リヒテル・ソヴィエト・イヤーズ Vol.5 〜ワルシャワ・ライヴ 1954、初出 チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ ト長調(*) シマノフスキ: ピアノ・ソナタ第2番 イ長調Op.21(#) プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調Op.83(+) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1954年11月24日(*/+)/1954年11月15日(#)、以上ワルシャワ、ライヴ。初出音源。 当初ANKH-5という仮番号でご案内していた物。おそらく3曲とも、リヒテルによるこれまでで歳若時の演奏。(#)は珍しいレパートリーで、TNCから1982年のライヴが出ていたのみで、1970年代以前の演奏は当盤が初登場(レーベルは「リヒテルによる初レコーディング作品」としている)。また、(+)はこれまで1958年、(*)は1954年12月の演奏が、それぞれ最も若い時の物だった。 | ||
リヒテル・ソヴィエト・イヤーズ Vol.4 〜1948年2月27日ライヴ J.S.バッハ: カプリッチョ 変ロ長調 BWV.992 「最愛の兄の旅立ちに寄せて」(*)/ ソナタ ニ長調 BWV.963(*) ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調Op.54(#) シューマン:幻想曲 Op.17(+) J.S.バッハ: イギリス組曲第3番 BWV.808〜サラバンド |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1948年2月27日、モスクワ、ライヴ。(+)を除き初出音源。(+)のみYEDANGから発売されていたが、廃盤となっている。もちろん、一日の演奏会全曲目としてまとめられるのは今回が始めて、 当初ANKH-4という仮番号でご案内していた物。すべてリヒテルによるこれまでで歳若時の演奏となるもの。特に(*)は、これまで1990年代の演奏が出ていたのみ、(#)もこれまで全て1960年代以降のものばかり。前アイテム同様、10年以上若い頃の演奏が聞けるこのディスクは、ファン必聴だろう。 | ||
リヒテル、ソヴィエト・イヤーズ Vol.3 〜1950年6月23日&1949 (1947?) 年ライヴ、初出 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第3番(*)/ 自作の主題による6つの変奏曲 Op.34(#)/ 「アテネの廃墟」のトルコ行進曲の 主題によるによる6つの変奏曲 Op.76(#) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番(+) チャイコフスキー:「四季」より(+) [1月/6月/11月] ラフマニノフ:絵画的練習曲Op.39 より(+) [第7番/第3番] リスト:忘れられたワルツ第1番(**) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1949年(ディスコグラフィによっては1947年)(*)/1950年6月23日(#/+/**)、以上モスクワ、ライヴ。初出音源。解説:キャロル・ベルジェロン。 当初ANKH-3という仮番号でご案内していた物。すべてリヒテルによるこれまでで歳若時の演奏となるもの。特に(*/+)はこれまで全て1960年代以降、(#)も全て1970年の演奏だっただけに、後年の演奏よりも、さらに力強くかつ荒々しく、かといって思慮的な部分や完成度にも欠けていない、これら10年以上若い頃の演奏が聞けるこのディスクは、ファン必聴だろう。 音質もこの時期の物としては最上級で、一番録音が古い(*)もごく一部のテープ劣化部を除けば1960年代の物と言っても通用するほどの高音質。他の(#)は、さらに解像度がアップし、細部まで聞き取ることができる。 なお、初回入荷盤のみ木村久雄による日本語翻訳が付いていたが、再プレス分からその記載が削除されているため、おそらく日本語訳付き分は完売になってしまった物と思われる(番号などは全く同一)。 | ||
リヒテル、ソヴィエト・イヤーズ Vol.2 〜1951年3月20日のリサイタル ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(*) シューマン: 序奏とアレグロ・アパショナートOp.92(#) モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 より [第2楽章/第3楽章](#) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) クルト・ザンデルリング指揮 ソヴィエト国立so. | |
録音:1951年3月20日、モスクワ。ライヴ。解説:キャロル・ベルジェロン。日本語翻訳:木村久雄。(#)は初出音源。(*)はCD-R使用のTREASURE OF THE EARTH からTOE-2001として発売されている物。 (#)の2曲はリヒテルとしては珍しいレパートリーで、共にもっとも若い時の録音となる。モーツァルトの1楽章の録音が残っていないのが惜しいが、こちらもリヒテル・ファンなら必聴だろう。音質も良好。 | ||
リヒテル、ソヴィエト・イヤーズ Vol.1 〜ショパン・リサイタル バラード第2番Op.38(*)/夜想曲Op.15-3(*)/ スケルツォ第1番Op.20(*)/夜想曲Op.37-2(*)/ 前奏曲集Op.28〜No.4-11/17/19/23/24(*)/ ワルツOp.34-3(*)/バラード第3番Op.47(*)/ 夜想曲Op.9-1(#)/練習曲Op.10-1(#)/ 練習曲Op.25-8(#)/練習曲Op.10-4(#) |
スヴャトスラフ・リヒテル(P) | |
録音:1950年6月19日、チャイコフスキー・ホール、モスクワ(*)/1952年、モスクワ(#)、以上ライヴ。解説:キャロル・ベルジェロン、日本語翻訳:佐藤昭子。(#)は今回が一般市販は始めてとなる音源。(*)はPREISERからPRCD-95001としてCDが出ている。 発売時、激演としてマニアから支持を受けたもの。リヒテルのオール・ショパン・プログラム自体、あまり無いだけに貴重。録音年が古いだけに一部音が割れる所も無くはないが、全体に録音年を越える音質で聞きやすく、一般の音楽ファンにもお薦めできる。ファンならば、PREISER盤を持っていても未発表部分だけのために買う価値がある。 |