)、MYTHOSのプレス盤(MPCD-5011)&CD-R盤MYTHOSなどがあるが、ピッチや音質の比較には興味が尽きない。 すでにサンプル盤は到着、以前に増しての入念な復刻である事が確認出来た。加えてピッチ修正前のオリジナル第1楽章が加えられている事もポイント。 1953年、米ウラニア社から発売されながら、フルトヴェングラー自身の訴えによって一時発売が中止され、幻と化した、あまりにも有名な“ウラニアのエロイカ”。この録音はその後数多くのレーベルからLP、CDとなって発売され、今もなお「英雄」の最高の演奏とされている。今回、フルトヴェングラーの没後50周年を記念し、中古市場では最低でも20万円もすると言われる最初期の米ウラニア盤LP URLP7095より直接復刻したCDを制作。 ■制作者、平林直哉氏よりの今回のCD制作のポイントについて 1)望みうる最上の音質 米ウラニアのオリジナルLPよりの復刻盤は、すでに私自身のプライヴェートCD-Rレーベル“SERENADE”のSEDR-2002で復刻しましたが、〈CDで保存しておきたい〉というファンの方々の希望を考慮し、 今回は周辺機器を再度調整するとともに、LPを丹念にクリーニングするなどして、マスタリングを最初からすべてやり直してSEDR-2002よりも音質の改善をはかりました。従いまして、 一部の除去出来ないノイズを除き、全体的には50年前のLPとしては非常にノイズの少ない、望みうる最上の状態で復刻しました。 2)修正したピッチでの復刻 このウラニアのLPは通常の33・1/3rpmで再生すると、約半音も高くカッティングされています。これをそのまま復刻したCD、CD-Rがいくつか知られていますが、ごく一部を除き、 通常のCDプレーヤーではピッチ・コントロールが出来ないため、このCDではSEDR-2002と同様にピッチを修正して復刻してあります。また、この事実を確認していただくために、今回のCDにはオリジナルLPを33・1/3rpmで再生した第1楽章を〈ボーナス・トラック〉として付けます。 3)特定された日付 従来、この録音は1944年12月16日-20日の頃の録音で、正確な日付は不明とされていました。しかし、アメリカ人研究家マイケル・グレイ氏は、最近になって当時の録音台帳のコピーを入手、 それによると12月19日であることが判明しました。さらに、このCDではその録音台帳のコピーもブックレットに掲載する予定です。 4)詳細な解説 このCDではこの録音の小史についてはもちろんのこと、2)でのピッチについて、あるいは3)の日付についての報告をマイケル・グレイ氏に行ってもらう予定で、オリジナルの英文と、その邦文訳を掲載します。 2008/9 追記:当盤は一時期品切しましたが、現在平林氏の元に在庫がございます。代理店で品切している場合は1か月程度お時間がかかることもありますが、入手可能です。 | ||
| GS-2004 廃盤/入手不能 |
ゴロワノフ〜SP復刻集 Vol.2 ボロディン:交響曲第2番(*) プロコフィエフ:「ピーターと狼」(+) リムスキー=コルサコフ:歌劇「ムラダ」〜貴族たちの行進(#) グリンカ:ワルツ幻想曲(**) ラフマニノフ/ブランコフ編曲:ヴォカリーズ(++) |
ニコライ・ゴロワノフ指揮 モスクワ放送so.(*,#,**) ソヴィエト国立so.(+) モスクワ放送so.の 10人のチェリストたち(++) マレツカヤ(語り;+) |
| 録音:1947年(*,+)/1946年(#)/1949年(**)/1945年(++)。音源:テープ(*)/(*)以外はSP。なお、第1巻(GS-2003)は完売だったが、SERENADEからSEDR-2031として再版されている。 #当盤は残念ながらついに完売となってしまいました。再プレス予定は無いとの事です。 | ||
| 宇野功芳のブルックナー第9 ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版) |
宇野功芳指揮 日本大学o. | |
| 録音:1994年12月22日、新宿文化センター。ライヴ。解説:宇野功芳。当時のオケ・メンバー一覧付き。 このコンビによる音盤は当レーベルの2点だけ。また、このブルックナー「第9」は2003年現在、彼唯一の同曲音盤となるもの。 「(前略)当時、日大のオケは彼らの最高水準にあった。アマチュアの演奏というものはマイクを通すとアラばかり気になるのが普通だが、このブルックナーは違う。プロ並みに上手いわけではなく、随所にアマチュアらしさが顔を出しはするものの、あまりマイナスには働かず、むしろ気迫がプラスになっている場面が多い。ぼくの指揮も「ロマンティック」(GS-2000)と違い、自分の解釈を前面に出していないので安心して聴ける。それどころか、メンバーの初々しい集中力にも助けられ、演奏を忘れてブルックナーの言葉に浸れるのである。楽器の一つひとつ、楽想の一つ一つが生きて語りかけてくる。(後略)」(宇野功芳/当盤解説より)。 第2楽章のティンパニの炸裂など独特の解釈も聴かれるが、あとの楽章については、技術を抜きにすればプロ・オケの演奏にも匹敵する音楽性を持った演奏。特に第3楽章はなかなか聴かせる。ブルックナー・マニアなら所持して置きたいアイテムといえる。 | ||
| GS-2002 のジャケット裏に記載があるGS-2001は、宇野氏の発売許可が一旦撤回され、約10年間お蔵入りとなっていましたが、2010年末にようやく発売される見込みとなりました(御注文はリンク先から)。 | ||
| モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 (ノヴァーク版を基本とし、一部改訂版を引用) |
宇野功芳指揮 日本大学o. | |
| 録音:1981年6月20日、昭和女子大学人見記念講堂。ライヴ。解説:平林直哉(当時第1ヴァイオリン)。オケ・メンバー一覧を含む当時の資料付き。 GS-2002同様、技術を抜きにすればプロ・オケの演奏にも匹敵する音楽性を持った演奏。こちらもブルックナー・マニアなら所持して置きたいアイテム。 | ||