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ALTUS
TAHRA/ALTUS
PROFIL/ALTUS


特記以外

価格帯記載無し:1枚あたり¥3630(税抜¥3300)
価格帯C:1枚あたり¥4620(税抜¥4200)
価格帯D〔DVD/ Blu-ray 〕:1枚あたり¥7260(税抜¥6600)
価格帯S〔SACD〕:1枚あたり¥7260(税抜¥6600)


 ムラヴィンスキーの1973年日本公演ライヴでマニアの度肝を抜いたレーベル。日本語解説書付き。
 2016年以降は Tahra レーベル廃盤品の復刻 Profil レーベルの BOX ものリマスタリング単売化も開始している。
 #なお、当レーベルには演奏会場販売限定品?〔例:ALT-127 アリス=紗良・オット「 Appassionata 」〕や非売品のアイテムがある模様ですが、 それらの一般販売は行われず、当店・代理店共に情報を持ち合わせておりません。これら一般販売されないアイテムについては、お問い合わせやご注文を頂いても、ご返答を致しかねますのでご了承下さい。
ALTUS
ALT-001
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(CD)
ムラヴィンスキー初来日公演ライヴ〜
 ベートーヴェン
:交響曲第4番
 リャードフ:ババ・ヤーガ
 グラズノフ:「ライモンダ」〜第3幕間奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
ALTHQ-001
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(HQCD)
限定生産品
ALTSA-001
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
ALT-002
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(CD)
ムラヴィンスキー初来日公演ライヴ〜
 ショスタコーヴィチ
:交響曲第5番「革命」
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
ALTHQ-002
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(HQCD)
限定生産品
ALTSA-002
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 以上 001、002 共、録音:1973年5月26日、東京文化会館。ライヴ(SACD盤仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネルステレオ)。
 既に失われていたと思われていた原テープの発見により、鮮やかに甦ったムラヴィンスキーの初来日公演。CDは2点とも2000年に一度同番号で発売されたが、その後 32 bit リマスタリングされ一層聴きやすい音質となった。
 『ムラヴィンスキーの全CD中屈指といえる鮮明な音質!』『彼の芸術を知る上で欠く事のできない名盤』『異常とも言える緊迫感で演奏した貴重な記録』
ALTSA-0012
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
1枚価格
価格帯:S
限定盤
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル来日公演 '73
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60 / リャードフ:「バーバ・ヤーガ」 Op.56
 グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」〜第3幕への間奏曲
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調「革命」 Op.47

 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:1973年5月26日、東京文化会館、ライヴ、ステレオ|音源: NHK 。2000年にALT-001、ALT-002として発売、ALTUSレーベルの幕開けを告げ、以降レーベルの代名詞ともなったムラヴィンスキー73年来日公演実況録音。好評のロングセラーを受けて2011年にはSACDシングルレイヤー盤(ALTSA-001、ALTSA-002)が発売された。今回ご案内するのはこのSACDシングルレイヤー盤を、単売のパッケージそのまま2枚セットにして紙ケースでまとめたお徳用バージョン。SACDの需要・普及も高まる昨今、未聴の方にぜひお聴き頂きたいALTUSの会心作。NHK 秘蔵のオリジナルマスターテープ(放送用編集前)をテレフンケン製のレコーダーにて再生、DSD 方式にディジタル変換しSACD 用のマスタリングを施して製作されている。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、基本的にSACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-003
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(CD)
クリュイタンス&パリ音楽院o. 1964年東京ライヴ
 ベルリオーズ:幻想交響曲
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:
  組曲「展覧会の絵」〜古城
 ビゼー:「アルルの女」〜ファランドール
アンドレ・クリュイタンス指揮
パリ音楽院o.
ALTHQ-003
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(HQCD)
限定生産品
ALTSA-003
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1964年5月10日、東京文化会館。ステレオ(SACD盤仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネルステレオ)。かつてキング・レコード国内盤でのみ発売されたことがあるクリュイタンスの東京ライヴだが、ALTUSによりNHKのオリジナル・マスター・テープからリマスタリングされ、アンコールの3曲を加えて発売。当盤の「古城」と「ファランドール」はアンコール曲で、初出。「幻想交響曲」はスタジオ録音からは想像できない爆発ぶりで、とくに第4・5楽章は凄絶。「ファランドール」も堂々たる風格。

 #以下、2012年10月発売のHQCD盤(ALTHQ-001、002、003)についてのアナウンスとなります(タイトル数は同時発売の他2点を含むものです)。
 『ALTUS創立12周年特別企画』『今回のHQCDはNHKのオリジナル・アナログテープからDSD化された、好評のアルトゥスSACDシリーズ厳選5タイトルの音をCD用にそのままコンバートしたマスターを使用しています。CD特有の音の力強さが魅力です。それをHQ仕様ながらお買い得価格にて限定生産致しました。

 #以下、2011年7月発売のSACD盤(ALTSA-001、002、003)についてのアナウンスとなります。
 『SACDシングルレイヤー非圧縮!NHK秘蔵のオリジナルマスターテープ(放送用編集前)をNHK職員立ち合いでキングレコード関口台スタジオに持ちこみ、今や大変貴重な完動品のテレフンケン製のレコーダーにて同レコーダー専任のベテラン再生エンジニアにより慎重に再生された音を DSD 方式にデジタル変換しました。音に徹底的にこだわり非圧縮で収録されています。』(以上『内』代理店のインフォメーションより)
 『歴史的録音のSACDとしては過去最高! 特にムラヴィンスキーの音質改善度は驚異的。単に鮮明になっただけではなく、音色は艶やかになり、全体の柔らかいハーモニーも絶品。生の印象に最も近づいた。もう、過去のディスクには戻れない。クリュイタンスもいっそう潤いのある音に変わり、全く初めて聴いたかのような新鮮さを味わえる。』(平成の盤鬼 平林 直哉)
 『厳選した公演がマスター音源さながらのSACDアルバムで発売された。その音質は非圧縮ステレオ仕様であるため、まさにそのコンサート会場に身を置いているようなピュアな臨場感を感じさせ、なかでも弦、管楽器などの響きの豊かさはアナログに一番近い特性を持つSACDにより、作品をさらに味わい深いものにしている。ぜひとも一度、音質に優れたオーディオ装置で聴いてみて欲しい。この素晴らしさを分かっていただけると思う。』(オーディオ評論家 角田郁雄)
 『聴衆の興奮が伝わってくる熱い録音だ。アナログライクなキメの細かさ、雰囲気感の良さにSACDのメリットが実によく出ている。このSACD3タイトルは本当に見事な出来栄えだ。』(オーディオ評論家 佐藤良平)
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤、HQCD盤をお求め下さい。
ALT-004/5
(2CD)
廃盤
クリュイタンス&パリ音楽院o. 1964年東京ライヴ
 ラヴェル:
  スペイン狂詩曲/マ・メール・ロワ/ラ・ヴァルス/
  クープランの墓/亡き王女のためのパヴァーヌ/
  「ダフニスとクロエ」〜第2組曲
 ベルリオーズ:
  「ファウストの劫罰」〜ラコッツィ行進曲
アンドレ・クリュイタンス指揮
パリ音楽院o.
 録音:1964年5月7日、東京文化会館。モノラルだが迫力十分。「ラコッツィ行進曲」はアンコール曲で初出。「クープランの墓」は初CD化。スタジオ録音も決定盤視されるクリュタンス&パリ音楽院o.だが、ライヴではさらに濃厚な味わい。
 #当録音は、一部ステレオのテープが発見されたため、ALT-167/8で再発売されることとなりました。
ALT-006/7
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(2CD)
1CD価格
準・メルクルの芸術 Vol.1
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(*)
 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」(*)
 ドビュッシー:交響詩「海」(*)
 モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲(+)
 ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番
       (シェーンベルク編曲;管弦楽版)(+)
準・メルクル指揮
NHKso.
 録音:1997年6月23日、サントリー・ホール(*)/1998年4月29日、NHKホール(+)。
 シュトロース四重奏団のヨゼフ・メルクルを父に、日本人を母に持つ指揮者準・メルクルは、ドイツの歌劇場で地道にキャリアを重ねてきた若手実力派で、現在はウィーンとミュンヘンで活躍している。 「若いときにオペレッタを指揮しなければ、けっして「ばらの騎士」をよく振れない」とは彼の弁。
ALT-008
廃盤
クーベリック&バイエルン放送響、1965年初来日ライヴ
 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクの
        マイスタージンガー」〜前奏曲(*)
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲(+)
 ドヴォルジャーク:
  スラヴ舞曲 Op.72 No.2,7[アンコール曲](+)
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1965年4月12日(*)&13日(+)、大阪フェスティヴァル・ホール。ステレオ。
クーベリック&バイエルン放送響、1965年初来日ライヴ
 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
 ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
 フランク:交響曲 ニ短調
 ワーグナー:
  歌劇「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1965年4月23日、東京文化会館。ステレオ。
 「ハフナー」は冒頭から強烈、ヒンデミットは戦慄のリズム感。クーベリックの正規盤として唯一のものとなるフランクの交響曲も決定的名演。
クーベリック&バイエルン放送響、1965年初来日ライヴ
 ワーグナー:
  楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」
ラファエル・クーベリック指揮
バイエルン放送so.
 録音:1965年4月24日、東京文化会館。ステレオ。
 実に盛りだくさんな内容。ライヴならではの求心力、オケの引き締まった質感は申し分なく、「未完成」は凄絶、「新世界」は感動的。
アルメニア音楽祭2000年ライヴ
 武中 淳彦編曲:君が代
 武中 淳彦:管弦二抄
 ハチャトゥリアン:交響曲第2番
 小山満茂:アイヌの唄
井上 喜惟指揮
アルメニア国立po.
アルメニア音楽祭2000年ライヴ
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ラヴェル:シェエラザード(*)
 矢代 秋雄:交響曲
林 千恵子(S;*)
井上 喜惟指揮
アルメニア国立po.
ALT-013/4
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(2CD)
1CD価格
アルメニア音楽祭2000年ライヴ
 チェクナボリアン:愛のワルツ/ピアノ協奏曲(#)
 伊福部 昭:
  ヴァイオリン協奏曲第2番(*)/協奏狂詩曲(+)
 外山 雄三:ラプソディ
古曳 真則(P;#)
緒方 恵(Vn;*)
久保田 巧(Vn;+)
井上 喜惟指揮
アルメニア国立po.
 井上 喜惟(ひさよし)は若くして日本を飛び出した指揮者で、知る人ぞ知る逸材。
ALT-015/6
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(2CD)
1CD価格
ヨッフム最後の来日演奏会
 モーツァルト:交響曲第33番
 ブルックナー:交響曲第7番
 ・特典映像(DVDのみ)
  「ヨッフム、ブルックナー第7番を語る」
オイゲン・ヨッフム指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
ALTHQ-015/6
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(2 HQCD)
1枚価格
限定生産品
ALTSA-015/6
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
1枚価格
価格帯:S
限定生産品
ALTDVD-008
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(DVD_VIDEO)
価格帯:D
 録音・収録:1986年9月17日、人見記念講堂、昭和女子音楽大学、ライヴ。NHKによる実況録音・録画(SACD盤仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネルステレオ)。日本語解説:宇野功芳(CD)。
 ヨッフム最後の来日にして亡くなる半年前の伝説的名演。CDは2006年にリマスタリングされて再発売されたもの。DVDはその数年前から発売予定があったが、ようやく2007年に発売された。ヨッフム最後のブルックナーにして、来日演奏会思い出の5指に入りえる、これを超えるものはないと思わせる快心の演奏。
 DVDにのみ収録されたインタビュー映像も感動的で、「また日本にいらして」と再来日を促す質問者に対して「神がお許しになれば」と澄みきった笑顔を見せている。この心境が演奏にも反映されて空前の崇高さとなった。CD、DVD、SACD、HQCD とも当日の全プロを収録。宇野功芳氏も「ただごとでないブルックナー、世界最高のモーツァルト」と激賞している。
 『前プロはモーツァルト33番だが、これがまた滅多に耳にしえない素晴らしさだ。ブルックナーは大変な聴きものだ。ヨッフムが最晩年に至り円熟し、ブルックナーの音楽と一体化したのである。第1楽章はロマンティックの極みであり、それでいて、もたれることは一切ない。オーケストラの生き物のような動きも特筆すべきであろう。こんなに遅い第2楽章を僕は初めて耳にする。このしみじみとした味は比類がなく、曲が進むにつれ、法悦の響きや意味深さがいよいよその度合いを増していくのである。スケルツォの響きは立体的で彫りが深い。どこまでもふっくらとしており老指揮者の熟した味わいに満ちている。久しぶりにこのような表現を耳にして感無量。フィナーレは音楽が終始語りかけ、演奏は威厳と拡がりにあふれ、十二分の満足感をあたえつつ終始するのである。』(宇野功芳)

 #以下『内』は、2012年10月発売のHQCD盤(ALTHQ-015/6)についてのアナウンスとなります(タイトル数は同時発売の他4点を含むものです)。
 『ALTUS創立12周年特別企画』『今回のHQCDはNHKのオリジナル・アナログテープからDSD化された、好評のアルトゥスSACDシリーズ厳選5タイトルの音をCD用にそのままコンバートしたマスターを使用しています。CD特有の音の力強さが魅力です。それをHQ仕様ながらお買い得価格にて限定生産致しました。2枚ものなどかなりお買い得でございます。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤、HQCD盤をお求め下さい。
 #なお、ディジタル初期であるため、物理的にはマスター・テープの情報容量がCDの規格容量に収まっている録音と思われます。
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ドヴォルジャーク:
 交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」(*)
準メルクル指揮
NHKso.
 録音:2001年1月27日、NHKホール/2001年1月17日、サントリー・ホール(*)。2曲ともライヴ。
若手指揮者の中でもかなり注目の逸材、準メルクル。彼の十八番「新世界」はイン・テンポで進められながらも切れ味抜群。繰り返しは全て行っており、この曲の全てを堪能出来る。また、バルトークも躍動する大演奏。
 そして、特筆すべきはN響の上手さと、さらにこのCD、テープの切り張りは一切行っていないと言うから驚き。
ALT-018
廃盤
コンドラシン初来日公演
 マーラー:交響曲第9番
キリル・コンドラシン指揮
モスクワpo.
 録音:1967年4月16日、東京文化会館、ライヴ。ステレオ。
コンドラシン初来日公演
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
 グリンカ:歌劇「イワン・スサーニン」序曲
キリル・コンドラシン指揮
モスクワpo.
 録音:1967年4月4日、東京文化会館、ライヴ。ステレオ。
 「悲愴」の第3楽章におけるロシア金管の咆哮、味わい深い終楽章にコンドラシン節を聴く。
コンドラシン初来日公演〜アンコール集
 芥川也寸志:弦楽のための3楽章「トリプティーク」〜プレスト
 ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」〜ロシア舞曲
 マーラー:交響曲第3番〜メヌエット
 プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジへの恋」〜スケルツォ/行進曲
 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲
 ドビュッシー:夜想曲〜祭 /牧神の午後への前奏曲
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
  キリル・コンドラシン指揮モスクワpo.
 録音:1967年4月、東京文化会館、ライヴ。ステレオ。
 アンコール演奏を集めたユニークな企画。指揮者、オーケストラともに出来上がった上に緊張感から解放されたその演奏ぶりはハイ・ヴォルテージな大演奏。
北欧ヴァイオリン曲集
 ニルセン:プレリュードとプレストOp.48/
       ヴァイオリン・ソナタOp.35
 ルーセンベリ:ヴァイオリン・ソナタ第2番(1940)
 ボー・リンデ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1953)
緒方恵(Vn)
アナヒート・ネルセシアン(P)
 録音:2001年、三鷹芸術文化センター。
ヴァイオリニスト、緒方恵が得意とする北欧音楽集。求心力が凄まじい。
ALT-022/3
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(2CD)
1CD価格
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 オイゲン・ヨッフム指揮
バンベルクso.
ALTDVD-001
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(DVD_VIDEO)
価格帯:D
 録音:1982年9月15日、NHKホール、東京、ライヴ。CDでは、マスター・テープからは初復刻/DVD映像は初の一般市販。DVD仕様:NTSC方式、収録時間84分、カラー、画像構成比4:3、リニアPCMステレオ、リージョン・コード2(日本国内向け)。
 CDの方はNHKが最新技術でデジタル化、それをアルトゥス・レーベルがマスタリングでいっそう音に磨きをかけ、同レーベルの中でも、1、2を争う高音質となったベスト・セラー。それよりも凄いのは演奏で、終落章など鬼気迫る大迫力。3楽章の深々とした表現も忘れられない。スケルツォもいかにもヨッフム、といったリズムの躍動がある。音楽ファンの間で有名であった演奏が最高の状態で蘇ったことは非常に喜ばしい。
 DVDヴィデオの方は、同レーベルの映像第1弾となったもの。NHKが最新技術でオーサリング、1980年代初頭の映像とは思えない程クリアーに甦った。この映像は以前教育テレビで第1部のみ放送されたが、完全な形で世に出るのはこれが初。音声素材にはNHK FM放送用のPCM録音を使用している。
 なお、2002年にDVD映像も発売されることとなった(ALTDVD-001)。
 #DVDは2013年以降の入荷実績がなく(レーベル、代理店、当店、すべて品切)、このまま廃盤となる可能性が高くなっています。
モーツァルト:「魔笛」序曲
ブラームス:交響曲第1番
オトマール・スウィトナー指揮
ベルリン・シュターツカペレ
 録音:1988年6月13日、サントリー・ホール、ライヴ。
 1980年代は今から考えればなんとも良い時代で、カラヤンやバーンスタインに目を奪われているすきにこれほどまでの大演奏が日本で行われていようとは驚き。 スタジオ録音のおとなしい演奏とはまるで別人で「燃えたスイトナーはすごい」と言われる典型的な演奏と言える。指揮者、オケとも気迫が尋常でなく、深い呼吸感と爆発ぶりに唖然、 大きなスケール。あたかも巨大戦艦が大口径の主砲をぶち放ちながら進撃する様を思い浮かべ、その重量感あふれる存在感は無類でスウィトナー最良の記録と言える。音質もすばらしい。
メシアン:歌曲集「ハラウィ(愛と死の歌)」 林千恵子(Ms)
中川賢一(P)
 録音:2002年1月19日&20日、東京都狛江市。
 パリ在住、フランス歌曲の権威として絶大な評価を受ける、知る人ぞ知るメゾ、林千恵子が得意のメシアンでデビュー。ピアノの中川賢一はインマゼールの弟子で、現代音楽を中心に活動中の若手。
ALT-026/7
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(2CD)
1.5CD価格
ベーム& VPO 〜 1977 年東京ライヴ
 ベートーヴェン:
  交響曲第5番「運命」/交響曲第6番「田園」/
  「レオノーレ」序曲第3番〔アンコール〕
カール・ベーム指揮
VPO
ALTSA-026
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1977年3月2日、NHKホール、ステレオ、ライヴ。音源提供: NHK。 マスター・テープからは ALT-026/7 が初復刻だった演奏。日本語解説付。SACD盤 ALTSA-026 仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネル・ステレオ/SACD化にあたって新リマスタリング/CDでは2枚組だった所を1枚で収録。アナログ末期ということもあり、SACD盤は高音質が期待できる。
 『1977年3月2日のベーム、ウィーン・フィルの来日公演はまさにゆめと陶酔のひとときであった。普通、極上の演奏はマイクに入らないものだが、この録音には当夜のすべてが刻み込まれている。奇蹟というほかない。(第6番について)・・・終曲の「感謝の歌」がまた泣けてくる。あまりの美しさと立派さ故に、心底しびれる。凄い演奏だ。こんな演奏が実際に日本で行われたのだ。』『田園のディスクといえばワルターの新旧両盤がベストだと思うが、このベーム盤はワルターに匹敵するのみならず、録音の優秀性を考えれば同曲のベストワン。「田園」だけでも本盤の価値は無限である。』(宇野功芳/ライナーノートより)
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
スクロヴァチェフスキ&NHKso.
 ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番
 チャイコフスキー:交響曲第5番
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
NHKso.
 録音:1996年2月3日、NHKホール。爆発力ある「チャイ5」
スクロヴァチェフスキ&NHKso.
 モーツァルト:交響曲第29番
 シューマン:交響曲第4番
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
NHKso.
 録音:1996年2月8日、NHKホール。恐ろしさと迫力を持ったシューマン。
スクロヴァチェフスキ&NHKso.
 ブルックナー:交響曲第7番
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
NHKso.
 録音:1999年1月21日、NHKホール。奥深いブルックナー。
ALT-031/2
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(2CD)
1CD価格
スクロヴァチェフスキ&NHKso.
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(*) /
         大フーガ 変ロ長調(+)
 ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲
スタニスラフ・
 スクロヴァチェフスキ指揮
NHKso.
 録音:1999年2月5日、NHKホール(*)/1999年1月27日、サントリーホール(+)。(*)はN響始まって以来の名演と言われた物。
ベートーヴェン:
 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(*)
 序曲「コリオラン」(+)
井上喜惟指揮
ジャパン・シンフォニア
 録音:2004年11月19日(*)、2003年12月8日(+)、晴海トリトンスクエア・第一生命大ホール、ライヴ。
 かのチェリビダッケに師事した井上喜惟が音楽監督を務めるジャパン・シンフォニアを振った最新録音。日本有数のトッププレーヤーで固められたオケを率いて、師をほうふつとさせる悠然たる音楽を聴かせる。
ALT-031/2
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(2CD)
1.5CD価格
関口隆克が語り歌う中原中也
 はじめに、そして中原中也との出会い/共同生活、そして「スルヤ」/朗唱「朝の歌」そして「臨終」/移りゆく詩心/
 「白痴群」時代/「山羊の歌」について/「六月の雨」から/不吉さと優しい心/高橋新吉と「同宗同拝」

 関口隆克(講演/朗読)
 録音:1974年、開成学園。
コンドラシン・エディション
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第6番(*)/ヴァイオリン協奏曲第1番(+)
ダヴィド・オイストラフ(Vn;+)
キリル・コンドラシン指揮
モスクワpo.
 録音:1967年4月18日(*)、4月4日(+)、東京文化会館(*/+)、ステレオ。音源:NHK。
 凄まじいエネルギーに圧倒される演奏。
コンドラシン・エディション
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(*)
 バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番(+)
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
キリル・コンドラシン指揮
モスクワpo.
 録音:1967年4月16日(*)、4月18日(+)、東京文化会館(*/+)、ステレオ。音源:NHK。
 ブラームスの濃厚な味わい(特に第2楽章)に感動させられる。
マタチッチ&N響 1975 ライヴ Vol.1
 ブルックナー
:交響曲第8番
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1975年11月26日、NHKホール、ライヴ。
 宇野功芳氏が大絶賛したマタチッチ&N響のブル8。1984年3月の演奏の方はDENONから発売されていたが、ついに1975年の演奏が登場。代理店曰く 「こちらの75年の方がマタチッチの油の乗り切った時だけあってより激しい物がございます。録音も、この75年前後のNHKは特に優秀で、大変素晴らしい響き。70年代のN響のテンションの高さも特筆!」とのこと。
マタチッチ&N響 1975 ライヴ Vol.2 〜ワーグナー:管弦楽作品集
 「パルジファル」より〔第1幕前奏曲/聖金曜日の音楽〕/
 「ジーグフリート」〜森のささやき/
 「神々の黄昏」より(マタチッチ版)
   〔序奏〜ジーグフリートのラインの旅/ジーグフリートの詞〜葬送行進曲〜終曲〕
 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 NHKso.
 録音:1975年12月4日、NHKホール、ライヴ。
 代理店曰く『驚くほどスケールの大きな演奏で、テンションの高い70年代のN響とマタチッチの巨人的音楽作風の相乗で、どえらい音楽に仕上がっております。オペラ嫌い、ワーグナー嫌いの方も、これなら良し! と申せましょう。音質も美しいマスタリング』とのこと。
マタチッチ&N響 1975 ライヴ Vol.2
 ドヴォルジャーク
:交響曲第9番「新世界より」
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1975年12月10日、NHKホール、ライヴ。
 代理店曰く『リクエストの多かったこの演奏も、これまた巨大な音楽。大演奏の「新世界」で、かつてこれほどまでに立派なドヴォルジャークが日本で演奏されていたことにまことに驚かされます。長く語り草になる演奏は、やはり凄いものがございました。音質も大変よい状態』とのこと。
日本ムラヴィンスキー協会音源
 ワーグナー:
  「ニュルンベルグのマイスタージンガー」
    〜第1幕への前奏曲
 ブラームス:交響曲第2番
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1977年9月27日、東京文化会館。ライヴ。
ALTSA-051/2
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
1.5枚価格
価格帯:S
限定盤
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル来日公演 '77
 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲[1977年9月27日、東京文化会館]
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73 [1977年9月27日、東京文化会館]
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 [1977年10月19日、 NHK ホール]
 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」〜第1幕への前奏曲/歌劇「タンホイザー」序曲[1977年9月27日、東京文化会館]
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲(2種) / シューベルト:交響曲第8(7)番 ロ短調「未完成」 D.759(2種)
  [1977年10月12日、東京文化会館]/[1977年10月8日、フェスティバル・ホール、大阪]
 チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」抜粋[1977年10月8日、フェスティバル・ホール、大阪]
 〔第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/
  第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ〕

 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:1777年〔代理店記載ママ〕、ライヴ、ステレオ|音源:日本ムラヴィンスキー協会|初SACD化| CD: ALT-051、ALT-052、ALT-053、ALT-286 。ムラヴィンスキー&レニングラードpo. は1973、75、77、79年と来日し、年代ごとのプログラムの個性と、全てを貫く凄まじいまでのムラヴィンスキー節で日本の聴衆を魅了した。 ALTUSがディスク化し大いなる衝撃とともに世に提示された至宝の遺産から、77年の来日公演をまとめて長時間収録SACDで限定発売。CD盤 ALT-051、ALT-052、ALT-053、ALT-286)と同じ解説原稿を使用、どれも初 SACD化となるタイトル。「未完成」は東京公演と、後に発見された大阪公演を聴き比べることが可能。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、基本的にSACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
日本ムラヴィンスキー協会音源
 チャイコフスキー:交響曲第5番
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1977年10月19日、NHKホール、ライヴ。
日本ムラヴィンスキー協会音源
 シューベルト:交響曲「未完成」(*)
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲(*)
 ワーグナー:
  歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲(+)/
  歌劇「タンホイザー」序曲(+)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1977年10月12日(*)、1977年9月27日(+)、東京文化会館(*/+)。ステレオ。
日本ムラヴィンスキー協会音源
 シベリウス:交響曲第7番(*)
 チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」から(+)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1977年10月19日、NHKホール(*) /1977年10月12日、東京文化会館(+)。ステレオ。
 「まさか、こんな録音が眠っていたとは夢の様。既に発表されたアルトゥスNHKの’72年の演奏もとてつもないものでしたが、やはりムラヴィンスキーはすごい。この’77年の演奏にも驚き。マイスタージンガーの冒頭の強烈なティンパニーの1打から引き込まれ、まるで会場で今、聴いているような臨場感。制約のある記録音源を越えた響きに堪能。チャイコフスキー、ブラームスも数あるディスクの中でもこれは白眉で、ムラヴィンスキーとレニングラードの人知を越えた強烈さにただただ唖然。」とは代理店の弁。  ALT-053の「未完成」は弱音から爆発的瞬間まで美しさを極めた演奏。ワーグナー「ローエングリン」「タンホイザー」も雄渾このうえない。ALT-054は、「くるみ割り人形」の迫力、インパクトのかたまりのようなシベリウスともに、巨匠の偉大さを感じさせる演奏。
 ただし、「日本ムラヴィンスキー協会音源」の音質は1972年のNHK収録によるCD(ALT-001、002)よりは落ちる。
ALTSA-054
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(1 SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定盤
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル来日公演 '75 & '77
 シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 Op.105 [1977年10月19日、 NHK ホール]
 チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」抜粋[1977年10月12日、東京文化会館]
 〔第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/
  第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ〕
 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543 [1975年6月7日、東京文化会館]
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 [1975年5月13日、東京文化会館]/
          交響曲第6番 ロ短調「悲愴」 Op.74 [1975年6月7日、東京文化会館]

 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:1775年、1777年〔代理店記載ママ〕、ライヴ、ステレオ|音源:日本ムラヴィンスキー協会|初SACD化| CD: ALT-054, 058, 059 。 ALTUSがディスク化し大いなる衝撃とともに世に提示された至宝の遺産から、75年と77年の来日公演をまとめて長時間収録でSACD化。CD盤ALT-054、ALT-058、ALT-059)と同じ解説原稿を使用、どれも初 SACD化となるタイトル。チャイコフスキーの5、6番などムラヴィンスキーにとっての重要レパートリーが披露されている。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、基本的にSACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-055
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(CD)
ケーゲル最期の来日公演
 ベートーヴェン:
  「エグモント」序曲/交響曲第6番「田園」
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ドレスデンpo.
ALT-056
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(CD)
ケーゲル最期の来日公演
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
 J.S.バッハ:G線上のアリア
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ドレスデンpo.
ALTHQ-055/6
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(2 HQCD)
1枚価格
限定生産品
ケーゲル最期の来日公演
 ベートーヴェン:
  「エグモント」序曲/交響曲第6番「田園」/
  交響曲第5番「運命」
 J.S.バッハ:G線上のアリア
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ドレスデンpo.
ALTSA-055/6
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
1枚価格
価格帯:S
限定生産品
 録音:1989年10月18日、サントリー・ホール、ライヴ。音源収録:NHK(SACD盤仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネルステレオ)。CD日本語解説:許光俊氏。渡辺和彦氏によるケーゲル・インタビュー付録(CD2アイテムとも)。
 許光俊氏が大絶賛するケーゲル&ドレスデン・フィル最期の来日公演。ALT-056には、アンコールの曲目を告げるケーゲルの肉声(代理店曰く『この世の終わりのように曲目を告げる』)も収録。SACD ALTSA-055/6に関しては『ケーゲルの暗さ美しさがよく出た SACDだ』と許光俊氏も満足の出来。

 『バブル経済によってあらゆる楽天主義が蔓延していた時代、こともあろうに東京のまんなかで絶望と希望のギリギリの対決のような音楽が行われていたのだ。ケーゲルがこの夜ほど感情をあからさまに表出した演奏を行った例を私は他に知らない。ケーゲルがこの夜ほど美しく歌ったことはない。ケーゲルは翌年、自殺を遂げた。』
 『この日の演奏会は、会場で聞いた人達、放送によって聴く事が出来た人達の間で噂となり、早くからCD化が待たれていたが、ついに極上の音質で日の目を見るに至った。加えて、放送の時にはカットされたアンコール(G線上のアリア)が含まれているのが重要だ。この公演の翌月には、ベルリンの壁が崩壊するという事件が起きている。熱心な社会主義者であったケーゲルの胸の内に去来する物は何だったか、当時、東独内には何かが起きると言う空気があった。この演奏もそうした空気を反映して異常な緊迫感、心理的な不安定を抱え込んでいるのは間違いないのである。ワルターがオーストリア併合前にVPOと演奏したマーラー9番や、フルトヴェングラーがBPOに復帰したときの演奏のようなギリギリの緊迫感がある。一言で言えば歴史的な演奏とすら呼ぶべきかもしれない』
 『エグモント冒頭の空虚な和音からして聴く者をうめかせるのに十分だ。何という挨拶の一撃だろう。まるで奈落が口を開けて、闇の中に引き込むかのようだ。まったく、何という凄惨な音楽が鳴っていたのだろう』(「エグモント」序曲について)
 『美の人工楽園』(「田園」について)
 『甘美な陶酔感から一転、強い悲哀をにじませながら閉じられるのである。その唐突さにはびっくりさせられる』(「田園」第2楽章について)
 『また思い掛けないことが起きる。8分過ぎから止まらんばかりに速度が落ち、突然自分が終らなければならないことに恐怖し必至になって音符にしがみついているようだ』(「田園」最終楽章について)
 『結論から言うならこの日の「第5」はフルトヴェングラー以来の演奏である。無上の歓喜として勝利が謳われた演奏である」「ケーゲルが見せる大がかりなポーズは初めて聴く人を瞠目させるだろう』(以上、「運命」について)
 『存在の悲しみ』『ケーゲルがこの世ほど美しく歌ったことはない』『この世、明らかに指揮者の内部には抑制も統制もかなぐり捨てねばならない何かがあったのだ』(以上「G線上のアリア」について)
 --------以上、許光俊氏のCDライナー・ノートより。


 #以下『内』は、2012年10月発売のHQCD盤(ALTHQ-055/6)についてのアナウンスとなります(タイトル数は同時発売の他4点を含むものです)。
 『ALTUS創立12周年特別企画』『今回のHQCDはNHKのオリジナル・アナログテープからDSD化された、好評のアルトゥスSACDシリーズ厳選5タイトルの音をCD用にそのままコンバートしたマスターを使用しています。CD特有の音の力強さが魅力です。それをHQ仕様ながらお買い得価格にて限定生産致しました。2枚ものなどかなりお買い得でございます。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤、HQCD盤をお求め下さい。
 #なお、ディジタル初期であるため、物理的にはマスター・テープの情報容量がCDの規格容量に収まっている録音と思われます。
メンデルスゾーン
 交響曲第3番「スコットランド」(*)/
 交響曲第4番「イタリア」(#)
準メルクル指揮
NHKso.
 録音:2001年1月17日、サントリー・ホール(*)/2001年9月14日、NHKホール(#)。ライヴ。
 準メルクルの演奏の中でもCD化の要望が大変多かった「スコットランド」、そして「イタリア」という黄金のカップリング。 管楽器泣かせの「スコットランド」ではN響がすばらしい妙技で挑んでおり、内声部の充実と共に重厚なバスも往年のドイツの名指揮者達に通じるものがある。冒頭の暗さに見える品格、 スケルツォでのリズムの爆発、終楽章での緊迫感とコーダでの高らかな凱旋と、すべてが感動を誘う。転じて「イタリア」で明るく美しい歌が展開するのは、さすがオペラ指揮者ならではと思わせる。
日本ムラヴィンスキー協会音源
 チャイコフスキー:交響曲第5番(*)
 モーツァルト:交響曲第39番(+)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1975年5月13日(*)/1975年6月7日(+)、東京文化会館、ライヴ。
 ムラヴィンスキーの日本公演はいずれも壮絶な内容で知られているが、(*)も1977年来日公演(ALT-052)のものより一段快速で、こちらを支持するファンも多い。(+)はムラヴィンスキーが好んで取りあげた十八番中の十八番。
日本ムラヴィンスキー協会音源
 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1975年6月7日、東京文化会館、ライヴ。
 「悲愴のリハーサルの時です。マエストロは譜面を読みながら“なんてすばらしい曲を作ったのだろう”と涙を流していらっしゃいました。 その涙を見たわれわれにマエストロの心が乗り移って恐ろしいほどの演奏会となりました」と、興味深いエピソードを団員のヴァイオリニスト、エルコニン氏が語るとおり、「これまでの演奏とは桁違いの気迫が特筆。それにしても凄まじい記録である」(音楽評論家 平林直哉氏)。実演を聴いた人たちが口をそろえて激賞する「1975年日本の悲愴」が甦る。
マタチッチ&N響 1973 & 1975 ライヴ Vol.1
 ブラームス
:交響曲第3番(*)/悲劇的序曲(#)
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1973年12月5日(*)/1975年11月19日(#)、NHKホール。ライヴ。
 「実に力強く、マタチッチの前にひれふしたくなるような演奏。実に英雄的であり濃厚な抒情漂うブラームス。N響も現在とは一味違う野生味溢れる金管、油っこい弦楽器と、魅力的です。音質はかなり良く、73年のものとは気づきませんでした。このあたりの年代のNHKはいかにもアナログといった感じの、良い録音が多いようでございます。」とは代理店の弁。
マタチッチ&N響 1973 & 1975 ライヴ Vol.2
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 ビゼー:「カルメン」第1組曲/
     「アルルの女」〜ファランドール
 ゴトヴァッツ(1895-1982):交響的「コロ」舞曲
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1973年12月27日、NHKホール。ライヴ。
 「演奏日に注目で、この年の8月に前韓国大統領金大中氏が東京九段のホテルで誘拐されるという大事件があり、追い打ちをかけるように10月はオイルショック。更に11月には全国でトイレットペーパーパニックと続き日本は大混乱の年。その余波さめやらぬ、暮れも押迫った12月17日になんと、この曲目での演奏会。未完成の後にカルメンをやり、ファランドールまで! 未完成のシリアスな名演、これは本当に名演の、あとハイテンションのカルメン、アルルと続きゴトヴァッツの暴力的ともいえる舞曲でしめくくられました。暗い世相(ちなみに五島勉のノストラダムスの大予言もこの年に出版)を吹き飛ばし次の年へと明るい気分で望めたであろう、大演奏会の記録。ファンならずとも大いに楽しめます。音質良好。」とは代理店の弁。
マタチッチ&N響 1973 & 1975 ライヴ Vol.3
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(*)
 チャイコフスキー:交響曲第5番
弘中孝(P;*)
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1975年11月19日、NHKホール。ライヴ。
 「さすがマタチッチ得意のチャイ5。当時のN響の豪快ななりっぷりとマタチッチのたっぷりとしたテンポの巨人的音楽作りがあいまって、重量級の演奏。聴き終わった後の満足感が大変。一方、聞き逃せないのがモーツァルトで、現在、東京音大教授弘中孝のロマンティックなピアノがインパクト大。しかもフィルクシュニーを思わせる美音。 対するマタチッチが古格な伴奏を大展開していてその対象の妙がえらい深みを生んでおります。これは聴きもの。なお、ライナーノートは弘中氏のマタチッチによせる興味深いエピソードが寄せられています。」とは代理店の弁。
日本ムラヴィンスキー協会音源
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調「田園」
 ワーグナー:
  楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死/
  楽劇「ジーグフリート」〜森のささやき/
  楽劇「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1979年5月21日、東京文化会館。ステレオ。
 代理店曰く、 「ムラヴィン協会エディションもついに最終回。隠し玉ともいえる79年の演奏会が登場。協会音質の中でも最も良い音質です。田園はあらゆるムラヴィンの中で最高の出来と語り継がれていたもので終演後も聴衆の興奮が収まらず、ムラヴィンも舞台にあらわれ、涙も浮かべていたという目撃談も。最期のワルキューレも、とんでもない演奏で、音像の近さも手伝って、異常なボルテージ。このCDを聴き終わって2時間ほど口が聞けませんでした」とのこと。
ALTSA-063
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(1 SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定盤
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル来日公演 '79
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調「田園」 Op.68
 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死/楽劇「ジークフリート」〜森のささやき/
       楽劇「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
 グラズノフ:交響曲第5番 変ロ長調 Op.55 (#)
 チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」抜粋(#) 〔序曲(プロローグ)/アダージョ/パノラマ/ワルツ〕

 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:1979年5月21日、東京文化会館(無印) /1979年6月8日、 NHK ホール(#) 、ライヴ、ステレオ|音源:日本ムラヴィンスキー協会|初SACD化| CD: ALT-063、064 。 ALTUSがディスク化し大いなる衝撃とともに世に提示された至宝の遺産から、79年の来日公演をまとめて長時間収録SACDで限定発売。CD盤 ALT-063、ALT-064)と同じ解説原稿を使用、どれも初 SACD化となるタイトル。期せずしてムラヴィンスキー最後の日本での演奏会となった6月8日の公演では熱い共感みなぎるグラズノフを披露。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、基本的にSACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
日本ムラヴィンスキー協会音源
 〜ムラヴィンスキー、日本での最期の演奏会

  グラズノフ:交響曲第5番 変ロ長調Op.55
  チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」より
   [序曲/アダージョ/パノラマ/ワルツ]
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1979年6月8日、NHKホール。ステレオ。
 代理店曰く「ついに最良の音質で『眠り』が登場。グラズノフこの1枚あれば他は!」
 「それにしてもムラヴィンとレニングラード・フィルの精緻さは異状というほかはなく、金管はもとより、つやの乗った弦の美しさと全て極上。それが今回見事にとらえた録音です。
  グラズノフはこの日団員2名が亡命するアクシデントがあり公演中止かという極限状態下で、全員がいつも以上の力を出し切り、何とも熱い演奏を展開。68年モノラル録音との違いは歴然、作曲家独特のデリケートなニュアンスが捉えられています。素晴らしさのあまりグラズノフを偏愛する某氏をして『神棚にでも供えて置きたい代物。他を捨ててもこの1枚で十分』と言わしめたほど。
 また、ムラヴィン6歳の音楽初体験『眠り』はいわば将来を決めた作品。重要性に反して48年SP復刻しかなく、これまでまともに聞けなかった曲目でした。演奏はとにかく凄まじいの一言。序奏の打楽器の炸裂、有名なワルツ冒頭など、ロシアの指揮者の誰よりも強烈で巨大。かくも甘さを排したチャイコも稀。当シリーズの中で最も衝撃的な一枚。」とのこと。
ALT-065
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(1CD)
ベーム & VPO 〜最後の来日演奏会
 ベートーヴェン:
  交響曲第2番/交響曲第7番
カール・ベーム指揮
VPO
ALTSA-065
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1980年10月6日、人見記念講堂、昭和女子大学、ライヴ、おそらくディジタル。音源提供: NHK。CD-R使用の SARDANA、RE! DISCOVER、ALL KARL BOHM FAN CLUBといったレーベルから出ていたものだが、マスター・テープからは ALT-065 が初復刻だった演奏。日本語解説付。SACD盤 ALTSA-065 仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネル・ステレオ/SACD化にあたって新リマスタリング。 なお、同時発売のALTSA-026には『ステレオ』表記があるが、ALTSA-065には表記がなく、元々がディジタル録音と思われる。
 「巨人ベームのエネルギーが最後に最も激しく燃えた瞬間だった」(E.オッテンザマー/ VPO クラリネット奏者)。最晩年のベームの特徴である、悠揚迫らぬテンポによる堂々たる演奏。第7番の第3楽章トリオにおける、極限のロー・テンポにも美音を失わないVPOもさすがの一言。
 ・ALTSA-065 発売時の代理店アナウンス:『立派。実に立派。堂々たる造形感に驚き。今やこんなに立派なベートーヴェンは貴重で、偉大な巨匠の芸でございます。クラリネットのオッテンザマーも「忘れられないコンサート」と語り、全篇、悠揚迫らぬ大テンポで7番の3楽章のトリオなどチェリ顔負けの極限のローテンポ。それを見事にもちこたえ美音を奏でるウィーン・フィルもさすが。終楽章も耐えに耐えての大爆発。純音楽的カタルシスがございます。2番もかけねなしの名演。音質もNHK録音だけあって大変優秀でベーム最期の日本公演を見事にとらえきっています。』『マスターを 192khz 24bit のデジタルマスタリングの後、DSD 信号に変換し SACD に収録。この SACD ディスクはシングルレイヤー、非圧縮で収録されております。』とのこと。

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
 #なお、ディジタル初期であるため、物理的にはマスター・テープの情報容量がCDの規格容量に収まっている録音と思われます。
コンドラシン&モスクワ・フィル来日時シリーズ
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(*)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(#)
イーゴリ・オイストラフ(Vn)
キリル・コンドラシン指揮
モスクワpo.
 録音:1967年4月20日(*)/1967年4月18日(#)。ステレオ。音源:NHK。
 コンドラシンのテンションの高さとオケの上手さには脱帽だが、それにもましてイーゴリ・オイストラフの大変な名演奏には驚かされる。解説はオイストラフの「日本に寄せる賛歌」。
コンドラシン&モスクワ・フィル来日時シリーズ
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
 ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
キリル・コンドラシン指揮
モスクワpo.
 録音:1967年4月20日。ステレオ。音源:NHK。
 シリアスの極みともいえるこのショスタコーヴィチの名品を、コンドラシンが尋常ならざる緊張感をともなった力業で描き切っている。スタジオ録音よりテンポが早く、5分以上の差があるところも興味深い。フィル・アップの「モスクワ河の夜明け」が一服の清涼剤になるほどで、まさに「絶望の極北」とも言える演奏だ。
SFB(自由ベルリン放送協会)シリーズ Vol.1
 なんと、カール・リヒターの「ロマンティク」!!

  ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
カール・リヒター指揮
ベルリン放送so.
 録音:1977年11月7日、ゼンデザール、ベルリン。音源:SFB(自由ベルリン放送)。初登場音源。
 リヒターは晩年、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュといったドイツの巨匠たちを尊敬していると述べていたが、まさかこのような音源が残っているとは驚きだ。演奏が成されたこと自体はコアなファンには知られていたが、一般の音楽ファンからみれば晴天の霹靂とも言える録音だろう。解説の金子建志氏は「常識的な解決法とは一線を画しており自分が読んだとおりを、自分の語法で解決するという主張にあふれている、オルガニストならではの読みと解決法がすばらしい」と述べて晩年の濃厚なロマンティシズムにあふれたこの濃厚なブルックナーを激賞。たとえば、第1楽章再現部を決定的に印象づけるコラール(11分36秒)は前代未聞の壮大さで、正に天上の大パノラマといった趣でリヒターならではの「神の栄光」を輝かせるなど、彼のバッハ演奏にも通じる感動的名演となっている。これはリヒター・ファン、ブルックナー・ファンならずとも必聴の音源ではなかろうか。
VPO & MUSIKVEREIN/GROSSER SAAL SERIES
 〜カール・シューリヒト

   シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485 (*)
   ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (#)
カール・シューリヒト指揮
VPO
 録音:1965年4月24日、ムジークフェライン大ホール。モノラル。音源:ORF。(*)は初出音源。(#)は同じ顔合わせで1960年代とされる演奏がCD-R使用のRARE MOTHレーベルから出ているので(RM-504M)、ひょっとすると同じ演奏かもしれない。ただ、同一の場合でもマスターからの初復刻となる。
 シューリヒトによる(*)は大変珍しい作品で、確か他にはシュトゥットガルト放響との1960年ライヴ(CD-R使用のEN LARMESレーベル、ELM-01-26で既出)しか無かったと思われる。(#)はシューリヒトお得意の曲だが、ウィーン・フィルとの共演は(RARE MOTHレーベルで出ている演奏と今回が同一とすれば)確か他には無かった。代理店が「奇蹟! 5番で春雷が鳴り響く、天をも感動の名演奏。音質大変」とべたぼめ。
VPO & MUSIKVEREIN/GROSSER SAAL SERIES
 〜ハンス・クナッパーツブッシュ

   ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調「ワーグナー」
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
VPO
 録音:1960年2月14日、ムジークフェライン大ホール。モノラル。音源:ORF。初出音源。
 クナによる同曲はこれまで4種の演奏が出ていたが、ウィーン・フィルとの共演は1954年のDECCAスタジオ録音だけで、このコンビでのライヴは今回が初登場。また、1954年に2つの録音がある以降は1962年まで録音は無かったため、その間を埋めるこの演奏の登場は、ファンには正に朗報といえるだろう。代理店によると音質も良好だと言う。
ALT-072/3
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(2CD)
1.5CD価格
VPO & MUSIKVEREIN/GROSSER SAAL SERIES
 〜ヨッフム指揮の「カール・ベーム追悼演奏会」

   モーツァルト:
    フリーメーソンのための葬送音楽 K.477/
    交響曲第41番「ジュピター」
   ブラームス:交響曲第2番
オイゲン・ヨッフム指揮
VPO
 録音:1981年9月20日、ムジークフェライン大ホール、ウィーン。ステレオ。音源:ORF。おそらくCD-R使用のCOUPLEからCCD-3008/9として出ている物と思われる。ただ、そちらではモノラル録音だったので今回は大幅な音質向上となる。もちろんマスターからの初復刻。
 巨匠ヨッフムとウィーン・フィルの数少ない定期演奏会の中でも、最も有名で伝説的なベーム追悼コンサートの全曲。3曲とも長老ヨッフムの得意曲ながらウィーン・フィルとの顔合わせは珍しく(これが唯一?)これぞドイツ的味わいのヨッフム芸が全開、ウィーン・フィルならではのバスの躍動感、弦の美しさ、木管の味など実に自然で楽しめる。特にブラ2の終楽章はヨッフムの独壇場であり、一気呵成に火の玉となり突き進む様は忘れ難い魅力と言える。ジュピターでの古楽器演奏では味わえない堂々たる風格もVPOならではだ。代理店曰く「音質もさすがに良好」。
VPO & MUSIKVEREIN/GROSSER SAAL SERIES
 〜ハンス・クナッパーツブッシュ

   R.シュトラウス:
    アルプス交響曲(*)/交響詩「死と変容」(#)
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
VPO
 録音:1952年4月20日(*)/1958年11月9日(#)。共にライヴ、モノラル。2曲とも初出音源。音源:放送集団「ロートヴァイスロート」(ウィーン・フィル・アルヒーフの音源使用)(*)/オーストリア放送協会(#)。
 「ロートヴァイスロート」録音のアルペンはクナの魅力全開で迫力満点。さらに音質にも素晴らしく、とても1952年の録音とは思えない。「ロートヴァイスロート」は1945年にアメリカ進駐軍が設立した放送局で、1955年まで豊富な資材と資金をバックに優秀な録音を数多く行なった。さすがVディスクを作ったアメリカ軍とも言えるだろうか。一転、凝縮感のある音質でORFが録音した「死と変容」も冒頭からただならぬ雰囲気で、ティンパニーの強烈な一打からしてもよく録れている。
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 〜カール・ベーム

   ブルックナー:交響曲第7番
カール・ベーム指揮
VPO
 録音:1953年3月7日、ライヴ、モノラル。初出音源。音源:放送集団「ロートヴァイスロート」(ウィーン・フィル・アルヒーフの音源使用)。
 壮年期のベームによる質実剛健なブルックナー。彼の同曲は、1943年の放送音源の次の音盤記録が1970年代に入ってからなので、その間を埋めるこの演奏の登場はファン待望の出現だ。1楽章の第3主題では非常にストイックな表現を見せ、聴かせるが、さらに2楽章のクライマックスで足を踏みならしながらカクカクと盛り上げていく様はまさにベームならでは。音質も1953年とは思えない良好な物。
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 〜ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

   ベートーヴェン:交響曲第9番
イルムガルト・ゼーフリート(S)
ロゼッテ・アンダイ(A)
アントン・デルモータ(T)
パウル・シェフラー(T)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
VPO、ウィーン楽友教会cho.
 録音:1953年5月30日(一般には1953年5月31日が正しいとされる)、ライヴ、モノラル。音源:放送集団「ロートヴァイスロート」(ウィーン・フィル・アルヒーフの音源使用)。 以前DGからウィーン・フィル150周年記念のシリーズとしてCD発売されていたもの。なおこの演奏の日付については、ソリスト等の関係から一般には31日が正しいとされている(DGでの発売時も30日と表記された)が、今回録音テープの裏書き等にあたった所やはり30日だったとのことで、この日付けが採用されている。
 フルトヴェングラーの有名な1953年ウィーンの「第9」が正に待望の再発売。フルトヴェングラー・ファンの中でもこの第9が最上位という意見も多い名演中の名演だが、DG盤が廃盤になって以来、探されている方も多かった。「今回かなり音質改善されました。低域も豊かで、音も前に出て来る感じ、より迫力が増したように思われます」とのこと。
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 〜フルトヴェングラーのブラームス、1952.1.27

 ブラームス:
  ハイドンの主題による変奏曲/
  二重協奏曲(*)/交響曲第1番
ヴィリー・ボスコフスキー(Vn;*)
エマヌエル・ブラベッツ(Vc;*)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
VPO
 録音:1952年1月27日、ムジークフェラインザール。ライヴ。モノラル。音源:ロートヴァイスロート放送集団。EMIやTESTAMENTからCD化されている音源だが、まとめての発売はこれが初めて。
 フルトヴェングラー伝説のブラームス・コンサートを再現。これぞCDならではの擬似体験で、フルトヴェングラーの考えぬかれたプログラムを堪能できる。以前の盤も良い音質だったが、代理店によると「新しい音質で見事蘇」ったとの事。ボスコフスキーの美音も聴き物。
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 〜ブルーノ・ワルターのモーツァルト

 モーツァルト:
  交響曲第38番「プラハ」(*)/交響曲第40番(#)
ブルーノ・ワルター指揮
VPO
 録音:1955年11月6日(*)/1956年6月24日(#)、以上ムジークフェラインザール。ライヴ。モノラル。音源:ロートヴァイスロート放送集団(*)/オーストリア放送協会(#)。(#)は初出音源とされているが、SONYから発売された1952年の演奏と同一とする意見もある。
 ワルターといえばモーツァルト。モーツァルトといえばウィーン・フィル。(*)はかつてDGで出ていた定評ある名演で、序奏の堂々たる風格や主題提示の美しさはワルター&ウィーン・フィルならではの味わい、さらにワルターの(#)は昔から定評あるもので、豊満な美演に感動できる。
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 〜カール・シューリヒト、初出

  ブルックナー:交響曲第9番
カール・シューリヒト指揮
VPO
 録音:1955年3月17日、ウィーン・コンツェルトハウス大ホール。モノラル。音源:ロートヴァイスロート放送集団。
 シューリヒト本人もこのコンサートに大変満足し、数日後にウィーン・フィルにあてて手紙を出したほど(その手紙の内容は解説書内で翻訳)。 このコンサートのすばらしさにEMIが録音を計画し、決定盤とも言える名盤の誕生に繋がった。録音は豊富な資金と資材に満ちたアメリカ軍の放送局ロートヴァイスロートだけあって良好。
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マーラー:交響曲第2番「復活」 ミカエラ・カウネ(S)
リオバ・ブラウン(Ms)
準・メルクル指揮NHKso.
二期会cho.
 2003年N響ベストコンサート第2位となった名演奏をCD化。メルクルはこの曲への初挑戦であった。代理店によると「空前のヴォルテージで凄い迫力と緊張感。メルクルもこの曲初挑戦とは思えぬ指揮ぶりで、改めて大器ぶりを確認。二期会のうまさ、独唱陣の絶品の歌、N響の超絶ぶりにも唖然といたしました。またすばらしい音質で放送されたものとテイクが違います」とのこと。
ムラヴィンスキー、ディスク初レパートリー
 シベリウス:
  交響曲第3番(オリジナル・モノラル)/
  交響曲第3番(アルトゥス特別編集擬似ステレオ)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1963年10月27日、ライヴ。初出音源。以下代理店案内をほぼ全文掲載。
 「仰天ムラヴィンスキー」「最高のモノラル異常迫力」「全ソビエト放送(通称モスクワ放送録音の失われた幻のシベリウス第3番がついに登場」
 「幻の仰天音源が出現しました。ムラヴィンスキーによるシベリウスの交響曲第3番で、これまで誰も聴いたことがなかったものです。
 ムラヴィンスキーは1963年10月26日にレニングラードで同曲のソ連初演を行い、その後4回しか演奏しなかったため、同曲異録音はもちろん存在しません。当ディスクは初演の翌27日の演奏会のライヴで、ソ連全土へ放送するために録音されました。その後この音源は失われたとされていましたが、2003年ペテルブルグの放送局でオリジナル・マスターが発見され、未亡人に返還されました。
 未亡人は、これまでの功績と恩義に報いるため、この音源をアルトゥスでのCD化を許可、待望の発売となりました。
 ムラヴィンスキーは1946年にレニングラード・フィルとフィンランドへ演奏旅行を行いましたが、その際、ザンデルリンク(もちろん親父の方)とシベリウス邸を訪問し、大作曲家に謁見しています。自身、シベリウスを高く評価していました。
 さて演奏と解釈ですが、これが驚きの名演。贅肉のない研ぎ澄まされた音楽はシベリウスにピッタリですが、当時60歳のムラヴィンスキーの覇気と推進力、さらに異常なまでの音楽の大きさに圧倒されない人はいないでしょう。しばしば現れるフォルテの強烈さはスヴェトラーノフやゴロワーノフにも劣りません。
 録音もモノラルながら非常にクリアで臨場感たっぷり。当時のソ連放送局の録音技術の高さに驚かされます。されに、アルトゥスが現代最新技術による同音源の擬似ステレオ化も収録。『擬似ステはちょっと・・・』という先入観を覆す出来となっております。
 ムラヴィンスキーの未知の音源がこれほどのクオリティで出現するのはまさに奇跡。シベリウスの交響曲第3番の評価さえ変える凄い演奏です。」
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 〜ハンス・クナッパーツブッシュ

 シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「グレイト」
 フランツ・シュミット:
  ハンガリーの軽騎兵の歌による変奏曲
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
VPO
 録音:1957年10月27日、ライヴ。モノラル。音源:オーストリア放送協会。
 かつてDGから発売され、あまりのクナ節に驚かされた、かのグレイト。実は今でもMUSIC AND ARTSから現役で発売されている(MUA-4936)ことは意外と知られていないが、ついに10年ぶりにALTUSから新たな音質で蘇った。久々に聴き直しても、とてつも無いユニークさに言葉を失う。
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 〜カール・シューリヒト

 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
カール・シューリヒト指揮
VPO
 録音:1963年10月27日(とされているが、1963年12月7日が正しい模様。EMIのスタジオ録音は同月9日-12日)、ライヴ。モノラル。音源:オーストリア放送協会。今回が初出となる物。
 この演奏会の後、12月の初旬に行なわれたEMIへの同曲スタジオ録音はいささか枯れた感じの名演だったが、さすがシューリヒト「ライヴの迫力がやはり本当でした。終楽章コーダの気高さは圧倒的でございます。」と代理店。
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 〜アンドレ・クリュイタンス

 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
 ラヴェル:「マ・メール・ロワ」/
       「ダフニスとクロエ」組曲第2番
アンドレ・クリュイタンス指揮
VPO
 録音:1955年5月15日、ライヴ。モノラル。音源:ロートヴァイスロート放送集団。今回が初出となる物。
 「まさに絶妙のコンビといえる美しさでとろけるよう。エレガントの極みとはこのことでありましょうか。モーツァルトのシンフォニーも待望の登場。ドン・ファンも粋。ラヴェルはあまりの官能性にしびれてしまいました。ウィーン・フィルの魅力も爆発。」と代理店。
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
リャードフ:8つのロシア民謡より「哀歌」
北原幸男指揮
東京都so.
 録音:2003年10月1日、東京文化会館、ライヴ。
 1992年、N響とのショスタコーヴィチ11番でレコード・デビュー(国内は東芝から発売)した際大変話題となった北原は1996年まで若き日のカラヤンが振った事で有名なアーヘン歌劇場の音楽総監督を務めたが、その後日本に帰国し、国内での指揮活動に集中することとなった。「それにしてもショスタコーヴィチを得意とする北原だけに『革命』の終楽章などクレンペラーもかくやというような堂々たるもの。録音も往年のマーキュリー録音を思わずデットなオンマイクぶりが迫力で、最後のバスドラなどレベルギリギリの大音量で、震撼いたしました。」と代理店。
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 〜ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

  ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
  マーラー:さすらう若人の歌(*)
アルフレート・ペル(Br;*)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
VPO
 録音:1952年11月30日(ロートヴァイスロート収録、モノラル)。TAHRAから先にマスターからの復刻が発売されていた物。
 代理店によると「30日と29日との日付け問題があるようなので今回、ヒストリカル御意見番平林直哉氏に鑑定を依頼。辛口の平林氏をして音質にも満足せしめたもよう」とのことだが、(*)は30日の録音しか残っておらず、「英雄」の方は2種の録音があるとは言われているものの、市販されたのは今のところ1種類のみ(2種の録音が市販されているのは、2日とも同時に演奏されたベートーヴェン「第1番」)。あとは音質に一家言持つ平林氏を満足させたその音に期待したい。
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 〜カール・シューリヒト

  ブルックナー:交響曲第5番
カール・シューリヒト指揮
VPO
 録音:1963年2月24日、ライヴ(ORF収録、モノラル)。
 かつてDGから出ていたウィーン・フィル150年記念ボックスの目玉の一つ。シューリヒトのブルックナーの中でも大変人気のあった演奏が、音質改善されて見事に蘇った。
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 〜ベーム、バックハウス

  シューマン:ピアノ協奏曲(*)
  ブラームス:交響曲第1番(+)
ウィルヘルム・バックハウス(P;*)
カール・ベーム指揮VPO
 録音:1963年3月17日(ORF収録、モノラル)(*)/1954年11月6日(ロートヴァイスロート収録、モノラル、初出)(+)。(*)はかつてSTRADIVARIUSから出ていた物だが、現在では入手困難。
 ベーム、バックハウス黄金コンビの大人のシューマンも聴きもの。大家ならではの味わい。それにもましてブラームスがすごい迫力。若きベームの血がたぎりきっているよう。
マタチッチ&N響、1960年代ライヴ Vol.1
 ブラームス:交響曲第1番
ロヴロ・フオン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1967年1月28日、旧NHKホール。ステレオ、初出音源。
 1970年代の6枚(ALT-048、049、050060、061、062)に続くマタチッチ&N響ライヴ、なんと今回はこの顔合わせのライヴとしてはこれまで耳にすることができなかった1960年代のもの。驚愕の初来日から間もない、マタチッチ自身も脂の乗り切った時期の演奏だけに、大変貴重な音源の登場といえるだろう。
 子のブラームスは冒頭から大地を揺るがす様なティンパニーとN響ならではの重厚なサウンドに心奪われる。激しい所はより凄まじく、美しい所はより切々と、この強力な対比が恐ろしく大スケール。
マタチッチ&N響、1960年代ライヴ Vol.2
 スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ロヴロ・フオン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1968年9月12日、東京文化会館。ステレオ、初出音源。
 あまりに豪快な表現に脱帽。曲調とマタチッチの巨人的音楽が見事にマッチ。時はソ連軍がプラハに戦車で乗り込んだ「チェコ動乱」の年、このプログラムはマタチッチがN響に強く要望して実現したものであり、それだけに渾身の演奏となっている。
マタチッチ&N響、1960年代ライヴ Vol.3
 ブルックナー:交響曲第7番
ロヴロ・フオン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1969年5月9日、東京厚生年金会館。ステレオ、初出音源。
 とんでもなく濃厚な音と表現に引き込まれる。この演奏でマタチッチの日本における評価を決定づけたまさに記念碑的大演奏。その伝説的名演がついに復活する。
A.ヤンソンス&レニングラード 1970 来日公演 Vol.1
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」〜第3幕前奏曲
アルヴィド・ヤンソンス指揮
レニングラードpo.
 録音:1970年7月1日、大阪フェスティバルホール、ステレオ。収録:NHK。初出音源。
 今や大人気のヤンソンスといえばマリス・ヤンソンスだが、ひと昔、ヤンソンスと言えばアルヴィドであった。父ヤンソンスの決定盤と言える名演がCDで甦った。ダイナミックにして人間味溢れる音楽は大変魅力的。1973年のムラヴィンスキー来日盤に匹敵する大演奏。音質もすこぶる良好で、ちょっと年代ばなれしている。日本語解説、および日本ムラヴィンスキー協会会長、天羽健三氏制作によるアルヴィド・ヤンソンスのディスコグラフィー付き。
A.ヤンソンス&レニングラード 1970 来日公演 Vol.2
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 /
          バレエ「白鳥の湖」第2幕〜情景
アルヴィド・ヤンソンス指揮
レニングラードpo.
 録音:1970年7月1日、大阪フェスティバルホール、ステレオ。収録:NHK。
 洗練さと豪快さが見事に融合した稀に見る名演。レニングラード・フィルは天才ホルンのブヤノフスキーを始め、凄まじいレベルの高さで。音質も素晴らしく、ムラヴィンスキーが認めた大指揮者大ヤンソンスの最高の遺産といえよう。日本語解説、および日本ムラヴィンスキー協会会長、天羽健三氏制作によるアルヴィド・ヤンソンスのディスコグラフィー付き。
カール・リヒター 初来日ライヴ 1969 Vol.1
 バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
カール・リヒター(Cemb)
 録音:1969年4月27日、日生劇場、東京。ライヴ。ステレオ。音源提供:NHK。初出音源。
 なんと、リヒター初来日時の貴重な音源が初登場! これから10年後彼の最後の来日となった折りの同曲がTDKから発売されていたが(TDKOC-003;廃盤)、そこではどこか狂気的な無気味さも感じられる非常に特異な演奏が展開されていた。今回の演奏は代理店によると「圧倒的な求心力」「リヒター絶頂期の凄絶!」「チェンバロを弾いてもこの構築感と、この重厚!」「まさにバッハの権化!」「TDK で発売されたものは晩年の狂気じみた鬼演でした。今回はリヒター絶頂期のゴルトベルク、まさに初来日の緊張感あふれる伝説の演奏会。当日の熱気は凄いものがございます。現代のチェンバリストの数多くの演奏と比べると改めてそのユニークな力強さに感動させられます。正に偉大なドイツの偉大な演奏。音質もすばらしく最新録音かと思いました。」とのことで、正統的名演が期待できる。
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(1 SACD)
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価格帯:S
限定盤
カール・リヒター来日公演 '69 〜J.S.バッハ:鍵盤作品集
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 (*)
 オルガン作品集(#)
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565 /トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV.530 /幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 /
  前奏曲(トッカータ)とフーガ ヘ長調 BWV.540 /パッサカリア ハ短調 BWV.582
  [アンコール] 諸々の技法による6つのコラール(シュープラー・コラール集)
           〜第6曲「イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい」 BWV.650 /
          パストラーレ ヘ長調 BWV.590 〜第3楽章 アダージョ/前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 〜フーガ

 カール・リヒター(Cemb;*/Org;#)
 録音:1969年4月27日、日生劇場(*) /1969年5月11日、ベートーヴェン・ホール、武蔵野音楽大学(#)、すべて東京、ともにライヴ、ステレオ|音源: NHK |初SACD化|2021年新リマスター| CD: ALT-096、097 。 バッハの権化リヒター69年初来日時の公演から、チェンバロでの「ゴルトベルク変奏曲」とオルガンでのバッハ作品集、ふたつの独奏ライヴを収録。NHK 収録音源に新規でリマスターを施しSACD化。シングルレイヤーの特性を生かし1枚のディスクに長時間収録!強烈なまでに峻厳な畢生の名演をたっぷりと味わえる。リマスターとSACD化により、空間が広がり、音がくっきりと浮かび上がり、残響も力強さを纏って生の響きにぐっと近づき、聴いてハラハラするほどの緊迫感とドライヴ感に否が応でも圧倒される。まばゆいほどの光輝を放射しながら時に重戦車のごとく強靭に弾き込まれるモダーン・チェンバロでの「ゴルトベルク」、感興ゆたかで豪放にして立体的な積み上げも素晴らしい音の大伽藍たる「トッカータとフーガ」「幻想曲とフーガ」「パッサカリア」など、バッハの伝道師リヒターの霊感ほとばしる一期一会空前絶後の大演奏に打ちのめされること間違いなし。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、基本的にSACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
カール・リヒター 初来日ライヴ 1969 Vol.2
 バッハ:
  トッカータとフーガ ニ短調BWV.565/
  トリオ・ソナタ第6番 ト長調BWV.530/
  幻想曲とフーガ ト短調BWV.542/
  前奏曲(トッカータ)とフーガ ヘ長調BWV.540/
  パッサカリア ハ短調BWV.582
 [アンコール]
   諸々の技法による6つのコラール
    (シュープラー・コラール)
     〜第6曲「イエスよ、汝いまぞ
           天より下りたまい」BWV.650/
   パストラーレ ヘ長調BWV.590
    〜第3楽章「アダージョ」/
   前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532〜フーガ
カール・リヒター(Org)
 録音:1969年5月11日、東京、武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール。ライヴ。捨ステレオ。使用楽器:独クライス社製。音源提供:NHK。初出音源。
 上記ゴルトベルクと同様、リヒター初来日時の貴重な初登場音源。こちらも、これから10年後、彼の最後の来日となった折りのバッハ「オルガン作品集」がTDKから発売されていた〔TDKOC-004; 廃盤〕。こちらも代理店によると「リヒター、音の大伽藍!」「迫真の大サウンド」「NHK オリジナルテープの底力」「60年代ばなれの音質!」「TDK で発売されたリヒター晩年のオルガン曲集とはことなり、有名曲が一堂に集まっています。ライヴならではの燃え上がる迫力がリヒター芸術のすごさ。それにもまして年代離れした大迫力の音質。リヒター絶頂期の覇気に満ちた表現がすごい!」とのことで、こちらも期待大。
クーベリック最後の「我が祖国」!
 スメタナ:連作交響詩「我が祖国」
ラファエル・クーベリック指揮
チェコpo.
 録音:1991年11月2日、サントリー・ホール。ライヴ。収録:NHK。
 1980年代の半ばから指揮活動から引退していたクーベリッックがまさに最後の力を振り絞るかのようにして行った伝説的コンサート。許光俊氏はこの演奏のことをライナーノートで次のように激賞している。
 「ラファエル・クーベリックがチェコ・フィルとともに演奏したサントリーホールでのコンサートは、私にもっとも強い印象を与えた音楽体験のひとつである。今でも、あの時ホールでどのような音が鳴っていたかを、まざまざと思い出すことができる。私にとってもっとも忘れられない音だ。私は、さして期待もなかったけれど、出かけた。どれどれお手並み拝見とばかり、醒めた気持ちで席に着いたが、そのとき、わずか数分後には比類ない音楽に打ちのめされることになろうとは、まるで予想もしていなかったのである。超満員の人いきれがするホールで演奏が始まるや、聴衆は完全に度肝を抜かれた。怒濤のような響きの奔流に人々はたじたじとなり、激しい感情表現に心を奪われた。リズムがふんばるところは地に足が生えたようにがっちりとふんばり、飛び跳ねるところでは踊り狂った。全編これ息詰まるようなエネルギーの噴出であり、しかも見境のないおめでたい熱狂ではなく、音楽の各場面は的確鮮明にたくましい筆致で描き出された。吹き上げてくるような熱気から音楽の異常な強さが生まれているのだった。私はステージの横の席で、激越な渦を巻いて襲いかかってくる管弦楽の響きを、ただただ呆然と聴いた。渾身などという言葉はずいぶん安っぽいものになってしまったが、これこそが渾身の演奏と呼ばれるべきものだったのである。そして家に帰ってからも考えた。だが、音楽から与えられた感銘はあまりにも大きかった。芸術は罪深い。理性を抗い、麻痺させようとたくらむ。そういう危険な芸術の最高の例のひとつが、この「わが祖国」なのである。」
スクリャービン:24の前奏曲 Op.11 (*)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34 (+)
相沢吏江子(P)
 録音:2004年11月17-18日、滋賀栗東芸術文化会館さきら大ホール。
 ホルショフスキー最後の弟子であり、内田光子が激賞するピアニストとして知られる相沢吏江子の初ソロ・アルバム。初とはいえ、コンサート活動においてはすでに「日本人ピアニスト」と表現するのをためらうほど国際的な賞賛を得ており、日本国内でのユニークな活躍も広く注目を集めている。この録音も滋賀県栗東「さきらホール」の新プロジェクトとして話題となった「レコーディング&コンサート」の第一弾として制作されたもの。これは、ホール側がアーティストに最高のレコーディング環境を提供する代わりに、コンサートではチケットを格安にし多くの人に聴いてもらうというもの。こうして今回のレパートリーでは必要不可欠だった極上の空間を得、また最高峰の録音スタッフのサポートもあり、若手の中ではぬきんでた力量と経験を持つ相沢がもてる才能と技術を注ぎ込んで完成させたのがこのアルバムである。年間に数多くのピアニストがCDデビューを果たし、どの盤もかなりの高水準である日本のピアノ界だが、内田光子以降、真に世界的なピアニストを輩出していないのも事実。ホールの質、録音技術を含み、わが国のピアノ演奏史&録音史の存在を顕示しうるレヴェルの作品として、今回のこのリリースは大いに注目されるべき一枚といえよう。
ミュンシュ&ボストン響 1960年来日公演 Vol.1
 日本国歌「君が代」(*)/米国国歌「星条旗」(*)
 ピストン:交響曲第6番(#)
 バーバー:メディアの瞑想と復讐の踊りOp.23a (+)
 ドビュッシー:交響詩「海」(+)
 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲(+)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1960年5月4日、旧 NHK ホール (*)/1960年5月5日(#)、1960年5月29日(+)、日比谷公会堂(#/+)、以上ライヴ、ステレオ。(+)の3曲は初出音源。(#)は先にCD-R使用のKAPELLMEISTERからKMS-068/9で発売されている演奏だが、マスターからの初復刻。(*)の国歌2曲は 先にNHKからDVD (NSDS-9486; +「運命」&ダフニス) で発売されており、CD初フォーマット化。『大音量!音の洪水!それでもこの透明感』『ミュンシュ&ボストンの至術!』『君が代はこんなにも壮絶な曲であったとは!』 また、山崎浩太郎氏曰く『ピストンの6番も思わぬひろいもの』とのこと。『アメリカ政府の押した曲だけあり現代曲とは思えぬわかりやすさで楽しめます』とも記載されている。
ミュンシュ&ボストン響 1960年来日公演 Vol.2
 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 (*)
 ルーセル:
  「バッカスとアリアーヌ」組曲第2番Op.43 (*)
 ヘンデル:「水上の音楽」より
  〔アンダンテ/アラ・ホーンパイプ〕(#)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1960年5月5日、日比谷公会堂、ライヴ。ステレオ。(#)は初出音源。(*)は先にCD-R使用のKAPELLMEISTERからKMS-068/9で発売されている演奏だが、マスターからの初復刻。「立体音楽堂シリーズ」。『幻想といえばミュンシュ!』『ミュンシュといえば幻想!』『今回の幻想もとてつもない盛り上がり!』『ミュンシュといえば、パリ管デビューの幻想(ALT-182)が大変印象的ですが、手兵ボストン管との当演奏も壮絶無比でストレート!』
ミュンシュ&ボストン響 1960年来日公演 Vol.3
 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調「運命」Op.67
 イーズリー・ブラックウッド:交響曲第1番Op.3
 ワーグナー:
  「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
    〔前奏曲/徒弟たちの踊り/名歌手の入場〕
 メンデルスゾーン:
  弦楽八重奏曲Op.20〜スケルツォ(管弦楽編曲版)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストンso.
 録音:1960年5月22日、日比谷公会堂、ライヴ。ステレオ。全て初出音源。「立体音楽堂シリーズ」。『聴衆仰天!』『ボストン響の黄金期のものすごさパワー炸裂!』『これはすごい。ミュンシュ面目躍如!』『 得意の「運命」の迫力、ワーグナーのパワー全開の音響洪水など、ボストン響黄金期の名人芸を堪能できます』 また、『当時ニュービート派の重要人物として名を上げていたブラックウッドの交響曲は現代音楽に冷ややかな山崎浩太郎氏をして必聴の名曲といわしめ』たとのこと。
 # 立体音楽堂とは:NHK FMのステレオ本格放送は1965年からだが、それ以前に画期的試みによる世界に類をみない驚くべき番組があった。それが「立体音楽堂」で、ラジオの第1放送と第2放送を使い、それぞれ「左」「右」の片チャンネルのみを放送、2台ラジオを用意すればステレオ放送が楽しめるという試み。まさに技術のNHKの驚くべき発想の名番組だった。
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皇紀二千六百年奉祝楽曲〜皇紀2600年の奉祝音楽集成
 R.シュトラウス(1864-1949):皇紀2600年奉祝音楽[ヘルムート・フェルマー指揮]
 ピッツェッティ(1880-1968):交響曲イ調[ガエタノ・コメリ指揮]
 イベール(1890-1962):祝典序曲[山田耕筰指揮]
 ヴェレシュ(1907-1992):交響曲「日本の皇紀2600年へのハンガリーからの贈り物」
  [橋本國彦指揮] 以上、[紀元二千六百年奉祝so.]

