| ARB-101 (2CD) 廃盤 |
ホルショフスキ〜モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.1 [第1番−第8番] |
ミェチスワフ・ホルショフスキ(P) |
| 録音:1960年11月9日/1969年10月6日&10日、すべてライヴ。 レーベルの名を一躍知らしめたアイテム。Vol.2:ARB-104。 | ||
| ARB-102 廃盤 |
ザ・ニュー・ラヴェル〜ラヴェル:ピアノ作品集 組曲「クープランの墓」/夜のギャスパール/ 高雅で感傷的なワルツ |
アントン・バタゴフ(P) |
| 録音:1995年?。 バタゴフは1965年モスクワに生まれ、ニコライエワと、キーシンを育てた事で有名なアンナ・カントールという2人の名教師に学んだ。プラハ・ピアノ・コンクール(1981)、全ソビエト・ピアノ・コンクール(1985)、チャイコフスキー・コンクール(1986)、シドニー国際ピアノ・コンクールなど数々のコンクールに入賞するが、そのピアニストとしての活動は主に現代音楽が中心で、近年は作曲に活動の中心を移しているようだ。当盤はもしかすると西側でのデビュー盤だったのかもしれない。 なお、当盤はレーベル在庫僅少のため入手出来ない可能性があります。その際は御了承下さい。 | ||
| ギーゼキング、ブラームスを弾く ブラームス: ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83 より(*) [第1楽章/第2楽章]/ ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.5(#)/ 5つの間奏曲(+) [Op.76-3/Op.76-4/Op.116-4/Op.118-6/Op.119-2]/ カプリッチョ Op.76-2(**) |
ヴァルター・ギーゼキング(P) ローベルト・ヘーガー指揮(*) BPO(*) | |
| 録音:1944年7月、ベルリン(*)/1948年9月25日(#)/1939年4月4日、ニューヨーク(+)/1956年4月18日、シアトル、アメリカ、ライヴ(**)。(*)(+)(**)は初出音源。ギーゼキングの遺族から音源提供を受けてリリースされた物。 ギーゼキングはブラームスの録音を意外と残しておらず、(*)(#)は現在までの所ギーゼキング唯一の音盤。(*)は放送音源だがこの2楽章分しか発見されておらず、全楽章が放送されたかどうか不明。ギーゼキングの同曲には1952年ローマでの演奏もあるというが、録音状態は極めて悪く、オケなどの名称も不明だという。(**)は死の数ヶ月前にアメリカを演奏旅行した際のライヴ。 | ||
| ARB-104 (3CD) 廃盤 |
ホルショフスキ〜モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.2 [第9番−第19番]/ 幻想曲 ハ短調K.457/ロンド イ短調K.511 |
ミェチスワフ・ホルショフスキ(P) |
| 録音:1958年1月、1960年11月&12月&1969年10月、以上ライヴ。 レーベルの名を一躍知らしめたアイテム。第19番は通常「アレグロとアレグレット」K.Anh.135と題される曲。Vol.1:ARB-101。 | ||
| フーベルマン・イン・リサイタル、ニューヨーク 1936-1944 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.78(*) J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調BWV.1004(#) シューベルト:幻想曲 ハ短調D.934 Op.159(+) サラサーテ:アンダルシアのロマンスOp.22-1(**) |
ブロニスラフ・フーベルマン(Vn) ボリス・ルーバキン(P;#以外) | |
| 録音:1943年4月25日(*)/1942年12月6日(#)/1944年1月16日(+)/1936年4月19日(**)、以上ニューヨーク、ライヴ。一部は初発売だった音源。 | ||
| モリーニ・イン・コンサート シュポア:ヴァイオリン協奏曲第9番 ニ短調Op.55(*) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調Op.26(#) ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調Op.22(+) |
エリカ・モリーニ(Vn) フレデリック・ウォルドマン指揮 ムジカ・エテルナo. | |
| 録音:1963年3月9日(*)/1966年4月3日(#)/1968年3月30日&31日、以上ライヴ。すべてモノラル。おそらく全て初出音源。 | ||
| モリーニ・プレイズ・モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調K.218(*)/ ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」(#)/ ヴァイオリン協奏曲第4番〜第1楽章リハーサル(+)/ ディヴェルティメント第17番 K.334〜メヌエット(クロス編)(**) |
エリカ・モリーニ(Vn) フレデリック・ウォルドマン指揮(*/#) ムジカ・エテルナo.(*/#) マックス・ランナー(P;+) ミヒャエル・ラウハイゼン(P;**) | |
| 録音:1965年、ライヴ(*)/1971年、ライヴ(#)/1960年代(+)/1927年(**)。原盤:Polydor(**)。(**)以外はおそらく初出となる音源。 | ||
| ウィリアム・カペル・イン・リサイタル ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3番 ハ短調Op.37 より[第2楽章/第3楽章](*) ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 Op.35(#) ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(+) バッハ(ブゾーニ編):いざ来たれ、異教徒の救い主よ(+) |
ウィリアム・カペル(P) レオン・バージン指揮(*) ナショナル・ オーケストラ・アソシエイツ(*) ユージン・オーマンディ指揮(#) フィラデルフィアo.(#) | |
| 録音:1937年(*)/1945年(#)/1951年(+)。 | ||
| ハンブルク・レガシー〜マーク&ミハル・ハンブルク ショパン:アンダンテ・スピアナートOp.22(*) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調Op.26(#) シューマン: 2台のピアノのためのアンダンテと変奏曲 変ロ長調Op.46(+) リスト:小鳥に説教するアシジの聖フランチェスコ(**) シューマン:幻想曲 ハ長調(**) |
マーク・ハンブルク(P;*/#/+) ミハル・ハンブルク(P;+/**) | |
| 録音:1914年(*)/1930年(#)/1933年(+)/1995年(**)、以上ロンドン。 ロシア生まれでレシェティツキーに師事した伝説のピアニスト、マーク・ハンブルク(1879-1960)と、その娘ミハル・ハンブルク(1919-2004)の録音集。ミハルの演奏はディジタル録音で、おそらく彼女最後の録音と思われる。 | ||
| ザ・シロタ・アーカイヴス 〜レア・ロシアン・マスターピース チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ ト長調 ルビンシュテイン: 小川のほとりで/セレナード/前奏曲 ヘ長調/ ポロネーズ 変ホ短調(ヨゼフ・ホフマンに献呈)/ ヴァルス・カプリース グラズノフ:ピアノ・ソナタ第1番 変ロ短調 |
レオ・シロタ(P) | |
| 録音:1955年。 ロシアに生まれブゾーニに学び、戦前山田耕筰に招かれ来日、故 園田高弘を教えるなど日本のピアノ界に大きな足跡を残したシロタ(1885-1965)が、戦後アメリカで残した放送録音。 | ||
| アンドレ・マルシャル〜ゾディアック録音集 J.S.バッハ: 「オルゲルビュヒライン」 より12曲 [BWV.603-12/BWV.614-15]/ トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV.564 |
アンドレ・マルシャル(Org) | |
| 録音:1956年。 | ||
