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MASTER CLASS
(数量限定)

1CD¥2090(税抜¥1900)
現地にて在庫が無くなりしだい終了
 日本にはほとんど馴染みのない、ブラジルの大ピアニストを紹介したシリーズ。これらの盤の存在はすこし前からマニアの間では知られていたが、国内の代理店が無いなどの理由から、 なかなか一般には流通しなかった。今回、ようやくルートを開拓したので御紹介。
 ただし、これらのシリーズ、今回御紹介するVol.14までが「第1期(1885-1932)」とされていたのだが、2000年以降新譜の発売は無く、おそらくこのシリーズは中途で頓挫してしまったのだろう。 初期ラインナップにはギオマール・ノヴァエスの名もあったのだが(Vol.2)、既に現地で在庫切れで再生産される見込みはないようだ。ただし今回在庫を発見、取りあえずラインナップに追加した (流通在庫商品のため、このアイテムのみカット盤となっており、ジャケットの右下スミが切り取られています)。おそらく下記ラインナップも在庫限りと思われる。 ピアノ・ファンは是非お早めに確保して頂きたい。


 ご注意:現地にて在庫が無くなりしだい廃盤となりますので御注意下さい。現地からの直輸入ですので、お届けには数ヶ月かかると思われます。
また、非会員の方は2アイテム以上でのご注文とさせていただきます。
ブラジルの大ピアニスト Vol.1〜アントニエッタ・ルッジ
 ショパン:舟歌Op.60(*)
 ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死(*)
 アレシャンドル・レヴィ(1864-1892):ブラジルのタンゴ(1890)(*)
 エンリーケ・オスワルド(1852-1931):即興曲Op.19(*)
 ヴィラ=ロボス:赤ちゃんの一族 第1組曲「お人形たち」
          〜第6曲「貧乏な娘(ぼろきれの人形)」(*)
 グルック(ズガンバーティ編):
  「オルフェオとエウリディーチェ」より(*)
 ベートーヴェン(ハロルド・バウアー編):ガヴォット(#)
 ヘンデル:チェンバロ組曲第14番〜第6曲(#)
 ショパン:マズルカOp.63-3(#)/即興曲第1番Op.29(+)
 スクリャービン:前奏曲Op.11-10(+)
 ラフマニノフ:前奏曲Op.32-12(+)
 プロコフィエフ:悪魔的暗示Op.4-4(+)
 モンポウ:「子供の情景」〜庭の乙女達たち(+)
 ラヴェル:水の戯れ(**)
アントニエッタ・ルッジ(P)
 録音:1933年7月10日(*)/1934年7月25日(#)/1948年9月15日(+)/1957年10月31日。(*/#)はSPからの、(#)はアセテート盤よりの、(**)はテープ録音よりの復刻。
 「私が日々熱愛している3つのもの、それはモーツァルト、ベートーヴェン、そしてそれら2つを演奏するアントニエッタ・ルッジ」(アルトゥール・ルービンシュタイン)
 ルッジ(1885-1974)はサン・パウロ市生まれで、ガブリエル・ジロードン、ルイジ・チャファレッリ(マグダ・タリアフェロの先生)らに学び、ヨーロッパで初めて成功したブラジルのピアニストとなった。 作曲家のウィドールと教師としても知られるイジドール・フィリップは揃って「彼女は同世代の中で最も優れた女性ピアニストだ」と考えていた。その後ブラジルに帰国した彼女はサントス音楽院を設立、 後半生は教育に尽力した。
 ここに収録された音源は丁寧な復刻がなされてはいるものの、元がSPのものはやはり音質的限界はある。それでもそのテクニックと輝かしさは良く聞き取れる。そして何より驚きなのが、 彼女72才の演奏である「水の戯れ」。まるで20代から30代の演奏とも思える若々しい演奏で、テクニック的にも全く衰えは見られない。ミス・タッチが全くないのも特筆ごとで、 日付以外の録音データは良く解らないが(ライヴではなさそうだが)、テープの継ぎはぎをしていないならば驚異としか言いようがない。これは元がテープだけあって音質も素晴らしく、 この曲だけでも聴く価値はあるCDといっても過言ではない。なお、彼女の最後の演奏会は80才の時に行われたのだと言う。