 ・ボーナストラック
  近衛秀麿(1898-1973):大礼奉祝交声曲より〔第2楽章−第4楽章/第1楽章未録音〕(#)
   [内田榮一(Br) 松平里子(S) 佐藤美子(Ms)
    近衛秀麿指揮新so. ヴォーカルフォアcho.]
  「終戦の詔書」(玉音放送全編)(+)
 録音:1940年(無印)/1928年(#)/1945年(+)。SP復刻:OPUS蔵。音源提供: NHK(+)/新マスタリング(+)。(#)は初の一般市販CD化。碩学片山杜秀氏(慶應大学准教授)による30ページ弱におよぶ詳細な解説書も秀逸。本編の4曲はローム ミュージックファンデーションの「日本 SP 名盤復刻選集 III」(ANOC-6070A)でも復刻されているものだが、演奏家ごとに別のCDへ収録されていたため、当曲が目的ならば当盤の方が聞きやすいと思われる。
 『皇紀2600年の奉祝音楽集成』『4月29日は「昭和の日」今ふりかえる昭和「玉音放送」付』『また、ボーナストラックに市販CD初となる昭和天皇即位を記念して作曲された近衛の貴重な交声曲(第1楽章は未録音)。また、新マスタリングにより一層玉声が鮮明になったNHK提供の音源「玉音放送」など、思い切った大集成でございます。』
 ・紀元2600年奉祝音楽について:『終戦まで紀元といえば日本では皇紀で、皇紀とは明治政府によって国の紀元として正式採用され、「日本書記」の記述に従い神武即位の年を元年としたものです。皇紀では西暦1940年が2600年という大きな区切りにあたっており(因みに本年は皇紀2671年)日本政府はこの年を明治維新以来の近代化の成果を全世界に問う特別な1年にしようとし、東京ではオリンピックや万博も開かれるはずでありました。この記念すべき年の祝賀行事の一環として「紀元2600年奉祝楽曲演奏会」が開かれました。近衛文麿を首班とする政府はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ハンガリーの6ヶ国の政府に作曲家の斡旋を依頼。アメリカは拒否しましたが残り5ヶ国は応じました。その中で今や有名曲のイギリスのブリテン「鎮魂交響曲」は締め切りに遅れたのと作品に祝典性が認められないとの理由で曲目から外されました。ちなみにブリテンの作曲料は7000円。当時天丼が50銭という物価でありました。また演奏会のためには160人からなる新響(現N響)を中心としたオーケストラが結成され、なんと齊藤秀雄(本番は齊藤は振らず)の指揮のもと30回以上のリハーサルを積んでのぞみました。ここに収録されたのは、東京と大阪のコンサートの間に録音されたもので、日本のオーケストラ史にとってもかけがえのない貴重な記念です。』
 ・曲目について
 『〈R.シュトラウス(1864-1949):皇紀2600年奉祝音楽〉リヒャルト・シュトラウスが日本のために曲を書くというのはとてつもない大事件で、初演時の関心を大いに集めました。大人数を要するシュトラウス作品の中でも最大級クラスに属し、4管編成に12人の金管別動隊、さらに14の寺の鐘!といったもの。曲は連続する5部から成り鐘をゴングのように鳴らし、日本の動機をほのめかし、弦楽が大海原の描写をはじめ、やがて、さくら吹き乱れ繁栄を極める国家(日本)が現れる「バラの騎士」を思わせる豪奢な音楽の宴となるが不吉なグリッサンドの大騒音が襲いかかる(天変地異を描写)も、それらは侍たちの働きでしずめられ、日本の動機が大ファンファーレと化し、著しく高潮し鐘も高らかに鳴り響き、大見得を切るように結ばれます。
  〈ピツェッティ(1880-1968):交響曲 イ調〉「20 世紀のパレストリーナ」と呼ばれたピツェッティはレスピーギ、マリピエロ、カゼッラと並ぶ近代イタリアの大家。1919 年のヴァイオリン・ソナタは今日では知る人ぞ知る音楽のようですが、戦前はフランクのソナタに匹敵するヴァイオリン・ソナタの名曲中の名曲と日本にもファンが多かったもようです。作風はグレゴリオ聖歌や古代ギリシア音楽への興味探求から長調と短調という2つの音楽に固まる前の古代の音階へと遡り、現代によみがえらせようとした作曲家で、R.シュトラウスに匹敵するポリフォニストと評価されています。また彼の芸術観は「人間はどんなに悲劇的な状況に追い落とされ、絶望しても最後は必ず神の恩恵があるのだから悲劇の中でも楽観を失わず常に希望の光を導き入れてくれるような音楽を書かなくてはいけない」というものでした。この交響曲もグレゴリオ聖歌風のメロディを軸として劇的な対位法で展開し、暗いテンションをかけ、それで最後の希望も失われないといった内容になっております。「ピツェッティのオーケストラ作品の中の最高の要素を全て集約した傑作」とイタリアでは評されております。』
  〈イベール(1890-1962):祝典序曲〉イベールがこの日本のための「祝典序曲」を書いたのは第二次世界大戦開始前後で、完成は1940年4月まさにドイツのフランス侵入直前で、そうした危機のさなかにイベールはこの曲で新境地を開きます。バッハやベートーヴェンへの回帰でありました、それまでの印象派や表現主義的な曖昧な形式から、より堅固なスタイルを築きました。この時期、ドイツの盟邦日本にイベールが捧げた音楽というのは当時なかなか生々しいものであったようですが、オネゲルは次のように評しています。「この曲はバッハのトッカータに比肩するものである。巨大建築のような堂々たる形式と主題の力強い表現力と驚くべきオーケストレーションの腕前によって、この作品は完全なる巨匠芸に到達しているものである」
  〈ヴェレシュ(1907-1992):交響曲「日本の皇紀2600年へのハンガリーからの贈り物」〉日本政府より祝奉楽曲の依頼を受けたハンガリー政府はコンクールを行い日本に送る曲を決めました。その時、第1位の作品がこのヴェレシュの交響曲。ヴェレシュはバルトーク、コダーイに学びバルトークの助手を長く務めました。曲はとりたて日本的要素を強調しておらず、むしろハンガリー的であって、師バルトークを思わせるところがあります。戦後はスイスに渡りハインツ・ホリガーを育てたりしたうえ、作曲の弟子にはリゲティがおりました。
  〈近衛秀麿(1898-1973):大礼奉祝交声曲〉皇紀2600年に12年先じる1928年の昭和天皇即位の大礼を祝して作曲されたカンタータです。一般市販のCDとしては初のCDとなります。
  〈玉音放送〉NHKから音源提供され新たにマスタリングがほどこされております。』
 ・演奏家について   ヘルムート・フェルマー(1902-1977):ドイツの指揮者。38年来日。東京音楽学校教授。戦後カッセル歌劇場、ヴッパータール歌劇場で活躍。
  ガエタノ・コメリ(1894-1977):イタリアの指揮者。27年に来日して東京に定住。戦後は藤原歌劇団を指揮して歌手の育成に貢献した。
  山田 耕筰(1886-1965):日本の作曲家・指揮者。日本を代表する音楽家で4年間ベルリンに留学。カーネギーホールでも自作演奏会を開くなどで戦前戦後を問わず活躍した。
  橋本 國彦(1904-1949):日本の作曲家・指揮者。東京音楽大学教授。34年渡欧。作曲の弟子に芥川也寸志、團伊玖磨、黛敏郎などがいた。橋本自身も皇紀2600年奉祝曲として交響曲第1番を作曲している。
  近衛 秀麿(1989-1973):日本の指揮者。五摂家近衛家の出身で子爵。兄文磨は公爵で首相をつとめたこともある政治家。23年に渡欧し、ダンディに作曲をE.クライバー、ムックなどに指揮を学ぶ。N響の生みの親とされ、日本の交響楽運動の父。
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(8CD)
7CD価格
エフゲニー・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル〜
 リハーサル&コンサート」Vol.1 ドイツ音楽篇

 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調(リハーサル第1日目)[1973年4月21日]
        交響曲第4番 ホ短調(リハーサル第2日目、第6日目)[1973年4月22、27日]
 ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調(リハーサル第2日目)[1973年4月22日]
          交響曲第4番変ロ長調(リハーサル第3日目)[1973年4月24日]
          交響曲第4番変ロ長調(リハーサル第3日目、第4日目&第6日目)[1973年4月24、25、27日]
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調(セッション録音)[1973年4月27日]
        交響曲第4番 ホ短調(コンサート初日)
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調(コンサート初日)
         [1973年4月28日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール]
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(第1&2楽章:コンサート初日/第3楽章:コンサート2日目)
         [1980年1月29、30日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール]

エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.

 録音:[内]。代理店は「完全初出」としているが、全曲録音の多くは既出音源の日付と重なっている。
 リハーサルも日本公演のためのリハーサル全て収録。しかも部分的なものでなく一曲まるごと全て。マエストロの執拗さは驚くべきもので、やりなれたこれらの曲でもパートごとにやらせてみたり、とかく徹底している。それにえらく雄弁で貫禄ある言葉の数々。ムラヴィンスキーのステレオセッションは珍しく、しかもブルックナー第9が出現。このクオリティで残された録音は世界的になくNHKの73年録音も凌ぐ。次回は待望ロシア音楽編。60ページの解説、リハーサル完全訳付き。
エフゲニー・ムラヴィンスキー
 &レニングラード・フィル

 ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調(*)
 グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(+)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1973年4月29日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール(コンサート2日目)/1973年5月3日、セッション録音、完全初出。
 「NHKには残されていなかった『ルスランとリュドミラ』も収録。ムラヴィンスキー絶頂期の芸術が過去最高。最新デジタル並みの音質で聴けるとは驚き。全てのパートが見事に克明に聴き取れ、弦の美音にも仰天。ムラヴィンスキーは音が悪いという定評を覆す驚くべき逸品。」と代理店。
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(2CD)
1.5CD価格
マーラー:交響曲第2番「復活」 エヴァ=マリア・
 ヴェストブロック(S)
クラウディア・マーンケ(Ms)
ローター・ツァグロゼク指揮
シュトゥットガルト州立o.
シュトゥットガルト州立歌劇場cho.
 録音:2004年7月11-12日、シュトゥットガルト、リーダーハレ、ライヴ。
 1997、99年に『オーパンヴェルト』誌の批評家選考で年間最優秀指揮者に選出されたドイツの名匠ツァグロゼクによる貴重な録音。コントラバスを舞台上に左右に分けるなど、大胆な解釈と同時に緻密な音づくりが聴かれる。今、話題の現代最高水準の歌劇場のオーケストラと合唱団、劇場の実力派若手歌手2人による圧倒的名演。日本語解説付き。
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(9CD)
8CD価格
レニングラード・アーカイヴス・シリーズ 第2弾
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル〜リハーサル&コンサート Vol.2 ロシア音楽編

 [CD 1] チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調(リハーサル) 1973年4月25-26日[初出]
 [CD 2] ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調(リハーサル) 1973年4月26日[初出]
 [CD 3] ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調(リハーサル) 1973年4月26日[初出]
 [CD 4] ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調(リハーサル) 1973年5月3日[初出]
 [CD 5] ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 ロ短調〜第2&3楽章(リハーサル) 1973年5月4日[初出]
 [CD 6] リャードフ:バーバ・ヤーガ
      グラズノフ:歌劇「ルスランとリュドミラ」(リハーサル&セッション録音) 1973年4月27日[初出]
 [CD 7] ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調(セッション録音) 1973年5月3日[初出]
 [CD 8] チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調(コンサート) 1973年4月29日
 [CD 9] チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調(コンサート)
      プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」組曲第2番(コンサート) 1982年11月6日[初出]

 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:時期上記、すべて レニングラード・フィルハーモニー大ホール。[初出]記載は代理店表記に拠る。ALT-114、115に続く第2弾。ドイツ編同様、どれもすばらしい音質。貴重なリハーサルも全て完全収録。巨匠の言葉は60ページの解説書に一語残らず訳出しており、ムラヴィンスキー未亡人の監修済み。あまりの細かなリハーサルに前回同様驚かされるが、それがゆえ本番の感激はひとしお。殆どが初出というのも驚き。権威・天羽氏制作の「ムラヴィンスキーのディスコグラフィー最新版」をプレゼント。完全限定盤。
マタチッチ& NHKso.
 ライヴ・エディション第4期
 ショスタコーヴィチ:交響曲集

 〔第1番 ヘ短調 Op.10 (*) /
  第9番 変ホ長調 Op.70 (#) 〕
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1969年5月20日(*)/1967年1月12日(#)、以上東京文化会館、ライヴ、ステレオ。
 1965年以来マタチッチはN響への度重なる客演を通じて、ブルックナーなど得意のプログラムで見事な成果を収めているが、同時に当時としてはたいへん意欲的ともいえる曲目も取り上げている。このショスタコーヴィチもまさにそうした例のひとつで、指揮者、オケの両者にとってたいへん貴重なものといえるだろう。コミカルな味わいを織り交ぜつつ、マタチッチは純音楽的なアプローチで明快に各々の作品像を浮き彫りにしている。N響の反応の素晴らしさが実感できるのも興味深いところ。定評あるアルトゥスのマスタリングで音の状態もすこぶる良好。
マタチッチ& NHKso.ライヴ・エディション第4期
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調Op.68「田園」/「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(*)
  ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮NHKso.
 録音:1967年11月25日、新潟県民会館、ライヴ、ステレオ。(*)はアンコール。
 N響では第2番、第7番(1984年)と第9番(1973年)が知られる、マタチッチのベートーヴェン。「田園」と序曲ともに、独墺系の作品との抜群の相性をみせる巨匠特有のずっしりとした骨太の響きが大きな魅力となっている。いっぽう第2、3楽章での弾むような軽みには粋を感じさせる。「マイスタージンガー」前奏曲もまた風格にあふれた輝かしい演奏。
マタチッチ& NHKso.
 ライヴ・エディション第4期

 ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
NHKso.
 録音:1967年11月21日、東京文化会館、ライヴ、ステレオ。
 「ブルックナーの音楽はゴシック建築のように全体の調和が大切で、ある部分が突出してはいけない。突出しそうになったらそれを抑えて、全体の響きを美しい調和を持って響かせるようにするのが、ブルックナーを演奏するときにいちばん注意すべき部分だというのです。」(北原幸男・ライナーノート“マタチッチ先生の最後の来日のために”より)
 チェコ・フィル(1970年)やフランス国立管(1979年)との録音が知られるマタチッチのブルックナー第5番。上述のエピソードを裏付けるかのように、ここでも巨匠の棒のもとN響が奏でるオルガン的な響きの魅力は満点。たいへん個性的な音楽だが説得力は絶大。ブルックナー・ファンには見逃せない一枚。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
バルトーク:舞踊組曲
ローター・ツァグロゼク指揮
シュトゥットガルト州立o.
 録音:2004年10月3日&4日、シュトゥットガルト、リーダーハレ。
 シュトゥットガルト州立管シリーズ第2弾、評論家鈴木淳史氏も絶賛。ドイツの名指揮者ツァグロゼクは、録音レパートリーが近・現代作品に偏っていたせいか、なかなか日本では知名度が上がらなかったが、鈴木淳史氏も近著「萌えるクラシック」(洋泉社新書)の中で激賞、レコード芸術2006年8月号でインタビューが掲載されるなど、爽快感抜群の音楽作りはようやく評価されるようになった。
コンヴィチュニーが最後の来日時に残した
 ベートーヴェン「合唱」、なんとステレオ収録!

 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
笹田和子(S) 川崎静子(A)
布施隆治(T) 中山悌一(B)
フランツ・コンヴィチュニー指揮
ライプツィヒ・
 ゲヴァントハウスo.、
アサヒコーラス
 録音:1961年5月1日、日比谷公会堂、NHK収録、ステレオ・ライヴ。初出音源。
 『コンヴィチュニー、ゲヴァントハウス管初来日ライヴ!』『ドイツ音楽の伝統を戦後に伝えた伝道者』『しかもNHK の名番組「立体音楽堂」の収録のため、1961 年で大ステレオ!』『1962 年に亡くなった巨匠の渾身の白鳥の歌!』
 冒頭から味わいのある音色、堂々たるインテンポで進行する、これぞドイツ本流のベートーヴェンといった趣の大スケール!音質も大変良く、年代を考えると随分解像度もありながら、あたたかな風合いもある大変良い音。そもそも放送局のステレオ収録は世界的にも1965年くらいが本格なので、NHKの技術の高さが光る。またコンヴィチュニーは1962年に亡くなったので、死の1年前となるステレオ放送ライヴは大変貴重。
 『今のゲヴァントハウス管からはこういう濃い味わいは聴くことが出来なくなりました。第1 楽章の堅牢、2 楽章の速めのテンポ、3 楽章の絶妙な流れの作り方、そして終楽章の壮大なスケール.... 今の若い世代のクラシック・ファンにぜひ聴いていただきたいと思います』(音楽評論家 高橋 昭ー)
新イタリア合奏団〜イタリア・バロック追想
 伝ヴィターリ/レスピーギ編曲:ヴァイオリン、弦楽オーケストラとオルガンのためのシャコンヌ
  (原曲〔伝ヴィターリ〕:ヴァイオリンとピアノのためのシャコンヌ ト短調)
 ロカテッリ/マリヌッツィ編曲:弦楽オーケストラとピアノのための協奏曲第10番
  (原曲:10のソナタOp.8 〜第6番 変ホ長調)
 タルティーニ/ザンドナイ編曲:ヴァイオリン、弦楽オーケストラ、ピアノのための「悪魔のトリル」
  (原曲:悪魔のソナタ ト短調)
 ヴィヴァルディ/ダンディ&バゼレール編曲:チェロと弦楽オーケストラのためのソナタ
  (原曲:6つのチェロ・ソナタ〜第5番 ホ長調 RV.40 )
 クライスラー:「ヴィヴァルディの様式による」協奏曲 ハ長調
 タルティーニ/レスピーギ編曲:ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための「パストラーレ」
  (原曲:スコラダトゥーラ・ヴァイオリンのための「パストラーレ」)

 新イタリア合奏団
 新イタリア合奏団は、世界で最も優秀な室内アンサンブルのひとつ。近年ではレパートリーも幅広くなり、多岐に渡って活動している。このアルバムではイタリア・バロックの名曲を編曲した作品を収録。レスピーギが編曲したヴィターリ:シャコンヌ、タルティーニ:「パストラーレ」は発見も多く、密度の濃い演奏が繰り広げられている。ヴィターリ:シャコンヌはオルガン付き管弦楽伴奏版。憂鬱さを感じる独奏と悲哀感を高める伴奏で、新イタリア合奏団の通常のブリリアントな音色と相反するメランコリーな一面を聴かせてくれる。ヴィヴァルディ「6つのチェロ・ソナタ」はチェロと弦楽オーケストラのための編曲で、新イタリア合奏団の持ち味である明朗なサウンドを楽しめる。
 また、2006年12月には彼らのクリスマス・コンサートが日本各地で開かれる。明るく輝かしい音色、伸びやかな演奏で人々を魅了する新イタリア合奏団の妙技をお楽しみ頂きたい。
ALT-138/9
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(2CD)
1.5CD価格
チェリビダッケ、
 1986年来日時「ブル5」
(ALT-138/9が初出)
 ブルックナー:交響曲第5番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
ALTSA-138
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1986年10月22日、サントリーホール、東京、ディジタル、ライヴ。収録:FM 東京(未放送)/原盤提供: KAJIMOTO 〔旧・梶本音楽事務所〕。(SACD盤 ALTSA-138 仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネル・ステレオ/SACD化にあたって新リマスタリング)
 スケール、音質、テンポとあらゆる面で既出演奏を大きく上回るとされ、伝説となっていたサントリーでのブル5。2007年のCD発売以来、ベストセラーを続けている。チェリビダッケ1986年の同曲と言えば、この直前、1986年9月24日ベルリンでのライヴがAUDIOR(廃盤)、CD-R使用のRE! DISCOVER (RED-55)などで発売され、名演と定評がある。
 1986年はサントリーホールの開館の年でもあり、ヨッフム、コンセルトヘボウも来日して名演のブルックナー7番(ALT-015/6)を残し、当時チェリかヨッフムかと大いに世間を騒がせた。当時 FM 東京が収録するも未放送で、ALT-138/9 が発売されるまでの2007年まで、20年間梶本音楽事務所の保管室へ完全に封印されていた。この演奏、チェリの令息イオアン(チェリビダッケ協会総裁)も激賞、当盤解説にチェリのテンポに言及した素晴らしい一文をよせており、必読。音楽評論界穏健派の重鎮岡本稔氏も「これほど再現性の高いチェリビダッケの録音は数少ないというのが率直な印象だ。ここに真のチェリビダッケの芸術と呼ぶにふさわしい音の記録が残されている」と手ばなしの激賞ぶり。
 ・ALTSA-138発売時の代理店アナウンス:『チェリビダッケ初SACD化!』『サントリーホールでのブル5がついにSACDで登場。SACD化により1枚で収録可能』に『なによりもSACD用の新マスタリングにより美しい音の余韻などより魅力がましました。圧倒的高揚感がすばらしい。』とのこと。

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
 #なお、ディジタル初期であるため、物理的にはマスター・テープの情報容量がCDの規格容量に収まっている録音と思われます。
ALT-140
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(CD)
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル
 1986年来日ライヴ Vol.2

 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 シューマン:交響曲第4番
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
ALTSA-140
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1986年10月14日、人見記念講堂、東京。おそらくGNPからGNP-57/8として発売されていた演奏(ただしGNP版は月までの表記で、日付が未判明)だが、ALT-140 がマスターからの初復刻だったもの。(SACD盤 ALTSA-140 仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネル・ステレオ/SACD化にあたって新リマスタリング)
 前作ブルックナー第5番(ALT-138/9)同様、FM東京の名エンジニア橋本正文氏が録音、オンマイクぎみで捉える直接音と間接音のバランスが絶妙ばらしい音。今回のCDは人見記念で取られているが、曲は違えどもサントリーとの響きの違いも見事にマイクに収められている。CD化にあたってはオリジナル・テープからおこされており放送時の音よりダイナミックレンジが恐ろしく拡大。キエフの大門など凄いことになっており、これに感動しない方はいないのでは? と思わせるほど。シューマンの4番も3楽章から終楽章にかけての崇高ぶりが尋常でなく、恐ろしいほど。あの平成の盤鬼、ヒストリカル御意見番の平林直哉氏も『このチェリの演奏を聴き、目からうろこだった。厳しいリハーサルで培われた精密でしなやかな響きが何とも心地よい。これほど豊かな味わいがあったのは驚きだった。こんなに色彩豊かなオーケストレーションだったのかと、初めてわかったような気がした。(ライナーノーツより/平林 直哉)』と降参のもよう。人知を超えた1枚。
 ・ALTSA-140、ALTSA-141 発売時の代理店アナウンス:『SACDで発売されたブルックナー5番、8番に続き、アルトゥスでのチェリビダッケが全てSACD化されました。人気批評家鈴木淳史氏は「SACD 盤で聴き直すと改めてチェリビダッケとミュンヘン・フィルが作り出す音と空間の関係性と豊穣なハーモニーと緻密なアーティキュレーションなどがよくわかるのである」と好評価』とのこと。

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
 #なお、ディジタル初期であるため、物理的にはマスター・テープの情報容量がCDの規格容量に収まっている録音と思われます。
ALT-141/2
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(2CD)
1.5CD価格
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル 1986年来日ライヴ Vol.3
 ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲 / R.シュトラウス:交響詩「死と変容」
 ブラームス:交響曲第4番/ハンガリー舞曲第1番(アンコール)
 ヨハン&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ(アンコール)
 ブラームス:交響曲第4番リハーサル(*)
  セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘンpo.
ALTSA-141
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1986年10月15日、東京文化会館、ディジタル、ライヴ。日本語解説&リハーサル和訳〔おそらくCDのみ、後述〕付。おそらくGNPからGNP-55/6として発売されていた演奏(ただしGNP盤は月までの表記で、日付が未判明) だが、ALT-141/2 がマスターからの初復刻だったもの。(SACD盤 ALTSA-141 仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネル・ステレオ/SACD化にあたって新リマスタリング)ただし、(*)はSACD盤 ALTSA-141 の曲目には含まれておらず、収録分数の問題からかカットされている模様なのでご注意下さい。
 1986年10月15日東京文化会館伝説のコンサートを完全収録。尋常ならざる熱気と高揚!ミュンヘン・フィルがチェリビダッケと残した最高のブラームス4番と認定していた壮絶の大演奏で、息子イオアン氏もこの演奏を EMI のブラームスの全集に入れたかったと語る定評ある名演奏、チェリビダッケのかけ声もこだまする壮絶なブラームス!
 数々の海外大物演奏家を招聘し続けた梶本音楽事務所シニアディレクター、佐藤正治氏をして「この日のコンサートから、私はオーケストラの音楽をチェリビダッケが創る音楽とそれ以外の全てとを区別するようになった」といわしめ、ミュンヘンフィルもチェリと残した最高のブラームスと自負する、伝説の10月15日ライヴを完全収録。確かにこのブラームスは大変な熱気と美しさで、この世の演奏会とは思えない所がある。チェリのかけ声もこだまする壮絶なコーダに至っては、聴く側は声も出ぬ、といったところ。CDにはリハーサルも約30分弱収録されており、大変参考となる。肝心の音質もさすがオリジナル・テープの凄みがあり、レンジも広く素晴らしい品質。

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
 #なお、ディジタル初期であるため、物理的にはマスター・テープの情報容量がCDの規格容量に収まっている録音と思われます。
ブラームス:
 交響曲第1番/
 二重協奏曲(*)
戸田弥生(Vn;*)
山崎伸子(Vc;*)
北原幸男指揮
日本po.
 録音:2005年、横浜。
 北原幸男といえばショスタコーヴィチの演奏に大変定評があるが、さすがドイツ仕込みだけありブラームスも恐ろしく立派。近ごろのドイツ人指揮者でもこれだけてらいのない堂々たる演奏はまれ。一聴後の充実感たるや大変なものがある。
マーラー:交響曲第4番(*)
ルクー:弦楽のためのアダージョ(#)
蔵野蘭子(S;*)
井上喜惟指揮
ジャパン・シンフォニア
 録音:2006年4月29日(*)、2005年4月24日(#)。
 評論家鈴木淳史氏をして「天才」といわしめた異能の大器、井上喜惟氏。ジャパン・シンフォニアは井上氏自らが結成したプロオケ。蔵野蘭子は二期会のホープで人気上昇中。演奏は井上氏らしい濃厚な美音のマーラーで許光俊氏も激賞するところ、またマニアの多いルクーも絶品で美しさ全開。
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準メルクル&リヨン国立管ライヴ Vol.1
 マーラー:交響曲第3番
エヴァ・マルチニェツ(A)
準メルクル指揮
フランス国立リヨンo.、
リヨン=
 ベルナール・テテュcho.
リヨン大聖堂聖歌隊
 録音:2007年2月、リヨン・オーディトリウム、ライヴ。なお、合唱団カナ表記が「リヨン=ベルナルド・テツ」となっている(おそらく本体も)が、上記の誤り。
準メルクル&リヨン国立管ライヴ Vol.2
 ベートーヴェン:交響曲第9番
バーバラ・
 ハーヴァーマン(S)
ザンドラ・マクマスター(A)
シュテファン・フィンケ(T)
フランツ=ヨーゼフ・
 ゼーリヒ(Br)
準メルクル指揮
フランス国立リヨンo.
バーミンガム市交響cho.
 録音:2006年12月31日、2007年1月1日、ライヴ。
イベール:管楽五重奏のための3つの短い小品
フランセ:八重奏曲
リゲティ:木管五重奏のための6つのバガテル
リヨンo.ソリストアンサンブル
 録音:2007年5月、リヨン・オーディトリウム。
ベートーヴェン:
 交響曲第8番(*)/交響曲第7番(#)
ローター・ツァグロゼク指揮
ベルリン・コンツェルトハウスo.
(旧:ベルリンso.)
 録音:2006年11月(*)、2007年9月(#)、コンツェルトハウス(旧シャウスピールハウス)、ベルリン、ライヴ。
 斬新かつドイツ的なベートーヴェン。恐るべき切れ味の鋭さはゾーリンゲンのナイフのごとく。躍動するリズム感はガトリング砲のごとし。ツァグロゼク・コンツェルトハウス管の渾身の決定的名演。音響面を改修されたコンツェルトハウスの響きの美しさも特徴的。
ガリー・ベルティーニ&ケルン放響
 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ガリー・ベルティーニ指揮
ケルン放送so.
 録音:1989年8月31日。
 「精度の高さと各楽器間のバランスは絶妙だ。細部まで磨き上げられたフレージングと音程の統一感は素晴らしい。それでいて恣意的な所は微塵も見られない。音楽にすべて自然に語らせている。作品全体が大きく深い呼吸を保ちつつ、一瞬たりとも緩むところがない。それでいて、温かさにあふれたこの演奏は、聞くものに大きな感銘を与える。」(井上喜惟:指揮者)
ガリー・ベルティーニ&ケルン放響
 ブルックナー:交響曲第7番
ガリー・ベルティーニ指揮
ケルン放送so.
 録音:1988年5月14日。
 「この演奏の精緻さからは、ひょっとしたらマーラーが指揮したらこんなブルックナーが鳴り響いたのでは、と思う。」(井上喜惟:指揮者)
ガリー・ベルティーニ&ケルン放響
 リヒャルト・シュトラウス:「英雄の生涯」
ガリー・ベルティーニ指揮
ケルン放送so.
 録音:1984年2月4日。
 「冒頭から大きく深く包み込むような響きには驚かされる。マエストロがオーケストラに対していつも求めていた、響きの柔らかさと透明感がまさしく表出される様は誠に心地よい。多くの指揮者、オーケストラが陥る、技術のデモンストレーションとは一線を架す。この全体像は、チェリビダッケと並び、この作品の内包したエネルギーを表出した稀有な演奏ではないだろうか。」(井上喜惟:指揮者)
エルガー:弦楽のためのエレジー(*)
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68(*)
ショパン/ムラヴィンスキー編曲:
 練習曲 ホ長調 Op.10-3「別れの曲」(#)
井上喜惟指揮
ジャパン・シンフォニア
 録音:2007年11月10日(*)、2005年11月12日(#)、晴海トリトンスクエア・第一生命ホール。
 「井上が指揮するジャパン・シンフォニアを聴いた誰もが、特に弦楽合奏の美しさに驚く。彼らの非常に丁寧な音楽作りは、すでに衆目の一するところだ。」(音楽評論家 許光俊[慶応大学教授])
ALTUSのフルトヴェングラー Vol.1〜
 エルプ・レーザー・ターンテーブル使用

 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
VPO
 録音:1944年12月16日-20日(19日)、ウィーン楽友協会大ホール。
 『アナログディスク再生の鬼っ子エルプでの、もうこれ以上はできない「ウラニアのエロイカ」葬送行進曲の最後のピアニッシモの空気感まで再現まるで幻のマスターテープを聴くかのよう!見事!』
 #リファイン盤:ALT-243
ALTUSのフルトヴェングラー Vol.2〜
 エルプ・レーザー・ターンテーブル使用

 ベートーヴェン:
  交響曲第5番「運命」/コリオラン序曲
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1943年6月27日〜30日(19日)[代理店記載ママ]、ベルリン、フィルハーモニーザール。
 『演奏のすごさ、音の良さで有名の43年の運命がさらに良く! 3楽章から4楽章の壮絶なクレシェンドが空前絶後の迫力で復刻!』
 以上2タイトル、『フルトヴェングラー復刻競争にとどめ! 満を持しての、レーザーによる非接触方式(エルプ)による画期的復刻。かつてない鮮度と驚きの音質で登場。エルプでの再生一筋20年、中山実氏の研究成果がここに結実!』と代理店が豪語する復刻が ALTUS から初登場。
 『レーザーレコードプレイヤーはエルプ社の特許商品でレコード針を使わずレーザー方式でレコードを読み取る画期的なもの。針では拾い上げられなかった情報も再生可能となっています。国会図書館など業務用で知られておりますが、扱いや再生が大変難しいことでも有名で、当盤復刻者の中山実氏はその第1人者。狂おしいほどの情熱で再生しております。』
 『★制作者より「今回の2点の復刻に共通しているのはダイナミックレンジの広さです。1940年代の録音にもかかわらずフルトヴェングラーの極限のピアニッシモが体感できるうえ、運命の3楽章から終楽章への壮絶なクレシェンドも恐らく今回の復刻で初めての体験できるのではないでしょうか。御期待下さい。」中山実』(以上『』内、代理店の案内をそのまま掲載)
 この方式による復刻(現在のところ全てフルトヴェングラーの第2次大戦中録音): Vol.3:「ベートーヴェン:交響曲第4番(2種)」(ALT-158)、 Vol.4:「ブラームス:交響曲第4番/ハイドン変奏曲」(ALT-159)、 Vol.5:「ベートーヴェン「合唱」(ALT-165)、 Vol.6:「ブルックナー:交響曲第8番」(ALT-164)。
 # Vol.5 と Vol.6 は発売順の関係からか、巻数と商品品番が逆転していますのでご注意下さい。
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なんとカール・リヒターの「ヴェルレク」! 初出
 ヴェルディ:「レクイエム」
 イングリット・ビョーナー(S) ヘルタ・テッパー(Ms)
 ヴァルデマル・クメント(T) ゴットリープ・フリック(B)
 カール・リヒター指揮ミュンヘンpo.、ミュンヘン・バッハcho.
 録音:1969年2月28日、ミュンヘン・ドイツ博物館コングレスザール、ライヴ。初出音源。
 驚きの音源が登場。提供はリヒターの子息でラインドイツ・オペラ総監督のトビアス・リヒター氏。ラジオ等の公共放送のためのものでなく、ミュンヘン・バッハ合唱団によって録音され、リヒター家に長く眠っていたもの。一度もリリースされたことがなく「特別の価値を持つソース」(ジャーナリスト城所孝吉氏談)と言えるだろう。
 絶頂期のリヒターならではの崇高さと緊張感のある演奏で、当時「南ドイツ新聞」でカール・シューマン教授は「リヒターは正しくヴェルディの暗い神秘主義の面の導きだし、恣意的な表現とは無縁の荘厳さを湛えている」と絶賛していた。
ALTUSのフルトヴェングラー Vol.3〜
 エルプ・レーザー・ターンテーブル使用

 ベートーヴェン:交響曲第4番
  (2種の演奏; 聴衆無し録音/ライヴ録音)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1943年6月27日-30日、フィルハーモニーザール、ベルリン。メロディア盤より復刻。
 『神品!名演のベト4 がこんなにも!』『とてつもないダイナミックレンジ』『神業のピアニッシモも見事に再現!!』『★今までの評価が一変!特に聴衆無しの録音のとてつもないダイナミックレンジの広さとピアニッシモの凄さに感激で、第1、第2楽章など神品というに相応しい出来栄。今回の復刻にはまたしても驚かされました。』
ALTUSのフルトヴェングラー Vol.4〜
 エルプ・レーザー・ターンテーブル使用

 ブラームス:交響曲第4番/
       ハイドンの主題による変奏曲
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1943年12月12日-15日、フィルハーモニーザール、ベルリン。メロディア盤より復刻。
 『フルトヴェングラー最高のブラ4と呼び声高い大演奏が、濃厚!濃密!克明!』『さらに巨大レンジ感で登場』『★今までこの演奏は録音面での評価が芳しくありませんでしたが、今回の復刻で大変見事な録音であったと再発見!演奏の恐ろしい熱気が倍増で1 楽章のピチカートなど鳥肌が立つ程です。返す返すも見事な今回の復刻に驚きました。』
 『=大好評。復刻芸の極北!=』『エルプ(非接触レーザー方式)によるフルトヴェングラー復刻第2弾!』『フルトヴェングラー復刻競争にとどめ! エルプによる画期的復刻。かつてない鮮度で大変驚かせられた第1弾に続き待望の第2弾発売! エルプでの再生一筋20年の中山実氏が鬼となった復刻芸の極北!』(以上『』内、代理店の案内をそのまま掲載)
 エルプのレーザー・ターンテーブルを使用、代理店豪語のフルトヴェングラー復刻第2回2点が ALTUS から登場。
 この方式による復刻(現在のところ全てフルトヴェングラーの第2次大戦中録音): Vol.1:「ウラニアのエロイカ」(ALT-154)、 Vol.2:「運命」他(ALT-155)、 Vol.5:「ベートーヴェン「合唱」(ALT-165)、 Vol.6:「ブルックナー:交響曲第8番」(ALT-164)。
 # Vol.5 と Vol.6 は発売順の関係からか、巻数と商品品番が逆転していますのでご注意下さい。
ベルティーニ&ケルン放響ライヴ
 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調Op.92(*)
 ワーグナー:
  楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死(#)
ガリー・ベルティーニ指揮
ケルン放送so.
 録音:1987年3月1日、ケルン・フィルハーモニー(*)/1988年3月25日、エトカーハレ・ビーレフェルト(#)、以上ライヴ。(*)は初出音源。(#)はCD-R使用の SOUNDS SUPREME から 2S-115 で日時不祥の演奏が発売されており、同一演奏の可能性がある。その場合はマスターからの初復刻。
ベルティーニ&ケルン放響ライヴ〜
 ブラームス:交響曲集

  [第3番 ヘ長調Op.90(*)/第4番 ホ短調Op.98(#)]
ガリー・ベルティーニ指揮
ケルン放送so.
録音:1990年6月1日、ケルン・フィルハーモニー(*)/1977年11月18日、ケルン、ザール1(#)、以上ライヴ。初出音源。ベルティーニと同オケによるブラームスは、CD-R使用のEN LARMES から、年月不祥の第1番が発売されている(ELS-03-307)。
ベルティーニ&ケルン放響ライヴ
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第14番 ト短調Op.135「死者の歌」
テレサ・カーヒル(S)
ディートリヒ・
 フィッシャー=ディースカウ(B)
ガリー・ベルティーニ指揮
ケルン放送so.
 (現WDRso.)
 録音:1988年2月8日、ケルン・フィルハーモニー、ライヴ。初出音源。
 ベルティーニ&ケルン放響(現・WDRso.)によるライヴ、ALT-150〜152(「英雄」「ブル7」「英雄の生涯」;以上3点とも単売)に続く第2期シリーズが登場。
 ベートーヴェンも驚きだが、ショスタコーヴィチも迫真の大演奏。ちょっと他に変えがたいものがある。またドイツではベルティーニはブラームス指揮者として大人気で、切々たる表現にうたれる。その上、どの演奏も極上の音質。
メンデルスゾーン:
 序曲「フィンガルの洞窟」
  (第4版/ロンドン第2稿;*)/
 交響曲第3番「スコットランド」
  (ブライトコップ新版2006年版)(#)/
 交響曲第4番「イタリア」(*)
内藤彰指揮
東京ニューシティo.
 録音:2007年6月(#)、2008年6月(*)、東京オペラシティ・コンサートホール、ライヴ。
 東京ニューシティ管は20年若の歴史を持つプロオケで内藤彰音楽監督のもと近年評価がうなぎのぼりの団体。指揮者内藤氏のノンヴィブラート奏法に対するこだわりはかなりのもので、1月には毎日新聞でその内容の書籍が発売される学究の徒でもある。注目はめずらしい「フィンガル」の第4版。従来版との違いはテーマ伴奏のチェロとヴィオラの扱いや、メロディーの切れ目などなかなかに味わうほど違う様。何より、在京プロオケが全く違和感なくピリオド奏法で美しい演奏を展開していることに感動である。
ALTUSのフルトヴェングラー Vol.6〜
 エルプ・レーザー・ターンテーブル使用

 ブルックナー:交響曲第8番
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
VPO
 録音:1944年10月17日、ムジークフェラインザール、ウィーン、モノラル・ライヴ。
 『ついに真打ち登場! フルトヴェングラー』『1944 年のブルックナー第8番!』『エルプ研究の第1人者』『大迫力! 中山実氏執念の復刻芸術!』
 『★エルプでのレーザー復刻の要望の非常に多かったブルックナーの8番が登場。鮮烈で目のさめるような音質です。ぜひご一聴を!なおピッチは修正済みでございます。ノイズ・リダクションなしの恐るべき至芸、それがこの迫力を生みます。』
(以上『』内、代理店の案内をそのまま掲載)。
 エルプのレーザー・ターンテーブルを使用、代理店豪語のALTUS からのフルトヴェングラー復刻第4回発売。
ALTUSのフルトヴェングラー Vol.5〜
 エルプ・レーザー・ターンテーブル使用

 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ティラ・ブリーム(S)
エリーザベト・ヘンゲン(Ms)
ペーター・アンダース(T)
ルドルフ・ヴァッケ(B)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO、ブルーノ・キッテルcho.
 録音:1942年3月22日-24日。
 『フルトヴェングラー1942年のベルリン・フィルと「第9」エルプによる強烈!鮮明、大迫力!』『★この録音、年代を考えると想像を絶するクオリティで驚かされますが、おなじみ中山実氏の入魂の復刻でおそろしいほど鮮烈な仕上がりです。フルトヴェングラーフィギュアにも同演奏が付属していましたが、今回新たに電源状況などを見直し、強化をはかり、採音し直したところ、すこぶる好結果となり、よりすばらしい音で甦りました。ティンパニーの音も、随所で聴かれる物凄いフォルティッシモも圧巻です。』(以上『』内、代理店の案内をそのまま掲載)。
 エルプのレーザー・ターンテーブルを使用、代理店豪語のALTUS からのフルトヴェングラー復刻第3回発売は、色々な意味で大きな話題となり、日本よりも海外で売り上げが良かったと言う「フルトヴェングラー・フィギュア」(ALTF-001)の付属CD「合唱」が単売。今回は新たに採音し直しているとの事(復刻使用盤については、前回も今回も記載無し)。
 この方式による復刻(現在のところ全てフルトヴェングラーの第2次大戦中録音): Vol.1:「ウラニアのエロイカ」(ALT-154)、 Vol.2:「運命」他(ALT-155)、 Vol.3:「ベートーヴェン:交響曲第4番(2種)」(ALT-158)、 Vol.4:「ブラームス:交響曲第4番/ハイドン変奏曲」(ALT-159)、
 # Vol.5 と Vol.6 は発売順の関係からか、巻数と商品品番が逆転していますのでご注意下さい。
準・メルクル〜ブラームス・チクルス Vol.1
 ブラームス(1833-1897):
  交響曲第4番 ホ短調Op.98(*)/
  「ハンガリー舞曲集」より(#)
   [第3曲/第5曲/第9曲/第19曲/第21曲]
準・メルクル指揮
MDR(中ドイツ放送)so.
 録音:2008年3月16日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ライヴ(*)/2008年、MDRスタジオ、セッション(#)。「中ドイツ〜」には「なかドイツ」という読みが添えられている。
 じっくりと聴かせるブラームスで、熱気もはらみ聴きごたえ充分。聴くことによって心満たされるブラームス第4番。また MDR 響はルイージの後を継ぎ、メルクルが首席指揮者。過去最高の水準にあるとベルリンでも評判のオーケストラだが、ライプツィヒ放送so.とライプツィヒ放送フィルが1991年に合併して誕生した。録音も大変優秀で、落ち着いた音色がブラームスにぴったり。間違いなく何度か聴きたくなるディスク。
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クリュイタンス&パリ音楽院o. 1964年東京ライヴ
 ラヴェル管弦楽曲集、新曲&一部曲ステレオ・テープ発見!

 ・モノラル・ヴァージョン[ALT-004/5で既出]
  ラヴェル:
   スペイン狂詩曲/マ・メール・ロワ/ラ・ヴァルス/
   クープランの墓/亡き王女のためのパヴァーヌ/
   「ダフニスとクロエ」〜第2組曲
  ベルリオーズ:
   「ファウストの劫罰」〜ラコッツィ行進曲
 ・モノラル・ヴァージョン[新発見音源
  ベルリオーズ:妖精の踊り(#)
 ・ステレオ・ヴァージョン[新発見音源
  マ・メール・ロワ(+)/ラ・ヴァルス(+)/
  亡き王女のためのパヴァーヌ(+)/
  「ダフニスとクロエ」〜第2組曲(+)
アンドレ・クリュイタンス指揮
パリ音楽院o.
 録音:1964年5月7日、東京文化会館。モノラル(無印/*)/ステレオ(#)。(*)と(#)は今回初登場となる音源。無印は ALT-004/5(廃盤)で発売されていた(その際、「ラコッツィ行進曲」はアンコール曲で初出、「クープランの墓」は初CD化だった)が、今回新リマスタリングとのこと。
 『日本のファンはパリ音楽院の最後の香りを味わった。ラヴェルは彼らの最も得意とする曲目だけに僕も体がしびれる思いがしたものだ。「亡き王女」はなんとまたエレガントに始まることだろう、これぞ王朝の音楽だ。「ラ・ヴァルス」における多彩な表現力「ダフニスとクロエ」における木管の震えるような魅力についてはどんな絶賛してもしすぎることはないだろう』『今回のマスタリングにおいてその音が大いに改善されたのも喜びたい』(宇野 功芳)
 モノラルしか残っていないと言われていた当演奏の一部に、ステレオ・ヴァージョンが存在する事が判り、今回遂に発売に(もちろん演奏は自体は同一)。しかもモノラルながら、初出音源となる「妖精の踊り」も含まれている。今回の解説には小石忠男氏によるクリュイタンスの貴重なインタビューを収録、既出分もリマスタリングされており、これは旧盤を御持ちの方も買い替え対象だろう。
シューリヒト、INA全録音 Vol.1
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
カール・シューリヒト指揮
コンセール・コロンヌo.
 録音:1956年5月14日、ボルドー音楽祭、ライヴ、モノラル。おそらく初出音源。
 シューリヒトがINAに残した全録音を、録音が存在する限り一日のコンサートごとにCD化するという新シリーズが始動、ファン感涙!
 『このブル7 はシューリヒトの個性が存分に発揮されているだけでなく、この曲のあらゆる演奏の中でも異彩を放つ名演として記憶されるだろう。音質も鮮明で細部の動きを明確にとらえており実に面白い。特にこんな個性的な2 楽章はシューリヒトでなければ成し得ないものだろう』(平林 直哉)
ALT-170/1
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シューリヒト、INA全録音 Vol.2
 ブラームス:悲劇的序曲
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
         ト長調「トルコ風」K.219(*)
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番 変ホ長調「英雄」Op.55
クリスティアン・
 フェラス(Vn;*)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立o.
 録音:1955年2月5日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ、モノラル。おそらく初出音源。
 『シューリヒトの残した、これは最高の「英雄だ」』『シューリヒトの「エロイカ」の中でも最も強い感銘を受けた。本当に凄いと思った。冒頭の2 つの和音が実に濃密な音だ。内声部は先の演奏を予告するように意味深な動きをしており、そしてまぶしく輝くようなスフォルツァンドを聴いたときにはもう演奏の虜になっている・・・4 楽章、目もくらむような面白さ、やはりシューリヒトは凄い才能の指揮者だ。』(平林 直哉)
ALT-172/3
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(2CD)
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シューリヒト、INA全録音 Vol.3
 ハイドン:交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.77(*)
 シューマン:交響曲第2番 ハ長調Op.61
ヘンリク・シェリング(Vn;*)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立o.
 録音:1955年秋(1955年9月21日)、モントルー音楽祭、ライヴ、モノラル。(*)は初出音源。残りの2曲は ERATO から LPが出ていたものだが、マスターからは初CD化と思われる。
 『1955年秋、モントルー音楽祭での実演録音で、シューリヒト絶頂期の姿が刻み込まれている。「ロンドン」はロマンティックな表情が濃厚で、レア発売当時からその個性的な解釈が話題となった。シューマンも見逃せない。レア当時より音がより鮮明でこの名演が充分堪能できるのがうれしい』(平林 直哉)[カデンツァ注:「レア」というのが、「エラート」か何かの誤植に思えるが、代理店記載ママ]
A.B.ミケランジェリ
 1973年10月20日東京ライヴ、初出あり

 ベートーヴェン:ソナタ第4番 変ホ長調Op.7
 シューマン:謝肉祭Op.9
 ガルッピ:ソナタ ニ長調より(*)
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(P)
 録音:1973年10月20日、NHKホール、ステレオ。(*)は当盤が初出となる音源。レーベルは『アンコール』だとしているが、プログラムの最初に(当初予定されていたバッハの「イタリア協奏曲」に代わって)弾かれたようなので、誤りと思われる。残りの2曲は CD-R 使用の JOY から JOYCD-9026/7 で発売されていた物だと思われるが、JOY盤は 1973年10月29日 録音(おそらく誤記)とされていた。この2曲はマスターからの初復刻。
 FM 東京レーベルから既出(TFMC-0021/22)の 1973年10月29日リサイタル発売時に『NHKにはリサイタルの録音は既に残っていない』と書かれていた、まさにそのライヴが登場。この演奏は絶品のリサイタルとして伝説的なもので、今回捜索の結果、ミケランジェリ未亡人のもとにテープが存在していたとのこと。曲目はミケランジェリの得意中の得意曲のシューマン謝肉祭。グラモフォンの BBC収録モノラル盤をはるかに上回る絶頂ぶりで、しかもステレオ。ベートーヴェンの4番もミケランジェリの十八番。スタジオと違いライヴならではの感興が華をそえ、その上完璧。完全初出となるガルッピも絶品。
 個人所蔵音源からの復刻ということになるため、音質が気になるが、代理店によると『音質大変良好』とのこと。
シューリヒト、INA全録音 Vol.4〜
 ハスキルとの1955年6月15日ライヴ、初出あり

 ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調(*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」
クララ・ハスキル(P;*)
カール・シューリヒト指揮
ストラスブール市立o.
 録音:1955年6月15日、ストラスブール音楽祭、ライヴ。レーベル&代理店は特に記載していないが、(*)を除き初出音源と思われる。(*)はMUSIC AND ARTSで初出となり、その後TAHRAからも発売されたもの。
 シューリヒト INA 音源シリーズ。『「運命」は生命感の魂のような音である』『シューリヒト独特の鋭いアクセントや陰影の付け方も見事だが、展開部や再現部での荒れ狂った様子はフルトヴェングラーの1947年盤を想起させる。シューリヒトは、この5番のような奇数番号を比較的淡白に指揮するものだと思われているが、これを聴けば全くそうではないことがわかる。シューマンも実に味わい深い。ハスキルもひとつひとつ音を慈しむように弾いている。まるで、墨絵の世界のように渋い美しさである。』(平林 直哉)
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シューリヒト、INA全録音 Vol.5〜
 フランス国立放送管とのマーラー「復活」
  おそらくマスターからの初復刻

 マーラー:交響曲第2番(*)/「さすらう若人の歌」
ユージニア・ザレスカ(A)
エディット・ゼーリヒ(S;*)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送o.、RTF cho.
 録音:1958年2月20日、グスタフ・マーラー・フェスティヴァル、ライヴ。MELODRAMからCD初出となったもので、その後MEMORIESからも発売されているが、おそらく今回がマスターからの初復刻。
 シューリヒト INA 音源シリーズ。『この「復活」を最上としても差し支えない。このシューリヒトの演奏は本当に心が躍るものだった。』『この演奏とシュトゥットガルトのものは、颯爽としてどちらも楽しめるが、この盤は一層音質の抜けが良い。第4,5楽章など、こんなに覇気があり、しかもしなやかな美しさに溢れた例は希有と言えよう。特に第2楽章は絶品である。』(平林 直哉)
シューリヒト、INA全録音 Vol.6〜
 F=ディースカウとの1957年9月9日ライヴ、初出あり

 ワーグナー:
  「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 マーラー:さすらう若人の歌(*)
 ベートーヴェン:交響曲第7番
ディートリヒ・フィッシャー=
 ディースカウ(Br;*)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送o.
 録音:1957年9月9日、ブザンソン音楽祭、ライヴ。ベートーヴェンは初出音源。残りの2曲は DISQUE REFRAIN、ARCHIPEL、MEMORIES と言ったレーベルから既出だが(2曲とも収録されているとは限らない)、今回がおそらくマスターからの初復刻。
 シューリヒト INA 音源シリーズ。『初出のベートーヴェン。ファンとしては最も“そそる”演奏ではないかと思う。』『シューリヒトの音楽については「淡とした」とか「軽く流麗」とかいったような言葉が多用されていたが、これらを聴くと寧ろ正反対とさえ思えるものである。ワーグナーもメラメラと燃え上がるような情熱が凄いが、一段と磨きがかかっている。ベートーヴェンもフランス国立管は完璧にシューリヒトの意図を再現しているように感じられる。何と凛々しく雄々しく胸のすくむような演奏だろうか!』(平林 直哉)
トスカニーニ、ファイナル・コンサート、1954年4月4日
 エルプのレーザー・ターンテーブルを使用?

 ワーグナー(1813-1883):
  歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲/
  楽劇「ジークフリート」〜森のささやき/
  楽劇「神々のたそがれ」
   〜夜明けとジークフリートのラインへの旅/
  歌劇「タンホイザー」〜序曲とバッカナーレ/
  楽劇「ニュールンベルクのマイスタージンガー」
   〜第1幕前奏曲
 ・リハーサル:
   楽劇「神々のたそがれ」
    〜「ジークフリートのラインへの旅」より
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC so.
 録音:1954年4月4日、カーネギー・ホール、ニューヨーク、ライヴ。ステレオ。この録音は MUSIC AND ARTS からMUA-3008で発売されており、平林直哉氏復刻によるモノラル完全実況中継盤CD-R (SERENADE SEDR-5012)も発売されていた。なお、中山 実 氏による復刻は、同レーベルからエルプのレーザー・ターンテーブルを使用したフルトヴェングラーのアルバムが複数発売(ALT-155/他)されているが、今回は使用原盤やソースはもとより、復刻に使用した機器等に関しても一切インフォメーション内で触れられておらず、入荷した商品の外装にも復刻エンジニア、使用原盤、使用機器に関連する記載は一切無い。
 『このCD に収められているのはトスカニーニ生涯最後の演奏会のライヴ録音である。2つしか現存しないトスカニーニのステレオ録音としてその音響的価値ははかり知れない。』(山崎浩太郎)
 『1954年、鮮烈ステレオ・ライヴ! トスカニーニ・ラストコンサート』『復刻のノイズの無さ正確な音質に定評がある名人、中山 実氏の復刻音です。モノーラル・イメージが強烈なトスカニーニですが、広がる大音響に驚きで音そのものは、きつさの無い自然な音質です。マイスタージンガーのティンパニーの迫力は流石!と申せましょう。おどろきました。』(以上『内』、代理店のインフォメーションより)
87歳、ゲルハルト・ポッセ&新日本フィル
 J.C.バッハ(1735-1782):2つのオーケストラの
  ためのシンフォニア ニ長調Op.18
   (第3番 「エンディミオーネ」序曲)
 ブラームス(1833-1897):交響曲第2番 ニ長調Op.73
ゲルハルト・ボッセ指揮
新日本po.
 録音:2009年3月26日、東京芸術劇場大ホール、ライヴ。
 『1922年生まれ、87歳になるゲルハルト・ボッセは、ゲヴァントハウス管の第1コンサートマスターを定年まで務めあげ、東京藝大教授に就任し、日本に居をかまえ既に15年。見識ある評論家や音楽ファンの方々よりなぜボッセ教授のCDがないのか? との声も多くあがっておりましたが、当然期待通りの大演奏で、「絶品、味わいなどではすまされない美しさと温かみあふれる真のブラームス」など評され、また新日フィルも驚きの中欧サウンドを展開し、ブラインドテストをおこなえば、ほとんどがヨーロッパ人のオケと答えるのでは! ゴールドベルク以来巨匠ヴァイオリニスト指揮者との相性の良さを見せつけました!』(以上、代理店のインフォメーションより)
準・メルクル&リヨン国立管〜ベートーヴェン
 交響曲第2番 ニ長調 Op.36(*)/
 交響曲第6番 ヘ長調「田園」Op.68(#)
準・メルクル指揮
フランス国立リヨンo.
 録音:2007年11月30日、12月1日(*)/2008年5月16日、17日(#)、以上オーディトリウム(リヨン)。
 『若き巨匠 準・メルクル最新録音』『メルクルもう一つの手兵、国立リヨン管弦楽団とのベートーヴェン「田園」と2番』『メルクルらしい繊細さと南フランスの オーケストラの明るい響きが絶妙ブレンド!』『これほど美しく明るい「田園」もまれで、第2楽章など、息をのむ表現に驚き。繊細の極みと申せます。終楽章はまさに雨あがるの趣で、感動させられました。また、近年人気の第2 番はまさにメルクルらしく、ハッタリなしの正面突破の大演奏。自ずから湧きあげる感興に心打たれます。この2曲まさにフランスのオーケストラの持ち味が100%発揮されていて美しい音色と明るい色調があり、メルクルの繊細さが一体となった名演でございます。』と代理店。
ミュンシュ&パリ管お披露目公演、
 録音があった! それもステレオ!!

 ドビュッシー(1862-1918):交響詩「海」
 ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲 Op.14
シャルル・ミュンシュ指揮
パリo.
 録音:1967年11月14日、シャンゼリゼ劇場、パリ管デビュー・コンサート、ステレオ・ライヴ。ソース:国立フランス視聴覚研究所。初出音源。
 『パリ音楽院管解体!フランス・オーケストラ革命。1967年新星のパリ管弦楽団、衝撃のデビュー公演ステレオ・ライヴ!』『かの幻だったミュンシュ・パリ管誕生。発足ライヴ完全初出、10年に1度の大新譜!ステレオで音質も抜群! 想像以上の熱狂熱演! やはりミュンシュはすごかった。』『フランス・オーケストラ革命の張本人アンドレ・マルロー文化相も臨席。話題を極めたパリ管デビュー当日の門外不出の録音がついに陽の目。録音の優秀なこともびっくりで、ミュンシュ・パリ管の大音量を見事にとらえきっております。』と代理店も大興奮。
 『これは人間の演奏ではない。神と悪魔が手を組んだ饗宴である。
  大爆発、驚天動地、未曾有、空前絶後、千載一遇−こうした言葉をいくつ並べてもこの演奏の凄さを言い表すのに十分ではない。
  トリカブトの百万倍の猛毒を持った極めて危険なライヴ録音。
  私はこれを聴いて、本当に精神が錯乱する人が出るのではないかと心配している。』(平成の盤鬼 平林 直哉)
 #2012年4月-5月に、ストラヴィンスキーの「レクイエム・ティクルス」を足して当日の演奏会完全版としたアイテム(ALT-229/30; 上記2曲も新マスタリング)が発売されています。
ALT-183/4
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(2CD)
1.5CD価格
チェリ&ミュンヘン・フィルの「ブル8」
 1990.10.20 サントリー・ホール

  ブルックナー(1824-1896):交響曲第8番 ハ短調
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ミュンヘンpo.
ALTSA-183
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1990年10月20日、サントリーホール、ライヴ。収録:NHK (SACDの使用音源はNHK-FM放送用の音声専用録音だとのこと〔CDも同様と思われるが、発売時には記載がなかった〕)。日本語解説付。 (SACD盤 ALTSA-183 仕様:非圧縮シングルレイヤー/2チャンネル・ステレオ/SACD化にあたって新リマスタリング) この演奏は以前、SONY から LD と VHS が出ていたものだが、何故か2012年までDVD化されなかった。当時CDでは発売されなかったので、ALT-183/4が初CD化(海外ではSONYのLD?から起したと思われる私家盤 CD-R と DVD-R が出ているが、もちろん日本へ正式に輸入されたことはない)。
 『これはまさに神秘の森である。この美しさを味わい尽くすには、96分という時間でさえあまりに短い。』(平林 直哉)
 『チェリビダッケとミュンヘン・フィルの響きは、残響豊かなサントリーホールでは実に美しく聞こえたものだった。明るさと適度の艶っぽさが印象的だった。それはこのCDでも十分うかがい知ることができよう』(許 光俊)
 『まさに天上の音楽!まさに天空を登るかのようなコーダに茫然!』『圧倒的スケールのクライマックス』『怪物ペーター・ザードロの実力を日本中に知らしめたティンパニー炸裂の有名演奏!ついに待望のCD化!すばらしい音質!』『ミュンヘン・フィルのメンバーも「すばらしい演奏であった」と大満足』(代理店のインフォメーションより)
 ・ALTSA-183 発売時の代理店アナウンス:『チェリビダッケ初SACD化!』『 SACD シングルレイヤーで登場!また当 SACD の使用音源は映像用の音源でなく音声専用音源である FM 放送用録音を使用しており、その音質の良さが特徴です。SACD化により弱音の繊細感など見事な仕上がりです。』『SACD化により1枚で収録可能』にとのこと。

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
 #なお録音時期からすると、マスター・テープの情報容量が物理的にCDの規格容量へ収録可能な録音である可能性があります。
ALT-185
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(CD)
ムラヴィンスキー、分売
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60 (*)
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (#)
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
ALTSA-185
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:『1973年4月28日、レニングラード・フィルハーモニー・大ホール、ライヴ』(代理店記載ママ)。ALT-114からの分売。なお、BOX 発売時には代理店の案内に『全て初出』との記載があったが、MELODIYAから既出の演奏と日付が重なっていた。当時から既出音源が含まれる可能性があったが、今回は更に代理店表記が異なっている(下記平林氏によるコメント後の『』内ご参照)。なお ALT-114には、1973年4月27日の(#)、1973年4月28日の (*) と (#) が収録されており、MELODIYA からは 1973年4月28日の(#)と1973年4月29日の(*)が発売されていた。
 『この完成度は全く比類がない!それがきちんと保管され、望みうる最上の状態で復刻されたのは、ファンにとってはまことにありがたい。』(平林直哉)
 CD発売〔分売〕時の代理店コメント:『新マスタリング』『さらに磨きのかかった高音質別物の美しさ!』『ムラヴィンスキーBOX「リハーサル&コンサート」第1集ドイツ音楽篇(ALT-114)の分売開始』『BOX 発売時初出の名盤がついに単独発売!』『ALT-114 (8CD) 発売時 (2005年12月26日) 初出だった名演奏の待望の単独発売』『伝説の来日直前の演奏。すごい緊張感で聴き手を金縛り!音の良さに大変驚きました。これほどの演奏を聴いてしまうと大変で、まさに麻薬のようでございます。』とのこと。
 SACD発売時の代理店コメント:『新マスタリング』『ALT-114(8CD)発売時(2005年12月26日)初出だった名演奏の待望の初SACD化!伝説の来日直前の演奏。すごい緊張感で聴き手を金縛り!音の良さに大変驚きました。これほどの演奏を聴いてしまうと大変で、まさに麻薬のようでございます。あの日本公演の超絶的名演の原点がここにあります。』(以下は ALTSA-185、186、191、192 共通)『レニングラードスタジオが収録したムラヴィンスキー幻の音源は、2005年12月にALTUSよりBOXセットで発売されました。そこには一カ月後に日本公演を控えた同団の入念なリハーサルとムラヴィンスキー入魂のリハーサルも含まれていましたが、今回演奏会部分をSACDシングルレイヤー化。国の威信をかけた日本公演へのエネルギーと真摯さがさらにまざまざと蘇りました。数あるムラヴィンスキーの記録のなかでも、音質、迫力No.1。人間業の限界に挑戦しています。』

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-186
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(CD)
ムラヴィンスキー、分売
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
ALTSA-186
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1980年1月29日-30日、フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ライヴ。ALT-114からの分売。なお、BOX 発売時には代理店の案内に『全て初出』との記載があったが、当時から既出音源と日付等が重なっており、今回は異なる記載がなされている。
 『私はこのブルックナーを高く評価する。これほど透明で激しく力強く描いた演奏は希有である。』(平林直哉)
 CD発売〔分売〕時の代理店コメント:『ビクター時代からの名盤復活!』『新マスタリング』『旧ビクター音産から発売され名盤の誉れ高かった演奏ですが、オリジナル音源から新たにデジタル・トランスファーされ、新マスタリングにより、見違えるような音質に仕上がりました。その音質の素晴らしさゆえにムラヴィンスキーのヴァイオリン両翼配置の美しさと強力な金管、浮きあがる木管など実に美しくしかも克明に再現されます。素晴らしいの一言でございます。』とのこと。
 SACD発売時の代理店コメント:『新マスタリング』『旧ビクター音産から発売され名盤の誉れ高かった演奏ですが、オリジナル音源から新たにデジタルトランスファーされ、新マスタリングにより、見違えるような音質に仕上がりました。その音質の素晴らしさゆえにムラヴィンスキーのヴァイオリン両翼配置の美しさと強力な金管、浮きあがる木管など実に美しくしかも克明に再現されます。素晴らしいの一言でございます。』

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
井上喜惟&ジャパン・シンフォニア
 ラヴェル:組曲「クープランの墓」
 フランク:交響曲 ニ短調
井上喜惟指揮
ジャパン・シンフォニア
 録音:2009年4月29日、晴海トリトンスクエア第一生命ホール・大ホール、ジャパン・シンフォニア第12回定期演奏会、ライヴ。コンサート・ミストレスは第2代の植村理葉。
 ALT-033、ALT-144、ALT-153に続く、欧州仕込みの演奏で魅了する井上喜惟率いるジャパン・シンフォニア、ライヴ・シリーズの第4弾。井上喜惟は1992年、チェコ国立ブルノ・フィル定期演奏会で正式デビュー。多岐に及ぶ幅広いレパートリーが魅力。なかでもALTUSレーベルより発売されたアルメニア・フィルとの3枚のアルバムは「新たな名演盤の登場」と高く評価されている。
若杉弘&ケルン放響〜チャイコフスキー
 交響曲第6番 ロ短調「悲愴」Op.74(*)/
 弦楽セレナーデ ハ長調 Op.48(#)
若杉弘指揮
ケルン放送so.
 録音:1979年10月13日(*)/1980年11月28日(#)、ケルン、ライヴ。ステレオ、『初CD化』と記載されている。
 『抜群の相性!』『若杉の美学爆発のチャイコフスキー』『「悲愴」のシンフォニックな格調の高さも大いに心打たれますが、弦楽セレナーデの濃厚な味わいが素晴らしく録音も大変優秀!低弦がゴリゴリと分厚い音で迫り、若杉独特のじっくりとしたテンポ感が曲想と見事にマッチ!若杉美学が爆発の稀有の名演です。』
若杉弘&ケルン放響〜ブラームス
 交響曲第4番(*)/ハイドンの主題による変奏曲(#)
若杉弘指揮
ケルン放送so.
 録音:1980年9月12日、ケルン(*)/1981年10月13日、トーンハレ、ライヴ(#)。ステレオ、『初CD化』と記載されている。
 『これは正真正銘の名演!』『平林直哉氏も絶賛のハイドン・バリエーションも聴きものですが、あたたかな味わいながらも熱い4番も素晴らしい!』『ドイツの指揮者顔負けの重厚な味わいの久々の本格ブラームス。しかも知的な若杉独特のテンポ感が冴え、ブラームスの魅力を堪能できます。美しい響きですが、落ち着いた風合の録音も素晴らしい。若杉の代表盤となりえます。』
若杉弘&ケルン放響〜ベートーヴェン
 交響曲第1番(*)/交響曲第3番(#)
若杉弘指揮
ケルン放送so.
 録音:1977年1月14日(*)/1977年10月28日(#)。ステレオ、『初CD化』と記載されている。
 『美しいアナログ録音も素晴らしいエレガントなベートーヴェン!』『「英雄」は現地ケルンでも大好評で、テンポがはしることなく、じっくり終結に向かって音楽が高揚するさまは、若杉独特の芸風が爆発で大変成功しています。数種類ある若杉の「英雄」の中でも白眉の一枚で、かつてWDRの株主用LPにもなった名演!ベト 1 も大変素晴らしい!』
 以上3点は『追悼 若杉 弘』『若杉弘&ケルン放響(現WDRso.)首席指揮者時代の初出録音集 ―ケルン放響と若杉弘―』『若杉時代(1977年より常任)のケルン放響はギュンター・ヴァントとブルックナー交響曲全集、シューベルトの交響曲全集なども行っており、黄金時代ともいえる名人上手ぶりを発揮していた時期。ケルン放送協会の優秀な録音技術も特筆で音にうるさい平林直哉氏もうならせた模様でございます。』『若杉&ケルン放響首席指揮者時代の初出録音集。流石の盤鬼平林直哉氏もこれには納得!』とのこと。

 『オーケストラの持つ美しい響きを忠実に引き出すとともに、作品に対する謙虚さをこれほどまでに感じさせる演奏は珍しい。まずは、だまされたと思って「ハイドンの主題による変奏曲」を聴いて欲しい。』(平成の盤鬼 平林直哉)
ALT-191
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(CD)
ムラヴィンスキー、分売
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
ALTSA-191
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1973年5月3日、フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ライヴ。ALT-127からの分売。『ムラヴィンスキーの数ある「革命」の中でも、あの特別な73年の日本公演に匹敵する音質、演奏内容といえる』(『平成の盤鬼』 平林 直哉)
 CD発売〔分売〕時の代理店コメント:『新マスタリング』『さらに磨きのかかった高音質に!』『ムラヴィンスキーBOX 「リハーサル&コンサート」第2集ロシア音楽篇 (ALT-127)より待望の分売!』『さすがオリジナルテープからのデジタルトランスファーだけあってすばらしい音質!演奏はまさに完璧の一言で、ムラヴィンスキーらしい異様な緊張感と迫力で一気に聴かせます。聴いていて恐ろしくなるほど。それにしてもいつ聴いてもムラヴィンスキーはすばらしい!平林直哉氏の資料に基づいた解説も大いに参考になります。』とのこと。
 SACD発売時の代理店コメント:『新マスタリング』『さすがオリジナルテープからのデジタルトランスファーだけあってすばらしい音質!演奏はまさに完璧の一言で、ムラヴィンスキーらしい異様な緊張感と迫力で一気に聴かせます。聴いていて恐ろしくなるほど。それにしてもいつ聴いてもムラヴィンスキーはすばらしい!平林直哉氏の資料に基づいた解説も大いに参考になります。』

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-192
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(CD)
ムラヴィンスキー、分売
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
 プロコフィエフ:
  「ロメオとジュリエット」組曲第2番 Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
ALTSA-192
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1982年11月6日、フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ライヴ。ALT-127からの分売。『ムラヴィンスキーのチャイコフスキー5番に対する解釈はまさに微動だにしない、盤石なものである。これだけ徹底し突き詰めた表現は聴けば聴くほど驚異である。また、プロコフィエフは音質の良いこの演奏があれば十分だろう。』(『平成の盤鬼』 平林 直哉)
 CD発売〔分売〕時の代理店コメント:『新マスタリング』『このチャイコフスキーとプロコフィエフもすばらしい音質。これもオリジナルテープから丁寧なデジタルトランスファーの効果絶大!盤鬼平林氏は17種あるムラヴィンスキーのチャイ5のうち、当盤とグラモフォン60年盤があれば!と激賞の様子でございます。』とのこと。
 SACD発売時の代理店コメント:『新マスタリング』『このチャイコフスキーとプロコフィエフもすばらしい音質。これもオリジナルテープから丁寧なデジタルトランスファーの効果絶大!盤鬼平林氏は17種あるムラヴィンスキーのチャイ5のうち、当盤とグラモフォン60年盤があれば!と激賞の様子でございます。』

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ローター・ツァグロゼク
 &ベルリン・コンツェルトハウス管ライヴ集

 ヴェーベルン:
  大管弦楽のための牧歌「夏風の中で」(*)
 シューベルト:交響曲第8番(第9番)
         ハ長調「グレイト」D.944(#)
ローター・ツァグロゼク指揮
ベルリン・コンツェルトハウスo.
 録音:2007年2月3日-4日(*)/2007年6月28日-30日(#)、以上コンツェルトハウス、ベルリン、 ライヴ。
 『巨匠ギーレンのつぎはこの人!』『ドイツの名匠ツァグロゼク(ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団音楽監督)の細密画のように美しい「ザ・グレイト」』『 ツァグロゼク1枚聴くならこれ!』『この1枚かけ値なしの名演で緻密にして繊細で、しかも熱気も充分で心から名演に驚きました。第二楽章などの透明感あふれる美しさに思わず鳥肌。このクールな美しさは、ちょっと他に見当たらない風合いでございます。もっとも、巨匠ギーレン好きの方はまさにツァグロゼクに一撃と申せましょう。』と代理店。
 『ツァグロゼクは比類なきリーダーの一人である。サイモン・ラトル、ケント・ナガノ同様、単に19世紀後期の伝統を受け継ぐだけではない音楽づくりを提唱する者の代表である。』(ベルリン新聞)
準・メルクル&リヨン管ライヴ集
 プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」
  〔第1、第2組曲からの抜粋/準・メルクル版〕(*)
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」(#)
準・メルクル指揮
フランス国立リヨンo.
 録音:2009年9月24日、リヨン、ライヴ(*)/2007年11月9日、横浜みなとみらいホール 大ホール、ライヴ(#)。
 『「ロメジュリ」メルクル手兵、国立リヨン管の新録音、「展覧会の絵」も収録!』『メルクル&リヨン管のコンビでの初来日時の伝説的名演である「展覧会の絵」(横浜みなとみらい)も収録。横浜と姉妹都市でもある本拠地リヨンでの「ロメオとジュリエット」(メルクル抜粋版)がとてつもない面白さ! 録音が異様に生々しく「ティボルトの死」にいたってはあまりの迫力にのみこまれます。録音は Altus 斎藤啓介氏自らリヨンに出むき録ってきたもようで、横浜と比べるとホールの違いなど明瞭で大変興味深いものがございます。』と代理店。
ALT-195/6
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(2CD)
1.5CD価格
テンシュテット&VPO唯一の共演となった
 ザルツブルク・ライヴがマスターより初の復刻!

