| サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」(*) ドビュッシー:「海」 イベール:「寄港地」 |
ベルイ・ザムコヒアン(Org;*) シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1956年&1959年、ボストン・シンフォニー・ホール。3トラック。オリジナル原盤:LSC-2341, 2111 | ||
| ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」 | シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1955年、ボストン・シンフォニー・ホール。2トラック。オリジナル原盤:LSC-1893。 | ||
| R.シュトラウス: 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/ 交響詩「英雄の生涯」 |
フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1954年、シカゴ・オーケストラ・ホール。2トラック。オリジナル原盤:LSC-1806, 1807。 | ||
| バルトーク: 管弦楽のための協奏曲(*) 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(+) ハンガリーの風景(+) |
フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1955年&1958年、シカゴ・オーケストラ・ホール。2トラック(*)、3トラック(+)。オリジナル原盤:LSC-1934, 2374。 | ||
| ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(*) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1955年&1959年、ボストン・シンフォニー・ホール。2トラック(*)、3トラック(+)。オリジナル原盤:LSC-1992, 2314。 | ||
| チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(*) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(+) |
ヴァン・クライバーン(P) キリル・コンドラシン指揮RCAso.(*) フリッツ・ライナー指揮シカゴso.(+) | |
| 録音:1958年、カーネギー・ホール。3トラック(*)/1962年、シカゴ・オーケストラ・ホール。3トラック(*)。オリジナル原盤:LSC-2252(*)/LSC-2601(+)。 | ||
| ワイルド&フィードラーの「ラプソディ・イン・ブルー」 ガーシュウィン: ラプソディ・イン・ブルー(*)/ パリのアメリカ人(#)/ピアノ協奏曲 へ調(+)/ キューバ序曲(**)/「アイ・ガット・リズム」変奏曲(**) |
アール・ワイルド(P;*/+) アーサー・フィードラー指揮 ボストン・ポップス | |
| 録音:1959年、シンフォニーホール、ボストン。3ch.(*/#)/1961年、シンフォニーホール、ボストン。3ch.(+/**)。原盤:LSC-2367(*/#)/LSC-2586(+/**)。CDは 09026-68792-2 として同シリーズから出ている物。 フィードラー&ボストン・ポップスに、当時まだ40代の名手ワイルドが共演した名盤「ガーシュウィン・アルバム」。フィードラーとボストン・ポップスは、半世紀に渡るその演奏活動とレコード録音を通じて世界の音楽ファンにクラシック音楽の楽しさと素晴らしさを伝導しつづけた。当アルバムは、ヴィルトゥオーゾとして知られ、トスカニーニともガーシュウィン「ピアノ協奏曲 ヘ調」を共演したことがあるアメリカの名手アール・ワイルド(b.1915)が共演したガーシュウィンの名曲4曲を収録したもので、ガーシュウィン作品の魅力を余すところなく伝える決定盤の一つ。RCAの「リビング・ステレオ」ならではの優秀な録音も特筆もの。 | ||
| ムソルグスキー/ラヴェル編曲:「展覧会の絵」 チャイコフスキー:組曲第1番 ニ短調 Op.43〜小行進曲 ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編曲: 交響詩「はげ山の一夜」 ボロディン:歌劇「イーゴリ公」〜ダッタン人の行進 チャイコフスキー:スラヴ行進曲 Op.31 カバレフスキー:歌劇「コラ・ブレニョン」序曲 グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 |
フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1957年&1959年、シカゴ・オーケストラ・ホール。3トラック。オリジナル原盤:LSC-2201, 2423。 | ||
| レオンタイン・プライス〜オペラ・アリア集 「アイーダ」、「トロヴァトーレ」(*)、「蝶々夫人」、 「トスカ」、「トゥーランドット」、「つばめ」から |
オリヴィエロ・ デ・ファブリティース、 アルトゥーロ・バジーレ指揮 ローマ歌劇場o. | |
| 録音:1959年&1960年、ローマ歌劇場。2トラック(*)、3トラック。オリジナル原盤:LSC-2506。 | ||
| ショパン: バラード 全曲[第1番−第4番]/ スケルツォ 全曲[第1番−第4番] |
アルトゥール・ ルービンシュタイン(P) | |
| 1959年、マンハッタン・センター。3トラック。オリジナル原盤:LSC-2370, 2368。 | ||
| チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 | ピエール・モントゥー指揮 ボストンso. | |
| 録音:1955年、ボストン・シンフォニー・ホール。2トラック。オリジナル原盤:LSC-1901。 | ||
| モートン・グールド〜ブラス&パーカッションの饗宴 スーザ:星条旗よ永遠なれ モートン・グールド:パレード(パーカッションのための) スーザ:オン・パレード/忠誠 ゴールドマン:ジュビリー グールド:7月4日、独立記念日 スーザ:海を渡る握手 グールド:リパブリック賛歌 ハグリー:国民の象徴 ゴールドマン:木陰の散歩道 スーザ:雷神 グールド:アメリカン・ユース・マーチ ゴールドマン:自由の鐘/ハッピー・ゴー・ラッキー スーザ:ワシントン・ポスト/闘牛士/ エル・カピタン/アメリカ野砲隊 エメット(グールド編):ディキシー スーザ:士官候補生/サウンド・オフ/コーコランの候補生 ミーチャム(グールド編):アメリカン・パトロール 民謡(グールド編):ヤンキー・ドゥードゥル スーザ:マンハッタン・ビーチ/国民防衛軍 |
モートン・グールド指揮 モートン・グールド・ シンフォニック・バンド | |