| ブッシュSQ、ライヴ ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第9番 ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー第3番」(*)/ 弦楽三重奏曲第1番変ホ長調Op.3(#)/ 弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調Op.130(*) モーツァルト:ピアノ三重奏曲第6番 ト長調K.564(+) |
ルドルフ・ゼルキン(P;+) ブッシュSQ | |
| 録音:1951年(*)/1944年(#/+)。 | ||
| ホルショフスキ、バッハ・リサイタル J.S.バッハ: イギリス組曲第2番 イ短調BWV.807/ 「平均律クラヴィーア曲集第2巻」〜第6番 ニ短調BWV.875/ パルティータ第5番 ト長調BWV.829/ 前奏曲とフーガ イ短調BWV.543(リスト編)/ パルティータ第2番 ハ短調BWV.826 |
ミェチスワフ・ホルショフスキ(P) | |
| 録音:1958年-1986年。 | ||
| ザウアー、1940年ライヴ録音集 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調Op.54(*) シューベルト:即興曲 変ト長調Op.90-3 ショパン:ボレロOp.19/夜想曲Op.9-2/練習曲Op.25-12 シューマン:「幻想小曲集Op.12」〜夢のもつれOp.12-7 ズガンバーティ:メヌエット・ヴェッキオOp.18-3 エミール・フォン・ザウアー: ピアノ・ソナタ第1番/即興曲/オルゴール/Espenlaub |
エミール・フォン・ザウアー(P) ウィレム・メンゲルベルク指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウo.(*) | |
| 録音:1940年、アムステルダム&ウィーン。ともにライヴ。 | ||
| フーベルマン〜コンサート&リサイタル録音集 ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲(*)/ ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」より(#) [第1楽章/第2楽章] スメタナ:我が故郷より(+) バッハ:いざ来たれ、異教徒の救い主よ(+) |
ブロニスワフ・フーベルマン(Vn) レオン・バージン指揮 ナショナル・オーケストラル・ アソシエーション(*) イグナーツィ・フリードマン(P;#) ボリス・ルーバキン(P;+) | |
| 録音:1944年(*)/1930年(#)/1942年(+)。おそらく全て初出音源。(*)と(+)はライヴ。(#)は既出のSP録音と同時に行われた未発売(?)の別テイク。 ブックレットには貴重な写真とカール・フレッシュのフーベルマンについてのエッセイを収録。 | ||
| 失われたカイロの伝説〜ティーゲルマン ショパン:ピアノ・ソナタ第3番/舟歌/スケルツォ/他 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番 フランク:交響的練習曲 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番〜第1&第2楽章 |
イグナーツィ・ティーゲルマン(P) | |
| ティーゲルマン(1893-1968)は、ポーランド生まれでレシェティツキに学んだピアニスト。健康的上の問題から1930年代以降エジプトのカイロに腰を落ち着けてしまったためもあって、 一般には全く知られていないが、一説には同門のイグナーツィ・フリードマンと同等かそれ以上の実力をもち、また、ホロヴィッツが、彼自身が唯一かなわないピアニストだと感じた人物であると言う。 彼の商業録音は全く存在しないが、ARBITERレーベルのプロデューサー、アラン・エヴァンズの18年に渡る調査の結果、CD2枚分の放送録音、私的録音が発掘された。 1950年代後半の録音がほとんどで音質的には問題があるが、その頼りない音からでも只者ではない実力が伝わってくる。もっと音質の良い録音が残っていれば、と思わせる正に幻の名ピアニストだ。 | ||
| アドルフ・ブッシュ〜協奏曲ライヴ録音集 ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲(*) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(#) |
アドルフ・ブッシュ(Vn) レオン・バージン指揮 ナショナル管弦楽協会o.(*) ハンス・ミュンシュ指揮 バーゼルso.(#) | |
| 録音:1944年12月10日、ニューヨーク(*)/1951年12月18日、バーゼル(#)。ともにライヴ。 特にブラームスの方はブッシュ引退直前(最後?)のライヴであると言う。また指揮のミュンシュ(ミュンヒ)は、かの有名なシャルル・ミュンシュのいとこであり、録音には恵まれなかったものの、 シュヴァイツァーと共に学んだり、ワインガルトナーからチューリッヒのAllgemeine Musikgesellschaftの監督を引き継いだりと、その才能を発揮した人物のようだ。 戦前にスイスに居を構えてしまったためか国際的に全く知名度は無いが、もっと聞かれてしかるべき指揮者と言えそうである。また、ドヴォルザークで共演しているバージン(1900-1999)は、伴奏指揮者としてその腕を知られ、またイザイにヴィオラを習ったとことも有るという人。何とほぼ20世紀100年間を生き抜いており、いつまで指揮をしていたかは不明ながら、伴奏以外のものを聴いてみたい。 もちろんこのCDの主役はブッシュ。歴史的録音ファンなら必聴と言えるだろう。 | ||
| フェインベルク〜初録音集 バッハ: 半音階的幻想曲とフーガ/ 平均率クラヴィーア曲集第2巻 〜3つの前奏曲とフーガ バッハ(フェインベルク編): 2つのコラール前奏曲/ 協奏曲(ヴィヴァルディによる)〜アレグロ ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 シューマン:「森の情景」より[予言の鳥/狩りの歌] リスト:コンソレーション[第5番/第6番] リャードフ:挽歌 フェインベルグ:組曲Op.11 スタンチンスキー:カノン形式による前奏曲 スクリャービン: マズルカOp.25-7/練習曲Op.42-3/頼りなさOp.51-1 |
サミュエル・フェインベルグ(P) | |
| フェインベルクのCDは、国内ではDMLからモスクワ放送に残されている音源がリリースされているが、今回はレパートリー的にかなりの曲が初CDとなる。 元は1929年から1948年のベルリンとモスクワでの録音で、原盤はポリドールとDolgoigraiushchaya(これはメロディアのことだろうか?)だとのこと。 現在のロシア・ピアノ教育の一つの流派を作った歴史的にも重要な人だけに、ピアノ・ファンなら是非聞いておかなければいけない演奏だ。 | ||
| ホルショフスキ 〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 [第2番/第5番/第9番/第30番] |
ミェチスワフ・ホルショフスキ(P) | |
| 録音:1975年-1977年、ライヴ。初出音源。 第30番以外はホルショフスキの音盤初レパートリーになると思われる。 | ||
| モイセイヴィッチ・イン・リサイタル ショパン:バラード第2番/夜想曲 ト長調/ スケルツォ第2番/前奏曲 ヘ短調/前奏曲 変ロ短調 バッハ(リスト編):幻想曲とフーガ ト短調 シューベルト(リスト編):聞け聞けひばり ショパン(リスト編):私の喜び ワーグナー(リスト編):「タンホイザー」序曲 ストラヴィンスキー:練習曲Op.7-4 モイセイヴィッチのインタビュー |
ベンノ・モイセイヴィッチ(P) | |
| 録音:1954年-1960年。初出音源。 モイセイヴィッチのショパンはスタジオ録音となるとなぜかぱっとしない場合もあるが、PEARLから出ている1961年ライヴにおけるソナタや舟歌などでは、テクニックはすでに少々危ないものの、 その推進力に満ちた演奏は晩年のバックハウスの心意気に通じるものを感じさてくれる。バッハ等初レパートリーも含み、ファンには嬉しい音盤。 | ||
|
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番(*)/ ヴァイオリン・ソナタ第1番(#)/ ヴァイオリン・ソナタ第2番(+) |
ヨーゼフ・シゲティ(Vn) ピエール・フルニエ(Vc;*) アルトゥール・シュナーベル(P) | |