 ベートーヴェン:
  交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」
 マーラー:交響曲第10番〜アダージョ
クラウス・テンシュテット指揮
VPO
 録音:1982年8月29日、ザルツブルク祝祭劇場、ライヴ。CD-R 使用のTIENTOからCD-12008/9で出ている他、GREAT ARTISTS からもGA4-20で発売があるが、今回がマスターからの初復刻。収録:オーストリア放送協会。
 アルトゥス・ウィーン・フィル・ライヴ・シリーズ第2期第1弾は、テンシュテットとVPOの間にリハーサルからして異様な緊張感がはしった伝説の名演がついに ORF/VPO 提供のオリジナル・テープから登場、アルトゥスが直接マスタリング! ウィーン・フィルとテンシュテット、濃厚な悲劇性と堂々大爆進のザルツブルク一期一会の大競演!。
 『このウィーン・フィルとのライヴ演奏は電気が走るような興奮を呼び起こす。』『英雄はメンバーは胸張り裂けんばかりの熱さ、弦楽器は食いつき管楽器は躍動する。マーラーにいたっては不協和音の噴出は心の叫びであり魂の悲鳴である。徹頭徹尾ダイナミックなコントラバスを強調し、管弦楽的色彩を無限大に活用し、あらゆる点で緊密に楽章全体を結び付けつつテンポを構築していく。29分のところ、ここは私の聞いたあらゆる録音の中でも最も遅い演奏であり、テンシュテット自身のロンドン・フィルハーモニーとのスタジオ録音と比較しても1分長い。しかしながら緊張と激しく濃密な熱によって遅いと感じることがない。この演奏を聴くことは途轍もない、深く心に触れる経験である。』(以上『内』、ヘンリー・フォーゲル〔元シカゴ響総裁〕)
ALT-197/8
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(2CD)
1.5CD価格
まさに鬼神の迫力! ギュンター・ヴァント
 1990年来日公演の「ブル8」、マスターから初復刻

  ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
ギュンター・ヴァント指揮
ハンブルク NDR so.
 録音:1990年11月3日、サントリーホール(東京)、ライヴ。収録:NHK、マスタリング:斎藤啓介(アルトゥス)。おそらく、CD-R使用のFKMからFKM-CDR3/4で、GREAT ARTISTSからもGA4-15で発売されている演奏(FKM盤、GREAT ARTISTS盤は月までの記載)だが、マスターからの初復刻。
 アルトゥス・レーベル創立10周年記念盤。『このヴァントのブルックナー第8番は、手兵北ドイツ放響との最初の来日公演で、大変緊張感につつまれた名演として知られ、発売がまたれておりましたが、予想を大きく上回る抜群の音質で登場。演奏はヴァントの絶頂期の始まりの年と言われる1990年。気力体力も充実、その音楽の緻密さはスイス時計のごとしとも言われた名人芸を思う存分堪能できます。その上、音楽の迫力はまさに圧倒的の一語です。ちなみに Altusレーベルからは約2週間前のチェリビダッケとミュンヘン・フィルの8番 (ALT-183) も発売されており、両者NHK 収録で共に Altusの丁寧なマスタリング、しかも同じサントリーホールということもあり、演奏解釈は対極的ともいえるブルックナー演奏の大巨匠 2 人の 8 番をほぼ同条件で聴きくらべる楽しみもございます。興味の尽きぬリリースでございます。』と代理店。
ALT-201/2
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(2CD)
1CD価格
若杉弘&ケルン放響〜マーラー:交響曲第9番 若杉弘指揮
ケルン放送so.
 録音:1983年6月11日、東京文化会館、ライヴ。おそらく初出音源。ソース:WDR(ケルン放送協会)提供。若杉&ケルン放送so. 2度目の来日時の物。『さすがファンの間で語り草となったものだけあって心のこもった丁寧な音楽運びに心うたれます。海外オーケストラとの共演で多くとりあげていた若杉得意のマーラーの9番。実際海外でも大変評判がよく、WDR の推薦演奏でございます。』
若杉弘&ケルン放響
 チャイコフスキー:交響曲第5番(*)
 ハイドン:交響曲第99番(#)
若杉弘指揮
ケルン放送so.
 録音:1982年10月29日(*)/1979年9月15日(#)、共に ザール1、ライヴ。おそらく初出音源。ソース:案内に記載無しだが、WDRのロゴがある模様。『ユニークなのはチャイ5で金管を最後の最後の瞬間までおさえて弦主体の濃厚な味わいで聴かせます。そのため終楽章コーダの凱歌がこの上なく格調高く奏でられる形となり、一寸この品格無類です。ハイドンは一転古典の均整美!見事!若杉とハイドンは相性抜群のようです。』
若杉弘&ケルン放響〜
 ブラームス
:悲劇的序曲(*)
 ブラームス/シェーンベルク編曲:
  ピアノ四重奏曲第1番(#)
若杉弘指揮
ケルン放送so.
 録音:1983年3月18日、スタジオ(*)/1978年3月17日、ザール1、ライヴ(#)。前出:KOCH SCHWANN, 311 034, 3-6126-2(共に当店未案内/廃盤)。ソース:案内に記載無しだが、WDRのロゴがある模様。『かつてコッホシュワンレーベルで発売され名盤の誉れ高かった名演奏で、復活が望まれていたそのブラームス四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲版)が明らかに向上した音質でよみがえりました。ブラームス、シェーンベルクと若杉得意の両作曲家だけあり、亡き巨匠の独壇場でございます。うれしい復活です。』
モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調K.385「ハフナー」
ブルックナー:交響曲第6番 イ長調(#)
ローター・ツァグロゼク指揮
ベルリン・コンツェルトハウスo.
 録音:2008年1月31日、2月1日-2日(無印)/2008年3月7日-9日(#)、以上 コンツェルトハウス、ベルリン。往年の名エンジニア・シュトリューベンの録音を彷彿とさせ、あたかも彼のリアリズム録音が最新盤で蘇ったかのようだ。ハフナーからしてリズムと骨格の構造美が強烈。一転ブルックナーでは実に大構えで一筋縄ではいかないものがありブルックナーならではの音楽を堪能出来る。録音はアルトゥスのベルリンでの現地録音。名ホールで有名なコンツェルトハウスの美しい音響も見事にとらえられている。ローター・ツァグロゼクは1942年裕福な銀行家一族にバイエルンで生まれ、ウィーンでスワロフスキに師事。ライプツィヒ歌劇場音楽監督、最近までシュトットガルト国立歌劇場音楽総監督として名声を高め、現在ベルリン・コンツェルトハウス管の音楽監督。
リヒャルト・シュトラウス
 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(*)/
 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(#)/
 楽劇「サロメ」〜7つのヴェールの踊り(#)
準・メルクル指揮
国立リヨンo.
 録音:2010年9月(*)/2007年6月(#)、以上 モーリス・ラヴェル・オーディトリウム、リヨン、ライヴ。メルクルがリヨン管に就任して以来、マーラー:交響曲第3番(ALT-145/6)、ベートーヴェン:交響曲第9番(ALT-147)、ベートーヴェン:交響曲第2番&第6番「田園」(ALT-181)、ムソルグスキー:展覧会の絵(ALT-194)など、数多くの録音をのこしてきた。相性抜群のR.シュトラウスについてメルクルは以下のように述べている『リヨン管弦楽団との演奏でR. シュトラウスの録音が最も重要なものとなりました。それは、フランスのオーケストラ独特のクオリティーである、透明感に溢れ、色彩豊かな表現を我々は獲得したからです。一方でこのレパートリーにより、オーケストラは深遠なサウンドでセクションを上手くブレンドするいわゆる「ドイツ的クオリティー」も得たのです。』(準・メルクル)
シューリヒト、INA全録音 Vol.7〜1955.2.10
 ブラームス
:ドイツ・レクイエム
  エルフリーデ・トレッチェル(S) ハインツ・レーフス(B)
  カール・シューリヒト指揮フランス国立放送o.、フランス国立放送cho.
 録音:1955年2月10日、パリ、モノラル、ライヴ。ソース:フランス国立視聴覚研究所提供オリジナル・テープ。ARCHIPELからARPCD-0297 で初出となり、その後 TAHRA からTAH-678 (2CDs) で発売されている演奏だが、平林氏のコメントなどからすると共にマスター・テープを使用したものではなかったようだ。それだけに音質には期待。
 『他の同演異盤に比べ圧倒的音質差!』『シューリヒトを代表する「ドイツ・レクイエム」』(以上『内』、代理店案内より)
 『シューリヒトの最も聴きごたえのある「ドイツ・レクイエム」がここに復刻されたのは、非常に喜ばしいことである。このディスクはオリジナル・マスターを使用した最初のCDである。合唱も実に精力的で渾身の力を込めて歌っているのもはっきり聴きとれる。』(平林 直哉)
ALT-208
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[ALT-208/09]
(2CD)
1.5CD価格
シューリヒト、INA全録音 Vol.8〜1959.9.17、初出
 シュテルツェル:4つの合奏体のための合奏協奏曲 ニ長調
 バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042(*)
 シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンド イ長調 D.438(*)
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
  アルテュール・グリュミオー(Vn;*) カール・シューリヒト指揮フランス国立放送o.
 録音:1959年9月17日、モントルー音楽祭、モノラル、ライヴ。おそらく初出音源。ソース:フランス国立視聴覚研究所提供オリジナル・テープ。
 『バッハはシューリヒトのディスク初レパートリー!』『スイスロマンド、フランクフルト盤を大きく上回る圧倒的大演奏のブラームス第1番。』『終楽章のピチカートを聴いただけでもその気迫に震撼!』(以上『内』、代理店案内より)
 『今回のブラームス第1番は圧倒的に優れているだけではなく、シューリヒトの全録音の中でも忘れ得ぬものと言える。シューリヒトの個性が強烈なまでに刻まれており、ファンには本当にたまらない。一番驚かされるのは音の密度である。この炎のような気迫と凄まじい集中力はフルトヴェングラーやミュンシュ以上ではあるまいか。』(平林 直哉)
ALT-210
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[ALT-210/11]
(2CD)
1.5CD価格
シューリヒト、INA全録音 Vol.9〜1959.3.24
 ベートーヴェン:
  序曲「コリオラン」 ハ短調 Op.62 (#)/
  ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37(*)
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (+)
クラウディオ・アラウ(P;*)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送o.
 録音:1959年3月24日、パリ、フランス国立放送管創立25周年記念演奏会、ステレオ、ライヴ。おそらく当日の全曲目を収録。ソース:フランス国立視聴覚研究所提供オリジナル・テープ。ステレオでは全曲初発売だろうか。(#)は以前 MELODRAM から発売されていたことがあるが、今回がマスターからの初復刻。(*)と(+)は先にTAHRAからTAH-678 (2CDs) で発売された演奏だが、後発だけに音質には期待できるだろう。なお、この日の演奏とされる「以前 ERATO からLPで発売された」シューベルト「未完成」がCD-R仕様のRARE MOTHからRM-469Mで発売された事があるが、この1959年3月24日の演奏会記録には無く、1963年9月11日の演奏と推測される(既出:DISQUE REFRAIN/他。CD-R仕様の RE! DISCOVER RED-62)。
 『嬉しいのは当時としては非常に優秀なステレオで収録されており、演奏内容も傑出し、過去に発売されたアルトゥスの全CDを含めても最も注目すべきものだ。シューリヒトのブラームス4番は昔からバイエルン放響が知られているがはるかに演奏内容が濃い。明瞭なステレオゆえにシューリヒトの解釈が手に取るようにわかるのもファンにとってこの上ない福音である。』(平林 直哉)
ALT-212/3
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(2CD)
1.5CD価格
ドイツ現役2大巨匠によるマーラー交響曲選集 1979-1984 Vol.1〜ミヒャエル・ギーレン
 マーラー:交響曲第3番 ニ短調
  ガブリエーレ・シュレッケンバッハ(A) ミヒャエル・ギーレン指揮
  ベルリン放送so.〔現ベルリン・ドイツso.〕、リアス室内cho.、ベルリン国立大聖堂少年cho.
 録音:1984年11月19日、ベルリン・フィルハーモニー、ライヴ。おそらく初出音源。
ドイツ現役2大巨匠によるマーラー交響曲選集
 1979-1984 Vol.2〜ミヒャエル・ギーレン

  マーラー:交響曲第6番 イ短調
ミヒャエル・ギーレン指揮
ベルリン放送so.
〔現ベルリン・ドイツso.〕
 録音:1984年9月5日-6日、ベルリン・フィルハーモニー、(おそらくベルリン芸術週間)ライヴ。おそらくCD-R仕様の "000" CLASSICS から TH-074 で出ているものだが、マスターからの初復刻。TH-074は月までの表記で、日付は今回始めて明らかになっている。『このベルリン・ドイツ響による、張りつめた流れのなかから、押し殺していた感情が決壊したかのように吹き出るようなマーラーも、わたしの心を激しく動かす。冷たさと熱さのすさまじいコントラストがもたらす、リアルなマーラーだ。』(音楽評論家 鈴木淳史)/『今やドイツ指揮者界の長老ギーレンの氷のような冷気あふれるマーラーかと思いきやベルリン放響の熱気に氷が溶かされてクライマックスが神々しいばかりに引き立つ!大マーラー集』(代理店記載ママ)
ALT-215/6
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(2CD)
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ドイツ現役2大巨匠によるマーラー交響曲選集 1979-1984 Vol.3〜ベルンハルト・クレー
 マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」(*)/交響曲第4番 ト長調(#)
  エディット・マティス(S) ベルンハルト・クレー指揮ベルリン放送so.〔現ベルリン・ドイツso.〕
 録音:1979年10月28日(*)、1984年11月26日(#)、ベルリン・フィルハーモニー、ライヴ。共に CD-R仕様の KAPELLMEISTER から、(*)は KMS-079 で、(*)は KMS-206 で(それ以前には LUCKY BALL から LB-0065でも)出ているものだが、マスターからの初復刻。
ALT-217/8
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(2CD)
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ドイツ現役2大巨匠によるマーラー交響曲選集 1979-1984 Vol.4〜ベルンハルト・クレー
 マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
  グレニス・リノス(A) ロザリンド・プラウライト(S) ベルンハルト・クレー指揮
  ベルリン放送so.〔現ベルリン・ドイツso.〕、ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
 録音:1982年5月30日、ベルリン・フィルハーモニー、ライヴ。おそらく初出音源。『マーラーの指し示した道標に忠実に従うという行き方によって、クレンペラー以上に雄大かつ繊細な曲のプロポーションを再現することに成功している』(音楽評論家 河原 融)/『70年代ベルリンにおける最も熱心なマーラー指揮者。実はコクの魂のようなマーラー演奏に驚かされます。「巨人」の葬送行進曲の異様な陰影!4番の濃厚な味わい!「復活」のクレンペラー級の大構造美打たれます。』(代理店記載ママ)
朝比奈&大フィル、1975ヨーロッパ公演最終日、初出
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
朝比奈隆指揮
大阪po.
 録音:1975年10月26日、オースターポート大ホール、フローニンゲン(オランダ)、ライヴ。初出音源。『新発見!』『朝比奈 大フィル伝説の75年ヨーロッパ公演最終日!』『あの名盤ザンクト・フローリアンと双壁の名演』
 『自ら育てた大阪フィルとヨーロッパ公演を行うことを熱望し、1975(昭和50)年10月、ついにその夢は実現する。約1カ月間、20回にわたる公演の中でも、ブルックナーの〈7番〉はもっとも重要な作品であり、26日にオランダ・グロニンゲン(フローニンヘン)で収録されたこのライヴは新発見された音源だが、その完成度はきわめて高く、あの名高いザンクト・フローリアンのライヴ(12日)と双璧を成すものだ。』(岩野裕/音楽ジャーナリスト)
 『初発売となる本録音はエンジニア平澤佳男が同行録音したもので、大変秀れた音質で残されておりました。朝比奈らしい不動のインテンポの堂々たる大演奏!そのうえ特別なヨーロッパでの公演のためかある種ただならぬ緊張感漂う見事な出来栄え。1楽章コーダなどでのレンジの広さも特筆でアルプスの山々のごとき雄大さです。』
 ■朝比奈/大フィルの1975年ヨーロッパ公演音源〜オランダ・フローニンゲン公演発売にあたって
 『既に同曲異演盤が多数ある朝比奈隆のブルックナー:交響曲第7番において、フローニンゲン公演をリリースする意味は二つある。一つは、この公演が大阪フィル1975年ヨーロッパ公演における朝比奈指揮の最終公演であった。ツアーはこの後秋山和慶の西ドイツ公演にて、無事終了した。朝比奈の代表的名盤と言われる、ザンクト・フローリアンの名演奏から丁度二週間が経過。当初、長距離移動や不慣れなヨーロッパ滞在で疲れも見られた楽団員も、すっかり欧州の空気に馴染み、より完成度の高い演奏となった。もう一つは、この演奏が当時の大阪フィルのフルメンバーによる、ブルックナー演奏であるということである。ザンクト・フローリアンでは会場の都合で、木管の倍管を止めたが、朝比奈はこの曲では常に木管の倍管を行っており、本公演の演奏はより朝比奈の目指したブルックナーの音響と言えるだろう。1975年ヨーロッパ公演は、現地放送局が収録したモントルー公演、ベルリンSFB公演を除き、全て同行した平澤佳男により収録された。マスターテープに添付されたデータシートによると、録音機材はマイクがNeumann SM-69、U-87、レコーダーはREVOX A700で、3M社製テープが使用された。ライヴ録音としては最高水準のものであり、当然クオリティの高い録音が実現した。本CDの制作に当たっては、この録音のクオリティをそのままCD化するべくマスタリングを行った。再生にはStuder A-80を使用。Summit Audio真空管ラインアンプを経由し、DB Technologies AD122-96にてデジタル化した。既に幾つかのヨーロッパ公演の音源は発表してきたが、残念ながら音源の多くが所在不明となっており、その中には当時ラジオ放送され名演との誉れ高いハイデルベルクのチャイコフスキーも含まれる。しかし、存在が確認されたものも幾つか有り、ザンクト・フローリアンはオリジナルテープが残っている。また、協奏曲も幾つかあり、これらも何れ発表の機会を伺いたい。なお、ザンクト・フローリアンはORFリンツにより録音が行われており、このテープの所在についても、調査したいと考えている。』(下田智彦/文中敬称略)
ALT-220/21
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(2CD)
1.5CD価格
ジュリーニ&VPO、1994.5.17〜ベートーヴェン
 交響曲第4番 変ロ長調Op.60 /
 交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
VPO
 録音:1994年5月17日、ムジークフェラインザール、ウィーン、ライヴ。ウィーン・フィル・ライヴ・シリーズ。ORF オリジナルテープよりアルトゥスが直接マスタリング。CD-R 使用の GNP からGNP-1/2で出ている物だが、マスターからの初復刻。『1994年ジュリーニ晩年 恐るべきテンポの至芸』『超重量級 ベートーヴェン「英雄」、第4番』『ジュリーニ晩年の大河のごときテンポで強調されるウィーン・フィルの輝かしい美しさ! 躍動する低声部がすごい』ジュリーニ晩年のクレンペラーもかくやのテンポでくりひろげられる重量級の大ベートーヴェン。このテンポだからこそ、生きてくるウィーン・フィルの魅力。ティンパニーのあの音、ぶ厚い低音部、味わいの木管など、この濃厚なる美音!まさにジュリーニとウィーン・フィルならではの充実度である。ちなみに NHK FM 放送時大変話題になっていたので、ご記憶の方も多いと思われる。今回の CD 化、音質も大変良くムジークフェラインザールの美しい響きを堪能出来る。
ALT-222/23
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(2CD)
1.5CD価格
サヴァリッシュ&VPO、1983.8.10
 モーツァルト:交響曲第39番
 ブルックナー:交響曲第9番
ヴォルフガング・
 サヴァリッシュ指揮
VPO
 録音:1983年8月10日、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ。おそらく初出音源。ウィーン・フィル・ライヴ・シリーズ。ORF オリジナルテープよりアルトゥスが直接マスタリング。『1983年 絶頂期サヴァリッシュの壮絶!』『驚くべき激烈のブルックナー第9番』『数少ないサヴァリッシュ、ウィーン・フィルの共演』『大ベームの遺言により実現したザルツブルク音楽祭ライヴ』『まさにサヴァリッシュの絶頂期! 壮絶無比のブルックナー』ウィーン・フィルからたびたび出演依頼を受けながらスケジュールの都合で登場回数の少なかった貴重コンビのザルツでの大熱演。ここまで火の玉的な熱演を展開したウィーン・フィルも珍しいのでは。1楽章の緊張感も驚きだが、2楽章の手に汗握る強烈なリズム感がものすごい。3楽章も椅子に縛り付けられんばかりの大演奏。驚いた。サヴァリッシュ自らも推薦する1代の大名演。音質も良く一味違う音となっている。
クナ&VPO 1962.12.16、マスターから初復刻
 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」Op.24
 シューマン:交響曲第4番 Op.120
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
VPO
 録音:1962年12月16日、ムジークフェラインザール、ライヴ、モノラル。共に既出の演奏だが、今回がマスターからの初復刻と思われる。既出CD、CD-R:NUOVA ERA, Disque Refrain, RE! DISCOVER, LIVING STAGE 等(2曲とも収録されているとは限らない)。
 『また当ディスクの解説はウィーンでクナッパーツブッシュを聴いた元N響首席トランペット奏者北村源三氏のクナ体験の特別インタビュー付き。』とのこと。
 『このシューマンもファンにとっては忘れ得ぬものである。第1楽章の深い響きは余人の追随を許さないし、第2楽章のしみじみとした味わいはクナとウィーン・フィルの永遠における固い絆を思わせる。第3楽章は巨大そのもので、第4楽章の仰ぎ見るような大きなスケールもクナ以外の何物でもない。』(平林直哉/ライナーノーツより)
 『音楽がクライマックスにさしかかるとクナが椅子からジワジワ立ちあがるんですよ。すると、それに呼応してオーケストラも全開で、その瞬間はもう会場全体が息もできないほどの緊迫感と感動に包まれました。』(北村源三/元N響首席トランペット奏者/同プログラムを聴いた生き証人)
ALT-225/6
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(2CD)
1.5CD価格
クナ&VPO 1961.10.29、マスターから初復刻
 ブルックナー
:交響曲第8番 ハ短調
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
VPO
 録音:1961年10月29日、ムジークフェラインザール、ライヴ、モノラル。既出の演奏だが、今回がマスターからの初復刻と思われる。既出CD、CD-R: KING, MEMORIES, GOLDEN MELODRAM, RARE MOTH, LIVING STAGE, MUSIC AND ARTS 等。
 『曲のどこをとっても素晴らしい演奏だが、たとえば第3楽章における弦楽器の艶やかな音はさすがにウィーン・フィルであり、第4楽章のコーダを 聴いていると、当日の会場では途方もない大音響が鳴り響いていたのだろうと想像出来る。こうした底知れぬパワーもウィーン・フィルならではである。』(平林直哉/ライナーノーツより)
ALT-227/8
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(2CD)
1.5CD価格
ゲルハルト・ボッセ追悼〜J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集
 〔第1番 ヘ長調 BWV1046/第2番 ヘ長調 BWV1047/第3番 ト長調 BWV1048/
  第4番 ト長調 BWV1049/第5番 ニ長調 BWV1050/第6番 変ロ長調 BWV1051〕
 ゲルハルト・ボッセ指揮神戸市室内合奏団
 [客演奏者:白井圭(Vn;コンサートマスター) 平尾雅子、瀬田麗(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 花崎薫(Vc)
       北谷直樹(Cemb) 白尾彰(Fl) 古部賢一、森枝繭子、多田敦美(Ob) 岩佐雅美(Fg)
       太田光子、宇治川朝政(Fl−tr) 垣本昌芳、永武靖子(Hr) 高橋敦(Tp)]
 録音:2011年3月10日、神戸文化ホール中ホール、ライヴ。
 『これだけ客演奏者たちに恵まれ、彼らと、私の秘蔵っ子、神戸市室内合奏団の面々が一体となり、躍動感あふれるアンサンブルを創り出してくれた。この2011年の「ブランデンブルク協奏曲全6曲」は、私の日本での音楽活動の集大成であり、神戸市室内合奏団とのここ17年間で最高の演奏会となった。私の今までの音楽人生で何度も演奏し、録音もしてきた「ブランデンブルク」の最も良い演奏になったと自負している。この録音を聴くたび、あの日のことを思い出すだろう。愛する人を亡くし、家を失い、故郷まで失って傷ついた人々の心が、J.S.バッハの音楽から何かを受け取ろうとする時、私たちの演奏が少しなりともその仲立ちになれるなら、これほどの喜びはない。』(ゲルハルト・ボッセ/ライナーノーツより)
ALT-229/30
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(2CD)
1.5CD価格
ミュンシュ、パリ管デビュー公演完全版
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
 ストラヴィンスキー:レクイエム・ティクルス(*)
 ドビュッシー:
  管弦楽のための3つの交響的素描「海」
ドゥニーズ・シャーリィ(A;*)
ピエール・トー(B;*)
シャルル・ミュンシュ指揮
パリo.、エリザベート・
     ブラッスールcho.(*)
ALTSA-229
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
ALTLP-019/20
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[2LP]
\10560(税抜\9600)
600セット
限定生産品
 録音:1967年11月14日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ。(*)はCD発売時が初出。他の2曲はALT-182で既出だが、ALT-229/30 も新マスタリングだと記載されていた。空絶の人気盤となったミュンシュ&パリ管デビューCD (ALT-182) だが、要望が多かった完全盤がついに登場。ミュンシュが「幻想」をとりあげる時は幻想をトップに、中に最新の現代曲、しめに海かダフクロと云うのが独特のプログラミングの妙であった。新マスタリングも大成功で爆発的大演奏にますます磨きがかかっている。また新マスタリングではミュンシュの実演でのダイナミックスをよりリアルに再現するため広レンジの収録。レコ芸読者投票第1位の名演をボリュームを下げてお楽しみ頂きたい。SACD盤発売時の代理店コメント:『SACD化で爆発的大演奏にますます磨きがかかっており、ミュンシュの実演でのダイナミックスをよりリアルに再現する広レンジ感が魅力です。』
 # LP 盤 ALTLP-019/20 についての代理店アナウンス:『 アルトゥスの好評 LP シリーズ。全てSACD に使用したマスターをもとにキング関口台スタジオでアナログマスターテープ(バスフ 468使用)を作成しカッティングいたしております。往事のLP制作過程を踏襲し制作いたしました。ミュンシュもあの迫力がそのままLPに!』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ボッセ&新日フィル、両者最後の共演を含む
 シューベルト:「ロザムンデ」序曲(*)
 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543 (*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」
ゲルハルト・ボッセ指揮
新日本po.
 録音:2010年4月2日-3日(無印)、2011年5月13日-14日(*)、すみだトリフォニーホール、ライヴ。 『2011年5月にすみだトリフォニーで収録されたシューベルト「ロザムンデ」序曲とモーツァルトの交響曲第39番は、ボッセと新日本フィルの最後の共演となったものである。非常に充実した響きでありながら、老練な重厚さとはまったく違う暖かさと明るさ、そして若々しさを感じさせるのが晩年のボッセの演奏スタイルであったが、どちらの曲もこうしたボッセならではの美点が遺憾なく発揮されている。とりわけモーツァルトにおけるノンヴィブラートや硬質のティンパニが創り上げる古楽的な響きは、老境に達してもなお探究心と好奇心を失わなかったボッセの、音楽家としての姿勢を象徴するかのようだ。一方、「運命」はその前年の2010年4月、同じく、すみだトリフォニーホールで収録されたものだが、これはボッセ&新日本フォルの両者がきわめた頂点というだけでなく、ボッセという偉大な音楽家がこの世で遂げた本懐であると言っても過言でないほどの、一世一代の圧倒的名演となったのである。』(岩野裕一/ライナーノートより)
ALT-232/3
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(2CD)
1.5CD価格
シューリヒト、INA全録音 Vol.10 ? 初出?〜ワーグナー・コンサート 1963.2.18
 ワーグナー:「タンホイザー」序曲(*) /「ワルキューレ」〜第1幕第3場(#)
       楽劇「神々の黄昏」より(+)
       〔夜明け〜ブリュンヒルデとジークフリートの二重唱/ジークフリートのラインへの旅/葬送行進曲/終幕〕
 マリアンネ・シェヒ(S;#/+) セバスティアン・ファイアジンガー(T;+)
 カール・シューリヒト指揮フランス国立放送o.
 録音:1963年2月18日、サル・プレイエル、ライヴ、モノラル。ソース(ジャケット・ロゴより推測):INA 。(*/#)は初出音源。(+)に関しての明確な記載は無いが、既出盤は見当たらないので、初出の可能性がある。 代理店によると『シューリヒトのワーグナー・コンサート』『CD1は全て初出!』『1963年2月18日の名演の誉れ高かった伝説のワーグナー・コンサートを完全収録!』とのこと。
 『初出の「タンホイザー」序曲はモノラルながら音質鮮明であり、演奏内容もクナッパーツブッシュ、フルトヴェングラー、トスカニーニらの名盤と十分に肩を並べるものだ』『このワーグナーは音楽全体が炎の火柱のように盛り上がるのはいかにもシューリヒトである。この気迫と情熱、きりりと引き締まった響きは誠に素晴らしく、今回の発掘には心より感謝したい。』(平林 直哉)
ALT-234/5
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(2CD)
1.5CD価格
シューリヒト、INA全録音 Vol.11 ?、初出あり
 シューマン:「マンフレッド」序曲
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(*)
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番 変ホ長調「英雄」Op.55
アルテュール・
 グリュミオー(Vn;*)
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送o.
ALTSA-234
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1963年5月14日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ。ソース(ジャケット・ロゴより推測):INA 。(*)は初出音源。「英雄」はヒストリカル時代のDISQUE MONTAIGNE から出て以来、まともな発売は約20年ぶり。シューマンはCD-R系含め複数のレーベルから出ていたが、確かこれまではモノラルで、今回がマスターからの初復刻。代理店によると『高名なステレオ・ライヴ「英雄」が待望の復活!』『初出!グリュミオーとのメンデルスゾーンを含む』『シャンゼリゼ劇場での全演目収録。』『新たにオリジナルテープよりデジタル化!』『アルトゥスによる新マスタリング』とのこと。
 『ステレオゆえに指揮者の解釈が鮮明に捉えられそれが何よりうれしい。オーケストラとの相性も抜群である』『このディスクには1963年5月14日、シャンゼリゼ劇場で行われた全演目が収録されている。この中の交響曲第3番「英雄」は1988年、仏ディスク・モンテーニュから発売され、シューリヒト・ファンの間で話題になったものである。とにかく、1963年の放送録音が鮮明なステレオ録音で収録されていたのが一番の驚きだったが、このレーベルはまもなく消滅、買い逃したファンは泣く泣く高額にはね上がった中古盤を手に入れるしかなかった。だが、このたび全演目という形で復活したのは慶賀の至りである。』(平林 直哉)
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-236/7
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(2CD)
1.5CD価格
シューリヒト、INA全録音 Vol.12 ? 1963.7.3
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲/
         交響曲第6番 ヘ長調「田園」Op.68
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送o.
 録音:1963年7月3日、リヨン、ライヴ、モノラル。『フランス国立視聴覚研究所の最新再生技術によるシューリヒト ライヴ・コレクション』と記載されている。CD-R使用の RARE MOTH から RM-506/7M で出ている演奏だが、マスターからの初復刻。代理店によると『当初このブラームスのマスターテープは失われたことになっていましたが関係者の真剣な捜索によりマスターテープが発見され今日発売に至りました。』とのこと。
 『このオーケストラの熾烈な響き、そして今ではあまり耳に出来ない明るい音(特にオーボエ、ホルン、チェロ)は素晴らしいの一言に尽きる』『近接したマイクによる収録音のため指揮者の解釈が手に取るようにわかり、ファンには見逃せない。シューリヒトとフランスのオーケストラとの組み合わせは実に魅惑的』(平林 直哉)
シューリヒト、INA全録音 Vol.13 ? 1963.9.11
 ブルックナー
:交響曲第7番 ホ長調
カール・シューリヒト指揮
フランス国立放送o.
 録音:1963年9月11日、ブザンソン(おそらくブザンソン音楽祭)、モノラル。『フランス国立視聴覚研究所の最新再生技術によるシューリヒト ライヴ・コレクション』と記載されている。CD-R使用の RARE MOTH から RM-443M で出ている演奏だが、マスターからの初復刻。
 『響きのバランスも独特な箇所が多い。―オーケストラがそうした細かい指示に機敏に反応し、嬉々として演奏している様子がはっきりとわかる。』『ALT-169も音質は良かったが当盤はさらに厚みと奥行きがあるので全体的な聴きごたえは勝っている。このような演奏ならいくつでてきても大歓迎である。』(平林 直哉)
 『シューリヒトのブルックナー7番はコンセール・コロンヌ管を振った ALT-169 も大変好評でしたが新たに晩年のフランス国立の演奏が加わりました。旧盤(ALT-169)との大きな違いは2楽章で旧盤では使用されなかったトライアングルが使用されており』『ます。』(以上『内』、代理店インフォメーションより。平林氏のコメントを上記に移したため、一部変更)。
ALT-239/40
(2CD)
廃盤
シューリヒト、INA全録音 Vol.14 ? 「第9」は初の全曲ステレオ〜
 ベートーヴェン・コンサート 1965.6.15

  交響曲第1番 ハ長調 Op.21 (*) /交響曲第9番 ニ短調「合唱」Op.125 (#)
 アグネス・ギーベル(S;#) マルガ・ヘフゲン(A;#)
 ラグナー・ウルフング(T;#) エドゥアルト・ヴォリッツ(B;#)
 カール・シューリヒト指揮フランス国立放送o.
 ルネ・アリックス合唱指揮フランス国立放送cho.(#)
ALTSA-239
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1965年6月15日、シャンゼリゼ劇場、パリ。ライヴ、ステレオ。『フランス国立視聴覚研究所の最新再生技術によるシューリヒト ライヴ・コレクション』と記載されている。(#)はCD-R使用の RARE MOTH から前半のみステレオ&後半モノラルの RM-444M が出ている演奏だが、初の全曲ステレオ&マスターからの初復刻。(*)は ヒストリカル時代の DISQUE MONTAIGNE 盤以来となるマスター使用のCDと思われる(CD、CD-Rとも他レーベルの発売は有)。
 『(第9は)オリジナル・マスターから復刻されたのは今回が初めてである。この2曲ともに正規のスタジオ録音並みの鮮明なステレオというのが何よりも嬉しい。』『鮮明なステレオ録音ゆえに生き生きとした音は如実の伝わり、情熱に溢れかえった響きに陶然とするのみである。ライヴゆえの豊かな雰囲気は個人的にはシューリヒトの第9のベストパフォーマンスにしたい。』(平林 直哉)〔一部、代理店アナウンスの重複&未記載箇所を当店でカット&補完〕
 『当シリーズの目玉でライヴの第9のステレオは初めてとなります。シューリヒトのライヴにおけるステレオ録音は大変少なく(FMのステレオ放送は概ね 1965年から)大変うれしい発掘です。平成の盤鬼平林直哉氏』も『絶賛です』。(以上『内』、代理店インフォメーションより。平林氏のコメントを上記に移したため、一部変更)。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
ワーグナー:交響曲第2番 ホ長調 WWV35(未完)
準・メルクル指揮
中部ドイツ放送so.
〔ライプツィヒ放送so.〕
 録音:2011年3月27日、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ、ライヴ。準・メルクル&中部ドイツ放響によるブラームス・ツィクルス第2&第3弾! 遅めのテンポで重厚な味わいのブラームス第1番。正にドイツ正統派のメルクルらしい堂々とした、たたずまいである。フィナーレは実に熱い。ワーグナーの弟子モットルのオーケストレーションによるワーグナー2番も嬉しいカップリング。
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
リスト:交響詩「前奏曲」 ハ長調
準・メルクル指揮
中部ドイツ放送so.
〔ライプツィヒ放送so.〕
 録音:2011年10月2日、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ、ライヴ。メルクルならではのまじめなアプローチがかえって切々たる情味を生み、3楽章の繊細さなども絶品。また、リストの「前奏曲」がいたって面白い演奏でブラームス顔負けの重量級の大演奏。ここまで重厚な表現の演奏はあまりみかない。聴いて ご損無し。
エルプ新復刻シリーズ Vol.1
 (ALTUSのフルトヴェングラー 通巻 Vol.7)〜
 ベートーヴェン
  交響曲第3番 変ホ長調「英雄」Op.55
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
VPO
 録音:1944年12月19日〔前出盤記載は1944年12月16日-20日〕、ムジークフェラインザール、ウィーン。復刻:中山実(2012年新復刻)。旧品番:ALT-154 (ALTUSのフルトヴェングラー Vol.1) 。『新採取!エルプ復刻者中山実氏の自信作!』『旧盤に比べ引き締まった音で盤より音を取りつくしたもようです。』
 #当盤以下4タイトルは、中山実氏がエルプ社製レーザー・レコードプレイヤー(レーザーターンテーブル)を使用して復刻するシリーズの続編(半数は既出アイテムの2012年リファイン盤)。代理店のアナウンスによると、プレーヤー自体がヴァージョン・アップされているとのことだが、既出盤同様、使用音源については公表しない方針らしく、記載されていない。『レーザーアナログプレーヤー「エルプ」復刻シリーズ続編発売!』『アナログ盤をカスタムヴァージョンアップしたレーザープレーヤーにて再生。』『従来のエルププレーヤーをカスタムヴァージョンアップさせ、オリジナルに調整させた強力版』『驚異的な解像力にてフルトヴェングラーの名演が蘇ります。』『レーザーレコードプレイヤーはエルプ社の特許商品でレコード針を使わずレーザー方式でレコードを読み取る画期的なもの。針では拾い上げられなかった情報も再生可能となっています。国会図書館など業務用で知られておりますが、扱いや再生が大変難しいことでも有名で、当盤復刻者の中山実氏はその第1人者。狂おしいほどの情熱で再生しております。』(以上『内』、代理店アナウンス記載ママ)
エルプ新復刻シリーズ Vol.2(ALTUSのフルトヴェングラー 通巻 Vol.8)〜
 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱付き」
  ティラ・ブリーム(S) エリーザベト・ヘンゲン(A)
  ペーター・アンデルス(T) ルドルフ・ヴァツケ(Br)
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮BPO、ブルーノ・キッテルcho.
 録音:1942年3月22日-24日、旧・フィルハーモニー、ベルリン。復刻:中山実(2012年新復刻)。旧品番:ALT-165 (ALTUSのフルトヴェングラー Vol.5) 。「フルトヴェングラー・フィギュア」にも第1回目の復刻が添付されていたので、当盤が同氏3回目の復刻となる録音。『新採取!鮮度の高さにびっくり、戦中の42年のベルリンフィル第9』『旧盤に比べより引き締まった音質です。』(以上『内』、代理店アナウンス記載ママ)
エルプ新復刻シリーズ Vol.3
 (ALTUSのフルトヴェングラー 通巻 Vol.9)〜
 ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
VPO
 録音:1951年8月19日、ザルツブルク。復刻:中山実(2012年)。レーザーターンテーブルを使用した復刻盤は初と思われる演奏。『鮮烈な音質に驚き!ザルツブルクのブルックナー』『金管の迫力など鮮度抜群の音質です。』(以上『内』、代理店アナウンス記載ママ)
エルプ新復刻シリーズ Vol.4
 (ALTUSのフルトヴェングラー 通巻 Vol.10)〜
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB 107
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1951年5月1日、ローマ。復刻:中山実(2012年)。レーザーターンテーブルを使用した復刻盤は初と思われる演奏。『美しい音質!盤の音を取りつくしたローマでのブルックナー』『落ち着いた美しい音です。』(以上『内』、代理店アナウンス記載ママ)
ベートーヴェン:室内楽版によるピアノ協奏曲集
 ピアノ協奏曲〔第3番(飯沼信義編曲)(*) /第5番(南聡編曲)(#) 〕
  田中良茂(P) クァルテット・エクセルシオ[西野ゆか、山田百子(Vn)
    吉田有紀子(Va) 大友肇(Vc)]
 赤池光治(Cb)
 録音:2011年7月12日(#)、2011年7月13日(*)、フィリアホール。使用ピアノ:スタインウェイ。実力派ピアニスト田中良茂によるベートーヴェンのピアノ協奏曲2曲の室内楽伴奏版。これは田中良茂が2010年-11年にかけベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲の室内楽版による演奏会の企画からうまれたもので、ここに収録された第3番、第5番「皇帝」自ら邦人作曲家に編曲を委嘱した。編曲に際しては編曲譜の詳細な分析が行われ、ベートーヴェンの精神を尊重すること、ピアノ・ソロ・パートには手を加えないことが条件となった。本録音の編成は、ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで、原曲のオーケストレーションを見事に再現している。共演は人気・実力を兼ね備えた若手弦楽四重奏団、クァルテット・エクセルシオ(QUARTET EXCELSIOR)、そして赤池光治のコントラバスが加わったアンサンブル。
 田中良茂(P):1973年東京生まれ。桐朋学園大学、同大学院大学、ケルン音楽大学、同大学大学院現代音楽室内楽学科で学ぶ。2001年にはイタリア・キジアーナ音楽院にてマウリツィオ・ポリーニのセミナー・オーディションに挑み、ポリーニに絶賛され合格し、以後は国内を中心に演奏活動をしている。とりわけベートーヴェンの音楽には造詣が深く、2005年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏に挑み、さらに2010〜11年には当企画である協奏曲全5曲の室内楽版を演奏した。「スケール感と楽想の表現の両方を満足させる」(音楽の友誌)と評価され、今後、最も期待できる日本人ピアニスト。ヴァイオリニストの佐藤久成とのCDアルバムをリリースしている。
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(2CD)
1.5CD価格
エルプ・レーザー復刻シリーズ最終回〜ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
 フェルディナント・フランツ(ヴォータン) アンジェロ・マッティエルロ(ドンナー)
 ギュンター・トレプトウ(フロー) ヨーアヒム・ザットラー(ローゲ)
 ルートヴィヒ・ウェーバー(ファーゾルト) アルベルト・エメリッヒ(ファフナー)
 アロイス・ペルネルシュトルファー(アルベリッヒ) ペーター・マルクヴォルト(ミーメ)
 エリーザベト・ヘンゲン(フリッカ) ヴァルブルガ・ヴェーグナー(フライア)
 マルグレート・ヴェート=ファルケ(エルダ) マグダ・ガボリイ(ヴォークリンデ)
 マルガリータ・ケニイ(ヴェルグンデ) ジークリンデ・ヴァーグナー(フロースヒルデ)
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ミラノ・スカラ座o.&cho.
 録音:1950年3月4日、スカラ座、ミラノ。ソース:未記載。『アナログ盤をカスタムヴァージョンアップしたレーザープレーヤーにて再生。驚異的な解像力にてフルトヴェングラーの名演が蘇ります。』『この「ラインの黄金」は《ニーベルングの指環》4部作の序夜にあたり、1950年3月4日のライヴの記録です。第2次世界大戦後、ミラノ・スカラ座ではナチ疑惑からカムバックしたフルトヴェングラーに対してドイツ・オペラの指揮を打診しました。それを受け、フルトヴェングラー自身の企画によって、この大作の上演が実現しました。』『歴史的録音のためノイズが発生します。あらかじめご了承下さい。』
ジャパン・シンフォニア・シリーズ Vol.5
 シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D.759「未完成」
 シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 Op.82/
       悲しきワルツOp.44 No.1 (*)
井上喜惟 指揮
ジャパン・シンフォニア
 録音:2011年11月20日、第一生命ホール、ライヴ。(*)はアンコール。「オーケストラは巨大な室内楽」であるという、本来の原点に立ち返ることをポリシーに掲げている井上喜惟率いるジャパン・シンフォニアによる「未完成」と「シベ5」。細部にまでこだわりをもち、透明感のある弦楽器と粒立ちの良い管楽器の鳴らし方を聴くと、当オーケストラの音楽的な方向性の相互理解が充分に深められていることがわかる。ヨーロッパの香り深き演奏を聴かせてくれる。ALTUSレーベルのプロデューサー斎藤啓介氏による優秀録音。
ジャパン・シンフォニア・シリーズ Vol.6
 ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27
井上喜惟 指揮
ジャパン・シンフォニア
 録音:2012年4月28日、第一生命ホール、ライヴ。非常に丁寧な音楽作りで美しい響きに定評のある井上喜惟率いるジャパン・シンフォニアによるラフマニノフの傑作。「オーケストラは巨大な室内楽」をモットーにしている当オーケストラだからこその演奏で、弦楽器の鳴らし方の美しさはもちろんのこと、弦楽器と溶け合うようで煌めくような管楽器の響きに感動せずにはいられない。指揮の井上喜惟をはじめ長い年月欧州で研鑽を積み演奏活動してきたプレイヤーだからこその演奏を聴かせてくれる。ALTUSレーベルの斎藤啓介氏による純粋録音、自信作。
寺下真理子、デビュー
 R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ / イザイ:子供の夢
 クライスラー:プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
 ブラームス:スケルツォ / エルガー:愛の挨拶 / マスネ:タイスの瞑想曲
  寺下真理子(Vn) 鈴木慎崇(P)
 録音:2012年6月、つくばノバホール。ベルギーで研鑽を積み、人気・実力ともに今、最も期待されている麗しきヴァイオリニスト寺下真理子が遂にCDデビュー。プログラムは大曲R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタをメインに、名曲イザイの子供の夢などの珠玉の小品を合わせたリサイタル形式。繊細で透き通った音色が魅力で、全体を通し彼女の持ち味が発揮されており、今後の活躍が期待される。
 寺下真理子(Vn):和歌山市出身。5歳よりヴァイオリンを始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器楽科ヴァイオリン専攻、ブリュッセル王立音楽院修士課程卒業。93年、第1回五嶋みどりレクチャーコンサートに出演。96年、第50回全日本学生音楽コンクール中学生の部、大阪大会第2位受賞。第8回および第10回、和歌山音楽コンクール第1位、市長賞、県知事賞受賞。97年、第2回宮崎国際音楽祭にて、故アイザック・スターン氏の公開レッスンを受講。2002年、五嶋みどりデビュー20周年記念コンサートに出演。大阪NHK ホールにて五嶋みどり、及川浩治の両氏と共演。2004年には第2回東京音楽コンクール弦楽器部門第2位(ヴァイオリン最高位)受賞し注目を集めた。東京文化会館主催の「モーニングコンサート」「フレッシュ名曲コンサート」等様々なコンサートに出演。ソリストとして、東京po.、大阪po.、関西po.等と共演。小澤征爾主宰のサイトウキネン室内楽勉強会、別府アルゲリッチ音楽祭に参加。また、カルテット、ピアノトリオなど、室内楽の分野にも精力的に取り組んでいる。08年には東京文化会館にてデビューリサイタルを開催し、好評を博す。これまでに、堀米ゆず子、岡山潔、大谷康子、漆原啓子、田井美千代の各氏に師事。
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(2CD)
1.5CD価格
VPO ライヴ録音エディション Vol.21 〜 ムーティ
 ハイドン:交響曲第48番 ハ長調
  「マリア・テレジア」Hob.I: 48
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op.55
リッカルド・ムーティ指揮
VPO
ALTSA-253
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1992年6月21日、ムジークフェラインザール、ライヴ。おそらく初出音源。ソース:オーストリア放送協会。SACD盤 ALTSA-253 仕様:非圧縮シングルレイヤー
 『当時の第1コンサートマスター、ヘッツェルは「1992年に行われるコンサートは全て創立150年記念コンサートだと考えて取り組んでいく」という意気込みでありました。このような状況にあって、20年以上オペラ・コンサートの両面において固い信頼関係で結ばれてきたムーティにその重要なコンサートの指揮をたくし、「事実上の首席指揮者」とする共同作業が動き出した時期の最も充実した瞬間といえるウィーン音楽祭千秋楽のディスク化です。なによりムーティらしいヴァイオリン声部の輝かしい音色と美音。充実した低声部の躍動感が大いに楽しく、素晴らしい音質とともにヘッツェル時代最期のウィーンフィルの音楽が楽しめます。ヘッツェルは、この演奏会よりしばらくしてハイキング中に事故で亡くなりました。ライナーノートはウィーンフィル研究家紺戸淳氏の『ヘッツェル入団秘話』を収録。意外な事実にちょっと驚かされます。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
 #なお時期から推察すると 16 bit のディジタル録音が成されていると考えられ、物理的にはマスター・テープの情報容量がCDの規格容量に収まっている録音と思われます。
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(2CD)
1.5CD価格
VPO ライヴ録音エディション Vol.22 〜 ムーティ
 ベートーヴェン:プロメテウスの創造物 Op.43〜序曲
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための
        二重協奏曲 イ短調 Op.102
 ドヴォルジャーク:
  交響曲第9番 ホ短調「新世界より」 Op.95
 ヴェルディ:「運命の力」序曲
ライナー・キュッヒル(Vn)
ロベルト・シャイヴァイン(Vc)
リッカルド・ムーティ指揮
VPO
ALTSA-255
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1975年4月3日、ムジークフェラインザール、ライヴ。ベートーヴェンとヴェルディはおそらく初出音源。ブラームスとドヴォルザークは、1975年4月(日付不明)の演奏がCD-R 使用の KAPELLMEISTER から2度出ており、これと同一の演奏と思われる。前出盤には両曲とも音飛びがあったので、ファンの方ならば買い替え必至だろう。ただ、ソースやアナログ or ディジタル 等の記載は無し。SACD盤 ALTSA-255 仕様:非圧縮シングルレイヤー
 『1975年34歳のムーティ!それに応えるウィーンフィルが大熱演!来日初顔見せライヴ』『男!ムーティと思わずいいたくなるストレートな「新世界」も聴きものですが、名人キュッヒルとシャイヴァインをソロにしたてたドッペルコンツェルトが貴重品!ウィーンの名人芸に心も溶かされてしまいかねない味わいでございました。75年ウィーンフィル来日といえばベーム翁の演奏にすっかり隠れていましたが、この溌剌たるムーティに体当たりでのぞむウィーンフィルの白熱演ぶりに興奮させられます。音質も大変良好です。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-257
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(CD)
ヴァントNHK録音集大成 Vol.1、初出
 ブルックナー
:交響曲第5番 変ロ長調
ギュンター・ヴァント指揮
NHKso.
ALTSA-257
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1979年11月14日、NHKホール、ライヴ。おそらく初出音源。『NHKによる実況録音』。SACD盤 ALTSA-257 仕様:非圧縮シングルレイヤー。『ステレオ ライヴ』と記載。
 『ギュンター・ヴァント NHK交響楽団 全初出・NHK録音集大成第1弾』『70年代から80年代にかけてのNHK交響楽団は一種独特の魅力と迫力があり、相性のいい指揮者と出会うと鬼神もかくやといった豪快な演奏で多くの聴衆を魅了してきました。今回もまた激烈なヴァントの指揮のもとかつての重厚かつ豪放なN響サウンドが見事によみがえりました。音質も大変聴きやすい良好なものに仕上がっております。全て初出となります。』(以上、当盤以下3タイトルに関して)
 『ヴァントN響初顔合わせのブルックナー』『70年代後半北村源三氏をはじめとする豪快な金管部隊の迫力!』『うなりを上げる低弦、鳴りっぷりのよい弦セクション』『心うつ木管群などヴァントとN響魅力爆発のブルックナー5番!』『CD化の要望の多かった名演奏がついに発売。第2楽章も大変感動的ですが、両端楽章の迫力が尋常でなく、終楽章大団円での鬼気迫る演奏に完全ノックアウト。ティンパニーの野太い快打も忘れえぬ味わいです。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-258
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(CD)
ヴァントNHK録音集大成 Vol.2、初出
 ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
 シューマン:交響曲第4番 ニ短調
ギュンター・ヴァント指揮
NHKso.
ALTSA-258
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1979年11月21日、NHKホール、ライヴ。おそらく初出音源。『NHKによる実況録音』。SACD盤 ALTSA-258 仕様:非圧縮シングルレイヤー。『ステレオ ライヴ』と記載。『ヴァント十八番重厚シューマン4番!』『頭が真っ白になるボルテージのローマの謝肉祭』『白熱的なベルリオーズも聴きものですが、シューマン4番の堂々あたりを払うたたずまいは当時のヴァントとN響ならではのものです。冒頭の深々とした響きから一気に引きこまれ、第3楽章からの熱気が大変で金管の壮絶な見せ場もあり、とてつもない大演奏に仕上がっております。実に一聴の価値ありで御座います。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-259
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(CD)
ヴァントNHK録音集大成 Vol.3、初出
 ベートーヴェン:交響曲集

  〔第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」 /
   第5番 ハ短調 Op.67 「運命」〕
ギュンター・ヴァント指揮
NHKso.
ALTSA-259
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1982年4月2日、NHKホール、ライヴ。おそらく初出音源。『NHKによる実況録音』。SACD盤 ALTSA-259 仕様:非圧縮シングルレイヤー。『ステレオ ライヴ』と記載。『大迫力の「運命」ヴァントの風貌そのものの気品あふれる田園交響曲』『田園のあまりの品格の高さに陶然となりますが、曲趣が大いに盛り上がっても内声部の動きが手に取るように解り美しくも見事な名演奏です。「運命」は当時のN響の豪快な持ち味が遺憾なく発揮され、第2楽章の高級なスケール感は無類、終楽章の鬼のような爆発的サウンドも圧巻。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-260
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(CD)
ヴァントNHK録音集大成 Vol.4、初出
 ブルックナー
:交響曲第4番 変ホ長調
  「ロマンティック」(ハース版)
ギュンター・ヴァント指揮
NHKso.
ALTSA-260
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1982年4月14日、NHKホール、ライヴ。おそらく初出音源。ヴァントによる同曲の1980年代録音は、オケを問わず初登場と思われる(ケルン放響との録音が1976年、次がこれまでは1990年6月のNDR盤だった〔共にBMG、後者には映像もあるが、同月ながら日付が少しあと〕)。『NHKによる実況録音』。SACD盤 ALTSA-260 仕様:非圧縮シングルレイヤー。『ステレオ・ライヴ』と記載。
 『ギュンター・ヴァント NHK交響楽団』『NHK録音集大成第2弾完結編』『ヴァントとN響の共演の記録。緻密で確信に満ちた力強い音楽』『70年代から80年代にかけてのNHK交響楽団は一種独特の魅力と迫力があり、相性のいい指揮者と出会うと鬼神もかくやといった豪快な演奏で多くの聴衆を魅了してきました。今回もまた激烈なヴァントの指揮のもとかつての重厚かつ豪放なN響サウンドが見事によみがえりました。音質も大変聴きやすい良好なものに仕上がっております。』(以上、当盤以下3タイトルに関して)
 『ヴァントN響最高のハイヴォルテージ!と呼び声高いブルックナー「ロマンティック」』『冒頭のホルンも美しく、曲が進むほどにヴォルテージがあがっていき、激裂なハイヴォルテージの崇高な太団円で曲がとじられます。また第2楽章の切々たる味わいは正に「秋の日のさびしさ」、ヴァントのブルックナーの内で最も熱い演奏の一つと申せましょう。録音も素晴らしく聴きやすい音質です。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-261
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(CD)
ヴァントNHK録音集大成 Vol.5、初出
 シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
ギュンター・ヴァント指揮
NHKso.
ALTSA-261
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1983年12月8日、NHKホール、ライヴ。おそらく初出音源。『NHKによる実況録音』。SACD盤 ALTSA-261 仕様:非圧縮シングルレイヤー。『ステレオ・ライヴ』と記載。
 『ライヴならでは高揚感抜群のブラームス1番!恐ろしい緻密さにも脱帽。』『ブラームスは第1回目NDRのスタジオ録音同様の少し速めのテンポで始まり、やはり当時の燃えるN響の面目躍如で高揚感が素晴らしく、ヴァントならでの緻密な表現がまた見事。終楽章コーダでもテンポを煽らぬ正統ながら一音一音ゆるぎなく、しかも高ヴォルテージで音が積み重なる様は圧巻でライヴでも滅多にない大演奏です。真の聴きものと申せましょう。シューベルトの品格も見事。音質も納得のいく良音です。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALTSA-262
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
ヴァントNHK録音集大成 追加巻、初SACD化
 ブルックナー
:交響曲第8番 WAB108
ギュンター・ヴァント指揮
NHKso.
 録音:1983年12月15日、NHKホール、ライヴ。既出CD: KING INTERNATIONAL, KKC-2015/16(N響85周年記念シリーズ Vol.8「ギュンター・ヴァント」 + 1979年のシューベルト「グレイト」)。『NHKによる実況録音』。SACD盤 ALTSA-262 仕様:非圧縮シングルレイヤー。『ステレオ・ライヴ』と記載。
 『宇野功芳氏、金子建志氏絶賛のブル8がSACD化』『※こちらのタイトルはSACDシングルレイヤーのみの発売です。』『宇野功芳氏は「ヴァントが大化けする前の演奏だが晩年にまけない水準の高さだ。録音も優秀。楽器のバランスが最高!哀しいオーボエ、硬いティンパニ強打は硬骨漢そのもの、音楽は自然にながれながらすべてに意味があり、ブルックナーそのもの!」また金子建志氏は「ヴァントの十八番ということもあって、楽員も献身的に演奏しておりN響の盤歴全体でも最上位に位置づけられると思う」と激賞されております。2011年発売のCDはレコード芸術誌特選。今回SACD用に新マスタリング。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤 KKC-2015/16 をお求め下さい。
ALT-263
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(CD)
ワルター&フランス国立放送管全録音集 Vol.1
 モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調「プラハ」K.504
 ワーグナー:ジークフリート牧歌(*)
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ブルーノ・ワルター指揮
フランス国立放送o.
ALTSA-263
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1955年5月5日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。TAHRA からTAH-587 (3CDs) で発売されていた物。音源提供: INA 〔フランス国立視聴覚研究所〕。『ことにこのディスクのブラームスはその燃え方が尋常ではなく、これを私はフルトヴェングラー、ミンシュのそれぞれのライヴと並んで、“炎の3大ブラームス”と呼びたい』(平林直哉)
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤 をお求め下さい。
ALT-264
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(CD)
ワルター&フランス国立放送管全録音集 Vol.2 〜モーツァルト
 セレナード第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525 /
 フリーメイソンのための葬送音楽 K.477 /
 交響曲第36番 ハ長調「リンツ」K.425 /交響曲第39番 変ホ長調 K.543
  ブルーノ・ワルター指揮フランス国立放送o.
ALTSA-264
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1956年6月14日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。おそらくマスターからの初復刻。音源提供: INA 〔フランス国立視聴覚研究所〕。『最良の結果のひとつがこのディスクに刻まれたライヴで、ここにはモーツァルトを、音楽を聴く喜びに満ちあふれている。』(平林直哉)
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤 をお求め下さい。
ALT-265/6
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(2CD)
1.5CD価格
ワルター&フランス国立放送管全録音集 Vol.3
 ハイドン:交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」Hob.I: 96
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 Op.20
 マーラー:交響曲第4番 ト長調(*)
マリア・シュターダー(S;*)
ブルーノ・ワルター指揮
フランス国立放送o.
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限定生産品
 録音:1955年5月12日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。TAHRA からTAH-587 (3CDs) で発売されていた物。音源提供: INA 〔フランス国立視聴覚研究所〕。『何しろワルターの気力は充実しており、音質も非常に鮮明で、指揮者の解釈が手に取るようにわかる』(平林直哉)
 以上3タイトル、『ワルター/フランス国立放送管の一連のライヴは、ワルターの遺産の中でも特に傑出した演奏が揃っているが、それらが過去に発売されたすべてのディスクを一蹴してしまうほどの鮮明な音質で蘇った。従って、改めて聴き直すこの喜びと興奮は筆舌に尽くしがたい。しかも、今回は演奏会ごとに組み合わせてあり、資料的な価値をいっそう高めている。ワルター・ファンはむろんのこと、すべてのクラシック・ファンは必携である!』(平成の盤鬼〜平林直哉)
 『ワルター絶頂期のライヴが真正オリジナル音源より過去最高の音質で蘇る!』『パリのブルーノ・ワルター完全版「ドン・ファン」も欠落なしで登場。』『心臓発作(1957)発病前の元気なワルターの熱く濃厚な音楽が堪能できるフランス国立放送管との全記録。オリジナルの音源を使っての復刻は案外少なく、久々の3公演揃っての完全版です。もちろん音の欠落もなく鮮度の高い大変良好な音質です。何より発作前のワルターの力強く、かつ味わいの深い音楽が堪能できます。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤 をお求め下さい。
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ワルター&ウィーン・フィル告別演奏会 1960 、
 放送用マスターテープを INA で発見! 〜マーラー生誕百年記念祭

 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759
 マーラー:子供の魔法の角笛〜第9番「トランペットが美しく鳴り響くところ」/
      リュッケルト歌曲集〜第4番「私は仄かな香りを吸い込んだ」/
      交響曲第4番 ト長調
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) ブルーノ・ワルター指揮 VPO
 録音:1960年5月29日、ムジークフェラインザール、ウィーン、モノラル、ライヴ。おそらくマスターからの初復刻。『過去に出たディスクとは比較にならないほど情報量が多い。そのためウィーン・フィルが万感の思いをこめて吹いている様子が如実にわかり実に感動的である。神々しいと言っても過言でない。今回の復刻に改めて感謝したい。どこを取っても信じがたいほど素晴らしい響きだが、個人的に打ちのめされたのはマーラーの第3楽章である。ここはウィーン・フィルが、それこそ身も心も美の女神にゆだねながら演奏している、とてつもなく美しい場面である。』(平林直哉) 『快挙! ORF (オーストリア放送)でオリジナルマスターが失われていたワルター&ウィーン・フィル告別演奏会(1960)の放送用マスターテープをINA (フランス国立視聴覚研究所)で発見!』(国内代理店) 『ワルターと私たちがシューベルトの未完成とマーラーの交響曲第4番のリハーサルをしていると、あの幸福に満ち足りた感情が戻ってきた。私の若い時代にはこんなふうに音楽演奏が行われていたのだ。私に過去を呼び戻してくれた彼に対して、時間は何の手出しもできなかった』(オットー・シュトラッサー/元ウィーン・フィル楽団長・元ウィーン・フィル第2ヴァイオリン首席奏者)
「ギーレン〜我が生涯最高のマーラー演奏の数々」 Vol.1,
 1971年「第5」〜マーラー
:交響曲第5番 嬰ハ短調
 ミヒャエル・ギーレン指揮ザールブリュッケン放送so.
 〔現・ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送po.〕
 録音:1971年2月11日-12日、コングレスハレ、ザールブリュッケン、ライヴ。 『41歳のギーレン、「冷血系指揮者」との呼び名にふさわしい、徹底した「容赦ない」ギーレン節満載なのだ。ひたすら過激で直截。強烈なコントラスト、何の躊躇も遠慮もない。まさしく奇演と言っていい』『第一楽章の冒頭のトランペットによるファンファーレからして、とてもシニカルなのである。圧巻はスケルツォだ。なんというすさまじい切れ味。やりすぎなまでの対旋律の浮き出し。そしてコーダはすべての声部がカッチリとした音型をたもったまま高速で駆け抜ける。まさしく「容赦ない」ギーレン節満載なのだ。このキレキレの楽章のあとにアダージェット、そのやわらかい音色が強烈なコントラストを与えてくれるものの、作品に関する感情を徹底的に脱臼させ構造意識をゴリゴリと全面におしだす。まさしく奇演といっていい。そんな彼の意志が徹底されたメッセージを、一人のアーティストの生きた証として受け取る喜び。』(鈴木淳史)
 『今回ミヒャエル・ギーレン師の「わが生涯で最高のマーラー演奏の数々」と題する新シリーズが始まります。マーラーの権威として今や巨人的存在となったギーレンですが、彼が自ら選び純粋に音楽的に満足した演奏会のみをピックアップして発売してまいります。第一弾は冒頭からして忘れがたい印象を与えるマーラー5番。本人が特に強く薦めるマーラー。真の意味で聴きものです。』(以上『内』、代理店記載ママ)
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ミケランジェリ、なんとベヒシュタイン・ピアノを弾く〜
 リヒテル主宰仏トゥレーヌ音楽祭ライヴ 1975.6.26、初出

 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番 変ニ長調 Op.26「葬送」
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 Op.164, D.537
 ドビュッシー:映像第2集〜第1曲「葉ずえを渡る鐘の音」/
        映像第1集 より〔第2曲「ラモーをたたえて」/第1曲「水に映る影」〕
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調「葬送行進曲」 Op.35
  アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
 録音:1975年6月26日、グランジュ・ドゥ・メレ、トゥレーヌ音楽祭、ライヴ。ステレオ、初出音源。使用楽器:ベヒシュタイン。32bit Digitally Remasterd 。驚くことにミケランジェリがベヒシュタインを弾いた唯一?の演奏録音が発売される。この音楽祭に関わった久保木泰夫氏によると『ベヒシュタインのピアノを弾くミケランジェリを聴くのは恐らく誰もが初めてだろう。この繊細な音色と優美な響きが魅力のベヒシュタインを慈しむように弾くその姿はエレガントそのものである。いつものテンポよりかなり遅めのテンポで弾くシューベルトやベートーヴェンでは間の取り方も一風変わった今までに聴いたことのない演奏である。そして美の極致となるショパンの葬送行進曲の敬虔で堂々とした中間部の繰り返しで聴衆席を一瞥するミケランジェリの忘れ難い恍惚の表情には最上の美を共感できる歓びに満ちあふれていた。』とのこと。
ミケランジェリ&読売日本響ライヴ 1965.3.13、初出
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」 Op.73
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(P)
インドジフ・ローハン指揮
読売日本so.
 録音:1965年3月13日、東京文化会館、ライヴ。モノラル、初出音源。32bit Digitally Remasterd 。この来日公演のライヴは、4月4日のリスト協奏曲が AURA から発売されていた。『ミケランジェリを聴いた。聴き終わっていわば茫然として会場をでた』(遠山一行/音楽評論家)。当時読売新聞社が全力を挙げて招聘したミケランジェリは、東洋初登場ということもあり音楽界のみならず文学界にも波紋を投げかけ、加藤周一、大岡昇平といった人たちも演奏のインパクトをつづった文章を発表、大いに盛り上がりをみせた。また、多くの専門家もショックをかくせないものであったようだ。当時の熱気を伝える素晴らしい一枚。音質はモノラルながら良好。
加藤昌則(1972-):オペラ「白虎」(2012/全2幕/台本:宮本益光)
 経種廉彦(T;飯沼貞吉) 高橋啓三(B;飯沼貞雄〔貞吉〕) 黒田博(Br;西郷頼母)
 腰越満美(S;西郷千重子) 佐藤正浩(芸術監督)指揮オペラ白虎特別編成o.、オペラ白虎cho.
 岩田達宗(演出) 石原貴之(制作統括) 池田卓夫(エグゼクティブプロデューサー)
 録音:2012年7月29日、會津風雅堂、ライヴ。新作・世界初演。有名な史実である白虎隊の集団自決をあつかっている。生き残った飯沼貞吉にスポットをあて、恭順説を説いた筆頭家老・西郷頼母を伯父に持つ彼が、会津武士の生き様と頼母の生き様、その両者の葛藤の先に見出した答えとは。また白虎隊の集団自決と同様に有名な、西郷邸での女たちの集団自決の様子も描かれている。当時の会津武士の、什の掟に代表されるような教えは、貞吉ら白虎隊隊士にどのような影響を与えていたのか。キャストを最小化し、飯沼貞雄(もとは貞吉。後に貞雄と改名)の回想録として物語を展開。合唱(コロス)が、会津の人々、西軍、語り部などとして重要な役割を担っている。また日本語の発声が出演者全員見事でテキストなしに内容が理解できるのも嬉しい処。
 加藤昌則〔かとう まさあき〕:神奈川生まれ。東京芸術大学作曲科を首席で卒業。海外オーケストラからの委嘱も多く、現在最も活躍する作曲家の一人。美しくわかりやすい作風が人気。
 あらすじ 第一幕「第一場」戊辰戦争。若き白虎隊士中二番隊が飯盛山で集団自決してから約60年が経過している。そこに一人生き残った飯沼貞雄(もとは飯沼貞吉。改名して貞雄に)。仲間の鎮魂を願いつつ子守歌【飯沼貞雄のソロ「会津の子守歌」】を歌う。「第二場」慶応四年八月二十二日の朝。西軍(新政府軍)の行軍歌が聞こえてくる【混声合唱「宮さん、宮さん」】。とうとう飯沼貞吉の属する白虎隊にも出撃命令が下る。貞吉は伯父である西郷頼母の屋敷に赴き、頼母の妻、千重子に暇乞いをする。武家の女として千重子は、貞吉に武士として立派に死ぬよう諭す。【西郷千重子のソロ「貞吉、あなたは会津武士」】もとより貞吉もそのつもり。「第三場」同日、同場所。千重子は貞吉に西郷頼母にも暇乞いをするよう促すが、貞吉はこれを拒む。頼母が恭順説を説き謹慎させられていることを、貞吉は恥ずべきことと考えていたから。そこに西郷頼母が登場。会津武士としての誇りは、生き様は…。もともと尊敬していた伯父、頼母の言葉が貞吉の心に刺さる【西郷頼母のソロ「あの白雲を見よ」】第二幕「第一場」慶応四年八月二十二日の午後。死を覚悟した会津の人々の慟哭の声がする【混声合唱「たとえ命が尽きるとも」】。そこに頼母の言葉を反芻し葛藤する貞吉。武士の道とは…【西郷頼母と飯沼貞吉の二重唱「命捨てることが真の勤めか」】。そしてとうとう西軍が会津城下に。「第二場」西郷頼母の屋敷では、残された女たちが「生きて敵から恥辱を受けるのも許しがたし」と、武家の女の生き方として自決を決意。子らと共に壮絶な自決を果たす【西郷千恵子の自決「なよ竹の風にまかする身ながらも…」】。「第三場」そして同じ頃、飯盛山には疲弊しきった白虎隊の面々。西軍に踏みにじられた会津城下を見て次々と自決する。貞吉も母からもらった歌を吟じた後、刃を喉につきたてるが…【飯沼貞吉の自決「梓弓向う矢先はしげくとも…」】。「第四場」会津藩降伏後の飯盛山。生き延びた貞吉。仲間の死を嘆き、生き延びたことを悔やんでいるが、仲間の死に様を前に再び武士の道について考える貞吉。思い出される頼母の言葉、千重子の思い。貞吉は白虎の魂を内に秘め、生きることを決意し、鎮魂の子守歌を歌う。
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ついに登場、クレンペラー〜ウィーン芸術週間 1960 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会
 交響曲〔第1番 ハ長調 Op.21[1960年6月7日]/第2番 ニ長調 Op.36[1960年5月29日]/
     第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」[1960年5月29日]/第4番 変ロ長調 Op.60[1960年5月31日]/
     第5番 ハ短調 Op.67「運命」[1960年5月31日]/第6番 ヘ長調 Op.68「田園」[1960年6月2日]/
     第7番 イ長調 Op.92[1960年6月2日]/第8番 ヘ長調 Op.93[1960年6月4日]/
     第9番 ニ短調 Op.125「合唱」[1960年6月7日]〕/「エグモント」序曲 Op.84[1960年5月31日]/
 「プロメテウスの創造物」序曲 Op.43[1960年6月2日]/「コリオラン」序曲 Op.62[1960年6月4日]

 オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニアo.
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ALTLP-001/010
[10LP]
完売
 録音:モノラル、ライヴ。遂にこの名ライヴが当レーベルから登場。『チェトラ盤以来最高の音質で登場。』『 32bit Digitally Remasterd 』との触れ込み。以下、代理店のアナウンスをそのまま掲載。『クレンペラーの偉大さの証明!』『1960年ウィーン芸術週間ベートーヴェン・ツィクルス・ライヴ』『「第九についてもこれに匹敵する演奏はない」(ハインリッヒ・クラリーク)「しかしなんという緊張と迫力。なんという剛健さ、なんという構造の明快さ、そして賛歌のごときエクスタシー」(エクスプレス紙)と絶賛された伝説のツィクルスです。』『クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもっても非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術S35年8月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。肝心の音質も過去に出たものと比べてみましたが、そうとう優れております。演奏の凄さが音質の良さも手伝い感銘度のかなり高いディスクにしあがっております。』
 # LP 盤 ALTLP-001/010 についての代理店アナウンス:『 LP 袋にはFM東京のカラヤン盤でも使用された、タッド・ガー フィンクル氏が企画した和紙の風合いのカビの発生しにくい高級素材を使用いたします。日本プレス 300 セット限定生産です。また、LP 用のマスターは、往時の制作過程をふみ、アナログマスターテープ(バスフ468)を制作してカッティングを行いました。』
 # SACD シングルレイヤー盤 ALTSA-276/77 (2013年末リリース)についての代理店アナウンス:『 SACDの長時間収録のメリットを生かし2SACDに! LP制作で使用したアナログ・マスターをDSD化』『野太い音質で登場!』
 # SACD シングルレイヤー盤 ALTSA-2761/2 (2021年リリース)についての代理店アナウンス:『★ALTUSのベストセラーであるクレンペラーのべートーヴェン・チクルス、2021年新規リマスター盤!音とジャケットデザインを一新して再びこの名演を世に問います。SACDシングルレイヤー2枚に交響曲全曲と序曲を収録、読み応えある充実の解説書もそのまま掲載しています。★ワルターにとって最後のウィーンでのコンサートとなった、ウィーン・フィルとのマーラー4番が鳴り響いた1960年5月29日。その日の夜に幕を開けたのがこのクレンペラーとフィルハーモニア管によるベートーヴェン・チクルス。初日公演を生で聴いた外山雄三氏が「本当に凄い演奏」「指揮というのは、こんなふうにもできるのか」と感嘆し、山崎浩太郎氏が「EMIのステレオ・セッション盤と互いに補完しあって、クレンペラーの〈正体〉、芸術の奥深さを立体的に教えてくれるライヴ全集」と語る大演奏です。』『【使用マスターおよび新リマスターについて】 ORFには当録音のマスターテープは現存しておらず、ALTUSの調査では、INAなどの他の放送局でも同音源の存在を確認することはできませんでした。よってこのALTUS盤はORFマスターのコピーと思われる、伊チェトラ社の音源に基づくアナログマスターを使用しています。 同マスターを用いた2014年発売の旧盤SACD(ALTSA-276/7)ではアナログテープの雰囲気を重視したマスタリングを行ったため、重心の深い、豊饒で迫力のあるサウンドが大きな特徴でした。 今回の2021年新マスタリング盤(ALTSA-2761/2)では、ALTUSが近年培ってきた最新デジタル・マスタリングの技術を駆使したもう一つの魅力的なサウンドが提示されています。音楽的な表情を損なうことなく、低音から高音までバランスよく整え、かつ自然な倍音をまとった響きに生まれ変わらせることにより、管楽器の一吹きや弦楽器の和音の構成音ひとつひとつが在るべき場所にくっきりと配置された、クレンペラーならではの立体的な演奏をこれまで以上に多角的に捉えることが可能になりました。また迫力と同時に繊細な柔らかさがあり、強奏が耳を刺すこともありません。旧盤をお持ちの方にも、そうでない方にも、ぜひ聴いて頂きたいSACDです。』

 ## ALTLP-001/010 は代理店初回出荷分で完売しましたので、今後の入荷はございません。
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インスパイアー・トゥー/フロム・バッハ〜J.S.バッハ(1685-1750)
 トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565(ブゾーニ編曲)/トッカータ ハ短調 BWV.911 /
 ラインケン作「音楽の園第1番」によるソナタ イ短調 BWV.965 /
 カンタータ第106番「神の時こそ、いと善き時」BWV.106 〜前奏曲(ズヴェティスラフ・スタンチッチ編曲)/
 主よ、人の望みの喜びよ(マイラ・ヘス編曲)/管弦楽組曲第2番 BWV1067 〜ディネリエ ロ短調

  黒岩悠(P)
 録音:2013年5月28日-30日、風のホール、三鷹芸術文化センター。Altus green seris 。期待のピアニスト黒岩悠のデビュー・アルバム。指揮者の黒岩英臣を父に持ち、その類まれな才能は多くの音楽家からも注目されていた。イタリア、ドイツで研鑽を積んだ黒岩のピアノは研ぎ澄まされた繊細なタッチで、当バッハの様々な鍵盤楽曲、編曲集で鮮烈な演奏を披露している。今後の演奏活動も注目の演奏者。『無条件に才能のあるこの若いピアニストに関して先ず初めに申し上げたいことは、演奏家として彼は極めて独創的な思考の持ち主である、という事です。現在の楽壇でいわゆる大家と呼ばれる音楽家たちがともすれば陥りがちな「規格化」された作品の解釈には彼は疑問を投げかけることを全面的に肯定しないまでも、その捉え方、考え方はとても興味深く、新鮮で、彼が持つ美意識の多様性を物語っております。悠が楽器を自由自在に操る高いテクニックを駆使できることを考慮して、CDがリリースされた時点で聴衆からの支持を得られることを期待しております。』(レオニード・マルガリウス教授/ライナーノーツより)
 黒岩悠(くろいわ はるか):東京都三鷹市出身。音楽家の一家に生まれ5歳より桐朋学園音楽教室にて吉田文子氏に師事しピアノを始める。東京音楽大学附属高校にて弘中孝、宮崎和子の両氏に師事。在学中特待生奨学金を受ける。その後渡欧しイタリアのイモラ国際ピアノアカデミーにて研鑽を積む。フランコ・スカラ、故ラザール・ベルマン、ボリス・ペトルシャンスキー、レオニード・マルガリウス、セルケイ・ババヤンに師事した他、イーヴォ・ポゴレリッチ氏より教えを受ける。A.ナポリターノ国際ピアノコンクール第3位、アンドラ公国国際ピアノコンクールディプロマ賞、AMAカラブリア国際コンクールディプロマ賞、マルサラ国際コンクール第3位、パドヴァ国際コンクール優勝、大曲新人音楽祭グランプリ他で入賞、優勝など受賞多数。これまでストレーザマッジョーレ湖音楽祭、ギスランディ国際音楽祭、イモラ音楽祭、モーツァルト-シューベルト音楽祭、チヴィタ音楽祭、ミラノYAMAHA-ITALIAなどでリサイタルを行う他ルーマニア国立バカウシンフォニーオーケストラ、モルダヴィア共和国ナショナルオーケストラ、ザグレブ弦楽四重奏団、ロヴェレート室内オーケストラ、ブランデンブルクso. 他と共演。イタリア、ドイツ、イギリス、クロアチア、韓国、日本各地でリサイタル、室内楽、コンチェルトなどと演奏の形態は多岐に渡る。
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(CD)
チェリビダッケ&フランス国立放送管 1974.10.23
 ルーセル:交響曲第3番 ト短調 Op.42
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立放送o.
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(SACD)
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 録音:1974年10月23日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、 32bit Digtally Remastered 。ソース: INA 。マスターからの初復刻。前出 CD-R : WORLD MUSIC EXPRESS, WME-S-1125『これほどまでに色彩的で巨大な造形として描いた演奏例をわたしは知らない。』『チェリビダッケの音楽は不思議とリラックスさせてしまうアンサンブルが魅力なのだがフランス国立との演奏はそれに緊張感が加わっている。しかしなんと弾力的で表情豊かな音楽をするのだろう。』(音楽評論家・鈴木淳史)
 当盤以下3タイトル『チェリビダッケとフランス国立 首席客演指揮者・首席顧問時代の遺産』『前進性のある心地よいテンポ!みがかれた美しい音!』『リアルな抜群の録音!フランス国立視聴覚研究所(INA)初蔵出し音源』

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(2CD)
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チェリビダッケ&フランス国立放送管 1974.9.17
 シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏つき歌曲 Op.8 (*)
 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
 ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第1番
 ミヨー:ブラジルの郷愁〜第11曲「ラランジェイラス」
 ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(管弦楽版)
 ストラヴィンスキー:小管弦楽組曲第2番〜「ギャロップ」
コレット・ヘルツォーク(S;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立放送o.
ALTSA-283
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(1SACD)
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 録音:1974年9月17日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、 32bit Digtally Remastered 。ソース: INA 。(*)の内、3曲はおそらく初出、他はマスターからの初復刻。前出 CD-R : 000 CLASSICS, TH-087 (ドヴォルザーク以下4曲、おそらくアンコール)、 VIBRATO, VLL-187(「未完成」& (*)の内3曲)、WORLD MUSIC EXPRESS, WME-M-1105/6 (ベートーヴェン以下5曲/「1974年10月」と記載)、WME-M-1153 (ベートーヴェンのみ/「1974年9月」と記載)『チェリビダッケの魅力爆発、極上に美的な「未完成」』『ベト7の2楽章の美しさも無類で、これぞチェリビダッケ。』『未完成やベートーヴェンのほか、ミヨーや調性音楽期の美しい作品のシェーンベルクまでも収録した盛りだくさんの内容。ストラヴィンスキーなどもアンコールならではの白熱ぶりがたのしめますが、さすがチェリ緻密な美しさに心打たれます。録音も大変良くたのしめます。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(CD)
チェリビダッケ&フランス国立放送管 + ミケランジェリ 1974.10.16
 ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」(*)
  アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P;*)
  セルジュ・チェリビダッケ指揮フランス国立放送o.
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(SACD)
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限定生産品
 録音:1974年10月16日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、 32bit Digtally Remastered 。ソース: INA 。マスターからの初復刻。前出 CD-R : WORLD MUSIC EXPRESS, WME-S-1113( + フランス国歌)。他、1曲づつでは EXCLUSIVE, MEMORIES 等、既出CD多数。『ミケランジェリの音色の光沢が飛びちる美しさ!』『驚異の生なましい音質。二大巨匠の想像以上の白熱ぶりが!』『大巨匠2人の相性の良さを発揮した驚くべき演奏で、美しさと迫力、それに緊張感の融合した真実掛け値なしの素晴らしい演奏です。これぞ皇帝!また録音の良さも特筆で、この年代のものでここまで良いものは滅多にありません。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
初出! ムラヴィンスキー&レニングラードpo. 大阪ライヴ 1977
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759
 チャイコフスキー:くるみ割り人形 抜粋
 〔第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/
  第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ〕