| 録音:1956年&1959年、マンハッタン・センター、ニューヨーク。2ch. & 3ch.。原盤:LSC-2308、2080。CDではここ5年ほど廃盤となっていた物で、嬉しい復活。 リビング・ステレオ最初期ながら、今でも色褪せない名録音として知られる、鬼才モートン・グールド最高の名盤。ブラスとパーカッションの迫力ある超優秀録音には今日でも衝撃を受ける。モートン・グールド(1913-1996)は、指揮者・作曲者・編曲者として多彩な活動を展開した才人で、自ら組織したオーケストラを指揮、クラシック・ポピュラーの垣根を越えたさまざまな趣向のアルバムを「リビング・ステレオ」シリーズに録音して、フィードラー同様ポピュラー音楽ファンにもクラシック音楽の魅力を伝えた。 | ||
| ハイフェッツ〜20世紀協奏曲集 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(*) プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番(#) グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) ワルター・ヘンドル指揮(*/+) シカゴso.(*)、RCAビクターso.(+) シャルル・ミュンシュ指揮(#) ボストンso.(#) | |
| 録音:1959年、シンフォニーホール、シカゴ。3ch.(*)/1959年、シンフォニーホール、ボストン。3ch.(#)/1963年、サン・マルコ市民会館、カリフォルニア。3ch.(+)。原盤:LSC-2435(*)/LSC-2314(#)/LSC-2734(+)。これまではレギュラー盤でCD化されていた物で、当シリーズとしては初のCD(SACD)発売。 切れ味鋭く、しかもロマンティック! ハイフェッツによる20世紀ヴァイオリン協奏曲の極めつけ3曲。 シベリウスのヴァイオリン協奏曲はハイフェッツが1934年に世界初録音し世に伝播したが、これは後の再録音盤。グラズノフとプロコフィエフも彼の録音によって知られるようになったもので、まさにこの盤はハイフェッツの真骨頂と言える。一点の曇りもない完璧な技術が特にこれら現代曲では有利に働き、さらにそれだけには終わらない彼ならではの演奏が見事ディスクに収められている。 | ||
| ミュンシュのベルリオーズ「レクイエム」 ベルリオーズ:レクィエム Op.5 |
レオポルド・シモノー(T) シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso.、 ニュー・イングランド音楽学校cho. | |
| 録音:1959年、シンフォニーホール、ボストン。3ch.。原盤:LDS-6077。輸入CDは10年ほど前に出たきり廃盤となっていた物で、当シリーズとしては初のCD(SACD)発売(Living Stereo レベルのCDリマスタリングはこれが初登場)。 ティンパニ10台を含む大規模なオーケストラ、テノール独唱、混声合唱のほかに、4群のバンダ(オーケストラから離れて演奏される楽器群。ここでは金管)を必要とするこの大曲の名演・名録音として知られる当録音が待望のSACD化。壮麗な鎮魂歌がボストンのシンフォニー・ホールに響き渡る。ミュンシュの同曲は後年バイエルン放送響&シュライアーとDGへ録音した物の方が現在は有名だが、このボストン響&シモノー盤方が演奏としては評判が良いようだ。 | ||
| ミュンシュのラヴェル&ドビュッシー ラヴェル:ボレロ(*)/ラ・ヴァルス(*)/スペイン狂詩曲(*) ドビュッシー:管弦楽のための「映像」(#) |
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1956年、シンフォニーホール、ボストン。2ch.(*)/1957年、シンフォニーホール、ボストン。3ch.(*)。原盤:LSC-1984(*)/LSC-2282(#)。CDは 09026-61956-2 として同シリーズから出ている物。 ミュンシュ&ボストン響によるフランス音楽はいずれも語り継がれている名演ぞろいだが、その中でもベルリオーズ作品と並んで最も高く評価されているのがラヴェルとドビュッシー。ラヴェルでの色彩的な音感、明快で冴えた響きや圧倒的な高揚感、そしてスペインへの憧れとエキゾティシズムを存分に満喫させる「管弦楽のための映像」と、すべてにこの名コンビの充実ぶりが刻印されている。「スペイン狂詩曲」は同時期に録音されたライナー&シカゴ響盤との聴き比べも興味深い。 | ||
| ピアティゴルスキーの「ドヴォコン」 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(*) ウォルトン:チェロ協奏曲(#) |
グレゴール・ ピアティゴルスキー(Vc) シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1960年、シンフォニーホール、ボストン。3ch.(*)/録音:1957年、シンフォニーホール、ボストン。3ch.(#)。原盤:LSC-2490(*)/LSC-2109(#)。CDは 09026-61498-2 として同シリーズから出ている物。 フルトヴェングラー時代にベルリン・フィルの首席チェロ奏者をつとめ、ハイフェッツ、ルービンシュタインとの100万ドル・トリオでも知られるロシア出身の名チェリスト、ピアティゴルスキー(1903-1976)によるドヴォルザークとウォルトン。ミュンシュの雄々しい伴奏を得て、名作が生き生きと蘇る。ちなみにウォルトンの作品はピアティゴルスキーの委嘱作で、これは世界初演3日後に行なわれた初録音(ライヴではない)。 | ||
| ライナーの「新世界」 ドヴォルザーク: 交響曲第9番「新世界より」(*)/序曲「謝肉祭」Op.92(#) スメタナ:「売られた花嫁」序曲(#) ワインベルガー: 「バグパイプ吹きのシュヴァンダ」〜ポルカとフーガ(#) |
フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1957年、シンフォニーホール、シカゴ。3ch.(*)/録音:1956年、シンフォニーホール、シカゴ。3ch.(*)。原盤:LSC-2214(*)/LM-1999(#)。CDは 09026-62587-2 として同シリーズから出ている物。 ライナーが残した唯一の「新世界」(1920年代に「2台ピアノ版を指揮したピアノ・ロール」という妙な録音を残しているが、形態やLPにすら復刻されていないことを考えれば除外しても問題ないだろう)は聴き慣れた作品から新たな魅力を引き出し、音楽的純度を際立たせるライナーの手腕が最大限に発揮された名演。民族的&ローカルな要素を排して純音楽的に極められており、特にイングリッシュ・ホルンの名ソロが聴ける第2楽章は惚れ惚れするほど見事。カップリングの3曲も躍動感にあふれる、正にライナー節全開の名演。この3曲もすべてライナー唯一の録音。 | ||