| 録音:1947年8月30日、エディンバラ(*)/1947年9月22日(#)&26日(+)、ロンドン(#/+)。全曲ライヴ。 いずれの楽器においても今世紀前半を代表する巨匠たちによる演奏だが、この3人でのスタジオ録音はほとんどなかったのでは? (+)以外は今回が初出というのもポイント。 | ||
| ギーゼキング遺族私的保管録音集 シューベルト: ピアノ・ソナタ第17番〜ロンド(*)/ ピアノ・ソナタ第13番(*) シューマン:交響的練習曲(*) スカルラッティ:ソナタ L.414(#)/ソナタ L.23(#) バッハ:平均律クラヴィーア曲集〜第3番(+) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番(**) シューマン:子供の情景(##) |
ワルター・ギーゼキング(P) | |
| 録音:1945年1月23日、ベルリン(*)/1924年3月23日(#)/1925年3月20日(+)/1940年〜1942年頃(**)/1940年頃(##)。原盤:放送録音(*)/ホモコード(+)/コロムビア(**/##)。 (##)以外は今回が初発売。音源自体ギーゼキングの遺族(娘さんらしい)が私的に保管していた物を使用しているとのこと。ほとんどがテスト・レコーディングだった物であろう。音質的にはこのレーベルゆえちょっと疑問符がつくが、ピアノ・ファンなら必携だ。 | ||
| レオ・シロタ〜東京告別公演 スカルラッティ(タウジヒ編): パストラル ホ短調/カプリッチョ ホ長調 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調Op.31-3 シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 イ短調D.845 リスト:巡礼の年第2年「イタリア」〜婚礼(*)/ ドン・ジョヴァンニの回想(*) |
レオ・シロタ(P) | |
| 録音:1963年12月3日、日比谷公会堂/1955年3月20日、放送録音(*)。 日本の音楽教育に貢献したレオ・シロタ(1885-1965)の未発表音源の登場。彼が弟子たちの要請により17年ぶりに来日た折に開いた日本での最後のリサイタルを中心に、リストの放送録音や彼のインタビュー(1960年、自宅にて)を収録。彼のCDは今ひとつポピュラーな物が無かったから、このCDの発売はピアノ・ファンにとって非常に嬉しい物と言えるだろう。ギーゼキングのアイテム(ARB-122)同様、音源提供は娘さんらしい。 | ||
| ポール・ジェイコブス〜ノンサッチ録音集 ブゾーニ:対位法習得のための6つの簡潔な小品 ストラヴィンスキー:4つの練習曲 バルトーク:3つの練習曲Sz.72 メシアン:4つのリズムの練習曲 ブゾーニ:6つのソナチネ バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲集 ブラームス(ブゾーニ編):コラール前奏曲集 |
ポール・ジェイコブス(P) | |
| 録音:1976年〜1979年。原盤:NONESUCH。 20世紀作品の解釈に定評があったポール・ジェイコブス。彼は1983年に53才の若さでなくなり、その後は忘れられた存在となっていたが、アルビターが彼のNONESUCH録音を初CD復刻。その奇才ぶりが存分にあらわれたCDとなった。 | ||
| シャリアピン・エディション Vol.1(1902-1908) | フョードル・ シャリアピン(B) | |
| シャリアピン・エディション Vol.2(1908-1911) | フョードル・ シャリアピン(B) | |
| シャリアピン・エディション Vol.3(1911-1913) | フョードル・ シャリアピン(B) | |
| 以上、29歳から40歳までのシャリアピンの録音を復刻。未発表音源も含む。 | ||
| モリーニ、フランチェスカッティ〜未発表録音集 タルティーニ:ソナタ「悪魔のトリル」(*) タルティーニ/クライスラー編曲:コレッリ変奏曲(*) ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 Op.30 No.3(*) プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.94a(*) ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 Op.3 No.11(+) バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲(+) |
エリカ・モリーニ(Vn) レオン・ボンマーズ(P;*) ジノ・フランチェスカッティ(Vn;+) フレデリク・ワルトマン指揮(+) ムジカ・エテルナo.(+) | |
| 1962年3月9日(*)、1957年2月25-26日(+)、ニューヨーク(*)(+)。 | ||
| パッハマン〜歴史的録音集 1907-1927 ショパン: 4つの夜想曲/ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64 No.2 4つのマズルカ/即興曲第1番変イ長調 Op.29/4つの練習曲 バラード第3番変イ長調 Op.47〜後半/2つの前奏曲 メンデルスゾーン:前奏曲第1番ホ短調 Op.35 No.1/2つの無言歌 ラフ:糸を紡ぐ女 Op.157 No.2 シューマン:ノヴェレッテ第1番ヘ長調 Op.21 No.1 ブラームス:カプリッチョ嬰ハ短調 Op.76 No.5 リスト:ポロネーズ第2番ホ長調 |
ヴラディーミル・パッハマン(P) | |
| 録音:1907-1927年。伝説の名ピアニスト、パッハマンの歴史的録音が登場。パッハマンは19世紀から20世紀にかけて活躍したロシアのピアニストで、繊細な感覚を持った主観性の強い演奏で一世を風靡し、特にショパンには定評があった。今回のアルバムにはショパンの「別れの曲」、マズルカ第24番と第47番の3曲の未発表録音を収録。最新技術によって音質も飛躍的に向上しているとのこと。CD復刻自体が久々ということもあり、期待は大きい。 | ||
| ポール・ジェイコブス〜ピアノ・リサイタル ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53「ヴァルトシュタイン」 ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10 No.3 ブゾーニ:前奏曲、フーガとフーガ・フィグラータ ファリャ:アンダルシア幻想曲 ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット/ 高雅にして感傷的なワルツ シャンボニエール:シャコンヌ(チェンバロのための) |
ポール・ジェイコブス(P) | |
| 録音:1972年-1978年。ジェイコブスの演奏は、少し前に当レーベルからNONSUCH録音集が発売され、ピアノ・ファンには話題となったが(ARB-124, 2CDs)、今回はライヴ音源の登場。案内に記載はないが、多分初発売であろう。これまでの録音にはなかったレパートリーを取り上げた3つの演奏会の録音を中心に収録しており、スタジオ録音とはまた違った、聴衆を前にしての彼の奔放で発想豊かな演奏が聴かれる。 | ||
| ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番 ト長調Op.66(*) ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調Op.111(#) |
ピエトロ・スカルピー二(P) ヴィルヘルム・ フルトヴェングラー指揮 ローマRAIso.(*) | |
| 録音:1952年1月19日(*)/1961年3月13日(#)。(#)は初出となる物。(*)は一時AS DISCからCD化されていたが、現在ではほぼ入手不可能で待望の復活。 ピエトロ・スカルピーニ(1911-1997)はフルトヴェングラーとのこの共演でのみ一般には知られているが、第2次世界大戦後のイタリア・ピアノ界の指導的立場にあったピアニストで、ヨーロッパを中心にアメリカでも演奏活動を展開、フルトヴェングラーやセルなどの名指揮者と共演、パッハから現代音楽まできわめて幅広いレパートリーを誇っていた。今回はベートーヴェンの2作品が収録されており、フルトヴェングラー・ファンなら必ず入手したい(*)に合せ、独奏の(#)が収録されていることにより、この知られざるピアニストの全貌を垣間見ることのできる魅力的なアイテムとなっている。 | ||
| シャリアピン・エディション Vol.4 (1913-1921) グリンカ:「イワン・スサーニン」より 他、リャプノフ、ルビンシュテイン、チャイコフスキー、 リムスキー=コルサコフ、マラシキン、ラフマニノフ、 ブラームス、シューベルト、グリーグ、の作品、 ロシア民謡 等 |
