ORFEJ-329 完売 入荷予定無し |
マタチッチの「ボリス」全曲! ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(原典版) |
ウラディミル・キニャエフ (B;ボリス・ゴドゥノフ) ドゥヴラフカ・ ズヴォビッチ(Ms;皇子フョードル) フランホ・パウリク(T;シュイスキー公爵) トミスラフ・ネラリチ(B;ピーメン/ワルラーム) アレクセイ・プロンチェフ(T;ディミトリー) ブレダ・カレフ(Ms;マリーナ) ウラディミル・ルズジャク(Br;ランゴーニ) ジョシプ・シュテイ(T;白痴)他 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 ザグレブpo.、 |
録音:1975年2月27日、「ヴァトロスラフ・リシンスキ」コンサート・ホール、ザグレブ。演奏会形式上演のステレオ・ライヴ。 マタチッチ待望のオペラ全曲録音となる「ボリス・ゴドゥノフ」。1965年のスラヴ・オペラの指揮者としてNHK交響楽団に初客演した際上演した「ボリス」の偉大な名演に、聴衆、オケともに圧倒されたという逸話は今も語り草となっている。また、宇野功芳氏が絶賛した同曲の録音(EURODISC/BMG)もあるが、これは抜粋でしかもドイツ語歌唱だった。今回は演奏会形式ながら原典版を使用しており、レニングラード歌劇場のスター、キニャエフを主演に迎え、クロアチアの主力歌手も揃えてキャスト面でも非の打ち所がない。マタチッチ自身「私にとって、『ボリス』を超えるオペラも音楽ドラマも存在しない」と言い切り、フランクフルト、ウィーン、ローマ、トリノ、東京、大阪でも繰り返し上演した十八番の曲だけに、壮絶な名演となっている。特にブルックナー演奏に通じる、巨大なスケールと豊かな呼吸は圧巻。 | ||
ORFEJ-210 入荷予定無し |
フェリックス・メンデルスゾーン: ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調Op.49 ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル: ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.11 |
オルランド三重奏団 [ヴラディミール・クルパン(P) トンコ・ニニチ(Vn) アンドレイ・ペトラチュ(Vc)] |
録音:ADD。マスタリング:1999年。オルランド三重奏団は、1985年にクロアチア・ドゥブローヴニク夏期音楽祭のために結成され、最良の演奏者に与えられる賞の名を団体名とした。ボリス・パパンドプロ、イゴール・クリエリツ、ジェリコ・ブルカノヴィツなどクロアチアの作曲家の作品をしばしば演奏している。フェリックスの作品では哀愁に満ちたしっとりとした情感が強く出している反面、ファニーの作品は大変力のこもった演奏。 | ||
ORFEJ-234 入荷予定無し |
ヴィヴァルディ:四季 (ヴァイオリン協奏曲集 「和声と創意の試み」Op.8からNos.1-4) |
ラウラ・ヴァディヨン(Vn) ザクレブ・ソロイスツ |
ザグレブ・ソロイスツのメンバーであるヴァディヨンは、ザグレブ音楽アカデミーで学び、その後ニーマン、シュヴァルツベルク、フェドトフ、グルムリーコヴァーなどに教えを受け、1995年から合奏団「ヴォックス・アンティクヮ」と「グレンツイーバー・シュライテンデス三重・四重奏団」でバロック・ヴァイオリンを演奏してる。ザグレブ・ソロイスツは1953年、チェロ奏者で指揮者のアントニオ・ヤニグロの指導の元ザグレブ放送の中に(一部門として?)創設された。1968年からは指揮者を置かず、コンサートマスターをリーダーとし演奏している。この作品の元となった田園風景を思い起こさせる、素朴な味わいの演奏。 | ||
ORFEJ-270 (2CD) 入荷予定無し |
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」 | リリアナ・モルナール=タライチ(S) ジョルジョ・ランベルティ(T) ビセルカ・ツヴェイチ(Ms) ニクシャ・バレザ指揮 ザグレブ国立歌劇場o.&cho. |