| ライナーのシェヘラザード リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」(*) ストラヴィンスキー: 交響詩「ナイチンゲールの歌(夜うぐいすの歌)」(#) |
フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1960年、シンフォニーホール、シカゴ。3ch.(*)/録音:1956年、シンフォニーホール、シカゴ。3ch.(*)。原盤:LSC-2446(*)/LSC-2150(#)。CDは 09026-68168-2 として同シリーズから出ている物。 「シェヘラザード」は、これまた有名な「展覧会の絵」同様ライナー=シカゴの豪華なヴィルトゥオジティがいかんなく発揮された名演奏・名録音の一つ。ライナーが生涯で唯一回(!)演奏会で取り上げた直後に録音されたもので、ブリリアントな金管、ニュアンス豊かな木管、そしてコンサートマスター、シドニー・ハースの見事なソロが率いるゴージャスなストリング・セクションなど、 オーケストレーションの見事さを浮き彫りにした完璧無類の演奏と言える。一方「夜うぐいすの歌」では、点描主義とてもいうべき音の節制ぶりが際立つのが面白い。2曲ともライナー唯一の録音で、殊にライナーによるリムスキー=コルサコフの録音は、意外にもこの「シェヘラザード」が唯一のもの。 | ||
| ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 | アルトゥール・ルービンシュタイン(P) フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1954年、シンフォニー・ホール、シカゴ。2ch.。原盤:LM-1831。これまではルービンシュタイン・エディションなどでCD化されていた。 ルービンシュタインがライナー&シカゴ響とがっぷり組み合った、熱気あふれるブラームス。この録音はライナー&シカゴ響のRCA初録音となったR.シュトラウス「英雄の生涯」「ツァラトゥストラはかく語りき」の1ヶ月後に録音されたもので、ルービンシュタインが残した3種類の同曲録音中最初のもの。気性の激しい2人のアーティストの個性がぶつかり合うことによって生まれたエキサイティングな名演。ルービンシュタインとライナーは、このブラームスのほかにラフマニノフの「第2番」と「パガニーニ狂詩曲」を録音した所で意見の衝突を起こし、それ以上の録音が成されなかっただけに、貴重な記録であるといえる。なお、オーケストラはヴァイオリン両翼配置。 | ||
| オッフェンバック(ロザンタール編):バレエ「パリの喜び」 レスピーギ: バレエ「風変わりな店」(ロッシーニ「老いの過ち」より) |
アーサー・フィードラー指揮 ボストン・ポップス | |
| 録音:1954年6月、シンフォニーホール、ボストン。2ch.(*)/1956年、シンフォニーホール、ボストン。2ch.(*)。原盤:LSC-1817(*)/LSC-2084(#)。CDは 09026-61847-2 として同シリーズから出ている物。 フィードラー&ボストン・ポップスが、共にバレエ音楽として20世紀に編曲された2曲の醍醐味を満喫させてくれる1枚。「パリの喜び」は、フィードラー&ボストン・ポップスとしては最初期の「リビング・ステレオ」録音に当たり、音響効果抜群のボストン・シンフォニー・ホールに拡がる華やかな響きを余すところなく捉えた名録音としても有名なもの(収録担当はファイファーとチェイスの名コンビ)。「風変わりな店」は、全編明るい響きに彩られた楽しい曲想で、2曲ともフィードラーの創り出す明快な音楽とぴったりの作品と言えるだろう。 | ||
| ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(*) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番(+) |
ヴァン・クライバーン(P) キリル・コンドラシン指揮 シンフォニー・オブ・ジ・エア(*) ワルター・ヘンドル指揮シカゴso.(+) | |
| 録音:1958年5月19日、カーネギー・ホール、ライヴ、3ch(*)/1960年10月22、24日、シカゴ・シンフォニー・ホール、3ch(+)。 リビング・ステレオSACD第1回発売でベスト・セラーとなった名盤「チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲」に続くクライバーンのSACD第2弾。(*)はチャイコフスキー・コンクールでの優勝直後、故国への凱旋公演で収録された。クライバーンのたっての希望でわざわざソ連から招かれた名匠コンドラシンの指揮のもと、若きクライバーンの圧倒的な輝かしさを湛えたピアノが爆発的な興奮を呼ぶ。プロコフィエフはその2年後のスタジオ録音で、作品の持つ多彩な魅力を十全に表出した名演・名録音。 | ||
| ハイファイ・フィードラー リムスキー=コルサコフ:歌劇「金鶏」組曲(*) ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲(+) チャイコフスキー:スラヴ行進曲(+) シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(#) リスト: ハンガリー狂詩曲第2番(**)/ラコッツィ行進曲(++) |
アーサー・フィドラー指揮 ボストン・ポップス | |
| 録音:1956年11月25日(*)、1956年11月26日(+)、1958年1月26日(#)(4)、1960年1月3日(**)、1960年1月4日(++)、ボストン・シンフォニー・ホール、3ch。 フィードラー&ボストン・ポップスのリビング・ステレオ期の最高録音の一つ。オリジナルLPのタイトルどおり、定位感のくっきりした臨場感あふれる「ハイファイ録音」で、オーケストラ名曲を楽しめるフィードラーならではの名演集。DSDマスタリングによって、さらにボストン・シンフォニー・ホールを満たす音の雰囲気感が向上している。 | ||
| ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 Op.77(*) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 Op.35(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) フリッツ・ライナー指揮シカゴso. | |
| 録音:1955年2月21-22日、2ch(*)、1957年4月19日、3ch(+)、シカゴ、オーケストラ・ホール。 ハイフェッツとライナーはお互いに深い尊敬の念を抱いていたが、協奏曲の共演録音は当盤に含まれた2曲しか残されていない。ドイツ的な重厚さとは無縁の(*)、アウアー門下としての本領が十二分に発揮された(+)と、いずれもハイフェッツにしか成し得ない個性的なヴィルトゥオジティを満喫でき、ライナー率いるシカゴ響の見事なアンサンブルが切れ味鋭いハイフェッツのソロを一層際立たせている。(*)はハイフェッツにとって2度目の、(+)は3度目の録音にあたる。なお(+)はコントラバスを右側に置く変則的なオーケストラ配置によっている。 | ||
