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ANKH

1CDあたり¥3080(税抜¥2800)



 リヒテルのソヴィエト・ライヴを発売しているカナダのレーベル。レーベル名は、リヒテルが身につけていたという古代エジプトの十字架「アンク」から取られている(Vol.3 の初回プレス分までは日本語解説付きだが、再プレス分からは省かれている可能性大)。
 リヒテルのマニアで並々ならぬ愛情と知識を誇るオーナーのフィリップ・ボシェルは、時間をかけて良い演奏を発売していきたいと考えており、そのせいかリリースは年に1枚程度。2007年には、第5弾となる1954年ワルシャワ・ライヴが登場。
 #2008年以降新譜は発売されておらず、公式サイトも消滅しました。流通在庫限りですので、下記御注文可能商品でも入荷しない場合があると思われます。御了承下さい。

リヒテル・ソヴィエト・イヤーズ Vol.5
 〜ワルシャワ・ライヴ 1954、初出

 チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ ト長調(*)
 シマノフスキ:
  ピアノ・ソナタ第2番 イ長調Op.21(#)
 プロコフィエフ:
  ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調Op.83(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1954年11月24日(*/+)/1954年11月15日(#)、以上ワルシャワ、ライヴ。初出音源。
 当初ANKH-5という仮番号でご案内していた物。おそらく3曲とも、リヒテルによるこれまでで歳若時の演奏。(#)は珍しいレパートリーで、TNCから1982年のライヴが出ていたのみで、1970年代以前の演奏は当盤が初登場(レーベルは「リヒテルによる初レコーディング作品」としている)。また、(+)はこれまで1958年、(*)は1954年12月の演奏が、それぞれ最も若い時の物だった。
リヒテル・ソヴィエト・イヤーズ Vol.4
 〜1948年2月27日ライヴ

 J.S.バッハ:
  カプリッチョ 変ロ長調 BWV.992
   「最愛の兄の旅立ちに寄せて」(*)/
  ソナタ ニ長調 BWV.963(*)
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調Op.54(#)
 シューマン:幻想曲 Op.17(+)
 J.S.バッハ:
  イギリス組曲第3番 BWV.808〜サラバンド
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1948年2月27日、モスクワ、ライヴ。(+)を除き初出音源。(+)のみYEDANGから発売されていたが、廃盤となっている。もちろん、一日の演奏会全曲目としてまとめられるのは今回が始めて、
 当初ANKH-4という仮番号でご案内していた物。すべてリヒテルによるこれまでで歳若時の演奏となるもの。特に(*)は、これまで1990年代の演奏が出ていたのみ、(#)もこれまで全て1960年代以降のものばかり。前アイテム同様、10年以上若い頃の演奏が聞けるこのディスクは、ファン必聴だろう。
リヒテル、ソヴィエト・イヤーズ Vol.3
 〜1950年6月23日&1949 (1947?) 年ライヴ、初出

 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第3番(*)/
  自作の主題による6つの変奏曲 Op.34(#)/
  「アテネの廃墟」のトルコ行進曲の
   主題によるによる6つの変奏曲 Op.76(#)
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番(+)
 チャイコフスキー:「四季」より(+)
  [1月/6月/11月]
 ラフマニノフ:絵画的練習曲Op.39 より(+)
  [第7番/第3番]
 リスト:忘れられたワルツ第1番(**)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1949年(ディスコグラフィによっては1947年)(*)/1950年6月23日(#/+/**)、以上モスクワ、ライヴ。初出音源。解説:キャロル・ベルジェロン。
 当初ANKH-3という仮番号でご案内していた物。すべてリヒテルによるこれまでで歳若時の演奏となるもの。特に(*/+)はこれまで全て1960年代以降、(#)も全て1970年の演奏だっただけに、後年の演奏よりも、さらに力強くかつ荒々しく、かといって思慮的な部分や完成度にも欠けていない、これら10年以上若い頃の演奏が聞けるこのディスクは、ファン必聴だろう。
 音質もこの時期の物としては最上級で、一番録音が古い(*)もごく一部のテープ劣化部を除けば1960年代の物と言っても通用するほどの高音質。他の(#)は、さらに解像度がアップし、細部まで聞き取ることができる。
 なお、初回入荷盤のみ木村久雄による日本語翻訳が付いていたが、再プレス分からその記載が削除されているため、おそらく日本語訳付き分は完売になってしまった物と思われる(番号などは全く同一)。
リヒテル、ソヴィエト・イヤーズ Vol.2
 〜1951年3月20日のリサイタル

 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(*)
 シューマン:
  序奏とアレグロ・アパショナートOp.92(#)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 より
        [第2楽章/第3楽章](#)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
クルト・ザンデルリング指揮
ソヴィエト国立so.
 録音:1951年3月20日、モスクワ。ライヴ。解説:キャロル・ベルジェロン。日本語翻訳:木村久雄。(#)は初出音源。(*)はCD-R使用のTREASURE OF THE EARTH からTOE-2001として発売されている物。
 (#)の2曲はリヒテルとしては珍しいレパートリーで、共にもっとも若い時の録音となる。モーツァルトの1楽章の録音が残っていないのが惜しいが、こちらもリヒテル・ファンなら必聴だろう。音質も良好。
リヒテル、ソヴィエト・イヤーズ Vol.1
 〜ショパン・リサイタル

 バラード第2番Op.38(*)/夜想曲Op.15-3(*)/
 スケルツォ第1番Op.20(*)/夜想曲Op.37-2(*)/
 前奏曲集Op.28〜No.4-11/17/19/23/24(*)/
 ワルツOp.34-3(*)/バラード第3番Op.47(*)/
 夜想曲Op.9-1(#)/練習曲Op.10-1(#)/
 練習曲Op.25-8(#)/練習曲Op.10-4(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
 録音:1950年6月19日、チャイコフスキー・ホール、モスクワ(*)/1952年、モスクワ(#)、以上ライヴ。解説:キャロル・ベルジェロン、日本語翻訳:佐藤昭子。(#)は今回が一般市販は始めてとなる音源。(*)はPREISERからPRCD-95001としてCDが出ている。
 発売時、激演としてマニアから支持を受けたもの。リヒテルのオール・ショパン・プログラム自体、あまり無いだけに貴重。録音年が古いだけに一部音が割れる所も無くはないが、全体に録音年を越える音質で聞きやすく、一般の音楽ファンにもお薦めできる。ファンならば、PREISER盤を持っていても未発表部分だけのために買う価値がある。


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