 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
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 録音:1977年10月8日、フェスティヴァルホール、大阪、ライヴ。初出音源。32bit Digitally Remastered. 録音エンジニア:フェスティヴァルホールの専門技士(個人名アナウンスに記載無し)。ソース:アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ(ムラヴィンスキー夫人)・アーカイヴ音源。 『★ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル3回目の来日ツアーは1977年10月に行なわれましたが、8日に大阪フェスティバルホールで行なわれた公演がホールの専門技士によって許可を得て記録録音されていました。いずれもファンの間で伝説と化していた音源で、鮮明なステレオというのも衝撃です。シューベルトの「未完成」は、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、デリケートなニュアンスはこれが一番明瞭。強い緊張感に貫かれながらも、刻々と変化するニュアンスと温かな人間性に感動させられます。平林直哉先生執筆の解説中に、「『未完成』の冒頭の最弱音を聴いただけでも、尋常でないことがわかる」という言葉通りの、人間業を超えた演奏を目の当たりにできます。★「くるみ割り人形」もムラヴィンスキーの選曲による組曲ですが、後期の交響曲に匹敵する大きな音楽と盛り上がりで身動きがとれなくなります。ことに徐々に盛り上がる「パ・ド・ドゥ」は息もつけぬ至福の6分間を味わえます。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
 #SACD盤発売予定:2016年4月下旬以降。
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ムラヴィンスキー&レニングラードpo.
 ウィーン・ライヴ 1978 Vol.1 〜
 チャイコフスキー
:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
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価格帯:S
限定生産品
 録音:1978年6月12日-13日、ウィーン楽友協会大ホール、ウィーン芸術週間、ライヴ。32 bit Digitally Remastered. ソース:アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ(ムラヴィンスキー夫人)・アーカイヴ音源。既出: ARIOLA-EURODISC (LP), EMI (LP), MELODIYA (LP), VICTOR [JAPAN] (LP/CD) 〔ただし最後の発売は1985年の CD 、VDC-1008 か。だとすると、約30年振りの再発売〕。『ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリング』『本来の驚くべき姿で出現』とのこと。★『これは超弩級の衝撃盤。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホールでチャイコフスキーとショスタコーヴィチのともに交響曲第5番を演奏しました。これらはドイツ・オイロディスクからLP発売され、さらに日本のビクターからもLP、ついで1985年にCD発売されましたが、いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいささか不満を残したものでした。それを今回、ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。』★『当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜しくもカットされていたようです。』★『今回新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤でノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほどの名演が姿を現しました。あまたあるムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキー「交響曲第5番」中でもダントツの凄さ。ライヴとは思えぬ完璧なアンサンブルはもとより、第2楽章後半の盛り上がり、第3楽章の弱音のニュアンス、フィナーレの盛り上がりいずれも金縛りにあうこと間違いなしの神憑り的演奏で、聴き終わった後に立ち直れないほど。これぞムラヴィンスキー芸術の極み、彼らの凄さを再認識できる、必携のアルバムの出現です。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(CD)
ムラヴィンスキー&レニングラードpo.
 ウィーン・ライヴ 1978 Vol.2

 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1978年6月13日、ウィーン楽友協会大ホール、ウィーン芸術週間、ライヴ。32 bit Digitally Remastered. ソース:アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ(ムラヴィンスキー夫人)・アーカイヴ音源。既出: ARIOLA-EURODISC (LP), EMI (LP), MELODIYA (LP), VICTOR [JAPAN] (LP/CD) 他(既出CDは、初期 ARIOLA〔ブラームス〕と国内 VICTOR 盤のみ)。『ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリング』。『★チャイコフスキーの交響曲第5番に続く超弩級の衝撃。ムラヴィンスキーによるブラームスの交響曲録音はさほど多く残されてなく、第2番は1978年4月29日のレニングラード・ライヴと、この1978年6月13日のウィーン・ライヴしか入手できませんでした。しかし、後者は発売当時の音質に落胆したファンにとり、俎上に乗せる対象とされてこず、事実上レニングラード・ライヴが唯一の存在のようになっていました。ゆえに、音質が改善され真の姿が浮かび上がったウィーン・ライヴの登場により、ムラヴィンスキーの「ブラ2」の凄さを初めて実感できるようになったと申せましょう。』『★まず驚かさせられるのは、驚異的なダイナミックレンジの広さ。フィナーレ冒頭の弱音とコーダにおける想像を絶する巨大さとの対比、それも先へ行くに従いどんどん熱を帯びて調子があがっていく様を当時の観客と共有できます。さらに第2楽章の中間部から終りまでの恐ろしいまでの充実度、ムラヴィンスキーの神業に震えがくる思いがします。★興味深いのが、まぎれもないブラームスの音楽でありながら、チャイコフスキーを思わす部分が多々あること。第1楽章終結部のはずむようなリズム感、また第3楽章中間部の木管の軽やかなアンサンブルなど、バレエ指揮で鍛えたムラヴィンスキーならではの独特な解釈にうならされます。また、全体に音色が透明で、ことに弦楽の冷たい響きはロシア音楽のように聴こえます。まさに「ロシアの大指揮者の目を通したブラームス」として目から鱗が落ちる思いがします。とにかく誰にも真似のできないムラヴィンスキーの「ブラ2」、超オススメです。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(CD)
ムラヴィンスキー&レニングラードpo.
 ウィーン・ライヴ 1978 Vol.3

 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1978年6月12日-13日、ウィーン楽友協会大ホール、ウィーン芸術週間、ライヴ。32bit Digitally Remastered. ソース:アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ(ムラヴィンスキー夫人)・アーカイヴ音源。既出: ARIOLA-EURODISC (LP), EMI (LP), MELODIYA (LP), VICTOR [JAPAN] (LP/CD)他(既出CDは、初期 ARIOLA〔ショスタコーヴィチ〕と国内 VICTOR 盤のみ)。『ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリング』。 『★ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、ウィーン楽友協会大ホールで1978年6月12日と13日に行なったコンサート・ライヴ。この時の録音がかつてLP、CDでリリースされた際、シューベルトの「未完成」とショスタコーヴィチの交響曲第5番は、同日のチャイコフスキーの交響曲第5番やブラームスの交響曲第2番に比べれば、録音の不鮮明さが少ないとされてきました。しかし、今回新音源からのマスタリングで、その驚くべき実像が明らかになりました。『★両曲ともムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、このアルバムは本当に凄いです。「未完成」第1、第2楽章両者冒頭の緊張感に満ちた弱音とそのニュアンス、展開部等でみられる徐々に音量を増していく際の、恐ろしいまでの厳しさ、そして第2楽章終結部の天国的な清明さなど、神の手以外に考えられない至芸。ショスタコーヴィチの5番も、冒頭から異様な緊張感に満ち、強音では牙をむくような激しさ。全体にスピード感に満ちていますが、どんなに細かなパッセージも1つの楽器が奏でているようなアンサンブル能力が超絶的。ムラヴィンスキーの本当の凄さを実感させてくれます。』『ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホールでチャイコフスキー、ショスタコーヴィチ、ブラームス、シューベルトの交響曲などを演奏しました。これらはドイツ・オイロディスクからLP発売され、さらに日本のビクターからもLP、ついで1985年にCD発売されました。いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいささか不満を残したものでした。それを今回、ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜しくもカットされていたようです。今回も新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤で会場ノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほどの名演が姿を現しました。ご期待下さい。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
フルトヴェングラー 『喜代門守』氏復刻シリーズ Vol.1
 シューマン
:交響曲第4番 ニ短調 Op.120
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1953年5月14日。収録時間:記載無し(推定 約31分)。ソース:10インチ「LP33」初期盤。 使用機材: Cartridge: Elac Mst-1 Diamond Stylus | Turntable: Elac Miracord 10H | Phonoequalizer: Emotion-1monoS (vintage join) | Equalization Curve: FFRR / 32 bit Digitally Remasterd 。■制作ノート『この名演が録音されたベルリンのイエス・キリスト教会ベルリンの市内交通の中心、ZOO(動物園)駅から地下鉄で15分ほどのTHIELPATZ駅を降りて徒歩で5分ほどのところにある小さな教会がそれである。1944年の空襲で、旧フィルハーモニーが跡形もなく破壊されてしまったベルリン市内では、ベルリンフィルのコンサートはもっぱらティタニア・パラスト(映画館)で行われていた。いかしながら、音響は映画館のそれであるので、録音には全く不向きであった。そこで、カイルホルツをはじめとする録音スタッフは、このダーレム地区にある近代的な教会に白羽の矢を立てた。事実、この教会でのオーケストラ録音を聴くと、癖がなく重厚なサウンドの中から音楽のディテールがよくわかる素晴らしい音響にいつも引き込まれてしまう。「新フィルハーモニー」が竣工してから10年以上経っても、ここをメインの録音会場にしていたことや、放送やCD録音用スタジオとしてもここが使われていることからもここのアコースティックがいかに優秀かうかがい知れる。さて、今回復刻に使用したレコードは、10インチの「LP33」とレーベル面に印刷されている初期レコードである(この頃は、SPレコードと同時発売されたため、再生時注意を促す意味でLP33の文字が金色で印刷されている)。今回私たちが復刻したCDから、フルトヴェングラー晩年の解釈、そして、廃墟から録音会場を見つけ出してまで彼の演奏を残そうとした録音スタッフの心意気を感じていただくことができれば、まことに幸いである。』(金子学/輸入クラシック LP 専門店 ベーレンプラッテ) ■盤おこしに関して『DGGの初期の録音は、厳密には違うのですがFFRR、その後NABが使われているようです。実際にFFRR、NABでの聴き比べをしてFFRRの方が木管が綺麗に出て響きも良く、フォルテッシモ時の音もホールの響きからすると自然なのでこちらを選択しております。カートリッジの調整としては、この盤の音にあったスタイラスを選別しております。ダイヤモンド針、サファイヤ針、そして天然ゴム、合成ゴムダンパーの組み合わせにて10本以上のスタイラスよりセレクトしていきます。今回はダイヤモンド+合成ゴムダンパーの組み合わせとなりました。針圧は3〜6gと少しずつ重くしていきながら、フォルテシモの音が潰れないようにあわせて行きます。盤も枚数より聴き比べて、音の輪郭が出ている盤をセレクトして使用しております。イエスキリスト教会の空気感が少しでも感じて貰えれば幸いです。録音は電圧も安定する深夜から朝にかけて行っております。』(喜代門守〔きよとまもる〕/ヴィンテージオーディオ・ショップ VINTAGE JOIN)
フルトヴェングラー 『喜代門守』氏復刻シリーズ Vol.2
 ベートーヴェン
:交響曲第6番「田園」 Op.68
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
VPO
 録音:1952年11月24日-25日。収録時間:記載無し(推定 約45分)。ソース:オーストリア盤。 使用機材: Cartridge: Elac Mst-1 Diamond Stylus | Turntable: Elac Miracord 10H | Phonoequalizer: Emotion-1monoS (vintage join) | Equalization Curve: FFRR / 32 bit Digitally Remasterd 。■制作ノート『私は、このフルトヴェングラーとウィーン・フィルが演奏する「田園」の初期版を以前、ドイツ、フランス、イギリスそしてこのオーストリア盤とで聴き比べたことがあった。私個人の見解であるが、各国盤の音質をひとことであらわすと、ドイツ盤は重厚、イギリス盤は上品、フランス盤は華麗といったところであろうか。さて今回のオーストリア盤であるが、全体の印象は重めのサウンドはドイツ盤に近いが、音の艶っぽさという点ではこの盤がほかの国の盤を圧倒していると思った。しかしながら、かなりのマニアの方でも、このオーストリア盤を実際に聴いたことのある方は少ないのではないか?幸い私のところには、3枚のストックがあったので、それらを入念に試聴してプレス状態やコンディションがベストの一枚を選び出した。その後、さらに数回の試聴を重ね、イコライザーカーブは、FFRRを採用した。ほかのLPやCDでこの演奏を聴いたことがある方でも、このオーストリア盤を聴くことで、この演奏のもつ別の美しさにきっと気づくことであろう。それほど、アナログの世界は奥が深い。』(金子学/輸入クラシック LP 専門店 ベーレンプラッテ) ■盤おこしに関して『希少なHMVオーストリア盤3枚より音を聴いてセレクトしております。同じマトリックスの物ですが、出てくる音は盤によって全然違います。まずは何度も聴いて盤質の音の出方の違い、ノイズの入り方、そしてVPOの流れるような気持ち良いサウンドを意識して盤のセレクトをしていきます。機材のセレクトも同じです。ターンテーブルはElacのアイドラープレーヤーのElac Miracord 10H(1962年)、カートリッジはElacのMST-1(mono 1955年)を使用しました。アイドラーの力強い音質、モノラルの音圧にも負けない太いアームが特徴です。MST-1は出力が約 22 mV もあります。フォノアンプやプリアンプで増幅された音ではなく、カートリッジにて大きく発電する音の密度が感じられるカートリッジです。ピアニッシモ時の空気感も出せるようにスタイラスのチップはダイヤモンドかサファイヤか?ダンパーは天然ゴムか合成ゴムか?などの選抜をしてダイヤモンド+天然ゴムダンパーのスタイラスをセレクトしました。針圧も3gから徐々に重くしていき、この盤とのマッチングをとっております。イコライザーカーブはFFRR, NABを聴き比べし、ベーレンプラッテの金子氏との打ち合わせにてFFRRを採用しております。カーブの選別をする際には、木管、金管の音が分かりやすいので、響き、音の余韻、消え方がいかにホールに馴染んでいるか、自然か?に重きを置いて判別しております。録音は電圧も安定する深夜から朝にかけて行っております。』(喜代門守〔きよとまもる〕/ヴィンテージオーディオ・ショップ VINTAGE JOIN)
チェリビダッケ&フランス国立放送管 1974.2.6、初出
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調「田園」
 ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」抜粋
 〔ロシアの踊り/乳母の踊り/熊を連れた農夫の踊り/
  行商人と二人のジプシー娘/御者と馬丁たちの踊り〕
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立放送o.
 録音:1974年2月6日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、 32bit Digtally Remastered 。ソース: INA 。おそらく初出音源。当盤以下3タイトルは『チェリビダッケ&フランス国立管第2弾3タイトル』『私たちが「田園」という言葉や作品への先入観から想像する穏やかさ、ゆるやかさはこの演奏には無縁である。ペトルーシュカは色彩がはじけ飛ぶよう、それだけに暗転したときの闇がいっそう生きてくる。』(音楽評論家・鈴木淳史)。『音質大変良好。』『ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」は、クレンペラー級のスローテンポにびっくり! 大変な聴きもの。』
チェリビダッケ&フランス国立放送管 1974.2.15
 ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
 ミヨー:ブラジルの哀愁 Op.67b
 レスピーギ:交響詩「ローマの松」P.141
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立放送o.
 録音:1974年2月15日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、 32bit Digtally Remastered 。ソース: INA 。ミヨーはおそらく初出音源、他はおそらくマスターからの初復刻。 前出 CD, CD-R 〔含推測〕: ARKADIA, CDMP-487.1(入手不能/1974年12月13日表記/レスピーギのみ)/ ARTISTS, FED-004/006(入手不能/年までの表記/ブラームスのみ)、FED-034(入手不能/年までの表記/レスピーギのみ)/ LEGEND, LGD-109(入手不能/年までの表記/ブラームスのみ)/ WORLD MUSIC EXPRESS, WME-S-1164(1974年10月16日表記/ブラームスのみ + 同日?の「ダフニス」) なお、ブラームスは上記の通り1974年10月16日と言われる演奏が出ているが、10月16日の演奏は既に ALTUS から 悲劇的序曲 Op.81 &ミケランジェリとの「皇帝」が出ており (ALT-285)、この曲の1974年演奏は2月15日しか存在しない可能性がある。 ミヨーは1974年9月17日にアンコール?で第11曲のみを演奏している(ALT-283)。 『ブラームスは、ラテン的な音色が冴えに冴え透明感と生気に満ちたすばらしい演奏である。「ローマの松」は希有の中の希有な演奏だ』(音楽評論家・鈴木淳史)。『音質大変良好。』『名演中の名演の誉れ高い「ローマの松」』『クライマックスでチェリも絶叫!』『すさまじい高揚感に聴衆も雄叫び!』
チェリビダッケ&フランス国立放送管 1974.10.2
 シューベルト:「ロザムンデ」序曲 D.797
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 (*)
 デュティユー:メタボール
ピエール・フルニエ(Vc;*)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立放送o.
 録音:1974年10月2日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、 32bit Digtally Remastered 。ソース: INA 。マスターからの初復刻の可能性有。前出 CD, CD-R 〔含推測〕: ARKADIA, CDHP-615.1(入手不能/年までの表記/ * のみ) / DISCO ARCHIVIA, 1120 (入手不能)/ WORLD MUSIC EXPRESS, WME-S-1105/6(月までの表記)、WME-S-1038(1977年表記/デュティユーを除く)。 なお代理店は『かつてレーザーディスクで発売された名演がCDで復活!』としているが、東芝 EMI が LD と VHS で発売した映像〔(*)のみ〕の演奏は「 1974年10月3日-5日、ラジオ・フランス104スタジオ」での収録だとされていた。また、他にも「1974年4月12日」「1974年10月12日」「1976年」と言った表記の演奏もある模様だが、実際は何種類なのか等、詳細は不明。『冒頭からただならぬ壮大さである。フルニエはどんなに熱っぽく弾いても明快さと品を失わない。』『音質大変良好。この録音では、チェリビダッケならではの純粋なハーモニー感覚がよく聴きとれるのがありがたい。』(音楽評論家・鈴木淳史)。『チェリビダッケとフルニエ夢の共演!』
ALT-295
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(2CD)
1CD価格
チェリビダッケ&フランス国立放送管、マスターからの初復刻 1973.12.30
 シューベルト/ヴェーベルン編曲:6つのドイツ舞曲 / シューベルト:交響曲第5番(+)
 J.シュトラウス II :
  喜歌劇「こうもり」序曲(*) /ウィーンの森の物語(*) /フィガロ・ポルカ(#) /
  ピツィカート・ポルカ/トリッチ・トラッチ・ポルカ/皇帝円舞曲
 セルジュ・チェリビダッケ指揮フランス国立放送o.
ALTSA-295
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1973年12月30日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ。マスターからの初復刻&3曲を除きおそらく初プレス盤化。ソース: INA (アナウンスには文字記載無し、ジャケットにロゴあり)。 (#)は既出音源中、チェリビダッケによる唯一の録音になる作品で、実演も同月の3日分しか行っていない可能性がある(「1974年シャンゼリゼ劇場」とされる録音もマニア間では出まわったようだが、同一演奏と思われ年は疑問)。既出 CD-R : WORLD MUSIC EXPRESS, WME-S-1154/5 。既出 CD : ARKADIA, CDMP-489 (+), ARTISTS (*; 月日記載無し) 。『これくらい誰が聴いても驚くような、インパクトがある演奏もあまりないかもしれない。聴き飽きるほど聴いた作品が完全に別の音楽として目の前に立ち現われてくる、その衝撃。これはワルツそのものであるより、ワルツの夢だ。』(許光俊) 『チェリビダッケならではのユニークなウィーン音楽の美しさにとろける!』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(CD)
チェリビダッケ&フランス国立放送管、マスターからの初復刻
 1974.2.22 〜モーツァルト
:レクイエム
 アーリーン・オジェー(S) グーリ・プレスナー(Ms)
 アダルベルト・クラウス(T) ロジェ・ソワイエ(B)
 セルジュ・チェリビダッケ指揮フランス国立放送o.&cho.
ALTSA-296
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1974年2月22日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ。マスターからの初復刻&初プレス盤化。ソース: INA (アナウンスには文字記載無し、ジャケットにロゴあり)。チェリビダッケの同曲も多いが、フランス国立(放送)管との共演盤はおそらく唯一(他に1974年1月16日の演奏があるという話もあるが、未発売)。 既出 CD-R : WORLD MUSIC EXPRESS, WME-S-1086 。『つまるところ聴衆も演奏家も視界に入らず、無心に音の彫刻に勤しんでいるようなまるで精緻な室内楽のような「レクイエム」がこれなのである』(許光俊) 『シリアス美の極み! チェリビダッケ白眉のモツレク』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(CD)
チェリビダッケ&フランス国立放送管、
 初出&マスターからの初復刻 1974.2.27

 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(*)
 ハイドン:交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I: 102 (#)
 シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61 (+)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
フランス国立放送o.
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(SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産品
 録音:1974年2月27日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ。(*)を除きおそらく初出音源、(*)はマスターからの初復刻&初プレス盤化。ソース: INA (アナウンスには文字記載無し、ジャケットにロゴあり)。 (*)は後年に演奏機会の少ない作品で、同オケとの共演録音はおそらくこれのみ。(#)は当演奏以降の記録がなく、彼最後の録音になった可能性がある作品。(+)はチェリビダッケの得意曲だが、これまた同オケとの共演録音はおそらくこれのみの模様。 既出 CD-R : RARE MOTH, RM-604S (*) 。『一聴すればわかるように、このシューマンは実に熱っぽく、おなじみのチェリビダッケの叫び声があちこちで聞こえてくるが、3楽章ではじっくり耽美的に歌い、驚くほどのカンタービレも聴かせ、ほとんどセンチメンタルと言ってよいほどだ。』(許光俊) 『ウェーバーのホルンの美しさ、シューマンの耽美と賛歌に吸い込まれるドイツ・ロマン名演集!』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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伊福部昭:ピアノアルバム
 ピアノ組曲(1933) 〔盆踊/七夕/演伶/佞武多〕/映画音楽「佐久間ダム」(1954-57) /
 映画音楽「その壁を砕け」 No.7 (1959) /日本狂詩曲(作曲者編曲)(1935/2004) /
 映画音楽「二人の息子」No.24 (1961) /映画音楽「渚を駆ける女」 No.7 (1964) /
 バレエ音楽「盆踊り」(アレクサンドル・チェレプニンと共作)(1938) (*)
  〔七夕/演伶/佞武多/夜想曲/祭/ティンベ/盆踊〕/
 SF交響ファンタジー第1番(石丸基司編曲)/「モスラ対ゴジラ」〜聖なる泉(1964)
  高良仁美(P) 河野玲子、板橋享子(Perc;*)
 録音:2014年2月28日、30日-31日〔カデンツァ注:あり得ないが代理店記載ママ。3月か〕、府中の森ウィーン・ホール。
 伊福部昭といえば、まず原色的で力強いオーケストラ曲のイメージがある。実際、作品表にはオリジナルのピアノ・ソロ曲として、初期の「ピアノ組曲」しか見当たらない。しかし最晩年に初期のオーケストラ曲「日本狂詩曲」を自らピアノ用に編曲したもの、あるいは映画音楽の中にもピアノ・ソロの楽曲がある。それらをすべてまとめた好企画の登場。何よりの注目は、伊福部昭と師アレクサンドル・チェレプニンの共作によるウィーン・ロシア・バレエ団のための幻のバレエ音楽「盆踊り」の世界初録音。伊福部の作品表に載っているものの、実体のわからない謎の作品とされていた。七夕とお盆にまつわるジャポニスム風な筋で、チェレプニンが伊福部の「ピアノ組曲」や「日本狂詩曲」をもとに打楽器を加え編曲した興味深い音楽で、完全にチェレプニンのピアニズムとなりオリジナルの「ピアノ組曲」や伊福部自編の「日本狂詩曲」との違いに驚かされる。人気の「SF交響ファンタジー第1番」は伊福部の愛弟子・石丸基司によるピアノ独奏用編曲。この編曲は高良仁美に捧げられている。高良仁美は、広上淳一指揮日本フィルの同曲録音(キングレコード)の際、オケ内ピアノ・パートを受け持った因縁ある作品でもあり、肘のクラスターなどが、ALTUSならではの録音の良さで凄まじい効果をあげている。最後にアンコールとして弾かれる「聖なる泉」の崇高さ、清純さは涙なくしては聴けない。沖縄出身の高良仁美は、同郷の女性作曲家・金井喜久子作品の録音で話題を呼んだピアニスト。アレグロ系、原色系音楽に巧さを発揮するだけに、伊福部作品はピッタリ。これまで聴いたことのないような生命力とエネルギーに言葉を失う、凄い演奏。伊福部昭のピアノ音楽の魅力を再発見させる。
チェリビダッケ&フランス国立放送管 + アルゲリッチ 1974.5.29、初出あり?
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 (*)
 プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲第2番 Op.64 (#)
  〔モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/別れの前のロメオとジュリエット/
   アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り/ジュリエットの墓の前のロメオ/タイボルトの死〕

 マルタ・アルゲリッチ(P;*) セルジュ・チェリビダッケ指揮フランス国立放送o.
 録音:1974年5月29日〔当初1974年5月19日とされていた〕、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。(#)は初出音源か。(*)はおそらくマスターからの初復刻。ソース: INA (アナウンスには文字記載無し、ジャケットにロゴあり)。(*)はこれまで、「1970年代」「1974年」「1974年6月4日、ローザンヌ音楽祭」「1974年6月6日」とされる演奏が、ARTISTS, CAMPANELLA, DANTE, VIP, GNP (1974.6.4), WME (1974.6.6) 等のレーベル(含 CD-R 製版)で発売され(GNP と WME はプロコフィエフも含む)、他に「1974年5月29日、パリ(1974年のみの表記盤と同一録音?)」もあるといわれていた『★これは凄いリリース。アルゲリッチとチェリビダッケ伝説のシューマンのピアノ協奏曲が日の目を見ました。どちらのリリースでも大ニュースとなる大物の奇想天外な共演が、マスターテープからの復刻なので、冷静でいることが不可能と申せましょう。』『★シューマンの協奏曲はアルゲリッチの十八番で、1952年のブエノスアイレスでのライヴから、2010年のアルミンク&新日本フィルのライヴまで10種類以上のディスクが存在しますが、この演奏はそのなかでも飛びぬけて凄い出来となっています。』『★当時アルゲリッチは33歳、出だしのカデンツァから魔術全開で、ライヴで乗った時特有の音楽への没入ぶりに驚かされます。ことに第1楽章半ばの「アンダンテ・エスプレッシーヴォ」でのねっとりとした音色の歌い回しは、アルゲリッチにしかできない神業。ピアノとオーケストラが穏やかに対話する第2楽章は、瞑想的なチェリビダッケと感覚的なアルゲリッチの個性の違いが面白さ満点。さらに驚くほどの生気に満ちたフィナーレなど、あまりの素晴らしさに声を失うほど。ライヴで燃える彼女の良さが最高度に発揮されていますが、おそらくチェリビダッケの要求からか、通常よりかなり抑制が利き、それがかえって多彩なニュアンスを生む結果となっています。』『★チェリビダッケによるオーケストラ・パートも、驚きのひと言につきます。シューマンのオーケストラ・パートがこれほど透明に聴こえるのは稀で、さらに第3楽章の変拍子的な難所をはじめアルゲリッチにピッタリ付けて、完璧主義者の面目躍如たる指揮ぶり。あくまでもアルゲリッチを主役に立てつつも、しっかりと充実したチェリ節を味わわせてくれます。』『★プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」はチェリビダッケお得意の演目。オーケストラの機能を追求した非センチメンタルな音楽はまさに彼向きですが、「ジュリエットの墓の前のロメオ」の凄みに満ちた慟哭、「タイボルトの死」の死の匂いのする疾走など、同バレエ音楽屈指の名演と呼ぶにふさわしい内容となっています。』
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チェリビダッケ&フランス国立放送管〜ラヴェル
 スペイン狂詩曲[1973年12月23日]/マ・メール・ロワ(全5曲)[1974年2月6日](*) /
 道化師の朝の歌[1974年5月29日]/ラ・ヴァルス[1974年10月2日]/
 ダフニスとクロエ〔第1組曲/第2組曲〕[1974年10月16日]
  セルジュ・チェリビダッケ指揮フランス国立放送o.
 録音:[内]、すべて シャンゼリゼ劇場、ライヴ。(*)は既出盤情報が見当たらず、初出の可能性有。他はマスターからの初復刻。ソース: INA (アナウンスには文字記載無し、ジャケットにロゴあり)。(*)以外は EXCLUSIVE, WME 等(本体表記は上記と異なる場合あり)で発売があった演奏と思われる。 『ついにチェリビダッケの超ピアニッシモが捉えられたか? フランスから到着したこのCDのソースを聴いて、私は驚きに打たれた。〈ダフニスとクロエ〉の冒頭、音楽の音と呼ぶにはためらわれる、もっと微妙で、まだ形になっていない何か。空気の震えや風と呼びたくなるような何か。単にきれいとかそうでないということを超えた何か。弦楽器から漏れてくるひそやかな吐息のような、動物のうごめきみたいな何か。その生々しさや実存感にぎょっとしたのだ』(許光俊/ライナーノーツより) 『★この一文を読んだだけでも聴きたくてたまらなくなるチェリビダッケ最高のアルバム登場です。ラヴェルの音楽は感覚的に聴こえながらも、異常なまでに理詰めな計算に基づいているので、まさにチェリ向き。これまであまり状態の良くないライヴが多かったため、彼のピアニッシモが体感できませんでしたが、オリジナル・マスターから復刻した当アルバムはチェリビダッケのラヴェルならではの音世界を再現しました。』『★「マ・メール・ロワ」の幻想的な美しさも想像を絶する凄さ。人間業を超えた芸を堪能できます。』
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーSP復刻シリーズ
 ベートーヴェン:カヴァティーナ[録音:1940年10月15日/ SP元盤:独Telefunken SK 3104]
 グルック:「アルチェステ」序曲[録音:1942年10月29日/ SP元盤:米Capitol (独 Telefunken 原盤) 81001]
 ブルックナー:交響曲第7番〜第2楽章「アダージョ」[録音:1942年4月7日/ SP元盤:独Telefunken SK 3230-3232]
 ウェーバー:舞踏への勧誘[録音:1932年12月/ SP元盤:独Polydor 67056]
 J.S.バッハ:「アリア」BWV1068. II[録音:1929年6月13日/ SP元盤:独Grammophon 66935]

 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 BPO
 復刻エンジニア:清水公典。『SPの再生にはいずれも定評のある高出力のSP専用のカートリッジを使用、専用のフォノイコライザーアンプ、ADコンバータを経てハードディスクに収録した。盤面由来のスパイクノイズなどは大き目のものをマニュアルで修正を施していますが電気的フィルターを使用したノイズ抑圧は一切行っていない。従来のSP復刻ではノイズ低減のため高音域をカットする手法が採られ、楽音も一緒に削られてぼんやりとした音質になっているものが多い。今回のSP復刻では元盤の情報量を維持しながらノイズのみを低減にすることに務めた。フルトヴェングラー、ベルリン・フィルハーモニーの代表的なSP録音の名演奏をSPならではのスピード感、唸るような低弦の響き、品格を感じさせる中高音でお楽しみいただければ幸いである。マスターディスクの製作に当たっては最高レベルの記録品質を誇るPlemaster機を使用して万全を期している。』(清水公典/復刻エンジニア) 『いよいよ今回、アルトゥスからかつて熱心なフルトヴェングラー・ファンの間で話題を呼んだ「究極の手法」を採用したSP復刻CDが発売することに相成ったのである』(浅岡弘和/音楽評論家) 『これぞ正統のSP復刻! ノイズフィルターなし。』『高音、低音がのびきりながらこの濃厚な弦の響きの見事さ!』『ストレスを感じずに音楽に没入できる真に希有のSP復刻です。』『フルトヴェングラーとベルリン・フィルの見事な響きがここまで美しくスケール雄大によみがえりました。』『※歴史的録音のためノイズが発生します。あらかじめご了承下さい。』
ラドミル・エリシュカ&札響 2013.10
 ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
石川祐支(Vc/札響首席奏者
ラドミル・エリシュカ指揮
札幌so.
 録音:2013年10月11日-12日、札幌コンサートホール、ライヴ。2009年のエリシュカのN響登場は衝撃だった、その「わが祖国」全曲は同年のファン投票でも1位に選ばれ語り草となったエリシュカだが、以前より相思相愛、現在大変な蜜月の札幌so. とのブラームス、得意のドヴォルジャークの熱演が登場。エリシュカの緻密で細かなテンポ変換に見事に応える札響とのコンビは往年のヴァント・ギュルツェニッヒの名コンビを彷彿とさせ心に響く。日本のオケの中でも北欧のオーケストラのような特徴を備える希有なオーケストラの札幌so. だが近年、腕の磨き上げがことのほか素晴らしく、聴き物。
 ラドミル・エリシュカ:1931年チェコ・ズデーテン地方に生まれ、ヤナーチェクの愛弟子バカラに師事、いわばヤナーチェク嫡流の孫弟子と云った存在でチェコ楽壇の本命的指揮者として冷戦時代は活躍、しかしながら海外演奏活動においてはチェコ楽壇の本流ゆえにソ連邦および共産圏を専門に活動していたため、共産体制崩壊後、もっぱら西側への演奏会を受け持ったノイマンと知名度の点で西側においては随分と水をあけられるかたちとなってしまっていた、まさに「遅れてきた」真の名匠のゆえんと申せます。また2013年までチェコ・ドボルザーク協会会長をつとめた。その力強い音楽は老いてますますさかん。
 石川祐支(Vc):1977年名古屋生まれ。東京音大を首席で卒業。99年日本音楽コンクール第一位。マリオ・ブルネロに師事。東京so. 首席チェリストから、05年より札幌so. 首席チェリストを務める。また在京オーケストラからもソリストとして数多く招かれており、さらに札幌so. コンサートマスター三上亮らとともにシリウス弦楽四重奏団を結成、室内楽の分野でも旺盛に活動。
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ホルスト・シュタイン&ベルリン放響 1974 & 1987 〜ワーグナー
 ジークフリート牧歌(*) /舞台神聖祭典劇「パルジファル」からの7つの交響的断章/
 楽劇「神々の黄昏」より〔ジークフリートのラインへの旅/ジークフリートの葬送行進曲/
             ブリュンヒルデの自己犠牲〜終曲〕
 ホルスト・シュタイン指揮ベルリン放送so.〔現・ベルリン・ドイツso.〕
 録音:1974年10月28日 RIAS 10番スタジオ(*) /1987年6月7日-8日、フィルハーモニー、ライヴ(*以外)、以上 ベルリン。久々に充実したワーグナー演奏の登場で、期待を裏切らぬ見事さ。あおらぬテンポでじっくりと地に足のついた低音にささえられ音楽が高揚していくさまは誠に感動的。葬送行進曲のクライマックスのはげしさは、かのショルティ盤に比類するかと思えるすごさと盛り上がりで昇天級の大名演。ワーグナー・ファン必聴。
カンブルラン&読売日響 2013
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(*)
 バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」(#)
シルヴァン・カンブルラン指揮
読売日本so.
 録音:2013年9月8日、東京芸術劇場(*)、2013年12月10日、サントリーホール(#)、ライヴ。『シルヴァン・カンブルランはドラマを作らない。いや、ドラマに従って、音楽を奏でることを目的としない。彼の音楽を聴いて真っ先に感じることは、響きの面白さ、ユニークさ、美しさ、そして、美醜を超えたその作品ならではの唯一性。それぞれの楽器の音色をどのように重ね、ブレンドし、いかなる色彩や流れを作り出すか。楽譜を精緻に読み、そこに無言で眠っている音楽をひときわ豊かに香り立たせること。』(鈴木淳史/音楽ライター)
 2010年の東京の音楽界に新たな旋風を巻き起こして以来、今日まで個性的な選曲と充実の演奏で圧倒的な評価を確立しているカンブルラン&読響。色彩感あふれる演奏で多くの聴衆を魅了してきた名匠のタクトのもと、2013年に演奏され、絶賛を浴びた「春の祭典」がリリースされる。不協和音や複雑なリズムが連続するストラヴィンスキーの傑作を驚くほどクリアに描き出し、大きな反響を呼んだ快演が収録されている。バルトークの名作「中国の不思議な役人」も併録。常に躍進を続けているカンブルラン&読響の演奏を、存分にお楽しみ頂きたい。
カンブルラン&読売日響 2013
 モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201
 メンデルスゾーン:
  交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」
シルヴァン・カンブルラン指揮
読売日本so.
 録音:2013年9月14日、横浜みなとみらいホール、ライヴ。当アルバムは独創的なプログラミングで注目を集めてきた名匠が、モーツァルトの交響曲第29番とメンデルスゾーンの「スコットランド」という名作を取り上げた2013年9月のライヴ録音。“色彩の魔術師 "カンブルランのタクトのもとで読響が鮮やかに描き出す、優雅なモーツァルトと清爽なメンデルスゾーンを、是非ともご堪能頂きたい。
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コンドラシン& ONF (ORTF) ライヴ Vol.1、初出〜
 ショスタコーヴィチ
:交響曲第8番 ハ短調 Op.65
キリル・コンドラシン指揮
フランス国立放送o.
〔当時:フランス放送協会o.〕
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価格帯:S
限定生産品
 録音:1969年2月5日、シャンゼリゼ劇場、ステレオ、ライヴ。おそらく初出音源。なお従来、1969年1月29日 とされる同顔合わせ&同会場の放送録音(未発売)があると言われていたが、当盤と同じ演奏かもしれない。 『フランス国立管とコンドラシンの一期一会的、火花散る演奏。手兵モスクワ・フィルとの演奏を凌駕するほどのスリリング!』『こんなものが残っていたとは驚きの音源が日の目を見ました。コンドラシンとフランス国立放送管一期一会のショスタコーヴィチの交響曲第8番。コンドラシンによる同曲録音は3種が残されていますが、いずれも彼の手兵モスクワ・フィルによるもので、演奏は物凄いものの1961年のメロディア盤は音が悪すぎ、1967年4月20日Altus盤の東京ライヴは日本ツアー最終日でオケに疲れが見えており、1969年9月29日のPraga盤のプラハ・ライヴも音が万全とは言えませんでした。それゆえ、当1969年2月5日シャンゼリゼ劇場ライヴはファン狂喜の出現と申せましょう。』『ショスタコーヴィチの交響曲第8番は、独ソ戦さなかの1943年、ソ連軍が攻勢に転じつつある時期に作曲されました。希望の光の見え出した時に作曲されながら、高揚感や喜びの感情は薄く、勝利を願いながらその先にあるであろう不安におびえるマーラー風の屈折感に満ちています。旧ソ連きってのマーラー指揮者だったコンドラシンが絶妙に表現。とは言っても内省的演奏ではなく、ムラヴィンスキーと比べ高カロリーで暴力的な激しさに満ちています。テンポや解釈はPraga盤と似ていますが、ニュアンスや臨場感は比べ物にならないほどの凄さ。ついにコンドラシンの8番の凄さをあますところなく記録した録音の登場となります。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。また、当店では CD をお薦め致します。SACD 盤仕様:『 (SACDシングルレイヤー) ステレオ ライヴ』(これ以外代理店アナウンスに記載無し)
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(1CD)
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コンドラシン& ONF (ORTF) ライヴ Vol.2、初出あり
 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43 (*)
 ラヴェル:マ・メール・ロワ (#)
キリル・コンドラシン指揮
フランス国立放送o.
〔当時:フランス放送協会o.〕
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限定生産品
 録音:1974年11月6日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。(#)はおそらく初出音源。既出 CD-R : ETERNITIES, ETCD-336-S『息つく暇無く展開される超辛口なシベリウス演奏。』『コンドラシンが指揮するシベリウスの中でも最高の演奏の一つ!』『マ・メール・ロワは、同年にチェリビダッケが先に演奏しており、チェリビダッケ・サウンドとコンドラシン・サウンドが化学反応を起こし昇華!』『コンドラシンのシベリウスの交響曲第2番といえば、1979年にコンセルトヘボウを指揮したTahra盤がありますが、今日入手困難となっています。ここで登場したのは、その5年前にフランス国立放送管と共演したライヴ。北欧系指揮者の解釈とは一線を画したコンドラシンならではのエネルギッシュかつボルテージの高い演奏で、どこかリムスキー=コルサコフを思わせます。語り口の巧さと推進力で一気に聴かせるのがさすがで、真に感動させられます。一方ラヴェルの「マ・メール・ロワ」は繊細の極み。コンドラシンらしからぬ響きがしますが、同年にフランス国立放送管と同曲を演奏したチェリビダッケが調教を極めた痕跡が残った興味深い現象と申せましょう。まさに夢幻的な世界を作り出しています。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。また、当店では CD をお薦め致します。SACD 盤仕様:『 (SACDシングルレイヤー) ステレオ ライヴ』(これ以外代理店アナウンスに記載無し)
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意外ながら初音盤「チャイ4」〜
 コンドラシン& ONF ライヴ Vol.3、初出

 チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
 プロコフィエフ:交響組曲「キージェ中尉」 Op.60
キリル・コンドラシン指揮
フランス国立放送o.
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(1SACD)
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価格帯:S
限定生産品
 録音:1976年12月2日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。おそらく初出音源。『幻の音源と謳われた、コンドラシンの録音』『初レパートリーとなるチャイ4の実況録音が待望の登場!』『キージェ中尉も目が覚めるほどの快演』『音楽の情報量の多さに驚愕!』『意外や意外、コンドラシン指揮のチャイコフスキーの交響曲第4番はLP、CDともありません。このアルバムが初めて彼の解釈に接することができます。テンポは早く直裁的な推進力はコンドラシンならでは。迫力やうねりはロシアの伝統を感じさせますが、フランス国立放送管の響きが明るいため、苦悩や絶望よりも演劇的な効果が感じられます。プロコフィエフの「キージェ中尉」は来日時にNHK交響楽団とも披露した作品。プロコフィエフならではの皮肉とエネルギーを余すところなく表現した力演。コンドラシン・ファン必携の一枚です。』 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。また、当店では CD をお薦め致します。SACD 盤仕様:『 (SACDシングルレイヤー) ステレオ ライヴ』(これ以外代理店アナウンスに記載無し)
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これほどまでに凄かった』『ムラヴィンスキーのショスタコーヴィチ8番、
 1982年盤が未亡人所蔵の音源から新マスタリング』『ついに真の姿を現した』
  ショスタコーヴィチ
:交響曲第8番 ハ短調 Op.65
 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
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 録音:1982年3月28日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ステレオ、ライヴ。音源:未亡人所蔵。既出 CD: PHILIPS, RUSSIAN DISC, REGIS, ALTO 。『★衝撃のリリース。ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる1982年のショスタコーヴィチの交響曲第8番といえば、空前の名演として他の録音を寄せつけない特別な存在となっていました。しかし発売当初から、ピッチの異常による音程の不安定とテンポの早まりが指摘されてきました。にもかかわらず演奏の凄さが問題を凌駕して不動のベスト盤に君臨し続けています。★その後、Russian Discからピッチ修整盤がリリースされましたが、音質がイマイチだったためファンの満足を得られませんでした。さらにRegisからもピッチ修整盤がリリースされましたが、ノイズリダクションのためか、生々しい迫力がそがれたような印象で、これも満足のいくものではありませんでした。★そうした不満を解消したディスクがついに登場します。未亡人所蔵の音源からAltusが念入りにマスタリングを施し、フィリップス盤をも上回る生々しさに加え、ピッチを正したことで凄絶さが増して、ちょっと人間業とは思えぬ次元の演奏が蘇りました。★同一演奏ながら、全体で3分、特に第1楽章は1分15秒も長くなっています。その結果、重心はさらに下がり、厳しさ、音楽の巨大さが恐ろしいまでに迫ってきます。また第3楽章での凶暴な速さと巨大なエネルギーは、ホールを破壊してしまうのではという凄さ。そして終結部の恐いまでの緊張感。これまでの1982年盤も別格の存在でしたが、このAltus盤はついに真なる奇跡の演奏を再現したと申せましょう。とにかく最初の音から金縛りにあったように動けなくなります。★ショスタコーヴィチの交響曲第8番は1943年に作曲、ムラヴィンスキーに献呈されました。同年11月3日にムラヴィンスキー指揮ソヴィエト国立交響楽団により世界初演。ムラヴィンスキーは生涯に36回演奏し、6種の録音が残されています。なかでも1982年盤は、この曲のベスト演奏としてショスタコーヴィチ・ファンの至宝とみなされています。』『フィリップス盤|Altus盤:第1楽章 24’33”|25’48”、第2楽章 6’07”|6’24”、第3楽章 6’17”|6’35”、第4楽章 9’37”|10’06”、第5楽章 12’58”|13’44”』 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。また、当店では CD をお薦め致します。SACD 盤仕様:『 (SACDシングルレイヤー) ステレオ ライヴ』(これ以外代理店アナウンスに記載無し)
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セル&フランス国立管 1958.5.6、初出
 モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 K.319
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ジョージ・セル指揮
フランス国立o.
 録音:1958年5月6日、シャンゼリゼ劇場、モノラル、ライヴ。おそらく初出音源。『今回発掘されたライヴは、内容的には非常に魅惑的であり、セルのディスコグラフィの中でも異彩を放つものとなろう。まず、モーツァルト、これが凄い。第1楽章をこれほど速いテンポで演奏した例は、過去にあっただろうか。このはち切れんばかりの生命力は感動的だ。第2楽章は一転してじっくりと歌うが、しかし決して耽溺しない。第3楽章の冴えたリズム、そして第1楽章同様に沸き上がるような躍動感は素晴らしい。ブラームスも聴きものだ。1967年のスタジオ録音盤は確かに優れた演奏ではあるが、あまりにも洗練されすぎていて物足りなく思う。しかし、このフランス国立とのライヴはほのかなロマンが感じられ、それが絶妙の味わいを醸し出している。』(平林直哉/ライナーノートより)。『みなぎる覇気と躍動感』『ラジオ・フランスのオリジナルマスター音源使用』『セル新発掘ライヴ!』『音質はモノラルながら良好です。』
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ムラヴィンスキー、ベルゲン・ライヴ
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
 プロコフィエフ:歌劇「ロメオとジュリエット」
          組曲第2番 Op.64(全7曲)
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
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 録音:1961年5月29日、ベルゲン音楽祭、モノラル、ライヴ。ソース: INA 。 HUNT (ARKADIA) から出ていた 1961年8月14日表記の演奏と同一か(天羽健三氏のディスコグラフィでは、1961年6月24日〔あるいは1961年6月12日、ヘルシンキ〕ではないかと推察)。なお、ムラヴィンスキーが「ロメジュリ」組曲第2番を録音した全4回中、全7曲は初回1952年のスタジオ録音と当録音で、1973年と1981年のライヴでは第4曲「踊り」が省かれている。『INA(フランス国立視聴覚研究所)でまたも発見!』『やはりムラヴィンスキーは凄い。』『幻の1961年ベルゲン・ライヴが日の目を見た、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」組曲第2番は何と全曲』『★ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、1961年5月にノルウェーのベルゲンで行われた音楽祭に出演した際のライヴ録音が日の目を見ました。これまで一度だけ怪しげな海賊盤で出たことがあるそうですが、編集も製盤も粗悪で、ムラヴィンスキーの真価を伝えていませんでした。今回ついにラジオ・フランスで使用したオリジナル放送マスター音源からの復刻!いずれもムラヴィンスキーの十八番ですが、演奏は冴えに冴えていて興奮。モーツァルトの狂気すら感じさせる「フィガロの結婚」序曲、親しみやすいメロディをここまで緊張感あふれるものにできるのかと感じ入る「ロミオとジュリエット」組曲第2番をムラヴィンスキーにはめずらしく全7曲が収められているのが大変貴重。推進力と音楽の大きさに圧倒されるチャイコフスキーの交響曲第5番と、夢のひとときを満喫できます。モノながら大変良好な音質です。』 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。また、当店では CD をお薦め致します。SACD 盤仕様:『 (SACDシングルレイヤー) モノラル ライヴ』(これ以外代理店アナウンスに記載無し)
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ムラヴィンスキー&レニングラードpo.〜 1961年ベルゲン・ライヴ Vol.2
 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
  エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
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価格帯:S
限定生産品
 録音:1961年6月2日、ベルゲン音楽祭、モノラル、ライヴ。『ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、1961年5月から6月にかけてノルウェーのベルゲンで行われた音楽祭に出演した際のライヴ録音が日の目を見ました。6月2日のコンサートは、前半がベートーヴェンの「英雄」、後半がショスタコーヴィチの交響曲第5番という豪華すぎるプログラムでしたが、それをすべてCD化、当日の充実感を堪能していただきます。ベートーヴェンの「英雄」は、かつてHuntレーベルからCD発売されたことがありますが、今回は放送局所蔵のマスター音源からの復刻。ショスタコーヴィチの交響曲第5番は初出で、ムラヴィンスキーとしては同曲13種目の音源となります。』『この「英雄」演奏は衝撃的。無駄の全くない筋肉質な音楽が、誰も止めることのできぬ物凄い推進力で迫り、46分があっという間に過ぎてしまいます。それでありながら細部までていねいで、驚異的なアンサンブルを聴かせます。つやのある音色、弾力あるリズム、どこまでも大きな音楽とエネルギー。数ある「英雄」の名演のなかでも、ここまで興奮させられるものも珍しいと申せましょう。夢のひとときを満喫できます。Hunt盤とは比べものにならない音質も注目です。』『ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、その後の録音が決定盤として輝いていますが、この演奏には若々しさとが明瞭に感じられ、覇気に満ちているのが、このうえなく新鮮で魅力的。新しい決定盤の登場と申せましょう。』 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。また、当店では CD をお薦め致します。SACD 盤仕様:『 (SACDシングルレイヤー) モノラル ライヴ』(これ以外代理店アナウンスに記載無し)
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ベルリンの朝比奈隆 '92 、初出あり?〜朝比奈&大フィル 1992.11.9 ベルリン・ライヴ
 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲(*)
 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92 (#)
  朝比奈隆 指揮大阪po.
 録音:1992年11月9日、自由ベルリン放送協会ゼンデザール、ベルリン、ライヴ。 初出・前出・旧品番: Victor (JAPAN), VICC-8004〔発売:1993年5月21日/廃盤、入手不能〕 (#) 。レーベルや代理店は一切記載していないが旧盤は(#)のみの収録で、(*)は発売された形跡がなく、初出音源ではないかと思われる。『朝比奈&大阪フィル円熟のベルリン・ライヴの記録』『本場!自由ベルリン放送収録!』『抜群の音質で復活』『朝比奈録音の中で屈指の音の良さ。』『生前の朝比奈が最も気に入っていた録音。』『かつてビクターで発売された名盤復活。朝比奈従三位が最も気に入っている録音として知られたもの、公演後に「この日のためにベートーヴェンを演奏してきた」と関係者に語ったほど満足のいく演奏会でした。マイスタージンガー前奏曲もベートーヴェンに負けず素晴らしく重厚長大、男は不動、といった言葉そのものの驚くべき出来栄え。現地の大新聞ベルリナー・モルゲンポストでも激賞されました。公演会場の自由ベルリン放送(SFB)ゼンデザールは同放送局内にある非常に音響の良いホールとして知られ、朝比奈自身このホールをベルリンで一番好んでいました。録音はSFBの録音らしく解像度が高く繊細な音で、日本録音の朝比奈大阪フィルのものとは一味、二味違う楽しみがあります。今回オリジナルマスターより新マスタリング』
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価格帯:C
島田真千子〜J.S.バッハ
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 /
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005 /
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
  島田真千子(Vn|使用楽器: Goffredo Cappa 、1685年製)
 録音:2014年5月1日、7月2日、12月2日、所沢市民文化センターキューブホール、セッション。華々しいコンクールの受賞歴を誇る実力派ヴァイオリニスト島田真千子がバッハの無伴奏作品に挑んだ。島田は東京芸術大学を首席で卒業後、渡独。ドイツ・デトモルト音楽大学にて研鑽を積み、同大学院を修了、ドイツ国家演奏家資格を取得した。満を持してのバッハの無伴奏の録音は強靭な求心力と研ぎ澄まされた演奏で、現在の充実ぶりを実感できる大満足の出来栄え。島田真千子(Vn):1998年東京芸術大学を首席で卒業、安宅賞受賞。2002年デトモルト音楽大学を最優秀の成績で卒業後、同大学院にてドイツ国家演奏家資格を取得。6年間ドイツに在住しヨーロッパ各地で研鑽を積む。第44回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位、第7回日本モーツァルト音楽コンクール第1位、第66回日本音楽コンクール第2位、第45回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール特別賞や第15回J.Sバッハ国際コンクール第5位などのコンクール歴がある。全国の主要ホールでの室内楽公演や各地でのリサイタル開催、オーケストラとの共演を重ねており、サイトウキネンオーケストラのメンバーとしても活躍する等多彩な演奏活動を展開している。現在、セントラル愛知so. ソロコンサートマスターおよび水戸室内o. メンバー。NPO法人イエローエンジェルよりG.B.ガダニーニが1769年に製作したヴァイオリンを貸与されている。この録音ではバッハ生誕年と同じ1685年製のヴァイオリンGoffredo Cappaを使用。
前日の演奏が NHK で大反響〜エリシュカ&札響 2014.11
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
 モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調「プラハ」K.504
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ラドミル・エリシュカ指揮
札幌so.
 録音:2014年11月15日、札幌コンサートホール、ライヴ。『おくれてきた最後の巨匠』『チェコ音楽の最高権威84歳!』『ラドミル・エリシュカ(札響首席客演指揮者)』『その力強い音楽はますますさかん』『ブラームス交響曲全集第2弾』『NHK で初日が放送され話題となりました。本CDはエリシュカの強い希望により完全燃焼の2日目の録音を採用。録音も Altus ならではの立体感があり、ホールの響きのよさも感じられる見事な音質です。』『雄渾のブラームス実に圧巻のフィナーレ』『立派すぎる「魔弾」!』『端正にして気高きモーツァルトと盛りだくさん』『演奏会の全曲目がおさめられています。収録日についてですが、NHKでテレビ放映され大変評判となりました初日11月14日(NHKは初日のみの収録)でなく、より燃焼度と完成度の高かった2日目の11月15日(アルトゥスは両日とも収録)をCD化いたしました。その力強く雄渾な音楽で聴き手を集中させ満足度満点のブラームスはやはり聴きものです。2015年6月末には4番も録音されるため全集完成が待ち遠しいかぎりです。また近年の札幌交響楽団の充実ぶりは掛け値なしにすばらしく、エリシュカと札響と云う相思相愛希有の名コンビが生み出す音楽の面白さを充分堪能できます。』『ラドミル・エリシュカ(指揮)1931年チェコ・ズデーテン地方に生まれ、ヤナーチェクの愛弟子バカラに師事、いわばヤナーチェク嫡流の孫弟子と云った存在でチェコ楽壇の本命的指揮者として冷戦時代は活躍、しかしながら海外演奏活動においてはソ連邦および共産圏を主体に活動していたため、共産体制崩壊後、西側への演奏会を受け持ったノイマンらと知名度の点で随分水をあけられるかたちとなってしまっていました、まさに「遅れてきた」真の名匠のゆえんと申せます。また2013年までチェコ・ドヴォルザーク協会会長をつとめました。その力強い音楽は老いてなおますますさかん。』
ALT-320/4
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(5CD)
3CD価格
価格帯:C
初出、マタチッチ&ミラノ RAI 1962 〜ベートーヴェン:交響曲全集
 〔第1番 ハ長調 Op.21 /第2番 ニ長調 Op.36[1962年11月23日]/
  第3番 変ホ長調「英雄」 Op.55[1962年11月19日]/
  第4番 変ロ長調 Op.60 /第5番 ハ短調「運命」 Op.67 [1962年12月3日]/
  第6番 ヘ長調「田園」 Op.68 [1962年11月29日]/
  第7番 イ長調 Op.92 /第8番 ヘ長調 Op.93 [1962年12月4日]/
  第9番 ニ短調「合唱付き」 Op.125(歌唱:独語[1962年12月12日]〕
 エディト・ケルテス=ガブリ(S) アリス・エルケ(A)
 アンドール・カポシー(T) イヴァン・サルディ(B)
 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮ミラノ RAI so.
 ジュリオ・ベルトーラ合唱指揮ミラノ RAI cho.
ALTSA-320/1
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(2SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
限定生産盤
 録音:[内]、ミラノ音楽院大ホール、ライヴ、モノラル。おそらく初出音源。収録:イタリア放送協会。ソース:個人蔵。 『初出! 驚きの出現』『マタチッチの初のベートーヴェン交響曲全集』『マタチッチの豪放とイタリアの声心が融合!』『劇的で骨太、ベートーヴェンらしい大旋律が肉踊る』『初の全集』『ベートーヴェンを得意にしたマタチッチですが生涯2度しかベートーヴェン・ツィクルスを行いませんでした。正規に収録されたのはこの62年ミラノのみとなります。オーケストラの能力を引き出す天才といわれたマタチッチがここミラノでも天分を発揮、オーケストラのうまさに驚かされます。色気をたたえた木管、存在感あるティンパニー、立派な鳴りっぷりの弦楽器など大変魅力的。マタチッチ得意の3番、5番、9番の白熱ぶりは圧巻です。さらに色気をたたえた木管が絶好のバランスで、前面に出る4番なども印象的でどの曲目もちょっと目からうろこの感があります。1曲1曲聴きごたえ抜群です。イタリア放送協会の往年の録音はさびしいものも多くありましたが、この録音は良好なものといえます。解説はイタリアのマタチッチ研究の第一人者トンマーソ・マネーラ氏書き下ろしのマタチッチの生涯と当録音についての興味深い考察を含む10ページの読みものなど充実の内容です。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-325/6
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(2CD)
1.5CD価格
価格帯:C
ケンペ&フランス国立放送管 + カーゾン、1959.8.15 ザルツブルク、初出
 ヘンデル:合奏協奏曲 ト長調 Op.6 No.1, HWV319
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491 (*)
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
  クリフォード・カーゾン(P;*) ルドルフ・ケンペ指揮フランス国立放送o.
 録音:1959年8月15日、ザルツブルク音楽祭、ライヴ。おそらく初出音源。 『★1956年にカラヤンがザルツブルク音楽祭の芸術監督に就任するとウィーン・フィル以外の有力オケが登場することとなり1957年ベルリン・フィル、1958年コンセルトヘボウ、そして1959年はフランス国立とニューヨーク・フィルが初出演となりました。ケンペのザルツは1955年のパレストリーナ以来2度目。オーケストラコンサートは初となります。今回の演目は練られており、ヘンデルで弦楽器のお披露目、モーツァルトではフランスの木管の妙技をきかせそして幻想交響曲と、実に魅力的です。なによりカーゾン卿との24番は白眉の美しさで、第2楽章は本当に崇高の極み!終楽章では派手さを排除。フィナーレなども僅かずつ音量を抑えていき木管奏者達とポツリポツリ会話をかわすかのような味わいの寂寥感と孤独感!はじつに感無量、これぞ孤高のモーツァルトと申せます。幻想も同時期のベルリン・フィルとのEMI録音でも聴かせたケンペならではの丁寧でノーブルな表現にしびれます、なんと断頭台マーチもエレガント!このままノーブルで終わるのかと思いきや、ケンペの手綱は終楽章で緩められるやオケは押さえていたものを吐き出すかのように全力で疾走、金管なども爆発咆哮し全力で駆け抜けます。この劇的な変化は圧倒的でケンペのオーケストラ制御の妙を堪能でき、まさに部分聴きでなく、全曲を聴きとおしての快感はひとしおであります。音源提供はフランス国立視聴覚研究所。年代相応のまずまず良好な音質です。』
ALTSA-325
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
3枚価格
限定盤
セル・ケンペ・シェルヘン〜 INA 名演集「新リマスターSACDシングルレイヤー盤」
 モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 K.319 / ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
  [ジョージ・セル指揮フランス国立o./1958年5月6日、シャンゼリゼ劇場、モノラル]
 ヘンデル:合奏協奏曲 ト長調 Op.6 No.1, HWV.319 / モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 [クリフォード・カーゾン(P)
   ルドルフ・ケンペ指揮フランス国立o./1959年8月15日、ザルツブルク音楽祭、モノラル]
 バッハ/シェルヘン編曲:フーガの技法 BWV.1080 〜コントラプンクトゥス14(管弦楽版) / バリフ:角笛と猟犬
 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調[ヘルマン・シェルヘン指揮フランス国立o./1965年11月30日、シャンゼリゼ劇場、ステレオ]
 パーセル:「妖精の女王」 Z.629 抜粋 / モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201
 プロコフィエフ:交響組曲「キージェ中尉」 Op.60 [ヘルマン・シェルヘン指揮パリ放送so./1954年1月20日、パリ、モノラル]
 録音:[/内]、すべてライヴ|2021年リマスター。セル、ケンペ、シェルヘン、3人の名指揮者のINA音源を用いたベストセラーをまとめた長時間収録SACD2枚組。解説書は既発売のCD 版原稿をすべて網羅。ALTUSの新技術「High sampling overtone」を駆使した最新マスタリングで音質一新!総収録時間283分。磨き上げられたアンサンブルと颯爽としたテンポ感で眼の醒めるような演奏を聴かせるセル。編成がどんどん大きくなっていくプログラミングの妙が「幻想」で見事に炸裂するケンペ。自らオーケストラ編曲したバッハの絶筆未完フーガやブーイングとブラボー入り乱れる超絶のマーラー(ステレオ録音!)が貴重なシェルヘン。どれも注目の演奏。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。
ALT-327/8
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(2CD)
1CD価格
バックハウス、ブザンソン・ライヴ 1959 INA マスター使用〜
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

  〔第6番 ヘ長調 Op.10 No.2 /第7番 ニ長調 Op.10 No.3 /
   第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2「月光」/
   第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」〕
 ヴィルヘルム・バックハウス(P)
 録音:1959年9月16日、ブザンソン音楽祭、ライヴ、モノラル。ソース:ラジオ・フランス『オリジナルテープ』。 『絶品の「ハンマークラヴィーア」』『バックハウスのあのブザンソン・ライヴがついにオリジナルテープで正規CD化!』『ラジオ・フランスのオリジナルテープだけありモノラルながら大変良い音でステレオ録音と遜色ない音質となっています。』『★バックハウスならではの粋なくずし弾きはライヴでより冴えわたるようです。第7番など試し弾きからそのまま楽曲に粋に入っていく様はまさにバックハウスの魅力そのものの印象深さがございます。当演奏の「月光」「ハンマークラヴィーア」なども魅力的な有名演奏だけに過去いろいろとCD 化されましたが、今回ラジオ・フランスのオリジナル録音テープを使用して CD 化された当盤の登場は決定的で喜ばしい限りです。』
ALT-329
(12CD)
廃盤
ムラヴィンスキー&レニングラードpo.〜アルトゥス・ステレオ・ライヴ録音集成
 ALT-051, 052, 053, 054, 以上 1977年9月27日、10月12日、10月19日、東京
 ALT-063, 064, 以上 1979年5月21日、6月8日、東京
 ALT-115, 1973年4月29日、5月3日、レニングラード
 ALT-185, 186, 1973年4月28日、1980年1月29日-30日、レニングラード
 ALT-192, 1982年11月6日、レニングラード
 ALT-286, 1977年10月8日、大阪| ALT-287, 1978年6月12日-13、ウィーン

  エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
エリシュカ&札響
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
ラドミル・エリシュカ指揮
札幌so.
 録音:2015年6月19日-20日、札幌コンサートホール、ライヴ。近年充実著しいエリシュカ&札幌so.によるブラームス・チクルス第3弾は交響曲第4番。このブラームスはこれぞ、とうならせる素晴らしさ。弦楽器群の緻密な音響の立体感、明快で美しく湧き上がる木管群、堂々たる風格の金管群など真剣勝負の名コンビゆえの無類の味わいがある。カップリングのベートーヴェンも見事で少し遅めのテンポをとりながらもこの活き活きした躍動感! ズデーテン地方出身の巨匠エリシュカだけあってドイツ音楽との相性も抜群。2017年予定のブラームス1番の完成も待ち遠しい、大変充実のアルバム。
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(11CD)
廃盤
シューリヒト、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ〜 VPO ライヴ録音集
マルティノン&フランス放送o.〜ベートーヴェン Vol.1
 「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b (*) /交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」(#)
  ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送o.
 録音:1969年3月12日(*)、1970年1月28日(#)、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源。ソース:『ラジオ・フランスのオリジナルテープ』。
 『著しく立派であり、香り高い気品がある壮麗、壮大。この貴族的ともいえる美しい響き、これには脱帽である』(平林 直哉)
マルティノン&フランス放送o.〜ベートーヴェン Vol.2
 交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67 (*) /交響曲第7番 イ長調 Op.92 (#)
  ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送o.
 録音:1970年3月11日(*)、1970年2月11日(#)、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源。ソース:『ラジオ・フランスのオリジナルテープ』。
 『5番は美しく磨きぬかれた響きが素晴らしい。7番は爽快で気品があり聴いていてとても気持ちが晴ればれしてくる』(平林 直哉)
ALT-334/5
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(2CD)
1CD価格
価格帯:C
マルティノン&フランス放送o.〜ベートーヴェン Vol.3
 劇音楽「エグモント」 Op.84〔第1曲−第5曲/第7曲/第9曲〕(*) /
 交響曲第9番「合唱」 ニ短調 Op.125 (#)
  アグネス・ギーベル(S;#) マルガ・へフゲン(A;#)
  エリック・タピー(T;#) ワルター・クレッぺル(B;#)
  ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送o. & cho.
 録音:1970年2月25日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、初出音源。ソース:『ラジオ・フランスのオリジナルテープ』。(*)の『語りと第6曲と第8曲は演奏会で割愛されました』とのこと。
 『とにかくこれまでの誰の演奏とも似ていない、画期的な内容と言っていいだろう。鮮明なステレオというのも私たちに大きな幸福をもたらしてくれる。実に感動的な演奏だ』『このベートーヴェンは本当に驚くべき演奏であり、言いようのない新鮮さだ。まったく、こんなベートーヴェンが残っていたなんて!久しぶりに本物のベートーヴェンを体験したと思った。マルティノンがシカゴ響時代に、第9を振った時もずいぶんと評判になったという。この第9もそうだが、他にもマルティノンのベートーヴェンが残っていたらぜひ聴いてみたい』(平林 直哉)
 『ラジオ・フランスのオリジナルテープより初 CD 化。演奏内容とともに、ステレオ録音による音質も大変優れており、年の瀬の音楽鑑賞にうってつけです。』と代理店。
ALT-336
(10CD)
廃盤
ヨッフム、ワルター、クリュイタンス、テンシュテット、
 ジュリーニ、ムーティ〜 VPO ライヴ録音集 Vol.2
朝比奈隆&大阪フィル、ザンクト・フローリアン・ライヴ「ブル7」、遂に復活
 カットされていた1楽章終了後の拍手も初出
  ブルックナー
:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107(ハース版)
  朝比奈隆 指揮大阪po.
 録音:1975年10月12日、マルモアザール、ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア、ライヴ。CD初出・前出・旧品番: Victor (JAPAN), VDC-1214〔発売:1987年8月21日/廃盤、入手不能〕。CD初出盤は2013年末頃まで、何と25年以上現役盤であった物。 『朝比奈隆大阪フィル』『ザンクト・フローリアンでのライヴがついに復活』『ブルックナーの眠る聖地ザンクト・フローリアン修道院での伝説的ライヴ「朝比奈隆 聖フローリアンのブルックナー」が新マスタリングで発売!録音者平澤氏秘蔵のオリジナルマスターテープから初の完全収録で登場』『初出ジャンジャン全集盤特典、ビクター盤でカットされた箇所が見事に復活』『契約切れで長らく入手難であった朝比奈隆の代表盤といわれる聖フローリアン修道院での7番がアルトゥスより新マスタリングで完全復活。うれしい事に初出でのジャンジャン盤特典およびビクター盤でカットされた1楽章演奏後の沈黙と小鳥の鳴き声が聞こえた後、演奏のあまりのスケール感に打たれた聴衆が自然発生的にじわじわ拍手が湧き上がる箇所も復活。今まで文献のみで語られた伝説の拍手ですが、こうやって完全収録盤で聞きなおしてみますと、曲を知らないが故の事故的拍手などでなく、巷間語られてきたように演奏の迫真に打たれた聴衆の自然発生的拍手であったことが分かります。また終演後の演奏の感動を伝える拍手も6分!収録。また宇野功芳氏が神の恩寵と称える2楽章演奏後に奇跡的聞こえてきた5時の修道院の鐘も万全です。音質はやわらかで7秒の見事な残響が美しくオーケストラは広大になりわたります。ちなみに当日演奏会にはノヴァーク版のノヴァーク教授も臨席、「すばらしい演奏のまえには版の問題は関係ない」と名言を残し演奏を絶賛したとのエピソードも有名です。』
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(12CD)
廃盤
マタチッチ& N響 ステレオ・ライヴ大集
 CD1 (ALT-048) ブルックナー:交響曲第8番[1975年11月26日]
 CD2 (ALT-049) ワーグナー:パルシファルより〔第1幕への前奏曲/聖金曜日の音楽〕/
               ジークフリート〜森のささやき/
               神々の黄昏より(マタチッチ版)
    〔序奏〜ジークフリートのラインの旅/ジークフリートの死〜葬送行進曲〜終曲〕[1975年12月4日]
 CD3 (ALT-050) ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」[1975年12月10日]
 CD4 (ALT-060) ブラームス:交響曲第3番[1973年12月5日]/悲劇的序曲[1975年11月19日]
 CD5 (ALT-061) シューベルト:交響曲「未完成」 / ビゼー:カルメン第1組曲/アルルの女〜ファランドール
         ゴトヴァッツ(1895-1982):交響的コロ舞曲[1973年12月27日]
 CD6 (ALT-062) モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 / チャイコフスキー:交響曲第5番
          [弘中孝(P)/1975年11月19日]
 CD7 (ALT-091) ブラームス:交響曲第1番[1967年1月28日、旧・NHKホール]
 CD8 (ALT-092) スメタナ:わが祖国[1968年9月12日、東京文化会館]
 CD9 (ALT-093) ブルックナー:交響曲第7番[1969年5月9日、東京厚生年金会館]
 CD10 (ALT-129) ショスタコーヴィチ:交響曲〔第1番 ヘ短調 Op.10 [1969年5月20日、東京文化会館]/
                        第9番 変ホ長調 Op.70[1967年1月12日、東京文化会館]〕
 CD11 (ALT-130) ベートーヴェン:交響曲第6番 Op.68「田園」/「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
          ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲(アンコール)
           [1967年11月25日、新潟県民会館]
 CD12 (ALT-131) ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調[1967年11月21日、東京文化会館]

 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 NHK so.
大問題演奏シェルヘン&フランス国立放送管のマーラー「第5」、ついに復活 + 初出
 J.S.バッハ/シェルヘン編曲:フーガの技法 BWV 1080
  〜コントラプンクトゥス14(オーケストラ版)
 バリフ:角笛と猟犬 / マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調(#)
  ヘルマン・シェルヘン指揮フランス国立放送o.
 録音:1965年11月30日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ。(#)を除き初出音源。既出CD: HMF, HMA-1905179, HMA-1955179 〔共に廃盤、入手不能〕(#) 。『ブラボーとブーが交錯!会場大興奮の問題演奏』『フランスハルモニアムンディでかつて発売、ファンの間で語り草となっていた鬼才シェルヘンのマーラー5番ステレオライヴがラジオフランスのオリジナルマスターテープでCD化!』『★終演後聴衆どうしでブラボーとブーの応酬合戦となり大変なさわぎに。この演奏、シェルヘンの天才判断により終楽章と3楽章で低徊する要素を大胆にカット。終楽章などオーケストラの火の玉めいた大熱演もあり、突撃大行進と化し大変な興奮度です。聴く人を大いなるカタルシスに誘い込み違和感なく納得させてしまう魔術的なシェルヘンの演奏です。マーラーファンならずとも一度は聴いて損のない有名ライヴ。音も広がりがあり解像度申し分なくラジオフランスの録音らしい明晰この上ない優れたステレオ音質です。ハルモニアムンディ盤をおもちのかたも買い替えて損のない音質に向上いたしました。うれしい事にフーガの技法(これもまたすばらしい)とメシアンの弟子バリフの作品は初出!
シェルヘン&パリ放送管 1954.1.20
 パーセル:「妖精の女王〔真夏の夜の夢〕」 Z.629 抜粋
 モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201
 プロコフィエフ:交響組曲「キージェ中尉」 Op.60
 J.S.バッハ/
  シェルヘン編曲:フーガの技法 BWV 1080
ヘルマン・シェルヘン指揮
パリ放送so.
 録音:1954年1月20日、パリ、ライヴ、モノラル。『録音技術に一家言あったシェルヘンらしく時代をこえ、モノラルばなれの豊かな音質におどろき』『★冒頭から高ヴォルテージのパーセル、シェルヘン愛奏の逸品モーツアルトの29番、激烈この上ないキージェなどすべてが強烈な表現力で一分たりとも飽きさせません。プログラムもバロック・古典・近現代といった博覧の天才シェルヘンらしい充実無類のもの。解説書も少しふみこんだバイオなど読ませます。天才シェルヘンの魅力を凝集した1枚です。』
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(6CD)
廃盤
ツァグロゼク来日記念 BOX
 CD 1-2 (ALT-116/7) マーラー:交響曲第2番「復活」[シュトゥットガルト州立o./2004年]
 CD 3 (ALT-135) ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/バルトーク:舞踊組曲[シュトゥットガルト州立o./2004]
 CD 4 (ALT-149) ベートーヴェン:交響曲〔第8番/第7番〕[ベルリン・コンツェルトハウスo./2006年-2007年]
 CD 5 (ALT-193) ヴェーベルン:夏風の中で/シューベルト:交響曲第8番 ハ長調「グレイト」[2007年]
 CD 6 (ALT-205) モーツァルト:交響曲第35番/ブルックナー:交響曲第6番[2008年]

  ローター・ツァグロゼク指揮
マルティノン&フランス国立放送管 1970-71、
  初出〜チャイコフスキー

 幻想序曲「ロメオとジュリエット」(*) /
 交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」(#)
ジャン・マルティノン指揮
フランス国立放送o.
 録音:1970年3月18日(*)、1971年10月20日(#)、共に シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ。初出音源。 『新発見の音源によって未知のマルティノンの感動を享受した』『凛々しくも華やかな色彩が耳にとびこんでくるようであり、まことにすばらしい』(平成の盤鬼・平林直哉)
 『マルティノン!』『デッカの名録音ウィーンの「悲愴」から14年目の結論!』『パリの「悲愴」が初登場!より濃厚に重厚にさらにロマンティック迫る名演』『デッカの有名録音から14年。マルティノン「悲愴」はより濃厚な味わいに!フランスのオーケスラらしくウィーン・フィル以上に雄弁なチェロパートなど大変エレガントで印象的、2楽章などチェロパートの美しさに忘れ難いものがございます。なにより指揮者マルティノンの最盛期の情熱的でありながら、得も言われぬ品格をもそなえたロマンあふれる音楽作りが実に感動的です。さらなるひろいものはマルティノンの盤歴初となる「ロメオとジュリエット」のカップリングがうれしく』『音質もよく明瞭・明晰なステレオ録音です。』
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(2CD)
1.5CD価格
ブーレーズ追悼、スタジオ録音直前の「ハルサイ」他
 ストラヴィンスキー(*) :
  管弦楽のための4つの練習曲/カンタータ「星の王」/
  ドビュッシーの墓碑銘(管楽器のためのサンフォニー)/
  カンタータ「説教、説話、祈り」/バレエ音楽「春の祭典」
 ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」 / ベルク:アルテンベルク歌曲集
 シェーンベルク:5つの管弦楽曲 Op.16 /4つの管弦楽歌曲 Op.22
 エドガー・ヴァレーズ:アルカナ
  ジョアンナ・ピータース(A) ハーバート・ハント(T;*)
  セバスティアン・ショウ(Br;*/朗唱;*) ルネ・アリックス合唱指揮(*)
  ピエール・ブーレーズ指揮フランス国立放送o.&フランス国立cho.(*)
 録音:1963年6月18日(*)、1964年3月10日(*以外)、シャンゼリゼ劇場、ライヴ。ステレオ、おそらく初出音源を含む(ハルサイは初出ではない模様)。 『ピエール・ブーレーズ追悼』『ステレオ・ライヴ「春の祭典」が発売!』『驚き!名盤コンサートホール・レーベルの「春の祭典」の直前の激烈ライヴ。』『ブーレーズの最もアグレッシヴな「春の祭典」がより鮮烈な音で復活!』『終演後は初演時を思わせる騒ぎになりブラボーとブーが錯綜する大変な興奮の渦!』『「星の王」など充実のオール・ストラヴィンスキー・プロの1夜とドビュッシーからヴァレーズまでの才気あふれるプログラムの1夜を豪華カップリング、ブーレーズの魅力を凝縮したブーレーズ・ステレオ・ライヴ大集成!』『さすがブーレーズ!ライヴにもかかわらず「春の祭典」の音楽的情報量の多さがすごいものがあり冒頭から釘づけです。ライヴでこの明晰さを貫きしかも大迫力でアグレッシヴ!まさに衝撃的演奏の登場です。男ざかり油ののりきったブーレーズに脱帽です。音質大変良好明瞭な美しいステレオ録音です。』
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ブーレーズ追悼、イヴォンヌ・ロリオとモーツァルト三昧〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 〔第21番 ハ長調 K.467 第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」/第25番 ハ長調 K.503 〕