MC-013
在庫切れ、廃盤
ブラジルの大ピアニスト Vol.2〜ギオマール・ノヴァエス ギオマール・ノヴァエス(P)
 カット盤のため、ジャケットの右下スミに切り取りがあります。御了承下さい。
ブラジルの大ピアニスト Vol.3〜マグダ・タリアフェロ
 シャブリエ:「絵画的小曲集」より
  [第10曲「スケルツォ=ワルツ/第6曲「牧歌」]
 セヴラック:組曲「セルダーニャ」〜第5曲
 レイナルド・アーン(1874-1847):   「狂ったナイチンゲール」
    〜Les Reveries du Prince Eglantine
 サン=サーンス:ワルツ形式による練習曲Op.52-6
 ドビュッシー:
  ピアノのために/アラベスク第1番/
  アラベスク第2番/喜びの島
 フォーレ:夜想曲第4番Op.36/夜想曲第6番Op.63
マグダ・タリアフェロ(P)
 録音:1970年4月、サラ・チェチーリア・メイレレス、リオ・デ・ジャネイロ。ステレオ。今回が初発売。
 タリアフェロ(1893-1986)はリオ・デ・ジャネイロ生まれで、1906年にはパリ音楽院にピアノ第一等で入学、アルフレッド・コルトーに学び、1909年のパリ・デビュー後約75年の永きにわたり、 文字どおり世界を股にかけて活躍した女傑として知られる。  このCDに収められたのはライヴではないが、彼女が70代半ば過ぎに一度に録音した物である。フランスで学んだ彼女らしく、フランス作品ばかりで占められているが、 まず初めのスケルツォ=ワルツからして、年代を感じさせないさわやかな演奏であり、 さすがは大ピアニストと思わせる。そして、セヴラックやサン=サーンスもいいが、 そのピアノ界の大姉御的存在(この言葉はちょっと似合わないかも)であった彼女の実力をまざまざと感じられるのはドビュッシー。特に「ピアノのために」のトッカータで見せる、思い切った彼女独自の表現は、 作品を深く理解していなければ出来ない物だろう。そして「アラベスク」で見せる精緻な綾織のような音の連なりと、「喜びの島」で見せるうねるような響きは、これまた聴く者の耳を捉えて離さない。
ブラジルの大ピアニスト Vol.5〜アルナルド・エストレッラ
 ヴィラ=ロボス:
  トリストローサ(ワルツ)/シランダス(抜粋/6曲)/
  組曲「赤ちゃんの一族」より
   [貧乏な娘(ぼろきれの人形)/厚紙の子猫/鉛の雄牛]
  苦悩のワルツ/ショーロ第5番「ブラジルの心」/
  「ピアノのための実践の手引き」第3巻より(5曲)/
  「子供達の謝肉祭」〜おませな子の幻想的な笛/
  「ブラジル風バッハ第4番」〜アリア/
  「ブラジルの詩」〜白色インディオの踊り/
  ソナタ・ファンタジア第1番「絶望」より
アルナルド・エストレッラ(P)
 エストレッラ(1908-1980)はヴィラ=ロボスのスペシャリストだった人のようだ。
ブラジルの大ピアニスト Vol.6〜アルナルド・レべッロ
 フランシスコ・ドニゼテ=ゴンディン:
  小さな滝での祭り(1923)
 ジョセ・シケイラ(1907-1985):ワルツ第4番(1948)
 アロイジオ・デ・アレンカル・ピント:
  ボヘミアの歌集〜セレナード(1912)
 フロルジーニャ・エミディオ・タボーラ:
  ヴィオロンを懐かしむ(ショーロ第1番)
 バビ・デ・オリヴェイラ(1915-?):アマゾンの混血人
 ヴァルデマール・エンリケ(1905-1995):
  マラジョ島のワルツ(1947)
 チキーニャ・ゴンザーガ(1847-1935):
  夜に(ガヴォット第2番)(1901)
 シモーネ・タヴォラ・ストロス:遅いワルツ
 バプティスタ・シケイラ(1906-1992):
  ヴィオロンのバトゥケ(1954)
 アルナルド・レベッロ(1908-1984):
  ルンドゥ・ド・ティティオ・ジョカ(1948)
 エルネスト・ナザレ(1863-1934):
  優しいロセーダ(1912)/
  パイランド(タンゴ;1920)/
  トパーズ色のカクテル(1914)/
  感じる心(1914)/ケブラディーニャ(1899)/
  スブティル(ずるさ?;ブラジル風タンゴ)/
  カヴァキーニョよ、なぜ泣く?(ショーロ;1926)(*)
