MAN-4892 廃盤 |
ギター・プラス Vol.19〜アルゼンチン&ブラジル J.ファル、J.ゴメス・クレスポ、M.プジョル、 B.モンタナロ、S.ロハス、F.デ・ソウサの作品 |
クリスティアーナ・ アスマ(G) デリア・エストラーダ(G) デュオ・ガラウ=ミレ(G) パブロ・マルケス(G) T.ボワテュー(Fl) |
MAN-4904 廃盤 |
ギター・プラス Vol.21〜スペインの歌 ガスパール・サンス、サンチャゴ・デ・ムルシア、アルベニス、 ファリャ、ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイの作品 |
ホセ・マリア・ ガリャルド・デル・レイ(G) |
ラテン・アメリカのピアノ音楽 ヴィラ=ロボス:カボクロの伝説/印象的なセレナード ミニョーネ:ヴァルサ・ド・エスキーナ[第1番/第2番] 他、ノアビーニ、ヒナステラ、ファニャス、 キャバ、ナザレスの作品 |
イルマ・アメトラーノ(P) | |
他で聞けない珍しい作曲家に出会えるのが嬉しい。アメトラーノはウルグアイのピアニストだがパリでロンに学んだらしい。 | ||
MAN-4933 廃盤 |
フォーレ:ピアノ作品集 バラード/主題と変奏/即興曲[第1番−第5番]/ 夜想曲[第5番/第11番/第13番]/ 舟歌[第5番/第9番] |
ドミニク・メルレ(P) |
即興曲を中心にフォーレの作品を作曲年代順に演奏したもの。 | ||
ショパン:夜想曲集 | フランソワ・シャプラン(P) | |
パリ音楽院で満場一致の一等賞、クリーヴランド国際コンクールでモーツァルト&カサドゥシュ賞に輝くシャプラン。 フランスでは「彼のドビュッシーはミケランジェリやアラウやギーゼキングの名演と並べることになんら抵抗ない」などと絶賛されている。 | ||
ギター・プラス Vol.30 ピアソラ、ソル、ルイス・ピポ、アルベニス、 グラナドス、ニャターリの作品 |
デュオ・アストール | |
武満徹:作品集 七つの歌(武満徹 編曲)/ 森の中で/フェリオス/エキノクサ/ 武満徹に捧げる 三木稔:若い芽(ブローウェル編曲) ブローウェル:悲歌 |
フィリップ・アズレイ(G) | |
武満のギター作品と武満に捧げられた作品によるメモリアル・アルバム。ギターのアズレイはギターの名手であると同時にマルセイユ歌劇場でオペラや室内楽のプロデューサーも務める才人。 | ||
ヴィセント・アセンシオ:ギター作品全集 バレンシア組曲/冬の歌/賛辞の組曲/ バレンシア舞曲/神秘の組曲/小曲集「内なる思い」 |
マルセロ・デ・プエブラ(G) | |
アセンシオはカタルニアの南、バレンシア地方カスティリヨン出身。セゴビアやイエペスにギター作品を書き、トゥリーナとも親交を結ぶなどスペインでは有名だが、海外ではほとんど知られていない。彼一人の作品によるアルバムというのも当盤が初。表面的な華やかさよりも内面的な情緒と知性を感じさせる品のよい作品集。 | ||
アルゼンチン、ブラジル、コロンビアのギター作品集 シルヴェストレ:響きの幻影/野生の幻想 ピアソラ:タンゴの歴史 ゴンザレス: くさあやめの恋人のダンス序章と章句 ミジェト:最後のミロンガ マシャード:ヴィットリオ市場/他 |
アンサンブル・ コンフルエンチェス | |
南米3カ国の5人の作曲家によるギター室内楽作品集。いずれも親しみやすい作品ばかり。 | ||
魂を揺るがす熱情 〜ヘンデル・アリア&シンフォニア 歌劇「タメラーノ」より[序曲/もし私を軽蔑するなら]/ 歌劇「アドメード」〜虎は怒りに燃え/ 4声の協奏曲/ 歌劇「ジュリアス・シーザー」〜海を渡るそよ風/ 歌劇「リナルド」より[シンフォニア/他]/ 歌劇「アマティージ」〜冷酷な苦しみよ |
ジャン=ル・シャルヴェ(CT) ステファノ・イントリエーリ指揮 ラ・レジュイサンス器楽グループ | |
4手のためのロシア・ピアノ作品集 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ(全曲) チャイコフスキー:くるみ割り人形 |
デュオ・バンザグーン | |
ピアノ連弾版「ペトルーシュカ」は、よく演奏される「3章」のみではなく、「全曲」。 | ||
ギター・プラス Vol.34〜ラテン・アメリカの音楽 ラウル・マルドナード:作品集 「背景」の組曲/トルボラーレス/エル・カランバ/石の道/他 ラウル・マルドナードによる編曲集 シフエンテス、ピアナ、バリオス、エルナンデス作品の編曲 |
ルテティア・ギターQ | |
レジス・カンポ(1968-): ヴァイオリン協奏曲/キンダーボール/ ソナタの書/ロンド第2版 |
アムステルダム・ ニュー・アンサンブル 阿部加奈子(P) アンサンブル・ プロッシマ・サントーリ | |
フランスの若手作曲家カンポの作品集。パリにきていたデニソフに師事していたと言う彼だが、ラモーやモーツァルトを愛し、ヴァイオリン協奏曲も明確な構造をもったリズミカルな作品。 キンダーボールは愛妻阿部加奈子に捧げられた作品。ほかにもフランス政府に委嘱された「ロンド」など、いずれも古典的作品への傾倒を見せながら現代的感覚で作り上げた力作ぞろい。 | ||
ギター・プラス Vol.35〜サウダージのように ロラン・ディアンス:サウダージ第3番 セバスティアン・ヴァシエ: サウダージのように/カヴァティーナ/スケルツォ・タンゴ ロドリーゴ:祈りと踊り アリシア・バルボ:回帰 ロラン・ディアンス: ザッパへのオマージュ/炎/スカイでのタンゴ |
セバスティアン・ヴァシエ(G) | |
12&13世紀の声楽曲〜ヒルデガルト・ フォン・ビンゲンとラス・ウエルガス写本(13世紀) |
モラ・ヴォーチス (無伴奏女声合唱) | |
響きの良い石造りの小さな古い教会で行われた、聖母マリアにまつわる曲を数多く集めた今回の録音、曲に合う最高の録音場所を得て、女声合唱の清澄な響きが心を安らかにしてくれる。 | ||
アラ・ポラッカ〜ショパンとポーランド・ピアノ楽派 シマノフスカ: 3つの練習曲/ノクターン変ロ長調/ポロネーズ オギンスキ: ポロネーズ ヘ短調/クルピンスキ:恐ろしい劇の情景 ドブジンスキ: 2つのノクターン/幻想曲と変奏/2つのマズルカ ショパン: ワルツ イ短調/マズルカ Op.68/パガニーニの思い出 |
ジャン=ピエール・ アルマンゴー(P) | |
1925年(輸入元の表記どおり)プレイエル製ピアノ使用。ショパンの音楽は大変独創的であると思われているが、彼の一世代前のポーランドの作曲家も、 実はショパン風な作品を多く作っていた。このアルバムに収められた多くの作品は、これまで音で聴くことが困難だったものだが、非常に貴重な上に美しい曲ばかり。ポーランドのピアノ音楽に興味の有る方、 ショパン・マニアにとっては貴重盤である。 | ||
MAN-4954/57 (4CD) 廃盤 |
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ全集 |
ジェラール・プレ(Vn) ドミニク・メルレ(P) |
アントニオ・ルイス=ピポ(1934-1997): 遠方の書/ギターと管弦楽のための「タブラス」/ ピアノと管楽器のための協奏曲/短い3つの小品/ カタルーニャ民謡の主題に基づく変奏曲/ ヴァイオリンとピアノのための「3つの逃走」/ 「...に書き入れるとすると」/ ピアノのための組曲「カレイドスコープ」/ アンダンルシアへの三部作/ ガリシア民謡の主題に基づく変奏曲/5つの歌/ ピアノのための「遠方の書」第4番/ ピアノのための「窓」〜第1/2/4/5番 |
マルティネス・ イスキエルド指揮 マドリードso. ジャン=マルク・ ルイサダ(P) ナルシソ・イエペス(G)他 | |
ピアノをラローチャ、コルトー、ナットに、作曲をオアナ他に師事したルイス=ピポの作品集。ピアノを得意とするだけあって、ヴィルトゥオジックな表現に満ちた現代音楽のアルバムとなっている。演奏者でも、ルイサダ、イエペス等、メジャー所が出演しており興味深い。 | ||
ギター・プラス Vol.36〜カロラン(1670-1738) トゥールロッホ・カロラン: マヌス・オドンネル大佐/ロフトゥス・ジョーンズ/ オーウェン・ルー・オニールへの哀歌/ オケイン船長/ジョン・アーウィン大佐 |
パスカル・ブルネ(G) ブノワ・ソヴェ(Fl) | |