  イヴォンヌ・ロリオ(P) ピエール・ブーレーズ指揮ラムルーo.
 録音:1964年1月1日、パリ音楽院、ライヴ。モノラル、おそらく初出音源。 『ピエール・ブーレーズ追悼』『ブーレーズのニューイヤーコンサート!』『なんとブーレーズが新年早々パリ音楽院でメシアン夫人の名手イヴォンヌ・ロリオとモーツァルト三昧!』『ブーレーズのモーツァルトの伴奏の雄弁さがすばらしく、木管が立体的に浮かび、曲想の変化にあわせ変幻の勢いで息もつかせぬすばらしさ。大メシアンが称賛したロリオのモーツァルトですが、すばらしいテクニック、音色の豊かさなど、ここまで生き生きしたモーツァルトは稀。すばらしい復刻です。音質もモノラルながら大変聴きやすく良好。モーツァルトファンならず長く聴かれることまちがいなしの逸品。』
 #当盤のライナー・ノートには録音日誤記がありますが、交換等は成されず、誤記があるままで供給されます。以下、代理店よりのアナウンスとなります『【ALTUS】ALT-345 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21,25,26番 / ロリオ(ピアノ)、ブーレーズ、ラムルー管の収録日について』『江森一夫氏によるライナーノートでは“1964年11月22日のライブ録音”と記載されておりますが、正しくはバックインレイに記載されている1964年1月1日のライブ録音でございます。(※11月22日はラジオ・フランスによる当ライブの放送日です。)ここに訂正しお詫び申し上げます。』
 #品番の一部が下記 ALT-346 と重複していますのでご注意下さい。
ブーレーズ追悼〜ノーノ&シュトックハウゼン
 ルイジ・ノーノ(1924-1990):
  ソプラノ、コントラルト、テノール、混声合唱と管弦楽のための「断ち切られた歌」(*)
 カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):
  3群のオーケストラのための「グルッペン」 Op.6 (#)
 イルゼ・ホルヴェーイ(S;*) エヴァ・ボーネマン(A;*)
 フリードリヒ・レンツ(T;*) ベルンハルト・ツィンマーマン合唱指揮ケルン放送cho.(*)
 ピエール・ブーレーズ指揮(*/#;オーケストラ3)
 カールハインツ・シュトックハウゼン指揮(#;オーケストラ1)
 ブルーノ・マデルナ指揮(#;オーケストラ2) ケルン放送so.
 録音:1959年、ウィーン芸術週間、ライヴ、モノラル。ina(フランス国立視聴覚研究所)の放送用音源から CD 化。ALT-343、ALT-345 に続くピエール・ブーレーズ(1925-2016)の追悼企画第3弾にして最重要タイトル。前衛音楽の代名詞「グルッペン」ほか、1959年ウィーン・ライヴ、3群のオーケストラがそれぞれ独立した時空間を持ち、互いに激しく侵食しあうセリエリズムの超難曲「グルッペン」は、シュトックハウゼン、マデルナ、ブーレーズの指揮とケルン放送so.によって1958年に初演された。このディスクは全く同じ布陣によるわずか1年後のライヴ。前衛作曲家かつ 指揮者である3人の、確かな手ごたえを持って厳しく指揮しあうさまがしかと記録されており、凄まじいまでの緊張感。時代的にモノラル録音なのが実に残念ではあるが、録音がある以上聴かない訳にはいかない。歴史に残すべき一大ドキュメント、ぜひご注目頂きたい。「断ち切られた歌」は第二次世界大戦中に迫害された犠牲者の手紙がテキストに用いられた、ノーノの代表作。ノーノ、シュトックハウゼン、ブーレーズの3人は現代音楽界の三羽ガラスと呼ばれ、前衛音楽を牽引してきた存在だが、ノーノとシュトックハウゼンは意見の相違から激しく対立、決別の道を辿る。ブーレーズがこのふたりの作品を振った貴重にして刺激的な演奏会のライヴ録音。2016年に惜しくも世を去った闘士ブーレーズの偉大さと、 前衛音楽最盛期の異様なまでの熱気に圧倒されること間違いなし!
 #品番の一部が上記 ALT-345/6 と重複していますのでご注意下さい。
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ブーレーズ追悼企画最終回〜ラモー:歌劇「イポリトとアリシ」
 ジェラール・デュナン(オート・コントル;イポリト) ラシェル・ヤカール(S;アリシ)
 リーズ・アルスゲ(Ms;フェードル) ルイ・モーラン(B;ステレオテゼ王)
 シュザンヌ・ラファイエ(S;エノーヌ)
 ロジェ・ソワイエ(B;プリュトン/ネプトゥーヌ) ベルト・カル(S;ディアーヌ)
 ミシェル・ハメル(T;ティジフォヌ/メルキュール) シルヴェンヌ・ジルマ(S女羊飼い)

 ピエール・ブーレーズ指揮フランス国立放送o. フランス国立cho.
 録音:1964年10月13日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ。おそらく初出音源。 『アルトゥスのブーレーズ追悼企画、最終回はラモーの最高傑作「イポリトとアリシ」!』『ブーレーズ盤歴初レパートリー、しかもクリアなステレオ録音。』『明晰で格調高く、モダン楽器でも全く違和感なし!』『むしろラモーの美しい魅力がダイレクトに伝わる名演!!』『★ブーレーズ追悼シリーズとして、ALTUSからまたまた貴重な音源が登場します。何とバロック・オペラを振ったライヴが、クリアなステレオ録音でお聴き頂けます!曲は50歳を迎えたラモーがついに本腰を入れてオペラに挑んだその1作目にして最高傑作の呼び声高い「イポリトとアリシ」。ブフォン論争を白熱させるほどに卓越した和声法と管弦楽法が駆使されたこのラモーの名作は、モダン楽器による力強い演奏にも十分耐えうる迫力と適応力を持っています。★収録されているのはラモー没後200年にあたる1964年に行われたシャンゼリゼ劇場でのライヴ。曖昧さのないブーレーズの指揮が巧みな情景描写や躍動的な舞曲をさらに引き締まったものにし、心地よい緊張感と推進力を生み出しています。物語後半の悲劇的な調子も媚びたところがなく高潔で堂々としていて迫真の出来。歌手陣はヤカールを始めフランスの実力者ぞろい、美しいフランス語による朗々とした歌唱が胸に響きます。部分的なカットも物語や音楽の本質を見据えたもので、じっくりと音楽に集中できる形と言えましょう。解説書にはあらすじの他トラック別の大意を掲載。2016年に没したブーレーズ追悼の気分を高めつつ、ラモーの魅力再発見にもつながる大注目盤です。』
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価格帯:B
LEGACY
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」(*) /バガテル イ短調 WoO.59「エリーゼのために」(*)
 ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66 /ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64 No.1 「子犬」/
      夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9 No.2 /ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」

 黒岩 悠(P)
 録音:2015年11月25日-26日、三重県総合文化センター大ホール(*) /2015年9月9、10日、三鷹芸術文化センター風のホール(*以外)。好評を博したデビュー・アルバム「 Inspire to / From J. S. Bach 」(ALT-281)に続く、ピアニスト黒岩悠〔くろいわ・はるか〕の CD 第2弾。ベートーヴェンとショパンの王道レパートリーを、作曲家ごとに日を改めて別のホールで録音している。明瞭な響きに満ちた気を衒わない堅実な演奏、と思わせつつその一方で独特のタメやテンポの揺らぎが出現し、その個性が強い印象を残す。「エリーゼのために」ではドキッとするほどゆっくりしたテンポを採用、美しく繊細な弱音で一音一音確かめるようにとつとつと奏でている。他のピアニストとは一線を画した、単なる名曲集ではない独特の世界が広がっている。録音スタイルも独特。黒岩氏は指慣らしの練習からそのまま途切れることなく曲の演奏に入るため、録音機を回しっぱなしで収録。その場の雰囲気や香りを感じながら音を奏でる、まるで往年の名ピアニストのような音楽観。ライナーノートには本人執筆の曲目解説が入っており、彼の音楽に対するイメージの一端を垣間見ることが出来る。
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):
 大管弦楽のための序曲 ニ短調 Op.49 /
 ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33 /
 ピアノと管弦楽のための協奏的幻想曲 ニ短調 Op.48
安達朋博(P)
井上喜惟指揮
ジャパン・シンフォニア
 録音:2015年9月28日、大ホール、杉並公会堂、ライヴ。世紀転換期を彩ったクロアチアの女性作曲家、ドラ・ペヤチェヴィッチの作品集。数奇な運命を辿ったペヤチェヴィッチは、難産に伴う腎不全、敗血症などの複合病因で37歳半という短い生涯であったものの、作品番号で58番まで、総作品点数では106曲を数え、オペラ以外ほぼ全てのジャンルを網羅した才気あふれる作曲家。歿後、彼女の作品は忘却の彼方に追いやられていたが、1985年の生誕100年を機に再評価の気運が高まり、1991年のクロアチア独立後はザグレブの国立クロアチア音楽情報センターが全作品の楽譜を新たに校正、出版する作業を続けている。それでも録音がほとんどなく、特に日本では依然として知られざる作曲家と言える。この作曲家に惚れ込んだのが、1983年生まれの日本人ピアニスト安達朋博。安達は恩師のロシア人、エフゲニー・ザラフィアンツがクロアチアで音楽教育に携わっていたことが縁で、クロアチアへ留学。ザグレブ国立大学音楽アカデミーを卒業するまで、ペヤチェヴィッチをはじめとする未知の作曲家と出会い、その魅力にとりつかれた。没後90年となる2013年にはドラ・ペヤチェヴィッチ・メモリアル財団主催の記念行事に日本人演奏家としてはじめて招かれ、リサイタルを開いた。「安達朋博氏の演奏はドラの音楽独特の香りを濃厚に表現することに成功している。私もオーケストラのメンバーも彼の情熱的なアプローチに共感し、ドラの音楽に魅せられた。」と語るのは指揮をつとめた井上喜惟。美しい旋律の裏側に非常に力強い意思を感じるペヤチェヴィッチの作品を見事に歌い上げる。安達朋博(P):イノ・ミルコヴィッチ高等音楽院(モスクワ音楽院提携校)を経て、クロアチア国立ザグレブ大学音楽アカデミーを最優秀にて卒業。ローマ国際ピアノコンクール、ブラームス国際音楽コンクール、アントン・ルビンステイン国際ピアノコンクールなど欧州各地の8つの国際コンクールで受賞。クロアチア人作曲家による作品の発掘・研究と、演奏会・録音、テレビ・ラジオ出演、記事執筆などを通じての普及活動であり、同国初の女性作曲家ドラ・ペヤチェヴィッチや近代作曲家ボジダル・クンツ、前大統領イヴォ・ヨシポヴィッチ氏の作品をはじめ、ロマン派・近代のほか、多数の現代作曲家の作品の国外初演を行う。2013年に、ペヤチェヴィッチの故郷クロアチアのナシツェの記念財団より日本人で初めて招待されて以来、ペヤチェヴィッチの没後90年、生誕110年、音楽学校創立30周年などの記念公演は毎回安達が招待されており、2016年3月にもクロアチア国立オシエク歌劇場にてペヤチェヴィッチのピアノ協奏曲のスラボニア初演を行っている。
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スラブ歌劇来日公演 1965 ホルヴァート指揮〜
 ボロディン
:歌劇「イーゴリ公」全曲(日本初演)
  トミスラヴ・ネラリッチ(B;イーゴリ公) ユリア・ヴィーナー(S;ヤレスラーヴナ)
  ルドルフ・フランツル(T;ウラジーミル皇子)
  ミロスラヴ・チャンガロヴィチ(B;コンチャーク汗)
  ルージャ・ポスピシュ(Ms;コンチャコーヴナ)ピエロ・フィリッピ(T;オヴルール)
  グレゴール・ラーデヴ(B;スクラー) フラーニョ・パウリック(B;エローシカ)
  ミラン・ホルヴァート指揮 NHK so.、ザグレブ国立歌劇場cho.
 録音:1965年9月16日、東京文化会館、ライヴ。モノラル、初出音源。解説、歌詞大意付。 戦後、日本のオペラ受容はイタリア歌劇団の与えた感動が伝説となっているが、それと同等な衝撃を与えたのが1965年の「スラブ・オペラ」。名のみ聞いていた「ボリス・ゴドゥノフ」や「イーゴリ公」を本場の骨太な演奏で披露、日本の音楽ファンにロシア・オペラの魅力を知らしめた。その語り草となっていた公演がCDとして日の目を見る。日本の聴衆を金縛りにかけた演奏が、半世紀を経てふたたび体験出来る。
 「ポロヴェッツ人(だったん人)の踊り」で知られるボロディンの歌劇「イーゴリ公」の記念すべき本邦初演時の演奏。もともと「イーゴリ公」は未完のまま残されていたものを、リムスキー=コルサコフとグラズノフが補筆完成させた。この公演では、事実上グラズノフの作曲した序曲と第3幕をカットし、ボロディンのオリジナルとリムスキー=コルサコフがオーケストレーションだけ携わった部分のみを演奏している。スラブといってもロシア人ではなく、クロアチアの歌手陣によるため、力強さだけでなく明るい声質が魅力。シャリャーピンの再来といわれたチャンガロヴィチがここでは豪快なコンチャーク汗を演じている。ホルヴァートの指揮も充実感満点で「、ポロヴェッツ人(だったん人)の踊り」はしみじみと感動的。
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(3CD)
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スラブ歌劇来日公演 1965 マタチッチ指揮〜
 ムソルグスキー
:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」全曲
  ミロスラヴ・チャンガロヴィチ(B;ボリス・ゴドゥノフ)
  ミルカ・クラリッチ(S;クセニヤ) ニコラ・ギュゼレフ(B;ピーメン)
  リュボミール・ボドゥロフ(T;グリゴーリ)
  ラドゥコ・コロシェッツ(B;ワルラーム) イーヴィツァ・キシュ(T;聖愚者)
  ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮 NHK so.、ザグレブ国立歌劇場cho.
 録音:1965年9月4日、東京文化会館、ライヴ。ステレオ、初出音源。解説、歌詞大意付。日本の聴衆を釘づけにした「ボリス」が日の目を見る。ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」は1919年に露西亜大歌劇が本邦初演を行ったが、言葉の問題などもありなかなか上演されることも無かった。それゆえ1965年9月のスラブ歌劇による上演は、日本の音楽ファンにとり一大イベントだった。シャリャーピンの再来と言われたチャンガロヴィチがボリスを演じ、意に染まぬまま皇帝となり、属国ポーランドの作略で皇帝の座を奪われ死んでいく姿を示し、聴衆に大きな感銘を与えた。リムスキー=コルサコフ編1906年版による演奏で、原典版の斬新さはないものの、流麗に響くオーケストラが美しく、マタチッチとNHKso.が充実した力演を繰り広げるのも魅力。ザグレブ国立歌劇場cho.の魅力も特筆で、民衆の声の威力を納得させる。今から半世紀も前に、かくも凄い公演が日本で行われていたのと言葉を失う記録の登場。
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スラブ歌劇 来日公演〜チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」 Op.24
 ミルカ・ベルタペレ(Ms;ラーリナ) ミルカ・クラリッチ(S;タチヤーナ)
 マイダ・ラディッチ(Ms;オリガ) バデマ・ソコロヴィチ(A;フィリッピエーヴナ)
 ウラジーミル・ルジャック(Br;エフゲニー・オネーギン)
 ルドルフ・フランツル(T;レンスキー) トミスラヴ・ネラリッチ(B;グレーミン公爵)
 トゥゴミール・アラウポヴィチ(Br;隊長) グレゴール・ラーデヴ(B;ザレツキー)
 フラーニョ・パウリック(T;トリケ) ダミール・ジャルコ(T独唱)
 ミラン・ホルヴァート指揮 NHK so.、ザグレブ国立歌劇場cho.
 録音:1965年9月19日、東京文化会館、ライヴ、ステレオ。収録: NHK 。 戦後、日本オペラ受容史に大きな衝撃を与えた1965年の「スラブ・オペラ」公演。ロシア・オペラを代表する「ボリス・ゴドゥノフ」 (ALT-353/4) 、「イーゴリ公」 (ALT-351/2) 、「エフゲニー・オネーギン」を本場の骨太な演奏で披露、日本の音楽ファンにその魅力を知らしめた。そのトリを飾った「エフゲニー・オネーギン」の音源が日の目を見た。「エフゲニー・オネーギン」自体はそれまでも何度か日本で上演されていたが、本場の演奏者による声量と表現力に聴衆が魅了されている様がはっきりと伝わって来る。タチヤーナ役のクラリッチの清純な声がチャイコフスキーの乙女心を見事に表現、有名な「手紙の場」での長いアリアも、集中力と緊張感を途切らせることなく聴き手をひきこみる。ホルヴァートの情感豊かな音楽作りもチャイコフスキーならではの豊富なメロディにたっぷりとひたらせてくれる。音質も良好。
VPO ライヴ・エディション Vol.24 〜ノリントン
 ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための
        二重協奏曲 イ短調 Op.92
 シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61
ライナー・キュッヒル(Vn)
フランツ・バルトロメイ(Vc)
ロジャー・ノリントン指揮
VPO
 録音:2000年6月16日、ムジークフェラインザール、ウィ−ン、ライヴ。収録:オーストリア放送協会。新世紀を迎えた2000年、ヤンソンスのキャンセルを受けてノリントンがVPOと共演した際のライヴ録音。この頃のウィーン・フィルは積極的に新しい演奏法に挑んでいた時期でもあり、ガーディナーやアーノンクールといった古楽系指揮者を良く迎えていた。このノリントンとの共演でも指揮者の個性をVPOが楽しみながら音楽に昇華しており、両者の持ち味が絶妙に溶け合った美しくも刺激的な空前の演奏が繰り広げられている。異彩を放つのはシューマン2番。各声部の分離が非常に良く、ヴィブラートを抑えた弦楽器と強調された木管楽器のバランスも特徴的。弦に管が塗り重ねられるのでなく、木管が主体となり弦が薄くヴェールをかけるようなシューマン。特にピュア・トーンによる第3楽章の美しさは絶品!加えて意外と大胆なテンポ設定が目を引き、第1楽章の序奏はゆったりと始まり、その後も引きずるようなリズムで怪しく揺れ動く。また、終楽章のコーダ突入時の驚くほど濃厚なタメやクライマックスで大いに炸裂する金管も強烈。終始美しい音色でありながら最後まで予想の付かない怪演。★ブラームスの二重協奏曲はVPOの十八番であり、キュッヒル&バルトロメイのソロは死角なしの素晴らしさ。これぞVPOという風情にあふれた技の応酬。特にキュッヒルのこれでもかと言うほどのしたたる美音がたまらない。一方ノリントンは、ソリストに十分花を持たせつつ、明るく見通しの良い得意のサウンドで音楽を盛り上げており、そのコントラストが鮮烈な効果を上げている。
舘野泉、アルメニア・ライヴ 1999-2000
 ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲 変ニ長調(*)
 矢代秋雄:ピアノ協奏曲(#)
舘野泉(P)
井上喜惟指揮
アルメニアpo.
 録音:1999年2月5日(*) 、2000年9月17日(#)、アラム・ハチャトゥリアン・ホール、イェレヴァン、アルメニア、ライヴ(*/#)。 2002年に病で右半身の自由を奪われたものの、2年後には左手のピアニストとして復帰し今日まで活躍を続けている舘野泉。2016年に80歳を迎える彼の貴重なドキュメントが発売される。1999年、2000年のアルメニア、ライヴ録音で、ハチャトゥリアンと矢代秋雄のピアノ協奏曲はいずれも舘野の得意曲。強烈な打鍵が忘れられない、魂のこもった熱演。ハチャトゥリアンの協奏曲は恐らくこれまでCDリリースがなかったレパートリー。指揮者の井上喜惟は、中学生時代に東京文化会館で舘野の弾くこの曲を聴いてその素晴らしさの虜になったといい、念願ともいえる共演。また矢代秋雄の協奏曲はこのライヴがアルメニア初演だったが、アルメニア・フィルのメンバーも深い理解を持って見事に演奏している。
京都市響第600回定期演奏会
 モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 Op.30
  広上淳一指揮京都市so.
 録音:2016年4月15日、京都コンサートホール、ライヴ、ディジタル。 2016年に創立60周年を迎えた京都市so.。同年度第1回目の定期演奏会にして、通算第600回目となった記念すべきライヴ録音を収録したディスクがこちら。指揮は京響第12代常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーである広上淳一。2008年からお互いの関係を深めている広上&京響は2015年に「第46回サントリー音楽賞」を受賞、聴衆からも熱い支持を得ている“今聴きたい"名コンビ。チケット完売の記念碑的演奏会がCDで楽しめる。『ジュピター』は曲の構成原理としての「力強さと優美さの対比」をシンプルに突き詰めた演奏。終楽章のフーガでは中低音をしっかりと響かせ、堂々たる構築が説得力大。一方『ツァラトゥストラ』は開放的な大音響から深い闇の如き余韻まで、様々な曲想からそれぞれの美を巧みに引き出した、知的で技ありな演奏。広上の明晰にして一歩踏み込んだアプローチに、素晴らしい反応で返す京響。聴いていて嬉しくなる見事な出来栄え。
マタチッチ&ミラノ RAI 1983.4.29 初出〜
 ブルックナー
:交響曲第5番 変ロ長調
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
ミラノ・イタリア放送so.
 録音:1983年4月29日、ミラノ音楽院コンサートホール、ライヴ、ステレオ。初出音源。 大注目!新発見された完全初出音源が日の目を見る。マタチッチが亡くなる2年前、83年のミラノ・ライヴ。晩年とは思えぬ大変な熱気が渦巻く豪快演奏を繰り広げており、フィナーレの複雑なフーガも有無を言わさぬ迫力で驀進!驚くほど熾烈なブルックナーが聴ける。マタチッチ独自の版による演奏。1970年のチェコ・フィルとのスタジオ録音ではシャルク版に近い独自版を使用しているが、それとはまた異なりハース版寄りの楽譜になっているのが興味深いところ。フィナーレでは1箇所短いカットがあるもののシンバルやトライアングルの追加は無く、演奏時間も長くなっている。
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シューリヒト・ステレオ・ライヴ・コレクション Vol.1 〜ベートーヴェン
 交響曲〔第1番 ハ長調 Op.21 (*) /第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」 (#) /
     第9番 ニ短調 Op.125「合唱付き」(*) 〕/「コリオラン」 Op.62 序曲(+)
 アグネス・ギーベル(S) マルガ・ヘフゲン(A) ラグナー・ウルフング(T)
 エドゥアルト・ヴォリッツ(B) ルネ・アリックス合唱指揮フランス国立放送cho.
 カール・シューリヒト指揮フランス国立放送o.
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(2 HYBRID_SACD)
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限定盤
 録音:1965年6月15日(*)、1963年5月14日(#)、1959年3月24日(+)、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ、ステレオ。。旧品番: ALT-239/40 (*), ALT-234/5 (#), ALT-210/11 (+) からのカップリング変更&新リマスタリング〔SACD盤発売:2021年4月〕。 INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、ベートーヴェンの交響曲をまとめた新リマスタリング盤。もともと鮮明なステレオ録音が話題となっていた音源だが、今回さらに音質が高まり、より深くシューリヒトの名演を堪能できるようになった。特に『第九』における今回のリマスター効果はぜひお聴き頂きたい物。明るく澄みきった音色にはさらに磨きがかかり、かつ大変な迫力をも獲得している。第1楽章の展開部や第4楽章の器楽フガートから有名な合唱までなど、音楽が高いテンションで白熱する部分の音には凄まじいものがあります。強烈な緊張感で楔のごとく打ち込まれる第2楽章のティンパニ、第3楽章でのさらさらと流れるヴァイオリンの美しく細やかな変奏、フィナーレ後半でその存在感を大いに炸裂させるトロンボーンも特筆に値する。すっきりしたテンポ感で進みながらも時に異様なほどメリハリの効いた演奏を繰り出す大名演、その驚くべき真価がここにある。
 当レーベルのSACDは基本的にシングルレイヤーで、 SACD対応プレーヤーでのみ再生可能である場合がほとんどですが、 ALTSA-364/5 は例外的にハイブリッド盤で、通常のCDプレイヤーでも再生可能です。
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シューリヒト・ステレオ・ライヴ・コレクション Vol.2
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (*)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37 (#)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 (+)
 シューマン:「マンフレッド」 Op.115 序曲 (**)
 クラウディオ・アラウ(P;#) アルテュール・グリュミオー(Vn;+)
 カール・シューリヒト指揮フランス国立放送o.
 録音:1959年3月24日(*/#)、1963年5月14日(+/**)、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ、ステレオ。。旧品番: ALT-210/11 (*/#), ALT-234/5 (+/**) からのカップリング変更&新リマスタリング。 INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、アラウ、グリュミオーとの共演などをまとめた新リマスタリング盤。もともと鮮明なステレオ録音が話題となっていた音源だが、リマスターによりオーケストラの音色はさらに明るく美しく、かつ張りのある充実した響きを獲得。独奏者がそれぞれの個性を発揮する協奏曲の聴き比べもこの盤ならでは。ふたりのソリストの妙技を、新たな音質でとくとお楽しみ頂きたい。ベートーヴェンの第3協奏曲における、アラウの重く沈み行くピアノ。第2楽章ではどこまでも深く内省的な世界が広がり、明るく素朴に歌う木管と好対照をなすことによって彫りの深い感動的な音楽が立ち現れる。一方、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ではグリュミオーの艶のある美音がこれでもかと最前面に出てきて、オーケストラも一体となって幸福な気分を盛り上げる。
ヴィヴァルディ
 ヴァイオリン協奏曲集「四季」 Op.8 Nos.1-4
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
 (ヴァイオリン独奏と弦楽合奏版)
島田真千子(Vn)
セントラル愛知交響楽団
 弦楽アンサンブル
 録音:2016年1月24日、碧南市芸術文化ホールエメラルドホール、愛知県、ライヴ。 華々しい経歴を持つヴァイオリンの名手・島田真千子が、自らコンマスを務めるセントラル愛知so. の弦楽メンバーと共演したライヴ録音。弦楽は 3-3-2-2-1(+ チェンバロ)。すっきりとした風通しの良い編成による『四季』は軽やかで若々しいソロが光る。颯爽としたスピード感でありながら瑞々しさを損なわない、耳に心地よい美演。『ツィゴイネルワイゼン』での見事な演奏技術にも聴き惚れる。好評を博した 1st アルバム(ALT-318)のバッハ無伴奏作品に続く、彼女の魅力がたっぷりと詰まった注目アルバムの登場と言えるだろう。
ツァグロゼク&コンツェルトハウス管
  ライヴ・シリーズ Vol.4

 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(*)
 ハイドン:
  交響曲第88番 ト長調「V字」 Hob.I: 88 (#)
ローター・ツァグロゼク指揮
ベルリン・コンツェルトハウスo.
 録音:2009年9月4日-5日(*)、2007年5月5日-6日、コンツェルトハウス、ベルリン、ライヴ。ブルックナーの交響曲第9番は、荘重なスケールを殺ぐことなく、ブルックナーが臆することなく使った執拗な不協和音を誠実に鳴らし、細部にわたってポリフォニカルに描き切った稀有な名演で、ブルックナーの交響曲第6番でも素晴らしい演奏を繰り広げた(ALT205)名コンビの本領がいかんなく発揮されている。特に第2楽章のトリオにおいて対旋律を受け持つ木管楽器の蠢きが、次第に大蛇のようなうねりと化す移ろいは、迂闊に聴いていたら息することを忘れてしまうほどに表現が濃密だ。(坂入健司郎氏による解説より)
ツァグロゼク&コンツェルトハウス管
  ライヴ・シリーズ Vol.5

 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68 (*)
 シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200 (#)
ローター・ツァグロゼク指揮
ベルリン・コンツェルトハウスo.
 録音:2010年2月25日-27日(*)、2008年3月7日-8日(#)、コンツェルトハウス、ベルリン。『ブラームスの交響曲第1番の演奏では、最終楽章の有名なコラールや弦楽合奏など、いわゆるこの作品の"ヤマ場"を絞って部分的に聴くと少しこざっぱりし過ぎて、面喰らうかもしれない。それほど第一楽章の最初から第四楽章の最終音まで、一つの淀みもなく、モティーフが緊密に噛み合ったまま演奏が構築されている。ケレン味は一切なく、全てのアゴーギクやデュナーミクに必然を感じさせ、各声部が有機的に息づいているので、20年もの推敲を重ねて作ったブラームスの労作があたかも一筆書きのようにいきいきと蘇ってくる。』(坂入健司郎氏による解説より)
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エリシュカ〜ドヴォルジャーク:スターバト・マーテル Op.58, B.71
 半田美和子(S) 手嶋眞佐子(A) 望月哲也(T) 青山貴(B)
 ラドミル・エリシュカ指揮大阪po. 福島章恭合唱指揮大阪フィルハーモニーcho.
 録音:20015年6月8日-9日、フェスティヴァルホール、ライヴ。 ヤナーチェクの孫弟子であり、チェコ音楽の伝道師であるエリシュカ。大阪フィルとの初共演は2008年、ヤナーチェクの『グラゴル・ミサ』だった。スラヴ語の難解な歌詞にも関わらず見事に歌い切った合唱団のレベルにマエストロは感嘆し、次はぜひドヴォルジャークの『スターバト・マーテル』をやろうと言ったそう。この『スターバト・マーテル』は、もともとエリシュカが大阪フィルとの共演に当たって希望演目に入れていた楽曲でもあった。そして2015年、4度目の共演にしてついに、念願のプログラムが演奏されることになった。この機を特別なものと感じた大阪フィルが「マエストロとのこの曲の演奏を残したい」とアプローチをかけ、ライヴ録音が実現。エリシュカがこよなく愛する作品に敬意を持って、大切に奏でた演奏。指揮の素晴らしい統率力のもと、透明な美しさを持つ管弦楽、壮麗にして暖かみのある合唱、曲想に合わせ巧みな表情を見せるソリストが一体となって織りなす至高のドヴォルジャーク。アンダンテやラルゴといった緩やかな楽章が連なり、悲しみが徐々に癒されていく感動的な音楽を見事に描き切っている。ライナーノートには歌詞対訳の他、この曲を「魂のドラマ」と表現する片山杜秀氏による熱い曲目解説を収録。
マルティノン INA 録音集 1970.3.11 〜ベートーヴェン
 大フーガ 変ロ長調 Op.133 (ヴァインガルトナー編曲)/
 ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56 (*/#) /
 ロマンス(#)〔第1番 ト長調 Op.40 /第2番 ヘ長調 Op.50 〕
  エリック・ハイドシェック(P;*) クリスティアン・フェラス(Vn;#)
  ポール・トルトゥリエ(Vc;*) ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送o.
 録音:1970年3月11日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ、おそらく初出音源。同日の「運命」は ALTUS より既出(ALT-333) 。 全曲ステレオ録音! 膨大なアーカイヴを持つINA(フランス国立視聴覚研究所)から驚きのお宝音源を発掘した。ベートーヴェン生誕200年記念演奏会の一環と思われるマルティノンのライヴ。ちなみに同日に「運命」も演奏されており、この録音もアルトゥス・レーベルより発売されている(ALT-333)。弦楽合奏による「大フーガ」は作曲家としても高名なマルティノンの現代的感覚が冴え、フランスの薫り高き音色に突き刺さる表現力が加わっている。張りのある瑞々しい弦楽が実に頼もしい偉大な演奏。緩徐部分での滑らかな歌いぶりも感動モノ。三重協奏曲はフランスの名手が集結した華やかな顔ぶれ!メンバーを見るだけでため息が出そう。マルティノンもノリが良く、オーケストラの提示部からして音楽がいきいきと奏でられていて胸弾む。ソリストの燃焼度も凄まじく、第2楽章のとろけるような美しさ、第3楽章で三者三様に熱っぽく弾きまくる目も眩まんばかりの盛り上がりなど、この曲がこんなに楽しかったのかと驚いてしまうだろう。トルトゥリエは他の2人それぞれと共演盤があるものの、ハイドシェックとフェラスの共演盤はたいへん珍しいもので、その点でも注目。最後のロマンスがまた必聴。フェラスはレオポルト・ルートヴィヒ指揮でロマンスをモノラル録音しているが、ステレオによる録音は当ディスクが初登場!純度の高い極上のソロを存分に聴かせてくれるお宝音源と言える。
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エリシュカ&札響
 メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 Op.26
 シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
ラドミル・エリシュカ指揮
札幌so.
 録音:2017年3月10日-11日、札幌コンサートホール Kitara 、ライヴ。 数々の名演を聴かせてきた札幌so. と名誉指揮者ラドミル・エリシュカ。2017年3月にはブラームスの交響曲全曲演奏プロジェクトを完結させた。最後に取り上げられたのは第1番。その特別な演奏会を収録したアルバムが発売される。残念ではあるが、エリシュカは健康上の理由により2017年10月の札響の定期演奏会を最後の来日公演とする、という発表がなされている。しかしここに収められているのは若々しいエネルギーに満ち溢れた圧倒的な名演。新鮮で透明、清冽なメンデルスゾーンとシューベルトを聴かせたのち、メインのブラームスではほとばしるような情熱と格調の高さを兼ね備えた、スケールの大きな巨匠然とした音楽を構築してくれる。偉大なマエストロに感謝の意を込めつつ、じっくりと味わいたい感動的なディスク。エリシュカ/札響のブラームス・プロジェクト、他の番号はそれぞれ ALT-304(第3番)、ALT-319(第2番)、ALT-330(第4番)で発売されており、いずれも大変高い評価を得ている。
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マタチッチ、仏初出ステレオ・ライヴ Vol.1
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
 ベートーヴェン:12のメヌエット WoO.7 より
  〔 Nos.1-2, 4-5, 8, 10, 12, 11 〕
 プロコフィエフ:
  ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26 (*)
アレクサンドル・ウニンスキー
 〔ユニンスキー〕(P;*)
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
パリ音楽院o.
 録音:1967年2月5日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ、初出音源。 INA(フランス国立視聴覚研究所)のアーカイヴから超貴重な音源が発掘された。マタチッチがパリ音楽院管を振った1967年2月5日のライヴ、しかも鮮明なステレオ録音。このコンビによるディスクはこれが史上初。ちなみにパリ音楽院管は同年6月3日のクリュイタンスの死を受け、発展的解散を経てメンバーを代えパリo.に改組される。その直前、最後の伝統と言うべき音色を再生可能点でも大いに注目。今や失われたパリ音楽院管の馥郁とした薫り高い響きと、熱気あふれた強烈なマタチッチの指揮が組み合わさり、極上の音楽が奏でられる。チャイコフスキーの5番はマタチッチの名演とされているチェコ・フィル盤、N響盤に勝るとも劣らない名演。オーケストラの鳴りっぷりが凄まじく、特に金管の咆哮が圧巻!ベートーヴェンのメヌエットもマタチッチお得意のレパートリー。炎のようなテンションで驚くほどダイナミックな演奏を繰り広げ、忘れられない印象を刻み付ける。シンプルな構造から細やかな表情を引き出しているあたりも流石。プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番はマタチッチ録音史上初レパートリー。ソリストは第2回ショパン・コンクールの覇者ウニンスキー!現役盤が少ないピアニストなのでこちらも貴重。硬質なタッチによる強烈な打鍵が圧倒的な、大興奮の演奏。
マタチッチ、仏初出ステレオ・ライヴ Vol.2
 R.シュトラウス:
  交響詩「死と変容」 Op.24 /
  楽劇「エレクトラ」 Op.58 〜モノローグ/
  楽劇「サロメ」 Op.54 〜7枚のヴェールの踊り
 ワーグナー/マタチッチ編曲:楽劇「神々の黄昏」から
  〔ジークフリートのラインへの旅
    〜葬送行進曲〜終曲〕
リアネ・シネク(S)
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
Orchestre National de l'ORTF
 録音:1965年5月4日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ、初出音源。 なお、代理店による日本語オケ表記が一貫して「フランス国立管」となっていますが、欧文では "Orchestre National de l'ORTF" であり、一般的には「フランス国立放送管」あるいは「フランス放送協会管」となります(詳細は Wikipedia「フランス国立管弦楽団」〔別タブ・別ウィンドウで開きます〕等をご参照下さい)。フランス国立管となったのは1975年であるため、年代的にこの日本語表記は正しくありませんが、商品本体にもこの表記が残るままで供給される可能性がありますので、予めご了承下さい。 INA(フランス国立視聴覚研究所)のアーカイヴから発掘された超貴重音源。マタチッチとフランス国立管のライヴ、鮮明なステレオ録音。R. シュトラウスの「7つのヴェールの踊り」はおそらくこれが唯一の録音。グロテスクな導入部に始まり、その後も艶めかしい雰囲気が全開。マタチッチの芸の細やかさに感服。またワーグナーはマタチッチがレパートリーの中核に据えた重要作曲家であり、重厚さと見通しの良さを兼ね備えた演奏が聴き物。自ら編んだ「神々の黄昏」からの組曲はチェコ・フィルやN響とも録音があるが、当盤の演奏は唯一、終曲に歌が入る。シネクの歌唱は歴代ワーグナー歌手に匹敵する素晴らしさ!力強くうねる管弦楽と共に聴き応えたっぷり。
マタチッチ&フランス国立管 1965.1.26、初出〜
 ブルックナー
:交響曲第3番 ニ短調
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
フランス国立o.
 録音:1965年1月26日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ、初出音源。『音の張りや輝きは1983年盤を上回っている』(平林直哉)|解説:平林直哉。ソース: INA(フランス国立視聴覚研究所)アーカイヴ。 超貴重初出音源! 1965年にマタチッチがフランス国立o.を振ったライヴ。しかもステレオ録音!マタチッチが得意としたブルックナー、その名演を見事な音質でお楽しみ頂ける。第2稿を基本とした楽譜を使用。力強く野心的な筆致で書かれた3番を、マタチッチらしく豪快に熱く演奏している。特にバリバリとまぶしく鳴り響くブラスの強烈さが圧倒的。細部の作り込みも素晴らしく、透明で美しい弦にも注目。1965年と言えばマタチッチが初来日を果たした年。9月にスラヴ歌劇団とともに来日、「ボリス・ゴドゥノフ」を演奏した (ALT-353で発売中) 、日本人にとって記念すべき年。
ALTSA-379
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(SACD)
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価格帯:S
限定生産盤
マタチッチ&フランス国立管〜ブルックナー
 交響曲〔第3番 ニ短調(*) /第9番 ニ短調(#) 〕
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
フランス国立o.
 録音:1965年1月26日(*)、1963年1月29日(#)、ともにシャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ| SACD用新リマスター|CD: ALT-379 (*), ALT-380 (#) のSACD化。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
マタチッチ&フランス国立管 1963.1.29、初出〜
 ブルックナー
:交響曲第9番 ニ短調
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮
フランス国立o.
 録音:1963年1月29日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ、初出音源。『マタチッチのブルックナー第9番となれば、これを真っ先に聴けばいい』(平林直哉)|解説:平林直哉。ソース: INA(フランス国立視聴覚研究所)アーカイヴ。 超貴重初出音源! 1963年にマタチッチがフランス国立o.を振ったライヴ。しかもステレオ録音!マタチッチが得意としたブルックナー、その名演を見事な音質でお楽しみ頂ける。9番はいくつかのオーケストラとの録音が残っているが、この演奏は最も優れていると言っても過言ではない。充実した響きにあふれ、厳しく凛々しく、そして祈りに満ちた演奏。フランス国立管の明るく柔らかい音色とのマッチングも非常に良い。マタチッチのブル9のファースト・チョイスとしてお勧めできるディスクの登場。
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スクロヴァチェフスキ追悼〜ブルックナー:交響曲
 〔第9番 ニ短調 WAB 109 (*) /第4番 変ホ長調 WAB 104「ロマンティック」(1878/80年稿)(#) 〕

 スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮 NHK so.
 録音:2002年4月4日、NHKホール(*) /2002年4月10日、サントリーホール(#)、ライヴ。収録: NHK 。初出音源。 偉大なブルックナー指揮者として知られるスクロヴァチェフスキが2002年にN響を振ったときのライヴ録音。有名なザールブリュッケン放送so. とのブルックナー全集録音が完成したのが2001年。その1年後のN響客演だけあって聴衆の期待も高かったと思われるが、実際の演奏は予想以上の素晴らしさで、日本のブルックナー・ファンを虜にした。その時の感動が蘇る大注目のディスク。珍しくヴァイオリンは両翼配置を採用しており、立体感ある響き。両曲とも意外なほど濃密なロマンが香る気合十分の大熱演で驚かされる。弛緩することなく緊張感にあふれ、強靭な生命力がみなぎり、弦楽器の熾烈さも聴き逃せない。第4番のスコアは第2稿に基づいているが独自に手が加えられており、色彩とバランスが絶妙。第9番はいわゆるブルックナー休止を過度に長くしすぎず、衝撃的な音楽の流れを大事にしており、掻き立てるような表現がある。そのためゆったりとした大胆なテンポを取っている第3楽章も力強い構築性を失うことがなく、ブルックナーの大作を存分に楽しめる。
ALT-383/4
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スクロヴァチェフスキ追悼
 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」(*)
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB 108(ノヴァーク版/1890年稿)(#)
 スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮 NHK so.
 録音:2002年4月10日、サントリーホール(*) /2006年5月12日、NHKホール(#)、ライヴ。収録: NHK 。初出音源。 ブルックナーを得意とするスクロヴァチェフスキだが、第8番は特に思い入れのある曲のようで、いくつかのオーケストラとの「最後のブルックナー演奏」で第8番を選んでいる。この2006年の演奏はN響との最後のブルックナーで、両者の集大成と言うべき凄まじい演奏が繰り広げられている。その凄まじさは単純な熱気や勢いではなく、厳しい音造りによってコントロールされた客観性ある物。とはいえもちろん冷たいわけではなく、完璧にコントロールされたバランスゆえに聴こえてくる美しい歌があり、この世ならぬ幽玄な世界が広がる。すべての瞬間に隙がなく、あらゆる音が連関して最後のクライマックスまで繋がっていく、晩年スクロヴァチェフスキの境地をうかがわせる圧巻の大名演。カップリングのモーツァルトももちろん素晴らしい。颯爽として瑞々しく、モダーン・ピリオドを超えた見事な彫琢。理路整然とした清らかな輝きが堪能出来る。
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スクロヴァチェフスキ追悼〜ベートーヴェン
 交響曲〔第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」(*) /第4番 変ロ長調 Op.60 (#) /第7番 イ長調 Op.92 (#) 〕/
 序曲集〔「フィデリオ」Op.72 (*) /「コリオラン」序曲 Op.62 (#)「エグモント」 Op.84 (+) 〕

 スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮 NHKso.
 録音:2004年4月9日(*)、2004年4月15日(#)、NHKホール(*/#) /2004年4月21日、サントリーホール(+)、ライヴ。収録: NHK 。初出音源。 2004年にスクロヴァチェフスキがN響と演奏したベートーヴェンをまとめてCD化。どれも瑞々しく溌剌とした演奏で、かつライヴならではの熱気も十分に感じられる。かなり細かなコントロールが随所に現れるが、その解釈はまったく無駄がなく、繊細極まりない弱奏から引き締まった強奏まで、血の通った意志のある表現に貫かれている。「英雄」の第1楽章コーダで金管楽器を押さえつつも怒涛のクライマックスを築くあたりはスクロヴァチェフスキにしか成し得ない考え抜かれた芸当と言える。終楽章の完璧にポリフォニックな造形がもたらす音楽的迫力も圧倒的。第7番は一層白熱しており、マエストロが激して足を踏み鳴らしたと思しき音まで収録されている。それでいて一切の破綻なく音楽は突き進み、N響の反応も素晴らしく、指揮者にもオケにも喝采を送りたくなる名演。
モーツァルト
 ヴァイオリンとヴィオラのための
  協奏交響曲 変ホ長調 K.364 /
 交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」 K.551
毛利文香(Vn)
田原綾子(Va)
坂入健司郎指揮川崎室内o.
 録音:2016年12月30日、藤原洋記念ホール、ライヴ。 2016年に結成されたプロオーケストラ、川崎室内o. の第1回演奏会を収録したアルバム。音楽監督・指揮者を務めるのは若き名匠・坂入健司郎!坂入氏と言えば2008年結成の東京ユヴェントス・フィルでの演奏もアマオケとは思えぬ雄渾さでマニアの度肝を抜いているが、こちらはプロオケで室内o. 。編成の身軽さを活かしたモーツァルト・プログラムで大いなる喜びを瑞々しく表現しており、マエストロの新たな魅力がほとばしっている。オーケストラの技量も大変素晴らしく、舌を巻く巧さ!今後の活躍に目が離せない。協奏交響曲では共に輝かしい受賞歴を持つ気鋭の奏者、毛利文香と田原綾子がソロを担当している。指揮者も含めてみな神奈川県出身。交響的で幸福な一体感あふれるトゥッティに痺れ、技巧的にして純度の高い透明なソロの掛け合いに魅せられる。「ジュピター」はフィナーレが最高に楽しい名演。光輝くポリフォニーの綾、はっとするような和声の変化。繰り返しをすべて実施しているのにまったく冗長さがなく常に溌剌としていて胸が高鳴る。創造性に満ちた感動のコーダに至るまで、息つく暇もない充実感!
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(3CD)
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エリシュカ&札響〜ブラームス:交響曲全集
 〔第1番 ハ短調 Op.68 [2017年3月10日-11日]/第3番 ヘ長調 Op.90 [2013年10月11日-12日]/
  第2番 ニ長調 Op.73 [2014年11月14日-15日]/第4番 ホ短調 Op.98 [2015年6月19日-20日]〕

 ラドミル・エリシュカ指揮札幌so.
 録音:[内]、すべて札幌コンサートホール Kitara 、ライヴ。単売から交響曲のみをセット化。第3番のみ新リマスタリング。 名指揮者エリシュカと札幌so. によって2013年から2017年にかけて行われたブラームスの交響曲全曲演奏プロジェクトは、両者の関係の深さを物語るかけがえのない記録となった。それぞれカップリングを付けた番号別のCDもあるが、このたび全集完結記念として交響曲4曲のみをまとめた3枚組アルバムを発売する。エリシュカは健康上の理由によりやむなく2017年10月の札響の定期演奏会を最後の来日公演とした。今や残された録音でしか味わうことのできない当コンビの演奏、その素晴らしさがたっぷり詰まった記念碑的セット。力感に富みながらも緻密で美しい弦楽の調べが見事で、古今東西のブラームス全集と比しても無類の価値を誇る。なお第3番に関しては音を見直し、新リマスタリングを施した。ブラームスを聴き込んだマニアの方にもぜひお持ち頂きたい最高の全集の完成。
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諏訪根自子〜コロムビア録音全集
 ドヴォルジャーク:ユモレスク(*) [1933年8月22日/27575] / ドルドラ:思い出 [1933年8月22日/27641]
 クライスラー:「プニャーニの形式による前奏曲とアレグロ」〜アレグロ(*) [1933年8月22日/27575]
 ゴダール:ジョスランの子守歌(*) [1933年8月22日/27609]
 リース:無窮動(*) [1933年10月3日/27609] / フィオリロ:カプリス [1933年10月3日/27641]
 チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ / マリー:金婚式 [1934年12月5日/28141]
 フォーレ:夢のあとに / ドリゴ:セレナード [1934年12月12日/28185]
 サラサーテ:アンダルシアのロマンス / キュイ:オリエンタル [1934年12月20日/28225]
 マスネ:タイスの瞑想曲 / サン=サーンス:白鳥 [1935年1月27日/28298]
 シューベルト:セレナード / J.S.バッハ:ガヴォット [1935年3月6日/28383]
 J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア [1935年3月20日/29319]
 グラズノフ/クライスラー編曲:スペイン風セレナード [1935年3月20日/28645]
 グノー:セレナード / 瀧廉太郎/山田耕筰 編曲:荒城の月 [1935年4月10日/29453]
 田中穂積/山田耕筰 編曲:美しき天然
 ドヴォルジャーク/クライスラー編曲:インディアンの悲歌 [1935年4月23日/28768]
 ドリゴ:火花のワルツ [1935年5月8日/28645]
 パデレフスキ/クライスラー編曲:メヌエット [1935年5月8日/29319]
 ファリャ:スペイン舞曲 / シューマン:トロイメライ [1935年5月29日/29734]

  諏訪根自子(Vn) 上田仁(P;*) ナジェジダ・ロイヒテンベルク(P;*以外)
 録音/SP番号:[内] |ソース: SP |復刻エンジニア:須賀孝男(キング関口台スタジオ)。『 ★天才美少女ヴァイオリニスト、諏訪根自子が渡欧前に残したコロムビア録音のすべてを録音日順に収録。音盤所有者から提供されたSP盤をもとに丁寧にリマスタリングしCD化しました。一流の技術者が過去最高の音質を目指して製作しており、30年代の音とは思えぬ美音に仕上がっております。かつて諏訪根自子の演奏録音からここまで自然な叙情が香り立ったことがあったであろうかと自問したくなる驚きの出来栄えです。往年の大演奏家を思わせる音運びでありながらすっと心に馴染んでくる、柔らかく、品良く、高い知性を感じさせるヴァイオリンの歌。愛蔵盤としてぜひお手許に。★当盤の復刻は、SP復刻で定評ある「オーパス蔵」レーベルで創業よりマスタリングを担当している須賀孝男氏の手によってなされました。』
ラブ・アンド・カオス
 シューマン:ミルテの花 Op.25 〜献呈 / R.シュトラウス:4つの歌 Op.27 〜明日の朝
 クレストン:ファンタジー Op.42 / フォーレ:3つの無言歌 Op.17 〜第3番
 ドヴォルジャーク:愛の歌 Op.83 〜死が人の心を支配し / ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19 〜第3楽章
 ギルマン:交響的断章 Op.88 / ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」〜サマータイム
 チャイコフスキー:6つの歌〜ただ憧れを知るものだけが Op.6 No.6 / カストレード:ソナチネ

 玉木優(Tb) 城綾乃(P)
 録音:2017年11月7日-9日、相模湖交流センター。『人の感情には多面性があって、一色では表すことができない。まさに混沌としています。でもそれが人間の魅力であり、音楽の魅力ではないかと思うのです。そんな人間の多面性を封じ込めた、心のオムニバスのようなCDにしたいと思いました。トロンボーンから出てくる心の声に耳を傾けていただけますと、とても嬉しいです。』(玉木優/ライナーノートより) ヨーロッパと日本、アメリカを舞台にソロ、オーケストラ、室内楽、教育、執筆、プロデュースなど、ボーダーレスな活動を繰り広げるトロンボニスト玉木優のデビュー・アルバム。玉木優は兵庫県出身で、大卒後渡米。オーケストラ奏者としてはミシシッピso.、サイトウキネン、東京佼成ウインドオーケストラ、南デンマークフィルなどで演奏、師匠のバウスフィールドと共にワークショップを行ったり、バンドジャーナル誌で連載を執筆するなど幅広い活躍ぶり。同じく兵庫出身のピアニスト城綾乃は2013年より東京藝術大学音楽学部非常勤講師・伴奏助手を務めており、毎年行われるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ出演するかたわら、EXILE TOUR2015AMAZING WORLDにも出演、ジャンルを問わず出演している。
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クーベリック&パリ音楽院管 + ハスキル 1961.1.31
 マルティヌー:ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画 H.352
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 (*)
 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67
  クララ・ハスキル(P;*) ラファエル・クーベリック指揮パリ音楽院o.
 録音:1960年1月31日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ、ステレオ。(*)を除き、おそらく初出。既出CD 〔すべて(*) 〕: Disques Montaigne, TCE 8780 / Tahra, TAH-736 /他。 『★INA(フランス国立視聴覚研究所)の音源からまたまた驚くべきものが出てきました。クーベリックとパリ音楽院管の貴重な共演録音、しかも頗る良好なステレオ録音です!1日の演奏会をまるまる収録した内容となっており、隙のないプログラムであらゆるクーベリックの素晴らしさが堪能できます。★マルティヌーの「ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画」は、献呈されたクーベリック自身の手により1956年に初演された作品で、いわばクーベリックの「持ち現代曲」です。これがまあカッコイイ!細かく幾層にも音が織り込まれ、弦はソロの集積となり、無調のカオスが展開されたと思いきや、調性の歌が爆発的に出てくる!急激に空が晴れ渡り光が差し込むようなドキッとするサウンドです。ハスキルを迎えたショパンの協奏曲第2番は他レーベルで出ていたことがありますが、おそらくステレオでは今回が初出ではないでしょうか。美しいタッチと深みのある音楽性が素晴らしい名演。終楽章の絶妙に素敵な間の取り方はハスキルの独壇場です。最後の「運命」はまったく余計なものの無い正統派演奏。強靭な推進力にあふれ、怒涛の盛り上がりを見せます。オーケストラの音色感がはっきり出ていて、特に管楽器が色彩豊かなのも特徴です。フィナーレのトランペットも艶やかで、重厚な名演にして色合い華やか。3曲それぞれの大胆な個性が三つ巴となって迫り来る世紀の名演!』
ブラームス
 3つの間奏曲 Op.117 /6つのピアノ小品 Op.118 /
 パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
島田彩乃(P)
 録音:2017年1月11日-13日、三重県総合文化センター大ホール。
 『ベーゼンドルファーの深い音が、この演奏に特別の重みと温かさを付加し、彼女の中に眠るブラームスへの共感が音として像を結ぶ。近年のブラームス演奏に失われがちなバスの音を基軸に、和音と和声を、縦と横に構築する姿が新鮮に写る。自由な解釈が横行する今日だが、作品と作曲家の想いを踏まえるというのは基本中の基本、とても大切なことだ。そうしたアプローチが、作品に奥行きと立体感をもたらし、晩年のブラームスに聴き手の心もいつしか共鳴する・・・。』(トッパンホールプログラミングディレクター西巻正史)
 『この作曲家に惹かれたきっかけは、パリ留学時に取り組んだチェロ・ソナタ第1番(作品36)。初めて楽譜を見たときには、まずピアノパートの音数の多さに愕然とした。ソロの曲を練習するのと同じくらいの時間をかけて準備し、いよいよチェリストと合わせると……2つの楽器の音色が絶妙に混ざり合う様、旋律が絡み合う感覚、さらに、練習すればするほど、相手のパートを知れば知るほど、作品の魅力が次々と溢れ出てくることにすっかり魅了されてしまった。この作曲家についてもっと理解を深めたいという思いが日に日に高まり、ついにはドイツへの移住を決心。ドイツ国内を巡り、自分と同じくらいブラームス(と室内楽)を愛するドイツ人教授を探し当て、ライプツィヒの街へと移り住んだ。同じヨーロッパ、しかもすぐ隣の国であるにも拘わらず、それまでいたフランスとはまったく異なる文化、国民性に触れ、毎日新鮮な気持ちで生活。音楽面においても、別の感覚、思考、奏法等、多くを学んだ。今回の録音ではベーゼンドルファー社のピアノを使用。多くの作曲家(ブラームスもその中の一人)から助言を得ながら名器へと成長を遂げたこの楽器にはブラームス自身も厚い信頼をおき、演奏会でもよく使用していたという。ブラームス特有の温かみ、憂い、寂れ、厚み、深みを表現するための大きな助けを得た。』(島田彩乃ライナーノートより)
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」 Op.113
 ニコライ・ディデンコ(B) 大野和士指揮バルセロナso.、
 マドリガルcho.、リーデル・カマラcho.、オルフェオ・カタラ・ユースcho.、オルフェオ・カタラcho.
 録音:2016年3月19日-20日、ラウディトリ、バルセロナ、ライヴ。『大野とバルセロナ交響楽団の演奏は、驚くほどの生々しさとリアリティで「バビ・ヤール」の暗黒の風景を浮かび上がらせる。南欧のオーケストラといえば、どうしても軽やかな響き、さっぱりしたリズムや甘美な歌を想像しがちであるが、そんな先入観など一撃でぶち壊す強烈な力が渦巻いている。ことに第3楽章「商店で」や第4楽章「恐怖」の痛切きわまりない響きや音楽の運び方は圧巻だ。オーケストラのみならず、独唱者も合唱団も尋常でない切羽詰まった表情を見せている。日本の聴衆もよく知る通り、大野の音楽は熱い。だが、この場合はその熱さが外に放出されるのではなく、うちにこもることで異様な迫力を生み出すのだ。』(許光俊/ライナーノートより) 大野和士が2015年9月から音楽監督を務めているバルセロナso. とのライヴ録音。両者の録音はこれが初となる。曲は独唱・合唱を伴う、長く重く陰鬱な問題作「バビ・ヤール」。最初のシーズンでこの作品を取り上げたことも非常にチャレンジングだが、その結果生み出された演奏の凄まじさには驚かされる。切実な響きに満ちた迫真の演奏を聴かせる大野の類まれな手腕!国内外で躍進を続ける名匠の熱きタクトをご堪能頂きたい。
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日本初演ライヴ〜メシアン:歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(全3幕8景)
 エメーケ・バラート(S;天使) ヴァンサン・ル・テクシエ(Br;聖フランチェスコ)
 ペーター・ブロンダー(T;重い皮膚病を患う人) フィリップ・アディス(Br;兄弟レオーネ)
 エド・ライオン(T;兄弟マッセオ) ジャン=ノエル・ブリアン(T;兄弟エリア)
 妻屋秀和(B;兄弟ベルナルド) ジョン・ハオ(B;兄弟シルヴェストロ) 畠山 茂(B;兄弟ルフィーノ)
 冨平恭平合唱指揮新国立劇場cho.、びわ湖ホール声楽アンサンブル(cho.)

 ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー、大矢素子、小川 遥(オンド・マルトノ)
 シルヴァン・カンブルラン指揮読売日本so.
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限定生産品
 録音:2017年11月19日、26日、サントリー・ホール、ライヴ、日本初演|日本語帯・解説・歌詞対訳付|国内プレス。レコード芸術誌2018年度レコードアカデミー賞「特別部門/歴史的録音」受賞盤。読響と常任指揮者カンブルランが2017年に行った、メシアンの長大なオペラ「アッシジの聖フランチェスコ」の全曲版国内初演ライヴが嬉しいCD化。読響創立55周年記念として行われ、「音楽の友」誌の企画「コンサート・ベストテン2017」第1位に輝いた伝説的公演。さらにこの年、読響は「第49回(2017年度)サントリー音楽賞」、「第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞」も受賞しており、この「アッシジ」公演が大きな要因となったことは間違いない。2010年4月から3期9年に及び読響の常任指揮者を務め、2018年度で最後の年を迎えるカンブルランが日本演奏史に刻んだ大いなる偉業をぜひお聴き頂きたい。メシアン畢生の大オペラ「アッシジの聖フランチェスコ」は9人のソロ歌手、40 近い打楽器、10パートからなる合唱など破格の規模の編成で、演奏時間も4時間を優に超える作品。休憩をはさんだ当日の公演時間は5時間半に及んだ。オンド・マルトノが3台必要というのもメシアンらしく、まさに規格外の内容。国内ではこれまで抜粋版が演奏されるにとどまり、遂にその全貌が楽しめるとあって演奏会は大変な話題となった。カンブルランはメシアンの管弦楽作品の体系的な録音を残しているメシアン音楽のスペシャリストで、読響とも「トゥーランガリラ交響曲」や「彼方の閃光」を取り上げ名演を聴かせてきた実績がある。この「アッシジ」も作曲家と作品への深い理解に裏打ちされた稀代の名演。演奏会形式での上演だが、それゆえに音楽を語ることに集中した演奏が繰り広げられており、時に瞑想的なまでの作品の真価がひしと伝わって来る。まばゆく響き渡る鳥たちの歌を描いた第6景の複雑かつ壮麗な場面も鮮烈。ALTUSレーベルの録音はカンブルラン本人も信頼を置く優れたもので、メシアンならではの輝かしい音響を見事に捉えている。解説書には楽曲解説・歌詞対訳はもちろんのことカンブルランのインタビューなども収録しており充実の内容。海外盤を含めてもなかなかCDが手に入らない「アッシジ」における大変貴重な全曲盤。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。SACD盤発売時の代理店アナウンス:『4枚組のCDで発売され瞬く間に話題となり、2018年度レコードアカデミー賞「特別部門/歴史的録音」に選ばれた名盤、カンブルラン&読響の「アッシジ」がSACDシングルレイヤー化!SACDならではの利点を生かした長時間収録で4時間のオペラが2枚組に収まりました。1・2幕がDISC1、3幕がDISC2に収録されています。』
ストコフスキー&読売日響 1965.7.10、初出〜
 ベートーヴェン
:交響曲第7番 イ長調 Op.92
レオポルド・ストコフスキー指揮
読売日本so.
 録音:1965年7月10日、東京文化会館、ライヴ、ステレオ。初出音源|録音エンジニア:若林駿介。ストコフスキー唯一となった1965年の来日時には二重契約問題が発生してしまった。日本フィルとの演奏は1965年7月13日の録音が学研、プラッツ、 St-Laurent Studio, YSL-T-636から発売されているが、たった1曲のみだったという読売日響とのライヴは、幻となっていた。
 『★とんでもなく貴重。ストコフスキーと読響の唯一の共演、ベートーヴェンの7番です!1965年にストコフスキーは最初で最後の来日をしますが、演奏会計画を進める中で読響と日フィルの二重契約騒動が勃発。紆余曲折の末、読響との共演はこの「ベト7」ただ1曲のみとなりました。詳しい当時のいきさつについてはブックレット所収の藤田由之氏のインタビューをご覧ください。また当日の演奏会プログラムに載せられた文章も転載しており資料面も充実しています。★肝心の演奏がやはり凄くてさすが。読響の底力にノックアウト。まずストコフスキーならではの独自配置が目を引きます。木管は倍管で4人ずつとなり右側。金管は中央。弦はヴァイオリンとヴィオラが左から右に向かって並び、チェロとコントラバスは何と最後尾の雛壇の上にそれぞれ横1列に並んでいます。この視覚効果・音響効果はさぞかし強烈だったろうと思います。大きな振幅と深く太い音で巨大な音楽を練り上げながらも、繰り返しを省きどんどん先へ驀進していくスタイルで聴き応え十分。さらに録音界の巨匠・若林駿介氏によるワンポイント録音で、ステレオ効果もくっきり明瞭。1曲にして大変なインパクトです。』
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱付き」
 中村恵理(S) 清水華澄(Ms) 宮里直樹(T) 大西宇宙(Br)
 広上淳一指揮広島so.、東京オペラシンガーズ
  [ゲスト出演:ラデク・バボラーク(Hr) クララ・デント(Ob) ラズロ・クティ(Cl)
         ベンツェ・ボガーニ(Fg) チャールズ・ウェザビー、マルティナ・バチョヴァー(Vn)
         カレル・ウンターミュラー、松田健一郎(Va) ハナ・バボラコヴァー(Vc)
         ディエゴ・ガッティ(Tb) スヴァトプルク・チェク(ティンパニ)]
 録音:2018年7月12日、広島文化学園 HBGホール、ライヴ。※当CDの売上の一部は「西日本豪雨災害義援金」として寄付されます。2018年7月に行われた「夏の第九」がCD化。素晴らしいレベルの独唱者&cho. を迎え、さらに豪華ゲストをオーケストラメンバーに加えた広島so. の、気合たっぷり迫真の熱演!ゲストには泣く子も黙るバボラークの他、ベルリン放送so. 首席のクララ・デント、ミュンヘン・フィル首席のラズロ・クティなど錚々たるメンバーが集結。広上淳一の指揮は古楽系のすっきりスマートな演奏とは一線を画し、重々しく決然としてたくましい。プラハ響のティンパニ奏者、スヴァトプルク・チェクの大瀑布の如き叩きっぷりも凄まじく、会場の熱気がバンバン伝わって来る。第3楽章までの白熱した演奏にまず驚かされるが、第4楽章で声楽が入るとよりいっそう巨大な世界に変貌。ソリストも合唱も大変高いレベルで、オーケストラもまた熱を帯び、生きる喜びをこれでもかと謳歌する。マーチ直前の ヘ長調三和音フェルマータの長さはフルトヴェングラーを彷彿とさせる強烈さ!
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マーラー:交響曲第9番 ニ長調 シルヴァン・カンブルラン指揮
読売日本so.
 録音:2018年4月20日、サントリーホール、ライヴ。2010年から2019年3月まで読響の常任指揮者を務め、オーケストラと良好な関係を築き上げてきた名匠カンブルラン。両者の圧倒的な到達点として記憶すべき至高のマラ9が嬉しいCD化。カンブルランの指揮にはありったけの表現が込められ、オーケストラが素晴らしい反応で凄味のある音楽を奏でます。マーラーが作曲技術の限りを尽くして書き上げた超濃密な交響曲を隅から隅まで味わうことの出来る、張りつめた緊張感と天上的な美しさが同居した空前の名演。聴衆の集中度も凄まじく、旋律が解体されしずかに消えていく終結部では会場中が固唾をのんで見守る様子までひしひしと伝わって来る。
Dreaming
 ドビュッシー:夢想 / チャイコフスキー:四季〜6月「舟歌」 / パデレフスキ:メロディ 変ト長調 Op.16 No.2
 プーランク:メランコリー / モーツァルト:ロンド イ短調 K.511 / シューマン:ロマンス 嬰ヘ長調 Op.28 No.2
 シベリウス:もみの木 / ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118 No.2 / ショパン:ノクターン ホ長調 Op.62 No.2

 山本貴志(P)
 録音:2018年12月20日-21日、飯山市文化交流館なちゅら。2005年ショパン国際ピアノコンクール第4位を始め華々しい経歴を持ち、現在ポーランドを拠点に活躍を続けるピアニスト山本貴志による2018年新録音!「夢」をテーマに9人の作曲家を取り上げ弾き紡いだアルバムとなっている。初期の作品ながら調性をぼかし水彩画のような滲みを表現したドビュッシーの「夢想」、憂鬱さを超えて人生の悲喜交々を物語るプーランクの「メランコリー」、自然そのものにすべてを投影させたシベリウスの「もみの木」、晩年の澄み切った諦念が静かに広がっていくブラームスの間奏曲。どの曲も夢幻的な美しさを持ちながらそれぞれ個性にあふれ、一貫したテーマの中で様々な音楽表現が味わえる。
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27
*ボーナス・トラック(アンコール)
 チャイコフスキー:組曲第4番 ト長調
  「モーツァルティアーナ」 Op.61〜第3曲「祈り」
広上淳一指揮
京都市so.
 録音:2017年9月18日、サントリーホール、ライヴ。2008年から京都市so. の常任指揮者を務め、2014年からミュージック・アドヴァイザーも兼任している広上淳一。両者の関係は頗る良好で、次々と好企画を打ち出し充実の活動を繰り広げ、2014年度に第46回サントリー音楽賞を獲得している。その受賞記念コンサートとして2017年に行われたサントリーホール・ライヴを収録したのがこのアルバム。ラフマニノフの2番は広上が重要なコンサートのたびに取り上げてきたという勝負曲で意気込み十分、徹底した音楽作りで妥協のない演奏をじっくりと築き上げた稀有なる名演。広上 &京響、日本が誇る名コンビの素晴らしいサウンドをぜひお楽しみ頂きたい。アンコールとして演奏された美しい「モーツァルティアーナ」をボーナス収録。
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 大野和士指揮
バルセロナso.
 録音:2018年9月28日-30日、ラウディトリ、バルセロナ、ライヴ。 『★大野和士が2015年から音楽監督を務めているバルセロナ響とのライヴです。音質も素晴らしく、このコンビの相性の良さ、ポテンシャルの高さを十二分に伝える内容となっています。オーケストラの技術もたいへん高いのですが、技巧を見せる演奏とは一線を画した、柔らかな音色と深い呼吸を駆使した印象的な演奏。冒頭のトランペットからして美しい歌になっているのに驚かされ、緩やかに大きな弧を描くアーチ状のフレーズ感に魅せられます。とはいえ濃厚な歌い込みではなくしっかりとコントロールされており、透明で明晰。楽章ごとのバランスも素晴らしくアダージェットは格別の美しさ。鮮明に描かれたフィナーレの狂騒も心地よく、見事な完成度です。』『★大野の演奏では、荒れ狂う第2楽章で、思いのほか抒情性ややさしさが感じ取れる。意外な驚きがある。荒々しく演奏するようにとわざわざ指示された音楽の中に、大野はその反対の要素、たとえば歌謡性を見つけ出す。いや、ここだけではない。第1楽章にもたおやかな表情が見て取れる。ゆっくりした音楽は、楽章として区切られているのではなく、途中に挟み込まれていて、心理的なフラッシュバックのように回帰する。意識や感覚や歴史の多層性が示されているかのようだ。(許光俊氏による解説より)』
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 Op.93 大野和士指揮
バルセロナso.
 録音:2018年12月14日-16日、ラウディトリ、バルセロナ、ライヴ。 『★』『このショスタコーヴィチは深刻ではなく明るく透明な音色を持っていますが、生き生きとした皮肉、健康的でありながら常に裏の裏を読んでいく手際の良さがあります。許光俊氏の解説にあるようにオペラの世界を思わせる、演出を作り込んだ舞台作品のような演奏。他から浮いてしまいがちな第2楽章も全体のバランスを考えて奏でられており、構築感が素晴らしいです。オーケストラの技量の高さにも感服、フィナーレのにぎにぎしさは眩しいほどに鮮烈です。』『★フィナーレでは、木管が交互にソロを受け持つ冴え冴えとしたアンダンテの序奏のあとで、急速なアレグロ部分が続く。大野は、ショスタコーヴィチのオペラにも通じているがゆえに、この交響曲を演奏してもオペラさながらに生き生きした表情を得る。ことに最後の行進曲調の部分は、ヒンデミットにも通じる可笑しさがある。この楽章におけるあえて軽薄にふるまうコミカルな感じ、皮肉、グロテスク、そういったものは、ショスタコーヴィチが「ムツェンスクのマクベス夫人」や「鼻」といったオペラですでに十分にはっきりと示したことでもある。(許光俊氏による解説より)』
ロジェストヴェンスキー&読響|第568回定期演奏会〜
 ブルックナー
:交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105(シャルク版)
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮読売日本so.
 録音:2017年5月19日、東京芸術劇場、ライヴ。もともと指揮する予定だったスクロヴァチェフスキが2月に世を去ったため、代役指揮者による演奏となったブルックナーの5番。何と「ロジェストヴェンスキー」が「シャルク版」で演奏する、ということになりとんでもない話題となった公演。バンダを用い拡張された音楽がこれでもかと空間を満たす、歴史に残る超名演。まさに唯一無二、空前絶後の音響をとくとご堪能頂きたい。
ロジェストヴェンスキー&読響|第562回定期演奏会〜ショスタコーヴィチ
 バレエ組曲「黄金時代」 Op.22a /交響曲第10番 ホ短調 Op.93
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮読売日本so.
 録音:2016年9月26日、サントリーホール、ライヴ。泣く子も黙るロジェヴェンのショスタコ!ソ連時代の録音を懐かしみつつ、新たな味わいに身を委ねたい現代的名演。キレのあるユーモアと皮肉が入り混じった聴き応え抜群のプログラム、ロジェヴェン・ファンは避けて通れぬ名ライヴ。
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ロジェストヴェンスキー&読響|第191回日曜マチネーシリーズ〜
 チャイコフスキー:三大バレエ名曲選

  「白鳥の湖」から〔序奏/ワルツ/4羽の白鳥の踊り/ハンガリーの踊り/スペインの踊り/フィナーレ〕/
  「眠りの森の美女」から〔ワルツ/パノラマ/アダージョ〕/「くるみ割り人形」〜第2幕

 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮読売日本so.
 録音:2016年9月25日、東京芸術劇場、ライヴ。親しみやすい名曲コンサートに留まらない、驚くほど感動的な大演奏。包容力のある響きで迫力もありながら、美しく細やかな表情も見せる。壮大な音響絵巻となって展開し聴く者の心を激しく揺さぶる、ロジェヴェン流の選曲で魅せる涙の名演!
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有田正広、30年ぶりの再録音〜テレマン:
 無伴奏フルートのための12のファンタジー
TWV.40: 2-13
  〔ピリオド楽器による全曲演奏(*) /現代楽器による全曲演奏(#) 〕

 *ボーナス・トラック クヴァンツ:メヌエットと変奏 ホ短調(##) /アルマンド ホ短調(**)
 有田正広(Fl−tr;*, ** /Fl;#, ##)
 録音:2019年4月27日-30日(*/##)、2019年5月3日-5日(#/**)、水戸奏楽堂。2019年に古希を迎え、今なおフルート界の第一線で活躍を続ける名手・有田正広氏が放つ大注目の最新録音。何とモダーン楽器とピリオド楽器、それぞれでテレマンの無伴奏を全曲演奏!モダーン楽器奏者として日本音楽コンクールの覇者となり、ピリオド楽器奏者として古楽演奏のパイオニアとなり、片方にとらわれることなく自らの音楽を追求してきた有田氏ならではの名企画、世界初・前代未聞の1人の奏者による2種のテレマン。平成の終わりから令和の始まりにかけて行われた、記念碑的なセッション録音。有田氏は1989年にトラヴェルソを用いて同曲の全曲録音を行っており、今回実に30年ぶりの再録音となる。当時はピリオド楽器で演奏してこそ提示できる新しい世界があったが、30年を経た今ピリオド楽器演奏は世に浸透し、モダーン楽器奏者もピリオド奏法を取り入れるまでになった。では、詰まるところ目指すべき演奏の本質とは何なのか?―そこで有田氏は2つの楽器を通して、同じテレマンの核心に迫る圧倒的な演奏を繰り出す。非常に挑戦的で、音楽界に一石を投じる前人未到の試みとも言えるアルバム。2種の演奏を聴き比べると、基本的に同じ解釈で貫かれタイムもほぼ同一。木製と金属製という材質の違いや操作性からくる音色・残響、またピッチなどの差はあれど、表現しようとしている音楽は同じであり、モダーンでもピリオドでも同じ音楽を伝えることが出来るのだと驚かされる。確かな技術はもちろんのこと、有田氏の考える「テレマンかくあるべし」、「音楽かくあるべし」が力強く刻印された非常に稀有な演奏。とは言え楽器の個性を消しているのではなく、逆にそれぞれの楽器のソノリティを大いに生かし、細かい装飾やフレージングでは即興的な変化も持たせ、あくまで自然な演奏として聴かせている点も注目。使用楽譜は有田正広氏校訂による音楽之友社版(2018年)。テレマン自身の出版譜も参照し研究を重ねて作られた版であり、校訂者本人の演奏ゆえに豊かな説得力を持っている。
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(3CD)
2CD価格
カール・リヒター来日ライヴ 1969 〜J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
 ウルズラ・ブッケル(S) マルガ・へフゲン(A) エルンスト・ヘフリガー(T)
 キート・エンゲン(B) ペーター・ファン・デア・ビルト(B)
 カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハo.&cho.
ALTSA-417
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(1 SACD)
[NOT HYBRID]
1.5枚価格
価格帯:S
限定盤
 録音:1969年5月5日〔 Archiv からの発売時には 1969年4月29日も併記〕、東京文化会館、ステレオ、ライヴ|収録: NHK |新マスタリング(SACD:2021年新リマスター)|日本語帯・解説・歌詞対訳付|初出・前出・旧品番: Archiv (JAPAN), F90A-20004/6 〔発売:1986年〕、 POCA-3001/3 〔発売:1996年〕|CDでは国内盤で2回発売されただけ(おそらく輸入盤では未発売)で、CD盤発売まで約20年入手困難となっていた録音。 このたび復刻に際しALTUSが入念にリマスターを施し、最高水準の音質で商品化した。バッハの大家リヒターの圧倒的な世界がこれまでにない精度で広がる感動の逸品。リヒターと言えば58年スタジオ録音の「マタイ」が超名盤として君臨しているが、ライヴのリヒターもぜひ聴いて頂きたい。重厚巨大な響きによる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされる。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演。冒頭合唱での深く重いバスの保続音と壮大無比な世界観から既にバッハの化身と化したリヒターの独壇場。「バラバを!」の減七和音は恐るべき凄まじさ。「本当に、この人は神の子であった」のくだりも鳥肌が止まらない、時代を超越した美しさの極致。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、基本的にSACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(2CD)
1.5CD価格
カール・リヒター来日ライヴ 1969 〜J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV.232
 ウルズラ・ブッケル(S) マルガ・へフゲン(A)
 エルンスト・ヘフリガー(T) エルンスト=ゲロルト・シュラム(B)
 カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハo.&cho.
ALTSA-420
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(1 SACD)
[NOT HYBRID]
1.5枚価格
価格帯:S
限定盤
 録音:1969年5月9日、東京文化会館、ステレオ、ライヴ|収録: NHK |新マスタリング(SACD:2021年新リマスター)|日本語帯・解説・歌詞対訳付|初出・前出・旧品番: Archiv (JAPAN), F64A-20007/8 〔発売:1986年〕、 POCA-3004/5 〔発売:1996年〕/ Archiv, 463 701-2 (10CDs) | CD では国内盤で2回発売されただけの「マタイ」と異なり、この曲のみはなぜかリヒターのバッハ:四大宗教曲集 BOX /他(他の3曲は1958年-1965年、 Archiv へのステレオ録音)に含まれて2000年にインターナショナル発売され、2019年現在も入手可能(従って、下記レーベル&代理店のアナウンスは誤りということになる)。ただ、国内盤として解説&訳詞等が付いたものはCD盤が約20年ぶりの再発だった。 96年の発売盤以降リリースがなく、入手困難だった貴重音源。このたび復刻に際しALTUSが入念にリマスターを施し、最高水準の音質で商品化した。バッハの大家リヒターの圧倒的な世界がこれまでにない精度で広がる感動の逸品。バッハの最高傑作とも呼ばれる「ミサ曲 ロ短調」。誰もが知るリヒターの名盤と言えば61年のスタジオ録音盤だが、このライヴも聴き逃してはならない。峻厳な威容からくる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされる。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演。切れ味鋭い「キリエ」、観念的な恐怖が襲ってくる「クルチフィクスス」、突き抜ける輝かしいラッパ、ゆったりと感動的な終曲フーガなどどこをとってもリヒターの熱い共感がぎっしりと詰まっている。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、基本的にSACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(2CD)
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『初CD化』、カール・リヒター、ノートルダム大聖堂ライヴ 1979 〜J.S.バッハ
 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.548 /トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV.530 /
 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 /幻想曲 ト長調 BWV.572 /パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582 /
 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 /前奏曲とフーガ ロ短調〜前奏曲 BWV.544/1