録音:1971年12月。ライヴ。 ユーゴスラヴィアを代表する演奏家たちが出演したライヴ。ユーゴスラヴィア生まれのモルナール=タライチは、スカラ座、メトロポリタン歌劇場、コヴェント・ガーデンなど世界各地で活躍した。「ヴェルディの歌劇にとっての最後の偉大な声」「世界最高のアイーダ」などと賞賛され、マリア・カラスも「すばらしい声」と評している。ランベルティはイタリアのアドリアで生まれ、古典からヴェルディやヴェリズモ・オペラまで広いレパートリーを持っている。バレザは1965年から1974年までクロアチア国立歌劇場の音楽監督を務め、チューリヒとグラーツの歌劇場の首席指揮者を経て、クロアチア放送交響楽団の首席指揮者を務めている。 | ||
ORFEJ-278 入荷予定無し |
マタチッチ〜クロアチアの作曲家特集 アントゥン・ドブロニッツ(1878-1955): 交響的肖像「謝肉祭」(*) ジョシプ・ストルチェル・スラヴェンスキ(1896-1955): 交響的組曲「バルカノフォニア」(#) クレシミル・フリベッツ(1908-1996): バレエ組曲「ヴァイヴレーション」(+) イーゴリ・クルジェリツ(1938-):合唱序曲(+) |
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 ザグレブpo. |
録音:1979年1月26日、ライヴ(*)/1983年3月26日、ライヴ(#)/1980年2月8日、ライヴ(+)。全てステレオ。 作曲家としての自負も強かった巨匠マタチッチが同僚、先輩、後輩とも言える自国の作曲家作品を指揮した好企画。どれも、民族楽器風の響が散見される作品で、巨匠の傑作「対決の交響曲」もやはりこれら作品の系譜に連なるものと言えるだろう。 | ||
ORFEJ-286 入荷予定無し |
マタチッチ 〜ワーグナー・アーベント 1977年11月11日 ワーグナー: 「リエンツィ」序曲/ 「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死/ 「神々の黄昏」 より [ジークフリートのラインへの旅/葬送音楽/ ブリュンヒルデの自己犠牲] |
ロバータ・ニー(S) ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 ザグレブpo. |
録音:1977年11月11日、「ヴァトロスラフ・リシンスキ」コンサート・ホール、ザグレブ、ライヴ。ステレオ。 「リエンツィ」序曲はマタチッチの音盤初出レパートリー、「トリスタン」も歌唱付は今までHYPNOS盤しかなかった。「ブリュンヒルデの自己犠牲」も歌唱付は恐らく初出。いずれもワーグナーの権威マタチッチらしく、豪快で神秘的。驚異的なスケールを誇る名演。 | ||
ORFEJ-303 入荷予定無し |
リムスキー=コルサコフ: 歌劇「皇帝サルタンの物語」〜組曲 ブルノ・ビエリンスキ(1909-1992): 交響曲第9番「島の交響曲」 チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」 |
ヴラディミル・クラニチェヴィチ指揮 クロアチア放送so. |
ビエリンスキは民族的指向を持つ作曲家ではないが、クロアチアのリズム、何度も訪れたブラジルで聴いたラテン・アメリカの舞曲、バロック音楽の活動的なリズムや対位法の影響を受け、古典的秩序を保ちながら特徴のある旋律とリズムを示している。交響曲第9番は、ビエリンスキの夏の住居であるシルバ島で作曲された。リムスキー=コルサコフとチャイコフスキーの名曲をカップリング。クラニチェヴィチはザグレブ音楽アカデミーを卒業し、1983年から1988年ザグレブ放送交響楽団、1994年から2002年クロアチア国立歌劇場の音楽監督を務めた。クロアチアの作品を主に演奏し、多数の現代曲を初演している。 | ||
ORFEJ-304 入荷予定無し |
ミラン・ホルヴァート名演集 マーラー:交響曲第10番 嬰へ長調〜アダージョ R.シュトラウス: 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」 ラヴェル:ラ・ヴァルス ロルフ・リーバーマン(1910-1999): ジャズ・バンドと交響管弦楽のための協奏曲 スラヴコ・ズラティチ(1910-1993): 管弦楽とテープのための「パジンの鐘」 (我は生者を呼び [ Vivos voco ]) |
ミラン・ホルヴァート指揮 クロアチア放送so. |