アイルランドの旅回りのハープ奏者&作曲家、カロラン。天然痘のために18歳で失明、その後、21歳までの3年間修行して独り立ちし名声を得た。 亡くなるまでに200曲ほどの作品を残している。コレッリ、ヴィヴァルディ、ジェミニアーニらイタリア人の作曲家たちから多大な影響を受けた点が大きな特徴。 ハープと同じ撥弦楽器であるギターで演奏された今回の録音は、彼の曲の特徴である快活な側面をうまく表現している。 | ||
ギター・プラス Vol.37〜フアン・マヌエル・コルテス作品集 フアン・マヌエル・コルテス: 幻想曲/ムラセン峰/三部作[前奏曲/ラメント/舞曲]/ 朱い月/他全15曲 |
アレクサンドル・ベルヌ(G) フロランス・クリュニー(G) ピエール・ペルディゴン(Cemb) | |
アントニオ・ソレル音楽院で教鞭を取る実力派ギタリスト、コルテスは、本国スペインのほかロシアやフランスなどで著作が出版されるなど、著述家として知られるとともに、 数々の賞を得るなど、スペイン現代音楽の第1線で活躍する作曲家としても著名。 | ||
クレメンティ:ピアノ・ソナタ集 [Ops.7-3/8-1/25-5/34-2] |
ロール・コラダン(Fp) | |
録音:1999年6月16日-18日、オルヌ県テルトル城。 夫でチェンバロとフォルテピアノの高名な調律師、ヨハンネス・カルダの協力の元、彼のコレクションであるモリトル製フォルテピアノを用いて録音したアルバム。 | ||
ショパン:ピアノ作品集 幻想ポロネーズ/子守歌/舟歌/9つのマズルカ/ 6つの夜想曲/ピアノ・ソナタ第3番/幻想曲/ 3つの新しい練習曲/24の前奏曲集/ スケルツォ第3番/4つの即興曲/ポロネーズ第5番/ バラード第1番/バラード第4番 |
ドミニク・メルレ(P) | |
流麗なテクニックでメルレが弾きこなすショパン。 | ||
シューベルト: ピアノ・ソナタ第20番/楽興の時D.780 |
ミシェル・シャラパン(P) | |
パリ音楽院でのライヴ。フランス生まれのシャラパンは、フランスとイタリアで修行し、ヨーロッパ、特にパリを中心に活躍するピアニスト。今回のシューベルトは、彼女の趣味のよさがうまく表現された、洗練された仕上がりとなっている。 | ||
ギター・プラス Vol.38 アルベニス:「スペイン」Op.165 モレーノ=トロバ:性格的な小品集 モンポウ:コンポステラ組曲、歌と踊り〜第6曲「歌」 |
カトリーヌ・リョリョス(G) | |
録音:1999年。ギリシャ生まれのフランスの女流、リョリョスが奏でるスペインもの。バースで開かれたコンペティションで1等を獲得した彼女は、 素晴らしい技術を基にした繊細な響きと豊かな音楽的アプローチでこれらの曲を聴かせてくれる。 | ||
ハイドン:ピアノ三重奏曲第28番〜第30番 ベートーヴェン:三重奏曲ト長調WoO.37 クーラウ:三重奏曲ト長調Op.119 チェルニー:協奏的幻想曲Op.256 フンメル: 「美しいミンカ」の主題によるアダージョ、 変奏曲とロンド(トリオイ長調)Op.78 ウェーバー:三重奏曲ト短調Op.63 マルティヌー: フルート・チェロとピアノのための三重奏曲 |
オパス・トリオ [エレーナ・ムザラス(P) ロイク・プラン(Fl) ピエール・ シャンパーニュ(Vc)] | |
録音:1994年&1995年。 少々変った編成のオパス・トリオは明るい豊かな音色で、これらの曲の美質を引き出している。なかなか珍しい曲目も入っていてお買い得だ。 | ||
ラテンアメリカのピアノ音楽 Vol.2 ベアトリス・ロッカルト:(1944-;ウルグアイ): 南部から来た人/移民/さようなら先生 フランシスコ・ミニョーニ:(1897-1986;ブラジル): ワルツ第11番/ワルツ第10番/ソナチネ第4番 ナザレー:混乱/秘密/音楽堂 アギーレ(1868-1924;アルゼンチン):悲しみ第1番/跡 イグナシオ・セルバンテス(1847-1905;キューバ): 失われし希望/さらばキューバよ ポンセ:間奏曲 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番 |
イルマ・アメストラーノ(P) | |
ウルグアイのモンテビデオ生まれのアメストラーノによる同曲集第2弾。かなり珍しい曲が多く、ファンには興味をそそるだろう。 | ||
ギター・プラス Vol.39 バッハ:3つのインヴェンション/フランス組曲第1番 バルトーク:ルーマニア民族舞曲 マクシモ・プジョル:タンゴ/ミロンガ/終曲 ブローウェル:ミクロピエサス(ミヨーを称えて) ピアソラ:タンゴ組曲 |
ブエノス・アイレス大学 ギター・デュオ | |
1996年に結成された実力派デュオ(メンバーはクラウディオ・マニャーノ&オスカル・バスケス・バス)。特にバルトークの出来栄えはなかなか。 | ||
ギター・プラス Vol.41 ソル:幻想曲Op.54b/幻想曲Op.63「ロシアの思い出」/ ディヴェルティスマンOp.62/幻想曲Op.41「二人の友」/ ディヴェルティスマンOp.38/幻想曲Op.34「勇気」 |
デュオ・ショメー=キャゼ [イザベル・ショメー、 ベルトラン・キャゼ(G)] | |
演奏はフランスの若手。 | ||
ギター・プラス Vol.40〜スペイン民謡風に トゥリーナ: セビリャ幻想曲 Op.29/ソナタ ニ短調 Op.61 ファンダンギーリョ Op.36/タレガをたたえて Op.69/疾風 Op.53 モレーノ・トロバ:ラ・マンチャの歌 モンポウ:「コンポステラ」組曲 |
ジェラール・アビトン(G) | |
録音:2000年2月。アビトンは1954年に生まれ、セゴビア、ラゴヤらに師事し、1981年のジュネーヴ国際コンクールで優勝したフランスのギタリスト。 | ||
ギター・プラス Vol.42〜音楽と詩 フィンジ:窓の月 フェロン:静かに命は躍動する ジラール:流れ星の夜/不安に支配され始める前に(アントナン・アルトー) シャイネス:存在の新しき啓示 エテュ:組曲 Op.41 ケラー:星座 |
トリオ・ア・ピアチェーレ [アラン・リズル、 クチャル・シャルディ、 マリア・カルメン・バルボロ(G)] | |
ギター音楽のパノラマ〜ミランから武満まで(アンソロジー) アルベニス、アギーレ、バッハ、バリオス、ベネット、ブローウェル、 ファリャ、フェイ・ヘンツェ、マルドナード、モンポウ、オアナ、 パガニーニ、ピアソラ、ポンセ、ロドリーゴ、D.スカルラッティ、 ソル、武満、ヴィラ=ロボス、他、全30人以上の作曲家の作品 |
さまざまな演奏家 | |
ロング・ボックス仕様。 | ||
ギター・プラス Vol.43〜イギリスのギター作品集 ティペット:ザ・ブルー・ギター/ソナタ リチャード・ロドニー・ベネット:即興曲 ドジソン:パルティータ ブリテン:ノクターナルOp.70 |
フィリップ・アズレー(G) | |
演奏はフランスの若手。 | ||
フランス・オペラ・アリア集 サン=サーンス:「ヘンリー8世」〜むごい思い出! マスネ:「エロディアード」〜彼は優しく善良で マイアベーア:「ユグノー教徒」〜花の間にわたしの夢は蘇る アレヴィ:「ユダヤの女」〜彼は行ってしまった マスネ:「ル・シッド」〜泣け、泣け我が目! グノー:「サッフォ」〜わたしはどこにいるのだ ビゼー:「ノエ」〜ある晩大きな森の中で マスネ:「マグダラのマリア」〜おおわが姉よ グノー:「ファウスト」〜彼女たちは姿を消した フォーレ:「ペネロープ」〜わたしの胸に熱い思い出が サン=サーンス: 「エティエンヌ・マルセル」〜ああ、放して、お母さん レイエ:「シギュール」〜日の輝きよ |
アン=ソフィー・シュミット(S) ジャン=リュク・タンゴー指揮 ハンガリー国立歌劇場 ファイローニo. | |
これはまた、嬉しい一枚。19世紀のフランス・オペラはパリのオペラ座を中心に絶大な影響力を誇ったにもかかわらず、現在ではわずかな作品しか知られていない。 このアルバムには、忘れ去られるには惜しいソプラノのためのアリアが集められている。シュミットは、ここ10年で頭角を現してきたソプラノ。 | ||
オーベール:歌劇「王冠のダイアモンド」 | ギスレーン・ラファネル :カタリーナ ミレーヌ・モルネ:ディアーナ アルマン・アラピアン :ドン・アンリーク ドミニク・プロトウ: ドン・セバスティアン 他 ピエール・ジュールダン指揮 ピカルディo. | |
録音:1999年12月。パリでロッシーニらイタリア勢に対抗し、生っ粋のフランス人作曲家として孤軍奮闘したオーベールだが、現在ではすっかり忘れ去られてしまった。 彼の代表作である「王冠のダイヤモンド」も、序曲がポピュラー名曲として生き残っているにすぎないが、今回はなんとその全曲盤が登場。長大ではあるが気軽に楽しめる娯楽作品である。 | ||