 オルミ・トレド:
  アカラント・パラ・マダレーナ
   (マダレーナのための子守歌?)/
  ペケティータ(ワルツ)/ランダ(ワルツ)/
  告白(ワルツ)
アルナルド・レべッロ(P)
 録音:1964年5月23日&24日/1973年3月26日、ライヴ(*)。
 レベッロ(1905-1984)はマナウスに生まれ、19才でリオ・デ・ジャネイロ国立音楽大学に入学、1930年から1931年まで国費給付を受けてパリに留学し、ロベール・カサドシュに学んだ。帰国後は大学で教える傍ら、 コンサート・ピアニストとして海外や、国内全ての州都でリサイタルを開くなどブラジル・ピアノ音楽の紹介に務めた。
 ここに収められた作曲家は、ナザレーを除けばクラシック音楽ファンには馴染みが薄い人々が並んでいるが、レベッロの演奏がかもし出す雰囲気はまさにブラジルそのものであり(特にナザレーの(*)は聞き物)、 中南米の音楽に心引かれる方には歴史的価値も含め、一聴をお勧めしたい。
ブラジルの大ピアニスト Vol.7〜ベルナルド・セガル
 J.S.バッハ(シロティ編):
  カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、
             われら感謝す」〜シンフォニア(*)/
  フルートとチェンバロのためのソナタ第2番
   変ホ長調BWV.1031〜シチリアーノ(*)/
  トッカータとフーガ ニ短調BWV.565(*)/
  前奏曲とフーガ ホ短調BWV.555(*)/
  カンタータ第35番
   「霊と魂は驚き惑う」BWV.35〜シンフォニア(*)/
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
   第2番 ニ短調BWV.1004〜シャコンヌ(*)/
  平均律クラヴィーア曲集第1巻
   〜前奏曲とフーガ第10番 ホ短調BWV.855(*)/
  前奏曲とフーガ ト短調BWV.535(*)
 J.S.バッハ:「平均律クラヴィーア曲集」より(#)
  [第2巻:前奏曲とフーガ第6番 ニ短調BWV.875/
   第1巻:前奏曲とフーガ第6番 ニ短調BWV.851/
   第1巻:前奏曲とフーガ第5番 ニ長調BWV.850/
   第1巻:前奏曲とフーガ第16番 ト短調BWV.861/
   第1巻:前奏曲とフーガ第1番 ハ長調BWV.846/
   第2巻:前奏曲とフーガ第12番 ヘ短調BWV.881/
   第1巻:前奏曲とフーガ第3番 嬰ハ長調BWV.848/
   第1巻:前奏曲とフーガ第22番 変ロ短調BWV.867/
   第1巻:前奏曲とフーガ第8番 変ホ短調BWV.853/
   第1巻:前奏曲とフーガ第17番 変イ長調BWV.862]
ベルナルド・セガル(P)
 録音:1960年6月、カリフォルニア(*)/1953年8月、ニューヨーク。
 セガル(1911-1993)はブラジルのサン・パウロ州生まれ。9才の時サン・パウロ市でデビュー、14才でブラジル政府の給付金を受けてニューヨークに留学、アレクサンドル・シロティ(1863-1945)に教えを受けた。 25才でアメリカ・デビュー、29才でヨーロッパ・デビューを飾り各地で活躍、トスカニーニ、クレンペラー、バーンスタイン、ドラティ、マルケヴィッチ、ヴィラ=ロボスらとの共演もこなし、 クレンペラーとのリスト「死の舞踏」の演奏はCD化もされた(GRAMMOFONO 2000。現在入手困難)。 また、彼は舞台音楽や映画音楽も幾つか作曲している。その後は北カリフォルニア大学で音楽科教授として後進の指導にあたり、アメリカ(カリフォルニアか?)で亡くなった。
 演奏は力強く、そしてリズム感にも優れており、シロティの直弟子ということもあって、文句の付け所無し。バッハを愛好する万人にお勧めしたい。彼はショパンも得意にしたと言うが、 まだ録音が残っていれば是非聴いてみたい物である。
ケンペの未発表音源、それもメットネルが含まれる注目盤
 ブラジルの大ピアニスト Vol.9〜ヤーラ・ベルネッテ

  ニコライ・メットネル:
   ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.50(*)