カルト的な人気を誇るミラン・ホルヴァートのマーラー、R.シュトラウス、ラヴェルに現代音楽をカップリングした注目のアルバム。スイスの作曲家リーバーマンの「ジャズ・バンドと交響管弦楽のための協奏曲」は、1954年にドナウエッシンゲンの国際音楽祭の委嘱によって作曲された。ジャズ・バンドを独奏楽器群、管弦楽を伴奏とするバロック時代の合奏協奏曲の様式で書かれ、作曲者は、ブルース、ブギウギ、マンボなどの「現代の舞曲によって芸術音楽を豊かにする試み」と述べている。ズラティチはクロアチアの作曲家・指揮者で、「パジンの鐘」には民俗的要素に対する執着のようなものがあるように思われる。この作品は1975年にザグレブ放送の委嘱で作曲され、ホルヴァートの指揮で初演された。パジンはイストリア半島にある町。"Vivos voco" はシラーの詩「鐘の歌」の冒頭に掲げられた句で、スイスのシャフハウゼン大伽藍の鐘に刻まれた銘。 | ||
ORFEJ-305 入荷予定無し |
ハイドン: ヴァイオリン、チェロ、ファゴットと 管弦楽のための協奏交響曲変ロ長調Op.84 マルティヌー:リディツェへの追悼 ヤナーチェク(ヴァーツラフ・ターリヒ編): 歌劇「利口な女狐の物語」組曲 ドゥブラヴコ・デトーニ(1937-):形態と表面 ブラゴイェ・ベルサ(1873-1934): 歌劇「炎」Op.57〜機械の音楽 |
ヨセフ・ダニエル指揮 クロアチア放送so. ブランコ・トロイナル(Vn) アニカ・プリモラツ(Vc) ゲオルグ・ドラウシュニク(Ob) ズヴォニミル・スタニスラヴ(Fg) |
「リディツェへの追悼」は1943年、世界大戦を記憶するための作品を募っていたアメリカ作曲家協会の委嘱で書かれた。リディツェはプラハ近郊の村で、ナチスの高官ハイドリヒが暗殺された報復として1942年6月、ヒットラーの命令で2000人以上の村民が殺された。「利口な女狐の物語」からの組曲は、チェコの名指揮者ターリヒが、歌劇の主に第1幕、部分的に第2幕の素材を用いて編んだ物。クロアチアの作曲家デトーニは、「形態と表面」を、ワルシャワでルトスワフスキの下で働いていた1966年から1967年に作曲し、この作品は1969年第6回パリ・ビエンナーレでグランプリを受賞した。クロアチアの作曲家ベルサの音楽は、「炎」のように表現主義の頂点に近づくこともあり、この作品は当時の舞台音楽のワーグナー的ヴェリズモを反映している。 | ||
ORFEJ-314 入荷予定無し |
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 ハ短調Op.43 | ニクシャ・バレザ指揮 クロアチア放送so. |
録音:2000年4月。 今や大規模交響曲の人気曲となってきているショスタコーヴィチの4番をクロアチア勢が熱演。クロアチア放送響の指揮者バレザはシェルヘンやカラヤン等に学び、2001年からはケムニッツのロベルト・シューマン・フィルの首席も勤めており、特に現代音楽作品を多く初演している。この演奏も、早めのテンポをとりながらも鬼気迫るダイナミックなもの。 | ||
ORFEJ-334 (2CD) 入荷予定無し |
ナダ・プッタール=ゴールド(Ms)アリア集 「オルフェオとエウリディーチェ」「イワン・スサーニン」 「トロヴァトーレ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」 「ウェルテル」「カルメン」「サムソンとデリア」他からのアリア J.S.バッハ:「マニフィカト」〜アリア ブラームス:もうおまえのところには行かない ヴォルフ:「アイフェンドルフ詩集」〜語らぬ愛 レスピーギ:日没 ムソルグスキー:死の歌と踊り/他 |
ナダ・プッタール=ゴールド(Ms) ダヴォリン・ハウプトフェルド指揮 ムラデン・バシチ指揮 アントン・ナヌット指揮 ズヴィエズダナ・バシチ(P) ザグレブSQ ランコ・フィリャク(P)他 |
録音:1953年-1976年。 プッタール=ゴールドは1923年ユーゴスラヴィアのヴァラージュデン生まれ。美しい音色と広い音域、才能と技術が認められ、1949年クロアチア歌劇場と永久契約を結んでワーニャ役でデビュー、1950年にはベルギーのヴェルヴィエ声楽コンクールで優勝した。1956年まで同歌劇場、1961年までベルリン・ドイツ歌劇場、1964年までフランクフルト州立歌劇場に所属、1969年から1979年までザグレブ歌劇場で歌った後引退し、ザグレブの音楽アカデミー教授となった。ここに収録された多彩な曲目から、その優れた声と能力を窺うことができる。 |