フョードル・シャリアピン(B) | |
| ヴラディーミル・グルヴィーク氏のコレクションの基づくシャリアピン・エディションの第4弾。シャリアピンが40歳になった1913年と翌14年、 および第一次大戦の期間を挟んで1921年に録音された音源(非公式、未発表音源を数多く含む)を、Sonic Depth Technologyによるリマスターで収録。 | ||
| ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14a(*) ラヴェル:スペイン狂詩曲(+) |
ブルーノ・ワルター指揮 NBCso. | |
| 録音:1939年4月1日(*)/1940年2月24日(+)、(*/+)ニューヨーク。(*)初出、(+)初CD化。(*)は評論家の平林直哉氏が主宰するSERENADEレーベルから一足先にCD-R盤で発売されていた物。 ワルターは若い頃パリに住んでいたこともあってあか、フランス音楽もたびたび取り上げてていたが、なかでも「幻想交響曲」には思い入れがあったようで、パリ音楽院o.とのSP録音(1939年)、 NYPとのライヴ録音(1954年)が知られている。(*)は放送音源で、パリ音楽院o.盤と同年だが、オケがNBCということで個性の違いが楽しめよう。 (+)はワルターの同曲の録音として公式に知られている唯一のもので、以前日本ブルーノ・ワルター協会の頒布LPとして制作されたことがある。 | ||
| ブゾーニ・アンド・ヒズ・レガシー J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調BWV.846(*) バッハ(ブゾーニ編):喜べ、愛する信者よ(*) ベートーヴェン(ブゾーニ編):エコセーズ集(*) ショパン: 前奏曲 イ長調 Op.28-7(*)/ 練習曲 変ト長調Op.10-5(2種の録音)(*/#)/ 練習曲 ホ短調 Op.25-5(*)/夜想曲 嬰へ長調Op.15-2(*) リスト: ハンガリー狂詩曲 第13番(+)/エステ荘の噴水(+)/ ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」(+)/死の舞踏(**)/ ブゾーニ:ピアノ協奏曲〜第4楽章(##) |
フェルッチョ・ブゾーニ(P;*/#) ロザモンド・レイ(P;+) エゴン・ペトリ(P;**/##) ハンス・ロスバウト指揮 フランクフルト放送so.(**/##) | |
| 録音:1919年11月、ロンドン(#)/1922年2月27日、ロンドン(*)/1942年〜1943年、ロンドン(+)/1936年、ライヴ(**)/1932年、ライヴ(##)。 ブゾーニと二人の弟子の歴史的録音集。(*)はブゾーニの死の2年前にロンドンで収録された一連のアコースティック録音のすべてを復刻したもの。(#)はその更に2年ほど前の録音で、 これら2回の録音が、ブゾーニの残した全ての録音(ピアノ・ロール録音を除く)とされる。なお、以上はPEARLからも出ている。 そして、今回の最大の聞き物はそれ以降の曲。まず、(+)のロザモンド・レイはブゾーニの高弟だったイギリス人ピアニストで、この音源は1942年から43年にかけて行われたプライヴェート録音。 この人の演奏がCD復刻されるのは、今回が初であろう。もちろん今回の3曲は世界初出。 さらに、ブゾーニの弟子として、ピアノ・ファンなら知らぬ者のいないペトリの弾く初出音源が2曲、 なんと第4楽章だけとはいえ、師匠ブゾーニのピアノ協奏曲の音源があったとは! 彼の録音は、PEARLから3分売でCDが出ていたりと、意外と残されているのだが、この曲はもちろん初めて。 全曲として世界初録音だったオグドン盤の30年も前の録音ということもあり、どのような演奏か興味は尽きない。残念ながら(**)の冒頭が約3分間欠落するなど、「全曲」を聴くことができないのは残念だが、 代理店によると「音質は良好」とのことで、ピアノ・ファンなら必ず聞いて置きたい音源と言えるだろう。 | ||
| アンドレ・マルシャル〜初期録音集 ブクステフーデ:前奏曲とフーガ 嬰へ短調 J.S.バッハ: コラール前奏曲 「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」BWV.631a/ コラール前奏曲 「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622/ コラール前奏曲 「イエス・キリストよ、汝はたたえられよ」BWV.604/ パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582/ コラール前奏曲「イエス、わが喜び」BWV.753 カベソン:ティエント(*) トマス・デ・サンタ・マリア(1510/20-1570): Harmonisation d'une melodie(*) フランチェスコ・ランディーニ(1325頃-1397): この無垢なる人(*) パレストリーナ:リチェルカーレ(*) ブロウ:トッカータ ニ短調 パーセル:トランペット・チューンとエア スヴェーリンク: わが青春はすでに過ぎ去り/ おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け/ デモンストレーション「オルガンの遊び」(*) ヴィエルヌ:即興曲 |
アンドレ・マルシャル(Org) | |
| 録音:1936年(*)/1948年、共にパリ。原盤:PATHE/LUMEN/AS。全て世界初出音源とのこと。 20世紀フランスを代表する大オルガニスト、アンドレ・マルシャル(1894-1980)の初期録音集。音質も非常に良好という。 | ||
| デイヴィッド・ボーデン(1938-): コンティニューイング・ストーリー・ オブ・カウンターポイント(Part1&Part3)/ C-A-G-E PartIII |
マザー・モラーズ・ ポータブル・ マスターピース・カンパニー | |
| 録音:1976年&1977年。全て初出音源。 輸入元担当者曰く「おもいっきりテクノ!」。モーグ・シンセサイザーの全盛期に活躍した伝説的なシンセサイザー・プログレッシブ・ロック・バンド、マザー・モラーズ・ポータブル・マスターピース・ カンパニーの未発表録音。デイヴィッド・ボーデンはマザー・モラーズのメンバーの一人で、作品はプリミティヴなミニマル・ミュージック。ジャケットのセンスもなかなか。 | ||
| レオ・シロタ〜ショパン・リサイタル ショパン: 夜想曲第17番 ロ長調Op.62 No.1/ スケルツォ第1番 ロ短調Op.20/ バラード 第4番 ヘ短調Op.52/ ワルツ第12番 ヘ短調Op.70 No.2/ 幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66/ 葬送行進曲 ハ短調Op.72 No.2/ 練習曲第9番 ヘ短調Op.10 No.9/ 練習曲同第10番 変イ長調Op.10 No.10 アンダンテ・スピアナートと 華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22/ マズルカ イ短調(遺作)/ 夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)/ 幻想曲 ヘ短調Op.49 |
レオ・シロタ(P) | |
| 録音:1952年〜1963年。放送音源。初出。 東京音楽学校(現・東京芸大)のピアノ科の教授として、日本の洋楽草創期に多大な貢献をしたブゾーニ直系のピアニスト、レオ・シロタ(1885-1965)のショパン。 | ||
| ワルター、初出音源集 Vol.2 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543(*) ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番Op.72a(*) モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調K.218(#) ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調Op.21(+) |
ブロニスラフ・ フーベルマン(Vn;#) ブルーノ・ワルター指揮 NYP(*/#)、NBCso.(+) | |