| フランク:交響曲 ニ短調(*) ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」(+) |
ピエール・モントゥー指揮 シカゴso.(*) ボストンso.(+) | |
| 録音:1961年1月7日、シカゴ・オーケストラ・ホール、3ch(*)/1959年1月25-26、28日、ボストン・シンフォニー・ホール、3ch(+)。 名指揮者モントゥーの最高の名盤として知られる2曲をカップリング。シカゴ響との唯一の録音となった(*)はモントゥーにとって3回目の録音となるもので、楽譜のあらゆる細部が立体的に演奏され、重厚でしかも輝かしいシカゴならではのサウンドを余すところなく捉えたリビング・ステレオ最高のオーケストラ録音でもある。ボストン響の色彩的な響きが最高度に発揮された(*)(4管編成の1911年版使用)では貫禄の情景描写が見事。 | ||
| ベートーヴェン: 交響曲第5番「運命」(*)/同第6番「田園」(+) |
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1955年5月2日(*)、8月16日(+)、ボストン・シンフォニー・ホール、2ch。 王道のカップリングによるLP時代最強の名盤。2曲とも国内盤ではCD化されていたものの、海外盤としては初復刻(「運命」のパピヨン盤は同一演奏のモノラル・ソースを使用)。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のコンサートマスター時代に、フルトヴェングラーやワルターからたっぷりと仕込まれたドイツ伝統のベートーヴェン解釈と、持ち前の迸る情熱が渾然となったミュンシュの指揮のもと、ボストン交響楽団全盛期の迫力に満ちた骨太で雄大なベートーヴェン解釈を堪能できる。 | ||
| ミュンシュ〜「幻想交響曲」1954年 ベルリオーズ: 幻想交響曲(*)/ 「ロメオとジュリエット」〜愛の場面(#) |
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1954年1月(*)/1961年(#)、シンフォニー・ホール、ボストン。2ch.(*)/3ch(#).。旧CD:09026-68979-2 (LIVING STEREO)。 ミュンシュの十八番中、彼が最も得意とし名刺代わりのように世界各地で演奏した「幻想交響曲」の古典的名盤。ライヴも含めると6種類の演奏がCD化されているが、その中でパリ管弦楽団との1967年盤に匹敵する熱気を孕みながら、アンサンブルの充実度で勝るのがこのボストン響との1954年盤で、「リビング・ステレオ」黎明期に名プロデューサー、ジョン・ファイファーが取り仕切った会心の録音としても貴重な物。(#)はミュンシュ2度目の全曲盤からの抜粋。 | ||
| R.シュトラウス: 楽劇「エレクトラ」〜 [エレクトラのモノローグ 「ひとりだ!たったひとりだ!(*)/ エレクトラとオレストの再会 「何をお望みなの、見知らぬ人よ」(+)/ フィナーレ「エレクトラ!ねえさん!」(+)] 楽劇「サロメ」〜[7枚のヴェールの踊り(#)/ フィナーレ 「ああ!私にキスさせてくれなかったわね」(**)] |
インゲ・ボルク (S:エレクトラ、サロメ) パウル・シェフラー (Br:オレスト) フランセス・イーンド (S:クリソテミス) フリッツ・ライナー指揮シカゴso. | |
| 1954年3月6日(#)、1955年12月10日(**)、1956年4月14日(+)、1956年4月16日(*)、シカゴ・オーケストラ・ホール、2ch。 ライナーはドレスデン時代に「影のない女」の世界初演を果たし、R.シュトラウスの他のオペラも積極的に取り上げ、またメトロポリタン時代にも「サロメ」、「エレクトラ」、「ばらの騎士」の伝説的な上演を成し遂げているが、ステレオ録音として残されたこの作曲家のオペラ録音はこのアルバムに収録されたものが全てである。当代随一のエレクトラおよびサロメとして知られていたソプラノ、インゲ・ボルクの絶唱と、ライナー&シカゴ響の力強いバックアップが聴きもの。ライナー&シカゴ響の最初のセッションで収録された(#)はヴァイオリン両翼配置による。 | ||
| マーラー:交響曲第4番 | リーザ・デラ・カーザ(S) フリッツ・ライナー指揮シカゴso. | |
| 録音:1958年12月6、8日、シカゴ・オーケストラ・ホール、3ch。 ライナーは決してマーラー指揮者ではなく、作曲者との直接のコンタクトもなかったようだが、彼がシカゴ響在任時代に取り上げた交響曲第4番と「大地の歌」という2曲のマーラー作品は、彼らしいストレートな解釈で貫かれたユニークな演奏となった。これは定期演奏会で取り上げた直後のセッションで録音された古典的名盤で、「ハイドンの精神で演奏しながら、表現上の抑揚はロマン派のマーラーに相応しいスタイル」と称されるライナーらしいマーラー解釈の典型的な例である。第4楽章における名花デラ・カーザのリリカルな歌も聴きもの。 | ||
| ショパン:ピアノ協奏曲第1番(*)/同第2番(+) | アルトゥール・ルービンシュタイン(P) スタニスラフ・ スクロヴァチェフスキ指揮 ニュー・シンフォニー・ オーケストラ・オブ・ロンドン(*) アルフレッド・ウォーレンステイン 指揮シンフォニー・オブ・ジ・エア(+) | |
| 録音:1961年6月8-9日、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール、2ch(*)/1958年1月20日、カーネギー・ホール、3ch。 第2番は、ルービンシュタインの全盛期、名エンジニア、ルイス・レイトンがピアノとオーケストラ間の難しいバランスを理想的に解決した「リビング・ステレオ」名録音の一つ。2種類あるルービンシュタインのステレオ録音のうちの最初のもので(オーケストラ序奏は当時の通例として簡略化された形で演奏されている)、オーマンディとの共演盤では聴くことのできない飛び跳ねるような若々しさが印象的。 | ||
| ストコフスキーのラプソディーズ リスト:ハンガリー狂詩曲第2番(*) エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番(*) スメタナ: 交響詩「モルダウ」(+)/歌劇「売られた花嫁」序曲(+) ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜第3幕前奏曲(#)/ 歌劇「タンホイザー」〜序曲とヴェヌスベルクの音楽(#) |
レオポルト・ストコフスキー指揮 RCAビクターso.(*/+) シンフォニー・オブ・ジ・エア(#) | |