 カール・リヒター(Org)
 録音:1979年5月28日、ノートルダム大聖堂、パリ、フランス、ステレオ、ライヴ|『初CD化』と記載されているが、おそらく初出音源。2019年の大火からも危うく難を逃れた(2019年末現在は別の保管場所でメンテナンス中)というノートルダム大聖堂のオルガンを使用。INA(フランス国立視聴覚研究所)に保管されていた超お宝音源をALTUSがリマスターして初CD化!巨匠リヒター晩年のノートルダム・ライヴ。曲はもちろんバッハの名作目白押し、楔のフーガありパッサカリアあり大フーガありの重厚プログラム。演奏も素晴らしく、これぞリヒター!と叫びたくなるような大演奏。圧倒的な緊迫感と強靭な構築力を持ちながら、ロマンティックな盛り上がりすら感じられる豊穣な演奏。どこまでも続く確信に満ちた終結和音には心が震える。昨今こういった演奏をする人は見かけなくなったが、これは間違いなくバッハの音楽であると誰もが思うはず。聴衆の反応も熱狂的で、割れんばかりの拍手が鳴り響くアンコールは強烈。
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(2CD)
1.5CD価格
ヨッフム&コンセルトヘボウ、1968年来日公演ライヴ〜ベートーヴェン
 「エグモント」序曲 Op.84 /交響曲〔第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」/第5番 ハ短調 Op.67 「運命」〕

 オイゲン・ヨッフム指揮ロイヤル・コンセルトヘボウo.〔アムステルダム・コンセルトヘボウo.〕
 録音:1968年9月10日、東京文化会館、ライヴ、ステレオ|収録: NHK 。『オーケストラの極上の響きがたっぷりと味わえる、まことに貴重な記録である。』『確かにこのテンポはフルトヴェングラーから強い影響を受けたのかもしれない。その真偽のほどは不明だが、いかにも借り物という雰囲気はなく、ヨッフムの人格から流れ出ているように感じられる。フルトヴェングラー同様に、全く素晴らしい内容だ。第2楽章もいい。何しろ、オーケストラの音色が最高である。メンゲルベルク時代の伝統がまだ残っていたと思われるが、こんな有機的な音のするオーケストラは今日、もはや存在しないと言っても良かろう。』(平林直哉/解説より)
1968年ヨッフム来日公演のステレオ音源を ALTUSが最新リマスタリングでCD化したベルナルド・ハイティンクとふたりでコンセルトヘボウを振ったこの時の来日公演はファンの間で語り草となっている名演。延々と引きのばされた「エグモント」の出だしから、暗く重厚でありながら同時に美しい響きに耳を奪われる。弦楽のふわりとした肌触り、木管の柔らかな歌、金管のぴんと張りつめた輝き、常に瑞々しさを失わないコンセルトヘボウの音色の素晴らしさにも脱帽。ゆったりとしたテンポで丁寧に大事に奏でられる「田園」の味わい深さも格別。嵐が過ぎて空が開けていく場面の高貴な清々しさには胸を大いに打たれる。「運命」も同様に明るい音色を持った生命力あふれる演奏で、第2楽章での朗々と歌われるテーマやファンファーレの輝かしさはこの演奏独特の魅力。また終楽章の強烈なまばゆさは他に類を見ない。もちろん特殊効果に頼っているわけではなく、大きな流れを自然にコントロールし、大河のようなベートーヴェンを見事に鳴らしきった正統的演奏であるのも強調しておきたいところ。現代ではあまり聴くことのできない贅沢豊潤な響きに包まれることのできる幸福なライヴ録音。ベートーヴェンの大交響曲を、心行くまでたっぷりとご堪能頂きたい。
有田正広の軌跡第1集 〜 1971 & 1972
 マルタン:フルートとピアノのためのバラード(*)
 モーツァルト:フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314 (285d) (#) /
        フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 (297c) (+)
 有田正広(モダーンFl) 本荘玲子(P;*) 芥川也寸志指揮東京so.(#)
 篠ア史子(Hp;+) 尾高忠明指揮東京藝術大学・桐朋学園大学合同o.(+)
 録音:1971年9月26日、ヤマハホール、 NHK 毎日音楽コンクール第2次予選(*) /1972年9月20日、渋谷公会堂(#) /1972年9月28日、都市センターホール(+)、すべてライヴ、ステレオ|初CD化|ソース:有田正広私蔵。2019年に古希を迎えたフルーティスト、有田正広の軌跡を辿るシリーズ第1弾。有田氏自身が保管していた音源から思い出に残る録音を自ら選んで構成したアルバムで、すべて初CD化という貴重な音源ばかり。第1集は有田氏が大学生だった1971年と、卒業後間もない1972年の録音を集めた内容で、すべて現代楽器による演奏。本荘玲子、芥川也寸志、篠ア史子、尾高忠明と共演者も名人揃い。ピリオド楽器奏者としてのイメージが強いながら、現代楽器も分け隔てなく吹きこなしキャリアを積み上げてきた有田氏の原点ともいうべき演奏が詰まっている。学生時代に出場したコンクールの演奏であるマルタン「バラード」は一種異様な緊張感と表現が煮えたぎるような恐ろしい演奏で、一人の音楽家の誕生を強烈に印象付ける。そして懐の大きな管弦楽と共に喜ばしく協奏し飛翔するモーツァルトは、その後の演奏家としての大きな可能性を感じさせるものとなっている。芥川也寸志の指揮も大注目。有田氏へのインタビューをもとに構成したブックレットは当時の逸話などもたくさん入っていて大変面白い内容。本人提供の貴重写真も数多く掲載しています。またジャケットに使われている写真は坂田栄一郎氏の撮影で、雑誌「AERA」で表紙を飾った物。パッケージにも歴史が詰まっている。
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(2CD)
1.5CD価格
有田正広の軌跡第2集〜 1979-1994
 ヴィヴァルディ:6つのフルート協奏曲集 Op.10(ヴェネツィア版)(*)
 モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 (297c) (#)
 青木孝義(1951-2011):無伴奏Fl−trのための「聖譚詩・LEGENDE 」(1979)
 シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802 (+)
  有田正広(Fl−tr)指揮東京バッハ・モーツァルトo.(#)
  東京バッハ・モーツァルト・アンサンブル(*)
  [若松夏美、橋爪美穂(バロックVn) 大津 睦(バロックVa) 本間正史(バロックOb)
   堂阪清高(バロックFg) 諸岡範澄(バロックVc) 西沢誠治(ヴィオローネ) 有田千代子(Cemb)]

  吉野直子(Hp;#) 小林道夫(Fp;+)
 録音:1990年7月、所沢市民文化センターミューズ(*) /1989年9月26日、サントリーホール(#) /1979年5月25日、石橋メモリアルホール(無印) /1994年2月12日、いずみホール(+)、すべてライヴ、ステレオ|初CD化|ソース:有田正広私蔵。第2集は第1集と違ってピリオド楽器での演奏。ヨーロッパ留学を経てピリオド楽器奏者のパイオニアとして注目を集めた時代の知られざる録音。DENONのスタジオ録音と同時期に行われたヴィヴァルディのライヴ録音は、これでもかという勢いと熱気にあふれた強烈な演奏でスタジオ盤との違いに驚かされる。吉野直子と共演したモーツァルトでは自ら率いるピリオド楽器オーケストラと共に、確信に満ちた音楽を聴かせる。他にも、有田氏が日音コンで1位を取った年に作曲部門で優勝した青木孝義が有田氏のトラヴェルソのために書いた知られざる逸品や、氏が思い出の演奏と語る小林道夫との息を呑むような素晴らしいシューベルトを収録。世に出ていなかったのが不思議なくらいの名演集。有田氏へのインタビューをもとに構成したブックレットは当時の逸話などもたくさん入っていて大変面白い内容。本人提供の貴重写真も数多く掲載。またジャケットに使われている写真は坂田栄一郎氏の撮影で、雑誌「AERA」で表紙を飾った物。パッケージにも歴史が詰まっている。
有田正広&曽根麻矢子〜
  J.S.バッハ:フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ集

 〔ロ短調 BWV.1030 /ト短調 BWV.1020 (H.542-5) /イ長調 BWV.1032 /変ホ長調 BWV.1031 (H.545) 〕
ボーナス・トラック ヨハン・クリスティアン・バッハ:アンダンテ・グラツィオーソ
 (フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ニ長調 Op.16 No.1, WB 10 より)

  有田正広(Fl|使用楽器: V. Q. Powell, #16478、2019年、Boston
  曽根麻矢子(Cemb|使用楽器: David Ley 製作、
    18世期初頭パリの製作家による複数の作品をモデルとしたフランス式2段チェンバロ
 録音:2019年11月19日-22日、八ヶ岳やまびこホール|ピッチ: A=440Hz 。『バッハの音楽に秘められた様々なメッセージを読み解き、それを音に繋げ表現する過程には、想像以上の刺激と驚き、感動があった。』(有田正広) /『バッハ はチェンバロとの出会いをもたらしてくれた大切な作曲家です。自分を“努力を惜しまぬ真面目な人”に変身させてしまうほど圧倒的な存在です。』(曽根麻矢子)〔ブックレットの文章より抜粋〕
 有田正広4回目のバッハのソナタ録音はモダーン・フルートによる新境地! フルートとチェンバロの右手が対等に掛け合うオブリガート・チェンバロ付きのソナタが選ばれ、録音では初共演となる曽根麻矢子との絶妙なアンサンブルが繰り広げられる。バッハという人間の持っていたあらゆる思いを楽譜から読み解き、吟味し、いきいきとした演奏に昇華。困難な状況にあっても力強く生きる姿勢を貫き続けたバッハ、そして同じ思いを持ち生きる現代の音楽家が提示する、ほんとうに美しい音楽がここにある。ジャケットに用いられた絵画は佐伯祐三(1898-1928)の「絵具箱」(大阪中之島美術館所蔵)。佐伯もまた生きようとする強い意志によって自らを切り拓いていった人物で、有田・曽根がこのアルバムに込めた思いと響き合うものを持っている。ブックレット所収の有田自らの筆による楽曲解説にも注目。偽作説に終止符を打つなど最新研究に基づいた新たな見解が著されていて、バッハ・ファン必読の内容。
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(10CD)
7CD価格
若杉弘& N響 〜サントリーホール・ブルックナー・チクルス 1996-98
 〔第1番 ハ短調 WAB 101 (第1稿・リンツ稿|ノヴァーク版)[録音:1998年2月28日]/
  第2番 ハ短調 WAB 102 (第2稿|ノヴァーク版)[録音:1997年1月13日]/
  第3番 ニ短調 WAB 103 (*) (第3稿|ノヴァーク版)[録音:1996年2月26日]/
  第4番 変ホ長調 WAB 104 「ロマンティック」(1878・80年稿|ノヴァーク版)[録音:1997年2月24日]/
  第5番 変ロ長調 WAB 105 (原典版|ノヴァーク版)[録音:1998年1月27日]/
  第6番 イ長調 WAB 106 (ノヴァーク版)[録音:1997年3月18日]/
  第7番 ホ長調 WAB 107 (#) (ノヴァーク版・第2版)[録音:1996年1月29日]/
  第8番 ハ短調 WAB 108 (第2稿|ノヴァーク版)[録音:1996年3月31日]/
  第9番 ニ短調 WAB 109 (ノヴァーク版)[録音:1998年3月13日]〕

 若杉弘指揮 NHK so.
ALTSA-431/443
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(3 SACD)
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6枚価格
限定盤
 録音:[内]、すべてサントリー・ホール、ライヴ| (*/#)以外:初出音源|既出CD: BMG JAPAN, BVCC-750 (#), BVCC-751 (*) 〔当店未案内|ともに廃盤、入手不能〕。
 『ALTUS創立20周年記念盤、構想18年の大企画!』『若杉弘とN響のブルックナー・チクルスが全集ボックス・セットで登場!』『7番・3番以外は初CD化!幻の伝説的公演がついに全貌を現します!!』

 『★2020年は指揮者・若杉弘の生誕85周年。2009年に惜しくも世を去った彼の残したライヴ録音から、CD化が望まれていたN響との伝説的ブルックナー・チクルスがボックス・セットで一挙発売されます。2020年に創立20周年を迎えるALTUSレーベルが長く温めていた渾身の大企画が遂に実現。2曲を除き完全初CD化です。★ブルックナー没後100周年/サントリーホール開館10周年である1996年(N響もちょうど創立70周年でした)から98年にかけて、3期9公演に渡り行われたブルックナー・チクルス。「2つの世紀のカトリック」と題され、各回ブルックナーの交響曲1曲とメシアンの作品を組み合わせた意欲的なプログラムが大きな話題を呼びました。リハーサルもすべてサントリーホールで行われ、ホールの響きを完璧に手中にしてから本番に臨むという破格に贅沢なプロジェクトでもあり、そのため回数を追うごとに解釈は深まり場慣れもしていき、第3期の3曲は指揮者・オーケストラ・会場が一体となって至高のブルックナーを奏でる素晴らしい完成度の演奏会となりました。★当時BMGレーベルでブルックナー全曲のライヴ録音計画がありましたが、残念ながら第1・2回目の公演(第7番、第3番)のみCD化されるにとどまり、現在では入手困難になっています。今回のCD化にあたってはBMGレーベルのレコーディングとは別ラインのNHKに保管されている音源をもとにALTUSレーベルが丁寧にマスタリングを施し製品化したもの。初めて全曲が聴ける喜びもさることながら、既出の2曲についても新たな音で楽しむことが出来るのが大きなポイントです。★解説書には生前の若杉に近しかった東京コンサーツの一石鉄哉氏、音楽学者の瀧井敬子氏、音楽ジャーナリストの池田卓夫氏による文章を掲載。どれも若杉の人となりを身近に感じることが出来る貴重な寄稿文です。他にも音楽学者・評論家の広瀬大介氏による版の違いも含めた楽曲解説や、坂入健司郎氏による指揮者の視点からの版の選択や演奏についての解説文を掲載。すべて今回のセットのための書き下ろしとなっており、この記念碑的な演奏をより深く味わえる豪華な内容となっています。★今後メシアンの録音もCD化を計画しています。ぜひご期待ください。』

 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-441
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(14CD)
5枚価格
限定盤
セルジュ・チェリビダッケ&フランス国立放送o. 〜 INA ライヴ録音大集成
 #内容詳細はリンク先 PDF ファイル:ALT-441 (CD) , ALTSA-441 (SACD)
  (ともに要・閲覧ソフト)をそれぞれご覧ください
ALTSA-441
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(4 SACD)
[NOT HYBRID]
価格帯:S
3枚価格
限定生産品
 録音:1973年-1974年、すべてステレオ。 ALTUS 屈指のベストセラーセルジュ・チェリビダッケ&フランス国立o. のINA音源シリーズをすべてまとめたセット。CDは14枚、SACDは長時間収録4枚組。 SACD は当セットのために新リマスターされ( ALTUS の新技術「High sampling overtone」を採用、自然な倍音とオーケストラの確かな質感がチェリビダッケの名演をより引き立たせてくれる)異なる魅力を付加。ミケランジェリ、フルニエ、アルゲリッチとの協奏曲録音は超絶の名演。他にも極上に美しい「未完成」、スローテンポに仰天の「ペトルーシュカ」、チェリの叫びも高らかな凄演「ローマの松」、精緻な佇まいに涙の「モツレク」、ユニークなウィーン音楽に圧倒的最弱音のラヴェル作品などなど、何所をとってもチェリビダッケの威容をビシビシ感じる圧巻の内容!解説書には既発盤に使われた原稿をもれなく収録。鈴木淳史氏、久保木泰夫氏、許 光俊氏による各ディスクの解説から演奏者プロフィールに楽曲解説、シェーンベルク「6つの管弦楽伴奏付き歌曲」歌詞対訳まで、全60ページを超える充実のブックレット。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
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(4CD)
2枚価格
限定盤
ワルター&フランス国立放送o. 〜 INA ライヴ録音大集成
  [CD1] ALT-263 [1955年5月5日]
  モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」   ワーグナー:ジークフリート牧歌 / ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
  [CD2] ALT-264 [1956年6月14日]
  モーツァルト:セレナード第13番 ト長調 K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」/
         フリーメイソンのための葬送音楽K.477 /
         交響曲第36番 ハ長調 K.425 「リンツ」/交響曲第39番 変ホ長調 K.543
  [CD3-4] ALT-265/6 [1955年5月12日]
   ハイドン:交響曲第96番 ニ長調「奇蹟」 Hob.I: 96
   リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 Op.20, TrV.156 / マーラー:交響曲第4番 ト長調 (*)

 マリア・シュターダー(S;*) ブルーノ・ワルター指揮フランス国立放送o.
 録音:[内]、すべてシャンゼリゼ劇場、ライヴ。 ALTUS レーベル20周年記念企画。INA(フランス国立視聴覚研究所)の音源からCD化し、屈指のベストセラーを記録しているワルター&フランス国立o. のシリーズをすべてまとめた4枚組セット。完全限定生産品。お早目の入手をお勧めする。フルトヴェングラーシャルル・ミュンシュと並ぶ熱量を持ったブラームス、他の追随を許さぬほどの喜ばしさに満ちたモーツァルト、作曲家直伝・伝家の宝刀マーラーなどなど、ワルター絶頂期のシャンゼリゼ劇場ライヴの数々を収録。音質・演奏ともに最上!ワルターの芸術ここにあり!!解説書には既発盤に使われた原稿をもれなく収録。上野一郎氏による「ブルーノ・ワルターの生涯」、平林直哉氏による各ディスクの解説から、楽曲解説、マーラー交響曲第4番の歌詞対訳まべて掲載している。
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(2CD)
1.5CD価格
マリス・ヤンソンス&レニングラードpo.〜
  1986年来日ライヴ

 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
 チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
マリス・ヤンソンス指揮
レニングラードpo.
 録音:1986年10月19日、サントリー・ホール、ライヴ。ムラヴィンスキー突然の来日キャンセルにより急遽ヤンソンスが代役を務めた86年レニングラードpo. 来日公演が初CD化!これまでディスク化されることなくNHKに保管されていた幻の音源をALTUSが丁寧にマスタリングして商品化。もはや伝説となっていた公演の真の姿が、ついに日の目を見る。2019年11月に惜しくも世を去ったマリス・ヤンソンスを追悼する注目のアルバムマリス・ヤンソンスは1971年にレニングラードpo. を振って指揮者デビュー。73年に同団副指揮者、85年には准首席指揮者となってムラヴィンスキーのもと経験を深めていく。77年にムラヴィンスキーと共に来日公演を振っているものの、当時の日本ではヤンソンスと言えば父のアルヴィドで、なかなか真価が認められなかったのが実情。聴衆がその存在をはっきりと認めたのは、何と言ってもムラヴィンスキーの代役としてメイン指揮者を務めたこの86年公演。ムラヴィンスキーに鍛え上げられたレニングラードpo. 鉄壁の響きと、ヤンソンスの美しく見通しの良い音楽性が真正面からせめぎ合い、このタイミングでなければ聴くことのできない手に汗握る稀有な名演が誕生したマリス・ヤンソンス特有のあたたかみがありつつも、激烈ティンパニや壮絶アッチェレランドが凄まじい燃焼度。ショスタコーヴィチの第5を前半に置きチャイコフスキーの第4で締める異常な重量級プログラムにも痺れる。後の大活躍を予感させる強烈ロシア音楽集! 『全くスタミナを出し惜しみすることない全力投球のショスタコーヴィチだ。第1楽章や第3楽章のゆったりとした場面でも早めのテンポを採るが、全く音楽は軽くならない。一糸乱れぬアンサンブルで鋭いアクセントを打ち込むことで、重心がブレる瞬間が一度もない。…チャイコフスキー交響曲第4番は、数多ある同曲の録音の中でも最高傑作といっても過言ではない名演だ。ヤンソンスは一心不乱に音楽を推進させていく。長年のコンビでなければ成し得ない演奏で、レニングラード・フィルも綻びなく食らいついている。』(指揮者・坂入健司郎氏/解説より)
マリス・ヤンソンス&レニングラードpo.〜 1989年来日ライヴ
 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 / シベリウス:悲しきワルツ Op.44 No.1
 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から第3幕への序奏(前奏曲)
  マリス・ヤンソンス指揮レニングラードpo.
 録音:1989年10月25日、オーチャードホール、ライヴ。かつて映像でしか世に出ていなかったマリス・ヤンソンス/レニングラードpo.89年来日公演が初 CD化!NHKに残されている貴重音源を元にALTUSが丁寧にマスタリングして商品化。演奏会場の熱気も十分に伝わって来る。 当盤には新たに音楽監督となったテミルカーノフと共に来日した89年の公演が収められている。レニングラードpo. の伝統を知り尽くしたマリスがサンクトペテルブルク・フィル改称前のオケと繰り広げた、レニングラード最後の輝きと言える凄まじい名演。得意の「幻想交響曲」をメインにワーグナーと絡めた聴き応え抜群・壮絶なプログラム。 『★まさに伝統的な「ロシアのベルリオーズ」を継承した表現の濃い演奏といえる。第1楽章冒頭は、濃密な夜の音楽で、終楽章のワルプルギスの夜を想起させる不気味な雰囲気さえ漂ってくる…第4楽章は、あたかも死刑を執行したことがあるかのようなリアリティをもって豪快な演奏を繰り広げる金管楽器隊がレニングラード・フィルならでは。終結部での管楽器の強引なクレッシェンドは父・アルヴィドと同じアイディアを採用している…第5楽章では、ヤンソンスとレニングラード・フィルの面目躍如といった演奏が堪能できる。冒頭はホラー映画のようなおどろおどろしい奇怪な世界…終結部における金管群の咆哮や畳みかけるような加速は、まさに狂乱の場に相応しい乱痴気騒ぎで、聴き手を興奮の渦に巻き込んでいく。』(指揮者・坂入健司郎氏/解説より)
ALTSA-443
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(1 SACD)
[NOT HYBRID]
2枚価格
限定盤
マリス・ヤンソンス&レニングラードpo.〜 1986年&1989年来日ライヴ (SACD)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47 (*)
 チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36 (*)
 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 / シベリウス:悲しきワルツ Op.44 No.1
 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から第3幕への序奏(前奏曲)
  マリス・ヤンソンス指揮レニングラードpo.
 録音:1986年10月19日、サントリー・ホール(*) /1989年10月25日、オーチャードホール(無印)、すべてライヴ。 CD: ALT-443/4, ALT-445 をまとめてのSACD化。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-446/7
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(2CD)
1.5枚価格
有田正広の軌跡 Vol.3 1980-82
 * [CD1]「ミシェル・ブラヴェの世界」
  ブラヴェ:フルート・ソナタ〔ロ短調 Op.3 No.2 /ニ長調 Op.2 No.5 /ニ短調 Op.2 No.2 /ト短調 Op.2 No.4 〕/
       フルート協奏曲 イ短調
    [有田正広(Fl−tr) 若松夏美、高田あずみ(バロックVn) 鈴木秀美(バロックVc]/
     録音:1981年5月3日、聖グレゴリオの家]

 * [CD2]「リクリエーション・リサイタル」
  ダンディ:サラバンドとメヌエット Op.72(*) / リゲティ:6つのバガテル(*)
  ルーセル:ディヴェルティスマン Op.6 (#)
  フランセ:黄昏時(ビアホールの音楽)(*) プーランク:六重奏曲 FP 100 (#)
    [有田正広(Fl) 本間正史(Ob) 千葉直師(Cl) 笠松長久(Hr) 堂阪清高(Fg)
     土屋律子(P)/録音:1980年10月20日、こまばエミナース・ホール(#) 、
                1982年6月28日、石橋メモリアル・ホール(*) ]
 音楽家・有田正広の軌跡を辿るアーカイヴ・シリーズ第3集。CD2枚組で、ピリオド楽器による「ミシェル・ブラヴェの世界」とモダーン楽器による「リクリエーション・リサイタル」を収録。前者は1981年、同名のコンサート前日に録音のためだけに聴衆なしで行われた1回きりの演奏で、日本の本格的なピリオド楽器による演奏の黎明期を飾る音源。後者は都響首席メンバーを中心に結成されたアンサンブルが1980、82年に行った伝説的なリサイタルからの音源。フランス音楽をテーマにひとりの音楽家が携わった2つの貴重な記録が初CD化。同時期に行われたことが驚きらあるモダーン・ピリオド双方のたいへん素晴らしい演奏を一気に聴くことができる注目盤。有田氏へのインタビューを交えつつ構成したブックレットは当時の逸話などもたくさん入っていて大変面白い内容。本人提供の貴重写真も数多く掲載している。またCD1のブラヴェは有田氏の盟友・峰尾昌男氏が録音・マスタリングした貴重音源。
Gran Partita 〜モーツァルト:
 セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」 K.361 /
 ディヴェルティメント第2番 変ロ長調 K.An H.229
 愛知室内o. [須田聡子、熊澤杏実(Ob) 芹澤美帆、西崎智子(Cl) 十亀正司、小田美沙紀(バセットHr)
   野村和代、竹内文香(Fg) 佐藤由起(コントラFg) 向なつき、熊谷直美、山崎瑞季、岡田彩愛(Hr)]
 録音:2020年8月、名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)中ホール|録音:斎藤啓介|デイレクション/編集:国崎裕。2002年発足のオーケストラ、愛知室内オーケストラの管楽奏者たちによるモーツァルト・アルバム。演奏時間50分、13楽器のために書かれた大規模な「グラン・パルティータ」と、必要最小限の三重奏編成による「ディヴェルティメント第2番」を収録。管楽アンサンブルの多彩な愉しみにあふれた1枚です。壮麗な「グラン・パルティータ」は各楽器のキャラクターがしっかりと感じられる演奏で、次々に歌われる鮮やかなメロディに心が洗われる。トゥッティの和音も絶妙なバランスで、瑞々しさを決して損なわない美しい音色がたまらない。一方「ディヴェルティメント」はスッキリした音響の中で管楽器の機能性がおおいに活かされる佳品で好対照。こちらは熊澤 杏実(Ob) 芹澤美帆(Cl) 野村和代(Fg)の3人による演奏。 『★〜愛知室内オーケストラの管楽器セクションの演奏は、それらの罠を軽々飛び越えてモーツァルトのハート(心臓)を感じさせてくれる。まるでヴィーン宮廷音楽家のシュタードラー兄弟と同じようにモーツァルトと親友であるかのような印象。その上にしっかりとヴィーンからヨーロッパに連なる伝統、そしてそこからのまだ1.5世紀ほどの日本管楽器の歴史をも感じさせてくれる。〜生命力溢れ、人間モーツァルトを聴かせてくれるプレイ‥あっさりと彼らは日本の管楽アンサンブルの新しい歴史を作った。』〈元NHK交響楽団首席クラリネット奏者・磯部周平氏による解説より抜粋〉
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(7CD)
4枚価格
限定盤
若杉弘&ケルン放送so. 〜 WDR ライヴ録音大集成
 #収録内容詳細はリンク先 PDF ファイル(ALT-449〜451共通)(要・閲覧ソフト)をご覧ください
  ALT-188, 189, 190, 201/2, 203, 204 のセット化。 ALTUS レーベル20周年記念企画。2020年は生誕85年、N響とのブルックナー全集(ALT-431)も話題沸騰の若杉弘。再評価著しい名匠がケルン放送so. と繰り広げたALTUSの名シリーズをすべてまとめたお買い得7枚組ボックスセットが登場。博覧強記にしてエレガントな若杉の美学と人間味あふれる名演の数々が堪能頂ける。ブックレットも単売CDと同じ原稿をしっかりと網羅。
ALT-450
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(5CD)
3枚価格
限定盤
ジャン・マルティノン&フランス国立o. 〜 INA ベートーヴェン・ライヴ大集成
 #収録内容詳細はリンク先 PDF ファイル(ALT-449〜451共通)(要・閲覧ソフト)をご覧ください
  ALT-332, 333, 334/5, 373 のセット化。 ALTUS レーベル20周年記念企画。 INA(フランス国立視聴覚研究所)の音源からCD化し、屈指のベストセラーを記録しているマルティノン&フランス国立o. のシリーズから、ベートーヴェンの演奏をすべてまとめたオール・ステレオ5枚組セット。壮麗にして気品にあふれる美しい名演をたっぷりとお楽しみ頂ける。ブックレットも単売CDと同じ原稿をしっかりと網羅。
ALT-451
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(4CD)
3枚価格
限定盤
フルトヴェングラー& VPO 〜 ORF 戦後ライヴ大集成
 #収録内容詳細はリンク先 PDF ファイル(ALT-449〜451共通)(要・閲覧ソフト)をご覧ください
ALTSA-451
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
2枚価格
限定生産品
  ALT-076, 077, 078, 088 のセット化|『新リマスター』と記載されている。 ALTUS レーベル20周年記念企画。 連合国オーストリア進駐軍放送= 赤白赤放送集団(ORF 前身)が収録しVPOのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD化され、大きな話題をさらったフルトヴェングラーの名演を4枚組セット化!しかも新リマスター!!ブックレットも単売CDと同じ原稿をしっかりと網羅。 SACDヴァージョンはCD4枚分、251分もの内容を贅沢にも1枚に完全収録。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-455
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(6CD)
4枚価格
限定盤
クナッパーツブッシュ& VPO 〜 ORF 戦後ライヴ大集成
 ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB.103 (1889年稿)[1960年2月14日]
 リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容」[1958年11月9日]/アルプス交響曲(*) [1952年4月20日]
 フランツ・シュミット:軽騎兵の歌による変奏曲 / シューベルト:交響曲第9番 ハ長調「グレイト」[1957年10月27日]
 リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容」 / シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120 [1962年12月16日]
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108 [1961年10月29日]

 ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 VPO
ALTSA-455/6
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
3枚価格
限定盤
 録音:[内]、すべて楽友協会〔ムジークフェライン〕大ホール、ウィーン、ライヴ、モノラル|収録:オーストリア放送協会 [ORF] (無印) /ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループ(*) | ALT-071, 074, 084, 224, 225/6 のセット化|『新リマスター』と記載されている。 ALTUS レーベル20周年記念企画。 連合国オーストリア進駐軍放送= 赤白赤放送集団(ORF 前身)とORFが収録しVPOのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD化され、大きな話題をさらったクナッパーツブッシュの名演を新リマスターでセット化!音質改善と共に、元のテープで難のあった個所も最大限手をかけ聴きやすい音に調整。心機一転生まれ変わったクナの大演奏をお楽しみ頂ける。ブックレットには既発の単売CD 原稿を網羅して掲載。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めする。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-462
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(4CD)
3枚価格
限定盤
シューリヒト& VPO 〜 ORF 戦後ライヴ大集成
 シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485 / ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 [1965年4月24日]
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB.109 (*) [1955年3月17日]/
        交響曲第8番 ハ短調 WAB.108 [1963年12月7日]/交響曲第5番 変ロ長調 WAB.105 [1963年2月24日]

 カール・シューリヒト指揮 VPO
ALTSA-462
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
3枚価格
限定盤
 録音:[内]、楽友協会〔ムジークフェライン〕大ホール(無印)、コンツェルトハウス(*)、すべてウィーン、ライヴ、モノラル|収録:オーストリア放送協会 [ORF] (無印) /ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループ(*) | ALT-070, 080, 085, 089 のセット化|『新リマスター』と記載されている。 ALTUS レーベル20周年記念企画。 連合国オーストリア進駐軍放送= 赤白赤放送集団(ORF 前身)とORFが収録しVPOのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD化され、大きな話題をさらったシューリヒトの名演をセット化!しかも新リマスターで音質大幅改善。ブックレットも単売CDと同じ原稿をしっかりと網羅。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めする。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-467
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(4CD)
3枚価格
限定盤
ベーム、ワルター&クリュインタンス& VPO 〜 ORF 戦後ライヴ大集成
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107 [カール・ベーム指揮/1953年3月7日(*) ]
 モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」 [ブルーノ・ワルター指揮/1955年11月6日(*) ]/
        交響曲第40番 ト短調 K.550 [ブルーノ・ワルター指揮/1956年6月24日]/
 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」 K.385
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 / ラヴェル:マ・メール・ロワ/「ダフニスとクロエ」第2組曲
  [アンドレ・クリュイタンス指揮/1955年5月15日(*) ]
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 [ヴィルヘルム・バックハウス(P) カール・ベーム指揮/1963年3月17日]
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68 [カール・ベーム指揮/1954年11月6日(*) ]

  VPO
ALTSA-467
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(1 SACD)
[NOT HYBRID]
2枚価格
限定盤
 録音:[内]、すべて楽友協会〔ムジークフェライン〕大ホール、ウィーン、ライヴ、モノラル|収録:オーストリア放送協会 [ORF] (無印) /ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループ(*) | ALT-075, 079, 086, 090 のセット化|『新リマスター』と記載されている。 ALTUS レーベル20周年記念企画。 連合国オーストリア進駐軍放送= 赤白赤放送集団(ORF 前身)とORFが収録しVPOのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD化され、大きな話題をさらったVPOの名演をセット化!しかも新リマスターで音質大幅改善。ブックレットも単売CDと同じ原稿をしっかりと網羅。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めする。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-472
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(4CD)
4枚価格
限定盤
ラファエル・クーベリック〜来日公演大集成
 ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲[1965年4月12日、フェスティバルホール、大阪]
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲 / ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲 Op.72 より〔第2番/第7番〕(アンコール)
  [1965年4月13日、フェスティバルホール、大阪]
 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」 / ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
 フランク:交響曲 ニ短調 / ワーグナー:「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲(アンコール)
  [1965年4月23日、東京文化会館]
 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死 / シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界」[1965年4月24日、東京文化会館]
 スメタナ:連作交響詩「わが祖国」(*) [1991年11月2日、サントリー・ホール]

 ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送so.(*以外)、チェコpo.(*)
ALTSA-472
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
3枚価格
限定盤
 録音:[内]、すべてライヴ、ステレオ|収録: NHK | ALT-008, 009, 010, 098 のセット化|『新リマスター』と記載されている。 NHK 収録のオリジナルマスターからCD化され、大きな話題をさらったクーベリックの来日公演を4枚組セット化!ALTUS最新技術を尽くした新リマスターで音質大改善、ブックレットも単売CDと同じ原稿をしっかりと網羅。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めする。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-473
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(5CD)
5枚価格
限定盤
コンドラシン来日公演集成 1967
 マーラー:交響曲第9番 ニ長調(日本初演)[1967年4月16日]
 グリンカ:歌劇「イワン・スサーニン」序曲 / チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 Op.74 [1967年4月4日]
 「アンコール曲集」
   芥川也寸志:弦楽のためのトリプティーク〜プレスト / ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」〜ロシア舞曲
   マーラー:交響曲第3番〜第2楽章 メヌエット / プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」より〔スケルツォ/行進曲〕
   ワーグナー:「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲 / ドビュッシー:「夜想曲」〜祭り/牧神の午後への前奏曲
   ラヴェル:「ラ・ヴァルス」[1967年4月4日-20日]
 ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 ロ短調[1967年4月18日]/
           ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調[ダヴィド・オイストラフ(Vn)/1967年4月4日]
 ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲(モスクワ河の夜明け)[1967年4月20日]
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op.65 [1967年4月20日]

 キリル・コンドラシン指揮モスクワpo.
ALTSA-473
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(2 SACD)
[NOT HYBRID]
3枚価格
限定盤
 録音:[内]、すべて東京文化会館、ライヴ、ステレオ|収録: NHK | ALT-018, 019, 020, 046, 067 のセット化|『新リマスター』と記載されている。#既出盤のうち、 ALT-047(ブラームス、バッハ:ヴァイオリン協奏曲)、ALT-066(チャイコフスキー、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲)は当セット未収録になります。 NHK 収録のオリジナルマスターからCD化され、大きな話題をさらったコンドラシンの1967年来日公演をセット化!ALTUS最新技術を尽くした新リマスターで音質大改善、ブックレットも単売CDと同じ原稿をしっかりと網羅。さらに指揮者・坂入健司郎氏による書き下ろし原稿も掲載。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めする。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-474/5
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(2CD)
1.5枚価格
初出ステレオ・ライヴ〜クーベリック&バイエルン放送響来日公演 1965
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108 (*)
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調「田園」 Op.68 (#)
  ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送so.
 録音:1965年4月12日(*) 、1965年4月13日(#) 、ともにフェスティバルホール、大阪、ライヴ、ステレオ|初出音源|収録: NHK 。 NHK音源をもとにALTUSが最新技術を駆使してマスタリング。超貴重音源が堂々の初発売、65年クーベリック来日公演から渾身のブルックナー8番がついに登場。CD1枚に収まっていながら充実の極みで壮絶な切れ味と緊迫感がたまらない。両翼配置の効果も絶大。「田園」も両翼配置で立体的に旋律が高めあっていく音楽空間のなんと心地よいことか。オールステレオがありがたい。 『全編通じてブルックナー8 番特有の一大パノラマが広がるような音楽を拒み、険しくそそり立つ山へ果敢に登頂していくような緊迫感に満ちた音楽が繰り広げられていく。切れ味鋭い低弦楽器が効果的な第2楽章は、極めてポリフォニックで構築感を保っており、穏やかなトリオにおいても武骨な響きがするのはブルックナーがこの楽章を「ドイツの野人」と名付けた所以がわかる演奏だ。 第3楽章でも太い芯が一本通った音楽で、木管の響きの厚さに驚く。音の切り方はさっぱりしていて即物的とも思えるが、細部が丁寧に築き上げられていて気品すら漂わせている魅力的な演奏。終楽章の終結部における推進力は、万物を飲み込んでしまうようなエネルギーで圧巻だ。』(指揮者・坂入健司郎/ライナーノートより抜粋)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130(終楽章「大フーガ」 Op.133 版)
 ヴィルタス・クァルテット
  [三上亮、對馬佳祐(Vn) 馬渕昌子(Va) 丸山泰雄(Vc/リーダー)]
 録音:2020年2月28日-29日、音楽小ホール、いわき芸術文化交流館アリオス、ライヴ。「いわき芸術文化交流館アリオス」を拠点に活動するヴィルタス・クァルテットによる「大フーガ」を伴うベートーヴェン後期の大曲・第13番。コロナウィルスが猛威を振るう直前の2020年2月に録音された。2008年の結成以来折に触れてベートーヴェンを取り上げ四重奏全曲を演奏しているヴィルタス・クヮルテットが満を持してリリースする注目盤。圧倒的な「大フーガ」はもちろん、各楽章それぞれで彫の深い音楽が生き生きと鳴り響き、この作品の面白さに改めて気づかせてくれる。作曲当時、前衛的過ぎて不評を買った「大フーガ」の差し替え用に書かれたアレグロ楽章も最終トラックに収録。こちらもまた魅力的なフィナーレで、苦しみを力強く乗り越え美しい力にあふれた世界にせんとするクァルテットの意志が全曲に渡り込められているかのようだ。
ALT-477/8
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(2CD)
1.5枚価格
ハスキル&クレンペラー〜モーツァルト・アーベント 1956.9.9
 交響曲第29番 イ長調 K.201 /ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595 /
 セレナード第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525 /交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」 K.551

 クララ・ハスキル(P) オットー・クレンペラー指揮ケルン・ギュルツェニヒo.
 録音:1956年9月9日、モントルー、モノラル、ライヴ|ソース:記載無し。モーツァルティアン必聴、モーツァルト生誕200年に沸いた1956年に行われたクレンペラー指揮によるモーツァルトの夕べ。ハスキルとの27番はファンの間で有名な演奏だが当盤は過去最高の音質と言っても過言ではない出来栄え。さらに1日のコンサートすべてを収録しているのが重要なポイント。この年に集中的にモーツァルトを取り上げていたクレンペラーの充実したサウンドが耳を満たす濃密な内容となっている。モノラルながら広がりのある聴きやすい音質でハスキルのピアノとオーケストラのバランスも良く、クレンペラーの妙技とギュルツェニヒ管の味わいも十全に堪能出来る。
グレン・グールド若き日の記録 Vol.1
  54年のゴルトベルク変奏曲〜J.S.バッハ

 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
グレン・グールド(P)
 録音:1954年6月21日、モノラル、放送用収録|ソース:記載無し|原盤・初出: CBC (CANADA) 。 フルトヴェングラーの死の翌年、1955年に録音されたグールドのゴルトベルク変奏曲は音楽界に大きな衝撃をもたらした。しかしこれは突然生まれたわけでも、他の惑星からやってきたわけでもない。その前年に録音された当演奏が土台となっていたのである― ALTUS最新技術で鮮やかに蘇る、グールド若き日の貴重なCBC録音。才気ほとばしる類まれな感性、CBS 専属契約前に残した名演奏が望みうる最高の音質で登場!55年の「ソニー旧録盤」に先立つ、54年のCBC録音によるゴールドベルク。既にグールド無二の世界が出来上がっていながら、編集を駆使したソニー盤とは異なる感興が乗った非凡な演奏。たっぷり歌うアリアに、聴き手をぐいぐいと引き込むスリリングな変奏。斬新な緩急が生み出す求心力と推進力に終始わくわくさせられる。グールドが影響を受けたというテューレックなどの録音と比べてその演奏を考察した解説書も、バッハ演奏史におけるグールドの存在を改めて見直すための一助となるだろう。ジャケット・デザインはシルバーを用いたこだわりの印刷。画面上の画像データでは再現できない色になっておりモノとしての価値も十分。ぜひコレクションに加えたいアルバム。
グレン・グールド若き日の記録 Vol.2 〜J,S,バッハ:ピアノ独奏曲集
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971 (*) /平均律クラヴィーア曲集第2巻 より
  〔第9番 ホ長調 BWV.878 (*) /第14番 嬰ヘ短調 BWV.883 /第7番 変ホ長調 BWV.876 /第22番 変ロ短調 BWV.891 〕
 15のシンフォニア BWV.787-801 (#) /パルティータ第5番 ト長調 BWV.829 (+)

 グレン・グールド(P)
 録音:1952年10月21日(*) 、1955年3月15日(#) 、1954年2月28日(無印) 、1954年10月4日(+) 、すべてモノラル、放送用収録|ソース:記載無し|原盤・初出: CBC (CANADA) 。これだけ正確に駆け巡る音型の有り余るまでのテクニックを聴かせれば、カナダの若き天才ピアニスト出現としてのインパクトは十分すぎるものだったと想像できる。パルティータ第5番の演奏は特に完成度が高く、音楽は若々しい感性と美しい透明感に満ちあふれているー ALTUS最新技術で鮮やかに蘇る、グールド若き日の貴重なCBC録音。才気ほとばしる類まれな感性、CBS 専属契約前に残した名演奏が望みうる最高の音質で登場!鮮烈なドライヴ感のイタリア協奏曲、対位法的な面白さとリリシズムがせめぎ合う平均律、後年の録音と同じ独自の配列がすでに完成しているシンフォニア、水際立った表現が輝かしいパルティータ。55年のゴールドベルクでCBSデビューを飾る前のグールドが残した、貴重なバッハ演奏の数々が収められている。フィッシャーなど往年のピアニストを引き合いに出しながらグールドの演奏を考察した解説書も、バッハ演奏史におけるグールドの存在を改めて見直すための一助となるだろう。ジャケット・デザインはシルバーを用いたこだわりの印刷。画面上の画像データでは再現できない色になっておりモノとしての価値も十分。ぜひコレクションに加えたいアルバム。
スメターチェクの芸術 Vol.1
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」(*)
 シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38 「春」(#)
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ(P;*)
ヴァーツラフ・スメターチェク指揮
プラハso.(*)、プラハ放送so.(#)
 録音:1957年5月29日、ライヴ、モノラル(*) /1971年、セッション、ステレオ(#) |ソース:記載無し|初出: Praga Digital 〔廃盤、入手不能〕。『★世界を股にかけ活躍し、チェコでは「空飛ぶ指揮者」「音楽大使」と呼ばれ、日本では「チェコのカラヤン」とのキャッチフレーズで親しまれたスメターチェクの偉大な演奏集。チェコ・フィルとあわせて「チェコ3大オーケストラ」と言われるプラハ交響楽団、プラハ放送交響楽団との共演です。完璧主義者ミケランジェリとの《皇帝》は整然としたオーケストラと生き生きしたソロの対話が素晴らしい名演。また《春》は商業録音の残されていないレパートリーで貴重な記録。こちらはすこぶる良好なステレオ録音となっておりスメターチェクの至芸が心行くまで堪能できます。』『★「(ベートーヴェン《皇帝》の)共演はイタリアの巨匠ミケランジェリである。完全主義者、キャンセル魔として有名なミケランジェリだが、ここでの彼はなんと生き生きと楽しげに演奏していることだろう!演奏に神経質なところが微塵も感じられず、ピアノの音は燦然と輝き、その表情は晴れやかで、颯爽と進行する音楽は気品に満ちている。ミケランジェリ絶好調の演奏を引き出した立役者は、スメターチェクその人であろう。」「(シューマン《春》は)冒頭の輝かしいファンファーレから精細緻密なオーケストラ・コントロールに魅せられるばかりだ。第1楽章の序奏、第1主題呈示、第2主題呈示におけるテンポやリズム、音色の描き分けなど見事の一言だが、それでいて対照がつき過ぎることなく、音楽にいささかも無理な力がかかることがない。こうした見事な手綱さばきは曲想変化の激しいコーダにいたって最高潮となり、ラストの乾坤一擲の「ため」が圧倒的な終結を形作るのである。」(ブックレット所収の板倉重雄氏の解説より)』
ALT-482
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(2CD)
1.5CD価格
スメターチェクの芸術 Vol.2 〜
  ドヴォルジャーク
交響曲集
 〔第6番 ニ長調 Op.60, B.112 (*) /
  第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」 (#) 〕
ヴァーツラフ・スメターチェク指揮
プラハso.(*)、プラハ放送so.(#)
 録音:1974年、ライヴ(#) /1975年、セッション(*)、ステレオ(*/#) |ソース:記載無し|初出: Praga Digital 〔廃盤、入手不能〕。『★(前略| ALT-481 と同文)《新世界》は得意の演目でありながら商業録音が残されておらず、当録音の価値は計り知れません。絶妙にして圧巻、期待以上の名演が展開されます。第6番もまたスメターチェクがしばしば取り上げた作品で、深い楽曲理解が生み出す香り立つような音楽がたまらぬ魅力です。』『★《新世界》の録音は宇野功芳氏が著書『新盤・クラシックの名曲・名盤』の同曲の項でケルテス/ウィーン・フィル盤を至上の名演と紹介しつつ、併せてこのスメターチェクの演奏に触れ「土俗的な迫力と芸術的な鋭さ、深さはケルテスの上を行く」と評したことで有名になったもの。ALTUSリマスターによる音質向上でこの名演がさらに楽しめるようになりました。』 『★「(交響曲第6番は)単にお国物という以上に、スメターチェクの楽曲分析の深さと、それを実際の音とする手腕の確かさが印象的である。例えば第1楽章、ピアニシモの冒頭から48小節をかけて練習記号A、フォルテシモの圧巻の主題呈示(グランディオーソ)を導く部分など、他の多くの指揮者がたどり着くまでに表現の沸点を迎えてしまう中、スメターチェクはAに至って初めて、偉大なものを見たときに感じるような圧倒的な存在感の表出に成功している。」「(《新世界より》は)冒頭から弦楽器群の血の通った濃厚な響き、金管、打楽器の強奏強打、木管のニュアンス豊かな吹奏、アクセントやクレッシェンドの強調、緊張と弛緩の交代も絶妙で、極めて彫りの深い表現を生み出している。そして、各楽章の決め所やコーダでは、先の作品でも述べてきたような「ため」や加速と伴ったドラマティックなテンポ変化と、各楽器の最強奏により圧巻のクライマックスを形成しているのである。」(ブックレット所収の板倉重雄氏の解説より)』
ALT-483
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(3CD)
若杉&N響〜メシアン:管弦楽作品集〔『サントリーホール10周年記念公演
  ブルックナー・チクルス 1996〜98 「2つの世紀のカトリック」』より〕
 忘れられた捧げもの(1930) [録音:1996年1月29日]/
 教会のステンドグラスと小鳥たち(1986) (*)[録音:1996年2月26日/日本初演]/
 かの高みの都市(1987) (*) [録音:1996年3月31日/日本初演]/
 われら死者のよみがえりを待ち望む(1964) [録音:1997年1月13日]/
 聖体秘蹟への賛歌(1932) [録音:1997年2月24日/日本初演]/
 キリストの昇天(1932-33) [録音:1997年3月18日]/天国の色彩(1963) (*) [録音:1998年1月27日]/
 神の顕現の三つの小典礼(1945) (*/#) [録音:1998年2月28日]/輝ける墓(1931) [録音:1998年3月13日]

 木村かをり(P;*) 原田節(オンド・マルトノ;#) 
 若杉弘指揮 NHK so.、大谷研二合唱指揮東京混声cho 女声合唱(#)
ALTSA-483
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
3枚価格
価格帯:S
限定生産盤
 録音:[内]、すべてサントリー・ホール、ライヴ|初出音源|収録: NHK |収録時間: 計168分。『★1996年から98年にかけて3期9公演に渡り行われた若杉弘指揮・NHK交響楽団によるブルックナー・チクルス「2つの世紀のカトリック」は、各回ブルックナーの交響曲1曲とメシアンの作品を組み合わせた意欲的なプログラムで構成されていました。この時のブルックナーの録音は2020年にALTUSからめでたく全集として発売され(ALT-431/440)、大ベストセラーを記録しています。★そして今回ついに待望のメシアンがリリース!9曲すべてを公演順に3枚のCDに収録。ブルックナーと併せたプログラムでありながら30分超えの楽曲もあり編成も多様で、この演奏会が日本初演となったものもあります。改めて聴きこむと、1曲1曲とても丁寧に演奏を作り上げていたことに驚かされ、また心から感動させられます。これほどの規模と完成度で残された一貫した解釈によるライヴ録音はメシアン演奏史に刻まれて然るべき不朽の価値を誇っていると言って良いでしょう。2022年メシアン没後30年に先駆けてお送りする大注目盤です!★ブックレットには当時のプログラムに掲載された笠羽映子氏による楽曲解説を掲載。相当な文量で詳細に書かれており、日本語で読める資料としてもたいへん貴重なもの。若杉の清冽な演奏を聴きながら読めば、メシアンの複雑な作曲技法が鮮やかに解きほぐされていくよう。女声合唱を伴う「神の顕現の三つの小典礼」の歌詞対訳もついています。』
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。なお、当アイテムのSACD盤は収録時間の関係か1枚ものながら高額設定になっています。
グレン・グールド若き日の記録 Vol.3 〜ベートーヴェン:奏鳴曲と変奏曲
 ピアノ・ソナタ〔第19番 ト短調 Op.49 No.1 (*) /第28番 イ長調 Op.101 (#) /
         第4番 変ホ長調 Op.7 〜第2楽章(#) 〕/
 創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34 (+) /
 創作主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35 「エロイカ変奏曲」(*)
  グレン・グールド(P)
 録音:1952年10月5日(*) 、1952年10月12日(#) 、1952年9月28日(+) 、すべてモノラル、放送用収録|ソース:記載無し|原盤・初出: CBC (CANADA) 。※なるべく本来の響きを削ぐことのないようリマスターしているため、マスターに起因するノイズがございます。ご了承ください。 ベートーヴェンは一生をかけて対位法に取り組み、後期の作品でその完全性を高めた。グールドによるとそれはバロック時代のものとは似つかぬ統合的な対位法であり、ソナタなどの古典派的な構造の要請に応じたもので、それによって構造の修正も行われるという ー ALTUS 最新技術で鮮やかに蘇る、グールド若き日の貴重なCBC録音。才気ほとばしる類まれな感性、CBS 専属契約前に残した名演奏が望みうる最高の音質で登場!シリーズ第3集はベートーヴェンのソナタと変奏曲。ソニーに録音のないソナタ28番が実に貴重。放送ライヴならではの勢いにあふれ終楽章展開部フーガの怒涛の凄まじさはとにかく圧倒的。若々しく白熱する面白さが強く出た無二の演奏。「エロイカ変奏曲」も後半に進むにつれどんどんエネルギーが充溢していく力演。ベートーヴェンにとって重要なファクターであるフーガや変奏の技法はグールドにとっても大きな武器となる表現要素であり、さらにバッハとは異なる魅力を引き出している所も見逃せないポイント。シュナーベルやバックハウスといった当時のベートーヴェン弾きと比較するなどしてグールドの演奏を考察した解説書も読みごたえがある。ジャケット・デザインはシルバーを用いたこだわりの印刷。画面上の画像データでは再現できない色になっておりモノとしての価値も十分。ぜひコレクションに加えたいアルバム。
グレン・グールド若き日の記録 Vol.4 〜ベートーヴェン:独奏、重奏そして協奏
 6つのバガテル Op.126 (*) /ピアノ三重奏のためのアレグレット 変ロ長調 WoO.39 (#) /
 ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70 No.1 「幽霊」(#) /ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37 (+)

 グレン・グールド(P) アレグザンダー・シュナイダー(Vn;#)
 ザラ・ネルソヴァ(Vc;#) ハインツ・ウンガー指揮 CBC so.(+)
 録音:1952年9月28日(*) 、1954年7月18日(#) 、1955年2月21日(+) 、すべてモノラル、放送用収録|ソース:記載無し|原盤・初出: CBC (CANADA) 。※なるべく本来の響きを削ぐことのないようリマスターしているため、マスターに起因するノイズがございます。ご了承ください。 ある日、コロンビアレコードのオッペンハイムはシュナイダーに、リパッティのようなピアニストはいないかと尋ねた。シュナイダーは、トロントにグレン・グールドというのがいると答えた。「少し変人だが、素晴らしい、催眠術のような効果をピアノから引き出す。ー ALTUS 最新技術で鮮やかに蘇る、グールド若き日の貴重なCBC録音。才気ほとばしる類まれな感性、CBS 専属契約前に残した名演奏が望みうる最高の音質で登場!シリーズ第4集はベートーヴェンの種々の編成の楽曲で構成。ピアノ・トリオにはブダペスト弦楽四重奏曲の第2ヴァイオリン奏者、アレクサンダー・シュナイダーが参加している。彼はこの録音に参加したことでグールドを知り、のちにコロンビアレコードの責任者デイヴィッド・オッペンハイムにグールドを推薦してデビューのきっかけを与えた人物であり、その意味でも歴史的に重要な演奏が収められていると言えるだろう。「バガテル」は後年のソニー録音と比べると、速めのテンポによるみずみずしい演奏。ドイツ系指揮者ハインツ・ウンガーがガッチリと構築した管弦楽に若きグールドが相対するピアノ協奏曲も聴きごたえたっぷりの快演。ジャケット・デザインはシルバーを用いたこだわりの印刷。画面上の画像データでは再現できない色になっておりモノとしての価値も十分。詳細な日本語解説を含め、ぜひコレクションに加えたいアルバム。
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(6CD)
4枚価格
限定盤
ベルティーニ&ケルン放送so. 〜ライヴ・コレクション
 #収録内容詳細はリンク先 PDF ファイル(ALT-488, 2761/2 共通)(要・閲覧ソフト)をご覧ください
  ALT-150-152, 160-162 のセット化。 ALTUSから発売されたベルティーニ/ケルン放送so. の音源を網羅した6枚組セット。日本ではマーラー指揮者としてお馴染みのベルティーニだが、ここに収録されているのはベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、R.シュトラウスなどの、マーラー以外の王道レパートリー。どれもベルティーニの音楽づくりの神髄が刻まれたもので、この指揮者を知るうえで欠かすことのできない名演奏となっている。ディースカウ参加のショスタコーヴィチの14番も聴き物。解説書には既発盤の原稿をもれなく掲載している。
スメターチェクの芸術 Vol.3 〜リムスキー=コルサコフ
 交響組曲「シェエラザード」 Op.35 (*) /「見えざる町キテージと聖女フェヴローニャの物語」組曲(#)

  ヴァーツラフ・スメターチェク指揮 プラハ放送so.(*) 、プラハso.(#)
 録音:1967年1月17日(#) /1975年6月3日-5日(*)、ともにステレオ(*/#) |ソース:記載無し|初出: Praga Digital 〔廃盤、入手不能〕。『「シェエラザード」がやはり素晴らしい。スメターチェクは正攻法にオーケストラをきちっと制御し、見通しの良い響きを再現している。ちょっと聴くと淡白のように思えるが、その過不足のない表現から、曲の面白さがくっきりと浮かびあがっているのだ。スメターチェクらしい繊細さも十分に生きている。手綱をゆるめず、最後まで凜々しく格調を保っており、後味も最高だ。』(平林直哉/解説より) 世界を股にかけ活躍し、チェコでは「空飛ぶ指揮者」「音楽大使」と呼ばれ、日本では「チェコのカラヤン」とのキャッチフレーズで親しまれたスメターチェクの名演。チェコ・フィルとあわせて「チェコ3大オーケストラ」と言われるプラハso.、プラハ放送so. との共演。この「シェエラザード」は国内初出時、盤鬼として知られる音楽評論家・平林直哉氏が絶賛した大名演。このたびALTUSによる最新のリマスターがなされ再び世に出されることになった。
スメターチェクの芸術 Vol.4
 ショスタコーヴィチ:交響曲第3番 変ホ長調 Op.20 「メーデー」〔チェコ語歌唱〕(*)
 プロコフィエフ:交響曲第7番 嬰ハ短調 Op.131 「青春」(#)
  ヴァーツラフ・スメターチェク指揮 プラハ放送so.&cho.(*) 、チェコpo.(#)
 録音:1970年6月(#) /1974年9月(*)、ともにステレオ(*/#) |ソース:記載無し|初出: Praga Digital 〔廃盤、入手不能〕。『20世紀作品を体系的に取り上げてきたスメターチェクが、1974年という作曲家の存命中に《メーデー》に目をつけたのは、体制側の抑圧により終息を迎えたロシアン・アヴァンギャルドの音楽を積極的に再評価する意図があったのだろう。フィナーレの歌詞をチェコ語にしたのも、チェコの聴衆に作曲家の狙いをよりよく理解してもらうためと想像される。求心力と迫力に満ちた演奏を聴かせており、合唱付き作品を得意としたスメターチェクの面目躍如たる名演と言えるだろう。』(板倉重雄/解説より) スメターチェク・シリーズ第4弾は20世紀ロシア交響曲集!アヴァンギャルドな曲想を物ともせず、壮絶なテンションで迫力のドラマを生み出すショスタコーヴィチ3番は何たる凄味!手に汗握る疾走感に決然とした展開、チェコ語で高らかに歌い上げられる終結合唱にもおおいに痺れる。対するプロコフィエフ7番は美しい歌にあふれ、うきたつリズム感のなかで次々と旋律を紡いでは戯れていく展開に心躍る。両曲ともスメターチェク抜群の解釈と巧みなオーケストラ・ドライヴに魅せられる、知る人ぞ知る超名演!
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(3CD)
シッパーズ指揮、1967 大阪国際フェスティバル〜
  ワーグナー
:楽劇「ワルキューレ」(全曲)
 ヘルガ・デルネシュ(ジークリンデ) ジェス・トーマス(ジークムント)
 ゲルト・ニーンシュテット(フンディング) アニヤ・シリヤ(ブリュンヒルデ)
 テオ・アダム(ヴォータン) グレース・ホフマン(フリッカ/ヴェルトライテ)
 エルザ・カヴェルティ(ヘルムヴィーゲ) ゲルトラウト・ホプフ(オルトリンデ)
 ロッテ・リザネク(ゲルヒルデ) エリカ・シューベルト(ヴァルトラウテ) アリス・エールケ(ジークルーネ)
 ハンナ・ルートヴィヒ(ロスヴァイセ) エリーザベト・シェルテルシュ(グリムゲルデ)

 トマス・シッパーズ指揮 NHK so.
 録音:1967年4月11日、フェスティバルホール、ステレオ、バイロイト・ワーグナー・フェスティバル(1967年〔第10回〕大阪国際フェスティバル)、ライヴ|ソース: NHK |演出、装置、衣裳:ヴィーラント・ワーグナー|日本語帯・解説・歌詞対訳付。シッパーズが残した「ワルキューレ」の映像・録音は当演奏が既知中唯一で、 Premiere Opera と Encore から DVD-R が出ていた。 当フェスティバルでの演奏は、先に KII から1967年4月10日ブーレーズ指揮の「トリスタンとイゾルデ」がCDリリースされていた (KKC-2188/90) が、当演奏は Altus から発売。『1967年の第10回大阪国際フェスティバルで実現したバイロイト音楽祭の招聘公演は、日本のオペラ公演史に特筆される大事件だった。歌手と指揮者、主要スタッフはすべて、当時のバイロイト音楽祭にかかわっていた人々であり、演目の《トリスタンとイゾルデ》と《ワルキューレ》はともに、前年の音楽祭で上演されていたプロダクションだった。全国各地のワグネリアンが、大阪巡礼を行なうことになったのである。』(山崎浩太郎)  錚々たる歌手陣とヴィーラント・ワーグナーの演出。「本物」の凄まじさを知らしめた伝説の67年バイロイト引っ越し公演から、シッパーズの「ワルキューレ」が初CD化! NHKに保管されたマスターを丁寧にマスタリングして商品化。第1幕最後のジークムントとジークリンデが抱き合い倒れこむシーンの強烈な絶唱とドシンという音など、会場に立ち込める凄まじい熱気がバンバン伝わって来る。66年に世を去ったヴィーラントの遺志を継いだ本格演出、ヴィーラントの悲願であるブリュンヒルデを歌うアニヤ・シリヤなど、この公演でしか味わえない大いなる魅力がいっぱいに詰まった大注目の逸品!
グレン・グールド若き日の記録 Vol.5
  58年のゴルトベルク変奏曲〜J.S.バッハ

 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
グレン・グールド(P)
 録音:1958年7月23日、ヴァンクーヴァー音楽祭、ライヴ、モノラル|ソース:記載無し|初出: West Hill Radio Archives (CANADA), WHRA-6038 (6CDs) 〔廃盤、入手不能〕。 グールドはステージ上でも聴衆のためでなく、あくまでも自分のために弾いている。自身の内で瞬間に湧き上がってきた音楽をこのディスクを通じて我々は聴くことができるわけだ。ここにはインテンポを維持して完成させた55年のスタジオ録音では聴くことのできない、内面の音楽が残されている ― Altus の最新技術で鮮やかに蘇る、グールド若き日の貴重なライヴ録音。知られざるゴールドベルクの名演、58年バンクーバー音楽祭、ライヴが望みうる最高の音質で登場!スタジオの録音技術を駆使して緻密に作り上げた55年の「ゴルトベルク変奏曲」で一躍音楽界にその名をとどろかせたグールド。多忙な演奏活動に明け暮れるうちコンサートというものを疑問視し、精神的不調の波にもまれ、50年代から既に演奏会のキャンセルが多くなっていく。そんななか興が乗って充実したライヴ演奏を繰り広げることもあって、この58年バンクーバー・ライヴがまさにそれ。ライヴの一回性の中でイマジネーションが自由に飛翔した素晴らしい「ゴールドベルク変奏曲」。大胆な緩急を持ち、各変奏の繰り返しの有無にも独自性がある演奏で、55年のスタジオ録音を完成された設計図としつつもそこにこだわらない自在さがあり、大きな違いがある。また59年のザルツブルク・ライヴでは81年スタジオ盤へと繋がっていくテンポ感が現れて来るが、このバンクーバー・ライヴは緩急のせめぎ合いがまだまだ白熱している。ブックレットには各録音を比べながら詳細に検証された演奏論が掲載され、圧倒的な読み応えとなっている。ジャケット・デザインはシルバーを用いたこだわりの印刷。画面上の画像データでは再現できない色になっておりモノとしての価値も十分。ぜひコレクションに加えたいアルバム。
ゴロワノフの芸術 Vol.1 〜ラフマニノフ
 交響曲第2番 ホ短調 Op.27 (*) /
 交響的舞曲 Op.45 より(#) 〔第1楽章/第3楽章〕
ニコライ・ゴロワノフ
 〔ゴロヴァーノフ〕指揮
モスクワ放送so.
 録音:1949年6月17日(#) /1953年5月25日(*) 、ともにモノラル|ソース:記載無し|解説:平林直哉。『ゴロワノフの芸風はムラヴィンスキーと全く対照的である。ムラヴィンスキーが余分な響きを極力排除し、透明で繊細な音楽を奏でていたのに対し、ゴロワノフは野人のように粗野で熱っぽく、鼻がひん曲がるほどのロシア臭気を発していたのである』『ロシアの指揮者について語る時、ゴロワノフの存在は絶対に無視できない』『交響曲第2番では冒頭から異様に太くたくましい音の塊が出現し、第2楽章も終始オーケストラが乱れるほど熱くなっている。第3楽章はロシアのセンチメンタリズム満開、第4楽章の粗野な盛り上がりもゴロワノフならではである』(平林直哉/解説より) 脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。ここまで熾烈な演奏はそうない。衰えを知らぬ最晩年のラフマニノフ2番と、貴重な交響的舞曲(抜粋)の録音を収録。
ゴロワノフの芸術 Vol.2
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」[1953年3月24日]
 ムソルグスキー:
  歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜ポロネーズ[1950年6月7日]/
  歌劇「ホヴァンシチーナ」〜前奏曲「モスクワ河の夜明け」[1947年10月17日]
 チャイコフスキー:序曲「1812年」 Op.49 [1948年2月7日]
  ニコライ・ゴロワノフ〔ゴロヴァーノフ〕指揮モスクワ放送so.
 録音:[内]、すべてモノラル|ソース:記載無し|解説:平林直哉。『〈金管楽器の咆哮〉という言葉が使われるが、ゴロワノフの演奏は、まさにこの言葉の通りである。咆哮とは獣が何かに対して本能的、直観的に叫び声をあげることで、決して理性的なものとは相いれない。ゴロワノフの演奏での金管楽器の鳴らし方は、理性を失う寸前のようなスリルと興奮がある』『《展覧会の絵》では冒頭の脂ぎったトランペットから早くも金管楽器が爆発。さらに独自のカットや打楽器の追加をし、曲を完全にゴロワノフ調に塗りつぶしている』『《1812年》も凄い。開始して間もなく最初に盛り上がるところがあるが、そこからしてすでに正気ではない。その興奮も音楽をねじ曲げるようなリタルダンドでいったん落ち着かせるが、主部に入ると小太鼓を追加して大暴れしている』(平林直哉/解説より) ムラヴィンスキーと対を成すロシアのカリスマにして、強烈な爆演で知られる伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)の音源をALTUS 渾身のマスタリングで発売!脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。ここまで熾烈な演奏はそうない。「展覧会の絵」や「1812年」といった大管弦楽のエネルギーを存分に味わえる濃厚作品を収録。
ゴロワノフの芸術 Vol.3
 ボロディン:交響曲第2番 ロ短調「勇士」(*)
 R.シュトラウス:
  ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 Op.11 (#)
ヤコフ・シャピロ(Hr;#)
ニコライ・ゴロワノフ
 〔ゴロヴァーノフ〕指揮
モスクワ放送so.
 録音:1947年(*) /1952年4月4日(#)、ともにモノラル|ソース:記載無し|解説:平林直哉。『ボロディンの交響曲第2番はゴロワノフの録音遺産の中でも、突出して濃厚、強烈である。第1楽章の終わり、信じがたいほどの強烈なリタルダンドは、かのメンゲルベルクがベートーヴェンの第9交響曲の一番最後に行った腕も折れよと力を込めたそれと並んで、レコードに記録された“世界の2大リタルダンド”であろう。第4楽章も音の爆発と強烈なロシア情緒とが交錯する、凄まじいばかりの乱舞である。ゴロワノフのそれが猛獣の叫び声だとすると、他の指揮者はせいぜい柴犬の鳴き声であろう。』(平林直哉/解説より)  ムラヴィンスキーと対を成すロシアのカリスマにして、強烈な爆演で知られるロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)の音源をALTUS 渾身のマスタリングで発売!脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。このボロディンは言わずと知れた大名演。暴れまわるオーケストラ、超弩級の激しさと張り裂けんばかりの歌、人類の表現しうる限界を感じさせない激烈な音楽が大展開される。冒頭の主題提示からゴロワノフも気合十分、「ダッダッダッダッ…」と野太く叫ぶように歌っている。終楽章の天を衝くハイテンションなどとんでもない代物。終始ありったけのエネルギーが注ぎ込まれた唯一無二の超絶演奏。
ゴロワノフの芸術 Vol.4
 ベートーヴェン:
  「エグモント」Op.84 〜序曲[1951年12月13日]/
  交響曲第1番 ハ長調 Op.21 [1948年11月12日]
 リスト:交響詩「オルフェウス」 S.98 [1952年]/
     交響詩「ハンガリー」 S.103 [1953年]
ニコライ・ゴロワノフ
 〔ゴロヴァーノフ〕指揮
モスクワ放送so.
 録音:[内]、すべてモノラル|ソース:記載無し|解説:平林直哉。『《エグモント》序曲の冒頭はトランペットの絶叫とティンパニのトレモロが加えられ怒号のような和音で開始される。主部は細部の乱れおかまいなしに加速され、時おりトランペットがむき出しにされる。交響曲第1番も圧倒的である。開始してすぐに顔面を殴られたような強烈な音にしびれるが、続く主部は異常なスピードである。第4楽章は《エグモント》序曲同様にティンパニのトレモロが加えられ異様におどろおどろしく始まる。古典的な枠にとらわれない、非常にロマンティックな名演と言えるだろう。』(平林直哉/解説より)  脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。ベートーヴェンの1番はこんな演奏が可能だったのかと度肝を抜かれる。序奏のたっぷり濃厚な歌と、そのなかから時折フォルテで奏される和音の立ち上がりのスピード!殻を突き破って主部に入るとテンションが爆発、怒涛の音楽となる。しかし第2主題でぐっとブレーキを踏みこむなど音楽作りには抜かりなし。あらゆる仕掛けの嵐に吹き飛ばされそうな名演。
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(2CD)
1.5CD価格
ゴロワノフの芸術 Vol.5 〜ワーグナー:管弦楽作品集
 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲[1951年12月16日]/歌劇「リエンツィ」序曲[1951年12月13日]/
 歌劇「タンホイザー」序曲[1951年11月14日]/序曲「ファウスト」[1947年]/
 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死[1950年10月3日]/
 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲[1951年12月16日]/
 舞台神聖祭典劇「パルジファル」より〔前奏曲[1951年]/聖金曜日の奇跡[1948年]〕

 ニコライ・ゴロワノフ〔ゴロヴァーノフ〕指揮モスクワ放送so.
 録音:[内]、すべてモノラル|ソース:記載無し|解説:平林直哉。『《リエンツィ》は序奏の重心の低い、そして色でいうとドス黒いような響きが何とも言えない。主部は酩酊した連中が大騒ぎしたかのようなお祭状態で、その熱狂と興奮は凄い。《マイスタージンガー》も最初のフレーズからして異常で、金管楽器の各奏者が野獣のようにわめいているようにも思える。そして中間部の濃厚な歌、そして最後の大きな緩急と、まさにやりたい放題である。《パルジファル》前奏曲では〈信仰の動機〉の金管楽器が場違いなほど隆々と奏される』(平林直哉/解説より)  『★ムラヴィンスキーと対を成すロシアのカリスマにして、強烈な爆演で知られるロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)の音源をALTUS渾身のマスタリングで発売!脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。第5集はワーグナーの管弦楽作品集。厚く塗りこめられた管弦楽の響きとその中にあってなお突出した叫びを上げる金管楽器、リミッターなどあろうはずがない圧倒的な表現力。人類の表現しうる極北のさらに先といった凄まじさに心底打ちのめされます。』
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(5CD)
2.5CD価格
カール・ベーム&ウィーンフィル東京ライヴ・コレクション 1977/1980
 【ALT-026/7|1977年3月2日、 NHK ホール】
   ベートーヴェン:交響曲〔第6番「田園」/第5番「運命」〕/レオノーレ序曲第3番(アンコール)
 【ALT-065|1980年10月6日、昭和女子大人見記念講堂】
   ベートーヴェン:交響曲〔第2番/第7番〕
 【TFMC-1011|1977年3月11日、東京文化会館】
   モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201 (186a) / R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 Op.20
   ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
   ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスターシンガー」〜第1幕前奏曲(ゲネプロ)

 カール・ベーム指揮 VPO
 単売商品|録音:上記【内】、すべてライヴ、ステレオ。#『単売のパッケージをそのまま紙ケースに収納』とされていますが、帯については記載がありません。『★ベームとウィーン・フィルの伝説的来日公演、 ALTUS と TOKYO FM からリリースされている3タイトルCD5枚分をまとめた数量限定特別価格セットです。単売のパッケージをそのまま紙ケースに収納した仕様となっており、大変お買い得な価格となっております。数量限定ですのでお早めにどうぞ!★【ALT-026/7】…「77年3月2日のベーム、ウィーン・フィルの来日公演はまさに夢と陶酔のひとときであった。普通、極上の名演奏はマイクに入らないものだが、この録音には当夜のすべてが刻み込まれている。奇蹟というほかない。」〜宇野功芳・ライナーノートより★【ALT-065】…1980年最後の来日演奏会、昭和女子大学人見記念講堂こけらおとしコンサート。「巨人ベームのエネルギーが最後に最も激しく燃焼した瞬間だった」〜ウィーン・フィル、クラリネット奏者E.オッテンザマー★【TFMC-1011】…FM東京のマスターテープをもとに今CD用のアナログテープを作り、そこから16bit/44.1KHzに落とし込みCD化。「AAD」によるあたたかで野太い見事な音質。ベーム伝説の美演を堪能できます!』
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(2CD)
1.5CD価格
含・初出、 INA 秘蔵音源〜クリュイタンス&パリ音楽院管ライヴ 1958.9.4
 ドビュッシー:3つの夜想曲(*) /カンタータ「選ばれた乙女」(#)
 ラヴェル:道化師の朝の歌/マ・メール・ロワ/ラ・ヴァルス
  ジャニーヌ・ミショー(S;#) アニエス・ディスネ(Ms;語り手;*)
  アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院o.、
  マルセル・ブリクロ合唱指揮フランス放送cho.女声合唱(*/#)
ALTSA-501
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
1.5枚価格
価格帯:S
限定生産盤
 録音:1958年9月4日、ブザンソン音楽祭、ライヴ、モノラル| (*以外):おそらく初出音源|既出CD: Tahra, TAH-741 (*) |音源・ライセンサー: INA (フランス国立視聴覚研究所)|レコード芸術2022年3月号特選盤 (ALT-501/2) 。。「「ラ・ヴァルス」はいかにもライヴらしい、覇気の感じられる演奏だ。弦楽器、管楽器を問わず独特な音色も楽しいし、最後の激しい加速もいかにも一発勝負的である。クリュイタンスは日本公演のベルリオーズの幻想交響曲でも、オーケストラが崩壊寸前になるまでオーケストラをあおっていたのを思い起こさせる。』(平 林直哉|解説より)  ALTUS 入魂のマスタリングでCD化。クリュイタンスとパリ音楽院による1日のコンサートを収録。ドビュッシーの2曲はクリュイタンスにとって正規録音がなく、特に「選ばれた乙女」はレパートリーとしても初音盤化と思われる貴重音源!ラヴェルの作品も既発演奏との聴き比べが興味津々。楽器毎の色彩が濃厚でライヴならではの強烈な盛り上がりもありシャルル・ミュンシュを彷彿とさせる瞬間も。モノラルながら丹念なマスタリングでこの時代の響きをたっぷりと楽しめる音質に仕上げた。 「選ばれた乙女」を歌うソプラノのジャニーヌ・ミショーはパリ音楽院で学んだフランス音楽のスペシャリスト。名作フランス・オペラのソプラノ役をほとんど歌いつくしコンサート活動も多かった彼女、「選ばれた乙女」は得意曲のひとつで、楽曲の勘所を見事に押さえた美しい歌唱が聴ける。
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
INA 秘蔵音源|
  ハスキル + クリュイタンス〜協奏曲集 1955.12.8

 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
クララ・ハスキル(P)
アンドレ・クリュイタンス指揮
フランス国立放送o.
 録音:1955年12月8日、モノラル、ライヴ。 『ハスキルの高貴で透明な音色が、ざわついた心をさっと静めてくれるような魅力に溢れている〉〈クリュイタンスの素晴らしい伴奏―悲劇的な響きと貴族的な色彩の万全なバランス―ともあいまった、有機的なコラボレーションも忘れがたい』(平林直哉|解説より)★INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスしてALTUS入魂のマスタリングでCD化。クリュイタンス&フランス国立放送管とクララ・ハスキルによって同日に演奏された協奏曲2題。長らく入手困難だった音源だけに嬉しい発売です。★1曲目はモーツァルト。クリュイタンスの伴奏は激情と熱気がありながらも品格を損なわず、壮麗なハ短調の音響を打ち立てます。ハスキルは深みのある音色で美しく飛翔、その豊かな表現はどれも確固たる意志に裏打ちされたもので、実に論理的に音楽が展開されていきます。香り立つ木管とのアンサンブルも絶品です。2曲目ベートーヴェンも同様の特徴が挙げられますが、古典様式が拡大されていく楽曲のため更に自由な広がりと大胆さがプラスされます。それでいて芯のある高貴さに貫かれており、まさにこのコンビにしか成しえない堂々たる演奏となっています。
含・初出&初ステレオ INA 秘蔵音源〜
  ギレリス + クリュイタンス&フランス国立管ライヴ 1959.6.19