| 録音:1946年5月26日(*/#)/1939年3月25日(+)、ライヴ。モノラル。(*)と(#)は今回初出となる音源。(+)のみ過去Eklipseよりリリースされたことがあるが、現在では入手不能。 ワルター&NBC響による幻想交響曲(ARB-133)発売から丁度一年、1939年のライヴ録音にもかかわらず、好条件のもと雄弁な演奏を蘇らせ熱い支持を受けたArbiterより、再びワルターの初出音源が登場。 初出ではない(+)も、「音質の良さ」が話題になるのではと代理店が案内しており、これは期待できる。(#)はMUSIC AND ARTSから1945年12月16日の同じ顔合わせに拠る演奏が出ているが無論別の録音で、 Arbiter社長アラン・エヴァンス氏は「演奏内容が断然よい」と言っているという。 そして十八番中の十八番「交響曲39番」はまさに聴き物。トータル79分31秒と長時間収録。 | ||
| ヴィオラを弾くヒンデミット モーツァルト: 弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428 バルトーク:弦楽四重奏曲第2番Op.17 ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調「セリオーソ」Op.95 |
アマール・ヒンデミットSQ | |
| 録音:1926年。初CD化。 作曲家ヒンデミットがヴィオラを担当していたことでも知られるアマール・ヒンデミット四重奏団。古典から現代までの幅広いレパートリーを誇ると同時に、 ヒンデミットの作曲家ならではの洞察力がカルテットを牽引し、1920年代に同時代の音楽を数多く初演した。バルトークの第2番はこの演奏が世界初録音であった。 | ||
| 伝説の指揮者たち R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20(*) チャイコフスキー: 交響曲第6番 ロ短調Op.74 「悲愴」〜 第1楽章(一部)(+) ワーグナー: 楽劇「ワルキューレ」〜魔の炎の音楽(#) ベルリオーズ: 歌劇「トロイ人」〜トロイ人の行進(**) ベートーヴェン: 交響曲第3番 変ホ長調Op.55 「英雄」(++) |
リヒャルト・シュトラウス指揮(*) フェリクス・ ワインガルトナー指揮(+/#/**) オスカー・フリート指揮(++) ベルリン国立歌劇場o.(*/++) コロムビアso.(+/#) パリ音楽院o.(**) | |
| 1914年(+/#)/1924年(++)/1929年(*)/1939年(**)。(+)(#)(++)は初CD化。 往年の大指揮者たちの戦前の演奏を復刻。音質はいずれも良好で、とりわけ(*)は名演・名録音といえる。 | ||
| パハマンの真髄 ショパン: 夜想曲第2番 変ホ長調Op.9 No.2/ 夜想曲第9番 ロ長調Op.32 No.1/ 前奏曲第22番 ト短調Op.28 No.22/ 前奏曲第23番 ヘ長調Op.28 No.23/ マズルカ第31番 変イ長調Op.50 No.2/ 前奏曲第6番 ロ短調Op.28 No.6/ 前奏曲第3番 ト長調Op.28 No.3/ マズルカ第41番 嬰ハ短調Op.63 No.3/ マズルカ第45番 イ短調Op.67 No.4/ 舟歌 嬰へ長調Op.60/ 葬送行進曲 ハ短調Op.72 No.2/ ワルツ第11番 変ト長調Op.70 No.1/ 練習曲第1番 ハ長調Op.10 No.1(*)/ 練習曲第14番 ヘ短調Op.25 No.2(*)/ 前奏曲第20番 ハ短調Op.28-20(*)/ 夜想曲第15番 ヘ短調Op.55 No.1(*)/ バラード第3番 変イ長調Op.47〜前半のみ(*)/ ソナタ第3番 ロ短調Op.58〜スケルツォ/ 即興曲第2番 嬰へ長調Op.36/ マズルカ 第25番 ロ短調Op.33 No.4/ マズルカ 第42番 ト長調Op.67 No.1 リスト: リゴレット・パラフレーズ/ 愛の夢 第3番 変イ長調/華麗なマズルカ(*) メンデルスゾーン: ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14/ 春の歌Op.62 No.6 シューマン: 森の情景Op.82〜予言の鳥/ 幻想小曲集Op.12〜気まぐれ |
ウラディーミル・ド・パハマン(P) | |
| 録音:1907-1927年。(*)は今回が初出となる1912年の貴重な未発表録音。 伝説的な大ピアニスト、パハマンの名人技をたっぷりと味わえるアルバム。いずれもSPからの復刻だが、盛大な針音の向こうから、瑞々しいタッチと表情に富んだ音楽がくっきりと聴こえてくる。 | ||
| シャリアピン・エディション Vol.5〜 アメリカ&イギリス録音(1921-1923) シューマン:二人の擲弾兵(*) ケーネマン:王が戦場に赴いた時(*) グリンカ:真夜中の閲兵(*) ベートーヴェン:この暗い墓場で(*) ムソルグスキー: トレパーク(*)/ 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜 [カザンの街で(ヴァルラームの歌)(+)/ わが子よ、さらば(ボリスの別れ)(+) ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」〜 かげ口はそよ風のように(+) ナドソン:夢(+) ヴェルディ: 歌劇「ドン・カルロ」〜ひとりさびしく眠ろう(+) ケーネマン:王が戦場に赴いた時(#) リムスキー=コルサコフ:歌劇「サトコ」〜 ひどく険しい岩山に向かって(商人の歌)(**) ロシア民謡:ヴォルガの舟歌(**) ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜 汝、主なる父よ(ピーメンのモノローグ)(**) ヴェルディ: 歌劇「ドン・カルロ」〜ひとりさびしく眠ろう(++) ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」〜 ああ、再び見るなつかしい眺め(++) ボーイト:歌劇「メフィストーフェレ」〜 ごきげんよう、主よ(プロローグ)(++) ロシア民謡:やあ、ワーニカ(##) ボロディン:歌劇「イーゴリ公」〜 公よ、お楽しみか(ガリツキー公の歌)(++) ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜 私は最高の権力を(***) |
フョードル・シャリアピン(B) パーシー・ピット指揮(*) ジョセフ・パスターナック指揮(+/++) ジョージ・W.ビング指揮(#/**) ユージン・グーセンス指揮(***) o.(##以外) | |
| 録音:1921年10月、ヘイズ(*)/1922年1月、ニューヨーク(+)/1922年9月、ヘイズ(#)/1922年10月、ヘイズ(**)/1922年11月、キャムデン(++/##)/1923年6月、ヘイズ(***)。 ヴラディーミル・グルヴィチ氏のコレクションによるシャリアピンの全録音シリーズ。当盤は1920年から1923年にかけて英国とアメリカで録音された音源(ビクターによるアコースティック録音)を集成。「夢」と「ひとりさびしく眠ろう」は未発表音源。 | ||
| 砂漠の中のバルトーク〜イレーン・マリクの芸術 リスト: 詩的で宗教的な調べ〜孤独のなかの神の祝福/ 幻影 第1番/ 巡礼の年 第1年「スイス」〜[オーベルマンの谷/子守歌]/ 超絶技巧練習曲集〜夕べの調べ/ 巡礼の年 第1年〜エステ荘の噴水 コダーイ:マロシュセーク舞曲 バルトーク: 民謡の旋律による3つのロンド Sz.84〜第1曲/ ピアノのための組曲 Op.14(Sz.62)/ アレグロ・バルバロ Sz.49/ ミクロコスモス 第6巻〜第140-144,147番 ブラームス:幻想曲 Op.116 No.2 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109 J.S.バッハ:シンフォニア ニ短調 ドビュッシー:映像 第2集[葉ずえを渡る鐘の音/ そして月は荒れた寺院に落ちる、金色の魚]/ 前奏曲集第2巻〜交代する三度 ラヴェル:「鏡」〜鐘の谷 ショパン:練習曲 Op.25 No.1 シューベルト:即興曲 Op.90 No.2 ハイドン: ピアノ・ソナタ第49番〜アレグロ・ノン・トロッポ リュリ:クーラント バルトーク: ルーマニア民俗舞曲 Sz.56/ 10の易しい小品〜トランシルヴァニアの夕べ Sz.39 No.5 |
イレーン・マリク(P) | |