児童合唱のための音楽 ジョリヴェ:礼拝組曲 ミヨー:ことわざのカンタータ ブリテン:キャロルの祭典 |
ジャニーヌ・プロスター指揮 ローヌ川河口聖歌隊 マリエル・ノルトマン(Hp) ドミニク・ド・ウィリアンクール (Vc) マルク・バダン(Ob、Hr) | |
ローヌ川河口聖歌隊は近年台頭めざましい児童合唱団。 | ||
ギター・プラス Vol.44〜グラナドス:2つのギターのための編曲集 スペイン舞曲集/歌劇「ゴイェスカス」〜間奏曲/詩的なワルツ集 |
クリスティアン・ド・シャボ、 ステファン・ノグレット(G) | |
原曲はすべてピアノ曲。 | ||
ロジェ=デュカス: ピアノ作品全集 |
ドミニク・メルレ(P) | |
ロジェ=デュカスはフォーレに学び、その堅固な古典的基盤によりながら自己の様式を確立した。彼のピアノ作品 は、強く統制されながらも繊細かつ抽象的で複雑な書法で構成されており、高い演奏技術を要求する。晩年の作曲者に会い貴重な助言を 得たメルレによる演奏は信頼の置けるものといえよう。 | ||
グラナドス: スペイン舞曲集/若き日の物語/演奏会用ワルツ |
アントニオ・ベッセス(P) | |
ドビュッシー/ニルス・ロウジング=ショウ編曲:14の前奏曲 [亜麻色の髪の乙女/ラヴィーヌ将軍、風変わりな/ 雪の上の足跡/妖精パックの踊り/デルフォイの舞姫/他] |
ジャン・トレル指揮 デンマーク室内プレーヤーズ | |
録音:2001年3月2-3日、デンマーク放送局スタジオ2。ピアノのための前奏曲を、ドビュッシー時代のサロン・オーケストラの編成(Fl、Cl、Fg、Tp、Hp、Vn、Va、Vcを基本)に編曲。 | ||
アイルランドの精神〜カロランをたたえて トゥールロッホ・カロラン(1680-1738): パトリック・ケリー/モーリス・オコーナー〜1 ブリジット・クルーズ〜第4エア/ハーウッド夫人/他 |
パスカル・ブルネ・コンソート [パスカル・ブルネ、 クロード・アンジェル(G) ブノワ・ソヴェ(リコーダー) ロベール・ル・ガル(Perc、 フィドル、マンドリン)] | |
録音:2001年2月。カロランは、アイルランド民謡の旋律や伝統的なハープ音楽に、イタリア・バロックの影響を加えた陽気で快活な曲調の作品を書いた。 | ||
コンドルは飛んで行く〜 ギター・デュオによるラテン・アメリカのフォルクローレ ボリビア;クエカ/インディオの歌/サン・ペドロ/他 ペルー;カーニバル/コンドルは飛んで行く/他 ニカラグア;小鳥 ブラジル;ネスタ・ルア/アデウス/サンバ・レレ/他 チリ;つばきかずら/星/トナーダ/青い瞳/他 アルゼンチン;ミロンガ/バイシレート/他 メキシコ;泣き女/宴会(お祭り騒ぎ)/他 (全58曲) |
デュオ・ショメ=キャゼ [イザベル・ショメ、 ベルトラン・キャゼ(G)] | |
オルガンと踊り ジュリアン・プレ:天使のワルツ フランソワ=アンリ・ウバール:将軍のハバネラ ラヴェル:ハバネラ形式の小品 ピエール・ショレ:グラン・シュによるルンバ プロコフィエフ:「エフゲニー・オネーギン」 Op.71〜ワルツ ハチャトゥリアン:剣の舞 ユーリ・カスパロフ:上機嫌なドジェテル氏 アンドレ・ラプリタ:フロリンダ フランソワ・ヴェルカン: タンゴ=ロンド=バーリョ「ラ・トリフリン」 ホアキン・ニン=クルメル:エストレマドゥーラ風ホタ アルタの踊り/ムルシア風セギディーリャ ニーノ・ロータ:バッハの名による2つのワルツ [サーカス・ワルツ/ワルツ・カリヨン] ショスタコーヴィチ: ワルツとポルカ(4手のための)/追跡(4手のための) |
エルヴェ・デザルブル(Org) | |
録音:2001年1月31日-2月1日、マドレーヌ寺院、大オルガン使用。迫力あふれる存在感のある大オルガンが軽やかにも堂々と奏でる異色かつ新鮮なアルバム。 | ||
オリヴィエ・ペンサ:室内楽作品集 「メロペ」 (フラメンコ・ギター、弦楽五重奏、ピアノと打楽器のための) 無伴奏チェロ組曲 夜想曲(弦楽三重奏とピアノのための) 小組曲(ヴァイオリン、ホルンとピアノのための) |
ペドロ・ソレル(フランメンコG) エリック・シャクノ、 クォク=ウィン・ルオン(P) ジョエル・ジョディ(Hr) ミシェル・マルドナード(Cb) ギ・ボルドリュ(Perc) フレデリク・モンタルジェ指揮 アカデミー・サント・セシル | |
ベンサはアラブ音楽、現代音楽、バッハ、ビートルズなど広範な音楽より影響を受けながらそれらをすべて昇華させ、自己の表現を確立した。何とも言えない余韻を残す不思議な音楽。 | ||
ギター・プラス Vol.45〜アルベニス:名曲と秘曲 アルベニス: アストゥリアス/カディス(カンシオン)/ スペイン舞曲第1番〜第3番/ グラナダ(セレナータ)/マリョルカ島(舟歌)/ オリエンタル/ティエルラの門(ボレロ)/ 入江のざわめき(マラゲニャ)/アラブ風セレナータ/ セビリャ(セビリャナス)/朱色の塔(セレナータ)/ グラナダ風サンブラ(東洋的舞曲) |
ラファエル・ アンディア(G) | |
フランス生まれのスペイン人ギタリスト、アンディアは最初、ヴァイオリンを学んでから自らのルーツであるギターとフラメンコの伝統を学び、 スペイン・バロック・ギター再発見の運動において主導的役割を果たした。また、ジョリヴェやミュライユのような現代音楽の数々のギター作品も演奏するなど、幅広い素養と演目で知られている人。 | ||
オッフェンバック:喜歌劇「ペリコール」(1868) | エロディ・メシャン:ペリコール アントニオ・ペレイラ:ピキーヨ 他 ジャン=ピエール・タンゴ指揮 オスティナートo. インテルメッツォ声楽Ens. | |
録音:2000年12月3、10日、ライヴ。普仏戦争の直前にパリで初演された、「天国と地獄(地獄のオルフェオ)」と並ぶオッフェンバック絶頂期の代表的オペレッタで。 大道歌手のペリコールとピキーヨが結ばれるまでの紆余曲折を描いた作品で、いきなりモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」序曲が出て来るなどおもしろさもあり、なじみはなくても楽しめる。ノリのいい演奏。 | ||
舞台の上のサティ〜「メデューズの罠」とテキストの朗読 サティ: 『導入』(BGM;自動記述法〜船について)/ メデューズの罠(*)/『批評家礼讃』/『ウィリーに対して』/ 『音楽と動物たち』(動物の知性と音楽性についての講演) (BGM;潜水人形〜 猫の歌/アメリカの蛙/ねずみの歌/詩人の歌)/ 『三度におよぶ私の立候補』(「健忘症患者の回想」から) (BGM;ばら十字教団最初の思想、ヴェクサシオンから)/ 『サティ一族の起源』(「健忘症患者の回想」から) (BGM;生まれつきの禿)/ 『カフェ』(BGM;乾杯の歌)/ 『乗り合いバス』(BGM;やさしく)/ 『音楽家の一日』(「健忘症患者の回想」から) (BGM;アレグロ)/ 『年寄りであることの何たる幸運』/グノシェンヌ第1番 |
ピエール・ベルタン(朗読、歌) ピエール・ベルタン(メデューズ男爵;*) ジャン・バレデ(ポリカルプ;*) ドニーズ・ブノワ(フリゼット;*) ジャン=クリストフ・ ブノワ(アストルフォ;*) ルネ・ファラベ(語り;*) アンリ・ソーゲ指揮o.(*) ジャン=ピエール・ アルマンゴー(P) ドニーズ・ブノワ(Vo) アンヌ=ソフィ・ シュミット(Vo) ジャン=クリストフ・ ブノワ(Vo) エルヴェ・デザルブル(Org) | |
1961年に放送され、INAに音声資料として保管されている貴重な音源と、MANDALAレーベルにアルマンゴーが録音したサティの曲を組み合わせた興味深いアルバム。 「メデューズの罠」およびサティが書いたテキストの朗読(*以外全曲)における、サティと親交のあったベルタンの力量はさすがで、特に朗読では本人が語っているかのような錯覚さえ起こさせる。 | ||
イヴァン・イェフティチ(1947-): トランペットのための作品全集 トランペット協奏曲第1番(*)/ トランペット協奏曲第2番(*)/ トランペットとオルガンのための「パッサカリア風に」(+)/ 2本のトランペットと管弦楽のためのディヴェルティメント(#) |
エリック・オービエ(Tp) ムダデン・ジョルジェビチ (Tp;#) ティエリー・エスケシュ (Org;+) オーラ・ルードナー指揮(*/#) ベオグラードpo.(*/#) | |