| 録音:1960年2月7日(*)、1960年2月18日(+)、1961年4月20-21(#)、ニューヨーク、マンハッタン・センター。3ch(#)。 (*)(+)はLP発売当初より最高の名録音として高い評価を得ていたもので、黒字にストコフスキーのシルエットがあしらわれ、赤い文字で「Rhapsodies」とデザインされたジャケットは、ハイファイLPの代名詞のひとつだった。ニューヨーク在住のフリーランスの名奏者を集めたRCAビクター響を自在に駆使して描き出す音の魔術は鬼才ストコフスキーならでは。当盤ではシンフォニー・オブ・ジ・エアとのワーグナー・アルバムからの2曲をカップリング。立体的な音楽に仕立てるストコフスキーらしく、3ch録音されており、SACDマルチにて本当のストコフスキー・サウンドが再現され聴けるのもポイント。 | ||
| M.グールド指揮のコープランド、グローフェ コープランド: 「ビリー・ザ・キッド」組曲/「ロデオ」組曲 グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」 |
モートン・グールド指揮 ヒズo. | |
| 録音:1957年&1960年、マンハッタン・センター、ニューヨーク。3ch.。旧CD:09026-61667-2 (LIVING STEREO)。 指揮者・作曲者・編曲者として多彩な活動を展開したモートン・グールドは、自ら組織したオーケストラを指揮して1950年代からRCAへクラシックやポピュラーの垣根を越えたさまざまな趣向のアルバムを録音した。コープランドのバレエ組曲2曲と、グローフェの有名な描写音楽をカップリングした当アルバムは、その中でも名演・名録音として知られるもの。多彩な才能を示した彼ならではの絶妙なセンスが生かされている。 | ||
| アンナ・モッフォ〜オペラ・アリア集 グノー:「ファウスト」〜宝石の歌 プッチーニ:「ボエーム」〜私の名はミミ マイヤベーア:「ディノーラ」〜影の歌 ビゼー:「カルメン」〜何を恐れることがありましょう ロッシーニ:「セミラーミデ」〜麗しい光が プッチーニ:「トゥーランドット」〜 お聞き下さい、王子様/氷のような姫君の心も ドリーブ:「ラクメ」〜鐘の歌 |
アンナ・モッフォ(S) トゥリオ・セラフィン指揮 ローマ歌劇場o. | |
| 録音:1960年7月28日-8月1日、ローマ歌劇場、3ch。 可憐な容姿と美声で一世を風靡したアメリカのソプラノ、モッフォがセンセーショナルなメト・デビューを飾った翌年にローマで収録されたオリジナルのオペラ・アリア集で、これがRCAデビュー盤となった。華麗なコロラトゥーラを駆使するアリアを中心に、モッフォ20代の新鮮な歌唱がたっぷり味わえる。 | ||
| フリッツ・ライナー レスピーギ:ローマの松(*)/ローマの噴水(*) ドビュッシー:海(#) |
フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1959年10月24日(*)/1960年2月27日(#)、以上オーケストラ・ホール、シカゴ。3ch.。旧CD:09026-68079-2 (LIVING STEREO)。 このコンビの素晴らしさを知るためには恰好の1枚で、オーケストラ各パート、特に金管セクションの名技を完璧にコントロールするライナーの桁外れた才能を刻印している。レスピーギの2曲はトスカニーニ&NBC響の名盤に匹敵する名演で、圧倒的な「アッピア街道の松」のクライマックスなど、オーケストレーションの妙が完璧な精度で描き出される。ライナーのレスピーギ録音は当2曲のみで、「ローマの祭り」が無いというのは正に惜しい。ドビュッシーの「海」は弱奏でのデリケートなニュアンスが特に聴きもの。第3曲のコーダではファンファーレの入るスコアを使用している。これもライナー唯一の録音。 | ||
| フリッツ・ライナー〜ウィーン ヨハン・シュトラウスII: 朝刊Op.279/皇帝円舞曲Op.437/美しく青きドナウOp.314 ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘Op.65 ヨゼフ・シュトラウス:オーストリアの村つばめOp.164 リヒャルト・シュトラウス(ライナー編): 楽劇「ばらの騎士」〜ワルツ ヨハン・シュトラウスII: ウィーン気質Op.354/南国のばら Op.388/ 宝のワルツOp.418/ポルカ「雷鳴と電光」Op. 324 |
フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1957年9月、1960年4月、以上オーケストラ・ホール、シカゴ。3ch.。旧CD:09026-68160-2 (LIVING STEREO)。 オーストリア・ハンガリー帝国出身のライナーが振るシュトラウスの世界! シュトラウス一家のワルツやポルカを中心に編まれたLP2枚からの選曲で、これらの曲から想像される「粋」や「官能」といった言葉とは一味違い、音楽的純度の高さを感じさせる彼ならではの名演が展開する。かの名ソプラノ、エリーザベト・シュヴァルツコップが「無人島に持っていく1枚」として選んだのが、ライナーによるこのJ.シュトラウスのレコードだった。「舞踏への勧誘」ではベルリオーズの色彩的なオーケストラの極意が開陳、「ばらの騎士」のワルツは、作曲者編とは異なりライナー自身がアレンジしたものが使用されている。 | ||
| ミュンシュのメンデルスゾーン メンデルスゾーン: 交響曲第4番「イタリア」/交響曲第5番「宗教改革」/ 「八重奏曲」〜スケルツォ(弦楽合奏版)(*) |
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1958年、1957年、1960年、シンフォニー・ホール、ボストン。3ch.。(*)は今回が初CD系フォーマット化。他の2曲も 確かLIVING STEREO シリーズ(とそれ以降)では海外初CD系フォーマット化(それ以前の発売盤では「イタリア」は SILVER SEAL シリーズなどでCD化されていたが、久々の再発)。 豪放・磊落なミュンシュのメンデルスゾーン。彼はボストン時代、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーンなど初期ロマン派交響曲の熱い名演を多数録音している。「イタリア」では熱気渦巻く第4楽章「サルタレッロ」が聴きもの。気宇壮大な「宗教改革」はトスカニーニ以来の名盤とされた。今回初めてSACD化される八重奏曲のスケルツォは、もともと交響曲第3番「スコットランド」のLPフィルアップで、名コンマス、リチャード・バーギン率いるボストン響の弦楽セクションの実力を堪能できる。 | ||
| ポップス・キャヴィア〜ロシア管弦楽曲集 チャイコフスキー:「眠りの森の美女」〜ワルツ ボロディン:中央アジアの草原にて リムスキー=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」Op.36 ボロディン:「イーゴリ公」〜序曲&だったん人の踊り ハチャトゥリアン:「ガイーヌ」組曲 チャイコフスキー;「エフゲニー・オネーギン」〜ポロネーズ ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」〜ギャロップ リムスキー=コルサコフ:熊蜂は飛ぶ |