| 録音:1950年代-1983年。Vol.2:ARB-149。 イレーン・マリクは1905年ブダペスト生まれ。ロンドンで華々しいデビューを飾り輝かしい未来を約束されたが、第二次世界大戦による母国への爆撃、占領によりそのキャリアを中断。1946年よりアメリカに移り住んだ女流ピアニストである。 Arbiter社社長、アラン・エヴァンスがニューヨークの小さなレコード・ショップで彼女のレコードに出会いその音楽に衝撃を受け、捜索を決意したのは1978年のことであった。しかし、情報は途切れがちで、彼女が生きているかどうかすらわからない状態が4年も続いた。1982年のある日、カーネギー・ホール裏のレコード店で未開封のマリクのLPが発見されたが、なんとこのレコードには、1974年に小説家イヴリン・イートンがニューヨーク・タイムズ紙の音楽担当評論家へ宛てた手紙が挟まっていた。その手紙にはマリクの素晴しさが切々とつづられていた。もしこの手紙が、このレコードが開封されていたならば、イレーン・マリクは世界中に知らない人のいない巨匠となっていたかも知れない。ともかく、この手紙はマリクを探し出す糸口となった。彼女は人口1000人の砂漠の町に住み、ピアノを弾き続けていたのである。 アラン・エヴァンスはカリフォルニアの小さな町を訪ね、念願の面会を果たした。そして彼女のピアノを聴き、さまざまな物語に触れた。マリクは晩年のバルトークに師事しており、その時のことを彼女自身がこう回想している。「彼からはモーツァルト、バッハやベートーヴェンを習ったわ。彼の自作もいくつか弾いたけど、バルトーク先生は『素晴しい!私自身の作品にこれ以上時間をかける必要はない』とおっしゃったの。」 こうした語らいは、残念ながら1986年、彼女の死によって永遠に鎖されてしまったが、それが全ての終わりではなかった。なんと彼女は1000時間に及ぶテープを残していたのである。その中には、もちろんドラコ、ゾデイアックといった正規録音から、練習のため録音したものを友人がゴミ箱から拾い集めたものまで含まれているそうだ。ブックレットにはその曲目リストも記載されている。 有り余るほどの才能を持ちながら、知られざるピアニストとして砂漠の町で亡くなった彼女は果たして不運だったのであろうか? 少なくとも彼女の音楽を残された我々は幸運であった。忘れ去られるべく忘れられるものが大量に存在するこの世界で、彼女が忘れられるべきではない運命をもったピアニストであることに間違いない。 通常の約1.5枚分という特別価格。 | ||
| マドレーヌ・ド・ヴァルマレート モーツァルト:幻想曲/ニ短調 K.397/ ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576 ラヴェル:クープランの墓/水の戯れ アリャビエフ/リスト編曲:アロエッテ ムソルグスキー:ゴパック プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジへの恋」〜行進曲 ラフマニノフ:舟歌 Op.10 No.3 リスト:ハンガリー狂詩曲 Op.11 ドビュッシー:前奏曲集第2巻〜花火 ファリャ:火祭りの踊り フォーレ:夜想曲 Op.36/即興曲 Op.31 |
マドレーヌ・ド・ヴァルマレート(P) | |
| 録音:1928-1992年。 イレーン・マリク「砂漠の中のバルトーク」(ARB-143)に続き、20世紀の忘れ去られたピアニストを発掘する非常に興味深いアービター社の試み。 1899年生まれのマドレーヌ・ド・ヴァルマレートの才能を発掘したのは、なんとサン=サーンス。彼女は神童として知られ、ラヴェル、コルトーなどにはすでに成熟したアーティストとして彼らと同等に扱われた。フランス革命によって廃止されたとはいえ、さまざまな文化や伝統を継承するという重要な役割を担い、今尚尊敬を集めるフランス貴族の血流。マドレーヌはこうした中でも非常に高貴な家柄に生まれた。金銭的な財産は二度の戦争によってもろくも失われたが、1999年に没するまで彼女の生涯を貫く高尚でありながらおおらかな精神性は、まさに貴族と呼ぶにふさわしいものであった。 しかし、名声を追い求めぬノーブルならではの天真爛漫さが、彼女を知られざるピアニストに留め置いてしまったこともまた事実であった。録音は極めて少なく、なにより、アメリカでの演奏会活動を全く行わなかったマドレーヌ。しかし、近しい人々にはどこまでも愛され、100年に及ぶ人生をめいっぱいピアニストとして生きた。ブックレットに掲載された近影はやはり高貴であり、どこまでも幸福に満ち溢れているように見える。 1928年の「クープランの墓」の世界初録音から、90代にして収録したモーツァルト(初出)までを含んだ興味深い一枚である。 | ||
| ホルショフスキ〜シューベルト・リサイタル J.S.バッハ:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052(*) シューベルト:楽興の時 D.780(+)/ 即興曲集 D.935 (4番は不完全)(+)/ ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960(+) モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491(#) |
ミェチスワフ・ホルショフスキ(P) フレデリック・ワルトマン指揮 ムジカ・エテルナ(*) アレクサンダー・シュナイダー指揮 祝祭o.(#) | |
| 録音:1967年12月16日(*)/1966年11月21日(+)/1968年5月29日、ステレオ(#)。すべて初出音源。 90歳を過ぎて尚、精力的な演奏活動を続けていたことで知られるホルショフスキ。これは人間としての肉体的限界から考えると不可能ともいえることで、彼が90年にも及ぶ音楽家人生の中で、いかに「心の耳」を鍛え上げてきたかを物語っている。この鍛錬はホルショフスキひとりで成し得たものではなく、カザルス、トスカニーニを筆頭に多くの盟友たちがあってのこと。こういう部分もまたこのピアニストの大きな魅力であるといえる。実際、ホルショフスキのバッハのフレージングにはカザルスの「無伴奏」の影響が色濃く現れているともいわれ、20世紀の音楽文化すべてを体得しそれらを演奏に反映させていたという意味で、彼の存在は大変な重要性を持っている。 今回のメインとなるシューベルト・リサイタルは、75歳とすでに一般的には高齢ではあるものの、ホルショフスキの最も充実した期間に行われたソロ・コンサート。このリサイタルのほんの一週間前には、グリュミオーとのソナタ・リサイタルもこなしており、室内楽も含め、氏の最盛期にあたるピアニズムを聴くことができる。氏の貴重な幼少期(13歳頃)の写真がジャケットに使われており、ブックレット内にも数点、同様の希少写真が掲載されている。 | ||
| サムイル・フェインベルク〜in sound and thoght J.S.バッハ::幻想曲とフーガ イ短調 BWV.904(*) スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op.53(+) ラフマニノフ:前奏曲 Op.23 Nos.-1,3,7,8 同:練習曲集「音の絵」 Op.39〜第9曲 リスト:コンソレーション第1番/同第2番 ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52 J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542「大フーガ」 同:シンフォニア第12番 イ長調 BWV.798 同/フェインベルク編曲:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.533 同:トッカータ ニ長調 BWV.912(*) |
サムイル・フェインベルク(P) | |
| 録音:1948-1962年、モスクワ、一部ステレオ/1948年、ライヴ(+)。 印象的な復刻ものをリリースするアメリカのレーベルARBITERより、世界初ステレオ録音のJ.S.バッハ作品(*)を含む、1948年から1962年にかけての貴重な録音が復刻された。J.S.バッハの「幻想曲とフーガ」は安定した美しい録音で、フェインベルクの端整なピアニズムを堪能することができる。古めかしい音がするスクリャービンのピアノ・ソナタ第5番(1948年録音)は、フェインベルグの超絶技巧が冴えわたる卓越した技巧を収めたライヴ録音で、コンサート会場の熱い雰囲気が伝わってくる。また、ショパンのバラード第4番では、けだるくたゆたうようなフレージングが味わい深く郷愁を誘う(途中、びっくりするようなスクラッチノイズがボツボツとあるが、これも一興)。とりわけ、フェインベルクが弾くバッハには深い慈愛と感動があり、聴いているうちに音楽に引き込まれる。 | ||