録音:2001年11月、ベオグラード(*/#)/2002年3月(+)。 イェフティチはベオグラードの音楽アカデミー、パリ音楽院、ウィーン音楽大学で学び、メシアンらに師事した作曲家。師メシアンの影響と、音楽の調性的側面を生かした独自の世界を構築しており、 当盤でもそれらが遺憾なく披露される。 | ||
ショスタコーヴィチ:1930年代の作品集 ジャズ組曲第2番(1938)/7つのフィンランド民謡編曲(1939)/ クルイローフによる2つの寓話 Op.4(1922)/ 愚かな仔ねずみ Op.56(1939)/条件つきの死者 Op.31(1931)/ 軽音楽団のための組曲(1938)〜行進曲とワルツ |
エレーナ・ワシリエフ(S) アレクセイ・ マルティノフ(T) ウラディーミル・ ポンキン指揮 ギャルド・ レピュブリケーヌso. | |
録音:2002年1月、パリ、ライヴ。 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」に対する批判に答える形で交響曲第4番や第5番を作曲した時期、すなわちショスタコーヴィチの円熟期の始まりの頃に書かれたが、 自律的な作風とは趣を異にする付随音楽や声楽曲を収録。スリップケース仕様。 | ||
ノエル・リー:ピアノ作品集 4つの練習曲 第1集(1961)/ 4つの練習曲 第2集(1967)/ 年代記(1981)/ソナチネ(1959)/ 一楽章形式のソナタ(1955)/ 5つの延長された前奏曲(1992) |
ノエル・リー(P) | |
エスプリの効いたピアニストとして知られるノエル・リーは、作曲もブーランジェとピストンに師事、コープランドをして「彼の音楽を聴くのはいつも私にとって幸せだ」と言わしめたほど。 | ||
モーツァルト/フンメル編曲: 交響曲第35番「ハフナー」/第41番「ジュピター」 第38番「プラハ」(以上、室内楽版) |
ハフナー・アンサンブル | |
録音:2002年。モーツァルト家に2年間住み込んだ愛弟子フンメルによる、オリジナルとは別の味わいを持つ名編曲。 | ||
武満徹:ピアノ作品集 遮られない休息/ピアノ・ディスタンス/ ファー・アウェイ/閉じた眼/雨の樹 素描1/ 雨の樹 素描2/閉じた眼2/リタニ レジス・カンポ(1968-):ピアノ作品集 |
阿部加奈子(P) | |
阿部加奈子は大阪の音楽一家に生まれ、芸大作曲科卒。パリ国立高等音楽院でオーケストレーション・伴奏・指揮法を学び、2002年にはパリ国立高等音楽院指揮科に首席で合格している。 また、作曲家レジス・カンポの夫人でもある。レジス・カンポはアラン・ バンカルとジェラール・グリゼイを師に持ち、1999年にはフランス文化庁ローマ大賞を受賞、将来を期待されている。 | ||
トラヴェルセ ドヴォルザーク:ユモレスク(3曲) バルトーク:9つの古いハンガリーの踊り カウフマン:イディッシュ組曲 ウルクズノフ:コンテンポタンゴ/他 |
デュオ・ゴイェスカス [ヴィルジニエ・ コンスタン(Vc) ベノワ・モレル(G)] | |
東洋の香りのする音楽を、チェロとギターのデュオで演奏するという試み。ギターが加わるとぐっとエキゾティックになるのが不思議。 | ||
現代作曲家によるオルガンと弦楽合奏のための作品集 モランソン:オルガンと弦楽合奏のための音楽 パンシャール:コンチェルティーノ プレ:組曲 |
エレヴェ・デザルプレ(Org) ジャン・トレル指揮 アンサンブル・オルケストラル・ ストリジェンド | |
録音:2002年。 | ||
テラ(大地)〜ノナート・ルイス(1955-): 自作自演集 |
ノナート・ルイス(G) | |
1955年ブラジル生まれのギタリスト。ブラジルの語法に基づく自作自演で有名。 | ||
フランソワ・ローベ(1933-): ピアノ協奏曲(*)/ ヴァイオリン協奏曲「思い出」(#)/ オーボエ協奏曲(+)/ トランペット協奏曲「気質」(**) |
ダミアン・ヌドンシェユ(P;*) ジャン=ピエール・ ワレーズ(Vn;#) ジャック・トィス(Ob;+) ギー・トゥーヴロン(Tp;**) フランソワ・ローベ指揮 パリ・オペラ座の メンバーによるo. | |
「ぼくの伯父さん」、「プレイタイム」をはじめとする数の数多くのサウンドトラック、レイモンド・ルブランのTVアニメ「タンタン」シリーズの音楽や、ジャンヌ・モロー、グレコ、ムスタキらのアレンジャーとして有名なフランソワ・ローベ。商業音楽界で成功したが、もともとノエル・ガロン門下のクラシック作曲家。前衛的ではなく、おしゃれで美しいメロディを産み出すセンスはさすがポップス仕込み。適度な近代味もかっこ良く、オーボエ協奏曲など、映画音楽として使えそう。さしずめフランスの久石譲か。 | ||
MAN-5058 廃盤 |
キルヒナー(1823-1903):ピアノ作品集 | ドミニク・メルレ(P) |
トランペットの巨匠たち テレマン:トランペット協奏曲 ニ長調(*) ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調(#) フンメル:トランペット協奏曲 ホ長調(*) |
エリック・オービエ(Tp;*) ヴァンサン・バルト指揮 ブルターニュo.(*) モーリス・アンドレ(Tp;#) ジャン=バティスト・ マリ指揮パリ音楽院o.(#) | |
録音:1961年。 大物アンドレとマリの共演するハイドンが特に聴きもの。アンドレの神業を楽しめる。 | ||
プロコフィエフ: 交響曲第4番 Op.47(1930、原典版)(*) チェロ・ソナタ Op.119(+) バラード Op.15(+) |
ジャック・バジーレ指揮(*) パリ音楽院o.(*) ドミニク・ド・ ヴィリアンクール(Vc;+) ジャン=ピエール・ アルマンゴー(P;+) | |
録音:1960年(*)&1990年(+)、パリ、ステレオ。原盤:TEPPAZ(*)。 (*)はクリュイタンスとの名コンビで知られる名門パリ音楽院o.によるプロコフィエフ。一般的な1947年の改訂版ではなく原典版での演奏。 | ||
ヴィヴァルディ: 協奏曲 イ長調 RV.158(*) フルート協奏曲 ニ長調 「ごしきひわ」Op.10 No.3 RV.428(*/#) スターバト・マーテル RV.621(+) 協奏曲 ト短調 「ドレスデンの管弦楽団のために」RV.577(*) ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 (クライスラー編曲)(*/**) |
アンリ・ルボン(Fl;#) ジョルジュ・アレ(Vn;**) ジャン=バディスト・マリ指揮 パリ音楽院o.(*) エレーヌ・ブヴィエ(A;+) ルネ=ピエール・シュト指揮(+) コンセール・シュトo.(+) リシャール・ヴァルディcho.(+) | |
録音:1960年、パリ、シャンゼリゼ劇場(*)、ドメニコ会派教会(+)、ステレオ。 古き良き時代のフランスのオーケストラの美質が生かされたヴィヴァルディで、特にマリの演奏は華やかさの裏にある作品の本質を見事に引き出した名演。クライスラー編曲版にも注目。 | ||
ブラームス: 交響曲第2番 ニ長調(*) 大学祝典序曲(*) アルト・ラプソディ(+) |
ジャン=バティスト・マリ指揮(*) コンセール・ラムルーo.(*) アレーヌ・ブヴィエ(A;+) ルネ=ピエール・シュト指揮(+) コンセール・シュトo.(+) リシャール・ヴァルディcho.(+) | |
録音:1960年、パリ、サル・プレイエル(*)、ドメニコ会派教会(+)、ステレオ。原盤:TEPPAZ? 1950年代のパリ音楽院o.に集約される「フランスのオケ」の響きが溢れかえり、すこぶる味わい深いブラームス。なかでも管の音色は魅力的で、交響曲第2番の第1楽章冒頭など、 ホルン好きならたちまちのうちに酔わされることだろう。オーボエ、フルートの溶けてしまいそうな柔らかさも特筆すべき。フィナーレのテンポ・ルバートも、楽しめる。 | ||
ブエノスアイレスからのブルース 盲目の老人/花咲くオレンジの樹/チェ・バンドネオン/ 哀愁のミロンガ/最後の盃/黒いマリア/ トゥレンサス(お下げ髪)/他 |
フィリップ・ソラル(Vo) フアン・カルロス・カラスコ(P) ジルベルト・ペレイヤ、 ニニ・フロレス(バンドネオン) 他 | |
フレウリ:去りし日のミロンガ バルカルセ:ラ・ボルドーナ トロイロ:下町のロマンス/南 モレス:エル・フィルレーテ ピアソラ:オブリビオン コビアン:郷愁 ラウレンス:わが愛のミロンガ ベルリンゲリ:わが両親に 他(全15曲) |
デュオ・デル・スール [ルイス・リッツォ、 ルイス・アルベルト(G)] | |