  エヴェレット・ヘルム(1913-1999):
   ピアノ協奏曲第2番(1956)(#)
ヤーラ・ベルネッテ(P)
ルドルフ・ケンペ指揮
ミュンヘンpo.(*)
フェルディナント・
 ライトナー指揮
バンベルクso.(#)
 録音:1971年3月23日(*)/1972年7月24日(#)。初発売の音源。
 ヤーラ・ベルネッテ(1920-2002)はアメリカのボストンで生まれたが、生後6ヶ月でブラジルへ移住し、市民権を得た。彼女が初めてピアノの教えを受けたホセ・クリアスは彼女のおじで、 アラウやフィッシャーと同様に、リスト最期の弟子の一人マルティン・クラウゼに教えを受けた人だった。 ルービンシュタインやアラウから励まされ、彼女がニューヨークのタウン・ホールでデビューしたのは1942年。以降、アメリカやヨーロッパ各地での活躍が始まる。そして、1958年にはベルリン・フィルにデビュー、カール・ベーム指揮でブラームスの協奏曲を演奏した。 彼女は1970年代にDGへ、ラフマニノフの前奏曲集Ops.23&32を録音しているが、これはこの曲集全曲の初録音となった物だった。これらが廃盤なのはまことに勿体無い。 彼女は80才を越えてもリサイタルや教授活動を熱心にこなしていたが、2002年3月30日、サン・パウロ市で亡くなった。
 このCDに含まれた2曲は両方とも非常に貴重な音源。まず注目はルドルフ・ケンペがバックを務めるメットネルの協奏曲だろう。無論ケンペにとっては作曲家レベルで見ても初レパートリー。 演奏の方はベルネッテの豪放かつ繊細なピアニズムと、ケンペの抜群のセンスによる伴奏が見事に解け合った名演となっており、これは一般のケンペ・ファンでも見逃すわけにはいかないだろう。 他方のヘルムはアメリカ生まれのイタリアの作曲家。ウォルター・ピストンやジャン・カルロ・マリピエロの弟子だった彼は、第2次大戦後戦後すぐにドイツへ音楽士官として赴いたが、1950年には職を辞し、 ニューヨーク・タイムズの音楽特配員などとして活躍しながら作曲を続けた。彼は1963年から1997年まではイタリアに移り住んだが、晩年は再びドイツで過ごした。 彼のピアノ協奏曲第1番(1951)はベルリン・フィルから委嘱され、初演されている。この第2番の方はルイスヴィル管の委嘱作だったようだが、ジャズの雰囲気が漂う作品で、割と聞きやすい作品。 ピアノ・パートはかなり難易度が高そうだが、ベルネッテは一音一音全く危なげなく弾きこなしている。
ブラジルの大ピアニスト Vol.10
 〜アンナ・ステッラ・シック
アンナ・ステッラ・シック(P)
 曲目詳細不詳。
ブラジルの大ピアニスト Vol.11〜
 フリッツ・ヤンク

  クラウディオ・サントーロ(1919-1989):
   組曲「Paulistanas」(1953)(*)
  エンリケ・オスワルド(1852-1931):
   ピアノ五重奏曲 ハ長調(1887)(#)
  オスカル・ロレンソ・フェルナンデス(1897-1948);
   ブラジル風ピアノ三重奏曲Op.32(1924)(#)
フリッツ・ヤンク(P)
サン・パウロ市民SQ(#)
 録音:1969年9月8日(*)/1964年7月15日(#/+)。原盤:ブラジル・Chantecler。
 フリッツ・ヤンク(1910-1970)はドイツのミュンヘンに生まれ、サン・パウロ市で亡くなったピアニスト。ブラジル読みならフリス・ジャンクと読むべきだが、ブラジルに帰化した人なので、ドイツ読みとした。 彼は生地でデビューし、幾つかの演奏ツアーをこなした後に1934年にブラジルに渡った。ナチスを避けたのではないかと思われる。そして、サン・パウロで私的に教師活動を行ない、後には国立音楽院でも教えた。 彼はサン・パウロ市で始めてベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を演奏したピアニストでもあるが、それは当時大いに評判となったという。ヤンクは優れた演奏会ピアニスト、室内楽奏者、伴奏者、 教師であるとともに、解説者としても素晴らしい才能を発揮した。