アーサー・フィードラー指揮 ボストン・ポップス | |
| 録音:1957年&1958年、シンフォニー・ホール、ボストン。3ch.。旧CD:09026-68132-2 (LIVING STEREO)。 ボロディンからハチャトゥリアンにいたるロシアの色彩感あふれるオーケストラ名曲を、このコンビならではの聴き所を押さえた選曲と名技で。ボストン・シンフォニー・ホールに名演が響き渡る。 フィードラー&ボストン・ポップスは、半世紀にわたるその演奏活動とレコード録音を通じ、全世界の音楽ファンにクラシック音楽の楽しさと素晴らしさを伝道し続けた名コンビ。LPの LIVING STEREO 最盛期にも数多くの名演・名録音を残しているが、当アルバムはその中でも録音クオリティの高さで知られるもの。 | ||
| ルービンシュタイン〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第8番「悲愴」/第14番「月光」/ 第23番「熱情」/第26番「告別」] |
アルトゥール・ルービンシュタイン(P) | |
| 録音:1962年&1963年、マンハッタン・センター、ニューヨーク。3ch.。旧CD: 09026-63056-2 (RUBINSTERIN COLLECTION)。 永遠の定番、ステレオ録音によるルービンシュタインのベートーヴェンのピアノ・ソナタがSACD化。彼のベートーヴェン「ピアノ・ソナタ」の録音は意外と少ないが、これらの作品に横溢するロマンティシズムをわしづかみにし、雄大なスケールを持って各ソナタの個性を描き出している。SACD化により、ルービンシュタインらしい骨太で温かみをたたえたピアノの音色が鮮烈に再現されている。 | ||
| ヤッシャ・ハイフェッツ ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番/ スコットランド幻想曲 ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番 |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) マルコム・サージェント指揮 ロンドン新so. | |
| 録音:1962年&1961年、ウォルサムストウ・タウン・ホール、ロンドン。2ch.。旧CD:09026-61745-2 (RED SEAL)。旧盤のリマスタリングは確か1980年代の物だったので、新マスタリング化は待望のもの。 ハイフェッツ晩年のステレオによる一連の協奏曲録音のひとつで、いずれも複数ある彼の録音中、決定盤といえる価値を持つ名演。発売は RCAの LIVING STEREO ながら、当時 RCA が提携していた英 DECCA のスタッフがロンドンで収録した異色作で、録音の神様ケネス・ウィルキンソンが技術の全てを尽くし、艶のあるハイフェッツのヴァイオリンと、その後ろに大きく広がるオーケストラを絶妙なバランスで収録した名録音。 | ||
| マリオ・ランツァ(T)〜ヒズ・ベスト &「放浪の王者」ハイライト BEST(12曲) フニクリ・フニクラ(*)/彼女に告げてよ/マリア・マリ/夜の歌声(*)/Canta pe'me(*)/ 恋する兵士(*)/君のママはどうやって?(*)/遥かなるサンタ・ルチア(*)/光さす窓辺/ 泣かないおまえ/五月の夜に/パッショーネ(*) ルドルフ・フリムル:ミュージカル「放浪の王者」(抜粋;12曲) | ||
| 録音:1958年、ローマ。3ch.。旧CD:09026-68130-2 (LIVING STEREO)。 ニューヨークでイタリア系移民の家庭に生まれ38歳という若さでなくなったランツァは、第2次世界大戦後の映画出演によって一躍スターとなった。その輝かしい美声と誰の心へも訴えかける普遍的な表現によって、幅広い層の聴衆から愛された。前半のBEST部分12曲中7曲(*)はなんとモリコーネによるアレンジと、映画音楽監督としても有名なフランコ・フェラーラの指揮という豪華なバックに支えられている。 | ||
| ヴァージル・フォックス〜アンコール J.S.バッハ: 小フーガ ト短調/主よ、人の望みの喜びを/ トリオ・ソナタ第6番/もろ人こぞりて主に感謝せよ/ 「管弦楽組曲第3番」〜アリア ヘンデル: オルガン協奏曲第4番〜第1楽章/ 弦楽のための協奏曲第1番〜アリア ウィリアム・ボイス:やすらかな憩いよ アンリ・ムレ:われらが神はかたき砦 パーセル(クラーク編):トランペット・ヴォランタリー シューマン: ペダル・ピアノのための練習曲第5番 ロ短調Op.56-5 ヴィドール:「オルガン交響曲第5番」〜トッカータ |
ヴァージル・フォックス(Org) | |
| 録音:1958年、リヴァーサイド教会、ニューヨーク。3ch.。使用楽器:エオリアン・スキナー・パイプオルガン。旧CD:09026-68130-2 (LIVING STEREO)。 アメリカにおけるオルガン演奏の伝導師的存在であった名手ヴァージル・フォックス(1912-1980)の実力を余すところなく刻印した名録音盤。特に聴き物は最後に置かれたヴィドールの「トッカータ」。作曲者の速度指定に近い現在の一般的演奏に慣れている方なら度肝を抜かれ、もしかすると嫌悪感を抱きかねない超高速で演奏されているが、その超絶技巧と類い稀な緊迫感あふれる解釈は、他には真似が出来ない。彼は最晩年に別レーベルへディジタル録音も残しているが、当演奏の方が集中度が高く、これ一曲で彼のファンになってしまうこと請けあいの名演。他の曲も技巧と解釈が高度に結晶した演奏ばかりで、生前はもちろん、現在でもアメリカでは絶大な人気を誇るのも頷ける。日本では残念ながら正当な評価を得ているとは言い難い人だが、是非一聴をお勧めしたい。 | ||
| プッチーニ:歌劇「ボエーム」 | アンナ・モッフォ(ミミ) リチャード・タッカー(ロドルフォ) マリー・コスタ(ムゼッタ) ロバート・メリル(マルチェッロ) ジョルジオ・トッツィ(コッリーネ) エーリッヒ・ラインスドルフ指揮 ローマ歌劇場o.&cho. | |
| 録音:1961年6月15日-30日、ローマ歌劇場。旧CD盤:09026-63179-2。 モッフォは1956年、カラスがミミを演じたヴォットー指揮ミラノ・スカラ座とのEMI録音でムゼッタを演じている。それから5年、すっかり大歌手へと成長した彼女は、この録音で初々しさと妖艶さを併せ持つ素晴らしいミミを披露している。ロドルフォのリチャード・タッカーは当時48歳、ロバート・メリル共々円熟の歌声がすばらしい。ラインスドルフの指揮は、滴り落ちるような色気よりも節度に重きを置いたもので、モッフォの上品な歌を引き立てるのに最適なサポートとなっている。 | ||
| プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」 | レオンタイン・プライス(蝶々さん) リチャード・タッカー(ピンカートン) ロザリンド・エリアス(スズキ) フィリップ・マエロ(シャープレス) ピエロ・デ・パルマ(ゴロー) エーリヒ・ラインスドルフ指揮 RCAイタリア・オペラo.&cho. | |