| オイゲン・ダルベール〜 コンプリート・スタジオ・レコーディング 1910-1928 [オデオン・レコーディング 1910-1912(ベヒシュタイン)] シューベルト:軍隊行進曲 ブラームス:カプリッチョ ハ短調 Op.76 No.2 ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op.53/ワルツ 変イ長調 Op.42 ダルベール:組曲 Op.1〜ガヴォット&メヌエット ウェーバー:舞踏への勧誘 ショパン:練習曲 ヘ短調 Op.25 No.2/同 変ト長調 Op.25 No.9 リスト:泉のほとりで ベートーヴェン:エコセーズ ダルベール:スケルツォ 嬰ヘ長調 Op.16 No.2 [グラモフォン・レコーディング 1918-1922(スタインウェイ)] ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリ Wo.O57/バガテル Op.129/ 同:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」〜ロンド/同第18番〜スケルツォ ショパン:ワルツ 嬰ハ短調 Op.64- No.2/練習曲 変ト長調 Op.25 No.9 ダルベール:カプリオーレン Op.32 No.2 ドビュッシー:雨の庭 バックス:地中海 グーセンス:ザ・パンチ・アンド・ジュディ・ショウ ショパン:舟歌/ポロネーズ 変イ長調 Op.53 [グラモフォン・レコーディング 1916-1922] ショパン:夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15 No.2/ワルツ 変イ長調 Op.42 シューベルト:即興曲 ヘ短調 Op.142 No.4 モーツァルト:トルコ行進曲 リスト:泉のほとりで シューベルト:即興曲 変ロ長調 Op.142 No.3 ベートーヴェン:エコセーズ ダルベール:組曲 Op.1〜[ガヴォット&メヌエット/死んだ目]/ 同:スケルツォ 嬰ヘ長調 Op.16 No.2 [ドイツ・ヴォックス・レコーディング 1923(スタインウェイ)] ショパン:練習曲 変ト長調 Op.25 No.9/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64 No.2 ボッケリーニ:メヌエット ダルベール:組曲 Op.1〜[ガヴォット&メヌエット] ザウアー:音楽時計 カレーノ:小ワルツ [ドイツ・オデオン・レコーディング 1923年10月13日] モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.296〜アンダンテ・ソステヌート ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」Op.24 アンドレアス・ワイスゲルバー(Vn) [パーロフォン・レコーディング 1928] ダルベール:歌劇「低地地方」から(*) ゴッセルフ・ピスター(T) ベルリン・シュターツカペレ [別テイク] モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.296〜アンダンテ・ソステヌート シューベルト:軍隊行進曲 ウェーバー:舞踏への勧誘 オイゲン・ダルベール(P)指揮(*) | ||
| フランス人の父を持ち、スコットランドに生まれドイツに移り住んだダルベール。彼は現在どちらかというと作曲家として知られているかもしれないが、彼が大変なピアノの名手であったのも事実。そのダルベールのスタジオ録音のすべてが、2枚のCDとなって登場。もちろん1910年という恐ろしく古い録音ゆえ、ノイズの中でこっそり音楽がなるという状況なのはいたしかたないが、じっと耳を澄ませば、そこに驚くべきヴィルトゥオジティを聴くことができる。また、2トラックだけではあるが、彼の指揮による自作自演も含まれている。 | ||
| アルノルト・ロゼー〜First Violin of Vienna サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン [1909.10.4] ナルディーニ:ラルゲット、ロンド[1910.11.7] ショパン:ピアノ協奏曲第1番 Op.11〜ロマンツァ/ 夜想曲 Op.9 No.2[1910.11.7] サラサーテ:スペインの踊り[1909.5] スヴェンセン:ロマンス[1909.5] ポッパー:夜想曲[1909.10] エルンスト:オテロ・ファンタジー[1909.10] ケルビーニ:弦楽四重奏曲第1番よりスケルツォ[1923-1925] ボッケリーニ:五重奏曲よりメヌエット[1923-1925](*) J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのための ソナタ第1番〜アダージョ[1929.5.29] ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 Op.130〜alla danza tedesca[1923-1925](*) モーツァルト:弦楽四重奏曲 K.465〜メヌエット[1923-1925](*) ベートーヴェン:ロマンス Op.50[1909.5](*) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲〜アンダンテ[1910.11.7] ゴールドマルク: ヴァイオリン協奏曲〜アレグロ・モデラート[1910.11.7] シモネッティ:マドリガル[1909.10.4] ヴィエニャフスキ:ポロネーズ[1909.10.4] ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 Op.18 No.4〜アレグロ[1928.4.3](*) J.S.バッハ:G線上のアリア[1928.4.3](*) ベートーヴェン:「アテネの廃墟」序曲[1936.5.23](+) |
アルノルト・ロゼー(Vn)指揮(+) ロゼーSQ(*) VPO(+) | |
| 録音:1909-1936年、ウィーン。 マーラーの妹ユスティーネを妻とし、マーラー指揮下の1881年からナチスによって追放される1938年までウィーン・フィル(ウィーン宮廷歌劇場)のコンサートマスターを務めたアルノルト・ロゼー。現在、ロゼー四重奏団を率いての室内楽が稀に録音として入手できるのみで、名前は知っていても実際の演奏を聴いたことがある人は限られているのではないだろうか。彼の娘アルマ(やはりヴァイオリニスト)は、アウシュヴィツで少女だけのオーケストラを創設指揮し、多くの人命を救ったことでも知られている。 これは、ロゼーの1900年代初頭のソロを多く含むレコーディングを集めた、大変貴重な音源がつまったアルバムである。純粋にヴァイオリン奏法として、現代とはかなり違ったスタイルが確立されていた時代の演奏を聴くに、これほど適当なヴァイオリニストも無いかもしれない。ソロに加えロゼー四重奏団の演奏、そして、ボーナス・トラックという訳ではないが、なんと彼がウィーンフィルを振った「アテネの廃墟」も収録(ムジークフェラインザール)。 | ||
| イレーン・マリク Vol.2〜バッハからバルトークまで Recordings 1955-1983 J.S.バッハ:オルガンのための前奏曲 ト短調 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第14番/ピアノ・ソナタ第32番 ラヴェル:水の戯れ/ソナチネ/「鏡」〜悲しい鳥たち クープラン:オード XXVI ショパン:夜想曲Op.9-1 スクリャービン:練習曲Op.2-1 バルトーク: 15のハンガリー農民の歌/ミクロコスモス(抜粋)/ 子供のために/バガテル/スケッチ集 J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア/ フランス組曲第5番 スカルラッティ:2つのソナタ リスト:コンソレーション |
イレーン・マリク(P) | |
| 2005年に発売となった第1弾「砂漠の中のバルトーク」(ARB-143)で、その数奇な運命と驚愕のピアニズムが注目されたイレーン・マリク。その際にも、1000時間にものぼる未発表録音が残されている旨ご紹介したが、あれから一年、初出音源をさらに含む待望の第2弾が発売となる。 バルトークの直弟子であったマリクだが、今回はそのバルトーク作品もたっぷり収録しつつ、バッハ、クープランからラヴェルまで、非常に幅広い地域年代の作曲家の作品が収められている。「ハンガリー農民の歌」と「ミクロコスモス」の一部は、過去ゾディアックからLPとしてリリースされたことがある音源だが、それ以外は全編初出。もちろんゾディアック音源も盤おこしではなく、オリジナル・マスターテープが使用されての復刻。前作もそうだったが、「忘れ去られたピアニスト」の音源といっても、どれも非常に聴きやすい音で、彼女の類稀な才能を今に知るには十分なクオリティが保たれている。 | ||