 ここに収められたのはブラジルの近代作品ばかりであるが、サントーロの作品ではそのヴィルティオジティを、他の2曲では室内楽演奏家としての彼を、それぞれ堪能できる。 サントーロの作品は一聴するといかにもポピュラーな軽めの曲に思えるが、特に後半の曲は侮れない魅力を持つ。2曲の室内楽も、ブラジルの近現代作品を語る上で重要な曲と言えるだろう。
 ヤンクのベートーヴェンのソナタ全集は、ブックレットによるとChanteclerからLPで発売されたらしいが、一度耳にしてみたい物である。
ブラジルの大ピアニスト Vol.12〜
 エイトール&リディア・アリモンダ(アリモンダ兄妹)

  エドワード・シュット(1856-1933):夢想 Op.34 No.5(*)
  エンリケ・オスワルド(1852-1931):
   アルバムの綴り Op.3 No.2(*)
  シベリウス:夢想 Op.58 No.1(*)
  シューマン:トロイメライ Op.15 No.7(*)
  リスト:夜想曲「夢の中へ」S.207(*)
  R.シュトラウス:トロイメライ Op.9 No.4(*)
  シューマン:夢のもつれ Op.12 No.7(*)
  マラン・マレ(1656-1728):夢見る人(*)
  ドビュッシー:夢想(*)
  カルロス・ゴメス(1836-1896):
   カユンバ(黒人の踊り)(#)/愛の熱情(#)/
   カドリーリャ集(#)
   [カショエイラ/聖母マリア/高い丘/
    サルティーニョ/モジー・グァッス]/
   モルモーリオ(即興曲)(#)/
   「キロンボ」(黒人音楽の動機による
           ブラジル風カドリーリャ)集(#)
   [ア・カユンバ/バナナ/キンゴンボ/
    バンブーラ/フィナーレ]
  テオドーロ・ノゲイラ(1913-):
   新ブラジル舞曲集(#)
   [マシーシェ/マラカトゥ/リンドゥ/
    サンバ/バイアン/カテレテ/
    カーニヴァルのマーチ/ジョンゴ/フレーヴォ]
  カルロス・ゴメス:ニニー(サロン・ポルカ)(#)
アリモンダ兄妹
[エイトール・
  アリモンダ(P;*)
 リディア・
  アリモンダ(P;#)]
ブラジルの大ピアニスト Vol.13〜
 イザベル・ムーラン
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調K.570
  シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト長調Op.22
  ショパン:幻想曲Op.49
  モサルト・カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):
   トッカータ(1935)
  ヴィラ=ロボス:
   「ブラジルの詩」〜第2曲「吟遊詩人の印象」/
   「ギア・プラティコ」〜第5曲「ヴィオラの弦に乗って」
  ドホナーニ:カプリッチョ ヘ短調Op.28-6
  ヴィラ=ロボス:
   「ギア・プラティコ」〜第2曲「満ち潮」
  ショパン:練習曲第4番 ハ長調Op.10-4
イザベル・ムーラン(P)
 録音:1953年3月3日、タウン・ホール、ニューヨーク。ライヴ。
 「崇高な」〜ロンドン・タイムス。
 イザベル・ムーラン(1932-)はサン・パウロ市生まれで、ヤーラ・ベルネッテと同じホセ・クリアスから、5才のときに初めてピアノのレッスンを受け、その後はマグダ・タリアフェロにも学んだ。 1947年にはサン・パウロ市民劇場で公式デビューを飾り、欧米や近隣各国へのツアーを行ない、1953年にはこのCDに収録されたリサイタルでアメリカ・デビューを飾った。 彼女の最も有名な録音は、VOXへ録音したグリーグのピアノ独奏曲全集だろう。これは、先にこのレーベルへ録音していたギオマール・ノヴァエスの口利きでスタートした物で、始めは選集の予定だったが、 素晴らしいピアニズムに魅せられたVOX側が、全集とすることにしたのだと言う。 彼女は他にINTERCORDなどにも録音していると言うが、現在ほぼ全てが廃盤となっているのはまことに惜しいことである。


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