| 録音:1962年7月10日-20日、ローマ、RCAイタリア・オペラ・スタジオ。旧CD盤:09026-68884-2。 アメリカで今なお20世紀最大の歌姫と讃えられるプライス。ラインスドルフの「蝶々夫人」と言えば、1957年にモッフォとの名録音があったが、1962年当時はプライスの方が人気が出、その全盛期の歌唱が記録された。とにかく強靭な声による個性あふれる歌唱で、随所に散りばめられた美しいメロディーを丹念に撚り併せたラインスドルフの音楽も傾聴に値する。劇場に凛と響いて聴衆の魂を震わせたという声のプレゼンスを、今回のDSDリマスターとSACD化により、スピーカーから感じ取ることができるであろう。 | ||
| ヴェルディ:歌劇「椿姫」 | アンナ・モッフォ(ヴィオレッタ) リチャード・タッカー(アルフレード) ロバート・メリル(ジョルジュ) フェルナンド・プレヴィターリ指揮 ローマ歌劇場o.&cho. | |
| 録音:1960年6月16日-25日、ローマ歌劇場。旧CD盤:09026-68885-2。 2006年の3月、惜しまれつつも亡くなったアンナ・モッフォ。その彼女の名唱を心行くまで楽しむアルバムのひとつ。彼女は、何を歌っても決して下品ならず、どんな場面でも凛として崩れることなく、透明感あふれる歌を聴かせる。粋なタッカーとの第1幕での絡みはまるで夢のよう。しかし第2幕、父ジェルモンが登場すると場面は一転、現実に引き戻されるのはジェルモン役メリルのリアリティたっぷりな歌のためだろうか。理不尽な申し出に涙するヴィオレッタ・・・・すっかりドラマに引き込まれてしまうだろう。プレヴィターリの振る「蕩けそうな三拍子」にも心奪われる。 | ||
| プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」 | ビルギット・ニルソン(トゥーランドット) ユッシ・ビョルリング(カラフ) レナータ・テバルディ(リュー) ジョルジオ・トッツィ(ティムール) マリオ・セレーニ(ピン) ピエロ・デ・パルマ(パン) トマゾ・フラスカーティ(ポン) アレッシオ・デ・パオリス(アルトゥム) レオナルド・モンレアーレ(役人) エーリッヒ・ラインスドルフ指揮 ローマ歌劇場o.&cho. | |
| 録音:1959年7月3日-11日、ローマ歌劇場。旧CD盤:09026-62687-2。 ワーグナー歌手として知られるニルソンのもう一つの顔、それがこの氷の姫君「トゥーランドット」。数多くの録音もあるが、なかでもこのRCA盤と1965年のEMI盤が名演として知られている。当盤は何と言ってもキャストがすごい。若きテバルディのリュー、気品あふれるビョルリンク、アメリカ生まれのバス歌手トッツィとバランスの良い取り合わせ。これらの個性あふれる歌い手をきっちり纏め上げ、オケからも引き締った響きを引き出すラインスドルフの手腕にも脱帽。通常CD盤でも音がくっきり際立っていたが、SACDでは更に素晴らしくよみがえるであろう。 | ||
| ミュンシュの「未完成」「グレイト」 シューベルト: 交響曲第8番「未完成」(*)/ 交響曲第9番「グレイト」(#) |
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1955年5月2日、ボストン・シンフォニー・ホール、2ch (*) /1958年11月19日、3ch (#)。 LIVING STEREO化はCDフォーマット以降初めて。以前の海外CD発売は SILVER SEAL シリーズからだった。ミュンシュ=ボストン響のダイナミックな魅力を最大限に発揮させたシューベルト交響曲の名演2曲で、いずれもミュンシュにとって唯一のスタジオ録音となったもの。「未完成」(2チャンネル録音)は「運命」とのカップリングでLP発売された有名な録音で、男性的な迫力に満ちた硬派の快演。「グレイト」(3チャンネル録音)は、圧倒的なスケールと一気呵成の推進力が聴きもの。なおこのカップリングによる「リビング・ステレオ」としてのCD化は初めてで、この点でも聞き逃せないアイテムとなった。 | ||
| ライナーの「ドン・キホーテ」「ドン・ファン」 R.シュトラウス: 交響詩「ドン・キホーテ」(*)/ 交響詩「ドン・ファン」(#) |
アントニオ・ヤニグロ(Vc) フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1959年4月11日、3ch (*) / 1954年12月6日、3ch (#)、以上シカゴ・シンフォニー・ホール。旧CD:09026-68170-2 (LIVING STEREO) 。 ライナー&シカゴ響の極めつきと言われるR.シュトラウスの名演から、2曲が待望のSACDハイブリッド化。指揮者としても知られた名チェリスト、アントニオ・ヤニグロのアメリカ・デビュー時に録音された「ドン・キホーテ」では、各変奏の情景が目に見えるように再現される。「ドン・ファン」も、シカゴ響ならではの完璧なアンサンブルで、永遠の愛を探求し続ける男の情熱と挫折を描き切った名演。 | ||
| ハイフェッツの二重協奏曲集 J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための 協奏曲 ニ短調BWV.1043(*) ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための 二重協奏曲 イ短調Op.102(#) モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための 協奏交響曲 変ホ長調K.364(+) |
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn) エリック・フリードマン(Vn;*) グレゴール・ ピアティゴルスキー(Vc;#) ウィリアム・プリムローズ(Va;+) マルコム・サージェント指揮(*) ロンドン新so.(*) アルフレッド・ ウォーレンステイン指揮(#) アイズラー・ソロモン指揮(+) RCA ビクターso.(#/+) | |
| 録音:1961年5月19日&20日、ウォルサムストウ・タウン・ホール、2ch (*)/1960年5月19日&20日、ハリウッド・リパブリック・スタジオ・サウンド・ステージ9、3ch (#)/1956年10月2日、ハリウッド・リパブリック・スタジオ・サウンド・ステージ9、3ch (+)。旧CD:09026-63531-2 (LIVING STEREO) 。 ハイフェッツが、名ソリストたちと共演した「二重協奏曲」の名演を3曲カップリング。いずれもハイフェッツにとって唯一のステレオ録音となったもので、発売以来一度もカタログから消えたことのない定盤だが、ついにSACDハイブリッド化。特に室内楽でも多数の共演・録音を残したピアティゴルスキーやプリムローズとのブラームス&モーツァルトでは、融通無碍の境地を聴かせてくれる。 | ||