ギター・デュオでタンゴ、ミロンガなどを演奏。ルイス・リッツォはアルゼンチン生まれで、フランスに移住しヨーロッパで活躍しているギタリスト。 | ||
オルガンで聴くモーツァルト ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545/ / 歌劇「魔笛」より [コラール「ああ神よ、天より見たまえ」 (武装した男たち)/司祭の行進]/ ピアノ・ソナタ ニ長調 K.311/ キラキラ星変奏曲 K.265/ ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.333 |
ギー・モランソン(Org) | |
モーツァルトの鍵盤曲をオルガンでというのは意外。これが予想外に美しく、モーツァルトのメルヘン性が増し、あたかもおとぎの国に遊んでいるかのような世界が広がる。 | ||
CUBA LIBRE セバスティアン・ヴァチェ(1973-): スケルツォ=ワルツ (エイトール・ヴィラ=ロボス賛)/ 緑の夢 ロラン・ディアンス(1955-): レオ・ブローウェルへの賛辞(全8曲)(*) セバスティアン・ヴァチェ: ギター四重奏のための「 Carré d'As 」(+) |
セバスティアン・ ヴァチェ(G) | |
録音:2001年2月。(*)の内2曲を除き、世界初録音。(#)は、四重奏とあるものの、他の奏者は記載されていない。 ヴァチェはフランスのギタリストで、演奏、作曲、編曲、そして教師として自国のみならず、ポーランド、スウェーデン、ギリシャなど各国で活躍している。 | ||
慰め〜ケルトの精神 パスカル・ブルネの作品(全40曲) |
パスカル・ブルネ(G) ロベール・ル・ギャル(Vn、 マンドリン、ベース、Perc) ベノワ・ソヴェ(リコーダー) エクトル・ゴメス(Perc) | |
イヴァン・ジェヴィティック: ホワット・ア・ラヴリー・デイ (ピッコロ・トランペットと弦楽のための協奏的組曲) |
エリック・オービエー(Tp) パスカル・ギャレ(P) スネジャナ・サヴィチッチ(S) | |
ロドリーゴ:ギター作品集 スペインの田園で/ソナタ・ジョコーサ/ 祈りと踊り/3つのスペイン風小曲 |
ジェラール・アビトン(G) | |
録音:2004年。 どれもロドリーゴらしいスペインの強い日差しと色彩を感じさせる名作。親しみやすくノスタルジックでもありながら、鋭い感性が隠れているところがロドリーゴの人気の秘訣だろう。 ジェラール・アビトンは1954年生まれのフランスのギタリスト。1981年のジュネーヴ国際音楽コンクールで2位を受賞(1位無し)している。細やかに神経を通わせた音色のコントロールが絶妙。 | ||
ホアキン・トゥリーナ(1882-1949): ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ソナタ第1番 Op.51/ ソナタ第2番「スペイン・ソナタ」Op.82/ サンルーカルの少女の詩 Op.28/エウテルペ Op.93/ 古典的変奏曲 Op.72/ナバーラをたたえて Op.102 |
クララ・ボナルディ(Vn) エステル・ピネダ(P) | |
録音:2004年4月、パリ。 ソナタ2曲と「サンルーカルの少女の詩」はトゥリーナらしい暗い情熱の渦巻く作品。一方1940年代に入ってからの「ナバーラをたたえて」や「エウテルペ」にはトゥリーナの作曲技法の成熟と、サラサーテら先達の精神を受け継いだ明るさが映える。 クララ・ボナルディは1937年生まれのフランスのヴァイオリニストで、ヴェルサイユ音楽院の教授を務めている。 | ||
ピアソラ:「ブエノスアイレスのマリア」〜3つの部分 武満徹:ギターのための12の歌曲から(5曲) アルメイダ:谷の夕暮れ/ペリンパウ/カリオカ ブローウェル(1939-):11月のある日 ルリシュ:ジャンゴのための導入とセレナーデ ハウク:アルパ/前奏曲 デュアーテ:3つの英国民謡 イルマル:バーデンジャズ組曲 |
オスカー・カセレス(G) | |
録音:2003年11月。 武満、ピアソラのような大御所を含む、作曲家の国も様々な20世紀のギター作品を取り上げている好企画。特筆すべきはキューバの世界的ギタリスト、レオ・ブローウェルの作品。 11月のある日のしみじみした美しさは、何故か日本情緒にも通じる雰囲気がある。 | ||
ホルンとギターのための二重奏曲集 ロッシーニ:前奏、主題と変奏(1857) プント:ホルンとギターのための二重奏曲 カルッリ:二重奏曲 Op.34/ 「フィガロの結婚」からの3つのアリア コレ:デュオ・コンチェルタンテ[第1番 Op.5/第2番 Op.7] ソル:ギターレ・ソロ/5つのセギディーリャ/ ヴァレロ・カステルス(1973-):ロドリーゴの主題による変奏曲 ジャック・シャロン(1954-):青い霧 |
ダニエル・ブルグ(Hr) ベルトラン・カゼ(G) | |
録音:2003年。 ホルンとギターの二重奏曲などあるのかと言われそうだが、これがちゃんとある。ここに収録されている作品は基本的にオリジナル曲。例えばロッシーニの「前奏、主題と変奏」はパリ・オペラ座のホルン奏者ウジェーヌ・ヴィヴィエールの為に作曲したもので、ピアノ伴奏ヴァージョンもあるが、ギター用の譜面もあるということだ。 | ||
レジス・カンポ(1968-):自画像 ザッパールA(12のサクソフォンと グロッケンシュピールのための)/ 2つの鐘の音(オルガンのための)/ 幻想曲第3番/青ゲラ(ピッコロとピアノのための)/ 壊れたメトロノーム(2つのチェロのための)/ 2つの楽章/ワオ!/スケルツォ/不死鳥/スフィンクス/他 |
阿部加奈子(P)指揮 パリ・CNSM・ サクソフォン大アンサンブル ミヒ・キム(Fl) パトリック・ランゴー(Vc) レジス・カンポ指揮 ブリーブ・ラ・ガイヤルドo. | |
レジス・カンポはマルセイユ生まれの作曲家。現代音楽とはいいながら、サティとかプーランクの延長線上にあるようなユーモアと遊びのある作風で、聴いていて楽しくなる。編成は多彩。「青ゲラ」とは啄木鳥の一種。阿部加奈子は作曲者夫人。 | ||
エディト・レジェ(1941-):作品集 夕べの調和(12の弦楽器のための)/ ダイアモンドの形をした花々 (ギターとアンサンブルのための小協奏曲)/ クリスマスのための歌曲集/ ディプティク(オルガンと弦楽のための)/ アメジスト/夜の空間 |
ジャン・トレル指揮 アンサンブル・ オーケストラ・ストリンジェンド サン=ケンティン女声cho. オリヴィエ・シャセン(G) ジュリアン・ブレ(Org) | |
録音:2004年、パリ。 エディト・レジェはアンドレ・ジョリヴェ、アンリ・ディティユー、モーリス・オアナらに学んだ作曲家。 | ||
ブラームス: 4つのバラード Op.10/8つの小品 Op.76/幻想曲集 Op.116 |
ドミニク・メルレ(P) | |
録音:2004年11月、パリ。 ドミニク・メルレは知る人ぞ知る大ピアニスト。ボルドーに生まれ、ロジェ=デュカスやナディア・ブーランジェに学び、1957年のジュネーヴ国際音楽コンクールピアノ部門ではマルタ・アルゲリッチと並び、マウリツィオ・ポリーニを抑えての第1位。しかしこの二人のようなスター街道は歩むことなく、堅実なキャリアを歩み、また名教師として数々の優秀なピアニストを育て上げた。このブラームスは近年のメルレの円熟を物語るもので、渋さがジワリとくる。 | ||
フェルナンド・フェルナンデス=ラヴィエ(1918-): ギター作品集 糸紡ぎ/バスクの悲歌/クリスマスの子守歌/ 夜鶯の歌/愛の歌/他(全15曲) |
ロベルト・アウセル(G) | |
録音:2004年、ブリュッセル。 フェルナンデス=ラヴィエはボルドーで生まれのフランス人。パリでエミリオ・プジョ ール、アンドレ・セゴビアらに学んだ。祖母がバスク人だったそうで、バスク地方に由来した音楽を多数作曲している。ロベルト・アウセルはギター・ファンには言わずと知れたアルゼンチンの名ギタリスト。 | ||
アメリカのギター音楽 ルー・ハリソン(1917-2003):セレナーデ スティーヴン・ジャッフェ(1954-):Spinoff テリー・ライリー(1935-):アセンシオン ジョン・アントニー・レノン(1950-): アナザーズ・ファンダンゴ アンドルー・ヨーク(1958-):イマージェンス スティーヴ・ライヒ(1936-):ナゴヤ・ギターズ/他 |
フィリップ・アズレイ(G) | |