| ビニェスの初出音源あり、 フランス・ピアノ伝統の創始者たち 1903-1939 ショパン:練習曲(7曲)(*) グルック:ガヴォット(*) ベルリオーズ:セレナード(*) ボッケリーニ:メヌエット(*) メンデルスゾーン:スケルツォ(*)/無言歌(4曲)(*) シューマン:ロマンツァ(2曲)(*) シューマン(ドビュッシー編):泉のほとりで(*) サン=サーンス:アフリカ(#) ショパン:夜想曲 Op.27-2(+) メンデルスゾーン:無言歌(+) サン=サーンス: 2台ピアノのためのスケルツォ Op.87(**) シャブリエ:牧歌(##)/木陰で(##) ドビュッシー: 仮面(##)/ラモーを讃えて(++) 練習曲(対比的な響きのための)(++) |
フランシス・プランテ(P;*) カミーユ・サン=サーンス(P;#) ルイ・ディエメ(P;+) イシドール・フィリップ、 マルセル・エルンシュミト(P;**) ラザール・レヴィ(P;##) リカルド・ビニェス(P;++) | |
| (++)は初出音源。レコーディング創成期のピアノ録音に並々ならぬこだわりと実績を示してきた Arbiter よりまたしても注目盤が登場。今回はプランテ(1839-1934)、サン=サーンス(1835-1921)、ディエメ(1843-1919)、フィリップ(1863-1958)、レヴィ(1882-1964)、ビニェス(1875-1943)という、フランスで活躍した6人の大ピアニストによる貴重な初期音源を集めたアルバム。その芸術性は言うまでもなく今日でも高く評価されており、SP などの原盤を入手しようとするのは大変に困難。しかもビニェスの2曲は初出音源で、いかに貴重な音源集であるかおわかり頂けるだろう。彼らの演奏の持つ「香り」のようなものは他に比例無く、また、現代ピアノ演奏界において活躍しているのは彼らの孫弟子、さらに曾孫弟子が多い。脈々と受け継がれるフランス・ピアノ伝統の響きに触れられる意義深いリリース。 | ||
| モリーニ、フィルクシュニー〜 ソナタ・リサイタル モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.481(*) ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.30 No.2(*) 2人のインタビュー(*) ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108(#) モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.296 〜アンダンテ・ソステヌート(#) ブラームス/ヨアヒム編: ハンガリー舞曲第8番 イ短調(+) |
エリカ・モリーニ(Vn;*/#) ルドルフ・ フィルクシュニー(P;*/#) ミヒャエル・ ラウハイゼン(P;+) | |
| 録音:1961年(*)/1959年(#)/1927年(+)。 モリーニとフィルクシュニーによる新発見のライヴ録音集。この演奏に見られる大胆さや興奮は、彼らの端正なスタジオ録音では決して味わえないもの。そして、モリーニ23歳の時の録音である、ブラームスのハンガリー舞曲で伴奏を努めているのは、ドイツのリート録音史に名を残す名手ラウハイゼン。 | ||
| イレーン・マリク Vol.3〜 モーツァルトからメシアンまで ドビュッシー:8つの前奏曲(*) バルトーク:「ミクロコスモス」 〜第135番5「無窮動」(#) メシアン:アーメンの幻影(+) リスト: 演奏会用練習曲「ため息」(**) ピアノ・ソナタ 変ロ短調(**) モーツァルト:ロンド ニ長調 K485(##) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番(##) シューベルト:即興曲 Op.142 No.3 (##) ブラームス: インテルメッツォ Op.117 No.1(##) シューマン:幻想小曲集 Op.12 より(##) [夕べに/飛翔] ドビュッシー: 「映像」〜水に映る影(##)/ 「前奏曲集」〜アナカプリの丘(##)/ 「ベルガマスク組曲」〜月の光(++) |
イーレン・マリク (P/第2P;+) ジョン・ランク(第1P;+) | |
| 録音:1981年(*)/1953年(#)/1956年(+)/1975年6月24日(**)/1952年(##)/1977年6月29日(++)。 ハンガリー出身のイーレン・マリク(1905-1986)は、第二次世界大戦中アメリカに移住、その後不運にも忘れられていたが、ARBITERレーベルの社長であるアラン・エヴァンスが彼女のLPを偶然に入手、その演奏に興味を抱き探索の結果、カリフォルニア州東部の州境シェラ・ネバダ山脈のそばにある小さな砂漠の町に彼女が住んでいることを知り、彼女を訪問。インタヴューと、彼女自身の録音の存在を知り、「砂漠の中のピアニスト」と銘打ったCDを発売したのが2005年2月のこと。翌年、第2弾のアルバム「バッハからバルトークまで」(ARB-149)が発売され、その強烈な個性とバルトークの直弟子であった彼女の実力が一層評価され、そしてまだまだ未発表とされる他の録音への期待が膨らんだものであった。 今回は待望の第3弾。「モーツァルトからメシアン」と、選ばれた作曲家の年代の幅広さにまず驚愕。冒頭に置かれたドビュッシーからかなり個性的で、強烈な打鍵でバリバリ演奏される“前奏曲 "はまるでバルトーク。ゆったりめのテンポで奏されるメシアン「アーメンの幻影」も不思議な肌触りに満ちている。CD2で聴ける曲もなんとヴァラエティに富んでいることだろうか。お得意のリスト、そしてモーツァルト、シューマン・・・他全てが硬質で実の詰まった音に溢れ、独特の光を帯びている。録音は1952年から1981年で、多少古めかしい音もあるが概ね音質は良好。彼女の美質は何一つ損なわれることはない。 Vol.1:ARB-143、Vol.2:ARB-149 | ||
| オスカー・フリート、マーラーの信奉者〜 ライヴ&スタジオ録音集 モーツァルト: 交響曲第40番 K.550(録音:1937年)(*) アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク〜ロンド(#) ロッシーニ:「泥棒かささぎ」序曲(+) ウェーバー:狩人の合唱(#) ワーグナー:「タンホイザー」〜殿堂を称えよう(#) マーラー:「大地の歌」第4楽章より(**) ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(+) サン=サーンス:死の舞踏(+) |
オスカー・フリート指揮 モスクワ放送so.、 ベルリン州立歌劇場o.、 シャルロッテンブルク・ ドイツ・オペラハウスo.、 BBCso.、BPO | |
| 録音:1937年(*)/1927年(#)/1928年(+)/1936年(**)。(*)は初出音源。 オスカー・フリート(1871-1941)の名前をご存知だろうか?彼はラッパ吹き込みの時代にマーラーやブラームス、ベルリオーズなどの大曲を好んで録音した人で、マーラーの「復活」は史上初のこの曲の全曲録音として NAXOS レーベルなどから復刻されているので、聴いたことのある方も多いかもしれない。何しろ、大抵の録音が1920〜30年代のもので当時の録音技術の限界を超えた、すごい音楽が聴ける盤として知られている。 今回のアルバムに収録されているのは、長い間忘れられてきたストラヴィンスキーの“子守唄 "を始めとした様々な楽曲集。マーラーの“復活 "の演奏の際には、奇抜なテンポ設定が話題となったと言うが、ここで聴かれる曲にはどこにも目を剥くような箇所はなく、極めて端麗で丁寧な音作り。モーツァルトが意外にきびきびしたテンポに思えるが、この当時はこのテンポが普通だったのかもしれない。一つの時代を代表する音楽家の、雄弁な記録をじっくりと味わえる興味深い1枚。 | ||
| ルーツ・オヴ・ガムラン gong of belaluan(*)/ pelegongan of kuta, directed by i wayan lotring(*)/ gong of busungbiu(*)/ gender wayang of kuta, directed by i wayan lotring(*)/ janger group of abian timbul(*)/angklung of sidan(*)/ コリン・マクフィーのトランスクリプション(#) |
バリ島の演奏家たち(*) コリン・マクフィー(P;#) ベンジャミン・ブリテン(P;#) ジョージ・パーレル(Fl;#) | |
| 録音:1928年、バリ島(*)/1941年、ニューヨーク(#)。一部(?)SP復刻。 作曲家のブリテンが顔を出しているなどただ者でない雰囲気が漂う。詳細はARBITER RECORDSのサイト(http://www.arbiterrecords.com/notes/2001notes.html)をご覧ください(英語)。 | ||