 ルジェ・ド・リール/ベルリオーズ編曲:ラ・マルセイエーズ(*)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (#)
 [アンコール] J.S.バッハ/ジロティ編曲:前奏曲 ロ短調 BWV.855a (+)
  エミール・ギレリス(P;#/+) アンドレ・クリュイタンス指揮(*/#)
  フランス国立放送o.(*/#)、同cho.(*)
 録音:1959年6月19日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ、ステレオ| (*/+):おそらく初出音源| (#):初ステレオ・リリース|既出CD, DVD, Blu-ray 〔すべてモノラル〕: Tahra [CD], TAH-741 (#) / EMI [DVD], DVA 4 90125 9 (#) / Euroarts [Blu-ray], 30-73984 (#) |音源・ライセンサー: INA (フランス国立視聴覚研究所)。『「大熱演」だと予想するかもしれない。しかし』『繊細な透明感や、つま弾くように弾いた時のなんとも言えない詩情に、いっそう心を奪われる。言い換えれば、非常に真摯であり、気品と凜々しさを湛えた演奏とも言える。』(平林直哉氏の解説より)  ALTUS入魂のマスタリングでCD化。クリュイタンス&フランス国立放送管が鋼鉄のピアニスト・ギレリスを迎えたチャイコフスキー・ライヴ。今までモノラルでしか発売されたことがなく嬉しいことにステレオ初出!くっきりと音楽をとらえ飛翔するピアニズムと、ふくよかで流麗なオーケストラとの立体的な交錯がおおいに楽しめる。同日に演奏されたふたつの編曲モノも面白い。合唱付き大迫力のベルリオーズ編「ラ・マルセイエーズ」に度肝を抜かれ、アンコールでのギレリスお得意シロティ編「前奏曲」の浮かびあがる内声に涙。オーケストラとピアノの魅力をとことん味わえる1枚。
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(2CD)
1.5CD価格
マスターから初復刻、 INA 秘蔵音源〜
  バーンスタイン&フランス国立管ライヴ 1966.11.30

 ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 Op.9 (*)
 シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61 (*)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47 (#)
レナード・バーンスタイン指揮
フランス国立放送o.
ALTSA-508
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(1SACD)
[NOT HYBRID]
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価格帯:S
限定生産盤
 録音:1966年11月30日、シャンゼリゼ劇場、パリ、ライヴ、ステレオ|既出CD-R: WME, WME-S-1071 (*) / Von'z, S-1-210 (#) |音源・ライセンサー: INA (フランス国立視聴覚研究所)|レコード芸術2022年3月号特選盤 (ALT-508/9) 。 ALTUS入魂のマスタリングでCD化。シューマン2番にショスタコ5番というバーンスタインの一番熱いところを凝集した名プログラムで完全初出、しかもステレオ録音というインパクト大のリリース。オーケストラにとってはミュンシュ最後の来日公演からわずか1ヶ月後の演奏会。バーンスタインはNYP音楽監督時代にして同年にウィーン国立歌劇場デビューを果たしており、ヨーロッパでの存在感がまさに大きくなっていた頃。この時この組み合わせが生んだ演奏はフランス流の音色を保ちつつもたいへんに白熱していて気合十分、強靭なドライヴ感で手に汗握る音楽が展開される。聴衆の大喝采も頷ける大名演!「随所に彼が指揮台を踏み鳴らす音が収録されていて、ライヴ録音のスリル満点。曲全体は圧倒的なスピード感をもって邁進していく」「オーケストラはバーンスタインに容赦なく統御されているらしく、メロディーラインを歌いながらオーケストラをドライヴする様子がはっきりと記録されていて、白熱した演奏会の様子が手にとるようにわかる。」〜白柳龍一氏の解説より
 ・ALTSA記号のSACD盤は、SACD対応プレーヤーでのみ再生可能の専用ディスクです。通常のCDプレイヤーでは再生できませんのでご注意下さい。SACDプレイヤーをお持ちで無いお客様は、CD盤をお求め下さい。
ALT-510/1
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(2CD)
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含・初出、 INA 秘蔵音源|バーンスタイン〜マーラー:交響曲集
 〔第1番 ニ長調「巨人」(*) /第2番 ハ短調「復活」(#) 〕

 ベルト・モンマール(S;#) オラリア・ドミンゲス(Ms;#)
 レナード・バーンスタイン指揮(*/#) モンテカルロ国立歌劇場o.(*)、
 フランス国立放送o.&cho.(#) ルネ・アリックス合唱指揮(#)
 録音:1962年8月11日、前庭、大公宮殿、モナコ(*) /1958年11月13日、シャンゼリゼ劇場、パリ(#)、ともにモノラル、ライヴ| (*):おそらく初出音源|既出CD: Radio France, FRF-002 (#) |後出CD-R: St-Laurent Studio, YSL-T-1258 (*) 。★INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスしてALTUS入魂のマスタリングでCD化。40代前半のバーンスタインによる情熱みなぎるマーラー・ライヴ!《巨人》は記念すべき初CD化であり、《復活》もしばらく市場から姿を消していた音源です。★両曲とも1回目のマーラー全集録音前でありながら、曲への共感度・燃焼度ともに最高レベルの大演奏。オーケストラも完璧に食らいついています。《巨人》は夭逝の天才フルート奏者・加藤恕彦(ひろひこ)氏が首席奏者に在籍していた時期のモンテカルロ歌劇場管。演奏は清々しいまでの覇気にあふれ、第3楽章の民族的歌いまわしやフィナーレの圧倒的大団円感が抜群。またフランス国立管との《復活》はリマスター効果めざましく、コントラバスやティンパニの迫りくる存在感、世界がひっくり返るような大音響、どこまでも歌い上げ高まりゆく合唱など、バーンスタイン迫真の表現がとことん楽しめます。★〈若きバーンスタインのほとばしる情熱が全編に横溢している上に、歌うべきところは徹底的に歌い上げる〉〈マーラーの音楽に対して、並々ならぬ自信をもって指揮をしている姿が目に浮かんでくる〉〜白柳龍一氏の解説より
ALT-512
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(5CD)
3CD価格
限定盤
ヤンソンス親子&レニングラード・フィル〜来日ライヴ・コレクション
 [ALT-094 (*) ] ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 / ワーグナー:「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲
 [ALT-095 (*) ] チャイコフスキー:交響曲第5番/「白鳥の湖」〜第2幕「情景」
 [ALT-443/4 (#) ] チャイコフスキー:交響曲第4番 / ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
 [ALT-445 (+) ] ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲
         ベルリオーズ:幻想交響曲 / シベリウス:悲しきワルツ
         ワーグナー:「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲

 アルヴィド・ヤンソンス指揮(*) マリス・ヤンソンス指揮(#/+) レニングラードpo.
 録音:1970年7月1日、フェスティバルホール、大阪(*) /1986年10月19日、サントリーホール(#) /1989年10月25日、 Bunkamura オーチャードホール(+) 、すべてライヴ。ALTUSからリリースされているヤンソンス父子とレニングラードpo. の来日公演実況録音、4タイトルCD5枚分をまとめたお買い得価格の数量限定セット。単売のパッケージをそのままジュエルケースごと紙ケースに収納した仕様。ショスタコーヴィチの5番、ローエングリンの3幕前奏曲は両氏とも演奏しているので聴き比べ可能!お早めにどうぞ!父アルヴィドは、ムラヴィンスキーがキャンセルしたため代役で出演した1970年公演を収録。レニングラードpo. がほとんど体で覚えてしまっているという作品を指揮しながらも、民族的要素とテクスチュア描出をバランスよく備えた感覚や、メリハリを利かせながらも格調高い表現が秀逸。ムラヴィンスキーの補佐を通して培った緻密なサウンド構築と濃厚な情念が一体となった、きわめて魅力的な演奏が聴ける。オケのハイテンションぶりも尋常ではなく、特に終楽章コーダなど無敵と言いたくなる凄まじい馬力に仰天。息子マリスは、これまたムラヴィンスキーの代役で登壇し新時代の大名演となった86年の重厚プログラムと、サンクトペテルブルク・フィルに改称前の圧倒的にロシアな演奏を叩き出した89年、ふたつの公演を収録。ムラヴィンスキー仕込みのレニ・フィル鉄壁の響きと、マリスの美しく見通しの良い音楽性が真正面からせめぎ合う、手に汗握る稀有な名演!特有のあたたかみがありつつも、激烈ティンパニや壮絶アッチェレランドが凄まじい燃焼度。父子ともスコア細部のこだわりに非常な説得力があり、フレージング処理に独自の色合いを添えてコントラストを生かす秘術が受け継がれている。クライバー父子と関連付けて論じたくなるような、クラシック・ファンの好奇心をくすぐる名演集。
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(3CD)
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ゴロワノフの芸術 Vol.6 〜スクリャービン:交響曲全集&ピアノ協奏曲
 交響曲全集〔第1番 ホ長調 Op.26 「芸術讃歌」[リュドミラ・レゴスタエワ(Ms)
                        アナトーリ・オルフェノフ(T) モスクワ放送cho. /1948年]/
       第2番 ハ短調 Op.29 「悪魔的な詩」[1950年]/第3番 ハ短調 Op.43 「神聖な詩」[1946年]/
       第4番 Op.54 「法悦の詩」[セルゲイ・ポポフ(Tp)/1952年]/
       第5番 Op.60 「プロメテ - 火の詩」
        [アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(P) モスクワ放送cho. /1947年]〕/
 ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.20 [ゲンリフ・ネイガウス(P)/1946年]/前奏曲 Op.24 「夢」[1952年]

 ニコライ・ゴロワノフ指揮モスクワ放送so.
 録音:[/内]、すべてモノラル|ソース:記載無し|解説:平林直哉。※ノイズ等が発生する箇所がございます。マスターによるものですので予めご了承下さい。
 『ゴロワノフの録音の中では、彼の特徴を最も顕著に伝えるものと言って良い。とにかく、ここにはゴロワノフがスクリャービンを好きすぎて、狂わんばかりに棒を振っている姿が目に浮かぶようなのである。このむせかえるような音は、まさにゴロワノフだ。』(平林直哉/解説より)
『★ムラヴィンスキーと対を成すロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)、シリーズ第6集は今年2022年生誕150周年に沸くスクリャービン! CD3枚にわたり、強烈な音塊が火柱となって噴きあがる白熱の大演奏が堪能いただけます。交響曲は全5曲を収録、その圧倒的解釈はもはや歴史的遺産であり貴重そのもの。狂気さながらの凄絶さで猛進しつつも曲の勘所を見極めた緩急自在のドライブで聴き手を興奮の坩堝に巻き込みます。★近年の演奏と比べれば一見自由極まりないトンデモ演奏かと思ってしまいますが、第2主題の大胆な浮かび上がらせ方など「こう在るべくして在る」もので、複雑な楽曲を明快に(力技で?)解きほぐし生命力みなぎる音楽として練り上げ、猛然と押し出してくる無二の面白さがあります。ソリスト陣もこの時代ならではの名手ぞろい。ピアノ協奏曲でのネイガウス、「プロメテ」でのゴリデンヴェイゼルはスクリャービンの書法を熟知したロシア・ピアニズムをおおいに炸裂させ、トランペット大活躍の「法悦」では首席奏者ポポフが高らかに吹きまくります。』
ゴロワノフの芸術 Vol.7 〜チャイコフスキー
 交響曲第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」
ニコライ・ゴロワノフ指揮
モスクワ放送so.
 録音:1948年、モノラル|ソース:記載無し|解説:平林直哉。※ノイズ等が発生する箇所がございます。マスターによるものですので予めご了承下さい。
 『その抜き差しならない気迫に満ち溢れた響きは、とても尋常ではない。曲が進むにつれ、ゴロワノフ節はこれでもかと振るわれる。なぜこのようにテンポを動かすかという疑問以上に、自分の耳に聴こえた作曲家の魂を、全霊を傾けて表現しようとしているゴロワノフの気迫に、ただただ圧倒されるのみである。これは好き嫌いを超えた尊さではあるまいか。』(平林直哉/解説より)
『★ムラヴィンスキーと対を成すロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)、シリーズ第7集はチャイコフスキーの『悲愴』!強烈な音塊が魂の嗚咽となってあふれだす白熱の大演奏です。手加減無しで両極端に振り回すドライブでオーケストラと聴き手をまとめて翻弄、ハイボルテージの歌に打ちのめされ、地獄の裂け目のごときパウゼに戦慄し、泣き所では圧倒的にたくましい音響に心がえぐられます。一度味わったらその魔力から一生逃れられない命懸けの「悲愴」。壮絶演奏の頂点!』
ALTL-002
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価格帯:C
Kenshiro Sakairi & Keio Youth Orchestra + Jörg Demus
 近谷直之: Paradigm shift (#)
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 (*) /トロイメライ(+)
 チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32
 ラヴェル:マ・メール・ロワ〜妖精の国(**)
  イェルク・デムス(P;*/+) 坂入健司郎 指揮(+以外)
  慶應義塾ユースo.〔現:東京ユヴェントスpo.〕(+以外)
 録音:2011年3月20日、ティアラこうとう、ライヴ。(#)は世界初演、(+/**)はアンコール。『坂入健司郎率いる慶應義塾ユースオーケストラによる2011年3月のライヴは世界初演となった、近谷直之の“Paradigm shift 、巨匠イェルク・デームスをソリストに迎えたシューマンのピアノ協奏曲、そしてチャイコフスキーの幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」という充実のプログラムでした。震災直後となった当ライヴは坂入とオーケストラのただならぬ思いが感じられ入魂の熱演となっております。アンコールで演奏された「妖精の国」は祈りそのものです。』
ALTL-005
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価格帯:C
ブルックナー
 交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105
坂入健司郎 指揮
東京ユヴェントスpo.
 録音:2014年1月11日、杉並公会堂 大ホール、ライヴ。『これはまずい。坂入のコンサートに初めて出かけた私は心配になった。まだ20代の若者が、これほど堅牢で構築的なブルックナーを振るとは。全体像がしっかり把握されていて危なげがない。いい音楽じゃないか。そのへんの本場のよりよほど聴きごたえがあるじゃないか。それが困るのだ。困ったことに、この若者には才能があるのだ。才能がなければ、ただの趣味、ただの遊びで済むものを。どうしたらこの才能を生かせるか。彼は一生かけてこの難題と取り組まないといけないのだ。そのキャリアの出発点と呼ぶべき、輝かしくも呪われた一夜の記録がこれだ。」(許光俊) 『東京ユヴェントス・フィルハーモニー率いる新進指揮者坂入健司郎〔さかいりけんしろう〕のデビュー盤 2タイトル。オケはヴァイオリンの両翼配置を採用するだけありかなりの実力で商品化されるにふさわしい内容です。』
ALTL-006
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(2CD)
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ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ブルックナー
 交響曲第8番 ハ短調(1890年改訂稿)WAB.108
坂入健司郎指揮
東京ユヴェントスpo.
 録音:2016年1月9日、すみだトリフォニーホール、ライヴ。『これはまずい。いい音楽じゃないか。そのへんの本場よりよほど聴きごたえがあるじゃないか。この若者には才能があるのだ。』(許光俊/音楽評論家) 『あふれ出るブルックナーへの愛、想い。祈りも烈しい情趣もお任せあれ。知情意兼ね備えた坂入健司郎渾身のタクト。尽くすオーケストラ。これぞライヴ、これがライヴ。いや、素晴らしい!』(奥田佳道/音楽評論家) 『ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2016にも出演!!』『坂入健司郎と東京ユヴェントス・フィル』『注目の新人指揮者坂入健司朗(さかいりけんしろう)氏のブルックナーシリーズ第2弾は8番!大チェリビダッケもかくやの美しいハーモニーが聴く人を包みます。新人離れの悠揚迫らぬ風格あり。東京ユヴェントス・フィルもうまい!』
ALTL-008/9
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(2CD)
1.5CD価格
坂入健司郎
 マーラー:交響曲第3番 ニ短調(*) / ブラームス:アヴェ・マリア Op.12 (#)
 ヴォルフ:女声合唱と管弦楽のための「妖精の歌」(+)
  谷地畝晶子(A;*) 首藤玲奈(S;+) 谷本善基合唱指揮オルフ祝祭cho.(*/#)
  古橋富士雄合唱指揮中央区・プリエールジュニアcho.(*)

  坂入健司郎指揮東京ユヴェントスpo.[毛利文香(コンサートミストレス)]
 録音:2017年1月8日、ミューザ川崎シンフォニー・ホール、ライヴ。 『流れ、抑揚、強弱などなど、大きなところをはずさないのだ。特にフィナーレは、信じられないほど美しく、深みがあった。繰り返すが、呆然とするほど美しく、感動的だったのだ。』(許 光俊/音楽評論家) 許光俊氏も絶賛。知る人ぞ知る気鋭コンビ、坂入健司郎 &東京ユヴェントス・フィル!既にリリースされているブルックナーの交響曲第5番(ALTL-005)や第8番(ALTL-006)では、若々しい新鮮な好演、と思いきや巨匠然とした悠然たる大きな演奏を聴かせ、人々を大いに驚かせた。そして彼らが今回挑んだのは、管弦楽と声楽による長大な交響曲、マーラーの3番!この大作を相手に、真に美しいところを取りこぼすことなく、圧倒的な演奏を披露。錯綜するコンテクストもくっきりと描き分けており、オーケストラの技量にもほれぼれする。終楽章の弦楽の歌はすばらしく感動的!声楽曲でまとめたプログラムも技あり。「ドイツ・レクイエム」を思わせる美しいブラームスの「アヴェ・マリア」と、ヴォルフの色彩的な音使いがまばゆい「妖精の歌」をカップリング。2017年、新年早々に行われ鮮烈ライヴがめでたく音盤化。これは要注目。歌詞対訳を完備した解説書も嬉しい。
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB 109 坂入健司郎指揮
東京ユヴェントスpo.
 録音:2018年1月7日、ミューザ川崎シンフォニー・ホール、ライヴ。 各界絶賛、坂入&ユヴェントスのブルックナー、真打登場!2018年1月に行われた、第9番のライヴ録音。これまでに発売されている第5番(ALTL-005)、第8番(ALTL-006)、第3番(ALTL-008)はいずれも好評。そして今作は過去最高と言って差し支えない文句なしの出来栄え。2018年9月にはマーラーの「千人の交響曲」を演奏会で披露、これまた素晴らしい完成度だった。次々と名演を繰り出す坂入健司郎、今後も目が離せまない!巨匠然とした落ち着きぶりと息の長いフレージング。音楽の大きさ、重さに見合ったテンポ設定でブルックナー未完の交響曲をじっくりと奏でていく。とても見通しの良い響きで、すべての音がバランス良く分離して聴こえ、両翼配置によるヴァイオリンの掛け合い効果も抜群。指揮者の見事なコントロールと各奏者の高い演奏能力に舌を巻く。第3楽章の美しさは特に感動的。耳をつんざく和声の絶叫になりがちなクライマックスも、どこか憂いのあるしなやかな響き。もちろん音量が小さい訳ではなく、張りのある大迫力の演奏。演奏・録音どちらも優秀、注目必至のブル9。
ALTL-012/3
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(2CD)
1.5CD価格
東京ユヴェントス・フィルハーモニー
  創立10周年記念演奏会〜マーラー
:交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
 森谷真理(S1) 中江 早希(S2) 中山美紀(S3) 谷地畝晶子(A1) 中島郁子(A2)
 宮里直樹(T) 今井俊輔(Br) 清水那由太(B) 金田典子合唱指揮 NHK 東京児童cho.
 谷本喜基、吉田宏合唱指揮東京ユヴェントス・フィルハーモニーcho.

 坂入健司郎指揮東京ユヴェントス・フィルハーモニー〔コンサートミストレス:青木尚佳〕
 録音:2018年9月16日、ミューザ川崎シンフォニー・ホール、ライヴ。東京ユヴェントス・フィル創立10周年記念として2018年にミューザ川崎で行われた「千人」交響曲のライヴが早くもCD化!これまでもブルックナーやマーラーの大編成オーケストラ作品を取り上げ絶賛されてきた坂入&ユヴェントスによる、まさに集大成と言える極大規模の声楽付き大交響曲への挑戦。その演奏の完成度たるや恐るべきもので、公演に居合わせた人々を大いに沸かせた。コンサート史上またとない「千人」の輝かしい名演、ぜひCDで堪能頂きたい。分類上アマオケとされるユヴェントス・フィルだが、その確かすぎる腕前は最早説明不要。第2部冒頭の対位法的なアダージョを聴けば、それぞれの楽器がいかに表現豊かに歌っているかが身に染みてわかる。坂入氏の指揮ぶりはとても細やかで、大編成の音楽を相手に巧みにバランスをコントロール、常に多角的・多面的な響きを提示。次々と形を変える音響体としての面白さにも注目。計算に計算を重ね、大きなクライマックスへと全体を導いていく視野の広さと統率力には脱帽せざるを得ない。また豪華歌手陣の活躍ぶりにも目を見張るものがある。そして気迫みなぎる力強い合唱に、精練された美しさの児童合唱!緊張感にあふれた最弱音から開放感に満ちた最強音まで、演者すべてが一体となって築き上げた至高のマーラー。
東京ユヴェントス・フィルハーモニー第18回定期演奏会
 ラヴェル:ツィガーヌ(*) / ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」
  石上真由子(Vn;*) 坂入健司郎指揮東京ユヴェントス・フィルハーモニー
 録音:2019年3月10日、第一生命ホール、ライヴ。2008年に慶應義塾の高校生・大学生を中心として結成されたオーケストラ「東京ユヴェントス・フィルハーモニー」。今では慶応出身者以外の社会人などもメンバーに名を連ね、年齢層も幅広く、演奏会のたびに充実した音楽を聴かせる名団体として広く知られている。2018年に創立10周年記念として行われた「千人の交響曲」の演奏会は大変な話題になった(ALTL-012として発売中)。今回のアルバムには2019年3月のライヴを収録。まずは新進気鋭のヴァイオリニスト石上真由子を迎えた「ツィガーヌ」。「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2019」でも同曲を共演し名演を聴かせており、改めてCDで聴けるのが嬉しい1曲。そしてカップリングは新たな時代を歩み出したユヴェントス・フィル渾身の「運命」!王道の名曲から目の醒めるような演奏を繰り出してくれる。いずれも名匠・坂入健司郎氏の力強い指揮ぶりに注目。
マーラー/エルヴィン・シュタイン編曲:
 交響曲第4番 ト長調(室内楽版)
中山美紀(S)
坂入健司郎指揮
東京ユヴェントスpo.
[青木尚佳(コンサートマスター)他]
 録音:2020年8月23日、宮地楽器ホール、小金井市文化センター、東京ユヴェントス・フィルハーモニー特別演奏会。東京ユヴェントス・フィルハーモニーは2008年に慶應義塾の高校生・大学生を中心として結成されたオーケストラ。指揮者・坂入健司郎のもと、マーラーやブルックナーなど大編成の作品の演奏・録音が高く評価されてきた。今では慶応出身者以外の社会人などもメンバーに名を連ね、年齢層も幅広く、演奏会のたびに充実した音楽を聴かせる名団体として広く知られている。コロナ禍で演奏会の開催がままならず、音楽家にとっていかに音楽を届ければ良いのかを突きつけられた2020年。特別演奏会という形で演奏されたこのマーラーは、無観客で室内楽編成の演奏を録音し、ライヴ盤CDで発売するという試みであり、一斉自粛を抜けて安全に行える演奏会のあり方を少しずつ模索しだした時の物。同年ミュンヘン・フィルのコンマスに選ばれたヴァイオリニスト青木尚佳と、マーラー:千人(ALTL-012/3)にも参加したソプラノ中山美紀を迎えた、この時にしか出来ない特別な演奏会。新鮮な音楽の喜びを伝えてくれる1枚。
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[WORLD/JAZZ]
ギタルラ・スアベ〜大橋いさお
 バッハ前奏曲〜ガブリエラ/キング・オブ・マヌーシュ/インスピレイション/マドラスの午後/水と風景/
 組曲「アラビア海を眺めて」〔波/灯台/海流/リナ/パーム・コースト・ドライヴ/モンスーン〕

  大橋いさお(G)
 録音:2013年、関口台スタジオ、マイク録り(*)、ライン録り(#)。使用ギター(計4本):クラシック (Masaji Nobe 1995) (*) /フラメンコ(Asturias: Jazzmate) (*) /エレクトリック(Music Man: Axis) (#) /エレアコ (Godin: Multiac) (#) 。『大橋いさおは世界の中でもギターとの関連も強いスペイン、カリブ、インド、ブラジルなど伝統的な民族音楽をルーツに持つ国が好きだ。実際、今回の新作のいくつかの曲は南インドのマドラスやコヴァーラム、カリブのマルティニーク、スペインのグラナダの旅のなかで書かれている。…(中略)…そんな雑多な影響の融合から派生する幾重にもつながる自由なギター・サウンドは、世界につながる開らかれたドアの向こうに鳴り響く。…(中略)…全体に漂う木のぬくもりのような温かみがあるスムースなギタートーンは、自然と心がなごむ。ギターケースを持って世界を旅するギタリスト!そんなイメージが大橋いさおにはよく似合う。旅を通して感じたことを曲にしたこのソロ・アルバムは、すごく良く書けた短編小説のようだ。』(松下佳男〔音楽誌「アドリブ」元編集長〕/ブックレットより)。世界的ドラマーの神保彰、国内最高峰のべーシストの納浩一といった名だたる演奏家とも共演、録音してきたギタリストの大橋いさおによる、満を持してのソロ・アルバム。ギターケースを持って世界を旅する大橋いさおの音楽は、世界につながる開かれたドアの向こうに響きわたるかのようで雄弁に語りかける。ジャンルにとらわれがちな聴き手・音楽家が多い中、大橋の音楽はまるで世界共通語のように誰もが親しめる音楽・演奏。全て大橋による演奏で多重録音にも挑戦、4本のギターを自由自在に操り、本人が描き出した世界を驚異のテクニックと抜群の音楽性を披露。
  橋いさお:幼少期、タイのバンコク滞在時にギターに興味を持ち始める。帰国後、クラシック・ギターを芳志戸幹雄に師事。 米国のバークリー音楽大学にてポピュラーと民族音楽を学び、スペインのグラナダでフラメンコ・ギターを修得。「クラシックのテクニック、ジャズのインプロヴィゼーション、フラメンコのリズム、ボサノバのハーモニー」 各ギター奏法の昇華に研鑽を重ね「スムース・スパニッシュ・ギター奏法」を完成。CD「大橋いさお」を発表、著名ベテラン・べーシスト岡沢章と元熱帯ジャズ楽団パーカッショニスト、コスマス・カピッツァが参加。同年、NHKラジオ「Session 505」や韓国国営放送に出演。ジョン・スコフィールド、トマティートと雑誌対談。2枚目のアルバム「メロディア・パラ・シゲ」(2006年)を発表。世界的ドラマー、神保彰と国内最高峰のべーシスト、納浩一が参加、「ワールドミュージック、ジャズ、ニューエイジの理想的な融合作(アドリブ誌)」等の評価を得る。
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(DVD)
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初DVD化〜チェリビダッケの庭
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番/交響曲第41番「ジュピター」/レクイエム
 ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」 / ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番
 シューベルト:交響曲第5番 / ブルックナー:交響曲第9番 / バルトーク:管弦楽のための協奏曲

  セルジュ・チェリビダッケ指揮
 イオアン・チェレビダーキ監督。初DVD化(2012年6月時点においては『ブルーレイディスクでの発売はございません』とのこと)。NTSC|ドルビー・ディジタル|日本語字幕付。もちろん日本で視聴可能だが、リージョン・コード等の情報は無し。代理店によると『10年ぶりの復活! 新オーサリング! 字幕改訂! よリ高画質で蘇るチェリビダッケの愛息イオアン・チェレビダーキ監督による大作ドキュメンタリー「チェリビダッケの庭」』とのこと。
 『映画「チェリビダッケの庭」は、波乱万丈の人生を送ってきたチェリビダッケが晩年を迎え、自らの音楽体験を若い学生やオーケストラそして聴衆にメッセージとして伝えていく様を、独特の形で映像化した作品である。監督は、長男のセルジュ・イオアン・チェレビダーキ。映画の中で、父親であるチェリビダッケはドキュメント撮影の対象であると同時にドラマの主人公にもなっており、監督はこの作品を「ドキュドラマ」と称している。なお、チェリビダッケというのはいわゆる通称であり、本名はチェレビダーキである。また、様々な印刷物において誤りが目立つため、ここにあらためて生没について記しておきたい。チェリビダッケは1912年7月11日(ルーマニアの旧暦では6月28日)に生まれ、1996年8月14日に他界した。私は初上映に参集し、監督の依頼により日本語訳を担当することとなった。禅問答にも例えられるチェリビダッケの言葉を、限られた文字数の範囲で日本語字幕に訳すのは、相当の意識の集中と勇気を要するが、極めて楽しみな仕事であった。映画では、芸術家としての信条やブルックナーの音楽についての思いが、チェリビダッケ自身の口から雄弁に語られていく。指揮者のドキュメントは多々あるが、このような映像作品をもつ指揮者はチェリビダッケのみであろう。』(石原 良也/「チェリビダッケの庭」訳者)
 監督プロフィール:セルジュ・イオアン・チェレビダーキは1968年、セルジュ・チェリビダッケを父に、イオアナ・チェレビダーキを母に生まれた。アメリカ・インディアナ大学において演劇を専攻、さらにロンドンで演劇を学んだ。フランス軍映像部において助監督を務める。チェリ・プロダクションを設立。第1作として父チェリビダッケを描いた「チェリビダッケの庭」を監督。映像作品の制作のほか、チェリビダッケ財団の運営、父親の録音遺産のリリース管理を行っている。
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(1 Blu-ray)
価格帯:D
ラドミル・エリシュカ〜ザ・フェアウェルコンサート・イン・札幌〔映像商品〕
 スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲 / ドヴォルジャーク:チェコ組曲 ニ長調 Op.39, B.93
 リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 Op.35

  ラドミル・エリシュカ指揮札幌so.
 収録:2017年10月27日-28日、札幌コンサートホール Kitara 、第604回定期演奏会、ライヴ|映像商品としては初出|本編89分 + 特典映像(リハーサル、終演後) 16分 2019年に惜しまれつつ世を去った指揮者ラドミル・エリシュカ。名演と名高い2017年最後の来日公演が、2021年エリシュカ生誕90年・札幌交響楽団創立60年を祝して全編ブルーレイ化された。商品化前からエリシュカ本人がいたく気に入り自宅への来客には必ず見せていたという映像が、ついにエリシュカ初映像作品としてリリースされる。この日メインで演奏された「シェエラザード」は2006年の札響との初共演で披露されたプログラム。健康上の理由でこの日が最後の日本公演になると決まってからマエストロの希望により変更された曲目で、それだけに万感の思いが籠められた演奏となっている。特別な信頼関係を築き上げた札響の音色も素晴らしく感動的で、映像で見るとよりいっそう当日の空気感がよみがえる。エリシュカの招聘と録音に携わったオフィス・ブロウチェク代表の梶吉久美子氏と、札幌so. 事業部長の宮下良介氏による解説書への寄稿文もエリシュカの人柄を偲ばせる。マエストロとの出会い、最後の演奏会と別れ、映像化の経緯などについて書かれており、特別な存在と関わったのだというあたたかな感覚がある。また札響との全演奏会記録も掲載。舞台裏の特典映像も貴重な記録。
ALTF-001
(フィギュア
+ CD)
廃盤
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー・フィギュア
 [CD]:ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(*)
 ティラ・ブリーム(S;*) エリーザベト・ヘンゲン(Ms;*)
 ペーター・アンダース(T;*) ルドルフ・ヴァッケ(B)
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 BPO (*)、ブルーノ・キッテルcho.(*)
 録音:1942年3日(代理店表記ママ)(*)。フィギュア(立体造形物)は高さ30cm、高級素材ポリストーン製手彩色。
ALTLP-091/093
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[3LP]
\21780(税抜\19800)
限定生産品
ムラヴィンスキー〜1973.5.26 東京文化会館ライヴ
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 / ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
 リャードフ:バーバ・ヤーガ / グラズノフ:バレエ「ライモンダ」〜第3幕への間奏曲
  エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:1973年5月26日、東京文化会館大ホール、ライヴ。完全限定プレス/180g 重量盤。『ムラヴィンスキー最高音質のステレオ録音にして最高の演奏と世評高い伝説の初来日東京ライヴ。オリジナルテープよりついに初LP化。』『ムラヴィンスキーのディスクの中でも演奏・音質が最も優れているものの一つとしてベストセラーを続ける名盤がついにLP化。LP制作にあたりコンプレッサー等は使用せず、本来のレンジをそのままにLP化。強力な低弦、炸裂するシンバル、地から湧きあがる打楽器など素晴らしい出来栄えです。アナログレコードならではの緻密な味わいが素晴らしいLPです。音質が良いため、その演奏を固唾を飲んで見守っている聴衆の様子さえ生々しく伝わってくるようです。
ALTLP-094/095
{ALTLP-094/95}
[2LP]
完売
朝比奈&大フィル、ザンクト・フローリアン・ライヴ
 ブルックナー

  交響曲第7番 ホ長調 WAB.107(ハース版)
朝比奈隆 指揮
大阪po.
 録音:1975年10月12日、マルモアザール、ザンクト・フローリアン修道院、オーストリア、ライヴ。完全限定プレス。CD: ALT-337 。
TAHRA/ALTUS
 大指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘ミリアムと、その夫ルネ・トレミヌが主宰していたフランスの歴史的復刻レーベル Tahra 。 2014年2月に社主のルネ・トレミヌ氏が急死し、ミリアム・シェルヘン女史はレーベル活動停止を決定。在庫限りの取り扱いとなっているため、2020年現在すでに多くのアイテムが入手不能に。そして2016年、 ALTUS レーベルがライセンスを得て一部の好評アイテムを新装再発売開始。『音質の良さで定評ある仏ターラ・レーベルがアルトゥスより新マスタリングでCDも復活!』『めざましい音質向上!』『理想的なマスタリングでヌヴーがCD化。』『高音質の呼び声高いターラ・レーベルのヌヴーが理想的なカッティングでLP化されました。』『貴重な写真も多数掲載!』
 TAHRA 本家から発売された旧譜はこちらから(価格が異なり、ご注文可能でも入手不能のものもあります)。
TALT-001
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(1CD)
ジネット・ヌヴー〜ブラームス
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (*) /
 ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108 (#)
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・シュミット=
 イッセルシュテット指揮(*)
北西ドイツ放送so.(*)
ジャン=ポール・ヌヴー(P;#)
TALTLP-001/002
[2LP]
完売
 録音:1948年5月3日(*)、1949年9月21日(#)、共にライヴ。新リマスタリング。 TAHRA 既出 CD: TAH-355/357 [3CDs] (*/#), TAH-465 (*/#; 当盤と同一のカップリング盤) 〔以上廃盤、入手不能〕, TAH-745 (#) 〔流通在庫限り〕。
TALT-002
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(2CD)
1.5CD価格
ジネット・ヌヴー
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (*)
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (#)
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・ロスバウト指揮(*)
南西ドイツ放送so.(*)
ロジェ・デゾルミエール指揮(#)
フランス国立放送o.(#)
TALTLP-003/004
[2LP]
完売
 録音:1949年9月25日(*)、1948年4月25日(#)、共にライヴ。新リマスタリング。 TAHRA 既出 CD、SACD: TAH-355/357 [3CDs] (*/#) 〔廃盤、入手不能〕, TAH-731 [HYBRID_SACD] (#) 〔流通在庫限り〕。 TAHRA からこのカップリンでの1枚物が発売されるのは、当盤が初。 LP 仕様: 180g重量盤。『★飛行機事故で僅か30歳の生涯をとじた悲劇の天才ヴァイオリニスト・ヌヴー最晩年の録音を集めた2タイトル。イッセルシュテットとのブラームスはいくつかのレーベルからでていた有名演奏。』 『今回ついに高音質で世評高いターラ盤〔がはじめてLP化され/のCDが復活し〕ました。』 『昔からヌヴーの真骨頂が存分に味わえる名演としてしられたライヴ大変によい〔LPの〕仕上がりです。』 『貴重なブラームスのソナタ3番が絶品で必聴〔LP/です〕。』 『★もう一方のベートーヴェンも抜群の音質、ロスバウトの品格あふれる伴奏も聴きものですがヌヴーの音そのものの魅力がダイレクトに伝わってきます。』『デゾルミエールのブラームスも〔貴重なLP化/素晴らしいCD化〕で第1、第2楽章のエレガントな味わいが一転、終楽章の熱烈な白熱ぶりも忘れがたいものがございます。』 『イッセルシュテット盤との聴き比べも楽しいものがございます。』『まさに〔LPで〕ヌヴーを聴く喜び!』『★また解説に貴重な写真が多数掲載させており充実の内容です。』
TALT-004/5
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(2CD)
1.5CD価格
フルトヴェングラー・イン・パリ
 ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1954年5月4日、オペラ座、パリ、ライヴ、モノラル。。新リマスタリング。 TAHRA 旧品番: FURT-1023/24 (2CDs) 。 「そのピアニッシモの秘儀、そのわずかな陰影、そのフレージングの気品によって、われわれはその音楽が、あたかも魂が呼吸するかのように、人間の最も奥深い場所から生まれてくるのを感じた」(ル・メネストレル誌/1929年5月)フルトヴェングラー最晩年のライヴであり、録音の良さもトップクラスとして知られる1954年パリ・ライヴ。INAオリジナルの音を用いたTAHRA盤をリマスタリング再発売。音に一段と迫力が出て、金管の伸びも抜群。素晴らしい音質で蘇った。あらゆる管弦楽法の効果を満喫できるウェーバー、偉大な構築力に圧倒されるブラームス、破滅的な暗さを持つシューベルト、異様な緊張感で突き進むベートーヴェン。フルヴェン得意のレパートリーで固め、一夜の演奏会とは思えぬ充実の完成度。全く衰えぬ逞しい指揮が実に感動的。
ティボーの芸術 Vol.1 〜ライヴ放送録音編
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (*)
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218 (#)
  ジャック・ティボー(Vn) ヴィクトル・テザルツェンス指揮ローザンヌ室内o.(*)
  エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo.(#)
 録音:1951年、ヌーシャテル(*) /1949年、アムステルダム(#) 、共にライヴ、モノラル。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番: TAH-499/500 (2CDs), TAH-4035/36 (2CDs) から、CD1を分売。 官能的な演奏がヴァイオリン愛好家にはたまらないティボー。ベートーヴェンの協奏曲はこれがおそらく唯一の録音であり、粋なカデンツァは必聴。そしてモーツァルトの協奏曲も大変面白い。テンポもリズムも崩れ落ち、オーケストラとは別次元でたゆたう極美のソロ。まるでとろけて無くなってしまいそうな、驚きのモーツァルト。
ティボーの芸術 Vol.2 〜スタジオ放送録音編
 ラロ:スペイン交響曲(4楽章版〔第3楽章を当時の慣習によりカット〕)(*)
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ(#)
  ジャック・ティボー(Vn) ジャン・ラフォルジュ(P;#)
  ヴィンフリート・ツィリヒ指揮ヘッセン放送so.(*)
 録音:1951年、フランクフルト(*) /1949年、ザールブリュッケン(#) 、共に放送用セッション、モノラル。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番: TAH-499/500 (2CDs), TAH-4035/36 (2CDs) から、CD2を分売。 スタジオ録音の良好な音質で堪能するティボーの至芸。高いピッチで張りのある音を響かせるヴァイオリンが強烈。「スペイン交響曲」の煌めく技巧には心が躍る。フランクのソナタでのねっとりと妖艶な歌い回しもティボーならでは。興奮の演奏。
TALT-008/9
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(2CD)
1.5CD価格
フルトヴェングラー・イン・ヴィースバーデン
 プフィッツナー:
  歌劇「パレストリーナ」〜3つの前奏曲(*)
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1949年6月10日、ヴィースバーテン、ライヴ、モノラル。収録:ヘッセン放送。新リマスタリング。 TAHRA 旧品番: FURT-1021/22 (2CDs), FURT-2007 (1CD/* 以外) 。 フルトヴェングラーの1949年ヴィースバーデン・ライヴが復活!音質の良さで知られたターラ・レーベルの音源をさらにリマスタリング、より素晴らしい響きで蘇った。コンサート直前の5月22日に没したプフィッツナーの作品に、モーツァルトとブラームスの短調交響曲を組み合わせた印象的なプログラム。フルトヴェングラーはプフィッツナーのアシスタントを務めていたこともあり、この追悼演奏はとても美しい物。モーツァルトの引き締まった激烈さも心を掴みる。 そしてハイライトはブラームス!長く引き伸ばされた出だしの H 音からして、泣きたくなるほどのフルヴェン節が炸裂。第1楽章の伸縮するテンポと溢れるロマン性は巨匠の独壇場。重く恐ろしげな主題提示に始まり、弦の速いパッセージで一気に熱を帯び燃え盛る終楽章もただ事ではない。
クナ&ヘッセン放響 1962.3.20
 ハイドン:交響曲第88番 ト長調 Hob.I: 88「V字」
 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ヘッセン放送so.
 録音:1962年3月20日、フランクフルト、モノラル。収録:ヘッセン放送。新リマスタリング。TAHRA 旧品番:TAH-213〔入手不能〕。 激遅テンポにして実に生き生きとしたリズム感。これぞクナッパーツブッシュの真骨頂!宇野功芳氏も絶賛のユニークな名盤が最新リマスターで復活。もともとのターラ盤もクナの音源中1、2を争う高音質で有名だったが、さらなる音質向上を実現した。『V字』『運命』ともに小さな細胞動機をもとに大きく発展していく作品だが、クナッパーツブッシュの手にかかると動機そのものが巨大に鳴り響き「、踏みしめるようなスローテンポ」と「抜群のリズム感」が両立する独特の演奏スタイルによって、異様な立体感が生まれる。そして『V字』は凄まじい爆発力のコーダで、『運命』は果てしなく轟く雄大なスケールで、聴く者を圧倒しながら全曲を閉じる。唯一無二の超怪演!?
TALT-011/6
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(6CD)
4CD価格
ヨッフム& ACO 〜ブルックナー:交響曲ステレオ・ライヴ集
 〔第4番 変ホ長調「ロマンティック」 WAB.104 [1975年1月16日]/
  第5番 変ロ長調 WAB.105 [1986年12月4日]/第6番 イ長調 WAB.106 [1980年11月2日]/
  第7番 ホ長調 WAB.107 [1970年3月15日]/第8番 ハ短調 WAB.108 [1984年9月26日]〕

 オイゲン・ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo.
 録音:[内]、すべて コンセルトヘボウ、アムステルダム、ライヴ、ステレオ。新リマスタリング。 コンセルトヘボウの美しい響きに満たされ展開される理想的なブルックナー。味わいと迫力が見事に融合した、今や失われた美しいブルックナー演奏がよみがえる。5番は有名なフィリップス盤と比べ、ヨッフム翁最晩年の記録だけあってよりスケール感があり、ターラ・レーベルの中でも特に愛された名盤だった。6番はコンセルトヘボウ管も自薦の名演で、第2楽章など無類の味がある。70年の7番は晩年の東京ライヴとは別もので、力強さと雄渾さが素晴らしい。4番は語り口のうまさにぐいぐいと引き込まれる。8番も圧倒的なコーダが忘れがたい見事な大演奏。どの曲も放送録音ということを考えても優秀な音質。今回新たにリマスタリングを施し、CD6枚組集成として復刻した。愛蔵盤として永く再生可能セットとなるだろう。解説書も充実、ヨッフム翁の有名な論文「ブルックナーの交響曲の解釈のために」を新訳(河原融氏訳)で収録している。この論文はヨッフムがブルックナーについてわかりやすく語ったもので、曲の頂点はどこか?といった議論から5番の金管増強の件に関する考察など、ブルックナーを聴く上で興味深く参考になる話題が満載。これまで不十分な訳でしか読めなかった文章でもあり、細かな注釈まで完備したこの新訳は大変貴重なものと言える。
 #廃盤となった可能性があります。入手できない場合はご容赦下さい。
TALT-017
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(1CD)
フルトヴェングラー&北ドイツ放響 1951.10.27
 ブラームス

  交響曲第1番 ハ短調 Op.68 /
  ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
北ドイツ放送so.
 録音:1951年10月27日、ムジークハレ、ハンブルク、モノラル、ライヴ。新マスタリング。ソース:記載無し(従来盤アナウンス時表記:オリジナル・アナログ・マスター・テープ、北ドイツ放送所蔵)。 TAHRA 旧品番:FURT-1054/57, FURT-1067/70, FURT-2010 (HYBRID_SACD), TAH-4001 ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、細かい表情に至るまで非常に聴きやすくなっている。作曲家ゆかりの地であるハンブルクで繰り広げられた圧倒的なブラームス演奏。1951年、イッセルシュテット率いる北ドイツ放送so.にフルトヴェングラーが客演した際に残された、唯一の共演録音盤。フルトヴェングラーのブラームス演奏の最高峰とされ、「世紀のディアパソン・ドール」を受賞したことでも有名な名盤。『ハイドン変奏曲』は巧みな音色の変化と柔らかな風合いが格別。第7変奏Graziosoなど繊細にして夢のような浮遊感、本当に美しい。終曲パッサカリアではあらゆる感情を総動員し壮大なクライマックスを構築してくれる。交響曲第1番も、何種類かある録音の中でこの演奏をベストに挙げるファンが多い超名演。強烈に打ち込まれるティンパニ、1楽章展開部のラストや終楽章コーダのコラールで天を突き破るトランペットなど、これぞフルトヴェングラーといった演奏が炸裂。そしてオーケストラは独特のしなやかさ・柔らかさを持ち、生き物のようにテンポを伸縮させる指揮に俊敏に反応、熾烈さの中にも繊細さがあり見事。終楽章の劇的さは比類がなく、次々と畳み掛けられる力強い音楽の展開にどっぷりと魅了される。オーケストラには元BPOのメンバーであるエーリヒ・レーン(Vn)やアルトゥール・トレスター(Vc)も在籍していた。交響曲の第2楽章でのヴァイオリン・ソロの澄み切った素晴らしさも、フルトヴェングラーとの信頼関係があってこそだと言えるだろう。ちなみに、録音が残っていないのがまことに残念だが、同日は上記ふたりのソロによるブラームスの二重協奏曲も演奏された。
TALT-018
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(1CD)
S=イッセルシュテット&北ドイツ放響〜
 ブルックナー
:交響曲第4番 変ホ長調
  「ロマンティック」 WAB 104(ハース版)
ハンス・シュミット=
 イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送so.
 録音:1966年12月14日、16日、ハンブルク、ステレオ、ライヴ。新マスタリング。ソース:記載無し。 TAHRA 旧品番:TAH-9901/2 イッセルシュテットは1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げた。北ドイツ放送so.のブルックナーと言えば80年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名だが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルックナー演奏を実現していたことがはっきりと分かる。イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、輝かしくも幽玄な世界が広がっている。楽譜は概ねハース版に準拠しているが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更がある。解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い。ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュテットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団の話など、興味が尽きない。 第4番、第1楽章冒頭で弦楽の霧の中から緩やかな立ち上がりを見せるホルン。3音目の16分音符も尖りすぎず儚げな優しさがある。そして頂上をしっかりと見据えながら、長い坂道をゆっくりと上っていくイッセルシュテットの絶妙なコントロール!一気に音楽に引き込まれる。第7番、第2楽章で多層的に旋律を重ねる弦の美しさ。声部の分離が良く、それぞれから輝かしい歌が聴こえてくる。しかも全体としての肌触りの良さを損なうことがない。クライマックスではシンバルとティンパニを導入させるが、ノヴァーク版とも微妙に異なる譜面。フィナーレは重すぎず、ときにスピード感すらある快演になっている。大きな幅のダイナミクスで頂点に向かっていく確かな歩みが力強い。
TALT-019
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(1CD)
S=イッセルシュテット&北ドイツ放響〜
 ブルックナー

  交響曲第7番 ホ長調 WAB 107(ハース版)
ハンス・シュミット=
 イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送so.
 録音:1968年10月28日、ハンブルク、ステレオ、ライヴ。新マスタリング。ソース:記載無し。 TAHRA 旧品番:TAH-9901/2
TALT-020
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(1CD)
フルトヴェングラー& BPOの「エロイカ」 1952.12.8
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1952年12月8日、ティタニア・パラスト、ベルリン、モノラル、ライヴ。新マスタリング。ソース:ベルリン RIAS 。 TAHRA 旧品番:FURT-1008/11, FURT-1008/9, FURT-1054/57, FURT-1067/70, FURT-2002, TAH-4007 アルトゥスのターラ・レーベル復刻シリーズ。新リマスタリングが施されており、歴史的録音を過去にない音質で愉しめる。1952年、フルトヴェングラー&BPOが地元ベルリンで奏でた『英雄』。12月7日と8日に演奏され、それぞれ録音が残されているが、この2日、目の演奏は良好な音質で知られるRIAS放送の録音であることが人気の所以。またターラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。他レーベルのディスクとの聴き比べも大変興味深いものがあり、ぜひとも手許に置いておきたい1枚。演奏内容の充実ぶりももちろん言うことなし。VPOとの「ウラニアのエロイカ」と双璧を成す、そしてまったく異なった威容を誇る圧倒的な演奏。楽曲を完全に手中に収めた巨匠が、激しくも大きな歩みで音楽を捉え、ベートーヴェンの革新的な精神を堂々と描いている。第1楽章冒頭のあまりにも凄絶な和音打撃とそこから導かれる壮麗なまでに偉大な構築性、第2楽章葬送行進曲での張り裂けんばかりの緊張感、全生命力を絞り出すようなフガートなど、感動を禁じえない。最終楽章の変奏曲では次々と変化を重ねて突き進んでいくものの、音楽の芯はまったくぶれることなく、その説得力に唖然とさせられる。リマスターにより弦楽のたくましい力感にも更に磨きがかかっている。「RIASオリジナル音源」を用いた先駆け的名盤が復活!
TALT-021
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(1CD)
フルトヴェングラー& BPO 1954.5.23 〜
 ベートーヴェン:交響曲集

  〔第6番 ヘ長調 Op.68「田園」/
   第5番 ハ短調 Op.67「運命」
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
BPO
 録音:1954年5月23日、ティタニア・パラスト、ベルリン、モノラル、ライヴ。新マスタリング。ソース:ベルリン RIAS 。 TAHRA 旧品番:FURT-1008/11, FURT-1008/9, FURT-1054/57, FURT-1067/70『田園』と『運命』は対の作品であり、初演も同日になされている。フルトヴェングラーもこの2曲を好んで並べて演奏しており、作品を対比させつつ、それぞれから深い表現を引き出している。1954年、フルトヴェングラーが死の半年前に残した当演奏は、2曲ともにBPOとの最後の演奏であり最後の録音だった。良好な音質で知られるRIAS放送の録音ということもあって、巨匠最晩年の芸術を堪能できる名盤として愛されている。特にターラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。他レーベルのディスクとの聴き比べも大変興味深いものがあり、ぜひとも手許に置いておきたい1枚。『田園』の繊細さ、嵐の後の絶対的な喜ばしさ!フィナーレでは大胆なアッチェレランドが音楽を大きく盛り上げつつ、最後には祈るようにゆっくりと結ばれる。続く『運命』は決定盤と言える名演。オーケストラ全体を支配する引き締まったリズムと推進力、渦巻く巨大なエネルギー。第4楽章直前、ぎりぎりまで引き伸ばされる極度の緊張感はフルトヴェングラーの真骨頂。そしてフィナーレ突入と共に一挙に解放される壮大なハ長調!金管の華やかで荘厳なサウンドもリマスターにより更に磨きがかかっている。
ヘルマン・アーベントロート
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68 (*)
 シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38 (#)
ヘルマン・アーベントロート指揮
バイエルン国立o.(*)、
ベルリン放送so.(#)
 録音:1956年1月16日(*)、1955年9月18日(#)、共にモノラル、ライヴ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番:TAH-141/2 (2CDs), TAH-490/1 (2CDs), 。 白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物だった。その独自の音楽世界をとくとお楽しみ頂きたい。音質に定評あるTAHRA 盤を基に新リマスタリングを施し、日本語解説も付いた1枚。ブラームスの1番は知る人ぞ知る奇演中の奇演。まるで慣性の法則完全無視、吹き飛ばされそうなテンポ設定!特に終楽章、誰が予想するよりも速く、誰が予測するよりも遅く、前へ後ろへと引っ張りまわされる驚愕の指揮ぶり。そのほとばしる音楽表現にオケが負けじと喰らい付き、手に汗握る圧巻の演奏を披露!めちゃくちゃ面白い。シューマンも燃え上がる演奏。第2楽章のヴァイオリンの蠱惑的ヴィブラート、素朴に始まったかと思ったら急激に巨大化するフィナーレなど、個性爆発。全編リズミックな力強さに溢れている。
ヘルマン・アーベントロート〜ベートーヴェン
 「エグモント」 Op.84 序曲 (*) /
 交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」(#)
ヘルマン・アーベントロート指揮
ベルリン放送so.
 録音:1954年2月13日、ベルリン国立歌劇場、モノラル、ライヴ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番:TAH-129/31 (3CDs) (*/#), TAH-490/1 (2CDs) (#) 。 「英雄」第1楽章で頻出すスフォルツァンドやクレッシェンドが書かれた部分での「踏み込みの良さ」、急激にガッと圧力をかける勢いがアーベントロートならでは。作曲時のベートーヴェンが前人未到の規模の音楽世界に決然と乗り込んでいった感覚が現代によみがえったような、白熱の演奏。高速のスケルツォでは、トリオのホルンが爆鳴き!想像を絶する猛々しさで、ばりばりと空気をつんざ来る。フィナーレはテンポの変化が楽しく、フーガが始まる少し前のフェルマータの長さもユニーク。そしてコーダは興奮のるつぼ。オーケストラが嬉々として演奏する姿が目に浮かぶような、目まぐるしくも充実した圧倒的演奏。
イッセルシュテット〜ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱」
 ヘレン・ドナート(S) ツヴェトカ・アーリン(A)
 ヴェルナー・ホルヴェーク(T) ハンス・ゾーティン(Br)
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送so.
 ヘルムート・フランツ合唱指揮北ドイツ放送cho.
 録音:1970年5月5日、ハンブルク、ライヴ、ステレオ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番:TAH-9905/6 (2CDs) 。 ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。1900年5月5日生まれのイッセルシュテットが、自らの70歳の誕生日に指揮した『第九』のライヴ録音。オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送so. 。彼は1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げた。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目。記念すべき日の公演だけあって、オーケストラのメンバーの献身的な演奏が目に浮かぶような熱気が嬉しい演奏。そしてイッセルシュテット御大の伝統を重んずる真摯な解釈も実に堂々たる物。VPOとの録音とはまた違った、ドイツ本流のベートーヴェン。どっしりとしたテンポ設定による大きなスケールと威厳を備えた『第九』。終楽章、「歓喜の主題」の提示で弦がたっぷりと音を保ち豊かに変奏される部分の心地よさは特筆に値する。合唱もイッセルシュテットのコントロール下で全体のバランスを乱すことなく大いに盛り上がり、至高のベートーヴェン演奏を祝福する。
イッセルシュテット〜ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123
 エリーサベト・セーダーシュトレーム(S) ケルスティン・メイヤー(A)
 ペーター・シュライヤー(T) キート・エンゲン(B)
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送so.&cho.
 録音:1966年11月13日-14日、ライヴ、ステレオ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番:TAH-9905/6 (2CDs) 。 ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。シュライヤーはじめ名歌手を揃えた『ミサ・ソレムニス』のライヴ録音。巨大な声楽と管弦楽が緻密かつ豪快にうねり積み上げられていくベートーヴェンの大曲を相手に、イッセルシュテットの硬派な美質が存分に発揮された名演。的確に立派に鳴り響く、申し分のない音楽造り。さすがドイツの伝統を体現する名匠といった演奏。『アニュス・デイ』での暗から明への穏やかにしてゆるぎない移り変わりが殊の外すばらしく、多様な精神の流れがひとつに収斂していき、ベートーヴェンの神髄とも言える天上の世界に到達するラストは感動その物。オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送so. 。彼は1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げた。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目。
イーゴリ・マルケヴィチ& LGO
 シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
 チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
イーゴリ・マルケヴィチ指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.
 録音:1978年5月12日、ステレオ、ライヴ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番:TAH-281/282 (2CDs) 〔発売:1998年|当店未案内、廃盤〕。 ターラ・レーベルの名盤に最新リマスタリングを施し復刻した。甘さのない厳しい音作りで、最高に引き締まった響きを聴かせるシューベルト。音楽本来の美しさをとことん磨き上げており、緊迫感と幸福感を兼ね備えた演奏。第2楽章の素朴で美しいテーマにも決然とした意志が宿り、確固たるものを感じさせる。チャイコフスキーでは同様に厳しく鍛え上げられたオーケストラを武器に、冷徹な眼差しを持ちつつ音楽の奥深くへ没入していく。そしてどこをどうしたら最良の効果を得られるか吟味した上でオーケストラの限界を引き出し、目の醒めるような熱狂的な音楽を炸裂させる。安易に歌に偏らず、不要なものは容赦無く斬り捨て、ここぞという時を見極め壮絶に鳴り響かせる、ドロドロした演奏とは違った青白い炎のような演奏。超辛口のチャイコ。
イーゴリ・マルケヴィチ& LGO 〜
 マーラー
:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
イーゴリ・マルケヴィチ指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.
 録音:1982年3月5日、ステレオ、ライヴ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番:TAH-281/282 (2CDs) 〔発売:1998年|当店未案内、廃盤〕。 ターラ・レーベルの名盤に最新リマスタリングを施し復刻した。マルケヴィチ死の一年前。これが晩年の演奏なのか?冷徹にして熾烈!まがまがしいポリフォニーが気味悪いほどに個別に厳しくコントロールされた演奏で、異質なものが多層的に組み合わさって音楽が成り立っているマーラーの独自性が異常に際立っている。一見即興的な熱っぽいテンポ変化は同時に深く考え抜かれたもので、大きなタメを作れば畳み掛けるようにテンポを巻いて遅れを取り戻したりと隙のないバランス感覚を備えており、興奮をあおりつつも指揮者は冷静、聴きこむほどに充実感を味わえる演奏。そして誰もが驚愕するであろう、フィナーレにおける打楽器の大爆音。破壊の暴徒と化したティンパニ、バスドラム!マルケヴィチの妥協なき真剣な爆裂ぶりが凄まじく、一回性のライヴとしての劇的さが見事に炸裂。理性を保ちうるギリギリのバランスで突き進み、崩壊寸前の壮絶な狂騒へと駆り立てる危険極まりないラストは圧巻。こんな恐ろしい綱渡りを完遂させられるのはマルケヴィチのみ。観客の熱狂的拍手もしっかりと収録している。 天性の才能ほとばしる音楽家、イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)は現代音楽作曲家としてキャリアをスタートするが、のちに指揮に専念することを決意し、作曲をやめ、自作を指揮することも拒んで他者の作品の演奏に身を捧げ膨大なレパートリーを手にする。活動の場も幅広く、実に50か国以上で指揮。眼光鋭くスコアを細部まで掘り下げ、同時に全体の構成を見極め、常に厳しい音楽を作り上げた大指揮者。
イタリアのフルトヴェングラー (Vol.1)
 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」(*)
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68 (#)
ヴィルヘルム・
 フルトヴェングラー指揮
トリノ・イタリア放送so.
〔RAI国立o.〕
 録音:録音:1952年3月11日(*) 、1952年3月7日(#)、モノラル、ライヴ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番:FURT-1080/81 (2CDs) 〔廃盤〕。 晩年のフルトヴェングラーがRAIso. と残した非常に貴重な録音。同音源中、最良の音質と言われていたターラ盤をリマスタリングし、より聴きやすい音に仕上げた。当演奏の決定盤としておすすめする。フルトヴェングラーとイタリアの関わりは深く、記録では1922年から54年までの期間にイタリアで演奏会を行っている。内容はオーケストラ演奏会が69回、オペラが112回。31人の作曲家、76の作品を取り上げている。当時の批評家や聴衆がどのように賞賛し、また批判したかなど、イタリアにおけるフルトヴェングラー受容について書かれた解説書の日本語訳も貴重。フルトヴェングラーの重要レパートリーである『未完成』とブラームス1番を収録。激しさももちろんあるが、それ以上に大きな抑揚、深みのある表現に打たれる演奏。『未完成』第1楽章、第2主題提示前の転調する「気配」の繊細さがやはりフルヴェン。ブラームスのフィナーレも圧巻で、イタリアの聴衆が大喝采!
イタリアのフルトヴェングラー (Vol.2)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 (*)
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (#)
  ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮トリノ・イタリア放送so.〔RAI国立o.〕
 録音:録音:1952年3月11日(*) 、1952年3月7日(#)、モノラル、ライヴ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番:FURT-1080/81 (2CDs) 〔廃盤〕。 イタリアの名ヴァイオリニスト、デ・ヴィートとフルトヴェングラーの共演。メンデルスゾーン、ブラームスともにデ・ヴィートの得意とする協奏曲であり、軽やかで明るい響きを持ちながら緊張感もあり、じっくりと聴かせる。フルトヴェングラーのバックも堂々たるもので実に巨大な演奏。
フルトヴェングラー、ルツェルンの「第9」〜ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
 #付:第1トラック「フルトヴェングラー、第九を語る」(2分49秒)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) エルザ・カヴェルティ(A)
 エルンスト・ヘフリガー(T) オットー・エーデルマン(B)
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮フィルハーモニアo.、ルツェルン祝祭cho.
 録音:1954年8月22日、ルツェルン、モノラル、ライヴ。 新リマスタリング。 TAHRA 旧品番(単売品のみ。他にボックス・セット複数あり):FURT-1003 (CD), FURT-2001 (HYBRID_SACD) 〔すべて廃盤〕。 『★ALTUSレーベルのTAHRA復刻シリーズに真打登場!フルトヴェングラーにとって生涯最後の「第九」公演であり、演奏・音質の上でも最高のもののひとつとされている「ルツェルンの第九」ライヴ録音が新リマスタリングで復刻されます。フルトヴェングラーの未亡人から許諾を得て正規盤として発売されたTAHARA盤はこの壮大無比な演奏を世に知らしめた最初の1枚。のちにAUDITEからも復刻盤が出て話題になりましたが、ふたつのレーベルの個性はまるで違うものでした。美しく整った透明感ある音が魅力のAUDITE盤に対し、TAHRA盤はなまなましく野太い音を特徴としており、どろどろとした凄味すらあります。リマスタリングによりその特徴はさらに鮮烈なものとなりました。ある意味フルトヴェングラー・ファンにとってはこれこそが真のフルトヴェングラー、というイメージを呼び覚ますものかと思います。またTAHRA盤にはフルトヴェングラー本人が『第九』を語る肉声が入っており、これは他のレーベルでは聴けない大変貴重なもの。国内プレスならではの特典として、解説書にはこの語りの日本語訳も掲載しています。★語り尽くされた感がありますが、畏怖すら感じるこの巨大なスケール、やはりとてつもない演奏です。第1楽章冒頭の霞がかった響き、やわらかい木管と鋭い弦のアタックの強烈な対比、厳しくも広がりのあるティンパニ、伸縮自在のテンポ、すべてがフルトヴェングラーのコントロール下にあり、その得体の知れぬカリスマ性でもって、一瞬にして我々を音楽に引きずり込みます。観念的に迫ってくる第2楽章のスケルツォも音楽に押し潰されそうで壮絶。ぐっとテンポを落とした第3楽章では、永遠を称えるような息の長い滔々とした歌が一瞬たりとも弛緩することなく続いていきます。そしてこの世の果てまで光を照らさんばかりのフィナーレの合唱。もはや神懸かっているとしか言いようがありません。人類の奏でる「第九」演奏の究極です。』
S=イッセルシュテット〜マーラー
 交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ハンス・シュミット=
 イッセルシュテット指揮
北ドイツ放送so.
 録音:1969年1月6日、ムジークハレ、ハンブルク、ライヴ、ステレオ|新リマスタリング| TAHRA 旧品番:TAH-9903/4 (2CDs) 〔 + マーラー:交響曲第4番/廃盤、入手不能〕。 イッセルシュテットが主兵・北ドイツ放送so. を振ったターラ・レーベルの名盤をリマスタリング復刻。音質一新で世に問う稀代の名演。ドイツ流儀の硬派な音造りでじっくりと築きあげた「巨人」。楽譜をひたすらに音にしていくことに集中した演奏で、悠々たる足取りと高精度のアンサンブルが魅力。第2楽章などかなり遅いテンポで驚くが、緊張感が高く音に張りがあり凄い集中力。第3楽章の節回しも感情の噴出とは程遠い純音楽的アプローチで美しい佇まい。フィナーレは破綻なく均整の取れた演奏で大きなクライマックスを作っており、終わってみると動かしようのない巨大山脈のような音楽が見えて来る。イッセルシュテットは1945年から26年間、北ドイツ放送so. の初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え上げた。オーケストラ創設時には自ら大戦直後の捕虜収容所を回り演奏家を集めてもいる。両者の関係は切っても切れないもので、熱い信頼関係に裏打ちされた堅実な演奏が魅力。自然体で美しい、イッセルシュテット流マーラー。心地よい音楽のながれに身を任せたい名演!
S=イッセルシュテット〜マーラー:交響曲第4番 ト長調
 ルート=マルグレート・ピュッツ(S)
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送so.
 録音:1966年1月9日-10日、ムジークハレ、ハンブルク、ライヴ、モノラル|新リマスタリング| TAHRA 旧品番:TAH-9903/4 (2CDs) 〔 + マーラー:交響曲第1番/廃盤、入手不能〕。 ドイツ流儀の硬派な音造りが音楽本来の美質を浮き彫りにしたマーラー4番。イッセルシュテットならではの落ち着いたテンポ感が印象的。弦楽のしなやかな動きは自然体で美しく、この曲の持つ牧歌的な雰囲気をたたえている。第3楽章でじっくりと変奏を重ね盛り上げていく展開も無駄な力みがなく絶妙の語り口。フィナーレのピュッツの歌は穏やかで天国的。音楽の流れにしっかりと動きがありつつも心地よい世界が広がる。
TALT-033/4
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(2CD)
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ワルター& VPO 1952.5.17
 マーラー:大地の歌(*)
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
キャスリーン・フェリアー(A;*)
ユリウス・パツァーク(T;*)
ブルーノ・ワルター指揮
VPO
 録音:1952年5月17日、ウィーン音楽祭、ライヴ、モノラル|新リマスタリング| TAHRA 旧品番:TAH-482 (*), TAH-4033 (*), TAH-508/509 [TAH-508] (2CDs) 〔 + 1950年9月8日、ストックホルム・ライヴ集〕〔以上全て廃盤/入手不能か入手困難〕。 『★ALTUSのターラ復活シリーズから、宇野功芳氏も絶賛の大名盤が遂に登場!このワルター&ウィーン・フィルの「大地の歌」は有名なデッカ盤(52年5月15-16日録音)の翌日、5月17日のウィーン音楽祭でのライヴ録音です。デッカ盤の録音はリハーサルを兼ねた2日間で行われたものなので、このライヴを聴いてこそ、初めてワルターの残した名演奏の全貌が分かろうというもの。カップリングは同日に演奏されたモーツァルトの40番。ターラからは別々に発売されていた音源ですが、まとめてお聴き頂けるようにセット化しました。こちらもまたソニー盤(52年5月18日録音)の1日前の演奏という実に興味深いものです。新たにリマスターを施し音質面もさらに改善。ライナーノートには宇野功芳氏の貴重な解説文を掲載しています!そのほか楽曲解説と歌詞対訳も完備。』『★-「50年間、夢にまで見た52年ライヴ。涙が出るほど嬉しかった」「やはり生命力はライヴが上だ」「ワルターも絶好調、・・・他の指揮者が束になっても適わない」「とにかく聴いていて胸がわくわくし通し」「濃い味と、美しさと、苦しさと、雄弁な語りかけの連続だ。ワルターも、フェリアーも、ウィーン・フィルも。」(宇野功芳氏の「大地の歌」解説より)』『★モーツァルトの40番は1日違いの録音であるはずのソニー盤と比べると演奏がずいぶんと異なり、宇野功芳氏も「考えれば考えるほど分からなくなる」謎の40番と解説しています。踏み込んだ推理が展開されるライナーノートは必読。当盤収録の演奏は、冒頭のすすり泣く極美のポルタメントはもちろんのこと、力強く立体的な音響が魅力で、第1楽章展開部の上声とバスが対位法的に掛け合う箇所の盛り上がりは凄まじいものがあります。』
ワルター& NYP + モリーニ〜ブラームス
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (*) /
 交響曲第2番 ニ長調 Op.73 (#)
エリカ・モリーニ(Vn;*)
ブルーノ・ワルター指揮
NYP
 録音:1953年12月20日(*)、 1951年2月4日(#) 、ライヴ、モノラル|新リマスタリング| TAHRA 旧品番: TAH-545/546 [TAH-545] (2CDs) 〔「ニューヨークのブルーノ・ワルター Vol.2 」の CD2 〕〔廃盤/入手不能〕。 『★ALTUSのターラ復活シリーズから、宇野功芳氏も絶賛の大名盤が遂に登場!ワルターとニューヨーク・フィルのブラームス、ニ長調の2作品を収録。ヴァイオリン協奏曲は名手モリーニとの共演。新たにリマスターを施し音質面もさらに改善されています。ライナーノートには宇野功芳氏の貴重な解説文を掲載!そのほか楽曲解説と新規書き下ろしのモリーニのバイオグラフィ付きです。』『★ヴァイオリン協奏曲は各楽章が終わるたびにたまらず拍手が出てしまう稀代の名演です。モリーニの魅力が圧倒的で、宇野功芳氏も「楽器をよく鳴らして歌うだけではなく、ものすごい気迫で攻めてゆくところはチョン・キョンファを彷彿とさせる」と解説で語っています。氏が「心をこめぬいた」と形容した第2楽章は感動必至!ワルターも全編確固たる揺るぎない指揮ぶりで、真に交響的なスケール感に打ちのめされます。』『★交響曲第2番も湧き上がるロマンに胸が熱くなる怒涛の名演。-「歌いまくっている」「フレーズの息の長さにびっくり」「全曲が共感のかたまり、歌のかたまり」「われわれがこうであってほしいという願いを少しも裏切られることなく進められてゆく」「前進する勢いは《凄い》の一語に尽きる」(宇野功芳氏の解説より)-最新リマスターで重心のある、かつふくよかな響きに生まれ変わりました!ぜひご一聴ください。』
コンドラシン& ACO 「夜の歌」〜
 マーラー
:交響曲第7番「夜の歌」
キリル・コンドラシン指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1979年11月29日、ライヴ、ステレオ|新リマスタリング| TAHRA 旧品番:TAH-451, TAH-4032〔以上全て廃盤/入手不能か入手困難〕。 『ターラ・レーベルの音源をリマスタリングして復刻。1978年に祖国ロシアを離れオランダへ亡命、ハイティンクと2人体制でコンセルトヘボウを鍛えたコンドラシン。1981年にアムステルダムでテンシュテットの代役として北ドイツ交響楽団と『巨人』を演奏した直後に急逝してしまったため、オランダ時代の録音は決して多くなくどれも貴重です。細部まで徹底したリハーサルを行った上で本番に臨み白熱の演奏を繰り広げたコンドラシンの凄さがはっきりと分かる必携のディスク。ステレオ録音』『★泣く子も黙るコンドラシンのマラ7、コンセルトヘボウとのライヴ!第9番を日本初演し、亡くなる直前には『巨人』を振っていたエピソードが有名なように、コンドラシンにとってマーラーは宿命の作曲家と言えるでしょう。深い理解に加え、思いの入れ込みようが凄まじく、複雑巨大な第7番も破格の力強さと強烈な推進力で一気に聴かせます。コンセルトヘボウの食らいつくような演奏も手に汗握り、フィナーレで見せる怒涛のエネルギーには心底震えます。情報量の多さと一本筋の通った見通しの良さを兼ね備えた稀有な名演!』
コンドラシン& ACO 〜フランク&ベルリオーズ
 フランク:交響曲 ニ短調(*)
 ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op.17 より(#)
  〔愛の情景/マブの女王/ロメオただ独りーキャピュレット家の大宴会〕
 キリル・コンドラシン指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo.
 録音:1977年11月27日(*)、1974年11月14日(#)、ライヴ、ステレオ|新リマスタリング| TAHRA 旧品番:TAH-501/502 [TAH-501/2] 〔 501 (CD1) はシューベルト&ベルリオーズ、502 (CD2) はフランク&シベリウス/廃盤、入手不能か入手困難〕からのカップリング変更、 TALT-038 と併せ2枚分すべてを再発。 『★非常に熱量の高いフランクです。特に金管の響きが強烈で火傷しそうな破壊力!まばゆい音色と重心の低い音響がクセになります。それでいて第2楽章の素朴な美しさも素晴らしいものがあり、表現の幅に打たれます。カップリングのベルリオーズは静かな音楽が長く続き、最後の最後で一気に爆発する構成。もっと小さく、もっと柔らかく、という指示を限界まで出し続けたというコンドラシン必殺のピアニッシモが大変印象的。繊細極まりない逸品!』
コンドラシン& ACO 〜シベリウス&シューベルト
 シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43 (*)
 シューベルト:劇音楽「ロザムンデ」 Op.26, D.797 (#)
  〔序曲「魔法の竪琴」/間奏曲第3番/バレエ音楽第2番〕
 キリル・コンドラシン指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo.
 録音:1979年3月1日(*)、1980年11月20日(#)、ライヴ、ステレオ|新リマスタリング| TAHRA 旧品番:TAH-501/502 [TAH-501/2] 〔 501 (CD1) はシューベルト&ベルリオーズ、502 (CD2) はフランク&シベリウス/廃盤、入手不能か入手困難〕からのカップリング変更、 TALT-037 と併せ2枚分すべてを再発。 『★コンドラシンのシベ2はかっこいい。辛口な語り口とズッシリ巨大な音響、これぞロシアの指揮者によるシベリウス。それでいてコンセルトヘボウの弦の美しさも良く出ており、停滞することなく大河のような音楽が滔々と流れていきます。心地よさと聴き応えの同居!シューベルトの『ロザムンデ』は間奏曲第3番がハイライト。シベリウスでは辛口だったのにこちらは驚くほどロマンティック!あの絶品の旋律が感動的に歌われ涙を誘います。
TALT-039/41
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(3CD)
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シューリヒト& NDR 〜ブルックナー:後期交響曲集
 〔第7番 ホ長調(*) /第8番 ハ短調(#) /第9番 ニ短調(+) 〕