アメリカ人作曲家によるギター作品集。一口にギター音楽といっても、その音楽の内容はさまざま。音律に関心をもつハリソン、過去の音楽とは一線を画すJaffe、ミニマリズムを用いるライリー、ジャズやロックの語法も取り入れるレノン、クラシックギター界に欠かせないヨーク、サンプリング・テープも使用することがあるミニマル・ミュージックのパイオニア・ライヒ。彼らの多彩な作品を演奏するのは、武満徹のギター作品を収録したこともあるフィリップ・アズレイ。ルネサンスから現代までという驚きのレパートリーをもつ実力者。 | ||
ミッシェル・ルヴェルディ:歌劇「メデー」 | リヨン歌劇場o.&cho. | |
録音:2003年1月23日リヨン歌劇場、ライヴ。 フランスの現代作曲家ルヴェルディ。原作はクリスタ・ヴォルフの小説「王女メディア」で、これは、夫に裏切られたメディアが、相手のコリント王の娘を死にいたらしめ二人のわが子も殺す、ギリシャ神話の「メディア」を基にしている。個性的で悲劇的な音楽は私たちの理解を超える展開を見せる。 | ||
マヒモ・ディエゴ・プホール(1957-): 魔術師の三部作/あるタンゲーロの死への哀歌/ 練習曲集/春の印象 |
マヒモ・ディエゴ・プホール(G) | |
アルゼンチン、ブエノス・アイレス生まれのギタリスト、プホールの自作自演集。いずれも南米的な感性が冴えた作品ばかり。練習曲集は14の小曲からなり、鮮やかな技巧曲あり、心落着く歌あり、メランコリックな曲ありと、変化に飛んでいる。 | ||
アドルフ・アダン(1803-1856):歌劇「闘牛士」 | ギスレーヌ・ラファネル (S:コラリーヌ) マテュー・レクロアル (Br:ドン・ベルフロール) フランク・カサール(T:トラコラン) ジャン=リュク・タンゴー指揮 アルベリック・メニャールo. | |
バレエ「ジゼル」で名を残すアダンは、オペラ・コミークでも多数の傑作を残している。その中でも、初演で大成功し、また近年も人気があるのがこの「闘牛士」。勇ましい題名と裏腹に、物語は、老いぼれのくせに浮気性の治らない元闘牛士に、その若い妻が腹を立て、ハンサムな笛吹きと手を組んで旦那を懲らしめる、というもの。しかもラストにちょっとしたオチがあってニヤリとさせられる。そして何より、アダンらしい溌剌として爽快な音楽が実に素敵。ことに「キラキラ星」を用いた愉快な三重唱が最高だ。このCDは三人が全てフランス人による演奏。ベテランのソプラノ、ラファネルが見事な歌を聴かせる。 | ||
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780): 前奏曲とフーガ ヘ短調/コラール「ああ主よ、罪人なるわれを」/ 幻想曲「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」/他 J.S.バッハ:コラール「私の心からの願い」/ コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.709/ 同「イエスよ、私は主の名を呼ぶ」BWV.639/他 |
ドミニク・メルレ(Org) | |
録音:2005年3月。ドミニク・メルレは知る人ぞ知る大ピアニスト。1957年のジュネーヴ国際音楽コンクールピアノ部門ではマウリツィオ・ポリーニを抑え、マルタ・アルゲリッチと並んで第1位。MANDALA レーベルからもピアノ作品集を何点もリリースしているが、当盤では、オルガンの製作も手がけているというメルレのオルガン演奏を聴くことができる。渋さと堅実さの伝わる好印象な演奏である。 | ||
茉莉花 ジャスミンの花 中国伝承曲/パスカル・ブルネ編曲:茉莉花 ブルネ:メランコリー 中国伝承曲/パスカル・ブルネ編曲:チン河の辺で ブルネ:ブッダの微笑み/春の踊り/朝の雪/チャイナ・ブルー 中国伝承曲/パスカル・ブルネ編曲: リの踊り/黄金の碑板/地上の楽園/愛は理法の花/ 私にバラを一本/僧院の鐘の音/シャグマゆり/ チャオ・ユエン・チュ 中国伝承曲/ロベール・ル・ガル編曲:茉莉花 |
パスカル・ブルネ(G、Perc、 グロッケンシュピール) ロベール・ル・ガル (Vn、マンドリン) | |
録音:2005年。 パリ生まれのギタリスト&作曲家、ブルネが贈る素敵なチャイニーズメロディ・コレクション。ギターをメインにヴァイオリンやでしゃばらないパーカッションの組合せでシンプルにまとめられた編曲のおかげで、中国の伝統的な作品とブルネ自身の中国に寄せた楽曲をくつろいで楽しめる内容となっている。チャイナムードをさりげなく演出するBGMとしても最適な、おしゃれな一枚。 | ||
LATINO-LADINO カルドーソ:ミロンガ/カンシオン[歌] プラサ:パヤドーラ(ガウチョの歌男) バロス:不幸な降誕祭 カザレタ:チャグアス・デ・ルーナ モヤーノ:葡萄棚の下 グラナドス:詩的なワルツ(全7曲) ヴェルディ/タレガ:ラ・トラヴィアータ ヴィラ=ロボス:カンキキス/カンククス モヤーノ:ラディーノ ユダヤ民謡:アニ・プーリム ムダラ:眠れる魂の思い出/レイ・ダヴィッドの受けた悲しみ ハイマン/カジシュソン:ある愛の物語 トルコ民謡:イエメン・エレリ/ウシュクダーラ・ギデル・イケン アドリアン・ル・ロワ:ポワクトーのブランル ラディーノの歌「夜曲」 アントニオ・デ・サンタ・クルス:ハカラス |
ライアット・コーエン、 ヒカルド・モヤーノ(G) | |
録音:2004年。 1492年の統一後はカトリック一色に染められたスペインだが、それまではキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒が共存していた。そうした独特の文化背景が生んだギター音楽を収めたのがこのアルバムで、スペイン、南米の幅広い年代の作品が演奏されている。イスラエル出身のコーエンとアルゼンチン出身のモヤーノのコンビもこうした作品に命を吹き込むのにまさに打ってつけで、スペイン音楽に伏在するさまざまな流れを見事に描き分けている。 | ||
ショパン:ピアノ作品集 夜想曲 Op.48 No.1/スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20/ 4つのマズルカ Op.33/ポロネーズ Op.44/ソナタ第2番 Op.35 |
パスカル・ギャレ(P) | |
脂がいい具合にのってきている、イヴォンヌ・ロリオの愛弟子パスカル・ギャレ(1968年生まれ)の、芯のある独特な音色の魅力が存分に味わるアルバム。スケルツォ第1番では、曲のもつ激しさを巧みにコントロールしながら、どことなくジャズを思わせるような軽さのある独特な世界を展開している。中間部のララバイの部分は情感たっぷりに聴かせるが、決してねちっこくいやらしくなったりすることがない。ソナタ第2番の冒頭も端整な響きで高貴さを感じさせる。ノスタルジックでノーブルでエスプリに満ち、テクニックも完璧な、得がたい逸材である。 | ||
スペイン・ギター音楽選集 | ジェラール・アビトン、 ラファエル・アンディア、 フィリップ・アズレイ、 オスカル・カセレス、 イザベル・ショメ、 デュオ・シャボー=ノグレット、 デュオ・ショメ=キャゼ、 ホセ・マリア・ ガジャルド・デル・レイ、 ルシオ・ヌーニョス、他(G) | |
様々なギタリストによるギター作品集。ギターの名手であると同時にマルセイユ歌劇場でオペラや室内楽のプロデューサーも務める才人フィリップ・アズレイ。楽譜の編の集で有名なラファエル・アンディア。1981年のジュネーヴ国際音楽コンクールで最高位受賞ジェラール・アビトンは、細やかに神経を通わせた音色のコントロールが絶妙。ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイは、卓越したテクニックでギター音楽のすばらしさを表現している。一流のギタリストによる鮮やかな演奏を、2枚のCDと112ページ・フルカラーの豪華ブックレットで堪能。 | ||
ヴィラ=ロボス、ジスモンチ:ギター作品集 ヴィラ=ロボス: 神秘的な六重奏曲(*) 5つの前奏曲 ジスモンチ: セントラル・ギター 水とワイン ヴィラ=ロボス: ギター協奏曲「コパカバーナ」(ピアノ伴奏版)(+) |
アラン・リズル(G) マリア=カルメン・バルボロ (チェレスタ;*、P;+) クシュヤール・ シャーラウディ(Fl;*) アルバネ・マーヘ(Hp;*) ジェローム・ラボルデュ(Ob;*) ステファン・クロー(Sax;*) | |