| ジュリアン・ブリーム〜 ポピュラー・クラシックス・ フォー・スパニッシュ・ギター エイトール=ヴィラ・ロボス: ショーロ第1番/練習曲 ホ短調 トローバ:マドローニョス トゥーリナ:ガロティーン(ターレガ賛)/ ソレアレス ヴィラ=ロボス:前奏曲 ホ短調 アルベニス:スペイン組曲 より [グラナダ/伝説(アストゥーリアス)] ファリャ: クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌 カタルーニャ民謡:アメリアの遺言 トゥーリナ:ファンダンギーリョ |
ジュリアン・ブリーム(G) | |
| 録音:1962年11月-12月、ロンドン・ケンウッド・ハウス、2ch 。 ジュリアン・ブリームがRCAに残した数多くの録音の中でも、名演として知られるリヴィング・ステレオ期のスペイン音楽集、これまた遂にSACDハイブリッド化。演奏解釈や技巧の点で20世紀ギター演奏の頂点を極めていた壮年期のブリームが、ヴィラ=ロボスからトゥリーナにいたる名曲の系譜を鮮烈に描いた名盤である。 | ||
| フリッツ・ライナーの「スペイン」 アルベニス:「イベリア」〜ナバーラ ファリャ:「恋は魔術師」「はかなき人生」 「三角帽子」より グラナドス:「ゴイェスカス」より |
レオンタイン・プライス(S) フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1958年-1963年、シカゴ・シンフォニー・ホール、3ch 。 ライナー=シカゴ響の数多い名演奏・名録音の中でも異色の名盤。アルベニス、ファリャ、グラナドスのオーケストラ小品をちりばめたこの「スペイン」は、シカゴ響の正確無比なアンサンブルとヴィルトゥオージティが、きらびやかで異国情緒あふれる雰囲気を鮮やかに再現している。名プリマドンナ、レオンタイン・プライスとの「恋は魔術師」は、ライナー最晩年の録音。 | ||
| ルービンシュタイン〜ピアノ協奏曲集 サン=サーンス: ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22(*) フランク:交響的変奏曲(*) リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調(#) |
アルトゥール・ ルービンシュタイン(P) アルフレッド・ ウォーレンステイン指揮(*/#) シンフォニー・ オブ・ジ・エア(*)、 RCAビクターso.(#) | |
| 録音:1958年1月14日-15日、マンハッタン・センター、3トラック(*)/1956年2月12日、カーネギー・ホール、2トラック(#)。 リヴィング・ステレオCDシリーズの第1回発売に選ばれた、ルービンシュタイン絶頂期の名盤・名録音がついにSACDハイブリッドとして復活。サン=サーンスとリストにおける華麗な名技、生涯唯一の録音となったフランクにおける高い音楽性など、ルービンシュタインがなぜ「20世紀最大のピアニスト」であったかを証明する名演ぞろい。伝説的なエンジニア、ルイス・レイトンおよびジョン・クロフォードが捉えた明解な音質も特筆もの。 | ||
| ミュンシュの「イタリアのハロルド」他 ベルリオーズ: 交響曲「イタリアのハロルド」Op.16(*)/ 歌劇「ベアトリスとベネディクト」序曲/ 序曲「海賊」/ 大序曲「ベンヴェヌート・チェルリーニ」/ 序曲「ローマの謝肉祭」Op.9 |
ウィリアム・プリムローズ(Va;*) シャルル・ミュンシュ指揮 ボストンso. | |
| 録音:1958年3月31日(*)/1958年12月1日、以上ボストン・シンフォニー・ホール、全て3トラック。 永遠の定盤、ミュンシュのベルリオーズ。その情熱迸る棒が、ボストン響から極彩色の華麗な音絵巻を引き出している。ヴィオラ独奏が重要な役割を果たす「イタリアのハロルド」は、20世紀におけるヴィオラという楽器の可能性を大きく開拓した巨匠プリムローズにとって、同曲3回目・最後の録音となったもので、彼が到達した至高の境地をうかがうことのできる名演。3チャンネル・マルチ再生では、その高貴なまでのヴィオラ・ソロがセンター・チェンネルにくっきりと明解に定位する。併録の序曲4曲は、「トロイ人」の「王の狩りと嵐」とのカップリングで、もともと「序曲集」として1枚のLPで発売されていたもの。 | ||
| ライナーの「大地の歌」 マーラー:「大地の歌」 |
モーリン・フォレスター(Ms) リチャード・ルイス(T) フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1959年11月9日、シカゴ・オーケストラ・ホール、3トラック。 1990年頃に Gold Seal シリーズで発売されて以来、久々の復活! 交響曲第4番(すでにSACD化)とともに数少ないライナーのマーラー録音であり、文学性に耽溺することなく、シカゴso.のパワフルで底力のある響きと木管や金管の見事なソロ・ワークで、作品の魅力をストレートに引き出したステレオ初期の名盤。ともにワルターからも信頼を得ていた「大地の歌」当時最高の解釈者、包容力溢れるカナダ出身のフォレスターと、明るい音色で歌い上げるルイスという2人の歌唱も聴きもの。 | ||
| ライナーの「家庭交響曲」「町人貴族」 R.シュトラウス: 家庭交響曲 Op.53/ 「町人貴族」組曲(*) |
フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1956年11月5日、3トラック/1956年4月17日、2トラック(*)、共にシカゴ・オーケストラ・ホール。 ライナー=シカゴのトレードマーク、R.シュトラウスは、すでに当SACDシリーズでも3枚が登場し、いずれも絶賛されている。作曲者が自らの家族の肖像として描いた「家庭交響曲」での、沈潜してゆくアダージョの美しい響きや、複雑なフーガを明解に解きほぐしてゆく見事な手腕、モリエールの戯曲の付随音楽として作曲された「町人貴族」からの組曲で見せるオーケストラ各ソロのヴィルトゥオーゾぶりなど、スコアの隅々までが完璧に把握されたライナー=シカゴ響の名コンビならではの豪華な演奏を堪能できる。 | ||
| クライバーン&ライナー シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」(*) |
ヴァン・クライバーン(P) フリッツ・ライナー指揮 シカゴso. | |
| 録音:1960年4月16日/1961年5月4日(*)&12日(*)、以上、シカゴ・オーケストラ・ホール、共に3トラック。 録音当時アメリカの「期待の星」だったヴァン・クライバーンと、巨匠フリッツ・ライナー指揮する絶頂期のシカゴso.とが組んだ名コンチェルト2曲。若きクライバーンの伸びやかで開放的なソロを包み込むように、ライナーがシカゴ響から包容力ある響きを引き出している。2人はこのほかにブラームスやラフマニノフでも共演し、いずれも名盤として知られている。リヴィング・ステレオのCDシリーズでは、シューマンはプロコフィエフの協奏曲第3番と、「皇帝」はラフマニノフの協奏曲第2番とカップリングされていたので、今回のSACDシリーズは新カップリングとなる。 | ||