 カール・シューリヒトのインタビュー(独語)(**)
カール・シューリヒト指揮
北ドイツ放送so.
 録音:1954年10月4日(*)、1955年10月23日-24日(#)、1960年1月31日-2月1日(+)、以上 すべて ハンブルク、ライヴ/アナウンスに記載無し(**)、モノラル|新リマスタリング| TAHRA 旧品番: TAH-552 [1CD] (*/**), TAH-592/594 [3CDs] (#), TAH-689 [1CD] (+)〔以上全て廃盤/入手不能か入手困難〕。 『ターラ・レーベルのリマスター復刻シリーズからシューリヒトのブルックナーが登場。時期は違えどすべて北ドイツ放送響とのハンブルク・ライヴです。ターラからは別々にリリースされていた音源ですが、この3曲はやはりまとめて聴かねばなるまいということでセット化しました。第8番は80分を切る演奏で、1枚のディスクに収録されています。巨匠シューリヒトが得意のレパートリーとし、多くの実演を行ったブルックナー。その深淵なる名演を堪能ください。第9番第1楽章での第1主題が全貌を表すまでの緊張感と示唆に富んだ長い道のりは何度聴いてもゾッとさせられます。』『CD1にはシューリヒト本人の肉声が聴ける貴重なインタビューも収録。話の内容については、解説書に日本語訳を掲載しています。』
フリッチャイの「グレイト」〜シューベルト
 交響曲第8番(第9番)ハ長調 D.944「グレイト」
フェレンツ・フリッチャイ指揮
ヘッセン放送so.
 録音:1955年11月4日、ライヴ、モノラル|新リマスタリング| TAHRA 旧品番:TAH-635『★TAHRAレーベルの名盤をリマスター復刻。フリッチャイの「グレート」録音はこれが唯一のものであり、それだけでも愛好家マスト・アイテムと言える貴重な1枚です。★もちろん演奏も超充実。ややもすると冗長になってしまいがちな「グレート」ですがフリッチャイの手にかかれば全くそんなことはありません。大きな足取りで雄大な世界を描きながらも、覇気のある力強い響きで音楽を引き締め、緊張感に満ちた構築を聴かせます。絶妙な緩急による生き生きとしたドライヴ感も素晴らしく、第1楽章ではトロンボーンが歌う第3主題とも取れる箇所でぐっとテンポを落とし、荘重な効果を上げます。終楽章の推進力にあふれた白熱ぶりも凄まじく、怒涛のクレッシェンドなど強烈。病にかかる前のフリッチャイが一番のっているときの演奏のひとつと言えるかも知れません。その熱気は決して自由奔放な解釈から来るものではなく、すべて曲の求めるところを的確に捉えたものであり、「グレート」がかくも偉大な作品であることを再認識させてくれます。★解説書にはフリッチャイが自ら語る小自伝を収録。15ページに及ぶ読み応えのある内容で、保存盤としたくなる1枚です。』
カイルベルト&バックハウス
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」(*)
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ヴィルヘルム・
 バックハウス(P;*)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
南ドイツ放送so.
 録音:1962年3月15日、シュトゥットガルト、ライヴ、モノラル|新リマスタリング| TAHRA 旧品番:TAH-742『★TAHRAレーベルの名盤をリマスター復刻。指揮者、ソリスト、オーケストラ、音楽、すべてドイツで固めたプログラムです。質実剛健の響き、真のドイツ・サウンドを貫く音楽家たちの共演!★バックハウスがソロを務めた「皇帝」は初出時にクナッパーツブッシュ指揮ベルリン・フィルの演奏、と誤った情報で世に出てしまったことがある曰くつき音源。実際の演奏家が明らかにされたのちにTAHRAから発売されたCDは同日に演奏されたブラームスの4番をカップリングしたもので、この組み合わせによる発売はおそらく唯一。演奏会当日の一貫された雰囲気を窺い知ることの出来る1枚です。バックハウスの確固たる打鍵とライヴならではの感興、カイルベルトの骨太で立派なサウンド、どこを取っても充実しきった大いなる音楽が流れており、正攻法にしてズシリと腹に来る破格の演奏が繰り広げられています。ブラームス4番2楽章のホルンのカッコ良いこと!★解説書には平林直哉氏書き下ろしによる、バックハウスの「皇帝」とカイルベルトの「ブラ4」それぞれのディスコグラフィ&聴き比べを掲載。両曲ともここに収録された演奏は他に無い聴き応えがあると語られており、またクナッパーツブッシュ誤表記についても言及されています。』
アンチェル&コンセルトヘボウの芸術 I
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (*)
 ドヴォルジャーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88 (#)
  ヘルマン・クレバース(Vn;*)
  カレル・アンチェル指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo.
 録音:1970年1月28日、ステレオ、ライヴ|新リマスタリング、新カップリング| TAHRA 旧品番: TAH-124/125 (#), TAH-155 (*) 〔共に当店未案内、共に廃盤&入手不能〕。 『 TAHRA レーベルの名盤を新カップリング、新リマスタリングで復刻。入手困難だったアンチェルとコンセルトヘボウの貴重音源が装い新たに蘇りました!このディスクには1970年1月28日のライヴを収録しています。コンセルトヘボウの名コンマスとして名を轟かせたクレバース独奏によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に、これまた名演の誉れ高いドヴォルザークの8番。ステレオ録音で音質もたいへん良好です。当盤は2018年5月2日に亡くなったヴァイオリニスト、ヘルマン・クレバースへの追悼盤でもあります。ベルベットの如し、と讃えられたコンセルトヘボウの弦セクションを束ねたクレバース。その独奏はオーケストラと同質の美を持ちながらも力強く格調高く、しなやかにして芯のあるベートーヴェンを聴かせてくれます。古典的な端正さを壊すことなくリズムを伸縮させる歌いまわしのセンスは実に味わい深いもの。ふくよかな低音も強靭な高音もきれいに録音されており、オーケストラと一体となって高揚する終楽章の幸福感が素晴らしい。アンチェルも見事なバランス感覚で合わせています。カデンツァはクライスラー。ドヴォルザークの8番はアンチェルらしさが全開。チェコ・フィルにも負けず劣らずの名演です。コンセルトヘボウの美しい響きを最大限に生かしつつ、ドヴォルザークの音楽を共感と熱気を持って奏でています。第3楽章で弦楽器が歌うメロディは心に沁みる美しさ。そしてフィナーレの怒涛の盛り上がり!アンチェル迫真の指揮に、充実の響きで持って完璧に応えるコンセルトヘボウに脱帽です。』
TALT-045/6
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(2CD)
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アンチェル&コンセルトヘボウの芸術 II
 ハイドン:交響曲第92番 ト長調 Hob.I: 92「オックスフォード」
 フランク:交響曲 ニ短調 / ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 (*)
 プロコフィエフ:交響曲第1番 ニ長調 Op.25「古典」(#)
 *以下ボーナス・トラック
  ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.I: 104「ロンドン」(+)
  アンチェルのインタビュー(英語)(**)
 ダニエル・ワイエンベルフ〔ワイエンベルク〕(P;*)
 カレル・アンチェル(語り;**)指揮(**以外)
 アムステルダム・コンセルトヘボウo.(+, **以外)、オランダ放送po.(+)
 録音:1970年1月21日(無印/*)、1969年2月23日(#)、1970年7月6日(+)、コンセルトヘボウ、アムステルダム、ステレオ、ライヴ(**以外) /1968年7月、プラハ(Document CBC)(**) |新リマスタリング、新カップリング| TAHRA 旧品番: TAH-124/125 (無印/#/**), TAH-155 (*), TAH-405/406 (+) 〔(+)を除き当店未案内、すべて廃盤&入手不能〕。 『このディスクは1970年1月21日のライヴを軸に、それ以外の音源もまとめて2枚組にしたものです。すべてステレオ録音で音質もたいへん良好です。「オックスフォード」はコンセルトヘボウの弦の音色が絶品。明るい倍音をたっぷり含んだふくよかで輝きのある音。アンチェルのテンポ感も生気に富み、密度のある内容にして重苦しさなく軽やか。ハイドンならではのユーモアが飛び跳ねるさまに心が躍る佳演。フランクの交響曲は第1楽章序奏の底なし沼のような深さが恐ろしく、うねりにうねって音楽が展開するさまに耳を奪われます。金管も憂いのある響きでまろやか。各楽器が美しく溶け合い大きな音響が構築されます。「パガニーニ狂詩曲」は重厚にして技巧もバッチリの独奏者・ワイエンベルクの技量にただただ感服!この3曲が1日のライヴと思うと凄い聴き応えです。69年の「古典交響曲」もアンチェルの類稀な手腕とオーケストラの機動力が一体となっています。ハイドンが良いのだからこれも良くない訳はありません。繊細なオーケストレーションのスコアを巧みに処理し、色彩はじける演奏です。さらにボーナストラックとして、オランダ放送フィルとの「ロンドン」と、アンチェルの肉声が聴けるインタビュー(英語)を収録。この「ロンドン」がとにかく名演なので、ぜひとも一緒にお楽しみ頂きたいです!常に必要な音だけに満たされた空間で、充足感がたまりません。インタビューは68年7月にプラハで録られたもの。この数週間後の8月に「チェコ事件」が発生、ボストンに滞在中だったアンチェルは帰国できず亡命の道を歩みます。悲劇の直前に祖国で行われた、貴重なドキュメントと言えます。』
C.クラウス&ブレーメン国立フィル 1952.3.13
 モーツァルト:
  交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
クレメンス・クラウス指揮
ブレーメン国立po.
 録音:1952年3月13日、グロッケ大ホール、ブレーメン、ライヴ、モノラル|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-455〔廃盤、入手不能〕。 ★2002年にターラ・レーベルが「創立10周年記念盤」として満を持して世に送り出した、とっておきの秘蔵音源がこちら!廃盤になって久しい名盤をALTUSがリマスターして復刻しました。19世紀のウィーンに生を受け、その伝統を貫いた往年の名指揮者クレメンス・クラウスが残した芸術的名演。モーツァルトでは自由自在なテンポ変化に驚かされます。新しい旋律が出てくるたびに速度チェンジがあると言っても良いくらいで、音楽を生きたものと捉える、現代には無い感性を感じることが出来ます。作為的では全くなく、いたって自然にふるまう演奏なのもさすがです。そしてブラームスは一気に熱量が上がり、燃え上がる演奏。得体の知れぬままうねりつつも大いなる奔流となり、最後は有無を言わさぬ説得力で終結!今こそ聴きたい人類の遺産!』
ヨウラ・ギュラーの至芸〜協奏曲編 Vol.1
  ギュラー&アンゲルブレシュト

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 Op.58 (*)
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番 Op.21 (#)
ユーラ・ギュラー(P)
デジレ=エミール・
 アンゲルブレシュト指揮
フランス国立o.
 録音:1958年5月15日(*)、1959年6月21日(#)、モノラル、ライヴ|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-719 『ロシア人の父、ルーマニア人の母を持ちマルセイユで生まれたヨウラ・ギュラー(1895-1980)は幼いころから神童として活躍、パリ音楽院を首席で卒業した名手でありながらその美貌もすばらしく、映画女優にスカウトされたほど。エネスコ、フランチェスカッティ、シゲティらと共演し、アインシュタインのヴァイオリンとも演奏したことがある彼女の録音物は決して多くなく、残されたひとつひとつがたいへん貴重で、熱烈な愛好家がいることで知られています。TAHRAレーベルから発売されたタイトルも大きな話題となりましたが現在入手困難。そこで登場した ALTUS からのリマスター盤。音質大幅改善、みなさま必携の1枚です。収録曲はベートーヴェンの4番とショパンの2番。どちらも天才ギュラーの繊細さと豪快さがよく活かされています。勢いに乗ってときに豪放磊落なまでの爽快な弾きっぷりを聴かせるギュラーですが、たまに見せる繊細な表情もまた素晴らしく、ショパン2楽章での最弱音による愛の歌には心が揺さぶられます。天才ほとばしるソリストに対し、フランス音楽界の礎を築いた巨匠アンゲルブレシュトと自ら創設したフランス国立放送管の名コンビが好サポートを見せ、音楽のレベルをさらに一段と高めています』
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モントゥー&コンセルトヘボウの芸術
 ブラームス:
  悲劇的序曲 Op.81 [1962年5月14日]/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 [1950年10月12日](*) /
  交響曲〔第1番 ハ短調 Op.68[1963年11月20日、NCRV 放送 ]/第3番 ヘ長調 Op.90 [1960年10月30日]〕
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14a [1948年5月20日]
 ピエール・モントゥー、ドリス・モントゥーへのインタビュー[1963年5月、 CBC 放送]
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 [1950年11月1日、 NCRV 放送](#)
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ(1911年版)[1960年10月30日]

 ナタン・ミルシテイン(Vn;*) ヤン・ダーメン(Vn;#)
 ピエール・モントゥー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo.
 録音:[内]、特記以外 VARA 放送、モノラル、ライヴ|ブックレットにインタビュー日本語訳を掲載|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-175/178〔当店未案内|廃盤、入手不能〕。 『 TAHRAレーベル初期に発売されたモントゥー&コンセルトヘボウの4枚組アルバムを丸ごとリマスター、音質大幅改善!スケール大きく力強く、とことん貴重な大演奏の数々が感動的に蘇ります。一緒に収録されていた英語のインタビュー(10分以上)は解説書に日本語訳を掲載しTAHRA盤と比べ資料価値がさらに高くなっています。モントゥー夫妻が語るヒストリカル・トーク、とにかく面白くて一見の価値あり。モントゥーの音楽観が自身によって語られており、ワインガルトナーやトスカニーニについて言及する箇所などこんな話をしていたのかと興味津々。ドリス夫人のキャラクターもなかなか。ブラームスはどれも力コブいっぱいにして味わいもある名演揃い。シンフォニーはもちろん「悲劇的序曲」まで大変立派な演奏。ミルシテインの至芸も堪能できます。ベルリオーズは雄大なテンポ設定が印象的で、狂騒に流されず冷静に律儀にスコアを音楽化する指揮者の手腕がうかがえます。モントゥーが初演した「ペトルーシュカ」1911年版は彼の得意作品。大編成の管弦楽からすっきり見通しの良いメロディがはじきだされます。シベリウスの独奏はコンセルトヘボウのコンマスで、オランダの名家ダーメン家の末裔ヤン。』
アーベントロートの「合唱」 1950.12.31
 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」
  ティラ・ブリーム(S) ディアーナ・エウストラーティ(A)
  ルートヴィヒ・ズートハウス(T) カール・パウル(B)
  ヘルマン・アーベントロート指揮ベルリン放送so、
  ウンター・デン・リンデン国立歌劇場cho.
 録音:1950年12月31日、放送局ホール1、ベルリン、ライヴ、モノラル|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-230, TAH-4013 『白熱の爆演を繰り出す名指揮者アーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA盤を基に新リマスタリングを施し、日本語解説も付いた1枚です。当演奏は宇野功芳氏が絶賛した大名演。ライナーノートは氏の解説付きです。「第九」を偏愛し数種の録音を残しているアーベントロートですが、氏はこの1950年大晦日公演をベストワンとし、フルトヴェングラーが「ドラマティック」なら、アーベントロートは「大暴れ」であり「なりふり構わぬ 第九」であると評しています。思い切りの良さ、流動するテンポ、時に荒々しいまでの凄味、そして激遅の第3楽章!あふれ出る歌の洪水はワルターもかくや。第4楽章では大時代的なスタイルが爆発、コーラスも戦前ドイツの唱法がまだ残っている稀な例であると氏は語ります。強烈なベートーヴェンをご堪能あれ!』
ルガーノのヘルマン・シェルヘン
 ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 (*)
 ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
ピエール・フルニエ(Vc;*)
ヘルマン・シェルヘン指揮
ルガーノ放送o.
 録音:1962年4月25日、アポロ劇場、ルガーノ、ライヴ、モノラル|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-116〔当店未案内|廃盤、入手不能〕。 『指揮者シェルヘンの娘であるミリアム・シェルヘン氏と、その夫ルネ・トレミヌ氏によって作られたレーベル「ターラ」から発売されていたシェルヘンの名演。リマスターによって音質一新、目の醒めるような鮮烈さで蘇りました。気品あふれる音色でありながら熱量十分なチェロを聴かせる名手・フルニエとのドヴォコンはまさに火花とびちる鳥肌モノの名演です。色調は暗く、ただごとでない雰囲気が漂い、ひとたび音楽が走りだせば独奏者と指揮者の真剣勝負!切れ味抜群、丁々発止の立ち合いに息を呑みます。ブラームスの3番もシェルヘンの熱気と鮮烈さが渦まく演奏。終楽章ではズブズブと沈んでいきながら地底で爆発を繰り返すようなものものしい不気味さが炸裂。4分過ぎで叫び声をあげ金管部隊を鼓舞するシーンも強烈です。
ヘルマン・アーベントロート
 シューベルト:交響曲第9番 ハ長調「グレイト」 D.944 (*)
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲(#)
 グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲(+)
  ヘルマン・アーベントロート指揮
  ベルリン放送so.(*)、バイエルン国立o.(#)、 BPO (+)
 録音:1955年9月29日(*)、1956年1月16日(#)、1944年9月21日(+) |新リマスタリング、新カップリング| TAHRA 旧品番: TAH-139/140 (2CDs)〔当店未案内、廃盤〕。左記アイテムの全曲目から、CD2枚別々にカップリングが組みなおされている。 。 『★ターラ・レーベル初期にリリースされ長らく廃盤だったマニア御用達音源をALTUSがリマスター復刻。爆演指揮者アーベントロートの真骨頂、炎の「グレート」ライヴが音質一新で衝撃的に蘇りました。モノラルながらトロンボーンの鳴りっぷりもバリバリと気持ち良く素晴らしい仕上がりです。手に汗握る興奮のドライヴ感が生み出す途方もないド迫力の演奏に思い切り打ちのめされてください。勢いに乗って盛り上がったかと思えば副主題の提示でがくっとテンポを落とし、そこからまたクレッシェンドで猛烈に巻きを入れ、強靭なエネルギーを蓄えながら遥か彼方の頂点を睨み付け豪快にうねりまくる、これぞアーベントロート節!怒涛の終局へ突き進むクライマックスの畳み掛けも凄まじいものがあり、曲の長さをまったく感じさせません。大胆不敵に驀進しつつも各所の持ち味はしっかり押さえ巧妙な駆け引きを見せるため、第2楽章に込められた美しさもひとしお。フィナーレの果てしない狂騒は、次第に終わるのが惜しくなって逆に儚さすら覚えてしまうような古今随一べらぼうの楽しさ。我らがアーベントロートの偉大なる芸術にひれ伏す超名演!★カップリングも必聴です。フルトヴェングラー時代のベルリン・フィルを振った「オーリードのイフィジェニー」序曲は、霊気を帯びた仄暗い弦の響きで始まり巨大なスケールで広がっていく忘れ難い魅惑の名演。録音年代相応の音質ではありますが、崇高にして豊かな音色がとめどなく溢れ出る様子が十二分に伝わってきます。またアーベントロート面目躍如の豪快な展開がたまらない『オベロン』序曲はとことん胸のすく快演。』
ヘルマン・アーベントロート
 ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」 Hob.I: 103 (*)
 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543 (#)
 メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」序曲 Op.21 (+) /
          序曲「フィンガルの洞窟」 Op.26 (++)
 ヘルマン・アーベントロート指揮ライプツィヒ放送o.
 録音:1951年10月29日(*)、1953年2月9日(#)、1950年8月13日(+)、1949年9月18日(++) |新リマスタリング、新カップリング| TAHRA 旧品番: TAH-139/140 (2CDs)〔当店未案内、廃盤〕。左記アイテムの全曲目から、CD2枚別々にカップリングが組みなおされている。 。 『★ターラ・レーベル初期にリリースされ長らく廃盤だったマニア御用達音源をALTUSがリマスター復刻。あまりにも強烈な個性に彩られた、元祖爆演指揮者アーベントロート。とは言え彼は古典作品に対しては古典作品としてのアプローチを行う、明晰な表現法を持った指揮者でもありました。このハイドンとモーツァルトでも、テンポや強弱をいたずらに掻き混ぜることなく、巨大かつ凝縮した芯のある響きを打ち立て、がっしりと堂々たる構築物を造り上げています。期せずしてどちらも変ホ長調、充実の極みと言える響きとずば抜けた頼もしさは最早ベートーヴェンの「英雄」にすら匹敵。ハ短調の「太鼓連打」第2楽章は『英雄』の葬送行進曲かと見紛う迫真の音響世界。フィナーレはそれぞれ一層の生命力にあふれ、強靭なリズムがこれでもかと力いっぱい刻まれます。これほどの聴き応えを誇る古典派シンフォニーは昨今滅多にお目にかかれますまい。そしてメンデルスゾーンの序曲はロマン派的自由と色彩をふわりと纏い、天才的な音楽をわくわくするような身のこなしで颯爽と奏でています。同時に常に深淵の暗闇のような重さを纏っているのも特徴的で、実に深い味わいのある演奏です。』
亡命後のカレル・アンチェル
 モーツァルト:セレナード第13番 ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93[以上、1968年11月10日]
 メンデルスゾーン:交響曲第5番 ニ長調 Op.107「宗教改革」[1969年12月16日-17日]
 シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120 [1969年12月9日-10日]
 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調「田園」 Op.68 [1972年1月19日](*)
  カレル・アンチェル指揮トロントso.
 録音:[/内]、モノラル(*以外)、ステレオ(*)、すべてライヴ|新リマスタリング、新カップリング| TAHRA 旧品番: TAH-121/23 (3CDs) から、 TALT-059/60 で再発される「モルダウ」の本番&リハーサルを省いた物。 。 1951年から途切れることなくチェコ・フィルを指揮し続けていたカレル・アンチェルは1968年8月17日のタングルウッド音楽祭に招かれ、ボストン交響楽団を指揮したが、その直後8月20日にロシア軍がチェコスロヴァキアへ侵攻(俗にいう「チェコ事件」)、この悲劇を知ったアンチェルは帰国を断念しそのまま単身カナダへ亡命を決意、1969年秋から小澤征爾の後任としてトロントso. の常任指揮者となった。日本語解説書にはターラ・レーベル社主のトレミヌ氏による「トロントのカレル・アンチェル」を収録。チェコ事件前後のいきさつやトロント時代のアンチェルへの世間の反応など、興味深い事実を細かく綴っている(出来事の時間関係に若干齟齬があるが、オリジナルを尊重しそのまま収録した)。
 このアルバムにはカナダへ渡った直後、常任指揮者就任前後のトロント響とのライヴ録音を収録。頼もしく充実した「アイネ・クライネ」に始まりメンデルスゾーン、シューマン、そしてベートーヴェン2曲と聴き応えたっぷりの2枚組。若き小澤の精密な演奏とは一線を画したであろう、巨匠然とした堂々たる力強い響きと豊かな表現力は当時のトロントの聴衆に新たな魅力を見せつけたことだろう。モノラルだが音質良好でじっくりとアンチェルの至芸を味わえる。72年の「田園」はステレオ録音で楽しめる。
アンチェル、チェコ侵攻と「わが祖国」〜スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より
 「わが祖国」〜第2曲「モルダウ」(*)〔リハーサル(48分)/本番〕/「わが祖国」全曲(#)
  カレル・アンチェル指揮(*/#) トロントso.(*)、チェコpo.(#)
 録音:1969年2月5日、モノラル(*) /1968年5月2日〔誤記:後述〕、ステレオ(#)、すべてライヴ|新リマスタリング、新カップリング| TAHRA 旧品番: TAH-121/23 (3CDs) 〔2枚分は TALT-057/8 で再発〕 (*) 。(#)は TAHRA から発売されたことがない可能性あり。
 なお、代理店から『アンチェル、チェコ侵攻と「わが祖国」(中略)の録音日に誤りがございました。 [CD2]わが祖国全曲の正しい録音日は1968年5月12日です。申し訳ありませんがご修正頂きますようお願いいたします。なお、商品にも誤った日付が記載されており、訂正用紙を封入したうえでの出荷とさせて頂きます。重ねてすみませんが、何卒よろしくお願いいたします。』との連絡が来ておりますが、1968年5月12日というのは従来 Český Rozhlas (チェコ放送)からCD & Suraphon から DVD 映像で出ていたプラハでの演奏で、 TAHRA から発売されたことはありません。 TAHRA から発売された事があるのは1967年10月1日、モントリオールでの演奏(チェコ・フィルのカナダ・ツアー、ただしモノラル)です。
 CD1には亡命直後にトロントで「モルダウ」を演奏した際のリハーサルと本番の録音を収録。リハーサルは50分近くあり、曲の最初から最後まで一通り聴くことが出来る。解説書に日本語訳が付いており細かい内容まで知ることが可能で、その後の本番の演奏ではアンチェルの意志が見事にオーケストラに伝わったのがわかる。CD2は亡命直前のチェコ・フィルとの「わが祖国」全曲。こちらは嬉しいことにステレオ録音で、素晴らしい音質。アンチェルの祖国への思いが結晶化した名演となっており、トロントの演奏との聴き比べも大変意味深いものと言えるだろう。
アンチェル〜マーラー
 交響曲第5番 嬰ハ短調
カレル・アンチェル指揮
トロントso.
 録音:1969年11月4日〔旧盤もこの記載だが、ディスコグラフィによると1969年11月5日、マッセイ・ホール、トロント〕、 ライヴ、モノラル、CBC 〔カナダ放送協会〕収録|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-242 〔当店未案内|廃盤、入手不能〕。 アンチェル亡命直後、小澤の後任として音楽監督を務めたトロントso. とのマーラー5番ライヴ。アンチェルのマーラーと言えばチェコ・フィルとの1番・9番が有名だが、他はまったくと言って良いほど知られていない。5番はこのTAHRA盤が唯一の録音でありアンチェルの類まれな解釈を知る貴重な録音。ぜひアンチェルの至芸をご堪能頂きたい。全体的に落ち着いた速度設定で、特に目を引くのが第3楽章のテンポ。アーチ状の構成の中央に位置するこの楽章をアンチェルは驚くほどゆっくりとしたテンポで奏でている。はじめはかなり面喰らいるが、聴き進めるうちに不思議な心地よさに包まれ、マーラーの描いた広大な音楽世界をじっくり味わえる演奏だと気づかされる。続く第4楽章アダージェットもとても美しい演奏。フィナーレも勢いに流されることなく丁寧に積み上げ組み立て、堂々たる威厳をもった音響を造り上げている。トロント響との意思疎通も見事でオーケストラも大健闘。トランペット奏者がなかなか上手く、パーンと決まるのが気持ち良い。
パレー〜マーラー
 交響曲第5番 嬰ハ短調
ポール・パレー指揮
デトロイトso.
 録音:1959年11月12日、ライヴ、モノラル|新リマスタリング、新カップリング| TAHRA 旧品番:TAH-721/722 (2CDs) から、グールド&スタインハートとの協奏曲2曲を抜いて1枚で発売。 。 デトロイト響の音楽監督を務め世界有数のオーケストラに鍛え上げたフランスの名匠パレーが残したマーラー5番ライヴ。パレーのマーラーは大変珍しく、唯一リリースされた録音がこのTAHRAの5番。熱気みなぎるパレーならではの醍醐味にあふれた白熱の名演、ぜひお聴き頂きたい。第2楽章の吹き飛ばされそうな嵐の爆演ぶりが強烈。まばゆい色彩感と怒涛の音圧が興奮をあおる。アダージェットは艶めかしく、フィナーレは更に狂騒的な盛り上がりを見せ火の玉の如きテンションで突き進む。しかしポリフォニーはくっきりしていて響きが潰れることなく、作曲家でもあったパレーの手腕が見事に活きた解釈になっている。ところどころパレーの鼻歌、唸り声が聞こえるのも注目ポイント。
アーベントロート〜R.シュトラウス:交響詩集
 ドン・ファン Op.20 (*) /死と変容 Op.24 (#) /
 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯 Op.28
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送so.
 録音:1952年2月11日(*)、1949年10月24日(#)、1950年11月14日(無印) |新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-138 ターラレーベルが力を入れてリリースしていた指揮者の一人、アーベントロート。その強烈に個性的な演奏が刻まれた名盤をALTUSがリマスター復刻。唯一無二の痛快な演奏に改めて向き合える貴重な1枚の登場。リヒャルト・シュトラウスの交響詩はアーベントロートの真骨頂たる爆演気質がおおいに発揮された必聴のレパートリーと言えるだろう。「ドン・ファン」開始部のほとばしりからして尋常ではない。自在なテンポ、うずまく熱気、強靭なドラマ性。とことん壮大で痛快な大管弦楽が嫌というほど堪能出来る。常に推進力にあふれた猛烈な音の運びはもはや芸術の域、誰にも止められない。「死と変容」クライマックスの際限なく膨れ上がる ハ長調の轟音には唖然とさせられる。「ティル」の皮肉交じりのユーモアも切れ味鋭く、また豪快極まりなく、これでもかという強烈な語り口に痺れる。アーベントロートの刹那的な指揮に喰らい付くように演奏しているオーケストラがまた魅力的で、手に汗握る緊張感と底抜けの面白さが同居した逸品となっている。アーベントロート芸術のひとつの極北、と言っても過言ではない凄まじい内容。
アーベントロート〜モーツァルト
 セレナーデ第6番 ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」 K.239 /
 ピアノ協奏曲第26番 ニ長調「戴冠式」 K.537 (*)
  ステファン・アスケナーゼ(P;*)
  ヘルマン・アーベントロート指揮シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1956年2月3日|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-259 爆演指揮者のインパクトが強いアーベントロートだが、古典派音楽では「古典本来の美しさ」を真っ直ぐに提示する、こけおどしの無い演奏を聴かせる。いぶし銀の音色を伝家の宝刀とする老舗オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演であるこのモーツァルトでは、アーベントロート流古典演奏の美質がしかと炸裂。鑿で削り出した彫刻のような音響の「セレナータ・ノットゥルナ」では純度の高い力強さに心が打たれる。加えて、絶品の音色を聴かせるしなやかなコンチェルティーノも堪らぬ魅力となっている。ショパンの弟子に学んだ母からピアノの手ほどきを受け、リストの高弟ザウアーに学んだ名ピアニスト、アスケナーゼを迎えた「戴冠式」では、さらにそれぞれの個性が互いを高めあう演奏となっており、古典的均整の中にあって自由度が増し、豊かなイマジネーションが広がっていく。
トスカニーニの芸術 Vol.1
 ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
 ワーグナー:「タンホイザー」〜序曲とバッカナール
 ヴェルディ:「運命の力」序曲
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC so.
 録音:1952年11月8日|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-624/625 から、1枚目を分売。 『★TAHRAでは珍しいトスカニーニの音源をALTUSがリマスターして復刻。1日の演奏会をそのまま収めた貴重音源が音質も新たに復活します。鍛え上げられた強靭な響きで聴く者を圧倒する、劇的壮絶な超名演をご堪能あれ。』『★52年11月8日のライヴを収録。ベートーヴェンの8番はRCA録音の2日前にあたり、とてつもない熱気でありながら縦の揃い具合が凄まじく、トスカニーニの統率力に驚愕。一気呵成に組み上げられていく崇高な精神の建造物といった趣で、8番がまるで「英雄」や「運命」のような存在感で強烈に鳴り響きます。ライヴゆえの瑕もありますが、それが逆にトスカニーニに火をつけたのか、どんどん緊張感を増していきます。フィナーレでは特定のフレーズをオクターヴ上げるトスカニーニ節も登場して、唯一無二の激演を聴かせます。トスカニーニが交響曲と共に得意としたオペラからの音楽もこれまた見事な立派さ。ワーグナー、ヴェルディともに引き締まっていながら轟きわたる、エネルギーに満ち満ちた充実の演奏です。』
トスカニーニの芸術 Vol.2
 シューマン:「マンフレッド」序曲
 ロッシーニ:
  「ウイリアム・テル」〜バレエ音楽「6人の踊り」
 ドヴォルジャーク:
  交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC so.
 録音:1953年1月31日|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-624/625 から、2枚目を分売。 『★53年1月31日のライヴを収録。『新世界』はRCA録音の2日前の演奏です。統率力抜群、鍛え抜かれたリズムが強烈に躍動。壮絶な音響でありながら明快なアタックで曖昧なところが全くありません。2楽章のメロディも甘くならず崇高。取り憑かれたように弾きまくるフィナーレの燃焼度は空前のもので、気の休まることのない緊張の極致。もはや荘厳とすら言える名演です。』『★カップリングではシューマンも素晴らしいですが、ぜひお聴き頂きたいのがロッシーニのバレエ音楽。シンプルなメロディが気の利いた対旋律やシンコペーションのリズムを伴い展開していく魅力的な音楽ですが、トスカニーニ手加減なしの超強烈な音造りで聴くと滅法面白い名曲に。コーダの壮大さが気持ち良い!』
セルジュ・チェリビダッケ、若き日の名演
 ベートーヴェン:
  「レオノーレ」序曲第3番 Op.72a (*)
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 (#)
セルジュ・チェリビダッケ指揮
BPO
 録音:1946年11月10日(*)、1945年11月18日(#)、ベルリン|収録: RIAS 放送局(*)、米軍放送局(#) |新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-271 (The Young Celibidache, Vol.1), TAH-4017, TAH-376/377 戦後まもなくセルジュ・チェリビダッケがBPOを振った貴重音源。長らく廃盤だったTAHRAレーベルの名盤をALTUSレーベルがライセンスし、リマスター復刻した。フルトヴェングラーの後継者と目されていた若きチェリビダッケの、覇気にあふれた力強い演奏が音質も新たに復活する。フルトヴェングラーがナチスと協力関係にあったとして演奏活動停止処分を受け、後任のボルヒャルトが米軍の誤射で亡くなってしまうという、ベルリン・フィル激動期に30代の若さで指揮台に上がることとなったチェリビダッケ。1947年にフルトヴェングラーが復帰するまで、代理首席指揮者のような地位につき実質上の後継者として認識されていた。ここに収録された演奏は晩年のものに比べれば荒削りな所はあるものの、ゆったりと荘重なアダージョから強烈な推進力にあふれるアレグロまで、テンポとテンションを大胆にコントロールし白熱した音楽を構築している。じっくり耐えに耐えて最後に爆発するレオノーレ3番、暗い情念渦巻く濃厚なブラームス4番。それらの鮮烈なイメージに向かい、もがきながら何とかして表現し伝えようとする壮絶さ。明らかにカリスマの片鱗を感じさせつつも、未だ整理しきれていないドロドロとした何かを内に秘めた、この時代のチェリビダッケならではの演奏。如実にフルトヴェングラー色のあるBPOの響きも当盤の魅力をより一層深めている。
レオ・ボルヒャルト
 チャイコフスキー:
  「くるみ割り人形」組曲(*)
  幻想序曲「ロメオとジュリエット」
 ウェーバー:「オベロン」序曲
 グラズノフ:交響詩「ステンカ・ラージン」(+)
レオ・ボルヒャルト指揮
BPO
 録音:1934年-1935年、セッション(*) /1945年6月17日(+)、1945年6月30日(無印)、放送用音源(*以外) |原盤:Telefunken (*) |新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-520 『★長らく廃盤で復活を望む声が多かったボルヒャルトの名盤!!ターラ音源をAltusがライセンスしリマスター復刻いたしました。戦後フルトヴェングラーに代わりベルリン・フィル首席指揮者として活躍したものの、1945年8月23日に米軍の誤射で亡くなってしまった悲劇の大巨匠ボルヒャルト。残された録音は少なくどれも貴重なもので、ベルリン・フィルの白熱した演奏からはお互い強い信頼関係にあったことが見て取れます。30〜40年代の録音としては聴きやすい音質で、ボルヒャルトの至芸を十二分に堪能できるディスクとなっています。★収録された作品はどれもいわゆる大曲というものではありませんが、ボルヒャルトの音楽を知るに十分なバラエティに富んだ内容と言えます。引き締まったスマートな響きを基調としつつも、細やかな構築力で大きなクライマックスを立派に作り上げる手腕に脱帽。オーケストラの統率も見事でベルリン・フィルならではの輝かしさが大いに生かされています。あまり聴く機会のない「ステンカ・ラージン」なども素晴らしい出来栄えで、襟を正して聴きたくなる名演。ボルヒャルトの個性が強烈に刻印されたアルバムです。★解説書にはオリジナルの輸入盤に載っていたミリアム・シェルヘンとルネ・トレミヌによる文章の日本語訳を掲載。ボルヒャルトの人となりや誤射事件の日の話など、資料としても価値ある内容です。』
ヘルマン・アーベントロート
 カリンニコフ:交響曲第1番 ト短調(*)
 J.シュトラウス II :
  皇帝円舞曲 Op.437 /美しく青きドナウ Op.314 /
  「くるまば草」 序曲/「ジプシー男爵」 序曲
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送so.
 録音:1949年11月16日(*)、1950年11月18日(無印)|新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-141/142 の CD 2 (TAH-142) 〔当店未案内|廃盤、入手不能〕。 『★Altusから継続的に復刻されているアーベントロートのターラ音源、今回はカリンニコフの1番というマニアックな逸品が登場。奇演爆演で知られるアーベントロートならではの爆発的快演で、オリジナル盤発売時も話題になりました。長らく廃盤でしたがついにリマスター復刻。★泣けるメロディ満載の人気作カリンニコフの1番、アーベントロートの手にかかると面白さ倍増!ロマンの極致とも言うべき至高の精神が充溢。大胆なテンポ変化で各主題を濃厚に歌い、畳み掛けるところでは大いにオーケストラを煽り鼓舞し、有無を言わさぬテンションで突き進みます。フィナーレの爆発的な推進力は惚れ惚れするほど。所々カットがあるのはご愛嬌、それに劣らぬ深い魅力と特別な味わいを持った名演奏です。併録のJ.シュトラウスもオーケストラが生き物のごとくうねる大演奏。「皇帝円舞曲」や「ドナウ」が聴けるのが嬉しい!★解説書にはアーベントロートが編んだ詩の日本語訳をいくつか収録。ブルックナーやバッハを題材としたものもあり興味深いです。』
ヨハンナ・マルツィの芸術
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108 (*)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 (#)
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 〔第1楽章欠落〕(+)
  ヨハンナ・マルツィ(Vn) ジャン・アントニエッティ(P;*)
  ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北西ドイツ放送 [NDR] so.(#)
  オイゲン・ヨッフム指揮バイエルン放送so.(+)
 録音:1953年10月22日、フランクフルト(*) /1951年1月25日、ハンブルク(#) /1951年12月13日-14日、ミュンヘン(+) |新リマスタリング TAHRA 旧品番: TAH-553 廃盤、入手不能〕。 TAHRA から1タイトルのみ発売されていたマルツィの音源を復刻。どれも他では聴けない録音で、特にブラームスの第3ソナタは作品自体これが唯一の録音。マルツィの師フバイはこのソナタの初演者でもあるので、今や忘れられた作曲家直伝の演奏解釈が聴けると言ってよいだろう。アントニエッティとの息の合ったアンサンブルも見事。また、ふたつの協奏曲での濃密な表現にも大いに圧倒される。ブラームスは残念ながら第1楽章が未収録(紛失?)だが、第2楽章の美しい歌い回しと第3楽章の情熱的な推進力に聴きほれる。『★第3楽章(ブラームスのソナタ)でのウン・ポコ・プレスト・エ・コン・センチメント(やや急速に、そして感傷をもって)の指示について、ブラームスがいかに深い意味を込めたか―――マルツィの演奏はいかにも物憂げに始まり、音色の明暗を揺らめかせながら微妙なダイナミクスを描いてゆく。そして最終ページのトランクィロ指示の解釈も独特だ。この部分、ブラームスの演奏解釈がクララ・シューマンの四女オイゲーニエによって書き残されている。彼女によると、ここでブラームスは大幅にテンポを落とし、「卵の上を歩くように」弾いたという。まさにこの演奏でも大幅にテンポが落とされ、アントニエッティは「卵の上を歩くように」弾いている!』(板倉重雄|解説文より抜粋)
ヨウラ・ギュラーの至芸〜ソロ編
 シューマン:交響的練習曲 嬰ハ短調 Op.13 (*) [1962年4月6日、モノラル]
 アルベニス:「イベリア」第2巻〜「トゥリアーナ」(*) [1961年4月7日、モノラル]
 ショパン:
  舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 [1960年2月17日、モノラル]/
  3つのマズルカ[1962年4月6日、モノラル]
   〔第20番 変ニ長調 Op.30 No.3 /第28番 ロ長調 Op.41 No.3 /第17番 変ロ短調 Op.24 No.4 〕/

  2つの夜想曲[1975年10月20日、ステレオ]
   〔第7番 嬰ハ短調 Op.27 No.1 /第4番 ヘ長調 Op.15 No.1 〕

フランツ・ヴァルターによるインタヴュー[1958年1月15日、モノラル]
 ヨウラ・ギュラー(P)
 録音:[内]|新リマスタリング、新カップリング| TAHRA 旧品番: TAH-630 [「音源:スイス・ロマンド放送」とのアナウンス] (無印), TAH-650 (*)ともに廃盤、入手不能〕。 2020年時点においては彼女最後の録音と思われる1975年10月のもの〔従来最後と言われていたのは1975年9月、 NIMBUS への小品集 (NI-5030) 〕を含む、希少音源が復活。 #代理店のアナウンスにおいて、ギュラーのファースト・ネーム表記が『ヨウラ』『ユウラ』の2種類あり、商品本体の記載でも混在している可能性があります。 アルゲリッチも惚れ込んだ伝説のピアニスト、ヨウラ・ギュラーによるソロ録音集。絶品にして妖しい魅力をまとったショパンは録音状態も良く、彼女の音楽性が十二分に味わえるものとなっている。特に夜想曲はステレオ録音で残されており大変貴重。シューマンの交響的練習曲は重厚かつ怒涛の快演で、迫力ある強靭な打鍵に打ちのめされる。そして一風変わったレパートリーに感じられるアルベニスがまた濃厚。リズミックでいて洒脱と退廃が入り混じったような独特な音色を持ち、えも言われぬ魔力を放っている。本人の肉声を収録したインタビューも収録しており、解説書には日本語訳を掲載。ロシア人の父、ルーマニア人の母を持ちマルセイユで生まれたヨウラ・ギュラー(1895-1980)は幼いころから神童として活躍、パリ音楽院を首席で卒業した名手でありながらその美貌もすばらしく、映画女優にスカウトされたほど。エネスコ、フランチェスカッティ、シゲティらと共演し、アインシュタインのヴァイオリンとも演奏したことがある彼女の録音物は決して多くなく、残されたひとつひとつがたいへん貴重で、熱烈な愛好家がいることで知られている。
TALTLP-005/006
[2LP]
完売
ヨッフム最晩年のブルックナー
 ブルックナー;交響曲第5番
オイゲン・ヨッフム指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
 録音:1986年12月4日。ライヴ。
TALTLP-007/16
[10LP]
完売
ヨッフム&コンセルトヘボウ、ステレオ・ライヴによる
 ブルックナー:交響曲選集

 〔第4番 変ホ長調[1975年1月16日]/
  第5番 変ロ長調[1986年12月4日]/
  第6番 イ長調[1980年11月2日]/
  第7番 ホ長調[1970年3月15日]/
  第8番 ハ短調[1984年9月26日]〕
オイゲン・ヨッフム指揮
アムステルダム・
 コンセルトヘボウo.
PROFIL/ALTUS
 初回アナウンス時の代理店コメント:『PROFILの名盤をALTUSがリマスター!』『ドレスデンの極上の響きに、晩年シノーポリの緻密な解釈が溶けていく。』『稀に見る美演、貴重な指揮者肉声つき解説もボーナス収録!』『★2001年、「アイーダ」の公演中に倒れ突然の死を遂げた指揮者ジュゼッペ・シノーポリ。その晩年の至芸を改めて振り返るべく、PROFILレーベルのシュターツカペレ・ドレスデン自選名演シリーズのライヴ音源をALTUSがライセンスして国内盤化。いぶし銀と讃えられたオーケストラの何物にも代えがたい伝家の宝刀と言うべき極上の響きに、シノーポリの偏執響的な細部へのこだわりが組み合わされ、さらにライヴならではの高揚感が加わった至高の名演奏。リマスターが施され音質にさらに磨きがかかりました。』『★解説書にはベルリン在住の音楽評論家・城所孝吉氏による2001年当時のシノーポリ追悼原稿を復活掲載。シノーポリのラスト・コンサートとなった「アイーダ」公演の現場に居合わせていた城所氏による、衝撃を抑えきれない迫真の文章は戦慄すら覚える劇的な内容です。』
  SACD 盤 (PALTSA記号) アナウンス時の代理店コメント:『Profilの名盤を』『1タイトルずつ丁寧に最新リマスタリングを施しSACDハイブリッド化』『国内プレス』『ステレオ』『日本語帯・解説付』『ALTUSより新シリーズ「ギュンター・ヴァント不滅の名盤」堂々始動!』『1作ずつじっくりと向き合って味わいたい〈ヴァント 不滅の名演〉』『今こそ改めて世に問いたい、空前の完成度を誇るライヴの数々!!』(北ドイツ放送響編の)『 (Vol.15以外の?) 解説書には指揮者・坂入健司郎氏による書き下ろし原稿を掲載しています。』
ジュゼッペ・シノーポリ〜
  ゼンパーオーパー・ライヴ集成 Vol.1

 マーラー:交響曲第4番 ト長調
 ボーナス:シノーポリによるマーラー
  交響曲第4番の実演つき解説
ユリアーネ・バンゼ(S)
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1999年5月29日、ゼンパーオーパー、ライヴ。マーラーはシノーポリ十八番の作曲家で、セッションによるフィルハーモニア管との全集録音も名盤の誉れ高い物。セッション盤は一種どぎついような神経質さを強調したところがあるが、このドレスデンとのライヴ盤はオケの特徴的な響きも相まって美しい音色と肌触り。とはいえシノーポリならではの細かなコントロールが行き届いており、聴けば聴くほど音楽の深層が見えてくるような、含蓄のある美演を聴かせてくれる。バンゼのソプラノもまさに天国的で心に染み入る名唱。ボーナス収録された実演つき解説はコンサート前に行われたレクチャーの録音で、観客の前でシノーポリが解説をして、実際にオーケストラを鳴らし、また次の解説をして・・・と繰り返し、楽曲の構造を説明していくという物。ブックレットには日本語でその全貌を掲載しており国内盤ならではの貴重な内容となっている。なおCDにはレクチャーの一部が収録されていないが、これは輸入盤も同様なのでご了承頂きたい。シノーポリは柔らかくきれいな声で話していて、どんどん細かく説明していってしまうあたりが何ともシノーポリらしい。
PALT-002/3
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(2CD)
1.5CD価格
ジュゼッペ・シノーポリ〜ゼンパーオーパー・ライヴ集成 Vol.2
 マーラー:交響曲第9番 ニ長調(*)
 ジュゼッペ・シノーポリ:「コスタンツォ・ポルタ賛歌」〜第2曲(#) /
              愛の墓 III (+) /交響的断章「ルー・ザロメ」(**)
 ペーター・ブルーンス(Vc;+) ジュゼッペ・シノーポリ指揮(*/#)
 シルヴァン・カンブルラン指揮(+) ペーター・ルジツカ指揮(**)
 シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:1997年4月6日(*) 、1994年12月20日(#) 、2004年3月5日-6日(+)、2001年10月6日(**)、ゼンパーオーパー、ライヴ。マーラーはシノーポリ十八番の作曲家。マーラー作曲技法の総決算と言うべき大作第9番を、じっくりと濃密に描き切った至高の名演。カップリングには作曲家シノーポリの作品を収録しており、マーラーの描いた世界のさらに先へ入り込んでいくような感覚にとらわれる。ブックレットには輸入盤所収の楽曲解説の貴重な日本語訳を掲載ジュゼッペ・シノーポリの作曲家としての一面を知る一助となるだろう。「ルー・ザロメ」はシノーポリの急死を受けて彼に捧げるコンサートとして演奏された物。指揮者ルジツカはシノーポリの友人であり、告別式で追悼の意を述べた人物でもある。
PALT-004/5
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(2CD)
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ジュゼッペ・シノーポリ〜ゼンパーオーパー・ライヴ集成 Vol.3
 R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 Op.40 (*) /交響詩「死と変容」 Op.24 (#)
 ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲 / ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
 リスト:交響詩「オルフェウス」 S.98 (+) / シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120 (**)

 カイ・フォーグラー(Vn;*)
 ジュゼッペ・シノーポリ指揮シュターツカペレ・ドレスデン
 録音:2001年1月10日-11日(*/#)、1998年9月22日(無印)、1998年10月27日(+)、1993年8月30日(**)、ゼンパーオーパー、ライヴ。リヒャルト・シュトラウスとシューマンをメインに、ロマン派の大家による名作をたっぷりと収録した当盤では、ドレスデンの美しく特徴的な響きを存分に堪能いただけることだろう。どれもロマン派らしく物語的な内容の音楽であり、語り口が重要となる作品が並んでいるジュゼッペ・シノーポリの解釈はたいへん細やかで、時にマニアックなまでのこだわりぶりだが、オーケストラが繰り出す演奏は常に流麗。指揮者とオケの個性が高次元で混じり合った名演となっている。これぞ晩年シノーポリの境地と言えるだろう。
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル + リヒテルの至芸
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 (*)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (#)
  スヴャトスラフ・リヒテル(P)
  エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:1951年5月24日、ライヴ(*) /1959年7月24日(#)、ともにモノラル。『ムラヴィンスキーとリヒテル、ロシアの大巨匠ふたりの共演による重量級の協奏曲集。ブラームス第一楽章、提示部でオーケストラが怒涛の盛り上がりを見せたのち、それを凌駕するパワーで入り込んでくるリヒテルのピアノ!爆発的な強烈さで交わされる、魂のぶつかり合いとも言うべき破格の協奏。ライヴの瑕もなんのその、そら恐ろしいまでの凄みに支配されています。チャイコフスキーはスタジオ録音とされており年代的にもブラームスと比べて音質が良く、演奏精度の高さもさることながら、こちらもみなぎるような力強さで有無を云わさぬド迫力。オーケストラとピアノがそれぞれ実に堂々たる巨大な存在となり、互いをどこまでも鼓舞し合います。細やかなフレーズを的確にこなしながらも凄まじい推進力と爆発力でグイグイと音楽を引っ張っていき、涙の出るような圧倒的クライマックスまで一気呵成に突き進んでいく超名演です!』
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの至芸
 チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71 より 13曲 (*)
  〔行進曲/お客様の退場、クリスマス・ツリーは伸びる/くるみ割り人形とはつかねずみの王との戦闘/
   冬の松林/雪片のワルツ/アラビアの踊り/中国の踊り/トレパーク/葦笛の踊り/
   花のワルツ/パ・ド・ドゥ/こんぺいとうの踊り/終幕のワルツとアポテオーズ〕

 モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 (#)
  ボリス・トリズノ(Fl;#) エレーナ・シニツィナ(Hp;#)
  エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:1946年-1948年(*) /1949年3月15日(#)、ともにモノラル。『ムラヴィンスキーの「くるみ割り人形」と言えば有名どころの曲をあまり取り上げない独自の選曲によるもの、というイメージが強いのですが、比較的初期の録音ではなじみのある曲もしっかり取り上げています。ここで聴ける録音は「花のワルツ」をはじめ有名曲が揃っていて大変貴重!40年代に細切れに録音されたものですが解釈は一本筋が通り、音質もこの時代としては十分に良く、聴き応えのある演奏となっています。可愛らしい旋律もガッシリと固めた低音や狂いのない強烈なアタックに彩られ、恐ろしい緊張感に満ちています。またオーケストラのメンバーがソロを務めたと思われるモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」は、古典的なすっきりとした響きを良しとしつつも精密かつ明晰な音造りで辛口な演奏。こちらもムラヴィンスキー節がおおいに炸裂、聴き逃せません!』
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの至芸
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 (*)
 ビゼー:「カルメン」〜3つの間奏曲/
     「アルルの女」〜ファランドール
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1960年2月、ライヴ(*) /1946年11月23日(無印)、すべてモノラル。「幻想交響曲」はロシアン・ディスクなどでも出ていた有名なライヴ録音。全曲盤としてはこれが唯一の「幻想」録音。完璧に統率されたレニングラード・フィルの演奏は、単に鳴りの良い演奏を軽々と通り越して恐ろしいまでに切迫した音楽として有無を言わさず響き渡る。常に張りつめた緊張感が空間を支配し心が休まることはなく、時に逃げ出したくなるほどの厳しさ。「断頭台への行進」でテンポを揺らしつつうねりまくる旋律の壮絶さは一度聴いたら忘れられない。カップリングのビゼーでは怒涛の「ファランドール」がとにかく必聴。
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの至芸
 リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
レニングラードpo.
 録音:1962年4月21日、ライヴ、モノラル。ムラヴィンスキー&レニングラードpo. と実は相性ピッタリな「アルプス交響曲」。ムラヴィンスキーにとって唯一の録音だが、同曲のあらゆる録音の中でもトップクラスの超名演として語り継がれてきた世紀のライヴ。細部まで眼を光らせ彫琢を施しながらも実に気宇壮大。ムラヴィンスキー底なしの創造力に打たれる。R.シュトラウスの緻密で職人的な管弦楽法を完璧に音楽化し、鍛え上げたオーケストラの響きを武器に驚異的なダイナミクスの広さで登山風景を描いた、緊張感あふれる凄まじい演奏。「雷雨と嵐、下山」の凄惨なまでのインパクトは空前絶後と言えるだろう。
 #2019年8月追記:代理店より『トラック1「夜」の最後(4:52付近)にノイズの発生する箇所がございます。マスターに起因するものですので、ご了承の上お求め頂きますようお願いします。』とのアナウンスが成されています。この現象については現状のままで供給されますので、ご了承のほどお願いいたします。
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの至芸 + オイストラフ&ヴァイマン
 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77 (*)
 クリュズネル:ヴァイオリン協奏曲(#)
  ダヴィド・オイストラフ(Vn;*) ミハイル・ヴァイマン(Vn;#)
  エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.
 録音:1956年11月30日、セッション(*) /1957年3月20日、初演時ライヴ(#)、ともにモノラル。ムラヴィンスキーにとって重要なレパートリーである同時代のロシア作品。2曲とも初演メンバーによる録音。オイストラフのショスタコーヴィチ1番は9種録音があり、ムラヴィンスキーとの共演は3種。ここに収められた演奏は初演の約1年後にセッション録音されたもので、最高の出来とされる名録音。指揮者とソリストが互いの力を限界まで引き出し音楽を構築していく、凄みに満ちた一騎打ちがとくと味わえる。一方クリュズネルはPROFILが発掘したこれまで存在の知られていなかった音源。ロマン派の香りを纏った協奏曲で、この録音が初演時の物。ヴァイオリンのミハイル・ヴァイマンは潮田益子や前橋汀子の師でもある名匠で貴重な録音。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[1]〜ベルリン・ドイツ響編
 シューベルト:交響曲第7(8)番 ロ短調 D.759 「未完成」
 ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB 109(原典版)
  ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・ドイツso.
 録音:1993年3月20日、コンツェルトハウス・ベルリン、ライヴ。『★Profilレーベルのヴァントの名盤がSACDハイブリッド化!Altusレーベルがライセンスし、このハイブリッド盤のための最新リマスタリングを施して製品化しました。シューベルトとブルックナー、ふたつの未完成交響曲を1日で演奏した93年のライヴをそのまま収録。両曲共にヴァントの得意とした作品で大変な聴きごたえです。恐ろしい低音が聴き手を一気に音楽へ引きずり込む「未完成」は2楽章の楽器バランスの美しさもヴァントの独壇場。そして泣く子も黙るヴァントのブル9!完璧に整っていながらも熾烈・強烈な音響で、圧倒的な完成度でもって至高の音の大伽藍を築き上げています。』『★1980年代から90年代初頭にかけて客演したベルリン・ドイツ交響楽団とのライヴ録音には、ヴァントの解釈がとりわけ鮮烈に現れているといっていいだろう。ヴァントの演奏解釈の本質は、一つひとつのパーツが全体を構成するための入念な設計にある。テンポは速めで、決して流れを停滞させることなく、圧倒的な構成美を作り出す。ベトついた感情表現などは無縁で、透き通るようなクリアさ、辛口の味わいが魅力だ。こういった方向性に、ベルリン・ドイツ交響楽団はじつにフレキシブルに、過剰なまでの反応の良さで応えている。異様なまでに密集度の高いサウンドだが、同時に適切なバランスで組み立てられている。そこで生み出されるのは、驚異的といっていい立体感だ。(音楽評論家 鈴木淳史)』
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[2]〜ベルリン・ドイツ響編
 シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調 D.944 「グレイト」(*)
 ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)(#)
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 (#)
  ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・ドイツso.
 録音:1993年6月14日(*)、1987年4月5日-6日(#)、コンツェルトハウス・ベルリン、ライヴ。『★緻密にして長さを全く感じさせない「グレート」は終楽章の開放感が抜群。「火の鳥」は一般的な1919年版ではなく1945年版を使っているのがヴァントならでは。凝った管弦楽法を明瞭に解きほぐした演奏で、終曲のブツ切れ旋律の強烈さには戦慄が走ります。力強さ、美しさ、歌と構築が見事に結晶化したチャイ5もたまりません!』
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[3]〜ベルリン・ドイツ響編
  ベートーヴェン:交響曲集 Vol.1

 交響曲〔第1番 ハ長調 Op.21 (*) /第4番 変ロ長調 Op.60 (*) /第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」(#) 〕
 序曲「コリオラン」 Op.62 (+) /「エグモント」 Op.84 序曲(+)
 ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・ドイツso.
 録音:1994年2月15日(*)、1996年4月9日(#)、1994年11月28日(+)、ベルリン、フィルハーモニー、ライヴ。 『★ヴァントを語る上で外せない至高のベートーヴェンを収録。第1・3番は同日のライヴで、1番から実に力強く引き締まった彫刻のような響き。《英雄》ではその音作りが更なる深化を生み、圧倒的な音の建造物となって聴き手の前に立ち現れます。葬送行進曲でのティンパニの淀みない強打は崇高すぎて恐ろしいほど。完成された確固たる解釈を軸としながらもライヴならではの感興を活かし、より大きな次元に進み行く姿勢も感じられる、ヴァント90年代を代表する偉大な演奏です。』『★まさしく、これだ、と思った。ギュンター・ヴァントが1996年にベルリン・ドイツ響を振った、ベートーヴェンの交響曲第4番を聴いたときのことである。ドイツでのライヴ演奏を紹介するFM番組で、その演奏は放送された。その繊細さ極まる音楽に、すっかり心を奪われてしまった。(中略)このベルリン・ドイツ響とのベートーヴェンには、「完璧」なチクルスにはない、自然な呼吸感がある。風通しの良さがある。オーケストラが過剰に反応し、よりスタティックなまでに立体的な響きを作り出したかと思えば、アンサンブルからおのずと湧き出る高揚感をそのまま伝えるところもある。そうしたムラのようなものまで、とても心地良く感じられる懐の深さがある。(音楽評論家 鈴木淳史)』
PALTSA-007/8
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[4]〜ベルリン・ドイツ響編
  ベートーヴェン:交響曲集 Vol.2

   〔第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」(2種)(*/+) /第5番 ハ短調 Op.67 「運命」(2種)(#/+) 〕

 ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・ドイツso.
 録音:1992年10月26日(*)、1992年11月2日(#)、1994年11月1日-2日(+)、ベルリン、フィルハーモニー、ライヴ。 『★ヴァントを語る上で外せない至高のベートーヴェンを収録。92年と94年、2種類の《田園》《運命》ライヴが聴けます。基本的に同じ解釈ですが92年はコントロールされた演奏の完成形と言え、突き詰めた厳しさが支配しています。一方94年は自由度が増し、おおらかな演奏へとシフトしつつあるヴァントの音楽性の変化が感じられます。その違いは小さくとも重大なポイントで聴き比べると興味が尽きません。完璧な造形美を持った92年の《運命》、しなやかな流麗さがたまらない94年の《田園》。いずれの年も甲乙つけがたい魅力があり、ヴァントならではの極意が詰まった名演と言えるでしょう。』『★1992年の「運命」は、冒頭楽章から縦の線がぴしっと整えられ、精緻かつ剛毅な印象を与える。フィナーレでも、踏みしめるようなリズムが前面に出てくる。これが1994年の演奏になると、より細部は精密さを増しているにも関らず、縦に加えて横への流れの意識が強くなる。フィナーレでも、デュナーミクの幅が広くなり、より自然な高揚感を導く。1994年録音の横への意識は、第6番「田園」でよりクリアになる。その一方、第4楽章の嵐の場面は、1992年版よりもテンポが速く、さらに立体的なバランスを実現している。アンサンブルも成熟しているのだ。また、終楽章のコーダ直前、第1主題がピアニシモで弦楽器に登場する部分では、より情感が込められた表情をみせる。(音楽評論家 鈴木淳史)』
PALTSA-009/10
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(2 HYBRID_SACD)
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[5]〜ミュンヘン・フィル編
 ハイドン:交響曲第76番 変ホ長調 Hob.I: 76 (*)
 ブルックナー:交響曲〔第6番 イ長調 WAB.106(原典版)(*) /
            第9番 ニ短調 WAB.109(原典版)(#)
  ギュンター・ヴァント指揮ミュンヘンpo.
 録音:1998年4月21日(#)、1999年6月24日(*)、ガスタイク、ミュンヘン、ライヴ。 巨匠ギュンター・ヴァントがミュンヘン・フィルと残した偉大なブルックナー・ライヴ。引き締まったリズムが躍動する第6番、圧倒的に深遠な音響が胸を打つ第9番。晩年のヴァントが全霊をかけて臨んだ名演をお聴き頂きたい。特に第9番アダージョの結晶化した美は同曲異演中最高との呼び声も高い物。ブルックナー演奏に歴史と伝統を持つミュンヘン・フィルの熱量も素晴らしく、滋味と歌にあふれた、音楽がみるみる湧き上がってくるような演奏。己の信念を貫くヴァントの緊張度の高い指揮と相まって、他では聴けない絶妙のバランスが形成されている。第6番と同日に演奏されたヴァントの愛奏曲、ハイドンの第76番がカップリングされているのも注目。この音源はSACDとLPで限定発売されたことがあるが、通常CDとしても聴けるソフトでは初登場。すっきりとした響きの中で知的なユーモアが小気味良く駆けていく逸品。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[6]〜ミュンヘン・フィル編
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108 (1884-90年、ハース版)(*)
 シューベルト:交響曲第7(8)番 ロ短調「未完成」 D.759 (#)
  ギュンター・ヴァント指揮ミュンヘンpo.
 録音:1999年9月28日(#)、2000年9月15日(*)、ガスタイク、ミュンヘン、ライヴ。 巨匠ギュンター・ヴァントがミュンヘン・フィルと残した偉大なブルックナー・ライヴ。破格のスケールを持つ大曲、第8番で圧巻の音楽を奏でるヴァント至高の境地をご堪能頂きたい。ブルックナー演奏に歴史と伝統を持つミュンヘン・フィルの熱量も素晴らしく、滋味と歌にあふれた、音楽がみるみる湧き上がってくるような演奏。己の信念を貫くヴァントの緊張度の高い指揮と相まって、他では聴けない絶妙のバランスが形成されている。カップリングの「未完成」も大変美しい演奏で、第2楽章の静かに消えていくラストなど実に味わい深い物。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[7]〜
 ミュンヘン・フィル編〜ブルックナー:交響曲集

  〔第4番 変ホ長調「ロマンティック」
    WAB.104 (1878-80年原典版)(*)/
   第5番 変ロ長調 WAB.105(原典版)(#) 〕
ギュンター・ヴァント指揮
ミュンヘンpo.
 録音:1995年11月29日(#)、12月1日(#)、2001年9月13日-15日(*)、ガスタイク、ミュンヘン、ライヴ。 第4番は2001年、ヴァントとミュンヘン・フィル最後の演奏会の録音。愛おしい音楽との別れを慈しむかのような気高くも美しい崇高な名演。オーケストラから湧き上がる歌を有機的にコントロールし、整然とした厳しさを持ちながら窮屈さは微塵も無く、深呼吸したくなるような充実した響きに貫かれている。大きな弧をゆっくりと描くように周到に音を積み上げ、空間を音楽で隙間なく満たしていくフィナーレのコーダはたいへん感動的。95年の第5番はあのBPOとのライヴ直前のもので、こちらもヴァントの妥協なき構築とオーケストラの自発性が見事に混ざり合った演奏。勇壮な曲想を持ち、また複雑な対位法を駆使した、ヴァントにとっても特別な存在であるこの名曲を骨太の響きと確固たる解釈で絶妙に組み上げた純然たる名演。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[8]〜ミュンヘン・フィル編
 シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調「グレイト」 D.944 (*)
 ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21 (#)
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68 (+)
  ギュンター・ヴァント指揮ミュンヘンpo.
 録音:1993年5月28日(*)、1994年2月4日(#)、1997年2月19日、21日、23日(+)、、ガスタイク、ミュンヘン、ライヴ。ハ長調で力強く締めくくる、ヴァントが得意とした3曲の交響曲を収録。「ザ・グレート」のたっぷりと奏でられた序奏部からは無限に広がる雄大さが、ブラームスの煽るように早いテンポの序奏部からは真に切迫した緊張感が、有無を言わさぬ説得力で立ち現れる。曲の長さが必要な音楽を奏でる上で過不足ない完璧なものであると証明するように、大きなスケールで構築されながらも同時に細やかなバランス処理とテンポ設定がなされたヴァントならではの圧巻演奏。最後の一音まで続く必然の連続が聴く者を圧倒する。ベートーヴェンの1番も引き締まった響きが素晴らしく、作品の革新性を迷いなく捉えた演奏。各曲各所でオーケストラから湧き上がる表情豊かな歌もたまらない。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[9]〜北ドイツ放送響編
 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041
  [ローラント・グロイター(Vn)/1992年3月15日-17日、場所記載なし]
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
  [1990年2月14日、フィルハーモニー、ケルン]
 ハイドン:オーボエ協奏曲 ハ長調 Hob.VIIG: C1
  [パウルス・ヴァン・デル・メルヴェ(Ob)/1992年1月12日-14日]
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73 [1992年11月29日-30日、12月1日]
  ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送so.
 録音:[/内]、特記以外 ムジークハレ、ハンブルク、すべてライヴ。 ヴァントの手兵にして最強コンビである、北ドイツ放送so. とのシリーズが始まる。まずは90・92年録音のブラームス4曲を2タイトル分売!BMGのセッション盤(82-85年)とライヴ盤(95-97年)、2つの全集の中間に位置する、発売時大きな話題となった音源。91年に北ドイツ放送so. の首席指揮者を退いたヴァント、その後もオーケストラと良好な関係は続き多くの名演を聴かせたが、この時代は当コンビのひとつの到達点と言える響きを持っている。ヴァントの意図を完璧に汲み取り見事な反応で応えるオーケストラに痺れる、素晴らしい名演揃い。第1番は第1楽章序奏の快速さや展開部の猛烈な盛り上がりがまさにヴァント。そして第2楽章では一転して抑制美の世界となり、木管やヴァイオリンのソロでの繊細な弱音が感動的。第4楽章の巧みなテンポ変化はこのコンビならではの以心伝心で、柔らかく大きなホルン主題から大白熱のコーダまで、表現を両極に振り切った、実に思い切った演奏が盤石の響きのもと展開される。第2番は第1楽章の立体感に驚かされる。ゆったりと雄大、室内楽的でなく十分にシンフォニックでありながら、各楽器の音色が美しく組み合わされていく空間が実に心地よい。息の長いホルン・ソロも必聴。第4楽章は再現部第2主題の歌いっぷりの幸福感、細かなフレージングをピタッと揃える阿吽の呼吸、ここぞというところで強烈な雄叫びを上げるトランペットなど、全力かつ万全の展開に打たれる。カップリングには北ドイツ放送so. の首席奏者がソロをとった協奏曲を収録。モダーン楽器の気品あふれる音色による、今ではなかなか聴けないバッハとハイドン。ヴァントのソリストへの信頼感が手に取るように分かり、オーケストラも伸び伸びと演奏した、深呼吸したくなるような好演。ブラームスとセットでぜひお楽しみ頂きたい。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[10]〜北ドイツ放送響編
 モーツァルト:フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
  [ヴォルフガング・リッター(Fl)/1988年12月、ハンブルク]
 ブラームス:交響曲第3番へ長調 Op.90
  [1990年2月14日、フィルハーモニー、ケルン]
 リゲティ:ロンターノ[1987年]
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98 [1990年12月17日]
  ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送so.
 録音:[/内]、特記以外 ムジークハレ、ハンブルク、すべてライヴ。 第3番は第2楽章がことのほか美しく、歌がどんどんとオーケストラに広がっていく様は聴いていて惚れ惚れする。両端楽章は激しくアヴァンギャルドな部分と穏やかな部分の交替が聴きもので、熱を帯びた和声の移り変わりが魅惑的。紆余曲折のすべてが天上の響きに昇華され消えていくラストの説得力も抜群。第4番は第1楽章のためらいがちで繊細な開始が見事だが、ヴァントの中には確固たるテンポ感があり、音楽がむくむくと湧き上がって充実したコーダに至るまで見事に構築されていく。第3楽章の力強く引き締まった響きと、それをはるかに超える充実度を持ってしまう第4楽章もさすが。フルート・ソロから始まる静かなセクションが再び熱を帯びてきて、ラストでは殆ど壮絶の極みというところまで巨大化していくパッサカリア後半は凄まじいの一言。カップリングには北ドイツ放送so. の首席奏者リッターによるモーツァルトの協奏曲と、貴重な録音であるリゲティの「ロンターノ」を収録。モーツァルトは一時の清涼剤のように颯爽とした、それでいて気品ある響きにあふれている。そしてリゲティでは現代音楽にも妥協なく果敢に取り組んだヴァントの、徹底したスコアの読みが冴え渡る。根幹にある歌を大切にしながらも厳しく音楽を探究していくヴァントの姿勢はブラームス演奏と全く同じものであり、逆にブラームスの音楽が持つ前衛性にも改めて気づかされるだろう。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[11]〜北ドイツ放送響編
 ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」(*)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (#)
 オルフ:カルミナ・ブラーナ(+)
  ホルヘ・ボレット(P;#) マリア・ヴェヌーティ(S;+)
  ウルフ・ケンクリーズ(T;+) ペーター・ビンダー(Br;+)
  ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送so.、
  北ドイツ放送cho.(+)、ハンブルク少年cho.(+)、ハノーファー国立劇場cho.(+)
 録音:1982年9月20日(*)、1985年1月14日(#)、1984年5月14日(+)、ムジークハレ、ハンブルク、ライヴ。『カルミナ・ブラーナは歌詞対訳つき。ラテン語の権威・細川哲士氏の名訳を掲載しています!』『オルフ『カルミナ・ブラーナ』は同曲の決定盤といっても過言ではない名演だ―ヴァントは歌手陣に対しても「楽器」を自由自在に操るが如く音程も音量も細やかなコントロールを効かせている。発音に関しては独唱も合唱も徹底したドイツ式のラテン語発音で、(意外にも、合唱団と独唱者でラテン語の発音が異なることは、しばしば散見されることなのだ。)ここまで発音を明確に揃えている演奏は、ケーゲル指揮/ライプツィヒ放送響(1959 年録音)と本録音しか存在しないだろう。』〈指揮者・坂入 健司郎氏の解説より〉 「カルミナ・ブラーナ」は古今東西あらゆる演奏の中でも最高峰に位置する衝撃的大名演・大名盤。異様なボルテージでありながら声楽と管弦楽が完璧なバランスで鳴り渡り、緻密に構築された激情が終曲で途轍もないカタストロフを生み出す圧巻の大演奏!またロシアの原色ともフランスの色彩とも違う、しなやかにして強靭・堅牢なヴァント節全開の「展覧会の絵」もすばらしく聴き応えがあり、大管弦楽から引き出す確信に満ちた響きに思わず襟を正したくなる。71歳の名匠ボレットと共に、世俗を超越したように雄大な協奏を聴かせるチャイコフスキーも御見事!
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[12]〜北ドイツ放送響編、ブルックナー:交響曲集
 〔第3番 ニ短調 WAB.103(ノヴァーク第3稿/1889年)(*) /
  第8番 ハ短調 WAB.108(ハース版/1884-90年稿)(#) 〕
 ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送so.、
 北ドイツ放送cho.(+)、ハンブルク少年cho.(+)、ハノーファー国立劇場cho.(+)
 録音:1985年12月23日(*)、2000年4月30日-5月3日(#)、ムジークハレ、ハンブルク、ライヴ。 『 SACD 層は収録可能時間を活かし、第 8 番全楽章(約 89 分)を 2 枚目のディスクに収録しています。』
 『(交響曲第 3 番)金管楽器が飽和しがちな強奏部でも和声進行の綾を見事に示していて、分厚い低弦楽器の支えも頼もしい。第 1 楽章では、第 2 主題再現部にあたる 15 分 45 秒あたりからのヴァイオリンの唸るような歌い込みに驚く。対旋律をあえて野生的で、制御不能とさえ感じさせる没入感に思わず夢中になってしまう。終結部における金管の細かな動きを透かし彫りにする聴かせ方にも舌を巻く。……(交響曲第 8 番)長年のコンビであるからこその峻厳な表情が時折顔をのぞかせる―ヴァントのバランス感覚と閃きは、最晩年になっても冴えわたっていたことがよくわかる―オーケストラが生む「音の渦」が見事に結実したのが、第 3 楽章、そして終楽章といえるだろう。深い呼吸感、各楽器の調和…指揮者の操縦術を超越した奇跡的な演奏を体験することが出来る。これ以上、言葉は要らないだろう。』〈指揮者・坂入 健司郎氏の解説より〉
逞しい音響の絶頂期を感じさせる85年の精悍な第3番と、最晩年の圧倒的な深みを湛えた2000年の第8番。金管が火花を散らしアヴァンギャルドな様相すら見せる前者はそれでいて稀有なバランス感覚と高貴さを保つヴァントならではの名演。後者はベルリン・フィルやミュンヘン・フィルのそれと同じ高みにあるのは勿論、さらに一味ふた味ちがう細かなこだわりが随所にあふれ、後半に行けば行くほど音楽自身が生命力を迸らせ渦を巻き「これしかない」という感覚に満たされていく大演奏!北ドイツ放送so. との類稀なる到達点。年代を隔てたこの2つの演奏の聴き比べはとても興味深い物。ぜひじっくりとご堪能頂きたい。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[13]〜北ドイツ放送響編 ブルックナー
 ブルックナー歿後100周年記念演奏会
  交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」 WAB.104 (1878-80年原典版)(*) /
 北ドイツ放送響創設50周年記念演奏会
  交響曲第5番 変ロ長調 WAB.105(原典版)(#)
 ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送so.
 録音:1996年10月11日-13日(*)、1995年10月8日-10日(#)、ハンブルク、ムジークハレ、ライヴ。 『(第4番)「あたかもスポーツカーを乗り回すようなヴァントの巧みな操縦術」「完全無欠な構築感が不思議と滑らかな質感をもって聴き手に訴えかけてくる稀有な演奏」「彼のラストレコーディングとなった2001年のブルックナー4番と双璧をなす、ヴァントのひとつの頂点」(第5番)「最高傑作といって過言ではない名演」「北ドイツ放送交響楽団と築き上げた熟練のブルックナー解釈に、N響(1979年)やBBC響(1990年)と繰り広げたような一期一会の熱っぽさが加わった奇跡的な音楽」「ライヴ録音とは思えないほど一糸乱れぬ完全無欠の音楽だ」』〈指揮者・坂入 健司郎氏の解説より〉 真打・北ドイツ放送so. とのブルックナーを2曲収録。いずれも記念演奏会のライヴで、特別な思いが込められている。ブルックナー歿後100周年記念の第4番は精密なコントロールとそこから生み出される音楽的な艶やかさが聴く者の心を震わせます。北ドイツ放送so.50周年記念の第5番はヴァントが得意とした作品に真っ向から取り組んだ至上の名演で、複雑なフーガを偉大な発展の糧として解放感に満ちた無類のコーダに至るプロセスの完璧さに脱帽!まさに不滅の名演、あまりにも完璧な音楽にひれ伏すのみ。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[14]〜北ドイツ放送響編、ブルックナー:交響曲集
 〔第7番 ホ長調 WAB.107 (1885年ハース原典版)(*) /第9番 ニ短調 WAB.109(原典版)(#) 〕

 ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送so.
 録音:1999年4月18日-21日(*)、1998年4月5日-7日(#)、ハンブルク、ムジークハレ、ライヴ。#当初(*)は1996年10月11日-13日だとアナウンスされていましたが、代理店から『disc1の録音日に誤記がありました』『商品には正しい日付が印刷されております』と訂正がなされました。 『(第7番)「的確なアーティキュレーションによって導かれる澄みきった音楽は、シューリヒトの指揮にも通ずるような枯淡の境地」「高解像度の録音で明るみになった強弱のレンジの広さやポリフォニックな音響」「演奏が終わってほしくないと願ってしまうほど、聴き手を夢中にさせる」(第9番)「〈白鳥の歌〉というような演奏を期待して聴くと面を食らうほど、生命力に溢れた熱演」「ダイナミックレンジも極めて広く、第一楽章の長大なコーダに入る前には、踏み込んではいけない世界に入り込んでしまったかのような静寂に思わず身震い」「(第三楽章も)没入感が凄まじい圧巻の演奏」』〈指揮者・坂入 健司郎氏の解説より〉 第7番は引き締まった構築感を漲らせたままに作品を一筆書きで描いた清々しい演奏で、美しい旋律に満ちた音楽を澄み切った精神で奏できるヴァント晩年の境地が垣間見える。そして何といっても第9番。ヴァントと北ドイツ放送so. のならではの作品への没入感が凄まじく、静寂も爆発もすべてに魂が宿った迫真の演奏になっている。徹底したスコアの読みから生み出される、比類なき生命力! まさに不滅の名演、あまりにも完璧な音楽にひれ伏すのみ。
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ギュンター・ヴァント不滅の名盤[15]〜北ドイツ放送響編〔完結編〕
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550 [1990年12月17日]/
        セレナーデ〔第6番 ニ長調 K.239 「セレナータ・ノットゥルナ」[1990年5月]/
              第9番 ニ長調 K.320 「ポストホルン」[1989年4月3日]〕
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 (*) [1993年3月21日]
 ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲(#) [1985年]
 ハイドン:ピアノ協奏曲第11番 ニ長調 Hob.XVIII: 11 (#) [1985年12月2日]

 ゲルハルト・オピッツ(P;*) ニキタ・マガロフ(P;#)
 ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送so.
 録音:[内]、すべてムジークハレ、ハンブルク、ライヴ。 手兵・北ドイツ放送so. 編の最終章である今作はモーツァルトの作品集にシューマン、ストラヴィンスキー、ハイドンのピアノ協奏曲を組み合わせた珠玉の内容。ヴァントの神髄はブルックナーだけではない!DISC1ではヴァントのモーツァルト演奏の極意が結晶化された名演を聴くことが出来る。ロマンティックな情念の噴出とバッハ的な対位法の構築が高次元で結びつき、白熱しながらも理路整然たるモーツァルト40番は緊張感あふれる半音階の推進力に戦慄。ヴァントの愛奏曲である2曲のセレナーデも、愉しみのための音楽にして気宇壮大な拡がりと深まりを感じさせる稀有な大演奏。楽器やハーモニーのバランス、旋律の歌い方、細かなところまで彫琢された真の美しさに打たれる。 DISC2は名ピアニスト・オピッツ、マガロフとの共演。いずれも堂々とした佇まいで、含蓄ある円熟の名演。シューマンやハイドンではほとばしるピアノの喜びがオーケストラの懐の深い響きに抱かれて、実に温かく心に染み入る。特にハイドンは当曲随一・絶品の美しさ!メカニックなネオ・バロックが炸裂するストラヴィンスキーでの鋭く明瞭で力強い進行もまたヴァントならでは。愉悦と気品を兼ね備えた協奏曲集、ヴァントの貫く音楽姿勢が見事に具現化された世界。『あるオーケストラが《完璧さ》を目ざしているというと、そのオーケストラの演奏は《冷たい》とか《平凡》だなどと考えがちです。あるいは《情熱的で》《あたたかみがある》などというと、すぐにその演奏は不正確なだらしのないものだと考えがちですが、こういう考えは慎まねばならないと思います。《完璧さ》と《情熱的な力》は結合されねばなりません』(ギュンター・ヴァント)


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