「5つの前奏曲」はその多様なスタイルでショパンのピアノ練習曲(Op.10、Op.25)と比較されることもあるほどの、ギター界に膾炙している名曲。ジスモンチはブーランジェにピアノを師事。「水とワイン」はもともとは歌曲だが、ギター・ソロに編曲され演奏されることもしばしばある、けだるくて大人っぽい魅力のある曲。(+)はもともとは小オーケストラとギターのための協奏曲だが、ここではピアノによってより親密な雰囲気で演奏されている。 | ||
ファリャ:恋は魔術師/三角帽子/ドビュッシー賛歌 | ラファエル・アンディア(G) | |
オケ作品のギター編曲版というと、どうもしっくりこない場合もあるが、このアンディアによる編曲は実にツボにはまったもの。BGMとしてもよし、ギターの妙技を堪能するもよし、夏にぴったりの1枚。 | ||
シューマン:ピアノ作品集 3つの幻想的小曲 Op.111/ピアノ・ソナタ第2番 Op.22/ 4つの夜曲 Op.23/ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26/ プレスト・アパッショナート |
ドミニク・メルレ(P) | |
バロックから近現代の作品まで幅広く扱うメルレがこのたび挑戦したのは、シューマン。中でも、彼のお気に入りだというソナタ第2番は、ちょっぴり洒落の利いた揺れに加え、音楽の性格を捉えたメリハリのある解釈と全体的な安定感とが共存している秀逸な演奏。パリ国立高等音楽院ほか、各地の音楽院やマスタークラスで多くの弟子を育て上げ、さらに精力的に演奏活動を続ける70歳も間近のメルレ。レパートリーを広げる野心とそれを成功させる実力は申し分ない。楽譜をしっかりと読み込んでいるという彼の演奏は、落ち着いて聴くことが出来る。 | ||
"PUEBLITOノMI PUEBLO" 〜ラテン・アメリカのピアノ音楽 アルベルト・ヒナステラ:3つの小品 Op.6 カルロス・グァスタビーノ: Pueblito, mi pueblo カルロス・ロペス・ブチャルド:バイレシート フリアン・アギーレ: カンシオン[第1番/第2番] ヴィラ=ロボス:伯爵夫人/奥地の祭り モサルト・カマルゴ・ グァルニエリ:Dansa Negra ルイス・クルソー=モルテット:小太鼓 ベアトリス・ロックハート:メレンゲ フランシスコ・ミニョーネ: ワルツ[第8番/第9番] エルネスト・ナザレ: エスコレガンド/エポニーナ マヌエル・サウメル:5つのコントラダンサ |
イルマ・アメトラーノ(P) | |
ラテン・アメリカのピアノ音楽は、ピアソラを除くと、残念ながらあまり知られているとは言えない。しかし、そこには宝のようなステキな音楽がたくさん存在している。いま、少しずつ注目を集め、秘かなブームとなりつつある。アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、キューバの音楽が詰まった当盤は、まさにいいとこ取り。ラテン・アメリカの愉しさ、妖しさ、可愛らしさがこの1枚で楽しめる。 これらの音楽を届けてくれるのは、ウルグアイ出身のピアニスト、イルマ・アメトラーノ。彼女は13歳でリサイタルを開いてしまったほど早熟なピアニスト。拠点をパリに置きながら、ラテン・アメリカ音楽を中心に取り上げて活動している。 | ||
スクリャービン:前奏曲集 24の前奏曲 Op.11/6つの前奏曲 Op.13/ 5つの前奏曲 Op.15/6つの前奏曲 Op.16/ 7つの前奏曲 Op.17 |
ビリー・エイディ(P) | |
16歳から24歳までの若きスクリャービンの前奏曲集。神秘主義で知られるスクリャービンだが、この頃はまだショパンやリストなどのロマン的な傾向から抜けず、非常に美しい小品が並んでいる。ロシアのショパンと呼ばれるのもわかるほど。華麗でありながら、ロシア人作曲家らしい力強さを備えている。彼の創作はここから始まった。スクリャービン初心者にも、スクリャービン好きにも、オススメの1枚。演奏するビリー・エイディは、リスボンで生まれたフランスのピアニスト。ロマン派作品から20世紀音楽を中心レパートリーに据え、現在、パリとリヨンのコンセルヴァトワールに勤めるかたわら、演奏家としても活躍中。 | ||
MANDALA "EPSILON SERIES" | ||
ジャン=バティスト・フォルクレ:チェンバロ曲集 フォルクレ(父アントワーヌ・フォルクレのヴィオール曲より編曲): 組曲第1番ニ短調/第2番 ト長調/第3番 ニ長調 第4番ト短調/第5番ハ短調 ラモー:「ラ・フォルクレ」/クープラン:「ラ・フォルクレ」 デュフリ:「ラ・フォルクレ」 |
ヤニック・ル・ ガヤール(Cemb) | |
録音:1982年、パリ。ガヤール(ガイヤール)はフランスの名手。 | ||
ファリャ:ピアノ曲集 ヴォルガの舟歌(未出版)/アンダルシアのセレナータ 4つのスペインの小品/歌/マズルカ ベティカ幻想曲(アンダルシア幻想曲) クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌 ポール・デュカスの墓碑銘のための讃歌 |
ジョゼフ・コロン(P) | |
録音:1989年 | ||
ショパン:後期作品集 ポロネーズ第7番変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」 子守歌 変ニ長調 Op.57/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 マズルカ第36番イ短調 Op.59 No.1/第37番変イ長調 Op.59 No.2 マズルカ第38番 嬰ヘ短調 Op.59 No.3 ノクターン第17番ロ長調 Op.61 No.1/第18番ホ長調 Op.61 No.2 ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58 |
ドミニク・メルレ(P) | |
録音:1991年。 | ||
MNE-5016 廃盤 |
ピエルネ:管弦楽作品集 「ラムンチョ」序曲/ハープと管弦楽のための小協奏曲 Op.39(*) バレエ「シダリースと牧羊神」第1組曲 |
リリー・ラスキーヌ(Hp;*) ジャン=バティスト・マリ指揮 パリ音楽院o. |
録音:1961年、ADD。ピエルネは、マスネとフランクに学びその伝統を継承しながら、印象主義のエッセンスも採りいれたドビュッシーと同世代の作曲家。 異国情緒も漂わせるその作風は、マリとパリ音楽院o.のコンビにまさにふさわしい。名手ラスキーヌ の共演も豪華。録音年代のわりに音質は良好。 | ||
ハイドン:フルート、チェロとピアノのための三重奏曲集 ニ長調 Hob.XV:16/ト長調 Hob.XV:15/ヘ長調 Hob.XV:17 |
オーパス・トリオ | |
録音:1994年12月。オーパス・トリオは1982年の結成。 | ||
ハイドン: チェロ協奏曲ハ長調 Hob.VII:1 チェロ協奏曲ニ長調 Hob.VII:2 |
アレクサンドル・ルーディン(Vc) 指揮 ムジカ・ヴィーヴァ器楽Ens. | |
録音:1990年、モスクワ。 | ||
ヴィヴァルディ:5つのヴィオラ・ダモーレ協奏曲 ニ長調/ニ短調/イ短調/ニ短調/イ長調 |
イェジミール・ウジチッチ (ヴィオラ・ダモーレ) ダニエル・ブローニュ指揮 Ens。コロファーヌ | |
録音:1988年。ヴィオラ・ダモーレは、「柔らかくやるせない音色」、「夜の静けさのなかで美しく響く」と評さ れた弦楽器。 | ||
ウェーバー:名曲集 舞踏ヘの勧誘(*)/歌劇「魔弾の射手」序曲(*)/歌劇「オベロン」序曲(*) クラリネット・コンチェルティーノ ハ長調・変ホ長調 Op.26(+) 三重奏曲ト短調 Op.63(#) |
R.バラス(Cl;+) ジャン=バティスト・マリ指揮 パリ音楽院o.(*) ラムルーo.(+) オーパス・トリオ(#) | |
録音:1961年(*)(+)、ADD、1994年(#)。1961年の録音も良好。 | ||
モンポウ:ピアノ作品全集 内なる印象/クリスマスの飾りつけ/子供の情景/魔法の歌 12の前奏曲/風景/歌と踊り/ひそやかな音楽 |
ジョゼフ・コロン(P) | |
マリ&パリ音楽院管弦楽団名演集 ボイエルデュー:歌劇「バグダッドの太守」序曲 ルイジーニ:「エジプトの舞踊」〜抜粋 シャブリエ:気まぐれなブーレ スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲 グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 |
ジャン=バティスト・マリ指揮 パリ音楽院o. | |
録音:1960年、パリ。音質良好。ルイジーニの作品の録音が珍しい。 | ||
ショパン: 幻想曲 ヘ短調 Op.49/ 3つの新しい練習曲(モシェレスの教則本のための) [ヘ短調/変ニ長調/変イ長調](1839)/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39/ 夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9 No.2 (作曲者自身によるヴァリアント付き)/ 3つのマズルカ Op.63 [ロ長調(第39番)/ヘ短調(第40番)/嬰ハ短調(第41番)]/ 即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36/ ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44/ 夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.27 No.1/ 即興曲第3番 変ト長調 Op.51/バラード第4番 ヘ短調 Op.52 |
ドミニク・メルレ(P) | |
録音:1991年、パリ。 | ||
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集 カンタービレ/協奏的ソナタ/ソナタ ホ短調 Op.3 No.6/ ヴァイオリン伴奏付きギターのための大ソナタ イ長調 Op.39/ チェントーネ・ディ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.64 No.2/ チェントーネ・ディ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.64 No.3/ チェントーネ・ディ・ソナタ第6番 イ長調 Op.64 No.6/ 技巧的変奏曲(奇想曲第24番) |
クララ・ボナルディ(Vn) クリスティアン・ シャネル(G) | |
録音:1995年、パリ。 | ||
スペインのピアノ曲集 ソレル:スペイン様式のソナタ第25番 アルベロ:ソナタ ハ長調 ラニャリーガ: ソナタ ヘ長調「ラ・バレンシアーナ」/ソナタ ト長調 ブルル:悲しき思い出/アルベニス:タンゴ グラナドス:恋文 Op.41/演奏会用アレグロ ファリャ:クバーナ/モンポウ:街はずれ モンサルバジェ:3つのディヴェルティスマン ルイス=ピポ:箱詰め |
エステル・ピネダ(P) | |
録音:1992年。ピネダは1961年、バルセロナ近郊サバデル生まれのピアニスト。 | ||
バッハ:トッカータ BWV.910-916 | ジョリー・ヴィニクール (Cemb) | |
録音:1998年、パリ。1735年ドイツ、テューリンゲン地方のゴットフリート・ジルバーマン流、
製作者不詳の楽器に基づく、1995年パリ、アントニー・サイディ&フレデリク・バル製チェンバロを使用。 ヴィニクールは1963年に生まれ、ドレフュス、ギルバートに師事し、ミンコフスキ、クリスティーらのもとで古楽を、アンサンブル2e2mとともに現代音楽を演奏するなど幅広く活躍するチェンバリスト。 | ||
マリ&パリ音楽院管弦楽団名演集 ボイエルデュー:歌劇「バグダッドの太守」序曲 ルイジーニ:「エジプトの舞踊」〜抜粋 シャブリエ:気まぐれなブーレ スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲 グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 |
ジャン=バティスト・マリ指揮 パリ音楽院o. | |
録音:1960年、パリ。音質良好。ルイジーニの作品の録音が珍しい。 | ||
ショパン: 幻想曲 ヘ短調 Op.49/ 3つの新しい練習曲(モシェレスの教則本のための) [ヘ短調/変ニ長調/変イ長調](1839)/ スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39/ 夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9 No.2 (作曲者自身によるヴァリアント付き)/ 3つのマズルカ Op.63 [ロ長調(第39番)/ヘ短調(第40番)/嬰ハ短調(第41番)]/ 即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36/ ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44/ 夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.27 No.1/ 即興曲第3番 変ト長調 Op.51/バラード第4番 ヘ短調 Op.52 |
ドミニク・メルレ(P) | |
録音:1991年、パリ。 | ||
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集 カンタービレ/協奏的ソナタ/ソナタ ホ短調 Op.3 No.6/ ヴァイオリン伴奏付きギターのための大ソナタ イ長調 Op.39/ チェントーネ・ディ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.64 No.2/ チェントーネ・ディ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.64 No.3/ チェントーネ・ディ・ソナタ第6番 イ長調 Op.64 No.6/ 技巧的変奏曲(奇想曲第24番) |
クララ・ボナルディ(Vn) クリスティアン・ シャネル(G) | |
録音:1995年、パリ。 | ||
スペインのピアノ曲集 ソレル:スペイン様式のソナタ第25番 アルベロ:ソナタ ハ長調 ラニャリーガ: ソナタ ヘ長調「ラ・バレンシアーナ」/ソナタ ト長調 ブルル:悲しき思い出/アルベニス:タンゴ グラナドス:恋文 Op.41/演奏会用アレグロ ファリャ:クバーナ/モンポウ:街はずれ モンサルバジェ:3つのディヴェルティスマン ルイス=ピポ:箱詰め |
エステル・ピネダ(P) | |
録音:1992年。ピネダは1961年、バルセロナ近郊サバデル生まれのピアニスト。 | ||
バッハ:トッカータ BWV.910-916 | ジョリー・ヴィニクール (Cemb) | |
録音:1998年、パリ。1735年ドイツ、テューリンゲン地方のゴットフリート・ジルバーマン流、
製作者不詳の楽器に基づく、1995年パリ、アントニー・サイディ&フレデリク・バル製チェンバロを使用。 ヴィニクールは1963年に生まれ、ドレフュス、ギルバートに師事し、ミンコフスキ、クリスティーらのもとで古楽を、アンサンブル2e2mとともに現代音楽を演奏するなど幅広く活躍するチェンバリスト。 | ||
ブラームス:ピアノ連弾作品集 ワルツ集「愛の歌」 Op.52a/同「新・愛の歌」 Op.65a/ ロシアの思い出 Op.151/ワルツ集 Op.39 |
ジュゼップ・コロム& カルメン・デレイト(P) | |
録音:1992年。中期の作品を中心に選曲。バルセロナとマドリッド出身のスペイン人デュオ。 | ||
ブラームス: ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24 幻想曲集 Op.116 |
セルゲイ・マルカロフ(P) | |
録音:1994年、パリ。旧MAN-4857からの移行再発売。 マルカロフは1953年アゼルバイジャンのバクーに生まれ、9歳の時にゲンリフ・ネイガウスの目にとまり、サンクトペテルブルク音楽院でパヴェル・セレブリャコフに、モスクワ音楽院でドレンスキーに師事した。 ロシア・ピアニズムの流れをくむピアニストとして大家への道を進みつつ、ユネスコ親善大使も務めている。 | ||
マヌエル・ブラスコ・デ・ネブラ(1750-1784): ピアノ・ソナタ集 [第1番 ハ短調/第2番 変ロ長調/第3番 イ長調 第4番 ト短調/第5番 嬰ヘ短調/第6番 ホ長調] パストレーラ第2番 ヘ長調/ パストレーラ第6番 ホ短調 |
ジョゼフ・コロン(P) | |
録音:1995年、パリ。 ブラスコ・デ・ネブラはモーツァルトと時代の重なる、夭逝のスペイン人天才作曲家・鍵盤楽器奏者。かなりの数の作品を書いたにもかかわらず現存するものはきわめて少なく、当盤収録曲以外ほとんどない。 6つのソナタは高度な演奏技術を要する作品で、鍵盤の名手であった作曲者の技量をしのばせる。 |